JP6934464B2 - 非接触給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非接触給電装置に関する。地上等の送電側から車輌等の受電側に、非接触で電力を供給する非接触給電装置に関するものである。
《技術的背景》
電気自動車(EV)や電動移動台車(AGV)等について、ケーブル等の機械的接触なしのワイヤレスで給電する非接触給電装置(WPT)が、開発されると共に広く使用されている。
この非接触給電装置では、電磁誘導の相互誘導作用に基づき給電が行われるが、給電効率向上のため磁界共鳴方式も併用されており、そして、このような磁界共振結合型の非接触給電装置が多用されつつある。
《従来技術》
図5の(1)図は、この種の非接触給電装置1の従来例,一般例について、その基本回路の等価回路図である。
同図にも示したように非接触給電装置1では、送電側回路2について、並列コンデンサCbと送電コイルL1により、共振回路4が形成されている。これと共に受電側回路3について、直列コンデンサCsと並列コンデンサCpと受電コイルL2により、共振回路5が形成されている。
そして、両共振回路4,5の共振周波数と、送電側回路2の高周波電源V1の電源周波数とが、等しく揃えられている。もって、結合係数kで磁気結合している送電コイルL1と受電コイルL2間で、磁界共鳴方式を併用した電磁誘導方式により、電力が供給されるようになっている。図中L3,Caは、バンドパスフィルターである。
このような非接触給電装置1は、受電側回路3の電池R1を充電するために使用される。電気自動車や電動移動台車等に搭載されている電池R1に、電力を供給すべく用いられる。
そして従来の電池R1は、半導体パワーデバイスによるスイッチング方式の電力変換回路と、その負荷である電池とから、構成されていた。つまりR1は、負荷を等価抵抗で置き換えたものとして表わしており、実際にはこの部分は、電力変換回路と電池とからなっている。
すなわち、電池R1の充電に際しては、その電力要求ニーズの変化に対応すべく、充電電力を増減変更する充電制御が、整流制御と共に必要となる。そこで、このような充電制御機能を持った、充電電圧スイッチング方式の電力変換回路が、電池R1に配設されていた。
このように従来の非接触給電装置1では、充電電圧の値を増減変更制御すべくスイッチングすることにより、充電電力の値を増減変更制御する電力変換回路が、電池R1に設けられていた。
非接触給電装置1としては、例えば、次の特許文献1,2に示されたものが、挙げられる。
特開2016−011873号公報 特開2011−258807号公報
ところで、このような従来の非接触給電装置1については、次の問題が課題として指摘されていた。
すなわち、従来の非接触給電装置1は、電磁環境に悪影響を及ぼす、という問題が指摘されていた。
電池R1の電力変換回路に、半導体パワーデバイスによるスイッチング方式が用いられており、電池R1への充電電力の変更制御に際し、電磁放射ノイズを伴うという指摘があった。
特に最近は変換効率向上をめざし、サージ電圧が防止されスイッチング損失の少ないデバイス開発が進められており、SiC(シリコンカーバイド)素子や、GaN(窒化ガリウム)素子等、より高速のスイッチング素子が採用されつつある。
しかしながら、このようなスイッチング素子の高速化は、電磁放射ノイズの更なる広帯域化を伴い、電磁環境に更なる悪影響を及ぼすことが懸念されている状況にある。例えば電気自動車の分野では、自動運転技術の実用化が進展し、自動運転のための電子制御装置,レーダー,高周波センサー等、電磁環境に悪影響を受けやすい電子機器が、多用されつつある。
もって、非接触給電装置1等の車載機器については、電磁放射ノイズの少ない特性が強く望まれている。電池R1の充電電力の変更制御に際し、スイッチングによる高調波ノイズの発生がなく、高周波磁界そして電磁波の外部放射が防止され、周辺の電磁環境を悪化させない装置であることが、強く望まれている。
《本発明について》
本発明の非接触給電装置は、このような実情に鑑み、上記従来技術の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、充電電力の変更制御が可能であると共に、第2に、電磁放射ノイズの発生が防止され、第3に、これらが、誘電体に水等を採用した大容量バリコンにより実現される、非接触給電装置を提案することを目的とする。
《各請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、特許請求の範囲に記載したように、次のとおりである。
請求項1については、次のとおり。
請求項1の非接触給電装置は、電磁誘導の相互誘導作用に基づき、送電側の共振回路の送電コイルから、負荷電池に接続された受電側の共振回路の受電コイルに、エアギャップを存し非接触で近接対応位置して、電力を供給する。
そして受電側の該共振回路は、直列共振用の直列コンデンサと、並列共振用の並列コンデンサと、該直列コンデンサに並列接続された直追加コンデンサと、該並列コンデンサに並列接続された並追加コンデンサとを、有している。
該直追加コンデンサおよび該並追加コンデンサは、バリコンよりなり、静電容量を連続的に可変である。そして、その容量変更により、該共振回路は、合成容量そして共振周波数を一定に保ちつつ、該直列コンデンサと該並列コンデンサ間の容量配分が変更され、もって該負荷電池の充電電圧そして充電電力の値を、変更制御可能となっている。
そして、該直追加コンデンサおよび該並追加コンデンサは、電極間の誘電体として、水その他の液体が選択使用されている。もって、容量増加が図られていること、を特徴とする。
請求項2については、次のとおり。
請求項2の非接触給電装置では、請求項1において、該電極は、外表面が絶縁被膜で被覆されている。もって、電蝕防止が図られていること、を特徴とする。
請求項3については、次のとおり。
請求項3の非接触給電装置は、電磁誘導の相互誘導作用に基づき、送電側の共振回路の送電コイルから、負荷電池に接続された受電側の共振回路の受電コイルに、エアギャップを存し非接触で近接対応位置して、電力を供給する。
そして受電側の該共振回路は、直列共振用の直列コンデンサと、並列共振用の並列コンデンサと、該直列コンデンサに並列接続された直追加コンデンサと、該並列コンデンサに並列接続された並追加コンデンサとを、有している。
該直追加コンデンサおよび該並追加コンデンサは、バリコンよりなり、静電容量を連続的に可変である。そして、その容量変更により、該共振回路は、合成容量そして共振周波数を一定に保ちつつ、該直列コンデンサと該並列コンデンサ間の容量配分が変更され、もって該負荷電池の充電電圧そして充電電力の値を、変更制御可能となっている。
そして、該直追加コンデンサと該並追加コンデンサは、それぞれの容量が、一方が増えると他方が減る相互関係で可変となっている。
すなわち、該直追加コンデンサおよび該並追加コンデンサは、該電極として、回動電極板と固定電極板とを備えている。そして、それぞれの該回動電極板が、共通の軸に取付けられると共に、軸廻りで180°角度をずらして取付けられていること、を特徴とする。
《作用等について》
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)非接触給電装置では、電磁誘導の相互誘導作用に基づき、電力が供給される。
(2)そして、この電磁誘導方式に加え、磁界共鳴方式が併用されている。
(3)さて本発明では、受電側の共振回路について、並列コンデンサと直列コンデンサに加え、直追加コンデンサと並追加コンデンサが設けられている。
(4)直追加コンデンサおよび並追加コンデンサは、電極として、回動電極板と固定電極板を備えており、それぞれの回動電極板が、共通の軸に取付けられると共に、軸廻りで180°角度をずらして取付けられている。
このように直追加コンデンサおよび並追加コンデンサは、一方が増えると他方が減る相互関係で容量可変のバリコンよりなる。そして、その容量変更により、共振回路の合成容量そして共振周波数を一定に保ちつつ、並列コンデンサと直列コンデンサ間の容量配分が変更される。
(5)もって、負荷電池の充電電圧そして充電電力が変更制御される。
(6)すなわち、負荷電池の電力要求ニーズの変化に対応して、充電電圧,充電電力が増減変更制御される。
(7)このような制御は、電磁放射ノイズ発生を防止しつつ実現される。負荷電池に充電電圧のスイッチング素子,電力変換回路を設けることなく実現される。
(8)そして、直追加コンデンサや並追加コンデンサは、電極間の誘電体に比誘電率が高い水等を採用したバリコンよりなる。もって容量が大幅増加し、給電用,大電力用に使用可能であると共に、分解能にも優れている。
(9)又、直追加コンデンサや並追加コンデンサの電極は、外表面が絶縁被膜で被覆されており、もって電蝕防止が図られている。
(10)そこで、本発明に係る非接触給電装置は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、充電電力の変更制御が可能である。
本発明の非接触給電装置では、受電側の共振回路について、直列コンデンサや並列コンデンサと共に、直追加コンデンサや並追加コンデンサが採用されている。
この直追加コンデンサと並追加コンデンサは、それぞれの容量が、一方が増えると他方が減る相互関係で可変となっている。
すなわち、直追加コンデンサおよび並追加コンデンサは、電極として、回動電極板と固定電極板を備えており、それぞれの回動電極板が、共通の軸に取付けられると共に、軸廻りで180°角度をずらして取付けられている。
そして、直追加コンデンサや並追加コンデンサの容量変更により、共振回路は、合成容量そして共振周波数を一定に保ちつつ、並列コンデンサと直列コンデンサ間の容量配分が変更される。もって、電池の充電電圧そして充電電力を、増減変更制御可能となっている。
このように本発明では、共振回路が、充電制御機能,電力変換機能を発揮し、もって充電電圧の値そして充電電力の値を、所望の値に切り換え,増減変更可能となっている。
《第2の効果》
第2に、電磁放射ノイズの発生が防止される。
本発明の非接触給電装置では、共振回路が充電制御機能,電力変換機能を発揮するので、電池の充電電力の変更制御に際し、周辺の電磁環境を悪化させる虞はない。
すなわち、前述したこの種従来技術のように、充電対象の電池側に電力変換回路を配し、充電電圧スイッチング方式により充電制御機能,電力変換機能を発揮させていた場合のように、スイッチングすることにより、高調波ノイズ,電磁放射ノイズを発生させる虞はない。
特に、半導体パワーデバイスのスイッチング技術として、SiC素子やGaN素子等の高速のスイッチング素子を採用した最近の従来技術のように、高周波磁界そして電磁波の外部放射、電磁放射ノイズの広域化等を伴う虞はなく、電磁環境を悪化させることは防止される。
電気自動車等の分野では、自動運転技術の進展が著しく、電子制御装置,レーダー,高周波センサー等、電磁環境の悪影響を受けやすい電子機器が多用されつつある現況に鑑み、車載機器として本発明の発揮する効果は、特に顕著である。
《第3の効果》
第3に、そしてこれらは、誘電体に水等を採用した大容量バリコンの採用により、実現される。
本発明の非接触給電装置は、受電側の共振回路について、直追加コンデンサや並追加コンデンサを設けたことにより、上述した充電電力の変更制御を実現する。
そして、直追加コンデンサや並追加コンデンサは、誘電体に水等を採用したバリコン製よりなり、小型で大容量のコンデンサとして、給電の大電力用に十分使用可能である。又、充電電力制御の分解能にも優れている。又、その電極は、絶縁被膜で被覆され、電蝕防止が図られている。
このように、この種従来技術に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
本発明に係る非接触給電装置について、発明を実施するための形態の説明に供する。そして(1)図は、基本回路の等価回路図、(2)図は、直追加コンデンサや並追加コンデンサの基本構造の正断面説明図である。 同発明を実施するための形態の説明に供し、側面説明図である。そして(1)図は、固定電極版、(2)図は、電極正対位置の回動電極版、(3)図は、回動位置の回動電極版を示す。 同発明を実施するための形態の説明に供し、2段構造の直追加コンデンサと並追加コンデンサの例を示す。そして(1)図は、その構造の正断面説明図であり、(2)図は、並追加コンデンサの回動電極版、(3)図は、直追加コンデンサの回動電極版を示す。 同発明を実施するための形態の説明に供する。そして(1)図は、電極の絶縁被膜と誘電体の水との2層構造のモデル図である。(2)図は、直追加コンデンサと並追加コンデンサについて、可変容量の回動角特性図である。 (1)図は、この種従来例の説明に供し、基本回路の等価回路図である。(2)図は、非接触給電装置の説明に供し、全体の側面概略図である。
以下、本発明について、図面を参照して詳細に説明する。
《本発明の概要》
まず、本発明の概要については、次のとおり。
本発明の非接触給電装置6は、電磁誘導の相互誘導作用に基づき、送電側の共振回路4の送電コイルL1から、負荷電池R2に接続された受電側の共振回路7の受電コイルL2に、エアギャップGを存し非接触で近接対応位置して、電力を供給する。
受電側の共振回路7は、直列共振用の直列コンデンサCsと、並列共振用の並列コンデンサCpと、直列コンデンサCsに並列接続された直追加コンデンサΔCsと、並列コンデンサCpに並列接続された並追加コンデンサΔCpとを、有している。
直追加コンデンサΔCsおよび並追加コンデンサΔCpは、バリコンよりなり静電容量を連続的に可変である。
そして、その容量変更により、共振回路7は、合成容量そして共振周波数を一定に保ちつつ、直列コンデンサCsと並列コンデンサCp間の容量配分が変更される。もって、負荷電池R2の充電電圧そして充電電力の値を、変更制御可能となっている。
そして、直追加コンデンサΔCsおよび並追加コンデンサΔCpは、電極14,15間の誘電体16として、水その他の液体が選択使用されており、もって容量増加が図られていること、を特徴とする。又、電極14,15は、外表面が絶縁被膜17で被覆されており、もって電蝕防止が図られていること、を特徴とする。
更に、直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCpは、それぞれの容量が、一方が増えると他方が減る相互関係で可変となっている。
すなわち、直追加コンデンサΔCsおよび並追加コンデンサΔCpは、電極として回動電極板14と固定電極板15を備えており、それぞれの回動電極板15が、共通の回動軸21に取付けられると共に、軸廻りで180°角度をずらして取付けられていること、を特徴とする。
本発明の概要については、以上のとおり。以下、このような本発明の非接触給電装置6について、更に詳述する。
《非接触給電装置6について》
まず、本発明の前提として、非接触給電装置(WPT)1,6について、図1の(1)図,図5の(1)図,(2)図等を参照して、一般的に説明しておく。
図1の(1)図,図5の(1)図は、非接触給電装置1,6の基本回路の等価回路図、図5の(2)図は、非接触給電装置1,6の説明図である。
非接触給電装置1,6は、電磁誘導の相互誘導作用に基づき、送電側回路2の共振回路4の送電コイルL1から、負荷電池R2に接続された受電側回路3の共振回路7の受電コイルL2に、エアギャップGを存し非接触で近接対応位置しつつ、電力を供給する。
このような非接触給電装置1,6について、更に詳述する。まず、1次側の送電側回路2は、給電スタンド8等の給電エリアにおいて、地面,路面,床面,その他の地上9側に定置配置されている。
これに対し、2次側の受電側回路3は、電気自動車(EV),電動移動台車(AGV),電車等の車輌10,その他の移動体側に搭載されると共に、電池R2に接続される。給電に際し、送電側回路2の送電コイルL1と受電側回路3の受電コイルL2とは、例えば100mm〜150mm程度の僅かなエアギャップGを存して、対応位置する。
そして図示したように、受電コイルL2が送電コイルL1に対し、上側等から対応位置して停止される停止給電方式が代表的である。停止給電方式の場合、受電コイルL2と送電コイルL1とは、上下等で対をなす対称構造よりなる。これに対し、受電コイルL2が送電コイルL1上を低速走行されつつ給電を行う、移動給電方式も可能である。
送電側回路2の送電コイルL1は、高周波電源V1に接続されており、高周波電源V1は、例えば数kHz〜数10kHz〜数100kHz程度の高周波交流を、送電コイルL1に向けて通電する。
受電側回路3の受電コイルL2からの出力は、整流制御されて電池R2に供給され、充電された電池R2にて、図5の(2)図の例では走行用モータ11が駆動される。図5の(2)図中、12は、交流を直流に変換するコンバータ(整流部や平滑部)、13は、直流を交流に変換するインバータである。図1の(1)図,図5の(1)図中、L3,Caは、バンドパス(ローパス)フィルターである。
電磁誘導の相互誘導作用については、次のとおり。給電に際しては、送電コイルL1での磁束形成により、受電コイルL2に誘起電力を生成させ、もって送電コイルL1から受電コイルL2に電力を供給する。
すなわち送電コイルL1に、高周波電源V1から給電交流,励磁電流を印加,通電することにより、自己誘導起電力が発生して磁界が送電コイルL1の周囲に生じ、磁束がコイル面に対して直角方向に形成される。そして形成された磁束が、受電コイルL2を貫き錯交することにより、誘起電力が生成され磁界が誘起される。
そして誘起された磁界を利用して、数kW以上〜数10kW〜数100kW程度の電力供給が可能となる。送電コイルL1側の磁束の磁気回路と、受電コイルL2側の磁束の磁気回路とは、相互間にも磁束の磁気回路つまり磁路が形成され、総合係数kで磁気結合される。非接触給電装置6では、このような電磁誘導の相互誘導作用に基づき、非接触給電が行われる。
非接触給電装置1,6では、このような電磁誘導方式により給電が行われるが、磁界共鳴方式が併用されており、給電効率の向上が図られている。このように、この非接触給電装置1,6は磁界共振結合型よりなる。
すなわち送電側回路2について、送電コイルL1と並列コンデンサCbとにより、共振回路4が形成されており、並列コンデンサCbが、送電コイルL1の共振周波数を決定する。
又、受電側回路3について、受電コイルL2,直列コンデンサCs,並列コンデンサCp(,更に本発明では後述する直追加コンデンサΔCs,並追加コンデンサΔCp)により、共振回路7が形成されており、直列コンデンサCs,並列コンデンサCp(,更に本発明では直追加コンデンサΔCs,並追加コンデンサΔCp)が、受電コイルL2の共振周波数を決定する。
そして、両共振回路4,7の共振周波数が等しく設定されると共に、送電側回路2の高周波電源V1の電源周波数も、この共振周波数と等しく揃えられている。もって、結合係数kで磁気結合している送電コイルL1と受電コイルL2間に生じる磁界共振(磁界共鳴)現象を利用して給電する、磁界共鳴方式が併用されている。
非接触給電装置1,6について、一般的説明は以上のとおり。
《受電側の共振回路7について》
以下、本発明について説明する。まず、受電側の共振回路7について、図1の(1)図を参照して説明する。
本発明の非接触給電装置6の受電側回路3において、共振回路7は、従来よりの直列共振用の直列コンデンサCsと、並列共振用の並列コンデンサCpと共に、新たに直列コンデンサCsに並列接続された直追加コンデンサΔCsと、並列コンデンサCpに並列接続された並追加コンデンサΔCpとが、追加して採用されている。
これらのコンデンサCs,Cp,ΔCs,ΔCpは、まず、受電コイルL2の共振周波数を決定する。これと共に本発明では、更に、共振周波数を一定に保持したまま、負荷電池R2の充電制御機能,電力変換機能を発揮する。
これらについて、更に詳述する。直追加コンデンサΔCsおよび並追加コンデンサΔCpは、静電容量を任意,連続的に変えることができる可変コンデンサよりなる。
そして、直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCpの容量を増減変更することにより、→直列コンデンサCsと並列コンデンサCp間の容量配分の増減変更が実現される。→すなわち、各コンデンサCs,Cp,ΔCs,ΔCpよりなる共振回路7は、その合成容量を一定に保ち共振周波数を一定に維持しつつ、直列コンデンサCsと並列コンデンサCp間の容量配分が、増減変更される。
→このような容量配分の変更により、負荷電池R2の充電電圧(負荷電圧)そして充電電力の値を増減変更制御可能となる。→すなわち、負荷電池R2の電力要求の変化に対応して、負荷電池R2への充電制御,電力制御が可能となる。
もって負荷電池R2には、前述した従来例の負荷電池R1(図5の(1)図を参照)のように、電力変換回路は設けられていない。充電電力の値を増減変更制御する電力変換回路は設けられておらず、整流制御する変換回路が設けられているに過ぎない。
受電側の共振回路7については、以上のとおり。
《可変コンデンサの基本構造》
次に、可変コンデンサ(バリコン)の基本構造について、図1の(2)図,図2の各図を参照して、説明する。図1の(2)図は基本構造の正断面説明図、図2の各図は要部の側面説明図である。
本発明の非接触給電装置6の受電側回路3において、共振回路7の直追加コンデンサΔCsおよび並追加コンデンサΔCpは、連続的に静電容量が可変な可変コンデンサよりなる。
これらについて、更に詳述する。直追加コンデンサΔCsおよび並追加コンデンサΔCpは、それぞれ、図1の(2)図に示した基本構造の可変コンデンサよりなり、固定電極板14,回動電極板15,その間の誘電体16等を備えている。
樹脂等の電気絶縁材料製の筐体18上部内には、複数枚のアルミニウム等の導電性材料製の固定電極板(ステータ)14が、その保持具19を介し固設されている。図示例では4枚が、間隔を存しつつ縦に並設され並列接続されている。
これと組み合わせ、複数枚のアルミニウム等の導電性材料製の回動電極板(ロータ)15が、その保持具20を介し回動軸21に取付け固定されている。図示例では3枚が、固定電極板14の間隔に臨みつつ縦に並設され並列接続されている。
図中22は、回動軸21の軸受、23は、水密シールである。24は水密グランド、25は、受電側回路3へのリード線である。26は、筐体18の外周面を被覆する電磁シールドであり、導電性材料製よりなり、電磁波の外部放射を遮蔽すべく、適宜必要に応じ設けられる。
固定電極板14と回動電極板15との間には、相互間の正対面積に応じ静電容量が生じる。そして、固定電極板14に対し回動電極板15を回動させることにより、静電容量が変化する。
図1の(2)図や図2の(2)図を示したように、固定電極板14に対しそれぞれ回動電極板15が正対する場合、図示の並列接続では6Cの静電容量が発生する。
これに対し、図2の(3)図に示したように、固定電極板14に対し回動電極板15が回動すると、正対面積が変化する。図示例では、正対面積が減少するので静電容量も減少する。
直追加コンデンサΔCsや並追加コンデンサΔCpは、それぞれ、このような固定電極板14や回動電極板15を備えた基本構造の可変コンデンサよりなる。
可変コンデンサの基本構造については、以上のとおり。
《水等の誘電体16使用について》
次に、水等を使用した誘電体16について、図1の(1)図,図4の(1)図を参照して説明する。
本発明の非接触給電装置6の受電側回路3において、共振回路7の直追加コンデンサΔCsおよび並追加コンデンサΔCpは、固定電極板14と回動電極板15間の誘電体16として、水,エタノール,その他の液体が選択使用されており、もって容量増加が図られている。
そして電極板14,15は、外表面が絶縁被膜17で被覆されており、もって電蝕防止が図られている。
これらについて、更に詳述する。前述した可変コンデンサの基本構造において、筐体18内の空洞部27は、代表的には水で満たされ封水されている。もって、前述した水密シール23や水密グランド24も採用されている。
水は、比誘電率が約80と極めて高い数値よりなる。もって、可変コンデンサよりなる直追加コンデンサΔCsや並追加コンデンサΔCpについて、その固定電極板14と回動電極板15間の誘電体16として使用すると、静電容量が大幅に増加される。
このような誘電体16としての使用は、水以外の液体でも可能である。比誘電率が水よりは低い液体でも、例えばエタノール等でも十分使用可能であり、静電容量の増加が見込める。
ところで、水等を誘電体16として使用することに鑑み、導電性材料製の固定電極板14や回動電極板15の外表面は、樹脂製等の電気絶縁材料製の絶縁被膜17で被覆されている。
これにより、水等の僅かな導電性によって、固定電極板14や回動電極板15から水等に流れ出る可能性のある伝導性電流(漏えい電流,迷走電流)の発生を、阻止するようになっている。もって、伝導性電流に起因した電蝕作用,電気化学的腐食が防止されるようになっている。
さて、このように水を誘電体16として使用すると共に、電極板14,15についてポリペンコアセタール樹脂製の絶縁被膜17で被覆した場合について、図4の(1)図はそのモデル図であり、下記数式1は両者の合成静電容量Cを示す。
Figure 0006934464
この場合の合成静電容量Cについて検討する。
図4の(1)図や数式1中、Sは、電極板14,15の面積、εは、真空・空気の誘電率である。ε(例えば3.7)は、絶縁被覆17の比誘電率、ε(80)は水の比誘電率である。d(例えば0.02mm程度)は、絶縁被覆17の肉厚寸法、d(例えば3mm程度)は、誘電体16である水の距離寸法である。
そして、上記数式1中の(1)式で示した絶縁被覆17と水・誘電体16との合成静電容量Cは、略(2)式で示したような場合は、ほぼ(3)式で示したようになる。
すなわち、絶縁被覆17を設けても、全体の合成静電容量Cは、水の比誘電率ε(80)に近い結果となる。つまり、比誘電率ε(3.7)の絶縁被覆17を使用しても、静電容量への影響は少なく、静電容量は高く維持される。
水等の誘電体16使用については、以上のとおり。
《直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCpの関係等》
次に、直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCpとの関係等について、図3,図4の(2)図等を参照して説明する。
本発明の非接触給電装置6の受電側回路3の共振回路7において、直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCpは、それぞれの容量が、一方が増えると他方が減る相互関係で可変となっている。
これらについて、更に詳述する。直追加コンデンサΔCsおよび並追加コンデンサΔCpは、共に可変コンデンサよりなり、静電容量を任意,連続的に変えることができる。
そして、直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCpとは、図4の(1)図に示したように、静電容量が逆位相で変化させる設定となっている。直追加コンデンサΔCsを増やせば、並追加コンデンサΔCpが減り、逆に、直追加コンデンサΔCsを減らせば、並追加コンデンサΔCpが増える設定よりなる。
図3は、このような設定よりなる非接触給電装置6の一例を示し、2段構造で組み込まれた直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCpの例を示す。
(勿論、前述した図1の例の非接触給電装置6によっても、個別に設けられた直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCpについて、相互関係をこのような設定とすることは可能である。)
さて図3の例では、同じ筐体18内に両者が組み込まれている。そして、直追加コンデンサΔCsおよび並追加コンデンサΔCpは、それぞれ固定電極板14と回動電極板15とを備えているが、それぞれの回動電極板15が、共通の回動軸21に取付け固定されると共に、軸廻りで180°角度をずらして取付け固定されている。
すなわち、直追加コンデンサΔCsの回動電極板15と、並追加コンデンサΔCpの回動電極板15とが、同一回動軸21に取付け固定されると共に、軸廻りで180°回転位相をずらした位置で、回動軸21に取付け固定されている。
もって、直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCpとは、一方の静電容量が増えると、他方の静電容量が減る関係となっている。
つまり、共通の回動軸21の一方向への回動により、一方の回動電極板15の固定電極板14に対する正対面積が増えると、他方の正対面積が減り、逆に、一方の回動電極板15の固定電極板14に対する正対面積が減ると、他方の正対面積が増える関係となっている。図中27は、このような直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCp間の区画板であり、電気絶縁材料製よりなる。
直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCpの関係については、以上のとおり。
《作用等》
本発明の非接触給電装置6は、以上説明したように構成されている。そこで以下のようになる。
(1)非接触給電装置6では、給電に際し、受電側回路3の受電コイルL2が、送電側回路2の送電コイルL1に、エアギャップGを存し近接対応位置する。そして送電コイルL1が通電され、送電コイルL1と受電コイルL2間に磁束の磁路が形成されて、電力が供給される(図5の(2)図を参照)。
(2)このような電磁誘導方式に加え、本発明の非接触給電装置6では、磁界共振を利用する磁界共鳴方式が併用されている。すなわち、送電側回路2および受電側回路3には、それぞれ共振回路4,7が形成され、送電コイルL1と受電コイルL2間に生じる磁界共振も利用して、給電が行われる(図1の(1)図を参照)。
(3)そして本発明では、受電側回路3の共振回路7について、従来よりの直列コンデンサCsと並列コンデンサCpと共に、新たに直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCpが、追加採用されている(図1の(1)図を参照)。
(4)直追加コンデンサΔCsおよび並追加コンデンサΔCpは、連続的に静電容量を可変なバリコンよりなると共に、一方が増えると他方が減る相互関係で容量可変となっている。
すなわち、直追加コンデンサΔCsおよび並追加コンデンサΔCpは、電極として回動電極板15と固定電極板14を備えており、それぞれの回動電極板15が、共通の回動軸21に取付けられると共に、軸廻りで180°角度をずらして取付けられている。
そして、直追加コンデンサΔCsおよび並追加コンデンサΔCpの容量を変更することにより、共振回路7の合成容量そして共振周波数を一定に保ちつつ、直列コンデンサCsと並列コンデンサCpの間の容量配分が増減変更される。
(5)本発明の非接触給電装置6では、受電側回路3の共振回路7について、このような直列コンデンサCsと並列コンデンサCp間の容量配分変更により、負荷電池R2への充電電圧(負荷電圧)そして充電電力の値を、制御可能となる。負荷電池R2の電力要求変化に対応すべく、所望の値に増減変更制御可能である。
(6)すなわち、直追加コンデンサΔCsの容量が増加すると共に、並追加コンデンサΔCpの容量が減少すると、直列コンデンサCssの容量が減少すると共に、並列コンデンサCppの容量が増加する。もって、充電電圧,充電電力が増加する。
これに対し、直追加コンデンサΔCsの容量が減少すると共に、並追加コンデンサΔCpの容量が増加すると、直列コンデンサCssの容量が増加すると共に、並列コンデンサCppの容量が減少する。もって、充電電圧,充電電力が降下する。
Cssは合成直列コンデンサ容量であり、Css容量=Cs容量+ΔCs容量である。又、Cppは合成並列コンデンサ容量であり、Cpp容量=Cp容量+ΔCp容量である。
なお、負荷電池R2の電力要求ニーズの変化は、センサにて制御部に入力される。もって制御部から、回動軸21を回動させるサーボモータに対し、制御信号が出力される。そこで、直追加コンデンサΔCsや並追加コンデンサΔCpの回動電極板15が、必要に応じ回動して、その容量が増減変更するようになっている。
(7)さて本発明の非接触給電装置6では、このような制御を、電磁放射ノイズ発生を防止しつつ実現する。
充電対象の負荷電池R2について、充電電圧を制御する電力変換回路を設けることなく、共振回路7に直追加コンデンサΔCsや並追加コンデンサΔCpを設けることにより、充電電圧の変更制御が実現される。不要電波を放射するスイッチング素子を用いることなく、充電電力の変更制御が可能となる。
(8)そして本発明6では、このような制御を、直追加コンデンサΔCsや並追加コンデンサΔCpを設け、その容量変更により実現する。
そして、直追加コンデンサΔCsや並追加コンデンサΔCpは、誘電体16に水等を採用したバリコン製よりなる。比誘電率が極めて高い水等を、誘電体16として採用したので、静電容量が大幅に増加し、給電用,大電力用に十分使用可能である。
更に、直追加コンデンサΔCsや並追加コンデンサΔCpは、連続的に容量変更可能なバリコンよりなる。もって充電電力の変更制御の分解能にも優れている。
又、直追加コンデンサΔCsや並追加コンデンサΔCpの回転電極板14や回動電極板15の外表面は、絶縁被膜内で被覆されており、もって電蝕防止が図られている。
(9)ところで、本発明の非接触給電装置6には属さない他の例について、説明しておく。
以上説明した本発明の非接触給電装置6において、受電側回路3の共振回路7は、直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCpとを有していたが、これによらず、共振回路7は、直追加コンデンサΔCsと並追加コンデンサΔCpのいずれか一方のみを有するようにした、本発明に属さない他の例も考えられる。
すなわち、直列コンデンサCsについてのみ、直追加コンデンサΔCsを並列接続し、並追加コンデンサΔCpは設けない例や、並列コンデンサCpについてのみ、並追加コンデンサΔCpを並列接続し、直追加コンデンサΔCsは設けない例が考えられる。
このような本発明には属さない他の例によっても、充電電圧そして充電電力の変更制御は、可能である。勿論、電磁放射ノイズ発生も防止される。但し、このような他の例の場合、共振周波数は若干変化する。
Ca バンドパスフィルター
Cb 並列コンデンサ
Cs 直列コンデンサ
Cp 並列コンデンサ
ΔCs 直追加コンデンサ
ΔCp 並追加コンデンサ
G エアギャップ
L1 送電コイル
L2 受電コイル
L3 バンドパスフィルター
R1 (負荷)電池
R2 (負荷)電池
V1 高周波電源
k 結合係数
1 非接触給電装置(従来例)
2 送電側回路
3 受電側回路
4 共振回路
5 共振回路(従来例)
6 非接触給電装置(本発明)
7 共振回路(本発明)
8 給電スタンド
9 地上
10 車輌
11 モータ
12 コンバータ
13 インバータ
14 固定電極板
15 回動電極板
15 回動電極板
15 回動電極板
16 誘電体
17 絶縁被膜
18 筐体
19 保持具
20 保持具
21 回動軸
22 軸受
23 水密シール
24 水密グランド
25 リード線
26 電磁シールド
27 空洞部
28 区画板

Claims (3)

  1. 電磁誘導の相互誘導作用に基づき、送電側の共振回路の送電コイルから、負荷電池に接続された受電側の共振回路の受電コイルに、エアギャップを存し非接触で近接対応位置して、電力を供給する非接触給電装置において、
    受電側の該共振回路は、直列共振用の直列コンデンサと、並列共振用の並列コンデンサと、該直列コンデンサに並列接続された直追加コンデンサと、該並列コンデンサに並列接続された並追加コンデンサとを、有しており、
    該直追加コンデンサおよび該並追加コンデンサは、バリコンよりなり静電容量を連続的に可変であり、その容量変更により、該共振回路は、合成容量そして共振周波数を一定に保ちつつ、該直列コンデンサと該並列コンデンサ間の容量配分が変更され、もって該負荷電池の充電電圧そして充電電力の値を、変更制御可能となっており、
    該直追加コンデンサおよび該並追加コンデンサは、電極間の誘電体として、水その他の液体が選択使用されており、もって容量増加が図られていること、を特徴とする非接触給電装置。
  2. 請求項1において、該電極は、外表面が絶縁被膜で被覆されており、もって電蝕防止が図られていること、を特徴とする非接触給電装置。
  3. 電磁誘導の相互誘導作用に基づき、送電側の共振回路の送電コイルから、負荷電池に接続された受電側の共振回路の受電コイルに、エアギャップを存し非接触で近接対応位置して、電力を供給する非接触給電装置において、
    受電側の該共振回路は、直列共振用の直列コンデンサと、並列共振用の並列コンデンサと、該直列コンデンサに並列接続された直追加コンデンサと、該並列コンデンサに並列接続された並追加コンデンサとを、有しており、
    該直追加コンデンサおよび該並追加コンデンサは、バリコンよりなり静電容量を連続的に可変であり、その容量変更により、該共振回路は、合成容量そして共振周波数を一定に保ちつつ、該直列コンデンサと該並列コンデンサ間の容量配分が変更され、もって該負荷電池の充電電圧そして充電電力の値を、変更制御可能となっており、
    該直追加コンデンサと該並追加コンデンサは、それぞれの容量が、一方が増えると他方が減る相互関係で可変となっており、
    該直追加コンデンサおよび該並追加コンデンサは、該電極として、回動電極板と固定電極板を備えており、それぞれの該回動電極板が、共通の軸に取付けられると共に、軸廻りで180°角度をずらして取付けられていること、を特徴とする非接触給電装置。
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