JP6933612B2 - 検出装置、クリップオンペダル、クリート、シューズ、および、人力駆動車用制御装置 - Google Patents

検出装置、クリップオンペダル、クリート、シューズ、および、人力駆動車用制御装置 Download PDF

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Description

本開示は、検出装置、クリップオンペダル、クリート、シューズ、および、人力駆動車に用いられる人力駆動車用制御装置に関する。
特許文献1に開示される人力駆動車のペダル、シューズ、および、クリートは、シューズをペダルに着脱可能に固定することができる。
米国特許出願公開第2012/0132030号明細書
特許文献1では、シューズをペダルに着脱する構造についてのみ開示されている。
本開示の目的の1つは、利便性を向上できる検出装置、クリップオンペダル、クリート、シューズ、および、人力駆動車用制御装置を提供することにある。
本開示の第1側面に従う検出装置は、人力駆動車のクリップオンペダル、シューズ、および、前記シューズに取り付けられるクリートの少なくとも1つに設けられ、前記クリップオンペダルへの前記シューズおよび前記クリートの少なくとも一方の装着状態を検出する検出部を含む。
第1側面の検出装置によれば、検出部によってクリップオンペダルへのシューズおよびクリートの少なくとも一方の装着状態を検出できるため、利便性を向上できる。
本開示の第1側面に従う第2側面の検出装置において、前記検出部は、前記クリップオンペダルに前記シューズおよび前記クリートの少なくとも一方が装着されていない状態と、前記クリップオンペダルに前記シューズおよび前記クリートの少なくとも一方が装着されている状態とにおいて、電気信号が変化する電気回路を含む。
第2側面の検出装置によれば、クリップオンペダルにシューズおよびクリートの少なくとも一方が装着されていない状態と、クリップオンペダルにシューズおよびクリートの少なくとも一方が装着されている状態とを、電気信号によって表すことができる。
本開示の第1または第2側面に従う第3側面の検出装置において、前記検出部は、電気スイッチおよび圧力センサの少なくとも一方を含む。
第3側面の検出装置によれば、クリップオンペダルにシューズおよびクリートの少なくとも一方が装着されている状態を簡易な構成によって検出できる。
本開示の第1〜第3側面のいずれか一つに従う第4側面の検出装置において、前記検出部の検出結果を無線によって送信する送信部をさらに含む。
第4側面の検出装置によれば、送信部によってクリップオンペダルへのシューズおよびクリートの少なくとも一方の装着状態を検出装置の外部に出力できる。
本開示の第5側面に従うクリップオンペダルは、第1〜第4側面のいずれか一つに従う検出装置を含む。
第5側面のクリップオンペダルによれば、検出部によってクリップオンペダルへのシューズおよびクリートの少なくとも一方の装着状態を検出できるため、利便性を向上できる。
本開示の第5側面に従う第6側面のクリップオンペダルにおいて、前記クリップオンペダルは、ペダル本体と、前記ペダル本体に対して可動する可動部とを含み、前記検出部は、前記ペダル本体および前記可動部の少なくとも一方に設けられる。
第6側面のクリップオンペダルによれば、検出部をシューズおよびクリートの少なくとも一方と接触しやすい位置に配置できる。
本開示の第7側面に従うシューズは、第1〜第4側面のいずれか一つに従う検出装置を含む。
第7側面のシューズによれば、検出部によってクリップオンペダルへのシューズの装着状態を検出できるため、利便性を向上できる。
本開示の第8側面に従うクリートは、第1〜第4側面のいずれか一つに従う検出装置を含む。
第8側面のクリートによれば、検出部によってクリップオンペダルへのクリートの装着状態を検出できるため、利便性を向上できる。
本開示の第9側面に従う人力駆動車用制御装置は、人力駆動車のコンポーネントを制御する制御部を含み、前記制御部は、第1〜第4側面のいずれか一つに従う検出装置の検出結果に応じて、前記コンポーネントを制御する。
第9側面の人力駆動車用制御装置によれば、クリップオンペダルへのシューズおよびクリートの少なくとも一方の装着状態に応じて、コンポーネントを好適に制御できる。
本開示の第9側面に従う第10側面の人力駆動車用制御装置において、前記コンポーネントは、アジャスタブルシートポスト、電動サスペンション、前記人力駆動車の推進をアシストするドライブユニット、電動変速機、および、表示装置の少なくとも1つを含む。
第10側面の人力駆動車用制御装置によれば、クリップオンペダルへのシューズおよびクリートの少なくとも一方の装着状態に応じて、アジャスタブルシートポスト、電動サスペンション、ドライブユニット、電動変速機、および、表示装置の少なくとも1つを好適に制御できる。
本開示の第10側面に従う第11側面の人力駆動車用制御装置において、前記コンポーネントは、前記アジャスタブルシートポストを含み、前記制御部は、前記検出部の検出結果に応じて、前記アジャスタブルシートポストの高さを制御する。
第11側面の人力駆動車用制御装置によれば、クリップオンペダルへのシューズおよびクリートの少なくとも一方の装着状態に応じて、アジャスタブルシートポストの高さを好適に制御できる。
本開示の第11側面に従う第12側面の人力駆動車用制御装置において、前記制御部は、前記クリップオンペダルに前記シューズが装着される場合、前記アジャスタブルシートポストの高さが第1の高さとなるように、前記アジャスタブルシートポストを制御する。
第12側面の人力駆動車用制御装置によれば、クリップオンペダルにシューズが装着されている状態において、アジャスタブルシートポストの高さを好適に制御できる。
本開示の第12側面に従う第13側面の人力駆動車用制御装置において、前記制御部は、前記クリップオンペダルに前記シューズが装着されていない場合、前記アジャスタブルシートポストの高さが前記第1の高さとは異なる第2の高さとなるように、前記アジャスタブルシートポストを制御する。
第13側面の人力駆動車用制御装置によれば、クリップオンペダルにシューズが装着されていない状態において、アジャスタブルシートポストの高さを好適に制御できる。
本開示の第11または第12側面に従う第14側面の人力駆動車用制御装置において、前記アジャスタブルシートポストの予め決める高さに関する情報を変更可能に記憶する記憶部をさらに含む。
第14側面の人力駆動車用制御装置によれば、アジャスタブルシートポストの予め決める高さの変更された情報に応じて、アジャスタブルシートポストの高さを変更することによって、搭乗者の好みに合せたアジャスタブルシートポストの高さに制御できる。
本開示の第10〜第14側面のいずれか一つに従う第15側面の人力駆動車用制御装置において、前記コンポーネントは、前記ドライブユニットを含み、前記制御部は、前記ドライブユニットの制御状態を、前記検出部の検出結果に応じて変更する。
第15側面の人力駆動車用制御装置によれば、クリップオンペダルにシューズが装着されている状態と、クリップオンペダルにシューズが装着されていない状態とに応じてドライブユニットの制御状態が変更される。したがって、クリップオンペダルにシューズが装着されている状態に適したドライブユニットの制御状態、および、クリップオンペダルにシューズが装着されていない状態に適したドライブユニットの制御状態に変更できる。
本開示の第15側面に従う第16側面の人力駆動車用制御装置において、記憶部をさらに含み、前記制御部は、前記シューズが前記クリップオンペダルに装着される場合に前記ドライブユニットを第1制御状態で制御し、前記シューズが前記クリップオンペダルに装着されない場合に前記ドライブユニットを前記第1制御状態とは異なる第2制御状態で制御し、前記記憶部は、前記第1制御状態および前記第2制御状態の少なくとも一方の制御内容を変更可能に記憶する。
第16側面の人力駆動車用制御装置によれば、クリップオンペダルにシューズが装着されている状態におけるドライブユニットの制御状態、および、クリップオンペダルにシューズが装着されていない状態におけるドライブユニットの制御状態の少なくとも一方を、搭乗者の好みに合せた制御状態に変更できる。
本開示の第17側面に従う人力駆動車用制御装置は、人力駆動車のドライブトレインに与えられる荷重および搭乗者の前記人力駆動車のペダルへの接触の少なくとも一方に応じて、前記人力駆動車に設けられるアジャスタブルシートポストを制御する制御部を含む。
第17側面の人力駆動車用制御装置によれば、人力駆動車のドライブトレインに与えられる荷重および搭乗者の人力駆動車のペダルへの接触の少なくとも一方に応じて、アジャスタブルシートポストを好適に制御できる。
本開示の第17側面に従う第18側面の人力駆動車用制御装置において、前記制御部は、前記アジャスタブルシートポストの高さを制御する。
第18側面の人力駆動車用制御装置によれば、アジャスタブルシートポストの高さを好適に制御できる。
本開示の第18側面に従う第19側面の人力駆動車用制御装置において、前記制御部は、前記荷重が第1の値以上になると、前記アジャスタブルシートポストの高さが第1の高さになるように、前記アジャスタブルシートポストを制御する。
第19側面の人力駆動車用制御装置によれば、人力駆動車のドライブトレインに与えられる荷重に応じて、アジャスタブルシートポストを好適に制御できる。
本開示の第19側面に従う第20側面の人力駆動車用制御装置において、前記制御部は、前記荷重が前記第1の値よりも大きい第2の値以上になると、前記アジャスタブルシートポストの高さが前記第1の高さとは異なる第2の高さになるように、前記アジャスタブルシートポストを制御する。
第20側面の人力駆動車用制御装置によれば、人力駆動車のドライブトレインに与えられる荷重に応じて、アジャスタブルシートポストを好適に制御できる。
本開示の第17〜第20側面のいずれか一つに従う第21側面の人力駆動車用制御装置において、前記荷重を検出する検出部をさらに含む。
第21側面の人力駆動車用制御装置によれば、人力駆動車のドライブトレインに与えられる荷重を好適に検出できる。
本開示の第21側面に従う第22側面の人力駆動車用制御装置において、前記検出部は、前記人力駆動車に設けられるペダルおよびクランクの少なくとも一方に設けられる。
第22側面の人力駆動車用制御装置によれば、人力駆動車のペダルおよびクランクの少なくとも一方に与えられる荷重を好適に検出できる。
本開示の第17〜第22側面のいずれか一つに従う第23側面の人力駆動車用制御装置において、前記荷重は、前記人力駆動車のドライブトレインに与えられる人力駆動力を含む。
第23側面の人力駆動車用制御装置によれば、人力駆動車のドライブトレインに与えられる人力駆動力に応じて、アジャスタブルシートポストを好適に制御できる。
本開示の第18側面に従う第24側面の人力駆動車用制御装置において、前記制御部は、前記搭乗者が前記人力駆動車のペダルに接触すると、前記アジャスタブルシートポストの高さが第3の高さになるように、前記アジャスタブルシートポストを制御する。
第24側面の人力駆動車用制御装置によれば、搭乗者の足の人力駆動車のペダルへの接触状態に応じて、アジャスタブルシートポストの高さを好適に制御できる。
本開示の検出装置、クリップオンペダル、クリート、シューズ、および、人力駆動車用制御装置によれば、利便性を向上できる。
第1実施形態の人力駆動車用制御装置を含む人力駆動車の側面図。 人力駆動車のクリップオンペダルの平面図。 クリップオンペダルの側面図。 シューズに取り付けられるクリートの底面図。 クリートとクリップオンペダルとが装着される過程を示す側面図。 クリートが装着されている状態のクリップオンペダルの断面図。 人力駆動車の電気的な構成を示すブロック図。 人力駆動車用制御装置の制御部によって実行される処理の一例を示すフローチャート。 第2実施形態の人力駆動車用制御装置の制御部によって実行される処理の一例を示すフローチャート。 第3実施形態の人力駆動車用制御装置を含む人力駆動車の電気的な構成を示すブロック図。 人力駆動車用制御装置の制御部によって実行される処理の一例を示すフローチャート。 制御部によって実行される処理の一例を示すフローチャート。 第4実施形態の人力駆動車用制御装置を含む人力駆動車の電気的な構成を示すブロック図。 人力駆動車用制御装置の制御部によって実行される処理の一例を示すフローチャート。 変形例のクリップオンペダルの平面図。 変形例のクリップオンペダル、クリート、および、シューズの分解斜視図。 変形例のクリートが装着されている状態のクリップオンペダルの断面図。 変形例のクリートの斜視図。
(第1実施形態)
図1〜図8を参照して、検出装置70を含む人力駆動車10について説明する。
人力駆動車10は、少なくとも人力駆動力によって駆動することができる車両である。人力駆動車10は、車輪の数が限定されず、例えば1輪車および3輪以上の車輪を有する車両も含む。人力駆動車10は、例えばマウンテンバイク、ロードバイク、シティバイク、カーゴバイク、および、リカンベントなどの種々の種類の自転車、ならびに、電動自転車(E−bike)を含む。電動自転車は、電動モータによって車両の推進を補助する電動アシスト自転車を含む。以下、実施形態において、人力駆動車10を、自転車として説明する。
図1に示されるように、人力駆動車10は、クランク12および駆動輪14を含む。人力駆動車10は、フレーム16をさらに含む。クランク12には、人力駆動力が入力される。クランク12は、フレーム16に対して回転可能なクランク軸12Aと、クランク軸12Aの軸方向の両端部にそれぞれ設けられるクランクアーム12Bとを含む。各クランクアーム12Bには、クリップオンペダル30が連結される。駆動輪14は、クランク12が回転することによって駆動される。駆動輪14は、フレーム16に支持される。クランク12と駆動輪14とは、駆動機構18によって連結される。駆動機構18は、クランク軸12Aに結合される第1回転体20を含む。第1回転体20は、スプロケット、プーリ、または、ベベルギアを含む。第1回転体20とクランク軸12Aとは、一体に回転するように連結されていてもよく、第1回転体20とクランク軸12Aとの間に第1ワンウェイクラッチを介して連結されていてもよい。第1ワンウェイクラッチは、クランク12が前転する場合に、第1回転体20を前転させ、クランク12が後転する場合に、第1回転体20を後転させないように構成される。駆動機構18は、第2回転体22と、連結部材24とをさらに含む。連結部材24は、第1回転体20の回転力を第2回転体22に伝達する。連結部材24は、例えば、チェーン、ベルト、または、シャフトを含む。
第2回転体22は、駆動輪14に連結される。第2回転体22は、スプロケット、プーリ、または、ベベルギアを含む。第2回転体22と駆動輪14との間には、第2ワンウェイクラッチが設けられることが好ましい。第2ワンウェイクラッチは、第2回転体22が前転した場合に、駆動輪14を前転させ、第2回転体22が後転した場合に、駆動輪14を後転させないように構成される。本実施形態では、第1回転体20および第2回転体22は、スプロケットを含み、連結部材24はチェーンを含む。第1回転体20および第2回転体22の少なくとも一方は、複数のスプロケットを含んでいてもよい。本実施形態では、第1回転体20および第2回転体22のそれぞれが複数のスプロケットを含む。
人力駆動車10は、前輪および後輪を含む。フレーム16には、フロントフォーク16Aを介して前輪が取り付けられる。フロントフォーク16Aには、ハンドルバー10Hがステム16Bを介して連結される。以下の実施形態では、後輪を駆動輪14として説明するが、前輪が駆動輪14であってもよい。
人力駆動車10は、バッテリ26をさらに含む。バッテリ26は、1または複数のバッテリセルを含む。バッテリセルは、充電池を含む。バッテリ26は、人力駆動車10に設けられ、バッテリ26と電気的に接続される他の電気部品に電力を供給する。バッテリ26は、フレーム16の外部に取り付けられてもよく、少なくとも一部がフレーム16の内部に収容されてもよい。
人力駆動車10は、コンポーネント28をさらに含む。コンポーネント28は、アジャスタブルシートポスト28A、電動サスペンション28B、人力駆動車10の推進をアシストするドライブユニット28C、電動変速機28D、および、表示装置28Eの少なくとも1つを含む。
アジャスタブルシートポスト28Aは、シートチューブ16Cに設けられ、サドル29Aの高さを変更するように構成される。アジャスタブルシートポスト28Aは、電動アクチュエータを含む。アジャスタブルシートポスト28Aは、電動アクチュエータの力でシートポスト29Bが伸縮する電気式シートポスト、または、シートポスト29Bがバネおよび空気の少なくとも一方の力で伸び、人力を加えることによって縮む機械式シートポストを含む。機械式シートポストは、油圧式シートポスト、または、油圧および空気圧式シートポストを含む。アジャスタブルシートポスト28Aの電動アクチュエータは、電気モータまたはソレノイドを含む。アジャスタブルシートポスト28Aについては、公知の構成を用いることができるので、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、アジャスタブルシートポスト28Aには、シートポスト29Bの高さを検出するセンサ28Fが設けられる。シートポスト29Bの高さは、サドル29Aが最も低い位置にあるときのシートポスト29Bの長さを基準長さとして、基準長さからのシートポスト29Bの伸び量に応じて決められる。基準長さからのシートポスト29Bの伸び量が大きくなるにつれてシートポスト29Bの高さは高くなる。センサ28Fの一例は、リニアエンコーダを含む。
電動サスペンション28Bの一例は、フロントフォーク16Aに設けられ、前輪に加えられた衝撃を減衰する電動フロントサスペンションである。電動サスペンション28Bは、電動アクチュエータを含む。電動サスペンション28Bは、動作パラメータとして、減衰率、ストローク量、および、ロックアウト状態を設定可能に構成される。電動サスペンション28Bは、電動アクチュエータの駆動により、動作パラメータを変更することができる。電動サスペンション28Bは、後輪に加えられた衝撃を減衰する電動リアサスペンションであってもよい。電動サスペンション28Bは、電動フロントサスペンションおよび電動リアサスペンションの両方を含んでいてもよい。
ドライブユニット28Cは、フレーム16に設けられる。ドライブユニット28Cは、人力駆動車10に推進力を与えるように構成される電気モータを含む。電気モータは、人力駆動車10の推進をアシストするように構成される。電気モータは、クリップオンペダル30から後輪までの人力駆動力の伝達経路、または、前輪に回転を伝達するように設けられる。電気モータは、人力駆動車10のフレーム16、後輪、および、前輪の少なくとも1つに設けられる。本実施形態では、電気モータは、クランク軸12Aから第1回転体20までの動力伝達経路に結合される。電気モータとクランク軸12Aとの間の動力伝達経路には、クランク軸12Aを人力駆動車10が前進する方向に回転させた場合にクランク12の回転力によって電気モータが回転しないようにワンウェイクラッチが設けられるのが好ましい。ドライブユニット28Cは、例えば電気モータの回転を減速して出力する減速機を含んでもよい。
電動変速機28Dは、変速機および電動アクチュエータを含む。変速機は、クランク12の回転速度に対する駆動輪14の回転速度の比である変速比を変更するために用いられる。変速機は、変速比を段階的または無段階に変更可能に構成される。電動アクチュエータは、変速機に変速動作を実行させる。電動変速機28Dの電動アクチュエータは、電気モータを含む。変速機は、内装変速機およびディレイラの少なくとも一方を含む。ディレイラは、フロントディレイラおよびリアディレイラの少なくとも一方を含む。本実施形態では、電動変速機28Dは、フロントディレイラおよびリアディレイラを含む。内装変速機は、例えばドライブユニット28Cおよび駆動輪14のハブの少なくとも一方に設けられる。
表示装置28Eは、例えば人力駆動車10の走行に関する情報およびバッテリ26に関する情報を表示する。表示装置28Eは、例えば液晶表示装置、有機EL表示装置およびLED表示装置の少なくとも1つを含む。表示装置28Eは、サイクルコンピュータを含んでいてもよい。表示装置28Eは、例えばハンドルバー10Hに設けられる。
図5に示されるように、クリップオンペダル30は、クリート60が取り付けられたシューズ50を連結するように構成される。図2および図3に示されるクリップオンペダル30は、例えばロードバイクに適用される。クリップオンペダル30は、ペダル本体32と、ペダル本体32に対して可動する可動部34とを含む。クリップオンペダル30は、図1のクランクアーム12Bに連結されるペダル軸36をさらに含む。ペダル軸36の中心軸心CPの延びる方向の一端部には、クランクアーム取付部37が設けられる。クランクアーム取付部37は、ペダル軸36の外周部に形成される雄ねじ37Aを含む。ペダル本体32は、ペダル軸36の中心軸心CPまわりに回転可能にペダル軸36に設けられる。可動部34は、クリート60またはシューズ50の一部に係合する第1位置と、クリート60またはシューズ50の一部を取り外すための第2位置との間で移動可能にペダル本体32に設けられる。図3に示されるように、クリップオンペダル30は、可動部34を第1位置に付勢する付勢部材38をさらに含む。可動部34は、回転中心軸心Cまわりにピボットするようにペダル本体32に連結される。本実施形態では、回転中心軸心Cは、ペダル軸36の中心軸心CPに平行である。クリップオンペダル30は、ピン部材40をさらに含む。以降の説明において、ペダル軸36の中心軸心CPに沿う方向を第1方向Xと規定し、クリップオンペダル30の平面視において第1方向Xと直交する方向を第2方向Yと規定し、第1方向Xおよび第2方向Yに直交する方向を第3方向Zと規定する。
ペダル本体32は、第2方向Yにおいて、ペダル軸36に対して可動部34とは反対側に位置する第1部分32Aと、ペダル軸36に対して可動部34側に位置する第2部分32Bと、第1部分32Aと第2部分32Bとの間に位置する第3部分32Cとを含む。第1部分32Aは、第3方向Zにクリップオンペダル30を貫通する貫通孔32Dと、クリート60が係合する第1係合部32Eとを含む。第1係合部32Eは、第1部分32Aの先端部に設けられる。第2部分32Bは、第2方向Yに延びる一対のアーム32Fを含む。第3部分32Cは、第1方向Xに延びるように構成される。第3部分32Cは、第1方向Xに延びて、ペダル軸36の一部を収容する孔32Gを含む。第3部分32Cは、孔32Gに配置されるベアリング33を介してペダル軸36に回転可能に連結される。
可動部34は、第1方向Xにおいて一対のアーム32Fの間に配置される。可動部34は、図3に示される第1位置から回転中心軸心Cを中心に、可動部34の第2係合部34Bが第1係合部32Eから離れる方向に回転可能となるようにペダル本体32に取り付けられる。可動部34は、ピン部材40によってペダル本体32に取り付けられる。回転中心軸心Cは、ピン部材40に設けられる。これによって可動部34は、ピン部材40のまわりをピボットする。可動部34およびペダル本体32の一対のアーム32Fは、ピン部材40によって連結される。ピン部材40は、第1方向Xのそれぞれの端部が一対のアーム32Fにそれぞれ取り付けられる。付勢部材38は、例えば、トーションスプリング38Aを含む。ピン部材40には、1つまたは複数のトーションスプリング38Aが取り付けられる。トーションスプリング38Aは、第1位置から回転した可動部34を第1位置に戻すように構成される。トーションスプリング38Aの一端部は、可動部34に接触し、他端部はペダル本体32に接触し、中間部は、ピン部材40に支持される。本実施形態では、付勢部材38は、トーションスプリング38Aを含むが、付勢部材38は、可動部34を第2位置から第1位置に向かって付勢する構成であればよく、例えば、板ばねを含んで構成されていてもよい。
可動部34は、可動部本体34Aおよび第2係合部34Bを含む。可動部本体34Aは、ピン部材40が貫通する貫通孔35を含む。可動部本体34Aには、トーションスプリング38Aが接触する。可動部本体34Aは、第3方向Zに延びる。第2係合部34Bは、可動部本体34Aのうちの第3方向Zの端部に設けられる。第2係合部34Bは、第2方向Yにおいて、可動部本体34Aからペダル本体32の第1係合部32E側に延びる。クリップオンペダル30は、トーションスプリング38Aによって可動部34が第1位置に戻る力を調整する調整機構をさらに含んでもよい。可動部34は、例えば、樹脂材料によって形成される。
図4に示されるように、クリート60は、クリート本体62と、図2のクリップオンペダル30に取り付けるための第3係合部62Aおよび第4係合部62Bとを含む。クリート本体62には、3つの貫通孔62Cが設けられる。第3係合部62Aは、図2のクリップオンペダル30の第1係合部32Eと係合する。第4係合部62Bは、図2のクリップオンペダル30の第2係合部34Bと係合する。
クリート本体62の各貫通孔62Cの平面視の形状の一例は、矩形状である。各貫通孔62Cの平面視の形状は任意に変更可能である。例えば各貫通孔62Cの平面視の形状は円形状または楕円形状であってもよい。各貫通孔62Cには、取付部材64とボルト66の一部とが配置される。取付部材64には、ボルト66が挿入される長孔64Aが設けられる。貫通孔62Cには、段差部が形成されており、段差部に取付部材64が接触する。段差部は、取付部材64の長孔64Aの延びる方向に沿う方向への取付部材64の移動を規制し、ボルト66の軸方向および取付部材64の長孔64Aの延びる方向に垂直な方向への取付部材64の移動を許容するように構成される。取付部材64およびボルト66は、クリート60を図5のシューズ50に取り付けるための部材である。
シューズ50の底部には、クリート60のボルト66に対応するねじ孔が設けられる。ねじ孔にボルト66を連結することによって、シューズ50にクリート60が取り付けられる。一例では、貫通孔62Cに対する取付部材64の位置、および、取付部材64に対するボルト66の位置を変更することによって、シューズ50に対してクリート60が適切な位置となるように取り付けられる。
図5および図6に示されるように、クリート60が取り付けられたシューズ50がクリップオンペダル30に取り付けられる場合、クリート60の第3係合部62Aがクリップオンペダル30の貫通孔32Dに挿入されて第1係合部32Eに係合される。次に、シューズ50でクリップオンペダル30の可動部34を第3方向Zに押すことによって、可動部34が回転中心軸心Cを中心に第2係合部34Bが第1係合部32Eから離反する方向に回転するとともに、第3方向Zにおいてクリート60の第4係合部62Bが可動部34の第2係合部34Bよりもピン部材40側に移動する。第3方向Zにおいてクリート60の第4係合部62Bが可動部34の第2係合部34Bよりもピン部材40側に移動すると、トーションスプリング38Aによって可動部34が第1位置に戻る。これによって、第3方向Zにおいてクリート60の第4係合部62Bと可動部34の第2係合部34Bとが対向する。クリート60の第3係合部62Aおよび第4係合部62Bがクリップオンペダル30の第1係合部32Eおよび第2係合部34Bにそれぞれ係合することによって、シューズ50がクリップオンペダル30に装着される。
検出装置70は、人力駆動車10のクリップオンペダル30、シューズ50、および、シューズ50に取り付けられるクリート60の少なくとも1つに設けられ、クリップオンペダル30へのシューズ50およびクリート60の少なくとも一方の装着状態を検出する検出部72を含む。本実施形態では、図2に示されるように、クリップオンペダル30は、検出装置70を含む。検出部72は、ペダル本体32および可動部34の少なくとも一方に設けられる。本実施形態では、検出部72は、可動部34に設けられる。好ましくは、検出部72は、可動部34の第2係合部34Bに設けられる。好ましくは、検出部72は、第2係合部34Bのうちの第1方向Xの中央部に位置する。
図7に示されるように、検出部72は、クリップオンペダル30にシューズ50およびクリート60の少なくとも一方が装着されていない状態と、クリップオンペダル30にシューズ50およびクリート60の少なくとも一方が装着されている状態とにおいて、電気信号が変化する電気回路72Aを含む。クリップオンペダル30にシューズ50およびクリート60の少なくとも一方が装着されていない状態は、以下の(1)または(2)の状態を含む。以下、(1)または(2)の状態を、第1状態と記載する。
(1)クリップオンペダル30に、クリート60を必要とすること無く、シューズ50を装着するように構成される場合、クリップオンペダル30にシューズ50が装着されていない状態。
(2)クリップオンペダル30に、クリート60を装着することによって、クリップオンペダル30にシューズ50を装着するように構成される場合、クリップオンペダル30にクリート60が装着されていない状態。
クリップオンペダル30にシューズ50およびクリート60の少なくとも一方が装着されている状態は、以下の(3)または(4)の状態を含む。以下、(3)または(4)の状態を、第2状態と記載する。
(3)クリップオンペダル30に、クリート60を必要とすること無く、シューズ50を装着するように構成される場合、クリップオンペダル30にシューズ50が装着されている状態。
(4)クリップオンペダル30に、クリート60を装着することによって、クリップオンペダル30にシューズ50を装着するように構成される場合、クリップオンペダル30にクリート60が装着されている状態。
一例では、電気回路72Aにおいて発生する電気信号の電圧は、クリップオンペダル30にシューズ50およびクリート60の少なくとも一方が装着されていない状態において第1電圧となり、クリップオンペダル30にシューズ50およびクリート60の少なくとも一方が装着されている状態において第1電圧よりも高い第2電圧となる。好ましくは、第1電圧は、ゼロ(0)である。一例では、検出部72は、電気スイッチおよび圧力センサの少なくとも一方を含む。本実施形態では電気回路72Aは、電気スイッチまたは圧力センサを含む。電気スイッチまたは圧力センサは、クリップオンペダル30にシューズ50およびクリート60の少なくとも一方が装着されていない状態において、電気スイッチまたは圧力センサの端子間の電圧が第1電圧となり、クリップオンペダル30にシューズ50およびクリート60の少なくとも一方が装着されている状態において、電気スイッチまたは圧力センサの端子間の電圧が第2電圧となるように構成される。
図6に示されるように、本実施形態では、クリップオンペダル30にシューズ50が装着される場合、クリート60の第4係合部62Bとクリップオンペダル30の第2係合部34Bとが接触するため、検出部72はクリート60の第4係合部62Bによって押される。この場合、検出部72は、クリップオンペダル30にシューズ50およびクリート60の少なくとも一方が装着されていることを検出する。電気回路72Aは、論理回路を含んで構成されていてもよく、予め定められる制御プログラムを実行する少なくとも1つの演算処理装置を含んで構成されていてもよい。電気回路72Aに含まれる演算処理装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)を含む。
図7に示されるように、検出装置70は、検出部72の検出結果を無線によって送信する送信部74をさらに含む。送信部74は、検出部72と電気的に接続されている。送信部74は、例えば無線通信装置と、通信アンテナとを含む。送信部74は、検出部72の検出結果を無線によって送信する。無線通信装置は、例えばブルートゥース、ANT+(ともに登録商標)などの近距離無線通信を実行するように構成される。電気回路72Aは、送信部74を制御して、検出部72の検出結果を無線によって送信する。検出装置70には、バッテリ76が着脱可能に設けられ、バッテリ76から検出部72がおよび送信部74に電力が供給される。送信部74は、例えば、第1状態の場合と、第2状態の場合とにおいて、送信する信号の内容を変更する。送信部74は、例えば、第1状態および第2状態の一方の場合に、信号を送信しないで、第1状態および第2状態の他方の場合、信号を送信する構成としてもよい。
人力駆動車10は、人力駆動車用制御装置80を含む。以降の説明では、人力駆動車用制御装置80を単に制御装置80と記載する。制御装置80は、人力駆動車10のコンポーネント28を制御する制御部82を含む。制御装置80は、バッテリ26、コンポーネント28、および、検出装置70と有線または無線によって通信可能に接続される。制御装置80は、受信部83をさらに含む。受信部83は、センサ28Fと有線または無線によって通信可能に接続される。本実施形態では、制御部82は、検出装置70の送信部74と無線によって通信可能に接続される。受信部83は、制御部82に電気的に接続される。受信部83は、例えば無線通信装置と、通信アンテナとを含む。受信部83は、検出部72の検出結果を無線によって受信する。一例では、制御装置80は、コンポーネント28に設けられる。本実施形態では制御装置80は、ドライブユニット28Cに設けられる。
制御部82は、予め定められる制御プログラムを実行する少なくとも1つの演算処理装置を含む。演算処理装置は、例えばCPUまたはMPUを含む。制御部82は、1または複数のマイクロコンピュータを含んでいてもよい。制御部82は、複数の場所に離れて配置される複数の演算処理装置を含んでいてもよい。
本実施形態では、制御部82は、アジャスタブルシートポスト28A、電動サスペンション28B、ドライブユニット28C、電動変速機28D、および、表示装置28Eに電気的に接続される。制御部82は、例えば、アジャスタブルシートポスト28Aの電動アクチュエータ、電動サスペンション28Bの電動アクチュエータ、ドライブユニット28Cにおける電気モータを駆動する駆動回路、電動変速機28Dの電動アクチュエータ、および、表示装置28Eの制御部と電気的に接続され、これらに制御信号を送信する。アジャスタブルシートポスト28Aの電動アクチュエータは、制御部82の制御信号に応じてシートチューブ16Cに対するシートポスト29Bの高さを変更するように動作する。電動サスペンション28Bの電動アクチュエータは、制御部82の制御信号に応じてサスペンションのストローク量、減衰量、および、硬さの少なくとも1つを変更するように動作する。電動変速機28Dの電動アクチュエータは、制御部82の制御信号に応じて変速機の変速するように動作する。表示装置28Eの制御部は、制御部82の制御信号に応じて表示装置28Eに表示される内容を制御する。
ドライブユニット28Cの電気モータは、制御部82の制御信号に応じて、電気モータの出力トルクおよび回転速度を変更する。制御部82は、人力駆動力、クランク12の回転状態、および、人力駆動車10の車速の少なくとも一方に応じて電気モータを制御する。クランク12の回転状態は、クランク12の回転速度および回転角度の少なくとも一方を含む。クランク12の回転状態は、クランク12に設けられる磁石を検出する磁気センサの出力に基づいて検出してもよく、ドライブユニット28Cの電気モータに設けられるロータの回転角度位置、ロータの回転量、および、ロータの回転速度の少なくとも1つを検出する磁気センサの出力に基づいて検出してもよい。クランク12の回転状態は、公知の技術を用いることができるので、詳細な説明を省略する。
制御部82は、検出装置70の検出結果に応じて、コンポーネント28を制御する。一例では、コンポーネント28は、アジャスタブルシートポスト28Aを含み、制御部82は、検出部72の検出結果に応じて、アジャスタブルシートポスト28Aの高さを制御する。一例では、制御部82は、クリップオンペダル30にシューズ50が装着される場合、アジャスタブルシートポスト28Aの高さが第1の高さとなるように、アジャスタブルシートポスト28Aを制御する。クリップオンペダル30にシューズ50が装着される場合は、クリップオンペダル30にクリート60が装着される場合を含む。一例では、制御部82は、クリップオンペダル30にシューズ50が装着されていない場合、アジャスタブルシートポスト28Aの高さが第1の高さとは異なる第2の高さとなるように、アジャスタブルシートポスト28Aを制御する。クリップオンペダル30にシューズ50が装着ていない場合は、クリップオンペダル30にクリート60が装着されていない場合を含む。第1の高さは、例えば搭乗者がサドル29Aに着座してクランク12を漕ぎやすいシートポスト29Bの高さであり、搭乗者によって予め設定される。制御部82は、例えば搭乗者の身長と第1の高さとの対応関係を示す演算テーブルまたは関係式を用いて、人力駆動車10に設けられた操作部によって搭乗者が入力した搭乗者の身長から第1の高さを設定する。制御部82は、例えば、人力駆動車10に設けられた操作部によって第1の高さに関する情報を入力されることによって、第1の高さを設定してもよい。本実施形態では、第1の高さは、シートポスト29Bの基準長さに応じて設定されるシートポスト29Bの高さよりも高い。第2の高さは、第1の高さよりも低い。第2の高さは、例えばシートポスト29Bの基準長さに応じて設定されるシートポスト29Bの高さである。第2の高さは、第1の高さよりも低い場合には、アジャスタブルシートポスト28Aとして、電気式シートポストを用いる。第2の高さは、第1の高さよりも高くてもよい。第2の高さは、第1の高さよりも高い場合、アジャスタブルシートポスト28Aとして、電気式シートポストおよび機械式シートポストのいずれも用いることができる。
制御装置80は、アジャスタブルシートポスト28Aの予め決める高さに関する情報を変更可能に記憶する記憶部84をさらに含む。記憶部84は、制御部82と電気的に接続される。記憶部84には、各種の制御プログラムおよび各種の制御処理に用いられる情報が記憶される。記憶部84は、例えば不揮発性メモリおよび揮発性メモリを含む。第1の高さおよび第2の高さはそれぞれ、予め決められる。記憶部84には、第1の高さおよび第2の高さに関する情報が記憶される。記憶部84には、搭乗者の身長と第1の高さとの対応関係を示す演算テーブルまたは関係式が記憶されていてもよい。第1の高さおよび第2の高さはそれぞれ、人力駆動車10の搭乗者によって任意に変更可能である。一例では、人力駆動車10に設けられた操作部の操作に応じて、第1の高さおよび第2の高さに関する情報がそれぞれ変更される。変更された第1の高さおよび第2の高さに関する情報は、記憶部84に記憶される。
図8を参照して、制御部82によってコンポーネント28を制御する処理手順の一例について説明する。制御部82に電力が供給されると、ステップS11に移行して、処理を開始する。制御部82は、図8のフローチャートを終了すると、電力の供給が停止されるまで予め定める周期毎にステップS11に移行して、処理を繰り返す。
制御部82は、ステップS11においてクリップオンペダル30にシューズ50が装着されるか否かを判定する。制御部82は、検出装置70からクリップオンペダル30にシューズ50が装着されていない状態を示す信号を受信する場合、クリップオンペダル30にシューズ50が装着されていないと判定する。制御部82は、検出装置70からクリップオンペダル30にシューズ50が装着されていることを示す信号を受信する場合、クリップオンペダル30にシューズ50が装着されていると判定する。
制御部82は、ステップS11においてクリップオンペダル30にシューズ50が装着されると判定する場合、ステップS12に移行する。制御部82は、ステップS12においてアジャスタブルシートポスト28Aの高さが第1の高さとなるようにアジャスタブルシートポスト28Aを制御し、処理を一旦終了する。一例では、制御部82は、センサ28Fの検出結果から現在のシートポスト29Bの高さを取得する。制御部82は、現在のシートポスト29Bの高さと第1の高さとの差に応じてアジャスタブルシートポスト28Aを制御する。より詳細には、制御部82は、現在のシートポスト29Bの高さと第1の高さとの差からシートポスト29Bの移動方向および移動量を演算する。制御部82は、演算した移動方向および移動量に応じた制御信号をアジャスタブルシートポスト28Aの電動アクチュエータに送信する。電動アクチュエータは、制御部82の制御信号に応じてシートポスト29Bの高さが第1の高さになるように動作する。
制御部82は、ステップS11においてクリップオンペダル30にシューズ50が装着されていないと判定する場合、ステップS13に移行する。制御部82は、ステップS13においてアジャスタブルシートポスト28Aの高さが第2の高さとなるようにアジャスタブルシートポスト28Aを制御し、処理を一旦終了する。一例では、制御部82は、センサ28Fの検出結果から現在のシートポスト29Bの高さを取得する。制御部82は、現在のシートポスト29Bの高さと第2の高さとの差に応じてアジャスタブルシートポスト28Aを制御する。より詳細には、制御部82は、現在のシートポスト29Bの高さと第2の高さとの差からシートポスト29Bの移動方向および移動量を演算する。制御部82は、演算した移動方向および移動量に応じた制御信号をアジャスタブルシートポスト28Aの電動アクチュエータに送信する。電動アクチュエータは、制御部82の制御信号に応じてシートポスト29Bの高さが第2の高さになるように動作する。
(第2実施形態)
図5、図7、および、図9を参照して、第2実施形態の制御装置80を含む人力駆動車10について説明する。本実施形態の人力駆動車10は、第1実施形態の人力駆動車10と比較して、シューズ50とクリップオンペダル30との装着状態に応じてドライブユニット28Cの制御状態を変更する点が異なる。
図7に示されるように、コンポーネント28は、ドライブユニット28Cを含み、制御部82は、ドライブユニット28Cの制御状態を、検出部72の検出結果に応じて変更する。
制御装置80は、記憶部84をさらに含む。制御部82は、シューズ50がクリップオンペダル30に装着される場合にドライブユニット28Cを第1制御状態で制御し、シューズ50がクリップオンペダル30に装着されない場合にドライブユニット28Cを第1制御状態とは異なる第2制御状態で制御する。
第1制御状態において、制御部82は、人力駆動力に対して、電気モータによる補助力が予め定める第1の比率となるように、電気モータを駆動する。予め定める第1の比率は、複数設けられ、例えばハンドルに設けられる操作部によって選択されてもよい。
第2制御状態において、制御部82は、人力駆動力に対して、電気モータによる補助力が予め定める第2の比率となるように、電気モータを駆動する。予め定める第2の比率は第1の比率とは異なる。一例では、第2の比率は、第1の比率よりも小さい。これによって、第2制御状態では、第1制御状態よりも電気モータによる補助力が小さくなる。予め定める第2の比率は、複数設けられ、例えばハンドルに設けられる操作部によって選択されてもよい。第2制御状態において、制御部82は、例えば電気モータを停止させてもよい。
第1制御状態および第2制御状態の両方の制御状態において、制御部82は、人力駆動力が予め定める値以上になると電気モータを駆動する。予め定める値は、例えば5Nm以上の値である。人力駆動力が予め定める値以上で電気モータが駆動されている場合、電気モータによる補助力が第1回転体20に伝達される。第2制御状態において制御部82が電気モータを停止させる場合、人力駆動力にかかわらず、電気モータを停止した状態を維持する。
第1制御状態および第2制御状態の少なくとも一方の制御内容は、例えば搭乗者によって変更可能である。記憶部84は、第1制御状態および第2制御状態を記憶する。一例では、記憶部84は、第1制御状態および第2制御状態の少なくとも一方の制御内容を変更可能に記憶する。一例では、搭乗者が人力駆動車に設けられた操作部を操作することによって第1制御状態および第2制御状態の少なくとも一方の制御内容を変更する。変更された制御内容は、記憶部84に記憶される。制御内容は、例えば、予め定める人力駆動力に対する電気モータによる補助力の比率に関する。
図9を参照して、制御部82によってコンポーネント28を制御する第2の例の処理手順について説明する。
制御部82は、ステップS21においてクリップオンペダル30にシューズ50が装着されるか否かを判定する。ステップS21の判定方法は、ステップS11の判定方法と同様である。
制御部82は、ステップS21においてクリップオンペダル30にシューズ50が装着されると判定する場合、ステップS22に移行する。制御部82は、ステップS22においてドライブユニット28Cを第1制御状態で制御し、処理を一旦終了する。
制御部82は、ステップS21においてクリップオンペダル30にシューズ50が装着されていないと判定する場合、ステップS23に移行する。制御部82は、ステップS23においてドライブユニット28Cを第2制御状態で制御し、処理を一旦終了する。
(第3実施形態)
図1および図10〜図12を参照して、第3実施形態の制御装置80を含む人力駆動車10について説明する。本実施形態の人力駆動車10は、第1実施形態の人力駆動車10と比較して、次の3点が主に異なる。第1の点は、人力駆動車10から検出装置70、電動サスペンション28B、ドライブユニット28C、電動変速機28D、および、表示装置28Eが省略される。第2の点は、第実施形態の人力駆動車10は、クリップオンペダル30に代えて、一般的なクリップオンペダルまたは一般的なフラットペダルを備える。第3の点は、第実施形態のアジャスタブルシートポスト28Aの制御内容が第1実施形態のアジャスタブルシートポスト28Aの制御内容と異なる。以下の説明において、第1実施形態の人力駆動車10と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態の制御装置80は、人力駆動車10のドライブトレインに与えられる荷重および搭乗者の人力駆動車10のペダルへの接触の少なくとも一方に応じて、人力駆動車10に設けられるアジャスタブルシートポスト28Aを制御する制御部82を含む。一例では、制御部82は、アジャスタブルシートポスト28Aの高さを制御する。人力駆動車10のドライブトレインは、例えばクランク12、第1回転体20、第2回転体22、連結部材24、および、ペダルを含む。
制御装置80は、荷重を検出する検出部86をさらに含む。荷重は、人力駆動車10のドライブトレインに与えられる人力駆動力を含む。検出部86は、人力駆動車10に設けられるペダルおよびクランク12の少なくとも一方に設けられる。検出部86は、有線または無線によって制御部82と通信可能に接続される。検出部86の一例は、踏力センサを含む。検出部86は、検出結果を制御部82に出力する。踏力センサは、例えば、ひずみセンサおよび磁歪センサなどを含む。ひずみセンサは、歪ゲージを含む。検出部86は、例えばクランク軸12Aと第1回転体20との間の人力駆動力の伝達経路に設けられる。検出部86は、クランクアーム12Bまたはペダルに設けられてもよい。
制御部82によるアジャスタブルシートポスト28Aの制御は、次の第1の例および第2の例が挙げられる。
第1の例では、制御部82は、人力駆動車10のドライブトレインに与えられる荷重に応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを制御する。一例では、制御部82は、荷重が第1の値以上になると、アジャスタブルシートポスト28Aの高さが第1の高さになるように、アジャスタブルシートポスト28Aを制御する。一例では、制御部82は、荷重が第1の値よりも大きい第2の値以上になると、アジャスタブルシートポスト28Aの高さが第1の高さとは異なる第2の高さになるように、アジャスタブルシートポスト28Aを制御する。
第1の値は、例えば搭乗者がサドル29Aに着座している状態においてクランク12を前転させる場合に人力駆動車10のドライブトレインに与えられる荷重の最小値であり、試験等により予め決められる。第2の値は、例えば搭乗者がサドル29Aに着座していない状態においてクランク12を前転させる場合を判定するための値であり、試験等により予め決められる。本実施形態の第1の高さおよび第2の高さは、第1実施形態の第1の高さおよび第2の高さと同じである。第1の高さおよび第2の高さは、第1実施形態と同様に搭乗者によって変更可能である。第1の値および第2の値は、搭乗者が人力駆動車10に設けられた操作部を操作することによって変更可能としてもよい。
図11を参照して、アジャスタブルシートポスト28Aの制御の第1の例の処理手順について説明する。
制御部82は、ステップS31において人力駆動車10のドライブトレインに与えられる荷重が第1の値以上であるか否かを判定する。制御部82は、検出部86の検出結果から、人力駆動車10のドライブトレインに与えられる荷重を取得する。制御部82は、ステップS31において荷重が第1の値未満であると判定する場合、処理を一旦終了する。制御部82は、ステップS31において荷重が第1の値以上であると判定する場合、ステップS32に移行する。
制御部82は、ステップS32において人力駆動車10のドライブトレインに与えられる荷重が第2の値以上であるか否かを判定する。制御部82は、ステップS32において荷重が第2の値以上であると判定する場合、ステップS33に移行する。制御部82は、ステップS33においてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを第2の高さに設定する。制御部82は、例えば第1実施形態の図8のステップS13の処理と同様に、アジャスタブルシートポスト28Aの高さが第2の高さとなるようにアジャスタブルシートポスト28Aを制御する。
制御部82は、ステップS32において荷重が第2の値未満であると判定する場合、ステップS34に移行する。制御部82は、ステップS34においてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを第1の高さに設定する。制御部82は、例えば第1実施形態の図8のステップS12の処理と同様に、アジャスタブルシートポスト28Aの高さが第1の高さとなるようにアジャスタブルシートポスト28Aを制御する。
第2の例では、制御部82は、搭乗者のペダルへの接触に応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを制御する。一例では、制御部82は、搭乗者が人力駆動車10のペダルに接触すると、アジャスタブルシートポスト28Aの高さが第3の高さとなるように、アジャスタブルシートポスト28Aを制御する。第3の高さは、例えば搭乗者がサドル29Aに着座してクランク12を漕ぎやすいシートポスト29Bの高さであり、搭乗者によって予め設定される。第3の高さは、例えば第1の高さと同じであってもよい。
第2の例では、例えば制御部82は、搭乗者が人力駆動車10のペダルに接触していない場合、アジャスタブルシートポスト28Aの高さが第3の高さとは異なる第4の高さとなるように、アジャスタブルシートポスト28Aを制御する。第4の高さは、例えばシートポスト29Bが基準長さの状態におけるシートポスト29Bの高さである。
例えば制御部82は、検出部86の検出結果に応じて搭乗者が人力駆動車10のペダルに接触するか否かを判定する。一例では、検出部86によって検出される荷重が所定値以上の場合、制御部82は、搭乗者が人力駆動車10のペダルに接触すると判定する。制御部82は、検出部86の検出結果に代えて、ペダルに設けられる圧力センサおよび電気スイッチの少なくとも一方から搭乗者が人力駆動車10のペダルに接触するか否かを判定してもよい。圧力センサおよび電気スイッチは、有線または無線によって制御部82と通信可能に接続される。搭乗者の足が人力駆動車10のペダルに載せられる場合、足によって圧力センサおよび電気スイッチの少なくとも一方が押される。圧力センサおよび電気スイッチの少なくとも一方の信号が制御部82に送信されることによって、制御部82は、搭乗者がペダルに接触していると判定する。
図12を参照して、アジャスタブルシートポスト28Aの制御の第2の例の処理手順について説明する。
制御部82は、ステップS41において搭乗者が人力駆動車10のペダルに接触するか否かを判定する。制御部82は、ステップS41において搭乗者が人力駆動車10のペダルに接触すると判定する場合、ステップS42に移行する。制御部82は、ステップS42においてアジャスタブルシートポスト28Aの高さが第3の高さとなるようにアジャスタブルシートポスト28Aを制御し、処理を一旦終了する。一例では、制御部82は、センサ28Fの検出結果から現在のシートポスト29Bの高さを取得する。制御部82は、現在のシートポスト29Bの高さと第3の高さとの差に応じてアジャスタブルシートポスト28Aを制御する。より詳細には、制御部82は、現在のシートポスト29Bの高さと第3の高さとの差からシートポスト29Bの移動方向および移動量を演算する。制御部82は、演算した移動方向および移動量に応じた制御信号をアジャスタブルシートポスト28Aの電動アクチュエータに送信する。電動アクチュエータは、制御部82の制御信号に応じてシートポスト29Bの高さが第3の高さになるように動作する。
制御部82は、ステップS41において搭乗者が人力駆動車10のペダルに接触していないと判定する場合、処理を一旦終了する。この場合、アジャスタブルシートポスト28Aの高さは、第4の高さが維持される。
(第4実施形態)
図1、図13、および、図14を参照して、第4実施形態の制御装置80を含む人力駆動車10について説明する。本実施形態の人力駆動車10は、第3実施形態の人力駆動車10と比較して、検出部86の構成およびアジャスタブルシートポスト28Aの制御内容が異なる。以下の説明において、第3実施形態の人力駆動車10と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態の制御装置80は、アジャスタブルシートポスト28Aの高さを制御する制御部82と、人力駆動車10の搭乗者の搭乗状態を検出する検出部86と、を含む。検出部86は、搭乗者の姿勢を検出する第1検出部86Aを含む。制御装置80は、搭乗者がペダルに与える踏力を検出する第2検出部88をさらに含む。搭乗者の姿勢は、図1のサドル29Aに搭乗者が着座している状態およびサドル29Aに搭乗者が着座していない状態を含む。
第1検出部86Aは、例えば第1の構成または第2の構成を含む。
第1の構成において、第1検出部86Aは、例えばサドル29Aに与えられる力を検出する。第1検出部86Aは、例えば、サドル29Aに設けられて、サドル29Aにかかる搭乗者の荷重を検出する。第1検出部86Aは、サドル29Aに与えられる力に応じた信号を出力する。搭乗者が着座していない状態の姿勢で図1のクランク12を漕いでいる場合、搭乗者が着座している状態の姿勢でクランク12を漕いでいる場合よりも、サドル29Aに与えられる力は小さい。制御部82は、第1検出部86Aによって検出されるサドル29Aに与えられる力の大きさによって搭乗者の姿勢を判定する。第1検出部86Aは、例えば圧力センサを含む。制御部82は、例えば、サドル29Aにかかる搭乗者の荷重が所定値未満になると、搭乗者が着座していない状態にあると判定する。
第2の構成において、第1検出部86Aは、例えば図1のシートポスト29Bに与えられる力を検出する。第1検出部86Aは、例えば、シートポスト29Bに設けられて、シートポスト29Bにかかる搭乗者の荷重を検出する。第1検出部86Aは、シートポスト29Bに与えられる力に応じた信号を出力する。搭乗者が着座していない状態の姿勢でクランク12を漕いでいる場合、搭乗者が着座している状態の姿勢でクランク12を漕いでいる場合よりも、シートポスト29Bに与えられる力は小さい。制御部82は、第1検出部86Aによって検出されるシートポスト29Bに与えられる力の大きさによって搭乗者の姿勢を判定する。第1検出部86Aは、例えば歪センサを含む。制御部82は、例えば、シートポスト29Bの荷重が所定値未満になると、搭乗者が着座していない状態にあると判定する。
第2検出部88は、例えば踏力センサを含む。第2検出部88は、ペダルに与えられる力に応じた信号を出力する。搭乗者が着座していない状態の姿勢でクランク12を漕いでいる場合、搭乗者が着座している状態の姿勢でクランク12を漕いでいる場合よりも、ペダルに与えられる力は大きい。制御部82は、第2検出部88によって検出されるペダルに与えられる力の大きさによって搭乗者の姿勢を判定する。制御部82は、例えば、ペダルに与えられる力の大きさと、クランクアーム12Bの回転角度とが所定の関係を満たす場合、搭乗者が着座していない状態にあると判定してもよい。制御部82は、例えばペダルに与えられる力の大きさが所定値以上になると、搭乗者が着座していない状態にあると判定してもよい。
制御部82は、搭乗者の搭乗状態に応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを制御する。第1の例では、制御部82は、検出部86によって検出される搭乗者の搭乗状態に応じてアジャスタブルシートポスト28Aを制御する。一例では、制御部82は、第1検出部86Aの検出結果に応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを制御する。制御部82は、搭乗者がサドル29Aに着座している状態から、搭乗者がサドル29Aに着座していない状態になると、アジャスタブルシートポスト28Aの高さを下げる。制御部82は、アジャスタブルシートポスト28Aの高さが変化しているときに、搭乗者がサドル29Aに着座していない状態から、搭乗者がサドル29Aに着座している状態になると、アジャスタブルシートポスト28Aを停止する。
第2の例では、制御部82は、第1検出部86Aおよび第2検出部88の結果に応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを変更する。一例では、第2の例では、第1の例と比較して、搭乗者の着座状態の判定方法が異なる。制御部82は、例えば第1検出部86Aの検出結果から搭乗者が着座していないと判定し、かつ、第2検出部88の検出結果から搭乗者が着座していないと判定する場合、搭乗者が着座していないと判定し、アジャスタブルシートポスト28Aの高さを変更する。
図14を参照して、制御部82によるアジャスタブルシートポスト28Aの制御の処理手順の一例について説明する。制御部82は、バッテリ26から電力が供給される場合にステップS51の処理を開始し、制御部82への電力供給が停止するまでは図14のフローチャートに示される処理を繰り返し実行する。
制御部82は、ステップS51においてサドル29Aに着座している状態からサドル29Aに着座していない状態に変更するか否かを判定する。制御部82は、ステップS51においてサドル29Aに着座している状態からサドル29Aに着座していない状態に変更すると判定する場合、ステップS52に移行する。制御部82は、ステップS52においてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを下げるようにアジャスタブルシートポスト28Aを制御する。制御部82は、ステップS52においてシートポスト29Bが基準長さに対応するシートポスト29Bの高さまで下がる場合、アジャスタブルシートポスト28Aを停止する。
制御部82は、ステップS51においてサドル29Aに着座している状態からサドル29Aに着座していない状態に変更していないと判定する場合、ステップS53に移行する。制御部82は、ステップS53においてサドル29Aに着座していない状態からサドル29Aに着座している状態に変更するか否かを判定する。
制御部82は、ステップS53においてサドル29Aに着座していない状態からサドル29Aに着座している状態に変更すると判定する場合、ステップS54に移行する。制御部82は、ステップS54においてアジャスタブルシートポスト28Aの高さの変更を停止し、処理を一旦終了する。制御部82は、ステップS53においてサドル29Aに着座していない状態からサドル29Aに着座している状態に変更していないと判定する場合、処理を一旦終了する。
第4実施形態では、ステップS51,S53において制御部82は、搭乗者が着座しているか否かを判定しているが、制御部82は着座しているか否かを判定せずに、サドル29Aの荷重と予め定める閾値との比較、または、踏力と予め定める閾値との比較とを比較した結果に応じて、次のステップに移行する構成としてもよい。一例では、制御部82は、サドル29Aの荷重が予め定める閾値よりも小さい状態から予め定める閾値以上となる場合、ステップS52に移行する。制御部82は、サドル29Aの荷重が予め定める閾値以上の状態から予め定める閾値未満となる場合、ステップS54に移行する。一例では、制御部82は、踏力が予め定める閾値よりも小さい状態から予め定める閾値以上となる場合、ステップS52に移行する。制御部82は、踏力が予め定める閾値以上の状態から予め定める閾値未満となる場合、ステップS54に移行する。
(変形例)
各実施形態に関する説明は、本開示に従う検出装置、クリップオンペダル、シューズ、クリート、および、人力駆動車用制御装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本開示に従う検出装置、クリップオンペダル、シューズ、クリート、および、人力駆動車用制御装置は、例えば以下に示される各実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合せられた形態を取り得る。以下の変形例において、各実施形態の形態と共通する部分については、実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
・第1および第2実施形態において、クリップオンペダル30の形状および構成は任意に変更可能である。一例では、図15に示されるように、クリップオンペダル30に代えて、マウンテンバイクに適用されるクリップオンペダル90であってもよい。クリップオンペダル90は、ペダル本体92、2つの可動部94、および、ペダル軸96を含む。一例では、ペダル本体92およびペダル軸96は個別に設けられ、ペダル軸96がペダル本体92に回転可能に設けられる。クリップオンペダル90は、付勢部材97およびピン部材95をさらに含む。付勢部材97は、トーションスプリング97Aを含む。ペダル本体92、可動部94、ペダル軸96、付勢部材97、ピン部材95の詳細な形状は、第1実施形態のクリップオンペダル30のペダル本体32、可動部34、ペダル軸36、付勢部材38、ピン部材40の形状とは異なるが、第1実施形態のクリップオンペダル30のペダル本体32、可動部34、ペダル軸36、付勢部材38、ピン部材40の実質的に同様の構造を有する。
図17に示されるように、ペダル本体92および2つの可動部94は、ペダル軸96の中心軸心CPに対して回転対称となるように構成される。ペダル本体92は、図16のクリート98が係合する第1係合部92Aを含む。
可動部94は、第2方向Yにおいてペダル本体92の両端部に設けられる。可動部94は、図17の回転中心軸心Cまわりにおいて回転可能となるようにペダル本体92に取り付けられる。図17に示されるように、可動部94およびペダル本体92は、ピン部材95によって連結される。ピン部材95には、1つまたは複数のトーションスプリング97Aが取り付けられる。トーションスプリング97Aは、図16に示す可動部94の第1位置から回転した可動部94を第1位置に戻すように構成される。
図17に示されるように、可動部94は、トーションスプリング97Aによって可動部94が第1位置に戻る力を調整する調整機構をさらに含んでもよい。
検出装置70の検出部72は、例えば可動部94に取り付けられる。一例では、検出部72は、可動部94の第1方向Xの中央の部分に取り付けられる。好ましくは、検出部72は、クリート98がクリップオンペダル90に装着される状態において、クリート98におけるペダル本体92側の面とは異なる面と接触するように構成される。
・第1および第2実施形態ならびに変形例において、クリップオンペダル30,90における検出装置70の検出部72の取付位置は任意に変更可能である。一例では、検出部72は、クリップオンペダル30,90のペダル本体32,92に取り付けられてもよい。
・第1および第2実施形態ならびに変形例では、クリップオンペダル30,90が検出装置70を含む構成であるが、クリート60,98が検出装置70を含んでもよい。一例では、図18に示されるように、検出装置70の検出部72の少なくとも一部は、クリート60の第4係合部62Bに取り付けられる。より詳細には、検出部72は、第4係合部62Bの側面62Dに、電気スイッチまたは圧力センサが取り付けられる。側面62Dは、クリート60がクリップオンペダル30に取り付けられる状態において、クリップオンペダル30の可動部34と第2方向Yまたは第3方向Zに対向する面の少なくとも一方を含む。一例では、側面62Dは、第3方向Zに沿う面である。クリート60における検出部72の取付位置は任意に変更可能である。一例では、検出部72は、クリート60の第3係合部62Aに取り付けられてもよい。
・第1および第2実施形態ならびに変形例では、クリップオンペダル30,90が検出装置70を含む構成であるが、シューズ50が検出装置70を含んでもよい。一例では、シューズ50のソールには、第1実施形態のクリート60の第3係合部62Aおよび第4係合部62Bがソールと一体に設けられる。検出装置70の検出部72は、例えば図18に示されるクリート60と同様に、シューズ50のソールに設けられる第4係合部62Bの側面62Dに取り付けられる。シューズ50における検出装置70の検出部72の取付位置は任意に変更可能である。一例では、検出部72は、シューズ50のソールに設けられる第3係合部62Aに取り付けられてもよい。
・第1および第2実施形態ならびに変形例において、制御部82は、検出装置70の検出結果に応じて、アジャスタブルシートポスト28Aまたはドライブユニット28Cに代えて、電動サスペンション28B、電動変速機28D、および、表示装置28Eの少なくとも1つを制御してもよい。一例では、制御部82は、電動サスペンション28B、電動変速機28D、および、表示装置28Eの少なくとも1つの制御状態を、検出部72の検出結果に応じて変更する。制御部82は、検出装置70の検出結果に応じて、アジャスタブルシートポスト28Aのみを制御してもよく、ドライブユニット28Cのみを制御してもよく、電動サスペンション28Bのみを制御してもよく、電動変速機28Dのみを制御してもよく、表示装置28Eのみを制御してもよい。制御部82は、検出装置70の検出結果に応じて、アジャスタブルシートポスト28Aおよびドライブユニット28Cの少なくとも一方に加えて、電動サスペンション28B、電動変速機28D、および、表示装置28Eの少なくとも1つを制御してもよい。制御部82は、検出装置70の検出結果に応じて、アジャスタブルシートポスト28A、電動サスペンション28B、ドライブユニット28C、電動変速機28D、および、表示装置28Eから選ばれる任意の2つ以上のコンポーネント28を制御対象として制御してもよい。
制御部82が、電動サスペンション28Bの制御状態を、検出部72の検出結果に応じて変更する場合について説明する。一例では、制御部82は、シューズ50がクリップオンペダル30,90に装着される場合に電動サスペンション28Bを第1制御状態で制御し、シューズ50がクリップオンペダル30,90に装着されない場合に電動サスペンション28Bを第1制御状態とは異なる第2制御状態で制御する。一例では、第1制御状態において、制御部82は、電動サスペンション28Bをロックアウト解除状態とする。第2制御状態において、制御部82は、電動サスペンション28Bをロックアウト状態とする。制御部82は、第1制御状態において、電動サスペンション28Bをロックアウト状態とし、第2制御状態において、電動サスペンション28Bをロックアウト解除状態としてもよい。
制御部82が、電動変速機28Dの制御状態を、検出部72の検出結果に応じて変更する場合について説明する。一例では、制御部82は、シューズ50がクリップオンペダル30,90に装着される場合に電動変速機28Dを第1制御状態で制御し、シューズ50がクリップオンペダル30,90に装着される場合に電動変速機28Dを第1制御状態とは異なる第2制御状態で制御する。一例では、第1制御状態において、制御部82は、電動変速機28Dを予め決められる第1の変速比に設定する。第2制御状態において、制御部82は、電動変速機28Dを第1の変速比とは異なる第2の変速比に設定する。制御部82は、シューズ50がクリップオンペダル30,90の装着状態から離脱した場合、電動変速機28Dの変速比が小さくなるように電動変速機28Dを制御してもよい。
制御部82が、表示装置28Eの制御状態を、検出部72の検出結果に応じて変更する場合について説明する。一例では、制御部82は、シューズ50がクリップオンペダル30,90に装着される場合に表示装置28Eを第1制御状態で制御し、シューズ50がクリップオンペダル30,90に装着されない場合に表示装置28Eを第1制御状態とは異なる第2制御状態で制御する。一例では、第1制御状態において、制御部82は、表示装置28Eをオン状態にさせて、表示装置28Eの表示部に人力駆動車10に関する情報を表示させる。第2制御状態において、制御部82は、表示装置28Eをオフ状態にさせて、表示部に情報を表示させない。第2制御状態において、制御部82は、表示装置28Eをオン状態にさせて、第1制御状態における人力駆動車10に関する情報とは異なる情報を表示部に表示させてもよい。
・第1実施形態および変形例において、クリップオンペダル30,90にシューズ50が装着される場合に制御部82は、アジャスタブルシートポスト28Aの高さが第1の高さになるようにアジャスタブルシートポスト28Aを制御した後、人力駆動車10に設けられた操作部の操作に応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを変更してもよい。この場合、クリップオンペダル30からシューズ50を離脱するまでは、操作部の操作に応じて変更されたアジャスタブルシートポスト28Aの高さを維持し、クリップオンペダル30からシューズ50を離脱すると、制御部82は再びステップS11に移行する。
・第1実施形態および変形例において、クリップオンペダル30,90にシューズ50が装着されていない場合に制御部82は、アジャスタブルシートポスト28Aの高さが第2の高さになるようにアジャスタブルシートポスト28Aを制御した後、操作部の操作に応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを変更してもよい。操作部の操作に応じて、制御部82がアジャスタブルシートポスト28Aの高さを変更した場合は、クリップオンペダル30にシューズ50を装着するまでは、操作部の操作に応じて変更されたアジャスタブルシートポスト28Aの高さを維持し、クリップオンペダル30にシューズ50を装着すると、制御部82は再びステップS11に移行する。
・第2実施形態において、クリップオンペダル30,90にシューズ50が装着されている状態において、操作部の操作に応じて、制御部82の第1制御状態の制御内容を変更した場合は、クリップオンペダル30,90からシューズ50を離脱するまでは、操作部の操作に応じて変更された第1制御状態の制御内容を維持し、クリップオンペダル30,90からシューズ50を離脱すると、再びステップS21に移行する。
・第2実施形態および変形例において、クリップオンペダル30,90にシューズ50が装着されていない状態において、操作部の操作に応じて、制御部82の第2制御状態の制御内容を変更した場合は、クリップオンペダル30,90にシューズ50を装着するまでは、操作部の操作に応じて変更された第2制御状態の制御内容を維持し、クリップオンペダル30,90にシューズ50を装着すると、再びステップS21に移行する。
・第3実施形態において、制御部82は、荷重に応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さが第1の高さになるように、アジャスタブルシートポスト28Aを制御した後、人力駆動車10に設けられる操作部の操作に応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを変更してもよい。操作部の操作に応じて、制御部82がアジャスタブルシートポスト28Aの高さを変更した場合は、制御部82は、荷重が第1の値よりも大きい第3の値未満の場合、変更されたアジャスタブルシートポスト28Aの高さを維持し、荷重が第3の値以上になると、ステップS31に移行する。一例では、第3の値は、第2の値と等しい。
・第3実施形態および変形例において、制御部82は、荷重に応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さが第2の高さになるように、アジャスタブルシートポスト28Aを制御した後、人力駆動車10に設けられる操作部の操作に応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを変更してもよい。操作部の操作に応じて、制御部82がアジャスタブルシートポスト28Aの高さを変更した場合は、制御部82は、荷重が第2の値よりも小さい第4の値以上の場合、変更されたアジャスタブルシートポスト28Aの高さを維持し、荷重が第4の値未満になると、ステップS31に移行する。一例では、第4の値は、第1の値と等しい。
・第3実施形態において、制御部82は、搭乗者がペダルに接触することに応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さが第3の高さになるように、アジャスタブルシートポスト28Aを制御した後、操作部の操作に応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを変更してもよい。操作部の操作に応じて、制御部82がアジャスタブルシートポスト28Aの高さを変更した場合は、制御部82は、搭乗者がペダルから離反して再びペダルに接触するまでは、変更されたアジャスタブルシートポスト28Aの高さを維持し、搭乗者がペダルから離反して再びペダルに接触すると、ステップS41に移行する。
・第4実施形態において、制御部82は、人力駆動車10に設けられる操作部の操作に応じてアジャスタブルシートポスト28Aの高さを変更してもよい。操作部の操作に応じて、制御部82がアジャスタブルシートポスト28Aの高さを変更した場合は、制御部82は、アジャスタブルシートポスト28Aの高さの変更後に着座した状態から、着座してない状態に変化するまでは、変更されたアジャスタブルシートポスト28Aの高さを維持する。
・第4実施形態および変形例において、制御部82は、図14のフローチャートのステップS52の処理内容を、アジャスタブルシートポスト28Aの高さを上げるようにアジャスタブルシートポスト28Aを制御する内容としてもよい。
・各実施形態および変形例において、検出装置70は制御装置80の制御部82と有線によって接続されるように構成されてもよい。この場合、例えばスリップリングを介して検出装置70は制御装置80と電気的に接続してもよく、検出装置70から送信部74を省略し、制御装置80から受信部83を省略してもよい。検出装置70から送信部74を省略し、制御装置80から受信部83を省略する場合、検出部72は、検出部72の検出結果を制御部82に送信してもよい。
・各実施形態および変形例において、アジャスタブルシートポスト28A、電動サスペンション28B、ドライブユニット28C、電動変速機28D、および、表示装置28Eのうち、制御部82が制御対象としていないコンポーネント28は省略してもよい。
10…人力駆動車、12…クランク、28…コンポーネント、28A…アジャスタブルシートポスト、28B…電動サスペンション、28C…ドライブユニット、28D…電動変速機、28E…表示装置、30…クリップオンペダル、32…ペダル本体、34…可動部、50…シューズ、60…クリート、70…検出装置、72…検出部、72A…電気回路、74…送信部、80…人力駆動車用制御装置(制御装置)、82…制御部、84…記憶部、86…検出部、90…クリップオンペダル、92…ペダル本体、94…可動部、98…クリート。

Claims (24)

  1. 人力駆動車のクリップオンペダル、シューズ、および、前記シューズに取り付けられるクリートの少なくとも1つに設けられ、前記クリップオンペダルへの前記シューズおよび前記クリートの少なくとも一方の装着状態を検出する検出部を含む、検出装置。
  2. 前記検出部は、前記クリップオンペダルに前記シューズおよび前記クリートの少なくとも一方が装着されていない状態と、前記クリップオンペダルに前記シューズおよび前記クリートの少なくとも一方が装着されている状態とにおいて、電気信号が変化する電気回路を含む、請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記検出部は、電気スイッチおよび圧力センサの少なくとも一方を含む、請求項1または2に記載の検出装置。
  4. 前記検出部の検出結果を無線によって送信する送信部をさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の検出装置を含む、クリップオンペダル。
  6. 前記クリップオンペダルは、ペダル本体と、前記ペダル本体に対して可動する可動部とを含み、
    前記検出部は、前記ペダル本体および前記可動部の少なくとも一方に設けられる、請求項5に記載のクリップオンペダル。
  7. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の検出装置を含む、シューズ。
  8. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の検出装置を含む、クリート。
  9. 力駆動車のコンポーネントを制御する制御部を含み、
    前記制御部は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の検出装置の検出結果に応じて、前記コンポーネントを制御する、人力駆動車用制御装置。
  10. 前記コンポーネントは、アジャスタブルシートポスト、電動サスペンション、前記人力駆動車の推進をアシストするドライブユニット、電動変速機、および、表示装置の少なくとも1つを含む、請求項9に記載の人力駆動車用制御装置。
  11. 前記コンポーネントは、前記アジャスタブルシートポストを含み、
    前記制御部は、前記検出部の検出結果に応じて、前記アジャスタブルシートポストの高さを制御する、請求項10に記載の人力駆動車用制御装置。
  12. 前記制御部は、前記クリップオンペダルに前記シューズが装着される場合、前記アジャスタブルシートポストの高さが第1の高さとなるように、前記アジャスタブルシートポストを制御する、請求項11に記載の人力駆動車用制御装置。
  13. 前記制御部は、前記クリップオンペダルに前記シューズが装着されていない場合、前記アジャスタブルシートポストの高さが前記第1の高さとは異なる第2の高さとなるように、前記アジャスタブルシートポストを制御する、請求項12に記載の人力駆動車用制御装置。
  14. 前記アジャスタブルシートポストの予め決める高さに関する情報を変更可能に記憶する記憶部をさらに含む、請求項11または12に記載の人力駆動車用制御装置。
  15. 前記コンポーネントは、前記ドライブユニットを含み、
    前記制御部は、前記ドライブユニットの制御状態を、前記検出部の検出結果に応じて変更する、請求項10〜14のいずれか一項に記載の人力駆動車用制御装置。
  16. 記憶部をさらに含み、
    前記制御部は、前記シューズが前記クリップオンペダルに装着される場合に前記ドライブユニットを第1制御状態で制御し、前記シューズが前記クリップオンペダルに装着されない場合に前記ドライブユニットを前記第1制御状態とは異なる第2制御状態で制御し、
    前記記憶部は、前記第1制御状態および前記第2制御状態の少なくとも一方の制御内容を変更可能に記憶する、請求項15に記載の人力駆動車用制御装置。
  17. 人力駆動車のドライブトレインに与えられる荷重および搭乗者の前記人力駆動車のペダルへの接触の少なくとも一方に応じて、前記人力駆動車に設けられるアジャスタブルシートポストを制御する制御部を含む、人力駆動車用制御装置。
  18. 前記制御部は、前記アジャスタブルシートポストの高さを制御する、請求項17に記載の人力駆動車用制御装置。
  19. 前記制御部は、前記荷重が第1の値以上になると、前記アジャスタブルシートポストの高さが第1の高さになるように、前記アジャスタブルシートポストを制御する、請求項18に記載の人力駆動車用制御装置。
  20. 前記制御部は、前記荷重が前記第1の値よりも大きい第2の値以上になると、前記アジャスタブルシートポストの高さが前記第1の高さとは異なる第2の高さになるように、前記アジャスタブルシートポストを制御する、請求項19に記載の人力駆動車用制御装置。
  21. 前記荷重を検出する検出部をさらに含む、請求項17〜20のいずれか一項に記載の人力駆動車用制御装置。
  22. 前記検出部は、前記人力駆動車に設けられるペダルおよびクランクの少なくとも一方に設けられる、請求項21に記載の人力駆動車用制御装置。
  23. 前記荷重は、前記人力駆動車のドライブトレインに与えられる人力駆動力を含む、請求項17〜22のいずれか一項に記載の人力駆動車用制御装置。
  24. 前記制御部は、前記搭乗者が前記人力駆動車のペダルに接触すると、前記アジャスタブルシートポストの高さが第3の高さになるように、前記アジャスタブルシートポストを制御する、請求項18に記載の人力駆動車用制御装置。
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