JP6933596B2 - 太陽光発電システム - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池モジュールを備えた太陽光発電システムに関する。
近年、再生可能エネルギーへの評価が高まるにつれて、太陽光発電システムへの関心も高まっている。太陽光発電システムとしては、住宅の屋根に太陽電池モジュールを設置する小規模のものから、遊休地等に多数の太陽電池モジュールを設置して発電を行うような大規模のものまで様々な形態のものが実施されている。また、いわゆるソーラーシェアリングという考え方のもと、例えば農業用地に設置されたビニルハウスの屋根や側面に太陽電池パネルを設置することで、農作物を栽培しながらも太陽光発電を行うといった試みもなされてきている。
例えば、特許文献1には、光起電パネルの転動によって光起電パネル下方の土地または農業用ハウスの日光照射量を調節可能にし、光起電パネル下方の土地または農業用ハウスの日光照射量を制御しながら植物を栽培するグリッドアセンブリ式インテリジェント光起電システムが提案されている。
実用新案登録第3212175号公報
前記特許文献1に開示されるようなシステムでは、光起電パネルの転動に要する制御システムが必要とされ、構造が複雑化するうえコストも嵩む。また、図6に示されるような、多数の太陽電池モジュール60が南北方向に均等な間隔で整然と並べて設置される前記従来のシステム構成では、太陽電池モジュール60の下方の地面まで届く光にむらができ、一日を通して日射量が多い場所と少ない場所との偏りを生じてしまう。
例えば、複数の太陽電池モジュール60が配設された敷地61の辺縁部では、東西南北のいずれかの方向に他の太陽電池モジュール60が存在しておらず、少なくとも、その方向から地面に太陽光が差し込む時間帯がある。そのため、敷地61の辺縁部では、太陽電池モジュール60の隙間と側方との両方から日射が得られる。
一方、敷地61の中央部では、周囲のいずれの方向にも太陽電池モジュール60が存在するので、地面に太陽電池モジュール60が投影されて大きな影ができやすく、太陽電池モジュール60同士の隙間からでなければ太陽光が差し込まない。そのため、敷地61の中央部では日射量が少なくなる傾向にあり、一日を通しての温度差も生じやすくなる。農作物の良好な生育のためには、敷地61の全体で日射量に偏りやむらがないことが好ましく、どの場所に植えられた農作物にも太陽光が届くようにすることが望まれた。
本発明は、上記のような従来の問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、太陽電池モジュールが設置される敷地への日射量の偏りを少なくするとともに、敷地を有効に活用しつつ発電効率を高めることが可能な太陽光発電システムを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、敷地の上方に複数の太陽電池モジュールが隙間を有して配置される太陽光発電システムを前提とし、前記複数の太陽電池モジュールは前記敷地における位置によって前記太陽電池モジュールの設置数を異ならせて配置されており、前記複数の太陽電池モジュールは、前記敷地の辺縁部ほど前記隙間が少なくなるように密に配置されるとともに、前記敷地の中央部ほど前記隙間量が多くなるように疎に配置されていることを特徴としている。
この特定事項により、前記敷地の辺縁部寄りと中央部寄りとで日射量に大きな偏りを生じさせないようにすることが可能となり、前記太陽電池モジュールが設置された敷地に太陽光をむらなく届けることが可能となる。
前記太陽光発電システムにおける、より具体的な構成として次のものが挙げられる。すなわち、前記複数の太陽電池モジュールは、前記敷地の南側辺縁部、東側辺縁部、および西側辺縁部では前記隙間が少なく密に配置されていることが好ましい。
これにより、太陽光が差し込む南側辺縁部、東側辺縁部、および西側辺縁部に前記太陽電池モジュールが密に配置されるので、前記敷地への日射量を低下させることなく発電効率を向上させることが可能となる。
また、前記構成の太陽光発電システムにおいて、前記南側辺縁部における東側の隅角部および西側の隅角部では、前記隙間がさらに少なく密に配置されていることが好ましい。
これにより、さらに太陽光が差し込みやすい南側辺縁部における隅角部に前記太陽電池モジュールが密に配置されるので、前記敷地への日射量を低下させることなく発電効率を向上させることが可能となる。
また、前記の目的を達成するため、敷地の上方に複数の太陽電池モジュールが隙間を有して配置される太陽光発電システムであって、前記敷地は、nを1以上の整数として、前記敷地を東西方向に(2+n)および南北方向に(2+n)の合計(2+n)の均等に分割された分割区画を備え、これらの分割区画の隅角部をそれぞれ南東部、南西部、北西部、および北東部とするとともに、中央に位置する区画を中央部とするとき、前記分割区画のうち、前記中央部には前記太陽電池モジュールの設置数が最も少ないように構成されることも本発明の技術的思想の範疇にある。
この特定事項により、前記太陽電池モジュールが投影されて影が多くできやすい前記中央部において日射量を高めることが可能となり、敷地全体として偏りの少ない日射環境を形成することが可能となる。
より具体的な構成として、前記分割区画のうち、前記南東部、前記南西部、前記北西部および前記北東部に前記太陽電池モジュールの設置数が最も多い構成であることが好ましい。
これにより、日射量を確保しやすい前記南西部と前記南東部に前記太陽電池モジュールの設置数を多くして、敷地全体として偏りの少ない日射環境を形成することが可能になるとともに、前記敷地への日射量を低下させることなく発電効率を向上させることができる。
また、前記分割区画のうち、前記南東部ないし前記北東部に次いで、前記南東部から南西部の間の区間の前記太陽電池モジュールの設置数を多くすることが好ましい。
これにより、敷地全体として偏りの少ない日射環境を形成することが可能になるとともに、前記敷地への日射量を低下させることなく発電効率を向上させることができる。
また、一つの前記太陽電池モジュールの大きさを一単位として、前記隙間は前記太陽電池モジュールの一単位または連続する複数単位に相当する大きさを有することが好ましい。
これにより、前記敷地全体に対して共通の設置架台等を用いて、前記分割区画ごとの太陽電池モジュールの設置数を変更するとともに好適な隙間を形成することが可能となる。そのため、前記太陽電池モジュールの多様な配置形態に対応することができ、前記敷地への日射量を低下させることなく発電効率を向上させることができる。
本発明によれば、太陽電池モジュールが設置される敷地への日射量の偏りを少なくし、敷地の有効活用を実現しつつ発電効率を高めることが可能な太陽光発電システムとすることが可能となる。
本発明の実施形態1に係る太陽光発電システムを示す平面図である。 前記太陽光発電システムの説明図である。 前記太陽光発電システムの下方への太陽光の届きやすさを示す説明図である。 本発明の実施形態2に係る太陽光発電システムを示す平面図である。 前記太陽光発電システムの説明図である。 従来の太陽光発電システムを示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る太陽光発電システムについて、図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
図1〜図3は本発明の実施形態1に係る太陽光発電システム1を示し、図1は平面図、図2は説明図、図3は敷地への日射の様子を示す説明図である。
この太陽光発電システム1では、複数の太陽電池モジュール10が多数の隙間20を有して敷地30に設置されている。各太陽電池モジュール10は、敷地30に立設された図示しない架台上に支持されている。なお、図1では本実施形態における太陽電池モジュール10の配置形態を示しており、簡単のため、通常は太陽電池モジュール10の周縁部に設けられるフレーム等の構成部材を省略して模式的に示している。
太陽電池モジュール10は、例えば矩形状のものとされ、ガラスやフィルム等からなる受光面保護材と裏面保護材との間に図示しない複数の太陽電池を挟み込んで封止された構造を有している。太陽電池モジュール10に用いられる太陽電池の種類は特に限定されず、例えば、単結晶、多結晶、薄膜等のシリコン系太陽電池、GaAs、CdTe、CdS等の化合物系太陽電池、色素増感、有機薄膜等の有機系太陽電池等が挙げられる。
複数の太陽電池モジュール10は、敷地30に立設された架台に対する配設位置によって、同じ面積当たりでの設置数が異なるように備えられている。なお、架台は、従来一般の構造を備えたものを適用することができ、敷地30が例えば農業用地などであって人による作業を要する場所である場合には、架台の下方に人や農業用機械等の通行が可能な高さの空間を確保できるような高さの支柱で支持されて設置されている。また、架台は、太陽電池モジュール10に組み合わせることが可能な取付手段を備えて、敷地30に立設されている。
図1に示す形態では、各太陽電池モジュール10の長辺は、敷地30の南北軸に沿って配設される。また、太陽電池モジュール10は、敷地30の中央部ほど隙間20が多くなるように配置されている。
図3に示すように、敷地30に対する太陽光の差し込み方を検討すると、上方に太陽電池モジュール(10)が設置されていたとしても、敷地30の南側辺縁部41であればその南側から、東側辺縁部42であればその東側から、また西側辺縁部43ではその西側から敷地30への日射が得られやすい。一方、中央部55は、東西南北のいずれの方向にも太陽電池モジュール10が存在するので、側方からの日射が得られず、太陽電池モジュール10が投影されて地面に影ができる。
例えば、図2に示すように、敷地30に、東西方向に3つ、南北方向に3つの合計9つに均等に分割された分割区画50を規定する。これらの分割区画50における隅角部は、時計まわりに、南東部51、南西部52、北西部53、および北東部54とされている。また、分割区画50の中央に位置する区画は中央部55とされている。
このような分割区画50である場合、敷地30における南東部51から南西部52にかけての区画と、北東部54から南東部51にかけての区画と、北西部53から南西部52にかけての区画では、比較的、日射を得やすくなる。これらの区画(図3における南側辺縁部41、東側辺縁部42および西側辺縁部43に相当)の外側には太陽電池モジュール10が配設されておらず、太陽光を遮る構造物が少ないからである。
特に、南側辺縁部41の隅角部に相当する南東部51では東側からと南側からの日射が得られ、南西部52では南側からと西側からの日射が得られることから、一日の日射量は敷地30の中で最も多くなると考えられる。なお、日射量とは、敷地30の単位面積において、単位時間に太陽から受ける放射エネルギーの量をいい、直達日射量をさす。
一方、図2に示す分割区画50のうち、敷地30の中央部55では、周囲のいずれの方向にも太陽電池モジュール10が存在するので、側方から太陽光が差し込むことはなく、敷地30内で最も日射を得にくい区画となる。
そこで、本実施形態では、図2において灰色の濃淡によって示すように、太陽電池モジュール10の設置数と隙間20とが、敷地30への日射量を考慮して区画ごとに決定される。すなわち、濃い灰色の区画では太陽電池モジュール10の設置数を多くし、白色の区画では太陽電池モジュール10の設置数を少なくする。
敷地30の中央部55は、太陽電池モジュール10の設置数が最も少なく、隙間20が多くなるように太陽電池モジュール10が配設される。これに対して、敷地30の南東部51、南西部52、北西部53、および北東部54は、太陽電池モジュール10同士の隙間20が少なく、多くの太陽電池モジュール10が配設される。
具体例として、図1に示すように、南東部51、南西部52、北西部53、および北東部54に太陽電池モジュール10が最も多く、隙間20が少ない配置形態とされている。一方、中央部55には、太陽電池モジュール10が最も少なく、隙間20が多い配置形態とされている。それ以外の区画には、中央部55よりも太陽電池モジュール10多く、隙間20がより少ない配置形態とされている。
隣り合う太陽電池モジュール10との間に形成される隙間20は、太陽電池モジュール10の設置数に応じて区画ごとに異なっている。隙間20は、一つの太陽電池モジュール10の大きさを一単位として形成されており、一単位の隙間20の大きさと一つの太陽電池モジュール10の大きさとは共通している。
南東部51、南西部52、北西部53、および北東部54では、太陽電池モジュール10同士の間に、隙間20が一単位ずつ分散して設けられ、隙間20を有しない太陽電池モジュール10の列もある。これに対して、南東部51と南西部52との間、南西部52と北西部53との間、北西部53と北東部54との間、および北東部54と南東部51との間の区画では、隙間20が一単位ずつ、または連続する二単位で分散して設けられている。中央部55には、隙間20が三単位以上連続して設けられ、太陽電池モジュール10が隣同士で連続することなく配設されている。
これにより、一定の敷地面積に対する太陽電池モジュール10の設置数が区画ごとに異なるものとなる。すなわち、分割区画50を単位面積として、単位面積当たりの太陽電池モジュール10の設置数を、太陽光発電システム1における各区画の位置に応じて調整している。日射を得にくい敷地30の中央部55では太陽電池モジュール10が疎に配置されて、太陽電池モジュール10の下方に太陽光が届きやすい環境を形成することができる。また、図3に示した、日射を得やすい敷地30の南側辺縁部41、東側辺縁部42、および西側辺縁部43では、太陽電池モジュール10が密に配置され、太陽光が届きやすい環境を確保するとともに発電効率を高めることができる。
なお、北側辺縁部44において北側に障害物等がない場合には季節によって日射が得られることから、北側辺縁部44においても東側辺縁部42等と同様に、太陽電池モジュール10の設置数が中央部55よりも多く配置されていてもよい。
以上のように、本実施形態に係る太陽光発電システム1では、敷地30の区画ごとに影の多い場所や少ない場所が形成されることを防ぐことが可能となり、敷地全体としてほぼ均一な日射環境を形成することが可能となる。
(実施形態2)
図4は、実施形態2に係る太陽光発電システム1を示す平面図であり、図5は、前記太陽光発電システム1の説明図であって太陽電池モジュール10の配置形態のパターンを示している。
本太陽光発電システム1では、敷地30の大きさや周辺環境等に応じて、さらに分割区画50を細分化して、それらの区画ごとに太陽電池モジュール10の設置数および隙間20の配置形態等を異ならせて構成されてもよい。
図4に示すように、実施形態2に係る太陽光発電システム1では、敷地30は東西方向に5つ、南北方向に5つの合計25区画に分割されている。これらの分割区画50の隅角部は、それぞれ南東部51、南西部52、北西部53、および北東部54とされ、中央に位置する区画が中央部55とされている。そして、このような分割区画50に対して、5通りの異なる配置形態のパターンにより太陽電池モジュール10が配設されている。
図5(a)〜図5(f)には、分割区画50のうちの一つの区画を想定し、当該区画での太陽電池モジュール10の配置形態のパターンを示している。
図5(a)は区画全体に隙間なく太陽電池モジュール10を配置した配置形態Aを示しており、従来一般の太陽光発電システムにおける太陽電池モジュールの配置形態と共通するものである。
これに対して、図5(b)に示す配置形態Bは、図中上方の列から順に、隙間20なく太陽電池モジュール10が配設された列と、一つの太陽電池モジュール10の大きさを一単位として、一単位の隙間20が分散して太陽電池モジュール10同士の間に設けられた列とが、交互に配列されている。
図5(c)に示す配置形態Cは、図5(b)よりも隙間20が多く、分散して設けられており、どの列にも一単位の隙間20と、二つの連続する太陽電池モジュール10とが交互に配設されている。
図5(d)に示す配置形態Dは、図5(c)よりもさらに隙間20が多く、一単位の隙間20が分散して設けられた列と、連続する二単位の隙間20が分散して設けられた列とが交互に配列されている。
図5(e)に示す配置形態Eは、図5(d)よりもさらに隙間20が多く設けられ、どの列にも連続する二単位の隙間20が分散して設けられている。
図5(f)に示す配置形態Fは、図5(e)よりもさらに隙間20が多く設けられ、太陽電池モジュール10同士の間に、連続する二単位の隙間20が分散して設けられた列と、太陽電池モジュール10が配設されず、隙間20だけが連続する列とが、交互に配列されている。
これらの配置形態B〜Fのうち、図5(b)に示す配置形態Bは、最も隙間20が少なく太陽電池モジュール10が密に配置されている。反対に、図5(f)に示す配置形態Fは、最も隙間20が多いものとされている。
配置形態B〜Fを、太陽光発電システム1における分割区画50にあてはめると、図4に示すように、中央部55には、図5(f)の配置形態Fが適用される。南東部51、南西部52、北西部53および北東部54には、図5(b)の配置形態Bが適用される。
また、図4において、南東部51と南西部52との間の3区画、南西部52と北西部53との間の3区画、および北東部54と南東部51との間の3区画には、図5(b)の配置形態Bに次いで隙間20が多い、図5(c)の配置形態Cがそれぞれ適用されている。北西部53と北東部54との間の3区画には、図5(c)の配置形態Cに次いで隙間20が多い、図5(d)の配置形態Dが適用されている。残る、中央部55のまわりを取り囲む8区画には、図5(d)に次いで隙間20が多い、図5(e)の配置形態Eが適用されている。
これにより、本実施形態に係る太陽光発電システム1にあっても、敷地30の分割区画50の各区画に応じて太陽電池モジュール10の配置形態を変えて、日射を得にくい敷地30の中央部55では太陽電池モジュール10が疎に配置されて、太陽電池モジュール10の下方に太陽光が届きやすい環境を形成することができる。また、この形態にあっても、図3に示したように日射を得やすい敷地30の南側辺縁部41、東側辺縁部42、および西側辺縁部43では、太陽電池モジュール10が密に配置されて発電効率を高めることができる。その結果、敷地30に、影の多い場所や少ない場所が形成されることを防ぎ、敷地30の全体に良好な日射環境を形成することが可能となる。
なお、前記実施形態に係る太陽光発電システム1は例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。本発明の技術的範囲は、前記実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲に基づくものとされる。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、太陽電池モジュール10が設置される敷地30は、実施形態2のものよりもさらに細かく区画されてもよい。すなわち、nを1以上の整数として、敷地30を東西方向に(2+n)および南北方向に(2+n)の合計(2+n)の均等に分割された分割区画50を敷地30に形成し、さらに多様な配置形態により太陽電池モジュール10を配設したり、区画ごとに隙間20を増減させたりすることができる。このような場合にあっても前記実施形態1、2と同様に、中央部55では太陽電池モジュール10の設置数が最も少なく、隅角部では最も多くなるように配置されることが好ましい。
また、本発明に係る太陽光発電システム1は、敷地30の南北軸に沿って太陽電池モジュール10の長辺が配置されるに限らず、南北軸に対して角度を付けて太陽電池モジュール10が設置されるなど、敷地30の条件に合わせてどのような配列形態とされてもよい。
本発明は、例えば農業用地等の日射を必要とする場所において太陽電池モジュールを設置する場合に好適に利用可能である。
1 太陽光発電システム
10 太陽電池モジュール
20 隙間
30 敷地
41 南側辺縁部
42 東側辺縁部
43 西側辺縁部
44 北側辺縁部
50 分割区画
51 南東部
52 南西部
53 北西部
54 北東部
55 中央部

Claims (7)

  1. 敷地の上方に複数の太陽電池モジュールが、当該太陽電池モジュール同士の間に隙間を有して配置される太陽光発電システムであって、
    前記複数の太陽電池モジュールは前記敷地内の位置によって前記太陽電池モジュールの設置数を異ならせて配置されており、
    前記複数の太陽電池モジュールは、前記敷地の辺縁部ほど前記太陽電池モジュール同士の間に形成される隙間が少なくなるように密に配置されるとともに、前記敷地の中央部ほど前記隙間が多くなるように疎に配置されていることを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 請求項1に記載の太陽光発電システムにおいて、
    前記複数の太陽電池モジュールは、前記敷地の南側辺縁部、東側辺縁部、および西側辺縁部では前記隙間が少なく密に配置されていることを特徴とする太陽光発電システム。
  3. 請求項2に記載の太陽光発電システムにおいて、
    前記南側辺縁部における東側の隅角部および西側の隅角部では、前記隙間がさらに少なく密に配置されていることを特徴とする太陽光発電システム。
  4. 敷地の上方に複数の太陽電池モジュールが、当該太陽電池モジュール同士の間に隙間を有して配置される太陽光発電システムであって、
    前記敷地は、nを1以上の整数として、前記敷地を東西方向に(2+n)および南北方向に(2+n)の合計(2+n)の均等に分割された分割区画を備え、これらの分割区画の隅角部をそれぞれ南東部、南西部、北西部、および北東部とするとともに、前記隅角部の内側の中央に位置する区画を中央部とするとき、
    前記分割区画のうち前記中央部は前記太陽電池モジュールの設置数が最も少ないことを特徴とする太陽光発電システム。
  5. 請求項4に記載の太陽光発電システムにおいて、
    前記分割区画のうち、前記南東部、前記南西部、前記北西部および前記北東部は、前記太陽電池モジュールの設置数が最も多いことを特徴とする太陽光発電システム。
  6. 請求項5に記載の太陽光発電システムにおいて、
    前記分割区画のうち、前記南東部、前記南西部、前記北西部および前記北東部に次いで、前記南東部と前記南西部との間に存する区画における前記太陽電池モジュールの設置数が多いことを特徴とする太陽光発電システム。
  7. 請求項4〜6のいずれか一つの請求項に記載の太陽光発電システムにおいて、
    一つの前記太陽電池モジュールの大きさを一単位として、前記隙間は前記太陽電池モジュールの一単位または連続する複数単位に相当する大きさを有することを特徴とする太陽光発電システム。
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