JP6933530B2 - 換気制御方法および換気制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、室内の換気回数を制御する換気制御方法および換気制御システムに関する。
従来より、実験動物施設をはじめとする各種の研究施設や製造施設では、室内の清浄度維持や汚染物質の希釈のために、施設建設時に大量の換気回数(1時間あたりの各部屋の換気回数)にて設計・建築されることが多い。なお、換気回数としては、実用上は部屋の換気風量を部屋体積で除した数値が用いられている。
これらの施設では、空気環境を第一優先とする考えに基づき、従来は常時換気回数を一定とする定風量方式が主流となっており、省エネルギーの観点で課題があった。そこで、近年になって、室内の空気質の維持と省エネルギーとを両立させる手法として、部屋の利用状況や室内空気の汚れ具合に応じて換気回数を柔軟に変更する、デマンド・コントロール換気という手法が主に米国において採用され始めてきた(例えば、非特許文献1参照)。
「Demand Control Ventilation」、〔平成29年8月9日検索〕、インターネット<http://www.flowcontroltechnology.com/aircurity.aspx>
デマンド・コントロール換気の手法には、大きく分けて、集中計測・差分制御方式と個別計測・直接制御方式とがある。この制御方式について、それぞれのシステムの概要、制御方式、課題を以下に記す。
(1)集中計測・差分制御方式
図6に、集中計測・差分制御方式のシステムの概要を示す。図6において、101,102は各部屋の室内、103,104は部屋101,102への給気ダクト、105,106は部屋101,102からの排気ダクトである。給気ダクト103,104には、ダクト挿入型のプローブ107,108が設置され、排気ダクト105,106にはダクト挿入型のプローブ109,110が設置されている。また、部屋101には室内設置型のプローブ111が設けられている。
このシステムでは、バキュームポンプ112で、エアデータルータ113を介して、プローブ107〜111が設置されている各箇所の空気を順番に吸引し、この吸引した各箇所の空気の空気質(CO2濃度、粉塵濃度、総揮発性有機化合物濃度(TVOC濃度)など)を1台のセンサ114で計測する。このセンサ114で計測された各箇所の空気の空気質は情報管理サーバ115に送られ、データ無線端末116を通して、データセンタ117へ送信される。データセンタ117では、部屋101,102へ供給される空気(給気)の空気質と室内空気(または排気)の空気質との差分に基づいて、部屋101や102の室内の清浄度や汚れ具合を判断する。このデータセンタ117での判断結果に基づいて部屋101や102の室内の換気回数がフィードバック制御される。
しかしながら、この集中計測・差分制御方式では、プローブ107〜111が設置されている各箇所からセンサ114まで吸引用のチューブを施工しなければならないため、工事費が多額となる。また、計測対象ガスがチューブ内面に残留・付着することにより計測精度が悪化する虞があり、計測値の信頼性が低い(他系統との相互干渉)。
(2)個別計測・直接制御方式
個別計測・直接制御方式では、各部屋の室内または排気ダクト1箇所に個別に空気質を計測するセンサを設置して、室内空気の洗浄度や汚れ具合を判断し、直接この計測値を用いて各部屋の室内の換気回数をフィードバック制御する。
図7に、個別計測・直接制御方式のシステムの概要を示す。図7において、201は各部屋の室内、202は室内201への給気ダクト、203は室内201からの排気ダクト、204は給気ダクト202に設けられた可変風量制御バルブ(給気VAV)、205は排気ダクト203に設けられた可変風量制御バルブ(排気VAV)、206は室圧センサ、207はCO2センサである。
このシステムでは、CO2センサ207によって室内201からの排気のCO2濃度を計測し、この計測されるCO2濃度を規定値に保つように室内201の換気回数を制御する。すなわち、給気VAV204および換気VAV205によって、室内201への給気および排気の風量を調整する。
また、このシステムでは、室圧センサ206によって室内201の室圧を計測し、この計測される室圧を目標値に保つように室内201の室圧を制御する。すなわち、排気VAV205が調整する室内201からの排気の風量を制御する。
なお、この換気回数の制御と室圧の制御とは、給気VAV204と排気VAV205との相互通信によって協調して行われる。
しかしながら、この個別計測・直接制御方式では、CO2センサには経年による計測値のずれ(ドリフトと呼ぶ)があるため、計測値が徐々に室内空気の状態を正しく反映できなくなってしまう。
また、研究施設や製造施設においては、室内のCO2濃度の規定値が存在しない。すなわち、室内の清浄度維持や汚染物質の希釈のために換気回数が多いため、実際の室内のCO2濃度はビル管理法で規定された1000ppmよりもかなり低い数値で推移する。このため、室内または排気ダクト1箇所のCO2濃度の計測値によって制御を行う方法は不適切である。
また、室内または排気ダクトのCO2濃度の計測値自体(差分でない)は、施設の周囲環境や外気状況によって大きく変動するため(100ppm程度)、換気の大小による汚染物質の希釈や滞留の度合いを必ずしも反映していない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、個別計測・直接制御方式をベースとした基準差分値参照方式とすることにより、より効果的に室内の換気回数を制御することが可能な換気制御方法および換気制御システムを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、室内(1)への給気の空気質を第1の空気質として計測する第1の空気質計測ステップ(S101)と、室内の空気質あるいは室内からの排気の空気質を第2の空気質として計測する第2の空気質計測ステップ(S102)と、予め定められたスケジュールに従って、定期的かつ一時的に室内の換気回数を設計規定換気回数に変更して、その際の第1の空気質の計測値と第2の空気質の計測値との差分を基準差分値(ΔSr)として取得する基準差分値取得ステップ(S202)と、基準差分値が取得される毎に、次の基準差分値が取得されるまでの間、第1の空気質の計測値と第2の空気質の計測値との差分の実測値(ΔSpv)と今回取得された基準差分値(ΔSr)との差(Δα)に基づいて室内の換気回数を制御する換気回数制御ステップ(S207)とを備えることを特徴とする。
この発明では、予め定められたスケジュールに従って、定期的かつ一時的に室内の換気回数を設計規定換気回数に変更して、その際の第1の空気質の計測値と第2の空気質の計測値との差分を基準差分値として取得する。例えば、運用上室内の空気質が最もよくなると予想される時間をスケジュールされた時間(例えば、毎週月曜日のAM1:00)とし、このスケジュールされた時間に達する毎に基準差分値を取得する。そして、基準差分値が取得される毎に、次の基準差分値が取得されるまでの間、第1の空気質の計測値と第2の空気質の計測値との差分の実測値(実測差分値)と今回取得された基準差分値との差に基づいて室内の換気回数を制御する。なお、本発明において、空気質としては、例えばCO2濃度、粉塵濃度、TVOC濃度などが挙げられる。
本発明では、空気質の計測値に経年によるドリフトが発生した場合でも、基準差分値が定期的に取得され、かつ換気回数の制御が実測差分値と基準差分値との差に基づいて行われるため、空気質の計測値の真値に対するドリフトの影響が相殺されて、実質上問題にならなくなる。また、設計規定換気回数における第1の空気質の計測値と第2の空気質の計測値との差分を基準差分値とし、この基準差分値を実測差分値との差を求める際の基準にしているため、周囲環境や外気状況などの影響を受けず、あくまでも設計規定換気回数で換気をした場合の室内環境を基準としたデマンド・コントロール換気制御が実現できる。
なお、上記説明では、一例として、発明の構成要素に対応する図面上の構成要素を、括弧を付した参照符号によって示している。
以上説明したように、本発明によれば、個別計測・直接制御方式をベースとした基準差分値参照方式とすることにより、空気質の計測値の真値に対するドリフトの影響が相殺され、周囲環境や外気状況などの影響を受けず、あくまでも設計規定換気回数で換気をした場合の室内環境を基準としたデマンド・コントロール換気制御が実現されるものとなり、より効果的に室内の換気回数を制御することが可能となる。
図1は、本発明に係る換気制御システムの一実施の形態の概要を示す図である。 図2は、この換気制御システムにおける換気回数制御装置の要部を示す機能ブロック図である。 図3は、この換気回数制御装置における各部の処理動作をより具体的に説明するためのフローチャートである。 図4は、給気側のCO2濃度の計測および排気側のCO2濃度の計測が所定の周期で行われていることを示すフローチャートである。 図5は、実測差分値ΔSpvと基準差分値ΔSrとの差Δαを示す図である。 図6は、集中計測・差分制御方式のシステムの概要を示す図である。 図7は、個別計測・直接制御方式のシステムの概要を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施の形態では、従来技術の「個別計測・直接制御方式」をベースとして、「基準差分値参照方式」による、デマンド・コントロール換気制御を行う。
図1に、本実施の形態の換気制御システムの概要を示す。図1において、1は各部屋の室内、2は室内1への給気ダクト、3は室内1からの排気ダクト、4は給気ダクト2に設けられた可変風量制御バルブ(給気VAV)、5は排気ダクト3に設けられた可変風量制御バルブ(排気VAV)、6は室圧センサ、7,8はCO2センサ、9は空調機、10は換気回数制御装置である。
この換気制御システム300において、給気ダクト2、排気ダクト3、給気VAV4、排気VAV5、室圧センサ6、CO2センサ8は、各部屋毎に設けられている。すなわち、室内1−1〜1−nに対し、給気ダクト2−1〜2−n、排気ダクト3−1〜3−n、給気VAV4−1〜4−n、排気VAV5−1〜5−n、室圧センサ6−1〜6−n、CO2センサ8−1〜8−nが設けられている。
また、この換気制御システム300において、CO2センサ7は、給気ダクト2−1〜2−nにつながる空調機9からのメイン給気ダクト11に設けられている。すなわち、CO2センサ8は各部屋の排気ダクト3毎に設置(n箇所)されているが、CO2センサ7はメイン給気ダクト11にのみ設置(1箇所)されている。以下、CO2センサ7を給気側のCO2センサと呼び、CO2センサ8を排気側のCO2センサと呼ぶ。
換気回数制御装置10は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現され、図2にその要部の機能ブロック図を示すように、スケジュール記憶部10−1と基準差分値取得部10−2と基準差分値記憶部10−3と換気回数制御部10−4とを備えている。
この換気回数制御装置10において、スケジュール記憶部10−1には、運用上室内の汚染物質の発生が最も少ないと予想される時間(この例では、室内のCO2濃度が最も小さいと予想される時間)をスケジュールされた時間(例えば、毎週月曜日のAM1:00)Tとし、このスケジュールされた時間Tが室内1毎に記憶されている。
すなわち、スケジュール記憶部10−1には、室内1−1〜1−nについて、スケジュールされた時間TがT1〜Tnとして記憶されている。なお、このスケジュールは、初期の連続計測データと施設特性を考慮して決定するものとする。例えば、室内1が夜行性のマウスの飼育室である場合には昼間の時間として時間Tを決定し、室内1が昼行性のマーモセットの飼育室である場合には深夜の時間として時間Tを決定する。
基準差分値取得部10−2は、スケジュール記憶部10−1に記憶されているスケジュールされた時間T(T1〜Tn)に達する毎に、一時的に室内1(1−1〜1−n)の換気回数を設計規定換気回数に変更して、その際の給気側のCO2センサ7からのCO2濃度の計測値S1と排気側のCO2センサ8(8−1〜8−n)からのCO2濃度の計測値S2(S21〜S2n)との差分を基準差分値ΔSr(ΔSr1〜ΔSrn)として取得する。この取得された基準差分値ΔSr(ΔSr1〜ΔSrn)は基準差分値記憶部10−3に更新・記憶される。
換気回数制御部10−4は、基準差分値取得部10−2によって基準差分値ΔSr(ΔSr1〜ΔSrn)が取得される毎に、次の基準差分値ΔSr(ΔSr1〜ΔSrn)が取得されるまでの間、給気側のCO2センサ7からのCO2濃度の計測値S1と排気側のCO2センサ8(8−1〜8−n)からのCO2濃度の計測値S2(S21〜S2n)との差分の実測値ΔSpv(ΔSpv1〜ΔSpvn)と今回取得された基準差分値ΔSr(ΔSr1〜ΔSrn)との差Δα(Δα1〜Δαn)に基づいて、室内1(1−1〜1−n)の換気回数を制御する。すなわち、給気VAV4(4−1〜4−n)および換気VAV5(5−1〜5−n)によって、室内1(1−1〜1−n)への給気および排気の風量を調整する。
この換気回数制御装置10における各部の処理動作について、図3に示すフローチャートを参照して、室内1−1を代表してより具体的に説明する。
なお、図2において、給気側のCO2センサ7によるCO2濃度の計測(給気側のCO2濃度の計測)および排気側のCO2センサ8によるCO2濃度の計測(排気側のCO2濃度の計測)は、所定の周期(例えば1分毎)で行われているものとする(図4に示すステップS101,S102)。
換気回数制御装置10において、基準差分値取得部10−2は、スケジュール記憶部10−1に記憶されているスケジュール時間T1になると(ステップS201のYES)、一時的(例えば、10分間)に室内1−1の換気回数を設計規定換気回数(例えば、1時間あたり15回)に変更して、その際の給気側のCO2センサ7からのCO2濃度の計測値S1とCO2センサ8−1からのCO2濃度の計測値S21との差分を基準差分値ΔSr1として取得する(ステップS202)。この場合、室内1−1の換気回数の設計規定換気回数への変更は、給気VAV4−1および換気VAV5−1によって、室内1−1への給気の風量を設計規定風量に調整することによって行う。
そして、基準差分値取得部10−2は、ステップS202で取得した基準差分値ΔSr1を基準差分値記憶部(メモリ)10−3に記憶させる(ステップS203)。この場合、前回取得した基準差分値ΔSr1が基準差分値記憶部10−3に記憶されていれば、その記憶されている前回の基準差分値ΔSr1を今回取得した基準差分値ΔSr1に書き替える。すなわち、基準差分値記憶部10−3に記憶されている基準差分値ΔSr1を更新する。
換気回数制御装置10において、換気回数制御部10−4は、基準差分値取得部10−2によって基準差分値ΔSr1が取得されると、この取得された基準差分値ΔSr1を今回取得された基準差分値ΔSr1として基準差分値記憶部10−3から読み出し(ステップS204)、また、その時の給気側のCO2センサ7からのCO2濃度の計測値S1と排気側のCO2センサ8−1からのCO2濃度の計測値S21との差分を実測差分値ΔSpv1として取得し(ステップS205)し、この実測差分値ΔSpv1と今回取得された基準差分値ΔSr1との差Δα1を求め(ステップS206:図5参照)、この差Δα1に基づいて室内1−1の換気回数を制御する(ステップS207)。すなわち、給気VAV4−1および換気VAV5−1によって、室内1−1への給気の風量を調整する。
なお、換気回数制御(ステップS207)は、計測周期とは別に設定する所定の周期(例えば15分毎)で行うものとする。これは、制御の安定性向上と頻繁な動作によるVAVの摩耗防止のために有効である。
換気回数制御装置10は、以降、ステップS201において次回のスケジュール時間T1に達したことが確認されるまでの間、ステップS201のNOに従って、ステップS204〜S207の処理動作を繰り返す。これにより、基準差分値ΔSr1が取得される毎に、次の基準差分値ΔSr1が取得されるまでの間、実測差分値ΔSpv1と今回取得された基準差分値ΔSr1との差Δα1に基づいて、室内1−1の換気回数が制御されるものとなる。すなわち、その時々の実測差分値ΔSpv1が基準差分値ΔSr1に対してどの程度の差あるか、という観点で室内1−1の空気質が判断され、この判断結果に基づいて室内1−1の換気回数が制御されるものとなる。
以上の説明から分かるように、本実施の形態によれば、CO2濃度の計測値S1,S2に経年によるドリフトが発生した場合でも、基準差分値ΔSrが定期的に取得され、かつ換気回数の制御が実測差分値ΔSpvと基準差分値ΔSrとの差Δαに基づいて行われるため、CO2濃度の計測値S1,S2の真値に対するドリフトの影響が相殺されて、実質上問題にならなくなる。
また、設計規定換気回数における給気側のCO2濃度の計測値S1と排気側のCO2濃度の計測値S2との差分を基準差分値ΔSrとし、この基準差分値ΔSrを実測差分値ΔSpvとの差を求める際の基準にしているため、周囲環境や外気状況などの影響を受けず、あくまでも設計規定換気回数で換気をした場合の室内環境を基準としたデマンド・コントロール換気制御が実現されるものとなる。
このようにして、本実施の形態では、より効果的に室内の換気回数を制御することが可能となる。
なお、上述した実施の形態では、CO2濃度を空気質として計測するようにしたが、粉塵濃度、TVOC濃度などを空気質として計測するようにしてもよい。すなわち、本発明において、空気質を計測するセンサは、CO2濃度を計測するセンサに限られるものではない。例えば、粉塵濃度を計測するセンサ、TVOC濃度を計測するセンサなど、様々な可能性があり、センサ種類に依らず本発明を適用することが可能である。
また、本発明は、実験動物施設、バイオクリーン/バイオハザード実験施設、医薬品製造施設、各種クリーンルームなどのような建物施設の風量制御システムに搭載できる可能性がある。
また、上述した実施の形態では、CO2センサ8(8−1〜8−n)を用いて室内1(1−1〜1−n)からの排気のCO2濃度を計測するようにしたが、室内(1−1〜1−n)のCO2濃度を計測するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、スケジュール記憶部10−1、基準差分値取得部10−2、基準差分値記憶部10−3、換気回数制御部10−4の機能を換気回数制御装置10に持たせるようにしたが、換気回数制御装置10で持っている機能を給気VAV4−1〜4−n、または排気VAV5−1〜5−nに分散して持たせるようにしてもよい。この場合には、各換気回数制御装置10(10−1〜10−n)は、給気ダクト側のCO2濃度計測値S1をコントローラ間通信などの手段によって取得する。
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1…室内、2(2−1〜2−n)…給気ダクト、3(3−1〜3−n)…排気ダクト、4(4−1〜4−n)…給気VAV、5(5−1〜5−n)…排気VAV、7…給気側のCO2センサ、8(8−1〜8−n)…排気側のCO2センサ、9…空調機、10…換気回数制御装置、10−1…スケジュール記憶部、10−2…基準差分値取得部、10−3…基準差分値記憶部、10−4…換気回数制御部。11…メイン給気ダクト。

Claims (7)

  1. 室内への給気の空気質を第1の空気質として計測する第1の空気質計測ステップと、
    前記室内の空気質あるいは前記室内からの排気の空気質を第2の空気質として計測する第2の空気質計測ステップと、
    定期的に到来する前記室内の空気質を悪くする汚染物質の発生量が最も少ない時間を定めたスケジュールに従って、前記時間が到来するたびに一時的に前記室内の換気回数を設計規定換気回数に変更して、その際の前記第1の空気質の計測値と前記第2の空気質の計測値との差分を基準差分値として取得する基準差分値取得ステップと、
    前記基準差分値が取得される毎に、次の基準差分値が取得されるまでの間、前記第1の空気質の計測値と前記第2の空気質の計測値との差分の実測値と今回取得された基準差分値との差に基づいて、前記室内の換気回数を制御する換気回数制御ステップと
    を備えることを特徴とする換気制御方法。
  2. 請求項1に記載された換気制御方法において、
    前記基準差分値が取得される毎に取得された基準差分値をメモリに更新記憶させる基準差分値更新記憶ステップ
    を備えることを特徴とする換気制御方法。
  3. 請求項1又は2に記載された換気制御方法において、
    前記空気質は、CO2濃度である
    ことを特徴とする換気制御方法。
  4. 請求項1又は2に記載された換気制御方法において、
    前記空気質は、粉塵濃度である
    ことを特徴とする換気制御方法。
  5. 請求項1又は2に記載された換気制御方法において、
    前記空気質は、総揮発性有機化合物濃度である
    ことを特徴とする換気制御方法。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載された換気制御方法において、
    前記第1の空気質計測ステップは、
    空調機から各部屋の室内への給気ダクト内の空気質を前記第1の空気質として計測し、
    前記第2の空気質計測ステップは、
    前記各部屋の室内の空気質あるいは前記各部屋の室内からの排気ダクト内の空気質を前記第2の空気質として計測し、
    前記基準差分値取得ステップは、
    前記各部屋の前記基準差分値を取得し、
    前記換気回数制御ステップは、
    前記各部屋の基準差分値が取得される毎に、次の基準差分値が取得されるまでの間、前記第1の空気質の計測値と前記第2の空気質の計測値との差分の実測値と今回取得された基準差分値との差に基づいて、前記各部屋の室内の換気回数を制御する
    ことを特徴とする換気制御方法。
  7. 室内への給気の空気質を第1の空気質として計測するように構成された第1の空気質計測部と、
    前記室内の空気質あるいは前記室内からの排気の空気質を第2の空気質として計測するように構成された第2の空気質計測部と、
    定期的に到来する前記室内の空気質を悪くする汚染物質の発生量が最も少ない時間を定めたスケジュールに従って、前記時間が到来するたびに一時的に前記室内の換気回数を設計規定換気回数に変更して、その際の前記第1の空気質の計測値と前記第2の空気質の計測値との差分を基準差分値として取得するように構成された基準差分値取得部と、
    前記基準差分値が取得される毎に、次の基準差分値が取得されるまでの間、前記第1の空気質の計測値と前記第2の空気質の計測値との差分の実測値と今回取得された基準差分値との差に基づいて、前記室内の換気回数を制御するように構成された換気回数制御部と
    を備えることを特徴とする換気制御システム。
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