JP6933058B2 - 浴室システム - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、浴室システムに関する。
浴室においては、例えば、空調機器や給湯器などの機器が利用されている。これらの機器を操作するためのリモコンは、例えば有線通信を行うものであり、浴室又は浴室の傍(脱衣所など)に設けられる。この場合、使用者は、機器の使用に際して、その都度、浴室や浴室の傍まで行く必要があり、使い勝手が悪いことがあった。
また、近年においては、浴室に関連する機器(浴室機器)の多機能化や多種化が進んでいる。例えば、浴室の空調機器として、換気機能、衣類乾燥機能、浴室暖房機能を有する浴室換気暖房乾燥機が開発されている。浴室暖房機能によって浴室を暖めることにより、ヒートショック(温度差によって血圧が大きく変動し心筋梗塞や脳梗塞が引き起こされること)を抑制できる。また、例えば、浴室には、掃除機器が設けられることもある。この掃除機器は、浴槽に自動的に洗剤や湯を散布して、浴槽を掃除する。このように、浴室に関連する機器の多機能化や多種化が進む中で、これらの機器を操作するためのリモコンが浴室や浴室の傍に設置されていると、使用者が浴室や浴室の傍まで行く頻度が増え、使い勝手が悪くなってしまう恐れがある。
特開2007−187339号公報
特許文献1では、赤外線を用いた無線操作システムが提案されている。この無線操作システムにおいては、赤外線の受信器が浴室及び脱衣所の2箇所に設置される。これにより、リモコンによって機器を操作することができる範囲が広くなる。しかし、赤外線は、建物の壁を通過しにくいため、受信器から離れた部屋(例えばリビングルームなど)からは、機器を操作することが困難である。
これに対して、建物の壁を通過しやすい電波による無線通信を用いる方法が考えられる。しかし、このような電波は、金属等によって反射されるため、金属を含む壁で構成された浴室へは届きにくい場合がある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、浴室が金属を含む壁で構成されていても、電波式のリモコンによって、浴室に関連する浴室機器を遠隔操作することができる浴室システムを提供することを目的とする。
第1の発明は、金属を含む壁によって構成される浴室と、前記浴室に関連する浴室機器と、前記浴室機器を動作させる電波式のリモコンと、前記リモコンからの信号を受信する受信部と、を備え、前記受信部は、前記浴室の前記壁よりも上方に配置されることを特徴とする浴室システムである。
この浴室システムによれば、受信部が浴室の壁よりも上方に配置されることにより、浴室の壁での反射によってリモコンからの電波が受信されにくくなることを抑制できる。これにより、浴室が金属を含む壁で構成されていても、電波式のリモコンによって浴室機器を、浴室から離れた部屋から遠隔操作することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記受信部は、前記浴室と、前記浴室が設置される建物の躯体の一部であって前記浴室の上方に位置する躯体の一部と、の間の浴室上部空間に配置されることを特徴とする浴室システムである。
この浴室システムによれば、受信部が例えば浴室に隣接する部屋等に露出しないため、デザイン性を損ねることなく、電波式のリモコンによって浴室機器を遠隔操作することが可能となる。
第3の発明は、第2の発明において、前記受信部は、上方から見たときに、前記浴室上部空間の中央に配置されることを特徴とする浴室システムである。
この浴室システムによれば、浴室システムが設置される建物の間取りによって、リモコンからの電波が受信部に届きにくくなることを抑制できる。
第4の発明は、第2または第3の発明において、前記浴室機器は、前記浴室上部空間に設けられ、前記受信部は、前記浴室機器よりも上方に設けられることを特徴とする浴室システムである。
この浴室システムによれば、浴室機器が金属部材を含んでいても、リモコンからの電波が浴室機器によって遮られて受信部に届きにくくなることを抑制できる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記受信部を保持する保持部材をさらに備え、前記保持部材は、非金属材料で形成されることを特徴とする浴室システムである。
この浴室システムによれば、保持部材によって、受信部の位置を調整することができる。このとき、保持部材が非金属材料で形成されることにより、リモコンからの電波が保持部材によって遮られて受信部に届きにくくなることを抑制できる。
第6の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記浴室の前記壁の天井の少なくとも一部に、前記リモコンからの電波が通過可能な電波通過部が設けられることを特徴とする浴室システムである。
この浴室システムによれば、浴室の内部からでも、電波式のリモコンで浴室機器を遠隔操作することができる。
第7の発明は、第6の発明において、前記受信部は、前記電波通過部の上に設けられることを特徴とする浴室システムである。
この浴室システムによれば、浴室の内部に配置されたリモコンからの電波が、より受信部へ届きやすい。
本発明の態様によれば、浴室が金属を含む壁で構成されていても、電波式のリモコンによって、浴室に関連する浴室機器を遠隔操作することができる浴室システムが提供される。
実施形態に係る浴室システムを例示する側面図である。 実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。 実施形態に係る浴室システムを例示する斜視図である。 実施形態に係る浴室システムが設けられた建物の一部を例示する平面図である。 実施形態に係る浴室の壁を例示する断面図である。 実施形態に係る浴室の床を例示する断面図である。 実施形態に係る浴室及び浴室上部空間を例示する平面図である。 実施形態に係る別の浴室システムを例示する側面図である。 実施形態に係る別の浴室システムを例示する側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る浴室システムを例示する側面図である。
図2は、実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。
図1に示すように、実施形態に係る浴室システム100は、浴室10と、浴室10に関連する浴室機器20と、リモコン30と、受信部40と、を有する。
浴室10は、建物の躯体50に設けられる。浴室10は、例えば、金属を含む壁11で構成される。また、浴室10の内部には、浴槽15が設けられる。
浴室10に関連する浴室機器20は、浴室10の内部又は浴室10の外部に設けられる。実施形態において、浴室機器20は少なくとも1つ設けられる。浴室機器20は、複数設けられてもよい。
図2に示すように、本願明細書において、浴室10に関連する浴室機器20という範囲には、空調機器21、掃除機器22、給湯器23、浴槽15の排水栓24、浴室の照明25、マッサージ機器26、及び、これらの動作を制御する制御部27を含む。なお、図1には、浴室機器20として、空調機器21及び制御部27のみが図示されている。
空調機器21は、浴室10の天井に設けられる。空調機器21は、温風を吹き出して浴室10内を暖める暖房機能、風(例えば温風)を吹き出して浴室10内に吊るされた衣類等を乾燥させる乾燥機能、及び、浴室10内を換気する換気機能、の少なくともいずれかを有する。空調機器21は、例えば浴室換気暖房乾燥機である。空調機器21は、換気扇でもよい。
掃除機器22は、浴室10の内部に設けられる。掃除機器22は、例えば、浴槽15の内壁に洗剤や水(湯)を散布する機器である。または、掃除機器22は、浴室10の床(洗い場)に水や除菌水等を散布する機器でもよい。
給湯器23は、例えば浴室10の外部に設けられ、浴槽15や浴室10内の水栓装置に湯を供給する。
マッサージ機器26は、例えば浴槽15に設けられ、浴槽15内の水(湯)に泡を発生させる気泡発生装置である。または、マッサージ機器26は、浴槽15内に水流を発生させる水流発生装置である。浴室機器20は、吐水装置であってもよい。例えば、吐水装置から浴槽15内の使用者の肩に向けて湯が吐出される(肩湯)。
排水栓24は、浴槽15に設けられる。排水栓24が開くことで、浴槽15内の水や湯が排出される。照明25は、浴室10の例えば天井等に設けられる照明である。
制御部27は、例えばマイコンなどを含む回路装置である。制御部27からの信号に基づいて、その他の浴室機器20(空調機器21、掃除機器22、給湯器23、排水栓24、照明25及びマッサージ機器26など)は、動作することができる。また、浴室機器20という範囲には、信号を中継する機器が含まれてもよい。
リモコン30は、浴室機器20を動作させる電波式のリモコンである。すなわち、使用者は、リモコン30を操作することにより、浴室機器20の動作を操作することができる。浴室機器20が複数設けられた場合、リモコン30は、複数の浴室機器20の少なくともいずれかを動作させる。
リモコン30は、例えば浴室10の外部に設置される。リモコン30は、例えば、リビングルームやキッチンに設置される。リモコン30は、持ち運び可能であってもよいし、浴室10の内部や、浴室10に隣接する脱衣所等に設置されてもよい。
受信部40は、リモコン30からの電波(無線信号)を受信するアンテナ等の電波受信モジュールを有する。
使用者がリモコン30に設けられたスイッチやボタン等を操作すると、リモコン30は、使用者の操作に応じて電波(無線信号)を送信する。受信部40は、リモコン30から送信された電波(無線信号)を受信すると、浴室機器20の動作を制御する信号を浴室機器20へ送信する。浴室機器20は、受信部40からの信号に基づいて動作する。
図1及び図2に示す例では、受信部40は、制御部27へ信号を送信する。制御部27は、受信部40からの信号を受信すると、その他の浴室機器20(空調機器21、掃除機器22、給湯器23、排水栓24、照明25及びマッサージ機器26など)に、その動作を制御する信号を送信する。
電波通信には、例えば、300メガヘルツ(MHz)以上5ギガヘルツ(GHz)以下程度の周波数帯域の電波が用いられる。リモコン30と受信部40との間の電波通信には、例えば2.4GHzの電波が用いられる。受信部40と制御部27との間の通信は、有線通信であっても無線通信(例えば電波通信)であってもよい。制御部27とその他の浴室機器20との通信は、有線通信であっても無線通信(例えば電波通信)であってもよい。
図3は、実施形態に係る浴室システムを例示する斜視図である。
図4は、実施形態に係る浴室システムが設けられた建物の一部を例示する平面図である。
前述したように、浴室10は金属を含む壁11によって構成される。なお、壁11によって構成された浴室10という範囲には、浴室10に壁11とは別に、ドア13や窓などが設けられる場合も含む。本願明細書において、壁11とは、ドア13、窓、および、浴室機器20が設置される開口部などを含まない領域をいう。
図3及び図4に示すように、壁11は、第1〜第4の側壁11a〜11dと、天井11e(天井板)と、床11f(床板)と、によって構成される。
第1〜第4の側壁11a〜11dは、浴室10の四方を囲み、浴室10の側面を形成する。天井11eは、浴室10の天面を形成する。床11fは、浴槽15の側方に位置する洗い場の床であり、浴室10の底面を形成する。浴室10は、第1〜第4の側壁11a〜11dと、天井11eと、床11fと、によって区画された空間である。
第1〜第4の側壁11a〜11d、天井11e及び床11fの少なくともいずれかは、金属を含む。例えば、第1〜第4の側壁11a〜11d、天井11e及び床11fは、それぞれ、金属部(例えば金属板)を有する。これにより、浴室10の強度を向上させることができる。
図5は、実施形態に係る浴室の壁を例示する断面図である。
図5は、図4に示すA1−A1線断面の一部を例示している。
第4の側壁11dは、金属部M1と、樹脂部R1と、を有する。金属部M1は、例えば、壁面の略全体に沿って広がり、板状である。樹脂部R1は、金属部M1の浴室10側の表面を覆う。第1〜第3の側壁11a〜11c及び天井11eの構造についても、同様である。なお、浴室の外側に位置する建物の躯体50は、一般に非金属で構成されるため、リモコン30からの電波は、躯体50に遮られにくい。
図6は、実施形態に係る浴室の床を例示する断面図である。
図6は、図4に示すA2−A2線断面の一部を例示している。
床11fは、架台F1と、金属部M2と、樹脂部R2と、を有する。
架台F1は、例えば、鋼材などの角材を縦横に組合わせて構成されたフレーム状である。架台F1は、支持脚F2を有し、浴室10が設置される建物の躯体50の上に設けられる。支持脚F2は、架台F1のうち鉛直方向に延びる部材である。
金属部M2は、架台F1の上に設けられる。金属部M2は、例えば、床面の略全体に沿って広がり、板状である。石膏ボード、木質系ボード、硬質ポリウレタンフォームなどの芯材を2枚の鋼板(金属部)で挟んだ構造を用いてもよい。
樹脂部R2は、金属部M2の上に設けられる。樹脂部R2は、例えば、金属部M2の略全体を覆う板状である。樹脂部R2は、樹脂で構成された防水パンや表面意匠シートが積層された構造を有する。
以上説明したように、浴室10は、金属を含む壁11で囲まれている。リモコン30と受信部40との間の通信に用いられる電波は、金属によって遮られる(反射される)ことがある。このため、受信部40が設置される位置によっては、リモコン30からの電波が壁11の金属によって遮られ、受信部40は、リモコン30からの電波を受信できない場合がある。使用者が、建物内の浴室から離れた部屋から、リモコン30で浴室機器20を操作しようとしたときに、部屋によっては浴室機器20を遠隔操作できない場合がある。
これに対して、実施形態においては、図1に示すように、受信部40は、壁11よりも上方に配置される。より具体的には、受信部40は、第1〜第4の側壁11a〜11dのそれぞれの上端よりも上に位置する。受信部40は、天井11eよりも上に位置する。これにより、受信部40が、壁11による反射によってリモコン30からの電波を受信しにくくなることを抑制できる。例えば、図1に示す電波W1、W2のように、リモコン30からの電波は、壁11の上方に回り込んで受信部40へ到達することができる。従って、浴室10が金属を含む壁11で構成されていても、電波式のリモコン30によって浴室機器20を、浴室10から離れた部屋から遠隔操作することができる。
また、受信部40を壁11よりも上方に配置することにより、浴室10が設置された階の上階から浴室機器20を遠隔操作しやすくなる。例えば、1階に浴室10が設置された住宅の場合、2階から浴室機器20を遠隔操作しやすくなる。
なお、受信部40の位置は、壁11よりも上方であれば、浴室10の鉛直上方でなくてもよい。例えば、浴室10に隣接する部屋(脱衣所など)の天井付近に、受信部40が設置されてもよい。
図1に示す例では、受信部40、制御部27及び空調機器21の一部は、浴室上部空間USに配置されている。浴室上部空間USとは、浴室10の天井11eと、建物の躯体50の一部51と、の間の空間をいう。躯体50の一部51は、浴室10の上方(鉛直上方)に位置する部分である。すなわち、浴室上部空間USの下方は、天井11eで仕切られており、浴室上部空間USの上方は、躯体50の一部51で仕切られている。
このように受信部40や制御部27を浴室上部空間USに配置することにより、受信部40が例えば浴室に隣接する部屋等に露出しないため、デザイン性を損ねることなく、電波式のリモコン30によって浴室機器20を遠隔操作することが可能となる。
また、図1に示したように、受信部40は、浴室機器20(この例では空調機器21)よりも上方に設けられる。すなわち、受信部40は、浴室機器20の上端よりも上に位置する。浴室上部空間USに複数の浴室機器20が設けられた場合、受信部40は、各浴室機器20の上端よりも高い位置に設けられる。これにより、浴室機器20が金属部材を含んでいても、リモコン30からの電波が浴室機器20によって遮られて受信部40に届きにくくなることを抑制できる。
ここで、受信部40は、保持部材42により保持されている。保持部材42は、例えばL字状であり、一部が天井11eに固定され、別の一部が受信部40に固定される。つまり、受信部40は、保持部材42によって間接的に天井11eに固定されている。受信部40は、間接的に躯体50の一部51に固定されてもよい。保持部材42を用いることで、受信部40の位置(高さなど)を調整することができる。
また、保持部材42は、非金属材料で形成される。非金属材料は、樹脂を含まない材料であり、例えば樹脂である。これにより、リモコン30からの電波が保持部材42によって遮られて受信部40に届きにくくなることを抑制できる。
図7は、実施形態に係る浴室及び浴室上部空間を例示する平面図である。
図7は、図1に示した浴室上部空間USを上方から見た様子(上面視)を表す。浴室10及び浴室上部空間USは、上方から見たときに略矩形である。
図7に示すように、受信部40は、上方から見たときに、浴室上部空間USの中央に配置される。例えば、上方から見たときに、受信部40の一部が、浴室上部空間USの平面形状の重心と重なる。
浴室システム100が設置される建物の間取りには、様々な場合が想定される。このため、リモコン30と受信部40との位置関係も様々な場合が想定される。ここで、受信部40が第1〜第4の側壁11a〜11dのいずれかに偏って配置されていると、リモコン30と受信部40との位置関係によっては、リモコン30からの電波が受信部40に極端に届きにくくなる場合がある。これに対して、受信部40が浴室上部空間の中央に配置することにより、浴室システム100が設置される建物の間取りによって、リモコン30からの電波が受信部40に届きにくくなることを抑制できる。
また、図1及び図7に示すように、浴室10の天井11eには、リモコン30からの電波(無線信号)が通過可能な電波通過部12が設けられる。電波通過部12は、天井11eのうち、金属を含まない領域である。電波通過部12は、開口部であってもよいし、樹脂等の非金属材料で形成されていてもよい。例えば天井11eの金属部(金属板)に開口が設けられることで、電波通過部12が形成される。この開口部(電波通過部12)の大きさは、リモコン30の電波(無線信号)の波長に基づいて定めることができる。例えば、電波通過部12の最大寸法Laは、リモコン30の電波の波長の0.5倍以上である。なお、電波通過部12の最大寸法Laとは、その電波通過部12が設けられた壁面(天井)に対して平行な方向における長さの最大値である。電波通過部12の形状は、任意であるが、例えば略円形又は矩形であり、正方形が望ましい。
リモコン30が浴室10の内部に配置された場合、リモコン30からの電波は、図1に示す電波W3のように、電波通過部12を通って受信部40へ到達することができる。これにより、浴室10の内部からでも、電波式のリモコン30で浴室機器20を遠隔操作することができる。
図1及び図7に示す例では、受信部40は、電波通過部12の上(鉛直上方)に設けられる。受信部40の少なくとも一部は、鉛直方向において電波通過部12の一部と重なる。これにより、浴室10の内部に配置されたリモコン30からの電波が、より受信部40へ届きやすい。
図8は、実施形態に係る別の浴室システムを例示する側面図である。
図8に示す浴室システム101においては、前述した浴室システム100と比べて、受信部40の位置が異なる。
図8に示すように、この例においても、受信部40は、壁11よりも上方に配置される。受信部40は、浴室10に隣接する部屋(脱衣所など)の天井付近に設置されている。このように、受信部40の位置は、壁11よりも上方であれば、浴室10の鉛直上方でなくてもよい。
図9は、実施形態に係る別の浴室システムを例示する側面図である。
図9に示す浴室システム102においては、例えば、制御部27が設けられない。この場合、制御部27以外の浴室機器20(空調機器21、掃除機器22、給湯器23、照明24、排水栓24及びマッサージ機器26など)の動作を制御する信号は、制御部27を介さずに、受信部40から直接送信される。受信部40と浴室機器20との間の通信は、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。
あるいは、図9に破線で示した制御部27のように、制御部27は、その他の浴室機器20と一体であってもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴室システムが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 浴室、 11 壁、 11a〜11d 第1〜第4の側壁、 11e 天井、 11f 床、 12 電波通過部、 13 ドア、 15 浴槽、 20 浴室機器、 21 空調機器、 22 掃除機器、 23 給湯器、 24 排水栓、 25 照明、 26 マッサージ機器、 27 制御部、 30 リモコン、 40 受信部、 42 保持部材、 50 躯体、 51 躯体の一部、 100、101、102 浴室システム、 F1 架台、 M1、M2 金属部、 R1、R2 樹脂部、 US 浴室上部空間、 W1、W2、W3 電波

Claims (6)

  1. 金属を含む壁によって構成される浴室と、
    前記浴室に関連する浴室機器と、
    前記浴室機器を動作させる電波式のリモコンと、
    前記リモコンからの信号を受信する受信部と、
    を備え、
    前記受信部は、前記浴室の前記壁よりも上方に配置され
    前記浴室の前記壁の天井の少なくとも一部に、前記リモコンからの電波が通過可能な電波通過部が設けられることを特徴とする浴室システム。
  2. 前記受信部は、前記浴室と、前記浴室が設置される建物の躯体の一部であって前記浴室の上方に位置する躯体の一部と、の間の浴室上部空間に配置されることを特徴とする請求項1記載の浴室システム。
  3. 前記受信部は、上方から見たときに、前記浴室上部空間の中央に配置されることを特徴とする請求項2記載の浴室システム。
  4. 前記浴室機器は、前記浴室上部空間に設けられ、
    前記受信部は、前記浴室機器よりも上方に設けられることを特徴とする請求項2または3に記載の浴室システム。
  5. 前記受信部を保持する保持部材をさらに備え、
    前記保持部材は、非金属材料で形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の浴室システム。
  6. 前記受信部は、前記電波通過部の上に設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の浴室システム。
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