JP6931914B2 - 生体情報取得装置、生体情報取得方法、及び、プログラム - Google Patents

生体情報取得装置、生体情報取得方法、及び、プログラム Download PDF

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本発明は、生体情報取得装置、生体情報取得方法、及び、生体情報取得プログラムに関する。
近年、セキュリティ保護の観点から、生体の血管パターンに基づく生体情報を用いた生体認証技術が注目されている。生体認証では、例えば、照合用データを事前にデータベースに登録しておき、認証時に利用者(被検者)のデータを取得して、データベースに登録された照合用データと一致するか否かを比較することで、利用者の認証を行う。
血管パターンに基づいた認証技術は、偽造などによる成り済ましが困難であり、また、利用者の心理的抵抗感も少ないといった利点を備えている(非特許文献1参照)。
社団法人日本自動認識システム協会著、「よくわかるバイオメトリクスの基礎」、第1版、株式会社オーム社、平成17年9月5日、p.47−55
従来、血管パターンの二次元画像を取得し、その特徴点などの座標を求めて生体情報とするといったことが行なわれている。しかしながら、生体情報の精度を高めるといった観点からは、生体内における血管の奥行き(深さ)に関する情報を生体情報に反映するといったことが好ましい。
血管の奥行き情報を得るために、視差がある画像を撮像して演算を行なうといった方法が考えられる。例えば、固定焦点のカメラを離間して複数配置し、カメラ間の距離と、各カメラで撮像された画像のずれ量とを用いて、三角測量により奥行き情報を得るといったことができる。
あるいは又、血管の奥行き情報を得るために、撮像に用いられる光学系の条件を異にして複数回の撮像を行ない、良好なフォーカスが得られる光学系の条件に基づいて奥行き情報を得るといったこともできる。
しかしながら、固定焦点のカメラを離間して複数配置し三角測量により奥行き情報を得るといった構成や、光学系の条件を異にして複数回の撮像を行ない血管の奥行き情報を得るといった構成では、実施に際して装置の構成が複雑となり、また、処理の負荷も大きいといった課題が生ずる。
従って、本発明の目的は、視差がある画像を撮像して演算を行なうといったことや光学系の条件を異にして複数回の撮像をするといったことを必要とせず、血管の奥行き情報を生体情報に反映することができる、生体情報取得装置、生体情報取得方法、及び、生体情報取得プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明に係る生体情報取得装置は、
マトリクス状に配置された複数の受光素子を有する撮像部、
焦点距離が異なる複数種の微小レンズが平面状に配置されている集光部、及び、
撮像部が取得した画像情報を処理して情報を取得する情報取得部を含む制御部、
を含んでおり、
撮像部は、生体内で反射した近赤外光を、集光部を介して撮像することによって画像情報を取得し、
情報取得部は、画像情報に基づいて、生体内の血管における深さ情報を含む位置情報を生体情報として取得する、
生体情報取得装置である。
上記の目的を達成するための本発明に係る生体情報取得方法は、
生体内で反射した近赤外光を、焦点距離が異なる複数種の微小レンズが平面状に配置されている集光部を介してマトリクス状に配置された複数の受光素子を有する撮像部で撮像することによって画像情報を取得するステップ、及び、
取得した画像情報に基づいて、生体内の血管における深さ情報を含む位置情報を生体情報として取得するステップ、
を含む生体情報取得方法である。
上記の目的を達成するための本発明に係る生体情報取得プログラムは、
コンピュータに、
生体内で反射した近赤外光を、焦点距離が異なる複数種の微小レンズが平面状に配置されている集光部を介してマトリクス状に配置された複数の受光素子を有する撮像部で撮像することによって画像情報を取得するステップ、及び、
取得した画像情報に基づいて、生体内の血管における深さ情報を含む位置情報を生体情報として取得するステップ、
を実行させるための生体情報取得プログラムである。
本発明に係る生体情報取得装置にあっては、
集光部において、微小レンズは受光素子と一対一に対応するように配置されていると共に、焦点距離が異なる複数種の微小レンズから成るレンズ群がマトリクス状に形成されており、
情報取得部は、撮像部が取得した画像情報から焦点距離が異なる複数の画像を生成し、生成した複数の画像に基づいて、生体内の血管に関する深さ情報を含む位置情報を生体情報として取得する構成とすることができる。
この場合において、
情報取得部は、微小レンズと受光素子との対応関係に基づいて、撮像部が取得した画像情報から焦点距離が異なる複数の画像を生成し、生成した複数の画像の結像状態を比較して、生体内の血管に関する深さ情報を取得する構成とすることができ、更には、生成した複数の画像のうち最も結像状態のよい画像の焦点距離を血管の深さ情報とする構成とすることができる。
また、本発明に係る生体情報取得方法あるいは生体情報取得プログラムにおいても、集光部の微小レンズは受光素子と一対一に対応するように配置されていると共に、焦点距離が異なる複数種の微小レンズから成るレンズ群がマトリクス状に形成されている構成とし、
撮像部が取得した画像情報から焦点距離が異なる複数の画像を生成するステップ、
生成した複数の画像に基づいて、生体内の血管に関する深さ情報を含む位置情報を生体情報として取得するステップ、
を行なう構成とすることができる。この場合において、
微小レンズと受光素子との対応関係に基づいて、撮像部が取得した画像情報から焦点距離が異なる複数の画像を生成するステップ、
生成した複数の画像の結像状態を比較して、生体内の血管に関する深さ情報を取得するステップ、
を行なう構成とすることができる。この場合においても、
微小レンズと受光素子との対応関係に基づいて、撮像部が取得した画像情報から焦点距離が異なる複数の画像を生成するステップ、
生成した複数の画像の結像状態を比較して、生体内の血管に関する深さ情報を取得するステップ、
を行なう構成とすることができ、更には、
生成した複数の画像のうち最も結像状態のよい画像の焦点距離を血管の深さ情報とするステップ、
を行なう構成とすることができる。
上述した各種の好ましい構成を含む、本発明に係る生体情報取得装置、生体情報取得方法、あるいは、生体情報取得プログラム(以下、これらを単に、本発明と呼ぶ場合がある)において、撮像部はフィルム状の受光素子アレイセンサーから成る構成とすることができる。この場合において、受光素子は有機半導体素子から成る構成とすることができる。あるいは又、上述した各種の好ましい構成を含む本発明にあっては、撮像部は可撓性を有する構成とすることができる。
上述した各種の好ましい構成を含む本発明において、集光部はフィルム状のマイクロレンズアレイシートから成る構成とすることができる。あるいは又、上述した各種の好ましい構成を含む本発明において、集光部は可撓性を有する構成とすることができる。
上述した各種の好ましい構成を含む本発明に係る生体情報取得装置にあっては、生体に向けて近赤外光を照射する照射部を更に備えている構成とすることができる。この場合において、照射部は近赤外光を照射する複数の光源を備えており、撮像部は、照射部の照射パターンを異にする複数の画像情報を取得し、情報取得部は、複数の画像情報に基づいて、光源の発光による影響が軽減された画像情報を得る構成とすることができる。
照射部に用いられる光源として、例えば、発光ダイオード(LED)やエレクトロルミネッセンス(EL)装置を挙げることができる。光源の小型化といった観点からは、中でも、光源として発光ダイオードを用いることが好ましい。
また、上述した各種の好ましい構成を含む本発明に係る生体情報取得方法あるいは生体情報取得プログラムにおいても、生体に向けて近赤外光を照射する、複数の光源を備えている照射部を用いて、
照射部の照射パターンを異にする複数の画像情報を取得するステップ、
複数の画像情報に基づいて、光源の発光による影響が軽減された画像情報を得るステップ、
を行なう構成とすることができる。
上述した各種の好ましい構成を含む本発明に係る生体情報取得装置は、利用者の手首に装着可能な形状を有する構成とすることができる。この場合において、撮像部は、掌側の手首の近赤外光画像を撮像するように配置されることが好ましい。
上述した各種の好ましい構成を含む本発明に係る生体情報取得装置にあっては、取得した生体情報を用いて認証処理を行う認証処理部を更に備えている構成とすることができるし、取得した生体情報の登録処理を行う登録処理部を更に備えている構成とすることもできる。
情報取得部を有する制御部は、演算回路や記憶装置(メモリ)等といった周知の回路素子などを用いて構成することができる。取得した生体情報を用いて認証を行う認証処理部や取得した生体情報の登録を行う登録処理部についても同様である。
生体情報の登録処理および生体情報の認証処理の構成は、特に限定するものではない。例えば生体情報として静脈パターンを用いる場合には、血管の分岐点の位置や方向などの特徴をパラメータ化しこれを登録するといった構成であってもよいし、血管パターンそのものを登録するといった構成であってもよい。また、生体情報の認証は、例えば、周知のパターンマッチングのアルゴリズムから適宜好適なものを選択して行えばよい。
本発明によれば、光学系の条件を異にして複数回の撮像をするといったことを必要とせず、血管の奥行き情報を生体情報に反映することができる。これによって、装置の小型化や低コスト化も図ることができる。
図1は、第1の実施形態に係る生体情報取得装置の模式的な斜視図である。 図2は、生体情報取得装置の生体側の面の構造を説明するための模式的な斜視図である。 図3は、生体情報取得装置の構成要素を仮想的に分離したときの模式的な斜視図である。 図4は、照射部の構成を説明するための模式的な平面図である。 図5は、撮像部の構成を説明するための模式的な平面図である。 図6Aは、集光部の構成を説明するための模式的な平面図である。図6Bは、集光部のレンズ群と撮像部の受光素子との対応関係を説明するための模式的な斜視図である。 図7は、生体情報を取得する動作を説明するための模式的なフローチャートである。 図8は、照射部が近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。 図9は、手首内で反射した近赤外光を集光部を介して撮像することで撮像部が取得した画像情報を説明するための模式的な図である。 図10Aは、集光部の微小レンズ142Aに対応した画像を説明するための模式図である。図10Bは、集光部の微小レンズ142Bに対応した画像を説明するための模式図である。 図11Aは、集光部の微小レンズ142Cに対応した画像を説明するための模式図である。図11Bは、集光部の微小レンズ142Dに対応した画像を説明するための模式図である。 図12Aは、集光部の微小レンズ142Bに対応した画像から選択された血管パターンを説明するための模式図である。図12Bは、集光部の微小レンズ142Dに対応した画像から選択された血管パターンを説明するための模式図である。 図13Aは、集光部の微小レンズ142Bに対応した画像から抽出された血管パターンの特徴点とその座標を説明するための模式図である。図13Bは、集光部の微小レンズ142Dに対応した画像から選択された血管パターンの特徴点とその座標を説明するための模式図である。 図14は、撮像部の画像情報におけるハレーションを説明するための模式的な平面図である。 図15Aは、照射部の光源122T,122Bのうち、光源122Tのみ近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。図15Bは、図15Aに示す照射パターンにおいて生体を撮像したときの画像情報を説明するための模式的な平面図である。 図16Aは、照射部の光源122T,122Bのうち、光源122Bのみ近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。図16Bは、図16Aに示す照射パターンにおいて生体を撮像したときの画像情報を説明するための模式的な平面図である。 図17Aは、照射部の光源122Tのうち右側半分のみ近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。図17Bは、図17Aに示す照射パターンにおいて生体を撮像したときの画像情報を説明するための模式的な平面図である。 図18Aは、照射部の光源122Tのうち左側半分のみ近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。図18Bは、図18Aに示す照射パターンにおいて生体を撮像したときの画像情報を説明するための模式的な平面図である。 図19Aは、照射部の光源122Bのうち右側半分のみ近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。図19Bは、図19Aに示す照射パターンにおいて生体を撮像したときの画像情報を説明するための模式的な平面図である。 図20Aは、照射部の光源122Bのうち左側半分のみ近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。図20Bは、図20Aに示す照射パターンにおいて生体を撮像したときの画像情報を説明するための模式的な平面図である。 図21は、変形例の照射部を説明するための模式的な平面図である。 図22Aは、照射部の光源222が構成する二つの群のうち、一方の群から近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。図22Bは、図22Aに示す照射パターンにおいて生体を撮像したときの画像情報を説明するための模式的な平面図である。 図23Aは、照射部の光源222が構成する二つの群のうち、他方の群から近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。図23Bは、図23Aに示す照射パターンにおいて生体を撮像したときの画像情報を説明するための模式的な平面図である。
以下、図面を参照して、実施形態に基づき本発明の生体情報取得装置などを説明する。本発明は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値や材料は例示である。以下の説明において、同一要素または同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態は、本発明の生体情報取得装置、生体情報取得方法、及び、生体情報取得プログラムに関する。
図1は、第1の実施形態に係る生体情報取得装置の模式的な斜視図である。図2は、生体情報取得装置の生体側の面の構造を説明するための模式的な斜視図である。
先ず、生体情報取得装置100の概要について説明する。図1に示すように、生体情報取得装置100は、利用者200の手首に装着可能な形状を有する。そして、図2に示すように、生体情報取得装置100は、腕に対して脱着可能なバンド部110、バンド部110の内側面に配された集光部140や撮像部130を含んでいる。生体情報取得装置100は、更に、生体に向けて近赤外光を照射する照射部120を含んでいる。
バンド部110、集光部140、撮像部130、及び、照射部120は、可撓性を有するように構成されている。これによって、生体情報取得装置100は、利用者200の手首に倣った形状で、利用者200の手首に装着される。集光部140、撮像部130、及び、照射部120は、バンド部110の内側面に、手首側に近い側から、集光部140、撮像部130、照射部120の順で配されている。撮像部130は、掌側の手首の近赤外光画像を撮像するように配置されている。
撮像部130は、生体内で反射した近赤外光を集光部140を介して撮像することによって画像情報を取得する。そして、生体情報取得装置100は、画像情報に基づいて、生体内の血管における深さ情報を含む位置情報を生体情報として取得する。より具体的には、撮像部130が取得した画像情報から焦点距離が異なる複数の画像を生成し、生成した複数の画像に基づいて、生体内の血管に関する深さ情報を含む位置情報を生体情報として取得する。
以上、生体情報取得装置100の概要について説明した。次いで、生体情報取得装置100の構成や動作について、詳しく説明する。
図3は、生体情報取得装置の構成要素を仮想的に分離したときの模式的な斜視図である。
以下、生体情報取得装置100の構成について詳しく説明する。図3に示すように、
生体情報取得装置100は、
マトリクス状に配置された複数の受光素子131を有する撮像部130、
焦点距離が異なる複数種の微小レンズが平面状に配置されている集光部140、及び、
撮像部130が取得した画像情報を処理して情報を取得する情報取得部151を含む制御部150、
を含んでおり、
生体に向けて近赤外光を照射する照射部120、
を更に備えている。
集光部140にあっては、焦点距離が異なる複数種の微小レンズから成るレンズ群がマトリクス状に形成されている。後述する図6Bを参照して後で詳しく説明するが、微小レンズは受光素子131と一対一に対応するように配置されている。
図に示す例では、制御部150は、情報取得部151に加えて、
取得した生体情報を用いて認証処理を行う認証処理部152、
取得した生体情報の登録処理を行う登録処理部153、及び、
照射部120の光源を制御する光源制御部154、
を更に備えている。制御部150は、図示せぬ基板上に配置された演算回路や記憶装置(メモリ)等から構成されており、生体情報取得装置100の動作全般を制御する。
次いで、照射部120の構成について詳しく説明する。図4は、照射部の構成を説明するための模式的な平面図である。
照射部120は矩形のフィルム状である。照射部120は近赤外光を照射する複数の光源を備えている。照射部120を構成する矩形状の基材121における対向する2辺のそれぞれに、間隔を空けて複数個の光源122が配置されている。図において上側の辺に配されている光源を符号122T、下側の辺に配されている光源を符号122Bで表す場合がある。
光源122は、例えば波長800ナノメートル前後の近赤外光を発する発光ダイオード(LED)から成る。基材121は、例えば黒色の樹脂材料などから構成されている。光源122を駆動するための配線は、例えば、基材121の内部に図示せぬ配線として設けられている。光源122の点灯/消灯は、図3に示す制御部150の光源制御部154によって制御される。
次いで、撮像部130の構成について詳しく説明する。図5は、撮像部の構成を説明するための模式的な平面図である。
撮像部130は、矩形のフィルム状の受光素子アレイセンサーから成る。撮像部130は、例えば、可撓性を有する透明なフィルム上に、有機半導体素子から成る受光素子131が二次元マトリクス状に配置されて構成されている。受光素子として、例えばフォトダイオードやフォトトランジスタを用いることができる。有機半導体素子の半導体層を構成する材料として、2,3,6,7−ジベンゾアントラセン(ペンタセンとも呼ばれる)などの有機材料を例示することができる。また、受光素子131に接続される配線を構成する材料として、白金(Pt)や金(Au)などの金属、あるいは、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸[PEDOT/PSS]といった有機材料を挙げることもできる。
次いで、集光部140の構成について詳しく説明する。図6Aは、集光部の構成を説明するための模式的な平面図である。図6Bは、集光部のレンズ群と撮像部の受光素子との対応関係を説明するための模式的な斜視図である。
集光部140は、フィルム状のマイクロレンズアレイシートから成る。集光部140は、例えば、レンズ面を形成する凹凸構造が設けられた金型を用いて、熱可塑性の透明な基材に加熱プレス処理を施すなどといった方法によって製造することができる。
集光部140にあっては、焦点距離が異なる複数種の微小レンズから成るレンズ群141がマトリクス状に形成されている。ここでは、レンズ群141は、例えば4つの微小レンズ142A,142B,142C,142Dから構成されているとする。これらの微小レンズは、例えば、焦点距離が1ミリメートル、2ミリメートル、3ミリメートル、4ミリメートルといった構成である。そして、図6Bに示すように、微小レンズは受光素子131と一対一に対応するように配置されている。以下の説明において、微小レンズ142A,142B,142C,142Dにそれぞれ対応する受光素子131を、符号131A,131B,131C,131Dで表す場合がある。
尚、レンズ群を構成する微小レンズの数や焦点距離の値は例示に過ぎない。これらは、生体情報取得装置100の仕様などに応じて、適宜設定すればよい。
以上、生体情報取得装置100の構成について詳しく説明した。次いで、生体情報取得装置100の動作について詳しく説明する。
生体情報取得装置100は、
生体内で反射した近赤外光を、焦点距離が異なる複数種の微小レンズが平面状に配置されている集光部140を介してマトリクス状に配置された複数の受光素子131を有する撮像部130で撮像することによって画像情報を取得するステップ、及び、
画像情報に基づいて、生体内の血管における深さ情報を含む位置情報を生体情報として取得するステップ、
を含む動作を行なう。上述したステップを実行させるための生体情報取得プログラムが、例えば、図3に示す制御部150に備えられた記憶手段に格納されている。
図7は、生体情報を取得する動作を説明するための模式的なフローチャートである。
生体情報取得装置100は、例えば外部からの指令に応じて動作を開始する。先ず、生体情報取得装置100は、照射部120の光源122を点灯させて(ステップS1)、利用者200の手首に近赤外光を照射する。図8は、照射部が近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。
次いで、撮像部130は、利用者200の手首内における反射光に基づいて二次元画像を取得する(ステップS2)。具体的には、手首内で反射した近赤外光を集光部140を介して撮像することによって画像情報を取得する。その後、照射部120の光源122を消灯させる(ステップS3)。
図9は、手首内で反射した近赤外光を集光部を介して撮像することで撮像部が取得した画像情報を説明するための模式的な図である。
近赤外光は、生体組織に対する透過性が高い。一方、波長800ナノメートル前後の近赤外光は静脈の血液中の還元ヘモグロビンに吸収されるといった特性を示す。従って、このステップS2において得られる画像情報PHoriにおいて、静脈パターンは影となって表れる。図9に示す例では、静脈VB1、静脈VB2、静脈VB3のパターンが現れているとして示した。
集光部140には焦点距離が異なる複数種の微小レンズが平面状に配置されている。このため、ステップS2で取得される画像情報には、光学的な条件を異にする画像情報が重畳されている。従って、基本的には、静脈パターンはぼやけた影として撮像される。
次いで、生体情報取得装置100は、レンズ焦点距離に応じた画像の生成を行なう(ステップS4)。
図3に示す情報取得部151は、撮像部130が取得した画像情報から焦点距離が異なる複数の画像を生成する。具体的には、図6Bに示す微小レンズと受光素子との対応関係に基づいて、画像情報PHoriから複数の画像を生成する。
例えば、画像情報PHoriの各画素情報のうち、微小レンズ142Aに対応する受光素子131Aが撮像した部分に対応する画素情報のみを抽出することによって、焦点距離が1mmである場合の画像(符号PHAで表す)を得ることができ、微小レンズ142Bに対応する受光素子131Bが撮像した部分に対応する画素情報のみを抽出することによって、焦点距離が2mmである場合の画像(符号PHBで表す)を得ることができる。図10Aは、集光部140の微小レンズ142Aに対応した画像を説明するための模式図である。図10Bは、集光部140の微小レンズ142Bに対応した画像を説明するための模式図である。微小レンズ142Aと微小レンズ142Bの焦点距離を、それぞれ符号FLAと符号FLBで示す。
同様に、画像情報PHoriの各画素情報のうち、微小レンズ142Cに対応する受光素子131Cが撮像した部分に対応する画素情報のみを抽出することによって、焦点距離が3mmである場合の画像(符号PHCで表す)を得ることができ、微小レンズ142Dに対応する受光素子131Dが撮像した部分に対応する画素情報のみを抽出することによって、焦点距離が4mmである場合の画像(符号PHDで表す)を得ることができる。図11Aは、集光部140の微小レンズ142Cに対応した画像から選択された血管パターンを説明するための模式図である。図11Bは、集光部140の微小レンズ142Dに対応した画像から選択された血管パターンを説明するための模式図である。微小レンズ142Cと微小レンズ142Dの焦点距離を、それぞれ符号FLCと符号FLDで示す。
その後、生体情報取得装置100は、静脈パターンの特徴点情報取得を行なう(ステップS5)。
情報取得部151は、微小レンズと受光素子との対応関係に基づいて生成した複数の画像に基づいて、生体内の血管に関する深さ情報を含む位置情報を生体情報として取得する。より詳しくは、生成した複数の画像の結像状態を比較して、生体内の血管に関する深さ情報を取得する。
情報取得部151は図10A及び図10B、並びに、図11A及び図11Bの結像状態を比較して、対象となる静脈パターンに関して最も結像状態のよい画像を求める。
図に示す例では、静脈VB1に対しては、図10Bが最も結像状態が良い。情報取得部151は、静脈VB1のパターンに対して図10Bを選択する。そして、静脈VB1の深さ情報をFLB(=2mm)とする。また、静脈VB2に対しては、図11Bが最も結像状態が良い。情報取得部151は、静脈VB2のパターンに対して図11Bを選択する。そして、静脈VB2の深さ情報をFLD(=4mm)とする。
また、図に示す例では、静脈VB2について、静脈VB1側と静脈VB2側とで結像状態が異なる。情報取得部151は、静脈VB2のうち静脈VB1側の部分(符号VB3−1で表す)については、最も結像状態がよい図10Bを選択して、深さ情報をFLB(=2mm)とする。そして、報処理部は、静脈VB2のうち静脈VB2側の部分(符号VB3−2で表す)については、最も結像状態がよい図11Bを選択して、深さ情報をFLD(=4mm)とする。
図12Aは、集光部140の微小レンズ142Bに対応した画像から抽出された静脈VB1,VB3−1のパターン画像を示す。図12Bは、集光部140の微小レンズ142Dに対応した画像から抽出された静脈VB2,VB3−2のパターン画像を示す。
情報取得部151は、図12Aに示す画像PHB1と図12Bに示す画像PHD1について2値化や細線化など必要な処理を行い、静脈パターンの特徴点を抽出する。ここでは、特徴点として、静脈パターンの端点や分岐点の座標を抽出するとして説明する。特徴点の抽出は、周知の画像処理技術によって行うことができる。
図13Aは、集光部140の微小レンズ142Bに対応した画像から選択された血管パターンの特徴点とその座標を説明するための模式図である。図13Bは、集光部140の微小レンズ142Dに対応した画像から選択された血管パターンの特徴点とその座標を説明するための模式図である。
符号EPと符号JPは、それぞれ、抽出した端点と分岐点を示す。これらの特徴点には、平面的な位置情報に加えて、微小レンズの焦点距離を反映した静脈の深さ情報が付加されている。
次いで、必要に応じて、取得した特徴点情報に基づいて登録処理や認証処理を実行する(ステップS6)。静脈パターンの認証を行う場合には、図3に示す認証処理部152の動作に基づいて、既登録の静脈パターンのデータと対比して認証処理を行えばよい。また、静脈パターンを新たに登録するといった場合には、図3に示す登録処理部153の動作に基づいて、静脈パターンのデータを新たに登録するといった処理を行えばよい。認証処理や登録処理の方法は特に限定するものではなく、機器の仕様などに応じて、例えば周知の方法の中から適宜好適な方法を選択して用いればよい。
以上、生体情報取得装置100の動作について説明した。
第1の実施形態に係る生体情報取得装置によれば、光学系の条件を異にして複数回の撮像をするといったことを必要とせず、血管の奥行き情報を生体情報に反映することができる。これによって、装置の小型化や低コスト化も図ることができる。
尚、場合によっては、撮像時に照射部120の光源122によるハレーションが生ずることも考えられる。そのような場合、撮像部は、複数の光源の照射パターンを異にする複数の画像情報を取得し、情報取得部151は、複数の画像情報に基づいて、光源の発光による影響が軽減された画像情報を得るといった動作を行なえばよい。
以下、図を参照して説明する。
図14は、撮像部の画像情報におけるハレーションを説明するための模式的な平面図である。
照射部120の照射パターンが図8に示すものである場合、照射部120の光源122の付近の受光素子に強い入射光が入射し、画像情報に図14に示すようなハレーション(符号HAで表す)が生ずることが考えられる。
このような場合、例えば、照射部120の光源122T,122Bのうち、光源122Tのみ近赤外光を照射して、撮像部130で撮像を行なう。次いで、照射部120の光源122T,122Bのうち、光源122Bのみ近赤外光を照射して、撮像部130で撮像を行なう。
図15Aは、照射部の光源122T,122Bのうち、光源122Tのみ近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。図15Bは、図15Aに示す照射パターンにおいて生体を撮像したときの画像情報を説明するための模式的な平面図である。
この場合、画像情報PHori1に生ずるハレーションHAは、光源122T側のみとなる。
図16Aは、照射部の光源122T,122Bのうち、光源122Bのみ近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。図16Bは、図16Aに示す照射パターンにおいて生体を撮像したときの画像情報を説明するための模式的な平面図である。
この場合、画像情報PHori2に生ずるハレーションHAは、光源122B側のみとなる。
従って、図15Bに示す画像情報PHori1と図16Bに示す画像情報PHori2のうち、ハレーションHAを含まない部分を適宜組み合わせることによって、光源の発光による影響が軽減された画像情報を得ることができる。画像が重畳する部分は、例えば、いずれか一方の値、あるいは、平均値を用いるといった構成とすればよい。
上述の説明では、照射部120の照射パターンを4つとしたが、これは例示にすぎない。例えば、図17ないし図20に示すように、照射部120の照射パターンを4つとすることもできる。
この場合には、図17B、図18B、図19B、図20Bに示す画像情報のうち、ハレーションHAを含まない部分を適宜組み合わせることによって、光源の発光による影響が軽減された画像情報を得ることができる。
次いで、変形例の照射部を用いた場合の処理について説明する。
図21は、変形例の照射部を説明するための模式的な平面図である。
図3に示す照射部120では、照射部を構成する矩形状の基材における対向する2辺のそれぞれに、間隔を空けて複数個の光源が配置されているとした。これに対し、変形例の照射部220では、照射部を構成する矩形状の基材221にマトリクス上に複数個の光源222を配置するといった構成である。
このような場合、例えば、照射部220の複数の光源を二つの群に分け、一方の群の光源のみから近赤外光を照射して撮像を行ない、次いで、他方の群の光源のみから近赤外光を照射して撮像を行なうといったことを行なえばよい。
図22Aは、照射部の光源222が構成する二つの群のうち、一方の群から近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。図22Bは、図22Aに示す照射パターンにおいて生体を撮像したときの画像情報を説明するための模式的な平面図である。
図23Aは、照射部の光源222が構成する二つの群のうち、他方の群から近赤外光を照射している状態を説明するための模式的な平面図である。図23Bは、図23Aに示す照射パターンにおいて生体を撮像したときの画像情報を説明するための模式的な平面図である。
従って、図22Bと図23Bに示す画像情報のうち、ハレーションHAを含まない部分を適宜組み合わせることによって、光源の発光による影響が軽減された画像情報を得ることができる。
以上、本発明を好ましい実施形態に基づいて説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。実施形態における生体情報取得装置などの構成要素の具体的な構成、構造は例示であり、適宜、変更することができる。
100・・・生体情報取得装置、
110・・・バンド部、
120,220・・・照射部、
121,221・・・基材、
122,222・・・光源、
130・・・撮像部、
131・・・受光素子、
140・・・集光部、
141・・・レンズ群、
142,142A,142B,142C,142D・・・微小レンズ、
150・・・制御部、
151・・・情報取得部、
152・・・認証処理部、
153・・・登録処理部、
154・・・発光制御部、
200・・・利用者(生体)

Claims (16)

  1. マトリクス状に配置された複数の受光素子を有する撮像部、
    焦点距離が異なる複数種の微小レンズが平面状に配置されている集光部、及び、
    前記撮像部が取得した画像情報を処理して情報を取得する情報取得部を含む制御部、
    を含んでおり、
    前記集光部において、前記微小レンズは前記受光素子と一対一に対応するように配置されていると共に、焦点距離が異なる複数種の前記微小レンズから成るレンズ群がマトリクス状に形成されており、
    前記撮像部は、生体内で反射した近赤外光を、前記集光部を介して撮像することによって画像情報を取得し、
    前記情報取得部は
    前記微小レンズと前記受光素子との対応関係に基づいて、前記撮像部が取得した前記画像情報から焦点距離が異なる複数の画像を生成し、
    前記複数の画像の結像状態を比較して、生体内の血管に関する深さ情報を含む位置情報を生体情報として取得する、
    生体情報取得装置。
  2. 前記情報取得部は、
    前記複数の画像のうち最も結像状態のよい画像の焦点距離を血管の深さ情報とする、
    請求項1に記載の生体情報取得装置。
  3. 前記撮像部はフィルム状の受光素子アレイセンサーから成る、
    請求項1または請求項2に記載の生体情報取得装置。
  4. 前記受光素子は有機半導体素子から成る、
    請求項3に記載の生体情報取得装置。
  5. 前記撮像部は可撓性を有する、
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の生体情報取得装置。
  6. 前記集光部はフィルム状のマイクロレンズアレイシートから成る、
    請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の生体情報取得装置。
  7. 前記集光部は可撓性を有する、
    請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の生体情報取得装置。
  8. 生体に向けて近赤外光を照射する照射部を更に備えている、
    請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の生体情報取得装置。
  9. 前記照射部は近赤外光を照射する複数の光源を備えており、
    前記撮像部は、前記複数の光源の照射パターンを異にする複数の画像情報を取得し、
    前記情報取得部は、前記複数の画像情報に基づいて、前記光源の発光による影響が軽減された前記画像情報を得る、
    請求項8に記載の生体情報取得装置。
  10. 前記光源は発光ダイオードから成る、
    請求項9に記載の生体情報取得装置。
  11. 前記照射部は可撓性を有する、
    請求項8ないし請求項10のいずれか1項に記載の生体情報取得装置。
  12. 利用者の手首に装着可能な形状を有する、
    請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の生体情報取得装置。
  13. 前記制御部は取得した前記生体情報を用いて認証処理を行う認証処理部を更に備えている、
    請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の生体情報取得装置。
  14. 前記制御部は取得した前記生体情報の登録処理を行う登録処理部を更に備えている、
    請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の生体情報取得装置。
  15. マトリクス状に配置された複数の受光素子を有する撮像部と、焦点距離が異なる複数種の微小レンズから成るレンズ群がマトリクス状に形成されており且つ前記微小レンズは前記受光素子と一対一に対応するように配置されている集光部とを用いて、生体内で反射した近赤外光を、前記集光部を介して前記撮像部で撮像することによって画像情報を取得するステップ、及び、
    前記微小レンズと前記受光素子との対応関係に基づいて、前記画像情報から焦点距離が異なる複数の画像を生成し、前記複数の画像の結像状態を比較して、生体内の血管に関する深さ情報を含む位置情報を生体情報として取得するステップ、
    を含む生体情報取得方法。
  16. コンピュータに、
    マトリクス状に配置された複数の受光素子を有する撮像部と、焦点距離が異なる複数種の微小レンズから成るレンズ群がマトリクス状に形成されており且つ前記微小レンズは前記受光素子と一対一に対応するように配置されている集光部とを用いて、生体内で反射した近赤外光を、前記集光部を介して前記撮像部で撮像することによって画像情報を取得するステップ、及び、
    前記微小レンズと前記受光素子との対応関係に基づいて、前記画像情報から焦点距離が異なる複数の画像を生成し、前記複数の画像の結像状態を比較して、生体内の血管に関する深さ情報を含む位置情報を生体情報として取得するステップ、
    を実行させるプログラム。
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