JP6929632B2 - 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、通信装置、通信装置の制御方法及びプログラムに関する。
非接触の近接無線通信としてNFC(Near Field Communication)が知られている。印刷装置やデジタルカメラ等の通信装置は、NFCをサポートするNFCタグを備え、NFCをサポートするスマートフォン等の外部装置との間で近接無線通信を実行する。NFCタグの使い方として、特許文献1には、通信情報(通信装置のIPアドレス)を通信装置がNFCタグに保持させて、NFCタグからスマートフォンが通信情報を読み取ることが開示されている。NFCタグから通信情報を読み取ったスマートフォンは、通信情報に含まれるIPアドレスを宛先としてデータを送信する。
特開2015−173354号公報
通信装置の中には、通信装置にユーザをログインさせるための認証機能を備えるものがある。この認証機能において、NFCタグを使用することが検討されている。認証機能においてNFCタグを使用する場合、スマートフォンが認証情報(例えばユーザ名とパスワード)を通信装置のNFCタグに書き込む。通信装置は、NFCタグに書き込まれた認証情報に基づいて、認証処理を実行する。
しかしながら、NFCタグのメモリに認証情報が書き込まれると、NFCタグが元々保持していた通信情報に上書きされ、通信情報がNFCタグから削除されることになる。従って、あるユーザが通信装置のNFCタグを用いて通信装置にログインすると、他のユーザはNFCタグから通信情報を取得できなくなってしまう。
そこで本発明では、NFCタグを認証機能のために使用する場合であっても、スマートフォン等の外部装置がNFCタグから通信情報を取得できる仕組みを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明が提供する通信装置は、NFCタグと、前記通信装置と通信するための通信情報を前記NFCタグに格納する格納手段と、近距離無線通信を介して前記NFCタグに書き込まれた情報を取得する取得手段と、ログインが許容されたユーザに対応する認証情報が前記取得手段により取得された場合は前記認証情報に対応するユーザを前記通信装置にログインさせ、且つ、近距離無線通信による前記NFCタグへの書き込みを禁止するための処理および近距離無線通信を介さずに前記NFCタグに前記通信情報を格納する処理によって前記NFCタグに前記通信情報が格納され且つ前記NFCタグ内の情報が近距離無線通信による書き込みで削除されない状態となる一連の処理を前記NFCタグに施し、ログインが許容されたユーザに対応する認証情報とは異なる情報が前記取得手段により取得された場合は前記NFCタグに前記一連の処理を施さない手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、NFCタグを認証機能のために使用する場合であっても、スマートフォン等の外部装置がNFCタグから通信情報を取得できる。
通信システムを示す図である。 印刷装置100のハードウェア構成を示す図である。 NFCタグ210の構成を示す図である。 携帯端末110のハードウェア構成を示す図である。 携帯端末110が表示する画面を示す図である。 印刷装置100が起動時に実行する処理を示すフローチャートである。 NFCタグ210に情報が書き込まれた際に印刷装置100が実行する処理を示すフローチャートである。 印刷装置100が表示する画面を示す図である。 ユーザが印刷装置100からログアウトした際に印刷装置100が実行する処理を示すフローチャートである。 印刷装置100の電源がOFFになる際に印刷装置100が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(実施形態)
まず図1を用いて、本実施形態に係る通信システムを説明する。本実施形態の通信システムは、印刷装置100、携帯端末110、アクセスポイント120とで構成される。印刷装置100と携帯端末110は、それぞれアクセスポイント120に接続していて、アクセスポイント120を介して無線LAN通信を行う。
印刷装置100はNFC(Near Field Communication)をサポートしていて、NFCに基づく近接無線通信を行うためのNFCタグ210を備えている。印刷装置100は、このNFCタグ210に、携帯端末110が印刷装置100と通信するための通信情報を格納する。通信情報は、例えば印刷装置100のIPアドレスである。
携帯端末110も、印刷装置100と同様、NFCをサポートしている。携帯端末110は、印刷装置100が備えるNFCタグ210から通信情報を読み取り、読み取った通信情報から印刷装置100のIPアドレスを特定できる。そして携帯端末110は、特定したIPアドレスを宛先アドレスとして、印刷データを印刷装置100に送信する。印刷データを受信した印刷装置100は、シートに印刷処理を実行する。
また後ほど詳しく説明するが、携帯端末110は、印刷装置100が備えるNFCタグ210に認証情報を書き込む。印刷装置100は、NFCタグ210に書き込まれた認証情報を用いて、認証処理を実行する。認証処理が完了すると、印刷装置100は、NFCタグ210に書き込まれた認証情報を削除して、通信情報を再度NFCタグ210に保持させる。
次に図2を用いて印刷装置100のハードウェア構成を説明する。CPU201はROM202が記憶している制御プログラムを読み出して、印刷装置100の動作を制御するための様々な処理を実行する。ROM202は、制御プログラムを記憶している。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD204は、様々なデータを記憶する不揮発性の記憶媒体である。
本実施形態の印刷装置100は、1つのCPU201が後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の態様であっても構わない。例えば、複数のCPUが協働して後述するフローチャートに示す各処理を実行するようにすることもできる。また、後述するフローチャートの処理の一部をASIC等のハードウェア回路を用いて実行するようにしてもよい。
プリンタ205は、無線LAN I/F208やネットワークI/F209が受信した印刷データに基づいて、シートに印刷処理を実行する。スキャナ206は、ユーザに載置された原稿を読み取り、原稿画像を生成する。スキャナ206によって生成された原稿画像は、プリンタ205によって印刷されたり(コピー処理)、HDD204に蓄積されたりする。
操作部207は、タッチパネル機能を有するディスプレイや各種ハードウェアキーを備え、操作部207のディスプレイは各種操作画面を表示する。ユーザは、操作部207を介して印刷装置100に対して指示や情報を入力することができる。
無線LAN I/F208は、IEEE802.11a/b/g/n/ac等の無線LAN通信を実行する。ネットワークI/F209は、LANケーブルを介してネットワーク212に接続され、ネットワーク212上の外部装置(例えばPC)と通信する。
NFCタグ210は、携帯端末110との間で、NFCに基づく近接無線通信を実行する。NFCタグ210の構成を図3を用いて詳しく説明する。NFCタグ210は、NFCコントローラ301、メモリ302、アンテナ303で構成される。NFCコントローラ301は、NFCタグ210の動作を制御するものであり、バス211を介してCPU201との間で情報を送受信する。アンテナ303は、携帯端末110とNFCに基づく近接無線通信を行う。メモリ302は情報を保持する不揮発性メモリであり、例えばEEPROMである。NFCコントローラ301は、携帯端末110が印刷装置100と通信するための通信情報をメモリ302に格納する。また、メモリ302には、携帯端末110によって情報が書き込まれる場合がある。例えば、携帯端末110のユーザが印刷装置100にログインしたい場合、携帯端末110が認証情報をNFCタグ210のメモリ302に書き込む。なお、メモリ302の記憶容量は少ないため、携帯端末110がメモリ302に情報を書き込むと、メモリ302が元々保持している通信情報は上書きによって削除される。
図2の説明に戻る。バス211には、上述のCPU201、ROM202、NFCタグ210等の各ユニットが接続され、CPU201からの制御信号やデータがユニット間で送受信される。
次に図4を用いて携帯端末110のハードウェア構成を説明する。CPU401はフラッシュメモリ403が記憶している制御プログラムを読み出して、携帯端末110の動作を制御するための様々な処理を実行する。RAM402は、CPU401の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。フラッシュメモリ403は携帯端末110の制御プログラムや、写真や電子文書等の様々なデータを記憶する不揮発性の記憶媒体である。
操作パネル404は、ユーザのタッチ操作を検出可能なタッチパネル機能を備え、各種画面を表示する。ユーザは操作パネル404にタッチ操作を入力することで、携帯端末110に所望の操作指示を入力することができる。なお、携帯端末110は不図示のハードウェアキーを備えていて、ユーザはこのハードウェアキーを用いて携帯端末110に操作指示を入力することもできる。
スピーカー405とマイク406は、ユーザが他の携帯端末や固定電話と電話をする際に使用される。カメラ407は、ユーザの撮像指示に応じて撮像を実行する。カメラ407によって撮像された写真は、フラッシュメモリ403の所定の領域に記憶される。
Bluetooth I/F408は、Bluetooth(登録商標)に基づく無線通信を実行する。無線LAN I/F409は、無線LAN機能を備え、IEEE802.11a/b/g/n/ac等の無線LAN通信を実行する。
NFC I/F410は、NFCに基づく近接無線通信を実行する。ユーザが携帯端末110をNFCタグ210に近付ける(タッチする)ことで、NFC I/F410は、NFCタグ210からNFCタグ210が保持する情報を読み取る。また、NFC I/F410は、NFCタグ210に情報を書き込むこともできる。
バス411には、上述のCPU401、フラッシュメモリ403、NFC I/F410等の各ユニットが接続され、CPU401からの制御信号やデータがユニット間で送受信される。
本実施形態では、ユーザは、携帯端末110を用いて印刷装置100のNFCタグ210に認証情報を書き込むことで、印刷装置100にログインできる。図5(A)のメニュー画面500は、携帯端末110にインストールされているアプリケーションが提供する画面であり、携帯端末110の操作パネル404が表示する。メニュー画面500のアイコン501、アイコン502、アイコン503は、それぞれ印刷装置100の印刷機能、スキャン機能、認証機能を使用するためのアイコンである。アイコン501、アイコン502をユーザが選択する(タッチする)と、それぞれ印刷設定画面とスキャン設定画面が操作パネル404に表示される。印刷設定画面とスキャン設定画面についての説明は省略する。
印刷装置100にログインしたいユーザは、メニュー画面500においてアイコン503を選択する。ユーザがアイコン503をユーザが選択すると、操作パネル404は図5(B)の登録画面510を表示する。登録画面510は、携帯端末110にインストールされているアプリケーションが提供する画面であり、印刷装置100にログインするために必要なユーザ情報を携帯端末110に登録するための画面である。ユーザは、入力エリア511と入力エリア512を用いて、ユーザ名とパスワードを入力する。そしてユーザが登録ボタン513を選択すると、携帯端末110のアプリケーションは、入力されたユーザ名とパスワードをユーザ情報として記憶する。
ユーザ情報の登録が完了すると、携帯端末110のCPU401は、登録されたユーザ情報に基づいて、NFCタグ210に書き込む認証情報を生成する。認証情報は、認証情報であることを示す識別情報(例えば“Authentication_Data”という文字列)、ユーザ名、パスワードを少なくとも含む情報であり、NDEF(NFC Data Exchange Format)形式で生成される。認証情報の生成が完了すると、操作パネル404は、図5(C)の書き込み画面520を表示する。書き込み画面520は、携帯端末110にインストールされているアプリケーションが提供する画面である。書き込み画面520が表示されている状態でNFC I/F410がNFCタグ210を検知すると、NFC I/F410は、生成した認証情報をNFCタグ210に書き込む。詳細に説明すると、NFC I/F410は、を生成した認証情報をNFCを用いてNFCタグ210に送信する。アンテナ303を用いて認証情報を受信したNFCコントローラ301は、受信した認証情報をメモリ302に格納する。これにより、NFCタグ210への認証情報の書き込みが完了する。
次に、印刷装置100が起動時に実行する処理を、図6のフローチャートを用いて説明する。図6のフローチャートに示す各ステップは、CPU201がROM202が記憶する制御プログラムをRAM203に展開して実行することによって処理される。なお、図6のフローチャートの少なくとも一部のステップをCPU201に実行させて、残りのステップをCPU201とは異なる他のCPU(不図示)が実行するように印刷装置100を構成してもよい。
印刷装置100に電源が投入されると、印刷装置100は起動時の初期化処理を実行する。初期化処理の一部として、ステップS601において、CPU201は、書き込み禁止設定をOFFに設定する。書き込み禁止設定とは、NFCタグ210が管理する設定であり、NFCタグ210に外部装置が情報を書き込むことを禁止するための設定である。書き込み禁止設定がONであると、NFCタグ210は、外部装置からの情報の書き込みを拒否する。一方、書き込み禁止設定がOFFであると、NFCタグ210は、外部装置からの情報の書き込みを許可する。後ほど説明するが、印刷装置100の電源がOFFである場合、書き込み禁止設定はONに設定されている。そこで印刷装置100の起動時に、書き込み禁止設定をOFFに設定する。書き込み禁止設定をOFFに設定するのは、NFCタグ210に外部装置から認証情報を書き込まれることを想定しているためである。ステップS601において、CPU201は、書き込み禁止設定をOFFに設定するようにNFCコントローラ301に指示する。指示を受けたNFCコントローラ301は、書き込み禁止設定をONからOFFに変更する。
次にステップS602において、CPU201は、NFCタグ210に通信情報を格納する。通信情報は、外部装置が印刷装置100と通信するための情報であり、印刷装置100のIPアドレスが少なくとも含まれる。なお通信情報に含まれる情報はIPアドレスに限定されない。印刷装置100のMACアドレスでもよいし、アクセスポイント120のSSID(Service Set Identifier)が更に含まれていてもよい。また、印刷装置100がWi−Fi Directやソフトウェアアクセスポイントモードで動作する場合には、印刷装置100が生成したSSIDが更に含まれていてもよい。通信情報は、NDEF形式で生成される。ステップS602において、CPU201は、生成した通信情報をNFCコントローラ301に渡す。NFCコントローラ301は、通信情報をメモリ302に保持する。
以上の説明の通り、印刷装置100が起動すると、書き込み禁止設定がONからOFFに変更されるため、携帯端末110は、認証情報をNFCタグ210に書き込めるようになる。また、印刷装置100が起動すると、NFCタグ210が通信情報を保持するため、携帯端末110は、NFCタグ210から通信情報を取得できるようになる。
次に、NFCタグ210に情報が書き込まれた際に印刷装置100が実行する処理を、図7のフローチャートを用いて説明する。図7のフローチャートに示す各ステップは、CPU201がROM202が記憶する制御プログラムをRAM203に展開して実行することによって処理される。なお、図7のフローチャートの少なくとも一部のステップをCPU201に実行させて、残りのステップをCPU201とは異なる他のCPU(不図示)が実行するように印刷装置100を構成してもよい。
起動時の初期化処理が完了すると、印刷装置100は、図8(A)のログイン画面800を操作部207のディスプレイに表示する。印刷装置100がログイン画面800を表示している場合、携帯端末110等の外部装置は情報をNFCタグ210に書き込める。NFCタグ210に情報が書き込まれると、NFCタグ210が元々保持していた通信情報は削除される。
NFCタグ210に情報が書き込まれたことを検知したNFCコントローラ301は、NFCタグ210に情報が書き込まれたことをCPU201に通知する。通知を受けたCPU201は、ステップS701において、NFCタグ210に書き込まれた情報が認証情報であるか否かを判定する。CPU201は、NFCタグ210のメモリ302が保持する情報を確認する。そして当該情報に認証情報であることを示す識別情報(例えば“Authentication_Data”という文字列)が含まれていると、CPU201は、NFCタグ210に書き込まれた情報が認証情報であると判定する。そして処理はステップS702に進む。一方、NFCタグ210のメモリ302が保持する情報に、認証情報であることを示す識別情報が含まれていない場合、CPU201は、NFCタグ210に書き込まれた情報が認証情報ではないと判定する。そして処理はステップS705に進む。
次にステップS702について説明する。ステップS702において、CPU201は、NFCタグ210に書き込まれた認証情報に含まれるユーザ情報(ユーザ名とパスワード)が、ログイン許可ユーザを示すか否かを判定する認証処理を実行する。印刷装置100は、印刷装置100にログインすることが許可されているユーザのユーザ情報を、ログイン管理情報としてHDD204に記憶している。ステップS702では、CPU201がこのログイン管理情報を確認することで、NFCタグ210に書き込まれた認証情報に含まれるユーザ情報がログイン許可ユーザを示すか否かを判定する。NFCタグ210に書き込まれた認証情報に含まれるユーザ情報がログイン許可ユーザを示す場合、処理はステップS703に進む。なお、ログイン管理情報はネットワーク上の認証サーバが保持する構成であってもよい。この構成の場合、CPU201は、認証サーバに問い合わせを行うことで、NFCタグ210に書き込まれた認証情報に含まれるユーザ情報がログイン許可ユーザを示すか否かを判定する。
一方、NFCタグ210に書き込まれた認証情報に含まれるユーザ情報がログイン許可ユーザを示さない場合、処理はステップS707に進む。そしてステップS707において、CPU201は、図8(C)のエラー画面820を操作部207のディスプレイに表示することで、ログイン失敗をユーザに通知する。
次にステップS703について説明する。ステップS703において、CPU201は、認証情報に含まれるユーザ名が示すユーザを、印刷装置100にログインさせる。印刷装置100にユーザがログインすると、印刷装置100は図8(B)のメニュー画面810を操作部207のディスプレイに表示する。メニュー画面810は、“Yamada”というユーザがログインした例を示している。メニュー画面810において、ユーザは、印刷装置100が提供する各種機能(例えばコピー機能)を利用できる。
印刷装置100にユーザがログインすると、ステップS704において、CPU201は、書き込み禁止設定をONに設定する。CPU201は、書き込み禁止設定をONに設定するようにNFCコントローラ301に指示する。指示を受けたNFCコントローラ301は、書き込み禁止設定をOFFからONに変更する。ステップS704において書き込み禁止設定をONに設定するのは、印刷装置100へのユーザのログインが完了し、NFCタグ210に認証情報を書き込む必要がなくなったからである。
次にステップS705において、CPU201は、NFCタグ210に書き込まれた情報を削除する。CPU201は、NFCタグ210が保持する情報を削除するようにNFCコントローラ301に指示する。指示を受けたNFCコントローラ301は、メモリ302が保持する情報を削除する。
次にステップS706において、CPU201は、NFCタグ210に通信情報を格納する。CPU201は、通信情報をNFCコントローラ301に渡す。NFCコントローラ301は、通信情報をメモリ302に保持する。ステップS706でNFCタグ210に格納する通信情報は、図6のステップS602においてNFCタグ210に格納した通信情報と同じである。
ステップS704又はステップS707からステップS705に処理が進んだ場合、NFCタグ210には認証情報が書き込まれていて、通信情報をNFCタグ210が保持していない。そこで本実施形態では、ステップS705とステップS706の処理を実行することで、通信情報をNFCタグ210に再度格納する。これにより、あるユーザが通信装置のNFCタグ210を用いて印刷装置100にログインした後でも、他のユーザがNFCタグ210から通信情報を取得できる。
ところで、外部装置によってNFCタグ210に書き込まれる情報は、必ずしも認証情報であるとは限らない。書き込み禁止設定がOFFであると、認証情報とは異なる情報を外部装置がNFCタグ210に書き込むことができる。NFCタグ210に書き込まれた情報が認証情報でない場合、処理はステップS701からステップS705に進む。この場合も、ステップS705の処理によってNFCタグ210に書き込まれた情報が削除され、ステップS706の処理によってNFCタグ210が通信情報を再度保持することになる。
次に、ログインしたユーザが印刷装置100からログアウトした際に印刷装置100が実行する処理を、図9のフローチャートを用いて説明する。図9のフローチャートに示す各ステップは、CPU201がROM202が記憶する制御プログラムをRAM203に展開して実行することによって処理される。なお、図9のフローチャートの少なくとも一部のステップをCPU201に実行させて、残りのステップをCPU201とは異なる他のCPU(不図示)が実行するように印刷装置100を構成してもよい。
印刷装置100にログインしたユーザは、印刷装置100からログアウトするために、図8(B)のメニュー画面810のログアウトボタン811を押下する。ログアウトボタン811が押下されると、ステップS901において、CPU201は、印刷装置100からユーザをログアウトさせる。印刷装置100からユーザがログアウトすると、印刷装置100は図8(A)のログイン画面800を操作部207のディスプレイに表示する。
次にステップS902において、CPU201は、書き込み禁止設定をOFFに設定する。CPU201は、書き込み禁止設定をOFFに設定するようにNFCコントローラ301に指示する。指示を受けたNFCコントローラ301は、書き込み禁止設定をONからOFFに変更する。ステップS902において書き込み禁止設定をOFFに設定するのは、印刷装置100からユーザがログアウトし、次のユーザが印刷装置100にログインするためにNFCタグ210に認証情報を書き込むことを想定しているためである。
次に、印刷装置100の電源がOFFになる際に印刷装置100が実行する処理を、図10のフローチャートを用いて説明する。図10のフローチャートに示す各ステップは、CPU201がROM202が記憶する制御プログラムをRAM203に展開して実行することによって処理される。なお、図10のフローチャートの少なくとも一部のステップをCPU201に実行させて、残りのステップをCPU201とは異なる他のCPU(不図示)が実行するように印刷装置100を構成してもよい。
ユーザから電源OFF状態への移行指示を受けた印刷装置100は、終了処理を実行する。終了処理の一部として、ステップS1001において、CPU201は、書き込み禁止設定をONに設定する。CPU201は、書き込み禁止設定をONに設定するようにNFCコントローラ301に指示する。指示を受けたNFCコントローラ301は、書き込み禁止設定をOFFからONに変更する。ステップS1001において書き込み禁止設定をONに設定するのは、印刷装置100が電源OFF状態である場合に、外部装置によってNFCタグ210の情報が書き込まれることを防止するためである。印刷装置100が電源ON状態であれば、外部装置によってNFCタグ210の情報が書き込まれても、図7のステップS705の処理によって書き込まれた情報を削除できる。ところが、印刷装置100が電源OFF状態であると、外部装置によってNFCタグ210の情報が書き込まれても次に印刷装置100が起動するまでNFCタグ210に書き込まれた情報を削除できない。そこで本実施形態では、終了処理の一部として書き込み禁止設定をONに設定する。
なお、印刷装置100は、ユーザから電源OFF状態への移行指示を受けることなく、停電等の理由で突然電源がOFFになる場合がある。この場合、ステップS1001で説明した、書き込み禁止設定をONに設定する処理が実行されることなく印刷装置100が電源OFF状態になり、外部装置がNFCタグ210に情報を書き込むことができてしまう。そこでNFCコントローラは、電源OFF状態でのNFCタグ210への情報の書き込みを受け付けないようにしてもよい。印刷装置100が電源OFF状態である場合、NFCタグ210は、外部装置から提供される誘導起電力によって動作する。そこで、NFCコントローラ301が、誘導起電力によって動作していることを条件にして、外部装置から書き込まれた情報をメモリ302に格納しないようにしてもよい。
(その他実施形態)
上述した実施形態は、印刷装置100を例にして説明したが、NFCタグを備える通信装置であれば、デジタルカメラ等の他の種類の通信装置にも本発明を適用できる。
また、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 印刷装置
110 携帯端末
201 CPU
202 ROM
210 NFCタグ
301 NFCコントローラ
302 メモリ
303 アンテナ

Claims (11)

  1. 通信装置であって、
    NFCタグと、
    前記通信装置と通信するための通信情報を前記NFCタグに格納する格納手段と、
    近距離無線通信を介して前記NFCタグに書き込まれた情報を取得する取得手段と、
    ログインが許容されたユーザに対応する認証情報が前記取得手段により取得された場合は前記認証情報に対応するユーザを前記通信装置にログインさせ、且つ、近距離無線通信による前記NFCタグへの書き込みを禁止するための処理および近距離無線通信を介さずに前記NFCタグに前記通信情報を格納する処理によって前記NFCタグに前記通信情報が格納され且つ前記NFCタグ内の情報が近距離無線通信による書き込みで削除されない状態となる一連の処理を前記NFCタグに施し、ログインが許容されたユーザに対応する認証情報とは異なる情報が前記取得手段により取得された場合は前記NFCタグに前記一連の処理を施さない手段と、を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記近距離無線通信を介して前記NFCタグに情報が書き込まれた場合に、書き込まれた情報が認証処理に必要な認証情報であるか否かを判定する判定手段を更に備え、
    前記書き込まれた情報が前記認証情報であると前記判定手段によって判定された場合に、前記認証手段は、前記書き込まれた情報に基づいて、前記認証処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信情報は、前記認証処理が完了するたびに、前記NFCタグに再度格納されることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記NFCタグに対する前記近距離無線通信を介した情報の書き込みを許可する第1の設定と、前記NFCタグに対する前記近距離無線通信を介した情報の書き込みを許可しない第2の設定のいずれかを前記NFCタグに設定する設定手段を更に備え、
    前記通信装置の起動時に、前記設定手段は、前記第1の設定を前記NFCタグに設定し、
    前記通信装置が電源OFF状態に移行する際に、前記設定手段は、前記第2の設定を前記NFCタグに設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記ユーザのログアウトにしたがって、近距離無線通信による前記NFCタグへの書き込みを許可するための処理を前記NFCタグに施す手段を有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記通信情報は、前記通信装置のIPアドレスを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記通信情報は、前記通信装置のMACアドレスを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記通信情報は、アクセスポイントのSSIDを更に含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の通信装置。
  9. 前記通信装置は、シートに印刷処理を実行する印刷装置であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. NFCタグを備える通信装置の制御方法であって、
    前記通信装置と通信するための通信情報を前記NFCタグに格納する格納ステップと、
    近距離無線通信を介して前記NFCタグに書き込まれた情報を取得する取得ステップと、
    ログインが許容されたユーザに対応する認証情報が前記取得手段により取得された場合は前記認証情報に対応するユーザを前記通信装置にログインさせ、且つ、近距離無線通信による前記NFCタグへの書き込みを禁止するための処理および近距離無線通信を介さずに前記NFCタグに前記通信情報を格納する処理によって前記NFCタグに前記通信情報が格納され且つ前記NFCタグ内の情報が近距離無線通信による書き込みで削除されない状態となる一連の処理を前記NFCタグに施し、ログインが許容されたユーザに対応する認証情報とは異なる情報が前記取得手段により取得された場合は前記NFCタグに対して前記一連の処理を施さないステップと、を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載の通信装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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