JP6929081B2 - 制御装置、監視システムおよび通信成否確認方法 - Google Patents

制御装置、監視システムおよび通信成否確認方法 Download PDF

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Description

開示の実施形態は、制御装置、監視システムおよび通信成否確認方法に関する。
従来、車両に搭載され、エンジンやトランスミッション、カーナビゲーションといった車両の各種システムをそれぞれ電子制御する電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)が知られている。かかるECUでは、内蔵されたマイクロコントローラ(以下、「マイコン」と記載する)が制御プログラムを実行することにより、割り当てられた各種機能を実現する。
なお、ECUは、マイコンが正常に動作しているか否かを監視する監視IC(Integrated Circuit)を備える。監視ICはたとえば電源ICである。マイコン監視の方式としては、たとえばマイコンから出力されるウォッチドッグカウンタ(以下、「WDC」と記載する)信号のパルス間隔を監視するWDC監視方式が従来から知られている。
また、マイコン監視の他の方式として、シリアル通信によるQ&A方式も提案されている(たとえば、特許文献1参照)。Q&A方式では、監視ICからマイコンに対し、「質問」に相当するたとえばランダムデータと演算指示とが周期的に送信される。マイコンではかかるランダムデータを指定の演算指示により演算して、その演算結果を「回答」として監視ICへ送信する。
そして、監視ICは、マイコンの回答が規定された通信タイミングで返ってこなかったり、回答を評価して期待値通りでなかったりすれば、マイコンに動作異常が生じているとして、たとえばマイコンをリセットする。
特開2015−108944号公報
しかしながら、上述した従来技術には、軽微な通信異常により不必要にリセットされてしまうのを防止するうえで更なる改善の余地がある。
具体的には、上述のQ&A方式を用いた場合、たとえばマイコンからの回答が瞬間的なノイズ等により破壊され、監視IC側でパリティチェック等により無効データと判定されて通信が失敗してしまっても、マイコン側では通信の成否を確認することができない。
また、Q&A方式では、通信タイミング等も細かく規定されるため、無作為にマイコン側から回答を再送することもできない。このため、1度の瞬間的なノイズ等の影響のために監視IC側は回答のタイムアウトを判定し、マイコンをリセットさせてしまうおそれがある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、軽微な通信異常により不必要にリセットされてしまうのを防止することができる制御装置、監視システムおよび通信成否確認方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る制御装置は、周期的に監視対象に対し質問に相当する内容のデータを送信し、前記監視対象から前記データに応じた回答を受信する質問回答方式により前記監視対象の動作状態を監視する監視装置に対し、前記周期ごとの前記データの内容に応じて前記回答を演算して送信させる演算部を有し、前記監視装置が前記回答を受信できなければ前記監視装置によりリセットされる前記監視対象である制御装置であって、取得部と、判定部と、再送部とを備える。前記取得部は、前記監視装置において前記回答の正誤の評価が成功した場合に、前回周期とは値が異なるように前記監視装置により設定される評価結果値を前記周期ごとに取得する。前記判定部は、前記取得部により取得された前記評価結果値が今回周期と前回周期とで異なる場合には前記監視装置との間で前記回答の送信時における通信が成立したと判定し、前記評価結果値が今回周期と前回周期とで同一である場合には前記通信が成立しなかったと判定する。前記再送部は、前記判定部により前記通信が成立しなかったと判定された場合に、前記監視装置に対し送信した直近の前記回答を再送する。
実施形態の一態様によれば、軽微な通信異常により不必要にリセットされてしまうのを防止することができる。
図1Aは、車載システムの概要説明図である。 図1Bは、比較例となる従来構成の概要説明図である。 図1Cは、実施形態に係る通信成否確認方法の概要説明図である。 図2は、実施形態に係るECUのブロック図である。 図3は、実施形態に係る通信成否確認方法の処理シーケンスを示す図である。 図4は、実施形態に係るECUのマイコンが実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する制御装置、監視システムおよび通信成否確認方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、本実施形態に係る通信成否確認方法の概要について図1A〜図1Cを用いて説明した後に、本実施形態に係る通信成否確認方法を適用したECU10(「監視システム」の一例に相当)およびマイコン11(「制御装置」の一例に相当)について、図2〜図4を用いて説明することとする。
まず、本実施形態に係る通信成否確認方法の概要について図1A〜図1Cを用いて説明する。図1Aは、車載システム1の概要説明図である。また、図1Bは、比較例となる従来構成の概要説明図である。また、図1Cは、本実施形態に係る通信成否確認方法の概要説明図である。なお、図1A中の「n」は、1以上の任意の自然数とする。また、図1Bでは、本実施形態との区別のために、構成要素の符号に「’」を付す。
図1Aに示すように、車両Cは、車載システム1を備える。車載システム1は、複数のECU10−1〜10−nを備える。ECU10−1〜10−nは、CAN(Controller Area Network)等のネットワークNにより相互通信可能に接続され、それぞれ制御プログラムを実行することによって制御対象20−1〜20−nを電子制御する。制御対象20−1〜20−nは、たとえばエンジンやトランスミッション、カーナビゲーションといった各種システムである。
ここで、図1Bに示すように、従来構成に係るECU10’は、マイコン11’と、監視IC12’とを備える。マイコン11’は、ECU10’の主処理部であって、制御プログラムを実行することによって、それぞれに割り当てられた各種機能を実現する。
監視IC12’は、マイコン11’の動作状態を、Q&A方式によって監視する。すなわち、図1Bに示すように、監視IC12’からは質問(Question)を送信し、マイコン11’からはこれに応じた回答(Answer)を送信する。なお、これらは、たとえばSPI(Serial Peripheral Interface)によるシリアル通信によりやり取りされる。
そして、監視IC12’は、受信したマイコン11’からの回答を「評価」する。このようなやり取りは周期的に繰り返され、監視IC12’は、評価結果がNGであればかかる結果に応じてたとえばマイコン11’をリセットさせる。なお、ここまでは、Q&Aにおける通信が成立した場合の話である。
ここで、図1Bに示すように、回答の送信時に瞬間的なノイズ等が発生し、「通信異常」となってしまったものとする。すなわち、回答の送信において通信が成立しなかった場合である。
かかる場合、監視IC12’では、回答の「評価」そのものが行われず、監視IC12’は、たとえば内部に備えるWDT(ウォッチドッグタイマ)12’aによって回答の受信を待つ。ところが、マイコン11’側では、送信した回答の通信成否を確認できないので、回答をタイミングよく再送することもできない。
そして、監視IC12’がWDT12’aにより、「タイムアウト」を判定してしまえば、マイコン11’は、軽微な通信異常により、監視IC12’から不必要にリセットされてしまうこととなる。
そこで、図1Cに示すように、本実施形態に係る通信成否確認方法では、まず監視IC12は、評価結果「E」を有しており、マイコン11からの回答を受信し、OK/NGに関わらず評価そのものが成功した場合に、評価結果「E」を変化させることとした(ステップS1)。
そのうえで、マイコン11は、回答を送信した後に監視IC12から評価結果「E」をシリアル通信等により取得し(ステップS2)、取得した評価結果と前回の評価結果(以下、「前回結果」と記載する)が異なるならば、直近の回答の送信は成功(通信成立)したと判定することとした(ステップS3)。
また、マイコン11は、取得した評価結果と前回結果が同一ならば、直近の回答の送信は失敗(通信失敗)したと判定し(ステップS4)、かかる場合に、回答を再送することとした(ステップS5)。なお、以下では、「通信失敗」を「通信不成立」と記載する場合がある。
かかる再送された回答を監視IC12が受信することができ、評価がなされれば、少なくとも軽微な通信異常により監視IC12からマイコン11がリセットされるのを防止することができる。
なお、再送された回答を監視IC12が受信できず、再送が繰り返されるならば、通信異常は軽微でないこととなるが、かかる場合には監視IC12は、たとえばWDT12aによりタイムアウトを判定し、必要なリセットを行うこととなる。
本実施形態に係る通信成否確認方法のより具体的な内容については、図2以降、特に図3を用いて後述する。以下、上述した通信成否確認方法を適用したECU10およびマイコン11について、さらに具体的に説明する。
図2は、本実施形態に係るECU10のブロック図である。なお、図2では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
図2に示すように、ECU10は、マイコン11と、監視IC12とを備える。まず、監視IC12から説明する。監視IC12は、WDT12aと、評価部12bとを備える。また、監視IC12は、評価結果「E」を有する。
WDT12aは、既に述べたようにウォッチドッグタイマである。評価部12bは、マイコン11から受信した評価結果を評価し、回答が期待値通りであればOKとし、そうでなければNGとする。また、評価部12bは、OK/NGに関わらず評価そのものが成功すれば、評価結果「E」を変化させる。
具体的には、本実施形態では、評価結果「E」はたとえば「0」〜「4」の間で値を変化させることができるカウンタとなっており、評価部12bは、マイコン11からの回答がOKであれば評価結果「E」を減少させる。また、評価部12bは、マイコン11からの回答がNGであれば評価結果「E」を増加させる。
次に、マイコン11について説明する。マイコン11は、制御部11aと、記憶部11bとを備える。制御部11aは、送受信制御部11aaと、質問取得部11abと、回答演算部11acと、評価結果取得部11adと、判定部11aeと、再送部11afとを備える。記憶部11bは、演算値11baと、前回結果11bbとを記憶する。
制御部11aは、たとえば、CPU(Central Processing Unit)であって、記憶部11bに対応するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、レジスタ等を用いつつ、ECU10に割り当てられた機能を実現するための制御プログラムを実行する。
具体的には、制御部11aは、ROMに記憶された図示略の制御プログラムを読み出して実行する。また、制御部11aは、かかる制御プログラムの実行中において、監視IC12によりQ&A方式で監視される過程での、監視IC12とのデータのやり取り、言わばQ&A処理を実行する。
図2は、かかるQ&A処理に関する構成要素を主に示すものであって、制御部11aは、ROMに記憶された図示略のプログラムを読み出して実行することによって、送受信制御部11aa、質問取得部11ab、回答演算部11ac、評価結果取得部11ad、判定部11ae、再送部11afとして機能する。
送受信制御部11aaは、マイコン11と監視IC12との間のデータの送受信を制御する。送受信制御部11aaは、監視IC12から受信した質問を質問取得部11abへ渡す。また、送受信制御部11aaは、監視IC12から受信した評価結果「E」を評価結果取得部11adへ渡す。
また、送受信制御部11aaは、回答演算部11acから渡された回答を監視IC12へ送信する。また、送受信制御部11aaは、再送部11afから渡された回答を監視IC12へ再送する。
質問取得部11abは、監視IC12からの質問(たとえばランダムデータおよび演算指示)を、送受信制御部11aaを介して取得し、回答演算部11acへ渡す。
回答演算部11acは、渡された質問の演算指示による演算を実行し、演算結果を回答として送受信制御部11aaへ渡す。また、回答演算部11acは、演算結果を記憶部11bへ演算値11baとして記憶させる。
なお、回答演算部11acは、演算の実行前に、記憶部11bに記憶されている前回の評価結果「E」の値である前回結果11bbを参照し、その値が所定値であるならば、無条件に誤回答をセットして送受信制御部11aaへ渡す。本実施形態の場合、所定値は「0」である。この点については、図3を用いた説明で後述する。
評価結果取得部11adは、送受信制御部11aaを介して監視IC12から評価結果「E」を取得し、判定部11aeへ渡す。判定部11aeは、渡された評価結果「E」と記憶部11bに記憶された前回結果11bbとを比較し、双方が異なるならば、直近の回答は監視IC12へ到達した、すなわち通信が成立したと判定する。かかる場合、判定部11aeは、質問取得部11abへ次の質問の取得を指示する。
また、判定部11aeは、評価結果「E」と前回結果11bbとを比較し、双方が同一ならば、直近の回答は監視IC12へ到達しなかった、すなわち通信が成立しなかったと判定する。かかる場合、判定部11aeは、再送部11afへ直近の回答の再送を指示する。また、判定部11aeは、評価結果取得部11adから今回取得した評価結果「E」の値で前回結果11bbを更新する。
再送部11afは、判定部11aeから直近の回答の再送を指示された場合に、演算値11baを読み出して回答としてセットし、送受信制御部11aaへ再送させる。
ここまでの説明を踏まえ、次に、本実施形態に係る通信成否確認方法における処理の流れについて、図3を用いて説明する。図3は、実施形態に係る通信成否確認方法の処理シーケンスを示す図である。なお、図中の「閾値」は、WDT12aの閾値を示す。また、図中の「評価結果」における「0」〜「4」の値は、評価結果「E」のとり得る値である。説明の便宜上、時間t1より前では、かかる値は「4」とした。
図3に示すように、時間t1において、マイコン11から監視IC12へ回答「A」が送信されたものとする。通信が成立してかかる回答「A」が監視IC12へ到達し、評価がなされ、その評価結果がOKだった場合、監視IC12は、評価結果「E」を示すカウンタを減算する(ステップS11)。たとえばここでは、−1している。
そして、マイコン11は、監視IC12から評価結果「E」を取得し、前回結果11bbと比較して双方が異なるならば、通信成立を確認して監視IC12から次の質問「Q」を取得する(時間t1〜t2の間を参照)。そして、マイコン11は、取得した質問「Q」に対する次の回答「A」を演算して、新たに監視IC12へ送信することとなる。
かかる過程が、時間t1〜t4まで周期的に繰り返されたものとする。かかる場合、時間t4において、評価結果「E」は「0」となる。なお、WDT12aは、図中に示すように、回答「A」を受信するごとにリセットされる。
ここで、時間t5においてマイコン11が評価結果「E」を取得すると、その値は「0」である(ステップS12)。かかる場合、上述したように、マイコン11の回答演算部11acは、無条件に誤回答をセットする。すなわち、図中に示すように、マイコン11は、監視IC12に向けて、あえて誤回答「WA」を送信する(ステップS13)。
監視IC12は、時間t6においてかかる誤回答「WA」を受け取り、これを無論NGと評価する。そして、かかる場合、監視IC12は、評価結果「E」を示すカウンタを加算する(ステップS14)。たとえばここでは、+4している。
これにより、評価結果「E」を示すカウンタは言わばリセットされ、かかるカウンタを循環的に使用することができる。すなわち、監視IC12では、カウンタとして大きな値をとり得る変数領域を確保する必要がない。言い換えれば、監視IC12をシンプルに構成することができる。
そして、図3に示すように、時間t7において、マイコン11からの回答「A」の送信時に軽微な「通信異常」が生じたものとする(ステップS15)。かかる場合、この回答「A」は、監視IC12にて評価されないこととなるので、時間t8においてマイコン11が取得する評価結果「E」は無論、前回から変化しない(ステップS16)。
これにより、マイコン11は、直近の回答「A」の送信において通信が成立しなかったことを確認することができるので、時間t7で送信した回答「A」を、時間t9において再送することとなる(ステップS17)。
次に、本実施形態に係るECU10のマイコン11が実行する処理手順について、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態に係るECU10のマイコン11が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、マイコン11がQ&A処理に関して実行する処理手順を示している。
図4に示すように、Q&A処理に関し、まず質問取得部11abが、監視IC12から質問「Q」を取得する(ステップS101)。質問取得部11abは取得した質問「Q」を回答演算部11acへ渡す。
回答演算部11acは、まず記憶部11bの前回結果11bbを参照し、前回結果11bbが「0」でないか否かを判定する(ステップS102)。ここで、前回結果11bbが「0」でない場合(ステップS102,Yes)、回答演算部11acは、質問取得部11abから渡された質問「Q」に対する回答「A」を演算してセットする(ステップS103)。
一方、前回結果11bbが「0」である場合(ステップS102,No)、回答演算部11acは、回答「A」に無条件に誤回答「WA」をセットする(ステップS104)。
そして、送受信制御部11aaが、回答演算部11acにセットされた回答「A」(ステップS104を経た場合は誤回答「WA」)を監視IC12へ送信する(ステップS105)。
つづいて、評価結果取得部11adが、送受信制御部11aaを介して監視IC12から評価結果「E」を取得する(ステップS106)。評価結果取得部11adは、取得した評価結果「E」を判定部11aeへ渡す。
判定部11aeは、渡された評価結果「E」と前回結果11bbとを比較し、評価結果「E」と前回結果11bbとが異なるか否かを判定する(ステップS107)。ここで、評価結果「E」と前回結果11bbとが異なる場合(ステップS107,Yes)、ステップS108へ制御を移す。
一方、評価結果「E」と前回結果11bbとが同一である場合(ステップS107,No)、ステップS105へ制御を移し、回答「A」を再送させる。
ステップS108では、Q&A処理が終了であるか否かを判定し、Q&A処理が終了でない場合(ステップS108,No)、ステップS101からの処理を繰り返す。Q&A処理が終了である場合(ステップS108,Yes)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施形態に係るマイコン11(「制御装置」の一例に相当)は、通信可能に接続された監視IC12(「監視装置」の一例に相当)からかかる通信を用いた周期的な監視を受けるマイコン11であって、評価結果取得部11ad(「評価部」の一例に相当)と、判定部11aeと、再送部11afとを備える。
評価結果取得部11adは、周期に応じた監視IC12の評価結果「E」(「監視結果」の一例に相当)を取得する。判定部11aeは、評価結果取得部11adにより取得された評価結果「E」の変化に基づき、監視IC12との間の通信の成否を判定する。再送部11afは、判定部11aeにより通信の不成立が判定された場合に、監視IC12に対し送信した直近の送信内容を再送する。
したがって、本実施形態に係るマイコン11によれば、軽微な通信異常により不必要にリセットされてしまうのを防止することができる。
また、マイコン11は、監視IC12からの質問「Q」に相当する送信内容に応じた回答「A」を送信するQ&A方式(質問回答方式)により監視IC12の監視を受けており、評価結果「E」は、回答「A」に対する評価結果「E」であって、監視IC12は、回答「A」の評価が成功した場合に、前回周期とは異なる評価結果となるようにかかる評価結果「E」を更新する。
判定部11aeは、評価結果取得部11adにより取得された評価結果「E」が今回周期と前回周期とで同一である場合に、通信の不成立を判定する。したがって、本実施形態に係るマイコン11によれば、複雑な処理によることなく容易な判定内容で、すなわち、シンプルな構成で、軽微な通信異常による不必要なリセットを防止することができる。
また、監視IC12は、評価結果「E」に対応するカウンタを有し、回答「A」が正回答である場合にカウンタを減算し、回答「A」が誤回答「WA」である場合にカウンタを加算する。したがって、本実施形態に係るECU10(「監視システム」の一例に相当)によれば、カウンタの加減算という容易な手法で評価成功を区別でき、転じて評価成功でない場合を通信不成立であるとマイコン11側に容易に判定させることができる。監視IC12に対しても、評価結果「E」のために大きな変数領域を確保する必要がなく、監視IC12をシンプルに構成することができる。すなわち、シンプルな構成で、軽微な通信異常による不必要なリセットを防止することができる。
また、質問「Q」の送信内容に応じて回答「A」を演算する回答演算部11acをさらに備える。回答演算部11acは、評価結果取得部11adによって取得された前回周期の評価結果「E」が「0」(「所定値」の一例に相当)である場合に、監視IC12へ無条件に誤回答「WA」を送信させる。したがって、本実施形態に係るマイコン11によれば、あえて誤回答「WA」を送信することによってカウンタを循環的に利用するという容易な手法を用いつつ、軽微な通信異常による不必要なリセットを防止することができる。
なお、上述した実施形態では、監視IC12の保持する評価結果「E」が、「0」〜「4」の値をとり得る場合を例に挙げたが、無論、とり得る値の範囲を限定するものではない。したがって、減算または加算する値も、実施形態の例(たとえば、−1や+4)に限られるものではない。
また、上述した実施形態では、監視IC12が、回答「A」を評価し、OKであれば評価結果「E」を示すカウンタを減算し、NGであれば加算する場合を例に挙げたが、逆にOKであれば加算し、NGであれば減算してもよい。
これらは、監視IC12の仕様によるものであって、上述した実施形態としては、監視IC12において回答「A」の評価が成功した場合は、評価結果「E」が前回と今回とで必ず異なるものとなるならば、監視IC12の仕様に応じてカウンタのとり得る値や加減算の果たす役割を適宜変更してもよい。
また、上述した実施形態では、評価結果「E」の取得に、Q&A方式に則してシリアル通信を用いる場合を例に挙げたが、取得方式はこれに限られない。たとえば、ECU10内にマイコン11と監視IC12の双方からアクセス可能な共有メモリ領域を備えることとしたうえで、この共有メモリ領域に監視IC12は評価結果「E」を書き込み、マイコン11はその書き込まれた評価結果「E」を読み出すなどの手法を用いてもよい。
また、上述した実施形態では、ECU10は車両Cに設けられることとしたが、無論、車両Cに限られるものではなく、たとえば船舶や航空機等に設けられてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 車載システム
10 ECU
11 マイコン
11a 制御部
11aa 送受信制御部
11ab 質問取得部
11ac 回答演算部
11ad 評価結果取得部
11ae 判定部
11af 再送部
11b 記憶部
11ba 演算値
11bb 前回結果
12 監視IC
12a WDT
12b 評価部
20 制御対象
C 車両
N ネットワーク

Claims (5)

  1. 周期的に監視対象に対し質問に相当する内容のデータを送信し、前記監視対象から前記データに応じた回答を受信する質問回答方式により前記監視対象の動作状態を監視する監視装置に対し、前記周期ごとの前記データの内容に応じて前記回答を演算して送信させる演算部を有し、前記監視装置が前記回答を受信できなければ前記監視装置によりリセットされる前記監視対象である制御装置であって、
    前記監視装置において前記回答の正誤の評価が成功した場合に、前回周期とは値が異なるように前記監視装置により設定される評価結果値を前記周期ごとに取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記評価結果値が今回周期と前回周期とで異なる場合には前記監視装置との間で前記回答の送信時における通信が成立したと判定し、前記評価結果値が今回周期と前回周期とで同一である場合には前記通信が成立しなかったと判定する判定部と、
    前記判定部により前記通信が成立しなかったと判定された場合に、前記監視装置に対し送信した直近の前記回答を再送する再送部と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記監視装置は、
    前記評価結果値に対応するカウンタを有し、前記回答が正回答である場合に前記カウンタを減算し、前記回答が誤回答である場合に前記カウンタを加算すること
    を特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 記演算部は、
    前記取得部によって取得された前回周期の前記評価結果値が所定値である場合に、前記監視装置へ無条件に誤回答を送信させること
    を特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 監視装置と、該監視装置と通信可能に接続された制御装置とを備え、
    前記監視装置は、
    周期的に前記制御装置に対し質問に相当する内容のデータを送信し、前記制御装置が有する演算部により演算され前記制御装置から送信される前記周期ごとの前記データに応じた回答を受信する質問回答方式により前記制御装置の動作状態を監視し、前記回答の正誤の評価が成功した場合に、前回周期とは値が異なるように評価結果値を設定するとともに、前記回答を受信できなければ前記制御装置をリセットさせ、
    前記制御装置は
    前記監視装置により設定される前記評価結果値を前記周期ごとに取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記評価結果値が今回周期と前回周期とで異なる場合には前記監視装置との間で前記回答の送信時における通信が成立したと判定し、前記評価結果値が今回周期と前回周期とで同一である場合には前記通信が成立しなかったと判定する判定部と、
    前記判定部により前記通信が成立しなかったと判定された場合に、前記監視装置に対し送信した直近の前記回答を再送する再送部と
    を備えることを特徴とする監視システム。
  5. 周期的に監視対象に対し質問に相当する内容のデータを送信し、前記監視対象から前記データに応じた回答を受信する質問回答方式により前記監視対象の動作状態を監視する監視装置に対し、前記周期ごとの前記データの内容に応じて前記回答を演算して送信させる演算部を有し、前記監視装置が前記回答を受信できなければ前記監視装置によりリセットされる前記監視対象である制御装置が実行する通信成否確認方法であって、
    前記監視装置において前記回答の正誤の評価が成功した場合に、前回周期とは値が異なるように前記監視装置により設定される評価結果値を前記周期ごとに取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された前記評価結果値が今回周期と前回周期とで異なる場合には前記監視装置との間で前記回答の送信時における通信が成立したと判定し、前記評価結果値が今回周期と前回周期とで同一である場合には前記通信が成立しなかったと判定する判定工程と、
    前記判定工程により前記通信が成立しなかったと判定された場合に、前記監視装置に対し送信した直近の前記回答を再送する再送工程と
    を含むことを特徴とする通信成否確認方法。
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