JP6928213B2 - マッサージ機能付きアームレスト - Google Patents

Description

本発明は、パソコン等マウス操作時のアームレストに関する。

従来パソコン用アームレストには固定式（張り付け型、マウスパット一体型）のものと、机にクランプで固定する間節アーム式のものが主流になっている。

以上に述べた従来のアームレストでは、次の問題があった。
固定式ではマウス移動時に腕との摩擦によるストレスと疲労感があった。
間節アーム式のアームレストでは取り付けにクランプを使うため、引き出し付の机には設置が困難だった。また本体が大きくなるため、設置スペースの問題と違和感があった。

本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、
イ）マウス操作における快適性と疲労軽減
ロ）コンパクト化（設置スペースを小さくする）
ハ）引き出し付の机でも設置可能にする。
以上を実現することを目的とするものである。

そして、本発明は上記目的を達成するために（図２、図３）
腕当て部に回転ローラーを用い、マウス（腕）の前後の動きに対しては回転ローラー、左右の動きに対してはローラーの両側のスプリングを用いて、前後左右自在にマウスの動きに追従させるものとする。

また、回転ローラー上に適度な突起又は溝等を付けることで、さらにマッサージ効果を高める。

さらに、腕当て部を手首の中間部にすることで、机からの出っ張りをおおむね１００ミリ程度におさえてコンパクト化する。

また、引き出し付の机の場合は、机と引き出しの隙間に金具を入れて、アームレスト本体を引き出しに取り付ける形態（図４）のものとする。

回転ローラーが前後左右自在に追従することにより、着衣時でも、汗ばんだ時でもスムーズにマウス操作を行うことができ、回転ローラーとその上に付けた突起によるマッサージ効果により疲労感が軽減される。
特にＣＡＤ操作時等はマウス操作を多用するので疲労緩和が要求される。また、マウスを操作しない時でも、手の平や腕を転がすだけでリラックスできる。

アームレスト全体をコンパクトにしたことにより存在が小さくなり、会社等で使用してもスペースの制約、違和感が少ない。

引き出し付の机の場合、これまでの多くは取り付けできないか、取り付いても引き出しが機能しなくなるためアームレストの設置を諦めていたが、引き出し自体に取り付けることによりそれらの問題を解消できる。

本発明（使用時）の斜視図 同断面図 同側面図 引き出し取り付けタイプ側面図

以下、本発明の実施の形態を図１〜図４に基づいて説明する。

図１〜図３については本発明の基本になる形態となる。

机（１）にアーム（２）と一体化されたクランプを締め付けネジ（４）で固定する（このとき、締め付けネジの代わりに六角レンチ等を使用してもよい）

回転軸（５）には部分的にネジが切ってあり、ボルト（７，８，９）等を使いアーム（２）に固定できる。
回転ローラー（３）は前後にスプリング（６）を組み込むことで左右の動きが可能になる。

また、ボールベアリング（１１）を入れることで前後左右の動きがよりスムーズになる。

回転ローラー（３）を入れるだけでマッサージ効果を期待できるが、適度な突起又は溝等を付けることでさらにマッサージ効果を高めることができる。

回転ローラー（３）の数については、説明図では２個としているが、コストによっては１個もしくは、３個以上でもよい。

図４は引き出し付の机に取り付ける形態になる。前項とは別のアームを使用することになるが、机（１）と引き出し（１０）の隙間に引張り金具（１３）をはめ込んで締め付けネジ（４）または、六角レンチ等で固定する。

１．机
２．アーム
３．回転ローラー
４．締め付けネジ
５．回転軸（ネジ付丸棒）
６．スプリング
７．化粧ナット等
８．長ナット等
９．座付ナット等
１０．引き出し
１１．ボールベアリング
１２．ワッシャー
１３．引張り金具

Claims (2)

1. 腕当て部に回転ローラーを用い、マウス（腕）の前後の動きに対しては回転ローラー、左右の動きに対してはローラーの両側のスプリングを用いて、前後左右自在にマウスの動きに追従させるものとする。
   また、回転ローラー上に適度な突起又は溝等を付けることで、さらにマッサージ効果を高める。以上を特徴とするアームレスト。
2. 引き出し付の机の場合は、机と引き出しの隙間に金具を入れて、アームレスト本体を引き出しに取り付ける形態を特徴とする、請求項１記載のアームレスト。

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