JP6926600B2 - アームの展開および収納機構と、それを含むアーム装置 - Google Patents

アームの展開および収納機構と、それを含むアーム装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6926600B2
JP6926600B2 JP2017071487A JP2017071487A JP6926600B2 JP 6926600 B2 JP6926600 B2 JP 6926600B2 JP 2017071487 A JP2017071487 A JP 2017071487A JP 2017071487 A JP2017071487 A JP 2017071487A JP 6926600 B2 JP6926600 B2 JP 6926600B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
point
sub
state
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017071487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018173124A (ja
Inventor
竹内 和彦
和彦 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2017071487A priority Critical patent/JP6926600B2/ja
Publication of JP2018173124A publication Critical patent/JP2018173124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6926600B2 publication Critical patent/JP6926600B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Description

本発明は、アームの展開および収納機構と、それを含むアーム装置に関する。
様々な情報や性質や物理量を求めるセンサ等のデバイスを適切な位置に保持するために、先端部にセンサ等のデバイスが取り付けられるアームが用いられる。アームは、デバイスの使用時にはアームが延びた展開状態になり、デバイスの非使用時にはアームが引き込まれた収納状態になる。このようなアームの展開および収納を実現するための機構の一例が、特許文献1に示されている。特許文献1に記載の発明では、図7A,7Bに示すように、アーム21がアーム支持ピン22を用いてヒンジ23に回転可能に取り付けられている。アーム支持ピン22から見て、アーム21の、展開時に所定位置に向けて延ばされる先端部(デバイスが取り付けられる端部)と反対側の後端部の駆動ピン24が、例えば電動モーターや油圧ピストン等で構成されている駆動部25の駆動ブラケット26の一端開口の長穴26a内に挿入されている。駆動ブラケット26が例えば上下方向に移動すると、駆動ピン24が長穴26aの内部で例えば水平方向に移動し、その結果、アーム21がアーム支持ピン22を中心として回転することで、アーム21の展開状態と収納状態とが切り換えられる。
このアームの展開および収納機構において、仮に、展開状態またはアーム21の回転動作(展開状態と収納状態の切換動作)中に、何らかの不具合等で駆動部25が停止すると、アーム21を収納することができなくなる。アーム21が展開状態のままに放置されると、邪魔になるだけでなく、何らかの外力が加わって破損するおそれがある。そこで、駆動部25が停止した状態でアーム21を収納できる緊急収納機構27が設けられている。
緊急収納機構27の一例では、図7A,7Bに示すように、ヒンジ23が固定されているヒンジ引き止めブロック28に押しスプリング29を組み込むとともに、ヒンジ引き止めブロック28を、ロックピン30を用いてロックピン固定ブロック31に固定している。従って、ロックピン30がロックピン固定ブロック31から引き抜かれると、ヒンジ引き止めブロック28の固定が解除されて、押しスプリング29の付勢力でヒンジ引き止めブロック28が移動し、それに伴ってヒンジ23が傾く。ヒンジ23の傾きに伴ってアーム21が移動して駆動ピン24が駆動ブラケット26の長穴26aの開口端から脱出し、アーム21がフリーになって自重で回転することにより収納状態になる。
特許文献2には、センサ等のデバイスが取り付けられるものではないが、蓋に伝達リンク機構部が連結されており、蓋の開閉が可能な構成が開示されている。また、特許文献3には、パイプラインにおける緊急遮断弁の作動を確実にして安全性を高めた緊急遮断装置が開示されている。
特開2013−160244号公報 特開平5−171799号公報 特開平7−269730号公報
前述したようにロックピン30を用いる関連技術では、展開中のアーム21が使用環境から受ける外力(風力、潮流、振動)等の一部がロックピン30に直接加わるおそれがある。その場合、ロックピン固定ブロック31やヒンジ引き止めブロック28のロックピン30用の穴の中でロックピン30が動き、穴のエッジ部とロックピン30の点接触部分に集中荷重が発生して過大な接触摩擦が生じ、ロックピン30を引き抜く際の操作性が悪くなる。そして、アーム21に加わってロックピン30に伝わる外力の方向によっては、ロックピン30に集中荷重が加わってロックピン30が損傷し、ロックピン30を引き抜くことができなくなるおそれがある。また、ロックピン30を引き抜く動作の後半では、1個のロックピン固定ブロック31のみでロックピン30を支える片持ち梁状態となり、ロックピン固定ブロック31のロックピン用の穴のエッジ部に集中荷重が発生して摩擦力が大きくなり、操作性が悪化するおそれがある。
さらに、アーム21を支持するヒンジ23は、ロックピン30、ロックピン固定ブロック31、およびヒンジ引き止めブロック28が押しスプリング29の付勢力で押し付けられて固定されている。従って、アーム21から固定部分までの力の伝達経路が長く、各部材の接続部分のクリアランス等により、アーム21が外力で容易に動き易くなっており、アーム21に取り付けられたセンサ等のデバイスの位置がずれ、デバイスの動作の信頼性が低下するおそれがある。これを防止するために押しスプリング29の付勢力を強くすると、ロックピン30、ヒンジ引き止めブロック28、およびロックピン固定ブロック31の間の接触摩擦が増大し、ロックピン30の引き抜きに要する力が増大し、操作性が著しく低下するという問題が生じる。
また、押しスプリング29の付勢力のみでヒンジ23を傾かせる構成であるが、前述したように外力がアーム21に加わって駆動ピン24と駆動ブラケット26の接触摩擦が大きくなった状態では、押しスプリング29の付勢力だけではヒンジ23を傾かせることができず、緊急収納が完遂できないおそれがある。
特許文献2に記載されている構成では、駆動装置に駆動された収納ケースの昇降動作が、伝達リンク機構部を介して、蓋の開閉動作に変換可能であり、かつ蓋の手動開閉も可能である。また、特許文献3に記載されている構成では、ガスボンベの上面開口部の封板の直上のカッターが、平時は挟止体に拘束されており、緊急事態の発生時に落下して封板を破る。しかし、これらの特許文献2,3には、アームの展開および収納動作の駆動力を発生する駆動部が動作不能になった時に、アームの緊急収納動作を高信頼性および高操作性で実施可能にすることは想定されていない。
そこで、本発明の目的は、前述した課題を解決し、アームを展開および収納可能であるとともに、緊急収納動作を高信頼性および高操作性で実施可能なアームの展開および収納機構とそれを含むアーム装置を提供することにある。
本発明のアームの展開および収納機構が、アームに連結されているリンク機構の一部を構成する、回転可能なサブアームと、サブアームの一端部に連結されており駆動力を伝達する駆動ブラケットとを有し、アームは、一端部がベースフレームに回転可能に連結され、他端部にデバイスが取り付けられ、サブアームは、一端部に駆動ブラケットが連結され、アームの一端部と他端部との間の中間位置がロッドの一部分に回転可能に連結され、サブアームの他端部がロッドの他の部分に回転可能に連結されることで、アームの中間位置とサブアームの他端部とがロッドを介して接続されるとともに、サブアームの一端部と他端部との間の第1の点がサブフレームの一部分に回転可能に連結され、ベースフレームがサブフレームの他の部分に回転可能に連結されることで、サブアームの第1の点とベースフレームとがサブフレームを介して接続されて、リンク機構が構成されており、アームの展開状態は、重力に逆らって水平方向で固定された状態であり、サブアームは、第1の点が移動不能で駆動ブラケットが移動可能であって第1の点を中心として回転可能な状態と、第1の点が移動可能で駆動ブラケットが移動不能であって一端部を中心として回転可能な状態と、を選択的にとり得る。
本発明によると、アームを展開および収納可能であるとともに、緊急収納動作を高信頼性および高操作性で実施可能である。
本発明の第1の実施形態のアームの展開および収納機構を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態のアームの展開および収納機構を含むアーム装置の斜視図である。 図2Aに示すアーム装置の断面図である。 図2A,2Bに示すアーム装置の緊急収納動作を示す斜視図である。 図3Aに示すアーム装置の断面図である。 図2A,2Bに示すアーム装置の緊急収納動作の図3A,3Bに示す状態に続く状態を示す斜視図である。 図4Aに示すアーム装置の断面図である。 図2A,2Bに示すアーム装置の緊急収納動作が完了した状態を示す斜視図である。 図5Aに示すアーム装置の断面図である。 図2A〜5Bに示すアーム装置の変形例を複数含むアーム装置集合体を示す斜視図である。 関連技術のアーム装置の斜視図である。 図7Aに示すアーム装置の平面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態のアームの展開および収納機構は、図1に示すように、回転可能なアーム1に連結されているリンク機構17の一部を構成する回転可能なサブアーム3と、サブアーム3の一端部(ピン12に代表される端部)に連結されており駆動力を伝達する駆動ブラケット7とを有している。サブアーム3は、駆動ブラケット7が移動可能な状態において回転中心となる第1の点(ピン11)を有している。このピン11は、移動不能な状態と移動可能な状態を選択的にとることができる。この構成によると、駆動ブラケット7が移動可能でピン11が移動不能な状態でアーム1を展開および収納可能であるとともに、ピン11が移動可能な状態で緊急収納動作を高信頼性および高操作性で実施可能である。
[第2の実施形態]
図2A,2Bに、本発明の第2の実施形態のアームの展開および収納機構を含むアーム装置の斜視図と断面図を示している。本実施形態のアーム装置では、ベース面上に立設されている2枚のベースフレーム15に、ピン9を用いてアーム1が連結されており、アーム1はこのピン9を回転中心として回転することができる。アーム1には、ピン9の近傍に設けられたピン8を用いてロッド2が連結されている。さらにロッド2は、サブアーム3に、ピン10を用いて連結されている。サブアーム3は、サブフレーム4にピン11(第1の点)を用いて連結されている。従って、アーム1は、ピン9を用いてベースフレーム15に回転可能に支持されるとともに、ピン8、ロッド2、ピン10、サブアーム3、ピン11を介して、サブフレーム4に連結されている。ピン8,10,11は、各ピンを回転中心とする回転運動を可能にしており、これにより、アーム1、ロッド2、サブアーム3は、リンク機構17を構成している
サブフレーム4はベースフレーム15の側面に配置され、サブフレーム4に固定されたピン13が、ベースフレーム15に設けられた上下方向に延びる長穴15aを貫通している。ピン13が長穴15a内に位置する範囲内で、サブフレーム4はベースフレーム15の側面を長穴15aに沿って上下方向に移動することができる。
また、ベースフレーム15にはピン14が固定され、さらにピン14はフック5の切り欠き部5aに係止されている。さらに、レバー6が、ピン16を用いて2枚のベースフレーム15のうちの一方に連結されており、かつベースフレーム15に設けられた長穴15bを貫通している。従って、レバー6は、長穴15b内に位置する範囲内で、ピン16を中心として回転可能である。レバー6は、回転させようとする外力を受けていない状態では、自重で長穴15bの下端部上に水平に位置して支持されており、その状態でフック5の一部と接触している。フック5は、ピン14を中心として回転可能であるが、初期状態においては、水平に保持されているレバー6に当接して拘束されており、回転することができない。これらの部材が緊急収納機構18を構成している。
ピン11を中心として回転可能なサブアーム3の、ロッド2に連結されているピン10と反対側に設けられたピン12(第2の点)が、駆動ブラケット7に設けられた、水平方向に延びる一端開口の長穴7a内に挿入されている。駆動ブラケット7は、模式的に示す駆動手段(例えば電動モータや油圧シリンダなど)19を用いて駆動されて上下動する。
(アームの展開および収納動作)
図2A,2B示すアーム装置では、駆動手段19に駆動された駆動ブラケット7の上下動が、ピン11を中心としたサブアーム3の回転運動に変換され、ピン10、ロッド2、ピン8を介してアーム1に伝えられ、アーム1が回転運動を行う。この回転運動に従ってアーム1の展開状態と収納状態が切り換えられる。具体的には、駆動手段に駆動された駆動ブラケット7が下降すると、サブアーム3がピン11を中心として図2Bの時計回りに回転し、それに伴って、サブアーム3に連結されているロッド2に押し上げられてアーム1が展開状態になる。これに対し、駆動手段19に駆動された駆動ブラケット7が上昇すると、サブアーム3がピン11を中心として図2Bの反時計回りに回転し、それに伴って、サブアーム3に連結されているロッド2に引き下げられてアーム1が収納状態になる。サブアーム3の回転中心(支点)となるピン11に加わる反力は、サブフレーム4、ピン13、およびフック5に伝わる。通常、フック5はレバー6に回転不能に拘束されているため、ピン11が前述の反力で動くことはなく、反力を支える支点として機能する。サブアーム3は、回転中心となるピン11(第1の点)から、回転駆動力を受けるピン12(第2の点)までの距離よりも、展開状態のアーム1につながる他部材(ロッド2)に連結されるピン10(第3の点)までの距離が長い。そのため、駆動ブラケット7の上下方向の移動量が小さくても、梃子の原理に従ってロッド2およびアーム1の大きな変位が得られる。それにより、アーム1が水平な展開状態と、アーム1がほぼ垂直な収納状態とを容易に切り換えることができる。
(緊急収納動作)
図2A,2Bに示すアーム装置において、何らかの不具合が生じて駆動ブラケット7が上下動できず、アーム1が展開状態から収納状態に切り換えられなくなった場合には、緊急収納機構18が緊急収納動作を行う。この緊急収納機構18の緊急収納動作について以下に説明する。
駆動ブラケット7が移動しない状態で緊急収納動作を行う場合には、図3A,3Bに示すようにレバー6を引き上げ、ピン16を中心として回転させる。それにより、レバー6がフック5に当接しなくなり、フック5が解放されて回転可能になる。図2A,2Bに示すアーム1の展開状態においては、アーム1の自重は、ロッド2、サブアーム3、サブフレーム4を経由して、フック5が回転しようとする力に変換されている。フック5はピン14を支点とした梃子になっており、支点であるピン14から、前述したアームの自重に起因する回転力を受けるピン13までの距離に対し、レバー6との接触点までの距離が数倍長いため、レバー6を引き上げるために必要な力は軽微である。
フック5が解放されると、前述したようにアーム1の自重に起因してロッド2、サブアーム3、サブフレーム4を経由してフック5に伝わる力で、フック5が図4A,4Bに示すように時計回りに回転して、ピン13がフック5の切り欠き部5aから脱出する。こうしてピン13が解放されると、ピン13が長穴15a内に位置する範囲内でサブフレーム4が自重等で下降する。この時、駆動ブラケット7は固定されているため、サブアーム3の一端(駆動ブラケット7の長穴7a内に位置するピン12が設けられている端部)は下降できないため、サブフレーム4の下降に伴ってサブアーム3はピン12を中心として反時計回りに回転する。その回転運動に従って、サブアーム3の他端部にピン10を用いて連結されているロッド2が引き下げられ、ロッド2にピン8を用いて連結されているアーム1に下向きの力が加わる。アーム1の一端部はピン9を用いてベースフレーム15に取り付けられているため、アーム1はピン9を中心として図4Bの時計回りに回転する。その結果、図5A,5Bに示すようにアーム1は実質的に垂直になった時点で停止して収納状態になる。なお、ロッド2とサブアーム3は、リンク機構17の特性上、図5A,5Bに示すようにアーム1よりも外側(前方)に突き出た状態となるが、これらの突出し量は、ロッド2とサブアーム3の長さを適切に設定することで、実用上影響の無い程度に抑えることができる。
このように、本発明では、駆動ブラケット7が移動可能な状態では、ピン11(第1の点)は移動せず、サブアーム3はピン11を中心として回転する。しかし、駆動ブラケット7が移動不能な状態になると、ピン11は移動可能な状態に移行し、サブアーム3は、駆動ブラケット7との連結点であるピン12(第2の点)を中心として回転する。このように回転中心が第1の点(ピン11)から第2の点(ピン12)に変更されることで、駆動ブラケット7が移動不能な状態になってもアーム21の収納を行うことができる。このように駆動ブラケット7が移動不能な状態においてアーム21の収納を行うことが、緊急収納動作と称される
以上説明した本発明のアーム装置による第1の効果は、アーム1の緊急収納動作の操作性が向上することである。すなわち、本発明では、アーム1に連結されたリンク機構17を構成するサブアーム3のピン11(第1の点)が、サブフレーム4とともに上下動可能な構成になっている。通常のアーム1の展開および収納動作では、駆動ブラケット7に連結されたピン12(第2の点)が駆動ブラケット7とともに上下動可能であり、レバー6、フック4、ピン13の係合関係でピン11が移動不能になっている。従って、サブアーム3はピン11を中心として回転する。それに対し、駆動ブラケット7が移動不能な状態ではピン12が移動不能であり、レバー6が操作されてフック5が回転しピン13が解放された状態ではサブフレームのピン11が上下動可能である。従って、サブアーム3はピン12を中心として回転する。仮に、駆動ブラケット7が移動しなくなることでサブアーム3が回転不能になると、サブアーム3にロッド2を介して連結されているアーム1も回転できなくなり、収納状態に移行することができない。これに対し、本実施形態では、駆動ブラケット7が移動しなくなると、サブアーム3の回転中心(支点)がピン11(第1の点)からピン12(第2の点)に変更されることで、サブアーム3が回転可能な状態が維持されるため、自重等でアーム1が回転して収納状態に移行することが可能である。なお、このように支点を移動させてアーム1を収納する構造において、本実施形態の各部材の接触部は全て面接触であり、アーム1に加わる外力や、ピンの引き抜き動作中の点接触による集中荷重の発生やそれに伴う過大な摩擦力の発生を回避できるため、収納動作の信頼性が高い。また、このようにアーム収納動作に係わる構成部品に集中荷重が発生しなくなるため、各構成部品の変形や損傷の可能性が低下し、収納操作を完遂できなくなる可能性が低下するという第2の効果もある。また、アーム1やサブフレーム4の自重を利用して動作させるため、スプリングの使用に伴う問題は生じない。
図6には、本発明のアーム装置の変形例が示されている。この変形例ではレバー6の自由端にプーリー41が取り付られ、このプーリー41にワイヤー40が掛け回されている。従って、手動でレバー6を引き上げなくても、図示しない巻き上げ機構等を用いてワイヤー40を引っ張ることで緊急収納動作を実施することができ、緊急収納動作の自動化に寄与する。さらに、図6に示す構成では、このようなアーム装置が複数並べて配置されたアーム装置集合体において、各アーム装置のレバー6にそれぞれ取り付けられたプーリー41に1本のワイヤー40が連続的に掛け回されている。従って、1回のワイヤー40の引っ張り動作で全てのアーム装置の緊急収納動作を同時に実施でき、操作性が非常に良好である。さらに、各アーム装置には、ワイヤー40を円滑に引っ張ることができるように、案内プーリー42が設けられている。
1 アーム
2 ロッド
3 サブアーム
4 サブフレーム
5 フック
6 レバー
7 駆動ブラケット
8〜14,16 ピン
15 ベースフレーム
17 リンク機構
18 緊急収納機構
19 駆動部
41 プーリー
40 ワイヤー
42 案内プーリー

Claims (7)

  1. アームに連結されているリンク機構の一部を構成する、回転可能なサブアームと、前記サブアームの一端部に連結されており駆動力を伝達する駆動ブラケットとを有し、
    前記アームは、一端部がベースフレームに回転可能に連結され、他端部にデバイスが取り付けられ、
    前記サブアームは、前記一端部に前記駆動ブラケットが連結され、
    前記アームの前記一端部と前記他端部との間の中間位置がロッドの一部分に回転可能に連結され、前記サブアームの他端部が前記ロッドの他の部分に回転可能に連結されることで、前記アームの前記中間位置と前記サブアームの前記他端部とが前記ロッドを介して接続されるとともに、前記サブアームの前記一端部と前記他端部との間の第1の点がサブフレームの一部分に回転可能に連結され、前記ベースフレームが前記サブフレームの他の部分に回転可能に連結されることで、前記サブアームの前記第1の点と前記ベースフレームとが前記サブフレームを介して接続されて、前記リンク機構が構成されており、
    前記アームの展開状態は、重力に逆らって水平方向で固定された状態であり、
    前記サブアームは、前記第1の点が移動不能で前記駆動ブラケットが移動可能であって前記第1の点を中心として回転可能な状態と、前記第1の点が移動可能で前記駆動ブラケットが移動不能であって前記一端部を中心として回転可能な状態と、を選択的にとり得る、アームの展開および収納機構。
  2. 前記サブアームの前記第1の点を移動不能な状態から移動可能な状態に移行させる緊急収納機構をさらに有する、請求項1に記載のアームの展開および収納機構。
  3. 前記緊急収納機構は、前記第1の点に連結されている前記サブフレームと、前記サブフレームとの係合状態と係合解除状態とを選択的にとり得るフックと、前記フックに当接して前記フックを拘束可能であるととともに前記フックとの当接を解除するように操作可能なレバーとを含む、請求項に記載のアームの展開および収納機構。
  4. 前記フックの係合解除状態では、前記サブフレームおよび前記第1の点が移動可能になる、請求項に記載のアームの展開および収納機構。
  5. 前記サブフレームおよび前記第1の点が移動可能な状態では、前記サブフレームが自重で下降して前記サブフレームが前記駆動ブラケットとの連結点である第2の点を中心として回転して、前記リンク機構に連結されている前記アームを収納状態に移行させる、請求項に記載のアームの展開および収納機構。
  6. 前記サブアームの前記第1の点から前記第2の点までの距離は、前記第1の点から、前記リンク機構の前記アームにつながる他部材との連結点である第3の点までの距離よりも短い、請求項に記載のアームの展開および収納機構
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のアームの展開および収納機構と、前記アームとを含む、アーム装置。
JP2017071487A 2017-03-31 2017-03-31 アームの展開および収納機構と、それを含むアーム装置 Active JP6926600B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017071487A JP6926600B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 アームの展開および収納機構と、それを含むアーム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017071487A JP6926600B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 アームの展開および収納機構と、それを含むアーム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018173124A JP2018173124A (ja) 2018-11-08
JP6926600B2 true JP6926600B2 (ja) 2021-08-25

Family

ID=64107154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017071487A Active JP6926600B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 アームの展開および収納機構と、それを含むアーム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6926600B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018173124A (ja) 2018-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4306485B2 (ja) 跳ね上げ式フード
JP7351486B2 (ja) 格納式ドアハンドルのモータ駆動制御装置及び操作方法
KR102362425B1 (ko) 아동용 안전 시트
WO2002034559A1 (fr) Dispositif d"ouverture et de fermeture d"ailes pour camion
JP2007009684A (ja) フラップ開放装置
JP6926600B2 (ja) アームの展開および収納機構と、それを含むアーム装置
JP5995043B2 (ja) 原稿圧着板開閉保持装置並びにこれを備えた事務機器
JP2022177990A (ja) 車両用スロープ装置
JP7395735B2 (ja) 側部衝撃保護リンク機構および安全座席基部
JP2006001597A (ja) 収納箱
JP6268828B2 (ja) 車両用サンルーフ装置
JP5044534B2 (ja) ドア引き込み装置
JP5308132B2 (ja) ドア緩衝装置
JP5123995B2 (ja) 戸体閉鎖装置
JP6125889B2 (ja) ドアストップ装置
JP3628581B2 (ja) 開閉機構
JP5550990B2 (ja) スロープ装置
JP4397778B2 (ja) コンテナ荷役車輌の荷役アーム固縛装置
JP5874914B2 (ja) アーム収納機構
US20190055765A1 (en) Component for vehicle interior
JP2010241283A (ja) 開閉体の開閉機構
JP6901890B2 (ja) 消火栓装置
JP2009263954A (ja) ラッチ装置
JP7039311B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP5054658B2 (ja) ドア引き込み装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6926600

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150