JP6925708B2 - 化粧料および化粧料の製造方法 - Google Patents

化粧料および化粧料の製造方法 Download PDF

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Description

本発明はアニオン性の水溶性高分子を用いる化粧料に関するものであり、詳しくは特定の脂肪酸を別途微量添加することによって、粘度の経時における不安定化現象(増粘現象または減粘現象)を抑制した化粧料および係る化粧料の製造方法に関するものである。
従来から、酸化亜鉛や酸化チタンなどの無機粉体(金属酸化物)の表面を様々な化合物で疎水化処理した無機粉体を用いた化粧料が各種開発されている(特許文献1〜5参照)。また、疎水化処理した無機粉体の分散形態についても、油相に分散したものや水相に分散したものなど様々な化粧料が各種開発されている。
しかしながら、特許文献1〜5のように、無機粉体(特に酸化亜鉛)を疎水化処理したものを用いて化粧料を作製した場合であっても、無機粉体から微量の金属イオンが化粧料の系内に溶け出して化粧料を構成する他の原料に作用することで化粧料の様々な物性(特に粘度の経時安定性)に悪影響を与えることがある。
特開2014−24765号公報 特開2015−182994号公報 WO2013/18827号公報 特開2016−74660号公報 WO2016/2752号公報 特開2016−222589号公報
ここで、このような粘度の経時安定性に関する課題については、本願出願人が特許文献6において、化粧料にアニオン性水溶性高分子などの分子骨格中に硫黄原子を有する共重合体を含有させることで、常温で4週間という期間に渡って粘度を安定させることができるとの知見を見出している(特許文献6の[0028]、[0065]を参照)。
しかしながら、それ以上の長期間における粘度の経時安定性やあるいは促進試験における粘度の経時安定性については確認されていなかった。
今般、本願出願人は鋭意検討を行った結果、疎水化処理した無機粉体とアニオン性水溶性高分子(特にスルホ基を有するアニオン性水溶性高分子(さらにその中でもタウリン塩を共重合成分とするアニオン性水溶性高分子))を原料として用いる化粧料において、さらに特定の脂肪酸を別途微量添加することによって、無機粉体が有するUV遮蔽効果についても低下させることなく、経時における粘度の不安定化現象(増粘現象または減粘現象)をより効果的に抑制することができるという知見を得るに至った。
すなわち、疎水化処理した無機粉体から微量の金属イオンが溶出した場合であっても、特許文献6に記載の発明であるアニオン性水溶性高分子(分子骨格中に硫黄原子を有する共重合体)に加えて、特定の脂肪酸がトラップ剤となることによって、より長期間に渡って粘度の不安定化現象(増粘現象または減粘現象)を抑制することができるという知見を得るに至った。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、アニオン性水溶性高分子(さらにその中でもタウリン塩を共重合成分とするアニオン性水溶性高分子))を原料として用いる化粧料であって、粘度の経時安定性をより向上させることができる化粧料および係る化粧料の製造方法の提供を目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る化粧料は、水と、脂肪酸と、スルホ基を有する疎水化処理無機粉体と、アニオン性水溶性高分子と、界面活性剤とを含有する化粧料であって、疎水化処理無機粉体が、無機粉体を疎水化剤(4−tert−ブチル−4−メトキシベンゾイルメタンを除く)で表面処理したものであるとともに、水相に分散しているものであり、脂肪酸が、常温で液状であり、かつ、疎水化処理無機粉体に対して遊離しているものであるとともに、脂肪酸が化粧料に対して0.05〜3重量%含有され、さらに脂肪酸とアニオン性水溶性高分子との比率が1:0.2〜1:20であることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る化粧料は、下式で表される粘度保持率が0.8〜1.2であることを特徴とする。
粘度保持率=(50℃で30日保管した後の25℃における粘度(mPa・S))/(0日(保管前)の25℃における粘度(mPa・S))
本発明の請求項に係る化粧料は、脂肪酸が、炭素数12〜22の直鎖または分岐の脂肪酸であることを特徴とする。
本発明の請求項に係る化粧料は、脂肪酸が、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸から選択される1種または2種以上の脂肪酸であることを特徴とする。
本発明の請求項に係る化粧料は、アニオン性水溶性高分子が、(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)クロスポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸べヘネスー25)クロスポリマーから選択される1種または2種以上のアニオン性水溶性高分子であることを特徴とする。
本発明の請求項に係る化粧料は、疎水化処理無機粉体が、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム、酸化ビスマス、酸化鉄から選択される1種または2種以上の無機粉体を疎水化剤で表面処理したものであることを特徴とする。
本発明の請求項に係る化粧料は、疎水化処理無機粉体に用いられる疎水化剤が、シリコーンオイル、脂肪酸、アルキルシランから選ばれる1種または2種以上の化合物であることを特徴とする。
本発明の請求項に係る化粧料の製造方法は、水と、疎水化処理無機粉体と、スルホ基を有するアニオン性水溶性高分子と、界面活性剤とを含有する化粧料に、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸から選択される1種または2種以上の脂肪酸を、脂肪酸とアニオン性水溶性高分子との比率が1:0.2〜1:20となるよう、別途添加することを特徴とする。
本発明の化粧料によれば、疎水化処理した無機粉体を用いる化粧料において、アニオン性水溶性高分子とともに特定の配合量の脂肪酸を配合することによって、疎水化処理した無機粉体から溶出する金属イオンの影響を受けることなく、長期間に渡って著しい増粘や減粘を起こすことなく安定した粘度状態を維持することができる化粧料を得ることができる。具体的には、50℃で30日という促進条件下(長期間)においても、増粘や減粘を起こすことなく安定した粘度状態を維持することができる。
また、安定した粘度状態を維持しつつ、無機粉体が有するUV遮蔽効果についても低下させることなく発現させることができ、さらに透明性(粉体の均一性)およびゲル状態を保持することができる化粧料を得ることができる。
本発明の化粧料の製造方法によれば、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸から選択される1種または2種以上の脂肪酸を(粘度安定剤として)別途添加することによって、疎水化処理した無機粉体から溶出する金属イオンの影響を受けることなく、50℃で30日という長期間に渡って、所定の粘度状態を維持することができる化粧料を得ることができる。また、50℃、30日という長期間に渡って、無機粉体が有するUV遮蔽効果を低下させることなく発現させることができ、また透明性(粉体の均一性)およびゲル状態を保持することができる化粧料を得ることができる。
本発明の請求項3、4に係る化粧料によれば、脂肪酸に特定のものを用いることによって、上記の効果をより顕著に発現させることができる。
本発明の請求項に係る化粧料によれば、アニオン性水溶性高分子に特定のものを用いることによって、上記の効果をより顕著に発現させることができる。
本発明の請求項6、7に係る化粧料によれば、無機粉体および疎水化剤に特定のものを用いることによって、UV遮蔽効果および透明性(粉体の均一性)をより向上させることができる。
(基本構造)
まず、本発明の化粧料の基本構造を説明する。本発明の化粧料は、水と脂肪酸と疎水化処理無機粉体とアニオン性水溶性高分子と界面活性剤を必須の構成要件とするものである。また、脂肪酸については、化粧料に対して0.05〜3重量%含有することを必須の構成要件とするものである。
このように、本発明は、アニオン性水溶性高分子とともに後記する特定の脂肪酸を別途、微量添加することによって、疎水化処理した無機粉体から微量の金属イオンが溶出した場合であっても、長期間に渡って増粘や減粘を起こすことなく安定した粘度状態を維持することができるのである。具体的には、50℃で30日という促進条件下においても、増粘や減粘を起こすことなく安定した粘度状態を維持することができるのである。これは特定の脂肪酸が溶出した金属イオンと塩を形成することによって、金属イオンとアニオン性水溶性高分子との結合を抑制していることによるものと考えられる。
また、微量の添加量で安定した粘度状態を維持することができることから、無機粉体が有するUV遮蔽効果についても低下させることなく発現させることができ、さらに透明性(粉体の均一性)およびゲル状態を保持することができる化粧料を得ることができるのである。
なお、本発明に係る化粧料の形態(化粧料における疎水化処理無機粉体の含有形態)については特に限定されるものではなく、アニオン性水溶性高分子を用いて特定の脂肪酸を別途、微量添加するものであれば、疎水化処理無機粉体を水に分散した形態(非乳化型)や疎水化処理無機粉体を水相または油相に分散した上で界面活性剤を用いて乳化する形態(O/W型、W/O型)においても安定した粘度状態を維持することができる。
(粘度保持率)
そして、本発明の化粧料は極めて安定した粘度状態を維持することから、下式で表される粘度保持率が0.8〜1.2であることを特徴とするものとなる。すなわち、室温や常温(化粧料が通常使用される温度)であればほとんど粘度変化を起こさないものとなるのである。
粘度保持率=(50℃で30日保管した後の25℃における粘度(mPa・S))/(0日(保管前)の25℃における粘度(mPa・S))
(脂肪酸)
本発明の化粧料に用いられる脂肪酸は、粘度安定剤として機能するものであり、他の原料とともに添加されるものである。具体的には、疎水化処理無機粉体に対して遊離しているものである。
ここで、「疎水化処理無機粉体に対して遊離している」とは、「脂肪酸が無機粉体と『化学的な結合をせず』に存在している」との意であり、「無機粉体から脂肪酸が『分離』している」との意ではない。従って、化学的な結合が生じていない場合には、化粧料内において脂肪酸が無機粉体の近傍に存在していても、本発明における「遊離」との意となる。また、疎水化処理無機粉体に由来するものとの意でもない。
このように、本発明は特定の脂肪酸が疎水化処理無機粉体に対して「遊離」している状態で存在していることによって、微量の添加量でも長期間に渡って増粘や減粘を起こすことなく所定の粘度状態を維持することができるのである。そして、微量の添加量で効果を発現させることができることから、UV遮蔽効果や透明性などという化粧料自体の性能に悪影響を及ぼすことなく、粘度状態のみを安定化させることができるのである。なお、本発明の化粧料が高い粘度保持率を維持することができるメカニズムとしては、疎水化処理を行っていても無機粉体(特に酸化亜鉛)から水相中に微量ながらも溶出してしまう金属イオンを脂肪酸が捕捉することによって粘度変化を抑えているものと考えられる。
従って、本発明の化粧料においては、疎水化処理無機粉体の疎水化処理のために脂肪酸が用いられている場合には、係る疎水化処理のための脂肪酸とは別に化粧料に添加されるものを指すことになる。
また、本発明の化粧料に用いられる脂肪酸は、「疎水化処理無機粉体に対して遊離している」ことに加えて、常温で液状であるものであることが好ましい。そして、このような脂肪酸としては炭素数12〜22の直鎖または分岐の脂肪酸であることが好ましく、より具体的にはイソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸から選択される1種または2種以上の脂肪酸であることが好ましい。
なお、脂肪酸の含有量は上記のとおり化粧料に対して0.05〜3重量%である必要があり、その中でも0.2〜0.5重量%であることが好ましい。また、脂肪酸のアニオン性水溶性高分子に対する含有比率としては脂肪酸:アニオン性水溶性高分子=1:0.2〜1:20であることが好ましく、その中でも1:0.5〜1:14とすることがより好ましく、さらにその中でも1:1〜1:6とすることがより好ましい。さらに、脂肪酸の無機粉体に対する含有比率としては脂肪酸:無機粉体=0.01:10〜2:10であることが好ましく、その中でも0.02:10〜1.38:10とすることがより好ましく、さらにその中でも0.13:10〜0.39:10とすることがより好ましい。
(アニオン性水溶性高分子)
本発明の化粧料に用いられるアニオン性水溶性高分子は、増粘剤として配合されるものであり、アニオン性を示すものであれば特に限定されることはなく、キサンタンガムやアルギン酸塩など各種の水溶性高分子を用いることができる。また、本発明の化粧料に用いられるアニオン性水溶性高分子は必要に応じて複数のアニオン性水溶性高分子を併用することもできる。さらに、アニオン性水溶性高分子に加えてアニオン性水溶性高分子以外の増粘剤を併用することもできる。
そしてその中でも、本発明においては、スルホ基を有するアニオン性水溶性高分子を用いた場合に特定の脂肪酸を含有することで、より安定した粘度状態を維持することができることになる。
そして、さらにその中でもタウリン塩を共重合成分とするアニオン性水溶性高分子を用いた場合に安定した粘度状態を維持することができるものとなる。具体的には、(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)クロスポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸べヘネス−25)クロスポリマーから選択される1種または2種以上のアニオン性水溶性高分子を用いた場合に顕著な効果(安定した粘度状態)を発現させることができるものとなる。
なお、アニオン性水溶性高分子の含有量としては特に限定されるものではないが、化粧料に対して0.2〜2重量%とすることが好ましく、その中でも0.3〜1.2重量%とすることが好ましく、さらにその中でも0.5〜0.8重量%とすることがより好ましい。
(疎水化処理無機粉体)
本発明の化粧料に用いられる疎水化処理無機粉体は、金属酸化物などの無機粉体の表面を疎水化処理したものであり、化粧料においてUV遮蔽効果を発現させるものとなるものである。なお、本発明の化粧料に用いられる疎水化処理無機粉体は必要に応じて複数の疎水化処理無機粉体を併用することもできる。
疎水化処理無機粉体に用いられる無機粉体は、特に限定されることはなく各種の金属酸化物を用いることができる。そして、このような金属酸化物としては酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム、酸化ビスマス、酸化鉄が挙げられる。
疎水化処理無機粉体に用いられる疎水化剤としては、特に限定されることはなく各種の表面処理剤を用いることができる。そして、このような疎水化剤としてはシリコーンオイル、脂肪酸、アルキルシランが挙げられる。
シリコーンオイルとしては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサンなどのいわゆるストレートシリコーンオイルや、トリメチルシロキシケイ酸、トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキシエチルヘキシルジメチコンなどのいわゆる分岐型シリコーンオイルなどが挙げられる。
脂肪酸としては、ステアリン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸などが挙げられる。なお、脂肪酸については[0029]にて記載した脂肪酸を疎水化剤として用いることもできる。
アルキルシランとしては、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、デシルトリメトキシシランなどのアルコキシシランやヘキサメチルジシラザンなどのシラザンなどが挙げられる。
なお、疎水化処理無機粉体の含有量としては特に限定されるものではないが、化粧料に対して0.5〜50重量%であることが好ましく、その中でも12〜21重量%とすることがより好ましい。
(界面活性剤)
本発明の化粧料に用いられる界面活性剤は、疎水化処理無機粉体を水に分散させる際の分散剤としての役割を主に担っていると考えられる。すなわち、主に、疎水化処理無機粉体の表面特性を親水性に改善するための親水化剤として機能するものであると考えられる。一部、O/W型やW/O型の化粧料の乳化剤として機能することもあるが、O/W型やW/O型の化粧料を調製する際、乳化剤としての界面活性剤は別途、添加することになる。なお、界面活性剤は可溶化剤としても機能するものにもなる。
界面活性剤の種類としては、特に限定されず、例えば、ポリカルボン酸またはその塩、アルキルスルホン酸またはその塩、アルキルベンゼンスルホン酸またはその塩、ナフタレンスルホン酸またはその塩、ポリエーテルアルキルスルホン酸またはその塩、アルキルベタイン、ポリエーテルまたはその誘導体、ポリエーテルアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルフェニルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエーテルソルビタン脂肪酸エステル、ポリエーテル脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリエーテル硬化ヒマシ油、ポリエーテルアルキルアミン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、多価アルコール類、アルキル変性多価アルコールなどが挙げられる。
そしてこれらの中でも、ポリシロキサンの側鎖や末端にポリエーテルを導入(変性)したポリエーテル変性シリコーンオイルを用いることが好ましい。なお、ポリエーテル変性シリコーンを用いる場合には、HLB(Hydrophile−Lipophile Balance)値が8以上(具体的には、HLB値が8〜20)のものを用いることが好ましい。HLB値が8以上のものを用いることによって、疎水性に改質している無機粉体の表面を修飾するとともに水への分散性を向上させることができるので好適である。より具体的には、PEG−11メチルエーテルジメチコン(信越化学工業製:KF−6018)、やPEG−8ジメチコン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ製:SILWET L−7604)、PEG −9ジメチコン(信越化学工業製:KF−6013)、PEG−10ジメチコン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ製:SILSOFT 860)、PEG−10メチルエーテルジメチコン(東レ・ダウコーニング製:SS−2802)、PEG−12ジメチコン(東レ・ダウコーニング製:SS−2804)、PEG−17ジメチコン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ製:SILSOFT 895)、PEG /PPG−20/23ジメチコン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ製:SILSOFT 440)などを用いることが好ましい。
なお、界面活性剤の含有量としては特に限定されるものではないが、化粧料に対して0.1〜15重量%であることが好ましく、その中でも1〜5重量%とすることがより好ましく、さらにその中でも1.5〜2.5重量%とすることがより好ましい。また、無機粉体に対しては0.1〜30重量%とすることが好ましく、その中でも3〜25重量%とすることがより好ましく、さらにその中でも11.5〜16.1重量%とすることがより好ましい。
(製造方法)
本発明の化粧料の製造方法は、水と疎水化処理無機粉体とアニオン性水溶性高分子と界面活性剤とを含有する化粧料に、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸から選択される1種または2種以上の脂肪酸を粘度安定剤として別途添加するものである。なお、疎水化処理無機粉体、アニオン性水溶性高分子、界面活性剤は、上記したものを用いるものである。
なお、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸から選択される1種または2種以上の脂肪酸の添加順序については特に限定されるものではない。すなわち、本発明の化粧料を非乳化型(水に疎水化処理無機粉体を分散した形態)とする場合には、全ての原料を水に混合する際または混合した後に上記脂肪酸を添加することができる。また、本発明の化粧料をO/W型の化粧料とする場合には、まず疎水化処理無機粉体を水相または油相に分散してその後界面活性剤などを用いて乳化する際や乳化した後に上記脂肪酸を添加することもできるし、疎水化処理無機粉体を水相または油相に分散する際や分散した後に上記脂肪酸を添加して、その後界面活性剤などを用いて乳化することもできる。
そしてその中でも、安定した粘度状態を維持することができることから、疎水化処理無機粉体を水相に分散した後上記脂肪酸を添加し、その後界面活性剤などを用いて乳化する方法を採用することが好ましい。
また、アニオン性水溶性高分子の添加順序についても特に限定されるものではないが、安定した粘度状態を維持することができることから、上記脂肪酸を添加した後に混合することが好ましい。
(保湿剤、アルコール類、滑剤)
本発明に係る化粧料は、上記の構成要件のみで構成されていても十分な効果を発揮させることが可能であるが、保湿剤、アルコール類、滑剤などを添加することによって、より使用性を向上させた化粧料を得ることができる。このような保湿剤としては例えばグリコール化合物を挙げることができ、滑剤としては例えばマイカやタルク等の無機粉体、ポリアクリル酸やポリシリコーン等の有機樹脂粉体を挙げることができる。なお、アルコール類は可溶化剤としても機能するものにもなる。
ここで、界面活性剤やアルコール類が可溶化剤として機能する場合に想定される作用機序について以下に説明する。
まず、本発明の化粧料が高い粘度保持率を維持するメカニズムとしては[0029]にて記載したとおりであると考えられるが、この際、脂肪酸は水相中の金属イオンと接触できなければ脂肪酸による金属イオンの捕捉作用(粘度保持効果)は生じないことになる。すなわち、脂肪酸がイソステアリン酸など非水溶性の場合には、これらの脂肪酸は通常、水相中に存在することができないことから、脂肪酸による金属イオンの捕捉作用(粘度保持効果)は発現しないことになる。しかしながら、化粧料中にアルコールもしくは界面活性剤がある程度存在する場合には、それらが可溶化剤の役割を果たし、脂肪酸が非水溶性の場合であっても水相に入りやすくなることになり、脂肪酸による上記補足作用が発現するものと考えられる。
実際、後述する実施例1の化粧料では、1,3−ブチレングリコールやエタノールが配合されていることによって、水相のみで構成されている(水溶性の化合物のみで構成されている)はずの組成中に非水溶性であるイソステアリン酸が配合できており、イソステアリン酸を配合していない比較例1の化粧料に比べて粘度保持率が高い(=安定性が高い、脂肪酸による金属イオンの捕捉作用が発現する)という結果となっている。
従って、実施例1の化粧料における1,3−ブチレングリコールやエタノールは、可溶化剤としての役割を果していると考えられる。
さらに、特許文献1における比較例2、3の化粧料は、本発明の実施例1と類似した組成を構成し、脂肪酸(イソステアリン酸)についても配合しているものの、乳化安定性すなわち粘度保持効果は好ましくないとの評価となっている。一方、本発明は優れた粘度保持率(経時安定性)を発現している。これはおそらくではあるが、本発明に用いられる脂肪酸は、無機粉体への事前表面処理時や無機粉体の分散時に加えられていないことから、粉体表面への吸着等、別の役割として取り込まれることなく、化粧料中において「遊離」して可溶化剤成分と相互作用を行いながら、化粧料の粘度保持(経時安定性)に寄与しているものと考えられる。
次に、本発明に係る化粧料を実施例および比較例に基づいて詳しく説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。また、表中の配合量は質量%を表すものである。
(水分散体の作製)
まず、表1〜4に記載の配合割合にて各原料を混合することによって調整例1〜4の分散体を作製した。
(調製例1)
トリエトキシカプリリルシランで表面処理された微粒子酸化亜鉛(テイカ製MZX−304OTS)45質量%とPEG−11メチルエーテルジメチコン(信越化学工業製KF−6018)5質量%をヘンシェルミキサーで混合した後、係る混合物を1,3−ブチレングリコール10質量%とペンチレングリコール4質量%と精製水36部の混合溶液に加え、ビーズミルで分散することで調製例1の水分散体を作製した。
Figure 0006925708
BG:1,3−ブチレングリコール
(調製例2)
トリエトキシカプリリルシランで表面処理された微粒子酸化亜鉛(テイカ製MZX−304OTS)90重量%とPEG−12ジメチコン(東レダウコーニング製SS−2804)10質量%をヘンシェルミキサーで混合し調製例2の粉体を作製した。
Figure 0006925708
(調製例3)
トリエトキシカプリリルシランで表面処理されたシリカ/水酸化アルミニウム表面処理微粒子酸化チタン(テイカ製MTX−05OTS)85重量%とPEG−12ジメチコン(東レダウコーニング製SS−2804)15重量%をヘンシェルミキサーで混合し調製例3の粉体を作製した。
Figure 0006925708
(調製例4)
イソステアリン酸で表面処理された水酸化アルミニウム表面処理微粒子酸化チタン(テイカ製MT−10EX)58.3質量%を、リンゴ酸ジイソステアリル(日清オイリオ製コスモール222)1.7質量%を加えた水添ポリイソブテン(日油製パームリーム4)40.0質量%に、ビーズミルを用いて、分散することで調製例4の油分散体を作製した。
Figure 0006925708
(化粧料の作製)
次に、上記した調製例1〜4の分散体あるいは粉体を用いて、表5〜13に記載の配合割合にて各原料を配合することによって実施例および比較例の化粧料を作製した。
(実施例1)
ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油、1,3−ブチレングリコール、イソステアリン酸と水を混合後70℃に加熱して均一にした後、室温まで冷却した(A)。メチルパラベンを溶解したエタノール溶液にアクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルタウリンNaコポリマーを分散し、Aに添加して増粘した後、調製例1の水分散体を加えることで、実施例1のジェル状化化粧料(非乳化型の化粧料)を作製した。
Figure 0006925708
(実施例2)
油相を室温で均一溶解した(A)。また、エタノールにメチルパラベンを溶解させ、アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルタウリンNaコポリマーを分散させた(B)。水にポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンオレイン酸エステル、グリセリン、1,3−ブチレングリコール並びにペンチレングリコールを加え70℃で均一溶解した後、Aを添加し、ホモミキサーで乳化後、弱撹拌下で室温まで冷却する過程でBを添加して増粘させた後、調製例2の粉体を加えることで、実施例2のO/W型化粧料を作製した。
Figure 0006925708
(実施例3)
イソステアリン酸をオレイン酸に変更した以外は実施例2と同様にして実施例3のO/W型化粧料を作製した。
Figure 0006925708
(実施例4、5)
油相成分の中の調製例4の油分散体以外を室温で均一溶解し、ここにディスパー撹拌下調製例4の油分散体を添加した(A)。また、エタノールにメチルパラベンを溶解させ、アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルタウリンNaコポリマーを分散させた(B)。水にポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、1,3−ブチレングリコールを加え70℃で均一溶解した後、Aを添加しホモミキサーで乳化後、弱撹拌下で室温まで冷却する過程でBを加えて増粘させた後、調製例1の水分散体を加えることで、実施例4、5のO/W型化粧料を作製した。
なお、実施例4のO/W型化粧料についてはイソステアリン酸の配合量を0.05重量%とし、実施例5のO/W型化粧料についてはイソステアリン酸の配合量を3.0重量%として作製した。
Figure 0006925708
(実施例6、8、参考例
油相を室温で均一溶解した(A)。水にアニオン性水溶性高分子を加え、撹拌下溶解、増粘させた後、ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油、グリセリンおよびメチルパラベンを混合し70℃で溶解した後、イソステアリン酸を添加した。ここにAを加え、ホモミキサーで乳化後、調製例1の水分散体を添加し、室温まで冷却させることで、実施例6、8、参考例のO/W型化粧料を作製した。
なお、実施例6のO/W型化粧料についてはアニオン性水溶性高分子に(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーを0.7重量%用い、参考例のO/W型化粧料についてはアニオン性水溶性高分子にキサンタンガムを0.3重量%用い、実施例8のO/W型化粧料についてはアニオン性水溶性高分子に(アクリロ
イルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマーを0.8重量%用いて作製した。
Figure 0006925708
(実施例9)
油相成分を計りとり室温で均一溶解した(A)。また、メチルパラベンを溶解した1,3−ブチレングリコールに、アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルタウリンNaコポリマー及びキサンタンガムを分散させた(B)。水を70℃にし、ホモミキサー下Aを添加して乳化後、弱撹拌下で室温まで冷却する過程でBを加えて増粘させた後、調製例2及び3の粉体を加えることで、実施例9のO/W型化粧料を作製した。
Figure 0006925708
BHT:ジブチルヒドロキシトルエン
(比較例1)
イソステアリン酸を添加しないこと以外は実施例1と同様にして比較例1のジェル状化粧料を作製した。
Figure 0006925708
(比較例2)
イソステアリン酸を添加しないこと以外は実施例2と同様にして比較例2のO/W型化粧料を作製した。
Figure 0006925708
(比較例3、4)
イソステアリン酸の配合量を変更した以外は実施例4、5と同様にして比較例3、4のO/W型化粧料を作製した。
具体的には、比較例3のO/W型化粧料についてはイソステアリン酸の配合量を0.03重量%とし、比較例4のO/W型化粧料についてはイソステアリン酸の配合量を4.0重量%として作製した。
なお、比較例4の化粧料については、イソステアリン酸(脂肪酸)の添加量が多すぎたことから、全体がゲル化してしまって作製自体ができないという結果となった。
Figure 0006925708
(外観および粘度の評価)
次に、作製した実施例および比較例の化粧料について、作製直後と50℃で30日静置した後の外観および粘度の評価を行うことで経時安定性の評価を行った。
具体的には、外観については以下の方法によって作製直後と50℃で30日静置した後、肉眼による目視観察を行い、以下の評価基準によって評価した。
○:変化がない
△:少しゲル化がみられる
×:全体がゲル化し固くなっている
粘度についてはB型粘度計を用い、以下の条件の下で測定した。また、作製直後と50℃で30日静置した後の化粧料の測定値から粘度変化率(=50℃×30日後の測定値/作製直後の測定値)を算出し、係る粘度変化率によっても評価を行った。
測定時の温度:25℃(50℃で30日静置した後の化粧料についても25℃の雰囲気下とした上で測定を行った。)
回転数:12回転
使用ローター:粘度10000mPa・s以下の場合はローターNo.3
10000mPa・sより高い場合はローターNo.4
結果を表14に示す。
Figure 0006925708
その結果、実施例の化粧料については、いずれの化粧料も作製直後の外観、50℃で30日静置した後の外観がともに良好であり、また粘度についても増粘現象や減粘現象を起こすことなく安定な状態を維持していることが確認できた。
これに対して比較例1、2の化粧料については、作製直後の外観および粘度は良好であるものの、50℃で30日静置した後では外観についてはゲル化が生じ、粘度についても増粘現象が発生し粘度変化率が1を大きく上回る結果となった。
また、比較例3の化粧料については、比較例1、2の化粧料に比べて粘度変化率は若干少なくなったものの、イソステアリン酸(脂肪酸)の添加量が少ないことから、やはり外観についてはゲル化傾向があり、粘度についても増粘現象が発生する結果となった。
さらに、比較例4の化粧料については、イソステアリン酸(脂肪酸)の添加量が多すぎたことから、上記のとおり作製時に全体がゲル化してしまって作製自体ができないという結果となった。
以上から、アニオン性水溶性高分子(さらにその中でもタウリン塩を共重合成分とするアニオン性水溶性高分子))を原料として用いる化粧料においては、特定の脂肪酸を別途微量添加することによって、経時における粘度の不安定化現象(増粘現象または減粘現象)をより効果的に抑制することができることがわかった。

Claims (8)

  1. 水と、脂肪酸と、疎水化処理無機粉体と、スルホ基を有するアニオン性水溶性高分子と、界面活性剤とを含有する化粧料であって、
    前記疎水化処理無機粉体が、無機粉体を疎水化剤(4−tert−ブチル−4−メトキシベンゾイルメタンを除く)で表面処理したものであるとともに、水相に分散しているものであり、
    前記脂肪酸が、常温で液状であり、かつ、前記疎水化処理無機粉体に対して遊離しているものであるとともに、
    前記脂肪酸が化粧料に対して0.05〜3重量%含有され、
    さらに前記脂肪酸と前記アニオン性水溶性高分子との比率が1:0.2〜1:20であることを特徴とする化粧料。
  2. 下式で表される粘度保持率が0.8〜1.2であることを特徴とする請求項1に記載の化粧料。
    粘度保持率=(50℃で30日保管した後の25℃における粘度(mPa・S))/
    (0日(保管前)の25℃における粘度(mPa・S))
  3. 前記脂肪酸が、
    炭素数12〜22の直鎖または分岐の脂肪酸であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の化粧料。
  4. 前記脂肪酸が、
    イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸から選択される1種または2種以上の脂肪酸であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の化粧料。
  5. 前記アニオン性水溶性高分子が、
    (アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)クロスポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸べヘネス−25)クロスポリマーから選択される1種または2種以上のアニオン性水溶性高分子であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の化粧料。
  6. 前記疎水化処理無機粉体が、
    酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム、酸化ビスマス、酸化鉄から選択される1種または2種以上の無機粉体を疎水化剤で表面処理したものであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の化粧料。
  7. 前記疎水化処理無機粉体に用いられる疎水化剤が、
    シリコーンオイル、脂肪酸、アルキルシランから選ばれる1種または2種以上の化合物であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の化粧料。
  8. 水と、疎水化処理無機粉体と、スルホ基を有するアニオン性水溶性高分子と、界面活性剤とを含有する化粧料に、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸から選択される1種または2種以上の脂肪酸を、該脂肪酸と前記アニオン性水溶性高分子との比率が1:0.2〜1:20となるよう、粘度安定剤として別途添加することを特徴とする化粧料の製造方法。
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