JP6925123B2 - 自然エネルギー発電システム、無効電力コントローラまたは自然エネルギー発電システムの制御方法 - Google Patents

自然エネルギー発電システム、無効電力コントローラまたは自然エネルギー発電システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、風や太陽光等の自然エネルギーを利用して発電した電力を電力系統に供給する自然エネルギー発電システム、無効電力コントローラまたは自然エネルギー発電システムの制御方法に関する。
地球温暖化の原因と考えられている二酸化炭素の排出量削減が大きな課題になっている。二酸化炭素排出量削減の手段の一つとして、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギー発電の導入が盛んになっている。これらの自然エネルギー発電は電力系統に連系されて用いられることが多いが、日射量や風速の変動により、発電出力が変動し、連系している系統の電圧に悪影響を及ぼすことが懸念されている。
電圧変動の抑制方法については、無効電力を利用する提案がなされている。風力発電機が電力変換器を介して電力系統に連系された場合の連系点での電圧変動を抑制する方法として、特許文献1〜3がある。
特許文献1では、電力変換器の出力を検出し、この電力変換器の有効電力出力に起因する連系点の電圧変動分を補償するように、電力変換器を制御する方法が開示されている。具体的には、電力変換器の有効電力出力PCONと、それにより生じた電力変換器の連系点の電圧変動ΔVPCCから系統パラメータα=R/Xを推定し、電力変換器にQCON=−αPCONで求まる無効電力QCONを出力させる。ここで、RとXは、それぞれ連系線のインピーダンスの抵抗分とリアクタンス分を表している。
特許文献2では、連系点における所定の力率指令値PF=P/√(P+Q)を各風力発電システムに対してそれぞれ設定されている力率補正量を用いて補正することで、各風力発電システムの力率指令値を決定する方法が開示されている。ここで、PとQは、それぞれ風力発電システムの有効電力出力と無効電力出力を表している。さらに、力率補正量は、各風力発電システムと連系点との間に存在するリアクタンス成分に基づいて決定する。
特許文献3では、連系点における無効電力計測値、電圧計測値、または力率計測値に基づいて、電圧目標値もしくは力率目標値が求められ、これら目標値を達成するために必要な無効電力を風力発電システムから出力させる方法が開示されている。
特開2007−124779 WO2009/078076 WO2013/128986
特許文献1の技術に関しては、電力変換器の有効電力出力に起因する連系点の電圧変動の抑制を対象としているため、電力変換器と連系線をつなぐ連系変圧器で消費される無効電損失に起因する連系点の電圧変動を抑制できない。
特許文献2の技術に関しては、力率指令によって無効電力出力を制御するため、無効電力出力は有効電力出力に比例して変化する。特許文献1の課題でもある連系変圧器の無効電損失を補償するためには、有効電力出力(または、電流出力)の2乗に比例するように無効電力出力を制御する必要がある。そのため、力率指令では、連系変圧器の無効電損失に起因する連系点の電圧変動を抑制できない。
特許文献3の技術に関しては、連系変圧器で消費される無効電力損失を考慮して、各風力発電システムの無効電力指令を決定していないため、連系点の無効電力を目標値に一致させることができない。
本発明では、連系変圧器の無効電力損失に起因する連系点の電圧変動を抑制する自然エネルギー発電システム、無効電力コントローラまたは自然エネルギー発電システムの制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の自然エネルギー発電システムは、自然エネルギーを受けて発電する発電装置と、前記発電装置及び電力系統に電気的に接続される電力変換器と、前記電力変換器と前記電力系統の間に配置される連系変圧器と、前記電力変換器が出力する無効電力指令を生成する無効電力コントローラを備え、前記無効電力コントローラは、前記電力変換器と前記電力系統の間に配置される前記連系変圧器のリアクタンスと、前記電力変換器が出力する電流および有効電力を用いて、前記電力変換器と前記電力系統との連系点電圧における有効電力による変動成分及び前記連系点電圧における無効電力による変動成分の和が略一定になる様に、前記無効電力指令を決定する無効電力指令決定部を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る無効電力コントローラは、自然エネルギーを受けて発電する発電装置及び電力系統に電気的に接続される電力変換器と前記電力系統との連系点電圧における有効電力による変動成分及び前記連系点電圧における無効電力による変動成分の和が略一定になる様に、前記電力変換器が出力する無効電力指令を生成する演算装置と、前記電力変換器と前記電力系統の間に配置される連系変圧器のリアクタンスと、前記電力変換器が出力する電流および有効電力を用いて、前記無効電力指令を決定する無効電力指令決定部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る自然エネルギー発電システムの制御方法は、自然エネルギーを受けて発電する発電装置と、前記発電装置及び電力系統に電気的に接続される電力変換器と、前記電力変換器と前記電力系統の間に配置される連系変圧器と、前記電力変換器が出力する無効電力指令を生成する無効電力コントローラを備える自然エネルギー発電システムの制御方法であって、前記電力変換器と前記電力系統の間に配置される前記連系変圧器のリアクタンスと、前記電力変換器が出力する電流および有効電力を用いて、前記電力変換器と前記電力系統との連系点電圧における有効電力による変動成分及び前記連系点電圧における無効電力による変動成分の和が略一定になる様に、前記無効電力指令を決定することを特徴とする。
本発明によれば、連系変圧器の無効電力損失に起因する連系点の電圧変動を抑制する自然エネルギー発電システム、無効電力コントローラまたは自然エネルギー発電システムの制御方法を提供することができる。
実施例1における風力発電システムの全体構成を示す図である。 実施例1における無効電力コントローラの構成を示す図である。 実施例1における連系点の電圧変動を説明するためのグラフであり、(A)は連系点の有効電力の時間変化、(B)は連系点の電流の時間変化、(C)は電力変換器の無効電力出力の時間変化、(D)は連系点の電圧変動の時間変化である。 実施例1における無効電力指令値の決定方法を説明するためのグラフであり、(A)は電力変換器の有効電力出力の時間変化、(B)は電力変換器の電流出力の時間変化、(C)は電力変換器の無効電力指令である。 実施例1における連系点の電圧変動抑制効果を説明するためのグラフであり、(A)は電力変換器の無効電力出力の時間変化、(B)は連系点の電力制御量の時間変化、(C)は連系点の電圧変動の時間変化である。 実施例1の変形例2における無効電力コントローラの構成を示す図である。 実施例1の変形例2における無効電力指令値テーブル記憶部に保存されるテーブルの一例を示す図である。 実施例2におけるウィンドファームの全体構成を示す図である。 実施例2における無効電力センターコントローラの構成を示す図である。 実施例2における集電構成記憶部に保存されるテーブルの一例を示す図である。 実施例3における発電出力予測手段を備えたウィンドファームの全体構成を示す図である。 実施例3における無効電力指令の課題を説明するためのグラフであり、(A)は電力変換器の有効電力出力時間変化、(B)は電力変換器の電流出力時間変化、(C)は電力変換器の無効電力指令値の時間変化である。 実施例3における無効電力指令値の決定方法を説明するためのグラフであり、(A)は電力変換器の有効電力出力時間変化、(B)は電力変換器の電流出力時間変化、(C)は電力変換器の無効電力指令値の時間変化である。 実施例3における無効電力指令を説明するためのテーブルである。 実施例4における太陽光発電システムの全体構成を示す図である。 実施例4におけるソーラファームの全体構成を示す図である。 実施例4における発電出力予測手段を備えたソーラファームの全体構成を示す図である。
発明を実施するための形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、第1実施例における自然エネルギー発電システムである風力発電システムの全体構成を示す図である。風力発電システム1は、連系変圧器2および連系線3を介して電力系統4に連系される。連系線3のインピーダンスの抵抗分をR、リアクタンス分をXとする。連系変圧器2と連系線3が接続される地点を連系点5とする。
風力発電システム1を構成する各部について説明する。風力発電システム1は、風力タービン11、風力タービン11と主軸(更には必要に応じて増速機等)を介して接続される発電機12、発電機12における風力タービン11側とは反対側と電気的に接続されて発電機11の発電電力を調整する電力変換器13、電力変換器13と連系変圧器2の間に設置されるセンサ14、有効電力コントローラ15、および無効電力コントローラ16で構成される。風力タービン11で受けた風力エネルギーは、発電機12によって電気エネルギーに変換され、電力変換器13へ送られる。有効電力コントローラ15は、風力タービン11のピッチ角や風速などから発電機12が発電可能な有効電力指令値PREFを決定し、有効電力指令値PREFを電力変換器13へ送信する。無効電力コントローラ16は、センサ14で計測される電力変換器13の有効電力出力PCONおよび電流出力ICONから連系点5の電圧変動を抑制する無効電力指令値QREFを決定し、無効電力指令値QREFを電力変換器13へ送信する。電力変換器13は、有効電力指令値PREFおよび無効電力指令値QREFに追従するように、有効電力出力PCONおよび無効電力出力QCONを制御する。
図2は、無効電力コントローラ16の構成図である。無効電力コントローラ16は、センサ14で計測される電力変換器13の有効電力出力PCONおよび電流出力ICONを受信部161によって取得する。無効電力指令決定部162は、有効電力出力PCON、電流出力ICON、連系線パラメータ記憶部163に保存された連系線3のインピーダンスの抵抗RとリアクタンスX、連系変圧器パラメータ記憶部164に保存されたリアクタンスの1次側XTR1および2次側XTR2と巻数比αTRから、無効電力指令QREFを求める。無効電力指令QREFは、送信部165を介して、電力変換器13へ出力される。
無効電力指令QREFは、図1に示す連系点5における電圧VPCCの変動(ΔVPCCとする)を抑制するように決定する。無効電力指令QREFの演算は後述する式(8)によって行う。無効電力指令QREFの具体的な演算方法を説明する前に、電圧変動ΔVPCCの発生原理について説明する。
電圧変動ΔVPCCの発生原理を数式で表す。図1に示すように連系変圧器2から連系点5に有効電力PPCCと無効電力QPCCが流れた場合、連系点5の電圧VPCCにおける有効電力PPCCによる変動成分ΔVPCC1と、無効電力QPCCによる変動成分ΔVPCC2は、それぞれ(1)(2)式のように表せる。なお、無効電力の正負については、電力変換器13から連系変圧器2へ進みの無効電力が流れる場合を正とする。
Figure 0006925123
Figure 0006925123
ここで、RとXは、それぞれ連系線5のインピーダンスの抵抗成分とリアクタンス成分である。
連系点5の有効電力PPCCおよび無効電力QPCCは、それぞれ電力変換器13の有効電力出力PCONおよび無効電力出力QCONから、連系変圧器2で消費される有効電力損失PLOSSおよび無効電力損失QLOSSを引いた値となり、(3)(4)式のように表せる。なお、有効電力出力PCONに対して有効電力損失PLOSSが十分に小さい場合、有効電力損失PLOSSを省略しても良い。
Figure 0006925123
Figure 0006925123
ここで、ICONは電力変換器13の電流出力、RTR1およびRTR2はそれぞれ連系変圧器2の1次側(風力発電システム1に近い方)および2次側(連系点5に近い方)のインピーダンスの抵抗成分、XTR1およびXTR2はそれぞれ連系変圧器2の1次側および2次側のインピーダンスのリアクタンス成分、αTRは連系変圧器2の巻数比である。
(1)式に(3)式を、(2)式に(4)式をそれぞれ代入することで(5)(6)式が得られる。
Figure 0006925123
Figure 0006925123
そして、(5)(6)式から、連系点5の電圧変動ΔVPCCは(7)式で表される。
Figure 0006925123
(7)式の電圧変動ΔVPCCの時系列波形の一例を図3に示す。(7)式において、自然エネルギーの風速の変動に応じて変動する変数は、電力変換器13の有効電力出力PCONおよび電流出力ICONである。そこで、図3には、有効電力出力PCONと電流出力ICONが変動したときの例を示した。また、無効電力QCONは0Varで一定とした。
ここで、Rは温度変化で多少変化するものの連系線の線種と長さで決まる抵抗値であり、略一定であり、またVPCCも電圧変動を数%の範囲内に変動を抑える必要があるのが通常であり、やはり略一定と考えられる。従って、図3(A)(D)および(5)式から、電圧変動成分ΔVPCC1は、有効電力出力PCONに略比例した波形となる。
また、巻数比αTRは連系変圧器2によって定まっている正の定数であり、連系線5のインピーダンスの抵抗成分Rは正の定数であり,リアクタンス成分Xはインダクタンスが支配的なため正の定数である。連系変圧器2のインピーダンスのリアクタンス成分XTR1とXTR2についても,インダクタンス成分が支配的なため正の定数である。そして、(6)式のQCON=0とし、IPCCは図3(B)の波形で表されることから、図3(B)(C)(D)および(6)式により、電圧変動成分ΔVPCC2は、電流出力ICONを2乗して位相を反転した(波形の上下を逆にした)波形となる。
そして、電圧変動に関する図3(D)および(7)式から、電圧変動ΔVPCCは電圧変動成分ΔVPCC1とΔVPCC2を合成した波形となる。
次に、演算装置として働く無効電力指令決定部162が無効電力指令値QREFを決定する具体的な方法について説明する。次の関係式が成り立つような無効電力指令値QREFを求めることで、図3(D)および(7)式に示す連系点5の電圧変動ΔVPCCを抑制できる。尚、本実施例では特に好適な例として連系点5の電圧変動ΔVPCCがおよそゼロになる場合を説明しているが、変動抑制と言う観点からはΔVPCCが略一定となれば良い。
ΔVPCC=ΔVPCC1+ΔVPCC2=(5)式+(6)式=0
具体的には、(8)式で求められる無効電力指令値QREFに電力変換器13の無効電力出力QCONを制御すれば良い。つまり、図2に示す無効電力指令決定部162は、(8)式を用いて無効電力指令値QREFを求めれば良い。なお、(8)式において、連系線3のインピーダンス比(R/X)が小さいことで、第1項が第2項および第3項に対して十分小さい場合には、第1項を省略しても良い。
Figure 0006925123
(8)式の無効電力指令値QREFの時系列波形の一例を図4に示す。図4の(A)(B)に示す有効電力出力PCONおよび電流出力ICONは、図3と同じ条件とした。図4(A)に示す有効電力出力PCONと(8)式の第1項によって求められる無効電力指令の一部は、図4(C)に示すように有効電力出力PCONの位相を反転した(波形の上限を逆にした)波形となる。また、図4(B)に示す電流出力ICONと(8)式の第2項および第3項によって求められる無効電力指令の一部は、電流出力ICONの2乗に比例した波形となる。そして、それらの波形を合成した波形が最終的な無効電力指令である。
最後に、図5および数式を用いて、本実施例1の無効電力コントローラ16による連系点5の電圧変動ΔVPCCの抑制効果を説明する。図5(A)〜(C)には、次の(I)〜(III)および(9)〜(11)式に示す、それぞれの条件での、電力変換器13の無効電力出力QCON、連系点5の電圧制御量Yおよび電圧変動ΔVPCCの波形を示した。
(I)無効電力QCONを0Varで一定とした条件である。
Figure 0006925123
(II)特許文献1の無効電力制御手法を適用した条件である。
Figure 0006925123
(II)本実施例1による無効電力制御手法を適用した条件である。
Figure 0006925123
連系点5の電圧制御量Yは、(7)式の第2項((X/VPCC)QCON)に、(9)〜(11)式を代入することで求められる。(I)〜(III)の条件での、電圧制御量Yを(12)〜(13)式および図5(B)に示す。
Figure 0006925123
Figure 0006925123
Figure 0006925123
電圧制御量Yによって抑制された電圧変動ΔVPCCは、(7)式の第2項((X/VPCC)QCON)を(12)〜(14)式に置き換えることで求められる。(I)〜(III)の条件での、電圧変動ΔVPCCを(15)〜(17)式および図5(C)に示す。
Figure 0006925123
Figure 0006925123
Figure 0006925123
(15)〜(17)式および図5(C)を用いて、(I)〜(III)の無効電力制御手法による電圧変動ΔVPCCの抑制効果を比較する。(I)および(II)では無効電力の制御後も電圧変動ΔVPCCが残るのに対し、(III)では電圧変動ΔVPCCを0Vに抑制できることがわかる。
そこで本実施例1によれば、連系点5の電圧変動を抑制するために、電力変換器13の有効電力出力と電流出力、連系線3のインピーダンス比、連系変圧器2のリアクタンスおよび巻数比を用いることで、電力変換器13の無効電力出力を適正値に制御できる。これにより、連系点5の電圧変動を抑制するための無効電力補償装置またはタップ切替付き変圧器などの特別な機器が不要になる。尚、上述の如く、連系線3のインピーダンス比については、値が小さく、結果として(8)式の第1項が第2項および第3項に対して十分小さい場合には、第1項を省略しても良いため、考慮しないことも可能である。
なお、本実施例1の無効電力指令値QREFを次のように求めても良い。
<実施例1の変形例1>
電流出力ICONを(18)式に示すように有効電力出力PCONとセンサ14の設置点の基準線間電圧VBASEで近似する。
Figure 0006925123
(8)式に(18)式を代入すると(19)式となる。(19)式を用いて無効電力指令値QREFを求めることで、(8)式に対して電流出力ICONを省略できる。
Figure 0006925123
<実施例1の変形例2>
有効電力出力PCONと無効電力指令値QREFを対応づけたテーブルを事前に作成し、そのテーブルを参照して無効電力指令値QREFを決定する。具体的には、図6に示すように無効電力コントローラ16aは、無効電力コントローラ16に対して、無効電力指令値テーブル作成部166と無効電力指令値テーブル記憶部167が追加された構成となる。無効電力指令値テーブル作成部166は、(19)式を用いて、有効電力出力PCONを0kWから最大出力まで所定の刻みで変化させたときの無効電力指令QREFを計算する。そして、図7に示すような有効電力出力PCONと無効電力指令QREFを対応づけたテーブルを無効電力指令値テーブル記憶部167に保存する。無効電力指令値決定部162は、有効電力出力PCONが更新される度に、無効電力指令値テーブル記憶部167のテーブルを参照して無効電力指令値QREFを決定する。
図8は、本発明の実施例2による風力発電システム1における無効電力コントローラ16bの構成図である。この実施例2が、実施例1と異なる点は、風力発電システム1(1A、1B、1C、1D)および連系変圧器2(2I、2J、2K)が複数台となった点である。さらに、それぞれの風力発電システム1の無効電力指令QREF(QREF_A、QREF_B、QREF_C、QREF_D)を、無効電力コントローラ16bが決定するようにした点が実施例1と異なる。なお、以降では、A、B、C、Dは個々の風力発電システム1を区別する記号とし、I、J、Kは個々の連系変圧器2を区別する記号とする。
本実施例では、風力発電システム1A及び風力発電システム1Bの各電力変換器の電力系統側が連系され、連系後(当該2つの風力発電システムの連系点よりも電力系統側)に連系変圧器2Iが設けられている。また、風力発電システム1C及び風力発電システム1Dの各電力変換器の電力系統側が連系され、連系後(当該2つの風力発電システムの連系点よりも電力系統側)に連系変圧器2Jが設けられている。そして、両連系変圧器2I、2Jの電力系統側に更に連系変圧器2Kが設けられている。また、無効電力コントローラ16bは、各風力発電システム1A〜1Dを一括に制御する。
無効電力コントローラ16bの構成は、実施例1の無効電力コントローラ16と異なり、図9の構成となる。無効電力コントローラ16bでは、連系変圧器2と風力発電システム1の集電構成を表すテーブルを保存する集電構成記憶部168と、電力変換器13の定格出力を保存する電力変換器定格出力記憶部170と、風力発電システム1に無効電力出力指令QREFを配分する無効電力配分決定部169が追加される。
風力発電システム1の無効電力出力指令QREFを求める方法について説明する。
まず、無効電力コントローラ16bの無効電力指令決定部162bが合計無効電力出力指令QREF_TOTALを求める方法について説明する。合計無効電力出力指令QREF_TOTALの決定には、実施例1での(8)式を、(20)式に示すように複数台の風力発電システム1と複数台の連系変圧器2に対応するように変形した関数を用いる。
Figure 0006925123
ここで、(20)式の第1項は、連系線3のインピーダンス(R、X)と、連系線3に流れる有効電力(PCON_A+PCON_B+PCON_C+PCON_D)から求まる無効電力指令である。また、第2項および第3項は、連系変圧器2Iの一次側と2次側のリアクタンス(XTR1_I、XTR2_I)と、連系変圧器2Iの一次側と2次側に流れる電流から(ICON_A+ICON_B、(ICON_A+ICON_B)/αI)から求まる無効電力指令である。第2項および第3項と同様に、第4項〜第7項は、連系変圧器2Jおよび連系変圧器2Kに対応する無効電力指令値である。そして、第1項〜第7項で求まる無効電力指令を合算した値が合計無効電力出力指令QREF_TOTALとなる。
(20)式のように、複数台の風力発電システム1と複数台の連系変圧器2がある場合に、各連系変圧器2にどの風力発電システム1の電流出力ICONが流れているかを決める必要がある。そこで、無効電力コントローラ16aの無効電力指令決定部162bは、集電構成記憶部168から、連系変圧器2と風力発電システム1の集電構成を表す集電構成テーブルを読み込む。集電構成テーブルの一例を図10に示す。図10では、個々の風力発電システム1と個々の連系変圧器2が交差する欄に●で示されているとき、その連系変圧器2に風力発電システム1の電流出力ICONが流れることを意味している。本実施例では、図8に示す様な連系の態様を取っているが、異なる連系の仕方を採用しても良い。その場合でも、集電構成テーブルを参照することで、各連系変圧器2にどの風力発電システム1の電流出力ICONが流れているかを決定することができる。
次に、図9に示す無効電力コントローラ16bの無効電力配分決定部169が、合計無効電力出力指令QREF_TOTALから個々の風力発電システム1に無効電力指令QREF(QREF_A、QREF_B、QREF_C、QREF_D)を配分する方法について説明する。
無効電力配分決定部169は、電力変換器定格出力記憶部170に保存された個々の風力発電システム1(1A、1B、1C、1D)の電力変換器13の定格皮相電力SRAT(SRAT_A、SRAT_B、SRAT_C、SRAT_D)と有効電力出力PCON(PCON_A、PCON_B、PCON_C、PCON_D)から、(21)式を用いて風力発電システム1の電力変換器13の無効電力出力可能量QUL(QUL_A、QUL_B、QUL_C、QUL_D)を求める。
Figure 0006925123
そして、各風力発電システム1の無効電力指令QREF≦QULとなるように、合計無効電力出力指令QREF_TOTALを各風力発電システムに配分する。
本実施例2によれば、複数台の風力発電システム1および複数台の連系変圧器2で構成されるウィンドファームにおいて、個々の風力発電システムの有効電力出力および電流出力を検出し、連系線3のインピーダンスと、個々の連系変圧器のリアクタンスと、連系変圧器2と風力発電システム1の集電構成を示すテーブルとを用いて風力発電システムの合計無効電力出力指令QREF_TOTALを決定することで、連系点5の電圧変動を抑制することができる。さらに、個々の風力発電システム1の無効電力指令QREFが無効電力出力可能量QUL以下となるように、合計無効電力出力指令QREF_TOTALを個々の風力発電システム1に配分することで、風力発電システム1の電力変換器13の容量不足によって連系点5に電圧変動が生じることを回避できる。
図11は、本発明の実施例3によるウィンドファームにおける無効電力コントローラ16cの構成図である。実施例3が実施例2と異なる点は、無効電力コントローラ16cに、発電出力予測手段6から出力される各風力発電システム1の有効電力出力予測PPRE(PPRE_A、PPRE_B、PPRE_C、PPRE_D)および電流出力予測IPRE(IPRE_A、IPRE_B、IPRE_C、IPRE_D)を入力する点である。
無効電力コントローラ16cは、図12に示すように、所定の更新時刻(T1およびT2)に達すると風力発電システム1の有効電力出力PCONおよび電流出力ICONを検出し(図12(A)(B))、有効電力出力PCONおよび電流出力ICONから無効電力指令QREFを決定する(図12(C))。
図12(C)を参照して、更新時刻T1に決定した無効電力指令QREFを、次の更新時刻T2まで持続させた場合について説明する。時々刻々と変化する風速に応じて、風力発電システム1の有効電力出力PCONおよび電流出力ICONは変化する。それらの変化によって、理想的な無効電力指令QREF_IDEALも変化する。理想的な無効電力指令QREF_IDEALとは、有効電力出力PCONおよび電流出力ICONの変化に合わせて無効電力指令を逐次更新したものである。そのため、更新時刻T1より後では、理想的な無効電力指令QREF_IDEALと時刻T1から持続させた無効電力指令QREFに乖離が生じる。その乖離によって電圧変動の抑制効果は低下する。
そこで本実施例3では、図13に示すように、更新時刻T1において、発電出力予測手段6から、次の更新時刻T2までの将来の有効電力出力予測値PPREおよび電流出力予測値IPREを取得する。そして、有効電力出力および電流出力の検出値(PCON、ICON)と予測値(PPRE、IPRE)のそれぞれに対して無効電力指令値QREFを求める。このように更新時刻T1において、将来を含めた複数時間断面の無効電力指令値QREFを決定することで、理想的な無効電力指令QREF_IDEALとの乖離を小さくできる。なお、発電出力予測手段6は、有効電力出力PCONおよび電流出力ICONの過去の検出値から線形外挿することで、有効電力出力予測値PPREおよび電流出力予測値IPREを予測する。しかし、予測方法は線形外挿に限らなくて良い。
時刻T1に、無効電力コントローラ16cから、個々の風力発電システム1(1A、1B、1C、1D)へ送られる無効電力指令値QREFの一例を図14に示す。図14で、時刻T1(0時00分00秒)に対する無効電力指令値QREF(30kVar)は、時刻T1に検出した有効電力出力PCONおよび電流出力ICONから求めた値である。時刻T1.25(0時02分30秒)、時刻T1.5(0時05分00秒)、時刻T1.75(0時07分30秒)のそれぞれに対する無効電力指令値QREF(35kVar、40kVar、45kVar)は、時刻T1に取得した有効電力出力予測値PPREおよび電流出力予測値IPREから求めた値である。
そして、風力発電システム1は、図14に示す時刻毎の無効電力指令値QREFと無効電力出力QCONが一致するように動作する。例えば、時刻T1の直後(0時00分01秒)から時刻T1.25の直前(0時02分29秒)までの期間の無効電力指令値QREFは、時刻T1(0時00分00秒)の無効電力指令値QREF(30Var)を持続させても良い。また、時刻T1(0時00分00秒)と時刻T1.25(0時02分30秒)の無効電力指令値QREF(30Var、35Var)を線形補完して求めても良い。
なお、本実施例3の特徴は、風力発電システム1の有効電力出力および電流出力の検出値に加え将来の予測値を用いて複数時間断面の無効電力指令QREFを求める点にあり、時間断面毎の無効電力指令値QREFを求める方法は実施例1、2と同様である。
本実施例3によれば、無効電力指令値を更新してから次の更新まで持続させる方法と比べ、将来の風力発電システムの出力予測値を用いて、将来の複数時間断面の無効電力指令値を求めるようにしたことで、電圧変動抑制制御の性能を向上させることができる。
第1〜3の実施例として、自然エネルギー発電システムの風力発電システム1について説明したが、これに限定されるわけではない。図15〜17を用いて、実施例4として、自然エネルギー発電システムを太陽光発電システム7とする場合について説明する。尚、自然エネルギー発電システムとしては、風力発電システム、太陽光発電システムが代表的なものである為、実施例を示しているが、それらに限定されるものでない。
図15は、第4実施例における太陽光発電システム7の全体構成を示す図である。図16は、図15の太陽光発電システムを複数台配置し、各太陽光発電システムの無効電力指令を決定する無効電力センターコントローラを備えたソーラーファームの全体構成を示す図である。図17は、図16に発電出力予測手段を追加した全体構成を示す図である。
図15は、図1(実施例1)に対応する太陽光発電システムの構成を示す。図16は、図8(実施例2)に対応するソーラーファームの構成を示す。図17は、図11(実施例3)に対応するソーラーファームの構成を示す。
図1と図15の差異は、自然エネルギー発電システム内に設置される発電システムが、風力発電システム1であるか太陽光発電システム7であるかの違いである。図1の風力タービン11および発電機12は、図15の太陽電池71に相当する。図1の風力発電機用電力変換器12は、図15の太陽光発電装置用電力変換器72に相当する。図1の風力発電用有効電力コントローラ15は、図15の太陽光発電用有効電力コントローラ74に相当する。図1の風力発電用有効電力コントローラ15が風力タービン11から得ていたピッチ角や風速などは、図15の太陽電池71から発生する電圧および電流に相当する。図1の風力発電用無効電力コントローラ16は、図15の太陽光発電用無効電力コントローラ75に相当する。図1の風力発電用センサ14は、図15の太陽光発電用センサ73に相当する。同様に、図8と図16の差異および図11と図17の差異も、風力発電システム1であるか太陽光発電システム7であるかの違いである。その他、同一の符号を付与しているものについては、同様のものであり、ここでの説明は行わない。
図15〜図17の各図の構成およびそれらの作用効果は、第1〜3実施例において述べた内容と重複するため、詳細な説明は省略するが、第1〜3実施例において説明した風力発電システムの作用効果は、本実施例の太陽光発電システムにおいても同様である。
なお、本発明は上記した実施例1〜4に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現しても良い。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現しても良い。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(SolId-State-DrIve)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
1 風力発電システム
2 連系変圧器
3 連系線
4 電力系統
5 連系点
6 発電出力予測手段
7 太陽光発電システム
11 風力タービン
12 発電機
13 電力変換器
14 センサ
15 有効電力コントローラ
16 無効電力コントローラ
71 太陽電池
72 太陽項発電装置用電力変換器
73 太陽項発電装置用センサ
74 太陽光発電用有効電力コントローラ
75 太陽光発電用無効電力コントローラ
161 受信部
162 無効電力指令決定部
163 連系線パラメータ記憶部
164 連系変圧器パラメータ記憶部
165 送信部
166 無効電力指令値テーブル作成部
167 無効電力指令値テーブル記憶部
168 集電構成記憶部
169 無効電力配分決定部
170 電力変換器定格出力記憶部

Claims (10)

  1. 自然エネルギーを受けて発電する発電装置と、
    前記発電装置及び電力系統に電気的に接続される電力変換器と、
    前記電力変換器と前記電力系統の間に配置される連系変圧器と、
    前記電力変換器が出力する無効電力指令を生成する無効電力コントローラを備え、
    前記無効電力コントローラは、
    前記電力変換器と前記電力系統の間に配置される前記連系変圧器のリアクタンスと、前記電力変換器が出力する電流および有効電力を用いて、前記電力変換器と前記電力系統との連系点電圧における有効電力による変動成分及び前記連系点電圧における無効電力による変動成分の和が略一定になる様に、前記無効電力指令を決定する無効電力指令決定部を備えることを特徴とする自然エネルギー発電システム
  2. 請求項1に記載の自然エネルギー発電システムであって、
    前記無効電力コントローラは、
    更に前記電力変換器と前記電力系統の連系線のインピーダンス比を用いて、前記無効電力指令を決定することを特徴とする自然エネルギー発電システム
  3. 請求項2に記載の自然エネルギー発電システムであって、
    前記有効電力と前記リアクタンスと前記インピーダンス比から、前記電流および前記有効電力と無効電力指令値を対応づけた制御テーブルを作成する制御テーブル作成部と、
    前記制御テーブルを記憶する制御テーブル記憶部を備え、
    前記無効電力指令決定部は、前記制御テーブルと前記電流および前記有効電力を用いて無効電力指令値を決定することを特徴とする自然エネルギー発電システム
  4. 請求項2または3に記載の自然エネルギー発電システムであって、
    複数の前記発電装置と、複数の前記電力変換器と、複数台の前記連系変圧器を備え、
    前記無効電力コントローラは、
    前記連系変圧器と前記電力変換器の集電構成を示すテーブルを記憶する集電構成テーブル記憶部を備え、
    前記無効電力指令決定部は、前記電流および前記有効電力と、前記連系変圧器のリアクタンスと、前記連系線のインピーダンス比と、前記集電構成テーブルを用いて無効電力指令値を決定することを特徴とする自然エネルギー発電システム
  5. 請求項4に記載の自然エネルギー発電システムであって、
    前記無効電力コントローラは、
    前記電力変換器の最大皮相電力と前記有効電力から、前記電力変換器の無効電力出力可能量を算出し、前記無効電力指令値が前記無効電力出力可能量以下となるように複数台の前記電力変換器に無効電力指令値の配分を決定する無効電力出力配分決定部を備えることを特徴とする自然エネルギー発電システム
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の自然エネルギー発電システムであって、
    前記無効電力コントローラは、
    前記電力変換器の電流予測値および有効電力予測値を取得する手段を備え、
    前記無効電力指令決定部は、前記電流予測値および前記有効電力予測値から、複数時間断面の無効電力指令値を決定する、
    ことを特徴とする自然エネルギー発電システム
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の自然エネルギー発電システムであって、
    前記発電装置は、風力発電装置であることを特徴とする自然エネルギー発電システム
  8. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の自然エネルギー発電システムであって、
    前記発電装置は、太陽光発電装置であることを特徴とする自然エネルギー発電システム
  9. 自然エネルギーを受けて発電する発電装置及び電力系統に電気的に接続される電力変換器と前記電力系統との連系点電圧における有効電力による変動成分及び前記連系点電圧における無効電力による変動成分の和が略一定になる様に、前記電力変換器が出力する無効電力指令を生成する演算装置と、前記電力変換器と前記電力系統の間に配置される連系変圧器のリアクタンスと、前記電力変換器が出力する電流および有効電力を用いて、前記無効電力指令を決定する無効電力指令決定部と、
    を備えることを特徴とする無効電力コントローラ
  10. 自然エネルギーを受けて発電する発電装置と、
    前記発電装置及び電力系統に電気的に接続される電力変換器と、
    前記電力変換器と前記電力系統の間に配置される連系変圧器と、
    前記電力変換器が出力する無効電力指令を生成する無効電力コントローラを備える自然エネルギー発電システムの制御方法であって、
    前記電力変換器と前記電力系統の間に配置される前記連系変圧器のリアクタンスと、前記電力変換器が出力する電流および有効電力を用いて、前記電力変換器と前記電力系統との連系点電圧における有効電力による変動成分及び前記連系点電圧における無効電力による変動成分の和が略一定になる様に、前記無効電力指令を決定することを特徴とする自然エネルギー発電システムの制御方法
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