JP6924674B2 - 光源システム及び半導体解析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光源システム及び半導体解析装置に関する。
従来の光源装置として、例えば特許文献1に記載のファイバレーザ装置がある。この装置は、第1の光源と、偏光保持ファイバと、励起光源と、第1のポラライザと、第2の光源と、第2のポラライザと、を有している。第1の光源は、直線偏光されたシード光をパルス列として放出する放出期間と、放出しない非放出期間と、を有する。偏光保持ファイバは、シード光の直線偏光を保持しつつ増幅しパルスレーザ光として放出する。第1のポラライザは、透過軸がシード光の偏光軸と平行になるように配置される。第2の光源は、非放出期間内に直線偏光されたレーザ光を放出し、レーザ光は第1のポラライザの透過軸に対して直交する偏光軸を有するように配置される。第2のポラライザは、透過軸がパルスレーザ光の偏光軸と平行になるように配置される。
特開2013−197549号公報
例えば、半導体の故障解析の技術として、レーザ照射によるPass/Failの変動を解析するDALS(Dynamic Analysis by Laser Stimulation)という技術が知られている。このDALSでは、テストパターンが入力された半導体デバイスを動作させ、半導体デバイスにレーザが照射された状態で、デバイス動作のPass/Fail判定を行う。半導体デバイスにレーザが照射されると、レーザによる状態変化によってPass/Fail状態が変動し得る。DALSでは、このPass/Failの変動に基づく結果を画像化することで故障箇所を特定することができる。
このDALSの技術を用いて、テストパターンの周期に同期して、半導体デバイス上をパルスレーザによって刺激することで、Pass/Failが変化する空間的、時間的ポイントを高精度に検出できる。この場合、半導体デバイス内部のスイッチングタイミングやクリティカルパスを検出することができる。この手法では、レーザパルスの時間幅が時間方向の精度を決定する。また、レーザの出力が一定に保たれることによって、空間的な精度を高めることができる。そこで、任意のタイミングで安定した光を出力できる光源が望まれている。
本発明の一側面は、任意のタイミングで安定した光を出力できる光源システム及び半導体解析装置を提供することを目的とする。
一側面の光源システムは、励起光を発生する励起光源と、第1の端部及び第2の端部を有し、励起光源に光学的に接続された光ファイバ増幅器と、光ファイバ増幅器の第1の端部に光学的に接続された第1の光合分波器と、光ファイバ増幅器の第2の端部に光学的に接続された第2の光合分波器と、第1の光合分波器に光学的に接続され、光ファイバ増幅器の第1の端部に第1の光を入力する第1の光源と、光ファイバ増幅器に光学的に接続され、光ファイバ増幅器に第2の光を入力する第2の光源と、外部から信号が入力される信号入力部を有し、第1の光源と第2の光源及び励起光源の少なくとも一方とを制御する制御部と、を備え、第1の光合分波器及び第2の光合分波器は、光ファイバ増幅器に入力される第1の光及び第2の光を合成する機能を有し、且つ、光ファイバ増幅器から出力される第1の光及び第2の光を分離する機能を有し、制御部は、外部から入力される信号に基づいて、第1の光源と第2の光源及び励起光源の少なくとも一方との発光のタイミングを制御して、光ファイバ増幅器によって増幅される第1の光のエネルギを調整する。
このような光源システムでは、第1の光合分波器を介して第1の端部に入力された第1の光が光ファイバ増幅器によって増幅されて第2の端部を介して第2の光合分波器から出力される。この増幅された第1の光が、光源システムにおける出力光である。一方で、光ファイバ増幅器によって増幅された第2の光は、第1の端部又は第2の端部を介して第1の光合分波器又は第2の光合分波器から出力される。第2の光が第2の光合分波器から出力される場合、第2の光と第1の光とは分離可能である。制御部は、第1の光源の発光のタイミングを制御するので、外部の信号に基づいて任意のタイミングで第1の光を出力することができる。ここで、増幅される第1の光のエネルギは、光ファイバ増幅器に励起光によって蓄積されたエネルギによって決定される。一側面の光源システムでは、第1の光源と第2の光源及び励起光源の少なくとも一方との発光のタイミングが制御されることによって、光ファイバ増幅器に蓄積されるエネルギを制御することができる。すなわち、第2の光源によって光ファイバ増幅器に第2の光が入力されると、光ファイバ増幅器に蓄積されたエネルギが消費される。そのため、第1の光源及び第2の光源の発光のタイミングを制御することで、第1の光が出力される際に光ファイバ増幅器に蓄積されるエネルギを調整することができる。また、第1の光源及び励起光源の発光のタイミングを制御することで、第1の光が出力される際に光ファイバ増幅器に蓄積されるエネルギを調整することができる。したがって、任意のタイミングで安定した光を出力できる。
また、制御部は、第1の光としてパルス光を出力するように第1の光源を制御してよい。この構成では、外部からの信号に応じた任意のタイミングで、増幅されたパルス光を出力することができる。
また、励起光源は、光ファイバ増幅器に励起光を継続的に入力し、制御部は、第1の光源の発光開始よりも一定時間前から第1の光源の発光開始までの間にわたって第2の光の出力を停止するように第2の光源を制御してよい。この構成では、第1の光源の発光前の一定時間において、第2の光によって光ファイバ増幅器のエネルギが消費されることがない。そのため、一定時間において、光ファイバ増幅器に一定量のエネルギが蓄積される。これにより、第1の光を一定のエネルギによって安定して増幅することができる。
また、制御部は、第1の光源の発光開始よりも一定時間前から第1の光源の発光開始までの間にわたって励起光を出力するように励起光源を制御してよい。励起光の出力時間を一定に保つことにより、第1の光が出力される際に光ファイバ増幅器に蓄積されるエネルギを一定に保つことができる。これにより、第1の光を一定のエネルギによって安定して増幅することができる。
また、制御部は、第1の光源の発光の直後から第1の光源の発光開始よりも一定時間前までの間において第2の光を継続的に出力するように第2の光源を制御してよい。この構成では、光ファイバ増幅器に蓄積されるエネルギが第2の光によって消費されるので、光ファイバ増幅器から自然放射増幅(Amplified Spontaneous Emission)光が発生することを抑制できる。
また、励起光源は、第2の端部側から光ファイバ増幅器に励起光を入力させてもよい。この構成では、励起光が第2の光合分波器から出力されることが抑制される。
また、第1の光合分波器及び第2の光合分波器は、偏光ビームスプリッタ、偏波保持光カプラ、ダイクロイックミラー及びWDM光カプラのいずれかであってよい。この構成では、第1の光及び第2の光の性質に応じて、第1の光合分波器及び第2の光合分波器を容易に実現することができる。
また、第2の光源は第1の光合分波器を介して光ファイバ増幅器と光学的に接続されていてよい。この構成では、増幅された第1の光と増幅された第2の光とが第2の光合分波器によって分離される。
また、第2の光源は第2の光合分波器を介して光ファイバ増幅器と光学的に接続されていてよい。この構成では、増幅された第2の光が第2の光合分波器から出力されることが抑制される。
一側面の半導体解析装置は、被検査体である半導体デバイスに対する入力信号の入力に応じて出力される結果信号に基づいて当該半導体デバイスを解析する。半導体解析装置は、上記の光源システムと、光源システムから出力される増幅された第1の光によって半導体デバイスを走査する光学系と、光学系が第1の光によって半導体デバイスを走査しているときの結果信号に基づいて半導体デバイスの解析を行う解析部と、を備え、光源システムの信号入力部には、入力信号に同期した信号が入力される。
このような半導体解析装置では、入力信号に同期した信号に応じて、任意のタイミングで安定した第1の光を半導体デバイスに照射することができる。すなわち、半導体デバイスを同じエネルギの第1の光によって走査することができる。
また、解析部は、制御部に対して、信号からの遅延時間を含む情報を出力し、制御部は、信号から遅延時間だけ経過した後に第1の光が出力されるように、第1の光源を制御してもよい。例えば、信号からの遅延時間を変動させることによって、より高い精度での解析を行うことができる。
本発明の一側面によれば、任意のタイミングで安定した光を出力できる光源システム及び半導体解析装置を提供することができる。
一の実施形態に係る光源システムを備えた半導体解析装置を示す構成図である。 一の実施形態に係る光源システムを示す構成図である。 図2の光源システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。 他の実施形態に係る光源システムを示す構成図である。 さらに他の実施形態に係る光源システムを示す構成図である。 さらに他の実施形態に係る光源システムを示す構成図である。 さらに他の実施形態に係る光源システムを示す構成図である。 図7の光源システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。便宜上、実質的に同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
[第1実施形態]
図1は、光源システムを備えた半導体解析装置を示す構成図である。図1に示すように、半導体解析装置1は、被検査体である半導体デバイスDに対するテストパターン信号の入力に応じて出力される結果信号を取得する装置である。半導体デバイスDとしては、トランジスタ等のPNジャンクションを有する集積回路(例えば、小規模集積回路(SSI:Small Scale Integration)、中規模集積回路(MSI:Medium ScaleIntegration)、大規模集積回路(LSI:Large Scale Integration)、超大規模集積回路(VLSI:Very Large Scale Integration)、超々大規模集積回路(ULSI:Ultra Large Scale Integration)、ギガ・スケール集積回路(GSI:Giga Scale Integration))、大電流用/高圧用MOSトランジスタ及びバイポーラトランジスタ、電力用半導体素子(パワーデバイス)等がある。また、半導体デバイスDは、半導体デバイスを含むパッケージ、複合基板等であってもよい。
半導体デバイスDには、例えば同軸ケーブルによってLSIテスタ2が電気的に接続されている。LSIテスタ2は、半導体デバイスDに入力信号としてテストパターン信号を入力し、結果信号を出力する。テストパターン信号は、あるパターンの信号が一定の周期でループしている解析用の信号である。テストパターン信号は、例えばユーザによって設定される。また、LSIテスタ2は、テストパターン信号が入力された半導体デバイスDからの出力に基づいて、Pass/Fail情報を示す結果信号を生成する。例えば、LSIテスタ2は、半導体デバイスDからの出力と、テストパターン信号に対する設計上の正しい出力とを比較する。LSIテスタ2は、その比較結果に基づくPass/Fail情報の変化を結果信号として出力する。
さらに、LSIテスタ2は、生成した結果信号や、テストパターン信号に応じた各種信号を出力する。本実施形態では、LSIテスタ2は、例えばテストパターン信号に同期したループトリガ信号を出力する。ループトリガ信号の出力のタイミングは、テストパターン信号の各ループにおける入力が開始されるタイミング(リセットのタイミング)と一致している。また、LSIテスタは、システム間の同期をとるために、例えば10MHzのタイムベース信号を出力する。
LSIテスタ2は、電源装置を兼ねている。LSIテスタ2は、予め設定された電流を半導体デバイスDへ入力する。半導体デバイスDに入力される電流は、結果信号におけるPass/Fail情報が変化しやすい駆動電圧・駆動周波数となるように、予め設定されている。また、電源装置(不図示)は、LSIテスタ2とは別体であってよく、予め設定された電流を半導体デバイスDへ入力するように構成されていてもよい。なお、半導体デバイスD内にLSIテスタの機能が含まれる場合には、外部のLSIテスタを用意する必要はない。
半導体解析装置1は、光源システム100Aと、走査光学系3と、解析部7と、を含んでいる。光源システム100Aは、入力されるトリガ信号に応じて、任意のパルス幅及びパルス強度を有するパルスレーザL4を出力し得るレーザ光源である。なお、光源システム100Aの詳細については後述する。
走査光学系3は、光源システム100Aから出力されるパルスレーザL4によって半導体デバイスDを走査する。より具体的には、走査光学系3は、半導体デバイスDの所定領域において光を走査することができる。走査光学系3では、光走査素子、光分割光学系、対物レンズ等が互いに光学的に接続(カップリング)されて構成される。例えば光走査素子は、ガルバノミラー、MEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラー、ポリゴンミラー等によって構成されている。光分割光学系は、偏光ビームスプリッタと1/4波長板で構成されてもよく、ハーフミラーで構成されてもよい。対物レンズは例えば複数の倍率の対物レンズから構成され、複数の対物レンズがレボルバーによって切り替え自在に構成されていてもよい。
また、走査光学系3は、光検出器を含んで構成される。光検出器は、照射された光に応じて、半導体デバイスDからの反射光を検出し、検出信号を出力する。光検出器は、例えば、フォトダイオード、アバランシェフォトダイオード、SiPM(Silicon Photomultipliers)、光電子増倍管、エリアイメージセンサ等によって構成され得る。
走査光学系3は、光走査制御部5によって制御されている。光走査制御部5は、走査光学系3と電気的に接続されている。光走査制御部5は、半導体デバイスDに対する光の照射位置(走査位置)、移動速度(走査速度)等を制御する。光走査制御部5には、LSIテスタ2から出力されるループトリガ信号が入力される。光走査制御部5は、ループトリガ信号に応じて光の走査位置を移動させる。また、光走査制御部5には、走査光学系3の光検出器から出力された反射光の検出信号が入力される。光走査制御部5は、走査光学系3による光の照射の位置情報と、当該位置における反射光の検出信号とを解析部7に出力する。
解析部7は、例えばCPU、記録媒体であるRAM及びROMを含むコンピュータで構成され、ディスプレイ等の表示部とマウス、キーボード等の入力部とを有している。また、解析部7は、例えばマイコン、FPGA(field-programmable gate array)、スマートデバイス等によって構成されてもよい。解析部7は、LSIテスタ2から出力される結果信号に基づいて、半導体デバイスDの解析を行う。結果信号は、例えば光走査制御部5を介して解析部7に入力され得る。解析部7は、光走査制御部5から入力される光の照射の位置情報と、LSIテスタ2から入力されるPass/Failの結果信号とに基づいて、光の走査位置と結果信号とが関連づけられた測定画像を生成する。すなわち、解析部7は、光照射位置に対応してPass/Failに基づいた結果をマッピングした測定画像(DALS像)を生成し得る。測定画像は、例えばPass/Failの結果に応じた階調や色調で表現されていてもよい。
また、解析部7は、光の走査位置の情報と光検出器からの検出信号とに基づいて、半導体デバイスDの光学的な画像であるパターン画像を生成し得る。さらに、解析部7は、パターン画像に測定画像を重畳して表示することができる。
また、解析部7は、光源システム100Aに対して、レーザ光の出力のタイミングを制御するための制御信号を出力する。この制御信号は、ループトリガ信号を基準とした場合における光源システム100Aのレーザ光の出力タイミングを規定する情報を含む。一例として、制御信号は、ループトリガ信号の入力(立ち上がり)からパルスレーザL4の出力までの遅延時間に関する情報を含む。本実施形態では、半導体デバイスDの解析状況に応じて、ループトリガ信号の入力から光源システム100Aによる発光までの遅延時間が変動し得る。
続いて、光源システム100Aについて詳細に説明する。図2は、光源システムを示す構成図である。図2に示すように、光源システム100Aは、第1の光源111a、第2の光源111b、カプラ(第1の光合分波器)113、カプラ(第2の光合分波器)119及び光ファイバ増幅器117を含む光源装置110と、光源装置110にトリガ信号(駆動信号)を出力する遅延発生器(制御部)120とを有している。
第1の光源111aは、例えば数十ピコ秒のパルス幅を有するパルスレーザ光源である。例えば第1の光源111aは、レーザダイオードと駆動回路とによって構成される半導体パルスレーザ光源であってよい。第1の光源111aは、光源装置110の外部から入力されるトリガ信号によって駆動することができる。第1の光源111aによって出力されるレーザ光の波長は、半導体デバイスDが電荷(キャリア)を発生する波長域であってよい。例えば、レーザ光の波長は、1200nm以下であり、一例として1064nmである。なお、第1の光源111aは、入力されるトリガ信号の形態に伴い連続光を出力し得る。第1の光源111aは、逆方向の光を遮断するアイソレータ112aを介してカプラ113に光学的に接続されている。
第2の光源111bは、光源装置110の外部から入力されるトリガ信号によって駆動するレーザ光源である。例えば第2の光源111bは、レーザダイオードと駆動回路とによって構成される半導体レーザ光源であってよい。本実施形態では、第2の光源111bによって出力されるレーザ光の波長は、第1の光源111aの波長と同じであり、例えば1064nmである。第2の光源111bは、逆方向の光を遮断するアイソレータ112bを介してカプラ113に光学的に接続されている。
カプラ113は、光ファイバ増幅器117の第1の端部に光学的に接続されている。カプラ113は、例えば偏波保持光カプラである。カプラ113は、光ファイバ増幅器117の第1の端部に入力される第1の光L1及び第2の光L2を合成する機能を有し、且つ、光ファイバ増幅器117の第1の端部から出力される第1の光L1及び第2の光L2を分離する機能を有する。本実施形態では、カプラ113は、第1の光源111aから出力される第1の光L1と第2の光源111bから出力される第2の光L2との互いに直交する成分を光ファイバ増幅器117に入力する。
光ファイバ増幅器117は、光増幅機能を有する光ファイバである増幅用光ファイバ114と、増幅用光ファイバ114の一端に光学的に接続されたカプラ115と、増幅用光ファイバ114の他端に光学的に接続されたカプラ116と、を有する。増幅用光ファイバ114は、レーザ活性物質を含有するコアと、コアの外周に設けられたクラッドとを含む。この増幅用光ファイバ114では、添加されているレーザ活性物質を励起し得る波長の励起光L3が供給されることで、利得を有する波長帯域に含まれる波長の種光を光増幅することができる。このような増幅用光ファイバ114としては、例えば、Yb、Erなどの希土類元素がレーザ活性物質として添加された石英ガラスからなる光ファイバを用いることができる。
一対のカプラ115,116は、増幅用光ファイバ114の一端及び他端に光学的に接続されている。光ファイバ増幅器117の第1の端部はカプラ115の入力端であり、光ファイバ増幅器117の第2の端部はカプラ116の出力端である。カプラ115,116は、例えばWDM(Wavelength division multiplexing)光カプラである。本実施形態では、カプラ115,116は、第1の光源111a及び第2の光源111bから出力されるレーザ光の波長と増幅用光ファイバ114に入力される励起光L3の波長とに対応している。すなわち、カプラ115,116は、増幅用光ファイバ114に入力される第1の光L1及び第2の光L2と励起光L3とを合成する機能を有し、且つ、増幅用光ファイバ114から出力される第1の光L1及び第2の光L2と励起光L3とを分離する機能を有する。一対のカプラ115,116のうちのいずれかには励起光源118が光学的に接続されている。図示例の励起光源118は、カプラ116に接続されている。励起光源118から出力された励起光L3は、カプラ116を介して増幅用光ファイバ114に入力される。増幅用光ファイバ114に入力された励起光L3のうち増幅用光ファイバ114の内部の励起に寄与しなかった分は、他方のカプラ115によって分離され、カプラ113に入力することはない。励起光源118は、例えばレーザダイオードと駆動回路とによって構成される半導体レーザ光源であってよい。本実施形態では、励起光L3の波長は、例えば980nmである。
カプラ119は、光ファイバ増幅器117の第2の端部に光学的に接続されている。カプラ119は、カプラ113と同様の機能を有する偏波保持光カプラである。すなわち、カプラ119は、光ファイバ増幅器117の第2の端部から出力される第1の光L1及び第2の光L2を分離する機能を有し、且つ、光ファイバ増幅器117の第2の端部に入力される第1の光L1及び第2の光L2を合成する機能を有する。第1の光源111aから出力された第1の光L1は、カプラ119を介して光源装置110から出力される。一方、第2の光源111bから出力された第2の光L2は、カプラ119によって分離されるので、光源装置110から出力されることはない。
遅延発生器120は、第1の光源111a及び第2の光源111bに対してトリガ信号を出力し、第1の光源111a及び第2の光源111bの発光のタイミングを制御する。遅延発生器120は、外部からの信号が入力される信号入力部(不図示)を有する。本実施形態では、LSIテスタ2から出力されるタイムベース信号及びループトリガ信号と解析部7から出力される制御信号とが信号入力部を介して遅延発生器120に入力される。遅延発生器120は、ループトリガ信号に対して制御信号で指定された遅延したタイミングで第1の光源111aに第1のトリガ信号を出力する。また、遅延発生器120は、ループトリガ信号に対して制御信号で指定されたタイミングで第2の光源111bに第2のトリガ信号を出力する。なお、LSIテスタ2と遅延発生器120とはタイムベース信号によって同期しており、これによって、ジッタが抑制されている。
続いて、光源システム100Aの動作について説明する。図3は、光源システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。図3では、第1の光源111aから出力される第1の光L1、第2の光源111bから出力される第2の光L2、光ファイバ増幅器117の第1の端部に入力される光、光ファイバ増幅器117の第2の端部から出力される光、光源装置100の出力光(パルスレーザL4)、増幅用光ファイバ114内のエネルギ、第1の光源111a入力される第1のトリガ信号、第2の光源111bに入力される第2のトリガ信号、及びループトリガ信号のタイミングが模式的に示されている。なお、図3の例では、励起光源118が継続的に励起光L3を出力していることを前提とする。
図3に示されるように、遅延発生器120は、第1の光源111aが第1の光としてパルス光を出力するように、第1の光源111aに対して第1のトリガ信号を出力する。第1のトリガ信号は、ループトリガ信号に対して任意のタイミングだけ遅延している。ループトリガ信号に対する遅延時間t1は、ループトリガ信号のパルスごとに制御することができる。すなわち、テストパターン信号が繰り返し入力される場合、各テストパターン信号に応じて異なる遅延時間を設定することができる。
また、遅延発生器120は、第1の光源111aに出力する第1のトリガ信号と第2の光源111bに出力する第2のトリガ信号とを制御することによって、光ファイバ増幅器117によって増幅される第1の光のエネルギを調整する。本実施形態では、遅延発生器120は、第1の光源111aの発光開始よりも一定時間前から第1の光源111aの発光開始までの間にわたって第2の光L2の出力を停止するように、第2の光源111bに第2のトリガ信号を出力する。すなわち、遅延発生器120は、第1の光源111aの発光の直後から第1の光源111aの発光開始よりも一定時間前までの間において第2の光L2を継続的に出力するように第2の光源111bを制御する。なお、図示例では、第1の光源111aの発光の終了から第2の光源111bの発光までの間に僅かなタイムラグが形成されている。以下、第1の光源111aの発光開始よりも一定時間前から第1の光源111aの発光開始までの間の時間を「チャージ時間」という場合がある。図3には、チャージ時間が「t2」として示されている。
光ファイバ増幅器117の入力端において観測される光は、第1の光L1の波形と第2の光L2の波形とが重なり合った波形を有する。そして、光ファイバ増幅器117の出力端において観測される光は、この重なり合った波形が増幅された波形を有する。光源装置110から出力される光は、第2の光L2に起因する光を含まない。そのため、光源装置110から出力される光は、光ファイバ増幅器117の出力端において観測される光から第2の光L2に起因する光を除いた成分のみとなる。これにより、光源システム100Aでは、LSIテスタ2から入力されるループトリガ信号に対して任意のタイミングで遅延したパルスレーザL4(増幅された第1の光L1)を出力することができる。
また、増幅用光ファイバ114に蓄積されるエネルギは、第1の光L1及び第2の光L2の少なくとも一方が増幅用光ファイバ114に入力されることによって消費される。また、該エネルギは、第1の光L1及び第2の光L2の両方が増幅用光ファイバ114に入力されない状態で蓄積される。本実施形態では、チャージ時間t2に蓄積されたエネルギが第1の光L1の増幅に利用されることになる。また、第2の光L2が入力されている時間においては、増幅用光ファイバ114に蓄積されるエネルギが第2の光L2の増幅に利用される。
続いて、半導体解析装置1の動作の一例について説明する。まず、LSIテスタ2は、一定の長さのテストパターン信号によって、解析の対象となる半導体デバイスDを繰り返し動作させる。テストパターン信号の周期トリガは、ループトリガ信号である。この際、半導体デバイスDは、駆動する条件に応じてテストパターン信号の検査結果がPass/Failの両方の信号を出力し得る境界条件に設定される。この状態で、光源システム100Aは、増幅された第1の光L1が連続光として出力されるように制御される。光源システム100Aから出力される連続光によって、半導体デバイスDの裏面がスキャンされる。例えば、スキャン位置に対応した各点(ピクセル)に対して連続光が照射されている間、半導体デバイスDにはテストパターン信号が複数回入力される。解析部7は、LSIテスタ2から出力される信号に基づいて、各ピクセルにおけるPass又はFail若しくはPass/Failの比率を導出する。導出された結果に基づいて、解析部7は、Pass/Failの成否に影響を与える位置(信号位置)を検出する(第1工程)。
続いて、走査光学系3による走査位置を第1工程によって検出された信号位置に固定した状態で、テストパターン信号の入力を繰り返しながらパルスレーザL4を照射する。この際、パルスレーザL4の照射のタイミングをテストパターン信号の中で時間方向にスキャンする。例えばパルスレーザL4の遅延時間t1をずらしながら、同じ遅延時間t1で複数回テストパターン信号を入力する。Pass/Fail信号は、テストパターン信号に対するパルスレーザL4の出力のタイミングで、パルスレーザL4の照射位置を信号が通るときに、最も顕著な値を出力する。解析部7は、例えばPass/Fail信号が最も変動するタイミングを導出する(第2工程)。
続いて、第2工程で導出されたタイミングになるように、光源システム100AによるパルスレーザL4の出力のタイミングを固定し、半導体デバイスDの全体のDALS像を取得する。この際、遅延発生器120によって生成される第1のトリガ信号の遅延時間t1を微調整することにより、信号位置を更に局在化させることができる。局在化した信号位置に走査位置を固定し、時間方向に精密にスキャンすることによって、トランジスタのスイッチングタイミングを検出することができる。また、トランジスタのスイッチングが正常であるかを検出することができる。また、トランジスタがコンタクト高抵抗等により異常に遅延しているのかを検出することができる。
以上説明した半導体解析装置1では、テストパターン信号に同期した信号に応じて、任意のタイミングで安定したパルスレーザを半導体デバイスDに照射することができる。特に、ループトリガ信号からの遅延時間t1を変動させた場合であっても、半導体デバイスDを同じエネルギのパルスレーザL4によって走査することができ、より高い精度での解析を行うことができる。
一般に、半導体解析装置では、半導体デバイスDにおける検出したい領域に応じて、テストパターン信号の長さを変動させることができる。この場合、テストパターン信号の長さが変動したとしても、半導体デバイスDを走査するレーザパルスのエネルギは一定であることが望ましい。また、上記のように、パルスレーザL4の照射のタイミングをテストパターン信号の中で時間方向にスキャンする場合、パルスレーザL4を任意のタイミングで照射する必要がある。この場合も、半導体デバイスDを走査するレーザパルスのエネルギは一定であることが望ましい。しかしながら、モードロックレーザ、光ファイバ増幅器など光増幅を行う素子を光源装置として用いた場合、時定数よりも早い周期でパルスレーザを出力すると、レーザパルスのエネルギは周期に反比例することが知られている。そのため、テストパターン信号の変更、パルスレーザの照射のタイミングの変更などに応じて、レーザパルスの光量を調整する必要がある。
本実施形態による光源システム100Aでは、第1の光L1が光ファイバ増幅器117によって増幅されて、パルスレーザL4としてカプラ119から出力される。一方で、光ファイバ増幅器117によって増幅された第2の光L2は、第2の端部を介してカプラ119から出力される。第2の光がカプラ119から出力される場合、第2の光L2は、第1の光L1と分離され外部に出力されない。ここで、第1の光を増幅させるエネルギは、光ファイバ増幅器117入力された励起光L3によって蓄積されたエネルギに基づく。光源システム100Aでは、第1の光源111aと第2の光源111bとの発光のタイミングが制御されることによって、光ファイバ増幅器117に蓄積されるエネルギを制御することができる。すなわち、第2の光源111bによって光ファイバ増幅器117に第2の光L2が入力されると、光ファイバ増幅器117に蓄積されたエネルギが消費される。そのため、第1の光源111a及び第2の光源111bの発光のタイミングを制御することで、第1の光L1が出力される際に光ファイバ増幅器117に蓄積されるエネルギを調整することができる。また、第1の光源111a及び励起光源118の発光のタイミングを制御することで、第1の光L1が出力される際に光ファイバ増幅器117に蓄積されるエネルギを調整することができる。
本実施形態では、励起光源118は、光ファイバ増幅器117に励起光L3を継続的に入力している。また、遅延発生器120は、第1の光源111aの発光開始よりも一定のチャージ時間だけ前から第2の光L2の出力を停止するように第2の光源111bを制御している。これにより、チャージ時間において、第2の光L2によって光ファイバ増幅器117のエネルギが消費されることがなく、光ファイバ増幅器117に一定量のエネルギが蓄積される。よって、第1の光L1を一定のエネルギによって安定して増幅することができる。
ここで、光ファイバ増幅器は、増幅させるシード光源よりも短い波長のレーザにより内部の状態を励起し、反転分布状態を作る。そして、反転分布の状態のときに、ファイバを通過する光子を増幅する。しかし、ファイバを通過する光子がない場合、反転分布状態は一定の時定数により元に戻り、光ファイバ増幅器は、自然放射増幅光を発生させる。任意のタイミングでパルスレーザL4を出力する場合、自然放射増幅光を抑制することが求められる。
上述のように、遅延発生器120は、第1の光源111aの発光の直後から第1の光源111aの発光開始よりも一定時間前までの間において第2の光L2を継続的に出力するように第2の光源111bを制御している。これにより、光ファイバ増幅器117に蓄積されるエネルギが第2の光L2の増幅によって消費されるので、光ファイバ増幅器117から自然放射増幅光が発生することを抑制できる。
また、励起光源118は、第2の端部側から光ファイバ増幅器117に励起光L3を入力させているので、励起光がカプラ119から出力されることが抑制される。
[第2実施形態]
本実施形態では、光源システムにおける第2の光源の接続構成の点で第1実施形態の光源システムと相違している。以下、主として第1実施形態と相違する点について説明し、同一の要素や部材については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。なお、半導体解析装置の構成は第1実施形態と同じである。
図4は、光源システムを示す構成図である。図4に示すように、本実施形態の光源システム100Bでは、第2の光源111bはカプラ119を介して光ファイバ増幅器117と光学的に接続されている。この場合、第2の光源111bから出力された第2の光は、光ファイバ増幅器117によって増幅されて、カプラ113から出力される。この構成では、増幅された第2の光がカプラ119から出力されることが抑制される。
[第3実施形態]
本実施形態では、光源システムにおける第2の光源、第1の光合分波器及び第2の光合分波器の構成が第1実施形態の光源システムと相違している。以下、主として第1実施形態と相違する点について説明し、同一の要素や部材については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。なお、半導体解析装置の構成は第1実施形態と同じである。
図5は、光源システムを示す構成図である。図5に示すように、本実施形態の光源システム100Cは、光源システム100Aの第2の光源111b、カプラ113及びカプラ119に代えて第2の光源311b、カプラ313及びカプラ319を有する。第2の光源311bは、第1の光の波長とは異なる波長の光を出力するレーザ光源である。一例として、第2の光源311bによって出力される第2の光は、1030nmの波長を有する。カプラ313及びカプラ319は、例えばWDM光カプラである。本実施形態では、カプラ313及びカプラ319は、第1の光源111aから出力されるレーザ光の波長と第2の光源311bから出力されるレーザ光の波長とに対応している。
本実施形態では、カプラ313は、第1の光源111aから出力される第1の光と第2の光源311bから出力される第2の光とを光ファイバ増幅器117に入力する。また、第1の光源111aから出力された第1の光は、カプラ319を介して光源装置110から出力される。一方、第2の光源311bから出力された第2の光は、カプラ319によって分離されるので、光源システム100Cから出力されることはない。
[第4実施形態]
本実施形態では、光源システムにおける第2の光源の接続構成の点で第3実施形態の光源システムと相違している。以下、主として第3実施形態と相違する点について説明し、同一の要素や部材については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。なお、半導体解析装置の構成は第1実施形態と同じである。
図6は、光源システムを示す構成図である。図6に示すように、本実施形態の光源システム100Dでは、第2の光源311bはカプラ319を介して光ファイバ増幅器117と光学的に接続されている。この場合、第2の光源311bから出力された第2の光は、光ファイバ増幅器117によって増幅されて、カプラ313から出力される。この構成では、増幅された第2の光がカプラ319から出力されることが抑制される。
[第5実施形態]
本実施形態では、光源システムにおける遅延発生器の構成が第1実施形態の光源システムと相違している。以下、主として第1実施形態と相違する点について説明し、同一の要素や部材については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。なお、半導体解析装置の構成は第1実施形態と同じである。
図7は、光源システムを示す構成図である。図7に示すように、本実施形態の光源システム100Eは、光源システム100Aの遅延発生器120に代えて遅延発生器520を有している。遅延発生器520は、第1の光源111a及び第2の光源111bに対してトリガ信号を出力し、第1の光源111a及び第2の光源111bの発光のタイミングを制御する。また、遅延発生器520は、励起光源118に対してトリガ信号を出力し、励起光源の発光のタイミングを制御する。本実施形態では、遅延発生器520は、ループトリガ信号に対して制御信号で指定された遅延したタイミングで第1の光源111aに第1のトリガ信号を出力する。また、遅延発生器520は、第1の光源111aの発光の直後から第1の光源111aの発光開始よりも一定時間前までの間において第2の光を継続的に出力するように第2の光源111bを制御する。また、遅延発生器520は、第1の光源111aの発光開始よりも一定時間前から第1の光源111aの発光開始までの間にわたって励起光を出力するように励起光源118を制御する。
図8は、光源システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。図8に示すように、励起光源118によって出力される励起光は、第2の光が停止されているタイミングで出力されている。励起光の出力時間を一定に保つことにより、第1の光が出力される際に光ファイバ増幅器117に蓄積されるエネルギを一定に保つことができる。これにより、第1の光を一定のエネルギによって安定して増幅することができる。また、励起光を継続的に出力しないので、自然放出増幅光をより抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られない。
例えば、第1の光合分波器及び第2の光合分波器は、光ファイバ増幅器に入力される第1の光及び第2の光を合成する機能を有し、且つ、光ファイバ増幅器から出力される第1の光及び第2の光を分離する機能を有していればよい。第1の光合分波器及び第2の光合分波器は、第1の光及び第2の光の性質に基づいて、例えば、偏光ビームスプリッタ又はダイクロイックミラーによって構成されてもよい。
1…半導体解析装置、3…走査光学系(光学系)、7…解析部、111a…第1の光源、111b…第2の光源、113…カプラ(第1の光合分波器)、117…光ファイバ増幅器、119…カプラ(第2の光合分波器)、100A,100B,100C,100D,100E…光源システム、120…遅延発生器(制御部)、D…半導体デバイス、L1…第1の光、L2…第2の光、L3…励起光。

Claims (9)

  1. 励起光を発生する励起光源と、
    第1の端部及び第2の端部を有し、前記励起光源に光学的に接続された光ファイバ増幅器と、
    前記光ファイバ増幅器の前記第1の端部に光学的に接続された第1の光合分波器と、
    前記光ファイバ増幅器の前記第2の端部に光学的に接続された第2の光合分波器と、
    前記第1の光合分波器に光学的に接続され、前記光ファイバ増幅器の前記第1の端部に第1の光を入力する第1の光源と、
    前記光ファイバ増幅器に光学的に接続され、前記光ファイバ増幅器の前記第1の端部あるいは前記第2の端部に第2の光を入力する第2の光源と、
    外部から信号が入力される信号入力部を有し、前記第1の光源と前記第2の光源及び前記励起光源の少なくとも一方とを制御する制御部と、を備え、
    前記励起光源は、前記光ファイバ増幅器に前記励起光を継続的に入力し、
    前記第1の光合分波器及び前記第2の光合分波器は、前記光ファイバ増幅器に入力される前記第1の光及び前記第2の光を合成する機能を有し、且つ、前記光ファイバ増幅器から出力される前記第1の光及び前記第2の光を分離する機能を有し、
    前記制御部は、
    外部から入力される前記信号に基づいて、前記第1の光源と前記第2の光源及び前記励起光源の少なくとも一方との発光のタイミングを制御して、前記光ファイバ増幅器によって増幅される前記第1の光のエネルギを調整し、
    前記第1の光としてパルス光を出力するように前記第1の光源を制御し、
    前記第1の光源の発光開始よりも前記励起光による光ファイバ増幅器のチャージ時間前から前記第1の光源の発光開始までの間にわたって前記第2の光の出力を停止するように前記第2の光源を制御する、光源システム。
  2. 前記制御部は、前記第1の光源の発光の直後から前記第1の光源の発光開始よりも前記励起光による光ファイバ増幅器のチャージ時間前までの間において前記第2の光を継続的に出力するように前記第2の光源を制御する、請求項に記載の光源システム。
  3. 励起光を発生する励起光源と、
    第1の端部及び第2の端部を有し、前記励起光源に光学的に接続された光ファイバ増幅器と、
    前記光ファイバ増幅器の前記第1の端部に光学的に接続された第1の光合分波器と、
    前記光ファイバ増幅器の前記第2の端部に光学的に接続された第2の光合分波器と、
    前記第1の光合分波器に光学的に接続され、前記光ファイバ増幅器の前記第1の端部に第1の光を入力する第1の光源と、
    前記光ファイバ増幅器に光学的に接続され、前記光ファイバ増幅器の前記第1の端部あるいは前記第2の端部に第2の光を入力する第2の光源と、
    外部から信号が入力される信号入力部を有し、前記第1の光源と前記第2の光源及び前記励起光源の少なくとも一方とを制御する制御部と、を備え、
    前記第1の光合分波器及び前記第2の光合分波器は、前記光ファイバ増幅器に入力される前記第1の光及び前記第2の光を合成する機能を有し、且つ、前記光ファイバ増幅器から出力される前記第1の光及び前記第2の光を分離する機能を有し、
    前記制御部は、
    外部から入力される前記信号に基づいて、前記第1の光源と前記第2の光源及び前記励起光源の少なくとも一方との発光のタイミングを制御して、前記光ファイバ増幅器によって増幅される前記第1の光のエネルギを調整し、
    前記第1の光としてパルス光を出力するように前記第1の光源を制御し、
    前記第1の光源の発光開始よりも前記励起光による光ファイバ増幅器のチャージ時間前から前記第1の光源の発光開始までの間にわたって前記励起光を出力するように前記励起光源を制御し、
    前記第1の光源の発光の直後から前記第1の光源の発光開始よりも前記励起光による光ファイバ増幅器のチャージ時間前までの間において前記第2の光を継続的に出力するように前記第2の光源を制御する、光源システム。
  4. 前記励起光源は、前記第2の端部側から前記光ファイバ増幅器に前記励起光を入力させる、請求項1〜のいずれか一項に記載の光源システム。
  5. 第1の光合分波器及び第2の光合分波器は、偏光ビームスプリッタ、偏波保持光カプラ、ダイクロイックミラー及びWDM光カプラのいずれかである、請求項1〜のいずれか一項に記載の光源システム。
  6. 前記第2の光源は前記第1の光合分波器を介して前記光ファイバ増幅器と光学的に接続されている、請求項1〜のいずれか一項に記載の光源システム。
  7. 前記第2の光源は前記第2の光合分波器を介して前記光ファイバ増幅器と光学的に接続されている、請求項1〜のいずれか一項に記載の光源システム。
  8. 被検査体である半導体デバイスに対する入力信号の入力に応じて出力される結果信号に基づいて当該半導体デバイスを解析する半導体解析装置であって、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の光源システムと、
    前記光源システムから出力される増幅された前記第1の光によって前記半導体デバイスを走査する光学系と、
    前記光学系が前記第1の光によって前記半導体デバイスを走査しているときの前記結果信号に基づいて前記半導体デバイスの解析を行う解析部と、を備え、
    前記光源システムの前記信号入力部には、前記入力信号に同期した前記信号が入力される、半導体解析装置。
  9. 前記解析部は、前記制御部に対して、前記信号からの遅延時間を含む情報を出力し、
    前記制御部は、前記信号から前記遅延時間だけ経過した後に前記第1の光が出力されるように、前記第1の光源を制御する、請求項に記載の半導体解析装置。
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