JP6921804B2 - ターボ機械ロータブレード - Google Patents

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Description

本発明はターボ機械ブレードまたは羽根の分野に関し、具体的にはターボ機械ロータブレードの分野に関する。
用語「ターボ機械」はこの状況において、たとえば圧縮機、ポンプ、タービン、または実際にこれらのうちの少なくとも2つの組合せなど、流体流と少なくとも1セットのブレードとの間でエネルギーが伝達されるいずれかの機械を指定するために使用される。以下の説明において、用語「上流」および「下流」は、ターボ機械を通る流体の通常の流れ方向に対して定義される。
このようなターボ機械は複数の段を備えてもよく、各段は通常2セットのブレードおよび羽根、具体的には1セットの可動ブレードと1セットの案内羽根とを備える。各セットのブレードまたは羽根は、互いに対して横方向にずれた複数のブレードまたは羽根を備える。通常、このようなブレードまたは羽根は中心軸Aの周りに放射状に配置される。こうして、このようなセットは、それが1セットの可動ブレードのときにはロータを、1セットの案内羽根のときにはステータを形成する。中心軸Aに対する各ブレードまたは羽根の近位端は通常その根元と称され、その一方で遠位端は通常その先端と称される。根元と先端との間の距離は「高さ」と称される。その根元と先端との間で、ブレードまたは羽根は、放射軸Zに対して略直角な多数の空気力学的プロファイルで構成されている。用語「略直角」はこの状況において、各プロファイルの平面が放射軸Zに対して90°に近い、たとえば60°から120°の範囲の角度を呈することを意味するために使用される。
ブレードの幾何学的形状は、ブレードの空気力学的挙動を最適化するための主要な設計努力の主題であり、これにより、圧縮機、ファン、またはタービンなど、ブレードが一部を形成するロータアセンブリの効率を向上させる。このため空気力学エンジニアは、空気力学的視点から最適化された積層空気力学的プロファイルの関係を提案する。
それでもなお、このような積層関係は、機械的視点から必ずしも最適化されず、許容可能ですらない。たとえば、ブレードの大部分がブレードの残部に対して張り出している、空気力学的視点から特に有効な積層関係が提案されてきた。するとこのような大きく張り出した質量は、ロータの回転から生じる遠心力の影響を非常に受けやすく、翼の高い部分の著しい屈曲をもたらし、これにより、「レッドライン」飛行点、すなわち緊急飛行点において高すぎる静的応力で翼の中央に大きな機械的応力をもたらす。このような状況下で、このようなブレードはほんのわずかな動的マージンしか有しておらず、衝撃またはロータアセンブリのサージングの場合、これらは疲労にあまり耐えられない。
反対に、機械的視点から最適化されたその他の積層関係も機械エンジニアから提案されてきたが、空気力学的性能が不十分なためこれらは受け入れられていない。
したがって、良好な空気力学的特性および良好な機械的特性の両方の恩恵を受けるブレードの真の需要が存在する。
本明細書は、ブレード高さによって分離されたブレード根元およびブレード先端と、これらとともに負の接線勾配を呈する少なくとも1つの中間セグメントと、中間セグメントとブレードヘッドとの間に位置して正の接線勾配を呈する遠位セグメントと、を備え、このとき遠位セグメントは前記ブレード高さの最大30%にわたって延在する、ターボ機械ロータブレードに関する。
このような構成は、張り出したブレードの質量を大きく減少させ、こうしてブレードの高い部分の屈曲を低減し、同時に静的応力のレベルを低下させ、その一方で良好な空気力学的特性を維持することを可能にする。
さらに、このようにして得られた機械的強度の改善は、ブレードの構造を軽量化し、特にその厚さを低減することが可能であり、これによりその空気力学的特性を向上させる。
また、この積層関係は軸方向のブレードの幾何学的形状に関する設計自由度を残しており、これにより、特定の要件に応じてその空気力学的および/または機械的特性を最適化するためにこの方向でブレードを自由に最適化できるようにする。
特定の実施形態において、前記遠位セグメントは前記ブレード先端に直接隣接している。
特定の実施形態において、前記遠位セグメントは前記中間セグメントに直接隣接している。
特定の実施形態において、前記中間セグメントと前記遠位セグメントとの間の接合部は、ブレード根元からブレードの高さの75%から80%の範囲にあるレベルに位置している。
特定の実施形態において、前記遠位セグメントは、ブレード高さの最大25%にわたって延在する。これは張り出し質量をさらに減少させる。
特定の実施形態において、前記遠位セグメントは、ブレード高さの少なくとも5%にわたって延在する。
特定の実施形態において、前記遠位セグメントは、ブレード高さの少なくとも15%にわたって延在する。
特定の実施形態において、ブレードの各接線方向断面の重心を通る線の径方向平面上への投影は、Γ字型である。したがってブレードに沿ったその位置に応じたブレードの各断面の重心の、yGとして知られる接線座標をプロットした曲線は、ブレードの低い部分にさらなる硬度を付与する、略直線的隆起セグメントと、わずかな重さだけを張り出させたほぼ水平セグメントと、を呈する。さらに、ブレードの中間セグメントと遠位セグメントとの間の界面における突出した曲率は、ブレードの高い部分と低い部分との間の力経路を遮断するのに役立ち、これにより、ブレードの高い部分の屈曲の結果としてブレードの低い部分に発生する応力の大きさを減少させるのに役立つ。
特定の実施形態において、ブレードの各接線方向断面の重心を通る線の径方向平面上への投影は、ブレードの中間セグメントにおいて、略直線セグメントを有する。言い換えると、位置に応じた接線座標yGをプロットした曲線は、このセグメントにおいて略ゼロとなる二次導関数を有する。これはブレードの中間セグメント内により高い硬度をもたらし、こうしてその機械的強度を補強する。
特定の実施形態において、前記略直線セグメントは、ブレード高さの少なくとも30%にわたって、好ましくはブレード高さの少なくとも40%にわたって、より好ましくはブレード高さの少なくとも50%にわたって、延在する。
特定の実施形態において、前記略直線セグメントは、ブレード根元からブレード高さの少なくとも50%、好ましくは55%、好ましくは60%、より好ましくは65%に位置するレベルまで延在する。
特定の実施形態において、前記略直線セグメントは、ブレード根元からブレード高さの最大30%、好ましくは最大20%に位置するレベルから延在する。
特定の実施形態において、第一にブレード先端に、第二に中間セグメントと遠位セグメントとの間の界面に位置するブレード断面の重心の接線座標間の差は、第一にブレード根元に、第二に中間セグメントと遠位セグメントとの間の界面に位置するブレード断面の重心の接線座標間の差の150%超、好ましくは180%超である。このようなブレードは、ブレード先端での掃引量が大きく、具体的には静的応力に関して、良好な航空および機械的特性の恩恵を受ける。
別の実施形態において、第一にブレード先端に、第二に中間セグメントと遠位セグメントとの間の界面に位置するブレード断面の重心の接線座標間の差は、第一にブレード根元に、第二に中間セグメントと遠位セグメントとの間の界面に位置するブレード断面の重心の接線座標間の差の100%から150%の範囲、好ましくは110%から140%の範囲にある。このようなブレードは、上記の状況よりも突出していないブレード先端における掃引を呈し、これによりターボ機械モジュールへの組み込みを容易にし、その一方で良好な航空および機械的特性を維持する。具体的には、これにより、ロータのブレードの、および上流に位置するステータの羽根の、先端の間の距離を広げることができる。
特定の実施形態において、ブレードの厚さはすべての点においてブレード高さの8%未満、好ましくは6%未満である。この薄い厚さは、ブレードに良好な空気力学的特性を提供する。
特定の実施形態において、遠位セグメントの厚さはブレード高さの5%未満、好ましくは3%未満である。
本明細書は、上記実施形態のいずれかによる複数のブレードを有する一体型ブレードディスクも提供する。このような一体型ブレードディスクは、堅牢性および簡素性の利点を呈する。それでもなお本明細書のブレードは代わりに、たとえばブレード根元の下にモミの木型の締結具部材を有して、個別に締結されたブレードであってもよい。
本明細書は、上記実施形態のいずれかによる複数のブレードを有するロータも提供する。
本明細書は、上記実施形態のいずれかによるディスクまたはロータを有するターボ機械も提供する。
上述の特徴および利点その他は、提案されるブレードの実施形態の以下の詳細な説明を読めば明らかになる。詳細な説明は、添付図面を参照している。
非限定例として示される一実施形態の以下の詳細な説明を読めば、本発明がよく理解されることが可能であり、その利点がより明らかになる。説明は、以下の添付図面を参照する。
ターボ機械の縦断面図である。 ターボ機械ロータの斜視図である。 図2Aのロータの詳細な斜視図である。 図2Bに示される平面IIC−IICでの、図2Aのロータのブレードのうちの1つの断面図である。 前方掃引されたロータブレードを示す図である。 後方掃引されたロータブレードを示す図である。 負の接線勾配を呈するロータブレードを示す図である。 正の接線勾配を呈するロータブレードを示す図である。 本発明の例示的ブレードを示す図である。 本発明の第一のブレードの接線勾配の、根元と先端との間の変化を示すグラフである。 本発明の第二のブレードの接線勾配の、根元と先端との間の変化を示すグラフである。 基準の従来技術ブレードの接線勾配の、根元と先端との間の変化を示すグラフである。 第一の例のブレードの静的応力レベルを示す図である。 第一の例のブレードの静的応力レベルを示す図である。 第二の例のブレードの静的応力レベルを示す図である。 第二の例のブレードの静的応力レベルを示す図である。 従来技術のブレードの静的応力レベルを示す図である。 従来技術のブレードの静的応力レベルを示す図である。
図1は、ターボ機械の、より具体的にはバイパス軸流式ターボジェット1の、説明例を示す。図示されるターボジェット1は、ファン2、低圧圧縮機3、高圧圧縮機4、燃焼室5、高圧タービン6、および低圧タービン7を有する。ファン2および低圧圧縮機3は、第一動力伝達シャフト9によって高圧タービン7に接続されており、その一方で高圧圧縮機4および高圧タービン6は第二動力伝達シャフト10によって互いに接続されている。運転中、高圧および低圧圧縮機3および4によって圧縮された空気の流れは燃焼室5内の燃焼に供給され、燃焼ガスの膨張が高圧および低圧タービン6および7を駆動する。こうしてタービン6および7は、シャフト9および10によってファン2ならびに圧縮機3および4を駆動する。ファン2によって推進される空気、ならびにタービン6および7の下流の推進ノズル(図示せず)を介してターボジェット1を離れる燃焼ガスは、一緒に、ターボジェット1に、そしてターボジェットを介して飛行機(図示せず)などの乗り物に、反動推力を加える。
ターボジェット1の各圧縮機3および4ならびに各タービン6および7は複数の段を備え、各段は、羽根またはステータの固定セットおよびブレードまたはロータの回転セットで構成されている。軸流式圧縮機ロータ11は、図2Aに図示されている。ロータ11は、ロータ11の回転軸Aの周りに放射状に配置された複数のブレード12を有しており、この軸はターボジェット1を通る作動流体の流れの全体的な方向と略平行である。ブレード12は単一部品としてロータ11に組み込まれてもよく、これにより一体型ブレードディスクを形成するか、さもなければこれらは個別に作られて、モミの木締結具など先端技術において周知の締結具手段によってロータに接合されてもよい。
図2Bにより詳細に示されるように、各ブレード12は3つの直交軸X、Y、Zを有する三次元基準座標系を呈する。軸Xはロータ11の回転軸Aと平行であり、軸Yは回転軸Aの周りのブレード12の回転方向Rに正接しており、軸Zは回転軸Aと交差する方向の放射軸である。各ブレード12は、放射軸Zの方向にブレード高さhによって離間したブレード根元13およびブレード先端14を備える。ブレード根元13とブレード先端14との間において、ブレード12は放射軸Zに対して直角な平面内に多数の空気力学的プロファイル15を有して、上流方向の前縁16、下流方向の後縁17、負圧側18、および圧力側19を形成する。圧縮機またはファンロータにおいて、通常運転中の回転方向Rは、各ブレード12がその圧力側19に向かって動くようになっている。
ブレード12のこのようなプロファイル15の1つが、図2Cに示されている。各プロファイル15は、前縁16と後縁17との間の翼弦Cと、プロファイル15の幾何中心として定義される重心CGと、を呈する。ターボ機械ブレードまたは羽根の分野において、放射軸Zに対する連続プロファイル15の重心CGを通る線の勾配は、ブレードまたは羽根12の掃引および接線勾配を定義するために使用される。このため、先端14に向かって進行すると、図3Aに示されるようにこの線20がXZ平面内で上流方向に傾斜角−iで傾斜しているとき、ブレード12は前方掃引を呈する。反対に、図3Bに示されるようにこの線20が同じ平面内で下流方向に傾斜角iで傾斜しているとき、ブレード12は後方掃引を呈する。同じように、接線勾配は、YZ平面内で放射軸Zに対する線20の傾斜角によって定義される。このため、先端14に向かって進行すると、線20が負圧側18に向かって(したがってロータの回転方向Rの反対方向に)傾斜しているとき、図3Cに示されるように、ブレード12は負である接線傾斜角−jで傾斜する。反対に、傾斜角が圧力側19に(したがってロータの回転方向Rに)向いているとき、図3Dに示されるように、ブレード12は正である接線傾斜角jで傾斜する。掃引および接線勾配は別として、ターボ機械ブレードまたは羽根は一般的に複雑な形状を呈し、仰角、反り、厚さ、および翼弦Cもまた軸Zに沿って異なりうるプロファイル15を有する。
図4は、この不都合を前方掃引ブレードまたは羽根のために緩和できるようにする、本発明の第一の実施形態のブレードまたは羽根112を示す。このブレード112もまたブレード根元113、ブレード先端114、前縁117、後縁116、圧力側118、および負圧側119を有し、やはりブレード根元113とブレード先端114との間でブレード高さhにわたって多数の空気力学的プロファイル115で構成されている。
図5はこのブレード112のyG関係、すなわち重心CGの接線座標yGが放射軸Zに沿ってどのように変化するかを示す。図5において、yG横軸は、ミリメートル単位で徐々に変化する。この曲線の傾斜角、すなわちyGの一次導関数は、ブレードの接線勾配に対応する。このため、曲線が左に行くと、すなわちyGが負になると、ブレードの対応する部分は負の接線勾配を有し、曲線が右に行くと、すなわちyGが正になると、ブレードの対応する部分は正の接線勾配を有する。この曲線の曲率、すなわちyGの二次導関数は、接線方向のブレードの曲率に対応する。
この図において、このブレード112は、ブレード高さhの約75%に対応する寸法まで、ブレード高さhの約70%を占有する負の接線勾配を有する中間セグメント112aを呈することがわかる。ブレード112はまた、中間セグメント112aとブレード先端114との間に延在し、こうしてブレード高さhの約25%を占有する、正の接線勾配を有する遠位セグメント112bも呈する。
中間セグメント112aは、ほぼブレード高さhの15%および70%に対応する寸法の間に延在する、略直線セグメント122aを有することも、わかる。遠位セグメント112bもまた、ほぼブレード高さhの90%に対応する寸法からブレード先端114まで延在する、略直線セグメント122bを有する。このためyGの曲線はΓ字型である。するとブレードの曲率は、主にブレード高さhの70%および90%に対応する寸法の間の、ブレードの制限領域122cに集中する。このためyGの曲線はブレード高さhの20%未満において90°超を通って曲がり、これによりブレード112の中間セグメント112aおよび遠位セグメント112bに対して作用する力を切り離すのに貢献する。
遠位セグメント112bは、正yGの側から力強く延在し、ブレード先端において約4mm、すなわち中間セグメント112aと遠位セグメント112bとの間の界面における負yGの側に到達した座標と絶対値で実質的に同じ程度に到達することもまた、わかる。
図8Aおよび図8Bは、機械的応力を計算するためのソフトウェアの画面キャプチャである。これらは、第一の例のブレードの負圧側および圧力側のそれぞれの静的応力レベルを示す。比較のため、図10Aおよび図10Bは、図8に示されるような積層関係yGがS字型となる基準の従来技術ブレードの負圧側および圧力側のそれぞれの静的応力レベルを示す。
このように、第一の例のブレードの負圧側での最大応力レベルは401メガパスカル(MPa)であり、その一方でこの最大レベルは基準ブレードで542MPaであって、すなわち26%の減少であることがわかる。圧力側において、最大応力レベルは、基準ブレードの457MPaと比較して第一の例のブレードでは368MPaであって、すなわち19%の減少である。
図6は、第二の例のブレードのyG関係を示す。この図において、第二のブレードは、その遠位セグメント212bが第一の例ほどは延在しない点を除いて略同じΓ字形状を呈することがわかり、ブレード先端において約1.5mm、すなわち中間セグメント212aと遠位セグメント212bとの間の界面において負のyGを有して到達した座標の絶対値における、約30%に到達する。
それにもかかわらず、ブレード高さhの約75%に対応する寸法まで、ブレード高さhの約70%を占有する負の接線勾配の中間セグメント212aと、中間セグメント212aとブレード先端との間に延在する正の接線勾配を有し、こうしてブレード高さhの約25%を占有する遠位セグメント212bと、の存在がわかる。
中間セグメント212aもまた、ほぼブレード高さhの15%および70%に対応する寸法の間に延在する、略直線セグメント222aを有する。遠位セグメント212bもまた、ほぼブレード先端114までのブレード高さhの90%に対応する寸法から延在する略直線セグメント222bを有する。するとブレードの曲率は、主にブレード高さhの70%および90%に対応する寸法の間の、ブレードの制限領域222cに集中する。このためyGの曲線はブレードの高さhの20%未満において90°超を通って曲がり、これによりブレードの中間セグメント112aおよび遠位セグメント112bに対して作用する力を切り離すのに貢献する。
図9Aおよび図9Bは、再び機械的応力を計算するためのソフトウェアの画面キャプチャである。これらは、第二の例のブレードの負圧側および圧力側のそれぞれの静的応力レベルを示す。
このように、第二の例のブレードの負圧側での最大応力レベルは401MPaであり、その一方でこの最大レベルは基準ブレードで542MPaであって、すなわち26%の減少であることがわかる。圧力側において、最大応力レベルは、基準ブレードの457MPaと比較して第一の例のブレードでは331MPaであって、すなわち28%の減少である。
本明細書に記載された実施形態は非限定的説明によって示されており、本明細書に鑑みて、当業者は本発明の範囲内にありながら、これらの実施形態を容易に修正すること、または別の実施形態を容易に想起することができる。
さらに、これらの実施形態の様々な特徴は単独で使用されてもよく、あるいはこれらは互いに組み合わせられてもよい。組み合わせられるとき、これらの特徴は上記のまたは別のやり方で組み合わせられてもよく、本発明は本明細書に記載される特定の組合せに限定されるものではない。具体的には、別途指定されない限りにおいて、いずれか1つの実施形態を参照して記載されたいずれの特徴も、その他いずれの実施形態に同じように適用されてよい。

Claims (13)

  1. ブレード高さ(h)によって分離されたブレード根元(113)およびブレード先端(114)と、負の接線勾配を呈する少なくとも1つの中間セグメント(112a)と、中間セグメント(112a)とブレード先端(114)との間に位置して正の接線勾配を呈する遠位セグメント(112b)と、を備えるターボ機械ロータブレードであって、
    遠位セグメント(112b)は前記ブレード高さ(h)の最大30%にわたって延在し、
    ブレード(110)の各接線方向断面(115)の重心を通る線の径方向平面上への投影は、ブレードの中間セグメント(112a)に、ブレード高さ(h)の少なくとも40%にわたって延在する略直線セグメント(122a)を有する、
    ターボ機械ロータブレード。
  2. 前記遠位セグメント(112b)が前記ブレード先端(114)に直接隣接しており、
    前記遠位セグメント(112b)は前記中間セグメント(112a)に直接隣接している、
    請求項1に記載のターボ機械ロータブレード。
  3. 前記遠位セグメント(112b)が、ブレード高さ(h)の最大25%にわたって延在する、請求項1または2に記載のターボ機械ロータブレード。
  4. 前記遠位セグメント(112b)が、ブレード高さ(h)の少なくとも5%にわたって延在する、請求項1から3のいずれか一項に記載のターボ機械ロータブレード。
  5. 前記略直線セグメント(122a)が、ブレード根元(113)からブレード高さ(h)の少なくとも50%に位置するレベルまで延在する、請求項1から4のいずれか一項に記載のターボ機械ロータブレード。
  6. 前記略直線セグメント(122a)が、ブレード根元(113)からブレード高さ(h)の最大30%に位置するレベルから延在する、請求項1から5のいずれか一項に記載のターボ機械ロータブレード。
  7. ブレード(110)の各接線方向断面(115)の重心を通る線の径方向平面上への投影が、ブレードの遠位セグメント(112b)において、第二のセグメント(122b)を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載のターボ機械ロータブレード。
  8. ブレード(110)の各接線方向断面(115)の重心を通る線の径方向平面上への投影が、ブレード高さ(h)の20%未満において90°超を通って曲がる、請求項7に記載のターボ機械ロータブレード。
  9. 第一にブレード先端に位置するブレード断面の重心の接線座標(yG)と、第二に中間セグメント(212a)と遠位セグメント(212b)との間の界面に位置するブレード断面の重心の接線座標(yG)と、の間の差が、第一にブレード根元に位置するブレード断面の重心の接線座標(yG)と、第二に中間セグメント(212a)と遠位セグメント(212b)との間の界面に位置するブレード断面の重心の接線座標(yG)と、の間の差の、100%から150%の範囲内にある、請求項1から8のいずれか一項に記載のターボ機械ロータブレード。
  10. ブレード(112)の厚さがすべての点においてブレード高さ(h)の8%未満である、請求項1から9のいずれか一項に記載のターボ機械ロータブレード。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の複数のターボ機械ロータブレード(112)を備える一体型ブレードディスク。
  12. 請求項1から10のいずれか一項に記載の複数のターボ機械ロータブレード(112)を有するロータ。
  13. 請求項11に記載の一体型ブレードディスクまたは請求項12に記載のロータを含む、ターボ機械。
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