JP6919703B2 - Pachinko machine - Google Patents
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Description
本発明は、パチンコ機などの遊技機に関するものである。 The present invention relates to a gaming machine such as a pachinko machine.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、入球口へ球を案内可能な状態と入球口へ球を案内不能な状態とで切り替えられる入球切替手段を備える遊技機がある(特許文献1)。 Here, in the gaming machine of the pachinko machine or the like, there is a gaming machine having a ball entrance switching means to be switched between the guide a condition not a sphere to sphere can guide state and ball entrance port to enter the sphere outlet (Patent Document 1 ).
しかしながら、上述した従来の遊技機では、入球切替手段の状態の切り替えに関して改善の余地があるという問題点があった。 However, the above-mentioned conventional gaming machine has a problem that there is room for improvement in switching the state of the ball entry switching means.
本発明は、上記例示した問題点を解決するためになされたものであり、入球切替手段の状態の切り替えに関して改善することができる遊技機を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-exemplified problems, and an object of the present invention is to provide a gaming machine capable of improving the switching of the state of the ball entry switching means.
この目的を達成するために本発明の遊技機は、球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口へ入球した球を検出する検出手段と、を備える遊技機であって、前記入球口を通過した球が所定個数まで同時に存在可能な所定空間を構成する空間構成手段と、前記入球切替手段が前記第2状態に切り替えられた状態において前記所定空間に存在している球を前記所定空間から排出可能な排出手段とを備え、前記所定空間に球が存在している状態で前記入球切替手段を前記第1状態に切替可能に構成され、前記第2状態が維持される期間が第1期間である場合と、前記第2状態が維持される期間が前記第1期間よりも短い第2期間である場合とがあり、前記第2状態が維持される期間が前記第1期間である前記第2状態の後も、前記第2状態が維持される期間が前記第2期間である前記第2状態の後も、前記第1状態へ切り替え可能に構成され、前記入球切替手段は、球が転動可能な転動部と、前記入球口側への球の流下を遮断可能な遮断部とを備え、前記転動部と前記遮断部とが一体的に動作可能に構成され、前記遊技機は、前記入球口を通過した全ての球が前記所定空間から排出される。 In order to achieve this object, the gaming machine of the present invention has a gaming area in which a ball flows down, an entry port through which a ball flowing down the game area passes, and a ball flowing down from the upstream side of the entry opening. A ball entry switching means that can switch between a first state in which the ball can be guided to the entry ball port and a second state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port cannot be guided to the ball entry port, and entry into the ball entry port. A gaming machine including a detection means for detecting a ball that has been balled, wherein a space-constituting means for forming a predetermined space in which up to a predetermined number of balls passing through the ball entry port can exist at the same time and the ball entry switching means are provided. The ball entry switching means is provided with a discharge means capable of discharging a ball existing in the predetermined space from the predetermined space in a state of being switched to the second state, and the ball is present in the predetermined space. Is configured to be switchable to the first state, and the period in which the second state is maintained is the first period, and the period in which the second state is maintained is shorter than the first period in the second period. In some cases, the period in which the second state is maintained is the first period, and even after the second state, the period in which the second state is maintained is the second period. The ball entry switching means is configured to be switchable to the first state even after the state, and the ball entry switching means is a rolling section capable of rolling the ball and a blocking section capable of blocking the flow of the ball to the entry port side. The rolling portion and the blocking portion are configured to be integrally operable, and in the game machine, all the balls that have passed through the entry port are discharged from the predetermined space.
請求項1記載の遊技機によれば、入球切替手段の状態の切り替えに関して改善することができる。
According to the gaming machine according to
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1から図23を参照し、第1実施形態として、本発明をパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10に適用した場合の一実施形態について説明する。図1は、第1実施形態におけるパチンコ機10の正面図であり、図2はパチンコ機10の遊技盤13の正面図であり、図3はパチンコ機10の背面図である。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. First, with reference to FIGS. 1 to 23, as a first embodiment, an embodiment when the present invention is applied to a pachinko gaming machine (hereinafter, simply referred to as “pachinko machine”) 10 will be described. FIG. 1 is a front view of the
図1に示すように、パチンコ機10は、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
As shown in FIG. 1, the
内枠12には、多数の釘や入賞口63,64等を有する遊技盤13(図2参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の正面を球(以下、遊技球やパチンコ球とも称す)が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の正面領域に発射する球発射ユニット112a(図4参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の正面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。
A game board 13 (see FIG. 2) having a large number of nails, winning
内枠12の正面側には、その正面上側を覆う正面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。正面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として正面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と正面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
On the front side of the
正面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。正面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の正面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。
The
正面枠14には、球を貯留する上皿17が正面側へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図1参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112a(図4参照)へと案内される。また、上皿17の上面には、枠ボタン22が設けられている。この枠ボタン22は、例えば、第3図柄表示装置81(図2参照)で表示される演出のステージを変更したり、スーパーリーチの演出内容を変更したりする場合などに、遊技者により操作される。
In the
正面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて、点灯又は点滅することにより発光態様が変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、LED等の発光手段を内蔵した電飾部29〜33が設けられている。パチンコ機10においては、これら電飾部29〜33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時やリーチ演出時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29〜33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前のリーチ中である旨が報知される。また、正面枠14の正面視(図1参照)左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。
The
また、右側の電飾部32下側には、正面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13正面の貼着スペースK1(図2参照)に貼付される証紙等がパチンコ機10の正面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29〜33の周りの領域にクロムメッキを施したABS樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。
Further, on the lower side of the illuminated
窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)(図示せず)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額が数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
A ball
上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の正面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設される。
In the
操作ハンドル51の内部には、球発射ユニット112aの駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する発射停止スイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量(回動位置)を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)などが内蔵されている。操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回動操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が回動操作量に対応して変化し、その可変抵抗器の抵抗値に対応した強さ(発射強度)で球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の正面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび発射停止スイッチ51bがオフとなっている。
Inside the
下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。この球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「千両箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の右方には、上述したように操作ハンドル51が配設され、下皿50の左方には灰皿53が取り付けられている。
A
図2に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工したベース板60に、球案内用の多数の釘や風車の他、レール61,62、一般入賞口63、第1入球口64、第2入球口640、第1可変入賞装置1000、普通入球口(スルーゲート)67、可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12(図1参照)の裏面側に取り付けられる。ベース板60は光透過性の樹脂材料からなり、その正面側からベース板60の背面側に配設された各種構造体を遊技者に視認させることが可能に形成される。一般入賞口63、第1入球口64、第2入球口640、第1可変入賞装置1000、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の正面側からタッピングネジ等により固定されている。
As shown in FIG. 2, the
遊技盤13の正面中央部分は、正面枠14の窓部14c(図1参照)を通じて内枠12の正面側から視認することができる。以下に、主に図2を参照して、遊技盤13の構成について説明する。
The front central portion of the
遊技盤13の正面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の正面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の正面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の正面であって2本のレール61,62とレール間を繋ぐ樹脂製の円弧部材70とにより区画して形成される領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
An
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図4参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図2の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図2の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される。また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
The two
本パチンコ機10では、第1入球口64、および第2入球口640へ入賞があったことを契機として特別図柄(第1図柄)の抽選が行われ、球が普通入球口67を通過した場合に普通図柄(第2図柄)の抽選が行われる。第1入球口64、および第2入球口640への入球に対して行われる特別図柄の抽選では、特別図柄の大当たりか否かの当否判定が行われると共に、特別図柄の大当たりと判定された場合にはその大当たり種別の判定も行われる。なお、本パチンコ機10では、特別図柄の低確率状態では、例えば、320分の1の確率で特別図柄の大当たりと判定され、特別図柄の高確率状態(特別図柄の確変状態とも称する)では、例えば、60分の1の確率で特別図柄の大当たりと判定される。なお、説明の便宜上、第1入球口64への入球に対して行われる特別図柄の抽選を「特別図柄1の抽選」と称し、第2入球口640への入球に対して行われる特別図柄の抽選を「特別図柄2の抽選」と称する。
In this
特別図柄の大当たりになると、パチンコ機10が特別遊技状態へ移行すると共に、通常時には閉鎖されている第1特定入賞口1000aが所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される動作が最大15回(15ラウンド)繰り返される。その結果、その第1特定入賞口1000aに多量の球が入賞するので、通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。
When the jackpot of the special symbol is reached, the
なお、特別図柄の大当たり種別としては、「大当たりA」、「大当たりB」、「大当たりC」、「大当たりa」、「大当たりb」、「大当たりc」の6種類が設けられている(図22参照)。詳細については後述するが、大当たり種別によって、第1特定入賞口1000aの開放パターンが異なって構成されており、第1可変入賞装置1000への球の入球個数を変化させるように構成される。
As the jackpot type of the special symbol, six types of "big hit A", "big hit B", "big hit C", "big hit a", "big hit b", and "big hit c" are provided (FIG. 22). reference). Although the details will be described later, the opening pattern of the first specific winning
特別図柄(第1図柄)の抽選が行われると、第1図柄表示装置37において特別図柄の変動表示が開始されて、所定時間(例えば、11秒〜60秒など)が経過した後に、抽選結果を示す特別図柄が停止表示される。第1図柄表示装置37において変動表示が行われている間に球が第1入球口64、または第2入球口640へと入球すると、その入球回数は入球口の種別毎にそれぞれ最大4回まで保留され、その保留球数が第1図柄表示装置37により示されると共に、第3図柄表示装置81においても示される。第1図柄表示装置37において変動表示が終了した場合に、第1入球口64についての保留球数(特別図柄1の保留球数)、または第2入球口640についての保留球数(特別図柄2の保留球数)が残っていれば、次の特別図柄の抽選が行われると共に、その抽選に応じた変動表示が開始される。なお、特別図柄1の保留球数と特別図柄2の保留球数が共に残っている場合は、特別図柄2の保留球に基づく抽選が優先的に実行される。
When the lottery of the special symbol (first symbol) is performed, the variable display of the special symbol is started on the first
普通図柄(第2図柄)の抽選では、普通図柄の当たりか否かの当否判定が行われる。普通図柄の当たりになると、所定時間(例えば、0.2秒または1秒)だけ第2入球口640に付随する電動役物640aが開放され、第2入球口640へ球が入球し易い状態になる。つまり、普通図柄の当たりになると、球が第2入球口640へ入球し易くなり、その結果、特別図柄の抽選が行われ易くなる。
In the lottery of the normal symbol (second symbol), it is determined whether or not the normal symbol is a hit. When the normal symbol hits, the
また、普通図柄(第2図柄)の抽選が行われると、第2図柄表示装置83において普通図柄の変動表示が開始されて、所定時間(例えば、3秒や30秒など)が経過した後に、抽選結果を示す普通図柄が停止表示される。第2図柄表示装置83において変動表示が行われている間に球が普通入球口67を通過すると、その通過回数は最大4回まで保留され、その保留球数が第1図柄表示装置37により表示されると共に、第2図柄保留ランプ84においても示される。第2図柄表示装置83において変動表示が終了した場合に、普通入球口67についての保留球数が残っていれば、次の普通図柄の抽選が行われると共に、その抽選に応じた変動表示が開始される。
Further, when the lottery of the normal symbol (second symbol) is performed, the variable display of the normal symbol is started on the second
本実施形態では、大当たり終了後の付加価値として、特別遊技状態が終了してから特別図柄の抽選が100回終了するまで特別図柄の確変状態(高確率状態)が付与され、特別図柄の抽選が100回終了して以降は通常状態に設定されるように構成される。
In the present embodiment, as an added value after the end of the jackpot, a probabilistic state (high probability state) of the special symbol is given from the end of the special game state to the end of the lottery of the
なお、本実施形態では、特別遊技状態の終了後に特別図柄の確変状態が付与される場合に、その特別図柄の確変状態が特別図柄の抽選の回数に応じて終了するように構成したが、これに限られるものではなく、例えば、所定の大当たり種別(例えば、後述する大当たりA、大当たりB、大当たりa)の大当たり遊技の後に、その大当たり終了後から次に大当たりとなるまでの間、パチンコ機10が特別図柄の高確率状態(特別図柄の確変中)へ移行するようにしても良い。この場合、他の大当たり種別(例えば、後述する大当たりC、大当たりb、大当たりc)の大当たり遊技の後に、特別図柄の抽選が100回終了するまで普通図柄の時短状態となるように構成される。
In the present embodiment, when the probabilistic state of the special symbol is given after the end of the special gaming state, the probabilistic state of the special symbol is configured to end according to the number of lottery of the special symbol. The
なお、上述した特別図柄の確変状態(高確率状態)が付与される特別図柄の抽選回数は、100回に限られるものではない。例えば、50回でも良いし、200回でも良い。 The number of lottery of the special symbol to which the above-mentioned probability variation state (high probability state) of the special symbol is given is not limited to 100 times. For example, it may be 50 times or 200 times.
また、上述した普通図柄の時短状態となる特別図柄の抽選回数は、100回に限られる物ではない。例えば、50回でも良いし、5回でも良い。 Further, the number of times of lottery for the special symbol in which the above-mentioned normal symbol is shortened is not limited to 100 times. For example, it may be 50 times or 5 times.
ここで、「特別図柄の高確率状態」とは、大当たり終了後に付加価値としてその後の大当たり確率がアップした状態、いわゆる確率変動中(確変中)の時をいい、換言すれば、特別遊技状態へ移行し易い遊技の状態のことである。本実施形態における特別図柄の高確率状態(特別図柄の確変中)は、普通図柄(第2図柄)の当たり確率がアップして第2入球口640へ球が入賞し易い遊技の状態を含む。一方、「特別図柄の低確率状態」とは、特別図柄の確変中でない時をいい、大当たり確率が通常の状態、即ち、特別図柄の確変中よりも大当たり確率が低い状態をいう。
Here, the "high probability state of the special symbol" refers to the state in which the probability of the subsequent jackpot is increased as an added value after the end of the jackpot, that is, during the so-called probability fluctuation (probability change), in other words, to the special gaming state. It is a state of the game that is easy to shift. The high-probability state of the special symbol (during the probability change of the special symbol) in the present embodiment includes the state of the game in which the hit probability of the normal symbol (second symbol) is increased and the ball is easily won in the
また、普通図柄の時短状態(時短中)とは、普通図柄の当たり確率がアップして第2入球口640へ球が入賞し易い遊技の状態のことをいう。また、通常状態とは、特別図柄の確変中でも普通図柄の時短中でもない遊技の状態(大当たり確率も普通図柄(第2図柄)の当たり確率もアップしていない状態)のことをいう。
In addition, the time saving state of the normal symbol (during the time saving) means a state of the game in which the hit probability of the normal symbol is increased and the ball is easily won in the
特別図柄の確変中や、普通図柄の時短中では、普通図柄の当たり確率がアップするだけではなく、第2入球口640に付随する電動役物640aが開放される時間も変更され、通常状態に比較して長い時間が設定される。電動役物640aが開放された状態(開放状態)にある場合は、その電動役物640aが閉鎖された状態(閉鎖状態)にある場合と比較して、第2入球口640へ球が入賞しやすい状態となる。よって、特別図柄の確変中や普通図柄の時短中は、第2入球口640へ球が入球し易い状態となる。即ち、特別図柄の抽選が行われやすくなる。
During the probability change of the special symbol or the time reduction of the normal symbol, not only the hit probability of the normal symbol increases, but also the time when the
なお、特別図柄の確変中や普通図柄の時短中において、第2入球口640に付随する電動役物640aの開放時間を変更するのではなく、または、その開放時間を変更することに加えて、普通図柄の当たりとなった場合における電動役物640aの開放回数を、通常状態よりも増やすように構成してもよい。また、特別図柄の確変中や普通図柄の時短中において、普通図柄(第2図柄)の当たり確率は変更せず、第2入球口640に付随する電動役物640aが開放される時間、および電動役物640aの開放回数のうち少なくとも一方を変更するものとしてもよい。また、特別図柄の確変中や普通図柄の時短中において、第2入球口640に付随する電動役物640aが開放される時間や、電動役物640aの開放回数は変更せず、普通図柄(第2図柄)の当たり確率だけを、通常状態に比較してアップするように構成してもよい。
It should be noted that, during the probability change of the special symbol or the time reduction of the normal symbol, the opening time of the
遊技領域の正面視左側下部(図2の左側下部)には、発光手段である複数の発光ダイオード(以下、「LED」と略す)37aと7セグメント表示器37bとが設けられた第1図柄表示装置37が配設されている。第1図柄表示装置37は、後述する主制御装置110で行われる各制御に応じた表示がなされるものであり、主にパチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。複数のLED37aは、第1入球口64、または第2入球口640への入球(始動入賞)に伴って行われる特別図柄の抽選が実行中であるか否かを点灯状態により示すことによって変動表示を行ったり、変動終了後の停止図柄として、その特別図柄の抽選結果に応じた特別図柄(第1図柄)を点灯状態により示したり、第1入球口64に入球された球のうち変動が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。
A first symbol display provided with a plurality of light emitting diodes (hereinafter abbreviated as "LED") 37a and a 7-
この第1図柄表示装置37において特別図柄(第1図柄)の変動表示が行われている間に球が第1入球口64、または第2入球口640へと入球した場合、その入球回数は入球口の種別毎にそれぞれ最大4回まで保留され、その保留球数は第1図柄表示装置37により示されると共に、第3図柄表示装置81においても示される。なお、本実施形態においては、第1入球口64、および第2入球口640への入球は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留回数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。
If the ball enters the
7セグメント表示器37bは、大当たり中のラウンド数やエラー表示を行うものである。なお、LED37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるよう構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態(特別図柄の高確率状態や、普通図柄の時短中など)を表示することができる。また、LED37aには、変動終了後の停止図柄として特別図柄の抽選結果が大当たりであるか否かが示されるだけでなく、大当たりである場合はその大当たり種別(大当たりA、大当たりB、大当たりC、大当たりa、大当たりb、大当たりc)に応じた特別図柄(第1図柄)が示される。
The 7-
遊技領域には、球が入賞することにより5個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1入球口64及び第2入球口640への入賞(始動入賞)をトリガとして、第1図柄表示装置37における変動表示と同期させながら、第3図柄の変動表示を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、普通入球口(スルーゲート)67の球の通過をトリガとして第2図柄を変動表示するLEDで構成される第2図柄表示装置83とが設けられている。この可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
In the game area, a plurality of general winning
第3図柄表示装置81は9インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、表示制御装置114(図4参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば上、中及び下の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄(第3図柄)によって構成され、これらの第3図柄が図柄列毎に横スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変表示されるようになっている。本実施形態の第3図柄表示装置81は、主制御装置110(図4参照)の制御に伴った遊技状態の表示が第1図柄表示装置37で行われるのに対して、その第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を行うものである。なお、表示装置に代えて、例えばリール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
The third
本実施形態では、第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄により構成されている。本実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図4参照)により行われる特別図柄の抽選結果が大当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動表示が行われ、その変動表示が終わった後に大当たりが発生するよう構成されている。一方、特別図柄の抽選結果が外れであった場合は、同一の主図柄が揃わない変動表示が行われる。
In the present embodiment, the third symbol is composed of 10 types of main symbols having numbers from "0" to "9". In the
例えば、特別図柄の抽選結果が「大当たりB」、「大当たりC」、「大当たりb」、「大当たりc」であれば、偶数番号である「0,2,4,6,8」が付加された主図柄が揃う変動表示が行われる。一方、「大当たりA」、「大当たりa」であれば、奇数番号も加えたすべての番号「0,1,2,3,4,5,6,7,8,9」のうちいずれかの番号が付加された主図柄が揃う変動表示が行われる。一方、特別図柄の抽選結果が外れであれば、同一番号の主図柄が揃わない変動表示が行われる。 For example, if the lottery result of the special symbol is "big hit B", "big hit C", "big hit b", "big hit c", even numbers "0,2,4,6,8" are added. A variable display is performed in which the main symbols are aligned. On the other hand, if it is "big hit A" or "big hit a", it is one of all the numbers "0,1,2,3,4,5,6,7,8,9" including odd numbers. A variable display is performed in which the main symbols with the addition of are aligned. On the other hand, if the lottery result of the special symbol is out of order, a variable display is performed in which the main symbols having the same number are not aligned.
次に、第3図柄表示装置81に表示される、遊技盤13の右側の経路(流路)を狙って球を打ち出すように促す表示(右打ちナビ)について説明する。
Next, a display (right-handed navigation) displayed on the third
上述した通り、本実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の確変状態や、普通図柄の時短状態となった場合に、電動役物640aが開放しやすくなるので、遊技盤13の右側へと球を打ち出す(右打ちする)ことにより、第2入球口640へと球を入球させやすくなる。また、詳細については後述するが、第2入球口640へと球が入球したことに基づいて行われる特別図柄の抽選(特別図柄2の抽選)により大当たりとなると、第1入球口64へと球が入球したことに基づいて行われる特別図柄の抽選(特別図柄1の抽選)により大当たりとなる場合に比較して、最大の利益を獲得できる大当たり(大当たりa)となりやすい。よって、大当たりの終了後に付与される特別図柄の確変状態や、普通図柄の時短状態では、右打ちを実行することにより、遊技者にとって有利となる。換言すれば、特別図柄の確変状態や、普通図柄の時短状態に設定されたとしても、遊技者が右打ちしなければ第2入球口640へと球を入球させることができないため、特別図柄の確変状態や、普通図柄の時短状態の恩恵を遊技者が十分に受けることができなくなってしまう。
As described above, in the
そこで、本実施形態では、特別図柄の確変状態や、普通図柄の時短状態においては、特定の画像(右打ちナビ)を表示させることにより、遊技者が特別図柄の確変状態や普通図柄の時短状態となることによる恩恵を確実に得られるように構成している。 Therefore, in the present embodiment, in the probabilistic state of the special symbol or the time saving state of the normal symbol, by displaying a specific image (right-handed navigation), the player can perform the probabilistic state of the special symbol or the time saving state of the normal symbol. It is structured so that the benefits of becoming can be surely obtained.
右打ちナビでは、第3図柄表示装置81に「右を狙え!!」との文字が表示されると共に、その文字の上下に右向きの矢印が3つずつ表示される。これらの文字、および矢印が表示されることにより、遊技者に対して球を遊技盤13の右側に設けられた経路(流路)へと打ち出すべきであると感じさせることができる。よって、遊技者に対して、特別図柄の確変状態、および普通図柄の時短状態となることによる恩恵を確実に獲得させることができる。
In the right-handed navigation system, the character "Aim to the right !!" is displayed on the third
次に、本実施形態のパチンコ機10において第3図柄表示装置81に対して表示される警告画像の一例について説明する。この警告画像は、遊技者が遊技盤13の右側に設けられた経路(流路)へと球を打ち出す(右打ちする)べき期間でないにもかかわらず、右打ちを実行していると判別された場合に第3図柄表示装置81に対して表示される画像(右打ち警告画像)である。より具体的には、通常状態(特別図柄の確変状態でも、普通図柄の時短状態でもない状態)において、遊技者が右打ちを行っていると判別した場合に表示される。
Next, an example of a warning image displayed on the third
本実施形態のパチンコ機10では、通常状態において電動役物640aが開放されにくくなるように制御される(右打ちを行ったとしても第2入球口640へと球を入球させにくい)。このため、通常状態において右打ちを行うと、左打ちにより第1入球口64を狙って球を打ち出す場合に比較して、特別図柄の抽選を受ける機会が少なくなってしまう。即ち、通常状態において右打ちを行うと、大当たりとなりにくくなるので、遊技者にとって損となってしまう。よって、右打ち警告画像を表示させて左打ちを促すことにより、遊技者が損をしてしまうことを防止(抑制)できるように構成している。
In the
通常状態において遊技者が右打ちを行っていると判別した場合には、第3図柄表示装置81に対して、「警告」との文字と、「左打ちで遊技してね!!」との文字とが表示される。これらの文字が表示されることにより、遊技者に対して右打ちをすべきではない(左打ちを行うべきである)と気付かせることができる。また、ホールの店員も右打ち警告画面の有無を確認することにより、通常状態において右打ちを行う変則的な遊技方法を実行している遊技者がいるか否かを容易に判別することができる。
When it is determined that the player is hitting right in the normal state, the characters "warning" and "play left-handed !!" are displayed on the third
なお、右打ちを行っているか否かの判断方法としては、例えば、右打ちを行った場合に球が流入し得る普通入球口(スルーゲート)67(図2参照)に対して球が入球したか否かによって判断する。 As a method of determining whether or not a player is hitting right, for example, a ball enters the normal entrance (through gate) 67 (see FIG. 2) where the ball can flow in when hitting right. Judgment is made based on whether or not the ball has been hit.
本実施形態では、通常状態において普通入球口(スルーゲート)67(図2参照)に球が入球したことを検出した場合に、右打ち警告画像を表示させるように構成していたが、これに限られるものではない。例えば、特別遊技状態(大当たり状態)以外の状態において、第1特定入賞口1000aへと球が入賞(入球)したことを検出した場合に、不正遊技が行われていると判別して、右打ち警告画像を表示させるように構成してもよい。これにより、ホールの店員は右打ち警告画像の有無を確認するだけで容易に不正の有無を判別することができる。また、特別遊技状態(大当たり状態)以外の状態において、第1特定入賞口1000aへと球が入球したことを検出した場合に、ホールコンピュータに対して不正が行われていることを示す信号を出力するように構成してもよい。これにより、ホールコンピュータの操作者は容易に不正が行われている可能性の有無、および不正行為が行われているパチンコ機10の台番号(位置)を判断することができる。
In the present embodiment, when it is detected that a ball has entered the normal ball entry port (through gate) 67 (see FIG. 2) in the normal state, a right-handed warning image is displayed. It is not limited to this. For example, when it is detected that a ball has won (winned) into the first specific winning
次に、第1可変入賞装置1000において異常が発生していることを検知した場合に表示される警告画像について説明する。ここで、第1可変入賞装置1000の異常とは、例えば、特別遊技状態(大当たり状態)でないにもかかわらず第1特定入賞口1000aへの入球を検出した場合などが例示される。
Next, a warning image displayed when it is detected that an abnormality has occurred in the first
第1可変入賞装置1000において異常が発生していると判別した場合は、第3図柄表示装置81の中央部分に「警告」との文字が大きく表示される。また、その下部には、「ゲートエラー係員を呼んで下さい」との文字が表示される。これらの文字により、遊技者は、パチンコ機10においてエラーが発生していると判別することができるので、ホールの店員等に対して迅速に修理等を依頼することができる。
When it is determined that an abnormality has occurred in the first
第2図柄表示装置83は、球が普通入球口(スルーゲート)67を通過する毎に表示図柄(第2図柄(図示せず))としての「○」の図柄と「×」の図柄とを所定時間交互に点灯させる変動表示を行うものである。パチンコ機10では、球が普通入球口(スルーゲート)67を通過したことが検出されると、当たり抽選が行われる。その当たり抽選の結果、当たりであれば、第2図柄表示装置83において、第2図柄の変動表示後に「○」の図柄が停止表示される。また、当たり抽選の結果、外れであれば、第2図柄表示装置83において、第2図柄の変動表示後に「×」の図柄が停止表示される。
The second
パチンコ機10は、第2図柄表示装置83における変動表示が所定図柄(本実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に、第2入球口640に付随された電動役物640aが所定時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。
In the
第2図柄の変動表示にかかる時間(変動時間)は、遊技状態が通常状態中よりも、特別図柄の確変中、または普通図柄の時短中の方が短くなるように設定される。これにより、特別図柄の確変中、および普通図柄の時短中は、第2図柄の変動表示が短い時間で行われるので、普通図柄(第2図柄)の抽選を通常状態中よりも多く行うことができる。よって、普通図柄の当たりとなる機会が増えるので、第2入球口640の電動役物640aが開放状態となる機会を遊技者に多く与えることができる。従って、特別図柄の確変中、および普通図柄の時短中は、第2入球口640へ球が入賞しやすい状態とすることができる。
The time (variation time) required for the variation display of the second symbol is set so that the game state is shorter during the probability variation of the special symbol or during the time reduction of the normal symbol than during the normal state. As a result, during the probability change of the special symbol and during the time reduction of the normal symbol, the variation display of the second symbol is performed in a short time, so that the lottery of the normal symbol (second symbol) can be performed more than in the normal state. can. Therefore, since the chances of hitting the normal symbol increase, it is possible to give the player many chances that the
なお、特別図柄の確変中、または普通図柄の時短中において、当たり確率をアップさせたり、電動役物640aの開放時間や開放回数を増やしたりするなど、その他の方法によって第2入球口640へ球が入賞しやすい状態としている場合は、第2図柄の変動表示にかかる時間を遊技状態にかかわらず一定としてもよい。一方、第2図柄の変動表示にかかる時間を、特別図柄の確変中、または普通図柄の時短中において、通常状態中よりも短く設定する場合は、普通図柄の当たり確率を遊技状態にかかわらず一定にしてもよいし、1回の普通図柄の当たりに対する電動役物640aの開放時間や開放回数を遊技状態にかかわらず一定にしてもよい。
In addition, during the probability change of the special symbol or the time reduction of the normal symbol, the hit probability is increased, the opening time and the number of times of opening the
普通入球口(スルーゲート)67は、可変表示装置ユニット80の下側の領域における右方において遊技盤に組み付けられ、遊技盤に発射された球のうち、遊技盤の右方を流下する球の一部が通過可能に構成されている。普通入球口(スルーゲート)67を球が通過すると、第2図柄の当たり抽選が行われる。当たり抽選の後、第2図柄表示装置にて変動表示を行い、当たり抽選の結果が当たりであれば、変動表示の停止図柄として「○」の図柄を表示し、当たり抽選の結果が外れであれば、変動表示の停止図柄として「×」の図柄を表示する。
The normal entry port (through gate) 67 is assembled to the game board on the right side in the area below the variable
球の普通入球口(スルーゲート)67の通過回数は、合計で最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第1図柄表示装置37により表示されると共に第2図柄保留ランプ84においても点灯表示される。第2図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。
The number of times the ball has passed through the normal entry port (through gate) 67 is held up to a total of four times, and the number of held balls is displayed by the first
なお、第2図柄の変動表示は、本実施形態のように、第2図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、第2図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、普通入球口(スルーゲート)67の球の通過に対する最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、普通入球口(スルーゲート)67の組み付け数は1つに限定されるものではなく、複数(例えば、2つ)であっても良い。また、普通入球口(スルーゲート)67の組み付け位置は可変表示装置ユニット80の右方に限定されるものではなく、例えば、可変表示装置ユニット80の左方でも良い。また、第1図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第2図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしてもよい。
The variation display of the second symbol is performed by switching the lighting and non-lighting of a plurality of lamps in the second
可変表示装置ユニット80の下方には、球が入賞し得る第1入球口64が配設されている。この第1入球口64へ球が入賞すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1入球口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1入球口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図4参照)で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37で示される。
Below the variable
一方、第1入球口64の正面視右方には、球が入賞し得る第2入球口640が配設されている。この第2入球口640へ球が入賞すると遊技盤13の裏面側に設けられる第2入球口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第2入球口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図4参照)で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37で示される。
On the other hand, on the right side of the front view of the first ball opening 64, a second ball opening 640 in which the ball can win a prize is arranged. When a ball wins a prize in the
また、第1入球口64および第2入球口640は、それぞれ、球が入賞すると5個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。なお、本実施形態においては、第1入球口64へ球が入賞した場合に払い出される賞球数と第2入球口640へ球が入賞した場合に払い出される賞球数とを同じに構成したが、第1入球口64へ球が入賞した場合に払い出される賞球数と第2入球口640へ球が入賞した場合に払い出される賞球数とを異なる数、例えば、第1入球口64へ球が入賞した場合に払い出される賞球数を3個とし、第2入球口640へ球が入賞した場合に払い出される賞球数を5個として構成してもよい。
In addition, the
第2入球口640には電動役物640aが付随されている。この電動役物640aは開閉可能に構成されており、通常は電動役物640aが閉鎖状態(縮小状態)となって、球が第2入球口640へ入賞しにくい状態となっている。一方、普通入球口(スルーゲート)67への球の通過を契機として行われる第2図柄の変動表示の結果、「○」の図柄が第2図柄表示装置83に表示された場合、電動役物640aが開放状態(拡大状態)となり、球が第2入球口640へ入賞しやすい状態となる。
An
上述した通り、特別図柄の確変中および普通図柄の時短中は、通常状態中に比較して普通図柄の当たり確率が高く、また、普通図柄の変動表示にかかる時間も短いので、普通図柄の変動表示において「○」の図柄が表示され易くなる。よって、電動役物640aが開放状態(拡大状態)となる回数が増える。更に、特別図柄の確変中および普通図柄の時短中は、電動役物640aが開放される時間も、通常状態中より長くなる。よって、特別図柄の確変中および普通図柄の時短中は、通常状態に比較して、第2入球口640へ球が入賞しやすい状態を作ることができる。一方、第1入球口64は、第2入球口640に設けられているような電動役物は有しておらず、球が常時入賞可能な状態となっている。
As described above, during the probability change of the special symbol and during the time reduction of the normal symbol, the probability of hitting the normal symbol is higher than that in the normal state, and the time required for displaying the fluctuation of the normal symbol is short, so that the fluctuation of the normal symbol is short. The "○" symbol is easily displayed on the display. Therefore, the number of times that the
ここで、第1入球口64に球が入賞した場合と第2入球口640へ球が入賞した場合とで、大当たりとなる確率は、低確率状態であっても高確率状態でも同一である。しかしながら、大当たりとなった場合に選定される大当たりの種別として最大の利益(出球)が得られる大当たり(大当たりA、大当たりa)となる確率は、第2入球口640へ球が入賞した場合のほうが第1入球口64へ球が入賞した場合よりも高く設定されている。
Here, the probability of winning a jackpot is the same in both the low probability state and the high probability state when the ball wins in the
通常中においては、第2入球口640に付随する電動役物が閉鎖状態にある場合が多く、第2入球口640に入賞しづらいので、電動役物のない第1入球口64へ向けて、可変表示装置ユニット80の左方を球が通過するように球を発射し(所謂「左打ち」)、第1入球口64への入賞によって大当たり抽選の機会を多く得て、大当たりとなることを狙った方が、遊技者にとって有利となる。
During normal times, the electric accessory attached to the
一方、特別図柄の確変中や普通図柄の時短中は、普通入球口(スルーゲート)67に球を通過させることで、第2入球口640に付随する電動役物640aが開放状態となりやすく、第2入球口640に入賞しやすい状態であるので、第2入球口640へ向けて、可変表示装置80の右方を球が通過するように球を発射し(所謂「右打ち」)、普通入球口(スルーゲート)67を通過させて電動役物640aを開放状態にすると共に、第2入球口640への入賞によって大当たりとなることを狙った方が、遊技者にとって有利となる。
On the other hand, during the probability change of the special symbol or the time reduction of the normal symbol, the
このように、本実施形態のパチンコ機10は、パチンコ機10の遊技状態(確変中であるか、時短中であるか、通常中であるか)に応じて、遊技者に対し、球の発射の仕方を「左打ち」と「右打ち」とに変えさせることができる。よって、遊技者に対して、球の打ち方に変化をもたらすことができるので、遊技を楽しませることができる。
As described above, the
第1入球口64の下方右側(第2入球口640の下方左側)には、第1可変入賞装置1000が配設されており、その略中央部分に左右方向に開口される第1特定入賞口(大開放口)1000aが設けられている。パチンコ機10においては、第1入球口64、または第2入球口640への入賞に起因して行われた特別図柄の抽選で大当たりになると、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるよう第1図柄表示装置37を点灯させる。加えて、大当たりに対応した停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が報知される。その後、球が入賞し易い特別遊技状態(大当たり)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている第1特定入賞口1000aが、所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。
A first
この第1特定入賞口1000aは、所定時間が経過すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その第1特定入賞口1000aが所定時間開放される。この第1特定入賞口1000aの開閉動作は、最高で例えば15回(15ラウンド)繰り返し可能にされている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態の一形態であり、遊技者には、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量(本実施形態では、1個の球の入賞に基づき15個)の賞球の払い出しが行われる。
The first specific winning
第1可変入賞装置1000は、具体的には、上昇回転することにより球を第1特定入賞口1000aへ案内する開状態を形成する開閉板1300と、その開閉板1300を動作させるソレノイド1510とを備えている。第1特定入賞口1000aは、通常時は、球が入賞できないか又は入賞し難い閉状態になっている。大当たりの際にはソレノイド1510を駆動して開閉板1300を上昇回転させ、球が第1特定入賞口1000aに入賞しやすい開状態を一時的に形成し、その開状態と通常時の閉状態とを交互に繰り返すように作動する。
Specifically, the first
遊技盤13の下側における右隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、正面枠14の小窓35(図1参照)を通じて視認することができる。
In the right corner on the lower side of the
遊技盤13には、第1入球口64の下方に第1アウト口66が設けられている。遊技領域を流下する球であって、いずれの入球口63,64,1000a,640にも入賞しなかった球は、第1アウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)とが配設されている。
The
図3に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板(音声ランプ制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板(払出制御装置111)と発射制御基板(発射制御装置112)と電源基板(電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。
As shown in FIG. 3, the
裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのMPU、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。
In the
なお、主制御装置110、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100〜104に収納されている。基板ボックス100〜104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
The
また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。
Further, in the board box 100 (main control device 110) and the board box 102 (
払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図4参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。
The
また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ122が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図4参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ122は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
Further, the
次に、図4を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。図4は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。
Next, the electrical configuration of the
主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM203と、そのほか、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。主制御装置110では、MPU201によって、大当たり抽選や第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81における表示の設定、第2図柄表示装置における表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行する。
The
なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。
In order to instruct the operation of the sub control device such as the
RAM203は、各種エリア、カウンタ、フラグのほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
The
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図示せず)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図示せず)において実行される。なお、MPU201のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図示せず)が即座に実行される。
When the power supply is cut off due to the occurrence of a power failure or the like, the stack pointer at the time of the power failure (including the time when the power failure occurs; the same applies hereinafter) and the value of each register are stored in the
主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、第1図柄表示装置37、第2図柄表示装置、第2図柄保留ランプ、第1特定入賞口1000aの開閉板の下辺を軸として正面側に開閉駆動するための大開放口ソレノイドや電動役物を駆動するためのソレノイドなどからなるソレノイド209(ソレノイド1510,2810,4852,6910等を含む)が接続され、MPU201は、入出力ポート205を介してこれらに対し各種コマンドや制御信号を送信する。
An input /
また、入出力ポート205には、図示しないスイッチ群およびスライド位置検出センサSや回転位置検出センサRを含むセンサ群などからなる各種スイッチ208(検出センサ1240、第2検出センサ2255等を含む)、電源装置115に設けられた後述のRAM消去スイッチ回路253が接続され、MPU201は各種スイッチ208から出力される信号や、RAM消去スイッチ回路253より出力されるRAM消去信号SG2に基づいて各種処理を実行する。
Further, the input /
払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。
The
払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図示せず)が即座に実行される。
The
払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、図示はしないが、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチが接続されている。なお、該賞球検出スイッチは、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。
An input /
発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回動操作量に応じた球の打ち出し強さとなるよう球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、球の発射を停止させるための発射停止スイッチ51bがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動操作量(回動位置)に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。
The
音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、ランプ表示装置(電飾部29〜33、表示ランプ34など)227における点灯および消灯の出力、変動演出(変動表示)や予告演出といった表示制御装置114で行われる第3図柄表示装置81の表示態様の設定などを制御するものである。演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを有している。
The audio
音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226、ランプ表示装置227、その他装置228、枠ボタン22などがそれぞれ接続されている。
An input /
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110から受信した各種のコマンド(変動パターンコマンド、停止種別コマンド等)に基づいて、第3図柄表示装置81の表示態様を決定し、決定した表示態様をコマンド(表示用変動パターンコマンド、表示用停止種別コマンド等)によって表示制御装置114へ通知する。また、音声ランプ制御装置113は、枠ボタン22からの入力を監視し、遊技者によって枠ボタン22が操作された場合は、第3図柄表示装置81で表示されるステージを変更したり、スーパーリーチ時の演出内容を変更したりするように、表示制御装置114へ指示する。ステージが変更される場合は、変更後のステージに応じた後面画像を第3図柄表示装置81に表示させるべく、変更後のステージに関する情報を含めた後面画像変更コマンドを表示制御装置114へ送信する。ここで、後面画像とは、第3図柄表示装置81に表示させる主要な画像である第3図柄の後面側に表示される画像のことである。表示制御装置114は、この音声ランプ制御装置113から送信されるコマンドに従って、第3図柄表示装置81に各種の画像を表示する。
The voice
また、音声ランプ制御装置113は、表示制御装置114から第3図柄表示装置81の表示内容を表すコマンド(表示コマンド)を受信する。音声ランプ制御装置113では、表示制御装置114から受信した表示コマンドに基づき、第3図柄表示装置81の表示内容に合わせて、その表示内容に対応する音声を音声出力装置226から出力し、また、その表示内容に対応させてランプ表示装置227の点灯および消灯を制御する。
Further, the voice
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出などの表示を制御するものである。また、表示制御装置114は、第3図柄表示装置81の表示内容を通知する表示コマンドを適宜音声ランプ制御装置113へ送信する。音声ランプ制御装置113は、この表示コマンドによって示される表示内容にあわせて音声出力装置226から音声を出力することで、第3図柄表示装置81の表示と音声出力装置226からの音声出力とをあわせることができる。
In the
電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252と、RAM消去スイッチ122(図3参照)が設けられたRAM消去スイッチ回路253とを有している。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110〜114等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110〜114等に対して必要な電圧を供給する。
The
停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理(図示せず)を正常に実行し完了することができる。
The power
RAM消去スイッチ回路253は、RAM消去スイッチ122(図3参照)が押下された場合に、主制御装置110へ、バックアップデータをクリアさせるためのRAM消去信号SG2を出力するための回路である。主制御装置110は、パチンコ機10の電源投入時に、RAM消去信号SG2を入力した場合に、バックアップデータをクリアすると共に、払出制御装置111においてバックアップデータをクリアさせるための払出初期化コマンドを払出制御装置111に対して送信する。
The RAM erase
次いで図5から図23を参照して、第1可変入賞装置1000について説明する。図5は、遊技盤13の部分正面斜視図である。第1可変入賞装置1000は、その上面に備える傾斜面1237により、遊技者が右打ちを行うことで可変表時装置ユニット80の右方を流下する球の内、第2入球口640に入球せず、その下流へ流下した球のほぼ全てを流路形成部に案内する。
Next, the first
図6は、第1可変入賞装置1000の分解正面斜視図であり、図7は、第1可変入賞装置1000の分解背面斜視図である。第1可変入賞装置1000は、横長矩形の板形状から構成される本体部材1100と、その本体部材1100に正面側から締結固定される覆設前板1200と、それら本体部材1100と覆設前板1200との間に挟まれることで軸支される開閉板1300と、本体部材1100の背面側に回転可能に軸支され回転により開閉板1300に負荷を与える動力伝達部材1400と、その動力伝達部材1400を駆動する駆動装置1500と、開閉板1300と連動して球の排出を規制する規制部材1600と、本体部材1100に背面側から動力伝達部材1400、駆動装置1500及び規制部材1600を覆設するように締結固定される後カバー1700と、を主に備える。
FIG. 6 is an exploded front perspective view of the first
本体部材1100は、遊技盤の正面側に配置される横長矩形の薄板から形成される薄板部材1110と、その薄板部材1110に正面から背面側へ向けて凹設され開閉板1300の軸部1320を収容し部分的に貫通形成される収容部1120と、その収容部1120の正面視右側において検出センサ1240が嵌挿される貫通孔である保持孔1130と、薄板部材1110の正面側において球が流下する経路に合わせて突設される突設部1140と、薄板部材1110の正面から背面側へ球を排出する排出口1150と、薄板部材1110の背面側へ突設され動力伝達部材1400を支持する回転支持部1160と、排出口1150の上部において規制部材1600の軸部1610を支持可能に爪状に突設される支持爪部1170を、を主に備える。
The
収容部1120は、開閉板1300の軸部1320が収容される左右一対の支持凹部1121と、その支持凹部1121の間を繋ぐ直線の下方において矩形状に凹設される矩形凹部1122と、その矩形凹部1122の右端に沿って動作する開閉板1300の被荷重部1330を薄板部材1110の前後に移動させるために一対の支持凹部1121を繋ぐ直線と垂直な姿勢の矩形形状に貫通形成される貫通孔1123と、を主に備える。
The
支持凹部1121は、開閉板1300の軸部1320よりも幅が若干大きく形成され、組立状態において、開閉板1300の軸部1320が収容され、覆設前板1200の背面に凹設開口が閉鎖される。即ち、支持凹部1121と覆設前板1200の背面とで開閉板1300が軸支される。
The
矩形凹部1122は、開閉板1300の板部1310よりも表面積が大きくされ、その凹設深さは板部1310よりも若干深くされる。これにより、開閉板1300が傾倒する姿勢(閉状態)において、板部1310を完全に矩形凹部1122に収容でき、薄板部材1110の正面側に開閉板1300が張り出すことを防止できる。
The surface area of the
突設部1140は、覆設前板1200の貯留流路1231を流下する球に当接する位置まで突設される。流下する球は、突設部1140と当接することにより、減速される。なお、覆設前板1200の貯留流路1231にも、同様の突設部1235が、突設部1140と前後方向視で重ならない位置に配設される。
The projecting
回転支持部1160は、動力伝達部材1400を回転可能に軸支する軸部1161と、その軸部1161と同軸の円形状または円弧形状に沿って薄板部材1110の背面側へ均等な突設高さのリブ状に形成される円形リブ1162と、を主に備える。
The
円形リブ1162は、動力伝達部材1400の回転先端部1421と、薄板部材1110の背面との間隔を一定距離以上に維持する。即ち、動力伝達部材1400の動作中において、回転先端部1421と当接する全角度範囲において、円形リブ1162が形成される。
The
覆設前板1200は、本体部材1100の薄板部材1110から正面側に所定距離離れて配設される薄板部材1210と、その薄板部材1210の正面視左端部から背面側に延設される側壁部1220と、その側壁部1220の左右方向反対側において薄板部材1210の背面側へ向けて背面側に開口した箱状に延設される収容部1230と、その収容部1230の上端部に配設される検出センサ1240と、を主に備える。
The lining
薄板部材1210と、側壁部1220の正面視右側壁部と、収容部1230の正面視左側壁部と、本体部材1100の薄板部材1110とにより、球が上下方向に流下する孔である流路形成部が構成される。
The
収容部1230は、正面視コ字状に形成され、内部を球が流下可能な幅で形成される貯留流路1231と、その貯留流路1231の中腹部分において背面側へ向けて突設される突設部1235(図12参照)と、正面視右側の上面として形成される傾斜面1237と、を主に備える。
The
貯留流路1231は、背面側に開口する断面コ字状の側壁部が正面コ字状に折れ曲がりながら延設される態様で構成され、その開口が本体部材1100に塞がれることにより球が通過する流路を形成する。なお、本実施形態では、貯留流路1231の形成される領域の正面側部分にあたる薄板部材1210が光透過性の材料から形成される。従って、遊技者は、貯留流路1231を流下する球を視認可能とされる。
The
貯留流路1231は、最下端において球を背面側へ向けて案内する傾斜面である案内面1231a(図12参照)と、その案内面1231aに案内された球を前後方向に転動させる転動面1231bと、を主に備える。
The
転動面1231bの水平面に対する傾斜角度は、貯留流路1231の転動面1231bに到達する手前側(図12右側)部分の水平面に対する傾斜角度に比較して大きくされる。
The inclination angle of the rolling
突設部1235は、本体部材1100の突設部1140と略同一の構造を備える。即ち、突設部1235は、貯留流路1231を流下する球に当接可能な位置まで突設され、球と当接することにより球を減速させる。
The projecting
傾斜面1237は、正面視左方へ向かうほど下降傾斜する。これにより、傾斜面1237に着地した球を左方へ向けて転動させ、流路形成部へ案内することができる。
The
検出センサ1240は、第1特定入賞口1000aとしての貫通孔を備える。第1特定入賞口1000aを球が通過することにより、その通過を検出センサ1240が検出し、入賞個数のカウントが行われる。
The
開閉板1300は、姿勢の違いにより、球を検出センサ1240へ向けて転動させる場合と、球と当接せず下方へ落下させる場合とを切り替える部材であって、横長矩形状の板部1310と、その板部1310の短手方向端部から長手方向に沿って突設される一対の軸部1320と、正面視右側の軸部1320の根本において軸部1320と直角な平面に沿って延設される被荷重部1330と、を主に備える。
The opening /
板部1310は、上昇姿勢(開状態)において球が転動する転動面1311を備え、短手方向の長さが、短手方向を前後方向に沿わせる上昇姿勢(開状態)において覆設前板1200との間隔が球の半径以下となる長さとされ、長手方向の右端部が、検出センサ1240と近接する態様とされる。
The
また、板部1310は、軸部1320の反対側の端部の、上昇姿勢(開状態)における上側の角部に断面円弧形状に面取りされる面取り部1312を備える。
Further, the
板部1310は、左右方向に長尺に形成され、球を横並びで5個まで載置可能な長さとされる。
The
被荷重部1330は、転動面1311の正面側に延設される円弧形状の入球防止部1331と、転動面1311の背面側に延設される介在伝達部1332と、その介在伝達部1332から背面視右側(動力伝達部材1400が配設される側)に突設される係合部1333と、を主に備える。
The loaded
係合部1333は、動力伝達部材1400の動作軌跡に干渉する位置まで延設され、上面部に円弧形状に面取りされる面取り部1333aを備える。動力伝達部材1400との当接時には、角部ではなく面取り部1333aが動力伝達部材1400と当接するので、係合部1333と動力伝達部材1400との当接時における応力の集中を避けることができる。
The engaging
動力伝達部材1400は、円板形状の本体部1410と、その本体部1410から軸径方向に延設される延設部1420と、を主に備える。
The
本体部1410は、軸部1161が挿通される支持孔1411と、外周部付近から支持孔1411の穿設方向と平行に突設される突設ピン1412と、を主に備える。
The
突設ピン1412は、駆動装置1500の先端部材1520に係合する部分であり、駆動装置1500の励磁の切替により先端部材1520が直線動作することに伴い、突設ピン1412が変位し、動力伝達部材1400が回転動作する。
The
延設部1420は、延設先端部分に、支持孔1411の中心と同軸の円弧形状から形成される回転先端部1421と、その回転先端部1421から正面側に突設される押込部1422と、を備える。
The
駆動装置1500は、励磁の切替により可動部材を直線動作させるソレノイド1510と、そのソレノイド1510の可動部材の先端に配設される正面視H形状(上下にそれぞれ凹部を備える形状)の先端部材1520と、を主に備える。
The
先端部材1520は、その上側の凹部が、動力伝達部材1400の突設ピン1412を収容可能な形状で構成される。詳細には、動力伝達部材1400が回転動作する間中、突設ピン1412を内側に収容したままにする形状で凹部が形成される(図20参照)。
The
規制部材1600は、支持爪部1170に軸支される棒状の軸部1610と、その軸部1610の直径と同等の厚みで軸部1610の径方向に延設される延設部1620と、本体部材1100側の面が延設部1620と面位置で形成されると共に延設部1620よりも厚みの大きい球受け部1630と、を主に備える。
The regulating
延設部1620は、開閉板1300の介在伝達部1332の移動軌跡上に配置され、開閉板が上昇姿勢(開状態)となった時に介在伝達部1332から押圧負荷を受ける。
The
球受け部1630は、傾倒する姿勢(軸部1610の反対側の端部が下側位置に配置される姿勢、貯留状態)において、排出口1150と重なる態様(排出口1150の開口を球が排出されない程度に狭められる態様)で形成される。
The
なお、規制部材1600は、ねじりバネ(図示せず)により、上昇姿勢(軸部1610の反対側の端部が上側位置に配置される姿勢、排出状態)を維持する方向に付勢される。
The regulating
後カバー1700は、排出口1150から排出された球が通過する貫通孔である排出口1710を備える。排出口1710から排出された球は、図示しない球排出路へと案内される。
The
図8及び図9を参照して、開閉板1300の閉状態について説明する。図8は、第1可変入賞装置1000の正面図であり、図9は、図8のIX−IX線における第1可変入賞装置1000の断面図である。なお、図8及び図9では、開閉板1300が閉状態とされ、図8では、覆設前板1200の薄板部材1210が部分的に破られて図示される。
The closed state of the opening /
図8及び図9に示すように、開閉板1300が閉状態にされると、開閉板1300の板部1310が矩形凹部1122に収容されることにより、本体部材1100の薄板部材1110と、覆設前板1200の薄板部材1210との間の間隔を狭めることなく開閉板1300を本体部材1100の薄板部材1110に沿わせることができる。本体部材1100の薄板部材1110と、覆設前板1200の薄板部材1210とは、球が通過可能な間隔で並設されるので、図8及び図9に示す状態において、薄板部材1110,1210の間に球を案内することにより、流路形成部に沿って球を落下させることができる。
As shown in FIGS. 8 and 9, when the opening /
また、図9に示すように、開閉板1300が閉状態にされると、被荷重部1330の入球防止部1331が検出センサ1240の開口を部分的に覆う態様で本体部材1100の正面側に張り出す。そのため、球が検出センサ1240を通過することを物理的に防止することができ、イレギュラー入賞(例えば、開閉板1300に案内されずとも、釘などにぶつかった球が横方向に飛ばされ検出センサ1240を通過すること)を防止することができる。
Further, as shown in FIG. 9, when the opening /
なお、詳細は後述するが、開閉板1300の閉状態において、規制部材1600が排出状態となることから、貯留流路1231から球が排出される。そのため、図8では、貯留流路1231に球が貯留されていない状態を図示している。
Although the details will be described later, since the
図10及び図11を参照して、開閉板1300の開状態について説明する。図10は、第1可変入賞装置1000の正面図であり、図11は、図10のXI−XI線における第1可変入賞装置1000の断面図である。なお、図10及び図11では、開閉板1300が開状態とされ、図10では、覆設前板1200の薄板部材1210が部分的に破られて図示される。また、図11では、球の大きさを把握するために球の外形が想像線で図示される。
The open state of the opening /
図10及び図11に示すように、開閉板1300が開状態にされると、開閉板1300の板部1310が正面側に張り出し、板部1310と薄板部材1210との間隔が球の直径未満とされることにより、本体部材1100の薄板部材1110と、覆設前板1200の薄板部材1210との間に案内された球が落下することが防止される。
As shown in FIGS. 10 and 11, when the opening /
本体部材1100の薄板部材1110と、覆設前板1200の薄板部材1210との間に案内された球は開閉板1300の転動面1311を傾斜に沿って転動し、その右端から検出センサ1240を通過して貯留流路1231へ入球する。
The ball guided between the
なお、開閉板1300の開状態において、板部1310と覆設前板1200との間には球の半径よりも短い隙間が空けられる。従って、板部1310が覆設前板1200と当接する程度にまで延設される場合に比較して、必要な材料を少なくでき、開閉板1300に必要な材料費用を削減することができる。
In the open state of the opening /
また、開閉板1300の短手方向の先端の移動軌跡を小径化することにより、開閉板1300の回転時に開閉板1300の正面を通過する球と開閉板1300とが干渉することを回避し易くすることができる。
Further, by reducing the diameter of the movement locus of the tip of the opening /
ここで、詳細は後述するが、開閉板1300の開状態において、規制部材1600が貯留状態となることから、貯留流路1231から球は排出されず、検出センサ1240を通過した球が貯留流路に貯留される。そのため、図10では、貯留流路1231に球が貯留された状態を図示している。
Here, although details will be described later, since the regulating
図10に示すように、本実施形態の貯留流路1231は、所定個数(本実施形態では10個)を上限として球を貯留可能な長さで形成される。貯留流路1231に10個の球が貯留される場合、10個目の球は検出センサ1240に検出される位置で停止する。
As shown in FIG. 10, the
そのため、10個目の球が栓となり、11個目の球が検出センサ1240を通過することが防止される。換言すれば、11個目の球が検出センサ1240を通過しようとする場合の抵抗が極端に大きくなり、11個目の球が検出センサ1240に入り難い状態にすることができる。
Therefore, the tenth ball becomes a plug, and the eleventh ball is prevented from passing through the
本実施形態では、10個目の球が検出センサ1240に検出されたことを契機に開閉板1300が閉状態に切り替えられることで開閉板1300上に残っていた球は開閉板1300の下方へ流下し、開閉板1300の動作に伴い規制部材1600が排出状態に切り替えられることで貯留流路1231に貯留された球が排出される。
In the present embodiment, when the 10th ball is detected by the
ここで、図10に示すように、貯留流路1231から球が排出されていない状態において、10個目の球は検出センサ1240に検出されつつも、検出センサ1240を通過しきらない位置で停留する。
Here, as shown in FIG. 10, in a state where the spheres are not discharged from the
10個目の球が検出センサ1240に検出されると、開閉板1300が閉状態に切り替えられるが、その切り替えの途中で入球防止部1331からの負荷を受けながら10個目の球が貯留流路1231の内部へ押し込まれる(図21(b)参照)。即ち、開閉板1300が開状態の場合は10個目の球が検出センサ1240の開口を塞ぐ態様で停留し、開閉板1300が閉状態へ切り替わる途中においては、入球防止部1331が10個目の球と当接しながら(擦れながら)検出センサ1240の開口を塞ぐので、10個目の球が検出センサ1240を通過しきるタイミングと入球防止部1331が動作するタイミングとがずれることに起因して検出センサ1240の開口が開放される瞬間が生じることを防止でき、11球目の球が第1特定入賞口1000aを通過することを防止することができる。
When the 10th ball is detected by the
従って、規定個数目の球が検出センサ1240に検出されてから開閉板1300を閉状態へ変化させるまでの期間に制限を設ける必要が無く、任意に設定することができる。例えば、検出から0.2msecで開閉動作を開始しても良いし、検出から1秒後に開閉動作を開始しても良い。なお、本実施形態では、10個目の球が9個目の球に当接するまで待ってから(球の中心が入球防止部1331の正面側を越えて検出センサ1240側に配置されてから)開閉板1300を動作させるために、検出センサ1240に検出されてから0.5秒後に開閉板1300が開閉動作するように制御される。
Therefore, it is not necessary to set a limit on the period from the detection of the specified number of spheres by the
上述した開閉板1300の動作態様により、本実施形態では、開閉板1300が開状態を形成する間に、検出センサ1240を通過する球の個数を10個に制限することができる。なお、本実施形態では、球の入球の防止(遅延)を、11球目の球に対してのみ行うことができる。即ち、1球目から10球目の球においては、検出センサ1240を高速で通過することが可能である。これは、全球において球の通過を遅延させる場合に比較して、特別遊技状態の進行速度を増加させることにつながる。
According to the operation mode of the opening /
例えば、検出センサ1240を通過した球を、その通過位置で一度減速させることにより、後続の球の入賞を遅延させる構造の場合、11個目の球の入賞を抑制し易い一方で、1球目から10球目の球のそれぞれが、部分的に連なって転動面1311上を転動する際にも球を減速させてしまうので、検出センサ1240を10球目の球が通過するまでの時間が長くなり、遊技が間延びするという問題点があった。
For example, in the case of a structure in which a ball that has passed through the
一方で、本実施形態では、1球目から10球目を減速させる構成は採用しておらず、11球目のみを検出センサ1240に入球させない構成なので、1球目から10球目は、例え球同士が連なって流下したとしても、その流下速度のまま検出センサ1240を通過させることができるので、遊技の高速化を図ることができる。
On the other hand, in the present embodiment, the configuration for decelerating the 1st to 10th balls is not adopted, and only the 11th ball is not allowed to enter the
また、球詰まりなどの修理により開閉板1300が開状態となる期間の大部分が経過してしまい、その期間の終わりがけに遊技を開始した場合においても、検出センサ1240に入球する球を無意味に減速させることは無いので、より多くの球を入球させることができる。
In addition, even if most of the period during which the opening /
また、11球目の球に関しては、どれほど高速で(開閉板1300が傾倒動作開始する前に検出センサ1240に到達し得る速度で)検出センサ1240に向かって流下したとしても、その速度に関わらず、11球目の球が検出センサ1240を通過することを10球目までの球により物理的に防止することができる。
Further, regarding the eleventh ball, no matter how fast (at a speed at which the opening /
図12を参照して、貯留流路1231に滞留する球の配置について説明する。図12は、図10のXII−XII線における第1可変入賞装置1000の断面図である。なお、図12では、貯留流路1231に貯留する球が図示される。
The arrangement of the spheres staying in the
ここで、貯留流路1231に貯留される球が毎回同じ配置となるメカニズムについて説明する。まず、空の状態の貯留流路1231に始めに入球した球P1は、貯留流路1231の最下部において後方傾斜する案内面1231aに案内され、規制部材1600の正面に当接する位置に配置される。
Here, a mechanism will be described in which the spheres stored in the
球P1は、それに続いて入球した球P2が下端部に到達することにより重みがかけられ、図12に図示される配置に落ち着く。球P2は、球P1の正面視右方(図12右方)において、前後方向に配置の自由度を持つ。即ち、パチンコ機10を配置した際の前後方向の倒れ具合より、覆設前板1200側に寄る場合もあるし、本体部材1100の突設部1140に寄る場合もある。なお、図12に図示される通り、突設部1140の突設先端が球P2に当接する位置に突設部1140が配設されるので、球P1に当接した状態において球P2が本体部材1100の薄板部材1110に当接することは無い。
The sphere P1 is weighted by the subsequent sphere P2 reaching the lower end, and settles in the arrangement shown in FIG. The sphere P2 has a degree of freedom in arrangement in the front-rear direction on the right side of the sphere P1 when viewed from the front (right side in FIG. 12). That is, depending on the degree of tilting in the front-rear direction when the
球P2は、それに続いて入球した球P3が球P2に当接する位置に到達することにより、重みがかけられる。ここで、本実施形態では、覆設前板1200に配置される突設部1235が、球P2が前後方向のいかなる位置にある場合であっても、その右方において球P2と突設部1235との間に球P3が入り込み覆設前板1200の薄板部材1210に当接することは不可能な位置(球P2との隙間を小さく維持する位置)に配設される。
The sphere P2 is weighted by reaching a position where the subsequently entered sphere P3 abuts on the sphere P2. Here, in the present embodiment, the projecting
そのため、球P2が前後方向のいかなる位置にあっても、球P3の中心位置は、球P2の中心位置の背面側に配置されることになり、球P3は球P2に背面側(図12上側)から当接することになる。従って、球P3の負荷により球P2が正面側(図12下側)へ寄せられる。これにより、球P2が図12に図示される配置に落ち着く。 Therefore, regardless of the position of the sphere P2 in the front-rear direction, the center position of the sphere P3 is arranged on the back side of the center position of the sphere P2, and the sphere P3 is on the back side of the sphere P2 (upper side of FIG. 12). ) Will come into contact. Therefore, the load of the sphere P3 causes the sphere P2 to move toward the front side (lower side in FIG. 12). As a result, the sphere P2 settles in the arrangement shown in FIG.
以降、球P3は続いて入球する球P4から、球P2が球P3から負荷を受けた条件とほぼ(前後方向が逆転することを除いて)同様の条件により負荷を受けることで、球P3が図12に図示される配置に落ち着く。 After that, the sphere P3 receives a load from the sphere P4 that subsequently enters under almost the same conditions as the sphere P2 receives the load from the sphere P3 (except that the front-rear direction is reversed), so that the sphere P3 Settles in the arrangement illustrated in FIG.
即ち、貯留流路1231にn個目に入球した球の配置は、(n+1)個目に入球した球から前後方向へ向けた負荷を受けることにより一義的な位置に固定される。また、本実施形態では、球の配置の固定を貯留流路1231を狭めることによってではなく、貯留流路1231の断面積を球の直径よりも大きく維持しつつ、所定箇所に突設部1140,1235を配設することにより実現している。これにより、球詰まりの発生を防止しつつ、貯留された球の配置を一義的な位置に固定することができる。
That is, the arrangement of the nth ball entering the
上述したように、本実施形態では、突設部1140,1235を適切な位置に配置することにより、貯留流路1231に球を貯留する行為が起きる度に、固定された配置で球を貯留することができる。そのため、毎回の貯留個数を統一することができる。
As described above, in the present embodiment, by arranging the projecting
図13を参照して、貯留流路1231からの球の排出について説明する。図13(a)及び図13(b)は、図10のXII−XII線における第1可変入賞装置1000の断面図である。なお、図13(a)では、球P1が排出され球P2が転動面1231bに乗った状態が、図13(b)では、球P2が排出され、球P3が図12における球P2の位置に配置された状態が図示される。
With reference to FIG. 13, the discharge of the sphere from the
後述するように、ソレノイド1510の励磁が解除され、開閉板1300が閉状態とされることに伴い、規制部材1600が排出状態となり貯留流路1231から球が排出される。球の排出時には。最下端に配置された球(図12における球P1)が転動面1231bの傾斜に沿って背面側へ排出され、それによりできた空間に、続く球(図12における球P2)が流れ込む態様で球が順に排出される。
As will be described later, when the excitation of the
ここで、転動面1231bの水平面に対する傾斜角度の方が、貯留流路1231の延設部分(左右方向へ延びる流路)の水平面に対する傾斜角度に比較して大きいので、球P1の流下速度の方が球P2の流下速度よりも大きくなることから、球P1と球P2との間に隙間が生じる(図13(a)参照)。従って、球P1の排出時に球P2から球P1へ与えられる負荷を最小限に抑えることができるので、球P1の後続に貯留される球の個数に寄らず、球P1の排出時の速度を均一化することができる。
Here, since the inclination angle of the rolling
球P1が排出された後、後続の球P2,P3,P4は、貯留流路1231の延設部分の傾斜に沿って下流側(図12左側)へ流下する。ここで球P2はスムーズに案内面1231aまで到達し転動面1231bに乗る一方、球P3,P4は、流下の過程において突設部1140,1235に当接する(図13(a)参照)。この当接により、球P3,P4は、前後方向成分を持つ方向DP3,DP4に向け変えられ、それぞれ先導される球P2,P3の位置を経由すると共に、減速する。
After the sphere P1 is discharged, the subsequent spheres P2, P3, and P4 flow down to the downstream side (left side in FIG. 12) along the inclination of the extended portion of the
換言すれば、球P3,P4は、突設部1140,1235に当接することにより、貯留流路1231の延設方向と直交する方向に配置替えされると共に、先に貯留された球が停留していた位置に配置替えされ、減速する。
In other words, the spheres P3 and P4 are rearranged in the direction orthogonal to the extension direction of the
これにより、球P2と球P3との間に隙間が生じることになり(図13(b)参照)、球P2の排出時に球P3から球P2へ与えられる負荷を最小限に抑えることができるので、球P2の後続に貯留される球の個数に寄らず、球P2の排出時の速度を均一化することができる。 As a result, a gap is created between the sphere P2 and the sphere P3 (see FIG. 13B), and the load applied from the sphere P3 to the sphere P2 when the sphere P2 is ejected can be minimized. , The speed at the time of discharging the sphere P2 can be made uniform regardless of the number of spheres stored after the sphere P2.
即ち、後続の球ほど貯留流路1231を長い距離流下するので、貯留球数が多くなるほど後続の球の重力による加速の仕方に変化が生じ、それに伴い球P2の排出態様(排出時の速度、球P1との間の排出間隔など)が変化する恐れがあるが、その排出態様の変化を、上述した突設部1140,1235の作用(転動面1231bに乗り排出される球と、その後続の球との間に隙間を空け、重力による負荷を解消する作用)により抑制することができる。
That is, since the subsequent spheres flow down the
以降は、後続の球が繰り返し図13(a)に示す配置から図13(b)に示す配置への流下を繰り返すことで、貯留流路1231からの球の排出が行われる。上述したように、転動面1231bを転動して排出される球と、その後続の球との間に隙間を生じさせることにより、排出される球が後続の球の重みを受けずに排出されるので、貯留流路1231に貯留される球の個数に寄らず、球の排出態様(排出時の速度、排出間隔など)を均一化することができる。
After that, the subsequent spheres repeatedly flow down from the arrangement shown in FIG. 13A to the arrangement shown in FIG. 13B, so that the spheres are discharged from the
換言すれば、本実施形態では、突設部1140,1235により、球の排出態様(排出時の速度、排出間隔など)を均一化することができる。なお、球の排出態様は、本実施形態では、球が1個排出されるのに約0.2秒間を要する態様とされる。従って、規制部材1600を2秒間以上、排出状態で維持することにより、貯留流路1231に貯留可能な最大個数(10個)の球を全て排出することができる。
In other words, in the present embodiment, the projecting
図14は、第1可変入賞装置1000の背面斜視図であり、図15は、第1可変入賞装置1000の背面図であり、図16は、図15のXVI−XVI線における第1可変入賞装置1000の断面図である。なお、図14から図16では、開閉板1300の閉状態が図示されると共に、後カバー1700の図示が省略される。
14 is a rear perspective view of the first
図14及び図15に示すように、開閉板1300が閉状態のとき、ソレノイド1510は非励磁の状態であり、動力伝達部材1400の回転先端部1421が開閉板1300の係合部1333の上方に離間して配置される。
As shown in FIGS. 14 and 15, when the opening /
開閉板1300の介在伝達部1332が上側に配置され規制部材1600と離間されるので、規制部材1600が介在伝達部1332から負荷を受けることは無く、規制部材1600がねじりバネ(図示せず)の付勢力により排出状態で維持される。
Since the intervening
また、図16に示すように、開閉板1300の閉状態において、入球防止部1331が、検出センサ1240の開口の大きさを球の投影面積以下とする態様で張り出す。これにより、球が検出センサ1240を通過することを物理的に防止することができる。
Further, as shown in FIG. 16, in the closed state of the opening /
図17は、第1可変入賞装置1000の背面斜視図であり、図18は、第1可変入賞装置1000の背面図であり、図19は、図18のXIX−XIX線における第1可変入賞装置1000の断面図である。なお、図17から図19では、開閉板1300の開状態が図示されると共に、後カバー1700の図示が省略される。
17 is a rear perspective view of the first
図17及び図18に示すように、開閉板1300が開状態のとき、ソレノイド1510は励磁された状態であり、動力伝達部材1400の回転先端部1421が反時計回りに変位し、開閉板1300の係合部1333が押込部1422に押し込まれる。
As shown in FIGS. 17 and 18, when the opening /
開閉板1300の介在伝達部1332は動力伝達部材1400の回転に伴って下側に配置され、この状態において規制部材1600の延設部1620が介在伝達部1332から負荷を受け、規制部材1600の姿勢が傾倒する姿勢に切り替えられる(規制部材1600が貯留状態に切り替えられる)。
The intervening
開閉板1300の開状態において、規制部材1600には、ソレノイド1510の駆動力に伴う負荷と、ねじりバネ(図示せず)の付勢力とが与えられるが、本実施形態では、ねじりバネの付勢力を大きく維持しながら、開閉板1300を開状態で維持する際のソレノイド1510の駆動力を抑制可能な構造を採用している。ねじりバネの付勢力が大きいことは、規制部材1600を排出状態に即座に切り替え可能にし、それにより貯留流路1231からの球の排出を迅速に行うことが可能となるという効果につながる。以下、採用した構造について説明する。
In the open state of the opening /
本実施形態では、開閉板1300の係合部1333は、開閉板1300が閉状態から動作開始する際には動力伝達部材1400の動作軌跡E1上に配置される一方で、開閉板1300が開状態に切り替わると、動力伝達部材1400の回転軸方向に沿って動作軌跡E1の外方へ押しやられる。なお、動作軌跡E1は、押込部1422(図6参照)を含む部分の移動軌跡の外形として図示される。
In the present embodiment, the engaging
従って、開閉板1300が開状態に切り替えられた後で開閉板1300から動力伝達部材1400に伝達される負荷は、動力伝達部材1400の動作方向(回転方向)では無く、その回転方向を形成する面と垂直方向である軸方向にかけられる。そのため、開閉板1300にかけられる軸部1320回りの負荷が動力伝達部材1400を介してソレノイド1510に伝達されることを防止することができる。
Therefore, the load transmitted from the opening /
即ち、規制部材1600を付勢するねじりバネ(図示せず)の付勢力は、開閉板1300を閉状態へ向けて押し戻す方向に向くが、付勢力がどれだけ大きくても、この付勢力が動力伝達部材1400を介してソレノイド1510にかけられることは無い。
That is, the urging force of the torsion spring (not shown) that urges the regulating
これにより、開閉板1300を一度開状態に切り替えてしまえば、開閉板1300を開状態で維持するためのソレノイド1510の駆動力が開閉板1300にかけられる負荷により変動することを防止することができる。従って、ソレノイド1510に印加する電圧を開閉板1300に最大値でかけ続けることを不要とできる。
As a result, once the opening /
即ち、動作開始時にねじりバネ(図示せず)の付勢力に抗して規制部材1600を貯留状態に切り替えられる程度の駆動力が生じるようにソレノイド1510を励磁した後は、印加電圧を低下させたとしても、開閉板1300を開状態で維持することができる。
That is, after exciting the
従って、開閉板1300及び規制部材1600に変動する負荷がかけられたとしても、その負荷に影響されず、開閉板1300を開状態に維持すると共に規制部材1600を貯留状態に維持することができる。
Therefore, even if a fluctuating load is applied to the opening /
なお、開閉板1300及び規制部材1600にかけられる変動する負荷としては、球の重みにより与えられる負荷が例示される。即ち、例えば、開閉板1300は、転動面1311に球が着地する構成であるので、球が着地した際に球の重みによる負荷を受けるし、その球の数はたびたび変化するので、開閉板1300には変動する負荷が与えられる。また、例えば、規制部材1600には、貯留流路1231に貯留される球、特に貯留流路1231の最下端部に配置された球から負荷が与えられるので、その球がある場合と、無い場合とで、変動する負荷が与えられる。
As the fluctuating load applied to the opening /
なお、図14から図19で上述したように、開閉板1300と規制部材1600とは連動するので、開閉板1300の開状態を維持したまま、規制部材1600を排出状態とすることはできない。そのため、開閉板1300を不正に開状態で維持したままとしても、貯留流路1231に貯まり得る以上の球(本実施形態では10球以上の球)が検出センサ1240を通過することを物理的に防止できる。これにより、開閉板1300を開状態で不正に維持し、獲得する賞球を多くする不正を防止することができる。
As described above in FIGS. 14 to 19, since the opening /
図20及び図21は、開閉板1300及び規制部材1600の動作が時系列に沿って図示される。図20(a)は、第1可変入賞装置1000の背面図であり、図20(b)は、図20(a)のXXb−XXb線における第1可変入賞装置1000の断面図であり、図20(c)は、第1可変入賞装置1000の背面図であり、図21(a)は、第1可変入賞装置1000の背面図であり、図21(b)は、図21(a)のXXIb−XXIb線における第1可変入賞装置1000の断面図であり、図21(c)は、第1可変入賞装置1000の背面図であり、図21(d)は、図21(c)のXXId−XXId線における第1可変入賞装置1000の断面図である。
20 and 21 show the operation of the opening /
なお、図20及び図21では、理解を容易とするために、開閉板1300、動力伝達部材1400、駆動装置1500の先端部材1520及び規制部材1600のみが組立状態(図5参照)の配置を維持して図示され、その他の構成の図示が省略されると共に、開閉板1300が開状態から閉状態へ向けて状態変化する様子が時系列で図示される。
In addition, in FIGS. 20 and 21, only the opening /
即ち、図20(a)及び図20(b)では、駆動装置1500の先端部材1520が基準線O1から第1距離h1だけ離間する位置に配置された状態(ソレノイド1510が非励磁の状態)が、図20(c)では、先端部材1520が変位し基準線O1から第1距離h1よりも短い第2距離h2だけ離間する位置に配置された状態が、図21(a)及び図21(b)では、先端部材1520が変位し基準線O1から第2距離h2よりも短い第3距離h3だけ離間する位置に配置された状態が、図21(c)及び図21(d)では、先端部材1520が変位し基準線O1から第3距離h3よりも短い第4距離h4だけ離間する位置(ソレノイド1510が励磁された場合の最終到達位置)に配置された状態が、それぞれ図示される。
That is, in FIGS. 20A and 20B, the state in which the
なお、図21(b)では手前側に配置される第1特定入賞口1000aが参考として想像線で図示されると共に、図示に用いた断面と同一断面における球の断面形状の外形が想像線で図示される。即ち、図10に示す状態において、開閉板1300は球に干渉することなく図21(b)に示す状態まで回転動作することができる。
In FIG. 21B, the first specific winning
図20(a)に示す状態から図20(c)に示す状態まででは、動力伝達部材1400は回転動作するものの、開閉板1300はそのままの姿勢を維持する。なお、図20(c)において、動力伝達部材1400の回転先端部1421と開閉板1300の係合部1333とが当接する。
From the state shown in FIG. 20A to the state shown in FIG. 20C, the
これにより、開閉板1300を閉状態から開状態へ動作させる前に、動力伝達部材1400に勢いを付けることができるので、動力伝達部材1400の回転開始と同時に開閉板1300を回転開始させる場合に比較して、回転開始時(初動時)に必要となる駆動力を低減できると共に、開閉板1300の動作速度を上昇させることができる。
As a result, the
図20(c)に示す状態から、図21(a)に示す状態まででは、規制部材1600は排出状態を維持する一方で、開閉板1300は閉状態から動作し、閉状態と開状態との間の中間状態とされる(図21(b)参照)。
From the state shown in FIG. 20 (c) to the state shown in FIG. 21 (a), the regulating
図21(b)に示す開閉板1300の中間状態において、板部1310が正面側に張り出されることにより、球が開閉板1300の正面側(図21(b)右側)に流下した場合には、板部1310の転動面1311で球を受け止めることができる。この場合、球の重みは転動面1311を押し下げる方向(図21(b)時計回り)に作用するが、先端部材1520が背面視右向き(図21(a)右向き)に移動することにより動力伝達部材1400を介して係合部1333に反対方向(図21(b)反時計回り)の負荷が与えられるので、球の重みで開閉板1300が回転することを防止することができる。
In the intermediate state of the opening /
従って、図21(b)に示す開閉板1300の中間状態では、排出口1150からの球の排出を可能としながら、開閉板1300の正面側を球が下方へ通過することを抑制することができる。
Therefore, in the intermediate state of the opening /
これにより、貯留流路1231からの球の排出にかかる時間中は規制部材1600を排出状態に維持するという課題と、それと相反する開閉板1300の閉状態を短縮する(インターバルを短縮する)という課題とを、図21(a)に示す状態において、球の排出は持続させながら、板部1310を途中位置まで張り出させ転動面1311と覆設前板1200との間で球を挟むことにより、共に達成することができる。
As a result, there is a problem of maintaining the regulating
同時に、図21(b)に示す状態において、開閉板1300は球の下方への通過を防止しつつ、検出センサ1240への入球は防止する姿勢とされる。即ち、図21(b)に示す状態では、転動面1311が、検出センサ1240の開口の底面よりも下方に離間した位置とされるので、図21(b)に示す状態において転動面1311に乗った球が、そのまま検出センサ1240を通過することを防止することができる。これにより、規制部材1600が排出状態である場合に検出センサ1240を球が通過することを防止でき、第1可変入賞装置1000により球の入賞個数を制限するという機能を有効に維持することができる。
At the same time, in the state shown in FIG. 21B, the opening /
なお、図21(d)に示すように、開閉板1300が開状態に切り替わると同時に、規制部材1600が貯留状態に切り替えられる。また、図20及び図21で図示するように、駆動装置1500の先端部材1520の動作により、開閉板1300と規制部材1600とが連動する。即ち、駆動装置1500のソレノイド1510(図6参照)の駆動力を、開閉板1300と規制部材1600との駆動力に兼用することができる。
As shown in FIG. 21D, at the same time that the opening /
図20及び図21では、開閉板1300が閉状態から開状態へ切り替えられる場合を説明したが、開閉板1300が開状態から閉状態へ切り替えられる場合は、図20及び図21を遡ることにより把握することができる。
20 and 21 have described the case where the opening /
開状態から閉状態へ切り替えられる場合、始めに、図21(d)に示す状態から、図21(b)に示す状態に変化する。ここで、規制部材1600の動作方向には、開閉板1300の被荷重部1330が配置されるので、被荷重部1330の移動量以上に規制部材1600が移動することは無い。
When switching from the open state to the closed state, first, the state shown in FIG. 21 (d) is changed to the state shown in FIG. 21 (b). Here, since the loaded
即ち、開閉板1300が動作してから規制部材1600が排出状態に切り替えられるので、規制部材1600が排出状態に切り替えられた後で、開閉板1300が開状態を維持することを不可能とすることができる。これにより、例えば、球が排出され始めてから、その若干後のタイミングで球が検出センサ1240を通過するというイレギュラーな入賞が生じることを防止することができる。
That is, since the restricting
また、図21(b)に示す状態において、依然として検出センサ1240の開口が開放され、転動面1311に球が当接し跳ねさえすれば、検出センサ1240に球が入球し得るように思えるが、本実施形態では、それを不可能とすることができる。
Further, in the state shown in FIG. 21B, it seems that the ball can enter the
即ち、図21(b)に示す状態を、開閉板1300を開状態から閉状態とする途中の状態として見る場合、動力伝達部材1400の回転先端部1421は上昇動作するので、転動面1311に球が当接する際に、その球の重さ方向の反対方向に働く開閉板1300を支える負荷が発生しない。従って、球が転動面1311に当接すると、球の重みで板部1310が下降動作するので、球を検出センサ1240まで跳ねさせることができない。これにより、イレギュラーな入賞が生じることを防止することができる。
That is, when the state shown in FIG. 21B is viewed as a state in which the opening /
図22を参照して、ROM202(図4参照)の内容について説明する。図22(a)は、主制御装置110内のROM202の電気的構成を示すブロック図であり、図22(b)は、第1当たり種別カウンタC2と特別図柄における大当たり種別との対応関係を模式的に示した模式図であり、図22(c)は、第2当たり乱数カウンタC4と普通図柄における当たりとの対応関係を模式的に示した模式図である。
The contents of ROM 202 (see FIG. 4) will be described with reference to FIG. FIG. 22A is a block diagram showing the electrical configuration of the
図22(a)に示すように、主制御装置110のROM202には、上記した固定値データの一部として、第1当たり乱数テーブル202a、第1当たり種別選択テーブル202b、第2当たり乱数テーブル202c、および変動パターン選択テーブル202dが少なくとも記憶されている。
As shown in FIG. 22A, the
第1当たり乱数テーブル202aは、定期的(例えば、2msecごと)に更新される第1当たり乱数カウンタの大当たり判定値が記憶されているデータテーブルである。始動入賞に基づいて取得した第1当たり乱数カウンタの値が、第1当たり乱数テーブル202aに規定されているいずれかの判定値と一致した場合に、特別図柄の大当たりであると判別される。 The first hit random number table 202a is a data table in which the jackpot determination value of the first hit random number counter, which is updated periodically (for example, every 2 msec), is stored. When the value of the first random number counter acquired based on the starting prize matches any of the determination values defined in the first random number table 202a, it is determined that the special symbol is a big hit.
第1当たり種別選択テーブル202b(図22(b)参照)は、大当たり種別を決定するための判定値が記憶されているデータテーブルであり、第1当たり種別カウンタC2の判定値が、各大当たり種別、および特別図柄の抽選契機となった入球口の種別に対応付けて規定されている。本実施形態のパチンコ機10では特別図柄の大当たりと判定された場合に、始動入賞に基づいて取得した第1当たり種別カウンタC2の値と、第1当たり種別選択テーブル202bとが比較され、第1当たり種別カウンタC2の値に対応する大当たり種別が選択される。
The first hit type selection table 202b (see FIG. 22B) is a data table in which judgment values for determining the jackpot type are stored, and the judgment value of the first hit type counter C2 is each jackpot type. , And the type of entrance that triggered the lottery of special symbols. In the
具体的には、特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜19」の範囲には、大当たりAが対応付けられて規定されている(図22(b)の202b1参照)。 Specifically, when a big hit is obtained in the lottery of the special symbol 1 (lottery based on the entry into the first entry port 64), the value of the first hit type counter C2 is in the range of "0 to 19". Is defined in association with the jackpot A (see 202b1 in FIG. 22B).
大当たりAとなった場合は、15ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置1000の第1の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約2250個の賞球の払い出しを受けることができる。
When the jackpot A is obtained, the jackpot game of 15 rounds is executed in the first operation pattern of the first
第1当たり種別カウンタC2の値が「20〜49」の範囲には、大当たりBが対応付けられて規定されている(図22(b)の202b2参照)。 The jackpot B is associated with the range in which the value of the first hit type counter C2 is "20 to 49" (see 202b2 in FIG. 22B).
大当たりBとなった場合は、8ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置1000の第1の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約1200個の賞球の払い出しを受けることができる。
When the jackpot B is obtained, the jackpot game of 8 rounds is executed in the first operation pattern of the first
第1当たり種別カウンタC2の値が「50〜99」の範囲には、大当たりCが対応付けられて規定されている(図22(b)の202b3参照)。 The jackpot C is associated with the range in which the value of the first hit type counter C2 is "50 to 99" (see 202b3 in FIG. 22B).
大当たりCとなった場合は、4ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置1000の第1の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約600個の賞球の払い出しを受けることができる。
When the jackpot C is reached, the jackpot game of four rounds is executed in the first operation pattern of the first
上述したように、特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)で大当たりとなると、いずれの場合であっても、第1可変入賞装置1000は第1の作動パターンで動作する。従って、遊技者が獲得できる賞球の払い出し個数の差はラウンド数による差として表れ、ラウンド数が多くなるほど、払い出しの賞球個数が多くなると共に、大当たり遊技にかかる時間も多くなる。
As described above, when a big hit is obtained in the lottery of the special symbol 1 (lottery based on the entry into the first entry slot 64), the first
特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)に基づく大当たりでは、20%の確率で15ラウンドの大当たりを獲得できる一方、50%の確率で4ラウンドの大当たりとなるので、基本的には、大量の賞球を期待することはできない。一方で、4ラウンドの大当たり遊技は、15ラウンドの大当たり遊技に比較して短時間で終了するので、その後の大当たりの獲得を狙うための球の打ち出しを、早期に開始することができる。
In the jackpot based on the
一方、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜79」の範囲には、大当たりaが対応付けられて規定されている(図22(b)の202b4参照)。
On the other hand, when a big hit is obtained in the
大当たりaとなった場合は、大当たりAの時と同様に、15ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置1000の第1の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約2250個の賞球の払い出しを受けることができる。
When the jackpot a is reached, a 15-round jackpot game is executed in the first operation pattern of the first
第1当たり種別カウンタC2の値が「80〜89」の範囲には、大当たりbが対応付けられて規定されている(図22(b)の202b5参照)。 The jackpot b is associated with the range in which the value of the first hit type counter C2 is "80 to 89" (see 202b5 in FIG. 22B).
大当たりbとなった場合は、15ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置1000の第2の作動パターン(詳細は後述する)で実行される。この場合、遊技者に払い出される賞球は、必然的に2250個未満(本実施形態では1200個)とされ、更に、大当たり遊技にかかる時間が大当たりaの場合を越える。
When the jackpot b is reached, the jackpot game of 15 rounds is executed in the second operation pattern (details will be described later) of the first
第1当たり種別カウンタC2の値が「90〜99」の範囲には、大当たりcが対応付けられて規定されている(図22(b)の202b6参照)。 The jackpot c is associated with the range in which the value of the first hit type counter C2 is "90 to 99" (see 202b6 in FIG. 22B).
大当たりcとなった場合は、15ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置1000の第3の作動パターン(詳細は後述する)で実行される。この場合、遊技者に払い出される賞球は、必然的に2250個未満(本実施形態では1875個)とされ、更に、大当たり遊技にかかる時間が大当たりaの場合を越え、ラウンドごとに払い出される賞球や大当たり遊技にかかる時間が変動する。
When the jackpot c is reached, the jackpot game of 15 rounds is executed in the third operation pattern (details will be described later) of the first
上述したように、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなると、大当たり種別に応じて、第1可変入賞装置1000の作動パターンが変化する。この作動パターンの違いにより、大当たりラウンド数を不変とする一方で、払い出し個数に差を設けつつ、大当たり遊技に要する時間を変化させることができる。本実施形態では、払い出し個数が少ない場合(大当たりb及び大当たりc)の方が、払い出し個数の多い場合(大当たりa)に比較して、大当たり遊技に要する時間を長期化させることができる。即ち、払い出し個数が少ない大当たり(大当たりb及び大当たりc)を獲得した場合、次の大当たりを狙って球を打ち出すタイミングが、大当たりaの場合に比較して遅らされることになる。
As described above, when a big hit is obtained in the lottery of the special symbol 2 (lottery based on the entry into the second entrance 640), the operation pattern of the first
従って、賞球個数に差を設けることに加え、大当たり遊技に要する時間を強制的に長期化することにより、大当たり種別の違いによって大当たり遊技により遊技者が得られる単位時間あたりの利益(時間効率を含めた払い出し個数)に差を設けることができる。 Therefore, in addition to providing a difference in the number of prize balls, by forcibly prolonging the time required for the jackpot game, the profit per unit time (time efficiency) that the player can obtain by the jackpot game due to the difference in the jackpot type can be obtained. There can be a difference in the number of payouts including).
これにより、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)での大当たりの内訳に、時間効率よく多量の払い出しを受けられる大当たり(大当たりa)と、時間効率悪く払い出しも少ない大当たり(大当たりb、大当たりc)とを設ける事ができ、大当たりaを獲得した場合に得られる遊技者の利益を増大させることができる。これにより、大当たりaを獲得する確率を大きく維持しながら、所定時間継続して遊技をする場合の払い出し個数の差(獲得出球の総数の最大値と、獲得出球の総数の最小値との差)を大きくすることができる遊技機を構成することができる。
As a result, the breakdown of the jackpot in the
上述した通り、特別図柄の確変中は、普通図柄の当たり確率がアップし、普通図柄の変動時間が短くなり(3秒)、普通図柄の当たりとなった場合における電動役物640aの開放時間が長くなる(1秒×2回)ように設定される。よって、第2入球口640へと球を入球させやすくなるので、特別図柄2の抽選が行われやすくなる。従って、一旦特別図柄の確変状態へと移行させることができれば、特別図柄の大当たりとなりやすく、且つ、大当たりとなった場合に大当たりa(最大出球の大当たり)となりやすい特別図柄の確変状態が繰り返されやすくなるので、遊技者が多量の賞球を獲得し易くなる。これにより、遊技者に対して特別図柄の確変状態へと移行させることを強く期待させながら遊技を行わせることができるので、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。
As described above, during the probability change of the special symbol, the hit probability of the normal symbol is increased, the fluctuation time of the normal symbol is shortened (3 seconds), and the opening time of the
第2当たり乱数テーブル202c(図22(c)参照)は、普通図柄の当たり判定値が記憶されているデータテーブルである。具体的には、普通図柄の通常状態において、普通図柄の当たりとなる判定値として、「5〜28」が規定されている(図22(c)の202c1参照)。また、普通図柄の高確率状態において、普通図柄の当たりとなる判定値として、「5〜204」が規定されている(図22(c)の202c2参照)。本実施形態のパチンコ機10では、普通入球口67を球が通過することに基づいて取得される第2当たり乱数カウンタC4の値と、第2当たり乱数テーブル202cとを参照し、普通図柄の当たりであるか否かを判定している。変動パターン選択テーブル202dは、変動パターンの表示態様を決定するための変動種別カウンタの判定値が表示態様毎にそれぞれ規定されているデータテーブルである。
The second hit random number table 202c (see FIG. 22C) is a data table in which hit determination values of ordinary symbols are stored. Specifically, in the normal state of the normal symbol, "5-28" is defined as a determination value for hitting the normal symbol (see 202c1 in FIG. 22 (c)). Further, in the high probability state of the normal symbol, "5-204" is defined as a determination value for hitting the normal symbol (see 202c2 in FIG. 22 (c)). In the
次いで、図23を参照して、本実施形態における第1特定入賞口1000aの開放パターンについて説明する。図23(a)は、第1の作動パターンにおける第1特定入賞口1000aの計時変化を示した図であり、図23(b)は、第2の作動パターンにおける第1特定入賞口1000aの計時変化を示した図であり、図23(c)は、第3の作動パターンにおける第1特定入賞口1000aの計時変化を示した図である。
Next, with reference to FIG. 23, the opening pattern of the first specific winning
MPU201(図4参照)は、前記特図当り決定において大当りを決定した場合には、特図変動表示(図柄変動演出)の終了後に、決定した種類の大当り遊技の制御を開始する。以下、大当り遊技が付与される場合に行われる開閉板1300の作動制御について説明する。
When the jackpot is determined in the special figure hit determination, the MPU 201 (see FIG. 4) starts controlling the determined type of jackpot game after the end of the special figure variation display (design variation effect). Hereinafter, the operation control of the opening /
<第1の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりA、大当たりB、大当たりC又は大当たりaの大当たり遊技の場合には、前記第1の作動パターンに基づいて開閉板1300が動作するようMPU201がソレノイド1510を駆動制御する。MPU201は、特図変動表示(図柄変動演出)が終了すると、タイマ手段(図示せず)が所定のオープニング時間OP(10秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、オープニング時間OPの経過後に、1ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
<When operating with the first operation pattern>
When the jackpot type is jackpot A, jackpot B, jackpot C, or jackpot a jackpot game, the
すなわち、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
That is, the
そして、1ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数(本実施絵形態では10個)のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, in the first round game R, the lapse of the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) or the specified number (10 in the present embodiment) of the pachinko balls When the winning) is satisfied, the
1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、2ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the first round game R is completed, the timer means drives and controls the
ラウンド間第1インターバル時間Int1は、貯留流路1231に貯留可能な個数の球を全球排出可能な時間として設定される。即ち、上述したように、本実施形態では貯留流路1231に最大で10個の球が貯留され、その貯留個数によらず1個あたり約0.2秒の間隔で球を排出するように構成される。従って、10個の球を排出するには、調度2秒間必要となる。
The first interval time Int1 between rounds is set as a time during which the number of balls that can be stored in the
2ラウンド目では、1ラウンド目の開始と同様に、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the second round, as in the start of the first round, the first operation time T1 (maximum 30 seconds) is measured by the timer means, and the opening /
そして、2ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、2ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the second round game R. The
第1の作動パターンでは、ラウンド間第1インターバル時間Int1の球の排出により、各ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時における貯留流路1231の内部に球が残留しない状態を形成することができる。従って、2ラウンド目以降も、規定個数(本実施形態においては、10個)のパチンコ球を第1特定入賞口1000aに通過させることができるので、各ラウンドの第1の作動時間T1の最大長さ(30秒)を待つことなくラウンド遊技Rを終了させることができる。従って、ラウンド遊技Rを迅速に進行させることができる。
In the first operation pattern, it is possible to form a state in which no balls remain inside the
以降は同様に、各ラウンド遊技Rの間にラウンド間第1インターバル時間Int1を挟んで3ラウンド目〜最大15ラウンド目のラウンド遊技Rが繰り返されて、開閉板1300が閉状態および開状態の間で変位し、第1特定入賞口1000aを開閉するようソレノイド1510が駆動制御される。
After that, similarly, the round game R from the third round to the maximum 15 rounds is repeated with the first interval time Int1 between rounds sandwiched between the round game R, and the opening /
そして、最終ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第1インターバル時間Int1およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
Then, when the round game R of the final round is completed, the
<第2の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりbの大当たり遊技の場合には、前記第2の作動パターンに基づいて開閉板1300が動作するようMPU201がソレノイド1510を駆動制御する。MPU201は、特図変動表示(図柄変動演出)が終了すると、タイマ手段(図示せず)が所定のオープニング時間OP(10秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、オープニング時間OPの経過後に、1ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
<When operating with the second operation pattern>
When the jackpot type is the jackpot game of jackpot b, the
すなわち、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
That is, the
そして、1ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数(本実施絵形態では10個)のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, in the first round game R, the lapse of the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) or the specified number (10 in the present embodiment) of the pachinko balls When the winning) is satisfied, the
1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第2インターバル時間Int2(1.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第2インターバル時間Int2の経過後に、2ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the round game R of the first round is completed, the timer means drives and controls the
ラウンド間第2インターバル時間Int2は、貯留流路1231に貯留可能な個数の球を少なくとも一部排出可能な時間として設定される。即ち、上述したように、本実施形態では貯留流路1231に最大で10個の球が貯留され、その貯留個数によらず1個あたり約0.2秒の間隔で球を排出するように構成される。従って、1秒間で排出可能な球の個数は5球であるので、例えば、貯留流路1231に球が10個貯留されていた場合、ラウンド間第2インターバル時間Int2で球の排出を行っても、貯留流路1231には依然として5個の球が残留することになる。
The second interval time Int2 between rounds is set as a time during which at least a part of the number of balls that can be stored in the
2ラウンド目では、1ラウンド目の開始と同様に、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the second round, as in the start of the first round, the first operation time T1 (maximum 30 seconds) is measured by the timer means, and the opening /
そして、2ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、2ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the second round game R. The
第2の作動パターンでは、ラウンド間第2インターバル時間Int2の球の排出により、各ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時における貯留流路1231の内部に球が残留する状態を形成することができる。従って、2ラウンド目以降では、規定個数(本実施形態においては、10個)のパチンコ球を第1特定入賞口1000aに通過させることができない状態が生じ得る。この場合、各ラウンドの第1の作動時間T1の最大長さ(30秒)が経過して初めてラウンド遊技Rが終了する。従って、ラウンド遊技Rの進行が第1の作動パターンに比較して遅延することとなる。
In the second operation pattern, the discharge of the ball at the second interval time Int2 between the rounds can form a state in which the ball remains inside the
以降は同様に、各ラウンド遊技Rの間にラウンド間第2インターバル時間Int2を挟んで3ラウンド目〜15ラウンド目のラウンド遊技Rが繰り返されて、開閉板1300が閉状態および開状態の間で変位し、第1特定入賞口1000aを開閉するようソレノイド1510が駆動制御される。
After that, similarly, the third to fifteenth rounds of the round game R are repeated with the second interval time Int2 between the rounds sandwiched between the round games R, and the opening /
そして、最終ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第1インターバル時間Int1およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
Then, when the round game R of the final round is completed, the
ここで、15ラウンドの大当たり遊技における、第1の作動パターンと第2の作動パターンとの経過時間および払い出し個数の比較を行う。なお、球は最短0.6秒間隔で発射可能とされる。 Here, the elapsed time and the number of payouts between the first operation pattern and the second operation pattern in the 15-round jackpot game are compared. The ball can be fired at a minimum interval of 0.6 seconds.
まず、第1の作動パターンで大当たり遊技を行う場合、第1特定入賞口1000aを球が10個通過するのに要する時間は最短で6秒間である。これを15ラウンド継続するのに要する時間と、オープニング時間OPと、ラウンド間第1インターバル時間Int1と、エンディング時間RDとを加算すると、大当たり遊技の開始から終了までで経過する時間は、141秒(=OP(10s)+(T1(6s)+Int1(2s))×15R+ED(11s))である。また、払い出し個数は、2250個(=15×10C×15R)となる。
First, when the jackpot game is performed in the first operation pattern, the time required for 10 balls to pass through the first specific winning
一方、第2の作動パターンで大当たり遊技を行う場合、1ラウンド目は第1特定入賞口1000aに10個の球を入賞させられるものの、2ラウンド目以降は5個ずつしか入賞させられなくなる。大当たり遊技の開始から終了までで経過する時間は、463秒(=OP(10s)+(T1(6s)+Int2(1s))+(T1(30s)+Int2(1s))×13R+T1(30s)+Int1(2s)+ED(11s))である。また、払い出し個数は、2ラウンド目以降のラウンド遊技Rにおいて5球までしか入賞させることができないことから、1200個(=(10C×1R+5C×14R)×15個)となる。
On the other hand, when the jackpot game is performed in the second operation pattern, 10 balls can be won in the first specific winning
従って、第2の作動パターンで大当たり遊技を行う場合、第1の作動パターンで大当たり遊技を行う場合の3倍以上の時間を要する一方で、払い出し出球は約半分となり、出球獲得の時間効率が飛躍的に悪くなる。 Therefore, when the jackpot game is performed in the second operation pattern, it takes more than three times as long as when the jackpot game is performed in the first operation pattern, while the payout ball is reduced to about half, and the time efficiency of the ball ejection acquisition is reduced. Becomes dramatically worse.
これにより、第1の作動パターンで大当たり遊技を行う場合の遊技者の興趣を向上させることができる。即ち、大当たりA、大当たりaの希少価値を高め、各大当たり毎に報知される大当たり種別に対する注目力を向上させることができ、大当たり遊技に対する興趣を向上させることができる。 As a result, it is possible to improve the interest of the player when the jackpot game is performed in the first operation pattern. That is, it is possible to increase the rarity value of the jackpot A and the jackpot a, improve the attention to the jackpot type notified for each jackpot, and improve the interest in the jackpot game.
なお、ラウンド間第2インターバル時間Int2を1.0秒で設定したが、これに限定されるものではなく、様々な数値に設定でき、また、各ラウンド目で変化させることが可能である。 The second interval time Int2 between rounds is set to 1.0 second, but the present invention is not limited to this, and various numerical values can be set and can be changed in each round.
例えば、1ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後のラウンド間第2インターバル時間Int2は0.5秒とし、2ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後のラウンド間第2インターバル時間Int2は1.5秒とすることも可能である。 For example, the second interval time Int2 between rounds after the end of the first round game R is 0.5 seconds, and the second interval time Int2 between rounds after the end of the second round game R is 1.5 seconds. It is also possible to.
ラウンド間第2インターバル時間Int2が0.5秒とされた直後のラウンド遊技Rでは、貯留流路1231から球が2個しか排出されていないため、例えば、先のラウンドで貯留流路1231に球が10個貯留されていた場合、8個の球が残留する状態でラウンド遊技Rが開始される。従って、そのラウンド目のラウンド遊技Rにおいては、第1特定入賞口1000aに球を2個しか入賞させることができないので、払い出し個数も少数(30個)となる。
In the round game R immediately after the second interval time Int2 between rounds is set to 0.5 seconds, only two balls are discharged from the
ラウンド間第2インターバル時間Int2が1.5秒とされた直後のラウンド遊技Rでは、貯留流路1231から球が7個排出されるため、例えば、先のラウンドで貯留流路1231に球が10個貯留されていた場合、3個の球が残留する状態でラウンド遊技Rが開始される。従って、そのラウンド目のラウンド遊技Rにおいては、第1特定入賞口1000aに球を7個入賞させることができ、ある程度の個数(105個)の払い出しを望むことができる。
In the round game R immediately after the second interval time Int2 between rounds is set to 1.5 seconds, 7 balls are discharged from the
また、ラウンド間第2インターバル時間Int2の長さを2.0秒(以上の時間)とすることも可能である。この場合、直後のラウンド遊技Rの開始時に貯留流路1231に球が残留しておらず、第1特定入賞口1000aに球を10個入賞させることが可能なので、多数個(150個)の賞球と、ラウンド遊技Rの進行時間の短縮を望むことができる。
Further, the length of the second interval time Int2 between rounds can be set to 2.0 seconds (or more time). In this case, since no balls remain in the
<第3の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりcの大当たり遊技の場合には、前記第3の作動パターンに基づいて開閉板1300が動作するようMPU201がソレノイド1510を駆動制御する。MPU201は、特図変動表示(図柄変動演出)が終了すると、タイマ手段(図示せず)が所定のオープニング時間OP(10秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、オープニング時間OPの経過後に、1ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
<When operating with the third operation pattern>
In the case of a jackpot game in which the jackpot type is jackpot c, the
すなわち、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
That is, the
そして、1ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数(本実施絵形態では10個)のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, in the first round game R, the lapse of the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) or the specified number (10 in the present embodiment) of the pachinko balls When the winning) is satisfied, the
1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、2ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the first round game R is completed, the timer means drives and controls the
2ラウンド目では、1ラウンド目の開始と同様に、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the second round, as in the start of the first round, the first operation time T1 (maximum 30 seconds) is measured by the timer means, and the opening /
そして、2ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、2ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the second round game R. The
ラウンド間第1インターバル時間Int1の球の排出により、2ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時における貯留流路1231の内部に球が残留しない状態が形成されるので、2ラウンド目以降も、規定個数(本実施形態においては、10個)のパチンコ球を第1特定入賞口1000aに通過させることができ、その分の球の払い出しを受けることができると共に、各ラウンドの第1の作動時間T1の最大長さ(30秒)を待つことなくラウンド遊技Rを終了させることができる。従って、ラウンド遊技Rを迅速に進行させながら、第1の作動パターンと同様に賞球の払い出しを受けることができる。
Since the discharge of balls in the first interval time Int1 between rounds forms a state in which no balls remain inside the
以降は同様に、各ラウンド遊技Rの間にラウンド間第1インターバル時間Int1を挟んで3ラウンド目〜10ラウンド目のラウンド遊技Rが繰り返されて、開閉板1300が閉状態および開状態の間で変位し、第1特定入賞口1000aを開閉するようソレノイド1510が駆動制御される。
After that, similarly, the round games R of the third to tenth rounds are repeated with the first interval time Int1 between rounds sandwiched between the round games R, and the opening /
10ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第2インターバル時間Int2(1.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第2インターバル時間Int2の経過後に、11ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the 10th round game R is completed, the timer means drives and controls the
11ラウンド目では、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the 11th round, the
そして、11ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、11ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the 11th round round game R. The
以降は同様に、各ラウンド遊技Rの間にラウンド間第2インターバル時間Int2を挟んで12ラウンド目〜15ラウンド目のラウンド遊技Rが繰り返されて、開閉板1300が閉状態および開状態の間で変位し、第1特定入賞口1000aを開閉するようソレノイド1510が駆動制御される。
After that, similarly, the 12th to 15th rounds of the round game R are repeated with the second interval time Int2 between the rounds sandwiched between the round games R, and the opening /
ラウンド間第2インターバル時間Int2の球の排出により、11ラウンド目以降のラウンド遊技Rの開始時における貯留流路1231の内部に球が残留する状態を形成することができる。従って、11ラウンド目以降では、規定個数(本実施形態においては、10個)のパチンコ球を第1特定入賞口1000aに通過させることができない状態が生じ得る。この場合、各ラウンドの第1の作動時間T1の最大長さ(30秒)が経過して初めてラウンド遊技Rが終了する。従って、ラウンド遊技Rの進行が第1の作動パターンに比較して遅延することとなる。
By discharging the balls in the second interval time Int2 between the rounds, it is possible to form a state in which the balls remain inside the
また、各ラウンド遊技において払い出される賞球の個数も、10ラウンド目までに比較して少なくなる。従って、払い出しの総数が、第1の作動パターンの大当たりに比較して少なくなる(1875個=(10C×10R+5C×5R)×15個)と共に、大当たり遊技における払い出しの程度(個数または速度等)を、何ラウンド目のラウンド遊技を行っているかにより(タイミングにより)変化させることができる。
In addition, the number of prize balls paid out in each round game is also smaller than that by the 10th round. Therefore, the total number of payouts is smaller than that of the jackpot of the first operation pattern (1875 pieces = (10C x 10R +
なお、第3の作動パターンでは、始めの方のラウンドでは払い出し個数が多く、終盤に向かうにつれて払い出し個数が少なくなる場合を説明したが、これに限られるものでは無い。例えば、始めは払い出し個数が少ないが、終盤に向かうにつれて払い出し個数が多くなる態様でも良いし、中盤のラウンドで払い出し個数のピークがある態様でも良い。 In the third operation pattern, the case where the number of payouts is large in the first round and the number of payouts decreases toward the final stage has been described, but the present invention is not limited to this. For example, the number of payouts may be small at the beginning, but the number of payouts may increase toward the end, or the number of payouts may peak in the middle round.
そして、最終ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第1インターバル時間Int1およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
Then, when the round game R of the final round is completed, the
本作動パターンによれば、大当たり遊技における払い出しの程度(個数または速度等)を、何ラウンド目のラウンド遊技Rを行うかにより変化させることにより、大当たり遊技に緩急を与え、遊技者の興趣を向上させることができる。 According to this operation pattern, the degree of payout (number or speed, etc.) in the jackpot game is changed depending on the number of rounds in which the round game R is performed, thereby giving the jackpot game slowness and speed and improving the player's interest. Can be made to.
また、第3の作動パターンで大当たり遊技を行う場合、10ラウンド目のラウンド遊技Rまでは、第1の作動パターンと変化が無いことから、遊技者は、第1の作動パターンで期待される払い出し個数を得られる期待感を持ったまま大当たり遊技を行うことができる。 Further, when the jackpot game is performed in the third operation pattern, the player pays out the expected payout in the first operation pattern because there is no change from the first operation pattern until the tenth round round game R. You can play big hit games with the expectation that you can get the number.
また、本実施形態において1秒間で設定したラウンド間第2インターバル時間Int2は、大当たり種別ごとに、各ラウンドに対応させて任意の数値を設定可能である。例えば、ある大当たり種別では、第3の作動パターンのラウンド間第2インターバル時間Int2を全て1.5秒とするように設定し、他のある大当たり種別では、第3の作動パターンのラウンド間第2インターバル時間Int2を、奇数ラウンドでは0.5秒とし、偶数ラウンドでは1.0秒とするように設定する、等の設定を予め行うことができる。 Further, the second interval time Int2 between rounds set in 1 second in the present embodiment can be set to an arbitrary value corresponding to each round for each jackpot type. For example, in one jackpot type, the second interval time Int2 between rounds of the third operation pattern is set to 1.5 seconds, and in another jackpot type, the second interval between rounds of the third operation pattern is set. The interval time Int2 can be set to 0.5 seconds for odd-numbered rounds and 1.0 seconds for even-numbered rounds, and the like can be set in advance.
即ち、大当たり種別をより細分化することにより、ラウンド間第2インターバル時間Int2の異なる様々な大当たり遊技を形成することが可能である。従って、11ラウンド目以降において、最終的に払い出される球の個数を、大当たり遊技が終了するまで予想不可能とすることができ、大当たり遊技に対する注目力を向上させることができる。 That is, by further subdividing the jackpot type, it is possible to form various jackpot games with different second interval times Int2 between rounds. Therefore, after the 11th round, the number of balls finally paid out can be made unpredictable until the jackpot game is completed, and the attention to the jackpot game can be improved.
また、払い出しの程度の変化と、第3図柄表示装置81(図2参照)の液晶画面で表示する演出とを対応させるようにしても良い。例えば、第3の作動パターンで大当たり遊技を行う場合に、液晶画面には、ランニングするキャラクターの姿が表示され、そのキャラクターのスタミナが残っている始めの内(始めの方のラウンド)は、表示されるキャラクターは調子よくランニングを行い、それと連動して多くの賞球が払い出される。一方で、キャラクターのスタミナが無くなってくると(終盤のラウンドでは)、表示されるキャラクターは走ることが困難になり、歩き出してしまい、それと連動して賞球の払い出しも少なくなる。 Further, the change in the degree of payout may be made to correspond to the effect displayed on the liquid crystal screen of the third symbol display device 81 (see FIG. 2). For example, when a jackpot game is performed in the third operation pattern, the figure of the running character is displayed on the LCD screen, and the beginning (the first round) where the stamina of the character remains is displayed. The character to be run runs well, and many prize balls are paid out in conjunction with it. On the other hand, when the character's stamina runs out (in the final round), the displayed character becomes difficult to run and starts walking, and in conjunction with that, the payout of prize balls also decreases.
このように、賞球の払い出しの程度と、液晶画面で表示する演出とを対応させることにより、遊技者が液晶演出に感情移入し易くすることができ、大当たり遊技に対する遊技者の興趣を向上させることができる。 In this way, by associating the degree of payout of prize balls with the effect displayed on the liquid crystal screen, it is possible for the player to easily embrace the liquid crystal effect, and the player's interest in the jackpot game is improved. be able to.
また、上述した第2の作動パターン又は第3の作動パターンで大当たり遊技を行うことにより、各ラウンドを第1の作動時間T1の最大値を基準に進行させることができるので、大当たり遊技を所定の演出時間以上の時間をかけて進行することができる。換言すれば、例えば、第1特定入賞口1000aへの球の入賞が想定外に高速で行われることにより、大当たり遊技の際に第3図柄表示装置81(図2参照)の液晶画面に表示され所定の演出時間をかけてループ再生される動画の1回目の再生の途中で大当たり遊技が終了する事態が生じることを防止することができる。これにより、大当たり中の演出を視聴しきる前に大当たり遊技が終了することを防止することができる。
Further, by performing the jackpot game in the second operation pattern or the third operation pattern described above, each round can be advanced based on the maximum value of the first operation time T1, so that the jackpot game can be predetermined. It can take more time than the production time. In other words, for example, when the ball wins the first specific winning
なお、第2の作動パターン又は第3の作動パターンで大当たり遊技を行う際に、液晶画面に表示される演出は、限定されるものでは無い。例えば、キャラクターからの応援メッセージ(「次もがんばって」等)が表示される態様において、大当たり遊技の時間が長くなるほど、より出現率の低いキャラクターからの応援メッセージが表示され易くなるように設定することにより、第2の作動パターン又は第3の作動パターンでの大当たり遊技を、遊技者にストレスを与えること無く(むしろ喜んで)進行させることができる。 The effect displayed on the liquid crystal screen when the jackpot game is performed in the second operation pattern or the third operation pattern is not limited. For example, in a mode in which a cheering message from a character (such as "Do your best next time") is displayed, the longer the jackpot game time, the easier it is to display the cheering message from a character with a lower appearance rate. Thereby, the jackpot game in the second operation pattern or the third operation pattern can proceed without stressing the player (rather happily).
一方で、遊技者によりストレスを与える態様の表示としても良い。例えば、大当たり遊技中にランニングするキャラクターが表示されると共に、ラウンド間インターバルにおいてそのキャラクターが休憩エリアで休憩する表示がされる場合で説明する。第1の作動パターンでは球を規定個数入賞させるごとにラウンド間インターバルとなるのでキャラクターは疲れを蓄積させることなく完走することができる。一方で、第2の作動パターン又は第3の作動パターンの11ラウンド目以降では、規定個数の入賞が叶わず第1の作動時間T1の最大値(30秒間)を待たないとラウンド間インターバルとならないため、疲労が蓄積していく演出を遊技態様とのずれが生じることなく(入賞態様に関わらず予め時間を制御された演出態様で)行うことができると共に、そもそもラウンド間インターバルが短いのでキャラクターに休む暇が無いという演出を行うことができる。従って、疲れ果てていくキャラクターを遊技者に視認させて、遊技者にストレスを与えることができるので、次の大当たりでは挽回するという遊技者の向上心を高めることができる。 On the other hand, it may be displayed as a mode in which the player is more stressed. For example, a case where a character running during a jackpot game is displayed and a character is displayed to take a break in a break area at an interval between rounds will be described. In the first operation pattern, every time a specified number of balls are won, the interval between rounds is set, so that the character can complete the race without accumulating fatigue. On the other hand, after the 11th round of the second operation pattern or the third operation pattern, the specified number of prizes cannot be won and the interval between rounds cannot be reached unless the maximum value (30 seconds) of the first operation time T1 is waited. Therefore, it is possible to perform an effect in which fatigue accumulates without causing a deviation from the game mode (in an effect mode in which the time is controlled in advance regardless of the winning mode), and since the interval between rounds is short in the first place, the character can be used. It is possible to produce that there is no time to rest. Therefore, it is possible to make the player visually recognize the exhausted character and give stress to the player, so that the player's aspiration to recover at the next big hit can be enhanced.
また、同様の表示を行う場合において、入賞のタイミングに合わせてキャラクターが水分補給を行う演出としても良い。この場合、第1の作動パターンでは、十分に水分を補給できる一方で、第2の作動パターン又は第3の作動パターンの11ラウンド目以降では、水分を補給する回数(入賞回数)が第1の作動パターンに比較して少なくなると共に、キャラクターがランニングする期間(大当たり遊技の期間)も長くなるので、キャラクターから出る汗に比較して、補給できる水の量が足りなくなり、キャラクターがどんどん疲労していく演出を遊技態様とのずれが生じることなく(入賞態様に関わらず予め時間を制御された演出態様で)行うことができる。これにより、キャラクターの様子と、遊技者が得られる利益(時間効率を含めた払い出し出球)とを対応させることができ、遊技者が獲得した大当たりがどの程度のものなのか(中当たりなのか、大当たりなのか、超大当たりなのか)を、大当たり遊技全体の演出を通して容易に遊技者に把握させることができる。 Further, in the case of performing the same display, the character may replenish the water at the timing of winning the prize. In this case, while the first operation pattern can sufficiently replenish water, the number of times of replenishing water (the number of winnings) is the first in the 11th and subsequent rounds of the second operation pattern or the third operation pattern. Compared to the operation pattern, it will be less and the character will run for a longer period (the period of the jackpot game), so the amount of water that can be replenished will be insufficient compared to the sweat that comes out of the character, and the character will become more and more tired. It is possible to perform the effect without causing a deviation from the game mode (in the effect mode in which the time is controlled in advance regardless of the winning mode). This makes it possible to match the appearance of the character with the profit that the player can obtain (payout ball including time efficiency), and how much the jackpot the player has won (whether it is a middle hit). , Big hit or super big hit) can be easily grasped by the player through the production of the entire jackpot game.
次いで、図24から図30を参照して、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、第1可変入賞装置1000の内部に貯留可能な球の個数が固定される場合を説明したが、第2実施形態における第1可変入賞装置2000は、内部に貯留可能な球の個数を変更可能となるように構成される。なお、上述した各実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
Next, the second embodiment will be described with reference to FIGS. 24 to 30. In the first embodiment, the case where the number of balls that can be stored inside the first
図24は、第2実施形態における第1可変入賞装置2000の正面図であり、図25は、第1可変入賞装置2000の背面図である。なお、図24では、第2特定入賞口2255aから球が入球した場合に貯留流路1231の一部および第2貯留流路2251に貯留される球の配置が隠れ線で図示される。
FIG. 24 is a front view of the first
図24及び図25に示すように、第1可変入賞装置2000は、第1実施形態と同様の開閉板1300、動力伝達部材1400及び駆動装置1500を備えると共に、第1実施形態と若干異なる本体部材2100、覆設前板2200、規制部材2600及び後カバー(図示せず)を備え、更に第2実施形態で新出の第2可変入賞装置2800を備える。なお、第2可変入賞装置2800の第2検出センサ2255は大当たり遊技の際に払い出しの基準となる球が通過する第2特定入賞口2255aを備える。
As shown in FIGS. 24 and 25, the first
第2特定入賞口2255aは、第1特定入賞口1000aと同様の機能を持つ入賞口である。即ち、特別図柄の大当たりになると、パチンコ機10が特別遊技状態へ移行すると共に、通常時には閉鎖されている第1特定入賞口1000a、または第2特定入賞口2255aが所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される動作が15回(15ラウンド)繰り返される。詳細は後述するが、複数の作動パターン(第4の作動パターン、第5の作動パターン)で開放動作可能とされる。その結果、その第1特定入賞口1000a、および第2特定入賞口2255aに多量の球が入賞するので、通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。
The second specific winning
本体部材2100は、第1実施形態の本体部材1100が備える構成(薄板部材1110、収容部1120、保持孔1130、突設部1140、排出口1150、回転支持部1160及び支持爪部1170)に加え、薄板部材1110に穿設される貫通孔であるスライド案内孔2181と、同様に薄板部材1110に穿設される貫通孔であると共に第2検出センサ2255を嵌挿可能に構成される保持孔2182と、薄板部材1110の面方向に沿って一対の壁部が平行に並設され左右方向に向けた直線状に延設される駆動案内リブ2183と、薄板部材1110の面方向に沿って一対の壁部が平行に並設され上下方向に向けた直線状に延設される伝達案内リブ2184と、第2可変入賞装置2800の伝達部材2830を軸支する軸部2185と、を主に備える。
The
スライド案内孔2181は、第2可変入賞装置2800のスライド板2840の動作を案内する長孔である。保持孔2182は、覆設前板2200に配設される第2検出センサ2255が嵌挿される貫通孔である。
The
各リブ2183,2184は、第2可変入賞装置2800の駆動時に連動する介在棒部2850、伝達棒部2860のスライド動作を案内するリブである。
Each
覆設前板2200は、第1実施形態の覆設前板1200が備える構成(薄板部材1210、側壁部1220、収容部1230及び検出センサ1240)に加え、収容部1230の右上方向に連接される第2収容部2250を備える。
The lining
第2収容部2250は、薄板部材1210と面位置で形成される薄板の背面側に機能部分を有しており、上向きの開口を有すると共に終端が貯留流路1231の中腹に連結される第2貯留流路2251と、その第2貯留流路2251の上端部付近において第2貯留流路2251の延設方向に開口を沿わせた姿勢で第2貯留流路2251に配設される第2検出センサ2255と、第2貯留流路2251の開口の正面視左側部分において第2収容部2250の前板と本体部材2100の薄板部材1110との間を閉塞すると共に上面が左方へ向けて下降傾斜する傾斜面2257と、を主に備える。
The second
第2貯留流路2251は、第2検出センサ2255を通過して球が第2収容部2250の内側へ収容される場合において排出口1150が閉塞され球が貯留された場合、その貯留球数が最大で14個となるように構成される。
In the second
第2検出センサ2255は、第2特定入賞口2255aを有し、検出センサ1240と同様の作用を生じる検出装置である。即ち、開閉板1300の切り替えにより球が収容部1230に入球する場合には検出センサ1240により球が検出され、第2可変入賞装置2800の切り替えにより球が第2収容部2250を介して収容部1230に入球する場合には第2検出センサ2255により球が検出される。
The
傾斜面2257は、球を開閉板1300が配設される側へ流下させる。従って、スライド板2840に阻まれて第2貯留流路2251に入球しなかった球は全て傾斜面2257に沿って流下し、開閉板1300の正面側の流路形成部に向かう態様で構成される。従って、大当たり遊技中において遊技者は、第1特定入賞口1000aが開放状態であるか、第2特定入賞口2255aが開放状態であるかを問わず、いずれかの特定入賞口1000a、2255aが開放状態である場合には、右打ち遊技を行うことで多量の賞球の払い出しを受けることができる。従って、不慣れな遊技者でも容易に遊技を行うことができる。
The
なお、第2検出センサ2255は、第2貯留流路2251の内部において、上流側に球を1個配置する余裕を持たせて配設される。従って、スライド板2840の閉まりかけのタイミング(残り1個の球が第2検出センサ2255を通過することで規定個数となるタイミング)で、第2貯留流路2251に球が複数連なって流れ込むことにより、規定個数以上の球が入球し得る構造とされる。
The
規制部材2600は、第1実施形態の規制部材1600が備える構成(軸部1610、延設部1620及び球受け部1630)に加え、軸部1610が左方に更に延設され、延設部1620の面方向視において延設部1620と左右対称の関係で形成される第2延設部2640を備える。
In the regulating
第2延設部2640は、後述するように、第2可変入賞装置2800の動作時に負荷を受ける部分である。第2延設部2640の形成により、規制部材2600は、第2可変入賞装置2800が切り替え動作を行う場合も、開閉板1300が切り替え動作を行う場合も、第2可変入賞装置2800又は開閉板1300の動作に連動して状態の切り替えを行うことができる。
The
第2可変入賞装置2800は、本体部材2100の背面に固定されるソレノイド2810と、そのソレノイド2810の駆動により左右方向にスライド動作する先端部材2820と、その先端部材2820に一端を支持されながら中腹部を軸部2185に回転可能に軸支される伝達部材2830と、その伝達部材2830の他端に連結されると共にスライド案内孔2181から本体部材2100の正面側に張り出されるスライド板2840と、先端部材2820に一端が固着されると共に駆動案内リブ2183の内側にスライド移動可能に配置される棒状の介在棒部2850と、その介在棒部2850と当接可能な位置に一端が配置され伝達案内リブ2184の内側に沿って延設されると共に他端が規制部材2600の第2延設部2640と当接可能な位置に配置される伝達棒部2860と、を主に備える。
The second variable winning
介在棒部2850は、駆動案内リブ2183により、左右方向に案内される一方で上下方向および前後方向の移動を規制される。本実施形態では、一対の駆動案内リブ2183が、本体部材2100の薄板部材1110からの離間距離が長くなるほど互いに近接する(互いの間隔を狭める)態様で構成されることで、介在棒部2850の前後方向の移動が規制される。
The intervening
伝達棒部2860は、伝達案内リブ2184により、上下方向に案内される一方で左右方向および前後方向の移動を規制される。本実施形態では、一対の伝達案内リブ2184が、本体部材2100の薄板部材1110からの離間距離が長くなるほど互いに近接する(互いの間隔を狭める)態様で構成されることで、伝達棒部2860の前後方向の移動が規制される。
The
なお、介在棒部2850と伝達棒部2860とが当接する互いの端部の面は、相手部材を臨む態様で傾斜形成される。これにより、介在棒部2850から伝達棒部2860への力の伝達がスムーズに行われるようにすることができる。
The surfaces of the end portions where the intervening
図26は、図25のXXVI−XXVI線における第1可変入賞装置2000の部分断面図である。図26に示すように、規制部材2600の第2延設部2640は、伝達棒部2860と対向する側の対向面2641が湾曲した断面円弧形状で構成され、規制部材2600を排出状態へ向けて付勢するねじりバネ(図示せず)の付勢力が、対向面2641を介して伝達棒部2860に伝達される。これにより伝達棒部2860は、図25及び図26で示す状態において、待機位置に維持される。
FIG. 26 is a partial cross-sectional view of the first
図25及び図26で示す状態では、検出センサ1240及び第2検出センサ2255の双方に球が入球不可能とされる。以下、第2検出センサ2255に球を入球可能な状態とするための第2可変入賞装置2800の開放動作について説明する。
In the state shown in FIGS. 25 and 26, the ball cannot enter both the
図27(a)から図27(c)では、規制部材2600及び第2可変入賞装置2800の動作が時系列に沿って図示される。図27(a)から図27(c)は、第1可変入賞装置2000の部分背面図である。なお、図27(a)から図27(c)では、理解を容易とするために、説明に不要な構成の図示が省略されると共に、スライド板2840が閉状態から開状態へ向けて状態変化する様子が時系列で図示される。
In FIGS. 27 (a) to 27 (c), the operations of the regulating
図27(a)では、ソレノイド2810が非励磁とされ、先端部材2820がソレノイド2810から最も離れた位置に配置された状態が、図27(b)では、ソレノイド2810が励磁された直後であって先端部材2820が移動範囲の中間位置に配置された状態が、図27(c)では、先端部材2820がソレノイド2810に最も引き寄せられた状態(ソレノイド2810が励磁された場合の最終到達位置)に配置された状態が、それぞれ図示される。なお、図27(a)に示す状態において、スライド板2840は第2検出センサ2255への球の入球を防止する閉状態を構成し、図27(c)に示す状態において、スライド板2840は、第2検出センサ2255への球の入球を可能とする開状態を構成する。
In FIG. 27 (a), the
図27(a)に示すように、スライド板2840が閉状態とされる場合において、規制部材2600は排出状態とされる。従って、ソレノイド2810が非励磁の状態において、第2可変入賞装置2800の作用により規制部材2600が貯留状態となることを防止できる。即ち、本実施形態のように第2可変入賞装置2800を加えた場合であっても、ソレノイド2810の動作を生じさせない(非励磁で維持する)制御態様(例えば、第1実施形態の制御態様)により、第1実施形態で説明したものと同様の大当たり遊技を構成することが可能である。
As shown in FIG. 27A, when the
また、貯留流路1231又は第2貯留流路2251に球が残留している場合、図27(a)の状態に切り替えることにより、第1可変入賞装置2000から球を排出することができる。
Further, when the ball remains in the
図27(b)に示すように、ソレノイド2810が励磁されると、先端部材2820の変位により、伝達部材2830を介してスライド板2840が、介在棒部2850を介して伝達棒部2860が変位開始する。ここで、本実施形態では、介在棒部2850と伝達棒部2860との当接する部分が図27(a)の状態において若干離間するものの近接して配置されるので、スライド板2840の動作と伝達棒部2860の動作とが、ほぼ同時に開始される。
As shown in FIG. 27B, when the
介在棒部2850の端部に押されて伝達棒部2860が下降変位することにより、伝達棒部2860の下端部が規制部材2600の第2延設部2640に押し下げ方向の負荷を与える。これにより、規制部材2600は若干押し下げられ、排出状態と貯留状態との途中の状態とされる。
When the
図27(c)に示すように、先端部材2830が移動しきると、介在棒部2850に伝達棒部2860が終端位置まで押し下げられ、規制部材2600を貯留状態に維持する。図27(c)に示すように、介在棒部2850が、伝達棒部2860側に臨んで傾斜面が伝達棒部2860を通過する程度にスライド移動することにより、伝達棒部2860から介在棒部2850へ向けて与えられる負荷を介在棒部2850の移動方向と垂直な方向に流すことができる。
As shown in FIG. 27 (c), when the
これにより、規制部材2600を介して伝達棒部2860に与えられる負荷が変動することにより介在棒部2850の移動方向に沿って介在棒部2850に与えられる負荷が変動することを防止することができることから、規制部材2600を介して先端部材2820に与えられる負荷が変動することを防止することができ、従って、先端部材2820の変位により状態変化するスライド板2840を開状態に維持するためのソレノイド2810の駆動力が変動することを防止することができる。これにより、ソレノイド2810に必要とされる駆動力を低減することができる。
As a result, it is possible to prevent the load applied to the intervening
また、第1実施形態と異なり、ソレノイド2810により生じるスライド方向の変位をそのまま伝達棒部2860の変位として利用し、規制部材2600の状態を変化さえている。そのため、ソレノイド2810への励磁態様の切り替えに対する規制部材2600の動作の応答性を向上させることができる。これにより、規制部材2600の状態変化タイミングの細かな調整が可能となるので、大当たり遊技におけるラウンド間インターバル時間ごとに指定する排出個数の制御値と、実際の排出個数とがずれることを抑制でき、排出個数の安定化を図ることができる。
Further, unlike the first embodiment, the displacement in the slide direction caused by the
図28は、図27(c)のXXVIII−XXVIII線における第1可変入賞装置2000の部分断面図である。図28に示すように、伝達棒部2860の下端部と、規制部材2600の対向面2641との当接部分の接線が、伝達棒部2860の移動方向(上下方向)と角度を成す態様とされることから、規制部材2600を排出状態における配置へ向けて付勢するねじりバネ(図示せず)の付勢力が有効に伝達棒部2860に作用する。
FIG. 28 is a partial cross-sectional view of the first
従って、スライド板2840が開状態(図27(c)参照)から閉状態(図27(a)参照)へ向けて変位し、介在棒部2850による規制が解除されれば、ねじりバネの付勢力により伝達棒部2860を上昇させることができ、伝達棒部2860を待機位置で維持することができる(図27(a)参照)。
Therefore, if the
図29は、本実施形態における第1当たり種別カウンタC2と特別図柄における大当たり種別との対応関係を模式的に示した模式図である。 FIG. 29 is a schematic diagram schematically showing the correspondence between the first hit type counter C2 in the present embodiment and the jackpot type in the special symbol.
本実施形態における第1当たり種別選択テーブル202b(図29参照)は、大当たり種別を決定するための判定値が記憶されているデータテーブルであり、第1当たり種別カウンタC2の判定値が、各大当たり種別、および特別図柄の抽選契機となった入球口の種別に対応付けて規定されている。本実施形態のパチンコ機10では特別図柄の大当たりと判定された場合に、始動入賞に基づいて取得した第1当たり種別カウンタC2の値と、第1当たり種別選択テーブル202bとが比較され、第1当たり種別カウンタC2の値に対応する大当たり種別が選択される。
The first hit type selection table 202b (see FIG. 29) in the present embodiment is a data table in which judgment values for determining the jackpot type are stored, and the judgment value of the first hit type counter C2 is each jackpot. It is stipulated in association with the type and the type of the entrance that triggered the lottery of special symbols. In the
なお、特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合の第1当たり種別カウンタC2の値と対応付けられて規定されている大当たり種別は、第1実施形態で説明したものと同一なので説明を省略し、以下では、本実施形態において特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合について説明する。 In addition, the jackpot type defined in association with the value of the first hit type counter C2 when a jackpot is obtained in the lottery of the special symbol 1 (lottery based on the entry into the first ball entrance 64) is Since it is the same as that described in the first embodiment, the description is omitted. In the following, the case where a big hit is obtained in the lottery of the special symbol 2 (lottery based on the entry into the second entrance 640) in the present embodiment. explain.
具体的には、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜29」の範囲には、大当たりdが対応付けられて規定されている(図29の202b21参照)。
Specifically, when a big hit is obtained in the
大当たりdとなった場合は、15ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置2000の第4の作動パターン(詳細は後述する)で実行される。この場合、遊技者は、約2250個の賞球に制限付きの増量分を加算した個数の払い出しを受けることができる。
When the jackpot d is reached, the jackpot game of 15 rounds is executed in the fourth operation pattern (details will be described later) of the first
第1当たり種別カウンタC2の値が「30〜99」の範囲には、大当たりeが対応付けられて規定されている(図29の202b22参照)。 The jackpot e is associated with the range in which the value of the first hit type counter C2 is "30 to 99" (see 202b22 in FIG. 29).
大当たりeとなった場合は、15ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置2000の第5の作動パターン(詳細は後述する)で実行される。この場合、遊技者に払い出される賞球は、2250個の賞球に制限付きの増量分を加算した個数の払い出しとなるが、払い出しの個数を増量させる難易度が第4の作動パターンに比較して上昇すると共に、払い出し個数を増量させるタイミングによっては、大当たり遊技にかかる時間が大当たりdの場合を大きく上回る態様で構成される。
When the jackpot e is reached, the jackpot game of 15 rounds is executed in the fifth operation pattern (details will be described later) of the first
上述したように、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなると、大当たり種別に応じて、第1可変入賞装置2000の作動パターンが変化する。この作動パターンの違いにより、大当たりラウンド数を不変とする一方で、払い出し個数に差を設けつつ、大当たり遊技に要する時間を変化可能とすることができる。
As described above, when a big hit is obtained in the lottery of the special symbol 2 (lottery based on the entry into the second entrance 640), the operation pattern of the first
本実施形態では、大当たりeの場合に、所定のラウンド遊技R(1〜7ラウンド目のラウンド遊技R)において。第1可変入賞装置2000に規定個数以上の球を入球させると、その後の特定のラウンド遊技R(8ラウンド目のラウンド遊技R)において余分の払い出しの分が差し引かれると共に8ラウンド目の進行に要する時間が最大となるように構成される。一方で、特定のラウンド遊技R以降のラウンド遊技Rにおいて、第1可変入賞装置2000に規定個数以上の球を入球させることにより払い出される増量分の球は、差し引かれることなく遊技者が獲得できるように構成される。
In the present embodiment, in the case of the jackpot e, in the predetermined round game R (round game R in the 1st to 7th rounds). When a specified number or more of balls are inserted into the first
この場合、大当たりeの場合に、時間効率も含めた利益として、遊技者が最も高い利益を得られる遊技方法は、8ラウンド目までは規定個数の入賞で留め、9ラウンド目以降のラウンド遊技Rにおいて規定個数以上の入賞を狙い、払い出し個数を増加させることである。従って、何ラウンド目のラウンド遊技Rなのかにより、第1可変入賞装置2000に規定個数以上の球を入れることが有利なのか、不利なのかを切り替えることができ、大当たり遊技に対する遊技者の注目力を向上させることができる。
In this case, in the case of the jackpot e, the game method in which the player can obtain the highest profit including time efficiency is limited to the specified number of prizes up to the 8th round, and the round game R after the 9th round. The aim is to increase the number of payouts with the aim of winning more than the specified number. Therefore, depending on the number of rounds of the round game R, it is possible to switch whether it is advantageous or disadvantageous to put more than a specified number of balls in the first
次いで、図30を参照して、本実施形態における第1特定入賞口1000a及び第2特定入賞口2255aの開放パターンについて説明する。図30(a)は、第4の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a及び第2特定入賞口2255aの計時変化を示した図であり、図30(b)は、第5の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a及び第2特定入賞口2255aの計時変化を示した図である。
Next, with reference to FIG. 30, the opening patterns of the first specific winning
MPU201(図4参照)は、前記特図当り決定において大当りを決定した場合には、特図変動表示(図柄変動演出)の終了後に、決定した種類の大当り遊技の制御を開始する。以下、大当り遊技が付与される場合に行われる開閉板1300及びスライド板2840の作動制御について説明する。
When the jackpot is determined in the special figure hit determination, the MPU 201 (see FIG. 4) starts controlling the determined type of jackpot game after the end of the special figure variation display (design variation effect). Hereinafter, the operation control of the opening /
<第4の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりdの大当たり遊技の場合には、前記第4の作動パターンに基づいて開閉板1300及びスライド板2840が動作するようMPU201がソレノイド1510,2810を駆動制御する。
<When operating with the 4th operation pattern>
In the case of a jackpot game in which the jackpot type is jackpot d, the
MPU201は、特図変動表示(図柄変動演出)が終了すると、タイマ手段(図示せず)が所定のオープニング時間OP(10秒)が経過するまで開閉板1300及びスライド板2840を閉状態に保持するようソレノイド1510,2810を駆動制御し、オープニング時間OPの経過後に、1ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the special figure variation display (design variation effect) is completed, the
すなわち、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共にスライド板2840を閉状態から開状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを開放するようソレノイド2810を駆動制御して、スライド板2840に長時間動作を行わせる。
That is, the
そして、1ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数(本実施絵形態では10個)のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、スライド板2840を閉状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを閉鎖するようソレノイド2810を駆動制御して、1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, in the first round game R, the lapse of the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) or the specified number (10 in the present embodiment) of the pachinko balls When the winning) is satisfied, the
1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまで開閉板1300及びスライド板2840を閉状態に保持するようソレノイド1510,2810を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、2ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the first round game R is completed, the timer means
2ラウンド目では、1ラウンド目の開始と同様に、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共にスライド板2840を閉状態から開状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを開放するようソレノイド2810を駆動制御して、スライド板2840に長時間動作を行わせる。
In the second round, as in the start of the first round, the first operating time T1 (maximum 30 seconds) is measured by the timer means, and the
そして、2ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、スライド板2840を閉状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを閉鎖するようソレノイド2810を駆動制御して、2ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the second round game R. The
ラウンド間第1インターバル時間Int1は、第1実施形態で上述したように、排出口1150から10個の球を排出する時間として設定される。本実施形態では、第2特定入賞口2255aの通過のタイミングにより、各ラウンド遊技Rにおいて10個を越える個数(例えば11個や、12個)の球を第2特定入賞口2255aに入賞させることが可能である。しかし、一方で、ラウンド間第1インターバル時間Int1により排出口1150から排出される個数は10個であるので、各ラウンド遊技Rにおいて10個を越える個数の球が第2特定入賞口2255aに入賞した直後のラウンド遊技Rの開始時には、その越えた個数の球が貯留流路1231に残留される。
The first interval time Int1 between rounds is set as a time for discharging 10 balls from the
本実施形態では、第2貯留流路2251側から入球させた場合の最大貯留個数が14個とされるので、大当たりdの大当たり遊技においては、規定個数を越える入賞の個数が、15ラウンドの大当たり遊技を通して4個までに制限される。従って、大当たりdの大当たり遊技を行う遊技者が獲得可能な、規定個数以上の払い出し個数(オーバー入賞による払い出し個数)の上限を60個(=15個×4C)までに制限することができる。これにより、遊技態様(打ち出しのタイミング、打ち出しの間隔等)の違いにより払い出し個数が大きく変化することを防止することができる。従って、遊技者の経験値によらず、遊技者が公平に利益を享受できる遊技機を構成することができる。
In the present embodiment, the maximum number of stored balls is 14 when the ball is entered from the
以降は同様に、各ラウンド遊技Rの間にラウンド間第1インターバル時間Int1を挟んで3ラウンド目〜最大15ラウンド目のラウンド遊技Rが繰り返されて、スライド板2840が閉状態および開状態の間で変位し、第2特定入賞口2255aを開閉するようソレノイド2810が駆動制御される。
After that, similarly, the round game R from the third round to the maximum 15 rounds is repeated with the first interval time Int1 between rounds sandwiched between the round game R, and the
そして、最終ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第1インターバル時間Int1およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまでスライド板2840を閉状態に保持するようソレノイド2810が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
Then, when the round game R of the final round is completed, the
<第5の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりeの大当たり遊技の場合には、前記第5の作動パターンに基づいて開閉板1300及びスライド板2840が動作するようMPU201がソレノイド1510,2810を駆動制御する。MPU201は、特図変動表示(図柄変動演出)が終了すると、タイマ手段(図示せず)が所定のオープニング時間OP(10秒)が経過するまで開閉板1300及びスライド板2840を閉状態に保持するようソレノイド1510,2810を駆動制御し、オープニング時間OPの経過後に、1ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
<When operating with the fifth operation pattern>
In the case of a jackpot game in which the jackpot type is jackpot e, the
すなわち、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共にスライド板2840を閉状態から開状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを開放するようソレノイド2810を駆動制御して、スライド板2840に長時間動作を行わせる。
That is, the
そして、1ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数(本実施絵形態では10個)のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、スライド板2840を閉状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを閉鎖するようソレノイド2810を駆動制御して、1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, in the first round game R, the lapse of the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) or the specified number (10 in the present embodiment) of the pachinko balls When the winning) is satisfied, the
1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまでスライド板2840を閉状態に保持するようソレノイド2810を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、2ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the first round game R is completed, the timer means drives and controls the
2ラウンド目では、1ラウンド目の開始と同様に、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共にスライド板2840を閉状態から開状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを開放するようソレノイド2810を駆動制御して、スライド板2840に長時間動作を行わせる。
In the second round, as in the start of the first round, the first operating time T1 (maximum 30 seconds) is measured by the timer means, and the
そして、2ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、スライド板2840を閉状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを閉鎖するようソレノイド2810を駆動制御して、2ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the second round game R. The
ラウンド間第1インターバル時間Int1は、第1実施形態で上述したように、排出口1150から10個の球を排出する時間として設定される。本実施形態では、第2特定入賞口2255aの通過のタイミングにより、各ラウンド遊技Rにおいて10個を越える個数(例えば11個や、12個)の球を第2特定入賞口2255aに入賞させることが可能である。しかし、一方で、ラウンド間第1インターバル時間Int1により排出口1150から排出される個数は10個であるので、各ラウンド遊技Rにおいて10個を越える個数の球が第2特定入賞口2255aに入賞した直後のラウンド遊技Rの開始時には、その越えた個数の球が貯留流路1231に残留される。
The first interval time Int1 between rounds is set as a time for discharging 10 balls from the
以降は同様に、各ラウンド遊技Rの間にラウンド間第1インターバル時間Int1を挟んで3ラウンド目〜7ラウンド目のラウンド遊技Rが繰り返されて、スライド板2840が閉状態および開状態の間で変位し、第2特定入賞口2255aを開閉するようソレノイド2810が駆動制御される。
After that, similarly, the round games R of the third to seventh rounds are repeated with the first interval time Int1 between rounds sandwiched between the round games R, and the
7ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1が経過するまでスライド板2840を閉状態に保持するようソレノイド2810を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、8ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the seventh round of the round game R is completed, the timer means drives and controls the
8ラウンド目では、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the 8th round, the
そして、8ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、8ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the eighth round round game R. The
ここで、7ラウンド目以前のラウンド遊技Rにおいて、規定個数を越える球が第2特定入賞口2255aを通過していた場合、8ラウンド目のラウンド遊技R開始時において、規定個数を越えた個数の球が貯留流路1231に残留しているため、8ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、規定個数から残留個数(7ラウンド目までで規定個数を越えた個数)を差し引いた個数の入賞までしか行うことができないので、8ラウンド目を含めた賞球の払い出しが、8ラウンド目までの規定個数分の賞球の払い出しに均一化される。加えて、8ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、規定個数のパチンコ球の入賞を行うことができないので、第1の作動時間T1の最大値である30秒間の経過を待ってから、次ラウンドのラウンド遊技に移ることになる。
Here, in the round game R before the 7th round, if the number of balls exceeding the specified number has passed through the second specified winning
そのため、遊技者は、7ラウンド目までで余分に払い出されていた賞球が無になる気持ち面での損害と、8ラウンド目のラウンド遊技Rが必要以上に長期化するという時間的な損害を受けることになる。これにより、7ラウンド目までには、規定個数を越える球を入賞させないように注意深く遊技を行うように仕向けることができる。従って、規定個数を越える球の入賞が生じることを抑制することができ、遊技の公平性を高めることができる。 Therefore, the player suffers from the feeling that the extra prize balls paid out up to the 7th round are lost, and the time loss that the 8th round game R becomes longer than necessary. Will receive. As a result, by the 7th round, it is possible to encourage the player to play the game carefully so as not to win a prize in excess of the specified number of balls. Therefore, it is possible to suppress the occurrence of winning of balls exceeding a predetermined number, and it is possible to enhance the fairness of the game.
なお、7ラウンド目までで、規定個数を越える入賞が無ければ、8ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて規定個数の球を1特定入賞口1000aに通過させることができ、規定個数の球の払い出しを受けることができると共に、各ラウンドの第1の作動時間T1の最大長さ(30秒)を待つことなく8ラウンド目のラウンド遊技Rを終了させることができる。従って、ラウンド遊技Rを迅速に進行させながら、規定個数の賞球の払い出しを受けることができる。
If there are no prizes exceeding the specified number in the 7th round, the specified number of balls can be passed through the 1 specific winning
従って、大当たりeの大当たり遊技では、7ラウンド目までは規定個数を越える入賞を意図的に抑えることが、遊技者の利益につながる。従って、7ラウンド目までの遊技における遊技者の注意力を高く維持させることができる。 Therefore, in the jackpot game of jackpot e, it is in the interest of the player to intentionally suppress the winning of more than the specified number until the seventh round. Therefore, the player's attention in the game up to the 7th round can be maintained high.
なお、8ラウンド目の大当たり遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、9ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。なお、9ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時には、貯留流路1231に球が残留していない状態とすることができる。
When the jackpot game R in the eighth round is completed, the timer means drives and controls the
9ラウンド目では、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共にスライド板2840を閉状態から開状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを開放するようソレノイド2810を駆動制御して、スライド板2840に長時間動作を行わせる。
In the 9th round, the
そして、9ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、スライド板2840を閉状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを閉鎖するようソレノイド2810を駆動制御して、9ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the ninth round round game R. The
以降は同様に、各ラウンド遊技Rの間にラウンド間第1インターバル時間Int1を挟んで10ラウンド目〜15ラウンド目のラウンド遊技Rが繰り返されて、スライド板2840が閉状態および開状態の間で変位し、第2特定入賞口2255aを開閉するようソレノイド1510が駆動制御される。
After that, similarly, the 10th to 15th rounds of the round game R are repeated with the first interval time Int1 between the rounds sandwiched between the round games R, and the
そして、最終ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第1インターバル時間Int1およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
Then, when the round game R of the final round is completed, the
9ラウンド目以降のラウンド遊技Rでは、開閉板1300が開閉動作することは無いので、9ラウンド目以降に規定個数を越えて第2特定入賞口2255aに入賞した球により払い出された賞球は、差し引かれることなく遊技者が受け取ることができる。
In the round game R after the 9th round, the opening /
従って、大当たりeの大当たり遊技を行う場合、7ラウンド目までは大当たり遊技Rにおいて規定個数を越える第2特定入賞口2255aへの入賞が生じないように抑え、9ラウンド目以降の大当たり遊技Rにおいて規定個数を越える第2特定入賞口2255aへの入賞を狙うことが、時間効率も含めて利益を考える場合に、最も大きな利益を遊技者が獲得可能な遊技方法である。
Therefore, when performing a jackpot game of jackpot e, it is suppressed so that the second specified winning
即ち、各ラウンドのラウンド遊技Rにおいて、規定個数を越える球を第2特定入賞口2255aに入れることによって、遊技者が利益を得る場合と、損害を被る場合とを生じさせることができる。これにより、大当たり遊技のラウンドごとに、異なった遊技性を付与することができ、大当たり遊技を行う遊技者の注意力を向上させることができる(漫然と大当たり遊技を行うことを防止することができる)。
That is, in the round game R of each round, by putting more balls than the specified number into the second specific winning
また、本作動パターンによれば、規定個数を越える球を第2特定入賞口2255aに入賞させることで遊技者が追加の賞球の払い出しを受けられるラウンドを、実質的に、9ラウンド目以降に制限することができる。これにより、遊技態様(打ち出しのタイミング、打ち出しの間隔等)の違いにより払い出し個数が変化するタイミングを狭めることができ、払い出し出球が大きく変化することが防止することができる。従って、遊技者の経験値によらず、遊技者が公平に利益を享受できる遊技機を構成することができる。
Further, according to this operation pattern, the round in which the player can receive the additional prize balls by winning the second
次いで、図31から図37を参照して、第3実施形態について説明する。第1実施形態では、開閉板1300が閉状態の時に流路形成部に到達し開状態の時の開閉板1300の下流まで流下した球は全球そのまま落下する場合を説明したが、第3実施形態における第1可変入賞装置3000は、開閉板1300が閉状態の時に球の落下を遅延させ一部の球を第1特定入賞口1000aに入賞可能に構成される。なお、上述した各実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
Next, a third embodiment will be described with reference to FIGS. 31 to 37. In the first embodiment, the case where the sphere that reaches the flow path forming portion when the opening /
図31は、第3実施形態における第1可変入賞装置3000の正面図であり、図32は、図31のXXXII−XXXII線における第1可変入賞装置3000の断面図であり、図33は、覆設前板3200の背面斜視図である。
31 is a front view of the first
図31から図33に示すように、第1可変入賞装置3000は、第1実施形態と同様の開閉板1300、動力伝達部材1400、駆動装置1500、規制部材1600及び後カバー1700を備えると共に、第1実施形態と若干異なる本体部材3100及び覆設前板3200を備える。なお、図32では、開閉板1300の閉状態が図示される。
As shown in FIGS. 31 to 33, the first
本体部材3100は、第1実施形態の本体部材1100が備える構成(薄板部材1110、収容部1120、保持孔1130、突設部1140、排出口1150、回転支持部1160及び支持爪部1170)に加え、薄板部材1110の正面側において覆設前板3200の正面視左側壁に連設される態様で配設される追加入賞口3181と、その追加入賞口3181の正面視左側壁部から上方へ向けて湾曲して延設される湾曲延設板3182と、を主に備える。
The
追加入賞口3181は、その上流側から遊技領域を流下する球を遊技盤13の背面側へ排出させる入球口であって、追加入賞口3181に球が入球することにより、15個を上限とした個数の賞球が払い出される。本実施形態では、11個の球が払い出される設定とされる。
The
湾曲延設板3182は、遊技領域における上下方向視の隙間を球の直径以下として遊技領域を流下する球の通過を規制する板であり、薄板部材1110から正面側へリブ状に延設される。また、湾曲延設板3182は、中腹部から正面視左方へ向かうほど下降傾斜すると共に、中腹部から正面視右方へ向かうほど下降傾斜する形状から形成される。
The
覆設前板3200は、第1実施形態の覆設前板1200が備える構成(薄板部材1210、側壁部1220、収容部1230及び検出センサ1240)に加え、側壁部1220と収容部1230との間の領域において薄板部材1210の背面から背面側へ向けて延設される落下遅延板3250を備える。
The lining
落下遅延板3250は、開閉板1300の移動軌跡の正面側に開閉板1300との干渉を避けて配置され、開閉板1300の軸部1320の下方に配設され軸方向と平行な直線状の板状部であって薄板部材1210の背面から垂直に延設される延設板部3251と、その延設板部3251の上面と薄板部材1210との間を連結すると共に上面が凹状の湾曲形状から形成される転動円弧部3252と、を主に備える。
The
落下遅延板3250は、左右に長尺な形状とされ、その板の長さの半分の距離を球が流下する(バウンドや、転動による流下を含む)のに約2秒以上かかるように減速する形状から、形成される。なお、開閉板1300は、左右方向の板の長さの半分の距離を球が流下する場合に1秒以下で流下する態様から形成される。
The
図32に示すように、延設板部3251は、本体部材3100と対向する側の面であって、検出センサ1240に近づく程、本体部材3100からの離間幅が長くなる態様で傾斜形成される対向面3251aと、収容部1230の側壁部1220に対向する面と対向する面であって収容部1230との間に球の直径以上の間隔を空けて形成される終端面3251bと、を備える。
As shown in FIG. 32, the
対向面3251aと本体部材3100の薄板部材1110の正面側壁との間隔は、球が最も上流側(図32左側)に配置された状態において球の中心の鉛直下方に配置される部分において球の半径以下とされ、中間位置(図32左右方向の中腹位置)において球の半径以上に切り替えられ、最も下流側(図32右側)に配置された状態において球の中心の鉛直下方に配置される部分において球の半径以上かつ球の直径未満とされる。
The distance between the facing
転動円弧部3252は、対向面3251aの端部において軸方向に垂直な平面上に引かれる接線が前後方向に沿う形状から構成されると共に、覆設前板3200の薄板部材1210に滑らかに交わる(軸方向に垂直な平面上に引かれる接線が薄板部材1210の面方向(延設される方向)に沿う)形状から構成される。
The rolling
転動円弧部3252の軸方向視における曲率半径は、球の半径より大きく設定される。これにより、球が転動円弧部3252上を前後方向に転動する際の抵抗を低減することができる。
The radius of curvature of the rolling
開閉板1300が閉状態の時に覆設前板3200の傾斜面1237を流下した球は、転動円弧部3252上を転動し流下する。その際、図32に示すように、最も上流側の上流位置Pf1から、転動円弧部3252から右方に離間され球が落下する直前の位置である落下位置Pf3までの道筋を、下流位置Pf2を通過して流下する。
When the opening /
本実施形態では、延設板部3251の対向面3251aの本体部材3100の薄板部材1110の正面側壁からの離間距離が球の直径未満とされることから、落下位置Pf3に球が到達するまでは、球が転動円弧部3252を通過して落下することが防止される。そのため、球が落下位置Pf3に到達して初めて、球が転動円弧部3252から落下することになる。以下、転動円弧部3252上の球の流下の態様について説明する。
In the present embodiment, since the distance from the front side wall of the
図34(a)から図34(c)は、図31のXXXIVa−XXXIVa線における第1可変入賞装置3000の断面図である。なお、図34(b)では、上流位置Pf1に配置される球が図示され、図34(c)では、下流位置Pf2に配置される球が図示される。なお、図34では、後カバー1700の図示が省略される。
34 (a) to 34 (c) are cross-sectional views of the first
図34(b)及び図34(c)に示すように、落下遅延板3250の上面を転動する球は、転動円弧部3252を前後方向に転動し板部1310に当接した状態で流下し、球の落下遅延板3250との当接部分までの径長さ(軸方向視における当接部と球の中心との間の長さ)が、流下するにつれて短縮される。
As shown in FIGS. 34 (b) and 34 (c), the sphere that rolls on the upper surface of the
即ち、図34(b)に示す上流位置Pf1では、球が落下遅延板3250と当接する部分までの径長さr1は、球の半径と同等とされる。一方で、図34(c)に示す下流位置Pf2では、球が落下遅延板3250と当接する部分までの径長さr2は、球の半径よりも短くされる。
That is, at the upstream position Pf1 shown in FIG. 34 (b), the diameter length r1 to the portion where the sphere comes into contact with the
これら径長さr1,r2は、前後方向に沿う軸を回転軸として球が回転すると過程した場合の、球の回転半径に対応する。換言すれば、球の回転速度が同じであれば、径長さr1,r2が短いほど、球の転動速度が減少する(球が遅延される)。本実施形態によれば、対向面3251aは下流側へ向かう程、本体部材3100からの離間距離が増加する態様で傾斜して形成される。従って、球の回転半径は、球が落下遅延板3250を下流側(図31右側)へ流下するにつれて徐々に短縮される。従って、球が落下遅延板3250を下流側に流下することに伴って、球の転動速度を減少させることができる。
These diameter lengths r1 and r2 correspond to the radius of gyration of the sphere when the sphere rotates about an axis along the front-rear direction as a rotation axis. In other words, if the rotation speed of the sphere is the same, the shorter the diameter lengths r1 and r2, the lower the rolling speed of the sphere (the sphere is delayed). According to the present embodiment, the facing
また、延設板部3251は開閉板1300の回転軸に沿って延設されるところ、その軸方向視を示した図34において、図34(b)に示す状態に比較して図34(c)に示す状態の方が球は下方に変位する。即ち、球が落下遅延板3250を下流側に流下するほど、球を第1特定入賞口1000aから離すことができるので、落下遅延板3250を流下する球を第1特定入賞口1000aから逸らすことができる。
Further, when the
これにより、仮に、開閉板1300に入球防止部1331が形成されていない場合であっても、球が落下遅延板3250を下流端まで流下し、その勢いのまま第1特定入賞口1000aへ向けて飛ぶことにより入賞するという事態を防止することができる。
As a result, even if the ball
次いで、図35を参照して球が落下遅延板3250の上面を転動している間に開閉板1300が開状態へ上昇動作する場合について説明する。図35(a)及び図35(b)は、第1可変入賞装置3000の部分正面図であり、図35(c)は、図35(b)のXXXVc−XXXVc線における第1可変入賞装置3000の部分断面図である。なお、図35(a)では、開閉板1300の閉状態が、図35(b)及び図35(c)では開閉板1300の開状態がそれぞれ図示され、図35(c)では、開閉板1300の閉状態における板部1310と球との外形が想像線で例示されると共に、後カバー1700の図示が省略される。また、図35(a)及び図35(b)では、第1可変入賞装置3000の流路形成部に入球した球の一例が図示される。
Next, a case where the opening /
図35(a)に示すように、開閉板1300が閉状態とされる場合に落下遅延板3250の上面に着地した球は、延設板部3251の延設方向に沿って正面視右方へ向けて流下し、このまま開閉板1300が閉状態を維持する場合には、落下位置Pf3まで到達した後で落下する。この際、上述した延設板部3251の作用により、球の転動速度を徐々に低下させることができ、球の転動時間を長く維持できると共に球への注目力を向上させることができる。
As shown in FIG. 35 (a), when the opening /
図35(b)に示すように、球が転動する間に開閉板1300が開状態へ向けて上昇動作(回転動作)する場合、板部1310の転動面1311に押圧された球は転動円弧部3252の円弧形状に沿って滑らかに上昇移動する。上述したように、球の移動開始時において球が当接する部分における転動円弧部3252の面の接線が前後方向に向くので、開閉板1300の動作開始時における球の動作を滑らかにすることができる。
As shown in FIG. 35 (b), when the opening /
球が上昇移動し、転動面1311の上面を転動して流下する場合の流下方向と、図35(a)に図示される流下方向とは、平行である。従って、開閉板1300の動作前後で球の流下方向が全く別の方向に変化する場合に比較して、開閉板1300の動作前後の球の動作を視認する遊技者の感じる違和感を緩和することができる。
The flow direction when the sphere moves up and rolls on the upper surface of the rolling
このように、開状態における開閉板1300の板部1310よりも下方に球が配置された状態(図35(c)想像線参照)から、開閉板1300が上昇動作することにより、球が開状態における開閉板1300の板部1310の上方に押し戻される(逆流する)ことで、第1特定入賞口1000aへの入賞が可能となる。即ち、開閉板1300の下方に配置され、一度、第1特定入賞口1000aへの入賞が不可能な状態となった球を、上昇移動により第1特定入賞口1000aへの入賞が可能な状態に戻すことができるので、遊技者の興趣を向上させることができる。
In this way, from the state in which the sphere is arranged below the
換言すれば、図35(a)及び図35(b)では、共に、球が検出センサ1240を通過する可能性が依然としてあるので、球が検出センサ1240の上流側に配置された状態が図示されていると言える。即ち、落下遅延板3250の作用により、開閉板1300が閉状態となった後も球を検出センサ1240の上流側に維持し続けることができる。
In other words, in both FIGS. 35 (a) and 35 (b), the state in which the sphere is located upstream of the
また、第1特定入賞口1000aへの入賞が不可能な状態となった場合にも、落下遅延板3250の上面を転動する球は第1特定入賞口1000aへ近接する方向に流下するので、第1特定入賞口1000aへ入賞するかもしれないという期待感を遊技者に抱かせることができ、遊技者の注目力を維持することができる。
Further, even when it becomes impossible to win a prize in the first specific winning
図35に示すように、開閉板1300が閉状態を形成する際に開閉板1300の正面側に到達した球の落下を遅らせ、次に開閉板1300が開状態に変化した場合に転動面1311上に復活可能に構成することにより、大当たり遊技におけるラウンド間インターバル時間の間に開閉板1300の前に到達した球が次のラウンド遊技において第1特定入賞口1000aに入賞する可能性を高めることができ、開閉板1300の正面側を通過し第1アウト口66に入球する球の個数を少なくすることができる。
As shown in FIG. 35, when the opening /
本実施形態では、開閉板1300の正面側に球が配置されることに起因して、開閉板1300の開放が阻害されることを防止することができる。即ち、従来の遊技機のように、開閉板の正面側を自由に球が流下できる構造においては、開閉板が動作することにより開閉板とガラス板との間に球が挟み込まれ、それにより開閉板の開放が阻害され、遊技者にとって損が生じる恐れがあるという問題点があった。
In the present embodiment, it is possible to prevent the opening of the opening /
これに対し、本実施形態では、球が開閉板1300の正面において落下遅延板3250の上面を転動する間において、開閉板1300の回転軸と球との離間距離をほぼ一定に維持(制限)することができる。従って、球が開閉板1300の正面側を自由に流下して、回転軸からの球の離間距離が自由に変化する場合に比較して、球が開閉板1300とガラス板との間で挟まり開閉板1300の動作が阻害される危険性を小さくすることができる。なお、本実施形態では、開閉板1300が開状態へ変化する途中において球がガラス板との間に挟まれ開閉板1300の動作が阻害される恐れのある球の配置に比較して、若干上側の位置に球が維持される態様で落下遅延板3250が形成される。
On the other hand, in the present embodiment, the separation distance between the rotation axis of the opening /
図36(a)及び図36(b)は、第1可変入賞装置3000に到達した球の流下態様を示す模式図である。図36(a)では、球を打ちっ放しにする場合に第1可変入賞装置3000に到達した2個の球の流下態様が時系列で図示され、図36(b)では、例えば、1球目の球を弱めに打ち出し、2球目の球を強めに打ち出す特殊な打ち方(所謂「捻り打ち」)を行うことで、2個の球が連なって第1可変入賞装置3000に到達した場合の球の流下態様が時系列で図示される。
36 (a) and 36 (b) are schematic views showing a flow mode of a ball that has reached the first
図36(a)に示すように、球を打ちっ放しにして、1球目の球P1と2球目の球P2とが所定間隔を空けて開閉板1300の正面側に到達する場合には、球P1が第1特定入賞口1000aに入賞することで開閉板1300が閉状態に切り替わる際に、依然として球P2が落下遅延板3250の上流側に配置された状態とすることができる。
As shown in FIG. 36A, when the ball is left unattended and the first ball P1 and the second ball P2 reach the front side of the opening /
そのため、球P2が落下遅延板3250を流下しきるまでの時間を長く確保することができるので、次に開閉板1300が開状態になる時まで球を落下遅延板3250の上面に維持し易くすることができる。
Therefore, it is possible to secure a long time for the ball P2 to flow down the
一方、図36(b)に示すように、球が2球連なって開閉板1300の正面側に到達する場合には、球P1が第1特定入賞口1000aに入賞することで開閉板1300が閉状態に切り替わる際に、球P2が検出センサ1240の直前の位置(落下位置Pf3)付近に配置されるので、次に開閉板1300が開状態になるまで待つことができず、球P2は落下遅延板3250から落下する。
On the other hand, as shown in FIG. 36B, when two balls are connected to reach the front side of the opening /
このように、本実施形態では、特殊な打ち方により球が2個連なって流下する場合に比較して、打ちっ放し(通常の打ち方)により所定間隔を空けて2個の球が流下する場合の方が、落下遅延板3250の作用(ラウンド間インターバル時間に開閉板1300の正面に到達した球を第1特定入賞口1000aに入球可能な状態に変化させること)を受けやすくすることができる。これにより、捻り打ちなどの特殊な打ち方による遊技を抑制することができる。
As described above, in the present embodiment, as compared with the case where two balls flow down in a row by a special striking method, when two balls flow down at a predetermined interval by leaving the ball (normal striking method). It is possible to make it more susceptible to the action of the fall delay plate 3250 (changing the ball that has reached the front of the opening /
図37は、第1可変入賞装置3000の部分正面図である。図37では、開閉板1300が閉状態から開状態へ状態変化した直後が図示され、開閉板1300に衝突することにより上方へ跳ねる球が図示される。
FIG. 37 is a partial front view of the first
本実施形態では、開状態の開閉板1300に球が着地する場合には図37のようなバウンドは生じず、開閉板1300が上昇動作する途中で開閉板1300に着地した球が跳ね返されることでのみ、図37に示す態様で球がバウンドする。
In the present embodiment, when the ball lands on the open /
跳ねた球のその後の流下態様は、再び開閉板1300の上面に戻って来るか、図37に示すように、湾曲延設板3182に沿って追加入賞口3181に入賞するかのどちらかに限定される。そのため、バウンドした球により、遊技者は賞球の払い出しを受けることができる。従って、開閉板1300が開状態へ切り替わる途中という特殊なタイミングで開閉板1300に到達した球が、結局第1アウト口66に入球してしまい、遊技者が利益を得ることができないという事態を防止することができる。
Subsequent flow of the bounced ball is limited to either returning to the top surface of the opening /
また、追加入賞口3181に球が入賞する場合であっても、それとは別に第1特定入賞口1000aに規定個数(本実施形態では、10個)の球を入賞させることができるので、追加入賞口3181に入賞することによる払い出しは規定個数を越えて払い出される賞球(追加分の利益)となる。即ち、開閉板1300が開状態へ切り替わる途中という特殊なタイミングで球が開閉板1300の正面側に到達するか否かにより、遊技者が得られる利益に差を生じさせることができるので、大当たり遊技において流下する球への注目力を向上させることができる。
Further, even if a ball wins in the additional winning
次いで、図38から図43を参照して、第4実施形態について説明する。第1実施形態では、第1可変入賞装置1000に入球した球の流下態様の違いに寄らず大当たり終了後の付加価値として特別図柄の確変状態(高確率状態)が付与される場合を説明したが、第4実施形態における第1可変入賞装置4000は、特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利取得に関する判定を球の流下態様の違いにより行う確率変動判定部を備える。なお、上述した各実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
Next, a fourth embodiment will be described with reference to FIGS. 38 to 43. In the first embodiment, a case has been described in which a probabilistic state (high probability state) of a special symbol is given as an added value after the end of the jackpot regardless of the difference in the flow mode of the ball that has entered the first
図38は、第4実施形態における遊技盤13の正面図であり、図39は、遊技盤13の部分正面図である。図39では、第1可変入賞装置4000付近が拡大して図示される。図39に示すように、本実施形態では、第1可変入賞装置4000の貯留流路1231の下方部分において遊技盤13に透過窓が形成され、遊技盤13の背面側に配設される確率変動判定部4800が視認可能に構成される。
FIG. 38 is a front view of the
図39に示すように、第1可変入賞装置4000は、第1実施形態と同様の構成(本体部材1100、覆設前板1200、開閉板1300、動力伝達部材1400、駆動装置1500、規制部材1600及び後カバー1700)を備え、更に、第4実施形態で新出の確率変動判定部4800を備える。
As shown in FIG. 39, the first
確率変動判定部4800は、排出口1150から排出された球が流下する流路であって鉛直下方に延設される連通路4810と、その連通路4810の下端に連通される二股に分岐した流路である確率変動判定流路4820と、その確率変動判定流路4820の正面視左側の流路から連通して配置される特定領域4830と、正面視右側の流路から連通して配置される非特定領域4840と、確率変動判定流路4820の分岐部において遊技球に干渉可能に配置される振分装置4850と、特定領域4830の遊技球の通過を検出する特定領域検出センサ4860と、非特定領域4540の遊技球の通過を検出する非特定領域検出センサ4870と、を主に備える。
The probability
連通路4810は、排出口から入球した球が確率変動判定流路4820へ到達するまでに概ね1秒間経過する長さから形成される。
The
振分装置4850は、確率変動判定流路4820の内側に張り出して配設され、球を特定領域4830へ流下させる(開状態を形成する)開放位置と非特定領域4840へ流下させる(閉状態を形成する)閉塞位置との間を動作可能とされる振分動作部材4851と、その振分動作部材4851を駆動するソレノイド4852と、を主に備える。
The
確率変動判定部4800が特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利取得に関する判定を行うのは、大当たり遊技中の特別ラウンド(この実施形態では第5ラウンド目)においてのみである。特別ラウンドでは、遊技球が通過可能な程度の時間、振分動作部材4851が右側に移動させられる。このとき、特定領域4830は開放状態にあり、非特定領域4840は閉塞状態にある。特定領域4830を遊技球が通過すると、その大当たり遊技の終了後、特別図柄の確変状態(高確率状態)へ移行する。本実施形態では、特別図柄の高確率状態において、普通図柄(第2図柄)の当たり確率がアップして第2入球口640へ球が入賞し易くなる態様で構成される。
The probability
なお、本実施形態では、特別図柄の低確率状態では、例えば、99分の1の確率で特別図柄の大当たりと判定され、特別図柄の高確率状態(特別図柄の確変状態)では、例えば、40分の1の確率で特別図柄の大当たりと判定される。 In the present embodiment, in the low probability state of the special symbol, for example, the jackpot of the special symbol is determined with a probability of 1/99, and in the high probability state of the special symbol (probability variation state of the special symbol), for example, 40. It is judged as a big hit of a special symbol with a probability of 1 in.
そして、特定領域4830を遊技球が通過すると、その大当たり遊技の終了後、特別図柄の抽選が50回終了するまで特別図柄の確変状態(高確率状態)が付与され、特別図柄の抽選が50回終了して以降は通常状態に設定されるように構成される。
Then, when the game ball passes through the
本実施形態では、特別図柄の大当たり種別として、「大当たりD」、「大当たりE」、「大当たりF」、「大当たりG」、「大当たりf」の5種類が設けられている(図40参照)。詳細については後述するが、大当たり種別によって、第1特定入賞口1000aの開放パターン及び振分装置4850の作動パターンが異なって構成されており、第1可変入賞装置4000への球の入球個数や特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得する確率を変化させるように構成される。
In the present embodiment, five types of special symbols, "big hit D", "big hit E", "big hit F", "big hit G", and "big hit f" are provided (see FIG. 40). The details will be described later, but the opening pattern of the first specific winning
図40は、第1当たり種別カウンタC2と特別図柄における大当たり種別との対応関係を模式的に示した模式図である。第1当たり種別選択テーブル202b(図40参照)は、大当たり種別を決定するための判定値が記憶されているデータテーブルであり、第1当たり種別カウンタC2の判定値が、各大当たり種別、および特別図柄の抽選契機となった入球口の種別に対応付けて規定されている。本実施形態のパチンコ機10では特別図柄の大当たりと判定された場合に、始動入賞に基づいて取得した第1当たり種別カウンタC2の値と、第1当たり種別選択テーブル202bとが比較され、第1当たり種別カウンタC2の値に対応する大当たり種別が選択される。
FIG. 40 is a schematic diagram schematically showing the correspondence between the first hit type counter C2 and the jackpot type in the special symbol. The first hit type selection table 202b (see FIG. 40) is a data table in which judgment values for determining the jackpot type are stored, and the judgment value of the first hit type counter C2 is each jackpot type and special. It is stipulated in association with the type of entry slot that triggered the lottery of the symbol. In the
具体的には、特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜29」の範囲には、大当たりDが対応付けられて規定されている(図40の202b41参照)。
Specifically, when a big hit is obtained in the
大当たりDとなった場合は、5ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置4000及び振分装置4850の第6の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約675個の賞球の払い出しを受けることができると共に、ほぼ確実に特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる。
When the jackpot D is obtained, the jackpot game of 5 rounds is executed in the sixth operation pattern of the first
第1当たり種別カウンタC2の値が「30〜49」の範囲には、大当たりEが対応付けられて規定されている(図40の202b42参照)。 The jackpot E is associated with the range in which the value of the first hit type counter C2 is "30 to 49" (see 202b42 in FIG. 40).
大当たりEとなった場合は、5ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置4000及び振分装置4850の第7の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約675個の賞球の払い出しを受けることができると共に、特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を稀にしか取得することができない。
When the jackpot E is obtained, the jackpot game of 5 rounds is executed in the 7th operation pattern of the 1st
第1当たり種別カウンタC2の値が「50〜79」の範囲には、大当たりFが対応付けられて規定されている(図40の202b43参照)。 The jackpot F is associated with the range in which the value of the first hit type counter C2 is "50 to 79" (see 202b43 in FIG. 40).
大当たりFとなった場合は、5ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置4000及び振分装置4850の第8の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約675個の賞球の払い出しを受けることができると共に、ほぼ確実に特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる。
When the jackpot F is obtained, the jackpot game of 5 rounds is executed in the eighth operation pattern of the first
第1当たり種別カウンタC2の値が「80〜99」の範囲には、大当たりGが対応付けられて規定されている(図40の202b44参照)。 The jackpot G is associated with the range in which the value of the first hit type counter C2 is "80 to 99" (see 202b44 in FIG. 40).
大当たりGとなった場合は、5ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置4000及び振分装置4850の第8の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約750個の賞球の払い出しを受けることができると共に、特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を稀にしか取得することができない。
When the jackpot G is obtained, the jackpot game of 5 rounds is executed in the eighth operation pattern of the first
上述したように、特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)に基づく大当たりでは、50%の確率で特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を確実に取得することができる。一方、残りの50%でも、稀に特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる。 As described above, in the jackpot based on the lottery of the special symbol 1 (lottery based on the entry into the first ball entrance 64), there is a 50% chance of the right to shift to the probabilistic state (high probability state) of the special symbol. Can be reliably obtained. On the other hand, even with the remaining 50%, in rare cases, the right to shift to the probabilistic state (high probability state) of the special symbol can be obtained.
一方、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜94」の範囲には、大当たりfが対応付けられて規定されている(図40の202b45参照)。
On the other hand, if a big hit is obtained in the
大当たりfとなった場合は、大当たりDの時と同様に、5ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置4000及び振分装置4850の第6の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約675個の賞球の払い出しを受けることができると共に、ほぼ確実に特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる。
When the jackpot f is reached, the jackpot game of 5 rounds is executed in the sixth operation pattern of the first
第1当たり種別カウンタC2の値が「95〜99」の範囲には、大当たりgが対応付けられて規定されている(図40の202b45参照)。 In the range where the value of the first hit type counter C2 is "95 to 99", the jackpot g is associated and defined (see 202b45 in FIG. 40).
大当たりgとなった場合は、5ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置4000及び振分装置4850の第10の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約600個の賞球の払い出しを受けることができると共に、稀に特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる。
When the jackpot g is reached, the jackpot game of 5 rounds is executed in the tenth operation pattern of the first
上述したように、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなると、95%の確率で第1可変入賞装置4000及び振分装置4850が第6の作動パターンで動作する。この時、ほぼ確実に特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができるので、特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)で大当たりとなる場合に比較して、遊技者にとって有利となる。従って、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりを獲得するために、特別図柄の確変状態(高確率状態)においては、遊技者は右打ち遊技を行う。
As described above, when a big hit is obtained in the lottery of the special symbol 2 (lottery based on the entry into the second entrance 640), there is a 95% probability that the first
特別図柄の確変中は、普通図柄の当たり確率がアップし、普通図柄の変動時間が短くなり(3秒)、普通図柄の当たりとなった場合における電動役物640aの開放時間が長くなる(1秒×2回)ように設定される。よって、第2入球口640へと球を入球させやすくなるので、特別図柄2の抽選が行われやすくなる。従って、一旦特別図柄の確変状態へと移行させることができれば、特別図柄の大当たりとなりやすく、且つ、大当たりとなった場合に大当たりf(ほぼ確実に特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得できる大当たり)となりやすい特別図柄の確変状態が繰り返されやすくなるので、遊技者が多量の賞球を獲得し易くなる。これにより、遊技者に対して特別図柄の確変状態へと移行させることを強く期待させながら遊技を行わせることができるので、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。
During the probability change of the special symbol, the hit probability of the normal symbol increases, the fluctuation time of the normal symbol becomes shorter (3 seconds), and the opening time of the
次いで、図41から図43を参照して、本実施形態における第1特定入賞口1000a及び特定領域4830の開放パターンについて説明する。図41(a)は、第6の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a及び特定領域4830の計時変化を示した図であり、図41(b)は、第7の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a及び特定領域4830の計時変化を示した図である。
Next, with reference to FIGS. 41 to 43, the opening patterns of the first specific winning
MPU201(図4参照)は、前記特図当り決定において大当りを決定した場合には、特図変動表示(図柄変動演出)の終了後に、決定した種類の大当り遊技の制御を開始する。以下、大当り遊技が付与される場合に行われる開閉板1300及び振分動作部材4851の作動制御について説明する。
When the jackpot is determined in the special figure hit determination, the MPU 201 (see FIG. 4) starts controlling the determined type of jackpot game after the end of the special figure variation display (design variation effect). Hereinafter, operation control of the opening /
<第6の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりD又は大当たりfの大当たり遊技の場合には、前記第6の作動パターンに基づいて開閉板1300及び振分動作部材4851が動作するようMPU201がソレノイド1510,4852を駆動制御する。
<When operating with the 6th operation pattern>
When the jackpot type is jackpot D or jackpot f, the
MPU201は、特図変動表示(図柄変動演出)が終了すると、タイマ手段(図示せず)が所定のオープニング時間OP(10秒)が経過するまで開閉板1300及び振分動作部材4851を閉状態に保持するようソレノイド1510,4852を駆動制御し、オープニング時間OPの経過後に、1ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the special figure variation display (design variation effect) is completed, the
すなわち、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
That is, the
そして、1ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数(本実施絵形態では10個)のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, in the first round game R, the lapse of the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) or the specified number (10 in the present embodiment) of the pachinko balls When the winning) is satisfied, the
1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、2ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the first round game R is completed, the timer means drives and controls the
2ラウンド目では、1ラウンド目の開始と同様に、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the second round, as in the start of the first round, the first operation time T1 (maximum 30 seconds) is measured by the timer means, and the opening /
そして、2ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、2ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the second round game R. The
2ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、3ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the second round game R is completed, the timer means drives and controls the
3ラウンド目では、2ラウンド目の開始と同様に、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the third round, as in the start of the second round, the first operation time T1 (maximum 30 seconds) is measured by the timer means, and the opening /
そして、3ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、3ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the third round game R. The
3ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第2インターバル時間Int2(1.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第2インターバル時間Int2の経過後に、4ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the third round game R is completed, the timer means drives and controls the
4ラウンド目では、他のラウンドの開始と異なり、第2の作動時間T2(最大3秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the fourth round, unlike the start of the other rounds, the second operating time T2 (maximum 3 seconds) is measured by the timer means, and the opening /
MPU201は、開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させると、タイマ手段(図示せず)が所定の第3オープニング時間OP3(32.3秒)が経過するまで計測を行い、第3オープニング時間OP3の経過後に、所定時間(本実施形態では、0.1秒間)振分動作部材4851を開放位置へ移動させ、所定時間の経過後、振分動作部材4851を再び閉状態に保持するようソレノイド4852を駆動制御して、振分動作部材4851に短時間動作を行わせる。この所定時間は、球の特定領域4830への通過を許容しない時間として設定される。
When the opening /
そして、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第2の作動時間T2の最大値である3秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、4ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (3 seconds, which is the maximum value of the second operating time T2) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the fourth round game R. The
ここで、第2の作動時間T2は、第1特定入賞口1000aへ球を規定個数だけ入球させることができない時間として設定される。即ち、本実施形態では、最速で0.6秒間隔で1球ずつ球を発射できるところ、規定個数の発射には6秒間かかる。即ち、普通に見積もって、3秒間では第1特定入賞口1000aに5個程度の球を入球させることしかできない。従って、4ラウンド目のラウンド遊技Rは、専ら第2の作動時間T2の最大値である3秒間で終了する。
Here, the second operating time T2 is set as a time during which a predetermined number of balls cannot be inserted into the first specific winning
一方で、本作動パターンでは、4ラウンド目の直前のインターバルにおいて、排出口1150から球が5個しか排出されない。従って、3秒間に可能な概ね5個程度の入賞により貯留流路1231が満たされることとなるので、4ラウンド目のラウンド遊技Rの時間が他のラウンドより短いことによって遊技者に与える違和感を抑制することができる。
On the other hand, in this operation pattern, only five balls are discharged from the
4ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、5ラウンド目(特別ラウンド)のラウンド遊技Rを開始する。
When the round game R of the fourth round is completed, the timer means drives and controls the
5ラウンド目では、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the fifth round, the
MPU201は、開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させると、タイマ手段(図示せず)が所定の第2オープニング時間OP2(0.3秒)が経過するまで振分動作部材4851を閉状態に保持し、第2オープニング時間OP2の経過後に、所定時間(本実施形態では、約2秒間)振分動作部材4851を開放位置へ移動させ、所定時間の経過後、振分動作部材4851を再び閉状態に保持するようソレノイド4852を駆動制御して、振分動作部材4851に長時間動作を行わせる。
When the opening /
そして、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、5ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the fifth round game R. The
第2オープニング時間OP2は、貯留流路1231から排出される球が7球未満である場合(貯留個数が6個までである場合)には、排出される全ての球が確率変動判定流路4820を通過しきるよりも長い時間である一方、貯留流路1231から排出される球が7球以上である場合(貯留個数が7個以上である場合)には、排出される球の内、少なくとも一部の球が確率変動判定流路4820を通過しきるよりも短い時間として設定される。
In the second opening time OP2, when the number of balls discharged from the
本実施形態では、4ラウンド目のラウンド遊技Rが貯留流路1231に球が5個残留した状態で開始されるので、4ラウンド目のラウンド遊技が第2の作動時間T2で終了するとしても、貯留流路1231に貯留される球を容易に7個以上とすることができる。従って、球が確率変動判定流路4820に残留する間に振分動作部材4851を開状態とすることができるので、残留していた球を特定領域4830へ流下させることができる。従って、遊技者は特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる。
In the present embodiment, the fourth round round game R is started with five balls remaining in the
そして、5ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第1インターバル時間Int1およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまで開閉板1300及び振分動作部材4851を閉状態に保持するようソレノイド1510,4852が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
Then, when the fifth round game R is completed, the timer means holds the opening /
ここで、従来技術と異なり、本作動パターンでは、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて振分動作部材4851が動作前に閉状態とされている間において開閉板1300を閉状態とする必要がないので、開閉板1300を違和感無く動作させることができる。以下、このことについて説明する。
Here, unlike the conventional technique, in this operation pattern, it is not necessary to close the opening /
従来技術では、振分動作部材4581の動作開始前に第1特定入賞口1000aに規定個数の球が入賞してラウンド遊技Rが終了してしまうと、振分動作部材4851は開状態となっているのに第1特定入賞口1000aに球を入賞させられず、遊技者が特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができないという不具合が生じる恐れがあることから、それを防止するために振分動作部材4851が動作前に閉状態とされている間において開閉板1300を閉状態とする必要があった(1ラウンド内で、2回開放させていた)。
In the prior art, if a predetermined number of balls win a prize in the first specific winning
これに対し、本実施形態では、5ラウンド目の直前のラウンドのラウンド遊技Rにより第1特定入賞口1000aに入賞した球を特定領域4830へ入球させられるか否かを切り替える遊技性であるので、振分動作部材4851が動作前に閉状態とされている間において第1特定入賞口1000aに球が入球不可能な状態となったとしても、振分動作部材4851が開状態となる際に特定領域4830へ向かう球が既に第1可変入賞装置4000に入賞しているので、問題無く遊技者が特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる。
On the other hand, in the present embodiment, it is a game property that switches whether or not the ball that has won the first specific winning
そのため、本作動パターンでは、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて振分動作部材4851が動作前に閉状態とされている間においても、開閉板1300を開状態とすることで開閉板1300の動作に対して遊技者が違和感を抱くことを防止しつつ、入賞の態様により遊技者が特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができなくなるという不具合が生じることを防止することができる。
Therefore, in this operation pattern, even while the
また、5ラウンド目のラウンド遊技Rで第1特定入賞口1000aに入賞した球は、第1の作動時間T1の間、貯留流路1231に停留するため、5ラウンド目のラウンド遊技Rで第1特定入賞口1000aに入賞した球が振分動作部材4851の開状態の間に確率変動判定流路4820に入球することを防止することができる。これにより、5ラウンド目(特別ラウンド)のラウンド遊技Rにおける第1特定入賞口1000aへの入賞の態様により遊技者が特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができるか否かが変化するという不具合が生じることを防止することができる。
Further, the ball that has won the first specific winning
<第7の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりEの大当たり遊技の場合には、前記第7の作動パターンに基づいて開閉板1300及び振分動作部材4851が動作するようMPU201がソレノイド1510,4852を駆動制御する。なお、3ラウンド目のラウンド遊技Rの終了までは上述した大当たりDの場合と同様なので、説明を省略する。また、振分装置4850の駆動態様は第6の作動パターンと同様とされる。
<When operating in the 7th operation pattern>
In the case of a jackpot game in which the jackpot type is jackpot E, the
3ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、4ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the third round game R is completed, the timer means drives and controls the
4ラウンド目では、他のラウンドの開始と異なり、第2の作動時間T2(最大3秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the fourth round, unlike the start of the other rounds, the second operating time T2 (maximum 3 seconds) is measured by the timer means, and the opening /
MPU201は、開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させると、タイマ手段(図示せず)が所定の第3オープニング時間OP3(32.3秒)が経過するまで計測を行い、第3オープニング時間OP3の経過後に、所定時間(本実施形態では、0.1秒間)振分動作部材4851を開放位置へ移動させ、所定時間の経過後、振分動作部材4851を再び閉状態に保持するようソレノイド4852を駆動制御して、振分動作部材4851に短時間動作を行わせる。なお、この短時間動作は、球の特定領域4830への通過を許容しない動作として設定される。
When the opening /
そして、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第2の作動時間T2の最大値である3秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、4ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (3 seconds, which is the maximum value of the second operating time T2) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the fourth round game R. The
ここで、第2の作動時間T2は、第1特定入賞口1000aへ球を規定個数だけ入球させることができない時間として設定される。即ち、本実施形態では、最速で0.6秒間隔で1球ずつ球を発射できるところ、規定個数の発射には6秒間かかる。即ち、普通に見積もって、3秒間では第1特定入賞口1000aに5個程度の球を入球させることしかできない。従って、4ラウンド目のラウンド遊技Rは、専ら第2の作動時間T2の最大値である3秒間で終了する。
Here, the second operating time T2 is set as a time during which a predetermined number of balls cannot be inserted into the first specific winning
一方で、本作動パターンでは、4ラウンド目の直前のインターバルにおいて、排出口1150から球が10個(全球)排出されている。従って、3秒間に可能な概ね5個程度の入賞により貯留流路1231が満たされることは無く、3秒間で入賞した球が貯留流路1231に残留した状態で開閉板1300が閉状態に変位する。
On the other hand, in this operation pattern, 10 balls (global) are discharged from the
4ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、5ラウンド目(特別ラウンド)のラウンド遊技Rを開始する。
When the round game R of the fourth round is completed, the timer means drives and controls the
5ラウンド目では、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the fifth round, the
MPU201は、開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させると、タイマ手段(図示せず)が所定の第2オープニング時間OP2(0.3秒)が経過するまで振分動作部材4851を閉状態に保持し、第2オープニング時間OP2の経過後に、所定時間(本実施形態では、約2秒間)振分動作部材4851を開放位置へ移動させ、所定時間の経過後、振分動作部材4851を再び閉状態に保持するようソレノイド4852を駆動制御して、振分動作部材4851に長時間動作を行わせる。
When the opening /
そして、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、5ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the fifth round game R. The
本作動パターンでは、5ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のインターバルで排出口1150から排出される球は5球程度なので、何らかの稀な原因により、3秒間に8球以上の球が第1特定入賞口1000aに入賞しない限り、排出される全ての球が確率変動判定流路4820を通過しきってから振分動作部材4851が変位する。
In this operation pattern, about 5 balls are ejected from the
従って、振分動作部材4851が開状態の場合に確率変動判定流路4820に球が残留しないので、球が特定領域4830を通過することは無い。そのため、遊技者は特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができない。
Therefore, when the
そして、5ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第1インターバル時間Int1およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまで開閉板1300及び振分動作部材4851を閉状態に保持するようソレノイド1510,4852が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
Then, when the fifth round game R is completed, the timer means holds the opening /
なお、本作動パターンでは、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおける開閉板1300及び振分動作部材4851の動作態様は上述した第6の作動パターンと同様なので、本作動パターンにおいても、第6の作動パターンにおける効果と同様の効果を奏することができる。
In this operation pattern, the operation mode of the opening /
ここで、第6の作動パターンと第7の作動パターンとの違いは、4ラウンド目のラウンド遊技Rの間に球を貯留流路1231の満杯付近まで貯められるか否かである。即ち、球の貯まり具合の違いにより、その後で遊技者が特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができるか否かを予想できるので、貯留流路1231に貯まる球への注目力を向上させることができる。これにより、第1可変入賞装置4000への注目力を向上させることができる。
Here, the difference between the sixth operation pattern and the seventh operation pattern is whether or not the balls can be stored up to the vicinity of the full
また、第6の作動パターンにおいて、4ラウンド目のラウンド遊技Rにより球が3球以上入球すれば、ほぼ確実に特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができるが、ラウンド遊技Rの時間が短いので、遊技者が遊技に慣れた者であるほど、第6の作動パターンにおいても特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得し損ね易い状況が形成される。 In addition, in the sixth operation pattern, if three or more balls enter in the round game R of the fourth round, it is almost certain that the right to shift to the probabilistic state (high probability state) of the special symbol is acquired. However, since the round game R time is short, the more the player is accustomed to the game, the more he fails to acquire the right to shift to the probabilistic state (high probability state) of the special symbol even in the sixth operation pattern. An easy situation is formed.
即ち、不慣れな遊技者ほど大当たり遊技中は打ちっ放しで遊技を行い易いのに対し、遊技に慣れた者ほど大当たり中のラウンド間の無駄球を避けるために打ちっ放しを避け、ラウンド間打ち止めを行い易いことから生じる差である。 That is, the more unfamiliar the player is, the easier it is to play the game by leaving it unattended during the jackpot game, while the more accustomed to the game, the easier it is to avoid leaving it unattended to avoid wasting balls between rounds during the jackpot, and to stop between rounds. Is the difference that arises from.
詳述すると、打ちっ放しの遊技であれば、常に開閉板1300の付近に複数の球が流下しており、4ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後から第1特定入賞口1000aへの球の入賞が生じるので、3秒間もあれば、3球以上の球が入球する余裕が十分にある。そのため、不慣れな遊技者は、問題無く特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる。
In detail, in the case of an untouched game, a plurality of balls are always flowing down near the opening /
一方、4ラウンド目のラウンド遊技Rが開始してから打ち出しを始めることで、インターバル期間中に球が開閉板1300の付近を流下することを避けるようラウンド間打ち止めを行う場合、確かに無駄球は抑制できるが、4ラウンド目のラウンド遊技Rの開始からしばらくしないと(例えば、2秒間経過しないと)開閉板1300付近に球が到達しない。従って、残りの1秒間で3個以上の球を入球させる必要が生じ、特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することが困難となる。従って、遊技に慣れた遊技者にも、大当たり遊技中に打ちっ放しで打ち出しを行うように仕向けることができる。
On the other hand, if the ball is stopped between rounds so as to prevent the ball from flowing down near the opening /
このように、第6の作動パターンは、打ち出しの態様により、遊技に慣れた者ほど得られる利益が減少する恐れを内在している。従って、遊技者が不慣れか、慣れているかに関わらず、大当たり中に打ちっ放しで遊技するように仕向けることができ、遊技により得られる利益の公平性を担保することができる。 As described above, the sixth operation pattern has an inherent possibility that the profit obtained by a person who is more accustomed to the game is reduced depending on the mode of launching. Therefore, regardless of whether the player is unfamiliar or accustomed to the game, it is possible to induce the player to play the game unattended during the jackpot, and the fairness of the profit obtained by the game can be guaranteed.
また、一方で、上述したリスクを把握した上で、それでもラウンド間打ち止めを行う遊技者に対しては、他のパチンコ機10では味わえないような、集中力を要する大当たり遊技を提供することができる。即ち、4ラウンド目の第1特定入賞口1000aの開放の直後に球が第1特定入賞口1000aに流れ込むように逆算して打ち出しを開始するというラウンド間止め打ちを行うことで、無駄球は減らしながら、特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利も取得することができる。この場合、3ラウンド目のラウンド遊技Rの終了前にラウンド間の打ち止めを行い、3ラウンド目のラウンド遊技Rの終了前に打ち出しを開始することになる。即ち、3ラウンド目のラウンド遊技R中に入球する球の流下のランダム性も検討しつつ、入球タイミングを予想しながら打ち出しを開始するという高度な計算を必要とする。従って、打ち出しを開始した球が第1特定入賞口1000a付近に到達したタイミングが計算通りだった場合には、遊技者の興趣を向上させることができる。
On the other hand, it is possible to provide a player who, after grasping the above-mentioned risks, still stops between rounds, a jackpot game that requires concentration, which cannot be experienced with
図42(a)は、第8の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a及び特定領域4830の計時変化を示した図であり、図42(b)は、第9の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a及び特定領域4830の計時変化を示した図である。
FIG. 42 (a) is a diagram showing the timed change of the first specific winning
MPU201(図4参照)は、前記特図当り決定において大当りを決定した場合には、特図変動表示(図柄変動演出)の終了後に、決定した種類の大当り遊技の制御を開始する。以下、大当り遊技が付与される場合に行われる開閉板1300及び振分動作部材4851の作動制御について説明する。
When the jackpot is determined in the special figure hit determination, the MPU 201 (see FIG. 4) starts controlling the determined type of jackpot game after the end of the special figure variation display (design variation effect). Hereinafter, operation control of the opening /
<第8の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりFの大当たり遊技の場合には、前記第8の作動パターンに基づいて開閉板1300及び振分動作部材4851が動作するようMPU201がソレノイド1510,4852を駆動制御する。なお、3ラウンド目のラウンド遊技Rの終了までは上述した大当たりDの場合と同様なので、説明を省略する。
<When operating with the 8th operation pattern>
In the case of a jackpot game in which the jackpot type is jackpot F, the
3ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第2インターバル時間Int2(1.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第2インターバル時間Int2の経過後に、4ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the third round game R is completed, the timer means drives and controls the
4ラウンド目では、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the fourth round, the
MPU201は、開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させると、タイマ手段(図示せず)が所定の第3オープニング時間OP3(32.3秒)が経過するまで振分動作部材4851を閉状態に保持し、第3オープニング時間OP3の経過後に、所定時間(本実施形態では、約2秒間)振分動作部材4851を開放位置へ移動させ、所定時間の経過後、振分動作部材4851を再び閉状態に保持するようソレノイド4852を駆動制御して、振分動作部材4851に長時間動作を行わせる。
When the opening /
そして、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第2の作動時間T2の最大値である3秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、4ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (3 seconds, which is the maximum value of the second operating time T2) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the fourth round game R. The
本作動パターンでは、4ラウンド目の直前のインターバルにおいて、排出口1150から球が5個しか排出されない。従って、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて規定個数の球を第1特定入賞口1000aに入賞させることができないので、4ラウンド目のラウンド遊技Rは第1の作動時間T1の最大値である30秒の経過により終了する。
In this operation pattern, only five balls are discharged from the
4ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、5ラウンド目(特別ラウンド)のラウンド遊技Rを開始する。
When the round game R of the fourth round is completed, the timer means drives and controls the
5ラウンド目では、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the fifth round, the
MPU201は、開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させると、タイマ手段(図示せず)が所定の第2オープニング時間OP2(0.3秒)が経過するまで振分動作部材4851を閉状態に保持し、第2オープニング時間OP2の経過後に、所定時間(本実施形態では、約2秒間)振分動作部材4851を開放位置へ移動させ、所定時間の経過後、振分動作部材4851を再び閉状態に保持するようソレノイド4852を駆動制御して、振分動作部材4851に長時間動作を行わせる。なお、この開放動作は、第3オープニング時間OP3の経過による開放動作と同時におこなわれる。
When the opening /
そして、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、5ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the fifth round game R. The
第3オープニング時間OP3は、4ラウンド目のラウンド遊技Rが第1の作動時間T1の最大値の時間で継続した直後のインターバルで、排出口1150から7球以上の球が排出される場合(貯留個数が7個以上である場合)に、排出される球の内、少なくとも一部の球が確率変動判定流路4820を通過しきるよりも短い時間として設定される。
The third opening time OP3 is an interval immediately after the fourth round game R continues at the maximum value of the first operating time T1, and when 7 or more balls are discharged from the discharge port 1150 (storage). (When the number is 7 or more), the time is set to be shorter than that at least a part of the ejected spheres passes through the probability fluctuation
本作動パターンでは、4ラウンド目のラウンド遊技Rが貯留流路1231に球が5個残留した状態で開始されるので、4ラウンド目のラウンド遊技Rが第1の作動時間T1の最大値まで待って終了することになるので、貯留流路1231に貯留される球が7個以上であれば、確率変動判定流路4820に球が残留した状態で振分動作部材4851を開状態とすることができる。従って、残留していた球を特定領域4830へ流下させることができ、遊技者は特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる。
In this operation pattern, the fourth round round game R is started with five balls remaining in the
そして、5ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第1インターバル時間Int1およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまで開閉板1300及び振分動作部材4851を閉状態に保持するようソレノイド1510,4852が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
Then, when the fifth round game R is completed, the timer means holds the opening /
なお、本作動パターンでは、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおける開閉板1300及び振分動作部材4851の動作態様は上述した第6の作動パターンと同様なので、本作動パターンにおいても、第6の作動パターンにおける効果と同様の効果を奏することができる。
In this operation pattern, the operation mode of the opening /
<第9の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりGの大当たり遊技の場合には、前記第9の作動パターンに基づいて開閉板1300及び振分動作部材4851が動作するようMPU201がソレノイド1510,4852を駆動制御する。なお、3ラウンド目のラウンド遊技Rの終了までは上述した大当たりDの場合と同様なので、説明を省略する。また、振分装置4850の駆動態様は第8の作動パターンと同様とされる。
<When operating with the 9th operation pattern>
When the jackpot type is a jackpot game of jackpot G, the
3ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、4ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the third round game R is completed, the timer means drives and controls the
4ラウンド目では、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the fourth round, the
MPU201は、開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させると、タイマ手段(図示せず)が所定の第3オープニング時間OP3(32.3秒)が経過するまで振分動作部材4851を閉状態に保持し、第3オープニング時間OP3の経過後に、所定時間(本実施形態では、約2秒間)振分動作部材4851を開放位置へ移動させ、所定時間の経過後、振分動作部材4851を再び閉状態に保持するようソレノイド4852を駆動制御して、振分動作部材4851に長時間動作を行わせる。
When the opening /
そして、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、4ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the fourth round game R. The
本作動パターンでは、4ラウンド目の直前のインターバルにおいて、排出口1150から球が5個しか排出されない。従って、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて規定個数の球を第1特定入賞口1000aに入賞させることができないので、4ラウンド目のラウンド遊技Rは第1の作動時間T1の最大値である30秒の経過により終了する。
In this operation pattern, only five balls are discharged from the
4ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、5ラウンド目(特別ラウンド)のラウンド遊技Rを開始する。
When the round game R of the fourth round is completed, the timer means drives and controls the
5ラウンド目では、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the fifth round, the
MPU201は、開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させると、タイマ手段(図示せず)が所定の第2オープニング時間OP2(0.3秒)が経過するまで振分動作部材4851を閉状態に保持し、第2オープニング時間OP2の経過後に、所定時間(本実施形態では、約0.2秒間)振分動作部材4851を開放位置へ移動させ、所定時間の経過後、振分動作部材4851を再び閉状態に保持するようソレノイド4852を駆動制御して、振分動作部材4851に短時間動作を行わせる。なお、この短時間動作は、球の特定領域4830への通過を許容しない動作として設定される。
When the opening /
そして、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、5ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the fifth round game R. The
第3オープニング時間OP3は、4ラウンド目のラウンド遊技Rが第1の作動時間T1の最大値の時間で継続した直後のインターバルで、排出口1150から7球以上の球が排出される場合(貯留個数が7個以上である場合)に、排出される球の内、少なくとも一部の球が確率変動判定流路4820を通過しきるよりも短い時間として設定される。
The third opening time OP3 is an interval immediately after the fourth round game R continues at the maximum value of the first operating time T1, and when 7 or more balls are discharged from the discharge port 1150 (storage). (When the number is 7 or more), the time is set to be shorter than that at least a part of the ejected spheres passes through the probability fluctuation
本作動パターンでは、4ラウンド目のラウンド遊技Rが貯留流路1231に球が残留しない状態で開始されるので、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて規定個数の球を第1特定入賞口1000aに入賞させることができる。従って、第1の作動時間T1の最大値まで待つことなく、4ラウンド目のラウンド遊技Rを終了することが可能である。しかし、4ラウンド目のラウンド遊技Rを規定個数の入賞により終了させる場合のように、第1の作動時間T1の最大値まで待たずに4ラウンド目のラウンド遊技Rを終了すると、多くの場合において、その直後に排出口1150から排出される球が確率変動判定流路4820を通過した後で振分動作部材4851の変位が起きる。
In this operation pattern, since the fourth round round game R is started in a state where no balls remain in the
一方で、振分動作部材4851が、4ラウンド目のラウンド遊技Rを第1の作動時間T1の最大値まで待って終了した場合にその直後のインターバルで排出される球が7個以上であれば球を特定領域4830へ流下させることができる。そのため、遊技者は、規定個数の入賞を急ぐのではなく、4ラウンド目のラウンド遊技Rの終了間際に第1特定入賞口1000aに規定個数目の球を入賞させることにより、遊技者は特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる。
On the other hand, if the
また、他の方法として、4ラウンド目の直後の5ラウンド目のラウンド遊技Rを適切なタイミングで終了させることで、5ラウンド目のラウンド遊技Rの直後のインターバルで排出される球を特定領域に流下させることによっても、遊技者は特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる。 In addition, as another method, by ending the fifth round game R immediately after the fourth round at an appropriate timing, the ball discharged at the interval immediately after the fifth round game R is placed in a specific area. By letting it flow down, the player can acquire the right to shift to the probabilistic state (high probability state) of the special symbol.
このように、本作動パターンによれば、遊技者の裁量(第1特定入賞口1000aへの球の入賞のタイミング等の選択)により、遊技者は特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができるか否かを異ならせることができる。
As described above, according to this operation pattern, at the discretion of the player (selection of the timing of winning the ball to the first specific winning
そして、5ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第1インターバル時間Int1およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまで開閉板1300及び振分動作部材4851を閉状態に保持するようソレノイド1510,4852が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
Then, when the fifth round game R is completed, the timer means holds the opening /
ここで、第8の作動パターンと第9の作動パターンとの違いは、4ラウンド目のラウンド遊技Rの作動時間が指定されるか否かである。作動時間が指定される場合(第8の作動パターンの場合)には、第1特定入賞口1000aへの球の入球を継続させることにより、どのように遊技を行っても遊技者は特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができるので安心して遊技を行うことができる。
Here, the difference between the eighth operation pattern and the ninth operation pattern is whether or not the operation time of the fourth round game R is specified. When the operating time is specified (in the case of the eighth operating pattern), by continuing the ball entering the first specific winning
一方、作動時間が指定されない場合(第9の作動パターンの場合)には、遊技態様により遊技者が作動時間を自ら選択する(規定個数目の球を第1特定入賞口1000aにいつ入賞させるかを選択する)ことにより特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる場合がある。そのため、ラウンド遊技Rを集中して行うように促し、遊技領域を流下する球への注目力を向上させると共に遊技者に自力で確変状態を獲得する高揚感を与えることができる。これにより、遊技者の興趣の向上を図ることができる。
On the other hand, when the operating time is not specified (in the case of the ninth operating pattern), the player selects the operating time by himself / herself according to the game mode (when to make the first specific winning
第6の作動パターンから第9の作動パターンの特徴としては、3ラウンド目のラウンド遊技Rの直後のインターバルが普段よりも短く、貯留流路1231に球が残留した状態で4ラウンド目のラウンド遊技Rが開始される場合、特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得し易いことが挙げられる。即ち、4ラウンド目のラウンド遊技Rで得られる賞球が少ない場合の方が、特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得し易い遊技性を実現することができる。
The features of the sixth to ninth operation patterns are that the interval immediately after the third round round game R is shorter than usual, and the fourth round game with the ball remaining in the
一方で、3ラウンド目のラウンド遊技Rの直後のインターバルが貯留流路1231の球を全球排出する程度の長さとされる場合には特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得し難い。即ち、特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得し難い場合の方が、大当たり遊技で得られる賞球の払い出しが多くなるという遊技性を実現することができる。これにより、後に続行される通常状態において遊技者が打ち出す球を、多めに用意することができるので、遊技者の現金投資を抑制し易くすることができる。
On the other hand, if the interval immediately after the third round game R is long enough to eject the balls of the
これらの違いは、4ラウンド目の開始時に貯留流路1231に球が残留するか否かにより把握できるので、4ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時に、遊技者は大当たり遊技終了後の状態を予想することができる。そして、特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得し難い作動パターンの場合にも、球の入球の態様により特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することが可能とされる。
Since these differences can be grasped by whether or not the ball remains in the
ここで、本実施形態では、遊技者に選択を迫ることで、大当たり遊技中の遊技者の集中力を維持することができる。即ち、特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得し易くなる遊技態様が真逆なのである。 Here, in the present embodiment, it is possible to maintain the concentration of the player during the jackpot game by forcing the player to make a selection. That is, the game mode in which it is easy to acquire the right to shift to the probabilistic state (high probability state) of the special symbol is the opposite.
詳述すると、第7の作動パターンの場合、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、第2の作動時間T2(最大3秒間)が経過する前に、なるべく多くの球を第1特定入賞口1000aに入賞させることにより特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得できる可能性が高まる(4ラウンド目の開始時から多くの球を入賞させることに利益がある)一方で、第9の作動パターンの場合、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、第1の作動時間T1の最大値である30秒間の終了間際まで規定個数目の球の入賞を待ち、ラウンド遊技Rの期間を引き延ばすことにより、特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得できる可能性が高まる(4ラウンド目の開始時に球の入賞を抑えることに利益がある)。
More specifically, in the case of the seventh operation pattern, in the fourth round game R, as many balls as possible are placed in the first specific winning
このように、ラウンド遊技Rにおける球の入賞のさせ方(遊技者の選択した遊技態様)により、特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得する可能性が変化することになるので、大当たり遊技が複数回続いても、遊技者が飽きることを防止でき、遊技に対する集中力を維持することができる。 In this way, the possibility of acquiring the right to shift to the probabilistic state (high probability state) of the special symbol changes depending on the method of winning the ball in the round game R (the game mode selected by the player). Therefore, even if the jackpot game continues a plurality of times, the player can be prevented from getting bored and the concentration on the game can be maintained.
図43は、第10の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a及び特定領域4830の計時変化を示した図である。
FIG. 43 is a diagram showing the time change of the first specific winning
MPU201(図4参照)は、前記特図当り決定において大当りを決定した場合には、特図変動表示(図柄変動演出)の終了後に、決定した種類の大当り遊技の制御を開始する。以下、大当り遊技が付与される場合に行われる開閉板1300及び振分動作部材4851の作動制御について説明する。
When the jackpot is determined in the special figure hit determination, the MPU 201 (see FIG. 4) starts controlling the determined type of jackpot game after the end of the special figure variation display (design variation effect). Hereinafter, operation control of the opening /
<第10の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりgの大当たり遊技の場合には、前記第10の作動パターンに基づいて開閉板1300及び振分動作部材4851が動作するようMPU201がソレノイド1510,4852を駆動制御する。なお、4ラウンド目のラウンド遊技Rの終了までは上述した第6の作動パターンの場合と同様なので、説明を省略する。
<When operating with the 10th operation pattern>
When the jackpot type is a jackpot game of jackpot g, the
4ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第2インターバル時間Int2(1.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第2インターバル時間Int2の経過後に、5ラウンド目(特別ラウンド)のラウンド遊技Rを開始する。
When the round game R of the fourth round is completed, the timer means drives and controls the
5ラウンド目では、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the fifth round, the
MPU201は、開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させると、タイマ手段(図示せず)が所定の第2オープニング時間OP2(0.3秒)が経過するまで振分動作部材4851を閉状態に保持し、第2オープニング時間OP2の経過後に、所定時間(本実施形態では、約0.2秒間)振分動作部材4851を開放位置へ移動させ、所定時間の経過後、振分動作部材4851を再び閉状態に保持するようソレノイド4852を駆動制御して、振分動作部材4851に短時間動作を行わせる。
When the opening /
そして、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、5ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the fifth round game R. The
本作動パターンにおいては、第2オープニング時間OP2の経過後の振分動作部材4851の開放動作が短時間動作なので、基本的に、球を特定領域4830へ流下させることができない。
In this operation pattern, since the opening operation of the
また、5ラウンド目のラウンド遊技R中に振分動作部材4851が開状態となるので、早期にラウンド遊技を終了できれば5ラウンド目に第1特定入賞口1000aに入賞した球を特定領域4830へ流下させられる可能性が残る(例えば、第3オープニング時間OP3の経過後の動作が長い場合)が、本作動パターンでは、5ラウンド目のラウンド遊技Rが貯留流路1231に球が残留した状態で開始されるので、規定個数の入球を行うことができず、5ラウンド目のラウンド遊技を早期に終了させることができない。従って、5ラウンド目のラウンド遊技Rで第1特定入賞口1000aに入賞した球を特定領域4830へ流下させることはできない。
Further, since the
そして、5ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第1インターバル時間Int1およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまで開閉板1300及び振分動作部材4851を閉状態に保持するようソレノイド1510,4852が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
Then, when the fifth round game R is completed, the timer means holds the opening /
なお、本作動パターンでは、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおける開閉板1300及び振分動作部材4851の動作態様は上述した第6の作動パターンと同様な部分を有するので、本作動パターンにおいても、第6の作動パターンにおける効果と同様の効果を奏することができる。
In this operation pattern, the operation mode of the opening /
ここで、第1特定入賞口1000aにおける第6の作動パターンと第10の作動パターンとの主な違いは、4ラウンド目のラウンド遊技Rの直後のインターバルの長さである。それ以外の部分のパターンは同じであるので、違いを把握し難く、第1可変入賞装置4000の作動パターンを視認する遊技者の集中力を向上させることができる。
Here, the main difference between the sixth operation pattern and the tenth operation pattern in the first specific winning
第10の作動パターンは、第6の作動パターン及び第7の作動パターンとの関係において、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて貯留流路1231を満杯にできたとしても特定領域4830に球を流下させることができないという点で異なる。
The tenth operation pattern causes the ball to flow down to the
即ち、本作動パターンを混在させることにより、遊技者に対して、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて貯留流路1231に球を満杯まで貯留できたとしても安心させず、排出された球が特定領域4830を通過するか否かを確認するように促すことができる。即ち、大当たり遊技において、貯留流路1231に球を貯留させられるか否かという段階(第1ステップ)と、貯留流路1231から排出された球が通過する前に振分動作部材4851が動作するか否かという段階(第2ステップ)とに分けて、段階ごとに別箇所に注目させることができる。これにより、遊技者が漫然と遊技することを防止でき、遊技者の集中力を向上させることができる。
That is, by mixing this operation pattern, the player is not relieved even if the balls can be fully stored in the
次いで、図44から図50を参照して、第5実施形態について説明する。第1実施形態では、特別図柄の確変状態(高確率状態)における遊技の経過態様に関わらず大当たり種別に対応した出球を獲得できる場合を説明したが、第5実施形態における第1可変入賞装置5000は、特別図柄の確変状態(高確率状態)において大当たりを獲得するまでの変動回数が少ないほど、遊技者が多くの出球を獲得し易くする出球調整装置5900を備える。なお、上述した各実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
Next, a fifth embodiment will be described with reference to FIGS. 44 to 50. In the first embodiment, the case where the ball output corresponding to the jackpot type can be obtained regardless of the progress mode of the game in the probabilistic state (high probability state) of the special symbol has been described, but the first variable winning device in the fifth embodiment has been described. The 5000 includes a ball
図44は、第5実施形態における遊技盤13の部分正面図であり、図45は、遊技盤13の部分背面図である。図44及び図45に示すように、遊技盤13の右下隅付近に配設される第1可変入賞装置5000は、第2実施形態と同様に、本体部材2100と、覆設前板2200と、開閉板1300と、駆動装置1500と、規制部材2600と、を備えることに加え、第2実施形態と若干異なる動力伝達部材5400と、第2可変入賞装置5800と、本実施形態で新出の、第2入球口640に入球した球を連通孔5920を介して貯留流路1231に入球させることで出球の調整を行う出球調整装置5900と、を主に備える。
FIG. 44 is a partial front view of the
動力伝達部材5400は、延設部1420の回転先端部1421の下側端部から回転先端部1421の形状に沿って下側へ延設される時間差形成部5423を備える。
The
時間差形成部5423は、図45に示すように、ソレノイド1510の非励磁の状態において閉状態の開閉板1300の係合部1333と当接する位置まで下側先端が延設される。
As shown in FIG. 45, the lower tip of the time
第2可変入賞装置5800は、第2実施形態で上述した構成に加え、形状が若干追加された介在棒部5850と、伝達棒部2860の背面視左方において上下方向にスライド動作可能とされ、介在棒部5850の枝分かれ部分(第2実施形態の介在棒部2850の構成に追加された背面視L字部分)に押し下げられることで出球調整装置5900の可動閉鎖部材5931と当接可能に配設される押下作用部5870を備える。
In addition to the configuration described above in the second embodiment, the second variable winning
出球調整装置5900は、第2入球口640に入球した球を流下させる流下通路形成部5910と、その流下通路形成部5910の下端部において本体部材2100の薄板部材1110に貫通形成され貯留流路1231に球を流入可能な態様(開口径、配置)で配設される連通孔5920と、その連通孔5920をソレノイド1510,2810の駆動と連動して開閉する開閉部材5930と、を主に備える。なお、流下通路形成部5910は、第2可変入賞装置5800の背面側(図45紙面手前側)を通過する態様で配設されるところ、理解を容易とするために、想像線で図示されると共に中間部分の図示が省略される。
The ball
流下通路形成部5910は、第2入球口640に入球した球が流下する2股に枝分かれした流路であって、下端の開口部が連通孔5920に対向配置され球を連通孔5920へ流入可能に形成される調整流路5911と、その調整流路5911に貯留される球の個数が規定個数(本実施形態では30個)を越えた後で更に第2入球口640に入球した球を球排出路(図示せず)に排出する余剰球排出流路5915と、を主に備える。
The flow
調整流路5911は、下端部付近で半回転分湾曲する背面視逆コ字状の流路として形成される減速流路5912と、その減速流路5912の上端部から第2入球口640の後方へ向かって鉛直方向に延設される落下流路5913と、を主に備える。
The
減速流路5912の形状により、連通孔5920から排出される球が、減速流路5912に滞留する後続の球から連通孔5920の開口方向へ与えられる負荷を、球の滞留個数によらず低減することができる。即ち、連通孔5920から排出される球には、後続の球から後続の球の自重による負荷がかけられるところ、減速流路5912は、連通孔5920付近の傾斜が緩やか(水平に近い傾斜)となっているので、自重による負荷の影響を低減することができる。従って、球の滞留個数によらず、連通孔5920の直前の球が連通孔5920から排出される速度を均一化できるとともに、球から開閉部材5930へ与えられる負荷を均一化することができる。
Due to the shape of the
落下流路5913は鉛直方向に延びているため、流下する球は減速を受けず、自由落下する。従って、第2入球口640に球が連なって入球する場合に先の球が後の球に比較して先に減速され、後の球の流下を阻害することにより、後の球が誤って余剰球排出流路5915に入球することを防止することができる。
Since the falling
調整流路5911は、本実施形態において、連通孔5920の手前から球を順に滞留させ、滞留球数が30個となると、その30個目の球の上端部が、余剰球排出流路5915の入口開口の下端部を上回るように、流路長さが設計される。従って、31個目の球以降は余剰球排出流路5915へ入球することになる。換言すると、連通孔5920の手前には、最大で30個の球が滞留する。
In the present embodiment, the adjusting
本実施形態では、後述するように、大当たり遊技の終了後、30回転の高確率状態に移行する。この間は、第2入球口640に球が入球しやすい状態とされ、遊技者は右打ち遊技により遊技を進行させることで、球減りを抑制しながら次回の大当たり獲得を狙うことができる。一方で、第2入球口640へ入球した球が調整流路5911へ入球することから、高確率状態の開始時から、高確率状態の終了へ近づくにつれて、調整流路5911に滞留する球が増加する。
In the present embodiment, as will be described later, after the jackpot game is completed, the game shifts to a high probability state of 30 rotations. During this period, the ball is likely to enter the
開閉部材5930は、ソレノイド1510,2810の非励磁時には連通孔5920の内側へ張り出す位置に配置され開口を球の外形以下に閉鎖する一方で、いずれかのソレノイド1510,2810が励磁されることに伴い連通孔5920の外側へ退避する位置に配置される可動閉鎖部材5931と、その可動閉鎖部材5931と駆動装置1500の先端部材1520とを連結すると共にソレノイド1510の駆動に伴い左右方向に移動可能に薄板部材1110に支持される連結棒部5932と、連結棒部5932の先端に配設されると共に可動閉鎖部材5931を連結棒部5932に対して上下に相対動作可能に支持するスライドレール部5933と、連結棒部5932に一端が配設され可動閉鎖部材5931に上昇方向の付勢力を与える弾性バネ5934と、を主に備える。
The opening /
図46(a)及び図46(b)は、図45のXLVI−XLVI線における第1可変入賞装置5000の断面図である。図46(a)では、連通孔5920が開放された状態が図示され、図46(b)では、連通孔5920が閉鎖された状態が図示される。
46 (a) and 46 (b) are cross-sectional views of the first
図46(a)に示すように、可動閉鎖部材5931が退避され、連通孔5920から貯留流路1231へ球が流入し滞留し得る場合、貯留流路1231へ3球目の球AP53までが流入し、4球目の球AP54は連通孔5920から抜け出ない位置に留められる。
As shown in FIG. 46 (a), when the
大当たり遊技においては、この状態で第1特定入賞口1000a又は第2特定入賞口2255aを通過した複数の球IP51(図46では、1球のみ図示)が貯留流路1231へ流入するので、連通孔5920から抜けでない位置に留められた球AP54が貯留流路1231へ入球するためのスペースが流入した球IP51により埋め尽くされる。従って、連通孔5920から抜け出ない位置に留められた球は、その後も貯留流路1231へ流入せず、そのままの位置で維持される。
In the jackpot game, a plurality of balls IP51 (only one ball is shown in FIG. 46) that have passed through the first specific winning
図46(b)に示すように、ソレノイド1510,2810が非励磁となり、規制部材2600が排出状態へと変化するのに伴い、可動閉鎖部材5931が張り出し調整流路5911から貯留流路1231への球の流入が規制される。
As shown in FIG. 46 (b), as the
貯留流路1231からの球の排出が終了すると、再び、図46(a)に示す状態へと切り替わることで、先ほどは連通孔5920から抜けでない位置に留められた球AP54が先頭となり3球目までの球が貯留流路1231に流入する。
When the discharge of the sphere from the
大当たり遊技においては、上述したように調整流路5911からの貯留流路1231への球の流入が繰り返されることとなり、その流入は、連通孔5920の1回の開放につき最大3個ずつに規定される。
In the jackpot game, as described above, the inflow of balls from the
図47を参照して、ソレノイド1510の駆動により大当たり遊技が進行する場合について説明する。図47(a)から図47(c)は、第1可変入賞装置5000の部分背面図である。図47(a)から図47(c)では、ソレノイド1510の駆動による開閉板1300、規制部材2600及び開閉部材5930の動作が時系列に沿って図示される。
A case where the jackpot game proceeds by driving the
図47(a)では、ソレノイド1510が励磁された状態が、図47(b)では、ソレノイド1510の励磁が解除され時間差形成部5423の先端が開閉板1300の係合部1333の背面側(図47(b)紙面手前側)に配置された状態が、図47(c)では、時間差形成部5423が係合部1333の上方に配置された状態が、それぞれ図示される。
In FIG. 47 (a), the
図47(a)に示すように、連通孔5920は、ソレノイド1510が励磁されることに伴い開放され、球が通過可能な状態とされる。
As shown in FIG. 47 (a), the
図47(a)の状態から、図47(b)の状態に変化すると、先端部材1520の移動に伴い可動閉鎖部材5931が移動し、連通孔5920を閉鎖する一方で、開閉板1300の係合部1333が依然として動力伝達部材5400の時間差形成部5423に前後方向で当接し、開閉板1300の移動が規制されるので、規制部材2600は貯留状態を維持する。
When the state of FIG. 47 (a) changes to the state of FIG. 47 (b), the
図47(c)に示す状態では、規制部材2600が排出状態とされ、貯留流路1231に滞留していた球が排出される。即ち、ソレノイド1510の駆動において、排出口1150からの球の排出が開始される前に連通孔5920を閉鎖することができるので、排出口1150からの球の排出の勢いにつられて、調整流路5911から球が流れ込むことを防止することができる。
In the state shown in FIG. 47 (c), the regulating
図48(a)及び図48(b)は、第1可変入賞装置5000の部分背面図である。図48(a)及び図48(b)では、ソレノイド2810の駆動による規制部材2600及び開閉部材5930の動作が時系列に沿って図示される。図48(a)では、ソレノイド1510及びソレノイド2810が非励磁の状態が、図48(b)では、ソレノイド2810が励磁された状態が、それぞれ図示される。
48 (a) and 48 (b) are partial rear views of the first
図48(a)及び図48(b)に示すように、ソレノイド2810が励磁されると、押下作用部5870により可動閉鎖部材5931が押し下げられることにより、連通孔5920が開放される。これにより、球が連通孔5920を通って貯留流路1231に流入可能になる。一方で、ソレノイド2810の励磁が解除されると、弾性バネ5934の付勢力により可動閉鎖部材5931が上昇移動され、連通孔5920が閉鎖される。
As shown in FIGS. 48 (a) and 48 (b), when the
従って、ソレノイド1510またはソレノイド2810のいずれかが励磁されることにより、連通孔5920が開放され球が貯留流路1231へ流入可能とされる一方で、非励磁とされることにより、連通孔5920が閉鎖され貯留流路1231への流入が規制される。
Therefore, when either the
上述した機構により、ソレノイド1510,2810が駆動制御される大当たり遊技において、連通孔5920を通って一定個数ずつ(本実施形態では最大3個ずつ)の球が貯留流路1231へ流入する。
In the jackpot game in which the
本実施形態では、特別図柄の低確率状態では、例えば、320分の1の確率で特別図柄の大当たりと判定され、特別図柄の高確率状態(特別図柄の確変状態)では、例えば、20分の1の確率で特別図柄の大当たりと判定される。そして、特別図柄の大当たりと判定されると、その大当たり遊技の終了後、特別図柄の抽選が30回終了するまで特別図柄の確変状態(高確率状態)が付与され、特別図柄の抽選が30回終了して以降は通常状態に設定されるように構成される。本実施形態では、特別図柄の高確率状態において、普通図柄(第2図柄)の当たり確率がアップして第2入球口640へ球が入賞し易くなる態様で構成される。
In the present embodiment, in the low probability state of the special symbol, for example, the jackpot of the special symbol is determined with a probability of 1/320, and in the high probability state of the special symbol (probability variation state of the special symbol), for example, 20 minutes. It is judged as a big hit of a special symbol with a probability of 1. Then, when it is determined that the special symbol is a big hit, after the jackpot game is completed, the special symbol is given a probability change state (high probability state) until the special symbol lottery is completed 30 times, and the special symbol lottery is performed 30 times. After the end, it is configured to be set to the normal state. In the present embodiment, in the high probability state of the special symbol, the hit probability of the normal symbol (second symbol) is increased, and the ball is easily won in the
本実施形態では、特別図柄の大当たり種別として、「大当たりH」、「大当たりh」、「大当たりi」の3種類が設けられている(図49参照)。詳細については後述するが、大当たり種別によって、第1特定入賞口1000a及び第2特定入賞口2255aの開放パターンが異なって構成され、第1可変入賞装置5000への球の入球個数を変化可能に構成される。
In the present embodiment, three types of special symbols, "big hit H", "big hit h", and "big hit i", are provided (see FIG. 49). Details will be described later, but the opening patterns of the first specific winning
図49は、第1当たり種別カウンタC2と特別図柄における大当たり種別との対応関係を模式的に示した模式図である。第1当たり種別選択テーブル202b(図49参照)は、大当たり種別を決定するための判定値が記憶されているデータテーブルであり、第1当たり種別カウンタC2の判定値が、各大当たり種別、および特別図柄の抽選契機となった入球口の種別に対応付けて規定されている。本実施形態のパチンコ機10では特別図柄の大当たりと判定された場合に、始動入賞に基づいて取得した第1当たり種別カウンタC2の値と、第1当たり種別選択テーブル202bとが比較され、第1当たり種別カウンタC2の値に対応する大当たり種別が選択される。
FIG. 49 is a schematic diagram schematically showing the correspondence between the first hit type counter C2 and the jackpot type in the special symbol. The first hit type selection table 202b (see FIG. 49) is a data table in which judgment values for determining the jackpot type are stored, and the judgment value of the first hit type counter C2 is each jackpot type and special. It is stipulated in association with the type of entry slot that triggered the lottery of the symbol. In the
具体的には、特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜99」の範囲には、大当たりHが対応付けられて規定されている(図49の202b51参照)。
Specifically, when a big hit is obtained in the
特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜19」の範囲には、大当たりhが対応付けられて規定されている(図49の202b52参照)。
If a big hit is obtained in the
大当たりH又は大当たりhとなった場合は、15ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置4000の第11の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約2250個の賞球の払い出しを受けることができると共に、大当たり獲得のタイミングによらず規定個数の球を入賞させることができ、規定上限の払い出しを受けることができる。
When the jackpot H or the jackpot h is reached, the jackpot game of 15 rounds is executed in the eleventh operation pattern of the first
特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、第1当たり種別カウンタC2の値が「20〜99」の範囲には、大当たりiが対応付けられて規定されている(図49の202b53参照)。
If a big hit is obtained in the
大当たりiとなった場合は、15ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置4000の第12の作動パターンで実行される。この場合、大当たり獲得までの第2入球口640の入球個数に応じて、賞球の払い出し個数の最大値および大当たり遊技にかかる時間が可変とされる。
When the jackpot i is reached, the jackpot game of 15 rounds is executed in the twelfth operation pattern of the first
即ち、特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、その大当たりのタイミングによらず規定個数の賞球の払い出しを望める一方で、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、大当たり獲得までの第2入球口640の入球個数に応じて、賞球の払い出し個数の最大値および大当たり遊技にかかる時間が可変とされるので、右打ち遊技において大当たりを獲得するという遊技性に、右打ち遊技の大当たりがいつ生じるかによって賞球の払い出しを異ならせるという遊技性を加えることができる。これにより、右打ち遊技を漫然と遊技することを抑制でき、各変動への注目力を向上させることができる。
That is, if a big hit is obtained in the
次いで、図50を参照して、本実施形態における第1特定入賞口1000a及び第2特定入賞口2255aの開放パターンについて説明する。図50(a)は、第11の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a及び第2特定入賞口2255aの計時変化を示した図であり、図50(b)は、第12の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a及び第2特定入賞口2255aの計時変化を示した図である。
Next, with reference to FIG. 50, the opening patterns of the first specific winning
MPU201(図4参照)は、前記特図当り決定において大当りを決定した場合には、特図変動表示(図柄変動演出)の終了後に、決定した種類の大当り遊技の制御を開始する。以下、大当り遊技が付与される場合に行われる開閉板1300及びスライド板2840の作動制御について説明する。
When the jackpot is determined in the special figure hit determination, the MPU 201 (see FIG. 4) starts controlling the determined type of jackpot game after the end of the special figure variation display (design variation effect). Hereinafter, the operation control of the opening /
<第11の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりH又は大当たりhの大当たり遊技の場合には、前記第11の作動パターンに基づいて開閉板1300及びスライド板2840が動作するようMPU201がソレノイド1510,2810を駆動制御する。
<When operating in the 11th operation pattern>
When the jackpot type is jackpot H or jackpot h, the
MPU201は、特図変動表示(図柄変動演出)が終了すると、タイマ手段(図示せず)が所定のオープニング時間OP(10秒)が経過するまで開閉板1300及びスライド板2840を閉状態に保持するようソレノイド1510,2810を駆動制御し、オープニング時間OPの経過後に、1ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the special figure variation display (design variation effect) is completed, the
すなわち、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共にスライド板2840を閉状態から開状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを開放するようソレノイド2810を駆動制御して、スライド板2840に長時間動作を行わせる。
That is, the
そして、1ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数(本実施絵形態では10個)のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、スライド板2840を閉状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを閉鎖するようソレノイド2810を駆動制御して、1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, in the first round game R, the lapse of the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) or the specified number (10 in the present embodiment) of the pachinko balls When the winning) is satisfied, the
1ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、第2特定入賞口2255aの開放に伴い、連通孔5920が開放され、球が貯留流路1231へ最大3個流入する(図46、図48参照)ものの、第2貯留流路2251から貯留流路1231まで球を貯留する場合、第2検出センサ2255の下流に13個の球を貯めることができるので、連通孔5920から流入される球が何個(1〜3個)であったとしても問題無く、規定個数(10C)の入賞によりラウンド遊技Rを終了させることができる。
In the first round game R, the
1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第3インターバル時間Int3(3.0秒)が経過するまで開閉板1300及びスライド板2840を閉状態に保持するようソレノイド1510,2810を駆動制御し、ラウンド間第3インターバル時間Int3の経過後に、2ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。ここで、3秒間のインターバルにより、排出口1150から最大15個の球を排出することができるので、1ラウンド目のラウンド遊技Rの終了時に貯留流路1231の一部および第2貯留流路2251に連ねて貯留可能な球(最大14個)を全球排出することができる。
When the round game R of the first round is completed, the timer means
2ラウンド目では、1ラウンド目の開始と同様に、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共にスライド板2840を閉状態から開状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを開放するようソレノイド2810を駆動制御して、スライド板2840に長時間動作を行わせる。
In the second round, as in the start of the first round, the first operating time T1 (maximum 30 seconds) is measured by the timer means, and the
そして、2ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、スライド板2840を閉状態へ変位させて第2特定入賞口2255aを閉鎖するようソレノイド2810を駆動制御して、2ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the second round game R. The
以降は同様に、各ラウンド遊技Rの間にラウンド間第1インターバル時間Int1を挟んで3ラウンド目〜最大15ラウンド目のラウンド遊技Rが繰り返されて、スライド板2840が閉状態および開状態の間で変位し、第2特定入賞口2255aを開閉するようソレノイド2810が駆動制御される。
After that, similarly, the round game R from the third round to the maximum 15 rounds is repeated with the first interval time Int1 between rounds sandwiched between the round game R, and the
そして、最終ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第3インターバル時間Int3およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまでスライド板2840を閉状態に保持するようソレノイド2810が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
Then, when the round game R of the final round is completed, the
本作動パターンによれば、ソレノイド2810の駆動動作(励磁)ごとに調整流路5911から球が3個ずつ貯留流路1231に流入する。そのため、調整流路5911に最大個数(30個)の球が貯留されていた場合であっても、大当たり遊技の終了時まで(10ラウンド目のラウンド遊技Rの終了時)に、全球を貯留流路1231へ入球させることができるので、貯留流路1231に球が残留しない状態で大当たり遊技を終了することができる。
According to this operation pattern, three balls flow into the
<第12の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりiの大当たり遊技の場合には、前記第12の作動パターンに基づいて開閉板1300及びスライド板2840が動作するようMPU201がソレノイド1510,2810を駆動制御する。MPU201は、特図変動表示(図柄変動演出)が終了すると、タイマ手段(図示せず)が所定のオープニング時間OP(10秒)が経過するまで開閉板1300及びスライド板2840を閉状態に保持するようソレノイド1510,2810を駆動制御し、オープニング時間OPの経過後に、1ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。なお、4ラウンド目のラウンド遊技Rまでは、第11の作動パターンと同様なので、説明を省略する。
<When operating with the 12th operation pattern>
In the case of a jackpot game in which the jackpot type is jackpot i, the
4ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第3インターバル時間Int3(3.0秒)が経過するまでスライド板2840を閉状態に保持するようソレノイド2810を駆動制御し、ラウンド間第3インターバル時間Int3の経過後に、5ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the round game R of the fourth round is completed, the timer means drives and controls the
5ラウンド目では、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the fifth round, the
そして、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、5ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the fifth round game R. The
ここで、5ラウンド目のラウンド遊技Rでも連通孔5920からの球の流入が可能とされるところ、4ラウンド目までと異なり第1特定入賞口1000aから球が入球する。そのため、連通孔5920からの球の流入が実際に行われると、規定個数の球を入賞させることができない。従って、本作動パターンの5ラウンド目のラウンド遊技Rで獲得できる賞球が第11の作動パターンの際に同ラウンド目のラウンド遊技Rで獲得できる賞球に比較して少なくなると共に、第1の作動時間T1の経過までラウンド遊技Rの終了を待つことになるので大当たり遊技の終了までの時間が長期化する。
Here, even in the fifth round of the round game R, the ball can flow in from the
以降は同様に、各ラウンド遊技Rの間にラウンド間第3インターバル時間Int3を挟んで6ラウンド目〜15ラウンド目のラウンド遊技Rが繰り返されて、開閉板1300が閉状態および開状態の間で変位し、第1特定入賞口1000aを開閉するようソレノイド1510が駆動制御される。
After that, similarly, the 6th to 15th rounds of the round game R are repeated with the third interval time Int3 between the rounds sandwiched between the round games R, and the opening /
そして、最終ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第3インターバル時間Int3およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
Then, when the round game R of the final round is completed, the
本作動パターンにおいて、5ラウンド目のラウンド遊技Rから、その後のラウンド遊技Rにおいて発生し得る賞球個数の低下と、ラウンド時間の延長とは、連通孔5920から貯留流路1231へ球が流入することにより生じるものであり、大当たり開始時において調整流路5911に残留する球の個数により、賞球個数の低下や、ラウンド時間の延長が、どの程度生じるのかが変化する。調整流路に残留する球の個数は第2入球口640を通過した球の個数に対応する一方で、第2入球口640の球の通過により特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)を受けることができるので、調整流路5911に残留する球の個数は特別図柄2の抽選回数に関連する。
In this operation pattern, the decrease in the number of prize balls that may occur in the subsequent round game R from the fifth round game R and the extension of the round time mean that the balls flow from the
なお、以下の説明では、本作動パターンにおいて、高確率状態における特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)の回数と、調整流路5911に残留する球の個数が同数であると仮定して説明する。
In the following description, in this operation pattern, the number of lottery of the special symbol 2 (lottery based on the entry into the second entry port 640) in the high probability state and the number of balls remaining in the
上述したように、本作動パターンの大当たり遊技において、第1特定入賞口1000a又は第2特定入賞口2255aが1回開放されることにより3個の球が貯留流路1231へ流入する。即ち、4ラウンド目のラウンド遊技Rまでにおいて、既に、最大で12個の球が貯留流路1231へ流入している。従って、5ラウンド目以降のラウンド遊技において連通孔5920を通って貯留流路1231へ球が流入されるのは調整流路5911に13個以上の球が貯留された状態で大当たり遊技が開始された場合である。換言すれば、高確率状態に移行してから、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)を13回以上受けた状態で大当たり遊技が開始された場合である。
As described above, in the jackpot game of this operation pattern, three balls flow into the
従って、高確率状態に移行してから、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)を12回受けるまでの間に大当たりを獲得すれば、賞球個数の低下と、ラウンド時間の延長とが生じないので、12回目の抽選までに大当たりを獲得することに対する遊技者の注目力を向上させることができる。
Therefore, if a big hit is obtained between the transition to the high probability state and the 12 times of the
また、13回目の抽選以降も、1回の抽選ごとに賞球個数の低下が生じ、3回の抽選ごとにラウンド時間の延長が生じるので、何回目の抽選で大当たりを獲得できるかに対する遊技者の注目力を向上させることができる。 In addition, even after the 13th lottery, the number of prize balls decreases with each lottery, and the round time is extended every 3 lottery. Can improve the attention of.
即ち、例えば、調整流路5911に球が14個残留した状態(特別図柄2の14回目の抽選)で大当たりを獲得した場合、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時に連通孔5920を通って貯留流路1231に流入する球の個数は2個となるので、このラウンドで入賞可能な個数は8個となる。また、調整流路5911に球が15個残留した状態(特別図柄2の15回目の抽選)で大当たりを獲得した場合、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時に連通孔5920を通って貯留流路1231に流入する球の個数は3個となるので、このラウンドで入賞可能な個数は7個となる。そのため、残留個数が多くなるほど、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて賞球の払い出し個数が減少することとなる。
That is, for example, when a jackpot is won with 14 balls remaining in the adjustment flow path 5911 (14th lottery of special symbol 2), the balls are stored through the
一方で、13回目から15回目の抽選で大当たりを獲得した場合、いずれの場合も、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時に貯留流路1231へ流入することで、調整流路5911に残留する球は0個となる。従って、6ラウンド目のラウンド遊技Rからは、規定個数の球を第1特定入賞口1000aに入賞させることができ、それにより6ラウンド目のラウンド遊技Rを終了させることができるので、ラウンド時間の延長の度合いに変化は生じない。
On the other hand, when a big hit is won in the 13th to 15th lottery, in any case, the ball that remains in the
また、大当たりを獲得した場合の調整流路5911の残留個数が16〜18個の時には6ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、19〜21個の時には、7ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、22〜24個の時には、8ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、25〜27個の時には、9ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、28〜30個の時には、10ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、賞球個数の低下と、ラウンド時間の延長とが生じる。
Further, when the number of remaining
これにより、本実施形態のように、高確率状態が抽選回数によって終了する遊技性において、高確率状態への移行から間もなく大当たりを獲得した場合と、高確率状態の終了間際において大当たりを獲得した場合とで、遊技者に与えられる利益(賞球の払い出し個数、大当たり遊技の進行時間など)に差を付けることができる。 As a result, as in the present embodiment, in the game playability in which the high-probability state ends depending on the number of lottery, the case where the big hit is obtained immediately after the transition to the high-probability state and the case where the big hit is obtained just before the end of the high-probability state. With, it is possible to make a difference in the profit given to the player (the number of prize balls paid out, the progress time of the jackpot game, etc.).
この場合において、本実施形態では、高確率状態への移行から大当たり獲得までの抽選回数が多くなるにつれて遊技者に与えられる利益が低減されるので、大当たり獲得までの抽選回数が少なかった場合に、本来は残りの抽選回数でも高確率で抽選を受けられる機会があったはずだったが、それが受けられなくなるという遊技者の不満を、部分的に解消することができる。 In this case, in the present embodiment, as the number of lottery from the transition to the high probability state to the acquisition of the jackpot increases, the profit given to the player decreases. Therefore, when the number of lottery until the jackpot is acquired is small, Originally, there should have been a high probability of receiving a lottery even with the remaining number of lottery, but the player's dissatisfaction that he cannot receive it can be partially resolved.
換言すれば、高確率状態となってから、1回目の抽選で大当たりを獲得した場合には、残りの29回の抽選を加算して、次は59回の抽選を受けられるはずだったが、実際は大当たり遊技終了後の高確率状態は、再び30回に限定されるということに対する遊技者の不満を、部分的に解消することができる。これにより、遊技の公平性を維持することができる。 In other words, if you win a big hit in the first lottery after becoming a high probability state, you should be able to add the remaining 29 lottery and receive 59 lottery next time. In fact, the player's dissatisfaction with the fact that the high-probability state after the jackpot game is limited to 30 times again can be partially resolved. As a result, the fairness of the game can be maintained.
なお、高確率状態においても、特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)で大当たりを獲得した場合には、第11の作動パターンで第2特定入賞口2255aが開閉され、高確率状態に移行してからの抽選回数に関わらず最大の払い出しを受けることが可能となる。従って、遊技者は、高確率状態において、第1入球口64に球を入賞させることを狙う遊技(左打ち遊技)を行っても良い。
Even in the high probability state, if a big hit is won in the lottery of the special symbol 1 (lottery based on the entry into the first entry opening 64), the second specific winning
この場合、右打ち遊技を行う場合に比較して、特別図柄の抽選につながらず第1アウト口66から排出される球の数が増加すると共に、抽選を受けられる間隔が長くなり、遊技時間が長くなる恐れがある。
In this case, as compared with the case of performing a right-handed game, the number of balls discharged from the first
そのため、高確率状態における遊技の仕方として、遊技者は、大当たり獲得までに第1アウト口66から排出される球の数を抑制しながら、短時間で、最大個数の払い出しを受けられる大当たり種別(大当たりh)の大当たりの獲得を狙うか(右打ち遊技をするか)、大当たり獲得までに第1アウト口66から排出される球が多くなり、遊技時間が長くなることは覚悟して、大当たり遊技における賞球の低下の危険性を排除できる大当たり種別(大当たりH)の大当たりの獲得を狙うか(左打ち遊技をするか)を、適宜選択することができる。これにより、遊技者の趣向や、置かれた状況(遊技可能時間など)により、選択する遊技方法の幅を広げることができる。
Therefore, as a method of playing in a high probability state, the player can receive the maximum number of balls in a short time while suppressing the number of balls ejected from the first
なお、高確率状態が終了したあとは、第2入球口640は開放し難くなり、遊技者は左打ち遊技に移行する。この場合、調整流路5911には複数個の球が残留することになるが、左打ち遊技で獲得できる大当たり種別(大当たりH)の大当たりでは、調整流路5911に残留する球の個数によらず、最大個数の払い出しを規定個数の入賞により獲得することができるので、遊技者に与えられる利益(賞球数、遊技時間の両面における利益)が損なわれることは無い。従って、調整流路5911に球が残留する状態で遊技者が遊技をやめ、次の遊技者が遊技を行う場合でも、その遊技者に与えられる利益が損なわれることを防止することができる。遊技者に任意のタイミングで遊技を開始させることができる。
After the high probability state ends, it becomes difficult to open the
なお、本実施形態では、高確率状態における特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)の回数と、調整流路5911に残留する球の個数(第2入球口640への入球個数)とが、同数であると仮定して説明したが、実際の遊技においては、大当たり獲得時に調整流路5911に残留する球数が、大当たり獲得までの特別図柄2の抽選の回数と同数であることは少ないことに留意する必要がある。
In this embodiment, the number of lottery of the
即ち、特別図柄2の抽選は第2入球口640に球が入賞することに伴い行われるところ、その抽選で大当たりを獲得したか否かを遊技者が認識するのは、その後のリーチ演出や、ボタン押し演出などを経た後であるので、その間にも、遊技者は第2入球口640に球を打ち込み続けていることが普通である。本実施形態のパチンコ機10では、第2入球口640への入球が4球まで保留可能とされるので、普通の遊技態様(遊技者が効率良く抽選を受ける遊技態様、所謂、保留止めまでの打ちっ放し)で、遊技者が大当たりの判定を認識できる抽選の回数に加えて最大4個程度の球が第2入球口640に多めに入球している状態が維持される。
That is, the lottery of the
また、保留数が最大の時に第2入球口640に入球したとしても抽選は受けられない一方で、球は調整流路5911に入球するので、大当たり遊技において遊技者が得られる利益が減少する可能性が高まる。保留は、変動が停止し次変動が開始されることにより消化されるので、換言すれば、変動の停止までの期間が長いほど、大当たり遊技において遊技者が得られる利益が減少する可能性が高まることになる。
Further, even if the ball enters the
従って、ロングリーチなどの期待感の高い演出の際に、球を打ちっ放しにしていると、大当たり遊技において遊技者が得られる利益が減少する可能性が高まる遊技性を形成することができる。これにより、ロングリーチなどの期待感の高い演出の際に遊技者が球の打ち出しを継続することを抑制することができるので、遊技者が球の射出力の調整に割いていた集中力を解消することができる。従って、ロングリーチなどの演出への遊技者の集中力を向上させることができ、演出への注目力を向上させることができる。 Therefore, if the ball is left unattended during a highly anticipated production such as long reach, it is possible to form a playability in which the profit obtained by the player in the jackpot game is likely to decrease. As a result, it is possible to prevent the player from continuing to launch the ball during a highly anticipated production such as long reach, so that the concentration power that the player has devoted to adjusting the shot output of the ball is eliminated. can do. Therefore, it is possible to improve the player's concentration on the production such as long reach, and it is possible to improve the attention to the production.
次いで、図51から図54を参照して、第6実施形態について説明する。第1実施形態では、貯留流路1231に貯留される球の配置が一義的な位置に固定される場合を説明したが、第6実施形態における第1可変入賞装置6000は、駆動により球と干渉して貯留流路1231内における球の配置を変化可能に構成される。なお、上述した各実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
Next, the sixth embodiment will be described with reference to FIGS. 51 to 54. In the first embodiment, the case where the arrangement of the spheres stored in the
図51は、第6実施形態における遊技盤13の部分正面図である。図51に示すように、本実施形態における第1可変入賞装置6000の下方に第4実施形態で上述した確率変動判定部4800が配設され、貯留流路1231から排出される球が特定領域4830を通過するか否かにより大当たり遊技後の状態が変化するように構成される。
FIG. 51 is a partial front view of the
図52は、図51のLII−LII線における第1可変入賞装置6000の部分断面図である。なお、図52では、干渉部材6930の退避状態が図示される。第1可変入賞装置6000は、第1実施形態における第1可変入賞装置1000と同様の構成(本体部材1100、覆設前板1200、開閉板1300、動力伝達部材1400、駆動装置1500、規制部材1600及び後カバー1700)を備えることに加え、第6実施形態で新出の干渉装置6900を備える。
FIG. 52 is a partial cross-sectional view of the first
干渉装置6900は、本体部材1100の背面側に配設されスライド可動軸が本体部材1100の薄板部材1110の面と平面な面に沿って配置されるソレノイド6910と、そのソレノイド6910の可動部の先端に固着される先端部材6920と、その先端部材6920の動作により本体部材1100の前後方向にスライド動作する干渉部材6930と、を主に備える。
The
先端部材6920は、薄板部材1110の面に対して傾斜する長孔6921を備える。長孔6921は、先端部材6920の先端側ほど薄板部材1110に近接する態様で傾斜形成される。
The
干渉部材6930は、覆設前板1200の貯留流路1231と対向配置される薄板部材1110に形成される貫通孔H61に前後方向にスライド可能に支持されると共に、後側端部が長孔6921に挿通され、ソレノイド6910の駆動に伴い長孔6921に沿って後側端部が前後動作する。この前後動作により、貫通孔H61を通って貯留流路1231内部へ侵入可能とされる。
The
貫通孔H61は、貯留流路1231に貯留される3個目の球P3の中心から若干左方に離間する位置に配設される。干渉部材6930が貫通孔H61から前方にスライド動作することにより張出状態(図52想像線参照)とされることで、球P3が押圧され貯留流路1231の上流側に押しやられる。
The through hole H61 is arranged at a position slightly left from the center of the third sphere P3 stored in the
図53(a)及び図53(b)は、第1可変入賞装置6000の正面図である。なお、図53(a)では、干渉部材6930が退避状態とされた場合が図示され、図53(b)では、干渉部材6930が張出状態とされた場合が図示される。なお、貯留流路1231に貯留可能な球が想像線で図示され、後述する第13の作動パターン及び第14の作動パターンにより始めに特定領域4830へ入球する球に「V」が記載される。
53 (a) and 53 (b) are front views of the first
図53(a)及び図53(b)に示すように、干渉部材6930の退避状態では貯留流路1231に球が10個貯留される一方で、干渉部材6930の張出状態では、3球目以降の球が貯留流路1231の上流側へ押し込まれ、10球未満の貯留個数に留まることになる。従って、本実施形態のように、大当たり遊技のラウンド遊技Rごとの規定個数が10個とされる場合、干渉部材6930が張出状態とされていると、球を規定個数入賞させることができず、規定個数の入賞によりラウンド遊技Rを終了させることができないので、規定時間までラウンド遊技Rの終了を待つことになる。この違いを利用して、実現することができる演出について、本実施形態における遊技態様の説明と合わせて、以下で説明する。
As shown in FIGS. 53A and 53B, 10 balls are stored in the
本実施形態では、特別図柄の低確率状態では、例えば、10分の1の確率で特別図柄の大当たりと判定され、特別図柄の高確率状態(特別図柄の確変状態)では、例えば、4分の1の確率で特別図柄の大当たりと判定される。 In the present embodiment, in the low probability state of the special symbol, for example, the jackpot of the special symbol is determined with a probability of 1/10, and in the high probability state of the special symbol (probability variation state of the special symbol), for example, 4 minutes. It is judged as a big hit of a special symbol with a probability of 1.
そして、特定領域4830を遊技球が通過すると、その大当たり遊技の終了後、特別図柄の抽選が10回終了するまで特別図柄の確変状態(高確率状態)が付与され、特別図柄の抽選が10回終了して以降は通常状態に設定されるように構成される一方で、特定領域4830を遊技球が通過しない場合には、その大当たり遊技の終了後、特別図柄の抽選が10回終了するまで普通図柄の時短状態となるように構成される。
Then, when the game ball passes through the
本実施形態では、特別図柄の大当たり種別として、「大当たりI」、「大当たりj」の2種類が設けられている。詳細については後述するが、大当たり種別によって、第1特定入賞口1000aの開放パターン及び振分装置4850の作動パターンが異なって構成されており、第1可変入賞装置6000への球の入球個数や特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得する確率を変化させるように構成される。
In the present embodiment, two types of special symbols, "big hit I" and "big hit j", are provided. The details will be described later, but the opening pattern of the first specific winning
具体的には、特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、大当たりIが対応付けられて規定されている(図54参照)。大当たりIとなった場合は、2ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置6000及び振分装置4850の第13の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約285個の賞球の払い出しを受けることができると共に、ほぼ確実に特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができない。
Specifically, when a big hit is obtained in the lottery of the special symbol 1 (lottery based on the entry into the first ball entrance 64), the big hit I is associated and defined (see FIG. 54). .. When the jackpot I is obtained, the jackpot game of two rounds is executed in the thirteenth operation pattern of the first
一方、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、大当たりjが対応付けられて規定されている(図54参照)。 On the other hand, when a big hit is obtained in the lottery of the special symbol 2 (lottery based on the entry into the second entrance 640), the big hit j is associated and defined (see FIG. 54).
大当たりjとなった場合は、2ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置6000及び振分装置4850の第14の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約300個の賞球の払い出しを受けることができると共に、ほぼ確実に特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる。
When the jackpot j is reached, the jackpot game of two rounds is executed in the 14th operation pattern of the first
上述したように、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなると、ほぼ確実に特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができるので、特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)で大当たりとなる場合に比較して、遊技者にとって有利となる。従って、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりを獲得するために、特別図柄の確変状態(高確率状態)においては、遊技者は右打ち遊技を行う。
As mentioned above, if you win a big hit in the
特別図柄の確変中は、普通図柄の当たり確率がアップし、普通図柄の変動時間が短くなり(3秒)、普通図柄の当たりとなった場合における電動役物640aの開放時間が長くなる(1秒×2回)ように設定される。よって、第2入球口640へと球を入球させやすくなるので、特別図柄2の抽選が行われやすくなる。従って、一旦特別図柄の確変状態へと移行させることができれば、特別図柄の大当たりとなりやすく、且つ、大当たりとなった場合に大当たりj(ほぼ確実に特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得できる大当たり)となる特別図柄の確変状態が繰り返されやすくなるので、遊技者が多量の賞球を獲得し易くなる。これにより、遊技者に対して特別図柄の確変状態へと移行させることを強く期待させながら遊技を行わせることができるので、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。
During the probability change of the special symbol, the hit probability of the normal symbol increases, the fluctuation time of the normal symbol becomes shorter (3 seconds), and the opening time of the
次いで、図54(a)及び図54(b)を参照して、本実施形態における第1特定入賞口1000a及び特定領域4830の開放パターンについて説明する。図54(a)は、第13の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a及び特定領域4830の計時変化を示した図であり、図54(b)は、第14の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a及び特定領域4830の計時変化を示した図である。
Next, with reference to FIGS. 54 (a) and 54 (b), the opening patterns of the first specific winning
なお、図54では、識別を容易とするために、ラウンド間第1インターバル時間Int1が、他の時間(第6オープニング時間OP6や、長期作動時間TL)との相対的な関係を無視して記載される。従って、図54における各時間の長さ相対的な比較に用いることはせず、各時間の長さの相対的な比較は、以下で記載する時間関係により行う。 In FIG. 54, in order to facilitate identification, the first interval time Int1 between rounds is described ignoring the relative relationship with other times (sixth opening time OP6 and long-term operating time TL). Will be done. Therefore, it is not used for the relative comparison of the lengths of each time in FIG. 54, and the relative comparison of the lengths of each time is performed according to the time relationship described below.
MPU201(図4参照)は、前記特図当り決定において大当りを決定した場合には、特図変動表示(図柄変動演出)の終了後に、決定した種類の大当り遊技の制御を開始する。以下、大当り遊技が付与される場合に行われる開閉板1300、振分動作部材4851及び干渉部材6930の作動制御について説明する。
When the jackpot is determined in the special figure hit determination, the MPU 201 (see FIG. 4) starts controlling the determined type of jackpot game after the end of the special figure variation display (design variation effect). Hereinafter, operation control of the opening /
<第13の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりIの大当たり遊技の場合には、前記第13の作動パターンに基づいて開閉板1300、振分動作部材4851及び干渉部材6930が動作するようMPU201がソレノイド1510,4852,6910を駆動制御する。
<When operating with the 13th operation pattern>
In the case of a jackpot game in which the jackpot type is jackpot I, the
MPU201は、特図変動表示(図柄変動演出)が終了すると、タイマ手段(図示せず)が所定のオープニング時間OP(10秒)が経過するまで開閉板1300及び振分動作部材4851を閉状態に、干渉部材6930を退避状態にそれぞれ保持するようソレノイド1510,4852,6910を駆動制御し、オープニング時間OPの経過後に、1ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the special figure variation display (design variation effect) is completed, the
すなわち、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
That is, the
MPU201は、開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させると、タイマ手段(図示せず)が所定の第6オープニング時間OP6(3.0秒)が経過するまで振分動作部材4851を閉状態に保持し、第6オープニング時間OP6の経過後に、長期作動時間TL(本実施形態では27秒間)振分動作部材4851を開放位置へ移動させ、長期作動時間TLの経過後、振分動作部材4851を再び閉状態に保持するようソレノイド4852を駆動制御して、振分動作部材4851に長時間動作を行わせる。
When the opening /
MPU201は、開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させると、タイマ手段(図示せず)が所定の第6オープニング時間OP6(3.0秒)が経過するまで干渉部材6930を退避状態に保持し、第6オープニング時間OP6の経過後に、長期作動時間TLだけ干渉部材6930を張出状態へ変化させ、長期作動時間TLの経過後、干渉部材6930を再び退避状態に保持するようソレノイド6910を駆動制御して、干渉部材6930に長時間動作を行わせる。
When the opening /
そして、1ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数(本実施絵形態では10個)のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, in the first round game R, the lapse of the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) or the specified number (10 in the present embodiment) of the pachinko balls When the winning) is satisfied, the
本実施形態では、干渉部材6930が長期作動時間TLだけ張出状態となる。この間は、貯留流路1231に規定個数の球を入賞させることができない(図53(b)参照)。そして、本実施形態では、第6オープニング時間OP6と、長期作動時間TLの合計が第1の作動時間T1の最大値となるので、第1の作動時間T1の最大値まで待って初めて干渉部材6930が退避状態となるので、実質的に、規定個数の球を入賞させることは不可能であり、1ラウンド目のラウンド遊技Rは、第1の作動時間T1の経過により終了する。
In the present embodiment, the interfering
1ラウンド目のラウンド遊技Rの終了と同時に、干渉部材6930が退避状態へ変化すると共に、振分動作部材4851が閉状態に切り替えられる。そのため、貯留流路1231から排出した球を特定領域4830へ通過させることができない。従って、遊技者は特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができない。
At the same time as the end of the first round round game R, the
1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、2ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the first round game R is completed, the timer means drives and controls the
2ラウンド目では、1ラウンド目の開始と同様に、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the second round, as in the start of the first round, the first operation time T1 (maximum 30 seconds) is measured by the timer means, and the opening /
そして、2ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、2ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the second round game R. The
2ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第1インターバル時間Int1およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまで開閉板1300及び振分動作部材4851を閉状態に、干渉部材6930を退避状態にそれぞれ保持するようソレノイド1510,4852,6910が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
When the second round game R is completed, the timer means closes the opening /
<第14の作動パターンで動作する場合>
大当たり種別が、大当たりjの大当たり遊技の場合には、前記第14の作動パターンに基づいて開閉板1300、振分動作部材4851及び干渉部材6930が動作するようMPU201がソレノイド1510,4852,6910を駆動制御する。
<When operating with the 14th operation pattern>
In the case of a jackpot game in which the jackpot type is jackpot j, the
MPU201は、特図変動表示(図柄変動演出)が終了すると、タイマ手段(図示せず)が所定のオープニング時間OP(10秒)が経過するまで開閉板1300及び振分動作部材4851を閉状態に、干渉部材6930を退避状態にそれぞれ保持するようソレノイド1510,4852,6910を駆動制御し、オープニング時間OPの経過後に、1ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the special figure variation display (design variation effect) is completed, the
すなわち、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
That is, the
MPU201は、開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させると、タイマ手段(図示せず)が所定の第6オープニング時間OP6(3.0秒)が経過するまで振分動作部材4851を閉状態に保持し、第6オープニング時間OP6の経過後に、長期作動時間TL(本実施形態では27秒間)振分動作部材4851を開放位置へ移動させ、長期作動時間TLの経過後、振分動作部材4851を再び閉状態に保持するようソレノイド4852を駆動制御して、振分動作部材4851に長時間動作を行わせる。
When the opening /
MPU201は、開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させると、タイマ手段(図示せず)が所定の第6オープニング時間OP6(3.0秒)が経過するまで干渉部材6930を退避状態に保持し、第6オープニング時間OP6の経過後に、微少時間(本実施形態では0.2秒間)干渉部材6930を張出状態へ変化させ、微少時間の経過後、干渉部材6930を再び退避状態に保持するようソレノイド6910を駆動制御して、干渉部材6930に短時間動作を行わせる。
When the opening /
そして、1ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数(本実施絵形態では10個)のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, in the first round game R, the lapse of the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) or the specified number (10 in the present embodiment) of the pachinko balls When the winning) is satisfied, the
本実施形態では、干渉部材6930が微少時間だけ張出状態となるものの、ほとんどの時間で退避状態とされるので、図53(a)に示すように、1ラウンド目のラウンド遊技において規定個数の球を入賞させることが可能である。従って、振分動作部材4851が開状態とされる間に開閉板1300を閉鎖し、規制部材1600を排出状態とし、確率変動判定流路4820へ向けて球を排出することができるので、球を特定領域4830へ流下させることができる。従って、遊技者は特別図柄の確変状態(高確率状態)への移行の権利を取得することができる。
In the present embodiment, although the interfering
1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段は、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)が経過するまで開閉板1300を閉状態に保持するようソレノイド1510を駆動制御し、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過後に、2ラウンド目のラウンド遊技Rを開始する。
When the first round game R is completed, the timer means drives and controls the
2ラウンド目では、1ラウンド目の開始と同様に、第1の作動時間T1(最大30秒)をタイマ手段で計測を開始すると共に開閉板1300を閉状態から開状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを開放するようソレノイド1510を駆動制御して、開閉板1300に長時間動作を行わせる。
In the second round, as in the start of the first round, the first operation time T1 (maximum 30 seconds) is measured by the timer means, and the opening /
そして、2ラウンド目のラウンド遊技Rにおいてラウンド終了条件(ラウンド遊技時間(第1の作動時間T1の最大値である30秒間)の経過または規定個数のパチンコ球の入賞)が満たされた場合に、開閉板1300を閉状態へ変位させて第1特定入賞口1000aを閉鎖するようソレノイド1510を駆動制御して、2ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
Then, when the round end condition (round game time (30 seconds, which is the maximum value of the first operating time T1) elapses or a specified number of pachinko balls are won) is satisfied in the second round game R. The
2ラウンド目のラウンド遊技Rが終了すると、タイマ手段がラウンド間第1インターバル時間Int1およびエンディング時間ED(11秒)が経過するまで開閉板1300及び振分動作部材4851を閉状態に、干渉部材6930を退避状態にそれぞれ保持するようソレノイド1510,4852,6910が駆動制御され、当該時間の経過に伴って大当り遊技が終了する。
When the second round game R is completed, the timer means closes the opening /
ここで、第6オープニング時間OP6は、1ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、球の入賞個数が3個以上6個未満となると予想される時間として設定される。この場合、干渉部材6930が貯留流路1231に貯留する球の背面側に配置されることになるので、その球により遊技者の視線が遮られ、干渉部材6930の動作を視認することが困難となる。これにより、遊技者が干渉部材6930の動作態様を確認することを困難とすることができる。
Here, the sixth opening time OP6 is set as a time during which the number of winning balls is expected to be 3 or more and less than 6 in the round game R of the first round. In this case, since the
そのため、干渉部材6930の張出による変化は、3個目以降の球が貯留流路1231内を若干移動することに留まるので、干渉部材6930による変化が生じたのか否かを遊技者に認識し難くすることができ、干渉部材6930の動作により遊技者に違和感を与えることなく、第1特定入賞口1000aに球を入賞させて貯留流路1231に球を貯留させるという遊技を楽しんで行わせることができる。
Therefore, the change due to the overhang of the
そして、貯留流路1231の入口付近まで球が貯留され、それでも1ラウンド目のラウンド遊技Rが終了しないことによって初めて違和感を与え、貯留流路1231に貯留される球の数を実際に数えさせることで初めて大当たり種別の違いを認識するという、新たな遊技性を形成することができる。
Then, the balls are stored up to the vicinity of the entrance of the
このように、本実施形態によれば、遊技盤13を通して視認される状況の変化(干渉部材6930の状態の変化)を認識し難くしながら、第1可変入賞装置6000の動作態様により遊技者に与えられる違和感から遊技盤13の状況の変化を認識容易な態様で報知し、大当たり種別の違いを遊技者に認識させることが可能である。従って、第1可変入賞装置6000に対する注目力を向上させることができる。
As described above, according to the present embodiment, it is difficult for the player to recognize the change in the situation (change in the state of the interference member 6930) visually recognized through the
次いで、図55から図58を参照して、第7実施形態について説明する。第3実施形態では、開閉板1300が閉状態となった時に落下位置Pf3の鉛直位置に配置されていた球がそのまま落下する場合を説明したが、第7実施形態における第1可変入賞装置7000は、第2落下遅延板7260により、開閉板1300が閉状態となった時に落下位置Pf3の鉛直位置に配置されていた球が落下遅延板3250側へ流下し得る態様で構成される。なお、上述した各実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
Next, a seventh embodiment will be described with reference to FIGS. 55 to 58. In the third embodiment, the case where the ball arranged at the vertical position of the drop position Pf3 falls as it is when the opening /
図55は、第7実施形態における覆設前板7200の背面斜視図であり、図56は、第1可変入賞装置7000の上面図であり、図57は、図35(b)のXXXVc−XXXVc線に対応する線における第1可変入賞装置7000の部分断面図である。本実施形態の第1可変入賞装置7000は、覆設前板7200以外の構成は、第3実施形態で上述した第1可変入賞装置3000と同様なので、説明を省略する。
FIG. 55 is a rear perspective view of the
図55から図57に示すように、覆設前板7200は、第3実施形態で説明した構成と同様の構成(薄板部材1210、側壁部1220、収容部1230、検出センサ1240及び落下遅延板3250)に加え、本実施形態で新出の第2落下遅延板7260を備える。
As shown in FIGS. 55 to 57, the lining
第2落下遅延板7260は、終端面3251bと収容部1230との間に亘って薄板部材1210の背面側に延設される板部材であって、その上面7261が検出センサ1240から離反するほど下降傾斜する。図57に示すように、第2落下遅延板7260は、開閉板1300の板部1310と干渉しない程度に後方へ向けて延設される。
The second
図56に示すように、第2落下遅延板7260は、検出センサ1240付近において薄板部材1110の正面側壁面との間の距離が球の直径未満とされると共に、検出センサ1240から最も離れる位置においても、薄板部材1110の正面側壁面との間の距離が球の直径未満とされる。
As shown in FIG. 56, in the second
一方、図57に示すように、第2落下遅延板7260は、落下遅延板3250の転動円弧部3252を転動する球の移動軌跡よりも正面側(図57左側)に配設される。即ち、転動円弧部3252を転動する球に作用するものでは無い。即ち、第2落下遅延板7260は、球の到達の経路によって、球と当接するか否かが変化する板部材として構成される。そのことについて、以下に説明する。
On the other hand, as shown in FIG. 57, the second
図58(a)及び図58(b)は、図35(b)のXXXVc−XXXVc線に対応する線における第1可変入賞装置7000の部分断面図である。図58(a)では、球が落下位置Pf3の鉛直位置付近に配置された状態で開閉板1300が閉状態へ変化する場合が図示され、図58(b)では、開閉板1300が閉状態の間に球が落下位置Pf3へ向けて転動する場合が図示される。
58 (a) and 58 (b) are partial cross-sectional views of the first
図58(a)に示すように、球が落下位置Pf3の鉛直位置付近に配置される場合、開閉板1300の動作時に生じる板部1310の前方への傾斜に伴って、球が覆設前板7200側へ向かいつつ流下する。そのため、流下の過程で第2落下遅延板7260に当接することとなり、上面の傾斜に沿って落下遅延板3250側へ流下し、その後に落下遅延板3250の上面を転動して再び落下位置Pf3に到達する。
As shown in FIG. 58 (a), when the sphere is arranged near the vertical position of the drop position Pf3, the sphere is tilted forward along with the forward inclination of the
第2落下遅延板7260と薄板部材1110の正面側壁との間の距離(閉状態における開閉板1300の転動面1311との間の距離)は、球の直径未満とされるので、球の勢いが大きいことにより球が第2落下遅延板7260の背面側を鉛直落下することを防止することができる。
Since the distance between the second
一方、図58(b)に示すように、開閉板1300の閉状態において落下遅延板3250を転動する球は、落下遅延板3250の転動円弧部3252の後方傾斜に沿って本体部材3100側へ接触しながら流下する。
On the other hand, as shown in FIG. 58 (b), the sphere that rolls the
このとき、球の中心位置(最大径位置)が第2落下遅延板7260よりも下方に配置されることにより、第2落下遅延板7260の背面側への延設長さを球の移動軌跡よりも正面側で留めながら、上方から落下する球を上面7261で受け止めることができる。
At this time, since the center position (maximum diameter position) of the sphere is arranged below the second
転動円弧部3252上を転動する球は、流下の過程で第2落下遅延板7260に当接せず、落下位置Pf3に到達した後は、そのまま落下する。そのため、第3実施形態と同様、落下遅延板3250の下側終端から滞り無く球を落下させることができる。
The sphere that rolls on the rolling
このように、本実施形態では、球が第2落下遅延板7260にどちらから近接するかにより、球が第2落下遅延板7260の作用を受ける場合と、受けない場合とを切り替えることができる。
As described above, in the present embodiment, it is possible to switch between the case where the sphere is affected by the second
本実施形態では、落下遅延板3250を転動する球を終端面3251bと対向する位置に滑らかに落下させる作用を維持しながら、2球連なって開閉板1300の上面を転動し、先の球が検出センサ1240を通過することで開閉板1300が閉状態となった場合であっても、検出センサ1240の直前に配置されていた球の落下を遅延させることができる。
In the present embodiment, two balls are continuously rolled on the upper surface of the opening /
また、2球連なって来た場合でなくとも、開閉板1300の上面を転動していた球が検出センサ1240の手前に配置された時にたまたま開閉板1300が閉状態とされた場合であっても、球を落下遅延板3250側へ流下させることができる。この場合、球は第2落下遅延板7260の上面7261を左方へ転動した後で、落下遅延板3250の転動円弧部3252の上面に沿って右方への転動を再開する。
Further, even if two balls are not connected in a row, the opening /
そのため、実質的に、開閉板1300の上面を転動して亘りきる時間以上に球を開閉板1300の手前側に維持することができる。これにより、インターバル時間中に生じ得る無駄球(開閉板1300の正面側を流下し第1アウト口66から排出される球)の個数を低減することができる。
Therefore, the sphere can be substantially maintained on the front side of the opening /
次いで、図59から図65を参照して、第8実施形態について説明する。図59及び図60は、第8実施形態における第1可変入賞装置8000の正面図であり、図61及び図62は、第1可変入賞装置8000の背面図である。
Next, the eighth embodiment will be described with reference to FIGS. 59 to 65. 59 and 60 are front views of the first
なお、図59及び図60では、薄板部材1210が部分的に切り欠かれ開閉板8300が視認可能とされ、側壁部1220の一部および傾斜面1237の一部が想像線で図示される。また、図59及び図61では、駆動装置1500のソレノイド1510が駆動(励磁)され、開閉板8300が開状態(上昇姿勢)となり、補助開閉部材8340が開状態(張出姿勢)となった後の状態が図示され、図60及び図62では、駆動装置1500のソレノイド1510の駆動(励磁)が解除され、開閉板8300が閉状態(傾倒姿勢)となり、補助開閉部材8340が閉状態(没入姿勢)となった後の状態が図示される。また、上述した実施形態と同一の要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
In FIGS. 59 and 60, the
なお、以下の説明では、図1に示す状態のパチンコ機10に対して、紙面手前側を前方(正面)側として、紙面奥側を後方(背面)側として説明する。また、図1に示す状態のパチンコ機10に対して、上側を上方(上)側として、下側を下方(下)側として、右側を右方(右)側として、左側を左方(左)側としてそれぞれ説明する。さらに、図中の矢印U−D,L−R,F−Bは、パチンコ機10の上下方向,左右方向,前後方向をそれぞれ示している。
In the following description, with respect to the
図59から図62に示すように、第1可変入賞装置8000の開閉板8300は、上記各実施形態で説明した軸部1320と、被荷重部1330と、両軸部1320の間を約4等分に区切り、その内の正面視左側(検出センサ1240から離れた側)の3区分において板状に形成される板部8310とを備える。
As shown in FIGS. 59 to 62, the opening /
即ち、本実施形態では、薄板部材1110の前面において、開閉板8300と検出センサ1240との間に隙間が生じるように構成され、この隙間に、固定受け部8250と、補助開閉部材8340とが配設される。
That is, in the present embodiment, a gap is formed between the opening /
なお、開閉板8300の板部8310の軸方向の長さを第1実施形態に比較して短くした関係上、矩形凹部1122の形成範囲も短くすることができる。本実施形態では、板部8310が入り込むのに必要最低限の範囲で矩形凹部1122が形成されている(図59参照)。
Since the axial length of the
固定受け部8250は、覆設前板8200に固定される部分であって、検出センサ1240へ案内される球の転動面の役割を担う。なお、覆設前板8200の構成は、固定受け部8250を除くと、上記実施形態で説明した覆設前板1200と共通であるので、各構成には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
The fixed
固定受け部8250は、薄板部材1210の背面から本体部材1100側へ向けて突出される棒状の部材であって、その突出端部(背面側端部)は、本体部材1100の右側の支持凹部1121の開放端(正面側端部)を塞ぐ態様で本体部材1100と当接する。従って、本実施形態では、開閉板8300の右側の軸部1320は、支持凹部1121と固定受け部8250とにより回転可能に支持される。
The fixed
固定受け部8250は、上面(球の転動面)が開状態の開閉板8300の上面(転動面)と面位置となるように、即ち、右へ向かうほど下降傾斜する傾斜面として形成され、下面が補助開閉部材8340の回転軸を中心とした円弧形状から形成される。下面の形状の基になる円弧は、補助開閉部材8340の動作軌跡(円弧)の半径(最長部半径、即ち、対向面8341bの上端部の動作軌跡の半径)よりも、半径の短い円弧として形成される。これにより、対向面8341bの上角部と固定受け部8250とが補助開閉部材8340の移動方向で当接することになり、補助開閉部材8340は固定受け部8250に所定角度以上の移動(回転)を規制される。
The fixed
図59に示すように、固定受け部8250の出代(左方への張出長さ)は、傾斜面1237の左端から落下した球がそのまま転動面に乗ることの無い長さとして設計される。即ち、本実施形態では、固定受け部8250の左端が傾斜面1237の左端よりも左方に配置されているが、その張出長さが球の半径未満である。そのため、傾斜面1237から鉛直方向に球が落下した場合に、球が固定受け部8250に衝突することがあったとしても、球の重心が固定受け部8250の左端よりも左方にあることから、その球が検出センサ1240へ流下する事象はほぼ発生せず、球は、固定受け部8250から左方へこぼれて、第1アウト口66へ向けて落下する。
As shown in FIG. 59, the protrusion (extending length to the left) of the fixed receiving
加えて、固定受け部8250から左方へこぼれた球が補助開閉部材8340の対向面8341bの上を転動する場合、球から補助開閉部材8340へ加えられる負荷は、補助開閉部材8340を閉状態へ維持する方向に向けられる(補助開閉部材8340を正面視時計回りに回転させる方向に向けられる)。そのため、球から与えられる負荷により補助開閉部材8340が開状態に状態変化することを避けることができる。
In addition, when a ball spilled to the left from the fixed receiving
また、遊技領域における第1可変入賞装置8000の上流側の構成(釘や、第2入球口640等の配置、図2参照)から、固定受け部8250へ右下方への速度を持つ球が飛び込む事象が発生する可能性は極めて低い。
Further, from the configuration on the upstream side of the first
従って、検出センサ1240の上流側に転動面を有する固定受け部8250を配設しながら、固定受け部8250単体では、検出センサ1240に球が過度に案内されやすくなる効果を奏することの無いように構成される。
Therefore, while the fixed receiving
固定受け部8250の本質は、補助開閉部材8340を回転動作で開閉させながら、その上面(転動面)を転動する球の流下に不具合が生じることを抑制することにある。以下、補助開閉部材8340の詳細を説明する。
The essence of the fixed receiving
補助開閉部材8340は、薄板部材1110に回転可能に軸支される部材であって、薄板部材1110の正面側に配設される受け板8341と、その受け板8341から回転軸へ向けて延設される棒状の連結部8342と、薄板部材1110の背面側に配設され動力伝達部材1400と当接可能に構成される被荷重部8343と、連結部8342及び被荷重部8343を相対回転不能に連結する棒状部材であって、薄板部材1110に回転可能に軸支される軸支棒部8344と、を主に備える。
The auxiliary opening /
軸支棒部8344は、本実施形態では、薄板部材1110に支持される被軸支部が断面円形状とされ、その前側において連結部8342を支持する支持部と、後側において被荷重部8343を支持する支持部とが、断面D字状(円形状では無い形状)に形成される。このD字形状と対応する形状の嵌合部(孔または凹部)が連結部8342及び被荷重部8343に形成されており、使用状態(図59参照)では、支持部と嵌合部とが嵌め合わされることにより、連結部8342と被荷重部8343とが一体的に回転するように構成される。
In the present embodiment, the shaft
被荷重部8343は、軸支棒部8344に端部が軸支される略扇状の部分であって、動力伝達部材1400と当接する曲面状の上面である当接曲面8343aと、被荷重部8343の姿勢に寄らず軸支棒部8344の右側に配置され、補助開閉部材8340の重心位置を含む重心部8343bと、を備える。
The loaded
当接曲面8343aは、図62に示すように、動力伝達部材1400の動作中に延設部1420の下面と重なる直線であって、延設部1420が下降動作(傾倒)する場合に、延設部1420と被荷重部8343とが当接を開始する点を含む当接開始線FL1に対して、延設部1420と当接開始する右側端部が略平行な面を有する。
As shown in FIG. 62, the contact curved
その右側端部から、延設部1420との当接終点となる左側端部へ向けて、徐々に回転半径が短くなる態様で滑らかな曲面が形成されるので、延設部1420と被荷重部8343との間の負荷伝達を、滑らかに(動摩擦が小さな状態で)生じさせることができる。これにより、延設部1420に対する被荷重部8343の追従性を向上させることができる。
A smooth curved surface is formed from the right end portion toward the left end portion, which is the end point of contact with the
重心部8343bは、動力伝達部材1400からの負荷が生じていない場合に、補助開閉部材8340を閉状態(没入姿勢)で維持するための部分である。即ち、重心部8343bに補助開閉部材8340の重心位置が含まれるので、自重による回転により、補助開閉部材8340が閉状態(没入姿勢)へ向けて姿勢変化する。そして、補助開閉部材8340の受け板8341と固定受け部8250の左端部とが当接することで補助開閉部材8340のそれ以上の回転が規制され、補助開閉部材8340が閉状態(没入姿勢)に維持される。
The center of
連結部8342は、受け板8341の左端部(即ち、開閉板8300と隣接し、負荷が生じる可能性がある部分)において受け板8341と結合される。これにより、連結部8342の配設範囲を狭めながら、受け板8341の左端部の剛性を向上させることができるので、ソレノイド1510が駆動(励磁)された場合に、補助開閉部材8340が開閉板8300と衝突したとしても、補助開閉部材8340が破損する可能性を低くすることができる。
The connecting
なお、連結部8342は、受け板8341と軸支棒部8344とを連結できればよく、その構成態様はこれに限られるものでは無い。例えば、受け板8341の左端部と軸支棒部8344とを連結することに加え、受け板8341の右端部と軸支棒部8344とを連結するようにしても良いし(即ち、2本の棒で受け板8341の左右端部を支持する形態でも良いし)、その場合の2本の棒を軸支棒部8344と直交する平面に沿った面状板部で連結し補強するようにしても良い。
The connecting
受け板8341は、開閉板8300の板部8310の短手方向幅と同程度の前後幅を有する板状部分であって、平面状の転動平面8341aと、その転動平面8341aの左端に連設される面であって開状態(図59参照)において開閉板8300の板部8310の右端面と対向配置される対向面8341bと、を備える。
The receiving
転動平面8341aは、開状態(張出姿勢)において、開状態(上昇姿勢)の開閉板8300の板部8310の転動面1311に対して、面位置でつながる平行な平面として形成される。
The rolling
対向面8341bは、転動平面8341aと直交する平面として構成され、その短手方向幅(受け板8341の厚さ)は、板部8310の厚さと略同等に構成される。これにより、対向面8341bと板部8310との当接時の負荷を受ける面を大きくすることができるので、当接時の負荷により受け板8341又は板部8310が損傷すること(割れや欠けが生じたり、破損したりすること等)を回避し易くすることができる。
The facing
ここで、対向面8341bは、軸支棒部8344を通り軸部1320の中心軸と直交する平面の左側(検出センサ1240から離れる側)に配設される。そのため、図59に示すように、補助開閉部材8340が開状態(図59参照)と閉状態(図60参照)とで動作する際の対向面8341bの動作軌跡LC1は、開状態における転動平面8341aよりも上方(軸支棒部8344の径方向外側)に膨らむことになる。これにより、転動平面8341aの上面に乗る球(本実施形態では、1個)を検出センサ1240に押し込み易くすることができるが、詳細については後述する。
Here, the facing
次いで、図63から図65を参照して、動力伝達部材1400を通して伝達される負荷による補助開閉部材8340、開閉板8300及び規制部材1600の動作態様および動作順序について説明する。
Next, with reference to FIGS. 63 to 65, the operation modes and operation sequences of the auxiliary opening /
図63及び図64では、開閉板8300、補助開閉部材8340、動力伝達部材1400、駆動装置1500の先端部材1520及び規制部材1600の動作が時系列に沿って図示される。また、図65では、駆動装置1500のソレノイド1510の駆動(励磁)状態の変化、先端部材1520、開閉板8300、補助開閉部材8340及び規制部材1600の位置および状態の計時変化が図示される。
In FIGS. 63 and 64, the operations of the opening /
図63(a)は、第1可変入賞装置8000の背面図であり、図63(b)は、図63(a)のLXIIIb−LXIIIb線における第1可変入賞装置8000の断面図であり、図63(c)は、第1可変入賞装置8000の背面図であり、図63(d)は、図63(c)のLXIIId−LXIIId線における第1可変入賞装置8000の断面図である。
63 (a) is a rear view of the first
図64(a)は、第1可変入賞装置8000の背面図であり、図64(b)は、図64(a)のLXIVb−LXIVb線における第1可変入賞装置8000の断面図であり、図64(c)は、第1可変入賞装置8000の背面図であり、図64(d)は、図64(c)のLXIVd−LXIVd線における第1可変入賞装置8000の断面図である。
64 (a) is a rear view of the first
なお、図63及び図64では、理解を容易とするために、開閉板8300、補助開閉部材8340、動力伝達部材1400、駆動装置1500の先端部材1520、規制部材1600及び覆設前板8200の固定受け部8250のみが組立状態(図59から図62参照)の配置を維持して図示され、その他の構成の図示が省略されると共に、開閉板8300及び補助開閉部材8340が閉状態(図63(a)及び図63(b)参照)から開状態(図64(c)及び図64(d)参照)へ向けて状態変化する様子が時系列で図示される。
In FIGS. 63 and 64, in order to facilitate understanding, the opening /
即ち、図63(a)及び図63(b)では、駆動装置1500の先端部材1520が基準線O1から第1距離h1だけ離間する位置に配置された状態(ソレノイド1510が非励磁の状態)が、図63(c)及び図63(d)では、先端部材1520が変位し基準線O1から第1距離h1よりも短い第2距離h2(図20(c)参照)よりも短い補助第2距離h2aだけ離間する位置に配置された状態が、図64(a)及び図64(b)では、先端部材1520が変位し基準線O1から補助第2距離h2aよりも短い第3距離h3だけ離間する位置に配置された状態が、図64(c)及び図64(d)では、先端部材1520が変位し基準線O1から第3距離h3よりも短い第4距離h4だけ離間する位置(ソレノイド1510が励磁された場合の最終到達位置)に配置された状態が、それぞれ図示される。
That is, in FIGS. 63 (a) and 63 (b), the state in which the
先端部材1520が基準線O1から補助第2距離h2aだけ離間する位置に配置された状態(図63(c)参照)は、動力伝達部材1400が延設部1420の下面を当接開始線FL1と合致させる状態と同意である。即ち、図63(c)及び図63(d)に示す状態において、補助開閉部材8340は動力伝達部材1400から負荷を受け始める(図63(a)及び図63(b)に示す状態から、図63(c)及び図63(d)に示す状態に至るまでは補助開閉部材8340は閉状態のまま維持される)。
In the state where the
図65は、駆動装置1500のソレノイド1510の駆動(励磁)状態の変化、先端部材1520、開閉板8300、補助開閉部材8340及び規制部材1600の位置および状態の計時変化を示した図である。なお、図65では、先端部材1520の欄に、先端部材1520の位置と対応して各距離h1,h2,h2a,h3,h4が図示される。
FIG. 65 is a diagram showing changes in the driving (excitation) state of the
開閉板8300、補助開閉部材8340及び規制部材1600は、それぞれ単一のソレノイド1510の駆動(励磁)により駆動されるが、図65に示すように、動作タイミングには時間差がある。
The opening /
即ち、ソレノイド1510が駆動(励磁)される場合、即ち、先端部材1520が左端から右端へ向けて移動する場合、開閉板8300の方が補助開閉部材8340よりも動作開始が早く、動作終了も早い。
That is, when the
また、規制部材1600は、補助開閉部材8340が開状態へ向けて動作開始した後に貯留状態へ向けて動作開始し、開閉板8300が開状態となるのと同時に貯留状態になる。なお、図65において各タイミングチャートが左右対称で図示されるように、ソレノイド1510の励磁が解除される場合には、駆動(励磁)される場合の逆の順序で各部材が動作を行う。
Further, the
図65に示すように、ソレノイド1510の駆動(励磁)が解除される場合、補助開閉部材8340が閉状態に到達するタイミングでは開閉板8300は閉状態には至っておらず、第1特定入賞口1000aへ球が入球可能な状態が維持される(図63(c)及び図63(d)参照)。従って、補助開閉部材8340が開状態から閉状態へ状態変化する期間においては、検出センサ1240を球が通過可能な状態が維持される。
As shown in FIG. 65, when the drive (excitation) of the
ここで、本実施形態では、補助開閉部材8340の対向面8341bの動作軌跡LC1が転動平面8341aの上方に膨らむように構成され、検出センサ1240に球P81が検出されるタイミングにおいて、その球P81の上流側を球P81と連なって流下する球P82の中心が、軸部1320の中心軸と直交する平面であって軸支棒部8344の中心を通る平面(動作軌跡LC1の最膨出点を通る平面)よりも検出センサ1240側に配置される(図59参照)。そのため、補助開閉部材8340が開状態から閉状態へ状態変化する際に、対向面8341bの上端部で球P82に右向き(検出センサ1240へ押し込む向き)の負荷を与えることができる。
Here, in the present embodiment, the operation locus LC1 of the facing
これにより、本実施形態の構成により、連球が形成される(検出センサ1240の上流の球の状況が条件を満たす、図59の球P81,P82参照)ことを前提として、球P81が検出センサ1240に検出されることによりソレノイド1510の励磁(駆動)が解除された場合(例えば、球P81が検出センサ1240に検出されることで、ラウンド遊技Rにおける規定個数の入球が検出された場合)であっても、補助開閉部材8340の転動平面8341aに乗っている1個の球(球P82が対応する)に限り、超過入賞(所謂、オーバー入賞。即ち、ラウンド遊技Rの規定個数(本実施形態では、10個)を超えて球が検出センサ1240に検出されること(第1特定入賞口1000aを通過すること))を許容するように構成することができる。
As a result, the ball P81 is the detection sensor on the premise that a continuous ball is formed according to the configuration of the present embodiment (see the balls P81 and P82 in FIG. 59 in which the condition of the ball upstream of the
本実施形態では、受け面8341が円弧軌道で動作することで球P82に負荷を与える一方で、その負荷により検出センサ1240側に押し込まれた後は固定受け部8250の上面を転動することになるので、円弧軌道に沿って検出センサ1240に押し込まれる場合に比較して、球P82が検出センサ1240の開口を通過する際のばたつき(球P82と検出センサ1240の内面とが衝突して流下が滞ったり、跳ね戻りが生じたりすること等)の発生を抑止することができる。
In the present embodiment, the receiving
本実施形態では、検出センサ1240の下流側(貯留流路1231)に球を貯留可能に構成されており、上記各実施形態で説明したように、貯留流路1231に貯留された球により検出センサ1240の球の通過を規制可能に構成される。従って、貯留流路1231が球で満タンである場合には、貯留流路1231に貯留される球に規制されることにより、球P82が貯留流路1231に入球することは無く、補助開閉部材8340が閉状態となった後にこぼれて第1アウト口66へ向けて流下する。
In the present embodiment, the spheres can be stored on the downstream side (storage flow path 1231) of the
一方で、貯留流路1231に隙間が生じていれば、補助開閉部材8340の転動平面8341aに乗っている1個の球に限り、超過入賞を許容することができる。従って、検出センサ1240の下流の球の配置(即ち、貯留流路1231の内部の球の配置)により、超過入賞の発生のし易さを変化させることができるので、超過入賞個数を、貯留流路1231内の球の流下を調整する制御により、実行することができる。
On the other hand, if there is a gap in the
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
補助開閉部材8340の当接曲面8343aは、動力伝達部材1400との当接開始部分(右側端部)から当接終了部分(左側端部)へ向けて徐々に回転半径が短くなる態様で滑らかな曲線が形成されるようにした。これにより、動摩擦が小さな状態で負荷伝達を生じさせることができる。これにより、延設部1420に対する被荷重部8343の追従性を向上させることができる。
The contact curved
検出センサ1240(第1特定入賞口1000a)に入球する球の上流側に連球が形成されている状態において、転動平面8341aに乗っている1個の球に限り、補助開閉部材8340が開状態から閉状態に状態変化(回転)する時に転動平面8341aから検出センサ1240(第1特定入賞口1000a)へ向けた負荷が与えられるようにした。これにより、補助開閉部材8340の回転時(閉状態への動作時)に、限定された個数(本実施形態では、1個)の球が、検出センサ1240(第1特定入賞口1000a)に入球し易くすることができる。これにより、個数が限定された超過入賞が生じる可能性を高めることができる。
In a state where a continuous ball is formed on the upstream side of the ball entering the detection sensor 1240 (first specific winning
加えて、この超過入賞の生じる可能性は、貯留流路1231の球の貯まり具合で変化する。即ち、補助開閉部材8340が回転(閉状態へ向けて動作)する際の貯留流路1231内の球の配置状態(貯留個数等)によって、超過入賞が生じる可能性を変化させることができる。更に、貯留流路1231内の球の配置状態は、開閉板8300の駆動(励磁)制御態様や、干渉部材6930の動作態様により調整可能とされる。即ち、開閉板8300や干渉部材6930の駆動(励磁)態様を制御することにより、超過入賞による払い出し賞球個数の平準化を図ることができる。
In addition, the likelihood of this excess winning will vary depending on how the balls in the
次いで、図66から図72を参照して、第9実施形態について説明する。図66及び図67は、第9実施形態における第1可変入賞装置9000の正面図であり、図68及び図69は、第1可変入賞装置9000の背面図である。なお、上述した実施形態と同一の要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
Next, the ninth embodiment will be described with reference to FIGS. 66 to 72. 66 and 67 are front views of the first
図66及び図68では、駆動装置1500のソレノイド1510が駆動(励磁)され、開閉板8300が開状態(上昇姿勢)となり、補助開閉部材8340が開状態(張出姿勢)となった後の状態が図示され、図67及び図69では、駆動装置1500のソレノイド1510の駆動(励磁)が解除され、開閉板8300が閉状態(傾倒姿勢)となり、補助開閉部材8340が閉状態(没入姿勢)となった後の状態が図示される。
In FIGS. 66 and 68, the
図66から図69に示すように、第1可変入賞装置9000は、本体部材9100の薄板部材9110が上記実施形態と異なる以外は、上記実施形態で説明した構成を組み合わせたものである。簡潔に説明すると、第8実施形態における第1可変入賞装置8000の動力伝達部材1400を、第5実施形態で説明した動力伝達部材5400と交換したものに対応する。
As shown in FIGS. 66 to 69, the first
なお、上記実施形態と同様に、動力伝達部材5400において、押込部1422の正面側張出端と、時間差形成部5423の正面側張出端とは、動力伝達部材5400の回転軸と直交する同一平面上に配置される。そのため、時間差形成部5423が開閉板8300の係合部1333を押進することによっても(押込部1422に押される前の状態でも、図71(a)の状態に対応)、開閉板8300は開状態(図66、図68参照)に状態変化する。
In the same manner as in the above embodiment, in the
薄板部材9110は、球が通過可能な大きさで穿設される補助入球口9111と、その補助入球口9111に球を案内可能な長さで薄板部材9110の正面側へ延設される転動板9112と、を主に備える。
The
補助入球口9111は、正面視で排出口1150の左隣に配置される貫通孔であって、球の通過を検出することにより、複数個(本実施形態では3個)の球が払い出される賞球口である。なお、本実施形態の構成に限定されることなく、例えば、補助入球口9111を賞球の払い出しが生じない入球口(例えば、アウト口)としても良い。
The
転動板9112は、本体部材9100と覆設前板8200との間を流下する球が上面を転動する板として構成され、その上面が補助入球口9111へ近づくにつれて(右方へ向かうほど)下降傾斜する傾斜面として形成される。更に、転動板9112は、補助入球口9111の下辺に連結される態様で形成され、補助入球口9111の正面側においては、上面が背面側へ向かうほど下降傾斜する傾斜面として形成される。
The rolling
即ち、転動板9112の上面に乗った球は、傾斜に沿って補助入球口9111の正面側まで案内された後、補助入球口9111を通過して遊技領域から排出される。この際に、本実施形態では、3個の賞球が遊技者に払い出される。
That is, the ball on the upper surface of the rolling
転動板9112の長さは、傾斜面1237の上面を転動して自由落下する球の流下経路FK1を流下する球を拾うことのない長さで設計される。即ち、第1可変入賞装置9000が駆動されない状態において、どれだけ右打ちを継続しても、球が補助入球口9111を通過することは無いように構成される。
The length of the rolling
一方、右方へ向かうほど下降傾斜する上面を有する開閉板8300が若干でも駆動(例えば、0.1秒だけ励磁され開閉板8300が開状態へ向けて回転)され、その開閉板8300から右向きの負荷を与えられた球が流下する負荷流下経路FK2を球が流下する場合、その球は転動板9112の上面を転動し、補助入球口9111を通過し得る。即ち、本実施形態では、開閉板8300が駆動される場合に開閉板8300と当接した球は、第1特定入賞口1000a以外にも、補助入球口9111を通過し得る。
On the other hand, the opening /
ここで、開閉板8300の動作態様が第8実施形態で上述したものとは変化するので、図70から図72を参照して詳細に説明する。
Here, since the operation mode of the opening /
図70及び図71では、開閉板8300、補助開閉部材8340、動力伝達部材5400、駆動装置1500の先端部材1520及び規制部材1600の動作が時系列に沿って図示される。また、図72では、駆動装置1500のソレノイド1510の駆動(励磁)状態の変化、先端部材1520、開閉板8300、補助開閉部材8340及び規制部材1600の位置および状態の計時変化が図示される。
In FIGS. 70 and 71, the operations of the opening /
図70(a)は、第1可変入賞装置9000の背面図であり、図70(b)は、図70(a)のLXXb−LXXb線における第1可変入賞装置9000の断面図であり、図70(c)は、第1可変入賞装置9000の背面図であり、図70(d)は、図70(c)のLXXd−LXXd線における第1可変入賞装置9000の断面図である。
70 (a) is a rear view of the first
図71(a)は、第1可変入賞装置9000の背面図であり、図71(b)は、図71(a)のLXXIb−LXXIb線における第1可変入賞装置9000の断面図であり、図71(c)は、第1可変入賞装置9000の背面図であり、図71(d)は、図71(c)のLXXId−LXXId線における第1可変入賞装置9000の断面図である。
71 (a) is a rear view of the first
なお、図70及び図71では、理解を容易とするために、開閉板8300、補助開閉部材8340、動力伝達部材5400、駆動装置1500の先端部材1520、規制部材1600及び覆設前板8200の固定受け部8250のみが組立状態(図66から図69参照)の配置を維持して図示され、その他の構成の図示が省略されると共に、開閉板8300及び補助開閉部材8340が閉状態(図70(a)及び図70(b)参照)から開状態(図71(c)及び図71(d)参照)へ向けて状態変化する様子が時系列で図示される。
In FIGS. 70 and 71, in order to facilitate understanding, the opening /
即ち、図70(a)及び図70(b)では、駆動装置1500の先端部材1520が基準線O1から第1距離h1だけ離間する位置に配置された状態(ソレノイド1510が非励磁の状態)が、図70(c)及び図70(d)では、先端部材1520が変位し基準線O1から第1距離h1よりも短い補助第1距離h1aだけ離間する位置に配置された状態が、図71(a)及び図71(b)では、先端部材1520が変位し基準線O1から補助第1距離h1aよりも短い補助第2距離h2aだけ離間する位置に配置された状態が、図71(c)及び図71(d)では、先端部材1520が変位し基準線O1から補助第2距離h2aよりも短い第4距離h4だけ離間する位置(ソレノイド1510が励磁された場合の最終到達位置)に配置された状態が、それぞれ図示される。
That is, in FIGS. 70 (a) and 70 (b), the state in which the
先端部材1520が基準線O1から補助第1距離h1aだけ離間する位置に配置された状態(図70(c)参照)は、動力伝達部材5400に押し下げられた開閉板8300の介在伝達部1332と規制部材1600の延設部1620とが当接開始する状態と同意である。即ち、図70(c)及び図70(d)に示す状態において、規制部材1600は開閉板8300から負荷を受け始める(図70(a)及び図70(b)に示す状態から、図70(c)及び図70(d)に示す状態に至るまでは規制部材1600は上昇姿勢(排出状態)のまま維持される)。
The state in which the
本実施形態では、上記第8実施形態と異なり、先端部材1520が基準線O1から補助第2距離h2aだけ離間する位置に配置された状態(図71(a)参照)において、開閉板8300が開状態(上昇姿勢)とされ、規制部材1600が貯留状態とされる。そして、先端部材1520が基準線O1から第4距離h4だけ離間する位置に配置された状態で、閉状態であった補助開閉部材8340(図71(a)参照)が、開状態となる(図71(c)参照)。
In the present embodiment, unlike the eighth embodiment, the opening /
従って、図71(a)及び図71(b)に示す状態から、図71(c)及び図71(d)に示す状態までは、開閉板8300は開状態(上昇姿勢)で維持され、規制部材1600は貯留状態のまま維持される。
Therefore, from the state shown in FIGS. 71 (a) and 71 (b) to the state shown in FIGS. 71 (c) and 71 (d), the opening /
図72は、駆動装置1500のソレノイド1510の駆動(励磁)状態の変化、先端部材1520、開閉板8300、補助開閉部材8340及び規制部材1600の位置および状態の計時変化を示した図である。なお、図72では、先端部材1520の欄に、先端部材1520の位置と対応して各距離h1,h1a,h2a,h4が図示される。
FIG. 72 is a diagram showing changes in the driving (excitation) state of the
開閉板8300、補助開閉部材8340及び規制部材1600は、それぞれ単一のソレノイド1510の駆動(励磁)により駆動されるが、図72に示すように、動作タイミングには時間差がある。
The opening /
即ち、ソレノイド1510が駆動(励磁)される場合、即ち、先端部材1520が左端から右端へ向けて移動する場合、開閉板8300の方が補助開閉部材8340よりも動作開始が早く、開閉板8300の動作が終了してから、補助開閉部材8340が動作を開始する。
That is, when the
また、規制部材1600は、補助開閉部材8340が開状態へ向けて動作開始する前に貯留状態へ向けて動作開始し、開閉板8300が開状態となるのと同時に貯留状態になる。なお、図72において各タイミングチャートが左右対称で図示されるように、ソレノイド1510の励磁が解除される場合には、駆動(励磁)される場合の逆の順序で各部材が動作を行う。
Further, the regulating
図72に示すように、ソレノイド1510が非励磁の状態から、駆動開始した場合、開閉板8300のみが動作開始し、補助開閉部材8340は未だ動作開始しない。そこで、ソレノイド1510の駆動(励磁)を短くすることで(短開放を行うことで)、補助開閉部材8340を閉状態で維持したまま、開閉板8300の状態を変化させることができる。これについて、図73を参照して説明する。
As shown in FIG. 72, when the
図73は、駆動装置1500のソレノイド1510の駆動(励磁)状態の変化、先端部材1520、開閉板8300、補助開閉部材8340及び規制部材1600の位置および状態の計時変化を示した図である。なお、図73では、先端部材1520の欄に、先端部材1520の位置と対応して各距離h1,h1a,h2a,h4が図示される。
FIG. 73 is a diagram showing changes in the drive (excitation) state of the
図73では、ソレノイド1510を駆動(励磁)する期間を、開閉板8300が閉状態から開状態に状態変化するのに要する時間(本実施形態では、0.1秒)の半分とした場合が図示される(即ち、0.05秒だけ駆動(励磁)した場合が図示される)。
FIG. 73 shows a case where the period for driving (exciting) the
この場合、補助開閉部材8340は閉状態で維持され、開閉板8300のみが中間状態まで上昇する動作を繰り返す。この動作によれば、開閉板8300の正面側を流下する球に負荷を与えることができるので、開閉板8300が駆動されるタイミングで開閉板8300の正面側に到達した球の流下経路を、流下経路FK1から負荷流下経路FK2に切り替えることができる(図66参照)。従って、右打ちによる球の発射を継続することにより、球を補助入球口9111に通過させることができ、遊技者に賞球を払い出すように構成することができる。
In this case, the auxiliary opening /
この構成により、例えば、小当たり遊技により賞球の払い出しを行う遊技性を構成することができる。小当たり遊技において、図73に図示される開放パターンでソレノイド1510を駆動(励磁)することにより、開閉板8300が動作するタイミングで開閉板8300の正面側に到達した球の流下経路を切り替え、補助入球口9111へ球を案内し、賞球の払い出しを生じさせることができる。
With this configuration, for example, it is possible to configure the playability of paying out prize balls by a small hit game. In the small hit game, by driving (exciting) the
この小当たり遊技のソレノイド1510の駆動は、複数回連続で実行することができるので、球が開閉板8300の正面側に到達するタイミングを複数時点で設定することができる。例えば、1回の駆動(励磁)期間が0.05秒であるので、ソレノイド1510の駆動(励磁)期間を合計で1.8秒とする場合には、ソレノイド1510を36回駆動(励磁)することができる。
Since the
また、駆動(励磁)の間隔の設定により、開閉板8300を介して球に負荷を与えやすくすることができる。例えば、球が0.6秒間隔で発射される場合、0.6×X(球の到達回数)=0.5×X+0.1×X=であることから、ソレノイド1510を0.5秒間隔で駆動(励磁)することにより、駆動(励磁)開始のタイミングに関わらず、約5球に1個の割合で、開閉板8300を介して球に負荷を与えることができる。
Further, by setting the drive (excitation) interval, it is possible to easily apply a load to the ball via the opening /
この場合、1回の小当たり遊技において約7個の球を補助入球口9111に案内することができ、遊技者に約21個の賞球の払い出しを行うことができる。
In this case, about 7 balls can be guided to the
この場合における小当たり遊技の期間は、0.5秒間隔×36回=約18秒となる。このように、1回の小当たり遊技の時間を長くすることにより、小当たり遊技の終了までに特別図柄の保留球が無くなる(切れる)という事態を防止することができる。これにより、小当たり遊技を途切れることなく生じさせることができる。 The period of the small hit game in this case is 0.5 second interval × 36 times = about 18 seconds. By prolonging the time of one small hit game in this way, it is possible to prevent a situation in which the reserved ball of the special symbol disappears (cuts) by the end of the small hit game. As a result, the small hit game can be generated without interruption.
また、本実施形態では、補助入球口9111の上方に配置される補助開閉部材8340が閉状態で維持されるので、補助開閉部材8340が動作する場合のように(補助入球口9111の上方で可動物が動作する場合のように)、補助入球口9111側へ流下する球(即ち、負荷流下経路FK2で流下する球)が補助開閉部材8340から負荷を受けて弾かれたり、補助開閉部材8340の転動平面8341aに乗り検出センサ1240に案内されたりすることを防止することができる。
Further, in the present embodiment, since the auxiliary opening /
図72に戻って説明する。図72に示すように、ソレノイド1510の駆動(励磁)が解除される場合、補助開閉部材8340が閉状態に到達するタイミングでは開閉板8300は閉状態には至っておらず、第1特定入賞口1000aへ球が入球可能な状態が維持されることは、第8実施形態で上述したのと同様である。そのため、第8実施形態で説明した通り、本実施形態においても、球個数に制限のある超過入賞をし易く構成することができる。
It will be described back to FIG. 72. As shown in FIG. 72, when the drive (excitation) of the
加えて、本実施形態では、ソレノイド1510の駆動(励磁)が解除される場合、補助開閉部材8340が閉状態となった後で規制部材1600が排出状態へ状態変化するように制御されるので、貯留流路1231が満タンな状態の時に、貯留流路1231からの球の排出が誤って早まることを防止できることから、超過入賞が生じることを防止することができる。
In addition, in the present embodiment, when the drive (excitation) of the
ここで、本実施形態では、補助開閉部材8340が閉状態となるタイミングにおいて、開閉板8300は開状態を維持する(図71(a)参照)。そのため、開閉板8300の上面に球を乗せられる状態(開状態)を維持したまま、補助開閉部材8340の状態を変化させることができる。これについて、図74を参照して説明する。
Here, in the present embodiment, the opening /
図74は、駆動装置1500のソレノイド1510の駆動(励磁)状態の変化、先端部材1520、開閉板8300、補助開閉部材8340及び規制部材1600の位置および状態の計時変化を示した図である。なお、図74では、先端部材1520の欄に、先端部材1520の位置と対応して各距離h1,h1a,h2a,h4が図示される。
FIG. 74 is a diagram showing changes in the driving (excited) state of the
図74では、ソレノイド1510の駆動(励磁)を解除する期間を、開閉板8300が閉状態から開状態に状態変化するのに要する時間(本実施形態では、0.1秒)の1/4とした場合が図示される(即ち、0.025秒だけ駆動(励磁)を解除した場合が図示される)。なお、以下において、この駆動(励磁)の解除の態様を「1/4解除」とも称する。
In FIG. 74, the period for releasing the drive (excitation) of the
この場合、開閉板8300及び規制部材1600は状態を維持(貯留流路1231における球の貯留を維持)し、補助開閉部材8340のみが開状態から閉状態へ状態変化する。この動作によれば、開閉板8300及び補助開閉部材8340の上面に乗っている球のうち、補助開閉部材8340の上流側に配置されている数個の球(補助開閉部材8340と開閉板8300との境界に配置されている球、主に、動作軌跡LC1の外側に配置されている球)を、補助入球口9111(図66参照)へ向けて流下させることができる。
In this case, the opening /
これにより、開閉板8300の上面を転動した球が、依然として開閉板8300が開状態を維持している場合において、検出センサ1240を通過する場合(15個の賞球の払い出しが生じる場合)と、検出センサ1240は通過せずに補助入球口9111を通過する場合(3個の賞球の払い出しが生じる場合)とを構成することができる。
As a result, when the ball that has rolled on the upper surface of the opening /
この場合、検出センサ1240を規定個数の球が通過するまでの時間が引きのばされることになるので、球損を生じさせることなくラウンド遊技Rの時間を引き延ばすことができる。
In this case, since the time until the specified number of balls pass through the
なお、開閉板8300及び補助開閉部材8340の上面に凸凹を設けたり、薄板部材9110の正面であって開閉板8300の上面を転動する球が接する位置に、正面側へ縦長のリブを突設したりして、球の流下速度を抑え、検出センサ1240の上流側で球が連なるように構成しても良い。これにより、ソレノイド1510の駆動(励磁)の1/4解除を実行した時に、補助開閉部材8340と開閉板8300との境界位置に球が配置される可能性を上げることができるので、ソレノイド1510の駆動(励磁)の1/4解除により球を補助入球口9111へ案内する機能を向上させることができる。
The upper surface of the opening /
また、ソレノイド1510の1/4解除を実行するタイミング及び回数は、大当たり種別と対応付けることにより複数種類設定することができる。
Further, the timing and the number of times to execute the 1/4 release of the
例えば、球の発射が0.6秒間隔で生じる場合に、15個の球が開閉板8300に到達するのに要する9.0秒の間に、ソレノイド1510の駆動(励磁)の1/4解除が5回生じる、即ち、1.8秒間に1回、ソレノイド1510の駆動(励磁)の1/4解除が1回生じるようにすることで、ラウンド遊技Rの間に約5個の球を補助入球口9111に案内することができる。
For example, when the balls are fired at intervals of 0.6 seconds, 1/4 of the drive (excitation) of the
この場合、ラウンド遊技Rにおいて第1特定入賞口1000aに球が1個だけ超過入賞する場合と、遊技者に払い出される賞球の個数を同じにすることができる。
In this case, the number of prize balls paid out to the player can be the same as the case where only one ball is excessively won in the first specific winning
また、この間隔を2倍、即ち3.6秒間に1回、ソレノイド1510の1/4解除が1回生じるようにすることで、ラウンド遊技Rを2回実行する間に約5個の球を補助入球口9111に案内することができる。
In addition, by doubling this interval, that is, once every 3.6 seconds and releasing 1/4 of the
この場合、ラウンド遊技Rを2回実行する間において第1特定入賞口1000aに球が1個だけ超過入賞する場合と、遊技者に払い出される賞球の個数を同じにすることができる。 In this case, the number of prize balls paid out to the player can be the same as the case where only one ball is excessively won in the first specific winning opening 1000a during the execution of the round game R twice.
なお、9.0秒の間に5回を満たすためには、1.8秒間ずつの等間隔にする必要はない。例えば、1.4秒、1.6秒、1.8秒、2.0秒、2.2秒と、順に0.2秒ずつ加算する態様で9.0秒の間に5回、ソレノイド1510の1/4解除を生じさせても良い。また、バラバラなタイミングでソレノイド1510の1/4解除を生じさせても良い。これにより、ソレノイド1510の1/4解除が生じるタイミングを、遊技者が予測することを困難にすることができる。
In addition, in order to satisfy 5 times in 9.0 seconds, it is not necessary to set equal intervals of 1.8 seconds each. For example, the
また、例えば、ソレノイド1510の1/4解除を実行するタイミングをラウンド遊技Rの前半に密集させることにより、ラウンド遊技Rの開始時点から球を発射し続けることで補助入球口9111に球が案内される確率を上げる遊技性を構成することができる。
Further, for example, by concentrating the timing of executing the 1/4 release of the
この場合、ラウンド間インターバルで球の発射を止めると、ソレノイド1510の1/4解除が実行されるタイミングに球が第1可変入賞装置9000に到達しない虞が生じることから、ラウンド間インターバルの止め打ちを抑制することができる。
In this case, if the firing of the ball is stopped at the interval between rounds, there is a possibility that the ball does not reach the first variable winning
即ち、ラウンド間インターバルに球を打ち出しておいた方が、その打ち出された球が第1可変入賞装置9000の近くまで到達している状態で次のラウンド遊技Rを開始することができ、補助入球口9111に球が案内される確率を上げることができ、結果として賞球の払い出し個数を増加させられる可能性があるので、遊技者に意欲的にラウンド間インターバルにおいて球を打ち続けさせることができる。
That is, if the ball is launched at the interval between rounds, the next round game R can be started in a state where the launched ball has reached the vicinity of the first variable winning
また、例えば、ソレノイド1510の1/4解除を実行するタイミングをラウンド遊技Rの後半に密集させることにより、ラウンド遊技Rの途中までは規定個数(本実施形態では10個)の入賞(第1特定入賞口1000aへの入賞)が生じないように球を間欠的に発射するような、ゆったりとした大当たり遊技を促進することができる。
Further, for example, by concentrating the timing of executing 1/4 release of the
この場合、ラウンド遊技Rの後半において、ソレノイド1510の1/4解除が実行されるまでラウンド遊技Rを長引かせた方が、補助入球口9111に球が通過することによる賞球の払い出しを生じさせることができ、払い出し個数を増加させることができるので、遊技者に意欲的に球を間欠的に発射するような、ゆったりとした大当たり遊技を実行させることができる。
In this case, in the latter half of the round game R, if the round game R is prolonged until 1/4 of the
この場合において、ラウンド遊技Rの後半でソレノイド1510の1/4解除が生じる回数に差を設ける(例えば、0回の場合と、1回の場合と、5回の場合とがある)ようにすることで、ゆったりとした大当たり遊技の結果、得られる追加の賞球に差をつけることができるので、第1可変入賞装置9000に到達した球の流下態様に対する遊技者の注目力を高い状態で維持することができる。
In this case, a difference is provided in the number of times that the
一方で、球を発射し続け、ソレノイド1510の駆動(励磁)の解除が生じる前に規定個数(本実施形態では、10個)の球を第1特定入賞口1000aに入賞させるようにしても良い。この場合、補助入球口9111への球の通過による賞球の払い出しの増加は見込めないが、ラウンド遊技Rに要する時間を短くすることで、次のラウンド遊技Rの開始タイミングや、大当たり遊技終了後に抽選を受けるタイミングを早めることができる。
On the other hand, the balls may be continuously fired, and a specified number (10 in this embodiment) of balls may be won in the first specific winning opening 1000a before the drive (excitation) of the
このように、遊技者は、補助入球口9111による賞球の払い出しを狙うか、それを無視してラウンド遊技Rを早期に終了させるかを任意に選択することができる。
In this way, the player can arbitrarily select whether to aim for the payout of the prize ball by the
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
開閉板8300を閉状態から中間状態まで駆動する動作時に開閉板8300と衝突した球が、補助入球口9111へ向けた負荷を与えられることで補助入球口9111へ入球し得るように構成した。これにより、開閉板8300が開状態で維持される期間が短い動作態様の場合であっても、賞球の払い出しを生じやすくすることができるので、小当たり遊技の時などにおいて、遊技者に球の発射を意欲的に実行させることができる。
A ball that collides with the opening /
開閉板8300が検出センサ1240へ球を案内する状態を継続したまま、ソレノイド1510の励磁(駆動)の1/4解除を実行することにより、特定のタイミングで補助開閉部材8340の上流に到達した球が補助入球口9111へ向けて流下するようにした。これにより、大当たり遊技におけるラウンド遊技Rの進行態様や、賞球の払い出しの態様にバリエーションを設けることができる。
A ball that reaches the upstream of the auxiliary opening /
例えば、第1特定入賞口1000aの通過球数が規定個数を超えない場合であっても、補助入球口9111に入球することによる賞球の払い出しにより、遊技者は超過賞球(第1特定入賞口1000aに規定個数(本実施形態では、10個)の球が入球することにより払い出される賞球(本実施形態では、150個)を超える個数の賞球)を得ることができる。
For example, even if the number of balls passing through the first specific winning
次いで、図75から図78を参照して、第10実施形態について説明する。図75は、第10実施形態における第1可変入賞装置10000の正面図であり、図76及び図77は、第1可変入賞装置10000の背面図である。なお、上述した実施形態と同一の要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
Next, the tenth embodiment will be described with reference to FIGS. 75 to 78. FIG. 75 is a front view of the first
図75及び図76では、中間排出装置10180のソレノイド10182が非励磁とされ、貯留流路1231を流下する球が最下端まで到達する状態が図示され、図77では、中間排出装置10180のソレノイド10182が駆動(励磁)され、貯留流路1231を流下する球が途中で排出され得る状態が図示される。
In FIGS. 75 and 76, the
図75から図77に示すように、第1可変入賞装置10000は、本体部材10100及び覆設前板10200により形成される貯留流路1231の途中位置から球を排出可能な場合を含むことが上記実施形態と異なる以外は、上記実施形態で説明した構成を組み合わせたものである。簡潔に説明すると、中間排出装置10180を除く可動部分(即ち、開閉板8300、補助開閉部材8340、動力伝達部材1400、駆動装置1500、規制部材1600、干渉装置6900)は、第8実施形態における構成をそのまま流用している。
As shown in FIGS. 75 to 77, the first
本実施形態において、貯留流路1231の途中位置で球を排出する仕組みについて説明する。本実施形態において、覆設前板10200は、薄板部材1210の背面側へ向けて開口した箱状に延設され、貯留流路1231、突設部1235及び傾斜面1237を備える収容部10230を備える。
In the present embodiment, a mechanism for discharging the sphere at an intermediate position of the
収容部10230は、箱の下壁部が下方に膨出する態様で形成される膨出部10232と、その膨出部10232付近において前後方向に穿設される貫通孔10233とを備える。
The
膨出部10232は、干渉部材6930に流下を規制された球の鉛直下方に球以上の体積で膨出され、その部分に、貯留流路1231と連結される球以上の断面積の貫通孔10233が形成される。これにより、干渉部材6930付近の位置に滞在していた球を貯留流路1231から膨出部10232へ向けて下向きに落とすように構成することができる。
The bulging
貫通孔10233は、貯留流路1231の底面の下側を左右水平方向に延びる横孔10233aと、その横孔10233aと空間的に連結され球の直径以上の幅で下方に延設される縦孔10233bと、その縦孔10233bの上底面として背面側へ向かうほど下降傾斜する傾斜面10233cと、を備える。
The
横孔10233aは、左右端部において膨出部10232の上側に配置され、右端部付近において、貯留流路1231の下底面の下側に配置される一方、左端部付近において、貯留流路1231の下底面の延長線に沿う平面(一定傾斜の平面)の上側に進入する態様で構成される。
The
本体部材10100は、上記実施形態で本体部材1100の構成として説明したものに加え、遊技盤の正面側に配置される横長矩形の薄板から形成される薄板部材10110に横孔10233aと略同一形状で穿設される横孔10111と、傾斜面10233cに沿って背面側へ送球された球が通過可能に穿設される排出口10112と、薄板部材10110に配設され横孔10111に沿って移動する部分を有する中間排出装置10180と、を備える。
The
中間排出装置10180は、横孔10111,10233aの双方に挿通され、左右に移動可能とされる可動部材10181と、その可動部材10181を左右に移動させる駆動力を発生するソレノイド10182と、を主に備える。
The
可動部材10181は、ソレノイド10182の非励磁(非駆動)状態において貯留流路1231の途中の開口(貫通孔10233へつながる開口)を塞ぐ閉鎖状態(図75、図76参照)に、ソレノイド10182の励磁(駆動)状態において貯留流路1231の途中の開口(貫通孔10233へつながる開口)を通した球の通過を許容する開放状態(図77参照)に、それぞれ切り替えられる。
The
可動部材10181は、球が乗っていない状態においては、膨出部10232と非当接な状態が維持される。これにより、可動部材10181と膨出部10232との間で摩擦が生じることを避けることができ、移動抵抗を低減することができる。
The
一方、可動部材10181は、閉鎖状態において、膨出部10232の上面と左右端部とが上下で当接することにより下支えされる。これにより、可動部材10181の閉鎖状態において、球が可動部材10181の上面に乗った場合であっても、可動部材10181が過度に垂れ下がることを防止することができ、貯留流路1231の内部における球の流下を滑らかにすることができる。
On the other hand, the
可動部材10181は、上面であって、左方へ向かうほど下降傾斜する傾斜面として形成され、閉鎖状態において球が転動する転動面として機能する傾斜上面10181aと、下面であって、正面視左側端部に形成され右方へ向かうほど下降傾斜する傾斜下面10181bと、を主に備える。
The
傾斜上面10181aは、球が乗る前の状態であって、可動部材10181が膨出部10232と上下で非当接の状態(可動部材10181が浮いている状態)において、右端部が、隣接する貯留流路1231の下底面よりも若干下方に配置される。これにより、貯留流路1231から傾斜上面10181aに球が乗り移る際に球が受ける負荷(抵抗)を低減することができる。
The inclined
また、傾斜上面10181aは、球が乗った後の状態であって、可動部材10181が膨出部10232と上下で当接する状態(可動部材10181が沈んだ状態)において、左端部が、隣接する貯留流路1231の下底面と面位置となる形状とされる。これにより、傾斜上面10181aから貯留流路1231に球が乗り移る際に球が受ける負荷(抵抗)を低減することができる。
Further, the inclined
なお、上述の傾斜上面10181aの形状は、貯留流路1231の下底面の形状に比較して傾斜度合いが緩く、同一形状では無い。しかし、その違いはわずかであるので、本実施形態においても上記実施形態と同様に、可動部材10181の閉鎖状態において貯留流路1231から球が1個排出されるのに要する時間は、0.2秒とされる。
The shape of the above-mentioned inclined
傾斜下面10181bは、可動部材10181が開放状態に到達する前に球が可動部材10181の上面に乗り、可動部材10181が前倒れしかけた場合であっても、膨出部10232に乗揚げ易くするために設けられる傾斜面である。これにより、可動部材10181の先端部が、縦孔10233bの内側面に移動を規制され、その状態で停止する不具合を防止することができ、貯留流路1231の球の流下を滑らかなまま維持することができる。
The inclined
中間排出装置10180が開放状態になると(図77参照)、下流側端部から数えて3個目の貯留球を含め、その上流側の球は、縦孔10233bを流下し、傾斜面10233cから負荷を受け背面側へ送球され、排出口10112を通して球排出路(図示せず)へ送球される。
When the
本実施形態では、排出口10112には、球の通過を検出する検出センサ10112aが配設され、排出口10112を通過した球の個数を判定可能に構成される。そして、第1特定入賞口1000aに入球した球は、検出センサ10112a又は排出口1150から排出された球を検出する検出手段(例えば、特定領域検出センサ4860、非特定領域検出センサ4870、図51参照)により通過を検出され、入球個数と排出個数とが合致するかを判定する制御が実行される。
In the present embodiment, the
本実施形態によれば、ラウンド遊技Rにおける中間排出装置10180の動作態様により、第1特定入賞口1000aに規定個数(本実施形態では、10個)の球が入球した場合に、貯留流路1231が満タンとなる場合と、貯留流路1231が満タンとならない状態とを切り替えることができる。これについて、図78を参照して説明する。なお、図78の説明においては、理解を容易とするために、干渉部材6930は退避状態で維持されるものとして説明する。
According to the present embodiment, when a specified number of balls (10 in the present embodiment) enter the first specific winning
図78(a)から図78(d)は、ラウンド遊技Rにおける第1特定入賞口1000aの状態の変化および可動部材10181の状態の計時変化の一例を示した図である。なお、図78(a)では、第1特定入賞口1000aが開状態(図において、「開」とも示す。なお、第1特定入賞口1000aの閉状態は、図において、「閉」とも示す。以降の図において同様である)とされる期間に亘って可動部材10181が閉鎖状態(図において、「閉」とも示す。以降の図において同様である)で維持される場合の計時変化が、図78(b)では、第1特定入賞口1000aが開状態とされる期間に亘って可動部材10181が開放状態(図において、「開」とも示す。以降の図において同様である)で維持される場合の計時変化が、それぞれ図示される。
FIGS. 78A to 78D are diagrams showing an example of a change in the state of the first specific winning
また、図78(c)では、第1特定入賞口1000aが開状態に状態変化し始めてから第1所定時間(本実施形態では1秒間)経過後に可動部材10181が開放状態に変化し、それから第2所定時間(本実施形態では3秒間)経過後に可動部材10181が閉鎖状態に変化し、そのまま維持される場合の計時変化が、図78(d)では、第1特定入賞口1000aが開状態に状態変化し始めてから基準時間T11s(本実施形態では、約15秒)経過後に可動部材10181が開放状態に変化し、それから第2所定時間(本実施形態では2秒間)経過後に可動部材10181が閉鎖状態に変化し、そのまま維持される場合の計時変化が、それぞれ図示される。
Further, in FIG. 78 (c), the
このように、可動部材10181の駆動(ソレノイド10182の駆動)は、実行されるラウンド遊技Rが何ラウンド目か、及び大当たり種別は何か、の組み合わせに紐付けされる(対応付けされる)複数種類の駆動態様で、実行可能とされる。 In this way, the drive of the movable member 10181 (drive of the solenoid 10182) is associated (associated) with a combination of the number of rounds of the round game R to be executed and what the jackpot type is. It is made feasible in various driving modes.
例えば、図78(a)に示す駆動態様では、ラウンド遊技Rの間、可動部材10181が常に閉鎖状態とされるので、貯留流路1231に入球した球は上記各実施形態と同様に、排出口1150から排出される。即ち、貯留流路1231の途中位置から球が排出されることは無いので、規定個数(本実施形態では10個)の球が第1特定入賞口1000aに入球することにより貯留流路1231は満タンになる。そのため、ラウンド遊技Rの規定個数(本実施形態では、10個)を超える超過入賞を生じ難くすることができる(不可能とすることができる)。
For example, in the drive mode shown in FIG. 78 (a), since the
また、例えば、図78(b)に示す駆動態様では、ラウンド遊技Rの間、可動部材10181が常に開放状態とされるので、貯留流路1231に入球した球は上記各実施形態とは異なり、排出口1150に到達する前に貫通孔10233へ落下し排出口10112から排出される。即ち、規定個数(本実施形態では10個)の球が第1特定入賞口1000aに入球しても、貯留流路1231は満タンにはならない。そのため、ラウンド遊技Rの規定個数(本実施形態では、10個)を超える超過入賞を生じさせ易くすることができる(可能とすることができる)。
Further, for example, in the drive mode shown in FIG. 78 (b), since the
なお、図78(b)では、ラウンド遊技Rの終了としてソレノイド1510の励磁(駆動)が解除された後、2秒(貯留流路1231を球が通過するのに要する期間)経過後に可動部材10181が開放状態に変化するので、第1特定入賞口1000aを最後(ソレノイド1510の駆動(励磁)が解除される直前)に通過した球も含めて貫通孔10233へ向けて落下させることができる。従って、第1特定入賞口1000aを通過した球を全く排出口1150へ流下させないように構成することができる。
In FIG. 78 (b), the
また、例えば、図78(c)に示す駆動態様では、ラウンド遊技Rの開始から1.0秒後に、可動部材10181が閉鎖状態から開放状態へ変化し、その3.0秒後に可動部材10181が開放状態から閉鎖状態へ変化するように制御されるので、ラウンド遊技Rの開始から4秒が経過する前に球を貫通孔10233へ向けて落下させることができれば、規定個数(本実施形態では10個)の球が第1特定入賞口1000aに入球した場合であっても、貯留流路1231は満タンにならない。そのため、ラウンド遊技Rの規定個数(本実施形態では、10個)を超える超過入賞を生じさせ易くすることができる(可能とすることができる)。
Further, for example, in the drive mode shown in FIG. 78 (c), the
ラウンド遊技R開始から4秒が経過する前に球を貫通孔10233の上方に配置するためには、貯留流路1231を球が流下する時間を考慮すると、ラウンド遊技Rの開始から約2.5秒が経過する前に球が第1特定入賞口1000aを通過する必要がある。
In order to place the ball above the through
この約2.5秒という時間は、本実施形態において、球発射ユニット112a(図4参照)から発射された球が遊技領域を流下し第1特定入賞口1000aまで到達するのに要する時間(最短時間、約4秒)よりも短い。そのため、ラウンド遊技Rの開始から球を発射していたのでは間に合わない。
This time of about 2.5 seconds is the time (shortest time) required for the ball launched from the
従って、貯留流路1231が満タンにならないようにするためには、ラウンド遊技Rの前のラウンド間インターバルにおいても球の発射を継続する必要がある。これにより、ラウンド間インターバルに球の発射を止める遊技態様を抑制することができる。
Therefore, in order to prevent the
また、図78(c)に示す駆動態様が、何ラウンド目のラウンド遊技Rで生じるのか、そもそも生じるのか否か、という情報を遊技者が把握困難となるように表示装置などによる演出を構成することにより、図78(c)に示す駆動態様で駆動されるラウンド遊技Rであるか否かに関わらず、そのラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバルにおいて球の発射を止める遊技態様を抑制することができる。 Further, the effect of the display device or the like is configured so that it is difficult for the player to grasp the information as to which round of the round game R the driving mode shown in FIG. 78 (c) occurs or whether or not the driving mode is generated in the first place. Thereby, regardless of whether or not the round game R is driven by the drive mode shown in FIG. 78 (c), the game mode in which the ball is stopped at the interval immediately before the round game R is suppressed. Can be done.
また、例えば、図78(d)に示す駆動態様では、ラウンド遊技Rの開始から基準時間T11s(本実施形態では15秒間)が経過すると可動部材10181が開放状態とされ、それから2.0秒経過後に、可動部材10181が閉鎖状態に状態変化するように制御される。
Further, for example, in the drive mode shown in FIG. 78 (d), when the reference time T11s (15 seconds in the present embodiment) elapses from the start of the round game R, the
なお、本実施形態において、可動部材10181の制御は、ラウンド遊技Rが継続している期間は有効に実行されるが、ラウンド遊技Rが終了すると制御はスキップされ、可動部材10181は閉状態に強制的に切替られる。
In the present embodiment, the control of the
図78(d)に示す駆動態様において、例えば、基準時間T11sよりも短い第1終了時間T11a(例えば、10秒)がラウンド遊技Rの開始から経過する際に規定個数(本実施形態では、10個)の球が第1特定入賞口1000aを通過した場合、可動部材10181が開放状態になる前にラウンド遊技Rが終了したことから、第1特定入賞口1000aを通過した球が全て貯留流路1231に貯留され、貯留流路1231は満タンになる。そのため、ラウンド遊技Rの規定個数(本実施形態では、10個)を超える超過入賞を生じ難くすることができる(不可能とすることができる)。
In the driving mode shown in FIG. 78 (d), for example, when the first end time T11a (for example, 10 seconds) shorter than the reference time T11s elapses from the start of the round game R, a specified number (10 in the present embodiment) When the balls (pieces) pass through the first specific winning
一方、例えば、基準時間T11sよりも長い第2終了時間T11b(例えば、20秒)がラウンド遊技Rの開始から経過する際に規定個数(本実施形態では、10個)の球が第1特定入賞口1000aを通過した場合、ラウンド遊技Rが終了する前に可動部材10181が開放状態にされ、球が貫通孔10233へ向けて落下し、排出口10112から排出されるので、貯留流路1231は満タンにはならない。そのため、ラウンド遊技Rの規定個数(本実施形態では、10個)を超える超過入賞を生じさせ易くすることができる(可能とすることができる)。
On the other hand, for example, when the second end time T11b (for example, 20 seconds) longer than the reference time T11s elapses from the start of the round game R, a specified number (10 in this embodiment) of balls wins the first specific prize. When passing through the
従って、図78(d)の駆動態様によれば、ラウンド遊技Rにかかる時間が基準時間T11s未満か、基準時間T11s以上かによって、ラウンド遊技Rの規定個数(本実施形態では、10個)を超える超過入賞が生じるか否かを切り替えることができる。 Therefore, according to the driving mode of FIG. 78 (d), the specified number of round games R (10 in this embodiment) is determined depending on whether the time required for the round game R is less than the reference time T11s or the reference time T11s or more. It is possible to switch whether or not an excess prize will be exceeded.
この駆動態様の場合、ラウンド遊技Rにおける賞球の払い出し個数を重視するのであれば、ラウンド遊技Rを長時間かけて実行することが好ましい。即ち、球の発射を間欠的に止めて、規定個数(本実施形態では、10個)の球が第1特定入賞口1000aに早期に入球しないようにすることが好ましい。そのため、ラウンド間インターバルで球の発射を停止する遊技態様が促進される虞がある。
In the case of this driving mode, if the number of prize balls to be paid out in the round game R is important, it is preferable to execute the round game R over a long period of time. That is, it is preferable to intermittently stop the firing of the balls so that a specified number of balls (10 in the present embodiment) do not enter the first specific winning
一方で、図78(c)に示す駆動態様では、上述したように、ラウンド間インターバルで球を継続的に発射することにより、超過入賞の発生を狙うことができる。 On the other hand, in the driving mode shown in FIG. 78 (c), as described above, the occurrence of excess winning can be aimed at by continuously firing the ball at the interval between rounds.
このように、好ましい球の発射態様が相反する駆動態様を、大当たり遊技のラウンド遊技Rに分散配置させる(同じラウンド目でも、大当たり種別によっては異なった駆動態様とするように制御する)ことにより、大当たり遊技を常時同様の発射態様で実行すればいい(遊技者が得られる利益が同様である)場合に比較して、遊技者の大当たり遊技に対する集中力を向上させることができる。 In this way, the drive modes in which the preferred ball launch modes are contradictory are distributed and arranged in the round game R of the jackpot game (even in the same round, the drive modes are controlled to be different depending on the jackpot type). Compared with the case where the jackpot game is always executed in the same firing mode (the profits obtained by the player are the same), the player's ability to concentrate on the jackpot game can be improved.
本実施形態によれば、干渉部材6930を退避状態で維持し、規制部材1600を貯留状態で維持する場合において、貯留流路1231に入球可能な球の個数を、可動部材10181の動作態様により変化させることができる。即ち、貯留流路1231が10個の入球で満タンとなる場合と、10個入球しても貯留流路1231が満タンとならない場合とを切り替えることができる。
According to the present embodiment, when the
加えて、干渉部材6930が張出状態とされる場合には、貯留流路1231が7個(干渉部材6930の下流に2個の球が既に配置されている場合には9個、図75参照)の入球で満タンとなる場合と、7個(又は9個)入球しても貯留流路1231が満タンとならない場合とを切り替えることができる。
In addition, when the interfering
本実施形態では、干渉部材6930が退避状態で維持される場合について説明したが、これに限られるものでは無い。例えば、可動部材10181が開放状態とされることに対応して干渉部材6930を張出状態とすることにより、球が勢いに乗って貫通孔10233の上方を左右方向に通過する(飛び越える)ことを防止することができる。
In the present embodiment, the case where the
なお、可動部材10181の駆動態様は上述のものに限定されるものでは無い。例えば、操作ボタン300の操作により駆動するように構成しても良い。
The driving mode of the
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
可動部材10181を開放状態とすることにより、干渉部材6930の上流側において貯留流路1231から球を排出可能に構成した。これにより、第1特定入賞口1000aの状態とは独立して、貯留流路1231に貯留される球の個数を変化させることができる。
By opening the
即ち、第1特定入賞口1000aを開状態で維持したまま、第1特定入賞口1000aへの入球個数と貯留流路1231の貯留個数とが同じ場合と、第1特定入賞口1000aへの入球個数と貯留流路1231の貯留個数とが異なる場合とを構成することができる。これにより、可動部材10181の駆動態様により、第1特定入賞口1000aへの超過入賞が発生する可能性を変化させることができる。
That is, when the number of balls entered into the first specified winning
次いで、図79から図85を参照して、第11実施形態について説明する。図79は、第11実施形態における第1可変入賞装置11000の正面図であり、図80は、図79のLXXX−LXXX線における第1可変入賞装置11000の断面図であり、図81は、覆設前板11200の背面斜視図である。
Next, the eleventh embodiment will be described with reference to FIGS. 79 to 85. 79 is a front view of the first variable winning
図79から図81に示すように、本実施形態の第1可変入賞装置11000は、開閉板11300の形状が変化され、落下遅延板3250の上流側部分の形成が省略され、本体部材11100に第2追加入賞口11183等の追加がされることを除き、第3実施形態の第1可変入賞装置3000と同一の構成を備える。そのため、上述した実施形態と同一の要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
As shown in FIGS. 79 to 81, in the first variable winning
本体部材11100は、上記各実施形態で既に説明した構成に加え、遊技盤の正面側に配置される横長矩形の薄板から形成される薄板部材11110が、球の直径よりも若干長い距離だけ離れて左右一対で薄板部材1110正面側へ突設される突設リブ11111と、横長の長孔として穿設され後述する開閉手段11190の移動を案内する案内孔11112と、案内孔11112の左方へ延長して形成される有底凹部として構成される案内凹部11113と、を備える。
In the
また、本体部材11100は、球が通過可能に構成される第2追加入賞口11183と、その第2追加入賞口11183への球の入賞確率を変化させる開閉手段11190と、を主に備える。なお、開閉手段11190の詳細については後述する。
Further, the
本実施形態において覆設前板11200に形成される落下遅延板3250は、上流側において、側壁部1220から球の直径よりも離れた位置に形成される切断面SP12の右方のみが維持され、切断面SP12の左方の部分は省略される。
In the
この切断面SP12の位置は、傾斜面1237を転動して落下遅延板3250に到達した球が、単独では到達しない位置として設定される。即ち、傾斜面1237を転動して落下遅延板3250に到達した球は、外力を与えられない限りにおいて、落下遅延板3250の傾斜に沿って右下方(検出センサ1240へ近接する方向)へ流下する。
The position of the cut surface SP12 is set as a position where the ball that rolls on the
一方、球に負荷が与えられ、切断面SP12の左方へ球が送球された場合、その球は高い確率で第2追加入賞口11183側へ落下する。この落下球は、本実施形態で新たに説明する開閉手段11190を通過した後に、第2追加入賞口11183に入球する。なお、本実施形態では、第2追加入賞口11183は、球の通過を検出することにより、3個の賞球が払い出される入賞口として構成される。
On the other hand, when a load is applied to the ball and the ball is thrown to the left of the cut surface SP12, the ball has a high probability of falling to the second additional winning
開閉板11300は、左半部において、回転先端側から回転軸側へ向かうにつれて左側の軸部1320に近づくように傾斜する形状で削り取られた後に残る傾斜面11340を備える。
The opening /
傾斜面11340は、回転先端側の端部が、切断面SP12よりも右方に、尚且つ、落下遅延板3250に着地した後で、左右方向速度が0となる位置(最終到達位置FP12、図82(a)参照)に到達した球の中心よりも右方に配置される。
The
そのため、左右方向速度が0となる位置(最終到達位置FP12、図82(a)参照)に球がある場合に、開閉板11300が閉状態から開状態へ駆動されると、傾斜面11340を介して、球に負荷が与えられる。このことについて、図82を参照して説明する。
Therefore, when the ball is at the position where the velocity in the left-right direction becomes 0 (final arrival position FP12, see FIG. 82 (a)), when the opening /
図82(a)から図82(c)は、第1可変入賞装置11000の部分正面図である。図82(a)から図82(c)では、第1可変入賞装置11000の状態の変化が時系列で図示され、図82(a)では、開閉板11300が閉状態とされ、尚且つ、傾斜面1237を転動して落下遅延板3250に着地した球の最終到達位置FP12が想像線で図示され、図82(b)では、図82(a)に示す状態から開閉板11300が開状態に変化した後の状態が図示され、図82(c)では、図82(b)に示す状態から球が落下する様子が図示される。
82 (a) to 82 (c) are partial front views of the first variable winning
図82(b)に示すように、最終到達位置FP12に配置された球は、開閉板11300が開状態に変化することで傾斜面11340と当接し、左向きの負荷を与えられる。左向きの負荷を与えられた球は、切断面SP12の左方へ押しやられ、落下遅延板3250からこぼれ、第2追加入賞口11183へ入球する。
As shown in FIG. 82 (b), the sphere arranged at the final arrival position FP12 comes into contact with the
一方、最終到達位置FP12に球が到達していなかった場合(例えば、最終到達位置FP12から若干流下し、図82(a)に実線で図示する位置に配置される場合)、開閉板11300が開状態に変化しても、傾斜面11340が球と当接することは無く、球は開閉板11300の回転方向(回転軸が水平に対して右下へ傾斜していることから、右向きの成分を有する方向)に負荷を受け、検出センサ1240側へ押される。従って、この場合は、球が第2追加入賞口11183へ入球することは無い。
On the other hand, when the ball has not reached the final arrival position FP12 (for example, when it slightly flows down from the final arrival position FP12 and is arranged at the position shown by the solid line in FIG. 82A), the opening /
このように、本実施形態によれば、開閉板11300が開状態へ変化するタイミングで、開閉板11300の正面側のどの位置に球が配置されているかによって、その球が検出センサ1240へ向かうのか、第2追加入賞口11183へ向かうのかを切り替えることができる。
As described above, according to the present embodiment, at the timing when the opening /
第2追加入賞口11183を球が通過することによる賞球の払い出しは、遊技者にとって、大当たり遊技で予定された賞球を超える超過賞球であるので、第2追加入賞口11183を通過する球が多いほど、遊技者が得られる利益が増大する。
Since the payout of the prize ball by passing the ball through the second
開閉板11300が閉状態を維持する間(ラウンド間インターバル期間)に亘り、第1特定入賞口1000aへ向けて球の発射を継続することにより、球の発射を止める場合に比較して、開閉板11300が開状態に変化するタイミングで球が最終到達位置FP12に配置されているという状況を生じやすくすることができるので、ラウンド間インターバル期間に亘り球の発射を継続する遊技態様を促進することができる。これにより、ラウンド間インターバル期間に遊技者が球の発射を停止する遊技態様を抑制することができる。
While the opening /
なお、第2追加入賞口11183への入球は、開閉板11300が開状態へ変化することを条件としているので、開閉板11300が開状態へと駆動される状態(大当たり遊技または小当たり遊技)以外の状態において、右打ちを継続しても、第2追加入賞口11183への入球は生じ難いように構成される。
Since the entry into the second additional winning
これにより、開閉板11300が開状態へ変化しない状況(例えば、右打ちの指示演出が実行されていない状況)において、右打ちを行っても、第2追加入賞口11183への球の入球に伴う利益を遊技者が得にくいように構成することができる。即ち、第2追加入賞口11183を、開閉板11300の駆動が生じる状況(小当たり遊技、または大当たり遊技)において、球が入球し易くなる入賞口として機能させることができる。
As a result, in a situation where the opening /
次いで、図83から図85を参照して、開閉手段11190について説明する。図83及び図84は、第1可変入賞装置11000の背面図であり、図85(a)から図85(c)は、突設リブ11111、開閉手段11190及び第2追加入賞口11183の配置を模式的に示す突設リブ11111、開閉手段11190及び第2追加入賞口11183の正面模式図である。なお、図85(a)から図85(c)では、開閉手段11190の状態の計時変化が図示される。
Next, the opening / closing means 11190 will be described with reference to FIGS. 83 to 85. 83 and 84 are rear views of the first variable winning
図83から図85に示すように、開閉手段11190は、先端部材1520の移動と連動して案内孔11112に案内されて左右に移動する可動手段であって、案内孔11112に挿通状態で支持される本体支持部11191と、その本体支持部11191の背面側部分から上方へ延設され先端部材1520に支持される伝達部11192と、本体支持部11191の正面側部分から左方へ延設される延設部11193と、その延設部11193の左端において正面側へ突設される第1突設部11194と、その第1突設部11194の右方に球の直径よりも若干長い間隔をあけて第1突設部11194と同様の形状で突設される第2突設部11195と、を主に備える。
As shown in FIGS. 83 to 85, the opening / closing means 11190 is a movable means that is guided by the
開閉手段11190の組み付け方法について説明する。図83に示すように、本実施形態では、案内孔11112の右端が伝達部11192よりも若干縦長となるように縦に拡大され、それ以外の部分は本体支持部11191よりも若干縦に長く全体として横長の長孔として形成されている。
The method of assembling the opening / closing means 11190 will be described. As shown in FIG. 83, in the present embodiment, the right end of the
そのため、この拡大部分を通して伝達部11192を背面側に張り出した後、開閉手段11190を左方にスライド移動し、その後で駆動装置1500を本体部材11100に組み付け、伝達部11192を先端部材1520で支持することにより、開閉手段11190を先端部材1520と連動する態様で組み付けることができる。なお、ソレノイド1510の可動域において、案内孔11112の右端の拡大部分に伝達部11192は到達しないので(図83及び図84参照)、開閉手段11190が案内孔11112から外れる不具合が発生することを防止することができる。
Therefore, after the
延設部11193は、案内凹部11113に完全に収容される程度の厚さで形成される。従って、開閉手段11190の正面側を流下する球が延設部11193に衝突することを防止することができ、球の流下経路が前後方向に変化したり、球からの負荷で延設部11193が破損したりすることを防止することができる。
The
図85(a)から図85(c)に示すように、第1突設部11194及び第2突設部11195は、正面視で左方へ向けて下降傾斜する傾斜板として形成される。本実施形態では、落下遅延板3250に乗った球が切断面SP12の左方へ流れた場合に、突設リブ11111の間を落下し、開閉手段11190により、第2追加入賞口11183へ入球するか否かが切り替えられる。これについて、詳細に説明する。
As shown in FIGS. 85 (a) to 85 (c), the first projecting
図85(a)では、ソレノイド1510が駆動(励磁)され、開閉手段11190が移動範囲の左端に配置された状態が図示される(図84参照)。この場合、第2追加入賞口11183の中心線上に第2突設部11195の上端部と、右側の突設リブ11111とが配置される。
FIG. 85A shows a state in which the
図85(a)に示す状態で突設リブ11111の間を球が落下する場合、球は第2突設部11195に当接し左方へ流れる。そのため、第2追加入賞口11183から逸れて流下するので、第2追加入賞口11183に入球する確率を低くすることができる。
When the ball falls between the projecting
図85(b)では、ソレノイド1510の駆動(励磁)が解除され、開閉手段11190が移動範囲の中間位置に配置された状態が図示される(図20(c)参照)。即ち、開閉板11300が閉状態になった直後に対応する。
FIG. 85 (b) shows a state in which the driving (excitation) of the
この場合、第1突設部11194の上端部は、一対の突設リブ11111の中間位置を通る鉛直線よりも左方に配置され、第2突設部11195の上端部は、第2追加入賞口11183の中心線よりも右方に配置される。
In this case, the upper end of the first protruding
そのため、図85(b)に示す状態で突設リブ11111の間を球が落下する場合、球は、第1突設部11194に当接し右方へ流れ、第2突設部11195に当接し左方へ流れる。その流下球は、第2追加入賞口11183へ向かって流下することになるので、第2追加入賞口11183に入球する確率を高くすることができる。
Therefore, when the ball falls between the projecting
図85(c)では、ソレノイド1510の駆動(励磁)が解除され、開閉手段11190が移動範囲の右端位置に配置された状態が図示される(図83参照)。この場合も、図85(b)と同様に、開閉板11300は閉状態で維持される。
FIG. 85 (c) shows a state in which the driving (excitation) of the
この場合、第1突設部11194の上端部は、一対の突設リブ11111の中間位置を通る鉛直線よりも右方に配置される。
In this case, the upper end portion of the first projecting
そのため、図85(c)に示す状態で突設リブ11111の間を球が落下する場合、球は、第1突設部11194に当接し左方へ流れる。その流下球は、第2追加入賞口11183から逸れて流下するので、第2追加入賞口11183に入球する確率を低くすることができる。
Therefore, when the ball falls between the projecting
即ち、開閉手段11190は、開閉板11300が開状態や閉状態で維持されている間は第2追加入賞口11183へ球が入球する確率を低く維持し、状態変化する途中において第2追加入賞口11183へ球が入球する確率が高くなるように構成される。
That is, the opening / closing means 11190 keeps the probability that the ball enters the second additional winning
このように、本実施形態では、開閉手段11190が開閉板1300の状態と連動することにより、第2追加入賞口11183に球が入球する確率が変化する。ここで、ソレノイド1510の駆動制御の違いにより、第2追加入賞口11183への球の入球が期待できる場合と、期待できない場合とを生じることについて説明する。
As described above, in the present embodiment, the probability that the ball enters the second additional winning
球が落下遅延板3250の切断面SP12の左方へ流れる現象は、開閉板11300が開状態へ変化する際に生じる(図82(b)及び図82(c)参照)。
The phenomenon that the sphere flows to the left of the cut surface SP12 of the
そのため、ソレノイド1510が駆動(励磁)状態を維持し続ける駆動パターン(入球確率低の作動パターン)では、切断面SP12の左方へ流れた球が突設リブ11111を通過するときには、先端部材1520の配置と同様、開閉手段11190が左端位置に配置されている。ソレノイド1510の励磁(駆動)が維持されることから開閉手段11190の状態は維持されるので、切断面SP12の左方へ流れた球は第2追加入賞口11183から逸れて流下する(図82参照)。
Therefore, in the drive pattern in which the
一方、ソレノイド1510が駆動(励磁)された直後に、一度駆動(励磁)が解除される(開閉板11300が短開放される)駆動パターン(入球確率高の作動パターン)では、切断面SP12の左方へ流れた球が突設リブ11111を通過するときには開閉手段11190が左端位置に配置されることになるが、その後、ソレノイド1510の励磁(駆動)が一時的に解除されるので、ソレノイド1510の戻りバネの付勢力により、開閉手段11190は右端位置へ向けて移動する。これにより、切断面SP12の左方へ流れた球は、第1突設部11194から右向きの負荷を受け、第2突設部11195に沿って流下するので、第2追加入賞口11183へ向けて流下し得る。
On the other hand, in the drive pattern (operation pattern with high ball entry probability) in which the drive (excitation) is once released (the opening /
このように、開閉板11300の作動パターンにバリエーションを設けることで、同じタイミング(例えば、ラウンド遊技Rの開始時に傾斜面11340が球と当接するタイミング、図82(b)参照)で切断面SP12の左方へ流れた球が第2追加入賞口11183へ入球する確率を変化させることができる。
By providing variations in the operation pattern of the opening /
なお、入球確率高の作動パターンにおいて、ソレノイド1510の駆動(励磁)を解除するタイミングは、特に限定されるものでは無い。本実施形態では、開閉板11300からの負荷で切断面SP12の左方へ流れた球が突設リブ11111を通過して第1突設部11194、第2突設部11195の間に到達するタイミングでソレノイド1510の駆動(励磁)を解除するように制御される。
In the operation pattern with a high probability of entering a ball, the timing of releasing the drive (excitation) of the
なお、第2追加入賞口11183は、球の入球により特別図柄2の変動を開始する入球口として構成されても良い。この場合、ラウンド間インターバル期間に開閉板11300に到達した球により特別図柄2の保留球数を増加させることができるので、大当たり遊技終了後に普通図柄の高確率状態(時短状態)となっているにも関わらず、特別図柄1の保留に伴う変動が開始され、遊技者に不利益を与える現象が生じることを抑制することができる。
The second additional winning
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
開閉板11300が開状態へ変化するタイミングで開閉板11300の正面側のどの位置に球が配置されているかによって、その球が検出センサ1240へ向かう(入球する)のか、第2追加入賞口11183へ向かう(入球する)のかを切り替えることができることに加えて、ラウンド間インターバル期間に球の発射を継続した方が、第2追加入賞口11183へ球を流下させ易く構成した。これにより、結果的に、ラウンド間インターバル期間に球の発射を継続した方が、払い出し賞球個数を多くしやすくすることができるので、ラウンド間インターバル期間に球の発射を継続する遊技態様を促進し易くすることができる。
Depending on the position on the front side of the opening /
第2追加入賞口11183は、開閉板11300の状態が維持されている間は、球が到達しても球の入球が困難となるように構成される。これにより、第2追加入賞口11183を開閉板11300の駆動が生じる状態(小当たり遊技、または大当たり遊技)において、球が入球し易くなる入賞口として機能させることができる。
The second additional winning
開閉手段11190の状態が維持される間は第2追加入賞口11183への入球が困難とされる一方、開閉手段11190の状態変化の途中において第2追加入賞口11183へ球が入球し易いように構成されることに加えて、第2追加入賞口11183へは、開閉板11300が閉状態から開状態へ向けて駆動する際に開閉板11300から負荷を受けた球が第2追加入賞口11183へ流下するように構成した。これにより、開閉板11300が開状態へ向けて駆動した(ラウンド遊技Rが開始した)後の開閉板11300の作動パターンにバリエーションを設けることで、第2追加入賞口11183へ球が入球する確率を変化させることができる。
While it is difficult to enter the second additional winning
次いで、図86から図140を参照して、第1の制御例について説明する。図86(a)及び図86(b)は、第1の制御例における第1可変入賞装置6000の正面図である。なお、図86(a)及び図86(b)では、薄板部材1210が部分的に切り欠かれ開閉板1300が視認可能とされ、側壁部1220の一部および傾斜面1237の一部が想像線で図示される。また、図86(a)では、第1可変入賞装置6000の遮蔽状態を示す模式図が図示され、図86(b)では、内部が視認困難(見え難いが視認可能)な遮蔽状態から、内部を視認可能な透過状態へと可変させる透過演出が実行された際の第1可変入賞装置6000の透過状態を示す模式図が図示される。また、上述した実施形態と同一の要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
Next, a first control example will be described with reference to FIGS. 86 to 140. 86 (a) and 86 (b) are front views of the first
図86(a)に示す通り、本制御例で説明する第1可変入賞装置6000は、貯留流路1231の正面側に配設される薄板部材1210により、貯留流路1231の内部を視認し難く構成されている(薄板部材1210の透過性が低く構成されている)。
As shown in FIG. 86 (a), in the first
加えて、検出センサ1240の開口を通して貯留流路1231の内部を覗き込もうとしても、貯留流路1231が折れ曲がり流路として形成されていて、下流側を視認することができないので、貯留流路1231に貯留された球の個数を把握することができないように構成されている。加えて、干渉装置6900の配設位置は、折れ曲がり部分よりも下流なので、干渉装置6900の可動状況を視認することができないように構成されている。
In addition, even if an attempt is made to look into the inside of the
さらに、検出センサ1240の開口方向の上流側(図86(a)左側)に薄板部材1210を延設することにより(図14参照)、検出センサ1240の開口を通して覗き込む場合の視線の方向を限定し、貯留流路1231の内部を視認し難くするように構成されている。
Further, by extending the
このように構成することで、第1可変入賞装置6000の遮蔽状態において、貯留流路1231の内部に貯留された球の個数や、干渉装置6900の可動状況を把握させることを困難とすることができる。
With such a configuration, it is difficult to grasp the number of balls stored inside the
このように構成された可変入賞装置6000は、所定条件(例えば、タイミング演出(操作演出)の成功(図88(b)参照))が成立することに基づいて、透過用ランプ227ba〜227beが点灯し、図86(b)に示す通り、内部が視認可能となる透過状態へと切り替わるよう覆設前板1200がハーフミラーで構成されている。これにより、透過用ランプ227ba〜227beが点灯した場合に、貯留流路1231の内部に貯留された球の個数や、干渉装置6900の可動状況を遊技者に把握させることができる。
In the
なお、覆設前板1200の背後に、外部から入射する光を検出する光センサを配設しても良い。この場合、外部から強い光を照射すると内部が視認可能となるハーフミラーの特性を利用して、覆設前板1200に強い光を照射し内部を視認しようとする不正行為が実行されたことを、光センサの出力により判定することができる。従って、光センサの出力の変化に対応してエラーコマンドを設定し、遊技の継続を困難とするように制御することで、不正行為の抑制を図ることができる。
An optical sensor that detects light incident from the outside may be arranged behind the lining
なお、本制御例では、覆設前板1200に対して、光(透過用ランプ)を照射することで、透過状態へと切替える構成を用いているが、それ以外の構成を用いてもよく、例えば、常時点灯している発光手段(LED)から覆設前板1200に照射される光の入射角が切り替わるように覆設前板1200の一部(例えば、薄板部材1210)又は発光手段を可動可能に構成し、その可動する部分が所定位置に位置した場合にのみ内部が視認可能な透過状態となるように構成してもよい。
In this control example, the lining
また、覆設前板1200を内部が視認可能な透明色で構成し、その表面に、照射された光を乱反射させる加工(例えば、シボ加工)を施すように構成してもよい。これにより、パチンコ機10において遊技が実行されている間は各種ランプから照射される光によって第1可変入賞装置6000の内部を視認困難とし、パチンコ機10の電源をオフにした状態(即ち、各種ランプが点灯していない状態)では可変入賞装置6000の内部を視認可能とするようにしてもよい。これにより、パチンコ機10の電源をオフにした状態であっても店員が容易に可変入賞装置6000の内部を点検することができる。
Further, the lining
このような構成を用いる場合は、各種ランプから照射される光が第1可変入賞装置6000に照射されることを遮蔽する遮蔽壁を設け、その遮蔽壁を遮蔽状態と非遮蔽状態とに可変させる構成を設けるとよい。これにより、遊技が行われている間であっても第1可変入賞装置6000の貯留流路1231の内部を遊技者に視認させることができる。
When such a configuration is used, a shielding wall is provided to shield the light emitted from various lamps from being irradiated to the first
また、第1可変入賞装置6000に対して光を照射するための専用の発光手段(ランプ)を設け、その発光手段に対して発光制御を行うことで、貯留流路1231の内部を視認困難な状態(光を照射している状態)と、視認可能な状態(光を照射していない状態)とを切替えるようにしてもよい。
Further, by providing a dedicated light emitting means (lamp) for irradiating the first
さらに、内部が視認可能な覆設前板1200に装飾用の可動部材を設け、その可動部材の動作を制御することで、貯留流路1231の内部を視認可能な状態(装飾用の可動部材が貯留流路1231と重ならない位置で可動する状態)と、貯留流路1231の内部を視認困難な状態(装飾用の可動部材が貯留流路1231を覆うように重なる位置で可動する状態)とを切替えるようにしてもよい。
Further, by providing a movable member for decoration on the lining
また、本制御例では、図86(a)に示した通り、覆設前板1200によって、貯留流路1231の全範囲を視認し難くし、干渉装置6900の可動状態が視認されることを確実に防止する構成としていたが、これに限られること無く、通常遊技を行っている姿勢で干渉装置6900の可動状態を視認し難くする効果を奏する構成であればよい。
Further, in this control example, as shown in FIG. 86A, the lining
例えば、貯留流路1231の下半分(折れ曲がり箇所よりも下流側)のみを視認し難くし、上半分の視認性は確保するようにしても良い(上半分のハーフミラーの形成を省略しても良い)したり、同様の考え方で、正面視で干渉装置6900の干渉部材6930と重なる部分のみを視認し難くしたりしても良い。これにより、干渉装置6900の可動状態を視認し難くする構成を低コストで構築することができる。
For example, it may be difficult to see only the lower half of the storage flow path 1231 (downstream from the bent part), and the visibility of the upper half may be ensured (the formation of the upper half mirror may be omitted. (Good), or in the same way, it may be difficult to see only the portion overlapping with the
また、例えば、貯留流路1231の下半分の視認性は確保する(下半分のハーフミラーの形成を省略する)一方で、上半分を視認し難くするようにしても良い。この場合、貯留流路1231の下半分に残る球を視認することで貯留流路1231に貯留されている球の個数の下限を把握することができる一方で、貯留流路1231に貯留されている正確な個数を把握することを困難にすることができる。
Further, for example, while ensuring the visibility of the lower half of the storage flow path 1231 (the formation of the lower half mirror is omitted), the upper half may be made difficult to see. In this case, the lower limit of the number of spheres stored in the
従って、遊技者が無駄球(入賞口に入球しない球)を減らそうと球の発射を一時的に止める場合の、発射を止めるタイミングを図り難くすることができる。なお、本制御例で説明する第1可変入賞装置6000(図53参照)では、貯留流路1231が満タンとなる(10個の球が貯留される)と、それ以上の入球は望めないように構成されているので、そのタイミングで球の発射を停止することで、無駄球を減らすことができる。
Therefore, when the player temporarily stops the firing of the ball in order to reduce the wasted ball (the ball that does not enter the winning opening), it is possible to make it difficult to determine the timing of stopping the firing. In the first variable winning device 6000 (see FIG. 53) described in this control example, when the
一方で、本制御例では、所定回数目のラウンド遊技Rにおいて第1可変入賞装置6000に入球した球の個数と、貯留流路1231に貯留されている球の個数が必ずしも一致しないので、第1可変入賞装置6000に入球する球の個数を数えても、貯留流路1231に貯留されている球の個数を正確に知ることはできない。そのため、貯留流路1231に貯留されている球の個数を直接的に把握するためには、貯留流路1231の内部を視認することが必要となる。
On the other hand, in this control example, the number of balls entered in the first
即ち、本制御例の構成だからこそ、貯留流路1231の下半分の視認性は確保する(下半分のハーフミラーの形成を省略する)一方で、上半分を視認し難くする構成が効果的となり、遊技者が球の発射を止めるタイミングを容易に図ることが困難となる。これにより、大当たり遊技における球の発射に対する遊技者の注目力および集中力を向上させることができ、遊技者が漫然と遊技を行うことを防止することができる。
That is, because of the configuration of this control example, the visibility of the lower half of the
図86(a)及び図86(b)に示す本制御例の特徴としては、上述した視認状態の変化に加え、干渉部材6930の動作タイミングを、操作ボタン300(図1参照)を操作することで設定できるタイミングが用意されていることが挙げられるが、詳細は後述する。
A feature of this control example shown in FIGS. 86 (a) and 86 (b) is that, in addition to the above-mentioned change in the visual state, the operation timing of the
次いで、第3図柄表示装置81の画面構成について説明する。上述したように、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81と、第2図柄表示装置83と、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにしてセンターフレーム86と、が配設されている。
Next, the screen configuration of the third
第3図柄表示装置81は、第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を行うものである。例えば、第1入球口64、または第2入球口640へ球が入球(始動入賞)すると、それをトリガとして、第1図柄表示装置37において特別図柄(第1図柄)の変動表示が実行される。更に、第3図柄表示装置81では、その特別図柄の変動表示に同期して、その特別図柄の変動表示に対応する第3図柄の変動表示が行われる。
The third
なお、表示装置に代えて、例えば、リール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。また、第3図柄表示装置81として複数の液晶ディスプレイを設けても良いし、第3図柄表示装置81が可動するように構成してもよい。ここで、第3図柄表示装置81の表示内容について、図87を参照して説明する。
In addition, instead of the display device, for example, a reel or the like may be used to configure the third
図87は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図87(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図87(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
FIG. 87 is a drawing for explaining the display screen of the third
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄によって構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(1,3,5,7,9)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(0,2,4,6,8)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。 The third symbol is composed of 10 types of main symbols with numbers from "0" to "9". Each main symbol is composed of a rear symbol consisting of a wooden box with numbers from "0" to "9", of which the main symbols with odd numbers (1,3,5,7,9) are , A large number is added to almost the front of the wooden box. On the other hand, the main symbols with even numbers (0, 2, 4, 6, 8) have attached symbols that imitate characters such as furoshiki and helmets, which are almost full on the front of the wooden box. Even numbers are added to the lower right side of the attached symbol so that they are small in green and displayed on the front side of the attached symbol.
また、本制御例のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図93参照)により行われる特別図柄の抽選結果が大当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動表示が行われ、その変動表示が終わった後に大当たりが発生するよう構成されている。一方、特別図柄の抽選結果が外れであった場合は、同一の主図柄が揃わない変動表示が行われる。
Further, in the
図87(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下に2分割され、下側の2/3が第3図柄を変動表示する主表示領域Dm、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタおよび保留球数などを表示する副表示領域Dsとなっている。
As shown in FIG. 87 (a), the display screen of the third
主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1〜Dm3に区分けされており、その3つの表示領域Dm1〜Dm3に、それぞれ3つの図柄列Z1,Z2,Z3が表示される。各図柄列Z1〜Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1〜Z3には、数字の昇順または降順に主図柄が配列され、図柄列Z1〜Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動表示が行われる。特に、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列され、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列されている。 The main display area Dm is divided into three display areas Dm1 to Dm3 on the left, middle, and right, and three symbol columns Z1, Z2, and Z3 are displayed in the three display areas Dm1 to Dm3, respectively. In each of the symbol rows Z1 to Z3, the above-mentioned third symbols are displayed in a specified order. That is, the main symbols are arranged in the ascending or descending order of the numbers in the symbol rows Z1 to Z3, and the symbol rows Z1 to Z3 are periodically scrolled from top to bottom to perform variable display. In particular, in the left symbol row Z1, the numbers of the main symbols appear in descending order, and in the middle symbol row Z2 and the right symbol row Z3, the numbers of the main symbols appear in ascending order.
また、主表示領域Dmには、図柄列Z1〜Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、毎回の遊技に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。この停止表示状態は最低1秒間保持される。 Further, in the main display area Dm, the third symbol is displayed in the upper, middle, and lower three rows for each of the symbol rows Z1 to Z3. The middle part of this main display area Dm is set as the effective line L1, and the third symbol stops on the effective line L1 in the order of the left symbol row Z1 → the right symbol row Z3 → the middle symbol row Z2 in each game. Is displayed. This stop display state is held for at least 1 second.
このように、停止した第3図柄を一定期間(1秒以上)表示させておくことで、遊技者が大当たりに対応する第3図柄の組み合わせであるか否か(特別図柄の抽選結果が大当たりであるか否か)を見落としてしまうことを抑制することができる。また、第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(本制御例では、同一の主図柄の組合せ)が揃えば、大当たりとして大当たり動画(オープニング演出)が表示される。 By displaying the stopped 3rd symbol for a certain period of time (1 second or more) in this way, whether or not the player is a combination of the 3rd symbols corresponding to the jackpot (the lottery result of the special symbol is a jackpot). It is possible to prevent overlooking (whether or not there is). Further, if a combination of jackpot symbols (combination of the same main symbol in this control example) is aligned on the effective line L1 when the third symbol is stopped, a jackpot moving image (opening effect) is displayed as a jackpot.
また、停止表示された第3図柄の組み合わせが外れに対応する組み合わせであって、保留球が存在する場合は、1秒間の停止表示後に、保留球に基づく抽選に対応する変動表示が開始される。なお、複数の保留球が存在する場合は、時間的に最も古い入球に対応する保留球に基づいて抽選が実行される。また、特別図柄1の保留球と特別図柄2の保留球が共に存在する場合は、特別図柄2の保留球に基づく抽選が優先的に実行される。
Further, when the combination of the third symbols displayed as stopped is a combination corresponding to the disconnection and the reserved ball exists, the variable display corresponding to the lottery based on the reserved ball is started after the stop display for 1 second. .. If there are a plurality of reserved balls, the lottery is executed based on the reserved balls corresponding to the oldest incoming balls in time. When both the reserved ball of the
一方、保留球が存在しない状態で、特別図柄の外れに対応する組み合わせの第3図柄が1秒間停止表示された場合は、その後も第3図柄が停止表示された状態が継続する。この状態は、所定時間(例えば、15秒)が経過するか、または、第1入球口64、および第2入球口640のどちらかに対して新たに球が入球するまで継続する。
On the other hand, when the third symbol of the combination corresponding to the deviation of the special symbol is stopped and displayed for 1 second in the state where the holding ball does not exist, the state in which the third symbol is stopped and displayed continues thereafter. This state continues until a predetermined time (for example, 15 seconds) elapses or a new ball enters either the
そして、第3図柄が停止表示されてから所定時間(例えば、15秒)が経過した場合は、遊技が実行されていないことを示すデモ演出が表示される。遊技者が球を所定時間(例えば、15秒)連続して発射させているにも関わらず、第1入球口64、および第2入球口640への入球が無いという状況は稀であり、第3図柄が停止表示された状態が所定時間(例えば、15秒)継続する場合の多くは、遊技者が遊技を辞めたことで、パチンコ機10による遊技が全く行われていないことに起因する。
Then, when a predetermined time (for example, 15 seconds) has elapsed since the third symbol was stopped and displayed, a demonstration effect indicating that the game is not being executed is displayed. It is rare that the player has fired the ball continuously for a predetermined time (for example, 15 seconds), but the ball has not entered the
よって、本制御例のパチンコ機10では、第3図柄が停止表示されてから所定時間(例えば、15秒)が経過した時点で、遊技者が遊技を行っていないと判断し、デモ演出を開始する。これにより、遊技を開始するためにパチンコ機10を選択しようとしている遊技者が、デモ演出の表示の有無に基づいて遊技が行われているか否かを容易に判断することができる。一方、所定時間(例えば、15秒)が経過する前に第1入球口64、および第2入球口640に対して新たに球が入球した場合は、その新たな入球に対応する第3図柄の変動表示が実行される。
Therefore, in the
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、さらに左右方向に3つの小領域Ds1〜Ds3に等区分されている。このうち、小領域Ds1は、第1入球口64、および第2入球口640に入球された球のうち変動が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域であり、小領域Ds2及びDs3は、予告演出画像を表示する領域である。
The sub-display area Ds is provided horizontally above the main display area Dm, and is further divided into three small areas Ds1 to Ds3 in the left-right direction. Of these, the small area Ds1 displays the number of reserved balls, which is the number of balls (reserved balls) that have not been changed among the balls that have been entered into the
また、小領域Ds3には、第3図柄が表示される。詳細については後述するが、本パチンコ機10では、遊技状態に応じて抽選が実行され易い特別図柄の種別(特別図柄1、および特別図柄2のいずれか)が異なって構成されている。主表示領域Dmでは、現在の遊技状態において抽選が実行され易い特別図柄の抽選が実行された場合における変動表示が表示される。一方、小領域Ds3には、現在の遊技状態において抽選が実行され難い特別図柄の抽選が実行された場合における変動表示が表示される。
Further, the third symbol is displayed in the small area Ds3. Although the details will be described later, in the
ここで、抽選が実行され難い特別図柄の抽選が実行されたことは、遊技者にとっての大きな注目事項である。例えば、特別図柄の通常状態において抽選が実行され難い特別図柄2の抽選が実行され、その抽選結果が大当たりであった場合、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に比較して、遊技者が得られる利益の期待度が高くなる場合がある。また、例えば、特別図柄の高確率状態において抽選が実行され難い特別図柄1の抽選が実行され、その抽選結果が大当たりであった場合、特別図柄2の抽選で大当たりとなった場合に比較して、遊技者が得られる利益の期待度が低くなる場合がある。
Here, it is a great note for the player that the lottery of the special symbol that is difficult to be executed is executed. For example, when the lottery of the
そのため、小領域Ds3において、現在の遊技状態において抽選が実行され難い特別図柄の抽選が実行された場合においてのみ変動表示を行うことで(主表示領域Dmでの変動表示と分けることによって)、遊技者の注目を集めやすくなり、遊技者を変動表示に引き込むことができる。 Therefore, in the small area Ds3, the variable display is performed only when the lottery of the special symbol that is difficult to execute in the current game state is executed (by separating from the variable display in the main display area Dm), the game. It becomes easier to attract the attention of the player, and the player can be drawn into the variable display.
実際の表示画面では、図87(b)に示すように、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計9個表示される。副表示領域Dsにおいては、主表示領域Dmに表示されている主図柄とは異なる第3図柄の主図柄が、右の小領域Ds3に合計3個表示される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ710(本制御例ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、別のキャラクタが現出したりする等して予告演出が行われる。 On the actual display screen, as shown in FIG. 87 (b), a total of nine main symbols of the third symbol are displayed in the main display area Dm. In the sub-display area Ds, a total of three main symbols of the third symbol different from the main symbol displayed in the main display area Dm are displayed in the small area Ds3 on the right. In the central small area Ds2, a predetermined character 710 (a boy with a headband in this control example) usually performs a predetermined action, and sometimes a special action different from the predetermined action or another character performs a predetermined action. A notice production will be performed by appearing.
一方、第3図柄表示装置81(第1図柄表示装置37)にて特別図柄1の抽選に基づく変動表示が行われている間に球が第1入球口64へ入球した場合、および、特別図柄2の抽選に基づく変動表示が行われている間に球が第2入球口640へ入球した場合、その入球回数はそれぞれ最大4回まで保留され、その保留球数は第1図柄表示装置37により示されると共に、副表示領域Dsの小領域Ds1においても示される。具体的には、小領域Ds1の上半分に表示された図柄(第1保留球数図柄)が第1入球口64に対する保留球数を示しており、下半分に表示された図柄(第2保留球数図柄)が第2入球口640に対する保留球数を示している。図87は、第1保留図柄が4つ表示されている一方で、第2保留図柄が0個表示されている(第2保留図柄が全てブランクになっている)場合を例示している。
On the other hand, when the ball enters the first
なお、小領域Ds1における保留球数図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、第1図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させないものとしてもよい。更に、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを最大保留数分の4つ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。
Instead of displaying the number of reserved balls symbol in the small area Ds1, the number of reserved balls is different by a number in a part of the third
次に、図88〜図92を参照して、本制御例のパチンコ機10が第1の制御例において実行するタイミング演出(操作演出)について説明をする。
Next, with reference to FIGS. 88 to 92, a timing effect (operation effect) executed by the
本制御例では、操作ボタン300(図1参照)に対する操作に基づいて、貯留流路1231(図86参照)に貯留された球に関連する演出を実行するように構成されている。なお、貯留流路1231に貯留された球に関連する演出としては、例えば、貯留流路1231の内部の視認性を変化させる演出や、貯留流路1231の内部に貯留された球の排出態様を変化させる演出等が例示される。そして、これらの演出は、予め定められた基準となる操作タイミングと、遊技者が操作ボタン300を操作するタイミングとのずれの程度により、演出の内容が変化するように構成されている。
In this control example, the effect related to the sphere stored in the storage flow path 1231 (see FIG. 86) is executed based on the operation with respect to the operation button 300 (see FIG. 1). As the effects related to the spheres stored in the
ここで、本制御例では、操作ボタン300(図1参照)を操作させるタイミングを報知するための演出として、タイミング演出(操作演出)が実行される。そして、タイミング演出(操作演出)に従い、タイミングよく操作を実行することにより、遊技者が得られる利益が最大化するように演出が構成される。これにより、操作ボタン300の操作に対する遊技者の参加意欲を向上させることができる。
Here, in this control example, a timing effect (operation effect) is executed as an effect for notifying the timing for operating the operation button 300 (see FIG. 1). Then, by executing the operation in a timely manner according to the timing effect (operation effect), the effect is configured so as to maximize the profit obtained by the player. Thereby, the player's willingness to participate in the operation of the
まず、図88および図89を参照して、大当たり中に実行されるタイミング演出(操作演出)の内容について説明をする。図88(a)は、タイミング演出(操作演出)が実行される前のラウンドにて実行される予告演出中の表示内容の一例を示す模式図であって、図88(b)〜図89は、タイミング演出(操作演出)中の表示内容の一例を示す模式図である。なお、各図面では、第3図柄表示装置81の表示内容を示す模式図と、操作手段(操作ボタン300)に対する操作状況を示す模式図とを用いて、操作手段の操作に基づいて変化する第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。
First, with reference to FIGS. 88 and 89, the contents of the timing effect (operation effect) executed during the jackpot will be described. FIG. 88 (a) is a schematic diagram showing an example of the display contents during the advance notice effect executed in the round before the timing effect (operation effect) is executed, and FIGS. 88 (b) to 89 are shown. , Is a schematic diagram showing an example of the display contents during the timing effect (operation effect). In each drawing, a schematic diagram showing the display contents of the third
図88に示す通り、第3図柄表示装置81には、現在のラウンド数を表示するラウンド数表示部714が3ラウンド目のラウンド遊技R中であることを示す態様で画面左上に表示され、小領域Ds2では、大当たり中に獲得した球数を示唆する獲得表示が実行され、小領域Ds3では、遊技方法を案内する案内表示部に「右を狙え」の表示がされる。そして、特定入賞口1000a(図7参照)に球が入賞したことに基づいて獲得した球数を示唆するための獲得数表示態様718が特定入賞口1000aの賞球数を示す「15」として表示される。この獲得数表示態様718は、特定入賞口1000aへの球の入賞に基づいて第3図柄表示装置81に表示された後、小領域Ds2に向けて移動表示し、最終的に、小領域Ds2の獲得表示として加算される。
As shown in FIG. 88, on the third
ラウンド数表示部714では、現在実行中の遊技の区間(ラウンド数またはインターバル)に関する表示が左側に大きく表示され、現在実行中の遊技の区間の終了後に開始される遊技の区間に関する表示が右側に小さく表示される。
In the round
また、ラウンド数表示の下方には、4つの丸印が横並びで表示される。この丸印は、貯留流路1231に貯留される球の個数により塗りつぶされる丸印が切り替わる。即ち、貯留流路1231に貯留される球の個数が4個未満である場合には、左端の丸印が塗りつぶされ(図88(a)参照、不足表示に対応)、貯留流路1231に貯留される球の個数が4個以上7個未満である場合には、左から2番目の丸印が塗りつぶされ(中間数表示に対応)、貯留流路1231に貯留される球の個数が7個以上9個未満である場合には、右から2番目の丸印が塗りつぶされ(図92(a)参照、不足表示に対応)、貯留流路1231に貯留される球の個数が10個である場合には、右端の丸印が塗りつぶされる(図92(b)参照、満タン表示に対応)。
In addition, four circles are displayed side by side below the number of rounds display. The circles to be filled are switched according to the number of spheres stored in the
画面中央には、次のラウンドからタイミング演出(操作演出)が開始されることを遊技者に報知するための予告表示と、タイミング演出(操作演出)のゲーム性を知らせる案内表示とが実行される。そして、画面下側には、タイミング演出(操作演出)にて用いられる演出領域が表示される。 In the center of the screen, a notice display for notifying the player that the timing effect (operation effect) will be started from the next round and a guidance display for notifying the game nature of the timing effect (operation effect) are executed. .. Then, on the lower side of the screen, an effect area used in the timing effect (operation effect) is displayed.
この演出領域には、操作ボタン300に対応するボタン表示態様715が表示され、そのボタン表示態様715に対応して、表示ポインタ719(図88(b)参照)が表示される副表示領域Ds4と、その副表示領域Ds4の下方において、副表示領域Ds4と同形状で配置され、遊技者の操作に関する情報が表示される副表示領域Ds5とが設けられる。
In this effect area, the
副表示領域Ds4は、図88(b)にて後述するが、複数の表示ポインタ719が右から左へとスクロール移動表示される領域であって、表示ポインタ719が操作タイミングを示す表示態様であるバー表示部717と合致したタイミングで操作ボタン300(操作手段)を操作することで成功演出(後述する図88(b)参照)が実行される。また、表示ポインタ719がバー表示部717と合致していないタイミングで操作手段を操作した場合には失敗演出(後述する図89参照)が実行される。
As will be described later in FIG. 88B, the sub-display area Ds4 is an area in which a plurality of
なお、図88(b)に示すように、4ラウンド目のラウンド遊技Rで成功演出が実行されたことに関連して、透過用ランプ227ba〜227beが点灯する(図86(b)参照)。本制御例の説明において、覆設前板1200は、図86(a)及び図86(b)に示す通り、透過用ランプ227ba〜227beの消灯時は内部が視認し難い一方で、透過用ランプ227ba〜227beが点灯することにより内部が視認可能となる透過状態へと切り替わるようハーフミラーで構成されている。よって、透過用ランプ227ba〜227beを点灯させることにより、干渉装置6900(図86(a)及び図86(b)参照)付近を流下する球の流下状況(貯留流路1231に貯留される球の貯留態様)を遊技者に把握させることができる。
As shown in FIG. 88 (b), the transmission lamps 227ba to 227be are turned on in connection with the success effect being executed in the round game R of the fourth round (see FIG. 86 (b)). In the description of this control example, as shown in FIGS. 86 (a) and 86 (b), the inside of the lining
また、図89に示すように、4ラウンド目のラウンド遊技Rで失敗演出が実行されたことに関連して、透過用ランプ227ba〜227beの内の一部の透過用ランプ227baが点灯する。これにより、干渉装置6900付近(貯留流路1231の下半分)に配置される球の貯留態様を視認することはできない一方で、検出センサ1240付近(貯留流路1231の上半分)に配置される球の貯留態様は視認することができるように構成される。 Further, as shown in FIG. 89, in connection with the execution of the failure effect in the round game R of the fourth round, some of the transmission lamps 227ba to 227be are lit. As a result, the storage mode of the spheres arranged near the interfering device 6900 (lower half of the storage flow path 1231) cannot be visually recognized, while the storage mode is arranged near the detection sensor 1240 (upper half of the storage flow path 1231). The storage mode of the sphere is configured to be visible.
図88(a)に示すように、予告演出が実行されている間は、副表示領域Ds4及びDs5には「待機中」の文字が、右から左へとスクロール移動表示される。 As shown in FIG. 88A, the characters "waiting" are scrolled and displayed from right to left in the sub-display areas Ds4 and Ds5 while the advance notice effect is being executed.
次に、図88(b)を参照して、大当たり中におけるタイミング演出(操作演出)の表示内容を説明する。タイミング演出(操作演出)が実行されると、副表示領域Ds4に表示ポインタ719がスクロール移動表示され、そのうち表示ポインタ719aがバー表示部717と合致するタイミングで、操作ボタン300を操作すると、画面中央に結果表示態様720として「good」の文字が表示されるとともに、操作ボタン300を操作したことがボタン表示態様715の表示態様を可変させることで表示される。
Next, with reference to FIG. 88 (b), the display contents of the timing effect (operation effect) during the jackpot will be described. When the timing effect (operation effect) is executed, the
図88(b)に示すように、結果表示態様720が表示されると同時に、その結果表示態様720の近傍に「アタッカーに注目!」の文字が表示され、副表示領域Ds5に結果表示態様720と同様に「good」の文字が表示される。
As shown in FIG. 88B, at the same time as the
この場合、「good」の文字を第3図柄表示装置81に分散配置させることで、遊技者が表示に気付き易くさせることができると共に、表示に気付いた遊技者にアタッカー(第1可変入賞装置6000)に注目させ易くすることができる。そして、遊技者に、第1可変入賞装置6000の貯留流路1231に貯留されている貯留球が視認可能となっていることを気付かせることができ、それに気づいた遊技者は、その貯留個数に応じて、適した発射球調整を行うことができる。
In this case, by distributing the characters "good" on the third
図89に示す状態は、タイミング演出(操作演出)において、表示ポインタ719cがバー表示部717と合致していないタイミングで操作ボタン300を操作した状態であって、画面中央に結果表示態様720として「bad」の文字が表示されるとともに、操作ボタン300を操作したことがボタン表示態様715の表示態様を可変させることで表示される。
The state shown in FIG. 89 is a state in which the
図89に示すように、結果表示態様720が表示されると同時に、副表示領域Ds5に結果表示態様720と同様に「bad」の文字が表示される。なお、ここでは、「アタッカーに注目!」の文字は表示されない。
As shown in FIG. 89, at the same time that the
この場合、「bad」の文字を第3図柄表示装置81に分散配置させることで、遊技者が表示に気付き易くさせることができる。また、「アタッカーに注目!」の文字を敢えて表示させないことで、第1可変入賞装置6000の貯留流路1231に貯留されている貯留球が視認し難い状態でまで遊技者がアタッカー(第1可変入賞装置6000)に注目することを抑制することができるので、遊技者の第3図柄表示装置81の演出に対する注目力を維持することができる。また、「アタッカーに注目!」の文字の表示に対する遊技者の信頼感(表示に従えば利益が得られるとの信頼感)を高めることができる。
In this case, by distributing the characters "bad" on the third
なお、上述したように、図89に示すように、結果表示態様720が表示されている場合において、一部の透過用ランプ227baは点灯している。一方で、本制御例では、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおけるタイミング演出(操作演出)において、表示ポインタ719がバー表示部717を通過した後、3秒間が経過しても操作ボタン300の操作が行われない場合、透過用ランプ227ba〜227beの全部を消灯したまま維持するように制御されることから、それ以降(4ラウンド目から6ラウンド目まで)のラウンド遊技Rにおいて、貯留流路1231の内部を視認することが極めて困難となるように構成される。
As described above, as shown in FIG. 89, when the
図90(a)は、5ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバルにおけるタイミング演出(操作演出)の表示内容の一例を示す模式図であって、図90(b)〜図91(b)は、タイミング演出(操作演出)中の表示内容の一例を示す模式図である。なお、各図面では、第3図柄表示装置81の表示内容を示す模式図と、操作手段(操作ボタン300)に対する操作状況を示す模式図とを用いて、操作手段の操作に基づいて変化する第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。
90 (a) is a schematic view showing an example of the display contents of the timing effect (operation effect) in the interval between rounds immediately before the fifth round game R, and FIGS. 90 (b) to 91 (b). ) Is a schematic diagram showing an example of the display contents during the timing effect (operation effect). In each drawing, a schematic diagram showing the display contents of the third
図90に示す通り、第3図柄表示装置81には、上述したラウンド数表示部714が5ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバル中であることを示す態様で画面左上に表示され、小領域Ds2では、大当たり中に獲得した球数を示唆する獲得表示が実行され、小領域Ds3では、遊技方法を案内する案内表示部に「右を狙え」の表示がされる。
As shown in FIG. 90, the third
画面中央には、操作ボタン300の操作を促す「押せ!」との文字からなる操作指示表示が実行される。そして、画面下側には、タイミング演出(操作演出)にて用いられる演出領域が表示される。
In the center of the screen, an operation instruction display consisting of the characters "press!" That prompts the operation of the
演出領域の下部に対応する副表示領域Ds5には、バー表示部717と同様に操作タイミングを示す表示態様である帯表示部716が表示される。帯表示部716は、バー表示部717よりも右方において「安心」との文字が表示される第1帯部716aと、その第1帯部716aの左方に隣設されると共にバー表示部717と上下で重なり「最高」との文字が表示される第2帯部716bと、その第2帯部716bの左方において「失敗」との文字が表示される第3帯部716cとを備える。
In the sub-display area Ds5 corresponding to the lower part of the effect area, the
副表示領域Ds4には、上述したように、表示ポインタ719dが右から左へとスクロール移動表示される。本制御例では、その表示ポインタ719dが帯表示部716のどの位置にあるときに操作ボタン300(操作手段)を操作するかにより、遊技者が得られる利益が変化するように制御される。
As described above, the
例えば、第1帯部716aの上方に表示ポインタ719dがあるときに操作ボタン300(操作手段)を操作した場合、安心演出(後述する図91(a)参照)が実行される。この場合、その大当たり遊技の終了後に特別図柄の高確率状態に移行する特典を獲得可能という有利な事象が生じる一方で、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおける賞球の払い出しが若干少なくなり(規定個数(本制御例では、10個)の入球をさせることができない分、賞球が少なくなり)、5ラウンド目のラウンド遊技Rの継続時間が最大時間(30秒)となる不利な事象が生じる。
For example, when the operation button 300 (operation means) is operated when the
また、例えば、第2帯部716bの上方に表示ポインタ719dがあるときに操作ボタン300(操作手段)を操作した場合、最高演出(後述する図90(b)参照)が実行される。この場合、その大当たり遊技の終了後に特別図柄の高確率状態に移行する特典を獲得可能という有利な事象が生じ、且つ、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて規定個数(10個)の球を第1特定入賞口1000aへ入球させることができ、5ラウンド目のラウンド遊技Rの継続時間を最大時間(30秒)よりも短くできるという有利な事象が生じる一方で、不利な事象は発生しない。
Further, for example, when the operation button 300 (operation means) is operated when the
また、例えば、第3帯部716cの上方に表示ポインタ719dがあるときに操作ボタン300(操作手段)を操作した場合、または操作ボタン200(操作手段)の操作が行われなかった場合、失敗演出(後述する図91(b)参照)が実行される。この場合、その大当たり遊技の終了後に特別図柄の高確率状態に移行する特典を獲得できないという不利な事象が生じる一方で、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて規定個数(10個)の球を第1特定入賞口1000aへ入球させることができ、5ラウンド目のラウンド遊技Rの継続時間を最大時間(30秒)よりも短くできるという有利な事象が生じる。
Further, for example, when the operation button 300 (operation means) is operated when the
なお、表示ポインタ719がバー表示部717と上下で重なる第2帯部716bにある時に操作ボタン300(操作手段)を操作することで、最大の利益を得ることができるので、図88(b)及び図89で表示されるタイミング演出(操作演出)から表示が即座に移行しても、遊技者は違和感なく操作ボタン300(操作手段)の操作を実行することができる。
It should be noted that the maximum profit can be obtained by operating the operation button 300 (operation means) when the
次に、図90(b)を参照して、大当たり中におけるタイミング演出(操作演出)の表示内容の一例を説明する。タイミング演出(操作演出)が実行されると、副表示領域Ds4に表示ポインタ719がスクロール移動表示され、そのうち表示ポインタ719dが第2帯部716bと上下で合致するタイミングで、操作ボタン300を操作すると、画面中央に結果表示態様720として「最高!V獲得!」の文字(最高演出)が表示されるとともに、操作ボタン300を操作したことがボタン表示態様715の表示態様を可変させることで表示される。これにより、遊技者に、最大限度の利益を獲得可能となったことを視認させることができ、遊技者の興趣の向上を図ることができる。
Next, with reference to FIG. 90 (b), an example of the display contents of the timing effect (operation effect) during the jackpot will be described. When the timing effect (operation effect) is executed, the
なお、表示ポインタ719がバー表示部717と上下で重なる第2帯部716bにある時に操作ボタン300(操作手段)を操作することで、最大の利益を得ることができるように制御されるので、図88(b)及び図89で表示されるタイミング演出(操作演出)(4ラウンド目のラウンド遊技Rにおける演出)から表示が即座に移行しても(即座にラウンド間インターバルにおける演出が開始されても)、遊技者は違和感なく操作ボタン300(操作手段)の操作を実行することができる。
By operating the operation button 300 (operation means) when the
また、図88(a)に示すように、案内表示において「ラウンド終了後も気を抜かないで」と表示されていることから、4ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後のラウンド間インターバル(図90(a)参照)においても、第3図柄表示装置81への遊技者の注目力を維持することができる。これにより、遊技者が図90(b)に示すタイミング演出(操作演出)の表示に気付かず、操作ボタン300(操作手段)の操作を行えなかったことで不利益が生じる可能性を下げることができる。
Further, as shown in FIG. 88 (a), since the guidance display indicates "Don't be distracted even after the end of the round", the interval between rounds after the end of the fourth round game R (FIG. Even in 90 (a)), the player's attention to the third
次に、図91(a)を参照して、大当たり中におけるタイミング演出(操作演出)の表示内容の一例を説明する。タイミング演出(操作演出)が実行されると、副表示領域Ds4に表示ポインタ719がスクロール移動表示され、そのうち表示ポインタ719eが第1帯部716aと上下で合致するタイミングで、操作ボタン300を操作すると、画面中央に結果表示態様720として「安心!ワケありのV獲得!」の文字(安心演出)が表示されるとともに、操作ボタン300を操作したことがボタン表示態様715の表示態様を可変させることで表示される。これにより、遊技者に、多少の不利益はあるが安心できる利益を獲得可能となったことを視認させることができ、遊技者の興趣の向上を図ることができる。
Next, with reference to FIG. 91 (a), an example of the display contents of the timing effect (operation effect) during the jackpot will be described. When the timing effect (operation effect) is executed, the
なお、多少の不利益とは、上述したように、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおける賞球の払い出しが若干少なくなり(規定個数(本制御例では、10個)の入球をさせることができない分、賞球が少なくなり)、5ラウンド目のラウンド遊技Rの継続時間が最大時間(30秒)となることを意味する。 As described above, the slight disadvantage is that the payout of prize balls in the fifth round game R is slightly reduced (in this control example, 10 balls cannot be entered). This means that the number of prize balls is reduced by the minute, and the duration of the fifth round game R is the maximum time (30 seconds).
次に、図91(b)を参照して、大当たり中におけるタイミング演出(操作演出)の表示内容の一例を説明する。タイミング演出(操作演出)が実行されると、副表示領域Ds4に表示ポインタ719がスクロール移動表示され、そのうち表示ポインタ719fが第3帯部716cと上下で合致するタイミングで、操作ボタン300を操作すると、画面中央に結果表示態様720として「失敗!Vならず!次に期待!」の文字(失敗演出)が表示されるとともに、操作ボタン300を操作したことがボタン表示態様715の表示態様を可変させることで表示される。これにより、遊技者に、不利益が多大に発生することを報知することができる。
Next, with reference to FIG. 91 (b), an example of the display content of the timing effect (operation effect) during the jackpot will be described. When the timing effect (operation effect) is executed, the
なお、多大な不利益とは、上述したように、大当たり遊技の終了後に特別図柄の高確率状態に移行する特典を獲得できないという不利益である。また、この場合、上述したように、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて規定個数(10個)の球を第1特定入賞口1000aへ入球させることができ、5ラウンド目のラウンド遊技Rの継続時間を最大時間(30秒)よりも短くできるので、図91(a)に示す場合に比較して、大当たり遊技の終了のタイミングを早めることができ、特別図柄の抽選を早期に実行することができるので、次の大当たり遊技への移行タイミングを早め易くすることができる。
As described above, the great disadvantage is that it is not possible to obtain the privilege of shifting to the high probability state of the special symbol after the end of the jackpot game. Further, in this case, as described above, in the fifth round round game R, a specified number (10) of balls can be entered into the first specific winning
このように、本制御例では、5ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバルにおけるタイミング演出(操作演出)における操作ボタン300(操作手段)の操作結果に基づき、遊技者が得られる利益が変化するので、遊技者の操作ボタン300(操作手段)の操作意欲を向上させることができる。 As described above, in this control example, the profit obtained by the player is obtained based on the operation result of the operation button 300 (operation means) in the timing effect (operation effect) in the inter-round interval immediately before the fifth round game R. Since it changes, it is possible to improve the player's motivation to operate the operation button 300 (operation means).
次に、図92(a)及び図92(b)を参照して、6ラウンド目のラウンド遊技Rにおける表示について説明する。図92(a)及び図92(b)は、6ラウンド目のラウンド遊技Rが実行されていることを第3図柄表示装置81で報知する表示内容の一例を示す模式図である。なお、図92(a)では、大当たり種別が「大当たりL」又は「大当たりN」の場合の表示の一例を示した模式図であり、図92(b)では、大当たり種別が「大当たりK」、「大当たりM」又は「大当たりk」の場合の表示の一例を示した模式図である。
Next, the display in the sixth round of the round game R will be described with reference to FIGS. 92 (a) and 92 (b). 92 (a) and 92 (b) are schematic views showing an example of display contents for notifying the third
図92(a)に示す6ラウンド目のラウンド遊技Rにおける表示の一例では、大当たり種別が「大当たりL」又は「大当たりN」の大当たりに当選し、即ち、6ラウンド大当たりに当選していることを示す「大当たり」の文字が表示される。 In an example of the display in the sixth round round game R shown in FIG. 92 (a), it is determined that the jackpot type is a jackpot of "big hit L" or "big hit N", that is, a 6-round jackpot is won. The characters "Big hit" are displayed.
また、図92(b)に示す6ラウンド目のラウンド遊技Rにおける表示の一例では、大当たり種別が「大当たりK」、「大当たりM」又は「大当たりk」の大当たりに当選し、即ち、6ラウンド大当たりに当選していることを示す「大当たり」の文字が表示され、且つ、6ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて干渉装置6900が遊技者に有利な作動パターン(第20の作動パターン)で実行されることを報知する超過入賞可能性上昇報知態様721として「+チャンス」の文字が表示され、それに伴い小領域Ds3における案内表示部に「ひたすら右打ち!」との文字が表示される。
Further, in an example of the display in the sixth round round game R shown in FIG. 92 (b), a jackpot whose jackpot type is "big hit K", "big hit M", or "big hit k" is won, that is, a 6-round jackpot. The character "big hit" indicating that the player has won the game is displayed, and the
大当たり種別が「大当たりK」、「大当たりM」又は「大当たりk」の大当たりの場合、6ラウンド目のラウンド遊技Rでは、球の発射を止めずに継続することにより、規定個数より多くの入球が生じる可能性を高くするように干渉装置6900が駆動される(図99(a)参照)。従って、遊技者は、図92(b)の表示に従い球の発射を継続することにより、規定個数を超える賞球の払い出しを受ける可能性を上げることができる。
When the jackpot type is "big hit K", "big hit M", or "big hit k", in the 6th round round game R, the number of balls entered exceeds the specified number by continuing without stopping the firing of the balls. The interfering
このように、特別図柄の抽選結果が大当たりであったことを報知する態様に加え、その大当たり中の干渉装置6900の動作状況を報知する態様をラウンド遊技Rにおける表示画面にて報知することで、様々なパターンのラウンド遊技Rに適した表示態様を表示することができる。本制御例では、この表示に従って球の発射を継続したり、停止したりすることで、遊技者に与えられる利益として大当たり種別ごとに予定されている最大限の利益を遊技者が受け易くなるように制御される。従って、遊技者は、表示に従って球の発射を行うことで、最大限の利益を獲得し易くすることができる。
In this way, in addition to the mode of notifying that the lottery result of the special symbol was a big hit, the mode of notifying the operating status of the interfering
なお、本制御例ではタイミング演出(操作演出)に実行される遊技者に操作内容に基づいて、タイミング演出(操作演出)の演出態様を異ならせているが、それ以外にも、例えば、タイミング演出(操作演出)以外で実行される操作演出(例えば、大当たり遊技中のミニゲーム演出や、特別図柄変動中のリーチ演出)において、遊技者が操作ボタン300(操作手段)を操作した操作履歴(操作回数、操作内容、操作結果)に基づいて、タイミング演出(操作演出)の演出態様を異ならせるように構成してもよい。これにより、パチンコ機10で実行される様々な操作演出に対して意欲的に遊技を行わせることができ、遊技者が早期に遊技に飽きてしまうことを抑制することができる。
In this control example, the player who is executed in the timing effect (operation effect) is different in the effect mode of the timing effect (operation effect) based on the operation content, but in addition to that, for example, the timing effect. In an operation effect (for example, a mini-game effect during a jackpot game or a reach effect during a special symbol change) that is executed other than (operation effect), an operation history (operation) in which the player operates the operation button 300 (operation means). The timing effect (operation effect) may be configured to be different based on the number of times, the operation content, and the operation result). As a result, it is possible to enthusiastically play the game for various operation effects executed by the
また、遊技者による操作ボタン300(操作手段)に対する操作結果に限ること無く、例えば、計時手段(RTC)により計時されている計時期間や、遊技者が遊技を行った遊技期間に基づいてタイミング演出(操作演出)の演出態様を切替えるように構成してもよい。 Further, the timing effect is not limited to the operation result for the operation button 300 (operation means) by the player, for example, the timing effect is based on the time measurement period measured by the time measurement means (RTC) or the game period in which the player plays the game. (Operation effect) may be configured to switch the effect mode.
<第1の制御例における電気的構成について>
次に、図93を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について改めて説明する。図93は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。なお、図4に対する変更点について説明し、同一の部分においては説明を省略する。
<About the electrical configuration in the first control example>
Next, with reference to FIG. 93, the electrical configuration of the
主制御装置110では、大当たり抽選や第1図柄表示装置37および第3図柄表示装置81における表示の設定、第2図柄表示装置83における表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行する。RAM203には、これらの処理を制御するための各種カウンタを格納するカウンタ用バッファ(図100参照)が設けられている。
The
ここで、図100を参照して、主制御装置110のRAM203内に設けられるカウンタ等について説明する。図100は、主制御装置110のRAM203内に設けられるカウンタ等について説明するモデル図である。これらのカウンタ等は、大当たり抽選や第1図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の表示の設定、第2図柄表示装置83の表示結果の抽選などを行うために、主制御装置110のMPU201で使用される。
Here, with reference to FIG. 100, a counter and the like provided in the
大当たり抽選や第1図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の表示の設定には、大当たり(および小当たり)の抽選に使用する第1当たり乱数カウンタC1と、大当たり種別(大当たり図柄)の選択に使用する第1当たり種別カウンタC2と、停止種別の選択に使用する停止種別カウンタC3と、変動パターンの選択に使用する変動種別カウンタCS1と、第1当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する第1初期値乱数カウンタCINI1とが用いられる。
For the jackpot lottery and the display settings of the first
また、普通図柄(第2図柄表示装置83)の抽選には、第2当たり乱数カウンタC4が用いられ、第2当たり乱数カウンタC4の初期値設定には第2初期値乱数カウンタCINI2が用いられる。また、小当たり種別の選択には、小当たり種別カウンタC5が用いられる。これら各カウンタは、更新の都度前回値に1が加算され、最大値に達した後0に戻るループカウンタとなっている。 Further, the second random number counter C4 is used for the lottery of the ordinary symbol (second symbol display device 83), and the second initial value random number counter CINI2 is used for setting the initial value of the second random number counter C4. Further, the small hit type counter C5 is used for selecting the small hit type. Each of these counters is a loop counter in which 1 is added to the previous value each time it is updated, and after reaching the maximum value, it returns to 0.
各カウンタは、例えば、タイマ割込処理(図107参照)の実行間隔である2ミリ秒間隔で更新され、また、一部のカウンタは、メイン処理(図117参照)の中で不定期に更新されて、その更新値がRAM203の所定領域に設定されたカウンタ用バッファに適宜格納される。詳細については後述するが、RAM203には、第1入球口64に対する入賞について各カウンタ値が格納される特別図柄1保留球格納エリア203aと第2入球口640に対する入賞について各カウンタ値が格納される特別図柄2保留球格納203bとが設けられている。
Each counter is updated, for example, at intervals of 2 milliseconds, which is the execution interval of the timer interrupt process (see FIG. 107), and some counters are updated irregularly in the main process (see FIG. 117). Then, the updated value is appropriately stored in the counter buffer set in the predetermined area of the
本制御例では、第1入球口64、第2入球口640には、保留球が最大4個までそれぞれ設けられており、合計最大8個の保留球が記憶可能に構成されている。そのため、特別図柄が変動表示中でない場合や、特別図柄の大当たり遊技中でない場合等の特別図柄の抽選が可能な期間に、球が第1入球口64に入賞すると、各カウンタ値が特別図柄1保留球格納エリア203aに格納され、第2入球口640に遊技球が入賞すると、各カウンタ値が特別図柄2保留球格納エリア203bに格納される。その後、特別図柄1保留球格納エリア203aに格納された各カウンタ値が特別図柄1保留球格納エリア203a内に設けられた実行エリアに移動されて、特別図柄1を変動表示(動的表示)するための各種設定や制御処理が実行される。同様にして、特別図柄2保留球格納エリア203bに格納された各カウンタ値が特別図柄2保留球格納エリア203b内に設けられた実行エリアに移動されて、特別図柄2を変動表示するための各種設定や制御処理が実行される。
In this control example, the first
一方、特別図柄1または特別図柄2の変動表示中や特別図柄1または特別図柄2の大当たり遊技中等の特別図柄の抽選が不可能な期間に、遊技球が第1入球口64又は第2入球口640に入賞した場合には、入賞した入球口(始動口)に対する保留個数が上限値(本制御例では、4個)未満である場合には、各カウンタ値の取得がされ、入賞した入球口に対応する特別図柄1保留球格納エリア203aまたは特別図柄2保留球格納エリア203bに記憶される。また、入賞した入球口に対する保留個数が上限値(本制御例では、4個)以上である場合には、各カウンタ値等の取得はされずに賞球(本制御例では、5個の賞球)のみが遊技者に払い出される無効球として扱われる。
On the other hand, during the period when the special symbol cannot be drawn, such as during the variable display of the
図100を参照して、各カウンタについて詳しく説明する。第1当たり乱数カウンタC1は、所定の範囲(本制御例では、0〜319)内で順に1ずつ加算され、最大値(本制御例では、319)に達した後0に戻る構成となっている。特に、第1当たり乱数カウンタC1が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1の値が当該第1当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれる。 Each counter will be described in detail with reference to FIG. 100. The first random number counter C1 is configured to be incremented by 1 in order within a predetermined range (0 to 319 in this control example), reach the maximum value (319 in this control example), and then return to 0. There is. In particular, when the first random number counter C1 makes one round, the value of the first initial value random number counter CINI1 at that time is read as the initial value of the first random number counter C1.
また、第1初期値乱数カウンタCINI1は、第1当たり乱数カウンタC1と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成される。即ち、例えば、第1当たり乱数カウンタC1が0〜319の値を取り得るループカウンタである場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1もまた、0〜319の範囲のループカウンタである。この第1初期値乱数カウンタCINI1は、タイマ割込処理(図107参照)の実行毎に1回更新されると共に、メイン処理(図117参照)の残余時間内で繰り返し更新される。 Further, the first initial value random number counter CINI1 is configured as a loop counter that is updated in the same range as the first random number counter C1. That is, for example, when the first random number counter C1 is a loop counter capable of taking a value of 0 to 319, the first initial value random number counter CINI1 is also a loop counter in the range of 0 to 319. The first initial value random number counter CINI1 is updated once for each execution of the timer interrupt process (see FIG. 107), and is repeatedly updated within the remaining time of the main process (see FIG. 117).
第1当たり乱数カウンタC1の値は、例えば定期的に(本制御例ではタイマ割込処理毎に1回)更新され、球が第1入球口64または第2入球口640に入賞したタイミングでRAM203の特別図柄1保留球格納エリア203a又は特別図柄2保留球格納エリア203bに格納される。そして、特別図柄の大当たりとなる乱数の値は、主制御装置110のROM202(図94(a)参照)に格納される第1当たり乱数テーブル202aに規定されており、第1当たり乱数カウンタC1の値が、第1当たり乱数テーブル202aに規定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、特別図柄の大当たりと判定する。
The value of the first random number counter C1 is updated periodically (in this control example, once for each timer interrupt process), and the timing at which the ball wins the
ここで、第1当たり乱数テーブル202a(図94(a)参照)について説明する。第1当たり乱数テーブル202aは、特別図柄1または特別図柄2の抽選において、各遊技状態で当たりと判定される乱数値(判定値)が設定されたテーブルである。具体的には、遊技状態が低確率状態である場合には、特別図柄1、または特別図柄2の抽選において、取得した第1当たり乱数カウンタC1の値が「0」であるか判別されて、「0」であれば、大当たりであると判別される。また、遊技状態が高確率状態である場合には、特別図柄1、または特別図柄2の抽選において、取得した第1当たり乱数カウンタC1の値が「1〜4」の範囲内であるか判別されて、「1〜4」の範囲内であれば、大当たりであると判別される。
Here, the first random number table 202a (see FIG. 94A) will be described. The first hit random number table 202a is a table in which a random number value (determination value) determined to be a hit in each game state is set in the lottery of the
ここで、特別図柄1保留球格納エリア203aの実行エリア、または特別図柄2保留球格納エリア203bの実行エリアに格納された第1当たり乱数カウンタC1の値が、特別図柄の大当たりとなる乱数であれば、第1図柄表示装置37に表示される停止図柄に対応した表示態様は、特別図柄の大当たり時のものとなる。この場合、その大当たり時の具体的な表示態様は、同じ実行エリアに格納されている第1当たり種別カウンタC2の値が示す表示態様となる。
Here, if the value of the first hit random number counter C1 stored in the execution area of the
本制御例のパチンコ機10における第1当たり乱数カウンタC1は、0〜319の範囲の2バイトのループカウンタとして構成されている。上述した通り、特別図柄の低確率状態において、特別図柄の大当たりとなる第1当たり乱数カウンタC1の値は1個あり、その乱数値である「0」は、前述したように第1当たり乱数テーブル202a(図94(a)参照)に格納されている。このように乱数値の総数が320ある中で、大当たりとなる乱数値の総数が1なので、特別図柄の大当たりとなる確率は、「1/320」となる。一方、特別図柄の高確率状態において、特別図柄の大当たりとなる第1当たり乱数カウンタC1の値は4個あり、その乱数値である「1〜4」は、前述したように第1当たり乱数テーブル202aに格納されている。このように乱数値の総数が320ある中で、大当たりとなる乱数値の総数が4なので、特別図柄の大当たりとなる確率は、「1/80」となる。
The first random number counter C1 in the
また、本制御例のパチンコ機10における第1当たり種別カウンタC2の値は、0〜99の範囲のループカウンタとして構成されている。そして、特別図柄の抽選結果が大当たりとなった場合に、この第1当たり種別カウンタC2の値と第1当たり種別選択テーブル202b(図94(b)参照)とに基づいて、大当たり種別が選択されることとなる。具体的には図94(b)を参照して後述する。
Further, the value of the first hit type counter C2 in the
停止種別選択カウンタC3は、本制御例では、0〜99の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり99)に達した後0に戻る構成となっている。本制御例では、停止種別選択カウンタC3によって、第3図柄表示装置81で表示される外れ時の停止種別が選択され、リーチが発生した後、最終停止図柄としてリーチが掛かっている図柄とは異なる図柄が停止する「リーチ外れ」(例えば90〜99の範囲)と、リーチが発生しない「完全外れ」(例えば0〜89の範囲)との2つの停止(演出)パターンが選択される。停止種別選択カウンタC3の値は、定期的に(本制御例ではタイマ割込処理毎に1回)更新され、球が第1入球口64に入球した場合は、その値がRAM203の特別図柄1保留球格納エリア203aに格納される。また、球が第2入球口640に入球した場合は、その値がRAM203の特別図柄2保留球格納エリア203bに格納される。
In this control example, the stop type selection counter C3 is configured to be incremented by 1 in order within the range of 0 to 99, reach the maximum value (that is, 99), and then return to 0. In this control example, the stop type selection counter C3 selects the stop type at the time of disconnection displayed on the third
なお、停止種別選択カウンタC3の値(乱数値)から、特別図柄の停止種別を決定するための乱数値は、停止種別選択テーブル(図示せず)により設定されており、このテーブルは、主制御装置110のROM202内に設けられている。また、本制御例ではこのテーブルを、特別図柄の高確率時用と、特別図柄の低確率時用とに分けており、テーブルに応じて、外れの停止種別ごとに設定される乱数値の範囲を変えている。これは、パチンコ機10が特別図柄の高確率状態であるか、特別図柄の低確率状態であるか等に応じて、停止種別の選択比率を変更するためである。
From the value (random value) of the stop type selection counter C3, the random number value for determining the stop type of the special symbol is set by the stop type selection table (not shown), and this table is the main control. It is provided in the
例えば、特別図柄の確変状態では、大当たりが発生し易いため必要以上にリーチ演出が選択されないように、「完全外れ」の停止種別に対応した乱数値の範囲が0〜89と広い高確率時用のテーブルが選択され、「完全外れ」が選択され易くなると共に、「リーチ外れ」が90〜99と狭くなるため、「リーチ外れ」が選択され難くなる。また、特別図柄の低確率状態であれば、第1入球口64への球の入球時間を確保するために「完全外れ」の停止種別に対応した乱数値の範囲が0〜79と狭い低確率時用のテーブルが選択され、「完全外れ」が選択され難くなると共に、「リーチ外れ」の停止種別に対応した乱数値の範囲が80〜99と広くなる。よって、低確率状態では、演出時間の長いリーチ表示を多く行うことできるので、第1入球口64への球の入球時間を確保でき、第3図柄表示装置81による変動表示が継続して行われ易くなる。
For example, in the probabilistic state of a special symbol, a big hit is likely to occur, so the range of random values corresponding to the stop type of "completely off" is wide, 0 to 89, so that the reach effect is not selected more than necessary. Table is selected, "completely out of reach" is easily selected, and "out of reach" is narrowed to 90 to 99, so that "out of reach" is difficult to be selected. Further, in the low probability state of the special symbol, the range of the random number value corresponding to the stop type of "completely off" is narrow as 0 to 79 in order to secure the ball entry time to the
変動種別カウンタCS1は、本制御例では、0〜198の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり198)に達した後0に戻る構成となっている。変動種別カウンタCS1によって、設定されている変動パターン選択テーブルより1の変動パターンが決定される。この変動パターンには、変動時間(動的表示期間)が設定されており、変動種別カウンタCS1は、変動時間を決定するカウンタでもある。変動種別カウンタCS1の値は、後述するメイン処理(図117参照)が1回実行される毎に1回更新され、当該メイン処理内の残余時間内でも繰り返し更新される。尚、変動種別カウンタCS1の値(乱数値)から、図柄変動の変動時間を一つ決定する乱数値を格納した変動パターン選択テーブル202dは、主制御装置110のROM202内に設けられている。
In this control example, the variation type counter CS1 is configured to be incremented by 1 in order within the range of 0 to 198, reach the maximum value (that is, 198), and then return to 0. The variation type counter CS1 determines one variation pattern from the set variation pattern selection table. A fluctuation time (dynamic display period) is set in this fluctuation pattern, and the fluctuation type counter CS1 is also a counter for determining the fluctuation time. The value of the variation type counter CS1 is updated once each time the main process (see FIG. 117) described later is executed once, and is repeatedly updated even within the remaining time in the main process. The fluctuation pattern selection table 202d, which stores a random number value for determining one fluctuation time of the symbol fluctuation from the value (random number value) of the fluctuation type counter CS1, is provided in the
変動パターン選択テーブル202dには、変動パターンを選択するためのデータテーブルが複数規定されている。この変動パターン選択テーブル202dには、特別図柄1と、特別図柄2とで共通に用いられる複数の変動パターン選択テーブルが設定されており、それぞれに対して、当否判定結果別に変動パターン選択テーブルが設定されている。
The variation pattern selection table 202d defines a plurality of data tables for selecting variation patterns. In this variation pattern selection table 202d, a plurality of variation pattern selection tables commonly used for the
第2当たり乱数カウンタC4は、本制御例では、0〜239の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり239)に達した後0に戻るループカウンタとして構成されている。また、第2当たり乱数カウンタC4が1周した場合、その時点の第2初期値乱数カウンタCINI2の値が当該第2当たり乱数カウンタC4の初期値として読み込まれる。第2当たり乱数カウンタC4の値は、本制御例ではタイマ割込処理(図107参照)毎に、例えば定期的に更新され、球が普通始動口(スルーゲート)67を通過したことが検知された時に取得され、RAM203の普通図柄の実行エリアに格納される。
In this control example, the second random number counter C4 is configured as a loop counter in which 1 is added in order within the range of 0 to 239, the maximum value (that is, 239) is reached, and then the counter returns to 0. Further, when the second hit random number counter C4 makes one round, the value of the second initial value random number counter CINI2 at that time is read as the initial value of the second hit random number counter C4. In this control example, the value of the second random number counter C4 is updated periodically, for example, for each timer interrupt process (see FIG. 107), and it is detected that the ball has passed through the normal start port (through gate) 67. It is acquired at that time and stored in the execution area of the normal symbol of the
そして、普通図柄の当たりとなる乱数の値は、主制御装置のROM202に格納される第2当たり乱数テーブル202c(図94(c)参照)に規定されており、第2当たり乱数カウンタC4の値が、第2当たり乱数テーブル202cに規定された当たりとなる乱数の値と一致する場合に、普通図柄(第2図柄)の当たりと判定する。本制御例では、この第2当たり乱数テーブル202cにおいて、普通図柄の低確率時(普通図柄の通常状態中)に、普通図柄の当たりとなる乱数値は5個あり、その範囲は「5〜9」となっている。第2当たり乱数カウンタC4の取り得る乱数値の総数が240個ある中で、当たりとなる乱数値の総数が5個なので、普通図柄の低確率時における普通図柄の当たりとなる確率は、「1/48」となる。
The value of the random number that normally hits the symbol is defined in the second hit random number table 202c (see FIG. 94 (c)) stored in the
一方、普通図柄の高確率時(普通図柄の時短状態中)に、普通図柄の当たりとなる乱数値は200個あり、その範囲は「5〜204」となっている。第2当たり乱数カウンタC4の取り得る乱数値の総数が240個ある中で、当たりとなる乱数値の総数が200個なので、普通図柄の当たりとなる確率は、「1/1.2」となる。このように、本制御例では、普通図柄の当たりとなる乱数値が、普通図柄の低確率状態と、普通図柄の高確率状態とで大きく異なるため、当たり確率が大きく異なっている。また、普通図柄の変動時間や、普通図柄の当たりとなった場合における第2入球口640に付随する電動役物640aの開放時間も普通図柄の低確率時と高確率時とで異なっている。このため、普通図柄の低確率状態と、普通図柄の高確率状態とで、第2入球口640への入球し易さが大きく異なるので普通図柄の低確率状態(通常状態)においては、遊技者に対して第1入球口64を狙って遊技を行わせることができる。
On the other hand, at the time of high probability of the normal symbol (during the time saving state of the normal symbol), there are 200 random values that can be hit by the normal symbol, and the range is "5 to 204". Since the total number of random numbers that can be taken by the second random number counter C4 is 240 and the total number of random numbers that can be hit is 200, the probability of hitting a normal symbol is "1 / 1.2". .. As described above, in this control example, the random value that is the hit of the normal symbol is significantly different between the low probability state of the normal symbol and the high probability state of the normal symbol, so that the hit probability is greatly different. In addition, the fluctuation time of the normal symbol and the opening time of the
普通図柄の低確率状態において、球がスルーゲート(普通入球口)67(図2参照)を通過すると、第2当たり乱数カウンタC4の値が取得されると共に、第2図柄表示装置83(図2参照)において普通図柄の変動表示が30秒間実行される。そして、取得された第2当たり乱数カウンタC4の値が「5〜9」の範囲であれば当選と判定されて、第2図柄表示装置83における変動表示が終了した後に、停止図柄(第2図柄)として「○」の図柄が点灯表示されると共に、第2入球口640が「0.2秒間×2回」だけ開放される。
When the ball passes through the through gate (normal entry port) 67 (see FIG. 2) in the low probability state of the normal symbol, the value of the random number counter C4 per second is acquired and the second symbol display device 83 (FIG. 2). In (see 2), the fluctuation display of the normal symbol is executed for 30 seconds. Then, if the value of the acquired second random number counter C4 is in the range of "5 to 9", it is determined that the player has won, and after the variation display on the second
一方、普通図柄の高確率状態において、球がスルーゲート(普通入球口)67(図2参照)を通過すると、第2図柄表示装置83(図2参照)において普通図柄の変動表示が1秒間実行され、取得された第2当たり乱数カウンタC4の値が「5〜204」の範囲であれば当選と判定されて、第2図柄表示装置83における変動表示が終了した後に、停止図柄(第2図柄)として「○」の図柄が点灯表示されると共に、第2入球口640が「1秒間×2回」だけ開放される。尚、本制御例では、普通図柄の変動時間や、普通電動役物開放時間や開放回数については、遊技性を損なわない範囲で適宜変更してもよい。
On the other hand, when the ball passes through the through gate (normal entry port) 67 (see FIG. 2) in the high probability state of the normal symbol, the fluctuation display of the normal symbol is displayed for 1 second on the second symbol display device 83 (see FIG. 2). If the value of the second random number counter C4 executed and acquired is in the range of "5-204", it is determined that the winning symbol has been won, and after the variation display in the second
第2初期値乱数カウンタCINI2は、第2当たり乱数カウンタC4と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(即ち、「0〜239」)、タイマ割込処理(図107参照)毎に1回更新されると共に、メイン処理(図117参照)の残余時間内で繰り返し更新される。 The second initial value random number counter CINI2 is configured as a loop counter that is updated in the same range as the second random number counter C4 (that is, “0 to 239”), and is once for each timer interruption process (see FIG. 107). At the same time as being updated, it is repeatedly updated within the remaining time of the main process (see FIG. 117).
このように、RAM203には種々のカウンタ等が設けられており、主制御装置110では、このカウンタ等の値に応じて大当たり抽選や第1図柄表示装置37および第3図柄表示装置81における表示の設定、第2図柄表示装置83における表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行することができる。
As described above, the
図93に戻り、説明を続ける。RAM203は、図93に図示した各種カウンタのほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。
Returning to FIG. 93, the description will be continued. In addition to the various counters shown in FIG. 93, the
なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
The
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図117参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図116参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図115参照)が即座に実行される。
When the power supply is cut off due to the occurrence of a power failure or the like, the stack pointer at the time of the power failure (including the time when the power failure occurs; the same applies hereinafter) and the value of each register are stored in the
次に、図94〜図95を参照して、本制御例における主制御装置110のMPU201のROM202の内容について説明する。図94(a)は、本制御例における主制御装置110のMPU201におけるROM202の内容を模式的に示した模式図である。ROM202には、既に上述した第1当たり乱数テーブル202aと、第2当たり乱数テーブル202cとに加え、第1当たり種別選択テーブル202bと、変動パターン選択テーブル202dと、開閉板および干渉部材動作シナリオ記憶領域202eと、開閉板および干渉部材動作シナリオテーブル202fとが少なくとも設けられている。
Next, the contents of the
まず、図94(b)を参照し、第1当たり種別選択テーブル202bの詳細について説明する。図94(b)は、第1当たり種別選択テーブル202bの内容を模式的に示した模式図である。第1当たり種別選択テーブル202b(図94(b)参照)は、大当たり種別を決定するための判定値が特別図柄の種別毎に記憶されているデータテーブルであり、第1当たり種別カウンタC2の判定値が、各大当たり種別に対応付けて規定されている。本制御例のパチンコ機10では、特別図柄の大当たりと判定された場合に、始動入賞に基づいて取得した第1当たり種別カウンタC2の値と、第1当たり種別選択テーブル202bとが比較され、第1当たり種別カウンタC2の値に対応する大当たり種別が選択される。
First, the details of the first type selection table 202b will be described with reference to FIG. 94 (b). FIG. 94 (b) is a schematic diagram schematically showing the contents of the first type selection table 202b. The first hit type selection table 202b (see FIG. 94 (b)) is a data table in which determination values for determining the jackpot type are stored for each type of special symbol, and the determination of the first hit type counter C2. The value is specified in association with each jackpot type. In the
図94(b)に示した通り、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜24」の範囲には、「大当たりK」が対応付けられて規定されている。この「大当たりK」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりK」となるカウンタ値は25個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりK」が決定される割合は25%(25/100)である。
As shown in FIG. 94 (b), "big hit K" is associated with the
この「大当たりK」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、大当たり終了後に時短80回の高確率状態(ST80回)へ移行する。そのため、1回の大当たりが開始してから遊技状態が通常状態に戻るまでに遊技者が獲得可能な出球(期待出球)の面で有利な大当たり種別となる。 For this "big hit K", 6 rounds are set as the number of rounds, and after the big hit is completed, the game shifts to a high probability state (ST80 times) of 80 times in a short time. Therefore, it is an advantageous jackpot type in terms of ball ejection (expected ball ejection) that can be acquired by the player from the start of one jackpot until the gaming state returns to the normal state.
また、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「25〜49」の範囲には、「大当たりL」が対応付けられて規定されている。この「大当たりL」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりL」となるカウンタ値は25個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりL」が決定される割合は25%(25/100)である。
Further, with respect to the
この「大当たりL」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、大当たり終了後に時短80回の高確率状態(ST80回)へ移行することは「大当たりK」と同様であるが、後述するように、遊技効率(払い出し賞球個数/大当たり遊技に要する時間)の面で、「大当たりK」に比較して不利な大当たり種別となる。 For this "big hit L", 6 rounds are set as the number of rounds, and it is the same as "big hit K" to shift to a high probability state (ST80 times) of 80 times in a short time after the end of the big hit, but as will be described later, In terms of game efficiency (number of prize balls paid out / time required for big hit game), it is a big hit type that is disadvantageous compared to "big hit K".
また、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「50〜74」の範囲には、「大当たりM」が対応付けられて規定されている。この「大当たりM」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりM」となるカウンタ値は25個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりM」が決定される割合は25%(25/100)である。
Further, with respect to the
この「大当たりM」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、その大当たり終了後に、普通図柄の時短状態が100回付与される。 For this "big hit M", 6 rounds are set as the number of rounds, and after the big hit is completed, the time saving state of the normal symbol is given 100 times.
また、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「75〜99」の範囲には、「大当たりN」が対応付けられて規定されている。この「大当たりN」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりN」となるカウンタ値は25個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりN」が決定される割合は25%(25/100)である。
Further, with respect to the
この「大当たりN」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、その大当たり終了後に、普通図柄の時短状態が100回付与されることは「大当たりM」と同様であるが、後述するように、「大当たりM」に対して、最大払い出し個数が少ない(超過入賞(オーバー入賞)の可能性が低い)という点で不利となる。 For this "big hit N", 6 rounds are set as the number of rounds, and after the big hit is completed, the time saving state of the normal symbol is given 100 times, which is the same as the "big hit M". It is disadvantageous in that the maximum number of payouts is small (the possibility of over-winning (over-winning) is low) with respect to "big hit M".
一方、第2特別図柄に対しては、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜99」の範囲(全範囲)には、「大当たりk」が対応付けられて規定されている。この「大当たりk」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりk」となるカウンタ値は100個なので、特別図柄2の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりk」が決定される割合は100%である。
On the other hand, for the second special symbol, "big hit k" is associated with the range (entire range) in which the value of the first hit type counter C2 is "0 to 99". This "big hit k" is a big hit with 6 rounds. Of the 100 counter values that the first hit type counter C2 can take, the counter value that becomes the "big hit k" is 100, so the "big hit k" is determined when a big hit is obtained in the
この「大当たりk」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、その大当たり終了後に、時短80回の高確率状態(ST80回)へ移行するか、普通図柄の時短状態が100回付与されるかが、大当たり遊技中における遊技者の遊技態様により変化する。なお、遊技者の遊技態様は、何ら限定されるものでは無く、所定の入球口に球を通過させることでも良いし、所定の操作手段を操作することでも良いが、本制御例における詳細は後述する。
For this "big hit k", 6 rounds are set as the number of rounds, and after the end of the big hit, whether to shift to the high probability state (ST80 times) of 80 times of time reduction or to give the time reduction state of the
つまり、特別図柄1と特別図柄2とは、大当たり遊技のラウンド数は同じであるが,大当たり終了後に付与される特典(普通図柄の時短状態または高確率状態)が、特別図柄2の方が有利となる(高確率状態へ移行し易くなる)ように規定されている。
That is, although the number of rounds of the jackpot game is the same for the
このように、本制御例では、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に対して、特別図柄2の抽選で大当たりとなった場合のほうが、遊技者に有利となる高確率状態へ移行し易くなる構成としている。よって、一旦連荘モード(特別図柄の高確率状態、且つ、普通図柄の時短状態)が設定されると、右打ちにより第2入球口640へと入球させることにより、特別図柄2の抽選が実行され易くなる状態と、大当たり遊技とが繰り返され易くなる。このため、遊技者に対して、連荘モードへと移行させることを一つの目的として遊技を行わせることができる。よって、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。
As described above, in this control example, the case where the lottery of the
次に、開閉板および干渉部材動作シナリオ記憶領域202eの詳細な内容について、図95(a)を参照して説明する。図95(a)は、開閉板および干渉部材動作シナリオ記憶領域202eの内容を模式的に示した模式図である。この開閉板および干渉部材動作シナリオ記憶領域202eは、開閉板1300及び干渉部材6930(図52参照)の動作制御に用いられる動作シナリオがシナリオ種別毎に記憶されている領域であって、この開閉板および干渉部材動作シナリオ記憶領域202eに記憶されている情報を用いて、大当たり遊技における所定のラウンド遊技Rにおいて開閉板1300及び干渉部材6930が動作される。
Next, the detailed contents of the opening / closing plate and the interference member operation
具体的には、開閉板および干渉部材動作シナリオ記憶領域202eには、シナリオ種別として動作シナリオ1から動作シナリオ6が規定されている。動作シナリオ1は、シナリオ内容として、開閉板1300に「開放(開状態)」が設定され、干渉部材6930に「退避状態」が設定される、最大30秒の動作シナリオである。動作シナリオ1では、30秒が経過する前であっても、検出センサ1240に規定個数(本制御例では、10個)の球が検出されることで開閉板1300の動作シナリオが終了し、初期状態(開閉板1300が閉状態とされ、干渉部材が退避状態とされる状態)に復帰するように制御される。
Specifically, in the opening / closing plate and the interference member operation
動作シナリオ2は、シナリオ内容として開閉板1300に「開放(開状態)」が設定され、干渉部材6930に「退避状態」が設定される、最大10秒の動作シナリオである。動作シナリオ2では、10秒が経過する前であっても、検出センサ1240に規定個数(本制御例では、10個)の球が検出されることで開閉板1300の動作シナリオが終了し、初期状態に復帰するように制御される。
The
動作シナリオ3は、シナリオ内容として開閉板1300に「開放(開状態)0.2秒→閉鎖(閉状態)0.8秒→開放(開状態)」が設定され、干渉部材6930に「退避状態1.0秒→張出状態0.1秒→退避状態」が設定される、最大30秒の動作シナリオである。動作シナリオ3では、30秒が経過する前であっても、検出センサ1240に規定個数(本制御例では、10個)の球が検出されることで開閉板1300の動作シナリオが終了し、初期状態に復帰するように制御される。
In the
この動作シナリオ3では、上述した動作シナリオ1、動作シナリオ2とは異なり、開閉板1300が初めに開放(開状態)とされた後で閉鎖(閉状態)にされることで、貯留流路1231に残った球を排出できるが、詳細は後述する。なお、閉鎖(閉状態)が0.8秒間維持されるので、貯留流路1231に残った球を4個まで排出できる(上述したように、球1個の排出に0.2秒必要)。
In this
なお、貯留流路1231に残った球の内、閉鎖(閉状態)が0.8秒間維持される間に排出された球は、確率変動判定部4800へ案内される。本制御例では、大当たり種別に関わらず、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から2.0秒後に振分動作部材4851が開放位置に変位され、その18.0秒後(5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から20.0秒後)に振分動作部材4851が閉塞位置に変位される。
Among the spheres remaining in the
この「2.0秒後」は、貯留流路1231に残った球の内、下流から数えて3個目の球が振分動作部材4851(図51参照)を通過するタイミングよりも後であり、4個目の球が振分動作部材4851を通過するタイミングよりも前の時点として設定される数値である。即ち、その4個目の球が、開閉板1300の閉鎖(閉状態)が維持される0.8秒間の終了直前に排出口1150を通過し(5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から1.0秒経過)、排出口1150から連通路4810を通過するのに1.0秒かかるとの設定(5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から2.0秒経過)から、導出される数値である。
This "2.0 seconds later" is later than the timing at which the third sphere counting from the downstream of the spheres remaining in the
動作シナリオ4は、シナリオ内容として開閉板1300に「開放(開状態)0.2秒→閉鎖(閉状態)0.8秒→開放(開状態)」が設定され、干渉部材6930に「退避状態1.0秒→張出状態24.0秒→退避状態」が設定される、最大30秒の動作シナリオである。動作シナリオ4では、30秒が経過する前であっても、検出センサ1240に規定個数(本制御例では、10個)の球が検出されることで開閉板1300の動作シナリオが終了し、初期状態に復帰するように制御される。
In the
この動作シナリオ4では、上述した動作シナリオ3と同様に、開閉板1300が初めに開放(開状態)とされた後で閉鎖(閉状態)にされることで、貯留流路1231に残った球を排出できるが、詳細は後述する。なお、閉鎖(閉状態)が0.8秒間維持されるので、貯留流路1231に残った球を4個まで排出できる(上述したように、球1個の排出に0.2秒必要)。なお、貯留流路1231に残った球の内、閉鎖(閉状態)が0.8秒間維持される間に排出された球は、確率変動判定部4800へ案内されることは、上述した通りである。
In this
この動作シナリオ4の、「張出状態24.0秒」は、少なくとも振分動作部材4851が閉塞位置に変位されるまで張出状態を維持可能な数値として設定される。即ち、動作シナリオ4では、後述するように、干渉部材6930が退避状態となるまでは、規定個数(本制御例では、10個)の球が検出センサ1240を通過することが不可能となるように構成されるところ、干渉部材6930が退避状態となる前に振分動作部材4851が閉塞位置に変位されるので、干渉部材6930が退避状態となった後で排出口1150から排出された球を特定領域4830に流下させることが不可能となる。
The “overhang state 24.0 seconds” in this
動作シナリオ5は、シナリオ内容として開閉板1300に「開放(開状態)3.0秒→閉鎖(閉状態)0.2秒→開放(開状態)」が設定され、干渉部材6930に「退避状態0.2秒→張出状態0.2秒→退避状態2.6秒→張出状態20秒→退避状態」が設定される、最大30秒の動作シナリオである。動作シナリオ5では、30秒が経過する前であっても、検出センサ1240に規定個数(本制御例では、10個)の球が検出されることで開閉板1300の動作シナリオが終了し、初期状態に復帰するように制御される。
In the
この動作シナリオ5は、開閉板1300が初めに開放(開状態)とされた後で閉鎖(閉状態)にされることで、後述するように、貯留流路1231に残った球を1個排出でき、なお且つ、干渉部材6930で球の流下を規制し、貯留流路1231の内部に貯留される球の個数を8個に限定する動作シナリオである(図53(b)参照、干渉部材6930の下流の球が1個である状態に相当)。
In this
この場合、検出センサ1240を通過した球の個数が規定個数未満(本制御例では9個)の状態で検出センサ1240を球が通過することを規制することができるので、干渉部材6930を退避状態に変位させることに基づき検出センサ1240への球の通過を可能とさせることができるので、検出センサ1240の上流側に球を複数配置した状態で検出センサ1240への球の通過を発生させることができる。これにより、超過入賞(所謂、「オーバー入賞」)を発生させ易くすることができる。
In this case, since it is possible to restrict the spheres from passing through the
動作シナリオ6は、シナリオ内容として開閉板1300に、動作シナリオ5と同様に「開放(開状態)3.0秒→閉鎖(閉状態)0.2秒→開放(開状態)」が設定され、干渉部材6930に「退避状態0.2秒→張出状態2.6秒→退避状態0.2秒→張出状態0.2秒→退避状態」が設定される、最大30秒の動作シナリオである。動作シナリオ6では、30秒が経過する前であっても、検出センサ1240に規定個数(本制御例では、10個)の球が検出されることで開閉板1300の動作シナリオが終了し、初期状態に復帰するように制御される。
In the
この動作シナリオ6は、開閉板1300が初めに開放(開状態)とされた後で閉鎖(閉状態)にされるが、球が干渉部材6930に流下を規制される関係上、開閉板1300が閉鎖(閉状態)を維持している間に球が排出口1150から排出されない動作シナリオである。また、ラウンド遊技Rの開始から3秒を経過した後は、干渉部材6930が退避状態で維持されることから、貯留流路1231の内部に貯留される球の個数は10個となり(図53(a)参照)、検出センサ1240に10個目の球が検出されることに基づいてラウンド遊技Rが終了する。従って、動作シナリオ6では、動作シナリオ5と異なり、超過入賞を発生させ易くすることはできない。
In this
このように、動作シナリオを、遊技者の得られる利益の違いに基づいて区分けして記憶させておくことで、現在実行されている開閉板1300及び干渉部材6930の動作が遊技者に与える利益を容易に判別することができる。
In this way, by classifying and memorizing the operation scenarios based on the difference in the profits obtained by the player, the profits given to the player by the currently executed movements of the opening /
なお、各動作シナリオについて、開閉板1300は規定個数(本制御例では、10個)の球が第1特定入賞口1000aに入球することにより強制的に閉状態(図8,9参照)となる(動作シナリオが終了する)ように制御されるが、干渉部材6930は、動作シナリオの途中で規定個数の球が第1特定入賞口1000aに入球した場合であっても、そのラウンド遊技Rの終了後のラウンド間インターバルが終了するまで動作シナリオに基づく動作を継続し、ラウンド間インターバルの終了と同時に退避状態に変化する(動作シナリオが終了する)ように制御される。
For each operation scenario, the opening /
図95(b)は、開閉板および干渉部材動作シナリオテーブル202fの内容を模式的に示した模式図である。この開閉板および干渉部材動作シナリオテーブル202fは、予め定められている各シナリオ種別が、どの大当たり種別の、何ラウンド目のラウンド遊技Rに対応するかの情報が付与されている。 FIG. 95B is a schematic view schematically showing the contents of the opening / closing plate and the interference member operation scenario table 202f. The opening / closing plate and the interference member operation scenario table 202f are provided with information on which jackpot type and which round of the round game R each predetermined scenario type corresponds to.
主制御装置110のMPUでは、開閉板1300及び干渉部材6930の動作制御を実行する場合に、開閉板および干渉部材動作シナリオテーブル202fに規定されている内容に対応する情報を、開閉板および干渉部材動作シナリオ記憶領域202eから読み出して、開閉板1300及び干渉部材6930を可動させている。
In the MPU of the
この開閉板および干渉部材動作シナリオテーブル202fは、大当たり種別と、何ラウンド目のラウンド遊技Rかの組み合わせに基づいて、対応する動作シナリオを設定可能に構成される。大当たり遊技におけるラウンド遊技Rでは、その選択された動作シナリオで、ラウンド遊技Rの開始と同時に開閉板1300及び干渉部材6930が可動制御される。
The opening / closing plate and the interference member operation scenario table 202f are configured so that the corresponding operation scenario can be set based on the combination of the jackpot type and the round game R of which round. In the round game R in the jackpot game, the opening /
なお、本制御例では、大当たり遊技のラウンド遊技Rの開始タイミングに対応して干渉部材6930が可動制御される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、開閉板および干渉部材動作シナリオテーブル202fに予め設定順が記憶され、電源投入時(または所定の動作開始タイミング)から動作シナリオの終了毎に順番に変化する動作シナリオで、干渉部材6930が可動制御されても良い。これにより、開閉板1300と干渉部材6930との対応関係を崩すことができるので、遊技者が干渉部材6930の動作を予想し難くすることができる。
In this control example, the case where the
図96(a)、図96(b)、図97(a)、図97(b)、図98、図99(a)及び図99(b)を参照して、大当たり種別に対応した開閉板1300(第1特定入賞口1000a)、干渉部材6930及び振分装置4850(特定領域4830、図51参照)の動作態様について説明する。
With reference to FIGS. 96 (a), 96 (b), 97 (a), 97 (b), 98, 99 (a) and 99 (b), the opening / closing plate corresponding to the jackpot type. The operation mode of the 1300 (first specific winning
図96(a)、図96(b)、図97(a)、図97(b)、図98、図99(a)及び図99(b)では、第1特定入賞口1000aの開状態を「開」とも示し、第1特定入賞口1000aの閉状態を「閉」とも示し、干渉部材6930の張出状態を「張」とも示し、干渉部材6930の退避状態を「退」とも示し、特定領域4830に球が流入可能な状態(即ち、振分動作部材4851が開放位置に配置された状態)を「開」とも示し、特定領域4830に球が流入不能な状態(即ち、振分動作部材4851が閉塞位置に配置された状態)を「閉」とも示す。
96 (a), 96 (b), 97 (a), 97 (b), 98, 99 (a) and 99 (b) show the open state of the first specific winning
なお、図95(b)に示すように、1ラウンド目のラウンド遊技Rから4ラウンド目のラウンド遊技Rまでの開閉板1300(第1特定入賞口1000a)と干渉部材6930との動作態様は、大当たり種別によらず共通なので、4ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後から、大当たり遊技の終了までの期間について、詳細に説明する。
As shown in FIG. 95 (b), the operation mode of the opening / closing plate 1300 (first specific winning
また、上述したように、振分動作部材4851の駆動態様は大当たり種別によらず共通である(図96(a)参照)。即ち、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から2.0秒後に振分動作部材4851が開放位置に変位され(特定領域4830へ球が通過可能に開放され)、その18.0秒後(5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から20.0秒後)に振分動作部材4851が閉塞位置に変位される(特定領域4830へ球が通過不能に閉塞される)。
Further, as described above, the driving mode of the
図96(a)は、第15の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a、干渉部材6930及び特定領域4830の計時変化を示した図である。なお、本制御例では、図96(a)で示す計時変化が、大当たり種別が大当たりK(図94(b)参照)の場合の大当たり遊技において実行される。
FIG. 96A is a diagram showing the time-dependent changes of the first specific winning
図96(a)に示すように、第15の作動パターンでは、4ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒間)を挟んで、5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始され、5ラウンド目のラウンド遊技Rは、上述した動作シナリオ3(図95(b)参照)で実行される。 As shown in FIG. 96A, in the fifteenth operation pattern, after the end of the fourth round game R, the fifth round is sandwiched between the first interval time Int1 (2.0 seconds) between the rounds. The game R is started, and the fifth round game R is executed in the above-described operation scenario 3 (see FIG. 95 (b)).
まず、本作動パターンによれば、5ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバルで貯留流路1231に貯留されている球が全て排出されることになるので(0.2秒×10個=2.0秒)、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて貯留流路1231に貯留された球が5ラウンド目のラウンド遊技の開始後まで貯留流路1231内に残ることは無い。また、新たに貯留流路1231に入球した球が貯留流路1231の下端に到達するまでには少なくとも2.0秒間を要するので、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始後1秒間の間に貯留流路1231の下流側から球が排出されることは無い。
First, according to this operation pattern, all the balls stored in the
従って、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後において開閉板1300が閉状態となる(規制部材1600が排出状態となる)期間(0.8秒間)に、球が貯留流路1231から排出されることは無いので、振分動作部材4851が開放位置に変位され、特定領域4830へ球が通過可能に開放された直後に球が特定領域4830を通過する事象は生じないように構成される。
Therefore, the ball is discharged from the
一方、貯留流路1231は規制個数(本制御例では、10個)の球を貯留可能な形状で構成されるので、5ラウンド目のラウンド遊技Rを、第1特定入賞口1000aに球を10個入球させることにより終了させることができる。そのため、特定領域4830に球を通過可能な状態の間(20.0秒間)に、5ラウンド目のラウンド遊技Rで貯留流路1231に貯留された球を排出することができるので、第1特定入賞口1000aへ向けて球を発射し続けることで、5ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後に、球が特定領域4830を通過する事象が生じる。
On the other hand, since the
即ち、本作動パターンでは、球が特定領域4830を通過可能に構成されることから、遊技者に対して有利な特典(本制御例では、特別図柄の高確率状態の継続)を付与することができることに加え、5ラウンド目のラウンド遊技Rを短時間で終了する(規定個数(本制御例では10個)の入賞により終了する)ことができるので、大当たり遊技における払い出し賞球個数に対する時間効率を上げることができる。
That is, in this operation pattern, since the ball is configured to be able to pass through the
また、特定領域4830を球が通過するタイミングが5ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後になるので、5ラウンド目のラウンド遊技Rに亘って、特定領域4830を球が通るか否かが分からなくすることができるので、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。
Further, since the timing at which the ball passes through the
図96(b)は、第16の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a、干渉部材6930及び特定領域4830の計時変化を示した図である。なお、本制御例では、図96(b)で示す計時変化が、大当たり種別が大当たりL(図94(b)参照)の場合の大当たり遊技において実行される。
FIG. 96B is a diagram showing the time-dependent changes of the first specific winning
図96(b)に示すように、第16の作動パターンでは、4ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後、ラウンド間第2インターバル時間Int2(1.0秒間)を挟んで、5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始され、5ラウンド目のラウンド遊技Rは、上述した動作シナリオ3(図95(b)参照)で実行される。 As shown in FIG. 96 (b), in the 16th operation pattern, after the end of the 4th round game R, the 5th round has a second interval time Int2 (1.0 seconds) between the rounds. The game R is started, and the fifth round game R is executed in the above-described operation scenario 3 (see FIG. 95 (b)).
まず、本作動パターンによれば、5ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバルで貯留流路1231に貯留されている球が5個排出されることになるので(0.2秒×5個=1.0秒)、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて貯留流路1231に貯留された球が5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始後まで貯留流路1231内に残ることがある。例えば、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、5個以上の球が貯留流路1231に貯留されていた場合、その貯留個数から5を引いた個数の球が貯留流路に残る。
First, according to this operation pattern, five balls stored in the
ここで、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて貯留流路1231に貯留される球の個数により、5ラウンド目のラウンド遊技Rの進行は変化するので、以下、場合を分けて説明する。
Here, since the progress of the fifth round game R changes depending on the number of balls stored in the
第1に、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、貯留流路1231に球が10個貯留された場合、貯留流路1231に球が5個貯留された状態で5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始される。
First, in the fourth round round game R, when 10 balls are stored in the
ここで、上述したように、本制御例では、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時において貯留流路1231に貯留されている球の内、下流側から数えて4個目の球が特定領域4830を通過するタイミング(3個目の球は特定領域4830を通過しないタイミング)で振分動作部材4851が開放位置となるように制御される。
Here, as described above, in this control example, among the balls stored in the
そのため、貯留流路1231に球が5個貯留された状態で5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始された場合、特定領域4830に球が通過可能となった直後に、球が特定領域4830を通過するので、遊技者に対して有利な特典(本制御例では、特別図柄の高確率状態の継続)を、早期に付与することができる。
Therefore, when the fifth round round game R is started with five balls stored in the
一方、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後に貯留流路1231から排出される球の上限は4個なので(0.2秒×4個=0.8秒)、排出後も、貯留流路1231には1個の球が残留する。従って、5ラウンド目のラウンド遊技Rでは、貯留流路1231に追加で入球可能な球の個数が9個(規定個数(本制御例では、10個)未満の個数)となるので、5ラウンド目のラウンド遊技Rは、第1の作動時間T1の最大長さである30.0秒間が経過するまで終了しないことになり、大当たり遊技における払い出し賞球個数に対する時間効率が下がる。
On the other hand, since the upper limit of the number of balls discharged from the
なお、図96(b)には、代表的な例として、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて貯留流路1231に球が10個貯留された場合の計時変化が図示される。
Note that FIG. 96 (b) shows, as a typical example, the timekeeping change when 10 balls are stored in the
第2に、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、貯留流路1231に球が9個貯留された場合、貯留流路1231に球が4個貯留された状態で5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始される。
Second, in the fourth round round game R, when nine balls are stored in the
ここで、上述したように、本制御例では、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時において貯留流路1231に貯留されている球の内、下流側から数えて4個目の球が特定領域4830を通過するタイミング(3個目の球は特定領域4830を通過しないタイミング)で振分動作部材4851が開放位置となるように制御される。
Here, as described above, in this control example, among the balls stored in the
そのため、貯留流路1231に球が4個貯留された状態で5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始された場合、特定領域4830に球が通過可能となった直後に、球が特定領域4830を通過するので、遊技者に対して有利な特典(本制御例では、特別図柄の高確率状態の継続)を、早期に付与することができる。
Therefore, when the fifth round round game R is started with four balls stored in the
一方、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後に貯留流路1231から排出される球の上限は4個なので(0.2秒×4個=0.8秒)、貯留流路1231に残留していた球は全て排出される。従って、5ラウンド目のラウンド遊技Rでは、貯留流路1231に追加で入球可能な球の個数が10個(規定個数と同数)となるので、5ラウンド目のラウンド遊技Rを、規定個数の球を第1特定入賞口1000aへ入球させることで終了させることができる。従って、大当たり遊技における払い出し賞球個数に対する時間効率を上げることができる。
On the other hand, since the upper limit of the balls discharged from the
第3に、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、貯留流路1231に貯留された球の個数が0個から8個であった場合、貯留流路1231に、貯留された球の個数から5を引いた個数の球(0から3個の球)が貯留された状態で5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始される。
Third, in the fourth round round game R, when the number of balls stored in the
ここで、上述したように、本制御例では、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時において貯留流路1231に貯留されている球の内、下流側から数えて4個目の球が特定領域4830を通過するタイミング(3個目の球は特定領域4830を通過しないタイミング)で振分動作部材4851が開放位置となるように制御される。
Here, as described above, in this control example, among the balls stored in the
また、新たに貯留流路1231に入球した球が貯留流路1231の下端に到達するまでには少なくとも2.0秒間を要するので、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始後1秒間の間に貯留流路1231の下流側から球が排出されることは無い。
Further, since it takes at least 2.0 seconds for the ball newly entered into the
そのため、5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始された直後、貯留流路1231から排出された球が全球(0から3個)通過する間、特定領域4830に球が通過不能な状態で振分動作部材4851が維持されるので、5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始された直後に球が特定領域4830を通過する事象は生じない。
Therefore, immediately after the start of the fifth round game R, while the balls discharged from the
一方、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後に貯留流路1231から排出される球の上限は4個なので(0.2秒×4個=0.8秒)、貯留流路1231に残留していた球は全て排出される。従って、5ラウンド目のラウンド遊技Rでは、貯留流路1231に追加で入球可能な球の個数が10個(規定個数と同数)となるので、5ラウンド目のラウンド遊技Rを、規定個数の球を第1特定入賞口1000aへ入球させることで終了させることができる。
On the other hand, since the upper limit of the balls discharged from the
そのため、大当たり遊技における払い出し賞球個数に対する時間効率を上げることができる。加えて、5ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後も1秒以上、特定領域4830を球が通過可能な状態で維持されていれば(5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から19秒が経過する前に規定個数(本制御例では、10個)の球を第1特定入賞口1000aへ入球させれば)、貯留流路1231から排出される球が特定領域4830を通過する事象を生じさせることができるように構成されるので、球が特定領域4830を通過することに伴って、遊技者に対して有利な特典(本制御例では、特別図柄の高確率状態の継続)を、付与することができる。
Therefore, it is possible to improve the time efficiency with respect to the number of payout prize balls in the jackpot game. In addition, if the ball is maintained in a state where the ball can pass through the
上述した第1の場合から第3の場合をまとめると、4ラウンド目のラウンド遊技Rで貯留流路1231に貯留された球が10個の場合、球が特定領域4830を通過する事象を早期に生じさせることができる一方で、5ラウンド目のラウンド遊技の払い出し賞球個数に対する時間効率が下がり(第1の場合)、4ラウンド目のラウンド遊技Rで貯留流路1231に貯留された球が9個の場合、球が特定領域4830を通過する事象を早期に生じさせることができ、且つ、5ラウンド目のラウンド遊技の払い出し賞球個数に対する時間効率が上がり(第2の場合)、4ラウンド目のラウンド遊技Rで貯留流路1231に貯留された球が0から8個の場合、球が特定領域4830を通過する事象が5ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後となる一方で、5ラウンド目のラウンド遊技の払い出し賞球個数に対する時間効率が上がる(第3の場合)。
Summarizing the first to third cases described above, when there are 10 balls stored in the
従って、同一の作動パターンで制御する場合において、遊技者が利益を得られるタイミングや、得られる利益の大きさを、大当たり遊技の遊技態様ごとに変化させることができる。 Therefore, when controlling with the same operation pattern, the timing at which the player can obtain a profit and the magnitude of the profit obtained can be changed for each game mode of the jackpot game.
本制御例では、上述したように、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、貯留流路1231に貯留される球の個数を9個とすることで遊技者が得られる利益を最大とすることができる。そのため、少なくとも、大当たり種別が大当たりLである場合には、貯留流路1231に貯留される個数の目安に関する情報が表示される(図88(b)参照)。これにより、貯留流路1231に貯留される球の個数に対する注目力を向上させることができ、遊技者の視線を誘導することができる。
In this control example, as described above, in the round game R of the fourth round, the profit obtained by the player can be maximized by setting the number of balls stored in the
図97(a)は、第17の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a、干渉部材6930及び特定領域4830の計時変化を示した図である。なお、本制御例では、図97(a)で示す計時変化が、大当たり種別が大当たりM(図94(b)参照)の場合の大当たり遊技において実行される。
FIG. 97A is a diagram showing the time-dependent changes of the first specific winning
図97(a)に示すように、第17の作動パターンでは、4ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後、ラウンド間第4インターバル時間Int4(1.8秒間)を挟んで、5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始され、5ラウンド目のラウンド遊技Rは、上述した動作シナリオ4(図95(b)参照)で実行される。 As shown in FIG. 97 (a), in the 17th operation pattern, after the end of the 4th round game R, the 5th round is sandwiched between the 4th interval time Int4 (1.8 seconds) between the rounds. The game R is started, and the fifth round game R is executed in the above-described operation scenario 4 (see FIG. 95 (b)).
まず、本作動パターンによれば、5ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバルで貯留流路1231に貯留されている球が上限9個で排出されることになるので(0.2秒×9個=1.8秒)、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて貯留流路1231に貯留された球が5ラウンド目のラウンド遊技の開始後まで貯留流路1231内に上限1個で残る可能性がある。また、新たに貯留流路1231に入球した球が貯留流路1231の下端に到達するまでには少なくとも2.0秒間を要するので、5ラウンド目のラウンド遊技Rで貯留流路1231に新たに入球した球が5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始後1秒間の間に貯留流路1231の下流側から排出されることは無い。
First, according to this operation pattern, the balls stored in the
従って、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後において開閉板1300が閉状態となる(規制部材1600が排出状態となる)期間(0.8秒間)に、貯留流路1231から排出された球が、振分動作部材4851が開放位置に変位され、特定領域4830へ球が通過可能に開放された直後に特定領域4830を通過する事象は生じないように構成される。
Therefore, during the period (0.8 seconds) when the opening /
加えて、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始後1.0秒経過してから、25.0秒経過するまで、干渉部材6930が張出状態とされ、球の流下を規制するので(図86(a)参照)、貯留流路1231は規制個数(本制御例では、10個)の球を貯留不能な状態(最大9個の貯留が可能な状態、実質的には干渉部材6930の下流に球は貯留されないことから最大7個の貯留が可能な状態)で維持される。従って、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始後25.0秒が経過するまで5ラウンド目のラウンド遊技を終了することができず、その後、第1特定入賞口1000aに球を10個入球させるか、又は所定時間(本制御例では、30.0秒)が経過することで、5ラウンド目のラウンド遊技Rが終了する。
In addition, the interfering
そのため、特定領域4830に球を通過可能な状態の間(5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から20.0秒が経過するまで)に、5ラウンド目のラウンド遊技Rで貯留流路1231に貯留された球を排出することができない。そのため、第1特定入賞口1000aへ向けて球を発射し続けたとしても、5ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後に、球が特定領域4830を通過する事象は生じない。
Therefore, while the ball can pass through the specific area 4830 (until 20.0 seconds have elapsed from the start of the fifth round game R), the ball is stored in the
即ち、本作動パターンでは、球が特定領域4830を通過不能に構成されることから、遊技者に対して有利な特典(本制御例では、特別図柄の高確率状態の継続)を付与することができないことに加え、5ラウンド目のラウンド遊技Rが長くなるので、大当たり遊技における払い出し賞球個数に対する時間効率を上げることができない(下げることができる)。
That is, in this operation pattern, since the ball is configured so as not to pass through the
図97(b)は、第18の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a、干渉部材6930及び特定領域4830の計時変化を示した図である。なお、本制御例では、図97(b)で示す計時変化が、大当たり種別が大当たりN(図94(b)参照)の場合の大当たり遊技において実行される。
FIG. 97B is a diagram showing the time-dependent changes of the first specific winning
図97(b)に示すように、第18の作動パターンでは、4ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒間)を挟んで、5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始され、5ラウンド目のラウンド遊技Rは、上述した動作シナリオ4(図95(b)参照)で実行される。 As shown in FIG. 97 (b), in the 18th operation pattern, after the end of the 4th round game R, the 5th round is sandwiched between the first interval time Int1 (2.0 seconds) between the rounds. The game R is started, and the fifth round game R is executed in the above-described operation scenario 4 (see FIG. 95 (b)).
図97(a)及び図97(b)に示すように、第18の作動パターンは、5ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバルの長さが違うことを除いて、第17の作動パターンと同じであるので、上述した説明と共通する部分については説明を省略する。 As shown in FIGS. 97 (a) and 97 (b), the 18th operation pattern is the 17th operation except that the length of the interval between rounds immediately before the fifth round game R is different. Since it is the same as the pattern, the description of the parts common to the above description will be omitted.
第18の作動パターンの第17の作動パターンに対する違いは、5ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバルで、貯留流路1231から排出されずに残る残球が生じるか否かである。
The difference between the 18th operation pattern and the 17th operation pattern is whether or not there is a remaining ball that remains undischarged from the
即ち、第17の作動パターンでは、上述したように、ラウンド間インターバルがラウンド間第4インターバル時間Int4(1.8秒)とされるので、排出個数が最大で9個となり、貯留個数1231に球が10個貯留されていた場合、残球が1個生じる。 That is, in the 17th operation pattern, as described above, since the inter-round interval is set to the inter-round fourth interval time Int4 (1.8 seconds), the maximum number of discharges is 9, and the number of stored balls is 1231. If 10 are stored, one remaining ball is generated.
一方、第18の作動パターンでは、ラウンド間インターバルがラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)とされるので、排出個数が最大で10個となり、貯留個数1231に球が10個(最大個数)貯留されていたとしても全球排出することができ、残球は生じない。 On the other hand, in the 18th operation pattern, since the interval between rounds is set to the first interval time Int1 (2.0 seconds) between rounds, the maximum number of discharged balls is 10, and the number of stored balls is 1231 and 10 balls (maximum). (Number) Even if it is stored, it can be discharged globally and no residual balls are generated.
この場合、第17の作動パターンでは、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後に貯留流路1231から排出される球(残球)があるので、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後に特定領域4830に球が通るかもしれないと遊技者に思わせることができる(期待有通常大当たり)一方で、第18の作動パターンでは、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後に貯留流路1231から排出される球(残球)は無いので、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後に特定領域4830に球が通る可能性は無いと遊技者は把握することができる(期待無通常大当たり)。
In this case, in the 17th operation pattern, since there is a ball (remaining ball) discharged from the
従って、実質的に遊技者が得られる利益は共通としながら、遊技者の期待感を、貯留流路1231に残る球の有無で変化させることができる。
Therefore, the player's expectation can be changed depending on the presence or absence of the ball remaining in the
また、上述したように、大当たり種別が大当たりMの大当たりよりも遊技者が得られる利益が大きく、5ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバルで残球が生じる第16の作動パターン(図96(b)参照)との違いを貯留流路1231の残球個数により把握することが可能となるので、貯留流路1231の残球個数に対する遊技者の注目力を向上させることができる。
Further, as described above, the profit obtained by the player is larger than that of the jackpot of the jackpot type of jackpot M, and the 16th operation pattern in which the remaining balls are generated at the inter-round interval immediately before the round game R of the fifth round (FIG. Since the difference from 96 (b)) can be grasped by the number of remaining balls in the
図98は、第19の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a、干渉部材6930及び特定領域4830の計時変化を示した図である。なお、本制御例では、図98で示す計時変化が、大当たり種別が大当たりk(図94(b)参照)の場合の大当たり遊技において実行される。
FIG. 98 is a diagram showing the time-dependent changes of the first specific winning
図98に示すように、第19の作動パターンでは、4ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒間)を挟んで、5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始され、5ラウンド目のラウンド遊技Rは、上述した動作シナリオ4(図95(b)参照)で実行される。 As shown in FIG. 98, in the 19th operation pattern, after the end of the 4th round round game R, the 5th round round game R is performed with the first interval time Int1 (2.0 seconds) between the rounds in between. The fifth round of the round game R, which is started, is executed in the above-described operation scenario 4 (see FIG. 95 (b)).
まず、本作動パターンによれば、5ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバルで貯留流路1231に貯留されている球が何個排出されるかが、遊技者の操作により変化する。
First, according to this operation pattern, how many balls stored in the
即ち、上述したタイミング演出(操作演出、図90及び図91参照)に従って遊技者が操作ボタン300(図1参照)を操作したと判定された直後に、干渉部材6930が張出状態に変化し、それ以降の球の排出が規制されるので、干渉部材6930の上流側に配置されていた球は貯留流路1231に残ることになる。なお、操作ボタン300への操作は、ラウンド間インターバルにおいて最初に押したタイミングのみが有効と判断され、それ以降の押し込みに対しては無効とされるように制御されるが、詳細は後述する。
That is, immediately after it is determined that the player has operated the operation button 300 (see FIG. 1) according to the above-mentioned timing effect (operation effect, see FIGS. 90 and 91), the
ここで、貯留流路1231に残る球の個数により、5ラウンド目のラウンド遊技Rの進行は変化するので、タイミング演出(操作演出)及び操作ボタン300の操作に対する注目力を向上させることができる。以下、場合を分けて説明する。
Here, since the progress of the round game R in the fifth round changes depending on the number of balls remaining in the
第1に、貯留流路1231に残る球が多い場合(5個以上である場合)について説明する。即ち、貯留流路1231に球が5個以上貯留された状態で5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始される場合である。これは、操作ボタン300の操作タイミングが早い場合(図91(a)参照)に相当する。
First, a case where there are many spheres remaining in the storage flow path 1231 (when there are five or more spheres) will be described. That is, it is a case where the fifth round round game R is started in a state where five or more balls are stored in the
ここで、上述したように、本制御例では、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時において貯留流路1231に貯留されている球の内、下流側から数えて4個目の球が特定領域4830を通過するタイミング(3個目の球は特定領域4830を通過しないタイミング)で振分動作部材4851が開放位置となるように制御される。
Here, as described above, in this control example, among the balls stored in the
そのため、貯留流路1231に球が5個以上貯留された状態で5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始された場合、特定領域4830に球が通過可能となった直後に、球が特定領域4830を通過するので、遊技者に対して有利な特典(本制御例では、特別図柄の高確率状態の継続)を、早期に付与することができる。
Therefore, when the fifth round round game R is started with five or more balls stored in the
一方、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後に貯留流路1231から排出される球の上限は4個なので(0.2秒×4個=0.8秒)、排出後も、貯留流路1231には1個以上の球が残留する。従って、5ラウンド目のラウンド遊技Rでは、貯留流路1231に追加で入球可能な球の個数が9個以下(規定個数(本制御例では、10個)未満の個数)となるので、5ラウンド目のラウンド遊技Rは、第1の作動時間T1の最大長さである30.0秒間が経過するまで終了しないことになり、大当たり遊技における払い出し賞球個数に対する時間効率が下がる。
On the other hand, since the upper limit of the number of balls discharged from the
即ち、第1の場合では、大当たり遊技の終了後に特別図柄の高確率状態に移行する特典を獲得可能という有利な事象が生じる一方で、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおける賞球の払い出しが若干少なくなり(規定個数(本制御例では、10個)の入球をさせることができない分、賞球が少なくなり)、5ラウンド目のラウンド遊技Rの継続時間が最大時間(30秒)となる不利な事象が生じる。 That is, in the first case, an advantageous event occurs in which the privilege of shifting to the high probability state of the special symbol can be obtained after the end of the jackpot game, while the payout of the prize ball in the fifth round game R is slightly smaller. Nari (the number of prize balls is reduced because the specified number of balls (10 in this control example) cannot be entered), which is a disadvantage that the duration of the fifth round game R is the maximum time (30 seconds). Event occurs.
第2に、貯留流路1231に残る球が4個である場合について説明する。即ち、貯留流路1231に球が4個貯留された状態で5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始される場合である。これは、操作ボタン300の操作タイミングが調度良い場合(図90(b)参照)に相当する。
Second, a case where the number of spheres remaining in the
ここで、上述したように、本制御例では、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時において貯留流路1231に貯留されている球の内、下流側から数えて4個目の球が特定領域4830を通過するタイミング(3個目の球は特定領域4830を通過しないタイミング)で振分動作部材4851が開放位置となるように制御される。
Here, as described above, in this control example, among the balls stored in the
そのため、貯留流路1231に球が4個貯留された状態で5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始された場合、特定領域4830に球が通過可能となった直後に、球が特定領域4830を通過するので、遊技者に対して有利な特典(本制御例では、特別図柄の高確率状態の継続)を、早期に付与することができる。
Therefore, when the fifth round round game R is started with four balls stored in the
一方、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後に貯留流路1231から排出される球の上限は4個なので(0.2秒×4個=0.8秒)、貯留流路1231に残留していた球は全て排出される。従って、5ラウンド目のラウンド遊技Rでは、貯留流路1231に追加で入球可能な球の個数が10個(規定個数と同数)となるので、5ラウンド目のラウンド遊技Rを、規定個数の球を第1特定入賞口1000aへ入球させることで終了させることができる。
On the other hand, since the upper limit of the balls discharged from the
従って、大当たり遊技における払い出し賞球個数に対する時間効率を上げることができる。なお、規定個数の球が第1特定入賞口1000aへ入球することになるのは、干渉部材6930の制御態様から、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から25.0秒経過後に限定される。
Therefore, it is possible to improve the time efficiency with respect to the number of payout prize balls in the jackpot game. It should be noted that the specified number of balls will enter the first specific winning
即ち、第2の場合では、大当たり遊技の終了後に特別図柄の高確率状態に移行する特典を獲得可能という有利な事象が生じ、且つ、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて規定個数(10個)の球を第1特定入賞口1000aへ入球させることができ、5ラウンド目のラウンド遊技Rの継続時間を最大時間(30秒)よりも短くできるという有利な事象が生じる一方で、不利な事象は発生しない。
That is, in the second case, an advantageous event occurs in which the privilege of shifting to the high probability state of the special symbol can be obtained after the end of the jackpot game, and the specified number (10 pieces) is obtained in the fifth round game R. While there is an advantageous event that the ball can be entered into the first specific winning
第3に、貯留流路1231に残る球が少ない場合(3個以下である場合)について説明する。即ち、貯留流路1231に球が3個以下貯留された状態で5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始される場合である。これは、操作ボタン300の操作タイミングが遅い場合(図91(b)参照)に相当する。
Third, a case where the number of spheres remaining in the
ここで、上述したように、本制御例では、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時において貯留流路1231に貯留されている球の内、下流側から数えて4個目の球が特定領域4830を通過するタイミング(3個目の球は特定領域4830を通過しないタイミング)で振分動作部材4851が開放位置となるように制御される。
Here, as described above, in this control example, among the balls stored in the
また、新たに貯留流路1231に入球した球が貯留流路1231の下端に到達するまでには少なくとも2.0秒間を要するので、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始後1秒間の間に貯留流路1231の下流側から球が排出されることは無い。
Further, since it takes at least 2.0 seconds for the ball newly entered into the
そのため、5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始された直後、貯留流路1231から排出された球が全球(0から3個)通過する間、特定領域4830に球が通過不能な状態で振分動作部材4851が維持されるので、5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始された直後に球が特定領域4830を通過する事象は生じない。
Therefore, immediately after the start of the fifth round game R, while the balls discharged from the
一方、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後に貯留流路1231から排出される球の上限は4個なので(0.2秒×4個=0.8秒)、貯留流路1231に残留していた球は全て排出されるものの、干渉部材6930が5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始後1.0秒経過後から25.0秒が経過するまで張出状態を維持するので、その間、規定個数(本制御例では、10個)の球を第1特定入賞口1000aに入球させることができない。尚且つ、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始後20.0秒経過したら、球が特定領域4830を通過できないように振分動作部材4851(図51参照)が駆動される。
On the other hand, since the upper limit of the balls discharged from the
そのため、5ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後に貯留流路1231から排出される球が特定領域4830を通過する事象は生じないように構成される。
Therefore, the event that the ball discharged from the
一方、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後に貯留流路1231から排出される球の上限は4個なので(0.2秒×4個=0.8秒)、貯留流路1231に残留していた球は全て排出される。従って、5ラウンド目のラウンド遊技Rでは、貯留流路1231に追加で入球可能な球の個数が10個(規定個数と同数)となるので、5ラウンド目のラウンド遊技Rを、規定個数の球を第1特定入賞口1000aへ入球させることで終了させることができる(第1の作動時間T1の最大長さである30.0秒間の経過を待つことなく、終了させることができる)。
On the other hand, since the upper limit of the balls discharged from the
従って、大当たり遊技における払い出し賞球個数に対する時間効率を上げることができる。なお、規定個数の球が第1特定入賞口1000aへ入球することになるのは、干渉部材6930の制御態様から、5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から25.0秒経過後に限定される。
Therefore, it is possible to improve the time efficiency with respect to the number of payout prize balls in the jackpot game. It should be noted that the specified number of balls will enter the first specific winning
即ち、第3の場合では、大当たり遊技の終了後に特別図柄の高確率状態に移行する特典を獲得できないという不利な事象が生じる一方で、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて規定個数(10個)の球を第1特定入賞口1000aへ入球させることができ、5ラウンド目のラウンド遊技Rの継続時間を最大時間(30秒)よりも短くできるという有利な事象が生じる。
That is, in the third case, a disadvantageous event occurs in which the privilege of shifting to the high probability state of the special symbol cannot be obtained after the end of the jackpot game, while the specified number (10) in the fifth round game R occurs. An advantageous event occurs in which the ball can be entered into the first specific winning
上述した第1の場合から第3の場合をまとめると、貯留流路1231に残る球が5個以上の場合、球が特定領域4830を通過する事象を早期に生じさせることができる一方で、5ラウンド目のラウンド遊技の払い出し賞球個数に対する時間効率が下がり(第1の場合)、貯留流路1231に残る球が4個の場合、球が特定領域4830を通過する事象を早期に生じさせることができ、且つ、5ラウンド目のラウンド遊技の払い出し賞球個数に対する時間効率が上がり(第2の場合)、貯留流路1231に残る球が3個以下の場合、球が特定領域4830を通過する事象が生じ無い一方で、5ラウンド目のラウンド遊技の払い出し賞球個数に対する時間効率が上がる(第3の場合)。そして、どの場合が適用されるかは、遊技者が操作ボタン300を操作するタイミングにより変化する。
Summarizing the first to third cases described above, when there are five or more spheres remaining in the
即ち、操作ボタン300を操作するタイミングによって、遊技者が得られる利益を変化させることができるので、タイミング演出(操作演出)に対する注目力を向上させることができると共に、タイミング演出(操作演出)に対する参加意欲を上昇させることができる。
That is, since the profit obtained by the player can be changed depending on the timing of operating the
図99(a)は、第20の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a、干渉部材6930及び特定領域4830の計時変化を示した図である。なお、本制御例では、図99(a)で示す計時変化が、大当たり種別が大当たりK,M又はk(図94(b)参照)の場合の大当たり遊技において実行される。
FIG. 99A is a diagram showing the time-dependent changes of the first specific winning
図99(a)に示すように、第20の作動パターンでは、6ラウンド目のラウンド遊技Rは、上述した動作シナリオ5(図95(b)参照)で実行される。 As shown in FIG. 99 (a), in the twentieth operation pattern, the sixth round round game R is executed in the above-mentioned operation scenario 5 (see FIG. 95 (b)).
本作動パターンによれば、6ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて第1特定入賞口1000aへの超過入球(規定個数(本制御例では、10個)を超えた個数の球の入球)を上限1個で生じ易くすることができる。詳細について、以下に説明する。
According to this operation pattern, in the round game R of the sixth round, the upper limit is the number of balls that exceed the specified number (10 in this control example) of the first specified winning
6ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバルが、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)で設定される。即ち、6ラウンド目のラウンド遊技Rは、貯留流路1231に貯留される球が0個の状態で開始される。
The interval between rounds immediately before the round game R of the sixth round is set by the first interval time Int1 (2.0 seconds) between rounds. That is, the sixth round of the round game R is started with no balls stored in the
6ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後、干渉部材6930は張出状態とされるが、すぐに退避状態に戻る(図95(a)参照)。そのため、6ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から、1.0秒が経過するまでに第1特定入賞口1000aに最初に入球した球は、干渉部材6930に流下を規制されることなく、2.0秒をかけて貯留流路1231の最下端(規制部材1600の正面側、規制部材1600と当接する位置)に到達する。
Immediately after the start of the sixth round game R, the interfering
この最初に入球した球は、6ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から3.0秒後に第1特定入賞口1000aが閉鎖(排出口1150(図14参照)が開放)する際に排出される。ここで、第1特定入賞口1000aが閉鎖する期間が0.2秒であるので、貯留流路1231から排出される球は上限1個に限定される。
The first ball entered is ejected when the first specific winning
6ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から3.0秒後、排出口1150が開放を開始するのと同時に、干渉部材6930が張出状態に変化する。従って、これ以降、干渉部材6930の上流側に配置されていた球は干渉部材6930に流下を規制される。
3.0 seconds after the start of the sixth round game R, the
貯留流路1231の内部形状は、干渉部材6930の張出状態において、干渉部材6930の下流側に最大2個、干渉部材6930の上流側に最大7個の球が貯留可能に形成される(図86(b)参照)。
The internal shape of the
6ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から3.0秒が経過した後、貯留流路1231に入球する球は、干渉部材6930に流下を規制されるので、干渉部材6930の上流側に滞留することになる。
After 3.0 seconds have passed from the start of the sixth round game R, the ball entering the
一方で、上述した通り、最下端に配置される1個の球が貯留流路1231から排出された場合、結果として、貯留流路1231の内部において、干渉部材6930の下流に配置される球は1個以下となる。そのため、貯留流路1231に貯留可能な球の個数は、最大8個となる。貯留流路1231から排出された球との合計は9個であり、規定個数(本制御例では、10個)未満となるので、干渉部材6930が張出状態を維持する間は規定個数の球を第1特定入賞口1000aに入球させることができず、6ラウンド目のラウンド遊技Rを終了させることができない。
On the other hand, as described above, when one sphere arranged at the lowermost end is discharged from the
この間、開閉板1300は開状態で維持されるので(図86(b)参照)、遊技者は、第3図柄表示装置81の表示(図92(b)参照)に従い右打ちを継続することで、開閉板1300の上面に複数個の球を整列させることができる(所謂「ぶどう」を発生させることができる)。
During this period, the opening /
干渉部材6930が張出状態から退避状態に変化すると、貯留流路1231の内部で流下を規制されていた球が流下することに後から追従するように、開閉板1300の傾斜に沿って流下する(雪崩のように流下する)。球の流下により第1特定入賞口1000aに規定個数(本制御例では、10個)の球が入球することに伴って開閉板1300は閉状態へ向けて動作開始するが、排出個数に対応して貯留流路1231に球1個分の空隙が生じているので、開閉板1300が動作開始した後も、貯留流路1231への球の流入の勢いは維持される。
When the interfering
従って、開閉板1300が第1特定入賞口1000aを閉鎖する前に、勢いに乗った球が第1特定入賞口1000aに入球する事象が生じる可能性があり、この場合、上限1個の超過入賞を発生させることができる。
Therefore, before the opening /
なお、6ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から3.0秒が経過するタイミングで、球が貯留流路1231の最下端に配置されていない場合、3.0秒経過後も干渉部材6930の下流に配置される球の個数は変化しない。そのため、この場合は、干渉部材6930の下流側に残存する球の個数は0〜2個となる。加えて、貯留流路1231からの球の排出が生じていないことから、貯留流路1231の内部に上述した空隙が生じておらず、超過入賞を生じさせる効果を奏することはできないように構成される。
If the ball is not arranged at the lowermost end of the
図99(b)は、第21の作動パターンにおける第1特定入賞口1000a、干渉部材6930及び特定領域4830の計時変化を示した図である。なお、本制御例では、図99(b)で示す計時変化が、大当たり種別が大当たりL又はN(図94(b)参照)の場合の大当たり遊技において実行される。
FIG. 99B is a diagram showing the time-dependent changes of the first specific winning
図99(b)に示すように、第21の作動パターンでは、6ラウンド目のラウンド遊技Rは、上述した動作シナリオ6(図95(b)参照)で実行される。 As shown in FIG. 99 (b), in the 21st operation pattern, the sixth round round game R is executed in the above-mentioned operation scenario 6 (see FIG. 95 (b)).
本作動パターンによれば、6ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて第1特定入賞口1000aへの超過入球(規定個数(本制御例では、10個)を超えた個数の球の入球)を生じ難くすることができる。詳細について、以下に説明する。
According to this operation pattern, in the round game R of the sixth round, an excess number of balls (the number of balls exceeding the specified number (10 in this control example)) is generated in the first specific winning
6ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバルが、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒)で設定される。即ち、6ラウンド目のラウンド遊技Rは、貯留流路1231に貯留される球が0個の状態で開始される。
The interval between rounds immediately before the round game R of the sixth round is set by the first interval time Int1 (2.0 seconds) between rounds. That is, the sixth round of the round game R is started with no balls stored in the
6ラウンド目のラウンド遊技Rの開始直後、干渉部材6930は張出状態で、2.6秒間維持される(図95(a)参照)。そのため、6ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から、1.0秒が経過するまでに第1特定入賞口1000aに最初に入球した球は、干渉部材6930に流下を規制される。
Immediately after the start of the sixth round game R, the interfering
干渉部材6930が退避状態に変化すると、流下を規制されていた球が流下を再開するが、0.2秒間(貯留流路1231の流下に要する時間である2.0秒/貯留可能個数10個)では球1個分の長さしか球が流下しない。そのため、流下を再開した球は、開閉板1300が閉状態へ動作開始(排出口1150(図14参照)が開放開始)するまでに、貯留流路1231の最下端(規制部材1600の正面側、規制部材1600と当接する位置)まで到達することができない。従って、本作動パターンでは、6ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から3.0秒が経過したタイミングにおける貯留流路1231からの球の排出は生じない。
When the interfering
6ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から3.0秒後、排出口1150が開放を開始するのと同時に、干渉部材6930が再び張出状態に変化するが、すぐに退避状態に戻る。従って、これ以降、干渉部材6930の上流側に配置されていた球が干渉部材6930に流下を規制されることは無く、貯留流路1231に順に球が貯留される。
3.0 seconds after the start of the sixth round game R, at the same time as the
第1特定入賞口1000aに規定個数(本制御例では、10個)の球が入球することに伴って(第20の作動パターンよりも早いタイミングで)、第1特定入賞口1000aが閉状態に変化する。この時、貯留流路1231に貯留されている球の個数が10個となっており、貯留流路1231は満タンであるので、それ以上の球の入球は防止される。従って、本作動パターンによれば、第1の作動パターン(図23(a)参照)と同様に、第1特定入賞口1000aに入球する球の個数が、規定個数(本制御例では、10個)に限定され、超過入賞を生じさせることはできない。
As a specified number of balls (10 in this control example) enter the first specific winning
従って、6ラウンド目の大当たり遊技Rの終了時に、開閉板1300の上流側に球が配置されていても、その球は遊技者の利益にはつながらない。そのため、大当たり種別が大当たりL又はNの大当たり遊技における6ラウンド目のラウンド遊技Rでは、第3図柄表示装置81に、球の発射の継続を強くは促さない表示(図92(a)参照)が実行される。
Therefore, even if a ball is arranged on the upstream side of the opening /
図99(a)及び図99(b)に示すように、6ラウンド目のラウンド遊技Rの開始時を基準として、第1特定入賞口1000aが閉状態から開状態へ変化するタイミングと、干渉部材6930が退避状態から張出状態へ変化するタイミングとが共通となる制御を行いながら、6ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて超過入賞が発生し易い場合(図99(a)参照)と、発生し難い場合(図99(b)参照)とを生じさせることができる。
As shown in FIGS. 99 (a) and 99 (b), the timing at which the first specific winning
これにより、遊技者に、今回の大当たり遊技における6ラウンド目のラウンド遊技Rが第20の作動パターンで制御されているのか、第21の作動パターンで制御されているのかを判別させ難くすることができるので、作動パターンを予想しながら、作動パターンに適した球の発射を行うという遊技態様を構成することができる。これにより、遊技者が、大当たり遊技を漫然と消化することを防止することができる。 This makes it difficult for the player to determine whether the round game R of the sixth round in this jackpot game is controlled by the 20th operation pattern or the 21st operation pattern. Therefore, it is possible to configure a game mode in which a ball suitable for the operation pattern is launched while anticipating the operation pattern. As a result, it is possible to prevent the player from inadvertently digesting the jackpot game.
上述したように、第20の作動パターンで第1特定入賞口1000a及び干渉部材6930が駆動制御される場合、第1特定入賞口1000aが短開放(0.2秒間の開放)をした後で、干渉部材6930の下流に球が2個残ることは無い。一方で、第21のパターンで第1特定入賞口1000a及び干渉部材6930が駆動制御される場合、第1特定入賞口1000aが短開放(0.2秒間の開放)をした後で、干渉部材6930の下流に球が2個残ることがある。
As described above, when the first specific winning
そのため、干渉部材6930の下流に球が何個残っているかを確認することで6ラウンド目のラウンド遊技Rが第20の作動パターンで制御されているのか、第21の作動パターンで制御されているのかの判別容易性が向上することから、干渉部材6930の下流側を所定期間(例えば、6ラウンド目のラウンド遊技Rが開始されてから23.0秒経過後に干渉部材6930が退避状態となる1.0秒前まで)において視認し難くするように構成しても良い。
Therefore, by checking how many balls remain downstream of the
次に、RAM203の詳細について、図101を参照して説明する。図101は、主制御装置110のRAM203の構成を示すブロック図である。図101に示した通り、RAM203は、特別図柄1保留球格納エリア203a、特別図柄2保留球格納エリア203b、普通図柄保留球格納エリア203c、特別図柄1保留球数カウンタ203d、特別図柄2保留球数カウンタ203e、普通図柄保留球数カウンタ203f、確変カウンタ203g、時短中カウンタ203h、動作シナリオ格納エリア203i、動作カウンタ203j、出フラグ203k、残球タイマフラグ203m、残球タイマ203n、残球カウンタ203p、閉鎖フラグ203q、カウント開始フラグ203qa、閉鎖カウンタ203r、Vフラグ203s、V入賞有効カウンタ203t、報知カウンタ203u、入賞個数カウンタ203w、排出個数カウンタ203x、その他メモリエリア203zを少なくとも有している。
Next, the details of the
特別図柄1保留球格納エリア203aは、1つの実行エリアと、4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)とを有しており、これらの各エリアには、第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2、及び停止種別選択カウンタC3の各値がそれぞれ格納される。
The
より具体的には、球が第1入球口64へ入球(始動入賞)したタイミングで、各カウンタC1〜C3の各値が取得され、その取得されたデータが、4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1〜第4)の小さいエリアから順番に記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い入賞に対応するデータが記憶され、保留第1エリアには、時間的に最も古い入賞に対応するデータが記憶される。なお、4つの保留エリアの全てにデータが記憶されている場合には、新たに何も記憶されない。 More specifically, at the timing when the ball enters the first entry port 64 (starting winning), each value of each counter C1 to C3 is acquired, and the acquired data is stored in four holding areas (holding). Among the vacant areas (1st area to 4th reserved area), the areas with the smallest area numbers (1st to 4th) are stored in order. That is, the smaller the area number, the data corresponding to the time-old winning prize is stored, and the data corresponding to the time-oldest winning prize is stored in the reserved first area. If data is stored in all four holding areas, nothing is newly stored.
その後、主制御装置110において、特別図柄の抽選が行われる場合には、特別図柄1保留球格納エリア203aの保留第1エリアに記憶されている各カウンタC1〜C3の各値が、実行エリアへシフトされ(移動させられ)、その実行エリアに記憶された各カウンタC1〜C3の各値に基づいて、特別図柄の抽選などの判定が行われる。
After that, when the special symbol lottery is performed in the
なお、保留第1エリアから実行エリアへデータをシフトすると、保留第1エリアが空き状態となる。そこで、他の保留エリア(保留第2エリア〜保留第4エリア)に記憶されている入賞のデータを、エリア番号の1小さい保留エリア(保留第1エリア〜保留第3エリア)に詰めるシフト処理が行われる。本制御例では、特別図柄1保留球格納エリア203aにおいて、入賞のデータが記憶されている保留エリア(保留第2エリア〜保留第4エリア)についてのみデータのシフトが行われる。
When the data is shifted from the hold 1st area to the execution area, the hold 1st area becomes empty. Therefore, a shift process is performed in which the winning data stored in the other holding areas (holding 2nd area to holding 4th area) is packed into the holding area (holding 1st area to holding 3rd area) whose area number is 1 smaller. Will be done. In this control example, in the
特別図柄2保留球格納エリア203bは、特別図柄1保留球格納エリア203aと同様に、1つの実行エリアと、4つの保留エリアとを有している。この特別図柄2保留球格納エリア203bには、第2入球口640への始動入賞に基づいて取得される各カウンタ値が記憶される。カウンタ値の格納方法等については、特別図柄1保留球格納エリア203aと同様であるため、その詳細な説明については省略する。
The
普通図柄保留球格納エリア203cは、特別図柄1保留球格納エリア203aや、特別図柄2保留球格納エリア203bと同様に、1つの実行エリアと、4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)とを有している。これらの各エリアには、第2当たり乱数カウンタC4が格納される。
Similar to the
より具体的には、球がスルーゲート67(図2参照)を通過したタイミングで、カウンタC4の値が取得され、その取得されたデータが、4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1〜第4)の小さいエリアから順番に記憶される。つまり、特別図柄1保留球格納エリア203aや、特別図柄2保留球格納エリア203bと同様に、入賞した順序が保持されつつ、入賞に対応するデータが格納される。尚、4つの保留エリアの全てにデータが記憶されている場合には、新たに何も記憶されない。
More specifically, the value of the counter C4 is acquired at the timing when the sphere passes through the through gate 67 (see FIG. 2), and the acquired data is the four reserved areas (holding first area to holding fourth). Areas) are stored in order from the smallest area number (1st to 4th) in the vacant area. That is, similarly to the
その後、主制御装置110において、普通図柄の当たりの抽選が行われる場合には、普通図柄保留球格納エリア203cの保留第1エリアに記憶されているカウンタC4の値が、実行エリアへシフトされ(移動させられ)、その実行エリアに記憶されたカウンタC4の値に基づいて、普通図柄の当たりの抽選などの判定が行われる。
After that, when the lottery for winning the normal symbol is performed in the
なお、保留第1エリアから実行エリアへデータをシフトすると、保留第1エリアが空き状態となるので、特別図柄1保留球格納エリア203aや、特別図柄2保留球格納エリア203bの場合と同様に、他の保留エリアに記憶されている入賞のデータを、エリア番号の1小さい保留エリアに詰めるシフト処理が行われる。また、データのシフトも、入賞のデータが記憶されている保留エリアについてのみ行われる。
When the data is shifted from the hold 1st area to the execution area, the hold 1st area becomes empty. Therefore, as in the case of the
特別図柄1保留球数カウンタ203dは、第1入球口64への入球(始動入賞)に基づいて第1図柄表示装置37で行われる特別図柄(第1図柄)の変動表示(第3図柄表示装置81で行われる変動表示)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。この特別図柄1保留球数カウンタ203dは、初期値がゼロに設定されており、第1入球口64へ球が入球して変動表示の保留球数が増加する毎に、最大値4まで1ずつ加算される(図111のS404参照)。一方、特別図柄1保留球数カウンタ203dは、新たに特別図柄の変動表示が実行される毎に、1減算される(図108のS210参照)。
The
この特別図柄1保留球数カウンタ203dの値(第1特別図柄における変動表示の保留回数N1)は、保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に通知される(図108のS211、図111のS405参照)。保留球数コマンドは、特別図柄1保留球数カウンタ203dの値が変更される度に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に対して送信されるコマンドである。
The value of the
音声ランプ制御装置113は、特別図柄1保留球数カウンタ203dの値が変更される度に、主制御装置110より送信される保留球数コマンドによって、主制御装置110に保留された変動表示の保留球数そのものの値を取得することができる。これにより、音声ランプ制御装置113の第1特別図柄保留球数カウンタ223b、および第2特別図柄保留球数カウンタ223c(図102(b)参照)によって管理される変動表示の保留球数が、ノイズ等の影響によって、主制御装置110に保留された実際の変動表示の保留球数からずれてしまった場合であっても、次に受信する保留球数コマンドによって、そのずれを修正することができる。
The voice
なお、音声ランプ制御装置113は、保留球数コマンドに基づいて保留球数を管理し、保留球数が変化する度に表示制御装置114(図93参照)に対して、保留球数を通知するための表示用保留球数コマンドを送信する。表示制御装置114は、この表示用保留球数コマンドによって通知された保留球数を基に、第3図柄表示装置81に保留球数図柄を表示する。
The voice
特別図柄2保留球数カウンタ203eは、第2入球口640への入球(始動入賞)に基づいて第1図柄表示装置37で行われる特別図柄(第1図柄)の変動表示(第3図柄表示装置81で行われる変動表示)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
The
この特別図柄2保留球数カウンタ203eは、初期値がゼロに設定されており、第2入球口640へ球が入球して変動表示の保留球数が増加する毎に、最大値4まで1ずつ加算される(図111のS410参照)。
The initial value of the
一方、特別図柄2保留球数カウンタ203eは、新たに特別図柄の変動表示が実行される毎に、1減算される(図108のS205参照)。この特別図柄2保留球数カウンタ203eの値も、特別図柄1保留球数カウンタ203dの値と同様に、保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113へと通知される。
On the other hand, the
普通図柄保留球数カウンタ203fは、スルーゲート67における球の通過に基づいて第2図柄表示装置83で行われる普通図柄(第2図柄)の変動表示の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
The normal symbol reserved
この普通図柄保留球数カウンタ203fは、初期値がゼロに設定されており、球がスルーゲート67を通過して変動表示の保留球数が増加する毎に、最大値4まで1加算される(図114のS704参照)。
The initial value of the normal symbol reserved
一方、普通図柄保留球数カウンタ203fは、新たに普通図柄(第2図柄)の変動表示が実行される毎に、1減算される(図113のS605参照)。
On the other hand, the normal symbol reserved
球がスルーゲート67を通過した場合に、この普通図柄保留球数カウンタ203fの値(普通図柄における変動表示の保留回数M)が4未満であれば、第2当たり乱数カウンタC4の値が取得され、その取得されたデータが、普通図柄保留球格納エリア203cに記憶される(図114のS705)。
When the sphere passes through the through gate 67, if the value of the normal symbol hold
一方、球がスルーゲート67を通過した場合に、この普通図柄保留球数カウンタ203fの値が4であれば普通図柄保留球格納エリア203cには新たに何も記憶されない(図114のS703:No)。
On the other hand, when the ball passes through the through gate 67, if the value of the normal symbol holding
確変カウンタ203gは、特別図柄の確変状態における残りの特別図柄の変動回数をカウントするためのカウンタである。即ち、確変カウンタ203gの値が自然数である場合は、特別図柄の確変状態とされ、確変カウンタ203gの値が0である場合は、特別図柄の低確率状態とされる。なお、本制御例では、特別図柄の確変状態は、普通図柄の時短状態を伴うので、確変カウンタ203gの数値は、残りの時短期間(特別図柄の変動回数)に対応する。
The
この確変カウンタ203gは、大当たり遊技において特定領域4830(図51参照)を球が通過することにより、その大当たり遊技終了時に、80が設定される(図121のS1235参照)。即ち、本制御例では、大当たり遊技後の確変状態における特別図柄の変動回数は80回に限定される。
The
また、確変カウンタ203gは、特別図柄の抽選により大当たりとなり、その大当たりの開始が設定される場合に0に設定される(図108のS219参照)。なお、初期化された状態(即ち、RAM消去スイッチ122を押下した状態でパチンコ機10に対して電源が投入された状態)では、この確変カウンタ203gが0にリセットされ、通常の電源断が発生した場合には、電源の遮断が発生する直前の状態がバックアップされるように構成されている。
Further, the
時短中カウンタ203hは、普通図柄の時短状態(時短状態)において、残りの時短期間(特別図柄の変動回数)をカウントするためのカウンタである。この時短中カウンタ203hは、大当たり遊技中に特定領域4830(図51参照)を球が通過しなかった場合に、大当たり遊技終了時に、100が設定される(図121のS1237参照)。即ち、本制御例では、大当たり遊技後に確変状態に設定されない場合には、100回の時短状態が付与される。
The time saving
なお、本制御例では、大当たり種別に関わらず時短状態が付与される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、適切な遊技態様で遊技を実行することにより球を特定領域4830(図51参照)へ流すことができる大当たり種別(「大当たりK」、「大当たりL」及び「大当たりk」)の全て又は一部において、大当たり遊技中に特定領域4830に球が通過しなかった場合には、時短状態を付与しないように制御しても良い。
In this control example, the case where the time saving state is given regardless of the jackpot type has been described, but the present invention is not necessarily limited to this. For example, all or one of the jackpot types (“big hit K”, “big hit L” and “big hit k”) in which the ball can be flown to the specific area 4830 (see FIG. 51) by executing the game in an appropriate game mode. In the unit, when the ball does not pass through the
この場合、適切な遊技態様で遊技を実行しなかったこと(例えば、表示装置の報知に従わず、球の発射を停止したり、操作ボタン300(図1参照)の操作を行わなかったりしたこと)による損失が過度に大きい(本来移行するはずだった特別図柄の確変状態に移行せず、時短状態も付与されない)ことから、適切な遊技態様で遊技を実行することに対する意欲を向上させることができる。 In this case, the game was not executed in an appropriate game mode (for example, the ball firing was not stopped or the operation button 300 (see FIG. 1) was not operated without following the notification of the display device. ) Is excessively large (it does not shift to the probabilistic state of the special symbol that was originally supposed to shift, and the time saving state is not given), so it is possible to improve the motivation to play the game in an appropriate game mode. can.
動作シナリオ格納エリア203iは、開閉板1300及び干渉部材6930(図53参照)の動作制御(図117のS1004参照)が開始された場合に、開閉板および干渉部材動作シナリオテーブル202f(図95(b)参照)より動作シナリオを読み出して格納する領域である。この動作シナリオ格納エリア203iに格納された動作シナリオに基づいて開閉板1300及び干渉部材6930の動作制御が行われる。
The operation
動作カウンタ203jは、貯留弁動作処理(図128のS1412参照)において、干渉部材6930を可動制御するタイミングを判別するためのカウンタである。この動作カウンタ203jには、貯留制御処理(図125のS1008参照)で種々の上限値が設定される。
The
出フラグ203kは、干渉部材6930が張出状態であることを判別するためのフラグであって、オンであれば、干渉部材6930が張出状態(図53(b)参照)であることを示し、オフであれば、干渉部材6930が退避状態(図53(a)参照)であることを示す。
The
この出フラグ203kは、貯留制御処理(図125のS1008参照)において、有効期間に操作ボタン300の操作が検出されたと判別された場合(図19のS1403:Yes)または動作開始タイミングであると判別された場合(図125のS1408:Yes)に、オンに設定され、オンに設定されることで貯留弁動作処理(図128のS1412参照)が実行され、貯留弁動作処理(図128のS1412参照)が終了した場合に、オフに設定される(図128のS1445参照)。
The
残球タイマフラグ203mは、入賞処理(図123のS1112参照)においてオンに設定されるフラグであり(図123のS1282参照)、後述する残球タイマ203nのカウントを開始させるために用いられる。
The remaining
残球タイマ203nは、大当たり制御処理(図118のS1004参照)において、正常の範囲を特定するためにカウントされるタイマである。この残球タイマ203nのカウント値が上限(1秒に対応する値)になっても、検出センサ1240で検出された球の個数と、排出口1150から排出された球の個数(特定領域検出センサ4860(図51参照)で検出された球の個数と非特定領域検出センサ4870(図51参照)で検出された球の個数との合計)とが一致しない場合には、それらの個数の差が残球カウンタ203pに加算される。
The remaining
残球カウンタ203pは、検出センサ1240で検出される入球個数と、排出口1150から排出される排出個数との違いを各ラウンドに跨いで検出するためのカウンタである。この残球カウンタ203pの通知がエンディング処理(図121のS1110)において0では無いと判定された場合(図121のS1231:No)、エラーコマンドが設定される。
The remaining
閉鎖フラグ203qは、第1特定入賞口1000aが閉状態とされるタイミングを判別するためのフラグであって、入賞処理(図123のS1112参照)においてオンに設定されるフラグであり(図123のS1278参照)、後述する閉鎖カウンタ203rのカウントを開始させるために用いられる。そして、この閉鎖フラグ203qは、V入賞処理(図129のS1009参照)において、閉鎖カウンタ203rが所定値以上となったことに基づいてオフに設定される。
The closing
カウント開始フラグ203qaは、5ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、閉鎖フラグ203qがオンに設定されることに基づいてオンに設定され、閉鎖カウンタ203rのカウントを開始するのに用いられる。そして、このカウント開始フラグ203qaは、V入賞処理(図129のS1009参照)において、閉鎖カウンタ203rが上限値(本制御例では、4.0秒に対応する値)となったことに基づいて、オフに設定される(図129のS1510参照)。
The count start flag 203qa is set to on based on the closing
閉鎖カウンタ203rは、閉鎖フラグ203qがオンとされることでカウントが開始され、主に、V入賞処理(図129のS1009参照)において、球が特定領域4830を正常なタイミングで通過したことを判定するためのカウンタである。この閉鎖カウンタ203rは、V入賞処理が実行されるごとに1ずつ加算される。
The
なお、本制御例では、閉鎖カウンタ203rの所定値は、種々のタイミングに応じてラウンド遊技R後のインターバル期間として設定される。この閉鎖カウンタ203rは、V入賞処理(図129のS1009参照)におけるV入賞のタイミングの異常判定に利用されるものである。
In this control example, the predetermined value of the
Vフラグ203sは、所定のタイミング(設定値内、本制御例では第1特定入賞口1000a(図7参照)が閉状態となった後の所定の期間)に、球が特定領域4830(図51参照)を通過したことが検出されるとオンに設定されるフラグである。このVフラグ203sは、エンディング処理(図121のS1110参照)において、確変カウンタの値に80が設定された後にオフに設定される(図121のS1236参照)。
In the
V入賞有効カウンタ203tは、V入賞処理(図129のS1009参照)において閉鎖カウンタ203rと同数ずつ減算されるカウンタである。このV入賞有効カウンタ203tは、振分動作部材4851が開放位置に配置された状態において、貯留流路1231に貯留されていた球が特定領域4830を正常に通過したことを判別するためのものであって、入賞処理(図123のS1112)において閉鎖フラグ203qのオンに伴って数値(本制御例では、4.0秒に対応する数値)が設定される。
The V-winning
報知カウンタ203uは、報知処理(図122のS1111参照)における所定のタイミング(図122のS1253参照)を基準として、報知コマンド(図122のS1257参照)を設定するまでの時間をカウントするカウンタである。
The
入賞個数カウンタ203wは、入賞処理(図123のS1112参照)において、第1特定入賞口1000a(図7参照)に入賞した球の個数をカウントするカウンタである。
The winning
排出個数カウンタ203xは、排出口1150から排出された球の個数をカウントするカウンタである。入賞個数カウンタ203w及び排出個数カウンタ203xの数値の関係は、異常処理(図124のS1113参照)において、残球タイマ203nが上限値となる度に判定される。
The
その他メモリエリア203zは、主制御装置110のMPU201が使用するその他カウンタ値等を一時的に記憶して置くためのエリアである。
The
図93に戻って、説明を続ける。主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、第1図柄表示装置37、第2図柄表示装置83、第1特定入賞口1000aを閉鎖または開放するための大開放口ソレノイド(ソレノイド1510)や電動役物を駆動するためのソレノイドなどからなるソレノイド209や、干渉部材6930を駆動するためのソレノイド6910が接続され、MPU201は、入出力ポート205を介してこれらに対し各種コマンドや制御信号を送信する。
Returning to FIG. 93, the description will be continued. An input /
また、入出力ポート205には、図示しないスイッチ群やセンサ群などからなる各種スイッチ208や、電源装置115に設けられた後述のRAM消去スイッチ(図3、122)回路253や、操作演出時に遊技者に操作される操作ボタン300が接続され、MPU201は各種スイッチ208や、操作ボタン300から出力される信号や、RAM消去スイッチ(図3、122)回路253より出力されるRAM消去信号SG2に基づいて各種処理を実行する。
Further, the input /
払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。
The
払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図115参照)が即座に実行される。
The
音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226、ランプ表示装置227、枠ボタン22などがそれぞれ接続されている。
An input /
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110からのコマンドや、音声ランプ制御装置113に接続された各種装置等の状況に応じてエラーを判定し、そのエラーの種別を含めてエラーコマンドを表示制御装置114へ送信する。表示制御装置114では、受信したエラーコマンドによって示されるエラー種別(例えば、振動エラー)に応じたエラーメッセージ画像を第3図柄表示装置81に遅滞無く表示させる制御が行われる。
The voice
次に、音声ランプ制御装置113の電気的構成の詳細について図102を参照して説明する。図102(a)は、音声ランプ制御装置113のMPU221のROM222の内容を模式的に示した模式図である。図102(a)に示した通り、ROM222は、変動パターン選択テーブル222aを少なくとも有している。
Next, the details of the electrical configuration of the voice
変動パターン選択テーブル222aは、音声ランプ制御装置113へ主制御装置110から出力された変動パターンコマンドに基づいて、その変動パターンコマンドが示す大まかな変動内容(変動時間、変動種別(リーチ、外れ等))から更に詳細な変動内容を決定するために用いられる。これにより、さらに多様な変動態様を決定することができる。ここでは、主制御装置110から指示された大まかな変動内容に対して、抽選により複数種類のうち1の変動態様が決定される。
The fluctuation pattern selection table 222a is based on the fluctuation pattern command output from the
開閉板および干渉部材動作シナリオ222bは、主制御装置110によって動作制御される開閉板1300及び干渉部材6930の動作状況を音声ランプ制御装置113側でも把握するために設けられたものであって、主制御装置110のROM202に記憶されている開閉板および干渉部材動作シナリオ記憶領域202eおよび開閉板および干渉部材動作シナリオテーブル202fに格納されている情報が記憶されている領域である。
The opening / closing plate and the interference member operation scenario 222b is provided so that the operation status of the opening /
次に、図102(b)を参照して、音声ランプ制御装置113のMPU221におけるRAM223について説明する。図102(b)は、RAM223の内容を示したブロック図である。RAM223には、コマンド記憶領域223aと、第1特別図柄保留球数カウンタ223bと、第2特別図柄保留球数カウンタ223cと、普通図柄保留球数カウンタ223dと、変動開始フラグ223eと、停止種別選択フラグ223fと、演出カウンタ223gと、ラウンド数累積カウンタ223hと、確変状態フラグ223iと、時短状態カウンタ223jと、貯留状態フラグ223kと、貯留上限フラグ223mと、貯留カウンタ223nと、操作フラグ223pと、演出一時記憶エリア223rと、第1操作演出フラグ223waと、第2操作演出フラグ223wbと、第1入力フラグ223wcと、第2入力フラグ223wdと、演出実行中フラグ223xと、押下期間情報格納エリア223yと、その他メモリエリア223zとが少なくとも設けられている。
Next, the
コマンド記憶領域223aは、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ出力された各種コマンドがそのコマンドに対する処理が実行されるまで一時的に記憶され領域である。詳細には、リングバッファで構成され、FIFO(First In First Out)方式によってデータの読み書きが行われる。音声ランプ制御装置113のコマンド判定処理(図132参照)が実行されると、コマンド記憶領域223aに記憶された未処理のコマンドのうち、最初に格納されたコマンドが読み出され、コマンド判定処理によって、そのコマンドが解析されて、そのコマンドに応じた処理が行われる。
The
第1特別図柄保留球数カウンタ223b、および第2特別図柄保留球数カウンタ223cは、第1図柄表示装置37(および第3図柄表示装置81)で行われる変動演出(変動表示)であって、主制御装置110において保留されている変動演出の保留球数(待機回数)を特別図柄の種別毎に最大4回まで計数するカウンタである。第1特別図柄保留球数カウンタ223bが、第1特別図柄(特別図柄1)の抽選に基づく変動演出の保留球数に対応し、第2特別図柄保留球数カウンタ223cが、第2特別図柄(特別図柄2)の抽選に基づく変動演出の保留球数に対応する。
The first special symbol reserved
上述したように、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110に直接アクセスして、主制御装置110のRAM203に格納されている特別図柄1保留球数カウンタ203d、および特別図柄2保留球数カウンタ203eの値を取得することができない。よって、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信される保留球数コマンドに基づいて保留球数をカウントし、第1特別図柄保留球数カウンタ223b、第2特別図柄保留球数カウンタ223cにて、その保留球数を特別図柄の種別毎に管理するようになっている。
As described above, the voice
具体的には、主制御装置110では、第1入球口64、第2入球口640への入球によって変動表示の保留球数が加算された場合、又は、主制御装置110において特別図柄における変動表示が実行されて保留球数が減算された場合に、加算後または減算後の特別図柄1保留球数カウンタ203dの値、または特別図柄2保留球数カウンタ203eの値を示す保留球数コマンドを、音声ランプ制御装置113へ送信する。
Specifically, in the
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より送信される保留球数コマンドを受信すると、その保留球数コマンドから、主制御装置110の特別図柄1保留球数カウンタ203d、または特別図柄2保留球数カウンタ203eの値を取得して、第1特別図柄保留球数カウンタ223b、第2特別図柄保留球数カウンタ223cに格納する(図132のS2210参照)。このように、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110より送信される保留球数コマンドに従って、第1特別図柄保留球数カウンタ223b、第2特別図柄保留球数カウンタ223cの値を更新するので、主制御装置110の特別図柄1保留球数カウンタ203d、および特別図柄2保留球数カウンタ203eの値と同期させながら、その値を更新することができる。
When the voice
第1特別図柄保留球数カウンタ223b、第2特別図柄保留球数カウンタ223cの値は、第3図柄表示装置81における保留球数図柄の表示に用いられる。即ち、音声ランプ制御装置113は、保留球数コマンドの受信に応じて、そのコマンドにより示される保留球数を第1特別図柄保留球数カウンタ223b、第2特別図柄保留球数カウンタ223cに格納すると共に、格納後の第1特別図柄保留球数カウンタ223b、第2特別図柄保留球数カウンタ223cの値を表示制御装置114に通知するべく、表示用保留球数コマンドを表示制御装置114に対して送信する。
The values of the first special symbol reserved
表示制御装置114では、この表示用保留球数コマンドを受信すると、そのコマンドにより示される保留球数の値、即ち、音声ランプ制御装置113の第1特別図柄保留球数カウンタ223b、第2特別図柄保留球数カウンタ223cの値分の保留球数図柄を第3図柄表示装置81の小領域Ds1に表示するように、画像の描画を制御する。上述したように、第1特別図柄保留球数カウンタ223b、第2特別図柄保留球数カウンタ223cは、主制御装置110の特別図柄1保留球数カウンタ203d、特別図柄2保留球数カウンタ203eと同期しながら、その値が変更される。従って、第3図柄表示装置81の小領域Ds1に表示される保留球数図柄の数も、主制御装置110の特別図柄1保留球数カウンタ203d、特別図柄2保留球数カウンタ203eの値に同期させながら、変化させることができる。よって、第3図柄表示装置81には、変動表示が保留されている保留球の数を正確に表示させることができる。
When the
普通図柄保留球数カウンタ223dは、主制御装置110の普通図柄保留球数カウンタ203fの値が増減した場合に設定されるコマンドを受信した場合に、受信したコマンドの内容に対応させて値を増減させるカウンタであって、主制御装置110側で管理している普通図柄の保留球数と音声ランプ制御装置113側で管理している普通図柄の保留球数とを同期させるために用いられるものである。この普通図柄保留球数カウンタ203fの値は、例えば、第3図柄表示装置81にて普通図柄の保留球数を表示する場合に用いられる。なお、普通図柄保留球数カウンタ203fの値を第3図柄表示装置81にて表示させる場合の詳細な内容については、上述した特別図柄の保留球数を第3図柄表示装置81に表示させる場合と同様であるため、その説明については省略する。
When the value of the normal symbol reserved
変動開始フラグ223eは、主制御装置110から送信される変動パターンコマンドを受信した場合にオンされ(図132のS2202参照)、第3図柄表示装置81における変動表示の設定がなされるときにオフされる(図136のS2702参照)。変動開始フラグ223eがオンになると、受信した変動パターンコマンドから抽出された変動パターンに基づいて、表示用変動パターンコマンドが設定される。
The
ここで設定された表示用変動パターンコマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、MPU221により実行されるメイン処理(図131参照)のコマンド出力処理(S2102)の中で、表示制御装置114に向けて送信される。表示制御装置114では、この表示用変動パターンコマンドを受信することによって、この表示用変動パターンコマンドによって示される変動パターンで、第3図柄表示装置81において第3図柄の変動表示が行われるように、その変動演出の表示制御が開始される。
The display variation pattern command set here is stored in the command transmission ring buffer provided in the
停止種別選択フラグ223fは、主制御装置110から送信される停止種別コマンドを受信した場合にオンされ(図132のS2205参照)、第3図柄表示装置81における停止種別の設定がなされるときにオフされる(図136のS2707)。停止種別選択フラグ223fがオンになると、受信した停止種別コマンドから抽出された停止種別(大当たりの場合には大当たり種別)に基づいて、停止種別がそのまま設定される。
The stop
演出カウンタ223gは、変動パターンの選択や、各種演出の選択等に使用されるカウンタである。この演出カウンタ223gは、0から198の範囲で更新される1バイトのループカウンタで構成されており、メイン処理(図131参照)が実行される毎に、値が1ずつ加算されて更新される。なお、この演出カウンタ223gは、図示しない複数のカウンタを有しており、1回のループ処理内において複数のカウンタ値を参照して演出のパターンを決定する場合には、夫々異なるカウンタの値が用いられる。これにより、1つの演出パターンを設定する際に、同一のカウンタ値が複数箇所で用いられることが無くなるため、設定される演出パターンの偏りを抑制することができる。なお、同一のカウンタから取得した値に対して異なる処理を施した上で算出された各値を用いて演出パターンを設定するように構成してもよい。具体的には、演出パターンのうち、一の選択では取得した値の一の位を参照し、他の選択では取得した値の十の位を参照し、さらに他の選択では取得した値の一の位を3倍にした値と十の位を5倍にした値とを乗じ、得られた値の一の位を参照するようにしてもよい。このように構成することで、演出パターンを設定する際に用いられるカウンタの数を減らしながらも、設定される演出パターンの偏りを抑制することができる。
The effect counter 223 g is a counter used for selecting a variation pattern, selecting various effects, and the like. The
ラウンド数累積カウンタ223hは、大当たり遊技中のラウンド数をカウントするためのカウンタであって、主制御装置110から送信されるラウンド数コマンドを受信した場合に、そのコマンドに対応した値に更新され(図133のS2504)、大当たりエンディングコマンドの受信により、カウンタの値が0にリセットされる(図133のS2510)。音声ランプ制御装置113において、このラウンド数累積カウンタ223hに基づいて、大当たり遊技中の表示に関する表示用コマンドが設定される(図134のS2537、S2546、S2547参照)。
The round number
確変状態フラグ223iは、パチンコ機10の遊技状態が特別図柄の確変状態であるか否かを示すフラグである。この確変状態フラグ223iがオンであれば、パチンコ機10が特別図柄の確変状態であることを示し、オフであれば特別図柄の低確率状態であることを示す。この確変状態フラグ223iは、主制御装置110より出力される状態コマンドの通知内容に合わせて更新される。
The probability
状態コマンドは、本制御例において、確変カウンタ203gの値が1以上であれば、確変遊技中であることを示す態様とされ、確変カウンタ203gの値が0であり、時短中カウンタ203hの値が1以上であれば、時短遊技中であることを示す態様とされ、確変カウンタ203gの値が0であり、且つ時短中カウンタ203hの値が0である場合(図109のS234又はS238参照)には、通常遊技中であることを示す態様とされる。
In this control example, the state command is an embodiment in which if the value of the
この確変状態フラグ223iの状態に応じて現在が特別図柄の確変状態であるか否かを判別し、対応する演出を設定する。より具体的には、特別図柄の確変状態において表示される右打ちナビ画像を表示させるか否かを判別したり、通常状態において右打ち遊技を実行した場合に右打ち警告画像を表示させるか否かを判別したりする。
Depending on the state of the probability
時短状態カウンタ223jは、パチンコ機10の遊技状態が普通図柄の時短状態であるか否かを示すフラグである。この時短状態カウンタ223jがオンであれば、パチンコ機10が普通図柄の時短状態であることを示し、オフであれば普通図柄の通常状態(低確率状態)であることを示す。この時短状態カウンタ223jは、主制御装置110より出力される状態コマンドの通知内容に合わせて更新される。この時短状態カウンタ223jの状態に応じて現在が普通図柄の時短状態であるか否かを判別し、対応する演出を設定する。より具体的には、普通図柄の時短状態において表示される右打ちナビ画像を表示させるか否かを判別したり、通常状態において右打ち警告画像を表示させるか否かを判別したりする。
The time saving
貯留状態フラグ223kは、貯留流路1231(図86(a)参照)に貯留されている球の個数を判別するフラグであって、検出センサ1240の検出結果と、排出口1150から排出される球の検出結果とに基づいた設定がなされる。この貯留状態フラグ223kがオンであれば、貯留流路1231に所定個数以上の球が貯留されていることを示し、オフであれば、貯留流路1231に貯留個数未満の球が貯留されていることを示す。
The
この貯留状態フラグ223kは、貯留状態監視処理(図137のS2113参照)において、貯留流路1231に貯留される球が所定個数(本制御例では、4個)以上であると判別した場合にオンに設定され(図137のS2807参照)、貯留流路1231に貯留される球が所定個数未満であると判別した場合にオフに設定される(図137のS2810)。ここで、貯留状態フラグ223kがオンに設定されている場合は、ラウンド遊技中の表示に、中間数表示が実行され、貯留状態フラグ223kがオフに設定されている場合は、不足表示(図88(a)参照)が実行される。
This
貯留上限フラグ223mは、貯留流路1231に貯留されている球が上限数(本制御例では10個)に到達していることを判別するためのフラグであって、検出センサ1240の検出結果と、排出口1150から排出される球の検出結果とに基づいた設定がなされる。この貯留上限フラグ223mがオンであれば、貯留流路1231に上限数の球が貯留されていることを示し、オフであれば、貯留流路1231に上限数の球が貯留されていないことを示す。
The storage
この貯留上限フラグ223mは、貯留状態監視処理(図137のS2113参照)において、貯留流路1231に貯留される球が上限数であると判別した場合にオンに設定され(図137のS2814参照)、貯留流路1231に貯留される球が上限数未満であると判別した場合にオフに設定される(図137のS2817)。ここで、貯留上限フラグ223mがオンに設定されている場合は、満タン表示(図92(b)参照)が実行され、貯留上限フラグ223mがオフに設定されている場合は、不満表示(図92(a)参照)が実行される。
This storage
貯留カウンタ223nは、貯留流路1231に貯留されている球の個数をカウントするためのカウンタである。即ち、検出センサ1240で球の通過が検出されることで貯留カウンタ223nの値は1加算され、排出口1150からの球の排出が特定領域検出センサ4860又は非特定領域検出センサ4870(又は、専用の球排出センサ)で検出されることで貯留カウンタ223nの値は1減算されるように構成される。
The
操作フラグ223pは、操作ボタン300が操作されたか否かを判別するフラグである。この操作フラグ223pがオンであれば、操作ボタン300が操作されたことを示し、オフであれば、操作ボタン300が操作されていないことを示す。この操作フラグ223pは、コマンド判定処理において、操作コマンドを受信した場合(図132のS2218:Yes)にオンに設定され、ボタン入力監視・演出処理においてオフに設定される(図139のS3007参照)。
The
演出一時記憶エリア223rは、設定された演出内容をその演出が実行されるまで一時的に記憶させるための領域であって、例えば、大当たり中に実行されるタイミング演出(操作演出)の演出態様を設定するタイミング(3ラウンド目)から大当たり中にタイミング演出(操作演出)を実行するタイミング(4ラウンド目)までの期間、タイミング演出(操作演出)の内容が一時的に記憶される。この演出一時記憶エリア223rは、設定された演出態様を記憶し、大当たり中演出処理(図134のS2505参照)において、タイミング演出(操作演出)が実行されるラウンド(4ラウンド)が実行される場合に、読み出される(図134のS2537)。
The effect
第1操作演出フラグ223wa及び第2操作演出フラグ223wbは、遊技者に操作手段(操作ボタン300)を操作させる演出を実行するタイミング演出(操作演出)を実行するかを判別するためのフラグであって、オンであれば、タイミング演出(操作演出)を実行する条件が成立していることを示し、オフであれば、タイミング演出(操作演出)を実行する条件が成立していないことを示す。 The first operation effect flag 223wa and the second operation effect flag 223wb are flags for determining whether to execute the timing effect (operation effect) for executing the effect of causing the player to operate the operation means (operation button 300). If it is on, it indicates that the condition for executing the timing effect (operation effect) is satisfied, and if it is off, it indicates that the condition for executing the timing effect (operation effect) is not satisfied.
なお、本制御例では、タイミング演出(操作演出)を実行する条件として、第1操作演出フラグ223waに対して、4ラウンド目のラウンド遊技Rが開始されたことが、第2操作演出フラグ223wbに対して、大当たり種別kの大当たり遊技の4ラウンド面のラウンド遊技Rが開始されたことが、それぞれ設定されている。そして、第1操作演出フラグ223wa及び第2操作演出フラグ223wbの設定の状況により、演出一時記憶エリアから読み出される演出情報が変化する。 In this control example, as a condition for executing the timing effect (operation effect), the start of the fourth round game R with respect to the first operation effect flag 223wa is set to the second operation effect flag 223wb. On the other hand, it is set that the round game R of the four rounds of the jackpot game of the jackpot type k has been started. Then, the effect information read from the effect temporary storage area changes depending on the setting status of the first operation effect flag 223wa and the second operation effect flag 223wb.
また、第1操作演出フラグ223wa及び第2操作演出フラグ223wbは、演出実行中フラグ223xがオンに設定された後、オフに設定される(図134のS2539参照)。
Further, the first operation effect flag 223wa and the second operation effect flag 223wb are set to off after the
第1入力フラグ223wc及び第2入力フラグ223wdは、それぞれ対応する演出中における操作ボタン300の操作回数を制限する(本制御例では、1回に制限する)ためのフラグであって、それぞれの操作期間中に最初の操作が実行されるか、又は、操作期間を超過することでオンに設定され、それ以降の操作ボタン300の入力を無効とする。また、第1入力フラグ223wc及び第2入力フラグ223wdは、5ラウンド目のラウンド遊技Rが開始され、演出実行中フラグ223xがオフに設定された後に、オフに設定される(図134のS2543参照)。
The first input flag 223wc and the second input flag 223wd are flags for limiting the number of operations of the
演出実行中フラグ223xは、タイミング演出(操作演出)が実行されているかを判別するためのフラグであって、オンであればタイミング演出(操作演出)が実行されていることを示し、オフであればタイミング演出(操作演出)が実行されていないことを示す。この演出実行中フラグ223xは、操作手段(操作ボタン300)に対する操作がタイミング演出(操作演出)に基づく操作であるかを判別する際に参照される。
The
この演出実行中フラグ223xは、大当たり中演出処理(図134のS2505参照)において、タイミング演出(操作演出)が実行されるラウンドが開始され(図134のS2532:Yes)、表示用演出ラウンドコマンドを設定した後に、オンに設定される(図134のS2538)。そして、設定されたタイミング演出(操作演出)が終了した場合にオフに設定される(図134のS2542)。
The
押下期間情報格納エリア223yは、タイミング演出(操作演出)において表示されるポインタ(演出ポインタ)の表示タイミングに対応するように設定される操作手段(操作ボタン300)の操作タイミングを格納する領域である。
The pressing period
この押下期間情報格納エリア223yは、設定された表示ポインタ(演出ポインタ)に対応させて成功押下期間が設定される。ここで設定された成功押下期間は、ボタン入力監視・演出処理(図139のS2107参照)において、操作ボタン300が押下されたタイミングが成功押下期間であるかを判別するために参照される。
The successful pressing period is set in the pressing period
その他メモリエリア223zは上述したデータ以外のデータを格納する領域として設けられており、音声ランプ制御装置113のMPU221が使用するその他カウンタ値などを一時的に記憶しておくための領域である。
The
次に、図103を参照して、表示制御装置114の電気的構成について説明する。図103は、表示制御装置114の電気的構成を示すブロック図である。表示制御装置114は、MPU231と、ワークRAM233と、キャラクタROM234と、常駐用ビデオRAM235と、通常用ビデオRAM236と、画像コントローラ237と、入力ポート238と、出力ポート239と、バスライン240,241とを有している。
Next, the electrical configuration of the
入力ポート238の入力側には音声ランプ制御装置113の出力側が接続され、入力ポート238の出力側には、MPU231、ワークRAM233、キャラクタROM234、画像コントローラ237がバスライン240を介して接続されている。画像コントローラ237には、常駐用ビデオRAM235及び通常用ビデオRAM236が接続されると共に、バスライン241を介して出力ポート239が接続されている。また、出力ポート239の出力側には、第3図柄表示装置81が接続されている。
The output side of the voice
なお、パチンコ機10は、特別図柄の大当たりとなる抽選確率や、1回の特別図柄の大当たりで払い出される賞球数が異なる別機種であっても、第3図柄表示装置81で表示される図柄構成が全く同じ仕様の機種があるので、表示制御装置114は共通部品化されコスト低減が図られている。
Even if the
以下では、先にMPU231、キャラクタROM234、画像コントローラ237、常駐用ビデオRAM235、通常用ビデオRAM236について説明し、次いで、ワークRAM233について説明する。
In the following, the
まず、MPU231は、主制御装置110の変動パターンコマンドに基づく音声ランプ制御装置113から出力された表示用変動パターンコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81の表示内容を制御するものである。MPU231は、命令ポインタ231aを内蔵しており、命令ポインタ231aで示されるアドレスに格納された命令コードを読み出してフェッチし、その命令コードに従って各種処理を実行する。MPU231には、電源投入(停電からの復電を含む。以下、同じ。)直後に、電源装置115からシステムリセットがかけられるようになっており、そのシステムリセットが解除されると、命令ポインタ231aは、MPU231のハードウェアによって自動的に「0000H」に設定される。そして、命令コードがフェッチされる度に、命令ポインタ231aは、その値が1ずつ加算される。また、MPU231が命令ポインタの設定命令を実行した場合は、その設定命令により指示されたポインタの値が命令ポインタ231aにセットされる。
First, the
なお、詳細については後述するが、本制御例において、MPU231によって実行される制御プログラムや、その制御プログラムで使用される各種の固定値データは、従来の遊技機のように専用のプログラムROMを設けて記憶させるのではなく、第3図柄表示装置81に表示させる画像のデータを記憶させるために設けられたキャラクタROM234に記憶させている。
Although details will be described later, in this control example, the control program executed by the
詳細については後述するが、キャラクタROM234は、小面積で大容量化を図ることが可能なNAND型フラッシュメモリ234aによって構成されている。これにより、画像データだけでなく制御プログラム等を十分に記憶させておくことができる。そして、キャラクタROM234に制御プログラム等を記憶させておけば、制御プログラム等を記憶する専用のプログラムROMを設ける必要がない。よって、表示制御装置114における部品点数を削減することができ、製造コストを削減できるほか、部品数増加による故障発生率の増加を抑制することができる。
Although details will be described later, the
一方で、NAND型フラッシュメモリは、特にランダムアクセスを行う場合において読み出し速度が遅くなるという問題点がある。例えば、複数のページに連続して並んだデータの読み出しを行う場合において、2ページ目以降のデータは高速読み出しが可能であるが、最初の1ページ目のデータの読み出しには、アドレスが指定されてからデータが出力されるまでに大きな時間を要する。また、連続していないデータを読み出す場合は、そのデータを読み出す度に大きな時間を要する。このように、NAND型フラッシュメモリは、その読み出しに係る速度が遅いため、MPU231が直接キャラクタROM234から制御プログラムを読み出して各種処理を実行するように構成すると、制御プログラムを構成する命令の読み出しに時間がかかる場合が発生し、MPU231として高性能のプロセッサを用いても、表示制御装置114の処理性能を悪化させてしまうおそれがある。
On the other hand, the NAND flash memory has a problem that the read speed becomes slow, especially when random access is performed. For example, when reading data arranged consecutively on a plurality of pages, the data on the second and subsequent pages can be read at high speed, but an address is specified for reading the data on the first page. It takes a long time to output the data. Further, when reading non-continuous data, it takes a long time to read the data. As described above, since the speed of reading the NAND flash memory is slow, if the
そこで、本制御例では、MPU231のシステムリセットが解除されると、まず、キャラクタROM234のNAND型フラッシュメモリ234aに記憶されている制御プログラムを、各種データの一時記憶用に設けたワークRAM233に転送して格納する。そして、MPU231はワークRAM233に格納された制御プログラムに従って、各種処理を実行する。ワークRAM233は、後述するようにDRAM(Dynamic RAM)によって構成され、高速でデータの読み書きが行われるので、MPU231は遅滞なく制御プログラムを構成する命令の読み出しを行うことができる。よって、表示制御装置114において高い処理性能を保つことができ、第3図柄表示装置81を用いて、多様化、複雑化させた演出を容易に実行することができる。
Therefore, in this control example, when the system reset of the
キャラクタROM234は、MPU231において実行される制御プログラムや、第3図柄表示装置81に表示される画像のデータを記憶したメモリであり、MPU231とバスライン240を介して接続されている。MPU231は、バスライン240を介してシステムリセット解除後にキャラクタROM234に直接アクセスし、そのキャラクタROM234の後述する第2プログラム記憶エリア234a1に記憶された制御プログラムを、ワークRAM233のプログラム格納エリア233aへ転送する。また、バスライン240には画像コントローラ237も接続されており、画像コントローラ237はキャラクタROM234の後述するキャラクタ記憶エリア234a2に格納された画像データを、画像コントローラ237に接続されている常駐用ビデオRAM235や通常用ビデオRAM236へ転送する。
The
このキャラクタROM234は、NAND型フラッシュメモリ234a、ROMコントローラ234b、バッファRAM234c、NOR型ROM234dをモジュール化して構成されている。
The
NAND型フラッシュメモリ234aは、キャラクタROM234におけるメインの記憶部として設けられる不揮発性のメモリであり、MPU231によって実行される制御プログラムの大部分や第3図柄表示装置81を駆動させるための固定値データを記憶する第2プログラム記憶エリア234a1と、第3図柄表示装置81に表示させる画像(キャラクタ等)のデータを格納するキャラクタ記憶エリア234a2とを少なくとも有している。
The
ここで、NAND型フラッシュメモリは、小さな面積で大きな記憶容量が得られる特徴を有しており、キャラクタROM234を容易に大容量化することができる。これにより、本パチンコ機において、例えば2ギガバイトの容量を持つNAND型フラッシュメモリ234aを用いることにより、第3図柄表示装置81に表示させる画像として、多くの画像をキャラクタ記憶エリア234a2に記憶させることができる。よって、遊技者の興趣をより高めるために、第3図柄表示装置81に表示される画像を多様化、複雑化することができる。
Here, the NAND flash memory has a feature that a large storage capacity can be obtained in a small area, and the
また、NAND型フラッシュメモリ234aは、多くの画像データをキャラクタ記憶エリア234a2に記憶させた状態で、更に、制御プログラムや固定値データも第2プログラム記憶エリア234a1に記憶させることができる。このように、制御プログラムや固定値データを、従来の遊技機のように専用のプログラムROMを設けて記憶させることなく、第3図柄表示装置81に表示させる画像のデータを記憶させるために設けられたキャラクタROM234に記憶させることができるので、表示制御装置114における部品点数を削減することができ、製造コストを削減できるほか、部品数増加による故障発生率の増加を抑制することができる。
Further, the
ROMコントローラ234bは、キャラクタROM234の動作を制御するためのコントローラであり、例えば、バスライン240を介してMPU231や画像コントローラ237から伝達されたアドレスに基づいて、NAND型フラッシュメモリ234a等から該当するデータを読み出し、バスライン240を介してMPU231又は画像コントローラ237へ出力する。
The
ここで、NAND型フラッシュメモリ234aは、その性質上、データの書き込み時にエラービット(誤ったデータが書き込まれたビット)が比較的多く発生したり、データを書き込むことができない不良データブロックが発生したりする。そこで、ROMコントローラ234bは、NAND型フラッシュメモリ234aから読み出したデータに対して公知の誤り訂正を施し、また、不良データブロックを避けてNAND型フラッシュメモリ234aへのデータの読み書きが行われるように公知のデータアドレスの変換を実行する。
Here, due to the nature of the
このROMコントローラ234bにより、エラービットを含むNAND型フラッシュメモリ234aから読み出されたデータに対して誤り訂正が行われるので、キャラクタROM234としてNAND型フラッシュメモリ234aを用いたとしても、誤ったデータに基づいてMPU231が処理を行ったり、画像コントローラ237が各種画像を生成したりすることを抑制することができる。
Since the
また、ROMコントローラ234bによってNAND型フラッシュメモリ234aの不良データブロックが解析され、その不良データブロックへのアクセスが回避されるので、MPU231や画像コントローラ237は、個々のNAND型フラッシュメモリ234aで異なる不良データブロックのアドレス位置を考慮することなく、キャラクタROM234へのアクセスを容易に行うことができる。よって、キャラクタROM234にNAND型フラッシュメモリ234aを用いても、キャラクタROM234へのアクセス制御が複雑化することを抑制することができる。
Further, since the defective data block of the
バッファRAM234cは、NAND型フラッシュメモリ234aから読み出したデータを一時的に記憶するバッファとして用いられるメモリである。MPU231や画像コントローラ237からバスライン240を介してキャラクタROM234に割り振られたアドレスが指定されると、ROMコントローラ234bは、その指定されたアドレスに対応するデータを含む1ページ分(例えば、2キロバイト)のデータがバッファRAM234cにセットされているか否かを判断する。そして、セットされていなければ、その指定されたアドレスに対応するデータを含む1ページ分(例えば、2キロバイト)のデータをNAND型フラッシュメモリ234a(またはNOR型ROM234d)より読み出してバッファRAM234cに一旦セットする。そして、ROMコントローラ234bは、公知の誤り訂正処理を施した上で、指定されたアドレスに対応するデータを、バスライン240を介してMPU231や画像コントローラ237に出力する。
The
このバッファRAM234cは、2バンクで構成されており、1バンク当たりNAND型フラッシュメモリ234aの1ページ分のデータがセットできるようになっている。これにより、ROMコントローラ234bは、例えば、一方のバンクにデータをセットした状態のまま他方のバンクを使用して、NAND型フラッシュメモリ234aのデータを外部に出力したり、MPU231や画像コントローラ237より指定されたアドレスに対応するデータを含む1ページ分のデータをNAND型フラッシュメモリ234aから一方のバンクに転送してセットする処理と、MPU231や画像コントローラ237によって指定されたアドレスに対応するデータを他方のバンクから読み出してMPU231や画像コントローラ237に対して出力する処理とを、並列して処理したりすることができる。よって、キャラクタROM234の読み出しにおける応答性を向上させることができる。
The
NOR型ROM234dは、キャラクタROM234におけるサブの記憶部として設けられる不揮発性のメモリであり、NAND型フラッシュメモリ234aを補完することを目的にそのNAND型フラッシュメモリ234aよりも極めて小容量(例えば、2キロバイト)に構成されている。このNOR型ROM234dには、キャラクタROM234に記憶される制御プログラムのうち、NAND型フラッシュメモリ234aの第2プログラム記憶エリア234a1に記憶されていないプログラム、具体的には、MPU231においてシステムリセット解除後に最初に実行されるブートプログラムの一部を格納する第1プログラム記憶エリア234d1が少なくとも設けられている。
The NOR type ROM 234d is a non-volatile memory provided as a sub storage unit in the
ブートプログラムは、第3図柄表示装置81に対する各種制御が実行可能となるように表示制御装置114を起動するための制御プログラムであり、システムリセット解除後にMPU231が先ずこのブートプログラムを実行する。これにより、表示制御装置114において各種制御が実行可能に状態とすることができる。第1プログラム記憶エリア234d1は、このブートプログラムのうち、バッファRAM234cの1バンク分(即ち、NAND型フラッシュメモリ234aの1ページ分)の容量の範囲で、システムリセット解除後にMPU231によって最初に処理すべき命令から所定数の命令(例えば、1ページの容量が2キロバイトであれば、1024ワード(1ワード=2バイト)分の命令)を格納する。なお、第1プログラム記憶エリア234d1に格納されるブートプログラムの命令数は、バッファRAM234cの1バンク分の容量以下に収まっていればよく、表示制御装置114の仕様に合わせて適宜設定されるものであってもよい。
The boot program is a control program for activating the
MPU231は、システムリセットが解除されると、ハードウェアによって命令ポインタ231aの値を「0000H」に設定すると共に、バスライン240に対して命令ポインタ231aにて示されるアドレス「0000H」を指定するように構成されている。一方、キャラクタROM234のROMコントローラ234bは、バスライン240にアドレス「0000H」が指定されたことを検知すると、NOR型ROM234dの第1プログラム記憶エリア234d1に記憶されたブートプログラムをバッファRAM234cの一方のバンクにセットして、対応するデータ(命令コード)をMPU231へ出力する。
When the system reset is released, the
MPU231は、キャラクタROM234から受け取った命令コードをフェッチすると、そのフェッチした命令コードに従って各種処理を実行するとともに、命令ポインタ231aを1だけ加算し、命令ポインタ231aにて示されるアドレスをバスライン240に対して指定する。そして、キャラクタROM234のROMコントローラ234bは、バスライン240によって指定されたアドレスがNOR型ROM234dに記憶されたプログラムを指し示すアドレスである間、先にNOR型ROM234dからバッファRAM234cにセットされたプログラムの中から、対応するアドレスの命令コードをバッファRAM234cより読み出して、MPU231に対して出力する。
When the
ここで、本制御例において、制御プログラムを全てNAND型フラッシュメモリ234aに格納するのではなく、ブートプログラムのうち、システムリセット解除後にMPU231によって最初に処理すべき命令から所定数の命令をNOR型ROM234dに格納するのは、次の理由による。即ち、NAND型フラッシュメモリ234aは、上述したように、最初の1ページ目のデータの読み出しにおいて、アドレスを指定してからデータが出力されるまでに大きな時間を要する、というNAND型フラッシュメモリ特有の問題がある。
Here, in this control example, instead of storing all the control programs in the
このようなNAND型フラッシュメモリ234aに対して制御プログラムを全て格納すると、システムリセット解除後にMPU231が最初に実行すべき命令コードをフェッチするためにMPU231からバスライン240を介してアドレス「0000H」が指定された場合、キャラクタROM234はアドレス「0000H」に対応するデータ(命令コード)を含む1ページ分のデータをNAND型フラッシュメモリ234aから読み出してバッファRAM234cにセットしなければならい。そして、NAND型フラッシュメモリ234aの性質上、その読み出しからバッファRAM234cへのセットに多大な時間を要することになるので、MPU231は、アドレス「0000H」を指定してからアドレス「0000H」に対応する命令コードを受け取るまでに多くの待ち時間を消費する。よって、MPU231の起動にかかる時間が長くなるので、結果として、表示制御装置114における第3図柄表示装置81の制御が即座に開始されないおそれがあるという問題点が生じる。
When all the control programs are stored in such a
これに対し、NOR型ROMは高速にデータを読み出すことが可能なメモリであるので、ブートプログラムのうち、システムリセット解除後にMPU231によって最初に処理すべき命令から所定数の命令をNOR型ROM234dに格納することによって、システムリセット解除後にMPU231からバスライン240を介してアドレス「0000H」が指定されると、キャラクタROM234は即座にNOR型ROM234dの第1プログラム記憶エリア234d1に記憶されたブートプログラムをバッファRAM234cにセットして、対応するデータ(命令コード)をMPU231へ出力することができる。よって、MPU231は、アドレス「0000H」を指定してから短い時間でアドレス「0000H」に対応する命令コードを受け取ることができ、MPU231の起動を短時間で行うことができる。従って、読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aで構成されたキャラクタROM234に制御プログラムを格納しても、表示制御装置114における第3図柄表示装置81の制御を即座に開始することができる。
On the other hand, since the NOR type ROM is a memory capable of reading data at high speed, a predetermined number of instructions from the instruction to be processed first by the
さて、ブートプログラムは、NAND型フラッシュメモリ234aの第2プログラム記憶エリア234a1に記憶されている制御プログラム、即ち、NOR型ROM234dの第1プログラム記憶エリア234d1に記憶されているブートプログラムを除く制御プログラムや、その制御プログラムで用いられる固定値データ(例えば、後述する表示データテーブル、転送データテーブルなど)を、所定量(例えば、NAND型フラッシュメモリ234aの1ページ分の容量)ずつワークRAM233のプログラム格納エリア233aやデータテーブル格納エリア233bへ転送するようにプログラミングされている。そして、MPU231は、まず、システムリセット解除後に第1プログラム記憶エリア234d1から読み出したブートプログラムに従って、第2プログラム記憶エリア234a1に記憶されている制御プログラムを、第1プログラム記憶エリア234d1のブートプログラムがセットされているバッファRAM234cのバンクとは異なるバンクを使用しながら、所定量だけプログラム格納エリア233aに転送し、格納する。
The boot program includes a control program stored in the second program storage area 234a1 of the
ここで、第1プログラム記憶エリア234d1に記憶されているブートプログラムは、上述したように、バッファRAM234cの1バンク分に相当する容量で構成されているので、内部バスのアドレスが「0000H」に指定されたことを受けて第1プログラム記憶エリア234d1のブートプログラムがバッファRAM234cにセットされる場合、そのブートプログラムはバッファRAM234cの一方のバンクにのみセットされる。よって、第1プログラム記憶エリア234d1のブートプログラムに従って、第2プログラム記憶エリア234a1に記憶されている制御プログラムをプログラム格納エリア233aに転送する場合は、バッファRAM234cの一方のバンクにセットされた第1プログラム記憶エリア234d1のブートプログラムを残したまま、他方のバンクを使用してその転送処理を実行することができる。従って、その転送処理後に、第1プログラム記憶エリア234d1のブートプログラムを再度バッファRAM234cにセットし直すといった処理が不要であるので、ブート処理に係る時間を短くすることができる。
Here, since the boot program stored in the first program storage area 234d1 has a capacity corresponding to one bank of the
第1プログラム記憶エリア234d1に記憶されているブートプログラムは、第2プログラム記憶エリア234a1に記憶されている制御プログラムを所定量だけプログラム格納エリア233aに転送すると、命令ポインタ231aをプログラム格納エリア233a内の第1の所定番地に設定するようにプログラミングされている。これにより、システムリセット解除後、MPU231によって第2プログラム記憶エリア234a1に記憶されている制御プログラムが所定量だけプログラム格納エリア233aに転送されると、命令ポインタ231aがプログラム格納エリア233aの第1の所定番地に設定される。
When the boot program stored in the first program storage area 234d1 transfers the control program stored in the second program storage area 234a1 to the
よって、第2プログラム記憶エリア234a1に記憶されている制御プログラムのうち所定量のプログラムがプログラム格納エリア233aに格納されると、MPU231は、そのプログラム格納エリア233aに格納された制御プログラムを読み出して、各種処理を実行することができる。即ち、MPU231は、第2プログラム記憶エリア234a1を有するNAND型フラッシュメモリ234aから制御プログラムを読み出して命令フェッチするのではなく、プログラム格納エリア233aを有するワークRAM233に転送された制御プログラムを読み出して命令フェッチし、各種処理を実行することになる。後述するように、ワークRAM233はDRAMによって構成されるため、高速に読み出し動作が行われる。よって、制御プログラムの殆どを読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aに記憶させた場合であっても、MPU231は高速に命令をフェッチし、その命令に対する処理を実行することができる。
Therefore, when a predetermined amount of programs among the control programs stored in the second program storage area 234a1 are stored in the
ここで、第2プログラム記憶エリア234a1に記憶されている制御プログラムには、第1プログラム記憶エリア234d1に記憶されていない残りのブートプログラムが含まれている。一方、第1プログラム記憶エリア234d1に記憶されているブートプログラムは、ワークRAM233のプログラム格納エリア233aに所定量だけ第2プログラム記憶エリア234a1から転送される制御プログラムの中に、その残りのブートプログラムが含まれるようにプログラミングされていると共に、プログラム格納エリア233aに格納されたその残りのブートプログラムの先頭アドレスを第1の所定番地として命令ポインタ231aを設定するようにプログラミングされている。
Here, the control program stored in the second program storage area 234a1 includes the remaining boot programs that are not stored in the first program storage area 234d1. On the other hand, the boot program stored in the first program storage area 234d1 has the remaining boot programs in the control program transferred from the second program storage area 234a1 by a predetermined amount to the
これにより、MPU231は、第1プログラム記憶エリア234d1に記憶されているブートプログラムによって、第2プログラム記憶エリア234a1に記憶されている制御プログラムを所定量だけプログラム格納エリア233aに転送した後、その転送した制御プログラムに含まれる残りのブートプログラムを実行する。
As a result, the
この残りのブートプログラムでは、プログラム格納エリア233aに転送されていない残りの制御プログラムやその制御プログラムで用いられる固定値データ(例えば、後述する表示データテーブル、転送データテーブルなど)を全て第2プログラム記憶エリア234a1から所定量ずつプログラム格納エリア233a又はデータテーブル格納エリア233bに転送する処理を実行する。また、ブートプログラムの最後で、命令ポインタ231aをプログラム格納エリア233a内の第2の所定番地に設定する。具体的には、この第2の所定番地として、プログラム格納エリア233aに格納された、ブートプログラムによるブート処理の終了後に実行される初期設定処理に対応するプログラムの先頭アドレスを設定する。
In this remaining boot program, the remaining control program that has not been transferred to the
MPU231は、この残りのブートプログラムを実行することによって、第2プログラム記憶エリア234a1に記憶されている制御プログラムや固定値データが全てプログラム格納エリア233a又はデータテーブル格納エリア233bに転送される。そして、ブートプログラムがMPU231により最後まで実行されると、命令ポインタ231aが第2の所定番地に設定され、以後、MPU231は、NAND型フラッシュメモリ234aを参照することなく、プログラム格納エリア233aに転送された制御プログラムを用いて各種処理を実行する。
By executing the remaining boot program, the
よって、制御プログラムの殆どを読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによって構成されるキャラクタROM234に記憶させた場合であっても、システムリセット解除後にその制御プログラムをワークRAM233のプログラム格納エリア233aに転送することで、MPU231は、読み出し速度が高速なDRAMによって構成されるワークRAMから制御プログラムを読み出して各種制御を行うことができる。従って、表示制御装置114において高い処理性能を保つことができ、第3図柄表示装置81を用いて、多様化、複雑化させた演出を容易に実行することができる。
Therefore, even when most of the control programs are stored in the
また、上述したように、NOR型ROM234dにブートプログラムを全て格納せずに、システムリセット解除後にMPU231によって最初に処理すべき命令から所定数の命令を格納しておき、残りのブートプログラムについては、NAND型フラッシュメモリ234aの第2プログラム記憶エリア234a1に記憶させても、第2プログラム記憶エリア234a1に記憶されている制御プログラムを確実にプログラム格納エリア233aに転送することができる。よって、キャラクタROM234は、極めて小容量のNOR型ROM234dを追加するだけで、MPU231の起動を短時間で行うことができるようになるので、その短時間化に伴うキャラクタROM234のコスト増加を抑制することができる。
Further, as described above, instead of storing all the boot programs in the NOR type ROM 234d, a predetermined number of instructions are stored from the instruction to be processed first by the
画像コントローラ237は、画像を描画し、その描画した画像を所定のタイミングで第3図柄表示装置81に表示させるデジタル信号プロセッサ(DSP)である。画像コントローラ237は、MPU231から送信される後述の描画リスト(図106参照)に基づき1フレーム分の画像を描画して、後述する第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cのいずれか一方のフレームバッファに描画した画像を展開すると共に、他方のフレームバッファにおいて先に展開された1フレーム分の画像情報を第3図柄表示装置81へ出力することによって、第3図柄表示装置81に画像を表示させる。画像コントローラ237は、この1フレーム分の画像の描画処理と1フレーム分の画像の表示処理とを、第3図柄表示装置81における1フレーム分の画像表示時間(本制御例では、20ミリ秒)の中で並列処理する。
The
画像コントローラ237は、1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒毎に、MPU231に対して垂直同期割込信号(以下、「V割込信号」と称す)を送信する。MPU231は、このV割込信号を検出する度に、V割込処理を実行し、画像コントローラ237に対して、次の1フレーム分の画像の描画を指示する。この指示により、画像コントローラ237は、次の1フレーム分の画像の描画処理を実行すると共に、先に描画によって展開された画像を第3図柄表示装置81に表示させる処理を実行する。
The
このように、MPU231は、画像コントローラ237からのV割込信号に伴ってV割込処理を実行し、画像コントローラ237に対して描画指示を行うので、画像コントローラ237は、画像の描画処理および表示処理間隔(20ミリ秒)毎に、画像の描画指示をMPU231より受け取ることができる。よって、画像コントローラ237では、画像の描画処理や表示処理が終了していない段階で、次の画像の描画指示を受け取ることがないので、画像の描画途中で新たな画像の描画を開始したり、表示中の画像情報が格納されているフレームバッファに、新たな描画指示に伴って画像が展開されたりすることを防止することができる。
In this way, the
画像コントローラ237は、また、MPU231からの転送指示や、描画リストに含まれる転送データ情報に基づいて、画像データをキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235や通常用ビデオRAM236に転送する処理も実行する。
The
なお、画像の描画は、常駐用ビデオRAM235および通常用ビデオRAM236に格納された画像データを用いて行われる。即ち、描画の際に必要となる画像データは、その描画が行われる前に、MPU231からの指示に基づき、キャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235または通常用ビデオRAM236へ転送される。
The drawing of the image is performed using the image data stored in the
ここで、NAND型フラッシュメモリは、ROMの大容量化を容易にする一方、読み出し速度がその他のROM(マスクROMやEEPROMなど)と比して遅い。これに対し、表示制御装置114では、MPU231が、キャラクタROM234に格納されている画像データのうち一部の画像データを電源投入後に常駐用ビデオRAM235に転送するように、画像コントローラ237に対して指示するよう構成されている。そして、後述するように、常駐用ビデオRAM235に格納された画像データは、上書きされることなく常駐されるように制御される。
Here, the NAND flash memory makes it easy to increase the capacity of the ROM, but the read speed is slower than that of other ROMs (mask ROM, EEPROM, etc.). On the other hand, in the
これにより、電源が投入されてから常駐用ビデオRAM235に常駐すべき画像データの転送が終了した後は、常駐用ビデオRAM235に常駐された画像データを使用しながら、画像コントローラ237にて画像の描画処理を行うことができる。よって、描画処理に使用する画像データが常駐用ビデオRAM235に常駐されていれば、画像描画時に読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aで構成されたキャラクタROM234から対応する画像データを読み出す必要がないため、その読み出しにかかる時間を省略でき、画像の描画を即座に行って第3図柄表示装置81に描画した画像を表示することができる。
As a result, after the transfer of the image data to be resident in the
特に、常駐用ビデオRAM235には、頻繁に表示される画像の画像データや、主制御装置110または表示制御装置114によって表示が決定された後、即座に表示すべき画像の画像データを常駐させるので、キャラクタROM234をNAND型フラッシュメモリ234aで構成しても、第3図柄表示装置81に何らかの画像を表示させるまでの応答性を高く保つことができる。
In particular, since the
また、表示制御装置114は、常駐用ビデオRAM235に非常駐の画像データを用いて画像の描画を行う場合は、その描画が行われる前に、キャラクタROM234から通常用ビデオRAM236に対して描画に必要な画像データを転送するように、MPU231が画像コントローラ237に対して指示するよう構成されている。後述するように、通常用ビデオRAM236に転送された画像データは、画像の描画に用いられた後、上書きによって削除される可能性はあるものの、画像描画時には、読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aで構成されたキャラクタROM234から対応する画像データを読み出す必要がなく、その読み出しにかかる時間を省略できるので、画像の描画を即座に行って第3図柄表示装置81に描画した画像を表示することができる。
Further, when drawing an image using non-resident image data in the
また、通常用ビデオRAM236にも画像データを格納することによって、全ての画像データを常駐用ビデオRAM235に常駐させておく必要がないため、大容量の常駐用ビデオRAM235を用意する必要がない。よって、常駐用ビデオRAM235を設けたことによるコスト増大を抑えることができる。
Further, by storing the image data in the
画像コントローラ237は、NAND型フラッシュメモリ234aの1ブロック分の容量である132キロバイトのSRAMによって構成されたバッファRAM237aを有している。
The
MPU231が、転送指示や描画リストの転送データ情報によって画像コントローラ237に対して行う画像データの転送指示には、転送すべき画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレス(格納元先頭アドレス)と最終アドレス(格納元最終アドレス)、転送先の情報(常駐用ビデオRAM235及び通常用ビデオRAM236のいずれに転送するかを示す情報)、及び転送先(常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236)の先頭アドレスが含まれる。なお、格納元最終アドレスに代えて、転送すべき画像データのデータサイズを含めてもよい。
The image data transfer instruction given by the
画像コントローラ237は、この転送指示の各種情報に従って、キャラクタROM234の所定アドレスから1ブロック分のデータを読み出して一旦バッファRAM237aに格納し、常駐用ビデオRAM235または通常用ビデオRAM236の未使用時に、バッファRAM237aに格納された画像データを常駐RAM235または通常用ビデオRAM236に転送する。そして、転送指示により示された格納元先頭アドレスから格納元最終アドレスに格納された画像データが全て転送されるまで、その処理を繰り返し実行する。
The
これにより、キャラクタROM234から時間をかけて読み出された画像データを一旦そのバッファRAM237aに格納し、その後、その画像データをバッファRAM237aから常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236へ短時間で転送することができる。よって、キャラクタROM234から画像データが常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236へ転送される間に、常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236が、その画像データの転送で長時間占有されるのを防止することができる。従って、画像データの転送により常駐用ビデオRAM235や通常用ビデオRAM236が占有されることで、画像の描画処理にそれらのビデオRAM235,236が使用できず、結果として必要な時間までに画像の描画や、第3図柄表示装置81への表示が間に合わないことを防止することができる。
As a result, the image data read from the
また、バッファRAM234cから常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236への画像データへの転送は、画像コントローラ237によって行われるので、常駐用ビデオRAM235及び通常用ビデオRAM236が画像の描画処理や第3図柄表示装置81への表示処理に未使用である期間を容易に判定することができ、処理の単純化を図ることができる。
Further, since the transfer of the image data from the
常駐用ビデオRAM235は、キャラクタROM234より転送された画像データが、電源投入中、上書きされることがなく保持され続けるように用いられ、電源投入時主画像エリア235a、背面画像エリア235c、キャラクタ図柄エリア235e、エラーメッセージ画像エリア235fが設けられているほか、電源投入時変動画像エリア235b、第3図柄エリア235dが少なくとも設けられている。
The
電源投入時主画像エリア235aは、電源が投入されてから常駐用ビデオRAM235に常駐すべき全ての画像データが格納されるまでの間に第3図柄表示装置81に表示する電源投入時主画像に対応するデータを格納する領域である。また、電源投入時変動画像エリア235bは、第3図柄表示装置81に電源投入時主画像が表示されている間に遊技者によって遊技が開始され、第1入球口64、および第2入球口640への入球が検出された場合に、主制御装置110において行われた抽選結果を変動演出によって表示する電源投入時変動画像に対応する画像データを格納する領域である。
The main image area 235a at power-on is used as the main image at power-on to be displayed on the third
MPU231は、電源部251から電源供給が開始されたときに、キャラクタROM234から電源投入時主画像および電源投入時変動画像に対応する画像データを電源投入時主画像エリア235aへ転送するように、画像コントローラ237へ転送指示を送信する。
When the power supply is started from the
ここで、電源投入時変動画像について説明する。表示制御装置114は、電源投入直後に、キャラクタROM234から電源投入時主画像および電源投入時変動画像に対応する画像データを、電源投入時主画像エリア235aおよび電源投入時変動画像エリア235bへ転送すると、続いて、常駐用ビデオRAM235に格納すべき残りの画像データを、キャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235に対して転送する。この残りの画像データの転送が行われている間、表示制御装置114は、先に電源投入時主画像エリア235aに格納された画像データを用いて、電源投入時主画像を第3図柄表示装置81に表示させる。
Here, the fluctuation image when the power is turned on will be described. Immediately after the power is turned on, the
このとき、変動開始の指示コマンドである主制御装置110からの変動パターンコマンドに基づき音声ランプ制御装置113から送信される表示用変動パターンコマンドを受信すると、表示制御装置114は、電源投入時主画像の表示画面上に、画面に向かって右下の位置に「○」図柄の電源投入時変動画像と、「○」図柄と同位置に「×」図柄の電源投入時変動画像とを、変動期間中、交互に繰り返して表示する。そして、主制御装置110からの変動パターンコマンドや停止種別コマンドに基づき音声ランプ制御装置113から送信される表示用変動パターンコマンドおよび表示用停止種別コマンドから、主制御装置110にて行われた抽選の結果を判断し、「特別図柄の大当たり」である場合は「○」図柄を変動演出の停止後に一定期間表示させ、「特別図柄の外れ」である場合は「×」図柄を変動演出の停止後に一定期間表示させる。
At this time, when the display fluctuation pattern command transmitted from the voice
MPU231は、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき全ての画像データが常駐用ビデオRAM235に対して転送されるまで、画像コントローラ237に対し、電源投入時主画像エリア235aに格納された画像データを用いて電源投入時主画像の描画を行うよう指示する。これにより、残りの常駐すべき画像データが常駐用ビデオRAM235に転送されている間、遊技者やホール関係者は、第3図柄表示装置81に表示された電源投入時主画像を確認することができる。よって、表示制御装置114は、電源投入時主画像を第3図柄表示装置81に表示させている間に、時間をかけて残りの常駐すべき画像データをキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235に転送することができる。また、遊技者等は、電源投入時主画像が第3図柄表示装置81に表示されている間、何らかの処理が行われていることを認識できるので、残りの常駐用ビデオRAM235に常駐すべき画像データが、キャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235に転送されるまでの間、動作が停止していないか、といった不安を持つことなく、常駐用ビデオRAM235への画像データの転送が完了するまで待機することができる。
The
また、製造時の工場等における動作チェックにおいても、電源投入時主画像がすぐに第3図柄表示装置81に表示されることによって、第3図柄表示装置81が電源投入によって問題なく動作が開始されていることをすぐに確認することができ、更に、キャラクタROM234に読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aを用いることにより動作チェックの効率が悪化することを抑制できる。
Further, even in the operation check in a factory or the like at the time of manufacturing, the main image at the time of turning on the power is immediately displayed on the third
また、電源投入時主画像が第3図柄表示装置81に表示されている間に遊技者が遊技を開始し、第1入球口64、または第2入球口640への入球が検出された場合は、電源投入時変動画像エリア235bに常駐された電源投入時変動画像に対応する画像データを用いて電源投入時変動画像が描画され、電源投入時変動画像が交互に第3図柄表示装置81に表示されるように、MPU231から画像コントローラ237に対して指示される。これにより、電源投入時変動画像を用いて簡単な変動演出を行うことができる。よって、遊技者は、電源投入時主画像が第3図柄表示装置81に表示されている間であっても、その簡単な変動演出によって確実に抽選が行われたことを確認することができる。
Further, when the power is turned on, the player starts the game while the main image is displayed on the third
また、電源投入時主画像が第3図柄表示装置81に表示される段階で、すでに電源投入時変動演出画像に対応する画像データが電源投入時変動画像エリア235bに常駐されているので、電源投入時主画像が第3図柄表示装置81に表示されている間に第1入球口64に入球が検出された場合は、対応する変動演出を第3図柄表示装置81に即座に表示させることができる。
Further, since the image data corresponding to the power-on fluctuation effect image is already resident in the power-on
図103に戻って、説明を続ける。背面画像エリア235cは、第3図柄表示装置81に表示される背面画像に対応する画像データを格納する領域である。背面画像とは、主図柄(第3図柄)の背面側に表示される画像であり、例えば、街や海、空等が表示される。また、右打ちナビ画像(図88(a)参照)等も背面画像として背面画像エリア235cに格納されている。
Returning to FIG. 103, the description will be continued. The
第3図柄エリア235dは、第3図柄表示装置81に表示される変動演出において使用される第3図柄を常駐するためのエリアである。即ち、第3図柄エリア235dには、第3図柄である「0」から「9」の数字を付した上述の10種類の主図柄に対応する画像データが常駐される。これにより、第3図柄表示装置81にて変動演出を行う場合、逐一キャラクタROM234から画像データを読み出す必要がないので、キャラクタROM234にNAND型フラッシュメモリ234aを用いても、第3図柄表示装置81において素早く変動演出を開始することができる。よって、第1入球口64への入球が発生してから、第1図柄表示装置37では変動演出が開始されているにも関わらず、第3図柄表示装置81において変動演出が即座に開始されないような状態が発生するのを抑制することができる。
The
また、第3図柄エリア235dには、「0」から「9」の数字が付されていない主図柄として、木箱といった後方図柄からなる主図柄や、後方図柄とかんな,風呂敷,ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄とからなる主図柄に対応する画像データも常駐される。これらの画像データは、一の変動演出が停止してから所定時間経過しても、始動入賞に伴う次の変動演出が開始されない場合に、第3図柄表示装置81に表示されるデモ演出に用いられる。これにより、デモ演出が第3図柄表示装置81に表示されると、そのデモ演出において、第3図柄として数字の付されていない主図柄が表示される。よって、遊技者は、数字の付されていない主図柄を第3図柄表示装置81の表示画像から視認することによって、当該パチンコ機10がデモ状態にあることを容易に認識することができる。
Further, in the
キャラクタ図柄エリア235eは、第3図柄表示装置81に表示される各種演出で使用されるキャラクタ図柄に対応する画像データを格納する領域である。本パチンコ機10では、「少年」をはじめとする様々なキャラクタが各種演出にあわせて表示されるようになっており、これらに対応するデータがキャラクタ図柄エリア235eに常駐されることにより、表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドの内容に基づいてキャラクタ図柄を変更する場合、キャラクタROM234から対応の画像データを新たに読み出すのではなく、常駐用ビデオRAM235のキャラクタ図柄エリア235eに予め常駐されている画像データを読み出すことによって、画像コントローラ237にて所定の画像を描画できるようになっている。これにより、キャラクタROM234から対応の画像データを読み出す必要がないので、キャラクタROM234に読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aを用いても、キャラクタ図柄を即座に変更することができる。
The
エラーメッセージ画像エリア235fは、パチンコ機10内にエラーが発生した場合に表示されるエラーメッセージに対応する画像データを格納する領域である。本パチンコ機10では、例えば、遊技盤13の裏面に取り付けられた振動センサ(図示せず)の出力から、音声ランプ制御装置113によって振動を検出すると、音声ランプ制御装置113は振動エラーの発生をエラーコマンドによって表示制御装置114に通知する。また、音声ランプ制御装置113により、その他のエラーの発生が検出された場合にも、音声ランプ制御装置113は、エラーコマンドによって、そのエラーの発生をそのエラー種別と共に表示制御装置114へ通知する。表示制御装置114では、エラーコマンドを受信すると、その受信したエラーに対応するエラーメッセージを第3図柄表示装置81に表示させるように構成されている。
The error
ここで、エラーメッセージは、遊技者の不正防止やエラーに対する遊技者の保護の観点から、エラーの発生とほぼ同時に表示されることが求められる。本パチンコ機10では、エラーメッセージ画像エリア235fに、各種エラーメッセージに対応する画像データが予め常駐されているので、表示制御装置114は、受信したエラーコマンドに基づいて、常駐用ビデオRAM235のエラーメッセージ画像エリア235fに予め常駐されている画像データを読み出すことによって、画像コントローラ237にて各エラーメッセージ画像を即座に描画できるようになっている。これにより、キャラクタROM234から逐次エラーメッセージに対応する画像データを読み出す必要がないので、キャラクタROM234に読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aを用いても、エラーコマンドを受信してから対応するエラーメッセージを即座に表示させることができる。
Here, from the viewpoint of preventing fraud of the player and protecting the player against the error, the error message is required to be displayed almost at the same time as the occurrence of the error. In the
通常用ビデオRAM236は、データが随時上書きされ更新されるように用いられるもので、画像格納エリア236a、第1フレームバッファ236b、第2フレームバッファ236cが少なくとも設けられている。
The
画像格納エリア236aは、第3図柄表示装置81に表示させる画像の描画に必要な画像データのうち、常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データを格納するためのエリアである。画像格納エリア236aは、複数のサブエリアに分割されており、サブエリア毎に、そのサブエリアに格納される画像データの種別が予め定められている。
The
MPU231は、常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データのうち、その後の画像の描画で必要となる画像データを、キャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに設けられたサブエリアのうち、その画像データの種別を格納すべき所定のサブエリアに転送するように、画像コントローラ237に対して指示をする。これにより画像コントローラ237は、MPU231により指示された画像データをキャラクタROM234から読み出し、バッファRAM237aを介して、画像格納エリア236aの指定された所定のサブエリアにその読み出した画像データを転送する。
Of the image data that is not resident in the
なお、画像データの転送指示は、MPU231が画像コントローラ237に対して画像の描画を指示する後述の描画リストの中に、転送データ情報を含めることによって行われる。これにより、MPU231は、画像の描画指示と、画像データの転送指示とを、描画リストを画像コントローラ237に送信するだけで行うことができるので、処理負荷を低減することができる。
The image data transfer instruction is given by including the transfer data information in the drawing list described later in which the
第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cは、第3図柄表示装置81に表示すべき画像を展開するためのバッファである。画像コントローラ237は、MPU231からの指示に従って描画した1フレーム分の画像を、第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cのいずれか一方のフレームバッファに書き込むことによって、そのフレームバッファに1フレーム分の画像を展開すると共に、その一方のフレームバッファに画像を展開している間、他方のフレームバッファから先に展開された1フレーム分の画像情報を読み出し、駆動信号と共に第3図柄表示装置81に対してその画像情報を送信することによって、第3図柄表示装置81に、その1フレーム分の画像を表示させる処理を実行する。
The
このように、フレームバッファとして、第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cの2つを設けることによって、画像コントローラ237は、一方のフレームバッファに描画した1フレーム分の画像を展開しながら、同時に、他方のフレームバッファから先に展開された1フレーム分の画像を読み出して、第3図柄表示装置81にその読み出した1フレーム分の画像を表示させることができる。
In this way, by providing two frame buffers, the
そして、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファと、第3図柄表示装置81に画像を表示させるために1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとは、1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒毎に、MPU231によって、それぞれ第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cのいずれかが交互に入れ替えて指定される。
Then, the frame buffer that expands the image for one frame and the frame buffer for reading the image information for one frame in order to display the image on the third
即ち、あるタイミングで、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定されて、画像の描画処理および表示処理が実行されると、1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒後に、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定される。これにより、先に第1フレームバッファ236bに展開された画像の画像情報が読み出されて第3図柄表示装置81に表示させることができると同時に、第2フレームバッファ236cに新たな画像が展開される。
That is, at a certain timing, the
そして、更に次の20ミリ秒後には、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定される。これにより、先に第2フレームバッファ236cに展開された画像の画像情報が読み出されて第3図柄表示装置81に表示させることができると同時に、第1フレームバッファ236bに新たな画像が展開される。以後、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファと、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとを、20ミリ秒毎に、それぞれ第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cのいずれかを交互に入れ替えて指定することによって、1フレーム分の画像の描画処理を行いながら、1フレーム分の画像の表示処理を20ミリ秒単位で連続的に行わせることができる。
Then, after the next 20 milliseconds, the
ワークRAM233は、キャラクタROM234に記憶された制御プログラムや固定値データを格納したり、MPU231による各種制御プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラグを一時的に記憶したりするためのメモリであり、DRAMによって構成される。このワークRAM233は、プログラム格納エリア233a、データテーブル格納エリア233b、簡易画像表示フラグ233c、表示データテーブルバッファ233d、転送データテーブルバッファ233e、ポインタ233f、描画リストエリア233g、計時カウンタ233h、格納画像データ判別フラグ233i、描画対象バッファフラグ233jを少なくとも有している。
The
プログラム格納エリア233aは、MPU231によって実行される制御プログラムを格納するためのエリアである。MPU231は、システムリセットが解除されると、キャラクタROM234から制御プログラムを読み出してワークRAM233へ転送し、このプログラム格納エリア233aに格納する。そして、全ての制御プログラムをプログラム格納エリア233aに格納すると、以後、MPU231はプログラム格納エリア233aに格納された制御プログラムを用いて各種制御を実行する。
The
上述したように、ワークRAM233はDRAMによって構成されるため、高速に読み出し動作が行われる。よって、制御プログラムを読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによって構成されるキャラクタROM234に記憶させた場合であっても、表示制御装置114において高い処理性能を保つことができ、第3図柄表示装置81を用いて、多様化、複雑化させた演出を容易に実行することができる。
As described above, since the
データテーブル格納エリア233bは、主制御装置110からのコマンドに基づき表示させる一の演出に対し、時間経過に伴い第3図柄表示装置81に表示すべき表示内容を記載した表示データテーブルと、表示データテーブルにより表示される一の演出において使用される画像データのうち常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データの転送データ情報ならびに転送タイミングを規定した転送データテーブルとが格納される領域である。
The data
これらのデータテーブルは、通常、キャラクタROM234のNAND型フラッシュメモリ234aに設けられた第2プログラム記憶エリア234a1に固定値データの一種として記憶されており、システムリセット解除後にMPU231によって実行されるブートプログラムに従って、これらのデータテーブルがキャラクタROM234からワークRAM233へ転送され、このデータテーブル格納エリア233bに格納される。そして、全てのデータテーブルがデータテーブル格納エリア233bに格納されると、以後、MPU231は、データテーブル格納エリア233bに格納されたデータテーブルを用いて第3図柄表示装置81の表示を制御する。上述したように、ワークRAM233はDRAMによって構成されるため、高速に読み出し動作が行われる。よって、各種データテーブルを読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによって構成されるキャラクタROM234に記憶させた場合であっても、表示制御装置114において高い処理性能を保つことができ、第3図柄表示装置81を用いて、多様化、複雑化させた演出を容易に実行することができる。
These data tables are usually stored as a kind of fixed value data in the second program storage area 234a1 provided in the
ここで、各種データテーブルの詳細について説明する。まず、表示データテーブルは、主制御装置110からのコマンドに基づいて第3図柄表示装置81に表示される各演出の演出態様毎に1つずつ用意されるもので、例えば、変動演出、オープニング演出、ラウンド演出、エンディング演出、デモ演出に対応する表示データテーブルが用意されている。
Here, the details of various data tables will be described. First, one display data table is prepared for each effect mode displayed on the third
変動演出は、音声ランプ制御装置113からの表示用変動パターンコマンドを受信した場合に、第3図柄表示装置81おいて開始される演出である。なお、表示用変動パターンコマンドが受信される場合には、変動演出の停止種別を示す表示用停止種別コマンドも受信される。例えば、変動演出が開始された場合に、その変動演出の停止種別が外れであれば、外れを示す停止図柄が最終的に停止表示される一方、その変動演出の停止種別が大当たり(大当たりK等)であれば、それぞれの大当たりを示す停止図柄が最終的に停止表示される。遊技者は、この変動演出における停止図柄を視認することで大当たり種別を認識でき、大当たり種別に応じて付与される遊技価値を容易に判断することができる。
The variation effect is an effect started by the third
オープニング演出は、これからパチンコ機10が特別遊技状態へ移行して、通常時には閉鎖されている第1特定入賞口1000aが開放されることを遊技者に報知するための演出であり、ラウンド演出は、これから開始されるラウンド数を遊技者に報知するための演出である。エンディング演出は、特別遊技状態(大当たり状態)の終了を遊技者に報知することを遊技者に報知するための演出である。
The opening effect is an effect for notifying the player that the
デモ演出は、上述したように、一の変動演出が停止してから所定時間経過しても、始動入賞に伴う次の変動演出が開始されない場合に、第3図柄表示装置81に表示される演出であり、「0」から「9」の数字が付されていない主図柄からなる第3図柄が停止表示されると共に、背面画像のみが変化する。第3図柄表示装置81にデモ演出が表示されていれば、遊技者やホール関係者が、当該パチンコ機10において遊技が行われていないことを認識することができる。
As described above, the demonstration effect is an effect displayed on the third
データテーブル格納エリア233bには、オープニング演出、ラウンド演出、エンディング演出およびデモ演出に対応する表示データテーブルをそれぞれ1つずつ格納する。また、変動演出用の表示データテーブルである変動表示データテーブルは、設定される変動演出パターンが32パターンあれば、1変動演出パターンに1テーブル、合計で32テーブルが用意される。
In the data
ここで、図104を参照して、表示データテーブルの詳細について説明する。図104は、表示データテーブルのうち、変動表示データテーブルの一例を模式的に示した模式図である。表示データテーブルは、第3図柄表示装置81において1フレーム分の画像が表示される時間(本制御例では、20ミリ秒)を1単位として表したアドレスに対応させて、その時間に表示すべき1フレーム分の画像の内容(描画内容)を詳細に規定したものである。
Here, the details of the display data table will be described with reference to FIG. 104. FIG. 104 is a schematic diagram schematically showing an example of a variable display data table among the display data tables. The display data table should be displayed at the time corresponding to the address represented by the time (20 milliseconds in this control example) in which the image for one frame is displayed on the third
描画内容には、1フレーム分の画像を構成する表示物であるスプライト毎に、そのスプライトの種別を規定すると共に、そのスプライトの種別に応じて、表示位置座標、拡大率、回転角度、半透明値、αブレンディング情報、色情報、フィルタ指定情報といった、スプライトを第3図柄表示装置81に描画させるための描画情報が規定されている。
In the drawing content, the type of sprite is specified for each sprite that is a display object that constitutes an image for one frame, and the display position coordinates, enlargement ratio, rotation angle, and translucency are specified according to the type of sprite. Drawing information for causing the third
スプライトの種別は、表示すべきスプライトを特定するための情報である。表示位置座標は、そのスプライトを表示すべき第3図柄表示装置81上の座標を特定するための情報である。拡大率は、そのスプライトに対して予め設定された標準的な表示サイズに対する拡大率を指定するための情報で、その拡大率に従って表示されるスプライトの大きさが特定される。なお、拡大率が100%より大きい場合は、そのスプライトが標準的な大きさよりも拡大されて表示され、拡大率が100%未満の場合は、そのスプライトが標準的な大きさもよりも縮小されて表示される。
The sprite type is information for identifying the sprite to be displayed. The display position coordinates are information for specifying the coordinates on the third
回転角度は、スプライトを回転させて表示させる場合の回転角度を特定するための情報である。半透明値は、スプライト全体の透明度を特定するためのものであり、半透明値が高いほど、スプライトの背面側に表示される画像が透けて見えるように画像が表示される。αブレンディング情報は、他のスプライトとの重ね合わせ処理を行う場合に用いられる既知のαブレンディング係数を特定するための情報である。色情報は、表示すべきスプライトの色調を指定するための情報である。そして、フィルタ指定情報は、指定されたスプライトを描画する場合に、そのスプライトに対して施すべき画像フィルタを指定するための情報である。 The rotation angle is information for specifying the rotation angle when the sprite is rotated and displayed. The translucency value is for specifying the transparency of the entire sprite, and the higher the translucency value, the more the image displayed on the back side of the sprite can be seen through. The α-blending information is information for identifying a known α-blending coefficient used when performing a superposition process with another sprite. The color information is information for designating the color tone of the sprite to be displayed. Then, the filter designation information is information for designating an image filter to be applied to the sprite when drawing the designated sprite.
変動表示データテーブルでは、各アドレスに対応して規定される1フレーム分の描画内容として、1つの背面画像、9個の第3図柄(図柄1,図柄2,・ .・)、その画像において光の差し込みなどを表現するエフェクト、少年画像や文字などの各種演出に用いられるキャラクタといった各スプライトに対する描画情報が、アドレス毎に規定されている。なお、エフェクトやキャラクタに関する情報は、そのフレームに表示すべき内容に合わせて、1つ又は複数規定される。
In the variable display data table, one back image, nine third symbols (
ここで、背面画像は、表示位置は第3図柄表示装置81の画面全体に固定され、拡大率、回転角度、半透明値、αブレンディング情報、色情報およびフィルタ指定情報は、時間経過に対して一定とされるので、変動表示データテーブルでは、背面画像の種別を特定するための情報である背面種別のみが規定されている。この背面種別は、遊技者によって選択されているステージ(「街中ステージ」、「空ステージ」、「島ステージ」のいずれか)に対応する背面A〜Cのいずれかを表示させるか、背面A〜Cとは異なる背面画像を表示させるかを特定する情報が記載されている。また、背面種別は、背面A〜Cとは異なる背面画像を表示させることを特定する場合、どの背面画像を表示させるかを特定する情報も合わせて記載されている。
Here, the display position of the rear image is fixed to the entire screen of the third
MPU231は、この背面種別によって、背面A〜Cのいずれかを表示させることが特定される場合は、背面A〜Cのうち遊技者によって指定されたステージに対応する背面画像を描画対象として特定し、また、そのフレームに対して表示すべき背面画像の範囲を時間経過に合わせて特定する。一方、背面A〜Cとは異なる背面画像を表示させることが特定される場合は、背面種別から表示させるべき背面画像を特定する。
When it is specified that any of the back surfaces A to C is to be displayed by the back surface type, the
なお、本制御例では、表示データテーブルにおいて、背面画像の描画内容として背面種別のみを規定する場合について説明するが、これに代えて、背面種別と、その背面種別に対応する背面画像のどの範囲を表示すべきかを示す位置情報とを規定するようにしてもよい。この位置情報は、例えば、初期位置に対応する範囲の背面画像が表示されてからの経過時間を示す情報であってもよい。この場合、MPU231は、そのフレームに対して表示すべき背面画像の範囲を、位置情報により示される初期位置に対応する範囲の背面画像が表示されてからの経過時間に基づいて特定する。
In this control example, a case where only the back type is specified as the drawing content of the back image in the display data table will be described. Instead, the back type and the range of the back image corresponding to the back type will be described. It may be specified as the position information indicating whether or not to be displayed. This position information may be, for example, information indicating the elapsed time since the back image of the range corresponding to the initial position is displayed. In this case, the
また、位置情報は、この表示データテーブルに基づく画像の描画(もしくは、第3図柄表示装置81の表示)が開始されてからの経過時間を示す情報であってもよい。この場合、MPU231は、そのフレームに対して表示すべき背面画像の範囲を、表示用データベースに基づき画像の描画(もしくは、第3図柄表示装置81の表示)が開始された段階で表示されていた背面画像の位置と、位置情報により示される該画像の描画(もしくは、第3図柄表示装置81の表示)が開始されてからの経過時間とに基づいて特定する。
Further, the position information may be information indicating the elapsed time from the start of drawing the image (or the display of the third symbol display device 81) based on the display data table. In this case, the
更に、位置情報は、背面種別に応じて、初期位置に対応する範囲の背面画像が表示されてからの経過時間を示す情報および表示データテーブルに基づく画像の描画(もしくは、第3図柄表示装置81の表示)が開始されてからの経過時間を示す情報のいずれかを示すものであってもよいし、背面種別および位置情報とともに、その位置情報の種別情報(例えば、初期位置に対応する範囲の背面画像が表示されてからの経過時間を示す情報であるか、表示用データベースに基づく画像の描画(もしくは、第3図柄表示装置81の表示)が開始されてからの経過時間を示す情報であるかを示す情報)を、背面画像の描画内容として規定してもよい。その他、位置情報は、経過時間を示す情報ではなく、表示すべき背面画像の範囲が格納されたアドレスを示す情報であってもよい。 Further, the position information is information indicating the elapsed time from the display of the rear image in the range corresponding to the initial position and the drawing of the image based on the display data table (or the third symbol display device 81) according to the rear type. It may indicate any of the information indicating the elapsed time since the start of the display), and the type information of the position information (for example, the range corresponding to the initial position) together with the back type and the position information. It is information indicating the elapsed time since the back image is displayed, or information indicating the elapsed time since the drawing of the image based on the display database (or the display of the third symbol display device 81) is started. Information indicating the above) may be specified as the drawing content of the back image. In addition, the position information may not be information indicating the elapsed time, but may be information indicating an address in which the range of the rear image to be displayed is stored.
第3図柄(図柄1,図柄2,・ .・)は、表示すべき第3図柄を特定するための図柄種別情報として、図柄種別オフセット情報が記載されている。このオフセット情報は、各第3図柄に付された数字の差分を表す情報である。第3図柄の種別を直接特定するのではなく、オフセット情報を特定するのは、変動演出における第3図柄の表示は、1つ前に行われた変動演出の停止図柄および今回行われる変動演出の停止図柄に応じて変わるためであり、変動が開始されてから所定時間経過するまでの図柄オフセット情報では、1つ前に行われた変動演出の停止図柄からのオフセット情報を記載する。これにより、1つ前の変動演出における停止図柄から変動演出が開始される。
In the third symbol (
一方、変動が開始されてから所定時間経過後は、音声ランプ制御装置113を介して主制御装置110より受信した停止種別コマンド(表示用停止種別コマンド)に応じて設定される停止図柄からのオフセット情報を記載する。これにより、変動演出を、主制御装置110より指定された停止種別に応じた停止図柄で停止させることができる。
On the other hand, after a predetermined time has elapsed from the start of the fluctuation, the offset from the stop symbol set according to the stop type command (display stop type command) received from the
なお、各第3図柄には固有の数字が付されているので、1つ前の変動演出における変動図柄や、主制御装置110より指定された停止種別に応じた停止図柄を、その第3図柄に付された数字で管理し、また、オフセット情報を、各第3図柄に付された数字の差分で表すことにより、そのオフセット情報から容易に表示すべき第3図柄を特定することができる。
Since each third symbol is assigned a unique number, the fluctuation symbol in the previous variation effect and the stop symbol according to the stop type specified by the
また、図柄オフセット情報において、1つ前に行われた変動演出の停止図柄のオフセット情報から今回行われている変動演出の停止図柄のオフセット情報に切り替えられる所定時間は、第3図柄が高速に変動表示されている時間となるように設定されている。第3図柄が高速に変動表示されている間は、その第3図柄が遊技者に視認不能な状態であるので、その間に、図柄オフセット情報を1つ前に行われた変動演出の停止図柄のオフセット情報から今回行われている変動演出の停止図柄のオフセット情報に切り替えることによって、第3図柄の数字の連続性が途切れても、その数字の連続性の途切れを遊技者に認識させないようにすることができる。 Further, in the symbol offset information, the third symbol fluctuates at high speed for a predetermined time during which the offset information of the stop symbol of the fluctuation effect performed immediately before is switched to the offset information of the stop symbol of the fluctuation effect performed this time. It is set to be the displayed time. While the third symbol is fluctuating at high speed, the third symbol is invisible to the player. Therefore, during that time, the stop symbol of the fluctuation effect performed immediately before the symbol offset information is displayed. By switching from the offset information to the offset information of the stop symbol of the fluctuation effect that is being performed this time, even if the continuity of the numbers of the third symbol is interrupted, the player is prevented from recognizing the interruption of the continuity of the numbers. be able to.
表示データテーブルの先頭アドレスである「0000H」には、データテーブルの開始を示す「Start」情報が記載され、表示データテーブルの最終アドレス(図104の例では、「02F0H」)には、データテーブルの終了を示す「End」情報が記載されている。そして、「Start」情報が記載されたアドレス「0000H」と「End」情報が記載されたアドレスとの間の各アドレスに対して、その表示データテーブルで規定すべき演出態様に対応させた描画内容が記載されている。 The start address "0000H" of the display data table is described with "Start" information indicating the start of the data table, and the final address of the display data table ("02F0H" in the example of FIG. 104) is the data table. "End" information indicating the end of is described. Then, for each address between the address "0000H" in which the "Start" information is described and the address in which the "End" information is described, the drawing content corresponding to the effect mode to be specified in the display data table is obtained. Is described.
MPU231は、主制御装置110からのコマンド等に基づき音声ランプ制御装置113から送信されるコマンド(例えば、表示用変動パターンコマンド)等に応じて、使用する表示データテーブルを選定し、その選定した表示データテーブルをデータテーブル格納エリア233bから読み出して、表示データテーブルバッファ233dに格納すると共に、ポインタ233fを初期化する。そして、1フレーム分の描画処理が完了する度にポインタ233fを1加算し、表示データテーブルバッファ233dに格納された表示データテーブルにおいて、ポインタ233fが示すアドレスに規定された描画内容に基づき、次に描画すべき画像内容を特定して後述する描画リスト(図106参照)を作成する。この描画リストを画像コントローラ237に送信することで、その画像の描画指示を行う。これにより、ポインタ233fの更新に従って、表示データテーブルで規定された順に描画内容が特定されるので、その表示データテーブルで規定された通りの画像が第3図柄表示装置81に表示される。
The
このように、本パチンコ機10では、表示制御装置114において、主制御装置110からのコマンド等に基づき音声ランプ制御装置113から送信されるコマンド(例えば、表示用変動パターンコマンド)等に応じて、MPU231により実行すべきプログラムを変更するのではなく、表示データテーブルを表示データテーブルバッファ233dに適宜置き換えるという単純な操作だけで、第3図柄表示装置81に表示すべき演出画像を変更することができる。
As described above, in the
ここで、従来のパチンコ機のように、第3図柄表示装置81に表示させる演出画像を変更する度にMPU231で実行されるプログラムを起動するように構成した場合、演出画像の多種多様化に伴って複雑かつ膨大化するプログラムの起動や実行の処理に多大な負荷がかかるため、表示制御装置114における処理能力が制限となって、制御可能な演出画像の多様化に限界が生じてしまうおそれがあった。これに対し、本パチンコ機10では、表示データテーブルを表示データテーブルバッファ233dに適宜置き換えるという単純な操作だけで、第3図柄表示装置81に表示すべき演出画像を変更することができるので、表示制御装置114の処理能力に関係なく、多種多様な演出画像を第3図柄表示装置81に表示させることができる。
Here, when the program executed by the
また、このように各演出態様に対応して表示データテーブルを用意し、表示すべき演出態様に応じた表示データテーブルバッファを設定して、その設定されたデータテーブルに従い、1フレームずつ描画リストを作成することができるのは、パチンコ機10では、始動入賞に基づいて行われる抽選の結果に基づいて、予め第3図柄表示装置81に表示させる演出が決定されるためである。これに対し、パチンコ機といった遊技機を除くゲーム機などでは、ユーザの操作に基づいてその場その場で表示内容が変わるため、表示内容を予測することができず、よって、上述したような各演出態様に対応する表示データテーブルを持たせることはできない。このように、各演出態様に対応して表示データテーブルを用意し、表示すべき演出態様に応じた表示データテーブルバッファを設定して、その設定されたデータテーブルに従い、1フレームずつ描画リストを作成する構成は、パチンコ機10が、始動入賞に基づいて行われる抽選の結果に基づき予め第3図柄表示装置81に表示させる演出態様を決定する構成であることに基づいて初めて実現できるものである。
Further, in this way, a display data table is prepared corresponding to each effect mode, a display data table buffer is set according to the effect mode to be displayed, and a drawing list is drawn frame by frame according to the set data table. This can be created because, in the
次いで、図105を参照して、転送データテーブルの詳細について説明する。図105は、転送データテーブルの一例を模式的に示した模式図である。転送データテーブルは、演出毎に用意された表示データテーブルに対応して用意されるもので、上述したように、表示データテーブルで規定されている演出において使用されるスプライトの画像データのうち、常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに転送するための転送データ情報ならびにその転送タイミングが規定されている。
Next, the details of the transfer data table will be described with reference to FIG. 105. FIG. 105 is a schematic diagram schematically showing an example of a transfer data table. The transfer data table is prepared corresponding to the display data table prepared for each effect, and as described above, among the sprite image data used in the effect specified by the display data table, it is resident. The transfer data information for transferring the image data not resident in the
なお、表示データテーブルに規定された演出において使用されるスプライトの画像データが、全て常駐用ビデオRAM235に格納されていれば、その表示データテーブルに対応する転送データテーブルは用意されていない。これにより、データテーブル格納エリア233bの容量増大を抑制することができる。
If all the sprite image data used in the effect specified in the display data table is stored in the
転送データテーブルは、表示データテーブルにおいて規定されるアドレスに対応させて、そのアドレスで示される時間に転送を開始すべきスプライトの画像データ(以下、「転送対象画像データ」と称す)の転送データ情報が記載されている(図105のアドレス「0001H」及び「0097H」が該当)。ここで、表示データテーブルに従って所定のスプライトの描画が開始されるまでに、その所定のスプライトに対応する画像データが画像格納エリア236aに格納されるように、その転送対象画像データの転送開始タイミングが設定されており、転送データテーブルでは、その転送開始タイミングに対応するアドレスに対応させて、転送対象画像データの転送データ情報が規定される。
The transfer data table corresponds to the address specified in the display data table, and the transfer data information of the sprite image data (hereinafter referred to as "transfer target image data") for which transfer should be started at the time indicated by the address. (Corresponding to the addresses "0001H" and "097H" in FIG. 105). Here, the transfer start timing of the transfer target image data is set so that the image data corresponding to the predetermined sprite is stored in the
一方、表示データテーブルにおいて規定されるアドレスで示される時間に、転送を開始すべき転送対象画像データが存在しない場合は、そのアドレスに対応して転送を開始すべき転送対象画像データが存在しないことを意味するNullデータが規定される(図105のアドレス「0002H」が該当)。 On the other hand, if there is no transfer target image data to start transfer at the time indicated by the address specified in the display data table, there is no transfer target image data to start transfer corresponding to that address. Null data is defined (corresponding to the address "0002H" in FIG. 105).
転送データ情報としては、その転送対象画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレス(格納元先頭アドレス)と最終アドレス(格納元最終アドレス)、及び、転送先(通常用ビデオRAM236)の先頭アドレスが含まれる。
The transfer data information includes the start address (storage source start address) and end address (storage source final address) of the
なお、転送データテーブルの先頭アドレスである「0000H」には、表示データテーブルと同様に、データテーブルの開始を示す「Start」情報が記載され、転送データテーブルの最終アドレス(図105の例では、「02F0H」)には、データテーブルの終了を示す「End」情報が記載されている。そして、「Start」情報が記載されたアドレス「0000H」と「End」情報が記載されたアドレスとの間の各アドレスに対して、その転送データテーブルで規定すべき転送対象画像データの転送データ情報が記載されている。 As with the display data table, "Start" information indicating the start of the data table is described in "0000H", which is the start address of the transfer data table, and the final address of the transfer data table (in the example of FIG. 105, in the example of FIG. 105). In "02F0H"), "End" information indicating the end of the data table is described. Then, for each address between the address "0000H" in which the "Start" information is described and the address in which the "End" information is described, the transfer data information of the image data to be transferred that should be specified in the transfer data table. Is described.
MPU231は、主制御装置110からのコマンド等に基づき音声ランプ制御装置113から送信されるコマンド(例えば、表示用変動パターンコマンド)等に応じて、使用する表示データテーブルを選定すると、その表示データテーブルに対応する転送データテーブルが存在する場合は、その転送データテーブルをデータテーブル格納エリア233bから読み出して、後述するワークRAM233の転送データテーブルバッファ233eに格納する。そして、ポインタ233fの更新毎に、表示データテーブルバッファ233dに格納された表示データテーブルから、ポインタ233fが示すアドレスに規定された描画内容を特定して、後述する描画リスト(図106参照)を作成すると共に、転送データテーブルバッファ233eに格納された転送データテーブルから、その時点において転送を開始すべき所定のスプライトの画像データの転送データ情報を取得して、その転送データ情報を作成した描画リストに追加する。
When the
例えば、図105の例では、ポインタ233fが「0001H」や「0097H」となった場合に、MPU231は、転送データテーブルの当該アドレスに規定された転送データ情報を、表示データテーブルに基づいて作成した描画リストに追加して、その追加後の描画リストを画像コントローラ237へ送信する。一方、ポインタ233fが「0002H」である場合、転送データテーブルのアドレス「0002H」には、Nullデータが規定されているので、転送を開始すべき転送対象画像データが存在しないと判断し、生成した描画リストに転送データ情報を追加せずに、描画リストを画像コントローラ237へ送信する。
For example, in the example of FIG. 105, when the pointer 233f becomes “0001H” or “097H”, the
そして、画像コントローラ237は、MPU231より受信した描画リストに転送データ情報が記載されていた場合、その転送データ情報に従って、転送対象画像データを、キャラクタROM234から画像格納エリア236aの所定のサブエリアに転送する処理を実行する。
Then, when the transfer data information is described in the drawing list received from the
ここで、上述したように、表示データテーブルに従って所定のスプライトの描画が開始されるまでに、その所定のスプライトに対応する画像データが画像格納エリア236aに格納されるように、転送データテーブルでは、転送対象画像データの転送データ情報が所定のアドレスに対して規定されているので、この転送データテーブルに規定された転送データ情報に従って、画像データをキャラクタROM234から画像格納エリア236aに転送することにより、表示データテーブルに従って所定のスプライトを描画する場合に、そのスプライトの描画に必要な常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データを、必ず画像格納エリア236aに格納させておくことができる。そして、その画像格納エリア236aに格納された画像データを用いて、表示データテーブルに基づき、所定のスプライトの描画を行うことができる。
Here, as described above, in the transfer data table, the image data corresponding to the predetermined sprite is stored in the
これにより、読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによってキャラクタROM234を構成しても、遅滞なく表示に必要な画像を予めキャラクタROM234から読み出し、通常用ビデオRAM236へ転送しておくことができるので、表示データテーブルで指定された各スプライトの画像を描画しながら、対応する演出を第3図柄表示装置81に表示させることができる。また、転送データテーブルの記載によって、常駐用ビデオRAM235に非常駐の画像データだけを容易に且つ確実にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236へ転送することができる。
As a result, even if the
また、本パチンコ機10では、表示制御装置114において、主制御装置110からのコマンド等に基づき音声ランプ制御装置113から送信されるコマンド(例えば、表示用変動パターンコマンド)等に応じて、表示データテーブルを表示データテーブルバッファ233dに設定するのに合わせて、その表示データテーブルに対応する転送データテーブルが転送データテーブルバッファ233eに設定されるので、その表示データテーブルで用いられるスプライトの画像データを、所望のタイミングで確実にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236へ転送することができる。
Further, in the
また、転送データテーブルでは、スプライトに対応する画像データ毎にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236へ画像データが転送されるように、その転送データ情報を規定する。これにより、その画像データの転送をスプライト毎に管理し、また、制御することができるので、その転送に係る処理を容易に行うことができる。そして、スプライト単位でキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236への画像データの転送を制御することにより、その処理を容易にしつつ、詳細に画像データの転送を制御できる。よって、転送にかかる負荷の増大を効率よく抑制することができる。
Further, in the transfer data table, the transfer data information is defined so that the image data is transferred from the
また、転送データテーブルは、表示データテーブルと同様のデータ構造を有し、表示データテーブルにおいて規定されるアドレスに対応させて、そのアドレスで示される時間に転送を開始すべき転送対象画像データの転送データ情報が規定されているので、表示データテーブルバッファ233dに設定された表示データテーブルに基づいて所定のスプライトの画像データが用いられる前に、確実にその画像データが通常用ビデオRAM236へ格納されるように、転送開始のタイミングを指示することができるので、読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによってキャラクタROM234を構成しても、多種多様な演出画像を容易に第3図柄表示装置81に表示させることができる。
Further, the transfer data table has the same data structure as the display data table, and is associated with the address specified in the display data table, and the transfer of the transfer target image data to be started at the time indicated by the address is transferred. Since the data information is specified, the image data of a predetermined sprite is surely stored in the
簡易画像表示フラグ233cは、第3図柄表示装置81に、電源投入時画像(電源投入時主画像および電源投入時変動画像)を表示するか否かを示すフラグである。この簡易画像表示フラグ233cは、電源投入時主画像および電源投入時変動画像に対応する画像データが常駐用ビデオRAMの電源投入時主画像エリア235a又は電源投入時変動画像エリア235bに転送された後に、MPU231により実行されるメイン処理(図131参照)の中でオンに設定される。そして、画像転送処理の常駐画像転送処理によって、全ての常駐対象画像データが常駐用ビデオRAM235に格納された段階で、第3図柄表示装置81に電源投入時画像以外の画像を表示させるために、オフに設定される。
The simple
この簡易画像表示フラグ233cは、画像コントローラ237から送信されるV割込信号を検出する毎にMPU231によって実行されるV割込処理の中で参照され、簡易画像表示フラグ233cがオンである場合は、電源投入時画像が第3図柄表示装置81に表示されるように、簡易コマンド判定処理および簡易表示設定処理が実行される。
This simple
一方、簡易画像表示フラグ233cがオフである場合は、主制御装置110からのコマンド等に基づき音声ランプ制御装置113から送信されるコマンドに応じて、種々の画像が表示されるように、コマンド判定処理および表示設定処理が実行される。
On the other hand, when the simple
また、簡易画像表示フラグ233cは、V割込処理の中でMPU231により実行される転送設定処理の中で参照され、簡易画像表示フラグ233cがオンである場合は、常駐用ビデオRAM235に格納されていない常駐対象画像データが存在するため、常駐対象画像データをキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235へ転送する常駐画像転送設定処理を実行し、簡易画像表示フラグ233cがオフである場合は、描画処理に必要な画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236へ転送する通常画像転送設定処理を実行する。
Further, the simple
表示データテーブルバッファ233dは、主制御装置110からのコマンド等に基づき音声ランプ制御装置113から送信されるコマンド等に応じて第3図柄表示装置81に表示させる演出態様に対応する表示データテーブルを格納するためのバッファである。MPU231は、その音声ランプ制御装置113から送信されるコマンド等に基づいて、第3図柄表示装置81に表示させる演出態様を判断し、その演出態様に対応する表示データテーブルをデータテーブル格納エリア233bから選定して、その選定された表示データテーブルを表示データテーブルバッファ233dに格納する。そして、MPU231は、ポインタ233fを1ずつ加算しながら、表示データテーブルバッファ233dに格納された表示データテーブルにおいてそのポインタ233fで示されるアドレスに規定された描画内容に基づき、1フレーム毎に画像コントローラ237に対する画像描画の指示内容を記載した後述の描画リスト(図106参照)を生成する。これにより、第3図柄表示装置81には、表示データテーブルバッファ233dに格納された表示データテーブルに対応する演出が表示される。
The display data table buffer 233d stores a display data table corresponding to an effect mode to be displayed on the third
MPU231は、ポインタ233fを1ずつ加算しながら、表示データテーブルバッファ233dに格納された表示データテーブルにおいてそのポインタ233fで示されるアドレスに規定された描画内容に基づき、1フレーム毎に画像コントローラ237に対する画像描画の指示内容を記載した後述の描画リスト(図106参照)を生成する。これにより、第3図柄表示装置81には、表示データテーブルに対応する演出が表示される。
The
転送データテーブルバッファ233eは、主制御装置110からのコマンド等に基づき音声ランプ制御装置113から送信されるコマンド等に応じて、表示データテーブルバッファ233dに格納された表示データテーブルに対応する転送データテーブルを格納するためのバッファである。MPU231は、表示データテーブルバッファ233dに表示データテーブルを格納するのに合わせて、その表示データテーブルに対応する転送データテーブルをデータテーブル格納エリア233bから選定して、その選定された転送データテーブルを転送データテーブルバッファ233eに格納する。なお、表示データテーブルバッファ233dに格納される表示データテーブルにおいて用いられるスプライトの画像データが全て常駐用ビデオRAM235に格納されている場合は、その表示データテーブルに対応する転送データテーブルが用意されていないので、MPU231は、転送データテーブルバッファ233eに転送対象画像データが存在しないことを意味するNullデータを書き込むことで、その内容をクリアする。
The transfer
そして、MPU231は、ポインタ233fを1ずつ加算しながら、転送データテーブルバッファ233eに格納された転送データテーブルにおいてそのポインタ233fで示されるアドレスに規定された転送対象画像データの転送データ情報が規定されていれば(即ち、Nullデータが記載されていなければ)、1フレーム毎に生成される画像コントローラ237に対する画像描画の指示内容を記載した後述の描画リスト(図106参照)に、その転送データ情報を追加する。
Then, the
これにより、画像コントローラ237は、MPU231より受信した描画リストに転送データ情報が記載されていた場合、その転送データ情報に従って、転送対象画像データを、キャラクタROM234から画像格納エリア236aの所定のサブエリアに転送する処理を実行する。ここで、上述したように、表示データテーブルに従って所定のスプライトの描画が開始されるまでに、その所定のスプライトに対応する画像データが画像格納エリア236aに格納されるように、転送データテーブルでは、転送対象画像データの転送データ情報が所定のアドレスに対して規定されている。よって、この転送データテーブルに規定された転送データ情報に従って、画像データをキャラクタROM234から画像格納エリア236aに転送することにより、表示データテーブルに従って所定のスプライトを描画する場合に、そのスプライトの描画に必要な常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データを、必ず画像格納エリア236aに格納させておくことができる。
As a result, when the transfer data information is described in the drawing list received from the
これにより、読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによってキャラクタROM234を構成しても、遅滞なく表示に必要な画像を予めキャラクタROM234から読み出し、通常用ビデオRAM236へ転送しておくことができるので、表示データテーブルで指定された各スプライトの画像を描画しながら、対応する演出を第3図柄表示装置81に表示させることができる。また、転送データテーブルの記載によって、常駐用ビデオRAM235に非常駐の画像データだけを容易に且つ確実にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236へ転送することができる。
As a result, even if the
ポインタ233fは、表示データテーブルバッファ233dおよび転送データテーブルバッファ233eの各バッファにそれぞれ格納された表示データテーブルおよび転送データテーブルから、対応する描画内容もしくは転送対象画像データの転送データ情報を取得すべきアドレスを指定するためのものである。MPU231は、表示データテーブルバッファ233dに表示データテーブルが格納されるのに合わせて、ポインタ233fを一旦0に初期化する。そして、画像コントローラ237から1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒ごとに送信されるV割込信号に基づいてMPU231により実行されるV割込処理の表示設定処理の中で、ポインタ更新処理が実行され、ポインタ233fの値が1ずつ加算される。
The pointer 233f is an address to acquire the transfer data information of the corresponding drawing contents or transfer target image data from the display data table and transfer data table stored in the display data table buffer 233d and the transfer
MPU231は、このようなポインタ233fの更新が行われる毎に、表示データテーブルバッファ233dに格納された表示データテーブルから、ポインタ233fが示すアドレスに規定された描画内容を特定して、後述する描画リスト(図106参照)を作成すると共に、転送データテーブルバッファ233eに格納された転送データテーブルから、その時点において転送を開始すべき所定のスプライトの画像データの転送データ情報を取得して、その転送データ情報を作成した描画リストに追加する。
Each time the pointer 233f is updated, the
これにより、表示データテーブルバッファ233dに格納された表示データテーブルに対応する演出が第3図柄表示装置81に表示される。よって、表示データテーブルバッファ233dに格納する表示データテーブルを変更するだけで、容易に第3図柄表示装置81に表示させる演出を変更することができる。従って、表示制御装置114の処理能力に関わらず、多種多様な演出を表示させることができる。
As a result, the effect corresponding to the display data table stored in the display data table buffer 233d is displayed on the third
また、転送データテーブルバッファ233eに格納された転送データテーブルが格納されている場合は、その転送データテーブルに基づいて、対応する表示データテーブルによって所定のスプライトの描画が開始されるまでに、そのスプライトの描画で用いられる常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データを、必ず画像格納エリア236aに格納させておくことができる。これにより、読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによってキャラクタROM234を構成しても、遅滞なく表示に必要な画像を予めキャラクタROM234から読み出し、通常用ビデオRAM236へ転送しておくことができるので、表示データテーブルで指定された各スプライトの画像を描画しながら、対応する演出を第3図柄表示装置81に表示させることができる。また、転送データテーブルの記載によって、常駐用ビデオRAM235に非常駐の画像データだけを容易に且つ確実にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236へ転送することができる。
If the transfer data table stored in the transfer
描画リストエリア233gは、表示データテーブルバッファ233dに格納された表示データテーブル、及び、転送データテーブルバッファ233eに格納された転送データテーブルに基づいて生成される、1フレーム分の画像の描画を画像コントローラ237に指示する描画リストを格納するためのエリアである。
The
ここで、図106を参照して、描画リストの詳細について説明する。図106は、描画リストの内容を模式的に示した模式図である。描画リストは、画像コントローラ237に対して、1フレーム分の画像の描画を指示する指示表であり、図106に示すように、1フレームの画像で使用する背面画像、第3図柄(図柄1,図柄2,・・・)、エフェクト(エフェクト1,エフェクト2,・・・)、キャラクタ(キャラクタ1,キャラクタ2,・・・,保留球数図柄1,保留球数図柄2,・・・,エラー図柄)といったスプライト毎に、そのスプライトの詳細な描画情報(詳細情報)を記述したものである。また、描画リストには、画像コントローラ237に対して所定の画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236へ転送させるための転送データ情報もあわせて記述される。
Here, the details of the drawing list will be described with reference to FIG. 106. FIG. 106 is a schematic diagram schematically showing the contents of the drawing list. The drawing list is an instruction table for instructing the
各スプライトの詳細な描画情報(詳細情報)には、対応するスプライト(表示物)の画像データが格納されているRAM種別(常駐用ビデオRAM235か、通常用ビデオRAM236か)を示す情報と、そのアドレスとが記述されており、画像コントローラ237は、そのRAM種別およびアドレスによって指定されるメモリ領域から、当該スプライトの画像データを取得する。また、その詳細な描画情報(詳細情報)には、表示位置座標、拡大率、回転角度、半透明値、αブレンディング情報、色情報およびフィルタ指定情報が含まれており、画像コントローラ237は、各種ビデオRAMより読み出した当該スプライトの画像データにより生成される標準的な画像に対し、拡大率に応じて拡大縮小処理を施し、回転角度に応じて回転処理を施し、半透明値に応じて半透明化処理を施し、αブレンディング情報に応じて他のスプライトとの合成処理を施し、色情報に応じて色調補正処理を施し、フィルタ指定情報に応じてその情報により指定された方法でフィルタリング処理を施した上で、表示位置座標に示される表示位置に各種処理を施して得られた画像を描画する。そして、描画した画像は、画像コントローラ237によって、描画対象バッファフラグ233jで指定される第1フレームバッファ236b又は第2フレームバッファ236cのいずれかに展開される。
The detailed drawing information (detailed information) of each sprite includes information indicating the RAM type (
MPU231は、表示データテーブルバッファ233dに格納された表示データテーブルにおいて、ポインタ233fによって示されるアドレスに規定された描画内容と、その他の描画すべき画像の内容(例えば、保留球数図柄を表示する保留画像や、エラーの発生を通知する警告画像など)とに基づき、1フレーム分の画像の描画に用いられる全スプライトに対する詳細な描画情報(詳細情報)を生成すると共に、その詳細情報をスプライト毎に並び替えることによって描画リストを作成する。
The
ここで、各スプライトの詳細情報のうち、スプライト(表示物)のデータの格納RAM種別とアドレスとは、表示データテーブルに規定されるスプライト種別や、その他の画像の内容から特定されるスプライト種別に応じて生成される。即ち、スプライト毎に、そのスプライトの画像データが格納される常駐用ビデオRAM235のエリア、又は、通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aのサブエリアが固定されているので、MPU231は、スプライト種別に応じて、そのスプライトの画像データが格納されている格納RAM種別とアドレスとを即座に特定し、それらの情報を描画リストの詳細情報に容易に含めることができる。
Here, among the detailed information of each sprite, the storage RAM type and address of the sprite (display object) data are the sprite type specified in the display data table and the sprite type specified from the contents of other images. Generated accordingly. That is, for each sprite, the area of the
また、MPU231は、各スプライトの詳細情報のうち、その他の情報(表示位置座標、拡大率、回転角度、半透明値、αブレンディング情報、色情報およびフィルタ指定情報)について、表示データテーブルに規定されるそれらの情報をそのままコピーする。
Further, the
また、MPU231は、描画リストを生成するにあたり、1フレーム分の画像の中で、最も背面側に配置すべきスプライトから前面側に配置すべきスプライト順に並び替えて、それぞれのスプライトに対する詳細な描画情報(詳細情報)を記述する。即ち、描画リストでは、最初に背面画像に対応する詳細情報が記述され、次いで、第3図柄(図柄1,図柄2,・・・)、エフェクト(エフェクト1,エフェクト2,・・・)、キャラクタ(キャラクタ1,キャラクタ2,・・・,保留球数図柄1,保留球数図柄2,・・・,エラー図柄)の順に、それぞれのスプライトに対応する詳細情報が記述される。
Further, when generating the drawing list, the
画像コントローラ237では、描画リストに記述された順番に従って、各スプライトの描画処理を実行し、フレームバッファにその描画されたスプライトを上書きによって展開していく。従って、描画リストによって生成した1フレーム分の画像において、最初に描画したスプライトが最も背面側に配置させ、最後に描画したスプライトが最も前面側に配置させることができるのである。
The
また、MPU231は、転送データテーブルバッファ233eに格納された転送データテーブルにおいて、ポインタ233fによって示されるアドレスに転送データ情報が記載されている場合、その転送データ情報(転送対象画像データが格納されたキャラクタROM234における格納元先頭アドレスおよび格納元最終アドレスと、その転送対象画像データを格納すべき画像格納エリア236aに設けられたサブエリアの格納先先頭アドレス)を、描画リストの最後に追加する。画像コントローラ237は、描画リストにこの転送データ情報が含まれていれば、その転送データ情報に基づいて、キャラクタROM234の所定の領域(格納元先頭アドレスおよび格納元最終アドレスによって示される領域)から画像データを読み出して、通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに設けられた所定のサブエリア(格納先アドレス)に、転送対象となる画像データを転送する。
Further, when the transfer data information is described in the transfer data table stored in the transfer
計時カウンタ233hは、表示データテーブルバッファ233dに格納された表示データテーブルにより第3図柄表示装置81にて表示される演出の演出時間をカウントするカウンタである。MPU231は、表示データテーブルバッファ233dに一の表示データテーブルを格納するのに合わせて、その表示データテーブルに基づいて表示される演出の演出時間を示す時間データを設定する。この時間データは、演出時間を第3図柄表示装置81における1フレーム分の画像表示時間(本制御例では、20ミリ秒)で割った値である。
The
そして、1フレーム分の画像の描画処理および表示処理が完了する20ミリ秒毎に画像コントローラ237から送信されるV割込信号に基づいて、MPU231により実行されるV割込処理の表示設定処理が実行される度に、計時カウンタ233hが1ずつ減算される。その結果、計時カウンタ233hの値が0以下となった場合、MPU231は、表示データテーブルバッファ233dに格納された表示データテーブルにより表示される演出が終了したことを判断し、演出終了に合わせて行うべき種々の処理を実行する。
Then, the display setting process of the V interrupt process executed by the
格納画像データ判別フラグ233iは、対応する画像データが常駐用ビデオRAM235に常駐されない全てのスプライトに対して、それぞれ、そのスプライトに対応する画像データが通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに格納されているか否かを表す格納状態を示すフラグである。
The stored image data discrimination flag 233i stores the image data corresponding to the sprite in the
この格納画像データ判別フラグ233iは、電源投入時にメイン処理の中でMPU231により実行される初期設定処理によって生成される。ここで生成される格納画像データ判別フラグ233iは、全てのスプライトに対する格納状態が、画像格納エリア236aに格納されていないことを示す「オフ」に設定される。
The stored image data determination flag 233i is generated by the initial setting process executed by the
そして、格納画像データ判別フラグ233iの更新は、MPU231により実行される通常画像転送設定処理の中で、一のスプライトに対応する転送対象画像データの転送指示を設定した場合に行われる。この更新では、転送指示が設定された一のスプライトに対応する格納状態を、対応する画像データが画像格納エリア236aに格納されていることを示す「オン」に設定する。また、その一のスプライトと同じ画像格納エリア236aのサブエリアに格納されることになっているその他のスプライトの画像データは、一のスプライトの画像データが格納されることによって必ず未格納状態となるので、その他のスプライトに対応する格納状態を「オフ」に設定する。
Then, the stored image data determination flag 233i is updated when the transfer instruction of the transfer target image data corresponding to one sprite is set in the normal image transfer setting process executed by the
また、MPU231は、常駐用ビデオRAM235に画像データが常駐されていないスプライトの画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236へ転送する際に、格納画像データ判別フラグ233iを参照し、転送対象のスプライトの画像データが、既に通常用ビデオRAM235の画像格納エリア236aに格納されているか否かを判断する。そして、転送対象のスプライトに対応する格納状態が「オフ」であり、対応する画像データが画像格納エリア236aに格納されていなければ、その画像データの転送指示を設定し、画像コントローラ237に対して、その画像データをキャラクタROM234から画像格納エリア236aの所定サブエリアに転送させる。
Further, the
一方、転送対象のスプライトに対応する格納状態が「オン」であれば、既に対応する画像データが画像格納エリア236aに格納されているので、その画像データの転送処理を中止する。これにより、無駄にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236に対して転送されるのを抑制することができ、表示制御装置114の各部における処理負担の軽減や、バスライン240におけるトラフィックの軽減を図ることができる。
On the other hand, if the storage state corresponding to the sprite to be transferred is "on", the corresponding image data is already stored in the
描画対象バッファフラグ233jは、2つのフレームバッファ(第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236c)の中から、画像コントローラ237によって描画された画像を展開するフレームバッファ(以下、「描画対象バッファ」と称す)を指定するためのフラグで、描画対象バッファフラグ233jが0である場合は描画対象バッファとして第1フレームバッファ236bを指定し、1である場合は第2フレームバッファ236cを指定する。そして、この指定された描画対象バッファの情報は、描画リストと共に画像コントローラ237に送信される。
The drawing
これにより、画像コントローラ237は、描画リストに基づいて描画した画像を、指定された描画対象バッファ上に展開する描画処理を実行する。また、画像コントローラ237は、描画処理と同時並列的に、描画対象バッファとは異なるフレームバッファから先に展開済みの描画画像情報を読み出し、駆動信号と共に第3図柄表示装置81に対して、その画像情報を転送することで、第3図柄表示装置81に画像を表示させる表示処理を実行する。
As a result, the
描画対象バッファフラグ233jは、描画対象バッファ情報が描画リストと共に画像コントローラ237に対して送信されるのに合わせて、更新される。この更新は、描画対象バッファフラグ233jの値を反転させることにより、即ち、その値が「0」であった場合は「1」に、「1」であった場合は「0」に設定することによって行われる。これにより、描画対象バッファは、描画リストが送信される度に、第1フレームバッファ236bと第2フレームバッファ236cとの間で交互に設定される。また、描画リストの送信は、1フレーム分の画像の描画処理および表示処理が完了する20ミリ秒毎に画像コントローラ237から送信されるV割込信号に基づいて、MPU231により実行されるV割込処理の描画処理が実行される度に、行われる。
The drawing
即ち、あるタイミングで、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定されて、画像の描画処理および表示処理が実行されると、1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒後に、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定される。これにより、先に第1フレームバッファ236bに展開された画像の画像情報が読み出されて第3図柄表示装置81に表示させることができると同時に、第2フレームバッファ236cに新たな画像が展開される。
That is, at a certain timing, the
そして、更に次の20ミリ秒後には、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定される。これにより、先に第2フレームバッファ236cに展開された画像の画像情報が読み出されて第3図柄表示装置81に表示させることができると同時に、第1フレームバッファ236bに新たな画像が展開される。以後、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファと、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとを、20ミリ秒毎に、それぞれ第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cのいずれかを交互に入れ替えて指定することによって、1フレーム分の画像の描画処理を行いながら、1フレーム分の画像の表示処理を20ミリ秒単位で連続的に行わせることができる。
Then, after the next 20 milliseconds, the
<第1の制御例における主制御装置の制御処理について>
次に、図107から図129のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU201の処理としては大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理と、定期的に(本実施形態では2m秒間隔で)起動されるタイマ割込処理と、NMI端子への停電信号SG1の入力により起動されるNMI割込処理とがあり、説明の便宜上、はじめにタイマ割込処理とNMI割込処理とを説明し、その後、立ち上げ処理とメイン処理とを説明する。
<Regarding the control processing of the main control device in the first control example>
Next, each control process executed by the
図107は、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理を示すフローチャートである。タイマ割込処理は、例えば2ミリ秒毎に実行される定期処理である。タイマ割込処理では、まず各種入賞スイッチの読み込み処理を実行する(S101)。即ち、主制御装置110に接続されている各種スイッチの状態を読み込むと共に、当該スイッチの状態を判定して検出情報(入賞検知情報)を保存する。
FIG. 107 is a flowchart showing a timer interrupt process executed by the
次に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を実行する(S102)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では319)に達した際、0にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1の更新値を、RAM203の該当するバッファ領域に格納する。同様に、第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では239)に達した際、0にクリアし、その第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値をRAM203の該当するバッファ領域に格納する。
Next, the first initial value random number counter CINI1 and the second initial value random number counter CINI2 are updated (S102). Specifically, the first initial value random number counter CINI1 is added by 1, and when the counter value reaches the maximum value (319 in the present embodiment), it is cleared to 0. Then, the updated value of the first initial value random number counter CINI1 is stored in the corresponding buffer area of the
更に、第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2、停止種別選択カウンタC3、第2当たり乱数カウンタC4の更新を実行する(S103)。具体的には、第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2、停止種別選択カウンタC3及び第2当たり乱数カウンタC4をそれぞれ1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(本実施形態ではそれぞれ、319,99,99,239)に達した際、それぞれ0にクリアする。そして、各カウンタC1〜C4の更新値を、RAM203の該当するバッファ領域に格納する。
Further, the first hit random number counter C1, the first hit type counter C2, the stop type selection counter C3, and the second hit random number counter C4 are updated (S103). Specifically, the first per random number counter C1, the first per type counter C2, the stop type selection counter C3, and the second per random number counter C4 are each added by 1, and their counter values are the maximum values (in the present embodiment). When it reaches 319, 99, 99, 239), it clears to 0, respectively. Then, the updated values of the counters C1 to C4 are stored in the corresponding buffer area of the
次に、第1図柄表示装置37において表示を行うための処理であると共に、第3図柄表示装置81による第3図柄の変動パターンなどを設定する特別図柄変動処理を実行する(S104)。その後、第1入球口64、または第2入球口640への入賞(始動入賞)に伴う始動入賞処理を実行する(S105)。なお、特別図柄変動処理、始動入賞処理の詳細は、図108〜図112を参照して後述する。
Next, in addition to the process for displaying on the first
始動入賞処理を実行した後は、第2図柄表示装置において表示を行うための処理である普通図柄変動処理を実行し(S106)、普通入球口(スルーゲート)67における球の通過に伴うスルーゲート通過処理を実行する(S107)。なお、普通図柄変動処理、および、スルーゲート通過処理の詳細は、それぞれ図113及び図114を参照して後述する。スルーゲート通過処理を実行した後は、発射制御処理を実行し(S108)、更に、定期的に実行すべきその他の処理を実行して(S109)、タイマ割込処理を終了する。なお、発射制御処理は、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、且つ、発射を停止させるための発射停止スイッチ51bが操作されていないことを条件に、球の発射のオン/オフを決定する処理である。主制御装置110は、球の発射がオンである場合に、発射制御装置112に対して球の発射指示をする。
After the start winning process is executed, the normal symbol variation process, which is a process for displaying on the second symbol display device, is executed (S106), and the through due to the passage of the ball at the normal entry port (through gate) 67 is executed. The gate passage process is executed (S107). The details of the normal symbol variation process and the through-gate passage process will be described later with reference to FIGS. 113 and 114, respectively. After executing the through-gate passage process, the launch control process is executed (S108), and other processes that should be executed periodically are executed (S109) to end the timer interrupt process. In the launch control process, the
次に、図108を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特別図柄変動処理(S104)について説明する。図108は、この特別図柄変動処理(S104)を示すフローチャートである。この特別図柄変動処理(S104)は、タイマ割込処理(図107参照)の中で実行され、第1図柄表示装置37において行う特別図柄(第1図柄)の変動表示や、第3図柄表示装置81において行う第3図柄の変動表示などを制御するための処理である。
Next, the special symbol variation processing (S104) executed by the
この特別図柄変動処理では、まず、今現在が、特別図柄の大当たり中であるか否かを判定する(S201)。特別図柄の大当たり中としては、第1図柄表示装置37、および第3図柄表示装置81において特別図柄の大当たり(特別図柄の大当たり遊技中も含む)を示す表示がなされている最中と、特別図柄の大当たり遊技終了後の所定時間の最中とが含まれる。判定の結果、特別図柄の大当たり中であれば(S201:Yes)、そのまま本処理を終了する。
In this special symbol variation processing, first, it is determined whether or not the special symbol is currently in the jackpot (S201). Among the special symbol jackpots, the first
特別図柄の大当たり中でなければ(S201:No)、第1図柄表示装置37の表示態様が変動中であるか否かを判定し(S202)、第1図柄表示装置37の表示態様が変動中でなければ(S202:No)、特別図柄2保留球数カウンタ203eの値(特別図柄における変動表示の保留回数N2)を取得する(S203)。次に、特別図柄2保留球数カウンタ203eの値(N2)が0よりも大きいか否かを判別する(S204)。
Unless the special symbol is in the jackpot (S201: No), it is determined whether or not the display mode of the first
特別図柄2保留球数カウンタ203eの値(N2)が0でなければ(S204:Yes)、特別図柄2保留球数カウンタ203eの値(N2)を1減算し(S205)、演算により変更された特別図柄2保留球数カウンタ203eの値を示す保留球数コマンド(特図2保留球数コマンド)を設定する(S206)。
If the value (N2) of the
ここで設定された保留球数コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、MPU201により実行される後述のメイン処理(図117参照)の外部出力処理(S1001)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。音声ランプ制御装置113は、保留球数コマンドを受信すると、その保留球数コマンドから特別図柄1保留球数カウンタ203d、特別図柄2保留球数カウンタ203eの値を抽出し、抽出した値をRAM223の特別図柄1保留球数カウンタ223b、特別図柄2保留球数カウンタ223cにそれぞれ格納する。
The hold ball number command set here is stored in the ring buffer for command transmission provided in the
S206の処理により特図2保留球数コマンドを設定した後は、特別図柄2保留球格納エリア203bに格納されたデータをシフトする(S207)。S207の処理では、特別図柄2保留球格納エリア203bの保留第1エリア〜保留第4エリアに格納されているデータを、実行エリア側に順にシフトさせる処理を行う。より具体的には、保留第1エリア→実行エリア、保留第2エリア→保留第1エリア、保留第3エリア→保留第2エリア、保留第4エリア→保留第3エリアといった具合に各エリア内のデータをシフトする。データをシフトした後は、第1図柄表示装置37において変動表示を開始するための特別図柄変動開始処理を実行する(S213)。なお、特別図柄変動開始処理については、図110を参照して後述する。
After setting the special figure 2 reserved ball number command by the process of S206, the data stored in the
一方、S204の処理において、特別図柄2保留球数カウンタ203eの値(N2)が0であると判別された場合には(S204:No)、特別図柄1保留球数カウンタ203dの値(N1)の値を取得し(S208)、取得した特別図柄1保留球数カウンタ203dの値(N1)が0より大きいかを判別する(S209)。S209の処理により、特別図柄1保留球数カウンタ203dの値(N1)が0であると判別された場合は(S209:No)、本処理を終了する。
On the other hand, in the processing of S204, when it is determined that the value (N2) of the
一方、特別図柄1保留球数カウンタ203dの値(N1)が0でないと判別された場合は(S209:Yes)、特別図柄1保留球数カウンタ203dの値(N1)を1減算し(S210)、演算により変更された特別図柄1保留球数カウンタ203dの値(N1)を示す保留球数コマンド(特図1保留球数コマンド)を設定する(S211)。S211の処理により特図1保留球数コマンドを設定した後は、特別図柄1保留球格納エリア203aに格納されたデータをシフトし(S212)、処理をS213へと移行する。
On the other hand, when it is determined that the value (N1) of the
S202の処理において、第1図柄表示装置37の表示態様が変動中であれば(S202:Yes)、第1図柄表示装置37において実行している変動表示の変動時間が経過したか否かを判別する(S214)。第1図柄表示装置37において実行される変動表示の変動時間は、変動種別カウンタCS1により選択された変動パターンに応じて決められており(変動パターンコマンドに応じて決められており)、この変動時間が経過していなければ(S214:No)、そのまま本処理を終了する。
In the process of S202, if the display mode of the first
一方、S214の処理において、変動時間が経過したと判別された場合は(S214:Yes)、第1図柄表示装置37の停止図柄に対応した表示態様を設定する(S215)。停止図柄の設定は、図110を参照して後述する特別図柄変動開始処理(S213)によって予め行われる。この特別図柄変動開始処理が実行されると、特別図柄1保留球格納エリア203aまたは特別図柄2保留球格納エリア203bの実行エリアに格納された各種カウンタの値に基づいて、特別図柄の抽選が行われる。より具体的には、第1当たり乱数カウンタC1の値に応じて特別図柄の大当たりか否かが決定されると共に、特別図柄の大当たりである場合には、第1当たり種別カウンタC2の値に応じて大当たりKとなるか、大当たりLとなるか、大当たりMとなるか、大当たりNとなるか、大当たりkとなるかが決定される。
On the other hand, in the process of S214, when it is determined that the fluctuation time has elapsed (S214: Yes), the display mode corresponding to the stop symbol of the first
なお、本実施形態では、大当たりKになる場合には、第1図柄表示装置37において青色のLEDを点灯させ、大当たりLである場合には、赤色のLEDを点灯させる。また、大当たりM,N又はkである場合には、黄色のLEDを点灯させ、外れである場合には緑色のLEDを点灯させる。なお、各LEDの表示は、次の変動表示が開始される場合に点灯が解除されるが、変動の停止後数秒間のみ点灯させるものとしても良い。
In the present embodiment, when the jackpot is K, the blue LED is turned on in the first
S215の処理が終了した後は、第1図柄表示装置37において実行中の変動表示が開始されたときに、特別図柄変動開始処理によって行われた特別図柄の抽選結果(今回の抽選結果)が、特別図柄の大当たりであるかを判定する(S216)。今回の抽選結果が特別図柄の大当たりであれば(S216:Yes)、大当たり種別に基づいて、第1特定入賞口の動作シナリオを設定し(S217)、その後、大当たりの開始を設定する(S218)。なお、動作シナリオとは、具体的には、第1特定入賞口1000aの開放パターンの設定を示す。つまり、1〜4ラウンド、所定期間(30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)第1特定入賞口1000aが開放されるように設定し、5及び6ラウンドにおいて、大当たり種別に応じたパターン(図95(b)参照)で第1特定入賞口1000aが開放されるように設定することを示す。S218の処理が終了すると、確変カウンタ203gの値を0に設定する(S219)。次に、時短中カウンタ203hの値を0に設定し(S220)、S221の処理へ移行する。
After the processing of S215 is completed, when the variation display being executed by the first
一方、S216の処理において、今回の抽選結果が外れであれば(S216:No)、時短状態が終了したか否かを判別するための状態コマンド設定処理を実行し(S222)、S221の処理へ移行する。 On the other hand, in the process of S216, if the result of the lottery this time is out of order (S216: No), the state command setting process for determining whether or not the time saving state has ended is executed (S222), and the process proceeds to S221. Transition.
S221の処理では、停止コマンドを設定する(S221)。そして、本処理を終了する。 In the process of S221, a stop command is set (S221). Then, this process ends.
次に、図109を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される状態コマンド設定処理(S222)について説明する。図109は、状態コマンド設定処理(S222)を示したフローチャートである。この状態コマンド設定処理(S222)は、タイマ割込処理(図107参照)の特別図柄変動処理(図108参照)の中で実行される処理であり、確変カウンタ203gと時短中カウンタ203hとの各種カウンタの値に基づいて、遊技状態を判別し、状態コマンドを設定(S234,S238)するための処理である。
Next, the state command setting process (S222) executed by the
この状態コマンド設定処理では、まず、確変カウンタ203gの値が1以上であるか判別し(S231)、確変カウンタ203gの値が1以上であると判別された場合には(S231:Yes)、確変カウンタ203gの値を1減算し、時短中カウンタ203hの値を1減算する(S232)。次いで、確変カウンタ203gの値が0であるか判別し(S233)、0より大きいと判別された場合には(S233:No)、本処理を終了する。一方、確変カウンタ203gの値が0であると判別された場合には(S233:Yes)、通常遊技状態であることを示す状態コマンドを設定し(S234)、特別図柄変動処理へ戻る。
In this state command setting process, first, it is determined whether the value of the
確変カウンタ203gの値が1以上でない(即ち、0である)と判別された場合には(S231:No)、時短中カウンタ203hの値が1以上であるか判別し(S235)、時短中カウンタ203hの値が1以上でない(即ち、0である)と判別された場合には(S235:No)、特別図柄変動処理へ戻る。
When it is determined that the value of the
一方、時短中カウンタ203hが1以上であると判別された場合には(S235:Yes)、時短中カウンタ203hの値を1減算する(S236)。次いで、時短中カウンタ203hの値が0であるか判別し(S237)、0より大きいと判別された場合には(S237:No)、本処理を終了する。一方、時短中カウンタ203hが0であると判別された場合には(S237:Yes)、通常遊技状態であることを示す状態コマンドを設定し(S238)、特別図柄変動処理へ戻る。
On the other hand, when it is determined that the time saving /
次に、図110を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特別図柄変動開始処理(S213)について説明する。図110は、特別図柄変動開始処理(S213)を示したフローチャートである。この特別図柄変動開始処理(S213)は、タイマ割込処理(図33参照)の特別図柄変動処理(図108参照)の中で実行される処理であり、特別図柄1保留球格納エリア203aと特別図柄2保留球格納エリア203bとの共通の実行エリアに格納された各種カウンタの値に基づいて、「特別図柄の大当たり」又は「特別図柄の外れ」の抽選(当否判定)を行うと共に、第1図柄表示装置37、および第3図柄表示装置81で行われる変動演出の演出パターン(変動演出パターン)を決定するための処理である。
Next, the special symbol variation start processing (S213) executed by the
特別図柄変動開始処理では、まず、特別図柄1保留球格納エリア203aと特別図柄2保留球格納エリア203bとの共通の実行エリアに格納されている第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2、及び、停止種別選択カウンタC3の各値を取得する(S301)。
In the special symbol fluctuation start processing, first, the first random number counter C1 and the first type counter C2 stored in the common execution area of the
次に、RAM203の確変カウンタ203gの値が1以上であるかを判別し(S302)、1以上であれば(S302:Yes)、S301の処理で取得した第1当たり乱数カウンタC1の値と、高確率時用の特別図柄大当たり乱数テーブルとに基づいて、特別図柄の大当たりか否かの抽選結果を第1当たり乱数テーブル202aより取得する(S303)。具体的には、第1当たり乱数カウンタC1の値を、第1当たり乱数テーブル202aに規定された10の乱数値と1つ1つ比較する。上述したように、特別図柄の大当たりとなる乱数値としては、「1〜4」の4個が設定されており、第1当たり乱数カウンタC1の値と、これらの当たりとなる乱数値とが一致する場合に、特別図柄の大当たりであると判定する。特別図柄の抽選結果を取得したら、S305の処理へ移行する。
Next, it is determined whether the value of the
なお、本実施形態では、特別図柄1の抽選と、特別図柄2の抽選とで、大当たりとなる判定値を共通にしているが、特別図柄1の抽選か、特別図柄2の抽選かに応じて異なる乱数値としてもよい。このように構成することで、第1特別図柄では外れと判定される乱数値が第2特別図柄では、当たりと判定されるように構成され、大当たりの偏りを抑制できる。
In the present embodiment, the lottery for the
また、本実施形態では、特別図柄1の抽選と、特別図柄2の抽選とで、大当たりとなる判定値を同じ個数に設定しているが、特別図柄1の抽選と、特別図柄2の抽選とで大当たりとなる判定値の個数を異ならせてもよい。このように、構成することで、第1特別図柄と第2特別図柄とで大当たりの確率を異ならせることができ、大当たり確率の高い方の特別図柄で抽選が実行される場合には、遊技者により大当たりへの期待を持たせることができる。
Further, in the present embodiment, the lottery of the
一方、S302の処理において、確変カウンタ203gの値が1以上でない(即ち、値が0である)と判別した場合は(S302:No)、パチンコ機10が特別図柄の通常状態(低確率遊技状態)であるので、S301の処理で取得した第1当たり乱数カウンタC1の値と、低確率時用の第1当たり乱数テーブル202aとに基づいて、特別図柄の大当たりか否かの抽選結果を取得する(S304)。具体的には、第1当たり乱数カウンタC1の値を、低確率時用の第1当たり乱数テーブル202aに格納されている1の乱数値と比較する。特別図柄の大当たりとなる乱数値としては、「0」の1個が設定されており、第1当たり乱数カウンタC1の値と、この当たりとなる乱数値とが一致する場合に、特別図柄の大当たりであると判定する。特別図柄の抽選結果を取得したら、S305の処理へ移行する。
On the other hand, in the processing of S302, when it is determined that the value of the
そして、S303、またはS304の処理によって取得した特別図柄の抽選結果が、特別図柄の大当たりであるかを判定し(S305)、特別図柄の大当たりであると判定された場合には(S305:Yes)、大当たりを示す大当たり時の表示態様を設定する(S306)。より具体的には、S301の処理で取得した第1当たり種別カウンタC2の値と、第1当たり種別選択テーブル202bに格納されている乱数値とを比較し、5種類ある特別図柄の大当たり(大当たりK、大当たりL、大当たりM、大当たりN及び大当たりk)のうち、大当たり種別が何であるかを判定する。 Then, it is determined whether the lottery result of the special symbol acquired by the processing of S303 or S304 is a jackpot of the special symbol (S305), and if it is determined to be a jackpot of the special symbol (S305: Yes). , A display mode at the time of a big hit indicating a big hit is set (S306). More specifically, the value of the first hit type counter C2 acquired in the process of S301 is compared with the random number value stored in the first hit type selection table 202b, and there are five types of special symbol jackpots (big hits). Of K, jackpot L, jackpot M, jackpot N, and jackpot k), it is determined what the jackpot type is.
このS306の処理では、判定された大当たり種別(大当たりK、大当たりL、大当たりM、大当たりN及び大当たりk)に応じて、第1図柄表示装置37の表示態様(LED37aの点灯状態)が設定される。また、大当たり種別に対応した停止図柄を、第3図柄表示装置81において停止表示させるべく、大当たり種別(大当たりK、大当たりL、大当たりM、大当たりN及び大当たりk)が停止種別として設定される。
In the process of S306, the display mode (lighting state of
次に、大当たり時の変動パターンを決定する(S307)。S307の処理で変動パターンが設定されると、第1図柄表示装置37における変動演出の変動時間(表示時間)が設定されると共に、第3図柄表示装置81において大当たり図柄で停止するまでの第3図柄の変動時間が決定される。このとき、RAM203のカウンタ用バッファに格納されている変動種別カウンタCS1の値を確認し、変動種別カウンタCS1の値に基づいてノーマルリーチ、スーパーリーチ等の図柄変動の変動時間を決定する。なお、上述した通り、変動種別カウンタCS1の値と、変動時間との関係は、変動パターン選択テーブル20dに規定されている。
Next, the fluctuation pattern at the time of big hit is determined (S307). When the variation pattern is set in the process of S307, the variation time (display time) of the variation effect in the first
この変動パターン選択テーブル202dに規定されている変動パターンとしては、例えば、外れ用の変動パターンとして、「外れ(長時間用)」、「外れ(短時間用)」、「チャンス外れ」、「外れノーマルリーチ」各種、「外れスーパーリーチ」各種、「外れチャンスリーチ」各種が規定されている。また、各種大当たり共用の変動パターンとして、「共用ノーマルリーチ」各種、「共用スーパーリーチ」各種、「共用チャンスリーチ」各種、「共用スペシャルリーチ」各種が規定されている。 The fluctuation patterns defined in the fluctuation pattern selection table 202d include, for example, "disengagement (for a long time)", "disengagement (for a short time)", "disappearance", and "disengagement" as fluctuation patterns for disengagement. Various types of "normal reach", various types of "outside super reach", and various types of "outside chance reach" are stipulated. In addition, various types of "shared normal reach", "shared super reach", "shared chance reach", and "shared special reach" are stipulated as fluctuation patterns for various jackpots.
一方、S305の処理において、特別図柄の外れであると判定された場合には(S305:No)、外れ時の表示態様を設定する(S308)。S308の処理では、第1図柄表示装置37の表示態様を外れ図柄に対応した表示態様に設定すると共に、特別図柄保留球格納エリア203aの実行エリアに格納されている停止種別選択カウンタC3の値に基づいて、第3図柄表示装置81において表示させる停止種別として、リーチ外れであるか、完全外れであるかを設定する。
On the other hand, in the process of S305, when it is determined that the special symbol is out of alignment (S305: No), the display mode at the time of deviation is set (S308). In the process of S308, the display mode of the first
ここでは、パチンコ機10が特別図柄の確変状態であれば、S301の処理で取得した停止種別選択カウンタC3の値と、高確率時用の停止種別選択テーブルに格納されている乱数値とを比較して、停止種別を設定する。具体的には、停止種別選択カウンタC3の値が「0〜89」の範囲にあれば、完全外れを設定し、「90〜97」の範囲にあれば前後外れ以外リーチを設定し、「98,99」であれば前後外れリーチを設定する。一方、パチンコ機10が特別図柄の通常状態であれば、停止種別選択カウンタC3の値と、低確率時用の停止種別選択テーブルに格納されている乱数値とを比較して、停止種別を設定する。具体的には、停止種別選択カウンタC3の値が「0〜79」の範囲にあれば、完全外れを設定し、「80〜97」の範囲にあれば前後外れ以外リーチを設定し、「98,99」であれば前後外れリーチを設定する。
Here, if the
次に、外れ時の変動パターンを決定する(S309)。ここでは、第1図柄表示装置37の表示時間が設定されると共に、第3図柄表示装置81において外れ図柄で停止するまでの第3図柄の変動時間が決定される。このとき、S307の処理と同様に、RAM203のカウンタ用バッファに格納されている変動種別カウンタCS1の値を確認し、変動種別カウンタCS1の値に基づいてノーマルリーチ、スーパーリーチ等の図柄変動の変動時間を決定する。
Next, the fluctuation pattern at the time of disconnection is determined (S309). Here, the display time of the first
S307の処理またはS309の処理が終わると、次に、S307の処理またはS309の処理で決定した変動パターンを表示制御装置114へ通知するための変動パターンコマンドを設定する(S310)。次いで、S306、またはS308の処理で設定された停止種別を表示制御装置114へ通知するための停止種別コマンドを設定する(S311)。これらの変動パターンコマンド、および停止種別コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、メイン処理(図117参照)のS1001の処理で、これらのコマンドが音声ランプ制御装置113に送信される。音声ランプ制御装置113は、停止種別コマンドをそのまま表示制御装置114へ送信する。S311の処理が終わると、特別図柄変動処理へ戻る。
When the process of S307 or the process of S309 is completed, next, a variation pattern command for notifying the
次に、図111のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される始動入賞処理(S105)について説明する。図111は、この始動入賞処理(S105)を示すフローチャートである。この始動入賞処理(S105)は、タイマ割込処理(図107参照)の中で実行され、第1入球口64、または第2入球口640への入賞(始動入賞)の有無を判断し、始動入賞があった場合に、各種乱数カウンタを取得し、その値の保留処理を実行するための処理である。
Next, the start winning process (S105) executed by the
始動入賞処理が実行されると、まず、球が第1入球口64に入賞(始動入賞)したか否かを判定する(S401)。ここでは、第1入球口64への入球を3回のタイマ割込処理にわたって検出する。そして、球が第1入球口64に入賞したと判別されると(S401:Yes)、特別図柄1保留球数カウンタ203dの値(特別図柄における変動表示の保留回数N1)を取得する(S402)。そして、特別図柄1保留球数カウンタ203dの値(N1)が上限値(本実施形態では4)未満であるか否かを判定する(S403)。
When the start winning process is executed, first, it is determined whether or not the ball has won a prize (starting prize) in the first ball opening 64 (S401). Here, the ball entering the first
そして、第1入球口64への入賞がないか(S401:No)、或いは、第1入球口64への入賞があっても特別図柄1保留球数カウンタ203dの値(N1)が4未満でなければ(S403:No)、S407の処理へ移行する。
Then, whether or not there is a prize in the first ball opening 64 (S401: No), or even if there is a prize in the first ball opening 64, the value (N1) of the
一方、第1入球口64への入賞があり(S401:Yes)、且つ、特別図柄1保留球数カウンタ203dの値(N1)が4未満であれば(S403:Yes)、特別図柄1保留球数カウンタ203dの値(N1)を1加算する(S404)。そして、演算により変更された特別図柄1保留球数カウンタ203dの値を示す保留球数コマンド(特図1保留球数コマンド)を設定する(S405)。
On the other hand, if there is a prize in the first ball opening 64 (S401: Yes) and the value (N1) of the
ここで設定された保留球数コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、MPU201により実行される後述のメイン処理(図117参照)の外部出力処理(S1001)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。音声ランプ制御装置113は、保留球数コマンドを受信すると、その保留球数コマンドから特別図柄1保留球数カウンタ203dの値を抽出し、抽出した値をRAM223の特別図柄1保留球数カウンタ223bに格納する。
The hold ball number command set here is stored in the ring buffer for command transmission provided in the
S405の処理により保留球数コマンドを設定した後は、上述したタイマ割込処理のS103の処理において更新した第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2、停止種別選択カウンタC3の各値を、RAM203の特別図柄1保留球格納エリア203aの空き保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)のうち最初のエリアに格納する(S406)。なお、S406の処理では、特別図柄1保留球数カウンタ203dの値を参照し、その値が0であれば、保留第1エリアを最初のエリアとする。同様に、その値が1であれば保留第2エリアを、その値が2であれば保留第3エリアを、その値が3であれば保留第4エリアを、それぞれ最初のエリアとする。
After setting the hold ball number command by the processing of S405, each value of the first random number counter C1, the first hit type counter C2, and the stop type selection counter C3 updated in the processing of S103 of the timer interrupt processing described above is set. ,
次いで、S407〜S412の各処理では、S401〜S406の各処理と同様の処理が第2入球口640の入賞に対して実行される。S407〜S412の各処理では、第2入球口640の入賞に対応する保留球を保留する処理が実行される点が異なっているのみであり、その他の処理についてはS401〜S406の各処理と同一であるので、その詳細な説明は省略する。また、S407〜S412の各処理が終了すると、先読み処理を実行し(S413)、本処理を終了する。
Next, in each of the processes of S407 to S412, the same process as that of each of the processes of S401 to S406 is executed for the winning of the
次に、図112を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される先読み処理(S413)について説明する。図112は、この先読み処理(S413)を示すフローチャートである。この先読み処理(S413)は、始動入賞処理(図111参照)の中で実行される。
Next, the look-ahead process (S413) executed by the
この先読み処理では、まず、第1入球口64または第2入球口640に新たな入賞があるかどうか判定し(S501)、第1入球口64、および第2入球口640のいずれにも新たな入賞がない場合は(S501:No)、そのまま本処理を終了する。
In this look-ahead process, first, it is determined whether or not there is a new prize in the
一方、第1入球口64、または第2入球口640に新たな入賞があると判別した場合(S501:Yes)、変動開始時の遊技状態が特別図柄の確変状態であるか否かを判定し(S502)、特別図柄の確変状態であれば(S502:Yes)、高確率時用の第1当たり乱数テーブルに基づいて抽選結果を取得し(S503)、処理をS505へと移行する。
On the other hand, when it is determined that there is a new prize in the
S502の処理において、遊技状態が特別図柄の確変状態でないと判別した場合は(S502:No)、低確率時用の第1当たり乱数テーブルに基づいて抽選結果を取得し(S504)、処理をS505へと移行する。 In the process of S502, when it is determined that the game state is not the probabilistic state of the special symbol (S502: No), the lottery result is acquired based on the first random number table for the low probability time (S504), and the process is performed in S505. Move to.
S505の処理では、大当たりの判定結果である第1当たり種別カウンタC2と停止種別選択カウンタC3の各値を特別図柄保留球格納エリアに格納する(S505)。次に、大当たり判定結果を含む入賞情報コマンドを設定し(S506)、この処理を終了する。 In the process of S505, each value of the first hit type counter C2 and the stop type selection counter C3, which are the determination results of the jackpot, is stored in the special symbol holding ball storage area (S505). Next, a winning information command including the jackpot determination result is set (S506), and this process is terminated.
次に、図113を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される普通図柄変動処理(S106)について説明する。図113は、この普通図柄変動処理(S106)を示すフローチャートである。この普通図柄変動処理(S106)は、タイマ割込処理(図107参照)の中で実行され、第2図柄表示装置83において行う第2図柄の変動表示や、第2入球口640に付随する電動役物の開放時間などを制御するための処理である。
Next, the normal symbol variation processing (S106) executed by the
この普通図柄変動処理では、まず、今現在が、普通図柄(第2図柄)の当たり中であるか否かを判定する(S601)。普通図柄(第2図柄)の当たり中としては、第2図柄表示装置83において当たりを示す表示がなされている最中と、第2入球口640に付随する電動役物640aの開閉制御がなされている最中とが含まれる。判定の結果、普通図柄(第2図柄)の当たり中であれば(S601:Yes)、そのまま本処理を終了する。
In this normal symbol variation processing, first, it is determined whether or not the normal symbol (second symbol) is currently being hit (S601). As for the hitting of the normal symbol (second symbol), the opening / closing control of the
一方、普通図柄(第2図柄)の当たり中でなければ(S601:No)、第2図柄表示装置83の表示態様が変動中であるか否かを判定し(S602)、第2図柄表示装置の表示態様が変動中でなければ(S602:No)、普通図柄保留球数カウンタ203fの値(普通図柄における変動表示の保留回数M)を取得する(S603)。次に、普通図柄保留球数カウンタ203fの値(M)が0よりも大きいか否かを判別し(S604)、普通図柄保留球数カウンタ203fの値(M)が0であれば(S604:No)、そのまま本処理を終了する。一方、普通図柄保留球数カウンタ203fの値(M)が0でなければ(S604:Yes)、普通図柄保留球数カウンタ203fの値(M)を1減算する(S605)。
On the other hand, if the normal symbol (second symbol) is not hit (S601: No), it is determined whether or not the display mode of the second
次に、普通図柄保留球格納エリア203cに格納されたデータをシフトする(S606)。S606の処理では、普通図柄保留球格納エリア203cの保留第1エリア〜保留第4エリアに格納されているデータを、実行エリア側に順にシフトさせる処理を行う。より具体的には、保留第1エリア→実行エリア、保留第2エリア→保留第1エリア、保留第3エリア→保留第2エリア、保留第4エリア→保留第3エリアといった具合に各エリア内のデータをシフトする。データをシフトした後は、普通図柄保留球格納エリア203cの実行エリアに格納されている第2当たり乱数カウンタC4の値を取得する(S607)。
Next, the data stored in the normal symbol holding
次に、パチンコ機10が普通図柄の時短状態であるか否かを判定し(S608)、普通図柄の時短状態であると判定した場合は(S608:Yes)、S607の処理で取得した第2当たり乱数カウンタC4の値と、高確率時用の第2当たり乱数テーブル202cと基づいて、普通図柄の当たりか否かの抽選結果を取得する(S609)。具体的には、第2当たり乱数カウンタC4の値と、高確率時用の第2当たり乱数テーブル202cに格納されている乱数値と比較する。上述したように、第2当たり種別カウンタC4の値が「5〜204」の範囲にあれば、普通図柄の当たりであると判定し、「0〜4,205〜239」の範囲にあれば、普通図柄の外れであると判定する(図94(c)の202c2参照)。
Next, it is determined whether or not the
S608の処理において、パチンコ機10が普通図柄の時短状態でない場合は(S608:No)、パチンコ機10が普通図柄の通常状態であるので、S607の処理で取得した第2当たり乱数カウンタC4の値と、低確率時用の第2当たり乱数テーブルとに基づいて、普通図柄の当たりか否かの抽選結果を取得する(S611)。具体的には、第2当たり乱数カウンタC4の値と、低確率時用の第2当たり乱数テーブルに格納されている乱数値と比較する。上述したように、第2当たり種別カウンタC4の値が「5〜9」の範囲にあれば、普通図柄の当たりであると判定し、「0〜4,10〜239」の範囲にあれば、普通図柄の外れであると判定する(図94(c)の202c1参照)。
In the processing of S608, when the
次に、S609またはS610の処理によって取得した普通図柄の抽選結果が、普通図柄の当たりであるかを判定し(S611)、普通図柄の当たりであると判定された場合には(S611:Yes)、当たり時の表示態様を設定する(S612)。このS612の処理では、第2図柄表示装置における変動表示が終了した後に、停止図柄(第2図柄)として「○」の図柄が点灯表示されるように設定する。 Next, it is determined whether the lottery result of the ordinary symbol acquired by the processing of S609 or S610 is a hit of the ordinary symbol (S611), and if it is determined to be a hit of the ordinary symbol (S611: Yes). , The display mode at the time of hit is set (S612). In the process of S612, after the variation display in the second symbol display device is completed, the symbol "○" is set to be lit and displayed as the stop symbol (second symbol).
そして、パチンコ機10が普通図柄の時短状態であるかを判定し(S613)、パチンコ機10が普通図柄の時短状態であれば(S613:Yes)、第2入球口640に付随する電動役物640aの開放期間を1秒間に設定すると共に、その開放回数を2回に設定し(S614)、S617の処理へ移行する。S613の処理において、パチンコ機10が普通図柄の時短状態でない場合は(S613:No)、第2入球口640に付随する電動役物640aの開放期間を0.2秒間に設定すると共に、その開放回数を1回に設定し(S615)、S617の処理へ移行する。
Then, it is determined whether the
S611の処理において、普通図柄の外れであると判定された場合には(S611:No)、外れ時の表示態様を設定する(S616)。このS616の処理では、第2図柄表示装置における変動表示が終了した後に、停止図柄(第2図柄)として「×」の図柄が点灯表示されるように設定する。外れ時の表示態様の設定が終了したら、S617の処理へ移行する。 In the process of S611, when it is determined that the normal symbol is out of alignment (S611: No), the display mode at the time of deviation is set (S616). In the process of S616, after the variation display in the second symbol display device is completed, the symbol "x" is set to be lit and displayed as the stop symbol (second symbol). When the setting of the display mode at the time of disconnection is completed, the process proceeds to S617.
S617の処理では、パチンコ機10が普通図柄の時短状態であるかを判定し(S617)、パチンコ機10が普通図柄の時短状態であれば(S617:Yes)、第2図柄表示装置における変動表示の変動時間を1秒間に設定して(S618)、本処理を終了する。一方、パチンコ機10が普通図柄の時短状態でない場合は(S617:No)、第2図柄表示装置における変動表示の変動時間を30秒間に設定して(S619)、本処理を終了する。このように、特別図柄の大当たり中を除き、普通図柄の高確率時には、普通図柄の低確率時と比較して、変動表示の時間が「30秒→1秒」と非常に短くなり、更に、第2入球口640の開放期間が「0.2秒×1回→1秒間×2回」と非常に長くなるので、第2入球口640へ球が入球し易い状態となる。
In the process of S617, it is determined whether the
S602の処理において、第2図柄表示装置の表示態様が変動中であれば(S602:Yes)、第2図柄表示装置において実行している変動表示の変動時間が経過したか否かを判別する(S622)。尚、ここでの変動時間は、第2図柄表示装置において変動表示が開始される前に、S618の処理またはS619の処理によって予め設定された時間である。 In the process of S602, if the display mode of the second symbol display device is changing (S602: Yes), it is determined whether or not the fluctuation time of the variation display executed in the second symbol display device has elapsed (S602: Yes). S622). The fluctuation time here is a time preset by the process of S618 or the process of S619 before the variation display is started in the second symbol display device.
S622の処理において、変動時間が経過していなければ(S622:No)、本処理を終了する。一方、S622の処理において、実行している変動表示の変動時間が経過していれば(S622:Yes)、第2図柄表示装置の停止表示を設定する(S623)。 In the process of S622, if the fluctuation time has not elapsed (S622: No), this process ends. On the other hand, in the process of S622, if the fluctuation time of the fluctuation display being executed has elapsed (S622: Yes), the stop display of the second symbol display device is set (S623).
S623の処理では、普通図柄の抽選が当たりとなって、S612の処理により表示態様が設定されていれば、第2図柄としての「○」図柄が、第2図柄表示装置において停止表示(点灯表示)されるように設定される。一方、普通図柄の抽選が外れとなって、S616の処理により表示態様が設定されていれば、第2図柄としての「×」図柄が、第2図柄表示装置において停止表示(点灯表示)されるように設定される。 In the process of S623, if the lottery of ordinary symbols is a win and the display mode is set by the process of S612, the "○" symbol as the second symbol is stopped and displayed (lighted display) on the second symbol display device. ) Is set to be done. On the other hand, if the lottery of the normal symbol is removed and the display mode is set by the process of S616, the "x" symbol as the second symbol is stopped and displayed (lit) on the second symbol display device. Is set.
S623の処理により、停止表示が設定されると、次にメイン処理(図117参照)の第2図柄表示更新処理(S1007参照)が実行された場合に、第2図柄表示装置における変動表示が終了し、S612の処理またはS616の処理で設定された表示態様で、停止図柄(第2図柄)が第2図柄表示装置に停止表示(点灯表示)される。 When the stop display is set by the process of S623, the variation display in the second symbol display device ends when the second symbol display update process (see S1007) of the main process (see FIG. 117) is executed next. Then, the stop symbol (second symbol) is stopped and displayed (lighted on) on the second symbol display device in the display mode set in the process of S612 or the process of S616.
次に、第2図柄表示装置において実行中の変動表示が開始されたときに、普通図柄変動処理によって行われた普通図柄の抽選結果(今回の抽選結果)が、普通図柄の当たりであるかを判定する(S624)。 Next, when the variable display being executed in the second symbol display device is started, whether the lottery result of the normal symbol (current lottery result) performed by the normal symbol variation process is a hit of the normal symbol. Judgment (S624).
今回の抽選結果が普通図柄の当たりであれば(S624:Yes)、第2入球口640に付随する電動役物640aの開閉制御開始を設定し(S625)、本処理を終了する。S625の処理によって、電動役物640aの開閉制御開始が設定されると、次にメイン処理(図117参照)の電動役物開閉処理(S1005参照)が実行された場合に、電動役物の開閉制御が開始され、S614の処理またはS615の処理で設定された開放時間および開放回数が終了するまで電動役物の開閉制御が継続される。
If the result of the lottery this time is a hit of a normal symbol (S624: Yes), the opening / closing control start of the
一方、S624の処理において、今回の抽選結果が普通図柄の外れであれば(S624:No)、S625の処理をスキップして、本処理を終了する。 On the other hand, in the process of S624, if the result of the lottery this time is out of the normal symbol (S624: No), the process of S625 is skipped and the present process is terminated.
次に、図114のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるスルーゲート通過処理(S107)を説明する。図114は、このスルーゲート通過処理(S107)を示すフローチャートである。このスルーゲート通過処理(S107)は、タイマ割込処理(図107参照)の中で実行され、普通入球口(スルーゲート)67における球の通過の有無を判断し、球の通過があった場合に、第2当たり乱数カウンタC4が示す値を取得し保留するための処理である。
Next, the through-gate passage process (S107) executed by the
スルーゲート通過処理では、まず、球が普通入球口(スルーゲート)67を通過したか否かを判定する(S701)。ここでは、普通入球口(スルーゲート)67における球の通過を3回のタイマ割込処理にわたって検出する。そして、球が普通入球口(スルーゲート)67を通過したと判定されると(S701:Yes)、普通図柄保留球数カウンタ203fの値(普通図柄における変動表示の保留回数M)を取得する(S702)。そして、普通図柄保留球数カウンタ203fの値(M)が上限値(本実施形態では4)未満であるか否かを判定する(S703)。
In the through gate passing process, first, it is determined whether or not the ball has passed through the normal entry port (through gate) 67 (S701). Here, the passage of the ball at the normal entry port (through gate) 67 is detected over three timer interrupt processes. Then, when it is determined that the ball has passed through the normal entry port (through gate) 67 (S701: Yes), the value of the normal symbol reserved
球が普通入球口(スルーゲート)67を通過していないか(S701:No)、或いは、球が普通入球口(スルーゲート)67を通過していても普通図柄保留球数カウンタ203fの値(M)が4未満でなければ(S703:No)、本処理を終了する。
Whether the ball has passed through the normal entry port (through gate) 67 (S701: No), or even if the ball has passed through the normal entry port (through gate) 67, the normal symbol reserved
一方、球が普通入球口(スルーゲート)67を通過し(S701:Yes)、且つ、普通図柄保留球数カウンタ203fの値(M)が4未満であれば(S703:Yes)、普通図柄保留球数カウンタ203fの値(M)を1加算する(S704)。
On the other hand, if the ball passes through the normal entry port (through gate) 67 (S701: Yes) and the value (M) of the normal symbol reserved
そして、上述したタイマ割込処理のS103の処理において更新した第2当たり乱数カウンタC4の値を、RAM203の普通図柄保留球格納エリア203cの空き保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)のうち最初のエリアに格納して(S705)、本処理を終了する。なお、S705の処理では、普通図柄保留球数カウンタ203fの値を参照し、その値が0であれば、保留第1エリアを最初のエリアとする。同様に、その値が1であれば保留第2エリアを、その値が2であれば保留第3エリアを、その値が3であれば保留第4エリアを、それぞれ最初のエリアとする。
Then, the value of the second random number counter C4 updated in the processing of S103 of the timer interrupt processing described above is set to the free hold area (hold 1st area to hold 4th area) of the normal symbol hold
次に、図115のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるNMI割込処理について説明する。図115は、主制御装置110内のMPU201により実行されるNMI割込処理を示すフローチャートである。このNMI割込処理は、停電の発生等によるパチンコ機10の電源遮断時に、主制御装置110のMPU201により実行される処理である。このNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から主制御装置110内のMPU201のNMI端子に出力される。すると、MPU201は、実行中の制御を中断してNMI割込処理を開始し、電源断の発生情報の設定として、電源断の発生情報をRAM203に記憶し(S801)、NMI割込処理を終了する。
Next, the NMI interrupt process executed by the
なお、上記のNMI割込処理は、払出制御装置111(図93参照)でも同様に実行され、かかるNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM213に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から払出制御装置111内のMPU211のNMI端子に出力され、MPU211は実行中の制御を中断して、NMI割込処理を開始する。
The above NMI interrupt process is also executed in the payout control device 111 (see FIG. 93), and the power outage occurrence information is stored in the
次に、図116を参照して、主制御装置110に電源が投入された場合に主制御装置110内のMPU201により実行される立ち上げ処理について説明する。図116は、この立ち上げ処理を示すフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時のリセットにより起動される。
Next, with reference to FIG. 116, the start-up process executed by the
立ち上げ処理では、まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S901)。この初期設定処理では、例えば、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。次いで、サブ側の制御装置(音声ランプ制御装置113、払出制御装置111等の周辺制御装置)が動作可能な状態になるのを待つために、ウエイト処理(本実施形態では1秒)を実行する(S902)。そして、RAM203のアクセスを許可する(S903)。
In the start-up process, first, the initial setting process associated with the power-on is executed (S901). In this initial setting process, for example, a predetermined value set in advance is set in the stack pointer. Next, a weight process (1 second in the present embodiment) is executed in order to wait for the control device on the sub side (peripheral control device such as the voice
その後は、電源装置115に設けたRAM消去スイッチ122(図3参照)がオンされているか否かを判別し(S904)、オンされていれば(S904:Yes)、処理をS910へ移行する。一方、RAM消去スイッチ122がオンされていなければ(S904:No)、更にRAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別し(S905)、記憶されていなければ(S905:No)、前回の電源遮断時の処理が正常に終了しなかった可能性があるので、この場合も、処理をS910へ移行する。
After that, it is determined whether or not the RAM erase switch 122 (see FIG. 3) provided in the
RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S905:Yes)、RAM判定値を算出し(S906)、算出したRAM判定値が正常でなければ(S907:No)、即ち、算出したRAM判定値が電源遮断時に保存したRAM判定値と一致しなければ、バックアップされたデータは破壊されているので、かかる場合にも処理をS910へ移行する。 If the power outage occurrence information is stored in the RAM 203 (S905: Yes), the RAM determination value is calculated (S906), and if the calculated RAM determination value is not normal (S907: No), that is, the calculated RAM If the determination value does not match the RAM determination value saved when the power is cut off, the backed up data has been destroyed, and the process is shifted to S910 even in such a case.
なお、図117のS1017の処理で後述する通り、RAM判定値は、例えばRAM203の作業領域アドレスにおけるチェックサム値である。このRAM判定値に代えて、RAM203の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく保存されているか否かによりバックアップの有効性を判断するようにしても良い。
As will be described later in the process of S1017 in FIG. 117, the RAM determination value is, for example, a checksum value at the work area address of the
S910の処理では、サブ側の制御装置(周辺制御装置)となる払出制御装置111を初期化するために払出初期化コマンドを送信する(S910)。払出制御装置111は、この払出初期化コマンドを受信すると、RAM213のスタックエリア以外のエリア(作業領域)をクリアし、初期値を設定して、遊技球の払い出し制御を開始可能な状態となる。主制御装置110は、払出初期化コマンドの送信後は、RAM203の初期化処理(S911,S912)を実行する。
In the process of S910, a payout initialization command is transmitted to initialize the
上述したように、本パチンコ機10では、例えばホールの営業開始時など、電源投入時にRAMデータを初期化する場合にはRAM消去スイッチ122を押しながら電源が投入される。従って、立ち上げ処理の実行時にRAM消去スイッチ122が押されていれば、RAMの初期化処理(S911,S912)を実行する。また、電源断の発生情報が設定されていない場合や、RAM判定値(チェックサム値等)によりバックアップの異常が確認された場合も同様に、RAM203の初期化処理(S911,S912)を実行する。RAMの初期化処理(S911,S912)では、RAM203の使用領域を0クリアし(S911)、その後、RAM203の初期値を設定する(S912)。S912の処理を終えると、S913の処理へと移行する。
As described above, in the
一方、RAM消去スイッチ122がオンされておらず(S904:No)、電源断の発生情報が記憶されており(S905:Yes)、更にRAM判定値(チェックサム値等)が正常であれば(S907:Yes)、RAM203にバックアップされたデータを保持したまま、電源断の発生情報をクリアする(S908)。次に、サブ側の制御装置(周辺制御装置)を駆動電源遮断時の遊技状態に復帰させるための復電時の払出復帰コマンドを送信し(S909)、S913の処理へ移行する。払出制御装置111は、この払出復帰コマンドを受信すると、RAM213に記憶されたデータを保持したまま、遊技球の払い出し制御を開始可能な状態となる。
On the other hand, if the RAM erase
S913の処理では、音声ランプ制御装置113に対して、電源復帰時の遊技状態を通知するためのコマンド(状態コマンド)を出力する(S913)。この状態コマンドは、特別図柄の確変状態であるか否かや、普通図柄の時短状態であるか否か、普通図柄の時短回数等を通知するためのコマンドである。 In the process of S913, a command (state command) for notifying the gaming state at the time of power recovery is output to the voice lamp control device 113 (S913). This state command is a command for notifying whether or not the special symbol is in the probable change state, whether or not the normal symbol is in the time saving state, the number of times of the normal symbol is shortened, and the like.
時短中カウンタ203hの値や、確変カウンタ203gの値に応じて状態コマンドが生成され、音声ランプ制御装置113に対して出力される。この状態コマンドを出力することにより、主制御装置110と音声ランプ制御装置113とで遊技状態の認識を一致させることができる。よって、普通図柄の低確率状態であるにもかかわらず、右打ちナビ(例えば、図88(a)の小領域Ds3参照)が表示されてしまったり、逆に、普通図柄の高確率状態であるにも関わらず、遊技者が右打ちを行った場合に右打ち警告画像(図示せず)が表示されてしまったりすることを防止(抑制)することができる。即ち、遊技状態と実行される演出とを合致させることができる。
A state command is generated according to the value of the
S913の処理が終了すると、演出許可コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信し、音声ランプ制御装置113および表示制御装置114に対して各種演出の実行を許可する(S914)。次いで、割込みを許可して(S915)、後述するメイン処理に移行する。
When the process of S913 is completed, the effect permission command is transmitted to the voice
次に、図117を参照して、上記した立ち上げ処理後に主制御装置110内のMPU201により実行されるメイン処理について説明する。図117は、このメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理では遊技の主要な処理が実行される。その概要として、4m秒周期の定期処理としてS1001〜S1010の各処理が実行され、その残余時間でS1013,S1014のカウンタ更新処理が実行される構成となっている。
Next, with reference to FIG. 117, the main process executed by the
メイン処理においては、まず、タイマ割込処理(図107参照)の実行中に、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶されたコマンド等の出力データをサブ側の各制御装置(周辺制御装置)に送信する外部出力処理を実行する(S1001)。
In the main process, first, during the execution of the timer interrupt process (see FIG. 107), the output data such as commands stored in the ring buffer for command transmission provided in the
具体的には、タイマ割込処理(図107参照)におけるS101のスイッチ読み込み処理で検出した入賞検知情報の有無を判別し、入賞検知情報があれば払出制御装置111に対して獲得球数に対応する賞球コマンドを送信する。
Specifically, the presence or absence of the winning detection information detected by the switch reading process of S101 in the timer interrupt processing (see FIG. 107) is determined, and if the winning detection information is present, the number of acquired balls is corresponded to the
また、特別図柄変動処理(図108参照)や始動入賞処理(図111参照)で設定された保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113に送信する。更に、この外部出力処理により、第3図柄表示装置81による第3図柄の変動表示に必要な変動パターンコマンド、停止種別コマンド等を音声ランプ制御装置113に送信する。
Further, the hold ball number command set in the special symbol variation processing (see FIG. 108) and the start winning prize processing (see FIG. 111) is transmitted to the voice
また、大当たり制御処理(S1004)で設定されたオープニングコマンド、ラウンド数コマンド、エンディングコマンドを音声ランプ制御装置113へ送信する。加えて、球の発射を行う場合には、発射制御装置112へ球発射信号を送信する。
Further, the opening command, the number of rounds command, and the ending command set in the jackpot control process (S1004) are transmitted to the voice
次に、変動種別カウンタCS1の値を更新する(S1002)。具体的には、変動種別カウンタCS1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本制御例では198)に達した際、0にクリアする。そして、変動種別カウンタCS1の更新値を、RAM203の該当するバッファ領域に格納する。
Next, the value of the fluctuation type counter CS1 is updated (S1002). Specifically, the variation type counter CS1 is added by 1, and when the counter value reaches the maximum value (198 in this control example), it is cleared to 0. Then, the update value of the variation type counter CS1 is stored in the corresponding buffer area of the
変動種別カウンタCS1の更新が終わると、払出制御装置111より受信した賞球計数信号や払出異常信号を読み込み(S1003)、次いで、特別図柄の大当たり状態である場合に、大当たり演出の実行や、第1可変入賞装置6000の第1特定入賞口1000aを開放又は閉鎖するための大当たり制御処理を実行する(S1004)。
When the update of the variation type counter CS1 is completed, the prize ball counting signal and the payout abnormality signal received from the
大当たり制御処理では、大当たり状態のラウンド毎に、特別図柄変動処理(図108参照)のS217の処理により設定された動作シナリオに従って、第1特定入賞口1000aの開放、および閉鎖を設定する。なお、本制御例では、大当たり制御処理(S1004)をメイン処理において実行しているが、タイマ割込処理において実行しても良い。
In the jackpot control process, the opening and closing of the first specific winning
次に、第2入球口640に付随する電動役物640aの開閉制御を行う電動役物開閉処理を実行する(S1005)。電動役物開閉処理では、普通図柄変動処理(図113参照)のS625の処理によって電動役物の開閉制御開始が設定された場合に、電動役物の開閉制御を開始する。なお、この電動役物の開閉制御は、普通図柄変動処理におけるS614の処理またはS615の処理で設定された開放時間および開放回数が終了するまで継続される。
Next, the electric accessory opening / closing process for controlling the opening / closing of the
次に、第1図柄表示装置37の表示を更新する第1図柄表示更新処理を実行する(S1006)。第1図柄表示更新処理では、特別図柄変動開始処理(図110参照)のS307の処理またはS309の処理によって変動パターンが設定された場合に、その変動パターンに応じた変動表示を、第1図柄表示装置37において開始する。本制御例では、第1図柄表示装置37のLEDの内、変動が開始されてから変動時間が経過するまでは、例えば、現在点灯しているLEDが赤であれば、その赤のLEDを消灯すると共に緑のLEDを点灯させ、緑のLEDが点灯していれば、その緑のLEDを消灯すると共に青のLEDを点灯させ、青のLEDが点灯していれば、その青のLEDを消灯すると共に赤のLEDを点灯させる。
Next, the first symbol display update process for updating the display of the first
なお、メイン処理は4ミリ秒毎に実行されるが、そのメイン処理の実行毎にLEDの点灯色を変更すると、LEDの点灯色の変化を遊技者が確認することができない。そこで、遊技者がLEDの点灯色の変化を確認することができるように、メイン処理が実行される毎にカウンタ(図示せず)を1カウントし、そのカウンタが100に達した場合に、LEDの点灯色の変更を行う。即ち、0.4s毎にLEDの点灯色の変更を行う。なお、カウンタの値は、LEDの点灯色が変更されたら、0にリセットされる。 The main process is executed every 4 milliseconds, but if the LED lighting color is changed each time the main process is executed, the player cannot confirm the change in the LED lighting color. Therefore, a counter (not shown) is counted by 1 each time the main process is executed so that the player can confirm the change in the lighting color of the LED, and when the counter reaches 100, the LED is displayed. Change the lighting color of. That is, the lighting color of the LED is changed every 0.4 s. The value of the counter is reset to 0 when the lighting color of the LED is changed.
また、第1図柄表示更新処理では、特別図柄変動開始処理(図110参照)のS307,S309の処理によって設定された変動パターンに対応する変動時間が終了した場合に、第1図柄表示装置37において実行されている変動表示を終了し、特別図柄変動開始処理(図110参照)のS306,S308の処理によって設定された表示態様で、停止図柄(第1図柄)を第1図柄表示装置37に停止表示(点灯表示)する。
Further, in the first symbol display update process, when the variation time corresponding to the variation pattern set by the processes of S307 and S309 of the special symbol variation start process (see FIG. 110) ends, the first
次に、第2図柄表示装置の表示を更新する第2図柄表示更新処理を実行する(S1007)。第2図柄表示更新処理では、普通図柄変動処理(図113参照)のS618の処理またはS619の処理によって第2図柄の変動時間が設定された場合に、第2図柄表示装置83において変動表示を開始する。これにより、第2図柄表示装置83では、第2図柄としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる変動表示が行われる。
Next, the second symbol display update process for updating the display of the second symbol display device is executed (S1007). In the second symbol display update process, when the variation time of the second symbol is set by the process of S618 or the process of S619 of the normal symbol variation process (see FIG. 113), the variation display is started on the second
また、第2図柄表示更新処理では、普通図柄変動処理(図113参照)のS623の処理によって第2図柄表示装置83の停止表示が設定された場合に、第2図柄表示装置83において実行されている変動表示を終了し、普通図柄変動処理(図113参照)のS612の処理またはS616の処理によって設定された表示態様で、停止図柄(第2図柄)を第2図柄表示装置83に停止表示(点灯表示)する。
Further, in the second symbol display update process, when the stop display of the second
S1007の処理を実行した後には、貯留制御処理を実行する(S1008)。この貯留制御処理(S1008)については、図125及び図126を参照して、後述するが、干渉部材6930の退避および張出を設定するための処理を実行する。次いで、S1008の処理が終了すると、V入賞処理を実行する(S1009)。このV入賞処理(S1009)については、図129を参照して、後述する。次いで、S1009の処理が終了すると、その他の処理を実行する(S1010)。
After executing the process of S1007, the storage control process is executed (S1008). Regarding this storage control process (S1008), as will be described later with reference to FIGS. 125 and 126, a process for setting the retracting and overhanging of the
S1010の処理が終了すると、RAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別し(S1011)、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていなければ(S1011:No)、停電監視回路252から停電信号SG1は出力されておらず、電源は遮断されていない。よって、かかる場合には、次のメイン処理の実行タイミングに至ったか否か、即ち今回のメイン処理の開始から所定時間(本実施形態では4m秒)が経過したか否かを判別し(S1012)、既に所定時間が経過していれば(S1012:Yes)、処理をS1001へ移行し、上述したS1001以降の各処理を繰り返し実行する。 When the processing of S1010 is completed, it is determined whether or not the power outage occurrence information is stored in the RAM 203 (S1011), and if the power outage occurrence information is not stored in the RAM 203 (S1011: No), the power failure monitoring circuit The power failure signal SG1 is not output from 252, and the power supply is not cut off. Therefore, in such a case, it is determined whether or not the execution timing of the next main process has been reached, that is, whether or not a predetermined time (4 msec in the present embodiment) has elapsed from the start of the main process this time (S1012). If the predetermined time has already passed (S1012: Yes), the process is shifted to S1001, and each process after S1001 described above is repeatedly executed.
一方、今回のメイン処理の開始から未だ所定時間が経過していなければ(S1012:No)、所定時間に至るまで間、即ち、次のメイン処理の実行タイミングに至るまでの残余時間内において、第1初期値乱数カウンタCINI1、第2初期値乱数カウンタCINI2及び変動種別カウンタCS1の更新を繰り返し実行する(S1013,S1014)。 On the other hand, if the predetermined time has not yet elapsed from the start of the main process this time (S1012: No), the first is within the period until the predetermined time is reached, that is, within the remaining time until the execution timing of the next main process is reached. 1 The initial value random number counter CINI1, the second initial value random number counter CINI2, and the variation type counter CS1 are repeatedly updated (S1013, S1014).
まず、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新を実行する(S1013)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本制御例では319、239)に達した際、0にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値を、RAM203の該当するバッファ領域にそれぞれ格納する。次に、変動種別カウンタCS1の更新を、S1002の処理と同一の方法によって実行する(S1014)。
First, the first initial value random number counter CINI1 and the second initial value random number counter CINI2 are updated (S1013). Specifically, the first initial value random number counter CINI1 and the second initial value random number counter CINI2 are added by 1, and when the counter value reaches the maximum value (319, 239 in this control example), it is cleared to 0. .. Then, the updated values of the first initial value random number counter CINI1 and the second initial value random number counter CINI2 are stored in the corresponding buffer areas of the
ここで、S1001〜S1010の各処理の実行時間は遊技の状態に応じて変化するため、次のメイン処理の実行タイミングに至るまでの残余時間は一定でなく変動する。故に、かかる残余時間を使用して第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を繰り返し実行することにより、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2(即ち、第1当たり乱数カウンタC1の初期値、第2当たり乱数カウンタC4の初期値)をランダムに更新することができ、同様に変動種別カウンタCS1についてもランダムに更新することができる。 Here, since the execution time of each process of S1001 to S1010 changes according to the state of the game, the remaining time until the execution timing of the next main process is not constant and fluctuates. Therefore, by repeatedly updating the first initial value random number counter CINI1 and the second initial value random number counter CINI2 using the remaining time, the first initial value random number counter CINI1 and the second initial value random number counter CINI2 (that is, , The initial value of the first random number counter C1 and the initial value of the second random number counter C4) can be updated at random, and similarly, the variation type counter CS1 can also be updated at random.
また、S1011の処理において、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S1011:Yes)、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断され、停電監視回路252から停電信号SG1が出力された結果、図115のNMI割込処理が実行されたということなので、S1015以降の電源遮断時の処理が実行される。
Further, in the processing of S1011 if the power outage occurrence information is stored in the RAM 203 (S1011: Yes), the power is cut off due to the occurrence of a power failure or the power is turned off, and the power failure signal SG1 is output from the power
まず、各割込処理の発生を禁止し(S1015)、電源が遮断されたことを示す電源断コマンドを他の制御装置(払出制御装置111や音声ランプ制御装置113等の周辺制御装置)に対して送信する(S1016)。そして、RAM判定値を算出して、その値を保存し(S1017)、RAM203のアクセスを禁止して(S1018)、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるまで無限ループを継続する。ここで、RAM判定値は、例えば、RAM203のバックアップされるスタックエリア及び作業エリアにおけるチェックサム値である。
First, the occurrence of each interrupt process is prohibited (S1015), and a power off command indicating that the power is cut off is issued to other control devices (peripheral control devices such as the
なお、S1011の処理は、S1001〜S1010で行われる遊技の状態変化に対応した一連の処理の終了時、又は、残余時間内に行われるS1013とS1014の処理の1サイクルの終了時となるタイミングで実行されている。よって、主制御装置110のメイン処理において、各設定が終わったタイミングで電源断の発生情報を確認しているので、電源遮断の状態から復帰する場合には、立ち上げ処理の終了後、処理をS1001の処理から開始することができる。
The process of S1011 is performed at the end of a series of processes corresponding to the state change of the game performed in S1001 to S1010, or at the end of one cycle of the processes of S1013 and S1014 performed within the remaining time. It is running. Therefore, in the main process of the
即ち、立ち上げ処理において初期化された場合と同様に、処理をS1001の処理から開始することができる。よって、電源遮断時の処理において、MPU201が使用している各レジスタの内容をスタックエリアへ退避したり、スタックポインタの値を保存しなくても、初期設定の処理(S901)において、スタックポインタが所定値(初期値)に設定されることで、S1001の処理から開始することができる。従って、主制御装置110の制御負担を軽減することができると共に、主制御装置110が誤動作したり暴走したりすることなく正確な制御を行うことができる。
That is, the process can be started from the process of S1001 as in the case of being initialized in the start-up process. Therefore, in the process when the power is cut off, the stack pointer is used in the initial setting process (S901) without saving the contents of each register used by the
次に、図118のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される大当たり制御処理(S1004)を説明する。図118は、この大当たり制御処理(S1004)を示すフローチャートである。この大当たり制御処理(S1004)は、メイン処理(図117参照)の中で実行され、パチンコ機10が特別図柄の大当たり状態である場合に、大当たりに応じた各種演出を実行したり、第1特定入賞口(大開放口)1000aを開放または閉鎖したり、特定領域4830を開放または閉塞したりするための処理である。
Next, the jackpot control process (S1004) executed by the
大当たり制御処理(図118,S1004)では、まず、特別図柄の大当たりが開始されるかを判定する(S1101)。具体的には、特別図柄変動処理(図108参照)のS218の処理が実行され、特別図柄の大当たりの開始が設定されていれば、特別図柄の大当たりが開始されると判定する。S1101の処理において、特別図柄の大当たりが開始される場合には(S1101:Yes)、オープニングコマンドを設定して(S1102)、本処理を終了する。 In the jackpot control process (FIGS. 118, S1004), first, it is determined whether or not the jackpot of the special symbol is started (S1101). Specifically, if the processing of S218 of the special symbol variation processing (see FIG. 108) is executed and the start of the jackpot of the special symbol is set, it is determined that the jackpot of the special symbol is started. In the process of S1101, when the jackpot of the special symbol is started (S1101: Yes), the opening command is set (S1102), and this process is terminated.
一方、S1101の処理において、特別図柄の大当たりが開始されない場合には(S1101:No)、特別図柄の大当たり中であるかを判定する(S1103)。特別図柄の大当たり中としては、第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81において特別図柄の大当たり(特別図柄の大当たり遊技中も含む)を示す表示がなされている最中と、特別図柄の大当たり遊技終了後の所定時間の最中とが含まれる。S1103の処理において、特別図柄の大当たり中でなければ(S1103:No)、そのまま本処理を終了する。
On the other hand, in the process of S1101, when the jackpot of the special symbol is not started (S1101: No), it is determined whether the jackpot of the special symbol is in progress (S1103). Among the special symbol jackpots, the first
一方、S1103の処理において、特別図柄の大当たり中であると判別した場合には(S1103:Yes)、S1104の処理を実行する。S1104の処理では、新たなラウンドの開始タイミングであるか判別する(S1104)。S1104の処理において、新たなラウンドの開始タイミングであると判別した場合には(S1104:Yes)、大当たり動作設定処理を実行する(S1105)。 On the other hand, in the process of S1103, when it is determined that the special symbol is a big hit (S1103: Yes), the process of S1104 is executed. In the process of S1104, it is determined whether it is the start timing of a new round (S1104). If it is determined in the process of S1104 that it is the start timing of a new round (S1104: Yes), the jackpot operation setting process is executed (S1105).
ここで、図119を参照して、大当たり動作設定処理について説明する(S1105)。図119は、この大当たり動作設定処理(S1105)の内容を示したフローチャートである。大当たり動作設定処理(図119、S1105)では、まず、開始する大当たりのラウンド数に対応した開放動作を設定されている動作シナリオから読み込む(S1201)。 Here, the jackpot operation setting process will be described with reference to FIG. 119 (S1105). FIG. 119 is a flowchart showing the contents of the jackpot operation setting process (S1105). In the jackpot operation setting process (FIG. 119, S1105), first, the opening operation corresponding to the number of rounds of the jackpot to be started is read from the set operation scenario (S1201).
振分装置4850(振分動作部材4851、ソレノイド4852)の動作をS1201で読み込んだデータに基づいて設定する(S1202)。第1可変入賞装置6000の開閉板1300の開放動作をS1201の処理で読み込んだデータにより設定する(S1203)。その後、この処理を終了し、大当たり制御処理へ戻る。なお、S1202,S1203の処理では、1ラウンド毎の振分装置4850(振分動作部材4851、ソレノイド4852)の動作、開閉板1300の動作が設定される。
The operation of the distribution device 4850 (
このように、各ラウンドの開始毎に、第1可変入賞装置6000の各動作が設定されるので、予期せぬ電源断が大当たり遊技中に発生しても、大当たり遊技が途中で終了してしまうような不具合を抑制できる。
In this way, since each operation of the first
図118に戻って説明を続ける。S1105の処理が終了すると、新たに開始するラウンド数を示すラウンド数コマンドを設定する(S1106)。ラウンド数コマンドを設定した後は、本処理を終了する。 Returning to FIG. 118, the description will be continued. When the processing of S1105 is completed, a round number command indicating the number of newly started rounds is set (S1106). After setting the number of rounds command, this process ends.
ここで設定されたラウンド数コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、MPU201により実行されるメイン処理(図117参照)の外部出力処理(S1001)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。音声ランプ制御装置113は、ラウンド数コマンドを受信すると、そのラウンド数コマンドからラウンド数を抽出する。そして、抽出したラウンド数に応じた表示用ラウンド数コマンドを表示制御装置114へ送信する。表示制御装置114によって表示用ラウンド数コマンドが受信されると、第3図柄表示装置81において新たなラウンド演出が開始される。
The round number command set here is stored in the ring buffer for command transmission provided in the
一方、S1104の処理において、新たなラウンドの開始タイミングでないと判別した場合には(S1104:No)、開閉板1300又は振分装置4850の動作タイミングであるか判別する(S1107)。動作タイミングであると判別した場合には(S1107:Yes)、開閉処理を実行する(S1108)。
On the other hand, in the process of S1104, when it is determined that it is not the start timing of a new round (S1104: No), it is determined whether it is the operation timing of the opening /
ここで、図120を参照して、開閉処理について説明する(S1108)。図120は、この開閉処理(S1108)の内容を示したフローチャートである。開閉処理(図120、S1108)では、まず、動作シナリオに基づく動作タイミングと合致する開閉板1300又は振分装置4850の開閉動作を実行し(S1211)、次に、大当たり制御処理(S1004)に戻り、本処理を終了する。
Here, the opening / closing process will be described with reference to FIG. 120 (S1108). FIG. 120 is a flowchart showing the contents of this opening / closing process (S1108). In the opening / closing process (FIG. 120, S1108), first, the opening / closing operation of the opening /
図118に戻って説明を続ける。S1107の処理において、開放動作のタイミングでないと判別した場合には(S1107:No)、エンディング演出の開始タイミングであるか判別する(S1109)。エンディング演出の開始タイミングは、6ラウンドが終了して開閉板1300が閉状態にされ、球はけ時間である待機時間(貯留流路1231及び確率変動判定部4800の設計から3.0秒以上が必要とされ、本制御例では、3秒)が経過した場合に、エンディング演出の開始タイミングとして判別する。エンディング演出の開始タイミングであると判別した場合には(S1109:Yes)、エンディング処理を実行する(S1110)。その後、この処理を終了する。
Returning to FIG. 118, the description will be continued. In the process of S1107, when it is determined that it is not the timing of the opening operation (S1107: No), it is determined whether it is the start timing of the ending effect (S1109). As for the start timing of the ending effect, the opening /
ここで、図121を参照して、このエンディング処理(S1110)の詳細について説明する。図121は、このエンディング処理(図121、S1110)の内容を示したフローチャートである。エンディング処理(図121、S1110)では、まず、残球カウンタ203pの値が0であるかが判別される(S1231)。残球カウンタ203pの値が0でないと判別した場合には、球詰まり等の不具合が生じていたり、遊技者が貯留流路1231に貯留された球を強力な磁石等により不正に停留させたりしている虞があるので、エラーコマンドを設定し(S1232)、その後、エンディングコマンドを設定する(S1233)。
Here, the details of this ending process (S1110) will be described with reference to FIG. 121. FIG. 121 is a flowchart showing the contents of this ending process (FIG. 121, S1110). In the ending process (FIG. 121, S1110), first, it is determined whether or not the value of the remaining
ここで設定されたエラーコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、MPU201により実行されるメイン処理(図117参照)の外部出力処理(S1001)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。音声ランプ制御装置113は、エラーコマンドを受信すると、RAM223のコマンド記憶領域223aに格納されている情報に基づいて、エラー報知の表示態様を選択する。そして、選択したエラー報知の表示態様に応じたエラーコマンドを表示制御装置114へ送信する。表示制御装置114によってエラーコマンドが受信されると、第3図柄表示装置81においてエラー報知が開始される。
The error command set here is stored in the ring buffer for command transmission provided in the
本制御例では、第3図柄表示装置81に「排出エラー。ホール店員を呼んで下さい」との文字が表示され、異常が生じていることを遊技者に報知するように制御される。
In this control example, the characters "Discharge error. Please call the hall clerk" are displayed on the third
また、音声ランプ制御装置113は、エラーコマンドを受信すると、電飾部29〜33(図1参照)等のランプ表示装置227(図93参照)を赤色で強力に発光したり、音声出力装置226(図4参照)により大音量の音声(本制御例では、黒電話のベルの音)を出力したりして、ホール店員が異常の発生に気付くように制御される。
Further, when the voice
一方、残球カウンタ203pの値が0であると判別した場合には、エンディングコマンドを設定する(S1233)。ここで設定されたエンディングコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、MPU201により実行されるメイン処理(図117参照)の外部出力処理(S1001)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。音声ランプ制御装置113は、エンディングコマンドを受信すると、RAM223のコマンド記憶領域223aに格納されている入賞情報に基づいて、エンディング演出の表示態様を選択する。そして、選択したエンディング演出の表示態様に応じた表示用エンディングコマンドを表示制御装置114へ送信する。表示制御装置114によって表示用エンディングコマンドが受信されると、第3図柄表示装置81においてエンディング演出が開始される。
On the other hand, when it is determined that the value of the remaining
S1233の処理が終了すると、次いで、Vフラグ203sがオンに設定されているか(即ち、特定領域4830を球が通過したか)を判別し(S1234)、オンに設定されて(即ち、特定領域4830を球が通過して)いれば(S1234:Yes)、確変カウンタ203gの値を80に設定し、且つ、時短中カウンタ203hの値を80に設定し、次いで、Vフラグ203sをオフに設定し(S1236)、大当たり制御処理(S1004)に戻り、本処理を終了する。
When the processing of S1233 is completed, it is then determined whether the
一方、S1234の処理において、Vフラグ203sがオンに設定されていない(即ち、特定領域4830を球が通過していない)と判別した場合には(S1234:No)、時短中カウンタ203hの値を100に設定し(S1237)、大当たり制御処理(S1004)に戻り、本処理を終了する。
On the other hand, in the process of S1234, when it is determined that the
このように、本実施形態では、大当たり遊技の終了時に、Vフラグ203sがオンであるか判別されて、オンであれば、確変カウンタ203gに数値が設定される。よって、大当たり遊技の終了時に、特定領域4830を球が通過しているかを判別して確変を設定できる。よって、大当たり遊技が終了するまで、確変遊技状態へ移行することを遊技者に期待させ続けることができる。
As described above, in the present embodiment, at the end of the jackpot game, it is determined whether the
さらには、大当たり遊技中に、特定領域4830に球を通過させることができれば、確変遊技状態が大当たり遊技後に付与されるので、大当たり遊技中にも、特定領域4830に球が通過するか否かに関心を持って遊技を行わせることができる。
Furthermore, if the ball can be passed through the
図118に戻って説明を続ける。S1109の処理において、エンディング演出の開始タイミングでないと判別した場合には(S1109:No)、報知処理を実行する(S1111)。ここで、図122を参照して、報知処理(S1111)の詳細について説明する。図122は、この報知処理(S1111)の内容を示したフローチャートである。 Returning to FIG. 118, the description will be continued. If it is determined in the process of S1109 that it is not the start timing of the ending effect (S1109: No), the notification process is executed (S1111). Here, the details of the notification process (S1111) will be described with reference to FIG. 122. FIG. 122 is a flowchart showing the contents of this notification process (S1111).
報知処理(S1111)では、まず、現在実行されている大当たり遊技の大当たり種別が大当たりkであるかが判別され(S1251)、大当たり種別が大当たりkでないと判別された場合には(S1251:No)、本処理を終了し、大当たり制御処理(S1004)に戻る。 In the notification process (S1111), first, it is determined whether the jackpot type of the jackpot game currently being executed is the jackpot k (S1251), and when it is determined that the jackpot type is not the jackpot k (S1251: No). , This process is terminated, and the process returns to the jackpot control process (S1004).
一方、大当たり種別が大当たりkであると判別された場合には(S1251:Yes)、報知カウンタ203uの値が0より大きい値であるか判別する(S1252)。報知カウンタ203uの値が0であると判別した場合には(S1252:No)、4ラウンド目の終了タイミングであるか判別する(S1253)。4ラウンド目の終了タイミングの判別は、4ラウンド目において、10球入賞したことを検知した場合または30秒が経過したと判別した場合によって判別を行う。4ラウンド目の終了タイミングであると判別した場合には(S1253:Yes)、報知カウンタ203uに0.5秒に対応するカウンタ値を設定する。その後、この処理を終了する。
On the other hand, when it is determined that the jackpot type is jackpot k (S1251: Yes), it is determined whether the value of the
一方、S1253の処理において、4ラウンド目の終了タイミングでないと判別した場合には(S1253:No)、この処理を終了する。ここで、S1254で0.5秒のカウンタが設定されることで、4ラウンドが終了した後の球はけ時間であるインターバル時間の2秒間中に報知カウンタ203uが0となり、「押せ」という音声が出力される。
On the other hand, in the process of S1253, if it is determined that it is not the end timing of the fourth round (S1253: No), this process is terminated. Here, by setting a counter of 0.5 seconds in S1254, the
よって、5ラウンド目に振分装置4850が動作するが、遊技者は4ラウンド終了後のインターバル時間に操作ボタン300の操作を行わねばならず、操作ボタン300や液晶に注意が惹きつけられるので、貯留流路1231に残る球の個数を視認され難くすることができる。これにより、特定領域4830を球が通過するか否かが残球の個数から識別されることを抑制できる。そのため、例えば、5ラウンド目の開始時に、貯留流路1231の内部を視認し難くする上述の制御を行うことで、特定領域4830を球が通過したかどうかを判別し難くすることができることから、遊技者は、大当たり遊技の終了まで(さらには、大当たり遊技の終了後も)、確変遊技状態が付与される(付与されている)ことを期待して遊技を行うことができる。
Therefore, although the
なお、本実施形態では、報知カウンタ203uを設けることにより、インターバル時間の終了1.5秒前より5ラウンド目に跨って液晶に注意を惹きつける演出を行うようにしたがそれに限らず、4ラウンド目より継続的に実行してもよい。
In the present embodiment, by providing the
一方、S1252の処理において、報知カウンタ203uの値が0より大きい値であると判別した場合には(S1252:Yes)、報知カウンタ203uの値を−1して更新する(S1255)。更新後の報知カウンタ203uの値が0であるか判別する(S1256)。報知カウンタ203uの値が0であると判別した場合には(S1256:Yes)、報知コマンドを設定する(S1257)。その後、この処理を終了する。この報知コマンドにより音声ランプ制御装置113により、「押せ」という音声の出力の設定が実行される。
On the other hand, in the process of S1252, when it is determined that the value of the
図118に戻って説明を続ける。報知処理(図122、S1111)が実行されると、入賞処理を実行する(S1112)。ここで、図123を参照して、この入賞処理(S1112)について詳細に説明する。図123は、この入賞処理(S1112)の内容を示したフローチャートである。 Returning to FIG. 118, the description will be continued. When the notification process (FIG. 122, S1111) is executed, the winning process is executed (S1112). Here, the winning process (S1112) will be described in detail with reference to FIG. 123. FIG. 123 is a flowchart showing the contents of the winning process (S1112).
入賞処理(図123、S1112)では、まず、ラウンド有効期間であるか判別する(S1271)。ラウンド有効期間とは、ラウンド遊技が設定されている期間、即ち、開閉板1300が開状態となってから、閉状態へ変化し、インターバル期間が終了するまでの期間である。ラウンド有効期間外であると判別した場合には(S1271:No)、この処理を終了する。
In the winning process (FIG. 123, S1112), first, it is determined whether the round is valid (S1271). The round valid period is a period in which the round game is set, that is, a period from when the opening /
一方、ラウンド有効期間内であると判別した場合には(S1271:Yes)、第1特定入賞口1000aの検出センサ1240を通過したか判別される。第1特定入賞口1000aの検出センサ1240を通過したと判別した場合には(S1272:Yes)、入賞個数カウンタ203wを1加算して更新する(S1273)。その後、S1274の処理を実行する。一方、検出センサ1240を通過していないと判別した場合には(S1272:No)、S1274の処理を実行する。
On the other hand, when it is determined that the round is within the valid period (S1271: Yes), it is determined whether or not the
S1274の処理では、入賞個数カウンタ203wの値が10以上であるか判別する(S1274)。入賞個数カウンタ203wの値が10以上であると判別した場合には(S1274:Yes)、閉鎖フラグ203qがオンであるかを判別し(S1277)、閉鎖フラグ203qがオンであると判別された場合には(S1277:Yes)、本処理を終了し、大当たり制御処理(S1004)へ戻る。
In the process of S1274, it is determined whether the value of the winning
一方、S1277の処理において、閉鎖フラグ203qがオフであると判別された場合には(S1277:No)、閉鎖フラグ203qをオンに設定し(S1278)、その後、V入賞有効カウンタ203tの設定値(本制御例では、3.0秒以下、且つ、(3−0.2×貯留球数)秒以上に対応する数値範囲)を設定し(S1279)、その後、第1特定入賞口1000aの開閉板1300の閉鎖(閉状態の状態変化)を設定し(S1280)、その後、V入賞有効カウンタ203tに数値(本制御例では、4.0秒に対応する数値)を設定し(S1281)、その後、残球タイマフラグ203mをオンに設定する(S1282)。この残球タイマフラグ203mがオンに設定されることで、開閉板1300が閉状態とされてからの球はけ時間中であることが判別できる。その後、本処理を終了し、大当たり制御処理(S1004)へ戻る。
On the other hand, in the processing of S1277, when it is determined that the closing
上述したように、V入賞有効カウンタ203tの設定値の下限は、貯留球数に基づいて変動する。これにより、貯留流路1231に3個しか球が貯留されていない(特定領域4830には球が通過しないように制御される)場合に、貯留流路1231の内部の汚れ等により球の流下が遅れ、特定領域4830に球が通過したとしても、V入賞カウンタ203tの設定値の範囲外として特定領域4830の通過を無効とすることができる。
As described above, the lower limit of the set value of the V winning
これにより、貯留流路1231の貯留個数により異なった表示演出が第3図柄表示装置81で実行される場合に、その表示演出が示す期待度(賞球の払い出しの多少や、その大当たり遊技の終了後に特別図柄の高確率状態に移行する可能性の大小等の度合い)と、実際の遊技結果とにずれが生じることを防止することができる。
As a result, when a display effect different depending on the number of stored items in the
一方、S1274の処理において、入賞個数カウンタ203wの値が10未満であると判別した場合には、ラウンド時間(本実施形態では、30秒)が経過したか判別する(S1275)。ラウンド時間が経過したと判別した場合には(S1275:Yes)、S1277からS1282の処理を実行する。
On the other hand, in the process of S1274, when it is determined that the value of the winning
一方、ラウンド時間が経過していないと判別した場合には(S1275:No)、開閉板1300が動作シナリオに基づいて途中閉鎖するタイミングか判別する(S1276)。ここで、途中閉鎖するタイミングであると判別した場合には(S1276:Yes)、S1277からS1282の処理を実行し、途中閉鎖するタイミングでないと判別した場合には(S1276:No)、本処理を終了し、大当たり制御処理(S1004)へ戻る。
On the other hand, when it is determined that the round time has not elapsed (S1275: No), it is determined whether the opening /
図118に戻って説明を続ける。入賞処理(図123、S1112)が実行されると、異常処理を実行する(S1113)。その後、この処理を終了する。ここで、この異常処理(S1113)について、図124を参照して、詳細を説明する。図124は、この異常処理(S1113)の内容を示したフローチャートである。異常処理(S1113)では、不正に特定領域4830を通過させられていないかを監視する処理を実行する。
Returning to FIG. 118, the description will be continued. When the winning process (FIG. 123, S1112) is executed, the abnormal process is executed (S1113). After that, this process ends. Here, the abnormality processing (S1113) will be described in detail with reference to FIG. 124. FIG. 124 is a flowchart showing the contents of this abnormality processing (S1113). In the abnormality processing (S1113), a processing for monitoring whether or not the
異常処理(図124、S1113)では、まず、ラウンド有効期間であるか判別する(S1301)。ラウンド有効期間外である場合には(S1301:No)、この処理を終了する。一方、ラウンド有効期間内であると判別した場合には(S1301:Yes)、排出口1150を遊技球が通過したか判別する(S1302)。なお、排出口1150を遊技球が通過したかの判別は、特定領域検出センサ4860(図51参照)又は非特定領域検出センサ4870(図51参照)で遊技球の通過が検出されるかどうかで行われる。
In the abnormality handling (FIG. 124, S1113), first, it is determined whether or not the round is valid (S1301). If it is outside the round validity period (S1301: No), this process ends. On the other hand, when it is determined that the round is within the valid period (S1301: Yes), it is determined whether or not the game ball has passed through the discharge port 1150 (S1302). Whether or not the game ball has passed through the
排出口1150を遊技球が通過したと判別した場合には(S1302:Yes)、排出個数カウンタ203xの値を1加算して更新する(S1303)。その後、S1304の処理を実行する。一方、排出口1150を遊技球が通過していないと判別した場合には(S1302:No)、S1304の処理を実行する。
When it is determined that the game ball has passed through the discharge port 1150 (S1302: Yes), the value of the
S1304の処理では、残球タイマフラグ203mがオンであるか判別する(S1304)。残球タイマフラグ203mがオフであると判別した場合には(S1304:No)、この処理を終了する。
In the process of S1304, it is determined whether the remaining
一方、残球タイマフラグ203mがオンであると判別した場合には(S1304:Yes)、球はけ時間の期間中であるので、残球タイマ203nを1加算して更新する(S1305)。残球タイマ203nは上限値(本制御例では、各種インターバル時間)が経過したか判別する(S1306)。上限値でないと判別した場合には(S1306:No)、この処理を終了する。一方、上限値であると判別した場合には(S1306:Yes)、排出個数(特定領域検出センサ4860(図51参照)で検出された球の個数と非特定領域検出センサ4870(図51参照)で検出された球の個数との合計値)と入賞個数(入賞個数カウンタ203wの値)とが一致するか判別する(S1307)。
On the other hand, when it is determined that the remaining
一致すると判別した場合には(S1307:Yes)、S1309の処理を実行する。一方、一致しないと判別した場合には(S1307:No)、入賞個数カウンタ203wの値から排出個数カウンタ203xの値を引いた値を残球カウンタ203pに加算し(S1308)、S1309の処理を実行する。
If it is determined that they match (S1307: Yes), the process of S1309 is executed. On the other hand, when it is determined that they do not match (S1307: No), the value obtained by subtracting the value of the
S1309の処理では、エンディング演出の開始タイミングであるか判別する(S1309)。エンディング演出の開始タイミングでない場合には(S1309:No)、S1312の処理を実行する。 In the process of S1309, it is determined whether it is the start timing of the ending effect (S1309). If it is not the start timing of the ending effect (S1309: No), the process of S1312 is executed.
一方、エンディング演出の開始タイミングである場合には(S1309:Yes)、残球カウンタ203pの値が0であるか判別する(S1310)。残球カウンタ203pの値が0である場合には(S1310:Yes)、S1312の処理を実行する。一方、残球カウンタの値が0でない場合には(S1310:No)、球の排出に異常が生じていることからエラーコマンドを設定し(S1311)、S1312の処理を実行する。
On the other hand, when it is the start timing of the ending effect (S1309: Yes), it is determined whether the value of the remaining
エラーコマンドを音声ランプ制御装置113が受信することにより、エラー表示(例えば、入賞個数不一致エラーの文字を表示)がされ、ホールコンピュータに対して、エラー信号の出力がされる。よって、貯留流路1231又は確率変動判定部4800内に不正に遊技球を残存させて、後に獲得する大当たりの大当たり種別が大当たりM,Nであっても、特定領域4830に遊技球を通過させる不正を抑制できる。
When the voice
このように、エンディング演出の開始タイミングにおいて球排出エラーを報知するように制御することで、各ラウンドのラウンド遊技Rにおいて入球個数と排出個数とに差が生じた場合でも、エラー報知を行うことなく遊技を実行することができる。これにより、ラウンド間インターバルにおいて貯留流路1231からの球の排出を部分的に規制し、次のラウンドを貯留流路1231に球が貯留された状態で開始するという遊技性を実現することができる。
In this way, by controlling so as to notify the ball discharge error at the start timing of the ending effect, even if there is a difference between the number of balls entered and the number of discharged balls in the round game R of each round, the error notification is performed. You can play the game without any error. As a result, it is possible to partially regulate the discharge of balls from the
また、各ラウンドのラウンド遊技Rにおいて入球個数と排出個数とに差が生じた場合でも、エラー報知を行うことなく遊技を実行することができるので、ラウンド間インターバルの期間を、2秒(貯留流路1231に貯留された球を全球排出するのに要する期間)よりも短い期間に設定することができる。 Further, even if there is a difference between the number of balls entered and the number of ejected balls in the round game R of each round, the game can be executed without notifying an error, so that the period of the interval between rounds is set to 2 seconds (storage). It can be set to a shorter period (the period required to discharge the spheres stored in the flow path 1231).
なお、球排出のエラーコマンドの設定方法はこれに限られるものでは無い。例えば、大当たり種別から、入球個数と排出個数との差として正常に生じ得る値を設定しておき、個数の差が、その値の範囲内であればエラーコマンドを設定せず、個数の差が、その値の範囲外であればエラーコマンドを設定するように制御しても良い。この場合、エンディング演出の開始タイミングまで待つことなく球排出のエラーが生じていることを判定することができるので、異常の発生を早期に発見することができる。これにより、球排出のエラーが不正行為により生じている場合には、不正行為の早期発見を図ることができる。 The method of setting the ball discharge error command is not limited to this. For example, from the jackpot type, set a value that can occur normally as the difference between the number of balls entered and the number of ejected balls, and if the difference in the number is within the range of that value, the error command is not set and the difference in the number. However, if it is out of the range of the value, it may be controlled to set an error command. In this case, since it is possible to determine that an error in ball discharge has occurred without waiting until the start timing of the ending effect, it is possible to detect the occurrence of an abnormality at an early stage. As a result, when the error of ball discharge is caused by fraudulent activity, it is possible to detect the fraudulent activity at an early stage.
S1312の処理では、残球タイマフラグ203mをオフに設定し(S1312)、残球タイマ203nを初期値である0にリセットする(S1313)。その後、入賞個数カウンタ203w、排出個数カウンタ203xが初期値にそれぞれリセットされ(S1314)、その後、この処理を終了する。
In the process of S1312, the remaining
次に、図125のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される貯留制御処理(S1008)を説明する。図125は、この貯留制御処理(S1008)を示すフローチャートである。この貯留制御処理(S1008)は、メイン処理(図117参照)の中で実行され、干渉部材6930の状態を設定するための処理である。
Next, the storage control process (S1008) executed by the
干渉部材6930は、上述したように、状況により、遊技者が操作ボタン300を操作することに応じて状態が変化する場合(S1403〜S1407)と、予め設定されたタイミングで状態が変化する場合(S1408〜S1411)とがあるが、貯留制御処理(S1008)では、その双方が含まれる。
As described above, the
貯留制御処理では、まず、出フラグ203kがオンであるかを判別し(S1401)、出フラグ203kがオンでない(即ち、オフである)と判別した場合は(S1401:No)、干渉部材6930が退避状態であることを意味する。次いで、操作ボタン300の操作の有効期間であるかを判別する(S1402)。
In the storage control process, first, it is determined whether the
有効期間であると判別された場合には(S1402:Yes)、操作ボタン300を遊技者が押下(操作)しているか否かを判別する(S1403)。即ち、押下検出信号を検出したか否かを判別する。 If it is determined that the period is valid (S1402: Yes), it is determined whether or not the player presses (operates) the operation button 300 (S1403). That is, it is determined whether or not the pressing detection signal is detected.
S1403の処理において、操作ボタン300の押下(操作)を検出していない(即ち、押下検出信号を検出していない)と判別した場合は(S1403:No)、干渉部材6930をそのまま退避状態に保っておくために、そのまま本処理を終了する。
If it is determined in the process of S1403 that the push (operation) of the
一方、操作ボタン300の押下(操作)を検出した(即ち、押下検出信号を検出した)と判別した場合は(S1403:Yes)、動作カウンタの上限値設定処理1を実行する(S1404)。ここで、この動作カウンタの上限値設定処理1(S1404)について、図126を参照して説明する。図126は、この動作カウンタの上限値設定処理1(S1404)の内容を示したフローチャートである。動作カウンタの上限値設定処理1(S1404)では、操作ボタン300の操作タイミングにより異なる上限値を動作カウンタの上限値として設定する処理を実行する。
On the other hand, when it is determined that the push (operation) of the
即ち、動作カウンタの上限値設定処理1(S1404)では、ラウンド間インターバル期間から、そのラウンド間インターバル期間が開始されてから操作ボタン300の押下(操作)が検出される(即ち、押下検出信号が検出される)までの期間を引いて、残った期間を示す値を動作カウンタ203jの上限値に設定し(S1421)、本処理を終了し、貯留制御処理(S1008)に戻る。
That is, in the operation counter upper limit value setting process 1 (S1404), the pressing (operation) of the
次に、ボタン操作コマンドを設定する(S1405)。そして、干渉部材6930が張出状態となったことを示すために、出フラグ203kをオンに設定し(S1406)、干渉部材6930が張出状態(操作ボタン300の操作に基づく張出状態、張出状態1)となったことを音声ランプ制御装置113に対して通知するために干渉部材6930の張出状態に対応する貯留状態コマンドを設定して(S1407)、本処理を終了し、貯留制御処理(S1008)に戻る。
Next, a button operation command is set (S1405). Then, in order to indicate that the
一方、有効期間でないと判別された場合には(S1402:No)、動作シナリオに基づく干渉部材6930の動作開始タイミングであるか判別される(S1408)。干渉部材6930の動作開始タイミングでないと判別された場合には(S1408:No)、本処理を終了し、貯留制御処理(S1008)に戻る。
On the other hand, when it is determined that the period is not valid (S1402: No), it is determined whether it is the operation start timing of the
一方、干渉部材6930の動作開始タイミングであると判別された場合には(S1408:Yes)、動作カウンタの上限値設定処理2を実行する(S1409)。ここで、この動作カウンタの上限値設定処理2(S1409)について、図127を参照して説明する。図127は、この動作カウンタの上限値設定処理2(S1409)の内容を示したフローチャートである。動作カウンタの上限値設定処理2(S1409)では、動作シナリオにより予め設定された上限値を動作カウンタの上限値として設定する処理を実行する。
On the other hand, when it is determined that it is the operation start timing of the interference member 6930 (S1408: Yes), the operation counter upper limit
即ち、動作カウンタの上限値設定処理2(S1409)では、まず、動作シナリオに基づく干渉部材6930の張出状態への変化タイミングであるか判別される(S1431)。干渉部材6930の張出状態への変化タイミングではないと判別された場合には(S1431:No)、本処理を終了し、貯留制御処理(S1008)に戻る。
That is, in the operation counter upper limit value setting process 2 (S1409), first, it is determined whether or not it is the change timing of the
一方、干渉部材6930の張出状態への変化タイミングであると判別された場合には(S1431:Yes)、動作シナリオから適切な値(動作シナリオに基づいて、干渉部材6930が張出状態で維持される期間に対応する値)を動作カウンタ203jの上限値に設定し(S1432)、本処理を終了し、貯留制御処理(S1008)に戻る。
On the other hand, when it is determined that it is the timing of change of the
次に、干渉部材6930が張出状態となったことを示すために、出フラグ203kをオンに設定し(S1410)、干渉部材6930が張出状態(動作シナリオに基づく張出状態、張出状態2)となったことを音声ランプ制御装置113に対して通知するために干渉部材6930の張出状態に対応する貯留状態コマンドを設定して(S1411)、本処理を終了する。
Next, in order to indicate that the
ここで設定された貯留状態コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、MPU201により実行されるメイン処理(図117参照)の外部出力処理(S1001)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。音声ランプ制御装置113は、張出状態に対応する貯留状態コマンドを受信すると、張出状態に対応する背面種別に設定するための表示用背面画像変更コマンドを表示制御装置114に対して出力する。表示制御装置114は、表示用背面画像変更コマンドに基づいて、背面画像を変更する。
The storage state command set here is stored in the ring buffer for command transmission provided in the
即ち、例えば、小領域Ds1(図87(a)参照)に「通過球貯留中」との文字が表示される態様に設定される。これにより、遊技者に対して、干渉部材6930が貯留状態であると容易に認識させることができる。
That is, for example, it is set so that the characters "passing ball is being stored" are displayed in the small area Ds1 (see FIG. 87 (a)). As a result, the player can easily recognize that the
一方、S1401の処理において、出フラグ203kがオンであると判別した場合は(S1401:Yes)、干渉部材6930の動作を設定するための貯留弁動作処理を実行する(S1412)。ここで、この貯留弁動作処理(S1412)について、図128を参照して説明する。図128は、この貯留弁動作処理(S1412)の内容を示したフローチャートである。貯留弁動作処理(S1412)は、干渉部材6930の動作を設定するための処理である。
On the other hand, in the process of S1401, when it is determined that the
貯留弁動作処理(S1412)では、まず、ソレノイド6910をオンに設定し(S1441)、動作カウンタ203jに1加算する(S1442)。なお、特に図示はしないが、ソレノイド6910が既にオンである場合には、S1441の処理をスキップし、S1442の処理を行う。次いで、動作カウンタ203jの値が上限値であるかを判別する(S1443)。
In the storage valve operation process (S1412), first, the
S1443の処理において、動作カウンタ203jの値が上限値であると判別した場合は(S1443:Yes)、ソレノイド6910をオフに設定する(S1444)。そして、出フラグ203kをオフに設定し(S1445)、動作カウンタ203jの値を0にセットして(S1446)、本処理を終了する。また、S1443の処理において、動作カウンタ203jの値が上限値でないと判別した場合も(S1443:No)、本処理を終了する。
In the process of S1443, when it is determined that the value of the
S1412の処理が終了すると、出フラグ203kがオフであるかを判別し(S1413)、出フラグ203kがオフでない(即ち、オンである)と判別した場合は(S1413:No)、本処理を終了する。
When the process of S1412 is completed, it is determined whether the
一方、S1413の処理において、出フラグ203kがオフであると判別した場合は(S1413:Yes)、干渉部材6930が退避状態とされていることを意味するので、干渉部材6930が退避状態となったことを音声ランプ制御装置113に対して通知するために、干渉部材6930の退避状態に対応する貯留状態コマンドを設定して(S1414)、本処理を終了する。
On the other hand, in the process of S1413, when it is determined that the
ここで設定された貯留状態コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、MPU201により実行されるメイン処理(図117参照)の外部出力処理(S1001)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。音声ランプ制御装置113は、退避状態に対応する貯留状態コマンドを受信すると、退避状態に対応する背面種別に設定するための表示用背面画像変更コマンドを表示制御装置114に対して出力する。表示制御装置114は、表示用背面画像変更コマンドに基づいて、背面画像を変更する。
The storage state command set here is stored in the ring buffer for command transmission provided in the
この貯留制御処理を実行することにより、操作ボタン300の操作状況に応じて、干渉部材6930の状態を設定することができる。これにより、遊技者の任意のタイミングで干渉部材6930により球の流下を規制する状態と、その規制が解除され球の流下を許容する状態とを切り替えることができる。
By executing this storage control process, the state of the
また、この貯留制御処理により、操作ボタン300の操作タイミング以外でも、干渉部材6930を駆動させることができる。そのため、操作ボタン300の操作状況に応じて動作する部材と、操作ボタン300の操作に関わらず動作する部材とを、同じ部材で構成することができる。
Further, by this storage control process, the
次に、図129のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるV入賞処理(S1009)を説明する。図129は、このV入賞処理(S1009)を示すフローチャートである。このV入賞処理(S1009)は、メイン処理(図117参照)の中で実行され、第1特定入賞口1000aが閉状態となった後の球の流下を監視する制御を行うための処理である。
Next, the V winning process (S1009) executed by the
V入賞処理では、まず、カウント開始フラグ203qaがオンであるか否かを判別する(S1501)。カウント開始フラグ203qaがオンでない(即ち、オフである)と判別した場合は(S1501:No)、閉鎖フラグ203qがオンであるか否かを判別する(S1502)。閉鎖フラグ203qがオンであると判別した場合は(S1502:Yes)、現在実行されているのが5ラウンド目か否かを判別する(S1503)。5ラウンド目であると判別した場合は(S1503:Yes)、次いで、カウント開始フラグ203qaをオンに設定し(S1504)、本処理を終了する。
In the V winning process, first, it is determined whether or not the count start flag 203qa is on (S1501). When it is determined that the count start flag 203qa is not on (that is, it is off) (S1501: No), it is determined whether or not the closing
一方、S1502の処理において、閉鎖フラグ203qがオンでない(即ち、オフである)と判別した場合(S1502:No)、および、S1503の処理において、現在実行されているのが5ラウンド目でないと判別した場合(S1503:No)は、そのまま本処理を終了する。
On the other hand, in the processing of S1502, when it is determined that the closing
一方、S1501の処理において、カウント開始フラグ203qaがオンであると判別した場合(S1501:Yes)は、特定領域4830を開閉する振分動作部材4851が動作するタイミングの付近であることを意味するので、特定領域4830への球の通過が正常に発生しているかを判定するために、閉鎖カウンタ203rに1加算して更新し(S1505)、その後、V入賞有効カウンタ203tを同様に1減算して更新する。
On the other hand, in the process of S1501, when it is determined that the count start flag 203qa is on (S1501: Yes), it means that it is near the timing at which the
そして、更新後の閉鎖カウンタ203rの値が所定値であるか(即ち、開閉板1300が閉状態で維持される期間が経過したか)を判別し(S1507)、所定値である場合は(S1507:Yes)、閉鎖フラグ203qをオフにし設定し(S1508)、その後、S1509の処理へ移行する。一方、所定値でない場合は(S1507:No)、そのままS1509の処理へ移行する。
Then, it is determined whether the value of the
S1509の処理では、閉鎖カウンタ203rの値が上限値(4.0秒)であるかを判別する。閉鎖カウンタ203rの値が上限値である場合には(S1509:Yes)、V入賞有効カウンタ203tの値が0となったことを意味するので、カウント開始フラグ203qaをオフに設定し(S1510)、閉鎖カウンタを0にリセットし(S1511)、S1512の処理へ移行する。一方、閉鎖カウンタ203rの値が上限値でない場合には(S1509:No)、そのまま、S1512の処理へ移行する。
In the process of S1509, it is determined whether the value of the
このように、閉鎖カウンタ203rが上限値となった後(即ち、開閉板1300が閉状態となってから4.0秒が経過した後)は、カウント開始フラグ203qaがオフとされることから、S1512の処理を実行しなくなる。即ち、S1512の処理が実行されるのは、開閉板1300が閉状態となってから4.0秒が経過するまでの間に限定される。
In this way, after the
S1512の処理では、特定領域4830を球が通過したか(即ち、特定領域検出センサ4860に球の通過が検出されたか)判別される。特定領域4830を球が通過していないと判別された場合には(S1512:No)、本処理を終了する。一方、特定領域4830を球が通過したと判別された場合には(S1512:Yes)、V入賞有効カウンタ203tの値が設定値の範囲内に入っているかを判別する(S1513)。
In the process of S1512, it is determined whether the sphere has passed through the specific area 4830 (that is, whether the sphere has been detected by the specific area detection sensor 4860). When it is determined that the sphere has not passed through the specific area 4830 (S1512: No), this process ends. On the other hand, when it is determined that the ball has passed through the specific area 4830 (S1512: Yes), it is determined whether the value of the V winning
S1513の処理において、V入賞有効カウンタ203tの値が設定値の範囲内に入っていると判別された場合には(S1513:Yes)、球が正常に特定領域4830を通過したことを意味するので、Vフラグ203sをオンに設定し(S1514)、本処理を終了する。
In the process of S1513, when it is determined that the value of the V winning
V入賞有効カウンタ203tは開閉板1300が閉状態に状態変化された直後は4.0秒に対応する値が設定され、そこから減算される。V入賞有効カウンタ203tの設定値は、上述したように、貯留流路1231に貯留されていた球が特定領域4830を通過するタイミングとして設定されるものであり、本制御例では、3.0秒以下、且つ、(3−0.2×貯留球数)秒以上に対応する数値範囲とされる。
Immediately after the opening /
そのため、例えば、開閉板1300が閉鎖した直後に球が特定領域4830を通過した場合(V入賞有効カウンタ203の値が3.0秒よりも大きい)、設定値の範囲外となる。この場合、連通路4810の下端付近に球が滞り(詰まり、又は球を留める不正により停留し)、開閉板1300が閉鎖した直後にその球が流下を開始したことが疑われるので、念のため、エラー報知するように制御される。
Therefore, for example, when the ball passes through the
また、例えば、開閉板1300が閉鎖してから長時間経過した後に球が特定領域4830を通過した場合(V入賞有効カウンタ203の値が(3−0.2×貯留球数)秒未満)、設定値の範囲外となる。この場合、貯留流路1231からの球の排出時の流下態様に問題(球噛み、又は球を留める不正による停留等)が生じ、貯留流路1231からの球の排出タイミング(開閉板1300が閉状態となるタイミング)から遅れて球が排出され始めたことが疑われるので、念のためエラー報知するように制御される。
Further, for example, when the ball passes through the
なお、球を停留させる不正としては、強力な磁石で球を留める不正や、糸を接着した球を遊技領域に打ち出し、その糸を遊技者が操作することで球を操作する不正が想定される。本パチンコ機10では、磁石による不正に対しては、磁気センサ(図示せず)を貯留流路1231付近に配置したり、貯留流路1231や、確率変動判定部4800を磁力が届かない程度にガラスユニット16(図1参照)の後方に離間配置したり、ガラスユニット16を厚くしたりすることで対応している。
In addition, as the fraud to stop the ball, it is assumed that the ball is fastened with a strong magnet, or the ball to which the thread is adhered is launched into the game area and the player operates the thread to operate the ball. .. In this
また、糸を接着した球による不正に対しては、貯留流路1231を介して連通路4810へ糸を這わせた場合に、開閉板1300が閉状態とされた場合には入球防止部1331と収容部1230の側壁であって検出センサ1240を保持する部分(図7参照)とで挟まれて、糸が固定され、開閉板1300が開状態とされた場合には、規制部材1600と排出口1150とで挟まれて、糸が固定される。そのため、遊技者が糸を操作しても、その負荷が連通路4810内にある球にまで伝わらないようにできるので、例えば、任意のタイミングで遊技者が把持している糸を放すなどされ、不正に特定領域4830に球が通過するように狙われたとしても、上述したように、糸が所々で固定されることから、不正に特定領域4830に球を通過させることを防止し易くすることができる。
Further, in response to fraud caused by a ball to which the thread is adhered, when the thread is laid to the
一方、V入賞有効カウンタ203tの値が設定値の範囲内に入っていないと判別された場合には(S1513:No)、何らかの不正、又はパチンコ機10の不具合が疑われるので、エラーコマンドを設定し(S1515)、本処理を終了する。この場合、Vフラグ203sはオンとはならない。
On the other hand, if it is determined that the value of the V winning
なお、本制御例では、V入賞有効カウンタ203tの設定値を貯留流路1231の貯留数に基づき設定することで、不正や不具合の発生を判定する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、貯留流路1231からの球の排出間隔を検出することで不正や不具合の発生を判定しても良いし、所定個数の球が排出される期間を検出することで不正や不具合の発生を判定しても良いし、貯留流路1231に貯留されていた球が必要個数未満(4個未満)である場合に特定領域4830の球の通過が検出されたことに基づいて不正や不具合の発生を判定しても良い。
In this control example, the case where the occurrence of fraud or malfunction is determined by setting the set value of the V winning
なお、本制御例におけるV入賞処理(S1009)では、V入賞有効カウンタ203tの値が設定値に入っていると判別された時に限ってVフラグ203sをオンに設定する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、V入賞有効カウンタ203tの値が設定値に入っていないと判別された場合にも、Vフラグ203sをオンに設定し、エラーコマンドによるエラーが解消されるまで遊技を不可能とするように制御しても良い。このエラーコマンドの解消は、電源オフにより実行されるが、これに限らず、RAM203のクリアを要するようにしても良い。
In the V winning process (S1009) in this control example, the case where the
この場合、遊技者の不正ではなく、パチンコ機10の不具合により特定領域4830を球が通過するタイミングがずれていた場合に、それが発覚した後、遊技者は問題なく特別図柄の高確率状態における遊技を実行することができる。
In this case, if the timing of the ball passing through the
一方、遊技者の不正が原因であった場合には、それが発覚した後、まず、不正を行った遊技者の遊技を停止し、ホール店員がRAM203をクリアし、特別図柄の低確率状態になるように強制的に制御する。これにより、他の客が、不正が行われたパチンコ機10での遊技を開始するまでに余分な待ち時間が生じることを防止することができる。
On the other hand, if the cause is fraudulent by the player, after the fraud is discovered, the player who commits the fraud is first stopped, the hall clerk clears RAM203, and the special symbol is placed in a low probability state. It is forcibly controlled so that it becomes. As a result, it is possible to prevent another customer from having an extra waiting time before starting the game on the
なお、本制御例では、S1515によりエラーコマンドが設定されている間は、例えば、球の発射が不能となるように制御されたり、球の発射が生じた場合にエラー報知を行い店員に気付かせるように制御されたり、発射された球が入賞口に入球しても賞球の払い出しがされないように制御されたり(例えば、払出制御装置111の機能を停止したり)、球の発射や入賞口への入球に基づいて電源をオフするように制御されたり等の制御態様によって、遊技不能となるように制御される。
In this control example, while the error command is set by S1515, for example, it is controlled so that the ball cannot be fired, or when the ball is fired, an error is notified and the clerk is made aware of it. It is controlled so that the prize ball is not paid out even if the fired ball enters the winning opening (for example, the function of the
<第1実施形態における音声ランプ制御装置の制御処理について>
次に、図130から図140を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU221の処理としては大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理とがある。
<Regarding the control process of the audio lamp control device in the first embodiment>
Next, each control process executed by the MPU 221 in the voice
まず、図130を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される立ち上げ処理を説明する。図130は、この立ち上げ処理を示したフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時に起動される。
First, the start-up process executed by the MPU 221 in the voice
立ち上げ処理が実行されると、まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S2001)。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。その後、電源断処理中フラグがオンしているか否かによって、今回の立ち上げ処理が瞬間的な電圧降下(瞬間的な停電、所謂「瞬停」)によって、S2120の電源断処理(図131参照)の実行途中に開始されたものであるか否かが判断される(S2002)。図131を参照して後述する通り、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110から電源断コマンドを受信すると(図131のS2114参照)、S2117の電源断処理を実行する。かかる電源断処理の実行前に、電源断処理中フラグがオンされ、該電源断処理の終了後に、電源断処理中フラグはオフされる。よって、S2117の電源断処理が実行途中であるか否かは、電源断処理中フラグの状態によって判断できる。
When the start-up process is executed, first, the initial setting process associated with the power-on is executed (S2001). Specifically, a predetermined value is set in the stack pointer. After that, depending on whether or not the power-off processing flag is turned on, the power-off processing of S2120 (see FIG. 131) is caused by a momentary voltage drop (momentary power failure, so-called "instantaneous power failure") in this startup processing. ) Is started in the middle of execution (S2002). As will be described later with reference to FIG. 131, when the voice
電源断処理中フラグがオフであれば(S2002:No)、今回の立ち上げ処理は、電源が完全に遮断された後に開始されたか、瞬間的な停電が生じた後であってS2120の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始されたものである。よって、これらの場合には、RAM223のデータが破壊されているか否かを確認する(S2003)。
If the power off processing flag is off (S2002: No), the start-up process this time is started after the power is completely cut off, or after a momentary power failure occurs and the power of S2120 is turned off. It was started after the execution of the process was completed, or it was started by resetting only the
RAM223のデータ破壊の確認は、次のように行われる。即ち、RAM223の特定の領域には、S2006の処理によって「55AAh」のキーワードとしてのデータが書き込まれている。よって、その特定領域に記憶されるデータをチェックし、該データが「55AAh」であればRAM223のデータ破壊は無く、逆に「55AAh」でなければRAM223のデータ破壊を確認することができる。RAM223のデータ破壊が確認されれば(S2003:Yes)、S2004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。一方、RAM223のデータ破壊が確認されなければ(S2003:No)、S2008へ移行する。
Confirmation of data corruption in
なお、今回の立ち上げ処理が、電源が完全に遮断された後に開始された場合には、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードは記憶されていないので(電源断によってRAM223の記憶は喪失するから)、RAM223のデータ破壊と判断され(S2003:Yes)、S2004へ移行する。一方、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS2120の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって開始された場合には、RAM223の特定領域には「55AAh」のキーワードが記憶されているので、RAM223のデータは正常と判断されて(S2003:No)、S2008へ移行する。
If the start-up process is started after the power is completely cut off, the keyword "55AAh" is not stored in the specific area of the RAM 223 (the memory of the
電源断処理中フラグがオンであれば(S2002:Yes)、今回の立ち上げ処理は、瞬間的な停電が生じた後であって、S2120の電源断処理の実行途中に、音声ランプ制御装置113のMPU221にリセットがかかって開始されたものである。かかる場合は電源断処理の実行途中なので、RAM223の記憶状態は必ずしも正しくない。よって、かかる場合には制御を継続することはできないので、処理をS2004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。
If the power off processing flag is on (S2002: Yes), the start-up process this time is after a momentary power failure occurs, and during the execution of the power off process of S2120, the voice
S2004の処理では、RAM223の全範囲の記憶領域をチェックする(S2004)。チェック方法としては、まず、1バイト毎に「0FFh」を書き込み、それを1バイト毎に読み出して「0FFh」であるか否かを確認し、「0FFh」であれば正常と判別する。かかる1バイト毎の書き込み及び確認を、「0FFh」に次いで、「55h」、「0AAh」、「00h」の順に行う。このRAM223の読み書きチェックにより、RAM223のすべての記憶領域が0クリアされる。
In the process of S2004, the storage area of the entire range of the
RAM223のすべての記憶領域について、読み書きチェックが正常と判別されれば(S2005:Yes)、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードを書き込んで、RAM破壊チェックデータを設定する(S2006)。この特定領域に書き込まれた「55AAh」のキーワードを確認することにより、RAM223にデータ破壊があるか否かがチェックされる。一方、RAM223のいずれかの記憶領域で読み書きチェックの異常が検出されれば(S2005:No)、RAM223の異常を報知して(S2007)、電源が遮断されるまで無限ループする。RAM223の異常は、表示ランプ34により報知される。なお、音声出力装置226により音声を出力してRAM223の異常報知を行うようにしても良いし、表示制御装置114にエラーコマンドを送信して、第3図柄表示装置81にエラーメッセージを表示させるようにしてもよい。
If it is determined that the read / write check is normal for all the storage areas of the RAM 223 (S2005: Yes), the keyword "55AAh" is written in the specific area of the
S2008の処理では、電源断フラグがオンされているか否かを判別する(S2008)。電源断フラグはS2117の電源断処理の実行時にオンされる(図131のS2116参照)。つまり、電源断フラグは、S2117の電源断処理が実行される前にオンされるので、電源断フラグがオンされた状態でS2008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS2117の電源断処理の実行を完了した状態で開始された場合である。従って、かかる場合には(S2008:Yes)、音声ランプ制御装置113の各処理を初期化するためにRAMの作業エリアをクリアし(S2009)、RAM223の初期値を設定した後(S2010)、割込み許可を設定して(S2012)、メイン処理へ移行する。なお、RAM223の作業エリアとしては、主制御装置110から受信したコマンド等を記憶する領域以外の領域をいう。
In the process of S2008, it is determined whether or not the power off flag is turned on (S2008). The power-off flag is turned on when the power-off process of S2117 is executed (see S2116 in FIG. 131). That is, since the power-off flag is turned on before the power-off process of S2117 is executed, the process of S2008 is reached with the power-off flag turned on because the start-up process is instantaneous. This is a case where the power is started after the power failure has occurred and the execution of the power cutoff process of S2117 is completed. Therefore, in such a case (S2008: Yes), the work area of the RAM is cleared in order to initialize each process of the voice lamp control device 113 (S2009), the initial value of the
一方、電源断フラグがオフされた状態でS2008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、例えば電源が完全に遮断された後に開始されたためにS2004からS2006の処理を経由してS2008の処理へ至ったか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始された場合である。よって、かかる場合には(S2008:No)、RAM223の作業領域のクリア処理であるS2009をスキップして、処理をS2010へ移行し、RAM223の初期値を設定する(S2010)。次いで、主制御装置110より受信した状態コマンドにより通知された遊技状態に応じて確変状態フラグ223iを更新し(S2011)、割込み許可を設定して(S2012)、メイン処理へ移行する。状態コマンドに基づいて確変状態フラグ223iを更新することにより、主制御装置110の認識する遊技状態と音声ランプ制御装置113の認識する遊技状態とを一致させることができる。よって、遊技状態に応じて適切に演出を実行することができる。
On the other hand, the reason why the process of S2008 is reached with the power off flag turned off is that the start-up process of this time is started after the power is completely shut off, for example, so that the process of S2008 via the processes of S2004 to S2006 is started. This is the case where the processing is reached, or only the
なお、S2009のクリア処理をスキップするのは、S2004からS2006の処理を経由してS2008の処理へ至った場合には、S2004の処理によって、既にRAM223のすべての記憶領域はクリアされているし、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって、立ち上げ処理が開始された場合には、RAM223の作業領域のデータをクリアせず保存しておくことにより、音声ランプ制御装置113の制御を継続できるからである。
The reason for skipping the clearing process of S2009 is that when the processing of S2008 is reached via the processing of S2004 to S2006, all the storage areas of the
次に、図131を参照して、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理後に音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理について説明する。図131は、このメイン処理を示したフローチャートである。メイン処理が実行されると、まず、メイン処理が開始されてから、又は、今回のS2101の処理が実行されてから1m秒以上が経過したか否かが判別され(S2101)、1m秒以上経過していなければ(S2101:No)、S2102〜S2110の処理を行わずにS2111の処理へ移行する。S2101の処理で、1m秒経過したか否かを判別するのは、S2102〜S2110が主に表示(演出)に関する処理であり、短い周期(1m秒以内)で編集する必要がないのに対して、S2111のコマンド判定処理、S2112の変動表示設定処理、および、S2113の貯留状態監視処理を短い周期で実行する方が好ましいからである。S2111の処理が短い周期で実行されることにより、主制御装置110から送信されるコマンドの受信洩れを防止でき、S2112の処理が短い周期で実行されることにより、コマンド判定処理によって受信されたコマンドに基づき、変動演出に関する設定を遅滞なく行うことができる。また、S2113の処理が短い周期で実行されることにより、貯留状態に基づき、貯留状態フラグ223kおよび貯留上限フラグ223mに関する設定を遅滞なく行うことができる。
Next, with reference to FIG. 131, the main process executed by the
S2101の処理で1m秒以上経過していれば(S2101:Yes)、まず、S2101〜S2113の処理によって設定された、表示制御装置114に対する各種コマンドを、表示制御装置114に対して送信する(S2102)。次いで、表示ランプ34の点灯態様の設定や後述するS2108の処理で編集されるランプの点灯態様となるよう各ランプの出力を設定し(S2103)、その後電源投入報知処理を実行する(S2104)。
If 1 msec or more has passed in the process of S2101 (S2101: Yes), first, various commands for the
電源投入報知処理は、電源が投入された場合に所定の時間(例えば30秒)電源が投入されたことを知らせる報知を行うものであり、その報知は音声出力装置226やランプ表示装置227により行われる。また、第3図柄表示装置81の画面において電源が供給されたことを報知するようコマンドを表示制御装置114に送信するものとしても良い。なお、電源投入時でなければ、電源投入報知処理による報知は行わずにS2105の処理へ移行する。
The power-on notification process notifies that the power has been turned on for a predetermined time (for example, 30 seconds) when the power is turned on, and the notification is performed by the
S2105の処理では客待ち演出処理が実行され、その後、保留個数表示更新処理が実行される(S2106)。客待ち演出処理では、パチンコ機10が遊技者により遊技されない時間が所定時間経過した場合に、第3図柄表示装置81の表示をタイトル画面に切り替える設定などが行われ、その設定がコマンドとして表示制御装置114に送信される。保留個数表示更新処理では、第1特別図柄保留球数カウンタ223bの値に応じて保留ランプ(図示せず)を点灯させる処理が行われる。
In the process of S2105, the customer waiting effect process is executed, and then the hold quantity display update process is executed (S2106). In the customer waiting effect processing, when a predetermined time elapses when the
その後、ボタン入力監視・演出処理が実行される(S2107)。このボタン入力監視・演出処理は、演出効果を高めるために遊技者に操作される操作ボタン300が押されたか否かの入力を監視し、操作ボタン300の入力が確認された場合に対応した演出を行うよう設定する処理である。この処理では、操作ボタン300の遊技者による操作が検出されると、表示制御装置114に対して操作ボタン300の操作に対応する表示用コマンドを設定する。
After that, the button input monitoring / effect processing is executed (S2107). This button input monitoring / effect processing monitors the input of whether or not the
ボタン入力監視・演出処理が終わると、ランプ編集処理を実行し(S2108)、その後音編集・出力処理を実行する(S2109)。ランプ編集処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう電飾部29〜33の点灯パターンなどが設定される。音編集・出力処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう音声出力装置226の出力パターンなどが設定され、その設定に応じて音声出力装置226から音が出力される。
When the button input monitoring / effect processing is completed, the lamp editing process is executed (S2108), and then the sound editing / output processing is executed (S2109). In the lamp editing process, the lighting patterns of the
S2109の処理後、液晶演出実行管理処理が実行される(S2110)。液晶演出実行管理処理では、主制御装置110から送信される変動パターンコマンドに基づいて第3図柄表示装置81で行われる変動表示に要する時間と同期した時間が設定される。この液晶演出実行監視処理で設定された時間に基づいてS2108のランプ編集処理が実行される。なお、S2109の音編集・出力処理も第3図柄表示装置81で行われる変動表示に要する時間と同期した時間で実行される。
After the process of S2109, the liquid crystal effect execution management process is executed (S2110). In the liquid crystal effect execution management process, a time synchronized with the time required for the fluctuation display performed by the third
S2110の処理が終了すると、主制御装置110より受信したコマンドに応じた処理を行うコマンド判定処理を行う(S2111)。このコマンド判定処理の詳細については、図132〜図135を参照して後述する。
When the processing of S2110 is completed, a command determination process for performing processing according to the command received from the
次に、S2112の処理へ移行する。S2112の処理では、変動表示設定処理が実行される(S2112)。変動表示設定処理では、第3図柄表示装置81において変動演出を実行させるために、主制御装置110より受信した変動パターンコマンドに基づいて表示用変動パターンコマンドが生成されて設定される。その結果、そのコマンドが表示制御装置114に送信される。尚、この変動表示設定処理の詳細については、図136を参照して後述する。
Next, the process proceeds to S2112. In the process of S2112, the variable display setting process is executed (S2112). In the variation display setting process, a display variation pattern command is generated and set based on the variation pattern command received from the
次に、S2113の処理へ移行する。S2113の処理では、貯留状態監視処理が実行される(S2113)。貯留状態監視処理では、第3図柄表示装置81において変動演出を実行させるために、主制御装置110より受信した変動パターンコマンドに基づいて表示用変動パターンコマンドが生成されて設定される。その結果、そのコマンドが表示制御装置114に送信される。尚、この貯留状態監視処理の詳細については、図137を参照して後述する。
Next, the process proceeds to S2113. In the process of S2113, the storage state monitoring process is executed (S2113). In the storage state monitoring process, a display variation pattern command is generated and set based on the variation pattern command received from the
そして、貯留状態監視処理が終わると、ワークRAM233に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S2114)。電源断の発生情報は、主制御装置110から電源断コマンドを受信した場合に記憶される。S2114の処理で電源断の発生情報が記憶されていれば(S2114:Yes)、電源断フラグ及び電源断処理中フラグを共にオンして(S2116)、電源断処理を実行する(S2117)。電源断処理の実行後は、電源断処理中フラグをオフし(S2118)、その後、処理を、無限ループする。電源断処理では、割込処理の発生を禁止すると共に、各出力ポートをオフして、音声出力装置226およびランプ表示装置227からの出力をオフする。また、電源断の発生情報の記憶も消去する。
Then, when the storage state monitoring process is completed, it is determined whether or not the power failure occurrence information is stored in the work RAM 233 (S2114). The power-off occurrence information is stored when a power-off command is received from the
一方、S2114の処理で電源断の発生情報が記憶されていなければ(S2114:No)、RAM223に記憶されるキーワードに基づき、RAM223が破壊されているか否かが判別され(S2115)、RAM223が破壊されていなければ(S2115:No)、S2101の処理へ戻り、繰り返しメイン処理が実行される。一方、RAM223が破壊されていれば(S2115:Yes)、以降の処理の実行を停止させるために、処理を無限ループする。ここで、RAM破壊と判別されて無限ループするとメイン処理が実行されないので、その後、第3図柄表示装置81による表示が変化しない。よって、遊技者は、異常が発生したことを知ることができるので、ホールの店員などを呼びパチンコ機10の修復などを頼むことができる。また、RAM223が破壊されていると確認された場合に、音声出力装置226やランプ表示装置227によりRAM破壊の報知を行うものとしても良い。
On the other hand, if the power failure occurrence information is not stored in the process of S2114 (S2114: No), it is determined whether or not the
次に、図132を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるコマンド判定処理(S2111)について説明する。図132は、このコマンド判定処理(S2111)を示したフローチャートである。このコマンド判定処理(S2111)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図131参照)の中で実行され、上述したように、主制御装置110から受信したコマンドを判定するための処理である。
Next, the command determination process (S2111) executed by the
コマンド判定処理(図132、S2113)では、まず、RAM223に設けられたコマンド記憶領域223aから、未処理のコマンドのうち主制御装置110より受信した最初のコマンドを読み出して解析し、変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S2201)。なお、変動パターンコマンドは、特別図柄の変動パターン(変動時間)を通知するためのコマンドであって、主制御装置110から、選択された変動パターン(変動時間)が第1特別図柄および第2特別図柄の夫々に対応して出力される。
In the command determination process (FIG. 132, S2113), first, the first command received from the
S2201の処理において、変動パターンコマンドを受信したと判別した場合には(S2201:Yes)、RAM223に設けられた変動開始フラグ223eをオンに設定し(S2202)、受信した変動パターンコマンドから変動パターン種別を抽出して(S2203)、本処理を終了する。ここで抽出された変動パターン種別は、RAM223のその他メモリエリア223zに、特別図柄の変動パターン種別であることを特別図柄の種別毎(対応する第1特別図柄、第2特別図柄)に識別可能な形式で記憶され、後述の変動表示設定処理(図136参照)において、表示制御装置114に対して特別図柄の変動表示演出の開始と、その特別図柄の変動表示演出の表示態様とを通知する場合(特別図柄の表示用変動パターンコマンドを設定する場合)に用いられる。
When it is determined that the variation pattern command has been received in the processing of S2201 (S2201: Yes), the
一方、変動パターンコマンドを受信していないと判別した場合には(S2201:No)、主制御装置110より停止種別コマンドを受信したか否かを判別する(S2204)。停止種別コマンド(特図1停止種別コマンド、または特図2停止種別コマンドのいずれか)を受信したと判別した場合は(S2204:Yes)、受信したコマンドの種別に対応するフラグをオンに設定する(S2205)。具体的には、特図1停止種別コマンドを受信した場合に、第1特別図柄に対応する停止種別選択フラグ223fをオンに設定し、特図2停止種別コマンドを受信した場合に、第2特別図柄に対応する停止種別選択フラグ223fをオンに設定する。
On the other hand, when it is determined that the variation pattern command has not been received (S2201: No), it is determined whether or not the stop type command has been received from the main control device 110 (S2204). If it is determined that a stop type command (either the special figure 1 stop type command or the special figure 2 stop type command) has been received (S2204: Yes), the flag corresponding to the received command type is set to on. (S2205). Specifically, when the special figure 1 stop type command is received, the stop
次に、受信した停止種別コマンドから停止種別(完全外れ、リーチ外れ、小当たり、大当たりK,L,M,N,kのいずれか)を抽出して(S2206)、本処理を終了する。S2206の処理において抽出された停止種別は、音声ランプ制御装置113にMPU221のRAM223のその他メモリエリア223zに記憶される。そして、後述の変動表示設定処理(図136参照)が実行される場合に参照され、表示制御装置114に対して変動演出の停止種別を通知する表示用停止種別コマンドを設定するために用いられる。
Next, the stop type (one of complete loss, reach loss, small hit, and big hit K, L, M, N, and k) is extracted from the received stop type command (S2206), and this process is terminated. The stop type extracted in the process of S2206 is stored in the voice
S2204の処理において、停止種別コマンドを受信していないと判別した場合には(S2204:No)、主制御装置110より停止コマンドを受信したかを判別する(S2207)。停止コマンドを受信したと判別した場合には(S2207:Yes)、受信したコマンドに基づいて表示用停止コマンドを設定し(S2208)、本処理を終了する。 In the process of S2204, when it is determined that the stop type command has not been received (S2204: No), it is determined whether the stop command has been received from the main control device 110 (S2207). When it is determined that the stop command has been received (S2207: Yes), the display stop command is set based on the received command (S2208), and this process is terminated.
次いで、主制御装置110より保留球数コマンドを受信したかを判別する(S2209)。保留球数コマンドを受信したと判別した場合には(S2209:Yes)、受信した保留球数コマンドに含まれる主制御装置110の特別図柄1保留球数カウンタ203dまたは特別図柄2保留球数カウンタ203eの値(即ち、第1特別図柄、または第2特別図柄の変動表示の保留球数)が抽出されて、その抽出したカウンタ値に合わせて、音声ランプ制御装置113のRAM223に設けられた対応するカウンタ値を更新して(S2210)、本処理を終了する。より具体的には、特別図柄1保留球数カウンタ203dの値を抽出した場合は、RAM223の第1特別図柄保留球数カウンタ223bに抽出したカウンタ値を格納し、特別図柄2保留球数カウンタ203eの値を抽出した場合は、第2特別図柄保留球数カウンタ223cに抽出したカウンタ値を格納する。
Next, it is determined whether or not the reserved ball number command has been received from the main control device 110 (S2209). When it is determined that the hold ball number command has been received (S2209: Yes), the
ここで、保留球数コマンドは、球が第1入球口64、または第2入球口640に入球(始動入賞)したときに主制御装置110から送信されるものであるので、始動入賞がある毎に、S2210の処理によって、音声ランプ制御装置113の第1特別図柄保留球数カウンタ223bと、第2特別図柄保留球数カウンタ223cとの値を、主制御装置110の特別図柄1保留球数カウンタ203dと、特別図柄2保留球数カウンタ203eとの値にそれぞれ合わせることができる。
Here, since the hold ball number command is transmitted from the
よって、ノイズなどの影響により、音声ランプ制御装置113の第1特別図柄保留球数カウンタ223bまたは第2特別図柄保留球数カウンタ223cの値が、主制御装置110の特別図柄1保留球数カウンタ203dまたは特別図柄2保留球数カウンタ203eの値とずれしまっても、始動入賞をしたことに基づいて保留球数コマンドが通知されれば、音声ランプ制御装置113の第1特別図柄保留球数カウンタ223bまたは第2特別図柄保留球数カウンタ223cの値を修正し、主制御装置110の特別図柄1保留球数カウンタ203dまたは特別図柄2保留球数カウンタ203eの値に合わせることができる。
Therefore, due to the influence of noise or the like, the value of the first special symbol reserved
また、S2209の処理において、保留球数コマンドを受信していないと判別した場合は(S2209:No)、主制御装置110より入賞情報コマンドを受信したか判別する(S2212)。S2212の処理において、入賞情報コマンドを受信したと判別した場合は(S2212:Yes)、入賞情報コマンド受信処理を実行する(S2213)。 Further, in the process of S2209, when it is determined that the reserved ball number command has not been received (S2209: No), it is determined whether or not the winning information command has been received from the main control device 110 (S2212). If it is determined that the winning information command has been received in the processing of S2212 (S2212: Yes), the winning information command receiving processing is executed (S2213).
この入賞情報コマンド受信処理(S2213)では、第3図柄表示装置81にて実行される各種演出を設定するために参照させる各種フラグの設定や各種カウンタの設定が行われる。これにより、保留中の特別図柄の抽選結果に基づいて、その保留中の特別図柄の変動が開始されるよりも前(即ち、対象の特別図柄の変動よりも前に実行されている特別図柄の変動表示中)に、入賞情報コマンドを送信した特別図柄の抽選結果を示す演出を実行することが可能となり、1つの特別図柄の抽選結果を複数の特別図柄の変動表示期間を用いて遊技者に示唆報知することができ、演出効果を高めることができる。
In this winning information command reception process (S2213), various flags to be referred to and various counters are set in order to set various effects executed by the third
一方、S2212の処理において、入賞情報コマンドを受信していないと判別した場合は(S2212:No)、主制御装置110より報知コマンドを受信したかを判別する(S2214)。報知コマンドを受信したと判別した場合は(S2214:Yes)、表示用報知コマンドを設定し(S2215)、本処理を終了する。 On the other hand, in the process of S2212, when it is determined that the winning information command has not been received (S2212: No), it is determined whether or not the notification command has been received from the main control device 110 (S2214). If it is determined that the notification command has been received (S2214: Yes), the display notification command is set (S2215), and this process ends.
S2214の処理において、報知コマンドを受信していないと判別した場合は(S2214:No)、貯留装置関連コマンド(退避状態に対応する貯留状態コマンド(S1414、図125参照)又は、張出状態に対応する貯留状態コマンド(S1407、図125参照)を受信したかを判別する(S2216)。S2216において、貯留装置関連コマンドを受信したと判別した場合は(S2216:Yes)、対応する表示用背面画像変更コマンドを設定し(S2217)、本処理を終了する。 If it is determined that the notification command has not been received in the processing of S2214 (S2214: No), the storage device-related command (storage state command corresponding to the evacuation state (S1414, see FIG. 125) or the overhanging state) is supported. It is determined whether or not the storage state command (S1407, see FIG. 125) has been received (S2216). If it is determined in S2216 that a storage device-related command has been received (S2216: Yes), the corresponding rear image for display is changed. A command is set (S2217), and this process ends.
S2216の処理において、貯留装置関連コマンドを受信していないと判別した場合は(S2216:No)、次に、操作コマンドを受信したかを判別する(S2218)。S2218の処理において、操作コマンドを受信した(操作ボタン300の操作(押し下げ)がされた)と判別した場合は(S2218:Yes)、操作フラグ223pをオンに設定し(S2219)、本処理を終了する。この操作コマンドは、操作ボタン300が操作された場合に出力されるコマンドである。一方、操作コマンドを受信していないと判別した場合は(S2218:No)、当たり関連コマンドを受信したかを判別する(S2220)。
In the process of S2216, when it is determined that the storage device-related command has not been received (S2216: No), then it is determined whether or not the operation command has been received (S2218). In the process of S2218, if it is determined that the operation command has been received (the operation (pressed down) of the
S2220の処理において、当たり関連コマンドを受信したと判別した場合には(S2220:Yes)、当たり関連処理を実行し(S2221)、本処理を終了する。この当たり関連処理(S2221)の詳細な内容については、図133から図135を参照して後述する。一方、S2220の処理において、当たり関連コマンドを受信していないと判別した場合には(S2220:No)、その他のコマンドに応じた処理を実行し(S2222)、本処理を終了する。 If it is determined that the hit-related command has been received in the process of S2220 (S2220: Yes), the hit-related process is executed (S2221), and this process is terminated. The detailed contents of this hit-related process (S2221) will be described later with reference to FIGS. 133 to 135. On the other hand, in the process of S2220, if it is determined that the hit-related command has not been received (S2220: No), the process corresponding to the other command is executed (S2222), and this process is terminated.
S2222の処理では、その他のコマンドが、音声ランプ制御装置113で用いるコマンドであればそのコマンドに対応した処理を行い、処理結果をRAM223に記憶し、表示制御装置114で用いるコマンドであればそのコマンドを表示制御装置114に送信するように、コマンドの設定を行うものであって、例えば、遊技盤13に設けられた各入球口に球が入球したことに基づいて設定される入球コマンドを受信した場合に、球が入球した入球口の種別毎に入球数の累積をする処理が実行される。
In the processing of S2222, if the other command is a command used by the voice
次に、図133を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される当たり関連処理(S2221)について説明をする。図133は、当たり関連処理(S2221)を示すフローチャートである。この当たり関連処理(S2221)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図131参照)のコマンド判定処理(図132のS2111参照)中で実行される処理であり、主制御装置110から当たり関連コマンドを受信した場合に実行される処理である。
Next, the hit-related processing (S2221) executed by the
当たり関連処理(S2221)が実行されると、まず、大当たりオープニングコマンドを受信したかを判別する(S2501)。大当たりオープニングコマンドを受信したと判別した場合は(S2501:Yes)、次いで、表示用オープニングコマンドを設定し(S2502)、本処理を終了する。一方、S2501の処理において、オープニングコマンドを受信していないと判別した場合は(S2501:No)、ラウンド数コマンドを受信したかを判別する(S2503)。S2503の処理において、ラウンド数コマンドを受信したと判別した場合は(S2503:Yes)、受信したコマンドに基づいてラウンド数累積カウンタ223hを更新し(S2504)、ついで、大当たり中演出処理を実行し(S2505)、本処理を終了する。
When the hit-related process (S2221) is executed, it is first determined whether or not the jackpot opening command has been received (S2501). If it is determined that the jackpot opening command has been received (S2501: Yes), then the display opening command is set (S2502), and this process ends. On the other hand, in the process of S2501, when it is determined that the opening command has not been received (S2501: No), it is determined whether or not the round number command has been received (S2503). If it is determined that the round number command has been received in the processing of S2503 (S2503: Yes), the round
大当たり中演出処理(S2505)は、ラウンド演出(ラウンド遊技Rの演出およびラウンド間インターバルの演出)の態様を選択するための処理であるが、詳細は図134で後述する。 The jackpot medium effect processing (S2505) is a process for selecting the mode of the round effect (the effect of the round game R and the effect of the interval between rounds), and the details will be described later with reference to FIG. 134.
S2503の処理において、今回受信した当たり関連コマンドがラウンド数コマンドではないと判別した場合は(S2503:No)、次に、インターバルコマンドを受信したかを判別する(S2506)。このインターバルコマンドは、大当たりにおける各ラウンドが終了した場合に主制御装置110から出力されるコマンドである。S2506の処理において、インターバルコマンドを受信したと判別した場合は(S2506:Yes)、ラウンド数累積カウンタ223hの値に基づいて、終了したラウンド数を算出し、対応する表示用インターバルコマンドを設定し(S2507)、本処理を終了する。
In the process of S2503, if it is determined that the hit-related command received this time is not a round number command (S2503: No), then it is determined whether an interval command has been received (S2506). This interval command is a command output from the
一方、S2506の処理において、インターバルコマンドを受信していないと判別した場合は(S2506:No)、大当たりエンディングコマンドを受信したかを判別する(S2508)。S2508の処理において、大当たりエンディングコマンドを受信した場合は(S2508:Yes)、表示用エンディングコマンドを設定し(S2509)、ラウンド数累積カウンタ223hの値をクリアし(S2510)、本処理を終了する。また、S2508の処理において、大当たりエンディングコマンドを受信していないと判別した場合も(S2508:No)、本処理を終了する。
On the other hand, in the process of S2506, when it is determined that the interval command has not been received (S2506: No), it is determined whether or not the jackpot ending command has been received (S2508). In the process of S2508, when the jackpot ending command is received (S2508: Yes), the display ending command is set (S2509), the value of the round
ここで、図134を参照して大当たり中演出処理(S2505)について説明をする。図134は、大当たり中演出処理(S2505)を示すフローチャートである。この大当たり中演出処理(S2505)では、大当たり中に実行される演出として、大当たりを祝福するための大当たり遊技演出に加え、遊技者に操作ボタン300を操作させることで貯留流路1231の内部を視認可能とする第1操作演出(操作演出(タイミング演出))と、遊技者に操作ボタン300を操作させることで干渉部材6930を状態変化させる第2操作演出(操作演出(タイミング演出))と、規定個数の入球後も球の発射の継続を促す継続発射演出と、の演出態様および演出の有無が設定され、各演出が実行される。
Here, the jackpot middle effect processing (S2505) will be described with reference to FIG. 134. FIG. 134 is a flowchart showing the jackpot medium effect processing (S2505). In this jackpot middle effect processing (S2505), as an effect executed during the jackpot, in addition to the jackpot game effect for blessing the jackpot, the inside of the
大当たり中演出処理(S2505)が実行されると、まず、演出実行中フラグ223xがオンであるかを判別する(S2531)。演出実行中フラグ223xがオンであると判別した場合は(S2531:Yes)、S2540の処理へ移行する。一方、演出実行中フラグ223xがオンではない(オフである)と判別した場合は(S2531:No)、次に、今回受信したラウンド数コマンドが大当たりの3ラウンド目を示すラウンド数コマンドであるかを判別する(S2532)。
When the jackpot middle effect processing (S2505) is executed, it is first determined whether or not the
S2532の処理において、3ラウンド目を示すラウンド数コマンドであると判別した場合は(S2532:Yes)、第1操作演出フラグ223waをオンに設定し(S2533)、S2534の処理へ移行する。 In the process of S2532, when it is determined that the command is the number of rounds indicating the third round (S2532: Yes), the first operation effect flag 223wa is set to ON (S2533), and the process proceeds to S2534.
S2534の処理では、現在実行中の大当たりの大当たり種別が、大当たりkであるか判別し(S2534)、大当たりkであると判別した場合には(S2534:Yes)、第2操作演出フラグ223wbをオンに設定し(S2535)、S2536の処理へ移行する。一方、大当たりkでないと判別した場合には(S2534:No)、そのままS2536の処理へ移行する。 In the processing of S2534, it is determined whether the jackpot type of the jackpot currently being executed is the jackpot k (S2534), and if it is determined to be the jackpot k (S2534: Yes), the second operation effect flag 223wb is turned on. Is set to (S2535), and the process proceeds to S2536. On the other hand, if it is determined that the jackpot is not k (S2534: No), the process proceeds to S2536 as it is.
即ち、大当たりkであれば、第1操作演出フラグ223wa及び第2操作演出フラグ223wbの両方ともがオンに設定されるが、大当たりk以外の大当たり(大当たりK,L,M,N)であれば、第1操作演出フラグ223waのみがオンに設定される。 That is, if it is a jackpot k, both the first operation effect flag 223wa and the second operation effect flag 223wb are set to on, but if it is a jackpot other than the jackpot k (big hit K, L, M, N), , Only the first operation effect flag 223wa is set to on.
ここで、図135を参照して、表示用演出ラウンドコマンド設定処理について説明する(S2536)。図135は、この表示用演出ラウンドコマンド設定処理(S2536)の内容を示したフローチャートである。表示用演出ラウンドコマンド設定処理(S2536)では、まず、第2操作演出フラグ223wbがオンであるか判別し(S2551)、第2操作演出フラグ223wbがオンである場合には(S2551:Yes)、演出一時記憶エリア223rから読み出し可能な情報として、第1表示態様を設定し(S2552)、本処理を終了し、大当たり中演出処理(S2505)に戻る。
Here, the display effect round command setting process will be described with reference to FIG. 135 (S2536). FIG. 135 is a flowchart showing the contents of the display effect round command setting process (S2536). In the display effect round command setting process (S2536), first, it is determined whether the second operation effect flag 223wb is on (S2551), and if the second operation effect flag 223wb is on (S2551: Yes), The first display mode is set as information that can be read from the effect
第1表示態様では、表示用演出ラウンドコマンドとして、3ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、次ラウンドで操作演出があること、次ラウンド終了後のインターバル期間にも操作演出があることを表示する(図88(a)参照)ように設定され、4ラウンド目のラウンド遊技R終了後のインターバル期間において、操作演出が表示される(図90及び図91参照)ように設定される。 In the first display mode, as a display effect round command, it is displayed that there is an operation effect in the next round and that there is an operation effect in the interval period after the end of the next round in the third round game R (FIG. 88 (a)), and the operation effect is displayed (see FIGS. 90 and 91) in the interval period after the end of the fourth round game R.
なお、3ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後のインターバル期間における表示と、4ラウンド目のラウンド遊技R中における表示は表示態様に寄らず共通とされる。 The display in the interval period after the end of the third round game R and the display in the fourth round game R are common regardless of the display mode.
一方、第2操作演出フラグ223wbがオンでない(即ち、オフである)と判別した場合には(S2551:No)、現在実行中の大当たりの大当たり種別が大当たりL又はMであるか判別し(S2553)、大当たり種別が大当たりL又はMであると判別した場合には(S2553:Yes)、演出一時記憶エリア223rから読み出し可能な情報として、第2表示態様を設定し(S2554)、本処理を終了し、大当たり中演出処理(S2505)に戻る。
On the other hand, when it is determined that the second operation effect flag 223wb is not on (that is, it is off) (S2551: No), it is determined whether the jackpot type of the jackpot currently being executed is jackpot L or M (S2553). ), When it is determined that the jackpot type is jackpot L or M (S2553: Yes), the second display mode is set as information that can be read from the effect
第2表示態様では、表示用演出ラウンドコマンドとして、3ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて次ラウンドで操作演出があること(図88(a)参照)、4ラウンド目のラウンド遊技において貯留球数についての情報を表示する(図88(b)参照)ように設定され、4ラウンド目のラウンド遊技R終了後のインターバル期間には、操作演出の伴わない動画(または静止画)が表示されるように設定される。 In the second display mode, as a display effect round command, there is an operation effect in the next round in the third round round game R (see FIG. 88 (a)), and the number of stored balls in the fourth round game. It is set to display information (see FIG. 88 (b)), and during the interval period after the end of the fourth round game R, a moving image (or still image) without an operation effect is set to be displayed. Will be done.
ここで、貯留球数についての情報は、表示可能に用意され、操作演出の成功タイミング(例えば、表示ポインタ719がバー表示部717に重なっているタイミング)に操作ボタン300が操作されることに基づいて表示が実行されるように制御される。
Here, the information about the number of stored balls is prepared so as to be displayable, and is based on the
なお、3ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後のインターバル期間における表示と、4ラウンド目のラウンド遊技R中における表示は表示態様に寄らず共通とされる。 The display in the interval period after the end of the third round game R and the display in the fourth round game R are common regardless of the display mode.
一方、S2553の処理において、大当たり種別が大当たりL又はMでない(即ち、大当たりK,N,kである)と判別した場合には(S2553:No)、演出一時記憶エリア223rから読み出し可能な情報として、第3表示態様を設定し(S2555)、本処理を終了し、大当たり中演出処理(S2505)に戻る。
On the other hand, in the processing of S2553, when it is determined that the jackpot type is not jackpot L or M (that is, jackpot K, N, k) (S2553: No), the information can be read from the effect
第3表示態様では、表示用演出ラウンドコマンドとして、3ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、次ラウンドで操作演出があること、及び第1特定入賞口1000aへ向けた球の発射を促す文字を表示する(図88参照)ように設定され、4ラウンド目のラウンド遊技R終了後のインターバル期間には、操作演出の伴わない動画(または静止画)が表示されるように設定される。
In the third display mode, as a display effect round command, in the third round game R, there is an operation effect in the next round, and a character urging the ball to be launched toward the first specific winning
なお、3ラウンド目のラウンド遊技Rの終了後のインターバル期間における表示と、4ラウンド目のラウンド遊技R中における表示は表示態様に寄らず共通とされる。 The display in the interval period after the end of the third round game R and the display in the fourth round game R are common regardless of the display mode.
上述の通り、3ラウンド目のラウンド遊技Rと4ラウンド目のラウンド遊技Rとの表示は、表示用演出ラウンドコマンドとしてまとめて設定される。 As described above, the display of the third round round game R and the fourth round round game R is collectively set as a display effect round command.
図134に戻って説明する。S2536の処理の後、演出一時記憶エリア223rより演出情報を読み出し、3ラウンド目のラウンド遊技Rおよび4ラウンド目のラウンド遊技Rの表示演出のための表示用演出ラウンドコマンドを設定し(S2537)、演出実行中フラグ223xをオンに設定し(S2538)、第1操作演出フラグ223wa及び第2操作演出フラグ223wbをオフに設定し(S2539)、本処理を終了する。
It will be described back to FIG. 134. After the processing of S2536, the effect information is read from the effect
なお、詳細は図示していないが、S2539の処理については、既に第1操作演出フラグ223waまたは第2操作演出フラグ223wbがオフに設定されている場合には、その処理がスキップされるように構成している。これにより、不要な処理が実行されることを防止することができる。 Although the details are not shown, the process of S2539 is configured to be skipped if the first operation effect flag 223wa or the second operation effect flag 223wb is already set to off. doing. As a result, it is possible to prevent unnecessary processing from being executed.
一方、S2532の処理において、3ラウンド目を示すラウンド数コマンドではないと判別した場合は(S2532:No)、次に、今回受信したラウンド数コマンドが大当たりの4ラウンド目であるかを判別する(S2540)。 On the other hand, in the process of S2532, if it is determined that the command is not the round number command indicating the third round (S2532: No), then it is determined whether the round number command received this time is the fourth round of the jackpot (S2532: No). S2540).
S2540の処理において、4ラウンド目を示すラウンド数コマンドであると判別した場合は(S2540:Yes)、4ラウンド目になったことを示す表示用コマンドを設定する。そして、4ラウンド目の表示態様は上述したように既に選択されているので、重複して別の表示態様を選択することを避けるために本処理を終了し、当たり関連処理(S2221)へ戻る。 In the process of S2540, when it is determined that the command is the number of rounds indicating the fourth round (S2540: Yes), a display command indicating that the fourth round has been reached is set. Then, since the display mode of the fourth round has already been selected as described above, this process is terminated in order to avoid selecting another display mode in duplicate, and the process returns to the hit-related process (S2221).
一方、S2540の処理において、今回受信したラウンド数コマンドが大当たりの4ラウンド目ではないと判別した場合には(S2540:No)、次に、今回受信したラウンド数コマンドが大当たりの5ラウンド目であるかを判別する(S2541)。 On the other hand, in the processing of S2540, if it is determined that the round number command received this time is not the fourth round of the jackpot (S2540: No), then the round number command received this time is the fifth round of the jackpot. (S2541).
S2541の処理において、5ラウンド目を示すラウンド数コマンドであると判別した場合は(S2541:Yes)、演出実行中フラグ223xをオフに設定し(S2542)、後述する第1入力フラグ223wc及び第2入力フラグ223wdをオフに設定し(S2543)、S2547の処理へ移行する。一方、S2541の処理において、5ラウンド目を示すラウンド数コマンドではないと判別した場合には(S2541:No)、S2544の処理へ移行する。
In the process of S2541 when it is determined that the command is the number of rounds indicating the fifth round (S2541: Yes), the
S2544の処理では、今回受信したラウンド数コマンドが大当たりの6ラウンド目であるかを判別する(S2544)。S2544の処理において、6ラウンド目を示すラウンド数コマンドであると判別した場合は(S2544:Yes)、大当たり種別が大当たりK,M又はkであるかを判別する(S2545)。 In the process of S2544, it is determined whether the number of rounds command received this time is the sixth round of the jackpot (S2544). In the process of S2544, when it is determined that the command is the number of rounds indicating the sixth round (S2544: Yes), it is determined whether the jackpot type is jackpot K, M or k (S2545).
大当たり種別が大当たりK,M又はkであると判別した場合には(S2545:Yes)、表示用継続発射ラウンドコマンドを設定し(S2546)、本処理を終了し、当たり関連処理(S2221)へ戻る。 When it is determined that the jackpot type is jackpot K, M or k (S2545: Yes), a continuous firing round command for display is set (S2546), this process is terminated, and the process returns to the hit-related process (S2221). ..
表示用継続発射ラウンドコマンドは、表示用演出ラウンドコマンドとして、球の発射を止めずに継続することを促す表示(図92(b)の小領域Ds3参照)を含む表示がされるよう設定される。この表示は、6ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて超過入賞が望める大当たり種別(大当たりK,M又はk、図94(b)参照)でのみ実行されるものである。従って、遊技者は、表示に従って球の発射を継続することにより、超過入賞の可能性を高めることができる。 The continuous firing round command for display is set to include a display (see the small area Ds3 in FIG. 92B) that prompts the ball to continue firing without stopping as a display effect round command. .. This display is executed only in the jackpot type (big hit K, M or k, see FIG. 94 (b)) in which an excess prize can be expected in the round game R of the sixth round. Therefore, the player can increase the possibility of over-winning by continuing to shoot the ball according to the display.
一方、S2544の処理において、6ラウンド目を示すラウンド数コマンドでないと判別した場合(S2544:No)、又は、S2545の処理において、大当たり種別が大当たりK,M又はkではない(即ち、大当たりL,Nである)と判別した場合には(S2545:No)、受信したラウンド数に対応する表示用ラウンド数コマンドを設定し(S2547)、本処理を終了する。 On the other hand, in the processing of S2544, when it is determined that the command is not the number of rounds command indicating the sixth round (S2544: No), or in the processing of S2545, the jackpot type is not jackpot K, M or k (that is, jackpot L, When it is determined (S2545: No), a display round number command corresponding to the received round number is set (S2547), and this process is terminated.
従って、本制御例では、1,2,5ラウンド目、及び大当たり種別が大当たりL,Nの時の6ラウンド目のラウンド数コマンドを受信した場合、S2547の処理により表示用ラウンド数コマンドが設定される。一方で、その他のラウンド数コマンドを受信した場合には、表示用演出ラウンドコマンド又は表示用継続発射ラウンドコマンドが設定される。このように、ラウンド遊技Rの表示を大当たり種別や、ラウンド数に応じて変化させることにより、遊技者を飽きさせることなく大当たり遊技を進行することができる。 Therefore, in this control example, when the 1st, 2nd, 5th rounds, and the 6th round number command when the jackpot type is jackpot L, N are received, the display round number command is set by the processing of S2547. NS. On the other hand, when another round number command is received, a display effect round command or a display continuous firing round command is set. In this way, by changing the display of the round game R according to the jackpot type and the number of rounds, the jackpot game can proceed without boring the player.
ここで設定された各種表示用ラウンド数コマンド等(表示用ラウンド数コマンド、表示用演出ラウンドコマンド、表示用継続発射ラウンドコマンド)は、RAM223に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、MPU221により実行されるメイン処理(図131参照)のコマンド出力処理(S2102)の中で、表示制御装置114に向けて送信される。表示制御装置114は、各種表示用ラウンド数コマンド等(表示用ラウンド数コマンド、表示用演出ラウンドコマンド、表示用継続発射ラウンドコマンド)を受信すると、第3図柄表示装置81において新たなラウンド演出を開始する。
Various display round number commands and the like (display round number command, display effect round command, display continuous firing round command) set here are stored in the ring buffer for command transmission provided in the
このように、本実施形態では、ラウンド数累積カウンタ223hのカウンタ値によって現在のラウンド数を判別し、第3図柄表示装置81に表示される演出の内容を変更するよう構成しているが、それ以外の構成でもよく、例えば、ラウンド数コマンドに現在のラウンド数を示す情報を含めることで、ラウンド数累積カウンタ223hのカウンタ値を加算する処理を無くしてもよい。
As described above, in the present embodiment, the current number of rounds is determined by the counter value of the round number
また、3ラウンド目のラウンド数コマンドが取得された際に4ラウンド目の表示態様も選択するように構成しているが、それ以外の構成でもよく、例えば、3ラウンド目のラウンド数コマンドが取得された際に行う制御と同等の制御を、4ラウンド目のラウンド数コマンドが取得された際にも繰り返し行うようにしても良い。また、例えば、3ラウンド目のラウンド数コマンドが取得された際には表示態様の設定だけを行い、4ラウンド目のラウンド数コマンドが取得された際に表示態様の選択を実行するように構成しても良い。 Further, the display mode of the 4th round is also selected when the 3rd round number command is acquired, but other configurations may be used, for example, the 3rd round number command is acquired. The control equivalent to the control performed when the command is performed may be repeatedly performed when the round number command for the fourth round is acquired. Further, for example, when the third round number command is acquired, only the display mode is set, and when the fourth round number command is acquired, the display mode is selected. You may.
以上、説明をしたように、本実施形態では、大当たりが開始されると、実際にタイミング演出(操作演出)が実行されるラウンド(4ラウンド)の前のラウンド(3ラウンド)の時点で、次のラウンドでタイミング演出(操作演出)が実行されることを予告する予告演出が実行される(図88(a)参照)。そして、タイミング演出(操作演出)を実行する(図88(b)参照)。 As described above, in the present embodiment, when the jackpot is started, at the time of the round (3 rounds) before the round (4 rounds) in which the timing effect (operation effect) is actually executed, the next A notice effect for notifying that the timing effect (operation effect) will be executed in the round is executed (see FIG. 88 (a)). Then, the timing effect (operation effect) is executed (see FIG. 88 (b)).
このように、タイミング演出(操作演出)が実行される前のラウンドにて予告演出が実行されるため、遊技者に対して操作ボタン300を操作させる演出が実行されることを予め周知させることができる。また、タイミング演出(操作演出)が実行される前のラウンドでのみ予告演出を実行するようにしているため、予告演出が実行されたにも係わらず、タイミング演出(操作演出)が実行されないという不具合を防止することができる。
In this way, since the advance notice effect is executed in the round before the timing effect (operation effect) is executed, it is possible to inform the player in advance that the effect of operating the
なお、本実施形態では、大当たり中における所定のラウンド数において、タイミング演出(操作演出)を実行するように構成しているが、それ以外の構成を用いてもよく、例えば、貯留流路1231に所定数(例えば3個)の球が貯留されたことを判別した場合に、その次のラウンドでタイミング演出(操作演出)を実行するようにしてもよい。これにより、遊技者に対して、より積極的に貯留流路1231へ球を貯留させる遊技を行わせることができる。
In the present embodiment, the timing effect (operation effect) is executed in a predetermined number of rounds during the jackpot, but other configurations may be used, for example, in the
次に、図136を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される変動表示設定処理(S2112)について説明する。図136は、この変動表示設定処理(S2112)を示したフローチャートである。この変動表示設定処理(S2112)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図131参照)の一処理である。上述したように、変動表示設定処理(図136参照)は、第3図柄表示装置81において変動表示演出を表示させるために、主制御装置110より受信した変動パターンコマンドに基づいて、第1特別図柄または第2特別図柄の表示用変動パターンコマンドを生成し、そのコマンドを表示制御装置114に送信する処理を実行する。また、抽出した停止種別(完全外れ、リーチ外れ、大当たり)に基づいて、その停止種別を表示制御装置114に通知するための表示用停止種別コマンドを設定する処理を実行する。
Next, the variation display setting process (S2112) executed by the
変動表示設定処理(図136のS2112)では、まず、RAM223に設けられた変動開始フラグ223eがオンに設定されているか判別する(S2701)。そして、変動開始フラグ223eがオフであると判別した場合には(S2701:No)、主制御装置110より変動パターンコマンドを受信していない状態であるので、S2706の処理へ移行する。一方、変動開始フラグ223eがオンであると判別した場合には(S2701:Yes)、主制御装置110から受信した変動パターンコマンドに基づいて、今回の特別図柄の変動表示の詳細な態様を決定するためのS2702〜S2705の各処理を実行する。
In the variation display setting process (S2112 in FIG. 136), first, it is determined whether the
より具体的には、まず、変動開始フラグ223eをオフに設定し(S2702)、次いで、抽出した変動パターンを取得し(S2703)、表示用変動パターンコマンドを設定し(S2704)、次いで、対応する特別図柄保留球数カウンタ(第1特別図柄保留球数カウンタ223bまたは第2特別図柄保留球数カウンタ223c)の値から1を減算し、減算した値に基づいて、コマンド記憶領域に含まれる入賞情報格納エリアのデータをシフトし(S2705)、S2706の処理へ移行する。
More specifically, first, the
S2706の処理では、RAM223の停止種別選択フラグ223fがオンに設定されているか判別する(S2706)。そして、停止種別選択フラグ223fがオフであると判別した場合には(S2706:No)、そのまま本処理を終了する。一方、S2706の処理において、停止種別選択フラグ223fがオンであると判別した場合には(S2706:Yes)、停止種別選択フラグ223fをオフに設定し(S2707)、次いで、コマンド判定処理(図132参照)のS2206の処理において、抽出された停止種別を取得し(S2708)、取得した停止種別を設定する(S2709)。次いで、設定した停止種別に基づいて、表示制御装置114に対して停止種別を通知するための表示用停止種別コマンドを設定し(S2710)、本処理を終了する。
In the process of S2706, it is determined whether the stop
次に、図137を参照して、貯留状態監視処理(S2113)について説明をする。図137は、この貯留状態監視処理(S2113)を示したフローチャートである。この貯留状態監視処理(S2113)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図131参照)の一処理であり、貯留流路1231(図51参照)内に球が貯留されていることを判別するための処理である。
Next, the storage state monitoring process (S2113) will be described with reference to FIG. 137. FIG. 137 is a flowchart showing this storage state monitoring process (S2113). This storage state monitoring process (S2113) is one of the main processes (see FIG. 131) executed by the
ここで、本制御例では、図51に示すように、遊技盤13上で球を貯留可能な貯留装置の一部として、貯留流路1231を設けており、最大で10個の球を貯留可能に構成している。
Here, in this control example, as shown in FIG. 51, a
貯留流路1231の上流側端部には検出センサ1240が配設され、その検出センサ1240により貯留流路1231への入球が検出される。また、貯留流路1231の下流側から排出された球は、特定領域検出センサ4860又は非特定領域検出センサ4870により検出される。
A
貯留状態監視処理(S2113)では、まず、第1特定入賞口1000aを球が通過したか(即ち、検出センサ1240により球の通過が検出されたか)を判別し(S2801)、第1特定入賞口1000aを球が通過していた場合には(S2801:Yes)、貯留カウンタ223nの値に1加算し(S2802)、S2803の処理へ移行する。一方、第1特定入賞口1000aを球が通過していなかった場合には(S2801:No)、S2803の処理へ移行する。
In the storage state monitoring process (S2113), first, it is determined whether the ball has passed through the first specific winning
S2803の処理では、排出口1150を球が通過したか(即ち、特定領域検出センサ4860又は非特定領域検出センサ4870により球の通過が検出されたか)を判別し(S2803)、排出口1150を球が通過したと判別された場合には(S2803:Yes)、貯留カウンタ223nの値を1減算し(S2804)、S2805の処理へ移行する。一方、排出口1150を球が通過しなかったと判別された場合には(S2803:No)、S2805の処理へ移行する。
In the process of S2803, it is determined whether the ball has passed through the discharge port 1150 (that is, whether the ball has been detected by the specific
S2805の処理において、貯留カウンタ223nの値が4以上であるか判別し(S2805)、貯留カウンタ223nの値が4以上であると判別した場合には(S2805:Yes)、貯留状態フラグ223kがオンであるかを判別する(S2806)。貯留状態フラグ223kがオンではない(即ち、オフである)と判別した場合には(S2806:No)、貯留状態フラグ223kをオンに設定し(S2807)、表示用中間数コマンドを設定し(S2808)、S2812の処理へ移行する。一方、S2806の処理において、貯留状態フラグ223kがオンであると判別した場合には(S2806:Yes)、S2812の処理へ移行する。
In the processing of S2805, when it is determined whether the value of the
一方、S2805の処理において、貯留カウンタ223nの値が4以上ではない(即ち、3以下である)と判別した場合には(S2805:No)、貯留状態フラグ223kがオンであるかを判別する(S2809)。貯留状態フラグ223kがオンであると判別した場合には(S2809:Yes)、貯留状態フラグ223kをオフに設定し(S2810)、表示用不足コマンドを設定し(S2811)、S2812の処理へ移行する。一方、S2809の処理において、貯留状態フラグ223kがオンではない(即ち、オフである)と判別した場合には(S2809:No)、S2812の処理へ移行する。
On the other hand, in the process of S2805, when it is determined that the value of the
S2812の処理において、貯留カウンタ223nの値が10であるか判別し(S2812)、貯留カウンタ223nの値が10であると判別した場合には(S2812:Yes)、貯留上限フラグ223mがオンであるかを判別する(S2813)。貯留上限フラグ223mがオンではない(即ち、オフである)と判別した場合には(S2813:No)、貯留上限フラグ223mをオンに設定し(S2814)、表示用満タンコマンドを設定し(S2815)、本処理を終了する。一方、S2813の処理において、貯留状態フラグ223kがオンであると判別した場合には(S2813:Yes)、そのまま本処理を終了する。
In the processing of S2812, if it is determined whether the value of the
一方、S2812の処理において、貯留カウンタ223nの値が10ではない(即ち、9以下である)と判別した場合には(S2812:No)、貯留上限フラグ223mがオンであるかを判別する(S2816)。貯留上限フラグ223mがオンであると判別した場合には(S2816:Yes)、貯留上限フラグ223mをオフに設定し(S2817)、表示用不満コマンドを設定し(S2818)、本処理を終了する。一方、S2816の処理において、貯留上限フラグ223mがオンではない(即ち、オフである)と判別した場合には(S2816:No)、そのまま本処理を終了する。
On the other hand, in the processing of S2812, when it is determined that the value of the
このように、検出センサ1240、特定領域検出センサ4860及び非特定領域検出センサ4870の検知結果に基づいて、貯留状態フラグ223k及び貯留上限フラグ223mの設定が随時更新されるように構成されている。
As described above, the settings of the
以上説明をしたように、本実施形態における貯留状態監視処理(S2113)では、貯留流路1231内の球の貯留状況を判別し、各種フラグ(貯留状態フラグ223k、貯留上限フラグ223m)を設定することができるため、音声ランプ制御装置113にて貯留流路1231の貯留状態に基づいた演出を実行することができる。
As described above, in the storage state monitoring process (S2113) in the present embodiment, the storage status of the spheres in the
なお、上述の説明では、検出センサ1240の検出結果に基づく入球個数と、特定領域検出センサ4860及び非特定領域検出センサ4870の検出結果に基づく排出個数とで貯留流路1231に貯留される球の個数を算定しているが、これに限られるものではない。
In the above description, the number of balls entered in the
例えば、貯留流路1231の任意箇所に球の有無を検出するためのセンサが配設され、球がセンサに検出された状態で所定期間経過することに基づいて、その下流に球が貯留されていると判定しても良い。一例として、下流から3個目の球が停留する位置にセンサが配設される場合、そのセンサにより、その下流側に配置される2個の球も含んだ3個の球が貯留流路1231に貯留されていることを判定することができる。
For example, a sensor for detecting the presence or absence of a sphere is arranged at an arbitrary position in the
また、開閉板1300が閉状態とされた後においても、そのセンサによる球の検出が継続される場合、不正に球を停留していることを疑うことができるので、エラー報知を行うことで不正を早期に発見することができる。即ち、球を検出するセンサを、貯留流路1231に貯留される球の個数の検出と、不正発見とに兼用することができる。
Further, if the detection of the ball by the sensor is continued even after the opening /
次に、図138を参照して、ランプ出力処理(S2103)について説明をする。図138は、このランプ出力処理(S2103)を示したフローチャートである。このランプ出力処理(S2103)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図131参照)の一処理であり、ランプ表示装置227に対して送信されるランプ点灯コマンドを設定するための処理である。
Next, the lamp output process (S2103) will be described with reference to FIG. 138. FIG. 138 is a flowchart showing this lamp output process (S2103). This lamp output process (S2103) is one process (see FIG. 131) executed by the
ここで、本制御例では、ランプ表示装置227(図93参照)として、上述した構成に加えて、パチンコ機10の全体に亘って設けられている演出等に用いられる装飾用ランプ227a(上述した電飾部29〜33、表示ランプ34などを含む)と、貯留流路1231を覆うように設けられた覆設前板1200(図5参照)に対して、その覆設前板1200の内部を遊技者が視認可能となる透過状態にするための透過用ランプ227b(図86参照)と、その他ランプ227zとが設けられている。
Here, in this control example, as the lamp display device 227 (see FIG. 93), in addition to the above-described configuration, the
ランプ出力処理(S2103)が実行されると、まず、現在が音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理が実行されてから所定期間(30秒)以内であるかを判別する(S2901)。ここでは、音声ランプ制御装置113のMPU221によって計時されているタイマ(図示せず)を用いて所定期間が計測される。S2901の処理において、30秒以内であると判別した場合は(S2901:Yes)、透過用ランプ点灯コマンド(強)を設定し(S2903)、S2905の処理へ移行する。
When the lamp output process (S2103) is executed, it is first determined whether or not the current time is within a predetermined period (30 seconds) after the start-up process of the voice
なお透過用ランプ点灯コマンド(強)が設定されると、透過用ランプ227ba〜227beの全てが(強度に)点灯するように制御される。 When the transmission lamp lighting command (strong) is set, all of the transmission lamps 227ba to 227be are controlled to be lit (intensity).
ここで、本制御例では通常の遊技状態において、貯留流路1231の内部状況や干渉部材6930の動作状況を遊技者に視認させ難い状態を構成可能とするように覆設前板1200を設けている。この覆設前板1200は上述したように裏面から所定の光(透過用ランプの光)を照射することで、遮蔽状態から透過状態へと可変するよう構成されている。
Here, in this control example, the lining
そして、遊技機に電源を投入してから所定期間(立ち上げ処理が実行されてから所定期間)の間は、遊技状態に係わらず、透過用ランプを点灯させるように構成している。これにより、パチンコ機10に電源を投入した直後、即ち、パチンコ機10を店員が点検するタイミングにおいては、覆設前板1200により覆われている貯留流路1231の内部を容易に視認することができる。
Then, during a predetermined period (a predetermined period after the start-up process is executed) after the power is turned on to the gaming machine, the transmission lamp is lit regardless of the gaming state. As a result, immediately after the power is turned on to the
一方、S2901の処理において、現在が音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理が実行されてから所定期間(30秒)以内ではない(所定期間(30秒)経過後である)と判別した場合は(S2901:No)、次に、検出センサ1240が球の通過を検知したかを判別する(S2902)。S2902の処理において、検出センサ1240が球の通過を検知した場合は(S2902:Yes)、検出センサ1240を通過した球を遊技者が視認できるように透過用ランプ点灯コマンド(強)を設定し(S2903)、S2906の処理へ移行する。
On the other hand, in the process of S2901, when it is determined that the current state is not within the predetermined period (30 seconds) after the start-up process of the voice
なお、この場合における透過用ランプ点灯コマンドは、球が貯留流路1231において覆設前板1200に覆われている領域を通過するのに十分な時間(例えば、2.0秒)透過用ランプ227bが点灯されるよう設定されており、貯留流路1231を球が流下する期間は透過状態が維持される一方で、球が停留して以降は、透過状態を解除可能に構成されているが、これに限るものではない。例えば、排出口1150を球が通過したこと、或いは、特定領域検出センサ4860又は非特定領域検出センサ4870が球の通過を検知したことを条件に、透過用ランプ227bを消灯させる(透過状態から遮蔽状態へ変化させる)ように構成してもよい。これにより、貯留流路1231に球が残る期間中にわたって覆設前板1200を透過状態で維持することができる。
In this case, the transmission lamp lighting command is a
S2902の処理において、検出センサ1240が球の通過を検知していない場合は(S2902:No)、次いで、透過用ランプ関連コマンドが設定されたかを判別し(S2904)、透過用ランプ関連コマンドが設定されている場合には(S2904:Yes)、予め指定された透過用ランプ点灯コマンドを設定し(S2905)、S2906の処理へ移行する。一方、透過用ランプ関連コマンドが設定されていない場合には(S2904:No)、そのままS2906の処理へ移行する。
In the process of S2902, if the
なお、透過用ランプ関連コマンドの設定は、主に、図140で後述する球個数確認処理(S3004)により実行される。 The setting of the transmission lamp-related command is mainly executed by the ball number confirmation process (S3004) described later in FIG. 140.
図138に戻り、説明を続ける。S2906の処理では、現在の状態(遊技状態)に応じて装飾用ランプ点灯コマンドを設定し(S2906)、本処理を終了する。なお、装飾用ランプ点灯コマンドは、実行される変動パターンや現在の遊技状態等に応じて各種設定される。 Returning to FIG. 138, the description will be continued. In the process of S2906, a decorative lamp lighting command is set according to the current state (game state) (S2906), and this process is terminated. The decorative lamp lighting command is set in various ways according to the fluctuation pattern to be executed, the current game state, and the like.
次に、図139を参照して、ボタン入力監視・演出処理(S2107)について説明する。図139は、ボタン入力監視・演出処理(S2107)の内容を示すフローチャートである。このボタン入力監視・演出処理(2107)では、演出効果を高めるために遊技者に操作される操作ボタン300が押されたか否かの入力を監視し、操作ボタン300の入力が確認された場合に対応した演出を行うよう設定する処理である。この処理では、操作ボタン300に対する操作が検出されると、表示制御装置114に対して操作ボタン300が操作されたことを通知する操作ボタン演出コマンドの設定や、その操作内容に基づいた各種フラグの設定がなされる。
Next, the button input monitoring / effect processing (S2107) will be described with reference to FIG. 139. FIG. 139 is a flowchart showing the contents of the button input monitoring / effect processing (S2107). In this button input monitoring / effect processing (2107), the input of whether or not the
具体的には、第1に、4ラウンド目のラウンド遊技R中において、タイミング演出(操作演出)が実行されている期間における操作ボタン300の操作タイミングが押下成功期間か否かを判別し、その判別結果に基づいたランプ点灯を実行するための透過用ランプ点灯コマンドを設定したり、それに伴う球個数把握演出(成功演出、失敗演出、不可演出)を表示させるための表示用コマンドを設定したりする(図140参照)。また、第2に、4ラウンド目のラウンド遊技R終了後のインターバル期間において、タイミング演出(操作演出)が実行されている期間における操作ボタン300の操作タイミングが、押下大成功期間か、押し下げ成功期間か、押し下げ失敗期間かを判別し、その結果に基づいた演出(大成功演出、成功演出、失敗演出)を表示させるための表示用コマンドを設定する。
Specifically, first, during the round game R of the fourth round, it is determined whether or not the operation timing of the
ボタン入力監視・演出処理(S2107)が実行されると、まず、演出実行中フラグ223xがオンに設定されているかを判別する(S3001)。そして、S3001の処理において、演出実行中フラグ223xがオンであると判別した場合は(S3001:Yes)、次に、現在実行中の大当たりの大当たり種別が大当たりkであるかを判別する(S3002)。S3002の処理において、大当たりkであると判別した場合は(S3002:Yes)、インターバル期間であるか判別し(S3003)、インターバル期間であれば(S3003:Yes)、S3005の処理へ移行する。一方、S3002の処理において、大当たりkではない(即ち、大当たりK,L,M,Nである)と判別した場合(S3002:No)、又はS3003の処理において、インターバル中ではない(即ち、ラウンド遊技R中である)と判別した場合(S3003:No)には、球個数確認処理を実行し(S3004)、本処理を終了する。
When the button input monitoring / effect processing (S2107) is executed, it is first determined whether or not the
ここで、図140を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される球個数確認処理(S3004)について説明する。図140は、球個数確認処理(S3004)を示すフローチャートである。この球個数確認処理(S3004)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図131参照)のボタン入力監視・演出処理(図139のS2107参照)中で実行される処理である。
Here, the number of balls confirmation process (S3004) executed by the
この球個数確認処理(S3004)は、演出効果を高めるために遊技者に操作される操作ボタン300が押されたか否かの入力を監視し、操作ボタン300の入力が確認された場合に対応した演出を行うよう設定する処理である。この処理では、操作ボタン300に対する操作が検出されると、上述したように、操作内容に基づいた各種フラグの設定がなされたり、ランプ点灯を実行するための透過用ランプ点灯コマンドを設定したり、それに伴う球個数把握演出(成功演出、失敗演出、不可演出)を表示させるための表示用コマンドを設定したりする。
This ball number confirmation process (S3004) monitors the input of whether or not the
球個数確認処理(S3004)が実行されると、まず、第1入力フラグ223wcがオンであるかを判別し(S3101)、第1入力フラグ223wcがオンであると判別した場合(S3101:Yes)、透過用ランプ点灯コマンドと、表示用球個数把握関連コマンドとは既に設定されているので、そのまま本処理を終了し、ボタン入力監視・演出処理(S2107)に戻る。 When the number of balls confirmation process (S3004) is executed, first, it is determined whether the first input flag 223wc is on (S3101), and when it is determined that the first input flag 223wc is on (S3101: Yes). Since the transmission lamp lighting command and the display ball number grasping related command have already been set, this process is terminated as it is, and the process returns to the button input monitoring / effect process (S2107).
一方、S3101の処理において、第1入力フラグ223wcがオンではない(即ち、オフである)と判別した場合(S3101:No)、次に、操作ボタン300の操作(押し下げ)が検出されたかを判別する(S3102)。操作ボタン300の操作(押し下げ)が検出された場合には(S3102:Yes)、球個数把握期間内であるかを判別する(S3103)。
On the other hand, in the process of S3101, when it is determined that the first input flag 223wc is not on (that is, is off) (S3101: No), then it is determined whether the operation (pressing down) of the
ここで、球個数把握期間は、上述したタイミング演出(操作演出)において、表示ポインタ719がバー表示部717と少なくとも一部が合致する期間を意味する(図88(b)参照)。この球個数把握期間は、表示ポインタ719の大きさ及び動作速度と、バー表示部717の横幅との関係により、長さを調整することができる。
Here, the ball number grasping period means a period in which the
本制御例では、表示ポインタ719が直径3[cm]の円とされ、その動作速度が20[cm/s]とされ、バー表示部717の幅が1[cm]とされる。この場合、球個数把握期間は、表示ポインタ719が4[cm]移動する時間と同じなので、0.2[s]となる。
In this control example, the
S3103の処理において、球個数期間内であると判別した場合(S3103:Yes)、表示用球個数把握成功コマンドを設定し(S3104)、透過用ランプ点灯コマンド(強・長)を設定し(S3105)、S3111の処理へ移行する。 In the process of S3103, when it is determined that the number of balls is within the period (S3103: Yes), the command for success in grasping the number of display balls is set (S3104), and the transmission lamp lighting command (strong / long) is set (S3105). ), The process proceeds to S3111.
ここで、表示用球個数把握成功コマンドが設定されると、貯留流路1231に貯留される球個数の把握を促す表示(例えば、「アタッカーに注目!!」という文字表示)が第3図柄表示装置81において実行され、結果表示態様720として「good」が表示されるとともに、操作ボタン300を模式的に示すボタン表示態様715が押下状態態様へと可変される(図88(b)参照)。
Here, when the display ball number grasping success command is set, the display prompting the grasping of the number of balls stored in the storage flow path 1231 (for example, the character display "Attention to the attacker !!") is displayed as the third symbol. It is executed in the
また、透過用ランプ点灯コマンド(強・長)は、少なくとも、4ラウンド目のラウンド遊技Rから5ラウンド目のラウンド遊技Rに亘って、透過用ランプ227ba〜227beが点灯されるよう設定される。 Further, the transmission lamp lighting command (strong / long) is set so that the transmission lamps 227ba to 227be are lit at least from the fourth round round game R to the fifth round round game R.
一方、S3103の処理において、球個数期間内ではない(即ち、操作ボタン300の操作が表示ポインタ719とバー表示部717とがずれているタイミングで実行された(図89参照))と判別した場合(S3103:No)、表示用球個数把握失敗コマンドを設定し(S3106)、透過用ランプ点灯コマンド(中・長)を設定し(S3107)、S3111の処理へ移行する。
On the other hand, in the process of S3103, when it is determined that the
ここで、表示用球個数把握失敗コマンドが設定されると、貯留流路1231に貯留される球個数の把握を促す表示はされず、結果表示態様720として「bad」が表示されるとともに、操作ボタン300を模式的に示すボタン表示態様715が押下状態態様へと可変される(図89参照)。
Here, when the display ball number grasping failure command is set, the display prompting to grasp the number of balls stored in the
また、透過用ランプ点灯コマンド(中・長)は、少なくとも、4ラウンド目のラウンド遊技Rから5ラウンド目のラウンド遊技Rに亘って、透過用ランプ227baのみが点灯されるよう設定される。 Further, the transmission lamp lighting command (medium / long) is set so that only the transmission lamp 227ba is lit at least from the fourth round round game R to the fifth round round game R.
一方、S3102の処理において、操作ボタン300の操作が検出されていないと判別した場合(S3102:No)、S3108の処理へ移行する。S3108の処理では、限度時間(本制御例では、4ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から3秒間)が経過したかを判別する(S3108)。限度時間が経過したと判別した場合(S3108:Yes)、表示用球個数把握不可コマンドを設定し(S3109)、透過用ランプ点灯コマンド(弱・短)を設定し(S3110)、S3111の処理へ移行する。一方、S3108の処理において、限度時間が経過していない(4ラウンド目のラウンド遊技Rの開始から3秒未満である)と判別した場合、本処理を終了し、ボタン入力監視・演出処理(S2107)に戻る。
On the other hand, when it is determined that the operation of the
ここで、表示用球個数把握不可コマンドが設定されると、貯留流路1231に貯留される球個数の把握を促す表示はされず、結果表示態様720(図89参照)も表示されず、操作ボタン300を模式的に示すボタン表示態様715も変化しない(図88(a)参照)。
Here, when the command that the number of display balls cannot be grasped is set, the display prompting to grasp the number of balls stored in the
また、透過用ランプ点灯コマンド(弱・短)は、それ以降のラウンド遊技Rにおいて、透過用ランプ227ba〜227beが消灯されるよう設定される。 Further, the transmission lamp lighting command (weak / short) is set so that the transmission lamps 227ba to 227be are turned off in the subsequent round game R.
このように、本制御例では、操作ボタン300を操作しないよりも、操作ボタン300を操作した方が、第3図柄表示装置81における表示や、透過用ランプ227bの点灯態様から遊技者が得られる利益が大きくなるように制御される。また、操作ボタン300を操作する場合には、球個数把握期間(本制御例では、0.2秒間)に操作を行う方が、その他のタイミングで操作を行うよりも、第3図柄表示装置81における表示や、透過用ランプ227bの点灯態様から遊技者が得られる利益が大きくなるように制御される。
As described above, in this control example, the player can obtain the player by operating the
従って、遊技者が4ラウンド目のラウンド遊技R中に操作ボタン300を操作する操作意欲を向上させることができると共に、その操作に集中させることができる。そして、操作ボタン300の操作は、第3図柄表示装置81により行われる表示に従って実行される。そのため、操作ボタン300を操作しようとしている遊技者の視線を、第3図柄表示装置81に集めることができる。
Therefore, the player can improve the motivation to operate the
S3111の処理では、第1入力フラグ223wcをオンに設定する(S3111)。第1入力フラグ223wcは操作ボタン300の操作(または、限度時間の経過)によりオンに設定され、この第1入力フラグ223wcがオンに設定されている間、球個数確認処理(S3004)はスキップされるので(S3101)、球個数確認処理(S3004)において、操作ボタン300の最初の操作(押し下げ)のみが有効とされる。
In the process of S3111, the first input flag 223wc is set to on (S3111). The first input flag 223wc is set to on by the operation of the operation button 300 (or the lapse of the time limit), and while the first input flag 223wc is set to on, the ball number confirmation process (S3004) is skipped. Therefore, in the ball number confirmation process (S3004), only the first operation (push down) of the
そのため、遊技者に対して、操作ボタン300をやみくもに連打するような操作態様を避け、操作ボタン300を操作するタイミングを注意深く図るように促すことができる。また、これを促す表示(注意喚起の表示)を第3図柄表示装置81で実行することにより、遊技者が操作ボタン300を連打操作することの抑制を図ることができるので、操作ボタン300の操作回数が早期に耐用回数を超えることを防止することができ、操作ボタン300の耐久性の向上を図ることができる。
Therefore, it is possible to urge the player to avoid the operation mode in which the
S3111の処理が終了すると、本処理を終了し、ボタン入力監視・演出処理(S2107)に戻る。 When the process of S3111 is completed, this process is terminated and the process returns to the button input monitoring / effect process (S2107).
図139に戻って説明する。S3005の処理では、第2入力フラグ223wdがオンであるかを判別する(S3005)。第2入力フラグ223wdがオンであると判別した場合(S3005:Yes)、表示用操作ボタン関連演出コマンドが既に設定されているので、そのまま本処理を終了し、ボタン入力監視・演出処理(S2107)に戻る。 It will be described back to FIG. 139. In the process of S3005, it is determined whether or not the second input flag 223wd is on (S3005). When it is determined that the second input flag 223wd is on (S3005: Yes), since the display operation button-related effect command has already been set, this process is terminated as it is, and the button input monitoring / effect process (S2107) is performed. Return to.
一方、S3005の処理において、第2入力フラグ223wdがオンではない(即ち、オフである)と判別した場合(S3005:No)、操作フラグ223pがオンであるかを判別する(S3006)。操作フラグ223pがオンに設定されていることは(図125のS1405、図132のS2218、S2219を参照)、干渉部材6930を張出状態に状態変化させるための演出(図90及び図91参照)において操作ボタン300の操作(押し下げ)が実行されたことを意味する(図125のS1403を参照)。換言すれば、干渉部材6930の張出状態への状態変化が実行されることを意味する。
On the other hand, in the process of S3005, when it is determined that the second input flag 223wd is not on (that is, it is off) (S3005: No), it is determined whether the
操作フラグ223pがオンであると判別した場合には(S3006:Yes)、操作フラグ223pをオフに設定し(S3007)、4ラウンド目のラウンド遊技Rの終了時における貯留カウンタ223nの値から、ラウンド間インターバルの経過時間を0.2で割った値を引いた後に、更に2を引いた値により示される残球個数が4であるか判別する(S3008)。S3008で算出された値は、貯留流路1231に干渉部材6930の上流側に残される球の個数に対応する。
When it is determined that the
ここで、S3008で算出される値が4となるのは、タイミング演出(操作演出)において、表示ポインタ719dが第2帯部716bと少なくとも一部が上下で合致する位置にある時に操作ボタン300の操作が実行された場合となるように制御される(図90(b)参照)。ここで、表示ポインタ719dが第2帯部716bと、少なくとも一部が上下で合致する位置にある期間は、表示ポインタ719の大きさ及び動作速度と、第2帯部716bの横幅との関係により、長さを調整することができる。
Here, the value calculated in S3008 is 4, when the
本制御例では、上述したように、表示ポインタ719が直径3[cm]の円とされ、新たに、第2帯部716bの幅が4.2[cm]で設定される。球1個が貯留流路1231から排出されるのに要する期間が0.2秒とされることから、表示ポインタ719が第2帯部716bを通過するのに要する期間を0.1秒とすると、表示ポインタ719の動作速度が、72[cm/s]となる。このように設定した上で、表示ポインタ719は、インターバル期間の開始から0.7秒のタイミングで、その左端が第2帯部716bの右端に到達するように制御される(0.8秒のタイミングで、その右端が第2帯部716bの左端を通過する)。本制御例では、このように制御することで、表示ポインタ719が第2帯部716bと、少なくとも一部が上下で合致する期間を0.1秒に限定することができる。
In this control example, as described above, the
S3008の処理において、残球個数が4であると判別した場合(S3008:Yes)、表示用操作ボタン大成功演出コマンドを設定し(S3009)、S3014の処理へ移行する。 In the process of S3008, when it is determined that the number of remaining balls is 4 (S3008: Yes), the display operation button great success effect command is set (S3009), and the process proceeds to the process of S3014.
ここで、表示用操作ボタン大成功演出コマンドが設定されると、遊技者が、タイミング演出(操作演出)の結果として最高の利益を得られることを示す表示が第3図柄表示装置81において実行される(図90(b)参照)。
Here, when the display operation button great success effect command is set, a display indicating that the player can obtain the highest profit as a result of the timing effect (operation effect) is executed on the third
一方、S3008の処理において、残球個数が4ではないと判別された場合は(S3008:No)、残球個数が5以上であるか判別する(S3010)。ここで、S3010で残球個数が5以上となるのは、タイミング演出(操作演出)において、表示ポインタ719dの全てが、第1帯部716aと上下で合致する位置にある時に操作ボタン300の操作が実行された場合となるように制御される(図91(a)参照)。即ち、インターバル期間の開始から0.7秒が経過する前に操作ボタン300が操作された場合(操作が早すぎた場合)に相当する。
On the other hand, in the process of S3008, when it is determined that the number of remaining balls is not 4, it is determined whether the number of remaining balls is 5 or more (S3010). Here, the reason why the number of remaining balls is 5 or more in S3010 is that in the timing effect (operation effect), the operation of the
S3010の処理において、残球個数が5以上であると判別した場合は(S3010:Yes)、表示用操作ボタン成功演出コマンドを設定し(S3011)、S3014の処理へ移行する。 If it is determined in the process of S3010 that the number of remaining balls is 5 or more (S3010: Yes), the display operation button success effect command is set (S3011), and the process proceeds to the process of S3014.
ここで、表示用操作ボタン成功演出コマンドが設定されると、遊技者が、タイミング演出(操作演出)の結果として中程度の利益(即ち、最高でもなく、最低でもない利益)を得られることを示す表示が第3図柄表示装置81において実行される(図91(a)参照)。 Here, when the display operation button success effect command is set, the player can obtain a medium profit (that is, neither the highest nor the lowest profit) as a result of the timing effect (operation effect). The indicated display is executed in the third symbol display device 81 (see FIG. 91 (a)).
一方、S3010の処理において、残球個数が5以上ではない(即ち、残球個数が3以下である)と判別された場合(S3010:No)、又は、操作フラグ223pがオンに設定されずに限度時間(本制御例では、1.5秒)が経過した場合には(S3012:Yes)、表示用操作ボタン失敗演出コマンドを設定し(S3013)、S3014の処理へ移行する。
On the other hand, in the process of S3010, when it is determined that the number of remaining balls is not 5 or more (that is, the number of remaining balls is 3 or less) (S3010: No), or the
ここで、S3010で残球個数が3以下となるのは、タイミング演出(操作演出)において、表示ポインタ719dの全てが、第3帯部716cと上下で合致する位置にある時に操作ボタン300の操作が実行された場合となるように制御される(図91(b)参照)。即ち、インターバル期間の開始から0.8秒が経過した後で操作ボタン300が操作された場合(操作が遅すぎた場合)、又は、操作ボタン300の操作が行われなかった場合に相当する。
Here, the reason why the number of remaining balls is 3 or less in S3010 is that in the timing effect (operation effect), the operation of the
ここで、表示用操作ボタン失敗演出コマンドが設定されると、遊技者が、タイミング演出(操作演出)の結果として最低の利益を得られることを示す表示が第3図柄表示装置81において実行される(図91(b)参照)。
Here, when the display operation button failure effect command is set, a display indicating that the player can obtain the minimum profit as a result of the timing effect (operation effect) is executed on the third
このように、本制御例では、操作ボタン300を操作しないよりも、操作ボタン300を操作した方が、遊技者が得られる利益が大きくなり、それに伴い第3図柄表示装置81における表示も変化するように制御される。また、操作ボタン300を操作する場合には、残球個数が4となるタイミング(インターバル期間の開始から0.7秒が経過してから0.8秒が経過するまで)で操作を行うことで最高の利益を得られ、そのタイミングよりも前であれば中程度の、そのタイミングよりも後であれば最低の利益を得られるように制御される。
As described above, in this control example, the profit obtained by the player is greater when the
従って、遊技者が4ラウンド目のラウンド遊技Rの直後のインターバル期間において操作ボタン300を操作する操作意欲を向上させることができると共に、その操作ボタン300の操作態様を選択できるように構成される。
Therefore, the player can improve the motivation to operate the
即ち、遊技者が、少なくとも中程度の利益を得たいと考える場合には、インターバル期間の開始直後に操作ボタン300を押すことで、危うげなく中程度の利益を得ることができる(安定的に利益中)。その一方、最高の利益を得たいと考える場合には、少しでも操作が遅れれば中程度の利益も得られず最低の利益を得ることになるので、その不利益を考慮して操作を行うことを強いられる(利益が不安定で変動大)。
That is, if the player wants to obtain at least a medium profit, he / she can obtain a medium profit without risk by pressing the
このように、操作ボタン300の操作態様を異ならせることで、遊技者は、安定して中程度の利益が得られる方か、不安定であるが最高の利益を得られる方かを、選択することができる。
By differentiating the operation mode of the
従って、操作ボタン300の操作に集中させることができる。そして、操作ボタン300の操作は、第3図柄表示装置81により行われる表示に従って実行される。そのため、操作ボタン300を操作しようとしている遊技者の視線を、第3図柄表示装置81に集めることができる。
Therefore, it is possible to concentrate on the operation of the
S3014の処理では、第2入力フラグ223wdをオンに設定する(S3014)。第2入力フラグ223wdは操作ボタン300の操作(または、限度時間の経過)によりオンに設定され、この第2入力フラグ223wdがオンに設定されている間、ボタン入力監視・演出処理(S2107)はスキップされるので(S3005)、ボタン入力監視・演出処理(S2107)において、操作ボタン300の最初の操作(押し下げ)のみが有効とされる。
In the process of S3014, the second input flag 223wd is set to on (S3014). The second input flag 223wd is set on by the operation of the operation button 300 (or the passage of the time limit), and while the second input flag 223wd is set to on, the button input monitoring / effect processing (S2107) is performed. Since it is skipped (S3005), only the first operation (pressing down) of the
そのため、遊技者に対して、操作ボタン300をやみくもに連打するような操作態様を避け、操作ボタン300を操作するタイミングを注意深く図るように促すことができる。また、これを促す表示(注意喚起の表示)を第3図柄表示装置81で実行することにより、遊技者が操作ボタン300を連打操作することの抑制を図ることができるので、操作ボタン300の操作回数が早期に耐用回数を超えることを防止することができ、操作ボタン300の耐久性の向上を図ることができる。
Therefore, it is possible to urge the player to avoid the operation mode in which the
以上詳述した本制御例によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to this control example described in detail above, the following excellent effects are obtained.
貯留流路1231の内部の視認性を、透過用ランプ227ba〜227beの点灯態様により変化させるようにした。これにより、貯留流路1231に貯留された球の個数や、干渉装置6900の動作態様の把握のし易さを変化させることができる。
The visibility inside the
貯留流路1231の内部の視認性を高く維持するためには、貯留流路1231から視線を外し液晶表示装置(第3図柄表示装置81)に注目し、タイミング演出(操作演出)に参加する必要がるように構成した。これにより、遊技者の視線が第1可変入賞装置6000に集中したまま大当たり遊技が終了する事態が生じることを抑制することができる。
In order to maintain high visibility inside the
更に、タイミング演出(操作演出)で遊技者が操作ボタン300を操作した結果、貯留流路1231が透過状態となった場合において、貯留流路1231が配設される第1可変入賞装置6000に注目するように促す表示をするように構成した。これにより、液晶表示装置(第3図柄表示装置81)に注目した遊技者の視線が、必要な時に貯留流路1231へ移されるように促すことができる。
Further, pay attention to the first
液晶表示装置(第3図柄表示装置81)には、貯留流路1231に貯留された球の個数範囲が把握できるように丸印を表示した。これにより、遊技者は、液晶表示装置を視認することで、貯留流路1231の内部の状態を予想し易くなり、規定個数の入賞までに、あと何球発射するべきかの判断を行いやすくすることができる。従って、球の発射態様を容易に選択することができる。
On the liquid crystal display device (third symbol display device 81), a circle is displayed so that the range of the number of spheres stored in the
液晶表示装置(第3図柄表示装置81)で行うタイミング演出(操作演出)として、遊技者に対して異なった質(本制御例では、貯留流路1231の視認性に関するものと、賞球の払い出しに直結するもの)の利益を付与するタイミング演出(操作演出)が連続で実行される場合に、遊技者にとって最高の利益を付与する操作タイミングが、遊技者にとって同じタイミング(類似のタイミング)として把握されるように構成した。これにより、先のタイミング演出(操作演出)から後のタイミング演出(操作演出)への移行が即座に生じた場合であっても、遊技者に違和感なく操作を実行させることができる。
As the timing effect (operation effect) performed by the liquid crystal display device (third symbol display device 81), the quality is different for the player (in this control example, the visibility of the
大当たり種別により、所定のラウンド遊技R(6ラウンド目のラウンド遊技R)において、貯留流路1231から球が排出される場合(第20の作動パターン、動作シナリオ5)と、排出されない場合(第21の作動パターン、動作シナリオ6)とが生じるように構成した。これにより、大当たり種別により、所定のラウンド遊技Rにおける超過入賞の発生の有無を規定することができる。 Depending on the jackpot type, in the predetermined round game R (6th round round game R), when the ball is discharged from the storage flow path 1231 (20th operation pattern, operation scenario 5) and when it is not discharged (21st). The operation pattern and the operation scenario 6) of the above are configured to occur. Thereby, it is possible to specify whether or not an excess prize is generated in a predetermined round game R depending on the jackpot type.
大当たり種別により、所定のラウンド間インターバル期間(例えば、4ラウンド目と5ラウンド目の間のインターバル期間)を異ならせることにより、そのラウンド間インターバル期間の直後のラウンド遊技Rにおける貯留流路1231の内部状態(貯留球数)が変化するように構成した。これにより、ラウンド遊技Rにおける第1特定入賞口1000a、干渉部材6930及び特定領域4830の状態変化の態様が同一であっても、ラウンド遊技の進行態様を変化させることができる。
By making the predetermined inter-round interval period (for example, the interval period between the 4th and 5th rounds) different depending on the jackpot type, the inside of the
所定のラウンド遊技R(本制御例では、4ラウンド目のラウンド遊技R)を、規定個数(本制御例では、10個)とは異なる個数(本制御例では、9個)の球を第1特定入賞口1000aに入球させた状態で終了させることにより、その次のラウンド遊技R(本制御例では、5ラウンド目のラウンド遊技R)において遊技者が得られる利益が最大化するように構成した。これにより、遊技者が大当たり遊技を漫然と消化することを抑制することができる。
A predetermined number of balls (9 in this control example) different from the specified number (10 in this control example) of the predetermined round game R (4th round game R in this control example) are first. By ending the ball in the specific winning
第1特定入賞口1000aが閉状態となることに伴って球が特定領域4830へ向けて流下する構成において、干渉部材6930が張出状態を維持する間、第1特定入賞口1000aに規定個数の球が入球不能となるように構成した。これにより、干渉部材6930の動作態様により、ラウンド遊技Rの終了に伴い第1特定入賞口1000aが閉状態となるタイミングを規定することができ、第1特定入賞口1000aの上流への球の到達タイミングと、ラウンド遊技Rの終了のタイミングとを解離させることができる。即ち、干渉部材6930の動作態様に基づいて、ラウンド遊技Rの終了に伴い第1特定入賞口1000aが閉状態となるタイミングを規定することができる。
In a configuration in which the ball flows down toward the
第1特定入賞口1000aの開状態において、第1特定入賞口1000aの上流側に球を整列した状態で滞留させ易く構成され、この滞留した球は、第1特定入賞口1000aが閉状態に状態変化するタイミングで第1特定入賞口1000aへ向けて流下するように構成される。これにより、滞留した複数の球を第1特定入賞口1000aにまとめて入球可能にすることができ、超過入賞が発生する可能性を上昇させることができる。
In the open state of the first specific winning
加えて、超過入賞の個数を規定可能に構成される。これにより、超過入賞個数が過多となり、遊技性に支障をきたすことを防止することができる。 In addition, the number of excess prizes can be specified. As a result, it is possible to prevent the number of excess prizes from becoming excessive and hindering the playability.
更に、超過入賞の発生の有無は、第1特定入賞口1000aの下流に配置される干渉部材6930の動作態様により規定可能に構成され、干渉部材6930の動作態様は大当たり種別に基づいて予め規定される。これにより、第1特定入賞口1000aの上流側に同様に球を滞留させたとしても、超過入賞が生じる場合と、超過入賞が生じない場合とを、大当たり種別に基づき切り替えることができる。
Further, the presence or absence of excess winning is defined by the operation mode of the
操作ボタン300の操作タイミングに基づいて、ラウンド遊技Rで遊技者が得られる利益(例えば、貯留流路1231の内部の視認性や、貯留流路1231から排出される排出球数、又、それに基づく特定領域4830への球の入球の発生の有無や、ラウンド遊技Rにおける最大入球個数)が変化するように構成した。これにより、タイミング演出(操作演出)に対する遊技者の注目力を向上させることができる。
Based on the operation timing of the
操作ボタン300の操作タイミングに基づいて、遊技者が得られる2種類の利益がシーソーするように構成し、遊技者が得られる利益の態様を遊技者が把握できるように、表示装置(第3図柄表示装置81)で表示するように構成した。これにより、表示装置の表示を視認した遊技者は、優先的に得たい利益に基づいて、操作タイミングを選択して操作ボタン300を操作することで、操作タイミングにあった利益を得ることができるので、タイミング演出(操作演出)に対する参加意欲を上昇させることができる。
Based on the operation timing of the
次いで、図141から図143を参照して、第2の制御例について説明する。まず、図141を参照し、第2の制御例における第1当たり種別選択テーブル202bの詳細について説明する。 Next, a second control example will be described with reference to FIGS. 141 to 143. First, with reference to FIG. 141, the details of the first type selection table 202b in the second control example will be described.
図141に示した通り、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜49」の範囲には、「大当たりP」が対応付けられて規定されている。この「大当たりP」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりP」となるカウンタ値は50個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりP」が決定される割合は50%(50/100)である。
As shown in FIG. 141, "big hit P" is associated with the
この「大当たりP」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、大当たり終了後に、特別図柄および普通図柄が高確率状態へ移行する。本制御例では、特別図柄が高確率状態へ移行してから、低確率状態へ移行するまでに、少なくとも1回の大当たりが確定するように制御される。そのため、1回の大当たりが開始してから遊技状態が通常状態に戻るまでに遊技者が獲得可能な出球(期待出球)の面で有利な大当たり種別となる。 In this "big hit P", 6 rounds are set as the number of rounds, and after the big hit is completed, the special symbol and the normal symbol shift to the high probability state. In this control example, it is controlled so that at least one big hit is determined from the transition to the high probability state to the transition to the low probability state of the special symbol. Therefore, it is an advantageous jackpot type in terms of ball ejection (expected ball ejection) that can be acquired by the player from the start of one jackpot until the gaming state returns to the normal state.
また、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「50〜99」の範囲には、「大当たりQ」が対応付けられて規定されている。この「大当たりQ」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりQ」となるカウンタ値は50個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりQ」が決定される割合は50%(50/100)である。
Further, with respect to the
この「大当たりQ」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、その大当たり終了後に、普通図柄の時短状態が100回付与される。 For this "big hit Q", 6 rounds are set as the number of rounds, and after the big hit is completed, the time saving state of the normal symbol is given 100 times.
一方、第2特別図柄に対しては、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜99」の範囲(全範囲)には、「大当たりm」が対応付けられて規定されている。この「大当たりm」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりm」となるカウンタ値は100個なので、特別図柄2の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりm」が決定される割合は100%である。
On the other hand, for the second special symbol, "big hit m" is associated with the range (entire range) in which the value of the first hit type counter C2 is "0 to 99". This "big hit m" is a big hit with 6 rounds. Of the 100 counter values that the first hit type counter C2 can take, the counter value that becomes the "big hit m" is 100, so if the
この「大当たりm」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、その大当たり終了後に、特別図柄および普通図柄が高確率状態へ移行する。本制御例では、特別図柄が高確率状態へ移行してから、低確率状態へ移行するまでに、少なくとも1回の大当たりが確定するように制御される。そのため、1回の大当たりが開始してから遊技状態が通常状態に戻るまでに遊技者が獲得可能な出球(期待出球)の面で有利な大当たり種別となる。 For this "big hit m", 6 rounds are set as the number of rounds, and after the jackpot ends, the special symbol and the normal symbol shift to the high probability state. In this control example, it is controlled so that at least one big hit is determined from the transition to the high probability state to the transition to the low probability state of the special symbol. Therefore, it is an advantageous jackpot type in terms of ball ejection (expected ball ejection) that can be acquired by the player from the start of one jackpot until the gaming state returns to the normal state.
つまり、特別図柄1と特別図柄2とは、大当たり遊技のラウンド数は同じであるが,大当たり終了後に付与される特典(普通図柄の高確率状態または特別図柄の高確率状態)が、特別図柄2の方が有利となる(高確率状態へ移行し易くなる)ように規定されている。
That is, the
このように、本制御例では、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に対して、特別図柄2の抽選で大当たりとなった場合のほうが、遊技者に有利となる高確率状態へ移行し易くなる構成としている。よって、一旦連荘モード(特別図柄の高確率状態、且つ、普通図柄の時短状態)が設定されると、右打ちにより第2入球口640へと入球させることにより、特別図柄2の抽選が実行され易くなる状態と、大当たり遊技とが繰り返され易くなる。このため、遊技者に対して、連荘モードへと移行させることを一つの目的として遊技を行わせることができる。よって、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。
As described above, in this control example, the case where the lottery of the
次に、6ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、大当たり種別に対応して作動パターンが異なるように制御されることについて、図142を参照して説明する。なお、本制御例では、第9実施形態で上述した第1可変入賞装置9000(図66参照)で説明を行う。 Next, in the sixth round of the round game R, it will be described with reference to FIG. 142 that the operation pattern is controlled so as to be different according to the jackpot type. In this control example, the first variable winning device 9000 (see FIG. 66) described above in the ninth embodiment will be described.
図142(a)は、第22の作動パターンにおける開閉板8300及び補助開閉部材8340の計時変化を示した図であり、図142(b)は、第23の作動パターンにおける開閉板8300及び補助開閉部材8340の計時変化を示した図であり、図142(c)は、第24の作動パターンにおける開閉板8300及び補助開閉部材8340の計時変化を示した図である。
FIG. 142 (a) is a diagram showing the time timing change of the opening /
本制御例では、大当たりPの6ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、第22の作動パターンで開閉板8300及び補助開閉部材8340が駆動され、大当たりQの6ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、第23の作動パターンで開閉板8300及び補助開閉部材8340が駆動され、大当たりmの6ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて、第24の作動パターンで開閉板8300及び補助開閉部材8340が駆動される。
In this control example, in the 6th round round game R of the jackpot P, the opening /
図142(a)に示すように、第22の作動パターンでは、開閉板8300及び補助開閉部材8340が開状態で維持され(即ち、規制部材1600が貯留状態で維持され)、ラウンド遊技Rの開始から待機時間TK(本制御例では、8秒間)経過後に、干渉部材6930が、退避状態から張出状態へ状態変化する。
As shown in FIG. 142 (a), in the 22nd operation pattern, the opening /
なお、干渉部材6930は、ラウンド遊技Rの終了により(待機時間TKの前にラウンド遊技Rが終了した場合にはスキップされ)、退避状態に戻る。ここで、ラウンド遊技Rは、規定個数(本制御例では、10個)の球の通過が第1特定入賞口1000aで検出されるか、又は、ラウンド遊技Rの最大時間(本制御例では、30秒)が経過することにより、終了する。
The
第22の作動パターンで開閉板8300及び補助開閉部材8340が駆動制御される大当たりPの6ラウンド目のラウンド遊技Rでは、待機時間TKが経過する前に規定個数(本制御例では、10個)の球が第1特定入賞口1000aに入球した場合には待機時間TKを待たずにラウンド遊技Rが終了する。
In the sixth round round game R of the jackpot P in which the opening /
一方、待機時間TKが経過する前に規定個数の球が第1特定入賞口1000aに入球しなかった場合、干渉部材6930が張出状態なり、貯留流路1231に10個の球を貯留できなくなることから、第1特定入賞口1000aに規定個数の球を入球させることができなくなり、ラウンド遊技Rに要する時間が、第1の作動時間T1の最大値(30秒間)となる。
On the other hand, if a specified number of balls do not enter the first specific winning
待機時間TK(本制御例では、8秒)は、5ラウンド目のラウンド遊技Rの終了から、ラウンド間インターバルにおいても球の発射を止めず、6ラウンド目のラウンド遊技Rの開始後も球の発射を継続することで、第1特定入賞口1000aに規定個数(本制御例では、10個)の球が十分到達可能な期間として設定される。なお、本制御例では、球の発射が0.6秒間隔で実行される。
The standby time TK (8 seconds in this control example) does not stop the firing of the ball even during the inter-round interval from the end of the fifth round round game R, and the ball continues even after the start of the sixth round round game R. By continuing the firing, a specified number (10 in this control example) of balls is set as a sufficiently reachable period in the first specific winning
一方、例えば、5ラウンド目のラウンド遊技Rの終了からラウンド間インターバルの間、球の発射を停止し、6ラウンド目の開始に合わせて球の発射を開始した場合には、発射された球が第1特定入賞口1000aに到達するまでの時間(約4.0秒間)との兼ね合いから、待機時間TKの経過までに規定個数(本制御例では、10個)の球を第1特定入賞口1000aに通過させることができない。
On the other hand, for example, when the firing of the ball is stopped during the interval between rounds from the end of the fifth round game R and the firing of the ball is started at the start of the sixth round, the launched ball is released. From the balance with the time to reach the first specific winning
従って、6ラウンド目のラウンド遊技Rの直前のラウンド間インターバルで球の発射を停止した場合の方が、ラウンド間インターバルで球の発射を継続した場合に比較して、6ラウンド目のラウンド遊技Rに要する時間が長くなるように構成することができる。これにより、ラウンド間インターバルにおいて球の発射を停止する遊技態様を抑制することができる。 Therefore, when the ball firing is stopped at the inter-round interval immediately before the 6th round round game R, the ball firing is continued at the inter-round interval, and the 6th round round game R is performed. It can be configured to increase the time required for. As a result, it is possible to suppress the game mode in which the firing of the ball is stopped at the interval between rounds.
図142(b)に示すように、第23の作動パターンでは、開閉板8300が開状態で維持され(即ち、規制部材1600が貯留状態で維持され)る一方、待機時間TKが経過する前において、補助開閉部材8340のみが複数回開閉する(図74に示すように、片側開閉する)ように駆動制御される。即ち、0.025秒だけ駆動(励磁)が解除される制御を、複数回実行する。
As shown in FIG. 142 (b), in the 23rd operation pattern, the opening /
なお、ラウンド遊技Rの開始から待機時間TK(本制御例では、8秒間)経過後に、干渉部材6930が、退避状態から張出状態へ状態変化することは、第22の作動パターンと同様である。
It should be noted that the
本作動パターンによれば、開閉板8300に乗った球が全て第1特定入賞口1000aに入球するのではなく、一部の球は補助入球口9111へ向けて流下するので、第22の作動パターンよりも、待機時間TK(本制御例では、8秒間)が経過する前に規定個数(本制御例では、10個)の球が第1特定入賞口1000aを通過し難くすることができる。
According to this operation pattern, not all the balls on the opening /
そのため、高い確率で、6ラウンド目のラウンド遊技Rを長時間(30秒間)とすることができる。一方、第22の作動パターンとは異なり、補助入球口9111への入球が生じることで賞球の払い出しを受けることができるので、第23の作動パターンよりも、賞球の払い出し個数を多くすることができる。
Therefore, with a high probability, the round game R of the sixth round can be set to a long time (30 seconds). On the other hand, unlike the 22nd operation pattern, the prize balls can be paid out when the balls enter the
図142(c)に示すように、第24の作動パターンでは、開閉板8300が開状態で維持され(即ち、規制部材1600が貯留状態で維持され)る一方、待機時間TKが経過する前後において、補助開閉部材8340のみが複数回開閉する(図74に示すように、片側開閉する)ように駆動制御される。即ち、0.025秒だけ駆動(励磁)が解除される制御を、複数回実行する。
As shown in FIG. 142 (c), in the 24th operation pattern, the opening /
なお、ラウンド遊技Rの開始から待機時間TK(本制御例では、8秒間)経過後に、干渉部材6930が、退避状態から張出状態へ状態変化することは、第22の作動パターン及び第23の作動パターンと同様である。
It should be noted that the
本作動パターンでは、開閉板8300に乗った球が全て第1特定入賞口1000aに入球するのではなく、一部の球は補助入球口9111(図66参照)へ向けて流下するので、第23の作動パターンと同様、規定個数(本制御例では、10個)の球が第1特定入賞口1000aを通過することによりラウンド遊技Rが終了する確率を低くすることができる。
In this operation pattern, not all the balls on the opening /
そのため、高い確率で、6ラウンド目のラウンド遊技Rを長時間(30秒間)とすることができる。一方、第23の作動パターンとは異なり、待機時間TKの経過後も補助入球口9111(図66参照)へ球を入球させることができるので、第23の作動パターンよりも、長い期間に亘って、補助入球口9111への入球に起因する賞球の払い出しを発生させることができる。従って、第23の作動パターンに比較して、より多くの賞球の払い出しを生じさせることができる。
Therefore, with a high probability, the round game R of the sixth round can be set to a long time (30 seconds). On the other hand, unlike the 23rd operation pattern, the ball can be entered into the auxiliary entry port 9111 (see FIG. 66) even after the waiting time TK has elapsed, so that the period is longer than that of the 23rd operation pattern. Throughout this, the payout of the prize ball due to the entry of the ball into the
本作動パターンでは、干渉部材6930が張出状態とされた後も、片側開閉が生じるように制御される。即ち、貯留流路1231が球で満たされ(満タンとされ)、球が検出センサ1240の上流側に滞留する(図66参照)ようになった後も、片側開閉が生じるので、球の配置が不特定な場合に比較して、片側開閉時に球を補助入球口9111に案内し易くすることができる。
In this operation pattern, even after the
次に、図143(a)及び図143(b)を参照して、6ラウンド目のラウンド遊技Rにおける表示について説明する。図143(a)及び図143(b)は、6ラウンド目のラウンド遊技Rが実行されていることを第3図柄表示装置81で報知する表示内容の一例を示す模式図である。
Next, the display in the sixth round of the round game R will be described with reference to FIGS. 143 (a) and 143 (b). 143 (a) and 143 (b) are schematic views showing an example of display contents for notifying the third
なお、図143(a)では、大当たり種別が「大当たりP」又は「大当たりQ」の場合の6ラウンド目のラウンド遊技Rの表示の一例、又は「大当たりm」の場合の6ラウンド目のラウンド遊技Rにおける待機時間TKの経過前の表示の一例を示した模式図が図示され、図143(b)では、大当たり種別が「大当たりm」の場合の6ラウンド目のラウンド遊技Rにおける待機時間TKの経過後の表示の一例を示した模式図が図示される。 In FIG. 143 (a), an example of the display of the 6th round round game R when the jackpot type is "big hit P" or "big hit Q", or the 6th round round game when the jackpot type is "big hit m". A schematic diagram showing an example of the display before the lapse of the waiting time TK in R is shown, and in FIG. 143 (b), the waiting time TK in the sixth round round game R when the jackpot type is “big hit m” is shown. A schematic diagram showing an example of the display after the lapse is shown.
即ち、大当たり種別が「大当たりP」又は「大当たりQ」の場合には、図143(a)に示す表示がラウンド遊技Rに亘り維持されるように表示用コマンドが設定され、大当たり種別が「大当たりm」の場合には、図143(a)に示す表示が維持されるように表示用コマンドが設定されてから、待機時間TKの経過後に図143(b)に示す表示に切り替えられ、その後、ラウンド遊技Rの終了まで図143(b)に示す表示が維持されるように表示用コマンドが設定される。 That is, when the jackpot type is "big hit P" or "big hit Q", the display command is set so that the display shown in FIG. 143 (a) is maintained over the round game R, and the jackpot type is "big hit". In the case of "m", the display command is set so that the display shown in FIG. 143 (a) is maintained, and then the display is switched to the display shown in FIG. 143 (b) after the waiting time TK elapses. The display command is set so that the display shown in FIG. 143 (b) is maintained until the end of the round game R.
図143(a)及び図143(b)に示す通り、第3図柄表示装置81には、現在のラウンド数を表示するラウンド数表示部714が6ラウンド目のラウンド遊技R中であることを示す態様で画面左上に表示され、そのラウンド数表示部714の下方に、ラウンド遊技Rにおいて追加の賞球が期待できる期間であることを表示するサブラウンド表示部714bが表示される。
As shown in FIGS. 143 (a) and 143 (b), the third
図143(a)では、ラウンド数表示部714が発光表示(明るく表示)される一方、サブラウンド表示部714bは消灯表示(暗く表示)され、図143(b)では、逆に、ラウンド数表示部714が消灯表示(暗く表示)される一方、サブラウンド表示部714bが発光表示(明るく表示)される。
In FIG. 143 (a), the round
即ち、本制御例では、第1特定入賞口1000aへの入球に伴う賞球の払い出しが主である期間において、図143(a)に示す態様の表示により、ラウンド遊技Rが実行されていることを遊技者に報知することに加え、待機時間TKの経過後において、第1特定入賞口1000aへの入球に伴う賞球の払い出しが望めなくなるものの、補助入球口9111への入球による賞球の払い出しが期待できる期間が継続されていることを遊技者に認識させることができる。
That is, in this control example, the round game R is executed by the display of the mode shown in FIG. 143 (a) during the period in which the prize balls are mainly paid out when the balls are entered into the first specific winning
ここで、サブラウンド表示部714bに表示を変更することにより、入球により遊技者が得られる実質的な利益の変化を遊技者が認識し易くすることができる。即ち、補助入球口9111へ1個の球が入球したことによる賞球の払い出しは、上述したように3個であり、第1特定入賞口1000aに球が入球した場合の1/5である。この、入球個数に対する賞球個数の変化を、遊技者に容易に認識させることができる。
Here, by changing the display on the
また、補助入球口9111へ球が流れるのは、補助開閉部材8340が開放される短時間の間に開閉板8300と補助開閉部材8340との間に球が配置されていた場合のみであり、補助開閉部材8340が開放される度に必ず球が補助入球口9111へ流れるわけでは無い。
Further, the ball flows to the auxiliary opening /
従って、サブラウンド表示部714bが発光表示(明るく表示)している期間における補助入球口9111への球の入球頻度は、ラウンド数表示部714が発光表示(明るく表示)している期間における第1特定入賞口1000aへの球の入球頻度に比較して、低い。
Therefore, the frequency of ball entry into the
このように、本制御例によれば、ラウンド遊技Rの期間が終了していないことを報知しながら、遊技者が得られる利益(球1個の入球で払い出される賞球の変化や、球の入球の頻度)に変化が生じていることを同時に報知することができる。 In this way, according to this control example, while notifying that the period of the round game R has not ended, the profit obtained by the player (change in the prize ball paid out by entering one ball, or a ball). It is possible to simultaneously notify that a change has occurred in the frequency of ball entry.
図143(b)に示す6ラウンド目のラウンド遊技Rにおける表示の一例では、上述した超過入賞可能性上昇報知態様721として「+チャンス」の文字が表示される。この「+チャンス」の文字は、本制御例では、球を発射することにより補助入球口9111への入球が生じる可能性があり、補助入球口9111への球の入球により賞球の払い出しを受けることができることに対応する。
In an example of the display in the sixth round of the round game R shown in FIG. 143 (b), the character "+ chance" is displayed as the above-mentioned excess winning possibility
このように、本制御例では、ラウンド遊技Rにおいて補助入球口9111に球が入球することに起因して追加の賞球を払い出すように制御される。そのため、ラウンド遊技Rにおいて、規定個数(本制御例では、10個)の球が第1特定入賞口1000aに入球したことで遊技者に払い出される賞球個数(本制御例では、150個)を超える個数の賞球(超過賞球)が、払い出され得る。
As described above, in this control example, in the round game R, it is controlled to pay out an additional prize ball due to the ball entering the auxiliary
特に、第24の作動パターンでは、待機時間TKの経過後も、補助入球口9111に入球する可能性が高く、他の第22の作動パターン、第23の作動パターンに比較して、遊技者に払い出される賞球の個数が多くなり得る。一方で、本制御例における作動パターンでは、干渉部材6930の駆動態様は同一とされる。
In particular, in the 24th operation pattern, there is a high possibility that the ball will enter the
即ち、本制御例における第22の作動パターンから第24の作動パターンでは、干渉部材6930の駆動態様は同一としながら、遊技者に払い出される賞球個数に差を設けることができる。
That is, in the 22nd to 24th operation patterns in this control example, the number of prize balls paid out to the player can be different while the driving mode of the
なお、補助入球口9111への入球の最大回数は、ラウンド遊技Rにおいて補助開閉部材8340が開閉動作する回数に対応するので、補助開閉部材8340の開閉動作する回数の設定により、上述の超過賞球の個数を調整することができる。
Since the maximum number of times the ball enters the auxiliary
以上詳述した本制御例によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to this control example described in detail above, the following excellent effects are obtained.
ラウンド間インターバル期間において、球の発射を停止した場合の方が、ラウンド間インターバル期間において球の発射を継続した場合に比較して、次のラウンド遊技Rに要する期間が長くなり易く構成した。これにより、ラウンド間インターバル期間において球の発射を停止する遊技態様を抑制することができる。 In the inter-round interval period, when the ball firing is stopped, the period required for the next round game R is likely to be longer than when the ball firing is continued in the inter-round interval period. As a result, it is possible to suppress the game mode in which the firing of the ball is stopped during the interval period between rounds.
開閉板8300及び補助開閉部材8340の駆動態様により(即ち、上述した「片側開閉」が生じるか否かにより)、ラウンド遊技Rにおいて遊技者に払い出される賞球個数を積極的に変化させることができる。換言すると、開閉板8300及び補助開閉部材8340に到達した球が、その下流において、第1特定入賞口1000aを通過するのか、補助入球口9111を通過するのかを、開閉板8300及び補助開閉部材8340の駆動態様により切り替えることができる。
Depending on the driving mode of the opening /
これにより、補助入球口9111に球が案内されやすいタイミングと、補助入球口9111に球が案内され難いタイミングとを区分けして構成することができる。そのため、例えば、ラウンド遊技Rの期間中において補助入球口9111に球が案内されやすいタイミングを一部の期間に密集させることができる。この場合、循環動作する可動物に到達した球が、到達順に振り分けられて、到達球数の内の所定個数が入賞口(補助入球口9111に相当する入賞口)に案内される場合に比較して、補助入球口9111付近の注目力を向上させることができる。
As a result, the timing at which the ball is likely to be guided to the
即ち、補助入球口9111に球が案内されやすいタイミングには球を発射し、それ以外のタイミングでは球の発射を停止することで、払い出し個数に対する発射球数を減少させることができる。
That is, the number of launched balls can be reduced with respect to the number of payouts by launching the balls at the timing when the balls are likely to be guided to the
一方で、補助入球口9111への入賞を狙って球を発射するべきタイミングを大当たり種別に基づいて異ならせるように構成した。これにより、遊技者に対して大当たり遊技ごとに球の発射態様を変化させることを要求することができるので、遊技者が、漫然と大当たり遊技を行うことを防止し易くすることができる。また、大当たり種別を把握し難くすることで、攻略法の発生を未然に防ぐことができ、特定の遊技者(経験豊富な遊技者)に過大な利益(例えば、発射球数よりも払い出し球数が多くなること)が生じることを防止することができる。 On the other hand, the timing at which the ball should be launched aiming at winning the auxiliary ball opening 9111 is configured to be different based on the jackpot type. As a result, it is possible to request the player to change the firing mode of the ball for each jackpot game, so that it is easy to prevent the player from playing the jackpot game indiscriminately. In addition, by making it difficult to grasp the type of jackpot, it is possible to prevent the occurrence of a strategy, which is an excessive profit for a specific player (experienced player) (for example, the number of balls paid out rather than the number of shot balls). Can be prevented from occurring.
補助入球口9111は、開閉板8300が非駆動(非励磁)の時には球が案内されない(案内され難い)位置に配置される。これにより、開閉板8300及び補助開閉部材8340が駆動していないタイミングにおいて補助入球口9111に球が案内される場合に比較して、遊技者の遊技に対する集中力を向上させることができる。
The auxiliary
ラウンド遊技Rにおいて、第1可変入賞装置9000に到達した球の個数に対する賞球の払い出し個数についての期待値の変化を、表示装置(第3図柄表示装置81)の表示から遊技者が把握し易いように構成した。これにより、同じラウンド遊技Rの継続中に、表示装置の表示から、球の発射を継続するか、球の発射を停止するかを、遊技者が任意に選択し易くすることができる。
In the round game R, it is easy for the player to grasp the change in the expected value of the number of prize balls paid out with respect to the number of balls reaching the first
次いで、図144から図148を参照して、第3の制御例について説明する。まず、図144を参照し、第3の制御例におけるROM202について説明する。図144は、第3の制御例における主制御装置110のMPU201におけるROM202の内容を模式的に示した模式図である。ROM202には、第1当たり乱数テーブル202aと、第2当たり乱数テーブル202cと、第1当たり種別選択テーブル202bと、変動パターン選択テーブル202dと、開閉板および干渉部材動作シナリオ記憶領域202eと、開閉板および干渉部材動作シナリオテーブル202fとに加え、小当たり種別選択テーブル202gが少なくとも設けられている。
Next, a third control example will be described with reference to FIGS. 144 to 148. First, the
この小当たり種別選択テーブル202gは、第1入球口64または第2入球口640への遊技球の入球に基づいて小当たりとなった場合に、その小当たり種別を選択するために用いられるものである。
This small hit type selection table 202g is used to select the small hit type when a small hit is made based on the entry of a game ball into the
図145を参照して、第1当たり乱数テーブル202aの内容について説明する。図145(a)から図145(c)は、第1当たり乱数テーブル202aの内容を模式的に示した模式図である。 The contents of the first random number table 202a will be described with reference to FIG. 145. FIGS. 145 (a) to 145 (c) are schematic views schematically showing the contents of the first random number table 202a.
第1当たり乱数テーブル202aは、図145(a)に示す通り、第1入球口64へ遊技球が入球することにより取得される第1当たり乱数カウンタC3の値が、大当たりであるか否かを判別するための特別図柄1乱数テーブル202a1と、第2入賞口640へ遊技球が入球することにより取得される第1当たり乱数カウンタC3の値が、大当たりであるか否かを判別するための特別図柄2乱数テーブル202a2とが設定されたテーブルである。
In the first hit random number table 202a, as shown in FIG. 145 (a), whether or not the value of the first hit random number counter C3 acquired when the game ball enters the
具体的には、特別図柄1乱数テーブル202a1は、図145(b)に示す通り、第1入球口64への入球に基づく、第1特別図柄の抽選において、当たりと判定される乱数値(判定値)が設定されたテーブルである。第1特別図柄の抽選では、取得した第1当たり乱数カウンタC3の値が「0」であるかが判別されて、「0」であれば、大当たりであると判別される。また、取得した第1当たり乱数カウンタC3の値が「1〜3」であるか判別されて、「1〜3」であれば小当たりであると判別される。その他、「4〜319」の値であると判別された場合は、外れであると判別される。
Specifically, as shown in FIG. 145 (b), the
一方、特別図柄2乱数テーブル202a2は、図145(c)に示す通り、第2入賞口640への入球に基づく、第2特別図柄の抽選において、当たりと判定される乱数値(判定値)が設定されたテーブルである。第2特別図柄の抽選では、取得した第1当たり乱数カウンタC3の値が「0」であるかが判別されて、「0」であれば、大当たりであると判別される。また、取得した第1当たり乱数カウンタC3の値が「1〜318」であるか判別されて、「1〜318」であれば小当たりであると判別される。その他、「319」であると判別された場合は、外れであると判別される。
On the other hand, as shown in FIG. 145 (c), the
このように、本制御例のパチンコ機10における第1当たり乱数カウンタC3は、0〜319の範囲の、2バイトのループカウンタとして構成されている。この第1当たり乱数カウンタC3において、第1入球口64への入球に基づく第1特別図柄の抽選時に、第1特別図柄の大当たりとなる乱数値は1個であり、乱数値の総数が320ある中で、大当たりとなる乱数値の総数が1なので、第1特別図柄の大当たりとなる確率は、「1/320」となる。また、小当たりとなる乱数値の総数は3であるので、第1特別図柄の小当たりとなる確率は「3/320」となる。
As described above, the first random number counter C3 in the
一方で、第2入賞口640への入球に基づく第2特別図柄の抽選時に、第2特別図柄の大当たりとなる乱数値は1個であり、乱数値の総数が320ある中で、大当たりとなる乱数値の総数が1なので、第2特別図柄の大当たりとなる確率は、「1/320」となる。また、小当たりとなる乱数値の総数は318であるので、第2特別図柄の小当たりとなる確率は「318/320」となる。
On the other hand, at the time of the lottery of the second special symbol based on the entry into the second winning
なお、上述の各実施形態または各制御例と同じく、普通図柄の当たりと判定された場合は、第2図柄表示装置における変動表示が終了した後に、停止図柄(第2図柄)として「○」の図柄が点灯表示されると共に、電動役物640aが所定時間だけ開放される。
As in each of the above-described embodiments or control examples, when it is determined that the normal symbol is a hit, after the variation display in the second symbol display device is completed, the stop symbol (second symbol) is marked with "○". The symbol is lit and displayed, and the
本実施形態における電動役物640aは、時短中の場合は5秒間又は0.5秒間開放されるが、時短中でない場合は0.2秒間しか開放されない。よって、時短中でない場合に第2当たり乱数カウンタC5の値が当たりとなったとしても、第2入賞口640へと遊技球を入賞させることが困難となされる。これにより、時短中でない(時短有りの大当たりを現出させていない)にも関わらず、第2入賞口640へと入球させようとする遊技を抑制することができる。
The
図146は、第1当たり種別選択テーブル202bの内容を模式的に示した模式図である。第1当たり種別選択テーブル202b(図146参照)は、上述と同様に、大当たり種別を決定するための判定値が記憶されているデータテーブルであり、第1当たり種別カウンタC4の判定値が、各大当たり種別、および特別図柄の抽選契機となった入賞口の種別に対応付けて規定されている。本実施形態のパチンコ機10では特別図柄の大当たりと判定された場合に、始動入賞に基づいて取得した第1当たり種別カウンタC4の値と、第1当たり種別選択テーブル202bとが比較され、第1当たり種別カウンタC4の値に対応する大当たり種別が選択される。
FIG. 146 is a schematic diagram schematically showing the contents of the first type selection table 202b. The first hit type selection table 202b (see FIG. 146) is a data table in which judgment values for determining the jackpot type are stored, and the judgment values of the first hit type counter C4 are each stored. It is stipulated in association with the type of jackpot and the type of winning opening that triggered the lottery of special symbols. In the
具体的には、特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、第1当たり種別カウンタC4の値が「0〜49」の範囲には、大当たりRが対応付けられて規定されている(図146の202b21参照)。
Specifically, when a big hit is obtained in the
大当たりRとなった場合は、16ラウンドの大当たり遊技が実行され、大当たり遊技終了後の遊技状態が、特別図柄の変動が100回消化されるまで、時短状態(100回)となる。この場合、遊技者は、約2400個の賞球の払い出しを受けることができる。 When the jackpot R is reached, the jackpot game of 16 rounds is executed, and the game state after the jackpot game is completed becomes a time saving state (100 times) until the fluctuation of the special symbol is digested 100 times. In this case, the player can receive a payout of about 2400 prize balls.
第1当たり種別カウンタC4の値が「50〜99」の範囲には、大当たりSが対応付けられて規定されている(図146の202b22参照)。 The jackpot S is associated with the range in which the value of the first hit type counter C4 is "50 to 99" (see 202b22 in FIG. 146).
大当たりSとなった場合は、16ラウンドの大当たり遊技が実行され、大当たり遊技終了後の遊技状態が、通常状態となる。この場合、遊技者は、約2400個の賞球の払い出しを受けることができるが、大当たり遊技終了後の時短状態の利益を得ることはできない。 When the jackpot S is reached, the jackpot game of 16 rounds is executed, and the game state after the jackpot game is completed becomes the normal state. In this case, the player can receive the payout of about 2400 prize balls, but cannot obtain the profit of the time saving state after the jackpot game is completed.
特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)に基づく大当たりでは、50%の確率で大当たり遊技の終了後の遊技状態を時短状態とすることができる。時短中は、後述する小当たり遊技により、更なる大当たりの獲得を目指すことになる。 In the jackpot based on the lottery of the special symbol 1 (lottery based on the entry into the first ball entrance 64), the game state after the end of the jackpot game can be shortened with a probability of 50%. During the time saving, we will aim to get more big hits by the small hit game described later.
一方、特別図柄2の抽選(第2入賞口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、第1当たり種別カウンタC4の値が「0〜9」の範囲には、大当たりnが対応付けられて規定されている(図146の202b23参照)。この大当たりnは、上述の大当たりRと同様の利益を遊技者に与えるものである。
On the other hand, if a big hit is obtained in the
即ち、16ラウンドの大当たり遊技が実行され、大当たり遊技終了後の遊技状態が、特別図柄の変動が100回消化されるまで、時短状態(100回)となる。この場合、遊技者は、約2400個の賞球の払い出しを受けることができる。 That is, 16 rounds of the jackpot game are executed, and the gaming state after the jackpot game is completed becomes a time saving state (100 times) until the fluctuation of the special symbol is digested 100 times. In this case, the player can receive a payout of about 2400 prize balls.
第1当たり種別カウンタC4の値が「10〜99」の範囲には、大当たりpが対応付けられて規定されている(図146の202b24参照)。この大当たりpは、上述の大当たりnと同様の賞球の払い出しを遊技者に与えながら、時短遊技の変動回数に違いが設けられている。 The jackpot p is associated with the range in which the value of the first hit type counter C4 is "10 to 99" (see 202b24 in FIG. 146). The jackpot p is provided with a difference in the number of fluctuations in the time-saving game while giving the player the same prize ball payout as the jackpot n described above.
即ち、16ラウンドの大当たり遊技が実行され、大当たり遊技終了後の遊技状態が、特別図柄の変動が4回消化されるまで、時短状態(4回)となる。この場合、遊技者は、約2400個の賞球の払い出しを受けることができる。 That is, 16 rounds of the jackpot game are executed, and the gaming state after the jackpot game is completed becomes a time saving state (4 times) until the fluctuation of the special symbol is digested 4 times. In this case, the player can receive a payout of about 2400 prize balls.
上述したように、特別図柄2の抽選(第2入賞口640への入球に基づく抽選)で生じる大当たりは、10割の確立で時短状態へ移行する。従って、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に比較して、大当たり遊技終了後に短時間で次の大当たりを獲得する可能性が上昇する。
As described above, the jackpot generated by the lottery of the special symbol 2 (lottery based on the entry into the second winning opening 640) shifts to the time saving state with a probability of 100%. Therefore, the possibility of winning the next big hit in a short time after the end of the big hit game is increased as compared with the case where the big hit is obtained in the lottery of the
上述した通り、特別図柄の時短中は、普通図柄の当たり確率がアップし、普通図柄の変動時間が短くなり(3秒)、普通図柄の当たりとなった場合における電動役物640aの開放時間が長くなる(5秒間または0.5秒間)ように設定される。よって、第2入賞口640へと球を入球させやすくなるので、特別図柄2の抽選が行われやすくなる。そして、特別図柄2の抽選で大当たりとなると、その大当たり終了後は時短状態となるので、更に特別図柄2の抽選による大当たりを獲得し易くなる。
As described above, during the time reduction of the special symbol, the hit probability of the normal symbol is increased, the fluctuation time of the normal symbol is shortened (3 seconds), and the opening time of the
従って、一旦特別図柄の時短状態へと移行させることができれば、特別図柄の大当たりとなりやすく、且つ、大当たりとなった場合に大当たりGとなりやすい特別図柄の時短状態が繰り返されやすくなるので、遊技者が多量の賞球を獲得し易くなる。これにより、遊技者に対して特別図柄の時短状態へと移行させることを強く期待させながら遊技を行わせることができるので、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。 Therefore, once it is possible to shift to the time saving state of the special symbol, the time saving state of the special symbol that tends to be a big hit of the special symbol and is likely to be a big hit G when it becomes a big hit is likely to be repeated, so that the player can easily repeat the time saving state of the special symbol. It becomes easier to win a large number of prize balls. As a result, it is possible to make the player play the game while strongly expecting the player to shift to the time saving state of the special symbol, so that the player's interest in the game can be improved.
また、本制御例では、貯留流路1231に貯留される球の個数と、特別図柄の保留個数とが関連して、球が特定領域4830(本制御例において、球の通過により次の大当たりが確定する領域、図51参照)を通過するか否かが決定されるが、詳細は図148で後述する。
Further, in this control example, the number of spheres stored in the
次に、図147を参照して、小当たり種別選択テーブル202gの内容について説明する。図147(a)から図147(c)は、小当たり種別選択テーブル202gの内容を模式的に示した模式図である。 Next, the contents of the small hit type selection table 202g will be described with reference to FIG. 147. FIGS. 147 (a) to 147 (c) are schematic views schematically showing the contents of the small hit type selection table 202 g.
小当たり種別選択テーブル202gは、第1入球口64に基づく小当たりの、小当たり種別を選択するための特別図柄1小当たり選択テーブル202g1と、第2入賞口640に基づく小当たりの、小当たり種別を選択するための特別図柄2小当たり選択テーブル202g2とを有している(図147(a)参照)。
The small hit type selection table 202g is a small hit based on the first entry opening 64, a
図147(b)に示すように、第1入球口64に基づく小当たり時には、小当たり種別カウンタC6の値が、「0〜1」の場合は小当たりAが選択され、「2〜99」の場合は小当たりBが選択される。
As shown in FIG. 147 (b), at the time of a small hit based on the
一方、図147(c)に示すように、第2入賞口640に基づく小当たり時には、第1当たり種別カウンタC6の値が、「0〜9」の場合は小当たりAが選択され、「10〜99」の場合は小当たりBが選択される。
On the other hand, as shown in FIG. 147 (c), at the time of a small hit based on the second winning
本制御例では、小当たり種別に応じて、開閉板1300の動作が設定される(図148参照)。詳細は後述するが、小当たりAは、特定領域4830を遊技球が通過することで大当たりが高い確率で付与される小当たりであり、小当たりBは高い確率で大当たりが付与されない小当たりである。
In this control example, the operation of the opening /
また、本制御例では、小当たりA及び小当たりBの後に付与される大当たりは大当たりG(16R時短有大当たり)となるように構成されている。 Further, in this control example, the jackpot given after the small hit A and the small hit B is configured to be the jackpot G (16R time-saving big hit).
なお、本実施形態では、小当たりの種別に応じて、その後付与される大当たりの種別が定められているが、それ以外の仕様として、第2特別図柄の抽選結果が小当たりの場合であっても、大当たり選択テーブルによって大当たりの種別を決定(大当たりの権利のみ獲得)しておき、その後の小当たり遊技において特定領域4830を遊技球が通過することで先ほど権利を獲得した大当たりを実行するようにしてもよい。このようにすることで、特定領域4830を通過させる小当たりを遊技者が選択可能となり、遊技の興趣を向上させることができる。
In the present embodiment, the type of jackpot to be given thereafter is determined according to the type of small hit, but as another specification, the lottery result of the second special symbol is a small hit. Also, the type of jackpot is determined by the jackpot selection table (only the jackpot right is acquired), and the jackpot that acquired the right earlier is executed when the game ball passes through the
図148は、小当たりAにおける開閉板1300、ソレノイド1510及び振分装置4850の計時変化および小当たりBにおける開閉板1300、ソレノイド1510及び振分装置4850(図51参照)の計時変化を示した図である。なお、振分装置4850の動作は、小当たりAも小当たりBも同様とされる。
FIG. 148 is a diagram showing the time change of the opening /
なお、図148では、開閉板1300の動作タイミングと、ソレノイド1510の駆動のタイミングのずれについての図示が省略され、同時点で動作開始するものとして図示される。
Note that in FIG. 148, the difference between the operation timing of the opening /
まず、小当たりAにおける動作の概要を説明する。小当たりAでは、小当たりの開始から、1.0秒間にかけて開閉板1300が開状態で維持されるようにソレノイド1510が駆動(励磁)され、1.0秒が経過したら、ソレノイド1510の駆動(励磁)が解除される。励磁の解除から0.2秒後、再びソレノイド1510が駆動(励磁)され、開閉板1300が0.6秒間開状態で維持された後、ソレノイド1510の駆動(励磁)が解除される。
First, the outline of the operation in the small hit A will be described. In the small hit A, the
次に、小当たりBにおける動作の概要を説明する。小当たりBでは、小当たりの開始から1.8秒間にかけて開閉板1300が開状態で維持されるようにソレノイド1510が駆動(励磁)され、1.8秒が経過したら、ソレノイド1510の駆動(励磁)が解除される。
Next, the outline of the operation in the small hit B will be described. In the small hit B, the
このように、小当たりAと、小当たりBとは、小当たり遊技の時間自体は同一(1.8秒)としながら、小当たり遊技中に開閉板1300が閉状態となるか否かが異なる。
In this way, the small hit A and the small hit B have the same time of the small hit game (1.8 seconds), but differ in whether or not the opening /
本制御例では、小当たり遊技の終了後に即座に小当たり遊技が開始される場合、即ち、特別図柄の保留球数が残っており、小当たり遊技が連続で発生する場合、小当たり遊技間において開閉板1300が閉状態で維持される期間は最短で0.4秒間に設定される。そのため、上述の態様で、小当たり遊技が連続で発生する場合、貯留流路1231(図51参照)に2個以上の球が貯留されていたとしても、小当たり遊技間に排出口1150から排出される球の個数は2個に限定される。従って、前の小当たり遊技において貯留流路1231に入球した球が、次の小当たり遊技の最中にも貯留流路1231に残存し得る。
In this control example, when the small hit game is started immediately after the end of the small hit game, that is, when the number of reserved balls of the special symbol remains and the small hit game occurs continuously, between the small hit games. The minimum period for which the opening /
振分装置4850の動作態様について説明する。振分装置4850は、小当たり遊技の開始時にソレノイド1510が駆動(励磁)開始されてから、2.0秒経過するまでは振分動作部材4851を閉塞位置に維持し、2.0秒間経過したら振分動作部材4851を開放位置に移動し0.5秒間維持し、0.5秒間経過したら再び振分動作部材4851を閉塞位置に戻す。また、振分装置4850は、小当たり遊技の開始時にソレノイド1510が駆動(励磁)開始されてから、3.2秒経過後に振分動作部材4851を開放位置に移動し0.5秒間維持し、0.5秒間経過したら再び振分動作部材4851を閉塞位置に戻す態様で、ソレノイド4852が駆動(励磁)される。
The operation mode of the
即ち、1回の小当たり遊技に対して、2回、振分動作部材4851が開放位置に移動する。1回目の移動は、小当たりAにおいて開閉板1300が閉状態となってから1秒(排出口1150を通過した球が振分動作部材4851に到達するまでに経過する時間に相当)後に相当する。
That is, the
このことから、小当たりAで開閉板1300が駆動される場合に、予め貯留流路1231に球が残っていた場合、この1回目の振分動作部材4851の移動時に球を特定領域4830へ通過させることができる。一方で、小当たりAが生じる確率は、特別図柄2の場合で10%であるので、このタイミングで特定領域4830へ球を通過させることを頻繁に生じさせることは困難である。
From this, when the opening /
振分動作部材4851の2回目の移動は、小当たり遊技の終了時から1.4秒(排出口1150を通過した2個目の球までが振分動作部材4851を通過した直後に相当)後に相当する。即ち、2回目の移動は、小当たり遊技の終了時に貯留流路1231から排出された球が2個までであれば、球を特定領域4830へ入球させない態様である。
The second movement of the
即ち、本制御例によれば、時短遊技中に小当たりBのみが繰り返し実行される場合において、特別図柄2の保留球数が0にならなければ、球が特定領域4830を通過することは無いように構成することができる。
That is, according to this control example, when only the small hit B is repeatedly executed during the time saving game, the ball does not pass through the
これにより、時短遊技中に小当たりBのみが繰り返し実行される場合において、球が特定領域4830を通過するタイミングを、特別図柄2の保留球数が0となった時に限定することができる。この場合、保留球数が0とならないように第2入球口640に球を継続して入れる遊技により払い出される賞球により、時短遊技においてまとまった払い出し賞球を得ることができる。
Thereby, when only the small hit B is repeatedly executed during the time saving game, the timing at which the ball passes through the
一方、第2入球口640に球を入れ続けている間は特定領域4830に球を通過させることは困難であるので、次の大当たりを獲得する(特定領域4830に球を通過させる)ために、遊技者は、時短遊技において第2特別図柄の保留球数を0にするタイミングを作る必要が生じる。これにより、時短遊技において、残り時短回数が少なくなってきたら、頻繁に保留球数を0にするタイミングを作った方が、遊技者が得られる利益が大きくなるように構成することができる。
On the other hand, it is difficult to pass the ball through the
なお、2回目の移動の設定によれば、貯留流路1231から排出される球数が3個であれば特定領域4830を球が通過するが、これに限られるものでは無い。即ち、排出個数が小当たり遊技の最短間隔(0.4秒)に排出される個数(2個)よりも多い場合で設定されれば良いので、例えば、4個目の球が特定領域4830を通過するタイミング(小当たり遊技の終了時から1.8秒)で2回目の移動を設定しても良い。また、小当たり遊技の最短間隔を、0.2秒(排出個数は1個)で設定しても良く、この場合において、2回目の移動は排出される個数(1個)よりも多い場合で設定されれば良く、例えば、2個目の球が特定領域4830を通過するタイミング(小当たり遊技の終了時から1.2秒)で2回目の移動を設定しても良い。
According to the setting of the second movement, if the number of balls discharged from the
また、1回の小当たり遊技において貯留流路1231に入球可能な球数は平均1,2個程度であるので、保留球数が0になる小当たり遊技よりも前から、貯留流路1231に球をためておくことで、特定領域4830を球が通過する可能性を上げることができる。従って、特別図柄2の保留球数を0にするタイミングを、小当たり遊技の度に増減する貯留流路1231内の球の個数により選択することができる。これにより、貯留流路1231に貯留される球に対する注目力を向上させることができる。
Further, since the average number of balls that can enter the
本制御例では、時短遊技の期間が長くなるほど、第2入球口640に球が入球することによる払い出し賞球が多くなる。ここで、第2入球口640の賞球個数の設定により、時短遊技の期間を短くするか、長くするかを遊技者に選択させることができる。
In this control example, as the period of the time-saving game becomes longer, the number of prize balls paid out due to the ball entering the
例えば、第2入球口640の賞球個数が1個であれば、発射個数との差し引きで遊技者の得られる利益(払い出し賞球個数)は無い(0個)。そのため、時短遊技の期間を短くする方が、遊技者にとって利益になる。
For example, if the number of prize balls in the
一方で、第2入球口640の賞球個数が2個以上(例えば、5個)であれば、発射個数との差し引きで遊技者の得られる利益(払い出し賞球個数)がある(1個以上)。そのため、特定領域4830への球の入球を抑え、時短遊技の期間を長くする方が、遊技者にとって利益になる可能性がある。
On the other hand, if the number of prize balls in the
本制御例では、小当たり遊技1回分の開閉板1300の開放時間は、初回の開放開始から閉鎖までが1.8秒で設定されるので、小当たり遊技1回における第1特定入賞口1000aへの入球個数は3、4球とされるが、これに限られるものでは無い。例えば、小当たり遊技の開放パターンを、0.12秒の開放が15回繰り返されるといった開放パターンで構成することで、小当たり遊技1回分の間に、より多くの球(例えば、10個の球)を第1特定入賞口1000aに入球可能に構成しても良い。この場合、例えば、第3実施形態で説明した落下遅延板3250を配設することで、開閉板1300の開放時間が短い場合であっても、開閉板1300の閉鎖時に球が開閉板1300の下端よりも下方へ落下するまでの時間を長引かせることができ、第1特定入賞口1000aに球を案内することができる。
In this control example, the opening time of the opening /
本制御例では、0.6秒間隔で球を発射可能に制御されるので、開放から閉鎖までの期間が1.8秒間の小当たり遊技(小当たりA、小当たりB)が最短間隔(0.4秒間隔)で繰り返される場合、発射可能な球の個数に対する小当たり遊技の回数は、11球/3回である。即ち、3回の小当たり遊技の間に最大で11個の球を発射することができる。 In this control example, since the ball is controlled to be able to be launched at intervals of 0.6 seconds, the small hit game (small hit A, small hit B) with a period from opening to closing of 1.8 seconds is the shortest interval (0). When repeated at intervals of .4 seconds), the number of small hit games for the number of balls that can be fired is 11 balls / 3 times. That is, a maximum of 11 balls can be fired during three small hit games.
ここで、小当たり遊技を発生させるためには第2入球口640に球を入球させる必要があるので、右打ち開始時など、第2入球口640の保留球数が0である場合には、3回の小当たり遊技を発生させるための球数として3個の球を第2入球口640に入球させることが必要になる。そのため、第2入球口640から逸れて第1特定入賞口1000aへ向かうのは残りの8球となる。3回の小当たり遊技で、例えば、すべての小当たりが上述の小当たりBであった場合、3回の小当たり遊技を経ることで球が6球排出される。そのため、3回の小当たり遊技を経て、貯留流路1231には2個の球が残留する。従って、球を継続して発射する際に貯留流路1231に追加で残る球の期待個数は、小当たり遊技3回に対して2個となる。
Here, since it is necessary to put a ball into the
なお、当該の小当たり遊技で第1特定入賞口1000aを通過した球は、貯留流路1231の下端に到達していない場合には排出されない。第1特定入賞口1000aから貯留流路1231の下端に到達するまでは2秒間を要し、小当たり遊技における開放が1.8秒で終了することから考えても、当該の小当たり遊技で第1特定入賞口1000aを通過した球が貯留流路1231の下端に到達する前に、次の小当たり遊技の開放が開始されることは発生し得る。
The ball that has passed through the first specific winning
従って、貯留流路1231へ球が貯まり始めるとき(0個では無くなるとき、初回)の方が、0個では無い状態の小当たり遊技(例えば、2個の球が貯留流路1231に残る状態で実行される小当たり遊技、継続回)において球を追加で増やすときに比較して、貯留流路1231に球を残留させ易くすることができる。
Therefore, when the balls start to accumulate in the storage flow path 1231 (when the number of balls disappears, the first time), the small hit game in a state where the number of balls is not 0 (for example, two balls remain in the storage flow path 1231). It is possible to make it easier for the balls to remain in the
一方で、第2入球口640の保留球数が0でなかった場合には、第2入球口640に3個の球が入球しなくても、残っていた保留球数と新たに第2入球口640に入球した球数が3を超えていれば、3回の小当たり遊技を最短間隔(0.4秒間隔)で実行することができる。この場合、3回の小当たり遊技の間に第1特定入賞口1000aへ向かう球は8球以上となり、貯留流路1231に更に多くの球を向かわせることができ、小当たり遊技3回に対して2個よりも多くの球を貯留流路1231に追加で残すことが可能となる。
On the other hand, when the number of reserved balls in the
上述のように、本制御例では、第2入球口640に球を入球させることに基づいて発生する小当たり遊技を最短間隔で継続するように維持した上で、なるべく多くの球を第1特定入賞口1000aに入球させ、貯留流路1231に球を残した方が遊技者にとって利益になるように制御される。そのため、第2入球口640への入球が小当たり遊技の発生に関与しない場合(保留球数が満タン(本制御例では、4個)の場合)に第2入球口640に球が入球することは、賞球個数の観点と、貯留流路1231に追加で残す球を増やすという観点とから、遊技者にとって不利益となる(右打ち遊技中における第2入球口640への入球が遊技者にとって不利益となる場合が生じる)。
As described above, in this control example, the small hit game generated based on the ball entering the
従って、右打ち遊技時における第2入球口640への球の入球が発生した場合の特別図柄2の保留球数に対する注目力を向上させることができる。
Therefore, it is possible to improve the attention to the number of reserved balls of the
ここで、本制御例では、特定領域4830に球を通過させることを狙う場合には、第2入球口640の保留球数が0個になる段階で、2個よりも多くの球が貯留流路1231に貯留されていることを要する。即ち、第2入球口640の保留球数の2倍の個数よりも多くの球がある時を基準として(見極めて)、保留球数を減らすようにしないと、特定領域4830に球を流入させることがし難いように構成される。これにより、特別図柄2の保留球数に対する注目力に加えて、貯留流路1231に貯留される球の個数に対する注目力を向上させることができる。
Here, in this control example, when aiming to pass a ball through the
本制御例では、遊技領域の調整(ゲージ構成、釘調整等)が、右打ち遊技中に普通入球口67に球が通り易く第2入球口640に球が多く入球する調整であっても、第2入球口640には球が入り難く多くの球が第1特定入賞口1000aに向かいやすい調整であっても、遊技者に与える損失を少なくすることができる。
In this control example, the adjustment of the game area (gauge configuration, nail adjustment, etc.) is an adjustment in which a large number of balls enter the
即ち、例えば、右打ち遊技中に第2入球口640に球が多く入球する調整である場合には、貯留流路1231に球が貯まりにくく、小当たり遊技Bの発生が継続する間は特定領域4830に球が入球し難いものの、1割の確立で選択される小当たり遊技Aが発生すれば特定領域4830へ球を通過させることができるので、特定領域4830に球が入球するまでの間に第2入球口640に多くの球を入球させることで多くの賞球の払い出しを狙うことができる。
That is, for example, in the case of adjustment in which a large number of balls enter the
また、例えば、右打ち遊技中に第2入球口640には球が入り難く多くの球が第1特定入賞口1000aに向かいやすい調整である場合には、第2入球口640に球が入りにくい分、右打ちした遊技球のほとんどを貯留流路1231へ入球させることが可能になり、加えて、第2入球口640への入球に基づく特別図柄2の保留個数が0のまま維持されやすいので、初回の小当たり遊技で2個以上の球を排出し易くなる。そのため、早期に特定領域4830へ球を通過させ易いことから、早期に時短遊技を終了することができ、第2入球口640に球が入りにくいことによる損失が生じる期間(即ち、時短遊技の期間)を短くすることができる。
Further, for example, in the case where it is difficult for a ball to enter the
なお、本制御例では、開閉板1300及び第1特定入賞口1000aを小当たり遊技で使用するように構成したので、大当たり遊技で用いる入賞口は別で用意することが望ましい。例えば、第2実施形態で説明したような、第1特定入賞口1000aとは異なる第2特定入賞口2255aを大当たり遊技で用いる入賞口として設定しても良い。
In this control example, since the opening /
この場合において、必ずしも貯留流路1231が合流していることを要さず、例えば、第1特定入賞口1000aと第2特定入賞口2255aとで独立した貯留流路を構成しても良いし、第2特定入賞口2255aが貯留流路を構成しない(球排出路へ排出される)ようにしても良い。
In this case, the
なお、本制御例は、「特定領域4830へ球を流入させるタイミングを遊技者が選択できる(狙い打ちができる)」遊技機に関する技術思想の一手段を例示したものであり、同じ目的で他の手段を用いても良い。 It should be noted that this control example exemplifies one means of the technical idea relating to the gaming machine that "the player can select the timing of flowing the ball into the specific area 4830 (can aim)", and other means for the same purpose. May be used.
例えば、特定領域4830に球が流入し易い(流入する)駆動態様で開閉板1300を駆動(励磁)する小当たり(本制御例における小当たりA)と、特定領域4830に球が流入し難い(流入しない)駆動態様で開閉板1300を駆動(励磁)する小当たり(本制御例における小当たりB)と、が小当たり種別により選択される制御態様において、どちらの小当たりを実行するかを遊技者に報知するように制御し、その報知の内容を把握してから発射した球が特定領域4830を通過可能な場合を含むように制御することで、特定領域4830へ球を流入させるタイミングを遊技者が選択できるようにしても良い。これによれば、「所定のタイミングで球を発射しないことで、特定領域4830への球の入球を回避する遊技態様」を許容することができる。
For example, a small hit (small hit A in this control example) for driving (exciting) the opening /
なお、報知の手段は何ら限定されるものでは無い。例えば、第3図柄表示装置81の表示で報知しても良いし、音声で報知しても良い。
The means of notification is not limited in any way. For example, it may be notified by the display of the third
第3の制御例では、上述したように、特別領域4830を球が通過することで大当たりを獲得可能に構成されている。即ち、所謂「1種2種混合機」として動作可能に制御されている。加えて、特別図柄2の保留球数と、特定領域4830へ向けて流下する球の個数とを対応させることにより、特定領域4830を球が通過する場合には、特別図柄2の保留球数が0である場合が最多で生じるように構成される。次いで、本制御例の演出の一例について説明する。
In the third control example, as described above, the ball passes through the
図149(a)及び(b)は、第3図柄表示装置81の表示内容の一例を示す模式図である。なお、第3図柄表示装置81の表示領域の右側に、実際にそこに配置されているわけでは無い貯留流路1231の現在の状態が、円形の破線の内部に模式的に図示される。また、理解を容易にするために、主表示領域Dmの表示が省略されている。なお、特別図柄2の抽選による小当たりによって開閉板1300(図148参照)が開放されている時点の表示が図示される。
149 (a) and 149 (b) are schematic views showing an example of the display contents of the third
図149(a)及び(b)では、小領域Ds1に示されるように、特別図柄2の保留球数が2個であることは同じとされる一方、円形の破線の内部に示されるように、貯留流路1231に貯留されている球の個数が異なる。即ち、図149(a)に示す状態では、3個の球が貯留されている一方、図149(b)に示す状態では、7個の球が貯留されている。
In FIGS. 149 (a) and 149 (b), as shown in the small area Ds1, the number of reserved balls of the
小領域Ds2には、半円形状の絵と、その半円形状の絵の左部に「残念」と記載される第1表示Ds21と、右部に所定の利益を獲得できる状態であることを表す「V」と記載される第2表示Ds22と、半円の中心軸を回転軸として半円形状の絵と重なって回転する針Ds23とが表示される。 The small area Ds2 includes a semicircular picture, a first display Ds21 in which "sorry" is written on the left side of the semicircular picture, and a state in which a predetermined profit can be obtained on the right side. The second display Ds22, which is represented by “V”, and the needle Ds23, which rotates with the central axis of the semicircle as the rotation axis and overlaps with the semicircular picture, are displayed.
小領域Ds3には、遊技方法を案内する案内表示部に適切な表示がされる。即ち、図149(a)では、第2入球口640へ向けて球を発射することで、遊技者は利益を受けやすい状態であるので、第2入球口640へ向けて球を発射させることを示唆する「右を狙え」の表示がされる。一方、図149(b)では、後述するように、第2入球口640への入球を抑制することによっても、遊技者が利益を受けやすい状態であるので、第2入球口640へ向けた球の発射を停止可能であることを示唆する「停止のチャンス」の表示がされる。
In the small area Ds3, an appropriate display is displayed on the guidance display unit that guides the game method. That is, in FIG. 149 (a), since the player is in a state where it is easy to receive a profit by firing the ball toward the
ここで、図149(a)及び図149(b)の状態で、第2入球口640への入球を停止した場合のその後の遊技進行について説明する。小領域Ds2の表示内容は、遊技進行に沿った内容とされる。なお、理解を容易とするために、図149(a)及び図149(b)に図示されている特別図柄2の保留表示に該当する抽選が全て小当たりであり、その小当たり種別が全て小当たりB(図147(c)及び図148参照)であると仮定して説明する。
Here, in the states of FIGS. 149 (a) and 149 (b), the subsequent game progress when the entry into the
まず、図149(a)に示す状態で第2入球口640への入球を停止した場合には、特別図柄2の保留球数の回数(即ち、2回)だけ小当たりが発生する。ここで、上述したように、特別図柄2の保留球数が残っていることで小当たりが連続で生じる場合には、貯留流路1231から排出される球の上限個数が2球とされる。そのため、図149(a)に示す状態の後に、小当たりが2回発生し、貯留流路1231からの排出球数が、2球、1球の順となる。
First, when the ball entering the second
上述したように、小当たりBが繰り返し生じた後において、貯留流路1231から排出される球が特定領域4830を通過するのは、貯留流路1231から3個以上の球が排出される場合に限られる。従って、図149(a)に示す状態から第2入球口640への入球を停止した場合は、その後、球は特定領域4830(図51参照)を通過しない。
As described above, after the small hit B is repeatedly generated, the spheres discharged from the
次に、図149(b)に示す状態で第2入球口640への入球を停止した場合には、特別図柄2の保留球数の回数(即ち、2回)だけ小当たりが発生する。ここで、上述したように、特別図柄2の保留球数が残っていることで小当たりが連続で生じる場合には、貯留流路1231から排出される球の上限個数が2球とされる。そのため、図149(b)に示す状態の後に、小当たりが2回発生し、貯留流路1231からの排出球数が、2球、2球、3球の順となる。
Next, when the ball entering the
上述したように、小当たりBが繰り返し生じた後において、貯留流路1231から排出される球が特定領域4830を通過するのは、貯留流路1231から3個以上の球が排出される場合に限られる。従って、図149(b)に示す状態から第2入球口640への入球を停止した場合は、その後、球は特定領域4830(図51参照)を通過する。
As described above, after the small hit B is repeatedly generated, the spheres discharged from the
このように、小領域Ds2,Ds3の表示は、特別図柄2の保留個数と、貯留流路1231に貯留されている球の個数とから、その後に特定領域4830に球が通過するか否かを示す報知としての役割を有している。
In this way, the display of the small areas Ds2 and Ds3 indicates whether or not the spheres pass through the
即ち、第2入球口640への入球を停止しても特定領域4830への球の通過が見込めない場合には、図149(a)に示すように針Ds23が第1表示Ds21と第2表示Ds22との中間位置に配置される。
That is, when the ball cannot be expected to pass through the
なお、針Ds23が正確な中間位置に配置されている必要は無く、遊技者から見て、第1表示Ds21側に傾いているのか、第2表示Ds22側に傾いているのかが判断し難いような配置であれば良い。また、針Ds23は停止していても良いし、左右に振動するようにしても良い。 It should be noted that the needle Ds23 does not need to be arranged at an accurate intermediate position, and it is difficult for the player to determine whether the needle Ds23 is tilted toward the first display Ds21 or the second display Ds22. Any arrangement is sufficient. Further, the needle Ds23 may be stopped or may be vibrated from side to side.
また、針Ds23が中間位置に配置される場合の他の場合として、第1表示Ds21側へ針Ds23が傾くようにしても良い。例えば、特別図柄2の保留球数の小当たりによる開閉板1300の開閉動作の終了前に、貯留流路1231に貯留されていた球が排出され切ってしまう場合(図149(a)の状態に相当。即ち、((保留球数×2)≧貯留球数)である場合)には第1表示Ds21側へ針Ds23が傾くように表示し、特別図柄2の保留球数の小当たりによる開閉板1300の開閉動作の終了後まで、貯留流路1231に貯留されていた球が残り得る場合(例えば、図149(a)のにおいて貯留流路1231に球が5個または6個貯留されている場合に相当。即ち、((保留球数×2)<貯留球数<(保留球数×2)+3)である場合)には第1表示Ds21と第2表示Ds22との中間位置に針Ds23が配置されるように表示しても良い。
Further, as another case where the needle Ds23 is arranged at the intermediate position, the needle Ds23 may be tilted toward the first display Ds21 side. For example, when the balls stored in the
こうすることで、針Ds23が中間位置に配置される場合に比較して、針Ds23が第1表示Ds21側に傾いている場合の方が、特定領域4830へ球を入球させる機会までの期間が長いこと(特定領域4830へ球を入球させる機会までに第2入球口640に入球させる球の個数が多いこと)を遊技者に把握させることができる。
By doing so, when the needle Ds23 is tilted toward the first display Ds21, the period until the opportunity to insert the ball into the
従って、第3図柄表示装置81の表示を、特定領域4830へ球を入球させる機会までにかかる時間(または発射球の個数)を遊技者が予想可能となる報知として利用することができる。
Therefore, the display of the third
なお、図149(b)では、貯留流路1231から排出される球が特定領域4830を通過し得る状態に対応する表示として、小領域Ds2において針Ds23が第2表示Ds22側へ傾いている様子を図示したが、この状態に至るまでの過程は一通りでは無く、様々な態様が例示される。
In addition, in FIG. 149 (b), the needle Ds23 is tilted toward the second display Ds22 in the small area Ds2 as a display corresponding to the state in which the sphere discharged from the
例えば、特別図柄2の保留球数と、貯留流路1231に貯留される球の個数が図149(b)に示す状態となったと判定された時点で針Ds23が第2表示Ds22側に傾くようにしても良いし、そのように判定された時点から所定の時間遅れ(例えば、3秒経過後や、第2入球口640の開閉時間の経過後)があってから針Ds23が第2表示Ds22側に傾くようにしても良いし、貯留流路1231に貯留される球の個数が、図149(b)に示す状態よりも多くなった場合(球個数の余剰分が生じた場合)に針Ds23が第2表示Ds22側に傾くようにしても良い。
For example, when it is determined that the number of reserved balls of the
なお、上述の説明では、特別図柄2の小当たりが全て小当たりBである場合について説明したが、小当たりAが生じた場合には、表示の変化を別態様で生じさせても良い。即ち、小当たりAの場合には、特別図柄2の保留個数に関わらず、貯留流路1231に貯留されている球が排出可能な状態にあれば特定領域4830を通過し得るので、上述した特別図柄2の保留個数と貯留流路1231の貯留個数との関係に寄らず、表示を変化可能に制御することが望ましい。
In the above description, the case where all the small hits of the
ここで、特別図柄2の小当たりが小当たりAであった場合に、針Ds23が第2表示Ds22側に傾く表示に切り替えるタイミングは、何ら限定されるものでは無い。例えば、小当たりAが生じたと判定されたら貯留流路1231の球の貯留状態に関わらず表示を切り替えるようにしても良いし(開閉板1300の作動パターンとして貯留流路1231から排出される球があれば特定領域4830を球が通過し得る場合に相当)、小当たりAが生じ且つ貯留流路1231に排出可能に球が貯留されていると判定された場合に表示を切り替えるようにしても良いし(特定領域4830を球が通過する可能性が高い場合に相当)、小当たりAによる開閉板1300の実際の動作に合わせて表示を切り替えるようにしても良い(特定領域4830を球が通過するタイミングを逆算して表示を切り替えることに相当)。
Here, when the small hit of the
小当たりAによる開閉板1300の実際の動作に合わせて表示を切り替える場合には、貯留領域1231から排出された球が特定領域4830に到達するまでに要する時間が上述したように約1秒間なので、針Ds23が第2表示Ds22側に傾くように切り替えられた直後に、遊技者は遊技領域右下の特定領域4830(図51参照)に視線を移すことで、球が特定領域4830を通過する様子を視認することができる。
When the display is switched according to the actual operation of the opening /
換言すれば、表示の切り替えから、球が特定領域4830を通過するまでの時間を規定することができるので、表示が切り替えられるまでは第3図柄表示装置81に注目させることで第3図柄表示装置81に遊技者が注目する期間を長く確保しながら、特定領域4830を球が通過する1秒前に表示が切り替えられることで、特定領域4830を球が通過する様子を遊技者が見逃すことを防止するように図ることができる。
In other words, since the time from the switching of the display until the sphere passes through the
これは、実行中の小当たり遊技において第1特定入賞口1000aに入球した球では無く、それ以前に第1特定入賞口1000aに入球した球が特定領域4830を通過し得るという本発明の特徴があって初めて可能となるものである。即ち、従来の遊技機のように、実行中の小当たり遊技において第1特定入賞口1000aに入球した球が特定領域4830を通過する構造の場合、第1特定入賞口1000aに球が入球したタイミングに、特定領域4830を球が通過するタイミングが左右される虞がある。そのため、第3図柄表示装置81での表示は、球が特定領域4830を通過し得る期間中に亘って特定領域4830に注目させるものがほとんどであった。
This is not the ball that entered the first specific winning
これに対し、本制御例のように、実行中の小当たり遊技よりも前に実行された小当たり遊技において第1特定入賞口1000aに入球した球が特定領域4830を通過する場合、現在実行中の小当たり遊技における第1特定入賞口1000aへの入球態様によらず、開閉板1300の動作態様(貯留流路1231からの球の排出態様)によって特定領域4830を球が通過するタイミングを規定することができる。
On the other hand, as in this control example, when the ball that has entered the first specific winning
従って、特定領域4830を球が通過するタイミング(瞬間)に限定して、特定領域4830を遊技者が視認するように示唆する表示を実行したとしても、遊技者が特定領域4830を通過する球を見逃す可能性を低くすることができる。これにより、第3図柄表示装置81に注目させる時間を延ばしながら、特定領域4830(第3図柄表示装置81の外方に配置される領域)を通過する球を遊技者が見逃す可能性を低くすることができる。
Therefore, even if the display suggesting that the player sees the
なお、特別図柄2の保留の中に外れ(第1当たり乱数カウンタC3の値が319)が含まれている場合には、その外れ保留の個数だけ特定領域4830を球が通過し易くなるという意味で、遊技者側に有利になる。例えば、図149(a)で示す特別図柄2の保留が、2個とも外れである場合、これ以降に小当たりが生じることが無いので、貯留流路1231に貯留されている3個の球が一気に排出され、特定領域4830を球が通過することになる。
If the hold of the
図145(c)において上述したように、特別図柄2の保留で外れとなる確率は、大当たりとなる確率と同じである。そして、特別図柄2の保留が外れであることは、貯留流路1231に貯留された球を特定領域4830へ通過させようとする場合に遊技者側に有利に作用する。即ち、遊技者に対して、特別図柄2が大当たりとなることと同程度(もしくはそれ以上)に、特別図柄2が外れとなることを期待させながら、遊技を行わせることができる。
As described above in FIG. 145 (c), the probability of being missed by holding the
なお、現在実行中の変動や、特別図柄2の保留の中に大当たり(第1当たり乱数カウンタC3の値が0)が含まれている場合には、特定領域4830を球が通過するか否かに関わらず、大当たり遊技へ移行するので、それを示す報知が別で実行されるように制御しても良い。
If there is a big hit (the value of the random number counter C3 per first is 0) in the fluctuation currently being executed or in the hold of the
例えば、現在実行されている変動が、大当たりである場合には、小領域Ds3の表示を「右を狙え」に維持したまま(図149(a)参照)、小領域Ds2の表示を針Ds23が第2表示Ds22側へ傾くように変化させても良い(図149(b)参照)。 For example, when the fluctuation currently being executed is a big hit, the needle Ds23 displays the small area Ds2 while maintaining the display of the small area Ds3 as "Aim to the right" (see FIG. 149 (a)). It may be changed so as to be tilted toward the second display Ds22 (see FIG. 149 (b)).
なお、針Ds23が傾くタイミングは、何ら限定されるものでは無い。例えば、変動開始のタイミングから傾いても良いし、変動が停止するタイミングに合わせて傾くようにしても良い。 The timing at which the needle Ds23 tilts is not limited at all. For example, it may be tilted from the timing when the fluctuation starts, or it may be tilted according to the timing when the fluctuation stops.
また、例えば、特別図柄2の保留の中に大当たりがある場合には、該当する保留を別の保留の表示態様と異ならせても良い。例えば、別の色に変化させたり、点滅させたり、煌びやかに発光させたり、形状を変化させたり、しても良い。
Further, for example, when there is a big hit in the hold of the
加えて、上述したように、小領域Ds2の表示を針Ds23が第2表示Ds22側へ傾くように変化させても良い(図149(b)参照)。また、保留の表示態様の変化と、小領域Ds2の表示の変化とを連動して(組み合わせて)実行させても良い。 In addition, as described above, the display of the small region Ds2 may be changed so that the needle Ds23 is tilted toward the second display Ds22 (see FIG. 149 (b)). Further, the change in the display mode of the hold and the change in the display of the small area Ds2 may be interlocked (combined) and executed.
図150は、遊技状態、特別図柄の種別、変動時間、保留種別の関係を説明する図である。なお、理解を容易とするために、特別図柄2についてのみ説明し、特別図柄1の説明を省略する。上述のように、本実施形態では、上述した通常状態または時短状態のいずれかに設定され、設定されている遊技状態に基づいて遊技が進行する。なお、図150では、小当たりとして、上述した小当たりBのみが実行されると仮定して説明する。
FIG. 150 is a diagram for explaining the relationship between the game state, the type of special symbol, the fluctuation time, and the hold type. For ease of understanding, only the
図150に示すように、通常状態において、特別図柄2の保留に基づいて外れ図柄が決定された場合、変動時間は10分間に決定される。また、時短状態において、特別図柄2の保留に基づいて外れ図柄が決定された場合、変動時間は0.1秒に決定される。
As shown in FIG. 150, in the normal state, when the out-of-order symbol is determined based on the hold of the
これにより、同じ外れ図柄でも、時短状態で変動する場合と、通常状態で変動する場合とで遊技者が得られる利益が変化する。時短状態で変動する場合には、上述したように、特別図柄2の保留球数から予想される貯留流路1231からの球の排出態様が。特別図柄2の保留球数の中に含まれる外れ図柄の数の分だけ遊技者に有利となるように作用する。
As a result, even with the same out-of-design symbol, the profit that the player can obtain changes depending on whether the time-saving state fluctuates or the normal state fluctuates. When the time is shortened, as described above, the discharge mode of the balls from the
例えば、保留球数が2個であり、貯留流路1231の貯留球数が5個であり、現在実行中の小当たりにより開閉板1300が開状態とされ貯留流路1231からの球の排出が規制されている場合に、保留の中に外れ図柄が無く、残りの保留が小当たり図柄であれば、保留球数に基づく小当たりの発生ごとに2個、2個、1個の順に球が排出されることになり球は特定領域4830を通過しない。
For example, the number of reserved balls is 2, the number of stored balls in the
一方で、同様の場合で、保留の中に外れ図柄が1個あり、残りの保留が小当たり図柄であれば、発生する小当たりは1回であるので、小当たりの発生ごとに2個、3個の順に球が排出されることになり球は特定領域4830を通過する。
On the other hand, in the same case, if there is one out-of-order symbol in the hold and the remaining hold is a small hit symbol, the small hit will occur once, so two for each small hit. The spheres will be ejected in the order of three, and the spheres will pass through the
別の場合として、例えば、保留球数が2個であり、貯留流路1231の貯留球数が3個である場合であっても、保留が全て外れ図柄であれば、現在実行中の小当たりの終了後に小当たりが発生しないので、貯留流路1231から3個の球がまとめて排出されることになり球は特定領域4830を通過する。
As another case, for example, even if the number of reserved balls is 2 and the number of stored balls in the
従って、不等式((特別図柄2の保留球数−外れ図柄の保留球数)×2≧3)を、特定領域4830を球が通過するか否かの目安とすることができるので、特別図柄2の保留に基づいて外れ図柄が決定されることに対する遊技者の注目力を向上させることができる。
Therefore, the inequality ((the number of reserved balls of the
これに対し、通常状態における外れ図柄の変動時間は10分間とされているので、外れ図柄が一度決定されると、特別図柄2の保留が残っていても10分間は次の変動が開始されないので、残った保留により小当たり図柄が決定されていたとしても、その小当たりにより貯留流路1231からの球の排出個数が制限されることが無い。
On the other hand, since the fluctuation time of the missed symbol in the normal state is set to 10 minutes, once the missed symbol is determined, the next fluctuation is not started for 10 minutes even if the
一例として、貯留流路1231に球が3個貯留され、特別図柄2の保留球数が4個の状態で時短回数が0となり時短状態から通常状態へ移行された場合について説明する。4個の保留全てに基づいて小当たり図柄が決定される場合、通常状態への移行後の10回までは変動時間は時短状態と変わらないので、貯留流路1231からの球の排出態様は、2個と、1個とに別れるので、球は特定領域4830を通過しない。
As an example, a case where three balls are stored in the
これに対し、同様に移行された場合において、最初または2回目に変動表示される保留に基づいて外れ図柄が決定される場合、続く小当たり遊技の実行が遅れることになるので、貯留流路1231から3個の球がまとめて排出され、これにより球は特定領域4830を通過可能とされる。時短状態における外れ図柄の変動と異なり、1回の変動で貯留流路1231から球を全て排出するのに十分な時間が経過するので、外れ図柄の有無が注目され、外れ図柄の数は問題とはならない。
On the other hand, in the same transition, if the out-of-order symbol is determined based on the hold that is variablely displayed for the first or second time, the execution of the subsequent small hit game will be delayed, so that the
これに対し、同様に移行された場合において、3回目または4回目に変動表示される保留に基づいて外れ図柄が決定される場合、先の小当たり遊技の実行により既に貯留流路1231から球が排出されているので、貯留流路1231から排出される球が特定領域4830を通過することは無い。このように、貯留流路1231に貯留される球の個数および特別図柄2の保留球数が同じ場合であっても、どの保留で外れ図柄が決定されるかによって遊技者が得られる利益が変化する(本制御例では、変動の開始が早い保留に基づいて外れ図柄が決定される方が遊技者の利益になる可能性が高い)。
On the other hand, in the same transition, if the out-of-order symbol is determined based on the hold that is variablely displayed at the 3rd or 4th time, the ball has already been released from the
即ち、遊技者は、通常状態に移行した後の特別図柄2の保留に対して、変動の開始が早い保留に基づいて外れ図柄が決定されることを期待して遊技を進行させることになる。これにより、通常状態に移行した後の特別図柄2の保留に基づいて、外れ図柄が決定されることで遊技者が利益を得られる可能性が高くなる遊技性を構成することができる。
That is, the player advances the game with the expectation that the out-of-balance symbol is determined based on the hold in which the fluctuation starts earlier than the hold of the
また、通常状態において、特別図柄2の保留に基づいて小当たり図柄が決定された場合、変動時間は、通常状態が開始してから10変動までは所定時間(0.1秒間)に決定され、それ以降は5分から10分のランダムな時間に決定される。また、時短状態において、特別図柄2の保留に基づいて小当たり図柄が決定された場合、変動時間は所定時間(0.1秒間)に決定される。
Further, in the normal state, when the small hit symbol is determined based on the hold of the
変動時間を5分から10分と長い時間で設定しているのは、通常時に第2入球口640に球を入球させる遊技(不正な遊技)を実行しようとする遊技者が得られる利益を低くするためである。即ち、不正な利益の発生を抑制するためである。一方で、通常状態への移行後10変動においては時短状態と同様の変動時間としているのは、時短状態の終了間際に貯留流路1231に貯留されていた球が、通常状態への移行に伴い一気に排出されることを防止するためである。これにより、時短状態から通常状態への移行時に突出して特定領域4830を球が通過し易くなることを防止することができる。
The reason why the fluctuation time is set as long as 5 to 10 minutes is that the profit obtained by the player who tries to execute the game (illegal game) in which the ball is inserted into the
なお、逆に、通常状態への移行後の変動回数によらず変動時間が長くなるように設定しても良い。この場合には、通常状態への移行後の小当たりの間隔を延ばすことができ、貯留流路1231に貯留されている球を一度に排出することができるので、時短状態から通常状態への移行時に突出して特定領域4830を球が通過し易く構成することができる。
On the contrary, the fluctuation time may be set to be longer regardless of the number of fluctuations after the transition to the normal state. In this case, the interval between small hits after the transition to the normal state can be extended, and the balls stored in the
なお、本制御例では、遊技状態が通常状態になってから所定回数(本制御例では、10回)の変動が実行されるまでに、特定領域4830を球が通過した場合には、正常に大当たり遊技が開始されるように制御される。即ち、時短遊技の終了後に特定領域4830を球が通過した場合であっても、大当たり遊技が開始される場合がある。
In this control example, if the ball passes through the
一方で、遊技状態が通常状態になってから所定回数(本制御例では、10回)の変動が実行された後に、球が特定領域4830を通過した場合には、エラーコマンドが設定されるように制御される。これにより、報知を無視して第2入球口640へ向けて球を発射する遊技態様で遊技者が遊技を実行した場合に、万が一に球が特定領域4830を通過することがあっても、それを契機に大当たり遊技へ移行することを防止することができる。
On the other hand, if the ball passes through the
また、通常状態において、特別図柄2の保留に基づいて大当たり図柄が決定された場合、変動時間は0.1秒に決定される。また、時短状態において、特別図柄2の保留に基づいて大当たり図柄が決定された場合、変動時間は0.1秒に決定される。これにより、変動を早期に停止し、大当たり遊技を開始させることで、貯留流路1231から排出された球が特定領域4830を通過するタイミングを大当たり遊技中に入れることができるので、大当たり図柄が決定されたことに伴って複数回の大当たり遊技が発生することを防止することができる。また、変動を早期に停止させることで、大当たり遊技の演出に即座に移行させることができるので、時短遊技と大当たり遊技とが切り離されている感覚を遊技者にもたれることなく、時短遊技から大当たり遊技への移行を滑らかに感じさせることができる。
Further, in the normal state, when the jackpot symbol is determined based on the hold of the
<第4の制御例>
次いで、図151から図178を参照して、第4の制御例について説明する。第1の制御例では、操作ボタン300の操作演出が、貯留流路1231へ向けた球の発射を継続中に実行される場合を説明したが、第4の制御例では、操作ボタンの操作演出が、貯留流路1231へ向けた球の発射を停止させる演出(過入球を防止する演出)の実行中に実行される。なお、上述した各実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。また、第4実施形態で説明した可変入賞装置4000を流用し、説明を行う。まず、図151及び図152を参照して、本制御例の概要を説明する。
<Fourth control example>
Next, a fourth control example will be described with reference to FIGS. 151 to 178. In the first control example, the case where the operation effect of the
図151(a)は、第4の制御例における大当たり遊技の進行の概要図であり、図151(b)は、開始ラウンドRpbの終了時の排出態様について規定する開始ラウンド選択テーブルTbの内容を模式的に示した模式図であり、図151(c)は、演出ラウンドRptの遊技の進行の概要図であり、図151(d)は、演出後遊技ラウンドRpaの終了時の排出態様について規定する演出後遊技ラウンド選択テーブルTaの内容を模式的に示した模式図である。 FIG. 151 (a) is a schematic diagram of the progress of the jackpot game in the fourth control example, and FIG. 151 (b) shows the contents of the start round selection table Tb that defines the discharge mode at the end of the start round Rpb. It is a schematic diagram schematically shown, FIG. 151 (c) is a schematic view of the progress of the game of the effect round Rpt, and FIG. 151 (d) defines the discharge mode at the end of the post-effect game round Rpa. It is a schematic diagram which shows typically the contents of the post-production game round selection table Ta.
図152は、本制御例におけるソレノイド1510、検出センサ1240及び特定領域4830の電気的状態の変化および第3図柄表示装置81の表示の変化を示すタイミングチャートである。
FIG. 152 is a timing chart showing changes in the electrical state of the
図151及び図152に示すように、本制御例では、V入賞ラウンドRvへ向けた連続的な演出を実行するラウンド遊技Rとして、開始ラウンドRpb、演出ラウンドRpt及び演出後遊技ラウンドRpaが連続的に配置される(図151(a)参照)。 As shown in FIGS. 151 and 152, in this control example, as the round game R for executing the continuous effect toward the V winning round Rv, the start round Rpb, the effect round Rpt, and the post-effect game round Rpa are continuous. (See FIG. 151 (a)).
そして、各ラウンドで、遊技者に参加を促す参加促進演出が行われ、その参加促進演出に従い遊技を実行する方が、参加促進演出に従わずに遊技を実行する場合に比較して、V入賞ラウンドRvにおいて特定領域4830に球を通過させる難易度が低くできるように制御される。そのため、各ラウンドにおける遊技者の操作意欲を維持することができ、遊技者のいずれかのラウンド遊技Rにおいて遊技者の表示への注目力が低下することを防止することができる。
Then, in each round, a participation promotion effect that encourages the player to participate is performed, and the person who executes the game according to the participation promotion effect wins a V prize as compared with the case where the game is executed without following the participation promotion effect. It is controlled so that the difficulty level of passing the ball through the
開始ラウンド選択テーブルTbに示すように(図151(b)参照)、開始ラウンドRpbは、ラウンド遊技R終了後の貯留流路1231からの排出態様を異ならせることができるように制御され、排出態様は、インターバル時間として大当たり種別に紐付けて規定されているが、詳細は後述する。
As shown in the start round selection table Tb (see FIG. 151 (b)), the start round Rpb is controlled so that the discharge mode from the
第1排出態様Tb1が選択された場合、開始ラウンドRptの直後のインターバル時間が、ラウンド間第5インターバル時間Int5(1.2秒間)に設定される。即ち、貯留流路1231に貯留された球を、丁度6個排出する時間として設定される。そのため、貯留流路1231に球が満タンに貯留されていた場合、ラウンド間第5インターバル時間Int5の経過直後、貯留流路1231には4個の球が残留する(排出不足が生じる)。
When the first discharge mode Tb1 is selected, the interval time immediately after the start round Rpt is set to the fifth interval time Int5 (1.2 seconds) between rounds. That is, it is set as a time for discharging exactly 6 balls stored in the
なお、本制御例における「満タン」との表現は、貯留流路1231が追加の入球が不能な状態まで球を貯留している状態を意味している(「満杯」と言い換えることもできる)。換言すれば、貯留流路1231に予め規定可能な最大貯留個数(本制御例では、10個)の球が貯留流路1231に貯留されている状態を指している。以下において、特に説明がなければ、同様の意味で「満タン」との表現を用いる。
The expression "full" in this control example means a state in which the
第2排出態様Tb2が選択された場合、開始ラウンドRptの直後のインターバル時間が、上記実施形態で説明したラウンド間第4インターバル時間Int4(1.8秒間)に設定される。即ち、貯留流路1231に貯留された球を、丁度9個排出する時間として設定される。そのため、貯留流路1231に球が満タンに貯留されていた場合、ラウンド間第4インターバル時間Int4の経過直後、貯留流路1231には1個の球が残留する(排出不足が生じる)。
When the second discharge mode Tb2 is selected, the interval time immediately after the start round Rpt is set to the inter-round fourth interval time Int4 (1.8 seconds) described in the above embodiment. That is, it is set as a time for discharging exactly 9 balls stored in the
第3排出態様Tb3が選択された場合、開始ラウンドRptの直後のインターバル時間が、上記実施形態で説明したラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒間)に設定される。即ち、貯留流路1231に貯留された球を、丁度10個排出する時間として設定される。そのため、貯留流路1231に球が満タンに貯留されていた場合であっても、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過により貯留流路1231に貯留されていた球が全球排出される(排出不足は生じない)。
When the third discharge mode Tb3 is selected, the interval time immediately after the start round Rpt is set to the inter-round first interval time Int1 (2.0 seconds) described in the above embodiment. That is, it is set as a time for discharging exactly 10 balls stored in the
なお、開始ラウンド選択テーブルTbは、貯留流路1231に満タンに球が貯留された状態からの球の排出不足の発生を想定している。そのため、遊技者の遊技の仕方によっては、貯留流路1231の残留球数が、演出上予定されている個数と違うことがある。
The start round selection table Tb assumes that the spheres are insufficiently discharged from the state where the spheres are fully stored in the
例えば、開始ラウンドRpbにおいて、貯留流路1231への入球を6個までで固定する遊技を遊技者が自発的に行った場合、開始ラウンド選択テーブルTbの選択に関わらず、排出不足は生じない。
For example, in the start round Rpb, when the player voluntarily plays a game of fixing up to 6 balls entering the
一方で、本制御例では、開始ラウンドRpbでの入賞個数(貯留流路1231への入球個数)が多いほど、その直後の演出ラウンドRptにおいて遊技者が得られる利益が大きくなるように制御される。これにより、開始ラウンドRpbで遊技者が球の発射を止めることを抑制し、球の発射を実行する意欲を向上させることができる。 On the other hand, in this control example, it is controlled so that the larger the number of winnings in the starting round Rpb (the number of balls entering the storage flow path 1231), the greater the profit that the player can obtain in the production round Rpt immediately after that. NS. As a result, it is possible to suppress the player from stopping the firing of the ball in the start round Rpb and improve the motivation to execute the firing of the ball.
図151(c)に示すように、演出ラウンドRptでは、入球可能期間が貯留流路1231に球が残留した状態で開始され、貯留流路1231を満タンとするX個目(Xには1〜10までの整数が入る。図152参照)の球が検出センサ1240に検出された後(ラウンド遊技Rにおける規定個数未満の入球で貯留流路1231が満タンとなった後)の期間(入球不可能残余期間)に、後述する注目演出を実行するように制御される。また、併せて、打ち出しの停止を示唆する報知を実行する(図152参照、「停止指示」)。
As shown in FIG. 151 (c), in the effect round Rpt, the ball entry period starts with the ball remaining in the
なお、注目演出としては、第3図柄表示装置81において実行される遊技者参加型の操作演出や、その操作演出に伴い表示される遊技者にとって利益のある情報や、表示等が例示される。
Examples of the attention-grabbing effect include a player-participation-type operation effect executed by the third
なお、打ち出しの停止を示唆する報知としては、単純に打ち出しの停止を推奨する報知に限らず、種々の態様が例示される。例えば、所定の入賞口に対して遊技者が得られる利益が最大であることを報知し、これ以上の球の発射には遊技者にとって得が無いことを示唆する態様でも良いし、打ち出しを停止する期間も併せた報知態様でも良いし、狙わせる入賞口を変化させる態様でも良い。 Note that the notification suggesting the stop of launch is not limited to the notification that simply recommends the stop of launch, and various modes are exemplified. For example, it may be a mode in which the player is notified that the profit that the player can obtain is the maximum for a predetermined winning opening, and it is suggested that the player has no advantage in launching a ball any more, or the launch is stopped. It may be a notification mode that also includes a period of time, or it may be a mode in which the winning opening to be aimed at is changed.
このように、ラウンド遊技Rにおいて遊技者に球の発射を停止するタイミングを指定することで、入球不可能残余期間に球の発射を継続し、どの入賞口にも入らずアウト口66を通して排出されるという事態を防止することができる。
In this way, by designating the player to stop firing the ball in the round game R, the ball is continuously launched during the remaining period during which the ball cannot be entered, and the ball is discharged through the
また、球の発射を停止するタイミングで、遊技者の利益に関わる注目演出を実行することで、入球不可能残余期間における遊技者の集中力を維持することができる。加えて、本制御例では、注目演出にタイミング演出(操作演出)を含むことで、遊技者の集中力を維持する効果を高めることができる。 In addition, it is possible to maintain the player's concentration during the remaining period when the ball cannot be entered by executing the attention effect related to the interest of the player at the timing when the firing of the ball is stopped. In addition, in this control example, the effect of maintaining the player's concentration can be enhanced by including the timing effect (operation effect) in the attention effect.
演出後遊技ラウンド選択テーブルTaに示すように(図151(d)参照)、演出後遊技ラウンドRpaは、ラウンド遊技R終了後の貯留流路1231からの排出態様を異ならせることができるように制御され、排出態様は、インターバル時間として大当たり種別に紐付けて規定されているが、詳細は後述する。
As shown in the post-production game round selection table Ta (see FIG. 151 (d)), the post-production game round Rpa is controlled so that the discharge mode from the
演出後第1排出態様Ta1が選択された場合、演出後遊技ラウンドRpaの直後のインターバル時間が、ラウンド間第6インターバル時間Int6(0.4秒間)に設定される。即ち、貯留流路1231に貯留された球を、丁度2個排出する時間として設定される。そのため、貯留流路1231に球が3個以上貯留されていた場合、ラウンド間第6インターバル時間Int6の経過直後、貯留流路1231には球が残留する(排出不足が生じる)。
When the post-effect first discharge mode Ta1 is selected, the interval time immediately after the post-effect game round Rpa is set to the inter-round sixth interval time Int6 (0.4 seconds). That is, it is set as a time for discharging exactly two balls stored in the
演出後第2排出態様Ta2が選択された場合、演出後遊技ラウンドRpaの直後のインターバル時間が、ラウンド間第4インターバル時間Int4(1.8秒間)に設定される。即ち、貯留流路1231に貯留された球を、丁度9個排出する時間として設定される。そのため、貯留流路1231に球が10個以上(本制御例では、10個)貯留されていた場合、ラウンド間第4インターバル時間Int4の経過直後、貯留流路1231には球が残留する(排出不足が生じる)。
When the post-effect second discharge mode Ta2 is selected, the interval time immediately after the post-effect game round Rpa is set to the inter-round fourth interval time Int4 (1.8 seconds). That is, it is set as a time for discharging exactly 9 balls stored in the
演出後第3排出態様Ta3が選択された場合、演出後遊技ラウンドRpaの直後のインターバル時間が、ラウンド間第1インターバル時間Int1(2.0秒間)に設定される。即ち、貯留流路1231に貯留された球を、丁度10個排出する時間として設定される。そのため、貯留流路1231に球が満タンに貯留されていた場合であっても、ラウンド間第1インターバル時間Int1の経過直後、貯留流路1231に貯留されていた球が全球排出される(排出不足は生じない)。
When the post-effect third discharge mode Ta3 is selected, the interval time immediately after the post-effect game round Rpa is set to the inter-round first interval time Int1 (2.0 seconds). That is, it is set as a time for discharging exactly 10 balls stored in the
演出後遊技ラウンドRpaの終了直後の貯留流路1231に残球が生じると、V入賞ラウンドRv(図152参照)を規定個数の入球により終了させることができないことから、V入賞ラウンドRvは規定時間(本制御例では、30秒間)が経過するまで終了しない。そして、本制御例では、特定領域4830が開放される期間である開放期間Tvが、V入賞ラウンドRvの規定時間未満に設定されることから、演出後遊技ラウンドRpaの終了直後の貯留流路1231に残球が生じると、特定領域4830に球を通過させることができないことになる。従って、演出後遊技ラウンド選択テーブルTaからいずれの排出態様Ta1〜Ta3が選択されているのかという情報が、遊技者の注目事項となる。
If a remaining ball is generated in the
本制御例では、演出後遊技ラウンド選択テーブルTaからいずれの排出態様Ta1〜Ta3が選択されているかを示唆する報知(図152参照、「判別表示」)の態様が、演出ラウンドRptの注目演出における操作演出で、遊技者が操作に成功したか否かで異なるように制御される。従って、操作演出に対する遊技者の参加意欲を向上することができる。 In this control example, the mode of notification (see FIG. 152, “discrimination display”) suggesting which discharge mode Ta1 to Ta3 is selected from the post-production game round selection table Ta is the attention effect of the effect round Rpt. In the operation effect, it is controlled so as to differ depending on whether or not the player succeeds in the operation. Therefore, it is possible to improve the player's willingness to participate in the operation effect.
なお、演出後遊技ラウンド選択テーブルTaによれば、演出後遊技ラウンドRpaの終了後に貯留流路1231から排出される球の最少個数は2個なので、報知の有無や、報知の態様に関わらず演出後遊技ラウンドRpaにおける貯留流路1231への入球個数を2個以下に抑えれば、V入賞ラウンドRvが貯留流路1231に残球がある状態で開始されることを防止することができるので、開放期間Tvが経過する前に規定個数(本制御例では、10個)の球を検出センサ1240に入球させることでV入賞ラウンドRvを終了し、特定領域4830に球を通過させることができる。
According to the post-production game round selection table Ta, the minimum number of balls discharged from the
そのため、演出ラウンドRptにおける操作を実行できない事情があったとしても(例えば、操作ボタン300(図1参照)が故障していたとしても)、V入賞ラウンドRvにおいて特定領域4830に球を通過させることができる遊技態様での遊技を可能とすることができる。
Therefore, even if there is a situation in which the operation in the production round Rpt cannot be executed (for example, even if the operation button 300 (see FIG. 1) is out of order), the ball is passed through the
一方で、この遊技方法では、V入賞ラウンドRvにおいて特定領域4830に球を通過可能な状況を維持しつつ演出後遊技ラウンドRpaにおいて獲得可能な賞球を、最大数得られない虞がある。そして、演出ラウンドRptにおいて適切な操作を行うことで、演出後遊技ラウンドRpaにおける適切な入球個数が報知される。
On the other hand, in this game method, there is a possibility that the maximum number of prize balls that can be obtained in the post-production game round Rpa can not be obtained while maintaining the situation where the balls can pass through the
その報知に従って遊技を行うことで、遊技者は、V入賞ラウンドRvにおいて特定領域4830に球を通過可能な状況を維持しつつ演出後遊技ラウンドRpaにおいて獲得できる最大の賞球を容易に得ることができる。
By playing the game according to the notification, the player can easily obtain the maximum prize ball that can be obtained in the post-production game round Rpa while maintaining the situation where the ball can pass through the
図152に示すように、上述した注目演出、停止指示および判別表示は、表示例1では全て実行され、表示例2では全て省略される。これら注目演出、停止指示および判別表示の実行の有無は、大当たり種別と、球の入賞態様とにより決定するよう制御されるが、詳細は後述する。 As shown in FIG. 152, the above-mentioned attention effect, stop instruction, and discrimination display are all executed in the display example 1, and are all omitted in the display example 2. Whether or not these attention effects, stop instructions, and discrimination displays are executed is controlled so as to be determined by the jackpot type and the winning mode of the ball, and the details will be described later.
表示例1(図152参照)の表示内容について説明する。表示例1の表示内容は、開始ラウンドRpbの終了直後に排出不足が生じた場合に対応する。図153及び図154は、表示例1における、演出ラウンドRptの開始から演出後遊技ラウンドRpaの開始までの第3図柄表示装置81の表示内容の変化を時系列で示す模式図である。
The display contents of the display example 1 (see FIG. 152) will be described. The display content of the display example 1 corresponds to the case where the discharge shortage occurs immediately after the end of the start round Rpb. FIGS. 153 and 154 are schematic views showing changes in the display contents of the third
なお、各表示内容において、ラウンド数表示の下方には、4つの丸印が横並びで表示される。この丸印は、第1の制御例と同様に、貯留流路1231に貯留される球の個数により塗りつぶされる丸印が切り替わる。即ち、第1の制御例と同様に、貯留流路1231に貯留される球の個数が4個未満である場合には、左端の丸印が塗りつぶされ、貯留流路1231に貯留される球の個数が4個以上7個未満である場合には、左から2番目の丸印が塗りつぶされ、貯留流路1231に貯留される球の個数が7個以上10個未満である場合には、右から2番目の丸印が塗りつぶされ、貯留流路1231に貯留される球の個数が10個である場合には、右端の丸印が塗りつぶされる。
In each display content, four circles are displayed side by side below the number of rounds display. Similar to the first control example, this circle mark is switched depending on the number of spheres stored in the
図153及び図154では、3コマ目(下左方に示す表示例)までは、共通の表示例を図示している。即ち、1コマ目(上左方に示す表示例)では、主表示領域Dm(図87(a)参照)に、5体の敵と、その敵に砲撃する戦車が図示されており、2コマ目(中左方に示す表示例)では、砲撃に伴う煙で敵が視認不可能となった状態が図示され、3コマ目(下左方に示す表示例)では、上述したタイミング演出(注目演出における操作演出、図88(a)参照)を実行するための副表示領域Ds4,Ds5が図示される。 In FIGS. 153 and 154, common display examples are shown up to the third frame (display example shown on the lower left). That is, in the first frame (display example shown on the upper left), five enemies and a tank that bombards the enemies are shown in the main display area Dm (see FIG. 87 (a)), and two frames are shown. In the eyes (display example shown in the lower left), the state in which the enemy is invisible due to the smoke caused by the bombardment is illustrated, and in the third frame (display example shown in the lower left), the above-mentioned timing effect (attention) The sub-display areas Ds4 and Ds5 for executing the operation effect in the effect (see FIG. 88 (a)) are illustrated.
なお、1コマ目の表示から、2コマ目の表示への切り替えは、貯留流路1231が満タンとなったと判定されたタイミングで実行される。2コマ目からは、貯留流路1231への球の入球が期待できない(不可能となる)ことから、小領域Ds3の案内表示部における表示が、「右を狙え」(打ち出し継続を示唆する表示。打出指示)から、「打つな」(打ち出し停止を示唆する表示。停止指示)に切り替わる。
The switching from the display of the first frame to the display of the second frame is executed at the timing when it is determined that the
4コマ目(上右方に示す表示例)からは、図153及び図154で異なる表示例が図示されるので、順番に説明する。図153の4コマ目(上右方に示す表示例)では、タイミング演出(注目演出における操作演出、図88(a)参照)に成功した状態が図示され、5コマ目(中右方に示す表示例)では、敵の残数が2体であることが表示され、その後、演出ラウンドRptが終了し、演出後遊技ラウンドRpaが開始された後の状態が6コマ目(下右方に示す表示例)に図示される。6コマ目の表示では、小領域Ds3の案内表示部に「2個入れろ」と表示されることで、球の入球個数を明示的に示唆する報知が行われる。 From the fourth frame (display example shown on the upper right), different display examples are shown in FIGS. 153 and 154, which will be described in order. In the fourth frame (display example shown in the upper right) of FIG. 153, the state in which the timing effect (operation effect in the attention effect, see FIG. 88 (a)) is successful is shown, and the fifth frame (shown in the middle right) is shown. In the display example), it is displayed that the remaining number of enemies is two, and then the state after the production round Rpt ends and the post-production game round Rpa starts is shown in the sixth frame (lower right). Display example). In the display of the sixth frame, "insert two" is displayed on the guidance display unit of the small area Ds3, so that a notification that explicitly suggests the number of balls to be inserted is performed.
図153に示すように、タイミング演出(注目演出における操作演出、図88(a)参照)に成功した場合には、演出後遊技ラウンドRpaにおいて検出センサ1240(貯留流路1231)に入球させるべき球の個数を示す表示(判別表示)が明示的に報知されるので、遊技者は迷いなく遊技を行うことができる。 As shown in FIG. 153, when the timing effect (operation effect in the attention effect, see FIG. 88 (a)) is successful, the ball should enter the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) in the post-effect game round Rpa. Since the display (discrimination display) indicating the number of balls is explicitly notified, the player can play the game without hesitation.
なお、本制御例では、明示的に報知された個数よりも多量の球を検出センサ1240(貯留流路1231)に入球させると、遊技者が不利益(V入賞ラウンドRvで規定個数(本制御例では10個)の球を検出センサ1240に入球させることができなくなること)を受けるように制御される。 In this control example, if a larger number of balls are entered into the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) than the number explicitly notified, the player is disadvantaged (the specified number in the V winning round Rv (this). In the control example, 10) balls are controlled so as to be unable to enter the detection sensor 1240).
一方、図154の4コマ目(上右方に示す表示例)では、タイミング演出(注目演出における操作演出、図88(a)参照)に失敗した状態が図示され、5コマ目(中右方に示す表示例)では、依然として煙が晴れず、敵の残数が不明であることが表示され、その後、演出ラウンドRptが終了し、演出後遊技ラウンドRpaが開始された後の状態が6コマ目(下右方に示す表示例)に図示される。6コマ目の表示では、小領域Ds3の案内表示部に「?個入れろ」と表示されることで、球の入球個数が不明であることを示唆する報知が行われる。 On the other hand, in the fourth frame (display example shown in the upper right) of FIG. 154, the state in which the timing effect (operation effect in the attention effect, see FIG. 88 (a)) has failed is illustrated, and the fifth frame (middle right). In the display example shown in (1), it is displayed that the smoke is still not clear and the remaining number of enemies is unknown. After that, the production round Rpt ends and the post-production game round Rpa starts in 6 frames. It is illustrated in the eyes (display example shown in the lower right). In the display of the sixth frame, "? Insert?" Is displayed on the guidance display unit of the small area Ds3, so that a notification suggesting that the number of balls to be inserted is unknown is performed.
図154に示すように、タイミング演出(注目演出における操作演出、図88(a)参照)に失敗した場合には、演出後遊技ラウンドRpaにおいて検出センサ1240(貯留流路1231)に入球させるべき球の個数を示す表示(判別表示)が明示的には個数を知らせない態様とされ、入球させる個数が不明となるので、遊技者は検出センサ1240へ何個の球を発射させるか迷いながら遊技を行うことになる。
As shown in FIG. 154, if the timing effect (operation effect in the attention effect, see FIG. 88 (a)) fails, the ball should enter the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) in the post-effect game round Rpa. Since the display (discrimination display) indicating the number of balls is not explicitly notified and the number of balls to be entered is unknown, the player is wondering how many balls to shoot to the
ここで、演出後遊技ラウンドRpaにおいてタイミング演出(操作演出)に成功した場合に報知される個数の球よりも多量の球を検出センサ1240(貯留流路1231)に入球させると、遊技者が不利益を受けるように制御されるので、遊技者が多量の球を検出センサ1240へ入球させるための遊技態様で遊技を行うことを抑制することができる。
Here, when a larger number of balls than the number of balls notified when the timing effect (operation effect) is successful in the post-effect game round Rpa is entered into the detection sensor 1240 (storage flow path 1231), the player can enter the ball. Since it is controlled so as to receive a disadvantage, it is possible to prevent the player from playing the game in a game mode for allowing a large number of balls to enter the
また、後述するように、報知される個数は2個が下限とされるので、演出後遊技ラウンドRpaにおける検出センサ1240(貯留流路1231)への入球を2個に抑えれば、遊技者は不利益を受けることを回避することができる。そのため、遊技者が不利益を受けない入球個数として、「2個まではOK」との表示が、第3図柄表示装置81の下部(主表示領域Dm(図87(a)参照)の下部)に表示される。 Further, as will be described later, since the lower limit of the number to be notified is two, if the number of balls entering the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) in the post-production game round Rpa is suppressed to two, the player Can avoid being disadvantaged. Therefore, as the number of balls entered so that the player does not suffer a disadvantage, the display of "up to 2 is OK" is displayed at the lower part of the third symbol display device 81 (main display area Dm (see FIG. 87 (a))). ) Is displayed.
図155は、注目演出操作難易度切替テーブル及び判別表示切替テーブルの内容を模式的に示した模式図である。図155に示すように、本制御例では、注目演出の長さ及び操作演出の難易度がX個目の球の入球タイミング(貯留流路1231が満タンとなるタイミング)によって、変化するように制御される。
FIG. 155 is a schematic diagram schematically showing the contents of the attention effect operation difficulty switching table and the discrimination display switching table. As shown in FIG. 155, in this control example, the length of the attention effect and the difficulty level of the operation effect change depending on the entry timing of the Xth ball (the timing when the
即ち、X個目の入球タイミングが、演出ラウンドRptの開始から、開始後15秒が経過する前である場合には、注目演出として「長動画」が選択される。この長動画では、表示ポインタ719が10秒間かけて副表示領域Ds4の端から端までを移動するので、表示ポインタ719がバー表示部717と合致している時に操作ボタン300を容易に操作することができる(難易度「易しい」)。
That is, when the Xth ball entry timing is before 15 seconds have elapsed from the start of the effect round Rpt, "long moving image" is selected as the attention effect. In this long moving image, the
また、X個目の入球タイミングが、演出ラウンドRptの開始後15秒経過後から、開始後25秒が経過する前である場合には、注目演出として「短動画」が選択される。この短動画では、表示ポインタ719が5秒間かけて副表示領域Ds4の端から端までを移動するので、表示ポインタ719がバー表示部717と合致している時に操作ボタン300を操作する難易度を上昇させることができる(難易度「易しい」との比較において表示ポインタ719の移動速度が2倍。難易度「難しい」)。
Further, when the Xth ball entry timing is from 15 seconds after the start of the effect round Rpt to before 25 seconds have elapsed after the start, "short moving image" is selected as the attention effect. In this short video, the
ここで、表示ポインタ719の移動態様は何ら限定されるものではなく、種々の態様が例示される。例えば、移動中の所定位置で消えた後で別の位置で突然再び現れても良いし、所定区間において表示ポインタを隠すようにしても良いし、移動中の所定位置から所定区間だけ速度がアップしたり瞬間移動したりするようにしても良いし(滑っても良いし)、移動中の所定位置で一度方向転換して別の位置で再び方向転換するように移動しても良い。
Here, the movement mode of the
いずれの場合においても、注目演出の開始から、表示ポインタ719がバー表示部717と合致する期間までの時間が予め決定されるので、タイミング演出の時には、音声ランプ制御装置113は、注目演出の開始から時間を計測し、表示ポインタ719がバー表示部717と合致する期間までの時間が経過しているタイミングで操作ボタン300の操作が検出された場合に、操作タイミングが適切であると判別される(図176のS4763参照)。
In any case, since the time from the start of the attention effect to the period when the
また、X個目の入球タイミングが、演出ラウンドRptの開始後25秒経過後から、開始後30秒が経過する前である場合には、注目演出として「静止画」が選択される。この静止画では、画面いっぱいに大きく「押せ!」との表示がされる(図示せず)。そして、本制御例では、静止画が表示されると同時に操作ボタン300の操作が検出された場合、操作に成功したと判定する。
Further, when the Xth ball entry timing is from 25 seconds after the start of the effect round Rpt to before 30 seconds after the start, "still image" is selected as the attention effect. In this still image, a large "Press!" Is displayed on the entire screen (not shown). Then, in this control example, when the operation of the
即ち、操作演出に成功するためには、検出センサ1240への入球タイミングと操作タイミングとを合わせることが要求される一方で、制御の関係上、「静止画」の表示タイミングは検出センサ1240への入球タイミングよりも若干遅れることになるので、検出センサ1240に球が通過するタイミングを確認し、そのタイミングに操作タイミングを完全に合わせるのでは無く若干遅らせて操作ボタン300を操作するか、表示が実行されたことを確認した瞬間に操作ボタン300を操作することを要求される(操作難易度「極難」)。
That is, in order to succeed in the operation effect, it is required to match the ball entry timing to the
このように、X個目の球の検出センサ1240(貯留流路1231)への入球タイミングが早いほど、タイミング演出に成功することが容易になるように制御されていることから、X個目の入賞までの期間を短くすることに対しての遊技者のモチベーションを向上することができる。 In this way, the earlier the ball enters the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) of the Xth ball, the easier it is to succeed in the timing effect. Therefore, the Xth ball is controlled. It is possible to improve the motivation of the player for shortening the period until winning the prize.
判別表示切替テーブルに示すように、タイミング演出に成功すると個数明示表示(図153の5,6コマ目参照)が実行される一方、タイミング演出に失敗すると個数不明表示(図154の5,6コマ目参照)が実行される。 As shown in the discrimination display switching table, if the timing effect is successful, the number is clearly displayed (see the 5th and 6th frames in FIG. 153), while if the timing effect is unsuccessful, the number is unknown (5 and 6 frames in FIG. 154). See eye) is executed.
ここで、X個目の球の入球タイミングは、演出ラウンドRptの開始時に貯留流路1231に残留している球の個数が多いほど早くなり易い。本制御例では、演出ラウンドRptの開始時に貯留流路1231に残る球の個数が、大当たり種別に紐付けされ、開始ラウンド選択テーブルTbの選択により変化するので、大当たり種別(図160(b)参照)の違いによって(即ち、演出ラウンドRptにおける球の発射態様や流下態様以外の要因によって)、X個目の入球タイミングを早くできる可能性を変化させることができる。
Here, the entry timing of the Xth ball tends to be earlier as the number of balls remaining in the
注目演出の開始タイミングは、ラウンド遊技Rの途中における遊技者の球の発射態様により変化する。そのため、注目演出の態様を一様とすると、遊技態様(球の発射態様や、検出センサ1240への入球態様)によっては、注目演出の途中でV入賞ラウンドRvが終了する虞がある。これに対し、本制御例では、実行する注目演出を時間経過に伴い更新している。 The start timing of the attention effect changes depending on the firing mode of the player's ball in the middle of the round game R. Therefore, if the mode of the attention effect is uniform, the V winning round Rv may end in the middle of the attention effect depending on the game mode (the mode of launching the ball or the mode of entering the ball into the detection sensor 1240). On the other hand, in this control example, the attention effect to be executed is updated with the passage of time.
これにより、本制御例では、X個目の球が検出センサ1240(貯留流路1231)へ入球するタイミングに関わらず、演出ラウンドRptが終了する前に注目演出を終了させることができる。従って、注目演出の終盤に重要な情報が表示されるようにしても、その表示がされる前に演出ラウンドRptが終了することが無いので、注目演出の設計自由度を向上させることができる。 As a result, in this control example, the attention effect can be ended before the effect round Rpt ends, regardless of the timing at which the Xth ball enters the detection sensor 1240 (storage flow path 1231). Therefore, even if important information is displayed at the end of the attention effect, the effect round Rpt does not end before the display, so that the degree of freedom in designing the attention effect can be improved.
なお、本制御例では、X個目の球が検出センサ1240(貯留流路1231)へ入球するタイミングによって、難易度の異なるタイミング演出が1回実行される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。 In this control example, a case where timing effects having different difficulty levels are executed once depending on the timing when the Xth ball enters the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) has been described, but this is not necessarily the case. It is not limited.
例えば、演出ラウンドRptの開始から、X個目の球が検出センサ1240(貯留流路1231)へ入球するまでの間に、複数回タイミング演出が実行され、そのタイミング演出における成功回数(成功確率)に応じて、X個目の球が検出センサ1240(貯留流路1231)へ入球した後で実行されるタイミング演出の難易度が変化するようにしても良い。例えば、成功回数が多いほど(成功確率が高いほど)、X個目の球が検出センサ1240(貯留流路1231)へ入球した後で実行されるタイミング演出の難易度が低くなるようにしても良い。 For example, from the start of the effect round Rpt to the time when the Xth ball enters the detection sensor 1240 (storage flow path 1231), the timing effect is executed a plurality of times, and the number of successes (success probability) in the timing effect. ), The difficulty level of the timing effect executed after the Xth ball enters the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) may be changed. For example, the higher the number of successes (the higher the probability of success), the lower the difficulty of the timing effect executed after the Xth ball enters the detection sensor 1240 (storage flow path 1231). Is also good.
この場合、検出センサ1240(貯留流路1231)にX個目の球が入球するまでの間のタイミング演出に参加しない、又は失敗すると、重要度の高いタイミング演出(例えば、図153,154の3,4コマ目参照)の難易度が上がり成功し難くなるため、検出センサ1240(貯留流路1231)にX個目の球が入球するまでの間においても、遊技者をタイミング演出に注目させることができ、貯留流路1231の内部および周辺の球の流下状況に注目され難くすることができる。この場合、貯留流路1231の内部の球の個数に関わらず遊技者は球を発射するので、貯留流路1231に入り切らない球はアウト口66から排出され、遊技者にとっての球損となる。
In this case, if the timing effect until the Xth ball enters the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) does not participate in or fails, the timing effect of high importance (for example, FIGS. 153 and 154) is shown. Since the difficulty level of (see the 3rd and 4th frames) increases and it becomes difficult to succeed, the player pays attention to the timing effect even until the Xth ball enters the detection sensor 1240 (storage flow path 1231). It is possible to make it difficult to pay attention to the flow condition of the sphere inside and around the
即ち、遊技者に対して、ある程度の球損を覚悟しながらタイミング演出を繰り返し実行し重要度の高いタイミング演出の難易度を下げるように遊技を行うか、球損が生じないように貯留流路1231の内部および周辺の球の流下状況に注目し球の発射を調整し重要度の高いタイミング演出の難易度が上がることは覚悟するように遊技を行うか、選択を迫ることができるので、遊技が緩慢になることを防止することができる。 That is, for the player, the timing effect is repeatedly executed while being prepared for a certain amount of ball loss, and the game is performed so as to reduce the difficulty level of the highly important timing effect, or the storage flow path is prevented from causing the ball loss. Paying attention to the flow situation of the ball inside and around 1231, you can adjust the launch of the ball and play the game so that you are prepared to increase the difficulty of the timing production with high importance, or you can press the choice, so the game Can be prevented from becoming slow.
加えて、X個目の球が検出センサ1240に入球するタイミングが早い方がタイミング演出の難易度が下がるようにもすることで(条件を掛け合わせて難易度が決定されるように制御することで)、X個目の球が検出センサ1240に入球するまでの間のタイミング演出が実行されている時に、球の発射を停止する遊技態様を抑制することができる。
In addition, the earlier the timing at which the Xth ball enters the
また、この場合において、大当たり種別に対応して、遊技者が上記のような選択を迫られる場合と、本制御例のようにタイミング演出の操作と貯留流路1231への入球タイミングが分けられることで遊技者が選択を迫られることは無い場合(報知通りに順番に遊技を実行すればいい場合)とが、設けられるようにしても良い。加えて、実行されている大当たり遊技の大当たり種別が、どちらに対応するのかが遊技者が分かるように報知しても良いし、分かり難いように報知しても良い。
Further, in this case, the case where the player is forced to make the above selection according to the jackpot type, and the operation of the timing effect and the timing of entering the
なお、タイミング演出で遊技者が得られる利益については、種々の態様が例示される。例えば、普段は見ることのできないキャラクターの珍しい画像(プレミア画像)が第3図柄表示装置81に表示される利益でも良い。この場合において、演出ラウンドRptの開始時には、複数の雲状の図形がキャラクターの少なくとも一部を隠すように表示されており、X個目の球が検出センサ1240に入球するまでの間のタイミング演出に成功する度に雲状の図形が少しずつ消えてキャラクターを視認可能になるように表示を切り替えても良い。
In addition, various aspects are exemplified about the profit obtained by the player by the timing effect. For example, it may be a benefit that a rare image (premier image) of a character that cannot normally be seen is displayed on the third
この場合において、X個目の球が検出センサ1240に入球した後のタイミング演出に成功した場合に視認可能となる部分に、キャラクターの重要な情報(例えば、顔が表示されることでキャラクターが普通のキャラクターなのか、大当たりを示すような特別なキャラクターなのかが分かる情報)や、今後の遊技に重要な情報(実行される遊技状態や、現在までの発射球数に対する払い出し個数の情報など)が描かれているようにすることで、タイミング演出に対する遊技者の参加意欲を高めることができる。
In this case, important information of the character (for example, the character is displayed by displaying the face) in the portion that becomes visible when the timing effect after the Xth ball enters the
また、例えば、本制御例で説明した望ましい入球個数に対応する表示(例えば、図153の6コマ目の表示)が、5割程度の精度(10割未満の精度)で正解となるように、表示個数が選択されても良い。これにより、遊技者の自由な遊技を阻害することを防止でき、第3図柄表示装置81の表示演出を、払い出し個数への影響が少ない表示(演出用の表示)として構成することができる。
Further, for example, the display corresponding to the desired number of balls entered described in this control example (for example, the display of the sixth frame in FIG. 153) should be correct with an accuracy of about 50% (accuracy less than 100%). , The number to be displayed may be selected. As a result, it is possible to prevent the player from hindering the free game, and the display effect of the third
なお、正解の精度を10割未満とする手法は、種々の態様が例示される。例えば、複数の数字を予め表示し、それらの間に「+」が入るのか「−」が入るのかは不明の(四則演算は遊技者に予想させる)表示としても良いし、公知の数字の並びの所定の桁目の数字(例えば、円周率の小数点以下何桁目の数字など)を隠して表示して「隠れている数字の個数」として表示しても良いし、数字を一瞬だけ表示させても良い。 In addition, various modes are exemplified as the method of making the accuracy of the correct answer less than 100%. For example, a plurality of numbers may be displayed in advance, and it may be unclear whether a "+" or a "-" is inserted between them (the four arithmetic operations are expected by the player), or a known sequence of numbers. The number of the predetermined digit (for example, the number of digits after the decimal point of the pi) may be hidden and displayed as "the number of hidden numbers", or the number may be displayed only for a moment. You may let me.
次いで、図156を参照して、表示例2(図152参照)の表示内容について説明する。表示例2の表示内容は、開始ラウンドRpbの終了直後に排出不足が生じなかった(全球排出した)場合に対応する。図156は、表示例2における、演出ラウンドRptの開始から演出後遊技ラウンドRpaの開始までの第3図柄表示装置81の表示内容の変化を時系列で示す模式図である。
Next, the display contents of Display Example 2 (see FIG. 152) will be described with reference to FIG. 156. The display content of the display example 2 corresponds to the case where the discharge shortage does not occur (global discharge) immediately after the end of the start round Rpb. FIG. 156 is a schematic diagram showing changes in the display contents of the third
図156では、1コマ目(上左方に示す表示例)では、図153及び図154と同様に、主表示領域Dm(図87(a)参照)に、5体の敵と、その敵に砲撃する戦車が図示されている。2コマ目(中左方に示す表示例)では、砲撃により敵が数体(図156では、2体)倒れた状態が図示され、3コマ目(中右方に示す表示例)では、全ての敵が倒れた状態が図示され、その後、演出ラウンドRptが終了し、演出後遊技ラウンドRpaが開始された後の状態が4コマ目(下右方に示す表示例)に図示される。 In FIG. 156, in the first frame (display example shown on the upper left), five enemies and their enemies are displayed in the main display area Dm (see FIG. 87 (a)) as in FIGS. 153 and 154. A tank to bombard is illustrated. In the second frame (display example shown in the middle left), several enemies (two in FIG. 156) have fallen due to the bombardment, and in the third frame (display example shown in the middle right), all of them are shown. The state in which the enemy has fallen is shown, and then the state after the effect round Rpt ends and the post-effect game round Rpa starts is shown in the fourth frame (display example shown in the lower right).
なお、表示の切り替えは検出センサ1240の検出個数に基づいて実行される。即ち、球が2個検出されるごとに敵が1体倒れるように表示が切り替えられる。即ち、2コマ目の表示は、演出ラウンドRptにおいて検出センサ1240を球が4個通過した状態に、3コマ目の表示は、演出ラウンドRptにおいて検出センサ1240を球が10個通過した状態に、それぞれ対応する。
The display switching is executed based on the number of
図156に示す表示例では、小領域Ds3の案内表示部における表示が、「右を狙え」(打ち出し継続を示唆する表示。打出指示)で維持される。そのため、遊技者は、打ち出しを継続したまま、迷いなく大当たり遊技を進行させることができる。 In the display example shown in FIG. 156, the display in the guidance display unit of the small area Ds3 is maintained by "aiming at the right" (display suggesting continuation of launching. Launching instruction). Therefore, the player can proceed with the jackpot game without hesitation while continuing the launch.
次いで、図157から図159を参照して、V入賞ラウンドRvの表示の切り替えについて説明する。V入賞ラウンドRvの表示は、後述する大当たり種別によって異なる表示に切り替えられるが、開始される表示態様は、大当たり種別によらず共通の基本演出とされる。即ち、大当たり種別により変化する種々の要因(貯留流路1231の残球の有無、それに伴い変化するラウンド消化時間、ラウンド遊技R中の貯留流路1231からの球排出の有無等)を判定して表示を切り替える制御が実行される。
Next, switching the display of the V winning round Rv will be described with reference to FIGS. 157 to 159. The display of the V winning round Rv can be switched to a different display depending on the jackpot type described later, but the display mode to be started is a common basic effect regardless of the jackpot type. That is, various factors that change depending on the jackpot type (presence or absence of remaining balls in the
図157は、V入賞ラウンドRvの基本演出の第3図柄表示装置81の表示内容の変化を時系列で示す模式図である。基本演出は、V入賞ラウンドRvの開始と同時に開始される表示態様である。
FIG. 157 is a schematic diagram showing changes in the display contents of the third
基本演出の1コマ目(上左方に示す表示例)では、主表示領域Dm(図87(a)参照)に、窪みに隠れた宝箱と、その窪みを塞ぐ5個の岩石(番号1を付記)と、その岩石に砲撃する戦車が図示される。V入賞ラウンドRvの開始から10秒が経過するまでは、1コマ目の表示が維持される。 In the first frame of the basic production (display example shown on the upper left), in the main display area Dm (see Fig. 87 (a)), a treasure chest hidden in a depression and five rocks (number 1) that close the depression are displayed. (Supplementary note) and a tank that bombards the rock are shown. The display of the first frame is maintained until 10 seconds have passed from the start of the V winning round Rv.
2コマ目(中左方に示す表示例)では、岩石が砕かれ、できた空間に複数の岩(番号2を付記)が落下する状況が図示される。図157では、2個の岩石のみが図示されているが、この後を追って、3個の岩石が落下する。1コマ目の表示から、2コマ目の表示への切り替えは、V入賞ラウンドRvの開始から10秒が経過したタイミングで実行される。
In the second frame (display example shown on the left side of the center), a situation in which rocks are crushed and a plurality of rocks (
3コマ目(下左方に示す表示例)では、落下した5個の岩石(番号2を付記)が再び溜まり、窪みを塞ぐ状況が図示される。V入賞ラウンドRvの開始から10秒経過後から10秒間は、3コマ目の表示が維持される。 In the third frame (display example shown on the lower left), a situation is shown in which five rocks that have fallen (numbered 2 are added) are collected again and the dent is closed. The display of the third frame is maintained for 10 seconds after 10 seconds have passed from the start of the V winning round Rv.
4コマ目(上右方に示す表示例)では、岩石が砕かれ、できた空間に複数の岩(番号3を付記)が落下する状況が図示される。図157では、2個の岩石のみが図示されているが、この後を追って、3個の岩石が落下する。3コマ目の表示から、4コマ目の表示への切り替えは、V入賞ラウンドRvの開始から20秒が経過したタイミングで実行される。
In the fourth frame (display example shown on the upper right), a situation in which rocks are crushed and a plurality of rocks (
5コマ目(中右方に示す表示例)では、落下した5個の岩石(番号3を付記)が再び溜まり、窪みを塞ぐ状況が図示される。V入賞ラウンドRvの開始から20秒経過後から10秒間は、5コマ目の表示が維持される。 In the fifth frame (display example shown on the right side of the center), a situation is shown in which five rocks that have fallen (numbered 3 are added) are collected again and the dent is closed. The display of the fifth frame is maintained for 10 seconds after 20 seconds have passed from the start of the V winning round Rv.
6コマ目(下右方に示す表示例)では、宝箱が拡大され、遊技者が所定の利益(本制御例では、特定領域4830に球を通過させることで大当たり遊技終了後に高確率状態へ移行する利益)を得られなかったことを示す「残念」の文字が表示される。
In the sixth frame (display example shown on the lower right), the treasure box is enlarged, and the player shifts to a high probability state after the jackpot game ends by passing the ball through the
5コマ目の表示から、6コマ目の表示への切り替えは、V入賞ラウンドRvの開始から30秒が経過したタイミングで実行され、その直後のインターバル期間中も表示が維持される。そして、インターバル期間が終了した後のエンディング時間ED(図30(a)参照)では、予め用意されていたエンディング時間用の表示に切り替えられる。 The switching from the display of the 5th frame to the display of the 6th frame is executed at the timing when 30 seconds have elapsed from the start of the V winning round Rv, and the display is maintained during the interval period immediately after that. Then, in the ending time ED (see FIG. 30A) after the interval period ends, the display is switched to the display for the ending time prepared in advance.
図157に示すように、本制御例における表示例では、主表示領域Dm(図87(a)参照)の表示が、2コマ目および3コマ目と、4コマ目および5コマ目とで、岩石に付記される番号を除き共通とされる。これにより、V入賞ラウンドRvに亘る動画表示を実行するために必要な画像枚数を減らすことができる。 As shown in FIG. 157, in the display example in this control example, the main display area Dm (see FIG. 87 (a)) is displayed in the second and third frames and the fourth and fifth frames. It is common except for the number attached to the rock. As a result, the number of images required to execute the moving image display over the V winning round Rv can be reduced.
図158は、V入賞ラウンドRvの第3図柄表示装置81の表示内容の変化を時系列で示す模式図である。
FIG. 158 is a schematic diagram showing changes in the display contents of the third
1コマ目(上左方に示す表示例)では、図157の1コマ目で上述した基本演出と同様の表示が図示される。即ち、主表示領域Dm(図87(a)参照)に、窪みに隠れた宝箱と、その窪みを塞ぐ5個の岩石(番号1を付記)と、その岩石に砲撃する戦車が図示される。 In the first frame (display example shown on the upper left), the same display as the above-mentioned basic effect is illustrated in the first frame of FIG. 157. That is, in the main display area Dm (see FIG. 87 (a)), a treasure chest hidden in a depression, five rocks (with number 1) that close the depression, and a tank that bombards the rock are shown.
2コマ目(中左方に示す表示例)では、岩石が砕かれた状態が図示される。なお、できた空間に岩が落下することは無く、窪みが開放された状態が維持される。1コマ目の表示から、2コマ目の表示への切り替えは、規定個数(本制御例では、10個)の球が検出センサ1240(貯留流路1231)に入球したと判定されることにより実行される。即ち、2コマ目の表示は、V入賞ラウンドRvの終了タイミングに切り替えられるものであり、直後のインターバル時間にも表示が維持される。 In the second frame (display example shown on the left side of the center), the state in which the rock is crushed is illustrated. The rock does not fall into the created space, and the dent is maintained in an open state. Switching from the display of the first frame to the display of the second frame is performed by determining that a specified number of balls (10 in this control example) have entered the detection sensor 1240 (storage flow path 1231). Will be executed. That is, the display of the second frame is switched to the end timing of the V winning round Rv, and the display is maintained even in the interval time immediately after.
なお、2コマ目の表示に切り替えられるまでは、図157で説明した基本演出が継続される。V入賞ラウンドRvの規定時間(本制御例では、30秒間)以内に、規定個数(本制御例では、10個)の球が検出センサ1240(貯留流路1231)に入球したと判定されなかった場合には、2コマ目の表示には切り替わらず、基本演出からエンディング時間EDの表示へ切り替わる。 The basic effect described with reference to FIG. 157 is continued until the display is switched to the second frame display. It is not determined that the specified number of balls (10 in this control example) have entered the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) within the specified time (30 seconds in this control example) of the V winning round Rv. In that case, the display is not switched to the display of the second frame, but is switched from the basic effect to the display of the ending time ED.
3コマ目(下左方に示す表示例)では、宝箱が拡大されると共に開放され、遊技者が所定の利益(本制御例では、特定領域4830に球を通過させることで大当たり遊技終了後に高確率状態へ移行する利益)を得られたことを示す「V」の文字が表示される。なお、球が特定領域4830を通過するタイミングに合わせる目的から、2コマ目の表示へ切り替わってから1.0秒後に3コマ目の表示へ切り替えられる。
In the third frame (display example shown in the lower left), the treasure box is expanded and opened, and the player has a predetermined profit (in this control example, the ball is passed through the
そして、インターバル時間の終了まで3コマ目の表示が維持され、エンディング時間ED(図30(a)参照)に移行したら、予め用意されていたエンディング時間用の表示に切り替えられる。 Then, the display of the third frame is maintained until the end of the interval time, and when the ending time ED (see FIG. 30A) is entered, the display is switched to the display for the ending time prepared in advance.
このように、図158に示す表示例は、2コマ目の表示に切り替えられるタイミングは不明である一方で、3コマ目の表示は確実にインターバル時間中となる表示例として説明することができる。 As described above, the display example shown in FIG. 158 can be described as a display example in which the display of the third frame is surely during the interval time while the timing of switching to the display of the second frame is unknown.
図159は、V入賞ラウンドRvの第3図柄表示装置81の表示内容の変化を時系列で示す模式図である。
FIG. 159 is a schematic diagram showing changes in the display contents of the third
1コマ目(上左方に示す表示例)では、図157の1コマ目で上述した基本演出と同様の表示が図示される。即ち、主表示領域Dm(図87(a)参照)に、窪みに隠れた宝箱と、その窪みを塞ぐ5個の岩石(番号1を付記)と、その岩石に砲撃する戦車が図示される。 In the first frame (display example shown on the upper left), the same display as the above-mentioned basic effect is illustrated in the first frame of FIG. 157. That is, in the main display area Dm (see FIG. 87 (a)), a treasure chest hidden in a depression, five rocks (added with number 1) that close the depression, and a tank that bombards the rock are shown.
2コマ目(中左方に示す表示例)では、岩石が砕かれ、できた空間に複数の岩(番号2を付記)が落下する状況が図示される。図159では、2個の岩石のみが図示されているが、この後を追って、3個の岩石が落下する。1コマ目の表示から、2コマ目の表示への切り替えは、開閉板1300(図6参照)が閉状態に短時間(本制御例では、0.2秒未満の時間。具体的には0.1秒間)切り替えられるタイミングに合わせて実行される。
In the second frame (display example shown on the left side of the center), a situation in which rocks are crushed and a plurality of rocks (
なお、2コマ目の表示に切り替えられるまでは、図157で説明した基本演出が継続される。ここで、後述するように、本制御例では、閉状態に短時間切り替えられる最初のタイミングが、V入賞ラウンドRvの開始から10秒経過後よりも前とされるので、図159の2コマ目の表示への切り替えタイミングは、基本演出における切り替えタイミング(図157の2コマ目の表示への切り替えタイミング)よりも前とされる。そのため、違和感のない表示切替を実行することができる。 The basic effect described with reference to FIG. 157 is continued until the display is switched to the second frame display. Here, as will be described later, in this control example, the first timing for switching to the closed state for a short time is set to be before 10 seconds have passed from the start of the V winning round Rv, so that the second frame in FIG. 159. The switching timing to the display of is set to be earlier than the switching timing in the basic effect (switching timing to the display of the second frame in FIG. 157). Therefore, it is possible to perform display switching without a sense of discomfort.
また、閉状態に短時間切り替えられるタイミングを、基本演出において表示が切り替わるタイミング(例えば、V入賞ラウンドRvの開始から10秒経過後や、20秒経過後等)に近づけることで、現在行われている表示が、基本演出のままの表示なのか、図159で示す表示例による表示なのかを遊技者が判別し難くすることができる。これにより、V入賞ラウンドRv中において、遊技者に対して、所定の利益(本制御例では、特定領域4830に球を通過させることで大当たり遊技終了後に高確率状態へ移行する利益)を得られるかもしれないという期待感を持たせたまま遊技を実行させることができる。 In addition, the timing of switching to the closed state for a short time is approached to the timing of switching the display in the basic effect (for example, 10 seconds after the start of the V winning round Rv, 20 seconds after the start, etc.). It is possible for the player to make it difficult for the player to determine whether the display is the display as the basic effect or the display according to the display example shown in FIG. 159. As a result, during the V winning round Rv, a predetermined profit (in this control example, the profit of shifting to a high probability state after the end of the jackpot game by passing the ball through the specific area 4830) can be obtained for the player. It is possible to execute the game with the expectation that it may be possible.
3コマ目(下左方に示す表示例)では、落下した5個の岩石(番号2を付記)が再び溜まり、窪みを塞ぐ状況が図示される。3コマ目の表示は、次に開閉板1300(図6参照)が閉状態に切り替えられるタイミングまで維持される。3コマ目の表示の継続中に、開閉板1300が閉状態に短時間切り替えられた場合、再び2コマ目の表示(岩石に付される番号は、1増加する)に切り替えられる。即ち、開閉板1300が閉状態に短時間切り替えられる度に、2コマ目の表示および3コマ目の表示の連続的な表示が繰り返し切り替えられる。
In the third frame (display example shown on the lower left), a situation is shown in which five rocks that have fallen (numbered 2 are added) are collected again and the dent is closed. The display of the third frame is maintained until the next timing when the opening / closing plate 1300 (see FIG. 6) is switched to the closed state. If the opening /
4コマ目(上右方に示す表示例)では、主表示領域Dm(図87(a)参照)に、「もしや」との文字が表示される。4コマ目の表示への切り替えは、図159においては、1コマ目または3コマ目の表示から切り替えられるものであり、2コマ目の表示からは切り替えられないように制御されている。 In the fourth frame (display example shown on the upper right), the characters "Moshiya" are displayed in the main display area Dm (see FIG. 87 (a)). In FIG. 159, the switching to the display of the fourth frame is switched from the display of the first frame or the third frame, and is controlled so as not to be switched from the display of the second frame.
4コマ目の表示への切り替えは、開閉板1300(図6参照)が閉状態に長時間(本制御例では、0.2秒以上の時間。具体的には0.2秒間)切り替えられるタイミングに合わせて実行される。 The switching to the display of the fourth frame is the timing at which the opening / closing plate 1300 (see FIG. 6) is switched to the closed state for a long time (0.2 seconds or more in this control example, specifically 0.2 seconds). It is executed according to.
5コマ目(中右方に示す表示例)では、図158の2コマ目と同様、岩石が砕かれた状態が図示される。なお、できた空間に岩が落下することは無く、窪みが開放された状態が維持される。加えて、宝箱めがけて飛ぶ「V」の文字が表示される。この「V」の文字は、4コマ目に切り替わるタイミングから1秒後(球が特定領域4830を通過するタイミング)に宝箱に到達する速度で飛ぶように表示される。 In the fifth frame (display example shown on the right side of the center), a state in which the rock is crushed is shown as in the second frame in FIG. 158. The rock does not fall into the created space, and the dent is maintained in an open state. In addition, the letter "V" that flies toward the treasure chest is displayed. The letter "V" is displayed so as to fly at a speed of reaching the treasure box one second after the timing of switching to the fourth frame (the timing of the ball passing through the specific area 4830).
6コマ目(下右方に示す表示例)では、宝箱が拡大されると共に開放され、遊技者が所定の利益(本制御例では、特定領域4830に球を通過させることで大当たり遊技終了後に高確率状態へ移行する利益)を得られたことを示す「V」の文字が表示される。なお、5コマ目の表示において「V」の文字が宝箱に到達してから、連続的に6コマ目の表示へ移行する。
In the sixth frame (display example shown in the lower right), the treasure box is expanded and opened, and the player has a predetermined profit (in this control example, the ball is passed through the
そして、インターバル時間の終了まで6コマ目の表示が維持され、エンディング時間ED(図30(a)参照)に移行したら、予め用意されていたエンディング時間用の表示に切り替えられる。 Then, the display of the sixth frame is maintained until the end of the interval time, and when the ending time ED (see FIG. 30A) is entered, the display is switched to the display for the ending time prepared in advance.
このように、図159に示す表示例では、2コマ目の表示または4コマ目の表示に切り替えられるタイミングが作動パターンにより規定され、併せて、宝箱が開放するタイミングもV入賞ラウンドRvの入賞態様に関わらず予め設定されている。 As described above, in the display example shown in FIG. 159, the timing of switching to the display of the second frame or the display of the fourth frame is defined by the operation pattern, and at the same time, the timing of opening the treasure box is also the winning mode of the V winning round Rv. It is preset regardless.
この表示は、後述するような、特定領域4830を球が通過するタイミングがV入賞ラウンドRvの入賞態様に寄らず確定する(即ち、それ以前の入賞態様により確定する)大当たり種別において、特に効果的となる。即ち、特定領域4830を球が通過するタイミングと、宝箱が開放されるタイミングとを合わせることができるので、演出効果を向上させることができる。
This display is particularly effective in the jackpot type, as described later, in which the timing at which the ball passes through the
図157から図159で説明した表示例において、図157に示すような基本演出が継続して表示される表示例の場合の方が、図158及び図159に示す表示例に比較して、遊技者が得られる利益が低くなる。換言すれば、V入賞ラウンド遊技Rvでは、遊技者は、基本演出から表示が切り替えられることを期待しながら遊技を継続することになる。 In the display examples described with reference to FIGS. 157 to 159, in the case of the display example in which the basic effect as shown in FIG. 157 is continuously displayed, the game is compared with the display examples shown in FIGS. 158 and 159. The profits that a person can obtain are low. In other words, in the V winning round game Rv, the player continues the game while expecting that the display can be switched from the basic effect.
一方で、図157から図159で共通して、表示が切り替えられるまでは基本演出が表示されるので、図157から図159のいずれの表示例で表示が切り替わる場合であっても、遊技者は、基本演出から表示が切り替えられることを期待することができる。そのため、結果的にV入賞ラウンドRvが規定時間(本制御例では、30秒間)の経過により終了する(ラウンド遊技Rの消化に比較的長期間を要する)場合であっても、遊技者が遊技に飽きることを防止することができる。 On the other hand, in common with FIGS. 157 to 159, the basic effect is displayed until the display is switched, so that the player can switch the display in any of the display examples of FIGS. 157 to 159. , It can be expected that the display can be switched from the basic effect. Therefore, as a result, even if the V winning round Rv ends after the lapse of the specified time (30 seconds in this control example) (it takes a relatively long time to digest the round game R), the player plays the game. It is possible to prevent getting bored with.
次に、図160及び図161を参照して、本制御例における主制御装置110のMPU201のROM202の内容について説明する。図160(a)は、本制御例における主制御装置110のMPU201におけるROM202の内容を模式的に示した模式図である。ROM202には、既に上述した第1当たり乱数テーブル202aと、第2当たり乱数テーブル202cとに加え、第1当たり種別選択テーブル202b3と、変動パターン選択テーブル202dと、開閉板動作シナリオ記憶領域202e3と、開閉板動作シナリオテーブル202f3とが少なくとも設けられている。
Next, the contents of the
まず、図160(b)を参照し、第1当たり種別選択テーブル202b3の詳細について説明する。図160(b)は、第1当たり種別選択テーブル202b3の内容を模式的に示した模式図である。第1当たり種別選択テーブル202b3は、大当たり種別を決定するための判定値が特別図柄の種別毎に記憶されているデータテーブルであり、第1当たり種別カウンタC2の判定値が、各大当たり種別に対応付けて規定されている。 First, the details of the first type selection table 202b3 will be described with reference to FIG. 160 (b). FIG. 160B is a schematic diagram schematically showing the contents of the first type selection table 202b3. The first hit type selection table 202b3 is a data table in which judgment values for determining the jackpot type are stored for each type of special symbol, and the judgment value of the first hit type counter C2 corresponds to each jackpot type. It is specified with.
本制御例のパチンコ機10では、特別図柄の大当たりと判定された場合に、始動入賞に基づいて取得した第1当たり種別カウンタC2の値と、第1当たり種別選択テーブル202b3とが比較され、第1当たり種別カウンタC2の値に対応する大当たり種別が選択される。図160(b)では、選択された大当たり種別に対応して内容が切り替えられる演出後遊技ラウンド選択テーブルTa、開始ラウンド選択テーブルTb、及びV入賞ラウンドRvの内容について併記される。
In the
本制御例では、演出後遊技ラウンド選択テーブルTa、開始ラウンド選択テーブルTb、及びV入賞ラウンドRvの組み合わせにバリエーションを設けることにより、大当たり遊技の途中で遊技者に大当たり種別を見極められ、獲得が期待できる利益が予め把握されることの抑制を図っている。 In this control example, by providing variations in the combination of the post-production game round selection table Ta, the start round selection table Tb, and the V winning round Rv, the player can identify the jackpot type in the middle of the jackpot game and expect to acquire it. We are trying to prevent the profits that can be made from being grasped in advance.
即ち、特別図柄1の振分において、遊技者が把握可能な差が最初に生じるのは、演出ラウンドRptと演出後遊技ラウンドRpaの間のインターバル時間(開始ラウンド選択テーブルTbによる差)である。本制御例では、インターバル時間として第1排出態様Tb1が選択されても第2排出態様Tb2が選択されても、そのそれぞれに演出後遊技ラウンド選択テーブルTa、V入賞ラウンドRvの振分が同様に(同じ確率で)発生するように第1当たり種別選択テーブル202b3を構成している。
That is, in the distribution of the
同様に、V入賞ラウンドRvの直前のインターバル時間(演出後遊技ラウンド選択テーブルTa)の差を遊技者が把握したとしても、その後のV入賞ラウンドRvが遊技者にとって有利となるか不利となるかの振分確率に変化は生じないので、V入賞ラウンドRvの実行中まで、遊技者に大当たり種別を予想させながら遊技を実行させることができる。これにより、大当たり種別が早々に把握できる遊技機に比較して、遊技者を遊技に引き込むことができ、遊技者の集中力の向上を図ることができる。 Similarly, even if the player grasps the difference in the interval time immediately before the V winning round Rv (game round selection table Ta after production), whether the subsequent V winning round Rv is advantageous or disadvantageous to the player. Since there is no change in the distribution probability of, the player can be made to execute the game while predicting the jackpot type until the execution of the V winning round Rv. As a result, the player can be drawn into the game as compared with the game machine in which the jackpot type can be grasped at an early stage, and the concentration of the player can be improved.
図160(b)に示した通り、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜9」の範囲には、「大当たりUa」が対応付けられて規定されている(図160(b)の202b31参照)。この「大当たりUa」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりUa」となるカウンタ値は10個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりUa」が決定される割合は10%(10/100)である。
As shown in FIG. 160 (b), "big hit Ua" is defined in association with the
この「大当たりUa」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、V入賞ラウンドRvで特定領域4830を球が通過したら大当たり終了後に時短80回の高確率状態(ST80回)へ移行するが、特定領域4830を球が通過しなかった場合には普通図柄の時短状態が100回付与される。
In this "big hit Ua", 6 rounds are set as the number of rounds, and when the ball passes through the
なお、V入賞ラウンドRvが、ラウンド遊技R中に閉鎖しない開放パターンとされるので、特定領域4830に球を通過させるためには、V入賞ラウンドRvにおいて開放期間Tv以内に規定個数(本制御例では、10個)の球を検出センサ1240(貯留流路1231)に入球させて、ラウンド遊技Rを終了させることが要求される。従って、ラウンド遊技Rvの開始時に貯留流路1231に球が残留していた場合、球を特定領域4830に通過させられないことが確定する。
Since the V winning round Rv has an open pattern that does not close during the round game R, in order to allow the ball to pass through the
ここで、特別図柄1の大当たり種別の振分に構成される第1排出態様Tb1(1.2秒)、第2排出態様Tb2(1.8秒)、演出後第1排出態様Ta1(0.4秒)、演出後第2排出態様Ta2(1.8秒)は、貯留流路1231が球で満たされている場合(10個の球が貯留されている場合)に全ての球を排出することは不可能な期間として構成される。従って、基本的には、ラウンド遊技Rvの開始時に貯留流路1231に球が残留することになるので、「大当たりUa」の大当たり遊技では、貯留流路1231への入球個数の調整を行うことができなければ球を特定領域4830に通過させることができない場合が多い。
Here, the first discharge mode Tb1 (1.2 seconds), the second discharge mode Tb2 (1.8 seconds), and the first discharge mode Ta1 (0. 4 seconds), in the second discharge mode Ta2 (1.8 seconds) after the effect, when the
また、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「10〜24」の範囲には、「大当たりUb」が対応付けられて規定されている(図160(b)の202b32参照)。この「大当たりUb」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりUb」となるカウンタ値は15個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりUb」が決定される割合は15%(15/100)である。
Further, with respect to the
この「大当たりUb」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、V入賞ラウンドRvで特定領域4830を球が通過したら大当たり終了後に時短80回の高確率状態(ST80回)へ移行するが、特定領域4830を球が通過しなかった場合には普通図柄の時短状態が100回付与される。
In this "big hit Ub", 6 rounds are set as the number of rounds, and when the ball passes through the
なお、V入賞ラウンドRvが、ラウンド遊技R中に長閉鎖する開放パターン(動作シナリオ33(図161(a)参照))とされるので、V入賞ラウンドRvにおいて開放期間Tv以内に規定個数(本制御例では、10個)の球を検出センサ1240(貯留流路1231)に入球させて、ラウンド遊技Rを終了させずとも(例えば、V入賞ラウンドRvにおける検出センサ1240への入球態様に関わらず)、ラウンド遊技R中の長閉鎖時に貯留流路1231から球(例えば、以前のラウンド遊技Rで検出センサ1240に入球した球)を排出させることで、球を特定領域4830に通過させることができる。従って、ラウンド遊技Rvの開始時に貯留流路1231に球が残留していたとしても、球を特定領域4830に通過させられるか否かは確定しない。
Since the V winning round Rv is an opening pattern (operation scenario 33 (see FIG. 161 (a))) that is closed for a long time during the round game R, the specified number (this) is within the opening period Tv in the V winning round Rv. In the control example, even if the ball of 10) is entered into the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) and the round game R is not completed (for example, the ball is entered into the
また、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「25〜34」の範囲には、「大当たりVa」が対応付けられて規定されている(図160(b)の202b33参照)。この「大当たりVa」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりVa」となるカウンタ値は10個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりVa」が決定される割合は10%(10/100)である。
Further, with respect to the
この「大当たりVa」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、V入賞ラウンドRvで特定領域4830を球が通過したら大当たり終了後に時短80回の高確率状態(ST80回)へ移行するが、特定領域4830を球が通過しなかった場合には普通図柄の時短状態が100回付与される。
In this "big hit Va", 6 rounds are set as the number of rounds, and when the ball passes through the
なお、V入賞ラウンドRvが、ラウンド遊技R中に短閉鎖のみする開放パターン(動作シナリオ34(図161(a)参照))とされるので、特定領域4830に球を通過させるためには、V入賞ラウンドRvにおいて開放期間Tv以内に規定個数(本制御例では、10個)の球を検出センサ1240(貯留流路1231)に入球させて、ラウンド遊技Rを終了させることが要求される。従って、ラウンド遊技Rvの開始時に貯留流路1231に球が残留していた場合、球を特定領域4830に通過させられないことが確定する。
Since the V winning round Rv is an opening pattern (operation scenario 34 (see FIG. 161 (a))) in which only a short closure occurs during the round game R, in order to pass the ball through the
ここで、特別図柄1の大当たり種別の振分に構成される第1排出態様Tb1(1.2秒)、第2排出態様Tb2(1.8秒)、演出後第1排出態様Ta1(0.4秒)、演出後第2排出態様Ta2(1.8秒)は、貯留流路1231が球で満たされている場合(10個の球が貯留されている場合)に全ての球を排出することは不可能な期間として構成される。従って、基本的には、ラウンド遊技Rvの開始時に貯留流路1231に球が残留することになるので、「大当たりVa」の大当たり遊技では、貯留流路1231への入球個数の調整を行うことができなければ球を特定領域4830に通過させることができない場合が多い。
Here, the first discharge mode Tb1 (1.2 seconds), the second discharge mode Tb2 (1.8 seconds), and the first discharge mode Ta1 (0. 4 seconds), in the second discharge mode Ta2 (1.8 seconds) after the effect, when the
また、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「35〜49」の範囲には、「大当たりVb」が対応付けられて規定されている(図160(b)の202b34参照)。この「大当たりVb」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりVb」となるカウンタ値は15個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりVb」が決定される割合は15%(15/100)である。
Further, with respect to the
この「大当たりVb」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、V入賞ラウンドRvで特定領域4830を球が通過したら大当たり終了後に時短80回の高確率状態(ST80回)へ移行するが、特定領域4830を球が通過しなかった場合には普通図柄の時短状態が100回付与される。
In this "big hit Vb", 6 rounds are set as the number of rounds, and when the ball passes through the
なお、V入賞ラウンドRvが、ラウンド遊技R中に長閉鎖する開放パターン(動作シナリオ33(図161(a)参照))とされるので、V入賞ラウンドRvにおいて開放期間Tv以内に規定個数(本制御例では、10個)の球を検出センサ1240(貯留流路1231)に入球させて、ラウンド遊技Rを終了させずとも(例えば、V入賞ラウンドRvにおける検出センサ1240への入球態様に関わらず)、ラウンド遊技R中の長閉鎖時に貯留流路1231から球(例えば、以前のラウンド遊技Rで検出センサ1240に入球した球)を排出させることで、球を特定領域4830に通過させることができる。従って、ラウンド遊技Rvの開始時に貯留流路1231に球が残留していたとしても、球を特定領域4830に通過させられるか否かは確定しない。
Since the V winning round Rv is an opening pattern (operation scenario 33 (see FIG. 161 (a))) that is closed for a long time during the round game R, the specified number (this) is within the opening period Tv in the V winning round Rv. In the control example, even if the ball of 10) is entered into the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) and the round game R is not completed (for example, the ball is entered into the
また、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「50〜59」の範囲には、「大当たりWa」が対応付けられて規定されている(図160(b)の202b35参照)。この「大当たりWa」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりWa」となるカウンタ値は10個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりWa」が決定される割合は10%(10/100)である。
Further, with respect to the
この「大当たりWa」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、V入賞ラウンドRvで特定領域4830を球が通過したら大当たり終了後に時短80回の高確率状態(ST80回)へ移行するが、特定領域4830を球が通過しなかった場合には普通図柄の時短状態が100回付与される。
In this "big hit Wa", 6 rounds are set as the number of rounds, and when the ball passes through the
なお、V入賞ラウンドRvが、ラウンド遊技R中に閉鎖しない開放パターンとされるので、特定領域4830に球を通過させるためには、V入賞ラウンドRvにおいて開放期間Tv以内に規定個数(本制御例では、10個)の球を検出センサ1240(貯留流路1231)に入球させて、ラウンド遊技Rを終了させることが要求される。従って、ラウンド遊技Rvの開始時に貯留流路1231に球が残留していた場合、球を特定領域4830に通過させられないことが確定する。
Since the V winning round Rv has an open pattern that does not close during the round game R, in order to allow the ball to pass through the
ここで、特別図柄1の大当たり種別の振分に構成される第1排出態様Tb1(1.2秒)、第2排出態様Tb2(1.8秒)、演出後第1排出態様Ta1(0.4秒)、演出後第2排出態様Ta2(1.8秒)は、貯留流路1231が球で満たされている場合(10個の球が貯留されている場合)に全ての球を排出することは不可能な期間として構成される。従って、基本的には、ラウンド遊技Rvの開始時に貯留流路1231に球が残留することになるので、「大当たりWa」の大当たり遊技では、貯留流路1231への入球個数の調整を行うことができなければ球を特定領域4830に通過させることができない場合が多い。
Here, the first discharge mode Tb1 (1.2 seconds), the second discharge mode Tb2 (1.8 seconds), and the first discharge mode Ta1 (0. 4 seconds), in the second discharge mode Ta2 (1.8 seconds) after the effect, when the
また、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「60〜74」の範囲には、「大当たりWb」が対応付けられて規定されている(図160(b)の202b36参照)。この「大当たりWb」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりWb」となるカウンタ値は15個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりWb」が決定される割合は15%(15/100)である。
Further, with respect to the
この「大当たりWb」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、V入賞ラウンドRvで特定領域4830を球が通過したら大当たり終了後に時短80回の高確率状態(ST80回)へ移行するが、特定領域4830を球が通過しなかった場合には普通図柄の時短状態が100回付与される。
In this "big hit Wb", 6 rounds are set as the number of rounds, and when the ball passes through the
なお、V入賞ラウンドRvが、ラウンド遊技R中に長閉鎖する開放パターン(動作シナリオ33(図161(a)参照))とされるので、V入賞ラウンドRvにおいて開放期間Tv以内に規定個数(本制御例では、10個)の球を検出センサ1240(貯留流路1231)に入球させて、ラウンド遊技Rを終了させずとも(例えば、V入賞ラウンドRvにおける検出センサ1240への入球態様に関わらず)、ラウンド遊技R中の長閉鎖時に貯留流路1231から球(例えば、以前のラウンド遊技Rで検出センサ1240に入球した球)を排出させることで、球を特定領域4830に通過させることができる。従って、ラウンド遊技Rvの開始時に貯留流路1231に球が残留していたとしても、球を特定領域4830に通過させられるか否かは確定しない。
Since the V winning round Rv is an opening pattern (operation scenario 33 (see FIG. 161 (a))) that is closed for a long time during the round game R, the specified number (this) is within the opening period Tv in the V winning round Rv. In the control example, even if the ball of 10) is entered into the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) and the round game R is not completed (for example, the ball is entered into the
また、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「75〜84」の範囲には、「大当たりYa」が対応付けられて規定されている(図160(b)の202b37参照)。この「大当たりYa」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりYa」となるカウンタ値は10個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりYa」が決定される割合は10%(10/100)である。
Further, with respect to the
この「大当たりYa」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、V入賞ラウンドRvで特定領域4830を球が通過したら大当たり終了後に時短80回の高確率状態(ST80回)へ移行するが、特定領域4830を球が通過しなかった場合には普通図柄の時短状態が100回付与される。
In this "big hit Ya", 6 rounds are set as the number of rounds, and when the ball passes through the
なお、V入賞ラウンドRvが、ラウンド遊技R中に短閉鎖のみする開放パターン(動作シナリオ34(図161(a)参照))とされるので、特定領域4830に球を通過させるためには、V入賞ラウンドRvにおいて開放期間Tv以内に規定個数(本制御例では、10個)の球を検出センサ1240(貯留流路1231)に入球させて、ラウンド遊技Rを終了させることが要求される。従って、ラウンド遊技Rvの開始時に貯留流路1231に球が残留していた場合、球を特定領域4830に通過させられないことが確定する。
Since the V winning round Rv is an opening pattern (operation scenario 34 (see FIG. 161 (a))) in which only a short closure occurs during the round game R, in order to pass the ball through the
ここで、特別図柄1の大当たり種別の振分に構成される第1排出態様Tb1(1.2秒)、第2排出態様Tb2(1.8秒)、演出後第1排出態様Ta1(0.4秒)、演出後第2排出態様Ta2(1.8秒)は、貯留流路1231が球で満たされている場合(10個の球が貯留されている場合)に全ての球を排出することは不可能な期間として構成される。従って、基本的には、ラウンド遊技Rvの開始時に貯留流路1231に球が残留することになるので、「大当たりYa」の大当たり遊技では、貯留流路1231への入球個数の調整を行うことができなければ球を特定領域4830に通過させることができない場合が多い。
Here, the first discharge mode Tb1 (1.2 seconds), the second discharge mode Tb2 (1.8 seconds), and the first discharge mode Ta1 (0. 4 seconds), in the second discharge mode Ta2 (1.8 seconds) after the effect, when the
また、特別図柄1に対して、第1当たり種別カウンタC2の値が「85〜99」の範囲には、「大当たりYb」が対応付けられて規定されている(図160(b)の202b38参照)。この「大当たりYb」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりYb」となるカウンタ値は15個なので、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりYb」が決定される割合は15%(15/100)である。
Further, with respect to the
この「大当たりYb」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、V入賞ラウンドRvで特定領域4830を球が通過したら大当たり終了後に時短80回の高確率状態(ST80回)へ移行するが、特定領域4830を球が通過しなかった場合には普通図柄の時短状態が100回付与される。
In this "big hit Yb", 6 rounds are set as the number of rounds, and when the ball passes through the
なお、V入賞ラウンドRvが、ラウンド遊技R中に長閉鎖する開放パターン(動作シナリオ33(図161(a)参照))とされるので、V入賞ラウンドRvにおいて開放期間Tv以内に規定個数(本制御例では、10個)の球を検出センサ1240(貯留流路1231)に入球させて、ラウンド遊技Rを終了させずとも(例えば、V入賞ラウンドRvにおける検出センサ1240への入球態様に関わらず)、ラウンド遊技R中の長閉鎖時に貯留流路1231から球(例えば、以前のラウンド遊技Rで検出センサ1240に入球した球)を排出させることで、球を特定領域4830に通過させることができる。従って、ラウンド遊技Rvの開始時に貯留流路1231に球が残留していたとしても、球を特定領域4830に通過させられるか否かは確定しない。
Since the V winning round Rv is an opening pattern (operation scenario 33 (see FIG. 161 (a))) that is closed for a long time during the round game R, the specified number (this) is within the opening period Tv in the V winning round Rv. In the control example, even if the ball of 10) is entered into the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) and the round game R is not completed (for example, the ball is entered into the
一方、第2特別図柄に対しては、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜99」の範囲(全範囲)には、「大当たりq」が対応付けられて規定されている。この「大当たりq」は、ラウンド数が6ラウンドの大当たりである。第1当たり種別カウンタC2の取り得る100個のカウンタ値のうち、「大当たりq」となるカウンタ値は100個なので、特別図柄2の抽選で大当たりとなった場合に「大当たりq」が決定される割合は100%である。
On the other hand, for the second special symbol, "big hit q" is associated with the range (entire range) in which the value of the first hit type counter C2 is "0 to 99". This "big hit q" is a big hit with 6 rounds. Of the 100 counter values that the first hit type counter C2 can take, the counter value that becomes the "big hit q" is 100, so the "big hit q" is determined when a big hit is obtained in the
この「大当たりq」は、ラウンド数として6ラウンドが設定され、V入賞ラウンドRvで特定領域4830を球が通過したら大当たり終了後に時短80回の高確率状態(ST80回)へ移行するが、特定領域4830を球が通過しなかった場合には普通図柄の時短状態が100回付与される。
For this "big hit q", 6 rounds are set as the number of rounds, and when the ball passes through the
なお、V入賞ラウンドRvが、ラウンド遊技R中に閉鎖しない開放パターンとされるので、特定領域4830に球を通過させるためには、V入賞ラウンドRvにおいて開放期間Tv以内に規定個数(本制御例では、10個)の球を検出センサ1240(貯留流路1231)に入球させて、ラウンド遊技Rを終了させることが要求される。従って、ラウンド遊技Rvの開始時に貯留流路1231に球が残留していた場合、球を特定領域4830に通過させられないことが確定する。
Since the V winning round Rv has an open pattern that does not close during the round game R, in order to allow the ball to pass through the
且つ、直前のインターバル時間における排出態様が、演出後第3排出態様Ta3とされるので、貯留流路1231に貯留される球の個数に寄らず(満タンとなっていても)、V入賞ラウンドRvを貯留流路1231に球が貯留されていない状態で開始させることができる。
Moreover, since the discharge mode in the immediately preceding interval time is set to the third discharge mode Ta3 after the effect, the V winning round does not depend on the number of balls stored in the storage flow path 1231 (even if the tank is full). Rv can be started with no spheres stored in the
つまり、特別図柄1と特別図柄2とは、大当たり遊技のラウンド数は同じであるが、特別図柄2の大当たり遊技では、V入賞ラウンドRvの直前の演出後遊技ラウンドRpaにおける入球個数に関わらず、特定領域4830へ球を通過させることができるので、遊技者は球の発射を停止することなく(貯留流路1231への入球個数の調整を行うことなく)大当たり遊技を進行させることができる。従って、特別図柄1の大当たりに比較して、特別図柄2の大当たりの方が、大当たり遊技をスムーズに進行させることができる。
That is, the
このように、本制御例では、特別図柄1の抽選で大当たりとなった場合に対して、特別図柄2の抽選で大当たりとなった場合のほうが、遊技者に有利となる高確率状態へ移行させるための遊技をスムーズに進めることができるように構成されている。よって、一旦連荘モード(特別図柄の高確率状態、且つ、普通図柄の時短状態)が設定されると、右打ちにより第2入球口640へと入球させることにより、特別図柄2の抽選が実行され易くなる状態と、大当たり遊技とが繰り返され易くなると共に、大当たり遊技の消化スピードを速くすることができる。このため、遊技者に対して、連荘モードへと移行させることを一つの目的として遊技を行わせることができる。よって、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。
As described above, in this control example, when the lottery of the
次に、開閉板動作シナリオ記憶領域202e3の詳細な内容について、図161(a)を参照して説明する。図161(a)は、開閉板動作シナリオ記憶領域202e3の内容を模式的に示した模式図である。この開閉板動作シナリオ記憶領域202e3は、開閉板1300(図6参照)の動作制御に用いられる動作シナリオがシナリオ種別毎に記憶されている領域であって、この開閉板動作シナリオ記憶領域202e3に記憶されている情報を用いて、大当たり遊技における所定のラウンド遊技Rにおいて開閉板1300が動作される。
Next, the detailed contents of the opening / closing plate operation scenario storage area 202e3 will be described with reference to FIG. 161 (a). FIG. 161A is a schematic diagram schematically showing the contents of the opening / closing plate operation scenario storage area 202e3. The opening / closing plate operation scenario storage area 202e3 is an area in which operation scenarios used for operation control of the opening / closing plate 1300 (see FIG. 6) are stored for each scenario type, and is stored in the opening / closing plate operation scenario storage area 202e3. The opening /
具体的には、開閉板動作シナリオ記憶領域202e3には、シナリオ種別として動作シナリオ31から動作シナリオ34が規定されている。動作シナリオ31は、シナリオ内容として、開閉板1300(図6参照)に「開放(開状態)」が設定される、最大30秒の動作シナリオである。動作シナリオ31では、30秒が経過する前であっても、検出センサ1240に規定個数(本制御例では、10個)の球が検出されることで開閉板1300の動作シナリオが終了し、初期状態(開閉板1300が閉状態とされる状態)に復帰するように制御される。
Specifically, in the opening / closing plate operation scenario storage area 202e3,
動作シナリオ32は、シナリオ内容として開閉板1300(図6参照)に「開放(開状態)」が設定される、最大10秒の動作シナリオである。動作シナリオ32では、10秒が経過する前であっても、検出センサ1240に規定個数(本制御例では、10個)の球が検出されることで開閉板1300の動作シナリオが終了し、初期状態に復帰するように制御される。
The
動作シナリオ33は、シナリオ内容として開閉板1300(図6参照)に「開放(開状態)9.0秒→閉鎖(閉状態、短閉)0.1秒→開放(開状態)5.0秒→閉鎖(閉状態、長閉)0.2秒→開放(開状態)4.0秒→閉鎖(閉状態、長閉)0.2秒→以降は開放(開状態)4.0秒→閉鎖(閉状態、長閉)0.2秒がループ」が設定される、最大30秒の動作シナリオである。 In the operation scenario 33, the opening / closing plate 1300 (see FIG. 6) has "open (open state) 9.0 seconds → closed (closed state, short closed) 0.1 seconds → open (open state) 5.0 seconds" as the scenario content. → Closed (closed state, long closed) 0.2 seconds → Open (open state) 4.0 seconds → Closed (closed state, long closed) 0.2 seconds → After that, open (open state) 4.0 seconds → Closed This is an operation scenario of a maximum of 30 seconds in which "loop for 0.2 seconds (closed state, long closed)" is set.
動作シナリオ33では、30秒が経過する前であっても、検出センサ1240に規定個数(本制御例では、10個)の球が検出されることで開閉板1300の動作シナリオが終了し、初期状態に復帰するように制御される。
In the operation scenario 33, even before 30 seconds have elapsed, the
この動作シナリオ33では、上述した動作シナリオ31、動作シナリオ32とは異なり、開閉板1300が開放(開状態)とされた後で閉鎖(閉状態、長閉)にされることで、貯留流路1231に残った球を排出できる。そのため、球を特定領域4830に通過させ得ると共に、貯留流路1231の満タンを解消することで、新たに検出センサ1240(貯留流路1231)へ球を入球させることが可能となる。
In this operation scenario 33, unlike the
即ち、貯留流路1231に球が残留した状態からラウンド遊技Rが開始され、貯留流路1231が満タンとなり、ラウンド遊技Rが継続している状況においては、ラウンド遊技Rの残りの時間における無駄球の抑制を図るためには、球の発射を停止することが望ましい。一方で、この遊技性は遊技者に暇を与えることになり、遊技者の集中力を削ぎ、遊技の興趣を低下させる虞がある。
That is, in a situation where the round game R is started from the state where the ball remains in the
一方で、動作シナリオ33では、貯留流路1231が満タンとなっても、開閉板1300が閉鎖(閉状態、長閉)される度に、貯留流路1231から球が1個ずつ排出されるので、検出センサ1240(貯留流路1231)に新たに入球させることが可能となる。この場合には、適切な個数の球の打ち出しを再開した方が、払い出し賞球個数の面と、ラウンド遊技Rの迅速な消化の面とから、好ましい。即ち、本制御例によれば、貯留流路1231が満タンとなった後も、開閉板1300が閉鎖(閉状態、長閉)されることで検出センサ1240(貯留流路1231)への入球を再開可能となるので、開閉板1300の動作に対する注目力および球の発射に対する集中力を高い状態で維持することができる。
On the other hand, in the operation scenario 33, even if the
このように、開閉板1300の閉鎖は、特定領域4830への球通過の可能性と、検出センサ1240(貯留流路1231)への新たな入球という2点において、遊技者の利益に関わることから、開閉板1300の閉鎖(動作)に対する遊技者の注目力を向上させることができる。
As described above, the closing of the opening /
動作シナリオ34は、シナリオ内容として開閉板1300(図6参照)に「開放(開状態)9.0秒→閉鎖(閉状態、短閉)0.1秒→開放(開状態)5.1秒→閉鎖(閉状態、短閉)0.1秒→開放(開状態)4.1秒→閉鎖(閉状態、短閉)0.1秒→以降は開放(開状態)4.1秒→閉鎖(閉状態、短閉)0.1秒がループ」が設定される、最大30秒の動作シナリオである。
In the
動作シナリオ34では、30秒が経過する前であっても、検出センサ1240に規定個数(本制御例では、10個)の球が検出されることで開閉板1300の動作シナリオが終了し、初期状態に復帰するように制御される。
In the
この動作シナリオ34では、上述した動作シナリオ33とは異なり、開閉板1300が開放(開状態)とされた後における閉鎖が、閉鎖(閉状態、短閉)のみで構成される。そのため、動作シナリオ33と同様に開閉板1300は開放(開状態)から動作するが、貯留流路1231に残った球は排出されない。そのため、開閉板1300の閉鎖(閉状態、短閉)のタイミングで球を特定領域4830に通過させることはできないし、貯留流路1231の満タンを解消することもできない。
In this
即ち、動作シナリオ34では、開閉板1300の動作に注目させるという動作シナリオ33の効果を維持したまま、開閉板1300が閉鎖した場合であっても遊技者が獲得する利益に変動を生じさせずに維持することができる(貯留流路1231が満タンであれば、開閉板1300の動作後も満タンのままであり、特定領域4830を球が通過することもない)。
That is, in the
開閉板1300の閉鎖タイミングは、動作シナリオ33及び動作シナリオ34とで共通であるうえ、動作長さの差も0.1秒なので、開閉板1300が動作シナリオ33又は動作シナリオ34のどちらのパターンで動作しているのかを遊技者が判別し難くすることができる。
The closing timing of the opening /
そのため、開閉板1300の閉鎖に合わせて遊技者が球の発射を再開した場合に、期待通り追加の利益を獲得できる場合(動作シナリオ33の場合)と、発射した球の大部分が賞球に結びつかない場合(動作シナリオ34の場合)とを構成することができる。
Therefore, when the player resumes firing the ball in accordance with the closure of the opening /
このように、動作シナリオを、遊技者の得られる利益の違いに基づいて区分けして記憶させておくことで、現在実行されている開閉板1300の動作が遊技者に与える利益を、主制御装置110は容易に判別することができる。
In this way, by classifying and storing the operation scenarios based on the difference in the profits obtained by the player, the profit given to the player by the currently executed operation of the opening /
図161(b)は、開閉板動作シナリオテーブル202f3の内容を模式的に示した模式図である。この開閉板動作シナリオテーブル202f3は、予め定められている各シナリオ種別が、どの大当たり種別の、何ラウンド目のラウンド遊技Rに対応するかの情報が付与されている。 FIG. 161 (b) is a schematic diagram schematically showing the contents of the opening / closing plate operation scenario table 202f3. The opening / closing plate operation scenario table 202f3 is provided with information on which jackpot type and which round of the round game R each predetermined scenario type corresponds to.
主制御装置110のMPUでは、開閉板1300の動作制御を実行する場合に、開閉板動作シナリオテーブル202f3に規定されている内容に対応する情報を、開閉板動作シナリオ記憶領域202e3から読み出して、開閉板1300を可動させている。
In the MPU of the
この開閉板動作シナリオテーブル202f3は、大当たり種別と、何ラウンド目のラウンド遊技Rかの組み合わせに基づいて、対応する動作シナリオを設定可能に構成される。大当たり遊技におけるラウンド遊技Rでは、その選択された動作シナリオで、ラウンド遊技Rの開始と同時に開閉板1300が可動制御される。
The opening / closing plate operation scenario table 202f3 is configured so that the corresponding operation scenario can be set based on the combination of the jackpot type and the number of rounds of the round game R. In the round game R in the jackpot game, the opening /
<主制御装置のフロー>
次に、本制御例におけるRAM203の詳細について、図162を参照して説明する。図162は、主制御装置110のRAM203の構成を示すブロック図である。図162に示した通り、RAM203は、第1の制御例(図101参照)で上述した特別図柄1保留球格納エリア203a、特別図柄2保留球格納エリア203b、普通図柄保留球格納エリア203c、特別図柄1保留球数カウンタ203d、特別図柄2保留球数カウンタ203e、普通図柄保留球数カウンタ203f、確変カウンタ203g、時短中カウンタ203h、動作シナリオ格納エリア203i、動作カウンタ203j、出フラグ203k、残球タイマフラグ203m、残球タイマ203n、残球カウンタ203p、閉鎖フラグ203q、カウント開始フラグ203qa、閉鎖カウンタ203r、Vフラグ203s、V入賞有効カウンタ203t、報知カウンタ203u、入賞個数カウンタ203w、排出個数カウンタ203x、その他メモリエリア203zに加え、未到達フラグ203qb、入賞後カウンタ203wa、を少なくとも有している。
<Flow of main controller>
Next, the details of the
未到達フラグ203qbは、貯留流路1231の下端に球が配置されているかを判定するためのフラグであり、検出センサ1240で球の入球が検出されたタイミングと、貯留流路1231を球が流下するのに要する時間との関係等からオンとオフとが切替られる。未到達フラグ203qbがオンの時には貯留流路1231の下端に球が配置されており、未到達フラグ203qbがオフの時には貯留流路1231の下端に球は配置されていないものとされる。
The non-reachable flag 203qb is a flag for determining whether or not a sphere is arranged at the lower end of the
入賞後カウンタ203waは、所定のラウンド(本制御例では、V入賞ラウンドRv)において、検出センサ1240(貯留流路1231)への最後の入球があってからの時間を計測するカウンタである。即ち、検出センサ1240(貯留流路1231)への入球が検出される度にリセットされるように設定される。 The winning counter 203wa is a counter that measures the time since the last ball entered the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) in a predetermined round (V winning round Rv in this control example). That is, it is set to be reset every time a ball entering the detection sensor 1240 (storage flow path 1231) is detected.
次に、音声ランプ制御装置113の電気的構成の詳細について図163を参照して説明する。図163(a)は、本制御例における音声ランプ制御装置113のMPU221のROM222の内容を模式的に示した模式図である。図163(a)に示した通り、ROM222は、第1の制御例で上述した変動パターン選択テーブル222aと、開閉板動作シナリオ222b3とを少なくとも有している。
Next, the details of the electrical configuration of the voice
開閉板動作シナリオ222b3は、主制御装置110によって動作制御される開閉板1300の動作状況を音声ランプ制御装置113側でも把握するために設けられたものであって、主制御装置110のROM202に記憶されている開閉板動作シナリオ記憶領域202e3および開閉板動作シナリオテーブル202f3に格納されている情報が記憶されている領域である。
The opening / closing plate operation scenario 222b3 is provided so that the operating status of the opening /
次に、図163(b)を参照して、音声ランプ制御装置113のMPU221におけるRAM223について説明する。図163(b)は、本制御例におけるRAM223の内容を示したブロック図である。RAM223には、第1の制御例で上述したものと同様に、コマンド記憶領域223aと、第1特別図柄保留球数カウンタ223bと、第2特別図柄保留球数カウンタ223cと、普通図柄保留球数カウンタ223dと、変動開始フラグ223eと、停止種別選択フラグ223fと、演出カウンタ223gと、ラウンド数累積カウンタ223hと、確変状態フラグ223iと、時短状態カウンタ223jと、貯留状態フラグ223kと、貯留上限フラグ223mと、貯留カウンタ223nと、操作フラグ223pと、演出一時記憶エリア223rと、第1操作演出フラグ223waと、第2操作演出フラグ223wbと、第1入力フラグ223wcと、第2入力フラグ223wdと、演出実行中フラグ223xと、押下期間情報格納エリア223yと、その他メモリエリア223zとが少なくとも設けられ、加えて、注目演出タイマ223gaと、演出切替フラグ223gbと、V入賞ラウンド用タイマ223gcと、スキップ用フラグ223gdと、未到達演出フラグ223qbと、第1演出開始フラグ223yaと、第2演出開始フラグ223ybと、第3演出開始フラグ223ycと、第4演出開始フラグ223ydと、が少なくとも設けられている。
Next, the
注目演出タイマ223gaは、所定のラウンド(本制御例では、演出ラウンドRpt)の時間経過を計測するタイマであって、実行する表示演出の設定に利用される。 The attention effect timer 223ga is a timer that measures the passage of time in a predetermined round (in this control example, the effect round Rpt), and is used for setting the display effect to be executed.
演出切替フラグ223gbは、所定のラウンド(本制御例では、演出ラウンドRpt)で実行される、操作演出を伴う表示演出が設定された後に、他の演出に更新される不具合を防止するためのフラグである。演出切替フラグ223gbがオンであれば実行する表示演出が確定したことを示し、演出切替フラグ223gbがオフであれば、実行する表示演出が未確定であることを示す。
The
V入賞ラウンド用タイマ223gcは、V入賞ラウンドRvの開始からの時間経過を計測するためのタイマである。 The V winning round timer 223gc is a timer for measuring the passage of time from the start of the V winning round Rv.
スキップ用フラグ223gdは、表示が更新された後で、誤って表示が更新されることを防ぐためのフラグである。 The skip flag 223gd is a flag for preventing the display from being erroneously updated after the display is updated.
未到達演出フラグ223qbは、RAM203の未到達フラグ203qbのオンオフの切り替えに連動してオンオフ切替制御されるフラグである。従って、未到達演出フラグ223qbがオンの時には貯留流路1231の下端に球が配置されており、未到達フラグ223qbがオフの時には貯留流路1231の下端に球は配置されていないものとされる。
The non-reachable effect flag 223qb is a flag whose on / off switching control is performed in conjunction with the on / off switching of the non-reachable flag 203qb of the
第1演出開始フラグ223ya〜第4演出開始フラグ223ydは、大当たり遊技の進行と連動してオンオフ切替制御されるフラグである。 The first effect start flag 223ya to the fourth effect start flag 223yd are flags that are controlled to be switched on and off in conjunction with the progress of the jackpot game.
第1演出開始フラグ223yaは、大当たり遊技の進行状況で切り替えられるフラグであり、オンであれば、大当たり遊技の開始から開始ラウンドRpb(本制御例では、3ラウンド目)の終了前(演出ラウンドRptの開始前)であることを示し、オフであれば、開始ラウンドRpbの終了後(演出ラウンドRptの開始後)であることを示す。 The first effect start flag 223ya is a flag that can be switched according to the progress of the jackpot game, and if it is on, it starts from the start of the jackpot game and before the end of the start round Rpb (third round in this control example) (effect round Rpt). If it is off, it indicates that it is after the end of the start round Rpb (after the start of the effect round Rpt).
第2演出開始フラグ223ybは、大当たり遊技の進行状況で切り替えられるフラグであり、オンであれば、開始ラウンドRpb(本制御例では、3ラウンド目)の終了後(演出ラウンドRptの開始後)から演出ラウンドRpt(本制御例では、4ラウンド目)の終了前(演出後遊技ラウンドRvの開始前)であることを示し、オフであれば、開始ラウンドRpbの終了前(演出ラウンドRptの開始前)または演出ラウンドRptの終了後(演出後遊技ラウンドRpaの開始後)であることを示す。 The second production start flag 223yb is a flag that can be switched according to the progress of the jackpot game, and if it is on, from the end of the start round Rpb (third round in this control example) (after the start of the production round Rpt). It indicates that it is before the end of the production round Rpt (4th round in this control example) (before the start of the game round Rv after the production), and if it is off, before the end of the start round Rpb (before the start of the production round Rpt). ) Or after the end of the effect round Rpt (after the start of the post-effect game round Rpa).
第3演出開始フラグ223ycは、大当たり遊技の進行状況で切り替えられるフラグであり、オンであれば、演出ラウンドRpt(本制御例では、4ラウンド目)の終了後(演出後遊技ラウンドRpaの開始後)から演出後遊技ラウンドRpa(本制御例では、5ラウンド目)の終了前(V入賞ラウンドRvの開始前)であることを示し、オフであれば、演出ラウンドRptの終了前(演出後遊技ラウンドRpaの開始前)または演出後遊技ラウンドRpaの終了後(V入賞ラウンドRvの開始後)であることを示す。 The third effect start flag 223yc is a flag that can be switched according to the progress of the jackpot game, and if it is on, after the end of the effect round Rpt (fourth round in this control example) (after the start of the post-effect game round Rpa). ) Indicates that it is before the end of the post-production game round Rpa (in this control example, the fifth round) (before the start of the V winning round Rv), and if it is off, before the end of the production round Rpt (post-production game). Indicates that it is before the start of the round Rpa) or after the end of the game round Rpa after the production (after the start of the V winning round Rv).
第4演出開始フラグ223ydは、大当たり遊技の進行状況で切り替えられるフラグであり、オンであれば、演出後遊技ラウンドRpa(本制御例では、5ラウンド目)の終了後(V入賞ラウンドRvの開始後)からV入賞ラウンドRv(本制御例では、6ラウンド目)の終了前(エンディング時間の開始前)であることを示し、オフであれば、演出後遊技ラウンドRpaの終了前(V入賞ラウンドRvの開始前)またはV入賞ラウンドRvの終了後(エンディング時間の開始後)であることを示す。 The fourth production start flag 223yd is a flag that can be switched according to the progress of the jackpot game, and if it is on, the start of the post-production game round Rpa (fifth round in this control example) (start of the V winning round Rv). After) indicates that it is before the end of the V winning round Rv (6th round in this control example) (before the start of the ending time), and if it is off, after the production and before the end of the game round Rpa (V winning round). Indicates that it is before the start of Rv) or after the end of the V winning round Rv (after the start of the ending time).
<主制御装置でのフロー>
次に、図164を参照して、第1の制御例で上記した立ち上げ処理後に主制御装置110内のMPU201により実行される第4の制御例におけるメイン処理について説明する。図164は、立ち上げ処理後に主制御装置110内のMPU201により実行される第4の制御例におけるメイン処理を示すフローチャートである。なお、本制御例では、第1の制御例のメイン処理(図117)に対して、大当たり制御処理S1004がS4004に、V入賞処理S1009がS4009に、それぞれ変更されていることと、貯留制御処理S1008が削除されていることとを除き、共通である。そのため、第1の制御例におけるメイン処理(図117参照)と同一部分については、同一の符号を付しその説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
<Flow in the main controller>
Next, with reference to FIG. 164, the main process in the fourth control example executed by the
図165は、本制御例における大当たり制御処理(S4004)を示すフローチャートである。この大当たり制御処理(S4004)は、メイン処理(図164参照)の中で実行され、パチンコ機10が特別図柄の大当たり状態である場合に、大当たりに応じた各種演出を実行したり、第1特定入賞口(大開放口)1000aを開放または閉鎖したり、特定領域4830を開放または閉塞したりするための処理である。
FIG. 165 is a flowchart showing the jackpot control process (S4004) in this control example. This jackpot control process (S4004) is executed in the main process (see FIG. 164), and when the
本制御例における大当たり制御処理(S4004)では、第1の制御例における大当たり制御処理(S1004)に対して、報知処理(S1111)が省略され(その役割を後述する音声ランプ制御装置113の制御(図169参照)に移すことで省略)、入賞処理(S1112)が入賞処理(S4112)に変更されていることを除き、大当たり制御処理(S1004)と共通である。そのため、第1の制御例と同一部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
In the jackpot control process (S4004) in this control example, the notification process (S1111) is omitted with respect to the jackpot control process (S1004) in the first control example (the role of the control of the voice
次に、図166を参照して、入賞処理(S4112)について説明する。図166は、第4の制御例における入賞処理(S4112)を示すフローチャートである。この入賞処理(S4112)は、第1の制御例における入賞処理(図123)と同様に、メイン処理(図164参照)の中で実行され、ラウンド遊技R時に開放された第1特定入賞口(大開放口)1000aを閉鎖したり、その閉鎖後に特定領域4830を正常に通過したかを判定するための条件値(設定値および初期値)を設定したりするための処理である。
Next, the winning process (S4112) will be described with reference to FIG. 166. FIG. 166 is a flowchart showing a winning process (S4112) in the fourth control example. This winning process (S4112) is executed in the main process (see FIG. 164) in the same manner as the winning process (FIG. 123) in the first control example, and the first specific winning opening (see FIG. 164) opened during the round game R. This is a process for closing the large opening) 1000a and setting condition values (set value and initial value) for determining whether or not the
第4の制御例における入賞処理(S4112)は、第1の制御例における入賞処理(S1112)に対して、S1278の処理を実行した後で、設定値選択設定処理(S4290)が実行されてから設定値が設定される(S4297)ことのみが異なり、その他は同じであるので、図167を参照して、設定値選択設定処理(S4290)について説明する。 The winning process (S4112) in the fourth control example is performed after the setting value selection setting process (S4290) is executed after the processing of S1278 is executed for the winning process (S1112) in the first control example. The only difference is that the set value is set (S4297), and the others are the same. Therefore, the set value selection setting process (S4290) will be described with reference to FIG. 167.
図167は、設定値選択設定処理(S4290)の内容を示したフローチャートである。設定値選択設定処理(S4290)では、状況に合わせてV入賞有効カウンタ203tに設定する設定値の範囲を選択する処理を実行する。
FIG. 167 is a flowchart showing the contents of the set value selection setting process (S4290). In the set value selection setting process (S4290), a process of selecting a range of set values to be set in the V winning
初めに、第4の制御例における設定値選択設定処理(S4290)の概要について説明する。設定値選択設定処理(S4290)は、第1の制御例との違いに対応するために設けられた処理である。 First, an outline of the set value selection setting process (S4290) in the fourth control example will be described. The set value selection setting process (S4290) is a process provided to deal with the difference from the first control example.
まず、第4の制御例では、貯留流路1231からの球の排出がラウンド遊技Rの開始時に限定されていた第1の制御例と異なり、V入賞ラウンドRvの途中で貯留流路1231からの球の排出が所定間隔で生じるため、ラウンド遊技R終了時に貯留流路1231の内部において球が離間した状態で配置される可能性がある。換言すれば、検出センサ1240を通過した球が貯留流路1231下流側に滞留している球に衝突する(完全な連球を構成する)前に、貯留流路1231からの球の排出が開始される可能性がある。
First, in the fourth control example, unlike the first control example in which the discharge of the ball from the
また、第4の制御例では、第1の制御例と異なり、V入賞ラウンドRvの途中で貯留流路1231からの球の排出が生じる時には、貯留流路1231に貯留される個数によらず、所定個数(本制御例では、1個)の球が排出される。
Further, in the fourth control example, unlike the first control example, when the spheres are discharged from the
即ち、第4の制御例では、第1の制御例と異なり、貯留流路1231の内部の球の配置と閉鎖が実行されたタイミングとを考慮して設定値を決定する必要があり、その設定値を選択する処理が設定値選択設定処理(S4290)である。
That is, in the fourth control example, unlike the first control example, it is necessary to determine the set value in consideration of the arrangement of the spheres inside the
次に、第4の制御例における設定値選択設定処理(S4290)の詳細について説明する。第4の制御例における設定値選択設定処理(S4290)では、S4290の処理において、ラウンド遊技R終了時の閉鎖であるか判別する(S4291)。ラウンド遊技R終了時の閉鎖ではない場合には(S4291:No)、現在実行中の動作シナリオから、その閉鎖が長閉(0.2秒の閉鎖)であるか判別される(S4292)。 Next, the details of the set value selection setting process (S4290) in the fourth control example will be described. In the set value selection setting process (S4290) in the fourth control example, in the process of S4290, it is determined whether or not the game is closed at the end of the round game R (S4291). If it is not the closure at the end of the round game R (S4291: No), it is determined from the currently executing operation scenario whether the closure is a long closure (closing for 0.2 seconds) (S4922).
S4292の処理において、長閉では無いと判別した場合には(S4292:No)、その閉鎖は短閉(0.1秒の閉鎖)となるので、貯留流路1231からの球の排出は生じないことから、本処理を終了し、入賞処理S4112に戻る。
In the treatment of S4292, if it is determined that the closure is not long (S4292: No), the closure is short (closed for 0.1 seconds), so that the spheres are not discharged from the
一方、S4292の処理において、長閉であると判別した場合には(S4292:Yes)、貯留流路1231の下端に球が停留しているかを判定するため、貯留流路1231に残留する最下流の球が検出センサ1240を通過してから2.0秒が経過しているか判別する(S4293)。
On the other hand, in the processing of S4292, when it is determined that the closed state is long (S4292: Yes), the most downstream remaining in the
この判別は、例えば、入賞後カウンタ203waと同じように検出センサ1240への入球が検出されることで計時を開始するカウンタを複数(例えば、10個)設け、計時前においては、検出センサ1240への入球に基づいて、いずれかのカウンタが計時を開始するように制御し(即ち、順次計時を開始するので、計時する値は全てのカウンタで異なることになる)、計時が開始された後は、各カウンタ共通で、検出センサ1240に10個入球するごとに計時をリセットするように制御する。この前提で、検出センサ1240の検出タイミングと動作シナリオに基づく貯留流路1231からの排出態様とから把握される貯留流路1231の内部に残る球の内、最下流の球に対応するカウンタの値を確認することで実行される。
For this determination, for example, a plurality of counters (for example, 10) that start timing when a ball entering the
S4293の処理において、2.0秒以上経過していると判別した場合は(S4293:No)、第1の制御例で説明した数値範囲の下限を貯留球数=1として設定値の範囲を選択する。即ち、3.0秒以下、且つ、(3−0.2×1)秒以上に対応する数値範囲でV入賞有効カウンタ203tの設定値の範囲が選択され(S4294)、S4299の処理へ移行する。
In the process of S4293, when it is determined that 2.0 seconds or more have passed (S4293: No), the lower limit of the numerical range described in the first control example is set as the number of stored balls = 1 and the set value range is selected. do. That is, the range of the set value of the V winning
一方、S4293の処理において、2.0秒が経過していないと判別した場合は(S4293:Yes)、未到達フラグ203qbをオンに設定し(S4295)、本処理を終了し、入賞処理S4112に戻る。 On the other hand, in the process of S4293, when it is determined that 2.0 seconds have not elapsed (S4293: Yes), the non-reachable flag 203qb is set to ON (S4295), this process is terminated, and the winning process S4112 is performed. return.
一方、S4291の処理において、ラウンド遊技R終了時の閉鎖であると判別した場合には(S4291:Yes)、入賞後カウンタ203waの値が所定の判定式(2−(貯留個数)×0.2)よりも小であるか判別する(S4296)。 On the other hand, in the process of S4291, when it is determined that the game is closed at the end of the round game R (S4291: Yes), the value of the counter 203wa after winning is a predetermined determination formula (2- (number of stored items) × 0.2. ) Is smaller than (S4296).
S4296の処理は、貯留流路1231の内部の球が、全球で連球を構成しているのか、一部でも離れた部分があるのかを判別するための処理である。
The process of S4296 is a process for determining whether the spheres inside the
S4296の処理において、入賞後カウンタ203waの値が所定の判定式(2−(貯留個数)×0.2)よりも小でないと判別した場合には(S4296:No)、貯留流路1231の内部の球が全球で連球を構成していることを示しているので、第1の制御例で説明した数値範囲で設定値の範囲を選択する。即ち、3.0秒以下、且つ、(3−0.2×貯留球数)秒以上に対応する数値範囲でV入賞有効カウンタ203tの設定値の範囲が選択され(S4297)、S4299の処理へ移行する。
In the processing of S4296, when it is determined that the value of the counter 203wa after winning is not smaller than the predetermined determination formula (2- (number of stored pieces) × 0.2) (S4296: No), the inside of the
一方、S4296の処理において、入賞後カウンタ203waの値が所定の判定式(2−(貯留個数)×0.2)よりも小であると判別した場合には(S4296:Yes)、貯留流路1231の内部の球間に間隔がある(離れている)部分が生じているので、貯留個数から設定値の範囲を選択することは不適切である。そのため、設定値の下限を、最後に検出センサ1240を通過した球が特定領域4830に到達する時間として設定する。即ち、3.0秒以下、且つ、(3−(3−入賞後カウンタ203waの値)=入賞後カウンタ203waの値)以上に対応する数値範囲でV入賞有効カウンタ203tの設定値の範囲が選択され(S4298)、S4299の処理へ移行する。
On the other hand, in the processing of S4296, when it is determined that the value of the counter 203wa after winning is smaller than the predetermined determination formula (2- (number of stored pieces) × 0.2) (S4296: Yes), the storage flow path. It is inappropriate to select the range of the set value from the number of stored pieces because there is a part where there is a space (separation) between the spheres inside the 1231. Therefore, the lower limit of the set value is set as the time when the sphere that finally passed the
なお、上述の式における(3−入賞後カウンタ203waの値)の部分は、貯留流路1231を球が通過する期間(本制御例では、2.0秒間)及び排出口1150から連通路4810を球が通過する期間(本制御例では、1.0秒間)の和である「3」から、最後に検出センサ1240を通過した球の現在地を入賞後カウンタ203waで差し引き、その球が連通路4810を通過し特定領域4830に到達するまでの期間を算出した部分である。
In the above equation, the part (3-value of counter 203wa after winning) is the period during which the ball passes through the storage flow path 1231 (2.0 seconds in this control example) and the
S4299の処理では、上述したS4294、S4297又はS4298のいずれかで選択されたV入賞有効カウンタ203tの設定値の範囲を設定する。その後、本処理を終了し、入賞処理S4112へ戻る。
In the process of S4299, the range of the set value of the V winning
図164に戻って説明する。本制御例では、V入賞処理(S4009)が、第1の制御例から変更されている。これについて、図168を参照して説明する。 It will be described back to FIG. In this control example, the V winning process (S4009) is changed from the first control example. This will be described with reference to FIG. 168.
図168は、第4の制御例におけるV入賞処理(S4009)を示すフローチャートである。このV入賞処理(S4009)は、第1の制御例におけるV入賞処理(図129)と同様に、メイン処理(図164参照)の中で実行され、第1特定入賞口1000aが閉状態となった後の球の流下を監視する制御を行うための処理である。
FIG. 168 is a flowchart showing the V winning process (S4009) in the fourth control example. This V winning process (S4009) is executed in the main process (see FIG. 164) in the same manner as the V winning process (FIG. 129) in the first control example, and the first specific winning
第4の制御例におけるV入賞処理(S4009)は、第1の制御例におけるV入賞処理(S1009)に対して、S1501の処理で、カウント開始フラグ203qaがオフであると判別された後の部分のみが異なり(S1501:No)、その他は同じであるので、同一の部分については同じ符号を付し説明を省略し、異なる部分のみ説明する。 The V winning process (S4009) in the fourth control example is a portion after it is determined that the count start flag 203qa is off in the processing of S1501 with respect to the V winning process (S1009) in the first control example. Only the parts are different (S1501: No), and the others are the same. Therefore, the same parts are designated by the same reference numerals, the description thereof will be omitted, and only the different parts will be described.
初めに、第4の制御例におけるV入賞処理(S4009)の第1の制御例からの変更点の概要について説明する。第1に、第4の制御例では、第1の制御例と異なり、貯留流路1231からの球の排出が発生しない態様で開閉板1300が閉鎖(短閉)可能に制御されるので、そのための対応を行っている。第2に、第4の制御例では、第1の制御例と異なり、V入賞ラウンドRvの途中で貯留流路1231から球を排出可能とされる場合が生じるが、この時に球が排出されるかどうかは、貯留流路1231の内部における球の配置(下端に球が配置されているか否か)に左右されるので、これに対する対応を行っている。第3に、V入賞ラウンドRvの途中で開閉板1300が閉鎖する場合と、V入賞ラウンドRvの終了で開閉板1300が閉鎖する場合とがあるので、閉鎖カウンタ203rに異なる所定値を設定するように対応している。
First, the outline of the changes from the first control example of the V winning process (S4009) in the fourth control example will be described. First, in the fourth control example, unlike the first control example, the opening /
次に、第4の制御例におけるV入賞処理(S4009)の詳細について説明する。V入賞処理では、まず、カウント開始フラグ203qaがオンであるか否かを判別する(S1501)。カウント開始フラグ203qaがオンであると判別した場合は(S1501:Yes)、その後の処理は第1の制御例と同じなので、説明を省略する。 Next, the details of the V winning process (S4009) in the fourth control example will be described. In the V winning process, first, it is determined whether or not the count start flag 203qa is on (S1501). When it is determined that the count start flag 203qa is on (S1501: Yes), the subsequent processing is the same as that of the first control example, and thus the description thereof will be omitted.
一方、カウント開始フラグ203qaがオンでない(即ち、オフである)と判別した場合は(S1501:No)、閉鎖フラグ203qがオンであるか否かを判別する(S1502)。
On the other hand, when it is determined that the count start flag 203qa is not on (that is, it is off) (S1501: No), it is determined whether or not the closing
S1502の処理において、閉鎖フラグ203qがオンでない(即ち、オフである)と判別した場合(S1502:No)、S4526の処理へ移行する。
When it is determined that the closing
一方、閉鎖フラグ203qがオンであると判別した場合は(S1502:Yes)、今回の閉鎖が貯留流路1231から球を排出しない閉鎖(短閉)であるか判別する(S4521)。
On the other hand, when it is determined that the closing
S4521の処理で、その閉鎖が貯留流路1231から球を排出しない閉鎖(短閉)であると判別した場合は(S4521:Yes)、閉鎖フラグ203qをオフに設定し(S4522)、S4526の処理へ移行する。
If it is determined in the process of S4521 that the closure is a closure (short closure) that does not discharge the ball from the storage flow path 1231 (S4521: Yes), the
一方、S4521の処理で、その閉鎖が貯留流路1231から球を排出しない閉鎖(短閉)でない(即ち、その閉鎖が球を排出する閉鎖(長閉またはラウンド遊技R終了時の閉鎖)である)と判別した場合は(S4521:No)、その閉鎖がV入賞ラウンドRvの途中の閉鎖(長閉)であるか判別する(S4523)。 On the other hand, in the process of S4521, the closure is not a closure that does not eject the ball from the storage channel 1231 (short closure) (that is, the closure is a closure that ejects the ball (long closure or closure at the end of the round game R). ) (S4521: No), it is determined whether the closure is a closure (long closure) in the middle of the V winning round Rv (S4523).
S4523の処理において、その閉鎖がV入賞ラウンドRvの途中の閉鎖(長閉)であると判別された場合は(S4523:Yes)、未到達フラグ203qbがオンであるか判別する(S4524)。 In the process of S4523, if it is determined that the closure is a closure (long closure) in the middle of the V winning round Rv (S4523: Yes), it is determined whether the non-reachable flag 203qb is on (S4524).
S4524の処理において、未到達フラグ203qbがオンであると判別された場合は、貯留流路1231から球が排出されない場合を示しており、未到達フラグ203qbをオフに設定し(S4525)、閉鎖フラグ203qをオフに設定し(S4522)、S4526の処理へ移行する。
In the process of S4524, when it is determined that the non-reachable flag 203qb is on, it indicates that the ball is not discharged from the
一方、S4523の処理で、その閉鎖がV入賞ラウンドRvの終了時の閉鎖であると判別した場合(S4523:No)、及びS4524の処理で、未到達フラグ203qbがオンではない(即ち、オフである)と判別した場合は(S4524:No)、カウント開始フラグ203qaをオンに設定し(S4528)、閉鎖内容から異なる数値を選択し閉鎖カウンタ203rの所定値を設定し(S4529)、本処理を終了する。
On the other hand, when it is determined in the processing of S4523 that the closing is the closing at the end of the V winning round Rv (S4523: No), and in the processing of S4524, the non-reachable flag 203qb is not on (that is, is off). If it is determined (S4524: No), the count start flag 203qa is set to ON (S4528), a different numerical value is selected from the closing contents, a predetermined value of the
なお、S4529の処理では、閉鎖時間に応じた数値が選択される。即ち、その閉鎖が短閉の時は0.1秒が、長閉の時は0.2秒が、ラウンド遊技R終了時の閉鎖の時は直後のインターバル時間が、それぞれ選択される。本制御例では、正常な場合には、短閉の時にS4529の処理が実行されることは無いが、何らかの不具合(ノイズの発生等)によりS4529の処理が実行された場合には、上記のように閉鎖カウンタ203rに数値が選択される。
In the process of S4529, a numerical value corresponding to the closing time is selected. That is, 0.1 seconds is selected when the closing is short closing, 0.2 seconds when the closing is long closing, and the interval time immediately after the closing at the end of the round game R is selected. In this control example, in the normal case, the processing of S4529 is not executed at the time of short closing, but when the processing of S4529 is executed due to some trouble (generation of noise, etc.), it is as described above. A numerical value is selected for the
S4526の処理では、特定領域4830を球が通過したか判別する(S4526)。S4526は、貯留流路1231から球が排出されない場合に実行される処理であるので、通常の遊技において特定領域4830を球が通過することは無い。そのため、S4526の処理で、特定領域4830を球が通過したと判別した場合(S4526:Yes)、不正に特定領域4830に球を通したことが予想されるので、エラーコマンドを設定し(S4527)、本処理を終了する。
In the process of S4526, it is determined whether or not the sphere has passed through the specific region 4830 (S4526). Since S4526 is a process executed when the ball is not discharged from the
一方、S4526の処理で特定領域4830を球が通過しなかったと判別した場合(S4526:No)、そのまま本処理を終了する。 On the other hand, when it is determined in the process of S4526 that the ball has not passed through the specific area 4830 (S4526: No), this process is terminated as it is.
なお、エラーコマンドが設定された後の制御については、第1の制御例(におけるS1515の処理等)で説明した内容と重複するので、ここでは説明を省略する。 Since the control after the error command is set overlaps with the content described in the first control example (processing of S1515 in the above), the description thereof is omitted here.
<音声ランプ制御装置の制御>
次いで、図169を参照して、本制御例において、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理後に音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理について説明する。図169は、このメイン処理を示したフローチャートである。
<Control of voice lamp control device>
Next, with reference to FIG. 169, in this control example, the main process executed by the
図169に示すように、本制御例におけるメイン処理は、第1の制御例のメイン処理に対して、ボタン入力監視・演出処理(S2107)が省略されている点と、コマンド判定処理(S4111)が変更されている点と、貯留状態監視処理S2113の後に演出切替処理S4701が追加されている点とが主に異なるので、同一である部分には第1の制御例と同じ符号を付し説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。 As shown in FIG. 169, in the main processing in this control example, the button input monitoring / effect processing (S2107) is omitted from the main processing in the first control example, and the command determination processing (S4111). Is changed and the effect switching process S4701 is added after the storage state monitoring process S2113. Therefore, the same parts are designated by the same reference numerals as those in the first control example. Is omitted, and only the different parts will be described.
次に、図170を参照して、第4の制御例において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるコマンド判定処理(S4111)について説明する。図170は、このコマンド判定処理(S4111)を示したフローチャートである。このコマンド判定処理(S4111)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図169参照)の中で実行され、上述したように、主制御装置110から受信したコマンドを判定するための処理である。
Next, with reference to FIG. 170, the command determination process (S4111) executed by the
コマンド判定処理(S4111)では、第1の制御例におけるコマンド判定処理(S2111)に対して、当たり関連処理(S2221)が当たり関連処理2(S4221)に変更されている点のみが異なり、その他は同一である。 The command determination process (S4111) differs from the command determination process (S2111) in the first control example only in that the hit-related process (S2221) is changed to the hit-related process 2 (S4221). It is the same.
また、図171は、当たり関連処理2(S4221)を示すフローチャートである。当たり関連処理2(S4221)では、第1の制御例における当たり関連処理(S2221)に対して、ラウンド数コマンドを受信した後に演出開始フラグ設定処理(S4301)が実行される点、ラウンド数コマンドを受信した後に移行される大当たり中演出処理(S2505)がS4505の処理(受信したラウンド数に対応する表示用ラウンド数コマンドを設定する処理)に変更されている点、及び大当たりエンディングコマンドを受信した後に第4演出開始フラグ223ydがオフに設定される(S4509)点のみが異なり、その他は同一である。そのため、同一である部分には第1の制御例と同じ符号を付し説明を省略する。 Further, FIG. 171 is a flowchart showing the hit-related process 2 (S4221). In the hit-related process 2 (S4221), for the hit-related process (S2221) in the first control example, the effect start flag setting process (S4301) is executed after receiving the round number command, and the round number command is executed. The point that the jackpot middle effect process (S2505) that is transferred after receiving is changed to the process of S4505 (the process of setting the display round number command corresponding to the received round number), and after receiving the jackpot ending command The only difference is that the fourth effect start flag 223yd is set to off (S4509), and the others are the same. Therefore, the same parts are designated by the same reference numerals as those in the first control example, and the description thereof will be omitted.
S2503の処理でラウンド数コマンドを受信する度に、演出開始フラグ設定処理(S4301)が実行され、S4505の処理で表示用ラウンド数コマンドが設定され、コマンド出力処理(S2102、図169参照)の中で表示制御装置114に向けて送信される。この出力を受信することにより、表示制御装置114は、次に実行するラウンド数を把握可能とされる。
Each time the round number command is received in the process of S2503, the effect start flag setting process (S4301) is executed, the display round number command is set in the process of S4505, and in the command output process (see S2102, FIG. 169). Is transmitted to the
図172を参照して、演出開始フラグ設定処理(S4301)について説明する。図172は、第4の制御例における演出開始フラグ設定処理(S4301)を示すフローチャートである。この演出開始フラグ設定処理(S4301)は、メイン処理(図169参照)の中で実行され、現在実行されているラウンド遊技Rの内容を音声ランプ制御装置113が把握するためのフラグを設定する処理である。
The effect start flag setting process (S4301) will be described with reference to FIG. 172. FIG. 172 is a flowchart showing the effect start flag setting process (S4301) in the fourth control example. This effect start flag setting process (S4301) is executed in the main process (see FIG. 169), and is a process of setting a flag for the voice
第4の制御例における演出開始フラグ設定処理(S4301)では、S4301の処理において、開始されたラウンドがラウンド1であるか判別する(S4302)。 In the effect start flag setting process (S4301) in the fourth control example, it is determined in the process of S4301 whether the started round is round 1 (S4302).
開始されたラウンドがラウンド1であると判別すると(S4302:Yes)、第1演出開始フラグ223yaをオンに設定し(S4303)、本処理を終了する。 When it is determined that the started round is round 1 (S4302: Yes), the first effect start flag 223ya is set to on (S4303), and this process ends.
一方、開始されたラウンドがラウンド1ではないと判別すると(S4302:No)、開始されたラウンドが演出ラウンドRpt(本制御例では、ラウンド4)であるか判別する(S4304)。
On the other hand, if it is determined that the started round is not round 1 (S4302: No), it is determined whether the started round is the effect round Rpt (
S4304の処理において、開始されたラウンドが演出ラウンドRptであると判別すると(S4304:Yes)、第1演出開始フラグ223yaをオフに設定し(S4305)、第2演出開始フラグ223ybをオンに設定し(S4306)、本処理を終了する。 In the process of S4304, when it is determined that the started round is the effect round Rpt (S4304: Yes), the first effect start flag 223ya is set to off (S4305), and the second effect start flag 223yb is set to on. (S4306), this process is terminated.
一方、S4304の処理において、開始されたラウンドが演出ラウンドRptではないと判別すると(S4304:No)、開始されたラウンドが演出後遊技ラウンドRpa(本制御例では、ラウンド5)であるか判別する(S4307)。
On the other hand, in the process of S4304, if it is determined that the started round is not the effect round Rpt (S4304: No), it is determined whether the started round is the post-effect game round Rpa (
S4307の処理において、開始されたラウンドが演出後遊技ラウンドRpaであると判別すると(S4307:Yes)、第2演出開始フラグ223ybをオフに設定し(S4308)、第3演出開始フラグ223ycをオンに設定し(S4309)、本処理を終了する。 In the process of S4307, when it is determined that the started round is the post-production game round Rpa (S4307: Yes), the second production start flag 223yb is set to off (S4308), and the third production start flag 223yc is turned on. Set (S4309) and end this process.
一方、S4307の処理において、開始されたラウンドが演出後遊技ラウンドRpaではないと判別すると(S4307:No)、開始されたラウンドがV入賞ラウンドRv(本制御例では、ラウンド6)であるか判別する(S4310)。
On the other hand, in the process of S4307, if it is determined that the started round is not the post-production game round Rpa (S4307: No), it is determined whether the started round is the V winning round Rv (
S4310の処理において、開始されたラウンドがV入賞ラウンドRvであると判別すると(S4310:Yes)、第3演出開始フラグ223ycをオフに設定し(S4311)、第4演出開始フラグ223ydをオンに設定し(S4312)、本処理を終了する。 In the process of S4310, when it is determined that the started round is the V winning round Rv (S4310: Yes), the third production start flag 223yc is set to off (S4311), and the fourth production start flag 223yd is set to on. (S4312), and this process is terminated.
一方、S4310の処理において、開始されたラウンドがV入賞ラウンドRvではないと判別すると(S4310:No)、そのまま本処理を終了する。第4演出開始フラグ223ydは、大当たりエンディングコマンドを受信した後(S2508)、S4509の処理において、オフに設定される。このように、本制御例では、現在実行中のラウンドを、第1演出開始フラグ223ya〜第4演出開始フラグ223ydの状態により判別可能に構成されている。 On the other hand, in the process of S4310, if it is determined that the started round is not the V winning round Rv (S4310: No), the present process is terminated as it is. The fourth effect start flag 223yd is set to off in the processing of S4509 after receiving the jackpot ending command (S2508). As described above, in this control example, the round currently being executed can be discriminated by the states of the first effect start flag 223ya to the fourth effect start flag 223yd.
次に、図173を参照して、演出切替処理(S4701)について説明をする。図173は、この演出切替処理(S4701)を示したフローチャートである。この演出切替処理(S4701)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図169参照)の一処理であり、大当たり遊技の進行状況によって変化する演出を実行するための処理である。
Next, the effect switching process (S4701) will be described with reference to FIG. 173. FIG. 173 is a flowchart showing this effect switching process (S4701). This effect switching process (S4701) is one of the main processes (see FIG. 169) executed by the
なお、本処理では、第1可変入賞装置4000への球の入賞態様を検出する処理も含むため、メイン処理において短い周期(1m秒以内)で実行されるように構成している。これにより、第1可変入賞装置4000への球の入賞態様を検出して行う設定を遅滞なく行うことができる。
Since this process includes a process of detecting the winning mode of the ball in the first
図173に示すように、演出切替処理では、S4701の処理において、第2演出開始フラグ223ybがオンであるか判別する(S4702)。第2演出開始フラグ223ybがオンである場合(S4702:Yes)、演出ラウンド表示態様設定処理(S4703)を実行し、本処理を終了する。 As shown in FIG. 173, in the effect switching process, it is determined whether or not the second effect start flag 223yb is on in the process of S4701 (S4702). When the second effect start flag 223yb is on (S4702: Yes), the effect round display mode setting process (S4703) is executed, and this process ends.
ここで、図174を参照して、演出ラウンド表示態様設定処理について説明する(S4703)。図174は、この演出ラウンド表示態様設定処理(S4703)の内容を示したフローチャートである。演出ラウンド表示態様設定処理(S4703)では、まず、大当たりを開始してから初回の処理であるか判別し(S4720)、初回の処理であれば(S4720:Yes)、予め用意してある基本演出を表示するために表示用基本演出コマンドを設定し(S4721)、初回の処理でなければ(S4720:No)、S4721の処理をスキップし、現在実行中の演出ラウンドRptの開始時において、検出センサ1240への入球個数から、貯留流路1231からの排出個数を差し引いた値が1以上であるか判別する(S4722)。
Here, the effect round display mode setting process will be described with reference to FIG. 174 (S4703). FIG. 174 is a flowchart showing the contents of the effect round display mode setting process (S4703). In the effect round display mode setting process (S4703), first, it is determined whether it is the first process after the jackpot is started (S4720), and if it is the first process (S4720: Yes), the basic effect prepared in advance. The display basic effect command is set to display (S4721), if it is not the first process (S4720: No), the process of S4721 is skipped, and the detection sensor is started at the start of the currently executing effect round Rpt. It is determined whether or not the value obtained by subtracting the number of discharged balls from the
なお、S4720の処理において、初回であることの判定を行う手法は様々な方法が考えられる。例えば、S4720の処理として所定のカウンタの数値が1以上か、という処理を設け、S4720とS4721との間に所定のカウンタの数値を1ずつカウントダウンする処理を設け、大当たり遊技の開始時に所定のカウンタの値が1に設定されるようにしても良い。 In the process of S4720, various methods can be considered as a method for determining that it is the first time. For example, as the process of S4720, a process of checking whether the numerical value of the predetermined counter is 1 or more is provided, and a process of counting down the numerical value of the predetermined counter by 1 is provided between S4720 and S4721, and the predetermined counter is provided at the start of the jackpot game. The value of may be set to 1.
なお、S4721の処理における基本演出とは、本制御例では、図153、図154及び図156の1コマ目(上左方の表示例)に示す表示である。 The basic effect in the processing of S4721 is the display shown in the first frame (display example on the upper left) of FIGS. 153, 154 and 156 in this control example.
S4722の処理において、検出センサ1240への入球個数から、貯留流路1231からの排出個数を差し引いた値が1以上ではない(即ち、0である)と判別した場合(S4722:No)、演出ラウンドRptの開始時において貯留流路1231が空であった(残球が生じていなかった)ことを意味しており、演出後遊技ラウンドRpaにおいて個数表示を消去するように設定する表示用個数消去コマンドを設定し(S4723)、本処理を終了する。
In the process of S4722, when it is determined that the value obtained by subtracting the number of discharged balls from the
なお、表示用個数消去コマンドが設定された場合、本制御例では、敢えて個数の報知を省略した表示(図156の4コマ目(下右方)の表示例参照)が実行される。 When the display quantity deletion command is set, in this control example, the display in which the notification of the quantity is intentionally omitted (see the display example of the fourth frame (lower right) in FIG. 156) is executed.
一方、S4722の処理において、検出センサ1240への入球個数から、貯留流路1231からの排出個数を差し引いた値が1以上であると判別した場合(S4722:Yes)、演出ラウンドRptの開始時において貯留流路1231に残球が生じていたことを意味しており、次にS4724へ移行する。
On the other hand, in the processing of S4722, when it is determined that the value obtained by subtracting the number of discharged balls from the
S4724では、演出切替フラグ223gbがオンであるか判別し(S4724)、演出切替フラグ223gbがオンでは無い(即ち、オフである)と判別した場合は(S4724:No)、貯留上限フラグ223mがオンであるか判別する(S4725)。
In S4724, if it is determined whether the
S4725の処理において、貯留上限フラグ223mがオンではない(即ち、オフである)と判別した場合は(S4725:No)、演出ラウンドRptの開始からの時間経過を見るために注目演出タイマ223gaに1加算して更新し(S4726)、本処理を終了する。
In the process of S4725, when it is determined that the storage
一方、S4725の処理において、貯留上限フラグ223mがオンであると判別した場合は(S4725:Yes)、注目演出設定処理(S4727)を実行する。
On the other hand, in the process of S4725, when it is determined that the storage
ここで、図175を参照して、注目演出設定処理について説明する(S4727)。図175は、この注目演出設定処理(S4727)の内容を示したフローチャートである。注目演出設定処理(S4727)では、まず、演出ラウンドRptの規定時間(本制御例では、30秒間)と注目演出タイマ223gaの値との差を判定用数値として設定し(S4740)、次に、その判定用数値が15秒以上30秒未満の範囲に含まれているか判別する(S4741)。 Here, the attention effect setting process will be described with reference to FIG. 175 (S4727). FIG. 175 is a flowchart showing the contents of the attention effect setting process (S4727). In the attention effect setting process (S4727), first, the difference between the specified time of the effect round Rpt (30 seconds in this control example) and the value of the attention effect timer 223ga is set as a determination numerical value (S4740), and then It is determined whether or not the determination numerical value is included in the range of 15 seconds or more and less than 30 seconds (S4741).
S4741の処理において、判定用数値が15秒以上30秒未満の範囲に含まれていると判別した場合は(S4741:Yes)、注目演出操作難易度切替テーブル(図155参照)から、注目演出として、「長動画」(易しい)が選択され、本処理を終了する(S4742)。 In the process of S4741, when it is determined that the determination numerical value is included in the range of 15 seconds or more and less than 30 seconds (S4741: Yes), the attention effect operation difficulty switching table (see FIG. 155) is used as the attention effect. , "Long movie" (easy) is selected, and this process ends (S4742).
一方、S4741の処理において、判定用数値が15秒以上30秒未満の範囲に含まれていないと判別した場合は(S4741:No)、判定用数値が5秒以上15秒未満の範囲に含まれているか判別する(S4743)。 On the other hand, in the processing of S4741 when it is determined that the determination value is not included in the range of 15 seconds or more and less than 30 seconds (S4741: No), the determination value is included in the range of 5 seconds or more and less than 15 seconds. It is determined whether or not (S4743).
S4743の処理において、判定用数値が5秒以上15秒未満の範囲に含まれていると判別した場合は(S4743:Yes)、注目演出操作難易度切替テーブル(図155参照)から、注目演出として、「短動画」(難しい)が選択され、本処理を終了する(S4744)。 In the process of S4743, when it is determined that the determination numerical value is included in the range of 5 seconds or more and less than 15 seconds (S4743: Yes), the attention effect operation difficulty switching table (see FIG. 155) is used as the attention effect. , "Short moving image" (difficult) is selected, and this process ends (S4744).
一方、S4743の処理において、判定用数値が5秒以上15秒未満の範囲に含まれていないと判別した場合は(S4743:No)、判定用数値が5秒未満であることを意味しているので、注目演出操作難易度切替テーブル(図155参照)から、注目演出として、「静止画」(極難)が選択され、本処理を終了する(S4745)。 On the other hand, in the process of S4743, when it is determined that the determination value is not included in the range of 5 seconds or more and less than 15 seconds (S4743: No), it means that the determination value is less than 5 seconds. Therefore, “still image” (extremely difficult) is selected as the attention effect from the attention effect operation difficulty switching table (see FIG. 155), and this process ends (S4745).
図174に戻り説明する。S4727の処理の次に、選択された注目演出の表示用注目演出コマンドを設定し(S4728)、演出切替フラグ223gbをオンに設定して本処理を終了する(S4729)。
A description will be given by returning to FIG. 174. Next to the process of S4727, the attention effect command for display of the selected attention effect is set (S4728), the
一方、S4724の処理において、演出切替フラグ223gbがオフであると判別した場合は(S4724:No)、操作フラグ223pがオンであるか判別する(S4730)。
On the other hand, in the process of S4724, when it is determined that the effect switching flag 223gb is off (S4724: No), it is determined whether the
S4730の処理において、操作フラグ223pがオンであると判別した場合は(S4730:Yes)、本処理を終了する。
If it is determined in the process of S4730 that the
一方、S4730の処理において、操作フラグ223pがオンではない(即ち、オフである)と判別した場合は(S4730:No)、操作判定処理を実行し、本処理を終了する(S4731)。
On the other hand, in the process of S4730, if it is determined that the
ここで、図176を参照して、操作判定処理について説明する(S4731)。図176は、この操作判定処理(S4731)の内容を示したフローチャートである。操作判定処理(S4731)では、まず、操作待ち期間であるか判別する(S4761)。 Here, the operation determination process will be described with reference to FIG. 176 (S4731). FIG. 176 is a flowchart showing the contents of this operation determination process (S4731). In the operation determination process (S4731), first, it is determined whether the operation waiting period is reached (S4761).
S4761の処理において、操作待ち期間である(本制御例では、ラウンド間インターバルに入る前である)と判別した場合は(S4761:Yes)、操作ボタン300の操作を検出したかを判別する(S4762)。
In the process of S4761, when it is determined that the operation waiting period (in this control example, before entering the inter-round interval) (S4761: Yes), it is determined whether the operation of the
S4762の処理で、操作ボタン300の操作が検出されなかったと判別した場合は(S4762:No)、そのまま本処理を終了する。
If it is determined in the process of S4762 that the operation of the
一方、S4762の処理で、操作ボタン300の操作が検出されたと判別した場合は(S4762:Yes)、操作タイミングが適切であるかを判別する(S4763)。ここで、本制御例では、操作タイミングが適切か否かを、表示ポインタ719がバー表示部717と合致したタイミングで操作が行われているか(適切)、否か(不適切)で判別する(図153及び図154参照)。
On the other hand, when it is determined that the operation of the
操作タイミングが適切であると判別した場合(S4763:Yes)、成功表示(図153の4コマ目の表示例参照)、及び明示表示(図153の5コマ目の表示例参照)の表示用コマンドを設定し(S4764)、次ラウンド(演出後遊技ラウンドRpa)の表示として個数明示表示(本制御例では、図153の6コマ目の表示例参照、図155参照)を設定し(S4765)、操作フラグ223pをオンに設定し本処理を終了する(S4766)。
When it is determined that the operation timing is appropriate (S4763: Yes), a display command for success display (see the display example of the fourth frame in FIG. 153) and explicit display (see the display example of the fifth frame in FIG. 153). (S4764), and set the number explicit display (in this control example, refer to the display example of the sixth frame in FIG. 153, see FIG. 155) as the display of the next round (game round Rpa after production) (S4765). The
なお、明示表示で「何個」と表示するかは、演出後遊技ラウンド選択テーブルTaの態様によって変化するので、間接的に大当たり種別に対応する(図160(b)参照)。即ち、演出後第1排出態様Ta1(0.4秒)の大当たり種別では、排出される球の個数が2個であるので、明示表示を表示する場合には、「2個」と表示される。また、演出後第2排出態様Ta2(1.8秒)の大当たり種別では、排出される球の個数が9個であるので、明示表示を表示する場合には「9個」と表示される。また、演出後第3排出態様Ta3(2.0秒)の大当たり種別では、排出される球の個数が10個であるので、明示表示を表示する場合には「10個」と表示される。 Since the number of "number" to be displayed in the explicit display changes depending on the mode of the post-production game round selection table Ta, it indirectly corresponds to the jackpot type (see FIG. 160 (b)). That is, in the jackpot type of the first discharge mode Ta1 (0.4 seconds) after the effect, the number of balls to be discharged is two, so when the explicit display is displayed, "2" is displayed. .. Further, in the jackpot type of the second discharge mode Ta2 (1.8 seconds) after the effect, the number of balls to be discharged is 9, so that "9" is displayed when the explicit display is displayed. Further, in the jackpot type of the third discharge mode Ta3 (2.0 seconds) after the effect, the number of balls to be discharged is 10, so that "10" is displayed when the explicit display is displayed.
また、明示表示で適切な数字を毎回報知することで、遊技者が過大な利益を得る虞がある場合には、明示表示として上記した数字が表示される確率を下げても良い(数字の信頼度を下げても良い)。これにより、明示表示を単なる参考としての表示にすることができる。 In addition, if there is a risk that the player will obtain an excessive profit by notifying the appropriate number each time in the explicit display, the probability that the above number will be displayed as the explicit display may be reduced (reliability of the number). You may lower the degree). As a result, the explicit display can be used as a mere reference.
一方、S4763の処理において、操作タイミングが不適切であると判別した場合(S4763:No)、失敗表示(図154の4コマ目の表示例参照)、及び不明表示(図154の5コマ目の表示例参照)の表示用コマンドを設定し(S4767)、次ラウンド(演出後遊技ラウンドRpa)の表示として個数不明表示(本制御例では、図154の6コマ目の表示例参照、図155参照)を設定し(S4768)、操作フラグ223pをオンに設定し本処理を終了する(S4766)。
On the other hand, when it is determined that the operation timing is inappropriate in the processing of S4763 (S4763: No), a failure display (see the display example of the fourth frame in FIG. 154) and an unknown display (the fifth frame in FIG. 154) are displayed. Set the display command (see display example) (S4767), and display the number unknown as the display of the next round (post-production game round Rpa) (in this control example, refer to the display example of the sixth frame in FIG. 154, see FIG. 155). ) Is set (S4768), the
また、S4761の処理において、操作待ち期間ではないと判別した場合は(S4761:No)、インターバル期間に入るまで操作ボタン300の操作がされなかったことを意味するので、S4768へ移行し、その次にS4766の処理を実行し、本処理を終了する。
Further, in the processing of S4761, when it is determined that the operation waiting period is not reached (S4761: No), it means that the
なお、上記制御フローでは便宜上、操作ボタン300が操作されなかった場合(操作待ち期間が経過した場合)にも操作フラグ223pがオンに設定されるように制御しているが、遊技者が操作ボタン300を操作可能な時間を徒過した後のことなので、この制御によって遊技者が不利益を被ることは無い。
In the above control flow, for convenience, the
なお、演出ラウンドRptにおいて設定された演出切替フラグ223gb及び操作フラグ223pは、現在実行中の大当たり遊技が終了するタイミングでオフに設定され、注目演出タイマ223gaは、現在実行中の大当たり遊技が終了するタイミングでリセットされる。
The
図173に戻って説明を続ける。S4702の処理において、第2演出開始フラグ223ybがオンではない(即ち、オフである)場合(S4702:No)、次に、第3演出開始フラグ223ycがオンであるかを判別する(S4704)。 The explanation will be continued by returning to FIG. 173. In the process of S4702, when the second effect start flag 223yb is not on (that is, is off) (S4702: No), then it is determined whether the third effect start flag 223yc is on (S4704).
S4704の処理において、第3演出開始フラグ223ycがオンであると判別した場合は(S4704:Yes)、直前のラウンド遊技R(演出ラウンドRpt)における設定に基づく表示用コマンドを設定し、本処理を終了する(S4705)。 In the process of S4704, if it is determined that the third effect start flag 223yc is on (S4704: Yes), a display command based on the setting in the immediately preceding round game R (effect round Rpt) is set, and this process is performed. It ends (S4705).
一方、S4704の処理において、第3演出開始フラグ223ycがオンではない(即ち、オフである)と判別した場合は(S4704:No)、第4演出開始フラグ223ydがオンであるか判別する(S4706)。 On the other hand, in the process of S4704, when it is determined that the third effect start flag 223yd is not on (that is, it is off) (S4704: No), it is determined whether the fourth effect start flag 223yd is on (S4706). ).
S4706の処理において、第4演出開始フラグ223ydがオンであると判別した場合は(S4706:Yes)、V表示設定処理(S4707)を実行し、本処理を終了する。一方、S4706の処理において、第4演出開始フラグ223ydがオンではない(即ち、オフである)と判別した場合は(S4706:No)、そのまま本処理を終了する。 If it is determined in the process of S4706 that the fourth effect start flag 223yd is on (S4706: Yes), the V display setting process (S4707) is executed to end this process. On the other hand, in the process of S4706, if it is determined that the fourth effect start flag 223yd is not on (that is, it is off) (S4706: No), the present process is terminated as it is.
図177を参照して、V表示設定処理(S4707)について説明する。図177は、このV表示設定処理(S4707)の内容を示したフローチャートである。V表示設定処理(S4707)では、まず、現在の大当たりを開始してから初回の処理か判別し(S4781)、初回の処理であると判別すると(S4782:Yes)、予め用意してある表示用基本演出コマンドを設定し(S4782)、表示用の素材のロードを設定し(S4783)、S4784の処理へ移行する。 The V display setting process (S4707) will be described with reference to FIG. 177. FIG. 177 is a flowchart showing the contents of this V display setting process (S4707). In the V display setting process (S4707), first, it is determined whether it is the first process after starting the current jackpot (S4781), and when it is determined that it is the first process (S4782: Yes), it is for display prepared in advance. The basic effect command is set (S4782), the load of the display material is set (S4783), and the process proceeds to S4784.
なお、S4781の処理において、初回であることの判定を行う手法は様々な方法が考えられる。例えば、S4781の処理として所定のカウンタの数値が1以上か、という処理を設け、S4781とS4782との間に所定のカウンタの数値を1ずつカウントダウンする処理を設け、大当たり遊技の開始時に所定のカウンタの値が1に設定されるようにしても良い。 In the process of S4781, various methods can be considered as a method for determining that it is the first time. For example, as the process of S4781, a process of checking whether the numerical value of the predetermined counter is 1 or more is provided, and a process of counting down the numerical value of the predetermined counter by 1 is provided between S4781 and S4782, and the predetermined counter is provided at the start of the jackpot game. The value of may be set to 1.
一方、S4781の処理で、初回の処理ではないと判別した場合は(S4781:No)、そのままS4784の処理へ移行する。 On the other hand, if it is determined in the process of S4781 that it is not the first process (S4781: No), the process proceeds to the process of S4784 as it is.
なお、S4782の処理における表示用基本演出コマンドの設定により、本制御例では、第3図柄表示装置に所定の動画表示がされる(図157から図159において共通の表示である1コマ目の表示例参照)。 By setting the display basic effect command in the processing of S4782, in this control example, a predetermined moving image is displayed on the third symbol display device (the table of the first frame which is a common display in FIGS. 157 to 159). See example).
また、S4783の処理における必要な素材とは、基本演出(図157参照)から所定のタイミングで切り替えられる種々の表示材料(例えば、岩石が砕けた表示(図158の2コマ目)、V獲得時の表示(図158の3コマ目)、V準備用の表示(図159の4コマ目および5コマ目)等)を意味する。 Further, the materials required for the processing of S4783 are various display materials (for example, a display of broken rocks (second frame in FIG. 158)) that can be switched from the basic effect (see FIG. 157) at a predetermined timing, and when V is acquired. (3rd frame in FIG. 158), display for V preparation (4th and 5th frames in FIG. 159), and the like.
S4784の処理では、V入賞ラウンド用タイマ223gcの値に1加算して更新し(S4784)、V入賞ラウンドRvの開閉パターンを大当たり種別から判別する(S4785)。即ち、V入賞ラウンドRvにおいて開閉板1300の途中閉鎖が生じる大当たり種別か判別する。
In the process of S4784, the value of the timer for the
V入賞ラウンドRvにおいて開閉板1300の途中閉鎖が生じない大当たり種別であると判別した場合は(S4785:Yes)、V入賞ラウンドRvの開始時に、貯留流路1231の内部に球が残っていたかが判別される。
If it is determined that the opening /
なお、貯留流路1231の内部に球が残っていたかの判別の手法は様々な方法が例示されるが、本制御例では、残球カウンタ203pの値が0(残球無し)か否(残球有り)かで判別している。
Various methods are exemplified as a method for determining whether or not a sphere remains inside the
V入賞ラウンドRvの開始時に貯留流路1231に球が残っていたと判別した場合は(S4786:Yes)、V入賞ラウンドRvが規定時間(本制御例では、30秒間)の経過により終了することになり、特定領域4830に球を通過させることはできない。そのため、基本演出を継続し(S4787)、本処理を終了する。
If it is determined that a ball remains in the
一方、S4786の処理で、貯留流路1231に残球は無い(空である)と判別した場合は(S4786:No)、スキップ用フラグ223gdがオンであるか判別する(S4788)。 On the other hand, when it is determined in the process of S4786 that there is no remaining ball (empty) in the storage flow path 1231 (S4786: No), it is determined whether the skip flag 223gd is on (S4788).
スキップ用フラグ223gdがオンでは無い(即ち、オフである)と判別した場合は(S4788:No)、V入賞ラウンド用タイマ223gcの数値を基に、V入賞ラウンドRvが開始から5秒が経過したか判別する(S4789)。 When it is determined that the skip flag 223gd is not on (that is, it is off) (S4788: No), 5 seconds have elapsed from the start of the V winning round Rv based on the numerical value of the V winning round timer 223gc. (S4789).
なお、この5秒との数値は、規定個数(本制御例では、10個)の入賞が発生する確率が低い秒数として設定されるものであり、状況に合わせて変更することができる。 The numerical value of 5 seconds is set as the number of seconds in which the probability of winning a specified number (10 in this control example) is low, and can be changed according to the situation.
V入賞ラウンドRvの開始から5秒が経過したと判別した場合は(S4789:Yes)、砕けた岩石(図158の2コマ目の表示例参照)を表示する表示用コマンドを設定し(S4790)、S4792の処理へ移行する。 If it is determined that 5 seconds have passed since the start of the V winning round Rv (S4789: Yes), a display command for displaying the crushed rock (see the display example of the second frame in FIG. 158) is set (S4790). , S4792.
一方、V入賞ラウンドRvの開始から5秒が経過していないと判別した場合は(S4789:No)、規定個数(本制御例では、10個)の球が検出センサ1240に入球したかを判別する(S4791)。
On the other hand, if it is determined that 5 seconds have not passed since the start of the V winning round Rv (S4789: No), it is determined whether a specified number of balls (10 in this control example) have entered the
S4791の処理で、規定個数の球が検出センサ1240に入球したと判別した場合は(S4791:Yes)、S4790及びS4792の処理へ移行する。 If it is determined in the process of S4791 that a specified number of balls have entered the detection sensor 1240 (S4791: Yes), the process proceeds to the processes of S4790 and S4792.
S4792の処理では、スキップ用フラグ223gdをオンに設定し(S4792)、次にS4793の処理へ移行する。また、S4788の処理において、スキップ用フラグ223gdがオンであると判別した場合にも(S4788:Yes)、S4793の処理へ移行する。
In the processing of S4792, the skip flag 223gd is set to on (S4792), and then the process proceeds to the processing of S4793. Further, in the process of S4788, when it is determined that the
一方、S4791の処理で、規定個数の球が検出センサ1240に入球していないと判別した場合は(S4791:No)、そのままS4793の処理へ移行する。 On the other hand, if it is determined in the process of S4791 that the specified number of balls have not entered the detection sensor 1240 (S4791: No), the process proceeds to the process of S4793 as it is.
S4793の処理では、特定領域4830を球が通過したかを判別する(S4793)。特定領域4830を球が通過したと判別した場合は(S4793:Yes)、V入賞したことを報知する表示(本制御例では、図158の3コマ目の表示例参照)をする表示用コマンドを設定し、本処理を終了する(S4794)。一方、S4793の処理において、特定領域4830を球が通過していないと判別した場合は(S4793:No)、そのまま本処理を終了する。 In the process of S4793, it is determined whether or not the sphere has passed through the specific region 4830 (S4793). When it is determined that the ball has passed through the specific area 4830 (S4793: Yes), a display command for displaying a notification that the V prize has been won (in this control example, refer to the display example of the third frame in FIG. 158) is issued. Set and end this process (S4794). On the other hand, in the process of S4793, if it is determined that the sphere has not passed through the specific area 4830 (S4793: No), the present process is terminated as it is.
なお、S4793の処理で特定領域4830の通過が検出される球は、V入賞ラウンドRvが開始してから貯留流路1231に入球した球である。即ち、V入賞ラウンドRvの終了時に貯留流路1231から排出される球が特定領域4830を通過することになる。
The ball whose passage of the
一方、S4785の処理で、V入賞ラウンドRvにおいて開閉板1300の途中閉鎖が生じる大当たり種別であると判別した場合は(S4785:No)、途中閉鎖用表示切替処理(S4795)を実行し、本処理を終了する。
On the other hand, if it is determined in the process of S4785 that the opening /
図178を参照して、途中閉鎖用表示切替処理(S4795)について説明する。図178は、この途中閉鎖用表示切替処理(S4795)の内容を示したフローチャートである。途中閉鎖用表示切替処理(S4795)では、まず、スキップ用フラグ223gdがオンであるか判別する(S4801)。 The display switching process for closing halfway (S4795) will be described with reference to FIG. 178. FIG. 178 is a flowchart showing the contents of the display switching process (S4795) for closing in the middle. In the halfway closing display switching process (S4795), first, it is determined whether or not the skip flag 223gd is on (S4801).
スキップ用フラグ223gdがオンでない(即ち、オフである)と判別した場合は(S4801:No)、次に、規定個数(本制御例では、10個)の球が検出センサ1240に入球したか判別する(S4802)。
If it is determined that the skip flag 223gd is not on (that is, it is off) (S4801: No), then whether a specified number of balls (10 in this control example) have entered the
規定個数の球が検出センサ1240に入球していないと判別した場合は(S4802:No)、V入賞ラウンド用タイマ223gcの値を参照して、短閉(本制御例では、0.1秒間の閉鎖。貯留流路1231から球が排出されない閉鎖)が生じるタイミングであるか判別する(S4803)。
When it is determined that the specified number of balls have not entered the detection sensor 1240 (S4802: No), the timer closes shortly (0.1 seconds in this control example) with reference to the value of the timer for the V winning round of 223 gc. (S4803), it is determined whether or not the timing is such that the closing of the ball is not discharged from the
なお、タイミングの判別は、音声ランプ制御装置113が、ROM222に備えられる開閉板動作シナリオ222b3(図163参照)を用いて現在実行中の大当たり遊技における開閉板1300の動作タイミングを把握可能に構成されることから、容易に行うことができる。
The timing is determined so that the voice
S4803の処理において、短閉が生じるタイミングであると判別した場合は(S4803:Yes)、ガセ演出表示用コマンドを設定し(S4804)、S4805の処理へ移行する。一方、S4803の処理において、短閉が生じるタイミングではないと判別した場合は(S4803:No)、そのまま、S4805の処理へ移行する。 If it is determined in the process of S4803 that it is the timing at which the short closing occurs (S4803: Yes), the command for displaying the Gase effect is set (S4804), and the process proceeds to the process of S4805. On the other hand, if it is determined in the process of S4803 that it is not the timing at which the short closure occurs (S4803: No), the process proceeds to the process of S4805 as it is.
なお、ガセ演出としては、本制御例では、図159の2コマ目および3コマ目の表示例に示すような、直前の表示と変化した後で、結局元の表示に戻るといった表示例が例示される。 In this control example, as the display example of the second frame and the third frame in FIG. 159, a display example in which the display changes from the immediately preceding display and then returns to the original display is exemplified. Will be done.
S4805の処理では、V入賞ラウンド用タイマ223gcの値を参照して、長閉(本制御例では、0.2秒間の閉鎖。貯留流路1231から球が排出される閉鎖)が生じるタイミングであるか判別する(S4805)。長閉の生じるタイミングではないと判別した場合は(S4805:No)、そのまま本処理を終了する。 In the process of S4805, it is the timing at which the long closing (in this control example, the closing for 0.2 seconds. The closing in which the ball is discharged from the storage flow path 1231) occurs with reference to the value of the timer for the V winning round of 223 gc. (S4805). If it is determined that it is not the timing at which the long closing occurs (S4805: No), this process is terminated as it is.
一方、長閉の生じるタイミングであると判別した場合は(S4805:Yes)、貯留流路1231の下端に球が配置されているか判別する(S4806)。本制御例では、未到達演出フラグ223qbがオンであれば貯留流路1231の下端に球が配置されていると判別し、未到達演出フラグ223qbがオフであれば貯留流路1231の下端に球が配置されていないと判別することができる。
On the other hand, when it is determined that it is the timing when the long closure occurs (S4805: Yes), it is determined whether or not the sphere is arranged at the lower end of the storage flow path 1231 (S4806). In this control example, if the non-reachable effect flag 223qb is on, it is determined that the sphere is arranged at the lower end of the
貯留流路1231の下端に球が配置されていないと判別した場合は(S4806:No)、貯留流路1231から球が排出されないので、ガセ演出表示用コマンドを設定して本処理を終了する(S4807)。なお、ガセ演出としては、S4804の処理で上述した演出と同様の演出が実行される。
If it is determined that the sphere is not arranged at the lower end of the storage flow path 1231 (S4806: No), the sphere is not discharged from the
一方、S4806の処理において、貯留流路1231の下端に球が配置されていると判別した場合は(S4806:Yes)、V準備演出表示用コマンドを設定し(S4808)、スキップ用フラグ223gdをオンに設定し(S4809)、S4812の処理へ移行する。 On the other hand, in the process of S4806, when it is determined that the sphere is arranged at the lower end of the storage flow path 1231 (S4806: Yes), the V preparation effect display command is set (S4808), and the skip flag 223gd is turned on. Is set to (S4809), and the process proceeds to S4812.
また、S4801の処理において、スキップ用フラグ223gdがオンであると判別した場合は(S4801:Yes)、そのままS4812の処理へ移行する。また、S4802の処理において、規定個数(本制御例では、10個)の球が検出センサ1240へ入球したと判別した場合は(S4802:Yes)、S4810の処理へ移行する。 If it is determined that the skip flag 223gd is on in the processing of S4801 (S4801: Yes), the process proceeds to the processing of S4812 as it is. Further, in the process of S4802, when it is determined that a specified number of balls (10 in this control example) have entered the detection sensor 1240 (S4802: Yes), the process proceeds to the process of S4810.
S4810の処理では、それが初回の処理であると判別した場合は(S4810:Yes)、S4811の処理へ移行した後でS4812の処理へ移行する。一方、初回の処理ではないと判別した場合は(S4810:No)、そのままS4812の処理へ移行する。 In the process of S4810, if it is determined that it is the first process (S4810: Yes), the process proceeds to the process of S4811 and then to the process of S4812. On the other hand, if it is determined that the process is not the first process (S4810: No), the process proceeds to the process of S4812 as it is.
なお、S4810の処理において、初回であることの判定を行う手法は様々な方法が考えられる。例えば、S4810の処理として所定のカウンタの数値が1以上か、という処理を設け、S4810とS4811との間に所定のカウンタの数値を1ずつカウントダウンする処理を設け、大当たり遊技の開始時に所定のカウンタの値が1に設定されるようにしても良い。 In the process of S4810, various methods can be considered as a method for determining that it is the first time. For example, as the process of S4810, a process of checking whether the numerical value of the predetermined counter is 1 or more is provided, and a process of counting down the numerical value of the predetermined counter by 1 is provided between S4810 and S4811, and the predetermined counter is provided at the start of the jackpot game. The value of may be set to 1.
S4811の処理では、砕けた岩石(図158の2コマ目の表示例参照)を表示する表示用コマンドを設定し(S4811)、その後でS4812の処理へ移行する。S4812の処理では、特定領域4830を球が通過したかを判別する(S4812)。特定領域4830を球が通過したと判別した場合は(S4812:Yes)、V入賞したことを報知する表示(本制御例では、図158の3コマ目の表示例または図159の6コマ目の表示例参照)をする表示用コマンドを設定し、本処理を終了する(S4813)。一方、S4812の処理において、特定領域4830を球が通過していないと判別した場合は(S4812:No)、そのまま本処理を終了する。 In the process of S4811, a display command for displaying the crushed rock (see the display example of the second frame in FIG. 158) is set (S4811), and then the process proceeds to the process of S4812. In the process of S4812, it is determined whether or not the sphere has passed through the specific region 4830 (S4812). When it is determined that the ball has passed through the specific area 4830 (S4812: Yes), a display notifying that the V prize has been won (in this control example, the display example of the third frame of FIG. 158 or the sixth frame of FIG. 159 Set a display command to perform (see display example), and end this process (S4813). On the other hand, in the process of S4812, when it is determined that the sphere has not passed through the specific area 4830 (S4812: No), this process is terminated as it is.
なお、本制御例において、V準備演出とは、図159の4コマ目および5コマ目の表示例に示すように、V入賞したことを報知する表示(図159の6コマ目の表示例参照)につながる表示(予感させる表示)のことを意味する。 In this control example, the V preparation effect is a display notifying that a V prize has been won, as shown in the display examples of the 4th and 5th frames in FIG. 159 (see the display example of the 6th frame in FIG. 159). ) Means a display that leads to (premonition).
S4812の処理において特定領域4830の通過を検出される球は、V入賞ラウンドRvの開始後に貯留流路1231に入球した球に限定されるものでは無く、V入賞ラウンドRvの開始時に貯留流路1231に残留していた球である可能性もある。即ち、S4812の処理を設けることにより、V入賞ラウンドRvの開始時に貯留流路1231に残留する球を、残念な印象のみを遊技者に抱かせる存在ではなく、利益につながる可能性があると感じさせる存在にすることができる。
The spheres that are detected to pass through the
なお、V表示設定処理(S4707)において設定されたスキップ用フラグ223gdは、現在実行中の大当たり遊技が終了するタイミングでオフに設定され、更新したV入賞ラウンド用タイマ223gcは現在実行中の大当たり遊技が終了するタイミングでリセットされる。 The skip flag 223gd set in the V display setting process (S4707) is set to off at the timing when the currently executing jackpot game ends, and the updated V winning round timer 223gc is the currently executing jackpot game. Is reset at the end of.
<第5の制御例>
次いで、図179を参照して、第12実施形態について説明する。上記各実施形態では、開閉板1300に到達した球が右方へ転動し、検出センサ1240を通過する場合を説明したが、第12実施形態における第1可変入賞装置12000は、各構成が左右対称とされ、左方へ転動する球が検出センサ1240へ向かうように構成される。なお、上述した各実施形態と同一の部分(左右対称に変化しただけの部分を含む)には同一の符号を付して、その説明は省略する。
<Fifth control example>
Next, a twelfth embodiment will be described with reference to FIG. 179. In each of the above embodiments, the case where the ball reaching the opening /
図179は、第12実施形態の遊技盤13の正面図である。図179に示すように、第1可変入賞装置12000は、第3実施形態の構成に対して、開閉板12300が更に長尺な板(本実施形態では、長尺方向の幅が135[mm])として構成される点が異なり、加えて、第3実施形態で説明した落下遅延板3250と類似の形状から構成される落下遅延板12250とを備える。
FIG. 179 is a front view of the
開閉板12300は、板部12310が軸方向に長いこと以外は、上記各実施形態で説明した開閉板1300と同一の構成を備える。そのため、同一部分については、同じ符号を付し、説明を省略する。
The opening /
落下遅延板12250は、第3実施形態に対して、左右方向の区間ごとにその構成が異なることが主な違いである。ここで、図180を参照して、落下遅延板12250について説明する。
The main difference of the
図180は、覆設前板12200の背面斜視図である。図180に示すように、落下遅延板12250は、開閉板12300の移動軌跡の正面側に開閉板12300との干渉を避けて配置され、開閉板12300の軸部1320の下方に配設され軸方向と平行な直線状の板状部であって薄板部材1210の背面から垂直に延設される延設板部3251と、その延設板部3251の上面と薄板部材1210との間を連結すると共に上面が凹状の湾曲形状から形成される転動円弧部12252と、を主に備える。
FIG. 180 is a rear perspective view of the lining
なお、第3実施形態に比較して、本実施形態では延設板部3251が更に長尺に構成されるが、その他の形状は同じであり、同様の目的で構成されるものであるので、同じ符号を付して説明を省略する。
In addition, as compared with the third embodiment, in this embodiment, the
対向面3251aについて補足すると、本実施形態では、対向面3251aと本体部材12100の薄板部材12110の正面側壁との間隔は、球が最も上流側(図179右側)に配置された状態において球の中心の鉛直下方に配置される部分において球の半径以下とされ、中間位置(図179左右方向の中腹位置)において球の半径以上に切り替えられ、最も下流側(図179左側)に配置された状態において球の中心の鉛直下方に配置される部分において球の半径以上かつ球の直径未満とされる。即ち、第3実施形態に比較して、薄板部材12110に対する対向面3251aの傾斜が緩やかになっている。
Supplementing the facing
転動円弧部12252は、落下遅延板12250の長尺方向に沿って3等分に区画される。即ち、検出センサ1240から遠い側から、第1転動部12252aと、第2転動部12252bと、第3転動部12252cとを主に備える。
The rolling
第1転動部12252aは、第3実施形態における転動円弧部3252と同様に、対向面3251aの端部において軸方向に垂直な平面上に引かれる接線が前後方向に沿う形状から構成されると共に、覆設前板12200の薄板部材1210に滑らかに交わる(軸方向に垂直な平面上に引かれる接線が薄板部材1210の面方向(延設される方向)に沿う)形状から構成される。
Similar to the rolling
そして、第1転動部12252aの軸方向視における曲率半径は、球の半径より大きく設定される。これにより、球が第1転動部12252a上を前後方向に転動する際の抵抗を低減することができる。
The radius of curvature of the first rolling
第2転動部12252bは、上流側端面(検出センサ1240から遠い側の端面)の上端部が、第1転動部12252aの下流側端面(検出センサ1240に近い側の端面)の上端部と同位置に配設され、軸方向視における曲率半径は、第1転動部12252aの曲率半径よりも大きく設定される。
In the
従って、球が第2転動部12252b上を前後方向に転動する際の抵抗は、球が第1転動部12252a上を前後方向に転動する際の抵抗に比較して増加する。即ち、球が前後方向に転動する際の運動エネルギーの減少度合いを、第1転動部12251aでの転動に比較して、第2転動部12252bでの転動において、大きくすることができる。
Therefore, the resistance when the sphere rolls on the
第3転動部12252cは、上流側端面(検出センサ1240から遠い側の端面)の上端部が、第2転動部12252bの下流側端面(検出センサ1240に近い側の端面)の上端部と同位置に配設され、軸方向視における曲率半径は、第2転動部12252bの曲率半径よりも大きく設定される。
In the third rolling
従って、球が第3転動部12252c上を前後方向に転動する際の抵抗は、球が第2転動部12252b上を前後方向に転動する際の抵抗に比較して増加する。即ち、球が前後方向に転動する際の運動エネルギーの減少度合いを、第2転動部12251bでの転動に比較して、第3転動部12252cでの転動において、大きくすることができる。
Therefore, the resistance when the sphere rolls on the third rolling
従って、本実施形態によれば、転動円弧部12252上で球が前後方向に転動した場合の減速度合いを、球の左右位置によって変化させることができる。即ち、同じ速度で転動円弧部12252上を流下する複数個の球がある場合に、それらの球を同様に前後に転動させると、上流側に配置される球の減速度合いに比較して、下流側に配置される球の減速度合いを大きくすることができる。従って、複数個の球の間隔を縮めることができ、複数回前後に転動させることで、それらの球の間隔をなくす(連球を構成する)ことができる。
Therefore, according to the present embodiment, the degree of deceleration when the ball rolls in the front-rear direction on the rolling
図181を参照して、開閉板12300の上面を流下する球の流下態様の例について説明する。図181は、開閉板12300の上面を流下する球の配置の変化を模式的に示す模式図である。
An example of a flow-down mode of a sphere flowing down the upper surface of the opening /
図181では、横軸を時間経過、縦軸を開閉板12300の上面を流下する球の配置の一例として模式的なグラフが図示される。縦軸は、下端における横軸との交差位置が開閉板12300の上面を転動する球の転動開始点として、上端が開閉板12300の上面を転動する球の転動終了点(検出センサ1240に入球する位置)として図示される。横軸は球の発射間隔と同様に等間隔で目盛りがつけられる。即ち、本制御例では、球の発射間隔は0.6秒なので、横軸の目盛りの間隔は0.6秒に対応する。
In FIG. 181, a schematic graph is shown as an example of the arrangement of spheres with the horizontal axis representing the passage of time and the vertical axis flowing down the upper surface of the opening /
図181では、時間の経過に伴う球の配置を繋いだ曲線が図示される。理解を容易とするために、球の流下は重力加速度による流下として説明する。従って、球に重力以外の負荷がかけられない場合には、図181に図示される曲線は2次曲線となり、この曲線を基本の曲線BPFとして説明する。 In FIG. 181, a curve connecting the arrangement of spheres with the passage of time is shown. For ease of understanding, the flow of a sphere is described as a flow due to gravitational acceleration. Therefore, when a load other than gravity is not applied to the sphere, the curve shown in FIG. 181 becomes a quadratic curve, and this curve will be described as the basic curve BPF.
ここで、開閉板12300は、第12の実施形態では、開状態で維持される開閉板12300に球が到達してから、開状態で維持される開閉板12300の上面を転動して検出センサ1240に入球するまでに約4秒を要するように構成されている。そのため、基本の曲線BPFは、4秒経過したら縦軸の上端位置(検出センサ1240の位置)に到達する2次曲線として図示される。なお、連球を構成するメカニズムの理解を容易とするために、開閉板12300の上面に到達した球の流下速度が0であると仮定して説明する。
Here, in the twelfth embodiment, the opening /
開閉板12300を流下する球は、基本的には曲線BPFに沿って流下することになる。そのため、開閉板12300が開状態を維持する場合、開閉板12300に球が到達する間隔と、その球が検出センサ1240に入球する間隔は同じになる。一方で、開閉板12300が閉状態と開状態とで状態変化をする場合、球は減速され間隔が変化する場合がある。
The sphere flowing down the opening /
図181では、開閉板12300が閉状態と開状態で状態変化する時(後述する動作シナリオ51,52における途中閉鎖に対応)の例が、閉鎖タイミングTC1〜TC3で図示される。この閉鎖タイミングTC1〜TC3は、縦軸と平行な直線として図示される。なお、第2閉鎖タイミングTC2と第3閉鎖タイミングTC3との間隔は、後述する動作シナリオ51,52の理解を容易とするために1秒間隔で図示される。
In FIG. 181, an example when the opening /
上述したように、第12実施形態では、球の配置によって減速の度合いが変化する。即ち、球が第1転動部12252aの上方に配置されているのか、球が第2転動部12252bの上方に配置されているのか、球が第3転動部12252cの上方に配置されているのかによって、減速の度合いが変化する。
As described above, in the twelfth embodiment, the degree of deceleration changes depending on the arrangement of the spheres. That is, whether the sphere is arranged above the first rolling
この度合いの変化を、図181では、閉鎖タイミングTC1〜TC3の直後の曲線の変化で説明する。即ち、第1転動部12252aの上方に球が配置された状態で閉鎖タイミングTC1〜TC3となった場合には、その後の球の流下態様には影響が生じないものとし(減速の程度が小さい)、第2転動部12252bの上方に球が配置された状態で閉鎖タイミングTC1〜TC3となった場合には、その後の球の流下態様が曲線BPFの途中位置HC(流下開始から1秒後の状態)から再開するものとし(減速の程度が中くらいである)、第3転動部12252cの上方に球が配置された状態で閉鎖タイミングTC1〜TC3となった場合には、その後の球の流下態様が曲線BPFの開始位置SCから再開するものとする(減速の程度が大きい)。
In FIG. 181, the change in this degree is described by the change in the curve immediately after the closing timings TC1 to TC3. That is, when the closing timings TC1 to TC3 are set in the state where the ball is arranged above the first rolling
第1曲線BP1に示される球の流下軌跡は、開閉板12300の上面を流下する途中で第1閉鎖タイミングTC1となっているが、第1転動部12252aの上方に配置されていたため、影響を受けずに流下を継続した場合の軌跡である。
The flow locus of the sphere shown in the first curve BP1 is the first closing timing TC1 while flowing down the upper surface of the opening /
一方、第2曲線BP2に示される球の流下軌跡は、開閉板12300の上面を流下する途中で第1閉鎖タイミングTC1となっているのは第1曲線BP1に示される球と同じであるが第2転動部12252bの上方に配置されていたため、減速され、途中位置HCからの軌跡として流下を再開した軌跡である。
On the other hand, the flow locus of the sphere shown in the second curve BP2 is the same as the sphere shown in the first curve BP1 in that the first closing timing TC1 is set while flowing down the upper surface of the opening /
第1曲線BP1と、第2曲線BP2とは、縦軸の上端に到達する前に交差位置UCで交わるので、第1曲線BP1に示される球と第2曲線BP2に示される球とは連球を構成する。 Since the first curve BP1 and the second curve BP2 intersect at the intersection position UC before reaching the upper end of the vertical axis, the sphere shown in the first curve BP1 and the sphere shown in the second curve BP2 are continuous spheres. To configure.
第3曲線に示される球の流下軌跡は、開閉板12300の上面を流下する途中で第2閉鎖タイミングTC2及び第3閉鎖タイミングとなっており、第3転動部12252cの上方に配置されていたため、開始位置SCからの軌跡として流下を再開した軌跡である。
The flow locus of the sphere shown in the third curve is the second closing timing TC2 and the third closing timing while flowing down the upper surface of the opening /
第4曲線に示される球の流下軌跡は、開閉板12300の上面を流下する途中で第2閉鎖タイミングTC2及び第3閉鎖タイミングとなっており、第2閉鎖タイミングTC2の時は第1転動部12252aの上方に配置されていたため影響を受けずに中華を継続し、第3閉鎖タイミングTC3の時は第2転動部12252bの上方に配置されていたため、減速され、途中位置HCからの軌跡として流下を再開した軌跡である。
The flow locus of the sphere shown in the fourth curve is the second closing timing TC2 and the third closing timing while flowing down the upper surface of the opening /
第3曲線BP3と、第4曲線BP4とは、縦軸の上端に到達する前に交差位置UCで交わるので、第3曲線BP3に示される球と第4曲線BP4に示される球とは連球を構成する。 Since the third curve BP3 and the fourth curve BP4 intersect at the intersection position UC before reaching the upper end of the vertical axis, the sphere shown in the third curve BP3 and the sphere shown in the fourth curve BP4 are continuous spheres. To configure.
次いで説明する第5の制御例では、第12実施形態を利用する。第5の制御例では、ラウンド遊技R中において、オーバー入賞し易いタイミングと、そうでないタイミングとを構成する場合について説明する。また、そのタイミングに関わる報知を第3図柄表示装置81で実行する。
In the fifth control example described below, the twelfth embodiment is used. In the fifth control example, in the round game R, a case where the timing at which the over-winning is easy to be won and the timing at which the over-winning is not easy is configured will be described. Further, the third
次に、図182及び図183を参照して、本制御例における主制御装置110のMPU201のROM202の内容について説明する。図182(a)は、本制御例における主制御装置110のMPU201におけるROM202の内容を模式的に示した模式図である。ROM202には、既に上述した第1当たり乱数テーブル202aと、第2当たり乱数テーブル202cとに加え、第1当たり種別選択テーブル202b5と、変動パターン選択テーブル202dと、開閉板動作シナリオ記憶領域202e5と、開閉板動作シナリオテーブル202f5とが少なくとも設けられている。
Next, the contents of the
まず、図182(b)を参照し、第1当たり種別選択テーブル202b5の詳細について説明する。図182(b)は、第1当たり種別選択テーブル202b5の内容を模式的に示した模式図である。第1当たり種別選択テーブル202b5は、大当たり種別を決定するための判定値が特別図柄の種別毎に記憶されているデータテーブルであり、第1当たり種別カウンタC2の判定値が、各大当たり種別に対応付けて規定されている。 First, with reference to FIG. 182 (b), the details of the first type selection table 202b5 will be described. FIG. 182 (b) is a schematic diagram schematically showing the contents of the first type selection table 202b5. The first hit type selection table 202b5 is a data table in which determination values for determining the jackpot type are stored for each type of special symbol, and the determination value of the first hit type counter C2 corresponds to each jackpot type. It is specified with.
本制御例のパチンコ機10では、特別図柄の大当たりと判定された場合に、始動入賞に基づいて取得した第1当たり種別カウンタC2の値と、第1当たり種別選択テーブル202b5とが比較され、第1当たり種別カウンタC2の値に対応する大当たり種別が選択される。
In the
具体的には、特別図柄1の抽選(第1入球口64への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜39」の範囲には、大当たりTaが対応付けられて規定されている(図182(b)の202b51参照)。 Specifically, when a big hit is obtained in the lottery of the special symbol 1 (lottery based on the entry into the first entry port 64), the value of the first hit type counter C2 is in the range of "0 to 39". Is defined in association with a jackpot Ta (see 202b51 in FIG. 182 (b)).
大当たりTaとなった場合は、15ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置12000の第1の作動パターン(図23(a)参照)で実行される。この場合、遊技者は、約2250個の賞球の払い出しを受けることができる。
When the jackpot Ta is reached, the jackpot game of 15 rounds is executed in the first operation pattern (see FIG. 23A) of the first variable winning
第1当たり種別カウンタC2の値が「40〜79」の範囲には、大当たりTbが対応付けられて規定されている(図182(b)の202b52参照)。 The jackpot Tb is defined in association with the range in which the value of the first hit type counter C2 is "40 to 79" (see 202b52 in FIG. 182 (b)).
大当たりTbとなった場合は、15ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置12000の後述する第25の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約2250個の賞球の払い出しに加え、高い確率で超過入賞分の賞球を受けることができる。
When the jackpot Tb is reached, the jackpot game of 15 rounds is executed in the 25th operation pattern described later of the first variable winning
第1当たり種別カウンタC2の値が「80〜99」の範囲には、大当たりTcが対応付けられて規定されている(図182(b)の202b53参照)。 The jackpot Tc is defined in association with the value of the first hit type counter C2 in the range of "80 to 99" (see 202b53 in FIG. 182 (b)).
大当たりTcとなった場合は、15ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置12000の第3の作動パターン(図23(c)参照)に類似の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約2250個から残球の影響で獲得不能な分を差し引いた賞球の払い出しに加え、一般入賞口63に球が入賞することに伴う若干の賞球の払い出しを受けることができる。
When the jackpot Tc is reached, the jackpot game of 15 rounds is executed in an operation pattern similar to the third operation pattern (see FIG. 23C) of the first variable winning
ここで、類似の作動パターンとは、第3の作動パターンで10ラウンド目以降にラウンド間第2インターバル時間Int2を配置したことにならい、所定のラウンド間に第2インターバル時間Int2を配置することに対応する。なお、本制御例では、少なくとも5ラウンド目と6ラウンド目との間に第2インターバル時間Int2を配置する。 Here, the similar operation pattern means that the second interval time Int2 is arranged between the predetermined rounds, following the arrangement of the second interval time Int2 between the 10th round and thereafter in the third operation pattern. handle. In this control example, the second interval time Int2 is arranged between at least the 5th round and the 6th round.
一方、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなった場合には、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜99」の範囲には、大当たりrが対応付けられて規定されている(図182(b)の202b54参照)。
On the other hand, if a big hit is obtained in the
大当たりrとなった場合は、大当たりTbの時と同様に、15ラウンドの大当たり遊技が、第1可変入賞装置12000の後述する第25の作動パターンで実行される。この場合、遊技者は、約2250個の賞球の払い出しに加え、高い確率で超過入賞分の賞球を受けることができる。
When the jackpot r is reached, a 15-round jackpot game is executed in the 25th operation pattern described later of the first variable winning
上述したように、特別図柄2の抽選(第2入球口640への入球に基づく抽選)で大当たりとなると、高い確率で超過入賞分の賞球を受けることが可能な大当たり遊技が実行される。これにより、特別図柄2の抽選で大当たりを獲得することに対する遊技者の意欲を高めることができる。
As described above, when a big hit is achieved in the
次いで、第25の作動パターンの構成について説明するために、図183を参照して、開閉板動作シナリオ記憶領域202e5及び開閉板動作シナリオテーブル202f5について説明する。 Next, in order to explain the configuration of the 25th operation pattern, the opening / closing plate operation scenario storage area 202e5 and the opening / closing plate operation scenario table 202f5 will be described with reference to FIG. 183.
図183(a)は、開閉板動作シナリオ記憶領域202e5の内容を模式的に示した模式図である。この開閉板動作シナリオ記憶領域202e5は、開閉板12300(図179参照)の動作制御に用いられる動作シナリオがシナリオ種別毎に記憶されている領域であって、この開閉板動作シナリオ記憶領域202e5に記憶されている情報を用いて、大当たり遊技における所定のラウンド遊技Rにおいて開閉板12300が動作される。
FIG. 183 (a) is a schematic diagram schematically showing the contents of the opening / closing plate operation scenario storage area 202e5. The opening / closing plate operation scenario storage area 202e5 is an area in which operation scenarios used for operation control of the opening / closing plate 12300 (see FIG. 179) are stored for each scenario type, and is stored in the opening / closing plate operation scenario storage area 202e5. The opening /
具体的には、開閉板動作シナリオ記憶領域202e5には、シナリオ種別として動作シナリオ51及び動作シナリオ52が規定されている。動作シナリオ51は、シナリオ内容として、開閉板12300(図179参照)に「(開放(開状態)5.0秒→(閉鎖(閉状態、短閉)0.1秒→開放(開状態)0.9秒)×5(繰り返し))×3(繰り返し)」が設定される、最大30秒の動作シナリオである。
Specifically, the opening / closing plate operation scenario storage area 202e5 defines an
動作シナリオ51では、30秒が経過する前であっても、検出センサ1240に規定個数(本制御例では、10個)の球が検出されることで開閉板12300の動作シナリオが終了し、初期状態に復帰するように制御される。
In the
この動作シナリオ51では、開閉板12300が開放(開状態)とされた後における閉鎖が、閉鎖(閉状態、短閉)のみで構成される。そのため、開閉板12300は開放(開状態)から動作するが、貯留流路1231に残った球は排出されない。そのため、貯留流路1231の貯留球をラウンド遊技R中に減らすことはできない。
In this
なお、動作シナリオ51のように貯留流路1231から球が排出される前に開閉板12300の閉鎖を解除する動作シナリオの場合には、特に規制部材1600付近において球の位置ずれが生じる。即ち、開閉板12300が閉状態とされる0.1秒間において規制部材1600は排出状態とされるので、その0.1秒間に球は排出されかけ、その後、規制部材1600が貯留状態とされることで球は押し戻される。
In the case of the
そのため、球が押し戻される際に貯留流路1231に貯留されている球全体が押し戻され、検出センサ1240に再び検出されることが懸念されるが、本件発明では、検出センサ1240の配置を規定することにより再検出を防止している。即ち、図10で図示されるように、検出センサ1240は、検出位置としての幅方向中心が貯留流路1231の下流側から9個目に配置された球よりも上流側にあり、且つ、検出位置としての幅方向中心に貯留流路1231の下流側から10個目の球の下流側半球部分が入るように配設される。
Therefore, when the sphere is pushed back, there is a concern that the entire sphere stored in the
検出センサ1240をこのように配置することで、規制部材1600の動作によって一度下流へ流れかけた(球の直径未満で変位した)球が押し戻された場合であっても、貯留流路1231の下流側から10個目の球は、検出センサ1240の検出位置としての幅方向中心に常時入った状態で維持される。従って、規制部材1600の動作中において、検出センサ1240に球が検出され続けることはあっても、球が再び検出されるという事態の発生を防止することができる。
By arranging the
なお、本制御例では検出センサ1240の配置を工夫することで規制部材1600に押し戻されることによる再検出の発生を防止したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、規制部材1600の動作中においては所定位置から上流側の貯留球の変位を防止する防止手段を設けても良いし、規制部材1600が動作しても0.1秒間は球の流下が開始しないように球の流下を規制する流下規制手段を設けても良い。
In this control example, the arrangement of the
また、動作シナリオ52は、シナリオ内容として、開閉板12300(図179参照)に「(開放(開状態)5.0秒→(閉鎖(閉状態、長閉)0.2秒→開放(開状態)0.8秒)×5(繰り返し))×3(繰り返し)」が設定される、最大30秒の動作シナリオである。
Further, in the
動作シナリオ52では、30秒が経過する前であっても、検出センサ1240に規定個数(本制御例では、10個)の球が検出されることで開閉板12300の動作シナリオが終了し、初期状態に復帰するように制御される。
In the
この動作シナリオ52では、開閉板12300が開放(開状態)とされた後で閉鎖(閉状態、長閉)にされることで、貯留流路1231に残った球を排出できる。そのため、貯留流路1231の貯留個数を減らすことができるので、検出センサ1240に規定個数の球が入球する際の貯留流路1231の内部において、隙間を構成し易くなることから(貯留流路1231の許容個数(10個)未満しか球が貯留されていない状態を構成し易くなることから)、超過入賞の発生確率を上昇させることができる。
In this
本制御例では、超過入賞が発生し難い場合(動作シナリオ51の場合)と、超過入賞が発生し易い場合(動作シナリオ52の場合)とを、ラウンドごとに異ならせて、第25の作動パターンを構成している。具体的には、偶数ラウンドを動作シナリオ51で、奇数ラウンドを動作シナリオ52として、第25の作動パターンを構成している。これにより、超過入賞の過度な発生を抑えることができる。
In this control example, the case where the excess prize is unlikely to occur (in the case of the operation scenario 51) and the case where the excess prize is likely to occur (in the case of the operation scenario 52) are different for each round, and the 25th operation pattern Consists of. Specifically, the even-numbered round is set as the
このように、動作シナリオを、遊技者の得られる利益の違いに基づいて区分けして記憶させておくことで、現在実行されている開閉板12300の動作が遊技者に与える利益を、主制御装置110は容易に判別することができる。
In this way, by classifying and storing the operation scenarios based on the difference in the profits obtained by the player, the profit given to the player by the currently executed operation of the opening /
なお、開閉板12300の閉鎖タイミングは、動作シナリオ51及び動作シナリオ52で共通であり、閉鎖の長さの違いも0.1秒と短いので、開閉板12300が動作シナリオ51と動作シナリオ52とのいずれのパターンで動作しているのかを遊技者が判別し難くすることができる。
The closing timing of the opening /
図183(b)は、開閉板動作シナリオテーブル202f5の内容を模式的に示した模式図である。この開閉板動作シナリオテーブル202f5は、予め定められている各シナリオ種別が、どの大当たり種別の、何ラウンド目のラウンド遊技Rに対応するかの情報が付与されている。 FIG. 183 (b) is a schematic diagram schematically showing the contents of the opening / closing plate operation scenario table 202f5. The opening / closing plate operation scenario table 202f5 is provided with information on which jackpot type and which round of the round game R each predetermined scenario type corresponds to.
主制御装置110のMPUでは、開閉板12300の動作制御を実行する場合に、開閉板動作シナリオテーブル202f5に規定されている内容に対応する情報を、開閉板動作シナリオ記憶領域202e5から読み出して、開閉板12300を可動させている。
In the MPU of the
この開閉板動作シナリオテーブル202f5は、大当たり種別と、何ラウンド目のラウンド遊技Rかの組み合わせに基づいて、対応する動作シナリオを設定可能に構成される。大当たり遊技におけるラウンド遊技Rでは、その選択された動作シナリオで、ラウンド遊技Rの開始と同時に開閉板12300が可動制御される。
The opening / closing plate operation scenario table 202f5 is configured so that the corresponding operation scenario can be set based on the combination of the jackpot type and the round game R of which round. In the round game R in the jackpot game, the opening /
次いで、大当たり遊技中の表示内容の一例について、図184を参照して説明する。図184は、第25の作動パターンで第1可変入賞装置12000が動作する大当たり遊技における第3図柄表示装置81の表示内容の変化を時系列で示す模式図である。
Next, an example of the display content during the jackpot game will be described with reference to FIG. 184. FIG. 184 is a schematic diagram showing changes in the display contents of the third
図184の1コマ目(上左方に示す表示例)は、上述した基本演出の途中の部分(例えば、図157の3コマ目(下左方に占める表示例))に続く表示である。即ち、図184に示す表示例は、基本演出で表示が実行されている際に、所定条件が成立した際に切り替えられる表示である。 The first frame (display example shown on the upper left side) of FIG. 184 is a display following the middle part of the above-mentioned basic effect (for example, the third frame (display example occupying the lower left side) of FIG. 157). That is, the display example shown in FIG. 184 is a display that is switched when a predetermined condition is satisfied while the display is being executed in the basic effect.
図184の1コマ目(上左方に示す表示例)では、主表示領域Dm(図87(a)参照)に、窪みに隠れた宝箱と、その窪みを塞ぐ5個の岩石(番号2を付記)と、その岩石に砲撃する戦車が図示され、小領域Ds3の案内表示部における表示が、「右を狙え」(打ち出し継続を示唆する表示。打出指示(図157参照))から、「打つのか?」(打ち出しの継続を迷わせる表示。停止示唆指示に相当)に切り替えられている。 In the first frame of FIG. 184 (display example shown on the upper left), in the main display area Dm (see FIG. 87 (a)), a treasure chest hidden in a depression and five rocks (number 2) that close the depression are displayed. (Additional note) and the tank that bombards the rock are shown, and the display on the guidance display section of the small area Ds3 is "Aim to the right" (display suggesting continuation of launch. Launch instruction (see Fig. 157)) to "Striking". Is it? ”(Display that discourages the continuation of launch. Corresponds to the stop suggestion instruction).
基本演出から、図184の1コマ目の表示への切り替えは、球の発射から開閉板12300に球が到達する平均時間(1秒)と、図184の2コマ目(中左方の表示例)から6コマ目(下右方の表示例)までで図示されるカウントダウン演出に係る時間(等間隔で表示が切り替えられ、合計1.5秒)の合計(2.5秒)だけ、開閉板12300の閉鎖が繰り返される期間の開始から巻き戻ったタイミングで、表示が切り替えられる。即ち、本制御例では、上述した動作シナリオ51,52の開始から2.5秒、12.5秒または22.5秒経過のタイミングで、基本演出から図184の1コマ目の表示例に表示が切り替えられる。
Switching from the basic effect to the display of the first frame in FIG. 184 is the average time (1 second) for the ball to reach the opening /
2コマ目(中左方に示す表示例)では、岩石の手前を通過しようとする子供(球発射の停止を示唆する画像)が表示され、3コマ目(下左方に示す表示例)では、岩石の手前を子供が通過している様子が図示され、小領域Ds3の案内表示部における表示が「3」に切り替えられる。 In the second frame (display example shown in the middle left), a child trying to pass in front of the rock (an image suggesting that the ball launch is stopped) is displayed, and in the third frame (display example shown in the lower left). , The state in which the child is passing in front of the rock is illustrated, and the display in the guidance display unit of the small area Ds3 is switched to "3".
その後、4コマ目(上右方に示す表示例)では、子供が戦車の前を通りすぎた様子が図示され、小領域Ds3の案内表示部における表示が「2」に切り替えられる。その後、5コマ目(中右方に示す表示例)では、子供が戦車の前を通りすぎた様子(球の発射の再会を示唆する画像)が図示され、小領域Ds3の案内表示部における表示が「1」に切り替えられる。なお、小領域Ds3の案内表示部の数字は、1ずつ数字を減らし、「0」となり得るタイミングで何らかの報知をする所謂「カウントダウン演出」の一例として表示される。 After that, in the fourth frame (display example shown on the upper right), the appearance of the child passing in front of the tank is illustrated, and the display on the guidance display unit of the small area Ds3 is switched to "2". After that, in the fifth frame (display example shown on the right side of the center), a state in which the child passed in front of the tank (an image suggesting the reunion of the ball launch) is illustrated, and the display on the guidance display section of the small area Ds3. Is switched to "1". The number in the guidance display section of the small area Ds3 is displayed as an example of a so-called "countdown effect" in which the number is reduced by one and some notification is given at a timing when it can be "0".
6コマ目(下右方に示す表示例)では、戦車が砲撃を開始する様子(球の発射を示唆する表示)が図示され、小領域Ds3の案内表示部における表示が、「右を狙え」(打ち出し継続を示唆する表示。打出指示(図157参照))に切り替えられる。 In the sixth frame (display example shown in the lower right), the state in which the tank starts firing (display suggesting the launch of a ball) is illustrated, and the display in the guidance display section of the small area Ds3 is "Aim to the right". (Display suggesting continuation of launch. Launch instruction (see FIG. 157)).
図184に示すように切り替えられる表示に従って球の発射と停止とを変化させる場合、図184の1コマ目から5コマ目までは球の打ち出しを停止し、6コマ目において球の打ち出しを開始(再開)することになる。この場合、6コマ目に切り替えられた直後(本制御例では、上述した動作シナリオ51,52の開始から4秒、14秒または24秒経過のタイミングの直後)から発射した球は、1秒後の、開閉板12300の閉鎖が開始されるタイミングに開閉板12300に到達する。
When the launch and stop of the ball are changed according to the display that can be switched as shown in FIG. 184, the launch of the ball is stopped from the first frame to the fifth frame of FIG. 184, and the launch of the ball is started at the sixth frame ( Will resume). In this case, the ball fired immediately after being switched to the sixth frame (in this control example, immediately after the timing of 4 seconds, 14 seconds, or 24 seconds after the start of the above-mentioned
そのため、それ以降の所定期間(本制御例では、4秒間)に発射した球は、開閉板12300が閉鎖動作を繰り返す期間に開閉板12300に沿って検出センサ1240へ向けて転動することになり、開閉板12300の閉鎖動作に伴い運動エネルギーが減らされることになる。
Therefore, the ball launched in the subsequent predetermined period (4 seconds in this control example) rolls toward the
加えて、上述したように、開閉板12300の閉鎖動作に伴う運動エネルギーの減少度合いは、下流側(検出センサ1240に近い側)に配置される球の方が大きくなるので、開閉板12300に沿って転動する球同士の間隔を縮めることができる。そのため、連球を構成し易くすることができる。
In addition, as described above, the degree of decrease in kinetic energy due to the closing operation of the opening /
一方、1コマ目から5コマ目において球の発射を行った場合には、開閉板12300が開状態を維持する期間に球が開閉板12300に到達することになる。従って、開閉板12300の上面を転動する球同士の間隔は、開閉板12300に球が到達した時点の間隔から変化せずに保たれ易くなる。そのため、連球を構成することは困難となる。
On the other hand, when the ball is launched in the first to fifth frames, the ball reaches the opening /
即ち、本制御例によれば、図184に示す表示例に従い球の発射、停止を実行した方が、表示例を無視して球の発射を継続した場合に比較して、開閉板12300に沿って検出センサ1240へ向けて転動する球が連球を構成し易くすることができる。
That is, according to this control example, when the ball is launched and stopped according to the display example shown in FIG. 184, the ball is launched along the opening /
ここで、開閉板12300に沿って検出センサ1240へ向けて転動する球が連球を構成している場合、先の球が検出センサ1240に検出された際に規定個数(本制御例では、10個)の入賞が検出され、開閉板12300が閉状態へ切り替えられる場合、その切替前に、先の球の上流側に連なる球が検出センサ1240に入球し易くなる。
Here, when the spheres that roll toward the
そのため、遊技者は、連球を構成するように球の発射を行った方が、大当たり遊技において得られる利益(賞球の払い出し)を増加させることができる。本制御例では、第3図柄表示装置81において、連球が構成されやすくなるタイミングを報知することから、第3図柄表示装置81への注目力を向上させることができる。
Therefore, the player can increase the profit (payout of the prize ball) obtained in the jackpot game by firing the ball so as to form a continuous ball. In this control example, since the third
本制御例では、図184に示すような表示の変化が、動作シナリオ51の場合(本制御例における偶数ラウンド)にも、動作シナリオ52の場合(本制御例における奇数ラウンド)にも実行される。一方で、開閉板12300の上面に連球が構成された場合に超過入賞が望めるのは、動作シナリオ52の場合に限定される。
In this control example, the display change as shown in FIG. 184 is executed both in the case of the operation scenario 51 (even rounds in the present control example) and in the case of the operation scenario 52 (odd number rounds in the present control example). .. On the other hand, when a continuous ball is formed on the upper surface of the opening /
これにより、遊技者に打ち出しの停止を示唆する表示を行うことで、ラウンド遊技Rの消化時間を引き延ばす作用を維持しながら、毎ラウンドで超過入賞が生じ遊技者の利益が過度に大きくなることを防止することができる。 As a result, by displaying a display suggesting that the launch is stopped to the player, while maintaining the action of prolonging the digestion time of the round game R, an excess prize is generated in each round and the profit of the player becomes excessively large. Can be prevented.
なお、表示例の構成は、これに限られるものでは無い。例えば、図184に示す表示の変化を動作シナリオ52の場合(本制御例における奇数ラウンド)のみで実行しても良い。この場合には、超過入賞が望めない場合にまで連球を構成するために球の発射を停止することが不要になるので、ラウンド遊技Rの進行をスムーズにすることができる。 The configuration of the display example is not limited to this. For example, the change in the display shown in FIG. 184 may be executed only in the case of the operation scenario 52 (odd number round in this control example). In this case, it is not necessary to stop the firing of the ball in order to form a continuous ball even when the excess winning cannot be expected, so that the progress of the round game R can be smoothed.
また、例えば、図184に示す表示の変化を動作シナリオ51の場合(本制御例における偶数ラウンド)のみで実行しても良い。この場合には、超過入賞を抑制し、且つラウンド遊技Rの進行を緩慢(スロー)にすることができる。 Further, for example, the change in the display shown in FIG. 184 may be executed only in the case of the operation scenario 51 (even rounds in this control example). In this case, the excess winning can be suppressed and the progress of the round game R can be slowed down.
本制御例によれば、図184の6コマ目の表示切替に従い球を発射してから5秒間は、開閉板12300が繰り返し閉状態に変化する。この期間は、上述したように開閉板12300に沿って検出センサ1240へ向かう球を、程度違いで減速させることで連球を構成し易くしている。しかし、連球を構成した複数の球が検出センサ1240を通過する直前や最中に開閉板12300が閉状態に変化すると、検出センサ1240と終端面3251bとの間を球が落下する可能性があり、この場合には、せっかく構成した連球が解消される虞がある(例えば、連球の間の球が、落下する場合)。
According to this control example, the opening /
従って、連球を構成できたら、開閉板12300が開状態を維持する期間(本制御例では、動作シナリオ51,52の開始から5秒経過時点まで、10秒経過時点から15秒経過時点まで、又は20秒経過時点から25秒経過時点まで)に検出センサ1240を通過させることが好ましい。ここで、上述のように、第12の実施形態では、開状態で維持される開閉板12300に球が到達してから、開状態で維持される開閉板12300の上面を転動し検出センサ1240に入球するまでに約4秒を要するように構成されている。
Therefore, if the continuous ball can be configured, the period during which the opening /
従って、例えば、開閉板12300が開状態で維持される期間が開始される約4秒前よりも後(且つ、開閉板12300が開状態で維持される期間が開始される前)に開閉板12300に到達した球を先頭に連球が構成される場合、開閉板12300が開状態で維持される期間に球が検出センサ1240を通過する状況を高い確率で発生させることができる。
Therefore, for example, the opening /
一方で、約4秒前以前であっても、開閉板12300の上に球が4秒以上滞在する事情があれば、開閉板12300が開状態で維持される期間に球が検出センサ1240を通過する状況を高い確率で発生させることができる。
On the other hand, even before about 4 seconds, if the ball stays on the opening /
ここで、本制御例によれば、図184の6コマ目(下右方の表示例)に示すタイミングは開閉板12300が開状態で維持される期間が開始される約6秒前であり、この直後に発射した球が開閉板12300に到達するのは開閉板12300が開状態で維持される期間が開始される約5秒前であるので、約4秒前よりも前である。
Here, according to this control example, the timing shown in the sixth frame (display example on the lower right) of FIG. 184 is about 6 seconds before the period in which the opening /
しかし、この後、開閉板12300は閉状態への切り替えを繰り返し実行することから、開閉板12300に沿って流下する球が減速される。即ち、開閉板12300の上に球が4秒以上滞在する事情がある。そのため、開閉板12300が開状態で維持される期間が開始される約5秒前に開閉板12300に到達した球が開閉板12300の上に滞在する時間を1秒間延ばす(即ち、球の流下速度の平均を80%に減速する)ことにより、先頭の球が検出センサ1240を通過するタイミングを開閉板12300が開状態で維持される期間に含めることができる。
However, after that, since the opening /
加えて、図184の6コマ目(下右方の表示例)に示すタイミングで発射した球は、開閉板12300が閉鎖への切り替え動作を開始するタイミングで開閉板12300の上流側端部付近に到達する。そのため、開閉板12300が閉鎖への切り替え動作(繰り返し動作)を実行している最中に開閉板12300に到達した球や、開閉板12300を転動している最中に開閉板12300の閉鎖への切り替え動作が開始された球などと比較して、開閉板12300の動作により減速される回数を最大限に増やすことができる。従って、最も連球を構成し易くすることができる。
In addition, the ball launched at the timing shown in the sixth frame (display example on the lower right) of FIG. 184 is located near the upstream end of the opening /
次いで、図185を参照して、大当たり遊技中の表示内容の一例について説明する。図185は、第3の作動パターンに類似の作動パターンで第1可変入賞装置12000が動作する大当たり遊技における第3図柄表示装置81の表示内容の変化を時系列で示す模式図である。
Next, an example of the display content during the jackpot game will be described with reference to FIG. 185. FIG. 185 is a schematic diagram showing changes in the display contents of the third
図185の1コマ目(上左方に示す表示例)は、上述した基本演出の途中の部分(例えば、図157の3コマ目(下左方に占める表示例))に続く表示である。即ち、図185に示す表示例は、基本演出で表示が実行されている際に、所定条件が成立した際に切り替えられる表示である。 The first frame (display example shown on the upper left side) of FIG. 185 is a display following the middle part of the above-mentioned basic effect (for example, the third frame (display example occupying the lower left side) of FIG. 157). That is, the display example shown in FIG. 185 is a display that is switched when a predetermined condition is satisfied while the display is being executed in the basic effect.
ここで、この所定条件は、貯留流路1231が満タンとなった時(図189のS5032参照)に、現在実行中のラウンド遊技Rにおいて規定個数の球の通過が検出センサ1240に検出されていない場合(図189のS5033参照)に成立する(以下、「満タン未達条件」とも称する)。即ち、貯留流路1231に残球がある状態でラウンド遊技が開始されることが前提とされる。
Here, under this predetermined condition, when the
ここで、貯留流路1231に球が残留した状態からラウンド遊技Rが開始され、貯留流路1231が満タンとなり、ラウンド遊技Rが継続している状況においては、ラウンド遊技Rの残りの時間における無駄球の発生を防止するためには、球の発射を停止すればいい。一方で、球の発射を停止させる場合、遊技者に暇な時間が生じることになるので、遊技者の集中力を削ぎ、遊技の興趣を低下させる虞がある。
Here, in the situation where the round game R is started from the state where the ball remains in the
これに対し、本制御例では、貯留流路1231が満タンとなり、第1特定入賞口1000aを球が通過することが防止される状況(満タン未達条件が成立している時)においても、球の発射を促進する表示(打ち出しを示唆する表示)を維持しつつ、その発射により期待される利益(賞球の払い出し)が切り替わったことを遊技者に報知するように表示の切り替えを実行する。
On the other hand, in this control example, even in a situation where the
本制御例は、貯留流路1231に球を貯留できる上述の構造を利用したものである。即ち、本制御例において、上述の満タン未達条件が成立した後、ラウンド遊技Rの規定時間(本制御例では、30秒間)が経過するまで開閉板12300が開状態(上昇姿勢)で維持される。
This control example utilizes the above-mentioned structure capable of storing a sphere in the
そのため、満タン未達条件の成立中に球の発射(右打ち)を継続すると、開閉板12300に到達した球は、開閉板12300の長手方向に平行な方向への移動は、貯留流路1231に貯留される球に当接し規制され、下方への移動は開閉板12300に規制されるので、開閉板12300が閉状態へ切り替えられるまで開閉板12300の上面に保持される。即ち、開閉板12300に到達した球は、開閉板12300が閉状態に切り替えられるまで行先が不明のまま維持されることから、この球が賞球につながるのか、そのままアウト口66から排出され球損となるのかは、現状では不明となる。
Therefore, if the ball is continuously launched (right-handed) while the condition of not reaching the full tank is satisfied, the ball that has reached the opening /
開閉板12300の上面に球が残った状態から、開閉板12300が閉状態へ移行し、その後で再び開状態となった場合、換言すれば、先のラウンド遊技Rが最終ラウンドではない場合には、開閉板12300の上面に乗っていた球を、再びすくいあげる可能性がある。
When the opening /
詳述すると、第12実施形態では、開閉板12300の下方に落下遅延板12250が配設されており、開閉板12300が閉状態になると、球が落下遅延板12250の上面を開閉板12300の長手方向に沿う方向(検出センサ1240の開口方向に沿う方向)で転動し、終端面3251bの左方においてアウト口66へ向けて落下する。従って、開閉板12300が開状態に変化するまでに終端面3251bに到達しなかった球は、再び開閉板12300の上面にのり、検出センサ1240(第1特定入賞口1000a)を通過する。
More specifically, in the twelfth embodiment, the
そのため、満タン未達条件の成立中に開閉板12300の上面に到達した球によっても、検出センサ1240(第1特定入賞口1000a)への入賞により賞球の払い出しを得られる可能性を残すことができる。従って、検出センサ1240(第1特定入賞口1000a)への入賞による賞球の払い出しが期待できない場合(可能性がほぼ無い場合。例えば、通常状態の場合)に比較して、球の発射(右打ち)を継続する遊技者の意欲を向上させることができる。
Therefore, even if the ball reaches the upper surface of the opening /
なお、第12実施形態では、開閉板12300の長手方向の長さは約135[mm]とされるので、球(直径11[mm])が上下に重ならずに横並びで配置された場合には、開閉板12300の上面に最大で12個の球を乗せることができる。
In the twelfth embodiment, the length of the opening /
また、第12実施形態では、満タン未達条件の成立中に球の発射(右打ち)を継続して、開閉板12300に到達しなかった球の内の何割かは、一般入賞口63に入賞する。この一般入賞口63の払い出し個数は5個で設定されている。この一般入賞口63への入球割合が大きくなるほど、大当たり遊技において遊技者に払い出される賞球の合計個数が増加する。
Further, in the twelfth embodiment, the ball is continuously launched (right-handed) while the condition of not reaching the full tank is satisfied, and some percentage of the balls that do not reach the opening /
図185で示す表示例は、これらの構造を利用したものである。即ち、開閉板12300及び落下遅延板12250の構造により球損の可能性が低いことを遊技者にアピールしつつ、一般入賞口63へ入球させて賞球の払い出しを得る遊技の促進を行うものである。
The display example shown in FIG. 185 utilizes these structures. That is, while appealing to the player that the possibility of ball loss is low due to the structure of the opening /
なお、貯留流路1231の内部に球の貯留状態を変更可能な可動物が配置されている場合は、貯留流路1231が空の状態(残球が無い状態)でラウンド遊技Rが開始された場合に、満タン未達条件が成立することがある。例えば、第6実施形態で上述した干渉装置6900が配設される場合、ラウンド遊技Rの開始後に干渉装置6900の干渉部材6930が張出状態とされることにより、上述の所定条件が成立し得る。
When a movable object capable of changing the storage state of the ball is arranged inside the
図185の1コマ目(上左方の表示例)では、小領域Ds1(図87(a))参照において、サブラウンド表示部714bが表示される。図185の1コマ目に切り替えられる前は、ラウンド数表示部714が発光表示(明るく表示)される一方、サブラウンド表示部714bは消灯表示(暗く表示)されるが、図185の1コマ目では、逆に、ラウンド数表示部714が消灯表示(暗く表示)される一方、サブラウンド表示部714bが発光表示(明るく表示)される。なお、サブラウンド表示部714bの、ラウンド遊技Rにおいて追加の賞球が期待できる期間であることを表示するという意味内容は、上述した内容と同じである(図143参照)。
In the first frame (display example on the upper left) of FIG. 185, the
また、図185の1コマ目(上左方の表示例)では、小領域Ds3に、球の発射を促進する表示(打ち出しを示唆する表示)が維持されつつ、その背景に、1秒間隔でカウントダウンする数字として「3」の文字が表示される。 Further, in the first frame of FIG. 185 (display example on the upper left side), the display promoting the launch of the ball (display suggesting launch) is maintained in the small area Ds3, and at 1-second intervals in the background. The character "3" is displayed as the number to count down.
図185の2コマ目(中左方の表示例)では、小領域Ds3の表示がカントダウンして数字の「1」が表示された状態が図示され、それから1秒後には、図185の3コマ目(下左方の表示例)に切り替えられる。 In the second frame of FIG. 185 (display example on the left side of the center), the state in which the display of the small area Ds3 is cant down and the number “1” is displayed is shown, and one second later, 3 in FIG. You can switch to the frame (display example on the lower left).
図185の3コマ目(下左方の表示例)では、小領域Ds3の下方に、球の発射を促進する表示(打ち出しを示唆する表示)が維持されたまま、主表示領域Dmを含む領域に、複数の円形状の図形が重ねて表示され、各図形の中央部付近には、球の発射を促進する表示(「打て」という文字)が付記されている。この状態において、複数の図形の背面側に、後述する「宝箱」の図形が予め用意されている。 In the third frame (display example on the lower left) of FIG. 185, the area including the main display area Dm is maintained below the small area Ds3 while the display promoting the launch of the ball (display suggesting launch) is maintained. A plurality of circular figures are displayed in an overlapping manner, and a display (the word "hit") that promotes the firing of a sphere is added near the center of each figure. In this state, a "treasure box" figure, which will be described later, is prepared in advance on the back side of the plurality of figures.
図185の4コマ目(上右方の表示例)では、上述した円形状の図形が一部消去され、「宝箱」の一部が露見した状態が図示され、図185の5コマ目(中右方の表示例)では、上述した円形状の図形が全部消去され、「宝箱」の全体が露見した状態が図示される。 In the fourth frame (display example on the upper right) of FIG. 185, a state in which the above-mentioned circular figure is partially erased and a part of the "treasure box" is exposed is shown, and the fifth frame (middle) of FIG. 185 is shown. In the display example on the right), the state in which all the above-mentioned circular figures are erased and the entire "treasure box" is exposed is shown.
本制御例では、図185の1コマ目の表示例に表示が切り替えられてから一般入賞口63に入球した球の個数に対応して、この円形状の図形が消去される個数を切り替え可能とされる。即ち、一般入賞口63に入球する球の個数が増加するほど、円形状の図形が消去される個数が増加するように制御される。
In this control example, the number of balls to be erased can be switched according to the number of balls that have entered the general winning
一例として、本制御例では、図185の3コマ目で円形状の図形を4個表示し、一般入賞口63に球が1個入球する度に円形状の図形が1個消去されるように制御している。即ち、4コマ目の表示例は一般入賞口63に2個の球が入球した状態(一般入賞口63への入球による払い出し賞球が10個生じている状態)を示しており、5コマ目の表示例は一般入賞口63に4個以上の球が入球した状態(一般入賞口63への入球による払い出し賞球が20個以上生じている状態)を示している。
As an example, in this control example, four circular figures are displayed in the third frame of FIG. 185, and one circular figure is erased each time one ball enters the general winning
5コマ目の表示例における「宝箱」は、遊技者の得られる利益の大きさを示す表示としての意味を有する。即ち、「宝箱」の全体が表示される場合には、第1可変入賞装置12000以外への入球により払い出される賞球が20個以上発生している。そのため、遊技者は、「宝箱」の表示を見た回数を把握することで、一般入賞口63への入球による払い出し賞球個数を把握することができる(所定個数(本制御例では、宝箱の視認回数に20を掛け合わせた個数)以上の超過入賞を獲得したことの目安とすることができる)。
The "treasure box" in the display example of the fifth frame has a meaning as a display indicating the magnitude of the profit obtained by the player. That is, when the entire "treasure box" is displayed, 20 or more prize balls are paid out by entering a ball other than the first
また、この表示は、第1可変入賞装置12000への入球による賞球とは別に表示されることになる。そのため、遊技者は「宝箱」の表示から、大当たり遊技において第1可変入賞装置12000への入球による払い出しが予定されている賞球個数(即ち、(ラウンド数)×(ラウンド遊技Rの規定個数)×(球1個の入賞に対する払い出し賞球個数)から算出される個数)を基準として、払い出し賞球個数をどの程度増加可能かを把握することができる。
In addition, this display will be displayed separately from the prize balls obtained by entering the first variable winning
なお、5コマ目の表示例では、賞球の払い出し個数に対応する表示を行う場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、「宝箱」の代わりに、「確率変動」、「通常」又は「時短」との文字(遊技状態を示唆する表示)のいずれかを、大当たり遊技の終了後の遊技状態に対応させて予め用意しても良い。この場合、遊技者は、一般入賞口63への入球個数を増加させることにより、現在実行中の大当たり遊技終了後の遊技状態を把握することができる。
In the display example of the fifth frame, the case where the display corresponding to the number of prize balls to be paid out is described has been described, but the display is not necessarily limited to this. For example, instead of "treasure box", any of the characters "probability fluctuation", "normal" or "time reduction" (display suggesting the game state) is made to correspond to the game state after the end of the jackpot game in advance. You may prepare it. In this case, the player can grasp the game state after the end of the jackpot game currently being executed by increasing the number of balls entered into the general winning
なお、30秒以内(ラウンド遊技R中)に一般入賞口63に2個から4個の球を入球させることは、困難な場合が多い。そのため、図185の5コマ目の表示例に切り替わるまでには、相応の球損(開閉板12300の上が一杯になった後は開閉板12300の右方へ球が流れて、アウト口66へ流下する)を覚悟する必要があるので、ここに実益を見出さない遊技者は、球の発射を停止して球損を抑えても良い。
It is often difficult to insert two to four balls into the general winning
即ち、遊技者は、遊技態様として、球損が生じても有利な情報(例えば、上述の遊技状態を示唆する表示)を見られるように球の発射を継続するか、球損を防ぐために球の発射を停止するかを、選択することができる。 That is, as a game mode, the player continues to launch the ball so that advantageous information (for example, the display suggesting the game state described above) can be seen even if the ball is lost, or the ball is prevented from being lost. You can choose to stop firing.
なお、開閉板12300の上が一杯になる前に図185の5コマ目の表示へ切り替えられた場合(一般入賞口63に4個以上の球を入球させることができた場合)は、遊技者は、最小限の球損で有利な情報を得ることができる。そのため、図185の1コマ目に表示が切り替えられた後において球の発射を意欲的に継続させることができる。
If the display is switched to the fifth frame display in FIG. 185 before the opening /
次いで、本制御例における音声ランプ制御装置113の電気的構成の詳細について図186を参照して説明する。図186(a)は、音声ランプ制御装置113のMPU221のROM222の内容を模式的に示した模式図である。図186(a)に示した通り、ROM222は、変動パターン選択テーブル222aと、開閉板動作シナリオ222b5とを少なくとも有している。
Next, the details of the electrical configuration of the voice
開閉板動作シナリオ222b5は、主制御装置110によって動作制御される開閉板12300の動作状況を音声ランプ制御装置113側でも把握するために設けられたものであって、主制御装置110のROM202に記憶されている開閉板動作シナリオ記憶領域202e5及び開閉板動作シナリオテーブル202f5に格納されている情報が記憶されている領域である。
The opening / closing plate operation scenario 222b5 is provided so that the operating status of the opening /
次に、図186(b)を参照して、音声ランプ制御装置113のMPU221におけるRAM223について説明する。図186(b)は、RAM223の内容を示したブロック図である。RAM223には、コマンド記憶領域223aと、第1特別図柄保留球数カウンタ223bと、第2特別図柄保留球数カウンタ223cと、普通図柄保留球数カウンタ223dと、変動開始フラグ223eと、停止種別選択フラグ223fと、演出カウンタ223gと、ラウンド数累積カウンタ223hと、確変状態フラグ223iと、時短状態カウンタ223jと、貯留状態フラグ223kと、貯留上限フラグ223mと、貯留カウンタ223nと、操作フラグ223pと、演出一時記憶エリア223rと、第1操作演出フラグ223waと、第2操作演出フラグ223wbと、第1入力フラグ223wcと、第2入力フラグ223wdと、演出実行中フラグ223xと、押下期間情報格納エリア223yと、その他メモリエリア223zとが少なくとも設けられ、加えて、表示切替フラグ223paと、発光タイマ223yhと、表示消去用カウンタ223yjとが少なくとも設けられている。
Next, the
表示切替フラグ223paは、ラウンド遊技Rの途中で貯留流路1231が満タンとなった場合にオンに設定されるフラグであって、音声ランプ制御装置113がサブラウンド演出処理(S5036、図190参照)を実行するタイミングを把握するためのフラグである。
The display switching flag 223pa is a flag that is set to be turned on when the
発光タイマ223yhは、第1可変入賞装置12000付近に配設される透過用ランプ227b(図86参照)を発光させる期間を管理するためのタイマである。本制御例では、一般入賞口63を球が通過する度に透過用ランプ227bが点灯し、1秒経過すると消灯するように制御される。
The light emitting timer 223hyh is a timer for managing the period for emitting light of the
表示消去用カウンタ223yjは、表示切替フラグ223paがオンに設定されてからの一般入賞口63への入球個数を4個上限で管理するカウンタである。この表示消去用カウンタ223yjの数字が減るごとに、第3図柄表示装置81に表示される円形状の図形(図185の3コマ目から5コマ目参照)が消去され、背面側の表示(図185における「宝箱」)が見えやすくなるように制御される。
The display erasing counter 223yj is a counter that manages the number of balls entered into the general winning
次いで、図187を参照して、本制御例において、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理後に音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理について説明する。図187は、このメイン処理を示したフローチャートである。
Next, with reference to FIG. 187, in this control example, the main process executed by the
本制御例におけるメイン処理は、第1の制御例のメイン処理に対して、貯留状態監視処理(S2113)の後で演出切替処理3(S5001)へ移行することが異なり、その他は同一である。そのため、同一部分については同一の符号を付し説明を省略し、異なる部分について説明する。 The main process in this control example is the same as the main process in the first control example, except that the storage state monitoring process (S2113) is followed by the effect switching process 3 (S5001). Therefore, the same parts will be designated by the same reference numerals, description thereof will be omitted, and different parts will be described.
次に、図188を参照して、演出切替処理3(S5001)について説明をする。図188は、この演出切替処理3(S5001)を示したフローチャートである。この演出切替処理3(S5001)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図187参照)の一処理であり、大当たり遊技の進行状況によって変化する演出を実行するための処理である。
Next, the effect switching process 3 (S5001) will be described with reference to FIG. 188. FIG. 188 is a flowchart showing the effect switching process 3 (S5001). This effect switching process 3 (S5001) is one of the main processes (see FIG. 187) executed by the
なお、本処理では、第1可変入賞装置12000への球の入賞態様を検出する処理や、一般入賞口63への入賞態様を検出する処理も含むため、メイン処理において短い周期(1m秒以内)で実行されるように構成している。これにより、第1可変入賞装置12000や一般入賞口63への球の入賞態様を検出して行う設定を遅滞なく行うことができる。
Since this process includes a process of detecting the winning mode of the ball in the first variable winning
図188に示すように、演出切替処理3では、S5001の処理において、大当たり中であるかを判別する(S5011)。大当たり中でないと判別した場合は(S5011:No)、本処理を終了する。
As shown in FIG. 188, in the
一方、S5011の処理において、大当たり中であると判別した場合は(S5011:Yes)、大当たり種別が大当たりTb又は大当たりrであるか判別する(S5012)。そして、大当たり種別が大当たりTb又は大当たりrであると判別した場合は(S5012:Yes)、開閉板動作シナリオ222b5を参照して表示切替のタイミングであるか判別し(S5013)、表示切替のタイミング(上述したラウンド遊技Rの開始から2.5秒、12.5秒、22.5秒のタイミング)であると判別した場合は(S5013:Yes)、第1カウントダウン演出表示用コマンドを設定し(S5014)、本処理を終了する。また、S5013の処理において、表示切替のタイミングではないと判別した場合は(S5013:No)、そのまま本処理を終了する。 On the other hand, in the process of S5011, when it is determined that the jackpot is in progress (S5011: Yes), it is determined whether the jackpot type is jackpot Tb or jackpot r (S5012). Then, when it is determined that the jackpot type is jackpot Tb or jackpot r (S5012: Yes), it is determined whether it is the display switching timing with reference to the opening / closing plate operation scenario 222b5 (S5013), and the display switching timing (S5013). If it is determined that the timing is 2.5 seconds, 12.5 seconds, or 22.5 seconds from the start of the round game R described above (S5013: Yes), the first countdown effect display command is set (S5014). ), End this process. If it is determined in the process of S5013 that it is not the timing of display switching (S5013: No), the present process is terminated as it is.
一方、S5012の処理において、大当たり種別が大当たりTbでも大当たりrでもないと判別した場合は(S5012:No)、次に、大当たり種別が大当たりTcであるか判別する(S5015)。 On the other hand, in the processing of S5012, when it is determined that the jackpot type is neither the jackpot Tb nor the jackpot r (S5012: No), then it is determined whether the jackpot type is the jackpot Tc (S5015).
S5015の処理において、大当たり種別が大当たりTcではないと判別した場合は(S5015:No)、本処理を終了する。一方、S5015の処理において、大当たり種別が大当たりTcであると判別した場合は(S5015:Yes)、サブラウンド切替処理(S5016)へ移行し、その後、本処理を終了する。 If it is determined in the process of S5015 that the jackpot type is not the jackpot Tc (S5015: No), this process is terminated. On the other hand, in the process of S5015, when it is determined that the jackpot type is the jackpot Tc (S5015: Yes), the process proceeds to the sub-round switching process (S5016), and then this process ends.
次いで、図189を参照して、サブラウンド切替処理(S5015)について説明をする。図189は、このサブラウンド切替処理(S5015)を示したフローチャートである。このサブラウンド切替処理(S5015)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図187参照)の一処理であり、ラウンド遊技Rの途中で貯留流路1231が満タン状態となった後の演出を実行するための処理である。
Next, the sub-round switching process (S5015) will be described with reference to FIG. 189. FIG. 189 is a flowchart showing this sub-round switching process (S5015). This sub-round switching process (S5015) is one of the main processes (see FIG. 187) executed by the
図189に示すように、サブラウンド切替処理では、S5015の処理において、表示切替フラグ223paがオンであるか判別する(S5031)。表示切替フラグ223paがオンではない(即ち、オフである)と判別した場合は(S5031:No)、貯留流路1231が満タンであるかを判別する(S5032)。
As shown in FIG. 189, in the sub-round switching process, it is determined whether or not the display switching flag 223pa is on in the process of S5015 (S5031). When it is determined that the display switching flag 223pa is not on (that is, it is off) (S5031: No), it is determined whether the
なお、貯留流路1231が満タンであることの判別の手法としては様々なものが例示される。本制御例では、検出センサ1240が球を検出する長さが所定期間(本制御例では、2秒間)を超過したことにより判別される。この場合において、X個目の球の入球タイミングの設定については、所定期間の経過時としても良いし、所定期間の開始時(即ち、検出センサ1240への入球タイミング)または所定期間の経過中の一時点にフラグを立て、所定期間の経過時に満タンであると判別された場合において、フラグを立てたタイミングとしても良い。
In addition, various methods for determining whether the
S5032の処理において、貯留流路1231が満タンでは無いと判別した場合は(S5032:No)、本処理を終了する。一方、S5032の処理において、貯留流路1231が満タンであると判別した場合は(S5032:Yes)、現在実行中のラウンド遊技Rにおいて規定個数(本制御例では、10個)の球が検出センサ1240に入球したか判別する(S5033)。
If it is determined in the process of S5032 that the
S5033の処理において、規定個数の球が検出センサ1240に入球したと判別した場合は(S5033:Yes)、本処理を終了する。一方、S5033の処理において、規定個数の球が検出センサ1240に入球していないと判別した場合は(S5033:No)、表示用切替コマンドを設定し(S5034)、表示切替フラグ223paをオンに設定し(S5035)、本処理を終了する。 If it is determined in the process of S5033 that a specified number of balls have entered the detection sensor 1240 (S5033: Yes), this process ends. On the other hand, in the process of S5033, when it is determined that the specified number of balls have not entered the detection sensor 1240 (S5033: No), the display switching command is set (S5034), and the display switching flag 223pa is turned on. Set (S5035) and end this process.
本制御例では、この表示用切替コマンドが設定(S5034)された後、第3図柄表示装置81において、ラウンド数表示部714が消灯表示(暗く表示)される一方、サブラウンド表示部714bが発光表示(明るく表示)されるように、表示制御される(図185の1コマ目参照)。
In this control example, after this display switching command is set (S5034), the round
一方、S5031の処理において、表示切替フラグ223paがオンであると判別した場合は(S5031:Yes)、サブラウンド演出処理(S5036)へ移行する。なお、サブラウンド演出処理(S5036)の詳細は後述する。 On the other hand, if it is determined in the process of S5031 that the display switching flag 223pa is on (S5031: Yes), the process proceeds to the sub-round effect process (S5036). The details of the sub-round effect processing (S5036) will be described later.
S5036の処理の後、ラウンド終了のタイミングであるか判別し(S5037)、ラウンド終了のタイミングであると判別した場合は(S5037:Yes)、表示切替フラグ223paをオフに設定し(S5038)、本処理を終了する。一方で、ラウンド終了のタイミングではないと判別した場合は(S5037:No)、そのまま本処理を終了する。 After the processing of S5036, it is determined whether the timing is the end of the round (S5037), and if it is determined that the timing is the end of the round (S5037: Yes), the display switching flag 223pa is set to off (S5038). End the process. On the other hand, if it is determined that it is not the timing of the end of the round (S5037: No), the present process is terminated as it is.
次いで、図190を参照して、サブラウンド演出処理(S5036)について説明をする。図190は、このサブラウンド演出処理(S5036)を示したフローチャートである。このサブラウンド演出処理(S5036)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図187参照)の一処理であり、貯留流路1231が満タンになった後における点灯演出および表示演出を実行するための処理である。
Next, the sub-round effect processing (S5036) will be described with reference to FIG. 190. FIG. 190 is a flowchart showing this sub-round effect processing (S5036). This sub-round effect processing (S5036) is one of the main processes (see FIG. 187) executed by the
図190に示すように、サブラウンド演出処理では、S5036の処理において、現在実行中のラウンド遊技Rにおける規定時間(本制御例では、30秒間)に到達する5秒前のタイミングであるか判別する(S5051)。 As shown in FIG. 190, in the sub-round effect processing, it is determined in the processing of S5036 whether the timing is 5 seconds before reaching the specified time (30 seconds in this control example) in the currently executing round game R. (S5051).
S5051の処理において、規定時間に到達する5秒前のタイミングであると判別した場合は(S5051:Yes)、第2カウントダウン演出表示用コマンドを設定し(S5052)、表示消去用カウンタ223yjの値に「4」を設定し、S5054の処理へ移行する。一方、S5051の処理において、規定時間に到達する5秒前のタイミングではないと判別した場合は(S5051:No)、そのまま、S5054の処理へ移行する。 In the processing of S5051, if it is determined that the timing is 5 seconds before the specified time is reached (S5051: Yes), the second countdown effect display command is set (S5052), and the value of the display erasing counter 223yj is set. “4” is set, and the process proceeds to S5054. On the other hand, in the process of S5051, if it is determined that the timing is not 5 seconds before the specified time is reached (S5051: No), the process proceeds to the process of S5054 as it is.
本制御例では、第2カウントダウン演出表示用コマンドが設定(S5052)された後、第3図柄表示装置81において、図185の1コマ目から開始される一連の表示演出が実行されるように制御される。なお、表示消去用カウンタ223yjの値が4であるので、図185の3コマ目の表示例に示すように円形状の図形が4個表示される。
In this control example, after the second countdown effect display command is set (S5052), the third
S5054の処理では、第1可変入賞装置12000の右上に配置される一般入賞口63に球が入賞したかを判別する(S5054)。S5054の処理において、球が一般入賞口63に入賞したと判別した場合は(S5054:Yes)、現在実行中のラウンド遊技Rにおける規定時間(本制御例では、30秒)が5秒以内に経過するタイミングか判別する(S5055)。
In the process of S5054, it is determined whether or not the ball has won a prize in the general winning
S5055の処理において、規定時間が5秒以内に経過するタイミングであると判別した場合は(S5055:Yes)、表示消去用カウンタ223yjの値を減算し(S5056)、表示用消去コマンドを設定し(S5057)、S5058の処理へ移行する。一方、S5055の処理において、規定時間が5秒以内に経過するタイミングではないと判別した場合は(S5055:No)、そのまま、S5058の処理へ移行する。 In the process of S5055, when it is determined that the specified time elapses within 5 seconds (S5055: Yes), the value of the display erasure counter 223yy is subtracted (S5056), and the display erasure command is set (S5055). S5057), the process proceeds to S5058. On the other hand, in the process of S5055, if it is determined that the specified time does not elapse within 5 seconds (S5055: No), the process proceeds to the process of S5058 as it is.
表示消去用カウンタ223yjの値を減算し(S5056)、表示用消去コマンドが設定(S5057)された後、第3図柄表示装置81において、図185の3コマ目の表示例に示す円形状の図形が1個消去される態様で、表示が切り替えられるように制御される。なお、図185の4コマ目の表示は、図185の3コマ目の表示からS5057の処理が2回実行された後の状態を示し、図185の5コマ目の表示は、図185の4コマ目の表示からS5057の処理が2回(以上)実行された後の状態を示している。なお、S5056、S5057の処理が5回目に実行された後は(表示消去用カウンタ223yjの値<0)、円形状の図形に関しては、図185の5コマ目の表示で維持される。
After the value of the display erasure counter 223yj is subtracted (S5056) and the display erasure command is set (S5057), the circular figure shown in the display example of the third frame of FIG. 185 is displayed on the third
S5058の処理では、透過用ランプ227bを点灯し(S5058)、発光タイマ223yhに「1秒」に対応する数値を設定し(S5059)、本処理を終了する。
In the process of S5058, the
一方、S5054の処理において、一般入賞口63に入賞していないと判別した場合は(S5054:No)、発光タイマ223yhを減算し(S5060)、発光タイマ223yhの値が0であるか判別する(S5061)。
On the other hand, in the process of S5054, when it is determined that the general winning
S5061の処理において、発光タイマ223yhの値が0であると判別した場合は(S5061:Yes)、透過用ランプ227bが点灯中であるか判別し(S5062)、透過用ランプ227bが点灯中であると判別した場合は(S5062:Yes)、透過用ランプ227bを消灯し(S5063)、本処理を終了する。
In the process of S5061 when it is determined that the value of the light emitting timer 223hyh is 0 (S5061: Yes), it is determined whether the
一方、S5061の処理において発光タイマ223yhの値が0ではないと判別した場合(S5061:No)、又は、S5062の処理において、透過用ランプ227bが点灯中ではないと判別した場合は(S5062:No)、そのまま、本処理を終了する。
On the other hand, when it is determined that the value of the light emitting timer 223hyh is not 0 in the processing of S5061 (S5061: No), or when it is determined that the
このように、本制御例によれば、一般入賞口63に球が入賞する度に、1秒間、透過用ランプ227bが点灯し、貯留流路1231の内部状態の視認性が向上するように制御される。
As described above, according to this control example, every time a ball wins a prize in the general winning
本実施形態では、ラウンド遊技Rの終了時に、貯留流路1231に貯留されていた球が排出されるので、貯留流路1231の内部状態を視認することで、ラウンド遊技Rの終了タイミングを容易に把握することが可能となる。また、ラウンド遊技Rの終了タイミングは、球の発射や停止の切り替えを行うタイミングを図る材料として、遊技者にとって重要なタイミングの一つである。
In the present embodiment, since the balls stored in the
従って、表示演出等の演出が切り替わるタイミングをラウンド遊技Rの終了タイミングに対応させないようにして、貯留流路1231の内部の球の状態の変化を把握することでラウンド遊技Rの終了のタイミングを把握できる遊技機を構成した場合に、一般入賞口63へ球を入球させることに対する意欲を向上させることができる。
Therefore, the end timing of the round game R is grasped by grasping the change in the state of the sphere inside the
<第5の制御例の別例>
次いで、図191から図194を参照して、第5の制御例の別例について説明する。第5の制御例の別例では、第13実施形態として説明する第1可変入賞装置13000を用いて説明する。
<Another example of the fifth control example>
Next, another example of the fifth control example will be described with reference to FIGS. 191 to 194. In another example of the fifth control example, the first variable winning
図191は、第13実施形態の遊技盤13の正面図である。図191に示すように、第1可変入賞装置13000は、第12実施形態の構成に対して、貯留流路1231から排出される球が通過可能な3つの経路を備え、各経路の通過の可否をソレノイド1510の駆動と関連して切り替え可能に構成される経路切替装置13800を備える点が異なり、その他の点は第12実施形態の第1可変入賞装置12000と同様の構成とされるので、異なる点については詳細に説明し、同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
FIG. 191 is a front view of the
経路切替装置13800は、正面視で開閉板12300の下方において視認可能(遊技盤13の少なくとも一部が透明とされることで透視可能)とされ、遊技盤13の背面側に配設される3つの排出経路センサ13811〜13813を備えており、貯留流路1231の下端から排出口1150を通り排出される球は、いずれかの排出経路センサ13811〜13813に検出されて、その下流に配置される図示しない球排出路へと案内される。次いで、経路切替装置13800の詳細について説明する。
The
図192及び図193は、第1可変入賞装置13000の背面図であり、図194は、図191のCXCIV−CXCIV線における第1可変入賞装置13000の断面図である。なお、図192では、ソレノイド1510の駆動が解除された状態(非励磁状態)が図示され、図193及び図194では、ソレノイド1510が駆動された状態(励磁状態)が図示される。また、図192及び図193では、理解を容易とするために後カバー1700が想像線で図示され、排出経路センサ13811〜13813が断面視されることに伴い排出経路センサ13811〜13813の背後に配置される断面コの字の壁部材の図示が省略され、図194では、理解を容易とするために抵抗変化部材13854の図示が省略され、図194の断面は、図12の断面と同様に、貯留流路1231の下端側の傾斜に沿った面(または、貯留される球の中心を切断する面)として構成される。
192 and 193 are rear views of the first variable winning
図192から図194に図示されるように、第1可変入賞装置13000の経路切替装置13800は、排出口1710の下流に横並びで配設される複数の排出経路センサ13810と、ソレノイド1510の先端部材1520の移動に伴い動作する動作部材13820と、その動作部材13820の移動軌跡を規定するための溝形状であって薄板部材12110及び後カバー1700に同様の形状で形成(溝状に形成(薄板部材12110)または穿設(後カバー1700))される規定部13830と、その規定部13830を動作部材13820が1回転する毎に状態が切り替えられる第1切替装置13840と、規定部13830の角部13831に動作部材13820が到達する毎に動作し、動作部材13820からの負荷で状態が変化し得るように構成される第2切替装置13850と、を主に備える。
As shown in FIGS. 192 to 194, the
排出経路センサ13810へ球を案内するまでに球の経路を切り替え得る部分について、先に説明する。図192に示すように、規定部13830は背面視で楕円形の溝状に形成されており、溝の深さを切り替えることで動作部材13820の移動方向を規定するための公知の形状を備える。そして、ソレノイド1510が励磁状態と非励磁状態とで切り替えられる度に動作部材13820が規定部13830に沿って一方向に案内される。
The portion where the path of the sphere can be switched before guiding the sphere to the
即ち、非励磁状態から励磁状態へ切り替えられる際は上半分の溝を通り(図192から図193への状態変化)、励磁状態から非励磁状態へ切り替えられる際は下半分の溝を通る(図193から図192への状態変化)。 That is, when switching from the non-excited state to the excited state, it passes through the groove in the upper half (state change from FIG. 192 to FIG. 193), and when switching from the excited state to the non-excited state, it passes through the groove in the lower half (FIG. State change from 193 to FIG. 192).
規定部13830は、楕円形状の一回りの経路から外れる経路として形成される角部13831を備える。角部13831は、励磁状態から非励磁状態への切り替えが開始された後で動作部材13820が移動しきる前に、再び励磁状態へ切り替えられた場合に動作部材13820が到達する部分として構成される(動作部材13820がが角部13831に到達可能となる形状で規定部13830が構成される)。
The defining
これにより、角部13831は、通常のラウンド間インターバルのように十分な時間(例えば、2秒間)をかけて非励磁状態が維持される場合には動作部材13820が到達しない一方、動作シナリオ51,52(図183(a)参照)のラウンド遊技R中における閉鎖のように、非励磁状態が短時間(0.1秒間または0.2秒間)だけ維持され、すぐに励磁状態へ切り替えられる場合には動作部材13820が到達する部分として構成される。即ち、本構成によれば、ラウンド間インターバルにおける閉鎖で動作部材13820が当接し負荷を与える対象(本制御例では、第1切替装置13840)と、ラウンド遊技R中の閉鎖で動作部材13820が当接し負荷を与える対象(本制御例では、第2切替装置13850)とを異ならせることができる。
As a result, the operating
第1切替装置13840は、第1排出経路センサ13811の上方において前後にスライド動作可能なスライド体を有する切替弁13841と、その切替弁13841に動作部材13820から与えられた負荷を伝達可能に構成される伝達部材13842と、を備える。
The
切替弁13841のスライド体は、公知のノッチ機構により配置の切替と維持とが行われており、伝達部材13842から負荷を与えられる度に、前位置13841aと後位置13841bとで位置が切り替わる。スライド体が前位置13841aの状態では、排出口1710から流下した球は第1排出経路センサ13811へ向かうが、スライド体が後位置13841bの状態では、排出口1710から流下した球が第1排出経路センサ13811へ到達する前にスライド体に衝突し、スライド体の上面の傾斜に沿って第2排出経路センサ13812側へ流下する。即ち、スライド体の状態に応じて、排出口1710から流下した球が通過する排出経路センサ13810が変化する。
The arrangement of the slide body of the switching
伝達部材13842は、ラウンド間インターバルにおける閉鎖で動作部材13820が当接し負荷を与える対象として構成される。動作部材13820が規定部13830に沿って動作することに伴い(規定部13830の下半分を移動することに伴い)伝達部材13842に負荷が与えられると、伝達部材13842は所定の軸を中心にわずかに回転するが、動作部材13820から与えられる負荷が解除されると、自重で元の位置に戻るように構成される。即ち、伝達部材13842は、動作部材13820から負荷が与えられる度に、同じような姿勢変化(揺動)を繰り返すように構成される。
The
そして、伝達部材13842の姿勢変化によって、切替弁13841のスライド体へ負荷が伝達され、スライド体の配置が切り替えられる。即ち、切替弁13841のスライド体の配置は、ラウンド間インターバルにおける閉鎖で動作部材13820が規定部13830に沿って動作する度に切り替えられるよう構成される。
Then, the load is transmitted to the slide body of the switching
第2切替装置13850は、動作部材13820から与えられる負荷による姿勢変化が積み重なることで回転する特殊回転部材13851と、その特殊回転部材13851の回転方向の状態に応じて配置が切り替えられ第3排出経路センサ13813への球の通過態様を切り替え可能に構成される規制部材13852と、特殊回転部材13851の所定の角度位置と規制部材13852の上端部とを連結する帯状の連結帯13853と、特殊回転部材13851の回転方向の抵抗を動作部材13820の配置によって変化可能な抵抗変化部材13854と、を主に備える。
The arrangement of the
特殊回転部材13851は、後カバー1700の後下方において回転可能に軸支される回転対称形状(例えば、歯車形状や円板形状)の部材であって、角部13831に到達した動作部材13820から負荷を付与可能に配置される。動作部材13820は、規定部13830の左右中間位置から角部13831に到達し、この際に特殊回転部材13851に回転方向の負荷を与え、特殊回転部材13851は所定量回転する。本実施形態によれば、連結帯13853を引き上げる回転方向に回転する。
The special
特殊回転部材13851は、動作部材13820が角部13831に到達する状況においては、抵抗変化部材13854の後述する作用によって回転抵抗が増加しており、規制部材13852の自重による回転が規制されている。そのため、動作部材13820が角部13831に到達する回数が増加するほど、特殊回転部材13851の回転角度が増加する。本実施形態では、動作部材13820が角部13831に到達する回数が2回以上になると、規制部材13852による排出経路センサ13810の規制が解除され、球が第3排出経路センサ13813へ入球可能となるように構成される。
In the special rotating
なお、規制部材13852による排出経路センサ13810の規制が解除されるまでに動作部材13820が角部13831に到達することを要する回数は、限定されるものでは無く、任意に設定可能である。この場合において、特殊回転部材13851が動作部材13820から負荷を与えられる度に回転する量と、それに伴う規制部材13852の移動量とを考慮して、規制部材13852の第2排出経路センサ13812側の端部の位置を調整するようにしても良い。
The number of times that the operating
規制部材13852は、一方の端部が連結帯13853と連結され、他方の端部が第3排出経路センサ13813の上方において左右斜め(図192及び図193において想像線で図示)に延びる溝状の案内部13852aに支持される。
The regulating
規制部材13852は、通常は、倒れた状態(図193参照)で第3排出経路センサ13813を塞いでいるが、特殊回転部材13851の回転に伴って一方の端部が連結帯13853に引き上げられると、他方の端部が案内部13852aに沿ってスライド移動(一方の端部との左右の距離が短縮する側へ移動)し、規制部材13852は徐々に立った状態(倒れた状態から、特殊回転部材13851が動作部材13820に2回以上負荷を与えられた状態)へ向かう。そして、特殊回転部材13851を介した負荷が解除されると、自重で倒れた状態(図193参照)へ復帰する。
Normally, the regulating
規制部材13852は、倒れた状態(図193参照)では、上面が第2排出経路センサ13812へ向けて下降傾斜しているので、切替弁13841の作用で第1排出経路センサ13811を逸れた球を第2排出経路センサ13812へ滑らかに案内することができる。
In the tilted state (see FIG. 193), the upper surface of the regulating
規制部材13852は、立った状態では、他方の端部が第3排出経路センサ13813への球の通過を妨害しない位置に配置される。これにより、切替弁13841の作用で第1排出経路センサ13811を逸れた球は、第2排出経路センサ13812又は第3排出経路センサ13813へ案内される。
In the standing position, the regulating
連結帯13853は、紐や布等で用いられる伸縮性の低い素材または金属製の細いワイヤ(薄い金属板)等から構成される。そのため、特殊回転部材13851の回転位置と、規制部材13852の配置とが一対一で対応する。
The connecting
抵抗変化部材13854は、上下に長尺で特殊回転部材13851に倒れかかる姿勢で配置される部材であって、一方の端部(上端部)は規定部13830の端部(左右両端部)及び上半分の部分と干渉する位置に配置され、他方の端部(下端部)は後カバー1700の下方で回転可能に軸支され、中腹部分において特殊回転部材13851と当接可能とされる。
The
抵抗変化部材13854は、特殊回転部材13851に当接することで、特殊回転部材13851の回転抵抗を増加させる作用がある。即ち、抵抗変化部材13854が特殊回転部材13851に寄りかかり、当接して負荷を与えている間、特殊回転部材13851は規制部材13852の自重による回転を規制され(姿勢を維持し)、動作部材13820が角部13831に到達する際の負荷による回転のみが生じる。
The
一方、ラウンド間インターバルに伴う閉鎖時および開放時において、動作部材13820が規定部13830の端部に配置されると、抵抗変化部材13854の上端部は動作部材13820に押進され、抵抗変化部材13854と特殊回転部材13851の当接は解除される。これにより、特殊回転部材13851の回転抵抗は減少し、規制部材13852の自重によって特殊回転部材13851が回転し、規制部材13852は倒れた状態(特殊回転部材13851は負荷を与えられる前の状態)となる。
On the other hand, when the operating
なお、ラウンド間インターバルを除くタイミング(例えば、ラウンド遊技R中の開閉時、動作部材13820が角部13831に配置されるタイミング)には、特殊回転部材13851の回転抵抗が増加している場合があり、この場合には、特殊回転部材13851と規制部材13852との状態は維持される。
The rotational resistance of the special rotating
次いで、排出経路センサ13810の各センサの配置および作用について順に説明する。第1排出経路センサ13811は、排出口1710を後方へ通過した球が鉛直下方へ落下した際に通過可能な開口が検出口として構成される。即ち、排出口1710を通過した球は、自重以外の外力が付与されなければ、第1排出経路センサ13811を通過し第1排出経路センサ13811に検出される。
Next, the arrangement and operation of each sensor of the
第1排出経路センサ13811は、本制御例では、球の通過を検出することに伴ってVフラグ203sをオンに設定する検出装置として構成される。換言すれば、上記各実施形態における特定領域4830や特定領域検出センサ4860と同様の作用を生じる。
In this control example, the first
第1排出経路センサ13811から排出口1710までの間には第1切替装置13840が配置されているが、第1切替装置13840の切替弁13841はラウンド間インターバルの度に配置が切り替えられるので、ラウンド遊技Rに関わらず球を検出センサ1240に入球させる態様で大当たり遊技を普通に遊技することで、大当たり遊技の終了までに第1排出経路センサ13811に球を通過させることができる。
The
第2排出経路センサ13812は、第1排出経路センサ13811の隣に配置される検出センサである。第2排出経路センサ13812は、球の通過の検出のみを行う検出センサとして構成される。即ち、Vフラグ203sの状態は、第2排出経路センサ13812を球が通過しても変化しない(維持される)。
The second
第3排出経路センサ13813は、第2排出経路センサ13812の隣に配置され、切替弁13841の作用で第1排出経路センサ13811から逸れて流下する球が第2排出経路センサ13812を通過しない場合に通過するる検出センサである。なお、規制部材13852による球の通過の規制が解除されている場合(規制部材13852が立った状態の場合)、球が第2排出経路センサ13812に案内されるか、第3排出経路センサ13813に案内されるかに大きな差が生じない(ランダムとなる)ように構成される。
The third
第3排出経路センサ13813は、本制御例では、球の通過を検出することに伴ってVフラグ203sをオフに設定する検出装置として構成される。即ち、上記制御例で説明したエンディング処理(S1110、図121参照)において、大当たり遊技の終了後の遊技状態が、確変状態となるか、時短状態となるかが、大当たり遊技中に遅れて球を検出したのが第1排出経路センサ13811か第3排出経路センサ13813のどちらなのかによって、変化するという遊技性を構成することができる。
In this control example, the third
本制御例に寄れば、以下で示す遊技性を構成することができる。なお、本制御例において、大当たり種別は第5の制御例で説明したものを流用する(図182及び図183参照)。 According to this control example, the game playability shown below can be configured. In this control example, the jackpot type described in the fifth control example is diverted (see FIGS. 182 and 183).
上述のように、ラウンド間インターバルでは、規制部材13852が倒れた状態とされ、第3排出経路センサ13813の球の通過が規制される。従って、ラウンド間インターバルにおける閉鎖でのみ球を貯留流路1231から排出する場合(例えば、大当たりTa,Tcの場合)には、球が第3排出経路センサ13813に検出され、一度オンとされたVフラグ203sがオフに設定される虞は無い。
As described above, in the inter-round interval, the regulating
一方で、ラウンド間インターバル以外で開閉板12300が閉鎖する動作シナリオ51,52から構成される第25の作動パターンでは、ラウンド間インターバル以外で貯留流路1231から球が排出される虞があり、一度オンとされたVフラグ203sがオフに設定される可能性があるので、貯留流路1231から排出された球の行方の注目力を向上させることができる。
On the other hand, in the 25th operation pattern composed of the
以下、第25の作動パターンに着目して説明を行う。なお、本制御例では、第25の作動パターンでは全ラウンド遊技Rにおいて、動作シナリオ52で開閉板12300が駆動制御されるものとして説明を行う。
Hereinafter, the description will be given focusing on the 25th operation pattern. In this control example, in the 25th operation pattern, the opening /
第25の作動パターンは、15ラウンド(奇数回)の大当たり遊技として構成されるので、所定ラウンド目における第1切替装置13840の状態は一通りに決まらず、第25の作動パターンの大当たり遊技が連続する場合にには、大当たり遊技の度に入れ替わる。
Since the 25th operation pattern is configured as a jackpot game of 15 rounds (odd number of times), the state of the
例えば、1回目の大当たり遊技において15ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて第1切替装置13840の切替弁13841のスライド体が前位置13841aであった場合、2回目の大当たり遊技では15ラウンド目のラウンド遊技Rにおける第1切替装置13840の切替弁13841のスライド体は後位置13841bとされる。
For example, in the first jackpot game, when the slide body of the switching
従って、2回に1回は15ラウンド目において第1排出経路センサ13811への球の通過が規制され(Vフラグ203sがオフに設定される虞があり)、2回に1回は15ラウンド目において第1排出経路センサ13811へ球が案内される(Vフラグ203sをオンで大当たり遊技を終了し易い)。換言すれば、確変状態を高い確率で2セット(大当たり遊技終了後の状態が確変状態となる回数が、2回まで)保証可能な遊技機を構成することができる。
Therefore, once every two times, the passage of the ball to the first
切替弁13841のスライド体が後位置13841bに配置される状態でラウンド遊技R中に貯留流路1231から球が排出される場合、1個目の排出時は、規制部材13852が依然として第3排出経路センサ13813への球の通過を規制しているので、球は第2排出経路センサ13812へ案内される。
When the ball is discharged from the
このように、1個目の球の排出では、Vフラグ203sの状態を変化させることない一方で、正面視に排出球を遊技者に視認させることができる。即ち、球の排出を、遊技者の注意を経路切替装置13800に向かせることに利用することができる。
As described above, the ejection of the first ball does not change the state of the
2個目の排出時以降は、第3排出経路センサ13813の球の通過が許容される。従って、ラウンド遊技R中の球の排出は、5秒間において1秒に1個ずつ、計5個の球が排出されるが、2個目以降の4個の球が第3排出経路センサ13813に案内され得る。
After the second discharge, the ball of the third
ここで、ラウンド間インターバルとなれば規制部材13852は倒れた状態へ移行するので、遊技者は、ラウンド遊技R中の球の排出が開始された後、短時間の内に入球個数を規定個数にしてラウンド間インターバルを開始させることが望ましい。
Here, when the interval between rounds is reached, the regulating
換言すれば、貯留流路1231から球が1個排出される程度のタイミング(超過入賞個数に直結する貯留流路1231の空きが球1個分)で検出センサ1240への入球を規定個数(本制御例では、10個)にするような遊技態様によれば、球が第3排出経路センサ13813に検出されることは無く安心して遊技を実行することができる。
In other words, the specified number of balls entering the detection sensor 1240 (the empty space of the
一方で、貯留流路1231から球が2個以上排出されることで貯留流路1231に十分な空きを確保したり、ラウンド遊技Rの開始から15秒経過後の開閉を狙って多くの球の連球を構成したりして過剰の超過入賞を狙う遊技態様(ラウンド遊技R中に球の発射を停止して、開閉板12300の動作タイミングに合わせて球の発射を再開する遊技態様)においては、第3排出経路センサ13813に球が案内され得る状態で続々と排出口1710から球が排出されることになるので、狙える超過入賞個数が多くなることの反動として第3排出経路センサ13813に入球する可能性が高くなる。即ち、超過入賞を狙う程度が過剰となると、大当たり遊技終了後の遊技状態が確変状態になる可能性が低くなる遊技性を構成することができる。
On the other hand, by discharging two or more balls from the
なお、本制御例においては、ラウンド遊技Rの開始後5秒でラウンド中の開閉が開始するが、球の発射を停止せず、発射を継続する遊技態様であれば、規定個数(本制御例では、10個)の球は6秒間で発射されるので、ラウンド遊技Rの開始前から発射されていた球と合計すれば、5秒間の内に10個の球が検出センサ1240に検出されることは高確率で発生する。加えて、落下遅延板12250(図191参照)によって、開閉板12300の開閉に関わらず球は検出センサ1240の目前の終端面12251bまで案内されるので、尚更である。
In this control example, opening and closing during the round starts 5 seconds after the start of the round game R, but if the game mode is such that the firing of the ball is not stopped and the firing is continued, the specified number (this control example). Then, 10) balls are fired in 6 seconds, so if you add up the balls that were fired before the start of the round game R, 10 balls will be detected by the
そのため、本制御例では、大当たり遊技における発射態様に係る報知として、副表示領域Ds3に「右を狙え」という報知が維持され続ける(図158参照)。本制御例では、この報知に従って球を継続して発射した方が、第3排出経路センサ13813に球が案内される可能性を低減することができる。
Therefore, in this control example, the notification "Aim to the right" is continuously maintained in the sub-display area Ds3 as the notification related to the firing mode in the jackpot game (see FIG. 158). In this control example, it is possible to reduce the possibility that the ball is guided to the third
また、球の発射を継続する報知に従わず、球の発射を停止する遊技態様では、第3排出経路センサ13813に球が案内される虞があるので、そのことについて報知するように制御しても良い。
Further, in the game mode in which the firing of the ball is stopped without following the notification of continuing the firing of the ball, the ball may be guided to the third
例えば、5秒ごとに報知を区切って、5秒経過するごとに第3排出経路センサ13813に球が案内される可能性が高まることを明確に報知しても良い。この場合において、Vフラグ203sが現状オンとなっているかも同時に報知することで、遊技者に、球の発射を行うのか、敢えて球の発射をせず規定時間の経過でラウンド間インターバルとなり次のラウンド遊技に進めるのかを選択させることができる。
For example, the notification may be divided every 5 seconds, and it may be clearly notified that the possibility that the ball is guided to the third
また、同様の報知の基で、第1切替装置13840の位置と演出とをリンクさせるか否かは求められる遊技性次第で変化するものであって、どちらで制御しても良い。例えば、切替弁13841のスライド体が前位置13841aに配置される場合には、規制部材13852の状態によらず、排出された球は全て第1排出経路センサ13811を通過するので、第3排出経路センサ13813に球が案内される可能性が高まることは無いので上述の報知を省略しても良いし、演出として切替弁13841の位置に関わらず上述の報知を実行しても良い。
Further, based on the same notification, whether or not to link the position of the
前者の場合には、遊技者に正しい状態を与えることで遊技に緩急(打ちっぱなしで球の発射をさせること(急)と、発射の停止を許容すること(緩))をつけることを図ることができる。後者の場合には、とにかく球の発射を継続するように仕向けることができるので、大当たり遊技の進行速度を速めることができる。 In the former case, by giving the player the correct state, the game is to be slowed down (to allow the ball to be fired without hitting it (sudden) and to allow the ball to be stopped (slowly)). be able to. In the latter case, the ball can be made to continue firing anyway, so that the progress speed of the jackpot game can be increased.
なお、本制御例では、切替弁13841が前後スライドするように構成されており、正面視で切替弁13841の状態の変化が分かり難いので、切替弁13841の状態を目視で確認して遊技をする(演出意図を無視した遊技が実行される)可能性を低減することができる。
In this control example, the switching
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。 Although the present invention has been described above based on the above-described embodiment, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and it is easy to make various modifications and improvements within a range that does not deviate from the gist of the present invention. It can be inferred.
上記各実施形態において、一の実施形態における構成の一部または全部を、他の実施形態における構成の一部または全部の構成と組み合わせて或いは置き換えて、別の実施形態としても良い。 In each of the above embodiments, a part or all of the configurations in one embodiment may be combined with or replaced with a part or all of the configurations in another embodiment to form another embodiment.
上記各実施形態では、貯留流路1231が平面上を延びる流路として構成されたが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、貯留流路1231が、左右方向と直交する平面の右側が90度折り曲げられ、前後方向で延びるように構成されても良い。即ち、検出センサ1240から折り曲げ位置までは左右方向で延び、折り曲げ位置からは前後方向で延び、再び排出口1150の上流側で左右方向に延びる流路として構成しても良い。
In each of the above embodiments, the
この前後方向に延びる流路は、貯留流路1231の形状を流用して、延びる方向を左右から前後に切り替えた(上下方向の軸で90度回転させた)流路形状とされる。対向する側に流路の片側面を構成する凹部を有する略対称形状の光透過性の2部材を左右から合わせることで形成される。
The flow path extending in the front-rear direction has a flow path shape in which the extension direction is switched from left-right to front-back (rotated by 90 degrees along the vertical axis) by diverting the shape of the
前後に延びる流路を含む貯留流路1231は、上記実施形態と流路の向きは異なるが、第1特定入賞口1000aの下流に貯留可能な球の個数が規定個数(本実施形態では、10個)となるように設計される。即ち、本実施形態においても、上記各実施形態で説明した遊技性と同様の遊技性を構成することができる。
The
前後に延びる流路を含む貯留流路1231に対しても、ソレノイド6910が駆動(励磁)された状態において流路に進入し、流路内の球の流下を規制する張出状態と、ソレノイド6910の駆動(励磁)が解除された状態において、流路から退避し、流路内の球の流下を許容する退避状態とで切り替え可能とされる干渉部材が配設される。
Even for the
ここで、干渉部材の流路に対する配置は、上記第6実施形態と同様とされる。即ち、第1特定入賞口1000aの下流側に貯留される球の内、規制部材1600に流下を規制される最下端の球から数えて2個目の球よりも上流側で前後に延びる流路内に進入し、3個目の球の流下を規制可能に配設され、干渉部材の張出状態において、干渉部材の上流側であって第1特定入賞口1000aの下流側の位置に7個の球が貯留可能とされる。
Here, the arrangement of the interference member with respect to the flow path is the same as that of the sixth embodiment. That is, among the spheres stored on the downstream side of the first specific winning
前後に延びる流路は、規制部材1600に流下を規制される最下端の球から数えて2個目の球の後方に3個目以降の球が貯留されるように形成される。そのため、2個目の球が配置されている場合には、その球が干渉部材の正面側に配置されることになるので、干渉部材が球で隠される。即ち、干渉部材の状態を、球により把握困難とすることができる。
The flow path extending back and forth is formed so that the third and subsequent spheres are stored behind the second sphere counting from the lowermost sphere whose flow is restricted by the regulating
貯留される球が横並びとなる場合に比較して、球の全体を視認できるわけではないこと、流路自体が背面側に延びることでガラスユニット16(図1参照)から視認対象までの距離が遠くなること等の理由により、貯留流路1231が前後に延びる流路を含む場合には、干渉部材が退避されることにより貯留流路1231に10個の球が貯留された状態と、干渉部材が張り出しており貯留流路1231に9個の球が貯留された状態とを、球の配置から把握することが困難となる。従って、本実施形態によれば、第1可変入賞装置1000を直接視認しても、貯留されている球の個数を把握し難くすることができる。
Compared to the case where the stored spheres are arranged side by side, the entire sphere cannot be visually recognized, and the flow path itself extends to the back side, so that the distance from the glass unit 16 (see FIG. 1) to the visual object can be reduced. When the
このような特徴を備える場合において、例えば、第3図柄表示装置81で第1特定入賞口1000aへの入球個数を表示するようにしても良い。この場合、球の貯留個数の識別性の悪い貯留流路1231を視認するよりも、第3図柄表示装置81を見た方が、第1特定入賞口1000aへ入球した球の個数を把握し易くなるように構成できるので、第3図柄表示装置81への注目力を、第1可変入賞装置1000への注目力に対して、相対的に向上させることができる。従って、遊技者の視線を第1可変入賞装置1000から外させ易くすることができる。
In the case of having such a feature, for example, the third
上記各実施形態では、規制部材1600の作動長さにより貯留流路1231から排出される球の数が制御される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、貯留流路1231の中腹から球を排出可能な第2排出口と、その第2排出口を開放、閉塞する第2排出口規制部材とを備え、第2排出口から球を排出できるようにしても良い。この場合、第2排出口規制部材の作動長さを厳密に制御しなくとも、第2排出口と第1排出口との間に貯留される球が排出されることを防止することができる。そのため、第1排出口から球を排出する場合と第2排出口から球を排出する場合とで、球の排出個数を変化させることができる。また、この場合、例えば、第1排出口と第2排出口とを同時に開放するように制御すると、球を全球排出するのに必要な時間を短縮でき、インターバルを短縮することができる。
In each of the above embodiments, the case where the number of balls discharged from the
上記各実施形態では、開閉板1300が回転動作する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、上下動作する開閉板1300により構成され、上位置に配置される際に第1特定入賞口1000aに球を案内可能とされ、下位置に配置される際に第1特定入賞口1000aから球を逸らすようにしても良い。この場合、球を上昇させる際に球を開閉板1300と覆設前板3200との間で挟む位置に配置する必要がないので、球の上昇動作をより滑らかにすることができる。
In each of the above embodiments, the case where the opening /
上記各実施形態では、貯留流路1231に貯留された球が、単一の排出口1710から排出される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、追加の排出口が貯留流路1231の途中位置に配置されても良い。この場合、排出口1710から排出するか、追加の排出口から排出するかにより、最大排出可能個数を変化させることができる。即ち、追加の排出口からでは、排出口1710側に詰まった球を排出することが困難となる。また、両方の排出口を同時に開放して排出を行うことで球の排出効率を上げることができ、インターバルを短縮することができる。
In each of the above embodiments, the case where the sphere stored in the
上記各実施形態では、確率変動判定部4800の振分装置4850が開閉板1300の動作タイミングを基準にして動作開始する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、確率変動判定流路4820を所定時間内に通過する球の個数により球の自重で状態変化するようにしても良い。この場合、球の排出速度(間隔)によらず、排出される球の個数により高確率状態への移行の権利を取得できるか否かを切り替えることができる。
In each of the above embodiments, the case where the
上記各実施形態では、開閉板1300の作動開始タイミングと、規制部材1600の作動開始タイミングとが若干ずれる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、同時に動作開始するようにしても良い。この場合、構造を簡素化することができる。
In each of the above embodiments, the case where the operation start timing of the opening /
上記各実施形態では、貯留流路1231に球が入る隙間があるか否か(貯留流路1231が満タン状態か否か)により、球の入球の抵抗が変化する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、貯留流路1231に貯留される球の数が、満タン状態に近いか否かにより、貯留流路1231に入球する所定の球を減速させる態様で構成されても良い。この場合、貯留流路1231に貯留可能な個数よりもラウンド遊技Rの規定個数(カウント数)が小さい場合でも、規定個数以上の入賞を抑制することができる。また、この場合、貯留個数によらず球を減速させる場合に比較して、規定個数以上の入賞の抑制を図りながら大当たり遊技が間延びすることを防止することができる。なお、減速に限らず、加速させても良い。この場合は、意図的に規定個数以上の入賞を生じさせることができる。
In each of the above embodiments, the case where the resistance of the ball to enter changes depending on whether or not there is a gap for the ball to enter in the storage channel 1231 (whether or not the
上記各実施形態では、貯留流路1231に球が貯留されることで、その貯留球により第1特定入賞口1000aへの入球が規制される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、特定入賞口1000aに到達した球が通過することにより所定量ずつ動作し、ある姿勢において球の入球を規制し易くする非電動被動作部材を備えても良い。この場合、貯留球を一度に排出する場合に比較して、ラウンド間インターバルに必要な時間を短縮することができる。
In each of the above embodiments, the case where the ball is stored in the
上記各実施形態では、貯留流路1231に球が規定個数貯留される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、規定個数+1個の球を貯留可能としても良い。この場合、規定個数を越えて第1特定入賞口1000aを通過する球の個数をラウンド遊技Rごとに1個に制限することができる。また、この場合において、ラウンド毎に、11球目の球が通過し易いラウンドと、11球目の球の通過を規制するラウンドとを切り替えるようにしても良い。
In each of the above embodiments, the case where a specified number of spheres are stored in the
上記各実施形態では、開閉板1300が閉状態へ切替開始する場合に第1特定入賞口1000aの手前位置に球を保持できない(落下してしまう)ために、2球同時に入賞することが無い場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、1球に限り球を保持可能にし、開閉板1300が閉状態となるまでの間に第1特定入賞口1000aを通過する可能性を有するようにしても良い。また、この可能性の有無が、ラウンド毎に切り替えられるようにしても良い。
In each of the above embodiments, when the opening /
上記各実施形態では、球が通過する開口が、遊技者に利益を与える開口として構成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、所定の入賞口に球が入球することで転落フラグ(確変状態を通常状態または時短状態へ移行させるフラグ)がオンに設定されるように制御されても良い。この場合、所定の入賞口への入球が生じないように注意するような遊技を実行させることができる。 In each of the above embodiments, the case where the opening through which the ball passes is configured as an opening that benefits the player, but the present invention is not necessarily limited to this. For example, it may be controlled so that the fall flag (the flag that shifts the probability change state to the normal state or the time saving state) is set to be turned on when the ball enters a predetermined winning opening. In this case, it is possible to execute a game in which care is taken not to cause a ball to enter a predetermined winning opening.
上記各実施形態では、規制部材1600が開閉板1300と機械的に連動する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、規制部材1600が開閉板1300を駆動させるソレノイド1510とは別の駆動装置で駆動されても良いし、規制部材1600をソレノイド1510でも別の駆動装置でも駆動可能に構成しても良い。
In each of the above embodiments, the case where the
上記第2実施形態では、入口が複数で、出口が単数の貯留流路1231を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、貯留流路に出口が複数配設され、途中で出口へ向けて枝分かれする流路としても良い。この場合、どちらの出口から球を排出する場合においても、所定の数の球を貯留流路1231に残留させることができる。
In the second embodiment, the
上記第2実施形態では、第1特定入賞口1000aから入球した場合の貯留可能球数が大当たり遊技のラウンド遊技Rにおける規定入賞個数(カウント数)と同じに構成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、第1特定入賞口1000aから入球した場合の貯留可能球数がラウンド遊技Rにおける規定入賞個数(カウント数)未満とされ、第2特定入賞口2255aから入球した場合の貯留可能球数がラウンド遊技Rにおける規定入賞個数(カウント数)以上となるようにしても良い。この場合、ラウンド間のインターバルで毎回全球排出しながら、第1特定入賞口1000aから入球する場合には必然的にラウンド時間が延びるという遊技性を構成できる。
In the second embodiment, the case where the number of balls that can be stored when the ball is entered from the first specific winning
上記第3実施形態では、開閉板1300の下方へ流下した球が、再度開閉板1300により開閉板1300の上方へ持ち上げられる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、球を拾うことができる一定動作の可動役物により球を上昇させても良い。この場合、球の動きにより遊技者を楽しませることができる。
In the third embodiment, the case where the ball that has flowed down the opening /
上記第3実施形態では、開閉板1300の下方に遅延部材(落下遅延板3250)が配設される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、開閉板1300が盤面と垂直な方向に沿ってスライド動作する態様で形成され、盤面またはガラス板側から遊技領域へ突出するリブが開閉板1300の上方に配設されるものとしても良い。そして、スライド動作する開閉板1300が開状態の時には、球がリブと当接せず、閉状態の時には、球がリブと当接するようにしても良い。これにより、開閉板1300の上方においても、球の流下速度を変化させ、流下の遅延をさせることができる。
In the third embodiment, the case where the delay member (fall delay plate 3250) is arranged below the opening /
なお、球をリブと当接させない手法としては、前後方向の傾斜により、球を前後どちらかに寄せ、その反対側にリブを配設するようにすることが挙げられる。 As a method of preventing the sphere from coming into contact with the rib, it is possible to move the sphere to either the front or the back by inclining in the front-rear direction and arrange the rib on the opposite side.
上記第3実施形態では、開閉板1300の正面側に配置される落下遅延板3250により球の流下が遅延する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、開閉板1300の正面側に入口および出口が配置され、その入口および出口を結ぶ流路が開閉板1300の背面側を通って湾曲する流路から構成されるようにしても良い。この場合、開閉板1300の正面側から入口を通過して開閉板1300の背面側を流下することで開閉板1300により遊技者から一度視認困難になった球が、再度出口から排出されるという球の流下により演出を行うことができると共に、球を遅延させる領域が開閉板1300の正面側の領域に限定されないことからインターバルが長い場合にも次ラウンドが開始されるまでの間に球を遅延させるのに十分な区間を確保することができる。
In the third embodiment, the case where the flow of the ball is delayed by the
なお、入口は開閉板1300の下方にあり、出口は開閉板1300の上方にあることが望ましい。また、開閉板1300が開状態の時には開閉板1300の一部により入口の開口が球の通過を防止可能な程度に狭められることが望ましい。この場合、開閉板1300が開状態の時に球が入口に入球することを、開閉板1300により防止することができる。
It is desirable that the entrance is below the opening /
上記第3実施形態では、延設板部3251の対向面3251aを、下流側へ向かう程、本体部材3100の薄板部材1110から離すようにすることで、球を減速させる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、延設板部3251の上面の傾斜角度を、下流側へ向かう程、緩やかになるように構成しても良い。この場合、重力加速度の球の流下方向の成分が小さくなり、球を減速させることができる。
In the third embodiment, the case where the ball is decelerated by moving the facing
また、加減速の変化は、逆でも良い。球が下流に行くほど加速する場合、落下遅延板3250上で連球が形成されることを防止することができる。
Further, the change in acceleration / deceleration may be reversed. When the sphere accelerates toward the downstream, it is possible to prevent the formation of a continuous sphere on the
上記第3実施形態では、開閉板1300の下方に落下遅延板3250を配置することで、開閉板1300を下方に通過した球のみが開閉板1300に当接される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、前後スライド式の開閉板で、開状態では球が入賞口の配置されるポケットに入球し、閉状態では球が開閉板の上面を転動する態様において、その転動する球が開閉板上における下流側に到達した場合に当接可能なリブが配置されるようにしても良い。このリブには、ポケットにそのまま入球する球は当接しない。この場合、球を閉状態の開閉板の上面において遅延させることができるので、開閉板の動作に伴って球が上下に動作することを防止することができる。
In the third embodiment, the case where the
上記第3実施形態では、落下遅延板3250が落下位置Pf3においてその形成を省略され、検出センサ1240の直前位置で球が鉛直下方に落下する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、落下遅延板3250は検出センサ1240を左右方向に通過する位置まで延設され、検出センサ1240を右方に通過した球が通過可能な貫通孔が形成され、その貫通孔から球が排出されるようにしても良い。この場合、検出センサ1240の直前位置に球が配置される状態において開閉板1300が閉状態から開状態へ切り替えられる場合においても、球を開閉板1300の上方に配置させることができる。
In the third embodiment, the case where the
なお、これは上記第7実施形態で上述した第2落下遅延板7260とは異なるものである。即ち、落下遅延板3250が検出センサ1240を左右方向に通過する位置まで延設される場合には、検出センサ1240の直前位置において落下し落下遅延板3250に着地した球はそのまま右方(検出センサ1240へ近接する側)へ流下するが、同様の落下により第2落下遅延板7260に落下した球は、一度左方(検出センサ1240から離反する側)へ流下した上で再び落下遅延板3250に到達する。即ち、開閉板1300の下方において球の流下が遅延される期間および球が流下する経路が異なる。
This is different from the second
上記第5実施形態では、第2入球口640及び各特定入賞口1000a,2255aから入球した球が流下する流路が貯留流路1231に合流し、入球個数が関連し合う場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、貯留流路1231に自動供給で球を流入させるようにしても良い。この場合、遊技開始時から貯留流路1231に球が残留する状況を作ることができる。
In the fifth embodiment, the case where the flow path through which the balls entering from the
上記第5実施形態では、高確率状態において、大当たり獲得までの抽選回数が多いほど遊技者が得られる利益が少なくなる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、大当たり獲得までの抽選回数が多いほど遊技者が得られる利益が多くなるようにしても良い。この場合、短い時間で獲得した大当たりで得られる利益は少なく、長い時間かかって獲得した大当たりで得られる利益を多くできるので、遊技者が得る利益に対する時間効率を均一化することができる。 In the fifth embodiment, the case where the profit obtained by the player decreases as the number of lottery until the jackpot is acquired decreases in the high probability state, but the present invention is not necessarily limited to this. For example, the more the number of lottery to win the jackpot, the greater the profit that the player can obtain. In this case, the profit obtained from the jackpot obtained in a short time is small, and the profit obtained from the jackpot obtained over a long time can be increased, so that the time efficiency with respect to the profit obtained by the player can be made uniform.
上記第6実施形態では、干渉部材6930がソレノイド6910により駆動し、貯留流路1231に貯留可能な球数が変化する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、貯留個数に対応して貯留流路1231内で動作し、貯留流路1231の球の貯留可能な球数を変化させる動作部材を備えていても良い。この場合、駆動装置1500の駆動タイミングによらず、貯留個数により動作部材が動くので、動作部材の動作タイミングが通常と異なるなどの理由により、遊技者が違和感を持つことを防止することができる。
In the sixth embodiment, the case where the
上記第6実施形態では、干渉部材6930が張出状態を形成することにより貯留流路1231に貯留可能な球数が変化する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、貯留流路1231を形成する部分(特に、コ字状部)が流路の延設方向(左右方向)に移動して、貯留流路1231の流路長さを変化させるように構成しても良い。この場合、予め移動をさせたとしても、その移動量の小ささから、移動したか否かに遊技者が気付き難くすることができる。従って、球が貯留流路1231に貯まって初めて部材の移動(貯留流路1231の流路長さの変化)に気がつくという遊技性を形成でき、第1可変入賞装置6000に対する遊技者の注目力を向上させることができる。
In the sixth embodiment, the case where the number of spheres that can be stored in the
なお、部材の移動は、ソレノイドの駆動力で行っても良いし、移動の可否の切替のみを駆動装置で行い実際の移動は球の自重により行うようにしても良い。 The member may be moved by the driving force of the solenoid, or the member may be moved only by switching whether or not the member can be moved by the driving device, and the actual movement may be performed by the weight of the ball itself.
上記第6実施形態では、干渉部材6930が貯留流路1231に球が所定個数貯留された状態で張り出す場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、球が貯留流路1231に入球し始める前に張出状態を形成しても良い。この場合、貯留流路1231に入球可能な球の数を7個とすることができる。また、球が貯留されてから張出状態を形成するパターンと、球が貯留流路1231に入球し始める前に張出状態を形成するパターンとがラウンドごとに混在されても良い。この場合、貯留個数が7個になるラウンドと、貯留個数が9個になるラウンドとを、単一の部材により切り替えることができる。
In the sixth embodiment, the case where the
上記第6実施形態では、貯留流路1231から球を排出する際には干渉部材6930が退避状態とされる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、貯留流路1231から球を排出する途中において干渉部材6930が張出状態に変化可能としても良い。この場合、球を排出するタイミングと、干渉部材6930を張出状態とするタイミングとの組合せを変化させることにより、球の排出の態様を複数パターンで形成することができる。
In the sixth embodiment, the case where the
上記第8実施形態および第9実施形態では、補助開閉部材8340を補助的に見たがそれに限らない。例えば、補助開閉部材8340だけが開閉動作し、開閉板8300は固定の板として構成しても良い。この場合において、補助開閉部材8340に鉛直上方から球を落下させる流路を配置して、補助開閉部材8340を左方へ通り過ぎることを防止するように構成しても良い。この場合、連球態様に基づいて限定個数の超過入賞を許容できる。
In the eighth embodiment and the ninth embodiment, the auxiliary opening /
また、例えば、ラウンド遊技Rごとに、補助開閉部材8340の開閉態様を、長期開放か、短開放の繰り返しかで、切り替えても良い。この場合、ラウンド遊技Rの終了時に検出センサ1240に検出されて閉じるのか、検出センサ1240に検出される前に作動パターンとして閉じ、閉じている間に検出センサ1240を通過した球で規定個数の球が検出されることでラウンド遊技Rが終わり、その次の開放が生じないかを、切り替えることができる。この場合、長期開放の場合に比較して、短開放の繰り返しの場合の方が超過入賞の発生の可能性は低くなるので、作動パターンの違いによって、超過入賞の発生の可能性を異ならせることができる。
Further, for example, the opening / closing mode of the auxiliary opening /
上記第8実施形態では、開閉板8300と、補助開閉部材8340とが同一の駆動装置で駆動される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、それぞれ専用の駆動装置を配設し、独立で駆動可能に制御しても良い。
In the eighth embodiment, the case where the opening /
上記第8実施形態では、開閉板8300と補助開閉部材8340とを開状態へ状態変化させる場合に、開閉板8300が前方へ向けて起き上がる態様で回転し、補助開閉部材8340が左方へ向けて開閉板8300に上側から近づく態様で回転するように構成した場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、開閉板8300及び補助開閉部材8340の双方の回転軸を平行(例えば前後方向の軸)とし、開閉板8300と補助開閉部材8340とが対向方向(例えば、一方は下方、他方は上方)へ動作するようにしても良い。この場合、開閉板8300と補助開閉部材8340とが状態変化に伴い球を挟み込むような演出を行うことができる。
In the eighth embodiment, when the opening /
上記第8実施形態では、開閉板8300が入球防止部1331を備える場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、入球防止部1331を省略しても良い。この場合、開閉板8300は状態によらず検出センサ1240を閉鎖しないので、検出センサ1240への球の案内を規制する部材として、補助開閉部材8340を対応させることができる。また、例えば、入球防止部1331の前面部を背面側に凹むように凹設しても良い。この場合、開閉板8300が閉状態へ向けて状態変化開始してから、検出センサ1240の球の通過が不能とされるまでの期間を長期化することができる。
In the eighth embodiment, the case where the opening /
上記第8実施形態および第9実施形態では、開閉板8300及び補助開閉部材8340を第1特定入賞口1000aへの球の通過を許容するための部材として説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、入球防止部1331を省略することにより、第1特定入賞口1000aへの球の通過の許容はあくまで補助開閉部材8340により切り替えられるものであり、開閉板8300は、球を補助入球口9111又は第1アウト口66へ向けて送球するものであると解釈しても良い。即ち、開閉板8300は、開状態において球を補助開閉部材8340へ案内する役割を持つに過ぎず、第1特定入賞口1000aへ球が案内されるか否かは補助開閉部材8340の状態によって切り替えられると解釈しても良い。この場合、開閉板8300に対する注目力に比較して、補助開閉部材8340の注目力を向上させることができる。
In the eighth embodiment and the ninth embodiment, the opening /
上記第9実施形態では、第1特定入賞口1000aの上流側で可動する部材を複数とし、片側の部材を動作させる駆動態様を構成することで球を補助入球口9111へ流下させる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、可動する部材を単数(例えば、開閉板1300)とし、開閉板1300を閉状態とするタイミングに対応して干渉部材6930を張出状態となるように制御することで、開閉板1300の閉状態における貯留流路1231からの球排出を抑制しても良いし、開閉板1300を閉状態とする期間を短く設定することで(1個の球が排出口1150から排出されるのに要する時間である0.2秒未満とすることで)、貯留流路1231から球が排出されることを抑制しても良い。
In the ninth embodiment, a case will be described in which a plurality of members movable on the upstream side of the first specific winning
上記第9実施形態では、補助入球口9111が、一般入賞口として構成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、特別図柄の抽選に関わる入賞口として構成されても良い。この場合、特別図柄2が特別図柄1に優先して変動する制御の基で補助入球口9111に球が入球することで特別図柄2の抽選を獲得可能に構成することで、大当たり遊技の終了直後に特別図柄1の変動が開始することを抑制することができる。
In the ninth embodiment, the case where the
上記第9実施形態では、転動板9112を固定の板として構成したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、転動板9112を、薄板部材9110の正面側から退避する状態(遊技球と衝突しない状態)と、薄板部材9110の正面側に張り出す状態(遊技球と衝突する状態)とで状態変化するように駆動制御される可動板として構成しても良い。この場合、動作パターンは種々の態様が例示される。例えば、電源オンから一定動作でも良いし、大当たり遊技の開始から始まる所定の動作でも良い。
In the ninth embodiment, the rolling
上記第9実施形態では、ソレノイド1510の駆動(励磁)を解除した際の動力伝達部材5400の復帰動作の動作速度がほぼ一定(ソレノイド1510の戻りバネの復元態様に依存)である場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、動力伝達部材5400の復帰動作時において、補助伝達部材8340が閉状態となった後において動力伝達部材5400に負荷を与えるダンパを配設しても良い。この場合、補助開閉部材8340が閉状態となってから、開閉板8300が開状態で維持される期間を長くすることができるので、片側開放の制御を容易とすることができる。
In the ninth embodiment, the case where the operating speed of the return operation of the
上記第9実施形態では、開閉板8300が開状態へ向けて状態変化することを前提に補助入球口9111への入球を切り替える場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、開閉板8300が閉状態を維持する期間において、所定の割合で球が補助入球口9111に入球し得るように構成しても良い。例えば、一定動作の別の可動物を配設し、その可動物に球が衝突することで補助入球口9111への入球が生じるようにしても良い。
In the ninth embodiment, the case of switching the entry into the
上記第10実施形態では、可動部材10181の動作により貯留流路1231の途中から球を排出し、貯留流路1231の収容可能個数以上の球が第1特定入賞口1000aを通過可能とする場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、貯留流路1231の容積を可変に構成するようにしても良い。この場合、貯留流路1231に残る球の個数を第1特定入賞口1000aを通過した球の個数に対応させることができるので、遊技者を混乱させることを防止することができる。
In the tenth embodiment, the movement of the
上記第10実施形態では、排出口1150から排出された球を検出する検出手段として、特定領域検出センサ4860や、非特定領域検出センサ4870等が例示される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、排出口1150の開口(又は、開口に近接配置される開口)が検出手段(球通過センサ)として構成されても良い。この場合、排出口1150から球が排出されてから検出手段に球が検出されるまでの時間遅れを極力抑えることができる。
In the tenth embodiment, the case where the specific
上記第10実施形態では、可動部材10181の動作により貯留流路1231の途中から球が排出されることで貯留流路1231の内部に空間ができ、超過入賞を狙えるようになるという遊技者に有利な変化が生じる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、可動部材10181の動作により貯留流路1231の途中から排出された球が、所定の確率で転落検出センサ(Vフラグ203sをオフに設定する検出センサ、第13実施形態の第3排出経路センサ13813と同様)に検出されるように構成しても良い。この場合、可動部材10181の動作により貯留流路1231の途中から球が排出されることによって、遊技者に有利な変化だけでなく、不利な変化も生じ得るように構成することができる。
In the tenth embodiment, the movement of the
特に、上記第10実施形態では、可動部材10181の作動パターンが複数種類用意されているので、どの作動パターンで可動部材10181が駆動されるかの報知が予め実行されることで、遊技者は、貯留流路1231の途中からの球の排出を許容する球の発射態様(一例として、発射常時継続(打ちっぱなし))で遊技するか、できるだけ貯留流路1231に入球しないように球の発射の実行と停止とを調整する発射態様で遊技するかを選択することができる。即ち、Vフラグ203sがオフに設定されるかもしれないリスクを承知で超過入賞を狙うのか、超過入賞を諦める代わりにVフラグ203sがオフに設定されるリスクを排除するのかを、遊技者が選択することができる。
In particular, in the tenth embodiment, since a plurality of types of operation patterns of the
上記第1の制御例では、操作ボタン300の操作に基づき第1可変入賞装置6000の周囲を明るく点灯させ、貯留流路1231に貯留される球の個数を把握可能とする場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、明るく点灯する箇所は、第1可変入賞装置6000の付近である必要はなく、第1可変入賞装置6000を含む広範囲の箇所(センターフレーム86等)でも良い。
In the first control example described above, a case has been described in which the periphery of the first
なお、透過用ランプ227bの点灯態様の変更の手段は、種々の態様が例示される。例えば、音声ランプ制御装置113に所定のクロックパルス発生回路が配設され、クロックパルスの立ち上がりで点灯態様のデータをランプ制御装置227に送信し、クロックパルスの立下りで送信済みのデータに対応するランプを点灯させるようにしても良い。この場合、消灯させる時には、消灯に対応するデータをランプ制御装置227に送信するようにすれば良い。また、ラッチとの組み合わせでも良い。
Various modes are exemplified as means for changing the lighting mode of the
また、複数種類の点灯パターンテーブルを予め容易しておき、そのテーブルを切り替えることでランプ制御装置227の点灯態様を切り替えても良い。また、この点灯パターンテーブルと、上述のクロックとを組み合わせて、点灯態様を切り替えても良い。また、コマンドを設定することで表示態様を変化させても良いし、シリアルポートドライバを用いて制御しても良い。 Further, the lighting mode of the lamp control device 227 may be switched by facilitating a plurality of types of lighting pattern tables in advance and switching the tables. Further, the lighting mode may be switched by combining the lighting pattern table and the above-mentioned clock. Further, the display mode may be changed by setting a command, or may be controlled by using a serial port driver.
ランプ制御装置227の発光の強弱は、所謂ダイナミック点灯方式(点灯消灯の時間間隔を変えることで、明暗の違いを出す点灯方式)によるものでも良いし、電圧の高低によるものでも良い。 The intensity of light emission of the lamp control device 227 may be determined by a so-called dynamic lighting method (a lighting method that produces a difference in brightness by changing the time interval between lighting and extinguishing), or by a high or low voltage.
上記第1の制御例では、操作演出で成功したら、透過用ランプ227bが点灯したまま維持される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、操作ボタン300を押したら、短期間(一瞬)だけ透過用ランプ227bが点灯するようにしても良い。この場合、貯留流路1231への注目力を向上させることができる。また、操作演出の成功に基づいて、ランプの点灯ではなく、例えば、貯留流路1231へ残り何個入球させるべきかを報知しても良い。
In the first control example described above, if the operation effect is successful, the case where the
上記第1の制御例では、干渉部材6930の上流側に5個以上の球が貯留され、干渉部材6930を操作ボタン300の操作により退避状態とされることで球を特定領域4830へ流入させる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、干渉部材6930の上流側に貯留される球の個数が4個以下とされ、干渉部材6930が退避状態とされることで、貯留されていた球通過可能な位置に一般入賞口を配設しても良い。この場合、干渉部材6930を所謂「保留装置」として構成することができる。
In the first control example, five or more spheres are stored on the upstream side of the
上記第1の制御例では、操作演出を実行したラウンド遊技Rにおいて貯留流路1231に入球させるべき球の個数を表示により報知する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、操作演出を実行するラウンドを1ラウンド分前倒しし、操作演出を実行したラウンドよりも後のラウンド遊技において貯留流路1231に入球させるべき球の個数を報知しても良い。この場合、報知の前に貯留流路1231に球が貯まりすぎることを防止することができる。
In the first control example, the case where the number of balls to be entered into the
また、操作演出が実行されるラウンド遊技Rにおいて貯留流路1231に入球させるべき球の個数を報知する場合には、その個数に到達するには不十分である時間(継続して球を発射した場合に不十分である時間)において報知を実行するようにすることが望ましい。これにより、ラウンド遊技Rの開始時から球の発射を継続しても、報知の実行タイミングで貯留流路1231に球が入りすぎているという事態が発生することを防止することができる。
Further, in the round game R in which the operation effect is executed, when the number of balls to be entered into the
上記第1の制御例では、操作演出において表示ポインタ719の動作速度は同様である場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、所定の条件に基づいて、表示ポインタ719の動作速度や、表示個数を変更可能に制御しても良い。所定の条件としては、例えば、大当たりまでに要した特別図柄の変動回数や、遊技回数により貯まる得点などが例示される。この場合において、例えば、特別図柄の変動回数が多い場合や、特典が高い場合に操作演出の難易度が低くなるように制御することで、その大当たりまでに遊技者が要した負担(変動回数、遊技回数)が大きいほど、操作演出により遊技者が得られる利益が大きくなり易くすることができる。
In the first control example described above, the case where the operation speed of the
ここで、難易度としては、操作演出自体の難易度や、操作演出後の利益獲得の難易度などが例示される。操作演出後の利益獲得の難易度が高い場合としては、例えば、操作演出や、それに伴う報知の実行タイミングがラウンド遊技Rの後半(規定個数の球を貯留流路1231に入球可能な期間経過後)に配置されることが例示される。この場合、報知のタイミングで、貯留流路1231に入球した球が、貯留流路1231に入球させるべき個数として報知される個数を超える事態が発生し得る。
Here, as the difficulty level, the difficulty level of the operation effect itself, the difficulty level of profit acquisition after the operation effect, and the like are exemplified. When the difficulty of obtaining profit after the operation effect is high, for example, the execution timing of the operation effect and the accompanying notification is the latter half of the round game R (the period during which the specified number of balls can enter the
また、操作演出自体の難易度と、操作演出後の利益獲得の難易度とを関連付けても良い。例えば、表示ポインタ719の動作速度が遅い場合には、操作自体を成功することは容易であるが、操作タイミングまでの時間経過が長いので、それまでに貯留流路1231に入球させるべき個数として報知される個数を超える球が入球する可能性がある。一方で、表示ポインタ719の動作速度が速い場合には、操作自体を成功することは困難であるが、操作タイミングまでの時間経過が短いので、それまでに貯留流路1231に入球させるべき個数として報知される個数を超える球が入球することを防止することができる。
Further, the difficulty level of the operation effect itself may be associated with the difficulty level of profit acquisition after the operation effect. For example, when the operation speed of the
なお、報知の実行タイミングの違いによって、残りのラウンド遊技Rの継続時間が異なることから、採用される表示演出を残りのラウンド遊技Rの継続時間に対応させて切り替え可能に制御しても良い。例えば、残りのラウンド遊技Rの継続時間が短い場合には、短い期間で終了可能な動画で表示演出を構成し、残りのラウンド遊技Rが十分に長い場合には、長い期間継続する動画で表示演出を構成しても良い。この場合、例えば、ラウンド遊技Rの残り時間で動画のロードが終了せず、表示がされることなくラウンド遊技Rが終了するといった不具合を防止することができる。 Since the duration of the remaining round game R differs depending on the difference in the execution timing of the notification, the display effect to be adopted may be controlled so as to be switchable according to the duration of the remaining round game R. For example, if the duration of the remaining round game R is short, a display effect is configured with a video that can be completed in a short period of time, and if the remaining round game R is sufficiently long, a video that continues for a long period is displayed. You may configure the production. In this case, for example, it is possible to prevent a problem that the loading of the moving image does not end with the remaining time of the round game R and the round game R ends without being displayed.
上記第1の制御例では、貯留流路1231に入球するべき個数として、規定個数に満たない9個の場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無く、入球するべき個数は任意に設定可能である。例えば、極端に少ない個数(例えば、2個)の球を貯留流路1231に入球させることで、遊技者が得られる利益が大きくなるように制御しても良い。この場合、報知がされるラウンド開始時に、遊技者に球の発射を停止させるように促すことができる。また、同時に、第3図柄表示装置81等で、「発射を停止しろ」等の報知を行っても良い。
In the first control example described above, the case where the number of balls to be entered into the
上記第1の制御例では、操作ボタン300を押し込むと、即座に干渉部材6930が動作する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、操作演出における操作ボタン300の操作タイミングと、干渉部材6930の動作タイミングとを、所定期間ずらすようにしても良い。この場合、干渉部材6930付近の状態(球の流下状況)を目安として操作ボタン300を操作することを防止することができ、操作演出に対する注目力を向上させることができる。
In the first control example described above, the case where the
上記第1の制御例では、S1515によりエラーコマンドが設定されたタイミングは、貯留流路1231からの球の排出が実行されたタイミングであって、ソレノイド1510はオフとされているので、エラーコマンドが設定された後も貯留流路1231に球が残留している場合には、貯留流路1231からの排出が継続されるが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、排出口1150の球の通過を規制する別の可動物を配設し、電源オン時には排出口1150の球の通過を許容するように駆動(励磁)され、エラーコマンドが発生している間は球の通過を規制するように状態変化するように制御しても良い。この場合、エラーコマンドが発生したタイミングで貯留流路1231に残っていた球が貯留流路1231から排出されることを防止することができるので、不正ではなく、何らかの不具合(球詰まりや、球の汚れによる減速等)でエラーコマンドが設定された場合に、遊技者に生じる不利益を小さくすることができる。その後、エラーコマンドを電源オフなどで解消し、再度電源をオンとすることで、貯留流路1231に球が残った状態(エラーコマンドが設定される直前の状態)から遊技を再開することができる。
In the first control example, the timing at which the error command is set by S1515 is the timing at which the ball is discharged from the
なお、この可動物の制御は、エラーコマンドの設定の有無による制御に限られるものでは無い。例えば、電源のオンオフで状態変化するように制御しても良い。この場合、例えば、突然の停電などで遊技を継続できなくなった場合に、貯留流路1231に貯留されていた球が貯留流路1231から排出されることを防止することができる。
Note that the control of this movable object is not limited to the control depending on whether or not an error command is set. For example, it may be controlled so that the state changes when the power is turned on and off. In this case, for example, when the game cannot be continued due to a sudden power failure or the like, it is possible to prevent the balls stored in the
また、この可動物の制御は、電源オフする前後にRAM203をクリアしたか否かによって制御態様が変化するようにしても良い。例えば、エラーコマンドの設定が不正行為に基づいくものであったことが発覚しRAM203をクリアした場合にまで、エラーコマンドが設定される直前の状態から遊技を再開できるようにする必要はないので、遊技再開前に可動物を動作制御し貯留流路1231から球を排出するようにしても良い。
Further, the control mode of the movable object may be changed depending on whether or not the
なお、この可動物の態様は何ら限定されるものでは無い。例えば、駆動装置を別途配設し、球の排出を防止する手段は規制部材1600を流用しても良いし、電源オフ時の処理として干渉部材6930を張出状態で維持可能に構成することで干渉部材6930を可動部材に採用しても良い。
The mode of this movable object is not limited at all. For example, a drive device may be separately arranged and the regulating
上記第1の制御例では、大当たり中演出処理S2505において、何ラウンド目が開始されたかに基づいて制御フローを構成したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、特定領域4830に球が通過可能となるラウンド遊技Rが開始されることや、操作演出が開始されるラウンド遊技Rが開始されること等、特定の演出が開始されることに基づいて制御フローを構成するようにしても良い。この場合、仕様変更等で何ラウンド目に演出を実行するかが変更となった場合であっても、制御フローの大幅な変更を不要とすることができるので、仕様変更の負担を減らすことができる。
In the first control example, the control flow is configured based on the number of rounds started in the jackpot medium effect processing S2505, but the control flow is not necessarily limited to this. For example, control is performed based on the start of a specific effect such as the start of a round game R in which a ball can pass through a
また、大当たり中演出処理S2505において、3ラウンド目と判定された場合の制御フローにおいてオンされたフラグが、5ラウンド目と判定された場合の制御フローにおいてオフされるように制御フローを構成したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、3ラウンド目で設定される制御態様の終了時点、即ち、4ラウンド目のラウンド遊技Rのラウンド終了時にフラグをオフとするように制御しても良い。この場合、4ラウンドの大当たり遊技を採用する場合の仕様変更の負担を減らすことができる。 Further, in the jackpot medium effect processing S2505, the control flow is configured so that the flag turned on in the control flow when it is determined to be the third round is turned off in the control flow when it is determined to be the fifth round. , Not necessarily limited to this. For example, the flag may be turned off at the end of the control mode set in the third round, that is, at the end of the round of the fourth round game R. In this case, it is possible to reduce the burden of changing specifications when adopting a 4-round jackpot game.
上記第1の制御例では、第19の作動パターンとして、干渉部材6930が5ラウンド目のラウンド遊技Rの開始タイミングで退避する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、ラウンド遊技Rの開始タイミングの0.5秒前に退避するようにしても良い。この場合、干渉部材6930に流下を規制されていた球を貯留流路1231の下端に配置した状態で5ラウンド目のラウンド遊技Rを開始することができる。
In the first control example, the case where the
上記第1の制御例では、演出に従って操作ボタン300を押すことで第1可変入賞装置6000の貯留流路1231周りが発光する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、演出の有無に関わらず、所定のタイミングで操作ボタン300が操作されたら第1可変入賞装置6000の貯留流路1231周りが発光するように制御しても良い。この場合、ラウンド遊技R中の操作演出が実行されていない場合において、操作ボタン300を押すことに対する遊技者の意欲を向上させることができる。
In the first control example, the case where the
上記第1の制御例では、第6実施形態における第1可変入賞装置6000を制御する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、第8実施形態における第1可変入賞装置8000を制御するようにしても良い。この場合、補助開閉部材8340の作用によって、超過入賞個数の設定および超過入賞の発生可否の切り分けを行い易くすることができる。
In the first control example described above, the case of controlling the first
上記第2の制御例では、補助開閉部材8340のみが開閉する駆動制御により補助入球口9111へ向けて球が流下する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、第1実施形態で説明した開閉板1300を採用し、ラウンド遊技R中に開閉板1300を所定期間閉状態で維持する駆動(励磁)態様でソレノイド1510を制御することで、補助入球口9111へ球が流下するようにしても良い。この場合、第1特定入賞口1000aへ球を案内する板を分割することなく、補助入球口9111へ球を流下可能に構成することができる。
In the second control example, the case where the ball flows down toward the
また、この場合において、開閉板1300を閉状態で維持する期間を0.2秒未満とすることで、貯留流路1231から球が排出する前に(排出されかけた状態で)再び排出口1150の球の通過を規制することができる。そのため、貯留流路1231に貯留される球の個数を減らすことなく、補助入球口9111へ球を流下させることができる。
Further, in this case, by setting the period for keeping the opening /
上記第2の制御例では、ラウンド数表示部714と、サブラウンド表示部714bとの表示態様が、待機時間TKの経過に基づいて切り替えられるように制御される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、第1特定入賞口1000aを通過した球の個数に基づいて切り替えられるように制御しても良い。この場合、第1特定入賞口1000aに貯留された球が9個(干渉部材6930の張出状態において貯留流路1231が満タン)となることに基づいて表示を切り替えるように制御することで、表示態様の変化タイミングを貯留流路1231が満タンとなったタイミングとして遊技者に把握させることができる。
In the second control example described above, a case where the display mode of the round
なお、貯留流路1231の内部の個数の判断は、残球カウンタ203pの値で判断しても良いし、貯留流路1231に別途、接触センサを配設することで球個数を直接検出するようにしても良い。
The number of balls inside the
上記第2の制御例では、所定の大当たり種別の所定のタイミングで、超過入賞可能性上昇報知態様721として「+チャンス」の文字が表示される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、大当たり種別に関わらず、補助入球口9111に球が入球し得る期間に超過入賞可能性上昇報知態様721として「+チャンス」の文字を表示可能に制御しても良いし、補助入球口9111に入球し得ない期間に煽り表示として超過入賞可能性上昇報知態様721の「+チャンス」の文字を表示可能に制御しても良い。例えば、ラウンド数表示部714が明るく表示されている場合に「+チャンス」の文字を表示するようにしても良い。
In the second control example described above, the case where the character "+ chance" is displayed as the excess winning possibility
また、超過入賞可能性上昇報知態様721として「+チャンス」の文字が一定期間に亘り継続して表示されるようにしても良いし、表示と非表示とが短い期間で切り替えられるように表示しても良い。
Further, as the excess winning possibility
上記第2の制御例では、大当たり種別と、大当たり開始からの時間経過に基づいて、補助開閉部材8340が片側開放するか否かを制御するように構成したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、大当たり種別や、大当たり開始からの時間経過に基づいて、片側開放の発生頻度や、発生タイミングを変化させるようにしても良い。この場合、補助開閉部材8340が閉状態となるタイミングで補助開閉部材8340に球が到達するように狙って球を発射する発射態様を抑制する(発射態様の効果を減少させる)ことができる。
In the second control example described above, it is configured to control whether or not the auxiliary opening /
上記第3の制御例では、開閉板1300が閉状態の期間は貯留流路1231に残る球が排出され続ける場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、干渉部材6930を採用し、所定のタイミングで張出状態となるように制御することで、開閉板1300が閉状態で維持される間も貯留流路1231に球が残留する場合を構成することができる。これにより、遊技者の球の発射態様の選択を複雑にすることができるので、遊技者が漫然と遊技することを防止することができる。
In the third control example, the case where the balls remaining in the
上記第3の制御例では、特定領域4830を球が通過することに基づいて移行される大当たり遊技の種類が1種類である場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、ラウンド数や、獲得可能な払い出し賞球個数や、大当たり遊技終了後に獲得できる時短回数などが異なる複数種類の大当たり遊技が用意され、特定領域4830に球がいつ通過するかによって決定される大当たり遊技の種類が変化するように構成しても良い。この場合、特定領域4830への球の通過を狙って球の発射を停止するタイミングの選択自由度を向上することができ、遊技者の興趣の向上を図ることができる。
In the third control example, the case where one type of jackpot game is transferred based on the passage of the ball through the
上記第3の制御例では、小当たり種別カウンタ値C6の数値に基づいて複数の小当たり種別から小当たりが決定される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、小当たり種別カウンタ値C6に寄らず、小当たりA又は小当たりB(又は別の小当たり)に決定されるようにしても良い。この場合、第2入球口640への入球と開閉板1300の開閉動作との関係を一様とすることができる。
In the third control example, the case where the small hit is determined from a plurality of small hit types based on the numerical value of the small hit type counter value C6 has been described, but the present invention is not necessarily limited to this. For example, the small hit type counter value C6 may be determined as the small hit A or the small hit B (or another small hit). In this case, the relationship between the entry of the ball into the
上記第3の制御例では、小当たりが連続で実行される間隔として、貯留流路1231から排出される球の上限が2個となる時間(0.4秒間)が設定される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、排出される球の上限を1個(小当たりが実行される間隔は0.2秒間)としても良いし、3個以上(小当たりが実行される間隔は0.6秒以上)としても良い。加えて、小当たり間隔を変化させることに伴って、振分装置4850の動作パターンを変更することは当然に許容される。
In the third control example, the case where the time (0.4 seconds) at which the upper limit of the balls discharged from the
上記第3の制御例では、貯留流路1231に貯留される球が第1特定入賞口1000aを通過した球に限定される場合を主に説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、第5実施形態で説明したように、第2入球口640に入球した球も貯留流路1231に合流するように構成しても良い。この場合、第3の制御例で説明した場合に比較して、第2入球口640に入球したが貯留流路1231に流入する分、貯留流路1231の貯留個数を多めに保持することができる。
In the third control example, the case where the spheres stored in the
従って、第2入球口640へ過度に球が案内されるゲージ構成や、釘状態となっており、第1特定入賞口1000aに球が案内され難い場合であっても(又は、状況によらず)、時短遊技において貯留流路1231に十分な個数の球が貯留され難くなることを防止することができる。これにより、球の発射を停止することで特定領域4830を球が通過し得るタイミングを長く維持することができるので、遊技者が球の発射を停止するタイミングとして選択し得るタイミングを多くすることができる。
Therefore, even if the gauge configuration is such that the ball is excessively guided to the second entry opening 640 or the ball is in a nailed state and it is difficult for the ball to be guided to the first specific winning
即ち、遊技者は、残り時短回数を把握しながら、好きなタイミングを選んで球の発射を停止することができるので、漫然と時短遊技を行う場合に比較して、遊技者の集中力を向上させることができ、興趣の向上を図ることができる。 That is, the player can stop the firing of the ball at a desired timing while grasping the number of remaining time reductions, so that the player's concentration is improved as compared with the case where the time reduction game is performed indiscriminately. It is possible to improve the interest.
加えて、遊技者が球の発射を停止するタイミングとして選択し得るタイミングを抑制する手段を採用しても良い。例えば、特別図柄2の変動時間に振分を設ける(変動時間が長くなる場合を入れる)ことで、特別図柄2の保留球数が残っている場合であっても、小当たりが実行される間隔が延びる(変動停止まで小当たりが実行されない)場合を構成することができる。従って、貯留流路1231から球が排出される態様の種類を増やすことができ、遊技の進行において予測困難な部分を設けることができるので、遊技者の興趣の向上を図ることができる。更に、特別図柄2の変動時間に振分を設けることで、第3図柄表示装置81等で実行する演出に複数のバリエーションを持たせることができ、演出の複雑化を図ることができる。
In addition, a means for suppressing a timing that the player can select as a timing for stopping the firing of the ball may be adopted. For example, by providing a distribution in the fluctuation time of the special symbol 2 (including the case where the fluctuation time becomes long), even if the number of reserved balls of the
また、第2入球口640に入球した球が貯留流路1231に合流せずに、貯留流路1231の内部を流下する球に作用を及ぼすように構成しても良い。この場合において、第2入球口640に入球する球の個数(又は頻度)に応じて貯留流路1231の内部を流下する球に及ぼす作用を変化させるようにしても良い。
Further, the ball that has entered the
第1の方法として、例えば、第2入球口640に入球した遊技球の流下経路に変位可能な可動片が配置され、遊技球が可動片と衝突することでその可動片が変位されるように構成される場合に、変位により可動片が貯留流路1231に進入する一方で、遊技球が可動片から離れる(通り過ぎる)と戻りバネ等により可動片が貯留流路1231の外方へ退避するようにすることで、貯留流路1231に可動片を進入させて貯留流路1231内部の球の流下を阻害可能(停止可能、又は減速可能)にしても良い。
As a first method, for example, a movable piece that can be displaced is arranged in the flow path of the game ball that has entered the
第2の方法として、例えば、第2入球口640に入球した球が、貯留流路1231に流入はしないが、部分的に入り込む(例えば、図46(a)の球AP54のように配置される)状態を経由して流下するように構成することで、第1特定入賞口1000aに入球して貯留流路1231を流下する球と当接可能に構成しても良い。この場合、可動片を不要としながら、第2入球口640への入球と、貯留流路1231内部の球の流下態様とを関連付けることができる。
As a second method, for example, a ball that has entered the
上記第3の制御例では、小当たり種別として1.8秒間で完結する小当たりA又は小当たりBが決定される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、上述したような0.12秒の開放が15回繰り返されるという開放パターンを、開放間0.1秒で実行するような小当たりZを、小当たりAや小当たりBの他に決定可能に制御するようにしても良い。 In the third control example described above, a case where a small hit A or a small hit B that is completed in 1.8 seconds is determined as the small hit type has been described, but the present invention is not necessarily limited to this. For example, in addition to the small hit A and the small hit B, it is possible to determine a small hit Z such that the opening pattern of 0.12 seconds being opened as described above is repeated 15 times in 0.1 seconds between openings. It may be controlled to.
この場合、第1特定入賞口1000aに球を入球させる時間として3.3秒間を確保することができるので、小当たりA又は小当たりBの場合に比較して多くの球を第1特定入賞口1000aに案内し易くすることができる。また、開放間(開閉板1300が閉状態となる期間)が0.1秒間なので、貯留流路1231から球が排出されることが無い。従って、3.3秒間に第1特定入賞口1000aに入球した球を貯留流路1231に貯留することができる。
In this case, 3.3 seconds can be secured as the time for the balls to enter the first specific winning
遊技者にとっては、小当たりZは、小当たりAや小当たりBに比較して1回の小当たり時に貯留流路1231に球を貯めやすい小当たりとしての位置づけを持っている。そのため、小当たりZが発生した後は、貯留流路1231に球が十分に貯留された状態で遊技を継続することができるので、特定領域4830への球の通過を狙って球の発射を停止するタイミングの選択自由度を向上させることができる。
For the player, the small hit Z has a position as a small hit that makes it easier to store balls in the
上記第3の制御例では、小当たり遊技の実行間隔と、特定領域4830への球の入球とが対応し、特定領域4830へ球が入球し易いように遊技する方が遊技者の利益になる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、大当たり遊技後の遊技状態として所定の確率で確変状態へ移行可能とされ、特定領域4830を球が通過することで転落フラグ(確変状態を通常状態または時短状態へ移行させるフラグ)がオンに設定されるように制御されても良い。即ち、特定領域4830へ球を入球させることが遊技者に不利益となるので、確変状態が続く間は、特定領域4830へ球が入球し難いような遊技態様で遊技を実行させることができる。
In the third control example, it is in the player's interest to play the game so that the execution interval of the small hit game and the ball entering the
ここで、第3の制御例では、一度に3個以上の球が貯留流路1231から排出されることで特定領域4830を球が高確率で通過することになるので、特定領域4830へ球が入球し難いような遊技態様としては、例えば、検出センサ1240(貯留流路1231)に入球する球の個数を小当たり遊技1回に対して2個以下とする態様や、小当たり遊技の間隔を球が2個だけ排出される期間に維持するために、特別図柄2の保留を絶やさないようにする態様などが例示される。
Here, in the third control example, since three or more spheres are discharged from the
上記第3の制御例では、小当たり種別として、小当たり遊技中における貯留流路1231からの排出個数が少ない小当たりA,Bについて説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、同じ1.8秒間で完結する別の小当たりCの動作態様として、開閉板1300が、閉状態から開状態へ変化し、0.2秒だけ開状態で維持した後で閉状態へ変化し、1.4秒だけ閉状態で維持した後で開状態へ変化し、0.2秒だけ開状態で維持した後で閉状態へ変化する態様で動作し、振分装置4850が一回目の開放位置への駆動が省略される(又は、極小時間で閉塞位置に復帰する)態様で動作するように制御しても良い。この場合、小当たりCの発生時には、特定領域4830への球の通過確率を低くしつつ貯留流路1231から多くの球を排出することができるので、それまでの貯留球を大幅に減らす(リセットする)小当たりの振分としての意味を持たせることができ、遊技者に驚きを提供することで遊技の興趣を向上させることができる。
In the above-mentioned third control example, as the small hit type, small hits A and B in which the number of discharges from the
なお、小当たりCは、特定領域4830へ球を通過させるために数回の特別図柄2の変動を経過して貯留流路1231に球を貯留したことの意味が一気に無くなるという遊技者に大損と感じさせる小当たりであるので、発生確率は数%(例えば、0.1%)に設定することが望ましい。また、他の小当たりA,Bと区別するために、小当たりC専用の演出を第3図柄表示装置81で実行するように制御しても良いし、他の小当たりA,Bと共通の演出で済ませ、貯留流路1231を遊技者が見て確認するまで、多数の球の排出に気付きにくいようにしても良い。
It should be noted that the small hit C is a great loss to the player that the meaning of storing the ball in the
上記第3の制御例では、小当たり遊技後に開閉板1300が閉状態とされることで貯留流路1231から球が全球排出される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、開閉板1300が閉状態でも規制部材1600を貯留状態で維持可能に配設される別の駆動装置により排出個数の調整を行ったり、貯留流路1231に干渉部材6930を配設し開閉板1300が閉状態でも干渉部材6930で球の排出個数の調整を行ったりしても良い。この場合、例えば特別図柄の変動として長い変動(例えば、2〜3分程度)が選択され、開閉板1300が閉状態で所定時間維持されることがあっても、貯留流路1231の内部の球の個数が減少することを防止することができる。
In the third control example, the case where the ball is discharged from the
上記第4の制御例では、開始ラウンドRpbを3ラウンド目として、連続して演出ラウンドRpt、演出後ラウンドRpa及びV入賞ラウンドRvが構成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、大当たり遊技を6ラウンドよりも多い16ラウンドで構成し、開始ラウンドRpbを10ラウンド目として代わりに構成しても良いし、3ラウンド目と10ラウンド目との両方を開始ラウンドRpbとして構成しても良い。この場合、対応する演出開始フラグ223ya〜223ydをオンに設定するタイミングを変更すれば、制御フロー(演出切替処理(S4701)の制御フロー)を流用することができるので、仕様変更を容易に行うことができる。 In the above-mentioned fourth control example, the case where the production round Rpt, the post-production round Rpa, and the V winning round Rv are continuously configured with the start round Rpb as the third round has been described, but it is not necessarily limited to this. There is no. For example, the jackpot game may be composed of 16 rounds, which is more than 6 rounds, and the starting round Rpb may be configured as the 10th round instead, or both the 3rd round and the 10th round may be configured as the starting round Rpb. You may. In this case, if the timing for setting the corresponding effect start flags 223ya to 223yd to ON is changed, the control flow (control flow of the effect switching process (S4701)) can be diverted, so that the specifications can be easily changed. Can be done.
上記第4の制御例では、ラウンド遊技Rにおける演出とインターバル期間における演出とが切り離されている場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、V入賞ラウンドRvにおいて特定領域Rvを遊技球が通過することが、V入賞ラウンドRvの以前のラウンド(演出後遊技ラウンドRpa)の間に確定した場合に、V入賞ラウンドRvと演出後遊技ラウンドRpaとの間のインターバル期間の最中からV入賞ラウンドRvに亘る演出を実行するようにしても良い。この場合、長い演出を実行する場合であっても、演出が間延びすることを防止することができる。 In the above-mentioned fourth control example, the case where the effect in the round game R and the effect in the interval period are separated has been described, but the present invention is not necessarily limited to this. For example, when it is confirmed during the previous round (post-production game round Rpa) of the V-winning round Rv that the game ball passes through the specific area Rv in the V-winning round Rv, the V-winning round Rv and the post-production game The production from the middle of the interval period between the round Rpa and the V winning round Rv may be executed. In this case, even when a long effect is executed, it is possible to prevent the effect from being delayed.
上記第4の制御例では、第3図柄表示装置81に「打つな」と表示された後で球の発射を継続したとしても、4ラウンド目のラウンド遊技R中は貯留流路1231から球が排出されないように制御されているので、検出センサ1240に規定個数の球が入球することは無い場合について説明したが、必ずしもこれに限るものでは無い。例えば、4ラウンド目のラウンド遊技Rにおいて所定のタイミングで開閉板が閉状態(長閉)となり、貯留流路1231から球が排出されるように制御しても良い。この場合、開閉板1300の上面に球が複数個乗っている場合、検出センサ1240に追加の入球が発生するので、4ラウンド目のラウンド遊技Rが規定時間(30秒間)を待たずに終了する可能性がある。従って、第3図柄表示装置81に「打つな」と表示された後で球の発射を継続した場合に遊技者に与えられる不利益として、4ラウンド目のラウンド遊技Rで実行される演出を途中までしか見ることができないという不利益を設けることができる。
In the fourth control example, even if the ball is continuously fired after the message "Don't hit" is displayed on the third
なお、このような不利益を設ける場合には、「打つな」と表示するタイミングは貯留流路1231が満タンになるよりも前のタイミングであることが望ましい。例えば、検出センサ1240による検出態様と、排出口1150を通過する球の検出態様とから、貯留流路1231に貯留される球の個数を監視し、貯留流路1231の内部の球の個数が満タン付近(例えば、7個)となったら、「打つな」と表示するようにしても良い。この場合、表示に従って球の発射を停止したのに、表示の実行が遅いために開閉板1300の上面に余分の球が到達してしまうという事態の発生を抑制することができる。
When such a disadvantage is provided, it is desirable that the timing of displaying "Don't hit" is before the
上記第4の制御例では、貯留流路1231が球で満たされた場合に、ラウンド遊技R中に所定の操作演出が実行され、その操作演出に成功すると次のラウンド遊技Rにおける有利な情報が獲得でき、その情報に従って次のラウンド遊技Rを遊技することで所定の利益を獲得できる(特定領域4830に球を通過させることができる)場合について説明したが、必ずしもこれに限るものでは無い。例えば、検出センサ1240に規定個数の球が入球したことを契機に開始されるラウンド間インターバルにおいて所定の操作演出が実行され、その操作演出に成功すると次のラウンド遊技Rにおける有利な情報が獲得でき、その情報に従って次のラウンド遊技Rを遊技することで所定の利益を獲得できるようにしても良い。この場合、ラウンド間インターバルという遊技態様によって不変の期間に操作演出を実行することができるので、操作演出が中断する可能性を低くすることができる。
In the fourth control example, when the
上記第4の制御例では、貯留流路1231にX個目の球が入球したことを、検出センサ1240による球の検出時間が長時間(2秒)となったことで判別する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、ラウンド遊技Rの開始時に貯留流路1231に貯留されている球の個数を所定のカウンタ(入賞個数カウンタ203w、排出個数カウンタ203x)で予め判別するように制御し、貯留されている球に対して、ラウンド遊技Rの開始後に検出センサ1240に検出された球の個数を加算し、その合計が規定個数(本制御例では10個)になったと判定された時点でX個目の球が入球したと判定しても良い。
In the fourth control example, the case where the Xth ball has entered the
上記第5の制御例では、動作シナリオ51及び動作シナリオ52において、開閉板12300が開状態と閉状態との変化を繰り返す期間を1秒間隔に構成したが、必ずしもこれに限られるものではなく、設計的に変化させることが可能である。例えば、転動円弧部12252から負荷をかけられる際の球の減速具合や、連球を発生させたい頻度などによって、間隔を短くしても良いし、長くしても良いし、間隔の違う場合を組み合わせて動作シナリオを構成するようにしても良い。この場合において、基本的には間隔を短くした方が、開閉板12300と転動円弧部12252との間に挟み込まれて前後移動する際に球が受ける負荷の合計が大きくなるので、球の減速作用が顕著になり、連球が発生し易くなる。
In the fifth control example, in the
上記第5の制御例では、動作シナリオ51と動作シナリオ52とが、貯留流路1231から球を排出不能な開閉板12300の閉鎖(短閉)と貯留流路1231から球を排出可能な開閉板12300の閉鎖(長閉)との違いとして説明されたが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、貯留流路1231から球を排出可能な開閉板12300の閉鎖として、長さのバリエーションを持たせるために、閉鎖(第2長閉、0.4秒の閉鎖)の動作を行う動作シナリオを設けても良い。この場合、開閉板12300の閉鎖が長いほど貯留流路1231から排出される球の個数が多くなることから、次に開閉板12300が開状態とされた時に入球可能となる球の個数を多くすることができる。
In the fifth control example, in the
上記第5の制御例では、入賞のテンポ(規定個数入賞までに必要な期間)を、開閉板12300の短い閉鎖により変化させる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、開閉板12300の長時間の閉鎖をラウンド遊技Rの開始直後に実行し、ラウンド遊技Rの開始から、実際に球が検出センサ1240に案内され始めるまで(開閉板12300が開状態となるまで)の期間を長く確保するようにしても良い。この場合、開閉板12300が閉状態の際に開閉板12300の正面側に到達し、開閉板12300が開状態となる前に終端面3251bまで到達し検出センサ1240と終端面3251bとの間を落下した球は、そのままアウト口66へ向かう。
In the fifth control example described above, a case where the tempo of winning (the period required for winning a specified number of pieces) is changed by a short closing of the opening /
上記第5の制御例の別例では、大当たり遊技中に検出センサ1240へ入球した球によってVフラグ203sがオフに設定される可能性がある場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、大当たり遊技終了後に移行する遊技状態として確変状態が設けられ、確変状態において主に変動する特別図柄(例えば、特別図柄2)に小当たりの振分が設けられる場合において、小当たり遊技中に検出センサ1240へ入球した球が第3排出経路センサ13813へ入球することによって転落フラグ(確変状態を通常状態または時短状態へ移行させるフラグ)がオンに設定されるようにしても良い。
In another example of the fifth control example, the case where the
この場合において、例えば、小当たり種別として、球が第3排出経路センサ13813を通過することを第2切替装置13850は許容する小当たりと、球が第3排出経路センサ13813を通過することを第2切替装置13850は規制する小当たりとが設けられても良い。これにより、確変状態が、確変状態中の小当たり遊技において検出センサ1240へ入球した球によって終了する可能性がある遊技性を構成することができる。
In this case, for example, as a small hit type, the
上記第5の制御例の別例では、ソレノイド1510の動作と連動して切り替えられる切替装置13840,13850の状態に応じて球が案内される排出経路センサ13810が切り替えられる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、排出口1710の下流に、所定の確率(大当たり種別や、遊技態様等や、所定のゲートを通過することで大当たり遊技が開始される場合のゲート通過タイミング等で球が乗るか否かを異ならせても良い)で球が乗る球受け部を備えて一定速度で回転する回転部材が配設され、球受け部に球が乗ってから所定時間後(例えば、2分後)に球が転落フラグ(確変状態を通常状態または時短状態へ移行させるフラグ)をオンさせる転落センサを通過するように回転部材が回転するように構成しても良い。
In another example of the fifth control example, the case where the
上記第5の制御例の別例では、抵抗変化部材13854が特殊回転部材13851と当接している間には、特殊回転部材13851は規制部材13852の自重で回転することは無い(抵抗が十分に大きい)場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、抵抗変化部材13854が特殊回転部材13851と当接している間も、規制部材13852の自重で特殊回転部材13851がゆっくりと回転する(抵抗が若干小さい)ようにしても良い。この回転速度を、5秒間で規制部材13852が倒れた状態に戻るのに十分な回転速度に設定することで、ラウンド遊技R中の短い開閉が開始されるタイミングにおける規制部材13852の状態を倒れた状態とすることができる。
In another example of the fifth control example, the special rotating
上記第5の制御例の別例では、抵抗変化部材13854が規定部13830の左右両端部に干渉する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、規定部13830の一方の端部(ソレノイド1510が励磁状態とされた場合に動作部材13820が到達する端部)でのみ干渉するように構成しても良い。この場合、ラウンド間インターバル中は規制部材13852の配置が維持され、ソレノイド1510が励磁され次のラウンドのラウンド遊技Rが開始されて初めて規制部材13852が倒れた状態へ向かうので、ラウンド間インターバル中に貯留流路1231から排出される球が第3排出経路センサ13813へ案内される事象の発生割合を高い遊技性を構成することができる。
In another example of the fifth control example, the case where the
上記第5の制御例の別例では、ラウンド間インターバルを過ぎれば特殊回転部材13851の抵抗増加は解除される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、ラウンド間インターバルにおいても抵抗変化部材13854が特殊回転部材13851と当接し、抵抗増加が維持されたままで、特殊回転部材13851の姿勢が周期的に切り替えられるものであっても良い。この場合、特殊回転部材13851は大当たり遊技の終了時点や開始時点で元の状態に復帰しないばかりか、一回の大当たり遊技で特殊回転部材13851が姿勢変化する回数も遊技者の遊技態様によって異なり、加えて、特殊回転部材13851の状態によらず大当たり遊技が開始することを許容するので、遊技者の興趣の向上や、攻略の防止を図ることができる。
In another example of the fifth control example, the case where the resistance increase of the special rotating
本発明を上記各実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施してもよい。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施してもよい。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるパチンコ機として実施してもよい。また、Vゾーン等の特別領域を有する入賞装置を有し、その特別領域に球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機に実施してもよい。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良い。 The present invention may be implemented in a pachinko machine or the like of a type different from each of the above embodiments. For example, once a jackpot is hit, a pachinko machine (commonly known as a two-time right item, a three-time right item) that raises the expected value of the jackpot until multiple times (for example, two or three times) a big hit state occurs including that. It may be carried out as). Further, after the jackpot symbol is displayed, it may be implemented as a pachinko machine that generates a special game that gives a player a predetermined game value on the condition that a ball is won in a predetermined area. Further, it may be carried out on a pachinko machine that has a winning device having a special area such as a V zone and is in a special gaming state on the condition that a ball is won in the special area. Further, in addition to the pachinko machine, it may be implemented as various game machines such as an array pachi, a sparrow ball, a slot machine, a so-called pachinko machine and a slot machine.
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する表示装置を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動表示が停止して確定表示され、その停止時の識別情報の組合せが特定のものであることを必要条件として、遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。 In the slot machine, for example, the symbol is changed by operating the operation lever in a state where a coin is inserted to determine the symbol effective line, and the symbol is stopped and confirmed by operating the stop button. It is a thing. Therefore, the basic concept of the slot machine is "provided with a display device that displays the identification information in a variable manner after displaying the identification information string composed of a plurality of identification information in a variable manner, and is caused by the operation of the starting operation means (for example, the operation lever). The variable display of the identification information is started, and the variable display of the identification information is stopped and confirmed and displayed due to the operation of the stop operation means (for example, the stop button) or after a predetermined time has elapsed, and the stop is stopped. It becomes a "slot machine that generates a special game that gives a player a predetermined game value on the condition that the combination of time identification information is specific". In this case, the game medium is represented by coins, medals, etc. Take as an example.
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示装置を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。かかる遊技機をスロットマシンに代えて使用すれば、遊技ホールでは球のみを遊技価値として取り扱うことができるため、パチンコ機とスロットマシンとが混在している現在の遊技ホールにおいてみられる、遊技価値たるメダルと球との別個の取扱による設備上の負担や遊技機設置個所の制約といった問題を解消し得る。 Further, as a specific example of a gaming machine in which a pachinko machine and a slot machine are fused, a display device for variably displaying a symbol sequence consisting of a plurality of symbols and then confirming the symbol is provided, and a handle for launching a ball is provided. Some are not. In this case, after a predetermined amount of balls are thrown in based on a predetermined operation (button operation), the symbol variation is started due to, for example, the operation of the operation lever, and for example, due to the operation of the stop button or a predetermined amount. As time elapses, the fluctuation of the symbol is stopped, and a special game is generated that gives the player a predetermined game value on the condition that the confirmed symbol at the time of the stop is a so-called jackpot symbol, and the player is given a predetermined game value. Is for paying out a large amount of balls to the lower saucer. If such a game machine is used instead of a slot machine, only the ball can be treated as a game value in the game hall, which is a game value seen in the current game hall where pachinko machines and slot machines are mixed. Problems such as the burden on equipment due to the separate handling of medals and balls and restrictions on the locations where game machines are installed can be solved.
以下に、本発明の遊技機に加えて上述した実施形態に含まれる各種発明の概念を示す。 The concepts of various inventions included in the above-described embodiments in addition to the gaming machine of the present invention are shown below.
<狙いの個数以上の入賞をさせないポイント>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記検出手段により、所定期間に所定個数の球が前記入球口に入球したと検出された状態において球が入球口を通過し難くする入球防止手段を備えることを特徴とする遊技機A1。
<Points that do not allow you to win more than the target number>
The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. In a gaming machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. A game characterized in that the detection means includes a ball entry prevention means that makes it difficult for a ball to pass through the ball entry port when it is detected that a predetermined number of balls have entered the ball entry port in a predetermined period. Machine A1.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口の検出口が横向きとなるように検出手段が配置され、その検出口へ向けて球を転動させる動作部材が、所定個数の球が検出口を通過したことを契機として動作し、その動作時に動作部材上に乗っていた球を落下させることで、所定個数以上の球が検出手段の検出口を通過することを防止する遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、複数の球が動作部材上を想定外に勢いよく転動する場合、動作部材の動作開始から、動作部材から球が落下するまでの間に、余分の球が検出口を通過する可能性が有るので、所定個数以上の球が検出口を通過する恐れがあるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, a detection means is arranged so that the detection port of the large winning opening is turned sideways, and a predetermined number of balls are detected by an operating member that rolls the balls toward the detection port. There is a gaming machine that operates when it passes through the mouth and drops a ball that is on the operating member during the operation to prevent more than a predetermined number of balls from passing through the detection port of the detection means. (See, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-181572). However, in the conventional gaming machine described above, when a plurality of balls roll unexpectedly vigorously on the operating member, an extra ball is added between the start of operation of the operating member and the fall of the ball from the operating member. There is a possibility that the ball will pass through the detection port, so that there is a problem that a predetermined number or more of balls may pass through the detection port.
これに対し、遊技機A1によれば、入球防止手段により、所定個数目以降の球が検出手段を通過し難い状態とすることができる。従って、入球口の上流側に配置された状態における球の勢いの大小に関わらず、球が入球口を通過する際の通過のし易さを、所定個数内の球と、所定個数目以降の球とで変化させることができる。これにより、所定個数以上の球が検出口を通過することを抑制することができる。 On the other hand, according to the gaming machine A1, the ball entry prevention means makes it difficult for a predetermined number of balls or later to pass through the detection means. Therefore, regardless of the magnitude of the momentum of the balls when they are arranged on the upstream side of the entrance, the ease of passage when the balls pass through the entrance is determined by the number of balls within the predetermined number and the predetermined number of balls. It can be changed with the subsequent spheres. As a result, it is possible to prevent a predetermined number or more of balls from passing through the detection port.
なお、入球防止手段としては、検出手段の検出結果に応じて球の入球口の通過し易さを変更する手段や、常時球の入球口の通過し易さを一定とするもの等が例示される。 As the ball entry prevention means, a means for changing the ease of passage of the ball entry port according to the detection result of the detection means, a means for constantly making the ball entry port easy to pass, etc. Is illustrated.
遊技機A1において、前記入球防止手段は、前記入球口を通過した球が収容される収容手段と、前記収容手段から球が出る際に、球が通過する排出口と、その排出口を球が通過可能な第1状態と、前記排出口を球が通過不能な第2状態とで切り替えられる排出切替手段と、を備え、前記収容手段は、前記入球口から前記排出口までの間に最大で前記所定個数の球が収容される容積で形成されることを特徴とする遊技機A2。 In the gaming machine A1, the ball entry prevention means includes a storage means for accommodating a ball that has passed through the ball entry port, a discharge port through which the ball passes when the ball exits from the storage means, and a discharge port thereof. The accommodation means includes a first state in which the ball can pass and a second state in which the ball cannot pass through the discharge port, and the accommodating means is between the ball entry port and the discharge port. The gaming machine A2 is characterized in that it is formed in a volume that accommodates the predetermined number of balls at the maximum.
遊技機A2によれば、遊技機A1の奏する効果に加え、前記入球口から前記排出口までの間に最大で所定個数の球が収容される容積で収容手段が形成されるので、排出切替手段を第2状態で維持して収容手段に球を貯めると、収容手段に収容された球により、所定個数目以降の球が入球口を通過することを防止することができる。従って、所定個数目以降の球が入球口を通過することを物理的に阻止することができる。 According to the gaming machine A2, in addition to the effect of the gaming machine A1, the accommodating means is formed with a volume in which a maximum predetermined number of balls can be accommodated between the entry port and the ejection port. When the means is maintained in the second state and the balls are stored in the accommodating means, it is possible to prevent the balls accommodated in the accommodating means from passing a predetermined number or more of the balls through the entrance. Therefore, it is possible to physically prevent the number of balls after the predetermined number from passing through the entry port.
遊技機A2において、前記排出切替手段が前記第1状態とされる間、前記入球切替手段が前記第2状態で維持可能に形成されることを特徴とする遊技機A3。 In the gaming machine A2, the gaming machine A3 is characterized in that while the discharging switching means is in the first state, the incoming ball switching means is formed so as to be sustainable in the second state.
遊技機A3によれば、遊技機A2の奏する効果に加え、収容手段から球が排出されている間に、入球口から球が収容手段へ向けて入球することを防止することができる。なお、排出切替手段と入球切替手段との動作タイミングは、同時でも良いし、異なっていても良い。 According to the gaming machine A3, in addition to the effect of the gaming machine A2, it is possible to prevent the ball from entering the accommodating means from the entry port while the ball is being discharged from the accommodating means. The operation timings of the discharge switching means and the ball entry switching means may be simultaneous or different.
遊技機A2又はA3において、前記排出切替手段と、前記入球切替手段とに兼用される駆動手段を備えることを特徴とする遊技機A4。 The gaming machine A4 is characterized in that the gaming machine A2 or A3 includes a driving means that is also used as the discharge switching means and the ball entry switching means.
遊技機A4によれば、遊技機A2又はA3の奏する効果に加え、一対の切替手段を兼用の駆動手段で動作させることができる。これにより、省スペース化および省コスト化を図ることができる。 According to the gaming machine A4, in addition to the effects of the gaming machines A2 or A3, the pair of switching means can be operated by the combined driving means. As a result, space saving and cost saving can be achieved.
遊技機A2からA4のいずれかにおいて、前記入球切替手段が前記第2状態から前記第1状態へ向けて状態変化を開始するよりも後で、前記排出切替手段が前記第1状態から前記第2状態へ向けて状態変化を開始する態様で、状態変化開始の順序付けがされ、それら状態変化は、略同時に完了することを特徴とする遊技機A5。 In any of the gaming machines A2 to A4, after the ball entry switching means starts the state change from the second state to the first state, the discharge switching means changes from the first state to the first state. The gaming machine A5 is characterized in that the start of state changes is ordered in a manner of starting state changes toward two states, and the state changes are completed substantially at the same time.
遊技機A5によれば、遊技機A2からA4のいずれかの奏する効果に加え、入球切替手段が第1状態となった後で収容手段に入球した球が排出口から排出されることを防止しながら(イレギュラーな入賞を防止しながら)、排出口からの球の排出が完了するよりも前に入球切替手段を第2状態から動作開始させることができるので、排出口からの排出が完了した後で入球切替手段を動作開始する場合に比較して、入球切替手段を素通り遊技領域を流下しアウト口へ向かう球の個数を低減することができる。 According to the gaming machine A5, in addition to the effect of any of the gaming machines A2 to A4, the ball that has entered the accommodating means after the entry switching means is in the first state is discharged from the discharge port. While preventing (preventing irregular winning), the ball entry switching means can be started from the second state before the discharge of the ball from the discharge port is completed, so that the ball is discharged from the discharge port. It is possible to reduce the number of balls that flow down the game area and head toward the out port through the ball entry switching means, as compared with the case where the ball entry switching means is started after the completion of the above.
なお、状態変化の順序付けは、各切替手段に順に駆動力が伝達されることにより行われても良いし、各切替手段にそれぞれ専用の駆動手段が配設され、同阿タイミングを制御するようにしても良い。 The order of state changes may be performed by sequentially transmitting a driving force to each switching means, or a dedicated driving means is provided for each switching means to control the same timing. You may.
遊技機A2からA5のいずれかにおいて、前記収容手段の最大収容個数を変化させる変化手段を備えることを特徴とする遊技機A6。 The gaming machine A6 is characterized in that any one of the gaming machines A2 to A5 is provided with a changing means for changing the maximum number of the accommodating means.
遊技機A6によれば、遊技機A2からA5のいずれかの奏する効果に加え、変化手段により収容手段の最大収容個数を変化することができるので、一時的に(例えば、特定のラウンドに)所定個数より多くの球を収容手段に収容した状態を形成可能とすることができる。これにより、遊技者の興趣を向上させることができる。 According to the gaming machine A6, in addition to the effect of any of the gaming machines A2 to A5, the maximum number of accommodating means can be changed by the changing means, so that the maximum number of accommodating means can be changed temporarily (for example, in a specific round). It is possible to form a state in which more balls than the number of balls are accommodated in the accommodating means. This makes it possible to improve the interest of the player.
また、同一形状の収容手段を用いて、所定個数の数値を変更した遊技機に構成し直すことができる(スペック違いに対応することができる)。これにより、スペックごとに形状を作る場合に比較して、開発費用を抑制することができる。 Further, by using the accommodating means having the same shape, it is possible to reconfigure the gaming machine by changing a predetermined number of numerical values (it is possible to cope with the difference in specifications). As a result, the development cost can be suppressed as compared with the case where the shape is made for each specification.
遊技機A6において、前記入球口は、第1入球口と、その第1入球口の下流において前記収容手段へ連通され、前記遊技領域を流下した球が通過可能とされると共に、その通過の可否が前記入球切替手段により切り替えられる第2入球口と、を備え、前記第1入球口から前記収容手段へ球が入球する場合と、前記第2入球口から前記収容手段へ球が入球する場合とで、収容手段の最大収容個数が変化され、前記変化手段は、どちらの入球口から球を通過可能とするかを選択的に設定することを特徴とする遊技機A7。 In the game machine A6, the ball entry port is communicated with the first ball entry port and the accommodating means downstream of the first ball entry port so that the ball flowing down the game area can pass through the ball. It is provided with a second entry port whose passage is switched by the entry switching means, and a case where a ball enters the accommodation means from the first entry port and a case where the ball enters the accommodation means from the second entry port. The maximum number of accommodating means is changed depending on whether the ball enters the means, and the changing means selectively sets which entry port allows the ball to pass through. Game machine A7.
遊技機A7によれば、遊技機A6の奏する効果に加え、第1入球口から入球する球と、第2入球口から入球する球とを、共に収容手段に貯留することができるので、それぞれに別個の収容手段を配設する場合に比較して必要となるスペースを抑制することができる。 According to the gaming machine A7, in addition to the effect of the gaming machine A6, both the ball entering from the first entrance and the ball entering from the second entrance can be stored in the accommodating means. Therefore, the space required can be reduced as compared with the case where separate storage means are provided for each.
遊技機A6において、前記変化手段は、前記収容手段の内部へ張出動作可能な干渉手段を備え、その干渉手段が前記収容手段の内部へ張り出し貯留される球に干渉する場合と、前記収容手段の外部へ退避される場合とで、収容手段の最大収容個数が変化される態様から構成されることを特徴とする遊技機A8。 In the gaming machine A6, the changing means includes an interfering means capable of extending to the inside of the accommodating means, and the interfering means interferes with a ball overhanging and stored inside the accommodating means, and the accommodating means. The gaming machine A8 is characterized in that the maximum number of accommodating means is changed depending on the case where the pachinko machine is retracted to the outside.
遊技機A8によれば、遊技機A6の奏する効果に加え、収容手段への球の入球経路は変化させずに、収容手段の内部の容積を変化させることで球の収容個数を変化させることができるので、遊技者に違和感を与えることなく、収容個数の切り替えを行うことができる。 According to the gaming machine A8, in addition to the effect of the gaming machine A6, the number of balls accommodated is changed by changing the internal volume of the accommodating means without changing the entry path of the balls into the accommodating means. Therefore, it is possible to switch the number of accommodations without giving the player a sense of discomfort.
遊技機A8において、前記干渉手段は、前記遊技領域の背面側から前記収容手段の内部へ張り出すものであって、退避時において、球を正面側に配置可能に構成されることを特徴とする遊技機A9。 In the gaming machine A8, the interfering means projects from the back side of the gaming area to the inside of the accommodating means, and is characterized in that the ball can be arranged on the front side at the time of evacuation. Game machine A9.
遊技機A9によれば、遊技機A8の奏する効果に加え、退避時における干渉手段を、正面に配置される球で隠すことができる。これにより、追加の遮蔽部材を不要としながら、干渉手段の動作を目立たせなくすることができる。 According to the gaming machine A9, in addition to the effect of the gaming machine A8, the interference means at the time of evacuation can be hidden by a ball arranged in front. As a result, the operation of the interference means can be made inconspicuous while eliminating the need for an additional shielding member.
<貯留球数を隠すポイントAK>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記検出手段により、所定期間に所定個数の球が前記入球口に入球したと検出された状態において球が入球口を通過し難くする入球防止手段を備え、その入球防止手段は、前記入球口を通過した球が収容される収容手段を備え、その収容手段に収容されている球の少なくとも一部を視認し難くする視認難化手段を備えることを特徴とする遊技機AK1。
<Point AK to hide the number of stored balls>
The game area in which the ball flows down, the entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the entry port can be guided to the entry port and the entry ball. In a game machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. A ball entry preventing means for making it difficult for a ball to pass through the entry opening in a state where a predetermined number of balls have entered the entry opening in a predetermined period is provided by the detection means. The game machine is provided with a storage means for accommodating a ball that has passed through the entrance, and is provided with a visually obscuring means for making it difficult to visually recognize at least a part of the balls accommodated in the accommodating means. AK1.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口の検出口が横向きとなるように検出手段が配置され、その検出口へ向けて球を転動させる動作部材が、所定個数の球が検出口を通過したことを契機として動作し、その動作時に動作部材上に乗っていた球を落下させることで、所定個数以上の球が検出手段の検出口を通過することを防止する遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、検出口の下流の視認性が変化しないことから、検出口を通過した球による演出の演出効果が不十分になり、注目力が低下するおそれがあるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, a detection means is arranged so that the detection port of the large winning opening is turned sideways, and a predetermined number of balls are detected by an operating member that rolls the balls toward the detection port. There is a gaming machine that operates when it passes through the mouth and drops a ball that is on the operating member during the operation to prevent more than a predetermined number of balls from passing through the detection port of the detection means. (See, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-181572). However, in the above-mentioned conventional gaming machine, since the visibility downstream of the detection port does not change, there is a problem that the effect of the effect of the ball passing through the detection port is insufficient and the attention may be reduced. There was a point.
これに対し、遊技機AK1によれば、視認難化手段により収容手段に収容されている球の少なくとも一部が視認し難くされるので、収容手段に収容されている球の個数の別により異なる演出を生じさせる機構を採用する場合に、生じる作用についての遊技者の予想が、生じる作用と一致する可能性を低減することができる。これにより、上記演出に対する注目力を向上させることができる。 On the other hand, according to the gaming machine AK1, at least a part of the balls housed in the accommodating means is made difficult to see by the visually obscuring means, so that the effect differs depending on the number of balls accommodated in the accommodating means. When a mechanism that causes the occurrence of Thereby, the attention to the above-mentioned production can be improved.
遊技機AK1において、前記収容手段から球が出る際に、球が通過する排出口と、その排出口を球が通過可能な第1状態と、前記排出口を球が通過不能な第2状態とで切り替えられる排出切替手段と、を備え、前記収容手段は、前記入球口から前記排出口までの間に最大で前記所定個数の球が収容される容積で形成されることを特徴とする遊技機AK2。 In the gaming machine AK1, when a ball comes out of the accommodating means, a discharge port through which the ball passes, a first state in which the ball can pass through the discharge port, and a second state in which the ball cannot pass through the discharge port. A game characterized in that the accommodation means is formed with a volume in which a predetermined number of balls can be accommodated at a maximum between the entry port and the discharge port. Machine AK2.
遊技機AK2によれば、遊技機AK1の奏する効果に加え、収容手段に球を貯めることができるので、球による演出を維持可能な期間を長くすることができる。 According to the gaming machine AK2, in addition to the effect of the gaming machine AK1, the balls can be stored in the accommodating means, so that the period during which the effect of the balls can be maintained can be extended.
遊技機AK1又はAK2において、所定条件の成立に基づいて、前記視認難化手段の作用を変化させるよう構成されることを特徴とする遊技機AK3。 The gaming machine AK3 is characterized in that the gaming machine AK1 or AK2 is configured to change the action of the visually impairing means based on the establishment of a predetermined condition.
遊技機AK3によれば、遊技機AK1又はAK2の奏する効果に加え、所定条件の成立に対する遊技者の注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine AK3, in addition to the effects of the gaming machines AK1 or AK2, it is possible to improve the player's attention to the satisfaction of the predetermined conditions.
なお、所定条件の態様としては、何ら限定されるものでは無い。例えば、所定条件として、遊技者が操作可能な操作手段を、所定のタイミングで遊技者が操作したと検出したことを採用しても良い。この場合、表示手段等により指示された操作タイミングと、実際の操作タイミングとのずれの程度の大小を検出し、その大小に応じて視認難化手段の作用の変化の程度を変更するようにしても良い。例えば、ずれの程度が大の時に比較して、ずれの程度が小の時の方が、収容手段に収容された球の視認性が良くなるように変更するようにしても良い。この場合、操作手段の操作に対する遊技者の意欲を向上させることができる。また、その逆でも良い。 The mode of the predetermined condition is not limited in any way. For example, as a predetermined condition, it may be adopted that the operating means that can be operated by the player is detected to be operated by the player at a predetermined timing. In this case, the magnitude of the deviation between the operation timing instructed by the display means and the actual operation timing is detected, and the degree of change in the action of the visibility obstruction means is changed according to the magnitude. Is also good. For example, the visibility of the ball accommodated in the accommodating means may be improved when the degree of deviation is small as compared with the case where the degree of deviation is large. In this case, the player's motivation for operating the operating means can be improved. The reverse is also possible.
また、例えば、所定条件として、所定の入球口を球が通過したことを採用しても良い。この場合、例えば、所定期間内に所定の入球口を通過した球の個数の多少に応じて、視認難化手段の作用の変化の程度を変更するようにしても良い。例えば、入球口を通過した球の個数が多くなるほど、収容手段に収容された球の視認性が良くなるように変更するようにしても良い。この場合、遊技者がより多くの球を発射する動機付けをすることができる。また、その逆でも良い。この場合、球の発射強度の調整を熱心にさせることができるので、漫然とした遊技を抑制することができる。 Further, for example, as a predetermined condition, it may be adopted that the ball has passed through a predetermined entry port. In this case, for example, the degree of change in the action of the visibility obstruction means may be changed according to the number of balls that have passed through the predetermined entry port within a predetermined period. For example, as the number of balls that have passed through the entry port increases, the visibility of the balls accommodated in the accommodating means may be improved. In this case, the player can be motivated to fire more balls. The reverse is also possible. In this case, since it is possible to enthusiastically adjust the firing intensity of the ball, it is possible to suppress a vague game.
<本件構造を活用した打ち出し停止指示演出を行うポイント:狙いA>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記検出手段により、所定期間に所定個数の球が前記入球口に入球したと検出された状態において、前記入球口へ向けた遊技球の発射の停止を促す報知を実行可能に構成されることを特徴とする遊技機AKK1。
<Point to produce launch stop instruction using this structure: Aim A>
The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. In a gaming machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. In a state where it is detected by the detection means that a predetermined number of balls have entered the ball entry port in a predetermined period, a notification prompting the stop of launching the game ball toward the ball entry port can be executed. A game machine AKK1 characterized by being played.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口の検出口が横向きとなるように検出手段が配置され、その検出口へ向けて球を転動させる動作部材が、所定個数の球が検出口を通過したことを契機として動作し、その動作時に動作部材上に乗っていた球を落下させることで、所定個数以上の球が検出手段の検出口を通過することを防止する遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、複数の球が動作部材上を想定外に勢いよく転動する場合、動作部材の動作開始から、動作部材から球が落下するまでの間に、余分の球が検出口を通過する可能性が有るので、所定個数以上の球が検出口を通過する恐れがあるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, a detection means is arranged so that the detection port of the large winning opening is turned sideways, and a predetermined number of balls are detected by an operating member that rolls the balls toward the detection port. There is a gaming machine that operates when it passes through the mouth and drops a ball that is on the operating member during the operation to prevent more than a predetermined number of balls from passing through the detection port of the detection means. (See, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-181572). However, in the conventional gaming machine described above, when a plurality of balls roll unexpectedly vigorously on the operating member, an extra ball is added between the start of operation of the operating member and the fall of the ball from the operating member. There is a possibility that the ball will pass through the detection port, so that there is a problem that a predetermined number or more of balls may pass through the detection port.
これに対し、遊技機AKK1によれば、遊技球の発射の停止を促す報知を実行可能に構成されるので、その報知通りに遊技者に遊技させることによって、余分の球が検出口を通過する可能性を低減することができる。 On the other hand, according to the gaming machine AKK1, a notification prompting the player to stop firing the game ball is configured to be executable, so that the player is allowed to play according to the notification, so that the extra ball passes through the detection port. The possibility can be reduced.
なお、報知としては、入球口が始動口として構成され、保留個数が満タンとなった場合に発生する、それ以上の入球を防止する目的のものや(入球により賞球の払い出しは得られるものの、抽選は実行されない)、入球口が大入賞口として構成され、ラウンド遊技の終了が近づいた場合に発生する、球損を防止する目的のものが例示される。 In addition, as a notification, the entry port is configured as a start opening, and the purpose is to prevent further entry of balls, which occurs when the number of reserved balls is full. (Although it can be obtained, the lottery is not executed), the entrance is configured as a big winning opening, and the one for the purpose of preventing the ball loss that occurs when the end of the round game is approaching is exemplified.
また、報知の実行の態様は、何ら限定されるものでは無い。例えば、発射の停止を促す表示を発生させることで目的の報知を実行しても良いし、発射を促進する(促す)表示を消す(見え難くする、隠す、消す)ことで目的の報知を実行しても良い。 Further, the mode of executing the notification is not limited in any way. For example, the target notification may be executed by generating a display prompting to stop firing, or the target notification may be executed by turning off (making it difficult to see, hiding, or erasing) the display promoting (prompting) firing. You may.
また、報知を無視した場合に遊技者に与えられる影響は、何ら限定されるものではない。例えば、報知を無視して遊技球の発射を継続することで、遊技者に対して異常報知(エラー報知)がされるようにしても良いし、球損が生じる(確率が上昇する)ようにしても良いし、賞球以外の内容(例えば、特別遊技状態への移行の権利)であって獲得が予定された利益を獲得できなくなるようにしても良い。 In addition, the effect on the player when the notification is ignored is not limited in any way. For example, by ignoring the notification and continuing the firing of the game ball, an abnormality notification (error notification) may be given to the player, or a ball loss may occur (probability increases). Alternatively, the content other than the prize ball (for example, the right to shift to the special gaming state) may be prevented from earning the profit scheduled to be earned.
即ち、報知通りの発射態様で遊技球を発射または停止していれば通常は獲得できたであろう利益の獲得ができないように設定しても良い。この場合において、報知に従って発射しても、報知を無視して発射または停止しても、同様に特別遊技状態への移行の権利を獲得可能としながら、獲得した特別遊技の種類(移行後に遊技者に与えられる利益)を変化可能に構成しても良い。 That is, it may be set so that the profit that would normally have been obtained cannot be obtained if the game ball is fired or stopped in the firing mode as notified. In this case, even if the notification is fired according to the notification, or the notification is ignored and the vehicle is fired or stopped, the type of special game acquired (the player after the transition) while similarly being able to acquire the right to shift to the special gaming state. The benefits given to) may be configured to be variable.
なお、所定期間としては、入球口に入球した遊技球が収容される収容手段(貯留流路)に所定個数の遊技球が貯留されるまでに要する期間(入球の態様により変動する期間)や、入球口への遊技球の入球により開始する所定の制御態様が終了するまでの期間等が例示される。 The predetermined period is the period required for a predetermined number of game balls to be stored in the accommodating means (storage channel) in which the game balls that have entered the ball entry port are stored (the period that varies depending on the mode of entry). ), The period until the predetermined control mode started by the entry of the game ball into the entry port is completed, and the like are exemplified.
遊技機AKK1において、前記入球口の状態変化に係る抽選を実行する抽選入球口を備え、前記入球口に貯留される遊技球の個数が0の状態において特別遊技状態が開始される状況が最多で生じるように構成されることを特徴とする遊技機AKK2。 A situation in which the gaming machine AKK1 is provided with a lottery entry ball opening for executing a lottery related to a state change of the entry opening, and a special gaming state is started when the number of game balls stored in the entry opening is 0. AKK2 is a gaming machine characterized in that is configured so that
遊技機AKK2によれば、遊技機AKK1の奏する効果に加え、入球口に貯留される個数が、特別遊技状態へ移行する可能性の大小を変化させることができる。即ち、入球口に貯留される遊技球の個数が0の場合と、それ以外の場合とで、特別遊技状態へ移行する期待感を大きく変化させることができる。 According to the gaming machine AKK2, in addition to the effect played by the gaming machine AKK1, the number stored in the ball entrance can change the magnitude of the possibility of shifting to the special gaming state. That is, the expectation of shifting to the special game state can be greatly changed depending on whether the number of game balls stored in the entrance is 0 or not.
なお、貯留される遊技球の個数としては、入球口の下流に球が滞留されるなど実際に遊技球の貯留を生じさせる場合の遊技球の個数や、入球口への入球データが保持される場合のデータ個数(保留個数)等が例示される。 In addition, as the number of game balls to be stored, the number of game balls when actually causing the storage of game balls such as the balls staying downstream of the ball entry port and the ball entry data to the ball entry port are used. An example is the number of data (holding number) when the data is held.
遊技機AKK2において、前記入球口に遊技球が貯留されることに基づいて、特別遊技状態へ移行する時点を予め知覚可能に構成されることを特徴とする遊技機AKK3。 The gaming machine AKK2 is characterized in that the time point at which the gaming ball shifts to the special gaming state is perceptible in advance based on the storage of the gaming ball in the entrance.
遊技機AKK3によれば、遊技機AKK2の奏する効果に加え、特別遊技状態へ移行する時点が分かることにより、遊技者が特別遊技状態へ移行する前に席を立つ事象の発生を減らすことができる。 According to the gaming machine AKK3, in addition to the effect of the gaming machine AKK2, by knowing the time point at which the player shifts to the special gaming state, it is possible to reduce the occurrence of an event in which the player stands up before shifting to the special gaming state. ..
なお、知覚させる手段としては、遊技球の流下態様を視認可能とすることで知覚させる方法や、表示装置等により報知する方法等が例示される。 Examples of the means for perceiving include a method of perceiving the flow of the game ball by making it visible, a method of notifying by a display device, and the like.
遊技機AKK2又はAKK3において、特別遊技状態への移行の可能性が生じた後においても、前記入球口に遊技球を加えて入球可能に構成され、その入球により、特別遊技状態への移行が予定された時点よりも遅れて特別遊技状態へ移行可能に構成されることを特徴とする遊技機AKK4。 In the gaming machine AKK2 or AKK3, even after the possibility of transition to the special gaming state occurs, the gaming ball is added to the entrance to allow the ball to enter, and the ball enters the special gaming state. The gaming machine AKK4 is characterized in that it can be configured to shift to a special gaming state later than the time when the transition is scheduled.
遊技機AKK4によれば、遊技機AKK2又はAKK3の奏する効果に加え、特別遊技状態への移行の可能性が生じた後の遊技球の発射によって、特別遊技状態への移行時点が変化するので、特別遊技状態へ移行するまでの間に遊技者の興趣が薄れることを防止することができる。 According to the gaming machine AKK4, in addition to the effect of the gaming machine AKK2 or AKK3, the time of transition to the special gaming state changes due to the launch of the gaming ball after the possibility of transitioning to the special gaming state occurs. It is possible to prevent the player's interest from diminishing before the transition to the special gaming state.
<入球の上限を設けるポイント:狙いB>
遊技機AKK1において、所定個数の球の算出において、所定の条件期間内での上限が設定されることを特徴とする遊技機AKK11。
<Point to set the upper limit of entry: Aim B>
The gaming machine AKK11 is characterized in that an upper limit is set within a predetermined condition period in calculating a predetermined number of balls in the gaming machine AKK1.
遊技機AKK11によれば、遊技機AKK1の奏する効果に加え、入球口に球が入球する頻度が高いほど、発射の停止を促す報知が実行される前に入球口に入球する遊技球の個数を増加させることができる。 According to the gaming machine AKK11, in addition to the effect of the gaming machine AKK1, the more frequently the ball enters the entrance, the more the ball enters the entrance before the notification prompting the stop of firing is executed. The number of spheres can be increased.
遊技機AKK1又は遊技機AKK11において、所定期間の長さと、所定個数の多さとが対応するように構成されることを特徴とする遊技機AKK12。 The gaming machine AKK12 is characterized in that the gaming machine AKK1 or the gaming machine AKK11 is configured so that the length of a predetermined period corresponds to a large number of predetermined numbers.
遊技機AKK12によれば、遊技機AKK1又は遊技機AKK11の奏する効果に加え、遊技に要する期間と、入球口へ向けて発射する遊技球との関係を容易に把握することができる。 According to the gaming machine AKK12, in addition to the effects of the gaming machine AKK1 or the gaming machine AKK11, the relationship between the period required for the game and the gaming ball launched toward the entrance can be easily grasped.
遊技機AKK1、遊技機AKK11又は遊技機AKK12のいずれかにおいて、前記所定期間の終了までに前記入球口に入球可能な遊技球の個数が、前記入球口への遊技球の入球態様の違いによって変化可能に構成されることを特徴とする遊技機AKK13。 In any of the game machines AKK1, the game machine AKK11, and the game machine AKK12, the number of game balls that can be entered into the entrance by the end of the predetermined period is the mode in which the game balls enter the entrance. The gaming machine AKK13 is characterized in that it can be changed according to the difference between the two.
遊技機AKK13によれば、遊技機AKK1、遊技機AKK11又は遊技機AKK12のいずれかの奏する効果に加え、所定期間の終了までに入球口に入球可能な遊技球の個数が入球態様によって異なるので、遊技者に遊技球の発射態様を工夫させることができ、遊技者が暇に感じることを防ぐことができる。 According to the gaming machine AKK13, in addition to the effect of any of the gaming machine AKK1, the gaming machine AKK11, or the gaming machine AKK12, the number of gaming balls that can be entered into the entrance by the end of the predetermined period depends on the entry mode. Since they are different, it is possible to make the player devise a way of launching the game ball, and it is possible to prevent the player from feeling free.
遊技機AKK1、遊技機AKK11から遊技機AKK13のいずれかにおいて、前記報知に基づいて遊技球の発射を停止することにより、前記入球口への入球に基づく利益の確定が遅れることを防止する制御を実行可能な確定遅延防止手段を備えることを特徴とする遊技機AKK14。 In any of the gaming machine AKK1 and the gaming machine AKK11 to the gaming machine AKK13, by stopping the firing of the gaming ball based on the notification, it is possible to prevent the determination of the profit based on the entry into the ball entrance from being delayed. The gaming machine AKK14 is provided with a definite delay preventing means capable of executing control.
遊技機AKK14によれば、遊技機AKK1、遊技機AKK11から遊技機AKK13のいずれかの奏する効果に加え、遊技球の発射の停止によって、遊技者に与えられる利益の確定が遅れることを防止する制御を実行可能とされるので、予定された利益の確定前に入球口への入球を許容する期間(所定期間を含む期間)が過ぎ去ってしまう等により、予定された利益を遊技者が取り逃すことを防止することができる。 According to the gaming machine AKK14, in addition to the effect of either the gaming machine AKK1 or the gaming machine AKK11 to the gaming machine AKK13, the control for preventing the determination of the profit given to the player from being delayed due to the stop firing of the gaming ball. Because the period for allowing the ball to enter the ball entrance (the period including the predetermined period) has passed before the planned profit is confirmed, the player takes the planned profit. It is possible to prevent it from being missed.
<打ち出し停止示唆表示後に、打ち出しを継続した場合:狙いC>
遊技機AKK1、遊技機AKK11から遊技機AKK14のいずれかにおいて、前記報知が実行される前後において、前記入球切替手段の状態変化の態様は同様に維持されることを特徴とする遊技機AKK15。
<When launching is continued after the launch stop suggestion is displayed: Aim C>
The gaming machine AKK15 is characterized in that, in any one of the gaming machine AKK1 and the gaming machine AKK11 to the gaming machine AKK14, the mode of changing the state of the ball entry switching means is similarly maintained before and after the notification is executed.
遊技機AKK15によれば、遊技機AKK1、遊技機AKK11から遊技機AKK14のいずれかの奏する効果に加え、報知後も入球口への入球を同条件で発生可能とすることで、遊技球の発射態様の選択自由度を向上させることができる。 According to the gaming machine AKK15, in addition to the effect of either the gaming machine AKK1 or the gaming machine AKK11 to the gaming machine AKK14, it is possible to generate a ball entering the ball entrance under the same conditions even after the notification. It is possible to improve the degree of freedom in selecting the firing mode of.
遊技球の発射を停止することにより得られる利益と、発射を継続することにより得られる利益との大小が変化可能とされる前提のもとで、その比較結果に基づいて遊技球の発射態様を変化させることができる。 On the premise that the magnitude of the profit obtained by stopping the launch of the game ball and the profit obtained by continuing the launch can be changed, the launch mode of the game ball is determined based on the comparison result. Can be changed.
例えば、発射を停止することにより得られる利益が、早期の大当たりの獲得(特別遊技状態への移行の権利の獲得)である場合に、その大当たり遊技を実行する時間が事情により残されていない場合(遊技者に事情がある場合、または閉店時間間際である場合など)には、早期の大当たりの獲得を放棄してでも、入球口へ遊技球を入賞させることに基づく賞球の払い出しを多く獲得する方が、遊技者にとって利益が大きくなる。 For example, if the profit obtained by stopping the launch is the acquisition of an early jackpot (acquisition of the right to shift to the special gaming state), and there is no time left to execute the jackpot game due to circumstances. In cases (such as when the player has circumstances, or when the store is about to close), even if the early jackpot acquisition is abandoned, many prize balls are paid out based on having the game balls win at the entrance. The more you win, the greater the profit for the player.
この場合に、報知が実行される前後において入球口への入球確率が変化する(報知後に入球確率が低下する)と、遊技者は遊技球の発射を停止し、大当たりへの移行の演出を見ることなく遊技を終えてしまう可能性がある。一方、本件の遊技機によれば、報知後も遊技球の発射を継続すれば、入球口への入球に基づく賞球の払い出しが少しでも獲得できる可能性があるので、遊技者の、時間いっぱいまで遊技する意欲を高めることができる。これにより、遊技機の稼働率(例えば、営業時間に対する、遊技時間の長さの割合の指標)を向上させることができる。 In this case, if the probability of entering the ball into the entrance changes before and after the notification is executed (the probability of entering the ball decreases after the notification), the player stops launching the game ball and shifts to a jackpot. There is a possibility that the game will end without seeing the production. On the other hand, according to the gaming machine of this case, if the firing of the gaming ball is continued even after the notification, there is a possibility that the payout of the prize ball based on the entry of the ball into the entrance may be obtained. You can increase your motivation to play until the end of the time. Thereby, the operating rate of the gaming machine (for example, an index of the ratio of the length of the gaming time to the business hours) can be improved.
<打ち出し停止報知の際に操作指示を行う>
遊技機AKK1、遊技機AKK11から遊技機AKK15のいずれかにおいて、遊技者が操作可能な操作手段を備え、前記報知が実行されている期間において、その操作手段の操作を促す第2報知を行う操作指示手段を備えることを特徴とする遊技機AKK16。
<Issue an operation instruction when notifying the launch stop>
Any one of the gaming machine AKK1 and the gaming machine AKK11 to the gaming machine AKK15 is provided with an operating means that can be operated by the player, and during the period in which the notification is being executed, an operation of performing a second notification that prompts the operation of the operating means. A game machine AKK16 provided with an instruction means.
遊技機AKK16によれば、遊技機AKK1、遊技機AKK11から遊技機AKK15のいずれかの奏する効果に加え、操作手段の操作を促す報知により遊技者に操作手段の操作をさせることで、遊技球の発射を停止している間に遊技者が暇になることを防止することができる。 According to the gaming machine AKK16, in addition to the effect of either the gaming machine AKK1 or the gaming machine AKK11 to the gaming machine AKK15, the gaming ball is made to operate the operating means by a notification prompting the operation of the operating means. It is possible to prevent the player from being free while the firing is stopped.
遊技機AKK16において、前記第2報知は、前記発射の停止を促す報知が実行されるタイミングに対応して更新されることを特徴とする遊技機AKK17。
In the
遊技機AKK17によれば、発射の停止を促す報知が実行されるタイミングに対応して第2報知が更新されるので、第2報知の内容が毎回同じ場合に比較して、遊技者が飽きることを抑制することができる。 According to the gaming machine AKK17, the second notification is updated in response to the timing when the notification prompting the stop of firing is executed, so that the player gets bored as compared with the case where the content of the second notification is the same every time. Can be suppressed.
遊技機AKK17において、前記第2報知は、前記発射の停止を促す報知が実行されるタイミングが早いほど、前記操作手段の操作難易度が易しくなるように構成されることを特徴とする遊技機AKK18。 In the gaming machine AKK17, the second notification is configured so that the earlier the timing at which the notification for prompting the stop of firing is executed, the easier the operation difficulty of the operating means is. ..
遊技機AKK18によれば、遊技機AKK17の奏する効果に加え、発射の停止を促す報知が実行されるタイミングが早いほど操作に成功し易くなるので、入球口へ意欲的に遊技球を発射させることができる。 According to the gaming machine AKK18, in addition to the effect of the gaming machine AKK17, the earlier the notification for prompting the stop of firing is executed, the easier it is to succeed in the operation. be able to.
<先の入球で演出決定>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記検出手段により、所定期間に所定個数の球が前記入球口に入球したと検出された状態において、前記入球口に入球した遊技球に係る演出の態様が、実行中の前記第1状態における前記入球口への遊技球の入球に関わらず規定されることを特徴とする遊技機AKK20。
<Direction is decided by the first ball entry>
The game area in which the ball flows down, the entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the entry port can be guided to the entry port and the entry ball. In a game machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. In a state where it is detected by the detection means that a predetermined number of balls have entered the ball entry port in a predetermined period, the mode of the effect relating to the game ball that has entered the ball entry port is being executed. The game machine AKK20 is defined regardless of the entry of the game ball into the entrance in the first state.
遊技機AKK20によれば、入球口に入球した遊技球に係る演出の演出効果を向上させることができる。 According to the gaming machine AKK20, it is possible to improve the effect of the effect of the gaming ball that has entered the ball entrance.
なお、遊技機が操作手段を備え、演出において遊技者に操作を促す演出を実行する場合には、所定個数の遊技球の入球口への入球が検出されたタイミング(所定期間におけるタイミング)に応じて、その演出の態様を変化させるようにしても良い。例えば、タイミングが早いほど、操作演出の難易度が低くなるように制御されても良い。この場合、操作演出の成功によって遊技者が得られる利益が大きいほど、入球口への遊技球の発射を促進させることができる(遊技球の発射停止を抑制することができる)。 When the gaming machine is provided with an operating means and executes an effect of urging the player to operate the effect, the timing at which a predetermined number of game balls are detected to enter the entrance (timing in a predetermined period). Depending on the situation, the mode of the production may be changed. For example, the earlier the timing, the lower the difficulty level of the operation effect may be controlled. In this case, the greater the profit that the player can obtain from the success of the operation effect, the more the launch of the game ball to the entrance can be promoted (the stoppage of the launch of the game ball can be suppressed).
遊技機AKK20において、前記演出は、入球口の下方に配置される権利発生入球口への遊技球の入球時点に基づいて構成されることを特徴とする遊技機AKK21。 In the game machine AKK20, the effect is configured based on the time when the game ball enters the right-generating ball entry port arranged below the ball entry port.
遊技機AKK21によれば、遊技機AKK20の奏する効果に加え、権利発生入球口への入球時点に対応した演出が構成されるので、演出と、実際の遊技球の流下とを対応付けて遊技者に視認させることができ、遊技者の興趣の向上を図ることができる。 According to the gaming machine AKK21, in addition to the effect of the gaming machine AKK20, an effect corresponding to the time of entering the ball at the right-generating entrance is configured. It can be visually recognized by the player, and the player's interest can be improved.
遊技機AKK20又はAKK21において、前記第1状態とされる場合に、その前回までの前記第1状態へ切り替えられている期間における前記入球口への遊技球の入球態様に応じて、前記演出が規定されることを特徴とする遊技機AKK22。 In the gaming machine AKK20 or AKK21, when the first state is set, the effect is increased according to the mode of entering the game ball into the entrance during the period of switching to the first state up to the previous time. The gaming machine AKK22, characterized in that
遊技機AKK22によれば、遊技機AKK20又はAKK21の奏する効果に加え、実行中の第1状態における入球口への遊技球の入球態様が同じ場合であっても、前回までの第1状態における入球口への遊技球の入球態様が異なる場合に演出を異ならせることができるので、現在実行中の演出に対する遊技者の注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine AKK22, in addition to the effect of the gaming machine AKK20 or AKK21, even if the ball entering mode of the gaming ball into the ball entrance in the first state during execution is the same, the first state up to the previous time. Since the effect can be different when the mode of entering the game ball into the ball entry port in the above is different, it is possible to improve the player's attention to the effect currently being executed.
遊技機AKK20からAKK22のいずれかにおいて、前記演出は、前記第1状態の際に実行される場合に、その第1状態が開始される以前に前記演出の開始時点が設定されることを特徴とする遊技機AKK23。 In any of the gaming machines AKK20 to AKK22, when the effect is executed in the first state, the start time of the effect is set before the first state is started. Agaming machine AKK23.
遊技機AKK23によれば、遊技機AKK20からAKK22のいずれかの奏する効果に加え、入球切替手段が第1状態に切替られる以前から演出を開始することができるので、入球切替手段の切り替えタイミングを遊技者に意識させ難くしながら遊技を継続させることができる。 According to the gaming machine AKK23, in addition to the effect of any of the gaming machines AKK20 to AKK22, the effect can be started before the ball entry switching means is switched to the first state, so that the switching timing of the ball entry switching means can be started. It is possible to continue the game while making it difficult for the player to be aware of.
また、入球切替手段が第2状態で維持される期間に演出を開始する場合には、その演出に対する遊技者の注目力を向上させることができる。また、第1状態の間に演出が開始する場合に比較して、長期間継続する演出を実行し易くすることができる。 Further, when the effect is started during the period in which the ball entry switching means is maintained in the second state, the player's attention to the effect can be improved. Further, it is possible to facilitate the execution of the effect that continues for a long period of time as compared with the case where the effect is started during the first state.
<オーバー入賞を抑えながら、インターバルでの無駄球を抑制するポイント>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記入球切替手段が第1状態とされる場合に比較して、前記入球切替手段が第2状態とされる場合の前記入球口の上流側位置における球の流下を遅延させる遅延手段を備えることを特徴とする遊技機B1。
<Points to suppress wasted balls at intervals while suppressing over-winning>
The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. In a gaming machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. , A delay means for delaying the flow of the ball at the upstream position of the ball entry port when the ball entry switching means is in the second state as compared with the case where the ball entry switching means is in the first state. A gaming machine B1 characterized by being equipped with.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口の検出口が横向きとなるように検出手段が配置され、その検出口へ向けて球を転動させる動作部材が、所定個数の球が検出口を通過したことを契機として動作し、その動作時に動作部材上に乗っていた球を落下させることで、所定個数以上の球が検出手段の検出口を通過することを防止する遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、動作部材から落下した球は必然的にアウト口へ流下される態様で構成されるため、動作部材から落下するような球が生じないように球を打ち出せるか否か(遊技者の打ち出しの技術の高低)により、実質出球の多少が生じるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, a detection means is arranged so that the detection port of the large winning opening is turned sideways, and a predetermined number of balls are detected by an operating member that rolls the balls toward the detection port. There is a gaming machine that operates when it passes through the mouth and drops a ball that is on the operating member during the operation to prevent more than a predetermined number of balls from passing through the detection port of the detection means. (See, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-181572). However, in the conventional gaming machine described above, since the ball that has fallen from the operating member is inevitably configured to flow down to the out port, is it possible to launch the ball so that the ball that falls from the operating member does not occur? There is a problem that a certain amount of actual ball launch occurs depending on whether or not (the skill of the player's launching technique is high or low).
これに対し、遊技機B1によれば、入球切替手段が入球口の上流側位置から流下する球を入球口へ案内不能な第2状態とされる場合に、遅延手段が作用して球の流下を遅延させることにより、入球切替手段が第1状態に切り替わるまで球を入球口の上流側位置に配置しておき易くすることができる。入球口の上流側位置に球がある間に入球切替手段が第1状態となれば、その球は入球口へ案内される。これにより、遊技者の打ち出しの技術が実質出球の多少に与える影響を低減することができるので、初心者に優しい遊技機を構成することができる。 On the other hand, according to the gaming machine B1, when the ball entry switching means is in the second state in which the ball flowing down from the upstream position of the ball entry port cannot be guided to the ball entry port, the delay means acts. By delaying the flow of the ball, it is possible to facilitate the arrangement of the ball at the upstream position of the ball entry port until the ball entry switching means is switched to the first state. If the ball entry switching means is in the first state while the ball is located upstream of the ball entry port, the ball is guided to the ball entry port. As a result, it is possible to reduce the influence of the player's launching technique on the actual number of balls to be launched, so that a beginner-friendly gaming machine can be configured.
なお、遅延手段の態様は限定されるものでは無い。例えば、球を下方から支える横長部材から構成され、端部に至るまで落下を規制する落下規制手段でも良いし、当接により球を減速させる突起から形成される凸設手段でも良い。 The mode of the delay means is not limited. For example, it may be a drop regulating means that is composed of a horizontally long member that supports the ball from below and regulates the fall to the end, or a convex means formed from a protrusion that decelerates the ball by contact.
遊技機B1において、前記遅延手段は、球が下流側に配置された状態において、球が上流側に配置される場合に比較して、遅延の程度が上昇することを特徴とする遊技機B2。 In the gaming machine B1, the delay means is characterized in that, in a state where the ball is arranged on the downstream side, the degree of delay is increased as compared with the case where the ball is arranged on the upstream side.
遊技機B2によれば、遊技機B1の奏する効果に加え、球が遅延手段の下流側に配置された状態において球の遅延の程度が上昇するので、遅延手段に沿って流下する球の注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine B2, in addition to the effect of the gaming machine B1, the degree of delay of the ball increases when the ball is arranged on the downstream side of the delay means, so that the attention of the ball flowing down along the delay means Can be improved.
なお、遅延の程度の高低の態様は、何ら限定されるものでは無い。例えば、球の速度の高低でも良いし、入球切替手段が第2状態から第1状態へ切り替えられる際の球の逆流の程度の高低でも良い。 The mode of the degree of delay is not limited in any way. For example, the speed of the ball may be high or low, or the degree of regurgitation of the ball when the ball entry switching means is switched from the second state to the first state may be high or low.
遊技機B1又はB2において、前記遅延手段は、上流側に配置される球よりも下流側に配置される球の方が、前記入球口の開口方向との間隔が増大する形状から構成されることを特徴とする遊技機B3。 In the gaming machines B1 or B2, the delay means has a shape in which a ball arranged on the downstream side has a larger distance from the opening direction of the entry port than a ball arranged on the upstream side. The gaming machine B3 characterized by this.
遊技機B3によれば、遊技機B1又はB2の奏する効果に加え、遅延手段の下流側に配置された場合の方が、入球口の開口方向と球との間隔が増大する態様で遅延手段が形成されるので、遅延手段を勢いよく球が流下した場合に入球口に直接入ることを抑制することができる。 According to the gaming machine B3, in addition to the effect of the gaming machine B1 or B2, when the delay means is arranged on the downstream side of the delay means, the delay means increases the distance between the opening direction of the ball entrance and the ball. Is formed, it is possible to prevent the ball from directly entering the ball entry port when the ball flows down vigorously through the delay means.
遊技機B1からB3のいずれかにおいて、前記入球切替手段は、前記第2状態から前記第1状態へ状態変化する際に遊技領域を上昇する上昇手段を備え、前記遅延手段は、前記第1状態における前記上昇手段に比較して下方に配置されることを特徴とする遊技機B4。 In any of the gaming machines B1 to B3, the ball entry switching means includes an ascending means for ascending the gaming area when the state changes from the second state to the first state, and the delay means is the first. The gaming machine B4, which is arranged below the ascending means in the state.
遊技機B4によれば、遊技機B1からB3のいずれかの奏する効果に加え、遅延手段が、第1状態における上昇手段に比較して下方に配置されることから、球が入球切替手段から落下したように遊技者に視認させた上で、球を遅延させることができる。これにより、球に対する注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine B4, in addition to the effect of any of the gaming machines B1 to B3, the delay means is arranged lower than the ascending means in the first state, so that the ball is placed from the ball entry switching means. The ball can be delayed after making the player visually recognize it as if it had fallen. This makes it possible to improve the attention to the sphere.
遊技機B4において、前記上昇手段よりも球の流下経路の上流側に配置され、球の上昇移動を規制し所定の方向に案内する上昇規制手段を備えることを特徴とする遊技機B5。 The gaming machine B4 is provided with an ascending regulating means that is arranged on the upstream side of the flow path of the ball with respect to the ascending means and that regulates the ascending movement of the ball and guides the ascending movement in a predetermined direction.
遊技機B5によれば、遊技機B4の奏する効果に加え、上昇規制手段により球の上昇移動が規制されると共に球が所定の方向に案内されるので、上昇手段の上昇時に球に負荷がかけられ、予想外の方向に球が飛ぶことを防止することができる。 According to the gaming machine B5, in addition to the effect of the gaming machine B4, the ascending movement of the ball is regulated by the ascending regulating means and the ball is guided in a predetermined direction, so that a load is applied to the ball when the ascending means is ascended. It is possible to prevent the ball from flying in an unexpected direction.
遊技機B5において、前記上昇規制手段により前記所定の方向に案内された球が入球可能とされると共に遊技者に所定の利益を与える救済入球口を備えることを特徴とする遊技機B6。 The gaming machine B5 is characterized in that the ball guided in the predetermined direction by the ascending regulating means can enter the ball and is provided with a relief entry port that gives a predetermined benefit to the player.
遊技機B6によれば、遊技機B5の奏する効果に加え、上昇手段の上昇時に負荷が与えられ飛んでしまった球により、入球口を球が通過する際に生じる利益とは別の利益として、救済入球口を球が通過する際に生じる利益を遊技者に与えることができる。これにより、入球口への流下経路から球が外れた場合であっても、注目力が低下することを防止することができ、球の動きで遊技者の興趣を向上させることができる。 According to the gaming machine B6, in addition to the effect of the gaming machine B5, as a profit different from the profit generated when the ball passes through the entrance due to the ball that has been loaded and flew when the ascending means is raised. , It is possible to give the player a profit generated when the ball passes through the relief entrance. As a result, even when the ball deviates from the flow path to the entrance of the ball, it is possible to prevent the attention from being lowered, and the movement of the ball can improve the interest of the player.
遊技機B1からB6のいずれかにおいて、前記遅延手段は、その遅延手段への到達の態様の違いにより、球へ与える作用が異なる可変作用部を備えることを特徴とする遊技機B7。 A gaming machine B7, wherein in any of the gaming machines B1 to B6, the delay means includes a variable action portion having a different action on the ball depending on the mode of reaching the delay means.
遊技機B7によれば、遊技機B1からB6のいずれかの奏する効果に加え、遅延手段への到達の態様により、球を遅延させる作用を異ならせることができる。これにより、球ごとに選択して異なった作用を与えることができる。 According to the gaming machine B7, in addition to the effect of any of the gaming machines B1 to B6, the action of delaying the ball can be different depending on the mode of reaching the delay means. As a result, it is possible to select each sphere and give a different action.
なお、到達の態様の違いの態様は、限定されるものでは無い。例えば、入球口を基準とした球の到達位置の違いでも良いし、遅延手段へ到達するまでの球の流下方向の違いでも良い。 It should be noted that the mode of difference in the mode of arrival is not limited. For example, it may be a difference in the arrival position of the ball with respect to the entry port, or a difference in the flow direction of the ball until it reaches the delay means.
遊技機B7において、前記可変作用部は、前記入球口から所定距離以下に離間する位置において前記遅延手段に到達した球の流下を遅延させる一方で、前記入球口から所定距離以上に離間する位置において前記遅延手段に到達した球には作用しないことを特徴とする遊技機B8。 In the gaming machine B7, the variable action unit delays the flow of the ball that has reached the delay means at a position separated from the entry port by a predetermined distance or less, while separating the ball from the entry port by a predetermined distance or more. The gaming machine B8, which does not act on the ball that has reached the delay means at the position.
遊技機B8によれば、遊技機B7の奏する効果に加え、入球口から近く、入球切替手段の状態の切り替えが間に合わない程度の球に対しては可変作用部により球の流下を遅延させる一方で、入球口から遠く、入球切替手段の状態の切り替えに十分間に合う球に対しては可変作用部が作用しないものとすることにより、適切な遊技速度を維持することができる。 According to the gaming machine B8, in addition to the effect of the gaming machine B7, the flow of the ball is delayed by the variable action unit for the ball that is close to the ball entry port and the state of the ball entry switching means cannot be switched in time. On the other hand, an appropriate game speed can be maintained by assuming that the variable action unit does not act on a ball that is far from the ball entry port and is sufficiently in time for switching the state of the ball entry switching means.
<インターバルで到達した球を活かすポイントBK>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記入球切替手段が前記第1状態とされる間に前記入球切替手段に到達した球に比較して、前記入球切替手段が前記第2状態とされる間または前記第2状態から前記第1状態に状態変化する間に前記入球切替手段に到達した球により遊技者に利益を付与し易い利益付与手段を備えることを特徴とする遊技機BK1。
<Point BK that makes use of the ball reached at intervals>
The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. In a gaming machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. , While the ball entry switching means is in the second state or from the second state, as compared to a ball that has reached the ball entry switching means while the ball entry switching means is in the first state. The gaming machine BK1 is provided with a profit-giving means that makes it easy to give a profit to a player by a ball that reaches the ball-entry switching means while the state changes to the first state.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口の検出口が横向きとなるように検出手段が配置され、その検出口へ向けて球を転動させる動作部材が、所定個数の球が検出口を通過したことを契機として動作し、その動作時に動作部材上に乗っていた球を落下させることで、所定個数以上の球が検出手段の検出口を通過することを防止する遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、動作部材から落下した球は必然的にアウト口へ流下される態様で構成されるため、動作部材から落下するような球が生じないように球を打ち出せるか否か(遊技者の打ち出しの技術の高低)により、実質出球の多少が生じることから、遊技者は慎重に遊技せざるを得なくなり、興趣が低下する恐れがあるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, a detection means is arranged so that the detection port of the large winning opening is turned sideways, and a predetermined number of balls are detected by an operating member that rolls the balls toward the detection port. There is a gaming machine that operates when it passes through the mouth and drops a ball that is on the operating member during the operation to prevent more than a predetermined number of balls from passing through the detection port of the detection means. (See, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-181572). However, in the conventional gaming machine described above, since the ball that has fallen from the operating member is inevitably configured to flow down to the out port, is it possible to launch the ball so that the ball that falls from the operating member does not occur? Depending on whether or not the ball is launched (the level of the player's launching technique is high or low), there is a problem that the player is forced to play carefully because the actual number of balls to be launched is small, which may reduce the interest.
これに対し、遊技機BK1によれば、利益付与手段を採用することにより、入球切替手段が状態変化する間に到達した球により遊技者に利益を付与し易くなるので、遊技者に与えられる利益の大小に偶然性を多分に盛り込むことができることから、遊技から慎重さを取り払うことができ、興趣の向上を図ることができる。 On the other hand, according to the gaming machine BK1, by adopting the profit-giving means, it becomes easy to give a profit to the player by the ball that arrived while the ball entry switching means changes the state, so that the profit is given to the player. Since it is possible to incorporate chance into the magnitude of profits, it is possible to remove caution from the game and improve the interest.
なお、利益付与手段により遊技者に付与される利益の態様は、何ら限定されるものでは無い。例えば、賞球の払い出しでも良いし、所定の図柄の抽選でも良いし、大当たり遊技終了後に高確率状態へ移行する権利の獲得でも良いし、次回大当たりの確定でも良い。 The mode of profit given to the player by the profit-giving means is not limited at all. For example, the prize ball may be paid out, a lottery of a predetermined symbol may be performed, the right to shift to a high probability state after the jackpot game is completed, or the next jackpot may be confirmed.
例えば、利益付与手段により遊技者に付与される利益の態様が、特別図柄2の抽選である場合、大当たり遊技中に、所定のタイミングで入球切替手段に球を到達させることにより特別図柄2の保留球数を所定上限まで増加させることができる。これにより、大当たり遊技終了後に高確率状態に移行した場合に、特別図柄2の保留球数が0であることから、保留されていた特別図柄1の変動が開始される事象の発生を抑制することができる。これにより、特別図柄2の抽選の方が遊技者にとって有利に構成される遊技機において、意図せず特別図柄1の抽選で大当たりを獲得してしまい、遊技者に不利益が生じる可能性を低減することができる。
For example, when the mode of profit given to the player by the profit-giving means is the lottery of the
遊技機BK1において、球は前記入球切替手段から与えられる負荷により、前記利益付与手段へ送球されることを特徴とする遊技機BK2。 In the gaming machine BK1, the gaming machine BK2 is characterized in that the ball is sent to the profit-giving means by a load given from the entering ball switching means.
遊技機BK2によれば、遊技機BK1の奏する効果に加え、入球切替手段の停止時に利益付与手段へ球が送球される不具合の発生を防止することができる。 According to the gaming machine BK2, in addition to the effect of the gaming machine BK1, it is possible to prevent the occurrence of a problem that the ball is thrown to the profit-giving means when the ball entry switching means is stopped.
遊技機BK1又はBK2において、前記利益付与手段により遊技者に付与され得る利益は、入球切替手段が前記第2状態を維持する間に生じ得る損失以上とされることを特徴とする遊技機BK3。 In the gaming machine BK1 or BK2, the profit that can be given to the player by the profit-giving means is equal to or greater than the loss that can occur while the ball entry switching means maintains the second state. ..
遊技機BK3によれば、遊技機BK1又はBK2の奏する効果に加え、利益付与手段に対する遊技者の注目力を向上させることができ、利益付与手段により付与される利益を獲得できるように遊技を行わせるように仕向けることができる。 According to the gaming machine BK3, in addition to the effect of the gaming machine BK1 or BK2, the player's attention to the profit-giving means can be improved, and the game is performed so that the profit given by the profit-giving means can be obtained. You can make it happen.
遊技機BK1からBK3のいずれかにおいて、前記利益付与手段は、前記第2状態で維持される期間を複数種類で選択可能に制御されることを特徴とする遊技機BK4。 In any one of the gaming machines BK1 to BK3, the profit-giving means is controlled so that a plurality of types of periods maintained in the second state can be selected and controlled.
遊技機BK4によれば、遊技機BK1からBK3のいずれかの奏する効果に加え、利益付与手段が第2状態で維持される期間が複数種類で選択されるので、遊技者が、利益付与手段の第2状態への変化タイミングを見計らって、球の発射を行うことを困難にすることができる。従って、利益付与手段に球を通過させることで得られる利益を得るためには、球の発射を継続せざるを得ないという遊技性を構成することができる。 According to the gaming machine BK4, in addition to the effect of any of the gaming machines BK1 to BK3, a plurality of types of periods during which the profit-giving means are maintained in the second state are selected, so that the player can use the profit-giving means. It is possible to make it difficult to launch the ball at the timing of the change to the second state. Therefore, in order to obtain the profit obtained by passing the ball through the profit-giving means, it is possible to configure the game property that the firing of the ball must be continued.
<大当たり遊技の出球を調整するポイント>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記入球切替手段が前記第1状態を維持する場合において、それ以前に第1状態を形成した期間に前記入球口を通過した球数に関連付けて、前記入球口を通過可能な球数を変更可能な個数変更手段を備えることを特徴とする遊技機C1。
<Points to adjust the launch of the jackpot game>
The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. In a gaming machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. , When the ball entry switching means maintains the first state, a ball that can pass through the ball entry port in relation to the number of balls that have passed through the ball entry port during the period in which the first state was formed before that. The gaming machine C1 comprising a number changing means capable of changing the number.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口に配置される作動部材の大当たり遊技中の動作態様を、規定個数の球の入球が可能な長時間開放と、規定個数の球の入球が不可能な短時間開放とで、各ラウンドに対応させて切り替えることにより、各ラウンドにおいて大入賞口に入球する個数を変化させるように制御される遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、各ラウンドにおいて大入賞口に入賞可能な球数が独立しており、それぞれ球の打ち出しの態様に左右されるので、大当たり遊技全体を通した賞球に大きな差異が生じる恐れがあるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, the operation mode of the operating member arranged in the big winning opening during the big hit game is such that a specified number of balls can be inserted for a long time and a specified number of balls can be inserted. There is a gaming machine that is controlled so as to change the number of balls entering the large winning opening in each round by switching the balls in response to each round, such as opening the ball for a short time, which is impossible (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-). 181572). However, in the conventional gaming machine described above, the number of balls that can be won in the big prize opening is independent in each round, and each depends on the mode of launching the balls. There was a problem that there was a possibility of making a difference.
これに対し、遊技機C1によれば、個数変更手段により、入球切替手段が第1状態を形成する状態において入球口を通過する球の球数を、それ以前に入球切替手段が第1状態を形成した場合において入球口を通過した球数に関連付けて変更することができるので、入球切替手段が第1状態を繰り返し形成する一連の作動パターンにおいて、遊技者に与えられる利益の調整を行うことができる。 On the other hand, according to the gaming machine C1, the number of balls passing through the ball entry port in the state where the ball entry switching means forms the first state by the number changing means is determined by the ball entry switching means before that. When one state is formed, it can be changed in relation to the number of balls that have passed through the ball entry port, so that the benefit given to the player in a series of operation patterns in which the ball entry switching means repeatedly forms the first state. Adjustments can be made.
なお、利益の調整の手法は限定されるものでは無い。例えば、以前に入球切替手段が第1状態を形成した場合に入球口を多数の球を通過したことに起因して、次に入球切替手段が第1状態を形成した場合に入球口に入球可能な個数を抑制する態様でも良いし、同様の事象に起因して、次に入球切替手段が第1状態を形成した場合に、遊技者の利益(出玉に限らず、例えば、高確率状態への移行の権利の取得でも良い)を増大させる態様でも良い。 The method of adjusting profits is not limited. For example, when the ball entry switching means previously forms the first state, the ball enters the ball when the ball entry switching means forms the first state due to passing through a large number of balls through the ball entry port. It may be an embodiment in which the number of balls that can be put into the mouth is suppressed, or the player's benefit (not limited to the ball output) when the ball entry switching means forms the first state next due to the same event. For example, the acquisition of the right to move to a high-probability state may be performed).
遊技機C1において、前記個数変更手段は、前記入球口を通過した球が収容される収容手段と、その収容手段から球が出る際に、球が通過する排出口と、その排出口を球が通過可能な第1状態と、前記排出口を球が通過不能な第2状態とで切り替えられる排出切替手段と、その排出切替手段を複数種類の動作態様で動作可能とすると共に排出切替手段の動作態様の違いにより前記収容手段から排出される球の個数を変化可能とする動作態様切替手段と、を備えることを特徴とする遊技機C2。 In the gaming machine C1, the number changing means includes a storage means for accommodating a ball that has passed through the ball entry port, a discharge port through which the ball passes when the ball exits from the storage means, and a ball at the discharge port. A discharge switching means that can switch between a first state through which the ball can pass and a second state in which the ball cannot pass through the discharge port, and the discharge switching means can be operated in a plurality of types of operation modes, and the discharge switching means can be operated. The gaming machine C2 is characterized by comprising an operation mode switching means capable of changing the number of balls discharged from the accommodating means depending on the difference in the operation mode.
遊技機C2によれば、遊技機C1の奏する効果に加え、収容手段に収容された球が排出口から排出される個数を動作態様切替手段により変更可能とされるので、収容手段に球を残留させることができると共に、その残留球数を可変とすることができる。これにより、収容手段を球で満たすまでに必要となる球の個数を変更可能とすることができ、入球口を通過する球の最大球数を物理的に変化させることができる。 According to the game machine C2, in addition to the effect of the game machine C1, the number of balls housed in the storage means can be changed by the operation mode switching means, so that the balls remain in the storage means. At the same time, the number of remaining spheres can be made variable. As a result, the number of balls required to fill the accommodating means with the balls can be changed, and the maximum number of balls passing through the entry port can be physically changed.
なお、動作態様の違いの態様は、何ら限定されるものでは無い。例えば、動作期間を異ならせることや、排出口が複数配置される場合において、いずれの排出口に配設される排出切替手段を動作させるか(動作対象)を異ならせること等が例示される。 It should be noted that the mode of the difference in the operation mode is not limited in any way. For example, different operation periods, or when a plurality of discharge ports are arranged, different discharge switching means arranged in which discharge port are operated (operation target) are exemplified.
遊技機C2において、前記個数変更手段は、前記排出口からの球の排出間隔を維持する間隔維持手段を備えることを特徴とする遊技機C3。 In the gaming machine C2, the number changing means includes an interval maintaining means for maintaining an interval for discharging balls from the discharging port. The gaming machine C3.
遊技機C3によれば、遊技機C2の奏する効果に加え、排出口からの球の排出間隔が間隔維持手段により維持されるので、収容手段に収容された球の個数の多少に関わらず、排出切替手段を第1状態とする期間の長さに応じて、排出口からの排出球数を規定することができる。従って、大当たり図柄により事前に決定されるインターバルの長さに応じて、排出口からの球の排出個数を厳密に変化させることができる。 According to the gaming machine C3, in addition to the effect of the gaming machine C2, the ejection interval of the balls from the ejection port is maintained by the interval maintaining means, so that the ejection is performed regardless of the number of balls accommodated in the accommodating means. The number of balls discharged from the discharge port can be specified according to the length of the period in which the switching means is in the first state. Therefore, the number of balls discharged from the discharge port can be strictly changed according to the length of the interval determined in advance by the jackpot symbol.
なお、間隔維持手段の態様としては、特に限定されるものでは無い。例えば、排出口の直前の球がその後続の球から受ける負荷の向きが排出口の開けられる向きと直角となるように形成される流路形状をその手段としても良いし、収容手段の内壁から凸設されると共に球に負荷を与えて球を減速させるリブをその手段としても良い。 The mode of the interval maintaining means is not particularly limited. For example, a flow path shape formed so that the direction of the load received from the ball immediately before the discharge port from the subsequent ball is perpendicular to the direction in which the discharge port is opened may be used as the means, or from the inner wall of the accommodating means. A rib that is convex and gives a load to the ball to decelerate the ball may be used as the means.
遊技機C3において、前記間隔維持手段は、前記排出口の近傍において球の流下経路に収容手段の内側面から突出される突出部を備えることを特徴とする遊技機C4。 In the gaming machine C3, the spacing maintaining means includes a protruding portion protruding from the inner surface of the accommodating means in the flow path of the ball in the vicinity of the discharge port.
遊技機C4によれば、遊技機C3の奏する効果に加え、突出部が流下経路に突出されるので、流下する球を突出部に当接させ減速させることで、排出口からの距離が近い球と、排出口からの距離が近い球とで流下速度が大きく変化することを防止でき、球の流下速度を均一化することができる。 According to the gaming machine C4, in addition to the effect of the gaming machine C3, the protruding portion is projected into the flow path, so that the flowing ball is brought into contact with the protruding portion to decelerate, so that the ball is closer to the discharge port. It is possible to prevent a large change in the flow velocity between the ball and the ball having a short distance from the discharge port, and it is possible to make the flow velocity of the ball uniform.
遊技機C4において、前記収容手段は、前記排出口の直前において球を所定の流下方向へ向けて連なって流下させる排出路を備え、前記突出部は、前記排出路を構成する対向面から、互い違いで所定間隔ごとに突出されることを特徴とする遊技機C5。 In the gaming machine C4, the accommodating means includes a discharge path for causing balls to flow continuously in a predetermined flow direction immediately before the discharge port, and the protrusions are staggered from facing surfaces constituting the discharge path. The gaming machine C5, which is characterized in that it is projected at predetermined intervals.
遊技機C5によれば、遊技機C4の奏する効果に加え、突出部が対向面から、互い違いで所定間隔ごとに突出されるので、排出路を流下する球に突出部を衝突させることで球を所定の流下方向の垂直方向に位置ずれさせながら、所定間隔ごとに突出部に衝突させることができ、球を減速させる作用を長期間維持することができる。 According to the gaming machine C5, in addition to the effect of the gaming machine C4, the protruding portions are alternately projected from the facing surfaces at predetermined intervals, so that the protruding portions collide with the balls flowing down the discharge path to cause the balls to collide with each other. It is possible to collide with the protrusions at predetermined intervals while shifting the position in the vertical direction in the predetermined flow direction, and the action of decelerating the ball can be maintained for a long period of time.
遊技機C5において、前記収容手段は、前記排出路に連接されると共に前記排出口から排出される直前の球を転動させる転動排出板部を備え、その転動排出板部を転動する球の流下速度が、前記排出路を流下する球の流下速度よりも大きくなるように形成されることを特徴とする遊技機C6。 In the gaming machine C5, the accommodating means includes a rolling discharge plate portion that is connected to the discharge path and rolls a ball immediately before being discharged from the discharge port, and rolls the rolling discharge plate portion. The gaming machine C6 is characterized in that the flow speed of the ball is formed to be higher than the flow speed of the ball flowing down the discharge path.
遊技機C6によれば、遊技機C5の奏する効果に加え、転動排出板部を転動する球の方が排出路を流下する球よりも高速で流下するので、収容手段に貯留される球の球数によらず、球を排出口から排出するテンポ(時間間隔)を一定に保つことができる。 According to the gaming machine C6, in addition to the effect of the gaming machine C5, the ball rolling on the rolling discharge plate portion flows down at a higher speed than the ball flowing down the discharge path, so that the ball stored in the accommodating means Regardless of the number of balls, the tempo (time interval) at which the balls are discharged from the discharge port can be kept constant.
遊技機C1からC6のいずれかにおいて、前記入球口は、球の通過により特別図柄の大当り判定を行う始動口を備えることを特徴とする遊技機C7。 In any of the gaming machines C1 to C6, the gaming machine C7 is characterized in that the ball entry port includes a starting port for determining a big hit of a special symbol by passing a ball.
遊技機C7によれば、遊技機C1からC6のいずれかの奏する効果に加え、特別図柄の大当り判定の回数と、入球口への入球個数とを関連付けることができる。これにより、大当り獲得までに要した特別図柄の判定回数により、大当り遊技における払い出し個数を変化させることができる。 According to the game machine C7, in addition to the effect of any of the game machines C1 to C6, the number of jackpot determinations of the special symbol can be associated with the number of balls entering the ball entry port. As a result, the number of payouts in the jackpot game can be changed depending on the number of determinations of the special symbol required to acquire the jackpot.
遊技機C7において、前記始動口を通過した球の前記収容手段への入球の可否を切り替える始動球通過切替手段を備え、その始動球通過切替手段が、前記入球切替手段に連動して動作することを特徴とする遊技機C8。 The gaming machine C7 includes a starting ball passing switching means for switching whether or not a ball passing through the starting port can enter the accommodating means, and the starting ball passing switching means operates in conjunction with the entering ball switching means. A gaming machine C8 characterized by the ability to play.
遊技機C8によれば、遊技機C7の奏する効果に加え、駆動装置の配設個数を低減することができる。 According to the gaming machine C8, in addition to the effect of the gaming machine C7, the number of drive devices arranged can be reduced.
ところで、前記排出口は、異なった位置に配置される第1排出口および第2排出口を、備え、前記排出切替手段は、前記第1排出口および第2排出口をそれぞれ独立して状態変化可能とされ、前記第1排出口および第2排出口は、(同条件で)前記第1排出口から球を排出するか、前記第2排出口から球を排出するかにより、前記収容手段に残存する球の個数が変更可能な位置に配設されるようにしても良い。 By the way, the discharge port includes a first discharge port and a second discharge port arranged at different positions, and the discharge switching means changes the state of the first discharge port and the second discharge port independently of each other. The first discharge port and the second discharge port are made possible by the accommodating means depending on whether the ball is discharged from the first discharge port or the ball is discharged from the second discharge port (under the same conditions). The number of remaining spheres may be arranged at a changeable position.
この場合、第1排出口または第2排出口のどちらから球を排出するかにより、収容手段に残存する球の個数を変化させることができるので、収容手段を流下する球の流下速度が変化した場合であっても、収容手段から排出する球の個数を維持することができる。 In this case, the number of balls remaining in the accommodation means can be changed depending on whether the balls are discharged from the first discharge port or the second discharge port, so that the flow velocity of the balls flowing down the accommodation means has changed. Even in this case, the number of balls ejected from the accommodating means can be maintained.
なお、第1排出口および第2排出口の配置は、何ら限定されるものでは無い。例えば、一方を収容手段の下端部に配置し他方を収容手段の中間位置に配置するようにしても良いし、双方を下端部に配置し、その上流に球を振り分ける枝分かれ流路を配置するようにしても良い。 The arrangement of the first discharge port and the second discharge port is not limited in any way. For example, one may be arranged at the lower end of the accommodating means and the other may be arranged at the intermediate position of the accommodating means, or both may be arranged at the lower end and a branch flow path for distributing the spheres may be arranged upstream thereof. You can do it.
また、第1排出口と第2排出口との動作態様は、限定されるものでは無い。例えば、一方ずつ開放するようにしても良いし、双方共に開放するようにしても良い。双方共に開放する場合、単独の排出口から球を排出する場合に比較して、収容手段から同数の球を排出するのに要する期間を短縮することができる。これにより、大当たり遊技におけるインターバルを短縮することができ、大当たり遊技中にアウト口から排出される球の個数を少なくすることができる。 Further, the operation mode of the first discharge port and the second discharge port is not limited. For example, one may be opened one by one, or both may be opened. When both are open, the time required to discharge the same number of balls from the accommodating means can be shortened as compared with the case where the balls are discharged from a single discharge port. As a result, the interval in the jackpot game can be shortened, and the number of balls discharged from the out port during the jackpot game can be reduced.
ところで、前記第1排出口は、前記収容手段の下端部に配置され、前記第2排出口は、前記第1排出口よりも上流側に配置されるようにしても良い。 By the way, the first discharge port may be arranged at the lower end of the accommodating means, and the second discharge port may be arranged on the upstream side of the first discharge port.
この場合、第2排出口から球を排出する場合、第2排出口を第1状態とする期間に関わらず、第1排出口と第2排出口との間に配置される球を収容手段に保持することができる。従って、収容手段に収容された球数にばらつきがあったとしても、球を排出した後に残存する球数を一定に保ちやすくすることができる。また、球詰まりなどで球の打ち出しが少なくなってしまったとしても、収容手段内部に球が残存した状態を形成し易くすることができる。 In this case, when the ball is discharged from the second discharge port, the ball arranged between the first discharge port and the second discharge port is used as the accommodating means regardless of the period during which the second discharge port is in the first state. Can be held. Therefore, even if the number of balls accommodated in the accommodating means varies, it is possible to easily keep the number of balls remaining after discharging the balls constant. Further, even if the launch of the ball is reduced due to clogging of the ball or the like, it is possible to easily form a state in which the ball remains inside the accommodating means.
また、前記第1排出口と、第2排出口とは、前記収容手段の下端部で枝別れした下流側に配置されるようにしても良い。 Further, the first discharge port and the second discharge port may be arranged on the downstream side branched at the lower end portion of the accommodating means.
この場合、収容手段に同数の球が収容された状態から、最後に排出される球がどちらの排出口から排出されるかを、排出切替手段の動作態様により切り替えることができるので、球の排出開始時の挙動から、球の排出態様を把握することを困難とすることができる。即ち、例えば、最後に排出される球がどちらの排出口から排出されるかによって、遊技者に与えられる利益が変化する場合に、球の流下態様に対する注目力を向上させることができる。 In this case, from the state in which the same number of balls are accommodated in the accommodating means, it is possible to switch from which discharge port the last ejected ball is ejected depending on the operation mode of the ejection switching means, so that the balls are ejected. From the behavior at the start, it can be difficult to grasp the ejection mode of the sphere. That is, for example, when the benefit given to the player changes depending on which discharge port the ball is discharged last, it is possible to improve the attention to the flow mode of the ball.
<ラウンド中に、あたかもラウンドが切り替わったかのように演出する>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記入球切替手段が前記第1状態を維持する場合に、前記入球口を球が通過し易い期間と、通過し難い期間とを切り替え可能に構成される開状態中切替手段を備えることを特徴とする遊技機CK1。
<During the round, it is directed as if the round was switched>
The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. In a gaming machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. When the ball entry switching means maintains the first state, the open state switching means is provided so as to be able to switch between a period during which the ball easily passes through the ball entry port and a period during which the ball does not easily pass through. The gaming machine CK1 featuring.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口に配置される作動部材の大当たり遊技中の動作態様を、規定個数の球の入球が可能な長時間開放と、規定個数の球の入球が不可能な短時間開放とで、各ラウンドに対応させて切り替えることにより、各ラウンドにおいて大入賞口に入球する個数を変化させるように制御される遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、各ラウンドにおける大入賞口への球の入球態様は同一とされるので、大入賞口への注目力を十分に向上し難い恐れがあるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, the operation mode of the operating member arranged in the big winning opening during the big hit game is such that a specified number of balls can be inserted for a long time and a specified number of balls can be inserted. There is a gaming machine that is controlled so as to change the number of balls entering the large winning opening in each round by switching the balls in response to each round, such as opening the ball for a short time, which is impossible (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-). 181572). However, in the conventional gaming machines described above, since the manner in which the ball enters the large winning opening in each round is the same, there is a problem that it may be difficult to sufficiently improve the attention to the large winning opening. there were.
これに対し、遊技機CK1によれば、入球切替手段が第1状態を維持する間における、入球口への球の入球態様に対する注目力を開状態中切替手段により向上させることができる。 On the other hand, according to the gaming machine CK1, while the ball entry switching means maintains the first state, the attention to the ball entry mode to the ball entry port can be improved by the ball entry switching means during the open state. ..
なお、開状態切替手段の態様は何ら限定されるものでは無い。例えば、検出手段の上流側に配置される可動物の動作態様を変化させることで上記期間を変化させるようにしても良いし、検出手段への入球個数に基づいて上記期間を変化させるようにしても良い。 The mode of the open state switching means is not limited at all. For example, the period may be changed by changing the operation mode of the movable object arranged on the upstream side of the detection means, or the period may be changed based on the number of balls entering the detection means. You may.
遊技機CK1において、前記入球切替手段が前記第1状態を維持する間に、遊技者に与えられる利益の変化を報知する報知手段を備えることを特徴とする遊技機CK2。 The gaming machine CK2 is characterized in that the gaming machine CK1 includes a notification means for notifying a change in profit given to a player while the ball entry switching means maintains the first state.
遊技機CK2によれば、遊技機CK1の奏する効果に加え、報知手段の報知を確認すれば、入球切替手段が第1状態を維持する間に遊技者が得られる利益が変化したことを遊技者は把握することができる。そのため、報知手段の報知により、遊技態様を調整することができる。 According to the gaming machine CK2, in addition to the effect played by the gaming machine CK1, if the notification of the notification means is confirmed, the game shows that the profit obtained by the player has changed while the ball entry switching means maintains the first state. Can be grasped. Therefore, the game mode can be adjusted by the notification of the notification means.
なお、報知手段の報知の態様は、何ら限定されるものでは無い。例えば、大当たり遊技のラウンド数を提示したまま、ラウンド遊技Rの途中で切れ目を入れる(画面を切り替えたり、音声を出力したりする)ように報知しても良いし、ラウンド数の表示を消して、サブラウンドと表示するように、あたかも新しいラウンド遊技Rが開始されたように報知しても良い。いずれの場合においても、ラウンド遊技Rの開始タイミングと、報知手段による報知のタイミングとを遊技の切れ目とすると、制御状の最大のラウンド数(例えば、16ラウンド)を超える回数、大当たり遊技の切れ目が設定される(例えば、20回分の切れ目)ことで、遊技者の興趣の向上を図ることができる。 The mode of notification of the notification means is not limited at all. For example, while presenting the number of rounds of the jackpot game, it may be notified that a break is made in the middle of the round game R (switching the screen, outputting sound, etc.), or the display of the number of rounds is turned off. , Sub-round may be displayed as if a new round game R has started. In any case, assuming that the start timing of the round game R and the timing of notification by the notification means are the breaks in the game, the number of times the maximum number of rounds in the control state (for example, 16 rounds) is exceeded, and the breaks in the jackpot game By setting (for example, 20 breaks), it is possible to improve the interest of the player.
遊技機CK2において、前記入球口を通過可能とされる個数を超える球が前記入球切替手段に案内されることに基づいて、遊技者に所定の利益を付与し易くなるように構成される条件付き利益付与手段を備えることを特徴とする遊技機CK3。 The gaming machine CK2 is configured to facilitate giving a predetermined benefit to the player based on the guidance of more balls than the number of balls that can pass through the entry port to the entry switching means. The gaming machine CK3, which comprises a conditional profit-giving means.
遊技機CK3によれば、遊技機CK2の奏する効果に加え、入球口に通過可能な個数を超える球を発射した場合に、その全部が無駄球となることを防止することができる。これにより、演出による遊技者への興趣向上と、実質的な利益(賞球の払い出し)とをリンクさせることができる。 According to the gaming machine CK3, in addition to the effect of the gaming machine CK2, it is possible to prevent all of the balls from being wasted when the number of balls that can be passed through the ball entrance is increased. As a result, it is possible to link the improvement of the interest of the player by the production and the substantial profit (payment of the prize ball).
なお、入球口を球が通過しなくなったことを視認して遊技者が発射をやめてしまわないように、発射を継続するように指示する報知を行っても良い。この場合の報知の態様としては、種々の態様が例示される。例えば、「発射を継続せよ」といった直接的な報知でも良いし、「5個乗せればチャンス大」といった婉曲的に発射個数を示唆する報知でも良いし、「球を通して見えるものがある」との報知でも良い(この場合は、球が無い時には視認できず、球が有る時には何らかの図形や絵を視認可能に表示する光線を入球切替手段の付近であって球が貯まる所定位置に照射することが望ましい)。 It should be noted that a notification may be given to instruct the player to continue firing so that the player does not stop firing by visually recognizing that the ball has stopped passing through the entrance. Various modes are exemplified as the mode of notification in this case. For example, it may be a direct notification such as "continue firing", a notification that euphemistically suggests the number of shots such as "if you put 5 on it, you have a great chance", or "something you can see through the ball". It may be notified (in this case, it cannot be visually recognized when there is no sphere, and when there is a sphere, a light beam that visually displays some figure or picture is irradiated to a predetermined position where the sphere is accumulated near the incoming ball switching means. Is desirable).
<大当たり遊技の出球をラウンドごとに調整するポイント>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、所定期間に規定個数の球が前記入球口を通過したことを契機として前記入球切替手段を前記第2状態に切り替え駆動可能に制御される切替駆動手段と、前記規定個数を基準とした前記入球口への超過入球個数を調整可能に構成される調整手段と、を備えることを特徴とする遊技機DKK1。
<Points to adjust the launch of the jackpot game for each round>
The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. In a gaming machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. The switching drive means, which is controlled so that the ball entry switching means can be switched to the second state and can be driven when the specified number of balls have passed through the ball entry port in a predetermined period, and the specified number of balls are used as a reference. The gaming machine DKK1 is provided with an adjusting means configured to be able to adjust the number of excess balls entering the ball entrance.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口に配置される作動部材の大当たり遊技中の動作態様を、規定個数の球の入球が可能な長時間開放と、規定個数の球の入球が不可能な短時間開放とで、各ラウンドに対応させて切り替えることにより、各ラウンドにおいて大入賞口に入球する個数を変化させるように制御される遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、各ラウンドにおいて大入賞口に入賞可能な球数が独立しており、それぞれ球の打ち出しの態様に左右されるので、大当たり遊技全体を通した賞球に大きな差異が生じる恐れがあるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, the operation mode of the operating member arranged in the big winning opening during the big hit game is such that a specified number of balls can be inserted for a long time and a specified number of balls can be inserted. There is a gaming machine that is controlled so as to change the number of balls entering the large winning opening in each round by switching the balls in response to each round, such as opening the ball for a short time, which is impossible (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-). 181572). However, in the conventional gaming machine described above, the number of balls that can be won in the big prize opening is independent in each round, and each depends on the mode of launching the balls. There was a problem that there was a possibility of making a difference.
これに対し、遊技機DKK1によれば、調整手段により、入球口への超過入球を調整できるので、入球口を球が通過することにより遊技者に付与される利益を短時間では変動させながら、長時間では平準化させることができる。 On the other hand, according to the gaming machine DKK1, the excess ball entering the ball entrance can be adjusted by the adjusting means, so that the profit given to the player by the ball passing through the ball opening varies in a short time. It can be leveled for a long time.
なお、超過入球の調整の態様としては、何ら限定されるものでは無い。例えば、入球切替手段が第1状態の間に入球口を通過可能な規定個数を基準として、毎回同等の超過入球を見込めるように調整するものでも良いし、所定の(複数または単数の)タイミングで第1状態とされた場合に発生する第1超過入球に対して、その他の(複数または単数の)タイミングで第1状態とされた場合に発生する第2超過入球が少なくされ、第1超過入球と第2超過入球とがバランスするように調整するものでも良いし、入球切替手段が第1状態となる期間が短い場合と長い場合とで(大当たり遊技と小当たり遊技とで)、超過入球の発生数が区別され、それらがパランスするように調整するものでも良いし、入球切替手段が第2状態となる期間が短い場合と長い場合とで(ラウンド間インターバルでも良いし、ラウンド中の状態変化でも良い)、超過入球の発生数が区別されるようにしても良い。 The mode of adjusting the excess ball is not limited at all. For example, the ball entry switching means may be adjusted so that the same excess ball entry can be expected each time based on the specified number of balls that can pass through the ball entry port during the first state, or a predetermined number (plural or singular). ) The second excess ball that occurs when the first state is set at another (multiple or singular) timing is reduced compared to the first excess ball that occurs when the first state is set at the timing. , The first excess ball and the second excess ball may be adjusted so as to be balanced, and the period in which the ball entry switching means is in the first state is short or long (big hit game and small hit). (In the game), the number of excess balls generated may be distinguished and adjusted so that they balance, or the period in which the ball entry switching means is in the second state is short or long (between rounds). It may be an interval or a state change during a round), and the number of excess balls may be distinguished.
遊技機DKK1において、前記調整手段は、前記入球切替手段が前記第2状態に切り替えられる頻度または前記第2状態で維持される期間の少なくとも一方を変化可能に構成されることを特徴とする遊技機DKK2。 In the gaming machine DKK1, the adjusting means is configured to be able to change at least one of the frequency at which the ball entry switching means is switched to the second state and the period during which the second state is maintained. Machine DKK2.
遊技機DKK2によれば、遊技機DKK1の奏する効果に加え、入球切替手段が第2状態に切り替えられる頻度や、期間に注目させることができるので、結果として入球切替手段に対する遊技者の注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine DKK2, in addition to the effect of the gaming machine DKK1, it is possible to pay attention to the frequency and period during which the entering ball switching means is switched to the second state, and as a result, the player pays attention to the entering ball switching means. Power can be improved.
なお、切り替えられる頻度の高低としては、種々の態様が例示される。例えば、切り替えられる回数の多少でも良いし、切り替え発生の有無でも良い。即ち、所定期間において、第2状態に1回切り替えられる場合は、所定期間において、第2状態に切り替えられない場合(切り替えの発生が0回の場合)に比較して、第2状態に切り替えられる頻度が高い。 As the frequency of switching, various modes are exemplified. For example, the number of times of switching may be small, or the number of times of switching may or may not occur. That is, when the second state is switched once in the predetermined period, it is switched to the second state as compared with the case where the second state cannot be switched in the predetermined period (when the switching occurs 0 times). Frequent.
また、第2状態に切り替えられる頻度が多い場合に超過入球が発生し易く構成されても良いし、第2状態に切り替えられる頻度が少ない場合に超過入球が発生し易く構成されても良い。 Further, it may be configured so that an excess ball is likely to occur when the frequency of switching to the second state is high, or it may be configured so that an excess ball is likely to occur when the frequency of switching to the second state is low. ..
遊技機DKK1又はDKK2において、前記調整手段は、前記入球切替手段の状態変化の際に遊技球に荷重を付与可能に構成される荷重負荷手段を備え、その荷重負荷手段は、前記入球口と遊技球との距離に対応して、遊技球に付与する荷重を変化させるよう構成されることを特徴とする遊技機DKK3。 In the gaming machine DKK1 or DKK2, the adjusting means includes a load-bearing means configured to be able to apply a load to the game ball when the state of the ball-entry switching means changes, and the load-loading means is the ball-entry port. The game machine DKK3 is configured to change the load applied to the game ball according to the distance between the player and the game ball.
遊技機DKK3によれば、遊技機DKK1又はDKK2の奏する効果に加え、入球切替手段の状態変化が生じる際の遊技球の配置に注目させることができるので、結果として入球切替手段に対する遊技者の注目力を向上させることができる。 According to the game machine DKK3, in addition to the effect of the game machine DKK1 or DKK2, it is possible to pay attention to the arrangement of the game balls when the state change of the ball entry switching means occurs, and as a result, the player with respect to the ball entry switching means. Can improve the attention of.
遊技機DKK3において、前記荷重負荷手段は、前記入球口と遊技球との距離が近いほど遊技球に付与する荷重が増大するように構成されることを特徴とする遊技機DKK4。 In the game machine DKK3, the load-bearing means is configured such that the load applied to the game ball increases as the distance between the ball entry port and the game ball decreases.
遊技機DKK4によれば、遊技機DKK3の奏する効果に加え、入球口との距離が近い遊技球に対する注目力を向上させることができる。この場合において、遊技球に与えられる負荷は、入球口へ向かう方向の負荷であっても(入球口の開口方向に沿う負荷)、入球口から退避する方向の負荷であっても(入球口の開口方向に沿う負荷)、入球口の開口方向と直交する方向の負荷であっても良い。 According to the gaming machine DKK4, in addition to the effect of the gaming machine DKK3, it is possible to improve the attention to the gaming ball that is close to the entrance. In this case, the load given to the game ball may be a load in the direction toward the ball entry port (a load along the opening direction of the ball entry port) or a load in the direction of retracting from the ball entry port (a load in the direction of retracting from the ball entry port). The load may be a load along the opening direction of the ball entry port) or a load in a direction orthogonal to the opening direction of the ball entry port.
例えば、入球口へ向かう方向の負荷である場合には、入球口に近い位置に配置される遊技球が負荷により入球口に押し込まれる態様になり、超過入球が発生する期待感を演出することができる。 For example, in the case of a load in the direction toward the ball entry port, the game ball arranged at a position close to the ball entry port is pushed into the ball entry port by the load, which gives a feeling of expectation that an excess ball entry occurs. It can be directed.
例えば、入球口から退避する方向の負荷である場合(又は、入球口の開口方向と直交する方向に負荷が与えられ、摩擦などで遊技球が減速する場合)には、入球口に近い遊技球が、入球口から遠い遊技球に比較して、入球口へ向かう速度の減速の度合いが大きくなり、遊技球同士の間隔を縮めることができる。これにより、複数の遊技球を固まりで入球口へ案内することができるので、超過入球を発生する期待感を演出することができる。 For example, when the load is in the direction of retracting from the ball entry port (or when the load is applied in the direction orthogonal to the opening direction of the ball entry port and the game ball decelerates due to friction or the like), the ball enters the ball entry port. A closer game ball has a greater degree of deceleration of the speed toward the entry port than a game ball far from the entry port, and the distance between the game balls can be shortened. As a result, a plurality of game balls can be guided to the entrance as a mass, so that it is possible to produce a feeling of expectation that an excess ball is generated.
遊技機DKK1からDKK4のいずれかにおいて、前記調整手段は、前記入球口への先の入球に伴い、前記入球口への後の入球を防止可能な入球防止手段を備え、前記入球防止手段による入球の防止の維持を、前記切替駆動手段の駆動態様に基づいて決定可能に構成されることを特徴とする遊技機DKK5。 In any of the gaming machines DKK1 to DKK4, the adjusting means includes a ball-entry prevention means capable of preventing a subsequent ball from entering the ball-entry port as the ball first enters the ball-entry port. The gaming machine DKK5 is characterized in that the maintenance of prevention of ball entry by the entry ball preventing means can be determined based on the driving mode of the switching driving means.
遊技機DKK5によれば、遊技機DKK1からDKK4のいずれかの奏する効果に加え、入球防止手段が入球の防止を維持するか否かが、遊技者に視認されることのない切替駆動手段の駆動態様に基づいて決定されるので、入球口に入球可能か否かということに対する遊技者の想像力を掻き立てることができる。 According to the game machine DKK5, in addition to the effect of any of the game machines DKK1 to DKK4, whether or not the ball entry prevention means maintains the ball entry prevention is not visually recognized by the player. Since it is determined based on the driving mode of the ball, it is possible to stir up the player's imagination as to whether or not the ball can enter the ball entrance.
<Vフラグオフのルートを考慮した技術思想>
遊技機DKK1からDKK5のいずれかにおいて、遊技球が入球することで所定の利益が付与される利益入球口を備え、その利益入球口への遊技球の入球の態様が、前記切替駆動手段の駆動に対応して変化することを特徴とする遊技機DKK6。
<Technical concept considering the route of V flag off>
In any of the game machines DKK1 to DKK5, a profit entry port is provided in which a predetermined profit is given when the game ball enters the ball, and the mode of entering the game ball into the profit entry port is switched as described above. The gaming machine DKK6, which is characterized in that it changes in response to the drive of the drive means.
遊技機DKK6によれば、遊技機DKK1からDKK5のいずれかの奏する効果に加え、切替駆動手段を、入球口への入球態様の切り替えのみでなく、利益入球口への遊技球の入球態様の切り替えに兼用することができる。 According to the gaming machine DKK6, in addition to the effect of any of the gaming machines DKK1 to DKK5, the switching driving means is used not only for switching the entry mode to the entry slot, but also for the entry of the gaming ball into the profit entry slot. It can also be used for switching the sphere mode.
なお、所定の利益としては、種々の態様が例示される。例えば、遊技者にとってプラスとなる利益でも良いし、遊技者にとってマイナス(損、遊技店にとってプラス)となる利益でも良い。 In addition, various aspects are exemplified as a predetermined profit. For example, it may be a profit that is positive for the player, or a profit that is negative (loss, positive for the game store) for the player.
遊技機DKK6において、前記調整手段により超過入球可能に調整される個数が増加することに伴い、前記利益入球口へ入球し易くなるように構成されることを特徴とする遊技機DKK7。
The
遊技機DKK7によれば、遊技機DKK6の奏する効果に加え、超過入球に伴い付与される利益としての払い出し賞球に付随して、利益入球口への入球による利益が付与される遊技性を構成することができる。 According to the gaming machine DKK7, in addition to the effect of the gaming machine DKK6, a game in which the profit from entering the ball into the profit entry slot is given in addition to the payout prize ball as the profit given by the excess entry ball. Gender can be constructed.
例えば、利益入球口への入球により付与される利益が、遊技者にとってプラスの利益である場合、遊技者が超過入球を狙って遊技するように推奨することができる。 For example, if the profit given by entering the ball into the profit entry slot is a positive profit for the player, it can be recommended that the player play aiming at the excess ball.
一方、例えば、利益入球口への入球により付与される利益が遊技者にとってマイナスの利益(損)である場合、そのマイナスの利益(損)を覚悟してでも超過入球を狙うのか、マイナスの利益(損)を避けるために超過入球を諦める(狙わない)のかを、遊技者に選択させることができる。 On the other hand, for example, if the profit given by entering the ball into the profit entry slot is a negative profit (loss) for the player, do you aim for excess ball even if you are prepared for the negative profit (loss)? It is possible to let the player choose whether to give up (do not aim) the excess ball in order to avoid a negative profit (loss).
遊技機DKK6又はDKK7において、前記利益入球口は、前記入球口の下流に配設されることを特徴とする遊技機DKK8。 In the gaming machine DKK6 or DKK7, the profit entry port is arranged downstream of the entry slot. The gaming machine DKK8.
遊技機DKK8によれば、遊技機DKK6又はDKK7の奏する効果に加え、入球口に入球した後の遊技球に対する注目力を向上することができる。 According to the gaming machine DKK8, in addition to the effects of the gaming machine DKK6 or DKK7, it is possible to improve the attention to the gaming ball after entering the ball entrance.
遊技機DKK6からDKK8のいずれかにおいて、前記切替駆動手段の駆動態様に対応して、前記利益入球口への遊技球の入球態様が設定されることを特徴とする遊技機DKK9。 The gaming machine DKK9 is characterized in that, in any one of the gaming machines DKK6 to DKK8, the entering mode of the gaming ball into the profit entry port is set corresponding to the driving mode of the switching driving means.
遊技機DKK9によれば、遊技機DKK6からDKK8のいずれかの奏する効果に加え、切替駆動手段を効果的に活用することができる。 According to the gaming machine DKK9, in addition to the effect of any one of the gaming machines DKK6 to DKK8, the switching drive means can be effectively utilized.
<大当たり遊技の出球をラウンドごとに調整するポイント>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記入球切替手段が前記第1状態の間に規定個数の球が前記入球口を通過したことを契機として前記入球切替手段を前記第2状態に切り替え駆動する切替駆動手段と、前記規定個数を基準とした前記入球口への超過入球を調整可能に構成される調整手段と、を備えることを特徴とする遊技機DK1。
<Points to adjust the launch of the jackpot game for each round>
The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. In a gaming machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. The switching drive means for switching and driving the ball entry switching means to the second state when a predetermined number of balls have passed through the ball entry port while the ball entry switching means is in the first state, and the above-mentioned The gaming machine DK1 is provided with an adjusting means configured to be able to adjust an excess ball entering the ball entrance based on a specified number of balls.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口に配置される作動部材の大当たり遊技中の動作態様を、規定個数の球の入球が可能な長時間開放と、規定個数の球の入球が不可能な短時間開放とで、各ラウンドに対応させて切り替えることにより、各ラウンドにおいて大入賞口に入球する個数を変化させるように制御される遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、各ラウンドにおいて大入賞口に入賞可能な球数が独立しており、それぞれ球の打ち出しの態様に左右されるので、大当たり遊技全体を通した賞球に大きな差異が生じる恐れがあるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, the operation mode of the operating member arranged in the big winning opening during the big hit game is such that a specified number of balls can be inserted for a long time and a specified number of balls can be inserted. There is a gaming machine that is controlled so as to change the number of balls entering the large winning opening in each round by switching the balls in response to each round, such as opening the ball for a short time, which is impossible (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-). 181572). However, in the conventional gaming machine described above, the number of balls that can be won in the big prize opening is independent in each round, and each depends on the mode of launching the balls. There was a problem that there was a possibility of making a difference.
これに対し、遊技機DK1によれば、調整手段により、入球口への超過入球を調整できるので、入球口を球が通過することにより遊技者に付与される利益を短時間では変動させながら、長時間では平準化させることができる。 On the other hand, according to the gaming machine DK1, the excess ball entering the ball entrance can be adjusted by the adjusting means, so that the profit given to the player by the ball passing through the ball opening varies in a short time. It can be leveled for a long time.
なお、超過入球の調整の態様としては、何ら限定されるものでは無い。例えば、入球切替手段が第1状態の間に入球口を通過可能な規定個数を基準として、毎回同等の超過入球を見込めるように調整するものでも良いし、所定の(複数または単数の)タイミングで第1状態とされた場合に発生する第1超過入球に対して、その他の(複数または単数の)タイミングで第1状態とされた場合に発生する第2超過入球が少なくされ、第1超過入球と第2超過入球とがバランスするように調整するものでも良いし、入球切替手段が第1状態となる期間が短い場合と長い場合とで(大当たり遊技と小当たり遊技とで)、超過入球の発生数が区別され、それらがパランスするように調整するものでも良い。 The mode of adjusting the excess ball is not limited at all. For example, the ball entry switching means may be adjusted so that the same excess ball entry can be expected each time based on the specified number of balls that can pass through the ball entry port during the first state, or a predetermined number (plural or singular). ) The second excess ball that occurs when the first state is set at another (multiple or singular) timing is reduced compared to the first excess ball that occurs when the first state is set at the timing. , The first excess ball and the second excess ball may be adjusted so as to be balanced, and the period in which the ball entry switching means is in the first state is short or long (big hit game and small hit). (In the game), the number of over-entry balls may be distinguished and adjusted so that they balance.
なお、入球切替手段は、単数配置で構成されても良いし、複数配置で構成されても良い。 The ball entry switching means may be configured in a single arrangement or in a plurality of arrangements.
遊技機DK1において、前記切替駆動手段による切替駆動の過程において、前記検出手段の上流側の所定位置に配置された球に前記検出手段向きの負荷を付与可能に構成される負荷付与手段を備えることを特徴とする遊技機DK2。 The gaming machine DK1 is provided with a load applying means configured to be able to apply a load suitable for the detecting means to a sphere arranged at a predetermined position on the upstream side of the detecting means in the process of switching driving by the switching driving means. The gaming machine DK2 featuring.
遊技機DK2によれば、遊技機DK1の奏する効果に加え、検出手段の上流側に配置された球が、負荷付与手段の作用により検出手段に検出され易く構成することができる。 According to the gaming machine DK2, in addition to the effect of the gaming machine DK1, the ball arranged on the upstream side of the detecting means can be easily detected by the detecting means by the action of the load applying means.
なお、負荷付与手段により負荷が与えられる球の個数は、何ら限定されるものでは無い。例えば、1個でも良いし、複数個でも良い。 The number of spheres to which the load is applied by the load applying means is not limited at all. For example, it may be one or a plurality.
遊技機DK1又はDK2において、前記切替駆動の開始時における状態として、前記入球口への球の通過を許容する許容状態と、球の通過を規制する規制状態とで切り替え可能な駆動後入球状態切替手段を備えることを特徴とする遊技機DK3。 In the gaming machines DK1 or DK2, as a state at the start of the switching drive, a post-drive entry ball that can be switched between an allowable state that allows the ball to pass through the ball entry port and a restricted state that restricts the passage of the ball. A gaming machine DK3 characterized by being provided with a state switching means.
遊技機DK3によれば、遊技機DK1又はDK2の奏する効果に加え、球の入球口への流下態様や、入球切替手段の動作速度に関わらず、入球口への球の通過の可否を駆動後入球状態切替手段により規定することができるので、入球口への球の超過入球の度合いを調整し易くすることができる。 According to the game machine DK3, in addition to the effect of the game machine DK1 or DK2, whether or not the ball can pass through the ball entry port regardless of the flow mode of the ball to the ball entry port and the operating speed of the ball entry switching means. Can be specified by the ball entry state switching means after driving, so that the degree of excess ball entry into the ball entry port can be easily adjusted.
遊技機DK1からDK3のいずれかにおいて、球から前記入球切替手段に与えられる負荷は、前記切替駆動時に前記入球切替手段が駆動される方向に沿う方向で付与されることを特徴とする遊技機DK4。 In any of the gaming machines DK1 to DK3, the load applied from the ball to the ball entry switching means is applied in a direction along the direction in which the ball entry switching means is driven during the switching drive. Machine DK4.
遊技機DK4によれば、遊技機DK1からDK3のいずれかの奏する効果に加え、球からの負荷で入球切替手段が第2状態に状態変化することが妨げられるという不具合を抑制することができる。 According to the gaming machine DK4, in addition to the effect of any of the gaming machines DK1 to DK3, it is possible to suppress a problem that the load from the ball prevents the ball entry switching means from changing to the second state. ..
なお、球からの負荷の付与態様としては、例えば、入球切替手段が切替駆動により下方に落ちる(垂れる)態様で駆動されるように構成され、球の自重が入球切替手段に付与される場合が例示される。 As a mode of applying the load from the ball, for example, the ball entry switching means is configured to be driven so as to fall (hang down) downward by the switching drive, and the weight of the ball is given to the ball entry switching means. The case is illustrated.
<大当たり遊技の出球をラウンドごとに調整するポイント>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記入球切替手段が前記第1状態の間に規定個数の球が前記入球口を通過したことを契機として前記入球切替手段を前記第2状態に切り替え駆動する切替駆動手段と、その切替駆動手段による切り替え駆動が開始された後において、入球口への球の通過を許容する許容状態と、球の通過を規制する規制状態とを形成可能な駆動後入球状態切替手段と、を備えることを特徴とする遊技機D1。
<Points to adjust the launch of the jackpot game for each round>
The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. In a gaming machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. A switching drive means for switching and driving the ball entry switching means to the second state when a predetermined number of balls have passed through the ball entry port while the ball entry switching means is in the first state, and a switching drive means thereof. After the switching drive by the switching drive means is started, a post-drive entry state switching means capable of forming an allowable state for allowing the ball to pass through the ball entry port and a regulated state for restricting the passage of the ball, and a post-drive entry state switching means. A gaming machine D1 characterized by being equipped with.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口に配置される作動部材の大当たり遊技中の動作態様を、規定個数の球の入球が可能な長時間開放と、規定個数の球の入球が不可能な短時間開放とで、各ラウンドに対応させて切り替えることにより、各ラウンドにおいて大入賞口に入球する個数を変化させるように制御される遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、各ラウンドにおいて大入賞口に入賞可能な球数が独立しており、それぞれ球の打ち出しの態様に左右されるので、大当たり遊技全体を通した賞球に大きな差異が生じる恐れがあるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, the operation mode of the operating member arranged in the big winning opening during the big hit game is such that a specified number of balls can be inserted for a long time and a specified number of balls can be inserted. There is a gaming machine that is controlled so as to change the number of balls entering the large winning opening in each round by switching the balls in response to each round, such as opening the ball for a short time, which is impossible (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-). 181572). However, in the conventional gaming machine described above, the number of balls that can be won in the big prize opening is independent in each round, and each depends on the mode of launching the balls. There was a problem that there was a possibility of making a difference.
これに対し、遊技機D1によれば、駆動後入球状態切替手段が、切替駆動手段により入球口が閉鎖された後で球が入り得るか否かを切り替えるので、余分に球が入り得るタイミングを減らすことができ、大当たり遊技全体を通した賞球の個数を均一化することができる。 On the other hand, according to the gaming machine D1, the post-drive entry state switching means switches whether or not the ball can enter after the entry port is closed by the switching drive means, so that an extra ball can enter. The timing can be reduced, and the number of prize balls throughout the jackpot game can be made uniform.
遊技機D1において、前記入球口は、第1入球口と、第2入球口とを備え、前記駆動後入球状態切替手段は、前記第1入球口には前記規制状態を形成し、前記第2入球口には前記許容状態を形成することを特徴とする遊技機D2。 In the gaming machine D1, the ball entry port includes a first ball entry port and a second ball entry port, and the drive-after ball entry state switching means forms the restricted state at the first ball entry port. However, the gaming machine D2 is characterized in that the allowable state is formed at the second entrance.
遊技機D2によれば、遊技機D1の奏する効果に加え、第1入球口を球が通過する場合と、第2入球口を球が通過する場合とで、規定個数を越える個数の球を入球させられるか否かが切り替えられるので、入球切替手段がどちらの入球口を開放するかについての注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine D2, in addition to the effect of the gaming machine D1, the number of balls exceeding the specified number depends on whether the ball passes through the first entrance or the second entrance. Since it is possible to switch whether or not the ball can be entered, it is possible to improve the attention to which entry port the entry switching means opens.
遊技機D2において、前記第1入球口は、その開口手前側に落下孔を備え、前記入球切替手段が前記第2状態へ切替開始した際に前記第1入球口の開口手前側よりも上流側に配置された球を前記落下孔に落下させる態様で構成されることを特徴とする遊技機D3。 In the gaming machine D2, the first ball entry port is provided with a drop hole on the front side of the opening, and when the ball entry switching means starts switching to the second state, from the front side of the opening of the first ball entry port. The gaming machine D3 is characterized in that a ball arranged on the upstream side is dropped into the drop hole.
遊技機D3によれば、遊技機D2の奏する効果に加え、第1入球口の上流側に球が残留する場合においても、入球切替手段が第2状態を維持する間に球を落下孔に落下させ、入球口から遠ざけることができる。これにより、規定個数を越える球が第1入球口を通過することを防止することができる。 According to the game machine D3, in addition to the effect of the game machine D2, even when the ball remains on the upstream side of the first ball entry port, the ball is dropped while the ball entry switching means maintains the second state. It can be dropped into the ball and kept away from the entrance. As a result, it is possible to prevent the number of balls exceeding the specified number from passing through the first entry port.
<貯留流路へ複数の入賞口から球が合流するポイント>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記入球口を通過した球が所定個数まで収容される収容手段と、前記入球切替手段が前記第2状態に切り替えられることに基づいて前記収容手段に収容された球を前記収容手段から排出する排出手段とを備え、その排出手段による排出行為の終了前に前記入球切替手段を前記第1状態に切替可能に構成されることを特徴とする遊技機EK1。
<Point where balls merge into the storage channel from multiple winning openings>
The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. In a gaming machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. , A storage means in which a predetermined number of balls that have passed through the ball entry port are stored, and a ball housed in the storage means based on the switching of the ball entry switching means to the second state from the storage means. The gaming machine EK1 is provided with a discharge means for discharging, and the ball entry switching means can be switched to the first state before the end of the discharge action by the discharge means.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口に配置される作動部材の大当たり遊技中の動作態様を、規定個数の球の入球が可能な長時間開放と、規定個数の球の入球が不可能な短時間開放とで、各ラウンドに対応させて切り替えることにより、各ラウンドにおいて大入賞口に入球する個数を変化させるように制御される遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、各ラウンドにおいて大入賞口に入賞可能な球数が独立しており、それぞれ球の打ち出しの態様に左右されるので、大当たり遊技全体を通した賞球に大きな差異が生じる恐れがあるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, the operation mode of the operating member arranged in the big winning opening during the big hit game is such that a specified number of balls can be inserted for a long time and a specified number of balls can be inserted. There is a gaming machine that is controlled so as to change the number of balls entering the large winning opening in each round by switching the balls in response to each round, such as opening the ball for a short time, which is impossible (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-). 181572). However, in the conventional gaming machine described above, the number of balls that can be won in the big prize opening is independent in each round, and each depends on the mode of launching the balls. There was a problem that there was a possibility of making a difference.
これに対し、遊技機EK1によれば、排出手段による排出行為が収容手段に終章された球を残して終了可能に構成されるので、各ラウンドにおいて入球口に入球可能な球数を関連させることができる。従って、大当たり遊技全体を通した賞球の差異を小さくすることができる。 On the other hand, according to the pachinko / pachislot machine EK1, the discharge act by the discharge means can be completed leaving the balls that have been closed in the storage means, so the number of balls that can be entered into the entrance in each round is related. Can be made to. Therefore, it is possible to reduce the difference in the prize balls throughout the jackpot game.
また、入球切替手段の状態が複数回切り替えられる期間にわたって収容手段に球を収容することができるので、入球切替手段が第1状態で維持される間に入球口を通過可能な球数よりも多くの球を収容手段に収容することができる。これにより、入球の頻度の目安を報知することができるので、遊技者に対して、現在遊技している遊技機の遊技効率を示すことができる。 Further, since the ball can be accommodated in the accommodating means for a period in which the state of the entry ball switching means is switched a plurality of times, the number of balls that can pass through the entry slot while the entry ball switching means is maintained in the first state. More balls can be accommodated in the containment means. As a result, it is possible to notify the player of the guideline of the frequency of entering the ball, so that the player can be shown the gaming efficiency of the gaming machine currently playing.
なお、遊技効率を示す手段は、何ら限定されるものでは無い。例えば、球の発射球数に対する払い出された賞球数の比(賞球/発射球数)でも良いし、入球切替手段が第1状態となる度に、入球口に何回連続で球を通過させられているかを示す指標でも良い。 The means for showing the game efficiency is not limited in any way. For example, the ratio of the number of prize balls paid out to the number of balls launched (prize ball / number of launched balls) may be used, or each time the ball entry switching means is in the first state, the number of times in a row at the ball entry port. It may be an index indicating whether or not the ball is passed.
なお、入球口、入球切替手段および収容手段の配設個数は単数に限らず、複数でも良い。この場合において、各入球口に対応して入球切替手段および収容手段が設けられ、各入球切替手段の状態変化が順番に生じるように構成しても良いし、各入球切替手段が部分的に同時に状態変化するように構成しても良い。 The number of ball entry ports, ball entry switching means, and accommodating means is not limited to a single number, and may be plural. In this case, the ball entry switching means and the accommodating means may be provided corresponding to each ball entry port so that the state change of each ball entry switching means occurs in order, or each ball entry switching means may be configured. It may be configured so that the state changes partially at the same time.
遊技機EK1において、前記排出行為が前記収容手段に収容された球を残して終了するかを、球の発射態様により調整可能に構成されることを特徴とする遊技機EK2。 The gaming machine EK2 is characterized in that whether or not the discharging action ends leaving the ball accommodated in the accommodating means can be adjusted according to the launching mode of the ball.
遊技機EK2によれば、遊技機EK1の奏する効果に加え、入球口へ向けて遊技球を発射する遊技に対する参加意欲を高めることができる。 According to the gaming machine EK2, in addition to the effect of the gaming machine EK1, it is possible to increase the motivation to participate in the game of launching the gaming ball toward the entrance.
遊技機EK1又はEK2において、前記入球口は、少なくとも第1入球口と、第2入球口とを備え、それら第1入球口または第2入球口を通過した球が合流する態様で前記収容手段が形成されることを特徴とする遊技機EK3。 In the gaming machines EK1 or EK2, the entry port includes at least a first entry port and a second entry port, and a mode in which balls that have passed through the first entry port or the second entry port merge. The gaming machine EK3, characterized in that the accommodating means is formed in the above.
遊技機EK3によれば、遊技機EK1又はEK2の奏する効果に加え、第1入球口または第2入球口を通過した球が、所定個数まで球を収容可能な収容手段の内部で合流することから、第1入球口を通過した球の個数に関連づけて、第2入球口を通過可能な球の個数を変化させることができる。従って、遊技全体を通して第1入球口および第2入球口を通過する球の個数(これに伴う払い出し個数)を均一化することができる。 According to the gaming machine EK3, in addition to the effect of the gaming machine EK1 or EK2, the balls that have passed through the first entry port or the second entry opening merge inside the accommodating means capable of accommodating up to a predetermined number of balls. Therefore, the number of balls that can pass through the second entrance can be changed in relation to the number of balls that have passed through the first entrance. Therefore, the number of balls passing through the first entry port and the second entry opening (the number of payouts associated therewith) can be made uniform throughout the game.
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記入球口を通過した球が所定個数まで収容される収容手段を備え、前記入球口は、少なくとも第1入球口と、第2入球口とを備え、それら第1入球口または第2入球口を通過した球が合流する態様で前記収容手段が形成されることを特徴とする遊技機E1。 The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. In a game machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. A storage means for accommodating a predetermined number of balls that have passed through the ball entry port is provided, and the ball entry port includes at least a first ball entry port and a second ball entry port, and the first ball entry port is provided. Alternatively, the gaming machine E1 is characterized in that the accommodating means is formed in such a manner that the balls that have passed through the second entrance are merged.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口に配置される作動部材の大当たり遊技中の動作態様を、規定個数の球の入球が可能な長時間開放と、規定個数の球の入球が不可能な短時間開放とで、各ラウンドに対応させて切り替えることにより、各ラウンドにおいて大入賞口に入球する個数を変化させるように制御される遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、各ラウンドにおいて大入賞口に入賞可能な球数が独立しており、それぞれ球の打ち出しの態様に左右されるので、大当たり遊技全体を通した賞球に大きな差異が生じる恐れがあるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, the operation mode of the operating member arranged in the big winning opening during the big hit game is such that a specified number of balls can be inserted for a long time and a specified number of balls can be inserted. There is a gaming machine that is controlled so as to change the number of balls entering the large winning opening in each round by switching the balls in response to each round, such as opening the ball for a short time, which is impossible (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-). 181572). However, in the conventional gaming machine described above, the number of balls that can be won in the big prize opening is independent in each round, and each depends on the mode of launching the balls. There was a problem that there was a possibility of making a difference.
これに対し、遊技機E1によれば、第1入球口または第2入球口を通過した球が、所定個数まで球を収容可能な収容手段の内部で合流することから、第1入球口を通過した球の個数に関連づけて、第2入球口を通過可能な球の個数を変化させることができる。従って、遊技全体を通して第1入球口および第2入球口を通過する球の個数(これに伴う払い出し個数)を均一化することができる。 On the other hand, according to the gaming machine E1, the balls that have passed through the first entry port or the second entry port merge inside the accommodating means that can accommodate up to a predetermined number of balls, so that the first entry ball. The number of balls that can pass through the second entrance can be changed in relation to the number of balls that have passed through the mouth. Therefore, the number of balls passing through the first entry port and the second entry opening (the number of payouts associated therewith) can be made uniform throughout the game.
遊技機E1において、前記収容手段が空の状態において、前記第1入球口を通過することにより前記収容手段に収容可能な球の個数と、前記第2入球口を通過することにより前記収容手段に収容可能な球の個数とが、異なることを特徴とする遊技機E2。 In the gaming machine E1, when the accommodating means is empty, the number of balls that can be accommodated in the accommodating means by passing through the first entry port and the accommodation by passing through the second entry port. The gaming machine E2 is characterized in that the number of balls that can be accommodated in the means is different.
遊技機E2によれば、遊技機E1の奏する効果に加え、第1入球口へ入球可能な球の個数と、第2入球口へ入球可能な球の個数とが違うので、どちらの入球口が開放されるかということに対する遊技者の注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine E2, in addition to the effect of the gaming machine E1, the number of balls that can enter the first entrance and the number of balls that can enter the second entrance are different. It is possible to improve the player's attention to whether or not the entrance to the ball is opened.
遊技機E2において、前記第1入球口から収容可能な個数が前記第2入球口から収容可能な個数よりも少なく設定され、各入球口の閉鎖状態では所定の上限個数の球が排出され、その上限個数は前記第1入球口から収容可能な個数と同じに設定され、前記第2入球口が複数回開放される場合の開放間に、前記第1入球口が開放されることを特徴とする遊技機E3。 In the gaming machine E2, the number of balls that can be accommodated from the first entrance is set to be smaller than the number that can be accommodated from the second entrance, and a predetermined upper limit number of balls is ejected in the closed state of each entrance. The upper limit is set to be the same as the number that can be accommodated from the first entrance, and the first entrance is opened during the opening when the second entrance is opened a plurality of times. The gaming machine E3 characterized by this.
遊技機E3によれば、遊技機E2の奏する効果に加え、第1入球口の開放前に第2入球口を通過した球と、第1入球口の開放後に第2入球口を通過した球とが、遊技者に与える実質的な利益を異ならせることができる。 According to the gaming machine E3, in addition to the effect of the gaming machine E2, the ball that has passed through the second entrance before the opening of the first entrance and the second entrance after the opening of the first entrance are opened. The ball that has passed can differ from the actual benefit given to the player.
即ち、第1入球口の開放前に第2入球口を通過した場合、第1入球口から収容可能な個数以上の球が第2入球口を通過していたとしても、越えた分は排出されず、その残留分を差し引いた個数の球が第1入球口から収容されることになるので、結局、第2入球口に第1入球口から収容可能な個数と同数の個数を通過させた場合と同じ利益しか、遊技者は得られない。 That is, when the ball passes through the second ball slot before the opening of the first ball slot, even if the number of balls that can be accommodated from the first ball slot has passed through the second ball slot, the ball has passed. Minutes are not discharged, and the number of balls obtained by subtracting the remaining amount is accommodated from the first entrance, so that the number of balls that can be accommodated in the second entrance from the first entrance is the same as the number that can be accommodated in the second entrance. The player can only get the same profit as if he passed the number of.
一方で、第1入球口の開放後に第2入球口を通過した場合、第1入球口から収容可能な個数以上の球が第2入球口を通過していた場合、それらは差し引かれることはないので、遊技者は追加の利益を得ることができる。 On the other hand, if the ball passes through the second ball slot after the first ball slot is opened, and if more than the number of balls that can be accommodated from the first ball slot has passed through the second ball slot, they are deducted. The player can get an additional benefit because it is not.
なお、遊技球の収容可能な個数の設定は、種々の態様で実行される。例えば、遊技球が収容される流路の長さや太さの設定により行うことができる。また、遊技者に与える実質的な利益の変化は、賞球個数のみに限られず、例えば、特定領域に球を通過可能か否かによっても、遊技者に与えられる実質的な利益を変化させることができる。 The number of game balls that can be accommodated is set in various ways. For example, it can be performed by setting the length and thickness of the flow path in which the game ball is accommodated. Further, the change in the substantial benefit given to the player is not limited to the number of prize balls, and for example, the substantial benefit given to the player can be changed depending on whether or not the ball can pass through a specific area. Can be done.
<干渉部材が張り出すポイント>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記入球口を通過した球の流下経路に配設されると共に、球と干渉可能な張出状態と、球とは干渉しない退避状態とで切り替え可能とされる干渉手段を備えることを特徴とする遊技機F1。
<Points where the interference member overhangs>
The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. In a gaming machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. The ball is arranged in the flow path of the ball that has passed through the entrance, and is provided with an interference means that can be switched between an overhanging state that can interfere with the ball and a retracted state that does not interfere with the ball. The game machine F1.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口に配置される作動部材の大当たり遊技中の動作態様を、規定個数の球の入球が可能な長時間開放と、規定個数の球の入球が不可能な短時間開放とで、各ラウンドに対応させて切り替えることにより、各ラウンドにおいて大入賞口に入球する個数を変化させるように制御される遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、各ラウンドにおいて大入賞口に入賞可能な球数が独立しており、それぞれ球の打ち出しの態様に左右されるので、大当たり遊技全体を通した賞球に大きな差異が生じる恐れがあるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, the operation mode of the operating member arranged in the big winning opening during the big hit game is such that a specified number of balls can be inserted for a long time and a specified number of balls can be inserted. There is a gaming machine that is controlled so as to change the number of balls entering the large winning opening in each round by switching the balls in response to each round, such as opening the ball for a short time, which is impossible (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-). 181572). However, in the conventional gaming machine described above, the number of balls that can be won in the big prize opening is independent in each round, and each depends on the mode of launching the balls. There was a problem that there was a possibility of making a difference.
これに対し、遊技機F1によれば、入球口を通過した球の流下経路に干渉手段が配設されるので、干渉手段を張出状態で維持することにより、入球口から干渉手段までの経路に球を詰まらせ、それ以上の球が入球口を通過することを防止することができる。これにより、干渉手段の動作態様により、大当たり遊技全体を通した賞球の調整を行うことができる。 On the other hand, according to the gaming machine F1, since the interference means is arranged in the flow path of the ball passing through the ball entry port, by keeping the interference means in the overhanging state, from the ball entry port to the interference means. It is possible to clog the ball in the path of the ball and prevent more balls from passing through the entrance. Thereby, the prize ball can be adjusted throughout the jackpot game depending on the operation mode of the interference means.
遊技機F1において、前記干渉手段の退避状態において球を干渉手段の手前に停留させる停留手段を備えることを特徴とする遊技機F2。 The gaming machine F1 is characterized in that the gaming machine F1 includes a stopping means for stopping the ball in front of the interfering means in the retracted state of the interfering means.
遊技機F2によれば、遊技機F1の奏する効果に加え、干渉手段の手前に球が停留した状態で干渉手段を張出状態に変化させることができるので、予め干渉手段が状態変化される場合に比較して、その動作を球により隠すことができる。従って、その動作を遊技者に気づかれ難くすることができる。 According to the gaming machine F2, in addition to the effect of the gaming machine F1, the interfering means can be changed to the overhanging state while the ball is stopped in front of the interfering means. Therefore, when the interfering means is changed in advance. Compared to, the movement can be hidden by a sphere. Therefore, the movement can be made difficult for the player to notice.
遊技機F2において、前記停留手段は、前記検出手段を通過した球を停留させる停留状態と、前記検出手段を通過した球を通過させる通過状態とで切り替えられ、前記停留手段の切り替えの態様に対する前記干渉手段の状態変化の態様を変化可能に構成されることを特徴とする遊技機F3。 In the gaming machine F2, the stopping means is switched between a stopping state in which the ball passing through the detecting means is stopped and a passing state in which the ball passing through the detecting means is passed, and the above-mentioned aspect of switching of the stopping means. The gaming machine F3 is characterized in that the mode of changing the state of the interfering means can be changed.
遊技機F3によれば、遊技機F2の奏する効果に加え、停留手段の通過状態における干渉手段の状態変化の態様を複数種類で構成することができるので、停留手段を通過状態で維持しながら、停留手段を球が通過するタイミングを複数種類で変化させることができる。 According to the gaming machine F3, in addition to the effect of the gaming machine F2, a plurality of types of modes of changing the state of the interfering means in the passing state of the stopping means can be configured, so that the stopping means can be maintained in the passing state while being maintained. The timing at which the ball passes through the stopping means can be changed in a plurality of types.
<特典の種類を貯留個数から予想することを困難とする>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記入球口を通過した球の流下経路に配設され、複数の動作パターンで動作可能とされる動作手段を備え、その動作手段の動作パターンに基づいて遊技者が獲得可能な利益を変化可能に構成されることを特徴とする遊技機FK1。
<It is difficult to predict the type of benefits from the number of stored items>
The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. In a gaming machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. , The ball is arranged in the flow path of the ball passing through the entrance, and is provided with an operation means capable of operating in a plurality of operation patterns, and the profit that the player can obtain is changed based on the operation pattern of the operation means. A gaming machine FK1 characterized in being capable of being configured.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口に配置される作動部材の大当たり遊技中の動作態様を、規定個数の球の入球が可能な長時間開放と、規定個数の球の入球が不可能な短時間開放とで、各ラウンドに対応させて切り替えることにより、各ラウンドにおいて大入賞口に入球する個数を変化させるように制御される遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、各ラウンドにおいて大入賞口に入賞可能な球数が大入賞口の上流側の状況に基づいて決定するので、大入賞口の下流に対する注目力が低下する恐れがあるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, the operation mode of the operating member arranged in the big winning opening during the big hit game is such that a specified number of balls can be inserted for a long time and a specified number of balls can be inserted. There is a gaming machine that is controlled so as to change the number of balls entering the large winning opening in each round by switching the balls in response to each round, such as opening the ball for a short time, which is impossible (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-). 181572). However, in the above-mentioned conventional gaming machines, the number of balls that can be won in the large winning opening is determined based on the situation on the upstream side of the large winning opening in each round, so that the attention to the downstream of the large winning opening may decrease. There was a problem that there was.
これに対し、遊技機FK1によれば、入球口の下流側に動作手段が配設され、動作手段の動作パターンで遊技者が獲得可能な利益を変化可能に構成されるので、大入賞口の下流側への注目力を向上させることができる。 On the other hand, according to the gaming machine FK1, the operating means are arranged on the downstream side of the ball entrance, and the profit that the player can obtain can be changed by the operating pattern of the operating means. It is possible to improve the attention to the downstream side of.
遊技機FK1において、遊技者が操作可能な操作手段を備え、前記動作手段の動作パターンは、前記操作手段を遊技者が操作することにより変更可能に構成されることを特徴とする遊技機FK2。 The gaming machine FK2 is characterized in that the gaming machine FK1 includes operating means that can be operated by the player, and the operation pattern of the operating means can be changed by the player operating the operating means.
遊技機FK2によれば、遊技機FK1の奏する効果に加え、操作手段を遊技者が操作することにより動作手段の動作パターンを変更可能に構成されるので、操作手段に対する遊技者の操作意欲を向上させることができる。 According to the gaming machine FK2, in addition to the effect of the gaming machine FK1, the operation pattern of the operating means can be changed by the player operating the operating means, so that the player's willingness to operate the operating means is improved. Can be made to.
遊技機FK2において、前記入球口を遊技球が通過することに基づき遊技者に与えられる利益として、第1特典と、第2特典とが設定され、前記操作手段の操作態様により、前記第1特典と、前記第2特典との獲得の態様が変化することを特徴とする遊技機FK3。 In the gaming machine FK2, a first privilege and a second privilege are set as benefits given to the player based on the passage of the gaming ball through the entrance, and the first privilege depends on the operation mode of the operating means. The gaming machine FK3, characterized in that the mode of acquisition of the privilege and the second privilege changes.
遊技機FK3によれば、遊技機FK2の奏する効果に加え、操作手段の操作態様により、遊技者が得られる利益が直接的に変化するので、操作手段に対する遊技者の操作意欲を向上させることができる。 According to the gaming machine FK3, in addition to the effect of the gaming machine FK2, the profit obtained by the player directly changes depending on the operating mode of the operating means, so that the player's willingness to operate the operating means can be improved. can.
なお、第1特典および第2特典の態様は何ら限定されるものでは無い。例えば、第1特典が賞球の払い出しとして、第2特典が大当たり遊技後の確変状態の確定として(V確変の遊技機として)、それぞれ設定されても良いし、第2特典が大当たりの確定として(1種2種混合機における小当たり遊技として)設定されても良い。 The modes of the first privilege and the second privilege are not limited in any way. For example, the first privilege may be set as the payout of the prize ball, the second privilege may be set as the confirmation of the probability change state after the jackpot game (as a V probability variation game machine), or the second privilege may be set as the confirmation of the jackpot. It may be set (as a small hit game in a 1-kind 2-kind mixer).
なお、第1特典と第2特典との関係は、何ら限定されるものでは無い。例えば、大小の関係にあるものでも良いし、別の性質をもつものでも良いし、相反する関係にあるものでも良い。 The relationship between the first privilege and the second privilege is not limited in any way. For example, they may have a large or small relationship, may have different properties, or may have conflicting relationships.
ここで、大小の関係にあるものとしては、例えば、第1特典と第2特典において遊技者に付与される利益が共に賞球の払い出しであり、第1特典における払い出し球数に比較して第2特典における払い出し球数の方が多い場合や、第1特典と第2特典において遊技者に付与される利益が共に大当たり遊技状態への移行であり、第1特典における大当たり遊技のラウンド数に比較して、第2特典におけるラウンド数の方が多い場合等が例示される。 Here, as for those having a large or small relationship, for example, the profit given to the player in the first privilege and the second privilege is both the payout of the prize balls, and the number of balls paid out in the first privilege is the first. When the number of balls paid out in the 2 benefits is larger, or the profits given to the player in the 1st and 2nd benefits are both transitions to the jackpot game state, which is compared with the number of rounds of the jackpot game in the 1st benefit. Then, the case where the number of rounds in the second privilege is larger is illustrated.
また、別の性質にあるものとしては、例えば、第1特典において遊技者に付与される利益が大当たり遊技状態への移行であることに対し、第2特典において遊技者に付与される利益が賞球の払い出しである場合や、第1特典において遊技者に付与される利益が遊技状態の明示であることに対し、第2特典において遊技者に付与される利益が最大限の払い出し賞球の獲得である場合等が例示される。 Further, as another property, for example, the profit given to the player in the first privilege is a transition to the jackpot gaming state, whereas the profit given to the player in the second privilege is a prize. In the case of paying out balls or when the profit given to the player in the first privilege is a clear indication of the game state, the profit given to the player in the second privilege is the maximum payout prize ball acquisition. For example, the case is.
また、相反する関係にあるものとしては、例えば、第1特典において遊技者に付与される利益が大当たり遊技の終了後の遊技状態(や、次回大当たりまでの変動回数等の遊技者の利益に関わる情報)の開示であることに対し、第2特典において遊技者に付与される利益が大当たり遊技の終了後の遊技状態(や、次回大当たりまでの変動回数等の遊技者の利益に関わる情報)の隠滅である場合等が例示される。 Further, as a contradictory relationship, for example, the profit given to the player in the first privilege is related to the profit of the player such as the game state after the end of the jackpot game (or the number of fluctuations until the next jackpot). In contrast to the disclosure of information), the profit given to the player in the second privilege is the game state after the end of the jackpot game (and information related to the player's profit such as the number of fluctuations until the next jackpot). An example is the case of extinction.
<「通過」を入球口に入らずに過ぎたとしてみた場合のポイント。「入球」と差異>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過可能な入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備える遊技機において、前記入球口を通過した球の流下経路に配設され、複数の動作パターンで動作可能とされる動作手段を備え、その動作手段の動作パターンに基づいて遊技者が獲得可能な利益を変化可能に構成され、前記入球切替手段の第2状態において、遊技球は前記入球口を通り過ぎることを特徴とする遊技機FKK1。
<Points when "passing" is passed without entering the entrance. Difference from "entry ball">
The game area in which the ball flows down, the entry port through which the ball flowing down the game area can pass, and the first state and the entry in which the ball flowing down from the upstream side of the entry port can be guided to the entry port. A gaming machine including a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the ball opening in a second state in which the ball cannot be guided to the entry port, and a detection means for detecting the entry of the ball into the entry port. In the above, the ball is arranged in the flow path of the ball passing through the entrance, and is provided with an operation means capable of operating in a plurality of operation patterns. The game machine FKK1 which is configured to be changeable, and in the second state of the ball entry switching means, the game ball passes through the ball entry port.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口に配置される作動部材の大当たり遊技中の動作態様を、規定個数の球の入球が可能な長時間開放と、規定個数の球の入球が不可能な短時間開放とで、各ラウンドに対応させて切り替えることにより、各ラウンドにおいて大入賞口に入球する個数を変化させるように制御される遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、各ラウンドにおいて大入賞口に入賞可能な球数が大入賞口の上流側の状況および大入賞口の開放パターンに依存するので、大入賞口およびその上流側に遊技者の視線が集中することになり、遊技盤面全体を効果的に活用できていないという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, the operation mode of the operating member arranged in the big winning opening during the big hit game is such that a specified number of balls can be inserted for a long time and a specified number of balls can be inserted. There is a gaming machine that is controlled so as to change the number of balls entering the large winning opening in each round by switching the balls in response to each round, such as opening the ball for a short time, which is impossible (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-). 181572). However, in the above-mentioned conventional gaming machines, the number of balls that can be won in the large winning opening in each round depends on the situation on the upstream side of the large winning opening and the opening pattern of the large winning opening. There was a problem that the player's line of sight was concentrated on the pachinko machine, and the entire game board surface could not be used effectively.
これに対し、遊技機FKK1によれば、入球口の下流側に動作手段が配設され、動作手段の動作パターンで遊技者が獲得可能な利益を変化可能に構成されるので、大入賞口の下流側への注目力を向上させることができる。 On the other hand, according to the gaming machine FKK1, the operating means are arranged on the downstream side of the ball entrance, and the profit that the player can obtain can be changed by the operating pattern of the operating means. It is possible to improve the attention to the downstream side of.
加えて、入球口に入球せずに入球口を通過した遊技球が、遊技者が獲得可能な利益に影響することになるので、その遊技球への注目力を向上させることができる。 In addition, the game ball that passes through the ball entrance without entering the ball entrance affects the profit that the player can obtain, so that the attention to the game ball can be improved. ..
また、入球口に遊技球が入球した場合に遊技者が得られる利益以上の利益が、入球口を通過した遊技球の作用によって遊技者に与えられるように設定される場合、入球口へ入球せずに遊技球が通過することを期待する遊技性を構築することができる。これにより、入球口の下流側の領域の注目力を向上させることができる。 In addition, when it is set that a profit more than the profit obtained by the player when the game ball enters the entrance is given to the player by the action of the game ball passing through the entrance, the ball is entered. It is possible to build a playability that expects the game ball to pass without entering the mouth. As a result, it is possible to improve the attention of the area on the downstream side of the entrance.
遊技機FKK1において、前記入球口を通過した遊技球が入球可能に配設される通過後入球口と、その通過後入球口の上流側から流下する球を前記通過後入球口へ案内可能な第1状態と前記通過後入球口の上流側から流下する球を前記通過後入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる通過後入球切替手段と、を備え、その通過後入球切替手段は、前記入球口への遊技球の入球が生じるほど、前記第1状態に切り替えられる間隔を短縮可能に構成されることを特徴とする遊技機FKK2。 In the gaming machine FKK1, a ball entering port after passing, in which a game ball that has passed through the ball entering port is arranged so that the ball can enter, and a ball flowing down from the upstream side of the ball entering port after passing through the ball entering port after passing. The ball is provided with a post-passing ball entry switching means that can switch between a first state in which the ball can be guided to the ball and a second state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port after passing can be switched between the second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port after passing. The gaming machine FKK2 is characterized in that the post-passing ball entry switching means is configured so that the interval at which the game ball is switched to the first state can be shortened as the game ball enters the entry port.
遊技機FKK2によれば、遊技機FKK1の奏する効果に加え、入球口への遊技球の入球の有無が、通過後入球口へ遊技球が入球するか否かに影響を与えるので、入球口への注目力を向上させることができる。 According to the game machine FKK2, in addition to the effect of the game machine FKK1, the presence or absence of the game ball entering the ball entry port affects whether or not the game ball enters the ball entry port after passing. , It is possible to improve the attention to the entrance.
遊技機FKK1又はFKK2において、前記入球口の上流側に配設され遊技球の入球に伴い所定の抽選を開始可能となる抽選入球口を備え、その抽選入球口の抽選結果に応じて前記入球切替手段の状態が切り替えられるパターンが選択されることを特徴とする遊技機FKK3。 The gaming machines FKK1 or FKK2 are provided with a lottery entry slot arranged on the upstream side of the entry slot and capable of starting a predetermined lottery when the game ball enters, depending on the lottery result of the lottery entry slot. The gaming machine FKK3 is characterized in that a pattern for switching the state of the ball entry switching means is selected.
遊技機FKK3によれば、遊技機FKK1又はFKK2の奏する効果に加え、入球切替手段の状態の切り替えが、抽選入球口への入球によって選択されるパターンに基づいて生じる。即ち、抽選入球口への遊技球の入球が、入球切替手段の状態変化の条件となるので、遊技者の注目力を向上する領域を抽選入球口まで拡大することができる。 According to the gaming machine FKK3, in addition to the effect of the gaming machine FKK1 or FKK2, the switching of the state of the ball entry switching means occurs based on the pattern selected by the ball entering the lottery entry ball opening. That is, since the entry of the game ball into the lottery entry slot is a condition for changing the state of the entry ball switching means, the area for improving the attention of the player can be expanded to the lottery entry slot.
遊技機FKK3において、前記抽選入球口へ入球した遊技球が、前記通過後入球口に入球し得るように構成されることを特徴とする遊技機FKK4。 The gaming machine FKK3 is characterized in that a gaming ball that has entered the lottery entry slot is configured to be able to enter the entry slot after passing the ball.
遊技機FKK4によれば、遊技機FKK3の奏する効果に加え、入球口へ入球する遊技球に、入球切替手段の状態変化の条件付けをするという役割と、通過後入球口に入球した場合に遊技者に所定の利益を与えるという役割とを、共有させることができる。これにより、遊技球の注目力を向上させることができる。 According to the game machine FKK4, in addition to the effect of the game machine FKK3, the game ball entering the ball entrance has a role of conditioning the state change of the ball entry switching means, and the ball enters the ball entry port after passing. It is possible to share the role of giving a predetermined benefit to the player in the case of such a case. As a result, the attention of the game ball can be improved.
遊技機FKK1からFKK4のいずれかにおいて、前記入球切替手段は、前記第1状態と前記第2状態とで切り替えられる規則が、複数用意されていることを特徴とする遊技機FKK5。 In any of the gaming machines FKK1 to FKK4, the gaming machine FKK5 is characterized in that the ball entry switching means is provided with a plurality of rules for switching between the first state and the second state.
遊技機FKK5によれば、遊技機FKK1からFKK4のいずれかの奏する効果に加え、入球切替手段への注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine FKK5, in addition to the effect of any one of the gaming machines FKK1 to FKK4, it is possible to improve the attention to the ball entry switching means.
なお、複数用意される規則としては、例えば、第1状態で維持される期間の長短が違う規則や、入球切替手段へ向けて遊技球が流下開始してからの状態変化開始タイミングが違う規則などが例示される。 As a plurality of rules to be prepared, for example, a rule having a different length of the period maintained in the first state, or a rule having a different state change start timing after the game ball starts flowing down toward the ball entry switching means. Etc. are exemplified.
<アタッカーの動作からV入賞の可否を予想しづらくするポイント1>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、前記入球口を通過した球が通過することにより遊技者に所定の利益を与える利益付与手段と、その利益付与手段に球を案内可能な第1状態と、前記利益付与手段に球を案内不能な第2状態とで切り替えられる利益切替手段と、を備える遊技機において、前記入球切替手段を第1状態に維持する条件を同一とする作動態様において、前記利益付与手段に球が通過可能な場合と、前記利益付与手段に球が通過不能な場合とを切替可能とされることを特徴とする遊技機G1。
<
The game area in which the ball flows down, the entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the entry port can be guided to the entry port and the entry ball. The ball entry switching means for switching the ball flowing down from the upstream side of the mouth in the second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, the detection means for detecting the ball entering the ball entry port, and the ball entry port. A profit-giving means that gives a predetermined profit to the player by passing the passed ball, a first state in which the ball can be guided to the profit-giving means, and a second state in which the ball cannot be guided to the profit-giving means. In a gaming machine including a profit switching means that can be switched by The gaming machine G1 characterized in that it is possible to switch between the case where the ball cannot pass through the giving means.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口を通過した球が振分部により有利ルートか不利ルートかのいずれかに振り分けられ、その振り分けの結果により遊技者に付与される利益が変化する遊技機がある(例えば特開2014−155538号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、振分部が有利ルートに球を振り分け可能な状態とされる期間における大入賞口の開閉板の動作態様が、球を有利ルートへ流下させる場合用の動作態様と、球を有利ルートへ流下させない場合用の動作態様とで明確に分けられており、球を有利ルートへ流下させない場合用の動作態様では、そもそも大入賞口に球が入球しないように開閉板が動作(閉鎖)されるので、大入賞口へ向かう球への注目力を維持することができず、大入賞口へ入球した球の挙動に注目させるという観点から改善の余地があるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, a ball that has passed through a large winning opening is distributed to either an advantageous route or an unfavorable route by the distribution section, and the profit given to the player changes depending on the distribution result. (See, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2014-155538). However, in the above-mentioned conventional gaming machine, the operation mode of the opening / closing plate of the large winning opening during the period in which the distribution unit is in a state where the ball can be distributed to the advantageous route is an operation for causing the ball to flow down to the advantageous route. It is clearly divided into the mode and the operation mode for when the ball is not allowed to flow down to the advantageous route. Since the opening / closing plate is operated (closed), it is not possible to maintain the attention to the ball toward the big winning opening, and there is room for improvement from the viewpoint of paying attention to the behavior of the ball entering the big winning opening. There was a problem.
これに対し、遊技機G1によれば、入球切替手段を第1状態に維持する条件を同一とする作動態様において、利益付与手段に球が通過可能な場合と、利益付与手段に球が通過不能な場合とを切り替えられるので、入球口への球の入球を遮ることがない。これにより、入球口へ向かう球に対する注目力を維持することができる。 On the other hand, according to the gaming machine G1, in the operating mode in which the conditions for maintaining the ball entry switching means in the first state are the same, the ball can pass through the profit-giving means and the ball passes through the profit-giving means. Since it can be switched between the impossible case and the impossible case, it does not block the ball from entering the ball entrance. As a result, it is possible to maintain the attention to the ball toward the entrance.
遊技機G1において、前記利益切替手段の上流側に配置され、前記検出手段を通過した球を停留させる停留状態と、前記検出手段を通過した球を通過させる通過状態とで切替られる停留手段を備え、前記入球切替手段が前記第1状態から前記第2状態へ切り替えられることに伴い前記停留手段が前記停留状態から前記通過状態に切り替えられ、前記停留手段の下流へ流下した球が前記利益切替手段に到達することを特徴とする遊技機G2。 The gaming machine G1 includes a stopping means that is arranged on the upstream side of the profit switching means and can be switched between a stopping state in which a ball passing through the detecting means is stopped and a passing state in which a ball passing through the detecting means is stopped. As the ball entry switching means is switched from the first state to the second state, the stopping means is switched from the stopping state to the passing state, and the ball flowing down to the downstream of the stopping means switches the profit. A gaming machine G2 characterized by reaching a means.
遊技機G2によれば、遊技機G1の奏する効果に加え、入球口を通過した球を、利益切替手段の上流に配置される停留手段で一度停留させることにより、任意のタイミングで球が利益切替手段に到達することを防止することができる。これにより、入球切替手段が第1状態とされる間に、球がどのように入球口を通過したとしても、予想外のタイミングで球が利益切替手段に到達することを防止することができる。 According to the gaming machine G2, in addition to the effect of the gaming machine G1, the ball passing through the entrance is stopped once by the stopping means arranged upstream of the profit switching means, so that the ball is profitable at an arbitrary timing. It is possible to prevent the switching means from being reached. As a result, it is possible to prevent the ball from reaching the profit switching means at an unexpected timing no matter how the ball passes through the ball entry port while the ball entry switching means is in the first state. can.
遊技機G2において、前記停留手段を前記通過状態に切り替えてから、その停留手段を通過して流下する球が前記利益切替手段に到達可能な期間を変化させる期間変化手段を備えることを特徴とする遊技機G3。 The gaming machine G2 is characterized by comprising a period changing means for changing the period during which the ball flowing down through the stopping means can reach the profit switching means after switching the stopping means to the passing state. Game machine G3.
遊技機G3によれば、遊技機G2の奏する効果に加え、期間変化手段により球が停留手段を通過してから利益切替手段に到達可能な期間が変化するので、球が停留手段を通過した後の遊技性に遊技者が飽きることを防止することができ、球が利益切替手段に到達するまでの間における遊技者の興趣を向上させることができる。 According to the gaming machine G3, in addition to the effect of the gaming machine G2, the period during which the ball can reach the profit switching means after the ball passes through the stopping means changes depending on the period changing means. It is possible to prevent the player from getting bored with the playability of the ball, and it is possible to improve the interest of the player until the ball reaches the profit switching means.
なお、期間変化手段は、停留手段を通過する球の流下速度を変化させる手段でも良いし、停留手段が通過状態に切り替えられてから球が流下開始するまでの期間を遅延させる手段でも良いし、停留手段に停留する球の球数を変化させる手段でも良い。 The period changing means may be a means for changing the flow velocity of the ball passing through the stopping means, or a means for delaying the period from when the stopping means is switched to the passing state until the ball starts flowing down. It may be a means for changing the number of balls anchored in the stopping means.
遊技機G3において、前記期間変化手段は、遊技者に付与する利益に応じて、前記停留手段に停留される球の個数を切替可能に形成されることを特徴とする遊技機G4。 In the gaming machine G3, the period changing means is formed so that the number of balls parked in the stopping means can be switched according to the profit given to the player.
遊技機G4によれば、遊技機G3の奏する効果に加え、停留手段に停留される球の個数により、遊技者に与えられる利益を予想することができるので、停留手段に停留される球に対する注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine G4, in addition to the effect of the gaming machine G3, the profit given to the player can be predicted from the number of balls stopped by the stopping means, so attention to the balls stopped by the stopping means can be predicted. Power can be improved.
なお、停留手段に停留される球の個数を切り替える手段は、何ら限定されるものでは無い。例えば、停留手段を通過状態とする期間と、その直後に入球切替手段を第1状態とする期間との組合せにより、停留手段に停留させる球の個数を変化させることができる。 The means for switching the number of balls stopped by the stopping means is not limited at all. For example, the number of balls to be stopped at the stopping means can be changed by combining the period in which the stopping means is in the passing state and the period in which the ball entry switching means is set to the first state immediately after that.
即ち、例えば、停留手段を通過状態とする期間を極端に短くした後、その直後に入球切替手段を第1状態とする期間を極端に短くする場合、停留手段に停留していた球の内、停留手段の下流へ流下する球が極端に少なくなることから、入球口から新たに球が入球しないとしても、停留手段には多数の球が停留していることになる。 That is, for example, when the period during which the stopping means is in the passing state is extremely shortened, and then the period during which the ball entry switching means is placed in the first state immediately after that is extremely shortened, among the balls stopped at the stopping means. Since the number of balls flowing downstream of the stopping means is extremely small, a large number of balls are stopped at the stopping means even if no new balls enter from the entrance.
一方で、停留手段を通過状態とする期間を十分長くとった後、その直後に入球切替手段を第1状態とする期間を極端に短くする場合、停留手段に停留していた球の内、大多数の球が停留手段の下流へ流下することに加え、入球口から新たに球が入球しないことから、停留手段にはほとんど球が停留していないことになる。 On the other hand, if the period during which the stopping means is passed is sufficiently long and then the period during which the entry switching means is set to the first state is extremely shortened immediately after that, among the balls stopped at the stopping means, In addition to the majority of the balls flowing downstream of the stopping means, no new balls enter from the entrance, so that the balls are hardly stopped at the stopping means.
このように、停留手段を通過状態とする期間を変化させると共にその直後に入球切替手段を第1状態とする期間を短くすることで、球の発射態様に関わらず、停留手段に停留される球の個数を変化させることができる。 In this way, by changing the period during which the stopping means is in the passing state and shortening the period during which the entering ball switching means is in the first state immediately after that, the ball is stopped at the stopping means regardless of the launch mode of the ball. The number of spheres can be changed.
遊技機G1からG4のいずれかにおいて、前記入球切替手段が前記第2状態に維持される閉鎖維持期間を複数種類で選択して設定する設定手段を備え、前記閉鎖維持期間の終点から所定期間経過後に前記利益切替手段が前記第1状態に切り替えられることを特徴とする遊技機G5。 In any of the gaming machines G1 to G4, the ball entry switching means is provided with a setting means for selecting and setting a plurality of types of closed maintenance periods in which the second state is maintained, and a predetermined period from the end point of the closed maintenance period. The gaming machine G5, wherein the profit switching means is switched to the first state after the lapse of time.
遊技機G5によれば、遊技機G1からG4のいずれかの奏する効果に加え、設定手段により入球切替手段が第2状態を維持する期間が複数種類で形成されることから、球が停留手段を通過してから利益切替手段が第1状態に切り替えられるまでの期間が複数種類で形成されるので、停留手段に停留される球数が同じであったとしても、球が利益付与手段を通過する場合と、通過しない場合とを形成可能に制御することができる。従って、球の流下に対する注目力を継続して向上させることができる。 According to the gaming machine G5, in addition to the effect of any of the gaming machines G1 to G4, the setting means forms a plurality of types of periods during which the ball entry switching means maintains the second state, so that the ball is a stopping means. Since the period from passing through to the switching of the profit switching means to the first state is formed by a plurality of types, the balls pass through the profit-giving means even if the number of balls stopped at the stopping means is the same. It is possible to control the case where the case is performed and the case where the case is not passed. Therefore, it is possible to continuously improve the attention to the flow of the sphere.
なお、例えば、入球口を規定個数の球が通過可能な程度に十分長い期間、入球切替手段を第1状態に維持し、その直後に入球切替手段を第2状態で維持する期間を極端に短くする(停留手段を通過した球が利益切替手段に到達するよりも短くする)態様で設定手段が閉鎖維持期間を選択した場合、その直後に入球切替手段が第1状態となった時から起算して利益切替手段の状態を変化させることにより、停留手段が通過状態となってから利益切替手段が第1状態となるまでの期間を任意に設定することができる。従って、入球切替手段が第1状態から第2状態に切り替えられるタイミングに関わらず、停留手段を通過した球が利益付与手段を通過するか否かを任意に定めることができる。これにより、停留手段に停留する球の個数や、停留の態様(例えば、タイミング)に関わらず、停留手段を通過した球が利益付与手段を通過するか否かを任意に定めることができる。 For example, a period in which the ball entry switching means is maintained in the first state for a sufficiently long period so that a specified number of balls can pass through the ball entry port, and immediately after that, the ball entry switching means is maintained in the second state. When the setting means selects the closed maintenance period in the manner of making it extremely short (making the ball passing through the stopping means shorter than reaching the profit switching means), the entry ball switching means is in the first state immediately after that. By changing the state of the profit switching means from time to time, the period from the passing state of the stopping means to the first state of the profit switching means can be arbitrarily set. Therefore, regardless of the timing at which the ball entry switching means is switched from the first state to the second state, it is possible to arbitrarily determine whether or not the ball that has passed through the stopping means passes through the profit-giving means. Thereby, regardless of the number of balls anchored in the stopping means and the mode of stopping (for example, timing), it is possible to arbitrarily determine whether or not the balls passing through the stopping means pass through the profit-giving means.
遊技機G1からG5のいずれかにおいて、前記入球切替手段の切替動作を、前記入球口への規定個数の入球により生じる第1動作ではなく、規定時間の経過により生じる第2動作で生じさせるように、意図的に選択する意図的選択手段を備えることを特徴とする遊技機G6。 In any of the gaming machines G1 to G5, the switching operation of the ball entry switching means occurs not in the first operation caused by the specified number of balls entering the ball entry port but in the second operation caused by the passage of the specified time. The gaming machine G6 is provided with an intentional selection means for intentionally selecting so as to be provided.
遊技機G6によれば、遊技機G1からG5のいずれかの奏する効果に加え、意図的選択手段の作用により、入球切替手段の切替動作を、予め設定された時間での動作に限定し、入球口の球の通過態様による切り替えのランダム性を排除できる。これにより、利益切替手段を第1状態としながら、球の入球は許容しない時間を多く確保することができる。 According to the gaming machine G6, in addition to the effect of any of the gaming machines G1 to G5, the switching operation of the ball entry switching means is limited to the operation at a preset time by the action of the intentional selection means. It is possible to eliminate the randomness of switching depending on the passing mode of the ball at the entrance. As a result, it is possible to secure a large amount of time during which the ball is not allowed to enter while the profit switching means is in the first state.
なお、意図的選択手段としては、規定個数未満の球の通過により、入球口を球が通過しない状態とすることが例示される。これは、入球口を通過する途中の球を意図的に詰まらせる(通過させなくする)ことで、実現可能である。 As an intentional selection means, it is exemplified that the ball does not pass through the entrance due to the passage of less than the specified number of balls. This can be achieved by intentionally clogging (not allowing) the ball on the way through the entrance.
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、前記入球口を通過した球が通過することにより遊技者に所定の利益を与える利益付与手段と、その利益付与手段に球を案内可能な第1状態と、前記利益付与手段に球を案内不能な第2状態とで切り替えられる利益切替手段と、を備える遊技機において、前記利益付与手段への球の流下態様が正常であるか判定する流下態様判定手段と、その流下態様判定手段による判定結果に基づいて報知を行う報知手段と、を備えることを特徴とする遊技機GK1。 The game area in which the ball flows down, the entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the entry port can be guided to the entry port and the entry ball. The ball entry switching means for switching the ball flowing down from the upstream side of the mouth in the second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, the detection means for detecting the ball entering the ball entry port, and the ball entry port. A profit-giving means that gives a predetermined profit to the player by passing the passed ball, a first state in which the ball can be guided to the profit-giving means, and a second state in which the ball cannot be guided to the profit-giving means. In a gaming machine including a profit switching means that can be switched by The gaming machine GK1 is characterized by comprising a notification means for performing the notification.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口を通過した球が振分部により有利ルートか不利ルートかのいずれかに振り分けられ、その振り分けの結果により遊技者に付与される利益が変化する遊技機がある(例えば特開2014−155538号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、振分部に到達する前の球に負荷(磁力や、衝撃)を与える不正行為により、不正の利益を得ようとする遊技者が少なからず生じるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, a ball that has passed through a large winning opening is distributed to either an advantageous route or an unfavorable route by the distribution section, and the profit given to the player changes depending on the distribution result. (See, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2014-155538). However, in the above-mentioned conventional gaming machines, there is a problem that not a few players try to obtain fraudulent profits due to fraudulent acts that apply a load (magnetic force or impact) to the ball before reaching the distribution part. was there.
これに対し、遊技機GK1によれば、異常が判定された場合には報知手段により報知されるので、不正行為を抑制することができる。即ち、不正に球の流下を妨害した場合であっても、報知により不正な利益を得られなくなる可能性が高いことから、不正に利益を得ようとする者(以下、「不正行為者」又は「不正者」とも称す)に対する抑止効果を働かせることができる。 On the other hand, according to the gaming machine GK1, when an abnormality is determined, it is notified by the notification means, so that fraudulent acts can be suppressed. That is, even if the ball is illegally blocked from flowing down, there is a high possibility that the notification will not be able to obtain an illegal profit. It can exert a deterrent effect against (also called "illegal person").
なお、異常の判定の態様は、何ら限定されるものでは無い。例えば、利益切替手段が第1状態に切り替えられてから、球が排出されきるタイミングを設定し、そのタイミングになっても球の排出が検出されないことにより、報知を行うようにしても良い。この場合、球が利益切替手段を通る前に報知を行うことができるので、遊技者からの不満を生じにくくすることができる。 The mode of determining the abnormality is not limited in any way. For example, after the profit switching means is switched to the first state, the timing at which the balls are completely discharged may be set, and the discharge of the balls is not detected even at that timing, so that the notification may be performed. In this case, since the notification can be given before the ball passes through the profit switching means, it is possible to reduce the dissatisfaction from the player.
遊技機GK1において、前記流下態様判定手段は、前記入球口から前記利益付与手段までの間に配置される球の個数に基づいて判定を行うことを特徴とする遊技機GK2。 In the gaming machine GK1, the flow-down mode determining means makes a determination based on the number of balls arranged between the entrance and the profit-giving means.
遊技機GK2によれば、遊技機GK1の奏する効果に加え、入球口から利益付与手段までの間の遊技球の貯まり具合に寄らず、球の流下態様が異常であるかを判定することができる。 According to the gaming machine GK2, in addition to the effect of the gaming machine GK1, it is possible to determine whether or not the flow mode of the balls is abnormal regardless of how the gaming balls are accumulated between the entrance and the profit-giving means. can.
遊技機GK1又はGK2において、前記報知手段が報知を実行した後において、前記利益付与手段の上流側における球の配置の変化を抑制する配置抑制手段を備えることを特徴とする遊技機GK3。 The gaming machine GK3 is characterized in that the gaming machine GK1 or GK2 includes an arrangement suppressing means for suppressing a change in the arrangement of balls on the upstream side of the profit-giving means after the notification means executes the notification.
遊技機GK3によれば、遊技機GK1又はGK2の奏する効果に加え、配置抑制手段により球の配置の変化を抑制することができるので、不測のエラーが発生した場合の遊技再開時に遊技者が被る損失を最小限に抑えることができる。 According to the gaming machine GK3, in addition to the effect of the gaming machine GK1 or GK2, the change in the arrangement of the balls can be suppressed by the arrangement suppressing means, so that the player suffers when the game is restarted when an unexpected error occurs. Loss can be minimized.
<アタッカーの動作からV入賞の可否を予想しづらくするポイント2、パカ有り>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、前記入球口を通過した球が通過することにより遊技者に所定の利益を与える利益付与手段と、その利益付与手段に球を案内可能な第1状態と、前記利益付与手段に球を案内不能な第2状態とで切り替えられる利益切替手段と、を備える遊技機において、前記入球切替手段の動作態様により、前記利益切替手段に球が到達する態様を変化可能に構成されることを特徴とする遊技機H1。
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The game area in which the ball flows down, the entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the entry port can be guided to the entry port and the entry ball. The ball entry switching means for switching the ball flowing down from the upstream side of the mouth in the second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, the detection means for detecting the ball entering the ball entry port, and the ball entry port. A profit-giving means that gives a predetermined profit to the player by passing the passed ball, a first state in which the ball can be guided to the profit-giving means, and a second state in which the ball cannot be guided to the profit-giving means. H1 is a gaming machine including a profit switching means that can be switched by the above, wherein the mode in which the ball reaches the profit switching means can be changed depending on the operation mode of the ball entry switching means.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口を通過した球が振分部により有利ルートか不利ルートかのいずれかに振り分けられ、その振り分けの結果により遊技者に付与される利益が変化する遊技機がある(例えば特開2014−155538号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、振分部が有利ルートに球を振り分け可能な状態とされる期間における大入賞口の開閉板の動作態様が、球を有利ルートへ流下させる場合用の動作態様と、球を有利ルートへ流下させない場合用の動作態様とで明確に分けられており、球を有利ルートへ流下させない場合用の動作態様では、そもそも大入賞口に球が入球しないように開閉板が動作(閉鎖)されるので、大入賞口へ向かう球への注目力を維持することができず、大入賞口へ入球した球の挙動に注目させるという観点から改善の余地があるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, a ball that has passed through a large winning opening is distributed to either an advantageous route or an unfavorable route by the distribution section, and the profit given to the player changes depending on the distribution result. (See, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2014-155538). However, in the above-mentioned conventional gaming machine, the operation mode of the opening / closing plate of the large winning opening during the period in which the distribution unit is in a state where the ball can be distributed to the advantageous route is an operation for causing the ball to flow down to the advantageous route. It is clearly divided into the mode and the operation mode for when the ball is not allowed to flow down to the advantageous route. Since the opening / closing plate is operated (closed), it is not possible to maintain the attention to the ball toward the big winning opening, and there is room for improvement from the viewpoint of paying attention to the behavior of the ball entering the big winning opening. There was a problem.
これに対し、遊技機H1によれば、球が入球口を通過可能な状態を維持しながら、入球切替手段の動作態様により、利益切替手段に球が到達する態様を変化可能に構成されるので、利益切替手段に如何なる態様で球を到達させるかを意図的に制御することができる。 On the other hand, according to the gaming machine H1, the mode in which the ball reaches the profit switching means can be changed depending on the operation mode of the ball entry switching means while maintaining the state in which the ball can pass through the ball entry port. Therefore, it is possible to intentionally control in what manner the profit switching means reaches the ball.
遊技機H1において、前記入球切替手段が前記第2状態に切り替えられる時間に関連した個数の球を、前記利益切替手段に案内可能に構成されることを特徴とする遊技機H2。 The gaming machine H1 is characterized in that the number of balls related to the time when the entering ball switching means is switched to the second state can be guided to the profit switching means.
遊技機H2によれば、遊技機H1の奏する効果に加え、入球切替手段が第2状態で維持される長さから、球が利益切替手段にどのような態様で案内されるのかを遊技者に予想させることができるので、遊技者の入球切替手段の動作に対する注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine H2, in addition to the effect of the gaming machine H1, the player can tell how the ball is guided to the profit switching means from the length that the ball entry switching means is maintained in the second state. Therefore, it is possible to improve the player's attention to the operation of the ball entry switching means.
遊技機H1又はH2において、前記入球切替手段が第1状態から第2状態へ切り替えられる途中に、前記利益切替手段への球の送球が開始される開始状態が形成されることを特徴とする遊技機H3。 The gaming machine H1 or H2 is characterized in that a start state is formed in which the ball is started to be thrown to the profit switching means while the ball entry switching means is switched from the first state to the second state. Game machine H3.
遊技機H3によれば、遊技機H1又はH2の奏する効果に加え、開始状態となって初めて球が利益切替手段へ送球されるところ、開始状態の直前において入球切替手段の動作を停止し、再度第1状態にすることもできるので、第1状態から動作を開始したからといって、利益切替手段への送球が開始されるとは限らないという遊技性を形成することができる。これにより、利益切替手段に球が到達するかを直接確認する必要が生じるので、利益切替手段に対する注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine H3, in addition to the effect of the gaming machine H1 or H2, when the ball is sent to the profit switching means only after the start state, the operation of the ball entry switching means is stopped immediately before the start state. Since the first state can be set again, it is possible to form a playability that the throwing of the ball to the profit switching means is not necessarily started even if the operation is started from the first state. As a result, it becomes necessary to directly confirm whether or not the ball reaches the profit switching means, so that the attention to the profit switching means can be improved.
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、前記入球口を通過した球が通過することにより遊技者に所定の利益を与える利益付与手段と、その利益付与手段に球を案内可能な第1状態と、前記利益付与手段に球を案内不能な第2状態とで切り替えられる利益切替手段と、を備える遊技機において、球の通過を検出することにより前記入球切替手段が状態変化可能な状態となるように構成される状態変化手段を備え、その状態変化手段への球の通過頻度に基づいて、前記利益切替手段へ送球可能な球の個数を切り替え可能に構成されることを特徴とする遊技機HK1。 The game area in which the ball flows down, the entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the entry port can be guided to the entry port and the entry ball. The ball entry switching means for switching the ball flowing down from the upstream side of the mouth in the second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, the detection means for detecting the ball entering the ball entry port, and the ball entry port. A profit-giving means that gives a predetermined profit to the player by passing the passed ball, a first state in which the ball can be guided to the profit-giving means, and a second state in which the ball cannot be guided to the profit-giving means. In a gaming machine including a profit switching means that can be switched by The gaming machine HK1 is characterized in that the number of balls that can be thrown to the profit switching means can be switched based on the passing frequency of the balls to the profit switching means.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口を通過した球が振分部により有利ルートか不利ルートかのいずれかに振り分けられ、その振り分けの結果により遊技者に付与される利益が変化する遊技機がある(例えば特開2014−155538号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、振分部が有利ルートに球を振り分け可能な状態とされる期間における大入賞口の開閉板の動作態様が、球を有利ルートへ流下させる場合用の動作態様と、球を有利ルートへ流下させない場合用の動作態様とで明確に分けられており、球を有利ルートへ流下させない場合用の動作態様では、そもそも大入賞口に球が入球しないように開閉板が動作(閉鎖)されるので、大入賞口へ向かう球への注目力を維持することができず、大入賞口へ入球した球の挙動に注目させるという観点から改善の余地があるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, a ball that has passed through a large winning opening is distributed to either an advantageous route or an unfavorable route by the distribution section, and the profit given to the player changes depending on the distribution result. (See, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2014-155538). However, in the above-mentioned conventional gaming machine, the operation mode of the opening / closing plate of the large winning opening during the period in which the distribution unit is in a state where the ball can be distributed to the advantageous route is an operation for causing the ball to flow down to the advantageous route. It is clearly divided into the mode and the operation mode for when the ball is not allowed to flow down to the advantageous route. Since the opening / closing plate is operated (closed), it is not possible to maintain the attention to the ball toward the big winning opening, and there is room for improvement from the viewpoint of paying attention to the behavior of the ball entering the big winning opening. There was a problem.
これに対し、遊技機HK1では、状態変化手段への球の通過頻度に基づいて利益切替手段へ送球可能な球の個数が切替可能に構成されるので、利益切替手段への球の入球態様に変化をつけることができる。これにより、入球口を通過した球の挙動に対する注目力を向上させることができる。 On the other hand, in the gaming machine HK1, the number of balls that can be thrown to the profit switching means can be switched based on the frequency of passing the balls to the state changing means, so that the ball enters the profit switching means. Can be changed. As a result, it is possible to improve the attention to the behavior of the ball that has passed through the entrance.
遊技機HK1において、前記状態変化手段への入球頻度が所定の頻度よりも高い場合、所定期間に前記利益切替手段へ送球される球の個数の上限値が設定されることを特徴とする遊技機HK2。 In the gaming machine HK1, when the frequency of entering balls into the state changing means is higher than a predetermined frequency, an upper limit of the number of balls thrown to the profit switching means is set in a predetermined period. Machine HK2.
遊技機HK2によれば、遊技機HK1の奏する効果に加え、状態変化手段に球を通過させればさせるほど良いという遊技性から脱却することができる。 According to the gaming machine HK2, in addition to the effect of the gaming machine HK1, it is possible to escape from the game property that the more the ball is passed through the state changing means, the better.
遊技機HK1又はHK2において、前記利益切替手段へ、前記入球切替手段の複数回の開閉において前記入球口を通過した球を、合わせて送球可能に構成されることを特徴とする遊技機HK3。 The gaming machine HK1 or HK2 is configured to be configured to be capable of throwing balls that have passed through the entry port in a plurality of opening and closing of the entry switching means to the profit switching means. ..
遊技機HK3によれば、遊技機HK1又はHK2の奏する効果に加え、入球切替手段の複数の開閉時における入球口への入球を、入球切替手段への送球態様に関連付けることができるので、入球切替手段の1回の開閉で入球切替手段への送球態様が独立している場合に比較して、送球態様のバリエーションを増やすことができる。 According to the game machine HK3, in addition to the effect of the game machine HK1 or HK2, the ball entering the ball entry port when a plurality of ball entry switching means are opened and closed can be associated with the throwing mode to the ball entry switching means. Therefore, it is possible to increase the variation of the throwing mode as compared with the case where the throwing mode to the ball entering switching means is independent by opening and closing the ball entering switching means once.
なお、入球切替手段の開閉の回数の数え方は、何ら限定されるものでは無い。例えば、入球切替手段の動作回数で数えても良いし、入球切替手段の動作の組み合わせ(例えば、小当たり遊技等の予め設定された作動パターン)の発生回数で数えても良い。 The number of times the ball entry switching means is opened and closed is not limited in any way. For example, it may be counted by the number of operations of the ball entry switching means, or may be counted by the number of occurrences of a combination of actions of the ball entry switching means (for example, a preset operation pattern such as a small hit game).
遊技者が操作可能な操作手段と、前記入球切替手段に入球した球を一時的に貯留する貯留状態と、球の貯留を解除して前記利益付与手段へ向けて流下可能とする通過状態とで切り替えられる一時貯留手段と、を備え、その一時貯留手段の状態を前記操作手段の操作により切替可能に構成されることを特徴とする遊技機HP1。 An operating means that can be operated by the player, a storage state in which the ball that has entered the ball entry switching means is temporarily stored, and a passing state in which the storage of the ball is released so that the ball can flow down toward the profit-giving means. The gaming machine HP1 is provided with a temporary storage means that can be switched by the above, and the state of the temporary storage means can be switched by the operation of the operating means.
遊技機HP1によれば、遊技者が任意のタイミングで一時貯留手段の状態を切り替えることができるので、操作手段の操作に対する参加意欲を高めることができる。 According to the gaming machine HP1, the player can switch the state of the temporary storage means at an arbitrary timing, so that the motivation to participate in the operation of the operating means can be increased.
遊技機HP1において、前記操作手段の操作タイミングにより、遊技者に付与される利益が、第1特典または第2特典から選択されることを特徴とする遊技機HP2。 In the gaming machine HP1, the gaming machine HP2 is characterized in that the profit given to the player is selected from the first privilege or the second privilege according to the operation timing of the operating means.
遊技機HP2によれば、遊技機HP1の奏する効果に加え、操作手段の操作に対する遊技者の注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine HP2, in addition to the effect of the gaming machine HP1, it is possible to improve the player's attention to the operation of the operating means.
なお、第1特典と第2特典との関係は、何ら限定されるものでは無い。例えば、大小の関係にあるものでも良いし、別の性質をもつものでも良いし、相反する関係にあるものでも良い。 The relationship between the first privilege and the second privilege is not limited in any way. For example, they may have a large or small relationship, may have different properties, or may have conflicting relationships.
ここで、大小の関係にあるものとしては、例えば、第1特典と第2特典において遊技者に付与される利益が共に賞球の払い出しであり、第1特典における払い出し球数に比較して第2特典における払い出し球数の方が多い場合や、第1特典と第2特典において遊技者に付与される利益が共に大当たり遊技状態への移行であり、第1特典における大当たり遊技のラウンド数に比較して、第2特典におけるラウンド数の方が多い場合等が例示される。 Here, as for those having a large or small relationship, for example, the profit given to the player in the first privilege and the second privilege is both the payout of the prize balls, and the number of balls paid out in the first privilege is the first. When the number of balls paid out in the 2 benefits is larger, or the profits given to the player in the 1st and 2nd benefits are both transitions to the jackpot game state, which is compared with the number of rounds of the jackpot game in the 1st benefit. Then, the case where the number of rounds in the second privilege is larger is illustrated.
また、別の性質にあるものとしては、例えば、第1特典において遊技者に付与される利益が大当たり遊技状態への移行であることに対し、第2特典において遊技者に付与される利益が賞球の払い出しである場合や、第1特典において遊技者に付与される利益が遊技状態の明示であることに対し、第2特典において遊技者に付与される利益が最大限の払い出し賞球の獲得である場合等が例示される。 Further, as another property, for example, the profit given to the player in the first privilege is a transition to the jackpot gaming state, whereas the profit given to the player in the second privilege is a prize. In the case of paying out balls or when the profit given to the player in the first privilege is a clear indication of the game state, the profit given to the player in the second privilege is the maximum payout prize ball acquisition. For example, the case is.
また、相反する関係にあるものとしては、例えば、第1特典において遊技者に付与される利益が大当たり遊技の終了後の遊技状態(や、次回大当たりまでの変動回数等の遊技者の利益に関わる情報)の開示であることに対し、第2特典において遊技者に付与される利益が大当たり遊技の終了後の遊技状態(や、次回大当たりまでの変動回数等の遊技者の利益に関わる情報)の隠滅である場合等が例示される。 Further, as a contradictory relationship, for example, the profit given to the player in the first privilege is related to the profit of the player such as the game state after the end of the jackpot game (or the number of fluctuations until the next jackpot). In contrast to the disclosure of information), the profit given to the player in the second privilege is the game state after the end of the jackpot game (and information related to the player's profit such as the number of fluctuations until the next jackpot). An example is the case of extinction.
遊技機HP2において、前記第1特典が選択されたことに基づいて、前記入球切替手段が前記第1状態とされた場合の前記入球口の球の通過が規制されることを特徴とする遊技機HP3。 The gaming machine HP2 is characterized in that, based on the selection of the first privilege, the passage of the ball at the entry port is restricted when the entry switching means is set to the first state. Amusement machine HP3.
遊技機HP3によれば、遊技機HP2の奏する効果に加え、第1特典が選択されたことに基づいて、入球切替手段の状態に関わらず、球が入球口を通過することを防止することができるので、遊技者が入球口への球の通過を望まない場合に、タイミングを見計らって一時的に球の発射を止める(所謂「止め打ち」を行う)ことを不要とすることができる。この場合、遊技者は、入球切替手段の状態に関わらず球を継続して発射することができるので、所望の遊技をスムーズに実行することができる。 According to the game machine HP3, in addition to the effect of the game machine HP2, based on the selection of the first privilege, the ball is prevented from passing through the ball entry port regardless of the state of the ball entry switching means. Therefore, when the player does not want the ball to pass through the entrance, it is not necessary to temporarily stop the ball from firing (so-called "stopping") at the right timing. can. In this case, the player can continuously shoot the ball regardless of the state of the ball entry switching means, so that the desired game can be smoothly executed.
遊技機HP3において、前記第1特典が選択されたことに基づいて、前記検出手段による球の検出時間に関わらず遊技続行可能に制御されることを特徴とする遊技機HP4。 The gaming machine HP4 is characterized in that, based on the selection of the first privilege, the gaming machine HP3 is controlled so that the game can be continued regardless of the detection time of the ball by the detecting means.
遊技機HP4によれば、遊技機HP3の奏する効果に加え、検出手段に球を詰まらせることで、入球を規制するという遊技性を実現することができる。 According to the gaming machine HP4, in addition to the effect of the gaming machine HP3, by clogging the detecting means with a ball, it is possible to realize the game property of restricting the entry of the ball.
<R遊技の最短時間を発射間隔からの想定よりも長く確保する技術思想>
球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備え、前記入球口の上流側を流下する球の流下態様を変化させる流下態様変化手段を備え、その流下態様変化手段は、入球口への入球間隔を所定の規則で変化可能に構成されることを特徴とする遊技機IKK1。
<Technical concept to secure the shortest time of R game longer than expected from the firing interval>
The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. The ball is provided with a ball entry switching means for switching a ball flowing down from the upstream side of the mouth in a second state in which the ball cannot be guided to the ball entry port, and a detection means for detecting the ball entering the ball entry port. It is provided with a flow-down mode changing means for changing the flow-down mode of a ball flowing down on the upstream side of the ball mouth, and the flow-down mode changing means is configured so that the ball entry interval to the ball entrance can be changed according to a predetermined rule. The featured gaming machine IKK1.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口へ発射された球が、ほとんど球こぼれ無く大入賞口へ案内される遊技機がある(例えば特開2015−177858号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、他の遊技機とのバランスをとるために、大当たり遊技において短時間で多量の賞球の払い出しを受けることができるかわりに、通常遊技時の進行が遅く設定されている。例えば、遊技球の発射間隔を長くすることで、抽選の回数を減らし、大当たりを獲得するまでの時間を長くしている。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, there is a gaming machine in which a ball launched into a large winning opening is guided to the large winning opening with almost no ball spillage (see, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-177858). However, in the conventional gaming machine described above, in order to balance with other gaming machines, a large amount of prize balls can be paid out in a short time in the jackpot game, but the progress during the normal game is set to be slow. Has been done. For example, by lengthening the firing interval of the game balls, the number of lottery is reduced and the time until the jackpot is won is lengthened.
この遊技球の発射間隔は、大当たり遊技における出球速度に直結する。即ち、上述した従来の遊技機では、通常状態または確変状態という大当たり遊技とは異なる遊技と、大当たり遊技とのバランスをとるために、遊技球の発射間隔が決定されることがあり、その場合、遊技球の発射間隔の設定自由度が低くなるという問題点があった。 The firing interval of this game ball is directly linked to the ball ejection speed in the jackpot game. That is, in the above-mentioned conventional gaming machine, the firing interval of the game ball may be determined in order to balance the game different from the jackpot game, which is the normal state or the probabilistic state, and the jackpot game. There is a problem that the degree of freedom in setting the firing interval of the game ball becomes low.
これに対し、遊技機IKK1によれば、流下態様変化手段が入球口への入球間隔を変化させることから、入球口ごとに流下態様変化手段の有無を設定したり、所定の規則を調整したりすることによって、入球口ごとに入球態様(速度、間隔)を設定することができる。これにより、遊技球の発射間隔の設定自由度を向上することができる。 On the other hand, according to the gaming machine IKK1, since the flow-down mode changing means changes the ball entry interval to the ball entry port, the presence or absence of the flow-down mode changing means is set for each ball entry port, or a predetermined rule is applied. By making adjustments, it is possible to set the ball entry mode (speed, interval) for each ball entry port. As a result, the degree of freedom in setting the firing interval of the game ball can be improved.
遊技機IKK1において、前記流下態様変化手段は、遊技球と当接可能に配設される当接手段を備え、その当接手段は、前記入球切替手段が前記第1状態を維持する間に前記入球口に入球する遊技球の流下軌跡と異なる位置に構成されることを特徴とする遊技機IKK2。 In the gaming machine IKK1, the flow-down mode changing means includes a contact means that is arranged so as to be in contact with the game ball, and the contact means is provided while the ball entry switching means maintains the first state. The gaming machine IKK2 is characterized in that it is configured at a position different from the flow locus of the gaming ball entering the ball entrance.
遊技機IKK2によれば、遊技機IKK1の奏する効果に加え、当接手段が入球切替手段の第1状態において入球口まで到達する遊技球の邪魔にならないので、遊技球の入球口への入球間隔の変化を、入球切替手段が第2状態に切り替えられる場合に限定することができる。 According to the game machine IKK2, in addition to the effect of the game machine IKK1, the contact means does not interfere with the game ball reaching the ball entry port in the first state of the ball entry switching means, so that the ball enters the ball entry port. The change in the ball entry interval can be limited to the case where the ball entry switching means can be switched to the second state.
遊技機IKK1又はIKK2において、前記流下態様変化手段は、前記入球口に入球した遊技球によって前記入球口への遊技球の入球を防止可能に構成される入球防止手段を備えることを特徴とする遊技機IKK3。 In the gaming machines IKK1 or IKK2, the flow-down mode changing means includes ball-entry prevention means configured to prevent the game ball from entering the ball-entry port by the game ball that has entered the ball-entry port. The gaming machine IKK3 featuring.
遊技機IKK3によれば、遊技機IKK1又はIKK2の奏する効果に加え、入球防止手段が入球口に入球した遊技球を利用して入球口への入球を防止するように構成されるので、入球口への入球が防止されるタイミングと、入球口への入球態様とを関連付けることができる。 According to the game machine IKK3, in addition to the effects of the game machines IKK1 or IKK2, the ball entry prevention means is configured to prevent the ball from entering the ball entry port by using the game ball that has entered the ball entry port. Therefore, it is possible to associate the timing at which the ball is prevented from entering the ball entry port with the mode of ball entry into the ball entry port.
遊技機IKK1からIKK3のいずれかにおいて、前記流下態様変化手段は、前記入球口への入球間隔を、球の発射間隔に比較して延長可能に構成されることを特徴とする遊技機IKK4。 In any of the gaming machines IKK1 to IKK3, the flow-down mode changing means is configured such that the entry interval to the entry port can be extended as compared with the launch interval of the ball. ..
遊技機IKK4によれば、遊技機IKK1からIKK3のいずれかにの奏する効果に加え、流下態様変化手段の下流に配置される入球口への入球間隔は延長しながら、他の入球口への入球間隔が延長されることを防止することができる。これにより、例えば、始動口への入球間隔を短く維持しながら、始動口への入球間隔に比較して流下態様変化手段の下流に配置される入球口(例えば、大入賞口)への入賞間隔を延長させることができるので、特別図柄の抽選が実行される間隔を短くしながら、1回の大当たり遊技での賞球数を多くする遊技機を構成することが容易になる。 According to the gaming machine IKK4, in addition to the effect of any of the gaming machines IKK1 to IKK3, the entry interval to the entry slot arranged downstream of the flow-down mode changing means is extended, and the other entry openings are extended. It is possible to prevent the ball entering interval from being extended. As a result, for example, while keeping the ball entry interval to the start port short, to the ball entry port (for example, a large winning opening) arranged downstream of the flow mode changing means as compared with the ball entry interval to the start port. Since the winning interval can be extended, it becomes easy to configure a gaming machine that increases the number of prize balls in one big hit game while shortening the interval at which the lottery of special symbols is executed.
遊技機IKK4において、前記流下態様変化手段は、前記遊技領域を流下する球であって前記入球口に入球しない球が入球可能に構成される第2入球口を備えることを特徴とする遊技機IKK5。 In the gaming machine IKK4, the flow-down mode changing means is characterized by including a second ball entry port that is configured to allow a ball that flows down the game area and does not enter the ball entry port. Amusement machine IKK5.
遊技機IKK5によれば、遊技機IKK4の奏する効果に加え、第2入球口への入球を発生させることによって、入球口への入球頻度を低下させることができる。従って、遊技領域に配置されることが普通である第2入球口を利用して流下態様変化手段を構成することができ、部材の兼用を図ることができる。 According to the gaming machine IKK5, in addition to the effect of the gaming machine IKK4, the frequency of entering the ball into the second entry port can be reduced by generating the entry into the second entry opening. Therefore, the flow-down mode changing means can be configured by using the second entry port, which is usually arranged in the game area, and the members can also be used.
遊技機IKK5において、前記流下態様変化手段は、前記第2入球口への入球個数に寄らず所定の規則で前記入球口への入球間隔を変化させることを特徴とする遊技機IKK6。 In the game machine IKK5, the flow-down mode changing means changes the ball entry interval to the ball entry port according to a predetermined rule regardless of the number of balls entering the second ball entry port. ..
遊技機IKK6によれば、遊技機IKK5の奏する効果に加え、第2入球口への入球個数の多少の違いによって入球口への入球間隔の変化態様が変化することを防止することができる。 According to the gaming machine IKK6, in addition to the effect of the gaming machine IKK5, it is necessary to prevent the change mode of the ball entry interval into the ball entry port from changing due to a slight difference in the number of balls entering the second ball entry port. Can be done.
遊技機IKK5において、前記入球口に入球した球が流下する流路と、前記第2入球口に入球した球が流下する流路とが、合流する態様で構成されることを特徴とする遊技機IKK7。 The gaming machine IKK5 is characterized in that a flow path through which a ball entering the ball entry port flows down and a flow path through which a ball entering the second ball entry port flows down meet in a manner of merging. The gaming machine IKK7.
遊技機IKK7によれば、遊技機IKK5の奏する効果に加え、流路が合流するように構成されることで、第2入球口への入球態様と入球口への入球態様とを関連付けることができる。これにより、複雑な遊技性を構成することができる。 According to the gaming machine IKK7, in addition to the effect of the gaming machine IKK5, the flow paths are configured to merge, so that the ball entering mode to the second ball entry port and the ball entering mode to the ball entry port can be determined. Can be associated. Thereby, a complicated game playability can be constructed.
<ゲート通過で転落する遊技性に絡む技術思想>
遊技球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した遊技球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する遊技球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する遊技球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、を備え、遊技球が入球することで遊技状態を変化可能に構成される可変入球手段と、その可変入球手段へ遊技球が入球可能な第1状態と、前記可変入球手段へ遊技球が入球不能な第2状態とで状態変化可能に構成される第2切替手段と、を備え、その第2切替手段は、前記入球切替手段の動作に対応して状態変化可能に構成されることを特徴とする遊技機J1。
<Technical concept related to the playability of falling through the gate>
A game area in which the game ball flows down, an entry port through which the game ball flowing down the game area passes, and a first state in which the game ball flowing down from the upstream side of the entry port can be guided to the entry port. It is provided with a ball entry switching means for switching a game ball flowing down from the upstream side of the ball entry port in a second state in which the game ball cannot be guided to the ball entry port, and the game state can be changed by the game ball entering the ball. The state can be changed between the variable ball-entry means configured in the above, the first state in which the game ball can enter the variable ball-entry means, and the second state in which the game ball cannot enter the variable ball-entry means. A gaming machine J1 comprising a second switching means configured, the second switching means being configured to be state-changeable in response to the operation of the ball entry switching means.
ここで、パチンコ機等の遊技機において、大入賞口に配置される作動部材の大当たり遊技中の動作態様を、規定個数の球の入球が可能な長時間開放と、規定個数の球の入球が不可能な短時間開放とで、各ラウンドに対応させて切り替えることにより、各ラウンドにおいて大入賞口に入球する個数を変化させて大入賞口への注目力の向上を図った遊技機がある(例えば特開2015−181572号公報を参照)。しかし、上述した従来の遊技機では、大入賞口は遊技球が入球するだけの対象として把握されていたため、遊技者の注目力を向上させる度合いが不十分になる虞があるという問題点があった。 Here, in a gaming machine such as a pachinko machine, the operation mode of the operating member arranged in the big winning opening during the big hit game is such that a specified number of balls can be inserted for a long time and a specified number of balls can be inserted. A gaming machine that aims to improve the attention to the big winning opening by changing the number of balls entering the big winning opening in each round by switching according to each round by opening the ball for a short time that is impossible. (See, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-181572). However, in the conventional gaming machine described above, since the large winning opening is grasped as a target only for the gaming ball to enter, there is a problem that the degree of improving the attention of the player may be insufficient. there were.
これに対し、遊技機J1によれば、遊技状態の変化に関わる可変入球手段へ遊技球を入球可能とするか、入球不能とするかを切り替える第2切替手段の状態が、入球切替手段の動作に対応して変化するように構成されることから、入球口の周辺に配置される入球切替手段の動作が、遊技状態の変化に関わるので、入球口および入球切替手段に対する遊技者の注目力を向上させることができる。 On the other hand, according to the gaming machine J1, the state of the second switching means for switching whether the gaming ball can be entered or disabled into the variable entry means related to the change in the gaming state is the entry. Since it is configured to change in response to the operation of the switching means, the operation of the ball entry switching means arranged around the ball entry port is related to the change in the gaming state. It is possible to improve the player's attention to the means.
遊技機J1において、前記入球切替手段は、複数態様で状態変化可能とされ、前記第2切替手段は、前記入球切替手段の状態変化の態様に対応して異なる態様で状態変化可能に構成されることを特徴とする遊技機J2。 In the gaming machine J1, the ball entry switching means can change the state in a plurality of modes, and the second switching means can change the state in different modes corresponding to the state change mode of the ball entry switching means. A game machine J2 characterized by being played.
遊技機J2によれば、遊技機J1の奏する効果に加え、入球切替手段の状態変化の態様に関わらず状態変化が生じれば第2切替手段が状態変化する場合に比較して、入球切替手段に対する注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine J2, in addition to the effect of the gaming machine J1, if the state change occurs regardless of the mode of the state change of the ball entering switching means, the ball entering ball is compared with the case where the second switching means changes the state. It is possible to improve the attention to the switching means.
なお、入球切替手段の状態変化の態様としては、種々の態様が例示される。例えば、所定の状態で維持される長さが違う態様や(長短)、状態変化の間隔が違う態様や、状態変化の回数が違う態様や、状態変化が開始されるまで(終了するまで)にかかる時間が違う態様や、それらの組み合わせ等が例示される。 Various modes are exemplified as the mode of changing the state of the ball entry switching means. For example, in a mode in which the length maintained in a predetermined state is different (long or short), in a mode in which the interval between state changes is different, in a mode in which the number of state changes is different, or until the state change is started (until the end). Examples of modes in which the time required is different, combinations thereof, and the like are exemplified.
遊技機J2において、前記可変入球手段は、遊技球が入球可能な複数の可変入球口を備え、前記第2切替手段は、前記各可変入球口に対応して配設される複数の切替部材を備え、前記入球切替手段の状態変化として異なる態様の状態変化が実行されることに対応して、異なる切替部材が状態変化することを特徴とする遊技機J3。 In the gaming machine J2, the variable ball entry means includes a plurality of variable ball entry ports into which a game ball can enter, and the second switching means is provided corresponding to each of the variable ball entry ports. The gaming machine J3 is provided with the switching member of the above, and the different switching members change the state in response to the execution of the state change of a different mode as the state change of the ball entry switching means.
遊技機J3によれば、遊技機J2の奏する効果に加え、入球切替手段に対する注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine J3, in addition to the effect of the gaming machine J2, it is possible to improve the attention to the ball entry switching means.
遊技機J3において、前記複数の可変入球口は、遊技球が入球することにより、遊技状態を遊技者にとって不利な側に変化可能に構成される不利側可変入球口を少なくとも備えることを特徴とする遊技機J4。 In the gaming machine J3, the plurality of variable entrances are provided with at least a disadvantageous variable entrance that is configured so that the gaming state can be changed to a disadvantageous side for the player when the gaming ball enters. The featured gaming machine J4.
遊技機J4によれば、遊技機J3の奏する効果に加え、不利側可変入球口が配設されるので、可変入球口への入球で遊技者にとって有利側に遊技状態が変化する場合に比較して、可変入球口への注目力を向上させることができる。 According to the gaming machine J4, in addition to the effect played by the gaming machine J3, a variable entrance port on the disadvantage side is arranged, so that when the ball enters the variable entrance opening, the gaming state changes to the advantage side for the player. It is possible to improve the attention to the variable ball entrance as compared with the above.
遊技機J4において、前記複数の可変入球口は、遊技球が入球することにより、遊技状態を遊技者にとって有利な側に変化可能に構成される有利側可変入球口を少なくとも備え、前記有利側可変入球口と前記不利側可変入球口との両方に遊技球が入球した場合の遊技状態の変化が、所定期間において遊技球がより遅くに入球した側の可変入球口に対応することを特徴とする遊技機J5。 In the gaming machine J4, the plurality of variable entrances are provided with at least an advantageous side variable entrance that is configured so that the gaming state can be changed to an advantageous side for the player when the game ball enters. The change in the gaming state when a game ball enters both the advantageous side variable entry port and the disadvantage side variable entry port is the variable entry port on the side where the game ball enters later in a predetermined period. The gaming machine J5, which is characterized by being compatible with.
遊技機J5によれば、遊技機J4の奏する効果に加え、所定期間の最後まで、可変入球口への遊技球の入球による遊技状態の変化の方向を分からなくすることができるので、所定期間において可変入球口への注目力を維持することができる。 According to the gaming machine J5, in addition to the effect of the gaming machine J4, it is possible to obscure the direction of the change in the gaming state due to the entry of the gaming ball into the variable slot until the end of the predetermined period. Attention to the variable entrance can be maintained during the period.
なお、所定期間としては、種々の態様が例示される。例えば、大当たり遊技であれば、所定のラウンド遊技Rの期間でも良いし、エンディング演出の終了までの期間でも良い。 In addition, various aspects are exemplified as a predetermined period. For example, in the case of a jackpot game, the period of the predetermined round game R may be used, or the period until the end of the ending effect may be used.
遊技機J1からJ5のいずれかにおいて、駆動手段を備え、その駆動手段は、前記入球切替手段および前記第2切替手段に兼用されることを特徴とする遊技機J6。 The gaming machine J6 is characterized in that any one of the gaming machines J1 to J5 includes a driving means, and the driving means is also used for the ball entry switching means and the second switching means.
遊技機J6によれば、遊技機J1からJ5のいずれかの奏する効果に加え、駆動手段の制御態様を簡素化することができる。 According to the gaming machine J6, in addition to the effect of any one of the gaming machines J1 to J5, the control mode of the driving means can be simplified.
遊技機A1からA9,AK1からAK3,AKK1からAKK4,AKK11からAKK18,AKK20からAKK23,B1からB8,BK1からBK4,C1からC8,CK1からCK3,DKK1からDKK9,DK1からDK4,D1からD3,EK1からEK3,E1からE3,F1からF3,FK1からFK3,FKK1からFKK5,G1からG6,GK1からGK3,H1からH3,HK1からHK3,HP1からHP4,IKK1からIKK7,J1からJ6のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機Z1。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。 A1 to A9, AK1 to AK3, AKK1 to AKK4, AKK11 to AKK18, AKK20 to AKK23, B1 to B8, BK1 to BK4, C1 to C8, CK1 to CK3, DKK1 to DKK9, DK1 to D3, D1 to D3 EK1 to EK3, E1 to E3, F1 to F3, FK1 to FK3, FKK1 to FKK5, G1 to G6, GK1 to GK3, H1 to H3, HK1 to HK3, HP1 to HP4, IKK1 to IKK7, J1 to J6 The gaming machine Z1 is characterized in that the gaming machine is a slot machine. Among them, as a basic configuration of a slot machine, "a variable display means for dynamically displaying an identification information string composed of a plurality of identification information and then confirming the identification information is provided for operating a starting operation means (for example, an operation lever). Due to this, the dynamic display of the identification information is started, and the dynamic display of the identification information is stopped due to the operation of the stop operation means (stop button) or after a predetermined time has elapsed, and at the time of the stop. A gaming machine provided with a special gaming state generating means for generating a special gaming state advantageous to the player, provided that the definite identification information of the above is the specific identification information. In this case, coins, medals, and the like are typical examples of the game medium.
遊技機A1からA9,AK1からAK3,AKK1からAKK4,AKK11からAKK18,AKK20からAKK23,B1からB8,BK1からBK4,C1からC8,CK1からCK3,DKK1からDKK9,DK1からDK4,D1からD3,EK1からEK3,E1からE3,F1からF3,FK1からFK3,FKK1からFKK5,G1からG6,GK1からGK3,H1からH3,HK1からHK3,HP1からHP4,IKK1からIKK7,J1からJ6のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機Z2。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示手段において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。 A1 to A9, AK1 to AK3, AKK1 to AKK4, AKK11 to AKK18, AKK20 to AKK23, B1 to B8, BK1 to BK4, C1 to C8, CK1 to CK3, DKK1 to DKK9, DK1 to D3, D1 to D3 EK1 to EK3, E1 to E3, F1 to F3, FK1 to FK3, FKK1 to FKK5, G1 to G6, GK1 to GK3, H1 to H3, HK1 to HK3, HP1 to HP4, IKK1 to IKK7, J1 to J6 The gaming machine Z2, wherein the gaming machine is a pachinko gaming machine. Among them, the basic configuration of the pachinko gaming machine is provided with an operation handle, and the ball is launched into a predetermined game area according to the operation of the operation handle, and the ball is placed in a predetermined position in the game area. As a prerequisite for winning a prize (or passing through the operating port), the identification information dynamically displayed by the display means is fixedly stopped after a predetermined time. In addition, when a special gaming state occurs, a variable winning device (specific winning opening) arranged at a predetermined position in the gaming area is opened in a predetermined manner to enable a ball to be won, and is valuable according to the number of winnings. Some are given value (including not only prize balls but also data written on a magnetic card).
遊技機A1からA9,AK1からAK3,AKK1からAKK4,AKK11からAKK18,AKK20からAKK23,B1からB8,BK1からBK4,C1からC8,CK1からCK3,DKK1からDKK9,DK1からDK4,D1からD3,EK1からEK3,E1からE3,F1からF3,FK1からFK3,FKK1からFKK5,G1からG6,GK1からGK3,H1からH3,HK1からHK3,HP1からHP4,IKK1からIKK7,J1からJ6のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機Z3。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
<その他>
ここで、パチンコ機等の遊技機において球こぼれ無く大入賞口へ案内される遊技機がある(例えば、特許文献1:特開2015−177858号公報)。
しかしながら、上述した従来の遊技機では、遊技球の発射態様の設定自由度の観点で改善の余地があるという問題点があった。
本技術的思想は、上記例示した問題点を解決するためになされたものであり、遊技球の発射態様の設定自由度を向上できる遊技機を提供することを目的とする。
<手段>
この目的を達成するために技術的思想1の遊技機は、球が流下する遊技領域と、その遊技領域を流下した球が通過する入球口と、その入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内可能な第1状態と前記入球口の上流側から流下する球を前記入球口へ案内不能な第2状態とで切り替えられる入球切替手段と、前記入球口への入球を検出する検出手段と、を備え、前記入球口の上流側を流下する球の流下態様を変化させる流下態様変化手段を備え、その流下態様変化手段は、入球口への入球間隔を所定の規則で変化可能に構成される。
技術的思想2の遊技機は、技術的思想1記載の遊技機において、前記流下態様変化手段は、遊技球と当接可能に配設される当接手段を備え、その当接手段は、前記入球切替手段が前記第1状態を維持する間に前記入球口に入球する遊技球の流下軌跡と異なる位置に構成される。
技術的思想3の遊技機は、技術的思想1又は2に記載の遊技機において、前記流下態様変化手段は、前記入球口に入球した遊技球によって前記入球口への遊技球の入球を防止可能に構成される入球防止手段を備える。
<効果>
技術的思想1記載の遊技機によれば、遊技球の発射態様の設定自由度を向上できる。
技術的思想2記載の遊技機によれば、技術的思想1記載の遊技機の奏する効果に加え、遊技球の流下間隔の変化と入球切替手段の動作とを対応させることができる。
技術的思想3記載の遊技機によれば、技術的思想1又は2に記載の遊技機の奏する効果に加え、入球口へ入球した遊技球を利用して入球口への入球態様を変化させることができる。
A1 to A9, AK1 to AK3, AKK1 to AKK4, AKK11 to AKK18, AKK20 to AKK23, B1 to B8, BK1 to BK4, C1 to C8, CK1 to CK3, DKK1 to DKK9, DK1 to D3, D1 to D3 EK1 to EK3, E1 to E3, F1 to F3, FK1 to FK3, FKK1 to FKK5, G1 to G6, GK1 to GK3, H1 to H3, HK1 to HK3, HP1 to HP4, IKK1 to IKK7, J1 to J6 The gaming machine Z3 is characterized in that the gaming machine is a fusion of a pachinko gaming machine and a slot machine. Among them, as a basic configuration of the fused gaming machine, "a variable display means for dynamically displaying an identification information string composed of a plurality of identification information and then confirming and displaying the identification information is provided, and a starting operation means (for example, an operation lever). The variation of the identification information is started due to the operation of, and the dynamic display of the identification information is stopped due to the operation of the stop operation means (for example, the stop button) or after a predetermined time elapses. A special gaming state generating means for generating a special gaming state advantageous to the player is provided on the condition that the definite identification information at the time of stopping is the specific identification information, the ball is used as the game medium, and the identification information is described. A game machine that requires a predetermined number of balls to start the dynamic display of the game, and is configured to pay out a large number of balls when a special game state occurs. "
<Others>
Here, there is a gaming machine such as a pachinko machine that guides the player to the grand prize opening without spilling balls (for example, Patent Document 1: Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-177858).
However, the above-mentioned conventional gaming machine has a problem that there is room for improvement from the viewpoint of the degree of freedom in setting the launching mode of the gaming ball.
The technical idea has been made to solve the above-exemplified problems, and an object of the present invention is to provide a gaming machine capable of improving the degree of freedom in setting the launch mode of the gaming ball.
<Means>
In order to achieve this purpose, the game machine of the
The gaming machine according to the
The gaming machine of the
<Effect>
According to the gaming machine described in
According to the gaming machine described in the
According to the gaming machine described in
10 パチンコ機(遊技機)
13 遊技盤
81 第3図柄表示装置(報知手段の一部、操作指示手段の一部)
110 主制御装置(変化手段の一部、期間変化手段の一部、設定手段の一部、意図的選択手段の一部、流下態様判定手段の一部、確定遅延防止手段の一部、調整手段の一部)
300 操作ボタン(操作手段)
640 第2入球口(入球口の一部、始動口、状態変化手段の一部、抽選入球口)
640a 電動役物(入球切替手段の一部)
1000a 第1特定入賞口(入球口の一部、第1入球口)
1140 突設部(間隔維持手段の一部、突出部)
1150 排出口(入球防止手段の一部、個数変更手段の一部)
1210 薄板部材(視認難化手段)
1231 貯留流路(入球防止手段の一部、個数変更手段の一部、駆動後入球状態切替手段の一部、収容手段、排出路、調整手段の一部)
1231a 案内面(間隔維持手段の一部)
1231b 転動面(間隔維持手段の一部、転動排出板部)
1235 突設部(間隔維持手段の一部、突出部)
1240 検出センサ(検出手段の一部)
1300 開閉板(入球切替手段の一部)
1310 板部(上昇手段)
1331 入球防止部(入球防止手段の一部)
1510,2810 ソレノイド(駆動手段、個数変更手段の一部、動作態様切替手段、切替駆動手段)
1600,2600 規制部材(入球防止手段の一部、個数変更手段の一部、排出切替手段、停留手段、配置抑制手段の一部、調整手段の一部、通過後入球切替手段の一部)
2251 第2貯留流路(入球防止手段の一部、個数変更手段の一部、駆動後入球状態切替手段の一部、収容手段、排出路)
2255 第2検出センサ(検出手段の一部)
2255a 第2特定入賞口(入球口の一部、第2入球口)
2840 スライド板(入球切替手段の一部)
3181 追加入賞口(救済入球口)
3182 湾曲延設板(上昇規制手段)
3250 落下遅延板(遅延手段の一部)
3251b 終端面(落下孔の一部)
4830 特定領域(利益付与手段の一部、権利発生入球口)
4850 振分装置(利益切替手段、動作手段の一部)
4860 特定領域検出センサ(利益付与手段の一部)
5900 出球調整装置(始動球通過切替手段)
6930 干渉部材(干渉手段、期間変化手段の一部、調整手段の一部、駆動後入球状態切替手段の一部、動作手段の一部、配置抑制手段の一部)
7260 第2落下遅延板(遅延手段の一部、可変作用部)
8300、11300 開閉板(入球切替手段の一部)
8340 補助開閉部材(入球切替手段の一部、開状態中切替手段の一部、調整手段の一部、負荷付与手段の一部、駆動後入球状態切替手段の一部)
9111 補助入球口(入球口の一部、利益付与手段の一部、条件付き利益付与手段の一部)
10112a 検出センサ(検出手段の一部)
10180 中間排出装置(動作手段の一部、入球切替手段の一部)
11183 第2追加入賞口(入球口の一部)
11190 開閉手段(駆動後入球状態切替手段の一部)
12250 落下遅延板(調整手段の一部、荷重負荷手段)
13811 第1排出経路センサ(利益入球口の一部、可変入球手段の一部、可変入球口の一部、有利側可変入球口)
13813 第3排出経路センサ(利益入球口の一部、可変入球手段の一部、可変入球口の一部、不利側可変入球口)
13840 第1切替装置(第2切替手段の一部、切替部材の一部)
13850 第2切替装置(第2切替手段の一部、切替部材の一部)
10 Pachinko machine (game machine)
13
110 Main control device (part of change means, part of period change means, part of setting means, part of intentional selection means, part of flow mode determination means, part of definite delay prevention means, adjustment means Part of)
300 Operation buttons (operation means)
640 Second ball entry port (part of the ball entry port, starting port, part of the state changing means, lottery ball entry port)
640a Electric accessory (part of ball entry switching means)
1000a 1st specific winning opening (part of the entry opening, 1st entry opening)
1140 Protruding part (part of spacing maintenance means, protruding part)
1150 Outlet (part of ball entry prevention means, part of number changing means)
1210 Thin plate member (means for making visibility difficult)
1231 Storage flow path (part of ball entry prevention means, part of number changing means, part of post-drive entry ball state switching means, accommodation means, discharge path, part of adjustment means)
1231a Guide surface (part of spacing maintenance means)
1231b Rolling surface (part of spacing maintenance means, rolling discharge plate)
1235 Protruding part (part of spacing maintenance means, protruding part)
1240 detection sensor (part of detection means)
1300 Opening and closing plate (part of the ball entry switching means)
1310 Board part (raising means)
1331 Ball entry prevention part (part of ball entry prevention means)
1510, 2810 Solenoid (driving means, part of number changing means, operation mode switching means, switching driving means)
1600, 2600 Regulatory members (part of ball entry prevention means, part of number changing means, discharge switching means, stopping means, part of placement suppression means, part of adjustment means, part of ball entry switching means after passing )
2251 Second storage flow path (part of ball entry prevention means, part of number changing means, part of post-drive entry state switching means, accommodation means, discharge path)
2255 Second detection sensor (part of detection means)
2255a 2nd specific winning opening (part of the entry opening, 2nd entry opening)
2840 slide plate (part of ball entry switching means)
3181 additional winning opening (relief entry opening)
3182 Curved extension plate (elevation regulation means)
3250 Drop delay plate (part of delay means)
3251b End surface (part of drop hole)
4830 Specific area (part of profit-giving means, right-generating entrance)
4850 Sorting device (profit switching means, part of operating means)
4860 Specific area detection sensor (part of profit-giving means)
5900 Ball ejection adjustment device (starting ball passage switching means)
6930 Interference member (interference means, part of period change means, part of adjustment means, part of post-drive entry state switching means, part of operation means, part of arrangement suppression means)
7260 Second drop delay plate (part of delay means, variable action part)
8300, 11300 Opening and closing plate (part of ball entry switching means)
8340 Auxiliary opening / closing member (part of ball entry switching means, part of opening state switching means, part of adjustment means, part of load applying means, part of post-drive entry state switching means)
9111 Auxiliary entrance (part of entrance, part of profit-giving means, part of conditional profit-giving means)
10112a Detection sensor (part of detection means)
10180 Intermediate discharge device (part of operating means, part of ball entry switching means)
11183 2nd additional winning opening (part of the entry opening)
11190 Opening / closing means (part of the ball entry state switching means after driving)
12250 Drop delay plate (part of adjustment means, load-bearing means)
13811 1st discharge path sensor (part of profit entry port, part of variable entry means, part of variable entry port, advantageous side variable entry port)
13813 Third discharge path sensor (part of profit entry port, part of variable entry means, part of variable entry port, disadvantageous side variable entry port)
13840 First switching device (part of the second switching means, part of the switching member)
13850 Second switching device (part of the second switching means, part of the switching member)
Claims (1)
前記入球口を通過した球が所定個数まで同時に存在可能な所定空間を構成する空間構成手段と、
前記入球切替手段が前記第2状態に切り替えられた状態において前記所定空間に存在している球を前記所定空間から排出可能な排出手段とを備え、
前記所定空間に球が存在している状態で前記入球切替手段を前記第1状態に切替可能に構成され、
前記第2状態が維持される期間が第1期間である場合と、前記第2状態が維持される期間が前記第1期間よりも短い第2期間である場合とがあり、
前記第2状態が維持される期間が前記第1期間である前記第2状態の後も、前記第2状態が維持される期間が前記第2期間である前記第2状態の後も、前記第1状態へ切り替え可能に構成され、
前記入球切替手段は、球が転動可能な転動部と、前記入球口側への球の流下を遮断可能な遮断部とを備え、前記転動部と前記遮断部とが一体的に動作可能に構成され、
前記遊技機は、前記入球口を通過した全ての球が前記所定空間から排出されることを特徴とする遊技機。 The game area in which the ball flows down, the ball entry port through which the ball flowing down the game area passes, and the first state in which the ball flowing down from the upstream side of the ball entry port can be guided to the ball entry port and the ball entry port. gaming machine comprising: a ball entrance switching means for switching the sphere flowing down from the upstream side of the mouth in the second state non guided to the entering sphere mouth, and detecting means for detecting an incoming spheres spheres to the entering spheres mouth, the In
A space-constituting means for forming a predetermined space in which up to a predetermined number of balls passing through the entry port can exist at the same time.
The ball entry switching means is provided with a discharge means capable of discharging a ball existing in the predetermined space from the predetermined space in a state where the ball is switched to the second state.
The ball entry switching means can be switched to the first state while the ball is present in the predetermined space.
The period in which the second state is maintained may be the first period, or the period in which the second state is maintained may be the second period shorter than the first period.
Even after the second state in which the period in which the second state is maintained is the first period, and after the second state in which the period in which the second state is maintained is the second period, the second state. It is configured to be switchable to one state,
The ball entry switching means includes a rolling portion capable of rolling the ball and a blocking portion capable of blocking the flow of the ball to the ball entry port side, and the rolling portion and the blocking portion are integrated. Configured to work with
The gaming machine, gaming machine in which all of a sphere passing through the entering-sphere opening and wherein Rukoto discharged from the predetermined space.
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