JP6918939B2 - ユーザ端末及び無線通信方法 - Google Patents
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Description
本発明者らは、時間方向Bundling(以下、単に「Bundling」という)の適用時において、Front-loaded DMRSをマッピングする際に生じる課題について検討した。
本実施の形態に係る無線通信システムは、少なくとも、図2に示す無線基地局10、及び、図3に示すユーザ端末20を備える。ユーザ端末20は、無線基地局10に接続している。
図2は、本実施の形態に係る無線基地局10の全体構成の一例を示す図である。図2に示す無線基地局10は、スケジューラ101と、送信信号生成部102と、符号化・変調部103と、マッピング部104と、送信部105と、アンテナ106と、受信部107と、制御部108と、チャネル推定部109と、復調・復号部110と、を含む構成を採る。
図3は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成の一例を示す図である。図3に示すユーザ端末20は、アンテナ201と、受信部202と、制御部203と、チャネル推定部204と、復調・復号部205と、送信信号生成部206と、符号化・変調部207と、マッピング部208と、送信部209と、を含む構成を採る。そして、ユーザ端末20は、ユーザ端末20自身に割り当てられたアンテナポートにて受信した無線周波数信号の受信処理を行う。
次に、図4を用いて、下りリンクの時間方向Bundling関連情報の通知方法の具体例について詳細に説明する。
第1の通知方法では、図4(a)に示すように、無線基地局10が、第1(先頭)スロットの制御チャネル(PDCCH)で、時間方向Bundlingの適用有無、Bundlingサイズ、第1スロットの制御チャネルサイズを通知し、さらにBundlingの適用時には、第1スロットの制御チャネルで、第2スロット以降の各スロットの制御チャネルサイズを通知する。
第2の通知方法では、図4(b)に示すように、無線基地局10が、第1スロットの制御チャネルで、時間方向Bundlingの有無、Bundlingサイズ、第1スロットの制御チャネルサイズを通知し、Bundlingの適用時には、第2スロット以降の各スロットの制御チャネルで、当該スロットの制御チャネルサイズを通知する。
第3の通知方法では、図4(c)に示すように、無線基地局10が、各スロットの制御チャネルで、時間方向Bundlingの有無、当該スロットの制御チャネルサイズを通知する。
なお、無線基地局10は、ユーザ端末20に、各スロットの制御チャネルサイズを、明示的(explicit)に通知してもよく、暗黙的(implicit)に通知してもよい。
無線基地局10は、ユーザ端末20に、下りリンクの制御チャネルを用いて、上りリンクのBundling関連情報を通知する。あるいは、無線基地局10は、ユーザ端末20に、上りリンクのBundling関連情報を、明示的(explicit)に通知してもよく、暗黙的(implicit)に通知してもよい。
次に、図5乃至図8を用いて、Bundlingの適用時におけるFront-loaded DMRSのマッピング規則の具体例について詳細に説明する。図5乃至図8には、リソース割り当て単位となるリソースユニット(RU:Resource Unit)(リソースブロック、リソースブロックペア等とも呼ばれる)における、Front-loaded DMRSのマッピング位置を示す。
第1のマッピング規則は、Bundlingされた第2スロット以降のスロットの中で、第1スロットでFront-loaded DMRSがマッピングされたシンボル位置に制御チャネルがマッピングされるスロットには、Front-loaded DMRSをマッピングしない、と規定する。
第2のマッピング規則は、Bundlingされた第2スロット以降のスロットには、Front-loaded DMRSをマッピングしない、と規定する。
第3のマッピング規則は、Bundlingされた第2スロット以降の各スロットにおいて、制御チャネルがマッピングされたシンボルの直後にFront-loaded DMRSをマッピングする、と規定する。
第4のマッピング規則は、Bundlingされた第2スロット以降の各スロットにおいて、無線基地局10で、Front-loaded DMRSと制御チャネルが衝突しないように、Front-loaded DMRSのマッピング構成(マッピングの有無および/またはマッピング位置)を決定する、と規定する。
このように、本実施の形態では、無線基地局10およびユーザ端末20は、Bundlingの適用時において、第2スロット以降の各スロットにおけるFront-loaded DMRSのマッピング構成(マッピングの有無および/またはマッピング位置)を、制御チャネルとの衝突を回避するための規則に則って制御する。これにより、Bundling適用時に、Front-loaded DMRSと制御チャネルの衝突を回避できる。
上述した例では、168個のREが時間方向に14個、周波数方向に12個並んだ構成を有するRUにおけるマッピングパターンについて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、シンボル数が1〜14のいずれかであるミニスロットと呼ばれるリソース割り当て単位におけるFront-loaded DMRSのマッピングに対しても、本発明は適用される。
図9は、上記第1のマッピング規則を、3シンボルのミニスロットに適用した場合の一例を示す。図9の例では、無線基地局10(ユーザ端末20)が、第1、第3スロットにおいて先頭シンボル(SB1)に制御チャネルをマッピングし、第2スロットにおいて先頭から2シンボルまで(SB1、SB2)に制御チャネルをマッピングしている。
図10は、上記第3のマッピング規則を、5シンボルのミニスロットに適用した場合の一例を示す。図10の例では、無線基地局10(ユーザ端末20)が、第1、第3スロットにおいて先頭シンボル(SB1)に制御チャネルをマッピングし、第2スロットにおいて先頭から2シンボルまで(SB1、SB2)に制御チャネルをマッピングしている。
次に、ミニスロットにおけるFront-loaded DMRSのマッピングパターンの例を図11乃至図14を用いて説明する。
図11は、1シンボルのミニスロットにおけるFront-loaded DMRSのマッピングパターンの例を示す。図11(a)は、第1、第3、第5、第7、第9、第11サブキャリアにFront-loaded DMRSがマッピングされた例を示す。図11(b)は、第3、第7、第11サブキャリアにFront-loaded DMRSがマッピングされた例を示す。図11(c)は、第1、第2、第7、第8サブキャリアにFront-loaded DMRSがマッピングされた例を示す。図11(d)は、第3、第9サブキャリアにFront-loaded DMRSがマッピングされた例を示す。図11(e)は、第6、第7サブキャリアにFront-loaded DMRSがマッピングされた例を示す。図11(f)は、第6サブキャリアにFront-loaded DMRSがマッピングされた例を示す。
図12は、2シンボルのミニスロットにおけるFront-loaded DMRSのマッピングパターンの例を示す。なお、図12では、いずれも、全てのサブキャリアの先頭シンボルに制御チャネルがマッピングされる場合を示す。
図13は、3シンボルのミニスロットにおけるFront-loaded DMRSのマッピングパターンの例を示す。なお、図13では、いずれも、全てのサブキャリアの先頭シンボルに制御チャネルがマッピングされる場合を示す。
図14は、4〜14シンボルのいずれかのミニスロットにおけるFront-loaded DMRSのマッピングパターンの例を示す。なお、図14では、いずれも、全てのサブキャリアの先頭シンボルに制御チャネルがマッピングされる場合を示す。
なお、本実施の形態では、上述の第1乃至第4のFront-loaded DMRSのマッピング規則のいずれかを、同一セル内に位置する全てのユーザ端末20に対して共通に適用しても良く、ユーザ端末20毎に適宜選択しても良い。また、全ての無線基地局10に共通のマッピング規則を適用しても良く、無線基地局10毎にマッピング規則を適宜選択しても良い。
なお、上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局(無線基地局)によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局および/または基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MME(Mobility Management Entity)またはS−GW(Serving Gateway)などが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS−GW)であってもよい。
情報及び信号等は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)に出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置に送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
本明細書で使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
基地局(無線基地局)は、1つまたは複数(例えば、3つ)の(セクタとも呼ばれる)セルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、および/または基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部または全体を指す。さらに、「基地局」、「eNB」、「gNB」、「セル」、および「セクタ」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、gNodeB、アクセスポイント(access point)、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
ユーザ端末は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、UE(User Equipment)、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
20 ユーザ端末
101 スケジューラ
102,206 送信信号生成部
103,207 符号化・変調部
104,208 マッピング部
105,209 送信部
106,201 アンテナ
107,202 受信部
108,203 制御部
109,204 チャネル推定部
110,205 復調・復号部
Claims (4)
- スケジューリング情報を含む下りリンク信号を受信する受信部と、
前記下りリンク信号から前記スケジューリング情報を分離する制御部と、
前記スケジューリング情報に基づいて、上りリンク信号に制御チャネルおよびFront-loaded DMRS(Demodulation Reference Signal)をマッピングするマッピング部と、
前記上りリンク信号を、複数のスロットをバンドリングして送信する送信部と、
を具備し、
前記マッピング部は、
先頭スロットにおいて、前記制御チャネルの後方に前記Front-loaded DMRSをマッピングし、
第2スロット以降において、前記Front-loaded DMRSと前記制御チャネルが衝突しないための規則に基づいて、前記Front-loaded DMRSのマッピング構成を選択する、
ユーザ端末。 - 前記規則は、前記制御チャネルのシンボル数が前記先頭スロットよりも多いスロットでは前記Front-loaded DMRSを衝突が発生しない位置まで後方へ移動してマッピングすることを規定する、
請求項1に記載のユーザ端末。 - スケジューリング情報を含む下りリンク信号を受信し、
前記下りリンク信号から前記スケジューリング情報を分離し、
前記スケジューリング情報に基づいて、上りリンク信号に制御チャネルおよびFront-loaded DMRS(Demodulation Reference Signal)をマッピングし、
前記上りリンク信号を、複数のスロットをバンドリングして送信する、
無線通信方法であって、
先頭スロットにおいて、前記制御チャネルの後方に前記Front-loaded DMRSをマッピングし、
第2スロット以降において、前記Front-loaded DMRSと前記制御チャネルが衝突しないための規則に基づいて、前記Front-loaded DMRSのマッピング構成を選択する、
無線通信方法。 - 前記規則は、前記制御チャネルのシンボル数が前記先頭スロットよりも多いスロットでは前記Front-loaded DMRSを衝突が発生しない位置まで後方へ移動してマッピングすることを規定する、
請求項3に記載の無線通信方法。
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