JP6914536B2 - 横桟材用仮固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、階段の手摺を支持する支柱に固定された固定部材に対して横桟材を仮固定するための横桟材用仮固定具に関する。
従来、階段の手摺の支柱に転落防止等を目的としてパネルや横桟材を固定するものがある。しかしながら、図1のような階段等の傾斜を有する支柱間に横桟材を取付けようとすると、複数の作業者が横桟材を階段等の傾斜に対して平行に調整してバランスを確認しつつ、横桟材を保持して取付作業を行わなければならず手間が掛かるものであった。
上記欠点を解決するために、例えば特許文献1に記載された発明には、階段の手摺の支柱に横桟材を本固定するために、支柱に固着したキャップ体に横桟材を収容して被覆固定する横桟材用取付具が開示されている。
特開2007−85078号公報(特許第4119445号)
しかしながら、上述した横桟材用取付具は、複数の作業者が横桟材の傾斜等を調整することなく横桟材の支柱への取付作業が容易になる一方で、横桟材用取付具自体の構造が複雑であるために製造費用が掛かるとともに、取付ける横桟材の本数や支柱の長さに応じた個数を用意する必要があるため階段の手摺の支柱に複数の横桟材用取付具を必要とする場合には高価になってしまう欠点を有する。また、この横桟材用取付具は、横桟材を差し込むキャップであり、横桟材の一部を覆い隠してしまうため、横桟材の直線的な形状を活かした意匠を阻害し、階段全体の見栄えを損なうおそれがある。
したがって、製造費用を抑えるために簡易な構造とした支柱に固定された薄板状の固定部材に対して、複数の作業者を必要とすることなく階段の傾斜に対して平行に横桟材の本固定することが容易になるとともに、横桟材の意匠を活かした見栄えを保つ状態で支柱に横桟材を本固定するために、横桟材を本固定したあとに取外すことが可能な横桟材用仮固定具を提供することが望まれている。
本発明は、上記課題に鑑み、横桟材を固定部材に当接させた状態で保持する横桟材保持部と、該横桟材保持部を拡開するツマミ部と、が一体で形成され、
前記ツマミ部は、上面方向が開口した略箱形状であり、左右側面に形成された切込部と、底面に形成された溝部と、を有することを特徴とするものである。
また、上述した構成に加え、溝部は、該溝部の中央付近のみツマミ部の底面から下面まで貫通した開口部と、を有することが好ましい。
また、上述した構成に加え、ツマミ部の下面は、横桟材の側面に当接した状態で摺接し得る当接面と、該当接面の中央付近にツマミ部の底面側に凹んだ段部と、を有することが好ましい。
また、上述した構成に加え、横桟材保持部は、ツマミ部の外側面から下方に略逆U字の板状に延設された保持面と、該保持面の先端から突出した横桟材に当接した状態の固定部材と係合する係止片と、を有することが好ましい。
請求項1ないし4記載の発明によれば、支柱に固定された薄板状の固定部材に対して、複数の作業者を必要とすることなく階段の傾斜に対して平行に横桟材の本固定することが容易になるとともに、横桟材の意匠を活かした見栄えを保つ状態で支柱に横桟材を本固定するために、横桟材を本固定後に取外すことができる横桟材用仮固定具を提供することが可能である。
階段の手摺を支持する支柱に横桟材が取付られた状態を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る横桟材用仮固定具の一例を示す(a)斜め上方から見た斜視図、(b)斜め下方から見た斜視図である。 図2に示す横桟材用仮固定具の(a)正面図、(b)A−A線断面図、(c)B−B線断面図、(d)底面図である。 支柱に固定された固定部材に横桟材を仮固定させた状態を示す(a)分解平面図、及び、(b)側面図である。 手摺の支柱に予め複数固定された横桟材に対して新たに横桟材を固定部材に仮固定した状態を示す正面図である。 連結部材を介して連結された横桟材を固定部材に仮固定した状態を示す(a)平面図、(b)背面図である。
本発明に係る実施形態の一例について図2−4に基づいて詳細に説明する。
(実施形態)
横桟材用仮固定具1は、横桟材2に薄板状の固定部材3を当接させた状態で保持する横桟材保持部20と、該横桟材保持部20を拡開するツマミ部10と、が一体で形成されているものである。
ツマミ部10は、上面方向が開口した略箱形状であり、長手方向の左右側面10c、10cに形成された切込部11と、底面10aに形成された溝部12と、溝部12の中央付近をツマミ部10の底面10aから下面10bまで貫通した開口部12aと、を有するものである。また、ツマミ部10の下面10bは、横桟材2の側面に当接した状態で摺接し得るように形成された平坦な当接部13、13を有するものである。また、ツマミ部10の下面10bは、後述する複数の横桟材2を連結する連結部材6を回避するために当接部13、13の中央付近にツマミ部10の底面10a側に凹んだ段部14を設けることが好ましい。
ツマミ部10の左右側面10c、10cに形成された切込部11、11は、ツマミ部10の左右側面10c、10c上の上端が開口し、底面10a側に細長い縦溝状に形成され、下端には断面略V字状の凹部11a、11aを有するものである。この切込部11、11は、後述する横桟材2及び固定部材3を保持するための横桟材保持部20を拡開するためにツマミ部10を変形しやすいように設けられたものである。
ツマミ部10の溝部12は、上述した切込部11、11の最下端に位置する凹部11a、11a間の底面10aに上述の凹部11a、11aと同様の断面略V字状に形成され、溝部12の長手方向幅に対して約1/2程度の幅のその中央にはツマミ部10の底面10aから下面10bまで貫通するように形成された開口部12aを有するものである。この溝部12をV字状の断面形状とすることで横桟材保持部20を拡開する際にヒンジのような機能を有し、また、所定の幅の開口部12aを設けることで適度な弾性力を備えさせることで、横桟保持部材20を拡開しやすくするとともに、横桟材2及び固定部材3を当接した状態で保持することが可能である。また、切込部11、11は、横桟材保持部2の過剰な拡開を防止し、ヒンジのような機能の破壊を防ぐことが可能である。
横桟材保持部20は、ツマミ部10の外側面10d、10dから下方に略逆U字状に延設された保持面21、21と、保持面21、21の先端に横桟材2に当接した状態の固定部材3と係合する係止片22、22と、を有するものである。この保持面21、21は、横桟材2を固定部材3に仮固定した状態において支柱4を回避するために少なくともツマミ部10の長手方向幅よりも外側に4つ位置させて、保持面21、21が対向する方向から突出する一対の断面略直角三角形状の係止片22、22を有するものである(横桟保持部材20の長手方向幅方向に広がった略U字状形状となる)。
また、この横桟材用仮固定具1は、作業者が離れた状態でも支柱4に固定された固定部材3に横桟材を当接した状態で保持するために軽量なものが好ましく、例えば、プラスチック等の合成樹脂材を主体とする素材を射出成形等によって製造されものである。
次に、上述した構成からなる横桟材用仮固定具1を用いて、アルミなどの金属製の角パイプからなる横桟材2を、薄板状の固定部材3に仮固定する方法について図4―6に基づいて詳細に説明する。
図4は、固定部材3を固定ネジS2で支柱4に固定した後、横桟材2を固定部材3に仮固定した状態を示したものである。この横桟材用仮固定具1によって固定部材3と横桟材2とを当接した状態に仮固定させることで、作業者が横桟材2を保持しなくとも階段の傾斜に平行となるように調整しつつ、支柱4側から固定部材3及び横桟材2に固定ネジS1、S1をねじ込む際にねじ込む方向にかかる荷重に対して作業者が横桟材2を保持しなくとも横桟材2から固定部材3を離れずに本固定することが可能である。
図5は、支柱4に予め本固定された横桟材2に対して新たな横桟材2を固定部材3に本固定する前に仮固定した状態を示したものである。このとき、新たな横桟材2をすでに本固定された横桟材2に対して平行になるように仮固定しながら調整することができ、すべての横桟材2が平行な状態で支柱4に固定された固定部材3に本固定することが可能である。
図6は、複数の横桟材2が連結部材6を介して連結された横桟材2を固定部材3に仮固定した状態を示したものである。このとき、横桟材2の連結部材6が接触せずに、ツマミ部10の底面10aに形成された溝部12の中央付近の開口部12aを介して連結部材6を仮固定した状態で目視することができ、この仮固定した状態の横桟材2の階段の傾斜に対して平行でなかったりして取付けをやり直す際に一目で仮固定を外す位置を確認することが可能である。
したがって、上述した本実施形態によって、製造費用を抑えるために簡易な構造とした支柱4に固定された薄板状の固定部材3に対して、複数の作業者を必要とすることなく階段の傾斜に対して平行に横桟材2を本固定することが容易になるとともに、横桟材2の意匠を活かした見栄えを保つ状態で支柱4に横桟材2を本固定するために、横桟材2を固定部材3に仮固定し、横桟材3を本固定したあとに取外すことが可能な横桟材用仮固定具1を提供することが可能である。
上記の実施形態では本発明の好ましい実施形態を例示したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で改善や変更が可能である。例えば、横桟材2が円筒形状のパイプである場合、パイプの断面形状に沿った略円弧状の保持面21等に変更することが可能である。
1…横桟材用仮固定具、
10…ツマミ部、10a…底面、10b…下面、10c…左右側面、10d…外側面、
11…切込部、11a…凹部、12…溝部、12a…開口部、13…当接部、14…段部、
20…横桟材保持部、21…保持面、22…係止片、
2…横桟材、3…固定部材、4…支柱、5…手摺、6…連結部材、
S1、S2…固定ネジ。


Claims (4)

  1. 横桟材に固定部材を当接させた状態で保持する横桟材保持部と、該横桟材保持部を拡開するツマミ部と、が一体で形成され、
    前記ツマミ部は、上面方向が開口した略箱形状であり、左右側面に形成された切込部と、底面に形成された溝部と、を有することを特徴とする横桟材用仮固定具。
  2. 溝部は、該溝部の中央付近のみツマミ部の底面から下面まで貫通した開口部を有することを特徴とする請求項1記載の横桟材用仮固定具。
  3. ツマミ部の下面は、横桟材の側面に当接した状態で摺接し得る当接面と、該当接面の中央付近にツマミ部の底面側に凹んだ段部と、を有することを特徴とする請求項1記載の横桟材用仮固定具。
  4. 横桟材保持部は、ツマミ部の外側面から下方に略逆U字の板状に延設された保持面と、該保持面の先端から突出した横桟材に当接した状態の固定部材と係合する係止片と、を有することを特徴とする請求項1記載の横桟材用仮固定具。


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