JP6914307B2 - 投稿権限付与装置、投稿権限付与方法、及び投稿権限付与プログラム - Google Patents

投稿権限付与装置、投稿権限付与方法、及び投稿権限付与プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワーク上のコミュニティへユーザを参加させる方法の技術分野に関する。
現在、例えばSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)等の、ネットワークを介してユーザ間で情報交換を可能とするシステムが普及している(例えば、特許文献1)。このようなシステムは、或るユーザにより投稿された情報に対する特定又は不特定のユーザによるアクセスを可能とする。また、好きなことや関心事等が共通するユーザ間で情報交換を行うことを目的として、インターネットコミュニティを開設することが可能となっていることが一般的である。通常、コミュニティに参加したユーザのみがそのコミュニティへの投稿が可能である。
特開2010−055222号公報
こうしたコミュニティに如何なるユーザも自由に参加が可能であるとすると、そのコミュニティで情報交換されるべき対象についてさほど関心が高くはない相当人数のユーザも、そのコミュニティに参加する蓋然性が高い。そうすると、コミュニティに投稿される情報の質が低下するおそれがある。さりとて、コミュニティに参加可能なユーザの条件を厳格にしすぎると、そのコミュニティへの参加者が少なくなる。その場合、コミュニティ内での情報交換が不活発になるおそれがある。
本願発明は以上の点に鑑みてなされてものであり、その課題の一例は、コミュニティで情報交換される対象への関心度が或る程度以上に高いユーザでそのコミュニティが形成されるようにすることを可能とする投稿権限付与装置、投稿権限付与方法、及び投稿権限付与プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与手段と、前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とが関連付けて記憶された後に、前記ユーザが第2コミュニティの開設を要求する場合、前記ユーザにより指定された第2領域を示す第2領域情報を取得する第2領域情報取得手段と前記取得された第2領域情報により示される前記第2領域と、前記記憶された領域情報により示される前記領域と、が重複する場合、前記第2コミュニティの開設と、前記コミュニティへの参加と、を含む選択肢の中から何れかを選択するための画面を、前記携帯端末装置に表示させる画面表示制御手段と、前記携帯端末装置に表示された前記画面における前記ユーザの選択を示す選択情報を取得する選択情報取得手段と、を備え、前記取得された選択情報が、前記第2コミュニティの開設を示す場合、前記記憶制御手段は、前記取得された第2領域情報と、前記第2コミュニティを識別する第2コミュニティ識別情報と、を関連付けて前記記憶手段に記憶させ、前記取得された選択情報が、前記コミュニティへの参加を示す場合、前記付与手段は、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれることに応じて、前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて、開設されたコミュニティごとに前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与手段と、前記取得された位置情報により示される前記位置と、前記記憶手段に領域情報が記憶されたコミュニティのうち、何れか少なくとも第5コミュニティ及び第6コミュニティそれぞれの前記領域情報により示される領域と、の間の距離に基づいて、前記第5コミュニティに関するコミュニティ情報及び前記第6コミュニティに関するコミュニティ情報のうち何れか一方を他方よりも優先して前記携帯端末装置に表示させる情報表示制御手段と、を備え、前記付与手段は、前記第5コミュニティ及び前記第6コミュニティのうち、前記携帯端末装置に前記コミュニティ情報が表示されたコミュニティが前記ユーザにより選択された場合、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記選択されたコミュニティの前記領域情報により示される前記領域に含まれることに応じて、前記選択されたコミュニティへ情報を投稿する前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与手段と、前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を有する者のための第7コミュニティの開設を要求する第2開設者により指定された第3領域を示す第3領域情報を取得する第2領域情報取得手段と、前記取得された第3領域情報と、前記第7コミュニティを識別する第2コミュニティ識別情報と、を関連付けて第2記憶手段に記憶させる第2記憶制御手段と、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された第3領域情報により示される前記第3領域に含まれ、且つ、前記ユーザが前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を有する場合、前記第3領域情報と関連付けて記憶された前記第2コミュニティ識別情報により識別される前記第7コミュニティへ情報を投稿する第2権限であって、前記携帯端末装置が前記第3領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な第2権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する第2付与手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信がそれぞれ可能な複数のコミュニティそれぞれについて、前記コミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、前記複数のコミュニティそれぞれについて、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記複数のコミュニティのうち、何れかのコミュニティに関する特定コミュニティ情報を表示した携帯端末装置の位置であって、前記携帯端末装置が前記特定コミュニティ情報を表示したときよりも後における位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記複数のコミュニティのうち、前記携帯端末装置により前記特定コミュニティ情報が表示された前記コミュニティを識別する前記コミュニティ識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記領域情報により示される前記領域に含まれる場合、該コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記携帯端末装置を利用するユーザに付与する処理を実行する付与手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1乃至4に記載の発明によれば、開設者に領域を指定させる。例えば、開設されるコミュニティで情報交換される対象となる物事がある場所を含むように、領域の指定が可能である。指定された領域内に入ったユーザに対して、コミュニティへ情報を投稿する権限が付与される。権限が付与されたユーザは、指定された領域内にその後位置しているか否かに関わらず、そのコミュニティへ情報を投稿することができる。指定された領域内にある物事に或る程度以上関心が高いからこそ、ユーザはその領域内に行くものと考えられる。従って、コミュニティで情報交換される対象への関心度が或る程度以上に高いユーザでそのコミュニティが形成されるようにすることができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、ユーザが新たに開設しようとするコミュニティについてそのユーザが指定した領域と、既に開設されたコミュニティについて指定された領域と、とが重複する場合、新たにコミュニティを開設するか、又は既に開設されたコミュニティの方に参加するかの選択が可能である。領域が重複するコミュニティの間では、情報交換される対象が同一又は類似する可能性がある。例えば、それらの対象が類似しない場合、ユーザはコミュニティを開設してもよい。一方、それらの対象が同一又は類似する場合、ユーザは、コミュニティを開設せずに、既存のコミュニティに参加してもよい。従って、既存のコミュニティと領域が重複することに起因してその既存のコミュニティと類似するコミュニティが不必要に開設される事態を抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、ユーザの位置から第5コミュニティについて指定された領域までの距離と、ユーザの位置から第6コミュニティについて指定された領域までの距離と、に基づいて、第5コミュニティ及び第6コミュニティのうち何れか一方が他方よりも優先してその情報がユーザに提示される。情報が提示されたコミュニティの中からユーザにより選択されたコミュニティについて指定された領域にユーザが入った場合、ユーザは、選択したコミュニティへ情報を投稿する権限を得ることができる。従って、指定された領域に距離的にユーザが行きやすいコミュニティへユーザを誘導することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、既に開設されたコミュニティについて指定された領域とは別に領域を指定することで、既に開設されたコミュニティへ情報を投稿する権限を有するユーザに対して、情報を投稿する権限が付与される新たなコミュニティが開設される。従って、既に開設されたコミュニティを形成するユーザのうち、新たに指定された領域に行くことができるユーザやその領域内にいるユーザで、新しいコミュニティが形成される。既に共通の関心事を有するユーザで新しいコミュニティが形成されるので、新しいコミュニティが盛り上がることが期待される。これにより、既に開設されたコミュニティについて指定された領域からユーザが出てから時間が経過することで、そのコミュニティで情報交換の対象とされる物事への関心が薄れることが抑制される。
請求項に記載の発明は、前記領域情報取得手段は、前記開設者により指定された期間を示す期間情報を更に取得し、前記記憶制御手段は、前記取得された領域情報と、前記取得された期間情報と、前記コミュニティ識別情報と、を関連付けて前記記憶手段に記憶させ、前記付与手段は、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された前記領域情報により示される前記領域に含まれ、且つ、前記取得された位置情報により示される位置に前記携帯端末装置が位置していた時期が、前記領域情報と関連付けて記憶された前記期間情報により示される前記期間に含まれる場合、前記期間内及び前記期間の経過後の何れにおいても情報の投稿が可能な前記権限を前記ユーザに付与する前記処理を実行することを特徴とする。
この発明によれば、開設者は更に期間を指定可能である。例えば、開設されるコミュニティで情報交換される対象となる物事がある時期に対応するように、期間の指定が可能である。指定された期間内に、指定された領域内に入ったユーザに対して、コミュニティへ情報を投稿する権限が付与される。権限が付与されたユーザは、指定された期間を経過した後も、そのコミュニティへ情報を投稿することができる。従って、特定の時期にある物事への関心度が或る程度以上に高いユーザでそのコミュニティが形成されるようにすることができる。
請求項に記載の発明は、前記記憶手段には、開設されたコミュニティごとに、前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とが関連付けて記憶され、前記付与手段は、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶手段に前記領域情報が記憶されたコミュニティのうち、何れか少なくとも第3コミュニティ及び第4コミュニティの領域情報それぞれにより示される領域の何れにも含まれる場合、前記ユーザの属性に対する前記第3コミュニティの適応性及び前記ユーザの属性に対する前記第4コミュニティの適応性に基づいて、前記第3コミュニティ及び前記第4コミュニティのうち何れか一方を他方よりも優先して、前記権限を前記ユーザに付与する処理を実行することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが、第3コミュニティ及び第4コミュニティそれぞれについて指定された領域の何れにも入った場合、ユーザの属性に対するそれぞれのコミュニティの適応性に基づいて、第3コミュニティ及び第4コミュニティのうち優先された方について、情報を投稿する権限がユーザに付与される。従って、領域が重複するコミュニティの中で相対的にユーザに適したコミュニティにそのユーザは参加することができる。
請求項に記載の発明は、前記位置情報取得手段は、前記位置情報の履歴を取得し、前記取得された履歴に含まれる前記位置情報のうち少なくとも一の位置情報により示される位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする。
この発明によれば、携帯端末装置の過去の位置も考慮して、情報を投稿する権限が付与される。従って、指定された領域から出た後からでも、ユーザはコミュニティに情報を投稿する権限を得ることができる。
請求項に記載の発明は、前記携帯端末装置は、無線通信により前記位置情報を送信し、前記位置情報取得手段は、前記携帯端末装置が前記無線通信の圏外から圏内に入った場合、前記携帯端末装置が前記圏外に位置していたときにおける前記位置情報の履歴を前記携帯端末装置から取得することを特徴とする。
この発明によれば、携帯端末装置が、位置情報を送信することができない場所に位置していた頃の位置も考慮して、情報を投稿する権限が付与される。従って、そのような場所に領域が指定されたとしても、ユーザはコミュニティに情報を投稿する権限を得ることができる。
請求項に記載の発明は、前記領域情報取得手段は、前記領域が、前記開設者が利用する開設者携帯端末装置の第2位置を基準とする領域であることを示す前記領域情報を取得し、前記位置情報取得手段は、前記開設者携帯端末装置の位置を示す第2位置情報を更に取得し、前記取得された第2位置情報により示される位置に前記開設者携帯端末装置が位置している頃、前記第2位置情報により示される位置を基準とする領域に、前記携帯端末装置が位置する場合、前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする。
この発明によれば、指定された領域が、開設者の移動とともに移動する。その領域に入ったユーザに対して、コミュニティへ情報を投稿する権限が付与される。従って、移動し得る物事が情報交換の対象となるコミュニティを形成することができる。
請求項10に記載の発明は、コンピュータにより実行される投稿権限付与方法において、ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得ステップと、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御ステップと、前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与ステップと、前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とが関連付けて記憶された後に、前記ユーザが第2コミュニティの開設を要求する場合、前記ユーザにより指定された第2領域を示す第2領域情報を取得する第2領域情報取得ステップと前記取得された第2領域情報により示される前記第2領域と、前記記憶された領域情報により示される前記領域と、が重複する場合、前記第2コミュニティの開設と、前記コミュニティへの参加と、を含む選択肢の中から何れかを選択するための画面を、前記携帯端末装置に表示させる画面表示制御ステップと、前記携帯端末装置に表示された前記画面における前記ユーザの選択を示す選択情報を取得する選択情報取得ステップと、を含み、前記取得された選択情報が、前記第2コミュニティの開設を示す場合、前記記憶制御ステップは、前記取得された第2領域情報と、前記第2コミュニティを識別する第2コミュニティ識別情報と、を関連付けて前記記憶手段に記憶させ、前記取得された選択情報が、前記コミュニティへの参加を示す場合、前記付与ステップは、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれることに応じて、前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、コンピュータにより実行される投稿権限付与方法において、ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得ステップと、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて、開設されたコミュニティごとに前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段に記憶させる記憶制御ステップと、前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与ステップと、前記取得された位置情報により示される前記位置と、前記記憶手段に領域情報が記憶されたコミュニティのうち、何れか少なくとも第5コミュニティ及び第6コミュニティそれぞれの前記領域情報により示される領域と、の間の距離に基づいて、前記第5コミュニティに関するコミュニティ情報及び前記第6コミュニティに関するコミュニティ情報のうち何れか一方を他方よりも優先して前記携帯端末装置に表示させる情報表示制御ステップと、を含み、前記付与ステップは、前記第5コミュニティ及び前記第6コミュニティのうち、前記携帯端末装置に前記コミュニティ情報が表示されたコミュニティが前記ユーザにより選択された場合、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記選択されたコミュニティの前記領域情報により示される前記領域に含まれることに応じて、前記選択されたコミュニティへ情報を投稿する前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、コンピュータにより実行される投稿権限付与方法において、ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得ステップと、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御ステップと、前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与ステップと、前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を有する者のための第7コミュニティの開設を要求する第2開設者により指定された第3領域を示す第3領域情報を取得する第2領域情報取得ステップと、前記取得された第3領域情報と、前記第7コミュニティを識別する第2コミュニティ識別情報と、を関連付けて第2記憶手段に記憶させる第2記憶制御ステップと、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された第3領域情報により示される前記第3領域に含まれ、且つ、前記ユーザが前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を有する場合、前記第3領域情報と関連付けて記憶された前記第2コミュニティ識別情報により識別される前記第7コミュニティへ情報を投稿する第2権限であって、前記携帯端末装置が前記第3領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な第2権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する第2付与ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、コンピュータにより実行される投稿権限付与方法において、ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信がそれぞれ可能な複数のコミュニティそれぞれについて、前記コミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得ステップと、前記複数のコミュニティそれぞれについて、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御ステップと、前記複数のコミュニティのうち、何れかのコミュニティに関する特定コミュニティ情報を表示した携帯端末装置の位置であって、前記携帯端末装置が前記特定コミュニティ情報を表示したときよりも後における位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記複数のコミュニティのうち、前記携帯端末装置により前記特定コミュニティ情報が表示された前記コミュニティを識別する前記コミュニティ識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記領域情報により示される前記領域に含まれる場合、該コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記携帯端末装置を利用するユーザに付与する処理を実行する付与ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、コンピュータを、ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与手段と、前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とが関連付けて記憶された後に、前記ユーザが第2コミュニティの開設を要求する場合、前記ユーザにより指定された第2領域を示す第2領域情報を取得する第2領域情報取得手段と前記取得された第2領域情報により示される前記第2領域と、前記記憶された領域情報により示される前記領域と、が重複する場合、前記第2コミュニティの開設と、前記コミュニティへの参加と、を含む選択肢の中から何れかを選択するための画面を、前記携帯端末装置に表示させる画面表示制御手段と、前記携帯端末装置に表示された前記画面における前記ユーザの選択を示す選択情報を取得する選択情報取得手段と、として機能させ、前記取得された選択情報が、前記第2コミュニティの開設を示す場合、前記記憶制御手段は、前記取得された第2領域情報と、前記第2コミュニティを識別する第2コミュニティ識別情報と、を関連付けて前記記憶手段に記憶させ、前記取得された選択情報が、前記コミュニティへの参加を示す場合、前記付与手段は、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれることに応じて、前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、コンピュータを、ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて、開設されたコミュニティごとに前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与手段と、前記取得された位置情報により示される前記位置と、前記記憶手段に領域情報が記憶されたコミュニティのうち、何れか少なくとも第5コミュニティ及び第6コミュニティそれぞれの前記領域情報により示される領域と、の間の距離に基づいて、前記第5コミュニティに関するコミュニティ情報及び前記第6コミュニティに関するコミュニティ情報のうち何れか一方を他方よりも優先して前記携帯端末装置に表示させる情報表示制御手段と、として機能させ、前記付与手段は、前記第5コミュニティ及び前記第6コミュニティのうち、前記携帯端末装置に前記コミュニティ情報が表示されたコミュニティが前記ユーザにより選択された場合、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記選択されたコミュニティの前記領域情報により示される前記領域に含まれることに応じて、前記選択されたコミュニティへ情報を投稿する前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、コンピュータを、ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与手段と、前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を有する者のための第7コミュニティの開設を要求する第2開設者により指定された第3領域を示す第3領域情報を取得する第2領域情報取得手段と、前記取得された第3領域情報と、前記第7コミュニティを識別する第2コミュニティ識別情報と、を関連付けて第2記憶手段に記憶させる第2記憶制御手段と、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された第3領域情報により示される前記第3領域に含まれ、且つ、前記ユーザが前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を有する場合、前記第3領域情報と関連付けて記憶された前記第2コミュニティ識別情報により識別される前記第7コミュニティへ情報を投稿する第2権限であって、前記携帯端末装置が前記第3領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な第2権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する第2付与手段と、として機能させることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、コンピュータを、ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信がそれぞれ可能な複数のコミュニティそれぞれについて、前記コミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、前記複数のコミュニティそれぞれについて、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記複数のコミュニティのうち、何れかのコミュニティに関する特定コミュニティ情報を表示した携帯端末装置の位置であって、前記携帯端末装置が前記特定コミュニティ情報を表示したときよりも後における位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記複数のコミュニティのうち、前記携帯端末装置により前記特定コミュニティ情報が表示された前記コミュニティを識別する前記コミュニティ識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記領域情報により示される前記領域に含まれる場合、該コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記携帯端末装置を利用するユーザに付与する処理を実行する付与手段と、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、コミュニティで情報交換される対象への関心度が或る程度以上に高いユーザでそのコミュニティが形成されるようにすることができる。
一実施形態に係るチャンネルシステムSの概要構成の一例を示す図である。 一実施形態に係るセンターサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。 データベースに記憶される内容の一例を示す図である。 一実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。 領域指定画面100の一例を示す図である。 (a)は、ユーザが参加登録を行う様子の一例を示す図である。(b)は、参加登録可能期間と投稿可能期間の関係の一例を示す図である。 画面遷移の例を示す図である。 画面遷移の例を示す図である。 一実施形態に係るチャンネルシステムSの動作の一例を示すシーケンス図である。 一実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11による参加登録可不可判定処理の一例を示すフローチャートである。 チャンネル開設選択画面700の表示例を示す図である。 一実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11によるチャンネル開設制御処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11による参加登録可不可判定処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザがチャンネルに参加登録するまでの様子の一例を示す図である。 一実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11による選択チャンネル参加登録可不可判定処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザがチャンネルに参加登録するまでの様子の一例を示す図である。 一実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11による参加登録可不可判定処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態におけるチャンネルDB14cに記憶される情報の例を示す図である。 ユーザがチャンネルに参加登録するまでの様子の一例を示す図である。 一実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11による参加登録可不可判定処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態におけるチャンネルDB14c及びサブコミュニティDB14eに記憶される情報の例を示す図である。 サブコミュニティが形成される様子の一例を示す図である。 一実施形態に係るチャンネルシステムSの動作の一例を示すシーケンス図である。 一実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11によるサブコミュニティ参加登録可不可判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態においては、個々のインターネットコミュニティを、チャンネルと称する。
[1.第1実施形態]
[1−1.チャンネルシステムの構成]
先ず、本実施形態に係るチャンネルシステムSの構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るチャンネルシステムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、チャンネルシステムSは、センターサーバ1と、複数のユーザ端末2とを備える。センターサーバ1と各ユーザ端末2とは、ネットワークNWを介して互いに接続される。ネットワークNWは、例えばインターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
センターサーバ1は、情報交換が行われるチャンネルを管理する。チャンネルの参加者は、ユーザ端末2を用いることにより、ネットワークNWを介してそのチャンネルへの情報の投稿、及びそのチャンネルに投稿された情報の受信が可能である。チャンネルにおける情報交換の方式の例として、掲示板方式、チャット方式等が挙げられる。センターサーバ1は、チャンネルの開設、ユーザによるチャンネルへの参加登録、チャンネルに参加するユーザ間における情報のやりとり等を制御するための処理を行う。
各ユーザ端末2は、チャンネルシステムSを利用するユーザにより利用される携帯用の端末装置である。ユーザ端末2の例として、スマートフォン、タブレット式コンピュータ等の携帯情報端末、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等が挙げられる。各ユーザ端末2は、そのユーザ端末2の位置を示す位置情報を取得する機能を有する。例えば、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを利用して、位置情報として経緯度が計算されてもよい。また例えば、移動体通信事業者により、基地局を利用した位置情報がユーザ端末2に提供されてもよい。この場合、ユーザ端末2は、そのユーザ端末2の近くにある基地局の位置に対応した経緯度、住所又は郵便番号を、位置情報として取得する。また例えば、無線LAN(Local Area Network)を利用して位置情報が取得可能であってもよい。例えば、ユーザ端末2は、複数のアクセスポイントから無線を受信したとき、各アクセスポイントからの電波強度を測定するとともに、各アクセスポイントのSSIDを取得する。ユーザ端末2は、電波強度及びSSIDを含む情報を、図示せぬ所定のサーバ装置へ送信する。このサーバ装置には、アクセスポイントの設置位置の経緯度等が記憶されている。サーバ装置は、ユーザ端末2から受信した情報を用いて、例えば三角測量により、ユーザ端末2の位置を算出する。なお、チャンネルの開設者となるユーザが利用するユーザ端末2は、位置情報を取得する機能を有しなくてもよいし、パーソナルコンピュータ等の据え置き型の端末装置であってもよい。
チャンネルシステムSにおいて、開設者は、チャンネルの開設時に、地理的な領域を指定する。指定される領域は、通常、チャンネル内で情報交換される対象となる場所や、情報交換される対象となることが起こる場所等を含む。例えば、開設者は、特定の店、施設、ランドマーク等を含むように領域を指定することができる。また、開設者は、特定の人間、動植物等がいる場所や、特定の物やサービスが提供される場所を含むように領域を指定することができる。また、開設者は、特定のイベントが開催される場所を含むように領域を指定することができる。
チャンネルシステムSを利用するユーザのうち、指定された領域に入ったユーザのみが、そのチャンネルに参加登録することができる。参加登録したユーザは、そのチャンネルへ情報を投稿することができる権限を獲得する。この権限は、指定された領域から参加者が出た後もその参加者に対して継続して与えられる。指定された領域内の物事に少しでも興味があるユーザは、その領域内に行くかもしれないし、行かないかもしれない。しかしながら、或る場所に行くという行為は、ユーザの時間や労力を消費する行為である。従って、指定された領域内に行ったユーザは、その域内の物事への関心度が或る程度以上に高いユーザである蓋然性が高い。従って、特定の物事への関心度が或る程度以上に高いユーザでコミュニティを形成することができる。なお、開設者は、指定された領域に入ったか否かに関わらず、情報を投稿する権限を当初から有してもよい。
チャンネルの開設時、開設者は、領域に加えて、参加登録可能期間の指定が可能であってもよい。この場合、参加登録可能期間内に指定された領域内に入ったユーザのみ、そのチャンネルへの参加登録が可能である。例えば、開催期間や日時等が決まっているイベントが起こる場所や、営業時間が決められている場所等に対して領域を指定する場合に、その期間や日時等に応じた参加登録可能期間を指定すると良い。
[1−2.センターサーバの構成]
次に、センターサーバ1の構成について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るセンターサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、センターサーバ1は、システム制御部11と、システムバス12と、入出力インターフェース13と、記憶部14と、通信部15と、を備えている。システム制御部11と入出力インターフェース13とは、システムバス12を介して接続されている。
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c等により構成されている。
入出力インターフェース13は、記憶部14及び通信部15とシステム制御部11との間のインターフェース処理を行う。
記憶部14は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部14には、会員DB14a、位置情報DB14b、チャンネルDB14c、投稿情報DB14d等のデータベースが記憶されている。「DB」は、データベースの略語である。
図3は、データベースに記憶される内容の一例を示す図である。会員DB14aには、チャンネルシステムSのユーザに関する会員情報がユーザごとに記憶されている。具体的に、会員DB14aには、会員情報として、ユーザID、ニックネーム、性別、生年月日、電話番号、電子メールアドレス、住所、嗜好情報、通知チャンネルリスト、参加チャンネルリスト等の情報が関連付けて記憶される。ユーザIDは、ユーザを識別するための識別情報である。嗜好情報は、ユーザの嗜好を示す情報である。例えば、嗜好情報は、ユーザが好きなジャンルやカテゴリ等のリストを含んでもよい。通知チャンネルリストは、例えばユーザにより登録されたチャンネルのチャンネルIDのリストである。チャンネルIDは、チャンネルを識別するための識別情報である。通知チャンネルリストにチャンネルIDが追加されたチャンネルについて指定された領域にユーザが入った場合、そのチャンネルへの参加登録可能である旨の通知がユーザに通知される。参加チャンネルリストは、ユーザが参加しているチャンネルのチャンネルIDのリストである。
位置情報DB14bには、ユーザ端末2の位置情報が、ユーザごとに記憶される。具体的に、位置情報DB14bには、位置情報として、ユーザID、記録日時、及び端末位置情報が関連付けて記憶される。ユーザIDは、ユーザ端末2を利用するユーザを示す。記録日時は、位置情報がユーザ端末2によって記録された日時である。端末位置情報は、例えばユーザ端末の位置を示す経緯度であってもよい。ユーザごとに、最新の位置情報のみが記憶されてもよいし、複数時点で取得された位置情報が、位置情報の履歴として記憶されてもよい。
チャンネルDB14cには、開設されたチャンネルに関するチャンネル情報が、チャンネルごとに記憶される。具体的に、チャンネルDB14cには、チャンネル情報として、チャンネルID、開設者ID、チャンネル名、チャンネル概要、タグ情報、領域情報、参加登録可能期間、公開種別、参加者リスト等が関連づけて記憶される。これらの情報のうち、チャンネル名、チャンネル概要、タグ情報、領域情報、参加登録可能期間及び公開種別は、チャンネルの開設者によって設定可能である。開設者IDは、開設者のユーザIDである。タグ情報は、チャンネルに関連するジャンルやキーワード等のリストである。領域情報は、チャンネルの開設者により指定された領域を示す。例えば、指定された領域が円形の領域である場合、領域情報は、中心点の経緯度及び半径を含んでもよい。或いは、領域情報は、領域の境界を構成する各線分の経緯度を含んでもよい。或いは、領域情報は、地名や住所等を含んでもよい。参加登録可能期間は、開設者の選択に応じて、チャンネルDB14cに記憶されたり記憶されなかったりする。公開種別は、チャンネルに投稿された情報を、そのチャンネルに参加していないユーザに対して公開するか否かを示す。参加者リストは、チャンネルに参加しているユーザのユーザIDのリストである。参加者リストは、開設者のユーザIDも含んでもよい。
投稿情報DB14dには、チャンネルに投稿された情報が記憶される。具体的に、投稿情報DB14dには、チャンネルID、ユーザID、投稿日時、投稿情報等が関連づけて記憶される。チャンネルIDは、投稿先のチャンネルを示す。ユーザIDは、投稿者を示す。投稿情報は、投稿された情報である。投稿情報の例として、静止画、動画、音声、テキスト等が挙げられる。
記憶部14には、更に、オペレーティングシステム、DBMS(Database Management System)、サーバプログラム等の各種プログラムが記憶されている。サーバプログラムは、チャンネルシステムSに関する各種処理をシステム制御部11に実行させるプログラムである。サーバプログラムは、例えば、他の装置からインターネットNWを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
通信部15は、ネットワークNWを介してオンラインショッピングサーバ2やユーザ端末2と接続し、これらの装置との通信状態を制御する。
[1−3.センターサーバのシステム制御部の機能概要]
次に、図4乃至図8を用いて、センターサーバ1のシステム制御部11の機能概要について説明する。図4は、本実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部11は、CPU11aが、サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図4に示すように、チャンネル情報取得部111、チャンネル情報登録部112、位置情報取得部113、投稿権限付与部114、チャンネル情報提供部115等として機能する。
チャンネル情報取得部111は、チャンネルの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を含むチャンネル情報を取得する。上述したように、この領域に入ったユーザのみが、そのチャンネルに参加登録することができる。
図5は、領域指定画面100の一例を示す図である。例えば、ユーザ端末2において専用アプリが起動しているとき、開設者がチャンネルの開設を選択する。これに応じて、ユーザ端末2は、領域指定画面100を表示する。領域指定画面100は、地図110、中心地点120、境界線130、開設ボタン140等を含む。地図110として、最初はユーザ端末2周辺の地図が表示されてもよい。ユーザ操作により、地図110の表示範囲を移動させたり、地図110の縮尺を変更させたりすることができる。中心地点120及び境界線130は、地図110上に表示される。中心地点120は、指定される領域の中心を示す。境界線130は、指定される領域の境界を示す。境界線130は、例えば円形であってもよい。ユーザ操作により、境界線130により示される円の大きさ、すなわち半径を変更することができる。開設者は、開設者がいる位置を含むように領域を指定してもよいし、開設者がいる位置を含まない領域を指定してもよい。開設ボタン140は、開設者により指定された領域でチャンネルの開設を要求するためのボタンである。開設者が、地図110及び境界線130を操作して領域を設定した後、開設ボタン140を押下する。これに応じて、ユーザ端末2は、領域情報をセンターサーバ1へ送信する。この領域情報は、例えば中心地点120の経緯度、及び境界線130と中心地点120との距離に相当する半径を含む。こうして、チャンネル情報取得部111は、領域情報を取得する。
なお、領域の形状は円に限定されない。例えば、領域の形状は、楕円、正方形、長方形、菱形等であってもよい。また、領域の指定方法は、図5に示した画面を用いた方法に限定されない。例えば、地図110の上をユーザが指やマウスポインタ等でなぞることにより、領域の境界線が描画及び指定されてもよい。或いは、領域の中心地点として、住所、施設名、建物名、ランドマーク名等の指定が可能であってもよい。また、領域の指定方法が開設者により選択可能であってもよい。
チャンネル情報取得部111は、開設者により指定された期間を示す参加登録可能期間を更に取得してもよい。例えば、ユーザ端末2は、領域指定画面100において領域が指定された後、例えばチャンネル名、チャンネル概要、タグ情報、領域情報、参加登録可能期間、公開種別等を入力するための画面を表示する。開設者は、必要であれば、参加登録可能期間を入力する。参加登録可能期間として、例えば期間の開始日時と終了日時とが指定可能であってもよい。また、参加登録可能期間として、開始日時又は終了日時の何れか一方のみの指定が可能であってもよい。また、参加登録可能期間として、例えば毎日11時〜21時、毎週の土曜日と日曜日、毎年4月〜9月等の、繰り返し現れる期間の指定が可能であってもよい。ユーザ端末2は、入力された情報をセンターサーバ1へ送信する。
チャンネル情報登録部112は、チャンネル情報取得部111により取得された領域情報と、開設が要求されたチャンネルを識別するユーザIDと、を関連付けて記憶部14に記憶させる。例えば、チャンネル情報登録部112は、開設されるチャンネルのために新しいチャンネルIDを決定する。チャンネル情報登録部112は、このチャンネルID及び領域情報を含むチャンネル情報をチャンネルDB14cに記憶させる。開設者により指定された参加登録可能期間が、チャンネル情報取得部111により取得された場合、チャンネル情報登録部112は、参加登録可能期間と領域情報とチャンネルIDとを関連付けて記憶部14に記憶させる。
位置情報取得部113は、チャンネルの開設者と異なるユーザが利用するユーザ端末2の位置を示す位置情報を取得する。例えば、ユーザ端末2にインストールされた専用アプリに従って、各ユーザ端末2はバックグラウンドで定期的に(例えば、5分間隔、10分間隔等)、GPS等を利用してそのユーザ端末2の位置情報を取得する。例えば、そのユーザ端末2を利用するユーザの通知チャンネルリストに1以上のチャンネルIDが含まれている場合にのみ、ユーザ端末2は定期的に端末位置情報を取得してもよい。ユーザ端末2は、端末位置情報を取得するごとに、現在日時を記録日時として取得する。ユーザ端末2は、端末位置情報、記録日時及びそのユーザ端末2を利用するユーザのユーザIDを含む位置情報を、センターサーバ1へ送信する。ユーザ端末2が位置情報をリアルタイムで送信する場合、ユーザ端末2が記録日時を決定するのではなく、位置情報取得部113が記録日時を決定してもよい。例えば、位置情報取得部113は、記録日時として、位置情報の受信日時を決定してもよい。位置情報取得部113は、ユーザ端末2から送信されてきた位置情報を位置情報DB14bに記憶してもよい。なお、位置情報は、少なくとも端末位置情報を含んでいればよい。
投稿権限付与部114は、位置情報取得部113により取得された位置情報により示されるユーザ端末2の位置が、チャンネルDB14cに記憶された領域情報により示される領域に含まれる場合、領域情報と関連付けて記憶されたチャンネルIDにより識別されるチャンネルへ情報を投稿する権限を、そのユーザ端末2を利用するユーザに付与する処理を行う。この権限は、ユーザ端末2がその領域内に位置しているか否かに関わらず情報の投稿が可能な権限である。
図6(a)は、ユーザが参加登録を行う様子の一例を示す図である。例えば、開設者は、ユーザ端末2−1を操作することにより、図6(a)に示すように、或るラーメン店Pを中心地点とする領域R1を指定して、そのラーメン店に関するチャンネルC1を開設した。ラーメン店Pが好きなユーザU2は、ユーザ端末2−2を携帯してA地点にいる。A地点は領域R1外であるので、ユーザU2はチャンネルC1に参加することはできない。その後、ユーザU2はB地点に移動した。B地点は領域R1内であるので、ユーザU2はチャンネルC1に参加可能である。実際にユーザU2はこの時点で参加登録を行った。その後、ユーザU2はC地点に移動した。C地点は領域R1内であり、ユーザU2はチャンネルC1への投稿が可能である。その後、ユーザU2はD地点に移動した。D地点は領域R1外であるものの、ユーザU2はチャンネルへC1の投稿が可能である。
前述したように、指定された領域内にある場所や物、その領域内で行われること等に或る程度以上関心を持つユーザは、その領域内に行く。従って、チャンネルにおいて情報交換の対象となる特定の物事に或る程度以上の関心を持つユーザが、チャンネルに参加することができる。参加者がその物事に或る程度以上の関心を持つということが明らかになれば、ユーザが投稿可能な領域を限定する必要はない。
開設者により参加登録可能期間が指定されていた場合、投稿権限付与部114は、位置情報取得部113により取得された位置情報により示されるユーザ端末2の位置が、チャンネルDB14cに記憶された領域情報により示される領域に含まれ、且つ、位置情報により示される位置にユーザ端末2が位置していた時期が、領域情報と関連付けて記憶された参加登録可能期間に含まれる場合、上述の権限であって、参加登録可能期間内及び参加登録可能期間の経過後の何れにおいても情報の投稿が可能な権限をユーザに付与する処理を実行してもよい。
図6(b)は、参加登録可能期間と投稿可能期間の関係の一例を示す図である。例えば、開設者は、アニメのイベントが開催される場所を含むように領域を指定して、アニメのチャンネルを開設した。また、開設者は、そのイベントの開始時間及び終了時間を、参加登録可能期間の開始時間及び終了時間として指定した。アニメに興味があるユーザは、そのイベントに参加するために、イベント開催時間内に指定された領域内に行った。このとき、参加登録可能期間内であるので、図6(b)に示すように、ユーザは参加登録を行った。参加登録を行った時点から、そのチャンネルへの投稿が可能である。そして、参加登録可能期間が経過した後も投稿が可能である。
上述のイベントのように、興味の対象となり得ることが起こる時期が予め決まっている場合がある。その時期にユーザがその場所に行くことによって、ユーザが或る程度以上の関心を持つとことが分かる。参加登録可能期間は、そのために指定可能となっている。特定のことに参加者が或る程度以上の関心を持つということが明らかになれば、投稿可能な期間を限定する必要はない。なお、チャンネル自体の存続期間は開設者により指定可能であってもよい。
情報を投稿可能な権限を付与する処理は、例えば、投稿可能な権限が付与されるユーザのユーザIDと、投稿可能なチャンネルのチャンネルIDとを関連付けることであってもよい。この関連付けを参照することにより、特定のチャンネルに対して特定のユーザに投稿を許可するか否かを制御することができる。この関連付けは、例えばチャンネルDB14cにおいて、チャンネルIDに関連付けられた参加者リストに、参加者のユーザIDが追加されることであってもよい。或いは、関連付けは、会員DB14aにおいて、ユーザIDに関連付けられた参加チャンネルリストに、ユーザが参加登録したチャンネルのチャンネルIDが追加されることであってもよい。
投稿権限付与部114は、ユーザ端末2が指定された領域に入った場合、投稿権限を付与する処理を自動的に実行してもよい。或いは、投稿権限付与部114は、指定された領域に入った旨の通知をユーザ端末2へ送信してもよい。そして、投稿権限付与部114は、チャンネルに参加登録することをユーザが選択した場合に、投稿権限を付与する処理を実行してもよい。
チャンネル情報提供部115は、チャンネルに関する情報をユーザ端末2に表示させる。表示される情報の例として、チャンネルの検索結果、チャンネルDB14cに記憶されているチャンネル情報、チャンネルに投稿された情報等が挙げられる。
チャンネルの検索結果等を表示する場合、チャンネル情報提供部115は、チャンネルDB14cに領域情報が記憶されたチャンネルのうち少なくとも2つのチャンネルそれぞれの領域情報により示される領域と、位置情報取得部113により取得されたユーザ端末2の位置情報により示される位置と、の間の距離に基づいて、この少なくとも2つのチャンネルに関する情報のうち何れか一方を他方よりも優先して、ユーザ端末2により表示させてもよい。例えば、チャンネル情報提供部115は、検索された各チャンネルについて、指定された領域からユーザ端末2までの距離を算出する。チャンネル情報取得部111は、算出された距離が短いチャンネルであるほどそのチャンネルの情報を優先的に表示させる。従って、ユーザが行きやすい領域が指定されたチャンネルに関する情報が優先的に表示される。例えば、チャンネル情報取得部111は、距離が短いチャンネルであるほど、情報の表示順位を上位に決定してもよい。或いは、チャンネル情報取得部111は、距離が相対的に短いチャンネルの情報を表示させ、距離が相対的に長いチャンネルの情報は表示させなくてもよい。
投稿権限付与部114は、上述した少なくとも2つのチャンネルのうち、チャンネル情報提供部115の処理によってユーザ端末2に情報が表示されたチャンネルがユーザにより選択された場合、位置情報取得部113により取得された位置情報により示されるユーザ端末2の位置が、選択されたチャンネルの領域情報により示される領域に含まれることに応じて、選択されたチャンネルへ情報を投稿する権限を付与する処理を実行してもよい。従って、全チャンネルについて、ユーザが指定された領域に入った場合に、投稿する権限が付与されるのではなく、ユーザが選択したチャンネルのみについて権限が付与される。
図7及び図8は、専用アプリの起動から情報の投稿までの画面遷移の例を示す図である。ユーザ端末2が専用アプリを起動すると、例えば図7に示すように、チャンネル地図画面200が表示される。チャンネル地図画面200は、地図210を含む。地図210として、最初はユーザ端末2周辺の地図が表示されてもよい。ユーザ操作により、地図210の表示範囲を移動させたり、地図210の縮尺を変更させたりすることができる。地図210上には、1又は複数のチャンネルアイコン220が表示される場合がある。チャンネルアイコン220は、地図210においてそのアイコンが表示されている箇所に領域の中心点があるチャンネルを示す。ユーザが何れかのチャンネルアイコン220を選択すると、ユーザ端末2は、チャンネル概要画面300を表示する。なお、ユーザがジャンル、タグ、キーワード等の検索条件を入力することに応じて表示されるチャンネルの検索結果の中から、ユーザが何れかのチャンネルを選択することによっても、チャンネル概要画面300が表示される。
チャンネル概要画面300には、例えばチャンネル名、チャンネルの概要、チャンネルの画像、指定された領域、参加登録可能期間等の情報が表示される。また、チャンネル概要画面300には、チャンネル閲覧ボタン310が表示される。チャンネルに参加していないユーザがチャンネル閲覧ボタン310を押下すると、チャンネル内画面400−1が表示される。チャンネル内画面400−1は、チャンネル情報領域410を含む。チャンネル情報領域410には、本来チャンネルに関する様々な情報が表示される。例えば、ユーザが画面をスクロールすることにより、チャンネルに投稿された情報が表示される。しかしながら、現時点でユーザはチャンネルに参加していないため、こうした情報をユーザが認識することができないように、チャンネル情報領域410にはぼかし処理が施されている。ユーザは、投稿された情報を見ることも、投稿することもできない。ここで、ユーザ操作により、ユーザ端末2はチャンネル登録画面500を表示する。
チャンネル登録画面500には、チャンネルに参加登録するためには、指定された領域に入ることが必要である旨のメッセージが表示される。また、チャンネル登録画面500には、ユーザ端末2の現在位置から指定された領域までの距離が表示されてもよい。また、チャンネル登録画面500には、通知登録ボタン510が表示される。通知登録ボタン510は、ユーザ端末2が指定された領域に入った場合にチャンネルシステムSから通知をしてもらうように登録を行うためのボタンである。ユーザが通知登録ボタン510を押下すると、センターサーバ1は、そのユーザの通知チャンネルリストに、情報が表示されたチャンネルのチャンネルIDを追加する。
通知登録ボタン510を押下した時点は、ユーザがチャンネルに参加したいと思っていることが判明する時点である。チャンネルに参加したいと思った時点でユーザがチャンネルの領域外にいる場合であって、ユーザ端末2がこれまでに位置情報を定期的にセンターサーバ1へ送信していない場合、ユーザ端末2は、定期的な位置情報の送信を開始してもよい。また、ユーザ端末2がこれまでに位置情報を定期的に送信していた場合、ユーザ端末2は、位置情報を取得して送信する時間間隔を短くしてもよい。
その後、ユーザはユーザ端末2を携帯して、指定された領域に入る。すると、図8に示すように、ユーザ端末2は、通知画面600を表示する。通知画面600には、ユーザが登録したチャンネルの領域に入った旨を示すメッセージ610が表示される。また、通知画面600には、参加登録ボタン620が表示される。ユーザが参加登録ボタン620を押下すると、投稿権限付与部114は、ユーザをチャンネルの参加者として登録して、そのチャンネルへの情報を投稿する権限をユーザに付与する。
所定時間間隔で取得されるユーザ端末2の位置情報に基づいて、指定された領域内にユーザ端末2が位置しているか否かが判定されるため、タイミングによっては、通知を受けない間にユーザが領域から出てしまう場合がある。そこで、ユーザ端末2は、専用アプリが起動したタイミング等に位置情報を取得してもよい。領域に入っている間にユーザが専用アプリを起動することで、チャンネルの参加登録が可能となる。
そして、ユーザ端末2は、チャンネル内画面400−2を表示する。チャンネル内画面400−2は、チャンネル情報領域410を含む。この場合のチャンネル情報領域410には、チャンネルに関する様々な情報が明確に表示される。また、チャンネル情報領域410は、投稿欄420を含む。投稿欄420は、投稿する情報としてテキストを入力したり、投稿する静止画や画像を選択したりするための領域である。ユーザは投稿欄420に対する操作により、情報を投稿することができる。
図7に示すチャンネル内画面400−1は、チャンネルの公開種別が「非公開」である場合の画面例である。公開種別が「公開」であるチャンネルに参加登録していないユーザに対して、ユーザ端末2は、チャンネル情報領域410に、チャンネルに関する情報を明確に表示する一方で、投稿欄420を表示させなくてもよい。
チャンネルの開設者による選択により、バーコードや二次元コード等の情報コードを利用して、ユーザに投稿権限が付与されてもよい。例えば、店の営業者がその店に関するチャンネルを開設する場合を考える。開設者は、その店を含むようにして領域を指定する。また、開設者は、情報コードの発行を選択する。チャンネルの開設時、チャンネル情報登録部112は、例えばチャンネルIDをエンコードすることにより情報コードを生成する。チャンネル情報登録部112は、例えば生成した情報コードを開設者のユーザ端末2へ送信する。開設者は、情報コードをユーザ端末2の画面に表示させ又はその情報コードを印刷する。或いは、チャンネルシステムSの管理者が、情報コードを印刷したシートを開設者へ送付してもよい。何れの方法においても、開設者は、情報コードを例えば店内に表示する。その店に関心があるユーザは、その店に行って、そのユーザのユーザ端末2により情報コードを読み込ませる。ユーザ端末2は、読み込んだ情報コードと現在位置を示す位置情報をセンターサーバ1へ送信する。投稿権限付与部114は、ユーザ端末2から受信した情報コードをデコードして、元のチャンネルIDを生成する。投稿権限付与部114は、生成したチャンネルIDに関連付けられた領域情報と、ユーザ端末2から受信した位置情報に基づいて、投稿権限を付与するか否かを判定する。投稿権限付与部114は、ユーザ端末2が情報コードを読み込んだユーザに対してのみ、投稿権限を付与してもよい。情報コードは、店の外部に拡散する可能性がある。単純に情報コードのみを利用して投稿権限を付与する場合、その店に行ったことがないユーザであってもそのチャンネルに参加することができる。従って、その店にさほど関心がないユーザも投稿権限を得ることが可能となってしまう。これに対して、情報コードに加えて、領域情報とユーザ端末2の位置情報を用いることで、その店に行ったことがあるユーザのみに対して投稿権限を付与することができる。
[1−4.チャンネルシステムの動作]
次に、チャンネルシステムSの動作について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、本実施形態に係るチャンネルシステムSの動作の一例を示すシーケンス図である。図9に示すように、開設者U1がチャンネルC1の開設を選択することにより、ユーザ端末2−1は、領域指定画面100を表示する。ここで、開設者U1は領域を指定する。また、開設者U1は、参加登録可能期間やチャンネルC1に関するその他の情報を入力する(ステップS1)。ユーザ端末2−1は、入力された領域情報及び参加登録可能期間等をセンターサーバ1へ送信する(ステップS2)。領域情報及び参加登録可能期間等の情報を受信したセンターサーバ1は、これらの情報を、新たに生成したチャンネルIDに関連付けて、チャンネルDB14cに記憶させる(ステップS3)。
その後、チャンネルC1に参加することとなるユーザU2は、例えばチャンネルの検索結果やチャンネル地図画面200から、チャンネルC1を選択する。これに応じて、ユーザ端末2−2は、チャンネル概要画面300を表示する。ユーザU2は、チャンネル閲覧ボタン310を押下すると、ユーザ端末2−2は、チャンネルC1の詳細な情報の要求をセンターサーバ1へ送信する。これに応じて、センターサーバ1は、チャンネルDB14cから、チャンネルC1のチャンネルIDに関連付けられた情報を取得する。また、センターサーバ1は、選択されたチャンネルC1のチャンネルIDに関連付けられた参加者リストが、ユーザU2のユーザIDを含むか否かを判定する。この時点で、参加者リストはユーザU2のユーザIDを含まないので、センターサーバ1は、取得したチャンネルC1に関する情報と、「未参加」を示す参加状態とをユーザ端末2−2へ送信する(ステップS4)。ユーザ端末2−2は、センターサーバ1から受信した情報に基づいて、チャンネル内画面400−1を表示する(ステップS5)。ここで、参加状態が「未参加」であるため、ユーザ端末2−2は、投稿欄420を表示しない。そして、ユーザ端末2−2は、チャンネル登録画面500を表示し、ユーザU2は、通知登録ボタン510を押下する。これに応じて、ユーザ端末2−2は、通知登録要求を送信する(ステップS6)。通知登録要求を受信したセンターサーバ1は、ユーザU2のユーザIDに関連付けて会員DB14aに記憶されている通知チャンネルリストに、ユーザU2により選択されたチャンネルC1のチャンネルIDを追加する(ステップS7)。
その後、ユーザ端末2−2は、定期的に位置情報をセンターサーバ1へ送信する(ステップS8、S10)。センターサーバ1は、位置情報を受信するたびに、参加登録可不可判定処理を実行する(ステップS9、S11)。
図10は、本実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11による参加登録可不可判定処理の一例を示すフローチャートである。図10に示すように、投稿権限付与部114は、位置情報を送信してきたユーザ端末2−2を利用するユーザU2のユーザIDに関連付けられた通知チャンネルリストを、会員DB14aから取得する(ステップS101)。次いで、投稿権限付与部114は、番号iを1に設定する(ステップS102)。
次いで、投稿権限付与部114は、チャンネルiの領域情報をチャンネルDB14cから取得する(ステップS103)。チャンネルiは、通知チャンネルリストに含まれるチャンネルIDのうちi番目のチャンネルIDにより識別されるチャンネルである。次いで、投稿権限付与部114は、ユーザ端末2−2の位置が、チャンネルiの領域内であるか否かを判定する(ステップS104)。例えば、投稿権限付与部114は、チャンネルiの領域情報に含まれる中心地点から位置情報に含まれる端末位置情報に示されるユーザ端末2−2の位置までの距離を算出する。算出された距離が、チャンネルiの領域情報に含まれる半径を超える場合、投稿権限付与部114は、ユーザ端末2−2の位置は領域内ではないと判定する(ステップS104:NO)。この場合、投稿権限付与部114は、番号iが、通知チャンネルリストにチャンネルIDが含まれるチャンネルの数未満であるか否かを判定する(ステップS108)。番号iがチャンネルの数未満である場合(ステップS108:YES)、投稿権限付与部114は、番号iを1増加させて(ステップS109)、ステップS103を実行する。一方、番号iがチャンネルの数未満ではない場合(ステップS108:NO)、参加登録可不可判定処理は終了する。
ステップS104において、算出された距離が半径以下である場合、投稿権限付与部114は、ユーザ端末2−2の位置は領域内であると判定する(ステップS104:YES)。この場合、投稿権限付与部114は、チャンネルiのチャンネルIDに関連付けて、チャンネルDB14cに参加登録可能期間が記憶されているか否かを判定する(ステップS105)。参加登録可能期間が記憶されている場合(ステップS105:YES)、投稿権限付与部114は、位置情報に含まれる記録日時が、参加登録可能期間内であるか否かを判定する(ステップS106)。記録日時が参加登録可能期間内ではない場合(ステップS106:NO)、処理はステップS108に進む。
一方、記録日時が参加登録可能期間内である場合(ステップS106:YES)、又は参加登録可能期間が記憶されていない場合(ステップS105:NO)、投稿権限付与部114は、チャンネルiのチャンネルIDやチャンネル名等を含む参加登録可能通知をユーザ端末2−2へ送信して(ステップS107)、参加登録可不可判定処理は終了する。
図9において、ステップS11の参加登録可不可判定処理により、センターサーバ1からユーザ端末2−2へ、チャンネルC1についての参加登録可能通知が送信される(ステップS12)。これに応じて、ユーザ端末2−2は、通知画面600を表示する(ステップS13)。ここで、ユーザU2が参加登録ボタン620を押下すると(ステップS14)、ユーザ端末2−2は、参加登録可能通知に含まれるチャンネルIDを設定した参加登録要求をセンターサーバ1へ送信する(ステップS15)。これに応じて、センターサーバ1は、投稿する権限をユーザU2に付与する処理を実行する(ステップS16)。例えば、センターサーバ1は、参加登録要求に含まれるチャンネルIDに関連付けてチャンネルDB14cに記憶されている参加者リストに、ユーザU2のユーザIDを追加する。また、センターサーバ1は、ユーザU2のユーザIDに関連付けて会員DB14aに記憶されている参加チャンネルリストにチャンネルIDを追加してもよい。
その後、ユーザ端末2−2からの要求に応じて、センターサーバ1は、チャンネルDB14cから、ユーザU2が参加登録したチャンネルC1のチャンネルIDに関連付けられた情報を取得する。チャンネルC1のチャンネルIDに関連付けられた参加者リストはユーザU2のユーザIDを含むので、センターサーバ1は、取得したチャンネルC1に関する情報と、「参加登録済」を示す参加状態とをユーザ端末2−2へ送信する(ステップS17)。ユーザ端末2−2は、センターサーバ1から受信した情報に基づいて、チャンネル内画面400−2を表示する(ステップS18)。ここで、参加状態が「参加登録済」であるため、ユーザ端末2−2は、投稿欄420を表示する。その後、ユーザU2は、投稿欄420を操作することにより、投稿する情報を入力する。ユーザ端末2−2は、入力された情報を、投稿情報としてセンターサーバ1へ送信する(ステップS19)。センターサーバ1は、受信した投稿情報を、チャンネルC1のチャンネルIDに関連付けて投稿情報DB14dに記憶させる(ステップS20)。
以上説明したように、本実施形態によれば、センターサーバ1が、チャンネルの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する。また、センターサーバ1が、取得された領域情報と、チャンネルを識別するチャンネルIDと、を関連付けてチャンネルDB14cに記憶させる。また、センターサーバ1が、開設者と異なるユーザが利用するユーザ端末2の位置を示す位置情報を取得する。また、センターサーバ1が、取得された位置情報により示される位置が、記憶された領域情報により示される領域に含まれる場合、領域情報と関連付けて記憶されたチャンネルIDにより識別されるチャンネルへ情報を投稿する権限であって、ユーザ端末2が領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、ユーザに付与する処理を実行する。従って、チャンネルで情報交換される対象への関心度が或る程度以上に高いユーザでそのチャンネルが形成されるようにすることができる。
また、センターサーバ1が、開設者により指定された参加登録可能期間を更に取得してもよい。また、センターサーバ1が、取得された領域情報と、取得された参加登録可能期間と、チャンネルIDと、を関連付けてチャンネルDB14cに記憶させてもよい。また、センターサーバ1が、取得された位置情報により示される位置が、記憶された領域情報により示される領域に含まれ、且つ、取得された位置情報により示される位置にユーザ端末2が位置していた時期が、領域情報と関連付けて記憶された参加登録可能期間に含まれる場合、参加登録可能期間内及び参加登録可能期間の経過後の何れにおいても情報の投稿が可能な権限をユーザに付与してもよい。この場合、特定の時期にある物事への関心度が或る程度以上に高いユーザでそのチャンネルが形成されるようにすることができる。
また、センターサーバ1が、取得された位置情報により示される位置と、チャンネルDB14cに領域情報が記憶されたチャンネルのうち、何れか少なくとも2つのチャンネルそれぞれの領域情報により示される領域と、の間の距離に基づいて、それらのチャンネルの情報のうち何れか一方を他方よりも優先してユーザ端末2に表示させてもよい。また、センターサーバ1が、ユーザ端末2に情報が表示されたチャンネルがユーザにより選択された場合、取得された位置情報により示される位置が、選択されたチャンネルの領域情報により示される領域に含まれることに応じて、選択されたチャンネルへ情報を投稿する権限を付与する処理を実行してもよい。従って、指定された領域に距離的にユーザが行きやすいチャンネルへユーザを誘導することができる。
[2.第2実施形態]
次に、図11及び図12を参照して、第2実施形態について説明する。本実施形態において、センターサーバ1は、開設者となるユーザにより指定された領域と、既存のチャンネルの領域と、が重複する場合、そのままチャンネルを開設するか、又は既存のチャンネルに参加するかを、ユーザに選択させる。その他の点は、第1実施形態と同様である。
具体的に、チャンネル情報取得部111は、既存のチャンネルについて領域情報とチャンネルIDとが関連付けてチャンネルDB14cに記憶された後に、別のユーザが新たなコミュニティの開設を要求する場合、そのユーザにより指定された領域を示す領域情報を取得する。
チャンネル情報登録部112は、チャンネル情報取得部111により取得された領域情報により示される領域と、既存のチャンネルについてチャンネルDB14cに記憶された領域情報により示される領域と、が重複する場合、新たなチャンネルの開設と、既存のチャンネルへの参加と、を含む選択肢の中から何れかを選択するためのチャンネル開設選択画面700を、ユーザ端末2に表示させる。
図11は、チャンネル開設選択画面700の表示例を示す図である。チャンネル開設選択画面700には、例えば、領域が重複する既存のチャンネルが存在する旨のメッセージ、既存のチャンネルの名称や概要等が表示される。また、チャンネル開設選択画面700には、地図が表示されるとともに、その地図上に、ユーザが指定した領域及び既存のチャンネルの領域が表示されてもよい。更に、チャンネル開設選択画面700には、開設ボタン710及び参加ボタン720が表示される。開設ボタン710は、新しいチャンネルを開設するためのボタンである。参加ボタン720は、既存のチャンネルに参加するためのボタンである。
チャンネル情報登録部112は、ユーザ端末2に表示されたチャンネル開設選択画面700におけるユーザの選択を示す選択情報を、ユーザ端末2から取得する。ユーザが開設ボタン710を押下した場合、ユーザ端末2は、「開設」を示す選択情報をセンターサーバ1へ送信する。ユーザが参加ボタン720を押下した場合、ユーザ端末2は、「参加」を示す選択情報をセンターサーバ1へ送信する。
チャンネル情報登録部112により取得された選択情報が「開設」を示す場合、チャンネル情報登録部112は、チャンネル情報取得部111によりユーザ端末2から取得された領域情報と、新たなチャンネルを識別するチャンネルIDと、を関連付けてチャンネルDB14cに記憶させる。
一方、選択情報が「参加」を示す場合、投稿権限付与部114は、位置情報取得部113により取得された位置情報により示されるユーザ端末2の位置が、チャンネルDB14cに記憶された既存のチャンネルの領域情報により示される領域に含まれることに応じて、既存のチャンネルへ情報を投稿する権限を付与する処理を実行する。
領域が重複するチャンネルの間では、情報が交換される対象となる物事が同一であったり類似したりする可能性がある(例えば、両チャンネルとも音楽イベントに関する等)。その場合、新たにチャンネルを開設しようとしたユーザは、チャンネルを開設せずに、既存のチャンネルに参加すればよい。この場合においても、ユーザは新たなチャンネルを開設することもできる。一方、領域が重複しても情報が交換される対象となる物事が異なる場合(例えば、一方のチャンネルは音楽イベントに関し、他方のチャンネルはアニメイベントに関する等)、ユーザはそのまま新たなチャンネルを開設すればよい。なお、領域が重複する場合に限られず、領域間の距離が所定距離未満である場合であっても、新しいチャンネルの開設と既存のチャンネルへの参加との何れかの選択が可能であってもよい。
図12は、本実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11によるチャンネル開設制御処理の一例を示すフローチャートである。例えば、領域指定画面100においてユーザが領域を指定することにより、センターサーバ1がユーザ端末2から領域情報を受信したときに、チャンネル開設制御処理が実行されてもよい。
図12に示すように、チャンネル情報登録部112は、既に開設されているチャンネルの中から、受信された領域情報に示される領域と重複する領域が指定されたチャンネルを検索する(ステップS201)。例えば、チャンネル情報登録部112は、ユーザ端末2から受信された領域情報に含まれる中心地点から、チャンネルDB14cに記憶された領域情報に含まれる中心地点までの距離を算出する。また、ユーザ端末2から受信された領域情報に含まれる半径と、チャンネルDB14cに記憶された領域情報に含まれる半径と、の合計を算出する。チャンネル情報登録部112は、中心地点間の距離が半径の合計よりも短い既存のチャンネルを、領域が重複する既存のチャンネルとして特定する。
次いで、チャンネル情報登録部112は、ステップS201の検索結果に基づき、領域が重複する既存のチャンネルがあるか否かを判定する(ステップS202)。領域が重複する既存のチャンネルがない場合(ステップS202:NO)、チャンネル情報登録部112は、ユーザ端末2から受信された領域情報を、新たに生成したチャンネルIDに関連付けてチャンネルDB14cに記憶させる。また、チャンネル情報登録部112は、新たなチャンネルに関してユーザにより入力された情報をユーザ端末2から受信して、受信した情報を、生成したチャンネルIDに関連付けてチャンネルDB14cに記憶させる(ステップS203)。次いで、チャンネル情報登録部112は、チャンネル開設完了応答をユーザ端末2へ送信して(ステップS204)、チャンネル開設制御処理は終了する。チャンネル開設完了応答を受信したユーザ端末2は、チャンネルの開設が完了した旨のメッセージを表示する。
一方、領域が重複する既存のチャンネルがある場合(ステップS202:YES)、チャンネル情報登録部112は、チャンネル開設選択画面表示要求をユーザ端末2へ送信する(ステップS205)。チャンネル開設選択画面表示要求を受信したユーザ端末2は、チャンネル開設選択画面700を表示する。ユーザ端末2は、開設ボタン710及び参加ボタン720のうちユーザにより押下されたボタンに応じた選択情報をセンターサーバ1へ送信し、チャンネル情報登録部112は、この選択情報を取得する(ステップS206)。次いで、チャンネル情報登録部112は、選択情報が「開設」を示すか否かを判定する(ステップS207)。選択情報が「開設」を示す場合(ステップS207:YES)、処理はステップS203に進む。
一方、選択情報が「参加」を示す場合(ステップS207:NO)、位置情報取得部113は、位置情報DB14bから、ユーザ端末2の最新の位置情報を取得する(ステップS208)。次いで、投稿権限付与部114は、取得された位置情報に含まれる端末位置情報に示されるユーザ端末2の位置が、領域が重複する既存のチャンネルの領域内であるか否かを判定する(ステップS209)。ユーザ端末2の位置が領域内である場合(ステップS209:YES)、投稿権限付与部114は、領域が重複する既存のチャンネルのチャンネルIDに関連付けて、チャンネルDB14cに参加登録可能期間が記憶されているか否かを判定する(ステップS210)。参加登録可能期間が記憶されている場合(ステップS210:YES)、投稿権限付与部114は、位置情報に含まれる記録日時が、参加登録可能期間内であるか否かを判定する(ステップS211)。記録日時が参加登録可能期間内である場合(ステップS211:YES)、又は参加登録可能期間が記憶されていない場合(ステップS210:NO)、投稿権限付与部114は、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザIDを、領域が重複する既存のチャンネルのチャンネルIDに関連付けてチャンネルDB14cに記憶されている参加者リストに追加する。また、投稿権限付与部114は、領域が重複する既存のチャンネルのチャンネルIDを、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザIDに関連付けて会員DB14aに記憶された参加チャンネルリストに追加する(ステップS212)。次いで、投稿権限付与部114は、参加登録完了応答をユーザ端末2へ送信して(ステップS213)、チャンネル開設制御処理は終了する。参加登録完了応答を受信したユーザ端末2は、既存のチャンネルへの参加登録が完了した旨のメッセージを表示する。
一方、ユーザ端末2の位置が領域内ではない場合(ステップS209:NO)、又は記録日時が参加登録可能期間内ではない場合(ステップS211:NO)、投稿権限付与部114は、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザIDに関連付けて会員DB14aに記憶されている通知チャンネルリストに、領域が重複する既存のチャンネルのチャンネルIDを追加する(ステップS214)。次いで、投稿権限付与部114は、通知チャンネル登録完了応答をユーザ端末2に送信して(ステップS215)、チャンネル開設制御処理は終了する。通知チャンネル登録完了応答を受信したユーザ端末2は、既存のチャンネルの領域にユーザ端末2が入った場合に通知を受けるよう登録が完了した旨のメッセージを表示する。この後、既存のチャンネルの領域にユーザ端末2が入ると、そのチャンネルに情報を投稿する権限がユーザに付与されることになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、既存のチャンネルと領域が重複することに起因してその既存のチャンネルと類似するチャンネルが不必要に開設される事態を抑制することができる。
[3.第3実施形態]
次に、図13を参照して、第3実施形態について説明する。本実施形態において、センターサーバ1は、ユーザ端末2の位置が、2以上のチャンネルの領域の何れにも含まれる場合、ユーザの属性に基づいて、それらのチャンネルのうち何れかを優先して、投稿する権限をユーザに付与する。その他の点は、第1実施形態又は第2実施形態と同様である。
具体的に、投稿権限付与部114は、位置情報取得部113により取得された位置情報により示されるユーザ端末2の位置が、チャンネルDB14cに領域情報が記憶されたチャンネルのうち、何れか少なくとも2つのコミュニティの領域情報それぞれにより示される領域の何れにも含まれる場合、ユーザ端末2を利用するユーザの属性に対する、それらのコミュニティそれぞれの適応性に基づいて、それらのコミュニティのうち何れか一方を他方よりも優先して、情報を投稿する権限をユーザに付与する処理を実行する。投稿権限付与部114は、適応性が高いチャンネルほど優先して、そのチャンネルへ情報を投稿する権限をユーザに付与する。これにより、複数のチャンネルに参加可能な状況であるときに、それのチャンネルのうち、ユーザにより適したチャンネルについてユーザは投稿する権限を獲得することができる。
ユーザの属性の一例として、嗜好情報等が挙げられる。チャンネルの属性の一例として、タグ情報等がある。投稿権限付与部114は、嗜好情報に示されるユーザが好きなジャンルと、タグ情報に示されるチャンネルのジャンルと、の合致度を、適応性として算出してもよい。また、ユーザの属性は、性別、年齢、年代、居住地等であってもよい。この場合のチャンネルの属性は、そのチャンネルの参加者の性別、年齢、年代、居住地等であってもよい。投稿権限付与部114は、例えばチャンネルの参加者のうち、ユーザの属性と同じ属性を有するユーザの割合を、適応性として算出してもよい。
図13は、本実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11による参加登録可不可判定処理の一例を示すフローチャートである。図13において、図10と同様のステップについては同一の符号が付されている。
図13に示すように、投稿権限付与部114は、参加可能チャンネルリストを初期化する(ステップS301)。次いで、投稿権限付与部114は、通知チャンネルリストの取得、番号iの設定、チャンネルiの領域情報の取得、及びユーザ端末2の位置がチャンネルiの領域内であるか否かの判定を行う(ステップS101〜S104)。ユーザ端末2の位置は領域内である場合(ステップS104:YES)、投稿権限付与部114は、チャンネルiの参加登録可能期間が記憶されているか否かを判定する(ステップS105)。参加登録可能期間が記憶されている場合(ステップS105:YES)、投稿権限付与部114は、記録日時が参加登録可能期間内であるか否かを判定する(ステップS106)。記録日時が参加登録可能期間内である場合(ステップS106:YES)、又は参加登録可能期間が記憶されていない場合(ステップS105:NO)、投稿権限付与部114は、チャンネルiのチャンネルIDを、参加可能チャンネルリストに追加する(ステップS302)。
ユーザ端末2の位置は領域内ではない場合(ステップS104:NO)、記録日時が参加登録可能期間内ではない場合(ステップS106:NO)、又はステップS302の終了後、投稿権限付与部114は、番号iがチャンネルの数未満であるか否かを判定する(ステップS108)。番号iがチャンネルの数未満である場合(ステップS108:YES)、投稿権限付与部114は、番号iを1増加させて(ステップS109)、ステップS103を実行する。
一方、番号iがチャンネルの数未満ではない場合(ステップS108:NO)、投稿権限付与部114は、参加可能チャンネルリストがチャンネルIDを含むか否かを判定する(ステップS303)。参加可能チャンネルリストがチャンネルIDを含まない場合(ステップS303:NO)、参加登録可不可判定処理は終了する。
一方、参加可能チャンネルリストがチャンネルIDを含む場合(ステップS303:YES)、投稿権限付与部114は、参加可能チャンネルリストが2以上のチャンネルIDを含むか否かを判定する(ステップS304)。参加可能チャンネルリストが2以上のチャンネルIDを含まない場合(ステップS304:NO)、投稿権限付与部114は、参加可能チャンネルリストに含まれるチャンネルIDを含む参加登録可能通知をユーザ端末2へ送信して(ステップS107)、参加登録可不可判定処理は終了する。
一方、参加可能チャンネルリストが2以上のチャンネルIDを含む場合(ステップS304:YES)、投稿権限付与部114は、参加可能チャンネルリストにチャンネルIDが含まれるチャンネルごとに、ユーザの属性に対するそのチャンネルの適応性を算出する(ステップS305)。次いで、投稿権限付与部114は、参加可能チャンネルリストにチャンネルIDが含まれるチャンネルのうち、算出された適応性が最も高いチャンネルのチャンネルIDを含む参加登録可能通知をユーザ端末2へ送信して(ステップS306)、参加登録可不可判定処理は終了する。参加登録可能通知を受信したユーザ端末2は、通知画面600を表示する。ここで、ユーザが参加登録ボタン620を押下することにより、ユーザの属性に対する適応性が最も高いチャンネルについて優先的に、投稿する権限がそのユーザに付与されることになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、領域が重複するチャンネルの中で相対的にユーザに適したチャンネルにそのユーザは参加することができる。
[4.第4実施形態]
次に、図14及び図15を参照して、第4実施形態について説明する。本実施形態において、センターサーバ1は、ユーザ端末2の位置情報の履歴に基づいて、チャンネルへ情報を投稿する権限をユーザに付与可能であるか否かの判定を行う。その他の点は、第1実施形態〜第3実施形態と同様である。
具体的に、位置情報取得部113は、ユーザ端末2の位置情報の履歴を取得する。例えば、位置情報取得部113は、ユーザ端末2から位置情報を取得するごとに、この位置情報を位置情報DB14bに追加してもよい。そして、位置情報取得部113は、必要に応じて位置情報DB14bから位置情報の履歴を取得してもよい。或いは、ユーザ端末2が位置情報の履歴を記憶してもよい。そして、位置情報取得部113は、ユーザ端末2から位置情報の履歴を取得してもよい。
投稿権限付与部114は、位置情報取得部113により取得された履歴に含まれる位置情報のうち少なくとも一の位置情報により示される位置が、チャンネルDB14cに記憶された領域情報により示される領域に含まれる場合、その領域情報に対応するチャンネルへ情報を投稿する権限をユーザに付与する処理を実行する。これにより、ユーザが過去に領域に入ったものの現在はその領域から外に出てしまったチャンネルに対しても、情報を投稿する権限をユーザが獲得することができる。例えば、チャンネルの領域から出た後にユーザがそのチャンネルの存在に気付いた場合等に有効である。
図14は、ユーザがチャンネルに参加登録するまでの様子の一例を示す図である。例えば、ユーザU2は、チャンネルC2に参加しておらず、且つチャンネルC2を通知対象としても登録していなかったとする。図14に示すように、ユーザ端末2−2を携帯するユーザU2は、先ずE地点に位置している。ここで、ユーザ端末2−2は位置情報を取得してセンターサーバ1へ送信した。E地点は、チャンネルC2について指定された領域R2外である。その後、ユーザU2はF地点に移動し、ここでユーザ端末2−2は位置情報を取得してセンターサーバ1へ送信した。F地点は領域R2内である。その後、ユーザU2はG地点に移動し、ここでユーザ端末2−2は位置情報を取得してセンターサーバ1へ送信した。G地点は領域R2外である。ユーザU2は、専用アプリにてチャンネルC2を検索し、チャンネルC2に参加登録可能であるかを問い合わせる操作を行った。ユーザ端末2−2は現在領域R2外に位置しているものの、センターサーバ1の位置情報DB14bには、ユーザ端末2−2がF地点に位置しているときの位置情報が記憶されている。従って、センターサーバ1は、ユーザU2がチャンネルC2に参加登録可能であると判定し、この判定結果に応じて、ユーザU2は、参加登録するための操作を行う。
参加登録可能期間が設定されているチャンネルについては、投稿権限付与部114は、その参加登録可能期間も考慮する。具体的に、投稿権限付与部114は、履歴に含まれる位置情報のうち少なくとも一の位置情報により示される位置が、領域情報により示される領域に含まれ、且つ、その少なくとも一の位置情報により示される位置にユーザ端末2が位置していた時期(例えば記録日時)が、参加登録可能期間に含まれる場合、情報を投稿する権限をユーザに付与する処理を実行する。
なお、指定された領域をユーザ端末2が出てから何時間後(或いは、何日後、何週間後等)までチャンネルに参加登録可能であるかが、予め定められてもよいし、開設者により設定可能であってもよい。
図15は、本実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11による選択チャンネル参加登録可不可判定処理の一例を示すフローチャートである。例えば、ユーザが選択したチャンネルに参加登録可能であるかを問い合わせる操作をユーザが行うと、ユーザ端末2は、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザID及び選択されたチャンネルのチャンネルIDを含む参加登録問い合わせをセンターサーバ1へ送信する。例えば、センターサーバ1が参加登録問い合わせを受信したときに、選択チャンネル参加登録可不可判定処理が実行される。
図15に示すように、位置情報取得部113は、位置情報DB14bから、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザIDに関連付けられた位置情報の履歴を取得する(ステップS401)。次いで、投稿権限付与部114は、ユーザにより選択されたチャンネルのチャンネルIDに関連付けられた領域情報を取得する(ステップS402)。次いで、投稿権限付与部114は、取得された履歴に含まれる位置情報のうち少なくとも一つの位置情報により示されるユーザ端末2の位置が、取得された領域情報に示される領域内であるか否かを判定する(ステップS403)。何れの位置情報により示されるユーザ端末2の位置も、領域内ではない場合(ステップS403:NO)、投稿権限付与部114は、参加登録不可能応答をユーザ端末2へ送信して(ステップS404)、選択チャンネル参加登録可不可判定処理は終了する。参加登録不可能応答を受信したユーザ端末2は、例えば選択されたチャンネルに参加登録するためには、指定された領域に入ることが必要である旨のメッセージを表示する。
一方、少なくとも一つの位置情報により示されるユーザ端末2の位置が領域内である場合(ステップS403:YES)、投稿権限付与部114は、選択されたチャンネルのチャンネルIDに関連付けて、チャンネルDB14cに参加登録可能期間が記憶されているか否かを判定する(ステップS405)。参加登録可能期間が記憶されている場合(ステップS405:YES)、投稿権限付与部114は、位置情報の履歴のうち、領域内に位置していることを示す位置情報に含まれる記録日時が、参加登録可能期間内であるか否かを判定する(ステップS406)。記録日時が参加登録可能期間内ではない場合(ステップS406:NO)、処理はステップS404に進む。
一方、記録日時が参加登録可能期間内である場合(ステップS406:YES)、又は参加登録可能期間が記憶されていない場合(ステップS405:NO)、投稿権限付与部114は、参加登録可能応答をユーザ端末2へ送信して(ステップS407)、選択チャンネル参加登録可不可判定処理は終了する。参加登録可能応答を受信したユーザ端末2は、選択されたチャンネルに参加登録可能である旨のメッセージを表示する。ここで、ユーザが参加登録を要求する操作を行うと、投稿権限付与部114は、選択されたチャンネルの参加者リストに、参加登録を要求したユーザのユーザIDを追加する。これにより、情報を投稿する権限がユーザに付与される。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザ端末2の過去の位置も考慮して、情報を投稿する権限が付与される。従って、指定された領域から出た後からでも、ユーザはチャンネルに情報を投稿する権限を得ることができる。
[5.第5実施形態]
次に、図16及び図17を参照して、第5実施形態について説明する。本実施形態において、センターサーバ1は、ユーザ端末2が無線通信の圏外から圏内に入った場合、そのユーザ端末2が圏外に位置していたときにおける位置情報の履歴をユーザ端末2から取得して、チャンネルへ情報を投稿する権限をユーザに付与可能であるか否かを判定する。その他の点は、第4実施形態と同様である。
携帯用の端末であるユーザ端末2は、通常無線通信で位置情報を送信する。従って、指定された領域が無線通信圏外に位置している場合、ユーザ端末2はその領域内に位置していることを示す位置情報を送信することができない。チャンネルに対して指定された領域が無線通信圏外に位置している場合、ユーザはそのチャンネルに参加することができない。そこで、ユーザ端末2は、ユーザ端末2が圏外に位置している間であっても、定期的に位置情報を取得する。更に、ユーザ端末2は、取得した位置情報を蓄積する。ユーザ端末2が無線通信圏内に入った場合、ユーザ端末2は、蓄積された位置情報の履歴をセンターサーバ1へ送信する。こうして、位置情報取得部113は、ユーザ端末2から位置情報の履歴を取得する。
図16は、ユーザがチャンネルに参加登録するまでの様子の一例を示す図である。例えば、ユーザU2は、領域に入った場合に通知を受ける対象としてチャンネルC3を登録しているとする。図16に示すように、チャンネルC3について指定された領域R3は、無線通信圏外である。ユーザ端末2−2を携帯するユーザU2は、先ずH地点からI地点を経由してJ地点まで移動した。H〜J地点のうち、I地点は領域R3内である。H〜J地点の各地点で、ユーザ端末2は位置情報を取得した。しかしながら、H〜J地点の何れも無線通信圏外であるので、ユーザ端末2は、各地点で取得した位置情報を記憶する。その後、ユーザU2はK地点へ移動した。K地点は無線通信圏内である。そこで、ユーザ端末2−2は、これまでの位置情報の履歴をセンターサーバ1へ送信する。ユーザ端末2−2は現在領域R3外に位置しているものの、位置情報の履歴は、ユーザ端末2−2がI地点に位置しているときの位置情報を含む。従って、センターサーバ1は、ユーザU2がチャンネルC2に参加登録可能であると判定し、例えば、ユーザ端末2−2に、ユーザが領域R3に入ったことを示す通知画面600を表示させる。この画面対して、ユーザU2は、参加登録するための操作を行う。
図17は、本実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11による参加登録可不可判定処理の一例を示すフローチャートである。図17において、図10と同様のステップについては同一の符号が付されている。以下では、特に位置情報の履歴をセンターサーバ1がユーザ端末2から取得した場合について説明する。
図17に示すように、位置情報取得部113は、ユーザ端末2から受信した位置情報の履歴を位置情報DB14bに記憶させる(ステップS501)。次いで、投稿権限付与部114は、通知チャンネルリストの取得、番号iの設定、及びチャンネルiの領域情報の取得を行う(ステップS101〜S103)。次いで、投稿権限付与部114は、受信された履歴に含まれる位置情報のうち少なくとも一つの位置情報により示されるユーザ端末2の位置が、取得された領域情報に示される領域内であるか否かを判定する(ステップS502)。何れの位置情報により示されるユーザ端末2の位置も、領域内ではない場合(ステップS502:NO)、投稿権限付与部114は、番号iがチャンネルの数未満であるか否かを判定する(ステップS108)。番号iがチャンネルの数未満である場合(ステップS108:YES)、投稿権限付与部114は、番号iを1増加させて(ステップS109)、ステップS103を実行する。一方、番号iがチャンネルの数未満ではない場合(ステップS108:NO)、参加登録可不可判定処理は終了する。
ステップS502において、少なくとも一つの位置情報により示されるユーザ端末2の位置が領域内である場合(ステップS502:YES)、投稿権限付与部114は、参加登録可能期間が記憶されているか否かを判定する(ステップS105)。参加登録可能期間が記憶されている場合(ステップS105:YES)、投稿権限付与部114は、位置情報の履歴のうち、領域内に位置していることを示す位置情報に含まれる記録日時が、参加登録可能期間内であるか否かを判定する(ステップS503)。記録日時が参加登録可能期間内ではない場合(ステップS503:NO)、処理はステップS108に進む。
一方、記録日時が参加登録可能期間内である場合(ステップS503:YES)、又は参加登録可能期間が記憶されていない場合(ステップS105:NO)、投稿権限付与部114は、参加登録可能通知をユーザ端末2へ送信して(ステップS107)、参加登録可不可判定処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザ端末2が、位置情報を送信することができない場所に位置していた頃のユーザ端末2の位置も考慮して、情報を投稿する権限が付与される。従って、そのような場所に領域が指定されたとしても、ユーザはチャンネルに情報を投稿する権限を得ることができる。
[6.第6実施形態]
次に、図18乃至図20を参照して、第6実施形態について説明する。本実施形態においては、開設者が携帯するユーザ端末2の移動に従って、参加登録可能な領域も移動するチャンネルの開設が可能である。その他の点は、第1実施形態〜第5実施形態と同様である。
図18は、本実施形態におけるチャンネルDB14cに記憶される情報の例を示す図である。図18に示すチャンネルDB14cと、図3に示すチャンネルDB14cとが異なる点は、図18において、領域情報が領域種別を含むことである。領域種別は、指定された領域が、固定領域であるか又は動的領域であるかを示す。固定領域は、これまでの実施形態で説明した移動しない領域である。動的領域は、開設者が携帯するユーザ端末2の移動に従って移動する領域である。チャンネルの開設時に、開設者は、固定領域と動的領域との中から何れかを選択可能である。動的領域を選択した場合、開設者は、領域の半径等、領域の大きさを指定可能であってもよい。
チャンネル情報登録部112は、指定される領域が、チャンネルの開設者が利用する開設者が利用するユーザ端末2の位置を基準とする領域であることを示す領域種別を含む領域情報を取得する。開設者が利用するユーザ端末2の位置を基準とする領域は、通常、そのユーザ端末2の位置を含む。例えば、開設者が利用するユーザ端末2の位置は、領域の中心地点であってもよい。領域の形状の例として、円、楕円、正方形、長方形、菱形等が挙げられる。
位置情報取得部113は、開設者が利用するユーザ端末2の位置情報を更に取得する。そして、位置情報取得部113は、取得された位置情報を、位置情報DB14bに記憶させる。動的領域を指定するためには、開設者が利用するユーザ端末2が、位置情報を取得する機能を有する必要がある。
投稿権限付与部114は、位置情報取得部113により取得された位置情報により示される位置に開設者のユーザ端末2が位置している頃、その位置情報により示される位置を基準とする領域に、開設者と異なるユーザのユーザ端末2が位置する場合、チャンネルへ情報を投稿する権限をそのユーザに付与する処理を実行する。
図19は、ユーザがチャンネルに参加登録するまでの様子の一例を示す図である。例えば、或る地域で開催されるパレードに関連するチャンネルC4を開設するために、開設者U1は動的領域を指定した。図19に示すように、ユーザ端末2−1を携帯する開設者U1は、当初I地点にいる。その後、開設者U1は、パレードの移動にともなって、I地点からJ地点を経てK地点まで移動した。これに応じて、動的領域は、領域R4−1、R4−2、R4−3と移動する。一方、ユーザ端末2−2を携帯するユーザU2は、パレードを見るためにそのパレードに近付いていこうとする。開設者U1がJ地点にいるとき、ユーザU2はL地点にいる。L地点は領域R4−2に含まれないため、ユーザU2はチャンネルC4に参加登録することはできない。その後、開設者U1がK地点にいるとき、ユーザU2はM地点に移動した。M地点は領域R4−3に含まれるので、ユーザU2はチャンネルに参加可能である。実際にユーザU2はこの時点で参加登録を行った。その後、例えば開設者U1が移動することにより、ユーザU2が動的領域から外れたとしても、ユーザU2はチャンネルC4へ情報を投稿することができる。
図20は、本実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11による参加登録可不可判定処理の一例を示すフローチャートである。図20において、図10と同様のステップについては同一の符号が付されている。
図20に示すように、投稿権限付与部114は、通知チャンネルリストの取得、番号iの設定、及びチャンネルiの領域情報の取得を行う(ステップS101〜S103)。次いで、投稿権限付与部114は、チャンネルiのチャンネルIDに関連付けてチャンネルDB14cに記憶された領域種別が「動的領域」であるか否かを判定する(ステップS601)。領域種別が「動的領域」ではない場合(ステップS601:NO)、投稿権限付与部114は、ユーザ端末2−2の位置がチャンネルiの領域内であるか否かを判定する(ステップS104)。ユーザ端末2の位置は領域内ではない場合(ステップS104:NO)、投稿権限付与部114は、番号iがチャンネルの数未満であるか否かを判定する(ステップS108)。番号iがチャンネルの数未満である場合(ステップS108:YES)、投稿権限付与部114は、番号iを1増加させて(ステップS109)、ステップS103を実行する。一方、番号iがチャンネルの数未満ではない場合(ステップS108:NO)、参加登録可不可判定処理は終了する。
ステップS601において、領域種別が「動的領域」である場合(ステップS601:YES)、投稿権限付与部114は、チャンネルiのチャンネルIDに関連付けてチャンネルDB14cに記憶された開設者ID及び領域情報を取得する。投稿権限付与部114は、位置情報DB14bから、開設者IDに関連付けられた最新の位置情報を取得する(ステップS602)。次いで、投稿権限付与部114は、ユーザ端末2−2の位置が、取得された位置情報に示される開設者のユーザ端末2−1の位置を基準とする領域内であるか否かを判定する(ステップS603)。例えば、投稿権限付与部114は、ユーザ端末2−2の位置とユーザ端末2−1の位置との間の距離を算出する。投稿権限付与部114は、算出された距離が、領域情報に含まれる半径以下であるか否かを判定する。距離が半径以下ではない場合、投稿権限付与部114は、ユーザ端末2−2の位置が領域内ではないと判定する(ステップS603:NO)。この場合、処理はステップS108に進む。
一方、距離が半径以下である場合、投稿権限付与部114は、ユーザ端末2−2の位置が領域内であると判定する(ステップS603:YES)。この場合、投稿権限付与部114は、チャンネルiの参加登録可能期間が記憶されているか否かを判定する(ステップS105)。参加登録可能期間が記憶されている場合(ステップS105:YES)、投稿権限付与部114は、記録日時が参加登録可能期間内であるか否かを判定する(ステップS106)。記録日時が参加登録可能期間内ではない場合(ステップS106:NO)、処理はステップS108に進む。記録日時が参加登録可能期間内である場合(ステップS106:YES)、又は参加登録可能期間が記憶されていない場合(ステップS105:NO)、投稿権限付与部114は、参加登録可能通知を送信して(ステップS107)、参加登録可不可判定処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、指定された領域が、開設者の移動とともに移動する。その領域に入ったユーザに対して、チャンネルへ情報を投稿する権限が付与される。従って、移動し得る物事が情報交換の対象となるチャンネルを形成することができる。
[7.第7実施形態]
次に、図21乃至図24を参照して、第7実施形態について説明する。本実施形態においては、既存のチャンネルへ情報を投稿する権限を有しているユーザのために、そのチャンネルとは異なるサブコミュニティを開設することが可能である。その他の点は、第1実施形態〜第6実施形態と同様である。
図21は、本実施形態におけるチャンネルDB14c及びサブコミュニティDB14eに記憶される情報の例を示す図である。図21に示すチャンネルDB14cと、図3に示すチャンネルDB14cとが異なる点は、図21に示すチャンネルDB14cがサブコミュニティリストを含むことである。サブコミュニティリストは、そのチャンネルをベースとするサブコミュニティのコミュニティIDのリストである。コミュニティIDは、サブコミュニティを識別する識別情報である。
センターサーバ1の記憶部14には、サブコミュニティDB14eが更に記憶される。サブコミュニティDB14eには、開設されたサブコミュニティに関するサブコミュニティ情報が、サブコミュニティごとに記憶される。具体的に、サブコミュニティDB14eには、サブコミュニティ情報として、コミュニティID、チャンネルID、開設者ID、コミュニティ名、コミュニティ概要、領域情報、参加登録可能期間、公開種別、参加者リスト等が関連づけて記憶される。チャンネルIDは、ベースとなるチャンネルを示す。開設者IDは、サブコミュニティの開設者のユーザIDである。領域情報は、サブコミュニティの開設者により指定された領域を示す。参加登録可能期間は、開設者の選択に応じて、サブコミュニティDB14eに記憶されたり記憶されなかったりする。公開種別は、サブコミュニティに投稿された情報を、ベースとなるチャンネルの参加者のうちそのサブコミュニティに参加していないユーザに対して公開するか否かを示す。参加者リストは、サブコミュニティに参加しているユーザのユーザIDのリストである。参加者リストは、サブコミュニティの開設者のユーザIDも含んでもよい。
本実施形態において、チャンネル情報登録部112は、ベースとなる特定のチャンネルへ情報を投稿する権限を有する者のためのサブコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する。通常、ベースとなるチャンネルへの投稿する権限を有するユーザが、そのチャンネルのサブコミュニティの開設者となることができる。領域の指定方法や領域情報の内容は、チャンネルの場合と同様である。
チャンネル情報登録部112は、チャンネル情報登録部112により取得された領域情報と、サブコミュニティを識別するコミュニティIDと、を関連付けてサブコミュニティDB14eに記憶させる。
投稿権限付与部114は、位置情報取得部113により取得されたユーザ端末2の位置情報により示される位置が、サブコミュニティDB14eに記憶された領域情報により示される領域に含まれ、且つ、そのユーザ端末2のユーザが、ベースとなるチャンネルへ情報を投稿する権限を有する場合、その領域情報と関連付けて記憶されたコミュニティIDにより識別されるサブコミュニティへ情報を投稿する権限であって、ユーザ端末2がその領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、ユーザに付与する処理を実行する。例えば、投稿権限付与部114は、サブコミュニティのコミュニティIDと、投稿する権限が付与されるユーザのユーザIDとを関連付ける。
チャンネルとサブコミュニティとを比較した場合、開設者及び参加者が行うことができることは基本的には同じである。例えば、開設者は、領域を指定する。チャンネル用の領域とサブコミュニティ用の領域とは重複してもよいし重複しなくてもよい。また、開設者は、参加登録可能期間を指定してもよし、指定しなくてもよい。また、ユーザは、指定された領域に入った場合に、サブコミュニティへ情報を投稿する権限を獲得することができる。しかしながら、サブコミュニティを開設するとき、開設者は、開設者自身が投稿権限を有するチャンネルの中から、ベースとなる既存のチャンネルを選択する必要がある。また、ベースとなる既存のチャンネルへ情報を投稿する権限を有するユーザ(すなわち、そのチャンネルの参加者)に対してのみ、サブコミュニティへ情報を投稿する権限が付与される。従って、特定のチャンネルへの参加者の少なくとも一部によりサブコミュニティが形成される。
前述を除き、サブコミュニティに関するチャンネル情報取得部111〜チャンネル情報提供部115の処理は、チャンネルに関する処理と同様であってもよい。
図22は、サブコミュニティが形成される様子の一例を示す図である。図22に示すように、ユーザ端末2−2を携帯するユーザU2は、チャンネルC5について指定された領域R5に入ることにより、チャンネルC5に参加登録する。領域R5から出たユーザU2は、例えば数日経過した後で、領域SRを指定して、サブコミュニティSCを開設する。ユーザU3は、チャンネルC5の参加者である。ユーザ端末2−3を携帯したユーザU3は、領域SR内に移動して、サブコミュニティSRに参加登録する。こうして、サブコミュニティが形成されていく。
前述したように、チャンネルについて指定された領域内に行くことによってその領域内にある物事に或る程度以上の関心を有するユーザで、そのチャンネルのコミュニティが形成される。しかしながら、チャンネルの参加者の中から、指定された領域から一度出た後しばらく経過すると、その物事への関心が薄れる参加者も出てくる可能性がある。例えば、参加者の居住地からその領域までの距離が遠かったり、その領域内でイベントが行われる頻度が低かったりすると、参加者がその領域内に行く機会がさほど無い場合がある。こうした参加者によるチャンネルの利用頻度は低くなる可能性がある。そこで、チャンネルについて指定された領域とは別に領域を指定してサブコミュニティを開設することにより、新たに指定された領域内に行きやすいユーザや、新たに指定された領域内にある物事に関心のあるユーザ等でサブコミュニティが形成される。サブコミュニティが盛り上がることによって、ベースとなるチャンネルでの情報交換も活発になることが期待される。
例えば、ユーザの近くにいるチャンネルの参加者を集めて食事会等を行うために、サブコミュニティを開設することが考えられる。また例えば、チャンネルの参加者の興味を引くようなイベントが開催される場所に領域を指定して、サブコミュニティを開設することが考えられる。また例えば、チャンネルの支部として、居住地域ごとにサブコミュニティを開設することが考えられる。
図23は、本実施形態に係るチャンネルシステムSの動作の一例を示すシーケンス図である。図23に示すように、サブコミュニティの開設者U2がサブコミュニティSRの開設を選択すると、ユーザ端末2−2は、例えば開設者U2が参加しているチャンネルのリストを表示する。開設者U2は、チャンネルのリストの中から、ベースとなるチャンネルC5を選択する(ステップS51)。或いは、チャンネル内画面400−2において、サブコミュニティの開設が可能であってもよい。この場合、チャンネル内画面400−2に対応するチャンネルが、サブコミュニティのベースとして選択される。次いで、開設者U2は領域を指定する。また、開設者U2は、参加登録可能期間やサブコミュニティSRに関するその他の情報を入力する(ステップS52)。ユーザ端末2−2は、入力された領域情報、参加登録可能期間、及び選択されたチャンネルのチャンネルID等をセンターサーバ1へ送信する(ステップS53)。センターサーバ1は、これらの情報を、新たに生成したコミュニティIDに関連付けて、サブコミュニティDB14eに記憶させる(ステップS54)。また、センターサーバ1は、チャンネルC5のチャンネルIDに関連付けてチャンネルDB14cに記憶されているサブコミュニティリストに、生成したコミュニティIDを追加する。
その後、開設者U2は、サブコミュニティSRが開設されたことを、チャンネルC5で告知する。或いは、センターサーバ1が、サブコミュニティSRが開設されたことを示す通知を、チャンネルC5の参加者のユーザ端末2へ自動的に送信してもよい。告知を受けたユーザU3の操作により、ユーザ端末2−3は、サブコミュニティSRの詳細な情報の要求をセンターサーバ1へ送信する。これに応じて、センターサーバ1は、サブコミュニティDB14eから、サブコミュニティSRのコミュニティIDに関連付けられた情報を取得する。また、センターサーバ1は、サブコミュニティSRのコミュニティIDに関連付けられた参加者リストが、ユーザU3のユーザIDを含むか否かを判定する。この時点で、参加者リストはユーザU3のユーザIDを含まないので、センターサーバ1は、取得したサブコミュニティSRに関する情報と、「未参加」を示す参加状態とをユーザ端末2−3へ送信する(ステップS55)。ユーザ端末2−3は、センターサーバ1から受信した情報に基づいて、サブコミュニティ内画面を表示する(ステップS56)。サブコミュニティ内画面は、サブコミュニティに関する情報が表示される点を除き、チャンネル内画面400と同様である。ここで、参加状態が「未参加」であるため、ユーザ端末2−3は、投稿欄を表示しない。
その後、ユーザ端末2−3は、定期的に位置情報をセンターサーバ1へ送信する(ステップS57、S59)。センターサーバ1は、位置情報を受信するたびに、サブコミュニティ参加登録可不可判定処理を実行する(ステップS58、S60)。
図24は、本実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11によるサブコミュニティ参加登録可不可判定処理の一例を示すフローチャートである。図24に示すように、投稿権限付与部114は、位置情報を送信してきたユーザ端末2−3を利用するユーザU3のユーザIDに関連付けられた参加チャンネルリストを、会員DB14aから取得する(ステップS701)。次いで、投稿権限付与部114は、番号iを1に設定する(ステップS702)。
次いで、投稿権限付与部114は、チャンネルiのチャンネルIDに関連付けられたサブコミュニティリストを、チャンネルDB14cから取得する(ステップS703)。チャンネルiは、参加チャンネルリストに含まれるチャンネルIDのうちi番目のチャンネルIDにより識別されるチャンネルである。
次いで、投稿権限付与部114は、番号jを1に設定する(ステップS704)。次いで、投稿権限付与部114は、サブコミュニティjのコミュニティIDに関連付けられた領域情報を、サブコミュニティDB14eから取得する(ステップS705)。サブコミュニティjは、サブコミュニティリストに含まれるコミュニティIDのうちj番目のコミュニティIDにより識別されるサブコミュニティである。次いで、投稿権限付与部114は、ユーザ端末2−3の位置が、取得された領域情報に示される領域内であるか否かを判定する(ステップS706)。ユーザ端末2−3の位置は領域内ではない場合(ステップS706:NO)、投稿権限付与部114は、番号jが、サブコミュニティリストにコミュニティIDが含まれるサブコミュニティの数未満であるか否かを判定する(ステップS710)。番号jがサブコミュニティの数未満である場合(ステップS710:YES)、投稿権限付与部114は、番号jを1増加させて(ステップS711)、ステップS705を実行する。
一方、番号jがサブコミュニティの数未満ではない場合(ステップS710:NO)、投稿権限付与部114は、番号iが、参加チャンネルリストにチャンネルIDが含まれるチャンネルの数未満であるか否かを判定する(ステップS712)。番号iがチャンネルの数未満である場合(ステップS712:YES)、投稿権限付与部114は、番号iを1増加させて(ステップS713)、ステップS703を実行する。一方、番号iがチャンネルの数未満ではない場合(ステップS712:NO)、サブコミュニティ参加登録可不可判定処理は終了する。
ステップS706において、ユーザ端末2−3の位置は領域内である場合(ステップS706:YES)、投稿権限付与部114は、サブコミュニティjのコミュニティIDに関連付けて、サブコミュニティDB14eに参加登録可能期間が記憶されているか否かを判定する(ステップS707)。参加登録可能期間が記憶されている場合(ステップS707:YES)、投稿権限付与部114は、受信された位置情報に含まれる記録日時が、参加登録可能期間内であるか否かを判定する(ステップS708)。記録日時が参加登録可能期間内ではない場合(ステップS708:NO)、処理はステップS710に進む。
一方、記録日時が参加登録可能期間内である場合(ステップS708:YES)、又は参加登録可能期間が記憶されていない場合(ステップS707:NO)、投稿権限付与部114は、サブコミュニティjのコミュニティIDやサブコミュニティ名等を含む参加登録可能通知をユーザ端末2−3へ送信して(ステップS709)、サブコミュニティ参加登録可不可判定処理は終了する。
図23において、ステップS60のサブコミュニティ参加登録可不可判定処理により、センターサーバ1からユーザ端末2−3へ、サブコミュニティSRについての参加登録可能通知が送信される(ステップS61)。これに応じて、ユーザ端末2−3は、通知画面600を表示する(ステップS62)。ここで、ユーザU3が参加登録ボタン620を押下すると(ステップS63)、ユーザ端末2−3は、参加登録可能通知に含まれるコミュニティIDを設定した参加登録要求をセンターサーバ1へ送信する(ステップS64)。これに応じて、センターサーバ1は、ユーザU3が投稿する権限を付与する処理を実行する(ステップS65)。例えば、センターサーバ1は、参加登録要求に含まれるコミュニティIDに関連付けてサブコミュニティDB14eに記憶されている参加者リストに、ユーザU3のユーザIDを追加する。
その後、ユーザ端末2−3からの要求に応じて、センターサーバ1は、サブコミュニティDB14eから、ユーザU3が参加登録したサブコミュニティSRのコミュニティIDに関連付けられた情報を取得する。サブコミュニティSRのコミュニティIDに関連付けられた参加者リストはユーザU3のユーザIDを含むので、センターサーバ1は、取得したサブコミュニティSRに関する情報と、「参加登録済」を示す参加状態とをユーザ端末2−3へ送信する(ステップS66)。ユーザ端末2−3は、センターサーバ1から受信した情報に基づいて、サブコミュニティ内画面を表示する(ステップS67)。ここで、参加状態が「参加登録済」であるため、ユーザ端末2−3は、投稿欄を表示する。その後、ユーザU3は、投稿欄を操作することにより、投稿する情報を入力する。ユーザ端末2−3は、入力された情報を、投稿情報としてセンターサーバ1へ送信する(ステップS68)。センターサーバ1は、受信した投稿情報を、サブコミュニティSRのコミュニティIDに関連付けて投稿情報DB14dに記憶させる(ステップS69)。
以上説明したように、本実施形態によれば、既に共通の関心事を有するユーザでサブコミュニティが形成されるので、サブコミュニティが盛り上がることが期待される。これにより、既に開設されたチャンネルについて指定された領域からユーザが出てから時間が経過することで、そのチャンネルで情報交換の対象とされる物事への関心が薄れることが抑制される。
1 センターサーバ
2 ユーザ端末
11 システム制御部
12 システムバス
13 入出力インターフェース
14 記憶部
14a 会員DB
14b 位置情報DB
14c チャンネルDB
14d 投稿情報DB
14e サブコミュニティDB
15 通信部
111 チャンネル情報取得部
112 チャンネル情報登録部
113 位置情報取得部
114 投稿権限付与部
115 チャンネル情報提供部
NW ネットワーク
S チャンネルシステム

Claims (17)

  1. ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、
    前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与手段と、
    前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とが関連付けて記憶された後に、前記ユーザが第2コミュニティの開設を要求する場合、前記ユーザにより指定された第2領域を示す第2領域情報を取得する第2領域情報取得手段と
    前記取得された第2領域情報により示される前記第2領域と、前記記憶された領域情報により示される前記領域と、が重複する場合、前記第2コミュニティの開設と、前記コミュニティへの参加と、を含む選択肢の中から何れかを選択するための画面を、前記携帯端末装置に表示させる画面表示制御手段と、
    前記携帯端末装置に表示された前記画面における前記ユーザの選択を示す選択情報を取得する選択情報取得手段と、
    を備え、
    前記取得された選択情報が、前記第2コミュニティの開設を示す場合、前記記憶制御手段は、前記取得された第2領域情報と、前記第2コミュニティを識別する第2コミュニティ識別情報と、を関連付けて前記記憶手段に記憶させ、
    前記取得された選択情報が、前記コミュニティへの参加を示す場合、前記付与手段は、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれることに応じて、前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする投稿権限付与装置。
  2. ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、
    前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて、開設されたコミュニティごとに前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記位置と、前記記憶手段に領域情報が記憶されたコミュニティのうち、何れか少なくとも第5コミュニティ及び第6コミュニティそれぞれの前記領域情報により示される領域と、の間の距離に基づいて、前記第5コミュニティに関するコミュニティ情報及び前記第6コミュニティに関するコミュニティ情報のうち何れか一方を他方よりも優先して前記携帯端末装置に表示させる情報表示制御手段と、
    を備え、
    前記付与手段は、前記第5コミュニティ及び前記第6コミュニティのうち、前記携帯端末装置に前記コミュニティ情報が表示されたコミュニティが前記ユーザにより選択された場合、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記選択されたコミュニティの前記領域情報により示される前記領域に含まれることに応じて、前記選択されたコミュニティへ情報を投稿する前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする投稿権限付与装置。
  3. ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、
    前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与手段と、
    前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を有する者のための第7コミュニティの開設を要求する第2開設者により指定された第3領域を示す第3領域情報を取得する第2領域情報取得手段と、
    前記取得された第3領域情報と、前記第7コミュニティを識別する第2コミュニティ識別情報と、を関連付けて第2記憶手段に記憶させる第2記憶制御手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された第3領域情報により示される前記第3領域に含まれ、且つ、前記ユーザが前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を有する場合、前記第3領域情報と関連付けて記憶された前記第2コミュニティ識別情報により識別される前記第7コミュニティへ情報を投稿する第2権限であって、前記携帯端末装置が前記第3領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な第2権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する第2付与手段と、
    を備えることを特徴とする投稿権限付与装置。
  4. ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信がそれぞれ可能な複数のコミュニティそれぞれについて、前記コミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、
    前記複数のコミュニティそれぞれについて、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記複数のコミュニティのうち、何れかのコミュニティに関する特定コミュニティ情報を表示した携帯端末装置の位置であって、前記携帯端末装置が前記特定コミュニティ情報を表示したときよりも後における位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記複数のコミュニティのうち、前記携帯端末装置により前記特定コミュニティ情報が表示された前記コミュニティを識別する前記コミュニティ識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記領域情報により示される前記領域に含まれる場合、該コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記携帯端末装置を利用するユーザに付与する処理を実行する付与手段と、
    を備えることを特徴とする投稿権限付与装置。
  5. 前記領域情報取得手段は、前記開設者により指定された期間を示す期間情報を更に取得し、
    前記記憶制御手段は、前記取得された領域情報と、前記取得された期間情報と、前記コミュニティ識別情報と、を関連付けて前記記憶手段に記憶させ、
    前記付与手段は、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された前記領域情報により示される前記領域に含まれ、且つ、前記取得された位置情報により示される位置に前記携帯端末装置が位置していた時期が、前記領域情報と関連付けて記憶された前記期間情報により示される前記期間に含まれる場合、前記期間内及び前記期間の経過後の何れにおいても情報の投稿が可能な前記権限を前記ユーザに付与する前記処理を実行することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の投稿権限付与装置。
  6. 前記記憶手段には、開設されたコミュニティごとに、前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とが関連付けて記憶され、
    前記付与手段は、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶手段に前記領域情報が記憶されたコミュニティのうち、何れか少なくとも第3コミュニティ及び第4コミュニティの領域情報それぞれにより示される領域の何れにも含まれる場合、前記ユーザの属性に対する前記第3コミュニティの適応性及び前記ユーザの属性に対する前記第4コミュニティの適応性に基づいて、前記第3コミュニティ及び前記第4コミュニティのうち何れか一方を他方よりも優先して、前記権限を前記ユーザに付与する処理を実行することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の投稿権限付与装置。
  7. 前記位置情報取得手段は、前記位置情報の履歴を取得し、
    前記取得された履歴に含まれる前記位置情報のうち少なくとも一の位置情報により示される位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の投稿権限付与装置。
  8. 前記携帯端末装置は、無線通信により前記位置情報を送信し、
    前記位置情報取得手段は、前記携帯端末装置が前記無線通信の圏外から圏内に入った場合、前記携帯端末装置が前記圏外に位置していたときにおける前記位置情報の履歴を前記携帯端末装置から取得することを特徴とする請求項7に記載の投稿権限付与装置。
  9. 前記領域情報取得手段は、前記領域が、前記開設者が利用する開設者携帯端末装置の第2位置を基準とする領域であることを示す前記領域情報を取得し、
    前記位置情報取得手段は、前記開設者携帯端末装置の位置を示す第2位置情報を更に取得し、
    前記取得された第2位置情報により示される位置に前記開設者携帯端末装置が位置している頃、前記第2位置情報により示される位置を基準とする領域に、前記携帯端末装置が位置する場合、前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の投稿権限付与装置。
  10. コンピュータにより実行される投稿権限付与方法において、
    ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得ステップと、
    前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御ステップと、
    前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与ステップと、
    前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とが関連付けて記憶された後に、前記ユーザが第2コミュニティの開設を要求する場合、前記ユーザにより指定された第2領域を示す第2領域情報を取得する第2領域情報取得ステップと
    前記取得された第2領域情報により示される前記第2領域と、前記記憶された領域情報により示される前記領域と、が重複する場合、前記第2コミュニティの開設と、前記コミュニティへの参加と、を含む選択肢の中から何れかを選択するための画面を、前記携帯端末装置に表示させる画面表示制御ステップと、
    前記携帯端末装置に表示された前記画面における前記ユーザの選択を示す選択情報を取得する選択情報取得ステップと、
    を含み、
    前記取得された選択情報が、前記第2コミュニティの開設を示す場合、前記記憶制御ステップは、前記取得された第2領域情報と、前記第2コミュニティを識別する第2コミュニティ識別情報と、を関連付けて前記記憶手段に記憶させ、
    前記取得された選択情報が、前記コミュニティへの参加を示す場合、前記付与ステップは、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれることに応じて、前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする投稿権限付与方法。
  11. コンピュータにより実行される投稿権限付与方法において、
    ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得ステップと、
    前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて、開設されたコミュニティごとに前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段に記憶させる記憶制御ステップと、
    前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与ステップと、
    前記取得された位置情報により示される前記位置と、前記記憶手段に領域情報が記憶されたコミュニティのうち、何れか少なくとも第5コミュニティ及び第6コミュニティそれぞれの前記領域情報により示される領域と、の間の距離に基づいて、前記第5コミュニティに関するコミュニティ情報及び前記第6コミュニティに関するコミュニティ情報のうち何れか一方を他方よりも優先して前記携帯端末装置に表示させる情報表示制御ステップと、
    を含み、
    前記付与ステップは、前記第5コミュニティ及び前記第6コミュニティのうち、前記携帯端末装置に前記コミュニティ情報が表示されたコミュニティが前記ユーザにより選択された場合、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記選択されたコミュニティの前記領域情報により示される前記領域に含まれることに応じて、前記選択されたコミュニティへ情報を投稿する前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする投稿権限付与方法。
  12. コンピュータにより実行される投稿権限付与方法において、
    ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得ステップと、
    前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御ステップと、
    前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与ステップと、
    前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を有する者のための第7コミュニティの開設を要求する第2開設者により指定された第3領域を示す第3領域情報を取得する第2領域情報取得ステップと、
    前記取得された第3領域情報と、前記第7コミュニティを識別する第2コミュニティ識別情報と、を関連付けて第2記憶手段に記憶させる第2記憶制御ステップと、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された第3領域情報により示される前記第3領域に含まれ、且つ、前記ユーザが前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を有する場合、前記第3領域情報と関連付けて記憶された前記第2コミュニティ識別情報により識別される前記第7コミュニティへ情報を投稿する第2権限であって、前記携帯端末装置が前記第3領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な第2権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する第2付与ステップと、
    を含むことを特徴とする投稿権限付与方法。
  13. コンピュータにより実行される投稿権限付与方法において、
    ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信がそれぞれ可能な複数のコミュニティそれぞれについて、前記コミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得ステップと、
    前記複数のコミュニティそれぞれについて、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御ステップと、
    前記複数のコミュニティのうち、何れかのコミュニティに関する特定コミュニティ情報を表示した携帯端末装置の位置であって、前記携帯端末装置が前記特定コミュニティ情報を表示したときよりも後における位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記複数のコミュニティのうち、前記携帯端末装置により前記特定コミュニティ情報が表示された前記コミュニティを識別する前記コミュニティ識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記領域情報により示される前記領域に含まれる場合、該コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記携帯端末装置を利用するユーザに付与する処理を実行する付与ステップと、
    を含むことを特徴とする投稿権限付与方法。
  14. コンピュータを、
    ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、
    前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与手段と、
    前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とが関連付けて記憶された後に、前記ユーザが第2コミュニティの開設を要求する場合、前記ユーザにより指定された第2領域を示す第2領域情報を取得する第2領域情報取得手段と
    前記取得された第2領域情報により示される前記第2領域と、前記記憶された領域情報により示される前記領域と、が重複する場合、前記第2コミュニティの開設と、前記コミュニティへの参加と、を含む選択肢の中から何れかを選択するための画面を、前記携帯端末装置に表示させる画面表示制御手段と、
    前記携帯端末装置に表示された前記画面における前記ユーザの選択を示す選択情報を取得する選択情報取得手段と、
    として機能させ、
    前記取得された選択情報が、前記第2コミュニティの開設を示す場合、前記記憶制御手段は、前記取得された第2領域情報と、前記第2コミュニティを識別する第2コミュニティ識別情報と、を関連付けて前記記憶手段に記憶させ、
    前記取得された選択情報が、前記コミュニティへの参加を示す場合、前記付与手段は、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれることに応じて、前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする投稿権限付与プログラム。
  15. コンピュータを、
    ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、
    前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて、開設されたコミュニティごとに前記領域情報と前記コミュニティ識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記位置と、前記記憶手段に領域情報が記憶されたコミュニティのうち、何れか少なくとも第5コミュニティ及び第6コミュニティそれぞれの前記領域情報により示される領域と、の間の距離に基づいて、前記第5コミュニティに関するコミュニティ情報及び前記第6コミュニティに関するコミュニティ情報のうち何れか一方を他方よりも優先して前記携帯端末装置に表示させる情報表示制御手段と、
    として機能させ、
    前記付与手段は、前記第5コミュニティ及び前記第6コミュニティのうち、前記携帯端末装置に前記コミュニティ情報が表示されたコミュニティが前記ユーザにより選択された場合、前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記選択されたコミュニティの前記領域情報により示される前記領域に含まれることに応じて、前記選択されたコミュニティへ情報を投稿する前記権限を付与する処理を実行することを特徴とする投稿権限付与プログラム。
  16. コンピュータを、
    ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信が可能なコミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、
    前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記開設者と異なるユーザが利用する携帯端末装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された領域情報により示される前記領域に含まれる場合、前記領域情報と関連付けて記憶された前記コミュニティ識別情報により識別される前記コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する付与手段と、
    前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を有する者のための第7コミュニティの開設を要求する第2開設者により指定された第3領域を示す第3領域情報を取得する第2領域情報取得手段と、
    前記取得された第3領域情報と、前記第7コミュニティを識別する第2コミュニティ識別情報と、を関連付けて第2記憶手段に記憶させる第2記憶制御手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記記憶された第3領域情報により示される前記第3領域に含まれ、且つ、前記ユーザが前記コミュニティへ情報を投稿する前記権限を有する場合、前記第3領域情報と関連付けて記憶された前記第2コミュニティ識別情報により識別される前記第7コミュニティへ情報を投稿する第2権限であって、前記携帯端末装置が前記第3領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な第2権限を、前記ユーザに付与する処理を実行する第2付与手段と、
    として機能させることを特徴とする投稿権限付与プログラム。
  17. コンピュータを、
    ネットワークを介して情報の投稿及び投稿された情報の受信がそれぞれ可能な複数のコミュニティそれぞれについて、前記コミュニティの開設を要求する開設者により指定された領域を示す領域情報を取得する領域情報取得手段と、
    前記複数のコミュニティそれぞれについて、前記取得された領域情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報と、を関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記複数のコミュニティのうち、何れかのコミュニティに関する特定コミュニティ情報を表示した携帯端末装置の位置であって、前記携帯端末装置が前記特定コミュニティ情報を表示したときよりも後における位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記位置が、前記複数のコミュニティのうち、前記携帯端末装置により前記特定コミュニティ情報が表示された前記コミュニティを識別する前記コミュニティ識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記領域情報により示される前記領域に含まれる場合、該コミュニティへ情報を投稿する権限であって、前記携帯端末装置が前記領域内に位置しているか否かに関わらず投稿可能な権限を、前記携帯端末装置を利用するユーザに付与する処理を実行する付与手段と、
    として機能させることを特徴とする投稿権限付与プログラム。
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