JP6913391B2 - スネアワイヤの取付構造及びスネアドラム - Google Patents

スネアワイヤの取付構造及びスネアドラム Download PDF

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Description

本発明は、スネアフレームを用いてスネアワイヤをスネアドラムに取り付けるスネアワイヤの取付構造及びスネアドラムに関する。
スネアドラムは、円筒状のシェル、一対のドラムヘッド、スネアワイヤ、ストレイナーを備えている。一対のドラムヘッドは、フープと共に、シェルの上下開口端にそれぞれ装着される。スネアワイヤは、裏面ヘッドと接するように、スネアドラムに取り付けられる。ストレイナーは、シェルの外周面において演奏者が操作し易い位置に固定されている。
演奏者は、ストレイナーを操作することで、スネアワイヤの位置を、裏面ヘッドと接するオン位置、又は裏面ヘッドから離間したオフ位置に切り換える。また、演奏者は、スネアワイヤの位置をオン位置に切り換えた状態で上側のドラムヘッドである打面ヘッドを叩打して、スネアドラムを演奏する。このとき、打面ヘッド及び裏面ヘッドの振動音と共に、スネアワイヤの振動音が鳴らされることで、スネアドラム独特の音を響かせることができる。
スネアワイヤは、複数のワイヤからなる響線部と、響線部の両端に設けられる一対の端プレートとからなる。スネアワイヤは、響線部と裏面ヘッドとの接触態様に応じて、内面当たりのスネアワイヤと、全面当たりのスネアワイヤとに分けられる。内面当たりのスネアワイヤの全長は、裏面ヘッドの直径よりも小さい。このため、内面当たりのスネアワイヤは、響線部及び両端プレートの両方を裏面ヘッドに当接させてスネアドラムに取り付けられる。一方、全面当たりのスネアワイヤの全長は、裏面ヘッドの直径よりも大きい。このため、全面当たりのスネアワイヤは、両端プレートが裏面ヘッドの外周縁よりも外側にはみ出した状態で、響線部のみを裏面ヘッドに当接させてスネアドラムに取り付けられる。
通常、スネアワイヤは、ベルトや紐を用いてスネアドラムに取り付けられる。具体的には、スネアワイヤの両端プレートに引っ掛けられたベルトや紐を用いて、スネアワイヤの一方の端部を、ストレイナーの下部に設けられたホルダに接続し、スネアワイヤの他方の端部を、ストレイナーと反対側の位置で、シェルの外周面に設けられた保持具のホルダに接続する。演奏者は、スネアドラムを演奏する場合、ストレイナーを操作することにより、ベルトや紐を用いて、スネアワイヤを引っ張りながら、オン位置まで上昇させる。こうして、スネアワイヤに張力が加えられるのと同時に、スネアワイヤの位置がオフ位置からオン位置に切り換えられる。
しかしながら、上記のようなスネアワイヤの取付構造では、スネアワイヤの張力と、裏面ヘッドに対する響線部の接触量とを別々に調節することができない。このため、例えば、特許文献1〜特許文献7に記載のように、スネアフレームを用いてスネアワイヤをスネアドラムに取り付けるスネアワイヤの取付構造が提案されている。
米国特許第3113481号明細書 米国特許第8193435号明細書 米国特許第3981220号明細書 米国特許第4138920号明細書 実開昭60−163499号公報 米国特許第7223910号明細書 米国特許第7741550号明細書
特許文献1〜特許文献4に開示のスネアフレームはいずれも、紐を用いて、スネアワイヤの響線部及び両端プレートを裏面ヘッドに当接させてスネアドラムに取り付けられる。しかしながら、これら文献に開示のスネアワイヤの取付構造によれば、裏面ヘッドに対する響線部の接触量を大きくするために紐を強く引っ張ると、スネアワイヤの端プレートが裏面ヘッドの表面に食い込む。この場合、スネアワイヤの端プレートが裏面ヘッドの振動を妨げるため、打面ヘッド及び裏面ヘッドの振動音を響かせることができない。
特許文献5〜特許文献7に開示のスネアフレームはいずれも、ベルトや紐の代わりに、リンク部品を用いて、スネアドラムに取り付けられる。リンク部材は、金属等の剛性材料から形成されている。これら文献に開示のスネアワイヤの取付構造によれば、一対のリンク部材によりスネアフレームの長手方向の両端部が把持される。しかしながら、このようにスネアフレームがリンク部材と共にスネアドラムに一体化されるように固定されると、スネアフレームの振動が妨げられ易く、スネアワイヤの振動も妨げられ易い。このため、リンク部品を用いたスネアワイヤの取付構造は、ベルトや紐を用いた取付構造と比較して、スネアワイヤの振動音を響かせることができない。
このように、従来のスネアフレームには、スネアドラム独特の音の響きを阻害する構造上の問題がある。
本発明の目的は、スネアドラム独特の音の響きが向上するスネアワイヤの取付構造及びスネアドラムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、スネアフレームを用いてスネアワイヤをスネアドラムに取り付けるスネアワイヤの取付構造において、スネアドラムは、円筒状のシェルと、シェルの上下開口端にそれぞれ装着される一対のドラムヘッドと、スネアフレームをスネアドラムに接続する接続部材とを備え、スネアワイヤは、複数のワイヤからなる響線部と、響線部の両端に設けられる一対の端プレートとを備え、スネアフレームは、スネアワイヤの長手方向に延びるフレーム本体と、フレーム本体の両端に設けられ、スネアワイヤの端プレートが固定される一対のフレーム端部とを備え、接続部材は、可撓性材料からなり、スネアフレームを用いてスネアワイヤをスネアドラムに取り付けた状態で、一対のフレーム端部は、ドラムヘッドの外周縁よりも外側にそれぞれ配置されていることを要旨とする。
この構成によれば、接続部材が可撓性材料からなるため、接続部材によってスネアフレームの振動が妨げられることはない。これにより、スネアワイヤの振動が妨げられないため、スネアワイヤの振動音を響かせることができる。また、一対のフレーム端部をドラムヘッドの外周縁よりも外側にそれぞれ配置したことで、ドラムヘッドに対してスネアワイヤの響線部のみを接触させることができる。つまり、ドラムヘッドに対する響線部の接触量を大きくするために接続部材を強く引っ張っても、端プレートがドラムヘッドの表面に食い込むことはない。これにより、端プレートによりドラムヘッドの振動が妨げられないため、ドラムヘッドの振動音も響かせることができる。従って、スネアドラム独特の音の響きが向上する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、スネアドラムは、更に、シェルの外周面に設けられかつ接続部材が接続されるホルダを備え、一対のフレーム端部は、ホルダの下方でかつシェルの軸線方向から見てホルダと重なる位置にそれぞれ配置されていることを要旨とする。
この構成によれば、一対のフレーム端部をホルダの直下にそれぞれ配置することができる。この場合、一対のフレーム端部がドラムヘッドの外周縁から外側へ離れた位置にそれぞれ配置されるため、ドラムヘッドの表面に対して、響線部の振動し易い部分を接触させることができる。これにより、全面当たりのスネアワイヤを効果的に振動させることができ、スネアワイヤの振動音をより一層響かせることができる。また、この場合、シェルの径方向外側へのスネアフレームの出っ張りが小さいため、スネアドラムの演奏時にスネアフレームが邪魔にならない。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、接続部材は、ドラムヘッドの外周縁よりも内側でスネアフレームに接続されることを要旨とする。
この構成によれば、接続部材は、ドラムヘッドの外周縁により折り曲げられた状態で、スネアフレームをスネアドラムに接続することができる。これにより、接続部材に一定の張力が作用している状態で、スネアフレームをスネアドラムに接続することができる。よって、打面ヘッドを傾斜させてスネアドラムを演奏する場合にも、スネアワイヤの響線部と裏面ヘッドの接触状態が良好に維持される。このため、スネアワイヤの振動音をより一層響かせることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の発明において、接続部材は、接続部材の有効長さを変えずに、スネアフレーム及びスネアドラムのいずれかに対して着脱可能であることを要旨とする。
この構成によれば、スネアフレーム及びスネアドラムのいずれかから接続部材を外すだけで、スネアドラムからスネアフレームを取り外すことができる。この場合、スネアフレームにスネアワイヤを固定したまま、スネアワイヤの張力を変えずに、スネアドラムからスネアフレームを取り外すことができる。また、ドラムヘッドに対して響線部が均一に接触するように接続部材の長さを調整した場合、調整後の接続部材の有効長さを変えずに、接続部材をスネアフレーム及びスネアドラムのいずれかに残したまま、スネアドラムからスネアフレームを取り外すこともできる。よって、この構成によれば、スネアドラムからスネアフレームを取り外した状態でも、スネアワイヤの張力や接続部材の長さを、調整後の状態にそれぞれ維持することができる。よって、前回演奏したときのスネアドラムの音を容易に再現することができる。
また、従来構成のように、スネアワイヤを取り外す度に、紐でスネアワイヤを引っ張ったり緩めたりすることがない。このため、スネアドラムからスネアフレームを容易に取り外すことができる。よって、ドラムヘッドの交換が容易に行えると共に、スネアワイヤの響線部への負荷を軽減することもできる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、スネアフレームは、フレーム本体に接続部材が着脱される着脱部を有し、着脱部は、フレーム本体の第1端部と第2端部とにそれぞれ対応して設けられ、第1端部に対応する第1着脱部の位置は、フレーム本体の長手方向の中央を中心に、第2端部に対応する第2着脱部の位置と対称であることを要旨とする。
この構成によれば、第1着脱部の位置が第2着脱部の位置と対称であるため、スネアドラムからスネアフレームを取り外した後、スネアフレームを、スネアドラムから取り外す前と逆向きにして、スネアドラムに取り付けることができる。また、この場合、前回演奏したときのスネアドラムの音を再現することもできる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の発明において、一対のフレーム端部は、スネアワイヤの端プレートが固定される複数の端プレート固定部をそれぞれ有し、一対のフレーム端部のうち、第1フレーム端部に設けられた複数の端プレート固定部は、第2フレーム端部に設けられた複数の端プレート固定部と対をなすように配置されていることを要旨とする。
この構成によれば、第1フレーム端部に設けられた複数の端プレート固定部を、第2フレーム端部に設けられた複数の端プレート固定部と対をなすように配置したことで、ストレートワイヤやコイルワイヤからなる種類の異なる複数のスネアワイヤを、スネアフレームに取り付けることができる。よって、種類の異なる複数のスネアワイヤによって、スネアドラム独特の音をより一層響かせることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、第1フレーム端部には、複数の端プレート固定部がそれぞれ独立して摺動可能に設けられ、第2フレーム端部には、複数の端プレート固定部が一体となって摺動可能に設けられていることを要旨とする。
この構成によれば、第1フレーム端部では、複数の端プレート固定部がそれぞれ独立して摺動可能であるため、複数のスネアワイヤの張力を別々に調整することができ、ドラムヘッドに対する響線部の接触量を微調整することができる。また、第2フレーム端部では、複数の端プレート固定部が一体となって摺動可能であるため、複数のスネアワイヤを同時に引っ張ったり緩めたりすることができる。これにより、スネアワイヤに張力を加えたりスネアワイヤの張力を解除したりする作業が容易となる。よって、スネアフレームに対してスネアワイヤを着脱する作業が容易となる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、端プレート固定部は、端プレートが引っ掛けられる引っ掛け部と、引っ掛け部の下方に設けられ、フレーム本体の長手方向外側に突出するフランジと、フランジの突出方向と直交する軸線を有するネジ孔とを備え、端プレート固定部は、ネジ孔に螺合されたネジの頭部によって、引っ掛け部に引っ掛けられた端プレートが脱落するのを防止するように構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、スネアワイヤの端プレートを、スネアフレームの端プレート固定部の引っ掛け部に引っ掛ければ、端プレートは、端プレート固定部のフランジによって下方から支持される。これにより、スネアワイヤに一定の張力が作用している状態では、スネアワイヤの両端がスネアフレームに支持されるため、スネアワイヤがスネアフレームから脱落しなくなる。よって、スネアドラムの音調作業時において、スネアワイヤを交換する度にスネアワイヤの端プレートをスネアフレームにネジで固定する必要がない。
また、例えば、スネアドラムの演奏中にスネアワイヤの張力を調整する場合、スネアワイヤに張力が作用しない状態になることもある。この場合、スネアワイヤの端プレートは、端プレート固定部のネジ孔に螺合されたネジの頭部によって、下方から保持される。このため、スネアワイヤに張力が作用しない状態であっても、スネアワイヤはスネアフレームから脱落しなくなる。
また、この構成によれば、端プレートは、端プレート固定部にネジで固定されておらず、回動可能な状態で保持されている。このため、スネアフレームに固定されたスネアワイヤを両端から引っ張ることで、端プレートは、響線部の両端でそれぞれ回動すると共に、スネアワイヤの響線部に対して張力が均等に作用する位置へと動くことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のうちいずれか一項に記載の発明において、スネアドラムは、更に、シェルの外周面に設けられた複数のラグと、複数のラグのネジ孔に螺合される複数のテンションボルトと、複数のテンションボルトに装着され、スネアドラムの脚部として機能する複数の脚台座とを備え、スネアフレームを用いてスネアワイヤをスネアドラムに取り付けた状態で、脚台座の下端は、フレーム本体の下縁よりも下方に突出していることを要旨とする。
この構成によれば、スネアフレームを用いてスネアワイヤが取り付けられたスネアドラムを床面上に載置する場合、複数の脚台座によって、スネアフレームに負荷がかからないように、スネアフレームを床面よりも上方に配置することができる。
上記の目的を達成するために、請求項10に記載の発明は、スネアドラムであって、円筒状のシェルと、シェルの上下開口端にそれぞれ装着される一対のドラムヘッドと、シェルの下開口端に装着されるドラムヘッドと接するようにシェルに取り付けられるスネアワイヤと、スネアワイヤをシェルに取り付けるのに用いられるスネアフレームと、スネアフレームをシェルに接続する接続部材とを備え、スネアワイヤは、複数のワイヤからなる響線部と、響線部の両端に設けられる一対の端プレートとを備え、スネアフレームは、スネアワイヤの長手方向に延びるフレーム本体と、フレーム本体の両端に設けられ、スネアワイヤの端プレートが固定される一対のフレーム端部とを備え、接続部材は、可撓性材料からなり、スネアフレームを用いてスネアワイヤをシェルに取り付けた状態で、一対のフレーム端部は、ドラムヘッドの外周縁よりも外側にそれぞれ配置されていることを要旨とする。
この構成によれば、請求項1に記載の発明と同等の作用効果を奏することができる。
本発明によれば、スネアドラム独特の音の響きが向上する。
本発明のスネアフレームが取り付けられたスネアドラムの斜視図。 スネアフレームが取り付けられたスネアドラムの側面図。 スネアフレームが取り付けられたスネアドラムの断面図。 スネアドラムの脚台座付近を拡大して示す部分斜視図。 スネアフレーム及びスネアワイヤの斜視図。 スネアフレームの分解斜視図。 スネアフレームの第1フレーム端部付近を側方から見た部分断面図。 スネアフレームの第1フレーム端部付近を下方から見た部分平面図。 スネアフレームの第2フレーム端部付近を側方から見た部分断面図。
以下、本発明のスネアワイヤの取付構造を具体化した一実施形態について図1〜図9を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、スネアドラム10は、円筒状のシェル11、一対のドラムヘッド、スネアワイヤ13,14、スネアフレーム15、接続部材としての4つの紐16、ストレイナー17及び保持具18を備えている。スネアドラム10には、スネアフレーム15を用いて、2種類のスネアワイヤ13,14が取り付けられている。2種類のスネアワイヤ13,14のうち1つはコイル式スネアワイヤであり、もう一つはストレート式スネアワイヤである。スネアドラム10には、スネアフレーム15を用いて、1つのコイル式スネアワイヤと2つのストレート式スネアワイヤとが取り付けられている。
ドラムヘッドは、シェル11の上開口端に上フープ21と共に装着されることで、打面ヘッド12aとして機能する。ドラムヘッドは、シェル11の下開口端に下フープ22と共に装着されることで、裏面ヘッド12bとして機能する。図1は、裏面ヘッド12bを上向きにしたスネアドラム10を示す。図2及び図3は、裏面ヘッド12bを下向きにしたスネアドラム10をそれぞれ示す。
スネアドラム10は、シェル11の上開口端に上フープ21及び打面ヘッド12aを固定する8つの第1テンションボルト23と、第1テンションボルト23が螺合される8つの第1ラグ24とを備えている。また、スネアドラム10は、シェル11の下開口端に下フープ22及び裏面ヘッド12bを固定する8つの第2テンションボルト25と、第2テンションボルト25が螺合される8つの第2ラグ26とを備えている。第1及び第2ラグ24,26は、シェル11の外周面にそれぞれ固定されている。
第1及び第2ラグ24,26は、上下方向に対をなすようにそれぞれ配置されている。また、第1及び第2ラグ24,26は、シェル11の中心軸線周りに等角度間隔にそれぞれ配置されている。第1ラグ24のネジ孔に挿入された第1テンションボルト23を締め付けたり、緩めたりすることにより、シェル11に対する上フープ21の嵌め込み量が変更される。これにより、打面ヘッド12aの張力が変更される。同様に、第2ラグ26のネジ孔に挿入された第2テンションボルト25を締め付けたり、緩めたりすることにより、シェル11に対する下フープ22の嵌め込み量が変更される。これにより、裏面ヘッド12bの張力が変更される。こうして、第1及び第2テンションボルト23,25を操作することで、スネアドラム10の音が調節される。
図1及び図4に示すように、8つの第2テンションボルト25のうち、スネアフレーム15の両端部付近に配置される4つの長尺テンションボルト25aは、残りの第2テンションボルト25よりも長くなっている。4つの長尺テンションボルト25aには、円筒状の脚台座28がそれぞれ装着されている。脚台座28は、長尺テンションボルト25aによって、下フープ22のボルト締付部22aに固定されている。長尺テンションボルト25aは、脚台座28が装着される部分の寸法だけ、残りの第2テンションボルト25よりも長くなっている。
図2に示すように、スネアフレーム15を用いてスネアワイヤ13,14をスネアドラム10に取り付けた状態で、脚台座28が装着されていない第2テンションボルト25は、スネアフレーム15の上縁よりも上方に配置されている。一方、脚台座28が装着されている長尺テンションボルト25aは、スネアフレーム15の下縁よりも下方に突出している。このため、長尺テンションボルト25aの先端は、裏面ヘッド12bを下向きにしてスネアドラム10を床面上に載置した場合、床面に接する。この場合、脚台座28は、スネアドラム10の脚部として機能する。
図1〜図3に示すように、ストレイナー17及び保持具18は、第1及び第2ラグ24,26を避けて、シェル11の外周面にそれぞれ固定されている。ストレイナー17及び保持具18は、スネアフレーム15の両端と対応する位置にそれぞれ配置されている。ストレイナー17は、スネアワイヤ13,14の位置を切り換えるときに操作されるレバー17bを有している。また、ストレイナー17及び保持具18は、紐16が着脱されるホルダ17a,18aをそれぞれ有している。また、ストレイナー17及び保持具18は、ホルダ17a,18aの上下方向の位置を調整するときに操作される操作部17c,18cをそれぞれ有している。スネアフレーム15は、4つの紐16を用いて、ストレイナー17及び保持具18のホルダ17a,18aに接続されている。紐16は、可撓性に加え、高い強度を有している。紐16は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン(登録商標)等の樹脂材料から形成されている。
図5に示すように、スネアワイヤ13は、コイル式スネアワイヤであり、複数のコイルワイヤからなる響線部13aと、一対の端プレート13bとを備えている。端プレート13bは、リング状に形成されると共に、響線部13aの両端のそれぞれに固定されている。スネアワイヤ14は、ストレート式スネアワイヤであり、複数のストレートワイヤからなる響線部14aと、一対の端プレート14bとを備えている。端プレート14bは、リング状に形成されると共に、響線部14aの両端のそれぞれに固定されている。端プレート13b,14bを響線部13a,14aに固定する方法として、はんだ付け、溶接、接着などが挙げられる。スネアワイヤ13,14はいずれも、全面当たりのスネアワイヤである。
図5及び図6に示すように、スネアフレーム15は、両スネアワイヤ13,14の長手方向に延びる一対のフレーム本体51と、一対のフレーム本体51の両端に組み付けられる第1及び第2フレーム端部52,53とを備えている。フレーム本体51は、スネアワイヤ13,14の全長とほぼ同じ長さを有している。フレーム本体51の第1端部51a及び第2端部51bには、取付片51cがそれぞれ形成されている。一対のフレーム本体51は、複数のねじ55を用いて、第1端部51aの両取付片51c間に配置した第1フレーム端部52と、第2端部51bの両取付片51c間に配置した第2フレーム端部53と、両中央部間に配置したパイプ56とに組み付けられる。
フレーム本体51において、紐16が引っ掛けられる位置には、フック軸57とストッパー58とが設けられている。ストッパー58は、フレーム本体51の第1端部51aと中央部との中間位置、及びフレーム本体51の第2端部51bと中央部との中間位置にそれぞれ設けられている。フック軸57は、ストッパー58よりもフレーム本体51の端部に近い位置に設けられている。フック軸57は、フレーム本体51に挿通されたネジ軸に内側からナット60を締め付けることで、フレーム本体51の外側に固定されている。ストッパー58は、基端部に挿通されたボルト61に内側からナット62を締め付けることで、フレーム本体51の外側に回動可能に取り付けられている。
フレーム本体51の第1端部51aに対応して設けられたフック軸57とストッパー58とによって、第1着脱部59aが構成されている。また、フレーム本体51の第2端部51bに対応して設けられたフック軸57とストッパー58とによって、第2着脱部59bが構成されている。第1着脱部59aの位置は、フレーム本体51の長手方向の中央を中心に、第2着脱部59bの位置と対称である。このため、第1及び第2着脱部59a,59bは、両フレーム本体51の中央部間に配置したパイプ56から等距離だけ離れた位置にそれぞれ配置されている。
図1及び図5に示すように、スネアフレーム15は、4つの紐16をフレーム本体51に対して着脱可能に構成されている。例えば、図1及び図5の実線で示すように、ストッパー58の先端部がフック軸57と同位置になるまでストッパー58が回動されると、ストッパー58により、フック軸57に引っ掛けられた紐16が外れなくなる。こうして、ストッパー58を回動操作することで、4つの紐16を、フレーム本体51の第1及び第2端部51a,51bと対応する位置にそれぞれ取着することができる。一方、図1及び図5の二点鎖線で示すように、ストッパー58の先端部が上方を向くまでストッパー58を回動操作すれば、フック軸57が露出されるため、フック軸57に引っ掛けられた4つの紐16をフレーム本体51から外すことができる。
図5及び図6に示すように、第1フレーム端部52には、スネアワイヤ13,14の一方の端部に固定された端プレート13b,14bが固定される。第1フレーム端部52は、直方体状の端部本体65と、スネアワイヤ13,14の端プレート13b,14bが固定される3つの端プレート固定部66とを備えている。また、第1フレーム端部52は、3つの端プレート固定部66のそれぞれに螺合される3つのネジ67及び3つのボルト68を備えている。
端部本体65には、3つの収容空間65aが形成されている。各収容空間65aには、eリングと共に、端プレート固定部66が一つずつ収容されている。端部本体65の側壁には、収容空間65aに連通する3つの連通孔65bが形成されている。3つの収容空間65a及び3つの連通孔65bは、端部本体65の長手方向に等間隔でそれぞれ配列されている。
図7及び図8に示すように、端プレート固定部66は、スネアワイヤ13,14の端プレート13b,14bが引っ掛けられる引っ掛け部66aと、引っ掛け部66aの下方に設けられたフランジ66bとを備えている。フランジ66bは、端プレート固定部66の下端部からフレーム本体51の長手方向外側に突出している。また、端プレート固定部66は、フランジ66bの突出方向と直交する軸線C1を有するネジ孔66cと、ネジ孔66cと直交する方向に延びるボルト孔66dとを有している。
端プレート13b,14bには、引っ掛け部66aに引っ掛けられるときにフランジ66bが通過する貫通孔13c,14cが形成されている。ネジ孔66cに螺合されるネジ67の頭部67aの直径は、貫通孔13c,14cの幅よりも大きい。このため、ネジ孔66cに螺合されたネジ67の頭部67aによって、端プレート固定部66の引っ掛け部66aから、スネアワイヤ13,14の端プレート13b,14bが脱落しなくなる。
スネアフレーム15を用いてスネアワイヤ13,14をスネアドラム10に取り付けた状態で、端プレート固定部66は、ネジ孔66cを下方に向けて、ボルト孔66dを外側に向けて、端部本体65の収容空間65aに配置されている。この状態で、ボルト68が、端部本体65の外側から連通孔65bを通じて、端プレート固定部66のボルト孔66dに螺合されている。各端プレート固定部66は、ボルト孔66dに対するボルト68の螺合量を変更することで、収容空間65aをボルト68の軸線C2に沿って摺動可能に配置されている。つまり、第1フレーム端部52には、3つのボルト68を個別に操作することで、3つの端プレート固定部66がそれぞれ独立して摺動可能に設けられている。
図5及び図6に示すように、第2フレーム端部53には、スネアワイヤ13,14の他方の端部に固定された端プレート13b,14bが固定される。第2フレーム端部53は、直方体状の端部本体75と、スライダ74とを備えている。スライダ74には、スネアワイヤ13,14の端プレート13b,14bが固定される3つの端プレート固定部76が一体形成されている。また、第2フレーム端部53は、3つの端プレート固定部76のそれぞれに螺合される3つのネジ77と、スライダ74に螺合される1つのボルト78とを備えている。端部本体75には、1つの収容空間75aが形成されている。収容空間75aには、eリングと共に、スライダ74が収容されている。端部本体75の側壁には、収容空間75aに連通する1つの連通孔75bが形成されている。
図9に示すように、第2フレーム端部53の各端プレート固定部76は、第1フレーム端部52の端プレート固定部66と同様に、引っ掛け部76a及びフランジ76bを備えている。第2フレーム端部53の引っ掛け部76a及びフランジ76bは、第1フレーム端部52の引っ掛け部66a及びフランジ66bと同じであるため、その説明を省略する。
スネアフレーム15を用いてスネアワイヤ13,14をスネアドラム10に取り付けた状態で、スライダ74は、ネジ孔74cを下方に向けて、ボルト孔74dを外側に向けて、端部本体75の収容空間75aに配置されている。ボルト78は、端部本体75の外側から連通孔75bを通じて、スライダ74のボルト孔74dに螺合されている。スライダ74は、ボルト孔74dに対するボルト78の螺合量を変更することで、収容空間75aをボルト78の軸線C3に沿って摺動可能に配置されている。つまり、第2フレーム端部53には、ボルト78を操作することでスライダ74が摺動可能に、それにより3つの端プレート固定部76が一体となって摺動可能に設けられている。
図5及び図6に示すように、第1及び第2フレーム端部52,53を一対のフレーム本体51に組み付けた状態で、第1フレーム端部52の3つの端プレート固定部66が、第2フレーム端部53の3つの端プレート固定部76と対をなすように配置される。本実施形態では、スネアワイヤ13が、スネアフレーム15の中心軸線上に配置されるように、第1及び第2フレーム端部52,53に固定される。また、2つのスネアワイヤ14が、スネアフレーム15の中心軸線に沿ってスネアワイヤ13の両側にそれぞれ配置されるように、第1及び第2フレーム端部52,53に固定される。
図1〜図3に示すように、スネアワイヤ13,14を固定したスネアフレーム15が、4つの紐16を用いて、シェル11の下開口端に取り付けられている。この状態で、スネアワイヤ13,14の端プレート13b,14bが、裏面ヘッド12bの外周縁よりも外側にはみ出している。また、この状態で、スネアワイヤ13,14の響線部13a,14aのみが裏面ヘッド12bに当接されている。スネアワイヤ13,14は、響線部13a,14aのほぼ全体を裏面ヘッド12bに当接させて、シェル11の下開口端に取り付けられている。
スネアフレーム15においては、第1及び第2フレーム端部52,53が、裏面ヘッド12bの外周縁よりもシェル11の径方向外側にそれぞれ配置されている。第1フレーム端部52は、ストレイナー17のホルダ17aの下方に配置されている。第1フレーム端部52は、シェル11の軸線方向から見て、ホルダ17aと重なる位置に配置されている。第2フレーム端部53は、保持具18のホルダ18aの下方に配置されている。第2フレーム端部53は、シェル11の軸線方向から見て、ホルダ18aと重なる位置に配置されている。
また、4つの紐16は、フック軸57及びストッパー58によって、裏面ヘッド12bの外周縁よりも内側でスネアフレーム15に接続されている。具体的には、フレーム本体51の第1端部51a付近では、紐16が、第1着脱部59aによって、フレーム本体51の第1端部51aと中央部との中間位置に接続されている。フレーム本体51の第2端部51b付近では、紐16が、第2着脱部59bによって、フレーム本体51の第2端部51bと中央部との中間位置に接続されている。4つの紐16は、裏面ヘッド12bの外周縁と下フープ22の外枠とにより折り曲げられた状態で、スネアフレーム15をスネアドラム10にそれぞれ接続している。
次に、上記のスネアワイヤ13,14の取付構造による作用を、スネアワイヤ13,14の取付手順と併せて、図1〜図3を参照して説明する。まず、スネアワイヤ13,14の取付手順を説明する。
図1〜図3に示すように、スネアフレーム15を用いてスネアワイヤ13,14をスネアドラム10に取り付けるため、まず、4つの紐16を用いて、スネアフレーム15が、ストレイナー17及び保持具18の各ホルダ17a,18aに接続される。次に、ストレイナー17のレバー17bを回動操作することで、ストレイナー17のホルダ17aに接続された2つの紐16によって、スネアフレーム15が、図2及び図3の二点鎖線で示す非使用位置から、実線で示す使用位置に持ち上げられる。その結果、スネアワイヤ13,14の位置が、裏面ヘッド12bから離間したオフ位置から、裏面ヘッド12bと接するオン位置に切り換えられる。
スネアワイヤ13,14の位置をオフ位置からオン位置に切り換えた後、スネアフレーム15の上下方向の位置を調整するため、ホルダ17a,18a側で、4つの紐16の有効長さをそれぞれ変更する。紐16の有効長さとは、紐16がホルダ17aと第1着脱部59a又はホルダ18aと第2着脱部59bとに装着されている状態で接続部材として機能する長さを意味する。言い換えれば、紐16の有効長さは、スネアワイヤ13,14の位置がオン位置に切り換えられた状態でホルダ17aと第1着脱部59aとを接続する紐16の見かけ上の長さ、又はスネアワイヤ13,14の位置がオン位置に切り換えられた状態でホルダ18aと第2着脱部59bとを接続する紐16の見かけ上の長さを意味する。
スネアワイヤ13,14の位置がオン位置に切り換えられた後、操作部17c,18cを操作し、ホルダ17a,18aの上下方向の位置をそれぞれ変更することによって、スネアフレーム15の上下方向の位置を更に調整する。こうして、スネアワイヤ13,14をオン位置に配置した状態で、4つの紐16の有効長さをそれぞれ調整したり、ホルダ17a,18aの上下方向の位置をそれぞれ変更したりすることで、スネアワイヤ13,14の響線部13a,14aと裏面ヘッド12bの接触状態が微調整される。
スネアフレーム15をスネアドラム10から取り外す場合、図1の二点鎖線に示すように、ストッパー58の先端部が上方を向くまで、4つのストッパー58を全て回動させる。続いて、フック軸57に引っ掛けられた4つの紐16を全て外す。そして、ホルダ17a,18aに4つの紐16を残したまま、スネアフレーム15をスネアドラム10から取り外す。このとき、4つの紐16は、調整後の長さのまま状態で、ホルダ17a,18aに接続されている。
次に、スネアワイヤ13,14の取付構造による作用について説明する。
スネアフレーム15及びスネアドラム10に接続するのに用いられる4つの紐16は、可撓性材料からなる。この場合、スネアフレーム15と各ホルダ17a,18aとの接続部分には、4つの紐16により可撓性が付与されている。この構成によれば、接続部材として金属製のリンク部品を用いる構成とは異なり、スネアフレーム15の振動が妨げられることはない。よって、スネアワイヤ13,14の振動が妨げられなくなり、スネアワイヤ13,14の振動音を響かせることができる。
また、第1及び第2フレーム端部52,53はいずれも、裏面ヘッド12bの外周縁よりもシェル11の径方向外側にそれぞれ配置されている。このため、裏面ヘッド12bに対して、スネアワイヤ13,14の響線部13a,14aのみを接触させることができる。つまり、裏面ヘッド12bに対する響線部13a,14aの接触量を大きくするために紐16を強く引っ張っても、スネアワイヤ13,14の端プレート13b,14bが裏面ヘッド12bの表面に食い込むことはない。これにより、端プレート13b,14bにより裏面ヘッド12bの振動が妨げられないため、打面ヘッド12a及び裏面ヘッド12bの振動音を響かせることができる。従って、スネアドラム10独特の音の響きが向上する。
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)接続部材として用いられる4つの紐16が可撓性材料からなるため、スネアフレーム15の振動が妨げられることはない。これにより、スネアワイヤ13,14の振動が妨げられないため、スネアワイヤ13,14の振動音を響かせることができる。また、第1及び第2フレーム端部52,53を裏面ヘッド12bの外周縁よりも外側にそれぞれ配置したことで、スネアワイヤ13,14の端プレート13b,14bが裏面ヘッド12bの表面に食い込むことはない。これにより、端プレート13b,14bにより裏面ヘッド12bの振動が妨げられないため、打面ヘッド12a及び裏面ヘッド12bの振動音も響かせることができる。
(2)第1フレーム端部52は、ストレイナー17のホルダ17aの下方でかつシェル11の軸線方向から見てホルダ17aと重なる位置に配置されている。第2フレーム端部53は、保持具18のホルダ18aの下方でかつシェル11の軸線方向から見てホルダ18aと重なる位置に配置されている。この構成によれば、第1及び第2フレーム端部52,53をホルダ17a,18aの直下にそれぞれ配置することができる。この場合、第1及び第2フレーム端部52,53が、裏面ヘッド12bの外周縁から外側へ離れた位置にそれぞれ配置される。このため、裏面ヘッド12bの表面に対して、響線部13a,14aの振動し易い部分を接触させることができる。これにより、スネアワイヤ13,14を効果的に振動させることができ、スネアワイヤ13,14の振動音をより一層響かせることができる。また、この場合、シェル11の径方向外側へのスネアフレーム15の出っ張りが小さいため、スネアドラム10の演奏時にスネアフレーム15が邪魔にならない。
(3)4つの紐16は、フック軸57及びストッパー58によって、裏面ヘッド12bの外周縁よりも内側でスネアフレーム15に接続されている。この構成によれば、4つの紐16は、裏面ヘッド12bの外周縁により折り曲げられた状態で、スネアフレーム15をスネアドラム10に接続することができる。これにより、4つの紐16に一定の張力が作用している状態で、スネアフレーム15をスネアドラム10に接続することができる。よって、打面ヘッド12aを傾斜させてスネアドラム10を演奏する場合にも、スネアワイヤ13,14の響線部13a,14aと裏面ヘッド12bの接触状態が良好に維持される。このため、スネアワイヤ13,14の振動音をより一層響かせることができる。
また、本実施形態では、スネアフレーム15をスネアドラム10に接続するのに、4つの紐16を用いている。また、スネアフレーム15は、スネアフレーム15の4隅に対応する紐16の有効長さを独立して調節可能に構成されている。この場合、4つの紐16の有効長さをそれぞれ変更することにより、スネアワイヤ13,14の響線部13a,14aと裏面ヘッド12bの接触状態を微調整することができる。よって、スネアドラム10の設置角度によらず、スネアワイヤ13,14の響線部13a,14aを、裏面ヘッド12bに対して均等に接触させることが容易となる。
(4)紐16は、ストレイナー17及び保持具18の各ホルダ17a,18a、及びスネアフレーム15の第1及び第2着脱部59a,59bのいずれかに対して着脱される。この構成によれば、スネアフレーム15及びスネアドラム10のいずれかから紐16を外すだけで、スネアドラム10からスネアフレーム15を取り外すことができる。この場合、スネアフレーム15にスネアワイヤ13,14を固定したまま、スネアワイヤ13,14の張力を変えずに、スネアドラム10からスネアフレーム15を取り外すことができる。
また、裏面ヘッド12bに対して響線部13a,14aが均一に接触するように紐16の有効長さを調整した場合、調整後の紐16の有効長さを変えずに、紐16をスネアフレーム15及びスネアドラム10のいずれかに残したまま、スネアドラム10からスネアフレーム15を取り外すこともできる。よって、この構成によれば、スネアドラム10からスネアフレーム15を取り外した状態でも、スネアワイヤ13,14の張力や紐16の有効長さを、調整後の状態にそれぞれ維持することができる。よって、前回演奏したときのスネアドラム10の音を容易に再現することができる。
また、紐16をスネアフレーム15とスネアドラム10とに対してそれぞれ着脱可能とすることで、従来構成のように、スネアワイヤを取り外す度に、紐でスネアワイヤを引っ張ったり緩めたりすることがない。このため、スネアドラム10からスネアフレーム15を容易に取り外すことができる。よって、ドラムヘッドの交換が容易に行えると共に、スネアワイヤ13,14の響線部13a,14aへの負荷を軽減することもできる。
(5)第1着脱部59aの位置は、フレーム本体51の長手方向の中央を中心に、第2着脱部59bの位置と対称である。この構成によれば、スネアドラム10からスネアワイヤ13,14を取り外した後、スネアフレーム15を、スネアドラム10から取り外す前と逆向きにして、スネアドラム10に取り付けることができる。また、この場合、前回演奏したときのスネアドラム10の音を再現することもできる。
(6)第1フレーム端部52の3つの端プレート固定部66を、第2フレーム端部53の3つの端プレート固定部76と対をなすように配置したことで、ストレートアワイヤやコイルワイヤからなる種類の異なる複数のスネアワイヤ13,14を、スネアフレーム15に取り付けることができる。よって、種類の異なる複数のスネアワイヤ13,14によって、スネアドラム10独特の音をより一層響かせることができる。
(7)第1フレーム端部52には、3つの端プレート固定部66がそれぞれ独立して摺動可能に設けられている。この構成によれば、3つのボルト68を個別に操作することで、スネアワイヤ13,14の各張力を別々に調整することができる。また、裏面ヘッド12bに対するスネアワイヤ13,14の響線部13a,14aの接触量を微調整することもできる。
また、第2フレーム端部53には、3つの端プレート固定部76が一体となって摺動可能に設けられている。この構成によれば、スネアワイヤ13,14を同時に引っ張ったり緩めたりすることができる。これにより、スネアワイヤ13,14に張力を加えたり、スネアワイヤ13,14の張力を解除したりする作業が容易となる。よって、スネアフレーム15に対してスネアワイヤ13,14を着脱する作業が容易となる。
(8)第1フレーム端部52の端プレート固定部66は、スネアワイヤ13,14の端プレート13b,14bが引っ掛けられる引っ掛け部66aと、引っ掛け部66aの下方に設けられたフランジ66bとを備えている。第2フレーム端部53の端プレート固定部76は、第1フレーム端部52の端プレート固定部66と同様に構成されている。この構成によれば、スネアワイヤ13,14の端プレート13b,14bを端プレート固定部66,76に引っ掛ければ、端プレート13b,14bは、端プレート固定部66,76のフランジ66b,76bによって下方から支持される。これにより、スネアワイヤ13,14に一定の張力が作用している状態では、スネアワイヤ13,14の両端がスネアフレーム15に支持されるため、スネアワイヤ13,14がスネアフレーム15から脱落しなくなる。よって、スネアドラム10の音調作業時において、スネアワイヤ13,14を交換する度にスネアワイヤ13,14の端プレート13b,14bをスネアフレーム15にネジで固定する必要がない。
また、例えば、スネアドラム10の演奏中にスネアワイヤ13,14の張力を調整する場合、スネアワイヤ13,14に張力が作用しない状態になることもある。この場合、スネアワイヤ13,14の端プレート13b,14bは、端プレート固定部66,76のネジ孔66c,74cに螺合されたネジ67,77の頭部67a,77aによって、下方から保持される。このため、スネアワイヤ13,14に張力が作用しない状態であっても、スネアワイヤ13,14はスネアフレーム15から脱落しなくなる。
また、この構成によれば、端プレート13b,14bは、端プレート固定部66,76にネジ67,77で固定されておらず、回動可能な状態で保持されている。このため、端プレート13b,14bは、響線部13a,14aの両端でそれぞれ回動すると共に、スネアワイヤ13,14の響線部13a,14aに対して張力が均等に作用する位置へと動くことができる。
(9)スネアフレーム15の両端部付近に配置される4つの第2テンションボルト25には、脚台座28がそれぞれ装着されている。この構成によれば、スネアフレーム15を用いて両スネアワイヤ13,14が取り付けられたスネアドラム10を床面上に載置する場合、4つの脚台座28によって、スネアフレーム15に負荷がかからないように、スネアフレーム15を床面よりも上方に配置することができる。
本実施形態は、以下のように変更してもよい。
・本実施形態において、接続部材としての紐16を用いたが、ベルトであってもよい。この場合も、ベルトの材料には、可撓性に加え高い強度を有するナイロン等の樹脂材料が用いられる。
・本実施形態において、第1フレーム端部52を、ストレイナー17のホルダ17aの下方でかつ裏面ヘッド12bの外周縁とホルダ17aとの間に配置してもよい。同様に、第2フレーム端部53を、保持具18のホルダ18aの下方でかつ裏面ヘッド12bの外周縁とホルダ18aとの間に配置してもよい。
・本実施形態において、4つの紐16を用いて、裏面ヘッド12bの外周縁よりも外側で、スネアフレーム15の各端部を、ストレイナー17のホルダ17aと保持具18のホルダ18aとに接続してもよい。
・本実施形態において、ホルダ17a,18aに4つの紐16を残したまま、第1及び第2着脱部59a,59bから4つの紐16を外すことで、スネアフレーム15をスネアドラム10から取り外していた。つまり、ホルダ17a,18a側で4つの紐16の有効長さをそれぞれ調整し、調整後の紐16の有効長さを変えずに、スネアフレーム15から4つの紐16を外していたが、これに限定されない。例えば、スネアフレーム15に4つの紐16を残したまま、ホルダ17a,18aから4つの紐16を外すことで、スネアフレーム15をスネアドラム10から取り外してもよい。この場合、スネアフレーム15側で4つの紐16の有効長さをそれぞれ調整し、調整後の紐16の有効長さを変えずに、ホルダ17a,18aから4つの紐16を外せばよい。
・本実施形態において、スネアフレーム15をスネアドラム10に接続するのに4つの紐16を用いると共に、4つの紐16の有効長さをそれぞれ調整可能としたが、これに限定されない。例えば、2つの紐16をスネアフレーム15の両端にそれぞれ固定すると共に、2つの紐16の有効長さをそれぞれ調整可能としてもよい。つまり、スネアフレーム15の4隅に対応する紐16の有効長さを独立して調節することができれば、任意の数の紐16を用いてもよい。
・本実施形態において、スネアフレーム15には、同じ種類のスネアワイヤを取り付けたり、1又は2つ以上のスネアワイヤを取り付けたりしてもよい。また、スネアフレーム15に2つ以上のスネアワイヤを取り付ける場合、全てのスネアワイヤの種類が異なっていてもよい。
・本実施形態において、第1フレーム端部52から、3つの端プレート固定部66を摺動可能とする構成を省略してもよい。同様に、第2フレーム端部53から、スライダ74を摺動可能とする構成を省略してもよい。
10…スネアドラム、11…シェル、12a…打面ヘッド(ドラムヘッド)、12b…裏面ヘッド(ドラムヘッド)、13,14…スネアワイヤ、13a,14a…響線部、13b,14b…端プレート、15…スネアフレーム、16…紐(接続部材)、17a,18a…ホルダ、24,26…ラグ、23,25…テンションボルト、28…脚台座、51…フレーム本体、51a…第1端部、51b…第2端部、52…第1フレーム端部、53…第2フレーム端部、59a…第1着脱部、59b…第2着脱部、66,76…端プレート固定部、66a,76a…引っ掛け部、66b,76b…フランジ、66c,74c…ネジ孔、67,77…ネジ。

Claims (10)

  1. スネアフレームを用いてスネアワイヤをスネアドラムに取り付けるスネアワイヤの取付構造において、
    スネアドラムは、
    円筒状のシェルと、
    前記シェルの上下開口端にそれぞれ装着される一対のドラムヘッドと、
    前記スネアフレームを前記スネアドラムに接続する接続部材とを備え、
    前記スネアワイヤは、
    複数のワイヤからなる響線部と、
    前記響線部の両端に設けられる一対の端プレートとを備え、
    前記スネアフレームは、
    前記スネアワイヤの長手方向に延びるフレーム本体と、
    前記フレーム本体の両端に設けられ、前記スネアワイヤの端プレートが固定される一対のフレーム端部とを備え、
    前記接続部材は、可撓性材料からなり、
    前記スネアフレームを用いて前記スネアワイヤを前記スネアドラムに取り付けた状態で、前記一対のフレーム端部は、前記ドラムヘッドの外周縁よりも外側にそれぞれ配置されている、スネアワイヤの取付構造。
  2. 請求項1に記載のスネアワイヤの取付構造において、
    前記スネアドラムは、更に、前記シェルの外周面に設けられかつ前記接続部材が接続されるホルダを備え、
    前記一対のフレーム端部は、前記ホルダの下方でかつ前記シェルの軸線方向から見て前記ホルダと重なる位置にそれぞれ配置されている、スネアワイヤの取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載のスネアワイヤの取付構造において、
    前記接続部材は、前記ドラムヘッドの外周縁よりも内側で前記スネアフレームに接続される、スネアワイヤの取付構造。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のスネアワイヤの取付構造において、
    前記接続部材は、前記接続部材の有効長さを変えずに、前記スネアフレーム及び前記スネアドラムのいずれかに対して着脱可能である、スネアワイヤの取付構造。
  5. 請求項4に記載のスネアワイヤの取付構造において、
    前記スネアフレームは、前記フレーム本体に前記接続部材が着脱される着脱部を有し、
    前記着脱部は、前記フレーム本体の第1端部と第2端部とにそれぞれ対応して設けられ、
    前記第1端部に対応する第1着脱部の位置は、前記フレーム本体の長手方向の中央を中心に、前記第2端部に対応する第2着脱部の位置と対称である、スネアワイヤの取付構造。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のスネアワイヤの取付構造において、
    前記一対のフレーム端部は、前記スネアワイヤの端プレートが固定される複数の端プレート固定部をそれぞれ有し、
    前記一対のフレーム端部のうち、第1フレーム端部に設けられた複数の端プレート固定部は、第2フレーム端部に設けられた複数の端プレート固定部と対をなすように配置されている、スネアワイヤの取付構造。
  7. 請求項6に記載のスネアワイヤの取付構造において、
    第1フレーム端部には、複数の端プレート固定部がそれぞれ独立して摺動可能に設けられ、
    第2フレーム端部には、複数の端プレート固定部が一体となって摺動可能に設けられている、スネアワイヤの取付構造。
  8. 請求項7に記載のスネアワイヤの取付構造において、
    前記端プレート固定部は、
    前記端プレートが引っ掛けられる引っ掛け部と、
    前記引っ掛け部の下方に設けられ、前記フレーム本体の長手方向外側に突出するフランジと、
    前記フランジの突出方向と直交する軸線を有するネジ孔とを備え、
    前記端プレート固定部は、前記ネジ孔に螺合されたネジの頭部によって、前記引っ掛け部に引っ掛けられた前記端プレートが脱落するのを防止するように構成されている、スネアワイヤの取付構造。
  9. 請求項1〜8のうちいずれか一項に記載のスネアワイヤの取付構造において、
    前記スネアドラムは、更に、
    前記シェルの外周面に設けられた複数のラグと、
    前記複数のラグのネジ孔に螺合される複数のテンションボルトと、
    前記複数のテンションボルトに装着され、前記スネアドラムの脚部として機能する複数の脚台座とを備え、
    前記スネアフレームを用いて前記スネアワイヤを前記スネアドラムに取り付けた状態で、前記脚台座の下端は、前記フレーム本体の下縁よりも下方に突出している、スネアワイヤの取付構造。
  10. スネアドラムであって、
    円筒状のシェルと、
    前記シェルの上下開口端にそれぞれ装着される一対のドラムヘッドと、
    前記シェルの下開口端に装着されるドラムヘッドと接するように前記シェルに取り付けられるスネアワイヤと、
    前記スネアワイヤを前記シェルに取り付けるのに用いられるスネアフレームと、
    前記スネアフレームを前記シェルに接続する接続部材とを備え、
    前記スネアワイヤは、複数のワイヤからなる響線部と、前記響線部の両端に設けられる一対の端プレートとを備え、
    前記スネアフレームは、前記スネアワイヤの長手方向に延びるフレーム本体と、前記フレーム本体の両端に設けられ、前記スネアワイヤの端プレートが固定される一対のフレーム端部とを備え、
    前記接続部材は、可撓性材料からなり、
    前記スネアフレームを用いて前記スネアワイヤを前記シェルに取り付けた状態で、前記一対のフレーム端部は、前記ドラムヘッドの外周縁よりも外側にそれぞれ配置されている、スネアドラム。
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