JP6913022B2 - 多色印刷画像を印刷する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷インクの着色のために干渉顔料が独占的に使用される、多色印刷画像、特にフォトリアリスティックな質の多色印刷画像を印刷する方法、この種の方法を用いて製造された印刷画像、およびそれらの使用、およびこの方法を実施することができる干渉顔料およびこれを含む印刷インクに関する。
オフセット印刷、グラビア印刷またはスクリーン印刷などの従来の印刷方法では、多色印刷画像は、一般的に白または淡色の印刷材料上に、アナログ印刷方法にとって通常の、原色のシアン、マゼンタ、黄色および任意にまた黒色(CMYK)の印刷ドットまたは印刷領域によって、互いに並んで、または、重ねて印刷される。各印刷インクは、視覚で減法混色する古典吸収色で着色される。よって、カラーサークルの所望の色相の多くは、原色の適切な組み合わせから作成することができる。しかしながら、同等量のシアン、マゼンタおよび黄色着色印刷インクが、重ねて1つの領域ユニットに適用される場合、カラーブラックが観察者によって知覚される。加えて、黒−着色印刷インクによって、実際の印刷用途において、黒色領域またはテキストがさらに強化される。インクジェット印刷またはトナーベースの電子写真などの最新のデジタル方法もまた、デジタル記録自体はCMYKシステムではなく、RGBモードで保存されるが、画像の印刷が依然として印刷インク中の吸収顔料または染料の存在に依存するため、実績のあるCMYKシステムに基づいている。
極めて多種多様のスクリーンのデジタルディスプレイ(LCD、LED、OLED、プラズマ)は、赤、緑および青の原色の光線を使用し、これらは様々な組合せで互いに組み合わせられ、カラーサークル内の任意の所望の位置を推測できる光ドットを与える。CMYKカラーシステムとは対照的に、RGBモードにおけるカラー光線は、追加的に混合される、すなわち、適度な強度の多重RGB光線の混合が白色の視覚を与える。スチルカメラまたはムービーカメラからのデジタル記録は同様にRGBモードで行われるので、デジタルディスプレイ上でのこれらの記録の再生が大きな適応問題なしに可能である一方、従来のプリンタ、例えばインクジェットプリンタにおけるデジタル記録のプリントアウトは、RGBモードで得られた画像データをCMYKシステムで機械的に印刷可能な画像用のデータにするコンピュータを使った変換を必要とする。
吸収顔料または染料の使用の他に、様々な光学特性(純粋な干渉色、吸収色と組み合わせた干渉色、光沢および光輝効果、光学的可変効果)を有する干渉顔料が、近年、さらにCMYKを使った印刷方法においてより頻繁に用いられており、これは細部を強調するために、印刷物の特別なさらなる光沢または光輝または全体の印象の光学的改善を達成するために使用されている。かかる印刷物は、その特別な効果のために観察者からしばしば注目を集めるが、吸収顔料および干渉顔料の併用、ならびに、印刷装置および印刷方法の、関連する異なる技術的要件のため、製造上は好ましくない。加えて、専門家のサークルで注目を集める極めて特別な効果を達成することができる干渉顔料を見つけることはますます困難になってきている。
干渉顔料の光学的効果は、薄い層の形状の顔料において重ねて配置された材料の屈折率の差に基づいており、各層の屈折率、および干渉顔料を囲む媒体の屈折率に応じて異なって、入射光を反射し、透過し、場合によっては吸収する。隣接する層の間の屈折率の差は、反射された光線に経路差を生じさせるので、それらは互いに干渉し、特定の波長の光は波長選択的に増幅するかまたは弱められる。このようにして増幅された可視波長領域の反射光線は、適切な条件下で可視干渉色として観察者によって知覚される。干渉顔料のすべての層が透明で無色の材料で構成されている場合、干渉顔料のマストーンではなく干渉色のみが知覚可能である。
光学的には、吸収色を有さない干渉顔料の干渉色は、カラー光線のように作用する、すなわち互いに追加的に結合する。よって、赤色、青色および緑色の干渉顔料(すなわち、適用媒体中で赤色、緑色または青色の干渉色を示す干渉顔料)の適切な混合比で存在する個々の顔料として無色である、透明な干渉顔料のルーズベッド(loose bed)は、理論的には、視覚的に知覚可能な全体的に白色の印象を生じさせるべきであるが、実際には頻繁にこれとは異なり、白っぽい淡灰色の色相が知覚される。
個々の干渉顔料は、一般に、フレーク状支持材料およびフレーク状支持体を被覆する、多かれ少なかれ1以上のほぼ透明な層からなる。しかしながら、支持体のおよび個々の層の均一な層厚、個々の層の組成の均質性、および、支持体および個々の層の表面の性質、ならびに、顔料のサイズおよびサイズ分布が、とりわけ、それぞれの干渉顔料の光学的挙動が現在使用されている材料の理想的な挙動と異なる程度を決定する。したがって、干渉顔料の調製条件は、その光学的挙動に大きな影響を及ぼす。これはまた、形式的に同じ色相(例えば赤色)を有し、および形式的に同じ層構造を有する(例えばマイカフレーク上の二酸化チタン)干渉顔料の、製造者および用いる製造方法に応じた、実にそれぞれのバッチにさえ応じた、例えば飽和、明度または色角(color angle)によって表される光学的挙動の大きな違いを説明している。
したがって、実際には、その色付けが干渉顔料によって生成された純粋な干渉色の光学効果に、独占的に基づいている、飽和した多色印刷画像の製造を可能にするアナログ印刷方法を開発することは今日まで可能ではない。
US 2006/0082844 A1には、干渉顔料が多色印刷画像の印刷のための使用に適切なものとなることを意図する理論的概念が開示されている。このR’G’B’Y‘と呼ばれる概念は、1つの印刷ドット(画素)を生成するために必要である4つのいわゆるバイトでの、赤色、緑色、青色および黄色(金色)の干渉顔料をそれぞれ含む4つの印刷インクの使用に基づいている。この概念は、赤および緑の干渉顔料が、赤および緑光とは対照的に、混ぜても黄色が得られず、代わりに灰色が得られるという知見または仮定に基づいている。
したがって、この概念では、黄色の画素を得るために、別個の黄色または金色のトラックを製造しなければならない。この概念からはまた、白色の印象を生成するために、それぞれの干渉色の干渉顔料で着色された赤色、緑色、青色および黄色の印刷インクも必要になる。しかしながら、ここに記載した概念は理論的なままである。よって、用いるべき干渉顔料についての実際に有用な情報は得られず、この開示は、この概念の実際の実施を可能にする印刷様式への結論を引き出すこともできない。
本発明の目的は、実際に実施可能な印刷方法を提供することであり、これにより魅力的で多色の印刷画像を可変基材上に製造することができ、印刷インクは干渉顔料で着色されており、可能な限り少ない数の異なる印刷インクを使用して、色空間全体にわたって色相を有する印刷画像を作成することができ、当該印刷方法は通常のアナログ印刷およびデジタル印刷方法に可変的な形で適応させることができる。
本発明のさらなる目的は、さらなる特別な光学的効果をもつ、明るい色の多色印刷画像を有する印刷物を提供すること、およびその使用を示すことにある。
また、本発明の目的は、特定の干渉顔料およびそれを含む印刷インクを提供することにあり、これにより前記印刷方法を最高の印刷品質で行うことができる。
本発明の目的は、RGBモードで多色印刷画像を印刷する方法であって、3色の印刷インクが印刷領域ユニットの形態で基材に連続的に適用され、固化され、印刷インクが干渉顔料で独占的に着色された印刷インク媒剤からなり、印刷インクが各場合において赤色干渉顔料、緑色干渉顔料または青色干渉顔料を含み、および互いに並んでおよび/または重ねて位置し、多色の全体的な印刷画像を生じさせる印刷領域ユニットが3色の印刷インクから形成される、前記方法によって達成される。
本発明の目的は、同様に上記の方法によって製造された印刷物によって達成され、および装飾品または芸術品におけるその使用によって達成される。
また、本発明の目的はまた、それぞれフレーク状透明基材および該基材上のコーティングからなる赤色干渉顔料および緑色干渉顔料によっても達成され、ここで各場合においてコーティングは層の重量に基づいて少なくとも85重量%の二酸化チタンおよび/または二酸化チタン水和物からなり、およびここで赤色干渉顔料はCIELUV色空間システムにおいて0°〜10°の範囲の色相角hu’v‘を有し、緑色干渉顔料は100°〜130°の範囲の色相角hu’v‘を有し、各場合において、測定条件45°/as25°下、黒色基材上の、それぞれの着色印刷インクを含む、別個の全面コーティングで決定される。
また、本発明の目的は赤色干渉顔料で独占的に着色された印刷インク媒剤からなる印刷インクによって、および緑色干渉顔料で独占的に着色された印刷インク媒剤からなる印刷インクによって達成され、ここで赤色および緑色干渉顔料は、本質的に上記の赤色および緑色干渉顔料である。
本発明による印刷方法は自体公知のRGBモードに基づくが、上記のとおり、現時点では、ディスプレイまたは類似の技術的デバイスにおける異なる色の光線の組み合わせのための実際の用途が見出されたにすぎない。しかしながら、本発明者は、驚くべき形で、全体の色空間に広がる色相を有する多色印刷画像を得ることを可能にするために、干渉顔料で独占的に着色された3種の印刷インクのみの連続印刷で十分とする、印刷方法を提供することができる。
この種の方法が、赤色干渉顔料を含む印刷インクおよび緑色干渉顔料を含む印刷インクの同じ印刷領域ユニットへの連続適用によって、黄色印刷領域が得られる場合にのみ可能であることが見出された。
以下の赤色、緑色または青色印刷インクは、それぞれが赤色、緑色または青色の干渉色を有する干渉顔料で独占的に着色された印刷インクを意味する。ここで、干渉色の存在は、透明無色の媒体、一般的には基材上のコーティングにおける干渉顔料の反射に基づいて、当技術分野の通常どおり決定される。
本発明において、全ての測定はX-Rite, Inc., USAのMA 68/II マルチアングル色分光光度計(multiangle color spectrophotometer)を使用して以下に記載の試料で行う。ここで、干渉顔料の干渉色は、試料での指向反射および反射光のスペクトル分解分析を使用して決定される。本発明において使用される全てのデータのための測定条件は照明角度45°および観測角度as25°である。
各場合において、赤色干渉顔料は600〜750nmの波長範囲に増大した反射を有し、緑色干渉顔料は、490〜550nmの波長範囲に増大した反射を有し、青色干渉顔料は400〜490nmの波長範囲に増大した反射を有する。対応する反射の最大がより顕著にかつより狭くなる程、単色で飽和した干渉色が視覚的により明瞭に知覚される。
一般的に、上で定義されたとおりの赤色印刷インクおよび上で定義されたとおりの緑色印刷インクが基材上の同じ領域ユニットに重ねて適用される場合、印刷インク中の干渉顔料濃度および領域ユニット当たりの適用されるそれぞれの印刷インクの量の比に依存する対応する領域ユニットは、赤みを帯びた緑色から緑色を帯びた赤色に及ぶ異なる混合色を有することができ、特定の混合比で、および特定の赤色または緑色の階調の場合において、灰色の色合いを表し得る。
本発明者は、上で定義したとおりの同じ領域ユニットに連続的に印刷される赤色印刷インクおよび緑色印刷インクが、印刷インク中に存在する赤色および緑色干渉顔料に対して特定の条件が維持された場合に黄色の色相を作ることができることを見出した。
よって、本発明に従えば、赤色印刷インク中の赤色干渉顔料はCIELUV(1976)色空間システムにおいて、0°〜25°、特に1°〜20°の範囲の色相角hu’v‘を有し、および緑色印刷インク中の緑色干渉顔料は100°〜180°、特に110°〜150°の範囲の色相角hu’v‘を有し、ここで緑色干渉顔料の色相角が180°である場合は赤色干渉顔料の色相角は0°ではなく、および逆もそうである(図1参照:各場合において、45°/as25°で、CIELUV(1976)色空間システムにおいて、黒色基材上の、それぞれの着色印刷インクを含む別個の全面コーティングで決定された色相角、より詳細には以下を参照)。(色相角の意味および決定については、Richter, M., Einfuehrung in die Farbmetrik [Introduction to Colorimetry], 2nd Edition, de Gruyter, 1981, pp.118-122参照)
本発明による方法は、赤色干渉顔料の色相角hu’v‘の緑色干渉顔料の色相角hu’v‘からの分離が90〜160度(deg)である場合、および好ましくは105〜140度、特に110〜130度の範囲である場合に特に有利に実施することができる。これはまた、緑色と青色干渉顔料との間の色相角および青色と赤色干渉顔料との間の色相角のそれぞれの分離に対しても同様に適用される。このことは、青色干渉顔料の色相角hu’v‘からの緑色干渉顔料の色相角hu’v‘の分離および赤色干渉顔料の色相角hu’v‘からの青色干渉顔料の色相角hu’v‘の分離が、各場合において有利に、90〜160度、好ましくは105〜140度の範囲、特に110〜130度の範囲であるべきであることを意味する。
これらの条件を維持しながら、特に赤色および緑色干渉顔料に関して、上で定義したとおりの赤色印刷インクおよび緑色印刷インクで重畳する様式で連続的に印刷された基材上の領域ユニットは、印刷インクの特定の定量比でおよび定義された顔料含有量で、全体に、視覚的に知覚可能な黄色の色相を有することができる。ここで、適用された各印刷層は、別々に固化することができ、または赤色印刷インクを含む印刷層と、第1層と重なる緑色印刷インクを含む印刷層との組み合わせを一緒に固化することができる。
青色干渉顔料の色相角hu’v‘は比較的自由に選択することができるが、好ましくは、色相角の分離について上述した範囲に合致し、有利には210°〜280°の範囲である。
上記の条件、特に赤色および緑色干渉顔料についての条件の維持は、色空間全体の色彩豊かな多色印刷画像を得るために十分である、干渉顔料(RGB)で着色された3色の印刷インクのみでの印刷方法を可能にする。ここで、印刷画像の色強度および明度は、当然、さらなる条件に依存する。
したがって、各場合において用いる干渉顔料が最高の可能な色彩度を有する、すなわち特に濃く着色されている本発明の態様は、本発明に従って有利である。
干渉顔料の色彩度を評価するために、明るい色の測定に普通に使用されるCIELUV色空間システム(1976)が、特に、干渉顔料の評価に全体として適切であるが、頻繁に使用されるCIELAB色空間システムよりは普及していない。しかしながら、通常の測定装置を使用して得られた色値は、各場合において、1つの色空間システムから他方へ変換されることができる(Wyszecki G., Stiles W.S., Color Science, Concepts and methods, Quantitative Data and Formulae, Wiley, 2000, pp.158-169参照)。
CIELUV色空間システムにおける彩度S u’v‘は、カラーチャートにおける無彩色点からのそれぞれの色位置の距離を記載する。干渉顔料のこの実際の色彩度は、CIELUV色値を用いる方が、CIELAB色空間システムで決定された色度(chroma)値を用いるよりも、有意に、より現実的に推定することができ、なぜなら前者においては明度の影響が排除されるのに対して、CIELABシステムでは、色彩度および明度から構成される色度値を決定することしか可能ではないからである。
どのような色空間システムでも、干渉顔料の彩度および適用に関連した他の色特性は、適用形態でのみ決定することができ、個々の粒子では決定できない。この理由から、本発明で使用される全ての色データは、市販の液状印刷インク媒剤および完成したコーティング組成物に基づいて23重量%の濃度のそれぞれの干渉顔料からなり、グラビア印刷により黒色の基材に全面にわたって適用し、固化させたコーティングに関するものである。
(39重量部の顔料および70重量部のグラビア印刷バインダ(例えばSiegwerk 5036 Verschnitt NC TOF)を密に混合し、30重量部のエタノール/酢酸エチル(3:1)の混合物を使用して、印刷前に粘度を印刷準備レベルに調整する。赤色、青色または緑色干渉顔料を含む印刷インクを、各場合において、連続的に、それぞれ黒色着色基材(例えばFedrigoni SPX Black)に、全面にわたってグラビア印刷機(60L/cm,120°, E engraving)を使用して適用し、乾燥する。得られた印刷された基材を適切な大きさに分割し、光学的に測定する。以下参照。)
色データはX-Rite, Inc., USAのMA 68/II マルチアングル色分光光度計(multiangle color spectrophotometer)を使用して測定する。得られたスペクトルデータは、与えられた境界条件(2°または10°標準観察者およびD65光源)のCIELUV(1976)色空間システムのそれぞれの色座標Lu’,v‘を計算するのに使用される。
本発明によれば、印刷インクに用いる干渉顔料が、各場合において黒色基材上にそれぞれのカラー印刷インクを含む別個の全面コーティングで、CIELUV色空間システムにおいて、以下の彩度値を有することが特に有利であることが判明した:
45°/as25°で、
赤色干渉顔料 S u’v‘≧0.6
青色干渉顔料 S u’v‘≧1.2および
緑色干渉顔料 S u’v‘≧0.4。
ここで、45°は照明角度を表し、およびas25°は鏡面角度からの分離時の観察角度を表す。
それぞれの彩度値は自然の上限、とりわけCIELUV色空間の自然の制限によるものを有するため、彩度の最大値の引用はここでは適切ではなく、代わりに、そのCIELUV彩度値が少なくとも上で示した下限に対応する赤、青または緑の干渉色を有するすべての干渉顔料が適切である。
しかしながら、さらに、各場合において用いられる干渉顔料の色度もまた、濃い彩色を有する高品質の印刷物の場合に、重要な役割を果たす。よって、本発明による印刷方法の定性的な成功のために、印刷インクに用いられる干渉顔料が、各場合において黒色基材上にそれぞれのカラー印刷インクを含む別個の全面コーティングで、CIELUV色空間システムにおいて、以下の色度値を有することが特に有利である:
45°/as25°で、
赤色干渉顔料 C u’v‘≧30
青色干渉顔料 C u’v‘≧50および
緑色干渉顔料 C u’v‘≧25。
ここで、45°は照明角度を表し、およびas25°は鏡面角度からの分離時の観察角度を表す。
それぞれの色度値は、同様に何の上限も受けない。それどころか、色度が少なくとも上で表した値を有し、さもなければ干渉顔料の達成可能な最高値までの任意の値を有することができる全ての赤色、青色および緑色の干渉顔料を用いることが可能である。
CIELUV(1976)色空間システムにおける色度値は、明度Lと彩度S u’v‘との積から生じる。
u’v‘=L u’v‘
本発明による印刷方法のために用いる干渉顔料は、適用媒体において赤色または青色または緑色のいずれかの干渉色を示す。それらは、少なくとも支持体上に位置する第1の層の材料に適用される支持材料とは異なる屈折率を有する材料の1つ以上の層で被覆されたフレーク状支持体からなり、および、複数の層が支持体上に存在する場合は、互いに直接重ねられた層の間で互いに異なる屈折率を有する。
これらの条件を満たす多くの干渉顔料は、市場および専門文献で知られている。干渉効果に加えて、これらの公知の干渉顔料の多くはまた、それらの支持体の材料組成または支持体上に位置するそれらの層によって吸収効果も示す。これは、例えば、その支持体が金属からなる、グラファイトまたはフレーク状酸化鉄からなる、干渉顔料に適用されるが、その層構造が、酸化鉄、酸化クロムまたは酸化コバルト、または擬板チタン石などの混合酸化物などの吸収材料を含む全ての干渉顔料にも適用される。
これらの干渉顔料はしばしば極めて濃いものとして認識される干渉色を示すが、干渉顔料が少なくとも半透明であるという条件および目的が干渉顔料の固有の吸収色の特定の「カラーキャスト」を有し、かつフォトリアリスティック光学効果を達成する印刷画像と光学的外観が異なる印刷画像を作ることであるという条件で、本発明による方法に使用するためにのみ適している。
したがって、結果として得られる印刷画像において前記フォトリアリスティック光学効果を得ることを可能にするためには、本発明に従えば、各場合において赤色、青色および緑色の干渉顔料が、透明で無色の材料の1以上の層で被覆された透明で無色のフレーク状支持体からなることが必要であり、好ましい。
干渉顔料自体もまたフレーク形態である。顔料または支持材料は、それらの外観が、その上側および下側で、顔料または支持材料の最大寸法を表す長さおよび幅の寸法が互いにほぼ平行な2つの表面を有する平坦な構造に相当する場合、フレーク形態と呼ばれる。フレークの厚さを表す前記表面間の分離は、対照的に、より小さい寸法を有する。
本発明に従って用いる干渉顔料は、好ましくは、金属酸化物、金属酸化物水和物またはそれらの混合物を含む少なくとも1つのコーティングを含むフレーク状支持体を有する。
フレーク状の透明で無色の支持体は、好ましくは、天然または合成マイカ、カオリンまたは別のフィロケイ酸塩からなり、ガラス、ホウケイ酸カルシウムアルミニウム、SiO、TiOまたはAlからなる。
特に好ましいのは、マイカ、ガラス、ホウケイ酸カルシウムアルミニウムまたはSiOを含むフレーク状支持体だが、特に天然または合成マイカを含むフレーク状支持体である。支持体に適用されるコーティングは、好ましくは、金属酸化物、金属酸化物水和物またはそれらの混合物からなる。基材上に複数の層が存在する場合、これらの層の各々は、好ましくは、同様に金属酸化物、金属酸化物水和物またはそれらの混合物から構成される。個々の層の材料は、ここでは、それらが互いにそれぞれの屈折率が異なるように選択され、特に直接重なって配置された層に、または、支持体の材料およびその上に位置する第1の層の材料に適用される。
好ましい無色の金属酸化物は、TiO、SnO、SiO、Al、ZrOおよびZnOから選択される。特に、無色の金属酸化物層はTiO、SnOまたはSiOからなり、および極めて特に好ましくはTiOおよびSnOからなる。好ましいのはまた、Ti、Sn、Si、Al、ZrおよびZn元素の酸化物水和物、特にTi、SnおよびSiのもの、ならびに、各場合において対応する金属酸化物とのそれらの混合物である。TiおよびSnの酸化物および酸化物水和物は、フレーク状支持体上の単層中にまたは互いに分離された層(複数)中に存在していてもよい。
上記の材料の組み合わせは、好ましくはマイカ、ガラス、ホウケイ酸カルシウムアルミニウムまたはSiOを含むフレーク状支持材料とともに用いられるが、特に天然または合成マイカを含むフレーク状支持体とともに用いられる。
本発明によれば、特別に好ましいのは、合成または天然のマイカフレークをベースとし、そのコーティング中にTiおよびSnの金属酸化物および/または金属酸化物水和物のみを含む干渉顔料の使用である。酸化スズは、一般に知られているように、二酸化チタンのルチル化を示すので、かかる層系における二酸化チタンは、主にルチル型で存在する。
本発明に従って用いられる赤色、青色および緑色の干渉顔料は、ここで各場合において同じ材料で組み立てられていてもよく、および、単にコーティングの層の厚さのみが異なって、様々な干渉色を与えてもよい。本発明に従って用いられる赤色、青色および緑色の干渉顔料の材料の点で同じであるこの種の構造またも好ましい。しかしながら、干渉色に応じて、材料の点では異なる構造を示すが、その他の点では発明の色彩的パラメータを満たす干渉顔料を用いることももちろん可能である。
本発明による印刷方法の結果としての高品質の印刷画像のためには、これらの印刷領域ユニットが個々のカラー印刷インクで印刷される場合に、干渉顔料による印刷領域ユニットの高面積被覆率が生じることが重要である。高面積被覆率を確立することができるパラメータは、干渉顔料の粒径である。
本発明に従えば、本発明に従って用いられる赤色、緑色および青色干渉顔料の粒径は、<40μm、特に<35μmのd90値を有する5〜45μmの範囲である。好ましいのは、そのd50値が<20μm、特に<18μmであり、そのd10値が好ましくは<12μmである干渉顔料の使用である。ここで各場合において、粒径は、顔料の主軸、すなわちそれぞれの顔料粒子の最長寸法に関する。
広範な統計学的評価に基づく粒径の絶対値を得るために、本発明における粒径データは、自動化された画像分析を使用した光学顕微鏡での個々の評価に基づく。干渉顔料はフレーク形状を有し、その主面が光源と平行に配向することができるので、実際の粒子表面積および形状因子を、いずれの場合でも、この方法を使用して測定することができる。主軸の長さの個数基準分布(number-weighted distribution)は、d10、d50、d90、および任意にd95値(示された値よりも小さい粒子のパーセンテージに対応する)を介して表される。各場合において、1000より多い顔料粒子が評価される。評価は、[a] ISO 13322-1:2014 -Particle size analysis-Image analysis methods-Part 1: Static image analysis is methods; [b] ASTM E1617 -09(2014) Standard Practice for reporting Particle size characterization data; or [c] Powder sampling and Particle size determination, T. Allen, Elsevier 2003に従って実施される。
光学顕微鏡でのこの個々の評価によって得られた値は、フレーク状顔料の粒径および粒度分布の非常に現実的な概観を可能にする。しかしながら、干渉顔料の粒径を決定するための他の標準的な方法もまた使用することができる。
本発明に従って用いられる干渉顔料は、一般に、3:1〜1000:1、特に6:1〜250:1のアスペクト比(平均粒子厚に対する平均直径の比)を有する。
上で与えられた値から、本発明に従って用いられる赤色、青色および緑色の干渉顔料は、粗粒子の割合が非常に低いことがわかる。さらに、それらがまた、顔料粒子の40%までが12〜20μmの範囲の粒径を有する、高い平均割合の微粒子を有する場合、特に好ましい。
これらの粒径および特にこの粒度分布を有する干渉顔料があれば、本発明に従って良好な色彩値(彩度、色度)と同時に印刷領域ユニットの高面積被覆率を達成することができる。
本発明の印刷方法において用いることができる赤色、青色および緑色の干渉顔料は、様々な製造者からの干渉顔料、例えばMerck KGaAからのIriodin(R), Colorstream(R)、Xirallic(R) 、Pyrisma(R) 、Miraval(R)、Lustrepak(R)、Colorcrypt(R)、Colorcode(R)およびSecuralic(R)の名前で入手できる市販の干渉顔料、さらにMearlin(R)の名前の顔料、およびBASF SEからのLumina(R)Royalシリーズからの顔料およびまた他の製造者からの他の市販の顔料である。これらの顔料が、色角、彩度、色度および粒径に関して上記の要件を満たす場合、所望の場合にフォトリアリスティックな光学的印象を有していてもよい、高品質の多色印刷画像を本発明による印刷方法によって得ることができる。
Iriodin(R)およびPyrisma(R)の名前で市販されている干渉顔料、特にPyrisma(R)シリーズの干渉顔料が特に適していることが証明された。
しかしながら、本発明者らは、さらにまた、本発明による印刷方法を実施するのに特に適しており、したがって同様に本発明の主題となる干渉顔料を見出した。
既に上述したように、本発明による印刷方法は、特に、赤色干渉顔料を含む印刷インクから、および、緑色干渉顔料を含む印刷インクから、同じ領域ユニットへのこれらの印刷インクの連続的適用によって、黄色印刷領域ユニットを形成することが可能であることに基づく。この目的のために、それぞれの印刷インクに存在する赤色干渉顔料および緑色干渉顔料は、互いに特に良好に適合しなければならない。
したがって、本発明は、各々がフレーク状の透明な基材、および、基材上に配置されたコーティングからなる、赤色干渉顔料および緑色干渉顔料に関し、ここで各場合においてコーティングは、層の重量に基づいて少なくとも85重量%の二酸化チタンおよび/または二酸化チタン水和物からなり、およびここで赤色干渉顔料はCIELUV色空間システムにおいて、0°〜10°の範囲の色相角hu’v‘を有し、および緑色干渉顔料は100°〜130°の範囲の色相角hu’v‘を有し、各場合において、測定条件45°/as25°下、黒色基材上の、それぞれの着色印刷インクを含む、別個の全面コーティングで決定される。
ここで、フレーク状透明基材は、天然または合成のマイカ、カオリン、セリサイト、タルクまたはSiOを含むフレークである。特に好ましくはケイ酸塩基材、特に天然のマイカである。
基材上に位置し、基材を囲むコーティングは、各場合において、コーティングの重量に基づいて少なくとも85重量%の二酸化チタンおよび/または二酸化チタン水和物からなる。それはまた、少なくとも90重量%、95重量%または100重量%の二酸化チタンおよび/または二酸化チタン水和物からなってもよい。ここで二酸化チタンは、アナターゼおよびまたルチル型の両方であることができ、好ましくはルチル型である。さらに、コーティングは、コーティングの重量に基づいて0.01〜15重量%、好ましくは0.5〜10重量%、特に0.5〜5重量%の錫、シリコンおよび/またはアルミニウムの酸化物および/または酸化物水和物を含んでいてもよい。前記成分とは別に、コーティングは好ましくはさらなる成分を含まない。
本発明に従う赤色干渉顔料は、さらにCIELUV色空間システムにおいて、上記条件下で測定された0°〜10°、特に1°〜7°の範囲の色相角hu’v‘を有する。さらに、赤色干渉顔料は、彩度S u’v‘≧0.65および色度C u’v‘≧33、好ましくは>40を有する。
色相角hu’v‘は、基材上のTiO含有コーティングの厚さによって本質的に決定される。したがって、本発明による赤色干渉顔料におけるこのコーティングの幾何学的な層厚は70〜110nmの範囲にある。
本発明に従う緑色干渉顔料は、CIELUV色空間システムにおいて、上記条件下で測定された100°〜130°、特に110°〜120°の範囲の色相角hu’v‘を有する。さらに、緑色干渉顔料は、彩度S u’v‘≧0.45および色度C u’v‘≧30、好ましくは>30を有する。
本発明による緑色干渉顔料におけるTiO含有コーティングの幾何学的な層厚は160〜200nmの範囲にある。
本発明による干渉顔料の場合において、TiO含有コーティングの幾何学的な層厚の決定は、最も簡単な場合には、適切な電子顕微鏡断面画像の測定によって行うことができる。信頼できる値を達成するために、各場合において、少なくとも100個の断面画像が評価され、その結果が平均化される。
本発明に従う印刷方法において、本発明による干渉顔料による高面積被覆率を達成することができるようにするために、干渉顔料の粒径および粒度分布も、既に述べたとおり重大な役割を果たす。したがって、本発明の赤色および緑色の干渉顔料の粒径は、d95値<25μm、d50値<15μmおよび好ましくはd10値<10μmで、5〜30μmの範囲にある。言うまでもなく、本発明による赤色および緑色の干渉顔料の前記粒径は、対応する寸法の基材がそれら調製において用いられることを必要とする。
本発明による赤色および緑色の干渉顔料の調製は、それ自体しばらく知られているように、干渉顔料の調製のための従来の方法によって実施することができる。
無機出発物質を用いた湿式化学法がここでは好ましく用いられる。ここではフレーク状基材をTiO含有コーティングで被覆することを、基材粒子の温度制御された水性分散液中で、少なくとも1種の無機チタン塩の溶液を添加して実施し、ここで懸濁液は酸化チタン水和物が基材フレーク上に析出するpHに調整し、一定に保つ。無機塩の溶液と別個の時間で、または一緒に、少量の無機スズ塩の溶液、無機ケイ素塩の溶液および/または無機アルミニウム塩の溶液をさらに懸濁液に添加してもよい。チタン塩溶液の添加は、所望の色の終点に達するとすぐに終了する。析出反応を完結させるために、一般的に続いて混合物を少し攪拌し、得られた顔料を分離し、洗浄し、さらに後処理する。単離された固体を好ましくは乾燥し、続いて500℃を超える温度で焼成する。焼成は、酸化チタン水和物を完全にまたは実質的に完全に二酸化チタンに変換する。
本発明による印刷方法では、赤色、青色および緑色の印刷インクは、それぞれ印刷インク媒剤および対応する赤色、青色または緑色の干渉顔料からなり、その構造および特性は既に上述した。
特に、本発明による赤色印刷インクは、赤色干渉顔料で独占的に着色された印刷インク媒剤からなり、ここで赤色干渉顔料は本質的にフレーク状透明基材および基材上に配置されたコーティングからなる干渉顔料であり、ここで各場合において、コーティングは層の重量に基づいて少なくとも85重量%の二酸化チタンおよび/または二酸化チタン水和物からなり、および干渉顔料はCIELUV色空間システムにおいて0°〜10°の範囲の色相角hu’v‘を有する。
対照的に、本発明による緑色印刷インクは、緑色干渉顔料で独占的に着色された印刷インク媒剤からなり、ここで緑色干渉顔料は本質的にフレーク状透明基材および基材上に配置されたコーティングからなる干渉顔料であり、ここで各場合においてコーティングは層の重量に基づいて少なくとも85重量%の二酸化チタンおよび/または二酸化チタン水和物からなり、および干渉顔料はCIELUV色空間システムにおいて100°〜130°の範囲の色相角hu’v‘を有する。
本発明に従えば、ここで「本質的に」とは、赤色および緑色の印刷インクが、各場合において、本発明による赤色または緑色の干渉顔料を、それぞれの印刷インク中の赤色または緑色の干渉顔料の含有量に基づいて>50重量%、好ましくは75〜100重量%の割合で含むことを意味する。
対応する印刷インクに各場合において存在する赤色および緑色の干渉顔料に関して上でなされた他の全ての記述および比色パラメータの決定のための測定条件に関する記述は、本発明による印刷インクに関して同様に適用される。
用いることができる印刷インク媒剤は市販されているか、または一般に従来の印刷インク媒剤であり、少なくとも1種のバインダまたはバインダ系を含み、しばしばそれらは放射線硬化性バインダ系ではない媒剤でもある。
使用することができるバインダは、印刷方法のために通常用いられるバインダまたはバインダ系であり、例えばニトロセルロースベース、ポリアミドベース、アクリレートベース、ポリビニルブチラールベース、PVCベース、PURベースの水性または溶剤含有バインダまたはそれらの適切な混合物である。本発明による印刷方法の成功のために、対応するバインダまたはバインダ系が干渉顔料の光学効果を妨害または改ざんしないように、透明で無色の様式で硬化することが重要である。
水の他に有機溶媒、例えば分枝または非分枝アルコール、芳香族化合物またはアルキルエステル、例えばエタノール、1−メトキシプロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエンまたはこれらを含む混合物などを用いることも可能である。しかしながら、例えばUV硬化性バインダ系などの放射線硬化性バインダ系を使用する場合には、それぞれのカラー印刷インクはまた、溶媒含量が低くてもよく、または溶媒を全く含まなくてもよい。
バインダまたはバインダ系の他に、適切な場合には溶媒(単数)または溶媒(複数)、印刷インク媒剤は、それぞれの干渉顔料に加えて、様々な補助剤および/または添加剤も含んでいてもよい。
適切な添加剤は、UV安定剤、抑制剤、難燃剤、潤滑剤、分散剤、再分散剤、消泡剤、流動制御剤、フィルム形成剤、接着促進剤、乾燥促進剤、乾燥遅延剤、光開始剤などである。それぞれの印刷インク媒剤は、好ましくは、干渉顔料の光学的効果が、弱くならないようにまたは追加の固形分によって損なわれないように、液体形態の全ての必要な補助剤を含む。この理由のために、(可溶性)染料も、本発明に従って必要な赤色、青色または緑色の干渉顔料以外の(可溶性)染料または他の着色顔料または固体フィラーもいずれも、完成した着色印刷インク中に存在しないことが好ましい。
上記の赤色、青色および緑色の干渉顔料は、各場合において、本発明に従って用いられる着色印刷インク中に個々にまたは2種以上の混合物として存在する。これは、例えば、赤色印刷インクは単一の種類の赤色干渉顔料を含むか、あるいはまた複数の異なる赤色干渉顔料(複数種類)を含むことができるかのいずれかであることを意味し、これは同じ支持材料上あるいはまた異なる支持材料上の形式的に同じ、類似または異なる層構造を有することができ、しかしこれは、混合物として、色相角hu’v‘に関するおよび好ましくはまた彩度値S u’v‘に関する要件を満たす。色度値C u’v‘の要件もまた必要に応じて満たすべきである。前記条件に適合し、用いる干渉顔料が粒子として高い透明性を有し、好ましくは無色である限り、本発明による方法は首尾よく実施することができる。
当然のことながら、それぞれのカラー印刷インクにおける干渉顔料の記載した組合せは、上記赤印刷インクと同様に、青色または緑色の印刷インクにも当てはまる。
しかしながら、用いる赤色および緑色の干渉顔料は、特に好ましくは、上で述べた本発明による赤色および緑色の干渉顔料である。これらは有利には、個々の顔料として、すなわちそれぞれの印刷インク中に同じ色の他の干渉顔料と混合せずに用いられることができ、写真画質で高品質の印刷結果をもたらし得る。
それぞれの赤色、青色または緑色の印刷インクにおける赤色、青色または緑色の干渉顔料の重量比は、それぞれの印刷インクの総重量に基づいて、一般に1〜40重量%、好ましくは5〜35重量%、特に10〜30重量%である。ここでは言うまでもなく、本発明による印刷方法がいずれの場合にも利用可能な装置で問題なく実施できるように、いずれの場合にも顔料濃度が選択される。さらに、使用される印刷装置に応じて、印刷される印刷領域ユニットの必要な面積被覆率を得ることができるように、印刷インク中の顔料濃度が、好ましくは可能な限り最高の処理可能な顔料比が選択されるように、選択される。必要であれば、赤色、青色および緑色の印刷インクにおける顔料濃度は、互いに異なるように選択することができるが、同じ印刷装置が各印刷工程毎に使用される場合は、3色の印刷インクのそれぞれが同じ顔料濃度であることが好ましい。
本発明による印刷方法においては、赤色、青色または緑色干渉顔料で着色された赤色印刷インク、青色印刷インクおよび緑色印刷インクそれぞれを、基材に印刷領域ユニットの形態で連続的に適用し、固化させる。ここで、印刷領域ユニットは、1色の印刷インクの印刷層または2または3色の印刷インクの複数の印刷層から構成される。個々のカラー印刷層のそれぞれは、別々に固化させることができ、または、印刷領域単位上に2つまたは3つの印刷層を連続して適用し、単一のプロセス工程で一緒に固化させることができる。
本発明に従えば、基材は、通常の印刷方法を使用して印刷することができる実質的にあらゆる基材、すなわち広範囲の組成の紙、厚紙、壁紙、プラスチックフィルム、プラスチック体、金属箔、金属体、織物、種々の形態のガラス、木材または上記の材料の少なくとも1つを含む複合材料であり得る。基材は、好ましくはその上で本発明による印刷方法が実施される不透明な表面を有するべきである。
基材は、プライマー層または光沢化層を有していてもよい。従来のプライマー層または光沢化層は、特に紙または厚紙上で、しばしば薄いまたは白色の色を有する。このようにプレコートされた基材は、本発明による印刷方法で使用するための基材として原則適しているが、しかしながら、結果として得られる印刷物においてそれによって達成され得る光学効果は極めて微妙であり、特に明確に知覚可能ではなく、写真のネガに似ている。
したがって、基材は、好ましくは黒色、暗色または着色された表面を有する。基材のこの着色は、用いられる基材材料および完成した製品の意図する用途に応じて、基材材料、例えばプラスチックフイルムの原液印刷、または黒色、暗色またはカラーコーティングでの基材のコーティングのいずれかによって得ることができる。後者は、プライマー層または光沢化層に加えて、または代替物として適用することができる。暗色コーティングは、例えば、0〜20の範囲のL値(CIELUV)で低い明度しか有さない灰色、茶色、青色、赤色、紫色または緑色コーティングを意味すると解釈され、すなわち一般に暗灰色、暗茶色、暗青色、暗赤色、暗紫色または暗緑色といわれる。
それらはカラーコーティングと全く同じ方法で、任意にカーボンブラックまたは他の黒色着色剤と組み合わせて、従来の着色剤を、対応する塗料組成物に添加することによって得ることができる。好ましくは、印刷される基板表面全体には、黒色、暗色または代替的に着色されたこの種のコーティングが提供される。しかしながら、黒色でも暗灰色でもない印刷される表面を有する着色された基材は、本発明による印刷方法が完了した後、最終的な印刷物の着色にかなりの影響を与えることに留意すべきである。したがって、完成した印刷画像が、フォトリアリスティック光学効果をもつ多色印刷画像である場合、黒または少なくとも暗灰色表面の基材の使用が示される。
達成可能な印刷画像の色デザインは、個々のカラー印刷インクの適用の順序によってもまた影響を受ける。よって、本発明に従えば、基材に適用される印刷インクの順序が以下の通りであることが特に好ましい:
第1の印刷層:赤色干渉顔料を含む赤色印刷インク
第2の印刷層:緑色干渉顔料を含む緑色印刷インク、および
第3の印刷層:青色干渉顔料を含む青色印刷インク
(RGB順序)
任意の他の印刷順序も同様に用いることができるが、しかしながら、得られる印刷画像において、最後に適用された色が下にある色よりもはっきりと知覚可能である色ずれが予想される。これは、所望の光学的結果に応じて完全に有利であり得るが、フォトリアリスティック効果の達成には好ましくない。
得られた印刷画像における白色領域または輝度反射を強調または強化するために、赤色、青色および緑色印刷インクに加えて、白色干渉顔料で着色されており、さらなる着色顔料または染料を含まない、さらなる印刷インクをまた第4の印刷工程で基材に適用するとさらに有利である。色彩理論において、黒と同様に白は色として見なされない。したがって、ここでは白色印刷インクと呼ばれる白色干渉顔料で着色された印刷インクは、同様にカラー印刷インクではない。白色領域は基本的に赤色、緑色および青色の印刷インクを互いに重ねて印刷することによっても製造できるため、カラーサークル全体にわたって色スペクトルを有する多色印刷画像を製造するために、この白色印刷インクの適用は必要ではない。しかしながら、白色印刷インクの使用は、得られる印刷画像の輝度を向上させ、および、印刷インクの相互微調整が単純化されるので、印刷方法全体を単純化する。
白色印刷インクは、好ましくは、赤色、緑色および青色の印刷インクの適用後に適用する。白色印刷インクに用いられる干渉顔料は、それらの粒径が選択された印刷版で印刷可能でなければならないという唯一の制約を受ける。
さもなければ、事実上、多数の利用可能な、既知の白色干渉顔料のいずれかを用いることができる。白色干渉顔料はまた、個々の粒子として完全に透明であり、吸収層または基材を含まないことが好ましい。
本発明による印刷方法において、3色のカラー印刷インクを、印刷する基材に印刷領域ユニットの形態で適用し、ここで各場合において、個々の着色された印刷インクで印刷された印刷領域ユニットは、互いに並んで、あるいは完全にまたは部分的に互いに重なり合う、すなわち重畳する。個々の印刷インクに対する印刷領域ユニットが完全にまたは部分的に重なり合っている場合にのみ、異なる組成の赤色、青色および緑色の干渉顔料から形成された混合色が、得られる印刷画像に生じる。
用いる印刷版に応じて、印刷領域ユニットは、印刷方法がスクリーン印刷方法であるか、より大きな領域ユニットが直接印刷できる印刷方法であるかに応じて、様々な大きさおよび形状を採用することができる印刷ドットまたは印刷領域を意味すると解釈される。
本発明による印刷方法は、一般に、極めて幅広い種類の標準印刷方法に適用することができ、したがって従来の印刷ツールを使用して実行することもできる。よって、例えば、平版印刷方法、グラビア印刷方法、レリーフ印刷方法またはスクリーン印刷方法などの従来のアナログ印刷方法として、またはデジタル印刷方法として実施することができる。
平版印刷方法は、特に、従来のまたはUV硬化オフセット印刷方法または湿し水なしに実施されるドライオフセット印刷方法を意味すると解釈される。言及し得るグラビア印刷方法は、例えばグラビア包装印刷、グラビアイラスト印刷、グラビア装飾印刷または凹版印刷方法(凹版印刷)である。レリーフ印刷方法は、活版印刷方法、レターセット印刷方法などの間接レリーフ印刷方法、または頻繁に使用されるフレキソ印刷方法を意味すると解釈される。公知のスクリーン印刷方法は、シルクスクリーン印刷である。公知のデジタル方法は、インクジェット印刷、トナーベースの電子写真方法または熱転写印刷である。
これらの標準印刷方法はすべて、通常、CMYK色分解に従って4色印刷で動作する。ここで代わりに、本発明による印刷方法は、通常用いられるシアン、マゼンタ、黄色および黒色着色印刷インクに代わって、干渉顔料で独占的に着色された赤色、青色、緑色および任意に白色の印刷インクが連続して印刷されるように、前記全ての印刷方法に適用され得る。
これらは、同様に様々な色の組み合わせを生じ、すなわち同様に、黄色、シアン着色されたまたはマゼンタ着色された印刷画像を生じ、より正確には、赤色/緑色の組み合わせ―――黄色、緑/青の組み合わせ―――シアンおよび青色/赤色の組み合わせ―――マゼンタで生じる。
上記各印刷方法は、各場合において、単一の印刷操作で得られるドライ印刷層の最大の層厚を可能にする。これは、印刷方法に応じて非常に異なる。対応して、本発明による印刷方法における個々の印刷層の層厚は、0.2〜250μmである。しかしながら、極めて薄い層厚の個々の印刷層の場合、極めて少量の顔料のみをそれぞれの印刷領域ユニットに適用することが考えられる。したがって、これらの場合、個々の着色顔料で高面積被覆率を確立するために、個々の着色印刷インクが基材上に転写される印刷工程を、任意に1回以上繰り返してもよい。個々の印刷インクについての印刷層厚(乾燥層厚)は、好ましくは0.4〜80μm、特に好ましくは0.6〜10μm、特に1.0〜5.0μmの範囲である。
本発明に従って用いられる干渉顔料での個々の印刷領域ユニットの高面積被覆率は、印刷ツールの選択によって、例えば印刷ロールのライン数および/または印刷版上のセルのスクープ体積によってもまたさらに好ましくなり得る。しかしながら、そのような尺度は、当業者の専門知識の一部であり、したがって、ここでより詳細に説明する必要はない。
本発明による印刷方法は、好ましくは、様々な印刷インクのそれぞれが、各場合において、同じ印刷方法で、すなわち同じ種類の印刷ツールで適用されるように実行される。原則的に、異なる印刷工程のそれぞれに対して異なる印刷ツールを用いることは可能であるが、しかしながらこれは印刷方法を不必要に複雑かつ高価にする。
本発明による印刷方法は、ほとんどの従来のアナログおよびデジタル印刷方法に適合させることができ、したがって従来の印刷ツールを使用して実施することができる。干渉顔料で独占的に着色された3色のカラー印刷インクで、利用可能な色空間全体にわたって色範囲をカバーすることができる多色印刷画像をRGBモードで製造することができる。得られた印刷画像は、フォトリアリスティック効果を有することができ、用いる干渉顔料の種類に応じて、同時に干渉顔料の粒子特性によって、従来の光沢写真プリントとは光学的外観が大きく異なる深み効果をもつ高い光沢および/または光輝効果を有する。
また、本発明による印刷方法は、CMYKモードの従来の印刷方法と組み合わせることもできるので、特定の表面または印刷モチーフ部分は、従来のCMYK色分解モードおよびその部分で印刷することができ、または、他の表面またはそれとは異なるプリントモチーフ部分は、本発明によるRGBモードで、1つのおよび同一の基材上に印刷することができる。したがって、印刷方法における表面の色デザインについて、今日まで達成できなかった新しい可能性および効果が利用可能である。
また、本発明による印刷方法は、今後、印刷方法を介してアクセス可能な色空間を大幅に広げること(特に色相の多様性および彩度に関して)を可能にする、なぜなら従来のCMYK印刷方法によるこの点での制限は適用されなくなり、赤色、緑色および青色の干渉色の干渉顔料はまた、彩度および色度に関してかなりの改善を可能にするためである。
本発明はまた、上記方法によって製造された、基材上の多色印刷画像を表す印刷物に関する。本発明による印刷物は、印刷方法によってアクセス可能な色空間全体に色相を有することができ、および、干渉顔料の独占的な使用によって、印刷された色領域の印象的な深みと明るさに加えて、並外れて魅力的な光沢および/または光沢効果を有することができる多色印刷画像を含む。
また、写真と極めて似ているが、さらに、従来の写真印刷方法を使用しては得られない、かつ、光輝のある写真プリントとは光学的に著しく異なる、深い光沢を有するフォトリアリスティックな印刷効果を達成することが可能である。印刷画像内のモチーフの詳細は鮮明に描写することができる。言うまでもなく、本発明に従って得られる印刷画像のモチーフの選択は、単に印刷ツールの選択によって制限されるが、他には制限されない。
また、本発明は、装飾品および芸術品における上記の印刷物の使用にも関する。本発明による印刷物の上記の光学特性は、それ自体が本発明による印刷物からなるか、例えば広告および就業印刷など、またはそれらを含むか、例えば極めて多種多様な製品の包装であって、極めて異なるデザインのものなど、のいずれかである全ての種類の装飾品におけるその使用を前提としている。本発明に従う印刷物は、今日まで印刷方法では得られなかった光学特性を有するので、芸術分野における、例えば、フォトシミラー製品、コラージュ、カレンダー、テキスタイルコーティングおよび他多数における使用にもまた適している。
本発明に従って製造された印刷物は、このようにこれまで市販できなかった魅力的な光学特性を有し、したがって、装飾品および芸術品の幅を広げるという貴重な貢献を成し遂げる。
図1は、ニュートラルまたは無彩色の点Eを持つCIELUV色空間(1976)およびこの色空間における色角の決定のための構造を示す。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらに限定することを意図するものではない。
例1:
スクリーン印刷方法
スクリーン印刷用の市販の印刷インク媒剤を含む赤色、緑色および青色の印刷インクを、各場合において、Pyrisma(R)T30-21レッド、Pyrisma(R)T30-24グリーンおよびPyrisma(R)T30-23ブルーの顔料の添加によって、15重量%の顔料濃度にすることによって調製する。第4の印刷インクの調製については、同じ印刷媒剤と、15重量%の白色干渉顔料Iriodin(R)6123アイシーホワイトサテンとを密に混合する。
従来のスクリーン(40L/cm、80PW、メッシュ幅166μm)を使用して、赤−緑−青の印刷インクに分離されたモチーフを黒色の厚紙(Fedrigoni SPX Black)上にこの順序で連続的に印刷し、続いて、白色印刷インクによって白色領域ユニットを強化する。
所望の多色デザインで、強い真珠光沢を有する写真画質の鮮明に区切られた印刷画像が得られる。
例2:
グラビア印刷方法
グラビア印刷用の市販の印刷インク媒剤(Siegwerk 5036 Verschnitt NC TOF)を含む赤色、緑色および青色の印刷インクを、各場合において、Pyrisma(R)T30-21レッド、Pyrisma(R)T30-24グリーンおよびPyrisma(R)T30-23 ブルーの顔料の添加によって、25重量%の顔料濃度にすることによって調製する。第4の印刷インクの調製については、同じ印刷媒剤と、25重量%の白色干渉顔料Iriodin(R)6123アイシーホワイトサテンとを密に混合する。
グラビア印刷シリンダー(40L/cm、セル深度45μm、レーザー彫刻)を使用して、赤−緑−青の印刷インクに分離されたモチーフを、黒色の厚紙(Fedrigoni SPX Black)上にこの順序で連続して印刷し、続いて、白色印刷インクによって白色領域ユニットを強化する。
所望の多色デザインで、強力な真珠光沢に加えて、優れた光学的深さおよび仮想3次元性を有する写真画質の鮮明に区切られた印刷画像が得られる。
例3:赤色干渉顔料の調製
70gの粒径5〜25μm(d50=12μm)の天然マイカを脱イオン水1.4L中に懸濁させ、懸濁液を激しく攪拌しながら75℃に加温する。70gの水中の3gのSnCl×5HOの溶液を、pH=2.0で懸濁液にゆっくり計量供給する。32%水酸化ナトリウム溶液を使用してpHを2.0で一定に保つ。その後pHを1.8に下げ、約750gの32%TiCl溶液をこのpHでゆっくり計量供給する。この添加中、32%水酸化ナトリウム溶液を使用してpHを一定に保つ。TiCl溶液の添加は、所望の色の終点に達した時点で終了する。続いて混合物をさらに1時間撹拌し、次いで被覆されたマイカ顔料を濾別し、洗浄し、110℃で15時間乾燥させる。最後に、顔料を850℃で1時間焼成する。
強い赤色干渉色を有する干渉顔料が得られ、これは4.2°の色相角hu’v‘を有する。CIELUV色空間システムにおいて(上記条件下で)同様に決定した色度値C u’v‘は、42.0であり、彩度値S u’v‘は0.69である。マイカ基材上のTiO含有コーティングは、98重量%を超えるルチル型のTiOからなり、約85nmの幾何学的な層厚を有する。
例4:緑色干渉顔料の調製
70gの粒径5〜25μm(d50=12μm)の天然マイカを脱イオン水1.4L中に懸濁させ、懸濁液を激しく攪拌しながら75℃に加温する。70gの水中の3gのSnCl×5HOの溶液を、pH=2.0で懸濁液にゆっくり計量供給する。32%水酸化ナトリウム溶液を使用してpHを2.0で一定に保つ。その後pHを1.8に下げ、約1200gの32%TiCl溶液をこのpHでゆっくり計量供給する。この添加中、32%水酸化ナトリウム溶液を使用してpHを一定に保つ。TiCl溶液の添加は、所望の色の終点に達した時点で終了する。続いて混合物をさらに1時間撹拌し、次いで被覆されたマイカ顔料を濾別し、洗浄し、110℃で15時間乾燥させる。最後に、顔料を850℃で1時間焼成する。
強い緑色干渉色を有する干渉顔料が得られ、これはやや黄色の色合いを有し、118°の色相角hu’v‘を有する。CIELUV色空間システムにおいて(上記条件下で)同様に決定した色度値C u’v‘は、32.0であり、彩度値S u’v‘は0.50である。
マイカ基材上のTiO含有コーティングは、98重量%を超えるルチル型のTiOからなり、約180nmの幾何学的な層厚を有する。
例5:
グラビア印刷方法
グラビア印刷用の市販の印刷インク媒剤(Siegwerk 5036 Verschnitt NC TOF)を含む赤色、緑色および青色の印刷インクを、各場合において、例3からの赤色干渉顔料、例4からの緑色干渉顔料およびPyrisma(R)T30-23 ブルーの添加によって、25重量%の顔料濃度にすることによって調製する。
グラビア印刷方法において、グラビア印刷シリンダー(40L/cm、セル深度45μm、レーザー彫刻)を使用して、赤−緑−青の印刷インクに分離されたモチーフを、黒色の厚紙(Fedrigoni SPX Black)上にこの順序で連続して印刷する。続く白色印刷インクによる白色領域ユニットの強化は実施しない。所望の多色デザインで、強力な真珠光沢、優れた光学的深さおよび仮想3次元性を有する写真画質の鮮明に区切られた印刷画像が得られる。白色領域ユニットは銀白色の光沢を示し、黄色領域ユニットは飽和した光沢のある色彩に現れる。

Claims (20)

  1. 3色の印刷インクを印刷領域ユニットの形態で基材に連続的に適用し、固化する、RGBモードで多色印刷画像を印刷する方法であって、
    3色の印刷インクがそれぞれ赤色、緑色または青色干渉顔料で独占的に着色された印刷インク媒剤からなり、および、3色の印刷インクを構成する印刷インクが各場合において1種以上の赤色干渉顔料、1種以上の緑色干渉顔料または1種以上の青色干渉顔料を含み、互いに並んでおよび/または重ねて位置する、多色の全体的な印刷画像を生じさせる印刷領域ユニットが3色の印刷インクから形成され、
    1種以上の赤色干渉顔料を含む印刷インクおよび1種以上の緑色干渉顔料を含む印刷インクの互いに重なり合う連続適用によって、黄色印刷領域が形成され、および、
    1種の赤色干渉顔料または2種以上の赤色干渉顔料の混合物がCIELUV色空間システムにおいて0°〜25°の範囲の色相角hu’v‘を有し、1種の緑色干渉顔料または2種以上の緑色干渉顔料の混合物が100°〜180°の範囲の色相角hu’v‘を有し、各場合において、測定条件45°/as25°下、黒色基材上の、それぞれのカラー印刷インクを含む、別個の全面コーティングで決定されることを特徴とする、前記方法。
  2. 赤色干渉顔料の色相角hu’v‘が緑色干渉顔料の色相角hu’v‘から90〜160度(deg)の範囲の分離を有することを特徴とする、請求項に記載の方法。
  3. 青色干渉顔料が、測定条件45°/as25°下、黒色基材上の、青色印刷インクを含む、別個の全面コーティングで決定された、CIELUV色空間システムにおける210°〜280°の範囲の色相角hu’v‘を有し、青色干渉顔料の色相角hu’v‘からの緑色干渉顔料の色相角hu’v‘の分離および赤色干渉顔料の色相角hu’v‘からの青色干渉顔料の色相角hu’v‘の分離が、各場合において、90〜160度(deg)の範囲であることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 干渉顔料が、45°/as25°の測定条件下、各場合において黒色基材上にそれぞれのカラー印刷インクを含む、別個の全面コーティングで、CIELUV色空間システムにおいて、以下の彩度値:
    赤色干渉顔料 S u’v‘≧0.6
    青色干渉顔料 S u’v‘≧1.2および
    緑色干渉顔料 S u’v‘≧0.4、
    を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 干渉顔料が、45°/as25°の測定条件下、各場合において黒色基材上にそれぞれのカラー印刷インクを含む、別個の全面コーティングで、CIELUV色空間システムにおいて、以下の色度値:
    赤色干渉顔料 C u’v‘≧30
    青色干渉顔料 C u’v‘≧50および
    緑色干渉顔料 C u’v‘≧25、
    を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 赤色、青色および緑色の干渉顔料が、それぞれ透明で無色の材料の1以上の層で被覆された、透明で無色のフレーク状支持体からなることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 赤色、青色および緑色干渉顔料が5〜45μmの範囲の粒径および<40μmのd90値を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 印刷インクが、赤色−緑色−青色の順で基材に適用されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. カラー印刷インクに加えて、白色干渉顔料で着色され、さらなる着色顔料または染料を含まない印刷インクが適用されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 3色の印刷インクを適用する基材が、紙、厚紙、壁紙、プラスチックフィルム、プラスチック体、金属箔、金属体、織物、ガラス、木材または上記の材料の少なくとも1つを含む複合材料であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 基材が、0〜20の範囲のL値(CIELUV)を有する黒色表面またはカラー表面を有することを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 方法が、平版印刷方法、グラビア印刷方法、レリーフ印刷方法、スクリーン印刷方法またはデジタル印刷方法であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 各印刷インクが、0.2〜250μmの範囲の乾燥層厚で適用されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法によって製造された印刷物。
  15. 装飾品または芸術品における請求項14に記載の印刷物の使用。
  16. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法のための赤色干渉顔料であって、フレーク状透明基材および該基材上のコーティングからなり、ここでコーティングはコーティングの重量に基づいて少なくとも85重量%の二酸化チタンおよび/または二酸化チタン水和物からなり、およびここで赤色干渉顔料が、測定条件45°/as25°下、黒色基材上の、赤色干渉顔料で独占的に着色された赤色印刷インクを含む、別個の全面コーティングで決定された、CIELUV色空間システムにおける0°〜10°の範囲の色相角hu’v‘を有する、前記赤色干渉顔料。
  17. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法のための緑色干渉顔料であって、フレーク状透明基材および該基材上のコーティングからなり、ここでコーティングはコーティングの重量に基づいて少なくとも85重量%の二酸化チタンおよび/または二酸化チタン水和物からなり、およびここで緑色干渉顔料が、測定条件45°/as25°下、黒色基材上の、緑色干渉顔料で独占的に着色された緑色印刷インクを含む、別個の全面コーティングで決定された、CIELUV色空間システムにおける100°〜130°の範囲の色相角hu’v‘を有する、前記緑色干渉顔料。
  18. 赤色干渉顔料で独占的に着色された印刷インク媒剤からなり、ここで赤色干渉顔料が本質的に請求項16に記載の赤色干渉顔料である、印刷インク。
  19. 緑色干渉顔料で独占的に着色された印刷インク媒剤からなり、ここで緑色干渉顔料が本質的に請求項17に記載の緑色干渉顔料である、印刷インク。
  20. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法における、請求項18に記載の印刷インクおよび請求項19に記載の印刷インクのカラー印刷インクとしての使用。
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