JP6910918B2 - ワードローブ及び収納システム - Google Patents

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Description

本発明は、ワードローブ及び収納システムに関する。
各種の衣類(例えば、コートやジャケット等)を収容する什器として、ワードローブが用いられている。ワードローブは、左右方向に間隔をあけて設けられた一対の側板と、一対の側板の間に架設され、左右方向に延びる支持杆(例えば、パイプ等)と、を備えている。
ワードローブでは、衣類を掛けるハンガーを、支持杆に対し、左右方向に複数係止することで、複数の衣類を収容できる。この場合、ハンガーおよびハンガーに掛ける衣類は、その幅方向(肩幅方向)を、ワードローブの奥行き方向(前後方向)に沿わせた状態となる。
ところで、このようなワードローブは、特許文献1等に開示されているように、支持杆が、側板の奥行き方向の中央部に配置され、側板の奥行き方向の寸法は、ハンガーおよびハンガーに掛ける衣類の幅寸法よりも大きく設定されている。これにより、ハンガーおよびハンガーに掛ける衣類は、その幅方向の全体が、ワードローブ内に収容される。
特開2010−116772号公報
しかしながら、特許文献1等に開示されるワードローブにおいては、側板の奥行き方向の寸法が、ハンガーおよびハンガーに掛ける衣類の幅寸法よりも大きいため、利用者は、ワードローブのほぼ正面に位置しないと、ワードローブ内の衣類を視認することができない。これにより、ワードローブに対し、左右方向や斜め前方からでは、ワードローブ内の衣類を視認しにくい。したがって、複数のハンガーに掛けられた衣類の中から目的の衣類を見つけにくい場合がある。また、左右方向や斜め前方からではワードローブ内へのアクセス性が低く、ワードローブから衣類を出し入れしにくい。
そこでなされた本発明の目的は、ワードローブに収容された衣類の視認を容易に行うとともに、ワードローブ内のハンガーや衣類へのアクセス性を向上させることのできるワードローブ及び収納システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るワードローブは、床面上に立設され、左右方向に間隔をあけて対向する一対の側板と、一対の前記側板同士の間に設けられ、前記左右方向に延びて、衣類を掛けるハンガーが1以上係止される支持杆と、前記支持杆よりも高い位置に、一対の前記側板の間に架設された上部連結部材と、を備え、前記側板に対する前記支持杆の前後方向の位置は、前記ハンガーの幅方向を前記前後方向に沿わせて前記ハンガーを前記支持杆に係止させた状態で、前記ハンガーの前記幅方向の一部が、前記側板よりも前方に突出するように設定され、前記上部連結部材は、前記支持杆よりも後方に配置されている
このような構成によれば、ハンガーの幅方向を前後方向に沿わせてハンガーを支持杆に係止させた状態で、ハンガーの幅方向の一部が側板の前端よりも前方に突出するようにした。これにより、ワードローブに対し、左右方向の側方や、斜め前方からであっても、ワードローブ内のハンガーや、ハンガーに掛けた衣類を視認し易くなる。したがって、例えば、複数のハンガーに掛けられた衣類の中から目的の衣類を見つけ易くなる。また、衣類をワードローブに出し入れする際に、ワードローブの正面からでなくても、衣類やハンガーにアクセスし易くなる。
このように構成によれば、上部連結部材によって側板同士を連結することで、ワードローブの強度を確保できる。
特に、支持杆よりも高い位置に上部連結部材を備える場合であっても、支持杆の上方が上部連結部材によって覆われることがない。これによって、支持杆に係止されたハンガーに掛けた衣類に、上方からの自然光や照明光が良好に当たり、衣類の視認性が高まる。
本発明の一態様に係るワードローブにおいて、前記側板は、前記前後方向の長さ寸法が、前記ハンガーの幅寸法よりも小さくしてもよい。
このように構成することで、ハンガーの幅方向の一部を、側板の前端よりも前方に確実に突出させることができる。
本発明の一態様に係るワードローブにおいて、前記側板は、前記前後方向の長さ寸法が、350mm以下であってもよい。
このように構成することで、一般的なハンガーの幅方向の寸法である400mm〜450mmよりも、側板の前後方向の長さ寸法が小さくなり、ハンガーの幅方向の一部を、側板よりも前方に確実に突出させることができる。
本発明の一態様に係るワードローブにおいて、前記支持杆は、前記側板の前記前後方向の中央よりも前方に配置されていてもよい。
このように構成することで、ハンガーの幅方向の一部を、側板よりも前方に容易に突出させることができる。
本発明の一態様に係るワードローブにおいて、前記側板の前端と前記支持杆との前記前後方向の間隔が75mm以上150mm以下の範囲に設定されていてもよい。
このように構成することで、一般的に幅方向の寸法が400mm〜450mmであるハンガーを支持杆に係止させた場合、ハンガーの幅方向の一部を、側板よりも前方に容易に突出させることができる。
本発明の一態様に係るワードローブにおいて、前記支持杆は、前記ハンガーにおける前記幅方向の1/3以上1/2未満の範囲が、前記側板よりも前方に突出するよう配置されていてもよい。
このように構成することで、ワードローブに対し、左右方向の側方や、斜め前方からであっても、ワードローブ内のハンガーに掛けた衣類が視認し易くなる。
本発明の一態様に係るワードローブにおいて、前記支持杆よりも低い位置に、一対の前記側板の間に架設された下部連結部材を備えていてもよい。
このように構成することで、下部連結部材によって側板同士を連結することで、ワードローブの強度を確保できる。
本発明の一態様に係るワードローブにおいて、前記支持杆の両端部は、一対の前記側板に連結されていてもよい。
このように構成することで、支持杆は、側板の前端側に偏って設けられるため、側板の前端側において、一対の側板同士を連結する部材として機能させることもできる。したがって、支持杆よりも後方に上部連結部材や後部連結部材を配置する場合、前方の支持杆と、上部連結部材や後部連結部材と、によって一対の側板同士を前後方向でバランスよく連結することができる。
本発明の一態様に係る収納システムは、箱状のロッカーと、前記ロッカーに隣り合って配置された上記態様のワードローブと、を備える。
このように構成することで、衣類を掛けたハンガーの一部を露出させてワードローブに収納するオープン収納と、ロッカーに利用者毎の物品を収納するクローズド収納とを兼ね備えた収納システムを構築することができる。
本発明の一態様に係る収納システムにおいて、箱状のロッカーと、前記ロッカーに隣り合って配置されたワードローブと、を備え、前記ワードローブは、床面上に立設され、左右方向に間隔をあけて対向する一対の側板と、一対の前記側板同士の間に設けられ、前記左右方向に延びて、衣類を掛けるハンガーが1以上係止される支持杆と、を備え、前記側板に対する前記支持杆の前後方向の位置は、前記ハンガーの幅方向を前記前後方向に沿わせて前記ハンガーを前記支持杆に係止させた状態で、前記ハンガーの前記幅方向の一部が、前記側板よりも前方に突出するように設定され、前記ロッカーは、前記ワードローブの後方で前記左右方向に開口を向けた状態で配置されている。
本発明の一態様に係る収納システムにおいて、前記ロッカーは、前記ワードローブの後方において前記前後方向に複数配列されてロッカー列を構成してもよい。
このように構成することで、複数のロッカーに、利用者毎の物品を個別に収納し、ワードローブに、複数の利用者の衣類をまとめて収納するような利用方法の収納システムを提供することができる。
本発明の一態様に係る収納システムにおいて、前記ワードローブの前記側板の前記前後方向の長さ寸法は、前記ロッカーの前記第一方向における幅寸法と同一であってもよい。
このように構成することで、ワードローブの側板と、ロッカーの幅寸法とが同一であるので、収納システムを、第一方向に直交する第二方向から視たときに、統一感のある良好な体裁を呈することができる。
本発明の態様に係るワードローブおよび収納システムによれば、ワードローブに収容された衣類の視認を容易に行うとともに、ワードローブ内のハンガーや衣類へのアクセス性を向上させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る収納システムの全体構成を示す斜視図である。 上記ワードローブの側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るワードローブおよび収納システムの実施形態を説明する。しかし、本発明は以下の実施形態のみに限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る収納システム1の全体構成を示す斜視図である。
図1に示すように、収納システム1は、例えば更衣室や脱衣所等、複数の利用者が着替え等を行ったり、荷物を保管したりする場所に設置される。但し、収納システム1の設置場所は、上記施設に限られない。
収納システム1は、ロッカー10と、ロッカー10に隣り合って配置されたワードローブ20と、を備える。
ロッカー10は、箱状をなしている。ロッカー10は、一方向に開口を有したロッカー本体11と、上記開口を開閉可能にロッカー本体11に設けられた扉12と、を備える。本実施形態において、ロッカー10は、床面Fの接線方向のうち第一方向Daに沿って複数配列されることで、ロッカー列13を構成している。ロッカー列13において、第一方向Daで隣り合うロッカー10同士は、第一方向Daで互いに対向する対向面同士が近接又は当接した状態で配列されている。
本実施形態の収納システム1は、上述したロッカー列13が床面Fの接線方向のうち第一方向Daに直交する第二方向Dbに二列並んでいる。各ロッカー列13は、各ロッカー10の背面同士を近接又は当接した状態で配列されている。一のロッカー列13を構成するロッカー10は、第二方向Dbにおいて他のロッカー列13とは反対側を向く方向に扉12を向けて配置されている。
図2は、上記ワードローブ20の側面図である。
図1、図2に示すように、ワードローブ20には、1以上のハンガー30が吊り下げられた状態で収容される。ハンガー30は、ハンガー本体31と、フック部32と、を有している。ハンガー本体31は、下方に向かうに従い互いに離間する方向に二股に延在している。ハンガー本体31は、衣類Wの内側に挿入され、衣類Wの肩部分を支持する。なお、ハンガー本体31の一般的な幅寸法Lw(図示の例では、ハンガー本体31の前後寸法)は、例えば400mm〜450mmである。
フック部32は、ハンガー本体31の中央部から上方に立設されている。フック部32は、ワードローブ20の後述する支持杆25に吊り下げ可能に構成されている。なお、ハンガー30の構成は、適宜変更が可能である。
ワードローブ20は、一対の側板21と、上部棚板22と、下部棚板23と、背板24と、支持杆25と、を備えている。
一対の側板21は、床面F上に立設され、ワードローブ20に正対したときの左右方向D1(第二方向Db)に間隔をあけて互いに平行に配置されている。
上部棚板22は、平板状で、一対の側板21の上部同士を連結するよう、一対の側板21の間に架設されている。
下部棚板23は、上部棚板22よりも低い位置に配置されている。下部棚板23は、平板状で、一対の側板21の下部同士を連結するよう、一対の側板21の間に架設されている。
背板24は、一対の側板21同士を、上部棚板22および下部棚板23に対して前後方向D2(第一方向Da)の後方で連結する。背板24は、側板21と同等の高さになっている。背板24は、一対の側板21の後端21rの間を閉塞する。
支持杆25は、一対の側板21同士の間に設けられ、左右方向D1に延びている。支持杆25は、上部棚板22よりも低く、下部棚板23よりも高い位置に配置されている。支持杆25の両端部は、一対の側板21に連結されている。
このような支持杆25には、上述したハンガー30が、左右方向D1に間隔をあけて1以上係止される。ハンガー30は、その幅方向Dwを、ワードローブ20の前後方向D2に沿わせた状態で、支持杆25に係止される。
図2に示すように、このようなワードローブ20において、ハンガー30の幅方向Dwを前後方向D2に沿わせてハンガー30を支持杆25に係止させた状態で、ハンガー30の幅方向Dwの一方の側の一部30s(本実施形態ではハンガー本体31の前端部)が、側板21の前端21fよりも前後方向D2の前方に突出するよう、支持杆25の前後方向D2の位置が設定されている。ここで、支持杆25は、ハンガー30における幅方向Dwの1/3以上1/2未満の範囲が、側板21の前端21fよりも前方に突出するよう配置するのが好ましい。より具体的には、支持杆25は、ハンガー30が、100mm〜150mm程度、側板21の前端21fよりも前方に突出するよう配置するのが好ましい。
このため、側板21は、前後方向D2の長さ寸法L1が、ハンガー30の幅寸法Lwよりも小さく設定されている。具体例を挙げると、側板21は、前後方向D2の長さ寸法L1が350mm以下に設定されている。上述したようにハンガー30(ハンガー本体31)の一般的な幅寸法Lwは例えば400mm〜450mmであるため、側板21の長さ寸法L1を350mmとした場合、ハンガー30の幅方向Dwの一部30sが、側板21の前端21fよりも前方に突出する。
支持杆25は、側板21の前後方向D2の中央21cよりも前方に配置されている。側板21の前端21fと、支持杆25(支持杆25の中心)と、の前後方向D2の間隔は、75mm以上150mm以下の範囲Lcに設定されている。このような位置に支持杆25を配置すると、一般的な幅寸法Lw(400〜450mm)を有するハンガー30の場合、ハンガー30の幅方向Dwの一部30sが、側板21の前端21fよりも前方に突出する。
支持杆25は、前後方向D2における背板24までの寸法L3が、ハンガー30の幅寸法Lwの1/2以上となるように配置するのが好ましい。これにより、ハンガー30およびハンガー30に掛けた衣類Wが、背板24に干渉するのを抑える。
このような支持杆25よりも高い位置に配置された前記上部棚板22は、その前端部22fが、前後方向D2において、支持杆25よりも後方に位置するよう配置されている。
ここで、上部棚板22の前後方向D2の長さL4は、200mm以上に設定するのが好ましい。これにより、上部棚板22上に様々な物品を載置するために有効なスペースが確保される。
図1に示すように、このようなワードローブ20は、上記ロッカー列13における第一方向Daの一方の端部に隣り合っている。ワードローブ20は、背板24を、各ロッカー列13における第一方向Daの一方を向く面に近接又は当接させて配置されている。これにより、ワードローブ20は、その前後方向D2を第一方向Daに一致させ、左右方向D1を第二方向Dbに一致させて配置されている。
ここで、ワードローブ20の側板21は、その前後方向D2の長さ寸法L1が、ロッカー10の第一方向Daにおける幅寸法Lrと同一となるように設定するのが好ましい。これにより、収納システム1を、第二方向Dbから視たときに、第一方向Daにおいて同一寸法を有した側板21と、各ロッカー10とが並ぶことになる。
ワードローブ20の左右方向Dbの幅寸法L5は、各ロッカー列13の第二方向Dbにおける合計幅Lsと同一となるように設定することが好ましい。これにより、一方の側板21および一方のロッカー列13における第二方向Dbの一方を向く面同士と、他方の側板21および他方のロッカー列13における第二方向Dbの他方を向く面同士と、が面一に配置される。
このような収納システム1は、例えば、各ロッカー10を、複数の利用者の一人一人が個別に利用し、ワードローブ20を複数の利用者で共有するような使用形態で利用することができる。
ワードローブ20は、各利用者の衣類Wをハンガー30に掛け、支持杆25に係止させることができる。ワードローブ20においては、支持杆25にハンガー30の幅方向Dwを前後方向D2に沿わせて係止させた状態で、ハンガー30の幅方向Dwの一部が、側板21の前端21fよりも前方に突出する。これにより、ワードローブ20に対し、左右方向D1の側方や、斜め前方からであっても、利用者は、ワードローブ20内のハンガー30に掛けた衣類Wの一部を容易に視認することができる。
上述したようなワードローブ20は、ハンガー30の幅方向Dwの一部30sが、側板21の前端21fよりも前方に突出するようにした。これにより、ワードローブ20に対し、左右方向D1の側方や、斜め前方からであっても、ワードローブ20内のハンガー30に掛けた衣類Wを容易に視認することができる。したがって、例えば、利用者は、複数のハンガー30に掛けられた衣類Wの中から目的の衣類Wを見つけたり、衣類Wの有無を確認したりし易くなる。また、利用者は、衣類Wをワードローブ20に出し入れする際に、ワードローブ20の正面からでなくても、衣類Wやハンガー30にアクセスし易くなる。
その結果、ワードローブ20に収容された衣類Wの視認を容易に行うとともに、ワードローブ20内のハンガー30や衣類Wへのアクセス性を向上させることが可能となる。
側板21は、前後方向D2の長さ寸法L1が、ハンガー30の幅寸法Lwよりも小さいので、ハンガー30の幅方向Dwの一部30sを、側板21の前端21fよりも前方に確実に突出させることができる。
側板21は、前後方向D2の長さ寸法L1が、350mm以下である。このように構成することで、一般的なハンガー30の幅方向Dwの寸法である400mm〜450mmよりも、側板21の前後方向D2の長さ寸法L1が小さくなり、ハンガー30の幅方向Dwの一部30sを、側板21の前端21fよりも前方に確実に突出させることができる。
支持杆25は、側板21の前後方向D2の中央21cよりも前方に配置されている。このように構成することで、ハンガー30の幅方向Dwの一部30sを、側板21の前端21fよりも前方に容易に突出させることができる。
側板21の前端21fと、支持杆25と、の前後方向D2の間隔が75mm〜150mmの範囲Lcに配置されている。このように構成することで、一般的に幅寸法Lwが400mm〜450mmであるハンガー30を支持杆25に係止させた場合、ハンガー30の幅方向Dwの一部30sを、側板21の前端21fよりも前方に突出させることができる。
支持杆25は、ハンガー30における幅方向Dwの1/3以上1/2未満の範囲が、側板21の前端21fよりも前方に突出するよう配置されている。このように構成することで、ワードローブ20に対し、左右方向D1の側方や、斜め前方からであっても、ワードローブ20内のハンガー30に掛けた衣類Wが視認し易くなる。
本実施形態では、上部棚板22、下部棚板23および背板24が一対の側板21の間に架設されているため、ワードローブ20の強度を確保できる。
特に、支持杆25よりも高い位置に配置された上部棚板22が、支持杆25よりも後方に配置されている。このように構成することで、支持杆25の鉛直上方が平板状の上部棚板22によって覆われることがない。これによって、支持杆25に係止されたハンガー30に掛けた衣類Wに、上方からの自然光や照明光が良好に当たり、衣類Wの視認性が高まる。
一対の側板21の間を連結する連結部材のうち、上部棚板22および下部棚板23が物品を載置可能な棚板としての機能を有しているため、ワードローブ20における物品の収納性を向上させることができる。
支持杆25の両端部は、一対の側板21に連結されている。このように構成することで、支持杆25が、一対の側板21同士を連結する補強要素としても機能する。支持杆25は、側板21の前端21f側に偏って設けられるため、側板21の前端21f側において、一対の側板21同士を連結する部材として機能させることもできる。したがって、側板21の後方側に配置された上部棚板22や背板24と、側板21の前方側に配置された支持杆25と、で一対の側板21同士を前後方向D2でバランスよく連結することができる。
上述したような収納システム1は、箱状のロッカー10と、ロッカー10に隣り合って配置されたワードローブ20と、を備える。
このように構成することで、衣類Wを掛けたハンガー30の一部30sを露出させてワードローブ20に収納するオープン収納と、ロッカー10内に利用者毎の物品を収納するクローズ収納とを兼ね備えた収納システム1を構築することができる。
また、ワードローブ20は、ハンガー30の幅方向Dwの一部30sが、側板21の前端21fよりも前方に突出しているので、収容された衣類Wの視認を容易に行うとともに、ワードローブ20内のハンガー30や衣類Wへのアクセス性を向上させることが可能となる。
ワードローブ20は、ロッカー列13における第一方向Daの一方の端部に隣り合っている。このように構成することで、例えば、複数のロッカー10に、利用者毎の物品を個別に収納し、ワードローブ20に、複数の利用者の衣類Wをまとめて収納するような利用形態の収納システム1を提供することができる。
ワードローブ20の側板21の前後方向D2の長さ寸法L1は、ロッカー10の第一方向Daにおける幅寸法Lrと同一である。このように構成することで、収納システム1を、第一方向Daに直交する第二方向Dbから視たときに、統一感のある良好な体裁を呈することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明のワードローブおよび収納システムは、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、一対の側板21同士を連結する連結部材として、上部棚板22、下部棚板23、背板24を備えるようにしたが、これらのうちの少なくとも一つのみを備えるようにしてもよい。連結部材は、板状に限らず、棒状、パイプ状等であってもよい。
上記実施形態の収納システムにおいて、ワードローブ20を、ロッカー列13における第一方向Daの一方の側の端部に隣り合うように配置したが、第一方向Daの両方の端部にそれぞれ配置してもよい。
さらに、上記実施形態のワードローブ20は、ロッカー10と組み合わせずに、他の什器と組み合わせて配置してもよいし、ワードローブ20を単体で設置してもよい。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 収納システム
10 ロッカー
13 ロッカー列
20 ワードローブ
21 側板
21c 中央
21f 前端
22 上部棚板(上部連結部材)
23 下部棚板(下部連結部材)
25 支持杆
30 ハンガー
30s 一部
D1 左右方向
D2 前後方向
Da 第一方向
Db 第二方向
Dw 幅方向
F 床面
L1 側板の前後方向の長さ寸法
Lr ロッカーの第一方向における幅寸法
Lw ハンガーの幅寸法
W 衣類

Claims (4)

  1. 床面上に立設され、左右方向に間隔をあけて対向する一対の側板と、
    一対の前記側板同士の間に設けられ、前記左右方向に延びて、衣類を掛けるハンガーが1以上係止される支持杆と
    前記支持杆よりも高い位置に、一対の前記側板の間に架設された上部連結部材と、を備え、
    前記側板に対する前記支持杆の前後方向の位置は、前記ハンガーの幅方向を前記前後方向に沿わせて前記ハンガーを前記支持杆に係止させた状態で、前記ハンガーの前記幅方向の一部が、前記側板よりも前方に突出するように設定され
    前記上部連結部材は、前記支持杆よりも後方に配置されているワードローブ。
  2. 箱状のロッカーと、
    前記ロッカーに隣り合って配置されたワードローブと、を備え、
    前記ワードローブは、
    床面上に立設され、左右方向に間隔をあけて対向する一対の側板と、
    一対の前記側板同士の間に設けられ、前記左右方向に延びて、衣類を掛けるハンガーが1以上係止される支持杆と、を備え、
    前記側板に対する前記支持杆の前後方向の位置は、前記ハンガーの幅方向を前記前後方向に沿わせて前記ハンガーを前記支持杆に係止させた状態で、前記ハンガーの前記幅方向の一部が、前記側板よりも前方に突出するように設定され、
    前記ロッカーは、前記ワードローブの後方で前記左右方向に開口を向けた状態で配置されている収納システム。
  3. 前記ロッカーは、前記ワードローブの後方において前記前後方向に複数配列されてロッカー列を構成する請求項2に記載の収納システム。
  4. 前記ワードローブの前記側板の前記前後方向の長さ寸法は、前記ロッカーの前記前後方向における幅寸法と同一である請求項2又は請求項3に記載の収納システム。
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