JP6906246B2 - 火葬システム及び火葬方法 - Google Patents

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Description

本発明は、火葬システム及び火葬方法に関する。
処理能力が飽和状態にある首都圏の葬儀場(火葬システム)は、平常時でも、故人が亡くなってから火葬されるまでに7日程度の順番待ちを余儀なくされることがある。このため、火葬システムには、稼働効率の向上が求められる。
従来から多くの葬儀場で使用されている台車式の火葬システムは、棺を積載する台車が移動用の駆動部を備え、台車が、告別・収骨室で積載された棺を、棺を燃焼する主燃焼室(火葬炉)まで運搬し、棺が台車に積載された状態で燃焼(火葬)される。従来の台車式の火葬システムは、台車に積載された棺(御遺体)が台車の上で火葬されるため、従前のロストル式の火葬炉と比して、棺の火葬残分である遺骨がきれいに残るという利点を有している。従来の台車式の火葬システムとして、本出願人による特許文献1に記載された火葬システムがある。
特開2019−060546号公報
火葬は、1回の過程が、告別等、火葬、台車及び遺骨の冷却、収骨、清掃等及び次の火葬の準備、から構成される。しかし、従来の台車式の火葬システムは、棺と共に台車まで燃焼されるため、台車及び遺骨の冷却に時間を要し、火葬システムの稼働効率を上げることができないという課題があった。
これらの課題に対して、本出願人は、台車式でもなく、ロストル式でもなく、新規の火葬システムを提案するものである。つまり、本発明に係る火葬システムは、これらの課題を解決し、従来の台車に相当する燃焼台の冷却時間の短縮を図り、ひいては、稼働効率を上げることができる火葬システムを提供すること、を目的とする。
本発明に係る火葬システムは、棺を燃焼させる主バーナを備えた主燃焼室と、該主燃焼室に隣接して設けられた前室と、該主燃焼室と該前室との間に設けられた燃焼室扉と、を備える火葬システムであって、
該棺を積載し燃焼させる燃焼台と、該燃焼台を移動させる移載機と、を備え、
該移載機は、該燃焼台を昇降させる昇降機構と、該主燃焼室と該前室とを往来可能にする往来手段と、を備え、
該主燃焼室に、該燃焼台を係止させる係止枠部が設けられていることを特徴とする。
なお、火葬システムの前後は、前が前室側で、後が主燃焼室(火葬炉)側であり、火葬システムの左右は、前から後ろを見た際の左右であり、火葬システムの上下は、火葬システムが設置された状態の上下である。
本発明の火葬システムによれば、移載機が、往来手段を備えることにより、棺を積載した燃焼台を、主燃焼室と前室との間を運搬することができ、また、昇降機構を備えることにより、燃焼台を主燃焼室の係止枠部に降ろして係止させることができる。燃焼(火葬)時、棺を載せた燃焼台のみが主燃焼室に搬入され、従来の台車の往来手段となる移載機は、主燃焼室の外側となる前室に移動され、主燃焼室からの燃焼熱をほとんど受けなくなる。このため、本発明の火葬システムは、燃焼台が往来手段を備えないため、従来の台車式の火葬システムの台車と比較して、冷却に要する時間の短縮を図ることができ、ひいては、稼働効率を上げることができる火葬システムを提供することができる。
ここで、前記火葬システムにおいて、前記主燃焼室の下壁から前記前室の下壁にかけて、前後方向に2本の条鉄が設置され、前記移載機の底面に、前記往来手段として、該条鉄の上を移動可能な従動輪が備えられた構成とすることができる。
これによれば、移載機が条鉄の上を従動輪によって移動することができるため、主燃焼室と前室との移動を容易に行うことができる。
また、前記火葬システムにおいて、前記移載機は、基台となる移載機枠体と、前記燃焼台を支持する昇降ベッドと、を備え、
前記昇降機構は、該移載機枠体又は該昇降ベッドに備えられ、周縁カムの回転によって該昇降ベッドを昇降させるものとすることができる。
これによれば、昇降機構が周縁カムの回転による昇降であるため、移載機の部品数を少なくすることができ、火葬システムの設備としての簡略化を図ることができる。
また、前記火葬システムにおいて、前記前室の左側と右側のそれぞれに、前記燃焼台を係止させ且つ前後方向に滑動させることが可能な複数の燃焼台ローラが前後方向に並んで設けられ、
左右の該燃焼台ローラの間隔が、前記昇降ベッドの幅以上、前記燃焼台の幅未満、であるものとすることができる。
これによれば、燃焼(火葬)後に、火葬残分である遺骨を載せた燃焼台を、移載機によって燃焼台ローラの上に運搬し、昇降機構によって移載機から燃焼台ローラに降ろすことができる。燃焼台ローラに降ろされた燃焼台は、燃焼台ローラによって滑動させることにより前室からその外に搬出させることができる。
また、前記火葬システムにおいて、前記燃焼台の上に、前記棺を載せる棺台座を備え、
前記前室の前記燃焼台ローラの上側の左側と右側のそれぞれに、前記棺を係止させ且つ前後方向に滑動させることが可能な複数の棺ローラが前後方向に並んで設けられ、
左右の該棺ローラの間隔が、該棺台座の幅以上、該棺の幅未満、であるものとすることができる。
これによれば、火葬前、棺ローラに棺を滑動させ係止めさせることができ、移載機が、棺を、昇降機構によって棺ローラから持ち上げ、燃焼台に積載させることができる。
また、前記火葬システムにおいて、前記棺ローラに、軸方向に延長可能な延長ローラが設けられていることを特徴とする。
これによれば、左側と右側の棺ローラの間隔を調整することができ、横幅が異なる棺であっても火葬を行なうことができる。
また、本発明に係る火葬システムは、棺を燃焼させる主バーナを備えた主燃焼室と、該主燃焼室に隣接して設けられた前室と、該主燃焼室と該前室との間に設けられた燃焼室扉と、を備える火葬システムであって、
前記前室の下壁に、冷却機構として冷却送風ダクトを備え、
該冷却送風ダクト、該冷却送風ダクトに送風する送風機が備えられ、該冷却送風ダクトの上面に、送風口が設けられていることを特徴とする。
これによれば、前室に送風を行なうことによって、前室の冷却を行うことができ、燃焼台の冷却に要する時間の短縮を図ることができる。
また、前記火葬システムにおいて、前記冷却送風ダクトの前記主燃焼室側に、主燃焼室に通じる送風口が設けられているものとすることができる。
これによれば、主燃焼室に冷却送風を送り込むことができ、主燃焼室の冷却の促進を図ることができる。
また、本発明に係る火葬システムは、棺を燃焼させる主バーナを備えた主燃焼室と、該主燃焼室に隣接して設けられた前室と、該主燃焼室と該前室との間に設けられた燃焼室扉と、を備える火葬システムであって、
前記前室の下壁に、冷却機構として冷却剤導入管を備え、
該冷却剤導入管、該冷却剤導入管に冷却剤を送給する冷却剤送給機が備えられ、該冷却剤導入管から上方に冷却剤を噴出する噴出口が設けられていることを特徴とする。
これによれば、前室に冷却剤を噴出させて、前室の冷却を行うことができ、燃焼台の冷却に要する時間の短縮を図ることができる。
また、前記火葬システムは、前記棺を積載し燃焼させる燃焼台と、該燃焼台を移動させる移載機と、を備え、
該移載機は、該燃焼台を昇降させる昇降機構と、前記主燃焼室と前記前室とを往来可能にする往来手段と、を備え、
該主燃焼室に、該燃焼台を係止させる係止枠部が設けられ、
該移載機は、基台となる移載機枠体と、該燃焼台を支持する昇降ベッドと、を備え、
該昇降機構は、該移載機枠体又は該昇降ベッドに備えられ、周縁カムの回転によって該昇降ベッドを昇降させ、
該移載機の該移載機枠体の略中央部分に上下方向の貫通孔が形成され、該昇降ベッドの略中央部分に上下方向の貫通孔が形成されているものとすることができる。
これによれば、移載機が上下方向に貫通され、冷却送風ダクトの送風口からの送風又は冷却剤導入管の噴出口からの冷却剤を、直接燃焼台に当てることができ、燃焼台の冷却に要する時間の短縮を図ることができる。
また、本発明に係る火葬方法は、前記火葬システムを用いた火葬方法であって、前記燃焼台に前記棺を積載する積載過程と、該積載過程後に行われる、該棺が配置された該燃焼台を該移載機によって前記前室から前記主燃焼室の前記係止枠部に係止させる搬入過程と、該搬入過程後に行われる、該移載機を該前室に避難させる避難過程と、該避難過程後に行われる、前記主バーナの燃焼による火葬過程と、該火葬過程後に行われる、該棺の火葬残分と共に該燃焼台を該移載機によって該主燃焼室から該前室に搬出する搬出過程と、を有することを特徴とする。
本発明の火葬方法によれば、避難過程において移載機を前室に避難させた後に、火葬を行い、移載機が受ける熱量を抑制することができる。このため、従来の台車に相当する燃焼台の冷却に要する時間の短縮を図ることができる。
また、冷却機構として冷却送風ダクトを備える前記火葬システムを用いた火葬方法であって、前記燃焼台に前記棺を積載する積載過程と、該積載過程後に行われる、該棺が配置された該燃焼台を該移載機によって前記前室から前記主燃焼室の前記係止枠部に係止させる搬入過程と、該搬入過程後に行われる、該移載機を該前室に避難させる避難過程と、該避難過程後に行われる、前記主バーナの燃焼による火葬過程と、該火葬過程後に行われる、該棺の火葬残分と共に該燃焼台を該移載機によって該主燃焼室から該前室に搬出する搬出過程と、該搬出過程後に行われる、該冷却送風ダクトの該送風口からの送風により該燃焼台を冷却する送風冷却過程と、を有するものとすることができる。
これによれば、送風冷却過程で燃焼台を強制的に冷却することができるため、冷却時間の短縮を図ることができる。
また、冷却機構として冷却剤導入管を備える前記火葬システムを用いた火葬方法であって、前記燃焼台に前記棺を積載する積載過程と、該積載過程後に行われる、該棺が配置された該燃焼台を該移載機によって前記前室から前記主燃焼室の前記係止枠部に係止させる搬入過程と、該搬入過程後に行われる、該移載機を該前室に避難させる避難過程と、該避難過程後に行われる、前記主バーナの燃焼による火葬過程と、該火葬過程後に行われる、該棺の火葬残分と共に該燃焼台を該移載機によって該主燃焼室から該前室に搬出する搬出過程と、該搬出過程後に行われる、該冷却剤導入管の該噴出口からの冷却剤の噴出により該燃焼台を冷却する冷却剤冷却過程と、を有するものとすることができる。
これによれば、冷却剤冷却過程で燃焼台を強制的に冷却することができるため、冷却時間の短縮を図ることができる。
また、前記火葬方法において、前記冷却剤が液体窒素であるものとすることができる。
これによれば、液体窒素によって、好適に燃焼台を冷却することができる。
本発明の火葬システムによれば、移載機が、往来手段を備えることにより、棺を積載した燃焼台を、主燃焼室と前室との間を運搬することができ、また、昇降機構を備えることにより、燃焼台を主燃焼室の係止枠部に降ろして係止させることができる。燃焼(火葬)時、棺を載せた燃焼台のみが主燃焼室に搬入され、従来の台車の往来手段となる移載機は、主燃焼室の外側となる前室に移動され、主燃焼室からの燃焼熱をほとんど受けなくなる。このため、本発明の火葬システムは、燃焼台が往来手段を備えないため、従来の台車式の火葬システムの台車と比較して、冷却に要する時間の短縮を図ることができる。
本発明の一実施形態の火葬システムの前後方向縦断面図である。 図1のII−II線断面図で、棺を棺ローラに載せ、燃焼台を燃焼台ローラに載せ、移載機を燃焼台ローラの下に移動した状態の、前室の左右方向縦断面図である。 図2から、移載機の昇降ベッドを上げ、移載機が燃焼台と棺を持ち上げた状態の、前室の左右方向縦断面図である。 図1のIV−IV線断面図で、燃焼台と棺を持ち上げた移載機が搬入された状態の、主燃焼室の左右方向縦断面図である。 図4から、燃焼台を主燃焼室の係止枠部に係止させ、移載機を前室に避難させた状態の、主燃焼室の左右方向縦断面図である。 冷却機構の概略平面図である。 冷却剤送給機の概略図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の火葬システムは、台車式でもなく、ロストル式でもなく、移載機2が、棺Cを載せた燃焼台1を、前室7と主燃焼室5との間を運搬する方式の火葬システムである。
図1に示すように、実施形態の火葬システムは、火葬システムの後方の下側に、遺体を火葬(燃焼)する主燃焼室5(火葬炉)が備えられ、主燃焼室5の上側に、火葬の際に発生する煤煙を再燃焼させる再燃焼室6が備えられ、主燃焼室5の前側に、棺Cの搬入口であり、遺骨(棺Cの火葬残分)を冷却する前室7が備えられ、主燃焼室5と前室7との間には、主燃焼室5を隔離する燃焼室扉55が備えられている。実施形態の火葬システムには、棺Cを積載し燃焼させる燃焼台1と、燃焼台1を移動させる移載機2とが備えられている。移載機2は、燃焼台1を昇降させる昇降機構24と、底面に往来手段としての4つの従動輪23を備え、主燃焼室5の下壁5aから前室7の下壁7aにかけて設置された、前後方向に2本の条鉄9の上を移動可能にしている。
燃焼台1は、棺Cを運搬し棺Cを火葬(燃焼)する場となる台であり、移載機2によって、前室7と主燃焼室5との間を行き来し、火葬後の収骨の際には、運搬車(図示せず)によって、前室7の前側の告別・収骨室(図示せず)にも行き来するものである。
図1〜図3に示すように、燃焼台1の燃焼台本体10は、基台となる燃焼台本体10を形成する鋼材がプレス加工され、棺Cを載せ火葬後の火葬残分(遺骨)の受け皿となる凹状の棺載台11と、燃焼台本体10に強度を付与する梁10a(図2,図3)とが形成されている。棺載台11の上側には、棺Cの底面からも燃焼が進行するように棺Cを棺載台11から浮かせる棺台座12が脱着可能に配置される。
燃焼台本体10の下側(底面側)は、後述する移載機2の支持台座22が安定して当接できるように平面状の底面となっている。棺載台11の大きさは、Lサイズの棺C(192cm×58cm)が十分に載る、前後方向の長さが244cm、左右方向の幅が80cmとした。
燃焼台本体10は、耐熱性を有する鋼材(耐熱性鋼材)から形成され、耐熱性鋼材として、耐熱鋼(SUH)及びステンレス鋼(SUS)を使用することができ、より耐熱性に優れるオーステナイト系のSUH及びSUSを好んで使用することができる。なお、製造コストは上昇するものの、耐熱性に優れるタングステン合金やチタン合金を使用することも可能である。
耐熱性鋼材は、具体的には、オーステナイト系のSUHとして、SUH31、SUH35、SUH36、SUH37、SUH38、SUH309、SUH310、SUH330、SUH660及びSUH661を使用することができ、オーステナイト系のSUSとして、SUS302B、SUS304、SUS309S、SUS310S、SUS316、SUS316Ti、SUS317、SUS321、SUS347及びSUSXM15J1を使用することができる。これらの中でも、汎用品であり且つ耐熱温度が950℃を超える、SUH309、SUH310及びSUH330並びにSUS309S、SUS310S、SUS316及びSUS316Tiをより好んで使用することができ、特に好ましくは、耐熱温度が1000℃を超える、SUH310、SUH330及びSUS310Sをさらに好んで使用することができる。実施形態の火葬システムでは、燃焼台本体10を形成する耐熱性鋼材にSUS310Sを使用した。
棺台座12は、棺Cの底面からも燃焼が進行するように棺Cを棺載台11から浮かせるための立方体の辺のみからなる枠体の台座であり、前述した耐熱性鋼材から形成することができる。実施形態の火葬システムでは、棺台座12を形成する耐熱性鋼材にSUS310Sを使用した。棺台座12は、左右方向の幅が30cm、前後方向の奥行が30cm、上下方向の高さが20cmの大きさのものを、図1に示すように、燃焼台本体10の前後方向に3つ配置している。
移載機2は、燃焼台1を、前室7と主燃焼室5との間を行き来させるもので、基台となる移載機枠体20に、燃焼台1を昇降させる昇降機構24と、昇降機構24によって昇降する昇降ベッド21と、を備えている。移載機枠体20の底面には、条鉄9の上を従動可能な4つの従動輪23が備えられている。昇降ベッド21の上側には、燃焼台1に当接する支持台座22が配置されている。移載機枠体20と昇降ベッド21には、後述する冷却送風ダクト80の送風口80bからの送風又は冷却剤導入管81の噴出口81aからの冷却剤を、直接燃焼台1に当てることができるように、それぞれ上下方向に貫通する貫通孔20a,21aが設けられている(図2,図3)。
昇降機構24は、図2〜図4に示すように、移載機枠体20の水平方向に取付けられたモータ(図示せず)を動力とする回動軸25aに取付けられた周縁カム25の回転によって昇降ベッド21を昇降させ、支持台座22を介して、燃焼台1を昇降させるものである。図2は、燃焼台1(昇降ベッド21)を降ろした状態であり、図3は、燃焼台1を上げた状態である。略円形の周縁カム25の中心から外れた縁部に回動軸25aが固定され、回動軸25aの上側に、近日点となる周縁カム25の外周が来ている際は、燃焼台1を降ろした状態となり(図2)、回動軸25aの上側に、遠日点となる周縁カム25の外周が来ている際は、燃焼台1を上げた状態となる(図3)。
昇降ベッド21は、昇降機構24による昇降によっても水平が保たれるように、移載機枠体20に対して上下に摺動可能な4本のシャフト27が昇降ベッド21の四隅に下向きに設置され、シャフト27が摺動することによって水平が保たれている。
主燃焼室5は、図1に示すように、耐火素材からその躯体が構成され、前方側が開口し、開口面に、主燃焼室5を開閉する燃焼室扉55が備えられ、後壁面に、主バーナ50が備えられている。また、図1,図4〜図6に示すように、主燃焼室5の水平方向に、燃焼台1を係止させる係止枠部56が設けられている。
係止枠部56は、図6に示すように、燃焼台1が載る部分に外枠56aが設けられ、外枠56aから水平外方向に、上下方向を分断する壁材である。係止枠部56に燃焼台1を載せることによって、主燃焼室5は、上下に分断される(図5)。このため、燃焼の対象となる空間が係止枠部56より上側の空間に限られるため、実施形態の火葬システムは、燃焼効率に優れるものとなる。図6に示すように、係止枠部56の前方には、燃焼台1を載せた移載機2が往来できるように、開口部56bが設けられている。また、この開口部56bは、燃焼室扉55によって主燃焼室5が閉じられた際には、燃焼室扉55後方に突設された開口部56bを閉塞する蓋材55bによって、開口部56bが閉塞され、主燃焼室5の上下が完全に分断される。
主バーナ50は、主燃焼室5の後壁面に設けられ、燃料ガスを燃焼させて火炎を発生させ、主燃焼室5全体に火炎を蔓延させるものである。主バーナ50は、火炎によって棺C(遺体)を火葬(燃焼)させ、後述する火葬処理の主燃焼室5の燃焼エネルギーを供給するものである。なお、図示はしないが、主バーナ50は、主燃焼室5の左右壁5b,5cに各々対向して備えるなど、複数の主バーナ50を備えても良い。また、燃料ガスは、ガソリン、灯油及び重油などの石油燃料、液化石油ガス並びに液化天然ガスなどを含むものである。
図4に示すように、主燃焼室5は、左右鉛直方向の断面から見て、下壁5aと、下壁5aから垂直に伸びる左右壁5b,5cと、左右壁5b,5cの上側から左右に(主燃焼室5の上部の短手方向に)亘るアーチ形状の内壁5dと、を有している。主燃焼室5の上部の前方には、遺体を火葬(燃焼)した際に発生する煤煙を排気する煙排出口54が備えられている(図1)。
燃焼室扉55は、耐火素材から形成され、図1に示すように、主燃焼室5の前側の開口面に、開口面を封じ得る大きさ及び形態に形成されている。燃焼室扉55は、主燃焼室5を開閉し、棺Cと燃焼台1を載せた移載機2が前室7から主燃焼室5に搬入される際と、火葬終了後に、遺骨等(棺Cの火葬残分)を載せた燃焼台1を載せた移載機2が主燃焼室5から前室7に搬出される際とに、出入り口となる扉である。燃焼室扉55の後方には、主燃焼室5が燃焼室扉55によって閉じられた際に、図6に示すように、係止枠部56の開口部56bを閉塞する蓋材55bが突設されている。
図1に示すように、主燃焼室5の上部の前方には、遺体を火葬(燃焼)した際に発生する煤煙を排気する煙排出口54が備えられている。煙排出口54は、煙路65を介して再燃焼室6の煙導入口63へと接続されている。
再燃焼室6は、主燃焼室5で発生した煤煙を再度燃焼させる炉であり、耐火素材からその躯体が構成され、図1に示すように、後方下側に、主燃焼室5からの煤煙が導入される煙導入口63を備え、前方上側に、再燃焼室6で再燃焼された煤煙を排気する煙排出口69を備えている。再燃焼室6は、後方側壁に、煤煙を燃焼する副バーナ61を備え、前後方向の中央部に、煤煙の燃焼を促進する触媒62を備えている。副バーナ61は、燃料ガスを燃焼させて火炎を発生させるバーナである。煤煙は、副バーナ61によって再燃焼され、さらに、触媒62によって燃焼が促進され、煤煙に含まれる有害物質が分解・無害化される。
前室7は、高温になっている主燃焼室5の燃焼室扉55の前側に設けられた区画であり、高温の主燃焼室5から遺族等を隔離するとともに、火葬後の燃焼台1と遺骨等(棺Cの火葬残分)を冷却する区画である。前室7は、図6に示すように、扉側昇降シャッタ73と炉側昇降シャッタ74によって、閉塞可能な区画になっている。
図1,図6に示すように、移載機2が従動輪23によって移動可能となるように、主燃焼室5の下壁5aから前室7の下壁7aまでは、前後方向に2本の条鉄9が設置されている。前室7の下壁7aの2本の条鉄9の間には、火葬後の燃焼台1と遺骨等を冷却する冷却機構8としての冷却送風ダクト80が備えられている。
冷却送風ダクト80は、図6に示す如く、前後方向に配置されたダクトであり、上面には、火葬後の燃焼台1に向けて送風するスリット状の送風口80bが設けられ、冷却送風ダクト80には、送風機80aから送風が送られる。このとき、前室7の上部の排気フード71を起動させることにより、前室7の空気を移動させ、冷却の促進を図ることができる。また、冷却送風ダクト80の後側には、遠隔操作により開閉操作を行う電磁弁80dを介して、主燃焼室5に送風する送風口80cが設けられ、電磁弁80dを遠隔操作することにより、主燃焼室5に冷却送風を送り込むことができる。これにより、営業日の最終火葬後の主燃焼室5の冷却の促進を図り、主燃焼室5の掃除やメンテナンスの実施までの時間の短縮を図ることができる構成になっている。
冷却送風ダクト80と並設するように、前室7の下壁7aの2本の条鉄9の間には、図6に示す如く、火葬後の燃焼台1と遺骨等を冷却する冷却機構8としての冷却剤導入管81が備えられ、冷却剤導入管81の上面には、火葬後の燃焼台1に向けて冷却剤Lを噴出する噴出口81aが設けられている。冷却剤導入管81には、冷却剤送給機構82から冷却剤Lが送給される。
冷却剤送給機構82は、液体の冷却剤Lが気化することによる圧力上昇を利用して、冷却剤Lを送給する装置である。冷却剤送給機構82は、図7に示すように、断熱材84に被覆された冷却剤容器83と、冷却剤容器83内の圧力を高める加圧回路85と、冷却剤容器83内の圧力を下げる放出回路86と、冷却剤Lを前室7に注入する注入回路87と、冷却剤容器83の異常加圧時に冷却剤送給機構82の破損を防止する安全回路88と、から構成される。
冷却剤Lは、潜熱としての気化熱によって好適に冷却可能な、液体の冷却剤が好ましく、また、冷却剤送給機構82が冷却剤の気化による圧力上昇を利用して送給することからも、液体の冷却剤が好ましい。液体の冷却剤として、水、液体窒素、液体ヘリウム、液体ネオン、又は、液体アルゴンを使用することができる。これらの中でも、液体窒素、液体ヘリウム、液体ネオン、又は、液体アルゴンが、沸点が低く、気化させることが容易であるため好んで使用することができる。実施形態では、入手が容易な液体窒素を使用した。なお、液体ヘリウム、及び、液体ネオンは、不活性体であるため、火葬システムの設備や遺骨に対する変質を抑制することができる。
冷却剤容器83は、液体の冷却剤Lを収容する容器であり、断熱材84に被覆され、冷却剤Lの温度上昇を抑制し、冷却剤Lが気化するのを抑制するものである。
加圧回路85は、加圧回路85の一端が冷却剤容器83の容器底部83aに接続され、冷却剤Lが流入する流入口85bを形成し、他端が冷却剤容器83の容器上部83bに接続され、気化した冷却剤Lが冷却剤容器83内に戻る回帰口85dを形成している。加圧回路85の間には、冷却剤Lを気化させる加圧コイル85cが接続され、加圧コイル85cと回帰口85dとの間には、冷却剤容器83内の圧力を高めるときに開放する加圧弁85aが接続されている。加圧回路85は、冷却剤容器83の外側に配設され、流入口85bから加圧コイル85cを経て加圧弁85aの直前までが断熱材84の内部に配設されている。
加圧回路85には、流入口85bから冷却剤Lの自重により冷却剤Lが流入する。加圧回路85に流入した冷却剤Lは、断熱材84の被覆が浅くかつ表面積の大きい加圧コイル85cに流入することによって気化し、冷却剤Lの体積が増大する。加圧弁85aを開放することによって、気化した冷却剤Lを回帰口85dから冷却剤容器83内に回帰させることにより、冷却剤容器83内の圧力を高めることができる。冷却剤送給機構82から冷却剤Lを前室7に送給するときは、加圧弁85aを開放し、冷却剤Lを送給しないときは、加圧弁85aを閉鎖する。
放出回路86は、放出回路86の一端が、加圧回路85の加圧弁85aと回帰口85dとの間に接続され、他端が、放出弁86aを介して外部に開放された放出口86bを形成している。冷却剤容器83内の圧力を高めるときは、放出弁86aを閉鎖し、冷却剤Lを送給しないときは、冷却剤容器83内の加圧を防ぐため、放出弁86aを開放する。
注入回路87は、冷却剤Lを前室7に注入する回路であり、冷却剤Lが流入する流入口87cが容器底部83aの直上に設けられ、冷却剤導入管81に接続されている。注入回路87は、図示しない断熱材で被覆され、冷却剤Lの揮発を抑制している。
安全回路88は、図5に示すように、加圧回路85の加圧弁85aと回帰口85dとの間に接続され、冷却剤容器83内の圧力を示す圧力計88bと、冷却剤容器83内が異常高圧となった際に圧力を逃がす安全弁88aとが接続されている。
冷却剤送給機構82は、液体の冷却剤Lを火葬システムに送給することによって前室7の冷却を行う(冷却剤冷却過程)。冷却剤冷却過程では、扉側昇降シャッタ73及び炉側昇降シャッタを閉じることによって、前室7を閉塞し、排気フード71による排気を行い、前室7内に備えられた赤外線人感センサ(図示せず)によって、作業員等が前室7内に残っていないことを確認してから行なう。また、冷却の際に、冷却剤Lが大量に気化するため、火葬システム周辺の酸素濃度の低下が懸念される。このため、火葬システムの外には、酸素濃度が一定濃度(18%)を下回った際に報知する酸素濃度計(図示せず)が設置されている。
前室7の左側と右側のそれぞれには、図1〜図3に示すように、棺Cが運搬機(図示せず)によって告別・収骨室から搬入され、棺Cを係止させ且つ前後方向に滑動させることが可能な複数の棺ローラ3が前後方向に並んで設けられている。左右の棺ローラ3の間隔は、伸縮可能な延長ローラ31によって、棺台座12の幅(30cm)以上の、棺Cの幅(35cm〜58cm)に合わせて軸方向内側に調整可能なものとなっている。これにより、横幅の異なる棺Cであっても、棺Cを棺ローラ3に係止させることができる。
前室7の左側と右側の燃焼台ローラ4の下側のそれぞれに、図1〜図3に示すように、燃焼台1を係止させ且つ前後方向に滑動させることが可能な複数の燃焼台ローラ4が前後方向に並んで設けられている。左右の燃焼台ローラ4の間隔は、移載機2の昇降ベッド21の幅(50cm)以上、燃焼台1の幅(80cm)未満である60cmに設定されている。これにより、火葬後に、火葬残分である遺骨を載せた燃焼台1を、移載機2によって燃焼台ローラ4上まで運搬し、昇降機構24によって昇降ベッド21を下げることにより、燃焼台1を燃焼台ローラ4に係止させることができる。燃焼台ローラ4に係止させた火葬後の燃焼台1は、運搬機によって告別・収骨室に搬出される。
次に実施形態の火葬システムを用いた火葬方法について述べる。実施形態の火葬方法は、棺ローラ3に棺Cを搬入する搬入過程と、搬入過程後に行われる、燃焼台1に棺Cを積載する積載過程と、積載過程後に行われる、棺Cが配置された燃焼台1を移載機2によって前室7から主燃焼室5の係止枠部56に係止させる搬入過程と、搬入過程後に行われる、移載機2を前室7に避難させる避難過程と、避難過程後に行われる、主バーナ50の燃焼による火葬過程と、火葬過程後に行われる、棺Cの火葬残分と共に燃焼台1を移載機2によって主燃焼室5から前室7に搬出する搬出過程と、搬出過程後に行われる、送風機80aからの送風による送風冷却過程と、送風冷却過程の途中又は送風冷却過程後に行われる、冷却剤導入管81の噴出口81aからの冷却剤Lの噴出により燃焼台1を冷却する冷却剤冷却過程と、を有する。なお、実施形態の火葬方法は、冷却剤冷却過程を省略しても、実施形態の火葬システムを用いた火葬方法を実施することができるものである。
棺ローラ3に棺Cを搬入する搬入過程は、図示しない霊柩車に積載された棺Cを、図示しない運搬車を用いて、棺ローラ3の上に搬入する(図2)。このとき、棺Cは、棺ローラ3の上を前後方向に滑動することができるため、搬入を容易に行うことができる。なお、予め、左側と右側の棺ローラ3の間隔を、棺Cが載ることができる幅に調整する。
燃焼台1に棺Cを積載する積載過程は、図2,図3に示すように、前室7に移動された移載機2の昇降ベッド21を昇降機構24の周縁カム25の回動によって上昇させて、棺ローラ3に搬入された棺Cを棺ローラ3から昇降ベッド21の上に配置された燃焼台1の上に移載して積載する。図2は、回動軸25aの上側に近日点となる周縁カム25の外周があり、燃焼台1を降ろした状態である。回動軸を回転させることにより、回動軸25aの上側に遠日点となる周縁カム25の外周を移動させることにより、図3に示すように、移載機2の昇降ベッド21が上昇し、上昇した昇降ベッド21の上に配置された燃焼台1が棺Cを棺ローラ3から持ち上げられることにより、棺Cは、燃焼台1に配置される。
棺Cが配置された燃焼台1を移載機2によって前室7から主燃焼室5の係止枠部56に係止させる搬入過程は、移載機2が棺Cを持ち上げた状態(図3)で、移載機2ごと棺Cを主燃焼室5にモータ(図示せず)によって移動させ(図4)、移載機2の昇降機構24を下降させ、棺Cと共に燃焼台1を主燃焼室5の係止枠部56に係止させる。搬入過程の際、移載機2は、前室7の下壁7aと主燃焼室5の下壁5aとの間に設置された2本の条鉄9の上を、従動輪23によって従動可能であるため、容易に主燃焼室5に移動することができる。
なお、係止枠部56は、燃焼台1が載る部分以外の部分について、主燃焼室5を上下に分断する壁材である。係止枠部56に燃焼台1を載せることによって、主燃焼室5は、図5に示す如く、上下に分断される。このため、燃焼の対象となる空間が係止枠部56より上側の空間に限られるため、実施形態の火葬システムは、燃焼効率に優れるものとなる。
移載機2を前室7に避難させる避難過程は、図5に示すように、棺Cと共に燃焼台1を主燃焼室5の係止枠部56に係止めた後に、移載機2を前室7に避難させる過程である。これにより、次の主燃焼室5での燃焼(火葬)時に、加熱する必要のない移載機2を、主燃焼室5の外側となる前室7に避難させ、移載機2が受ける熱量を抑制することができる。
移載機2を前室7に避難させた後に、主燃焼室5の燃焼室扉55が閉じられる。このとき、燃焼室扉55の後方に突設された蓋材55bが、係止枠部56の前方の移載機2が通る開口部56bを閉塞し、主燃焼室5が係止枠部56を境に上下方向に完全に分断される。その後、主バーナ50の燃焼による火葬過程が行われる。
主バーナ50の燃焼による火葬過程は、主バーナ50の燃料ガスの燃焼による火炎によって、棺Cを火葬(燃焼)する。火葬過程の温度(主燃焼室5の温度)は、800〜1000℃が好ましい。ダイオキシンや窒素酸化物などの有害物質の発生を抑制することができるためである。火葬温度が800℃未満だと、ダイオキシンの発生量が多くなるおそれがある。一方、1000℃を超えると、窒素酸化物の発生量が多くなるおそれがある。また、昇温効率を上げるために、火葬前に、主燃焼室5と再燃焼室6をプレヒートさせることが好ましい。
火葬処理中、再燃焼室6では、副バーナ61の燃料ガスの燃焼による火炎によって、主燃焼室5で発生した煤煙の再燃焼を行う。煤煙は、副バーナ61によって再燃焼され、触媒62によって燃焼が促進されることによって、煤煙に含まれる有害物質が分解・無害化される。
棺Cの火葬残分と共に燃焼台1を移載機2によって主燃焼室5から前室7に搬出する搬出過程は、前室7に避難していた移載機2を主燃焼室5の燃焼台1の下まで移動させ、昇降機構24によって、燃焼台1(及び遺骨等)を持ち上げた状態で、前室7に搬出する。
前室7に搬出された燃焼台1と遺骨等は、送風冷却過程により、冷却される。送風冷却過程では、送風機80aからの送風が、冷却送風ダクト80を介して送風口80bから燃焼台1に当てられ、燃焼台1と遺骨等が冷却される。送風冷却過程と次に述べる冷却剤冷却過程では、送風口80b(噴出口81a)が移載機2の下に設けられているため、燃焼台1がシールドとなり、送風(冷却剤L)が遺骨を含めた火葬残分に直接当たらないため、遺骨等が前室7内に散乱することがない。また、移載機2の移載機枠体20には貫通孔20aが設けられ、昇降ベッド21には貫通孔21aが設けられているため、送風(冷却剤L)は、燃焼台1を直接に冷却することができる。送風冷却過程では、燃焼台1(及び遺骨等)がおよそ400℃以下になるまで冷却を行う。
冷却剤導入管81の噴出口81aからの冷却剤Lの噴出により燃焼台1を冷却する冷却剤冷却過程は、冷却剤送給可能状態の冷却剤送給機構82の前室注入弁87bを開放することによって、冷却剤Lが冷却剤導入管81を介して噴出口81aから前室7に注入され、前室7内の燃焼台1と遺骨等を冷却する。なお、冷却剤冷却過程では、扉側昇降シャッタ73及び炉側昇降シャッタ74を降ろして前室7を閉塞し、排気フード71を起動させ、冷却剤Lが前室7から流出しないようにする。前室7を閉塞するにあたり、人感センサ(図示せず)によって前室7内に作業員等が侵入していないことを確認する。
前室7でさらに冷却(およそ100℃以下)された後、燃焼台1と遺骨等は、前室7の化粧扉45から告別・収骨室に、運搬車によって、搬出され、遺族等による収骨が行われる。
遺骨等が搬出された火葬システムは、清掃と次の火葬の準備等がされて、続けて、次の遺体の火葬に供することができる。
なお、営業日における最後の火葬後の場合には、冷却送風ダクト80の送風口80cから、主燃焼室5に送風することにより、主燃焼室5の冷却を促進することができる。これにより、主燃焼室5の掃除やメンテナンスの実施までの時間の短縮を図ることができる。
なお、実施形態の火葬システムは、以下のような形態であっても実施することができる。
実施形態の火葬システムは、葬儀場に据え置き設置としたが、主燃焼室5と再燃焼室6を移動可能なものとしても良い。主燃焼室5と再燃焼室6を移動可能にすることにより、主燃焼室5と再燃焼室6を設備が整った工場に移動させて定期メンテナンスを実施することができる。
実施形態の火葬システムの冷却機構8の冷却剤導入管81の噴出口81aは、前室7の下壁7aに設けたが、主燃焼室5の下壁5aに設けても良い。これによれば、火葬過程中に、震災等の非常事態が発生した際に、主燃焼室5の緊急冷却を行うことができる。
燃焼台1の燃焼台本体10は、燃焼台本体10を形成する耐熱性鋼材にプレス加工することによって、棺載台11と梁10aを形成したが、さらに、梁10aに、切欠きを設けても良い。これによれば、熱膨張による湾曲を防ぐことができる。
1…燃焼台、2…移載機、3…棺ローラ、4…燃焼台ローラ、5…主燃焼室、5a…下壁、5b…左右壁、5d…内壁、6…再燃焼室、7…前室、7a…下壁、8…冷却機構、9…条鉄、10…燃焼台本体、10a…梁、11…棺載台、12…棺台座、20…移載機枠体、20a…貫通孔、21…昇降ベッド、21a…貫通孔、22…支持台座、22a…支持軸、23…従動輪、24…昇降機構、25…周縁カム、25a…回動軸、27…シャフト、31…延長ローラ、45…化粧扉、50…主バーナ、51…鋼板、54…煙排出口、55…燃焼室扉、55b…蓋材、56…係止枠部、56a…外枠、56b…開口部、65…煙路、69…煙排出口、71…排気フード、72…化粧扉、73…扉側昇降シャッタ、74…炉側昇降シャッタ、80…冷却送風ダクト、80a…送風機、80b…送風口、80c…送風口、80d…電磁弁、81…冷却剤導入管、81a…噴出口、82…冷却剤送給機構、83…冷却剤容器、83a…容器底部、83b…容器上部、84…断熱材、85…加圧回路、85a…加圧弁、85b…流入口、85c…加圧コイル、85d…回帰口、86…放出回路、86a…放出弁、86b…放出口、87…注入回路、87b…前室注入弁、87c…流入口、88…安全回路、88a…安全弁、88b…圧力計、C…棺、L…冷却剤。

Claims (11)

  1. 棺を燃焼させる主バーナを備えた主燃焼室と、該主燃焼室に隣接して設けられた前室と、該主燃焼室と該前室との間に設けられた燃焼室扉と、を備え、
    該棺を積載し燃焼させる燃焼台と、該燃焼台を移動させる移載機と、を備え、
    該移載機は、該燃焼台を昇降させる昇降機構と、該主燃焼室と該前室とを往来可能にする往来手段と、を備え、
    該主燃焼室に、該燃焼台を係止させる係止枠部が設けられている火葬システムであって、
    該主燃焼室の下壁から該前室の下壁にかけての前後方向に、2本の条鉄が設置され、該移載機の底面に、該往来手段として、該条鉄の上を移動可能な従動輪が備えられ、
    該移載機は、基台となる移載機枠体と、該燃焼台を支持する昇降ベッドと、を備え、
    該昇降機構は、該移載機枠体又は該昇降ベッドに備えられ、周縁カムの回転によって該昇降ベッドを昇降させ、
    前室の左側と右側のそれぞれに、燃焼台を係止させ且つ前後方向に滑動させることが可能な複数の燃焼台ローラが前後方向に並んで設けられ、
    左右の該燃焼台ローラの間隔が、昇降ベッドの幅以上、燃焼台の幅未満、であることを特徴とする火葬システム。
  2. 前記燃焼台の上に、前記棺を載せる棺台座を備え、
    前記前室の前記燃焼台ローラの上側の左側と右側のそれぞれに、棺を係止させ且つ前後方向に滑動させることが可能な複数の棺ローラが前後方向に並んで設けられ、
    左右の該棺ローラの間隔が、該棺台座の幅以上、該棺の幅未満、であることを特徴とする請求項に記載の火葬システム。
  3. 前記棺ローラに、軸方向に延長可能な延長ローラが設けられていることを特徴とする請求項に記載の火葬システム。
  4. 前記前室の下壁に、冷却機構として冷却送風ダクトを備え、
    該冷却送風ダクト、該冷却送風ダクトに送風する送風機が備えられ、該冷却送風ダクトの上面に、送風口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の火葬システム。
  5. 前記冷却送風ダクトの前記主燃焼室側に、主燃焼室に通じる送風口が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の火葬システム。
  6. 前記前室の下壁に、冷却機構として冷却剤導入管を備え、
    該冷却剤導入管、該冷却剤導入管に冷却剤を送給する冷却剤送給機が備えられ、該冷却剤導入管から上方に冷却剤を噴出する噴出口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の火葬システム。
  7. 前記移載機の前記移載機枠体の略中央部分に上下方向の貫通孔が形成され、前記昇降ベッドの略中央部分に上下方向の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の火葬システム。
  8. 請求項1に記載の火葬システムを用いた火葬方法であって、前記燃焼台に前記棺を積載する積載過程と、該積載過程後に行われる、該棺が配置された該燃焼台を前記移載機によって前記前室から前記主燃焼室の前記係止枠部に係止させる搬入過程と、該搬入過程後に行われる、該移載機を該前室に避難させる避難過程と、該避難過程後に行われる、前記主バーナの燃焼による火葬過程と、該火葬過程後に行われる、該棺の火葬残分と共に該燃焼台を該移載機によって該主燃焼室から該前室に搬出する搬出過程と、を有することを特徴とする火葬方法。
  9. 請求項に記載の火葬システムを用いた火葬方法であって、前記燃焼台に前記棺を積載する積載過程と、該積載過程後に行われる、該棺が配置された該燃焼台を前記移載機によって前記前室から前記主燃焼室の前記係止枠部に係止させる搬入過程と、該搬入過程後に行われる、該移載機を該前室に避難させる避難過程と、該避難過程後に行われる、前記主バーナの燃焼による火葬過程と、該火葬過程後に行われる、該棺の火葬残分と共に該燃焼台を該移載機によって該主燃焼室から該前室に搬出する搬出過程と、該搬出過程後に行われる、前記冷却送風ダクトの前記送風口からの送風により該燃焼台を冷却する送風冷却過程と、を有することを特徴とする火葬方法。
  10. 請求項に記載の火葬システムを用いた火葬方法であって、前記燃焼台に前記棺を積載する積載過程と、該積載過程後に行われる、該棺が配置された該燃焼台を前記移載機によって前記前室から前記主燃焼室の前記係止枠部に係止させる搬入過程と、該搬入過程後に行われる、該移載機を該前室に避難させる避難過程と、該避難過程後に行われる、前記主バーナの燃焼による火葬過程と、該火葬過程後に行われる、該棺の火葬残分と共に該燃焼台を該移載機によって該主燃焼室から該前室に搬出する搬出過程と、該搬出過程後に行われる、前記冷却剤導入管の前記噴出口からの前記冷却剤の噴出により該燃焼台を冷却する冷却剤冷却過程と、を有することを特徴とする火葬方法。
  11. 前記冷却剤が液体窒素であることを特徴とする請求項10に記載の火葬方法。
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