JP6904872B2 - 波面計測装置、波面計測方法、及び光学系の製造方法 - Google Patents

波面計測装置、波面計測方法、及び光学系の製造方法 Download PDF

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本発明は、光学系の透過波面を計測する波面計測装置に関する。
複数の光学素子によって構成された光学系は、各光学素子の配置精度が光学性能に影響する。所望の光学性能を実現するために、光学系の透過波面を計測し、各光学素子の位置を調整する技術が開発されている。
特許文献1で開示された計測装置では、被検光学系に光束を照射し、被検光学系から射出した光束の波面データを取得し、波面データから所定の収差成分を抽出し、偏芯収差感度を用いて光学素子の偏芯量を算出している。特許文献1では、被検光学系の回転や照射位置の移動によって計測条件を変化させて、被検光学系の複数の画角の波面データを取得している。
特許文献2で開示された計測装置では、結像光学系の光軸に垂直な面内の複数の測定点に関して、レンズとミラーを複数組配置し、複数の画角の透過波面を同時に計測している。
特開2016−95316号公報 特開2002−22608号公報
特許文献1に開示された計測装置では、被検光学系の複数の画角の波面データを取得する際に被検光学系の回転や光束の照射位置の移動を伴うので計測時間が長い。そのため、波面データの取得と被検光学系内の光学素子の調整を繰り返し行う作業には適していない。
特許文献2に開示された計測装置では、ミラーを光軸に垂直な面内に並列に配置することで、被検光学系の複数の画角の透過波面の同時計測を可能にしている。しかし、このミラーの並列配置の方法を焦点距離の長い被検光学系に適用する場合、被検光学系とミラーの間の距離を長くしなければならない。被検光学系とミラーの間の距離が長いと、空気揺らぎ、熱膨張、振動の影響が大きくなり、計測精度が低下する。
本発明は、光学系の複数の画角の透過波面を高速に計測することができる波面計測装置を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としての波面計測装置は、複数の光源と、前記複数の光源から出射した複数の光をそれぞれ集光する複数のレンズと、前記複数の光の集光位置から発散して被検光学系に入射し、該被検光学系を透過した複数の第1透過光を反射する複数の反射面と、前記複数の反射面で反射して前記被検光学系と前記複数のレンズを再度透過した複数の第2透過光を受光する波面センサと、前記波面センサで受光した前記複数の第2透過光から前記被検光学系の複数の画角の透過波面を算出する演算手段を有し、前記複数の反射面は、前記被検光学系の光軸方向に並べられており、かつ、前記光軸に対する角度が互いに異なるように配置されており、前記複数の反射面のうち前記被検光学系から最も離れて配置された反射面以外の反射面は光の一部を透過することを特徴とする。
本発明の他の一側面としての波面計測装置は、光源と、前記光源から出射した光を複数の光に分割するビームスプリッタと、前記複数の光をそれぞれ集光する複数のレンズと、前記複数の光の集光位置から発散して被検光学系に入射し、該被検光学系を透過した複数の第1透過光を反射する複数の反射面と、前記複数の反射面で反射して前記被検光学系と前記複数のレンズを再度透過した複数の第2透過光を受光する波面センサと、前記波面センサで受光した前記複数の第2透過光から前記被検光学系の複数の画角の透過波面を算出する演算手段を有し、前記複数の反射面は、前記被検光学系の光軸方向に並べられており、かつ、前記光軸に対する角度が互いに異なるように配置されており、前記複数の反射面のうち前記被検光学系から最も離れて配置された反射面以外の反射面は光の一部を透過することを特徴とする。
尚、光学系を組み立てるステップと、上記の波面計測装置を用いて前記光学系の波面を計測することによって、前記光学系の光学性能を評価するステップを含むことを特徴とする光学系の製造方法も、本発明の一側面を構成する。
本発明の一側面としての波面計測方法は、複数の光源から出射した複数の光を複数のレンズを用いて集光し、前記複数の光の集光位置から発散して被検光学系に入射し、該被検光学系を透過した複数の第1透過光を複数の反射面で反射させ、前記複数の反射面で反射して前記被検光学系と前記複数のレンズを再度透過した複数の第2透過光を波面センサで受光させる測定ステップと、前記波面センサで受光させた前記複数の第2透過光から前記被検光学系の複数の画角の透過波面を算出する演算ステップを有する波面計測方法であり、前記複数の反射面は、前記被検光学系の光軸方向に並べられており、かつ、前記光軸に対する角度が互いに異なるように配置されており、前記複数の反射面のうち前記被検光学系から最も離れて配置された反射面以外の反射面は光を部分的に透過することを特徴とする。
本発明の他の一側面としての波面計測装置は、光源から出射した光を複数の光に分割し、前記複数の光を複数のレンズを用いて集光し、前記複数の光の集光位置から発散して被検光学系に入射し、該被検光学系を透過した複数の第1透過光を複数の反射面で反射させ、前記複数の反射面で反射して前記被検光学系と前記複数のレンズを再度透過した複数の第2透過光を波面センサで受光させる測定ステップと、前記波面センサで受光させた前記複数の第2透過光から前記被検光学系の複数の画角の透過波面を算出する演算ステップを有する波面計測方法であり、前記複数の反射面は、前記被検光学系の光軸方向に並べられており、かつ、前記光軸に対する角度が互いに異なるように配置されており、前記複数の反射面のうち前記被検光学系から最も離れて配置された反射面以外の反射面は光の一部を透過することを特徴とする。
本発明によれば、光学系の複数の画角の透過波面を高速に計測することができる。
本発明における実施例1の波面計測装置の概略構成を示す図。 実施例1における被検光学系の透過波面の計測手順を示すフローチャート。 本発明における実施例2の波面計測装置の概略構成を示す図。 本発明における光学系の製造方法の製造工程を示す図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明における実施例1の波面計測装置の概略構成を示している。計測装置1は、光源10、11、12、ファイバ20、21、22、レンズ30、31、32、35、36、37、ビームスプリッタ40、41、42、ミラー50、51、52、53、反射板70、71、72、波面センサ80、コンピュータ90で構成される。本実施例では、被検光学系60はいくつかのレンズを組み合わせた光学系であり、波面計測装置1は被検光学系60の複数の画角の透過波面を計測する。本実施例では、図1のZ軸が被検光学系60の光軸を表している。
複数の光源10、11、12(例えば、レーザダイオード)からファイバ20、21、22から出射した複数の光200、201、202は、レンズ30、31、32によってそれぞれ平行光となる。平行光となった複数の光200、201、202は、それぞれビームスプリッタ40、41、42を透過し、レンズ35、36、37(複数のレンズ)で収束光となる。収束光200は、被検光学系60の焦点面100上に集光し、焦点面100上の集光位置から発散して被検光学系60に入射する。収束光200が集光する位置は、被検光学系60の光軸(図1のZ軸)上にある。収束光201、202は、それぞれミラー50、51とミラー52、53を介して被検光学系60の焦点面100上に集光し、焦点面100上の集光位置から発散して被検光学系60に入射する。収束光201、202が集光する位置は、光軸に関して対称である。
被検光学系60の後方には、光の一部を透過する性質の反射板70、71、72(例えばガラス板)が配置されており、それぞれ反射面70a、71a、72aを有する。反射板70、71、72の他方の面70b、71b、72bには反射防止膜が形成されている。反射面70a、71a、72aは、被検光学系60の光軸方向に(光軸に関して直列に)並べられており、かつ、光軸に対する角度が互いに異なるように配置されている。本実施例では、反射面70aは、光軸に対して垂直に配置されている。
被検光学系60を透過した複数の透過光200a、201a、202a(複数の第1透過光)のうち、透過光200aは反射面70aにおいて、透過光201aは反射面71aにおいて、透過光202aは反射面72aにおいて、垂直に反射する。そして、複数の反射面70a、71a、72aのそれぞれにおいて反射した複数の第1透過光200a、201a、202aは被検光学系60を再度透過する。被検光学系60を透過した複数の第2透過光200b、201b、202bは、集光レンズ35、36、37を透過し、ビームスプリッタ40、41、42で反射して、波面センサ(例えばシャックハルトマンセンサ)80で受光される。
第1透過光200a、201a、202aは、反射面70a、71a、72aのすべてにおいてそれぞれ反射するので、3×3=9つの反射光が発生する。上述の通り、このうち3つの光が反射面において垂直に反射し、残り6つの光は反射面において垂直以外の方向に反射する。垂直以外の方向に反射する光のうち、第1透過光201aが反射面70aで反射する反射光は、第2透過光202bと同じ光路を進む。また、第1透過光202aが反射面70aで反射する反射光は、第2透過光201bと同じ光路を進む。これは、光201と202が、被検光学系60の焦点面100において、光軸に関して対称な位置に集光され、かつ、反射面70aが光軸に対して垂直に配置されているために起こる現象である。そのため、光201が被検光学系60に入射する際には、光202が被検光学系60に入射しないように遮光する必要がある。また、光202が被検光学系60に入射する際には、光201が被検光学系60に入射しないように遮光する必要がある。本実施例では、光201と光202が同時に被検光学系60に入射しないように、コンピュータ90によって光源11、12の発光タイミングを制御している。尚、垂直以外の方向に反射する残り4つの光は、波面センサ80に到達することはほとんどない。もし、それらの光が波面センサ80に入射する場合は、焦点面100に空間フィルタ(遮光部材)を挿入して遮光すればよい。
本実施例では、第2透過光200b、201b、202bは、1つの波面センサ80の受光面の異なる領域において受光される。コンピュータ(演算手段)90は、それぞれの領域のデータを解析して、被検光学系60の複数の画角の透過波面を算出する。
図2は、実施例1における被検光学系の透過波面の計測手順を示すフローチャートである。
まず、被検光学系60を計測装置1に配置し、被検光学系60と複数の反射面70a、71a、72aの傾きを調整する(ステップS10)。このステップでは、複数の第1透過光200a、201a、202aが、それぞれ複数の反射面70a、71a、72aにおいて垂直に反射するように複数の反射面70a、71a、72aの傾きを調整する。そして、光200、201、202が複数のレンズ35、36、37を介して集光する位置と、被検光学系60の焦点面100が一致するように、被検光学系60のZ方向の位置(または被検光学系60内部の光学素子の位置)を調整する。
そして、波面センサ80で複数の第2透過光200b、201b、202bを受光する(ステップS20)。上述の通り、第2透過光201bを計測する際には光202が被検光学系60に入射しないように、第2透過光202bを計測する際には光201が被検光学系60に入射しないように、光源11、12の発光タイミングを制御する。尚、第2透過光200bに関しては、第2透過光201bと第2透過光202bの少なくとも一方と同時に受光してもよいし、単独で受光してもよい。
最後に、波面センサ80で受光した複数の第2透過光から被検光学系60の複数の画角の透過波面を算出する(ステップS30)。このステップでは、光源の発光タイミングに合わせて、波面センサ80で得られたデータから第2透過光200b、201b、202bそれぞれの受光領域を切り出し、それぞれの波面を回復する。それぞれの波面は、被検光学系60の複数の画角の透過波面に相当する。
本実施例では、反射面70a、71a、72aすべてが光の一部を透過する面であったが、被検光学系60から最も離れている反射面72aに限っては、部分透過面である必要はない(例えば、ミラーでよい)。すなわち、複数の反射面70a、71a、72aのうち被検光学系60から最も離れて配置された反射面以外の反射面70a、71aが光の一部を透過する反射面であればよい。
本実施例では、被検光学系60を透過した複数の第1透過光は平行光であることを想定しているので、反射面70a、71a、72aに平面を使用している。複数の第1透過光が収束光または発散光の場合は、それぞれの光が元来た光路を戻るように、それぞれの反射面に曲率をもたせる必要がある。
本実施例では、被検光学系60の3つの画角の透過波面を計測しているが、画角の数に制限はない。例えば、第2透過光200bと201b、または201bと202bのように2つの画角の透過波面だけ計測することもできる。または、計測装置1を図1の紙面奥行き方向(X軸方向)にも光学素子があるような立体的な配置に拡張し、5つの画角の透過波面を計測することもできる。光学素子の数を増やすことで、さらに多くの画角の透過波面を計測することができる。
本実施例では、光201と光202が同時に被検光学系60に入射しないように、光源の発光タイミングを制御したが、その代わりに、機械的なシャッターによって光201と202の照射タイミングを制御してもよい。また、光軸に対して垂直に配置されている反射面70aを取り除けば、光201と202のお互いの迷光がなくなるため、光201と202を同時に照射することができる。また、特定の仮想平面100において、光201と202が光軸に関して非対称な位置に集光されていれば、光201と202のお互いの迷光がなくなるため、光201と202を同時に照射することができる。
本実施例では、波面センサ80にシャックハルトマンセンサを用いたが、その代わりに、干渉計(例えば、タルボ干渉計、フィゾー干渉計、トワイマングリーン干渉計など)を用いてもよい。
本実施例では、複数の光200、201、202を生成するために複数の光源10、11、12を用いたが、光源は複数である必要はなく、1つの光源からの光を複数に分岐して複数の光を生成してもよい。
図3は、本発明における実施例2の波面計測装置の概略構成を示している。計測装置2は、光源13、ピンホール25、レンズ33、35、36、37、ビームスプリッタ40、41、42、43、44、ミラー51、52、54、反射板70、71、73、波面センサ81、82、83、コンピュータ90、空間フィルタ105を備える。
光源13(例えば、HeNeレーザ)から射出された光は、ピンホール25、レンズ33を通って平行光となり、ビームスプリッタ44、43を介して複数の光200、201、202に分割される。光200はビームスプリッタ40で反射して、レンズ35で被検光学系60の焦点面100上に集光される。光201は、ビームスプリッタ41で反射し、レンズ36、ミラー51を経て焦点面100上に集光される。光202は、ミラー54、ビームスプリッタ42で反射して、レンズ37、ミラー52を経て焦点面100上に集光される。
本実施例では、焦点面100上における光201と光202の集光位置は、被検光学系60の光軸(Z軸)に関して非対称になっている。光軸に関して非対称とは、例えば、光201の集光位置とZ軸の距離が光202の集光位置とZ軸の距離と異なる、または、光201の集光位置がYZ平面上にあるのに対して光202の集光位置はYZ平面状にない等を意味する。本実施例では、焦点面100の位置に空間フィルタ105が配置されている。
焦点面100上に集光された複数の光200、201、202は、発散して被検光学系60に入射し、被検光学系60を透過して複数の第1透過光200a、201a、202aとなる。
被検光学系60の後方には、光を部分的に透過する性質の反射板70、71(例えばガラス板)とミラー73が配置されており、それぞれ反射面70a、71a、73aを有する。反射板70、71のもう一方の面70b、71bには反射防止膜が塗布されている。反射面70a、71a、73aは、被検光学系60の光軸方向に(光軸に関して直列に)並べられており、かつ、光軸に対する角度が互いに異なるように配置されている。反射面70aは、光軸に対して垂直に配置されている。
複数の第1透過光200a、201a、202aのうち、透過光200aは反射面70aにおいて、透過光201aは反射面71aにおいて、透過光202aは反射面73aにおいて、垂直に反射し、被検光学系60を再度透過する。被検光学系60を透過した複数の第2透過光200b、201b、202bは、それぞれ集光レンズ35、36、37とビームスプリッタ40、41、42を透過して、波面センサ(2次元位相型回折格子を用いたタルボ干渉計等)81、82、83で受光される。
第1透過光200a、201a、202aは、反射面70a、71a、73aのすべてにおいてそれぞれ反射するので、3×3=9つの反射光が発生する。上述の通り、このうち3つの光が反射面において垂直に反射する。残り6つの光は反射面において垂直以外の方向に反射するが、空間フィルタ(遮光部材)105によって遮光されるため、波面センサ81、82、83には到達しない。
本実施例では、複数の第2透過光200b、201b、202bは、それぞれ別の波面センサ81、82、83で受光され、コンピュータ(演算手段)90によって被検光学系60の複数の画角の透過波面が算出される。本実施例では、複数の光200、201、202を同時に被検光学系60に入射させて、複数の第2透過光200b、201b、202bを同時に受光することができる。
実施例1、実施例2の波面計測装置を用いた光学系の製造方法について説明する。図4は光学系の製造方法を示している。
まず、複数の光学素子を用いて光学系を組み立て、各光学素子の位置を調整する。組み立て調整された光学系は、その光学性能が評価され、精度不足である場合は再度組み立て調整を行う。この光学性能評価に、実施例1または実施例2の波面計測装置を利用する。本発明の波面計測装置および波面計測方法によれば、光学系の複数の画角の透過波面を高速に計測することができるため、光学系の複数の画角の透過波面を確認しながら、各光学素子の位置を短時間で正確に調整することが可能となる。
以上、説明した各実施例は代表的な例に過ぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
10、11、12 光源
35、36、37 レンズ
60 被検光学系
70a、71a、72a 反射面
80 波面センサ

Claims (16)

  1. 複数の光源と、
    前記複数の光源から出射した複数の光をそれぞれ集光する複数のレンズと、
    前記複数の光の集光位置から発散して被検光学系に入射し、該被検光学系を透過した複数の第1透過光を反射する複数の反射面と、
    前記複数の反射面で反射して前記被検光学系と前記複数のレンズを再度透過した複数の第2透過光を受光する波面センサと、
    前記波面センサで受光した前記複数の第2透過光から前記被検光学系の複数の画角の透過波面を算出する演算手段を有し、
    前記複数の反射面は、前記被検光学系の光軸方向に並べられており、かつ、前記光軸に対する角度が互いに異なるように配置されており、前記複数の反射面のうち前記被検光学系から最も離れて配置された反射面以外の反射面は光の一部を透過することを特徴とする波面計測装置。
  2. 光源と、
    前記光源から出射した光を複数の光に分割するビームスプリッタと、
    前記複数の光をそれぞれ集光する複数のレンズと、
    前記複数の光の集光位置から発散して被検光学系に入射し、該被検光学系を透過した複数の第1透過光を反射する複数の反射面と、
    前記複数の反射面で反射して前記被検光学系と前記複数のレンズを再度透過した複数の第2透過光を受光する波面センサと、
    前記波面センサで受光した前記複数の第2透過光から前記被検光学系の複数の画角の透過波面を算出する演算手段を有し、
    前記複数の反射面は、前記被検光学系の光軸方向に並べられており、かつ、前記光軸に対する角度が互いに異なるように配置されており、前記複数の反射面のうち前記被検光学系から最も離れて配置された反射面以外の反射面は光の一部を透過することを特徴とする波面計測装置。
  3. 前記波面センサは、該波面センサの受光面の異なる領域において前記複数の第2透過光を受光することを特徴とする請求項1または2に記載の波面計測装置。
  4. 前記複数の第2透過光をそれぞれ受光する複数の波面センサを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の波面計測装置。
  5. 前記複数の反射面のうちの1つは、前記光軸に対して垂直に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の波面計測装置。
  6. 前記複数の光は前記光軸に関して対称な位置に集光される2つの光を含み、一方の光が前記被検光学系に入射するとき、他方の光が前記被検光学系に入射しないように、前記光源の発光を制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の波面計測装置。
  7. 前記複数の光は前記光軸に関して対称な位置に集光される2つの光を含み、一方の光が前記被検光学系に入射するとき、他方の光が前記被検光学系に入射しないように、光を遮るシャッターを備えることを特徴とする請求項5に記載の波面計測装置。
  8. 前記複数の光は前記光軸に関して互いに非対称な位置に集光されることを特徴とする請求項5に記載の波面計測装置。
  9. 前記複数の反射面において垂直以外の方向に反射した光を遮光する遮光部材を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の波面計測装置。
  10. 前記遮光部材は、前記複数の光が集光する焦点面に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の波面計測装置。
  11. 複数の反射板を備え、該複数の反射板の2つの面のうち一方の面が前記反射面であり、他方の面に反射防止膜が形成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の波面計測装置。
  12. 光学系を組み立てるステップと、
    請求項1乃至11のいずれか1項に記載の波面計測装置を用いて前記光学系の波面を計測することによって、前記光学系の光学性能を評価するステップを含むことを特徴とする光学系の製造方法。
  13. 複数の光源から出射した複数の光を複数のレンズを用いて集光し、前記複数の光の集光位置から発散して被検光学系に入射し、該被検光学系を透過した複数の第1透過光を複数の反射面で反射させ、前記複数の反射面で反射して前記被検光学系と前記複数のレンズを再度透過した複数の第2透過光を波面センサで受光させる測定ステップと、
    前記波面センサで受光させた前記複数の第2透過光から前記被検光学系の複数の画角の透過波面を算出する演算ステップを有する波面計測方法であり、
    前記複数の反射面は、前記被検光学系の光軸方向に並べられており、かつ、前記光軸に対する角度が互いに異なるように配置されており、前記複数の反射面のうち前記被検光学系から最も離れて配置された反射面以外の反射面は光の一部を透過することを特徴とする波面計測方法。
  14. 光源から出射した光を複数の光に分割し、前記複数の光を複数のレンズを用いて集光し、前記複数の光の集光位置から発散して被検光学系に入射し、該被検光学系を透過した複数の第1透過光を複数の反射面で反射させ、前記複数の反射面で反射して前記被検光学系と前記複数のレンズを再度透過した複数の第2透過光を波面センサで受光させる測定ステップと、
    前記波面センサで受光させた前記複数の第2透過光から前記被検光学系の複数の画角の透過波面を算出する演算ステップを有する波面計測方法であり、
    前記複数の反射面は、前記被検光学系の光軸方向に並べられており、かつ、前記光軸に対する角度が互いに異なるように配置されており、前記複数の反射面のうち前記被検光学系から最も離れて配置された反射面以外の反射面は光の一部を透過することを特徴とする波面計測方法。
  15. 前記測定ステップにおいて、前記複数の第1透過光が、前記複数の反射面のうちいずれか1つの反射面において垂直に反射するように、前記複数の反射面の傾きを調整することを特徴する請求項13または14に記載の波面計測方法。
  16. 前記測定ステップにおいて、前記複数の光の集光位置が前記被検光学系の焦点面と一致するように、前記被検光学系の位置を調整することを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載の波面計測方法。
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