JP6904600B2 - データ取得装置、クライアントサーバシステム、データ取得方法、及び、プログラム - Google Patents

データ取得装置、クライアントサーバシステム、データ取得方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、データ取得装置、クライアントサーバシステム、データ取得方法、及び、プログラムに関する。
ネットワーク機器(レイヤ3スイッチ、レイヤ2スイッチ)を利用したクライアントサーバシステムにおいて、処理性能の低下が時々発生するような障害の対応方法として、障害発生時に、クライアントサーバシステムから通信データを取得し、取得した通信データを解析する方法が一般的に行われている(例えば、特許文献1参照)。通常、障害発生時の通信データの取得は、クライアントサーバシステムに接続されたデータ取得装置(パソコン等)が、障害発生時のサーバの送受信データと、クライアントの送受信データと、を取得することによって行われる。
特表2003−534748号公報
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
しかしながら、クライアントサーバシステムにおいて、処理性能の低下が間欠的に発生するような間欠障害の場合、サーバに接続されたLAN(Local Area Network)ポート、及び、クライアントに接続されたLANポートに対して、パケットキャプチャ(対象となるLANポートに流れている通信データの採取)の設定と、パケットキャプチャされるモニタ出力LANポート(データの出力をモニタリングするLANポート)の設定と、を行い、当該モニタ出力LANポートに、データ取得装置を接続して、障害発生時に手動でデータ取得を実行する必要がある。そのため、間欠障害発生時のデータ取得には時間がかかるという問題があった。
本発明の主な課題は、間欠障害発生時のデータ取得を自動的に行うのに貢献することができるデータ取得装置、クライアントサーバシステム、データ取得方法、及び、プログラムを提供することである。
第1の視点に係るデータ取得装置は、少なくとも1つのネットワーク機器を介して複数のクライアントとサーバとを通信可能に接続するクライアントサーバシステムからデータを取得するデータ取得装置である。データ取得装置は、少なくとも1つのネットワーク機器のいずれか1つと通信可能に接続する接続部と、前記サーバに係るIP(Internet Protocol)アドレスを記憶する記憶部と、前記接続部及び前記記憶部を制御するとともに、所定の情報処理を行う制御部と、を備える。前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記サーバに係る前記IPアドレス、前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器のARP(Address Resolution Protocol)テーブル情報、及び、前記少なくとも1つのネットワーク機器のすべてのMAC(Media Access Control)アドレステーブル情報、に基づいて、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理を行う。前記制御部は、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器の前記ポートに対してモニタリングの設定を行う処理を行う。前記制御部は、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器から、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から第1所定数の順位に入るポートに対応するIPアドレスを含むモニタリング情報を取得する処理を行う。前記制御部は、取得した前記モニタリング情報と、前記ARPテーブル情報と、前記MACアドレステーブル情報と、に基づいて、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から、前記第1所定数よりも少ない第2所定数の順位に入るポートを特定する処理を行う。前記制御部は、前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対してキャプチャを設定する処理を行う。前記制御部は、前記データ取得装置が接続されている前記ネットワーク機器に対して、前記キャプチャを設定した前記ポートの通信データを出力するように設定する処理を行う。
第2の視点に係るクライアントサーバシステムは、複数のクライアントと、サーバと、前記複数のクライアントと前記サーバとを通信可能に接続する少なくとも1つのネットワーク機器と、前記第1の視点に係るデータ取得装置と、を備える。
第3の視点に係るデータ取得方法は、データ取得装置を用いて、少なくとも1つのネットワーク機器を介して複数のクライアントとサーバとを通信可能に接続するクライアントサーバシステムからデータを取得するデータ取得方法である。データ取得方法では、予め記憶された前記サーバに係るIPアドレス、前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器のARPテーブル情報、及び、前記少なくとも1つのネットワーク機器のすべてのMACアドレステーブル情報、に基づいて、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定するステップを含む。データ取得方法では、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器の前記ポートに対してモニタリングの設定を行うステップを含む。データ取得方法では、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器から、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から第1所定数の順位に入るポートに対応するIPアドレスを含むモニタリング情報を取得するステップを含む。データ取得方法では、取得した前記モニタリング情報と、前記ARPテーブル情報と、前記MACアドレステーブル情報と、に基づいて、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から、前記第1所定数よりも少ない第2所定数の順位に入るポートを特定するステップを含む。データ取得方法では、前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対してキャプチャを設定するステップを含む。データ取得方法では、前記データ取得装置が接続されている前記ネットワーク機器に対して、前記キャプチャを設定した前記ポートの通信データを出力するように設定するステップを行う。
第4の視点に係るプログラムは、データ取得装置に、少なくとも1つのネットワーク機器を介して複数のクライアントとサーバとを通信可能に接続するクライアントサーバシステムからデータを取得させるプログラムである。プログラムは、予め記憶された前記サーバに係るIPアドレス、前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器のARPテーブル情報、及び、前記少なくとも1つのネットワーク機器のすべてのMACアドレステーブル情報、に基づいて、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理を実行させる。プログラムは、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器の前記ポートに対してモニタリングの設定を行う処理を実行させる。プログラムは、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器から、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から第1所定数の順位に入るポートに対応するIPアドレスを含むモニタリング情報を取得する処理を実行させる。プログラムは、取得した前記モニタリング情報と、前記ARPテーブル情報と、前記MACアドレステーブル情報と、に基づいて、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から、前記第1所定数よりも少ない第2所定数の順位に入るポートを特定する処理を実行させる。プログラムは、前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対してキャプチャを設定する処理を実行させる。プログラムは、前記データ取得装置が接続されている前記ネットワーク機器に対して、前記キャプチャを設定した前記ポートの通信データを出力するように設定する処理を実行させる。
なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transient)なものとすることができる。また、本開示では、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。プログラムは、コンピュータ装置に入力装置又は外部から通信インタフェイスを介して入力され、記憶装置に記憶されて、プロセッサを所定のステップないし処理に従って駆動させ、必要に応じ中間状態を含めその処理結果を段階毎に表示装置を介して表示することができ、あるいは通信インタフェイスを介して、外部と交信することができる。そのためのコンピュータ装置は、一例として、典型的には互いにバスによって接続可能なプロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インタフェイス、及び必要に応じ表示装置を備える。
前記第1〜第4の視点によれば、間欠障害発生時のデータ取得を自動的に行うのに貢献することができる。
実施形態1に係るクライアントサーバシステムの一例の構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態1に係るクライアントサーバシステムにおけるデータ取得装置の制御部の動作を模式的に示したフローチャート図である。 実施形態1に係るクライアントサーバシステムにおけるデータ取得装置の制御部の動作を模式的に示した、図2に続くフローチャート図である。 実施形態1に係るクライアントサーバシステムにおけるデータ取得装置の制御部の動作を模式的に示した、図3に続くフローチャート図である。 実施形態2に係るデータ取得装置の構成を模式的に示したブロック図である。 ハードウェア資源の構成を模式的に示したブロック図である。
以下に説明する本開示では、モード1に係るデータ取得装置及びその変形モードを適宜選択して組み合わせることができる。なお、モード1に係るデータ取得装置とは、データ取得装置の形態をいう。また、変形モードとは、変形した形態をいう。
前記モード1に係るデータ取得装置として、少なくとも1つのネットワーク機器を介して複数のクライアントとサーバとを通信可能に接続するクライアントサーバシステムからデータを取得するデータ取得装置であって、前記少なくとも1つのネットワーク機器のいずれか1つと通信可能に接続する接続部と、前記サーバに係るIPアドレスを記憶する記憶部と、前記接続部及び前記記憶部を制御するとともに、所定の情報処理を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記サーバに係る前記IPアドレス、前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器のARPテーブル情報、及び、前記少なくとも1つのネットワーク機器のすべてのMACアドレステーブル情報、に基づいて、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理と、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器の前記ポートに対してモニタリングの設定を行う処理と、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器から、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から第1所定数の順位に入るポートに対応するIPアドレスを含むモニタリング情報を取得する処理と、取得した前記モニタリング情報と、前記ARPテーブル情報と、前記MACアドレステーブル情報と、に基づいて、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から、前記第1所定数よりも少ない第2所定数の順位に入るポートを特定する処理と、前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対してキャプチャを設定する処理と、前記データ取得装置が接続されている前記ネットワーク機器に対して、前記キャプチャを設定した前記ポートの通信データを出力するように設定する処理と、を行う、データ取得装置とすることが可能である。
前記モード1に係るデータ取得装置の変形モードとして、前記接続部は、前記少なくとも1つのネットワーク機器のいずれか1つと第1通信規格を用いて通信可能に接続される第1接続部と、前記少なくとも1つのネットワーク機器のいずれか1つと前記第1通信規格とは異なる第2通信規格を用いて通信可能に接続される第2接続部と、を有し、前記制御部は、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理、前記モニタリングの設定を行う処理、前記モニタリング情報を取得する処理、前記第2所定数の順位に入る前記ポートを特定する処理、及び、前記キャプチャを設定する処理を、前記第1接続部を通じて行い、前記キャプチャを設定した前記ネットワーク機器の前記ポートの通信データを出力するように設定する処理を、前記第2接続部を通じて行う、ように制御することができる。
前記モード1に係るデータ取得装置の変形モードとして、前記第1接続部は、シリアルポートのインタフェイス規格を用いて情報を送受信するインタフェイスであり、前記第2接続部は、LANポートのインタフェイス規格を用いて情報を送受信するインタフェイスであるものにすることができる。
前記モード1に係るデータ取得装置の変形モードとして、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理では、前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器から、IPアドレスとMACアドレスとを関連付けた前記ARPテーブル情報を取得する処理と、取得した前記ARPテーブル情報を用いて、前記記憶部に記憶された前記サーバに係る前記IPアドレスに対応するMACアドレスを特定する処理と、前記少なくとも1つのネットワーク機器のすべてから、MACアドレステーブル情報を取得する処理と、取得した前記MACアドレステーブル情報を用いて、特定された前記サーバに係る前記MACアドレスに基づいて、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理と、を行うことができる。
前記モード1に係るデータ取得装置の変形モードとして、前記MACアドレステーブル情報を取得する処理では、前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器以外の他のネットワーク機器から前記MACアドレステーブル情報を取得する際、前記他のネットワーク機器に対してリモート接続することができる。
前記モード1に係るデータ取得装置の変形モードとして、前記第2所定数の順位に入る前記ポートを特定する処理では、取得した前記モニタリング情報を用いて、前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対応するIPアドレスを特定する処理と、取得した前記ARPテーブル情報を用いて、特定された前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対応する前記IPアドレスに対応するMACアドレスを特定する処理と、取得した前記MACアドレステーブル情報を用いて、特定された前記MACアドレスの順位に入る前記ポートを特定する処理と、を行うことができる。
前記モード1に係るデータ取得装置の変形モードとして、前記モニタリング情報を取得する処理では、前記サーバに係る前記IPアドレスに対して疎通確認試験を実施する処理と、前記疎通確認試験による今回の応答時間と前回の応答時間とを比較し、所定割合以上遅延したか否かを判断する処理と、前記所定割合以上遅延したときに、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器から、前記モニタリングが設定されている前記ポートにおける前記モニタリング情報を取得する処理と、を行うことができる。
本開示では、モード2に係るクライアントサーバシステムとして、複数のクライアントと、サーバと、前記複数のクライアントと前記サーバとを通信可能に接続する少なくとも1つのネットワーク機器と、前記モード1に係るデータ取得装置と、を備える、クライアントサーバシステムとすることが可能である。なお、モード2に係るクライアントサーバシステムとは、クライアントサーバシステムの形態をいう。
本開示では、モード3に係るデータ取得方法として、データ取得装置を用いて、少なくとも1つのネットワーク機器を介して複数のクライアントとサーバとを通信可能に接続するクライアントサーバシステムからデータを取得するデータ取得方法であって、予め記憶された前記サーバに係るIPアドレス、前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器のARPテーブル情報、及び、前記少なくとも1つのネットワーク機器のすべてのMACアドレステーブル情報、に基づいて、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定するステップと、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器の前記ポートに対してモニタリングの設定を行うステップと、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器から、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から第1所定数の順位に入るポートに対応するIPアドレスを含むモニタリング情報を取得するステップと、取得した前記モニタリング情報と、前記ARPテーブル情報と、前記MACアドレステーブル情報と、に基づいて、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から、前記第1所定数よりも少ない第2所定数の順位に入るポートを特定するステップと、前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対してキャプチャを設定するステップと、前記データ取得装置が接続されている前記ネットワーク機器に対して、前記キャプチャを設定した前記ポートの通信データを出力するように設定するステップと、を行う、データ取得方法とすることが可能である。なお、モード3に係るデータ取得方法とは、データ取得方法の形態をいう。
本開示では、モード4に係るプログラムとして、データ取得装置に、少なくとも1つのネットワーク機器を介して複数のクライアントとサーバとを通信可能に接続するクライアントサーバシステムからデータを取得させるプログラムであって、予め記憶された前記サーバに係るIPアドレス、前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器のARPテーブル情報、及び、前記少なくとも1つのネットワーク機器のすべてのMACアドレステーブル情報、に基づいて、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理と、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器の前記ポートに対してモニタリングの設定を行う処理と、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器から、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から第1所定数の順位に入るポートに対応するIPアドレスを含むモニタリング情報を取得する処理と、取得した前記モニタリング情報と、前記ARPテーブル情報と、前記MACアドレステーブル情報と、に基づいて、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から、前記第1所定数よりも少ない第2所定数の順位に入るポートを特定する処理と、前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対してキャプチャを設定する処理と、前記データ取得装置が接続されている前記ネットワーク機器に対して、前記キャプチャを設定した前記ポートの通信データを出力するように設定する処理と、を実行させる、プログラムとすることが可能である。なお、モード4に係るプログラムとは、プログラムの形態をいう。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。また、下記の実施形態は、あくまで例示であり、本発明を限定するものではない。また、以降の説明で参照する図面等のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。さらに、本願開示に示す回路図、ブロック図、内部構成図、接続図などにおいて、明示は省略するが、入力ポート及び出力ポートが各接続線の入力端及び出力端のそれぞれに存在する。入出力インタフェイスも同様である。プログラムはコンピュータ装置を介して実行され、コンピュータ装置は、例えば、プロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インタフェイス、及び必要に応じ表示装置を備え、コンピュータ装置は、通信インタフェイスを介して装置内又は外部の機器(コンピュータを含む)と、有線、無線を問わず、交信可能に構成される。
[実施形態1]
実施形態1に係るクライアントサーバシステムについて図面を用いて説明する。図1は、実施形態1に係るクライアントサーバシステムの一例の構成を模式的に示したブロック図である。
クライアントサーバシステム1は、クライアントとなる少なくとも1つの端末(図1では端末51〜56)と、測定対象となるサーバ(図1では測定対象サーバ50)とが少なくとも1つのスイッチ(図1ではレイヤ3スイッチ20、レイヤ2スイッチ40)を介してデータ通信可能に接続されたシステムである(図1参照)。クライアントサーバシステム1は、測定対象サーバ50、端末51〜56、レイヤ3スイッチ20、及び、レイヤ2スイッチ40よりなる基本構成部に加えて、データ取得装置10を有する。
データ取得装置10は、クライアントサーバシステム1において障害が発生した時にクライアントサーバシステム1の基本構成部(図1ではレイヤ3スイッチ20)から通信データを自動取得する装置である(図1参照)。データ取得装置10には、例えば、シリアル接続部14及びLAN接続部15を有するコンピュータを用いることができ、例えば、ノート型パーソナルコンピュータを用いることができる。データ取得装置10は、制御部11と、入力部12と、出力部13と、シリアル接続部14と、LAN接続部15と、記憶部16と、を有する。
制御部11は、入力部12、出力部13、シリアル接続部14、LAN接続部15、及び記憶部16を制御する機能部である(図1参照)。制御部11は、入力部12を制御して、入力部12から入力された情報を取り込む。制御部11は、出力部13を制御して、出力部13に情報を出力させる。制御部11は、シリアル接続部14を制御して、レイヤ3スイッチ20に対する情報の送受信を行う。制御部11は、LAN接続部15を制御して、レイヤ3スイッチ20に対する情報の送受信を行う。制御部11は、記憶部16へのデータの入出力、記憶部16へのデータの書き込みや読み出しを行う。制御部11は、ソフトウェア(スイッチ制御ツール19を含む)を実行することにより所定の情報処理を行う。制御部11がスイッチ制御ツール19を実行しているときの動作の詳細については、後述する。
入力部12は、ユーザの操作により、データ取得装置10に対する情報を入力するための機能部である(図1参照)。入力部12には、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、マイク、ボタン、その他の入力手段を用いることができ、図示しない通信部を介して通信可能に接続された入力部を有する情報端末等を用いてもよい。
出力部13は、データ取得装置10からの情報を外部に出力(表示、音声出力、印刷等)するための機能部である(図1参照)。出力部13として、例えば、表示を行うディスプレイ、印刷を行うプリンタ、その他の出力手段を用いることができ、図示しない通信部を介して通信可能に接続された出力部を有する情報端末等を用いてもよい。また、出力部13を使用する代わりに、通信部及びネットワークを通じて接続された別の情報端末等(図示せず;例えば、ユーザが使用する端末)を使用して情報を出力するようにしてもよい。
シリアル接続部14は、シリアルポートのインタフェイス規格(第1通信規格;例えば、RS−232)を用いて、情報を1度に1ビットずつ送受信するインタフェイス(第1接続部)である(図1参照)。シリアル接続部14は、シリアルケーブル60と着脱可能に接続している。シリアル接続部14は、シリアルケーブル60を経由して、レイヤ3スイッチ20のコンソールポート23と通信可能に接続(シリアル接続)している。
LAN接続部15は、LANポートのインタフェイス規格(第2通信規格;例えば、イーサネット(Ethernet)(登録商標))を用いて、情報を送受信するインタフェイス(第2接続部)である(図1参照)。LAN接続部15は、LANケーブル63と着脱可能に接続している。LAN接続部15は、LANケーブル63を経由して、レイヤ3スイッチ20のLANポート(図1では第3LANポート26、その他のLANポートでも可)と通信可能に接続(LAN接続)している。
記憶部16は、各種データ、プログラム(ツールソフトウェアを含む)、ファイル等の情報を記憶する機能部である(図1参照)。記憶部16として、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(不揮発性メモリ)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの記憶装置を用いることができる。記憶部16には、測定対象サーバ50に係るIPアドレスと、測定対象サーバ50における測定対象アプリケーションが使用するポート番号と、レイヤ3スイッチ20及びレイヤ2スイッチ40のログインに必要なユーザ名とパスワードと、が記憶されている。記憶部16は、装置情報17、通信データ取得情報18、スイッチ制御ツール19を記憶している。
装置情報17は、クライアントサーバシステム1におけるスイッチ装置(図1ではレイヤ3スイッチ20及びレイヤ2スイッチ40)に関する情報である(図1参照)。装置情報17は、レイヤ3スイッチ情報17aと、レイヤ2スイッチ情報17bと、疎通確認試験結果17cと、を有する。
レイヤ3スイッチ情報17aは、レイヤ3スイッチ20に関する情報である(図1参照)。レイヤ3スイッチ情報17aは、ARPテーブル情報、MACアドレステーブル情報、及び、NetFlow情報を有する。
ARPテーブル情報は、IPアドレスとMACアドレスとを関連付けた情報である。IPアドレスは、IPにおいてパケットを送受信する機器を判別するための番号である。MACアドレスは、ネットワーク上で、各ノードを識別するために設定されているネットワーク機器のハードウェアに割り当てられる物理アドレスである。MACアドレステーブル情報は、MACアドレスとLANポートとを関連付ける情報である。NetFlowは、米国のシスコシステムズ社(Cisco Systems, Inc.)が開発した、ネットワークのトラフィックの情報を監視・分析する技術であり、ネットワーク上で流れるトラフィックフローを受動的にモニタする機能である。NetFlow情報は、NetFlowの設定に係る情報である。
なお、NetFlowの設定では、ingress、egress、top-talkers top 10の設定を行う。ingressの設定では、スイッチの特定のLANポートへ入力するタイミングで帯域情報(トラフィック)を計測するように設定する。egressの設定では、スイッチの特定のLANポートから出力するタイミングで帯域情報(トラフィック)を計測するように設定する。top-talkers top 10の設定では、NetFlowで設定したIPアドレスに対して、最も通信データ量の多い順に10ノードに係るIPアドレスを特定するように設定する。
レイヤ2スイッチ情報17bは、レイヤ2スイッチ40に関する情報である(図1参照)。レイヤ2スイッチ情報17bは、MACアドレステーブル情報、及び、NetFlow情報を有する。
疎通確認試験結果17cは、スイッチ制御ツール19を実行して行う疎通確認試験(Pingコマンド実行)の結果(応答時間)に関する情報である。
通信データ取得情報18は、LAN接続部15から入力されるパケットをキャプチャしたデータ(測定対象サーバ50の送受信データ、トップトーカートップ5の端末51〜55の送受信データ)に関する情報である。
スイッチ制御ツール19は、クライアントサーバシステム1におけるスイッチ(図1ではレイヤ3スイッチ及びレイヤ2スイッチ)へのリモート接続、当該スイッチの設定及び情報の取得、疎通確認試験、処理性能低下判定、通信データ取得を実行するためのプログラムである。
レイヤ3スイッチ20は、ネットワークを中継するスイッチのうちOSI(Open System Interconnection)参照モデルにおけるレイヤ3(ネットワーク層)で動作(転送処理)するスイッチである(図1参照)。レイヤ3スイッチ20は、レイヤ2スイッチ40のFDB(Forwarding DataBase)のエージングタイム(MACアドレスの保持時間;Cisco社製のスイッチの場合は標準値が5分間)に影響を受けないようにするためのものである。レイヤ3スイッチ20には、例えば、市販品を用いることができる。レイヤ3スイッチ20は、制御部21と、記憶部22と、コンソールポート23と、LANポート24〜31と、を有する。
制御部21は、記憶部22、コンソールポート23、及び、LANポート24〜31を制御する機能部である(図1参照)。制御部21は、LANポート31を制御して、対応するレイヤ2スイッチ40のLANポート43に対する情報の送受信を行う。制御部21は、記憶部22へのデータの入出力、記憶部22へのデータの書き込みや読み出しを行う。制御部21は、記憶部22に記憶された情報に基づいて、中継動作を行う。制御部21は、コンソールポート23を制御して、データ取得装置10に対する情報の送受信を行う。制御部21は、第1LANポート24を制御して、測定対象サーバ50に対する情報の送受信を行う。制御部21は、第2LANポート25を制御して、端末51に対する情報の送受信を行う。制御部21は、第3LANポート26を制御して、データ取得装置10のLAN接続部15に対する情報の送受信を行う。制御部21は、第4LANポート27を制御して、端末56に対する情報の送受信を行う。制御部21は、第5LANポート28を制御して、端末55に対する情報の送受信を行う。制御部21は、第6LANポート29を制御して、端末54に対する情報の送受信を行う。制御部21は、第7LANポート30を制御して、第7LANポート30に接続されたときの端末又は装置に対する情報の送受信を行う。制御部21は、第8LANポート31を制御して、レイヤ2スイッチ40の第1LANポート43に対する情報の送受信を行う。制御部21は、データ取得装置10の制御部11のリモート接続により制御される。
記憶部22は、各種データ、プログラム、ファイル等の情報を記憶する機能部である(図1参照)。記憶部22は、設定情報、ARPテーブル情報、MACアドレステーブル情報、及び、NetFlow情報を記憶する。なお、設定情報は、各LANポート24〜31の仮想化ネットワークを構築するための設定に関する情報である。
コンソールポート23は、シリアルポートのインタフェイス規格(例えば、RS−232)を用いて、情報を1度に1ビットずつ送受信するインタフェイスである(図1参照)。コンソールポート23は、シリアルケーブル60と着脱可能に接続し、シリアルケーブル60を経由して、データ取得装置10のシリアル接続部14と通信可能に接続する。
LANポート24〜31は、イーサネット規格を用いて、情報の送受信を行うインタフェイスである(図1参照)。第1LANポート24は、LANケーブル61と着脱可能に接続し、LANケーブル61を経由して、測定対象サーバ50と通信可能に接続する。第2LANポート25は、LANケーブル62と着脱可能に接続し、LANケーブル62を経由して、端末51と通信可能に接続する。第3LANポート26は、LANケーブル63と着脱可能に接続し、LANケーブル63を経由して、データ取得装置10のLAN接続部15と通信可能に接続する。第4LANポート27は、LANケーブル64と着脱可能に接続し、LANケーブル64を経由して、端末56と通信可能に接続する。第5LANポート28は、LANケーブル65と着脱可能に接続し、LANケーブル65を経由して、端末55と通信可能に接続する。第6LANポート29は、LANケーブル66と着脱可能に接続し、LANケーブル66を経由して、端末54と通信可能に接続する。第7LANポート30には、LANケーブルが接続されていない。第8LANポート31は、LANケーブル71と着脱可能に接続し、LANケーブル71を経由して、レイヤ2スイッチ40の第1LANポート43と通信可能に接続する。
レイヤ2スイッチ40は、ネットワークを中継するスイッチのうちOSI参照モデルにおけるレイヤ2(データリンク層)で動作するスイッチである(図1参照)。レイヤ2スイッチ40は、パケットに含まれるMACアドレスに基づいて中継先を判断し、中継動作を行う。レイヤ2スイッチ40には、例えば、市販品を用いることができる。レイヤ2スイッチ40は、制御部41と、記憶部42と、LANポート43〜45と、を有する。
制御部41は、記憶部42、及び、各LANポート43〜45を制御する機能部である(図1参照)。制御部41は、記憶部42へのデータの入出力、記憶部42へのデータの書き込みや読み出しを行う。制御部41は、記憶部42に記憶された情報に基づいて、中継動作を行う。制御部41は、第1LANポート43を制御して、対応するレイヤ3スイッチ20のLANポート(図1では第8LANポート31)に対する情報の送受信を行う。制御部41は、第2LANポート44を制御して、対応する端末52に対する情報の送受信を行う。制御部41は、第3LANポート45を制御して、対応する端末53に対する情報の送受信を行う。制御部41は、データ取得装置10の制御部11のリモート接続により制御される。
記憶部42は、各種データ、プログラム、ファイル等の情報を記憶する機能部である(図1参照)。記憶部42は、設定情報、ARPテーブル情報、MACアドレステーブル情報、及び、NetFlow情報を記憶する。なお、設定情報は、各LANポート43〜45の仮想化ネットワークを構築するための設定に関する情報である。
LANポート43〜45は、イーサネット規格を用いて、情報の送受信を行うインタフェイスである(図1参照)。第1LANポート43は、LANケーブル71と着脱可能に接続し、LANケーブル71を経由して、レイヤ3スイッチ20の第8LANポート31と通信可能に接続する。第2LANポート44は、LANケーブル72と着脱可能に接続し、LANケーブル72を経由して、端末52と通信可能に接続する。第3LANポート45は、LANケーブル73と着脱可能に接続し、LANケーブル73を経由して、端末53と通信可能に接続する。
測定対象サーバ50は、測定対象となるサーバである(図1参照)。測定対象サーバ50には、例えば、端末51〜56からの要求に応じて情報やサービスを提供することが可能なコンピュータ機能を有する市販品のサーバを用いることができる。測定対象サーバ50は、LANケーブル61と着脱可能に接続し、LANケーブル61を経由して、レイヤ3スイッチ20の第1LANポート24と通信可能に接続する。測定対象サーバ50は、測定対象アプリケーションを実行して動作する。測定対象サーバ50には、予め、IPアドレス、MACアドレス、及び、測定対象アプリケーションが使用するポート番号(インターネット・プロトコル・スイートのトランスポート層の番号)が設定されている。
端末51〜56は、クライアントとなる情報端末である(図1参照)。端末51〜56には、測定対象サーバ50に情報やサービスの提供を要求することにより、測定対象サーバ50から情報やサービスの提供を受けることが可能なコンピュータ機能を有する市販品の端末を用いることができる。端末51〜56には、予め、IPアドレス、及び、MACアドレスが設定されている。
端末51は、LANケーブル62と着脱可能に接続し、LANケーブル62を経由して、レイヤ3スイッチ20の第2LANポート25と通信可能に接続する。端末52は、LANケーブル72と着脱可能に接続し、LANケーブル72を経由して、レイヤ2スイッチ40の第2LANポート44と通信可能に接続する。端末53は、LANケーブル73と着脱可能に接続し、LANケーブル73を経由して、レイヤ2スイッチ40の第3LANポート45と通信可能に接続する。端末54は、LANケーブル66と着脱可能に接続し、LANケーブル66を経由して、レイヤ3スイッチ20の第6LANポート29と通信可能に接続する。端末55は、LANケーブル65と着脱可能に接続し、LANケーブル65を経由して、レイヤ3スイッチ20の第5LANポート28と通信可能に接続する。端末56は、LANケーブル64と着脱可能に接続し、LANケーブル64を経由して、レイヤ3スイッチ20の第4LANポート27と通信可能に接続する。
端末51〜56について、図1においては、NetFlowの機能によって特定されたtop-talkers top 10のうち、端末51はトップトーカートップ1のノードとなり、端末52はトップトーカートップ2のノードとなり、端末53はトップトーカートップ3のノードとなり、端末54はトップトーカートップ4のノードとなり、端末55はトップトーカートップ5のノードとなり、端末56はトップトーカートップ6のノードとなっている。
次に、実施形態1に係るクライアントサーバシステムにおけるデータ取得装置の制御部の動作について、図面を用いて説明する。図2は、実施形態1に係るクライアントサーバシステムにおけるデータ取得装置の制御部の動作を模式的に示したフローチャート図である。なお、クライアントサーバシステムの構成部については、図1を参照されたい。また、ここでのデータ取得装置10の制御部11の動作は、スイッチ制御ツール19を実行したときの制御部11の動作である。
前提として、データ取得装置10のシリアル接続部14は、シリアルケーブル60を介して、レイヤ3スイッチ20のコンソールポート23と通信可能に接続され、データ取得装置10のLAN接続部15は、LANケーブル63を介して、レイヤ3スイッチ20のLANポート(図1では第3LANポート26)と通信可能に接続されているものとする。
また、前提として、データ取得装置10の記憶部16には、予め、測定対象サーバ50に係るIPアドレスと、測定対象アプリケーションが使用するポート番号と、レイヤ3スイッチ20及びレイヤ2スイッチ40のそれぞれのログインに必要なユーザ名及びパスワードと、が登録されているものとする。
まず、データ取得装置10の制御部11は、シリアル接続部14を、シリアルケーブル60経由で、レイヤ3スイッチ20のコンソールポート23に接続(シリアル接続)する(図2のステップA1)。
ここで、シリアル接続の際、データ取得装置10は、記憶部16に予め登録されているレイヤ3スイッチ20のログイン用のユーザ名及びパスワードを用いて、レイヤ3スイッチ20にログインする。
次に、データ取得装置10の制御部11は、レイヤ3スイッチ20の記憶部22から、シリアルケーブル60経由で、ARPテーブル情報を取得する(図2のステップA2)。
ここで、ARPテーブル情報の取得の際、レイヤ3スイッチ20がCisco社製スイッチの場合、「show arp」コマンドを実行する。
次に、データ取得装置10の制御部11は、ステップA2で取得したレイヤ3スイッチ20に係るARPテーブル情報を、記憶部16における装置情報17のレイヤ3スイッチ情報17a内に保存する(図2のステップA3)。
次に、データ取得装置10の制御部11は、データ取得装置10の記憶部16に予め登録された測定対象サーバ50に係るIPアドレスで、ステップA3で保存されたレイヤ3スイッチ20に係るARPテーブル情報を検索し、測定対象サーバ50に係るIPアドレスに対応する測定対象サーバ50に係るMACアドレスを特定する(図2のステップA4)。
次に、データ取得装置10の制御部11は、レイヤ3スイッチ20の記憶部22から、シリアルケーブル60経由で、MACアドレステーブル情報を取得する(図2のステップA5)。
ここで、MACアドレステーブル情報の取得の際、レイヤ3スイッチ20がCisco社製スイッチの場合、「show mac address−table」コマンドを実行する。
次に、データ取得装置10の制御部11は、ステップA5で取得したレイヤ3スイッチ20に係るMACアドレステーブル情報を、記憶部16における装置情報17のレイヤ3スイッチ情報17a内に保存する(図2のステップA6)。
次に、データ取得装置10の制御部11は、シリアルケーブル60、レイヤ3スイッチ20、及び、LANケーブル71経由で、レイヤ2スイッチ40に接続(リモート接続)する(図2のステップA7)。
次に、データ取得装置10の制御部11は、シリアルケーブル60、レイヤ3スイッチ20、及び、LANケーブル71経由で、レイヤ2スイッチ40の記憶部42から、MACアドレステーブル情報を取得する(図2のステップA8)。
次に、データ取得装置10の制御部11は、ステップA8で取得したレイヤ2スイッチ40に係るMACアドレステーブル情報を、記憶部16における装置情報17のレイヤ2スイッチ情報17b内に保存する(図2のステップA9)。
次に、データ取得装置10の制御部11は、ステップA4で特定された測定対象サーバ50に係るMACアドレスで、ステップA6で保存されたレイヤ3スイッチ20に係るMACアドレステーブル情報、及び、ステップA9で保存されたレイヤ2スイッチ40に係るMACアドレステーブル情報を検索し、測定対象サーバ50が接続されているスイッチのLANポート(図1ではレイヤ3スイッチ20の第1LANポート24)を特定(自動判別)する(図3のステップA10)。
次に、データ取得装置10の制御部11は、測定対象サーバ50が接続されているスイッチのLANポート(図1ではレイヤ3スイッチ20の第1LANポート24)に対して、NetFlowの設定を行う(図3のステップA11)。
ここで、Cisco社製スイッチのGigabitEthernet 0/1ポート(サーバに係るIPアドレス10.1.0.1に係るポート)に、NetFlowの設定を行う場合、例えば、以下の『』で囲まれたコマンドを実行する。
『interface GigabitEthernet 0/1
ip flow ingress
ip flow egress
ip flow-top-talkers
top10
sort-by bytes
match source address 10.1.0.1 255.255.255.255
cache-timeout 3000』
ステップA11の後、又は、所定割合以上遅延していない場合(ステップA14のNO)、データ取得装置10の制御部11は、測定対象サーバ50に係るIPアドレスに対して、予め定めた時間間隔で定期的に疎通確認試験(Pingコマンド実行)を実施する(図3のステップA12)。
次に、データ取得装置10の制御部11は、ステップA12の疎通確認試験で得られた結果(応答時間)を、記憶部16における装置情報17の疎通確認試験結果17c内に保存する(図3のステップA13)。
次に、データ取得装置10の制御部11は、疎通確認試験の都度、今回の疎通確認試験の結果(応答時間)と前回の疎通確認試験の結果(応答時間)とを比較し、所定割合以上(例えば、20%以上)遅延したか否かを判断する(図3のステップA14)。所定割合以上遅延していない場合(ステップA14のNO)、ステップA12に戻る。
所定割合以上遅延している場合(ステップA14のYES)、データ取得装置10の制御部11は、処理性能の低下が発生していると判断する(図3のステップA15)。
次に、データ取得装置10の制御部11は、測定対象サーバ50が接続されているスイッチ(図1ではレイヤ3スイッチ20)から、シリアルケーブル60経由で、NetFlowのtop-talkers top 10に係る情報を取得する(図3のステップA16)。
ここで、top-talkers top 10に係る情報は、NetFlowで設定したIPアドレスのうち、最も通信データ量の多い方から10ノードの順位に入るIPアドレスを含む情報(モニタリング情報)である。言い換えると、top-talkers top 10に係る情報とは、ネットワークに接続されている送信元と宛先との間の単方向のパケットのストリームのうち、通信データ量が最も多い(通信帯域利用量の最も大きい)方から10ノードの順位に入るストリームに関与するIPアドレスとトランスポート層の送信元及び宛先のポート番号に対応するIPアドレスを含む情報をいい、具体的には、ネットワークに接続されている最も通信データ量の多い(通信帯域利用量の大きい)方から10ノードの順位に入る送信元及び宛先のサーバ又はパーソナルコンピュータを特定する情報に相当する。レイヤ3スイッチ20がCisco社製スイッチの場合、top-talkers top 10に係る情報の取得の際、「show ip flow top-talkers」コマンドを実行する。
次に、データ取得装置10の制御部11は、ステップA16で取得したtop-talkers top 10に係る情報に基づいて、トップトーカートップ5の端末(図1では端末51〜55)に係るIPアドレスを特定(自動抽出)する(図3のステップA17)。
次に、データ取得装置10の制御部11は、ステップA17で特定したトップトーカートップ5の端末(図1では端末51〜55)に係るIPアドレスで、装置情報17におけるレイヤ3スイッチ情報17aのARPテーブル情報を検索し、当該IPアドレスに対応するMACアドレス(トップトーカートップ5の端末(図1では端末51〜55)に係るMACアドレス)を特定する(図4のステップA18)。
次に、データ取得装置10の制御部11は、ステップA18で特定されたトップトーカートップ5の端末(図1では端末51〜55)に係るMACアドレスで、ステップA6で保存したレイヤ3スイッチ情報17aのMACアドレステーブル情報、及び、ステップA9で保存されたレイヤ2スイッチ情報17bのMACアドレステーブル情報を検索し、トップトーカートップ5の端末(図1では端末51〜55)が接続されているスイッチのLANポートを特定する(図4のステップA19)。
ここで、スイッチのLANポートの特定の際、図1の例では、レイヤ3スイッチ20の第2LANポート25、レイヤ2スイッチ40の第2LANポート44、レイヤ2スイッチ40の第3LANポート45、レイヤ3スイッチ20の第6LANポート29、レイヤ3スイッチ20の第5LANポート28を特定する。
次に、データ取得装置10の制御部11は、測定対象サーバ50が接続されているスイッチのLANポート(図1ではレイヤ3スイッチ20の第1LANポート24)と、トップトーカートップ5の端末(図1では端末51〜55)が接続されているスイッチの各LANポート(図1ではレイヤ3スイッチ20のLANポート25、28、29、レイヤ2スイッチ40のLANポート44、45)と、に対して、パケットキャプチャ(リモートパケットキャプチャを含む)の設定を行う(図4のステップA20)。
次に、データ取得装置10の制御部11は、データ取得装置10のLAN接続部15と接続されているスイッチのLANポート(図1ではレイヤ3スイッチ20の第3LANポート26)に対して、キャプチャ(パケットキャプチャ)した各LANポート(レイヤ3スイッチ20のLANポート25、28、29、レイヤ2スイッチ40のLANポート44、45)の通信データを出力するように、モニタ出力LANポートを設定する(図4のステップA21)。
ここで、レイヤ3スイッチ20がCisco社製スイッチの場合、GigabitEthernet 0/1ポートのパケットをキャプチャし、GigabitEthernet 0/3ポートに出力する場合は、所定のコマンド(例えば、以下の『』で囲まれたコマンド)を実行する。
『monitor session 1 source interface GigabitEthernet 0/1
Monitor session 1 destination interface GigabitEthernet 0/3』
なお、レイヤ3スイッチ20がCisco社製スイッチの場合、SW1のGigabitEthernet 0/1ポートのパケットをキャプチャし、SW2のGigabitEthernet 0/3ポートに出力する場合は、所定のコマンド(以下の『』で囲まれたコマンド)を実行する。なお、SW1とSW2との間はすでにvlan999(monitor session 1用LAN)を通す設定がされていることを前提とする。
[SW1の設定]
『vlan999
remote-span
monitor session 1 source interface GigabitEthernet 0/1
monitor session 1 destination remote vlan999』
[SW2の設定]
『vlan999
remote-span
monitor session 1 source remote vlan999
monitor session 1 destination interface GigabitEthernet 0/3』
次に、データ取得装置10の制御部11は、LAN接続部15から入力されるキャプチャデータ(測定対象サーバ50の送受信データ、トップトーカートップ5の端末51〜55の送受信データ)に、通信データ取得情報として、データ取得開始年月日及び時刻を同時に付与して、記憶部16における通信データ取得情報18に保存する(図4のステップA22)。
最後に、データ取得装置10の制御部11は、出力部13から「キャプチャデータ取得完了」のメッセージを出力させ(図4のステップA23)、その後、終了する。
実施形態1によれば、事前に、データ取得装置10に測定対象サーバ50に係るIPアドレスと、障害発生するアプリケーションが使用しているポート番号と、を登録して使用することで、クライアントサーバシステム1において、処理性能の低下が間欠的に発生するような間欠障害が発生しても、間欠障害を特定する通信データを取得することができる。
また、実施形態1によれば、データ取得装置10により、クライアントサーバシステム1における、処理性能の低下が時々発生するような障害が発生し、クライアントを特定することができない障害の場合であっても、処理性能の低下を判定し、処理性能が低下した時の障害原因を特定するための、測定対象サーバ50及びトップトーカートップ5の端末51〜55の各送受信データを取得することができる。これにより、障害発生後にパケットキャプチャしたLANポートの設定を行う必要がなく、専門スキルが不要となり、障害発生箇所がデータ取得装置から遠く離れている場合にも、即時にデータ取得が可能となる。
[実施形態2]
実施形態2に係るデータ取得装置について図面を用いて説明する。図5は、実施形態2に係るデータ取得装置の構成を模式的に示したブロック図である。
データ取得装置110は、少なくとも1つのネットワーク機器120を介して複数のクライアント151、・・・・・、156とサーバ150とを通信可能に接続するクライアントサーバシステム201からデータを取得する装置である。データ取得装置110は、少なくとも1つのネットワーク機器120のいずれか1つと通信可能に接続する接続部114を有する。データ取得装置110は、サーバ150に係るIPアドレスを記憶する記憶部116を有する。データ取得装置110は、接続部114及び記憶部116を制御するとともに、所定の情報処理を行う制御部111を有する。
制御部111は、記憶部116に記憶されたサーバ150に係るIPアドレス、データ取得装置110と直接的に接続されたネットワーク機器120のARPテーブル情報、及び、少なくとも1つのネットワーク機器120のすべてのMACアドレステーブル情報、に基づいて、サーバ150が接続されているネットワーク機器120のポートを特定する処理を行う。制御部111は、サーバ150が接続されているネットワーク機器120のポートに対してモニタリングの設定を行う処理を行う。制御部111は、サーバ150が接続されているネットワーク機器120から、モニタリングが設定されているポートのうち、最も通信データ量の多い方から第1所定数の順位に入るポートに対応するIPアドレスを含むモニタリング情報を取得する処理を行う。制御部111は、取得したモニタリング情報と、ARPテーブル情報と、MACアドレステーブル情報と、に基づいて、モニタリングが設定されているポートのうち、最も通信データ量の多い方から、前記第1所定数よりも少ない第2所定数の順位に入るポートを特定する処理を行う。制御部111は、第2所定数の順位に入るポートに対してキャプチャを設定する処理を行う。制御部111は、データ取得装置110が接続されているネットワーク機器120に対して、キャプチャを設定したポートの通信データを出力するように設定する処理を行う。
実施形態2によれば、事前に、データ取得装置110にサーバ150に係るIPアドレスを登録して使用することで、クライアントサーバシステム201において、処理性能の低下が間欠的に発生するような間欠障害が発生しても、間欠障害を特定する通信データを取得することができる。
なお、実施形態1、2に係るデータ取得装置は、いわゆるハードウェア資源(情報処理装置、コンピュータ)により構成することができ、図6に例示する構成を備えたものを用いることができる。例えば、ハードウェア資源100は、内部バス104により相互に接続される、プロセッサ101、メモリ102、ネットワークインタフェイス103等を備える。
なお、図6に示す構成は、ハードウェア資源100のハードウェア構成を限定する趣旨ではない。ハードウェア資源100は、図示しないハードウェア(例えば、入出力インタフェイス)を含んでもよい。あるいは、装置に含まれるプロセッサ101等のユニットの数も図6の例示に限定する趣旨ではなく、例えば、複数のプロセッサ101がハードウェア資源100に含まれていてもよい。プロセッサ101には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等を用いることができる。
メモリ102には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等を用いることができる。
ネットワークインタフェイス103には、例えば、LAN(Local Area Network)カード、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェイスカード等を用いることができる。
ハードウェア資源100の機能は、上述の処理モジュールにより実現される。当該処理モジュールは、例えば、メモリ102に格納されたプログラムをプロセッサ101が実行することで実現される。また、そのプログラムは、ネットワークを介してダウンロードするか、あるいは、プログラムを記憶した記憶媒体を用いて、更新することができる。さらに、上記処理モジュールは、半導体チップにより実現されてもよい。即ち、上記処理モジュールが行う機能は、何らかのハードウェアにおいてソフトウェアが実行されることによって実現できればよい。
上記実施形態の一部または全部は以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
本発明では、前記第1の視点に係るデータ取得装置の形態が可能である。
[付記2]
前記接続部は、
前記少なくとも1つのネットワーク機器のいずれか1つと第1通信規格を用いて通信可能に接続される第1接続部と、
前記少なくとも1つのネットワーク機器のいずれか1つと前記第1通信規格とは異なる第2通信規格を用いて通信可能に接続される第2接続部と、
を有し、
前記制御部は、
前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理、前記モニタリングの設定を行う処理、前記モニタリング情報を取得する処理、前記第2所定数の順位に入る前記ポートを特定する処理、及び、前記キャプチャを設定する処理を、前記第1接続部を通じて行い、
前記キャプチャを設定した前記ネットワーク機器の前記ポートの通信データを出力するように設定する処理を、前記第2接続部を通じて行う、
ように制御する、
付記1記載のデータ取得装置。
[付記3]
前記第1接続部は、シリアルポートのインタフェイス規格を用いて情報を送受信するインタフェイスであり、
前記第2接続部は、LANポートのインタフェイス規格を用いて情報を送受信するインタフェイスである、
付記2記載のデータ取得装置。
[付記4]
前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理では、
前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器から、IPアドレスとMACアドレスとを関連付けた前記ARPテーブル情報を取得する処理と、
取得した前記ARPテーブル情報を用いて、前記記憶部に記憶された前記サーバに係る前記IPアドレスに対応するMACアドレスを特定する処理と、
前記少なくとも1つのネットワーク機器のすべてから、MACアドレステーブル情報を取得する処理と、
取得した前記MACアドレステーブル情報を用いて、特定された前記サーバに係る前記MACアドレスに基づいて、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理と、
を行う、
付記1乃至3のいずれか一に記載のデータ取得装置。
[付記5]
前記MACアドレステーブル情報を取得する処理では、前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器以外の他のネットワーク機器から前記MACアドレステーブル情報を取得する際、前記他のネットワーク機器に対してリモート接続する、
付記4記載のデータ取得装置。
[付記6]
前記第2所定数の順位に入る前記ポートを特定する処理では、
取得した前記モニタリング情報を用いて、前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対応するIPアドレスを特定する処理と、
取得した前記ARPテーブル情報を用いて、特定された前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対応する前記IPアドレスに対応するMACアドレスを特定する処理と、
取得した前記MACアドレステーブル情報を用いて、特定された前記MACアドレスの順位に入る前記ポートを特定する処理と、
を行う、
付記1乃至5のいずれか一に記載のデータ取得装置。
[付記7]
前記モニタリング情報を取得する処理では、
前記サーバに係る前記IPアドレスに対して疎通確認試験を実施する処理と、
前記疎通確認試験による今回の応答時間と前回の応答時間とを比較し、所定割合以上遅延したか否かを判断する処理と、
前記所定割合以上遅延したときに、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器から、前記モニタリングが設定されている前記ポートにおける前記モニタリング情報を取得する処理と、
を行う、
付記1乃至6のいずれか一に記載のデータ取得装置。
[付記8]
本発明では、前記第2の視点に係るクライアントサーバシステムの形態が可能である。
[付記9]
本発明では、前記第3の視点に係るデータ取得方法の形態が可能である。
[付記10]
本発明では、前記第4の視点に係るプログラムの形態が可能である。
なお、上記の特許文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(特許請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択(必要により不選択)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、本願に記載の数値及び数値範囲については、明記がなくともその任意の中間値、下位数値、及び、小範囲が記載されているものとみなされる。
1、201 クライアントサーバシステム
10、110 データ取得装置
11、111 制御部
12 入力部
13 出力部
14 シリアル接続部(第1接続部)
15 LAN接続部(第2接続部)
16、116 記憶部
17 装置情報
17a レイヤ3スイッチ情報
17b レイヤ2スイッチ情報
17c 疎通確認試験結果
18 通信データ取得情報
19 スイッチ制御ツール
20 レイヤ3スイッチ
21 制御部
22 記憶部
23 コンソールポート
24〜31 LANポート
40 レイヤ2スイッチ
41 制御部
42 記憶部
43〜45 LANポート
50 測定対象サーバ
51〜56 端末
60 シリアルケーブル
61〜66、71〜73 LANケーブル
100 ハードウェア資源
101 プロセッサ
102 メモリ
103 ネットワークインタフェイス
104 内部バス
114 接続部
120 ネットワーク機器
150 サーバ
151、156 クライアント

Claims (10)

  1. 少なくとも1つのネットワーク機器を介して複数のクライアントとサーバとを通信可能に接続するクライアントサーバシステムからデータを取得するデータ取得装置であって、
    前記少なくとも1つのネットワーク機器のいずれか1つと通信可能に接続する接続部と、
    前記サーバに係るIPアドレスを記憶する記憶部と、
    前記接続部及び前記記憶部を制御するとともに、所定の情報処理を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された前記サーバに係る前記IPアドレス、前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器のARPテーブル情報、及び、前記少なくとも1つのネットワーク機器のすべてのMACアドレステーブル情報、に基づいて、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理と、
    前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器の前記ポートに対してモニタリングの設定を行う処理と、
    前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器から、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から第1所定数の順位に入るポートに対応するIPアドレスを含むモニタリング情報を取得する処理と、
    取得した前記モニタリング情報と、前記ARPテーブル情報と、前記MACアドレステーブル情報と、に基づいて、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から、前記第1所定数よりも少ない第2所定数の順位に入るポートを特定する処理と、
    前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対してキャプチャを設定する処理と、
    前記データ取得装置が接続されている前記ネットワーク機器に対して、前記キャプチャを設定した前記ポートの通信データを出力するように設定する処理と、
    を行う、
    データ取得装置。
  2. 前記接続部は、
    前記少なくとも1つのネットワーク機器のいずれか1つと第1通信規格を用いて通信可能に接続される第1接続部と、
    前記少なくとも1つのネットワーク機器のいずれか1つと前記第1通信規格とは異なる第2通信規格を用いて通信可能に接続される第2接続部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理、前記モニタリングの設定を行う処理、前記モニタリング情報を取得する処理、前記第2所定数の順位に入る前記ポートを特定する処理、及び、前記キャプチャを設定する処理を、前記第1接続部を通じて行い、
    前記キャプチャを設定した前記ネットワーク機器の前記ポートの通信データを出力するように設定する処理を、前記第2接続部を通じて行う、
    ように制御する、
    請求項1記載のデータ取得装置。
  3. 前記第1接続部は、シリアルポートのインタフェイス規格を用いて情報を送受信するインタフェイスであり、
    前記第2接続部は、LANポートのインタフェイス規格を用いて情報を送受信するインタフェイスである、
    請求項2記載のデータ取得装置。
  4. 前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理では、
    前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器から、IPアドレスとMACアドレスとを関連付けた前記ARPテーブル情報を取得する処理と、
    取得した前記ARPテーブル情報を用いて、前記記憶部に記憶された前記サーバに係る前記IPアドレスに対応するMACアドレスを特定する処理と、
    前記少なくとも1つのネットワーク機器のすべてから、MACアドレステーブル情報を取得する処理と、
    取得した前記MACアドレステーブル情報を用いて、特定された前記サーバに係る前記MACアドレスに基づいて、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理と、
    を行う、
    請求項1乃至3のいずれか一に記載のデータ取得装置。
  5. 前記MACアドレステーブル情報を取得する処理では、前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器以外の他のネットワーク機器から前記MACアドレステーブル情報を取得する際、前記他のネットワーク機器に対してリモート接続する、
    請求項4記載のデータ取得装置。
  6. 前記第2所定数の順位に入る前記ポートを特定する処理では、
    取得した前記モニタリング情報を用いて、前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対応するIPアドレスを特定する処理と、
    取得した前記ARPテーブル情報を用いて、特定された前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対応する前記IPアドレスに対応するMACアドレスを特定する処理と、
    取得した前記MACアドレステーブル情報を用いて、特定された前記MACアドレスの順位に入る前記ポートを特定する処理と、
    を行う、
    請求項1乃至5のいずれか一に記載のデータ取得装置。
  7. 前記モニタリング情報を取得する処理では、
    前記サーバに係る前記IPアドレスに対して疎通確認試験を実施する処理と、
    前記疎通確認試験による今回の応答時間と前回の応答時間とを比較し、所定割合以上遅延したか否かを判断する処理と、
    前記所定割合以上遅延したときに、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器から、前記モニタリングが設定されている前記ポートにおける前記モニタリング情報を取得する処理と、
    を行う、
    請求項1乃至6のいずれか一に記載のデータ取得装置。
  8. 複数のクライアントと、
    サーバと、
    前記複数のクライアントと前記サーバとを通信可能に接続する少なくとも1つのネットワーク機器と、
    請求項1乃至7のいずれか一に記載のデータ取得装置と、
    を備える、
    クライアントサーバシステム。
  9. データ取得装置を用いて、少なくとも1つのネットワーク機器を介して複数のクライアントとサーバとを通信可能に接続するクライアントサーバシステムからデータを取得するデータ取得方法であって、
    予め記憶された前記サーバに係るIPアドレス、前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器のARPテーブル情報、及び、前記少なくとも1つのネットワーク機器のすべてのMACアドレステーブル情報、に基づいて、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定するステップと、
    前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器の前記ポートに対してモニタリングの設定を行うステップと、
    前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器から、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から第1所定数の順位に入るポートに対応するIPアドレスを含むモニタリング情報を取得するステップと、
    取得した前記モニタリング情報と、前記ARPテーブル情報と、前記MACアドレステーブル情報と、に基づいて、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から、前記第1所定数よりも少ない第2所定数の順位に入るポートを特定するステップと、
    前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対してキャプチャを設定するステップと、
    前記データ取得装置が接続されている前記ネットワーク機器に対して、前記キャプチャを設定した前記ポートの通信データを出力するように設定するステップと、
    を行う、
    データ取得方法。
  10. データ取得装置に、少なくとも1つのネットワーク機器を介して複数のクライアントとサーバとを通信可能に接続するクライアントサーバシステムからデータを取得させるプログラムであって、
    予め記憶された前記サーバに係るIPアドレス、前記データ取得装置と直接的に接続された前記ネットワーク機器のARPテーブル情報、及び、前記少なくとも1つのネットワーク機器のすべてのMACアドレステーブル情報、に基づいて、前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器のポートを特定する処理と、
    前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器の前記ポートに対してモニタリングの設定を行う処理と、
    前記サーバが接続されている前記ネットワーク機器から、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から第1所定数の順位に入るポートに対応するIPアドレスを含むモニタリング情報を取得する処理と、
    取得した前記モニタリング情報と、前記ARPテーブル情報と、前記MACアドレステーブル情報と、に基づいて、前記モニタリングが設定されている前記ポートのうち、最も通信データ量の多い方から、前記第1所定数よりも少ない第2所定数の順位に入るポートを特定する処理と、
    前記第2所定数の順位に入る前記ポートに対してキャプチャを設定する処理と、
    前記データ取得装置が接続されている前記ネットワーク機器に対して、前記キャプチャを設定した前記ポートの通信データを出力するように設定する処理と、
    を実行させる、
    プログラム。
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