JP6903694B2 - 低塩化物塗料脱粘着剤 - Google Patents

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Description

本開示は、一般に、低塩化物含有脱粘着剤などの塗料脱粘着剤に関する。
自動車本体、エンジン、ならびに様々な産業および消費者物品の噴霧塗装は、塗料噴霧ブースと呼ばれる特殊な筐体内で行われる。これらのブースは、作業者の安全性を向上し、最終塗料作業に悪影響を与える汚染物質の量を最小化する、塗装操作のための制御された作業領域を提供する。ブースのサイズおよび設計は、大幅に異なり得る。ブースは、実際の塗装が行われる作業領域と、過剰に噴霧された塗料を空気から除去するバックセクション/ブース下の領域とを有する。少量または低量の製造システムでは、これは、一連の使い捨てフィルターを通して塗料を含んだ空気を吸引することによって達成される。より一般的には、ブース排気ファンによって生成される空気の移動流は、塗料粒子を空気から水または水性相へと効果的にこすり落とす再循環水のカーテンまたは噴霧によって、過剰に噴霧された塗料を回収または処理するために吸引する。水およびこすり落とされた塗料粒子は、水を再利用することができ、無駄な塗料固体を安全に廃棄することができるように、水から塗料粒子を分離する、水受けへと運ばれる。
塗料は、高接着性のフィルムを形成する材料である。塗料は、噴霧ブースの内部を含むあらゆる露出している表面に容易に接着する傾向があり、堆積し、最終的には、空気および水の流れを低減し、排水を詰まらせ、ポンプおよびプラグスクリーンを損傷し得る。これにより、ブース効率が低減され、操作費用を著しく増加させる。この理由により、化学物質「脱粘着剤」が通常、再循環水に添加される。これらの脱粘着剤は、ブースの洗浄効率を改善し、塗料がブース表面に接着することを防止し、再循環水流から塗料固体の収集および除去を助ける。
従来、溶剤ベースの塗料または溶剤系塗料は、噴霧ブースにおいて最も一般的に用いられていた。より最近では、環境意識の高まりにより、放出され得る揮発性有機化合物(VOC)の量を制限する規則が生じている。これは、VOCを低減させるために、水系塗料の使用の増加、および既存の溶剤ベースの塗料の再配合を生じさせている。溶剤ベースの材料ほど粘着性ではないが、これらの材料は、水からの分離がさらにより困難であり、それらの界面活性剤含有量に起因して、顕著な量の泡沫を生成し、それらの溶剤ベースの類似物よりも困難な処理を必要とする傾向がさらにより強い。結果として、従来の塗料の粘性を低減することができるだけでなく、泡沫を制御し、より新しく再配合された水ベースの塗料および有害大気汚染物質(HAP)と互換性のある溶剤ベースの塗料(HAPとして規制されている任意の材料を含有しないと判定されたもの)の収集を改善する必要性に対応することもできる、脱粘着剤に対する需要が大きくなっている。
欧州特許出願公開第2365037号明細書
現在の経済的懸念および環境意識はまた、これらの製品が、費用効果が高く持続可能な様式で機能することを要求している。さらに、長期腐食の懸念に起因して、一部の製造業者は、製品が含有してもよい塩化物の量、または塗料スラッジシステムに存在してもよい塩化物の量に制限を設け始めた。結果として、環境に塩化物の蓄積を生じず、これらの環境持続可能性の目標を満たす、脱粘着剤を提供する必要性が増加している。
本開示のいくつかの態様では、塗料を脱粘着化するための組成物について開示する。組成物は、カチオン化デンプンおよびアルミン酸ナトリウムの溶液を含み、組成物中の塩化物の濃度が、約30,000ppm以下である。
いくつかの実施形態では、アルミン酸ナトリウムは、膜等級またはダイアフラム等級の苛性ソーダに由来する。いくつかの実施形態では、アルミン酸ナトリウムは、膜苛性ソーダに由来する。ある特定の実施形態では、組成物は、約100ppm未満の塩化物濃度を有する。いくつかの実施形態では、アルミン酸ナトリウムは、ダイアフラム苛性ソーダに由来する。少なくとも1つの実施形態では、組成物は、約6000ppm以下の塩化物濃度を有する。
いくつかの実施形態では、カチオン化デンプンは、カチオン化小麦デンプン、トウモロコシデンプン、タピオカデンプン、ジャガイモデンプン、米デンプン、サツマイモデンプン、サゴデンプン、緑豆デンプン、クズウコンデンプン、およびそれらの任意の組み合わせから選択される。ある特定の実施形態では、カチオン化デンプンは、カチオン化トウモロコシデンプンである。いくつかの実施形態では、カチオン化トウモロコシデンプンは、トリメチル臭化アンモニウムを含有するカチオン化剤でカチオン化されている。
いくつかの実施形態では、組成物は、約20ppm未満の塩化物濃度を有する。特定の実施形態では、組成物は、約4ppm未満の塩化物濃度を有する。
いくつかの実施形態では、アルミン酸ナトリウム溶液は、約38%〜約45%活性である。いくつかの実施形態では、カチオン化デンプンの量は、組成物の約25〜約50重量%を構成する。ある特定の実施形態では、アルミン酸ナトリウムの量は、組成物の約50〜約75重量%を構成する。
本開示はまた、塗料を脱粘着化する方法を提供する。方法は、前述の組成物のいずれかを、過剰に噴霧された塗料を含む循環水システムの流れに提供することを含む。いくつかの実施形態では、方法は、循環水システムのpHを約6〜約10に調整することを含む。いくつかの実施形態では、方法は、循環水システムから脱粘着化された塗料を分離することを含む。
他の態様では、塗料を脱粘着化するための組成物を調製する方法について開示する。方法は、デンプンを加熱してデンプン溶液を形成することと、デンプン溶液のpHを約12超の値に調整することと、カチオン化剤を添加することと、カチオン化剤を含むデンプン溶液を加熱することと、アルミン酸ナトリウムの溶液を添加することと、を含む。
いくつかの実施形態では、アルミン酸ナトリウムは、膜等級またはダイアフラム等級の苛性ソーダに由来する。いくつかの実施形態では、組成物は、約6000ppm以下の塩化物濃度を有する。ある特定の実施形態では、組成物は、約50ppm未満の塩化物濃度を有する。特定の実施形態では、デンプンは、小麦デンプン、トウモロコシデンプン、タピオカデンプン、ジャガイモデンプン、米デンプン、サツマイモデンプン、サゴデンプン、緑豆デンプン、クズウコンデンプン、およびそれらの任意の組み合わせから選択される。いくつかの実施形態では、デンプンは、トウモロコシデンプンである。いくつかの実施形態では、デンプンは、トリメチル臭化アンモニウムを含有するカチオン化剤でカチオン化される。
追加の実施形態では、本開示は、塗料を脱粘着化するための組成物の使用を提供する。組成物は、カチオン化デンプンと、アルミン酸ナトリウムの溶液とを含む。組成物中の塩化物の濃度は、約30,000ppm以下である。
反対のことが言及されない限り、用語「1つ」の使用は、「少なくとも1つ」または「1つ以上」を含むことを意図する。例えば、「組成物」は、「少なくとも1つの組成物」または「1つ以上の組成物」を含むことを意図する。
絶対的な用語またはおおよその用語のいずれかで与えられる任意の範囲は、両方の用語を包含することを意図し、本明細書で使用される任意の定義を明確にすることを意図し、限定を意図しない。本発明の広い範囲を記載する数値範囲およびパラメータは近似値であるが、特定の実施例において記載される数値は可能な限り正確に報告されている。しかしながら、いずれの数値も、それらのそれぞれの試験測定値に見出される標準偏差から必然的に生じるある種の誤差を本質的に含有する。さらに、本明細書に開示される全ての範囲は、その中に任意および全ての部分範囲(全ての端数の値および整数の値を含む)部分範囲を包含することが理解されるものである。
さらに、本発明は、本明細書に記載される様々な実施形態のいくつかまたは全ての可能な組み合わせを、いくつかまたは全て包含する。本出願において引用される任意のおよび全ての特許、特許出願、科学論文、ならびに他の参考文献、ならびにそこに引用される任意の参考文献は、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
過剰に噴霧された塗料を処理するための組成物について開示する。組成物は、塩化物約30,000ppm以下の合計塩化物濃度を有する、カチオン化デンプンとアルミン酸ナトリウムとの溶液を含む。一実施形態では、組成物は、約100ppm以下の塩化物を含有する。組成物は、溶剤系(SB)および水系(WB)塗料の両方を処理するために、塗料噴霧ブースの再循環水システムに添加され得る液体濃縮物として特に有用である。
典型的には、アルミン酸ナトリウムとデンプンとは非相溶性である。しかしながら、カチオン化された後にデンプンのpHが中和されない場合、カチオン化デンプンは驚くべきことに、アルミン酸ナトリウムとブレンドする。デンプンのカチオン化は、可溶性を高めるためにデンプンを加熱し、次にカチオン化の前にデンプンのpHを高めることによって、達成される。エポキシド中間体を形成するカチオン化剤を添加し、次いで、デンプンと反応させる。安定した脱粘着剤を作製するために、カチオン化デンプンのpHは、アルミン酸ナトリウムのpHに近くなければならない。これは通常、最初のpH調節中に達成されるが、カチオン化の後にもまたさらに調整され得る。
いくつかの実施形態では、カチオンデンプンは、約0.01〜約1.0%の置換度を有する。
前述の組成物を調製する方法もまた開示する。方法は、デンプン顆粒を加熱してデンプン溶液流体を形成することを含む。方法は、デンプン顆粒を水と混合してデンプン溶液を形成することを含み得る。デンプン溶液のpHは、約12超の値に調整され、その後、カチオン化剤が添加される。得られた溶液を加熱して、カチオン化デンプンを形成する。デンプンのカチオン化に続いて、アルミン酸ナトリウムを添加する。水は、蒸発などの様々な技法によって除去されて濃縮物を形成し得る。
前述の組成物を使用する方法もまた開示する。方法は、塗料を含有する水システムの処理に特に適用可能である。いくつかの実施形態では、方法は、循環水システム中の過剰に噴霧された塗料粒子を処理する。方法は、循環水システムまたは任意の他の種類の水性塗料捕捉システムからの塗料を脱粘着化する。かかる方法では、過剰に噴霧された塗料を、水システムと接触させる。いくつかの実施形態では、水システムは、過剰に噴霧された塗料が水システムに捕捉される前に、前述の組成物を含有している。いくつかの実施形態では、前述の組成物は、過剰に噴霧された塗料を含有する水システムに添加される。組成物は、過剰に噴霧された塗料粒子を脱粘着化し、凝集するように作用する。方法はまた、処理された過剰に噴霧された塗料粒子を水から分離するステップも含み得る。
アルミン酸ナトリウムは、苛性ソーダに水酸化アルミニウムを溶解することによる反応生成物として、多数の商業的供給源から入手可能である。水酸化アルミニウム(ギブス石)は、例えば、沸点に近い温度で、約20〜約25%のNaOH水溶液に溶解し得る。いくつかの実施形態では、苛性ソーダの等級は、膜等級またはダイアフラム等級である。苛性ソーダの等級は、ソーダの調製によって決定される。膜セル中で食塩水を用いた電解処理で調製された苛性ソーダは、膜等級の苛性ソーダを生じる。ダイアフラムセル中で食塩水を用いた電解処理で調製された苛性ソーダは、ダイアフラム等級の苛性ソーダを生じる。したがって、いくつかの実施形態では、苛性ソーダは膜等級であり、いくつかの実施形態では、苛性ソーダはダイアフラム等級である。ある特定の実施形態では、アルミン酸ナトリウムは、膜等級およびダイアフラム等級の苛性ソーダの両方から作製され得る。
2つの等級における主要な差異は、最終生成物中に残留する出発材料(塩化ナトリウム)の量である。膜等級の苛性ソーダでは、生成物中に残留する塩化ナトリウムは約0.01%(100ppm)未満であろう。ダイアフラム等級材料では、塩化ナトリウムは、約1.2%(12,000ppm)未満であろう。
カチオン化デンプンに添加されるときには、アルミン酸ナトリウムは、約38%〜約45%の活性レベルを有するべきである。
時折、アミラムと称されるデンプンは、グリコシド結合によって一緒に接合された多数のグルコース単位を有する多糖類炭水化物である。デンプンは、エネルギー貯蔵として植物によって産生され、ヒトの主要な食料源である。純粋なデンプンは、冷水またはアルコールに不溶性である白色の、無味無臭の粉末である。デンプンは、線状および螺旋状のアミロースと、分岐状アミノペクチンとの、2つの種類の分子を含む。植物に応じて、デンプンは一般に、約20〜約25%のアミロースおよび約75〜約80%のアミノペクチンを含有する。
多数の異なるデンプン源を使用して、前述の組成物中にデンプンを提供し得る。いくつかの実施形態では、デンプンの1つの形態はトウモロコシデンプンであるが、デンプンは、小麦デンプン、トウモロコシデンプン、タピオカデンプン、ジャガイモデンプン、米デンプン、サツマイモデンプン、サゴデンプン、緑豆デンプン、クズウコンデンプン、および前述のデンプンの任意の組み合わせのうちのいずれか1つであり得る。いくつかの実施形態では、デンプンは、前述のデンプンのうちのいずれか2つの混合物である。いくつかの実施形態では、デンプンは、前述のデンプンのうちのいずれか3つ以上の混合物である。
デンプンは、従来既知のプロセスによってカチオン化され得る。かかるプロセスは、腐食性の水溶液およびカチオン化剤にデンプンを提供する。選択されたデンプンまたはデンプン混合物は、効果的な置換度を有するべきである.カチオンデンプンの置換度は、無水グルコース単位当たりの置換基の平均数によって記載され、可能な最大値は3である。カチオン化プロセスは、溶解性を改善し、陰電荷を帯びた表面との相互作用を可能にする、強い正電荷を有するポリマーを生成する。プロセスはまた、既存のヒドロキシル官能基にアミン官能基を付加し、それ自体は、いずれかの側基の化学反応に役立つ。使用されるカチオンデンプンは、約0.01〜約1.0の置換度を有し、凝集剤としての使用に好適である。それは、約1〜約35%の固体の水溶液として提供される。好適な製品は、例えば、Dober、Alco、またはISCから市販されている。
いくつかの実施形態では、カチオン化デンプンは、以下の一般化された構造を有する。

Figure 0006903694
構造は、情報目的としてのみ挙げられ、元のアミロース単位から生じ得る任意の派生物を考慮しない。
いくつかの実施形態では、カチオン化デンプンは、以下の一般化された構造を有する。
Figure 0006903694
構造は、情報目的としてのみ挙げられ、元のアミロース単位から生じ得る任意の派生物を考慮しない。いくつかの実施形態では、デンプンは、トリメチル臭化アンモニウムを含有するカチオン化剤でカチオン化される。
カチオン化されることができ、同様の性能を提供し得る他の材料としては、グアーガム、アラビアガム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、およびメチルセルロースガムが挙げられる。
カチオン化剤の例としては、N−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)トリメチルアンモニウムクロリド、またはN−(3−ブロモ−2−ヒドロキシプロピル)トリメチルアンモニウムブロミドが挙げられる。
いくつかの実施形態では、組成物中のカチオン化デンプンの量は、約25〜約50重量%である。いくつかの実施形態では、アルミン酸ナトリウムの量は、約50重量%〜約75重量%である。
組成物はまた、少なくとも約0.1%のヒドロキシル官能基、および少なくとも約2.5×10ダルトンの分子量を含有する天然または合成ポリマー凝集剤を含み得る。ポリマーは、容易に生分解可能であり、両性金属の錯体ポリマー塩と反応することができるべきであって、中性またはアルカリpH値で架橋ゲルを形成する。好適な生成物としては、アクリルアミドなどの合成ポリマーまたはキトサンもしくはグアーガム等の天然ポリマーのポリマー(またはコポリマー、ターポリマー等)が挙げられる。
加えて、他のポリマー化合物は、本明細書に開示される組成物と共に利用されて、共凝集剤として作用し、再循環水システムから塗料固体のより迅速な分離を容易にし得る。例えば、アクリルアミドの高分子量ポリマーが添加され得る。これらは、アミンまたはヒドロキシル官能基を含有するコポリマーを含むであろう。
前述の組成物が液体濃縮物として調製されるときには、その濃縮物は、過剰に噴霧された塗料固体に対する第1の脱粘着添加剤および/または共凝固添加剤として使用するために、塗料噴霧ブースの再循環水システムに添加されることができる。かかるシステムでの使用濃度は、典型的には、水流量および塗料含有量に基づいて、約10〜約1000ppmの範囲であるであろう。
使用中、再循環水システムのpHは、約6〜約10に維持され得る。いくつかの実施形態では、再循環水システムのpHは、約7〜約9に維持され得る。いくつかの実施形態では、本開示の組成物は、すでに腐食性であるので、その使用は、水システムのpHを高めることによって再循環水システムのpHに影響を及ぼし得る。
いくつかの実施形態では、脱粘着組成物は、塗料ブースの再循環水システムに供給され得る。過剰に噴霧された塗料は、ブーススクラバー区画の再循環水に接触する。脱粘着組成物を含有する水に接触する際、過剰に噴霧された塗料は、迅速に脱粘着化および凝固されるようになり、それはスラッジ層としてシステムの水から分離されることを生じる。追加の構成成分は、液体−固体分離技法を用いて凝固された塗料スラッジの分離を助けるように、任意選択的に添加され得る。浮遊ユニット、遠心分離機、およびスキマーなどの任意選択的な機器も使用され得る。
組成物中に存在する塩化物の量は、組成物に含まれるアルミン酸ナトリウムを調製するために使用される苛性ソーダの等級、ならびにデンプンをカチオン化するために使用されるカチオン化剤に応じて異なり得る。いくつかの実施形態では、脱粘着組成物中に存在する塩化物の量は、約30,000ppm以下である。いくつかの実施形態では、脱粘着組成物中に存在する塩化物の量は、約25,000ppm以下である。ある特定の実施形態では、脱粘着組成物中に存在する塩化物の量は、約6,000ppm以下である。ある特定の実施形態では、脱粘着組成物中に存在する塩化物の量は、約100ppm以下である。特定の実施形態では、脱粘着組成物中に存在する塩化物の量は、約40ppm、約25ppm、約20ppm、約5ppm、または約4ppm以下である。
出願人は、驚くべきことに、他のデンプンまたは修飾デンプン材料とは異なり、前述の組成物が、抗菌添加剤を実質的に含まずに供給および使用され得、したがって、かかる材料の使用を回避することができることを発見した。出願人はまた、驚くべきことに、それらのアルカリ性により前述の組成物が、回収および再利用システムを維持および操作するための追加のアルカリ性剤を必要とせずに水システムで使用することができることを見出した。
本開示のある特定の実施形態は、本出願の開示または特許請求の範囲を限定することを意図しない以下の実施例によって例示される。
実施例A
240グラムのISC11043カチオンデンプンを、撹拌しながら2.0リットルの容器に添加した。40グラムのR−3356(膜等級の水酸化ナトリウム)を添加して、アルミン酸ナトリウムのおおよそのpHに調整した。溶液を完全に混合し、720グラムの膜等級のアルミン酸ナトリウム(Remondis SE&Co.KG Lunin,Germany)を迅速に添加し、均一になるまで溶液を撹拌した。最終生成物の塩化物含有量は、30ppm未満であると測定した。
実施例B
240グラムのISC2500Nカチオンデンプン(非中和)を、撹拌しながら2.0リットルの容器に添加した。40グラムのR−155(ダイアフラム等級の水酸化ナトリウム)を添加して、アルミン酸ナトリウムのおおよそのpHにデンプンのpHを調整した。溶液を完全に混合し、720グラムのNalco2(ダイアフラム等級アルミン酸ナトリウムUSALCO Baltimore,MD)を迅速に添加し、均一になるまで溶液を撹拌した。最終生成物の塩化物含有量は、7000〜10,000ppmであると測定した。
本開示の組成物は、多種多様な市販の自動車用塗料のための効果的な処理を提供することが示されている。これらは、ラテックス、エナメル、アルキド、およびラッカーとしてさらに分類することができる。
組成物の効果を実証するために、以下の手順を用いた。各試験では、200mlの冷たい水道水を、磁気撹拌棒を備えた1パイントの開口ガラス瓶に添加した。高速で撹拌しながら、評価する0.2mlの生成物を瓶に添加し、必要な場合腐食性物質を用いて、pHを8〜9に調整した。攪拌を継続しながら、10〜12滴(0.5ml)の市販の自動車用塗料の混合物を渦に添加した。試料を30秒間混合し、次いでNalco7768の1%溶液を1.5ml添加して塗料固体の分離を容易にし、さらに30秒間混合し、その後混合器を止めた。試料を30秒間静置した後、粘着性および最終的な水質について試料を評価した。溶剤系(SB)ベースコートおよび水系(WB)ベースコートの混合物を利用して、各組成物に対してそれぞれ分離試験を実行した。
以下の情報を観察して、実施例Aの効果を評価した。
Figure 0006903694
以下の情報を観察して、実施例Bの効果を評価した。
Figure 0006903694
様々な一般的に使用されている脱粘着化学物質と実施例Aの性能を比較して、腐食についての研究もまた実行して、低減された塩化物含有量の利益を実証した。各場合では、12.0gの生成物を500mlの水に添加し、撹拌しながらpHを8.3の公称値に調整した。30分後、全ての沈殿物を濾過し、軟鋼腐食試験片を液中に装備した。一定のpHで15日間撹拌した後、試験片を取出し、1年当たりのミル(mpy)で腐食速度を測定した。実施例Aとして提供された組成物は、試験した他の生成物のうちのいずれよりも著しく低い腐食速度を示した。結果を表IIIに示す。AMとはアクリルアミドを指し、DADMACとはジアリルジメチルアンモニウムクロリドを指し、ACHとはアルミニウムクロロハイドレートを指し、AM/DADMAC/ACHとは、それらの材料のコポリマーを指す。
Figure 0006903694

Claims (18)

  1. 塗料を脱粘着化するための組成物であって、
    カチオン化デンプンと、
    アルミン酸ナトリウムの溶液と、を含み、
    前記組成物中の塩化物の濃度が、30,000ppm以下である、組成物。
  2. 前記組成物が、6000ppm未満の塩化物を含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記組成物が、100ppm未満の塩化物を含む、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記カチオン化デンプンが、カチオン化小麦デンプン、トウモロコシデンプン、タピオカデンプン、ジャガイモデンプン、米デンプン、サツマイモデンプン、サゴデンプン、緑豆デンプン、クズウコンデンプン、およびそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 前記カチオン化デンプンが、カチオン化トウモロコシデンプンである、請求項1〜のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 前記カチオン化トウモロコシデンプンが、トリメチル臭化アンモニウムを含むカチオン化剤でカチオン化されている、請求項に記載の組成物。
  7. 前記組成物が、20ppm未満の塩化物を含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 前記カチオン化デンプンの量が、前記組成物の2〜50重量%を構成する、請求項1〜のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 前記アルミン酸ナトリウムの量が、前記組成物の5〜75重量%を構成する、請求項1〜のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載の前記組成物を、循環水システムの流れに添加することを含み、前記循環水システムが、過剰に噴霧された塗料を含む、塗料を脱粘着化するための方法。
  11. 前記循環水システムのpHを6〜10に調整することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記循環水システムから脱粘着化された塗料を分離することをさらに含む、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 塗料を脱粘着化するための組成物を調製する方法であって、
    デンプンを加熱してデンプン溶液を形成することと、
    前記デンプン溶液のpHを、12超の値に調整することと、
    カチオン化剤を添加することと、
    前記カチオン化剤を含有する前記デンプン溶液を加熱することと、
    アルミン酸ナトリウムの溶液を添加することと、を含む、方法。
  14. 前記組成物が、6000ppm未満の塩化物を含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記組成物が、100ppm未満の塩化物を含む、請求項13又は14に記載の方法。
  16. 前記デンプンが、小麦デンプン、トウモロコシデンプン、タピオカデンプン、ジャガイモデンプン、米デンプン、サツマイモデンプン、サゴデンプン、緑豆デンプン、クズウコンデンプン、およびそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜1のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記デンプンが、トリメチル臭化アンモニウムを含有するカチオン化剤でカチオン化される、請求項1〜1のいずれか1項に記載の方法。
  18. 塗料を脱粘着化する組成物の使用であって、前記組成物が、
    カチオン化デンプンと、
    アルミン酸ナトリウムの溶液と、を含み、
    前記組成物中の塩化物の濃度が、30,000ppm以下である、使用。
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