JP6903158B2 - 通信機器 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信用のアンテナを備える通信機器に関する。
無線通信を行う通信機器の中には、複数の規格に対応したり通信品質を向上させたりする目的で、複数のアンテナを備えるものがある。例えば、Bluetooth(登録商標)規格に対応するアンテナ、及び無線LAN規格に対応するアンテナの双方を備えた通信機器が知られている。また、MIMO技術では、一つの無線通信接続のために複数のアンテナが用いられる。
上記従来例の通信機器において、複数のアンテナが互いに同じ周波数帯の電波を送受信する場合、アンテナ間で相互干渉が生じて、通信性能を劣化させてしまうことがある。このような干渉を防いでアンテナ間のアイソレーションを向上させるために、アンテナ間の物理的な距離を離したり、アンテナの間にスタブを設けたりする手法が知られている。しかしながら、このような手法によれば、機器内に広いスペースが必要になったり、構造が複雑化したりするなどの制約がある。
本発明は上記実情を考慮してなされたものであって、その目的の一つは、比較的省スペース、かつ容易にアンテナ間の干渉を抑えることのできる通信機器を提供することにある。
本発明に係る通信機器は、互いに少なくとも一部が重複する周波数帯で無線通信を行う第1アンテナ、及び第2アンテナを備え、前記第1アンテナ、及び前記第2アンテナのそれぞれは、当該アンテナによる無線通信の対象となる周波数帯で共振する本体部、及び、前記本体部から分岐する分岐部を備え、前記第1アンテナの前記分岐部、及び前記第2アンテナの前記分岐部のそれぞれは、互いに間隔を空けて配置されて容量結合を生じさせる結合部を含むことを特徴とする。
本発明の第1の実施形態に係る通信機器の概略の内部構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信機器におけるアンテナ間のアイソレーション性能を示す図である。 本発明の実施形態の構成を有していない場合のアンテナ間のアイソレーション性能を示す図である。 本発明の第1の実施形態における各アンテナの指向性を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるアンテナ間の相関を示す図である。 給電点間距離を変化させた場合のアイソレーション性能の変化を示す図である。 容量結合位置を変化させた場合のアイソレーション性能の変化を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信機器の概略の内部構成を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信機器におけるアンテナ間のアイソレーション性能を示す図である。 本発明の第1の変形例を示す平面図である。 本発明の第2の変形例を示す斜視図である。 本発明の第3の変形例を示す平面図である。 本発明の第4の変形例を示す平面図である。 本発明の第5の変形例を示す平面図である。 本発明の第6の変形例を示す平面図である。 本発明の第7の変形例を示す斜視図である。 本発明の第8の変形例を示す斜視図である。 本発明の第9の変形例を示す斜視図である。 本発明の第10の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信機器1aの内部に配置される複数のアンテナの様子を模式的に示す平面図である。通信機器1aは、例えばパーソナルコンピュータや据え置き型ゲーム機、携帯型ゲーム機、スマートフォン、タブレットなどであって、第1アンテナ10と、第2アンテナ20と、基板30と、を備えている。
第1アンテナ10、及び第2アンテナ20は、それぞれ無線信号(電磁波)を送信及び/又は受信することで、通信機器1aが他の通信機器と無線通信を行うために用いられる。さらに本実施形態では、第1アンテナ10、及び第2アンテナ20は、互いに少なくとも一部が重複する周波数帯の無線信号を送受信する。例えば第1アンテナ10及び第2アンテナ20の一方は、IEEE802.11規格に基づく無線LAN通信に使用するものであって、他方はBluetooth通信に用いられるものであってもよい。あるいは第1アンテナ10及び第2アンテナ20は、MIMOなどの技術に基づいて、いずれも無線LANやBluetoothなどの同じ規格での通信に用いられるものであってもよい。あるいは、LTEにおけるバンド12及びバンド17など互いに一部重複する所定の周波数帯での通信に用いられるものであってもよい。また、互いに共通する通信規格に基づいて例えば一方が送信用、他方が受信用など互いに異なる用途で使用されるものであってもよい。
以下では、第1アンテナ10、及び第2アンテナ20それぞれが送受信の対象とする無線信号の周波数帯を、目的周波数帯という。本実施形態では、第1アンテナ10と第2アンテナ20の目的周波数帯は略一致し、5GHz近辺の周波数帯であるものとする。
基板30は、第1アンテナ10、及び第2アンテナ20が送受信する無線信号を処理する電子回路等が搭載された回路基板である。図1においてハッチングされた箇所は、基板30のグラウンド(基準電位)が形成されている領域(以下、グラウンドパターンGという)を示している。第1アンテナ10、及び第2アンテナ20はいずれも、基板30外縁のグラウンドが形成されていない領域内に、平面状に形成された導電体によって構成されている。また、第1アンテナ10と第2アンテナ20は、互いに共通する基準電位に接続されている。図中の点P1及び点P2は、それぞれ第1アンテナ10、及び第2アンテナ20に対する給電点の位置を示している。
以下、本実施形態において第1アンテナ10、及び第2アンテナ20が有する特徴について、説明する。図1に示すように、第1アンテナ10は、本体部11と、分岐部12と、を備えている。
本体部11は、第1アンテナ10が本来目的とする無線信号を送受信するための部分であって、目的周波数帯の無線信号に共振するようなサイズ、及び形状を有している。本実施形態では本体部11は、給電点P1から第2アンテナ20と逆側に延びる矩形形状を有しており、モノポールタイプのアンテナとして機能する。
分岐部12は、本体部11から分岐して突出した細長い棒状の形状を有している。より具体的に分岐部12は、本体部11の第2アンテナ20に近い側の辺上から分岐して形成されている。また、分岐部12は、本体部11の給電点P1側(すなわち、グラウンドに近い側)と逆側の端部から、第2アンテナ20側に向けて突出して形成されている。分岐部12は、本体部11から第2アンテナ20側に向けて(すなわち、第1アンテナ10と第2アンテナ20が配列する方向に沿って)ほぼ一定の幅で延伸する延伸部12aと、延伸部12aの先端に連結された結合部12bと、を有している。すなわち、結合部12bは、第2アンテナ20に最も近接する位置に配置されている。また、結合部12bは、延伸部12aの先端で屈曲してグラウンド側に延びる形状となっており、この延伸部12aと結合部12bとによって、分岐部12は全体として略L字形状に形成されている。結合部12bは、本体部11の高さ、及び延伸部12aの長さと比較して短い長さを有しており、第2アンテナ20と相対する向きに配置されている。これにより、分岐部12全体としては、その延伸方向に沿った幅が、分岐位置(延伸部12aが本体部11に連結される位置)よりも結合位置(結合部12bの、第2アンテナ20側に最も近接する位置)で広くなっている。
第2アンテナ20も、第1アンテナ10と同様に、本体部21、及び分岐部22を備えており、分岐部22は延伸部22aと結合部22bとを有している。また、図中に示されるように、第2アンテナ20は全体として第1アンテナ10を左右反転させた形状を有しており、第1アンテナ10に対して線対称になるように配置されている。本体部21、及び分岐部22は、それぞれ第1アンテナ10における本体部11、及び分岐部12と同様に機能する。
特に本実施形態では、分岐部22が本体部21から分岐して第1アンテナ10に向かう方向に突出しており、その先端に形成された結合部22bが、第1アンテナ10の結合部12bと対向するように配置されている。具体的に、結合部12bと結合部22bとは、互いに間隔を空けて配置されている。しかも、結合部12bと結合部22bとの間の距離は比較的短くなっており、両者は近接するように配置されている。このことにより、結合部12bと結合部22bとの間で容量結合が生じる。さらに本実施形態では、結合部12bと結合部22bとは、同一面(ここでは、第1アンテナ10、及び第2アンテナ20を含む平面)内において互いに向き合うように配置されている。
以上説明したような構成により、第1アンテナ10と第2アンテナ20は、合わせて4種類の共振モードで共振することになる。この共振モードの概要が、図1において破線の矢印で示されている。具体的には、第1アンテナ10の本体部11によって、第1の共振モードによる共振が発生する。この共振が、第1アンテナ10による目的周波数帯での無線通信を実現する。また、第2アンテナ20の本体部21によって、第2の共振モードによる共振が発生する。この共振が、第2アンテナ20による目的周波数帯での無線通信を実現する。
さらに、第1アンテナ10の給電点P1から、本体部11、分岐部12、結合部12b−結合部22b間の容量結合、第2アンテナ20の分岐部22、及び本体部21を介して、第2アンテナ20の給電点P2に向かう第3の共振モードによる共振が発生する。また、これとは逆向きに第4の共振モードによる共振が発生する。これら第3及び第4の共振モードによる共振は、第1、及び第2の共振モードによる共振と近い、又は重複する周波数の成分を含んでおり、第1、及び第2の共振モードによる共振が他方のアンテナに及ぼす影響を打ち消す作用を奏する。具体的に、第3の共振モードは、第2アンテナ20に対して、第1の共振モードによる影響を打ち消す作用を奏する。第4の共振モードは、第1アンテナ10に対して、第2の共振モードによる影響を打ち消す作用を奏する。
すなわち、各アンテナに、その本来の目的となる共振を発生させる本体部から分岐して他方のアンテナと容量結合する分岐部を設けることによって、他方のアンテナへの影響を軽減する効果を得ることができる。こうすれば、別途スタブなどをアンテナの外部に設けることなく、アンテナ自身によってアンテナ間のアイソレーションを向上させることができる。また、両者を容量結合させるためには第1アンテナ10と第2アンテナ20をある程度近づける必要があるので、本構成を採用する場合、第1アンテナ10と第2アンテナ20との間の距離を大きく離す必要がなくなる。
図2Aは、シミュレーションによって本実施形態におけるアンテナ間のアイソレーション性能を調査した結果を示すグラフである。グラフの横軸は周波数であって、縦軸はアイソレーションの値を示しており、値が小さいほどアンテナ間のアイソレーションがとれていることを示している。また、図2Bは、比較のために、分岐部12,及び分岐部22が存在せず本体部だけで構成された二つのアンテナを本実施形態と同様に配置した場合のシミュレーション結果を示している。これらの図に示されるように、本実施形態によれば、目的周波数帯(5GHz近傍の周波数帯)においてアイソレーションが向上していることがわかる。
また、本構成を採用する場合、第1アンテナ10と第2アンテナ20とを左右対称に配置することになる。そのため、各アンテナの指向性もおおよそ対称になる。図3は、第1アンテナ10、及び第2アンテナ20それぞれの指向性を示している。このような性質により、目的周波数帯においてアンテナ間の相関係数を低く抑えることができる。図4は、第1アンテナ10と第2アンテナ20との間の相関係数を示している。
さらに本願発明者は、各アンテナの形状や配置位置などに関するパラメーターを変化させた場合におけるアイソレーション性能の変化を、シミュレーションによって調査した。それらの結果について、以下に説明する。
図5は、第1アンテナ10の給電点P1と第2アンテナ20の給電点P2との間の距離(以下、給電点間距離Lという)を変化させた場合のアイソレーション性能の変化を示している。このグラフにおいて、横軸は給電点間距離L、縦軸はアイソレーションの値を示している。また、λは目的周波数帯の代表値(例えば周波数帯の中央値や本体部が最も共振する周波数の値)に対応する波長を示している。また、ここでは本体部11、21の形状、結合部12b、22bの形状、及び結合部間の距離については固定し、給電点間距離Lの変化に対応して、延伸部12a、及び22aそれぞれの長さを等しい割合で変化させている。
図5に示すように、給電点間距離Lが1/2λの近傍の場合にアイソレーション性能が最も向上し、給電点間距離Lが1/4λ未満になる(すなわち、アンテナ間の距離が近すぎる)と分岐部12、22による効果は減少していく。また、給電点間距離Lが3/4λを超えると、ある程度の効果は残るものの、やはり1/2λ近傍の場合と比較するとアイソレーション性能は低下する。そこで、給電点間距離Lは、目的周波数帯の代表値に対応する波長λに対して、1/4λ以上3/4λ以下とすることが望ましい。なお、この場合における給電点間距離Lは、物理的な距離ではなく、電気長であってよい。誘電率1の場合には電気長としての給電点間距離Lは物理的な距離に一致するが、例えば基板30を構成する誘電体の誘電率が1より大きければ、電気長の値は物理的な距離よりも大きくなる。そのため、誘電率が大きな誘電体を給電点P1と給電点P2の間に配置することで、これらの給電点間の物理的な距離を短くしながら、必要な電気長を確保することができる。
次に、図6は容量結合位置(すなわち、結合部12bと結合部22bが対向する位置)を変化させた場合のアイソレーション性能の変化を示している。このグラフにおいて、横軸は容量結合位置xを示しており、縦軸はアイソレーションの値を示している。ここでは本体部11、21の形状、結合部12b、22bの形状、結合部間の距離、及び給電点間距離Lについては固定し、延伸部12a、及び22aそれぞれの長さを調整して容量結合位置を変化させている。また、容量結合位置が本体部21に最も近づく場合(延伸部22aの長さが0になる場合)をx=0、逆に本体部11に最も近づく場合(延伸部12aの長さが0になる場合)をx=Dとしている。x=1/2Dは、延伸部12aと延伸部22aの長さを等しくして、容量結合位置を本体部11と本体部21の間の中心位置(本体部11、及び本体部21の双方まで等距離の位置)にした場合を示している。
図6に示すように、容量結合位置をいずれかのアンテナに近づけた状態でもアイソレーション性能は向上するが、二つのアンテナの中心近傍に配置した場合に、特にアイソレーション性能が向上する。そこで、容量結合位置は1/4D以上3/4D以下、すなわちいずれか一方の本体部までの距離よりも本体部間の中心までの距離の方が近くなるような位置に配置することが望ましい。
以上説明した本実施形態に係る通信機器1aによれば、二つのアンテナのそれぞれに、目的周波数帯で共振する本体部のほかに、互いに容量結合を生じさせるような分岐部を設けることによって、アンテナ外にスタブ等を設けずとも、二つのアンテナ間のアイソレーション性能を向上させることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る通信機器1bの構成について、説明する。なお、以下では第1の実施形態と対応する構成要素については同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る通信機器1bは、第1の実施形態と同様に、第1アンテナ10、第2アンテナ20、及び基板30を含んで構成されているが、各アンテナの形状が第1の実施形態とは相違しており、これにより送受信可能な無線信号の周波数帯に違いがある。具体的に各アンテナは、互いに異なる第1の目的周波数帯、及び第2の目的周波数帯のそれぞれで無線通信を実現可能に構成されている。例えば第1の目的周波数帯は2.4GHz近傍の周波数帯であって、第2の目的周波数帯は5GHz近傍の周波数帯であってよい。
図7は、本実施形態における第1アンテナ10、及び第2アンテナ20の形状を示す平面図である。この図に示すように、本実施形態では、第1アンテナ10は本体部11、及び分岐部12を含んで構成されており、本体部11は、第1共振部11a、及び第2共振部11dを含んで構成されている。
第1共振部11aは、第1の目的周波数帯で共振する部分である。第1共振部11aは、給電点P1から基板30に対して垂直に延伸する基部11bと、基部11bの先端から第2アンテナ20と逆側に延伸する延出部11cとを含んで構成されている。延出部11cの先端は給電点P1側に向けて折り曲がるL字形の形状を有しており、これにより第1共振部11aは全体として略C字状となっている。第1共振部11aは、その全体の長さを調整することで、第1の目的周波数帯で共振するように構成されている。
第2共振部11dは、第2の目的周波数帯で共振する部分である。第2共振部11dは、第1共振部11aの基部11bから給電点P1近傍の位置で分岐して形成されており、第2アンテナ20と逆側に延伸する直線状の形状を有している。これら二つの共振部によって、第1アンテナ10は第1の目的周波数帯、及び第2の目的周波数帯のそれぞれで無線信号を送受信することができる。
分岐部12は、第1の実施形態と同様に、延伸部12aと結合部12bとを含んで構成されている。延伸部12aは、第1共振部11aの第2アンテナ20側の辺の一端から第2アンテナ20側に向けて延伸している。そして、延伸部12aの先端に連結された結合部12bが、第2アンテナ20側の結合部22bと間隔を空けて隣接するように配置されている。
ここで、第1共振部11aの延出部11c、及び分岐部12の延伸部12aは、基部11bの先端から枝分かれして形成されており、延出部11cの幅は、延伸部12aよりも広くなっている。すなわち、分岐部12が本体部11から分岐する分岐点において、分岐部12の幅が分岐点から先に延びる本体部11の幅よりも狭くなっている。このような形状により、本体部11側に流れる電流の大きさを分岐部12側に流れる電流よりも大きくすることができる。
第2アンテナ20も、第1アンテナ10と同様に本体部21と分岐部22とを含んで構成され、本体部21は第1共振部21a及び第2共振部22dを含んで構成される。さらに、第1共振部21aは基部21bと延出部21cとを含んで構成されている。また、分岐部22は延伸部22aと結合部22bを含んで構成されている。第1実施形態と同様に、本実施形態でも第2アンテナ20は第1アンテナ10と同様の形状を備え、第1アンテナ10に対して線対称になるように配置されている。これにより、近接する位置に配置された第1アンテナ10の結合部12bと第2アンテナ20の結合部22bとが容量結合し、第1の実施形態における第3の共振モード、第4の共振モードと同様の経路による共振を発生させる。
特に本実施形態では、この容量結合を経由する共振モードが、第1の目的周波数帯による共振、及び第2の目的周波数帯による共振の双方による影響を打ち消すような共振を発生させる。そのため、分岐部12、及び分岐部22を設けることによって、第1の目的周波数帯、及び第2の目的周波数帯の双方で、アイソレーション性能を向上させることができる。
図8は、本実施形態におけるアンテナ間のアイソレーション性能を示すグラフであって、実際に測定を行った結果を示している。この図に示されるように、本実施形態に係る通信機器1bによれば、第1の目的周波数帯(ここでは2.4GHz近傍の周波数帯)及び第2の目的周波数帯(ここでは5GHz近傍の周波数帯)の双方で、アイソレーションの値が向上している。また、電圧定在波比(VSWR)や各アンテナの効率についても、良好な性能が得られることを確認している。
なお、本実施形態においても、容量結合位置は第1アンテナ10と第2アンテナ20の中間に比較的近い位置であることが好ましい。また、第1の目的周波数帯の代表値に対応する波長をλ、第2の目的周波数帯の代表値に対応する波長をλとした場合に、給電点間距離Lが1/4λ以上3/4λ以下であれば、第1の目的周波数帯におけるアイソレーション性能が向上することを期待できる。また、給電点間距離Lが1/4λ以上3/4λ以下であれば、第2の目的周波数帯におけるアイソレーション性能が向上することを期待できる。そのため給電点間距離Lは、二つの波長の双方に対してこの条件を満たすことが好ましいが、いずれか一方の波長についてのみ条件を満たすだけであっても、いずれの条件も満たさない場合と比較して特定の周波数帯におけるアイソレーション性能を向上させることが期待できる。
以上説明したように、本実施形態に係る通信機器1bによれば、複数の目的周波数帯で無線通信を行う場合に、スタブ等を設けることなく、各目的周波数帯でアイソレーション性能を向上させることができる。
[変形例]
本発明の実施の形態は、以上説明したものに限られない。具体的に、分岐部12、及び分岐部22は、アンテナ間で容量結合を実現可能であれば各種の形状であってよく、本体部11、及び本体部21についても、目的周波数帯で共振可能な各種の形状であってよい。また、分岐部が本体部から分岐する位置も、グラウンドから離れた側の一端に限らず、様々な場所であってよい。また、アンテナそのものの配置位置についても、以上の説明では基板の一側面に二つのアンテナを並べて配置することとしたが、このような配置に限られない。以下では、本発明の実施の形態に係る通信機器に適用可能な各種の変形例について、説明する。なお、以下に説明する変形例は、いずれもこれまで説明した第1の実施形態、及び第2の実施形態のいずれにも適用可能であるが、以下では具体例として第1の実施形態におけるアンテナの配置位置や形状を変形する場合(すなわち、本体部11、21が1個の目的周波数帯で共振する構成の場合)を例として、説明する。
図9は、第1の変形例における各アンテナの形状及び配置を示す平面図である。この第1の変形例では、第1アンテナ10、及び第2アンテナ20は基板30上に形成されたグラウンドパターンGの隅(頂点)を挟んで配置されている。ここではグラウンドパターンGの頂点を通る斜めの直線に対して二つのアンテナが対称になるように配置されており、第1アンテナ10の本体部11と第2アンテナ20の本体部21とは互いに90°の角度をなしている。これに伴い、延伸部12aはまず第1アンテナ10が接続されているグラウンドパターンGの一辺に平行な方向に延伸してから、途中で鈍角を形成するように第2アンテナ20側に向けて屈曲する形状となっている。延伸部22aについても延伸部12aと同様の構造を有し、対称に配置されている。これにより本体部11と本体部21とが90°の角度をなすように配置されていても、結合部12b及び22bが間隔を空けて隣接配置され、容量結合が可能になっている。
図10は、第2の変形例における各アンテナの形状及び配置を示す斜視図である。これまでの説明では第1アンテナ10、及び第2アンテナ20はいずれも基板30上に平面状に形成されていたが、この第2の変形例では、第1アンテナ10、及び第2アンテナ20は基板30の面に対して厚さ方向に立ち上がるように固定された平板状の導電材料によって形成されている。この第2の変型例においても、第1アンテナ10と第2アンテナ20とは略同一平面内に形成されている。これに伴い、結合部12bと結合部22bは、同一面内において互いに向き合うように配置されている。
図11は、第3の変形例における各アンテナの形状及び配置を示す平面図である。この第3の変形例では、分岐部12及び22それぞれの形状が第1の実施形態と異なっている。具体的に分岐部12及び22は、いずれも略台形形状を有し、本体部から分岐して先端側に向かうにつれて幅が広くなる形状を有している。このような構成によっても、分岐部12、22は分岐位置(本体部に連結される位置)よりも結合位置(相手側と容量結合する位置)で延伸方向に沿った幅が広くなり、容量結合がしやすくなる。
図12は、第4の変形例における各アンテナの形状及び配置を示す平面図である。この第4の変形例では、分岐部12及び22の本体部に対する連結位置(分岐位置)がこれまでの例と異なっている。すなわち、分岐部12は、本体部11の第2アンテナ20側の辺の一端から分岐しているが、グラウンドから離れた側ではなく、グラウンドに近い側の位置から分岐している。分岐部22についても同様である。なお、分岐部が本体部から分岐する分岐位置は、これまで説明した例に限らず、任意の位置であってよい。
図13は、第5の変形例における各アンテナの形状及び配置を示す平面図である。この第5の変形例では、本体部11及び21の形状がこれまでの例とは異なっている。具体的に、本体部11及び21は、いずれも分岐部と逆側に延びる棒状の形状を有している。この場合も、本体部11及び21により目的周波数帯での無線通信が可能となっている。
図14は、第6の変形例における各アンテナの形状及び配置を示す平面図である。この第6の変形例では、本体部、及び分岐部双方の形状がこれまでの例とは異なっており、いずれも複数回屈曲して蛇行するメアンダ形状を有している。このような形状によれば、比較的狭い範囲でアンテナの距離を伸ばすことができ、例えば比較的低周波数帯での無線通信を行うアンテナを省スペースで配置することができる。なお、ここでは本体部、及び分岐部の双方がメアンダ形状を有することとしたが、いずれか一方のみ本変形例に示すような構成を採用してもよい。
図15は、第7の変形例における各アンテナの形状及び配置を示す斜視図である。この第7の変形例では、第1アンテナ10と第2アンテナ20は基板30上のグラウンドパターンGを挟んで互いに逆向きに配置されている。これに伴い、延伸部12a、及び22aはどちらも90°の角度をなすように屈曲する形状となっており、屈曲後にアンテナ間の中間の位置で対向している。
さらに本変形例では、結合部12b及び22bがそれぞれ延伸部に対して幅広に形成されておらず、分岐部が本体部から分岐する分岐位置の幅と同じ幅になっている。このように、分岐部を経由した共振モードを発生させることが可能な程度の容量結合を得られるのであれば、必ずしも結合部を幅広に形成しなくともよい。
図16は、第8の変形例における各アンテナの形状及び配置を示す斜視図である。これまで説明した例では、いずれも第1アンテナ10、及び第2アンテナ20は同一平面上に配置されることとした。なお、第2の変形例においては、各アンテナは基板30上に配置されていないが、結合部同士を対向させて容量結合を発生させるために第1アンテナ10と第2アンテナ20とは同一平面上に配置されている。しかしながらこの第8の変形例では、第1アンテナ10と第2アンテナ20とは互いに平行な別の平面上に配置されている。より具体的に、ここでは基板30が多層基板であることとし、第1アンテナ10と第2アンテナ20とは互いに基板30の別の層に接続されており、接続された層と同一平面上に配置されるものとする。
そして、この例では、結合部12bと結合部22bとが平面視において(すなわち、基板30の表面に対して垂直な方向から見て)重なるように配置されている。つまり、これまでの例では結合部12bと結合部22bとは同一面内において互いに向き合うように配置されていた。これに対して本変形例では、結合部12bと結合部22bとは、基板30の表面に垂直な方向(基板30の厚さ方向)に沿って間隔を空けて配置されており、このような配置によって容量結合を生じさせている。このような配置によっても、アイソレーションを向上させるような容量結合経由の共振を発生させることができる。
図17は、第9の変形例における各アンテナの形状及び配置を示す斜視図である。この図の例では、第8の変形例と同様、第1アンテナ10と第2アンテナ20とは互いに平行な別の平面上に配置されている。そして、分岐部12先端の結合部12bと分岐部22先端の結合部22bとが、平面視において重なるように間隔を空けて配置されている。
本変形例でも、第7の変形例と同様、結合部12b及び22bの幅は分岐位置における幅と略一致している。しかしながら、平面視において重なる面積を調整することで、必要な容量結合を確保することができる。
図18は、第10の変形例を示す斜視図である。これまでの例では各アンテナの形状及び配置が第1の実施形態とは異なることとしたが、本変形例では第1アンテナ10、及び第2アンテナ20の形状及び配置は第1の実施形態と同様であって、基板30上に形成されたグラウンドパターンGの形状が第1の実施形態と異なっている。この図に例示されるように、グラウンドパターンGの形状は任意の形状であってよく、第1アンテナ10、及び第2アンテナ20はこれまでの例と異なりグラウンドパターンGに隣接するように配置されてもよい。ただし、容量結合経由の共振を発生させるために、第1アンテナ10と第2アンテナ20とは同一のグラウンドに接続されるべきである。
なお、以上説明した各変形例の特徴は、任意に組み合わせて適用されてもよい。例えばそれぞれメアンダ形状の分岐部を有するアンテナを多層基板の互いに異なる層に接続してもよい。
1a,1b 通信機器、10 第1アンテナ、20 第2アンテナ、11,21 本体部、12,22 分岐部、12a,22a 延伸部、12b,22b 結合部、30 基板。

Claims (10)

  1. 互いに少なくとも一部が重複する周波数帯で無線通信を行う第1アンテナ、及び第2アンテナを備え、
    前記第1アンテナ、及び前記第2アンテナのそれぞれは、当該アンテナによる無線通信の対象となる周波数帯で共振する本体部、及び、前記本体部から分岐する分岐部を備え、
    前記第1アンテナの前記分岐部、及び前記第2アンテナの前記分岐部のそれぞれは、互いに間隔を空けて配置されて容量結合を生じさせる結合部を含み、
    前記第1アンテナの給電点と前記第2アンテナの給電点との間の電気長は、前記周波数帯の代表値に対応する電磁波の波長の1/4以上3/4以下である
    ことを特徴とする通信機器。
  2. 請求項1に記載の通信機器において、
    前記各アンテナの前記結合部は、当該アンテナの前記分岐部が前記本体部から分岐する分岐位置よりも広い幅を有する
    ことを特徴とする通信機器。
  3. 互いに少なくとも一部が重複する周波数帯で無線通信を行う第1アンテナ、及び第2アンテナを備え、
    前記第1アンテナ、及び前記第2アンテナのそれぞれは、当該アンテナによる無線通信の対象となる周波数帯で共振する本体部、及び、前記本体部から分岐する分岐部を備え、
    前記第1アンテナの前記分岐部、及び前記第2アンテナの前記分岐部のそれぞれは、互いに間隔を空けて配置されて容量結合を生じさせる結合部を含み、
    前記各アンテナの前記結合部は、当該アンテナの前記分岐部が前記本体部から分岐する分岐位置よりも広い幅を有する
    ことを特徴とする通信機器。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の通信機器において、
    前記各アンテナの前記分岐部は、前記本体部から分岐する分岐位置において、その幅が当該分岐位置から先に延びる前記本体部の幅よりも狭くなっている
    ことを特徴とする通信機器。
  5. 互いに少なくとも一部が重複する周波数帯で無線通信を行う第1アンテナ、及び第2アンテナを備え、
    前記第1アンテナ、及び前記第2アンテナのそれぞれは、当該アンテナによる無線通信の対象となる周波数帯で共振する本体部、及び、前記本体部から分岐する分岐部を備え、
    前記第1アンテナの前記分岐部、及び前記第2アンテナの前記分岐部のそれぞれは、互いに間隔を空けて配置されて容量結合を生じさせる結合部を含み、
    前記各アンテナの前記分岐部は、前記本体部から分岐する分岐位置において、その幅が当該分岐位置から先に延びる前記本体部の幅よりも狭くなっている
    ことを特徴とする通信機器。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の通信機器において、
    前記第1アンテナの前記結合部と、前記第2アンテナの前記結合部とは、同一面内において互いに向き合うように配置されている
    ことを特徴とする通信機器。
  7. 互いに少なくとも一部が重複する周波数帯で無線通信を行う第1アンテナ、及び第2アンテナを備え、
    前記第1アンテナ、及び前記第2アンテナのそれぞれは、当該アンテナによる無線通信の対象となる周波数帯で共振する本体部、及び、前記本体部から分岐する分岐部を備え、
    前記第1アンテナの前記分岐部、及び前記第2アンテナの前記分岐部のそれぞれは、互いに間隔を空けて配置されて容量結合を生じさせる結合部を含み、
    前記第2アンテナは、前記第1アンテナが配置される平面と平行な別の平面上に配置され、
    前記第1アンテナの前記結合部と前記第2アンテナの前記結合部とは、平面視において互いに重なるように配置されている
    ことを特徴とする通信機器。
  8. 請求項1から5のいずれか一項に記載の通信機器において、
    前記第2アンテナは、前記第1アンテナが配置される平面と平行な別の平面上に配置され、
    前記第1アンテナの前記結合部と前記第2アンテナの前記結合部とは、平面視において互いに重なるように配置されている
    ことを特徴とする通信機器。
  9. 請求項1からのいずれか一項に記載の通信機器において、
    前記各アンテナの前記分岐部は、前記本体部の他方のアンテナ側の辺上において、当該アンテナが接続されるグラウンドから離れた側の端部から分岐している
    ことを特徴とする通信機器。
  10. 請求項1からのいずれか一項に記載の通信機器において、
    前記各アンテナの前記結合部が配置される位置は、前記各アンテナの前記本体部よりも、前記本体部間の中心位置に近い位置である
    ことを特徴とする通信機器。
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