JP6901737B2 - 椅子、腰掛若しくは寝台の部品 - Google Patents
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Description
木材を利用した格子状の建具や木材ブロックを利用した間仕切り、屏風、欄間等の装飾材はある。また、ブロック体に孔をあけ、紐等を通すことによって連続した集合体として利用する室内装飾品はある。
該枠体に張着され、枠体内空間の上面側を覆い、枠体底面側との間に空間を有する位置に張設された弾性を有する面状体又は面を形成するよう組合された弾性を有する複数の紐状材若しくは帯状材の集合体と、
該面状体又は紐状材若しくは帯状材の集合体の平面上の定まった位置で係止された、上面が平坦で、側面に一定の隙間を有し互いに隣接する複数のブロック体と、
前記枠体底面側に定着された反力を有する仕切り体と、
該仕切り体と前記枠体の内側面と前記面状体又は紐状材若しくは帯状材の集合体で形成される内側空間に挿入するクッション体と、
を備えた椅子、腰掛若しくは寝台の部品。
本発明において、その対象が椅子等における人の身体の接触箇所における部品であるため、便宜上、上面は、人の身体との接触(身体の着衣を通じた接触をも含む。以下同じ。)面であり、底面は、反対位置の外面である。
図1(2)A−A断面図に示すように、反力を有する仕切り体6として合板製の底板61が枠体底側面32,34に設けられた切り欠き部37に定着されている。
図1(2)A−A断面図に示すように、枠体内側面34とメッシュシートと底板との間の空間にクッション体7として、軟性のウレタンフォームを用いている。
図2(2)は、弾性を有する面状体4上にブロック体を係止した場合の状態を示している。面状体はブロック体からの載荷荷重を受け、側面視で凹面状に撓むことになり、d、fにおいては明らかに接触面積を増加させる。しかしながら、eにおいては、面状体は水平状態となっている。これは、dとfの接触部と非接触部の境界間において、面状体には同じ強さの引張力が作用し、ブロック体上面を押上げる力が作用しないからで、d、fにおける左右の載荷荷重が同じであれば水平になるからである。
上記のように、本発明を着座版2として利用した場合、人が着座することによって、複数のブロック体上面51は、載荷される体荷重によって臀部若しくは大腿部の形状に沿った凹みを生じ、ブロック体と大腿部若しくは臀部の接触面が増大し、結果として作用する荷重による圧力を均等化し、臀部中央の負荷の大きい箇所の着座圧を低減する効果を発揮する。
背もたれ21やマットレス22として利用した場合も同様で、脊柱の上下方向の湾曲による凹凸及び脊柱起立筋や脊柱等による左右方向の凹凸に対して、面状体等の弾性による引張力から生じる反力に加えて、クッション体による反力は凸部間に挟まれた凹部にも及ぶため接触面を拡げ、全体として接触圧を均等化する。
図3(3)には、Qのブロック体を0.2cmの間隔で隣接した場合を示し、面状体に係止されたブロック体は上側面の隅角の面取りの影響によって、面状体の伸びを無視した場合は、最小曲率半径は、47.2cmとなる。また、図3(3−1)には、Qが係止されている面状体に10%の伸びが生じた場合は、最小曲率半径が16.5cmとなることを示している。
これらのことは、ブロック体上面は平坦ではあるが、面状体に一定の隙間間隔を有して係止されていることによって、複数のブロック体として、接触箇所の曲面に沿った形状に変形することを示し、面状体が弾性を有する場合は、その弾性の大きさによって更にきめ細かな接触面の変形に対応が可能であることを表している。また、隅角に面取りの効果に関しては、載荷荷重による複数のブロック体による上面の凹状の変形に関して、ブロック体間の接触位置を下げ、曲率半径を小さくし、接触面の小なる凹凸に対応できる。本例では、曲率半径を2割程度減ずることができている。
図4(1)に示すように枠体3は正方形で、図4(2)に示すように、枠体覆材36は、用いていない。仕切り体6は実施例と1と同様である。弾性を有する紐状材は、枠体外側面33側に係止され、対峙する枠材間に張設されている。
図4(2)に示すクッション体7は、仕切り体と枠体内側面と紐状材の集合体で形成される枠体内空間のうち、ブロック体底面の下方に装入されている。
図2(4)のブロック体上面で形成される面のうち、kで現わされる中央部の頂点とj若しくはlの端部の枠体内面上方との勾配(面状体の中央部と枠体内側面位置との勾配とほぼ同じ。)は、約5%に設定し、クッション体を装入している。図2(0)で示すような臀部が上載された場合、(5)に示すように変形する。これは、(3)のg及びiと(5)のj及びlと比較すると図上の枠体内側面上端部の水平線である一点鎖線と面状体のなす角度が小さくなっている。即ち、枠体上面に対する臀部の落ち込みが小さくなっている。本横断図と直角方向の断面では、大腿部が枠体に上載し、その接面における大腿部に掛かる負担は、臀部の落ち込みが小さいため起立時若しくは着座時に大きくなるのを防ぐ。また、図2(5)に示す臀部上載時のnの中央部における上方への押圧力は、図2(3)のhと比較して明らかに大きくなる。従って、図3(3)のg〜h間及びh〜i間に生じる臀部の最大圧力は、m〜n間及びn〜o間に生じる臀部の最大圧力と比較して小さくなる。
2 着座版、21 背凭れ、22 マットレス
3 枠体、31 枠体上面、32 枠体底面、33 外側面、34 内側面、35 枠体内空間、36 枠体覆材 37 切り欠き部、38 仕切り体止着部
4 面状体又は紐状材若しくは帯状材の集合体、41 メッシュシート若しくは多孔性シート、42 紐状材、43 帯状材、44 ステープル、45 面状体等張着箇所
5 ブロック体、51 ブロック体上面、52 ブロック体底面、53 ブロック体側面、54 スペーサー、55 面取り、56 紐状材挿通孔、57 大ブロック体、58 小ブロック体、59 調整用ブロック体
6 仕切り体、61 底板、62 布等柔性仕切り体、63 外部固定面
7 クッション体、71 ウレタンフォーム等成形クッション材、72 発泡ビーズ等粒状クッション材、73 流体、74 弾性袋体
Claims (7)
- 上面及び底面並びに外側面及び内側面を有する枠体と、
該枠体に張着され、枠体内空間の上面側を覆い、枠体底面側との間に空間を有する位置に張設された弾性を有する面状体又は面を形成するよう組合された弾性を有する複数の紐状材若しくは帯状材の集合体と、
該面状体又は紐状材若しくは帯状材の集合体の平面上の定まった位置で係止された、上面が平坦で、側面に一定の隙間を有し互いに隣接する複数のブロック体と、
前記枠体底面側に定着された反力を有する仕切り体と、
該仕切り体と前記枠体の内側面と前記面状体又は紐状材若しくは帯状材の集合体で形成される内側空間に挿入するクッション体と、
を備えた椅子、腰掛若しくは寝台の部品。 - 請求項1のブロック体が木製ブロックである椅子、腰掛若しくは寝台の部品。
- 請求項1のブロック体の上面と側面の隅角に面取りを施した請求項1若しくは請求項2の椅子、腰掛若しくは寝台の部品。
- 請求項1の面状体若しくは帯状材がメッシュシート若しくは多孔性シートであり、該メッシュシート若しくは多孔性シートの上面に、ブロック体の底面が係止された請求項1、請求項2若しくは請求項3の椅子、腰掛若しくは寝台の部品。
- 請求項1の内側空間の中央部にクッション体の量を多くすることによって、複数のブロック体の上面で形成される面の中央部を高くした椅子、腰掛若しくは寝台の部品。
- 前記枠体上面若しくは外側面を覆う枠体覆材を備えた請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載された椅子、腰掛若しくは寝台の部品。
- 請求項1のクッション体が流体若しくは粒状の発泡プラスチックを充填した弾性を有する袋体である請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載された椅子、腰掛若しくは寝台の部品。
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JP2018230459A JP6901737B2 (ja) | 2018-12-08 | 2018-12-08 | 椅子、腰掛若しくは寝台の部品 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020089691A JP2020089691A (ja) | 2020-06-11 |
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