JP6901140B2 - 中継機、中継機省電力制御方法および中継機省電力制御プログラム - Google Patents

中継機、中継機省電力制御方法および中継機省電力制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、中継機、中継機省電力制御方法および中継機省電力制御プログラムに関し、特に、中継機が、無線子機端末の接続状態や電波状況に応じて、動的に、ビーコン(Beacon)の送信を制御することによって、不要な無線電波の送信を抑制し省電力化を実現する中継機、中継機省電力制御方法および中継機省電力制御プログラムに関する。
近年は、無線子機端末として無線LAN(Local Area Network)を利用することができるスマートフォンなどの端末が普及している。そして、この種の端末は、無線LANを経由して無線LANアクセスポイントに接続して使用されることが多くなってきている。以下では、このような無線LANを利用する端末を「無線子機端末」と略記し、また、無線LANアクセスポイントを「無線アクセスポイント」と略記することとする。このような無線子機端末については、特許文献1の特開2018−67826号公報「無線通信機と無線通信システムおよび無線通信方法」等に記載されている。一方、無線アクセスポイント1台では無線電波の届く範囲が限られている。このため、より広範囲に亘って使用することを可能にするために無線子機端末と無線アクセスポイントとの間の無線電波を中継する無線LAN中継機が使用されるようになっている。以下では、無線LAN中継機は、単に「中継機」と略記することとする。
つまり、中継機は、無線アクセスポイントとの接続を確立した状態で、自中継機の存在を示すビーコン(Beacon)を無線電波として送信することによって、無線アクセスポイントからの無線電波だけでは届かない範囲まで通信範囲を拡張することができる。このことは、無線アクセスポイントが増加して2台になった場合と等価な効果があり、無線LANの構築に当たって、便利な面がある一方で、無線電波の送信も2倍になっている。
また、スマートフォンなどの無線子機端末は、一般に、移動性を有する端末であり、使用される場所が次々と変わる。そこで、無線子機端末には、状況に応じて、無線アクセスポイントとの間で直接通信を行ったり、または、中継機に接続して該中継機を経由して無線アクセスポイントと通信を行ったりすることが望まれる。
特開2018−67826号公報
しかしながら、本発明に関連する現状の技術においては、無線子機端末が無線アクセスポイントとの直接通信を行うことができる状況が継続していても、中継機は、Beaconとして不要な無線電波をあらかじめ定めた周期で定期的に送信し続けてしまっている。言い換えると、無線子機端末の接続状態(すなわち存在の有無)や通信に関する電波状況について全く考慮することなく、中継機を無線アクセスポイントに接続すると、中継機は、常に、Beaconを送信した状態で、無線子機端末を待ち受けており、不要な無線電波を送信し続けている。
(本開示の目的)
本開示の目的は、かかる事情に鑑み、中継機が、無線子機端末の接続状態や電波状況に応じて、動的に、Beaconの送信を制御することによって、不要な無線電波の送信を抑制し省電力化を実現することが可能な中継機、中継機省電力制御方法および中継機省電力制御プログラムを提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明による中継機、中継機省電力制御方法および中継機省電力制御プログラムは、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明による中継機は、
無線LAN(Local Area Network)において無線アクセスポイントと無線子機端末との間の無線通信を中継し、
前記無線アクセスポイントからのビーコン(Beacon)を監視するとともに、前記無線子機端末の接続状態および通信状況を監視する通信監視部と、
前記通信監視部の監視結果として取得される情報に基づいて、自中継機からのビーコンの送信動作を実施するかまたは停止するかを決定する通信制御部と、
を有し、
前記通信制御部は、
前記通信監視部の監視結果として取得される前記情報に基づいて、前記無線子機端末が前記無線アクセスポイントに接続されていることを検知した場合には、
自中継機における該無線子機端末のRSSI(Received Signal Strength Indicator)値が、前記無線アクセスポイントにおける該無線子機端末のRSSI値以下に小さい値であったとき、自中継機からのビーコンの送信動作を停止する、
ことを特徴とする。
(2)本発明による中継機省電力制御方法は、
無線LAN(Local Area Network)において無線アクセスポイントと無線子機端末との間の無線通信を中継する中継機の消費電力を低減するように制御し、
前記無線アクセスポイントからのビーコン(Beacon)を監視するとともに、前記無線子機端末の接続状態および通信状況を監視する通信監視ステップと、
前記通信監視ステップの監視結果として取得される情報に基づいて、自中継機からのビーコンの送信動作を実施するかまたは停止するかを決定する通信制御ステップと、
を有し、
前記通信制御ステップは、
前記通信監視ステップの監視結果として取得される前記情報に基づいて、前記無線子機端末が前記無線アクセスポイントに接続されていることを検知した場合には、
自中継機における該無線子機端末のRSSI(Received Signal Strength Indicator)値が、前記無線アクセスポイントにおける該無線子機端末のRSSI値以下に小さい値であったとき、自中継機からのビーコンの送信動作を停止する、
ことを特徴とする。
(3)本発明による中継機省電力制御プログラムは、
無線LAN(Local Area Network)において無線アクセスポイントと無線子機端末との間の無線通信を中継する中継機の消費電力を低減する制御をコンピュータにより実行し、
前記無線アクセスポイントからのビーコン(Beacon)を監視するとともに、前記無線子機端末の接続状態および通信状況を監視する通信監視機能と、
前記通信監視機能の監視結果として取得される情報に基づいて、自中継機からのビーコンの送信動作を実施するかまたは停止するかを決定する通信制御機能と、
を有し、
前記通信制御機能は、
前記通信監視機能の監視結果として取得される情報に基づいて、前記無線子機端末が前記無線アクセスポイントに接続されていることを検知した場合には、
自中継機における該無線子機端末のRSSI(Received Signal Strength Indicator)値が、前記無線アクセスポイントにおける該無線子機端末のRSSI値以下に小さい値であったとき、自中継機からのビーコンの送信動作を停止する、
ことを特徴とする。
本発明の中継機、中継機省電力制御方法および中継機省電力制御プログラムによれば、主に、以下のような効果を奏することができる。
すなわち、中継機は、無線アクセスポイントにおける無線子機端末のRSSI(Received Signal Strength Indicator)値と自中継機における当該無線子機端末のRSSI値とを比較することによって、中継機がBeaconを送信することが必要であるか否かを動的に判断することができる。つまり、当該無線子機端末のRSSI値に関する比較結果として、無線子機端末との間の電波状況に関し、無線アクセスポイント側よりも中継機側の方が良好であった場合に限って、中継機がBeaconを送信する動作を行うことを可能にしている。而して、中継機からの不要な電波送信を抑制し、中継機の省電力化を実現することができる。
本発明に係る中継機の特徴的な動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る中継機の接続構成の一例を説明するための接続構成図である。 図2に示した中継機と無線アクセスポイントおよび無線子機端末との間の信号の送受信の流れの一例を示すシーケンスチャートである。 図2に示した無線アクセスポイントが無線子機端末の接続を検出した際の動作の一例を示すフローチャートである。 図2に示した無線アクセスポイントが接続されていた無線子機端末の切断を検出した際の動作の一例を示すフローチャートである。 図2に示した無線アクセスポイントからBeacon上のVendor IEフィールドに載せられて送信される情報の一例を示すテーブルである。 図2に示した中継機のBeaconの送信・送信停止動作に着目した動作の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る中継機の接続構成の図2とは異なる他の例を説明するための接続構成図である。 図8に示した中継機と無線アクセスポイントおよび無線子機端末との間の信号の送受信の流れの一例を示すシーケンスチャートである。
以下、本発明による中継機、中継機省電力制御方法および中継機省電力制御プログラムの好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明による中継機および中継機省電力制御方法について説明するが、かかる中継機省電力制御方法をコンピュータにより実行可能な中継機省電力制御プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、中継機省電力制御プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。また、以下の各図面に付した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではないことも言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、無線LANにおいて無線LANアクセスポイント(以下、無線アクセスポイントと略記する)に接続する無線LAN中継機(以下、中継機と略記する)が、該無線アクセスポイントに無線接続する無線LAN子機端末(以下、無線子機端末と略記する)の接続状態や通信状況に応じて、ビーコン(Beacon)の送信動作を動的に制御することによって、該中継機から不要に無線電波を送信する動作を抑制することを主要な特徴とし、而して、中継機の省電力化を可能にしている。
本発明の特徴について図1のフローチャートを用いてさらに具体的に説明する。図1は、本発明に係る中継機の特徴的な動作の一例を説明するためのフローチャートである。図1に示す本発明に係る中継機の動作フローチャートにおいて、中継機は、無線アクセスポイントとの接続を確立した後に(ステップA1)、自らが送信するBeaconの送信動作を停止する(ステップA2)。しかる後、無線アクセスポイントが送信するBeaconを監視する(ステップA3)。
無線アクセスポイントは、無線子機端末が接続されると、Beacon上のベンダ固有情報設定領域であるVendor IE(Vendor Specific Information Element)フィールドに、該無線子機端末に関する子機情報として、該無線子機端末のMACアドレスと、該無線子機端末から受信した通信の電波強度であるRSSI(Received Signal Strength Indicator)値との情報を載せて中継機に対して通知する。中継機は、監視していた無線アクセスポイントからのBeacon上のVendor IEフィールドの子機情報を検知すると(ステップA4の‘有’)、該子機情報のMACアドレスを有する該無線子機端末と該無線アクセスポイントとの間で実施されている通信を監視することによって、中継機自身が、該MACアドレスを有する該無線子機端末から受信するRSSI値を取得する(ステップA5)。
中継機は、該無線子機端末から受信するRSSI値を取得すると、監視結果として中継機において取得したRSSI値(監視RSSI値)と、無線アクセスポイントから子機情報として無線子機端末のMACアドレスとともに通知されてきたRSSI値(通知RSSI値)と、を比較する(ステップA6)。中継機において取得した監視RSSI値が、無線アクセスポイントから通知されてきた通知RSSI値以下に小さかった場合には(ステップA6のNO)、当該中継機からBeaconを送信することなく、そのまま、ステップA5に復帰して、該無線子機端末が無線アクセスポイントとの間で実施されている通信を監視する状態に戻る。
一方、中継機において取得した監視RSSI値の方が、無線アクセスポイントから通知されてきた通知RSSI値よりも大きかった場合には(ステップA6のYES)、中継機は、該無線子機端末の接続先を自中継機に変更させて、自中継機を経由して該無線子機端末を無線アクセスポイントに接続させるために、停止していたBeaconの送信動作を開始する(ステップA7)。而して、中継機は、定期的に、常時Beaconを送信するのではなく、無線子機端末にとって必要な場合にのみBeaconを送信する動作を行うことができる。また、無線子機端末においても、電波状況がより良好な中継機を検出することが可能になり、電波状況がより良好な中継機に接続して、無線アクセスポイントとの間を通信品質がより良好な状態で通信を行うことができる。
かくのごとく、本発明においては、中継機が、無線アクセスポイントに接続した無線子機端末のRSSI値に関して、無線アクセスポイント側において取得した値と中継機側において取得した値とを自動的に比較することにより、無線子機端末との間の電波状況が、中継機の方が無線アクセスポイントよりもより良好であると判定された場合にのみ、中継機からのBeacon送信動作を行うので、中継機における不要な電波送信の抑制による省電力化が可能になる。
(本発明の実施形態の構成例)
次に、本発明に係る中継機の構成例について、図2の接続構成図を参照しながら詳細に説明する。図2は、本発明に係る中継機の接続構成の一例を説明するための接続構成図である。
図2の接続構成図に示すように、無線LAN通信ネットワークの構成要素として、無線アクセスポイント1と中継機3と無線子機端末6とが少なくとも存在している。無線アクセスポイント1は、内部に、定期的に送信するBeacon上に配置されているベンダ固有情報設定領域すなわちVendor IE(Vendor Specific Information Element)フィールドに載せる情報を制御することができる情報送信部2を少なくとも備えている。
情報送信部2は、無線子機端末6が自無線アクセスポイント1に接続されたことを検知すると、接続された該無線子機端末6のMACアドレス‘yy:yy:yy:yy:yy:yy’と該無線子機端末6から受信した電波強度であるRSSI値とを、子機情報としてBeacon上のVendor IEフィールドに載せて、該無線アクセスポイント1に接続されている中継機3に対して通知する。また、無線子機端末6の自無線アクセスポイント1との接続が切断されたことを検知すると、子機情報として付与していた該無線子機端末6のMACアドレス‘yy:yy:yy:yy:yy:yy’と該無線子機端末6からのRSSI値とをBeacon上のVendor IEフィールドから削除して、該無線アクセスポイント1に接続されている中継機3に対して通知する。
無線アクセスポイント1に接続されている中継機3は、MACアドレスが‘xx:xx:xx:xx:xx:xx’であり、内部に、受信する無線電波を監視し、無線アクセスポイント1からのBeaconを監視するとともに、無線子機端末6の接続状態や通信状況を監視する通信監視部4を備えている。
そして、通信監視部4は、無線子機端末6の接続状態(存在の有無)を監視し、無線子機端末6が、自中継機3に接続されているか(すなわち存在しているか)、あるいは、自中継機3には接続されていないか(存在していないか)を判別するとともに、無線アクセスポイント1からのBeacon上のVendor IEフィールドに前記子機情報が付与されているか否かを基づいて、無線子機端末6が無線アクセスポイント1に接続されているか否かを判別する。
さらに、通信監視部4は、無線子機端末6が、自中継機3には接続されずに無線アクセスポイント1に直接接続されている状態にある場合には、無線アクセスポイント1から送信されてくるBeacon上のVendor IEフィールドに子機情報として付与されている無線子機端末6のMACアドレス‘yy:yy:yy:yy:yy:yy’と該無線子機端末6から受信した電波強度であるRSSI値とに基づいて、MACアドレス‘yy:yy:yy:yy:yy:yy’を有する無線子機端末6の無線アクセスポイント1におけるRSSI値を取得する。さらに、通信監視部4は、Beacon上のVendor IEフィールドに付与されている前記子機情報が示すMACアドレス‘yy:yy:yy:yy:yy:yy’を有する無線子機端末6が無線アクセスポイント1との間で行っている通信状況を監視して、無線子機端末6の自中継機3におけるRSSI値を取得する。
また、中継機3は、内部に、通信監視部4の監視結果として取得される情報に基づいて、無線電波の送信動作を制御し、自中継機3からのビーコンの送信動作を実施するかまたは停止するかを決定する通信制御部5を備えている。
そして、通信制御部5は、無線子機端末6が自中継機3には接続されていなく無線アクセスポイント1に直接接続されている状態にある場合には、無線アクセスポイント1から通知されてきた無線子機端末6の無線アクセスポイント1におけるRSSI値(通知RSSI値)と自中継機3の通信監視部4において監視して取得した該無線子機端末6の自中継機3におけるRSSI値(監視RSSI値)との比較を行う。
通信制御部5は、比較結果として、自中継機3の通信監視部4において監視して取得したRSSI値(監視RSSI値)が、無線アクセスポイント1から通知されたRSSI値(通知RSSI値)以下に小さい値であった場合には、自中継機3から送信するBeaconの送信動作を停止状態にする。これに対して、通信制御部5は、自中継機3の通信監視部4において監視して取得したRSSI値(監視RSSI値)の方が、無線アクセスポイント1から通知されるRSSI値(通知RSSI値)よりも大きい値であった場合には、自中継機3からのBeaconの送信を実施させる。
かくのごとく、無線アクセスポイント1の内部に情報送信部2を少なくとも備え、中継機3の内部に通信監視部4と通信制御部5とを少なくとも備えることにより、無線子機端末6は、無線アクセスポイント1よりも電波状況が良い中継機3を検出することができ、かつ、中継機3は、無線子機端末6との通信が無線アクセスポイント1よりも良好な通信品質になる場合にのみ、Beaconを送信することになるので、中継機3は不要な電波送信を抑制することができ、省電力化を図ることができる。
なお、無線子機端末6が、最初に無線アクセスポイント1との間で直接接続を行って、通信を開始した後に、中継機3がBeaconの送信動作を開始した場合には、中継機3からのBeaconを受信した無線子機端末6が、無線アクセスポイント1と接続している状態を変更して、接続先を無線アクセスポイント1から中継機3に切り替えるか否かは、該無線子機端末6側の動作次第で決定される。
(実施形態の動作の説明)
次に、図2に例示した本発明に係る中継機3の動作について、無線アクセスポイント1および無線子機端末6との間の信号の送受信の流れを示すシーケンスチャートを参照しながら詳細に説明する。図3は、図2に示した中継機3と無線アクセスポイント1および無線子機端末6との間の信号の送受信の流れの一例を示すシーケンスチャートである。なお、図2に示した中継機3における本発明に係る特徴的な動作の一例については、図1の動作フローチャートに前述した通りである。
図3のシーケンスチャートの説明に先立って、まず、無線アクセスポイント1の動作について、図4、図5のフローチャートを参照しながら説明する。図4は、図2に示した無線アクセスポイント1が無線子機端末6の接続を検出した際の動作の一例を示すフローチャートであり、図5は、図2に示した無線アクセスポイント1が接続されていた無線子機端末6の切断を検出した際の動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、無線アクセスポイント1は、図2に示したように、Beacon上のVendor IEフィールドを制御して任意の情報を該Vendor IEフィールド上に載せて送信することができる情報送信部2を備えている。本発明に係る実施形態においては、情報送信部2は、前述したように、Beacon上のVendor IEフィールドに、当該無線アクセスポイント1に接続された無線子機端末6のMACアドレスおよび該無線子機端末6から受信される電波強度であるRSSI値を載せて、当該無線アクセスポイント1に接続されている中継機3に対して送信する。
まず、図4のフローチャートについて説明する。図4のフローチャートにおいて、無線アクセスポイント1は、あらかじめ定めた周期ごとに、定期的に、自機の存在を知らせるためのBeacon(ビーコン)を送信して(ステップB1)、自機に無線子機端末6が接続されることを待ち受けている(ステップB2)。そして、自機に無線子機端末6が接続されたことを検出すると(ステップB2の‘有’)、次に、情報送信部2において、自機に接続された無線子機端末6のMACアドレスを取得するとともに、MACアドレスを取得した該無線子機端末6から受信される電波強度であるRSSI値を取得する。そして、情報送信部2は、取得した無線子機端末6のMACアドレスおよびRSSI値を、子機情報として、ビーコン上のVendor IEフィールドに載せて(すなわち、付与して)、当該無線アクセスポイント1に接続されている中継機3に対して送信する(ステップB3)。
次に、図5のフローチャートについて説明する。図5のフローチャートにおいて、無線アクセスポイント1に接続された無線子機端末6のMACアドレスおよびRSSI値を子機情報としてVendor IEフィールドに載せた(すなわち付与した)Beaconを送信している状態にある時に(ステップC1)、接続されていた該無線子機端末6の切断を検出すると(ステップC2のYES)、Beacon上のVendor IEフィールドに子機情報として載せていた無線子機端末6のMACアドレスおよびRSSI値を削除する(ステップC3)。そして、該子機情報を削除した状態のBeaconを、接続されている中継機3に対して送信する動作に復帰する(ステップC4)。
次に、図3のシーケンスチャートを用いて、無線アクセスポイント1および無線子機端末6との間で信号を送受信する中継機3の動作について説明する。ここで、中継機3は、前述したように、接続されている無線アクセスポイント1から定期的に送信されてくるBeaconを常時監視し、該Beacon上のVendor IEフィールドに子機情報として無線子機端末6のMACアドレスおよびRSSI値が載せられていた場合には、無線アクセスポイント1に無線子機端末6が接続されたことを検知するとともに、該Beacon上のVendor IEフィールドから、無線アクセスポイント1に接続されている無線子機端末6のMACアドレスおよびRSSI値を子機情報として取得する通信監視部4を備えている。
なお、通信監視部4は、前述したように、無線アクセスポイント1からのBeacon上のVendor IEフィールドにより前記子機情報として取得したMACアドレスを有する無線子機端末6の無線アクセスポイント1との間の通信を監視して、自中継機3において該無線子機端末6から受信される電波強度であるRSSI値を取得する機能もさらに有している。
また、中継機3は、前述したように、通信監視部4において前記子機情報として取得したMACアドレスを有する無線子機端末6の通信を監視して取得した当該無線子機端末6のRSSI値(すなわち、自中継機3における当該無線子機端末6のRSSI値)と通信監視部4において前記子機情報として取得したRSSI値(すなわち、無線アクセスポイント1から通知されてきた無線アクセスポイント1における当該無線子機端末6のRSSI値)とを比較した結果に基づいて、自機(中継機3)から送信するBeaconの送信動作を制御する通信制御部5を備えている。
なお、通信制御部5は、無線アクセスポイント1との接続を確立した状態において、無線子機端末6が自機(中継機3)および無線アクセスポイント1のいずれにも接続されていなかった(すなわち存在していなかった)場合には、自機(中継機3)からのBeaconの送信動作を動的に停止する機能をさらに有している。
つまり、通信制御部5は、無線アクセスポイント1と自中継機3との無線子機端末6に関するRSSI値の比較結果、および、自機(中継機3)と無線アクセスポイント1とに対する無線子機端末6の接続状態の検出結果に基づいて、自機(中継機3)からのBeaconの送信および送信停止を動的に制御する機能を有している。
図3のシーケンスチャートにおいて、中継機3は、通信制御部5により、図1のフローチャートのステップA1およびステップA2において説明したように、無線アクセスポイント1との接続が確立したことを検出すると(シーケンスSeq1)、自機(中継機3)からのBeaconの送信動作を停止する(シーケンスSeq2)。しかる後、中継機3は、図1のフローチャートのステップA3において説明したように、無線アクセスポイント1が定期的に送信してくるBeacon上のVendor IEフィールドに載せられている子機情報を通信監視部4により監視し続ける。
一方、無線アクセスポイント1は、現時点で接続されている機器が中継機3のみであり、無線子機端末6がまだ接続されていない状態にある場合には、Beacon上のVendor IEフィールドには、中継機3のMACアドレスと該中継機3から受信した電波強度であるRSSI値とが中継機3に関する情報として載せられて情報送信部2より中継機3に対して送信している。したがって、中継機3は、無線アクセスポイント1が送信してくるBeacon上のVendor IEフィールドに載せられている情報が、無線子機端末6に関する子機情報ではなく、自機(中継機3)のMACアドレス‘xx:xx:xx:xx:xx:xx’から受信したRSSI値の情報であるので、中継機3の通信制御部5における制御対象の情報ではないと判定する。
しかる後、無線アクセスポイント1は、無線子機端末6との間の接続を確立すると(シーケンスSeq3)、無線アクセスポイント1は、図6に示すように、Beacon上のVendor IEフィールドに、中継機3に関する情報のみならず、新たに接続された無線子機端末6に関する子機情報として、該無線子機端末6のMACアドレス‘yy:yy:yy:yy:yy:yy’と該無線子機端末6から受信した電波強度であるRSSI値とに関する情報が載せられて情報送信部2より中継機3に対して送信する(シーケンスSeq4)。そして、無線アクセスポイント1は、接続を確立した無線子機端末6との間の通信を開始する(シーケンスSeq5)。
図6は、図2に示した無線アクセスポイント1からBeacon上のVendor IEフィールドに載せられて送信される情報の一例を示すテーブルである。図6のテーブルは、無線アクセスポイント1から送信されるBeacon上のVendor IEフィールドに付与されたVendor IEフィールド情報20(Vendor IEフィールドに載せられている情報)の一例を示すものであり、MACアドレス欄21とRSSI値欄22とからなっている。MACアドレス欄21には、無線アクセスポイント1に接続されている無線機器のMACアドレス情報が設定され、RSSI値欄22には、該無線機器から受信したRSSI値が設定されている。
図6の設定例においては、第1行目には、中継機情報として、MACアドレス欄21に中継機3のMACアドレス‘xx:xx:xx:xx:xx:xx’が設定され、RSSI値欄22に該中継機3から受信したRSSI値‘40’が設定されている。また、第2行目には、子機情報として、MACアドレス欄21に無線子機端末6のMACアドレス‘yy:yy:yy:yy:yy:yy’が設定され、RSSI値欄22に該無線子機端末6から受信したRSSI値‘30’が設定されている。
以下、図3のシーケンスチャートの説明に戻る。中継機3は、通信監視部4により、図1のフローチャートのステップA4およびステップA5において説明したように、無線アクセスポイント1から送信されてくるBeacon上のVendor IEフィールドに子機情報として無線子機端末6のMACアドレス‘yy:yy:yy:yy:yy:yy’と該無線子機端末6から受信した電波強度であるRSSI値とに関する情報が載せられていることを検出すると、次に、Beacon上のVendor IEフィールドに子機情報として載せられて通知されてきたMACアドレス‘yy:yy:yy:yy:yy:yy’を有する当該無線子機端末6の無線アクセスポイント1との間の通信状況を通信監視部4により監視する(シーケンスSeq6)。そして、中継機3は、通信監視部4により、当該無線子機端末6から当該中継機3において受信される電波強度であるRSSI値を取得する。
しかる後、中継機3は、図1のフローチャートのステップA6において説明したように、当該無線子機端末6のRSSI値に関して、通信監視部4による当該無線子機端末6の通信状況の監視により取得したRSSI値(すなわち中継機3における監視結果として取得したRSSI値である監視RSSI値)と、無線アクセスポイント1から通知されてきたRSSI値(すなわち無線アクセスポイント1からのBeacon上のVendor IEフィールドにより子機情報として通知されてきたRSSI値である通知RSSI値)とを、通信制御部5により比較する(シーケンスSeq7)。
そして、比較した結果、監視RSSI値(中継機3が受信したRSSI値)の方が、通知RSSI値(無線アクセスポイント1が受信したRSSI値)以下に小さい値であった場合には、無線子機端末6を、中継機3を経由して無線アクセスポイント1に接続する通信状態に切り替えて設定しても、電波状況が改善されないかあるいは悪化してしまうことになる。したがって、図1のフローチャートのステップA6の‘NO’の場合として説明したように、自中継機3からのBeaconの送信動作を停止したまま、無線子機端末6の無線アクセスポイント1との間の通信状況の監視を継続する。
一方、監視RSSI値の方が、通知RSSI値よりも大きい値であった場合には、中継機3を経由して無線アクセスポイント1に接続する通信状態に切り替えて設定することにより電波状況が改善されるので、図1のフローチャートのステップA6の‘YES’の場合およびステップA7において説明したように、通信制御部5により自中継機3からのBeaconの送信動作を開始して、無線子機端末6から自中継機3への接続を待ち受ける(シーケンスSeq7)。
以上に説明した中継機3における動作について、該中継機3からのBeaconの送信・送信停止の動作に着目して、図7のフローチャートを用いてさらに説明する。図7は、図2に示した中継機3のBeaconの送信・送信停止動作に着目した動作の一例を示すフローチャートである。
図7のフローチャートにおいて、中継機3は、前述したように、無線子機端末6から直接受信したRSSI値(監視RSSI値)の方が無線アクセスポイント1から受け取っていたRSSI値(通知RSSI値)よりも大きい状態においては以降、あらかじめ定めた周期ごとに、定期的に、自機の存在を示す信号としてBeaconを送信する動作を行っている(ステップD1)。しかし、無線子機端末6との間の無線通信状態が変化して、無線通信ができなくなってしまう可能性があるので、定期的に、無線子機端末6の存在を検出したか否かを通信監視部4により監視する動作を行っている(ステップD2)。
中継機3に接続される無線子機端末6の存在を検知している場合には(ステップD2のYES)、中継機3からのBeaconの送信動作をそのまま継続することとし、以降の処理を行うことなく、図7の動作を終了する。
しかし、無線子機端末6との間の無線通信状態が変化して、中継機3に接続されていた無線子機端末6の存在を検知することができなくなった場合には(ステップD2のNO)、中継機3は、無線アクセスポイント1からのBeacon上のVendor IEに載せて通知されてくる子機情報(すなわち無線アクセスポイント1に接続された無線子機端末6のMACアドレスとRSSI値とに関する情報)を通信監視部4により監視する状態に復帰する(ステップD3)。
通信監視部4による監視結果として、無線アクセスポイント1からのBeacon上のVendor IEに該子機情報を検知しなかった場合には(ステップD3の‘無’)、中継機3のみならず無線アクセスポイント1側においても、接続される無線子機端末6の存在を検知していない状況にあり、ステップD6に移行して、中継機3は、無駄な電力を消費する動作を抑制するために、中継機3からのBeaconの送信動作を停止する(ステップD6)。
ここで、無線アクセスポイント1からのBeaconそのものを検出することができなくなった場合や、あるいは、無線アクセスポイント1側において一旦は存在を検知していた無線子機端末6が不在になってしまった場合においても、通信監視部4により、無線アクセスポイント1からのBeacon上のVendor IEに該子機情報を検知することができなくなるので、中継機3は、Beaconの送信動作を停止する。
図7のフローチャートにおいて、通信監視部4による監視結果として、無線アクセスポイント1からのBeacon上のVendor IEに子機情報を検知した場合には(ステップD3の‘有’)、無線アクセスポイント1側において、接続される無線子機端末6の存在を検知している場合である。
したがって、次に、無線子機端末6の接続先を無線アクセスポイント1から中継機3に切り替えた方がより良好な電波状況になるか否かを確認するために、まず、当該無線子機端末6の無線アクセスポイント1との間の通信状況を、中継機3の通信監視部4により監視する(ステップD4)。
そして、中継機3の通信監視部4による監視結果として、当該無線子機端末6の自中継機3におけるRSSI値を取得すると、自中継機3の通信監視部4による監視結果として取得したRSSI値(監視RSSI値)と無線アクセスポイント1から子機情報として通知されてきたRSSI値(通知RSSI値)とを、自中継機3の通信制御部5において比較する(ステップD5)。
比較結果として、自中継機3の通信監視部4による監視結果として取得したRSSI値(監視RSSI値)が、無線アクセスポイント1から通知されてきたRSSI値(通知RSSI値)以下に小さい値であった場合には(ステップD5のNO)、当該無線子機端末6の電波状況は、無線アクセスポイント1との直接通信の方が適していて、自中継機3を経由した無線通信を行う必要がない状況にあるので、ステップD6に移行して、自中継機3からのBeacon送信動作を停止させる(ステップD6)。
これに対して、比較結果として、自中継機3の通信監視部4による監視結果として取得したRSSI値(監視RSSI値)の方が、無線アクセスポイント1から通知されてきたRSSI値(通知RSSI値)よりも大きい値であった場合には(ステップD5のYES)、自中継機3からのBeaconの送信動作をそのまま維持するか、あるいは、Beaconの送信動作を現時点で行っていなかった場合には、Beaconの送信動作を開始して、ステップD7に移行する。
ステップD7に移行すると、中継機3の通信監視部4は、無線子機端末6の通信状況を監視し、無線子機端末6が、その接続先を無線アクセスポイント1から切り替えて、中継機3に接続してくることを待ち受ける(ステップD7)。そして、中継機3の通信監視部4において、無線子機端末6が接続先を切り替えて自中継機3に接続してきたことを検知すると、中継機3からのBeaconの送信動作をそのまま継続して、通信制御部5により、自中継機3を経由して該無線子機端末6を無線アクセスポイント1に接続する状態に設定する。
なお、図5のフローチャートのステップC1、ステップC2において説明したように、無線アクセスポイント1が、接続されている無線子機端末6のMACアドレスおよびRSSI値を子機情報としてVendor IEフィールドに付与したBeaconを送信している状態において、該無線子機端末6が接続先を無線アクセスポイント1から中継機3に切り替えた場合には、無線アクセスポイント1は、該無線子機端末6の切断を検出することになる。
したがって、図5のフローチャートのステップC3において説明したように、無線アクセスポイント1は、Beacon上のVendor IEフィールドに子機情報として付与していた該無線子機端末6のMACアドレスおよびRSSI値を削除する。その結果、無線アクセスポイント1から送信されるBeacon上のVendor IEフィールドには子機情報が付与されなくなる。したがって、次のBeaconの送信周期において図7のフローチャートが起動されると、図7のステップD3において、中継機3は、無線アクセスポイント1からのBeacon上のVendor IEフィールドに子機情報を検知することができない状態になったと判定して(ステップD3の‘無’)、ステップD6に移行して、Beaconの送信動作を停止してしまう恐れがある。
しかし、無線子機端末6における無線アクセスポイント1から中継機3への接続先の切り替えによって、中継機3自身に無線子機端末6が存在している(すなわち接続されている)状態になっている。したがって、図7のステップD2において、無線子機端末6が中継機3において存在した状態にあると判定されるので(ステップD2のYES)、中継機3からのBeaconの送信動作をそのまま継続している状態で、図7の処理を終了する。つまり、無線子機端末6の接続先が無線アクセスポイント1から中継機3に切り替えられた場合には、中継機3からのBeaconの送信動作を停止させることなく、そのまま継続して送信し続ける動作を維持する。
(実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、以下に記載するような効果を奏することができる。
すなわち、中継機3は、無線アクセスポイント1から子機情報として通知されてくる無線子機端末6のRSSI値と中継機3自身が取得する当該無線子機端末6のRSSI値とを比較することによって、中継機3がBeaconを送信することが必要であるか否かを動的に判断することができる。つまり、当該無線子機端末6のRSSI値に関する比較結果として、無線子機端末6との間の電波状況に関し、無線アクセスポイント1側よりも中継機3側の方が良好であった場合に限って、中継機3がBeaconを送信する動作を行うことを可能にしている。而して、中継機3からの不要な電波送信を抑制し、中継機3の省電力化を実現することができる。
(本発明の他の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態について説明する。前述した実施形態においては、図1のフローチャートや図3のシーケンスチャートにおいて説明したように、無線アクセスポイント1よりも中継機3の方が無線子機端末6とのRSSI値が大きい値になった場合に、中継機3がBeaconの送信動作を開始する。しかし、中継機3がBeaconの送信動作を開始したとしても、無線子機端末6が接続先を無線アクセスポイント1から切り替えて、該中継機3に接続しない限り、中継機3は不要な電波をいつまでも送信し続ける状態が継続してしまうことになる。
かくのごとき事情に鑑みて、本発明の他の実施形態においては、無線アクセスポイントよりも中継機の方が無線子機端末とのRSSI値が大きくなった場合には、中継機が無線アクセスポイントに対して子機切断要求を自動的に送信することによって、無線子機端末の無線アクセスポイントへの接続を強制的に切断させ、該無線子機端末が、その接続先を、無線アクセスポイントから中継機に切り替えて再接続することを促すようにしている。つまり、接続先の切り替えを、単に、無線子機端末側の動作に委ねるだけではなく、一旦、該無線子機端末の無線アクセスポイントとの接続を強制的に切断することによって、電波状況が無線アクセスポイントよりも良好な状態にある中継機側に再接続することを無線子機端末側に促すことを可能にしている。
まず、本発明の他の実施形態における中継機の接続構成について図8を用いて説明する。図8は、本発明に係る中継機の接続構成の図2とは異なる他の例を説明するための接続構成図である。図8の接続構成図に示す無線LAN通信ネットワークの構成要素としては、図2に前述した無線LAN通信ネットワークと同様、無線アクセスポイント1Aと中継機3Aと無線子機端末6とが少なくとも存在しているが、無線アクセスポイント1Aと中継機3Aとのそれぞれの内部構成が、図2の場合の無線アクセスポイント1と中継機3とのそれぞれの内部とは異なっている。
図8に示す無線アクセスポイント1Aは、内部に、図2に示した情報送信部2の他に、中継機3Aから送信されてくる子機切断要求に応じて、該当する無線子機端末6との接続を強制的に切断する機能を有する子機通信制御部7をさらに備えている。なお、子機通信制御部7は、該当する無線子機端末6との接続を強制的に切断する動作に先立って、当該無線子機端末6に対して、接続先を無線アクセスポイント1Aから中継機3への切り替えを促すメッセージを送信する機能をさらに追加するようにしても良い。
また、図8に示す中継機3Aは、内部に、図2に示した通信監視部4を備えている他に、図2に示した通信制御部5の代わりに通信制御部5Aを備えている。通信制御部5Aは、図2に示した通信制御部5とほぼ同様の機能を有しているが、無線アクセスポイント1Aから子機情報として通知されてきたRSSI値と中継機3A自身の監視結果として取得したRSSI値とを比較した結果に基づいて当該無線子機端末6に関する無線アクセスポイント1との接続を中継機3との接続への切り替えを促す子機切断要求を、無線アクセスポイント1Aに対して送信する機能をさらに有している。
次に、本発明の他の実施形態として図8に示した中継機3Aの動作について図9のシーケンスチャートを用いて詳細に説明する。図9は、図8に示した中継機3Aと無線アクセスポイント1Aおよび無線子機端末6との間の信号の送受信の流れの一例を示すシーケンスチャートである。なお、基本的な信号の流れについては、図9のシーケンスチャートは、本発明の実施形態として図3に示したシーケンスチャートの場合と同様であり、図3と同じシーケンス番号(シーケンスSeq1〜シーケンスSeq7)を付して、ここでの重複する説明は割愛する。以下には、図3とは異なる動作を行っている部分(すなわち、図9のシーケンスチャートにおけるシーケンスSeq8〜シーケンスSeq10の部分)について主に説明する。
図9のシーケンスチャートのシーケンスSeq7においては、図3のシーケンスチャートにおけるシーケンスSeq7の場合と同様、中継機3Aは、無線子機端末6のRSSI値に関して、通信監視部4により取得したRSSI値(すなわち中継機3Aにおける監視結果として取得したRSSI値である監視RSSI値)と、無線アクセスポイント1Aから通知されてきたRSSI値(すなわち無線アクセスポイント1AからのBeacon上のVendor IEフィールドにより子機情報として通知されてきたRSSI値である通知RSSI値)とを、通信制御部5Aにより比較する(シーケンスSeq7)。
そして、比較した結果、監視RSSI値の方が、通知RSSI値よりも大きい値であった場合には、中継機3Aを経由して無線アクセスポイント1Aに接続する通信状態に切り替えて設定することにより電波状況が改善されるので、通信制御部5Aにより自中継機3AからのBeaconの送信動作を開始する。しかる後は、前述した実施形態の場合の図3のシーケンスチャートのシーケンスSeq7においては、無線子機端末6から自中継機3への接続を待ち受けることになっていた。しかし、前述したように、無線アクセスポイント1Aに接続している当該無線子機端末6は、中継機3AがBeaconの送信動作を開始したとしても、接続先を切り替える何らかの契機がなければ、無線アクセスポイント1Aから中継機3Aへの接続先の切り替えを実施しないままにしてしまう可能性がある。
かかる事態を解消するために、図9のシーケンスチャートにおいては、中継機3Aの通信制御部5Aは、自中継機3AからBeaconの送信動作を開始した後、無線子機端末6からの接続を単に待ち受ける状態を継続する代わりに、当該無線子機端末6の接続先を無線アクセスポイント1Aから中継機3Aに切り替えさせる契機を当該無線子機端末6側に与えるために、当該無線子機端末6の無線アクセスポイント1Aとの接続を強制的に切断することを要求する子機切断要求を無線アクセスポイント1Aに対して送信する(シーケンスSeq8)。
なお、該子機切断要求を送信するための送信手段の一例として、例えば、中継機3Aが送信するBeaconのVendor IEフィールドを利用するようにしても良い。この際、切断の要求対象となる無線子機端末6を特定するために、該BeaconのVendor IEフィールドには該無線子機端末6のMACアドレスに関する情報を載せて送信するようにすれば良い。
無線アクセスポイント1Aは、図8に示したように、中継機3Aからの子機切断要求を受け取って、該当する無線子機端末6を強制的に切断するために、図2に示した無線アクセスポイント1に対して子機通信制御部7をさらに追加して備えている。無線アクセスポイント1Aは、子機通信制御部7において、中継機3Aが送信するBeaconのVendor IEフィールドに載せられている情報を常時監視して、中継機3Aから子機切断要求が送信されてきたことを検知すると、該子機切断要求に含まれている切断要求対象のMACアドレスを有する無線子機端末6が、当該無線アクセスポイント1Aに接続されているか否かを、まず確認する。
切断要求対象のMACアドレスを有する無線子機端末6が当該無線アクセスポイント1Aに接続されていることを確認すると、無線アクセスポイント1Aの子機通信制御部7は、該当するMACアドレスを有する無線子機端末6に対して切断信号を送信して、該無線子機端末6との接続を強制的に切断する(シーケンスSeq9)。
無線アクセスポイント1Aからの切断信号を受け取って、無線アクセスポイント1Aとの接続が切断されたことを検知した無線子機端末6は、その時点において、電波状況が最も良好な接続相手の無線機器を選択する動作を行うことになるので、無線アクセスポイント1Aよりも電波状況が良好な状態にある中継機3Aを選択して、中継機3Aとの間の接続を確立する(シーケンスSeq10)。
本発明の他の実施形態においては、以上のような動作を行うことにより、中継機3AがBeaconの送信を開始したタイミングとほぼ同じタイミングで、無線子機端末6を中継機3Aを経由して無線アクセスポイント1Aに再接続することができるので、中継機3Aがいつまでも使用されないまま、該中継機3Aが不要なBeaconを送信してしまう状態が継続することを防ぐことができる。
以上、本発明の好適な実施形態の構成を説明した。しかし、かかる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
1 無線アクセスポイント
1A 無線アクセスポイント
2 情報送信部
3 中継機
3A 中継機
4 通信監視部
5 通信制御部
5A 通信制御部
6 無線子機端末
7 子機通信制御部
20 Vendor IEフィールド情報
21 無線機器のMACアドレス欄
22 RSSI値欄

Claims (10)

  1. 無線LAN(Local Area Network)において無線アクセスポイントと無線子機端末との間の無線通信を中継し、
    前記無線アクセスポイントからのビーコン(Beacon)を監視するとともに、前記無線子機端末の接続状態および通信状況を監視する通信監視部と、
    前記通信監視部の監視結果として取得される情報に基づいて、自中継機からのビーコンの送信動作を実施するかまたは停止するかを決定する通信制御部と、
    を有し、
    前記通信制御部は、
    前記通信監視部の監視結果として取得される前記情報に基づいて、前記無線子機端末が前記無線アクセスポイントに接続されていることを検知した場合には、
    自中継機における該無線子機端末のRSSI(Received Signal Strength Indicator)値が、前記無線アクセスポイントにおける該無線子機端末のRSSI値以下に小さい値であったとき、自中継機からのビーコンの送信動作を停止し、
    前記無線アクセスポイントに接続されている機器が自中継機のみである場合は、監視した前記無線子機端末の接続状態および前記通信状況の情報は、自中継機からのビーコンの送信動作を制御対象とするための情報ではないと判定する、
    ことを特徴とする中継機。
  2. 前記通信制御部は、
    前記通信監視部の監視結果として取得される前記情報に基づいて、前記無線子機端末が自中継機および前記無線アクセスポイントのいずれにも接続されていないことを検知した場合には、自中継機からのビーコンの送信動作を一旦停止し、
    しかる後、前記通信監視部の監視結果として取得される前記情報に基づいて、前記無線子機端末が前記無線アクセスポイントに接続されていることを検知した場合であっても、
    自中継機における前記無線子機端末のRSSI値が、前記無線アクセスポイントにおける該無線子機端末のRSSI値以下に小さい値であったときには、自中継機からのビーコンの送信動作を停止したままにする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の中継機。
  3. 前記無線アクセスポイントが、
    自無線アクセスポイントから送信するビーコン上のベンダ固有情報設定領域であるVendor IE(Vendor Specific Information Element)フィールドに、自無線アクセスポイントに接続されている前記無線子機端末のMACアドレスと該無線子機端末から受信される電波強度であるRSSI値とを子機情報として付与した状態のビーコンを送信する場合、
    前記通信監視部は、
    前記無線アクセスポイントから受け取ったビーコン上の前記Vendor IEフィールドに前記子機情報が付与されていた場合、前記無線子機端末が前記無線アクセスポイントに接続されていることを検知し、
    かつ、
    前記Vendor IEフィールドに前記子機情報として付与されている、前記無線子機端末のMACアドレスを有する該無線子機端末のRSSI値を、前記無線アクセスポイントにおける前記無線子機端末のRSSI値として取得し、
    かつ、
    前記無線アクセスポイントとの通信中の状態にある前記MACアドレスを有する該無線子機端末の通信状況の監視結果から自中継機における該無線子機端末のRSSI値を取得する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の中継機。
  4. 前記通信制御部は、
    前記通信監視部の監視結果として取得される前記情報に基づいて、前記無線子機端末が前記無線アクセスポイントに接続されていることを検知した場合には、
    自中継機における前記無線子機端末のRSSI値の方が、前記無線アクセスポイントにおける該無線子機端末のRSSI値よりも大きい値であったとき、
    自中継機からのビーコンの送信を行い、該無線子機端末が接続先を切り替えて自中継機に接続してくることを待ち合わせる、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の中継機。
  5. 前記中継機の前記通信制御部は、
    前記通信監視部の監視結果として取得される前記情報に基づいて、前記無線子機端末が前記無線アクセスポイントに接続されていることを検知した場合には、
    自中継機における前記無線子機端末のRSSI値の方が、前記無線アクセスポイントにおける該無線子機端末のRSSI値よりも大きい値であったとき、
    さらに、前記無線アクセスポイントに接続されている前記無線子機端末の接続を切断することを要求する子機切断要求を、前記無線アクセスポイントに対して送信して、該無線子機端末の前記無線アクセスポイントとの接続を強制的に切断させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の中継機。
  6. 無線LAN(Local Area Network)において無線アクセスポイントと無線子機端末との間の無線通信を中継する中継機の消費電力を低減するように制御し、
    前記無線アクセスポイントからのビーコン(Beacon)を監視するとともに、前記無線子機端末の接続状態および通信状況を監視する通信監視ステップと、
    前記通信監視ステップの監視結果として取得される情報に基づいて、自中継機からのビーコンの送信動作を実施するかまたは停止するかを決定する通信制御ステップと、
    を有し、
    前記通信制御ステップは、
    前記通信監視ステップの監視結果として取得される前記情報に基づいて、前記無線子機端末が前記無線アクセスポイントに接続されていることを検知した場合には、
    自中継機における該無線子機端末のRSSI(Received Signal Strength Indicator)値が、前記無線アクセスポイントにおける該無線子機端末のRSSI値以下に小さい値であったとき、自中継機からのビーコンの送信動作を停止し、
    前記無線アクセスポイントに接続されている機器が自中継機のみである場合は、監視した前記無線子機端末の接続状態および前記通信状況の情報は、自中継機からのビーコンの送信動作を制御対象とするための情報ではないと判定する、
    ことを特徴とする中継機省電力制御方法。
  7. 前記中継機の前記通信制御ステップは、
    前記通信監視ステップの監視結果として取得される前記情報に基づいて、前記無線子機端末が自中継機および前記無線アクセスポイントのいずれにも接続されていないことを検知した場合には、自中継機からのビーコンの送信動作を一旦停止し、
    しかる後、前記通信監視ステップの監視結果として取得される前記情報に基づいて、前記無線子機端末が前記無線アクセスポイントに接続されていることを検知した場合であっても、
    自中継機における前記無線子機端末のRSSI値が、前記無線アクセスポイントにおける該無線子機端末のRSSI値以下に小さい値であったときには、自中継機からのビーコンの送信動作を停止したままにする、
    ことを特徴とする請求項6に記載の中継機省電力制御方法。
  8. 前記無線アクセスポイントが、
    自無線アクセスポイントから送信するビーコン上のベンダ固有情報設定領域であるVendor IE(Vendor Specific Information Element)フィールドに、自無線アクセスポイントに接続されている前記無線子機端末のMACアドレスと該無線子機端末から受信される電波強度であるRSSI値とを子機情報として付与した状態のビーコンを送信する場合、
    前記中継機の前記通信監視ステップは、
    前記無線アクセスポイントから受け取ったビーコン上の前記Vendor IEフィールドに前記子機情報が付与されていた場合、前記無線子機端末が前記無線アクセスポイントに接続されていることを検知し、
    かつ、
    前記Vendor IEフィールドに前記子機情報として付与されている、前記無線子機端末のMACアドレスを有する該無線子機端末のRSSI値を、前記無線アクセスポイントにおける前記無線子機端末のRSSI値として取得し、
    かつ、
    前記無線アクセスポイントとの通信中の状態にある前記MACアドレスを有する該無線子機端末の通信状況の監視結果から自中継機における該無線子機端末のRSSI値を取得する、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の中継機省電力制御方法。
  9. 前記中継機の前記通信制御ステップは、
    前記通信監視ステップの監視結果として取得される前記情報に基づいて、前記無線子機端末が前記無線アクセスポイントに接続されていることを検知した場合には
    自中継機における前記無線子機端末のRSSI値の方が、前記無線アクセスポイントにおける該無線子機端末のRSSI値よりも大きい値であったとき、
    自中継機からのビーコンの送信を行い、該無線子機端末が接続先を切り替えて自中継機に接続してくることを待ち合わせる、
    ことを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の中継機省電力制御方法。
  10. 無線LAN(Local Area Network)において無線アクセスポイントと無線子機端末との間の無線通信を中継する中継機の消費電力を低減する制御をコンピュータにより実行し、
    前記無線アクセスポイントからのビーコン(Beacon)を監視するとともに、前記無線子機端末の接続状態および通信状況を監視する通信監視機能と、
    前記通信監視機能の監視結果として取得される情報に基づいて、自中継機からのビーコンの送信動作を実施するかまたは停止するかを決定する通信制御機能と、
    を有し、
    前記通信制御機能は、
    前記通信監視機能の監視結果として取得される情報に基づいて、前記無線子機端末が前記無線アクセスポイントに接続されていることを検知した場合には、
    自中継機における該無線子機端末のRSSI(Received Signal Strength Indicator)値が、前記無線アクセスポイントにおける該無線子機端末のRSSI値以下に小さい値であったとき、自中継機からのビーコンの送信動作を停止し、
    前記無線アクセスポイントに接続されている機器が自中継機のみである場合は、監視した前記無線子機端末の接続状態および前記通信状況の情報は、自中継機からのビーコンの送信動作を制御対象とするための情報ではないと判定する、
    ことを特徴とする中継機省電力制御プログラム。
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