JP6899340B2 - 業務プロセス設計支援方法及び業務プロセス設計支援装置 - Google Patents

業務プロセス設計支援方法及び業務プロセス設計支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6899340B2
JP6899340B2 JP2018011467A JP2018011467A JP6899340B2 JP 6899340 B2 JP6899340 B2 JP 6899340B2 JP 2018011467 A JP2018011467 A JP 2018011467A JP 2018011467 A JP2018011467 A JP 2018011467A JP 6899340 B2 JP6899340 B2 JP 6899340B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
business process
design support
simulation
role
task
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018011467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019128879A5 (ja
JP2019128879A (ja
Inventor
祐介 神
祐介 神
侑里 岡田
侑里 岡田
仁志夫 山田
仁志夫 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2018011467A priority Critical patent/JP6899340B2/ja
Priority to PCT/JP2018/043210 priority patent/WO2019146233A1/ja
Priority to US16/957,407 priority patent/US20200380437A1/en
Publication of JP2019128879A publication Critical patent/JP2019128879A/ja
Publication of JP2019128879A5 publication Critical patent/JP2019128879A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6899340B2 publication Critical patent/JP6899340B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • G06Q10/0637Strategic management or analysis, e.g. setting a goal or target of an organisation; Planning actions based on goals; Analysis or evaluation of effectiveness of goals
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • G06Q10/0633Workflow analysis
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/067Enterprise or organisation modelling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、ブロックチェーンを利用する技術に関する。
近年、耐改竄性や透明性、耐障害性や非中央集権等の特性を有するブロックチェーンを利用した技術が普及している。ブロックチェーンは、P2P(Peer to Peer)ネットワーク上で分散型台帳管理を実現する技術である。ブロックチェーンは、記録情報を含むトランザクションを作成し、各トランザクションを電子署名とハッシュ値に基づき鎖状に繋ぐことで、記録情報の一貫性と、耐改竄性と、透明性等の特性を有する。
ブロックチェーンを利用したアプリケーションの開発については、例えば、非特許文献1が知られている。非特許文献1では、資産の状態(ステート)の変化かをステートチャートで定義し、ブロックチェーンを利用して状態の変化を管理する技術が開示されている。
また、業務プロセスにブロックチェーンを適用する研究も進んでいる。例えば、非特許文献2では、BPMN(Business Process Modeling Notation)で業務プロセスを記述し、BPMNを簡略化ルールに従ってモデルに変換し、このモデルをプログラム(スマートコントラクト)に変換する技術が開示されている。
立石 孝彰、齋藤 新、岩間 太、天野 俊一、大澤 昇平、吉濱 佐知子 著、"ブロックチェーンアプリケーション開発の実践と今後の課題"、情報処理学会 発行、ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2017論文集、pp. 204-211、2017年08月23日 Luciano Garcia-Banuelos, Alexander Ponomarev, Marlon Dumas, Ingo Weber 著、"Optimized Execution of Business Processes on Blockchain"、[online]、[平成30年1月4日検索]、インターネット〈 URL:http://tokkyo.shinsakijun.com/information/newtech.html〉
上記非特許文献1では、ステートチャートで記述する対象(管理対象資産、管理者、ステータスの種類)は決まっていることが前提となっている。また、非特許文献2では、BPMNで記述する次期業務プロセスに関わる組織(ロール)と業務の流れは決まっていることが前提となっている。
従って、上記非特許文献1、2の従来例では、ブロックチェーンを適用する次期の業務プロセスの設計が完了している必要があり、既存の業務プロセスにブロックチェーンの技術を適用して次期の業務プロセスを容易に開発することはできない、という問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ブロックチェーンの特性を活かした業務プロセスの開発を支援することを目的とする。
本発明は、プロセッサとメモリとストレージ装置を有する計算機で、業務プロセスの設計を支援する業務プロセス設計支援方法であって、前記計算機が、前記業務プロセスの定義情報を受け付ける第1のステップと、前記計算機が、前記定義情報からデータ項目と、処理を実行するロールと、前記データ項目毎に前記ロールが処理するタスクの内容と、ロール間のメッセージの送受信の関係を抽出して業務プロセスのモデルを生成する第2のステップと、前記計算機が、予め設定された情報管理の要素を選択する第3のステップと、前記計算機が、前記選択された情報管理の要素を前記モデルに適用するシミュレーションを実行する第4のステップと、前記計算機が、前記シミュレーションの結果に基づいて前記選択された情報管理の要素を前記モデルに適用可能か否かを判定する第5のステップと、を含み、前記情報管理の要素は、分散型情報管理に含まれる要素であって、前記第4のステップは、前記モデルに選択された前記分散型情報管理の要素を適用して新たな業務プロセスのモデルの生成を試行し、前記第5のステップは、前記シミュレーションで新たな業務プロセスのモデルが生成された場合には、前記分散型情報管理の要素を前記業務プロセスに適用可能と判定する
本発明によれば、現行の業務プロセスの分析結果から、ブロックチェーンの要素を適用した新たな業務プロセスを提案することが可能となる。
本発明の実施例を示し、業務プロセス設計支援システムの一例を示すブロック図である。 本発明の実施例を示し、業務プロセス設計支援装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施例を示し、ストレージ装置に格納されるソフトウェアの一例を示すブロック図である。 本発明の実施例を示し、業務プロセス設計支援装置で行われる処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例を示し、図4のステップS2で行われる現行(AsIs)業務プロセス分析処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例を示し、図4のステップS3で行われるデータライフサイクル分析処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例を示し、図4のステップS6で行われる中継者排除処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例を示し、図4のステップS6で行われるタスクシフト処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例を示し、図4のステップS9で行われる選択処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例を示し、パターン追加処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例を示し、現行(AsIs)業務プロセスの情報の遷移の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、次期(ToBe)業務プロセスの情報の遷移の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、現行(AsIs)業務プロセスのデータライフサイクルの一例を示す模式図である。 本発明の実施例を示し、中継者排除後のデータライフサイクルの一例を示す模式図である。 本発明の実施例を示し、タスクシフト後のデータライフサイクルの一例を示す模式図である。 本発明の実施例を示し、現行(AsIs)業務プロセスをXMLで表現した例を示す図である。 本発明の実施例を示し、ロール定義テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、タスク定義テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、ロール−タスク割当定義テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、データ項目定義テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、データセット定義テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、メッセージ定義テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、メッセージ送信コスト算出テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、タスク実行コスト算出テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、データライフサイクル定義中間テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、データライフサイクル定義テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、業務変革パターン定義テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、中継者排除後のデータライフサイクル定義シミュレーションテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、タスクシフト後のデータライフサイクル定義シミュレーションテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、シミュレーション結果を適用した後のロール−タスク割当定義テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、シミュレーション結果を適用した後のデータセット定義テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、シミュレーション結果を適用した後のメッセージ定義テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、業務プロセス入力画面の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、メッセージフロー分析画面の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、シミュレーション結果表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、タスクシフト処理の一例を示す図である。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例を示し、業務プロセス設計支援システムの一例を示すブロック図である。業務プロセス設計支援システムは、現行の業務プロセスから新たな業務プロセス(次期業務プロセス)を提案する業務プロセス設計支援装置100と、業務プロセス設計支援装置100を管理する管理端末120と、業務プロセス設計支援装置100と管理端末120を接続するネットワーク110を含む。
<業務プロセス設計支援装置の構成>
図2は、業務プロセス設計支援装置100の一例を示すブロック図である。業務プロセス設計支援装置100は、メモリ220と、演算装置230と、ストレージ装置210と、入力装置240と、出力装置250と、通信装置260を含む。
ストレージ装置210には、業務プロセスの設計支援を実行するプログラム270と、プログラム270が利用するテーブル300が格納される。演算装置230は、メモリ220にロードしたプログラム270を実行することで、業務プロセスの設計を支援する。
入力装置240は、マウスやキーボードやタッチパネル等で構成される。出力装置250は、ディスプレイなどで構成される。通信装置260は、ネットワーク110に接続されて管理端末120と通信を行う。
図3は、ストレージ装置210に格納されるソフトウェアの一例を示すブロック図である。ストレージ装置210には、業務プロセスの設計支援を行うプログラム270と、プログラム270が利用するテーブル300が格納される。
テーブル300には、ロール定義テーブル310と、タスク定義テーブル320と、ロール−タスク割当定義テーブル330と、データ項目定義テーブル340と、データセット定義テーブル350と、メッセージ定義テーブル360と、メッセージ送信コスト算出テーブル370と、タスク実行コスト算出テーブル380と、業務変革パターン定義テーブル390と、データライフサイクル定義中間テーブル400と、データライフサイクル定義テーブル410と、データライフサイクル定義シミュレーションテーブル420が含まれる。各テーブルの詳細については後述する。
<処理の概要>
図11、図12を用いて、業務プロセス設計支援装置100が行う次期(ToBe)の業務プロセスの設計支援の概要を説明する。図11は、現行(AsIs)の業務プロセスの情報の遷移の一例を示す図である。図11は、業務プロセスを実行するロール(組織または処理の主体)として、生産者R01と、加工業者R02と、評価団体R03と、消費者R04の4つのロールによる現行の業務プロセスの例を示す。
現行の業務プロセスは、まず、生産者R01が原料(例えば、農産物)を収穫し(T01)、産地情報D01を生成する。生産者R01は原料に産地情報D01を付与して、加工業者R02へ出荷する(M01)。加工業者R02は、産地情報D01が付与された原料を加工して、商品を生産する(T02)。
加工業者R02は、商品の加工情報を生成し、生産者R01からの産地情報D01に加工情報を付加した出荷情報D02を生成する。そして、加工業者R02は、商品に出荷情報D02を付与して評価団体R03へ納品する(M02)。
評価団体R03では、商品の評価を行って(T03)、評価情報D03を生成する。評価団体R03は、評価情報D03を加工業者R02に通知する(M03)。加工業者R02は、評価情報D03を受け付けて評価を確認する。
評価団体R03は、加工業者R02からの出荷情報D02に評価情報D03を付加した販売情報D04を生成し、消費者R04に提供する(M04)。消費者R04は、販売情報D04を受け付けて、商品を購入する(T05)。
業務プロセス設計支援装置100は、後述するように現行の業務プロセスを分析して、情報の発信元と送信先の特定や、ロール毎の情報に対する操作(参照、生成)を特定して、ブロックチェーンの特性(要素)を適用可能か否かを判定する。
業務プロセス設計支援装置100は、現行の業務プロセスにブロックチェーンを適用するシミュレーションを実行した結果、次期の業務プロセスにブロックチェーンの要素を適用可能であれば、シミュレーションの結果から次期の業務プロセスを提案する。
図12は、シミュレーションの結果である次期(ToBe)の業務プロセスの情報の遷移の一例を示す図である。図12は、ブロックチェーンの特性を現行の業務プロセスに適用して次期の業務プロセスとした場合の情報の遷移を示す。
本実施例ではブロックチェーンの特性(後述)として、非中央集権と透明性を利用する例を示す。非中央集権及び透明性として、情報を単に中継するロールを排除する中継者排除を適用する。また、非中央集権として、他のロールで実行可能な処理を移動させるタスクシフトを適用する。なお、中継者排除やタスクシフトの具体的な処理の内容は後述する。
図12では図11に示したロールのうち、中継者排除処理によって、生産者R01で生成された産地情報D05が加工業者R02と消費者R04へそれぞれ送信(M01、M05、M06)されるようにメッセージの送受信が更新される。
さらに、図12では図11に示したロールのうち、評価の生成処理(T03)をタスクシフトによって消費者R04のロールに移動し、生産情報と加工情報を転送するだけとなった評価団体R03を削除する。これにより、次期の業務プロセスは、生産者R01、加工業者R02及び消費者R04の3つのロールで行われるように改変される。
次期の業務プロセスは、生産者R01が原料(例えば、農産物)を収穫し(T01)、産地情報D05を生成する。生産者R01は原料に産地情報D05を付与して、加工業者R02へ出荷する(M01)。また、生産者R01は消費者R04に産地情報D05を配布する(M05、M06)。
加工業者R02は、原料を加工して、商品を生産し(T02)、商品の加工情報D06を生成する。加工業者R02は、加工情報D06を消費者R04へ配布する(M02)。
消費者R04は、加工情報D06を受け付けて、評価情報D07を生成し、加工業者R02へ配布する。
業務プロセス設計支援装置100は、非中央集権及び透明性を適用する中継者排除及びタスクシフトによって、評価のみを実施する評価団体R03を排除し、評価団体R03で行っていた評価(T03)を消費者R04へ移動させる次期の業務プロセスを提案する。また、産地情報D05は、生産者R01が加工業者R02と消費者R04に直接提供することで、透明性と耐障害性を向上させることが可能となる。
次に、本実施例におけるブロックチェーンの特性について説明する。ブロックチェーンの技術については、前記従来例と同様に、P2Pネットワークと、コンセンサスアルゴリズムと、偽造防止及び暗号化技術を組み合わせた分散型台帳(情報)管理システムである。
また、本実施例では、生産者R01から消費者R04までのサプライチェーンに対してブロックチェーンを適用する例を示すが、本発明はサプライチェーンに限定されるものではない。
本実施例では、ブロックチェーンの特性のうち、非中央集権性と、透明性と、耐改竄性と、耐障害性と、自動実行(自動取引)を利用する例を示す。まず、非中央集権性は、特定のロールがデータの管理を独占することを禁止して、ブロックチェーンに参加するそれぞれのロールがデータの管理を可能にすることを示す。
上記図11の例では、評価団体R03という一つの組織が商品の評価を独占していたのに対して、図12の例では消費者R04に商品の評価を実施させることで、特定のロール(組織)に依存することなく、複数の消費者R04の幅広い意見を評価に反映させることができる。
次に、透明性は、各ロールが生成した情報を、全てのロールに公開し、全てのロールで共有することを示す。業務プロセスに参加するロールは、全ての情報を閲覧することができ、記録された情報の一貫性が保証されている。
耐改竄性は、前記従来例と同様に、各ロールでトランザクションを生成し、各トランザクションを電子署名とハッシュ値に基づき鎖状に繋ぐことで、データの改竄を抑止する。また、各ロールが生成した情報を公開することにより、データの改竄に対する意欲を抑制することができる。
耐障害性は、各ロールがデータまたはデータの複製をブロックチェーンに参加するロールで保持することで、一部のロールに障害が発生しても、データが毀損や消失を防止することである。
自動実行(自動取引)については、複数の必要条件に関する判定結果が集約された後に取引や情報の発行を実行することを示す。あるいは、発行された情報についての合意を、効率的に行うことを示す。
<テーブルの構成>
次に、ストレージ装置210に格納されたテーブル300の詳細について説明する。
図17は、ロール定義テーブル310の一例を示す図である。ロール定義テーブル310は、業務プロセスに参加する組織や人など、業務プロセスに参加する要素が定義される。ロール定義テーブル310は、プログラム270によって生成される情報である。
ロール定義テーブル310は、ロールの識別子を格納するロールID311と、ロールの名称を格納するロール名312と、ロールの重要性に関する指標を格納する重要ロールフラグ313がひとつのレコードに含まれる。
重要ロールフラグ313が「1」の場合には重要なロールであることを示し、重要ロールフラグ313が「0」の場合には重要でないロールであることを示す。
図18は、タスク定義テーブル320の一例を示す図である。タスク定義テーブル320は、業務プロセスを構成する処理が定義される。タスク定義テーブル320は、プログラム270によって生成される情報である。
タスク定義テーブル320は、タスクの識別子を格納するタスクID321と、タスクの名称を格納するタスク322と、タスクへ入力するデータ項目の名称を格納する入力データ項目323と、タスクが出力するデータ項目名を格納する出力データ項目324がひとつのレコードに含まれる。
タスクID321は、図11、図12の説明に対応する。入力データ項目323と出力データ項目324には、複数のデータ項目名を格納することができる。また、入力データ項目323と出力データ項目324には少なくとも一方にデータ項目名が格納されていれば良い。
図19は、ロール−タスク割当定義テーブル330の一例を示す図である。ロール−タスク割当定義テーブル330は、業務プロセスを構成する処理と、当該処理を実行するロールの関係が定義される。ロール−タスク割当定義テーブル330は、プログラム270によって生成される情報である。
ロール−タスク割当定義テーブル330は、タスクの識別子を格納するタスクID331と、タスクの名称を格納するタスク名332と、当該タスクを実施するロールの識別子を格納するロールID333と、ロールの名称を格納するロール名334を、ひとつのレコードに含む。
ロールID333及びロール名334と、タスクID331及びタスク名332は、図11、図12の説明に対応する。
図20は、データ項目定義テーブル340の一例を示す図である。データ項目定義テーブル340は、各ロールが生成するデータ項目が定義される。データ項目定義テーブル340は、プログラム270によって生成される情報である。
データ項目定義テーブル340は、データ項目の識別子を格納するデータ項目ID341と、データの項目名を格納するデータ項目名342をひとつのレコードに含む。データ項目ID341及びデータ項目名342は、図13〜図15の説明に対応する。
図21は、データセット定義テーブル350の一例を示す図である。データセット定義テーブル350は、各ロールが生成するデータ項目と、送受信されるデータセットの関係が定義される。データセット定義テーブル350は、プログラム270によって生成される情報である。
データセット定義テーブル350は、データセットの識別子を格納するデータセットID351と、データ項目の識別子を格納するデータ項目ID352と、データの項目名を格納するデータ項目名353をひとつのレコードに含む。データセットID351と、データ項目ID341及びデータ項目名342は、図11〜図12の説明に対応する。
図22は、メッセージ定義テーブル360の一例を示す図である。メッセージ定義テーブル360では、各ロール間で送受信されるメッセージが定義される。メッセージ定義テーブル360は、プログラム270によって生成される情報である。
メッセージ定義テーブル360は、メッセージの識別子を格納するメッセージID361と、メッセージの送信元のタスクの識別子を格納する送信元タスクID362と、メッセージの送信元のタスクの識別子を格納する送信先タスクID363と、メッセージに含まれるデータセットの識別子を格納する送信データセットID364をひとつのレコードに含む。
メッセージID361と、送信元タスクID362と、送信先タスクID363と、送信データセットID364は、図11〜図12の説明に対応する。
図23は、メッセージ送信コスト算出テーブル370の一例を示す図である。メッセージ送信コスト算出テーブル370では、各ロール間でメッセージを送受信する際のコストが定義される。メッセージ送信コスト算出テーブル370は、業務プロセス設計支援システムの管理者などによって予め設定される情報である。
メッセージ送信コスト算出テーブル370は、送信元のロールの識別子を格納する送信元ロールID371と、送信先のロールの識別子を格納する送信先ロールID372と、送信に要するコストとして金額を格納する消費金額373と、送信に要するコストとして時間を格納する消費時間374と、をひとつのレコードに含む。
本実施例では、次期の業務プロセス(シミュレーション結果)をKPI(Key Performance Indicator)で評価する例を示し、KPIのコストの指標として消費金額と消費時間を用いる例を示したが、これに限定されるものではなく、指標の数に応じてフィールドを設定すれば良い。
図24は、タスク実行コスト算出テーブル380の一例を示す図である。タスク実行コスト算出テーブル380では、各ロールで実行する処理のコストが定義される。タスク実行コスト算出テーブル380は、業務プロセス設計支援システムの管理者などによって予め設定される情報である。
タスク実行コスト算出テーブル380は、タスクを実行するロールの識別子を格納するロールID381と、実行するタスクの識別子を格納するタスクID382と、タスクの実行に要するコストとして金額を格納する消費金額383と、タスクの実行に要するコストとして時間を格納する消費時間384と、をひとつのレコードに含む。
メッセージ送信コスト算出テーブル370と同様に、KPIの指標の数に応じてフィールドを設定すれば良い。
図25は、データライフサイクル定義中間テーブル400の一例を示す図である。データライフサイクル定義中間テーブル400には、メッセージに含まれるデータ項目の経路(ロールID)が格納される。データライフサイクル定義中間テーブル400は、プログラム270によって生成される情報である。
データライフサイクル定義中間テーブル400は、ロール間で送受信されるデータ項目の識別子を格納するデータ項目ID401と、データの項目名を格納するデータ項目名402と、当該データ項目の送信元のロールの識別子を格納する送信元ロールID403と、当該データ項目の送信先のロールの識別子を格納する送信先ロールID404と、当該データ項目を含むメッセージの識別子を格納するメッセージID405をひとつのレコードに含む。
図示の例では、データ項目ID401とメッセージID405でソートした例を示す。データのライフサイクルとは、あるロールでデータ項目が生成されてから、最終的に転送されるロールまでの経路を示す。データライフサイクル定義中間テーブル400を参照することで、例えば、データ項目の送信元ロールID371と、最終的に受信する送信先ロールID404を特定することが可能となる。
図26は、データライフサイクル定義テーブル410の一例を示す図である。データライフサイクル定義テーブル410には、ロール間で送受信されるデータ項目に対する各ロールの操作と、ロールの順序が格納される。データライフサイクル定義テーブル410は、プログラム270によって生成される情報である。
データライフサイクル定義テーブル410は、ロール間で送受信されるデータ項目の識別子を格納するデータ項目ID411と、データの項目名を格納するデータ項目名412と、当該データ項目のライフサイクルの識別子を格納するデータライフサイクルID413と、当該データ項目のシーケンス番号414と、当該データ項目を扱うロールの識別子を格納するロールID415と、当該ロールが実施するデータ項目の操作を格納するデータ操作416をひとつのレコードに含む。
図示の例では、データ項目ID411とシーケンス番号414でソートした例を示し、データ項目の送信元から最終的に受信するロールで行われる操作を特定することが可能となる。
図27は、業務変革パターン定義テーブル390の一例を示す図である。業務変革パターン定義テーブル390には、次期の業務プロセスを生成するために現行の業務プロセスに適用するブロックチェーン(分散型台帳(情報)管理)の特性と、当該特性に対応するブロックチェーンの要素(業務変革パターン)を適用するシミュレーションプログラムの対応関係が定義される。業務変革パターン定義テーブル390は、業務プロセス設計支援システムの管理者などによって予め設定される情報である。
業務変革パターン定義テーブル390は、業務変革のパターンの識別子を格納するパターンID391と、当該パターンの名称を格納するパターン名392と、当該パターンに対応するブロックチェーンの特性を格納する特性393と、当該特性に対応するシミュレーションプログラムの識別子を格納するPGMID394をひとつのレコードに含む。なお、特性393には、複数の特性を格納することができる。
PGMID394で特定されるシミュレーションプログラムは、現行の業務プロセスにブロックチェーンの特性393に対応するパターン名392を適用して、次期の業務プロセスの生成を試行する。
本実施例では、パターンID391=「P01」に対応するPGMID394=「X01」は、図7に示す中継者排除処理の一例を示し、パターンID391=「P02」に対応するPGMID394=「X02」は、図8に示すタスクシフト処理の一例を示す。
パターンID391=「P03」〜「P05」の特性393=「耐改竄性」、「耐障害性」、「自動実行」については図示を省略するが、周知または公知の技術を利用して、特性393に他対応するパターン名392を現行の業務プロセスに適用した場合の業務プロセス(次期の業務プロセス)の生成を試行するシミュレーションプログラムであればよい。
なお、業務変革パターン定義テーブル390には、予め複数の特性393が設定され、特性393に対応するパターン名392(要素)には、現行の業務プロセスに当該要素を適用して次期(新たな)業務プロセスの生成を試行するシミュレーションプログラムのID394がそれぞれ設定される。
図28は、データライフサイクル定義シミュレーションテーブル420の一例を示す図である。図示の例は、業務変革パターンとして中継者排除を適用した後のデータ項目とロールの関係を示す。データライフサイクル定義シミュレーションテーブル420は、プログラム270によって生成される情報である。
データライフサイクル定義シミュレーションテーブル420は、シミュレーション結果の識別子を格納するシミュレーションID421と、データ項目の識別子を格納するデータ項目ID422と、データの項目名を格納するデータ項目名423と、当該データ項目のライフサイクルの識別子を格納するデータライフサイクルID424と、当該データ項目のシーケンス番号425と、当該データ項目を扱うロールの識別子を格納するロールID426と、当該ロールが実施するデータ項目の操作を格納するデータ操作427をひとつのレコードに含む。
図29は、タスクシフト後のデータライフサイクル定義シミュレーションテーブル420Aの一例を示す図である。データライフサイクル定義シミュレーションテーブル420Aには、業務変革パターンに対応するプログラムとしてタスクシフトに対応するプログラムを適用した後のデータ項目とロールの関係が格納される。
各フィールドの構成は、図28に示したデータライフサイクル定義シミュレーションテーブル420と同様である。なお、本実施例では「中継者排除」を実施した後に「タスクシフト」を実施する例を示す。
図30は、シミュレーション結果を適用した後のロール−タスク割当定義テーブル330Aの一例を示す図である。ロール−タスク割当定義テーブル330Aは、図19のロール−タスク割当定義テーブル330に対してシミュレーション結果を適用した例を示す。各フィールドの構成は、図19に示したロール−タスク割当定義テーブル330と同様である。
なお、図中太字の部分が、図19に示したロール−タスク割当定義テーブル330と異なる部分を示す。
図31は、シミュレーション結果を適用した後のデータセット定義テーブル350Aの一例を示す図である。データセット定義テーブル350Aは、図21のデータセット定義テーブル350に対してシミュレーション結果を適用した例を示す。各フィールドの構成は、図21に示したデータセット定義テーブル350と同様である。
なお、図中太字の部分が、図21に示したデータセット定義テーブル350と異なる部分を示す。
図32は、シミュレーション結果を適用した後のメッセージ定義テーブル360Aの一例を示す図である。メッセージ定義テーブル360Aは、図22のメッセージ定義テーブル360に対してシミュレーション結果を適用した例を示す。各フィールドの構成は、図22に示したメッセージ定義テーブル360と同様である。
なお、図中太字の部分が、図22に示したメッセージ定義テーブル360と異なる部分を示す。
<処理の詳細>
図4は、業務プロセス設計支援装置100のプログラム270で行われる処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、業務プロセス設計支援装置100の利用者や管理端末120からの指令に基づいて実行する。
まず、ステップS1で、業務プロセス設計支援装置100は、出力装置250に図33の業務プロセス入力画面600を表示して、現行(AsIs)の業務プロセスの定義情報を取得する。
図33の業務プロセス入力画面600は、現行の業務プロセスを選択するプルダウンメニュー601と、選択された現行(AsIs)の業務プロセスを読み込む読込ボタン604と、選択された業務プロセスについ処理を開始させる開始ボタン605と、選択された現行の業務プロセスの定義情報を表示するAsIs業務プロセス定義情報表示領域603と、選択された現行の業務プロセスの情報の遷移を示すAsIs業務プロセス表示領域602を含む。
業務プロセス設計支援装置100の利用者が入力装置240を操作して、プルダウンメニュー601から現行の業務プロセスを選択し、読込ボタン604を操作するとAsIs業務プロセス表示領域602とAsIs業務プロセス定義情報表示領域603に、上記プルダウンメニュー601で選択された現行の業務プロセスの内容が表示される。
AsIs業務プロセス定義情報表示領域603には、現行の業務プロセスの定義情報として、例えば、XML(eXtensible Markup Language)等で記述された情報が表示される。そして、開始ボタン605が操作されると、現行の業務プロセスの分析が開始される。
なお、業務プロセス設計支援装置100は、現行の業務プロセスの定義情報をファイルとして受け付けてもよい。あるいは、管理端末120から現行の業務プロセスの定義情報を取得するようにしてもよい。
図16は、XMLで記述された業務プロセスの定義情報500の一例を示す。業務プロセスの定義情報500の書式は、現行の業務プロセス及び次期の業務プロセスに適用することができる。
業務プロセスの定義情報500は、ロールを定義したロール情報510と、タスクの定義とロールとタスクの関係を定義した割当情報520と、1以上のデータ項目を含むデータセット情報530と、タスク間で伝達されるメッセージを定義したメッセージ情報540を含む。
なお、割当情報520には、図示はしないが、各タスクにおけるデータ項目の入出力の関係が含まれる。また、業務プロセスの定義情報は、上記のXMLに限定されるものではなく、所望の言語などで記述することができる。
図4のステップS2では、業務プロセス設計支援装置100は、現行の業務プロセスの定義情報500からロール間で送受信されるメッセージの定義や、メッセージに含まれるデータ項目の一覧を抽出する。なお、当該分析処理の詳細については、図5のフローチャートで後述する。
図5の分析処理の結果、業務プロセス設計支援装置100は、ロール定義テーブル310と、タスク定義テーブル320と、ロール−タスク割当定義テーブル330と、データ項目定義テーブル340と、データセット定義テーブル350と、メッセージ定義テーブル360を生成する。
ステップS3では、業務プロセス設計支援装置100がメッセージに含まれるデータ項目毎にデータのライフサイクルを分析する。この処理の詳細については、図6で後述する。データのライフサイクル分析処理の結果、業務プロセス設計支援装置100は、データライフサイクル定義中間テーブル400と、データライフサイクル定義テーブル410を生成する。
データのライフサイクル分析処理により、図16に示した業務プロセスの定義情報500を入力として、データ項目毎にロールが処理する内容とロール間のメッセージの送受信の関係から業務プロセスのモデルとして図26に示すデータライフサイクル定義テーブル410が生成される。
これにより、図11に示した現行(AsIs)の業務プロセスの情報の遷移は、図13で示すように、データ項目毎に基点(送信元)となるロールから、情報伝達の終端となるロールまでのモデルに変換され、各ロールにおけるデータ操作416の内容と、ロール間の情報伝達の順序(シーケンス番号414)が分析される。
図13は、現行(AsIs)業務プロセスのデータライフサイクルの一例を示す模式図である。図13は、産地情報I01、加工情報I02及び評価情報I03のデータ項目のそれぞれに対して、各ロールで行われる操作(生成、参照、中継)と、データ項目が伝達される方向をモデル化した。図中、データ項目の伝達方向は、矢印の向きで表示される。
例えば、データ項目が産地情報I01の場合、生産者R01で生成されてから加工業者R02へ送信され、加工業者R02が産地情報I01を参照する。加工業者R02は、参照した産地情報I01を評価団体R03へ中継(転送)する。
評価団体R03は、受信した産地情報I01を参照し、消費者R04へ中継する。消費者R04は、受信した産地情報I01を参照する。このように、産地情報I01は、生産者R01をライフサイクルの基点として、終点のロールとなる消費者R04まで中継される。
業務プロセス設計支援装置100は、データ項目のライフサイクル分析が完了すると、図4のステップS4へ進む。ステップS4では業務プロセス設計支援装置100が、図34に示すメッセージフロー分析画面610を出力し、次期(ToBe)の業務プロセスを評価するためのKPIと制約を設定する。
図34のメッセージフロー分析画面610は、現行の業務プロセスを表示する業務プロセス名611と、KPIを選択するプルダウンメニュー612と、業務変革特性を選択するプルダウンメニュー613と、現行の業務プロセスの情報の遷移を示すAsIs業務プロセス表示領域614と、現行の業務プロセスについてデータのライフサイクル分析を実施した結果を表示するライフサイクル表示画面615と、生成されたテーブルの内容を表示するテーブル表示画面616を含む。
テーブル表示画面616には、テーブルを選択するプルダウンメニュー617と、選択するテーブルを表示するテーブル表示領域618が含まれる。業務プロセス名611には、図33の業務プロセス入力画面600で選択された名称が表示される。プルダウンメニュー612から次期(ToBe)の業務プロセスを評価するためのKPIを選択することができる。
また、次期の業務プロセスを計画する際に、タスクシフトで除外したくないロールを制約条件として設定することができる。この場合、プルダウンメニュー617からロール定義テーブル310を選択して、所望のロールの重要ロールフラグに「1」を設定することで、タスクシフトで除外されるのを抑止できる。なお、制約条件としては、ロールとタスクの関係を固定するような条件を加えるようにしても良い。
データのライフサイクル分析処理の結果を示すライフサイクル表示画面615は、図13と同様であり、データ項目毎に基点となるロールから終点となるロールまでの経路が表示される。
AsIs業務プロセス表示領域614には、図33の業務プロセス入力画面600で表示されたAsIs業務プロセス表示領域602の内容が表示される。
業務プロセス設計支援装置100の利用者は入力装置240を介して、実行ボタン619を操作することで、図4のステップS5へ進んで、図27に示した業務変革パターン定義テーブル390に設定されたパターン名に対応するシミュレーションを試行する。
図4のステップS5〜S7では、業務プロセス設計支援装置100が図27の業務変革パターン定義テーブル390に登録されているパターン名392を順次選択し、パターンID391に対応するシミュレーションプログラム(PGMID394)を実行し、ブロックチェーンの特性393を現行の業務プロセスに適用した次期の業務プロセスがどのように変化するのかを試行して、シミュレーション結果を生成する。
ステップS5では、業務プロセス設計支援装置100が、業務変革パターン定義テーブル390から未処理のパターン名392に対応するPGMID394を選択する。そして、ステップS6で、は業務プロセス設計支援装置100が、選択したPGMID394を実行して現行の業務プロセスにブロックチェーンの特性を適用した場合のシミュレーションを実行する。
本実施例では、パターンID391=「P01」の中継者排除処理を試行する例を図7に示し、パターンID391=「P02」のタスクシフト処理を試行する例を図8に示し、これらの詳細について後述する。
シミュレーションが完了するとステップS7へ進み、業務プロセス設計支援装置100は、業務変革パターン定義テーブル390のパターン名392のうち、未適用のパターンがあるか否かを判定する。業務プロセス設計支援装置100は、未適用のパターンがあればステップS5へ戻って上記処理を繰り返し、全てのパターン名392についてシミュレーションが完了していればステップS8へ進む。
ステップS8では、業務プロセス設計支援装置100が、業務変革パターン定義テーブル390の各シミュレーションプログラムを実行した結果、次期の業務プロセスの結果が得られたか否かを判定する。業務プロセス設計支援装置100は、シミュレーションの結果、現行の業務プロセスと異なる業務プロセスが得られた場合には、次期の業務プロセスが得られたと判定してステップS9に進む。
一方、業務プロセス設計支援装置100は、シミュレーションの結果が現行の業務プロセスと同一の場合、または、業務プロセスを生成できなかった場合には、次期の業務プロセスが得られなかったと判定してステップS10に進む。
ステップS9では、業務プロセス設計支援装置100が、ステップS4で受け付けたKPIに従って次期の業務プロセスを選択し、図35に示すシミュレーション結果表示画面620を生成し、出力装置250に表示する。なお、KPIに基づく次期の業務プロセスの選択処理については、図9のフローチャートで後述する。
一方、ステップS9では、業務プロセス設計支援装置100が、現行の業務プロセスにブロックチェーン(図中BC)の特性を適用しても有意な業務プロセスは得られないと判定してシミュレーション結果表示画面620に出力する。
上記処理によって、業務変革パターン定義テーブル390に設定されたシミュレーションプログラムによって現行の業務プロセスにブロックチェーンの特性を適用した結果を得ることができ、次期の業務プロセスの計画の生成を容易かつ迅速に行うことが可能となる。これにより、現行の業務プロセスを改善しうる次期の業務プロセスを計画する際に、人手による試行錯誤を抑制して、効率よく業務プロセスの改善を実現することが可能となる。
なお、上記図4の例では、業務変革パターン定義テーブル390のパターン名392(またはパターンID391)に対応するシミュレーションプログラム(PGMID394)を一つずつ試行する例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、業務プロセス設計支援装置100や管理端末120の利用者が、業務変革パターン定義テーブル390から複数の特性393(パターン名392)を選択して対応するシミュレーションプログラムを試行しても良い。また、上記利用者が、複数のパターン名392を選択して、シミュレーションプログラムを実行する順序や組合せを指定するようにしてもよい。
例えば、現行の業務プロセスの定義情報に、「中継者排除」を試行した結果に「タスクシフト」を試行したシミュレーション結果と、「タスクシフト」を試行した結果に「中継者排除」を試行したシミュレーション結果とを比較するようにしても良い。
<業務プロセス分析処理>
図5は、図4のステップS2で行われる現行の業務プロセス分析処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS11では、業務プロセス設計支援装置100が、上記ステップS1で取得した現行(AsIs)の業務プロセスの定義情報(図16の業務プロセスの定義情報500)のロールに関する情報(図16のロール情報510)からロールIDとロール名を取得して、ロール定義テーブル310にレコードを追加する。
ステップS12では、業務プロセス設計支援装置100が、現行の業務プロセスの定義情報500のタスクに関する情報(割当情報520)からタスクIDとタスク名と入力データ項目と出力データ項目を取得して、タスク定義テーブル320にレコードを追加する。
ステップS13では、業務プロセス設計支援装置100が、現行の業務プロセスの定義情報500のタスクとロールに関する情報(割当情報520)からタスクIDとロールIDを取得して、ロール−タスク割当定義テーブル330にレコードを追加する。
ステップS14では、業務プロセス設計支援装置100が、現行の業務プロセスの定義情報500のデータセットに関する情報(データセット情報530)からデータセットIDとデータ項目IDとデータ項目名を取得して、データ項目定義テーブル340と、データセット定義テーブル350にレコードを追加する。なお、現行の業務プロセスの定義情報500にデータ項目IDが含まれていない場合には、業務プロセス設計支援装置100が、データ項目IDを付与してもよい。
ステップS15では、業務プロセス設計支援装置100が、現行の業務プロセスの定義情報500のメッセージに関する情報(メッセージ情報540)からメッセージIDと送信元タスクIDと送信先タスクIDとデータセットIDを取得して、メッセージ定義テーブル360にレコードを追加する。
上記処理によって、現行の業務プロセスを定義するロール定義テーブル310と、タスク定義テーブル320と、ロール−タスク割当定義テーブル330と、データ項目定義テーブル340と、データセット定義テーブル350と、メッセージ定義テーブル360が生成される。
図6は、図4のステップS3で行われるデータライフサイクル分析処理の一例を示すフローチャートである。ステップS21では、業務プロセス設計支援装置100が、データ項目定義テーブル340のうち未処理のデータ項目ID341をひとつ選択する。
ステップS22では、業務プロセス設計支援装置100が、データセット定義テーブル350とメッセージ定義テーブル360を参照して、選択したデータ項目IDを含むメッセージID361を特定する。
業務プロセス設計支援装置100が、データ項目ID341=「I01」(データ項目名=産地情報)を選択した場合、データセット定義テーブル350からデータ項目ID352にI01を含むデータセットID351として、D01、D02、D04を取得する。
業務プロセス設計支援装置100は、メッセージ定義テーブル360を参照して送信データセットID364にD01、D02、D04が含まれるメッセージID361としてM01、M02、M04を特定する。これにより「産地情報」のデータ項目は、メッセージID=「M01」、「M02」、「M04」に含まれることが特定される。
ステップS23では、業務プロセス設計支援装置100が、メッセージ定義テーブル360を参照して、上記ステップS22で特定されたメッセージIDの送信元タスクIDと送信先タスクIDを特定する。業務プロセス設計支援装置100は、上記メッセージID=「M01」、「M02」、「M04」から、送信元タスクID362と送信先タスクID363のペアとして、「T01、T02」と、「T02、T03」と、「T03、T04」を特定する。
ステップS24では、業務プロセス設計支援装置100が、ロール−タスク割当定義テーブル330を参照して、上記ステップS23で特定した送信元タスクID362を実行するロールと、送信先タスクID363を実行するロールを特定する。業務プロセス設計支援装置100は、上記ステップS23で特定したタスクIDから、ロールID333=「R01」〜「R04」を特定する。
ステップS25では、業務プロセス設計支援装置100が、上記選択したデータ項目ID及びデータ項目名と、上記特定したメッセージIDと、送信元ロールID及び送信先ロールIDを1つのレコードとしてデータライフサイクル定義中間テーブル400に追加する。
ステップS26では、業務プロセス設計支援装置100が、データライフサイクル定義中間テーブル400に追加されたデータ項目ID401の単位で、N−1番目のレコードの送信先ロールID404と、N番目のレコードの送信元ロールID403が同一となるように、レコードをソートする。
ステップS27では、業務プロセス設計支援装置100が、ステップS25でデータライフサイクル定義中間テーブル400に追加されたレコードを、ステップS26でソートされた順序を保持して、データライフサイクル定義テーブル410に追加する。
そして、業務プロセス設計支援装置100は、データライフサイクル定義テーブル410に追加されたレコードについて、データ項目ID毎にデータライフサイクルID413を付与し、同一のデータライフサイクルID413内ではソートされた順序でシーケンス番号414を付与する。
なお、データライフサイクル定義中間テーブル400で、N−1番目のレコードの送信先ロールID404と、N番目のレコードの送信元ロールID403が同一とならない場合には、メッセージの枝分かれが発生しているため、業務プロセス設計支援装置100は、データ項目ID411内で異なるデータライフサイクルID413を付与し、データライフサイクルID413内でシーケンス番号414を採番する。
例えば、データライフサイクル定義中間テーブル400で、評価情報(I03)の送信元ロールID403はひとつの「R03」から2つの送信先ロールID404=「R02」と「R04」に分岐する。このため、データライフサイクル定義中間テーブル400では、評価情報のデータ項目ID411内で2つのデータライフサイクルID=「DL03」と「DL04」を採番し、送信先の分岐に応じて管理する。
次に、ステップS28では、業務プロセス設計支援装置100が、各ロールにおけるデータ項目の操作の種類を設定する。データ項目ID411の起点(シーケンス番号414=1)となるロールID415ではデータ項目が生成されるので、データ操作416に「生成」を設定する。
そして、業務プロセス設計支援装置100は、ロールID415毎に、タスク定義テーブル320とロール−タスク割当定義テーブル330を参照して、データ項目ID411に対応するデータ項目名が、タスク定義テーブル320の入力データ項目323に存在すれば、データ操作416に「参照」を設定する。さらに、当該入力データ項目323を他のロールへ送信する場合には、データ操作416に「転送」を設定する。
なお、データ項目名がタスク定義テーブル320の入力データ項目323に存在し、当該データ項目を他のロールへ送信するロールでは、データ操作416に「参照、転送」が設定される。
ステップS29では、データ項目定義テーブル340のレコードのうち未処理のものがあればステップS21へ戻って上記処理を繰り返す。一方、全てのレコードについて処理が完了した場合には当該フローチャートを終了して図4の処理に復帰する。
上記処理により、現行の業務プロセスの定義情報から生成された各定義テーブルの分析が実施されて、データ項目(データ項目ID及びデータ項目名)毎にメッセージの起点となるロールからメッセージの終点となるロールIDと、各ロールIDにおけるデータ項目に対する操作の種類がデータライフサイクル定義テーブル410に設定される。
データライフサイクル定義テーブル410は、業務プロセスの定義から業務プロセスのモデルを示す情報として扱うことができる。すなわち、業務プロセスで使用されるデータ項目と、データ項目を利用するロールの順序(シーケンス番号414)と、データ項目に対する各ロールの操作から業務プロセスのモデルを図11で示すよう生成することが可能となる。
<中継者排除処理>
図7は、図4のステップS6で行われる中継者排除処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、図4のステップS5で、業務変革パターン定義テーブル390のパターンID391=「P01」が選択されたときに実行される。
まず、ステップS31では、業務プロセス設計支援装置100が、データライフサイクル定義テーブル410を参照して、データ操作416が「中継」のみのレコードを特定する。
次に、ステップS32では、業務プロセス設計支援装置100が、ステップS31で特定されたレコードのロールID415について、ロール定義テーブル310を参照し、重要ロールフラグ313が「1」(=重要ロール)に設定されているか否かを判定する。重要ロールフラグ313が「1」に設定されていればステップS34へ進み、そうでない場合にはステップS33へ進む。
ステップS33では、業務プロセス設計支援装置100が、データ操作416が「中継」のみで重要ロールに指定されていないレコードを削除する。
ステップS34では、業務プロセス設計支援装置100が、データライフサイクル定義テーブル410のうち、データ操作416に「中継」以外のデータ操作を含むレコードから「中継」を削除する。
ステップS35では、業務プロセス設計支援装置100が、各データライフサイクルID413の終点以外のシーケンス番号414でデータ操作416が「参照」となるレコードが存在するか否かを判定する。終点以外でデータ操作416が「参照」となるレコードが存在すればステップS36へ進み、そうでない場合には処理を終了する。
ステップS36では、業務プロセス設計支援装置100が、最初のシーケンス番号414のデータ操作416が「生成」で、最後のシーケンス番号414のデータ操作416が「参照」となるように、データライフサイクルを分割し、データライフサイクルID413を採番してシーケンス番号414を再度採番し直す。
そして、業務プロセス設計支援装置100は、データライフサイクル定義テーブル410の内容を当図28のデータライフサイクル定義シミュレーションテーブル420に書き込んで、該中継者排除のシミュレーション結果の識別子をシミュレーションID421に設定する。
上記処理によって、「中継」のみのロールのうち重要なロール以外が排除されて、データ項目を生成するロールから、データ項目を参照するロールへデータ項目を含む情報が直接送信される。これにより、業務プロセスに参加するロールで情報を共有することが可能となり、非中央集権と、透明性を確保することができる。また、業務プロセスに参加するロールで情報を共有することができるため、ひとつのロールに障害が発生しても他のロールはデータ項目を含む情報を取得することができ、耐障害性も高めることが可能となる。
上記処理の結果、図26に示したデータライフサイクル定義テーブル410は、図28で示すように更新され、各ロールのデータ操作416から「中継」の処理が排除され、データ項目を生成するロールから参照するロールへデータ項目を含む情報が送信される。
図28のデータライフサイクル定義シミュレーションテーブル420では、データライフサイクルID454が複数に分割されて、ひとつのデータライフサイクルID424には、「生成」のロールID426と「参照」のロールID426が対応付けられて、データ項目名を含む情報が直接送信されることを示す。
この結果、中継者排除処理による次期の業務プロセスのデータライフサイクルは、図14で示すように変更される。図14は、中継者排除後のデータライフサイクルの一例を示す模式図である。例えば、生産者R01が生成する産地情報I01は、当該情報を参照する加工業者R02、評価団体R03及び消費者R04に直接送信される。他のロールについても同様である。
<タスクシフト処理>
図8は、図4のステップS6で行われるタスクシフト処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、図4のステップS5で、業務変革パターン定義テーブル390のパターンID391=「P02」が選択されたときに実行される。
まず、ステップS41では、業務プロセス設計支援装置100が、タスク定義テーブル320からタスク322を一つ選択する。次に、ステップS42では、業務プロセス設計支援装置100が、上記選択したタスクの入力データ項目323を取得する。
ステップS43では、業務プロセス設計支援装置100が、タスク定義テーブル320とロール−タスク割当定義テーブル330を参照して、上記取得した入力データ項目323に含まれる全ての情報を参照している他のロールが存在するか否かを判定する。ここで、他のロールとは、図11に示す現行の業務プロセスにおいて、上記ステップS41で選択されたタスクを実行するロールから下流のロールを示す。なお、図示の例では、情報の送信元を上流とし、情報の送信先を下流とする。
ステップS44では、業務プロセス設計支援装置100が、入力データ項目323の全ての情報を参照している他のロールが存在する場合にはステップS45へ進み、そうでない場合にはステップS51に進む。
ステップS45では、業務プロセス設計支援装置100が、該当するロールをタスクのシフト対象候補とする。ステップS46では、業務プロセス設計支援装置100が、タスク定義テーブル320を参照して、上記ステップS41で選択したタスクの出力データ項目324を取得する。
ステップS47では、業務プロセス設計支援装置100が、データライフサイクル定義テーブル410を参照して、タスクのシフト対象候補としたロールが上記ステップS46で取得した出力データ項目324に対して実施するデータ操作416の内容を取得する。
ステップS48では、業務プロセス設計支援装置100が、上記出力データ項目324に対して「生成」を行うロールと、「参照」を行うロールが異なるロールであるか否かを判定する。異なるロールであればタスクシフトを行うためにステップS49へ進み、そうでない場合にはステップS51に進む。
ステップS49では、業務プロセス設計支援装置100が、出力データ項目324を生成するタスクを実行するロールを、シフト対象候補のうち出力データ項目324を参照しているロールをタスクのシフト先として選択する。
ステップS50では、業務プロセス設計支援装置100が、出力データ項目324を生成するタスクをステップS49で選択したロールに移動して、データライフサイクル定義シミュレーションテーブル420を更新または生成する。当該タスクの移動は、移動元のロールから移動先のロールへタスクを移動させ、移動元のロールにタスクが無くなった場合には当該移動元のロールを削除する。
当該タスクシフト処理が最初のシミュレーションであれば、業務プロセス設計支援装置100は、データライフサイクル定義テーブル410の内容に上記ロールの移動を行った結果をデータライフサイクル定義シミュレーションテーブル420Aに書き込む。なお、業務プロセス設計支援装置100は、当該タスクシフト処理の識別子をデータライフサイクル定義シミュレーションテーブル420Aに設定する。
一方、当該タスクシフト処理が最初のシミュレーションでない場合、業務プロセス設計支援装置100は、前回のシミュレーション結果を保持したデータライフサイクル定義シミュレーションテーブル420の内容で上記ロールの移動を行った結果をデータライフサイクル定義シミュレーションテーブル420Aに書き込む。
ステップS51では、業務プロセス設計支援装置100が、タスク定義テーブル320の全てのタスクについて処理が完了したか否かを判定する。処理が完了していれば当該フローチャートを終了し、そうでない場合には上記ステップS41に戻って、未処理のタスクについて上記の処理を実施する。
上記の処理の具体的な例について説明する。図36は、タスクシフト処理の一例を示す図である。図示の例では、上記ステップS41でタスク322として「評価」が選択された例を示す。
次に、ステップS42では、タスク322=「評価」のエントリで入力データ項目323から「産地情報」と「加工情報」が選択される。そして、データライフサイクル定義シミュレーションテーブル420において、「評価」を実施するロール(R03)から下流で「産地情報」を参照するロールID426が「R03」と「R04」である。
また、データライフサイクル定義シミュレーションテーブル420において、「評価」を実施するロール(R03)から下流で「加工情報」を参照するロールID426が「R03」と「R04」である。
ステップS43では、ロールID426が「R03」と「R04」がシフト対象候補のロールとなる。
次に、ステップS46では、タスク322=「評価」のエントリで出力データ項目324から「評価情報」を取得する。ステップS47では、シフト対象候補のロールID=「R03」、「R04」が「評価情報」に対して実施する操作の内容をデータ操作427から取得する。ここで、ロールID=「R03」のデータ操作427が「生成」、ロールID=「R04」のデータ操作427が「参照」となる。
そして、ステップS47、S48では「生成」のロールと「参照」のロールが異なるロール=「R03」、「R04」であるので、ロールID=「R03」からロールID=「R04」へタスク322=「評価」を移動させる。
これにより、図12で示したように、ひとつのロールで実施していたタスクを他のロールへ移動させることで、非中央集権の業務プロセスを実現できる。
また、図29で示すように、データライフサイクル定義シミュレーションテーブル420Aでは、評価情報がロールID=「R04」で生成されて、ロールID=「R02」とロールID=「R4」(自身)で評価情報が参照されるようにタスクとロールの関係が更新される。また、図29では、タスクがなくなったロールID=「R03」が削除される。
そして、中継者排除とタスクシフト処理を行った結果、図13に示した現行の業務プロセスは、図15で示すように簡素な構成に更新される。図15は、タスクシフト後のデータライフサイクルの一例を示す模式図である。
評価団体R03のロールが削除されて、産地情報I01は、加工業者R02と消費者R04に直接送信される。評価情報の生成は、評価団体R03から消費者R04に移動して、消費者R04から加工業者R02へ評価情報I03が送信される。
<選択処理>
図9は、図4のステップS9で行われるKPIに基づく選択処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、図4のステップS8で、ブロックチェーンの特性が適用可能と判定された後に実行される。また、この処理は、図4のステップS4で受け付けたKPIに基づいて実行される。
ステップS61では、業務プロセス設計支援装置100が、メッセージ送信コスト算出テーブル370とタスク実行コスト算出テーブル380を参照して、シミュレーション結果の業務プロセスにおける消費金額と消費時間を算出する。
ステップS62では、業務プロセス設計支援装置100が、上記図4のステップS4で受け付けたKPI(消費金額、消費時間、等のコストの指標)が最小となるシミュレーション結果を選択する。
ステップS63では、業務プロセス設計支援装置100が、選択したシミュレーション結果を用いて、データライフサイクル定義テーブル410と、ロール−タスク割当定義テーブル330Aと、データセット定義テーブル350Aと、メッセージ定義テーブル360Aを更新する。
データライフサイクル定義テーブル410は、図29に示したデータライフサイクル定義シミュレーションテーブル420Aの内容で更新される。ロール−タスク割当定義テーブル330Aは、図30で示すように、タスクID=「T03」のロールIDが「R04」及びロール名が「消費者」に更新される。タスクシフト処理によって、評価団体R03のロールが削除されたためである。
また、シミュレーションの結果を適用した後のデータセット定義テーブル350Aは、図31で示すように、データ項目ID352=「I01」のデータセットID351は「D05」に更新される。また、データ項目ID=「I02」、「I03」のデータセットIDについても「D06」、「D07」に更新される。
そして、シミュレーションの結果を適用した後のメッセージ定義テーブル360Aは、図32で示すように更新される。図22に示したメッセージID=「M01」〜「M04」の送信データセットID364は更新され、新たなメッセージID=「M05」、「M06」が追加される。
次に、ステップS64では、業務プロセス設計支援装置100が、シミュレーション結果を適用した上記テーブルの更新に伴って、XMLで記述された業務プロセスの定義情報500を更新する。
そして、ステップS65では、業務プロセス設計支援装置100が、次期の業務プロセスを含むシミュレーション結果表示画面結630を生成して出力装置250に表示する。図35は、シミュレーション結果表示画面630の一例を示す図である。
シミュレーション結果表示画面630は、業務プロセス名631と、指定されたKPI632と、ブロックチェーン適合性633と、現行の業務プロセスの情報の遷移を示すAsIs業務プロセス表示領域634と、次期の業務プロセスとしてシミュレーション結果を表示するToBe業務プロセス表示領域635を含む。
AsIs業務プロセス表示領域634には、図33の業務プロセス入力画面600で表示されたAsIs業務プロセス表示領域602の内容が表示される。ToBe業務プロセス表示領域635には、図12に示した次期(ToBe)業務プロセスの情報の遷移の一例を示す図が表示される。
なお、上記実施例では、KPIによって適用するシミュレーション結果を選択する例を示したが、シミュレーション結果表示画面630で、適用するシミュレーション結果を選択しても良い。また、シミュレーション結果表示画面630では、KPI(コスト)の小さい順にシミュレーション結果をソートして表示するようにしても良い。
<パターン追加処理>
図10は、パターン追加処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、業務プロセス設計支援装置100の管理者などの指令によって実行される。
ステップ71では、業務プロセス設計支援装置100が、新たな業務変革パターンが活用しているブロックチェーンの特性と、パターン名と、当該特性に対応するシミュレーションプログラムのIDを受け付ける。
ステップ72では、業務プロセス設計支援装置100が、業務変革パターン定義テーブル390に新たなレコードを追加して、パターンID391を付与し、上記受け付けたパターン名と、特性と、シミュレーションプログラムのIDを設定する。
上記処理により、ブロックチェーンの特性を利用した業務変革のパターンを随時更新することが可能となる。
<まとめ>
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、又は置換のいずれもが、単独で、又は組み合わせても適用可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、及び処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、及び機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100 業務プロセス設計支援装置
210 ストレージ装置
220 メモリ
270 プログラム
310 ロール定義テーブル
320 タスク定義テーブル
330 ロール−タスク割当定義テーブル
340 データ項目定義テーブル
350 データセット定義テーブル
360 メッセージ定義テーブル
370 メッセージ送信コスト算出テーブル
380 タスク実行コスト算出テーブル
390 業務変革パターン定義テーブル
400 データライフサイクル定義中間テーブル
410 データライフサイクル定義テーブル
420 データライフサイクル定義シミュレーションテーブル

Claims (8)

  1. プロセッサとメモリとストレージ装置を有する計算機で、業務プロセスの設計を支援する業務プロセス設計支援方法であって、
    前記計算機が、前記業務プロセスの定義情報を受け付ける第1のステップと、
    前記計算機が、前記定義情報からデータ項目と、処理を実行するロールと、前記データ項目毎に前記ロールが処理するタスクの内容と、ロール間のメッセージの送受信の関係を抽出して業務プロセスのモデルを生成する第2のステップと、
    前記計算機が、予め設定された情報管理の要素を選択する第3のステップと、
    前記計算機が、前記選択された情報管理の要素を前記モデルに適用するシミュレーションを実行する第4のステップと、
    前記計算機が、前記シミュレーションの結果に基づいて前記選択された情報管理の要素を前記モデルに適用可能か否かを判定する第5のステップと、
    を含み、
    前記情報管理の要素は、分散型情報管理に含まれる要素であって、
    前記第4のステップは、
    前記モデルに選択された前記分散型情報管理の要素を適用して新たな業務プロセスのモデルの生成を試行し、
    前記第5のステップは、
    前記シミュレーションで新たな業務プロセスのモデルが生成された場合には、前記分散型情報管理の要素を前記業務プロセスに適用可能と判定する
    ことを特徴とする業務プロセス設計支援方法。
  2. 請求項1に記載の業務プロセス設計支援方法であって、
    前記分散型情報管理の要素は予め複数設定され、前記シミュレーションは前記要素についてそれぞれ設定され、
    前記第3のステップは、
    前記複数の要素の中から1以上の要素を選択し、
    前記第4のステップは、
    前記選択された1以上の要素に対応するシミュレーションを実行することを特徴とする業務プロセス設計支援方法。
  3. 請求項2に記載の業務プロセス設計支援方法であって、
    前記シミュレーションは、前記メッセージを中継するだけのタスクを有するロールを削除することを特徴とする業務プロセス設計支援方法。
  4. 請求項2に記載の業務プロセス設計支援方法であって、
    前記シミュレーションは、前記タスクのうち移動可能なタスクを抽出し、当該抽出されたタスクを他のロールへ移動させることを特徴とする業務プロセス設計支援方法。
  5. 請求項2に記載の業務プロセス設計支援方法であって、
    前記計算機が、前記タスクを実行するコストの指標を受け付けて、前記シミュレーションの結果についてコストを算出し、前記シミュレーションの結果のうち当該コストが最小となるシミュレーションの結果を選択する第6のステップを、さらに含むことを特徴とする業務プロセス設計支援方法。
  6. プロセッサとメモリとストレージ装置を有して、業務プロセスの設計を支援する業務プロセス設計支援装置であって、
    前記プロセッサが、前記業務プロセスの定義情報を受け付けて、当該定義情報からデータ項目と、処理を実行するロールと、前記データ項目毎に前記ロールが処理するタスクの内容と、ロール間のメッセージの送受信の関係を抽出して業務プロセスのモデルを生成し、
    前記プロセッサが、予め設定された情報管理の要素を選択して、前記選択された情報管理の要素を前記モデルに適用するシミュレーションを実行し、
    前記プロセッサが、前記シミュレーションの結果に基づいて前記選択された情報管理の要素を前記モデルに適用可能か否かを判定し、
    前記情報管理の要素は、分散型情報管理に含まれる要素であって、
    前記シミュレーションは、
    前記モデルに選択された前記分散型情報管理の要素を適用して新たな業務プロセスのモデルの生成を試行し、
    前記モデルに適用可能か否かの判定は、
    前記シミュレーションで新たな業務プロセスのモデルが生成された場合には、前記分散型情報管理の要素を前記業務プロセスに適用可能と判定することを特徴とする業務プロセス設計支援装置。
  7. 請求項6に記載の業務プロセス設計支援装置であって、
    前記分散型情報管理の要素は予め複数設定され、前記シミュレーションは前記要素についてそれぞれ設定され、
    前記分散型情報管理の要素の選択は、
    前記複数の要素の中から1以上の要素を選択し、
    前記シミュレーションは、
    前記選択された1以上の要素に対応するシミュレーションを実行することを特徴とする業務プロセス設計支援装置。
  8. 請求項7に記載の業務プロセス設計支援装置であって、
    前記シミュレーションは、前記メッセージを中継するだけのタスクを有するロールを削除することを特徴とする業務プロセス設計支援装置。
JP2018011467A 2018-01-26 2018-01-26 業務プロセス設計支援方法及び業務プロセス設計支援装置 Active JP6899340B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018011467A JP6899340B2 (ja) 2018-01-26 2018-01-26 業務プロセス設計支援方法及び業務プロセス設計支援装置
PCT/JP2018/043210 WO2019146233A1 (ja) 2018-01-26 2018-11-22 業務プロセス設計支援方法及び業務プロセス設計支援装置
US16/957,407 US20200380437A1 (en) 2018-01-26 2018-11-22 Business process design support method and business process design support apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018011467A JP6899340B2 (ja) 2018-01-26 2018-01-26 業務プロセス設計支援方法及び業務プロセス設計支援装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019128879A JP2019128879A (ja) 2019-08-01
JP2019128879A5 JP2019128879A5 (ja) 2020-05-07
JP6899340B2 true JP6899340B2 (ja) 2021-07-07

Family

ID=67396019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018011467A Active JP6899340B2 (ja) 2018-01-26 2018-01-26 業務プロセス設計支援方法及び業務プロセス設計支援装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20200380437A1 (ja)
JP (1) JP6899340B2 (ja)
WO (1) WO2019146233A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11175802B2 (en) * 2018-09-21 2021-11-16 Sap Se Configuration object deletion manager
CN111064611A (zh) * 2019-12-12 2020-04-24 电子科技大学 一种区块链系统模型的分析方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217443A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Mitsubishi Electric Corp ビジネスプロセスシミュレータ及びビジネスプロセスシミュレーションプログラム
WO2010007647A1 (ja) * 2008-07-16 2010-01-21 富士通株式会社 モデリングエディタ、モデリング装置及びモデリング方法
JP2009104588A (ja) * 2008-08-21 2009-05-14 Nec Corp システム構築ガイドシステム
CA2744436A1 (en) * 2010-10-15 2012-04-15 International Business Machines Corporation Optimizing business process management models
JP2015095214A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 損害保険ジャパン日本興亜株式会社 業務プロセス生成システム、業務プロセス生成方法、情報処理装置、その制御方法と制御プログラム、アプリケーションプログラム、および、プロセスフロー描画プログラム
WO2017094100A1 (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 株式会社日立製作所 サプライチェーン評価装置、およびサプライチェーン評価方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019128879A (ja) 2019-08-01
WO2019146233A1 (ja) 2019-08-01
US20200380437A1 (en) 2020-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220215124A1 (en) Specifying characteristics of a permissible query on an output of a data pipeline
CN101114355A (zh) 用于基于组件商业模型的企业组合管理的方法和系统
JPWO2008146341A1 (ja) 業務フロー図生成プログラム、業務フロー図生成装置および業務フロー図生成方法
CN1936943A (zh) 用于动态地配置基于角色的协作空间的方法和系统
KR20070067082A (ko) 데이터 통합 시스템의 사용자 인터페이스
JP2007184914A (ja) トポロジを比較するための方法、システムおよびプログラム(トポロジ比較)
TW201405452A (zh) 工作流程管理裝置及工作流程管理方法
JP6203311B2 (ja) 見積管理システム
CN103428259A (zh) 终端管理系统、管理服务器和方法
JP6899340B2 (ja) 業務プロセス設計支援方法及び業務プロセス設計支援装置
Zhang et al. Application of building information modeling-blockchain integration in the Architecture, Engineering, and Construction/Facilities Management industry: A review
WO2016030664A1 (en) A computer system and method for modelling a business operation
Postina et al. An ea-approach to develop soa viewpoints
Masson et al. Feature Model for Collaborative Modeling Environments.
JP6865942B1 (ja) プログラム、方法、情報処理装置、及びシステム
KR20200060022A (ko) 통합 경영시스템
JP6639334B2 (ja) 業務処理フロー生成システム、生成方法および装置
CN117350677A (zh) 融合业务计划助手的业务计划平台及其应用方法
Moon et al. R&D framework for an intelligent fabric sample management system: a design science approach
JP2020004423A (ja) サーバ、情報処理装置、処理方法およびプログラム
RU2002101131A (ru) Метод определения программного обеспечения, метод использования программного обеспечения, записывающая среда, обрабатывающие устройства, метод защиты программного обеспечения, метод пересадки программного обеспечения в другую среду, метод контроля над программным обеспечением, метод создания графиков обработки, метод создания функций палеты, метод определения области палеты, метод создания вектора однородности, метод создания функции палеты, метод создания фазового элемента, метод создания логического элемента, метод создания элемента действия, метод установки программного обеспечения, метод усовершенствования программного обеспечения, метод замены структуры данных, метод замены значения данных, метод анализа программного обеспечения прошлого поколения, контроль процесса разработки программного обеспечения, контроль процесса использования программного обеспечения, метод параллельных компьютеров, вспомогательное устройство суждения, метод приема заказов на разработку программного обеспечения, метод определения файлов, операции по разработке программного обеспечения, метод определения уникального программного обеспечения, метод проектирования модели сознания, метод проектирования алгоритмов, программная продукция, волны передачи и программы основанной на примерах
CN115564373A (zh) 项目信息数据处理方法、系统、设备及介质
WO2022018899A1 (ja) Kpiツリーから部分ツリーを抽出するシステム
JP2008065580A (ja) ワークフロー連携プログラムおよびワークフロー管理システム
CN108876173B (zh) 一种事件的实现方法和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200326

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6899340

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150