JP6897168B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、第一言語を第二言語に翻訳する際に、第一言語が国内固有の表現を含む場合でも、第二言語を母国語とする人に翻訳文の意味を伝達させることを課題とし、入力された第一言語を第二言語に翻訳し、得られた翻訳結果を出力するための機械翻訳装置において、翻訳部の訳文生成部は、特定見出し記憶部を参照しつつ、第一言語内に数量程度表現を含むか否かを判定し、また、翻訳辞書部を参照しつつ、第一言語内に当該第一言語の国内特有の固有名詞を含むか否かを判定し、第一言語の1つの文内で数量程度表現及び固有名詞がそれぞれ含まれるとき、訳文生成部は、補足語辞書部を参照しつつ、当該固有名詞に補足情報を付加して翻訳結果を作成し、このように、第一言語の国内特有の固有名詞には補足情報を付加して、第二言語を母国語とする人に翻訳文の意味を伝達させることが開示されている。
特開2004−220416号公報
理解を容易にするために、比喩として固有名詞が使われることがある。この場合、その固有名詞を知っている者にとっては理解が容易になるが、逆に、その固有名詞を知らない者にとっては理解が困難となってしまう場合がある。
本発明は、文中の固有名詞を変換しない場合に比べて、固有名詞が使われている文が利用者にとって理解しやすくなる情報処理装置及び情報処理装プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、少なくとも固有名詞を含む文を受け付ける受付手段と、本情報処理装置によって処理された文を利用する利用者に関する情報を取得する取得手段と、前記固有名詞と名詞と前記利用者に関する情報とを対応させて記憶している記憶手段を用いて、前記固有名詞と前記固有名詞に近接する数量表現の組み合わせを別の名詞と前記名詞と数量表現の組み合わせに置換する置換手段を有する情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記置換手段は、置換する前記別の名詞を、前記利用者の使用言語にしたがって置換する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記受付手段が受付けた文は第1の言語で記載されており、固有名詞が置換された文を、前記第1の言語とは異なっており、かつ前記利用者が用いる言語である第2の言語に翻訳する翻訳手段をさらに有する請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項の発明は、前記置換手段は、前記名詞を、現在使われている名詞に変更し、前記現在使われている名詞として、インターネットを検索して最新の用語集を用いること、又は、電子辞書が改訂された場合に、該改訂後の電子辞書を用いることとする、請求項に記載の情報処理装置である。
請求項の発明は、情報処理装置であるコンピュータを、少なくとも固有名詞を含む文を受け付ける受付手段と、前記情報処理装置によって処理された文を利用する利用者に関する情報を取得する取得手段と、前記固有名詞と名詞と前記利用者に関する情報とを対応させて記憶している記憶手段を用いて、前記固有名詞と前記固有名詞に近接する数量表現の組み合わせを別の名詞と前記名詞と数量表現の組み合わせに置換する置換手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、文中の固有名詞を変換しない場合に比べて、固有名詞が使われている文が利用者にとって理解しやすくなる。また、固有名詞と名詞と利用者に関する情報とを対応させて記憶している記憶手段を用いて置換することができる。そして、固有名詞とその固有名詞に近接する数量表現の組み合わせを対象として置換することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、利用者の使用言語にしたがった名詞を選択することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、利用者が用いる言語に翻訳することができる。
請求項の情報処理装置によれば、置換先の名詞を、現在使われている名詞に変更することができる。
請求項の情報処理プログラムによれば、文中の固有名詞を変換しない場合に比べて、固有名詞が使われている文が利用者にとって理解しやすくなる。また、固有名詞と名詞と利用者に関する情報とを対応させて記憶している記憶手段を用いて置換することができる。そして、固有名詞とその固有名詞に近接する数量表現の組み合わせを対象として置換することができる。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 固有名詞対テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 プロファイルテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 属性付固有名詞対テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 カテゴリーツリーのデータ構造例を示す説明図である。 固有名詞プロファイルテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 利用者プロファイルテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である情報処理装置100は、原文103内の固有名詞を別の名詞に置換するものであって、図1の例に示すように、原文受付モジュール105、固有名詞抽出モジュール110、固有名詞記憶モジュール115、利用者情報受付モジュール120、利用者プロファイル抽出モジュール125、プロファイル記憶モジュール130、置換モジュール135、置換用データ記憶モジュール140を有している。
原文受付モジュール105は、固有名詞抽出モジュール110と接続されており、原文103を受け付ける。原文受付モジュール105は、少なくとも固有名詞を含む原文103を受け付ける。原文103を受け付けるとは、例えば、キーボード等を用いて作成された原文103を受け付けること、通信回線を介して外部機器から原文103を受信すること、ハードディスク(情報処理装置100に内蔵されているものの他に、ネットワークを介して接続されているもの等を含む)等に記憶されている原文103を読み出すこと等が含まれる。原文103の言語は、日本語、英語、中国語等の種類を問わない。原文103には少なくとも固有名詞が含まれるが、その固有名詞として、例えば、国名、地名、人名、書名、曲名や映画のタイトル等の作品名、グループ名、建築物名、ブランド名、天体名等がある。
固有名詞記憶モジュール115は、固有名詞抽出モジュール110と接続されている。固有名詞記憶モジュール115は、固有名詞を記憶している。例えば、単語と品詞の組み合わせを有している辞書等であってもよい。
固有名詞抽出モジュール110は、原文受付モジュール105、固有名詞記憶モジュール115、置換モジュール135と接続されている。固有名詞抽出モジュール110は、固有名詞記憶モジュール115内の情報を用いて、原文受付モジュール105が受け付けた原文103から固有名詞を抽出する。例えば、形態素解析等の技術を用いればよい。
利用者情報受付モジュール120は、利用者プロファイル抽出モジュール125と接続されており、利用者情報118を受け付ける。利用者情報118を受け付けるとは、例えば、利用者のキーボード等の操作による利用者ID(IDentification)とパスワード、指紋認証等による利用者情報118を受け付けること、通信回線を介して外部機器から利用者情報118を受信すること、ハードディスク等に記憶されている利用者情報118を読み出すこと等が含まれる。
プロファイル記憶モジュール130は、利用者プロファイル抽出モジュール125と接続されている。プロファイル記憶モジュール130は、利用者に関する情報を記憶している。「利用者に関する情報」とは、プロファイルともいわれ、対象としている利用者に関する属性の情報を列挙したものであって、具体例として、「名前、年齢、性別、生年月日、年齢、出身国(国籍)、出身地、使用言語、現住所、職業、業種、趣味等」がある。
利用者プロファイル抽出モジュール125は、利用者情報受付モジュール120、プロファイル記憶モジュール130、置換モジュール135と接続されている。利用者プロファイル抽出モジュール125は、情報処理装置100によって処理された文(置換結果142)を利用する利用者に関する情報を、プロファイル記憶モジュール130から取得する。ここで「文を利用する利用者」には、その文の一部を置換した文(本実施の形態による処理済みの文)を直接的又は間接的に利用する者である。直接的に利用する者とは、置換した文の読者であり、間接的に利用する者とは、置換した文に対してさらに処理(翻訳等)を加えた文の読者である。
置換用データ記憶モジュール140は、置換モジュール135と接続されている。置換用データ記憶モジュール140は、置換元である固有名詞と置換先である名詞との対を記憶している。また、固有名詞に関する情報、名詞に関する情報を記憶していてもよい。固有名詞に関する情報、名詞に関する情報として、例えば、その固有名詞(名詞)が示す建物等がある場所、用途、言語の種類等がある。さらに、置換先である名詞に、利用者のプロファイルに応じた優先順位が付与されていてもよい。この優先順位にしたがって、置換先の名詞を決定してもよい。また、固有名詞と名詞と利用者に関する情報とを対応させて記憶しているカテゴリーツリーとして表現されていてもよい。
置換モジュール135は、固有名詞抽出モジュール110、利用者プロファイル抽出モジュール125、置換用データ記憶モジュール140と接続されており、置換結果142を出力する。置換モジュール135は、置換用データ記憶モジュール140を用いて、利用者プロファイル抽出モジュール125によって取得された利用者に関する情報を用いて、固有名詞抽出モジュール110によって抽出された固有名詞を別の名詞に置換する。ここで「別の名詞」として、利用者が理解容易な名詞であり、利用者に関する情報(バックボーン)に沿った名詞である。なお、「別の名詞」には、対象としている文内の固有名詞そのものとは異なる名詞であって、もちろんのことながら、固有名詞を含む。例えば、対象としている文に固有名詞「富士山」(標高3776m)があり、これを「別の名詞」として固有名詞「フォレル山」(グリーンランドにある山、標高約3360m)に置換することも含まれる。
また、置換モジュール135は、置換する別の名詞を、利用者の使用言語にしたがって選択するようにしてもよい。そして、この選択を行った場合、固有名詞抽出モジュール110によって抽出された固有名詞を、この選択した「別の名詞」に置換する。
また、置換モジュール135は、固有名詞と名詞と利用者に関する情報とを対応させて記憶している置換用データ記憶モジュール140を用いて、固有名詞を別の名詞に置換するようにしてもよい。例えば、前述したように、置換用データ記憶モジュール140内の情報に優先順位が付与されている場合は、利用者に印象を与える固有名詞を選択することができるようになる。
また、置換モジュール135は、固有名詞に類似する名詞に関する情報と、利用者に関する情報を比較することによって、固有名詞を別の名詞に置換するようにしてもよい。例えば、前述のカテゴリーツリーを用いるようにしてもよい。これによって、利用者のプロファイルに応じた置換が可能になる。
また、置換モジュール135は、名詞を、現在使われている名詞に変更するようにしてもよい。ここで「現在使われている名詞」として、例えば、インターネットを検索して最新の用語集を用いるようにしてもよいし、電子辞書が改訂等された場合に、その改訂後の電子辞書を用いるようにしてもよい。いわゆるトレンドに応じて名詞(固有名詞を含む)を更新する。例えば、建物など存在しなくなったものを削除すること、名称が変更されたものを書き換えること、頻繁に使われている名詞に変えること等が該当する。これによって、利用者が分かりやすい状態を保つことができる。
なお、前述した「固有名詞」を、固有名詞とその固有名詞に近接する数量表現の組み合わせを対象としてもよい。ここで「固有名詞とその固有名詞に近接する数量表現の組み合わせ」として、(1)固有名詞に数量表現が後続する場合、(2)数量表現が先にあり、その後に固有名詞がある場合がある。例えば、前者として「大江戸ドーム10個分」等があり、後者として、「10個分の大江戸ドーム」等がある。また、「近接」には、隣接すること(直前又は直後であること)の他に、予め定められた文字数分(例えば、3文字分等)以内で固有名詞と数量表現が存在している場合を含む。なお、数量表現は、数値を示す文字列(数字:1、2、3等、漢数字:一、二、三等、数的文字列:半分、倍等)と単位とによって構成されている文字列をパターンマッチング等で抽出すればよい。
「固有名詞と数量表現の組み合わせ」について、より詳細に説明する。なお、以下の説明は、本実施の形態の理解を容易にすることを目的とするものである。
情報処理装置100は、特に、利用者に応じた数量的表現の言い換えを行うものである。特許文献1に記載の技術では、固有名詞に補足説明(補足情報)をつけることで、固有名詞の理解を助けてはいるが、固有名詞の補足説明だけでは数値による絶対的な大小が分かるだけである。
利用者に馴染みがないモノは、補足説明だけではどのようなものか想像ができないため、馴染みがあるものに置き換えるべきである。特に、「固有名詞と数量的表現との組み合わせ」は作者の知識や経験を基にした相対的又は感情的(その作者が経験してきたことから来る経験的)な数量を伝える表現である。例えば、固有名詞である「大江戸ドーム」は「野球場」であるとの補足説明を付加したとしても、野球が盛んな国であるアメリカ人と野球の人気が低い国であるイギリス人では、読み手が想像する野球場の規模が異なる。また、「北海道と同じ広さ」など特定の地域にしかないモノを基準にした場合、補足説明の「38万平方km」だけでは驚きが伝わらない。
例えば、情報処理装置100は、利用する人のプロファイルに合わせ、「固有名詞と数量的表現との組み合わせ」の固有名詞を利用者に馴染みのある別の固有名詞に置き換える。
プロファイルとして、前述したように、例えば、「名前、年齢、性別、生年月日、年齢、出身国(国籍)、出身地、使用言語、現住所、職業、業種、趣味等」がある。
扱う数量単位には、例えば、「面積、高さ、深さ、速度、重量、照度、時代、金銭価値、倍率等」がある。
固有名詞を置き換える際、同じ数量単位で表せるのであれば、利用者が分かりやすい異なる分野の固有名詞を使ってもよい。例えば、「大江戸ドームの3倍」の大江戸ドームを言い換える際、サッカーが趣味である利用者であれば野球場ではなく同規模のサッカー場を使う。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
情報処理装置100、ユーザー端末210A、ユーザー端末210B、データ記憶サーバー220、情報処理サーバー230は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100、データ記憶サーバー220、情報処理サーバー230による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
例えば、ユーザー端末210Aから、情報処理装置100は、原文103を受け取り、置換結果142を返すようにしてもよい。
また、情報処理装置100の代わりに第2の実施の形態である翻訳装置1200を用いた場合、ユーザー端末210Aから原文103を受け取り、翻訳結果1252をユーザー端末210Bに渡すようにしてもよい。
また、情報処理装置100の機能をデータ記憶サーバー220と情報処理サーバー230に分けてもよい。データ記憶サーバー220は、固有名詞記憶モジュール115、プロファイル記憶モジュール130、置換用データ記憶モジュール140を有している。データ記憶サーバー220は、固有名詞記憶モジュール115、プロファイル記憶モジュール130、置換用データ記憶モジュール140を管理して、最新の情報に保つようにしてもよい。また、情報処理サーバー230は、原文受付モジュール105、固有名詞抽出モジュール110、利用者情報受付モジュール120、利用者プロファイル抽出モジュール125、置換モジュール135を有している。情報処理サーバー230は、データ記憶サーバー220内の固有名詞記憶モジュール115、プロファイル記憶モジュール130、置換用データ記憶モジュール140を用いて、原文103内の固有名詞を置換して置換結果142を生成するようにしてもよい。
図3は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS302では、原文受付モジュール105は、原文103を受け付ける。
ステップS304では、固有名詞抽出モジュール110は、固有名詞記憶モジュール115を用いて原文103から固有名詞を探索する。
ステップS306では、置換モジュール135は、固有名詞があるか否かを判断し、ある場合はステップS308へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS399)。
ステップS308では、置換モジュール135は、固有名詞と近接して、数値+単位があるか否かを判断し、ある場合はステップS310へ進み、それ以外の場合はステップS304へ戻る。
ステップS310では、利用者プロファイル抽出モジュール125は、プロファイル記憶モジュール130からユーザープロファイルを取得する。
ステップS312では、置換モジュール135は、固有名詞の置換語を決定する。
ステップS314では、置換モジュール135は、固有名詞を置換する。
図4は、固有名詞対テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。固有名詞対テーブル400は、置換用データ記憶モジュール140に記憶されている。固有名詞対テーブル400は、日本固有名詞欄405、米国固有名詞欄410を有している。日本固有名詞欄405は、日本固有名詞を記憶している。米国固有名詞欄410は、米国固有名詞(名詞を含めてもよい)を記憶している。図4の例では、日本における固有名詞とそれに対応する米国における固有名詞とのペアを記憶しているが、他の国におけるペアを記憶していてもよいし、プロファイルに応じたペアを記憶していてもよい。つまり、置換用データ記憶モジュール140内には、固有名詞と置換先の名詞をペアとしたテーブル(固有名詞対テーブル400)を複数記憶している。置換モジュール135は、利用者のプロファイルに応じて、このテーブルを選択すればよい。例えば、利用者のプロファイルとして、国籍が米国である場合は、置換用データ記憶モジュール140から固有名詞対テーブル400を選択して置換に用いるようにすればよい。
また、固有名詞記憶モジュール115が、固有名詞対テーブル400を記憶していてもよい。つまり、原文103からの固有名詞の抽出に、固有名詞対テーブル400(日本固有名詞欄405、米国固有名詞欄410のいずれか一方又は両方)を用いてもよい。
図5は、プロファイルテーブル500のデータ構造例を示す説明図である。プロファイルテーブル500は、プロファイル記憶モジュール130に記憶されている。プロファイルテーブル500は、ユーザーID欄505、名前欄510、年齢欄515、性別欄520、国籍欄525、住所欄530、趣味欄535を有している。ユーザーID欄505は、本実施の形態において、ユーザーを一意に識別するための情報(ユーザーID:IDentification)を記憶している。名前欄510は、そのユーザーの名前を記憶している。年齢欄515は、そのユーザーの年齢を記憶している。性別欄520は、そのユーザーの性別を記憶している。国籍欄525は、そのユーザーの国籍を記憶している。住所欄530は、そのユーザーの住所を記憶している。趣味欄535は、そのユーザーの趣味を記憶している。利用者プロファイル抽出モジュール125は、利用者情報118内のユーザーIDを用いて、その利用者の性別、国籍等のプロファイルを抽出する。
そして、置換モジュール135は、そのプロファイルに応じた固有名詞対テーブル400を選択して、置換処理を行う。
図6は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。「固有名詞とその固有名詞に近接する数量表現の組み合わせ」を名詞に置換する場合の処理例を示すものである。
原文103として「ネズミーランドは大江戸ドーム10個分の広さです。」を受け付け、利用者がスティングさん610である場合の処理について説明する。なお、原文103は、日本語であることが判明しているとする。例えば、日本語の原文103を受け付けることが既知であっても(予め定められていても)よいし、原文103で用いられている文字コードから、日本語であると判断してもよい。
固有名詞抽出モジュール110は、原文103から「固有名詞とその固有名詞に近接する数量表現の組み合わせ」として「大江戸ドーム10個分」を抽出する。例えば、原文103から固有名詞記憶モジュール115を用いて固有名詞である「ネズミーランド」と「大江戸ドーム」を抽出する。そして、その固有名詞の前後に数量表現があるものを選択する。ここでは、「10個分」が数量表現であるので、「大江戸ドーム10個分」を「固有名詞とその固有名詞に近接する数量表現の組み合わせ」として抽出する。
一方、利用者であるスティングさん610のプロファイルテーブル500をプロファイル記憶モジュール130から抽出する。スティングさん610の国籍が「アメリカ(米国)」であることが判明する。そこで、日本の固有名詞と米国の名詞のペアで構成されている固有名詞対テーブル400を選択し、「大江戸ドーム」に対応する「イリニドーム」を抽出する。原文103内の「大江戸ドーム」を「イリニドーム」に置換して、置換結果142として「ネズミーランドはイリニドーム10個分の広さです。」を生成する。
なお、置換元の属性(例えば、面積)と類似しているものを置換先の名詞として選択するようにしてもよい。ここで類似とは、両者の差(ここでは面積の差)が予め定められた値以内である場合をいい、完全一致している場合を含む。ここでは、「大江戸ドーム」と「イリニドーム」の面積は、類似している範疇である。また、類似していない場合は、数量表現を変更してもよい。つまり、置換先の属性(例えば、面積)と数量表現Bの積が、置換元の属性(例えば、面積)と数量表現Aの積と、類似するように(「等しくなるように」を含む)数量表現Bを定めればよい。例えば、「大江戸ドーム」の半分の面積である建物等を置換先の名詞とする場合は、数量表現「10個分」を「20個分」と変換する。
また、固有名詞対テーブル400の代わりに、属性付固有名詞対テーブル700を用いてもよい。
図7は、属性付固有名詞対テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。属性付固有名詞対テーブル700は、固有名詞と名詞と利用者に関する情報とを対応させて記憶しており、日本固有名詞欄705、米国固有名詞欄710、属性欄715を有している。日本固有名詞欄705は、日本固有名詞を記憶している。米国固有名詞欄710は、米国固有名詞を記憶している。属性欄715は、属性を記憶している。つまり、固有名詞対テーブル400に属性欄715を付加したものである。例えば、「大江戸ドーム」を置換するのに、利用者のプロファイル(ここでは性別)が一致する属性である置換先の名詞を選択してもよい。図6の例では、スティングさん610は男性であるので、属性付固有名詞対テーブル700の1行目の「イリニドーム」を置換先として選択する。なお、1つの置換元に対応する置換先が複数ある場合に、属性欄715を用いるようにしてもよい。
また、置換モジュール135は、カテゴリーツリーを用いて、置換処理を行うようにしてもよい。
図8は、カテゴリーツリーのデータ構造例を示す説明図である。ノード(建物)802の下にノード(競技場)804、ノード(イベント会場)806があり、ノード(競技場)804の下にノード(エディンスタースタジアム)808、ノード(Aスタジアム)810、ノード(大江戸ドーム)812があり、ノード(イベント会場)806の下にノード(大江戸ドーム)812、ノード(天領ビッグサイト)814があり、ノード(エディンスタースタジアム)808の下にノード(属性)816があり、ノード(Aスタジアム)810の下にノード(属性)818があり、ノード(大江戸ドーム)812の下にノード(属性)820があり、ノード(天領ビッグサイト)814の下にノード(属性)822がある。
なお、2階層目までのノードであるノード(建物)802、ノード(競技場)804、ノード(イベント会場)806は、カテゴリーを示しており、3階層目のノードであるノード(エディンスタースタジアム)808、ノード(Aスタジアム)810、ノード(大江戸ドーム)812、ノード(天領ビッグサイト)814は、固有名詞を示しており、4階層目のノードであるノード(属性)816、ノード(属性)818、ノード(属性)820、ノード(属性)822は、その固有名詞の関連プロファイル(属性)を示している。
固有名詞ノード(3階層目のノード)と関連プロファイルノード(4階層目のノード)の対は、固有名詞プロファイルテーブル900として実現してもよい。
図9は、固有名詞プロファイルテーブル900のデータ構造例を示す説明図である。固有名詞プロファイルテーブル900は、固有名詞欄905、国欄910、用途欄915、大きさ欄920を有している。固有名詞欄905は、固有名詞を記憶している。国欄910は、その固有名詞が示すモノがある国を記憶している。用途欄915は、その固有名詞が示すモノの用途を記憶している。大きさ欄920は、その固有名詞が示すモノの大きさを記憶している。その他の属性(例えば、性別(具体的には、男性が使うことが多い等))を含めてもよい。
置換モジュール135は、図8の例で示したカテゴリーツリーを用いて、以下の処理を行ってもよい。
(1)置換元の固有名詞「大江戸ドーム」のノードをカテゴリーツリーから探索する。そのノードに対応する属性を抽出する。具体的には、そのノードに接続している4階層目のノードを抽出すればよい。そして、そのノードが含まれるカテゴリーを抽出する。具体的には、そのノードに接続している上位のノードを抽出すればよい。
(2)抽出した属性、カテゴリーと利用者のプロファイルから検索用プロファイルを作成する。例えば、抽出した属性、カテゴリーと利用者のプロファイルをマージして、検索用プロファイルとしてもよい。なお、どのような属性をマージ対象とするかについては予め定められている。
例えば、図10(a)に示す利用者プロファイルテーブル1000の1行目と、ノード(属性)820をマージして、図10(b)に示す検索用プロファイルテーブル1050を生成する。なお、利用者プロファイルテーブル1000のデータ構造は、図5の例に示すプロファイルテーブル500と同等である。検索用プロファイルテーブル1050は、検索プロファイルID欄1055、国欄1060、趣味欄1065、大きさ欄1070を有している。検索プロファイルID欄1055は、本実施の形態において、検索プロファイルを一意に識別するための情報(検索プロファイルID)を記憶している。国欄1060は、国を記憶している。趣味欄1065は、趣味を記憶している。大きさ欄1070は、大きさを記憶している。この例は、国欄1060として、利用者プロファイルテーブル1000の国籍欄1025を採用し、趣味欄1065として、利用者プロファイルテーブル1000の趣味欄1035と固有名詞プロファイルテーブル900の用途欄915の両方を採用し、大きさ欄1070として、固有名詞プロファイルテーブル900の大きさ欄920を採用している。
(3)カテゴリーツリー内で、置換元のノードであるノード(大江戸ドーム)812を下位に含んでいる上位のノードに戻り、その下位にあるノードの属性(4階層目のノード)と検索用プロファイルテーブル1050との一致度によって、置換先の名詞(ノード)を選択するようにしてもよい。
具体的には、図11の例に示すカテゴリーツリー内の太矢印線のように、ノード(大江戸ドーム)812の1つ上位にあるノード(競技場)804に戻り、その下位にあるノード(ノード(エディンスタースタジアム)808、ノード(Aスタジアム)810)を対象として、その属性(ノード(属性)816、ノード(属性)818)と検索用プロファイル(検索用プロファイルテーブル1050)とを比較する。なお、ここで、ノード(エディンスタースタジアム)808、ノード(Aスタジアム)810内の名詞が、ノード(競技場)804に類似する名詞となる。同じ上位ノードであるノード(競技場)804を有しているからである。比較した結果である一致度が予め定められた閾値以上である名詞(3階層目のノード)を、置換先の名詞とする。例えば、ノード(属性)816と検索用プロファイルテーブル1050との一致度が予め定められた閾値以上となり、ノード(エディンスタースタジアム)808の「エディンスタースタジアム」が置換先の名詞として選択される。
ここでの一致度は、属性(ノード(属性)816、ノード(属性)818)と検索用プロファイル(検索用プロファイルテーブル1050)内の一致した項目数の全項目数に対する割合としてもよい。ここで「一致した項目数」とは、具体的には、検索用プロファイルテーブル1050内の一致した欄数を示しており、「全項目数」とは、具体的には、検索用プロファイルテーブル1050内の全欄数を示している。
一致度が予め定められた閾値以上である名詞がない場合は、さらに、上位のノードに戻って、その下位にあるノードを検索対象とする。図11に示す例では、ノード(競技場)804の上位であるノード(建物)802に戻り、その下位にあるノード(イベント会場)806の下位にあるノードも検索対象とする。
そして、カテゴリーツリーのルートに戻っても、一致度が予め定められた閾値以上である名詞がない場合は、置換を行わない。
<第2の実施の形態>
図12は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。第2の実施の形態では、第1の実施の形態による処理結果(置換結果142)を対象とした翻訳を行うものである。固有名詞が翻訳先の言語で用いられている名詞に変更されているので、一般的な翻訳処理を行うことによって、翻訳先の言語に適した名詞を用いることができるようになる。つまり、翻訳が難しい固有名詞であっても、事前に翻訳先にある名詞に変更しているため翻訳が可能になる。
なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。また、図2に示すシステム構成例にあっては、情報処理装置100を翻訳装置1200に置きかえてもよいし、翻訳装置1200を通信回線290に通信可能に追加してもよい。
翻訳装置1200は、情報処理装置100、利用者プロファイル抽出モジュール125を有している。
情報処理装置100は、翻訳モジュール1250と接続されており、原文103、利用者情報118を受け付け、翻訳モジュール1250に置換結果142を渡す。
情報処理装置100内の原文受付モジュール105は、第1の言語(翻訳元の言語)で記載された文を受け付けるようにしてもよい。
翻訳モジュール1250は、情報処理装置100と接続されており、情報処理装置100より置換結果142を受け取り、翻訳結果1252を出力する。翻訳モジュール1250は、情報処理装置100(置換モジュール135)によって固有名詞が置換された文(置換結果142)を、第1の言語とは異なっており、かつ、利用者が用いる第2の言語(翻訳先の言語)に翻訳する。なお、翻訳処理は、既に知られた翻訳処理を用いればよい。
翻訳装置1200によって「固有名詞」又は「固有名詞と数量表現の組み合わせ」を置換して翻訳した場合、翻訳結果1252の利用者に合わせた名詞に変換でき、読者である利用者の知識や経験を基にした相対的、感情的な数量を伝える表現が可能になる。
図13は、第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。図6の例に対応するものであり、スティングさん610による指示1310(「日本語から英語に!」)にしたがって、置換結果142を翻訳結果1252(「Nezmeyland is the size of 10 Illini Dome.」)に翻訳する。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図14に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1401を用い、記憶装置としてRAM1402、ROM1403、HD1404を用いている。HD1404として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。原文受付モジュール105、固有名詞抽出モジュール110、利用者情報受付モジュール120、利用者プロファイル抽出モジュール125、置換モジュール135、翻訳モジュール1250等のプログラムを実行するCPU1401と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1402と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1403と、固有名詞記憶モジュール115、プロファイル記憶モジュール130、置換用データ記憶モジュール140としての機能を有する補助記憶装置(フラッシュ・メモリ等であってもよい)であるHD1404と、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイク等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置1406と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置1405と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1407、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1408により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図14に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図14に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図14に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
また、前述の実施の形態の説明内での比較処理において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
103…原文
105…原文受付モジュール
110…固有名詞抽出モジュール
115…固有名詞記憶モジュール
118…利用者情報
120…利用者情報受付モジュール
125…利用者プロファイル抽出モジュール
130…プロファイル記憶モジュール
135…置換モジュール
140…置換用データ記憶モジュール
142…置換結果
210…ユーザー端末
220…データ記憶サーバー
230…情報処理サーバー
290…通信回線
1200…翻訳装置
1250…翻訳モジュール
1252…翻訳結果

Claims (5)

  1. 少なくとも固有名詞を含む文を受け付ける受付手段と、
    本情報処理装置によって処理された文を利用する利用者に関する情報を取得する取得手段と、
    前記固有名詞と名詞と前記利用者に関する情報とを対応させて記憶している記憶手段を用いて、前記固有名詞と前記固有名詞に近接する数量表現の組み合わせを別の名詞と前記名詞と数量表現の組み合わせに置換する置換手段
    を有する情報処理装置。
  2. 前記置換手段は、置換する前記別の名詞を、前記利用者の使用言語にしたがって置換する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記受付手段が受付けた文は第1の言語で記載されており、
    固有名詞が置換された文を、前記第1の言語とは異なっており、かつ前記利用者が用いる言語である第2の言語に翻訳する翻訳手段
    をさらに有する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記置換手段は、前記名詞を、現在使われている名詞に変更し、
    前記現在使われている名詞として、インターネットを検索して最新の用語集を用いること、又は、電子辞書が改訂された場合に、該改訂後の電子辞書を用いることとする、
    請求項に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置であるコンピュータを、
    少なくとも固有名詞を含む文を受け付ける受付手段と、
    前記情報処理装置によって処理された文を利用する利用者に関する情報を取得する取得手段と、
    前記固有名詞と名詞と前記利用者に関する情報とを対応させて記憶している記憶手段を用いて、前記固有名詞と前記固有名詞に近接する数量表現の組み合わせを別の名詞と前記名詞と数量表現の組み合わせに置換する置換手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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