JP6892401B2 - 取着体及び配線・配管材布設具 - Google Patents
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Description
また、取着体について、前記本体は、前記ワイヤに沿って布設された配線・配管材を支持する支持部を有している。
図1又は図2に示すように、配線・配管材布設具10は、建物の天井Tに沿って布設されている。なお、以下の説明では、配線・配管材布設具10を単に布設具10と記載する。布設具10の長手は、鉛直方向に交差する方向である横方向に延びており、本実施形態では、布設具10の長手は水平方向に延びている。布設具10は、配線・配管材Pの布設経路Kを建物内に形成し、布設経路Kに布設された配線・配管材Pを支持する。なお、配線・配管材Pとは、建物内に配設される配線(制御用ケーブル、同軸ケーブル、光ケーブル等)及び配管材(合成樹脂製可撓電線管、鋼製電線管等)の総称のことである。
布設具10は梯子状である。布設具10は、一対のワイヤ11と、一対のワイヤ11に両端が取り付けられることで、一対のワイヤ11に架設された複数の取着体としての支持部材21と、を備える。
図6又は図7に示すように、ワイヤ11に取り付けられる前の支持部材21においては、各延設片34は、挟持部35と、延出部36と、屈曲部37を備える。ただし、屈曲部37は、取着片33の外面33bには当接していない。屈曲部37と、取着片33の外面33bとの間には、ワイヤ11の直径よりも広い隙間Nが形成され、この隙間Nにワイヤ11を通過させることが可能になっている。
図3に示すように、布設具10を製造工場で製造する場合は、まず、一対のワイヤ11を互いに平行な状態となるように一定の間隔(支持部材21の長さ)を空けて並べる。このとき、一対のワイヤ11を、ワイヤ11の対向方向に目印12が対向するように並べる。
この場合は、図9に示すように、延出部36の空間形成面36aと、取着片33の外面33bとの間の空間Sにマイナスドライバー40の先端を差し込む。そして、マイナスドライバー40を長手方向に延びる軸を回転中心として回転させる。すると、マイナスドライバー40の先端が、空間形成面36aと取着片33の外面33bに接触して、延出部36を取着片33から離れる方向へ押し上げる。
図10に示すように、天井Tに沿って布設具10が布設された場所において、布設具10に配線・配管材Pを支持させて布設する場合、まず、配線・配管材Pの一端P1に図示しない呼び線を接続する。次に、配線・配管材Pを、布設具10の長手方向一端側に位置する支持部材21の載置部23に載せる。そして、呼び線を布設具10の布設経路Kに支持させつつ、布設具10の長手方向他端側から引き出す。次に、布設具10の長手方向他端側から呼び線を巻取り、呼び線に接続された配線・配管材Pを、布設具10の長手方向一端側から他端側に向けて引っ張り、配線・配管材Pを布設具10の長手方向一端側から他端側に向けて移動させる。配線・配管材Pが引っ張られて移動する方向を、配線・配管材Pの布設方向とすると、配線・配管材Pは布設方向上流側から下流側に向けて移動し、布設方向上流端に配置された支持部材21から布設方向下流側にある支持部材21に順番に支持されていく。
(1)布設具10は、ワイヤ11の長手方向へ一定間隔を空けて設けた目印12をワイヤ11に備える。このため、目印12を基準にして支持部材21をワイヤ11に取り付けるだけで、複数の支持部材21を一定間隔を空けてワイヤ11に取り付けることができる。したがって、一定の間隔を空けて支持部材21をワイヤ11に取り付ける際、ワイヤ11に沿って支持部材21の取付間隔を計測する必要がなく、間隔を空けて支持部材21をワイヤ11に取り付ける作業を簡単に行うことができる。
○ 実施形態では、目印12に取着部32を合わせて、ワイヤ11に支持部材21を取り付けたが、目印12を基準として取り付けられた支持部材21同士の間に、1つ又は2つ以上の支持部材21が間隔を空けて配置されるように、支持部材21をワイヤ11に取り付けてもよい。
○ 挟持部35によってワイヤ11を挟持した状態において、屈曲部37は、取着片33の外面33bに接触せずに離れていてもよい。
○ 支持部材21において、載置部23に繋がる案内面24は、ワイヤ11の長手方向に沿った両側部のうちの片方の側部だけに設けられていてもよい。
○ 案内面24は、ワイヤ11の長手方向に沿った支持部22の両側部のうち、配線・配管材Pの布設方向の上流側に位置する側部だけに設けられていてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
Claims (5)
- 長手方向に張力が付与された状態で設置されるワイヤに取り付けられる取着体であって、
本体と、前記本体と一体である前記ワイヤへの取着部と、を備え、
前記取着部は、前記本体と一体の取着片と、前記取着片から延設され、かつ塑性変形可能な延設片とを有し、
前記延設片は、前記ワイヤを挟持する挟持部と、
前記挟持部よりも先端側に位置し、かつ前記挟持部に対し屈曲した延出部と、
前記挟持部と前記延出部との交差部に位置する屈曲部と、を有し、
前記延設片は、前記取着片と前記屈曲部との間に前記ワイヤが通過可能な隙間を形成する第1位置と、
前記隙間を狭め、かつ前記挟持部で前記ワイヤを挟持する第2位置とに塑性変形可能であり、
前記延設片が前記第1位置に位置する状態では、前記延出部は挟圧工具によって操作される操作部として機能し、
前記延設片が前記第2位置に位置する状態では、前記延出部と前記取着片との間にはマイナスドライバーを差し込むことができる空間が区画されていることを特徴とする取着体。 - 前記延設片は、前記取着片の一つの縁部から同じ方向に複数延設され、各延設片は個別に操作可能である請求項1に記載の取着体。
- 前記本体は、前記ワイヤに沿って布設された配線・配管材を支持する支持部を有する請求項1又は請求項2に記載の取着体。
- 長手方向に張力が付与された状態で設置されるワイヤと、
前記ワイヤに取り付けられる複数の取着体と、を有する配線・配管材布設具であって、
前記取着体は、前記ワイヤに沿って布設された配線・配管材を支持する支持部と、前記支持部と一体である前記ワイヤへの取着部と、を備え、
前記取着部は、前記支持部と一体の取着片と、前記取着片から延設され、かつ塑性変形可能な延設片とを有し、
前記延設片は、前記ワイヤを挟持する挟持部と、
前記挟持部よりも先端側に位置し、かつ前記挟持部に対し屈曲した延出部と、
前記挟持部と前記延出部との交差部に位置する屈曲部と、を有し、
前記延設片は、前記取着片と前記屈曲部との間に前記ワイヤが通過可能な隙間を形成する第1位置と、
前記隙間を狭め、かつ前記挟持部で前記ワイヤを挟持する第2位置とに塑性変形可能であり、
前記延設片が前記第1位置に位置する状態では、前記延出部は挟圧工具によって操作される操作部として機能し、
前記延設片が前記第2位置に位置する状態では、前記延出部と前記取着片との間にはマイナスドライバーを差し込むことができる空間が区画されていることを特徴とする配線・配管材布設具。 - 長手方向に張力が付与された状態で設置される一対のワイヤと、
前記一対のワイヤに架設された状態で取り付けられる複数の取着体と、を有する配線・配管材布設具であって、
前記取着体は、前記ワイヤに沿って布設された配線・配管材を支持する支持部と、前記支持部における前記一対のワイヤへの架設方向両端に設けられた一対の取着部と、を備え、
各取着部は、前記支持部と一体の取着片と、前記取着片から延設され、かつ塑性変形可能な延設片とを有し、
前記延設片は、前記ワイヤを挟持する挟持部と、
前記挟持部よりも先端側に位置し、かつ前記挟持部に対し屈曲した延出部と、
前記挟持部と前記延出部との交差部に位置する屈曲部と、を有し、
前記屈曲部が前記取着片に当接し、かつ前記挟持部で前記ワイヤを挟持しており、前記延出部と前記取着片との間にはマイナスドライバーを差し込み、前記延設片を塑性変形させて前記挟持部による挟持を解除可能とする空間が区画されていることを特徴とする配線・配管材布設具。
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