JP6890049B2 - 鉄道車両 - Google Patents

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本発明は鉄道車両に関し、パネルの取付時の調整作業を簡略化できる鉄道車両に関するものである。
鉄道車両における客室の側壁は、側構体に内装パネルを取り付けて構成される。内装パネルには、厚さ方向に貫通する窓開口が設けられ、その窓開口を側構体の窓に合わせて配置するものがある(特許文献1)。
特開平5−270400号公報
しかしながら、上記従来の技術では、側構体に対して内装パネルの位置を調整しながら、内装パネルの窓開口を側構体の窓に合わせる必要があるので、パネルの取付時の調整作業が煩わしい。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、パネルの取付時の調整作業を簡略化できる鉄道車両を提供することを目的とする。
この目的を達成するために請求項1記載の鉄道車両は、複数の窓が車体長さ方向に所定の間隔を空けて配置される側構体と、厚さ方向に貫通する開口部を有する、車体幅方向視において前記開口部の内側に前記窓が位置するように前記側構体に取り付けられる複数の外パネルと、厚さ方向に貫通する窓開口を有する、前記窓に前記窓開口を合わせて前記開口部を覆うように前記外パネルの車内側にそれぞれ重ねて取り付けられる複数の内パネルとを備える。車内側からの車体幅方向視において、前記外パネルの車体長さ方向の縁と、その外パネルに重なる前記内パネルの車体長さ方向の縁とが車両高さ方向に亘って互いに非平行に形成される。
請求項2記載の鉄道車両は、請求項1記載のものにおいて、前記外パネルは、上縁側が前記内パネルの上縁よりも車内側へ張り出す張出部を備え、前記外パネルと前記内パネルの上縁との間を車体幅方向および車両高さ方向に離して隙間部が形成され、その隙間部に空調ダクトの吹出口が設けられる。
請求項3記載の鉄道車両は、請求項1記載のものにおいて、前記外パネルは、上縁側が前記内パネルの上縁よりも車内側へ張り出す張出部を備え、前記外パネルと前記内パネルの上縁との間を車体幅方向および車両高さ方向に離して隙間部が形成され、その隙間部に照明装置が設けられる。
請求項4記載の鉄道車両は、請求項1から3のいずれかに記載のものにおいて、車内側からの車体幅方向視において、前記内パネルは、車体長さ方向の縁が床面に対する垂直線と非平行に形成される。
請求項5記載の鉄道車両は、請求項1から4のいずれかに記載のものにおいて、隣り合う前記外パネルの間に配置されて前記外パネルに車外側から重ねられる目地部を備え、車内側からの車体幅方向視において、隣り合う前記外パネルの隣り合う車体長さ方向の縁が車両高さ方向に亘って互いに非平行に形成される
請求項6記載の鉄道車両は、請求項5記載のものにおいて、複数の前記外パネルは、車体長さ方向の両縁に前記目地部が一体化される第1外パネルと、その第1外パネルの前記目地部に車体長さ方向の両縁が重ねられる第2外パネルとを備える。
請求項1記載の鉄道車両によれば、複数の窓が車体長さ方向に所定の間隔を空けて側構体に配置される。車体幅方向視において、外パネルを厚さ方向に貫通する開口部の内側に窓が位置するように側構体に複数の外パネルがそれぞれ取り付けられる。内パネルを厚さ方向に貫通する窓開口を側構体の窓に合わせて、内パネルで開口部を覆うように外パネルの車内側に重ねて複数の内パネルがそれぞれ取り付けられる。側構体への外パネルの取付時の調整とは別に、内パネルの窓開口と側構体の窓とを合わせることができる。
外パネルの開口部を覆うように内パネルが重ねられるので、開口部を窓開口や窓に合わせる必要がなく、側構体への外パネルの取付時の調整作業を簡略化できる。これらの結果、外パネル及び内パネルの取付時の調整作業を簡略化できる効果がある。
車内側からの車体幅方向視において、外パネルの車体長さ方向の縁と、その外パネルに重なる内パネルの車体長さ方向の縁とが車両高さ方向に亘って互いに非平行に形成される。これにより、外パネルに対する内パネルのズレや傾きを目立ち難くできる。内パネルを精度良く取り付ける必要がないので、内パネルの取付時の調整作業を簡略化できる。
請求項2記載の鉄道車両によれば、外パネルは、上縁側が内パネルの上縁よりも車内側へ張り出す張出部を備える。外パネルと内パネルの上縁との間を車体幅方向および車両高さ方向に離して隙間部が形成され、その隙間部に空調ダクトの吹出口が設けられる。空調ダクトの吹出口を車内から見え難くしつつ、隙間部からの空気を張出部に沿って車内へ放出できるので、請求項1の効果に加え、空調機能を損なうことなく見栄えを良くできる効果がある。
請求項3記載の鉄道車両によれば、外パネルは、上縁側が内パネルの上縁よりも車内側へ張り出す張出部を備える。外パネルと内パネルの上縁との間を車体幅方向および車両高さ方向に離して隙間部が形成され、その隙間部に照明装置が設けられる。照明装置を車内から見え難くしつつ、隙間部からの光を張出部で反射させて車内を照らすことができるので、請求項1の効果に加え、照明装置の機能を損なうことなく見栄えを良くできる効果がある。
請求項4記載の鉄道車両によれば、車内側からの車体幅方向視において、内パネルの車体長さ方向の縁が床面に対する垂直線と非平行に形成されるので、内パネルが床面に対して傾いて取り付けられても内パネルの傾きを目立ち難くできる。内パネルを精度良く取り付ける必要がないので、請求項1から3のいずれかの効果に加え、内パネルの取付時の調整作業を簡略化できる効果がある。
請求項5記載の鉄道車両によれば、隣り合う外パネルの間に配置される目地部が車外側から外パネルに重ねられるので、隣り合う外パネルの間の隙間が車外側から目地部により覆われ、見栄えを良くできる。車内側からの車体幅方向視において、隣り合う外パネルの隣り合う車体長さ方向の縁が車両高さ方向に亘って互いに非平行に形成されるので、外パネルのズレや傾きを目立ち難くできる。外パネルを精度良く取り付ける必要がないので、請求項1から4のいずれかの効果に加え、外パネルの取付時の調整作業を簡略化できる効果がある。
請求項6記載の鉄道車両によれば、複数の外パネルは、車体長さ方向の両縁に目地部が一体化される第1外パネルと、その第1外パネルの目地部に車体長さ方向の両縁が重ねられる第2外パネルとを備える。内パネルを取り外すことで、1つの第2外パネルだけを側構体から容易に取り外すことができる。また、第1外パネルの目地部と重なっている2つの第2外パネルを側構体から取り外すことで、第1外パネルを側構体から取り外すことができる。その結果、請求項5の効果に加え、第1外パネル及び第2外パネルを側構体から取り外す作業を簡略化できる効果がある。
本発明の第1実施の形態における内装パネルの斜視図である。 (a)は外パネルの側面図であり、(b)は外パネルの正面図であり、(c)は外パネルの底面図である。 (a)は内パネルの側面図であり、(b)は内パネルの正面図であり、(c)は内パネルの底面図である。 側構体に取り付けた内装パネルの正面図である。 図4のV−V線における内装パネルの切断部端面図である。 図4のVI−VI線における内装パネルの切断部端面図である。 第2実施の形態における内装パネルの模式図である。 第3実施の形態における鉄道車両の内装パネルの切断部端面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1から図3を参照して、内装パネル10について説明する。図1は本発明の第1実施の形態における内装パネル10を示す斜視図であり、図2(a)は外パネル20の側面図であり、図2(b)は外パネル20の正面図であり、図2(c)は外パネル20の底面図であり、図3(a)は内パネル30の側面図であり、図3(b)は内パネル30の正面図であり、図3(c)は内パネル30の底面図である。
図1に示すように、内装パネル10は、鉄道車両11(図4参照)の側壁14(図4参照)の一部を構成する合成樹脂製の部材である。なお、内装パネル10の素材は合成樹脂に限らず、アルミや鉄等の金属、合成樹脂に繊維を複合した複合材料、合成樹脂や金属を積層した積層材により内装パネル10を構成することが可能である。内装パネル10は、外パネル20と、外パネル20の車内側に重ねられる内パネル30とを備えている。
図2(a)から図2(c)に示すように、外パネル20は、板厚が1〜2mm程度の板材である。外パネル20は、上縁20a及び下縁20bが外側に凸の曲線状に形成される。外パネル20の横縁20c,20d(車体長さ方向の縁)は、上縁20aから下縁20bへ向かって外側に凹の曲線から外側に凸の曲線へ滑らかに(曲率が連続的に変化するように)切り替わる曲線状に形成される。
外パネル20は、厚さ方向(車体幅方向)に貫通する開口部21と、外パネル20の周縁部分を構成する枠部22と、枠部22と開口部21の周縁との間を構成する中央部23とを備える。開口部21、枠部22及び中央部23は、車体長さ方向に対称に形成される。外パネル20は、横縁20dから車両高さ方向に亘って車体長さ方向へ目地部24が張り出す。
開口部21は、角が丸い四角形状の開口である。枠部22は、上縁20a及び下縁20bへ向かうにつれて車内側へ張り出すように湾曲し、下縁20bよりも上縁20aが車内側へ大きく張り出すように設定される。
枠部22は、上縁20a側が車両高さ方向に亘って車内側へ凸の曲面状に形成され、横縁20c,20d側が車両高さ方向に亘って車内側へ凹の曲面状に形成される。枠部22は、上縁20a側および下縁20b側が車体長さ方向に亘って僅かに車内側へ凸の曲面状に形成され、横縁20c,20d側が車体長さ方向に亘って略平面状に形成される。
中央部23は、枠部22の上縁20a側から開口部21へ向かうにつれて車外側へ凹むように傾斜する上傾斜部23a(張出部)と、枠部22の下縁20b側から開口部21へ向かうにつれて車外側へ凹むように傾斜する下傾斜部23bと、枠部22の横縁20c,20d側から開口部21へ向かうにつれて車外側へ凹むように傾斜する横傾斜部23cとを備える。上傾斜部23aは、車両高さ方向および車体長さ方向に亘って車内側へ凹の曲面状に形成される。下傾斜部23b及び横傾斜部23cは車内側に凹の曲面と平面とを組み合わせて形成される。上傾斜部23a、下傾斜部23b及び横傾斜部23cは、互いに滑らかに連続するように形状が設定される。
目地部24は、車体長さ方向に並べた外パネル20間の隙間を車外側から覆う部位であり、外パネル20に一体化される。目地部24は、外パネル20の横縁20dの裏面(車外側の面)から車体長さ方向へ張り出し、横縁20dの表面より車外側へ凹んで設けられる。
図3(a)から図3(c)に示すように、内パネル30は、板厚が1〜2mm程度の板材であり、外パネル20の開口部21よりも一回り大きく、且つ、車体長さ方向に対称に形成される。内パネル30は、横縁30c(車体長さ方向の縁)が車両高さ方向に亘って外側へ凸の曲線状に形成され、上縁30a、下縁30b及び横縁30cが互いに滑らかに連続する。内パネル30は、上縁30aへ向かうにつれて車内側へ張り出すように湾曲し、上縁30a側が車両高さ方向において車内側へ凹の曲面状に形成される。
内パネル30は、車両高さ方向中央よりも上縁30a側を厚さ方向に貫通する窓開口31を備える。窓開口31は、外パネル20の開口部21よりも小さく角が丸い四角形状の開口である。窓開口31は、内パネル30の表面(車内側の面)から車外側へ向かうにつれて開口面積が小さくなるように内パネル30が曲げられて形成される。
次に図4、図5及び図6を参照して、内装パネル10(外パネル20及び内パネル30)の側構体15への取付状態について説明する。図4は側構体15に取り付けた内装パネル10の正面図であり、図5は図4のV−V線における内装パネル10の切断部端面図であり、図6は図4のVI−VI線における内装パネル10の切断部端面図である。図5は、荷棚17及び下壁部18が二点鎖線で図示される。
図4に示すように、鉄道車両11は、台枠(図示せず)、側構体15(図6参照)、屋根構体(図示せず)及び妻構体(図示せず)を互いに接合し、各構体の内側に取付金具(図示せず)を介して床材や板材(内装パネル10を含む)を取り付けることで、座席(図示せず)が並べられる床面12、天井13、側壁14及び仕切り(図示せず)で囲まれた客室が形成される。なお、各構体への床材や板材の取付方法は、特に限定されない。例えば、ねじ止めや嵌め込み、面ファスナーにより各構体へ床材や板材を取り付けることができる。また、取付金具を省略して床材や板材を各構体に直接取り付けることができる。
側構体15は、複数の窓16が車体長さ方向(図4紙面左右方向)に所定の間隔を空けて配置される。側壁14は、車体幅方向(図4紙面垂直方向)内側へ張り出す荷棚17と、床面12から立ち上がる下壁部18とを備え、車体長さ方向に並べられた複数の内装パネル10により下壁部18から荷棚17の先端までが構成される。
複数の内装パネル10は、窓16に内パネル30の窓開口31をそれぞれ合わせて配置される。窓開口31は、正面視(車内側からの車体幅方向視)において窓開口31の内側に窓16が収まるように窓開口31の形状および寸法が設定される。なお、窓16よりも窓開口31が大きい場合に限らず、窓16よりも窓開口31を小さく設定することや、窓16と窓開口31とを同一の形状および寸法に設定することが可能である。
図5に示すように、内パネル30の上縁30aよりも車内側へ外パネル20の上傾斜部23aが張り出し、内パネル30の下縁30bよりも車内側へ外パネル20の下傾斜部23bが張り出す。内装パネル10は、上傾斜部23aと内パネル30の上縁30aとの間を車体幅方向および車両高さ方向に離して隙間部Cが形成される。一方、下傾斜部23bと内パネル30の下縁30bとの間には隙間がない。なお、車体の振動による外パネル20と内パネル30との擦れやズレを抑制するために、下傾斜部23bと内パネル30の下縁30bとの間にゴム等の弾性を有するシート(図示せず)を挟んで、下傾斜部23bと内パネル30の下縁30bとの間の隙間をなくすことが可能である。
隙間部Cは、外パネル20及び内パネル30より車外側(外パネル20及び内パネル30と側構体15との間)の空間と、車内(客室)とを連通する開口である。車内側へ向かうにつれて隙間部Cが狭まるように外パネル20(上傾斜部23a)の曲面形状および内パネル30の曲面形状が設定される。
隙間部Cの車外側の端部には、空調装置(図示せず)から空気が送られる空調ダクト19が連結され、隙間部Cが空調ダクト19の吹出口として機能する(隙間部Cに空調ダクト19の吹出口が設けられる)。空調ダクト19の吹出口を車内から見え難くしつつ、荷棚17の下面を構成する上傾斜部23aに沿って隙間部Cからの空気を車内へ放出できるので、空調機能を損なうことなく見栄えを良くできる。
外パネル20(上傾斜部23a及び枠部22の上縁20a側)が荷棚17の先端まで延びているので、隙間部Cから放出される空気を、外パネル20に沿わせて車内の車体幅方向中央まで導くことができる。さらに、上傾斜部23aと内パネル30との間の隙間部C(吹出口)が車内側へ向かうにつれて狭まり、上傾斜部23aが車内側へ凹の曲面状に形成されるので、隙間部Cから放出される空気を上傾斜部23aに当て易くできる。その結果、隙間部Cから放出される空気を、外パネル20に沿わせて車内の車体幅方向中央まで導き易くできる。
なお、車内側へ向かうにつれて隙間部Cが狭まる場合に限らず、車内側へ向かうにつれて隙間部Cが広がるように形成したり、隙間部Cの流路断面積を一定に形成したりすることは可能である。車内側へ向かうにつれて隙間部Cが広がる場合には、空調ダクト19から隙間部Cへ放出される空気の風速に対して、隙間部Cから放出される空気の風速を小さくできるので、その空気の流れを乗客に感じ難くさせることができる。
図6に示すように、内パネル30の横縁30cよりも車内側へ外パネル20の横傾斜部23cが張り出す。内装パネル10は、横傾斜部23cと内パネル30の横縁30cとの間には隙間がない。なお、車体の振動による外パネル20と内パネル30との擦れやズレを抑制するために、横傾斜部23cと内パネル30の横縁30cとの間にゴム等の弾性を有するシート(図示せず)を挟んで、横傾斜部23cと内パネル30の横縁30cとの間の隙間をなくすことが可能である。
外パネル20の横縁20dに設けられる目地部24が、隣に位置する外パネル20の横縁20c側に車外側から重ねられる。隣り合う外パネル20の間に目地部24が配置されるので、隣り合う外パネル20の間の隙間が車外側から目地部24により覆われ、見栄えを良くできる。目地部24が外パネル20と別体で構成される場合、目地部24を側構体15や外パネル20に取り付けてから外パネル20を側構体15に取り付ける必要がある。本実施の形態では、隣り合う外パネル20の一方に目地部24が一体化されるので、側構体15への外パネル20の取り付けとは別に目地部24を側構体15や外パネル20に取り付ける作業を省略できる。従って、目地部24の取付作業を省略しつつ見栄えを良くできる。
外パネル20の横縁20cと目地部24との間には所定の隙間が設けられ、その隙間を塞ぐために、外パネル20の横縁20c側と目地部24との間にゴム等の弾性材25が設けられる。横縁20cと目地部24との間の隙間により、外パネル20の横縁20cと目地部24との擦れや衝突音を抑制できる。さらに、外パネル20の横縁20c側と目地部24との間の弾性材25の潰れ量を調整することで、隣り合う外パネル20において、目地部24から横縁20cまでの高さと、目地部24から横縁20dまでの高さを同一にでき、見栄えを良くできる。
次に、図4に戻って側構体15への内装パネル10の取付作業および調整作業を説明する。まず、開口部21の内側に窓16が位置するように側構体15に複数の外パネル20をそれぞれ取り付ける。このとき、側構体15に取り付けた外パネル20の目地部24に外パネル20の横縁20c側が重なるように、側構体15の車体長さ方向端部(図4左側)から順に外パネル20を取り付ける。目地部24と外パネル20との重なり代を調整することで、側構体15の車体長さ方向の寸法誤差を吸収できる。
次いで、窓16に窓開口31を合わせて、開口部21を覆うように外パネル20の車内側に内パネル30を重ね、複数の内パネル30をそれぞれ側構体15に取り付ける。側構体15への外パネル20の取付時の調整とは別に、窓16と窓開口31とを合わせることができる。さらに、外パネル20の開口部21を覆うように内パネル30が重ねられるので、開口部21を窓開口31や窓16に合わせる必要がなく、側構体15への外パネル20の取付時の調整作業を簡略化できる。これらの結果、外パネル20及び内パネル30の取付時の調整作業を簡略化できる。
以上のような鉄道車両11の内装パネル10によれば、外パネル20の車内側に内パネル30が重ねられるので、外パネル20を取り外さずに内パネル30を取り外して窓16の交換等のメンテナンスができる。従って、外パネル20及び内パネル30の取付時の調整作業を簡略化しつつ、窓16のメンテナンス作業を簡便にできる。
内パネル30の横縁30cが車両高さ方向に亘って曲線状に形成されるので、内パネル30が床面12に対して傾いて取り付けられても内パネル30の傾きを目立ち難くできる。内パネル30を精度良く取り付ける必要がないので、内パネル30の取付時の調整作業を簡略化できる。なお、内パネル30の横縁30cが車両高さ方向に亘って曲線状に形成される場合に限らず、床面12に対する垂直線と非平行になるように、内パネル30の横縁30cの一部を直線状に形成することが可能である。この場合も同様に、内パネル30が床面12に対して傾いて取り付けられても内パネル30の傾きを目立ち難くでき、内パネル30の取付時の調整作業を簡略化できる。
内パネル30の横縁30cと外パネル20の横縁20cとが車両高さ方向に亘って互いに非平行に形成されるので、外パネル20に対する内パネル30のズレや傾きを目立ち難くできる。内パネル30を精度良く取り付ける必要がないので、内パネル30の取付時の調整作業を簡略化できる。内パネル30の横縁30cと、横傾斜部23c及び枠部22の境界とが車両高さ方向に亘って互いに非平行に形成されるので、外パネル20に対する内パネル30のズレや傾きを目立ち難くできる。内パネル30を精度良く取り付ける必要がないので、内パネル30の取付時の調整作業を簡略化できる。
枠部22から開口部21の周縁へ向かうにつれて車外側へ凹む中央部23に内パネル30が重ねられると共に、枠部22よりも車外側に内パネル30が位置するので、中央部23の曲面形状により外パネル20に対する内パネル30のズレや傾きを目立ち難くできる。内パネル30を精度良く取り付ける必要がないので、内パネル30の取付時の調整作業を簡略化できる。
隣り合う外パネル20の横縁20c,20d(隣り合う外パネル20の隙間)が車両高さ方向に亘って互いに非平行に形成されるので、外パネル20のズレや傾きを目立ち難くできる。外パネル20を精度良く取り付ける必要がないので、外パネル20の取付時の調整作業を簡略化できる。
荷棚17の先端である外パネル20の上縁20aが外側へ凸の曲線状に形成されるので、外パネル20の車体幅方向のズレを目立ち難くできる。外パネル20の下縁20bが外側へ凸の曲線状に形成されるので、外パネル20の車両高さ方向のズレや、下壁部18に対する外パネル20の傾きを目立ち難くできる。これらの結果、外パネル20を精度良く取り付ける必要がないので、外パネル20の取付時の調整作業を簡略化できる。なお、曲線状の下縁20bにより下縁20bと下壁部18との間には僅かに隙間が生じる。この隙間をゴム等の弾性体(図示せず)により塞ぐことで、車体の振動による外パネル20と下壁部18との擦れやズレを抑制できる。
外パネル20は横縁20c,20d側が車内側へ張り出しているので、外パネル20の横縁20c,20d側と側構体15との間に各種配線やダクト等を設けてスペースを有効活用できる。中央部23により外パネル20の枠部22から内パネル30へ向かうにつれて内装パネル10が車外側へ凹んでいるので、客室空間を広くできる。内装パネル10毎に車体長さ方向に座席(図示せず)を並べることで、車外側へ凹んだ内装パネル10により座席へ座った乗客が個別感を感じることができる。さらに、外パネル20が荷棚17の先端まで延びているので、内装パネル10により包み込まれるような個別感を乗客が感じることができる。
次に図7を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施の形態では、横縁20dに目地部24が設けられる外パネル20を車体長さ方向に並べる場合について説明した。これに対し第2実施の形態では、横縁20c,20dに目地部24が設けられる第1外パネル41と、横縁20c,20dに目地部24がない第2外パネル42とが交互に車体長さ方向に並べられる場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図7は、第2実施の形態における内装パネル40の模式図である。図7は側構体15が省略して図示される。図7に示すように、内装パネル40は、内パネル30と、横縁20c,20dからそれぞれ車体長さ方向へ目地部24が張り出す第1外パネル41と、第1外パネル41の目地部24の車内側に横縁20c,20dがそれぞれ重ねられる第2外パネル42とを備える。
第1外パネル41及び第2外パネル42を側構体15(図6参照)に取り付けるには、まず、開口部21の内側に窓16(図4参照)が位置するように、複数の窓16に対して1つ置きに複数の第1外パネル41を側構体15にそれぞれ取り付ける。次いで、開口部21の内側に窓16が位置するように、複数の第1外パネル41の間の側構体15に複数の第2外パネル42をそれぞれ取り付ける。これにより、第1外パネル41の目地部24の車内側に第2外パネル42の横縁20c,20dが重ねられる。
第1実施の形態では、外パネル20の横縁20dに目地部24が設けられて横縁20cが目地部24に重ねられるので、側構体15から外パネル20を取り外すには側構体15の車体長さ方向端部から順番に外パネル20を取り外す必要がある。そのため、外パネル20を取り外す作業が煩わしい。
本実施の形態では、内パネル30を取り外すことで、第2外パネル42の車内側に重なるものがなくなるので、1つの第2外パネル42だけを側構体15から容易に取り外すことができる。また、第1外パネル41の目地部24と重なっている2つの第2外パネル42を側構体15から取り外すことで、第1外パネル41を側構体15から取り外すことができる。その結果、目地部24を第1外パネル41に一体化して目地部24の取付作業を省略しつつ、第1外パネル41及び第2外パネル42を側構体15から取り外す作業を簡略化できる。
第1外パネル41の目地部24を横縁20c,20dから切断することで、第2外パネル42を製造することができる。第1外パネル41及び第2外パネル42をそれぞれ一から製造する場合に比べ、第1外パネル41を流用して第2外パネル42を製造できるので、第2外パネル42の製造工程を簡略化できると共に、部品の流用によるコストダウンを図ることができる。
次に図8を参照して第3実施の形態について説明する。第1実施の形態では、隙間部Cに空調ダクト19の吹出口が設けられる場合について説明した。これに対し第3実施の形態では、隙間部Cに照明装置51が設けられる場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図8は、第3実施の形態における鉄道車両50の内装パネル10の切断部端面図である。図8に示すように、鉄道車両50は、内装パネル10の隙間部Cに照明装置51が設けられる。照明装置51は、上傾斜部23aに取り付けられ、内パネル30で車内側から隠される。照明装置51を上傾斜部23aに取り付けるための取付具を内パネル30で隠すことができるので、見栄えを良くできる。なお、照明装置51を上傾斜部23aに取り付ける場合に限らず、照明装置51を側構体15(図6参照)に取り付けることが可能である。これにより、内装パネル10の取付時に照明装置51を上傾斜部23aに取り付ける工程を省略できる。
照明装置51の光を上傾斜部23aと内パネル30の裏面とに反射させて、隙間部Cから車内側へ光を照射し、隙間部Cからの光を荷棚17の下面を構成する上傾斜部23aで反射させて車内を照らすことができる。照明装置51を車内から見え難くしつつ、光の反射により車内を照らすことができるので、照明装置51の機能を損なうことなく見栄えを良くできる。
上傾斜部23aが車内側へ凹の曲面状に形成されるので、上傾斜部23aで反射する光により車内の下方(座席側)を照らすことができる。外パネル20が荷棚17の先端まで延びているので、上傾斜部23aで反射する光により車体幅方向に亘って車内の下方(座席側)を照らすことができる。なお、隙間部Cに照明装置を設ける場合には、光を反射し易いように外パネル20(上傾斜部23a)の表面および内パネル30の裏面の色(例えば、白色などの淡色)や状態(例えば、凹凸が少ない鏡面状態)が設定される。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、外パネル20(第1外パネル41、第2外パネル42)や内パネル30等の形状や寸法は一例であり、種々の形状や寸法を採用することは当然である。
上記第1実施の形態では、内パネル30が側構体15に取り付けられる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、内パネル30を外パネル20に取り付けることは当然可能である。なお、外パネル20への内パネル30の取付方法は、特に限定されない。例えば、ねじ止めや嵌め込み、面ファスナーにより外パネル20へ内パネル30を取り付けることができる。
上記第1,2実施の形態では、目地部24が外パネル20や第1外パネル41に一体化される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、隣り合う外パネルの間に配置されて外パネルに車外側から重ねられるように、外パネルとは別体の目地部(板材)を側構体15や外パネルに取り付けることは当然可能である。目地部が側構体15に取り付けられる場合には、任意の外パネルを容易に取り外すことができる。
11,50 鉄道車両
12 床面
15 側構体
16 窓
19 空調ダクト
20 外パネル
21 開口部
23a 上傾斜部(張出部)
24 目地部
30 内パネル
31 窓開口
41 第1外パネル(外パネル)
42 第2外パネル(外パネル)
51 照明装置
C 隙間部

Claims (6)

  1. 複数の窓が車体長さ方向に所定の間隔を空けて配置される側構体と、
    厚さ方向に貫通する開口部を有する、車体幅方向視において前記開口部の内側に前記窓が位置するように前記側構体に取り付けられる複数の外パネルと、
    厚さ方向に貫通する窓開口を有する、前記窓に前記窓開口を合わせて前記開口部を覆うように前記外パネルの車内側にそれぞれ重ねて取り付けられる複数の内パネルとを備え
    車内側からの車体幅方向視において、前記外パネルの車体長さ方向の縁と、その外パネルに重なる前記内パネルの車体長さ方向の縁とが車両高さ方向に亘って互いに非平行に形成されることを特徴とする鉄道車両。
  2. 前記外パネルは、上縁側が前記内パネルの上縁よりも車内側へ張り出す張出部を備え、
    前記外パネルと前記内パネルの上縁との間を車体幅方向および車両高さ方向に離して隙間部が形成され、
    その隙間部に空調ダクトの吹出口が設けられることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両。
  3. 前記外パネルは、上縁側が前記内パネルの上縁よりも車内側へ張り出す張出部を備え、
    前記外パネルと前記内パネルの上縁との間を車体幅方向および車両高さ方向に離して隙間部が形成され、
    その隙間部に照明装置が設けられることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両。
  4. 車内側からの車体幅方向視において、前記内パネルは、車体長さ方向の縁が床面に対する垂直線と非平行に形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鉄道車両。
  5. 隣り合う前記外パネルの間に配置されて前記外パネルに車外側から重ねられる目地部を備え、
    車内側からの車体幅方向視において、隣り合う前記外パネルの隣り合う車体長さ方向の縁が車両高さ方向に亘って互いに非平行に形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鉄道車両。
  6. 複数の前記外パネルは、車体長さ方向の両縁に前記目地部が一体化される第1外パネルと、
    その第1外パネルの前記目地部に車体長さ方向の両縁が重ねられる第2外パネルとを備えることを特徴とする請求項5記載の鉄道車両。
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