JP6886726B2 - エギ - Google Patents

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本発明は、釣りに用いられるエギに関する。
特許文献1は、「エギ(餌木)」と称されるイカ釣り用の疑似餌を提案している。エギを用いた釣りは「エギング」と称され、ユーザは、釣糸の先に取り付けたエギを海中で揺動させてイカを誘引し、当該エギを掴んだイカを釣り上げる。イカが好んで捕食する魚等に似せるため、エギの本体(ボディ)は湾曲面によって構成されることが一般的である。
イカは警戒心が強く、エギに対して違和感を覚えると、エギを掴まなかったり、掴んだエギを離して去ったりすることがある。このため、特許文献1記載のエギは、その外側面に生魚を固定できるように構成されている。このようなエギによれば、触覚を通してイカに与える違和感を生魚によって軽減し、イカに長時間エギを掴ませ、当該イカの存在をユーザに確実に察知させることが可能になる。これにより、釣果が高まることが期待される。
特許文献1記載のエギでは、生魚の固定に輪ゴムが用いられる。輪ゴムがその弾性力によって生魚をエギの本体に押し付けることで、生魚がエギに固定される。
特開2013−165684号公報
特許文献1記載のエギでは、輪ゴムは、エギの本体を周回するように巻きつけられる。このような構成では、ユーザが輪ゴムを巻きつける際に、本体の外周で手を大きく動かす必要がある。このため、生魚を固定する作業が煩雑になったり、作業中に誤ってエギの針で手を傷つけたりするおそれがあった。
また、エギの本体が湾曲面によって構成されている場合は、本体の外周に巻きつけた輪ゴムの位置が安定せず、餌が本体から脱落するおそれがあった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、餌の固定作業を簡単且つ安全に行うことが可能なエギを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は、釣りに用いられ餌を固定可能なエギであって、エギ本体と、第1方向におけるエギ本体の一端部寄りの位置に設けられ、餌が配置される台座面と、餌を押圧して台座面に固定するための固定部材と、を備え、固定部材を取り付けるための取付部が、エギ本体の一端部寄りの位置に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、台座面は、エギ本体の一端部寄りの位置に設けられており、ユーザは、同一端部寄りの位置に設けられている取付部に固定部材を取り付けることにより、餌を台座面に固定することができる。すなわち、上記構成によれば、エギ本体の一端部寄りの位置のみで、餌を固定する作業を完結させることが可能になるため、エギ本体を周回するように固定部材を巻きつける必要が無い。この結果、餌の固定作業を簡単且つ安全に行うことが可能になる。
本発明において、好ましくは、取付部は、固定部材を係止させるための複数の突起であり、突起は、突起本体部及び突起拡大部を有し、突起本体部は、第1方向と交差する第2方向に突出し、突起拡大部は、突起本体部の先端部に設けられ、且つ、突起本体部よりも大きな幅を有している。
この構成によれば、固定部材が外力を受けた場合でも、固定部材の移動を突起拡大部によって規制することができる。この結果、固定部材の係止が不作為に解除されることを防止し、餌を台座面に確実に固定することが可能になる。
ところで、エギ本体には加飾や加工が施されることがある。例えば、近年の市場で流通しているエギにおいては、イカがエギを掴んだ際の触感を本物の魚やエビに近づけるために、エギ本体に布が貼り付けられているものが主流となっている。また、外観を本物の魚やエビに近づけるために、この布に、色や模様が付されている。しかしながら、固定部材を係止するための取付部が設けられると、当該取付部が加飾や加工の作業の邪魔となり、エギの生産性を低下させるおそれがある。
そこで、本発明は、好ましくは、エギ本体と別体で形成され、且つ、エギ本体の一端部に固定される台座部材を備え、台座面及び取付部は、台座部材に設けられている。
この構成によれば、台座面及び取付部が設けられている台座部材を、エギ本体から分離した状態で、エギ本体に加飾や加工を施すことができる。これにより、取付部によって邪魔されることなく、エギ本体に加飾や加工を施すことが可能になる。また、エギ本体に布が貼り付けられている場合には、台座面に配置された餌と布とは台座部材によって隔てられるため、餌の臭いが布に付着してしまうことを抑制できる。
本発明において、好ましくは、台座部材の台座面に複数の凸部が形成されている。
この構成によれば、台座面に配置された餌に凸部を食い込ませ、餌の移動を抑制し、餌を台座面に確実に固定することが可能になる。また、エギ本体に布が貼付される場合でも、台座部材をエギ本体から分離した状態でエギ本体の外側面に布を貼付すれば、台座面の凸部が当該布によって覆われてしまうこともない。
本発明において、好ましくは、台座部材は、エギ本体に着脱自在に構成されている。
この構成によれば、形状、色、模様、サイズ等が互いに異なる複数の台座部材を用意し、ユーザが釣ろうとする生物や、固定部材の種類等に応じて、台座部材を選択的にエギ本体に装着ことが可能になる。
本発明において、好ましくは、台座部材は、透明材料によって形成されている。
この構成によれば、台座部材に設けられた取付部を目立たなくし、釣ろうとする生物に視覚を通して与える違和感を軽減することが可能になる。
本発明において、好ましくは、台座部材は、エギ本体よりも柔軟性を有する材料によって形成されている。
この構成によれば、イカやタコ等の生物が台座部材を掴んだ際に、当該生物に触覚を通して与える違和感を軽減することが可能になる。
本発明において、好ましくは、台座部材及び固定部材の少なくとも一方が、発光材料によって形成されている。
この構成によれば、特に夜間に、光によって、ユーザが釣ろうとする生物をより強く誘引することが可能になる。発光材料としては、例えば、蓄光材料や、紫外線を受けて発光する蛍光材料等を用いることができる。
本発明において、好ましくは、固定部材は、固定部材本体部及び固定部材拡大部を有しており、固定部材拡大部は、固定部材本体部の両端部に設けられ、固定部材本体部よりも大きな幅を有し、且つ貫通孔が形成され、貫通孔は、固定部材拡大部の弾性によって拡大して取付部を挿通可能に形成されている。
この構成によれば、固定部材拡大部の弾性によって拡大した貫通孔は、取付部を挿通させた後に収縮し、取付部を締め付けるように作用する。これにより、取付部に対して固定部材拡大部を強固に係止させ、餌を台座面に確実に固定することが可能になる。また、固定部材拡大部は固定部材本体部よりも大きな幅を有しているため、貫通孔を拡大させた際に固定部材拡大部が破損することを防止できる。
本発明によれば、餌の固定作業を簡単且つ安全に行うことが可能なエギを提供することができる。
実施形態に係るエギを示す斜視図である。 図1のエギを示す側面図である。 図1のエギを示す分解斜視図である。 図1の台座部材を示す平面図である。 図1のバンドを示す平面図である。
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
[構成]
まず、図1から図5を参照しながら、実施形態に係るエギ1と、エギ1を構成している各部材について説明する。図1は、エギ1を示す斜視図であり、図2は、エギ1を示す側面図である。図3は、エギ1を示す分解斜視図であり、図4は、台座部材3を示す平面図である。図5は、バンド4を示す平面図であり、バンド4の一端部を拡大して示している。
エギ1は、主にイカ釣り用として提供される疑似餌である。エギ1は、エギ本体2と、台座部材3と、バンド4と、を備えている。
エギ本体2は樹脂材料によって形成されており、その外観は、イカが好んで捕食する生物に似たものとなっている。具体的には、エギ本体2の外観は、頭部21及び尾部22を有する魚を模している。樹脂材料として、例えば、熱可塑性樹脂を用いることができ、具体的には、樹脂材料として、ABS樹脂を用いることができる。また、エギ本体2は、樹脂材料以外に、比重が比較的小さい材料(例えば、木材)によって形成してもよい。
尚、本明細書では、図1から図4に示すように、鉛直上方向を「上」といい、鉛直下方向を「下」という。鉛直方向は、本発明に係る「第1方向」の一例である。また、説明の便宜上、水平方向且つエギ本体2の頭部21が向く方向を「前」といい、尾部22が向く方向を「後」という。さらに、水平方向であって、前を向いた場合の左方向を「左」、右方向を「右」という。左右方向は、本発明に係る「第2方向」の一例である。このようなエギ1の姿勢は、本発明に係るエギの使用態様を限定するものではない。
エギ本体2の形状は左右方向に略対称であり、上端部2aと下端部2bとの間に設けられる側面26は、外方に膨出する湾曲面である。この側面26を含むエギ本体2の外側面には、布28が貼付されている。布28には、魚の色や模様を模した着色が施されている。図1から図3は、布28を簡易的に示している。
エギ本体2の下端部2bには、魚の腹ビレを模した腹ビレ部23が取り付けられている。腹ビレ部23は、エギ本体2に用いられるABS樹脂よりも比重が大きい材料によって形成されており、エギ1に適度な重量を与える錘として機能する。エギ本体2の頭部21には、釣糸接続部24が固定されている。釣糸接続部24は環状を呈し、頭部21から前方に突出している。エギ本体2の尾部22には、針部25が固定されている。針部25は、放射状に配置された複数の針を有している。各針の先端は、いずれも前方に向けられている。
図3に示すエギ本体2の上端面27は、湾曲形成されている。前後方向における上端面27の両端部には、凹部27aが形成されている。凹部27aは下方に向かって凹設されており、その断面形状は略円形状を呈している。
台座部材3は、エギ本体2と別体で、透明な樹脂材料を用いて形成されている。台座部材3は、基板31と、6つの突起32と、を有している。本実施形態に係る突起32は、本発明に係る「取付部」の一例である。基板31の下端面(不図示)は、エギ本体2の上端面27と対応するように湾曲形成されている。台座部材3の外側面には布は貼付されない。樹脂材料として、例えば、熱可塑性樹脂を用いることができる。具体的には、樹脂材料として、ABS樹脂を用いることができる。また、台座部材3は、樹脂材料以外に、比重が比較的小さい材料(例えば、木材)によって形成してもよい。
基板31の上端面は、台座面31aとして機能する。台座面31aには、5つの凸部33が形成されており、凸部33は前後方向に互いに間隔を空けて配置されている。凸部33は、台座面31aから突出しており、台座面31a側から先端部側にかけて漸次細くなる略円錐形状を呈している。また、図3に示すように、基板31の下端面のうち、前後方向における両端部から、爪部34が突出している(図3には前側の爪部34のみが図示されている)。爪部34は略円柱形状を呈しており、その断面形状は、凹部27aの断面形状と対応している。
突起32は、基板31と一体的に形成され、基板31の左右の側面31bに3つずつ設けられている。突起32は前後方向に互いに間隔を空けて配置されており、突起本体部32a及び突起拡大部32bを有している。突起本体部32aは、側面31bから左右方向に突出しており、略円柱形状を呈している。突起拡大部32bは、突起本体部32aの先端部に設けられている。突起拡大部32bの幅W2は、突起本体部32aの幅W1よりも大きい。換言すると、突起拡大部32bの外縁は、突起本体部32aの外縁よりも外方に位置している。
台座部材3は、エギ本体2に着脱自在に構成されている。具体的には、台座部材3は、図3に示す台座部材3の爪部34を、凹部27aに嵌入させる、又は、凹部27aから排出することにより、エギ本体2に着脱することができる。台座部材3がエギ本体2に装着されると、突起32はエギ本体2の上端部2a寄りの位置に配置される。換言すると、鉛直方向においてエギ本体2の中央部を通り水平方向に伸びる仮想線を想定した場合、突起32は、当該仮想線よりも上方に配置される。突起32は、エギ本体2の側面26よりも左右方向に所定量だけ突出している。
バンド4は、弾性及び柔軟性を有するシリコンによって形成されており、厚さが一様で扁平形状を呈している。バンド4は、バンド本体部41と、バンド拡大部42と、を有している。本実施形態に係るバンド4、バンド本体部41、バンド拡大部42は、本発明に係る「固定部材」、「固定部材本体部」、「固定部材拡大部」の一例である。バンド4は、シリコンの他にも、ウレタン、エラストマ、ゴム素材等によって形成してもよい。
図3及び図5に示すように、バンド本体部41は直線状に延伸するように形成されている。バンド拡大部42は、このバンド本体部41の両端部に設けられている。図5に示すように、バンド拡大部42の幅W4は、バンド本体部41の幅W3よりも大きい。
バンド拡大部42は、貫通孔43が形成されている。貫通孔43は、バンド拡大部42を厚さ方向に貫通している。貫通孔43の断面形状は略円形状であり、その直径Dは、台座部材3の突起本体部32aの幅W1や突起拡大部32bの幅W2(いずれも図4参照)よりも小さい。
[使用態様]
次に、引き続き図1から図5を参照しながら、エギ1の使用態様について説明する。
エギ1の使用時、台座部材3は、エギ本体2に装着される。そして、ユーザは、図1及び図2に破線で示すように、台座部材3の台座面31aに餌Fを配置する。餌Fは、イカが実際に捕食可能なものであり、例えば、キビナゴやささみを用いることができる。
ユーザは、固定部材であるバンド4を用いて、餌Fを台座面31aに固定する作業を行う。ユーザは、種々の方法によって餌Fを固定することができるが、一例として、以下の手順の固定作業を行うことができる。尚、ユーザは、釣ろうとするイカの種類や、餌Fの種類、漁場の特性、気象条件等に応じて、使用する固定部材を適宜選択することができる。
まず、ユーザは、一方のバンド拡大部42の貫通孔43(図5参照)に、台座部材3の前方側の2つの突起32のうちの1つを挿通させる。上述したように、貫通孔43の直径Dは、突起本体部32aの幅W1や突起拡大部32bの幅W2よりも小さいが、ユーザがバンド拡大部42に力を付加して貫通孔43を拡大することにより、当該貫通孔43に突起32を挿通させることができる。
次に、ユーザは、バンド本体部41が台座部材3の上方に位置し、且つ、バンド本体部41が台座部材3を左右方向に跨ぐように、バンド4を配置する。そして、ユーザは、他方のバンド拡大部42の貫通孔43に、台座部材3の後方側の2つの突起32のうちの1つを挿通させる。つまり、台座部材3の6つの突起32のうち、台座部材3の中央部を挟んで対角位置にある2つが、バンド4の貫通孔43に挿通する。
突起32が貫通孔43に挿通された後、弾性によって収縮しようとするバンド拡大部42が突起本体部32aを締め付けることにより、一方のバンド拡大部42が突起32に係止する。バンド4に不作為に外力が作用した場合でも、バンド拡大部42の移動は突起拡大部32bによって規制されるため、バンド拡大部42の係止が維持される。
次に、ユーザは、台座面31aとバンド本体部41との間に餌Fを挿入し、餌Fを台座面31aに配置する。
次に、ユーザが、図1及び図2に示すように、バンド本体部41を他の突起32に係止させることにより、餌Fの固定作業が完了する。この際のバンド4の配置パターンは、餌Fの種類やサイズ等に応じて、ユーザが適宜選択することができる。バンド4は弾性及び柔軟性を有するシリコンによって形成されているため、バンド本体部41のうち餌Fと当接する部分では、餌Fの外形に沿って変形する。このため、バンド4による餌Fの損傷を抑制することができる。
バンド4は、その弾性によって餌Fを押圧する。これにより、餌Fは台座面31aに押し付けられ、台座面31aに固定される。このとき、台座面31aに形成されている凸部33が、餌Fに食い込む。
不図示の釣糸の端部は、直接又は公知の金具を介して、釣糸接続部24に接続される。ユーザは、餌Fが固定されたエギ1を海中に投げ入れ、不図示の竿を操作してエギ1を海中で揺動させることにより、回遊しているイカを誘引する。ユーザは、竿の操作に要する力が増大したことに基づいて、イカがエギ1を掴んだことを察知できる。エギ1を急峻に移動させ、エギ1を掴んでいるイカに針部25を引っ掛けることにより、イカを釣り上げることができる。
餌Fを新たなものに交換する場合等は、台座部材3の突起32が、バンド本体部41の両端部のバンド拡大部42の貫通孔43に挿通したままの状態で、バンド本体部41と他の突起32との係止を解除する。これにより、バンド本体部41が緩み、台座面31aとバンド本体部41との間に新たな餌Fを挿入することができるようになる。バンド4が損傷した場合等は、突起32に係止しているバンド拡大部42にユーザが力を付加し、貫通孔43を拡大することにより、バンド4を台座部材3から取り外すことができる。
[作用効果]
次に、本実施形態に基づく作用効果について説明する。
上記構成によれば、台座面31aは、エギ本体2の上端部2a寄りの位置に設けられており、ユーザは、上端部2a寄りの位置に設けられている取付部である複数の突起32に、固定部材であるバンド4を係止させることにより、餌Fを台座面31aに固定することができる。すなわち、上記構成によれば、エギ本体2の上端部2a寄りの位置のみで、餌Fを固定する作業を完結させることが可能になるため、エギ本体2を周回するようにバンド4を巻きつける必要が無い。この結果、餌Fの固定作業を簡単且つ安全に行うことが可能になる。
また、本実施形態において、取付部は、バンド4を係止させるための複数の突起32である。突起32は、突起本体部32a及び突起拡大部32bを有している。突起本体部32aは、左右方向に突出している。突起拡大部32bは、突起本体部32aの先端部に設けられ、且つ、突起本体部32aよりも大きな幅W2を有している。この構成によれば、バンド4が外力を受けた場合でも、バンド4の移動を突起拡大部32bによって規制することができる。この結果、バンド4の係止が不作為に解除されることを防止し、餌Fを台座面31aに確実に固定することが可能になる。
また、エギ1は、エギ本体2と別体で形成され、且つ、エギ本体2の上端部2aに固定される台座部材3を備えている。台座面31a及び突起32は、台座部材3に設けられている。この構成によれば、台座面31a及び突起32が設けられている台座部材3を、エギ本体2から分離した状態で、エギ本体2に加飾や加工を施すことができる。これにより、突起32によって邪魔されることなく、エギ本体2に加飾や加工を施すことが可能になる。また、台座面31aに配置された餌Fと布28とは台座部材3によって隔てられるため、餌Fの臭いが布28に付着してしまうことを抑制できる。
また、台座部材3の台座面31aに複数の凸部33が形成されている。この構成によれば、台座面31aに配置された餌Fに凸部33を食い込ませ、餌Fの移動を抑制し、餌Fを台座面31aに確実に固定することが可能になる。また、エギ本体2に布28が貼付される場合でも、台座部材3をエギ本体2から分離した状態でエギ本体2の外側面に布28を貼付すれば、台座面31aの凸部33が当該布28によって覆われてしまうこともない。
また、台座部材3は、エギ本体2に着脱自在に構成されている。この構成によれば、形状、色、模様、サイズ等が互いに異なる複数の台座部材3を用意し、ユーザが釣ろうとする生物や、固定部材の種類等に応じて、台座部材3を選択的にエギ本体2に装着することが可能になる。
また、台座部材3は、透明材料によって形成されている。この構成によれば、台座部材3に設けられた複数の突起32を目立たなくし、イカやタコ等の生物に視覚を通して与える違和感を軽減することが可能になる。
上述したように、台座部材3は、ABS樹脂によって形成されている。しかしながら、台座部材3は、ABS樹脂に代えて、エギ本体2よりも柔軟性を有する材料(例えば、シリコン、ゴム、エラストマ等)によって形成されていてもよい。この構成によれば、イカやタコ等の生物が台座部材3を掴んだ際に、当該生物に触覚を通して与える違和感を軽減することが可能になる。
また、台座部材3及びバンド4の少なくとも一方が、発光材料によって形成されていてもよい。この構成によれば、特に夜間に、光によって、ユーザが釣ろうとする生物をより強く誘引することが可能になる。発光材料としては、例えば、蓄光材料や、紫外線を受けて発光する蛍光材料等を用いることができる。
また、バンド4は、バンド本体部41及びバンド拡大部42を有している。バンド拡大部42は、バンド本体部41の両端部に設けられ、バンド本体部41よりも大きな幅W4を有し、且つ貫通孔43が形成されている。貫通孔43は、バンド拡大部42の弾性によって拡大して突起32を挿通可能に形成されている。この構成によれば、バンド拡大部42の弾性によって拡大した貫通孔43は、突起32を挿通させた後に収縮し、突起32を締め付けるように作用する。これにより、突起32に対してバンド拡大部42を強固に係止させ、餌Fを台座面31aに確実に固定することが可能になる。また、バンド拡大部42はバンド本体部41よりも大きな幅を有しているため、貫通孔43を拡大させた際にバンド拡大部42が破損することを防止できる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されず、適宜変更することができる。
上記実施形態では、台座部材3が透明材料によって形成されている。本発明では、さらに、固定部材であるバンド4を透明材料によって形成してもよい。これにより、台座部材3の複数の突起32に係止しているバンド4を目立たなくし、イカやタコ等の生物に視覚を通して与える違和感をさらに軽減することが可能になる。
また、上記実施形態では、固定部材であるバンド4は、取付部である突起32に取り付けられる。しかしながら、本発明はこの形態に限定されない。例えば、固定部材に凸部が設けられ、エギ本体や台座部材に凹部が設けられる形態では、その凸部を凹部に嵌入させることにより、固定部材を取付部に取り付けることができる。この他、取付部として、面ファスナや、釦、磁石等、固定部材を取付部に対し着脱自在に取り付けることが可能な種々の形態を採用することができる。
また、上記実施形態では、台座面31a、及び、取付部である突起32は、エギ本体2の上端部2a寄りの位置に設けられている。しかしながら、本発明はこの形態に限定されない。例えば、台座面及び取付部は、エギ本体の下端部寄りの位置や、側面寄りの位置に配置されていてもよい。また、台座面及び取付部は、エギ本体の上端部寄りの位置、下端部寄りの位置、側面寄りの位置から選択された複数の位置に配置されていてもよい。
1 :エギ
2 :エギ本体
2a :上端部(一端部)
3 :台座部材
31a:台座面
32 :突起(取付部)
32a:突起本体部
32b:突起拡大部
33 :凸部
4 :バンド(固定部材)
41 :バンド本体部(固定部材本体部)
42 :バンド拡大部(固定部材拡大部)
43 :貫通孔
F :餌

Claims (8)

  1. 釣りに用いられ餌を固定可能なエギであって、
    エギ本体と、
    第1方向における前記エギ本体の一端部寄りの位置に設けられ、餌が配置される台座面と、
    餌を押圧して前記台座面に固定するための固定部材と、を備え、
    前記固定部材を取り付けるための取付部が、前記エギ本体の前記一端部寄りの位置に設けられており、
    前記エギ本体と別体で形成され、且つ、前記エギ本体の前記一端部に固定される台座部材をさらに備え、
    前記台座面及び前記取付部は、前記台座部材に設けられていることを特徴とする、エギ。
  2. 前記取付部は、前記固定部材を係止させるための複数の突起であり、
    前記突起は、突起本体部及び突起拡大部を有し、
    前記突起本体部は、前記第1方向と交差する第2方向に突出し、
    前記突起拡大部は、前記突起本体部の先端部に設けられ、且つ、前記突起本体部よりも大きな幅を有している、請求項1に記載のエギ。
  3. 前記台座部材の前記台座面に複数の凸部が形成されている、請求項1又は2に記載のエギ。
  4. 前記台座部材は、前記エギ本体に着脱自在に構成されていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエギ。
  5. 前記台座部材は、透明材料によって形成されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエギ。
  6. 前記台座部材は、前記エギ本体よりも柔軟性を有する材料によって形成されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエギ。
  7. 前記台座部材及び前記固定部材の少なくとも一方が、発光材料によって形成されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエギ。
  8. 前記固定部材は、固定部材本体部及び固定部材拡大部を有しており、
    前記固定部材拡大部は、前記固定部材本体部の両端部に設けられ、前記固定部材本体部よりも大きな幅を有し、且つ貫通孔が形成され、
    前記貫通孔は、前記固定部材拡大部の弾性によって拡大して前記取付部を挿通可能に形成されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載のエギ。
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