JP6886275B2 - 脈動低減ホース - Google Patents
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Description
空隙率(%)={(発泡エラストマー層の見かけ体積−発泡エラストマー層の真体積)/発泡エラストマー層の見かけ体積}×100 …(1)
(最内層形成用組成物の調製)
NBR(日本ゼオン社製、ニポールDN003)100重量部と、硫黄(鶴見化学工業社製、金華印粉砕硫黄)1.5重量部と、酸化マグネシウム(協和化学工業社製、キョーワマグ150)10重量部と、ステアリン酸(日本油脂社製、ビーズステアリン酸さくら)1重量部と、カーボンブラック(東海カーボン社製、シーストS)30重量部と、カーボンブラック(旭カーボン社製、サーマックスN990)20重量部と、シリカ(東ソー・シリカ社製、ニプシールER)20重量部と、エーテルエステル系可塑剤(ADEKA社製、アデカサイザーRS107)25重量部と、スルフェンアミド系加硫促進剤[N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(OBS)](大内新興化学工業社製、ノクセラーMSA)1重量部と、チアゾール系加硫促進剤[2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛](大内新興化学工業社製、ノクセラーMZ)0.2重量部と、発泡剤[アゾジカルボンアミド(ADCA)](永和化成工業社製、ビニホールAC#3−K2)2重量部と、発泡助剤[ヒドラゾジカルボナミド(HDCA)](永和化成工業社製、セルペーストK5)1.5重量部とを、バンバリーミキサーおよびロールで混練りして、最内層形成用組成物を調製した。
バリア層用材料として、ETFE(ダイキン工業製、ネオフロンETFE EP526)のペレットを準備した。
上記最内層形成用組成物を押出成形したものにマンドレルを挿入し、160℃×1時間でスチーム加硫した後、上記加硫後の最内層の外周面に、バリア層用材料を溶融押出成形し、バリア層を形成した。このようにして、厚み2.5mmの管状の最内層、厚み1mmのバリア層が順次形成されてなる、長さ250mmのホース(内径9mm)を作製した。
最内層形成用組成物として、NBR(日本ゼオン社製、ニポールDN003)100重量部と、硫黄(鶴見化学工業社製、金華印粉砕硫黄)1.5重量部と、酸化マグネシウム(協和化学工業社製、キョーワマグ150)10重量部と、ステアリン酸(日本油脂社製、ビーズステアリン酸さくら)1重量部と、カーボンブラック(東海カーボン社製、シーストS)30重量部と、カーボンブラック(旭カーボン社製、サーマックスN990)20重量部と、シリカ(東ソー・シリカ社製、ニプシールER)20重量部と、エーテルエステル系可塑剤(ADEKA社製、アデカサイザーRS107)25重量部と、スルフェンアミド系加硫促進剤[N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(OBS)](大内新興化学工業社製、ノクセラーMSA)1重量部と、チアゾール系加硫促進剤[2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛](大内新興化学工業社製、ノクセラーMZ)0.2重量部と、発泡剤[p,p'−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド(OBSH)](永和化成工業社製、ネオセルボンN#5000)0.8重量部とを、バンバリーミキサーおよびロールで混練りしたものを用いた。それ以外は、実施例1と同様にして、ホースを作製した。
最内層形成用組成物として、NBR(日本ゼオン社製、ニポールDN101)100重量部と、硫黄(鶴見化学工業社製、金華印粉砕硫黄)1.5重量部と、酸化マグネシウム(協和化学工業社製、キョーワマグ150)10重量部と、ステアリン酸(日本油脂社製、ビーズステアリン酸さくら)1重量部と、カーボンブラック(東海カーボン社製、シーストS)30重量部と、カーボンブラック(旭カーボン社製、サーマックスN990)20重量部と、シリカ(東ソー・シリカ社製、ニプシールER)20重量部と、エーテルエステル系可塑剤(ADEKA社製、アデカサイザーRS107)25重量部と、スルフェンアミド系加硫促進剤[N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(OBS)](大内新興化学工業社製、ノクセラーMSA)1重量部と、チアゾール系加硫促進剤[2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛](大内新興化学工業社製、ノクセラーMZ)0.2重量部と、発泡剤[アゾジカルボンアミド(ADCA)](永和化成工業社製、ビニホールAC#3−K2)4重量部と、発泡助剤[ヒドラゾジカルボナミド(HDCA)](永和化成工業社製、セルペーストK5)3重量部とを、バンバリーミキサーおよびロールで混練りしたものを用いた。それ以外は、実施例1と同様にして、ホースを作製した。
最内層形成用組成物として、NBR(日本ゼオン社製、ニポールDN003)100重量部と、硫黄(鶴見化学工業社製、金華印粉砕硫黄)1.5重量部と、酸化マグネシウム(協和化学工業社製、キョーワマグ150)10重量部と、ステアリン酸(日本油脂社製、ビーズステアリン酸さくら)1重量部と、カーボンブラック(東海カーボン社製、シーストS)30重量部と、カーボンブラック(旭カーボン社製、サーマックスN990)20重量部と、シリカ(東ソー・シリカ社製、ニプシールER)20重量部と、エーテルエステル系可塑剤(ADEKA社製、アデカサイザーRS107)25重量部と、スルフェンアミド系加硫促進剤[N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(OBS)](大内新興化学工業社製、ノクセラーMSA)1重量部と、チアゾール系加硫促進剤[2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛](大内新興化学工業社製、ノクセラーMZ)0.2重量部と、発泡剤[アゾジカルボンアミド(ADCA)](永和化成工業社製、ビニホールAC#3−K2)4重量部と、発泡助剤[ヒドラゾジカルボナミド(HDCA)](永和化成工業社製、セルペーストK5)1.5重量部とを、バンバリーミキサーおよびロールで混練りしたものを用いた。それ以外は、実施例1と同様にして、ホースを作製した。
最内層形成用組成物として、NBR(日本ゼオン社製、ニポールDN401)100重量部と、硫黄(鶴見化学工業社製、金華印粉砕硫黄)1.5重量部と、酸化マグネシウム(協和化学工業社製、キョーワマグ150)10重量部と、ステアリン酸(日本油脂社製、ビーズステアリン酸さくら)1重量部と、カーボンブラック(東海カーボン社製、シーストS)30重量部と、カーボンブラック(旭カーボン社製、サーマックスN990)20重量部と、シリカ(東ソー・シリカ社製、ニプシールER)20重量部と、エーテルエステル系可塑剤(ADEKA社製、アデカサイザーRS107)25重量部と、スルフェンアミド系加硫促進剤[N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(OBS)](大内新興化学工業社製、ノクセラーMSA)1重量部と、チアゾール系加硫促進剤[2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛](大内新興化学工業社製、ノクセラーMZ)0.2重量部と、発泡剤[アゾジカルボンアミド(ADCA)](永和化成工業社製、ビニホールAC#3−K2)4重量部と、発泡助剤[ヒドラゾジカルボナミド(HDCA)](永和化成工業社製、セルペーストK5)3重量部とを、バンバリーミキサーおよびロールで混練りしたものを用いた。それ以外は、実施例1と同様にして、ホースを作製した。
最内層形成用組成物として、NBR(日本ゼオン社製、ニポールDN003)100重量部と、硫黄(鶴見化学工業社製、金華印粉砕硫黄)1.5重量部と、酸化マグネシウム(協和化学工業社製、キョーワマグ150)10重量部と、ステアリン酸(日本油脂社製、ビーズステアリン酸さくら)1重量部と、カーボンブラック(東海カーボン社製、シーストS)30重量部と、カーボンブラック(旭カーボン社製、サーマックスN990)20重量部と、シリカ(東ソー・シリカ社製、ニプシールER)20重量部と、エーテルエステル系可塑剤(ADEKA社製、アデカサイザーRS107)25重量部と、スルフェンアミド系加硫促進剤[N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(OBS)](大内新興化学工業社製、ノクセラーMSA)1重量部と、チアゾール系加硫促進剤[2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛](大内新興化学工業社製、ノクセラーMZ)0.2重量部とを、バンバリーミキサーおよびロールで混練りしたものを用いた。それ以外は、実施例1と同様にして、ホースを作製した。
電子顕微鏡による最内層の断面写真をもとに、その気泡セル(中空の気泡)の直径(セル径)の大きい径のものから10点を選択し、その直径の平均を測定した。
最内層からサンプルを切り出し、そのサンプルを水中に沈め、730mmHg以下に減圧し、10分間放置して吸水させた後、常圧に戻した。そして、吸水前後のサンプル重量から吸水量を測定し、その値をもとに、吸水前のサンプル重量に対する吸水量の割合である、吸水率を算出した。評価は、上記サンプルの吸水率が10%以下であるものを「独泡(独立気泡)」とし、上記サンプルの吸水率が10%を超えるものを「連泡(連通気泡)」とした。
最内層からサンプルを切り出し、そのサンプルの空隙率を、下記の式(1')により求めた。
空隙率(%)={(サンプルの見かけ体積−サンプルの真体積)/サンプルの見かけ体積}×100 …(1')
図2は、ホースの脈動低減性を評価するための試験装置を示す。100はサンプルホース、110はクイックコネクタ、111は燃料ポンプ、112はレギュレーター、113はインジェクター、114はパイプを示す。
インジェクター周期:120msec(1000rpm想定)
インジェクター開弁時間:6(msec)
評価温度:室温(25℃)
測定部位:インジェクター部の燃圧(P)を測定
試験流体:シェルゾール
(2)燃料ポンプ111内の油温(約50℃でサチレート)が一定になるまで、30分程度保持する。
(3)インジェクター113開弁時間を6msecに設定する。
(4)測定結果のグラフから、ピーク−ピークを読み取り、以下の式によりΔPを算出する。
ΔP(KPa)=Pmax−Pmin
評価試験用ガソリンとして、Fuel C(トルエン/イソオクタン=50/50(容量%))100容量部にエタノール10容量部を混合した混合燃料(FC/E10)を用意し、これを、両端をシール状態で密栓したホースに封入して、40℃で1000時間放置して安定化させた。その後、内容物(混合燃料)を排出して新規な混合燃料(FC/E10)を再度封入し、40℃の温度環境に放置し、24時間毎に燃料透過量を測定した。評価は、3(mg/m/day)未満のものを○、3〜10(mg/m/day)のものを△とした。
2 バリア層
Claims (6)
- 単数ないし複数のエラストマー層からなる管状の最内層と、上記最内層の外周に接して形成された、熱可塑性樹脂を主成分とするバリア層とを備えている脈動低減ホースであって、上記最内層を構成する少なくとも1つのエラストマー層が、発泡エラストマー層であり、上記発泡エラストマー層の空隙率が5〜75%かつ気泡セル径が30μm以上、上記バリア層の厚みが0.05〜3.5mmであることを特徴とする脈動低減ホース。
- 上記発泡エラストマー層が、上記最内層を構成するエラストマー層のうちの最内部側に配置されている、請求項1記載の脈動低減ホース。
- 上記発泡エラストマー層が、独立気泡による発泡エラストマー層である、請求項1または2記載の脈動低減ホース。
- 上記発泡エラストマー層が、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、フッ素ゴムおよびブチルゴムからなる群から選ばれた少なくとも1つを主成分とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の脈動低減ホース。
- 上記バリア層が、ポリアミド系樹脂およびフッ素系樹脂から選ばれた少なくとも1つを主成分とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の脈動低減ホース。
- 上記最内層の外周に上記バリア層が積層された二層構造のホースである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の脈動低減ホース。
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