JP6886079B2 - 交通標識認識を用いたカメラキャリブレーションシステム、方法、および、コンピュータ可読媒体 - Google Patents

交通標識認識を用いたカメラキャリブレーションシステム、方法、および、コンピュータ可読媒体 Download PDF

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Description

本開示は、車両に搭載された1又は複数のカメラの自動キャリブレーションの技術分野に関する。
高度ドライバ支援システム(ADAS)及び自動運転、或いは自律及び半自律車両システムは、車両システムの自動化もしくは他の方法で安全性の強化、自動化された運転などを行う。これらのシステムは、改善された安全性、快適性、燃料経済性などを実現する。カメラ、レーダ、LIDAR、全地球測位システム(Global Positioning System:GPS)、超音波センサなどのような多数の異なるセンサが、ADAS及び自律システムにおいて広く使用され、様々な情報源を取り込んで統合している。これらのセンサにより取り込んだ車両周囲の環境情報をコントローラへの入力情報として使用して、例えば衝突の機会を排除すること、燃料消費量を減少させること、及び乗客に対する利便性及び安全性を高めることによって、車両をインテリジェントに制御してもよい。
ADASシステムの各種センサの中で、視覚センサ、すなわち視覚センサシステムの1又は複数のカメラは、一般に、単眼及びステレオビジョンの2つのカテゴリに分類してもよい。ステレオビジョンシステムは、左画像と右画像との間の変位を使用して、ある直線上の異なる点を区別することを可能にする。一方、単眼視システムでは、単眼カメラを使用する場合、対応する点は1つの点にマッピングされる。したがって、ステレオカメラは、単眼視システム及び他のセンサと比較して、物体の3D(三次元)測定精度を向上させるADAS用途で広く使用されている。
いくつかの実施形態は、車両に搭載された視覚センサシステムのカメラのパラメータを自動的にキャリブレーションするための配置及び技法を含む。例えば、1又は複数のプロセッサは、車両に搭載されたカメラから少なくとも1つの第1の画像を受信し、受信された少なくとも1つの第1の画像内の第1の物体を認識してもよい。1又は複数のプロセッサは、少なくとも1つの第1の画像に基づいて、第1の方向におけるカメラから第1の物体までの距離、第2の方向における第1の物体の幅、及び第3の方向における第1の物体の高さを特定してもよい。また、1又は複数のプロセッサは、記憶した第1の物体情報から、認識された第1の物体の指定された幅及び認識された第1の物体の指定された高さを含む認識された第1の物体の特定された寸法を受信し、さらに、第1の物体の特定された幅及び第1の物体の指定された幅に基づいて第2の方向の測定誤差を特定し、第1の物体の特定された高さ及び第1の物体の指定された高さに基づいて第3の方向の測定誤差を特定してもよい。1又は複数のプロセッサは、第2の方向の特定した測定誤差及び第3の方向の特定した測定誤差に基づいて第1の方向の測定誤差を特定し、第1の、第2の及び第3の方向の特定した測定誤差に基づいてカメラの1又は複数のキャリブレーションパラメータを特定してもよい。その後、1又は複数のプロセッサは、1又は複数のキャリブレーションパラメータを使用してカメラから受信される少なくとも1つの第2の画像について、第2の物体の第1の方向に沿った距離、第2の方向に沿った幅、又は第3の方向に沿った高さの少なくとも1つを特定してもよい。
図1は、いくつかの実施形態による交通標識を検出する一例を示す。 図2は、いくつかの実施形態による車両に使用できる視覚センサシステム及び車両制御システムの例を示す。 図3は、いくつかの実施形態による速度制限標識についての管轄組織から得た仕様の例を示す。 図4は、いくつかの実施形態による道路標示用の管轄組織から得た仕様の例を示す。 図5は、いくつかの実施形態による標識情報を記憶するための例示的な標識情報データ構造を示す図である。 図6は、いくつかの実施形態による道路標示情報を記憶するための道路標示情報データ構造の例を示す。 図7は、いくつかの実施形態による、認識された交通標識の測定された距離ごとに、計算されたX方向及びY方向の誤差を記憶するためのデータ構造の例を示す。 図8は、いくつかの実施形態によるX方向の誤差、Y方向の誤差、及びZ方向の誤差の間の関係に関する情報を記憶するためのデータ構造の例を示す。 図9は、いくつかの実施形態による、カメラから交通標識までの測定された距離ごとに、X、Y及びZ方向のそれぞれについて計算された誤差についての情報を記憶するデータ構造の例を示す。 図10は、いくつかの実施形態によるカメラのパラメータをキャリブレーションするための例示的なプロセスを示すフロー図である。 図11は、いくつかの実施形態による交通標識を認識するための例示的なプロセスを示すフロー図である。 図12は、いくつかの実施形態による特定された画像座標の例を示す。 図13は、いくつかの実施形態による交通標識を認識する例を示す。
添付の図面を参照して詳細に説明する。図において、参照番号の最も左側の桁(複数可)が、参照番号が最初に出現する図を表す。異なる図において同一の参照番号を使用する場合は、類似又は同一の項目又は特徴を示す。
本明細書におけるいくつかの例は、物体サイズ(例えば、高さ及び幅)及びカメラから物体までの距離を正確に3D測定するために、車両に搭載された視覚センサシステムのカメラのパラメータを連続的かつ自動的にキャリブレーションするものである。本明細書における自動キャリブレーションは、車両から交通標識までの距離、交通標識の高さ、及び交通標識の幅を含み得る検出され認識された交通標識に対する測定値を特定することを含んでいてもよい。キャリブレーションプロセスは、特定された測定値を交通標識の1又は複数の実際の測定値と比較し、次いで、カメラをキャリブレーションするために使用されるキャリブレーションパラメータを計算してもよい。
ADASは、センサシステムを使用して、カメラ、レーダ、LIDAR、GPS、超音波などのセンサを使用して物体を検出し、ADAS情報は車両を制御するための車両コントローラへの入力として使用してもよい。本明細書におけるADASの1つの用途は、交通標識認識(TSR)機能を含む。交通標識認識(TSR)機能は、認識ロジックを使用して車両に搭載された視覚センサシステムの1又は複数のカメラによって取得された1又は複数の画像から1又は複数の交通標識を検出し認識することができる。1又は複数のカメラのキャリブレーションパラメータは、部分的には、認識ロジック、交通標識の実際の寸法、及び温度に基づいて、それぞれのX、Y及びZ方向における誤差の間の関係を示す情報を使用して、自動的にキャリブレーションされてもよい。例えば、認識された交通標識情報を使用して、車速、車両を停止させること、適応クルーズ制御システムの速度制限を設定することなどをインテリジェントに制御してもよい。
任意のADASアプリケーションの有効性は、視覚センサシステム内の1又は複数のステレオカメラの3D測定精度に大きく依存することがある。例えば、物体サイズ及び距離の精密な3D測定は、ステレオカメラの重要な関数である。さらに、視覚センサシステムの1又は複数のカメラのキャリブレーションパラメータを自動的かつ正確にキャリブレーションすることにより、例えば、物体のサイズ及び衝突回避のための距離の正確な3D測定に依存する可能性がある車両の正確かつ精密な制御ができるようになる。カメラキャリブレーションにより、2D画像から3D測定を実現できるようになる。本明細書における例では、カメラキャリブレーションは、幾何学的カメラキャリブレーションを示すことができ、これは、カメラリセクショニングとして知られていることもある。
カメラのキャリブレーションパラメータは、内因性パラメータ、外因性パラメータ、及び歪曲パラメータを含んでいてもよい。歪曲パラメータを使用して、歪みのない画像を実現してもよい。回転行列及び平行移動ベクトルを含み得る外部パラメータを使用して、ワールド座標をカメラ座標に変換してもよい。例えば、焦点距離、光学中心、及びスキュー係数を含み得る固有パラメータを使用して、カメラ座標を画像平面に変換してもよい。
本明細書におけるいくつかの例では、カメラは、車両内で実際に使用する前にキャリブレーションされてもよい。キャリブレーションパラメータは、工場でのキャリブレーション中にカメラ内に設定し、システム(例えば、カメラの処理ユニット)が規定されたキャリブレーションパラメータを使用して3D測定を行うことができるようにしてもよい。しかしながら、1又は複数の固有パラメータ、例えばカメラの焦点距離は温度に応じて変化することがある。したがって、工場でキャリブレーションされたカメラであっても、焦点距離は温度によって変化するので、3D測定における誤差が発生することがある。不正確な又はキャリブレーションされていない焦点距離は、物体の3D測定が不正確になる可能性がある。したがって、正確な3D測定のためにカメラの焦点距離を自動的にかつ連続的にキャリブレーションすることが望ましい。
一例として、車両が道路上を走行するとき、視覚センサシステムは、認識プログラムなどの認識ロジックを実行することができ、認識プログラムは、車両に搭載されたカメラ又は他のセンサの視野内の交通標識のタイプを認識する。視覚センサシステムは、データベース又は他のデータ構造内に交通標識情報を記憶する記憶装置にアクセスしてもよい。認識されると、視覚センサシステムの1又は複数のプロセッサは、認識された交通標識の実際の交通標識寸法の1又は複数を、認識された交通標識の1又は複数の測定された標識寸法と比較して、X方向、Y方向及びZ方向の誤差を計算してもよい。例えば、Z方向の誤差は、温度に基づいて、Z方向の誤差と計算されたX方向の誤差と計算されたY方向の誤差との関係を用いて計算してもよい。例えば、この関係に基づいて、X方向の誤差、Y方向の誤差及び温度が既知であれば、Z方向の誤差を特定してもよい。特定されたZ方向の誤差から、焦点距離キャリブレーションパラメータを計算してもよい。したがって、計算されたX方向、Y方向及びZ方向の誤差に基づいたキャリブレーションパラメータは、物体のその後の3D測定において計算され、使用できる。
いくつかの例では、車両に搭載された1又は複数のカメラは、車両が道路を走行するときに、それぞれの視野内の交通標識の画像を受信してもよい。認識ロジックは、検出段階の間に受信された画像内の1又は複数の標識を最初に検出してもよい。その後、認識段階中に、検出された交通標識は、特定のタイプの交通標識として識別されてもよい。一例として、認識ステージは、標識の一連のその後のイメージを通して検出された標識を追跡することを含むことにより、標識の標識タイプの認識を行うための標識についての十分な視覚情報を得ることができる。例えば、検出された標識を、その後に取り込んだ複数のイメージを通じて追跡することは、認識のために同じ標識の複数の異なるイメージを提供することによって認識の精度を向上させることができる。さらに、一連の複数の画像を通る標識の追跡は、車両に対する標識の位置をより正確に特定することを可能とし、カメラシステムのキャリブレーションをより正確にし、カメラシステムによって検出された物体の測定及び検出をより正確にしてもよい。
様々な目的のために様々な異なる道路沿いで使用可能な多くの異なるタイプの交通標識が存在する。交通標識は、規制標識、警告標識、案内標識、サービス標識、建設標識、リクリエーション標識、歩行者/自転車標識、及びインシデント管理標識など、複数のグループに広く分類されてもよい。本明細書における認識ロジックは、標識タイプに従って1又は複数の取り込んだ画像内の標識を認識してもよい。さらに、特定の種類の道路に対する各タイプの交通標識のサイズ寸法(例えば、幅及び高さ)は、一般的に、車両が走行する地理的な管轄区域ごとに特定されてもよい。また、文字、数字、単語、記号などのレイアウト仕様や、その大きさ、位置などを指定することも可能である。さらに、管轄区域の仕様は、高さ及び幅寸法を有してもよい標識上に、境界標示のための寸法を含んでいてもよい。管轄区域は、例えば道路の舗道上の道路標示の寸法を指定してもよい。道路標示の一例は、自転車のレーン標示である。管轄区域は、車両上に配置されるナンバープレート又は他の識別要素の寸法(例えば、高さ及び幅)を指定してもよい。例えば、同一種類の交通標識の幅は、高速道路、幹線道路、又は従来の道路(居住道路、地方道路などを含むことができる)など交通標識が配置されている道路の種類によって変化してもよい。
一例として、米国において、アメリカ連邦高速道路局(FHWA)は、地方の道路、高速道路、又はビジネス、商業若しくは居住的な地域の道路など、特定のタイプの道路に関する様々な異なるタイプの交通標識の幅及び高さ寸法を一般的に指定してもよい管轄組織である。したがって、本明細書における実施形態は、米国内の様々な州、及び/又は、車両が配置され得る、欧州、アジア又は他の世界における様々な異なる国など、様々な異なる地理的管轄区域に対する様々な異なるタイプの交通標識について指定された高さ及び幅の寸法を記憶する1又は複数の標識情報データ構造を含んでいてもよい。いくつかの例では、データ構造は、文字、単語、数字、記号及び境界のサイズ及び位置を示す情報を含んでいてもよい。或いは、この情報は、標識のサイズに関する情報を記憶する別個のデータ構造に記憶されてもよい。本明細書における実施形態はまた、様々な異なる地理的管轄区域の様々な異なるタイプの道路標示について指定されたサイズ寸法を記憶する1又は複数の道路標示情報データ構造を含んでいてもよい。本明細書における実施形態は、例えば、様々な異なる管轄区域から、様々な異なるタイプのライセンスプレートに対して指定された1又は複数のライセンスプレート情報データ構造をさらに含んでいてもよい。このデータベースは、FHWA、州の自動車両管理局、他の国の交通機関など、様々な管轄区域から得られた情報を含んでもよい。一例として、米国の内部では、統一交通管制装置便覧 (MUTCD)を使用して、標識配置、サイズ設定、レタリングなどのために、具体的な情報を特定してもよい。2017年1月12日に更新された、改訂1及び2を有するMUTCD2009版、現在のMUTCD版は、米国FHWAから入手可能であり、参照により本明細書に援用される。さらに、場合によっては、データベースは、特定の地理的管轄のために得られる経験的情報などを含んでいてもよい。
本明細書におけるいくつかの例によれば、車両に搭載された視覚センサシステムにおける1又は複数のカメラのキャリブレーションパラメータを自動キャリブレーションするための技法は、カメラからの物体のサイズ及び距離の精密な寸法測定を可能とする。本発明は、交通標識認識システムを用いて、三次元測定精度を向上させることを目的とする。
図1は、いくつかの実施形態による、交通標識を検出する例を示す。図1に示すように、車両106に搭載されたカメラなどの1又は複数のセンサの視野102は、車両106の前方で道路104や、交通標識108などの物体を取り込むのに十分な幅を有する。図1において、X、Y及びZはカメラ座標に対応してもよい。また、距離Z 110は、交通標識108と、車両106に搭載された1又は複数のカメラ112との距離を示している。1又は複数のカメラ112は、画像を連続的に取り込み、画像が取り込まれた後、画像は、交通標識認識ロジックによって処理されてもよい。
一例として、キャリブレーションシステムが交通標識108を認識すると、交通標識108のタイプを認識した後にキャリブレーションシステムは、標識情報データ構造を参照して交通標識のタイプの実際の高さ及び実際の幅の少なくとも1つを特定してもよい。キャリブレーションシステムは、GPS情報及び地図情報のような他の情報を使用して、標識タイプの実際の寸法を特定するために、車両の位置を特定してもよい。例えば、交通標識108の標識タイプがストップ標識である場合、ストップ標識の実際の寸法は、ストップ標識が従来の道路にあるか高速道路にあるかに依存する場合もある。GPS情報及び地図情報を使用して、識別された標識が、例えば、従来の道路、幹線道路、又は高速道路上にあるかどうかを特定してもよい。交通標識108の実際の寸法の1又は複数が得られた後、1又は複数のX方向、Y方向及びZ方向の誤差を計算し、1又は複数のカメラのキャリブレーションパラメータを計算し、システムは、1又は複数のカメラ112の視野内で検出された3D物体をその後正確に測定するために計算されたパラメータを用いて1又は複数のカメラをキャリブレーションしてもよい。加えて、上述の例では、カメラによって取り込まれた画像に関連して説明しているが、他のタイプのセンサが、LIDAR、レーダ、及び超音波センサのようなカメラに加えて、又はカメラに代えて使用されてもよい。
図2は、いくつかの実施形態による車両202に含まれ得る視覚センサシステム及び車両制御システム200の一例を示す。システム200は、複数の認識コンポーネント204と、複数の制御コンポーネント206とを含む。認識コンポーネント204を使用して、交通標識を検出及び認識し、車両カメラ208(1)〜208(N)のような1又は複数の車載センサのパラメータを自動的にキャリブレーションしてもよい。同時に、認識コンポーネント204及び制御コンポーネント206を車両202に使用して、物体の三次元サイズを精密に測定し、道路に沿って自律及び/又は半自律ナビゲーションを行って(例えば、衝突回避)、ADAS機能などを行ってもよい。さらに、認識コンポーネント204及び制御コンポーネント206は、この例では互いに別個に示されているが、他の例では、これらのコンポーネントのいくつかを組み合わせてもよく、異なる構成で提供してもよく、及び/又は機能のいくつかを異なるコンポーネントによって提供してもよい。したがって、本明細書における実施形態は、図示される特定のシステム及びハードウェア構成に限定されず、本明細書における開示の利益を享受する当業者には明らかなように、様々な他の構成へと拡張してもよい。
上述したように、認識コンポーネント204は、この例では、1又は複数の車両カメラ208(1)〜208(N)のような1又は複数のセンサを含んでいてもよい。例えば、車両カメラ(複数可)208は、単一カメラ、ステレオカメラ、及び/又は複数のカメラを含むことができ、これらは、1又は複数の位置で車両202上に搭載してもよい。車両カメラ208は、前方に面する方向、後方に面する方向、及び側方に面する方向など、車両の周囲の複数の画像210を連続的に取り込むことができる。例えば、各カメラ208は、毎秒指定された数の画像210を取り込むことができる。いくつかの例では、画像取り込みの速度は、車両又は他の変数の速度に関連することができ、一方、他の例では、画像取り込みの速度は一定でよい。
いくつかの実施形態では、カメラは、3D物体の測定を実行する1又は複数のプロセッサ207を含んでいてもよい。さらに、カメラ208のパラメータは、1又は複数のシステムプロセッサ218と伝達し、受信してキャリブレーションパラメータを更新してもよい。いくつかの例では、1又は複数のプロセッサ218は、検出された物体の3D測定のための計算を行う。キャリブレーションパラメータを計算し、物体のサイズを測定するために使用されるパラメータを更新した後、キャリブレーションされたパラメータは、その後の物体の精密な3D測定のために、1又は複数のプロセッサ218から、1又は複数のカメラ208内の1又は複数のプロセッサ207に伝達される。さらに、カメラパラメータ(複数可)は、記憶装置224に記憶される1又は複数のプロセッサ218に伝達されてもよく、記憶装置224に予め記憶されてもよい。いくつかの実施形態では、初期キャリブレーションパラメータ又は工場キャリブレーションパラメータは、ネットワーク278を介して情報サーバ280から取得してもよい。
さらに、認識コンポーネント204は、車両202の地理的位置に関するロケーション情報214を継続的に受信可能なGPS受信機212を含む。LIDAR、レーダ、超音波などのような1又は複数のセンサ209が含まれていてもよい。さらに、認識コンポーネント204は、温度計のような温度センサ211を含んでいてもよい。カメラ208によって取り込まれた画像210、GPS受信機212からの位置情報214、1又は複数のセンサ209からの情報、及び温度計センサ211からの情報は、RAM(ランダムアクセスメモリ)212又は他のコンピュータ読み取り可能媒体(CRM)に最初に記憶させてもよい。画像210及び位置情報214には、ここで認識機能を行うために、1又は複数のプロセッサ218がアクセスしてもよい。例えば、プログラムROM(読み出し専用メモリ)222又は他のCRMに記憶された、又はそうでなければ維持された認識プログラム220は、物体を検出し認識するために1又は複数のプロセッサ218によって実行され、カメラパラメータを自動的にキャリブレーションしてもよい。
認識プログラム220は、1又は複数のプロセッサ218によって実行される、本明細書に記載のような1又は複数のアルゴリズムを含んでいてもよい。さらに、認識プログラム220の実行中に、認識プログラム220は、認識プログラム212によって使用されるデータ及び/又はデータ構造を含むメモリ又は他のCRMなどの記憶装置224にアクセスしてもよい。認識プログラム220によって使用されるデータ及びデータ構造の例は、マップ情報226、1又は複数の標識情報データ構造228、1又は複数の誤差関係情報データ構造230、ビジョンセンサシステムによって検出された1又は複数の物体の1又は複数の物体サイズ情報データ構造232、1又は複数の道路標示情報データ構造234、1又は複数のX方向及びY方向の誤差情報データ構造236、並びに1又は複数のZ方向情報データ構造237を含む。
上述したように、認識プログラム220を、1又は複数のプロセッサ218によって実行して、例えば、交通標識の標識タイプを特定するなどして、道路交通標識を認識するようにしてもよい。その後、交通標識が認識され、場合によっては、カメラパラメータは、認識プログラム220によって特定された交通標識(例えば、幅及び/又は高さ)の測定された寸法、1又は複数の標識情報データ構造228に含まれる識別された交通標識に関する情報、1又は複数の誤差関係情報データ構造230内に含まれる情報、1又は複数の物体サイズ情報データ構造232に含まれる情報、1又は複数の道路標示情報データ構造234に含まれる情報、1又は複数のX方向及びY方向の誤差情報データ構造236に含まれる情報、及び1又は複数のZ方向情報データ構造237に含まれる情報に基づいてキャリブレーションされる。いくつかの例では、地図情報226及び地理的位置情報214を使用して、車両202が走行中の道路のタイプを特定してもよく、これを使って、車両がどのタイプの道路を走行中であるかを特定してもよい。
物体の三次元サイズ情報が特定された後、この情報は、1又は複数の物体サイズ情報データ構造232に記憶され、制御コンポーネント206に利用可能とされてもよい。制御コンポーネント206は、1又は複数のプロセッサ240及びRAM242を含んでいてもよい。プログラムROM246又は他のCRMに記憶された、又は他の方法で維持された制御プログラム244を1又は複数のプロセッサ240によって実行して、制御機能を行ってもよい。例えば、制御プログラム244は、制御プログラム244が使用してもよい物体サイズ情報232を含む記憶装置248にアクセスして、1又は複数の制御機能を行うことができる。いくつかの例では、記憶装置248は、共有記憶装置、例えば共有メモリ又は他の共有CRMなど、記憶装置224と同じであってもよい。他の例では、記憶装置248は、記憶装置224とは別個のものであってもよい。
さらに、場合によっては、物体サイズ情報232は、プロセッサ(複数可)218からプロセッサ(複数可)240へ直接送信され、制御プログラム244による使用のためにRAM242に記憶されてもよい。また、記憶装置248は、制御プログラム244が使用する位置情報214及び他の各種データを記憶してもよい。物体の三次元サイズ情報232は、X方向、Y方向及びZ方向値を示してもよい。少なくとも物体サイズ情報232に基づいて、制御プログラム244は、制動、操舵、スロットルなどの1又は複数の車両駆動コンポーネント256へ送られる1又は複数の制御信号を含むことができる制御情報254を生成してもよい。さらに、制御情報254は、1又は複数の警告装置264に送られる警告信号、画像210とともにディスプレイ266上に提示される情報、又は他の情報を含んでいてもよい。
さらに、イグニッションスイッチ270の状態は、自動カメラキャリブレーションを行うかどうかの認識プログラム220及び/又は制御プログラム244へのインジケータであってもよい。例えば、イグニッションスイッチ270がオンされると一連の処理動作が開始され、イグニッションスイッチ270がオフされるまで繰り返し行われてもよい。場合によっては、一連の処理動作は、車両202が走行中であるか停止中であるかにかかわらず、行われてもよい。例えば、イグニッションスイッチ270がオンされると、認識プログラム220は、カメラ208を使用して画像210を取り込み、取り込んだ画像210を解析して交通標識又は他の物体を検出し、認識することなどによって、1又は複数の処理を実行することを開始できる。場合によっては、カメラ208を使用して、イグニッションスイッチがオン位置にある間に画像210を連続的に取り込んでもよい。
いくつかの例では、プロセッサ(複数可)218及び/又は240は、車両202内の電子制御ユニット(ECU)の一つに含まれるプロセッサであってもよい。例えば、ECUは、車両内のシステム、サブシステム、又はコンポーネントの1又は複数を制御する任意の埋め込みシステムの一般的な用語である。各ECUは、1又は複数のプロセッサ、メモリ並びにデジタル及び/又はアナログ通信インタフェース(図2には示されていない)を含んでいてもよい。特定のECUで実行するための認識プログラム220及び制御プログラム244のようなソフトウェアは、それぞれのECUに関連するメモリ(例えば、プログラムROM)の一部に記憶して、ECUが組み込まれたシステムとして動作可能としてもよい。ECUは、一般的には、車両バスプロトコルに従って、車両バス272を介して互いに通信してもよい。一例として、コントローラエリアネットワークバス(CANバス)プロトコルは、ECU及び他の装置がホストコンピュータなしで互いに通信できるようにする車両バスプロトコルである。CANバスは、少なくとも2つの異なるタイプを含んでいてもよい。例えば、高速CANは、バスが環境の一方の端から他方の端まで敷設されるアプリケーションで使用してもよく、一方、フォールトトレラントCANは、ノードのグループがまとめて接続される場合にしばしば使用される。或いは、いくつかの例では、プロセッサ218及び/又は240は、中央処理ユニット(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、ステートマシン、ロジック回路などのような他のタイプのコンピューティングデバイスを含んでいてもよい。
さらに、記憶装置224及び248は、これらに限定されるものではないが、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、又は他のメモリ技術、光記憶装置、ソリッドステート記憶装置、磁気デバイス記憶装置、又は所望の情報を記憶するために使用することができ、コンピューティングデバイスによってアクセス可能な他の任意のメディアを含んでいてもよい。認識コンポーネント及び制御コンポーネントの構成によって、記憶装置224及び248は、コンピュータ可読記憶媒体のタイプであってもよく、及び/又は、言及された場合に、非一時的コンピュータ可読媒体が、エネルギー、キャリア信号、電磁波、及び/又は信号自体のような媒体を排除する程度まで、有形の非一時的媒体であってもよい。
さらに、いくつかの実施形態では、車両202で実行される認識プログラム220又は他のプログラムは、1又は複数のネットワーク278を介して1又は複数の情報サーバ280と通信するように構成されてもよい。情報サーバ(複数可)280は、1又は複数のプロセッサ282及び1又は複数のCRM284を含んでいてもよい。例えば、標識情報データ構造228、誤差関係情報データ構造230、及び道路標示情報データ構造234は、CRM284内に記憶され、認識プログラム220によってネットワーク278を介してアクセス可能である。さらに、情報サーバ(複数可)280は、標識データベース286を維持することができ、標識情報データ228を認識コンポーネント204のプロセッサ218に送信してもよい。
車両202は、1又は複数のネットワーク278と無線で通信することができ、又は場合によっては有線接続を介して通信してもよい。1又は複数のネットワーク278は、インターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)、セルラネットワークなどの無線ネットワーク、Wi−Fiなどのローカル無線ネットワーク、及び/又は短距離無線通信などを含む任意のタイプのネットワーク、光ファイバ、イーサネット(登録商標)、又は任意の他のそのようなネットワークを含む有線ネットワーク、直接有線接続、又はそれらの任意の組合せを含んでいてもよい。したがって、1又は複数のネットワーク278は、有線及び/又は無線通信技術の両方を含んでいてもよい。このような通信に使用するコンポーネントは、少なくとも部分的にはネットワークのタイプに依存し得る。このようなネットワークを介して通信するためのプロトコルは、周知であり、本明細書では詳細には説明しない。したがって、車両202及び情報サーバ(複数可)280は、無線接続と無線及び有線接続の組合せを介して、1又は複数のネットワーク278を介して通信してもよい。
いくつかの例では、1又は複数の情報サーバ280は、任意の数の方法で実施してもよい1又は複数のサーバ又は他のタイプのコンピューティングデバイスを含んでいてもよい。例えば、サーバの場合、機能コンポーネント及びデータ記憶装置は、単一のサーバ、サーバのクラスタ、サーバファーム又はデータセンタなどに実施されてもよいが、他のコンピュータアーキテクチャが、追加的に、又は代替的に、使用されてもよい。
各プロセッサ282は、単一の処理ユニット又は多数の処理ユニットであってもよく、単一又は複数の演算ユニット、或いは複数の処理コアを含んでもよい。プロセッサ(複数可)282は、1又は複数の中央処理ユニット、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、ステートマシン、論理回路、グラフィックス処理ユニット、及び/又は動作命令に基づいて信号を操作する任意のデバイスとして実施してもよい。例えば、プロセッサ(複数可)282は、本明細書において説明するアルゴリズム及びプロセスを実行するように特にプログラムされた、又は構成された任意の適切なタイプの1又は複数のハードウェアプロセッサ及び/又は論理回路としてもよい。プロセッサ(複数可)282は、CRM284に記憶されたコンピュータ可読命令をフェッチし行うように構成することができ、この命令は、本明細書において説明する機能を行うようにプロセッサ(複数可)282をプログラムしてもよい。
CRM284は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラム、又は他のデータなどの情報を記憶するための任意のタイプの技術で実施される揮発性及び不揮発性メモリ及び/又は取外し可能及び取外し不能媒体を含んでいてもよい。例えば、CRM284は、限定されるものではないが、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、光記憶装置、ソリッドステート記憶装置、磁気テープ記憶装置、磁気ディスク記憶装置、RAID記憶装置システム、記憶装置アレイ、ネットワーク接続記憶装置、記憶装置エリアネットワーク、又は所望の情報を記憶するために使用し、コンピューティングデバイスによってアクセス可能な他の任意の媒体を含んでもよい。情報サーバ280の構成によって、CRM284は、コンピュータ可読記憶媒体のタイプであってよく、及び/又は、言及された場合に、一時的でないコンピュータ可読媒体が、エネルギー、キャリア信号、電磁波及び/又は信号それ自体などの媒体を排除する程度まで、有形の非一時的媒体であってもよい。さらに、コンピューティングデバイス280は、多くの他の論理的、プログラム的、及び物理的構成要素を含んでもよく、これらの構成要素のうち、上述したものは、本明細書における議論に関連する一例にすぎない。
さらに、図2は、情報サーバ(複数可)280のコンポーネント及びデータを単一の場所に存在するものとして示しているが、これらのコンポーネント及びデータは、代替的に、異なるコンピューティングデバイス及び任意の方法での異なるロケーションに分散されてもよい。その結果、これらの機能は、1又は複数のコンピューティングデバイスによって実施されてもよく、上述の様々な機能性は、様々な方法で、様々なコンピューティングデバイスにわたって分散される。
図3及び図4は、いくつかの実施形態による管轄組織から利用可能な交通標識情報の例を示す。例えば、図2に関して上述したように、情報サーバ280は、様々な異なる管轄区域から情報を取得して、標識の幅及び高さに関する位置及び距離の仕様、標識における文字、数字、単語、記号又は境界の間隔、位置及び寸法などの標識寸法及び標識レイアウト仕様情報の標識データベース286をコンパイルしてもよい。そのような情報の1つの情報源は、FHWAによって発行された「統一交通管制装置便覧」(MUTCD)である。MUTCDは、米国におけるトラフィック制御装置のための推奨される構成を含む。
図3は、いくつかの実施形態による速度制限標識302についての管轄組織から得られた仕様の例300を示している。この例では、数値はインチ単位である。例えば、速度制限標識の幅寸法304は、24インチでよく、高さ寸法306は、30インチでよい。幅寸法302は、X方向に対応し、高さ寸法306が、Y方向に対応していてもよい。数字(例えば、「5」及び「0」)の高さを示す寸法308は、10インチであってもよい。図示するように、中心線310は、標識の中心を示し、「SPEED」及び「LIMIT」などの単語は、X方向の標識を中心とする。したがって、単語の総幅は、中心線310から単語の文字の外縁の測定を示す寸法318に基づいて特定してもよい。例えば、「SPEED」という語は、中心線310を中心とすることができ、文字「S」の左側端縁は、参照符号318で示すように、中心線310から9.563インチとしてもよい。したがって、単語「SPEED」の幅寸法は、19.126インチとしてもよい。また、「SPEED」の高さ寸法314は、4インチであってもよい。「LIMIT」の寸法は、寸法312及び316に基づいて同様に特定してもよい。また、交通標識の仕様は、高さ寸法又は幅寸法などの境界の寸法322や、高さ又はY方向の境界の外縁から交通標識の実際の縁までの寸法320を示す仕様などを含んでいてもよい。
図4は、いくつかの実施形態による道路標示404の管轄組織から得られた仕様400の例を示す。この例では、道路標示404は、自転車の車線を示す。車両が道路402を走行すると、車両は道路標示404に接近し、最終的に道路標示404上を通過する。例えば、寸法408は72インチであってもよく、Z方向と対応していてもよい。さらに、幅寸法406は、40インチであってもよく、X方向と対応していてもよい。したがって、認識プログラムによって認識されると、道路マーク404を使って、交通標識の幅及び高さの寸法を使用するのと同様の方法でカメラパラメータをキャリブレーションすることもできる。さらに、車両が車線標識404に接近すると、寸法408を測定してもよく、Z方向の誤差をキャリブレーションするのに有用であり、以下により詳細に説明するように、これを使って、車両に搭載された1又は複数のカメラのキャリブレーションパラメータを計算してもよい。
図5は、いくつかの実施形態による標識情報を記憶するための例示的な標識情報データ構造228を示す図である。この例では、標識情報データ構造は、第1の管轄区域502及び第2の管轄区域504を含む、複数の地理的管轄区域に関する標識情報を含む。上述したように、標識サイズ(幅及び高さ寸法)、文字、単語、数字、記号及び境界レイアウト寸法及び間隔は、標識が配置される道路の種類によって、同じ標識タイプに対して異なっていてもよい。例えば、道路の種類は、従来の道路、高速道路又は幹線道路であってもよい。例えば、図5に示す寸法情報は、従来の道路についての情報である。例えば、データ構造228は、標識タイプ506、標識幅508、標識高さ510、番号高さ512、文字高さ514、第1の単語に対する中心線からの測定値を示す寸法516、及び第2の単語に対する中心線からの測定値を示す寸法518を含んでいてもよい。
標識情報を記憶するための例示的データ構造228において、寸法を示す情報は、インチ単位で表される。例えば、従来の道路における速度制限標識タイプは、幅が24インチで高さが30インチである。また、標識のレイアウト仕様情報は、速度制限数の個数高さが10インチであり、1又は複数の単語の文字の文字高さが4インチであり、標識の中心線から第1の単語が9.563インチオフセットされ、標識の中心線から第2の単語が7.313インチオフセットされていることを示すことができる。管轄区域によって特定される交通標識の仕様は、標識の数字及び文字の外側周辺の境界の寸法520と、境界の外側と標識の実際の縁との間の距離を示す寸法522とを含んでいてもよい。境界寸法520と、境界の外側縁部から標識の縁までの寸法522は、幅及び高さ方向において等しくてもよい。データ構造228には示されていないが、仕様はまた、境界などの標識の特定領域に対する色を示すことができ、これは、ピクセル処理などに基づいて各文字、単語、数字、記号及び境界のエッジを特定する際に有用となりうる。
いくつかの例では、データ構造228に入力された情報は、米国のFHWA若しくは州の自動車部門、又は他の国における類似のエンティティなどの管轄組織から最初に取得してもよい。その情報は、その後、補足され、変更され、又は更新されてもよい。さらに、図5は、標識情報を記憶するためのデータ構造228の一例を示しているが、本明細書における開示の利益を有する当業者にとっては、多数の他のデータ構造、データベース、記憶されたデータのタイプなどが明らかであろう。また、上述したように、標識情報を記憶するためのデータ構造228は、情報サーバ280から取得してもよい。さらに、場合によっては、データ構造228は、各管轄区域についてのライセンスプレート寸法情報をも含んでいてもよい。
図6は、いくつかの実施形態による道路標示情報を記憶するための道路標示情報データ構造234の一例を示す。この例では、道路標示情報データ構造234は、第1の管轄区域602及び第2の管轄区域604を含む、複数の地理的管轄区域に対する道路標示情報を含む。例えば、データ構造234は、道路標示タイプ606、及びZ方向に対応する幅寸法及び深さ又は距離寸法などの道路標示608の寸法を含んでいてもよい。標識情報データ構造228と同様に、情報は、米国のFHWA若しくは州の自動車部門、又は他の国における類似のエンティティなどの管轄組織から最初に取得してもよい。情報サーバ280から、さらなる情報を得てもよい。例えば、自転車標示の幅は40インチであってもよく、X方向と対応していてもよい。さらに、深さ又は距離測定は、標示が車両の進行方向に道路上に何インチに及ぶかを示すことができる。さらに、図6は、データ構造234の一例を示しているが、本明細書における開示の利益を有する当業者にとっては、多数の他のデータ構造、データベース、記憶されたデータのタイプなどが明らかであろう。また、上述したように、データ構造234は、情報サーバ280から取得してもよい。
図7は、いくつかの実施形態による、認識された交通標識について測定された距離(例えば、Z)毎に計算されたX方向及びY方向の誤差を記憶するためのデータ構造236の一例を示す。例えば、車両に搭載されたカメラからの交通標識の所定の測定距離102に対して、X方向Δx704における誤差及びY方向Δy706における誤差が計算され、データ構造236に記憶される。さらに、Δx及びΔyの関数であるパラメータu’708及びv’710は、それぞれ計算され、データ構造236に記憶される。いくつかの例では、データ構造はルックアップテーブルであってもよい。さらに、図7は、データ構造236の一例を示しているが、多数のその他のデータ構造、データベース、記憶されたデータのタイプなどは、本明細書における開示の利益を有する当業者には明らかであろう。
図8は、いくつかの実施形態による温度に基づいて特定したZ方向の誤差、X方向の誤差及びZ方向の誤差の間の関係に関する情報を記憶するための誤差関係情報データ構造230の一例を示す。誤差関係データ構造230は、例えば、従来の実験に基づいて、複数の温度802におけるX方向の誤差Δx804及びY方向の誤差Δy806のうち少なくとも1つに対応するZ方向の誤差Δz808を含む。例えば、Z方向の誤差情報Δz808は予め定義されていてもよく、例えば、Δx804及びΔy806を有するZ方向Δz808に沿った誤差の間の関係が計算され、事前の実験によって特定されてもよい。例えば、Δzの、Δx及びΔyとの関係は、TminからTまでの所与の範囲内の複数の温度に対して評価してもよい。ある温度では、Z方向の誤差は、Δx及びΔyの関数としてもよい。したがって、データ構造230に記憶された実験前相関情報を使用して、計算して記憶されたZ方向の誤差と、X方向に沿った誤差Δxと、Y方向に沿った誤差Δyとの関係を用いて、Z方向に沿った誤差Δzを計算してもよい。すなわち、ΔxとΔyが計算されれば、誤差関係情報データ構造230に記憶された情報に基づいてΔzを特定してもよい。
図9は、いくつかの実施形態による、カメラから交通標識への測定された距離(例えば、Z、Zなど)ごとのX、Y、及びZ方向のそれぞれの計算された誤差についての情報を記憶するデータ構造237の一例を示す。例えば、データ構造237は、各距離702についてΔx904、Δy906、及びΔz908のそれぞれについての計算結果に基づいて生成される。図示されるように、更新Z情報910は、誤差計算結果Δzによって補正された測定距離を含む。さらに、図9は、データ構造237の一例を示しているが、多数のその他のデータ構造、データベース、記憶されたデータのタイプなどは、本明細書における開示の利益を有する当業者には明らかであろう。
図10及び図11は、いくつかの実施形態による例示的なプロセスを示している。プロセスは、一連のオペレーションを表す論理フロー図におけるブロックの集合として示され、そのいくつか又はすべては、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組合せで実施されてもよい。ソフトウェアの文脈では、ブロックは、1又は複数のプロセッサによって実行されると、列挙された動作を行うようにプロセッサをプログラムする、1又は複数のコンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を表すことができる。一般に、コンピュータ実行可能命令には、特定の機能を行うか、又は特定のデータタイプを実施するルーチン、プログラム、物体、コンポーネント、データ構造などが含まれる。ブロックが記述される順序は、限定として解釈されるべきではない。任意の数の記載されたブロックは、任意の順序及び/又は並列に組み合わされて、プロセス又は別のプロセスを実装することができ、すべてのブロックが実行される必要はない。説明の目的で、プロセスは、本明細書における例に記載される環境、フレームワーク及びシステムを参照して記載されるが、プロセスは、広範な他の環境、フレームワーク及びシステムにおいて実装してもよい。
図10は、いくつかの実施形態によるカメラのパラメータをキャリブレーションするための例示的なプロセス1000を示すフロー図である。いくつかの例では、プロセス1000は、認識プログラム及び制御プログラムを実行する1又は複数のプロセッサによって行ってもよい。画像が取り込まれた後、認識プログラムは、標識を検出し、その標識の種類を認識するために実行されてもよい。さらに、車両上のカメラから標識までのZ方向距離を測定し、認識された標識の幅及び高さを測定する。一般的に、標識が検出され認識されると、標識情報データ構造にアクセスして、X方向及びY方向に沿った誤差を特定してZ方向の誤差を計算し、以下により詳細に説明するように、カメラのパラメータをキャリブレーションできる。
さらに、本明細書における実施形態は、道路の両側の標識を検出し認識してもよい。例えば、交通標識の標識タイプは、一般的には、標識の形状によって認識されてもよい。さらに、交通標識の背面は、通常、テキスト若しくは記号の存在、又はその欠如、ポール若しくは他の支持体の位置などに基づいて、前方から区別できる。さらに、認識された標識から横方向距離を特定するいくつかの場合には、システムは、例えば、車両が既知の速度で移動するときに、例えば、ステレオカメラ、複数のカメラ、又は異なる時点で撮影された複数の画像を使用することなどによって、1又は複数のセンサによって取り込まれる1又は複数の画像から、及び/又は、異なる視点から得られる2つの画像間で特定される視差に基づいて、3D深度マップを生成してもよい。
1002において、1又は複数のプロセッサは、1又は複数のセンサから1又は複数の画像を受信してもよい。例えば、センサが1又は複数のステレオカメラを含む場合、画像は、可視光、赤外光、又はその両方を用いて取得してもよい。さらに、1又は複数の画像は、追加的に、又は代替的に他のLIDAR、レーダ、超音波などの感知技術やその組み合わせを使用して取得してもよい。
1004において、1又は複数のプロセッサは、1又は複数の画像を使用して標識認識を行ってもよい。標識認識アルゴリズム及びプロセスの例は、図11に関して以下にさらに説明する。
1006において、1又は複数のプロセッサは、標識が認識されたかどうかを判定してもよい。標識が認識される場合、プロセスはブロック1008に進んでもよい。そうでない場合、プロセスはブロック1002に戻り、1又は複数の追加画像を受信してもよい。
場合によっては、複数の標識が同じ標識ポストに取り付けられる場合など、複数の標識を、車両に搭載されたカメラから同じ距離に設けてもよい。この場合、1又は複数のプロセッサは、パラメータを測定するために1つの交通標識を選択することができ、その後、パラメータをキャリブレーションしてもよい。例えば、同一距離における複数の標識のうち、画素強度に基づいて検出がより容易なエッジを有する交通標識を使用する。一例として、キャリブレーションに使用する標識の種類の優先傾向や優先度を示す嗜好情報を記憶するデータ構造を参照してもよい。この場合、データ構造は、様々な交通標識タイプのエッジ検出の容易さ及び/又はエッジ検出の精度に基づいて、どの標識タイプが好ましいかを示すリストにしてもよい。したがって、同じ距離に複数の交通標識が存在する場合、このリストを参照して、本明細書におけるキャリブレーションプロセスのために1つの交通標識を選択してもよい。
場合によっては、カメラは、1又は複数の画像におけるカメラからの異なる距離で複数の交通標識を撮像してもよい。この場合、2以上の認識された交通標識を、本明細書におけるキャリブレーションプロセスに使用してもよく、以下に説明する各計算は、認識された交通標識ごとに独立して行われる。
1008において、認識された標識の、1又は複数のカメラからの距離を特定する。例えば、車載のカメラと認識された交通標識との距離を示す距離Zを計算してもよい。距離測定技術は、以下のように実装できる。
例えば、図12は、距離b1206の開口(又は2つのカメラ、それぞれ距離bの開口を有する)を有するカメラの概略図1200の図である。例えば、第1の画像(すなわち、左画像)1202は、第1のカメラによって、又はステレオカメラの第1の開口を介して撮像され、第2の画像(例えば、右画像)1204は、第2のカメラによって、又はステレオカメラの第2の開口を介して撮像される。図12において、b1206、及びf1208は、それぞれ、2つのレンズ(又は2つのカメラ)とカメラの焦点距離との間のベース距離を示す。点Pは、図示されるように、座標X、Y及びZによって定義される現実世界の点であってもよい。
左画像1104中の任意の点p1203の画像座標は、次式を用いて計算してもよい。
Figure 0006886079
式1において、xはX画像座標を示し、式2においてyはY画像座標を示す。同様に、右側画像1106における任意の点p1205の画像座標は、以下の式で計算してもよい。
Figure 0006886079
式3において、xはX画像座標を示し、式4においてyはY画像座標を示す。また、ステレオ視差dは、左画像904及び右画像906における点PのX軸に沿った座標の差分を参照してもよい。視差dは、以下の式を使用して計算してもよい。
Figure 0006886079
1008において、計算された視差を使用して、Z方向に沿ったカメラから交通標識までの距離を測定してもよい。このように、認識された交通標識のカメラからの距離は、以下の式を使用して計算できる。
Figure 0006886079
式6において、δは、イメージセンサの画素サイズを示す。
ブロック1002−1008を繰り返してもよく、認識された標識の測定された距離の各インスタンスが記録又は記憶される。したがって、計算された距離Zは記憶され、その後に計算された距離(例えば、Z,…Z)は、計算されて記憶される。加えて、又は代替として、他のコンピュータ視覚技術を使用して、例えば、取り込んだ画像における標識の位置、画像の視野に対する標識のサイズ、車両が既知の速度で進むときの1つの画像から次の画像への視野における標識のサイズ及び位置における変化などに基づいて、車両の基準フレームに対する標識の位置を特定してもよい。
いくつかの例では、1又は複数のプロセッサは、交通標識を含む2つの画像の視差マップを計算し、視差マップの視差値を評価して、視差が距離を計算する際に使用するのに十分な信頼性を有するかどうかを判定してもよい。例えば、1又は複数の視差値が所定の閾値以上である場合、視差マップは信頼性がある可能性がある。視差マップに信頼性があると判定された場合、視差を使って、カメラから認識された交通標識の距離を計算する。また、視差マップが信頼できないと判定された場合には、認識された交通標識を含む2つの画像(例えば、左右画像)の各領域の視差が計算されて距離計算に用いられる。
1010において、認識された交通標識の高さh及び幅wが測定される。認識された交通標識の幅w及び高さhは、交通標識の境界画素の境界線及び色情報を検査することによって測定してもよい。標識、境界、及び/又は角点のエッジは、認識された標識及び隣接する画素の画素強度及び色情報を検査することによって測定してもよい。いくつかの管轄区域は、交通標識の1又は複数の境界の色及びサイズを指定してもよい。
いくつかの実施形態では、標識の1又は複数の文字、数字、単語、記号又は境界の1又は複数の寸法(例えば、高さ及び/又は幅)、又は位置が測定される。例えば、速度制限型交通標識の速度制限を示す数字の幅及び高さを測定してもよい。さらに、認識ロジックは、交通標識が損傷又は歪んでいることを特定してもよく、したがって、交通標識の高さ及び幅のうちの1又は複数を正確に測定することはできない。この場合、標識の1又は複数の文字、単語、記号、境界、又は番号の、サイズ、位置、又は他の位置情報を測定してもよい。
いくつかの実施形態では、道路標示の寸法(例えば、Z方向及び幅)を測定してもよい。また、道路標示のZ方向計測を用いてZ方向計測を直接計算するようにしてもよい。したがって、道路標示の寸法を測定し、交通標識の測定された寸法と組み合わせて使用してもよい。さらに、ライセンスプレートの寸法(例えば、高さ及び幅)を測定して、本明細書において記載される技術を、これらの測定値に応じて適用してもよい。
例えば、図13は、いくつかの実施形態による認識された交通標識1302を含む画像1300を示す。上述の技術を使用して、交通標識1302の角は、(u,v)画像座標で認識してもよい。例えば、u−v座標系を、2D座標と3D座標との間のマッピングに使用してもよい。この例では、交通標識1302は四辺形であり、したがって、4つの角を有する。しかしながら、交通標識は、円形、三角形、八角形などのような他の形状であってもよく、本明細書において開示されるサイズ測定のための技術は、異なる形状の標識を測定することに適用されてもよい。4つの角は、P(u、v)1304、P(u、v)1306、P(u、v)1308、及びP(u、v)1310として示してもよい。画像座標(u,v)及び上記式(式1−6)を考慮すると、交通標識1002の幅w及び高さhは、以下の式を用いて計算できる。
Figure 0006886079
また、標識の距離(例えば、ZI)、交通標識の高さh、交通標識の幅wを計算する計算は、以下の式に示すように、行列状に特定してもよい。
Figure 0006886079
1012において、1又は複数のプロセッサは、認識された交通標識のタイプを特定してもよい。さらに、認識された交通標識のタイプは、ブロック1010の前に特定してもよい。
1014において、1又は複数のプロセッサは、GPS受信機からGPS情報を受信してもよい。例えば、GPS情報は、地図情報と共に使用されて、認識された車両の地理的位置と標識の地理的位置を特定してもよく、この地理的位置は、交通標識のタイプを識別してもよい(例えば、従来の道路における速度制限)。
いくつかの実施形態では、1又は複数のプロセッサは、車の速度及び地図情報を示す速度情報を受信してもよい。1又は複数のプロセッサは、速度情報、GPS情報、及び地図情報に基づいて、現在車両が私道上に存在していると特定でき、したがって、認識された交通標識を無視してもよい。例えば、車両の現在速度が低い(例えば、10mph)及び/又は車両が高速道路を走行していないGPS及び地図情報である場合、1又は複数のプロセッサは、車両が私道(たとえば駐車場、車道など)上にあると特定することができ、したがって、認識された標識を無視してもよい。この場合、処理はブロック1002に戻ってもよい。1又は複数のプロセッサはまた、ブロック1006において、車両が私道又は公共道路にあるかどうかを特定することができ、したがって、標識が認識されたかどうかを特定する際など、プロセスの前に、取得された画像中の交通標識を無視してもよい。
1016において、1又は複数のプロセッサは、記憶された標識情報のデータ構造から認識された標識タイプに関連する標識情報を取得してもよい。さらに、場合によっては、データ構造は、異なる州、異なる国など、異なる地理的管轄区域に基づいて異なる情報を含んでいてもよい。したがって、認識された標識タイプに関する情報は、認識された標識及び地理的位置情報の標識タイプに基づいてデータ構造から検索されてもよく、例えば、標識の高さh及び幅wや標識の境界の寸法など、情報を含んでいてもよい。
取得した情報は、文字、単語、数字、記号、境界などのサイズ寸法及び位置仕様も示してもよい。したがって、レイアウト情報仕様の実際の寸法に基づいて、1又は複数の寸法における誤差を計算してもよい。
道路標示の1又は複数の寸法が測定される場合、認識された道路標示の実際の寸法について情報を取得してもよい。したがって、Y方向又はZ方向の誤差を計算し、Z方向のキャリブレーション演算を直接計算するようにしてもよい。
さらに、いくつかの実施形態では、ライセンスプレートのサイズは、ブロック1002−1008内の交通標識の代わりに、又は交通標識と組み合わせて測定される。この場合、管轄権限からライセンスプレートの実寸を示す情報を取得し、これを誤差特定計算に利用してもよい。
1018において、1又は複数のプロセッサは、カメラから取得された交通標識まで測定された各距離(例えばZ、Zなど)について、以下の式、
Figure 0006886079
を使用して、X方向Δxに沿った誤差及びY方向Δyに沿った誤差を計算してもよい。
式12及び式13において、Wは実際の幅を示し、Hは、記憶された標識情報に基づいて認識された交通標識の実際の高さを示す。これにより、X方向Δxに沿った誤差と、Y方向Δyに沿った誤差とを、距離毎に計算してもよい。
1020において、1又は複数のプロセッサは、計算された誤差Δx及びΔyに基づいてパラメータu’及びv’を計算する。パラメータu’及びv’は、Δx及びΔyの関数であり、以下の式を用いて計算される。
Figure 0006886079
パラメータu’及びv’は、カメラから交通標識までの測定された距離ごとに計算される。例えば、交通標識について測定された各距離において、Δx及びΔy誤差は上述したように計算され、対応するパラメータu’及びv’は、それぞれ、式12及び式13に示される、Δx及びΔyを0に、すなわちW=W及びH=Hに設定することによって計算される。したがって、Wは、式7においてWで置き換えてもよく、Hは、式8においてHで置き換えてもよい。式10及び式11は、以下の式16とともに使用して、任意の特定の状況についてパラメータu’及びv’の値を計算してもよい。
式16に示されるように、計算されたu’及びv’パラメータを含むように、式9を更新してもよい。
Figure 0006886079
いくつかの実施形態では、カメラは、製造時にキャリブレーションされ(すなわち、工場キャリブレーションされる)、誤差を補正するパラメータ(例えば、Δu及びΔv)を含んでいてもよい。この場合、式は、以下の式に示されるように、パラメータu’及びv’を含むように更新されてもよい。
Figure 0006886079
1022において、1又は複数のプロセッサは、データ構造(例えば、各距離236に対するX方向及びY方向の誤差)を生成して、認識された交通標識の各測定された距離について計算されたX方向の誤差Δx、Y方向の誤差Δy、u’及びv’パラメータを記憶する。
1024において、1又は複数のプロセッサは、計算されたX方向の誤差Δx、計算されたY方向の誤差Δy、及び誤差関係情報データ構造230に基づいて、測定された距離ごとにZ方向の誤差Δzを計算する。したがって、1又は複数のプロセッサは、温度を示す温度センサから温度情報を受信する。なお、受信した温度に基づいて、それぞれの測定した距離に関するΔx、Δy、Z方向の誤差Δzは、記憶したZ方向の誤差とX方向の誤差及びY方向の誤差との関係情報を温度に基づき参照することによって特定することができる。また、距離毎に計算されたΔx、Δy、Δz値を含むZ方向の誤差Δz計算を示すデータ構造237が生成される。
1026において、1又は複数のプロセッサは、新しいパラメータΔf及び更新式16及び/又は式17及び式6を計算する。例えば、パラメータΔfは、ブロック1024で生成されたデータ構造237内のすべての距離についての値Δzを最小にする。例えば、Δfは、Δz(n=1,2,3…m)値を最小にするように計算される。また、例えば、2つの交通標識を認識して本明細書におけるキャリブレーション処理に用いる場合、焦点距離パラメータΔfに関しては、認識された2つの交通標識の焦点距離Δf及びΔfを平均化してもよい。さらに、式16は、以下の式に示されるように、Z方向に沿った誤差を最小にする計算されたパラメータΔfを導入するように更新される。
Figure 0006886079
さらに、工場キャリブレーションカメラの場合には、式17は、以下の式に示されるようにパラメータΔfを含むように更新される。
Figure 0006886079
加えて、式6は、以下の式に示されるように、新たなパラメータΔfで更新される。
Figure 0006886079
したがって、カメラのパラメータは、上述したようにキャリブレーションされる。式20(更新式6)は、その後、物体を測定してその距離を特定するために使用される。車両が道路を走行するとき、例えば、標識が検出され認識されると(ステップ1002−1006のように、キャリブレーションパラメータは再計算されてもよい。このようにして、カメラパラメータは、車両が道路を走行するときに連続的にかつ自動的に計算される。さらに、式18又は式19を使用して、他の交通標識が認識されたときに起こり得る、次の再キャリブレーションが行われるまで、任意の物体を測定する。具体的には、車両が道路上を走行するときに更新された式18又は式19を用いて、物体(車両、自転車、歩行者など)の距離、高さ、幅を計算する。いくつかの実施形態では、キャリブレーションのために使用される1006において識別され認識された交通標識を車両が通過する前に、ステップ1018は完了する。したがって、上記に従って検出され認識される交通標識を使用してカメラパラメータを連続的かつ自動的にキャリブレーションする結果として、物体の正確な三次元測定が達成される。
いくつかの実施形態では、物体の測定された距離、高さ、及び幅は、物体サイズ情報データ構造237に記憶されてもよい。1又は複数のプロセッサは、1又は複数の制御信号を、データ構造237内の検出された物体の算出された距離、高さ、及び幅に基づいて、少なくとも1つの車両コンポーネントに送ってもよい。例えば、検出された物体のサイズ及び式18又は式19を用いて測定された検出された物体の距離に基づいて、1又は複数のプロセッサは、衝突を回避するために車両を制御すること、乗員に警告を発することなど、1又は複数の決定を行ってもよい。例えば、1又は複数のプロセッサは、制御信号を送って、車両のステアリングを調整しても、車両のブレーキを適用しても、エンジン又はモータを加速又は減速しても、或いは車両を制御するための他の機能を行ってもよい。付加的に、又は代替的に、ADASシステム又は半自律車両の場合のように、1又は複数のプロセッサは、検出された物体のサイズなどに基づいて、検出された状態をドライバに警告するように警告を発してもよい。さらに、1又は複数のプロセッサは、検出された物体のサイズの表示をディスプレイに送信して、対応するグラフィックスがリアルタイム又はほぼリアルタイムで道路の1又は複数の画像にオーバーレイされるようにしてもよい。
本明細書において説明するキャリブレーションプロセスは、例えば図10に記載されているように、単眼カメラを用いて行ってもよい。この場合、標識距離を検出するために、レーダ、レーザ、又はLIDARなどの追加センサをカメラと組み合わせて使用してもよい。次に、付加センサからの情報を座標変換して、標識距離を推定する。また、標識の高さと幅を測定し、距離を示す次の式、
Figure 0006886079
を用いて標識距離を測定してもよい。
式21において、fは、カメラの焦点距離であり、Wは、認識された交通標識の実際の幅であり、wは、交通標識の測定された幅である。
図11は、いくつかの実施形態による交通標識を認識するための例示的なプロセス1000を示すフロー図である。いくつかの例では、プロセス1000は、認識プログラムを実行する1又は複数のプロセッサによって行ってもよい。
1102において、1又は複数のプロセッサは、1又は複数のセンサから1又は複数の画像を受信してもよい。例えば、センサが1又は複数のカメラを含む場合、画像は、可視光、赤外光、又はその両方を使用して取得してもよい。さらに、1又は複数の画像は、追加的に、又は代替的に他のLIDAR、レーダ、超音波などの感知技術やその組み合わせを使用して取得してもよい。
1104において、1又は複数のプロセッサは、1又は複数の画像を前処理して画像中のノイズを低減してもよい。例えば、可視及び/又は赤外光を用いてカメラから画像を取得する場合、1又は複数のフィルタリング技法を用いて、画像から、ごま塩ノイズ、ガウスノイズなどのノイズを除去してもよい。使用してもよい技法としては、線形平滑化フィルタ、彩度及び輝度ノイズ分離、ウェーブレット変換、統計的方法、及び非線形フィルタが挙げられる。
1106において、1又は複数のプロセッサは、受信された画像内の標識を検出してもよい。例えば、1又は複数のプロセッサは、画像の1つが交通標識を含むことを検出してもよいが、その標識は、その時点でまだ認識可能ではないこともある。さらに、本明細書における実施形態は、道路の両側の標識を検出し認識してもよい。
1108において、1又は複数のプロセッサは、後続の受信された画像における検出された標識を追跡してもよい。1又は複数のプロセッサは、一連の画像中の標識を追跡することができ、車両が標識に近づくにつれて、追加の認識機能を行って標識の標識タイプを認識するように試みてもよい。さらに、複数の画像における標識を追跡することにより、1又は複数のプロセッサは、車両の基準フレームに対する標識の位置を特定することができ、それによって、車両に対する標識の距離を特定してもよい。
1110において、1又は複数のプロセッサは、1又は複数の画像から検出された標識の標識タイプを認識してもよい。場合によっては、1又は複数のプロセッサは標識の様々な特徴を使用して、例えば、標識上のテキスト、標識の色、形状、サイズ、サポート構造を認識することによって、標識の標識タイプを認識してもよく、標識の前を標識の後から区別してもよい。一例として、認識プログラム320は、1又は複数のプロセッサ上で実行して、異なる角度、異なる距離、異なる気象条件、異なる光条件などから様々な異なる標識タイプを認識するために訓練データを使用して訓練された演算モデルを含むか、又は採用してもよい。場合によっては、演算モデルは、新しい訓練データに基づいて定期的に更新し、再訓練可能な演算モデルを最新まで維持してもよい。本明細書におけるいくつかの実施形態で使用してもよい演算モデルとしては、予測モデル、決定木、分類器、例えば線形回帰モデルのような回帰モデル、サポートベクトルマシン、及びマルコフモデル及び隠れマルコフモデルのような確率論的モデル、再帰的ニューラルネットワークのような人工ニューラルネットワーク、ロングショートタームメモリ(LSTM)ニューラルネットワークなどの確率モデルなどが挙げられる。標識タイプが認識されると、1又は複数のプロセッサは、例えば、図10に関連して上述したように、カメラパラメータキャリブレーションを行ってもよい。
本明細書において説明するプロセスの例は、議論目的のために提供されるプロセスの一例に過ぎない。本明細書における開示に照らして、当業者にとっては多数の他の変形形態が明らかであろう。さらに、本明細書における開示は、プロセスを実行するための適切なフレームワーク、アーキテクチャ及び環境のいくつかの例を示しているが、本明細書における実施形態は、図示及び議論された特別な例に限定されない。さらに、本開示は、説明し、図面に示した様に、様々な例示的な実施形態を提供する。しかしながら、本開示は、本明細書において説明及び図示する実施形態に限定されるものではなく、当業者に知られているように、又は当業者には知るであろうように、他の実施形態まで拡張できる。
本明細書において説明される様々な命令、プロセス及び技法は、例えばコンピュータ可読媒体に記憶されたプログラムなどのコンピュータ実行可能命令の一般的な文脈で考え、本明細書中のプロセッサ(複数可)によって実行されてもよい。一般的に、プログラムは、特定のタスクを行うか、又は特定の抽象データ型を実装するためのルーチン、モジュール、物体、コンポーネント、データ構造、実行可能コードなどを含む。これらのプログラムなどは、ネイティブコードとして実行されてもよく、又は仮想マシン若しくは他のジャストインタイムコンパイル実行環境内などにダウンロードされて実行されてもよい。一般的には、プログラムの機能性は、様々な実施形態において、所望に応じて組み合わせる、又は分散することができる。これらのプログラム、アルゴリズム及び技法の実施は、コンピュータ記憶媒体に記憶されるか、又は何らかの形の通信媒体を介して送信されてもよい。
主題は、構造的特徴及び/又は方法論的動作に特有の言語で記述されているが、添付の特許請求の範囲で定義される主題は、必ずしも記載された具体的な特徴又は動作に限定されるわけではないことを理解されたい。むしろ、具体的な特徴及び動作は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示されるものである。
106、202 車両
208 車両カメラ
204 認識コンポーネント
206 制御コンポーネント
209 センサ
211 温度計センサ
212 GPS受信機
218、240、282 プロセッサ
220 認識プログラム
224、248 記憶装置
237 データ構造
242 RAM
244 制御プログラム
278 ネットワーク
280 情報サーバ
404 道路標示

Claims (15)

  1. システムであって、
    1又は複数のプロセッサと、
    前記1又は複数のプロセッサに接続された、車両に搭載されたカメラと、
    複数の物体の指定された寸法を示す第1の物体情報を記憶する1又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体と、を備え、
    前記1又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体は、さらに、前記1又は複数のプロセッサによって実行されると、前記1又は複数のプロセッサを前記車両に搭載された前記カメラから少なくとも1つの第1の画像を受信し、
    第1の物体を、前記受信された少なくとも1つの第1の画像内で認識し、
    前記少なくとも1つの第1の画像に基づいて、第1の方向における前記カメラからの前記第1の物体の距離と、第2の方向における前記第1の物体の幅と、第3の方向における前記第1の物体の高さとを特定し、
    前記記憶した第1の物体情報から、前記認識された第1の物体の指定された幅及び前記認識された第1の物体の指定された高さを含む前記認識された第1の物体の前記指定された寸法を受信し、
    前記第1の物体の前記特定された幅と前記第1の物体の前記指定された幅とに基づいて前記第2の方向の測定誤差を特定し、前記第1の物体の前記特定された高さと前記第1の物体の前記指定された高さとに基づいて前記第3の方向の測定誤差を特定し、
    前記第2の方向の前記特定した測定誤差と前記第3の方向の前記特定した測定誤差とに基づいて前記第1の方向の測定誤差を特定し、
    前記第1と、第2と、第3の方向の前記特定した測定誤差に基づいて前記カメラの1又は複数のキャリブレーションパラメータを特定し、
    前記1又は複数のキャリブレーションパラメータを使用して前記カメラから受信された少なくとも1つの第2の画像について、第2の物体の第1の方向に沿った距離、第2の方向に沿った幅、又は第3の方向に沿った高さのうち少なくとも1つを特定するように構成する実行可能命令を含むシステム。
  2. 前記命令は、さらに、前記1又は複数のプロセッサが、前記少なくとも1つの第2の画像について、前記第2の物体の前記特定された距離、高さ、又は幅のうちの少なくとも1つに基づいて、1又は複数の制御信号を送信して車両駆動コンポーネントを制御するように構成する請求項1に記載のシステム。
  3. 前記カメラは、ステレオカメラであり、
    前記1又は複数のキャリブレーションパラメータは、前記ステレオカメラの焦点距離と、前記第2の方向の前記測定誤差に基づく前記第2の方向に対応するu座標キャリブレーションと、前記第3の方向の前記測定誤差に基づく前記第3の方向に対応するv座標キャリブレーションとを含む請求項1に記載のシステム。
  4. 前記第1の物体は、交通標識であり、前記記憶された第1物体情報は、複数種類の第1物体それぞれに対する道路種別情報に関する前記複数の種類の異なる第1物体のそれぞれについて、指定された高さ及び指定された幅を含み、前記1又は複数のプロセッサは、さらに、
    前記少なくとも1つの第1の画像内の前記第1の物体の標識タイプを認識し、
    前記車両の地理的位置を示す地理的位置情報を受信し、
    前記地理的位置情報に基づいて、前記認識された第1の物体の道路のタイプを特定し、
    前記認識された第1の物体の前記標識のタイプと前記特定された道路のタイプに基づいて前記記憶した第1の物体情報から、前記第1の物体の前記指定された幅と前記認識された第1の物体の前記指定された高さとを含む前記第1の物体の前記指定された寸法を受信するように構成される請求項1に記載のシステム。
  5. 前記1又は複数のプロセッサに接続された温度センサを備え、前記1又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体は、複数の温度のそれぞれに対して、前記第2及び第3方向のそれぞれの測定誤差に関連する前記第1方向の測定誤差を記憶し、前記1又は複数のプロセッサは、さらに前記温度センサからの温度を示す情報を受信し、前記第1方向の前記測定誤差を、前記受信された温度情報のそれぞれに関する前記第1の方向の記憶した測定誤差と、前記第2及び第3の各方向それぞれの誤差に基づいて特定するように構成される請求項1に記載のシステム。
  6. 前記1又は複数のプロセッサは、さらに、前記第1の方向における前記少なくとも1つのセンサから前記第1の物体の複数の距離を特定し、
    前記第1の物体の特定した距離それぞれに対し、前記第1の方向の前記測定誤差、前記第2の方向の前記測定誤差、及び前記第3の方向の前記測定誤差を特定し、
    前記カメラの前記1又は複数のキャリブレーションパラメータの1つである焦点距離キャリブレーションパラメータを特定して、前記第1の物体の前記測定された複数の距離のそれぞれについて前記第1の方向に沿った前記誤差を最小化するように構成される請求項1に記載のシステム。
  7. 前記第1の物体は交通標識であり、前記記憶された第1の物体情報は、前記交通標識上の1又は複数の標示の指定された高さ及び指定された幅を示す情報を含み、前記1又は複数のプロセッサは、さらに、
    第2の方向における前記交通標識上の1又は複数の標示の幅を特定し、前記少なくとも1つの第1の画像に基づいて第3の方向における前記交通標識上の前記1又は複数の標示の高さを測定し、
    前記記憶された第1物体情報から前記交通標識上の前記1又は複数の標示の指定された幅と前記1又は複数の標示の指定された高さとを含む前記交通標識上の前記1又は複数の標示の指定された寸法を受信し、前記1又は複数の標示の前記測定された幅と、前記1又は複数の標示の指定された幅とに基づいて、前記第2方向の測定誤差を特定し、前記1又は複数の標示の前記測定された高さと、前記1又は複数の標示の前記指定された高さとに基づいて、前記第3の方向の測定誤差を特定するように構成される請求項1に記載のシステム。
  8. 前記交通標識上の前記1又は複数の標示は、文字、数字、単語、記号、又は境界の少なくとも1つである請求項7に記載のシステム。
  9. 前記第1の物体は道路標示であり、前記1又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体は、さらに、前記第1の方向における前記道路標示の指定された距離を示す道路標示情報を記憶し、前記1又は複数のプロセッサは、さらに、
    前記第1の方向における前記道路標示の距離を測定し、
    前記第1の方向における前記道路標示の前記指定された距離を含む前記認識された道路標示の指定された寸法を受信し、
    前記道路標示の前記測定された距離と前記第1の方向における前記標示の前記指定された距離との差と、前記第2の方向の前記特定された測定誤差と、前記第3の方向の前記特定された測定誤差とのいずれか1つに基づいて、前記第1の方向の測定誤差を特定するように構成される請求項1に記載のシステム。
  10. 前記第1の物体は、別の車両上に配置されたライセンスプレートである請求項1に記載のシステム。
  11. さらに前記車両に搭載された、レーダ、レーザ、LIDAR及び超音波の1つであるセンサを備え、前記カメラは単眼カメラであり、
    前記第1の物体の前記距離は、前記センサによって測定される請求項1に記載のシステム。
  12. 前記1又は複数のプロセッサは、さらに、前記車両の速度、前記認識された交通標識のサイズ、及び地理的位置情報のうちの少なくとも1つに基づいて、前記車両が私道又は公共道路にあるどうかを特定し、
    前記車両が私道上にあると特定されると、前記第1、第2の及び第3の方向の測定誤差を測定することなく、前記カメラから画像を連続的に受信するように構成される請求項1に記載のシステム。
  13. 車両を作動させる方法であって、
    前記車両に搭載された1又は複数のプロセッサによって、複数の第1の物体の指定された高さ及び指定された幅寸法を示す第1の物体情報を記憶することと、
    前記1又は複数のプロセッサによって、前記1又は複数のプロセッサに接続された、車両に搭載されたカメラからの少なくとも1つの第1の画像を受信することと、
    前記1又は複数のプロセッサによって、前記受信した少なくとも1つの第1の画像内で第1の物体を認識することと、
    前記1又は複数のプロセッサによって、前記少なくとも1つの第1の画像に基づいて、第1の方向における前記カメラから前記第1の物体までの距離を測定して、第2の方向における前記第1の物体の幅を測定し、第3の方向における前記第1の物体の高さを測定することと、
    前記1又は複数のプロセッサによって、前記第1の物体の指定された幅及び前記認識された第1の物体の指定された高さを含む前記認識された第1の物体の指定された寸法を、記憶した第1の物体情報から特定することと、
    前記1又は複数のプロセッサによって、前記第1の物体の前記測定された幅と前記第1の物体の前記指定された幅とに基づいて、前記第2の方向の測定誤差を特定することと、前記第1の物体の前記測定された高さと前記第1の物体の前記指定された高さとに基づいて前記第3の方向の測定誤差を特定することと、
    前記1又は複数のプロセッサによって、前記第2の方向の前記特定された測定誤差と、前記第3方向の前記特定された測定誤差とに基づいて、前記第1方向の測定誤差を特定することと、
    前記1又は複数のプロセッサによって、前記第1と、第2と、第3の方向の前記特定された測定誤差に基づいて前記カメラの1又は複数のキャリブレーションパラメータを特定することと、
    前記1又は複数のプロセッサによって、前記計算した1又は複数のキャリブレーションパラメータを使用して、前記カメラから受信される少なくとも1つの第2の画像内の第2の物体の第1の方向に沿った距離、第2の方向に沿った幅、及び第3の方向に沿った高さを特定することと、
    前記少なくとも1つの第2の画像に対して、前記測定した前記第2の物体の距離、高さ、及び幅の少なくとも1つに基づいて、車両駆動コンポーネントを制御するための1又は複数の制御信号を送信することと、を含む方法。
  14. 前記第1の物体は、交通標識又は道路標示のいずれかである請求項13に記載の方法。
  15. プロセッサ実行可能命令を記憶するコンピュータ可読媒体であって、1又は複数のプロセッサによって実行されると、前記1又は複数のプロセッサが、
    車両に搭載されたカメラから少なくとも1つの第1の画像を受信し、
    第1の物体を、前記受信された少なくとも1つの第1の画像内で認識し、
    前記少なくとも1つの第1の画像に基づいて、第1の方向における前記カメラから前記第1の物体までの距離を測定し、第2の方向における前記第1の物体の幅を測定し、第3の方向における前記第1の物体の高さを測定し、
    前記第1の物体の指定された幅及び前記認識された第1の物体の指定された高さを含む前記認識された第1の物体の指定された寸法を、前記記憶された第1の物体情報から特定し、
    前記第1の物体の前記測定された幅と前記第1の物体の指定された幅とに基づいて前記第2の方向の測定誤差を特定し、前記第1の物体の前記測定された高さと前記第1の物体の前記指定された高さとに基づいて前記第3の方向の測定誤差を特定し、
    前記第2の方向の前記特定した測定誤差と前記第3の方向の前記特定した測定誤差とに基づいて前記第1の方向の測定誤差を特定し、
    前記第1、第2、及び第3の方向の前記特定された測定誤差に基づいて前記カメラの1又は複数のキャリブレーションパラメータを計算し、
    前記計算した1又は複数のキャリブレーションパラメータを使用して前記カメラから受信される少なくとも1つの第2の画像内の第2の物体の、第1の方向に沿った距離と、第2の方向に沿った幅と、及び第3の方向に沿った高さを特定するように構成されるコンピュータ可読媒体。
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