JP6885140B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
判定条件の成立に基づいて遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行させるか否かの判定を行う主制御手段(41)と、
画像による演出が実行される画像表示手段(341)、及び楽曲を出力する演出が実行される音声出力手段(26)を含む演出手段(26,341など)と、
複数の楽曲から前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を遊技者に選択させるための楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させ、前記楽曲選択画像(83)に基づいて遊技者によって選択された楽曲を前記音声出力手段(26)に出力させる演出実行手段(51)と、
前記画像表示手段(341)によって表示される前記楽曲選択画像(83)に基づいて前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択する場合に遊技者によって操作される操作手段(21)と、
を備え、
前記演出実行手段(51)は、
前記楽曲選択画像(83)として、少なくとも前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択するための遊技者による前記操作手段(21)に対する決定操作によって選択可能な仮選択楽曲であることを示す仮選択楽曲画像(832)を前記画像表示手段(341)に表示させ、
遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記楽曲選択画像(83)中の前記仮選択楽曲画像(832)を変更し、
前記仮選択楽曲画像(832)を前記画像表示手段(341)に表示している場合に前記音声出力手段(26)に前記仮選択楽曲を出力させ、前記決定操作が行われた場合に仮選択されていた楽曲を選択楽曲として前記音声出力手段(26)に出力させ、
前記音声出力手段(26)に予め定められた複数の出力開始部分のうちの第1部分から前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の出力を開始させ、
前記演出手段によって示唆された遊技状況よりも実際の遊技状況が遊技者にとって有利な遊技状況であることを条件に予め定められた所定条件を満たす場合に、前記音声出力手段(26)に前記複数の出力開始部分のうちの前記第1部分とは異なる第2部分から前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の出力を開始させることを特徴とする。
まず、図1〜図74を参照しつつ、本発明の第1の実施形態に係る遊技機10について説明する。
ここに、図1は遊技機10の外観斜視図、図2及び図3は遊技機10の展開図、図4は遊技機10の遊技盤31の正面図である。以下、本実施形態で使用する前後左右及び上下の表現は、図1〜図3に示されている前後方向D1、上下方向D2、及び左右方向D3により定義されるものとする。
前面枠11は、図1及び図2に示すように、操作ボタン20、選択決定部21、発射ハンドル22、上皿23、下皿24、パネル25、スピーカ26、及び電飾部27などを備える。
内枠12は、図2及び図3に示すように、遊技盤31、遊技球発射機構32、及び制御ユニット33を備える。なお、図2では図示の簡略化のために遊技盤31の盤面上の記載を省略している。
裏パックユニット13は、図3に示すように、払出機構130及び周辺制御ユニット140を備える。
次に、図5を参照しつつ、遊技機10のシステム構成について説明する。
メイン制御ユニット331は、遊技機10における遊技の主たる制御を実行する主制御装置4を備える主制御手段の一例である。主制御装置4は、予め設定された大当たり遊技状態への移行の抽選として、大当たり抽選を実行する。主制御装置4には、MPU41及び入出力I/F42などが搭載されている。MPU41は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU41には、ROM411及びRAM412が内蔵されている。MPU41は、ROM411などに記憶されている制御プログラムに従って各種の処理を実行する。また、主制御装置4で実行される処理の一部又は全部は電子回路によって実行されてもよい。
図5に示すように、サブ制御ユニット332は、音声ランプ制御装置5及び表示制御装置6を備えており、主制御ユニット331から入力される制御信号に基づいて図柄表示部341における図柄変動表示及び演出表示を実行する副制御手段の一例である。
音声ランプ制御装置5は、MPU51及び入出力I/F52などを備える。MPU51は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU51には、ROM511及びRAM512が内蔵されている。
表示制御装置6は、音声ランプ制御装置5から入力される各種のコマンド(制御信号)に基づいて図柄表示部341の表示を制御する。具体的に、表示制御装置6は、音声ランプ制御装置5から入力される表示変動パターンコマンドなどに基づいて図柄表示部341の表示を制御することにより図柄変動表示及び演出表示を実行する。
払出制御装置7には、MPU71及び入出力I/F72などが搭載されている。MPU71は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU71には、ROM711及びRAM712が内蔵されている。
発射制御装置8は、遊技球発射機構32の駆動を制御する発射制御IC81を備える。具体的に、発射制御IC81は、発射ハンドル22が回転操作されている間、遊技球発射機構32の球送り装置322を駆動させることにより、上皿23に貯留されている遊技球を発射レール321上に供給させる。そして、発射制御IC81は、発射ハンドル22の操作量を検出し、その操作量に応じて遊技球発射機構32のソレノイド323を駆動させることにより、発射レール321上の遊技球を遊技盤31に向けて発射させる。このとき、発射制御IC81は、予め設定された周期(例えば0.6sec)でON/OFFが切り替わるクロック信号を駆動信号として球送り装置322及びソレノイド323を駆動させる。これにより、遊技機10では、0.6secごとに1個の遊技球が遊技領域に向けて発射される。
電源制御装置9は、各種のセンサ及び駆動部などを駆動するための+12V電圧、各種の制御装置で使用されるロジック用の+5V電圧などを生成する。そして、電源制御装置9は、生成した+12V又は+5Vの電圧を、主制御装置4、音声ランプ制御装置5、表示制御装置6、払出制御装置7、及び発射制御装置8などに供給する。
次に、図8〜図14のフローチャートを参照しつつ、主制御装置4のMPU41によって実行される各種の処理について説明する。具体的に、遊技機10において、MPU41は、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理、立ち上げ処理後に実行されるメイン処理、定期的に起動される主タイマ割込処理、停電時に実行されるNMI割込処理などを実行する。なお、本実施形態では、前記立ち上げ処理及び前記NMI割込処理については説明を省略する。
ここに、図8は、MPU41により実行される主タイマ割込処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。主タイマ割込処理は、例えば2msecごとに実行される。
まず、ステップS1001では、MPU41は、主制御装置4に接続されている各種のセンサ又はスイッチの検出状態を判断するセンサ検出処理を実行する。例えば、入球センサ313a〜317a、磁石センサ35、及び電波センサ36などの検出状態を判断する。このとき、MPU41は、入球センサ313a〜317aのいずれかへの遊技球の入球が検出された場合には、その情報を入賞検知情報としてRAM412に保存する。
次に、ステップS1002では、MPU41は、乱数初期値カウンタCIN1,CIN2の更新を実行する。具体的には、MPU41は、乱数初期値カウンタCIN1,CIN2でのカウンタ値に1を加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
続いて、ステップS1003では、MPU41は、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及び普通当たり乱数カウンタC4の更新を実行する。具体的には、MPU41は、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及び普通当たり乱数カウンタC4でのカウンタ値にそれぞれ1を加算し、それらのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
その後、MPU41は、第1作動口314又は第2作動口315への入賞に伴う後述の始動入賞処理を実行し(ステップS1004)、発射制御処理を実行する(ステップS1005)。
ステップS1006では、MPU41は、電役保留エリア412cに格納されている普通当たり乱数カウンタC4に基づいて第2作動口315の電動役物315bを電役開放状態とするか否かを抽選するスルーゲート処理を実行する。具体的に、スルーゲート処理では、まずMPU41が、高頻度モードフラグに基づいて現在の遊技モードが高頻度サポートモードであるか否かを判断する。そして、MPU41は、高頻度サポートモードでない場合には、普通当たり乱数カウンタC4が0〜29である場合に普通図柄当選であると判断し、普通当たり乱数カウンタC4が30〜250である場合に外れであると判断する。また、MPU41は、高頻度サポートモードの場合には、普通当たり乱数カウンタC4が0〜199である場合に普通図柄当選であると判断し、普通当たり乱数カウンタC4が200〜250である場合に外れであると判断する。そして、MPU41は、スルーゲート処理において普通図柄当選であると判断した場合には、電動役物315bが予め定められた所定時間だけ開放状態にする。これにより、電動役物315bが並設された遊技盤31の右上方の第2作動口315への遊技球の入賞が可能になる。
ここで、図9を参照しつつ、図8のステップS1004でMPU41により実行される始動入賞処理を説明する。
まず、ステップS1101では、MPU41は、第1作動口314に遊技球が入賞したか否かを判断する。ここで、MPU41は、遊技球が第1作動口314に入賞したと判断すると(ステップS1101:Yes)、処理をステップS1102に移行し、遊技球が第1作動口314に入賞していないと判断すると(ステップS1101:No)、処理をステップS1106に移行する。
ステップS1102では、MPU41は、RAM412の保留数記憶エリアNAAに記憶されている保留数Nが最大保留数(本実施形態では4)であるか否かを判断する。ここで、MPU41は、保留数Nが最大保留数であれば(ステップS1102:Yes)、処理をステップS1106に移行する。一方、MPU41は、保留数Nが最大保留数でなければ(ステップS1102:No)、保留数Nに1を加算する(ステップS1103)。
ステップS1104では、MPU41は、図8のステップS1003で更新される大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3と、後述のメイン処理で更新される変動種別カウンタCS1(図11のステップS1302及びS1309)との各値を、RAM412における保留格納エリア412bの第1保留格納エリアREAの第1保留エリアREA1〜第4保留エリアREA4のうち最初の空き保留エリアに格納する。
ステップS1105では、MPU41は、ステップS1104で取得された第1保留に対する当否情報が後述の変動開始処理(図12のS1408)における大当たりの当否の判定対象となる前に前記当否情報の内容を確認し、この確認結果に基づいて第1保留コマンドを設定する第1保留コマンド設定処理を実行する。なお、第1保留コマンド設定処理の詳細は、図10を参照して後述する。
ステップS1106では、MPU41は、第2作動口315に遊技球が入賞したか否かを判断する。ここで、MPU41は、遊技球が第2作動口315に入賞したと判断すると(ステップS1106:Yes)、処理をステップS1107に移行し、遊技球が第2作動口315に入賞していないと判断すると(ステップS1106:No)、始動入賞処理を終了し、処理を図8のステップS1005に移行する。
ステップS1107では、MPU41は、RAM412の保留数記憶エリアNABに記憶されている保留数Mが最大保留数(本実施形態では4)であるか否かを判断する。ここで、MPU41は、保留数Mが最大保留数であれば(ステップS1107:Yes)、始動入賞処理を終了し、処理を図8のステップS1005に移行する。一方、MPU41は、保留数Mが最大保留数でなければ(ステップS1107:No)、保留数Mに1を加算する(ステップS1108)。
ステップS1109では、MPU41は、図8のステップS1003で更新される大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3と、後述のメイン処理で更新される変動種別カウンタCS1との各値を、RAM412における保留格納エリア412bの第2保留格納エリアREBの第1保留エリアREB1〜第4保留エリアREB4のうち最初の空き保留エリアに格納する。
ステップS1110では、MPU41は、ステップS1109で取得された第2保留に対する当否情報が後述の変動開始処理(図12のS1408)における大当たりの当否の判定対象となる前に、前記当否情報の内容を確認し、この確認結果に基づいて第2保留コマンドを設定する第2保留コマンド設定処理を実行する。ここで、第2保留コマンド設定処理は、図10を参照して後述する第1保留コマンド設定処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、第2保留コマンド設定処理は、図10の第1保留コマンド設定処理において、「第1保留コマンド」を「第2保留コマンド」、「保留数N」を「保留数M」と読み替えればよい。
ここで、図10を参照しつつ、図9のステップS1105でMPU41により実行される第1保留コマンド設定処理を説明する。なお、第1保留コマンドには、当該コマンドが第1保留コマンドである旨を示す情報と、第1保留コマンドの種別(大当たり種別又は外れ)、変動パターン及び保留数Nなどの情報とが含まれる。
ステップS1201では、MPU41は、第1保留格納エリアREAの保留数記憶エリアNAAから保留数Nを読み出すと共に、それぞれの第1保留に対応する大当たり乱数カウンタC1の値をRAM412から読み出す。
ステップS1202では、MPU41は、高確率モードであるか否かを判断し、高確率モードである場合は(ステップS1202:Yes)、処理をステップS1203に移行し、高確率モードでない場合は(ステップS1202:No)、処理をステップS1204に移行する。例えば、MPU41は、高確率モードであるか否かを、後述の遊技状態移行処理(図11のメイン処理におけるステップS1305)でオンに設定され得る高確率モードフラグに基づいて判断する。高確率モードフラグは、MPU41によって高確率モードへの移行時にオンに設定され、低確率モードへの移行時にオフに設定される。
ステップS1203では、MPU41は、高確率モード当否テーブル(図7(B)参照)に基づいて、ステップS1201で読み出された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であるか否かの当否判定を実行する。一方、ステップS1204では、MPU41は、低確率モード当否テーブル(図7(A)参照)に基づいて、ステップS1201で読み出された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であるか否かの当否判定を実行する。
ステップS1205では、MPU41は、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であるか否かを判断する。ここで、MPU41は、大当たり乱数カウンタC1から読み出された値が大当たり当選に対応する値であると判断した場合は(ステップS1205:Yes)、処理をステップS1206に移行し、大当たり乱数カウンタC1から読み出された値が大当たり当選に対応する値でないと判断した場合は(ステップS1205:No)、処理をステップS1208に移行する。
ステップS1206では、MPU41は、RAM412から大当たり種別カウンタC2及び変動種別カウンタCS1の値を読み出す。例えば、図9のステップS1104で当否情報が第3保留格納エリアRE3に格納された場合には、その第3保留格納エリアRE3に格納された当否情報に含まれる大当たり種別カウンタC2及び変動種別カウンタCS1の値が読み出される。なお、第1保留格納エリアRE1〜第4保留格納エリアRE4のうち図9のステップS1104で当否情報が格納された保留エリアは、保留数記憶エリアNAに記憶されている保留数Nの値によって判断可能である。
ステップS1207では、MPU41は、大当たり種別カウンタC2、変動種別カウンタCS1及び保留数Nを第1保留コマンドに設定する。このように、第1保留コマンドに、前記ステップS1201で読み出された保留数Nが含まれるため、第1保留コマンドを受信する音声ランプ制御装置5のMPU51は、第1保留コマンドに含まれる保留数Nを参照することにより、当該第1保留コマンドが第1保留格納エリアRE1〜第4保留格納エリアRE4のいずれに格納された当否情報に対応するものであるかを認識することが可能である。
ステップS1208では、MPU41は、RAM412から変動種別カウンタCS1の値を読み出す。次いで、MPU41は、抽選結果が外れであることを示す情報、変動種別カウンタCS1及び保留数Nを第1保留コマンドに設定する(ステップS1209)。
次に、図11を参照しつつ、MPU41によって実行されるメイン処理について説明する。メイン処理では遊技の主要な制御処理が実行される。メイン処理では、ステップS1301〜S1306の処理が、例えば4msec周期の定期処理として実行され、その残余時間でステップS1307〜S1309のカウンタ更新処理が実行される。
まず、ステップS1301では、MPU41は、前記主タイマ割込処理又は前回のメイン処理で設定されたコマンドなどの出力データをサブ制御ユニット332や周辺制御ユニット140などの各制御装置に送信する外部出力処理を実行する。例えば、RAM413において変動パターンコマンド、保留数コマンド、第1保留コマンド、第2保留コマンド、シフトコマンド、大当たり開始コマンド、大当たり終了コマンドなどの各種のコマンドが設定されている場合には、サブ制御ユニット332にそのコマンドを送信する。また、図8のステップS1001においてRAM413に前記入賞検知情報が記憶されたか否かを判断し、前記入賞検知情報がRAM413に記憶されていれば払出制御装置7に対して賞球コマンドを送信する。
ステップS1302では、MPU41は、変動種別カウンタCS1の値を更新する。具体的には、MPU41は、変動種別カウンタCS1でのカウンタ値に1を加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
ステップS1303では、MPU41は、払出制御装置7に出力する賞球コマンドを設定する。具体的に、MPU41は、RAM413に記憶されている入賞検知情報に基づいて、一般入賞口313などに入賞が発生したか否かを判断する。そして、入賞が発生している場合は、その入賞に応じて払い出す賞球数を示す賞球コマンドを設定する。
ステップS1304では、MPU41は、各遊技回における遊技を制御するための遊技回制御処理を実行する。なお、遊技回制御処理については後述するが、遊技回制御処理では、前述の大当たり抽選が実行され、図柄表示部341による図柄変動表示に必要な変動パターンコマンドが設定される。このとき、MPU41は、図8の主タイマ割込処理のステップS1003で更新される大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、並びにステップS1302及びステップS1309で更新される変動種別カウンタCS1の各値に基づいて、大当たり抽選の抽選結果及び変動表示時間を示す変動パターンコマンドを設定する。
ステップS1305では、MPU41は、大当たり抽選(図14のステップS1604参照)の結果に基づいて遊技状態を移行させるための遊技状態移行処理を実行する。遊技状態移行処理では、MPU41は、所定の条件を満たす場合に遊技状態を、開閉実行モードを含む大当たり遊技状態、高確率モードかつ高頻度サポートモードである確変時短遊技状態、低確率モードかつ高頻度サポートモードである通常時短遊技状態、低確率モードで高頻度サポートモードではない通常非時短遊技状態などに移行させる。
ステップS1306では、MPU41は、メイン表示部37の表示制御処理を実行する。この表示制御処理により、メイン表示部37における7セグメント表示器372,373で、変動パターンコマンドに対応する変動表示時間の間だけ図柄変動表示が実行され、その図柄変動表示は抽選結果を示す主図柄の組み合わせで停止することになる。また、表示制御処理により、メイン表示部37におけるLED対371で、予め定められた普通図柄変動表示時間の間だけ図柄変動表示が実行され、その図柄変動表示は普通図柄当選の有無を示す図柄で停止することになる。なお、普通図柄当選の場合には、第2作動口315に付随する電動役物315bが所定時間だけ開放される。
ステップS1307では、MPU41は、次のメイン処理の実行タイミングが到来したか否か、即ち今回のメイン処理の開始から所定時間(本実施形態では4msec)が経過したか否かを判断する。ここで、MPU41は、次のメイン処理の実行タイミングが到来したと判断すると(ステップS1307:Yes)、処理をステップS1301に移行させ、前述したS1301以降の各処理を実行する。一方、MPU41は、次のメイン処理の実行タイミングが到来していないと判断すると(ステップS1307:No)、次のメイン処理の実行タイミングが到来するまでの間、即ち次のメイン処理の実行タイミングに至るまでの残余時間の間は、次のメイン処理の実行タイミングが到来したと判断するまで(ステップS1307:Yes)ステップS1307、ステップS1308及びステップS1309を繰り返し実行する。
ステップS1308では、MPU41は、乱数初期値カウンタCIN1,CIN2を更新する。具体的には、MPU41は、乱数初期値カウンタCIN1,CIN2でのカウンタ値に1を加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合には当該カウンタ値を0にクリアする。
ステップS1309では、MPU41は、変動種別カウンタCS1を更新する。具体的には、変動種別カウンタCS1でのカウンタ値に1を加算し、それらのカウンタ値が最大値に達した場合には当該カウンタ値を0にクリアする。そして、MPU41は、変動種別カウンタCS1を更新した後、処理をステップS1307に戻す。
ここで、図12を参照しつつ、図11のステップS1304でMPU41により実行される遊技回制御処理について説明する。
ステップS1401では、MPU41は、遊技機10が大当り遊技中であるか否かを判断し、大当り遊技中である場合は(ステップS1401:Yes)、当該遊技回制御処理を終了し、大当り遊技中でない場合は(ステップS1401:No)、処理をステップS1402に移行する。例えば、大当り遊技の実行の有無は、MPU41が大当り遊技の開始時にオンに設定し、大当り遊技の終了時にオフに設定する大当り遊技実行フラグに基づいて判断される。また、MPU41は、大当り遊技の開始時に大当り遊技実行フラグをオンに設定した場合、大当たり遊技開始コマンドを設定し、この大当たり遊技開始コマンドを音声ランプ制御装置5に送信する。一方、MPU41は、大当たり遊技の終了時に大当たり遊技開始フラグをオフに設定した場合、大当たり遊技終了コマンドを設定し、この大当たり遊技終了コマンドを音声ランプ制御装置5に送信する。
ステップS1402では、MPU41は、図柄変動表示中であるか否かを判断し、図柄変動表示中である場合は(ステップS1402:Yes)、処理をステップS1403に移行させ、図柄変動表示中でない場合は(ステップS1402:No)、処理をステップS1407に移行させる。例えば、図柄変動表示中であるか否かは、後述の変動開始処理のステップS1614(図14参照)においてオンに設定され、変動表示時間が経過した場合(ステップS1403:Yes)にステップS1405でオフに設定される変動表示中フラグに基づいて判断される。
ステップS1403では、MPU41は、図柄変動表示の開始から変動表示時間が経過したか否かを判断し、変動表示時間が経過したと判断した場合は(ステップS1403:Yes)、処理をステップS1404に移行し、変動表示時間が経過していないと判断した場合は(ステップS1403:No)、当該遊技回制御処理を終了する。
変動表示時間が経過した場合(ステップS1403:Yes)、MPU41は、メイン表示部37の7セグメント表示器372,373において、当該遊技回に対応する大当たり抽選の結果に応じた主図柄の組み合わせを停止表示させ(ステップS1404)、変動表示中フラグがオフに設定する(ステップS1405)。MPU41は、ステップS1405の処理を終了した場合、当該遊技回制御処理を終了する。
ステップS1406では、MPU41は、保留格納エリア412bの保留数記憶エリアNAAに記憶されている保留数N、保留数記憶エリアNABに記憶されている保留数Mの両方が0であるか否かを判断する。ここで、MPU41は、保留数N及び保留数Mの両方が0である場合(ステップS1406:Yes)、当該遊技回制御処理を終了する。一方、MPU41は、保留数N及び保留数Mのいずれか一方が0でない場合は(ステップS1406:No)、処理をステップS1407に移行する。
ステップS1407では、MPU41は、保留格納エリア412bに記憶されている当否情報のデータについてデータ設定処理を実行する。MPU41は、ステップS1407の処理を終了した場合、処理をステップS1408に移行する。なお、データ設定処理の詳細は図13を参照して後述する。
ステップS1408では、MPU41は、実行エリアAEに格納された当否情報に基づく変動表示を図柄表示部341に実行させるための変動開始処理を実行し、当該遊技回制御処理を終了する。なお、変動開始処理の詳細は図14を参照して後述する。
ここで、図13を参照しつつ、図12のステップS1407においてMPU41によって実行されるデータ設定処理の一例について説明する。
ステップS1501では、MPU41は、第2特図遊技に対応する保留数Mが0であるか否かを判断し、保留数Mが0である場合(ステップS1501:Yes)、処理をステップS1502に移行する。一方、MPU41は、保留数Mが0でない場合(ステップS1501:No)、処理をステップS1505に移行する。
MPU41は、保留数記憶エリアNAAに記憶されている保留数Nを1減算し(ステップS1502)、第1保留エリアREA1から実行エリアAEに当否情報を移動させる(ステップS1503)。続いて、MPU41は、第2保留エリアREA2〜第4保留エリアREA4の当否情報を1つずつシフトさせる(ステップS1504)。具体的に、ステップS1504では、第2保留エリアREA2の当否情報を第1保留エリアREA1に移動させ、第3保留エリアREA3の当否情報を第2保留エリアREA2に移動させ、第4保留エリアREA4の当否情報を第3保留エリアREA3に移動させる。MPU41は、ステップS1504の処理が終了した場合、処理をステップS1508に移行する。
ステップS1505は、保留数Mが0である場合に移行するが(ステップS1501:No)、ステップS1501は、図12のステップS1406において保留数M及び保留数Nの両方又は一方が0でない場合に移行する(ステップS1406:Yes)。そのため、MPU41は、保留数Mが0である場合(ステップS1501:No)、保留数Nが0でないと判断できるため、ステップS1505〜S1507の処理を実行する。
ステップS1508では、MPU41は、遊技状態移行処理(図11のメイン処理におけるステップS1305)でオンに設定され得る時短モードフラグがオンに設定させているか否かを判断し、時短モードフラグがオンに設定されている場合には(ステップS1508:Yes)、時短カウンタのカウンタ値を1減算する(ステップS1509)。一方、MPU41は、時短モードフラグがオンに設定されていない場合には(ステップS1508:No)、当該データ設定処理を終了する。
ステップS1510では、MPU41は、時短カウンタの値が0であるか否かを判断する(ステップS1510)。ここで、MPU41は、時短カウンタの値が0である場合(ステップS1510:Yes)、時短モードフラグをオフに設定し(ステップS1511)、時短カウンタの値が0でない場合(ステップS1510:No)、当該データ設定処理を終了し、処理を図12のステップS1408に移行する。
ここで、図14を参照しつつ、図12のステップS1408においてMPU41によって実行される変動開始処理の一例について説明する。
MPU41は、遊技状態移行処理(図11のメイン処理におけるステップS1305)でオンに設定され得る高確率モードフラグがオンに設定されているか否かを判断し(ステップS1601)、高確率モードフラグがオンに設定されている場合(ステップS1601:Yes)、処理をステップS1602に移行し、高確率モードフラグがオンに設定されていない場合(ステップS1601:No)、処理をステップS1603に移行する。
ステップS1602では、MPU41は、高確率モード当否テーブル(図7(B)参照)に基づいて、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報に含まれる大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であるか否かの当否判定を実行する。一方、ステップS1603では、MPU41は、低確率モード当否テーブル(図7(A)参照)に基づいて、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報に含まれる大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であるか否かの当否判定を実行する。
ステップS1604では、MPU41は、ステップS1602又はS1603の当否判定の結果が大当たりであるか否かを判断する。そして、当否判定の結果が大当たりである場合(ステップS1604:Yes)、大当たり種別を判断する(ステップS1605及びS1606)。具体的には、MPU41は、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報に含まれる大当たり種別カウンタC2と、振分テーブル(図7(C)参照)とに基づいて、大当たり種別が5R確変大当たりであるか否か(ステップS1605)、16R確変大当たりであるか否かを判定する(ステップS1606)。
ステップS1611では、MPU41は、当該遊技回の変動パターンに対応するメイン表示部37の7セグメント表示器372,373の変動表示時間を変動表示時間カウンタに設定する。具体的に、MPU41は、通常大当たりフラグがオンに設定されている場合には、変動種別カウンタCS1と通常大当たり変動テーブル(図7(E)参照)とに基づいて変動パターンを特定する。また、MPU41は、5R確変大当たりフラグ又は16R確変大当たりフラグがオンに設定されている場合、変動種別カウンタCS1と確変大当たり変動テーブル(図7(F)参照)とに基づいて変動パターンを特定する。さらに、MPU41は、外れフラグがオンに設定されている場合には、変動種別カウンタCS1と外れ変動テーブル(図7(G)参照)とに基づいて変動パターンを特定する。
ステップS1612では、MPU41は、当該遊技回における大当たり抽選の結果とステップS1611で特定された変動パターンとを含む変動パターンコマンドを設定し、RAM512に記憶する。これにより、MPU41により実行される次回のメイン処理(図11参照)のステップS1301では、変動パターンコマンドが音声ランプ制御装置5に送信され、音声ランプ制御装置5は、変動パターンコマンドに基づいて図柄表示部341による図柄変動表示などを実行する。
MPU41は、メイン表示部37の図柄変動表示を開始させ(ステップS1613)、変動表示中フラグをオンに設定する(ステップS1614)。ここで開始された図柄変動表示は、ステップS1611で設定された変動表示時間の経過後に、ステップS1607〜S1610のいずれかで設定された停止結果の状態で停止する。
次に、図15〜図74を参照しつつ、音声ランプ制御装置5でMPU51によって実行される各種の処理について説明する。
ここに、図15は、MPU51によって実行される副タイマ割込処理の手順の一例を示すフローチャートである。MPU51は、例えば副タイマ割込処理を1msec周期の定期処理として実行する。
ここに、図16は、図15の副タイマ割込処理における操作ボタン操作検出処理(ステップS1701)の手順の一例を示すフローチャートである。操作検出処理では、操作ボタン20の操作状態を検出し、過去3回分の操作履歴を順次更新するための処理を実行する。遊技機10では、MPU51によって操作ボタン操作検出処理が実行されることにより、副タイマ割込処理の割込周期に対応した予め定められた間隔(本実施形態では1msec間隔)で操作ボタン20の操作の有無が判断されることになる。
図16に示すように、ステップS1801では、MPU51は、第2検出フラグの設定を第1検出フラグにシフト(上書き)させる。また、ステップS1802では、MPU51は、第3検出フラグの設定を第2検出フラグにシフト(上書き)させる。その後、ステップS1803では、MPU51は、操作スイッチ20aにより検出される操作ボタン20の操作状態を第3検出フラグに設定(上書き)し、当該操作検出処理は終了する。
ここに、図17は、図15の副タイマ割込処理における操作ボタン検出パターン判定処理(ステップS1702)の手順の一例を示すフローチャートである。操作ボタン検出パターン判定処理では、第1操作検出フラグ、第2操作検出フラグ及び第3操作検出フラグに基づいて判定される操作ボタン20の操作履歴から操作ボタン20に対する操作状態を判定するための操作パターンフラグを設定する。操作パターンフラグは第1〜第3操作パターンフラグからなり、第1〜第3操作パターンフラグのオン及びオフの組み合わせによって操作ボタン20の操作状態を判定できる。例えば、図18(A)に示すように、第1操作パターンフラグのみがオンに設定されている場合には、操作ボタン20に対する操作が継続されていると判定できる。また、第2操作パターンフラグのみがオンに設定されている場合には、操作ボタン20に対する操作が開始されたと判定できる。また、第3操作パターンフラグのみがオンに設定されている場合には、操作ボタン20に対する操作が終了したと判定できる。そして、第1〜第3操作パターンフラグの全てがオフに設定されている場合には、操作ボタン20に対する操作がなされていないと判定できる。
図17に示すように、ステップS1901では、MPU51は、3回前の操作ボタン20の操作状態を示す第1操作検出フラグがオンに設定されているか否かを判断する。ここで、MPU51は、第1操作検出フラグがオンである場合(ステップS1901:Yes)、処理をステップS1902に移行し、第1操作検出フラグがオフである場合(ステップS1901:No)、処理をステップS1905に移行する。
ステップS1902では、MPU51は、2回前の操作ボタン20の操作状態を示す第2操作検出フラグがオンに設定されているか否かを判断する。ここで、MPU51は、第2操作検出フラグがオンである場合(ステップS1902:Yes)、処理をステップS1903に移行し、第2操作検出フラグがオフである場合(ステップS1902:No)、処理をステップS1908に移行する。
ステップS1903では、MPU51は、直近の操作ボタン20の操作状態を示す第3操作検出フラグがオンに設定されているか否かを判断する。ここで、MPU51は、第3操作検出フラグがオンである場合(ステップS1903:Yes)、処理をステップS1904に移行し、第3操作検出フラグがオフである場合(ステップS1903:No)、処理をステップS1910に移行する。
ステップS1904では、MPU51は、第1操作パターンフラグをオン、第2操作パターンフラグ及び第3操作パターンフラグをオフに設定し、当該操作検出パターン判定処理を終了する。即ち、MPU51は、操作ボタン20の3回分の操作状態として「ON」、「ON」、「ON」の操作パターンが発生した場合に、第1操作パターンフラグをオンに設定し、第2操作パターンフラグ及び第3操作パターンフラグをオフに設定する(図18(A)参照)。そして、第1操作パターンフラグは、操作ボタン20の操作状態が継続しているか否かを判断するための指標として利用される。
MPU51は、ステップS1901において第1操作検出フラグがオンでないと判断した場合(ステップS1901:No)、2回前の操作ボタン20の操作状態を示す第2操作検出フラグがオンであるか否かを判断する(ステップS1905)。ここで、MPU51は、第2操作検出フラグがオンである場合(ステップS1905:Yes)、処理をステップS1906に移行し、第2操作検出フラグがオフである場合(ステップS1905:No)、処理をステップS1910に移行する。
ステップS1906では、MPU51は、直近の操作ボタン20の操作状態を示す第3操作検出フラグがオンであるか否かを判断する。ここで、MPU51は、第3操作検出フラグがオンである場合(ステップS1906:Yes)、処理をステップS1907に移行し、第3操作検出フラグがオフである場合(ステップS1906:No)、処理をステップS1910に移行する。
ステップS1907では、MPU51は、第2操作パターンフラグをオン、第1操作パターンフラグ及び第3操作パターンフラグをオフに設定し、当該操作検出パターン判定処理を終了する。即ち、MPU51は、操作ボタン20の3回分の操作状態として「OFF」、「ON」、「ON」の操作パターンが発生した場合に、第2操作パターンフラグをオンに設定し、第1操作パターンフラグ及び第3操作パターンフラグをオフに設定する(図18(A)参照)。そして、第2操作パターンフラグは、操作ボタン20が非操作状態から操作状態に変化したか否かを(操作ボタン20の操作が開始されたか否か)を判断するための指標として利用される。このように、第2操作パターンフラグを用いて、操作ボタン20が非操作状態から操作状態に変化したか否かを判断すれば、操作ボタン20の3回分の操作状態が反映されるため、電波又は静電気などのノイズに起因する操作ボタン20の操作開始の誤検出が防止され、遊技者が意図しないタイミングで操作ボタン20の操作開始が演出表示に反映されることが防止される。
MPU51は、ステップS1902において第2操作検出フラグがオンでないと判断した場合(ステップS1902:No)、直近の操作ボタン20の操作状態を示す第3操作検出フラグがオンであるか否かを判断する(ステップS1908)。ここで、MPU51は、第3操作検出フラグがオンである場合(ステップS1908:Yes)、処理をステップS1910に移行し、第2操作検出フラグがオフである場合(ステップS1908:No)、処理をステップS1909に移行する。
ステップS1909では、MPU51は、第3操作パターンフラグをオン、第1操作パターンフラグ及び第2操作パターンフラグをオフに設定し、当該操作検出パターン判定処理を終了する。即ち、MPU51は、操作ボタン20の3回分の操作状態として「ON」、「OFF」、「OFF」の操作パターンが発生した場合に、第3操作パターンフラグをオンに設定し、第1操作パターンフラグ及び第2操作パターンフラグをオフに設定する(図18(A)参照)。そして、第3操作パターンフラグは、操作ボタン20が操作状態から非操作状態に変化したか否かを(操作ボタン20の操作が終了したか否か)を判断するための指標として利用される。このように、第3操作パターンフラグを用いて、操作ボタン20が操作状態から非操作状態に変化したか否かを判断すれば、操作ボタン20の3回分の操作状態が反映されるため、電波又は静電気などのノイズに起因する操作ボタン20の操作開始の誤検出が防止され、遊技者が意図しないタイミングで操作ボタン20の操作終了が演出表示に反映されることが防止される。
ステップS1910では、MPU51は、第1操作パターンフラグ、第2操作パターンフラグ及び第3操作パターンフラグをオフに設定し、当該操作検出パターン判定処理を終了する。即ち、MPU51は、操作ボタン20の3回分の操作状態として「OFF」、「OFF」、「OFF」など上記以外の操作パターンが発生した場合に、第1〜第3操作パターンフラグの全てをオフに設定する(図18(A)参照)。なお、MPU51は、第1〜第3操作パターンフラグの全てがオフの場合、操作ボタン20が非操作状態であると判定する。
選択ボタン操作検出処理(図15のステップS1703)では、MPU51は、上選択ボタン操作処理、下選択ボタン操作処理、左選択ボタン操作処理及び右選択ボタン操作処理を実行する。
上選択ボタン操作処理では、MPU51は、上選択ボタン211の操作状態を検出し、過去3回分の操作履歴を順次更新するための処理を実行する。ここで、上選択ボタン操作処理は、図16の操作ボタン操作検出処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、上選択ボタン操作処理は、図16の操作ボタン操作検出処理の各ステップにおいて、「操作検出フラグ」を「上選択操作検出フラグ」と読み替えればよい。
下選択ボタン操作処理では、MPU51は、下選択ボタン212の操作状態を検出し、過去3回分の操作履歴を順次更新するための処理を実行する。ここで、下選択ボタン操作処理は、図16の操作ボタン操作検出処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、下選択ボタン操作処理は、図16の操作ボタン操作検出処理の各ステップにおいて、「操作検出フラグ」を「下選択操作検出フラグ」と読み替えればよい。
左選択ボタン操作処理では、MPU51は、左選択ボタン213の操作状態を検出し、過去3回分の操作履歴を順次更新するための処理を実行する。ここで、左選択ボタン操作処理は、図16の操作ボタン操作検出処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、左選択ボタン操作処理は、図16の操作ボタン操作検出処理の各ステップにおいて、「操作検出フラグ」を「左選択操作検出フラグ」と読み替えればよい。
右選択ボタン操作処理では、MPU51は、右選択ボタン214の操作状態を検出し、過去3回分の操作履歴を順次更新するための処理を実行する。ここで、右選択ボタン操作処理は、図16の操作ボタン操作検出処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、右選択ボタン操作処理は、図16の操作ボタン操作検出処理の各ステップにおいて、「操作検出フラグ」を「右選択操作検出フラグ」と読み替えればよい。
選択操作検出パターン判定処理(図15のステップS1704)では、MPU51は、上選択操作検出パターン判定処理、下選択操作検出パターン判定処理、左選択操作検出パターン判定処理及び右選択操作検出パターン判定処理を実行する。
上選択操作検出パターン判定処理では、MPU51は、第1上選択操作検出フラグ、第2上選択操作検出フラグ及び第3上選択操作検出フラグに基づいて判定される上選択ボタン211の操作履歴から上選択ボタン211に対する操作状態を判定するための上操作パターンフラグを設定する。ここで、上選択操作検出パターン判定処理は、図17の操作検出パターン判定処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、上選択操作検出パターン判定処理は、図17の操作検出パターン判定処理の各ステップにおいて、「操作検出フラグ」を「上選択操作検出フラグ」と、「操作パターンフラグ」を「上選択操作パターンフラグ」と読み替えればよい。
下選択操作検出パターン判定処理では、MPU51は、第1下選択操作検出フラグ、第2下選択操作検出フラグ及び下選択操作検出フラグに基づいて判定される下選択ボタン212の操作履歴から下選択ボタン212に対する操作状態を判定するための下操作パターンフラグを設定する。ここで、下選択操作検出パターン判定処理は、図17の操作検出パターン判定処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、下選択操作検出パターン判定処理は、図17の操作検出パターン判定処理の各ステップにおいて、「操作検出フラグ」を「下選択操作検出フラグ」と、「操作パターンフラグ」を「下選択操作パターンフラグ」と読み替えればよい。
左選択操作検出パターン判定処理では、MPU51は、第1左選択操作検出フラグ、第2左選択操作検出フラグ及び左選択操作検出フラグに基づいて判定される左選択ボタン213の操作履歴から左選択ボタン213に対する操作状態を判定するための左操作パターンフラグを設定する。ここで、左選択操作検出パターン判定処理は、図17の操作検出パターン判定処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、左選択操作検出パターン判定処理は、図17の操作検出パターン判定処理の各ステップにおいて、「操作検出フラグ」を「左選択操作検出フラグ」と、「操作パターンフラグ」を「左選択操作パターンフラグ」と読み替えればよい。
右選択操作検出パターン判定処理では、MPU51は、第1右選択操作検出フラグ、第2右選択操作検出フラグ及び右選択操作検出フラグに基づいて判定される右選択ボタン214の操作履歴から右選択ボタン214に対する操作状態を判定するための右操作パターンフラグを設定する。ここで、右選択操作検出パターン判定処理は、図17の操作検出パターン判定処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、右選択操作検出パターン判定処理は、図17の操作検出パターン判定処理の各ステップにおいて、「操作検出フラグ」を「右選択操作検出フラグ」と、「操作パターンフラグ」を「右選択操作パターンフラグ」と読み替えればよい。
決定ボタン操作検出処理では、MPU51は、決定ボタン21Bの操作状態を検出し、過去3回分の操作履歴を順次更新するための処理を実行する。ここで、決定ボタン操作検出処理は、図16の操作ボタン操作検出処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、決定ボタン操作検出処理は、図16の操作ボタン操作検出処理の各ステップにおいて、「操作検出フラグ」を「決定ボタン操作検出フラグ」と読み替えればよい。
決定操作検出パターン判定処理では、MPU51は、第1決定操作検出フラグ、第2決定操作検出フラグ及び第3決定操作検出フラグに基づいて判定される決定ボタン21Bの操作履歴から決定ボタン21Bに対する操作状態を判定するための操作パターンフラグを設定する。ここで、決定操作検出パターン判定処理は、図17の操作検出パターン判定処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、決定操作検出パターン判定処理は、図17の操作検出パターン判定処理の各ステップにおいて、「操作検出フラグ」を「決定操作検出フラグ」と読み替えればよい。
ここで、図15の説明に戻り、カウンタ更新処理(ステップS1707)では、MPU51は、演出種別カウンタ、変動表示カウンタの更新を実行する。具体的には、MPU51は、演出種別カウンタでのカウンタ値に1を加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。ここで更新される演出種別カウンタは、主制御装置4から受信する変動パターンコマンドに基づいて変動種別及び演出種別を決定するために使用される。例えば、演出種別カウンタは0〜100の間でループするループカウンタである。一方、MPU51は、変動表示カウンタを1減算する。この変動表示カウンタは、図柄表示部341の変動表示時間を計時するためのものであり、変動表示カウンタでのカウンタ値は残り変動表示時間が0になる場合に0になるように設定される。従って、変動表示カウンタのカウンタ値に基づいて、残りの変動表示時間、変動中であること、図柄表示部341の変動表示が終了したことなどを把握できる。本実施形態では、例えば変動表示カウンタは、図52のステップS3401において図柄表示部341における主図柄の変動表示が停止された変動停止画面92(図53(A)参照)であるか否かを判断する場合、図57のステップS3501、図58のステップS3601などにおいて図柄表示部341において主図柄の変動表示が開始されたか否かを判断する場合に参照される。
ここに、図19は、コマンド判定処理(図15のステップS1708)の手順の一例を示すフローチャートである。コマンド判定処理では、主制御装置4から受信するコマンドを判定し、そのコマンドに対応する処理を実行する。
図19に示すように、ステップS2001では、MPU51は、主制御装置4からコマンドを受信したか否かを判断する。ここで、MPU51は、コマンドを受信した場合(ステップS2001:Yes)、処理をステップS2002に移行する。一方、MPU51は、コマンドを受信していない場合(ステップS2001:No)、当該コマンド判定処理を終了する。なお、主制御装置4から受信したコマンドは、RAM512の未処理コマンド記憶エリアに格納され、MPU51は、未処理コマンド記憶エリアを参照することによりコマンドの受信の有無を判断する。なお、未処理コマンド記憶エリアに記憶されているコマンドは、ステップS2001でコマンドを受信したと判断され、処理の対象となった場合に未処理コマンド記憶エリアから消去され、例えば処理作業用記憶エリアに記憶される。
ステップS2002では、MPU51は、受信したコマンドが変動パターンコマンドであるか否かを判断する。ここで、MPU51は、変動パターンコマンドである場合(ステップS2002:Yes)、処理をステップS2003に移行し、コマンドが変動パターンコマンドでない場合(ステップS2002:No)、処理をステップS2006に移行する。
ステップS2003では、MPU51は、主制御装置4から受信した変動パターンコマンドに基づいて変動パターン(主図柄の停止図柄組み合わせ、変動種別及び演出種別)を決定する。具体的に、MPU51は、変動パターンコマンドと、予めROM511に記憶されている第1停止図柄選択テーブル(図20(A)参照)、変動種別テーブル(図20(B)参照)及び演出種別テーブル(図21(A)〜図21(C)参照)と、RAM512に記憶されている演出種別カウンタの値とに基づいて変動パターンを決定する。また、MPU51は、変動パターンコマンドに大当たり種別に関する情報が含まれている場合、大当たり種別に応じた大当たりフラグをオンに設定する。具体的には、MPU51は、大当たり種別が5R通常大当たりである場合に5R通常大当たりフラグをオンに設定し、大当たり種別が5R確変大当たりである場合に5R確変大当たりフラグをオンに設定し、大当たり種別が16R確変大当たりである場合に16R確変大当たりフラグをオンに設定する。
ステップS2004では、MPU51は、変動パターンコマンドに対応する変動表示時間を変動表示カウンタに設定する。変動表示時間は、変動パターンコマンドに含まれる変動パターン情報に応じて判断される。そして、変動表示カウンタは、図15のカウンタ更新処理(ステップS1707)で1ずつ減算され、MPU51は、変動表示カウンタに基づいて、図柄変動表示中であるか否か、変動表示時間の残り時間などを判断することが可能である。例えば、MPU51は、変動表示カウンタが0になった場合に図柄変動表示の終了と判断することが可能である。
ステップS2005では、MPU51は、図柄表示部341における主図柄の停止図柄組み合わせ、変動種別及び演出種別の内容を特定するための表示変動パターンコマンドを表示制御装置6に出力し、当該コマンド判定処理を終了させる。表示変動パターンコマンドは、ステップS2003で決定された主図柄の停止図柄組み合わせ、変動種別及び演出種別を識別するための情報である。一方、表示制御装置6のROM611には、表示変動パターンコマンド各々に対応する主図柄の変動画像及び演出画像などが記憶されている。これにより、表示制御装置6では、MPU61が、表示変動パターンコマンドに対応する主図柄の停止図柄組み合わせ、変動種別及び演出種別に応じて図柄表示部341における変動表示及び演出表示を実行する。
ステップS2006では、MPU51は、受信したコマンドが大当たり遊技開始コマンドであるか否かを判断する。大当たり遊技開始コマンドは、大当り遊技を開始することを示すコマンドであり、上述のように主制御装置4のMPU41によって大当り遊技の開始時に大当り遊技実行フラグをオンに設定した場合に設定される。ここで、MPU51は、受信したコマンドが大当たり遊技開始コマンドである場合(ステップS2006:Yes)、処理をステップS2007に移行し、受信したコマンドが大当たり遊技開始コマンドでない場合(ステップS2006:No)、処理をステップS2009に移行する。
大当たり遊技開始コマンドを受信した場合、MPU51は、大当たり遊技演出決定処理を実行する(ステップS2007)。大当たり遊技演出決定処理は、遊技状態が大当たり遊技状態に移行した場合に図柄表示部341などで実行される演出を決定する処理である。なお、大当たり遊技演出決定処理の詳細は図22を参照して後述する。
ステップS2008では、MPU51は、大当たり遊技演出開始フラグをオンに設定する。大当たり遊技演出開始フラグは、後述の図23の大当たり遊技演出処理において、オープニング演出開始処理を実行するか否かを判断する場合に参照される(ステップS2201)。
ステップS2009では、MPU51は、受信したコマンドが大当たり遊技終了コマンドであるか否かを判断する。大当たり遊技終了コマンドは、大当り遊技を終了することを示すコマンドであり、上述のように主制御装置4のMPU41によって大当り遊技の終了時に大当り遊技実行フラグをオフに設定した場合に設定される。ここで、MPU51は、受信したコマンドが大当たり遊技終了コマンドである場合(ステップS2009:Yes)、処理をステップS2010に移行し、受信したコマンドが大当たり遊技終了コマンドでない場合(ステップS2009:No)、処理をステップS2011に移行する。
ステップS2010では、MPU51は、大当たり遊技演出終了フラグをオンに設定する。大当たり遊技演出終了フラグは、例えば後述のステップS2013においてオンに設定され、後述の図23の大当たり遊技演出処理において、大当たり遊技演出においてエンディング演出終了処理を実行するか否かを判断する場合に参照される(ステップS2216)。
ステップS2011では、MPU51は、受信したコマンドが保留コマンドであるか否かを判断する。保留コマンドは、上述のように第1保留コマンド及び第2保留コマンドを含む。第1保留コマンドは、大当り種別又は外れ、変動パターン、及び第1作動口314への入賞により生じた変動表示の保留数Nを特定する情報を含む。第2保留コマンドは、大当り種別又は外れ、変動パターン、及び第2作動口315への入賞により生じた変動表示の保留数Mを特定する情報を含む。ここで、MPU51は、受信したコマンドが保留コマンドである場合(ステップS2011:Yes)、処理をステップS2012に移行し、受信したコマンドが保留コマンドでない場合(ステップS2011:No)、処理をステップS2013に移行する。
ステップS2012では、MPU51は、受信した保留コマンドが第1保留コマンドである場合、当該第1保留コマンドによって特定される大当たり種別又は外れ、変動パターン、保留数NなどをRAM512の変動種別エリアに記憶させる。同様に、MPU51は、受信した保留コマンドが第2保留コマンドである場合、当該第2保留コマンドによって特定される大当たり種別又は外れ、変動パターン、保留数MなどをRAM512の変動種別エリアに記憶させる。
ステップS2013では、MPU51は、主制御装置4から受信したその他のコマンドに基づく処理を実行した後、当該コマンド判定処理を終了させる。例えば、MPU51は、開閉実行モード開始コマンドを受信した場合に開閉実行モード開始フラグをオンに設定し、開閉実行モード終了コマンドを受信した場合に開閉実行モード終了フラグをオンに設定する。なお、開閉実行モード開始フラグは、後述の図23の大当たり遊技演出処理において、オープニング演出を終了させ、開閉実行モード演出を開始するか否かを判断するときに参照される(ステップS2206〜S2208)。一方、開閉実行モード終了フラグは、後述の図23の大当たり遊技演出処理において、開閉実行モード演出を終了させ、エンディング演出を開始するか否かを判断する場合に参照される(ステップS2212〜S2214)。
ここに、図22は、大当たり遊技演出決定処理(図19のステップS2007)の手順の一例を示すフローチャートである。大当たり遊技演出決定処理では、大当たり遊技において実行するオープニング演出、エンディング演出、開閉実行モード演出などの大当たり遊技において実行される演出を決定する。
ステップS2101では、MPU51は、大当たり遊技に移行してから開閉実行モードを開始するまでの間に実行するオープニング演出を決定する。具体的には、MPU51は、例えばROM511に記憶されたオープニング演出テーブルに基づいて、停止表示された主図柄の図柄組み合わせ(又は第1停止図柄)に応じてオープニング演出を決定する。また、MPU51は、決定したオープニング演出種別の情報をオープニング演出コマンドとして表示制御装置6に送信する。ここで、MPU51は、オープニング演出として、図柄組み合わせが「777」である場合には16R確変大当たりであることを明示する演出、図柄組み合わせが「333」である場合には5R確変大当たりであることを示唆する演出、図柄組み合わせが「777」及び「333」以外のゾロ目である場合には5R通常大当たりであることを示唆する演出を決定する。即ち、オープニング演出は、大当たり種別ではなく、停止表示された主図柄の図柄組み合わせ(又は第1停止図柄)に応じて決定される。
ステップS2102では、MPU51は、開閉実行モードを終了後、大当たり遊技が終了するまでの間に実行するエンディング演出を決定する。具体的には、MPU51は、例えばROM511に記憶されたエンディング演出テーブルに基づいて、大当たり種別に応じてエンディング演出を決定する。また、MPU51は、決定したエンディング演出種別の情報をエンディング演出コマンドとして表示制御装置6に送信する。
ステップS2103では、MPU51は、第1昇格演出フラグがオンに設定されているか否かを判断し、第1昇格演出フラグがオンの場合(ステップS2103:Yes)、処理をステップS2104に移行し、第1昇格演出フラグがオフの場合(ステップS2103:No)、処理をステップS2106に移行する。第1昇格演出フラグは、抽選結果が5R通常大当たりであることを示唆する5R通常大当たり用開閉実行モード演出の実行中又は終了後に、抽選結果が5R確変大当たりであることを明示する5R確変昇格演出を実行するか否かを示すものである。この第1昇格演出フラグは、抽選結果が「5R確変大当たり」であり、主図柄の停止表示結果として5R通常大当たりを示唆する図柄組み合わせ(「333」及び「777」以外の図柄組み合わせ)が決定された場合に、図19のコマンド判定処理におけるステップS2003においてオンに設定される。
ステップS2104では、MPU51は、開閉実行モードにおいて実行する演出として5R通常大当たりを示唆する演出(5R通常大当たり用開閉実行モード演出)を決定する。例えば、5R通常大当たり用開閉実行モード演出は、ROM511に記憶された5R通常大当たり用開閉実行モード演出テーブルに基づいて決定される。また、MPU51は、決定した5R通常大当たり用開閉実行モード演出の種別情報を開閉実行モード演出コマンドとして表示制御装置6に送信する。
ステップS2105では、MPU51は、5R確変昇格演出を決定する。5R確変昇格演出は、例えばROM511に記憶された5R確変昇格演出テーブルに基づいて決定される。また、MPU51は、決定した5R確変昇格演出の種別の情報を確変昇格演出コマンドとして表示制御装置6に送信する。
ステップS2106では、MPU51は、第2昇格演出フラグがオンに設定されているか否かを判断し、第2昇格演出フラグがオンの場合(ステップS2106:Yes)、処理をステップS2107に移行し、第2昇格演出フラグがオフの場合(ステップS2106:No)、処理をステップS2109に移行する。第2昇格演出フラグは、抽選結果が5R確変大当たりであることを示唆する5R確変大当たり用開閉実行モード演出の実行中又は終了後に、抽選結果が16R確変大当たりであることを明示する16R昇格演出を実行するか否かを示すものである。この第2昇格演出フラグは、抽選結果が「16R確変大当たり」であり、主図柄の停止表示結果として5R通常大当たり又は5R確変大当たりを示唆する図柄組み合わせが決定された場合に、図19のコマンド判定処理におけるステップS2003においてオンに設定される。
ステップS2107では、MPU51は、開閉実行モードにおいて実行する演出として5R確変大当たりを示唆する演出(5R確変大当たり用開閉実行モード演出)を決定する。例えば、5R確変大当たり用開閉実行モード演出は、ROM511に記憶された5R確変大当たり用開閉実行モード演出テーブルに基づいて決定される。また、MPU51は、決定した5R確変大当たり用開閉実行モード演出の種別情報を開閉実行モード演出コマンドとして表示制御装置6に送信する。
ステップS2108では、MPU51は、16R昇格演出を決定する。16R昇格演出は、例えばROM511に記憶された16R昇格演出テーブルに基づいて決定される。また、MPU51は、選択した16R昇格演出の種別の情報を16R昇格演出コマンドとして表示制御装置6に送信する。
ステップS2109では、MPU51は、第3昇格演出フラグがオンに設定されているか否かを判断し、第3昇格演出フラグがオンの場合(ステップS2109:Yes)、処理をステップS2110に移行し、第3昇格演出フラグがオフの場合(ステップS2109:No)、処理をステップS2112に移行する。第3昇格演出フラグは、抽選結果が5R通常大当たりであることを示唆する5R通常大当たり示唆演出の途中又は終了後に、抽選結果が16R確変大当たりであることを明示する16R確変昇格演出を実行するか否かを示すものである。この第3昇格演出フラグは、抽選結果が「16R確変大当たり」であり、主図柄の停止表示結果として5R通常大当たりを示唆する図柄組み合わせが決定された場合に、図19のコマンド判定処理におけるステップS2003においてオンに設定される。
ステップS2110では、MPU51は、ステップS2104と同様に、開閉実行モードにおいて実行する演出として5R通常大当たりを示唆する演出(5R通常大当たり用開閉実行モード演出)を決定し、決定した5R通常大当たり用開閉実行モード演出の種別情報を開閉実行モード演出コマンドとして表示制御装置6に送信する。
ステップS2111では、MPU51は、16R確変昇格演出を決定する。16R確変昇格演出は、例えばROM511に記憶された16R確変昇格演出テーブルに基づいて決定される。また、MPU51は、決定した16R確変昇格演出の種別の情報を16R確変昇格演出コマンドとして表示制御装置6に送信する。
ステップS2112では、MPU51は、図19のコマンド判定処理におけるステップS2003でオンに設定される5R確変大当たりフラグがオンに設定されているか否かを判断し、5R確変大当たりフラグがオンの場合(ステップS2112:Yes)、処理をステップS2113に移行し、5R確変大当たりフラグがオフの場合(ステップS2112:No)、処理をステップS2114に移行する。
ステップS2113では、MPU51は、ステップS2107と同様に、開閉実行モードにおいて実行する演出として5R確変大当たりを示唆する演出(5R確変大当たり用開閉実行モード演出)を決定し、決定した5R確変大当たり用開閉実行モード演出の種別情報を開閉実行モード演出コマンドとして表示制御装置6に送信し、5R確変大当たりフラグをオフに設定する。
ステップS2114では、MPU51は、図19のコマンド判定処理におけるステップS2003でオンに設定される16R確変大当たりフラグがオンに設定されているか否かを判断し、16R確変大当たりフラグがオンの場合(ステップS2114:Yes)、処理をステップS2115に移行し、16R確変大当たりフラグがオフの場合(ステップS2114:No)、処理をステップS2116に移行する。
ステップS2115では、MPU51は、開閉実行モードにおいて実行する演出として16R確変大当たりを示唆する演出(16R確変大当たり用開閉実行モード演出)を決定する。例えば、16R確変大当たり用開閉実行モード演出は、ROM511に記憶された16R確変大当たり用開閉実行モード演出テーブルに基づいて決定される。また、MPU51は、決定した16R確変大当たり用開閉実行モード演出の種別情報を開閉実行モード演出コマンドとして表示制御装置6に送信し、16R確変大当たりフラグをオフに設定する。
ステップS2116では、MPU51は、ステップS2104と同様に、開閉実行モードにおいて実行する演出として5R通常大当たりを示唆する演出(5R通常大当たり用開閉実行モード演出)を決定し、決定した5R通常大当たり用開閉実行モード演出の種別情報を開閉実行モード演出コマンドとして表示制御装置6に送信し、5R通常大当たりフラグをオフに設定する。
ここに、図23は、大当たり遊技演出処理(図15のステップS1710)の手順の一例を示すフローチャートである。大当たり遊技演出処理では、図22の大当たり遊技演出決定処理において決定されたオープニング演出、エンディング演出、開閉実行モード演出などを実行する。
ステップS2201では、MPU51は、図19のコマンド判定処理におけるステップS2008でオンに設定される大当たり遊技演出開始フラグがオンに設定されているか否かを判断し、大当たり遊技演出開始フラグがオンの場合(ステップS2201:Yes)、処理をステップS2202に移行し、大当たり遊技演出開始フラグがオフの場合(ステップS2201:No)、処理をステップS2206に移行する。
大当たり遊技演出開始フラグがオンの場合(ステップS2201:Yes)、MPU51は、オープニング演出開始処理を実行し(ステップS2202)、大当たり遊技演出開始フラグをオフに設定する(ステップS2203)。オープニング演出開始処理では、MPU51は、図22のステップS2101で決定したオープニング演出としての音声演出及びランプ演出をスピーカ26及び電飾部27において実行させると共に、表示制御装置6に対してオープニング演出としての画像演出を図柄表示部341に実行させるコマンドを送信する。
ステップS2204では、MPU51は、当該大当たり遊技の終了後に、いわゆる保留連荘が実行されるか否かを判断する。保留連荘は、大当たり遊技が終了して遊技状態が時短モードに移行した場合の第2保留格納エリアREBの第1保留エリアREB1〜第4保留エリアREB4のいずれかに当否情報として、大当たり(5R確変大当たり、16R確変大当たり又は5R通常大当たり)であることを示す情報が含まれている場合に実行される。即ち、保留連荘は、大当たり遊技の終了時の保留数Mを上限とする遊技回以内で大当たり遊技が発生することをいう。例えば、大当たり遊技の終了時の保留数Mが4である場合、4回の遊技回以内で大当たりが発生する場合を保留連荘という。保留連荘が実行されるか否かは、例えばRAM512の変動種別エリアを参照し、第2保留コマンドによって特定された大当たり種別が記憶されているか否かにより判断できる。
ステップS2205では、MPU51は、保留連荘フラグをオンに設定し、当該大当たり遊技演出処理を終了する。保留連荘フラグは、後述の図42の選曲ボタン演出処理のステップS2904及びステップS2906において、選曲ボタン演出を決定するための5R確変選曲ボタン演出抽選テーブル(図45参照)又は16R確変選曲ボタン演出抽選テーブル(図48参照)を選択する場合に参照される。具体的には、保留連荘フラグは、図43の5R確変選曲ボタン演出決定処理におけるステップS3003、S3008、S3014及びS3019、並びに図47の16R確変選曲ボタン演出決定処理におけるステップS3103、S3108、S3114及びS3119において参照される。換言すれば、後述の保留連荘確定演出は、オープニング演出が開始される前での大当たり抽選の結果が大当たりである保留連荘について保留連荘確定演出を実行する。なお、先のステップS2204の判断を後述の図43の5R確変選曲ボタン演出決定処理のステップS3003、S3008、S3014及びS3019、並びに図47の16R確変選曲ボタン演出決定処理のステップS3103、S3108、S3114及びS3119において行うようにしてもよい。この場合、保留連荘が実行されるか否かの判断が選曲ボタン演出を決定する段階で行われるため、大当たり遊技中の抽選での保留連荘も選曲ボタン演出が開始されるまでのものが対象なるため、オープニング演出を開始する段階(ステップS2204)において保留連荘が実行されるかを判断する場合に比べて、保留連荘確定演出が実行される可能性が高くなる。そのため、保留連荘が実行されることを大当たり遊技中に知りたい遊技者にとっては遊技の興趣が向上する。また、保留連荘確定演出は、上述のようにエンディング演出において実行してもよい。この場合の保留連荘確定演出は、遊技者が選曲ボタン演出として保留連荘確定演出を実行しない設定を行っている場合(後述の図66の選曲ボタン演出設定画面処理におけるステップS4113、又は後述の図73の選曲ボタン演出設定履歴画面処理におけるステップS4513で保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合)の限定演出として実行するようにしてもよい。これにより、遊技者が保留連荘確定演出に対して非実行を設定している場合であっても、保留連荘が実行されることを遊技者に明示することができる。
ステップS2206では、MPU51は、図19のステップS2013でオンに設定される開閉実行モード開始フラグがオンに設定されているか否かを判断し、開閉実行モード開始フラグがオンの場合(ステップS2206:Yes)、処理をステップS2207に移行し、開閉実行モード開始フラグがオフの場合(ステップS2206:No)、処理をステップS2212に移行する。
開閉実行モード開始フラグがオンの場合(ステップS2206:Yes)、MPU51は、オープニング演出終了処理を実行し(ステップS2207)、開閉実行モード演出開始処理を実行する(ステップS2208)。即ち、MPU51は、オープニング演出を終了すると共に、図22の大当たり遊技演出決定処理におけるステップS2104、S2107、S2110、S2113、S2115又はS2116で決定した開閉実行モード演出を開始する。
ステップS2209では、MPU51は、大当たり遊技演出の開閉実行モードで出力される楽曲を遊技者に選択させるための楽曲選択画像83(図25参照)を表示する楽曲選択画像表示処理を実行する。次いで、MPU51は、楽曲選択画像83において仮選択楽曲画像832として最初に表示された仮選択楽曲画像832(初期仮選択楽曲画像)に対応する楽曲(初期仮選択楽曲)を出力する初期仮選択楽曲出力処理を実行する(ステップS2210)。仮選択楽曲画像832は、上述のように大当たり状態において遊技者の選択によりスピーカ26から出力可能な複数の楽曲(本実施形態では20曲)のうち、遊技者による決定ボタン21Bに対する決定操作によって選択可能な仮選択楽曲であることを示す画像である。また、MPU51は、開閉実行モード開始フラグをオフに設定し(ステップS2211)、当該大当たり遊技演出処理を終了する。なお、楽曲選択画像表示処理の詳細は、図24を参照して後述する。また、初期仮選択楽曲出力処理の詳細は、図37を参照して後述する。
ステップS2212では、MPU51は、図19のコマンド判定処理におけるステップS2013でオンに設定される開閉実行モード終了フラグがオンに設定されているか否かを判断し、開閉実行モード終了フラグがオンの場合(ステップS2212:Yes)、処理をステップS2213に移行し、開閉実行モード終了フラグがオフの場合(ステップS2212:No)、処理をステップS2216に移行する。
開閉実行モード終了フラグがオンの場合(ステップS2212:Yes)、MPU51は、開閉実行モード演出終了処理を実行する(ステップS2213)。開閉実行モード演出終了処理では、MPU51は、例えば図柄表示部341での画像演出の実行及びスピーカ26からの楽曲の出力を終了させる。
MPU51は、エンディング演出開始処理を実行すると共に(ステップS2214)、開閉実行モード終了フラグをオフに設定し(S2215)、当該大当たり遊技演出処理を終了する。エンディング演出開始処理では、MPU51は、上述の大当たり遊技演出決定処理のステップS2102(図22参照)で決定されたエンディング演出を図柄表示部341及びスピーカ26に開始させる。なお、MPU51は、エンディング演出として大当たり遊技での出玉数や連荘中の総出玉数などの出玉に関する画像を図柄表示部341に表示させる場合、エンディング演出の開始前に出玉に関する画像を決定する。また、MPU51は、エンディング演出において保留連荘確定演出を実行する場合、エンディング演出の開始前に図柄表示部341での保留連荘確定画像の表示、スピーカ26からの保留連荘確定音の出力などの保留連荘確定演出を決定する。
ステップS2216では、MPU51は、図19のコマンド判定処理におけるステップS2010でオンに設定される大当たり遊技演出終了フラグがオンに設定されているか否かを判断し、大当たり遊技演出終了フラグがオンの場合(ステップS2216:Yes)、処理をステップS2217に移行し、大当たり遊技演出終了フラグがオフの場合(ステップS2216:No)、処理をステップS2219に移行する。
大当たり遊技演出終了フラグがオンの場合(ステップS2216:Yes)、MPU51は、エンディング演出終了処理を実行すると共に(ステップS2217)、大当たり遊技演出終了フラグをオフに設定し(ステップS2218)、当該大当たり遊技演出処理を終了する。
ステップS2219では、MPU51は、後述の図24の楽曲選択画像表示処理におけるステップS2306でオンに設定される楽曲選択処理中フラグがオンに設定されているか否かを判断し、楽曲選択処理中フラグがオンの場合(ステップS2219:Yes)、楽曲選択処理を実行し(ステップS2220)、楽曲選択処理中フラグがオフの場合(ステップS2219:No)、当該大当たり遊技演出処理を終了する。なお、楽曲選択処理の詳細は、図39を参照して後述する。
ここに、図24は、楽曲選択画像表示処理(図23のステップS2209)の手順の一例を示すフローチャートである。楽曲選択画像表示処理では、大当たり遊技演出の開閉実行モードで出力される楽曲を遊技者に選択させるための楽曲選択画像83を図柄表示部341に表示する(図25参照)。また、図25は、図柄表示部341に表示される楽曲選択画像83を含む楽曲選択画像表示画面82の一例である。なお、図25は、楽曲選択画像83における後述の未選択楽曲が仮選択された状態を示している。以下において、図25を参照して楽曲選択画像表示画面82の一例を先に説明し、次いで図24を参照して楽曲選択画像表示処理を説明する。
図24の説明に戻り、ステップS2301では、MPU51は、楽曲選択画像83を表示するために既選択楽曲リストを作成する。また、MPU51は、非選択楽曲リストも作成する(ステップS2302)。既選択楽曲リスト及び非選択楽曲リストは、後述の楽曲選択画像83に対する初期配列順位データテーブル(図31参照)を作成するときに参照されるものであり、例えば図29に示すRAM512に記憶される楽曲選択カウンタデータテーブルから作成できる。
図24の説明に戻り、ステップS2303では、MPU51は、大当たり遊技に移行した後に図柄表示部341に楽曲選択画像83を最初に表示するときの仮選択楽曲(初期仮選択楽曲)を決定する初期仮選択楽曲決定処理を実行する。初期仮選択楽曲決定処理の詳細は、図35を参照して後述する。
ステップS2303の初期仮選択楽曲決定処理を終了した場合、MPU51は、ステップS2303で決定した初期仮選択楽曲をRAM512に記憶し(ステップS2304)、初期楽曲選択画像表示処理を実行する(ステップS2305)。なお、ステップS2304で記憶した初期仮選択楽曲は、後述の図50の楽曲選択カウンタデータ更新処理におけるステップS3202で初期仮選択楽曲が選択されたか否かを判断する場合に参照される。また、ステップS2305の初期楽曲選択画像表示処理では、MPU51は、複数の楽曲に対する初期配列を決定し、この初期配列に関する初期配列順位データを図柄表示部341に送信する。初期配列は、例えば図30(A)に示す既選択楽曲リストテーブル、図30(B)に示す非選択楽曲リストテーブル、及び図24のステップS2303で決定された初期仮選択楽曲に基づいて決定される。
図24の説明に戻り、ステップS2306では、MPU51は、楽曲選択処理中フラグをオンに設定し、当該楽曲選択画像表示処理を終了する。例えば、楽曲選択処理中フラグは、楽曲選択処理を継続するか否か(図23の大当たり遊技演出処理におけるステップS2219)、選曲有効期間が経過したか否かを判断する場合に参照される(図39の楽曲選択処理におけるステップS2608)。
ここに、図35は、初期仮選択楽曲決定処理(図24のステップS2303)の手順の一例を示すフローチャートである。初期仮選択楽曲決定処理では、楽曲選択画像83の仮選択楽曲画像832として最初に表示させる初期仮選択楽曲画像832に対応する初期仮選択楽曲を仮選択楽曲抽選カウンタから取得される値に基づいて決定する。
MPU51は、初期仮選択楽曲を選択するため初期仮選択楽曲抽選カウンタの値を取得し(ステップS2401)、仮選択楽曲抽選テーブルを参照してステップS2401で取得した仮選択楽曲抽選カウンタの値に該当する楽曲を初期仮選択楽曲として仮決定する(ステップS2402)。
図35の説明に戻り、ステップS2403では、MPU51は、初期仮選択楽曲として仮決定された楽曲が既選択楽曲又は非選択楽曲(嫌い楽曲)であるか否か、即ち未選択楽曲であるか否かを判断し、仮決定された楽曲が既選択楽曲又は非選択楽曲である場合(未選択楽曲でない場合)(ステップS2403:Yes)、初期仮選択楽曲を決定することなく、当該初期仮選択楽曲決定処理を終了する。即ち、MPU51は、次回の副タイマ割込み処理(図15参照)において、再び初期仮選択楽曲決定処理を実行し、初期仮選択楽曲の決定を試みる。一方、MPU51は、仮決定された楽曲が既選択楽曲又は非選択楽曲でない場合(未選択楽曲である場合)(ステップS2403:No)、ステップS2402で仮決定された楽曲を初期仮選択楽曲として決定し(ステップS2404)、当該初期仮選択楽曲決定処理を終了する。例えば、既選択楽曲又は非選択楽曲であるか否かは、楽曲選択カウンタデータテーブル(図29参照)を参照し、既選択フラグ又は非選択フラグがオンに設定されているか否かにより判断できる。図29の例では、ステップS2402での抽選により仮決定された楽曲が楽曲A、楽曲D又は楽曲Jである場合には既選択楽曲であると判断され、仮決定された楽曲が楽曲B、楽曲C又は楽曲Iである場合には非選択楽曲であると判断される。これにより、既選択楽曲(楽曲A、楽曲D及び楽曲J)及び非選択楽曲(楽曲B、楽曲C及び楽曲I)以外の楽曲が初期仮選択楽曲として決定されるまで(ステップS2403:No)、当該初期仮選択楽曲決定処理が繰り返し行われる。
ここに、図37は、初期仮選択楽曲出力処理(図23のステップS2210)の手順の一例を示すフローチャートである。初期仮選択楽曲出力処理では、大当たり遊技に移行した後に図柄表示部341に仮選択楽曲画像832を最初に表示した場合に初期仮選択楽曲画像832に対応する初期仮選択楽曲をスピーカ26から出力させる処理である。この初期仮選択楽曲出力処理では、通常はデフォルト設定のメロディーパターンで初期仮選択楽曲がスピーカ26から出力される。メロディーパターンは、楽曲をスピーカ26から出力させる場合の出力開始部分を定めたものである。
MPU51は、昇格演出フラグがオンに設定されているか否かを判断する(ステップS2501)。具体的には、MPU51は、図19のステップS2003でオンに設定される第1昇格演出フラグ、第2昇格演出フラグ及び第3昇格演出フラグのいずれかがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、昇格演出フラグがオンに設定されている場合(ステップS2501:Yes)、処理をステップS2507に移行し、昇格演出フラグがオフに設定されている場合(ステップS2501:No)、処理をステップS2502に移行する。
昇格演出フラグがオフに設定されている場合(ステップS2501:No)、MPU51は、図61のステップS3913又は図69のS4313において設定される仮選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオンに設定しているか判断する(ステップS2502)。
昇格演出フラグがオンに設定されている場合(ステップS2501:Yes)、MPU51は、初期仮選択楽曲をスピーカ26から出力させる予め定められた複数のメロディーパターン(本実施形態では2つ)からメロディーパターンをランダムに選択する(ステップS2507)。即ち、MPU51は、昇格演出を行うことが予定されている場合に、メロディーパターン(出力開始部分)の矛盾を発生させるかを、遊技者によって仮選択楽曲のメロディーパターンがデフォルト設定とは異なるメロディーパターンに設定されているか否かに関係なく、メロディーパターンのランダム抽選によって決定する。これにより、MPU51は、昇格演出を行うことが予定されている場合にメロディーパターン(出力開始部分)の矛盾を発生させることができる。
ステップS2508では、MPU51は、ステップS2507において決定した初期仮選択楽曲のメロディーパターンがメロディーパターン1であるか否かを判断する。MPU51は、メロディーパターン1が選択された場合(ステップS2508:Yes)、スピーカ26に対しAメロ(歌い出し部分)から初期仮選択楽曲を出力させ(ステップS2506)、当該初期仮選択楽曲出力処理を終了する。一方、MPU51は、メロディーパターン2が選択された場合(ステップS2508:No)、スピーカ26に対しサビ部分から初期仮選択楽曲を出力させ(ステップS2504)、当該初期仮選択楽曲出力処理を終了する。
ここに、図39は、楽曲選択処理(図23のステップS2220)の手順の一例を示すフローチャートである。楽曲選択処理では、大当たり遊技において出力する楽曲を遊技者に選択させ、遊技者によって楽曲が選択された場合に選択楽曲の出力などの処理を実行する。
ステップS2601では、MPU51は、上選択ボタン操作データ(図18(B)参照)に基づき、上選択ボタン211が操作されたか否かを判断する。
ステップS2602では、MPU51は、仮選択楽曲であることを示すカーソル画像836を上方向に移動させるカーソル移動表示処理を実行する。例えば、図26に示す初期楽曲選択画像83において上選択ボタン211が操作された場合、図27(A)に示すようにカーソル画像836及びインディケータ画像835(「仮」の文字付マーク)が楽曲Pから一つ上の楽曲Aに移動する。これにより、楽曲Aに対する楽曲選択画像83が既選択楽曲画像831から仮選択楽曲画像832に変更される。MPU51は、カーソル移動表示処理を終了した場合、処理をステップS2605に移行する。
ステップS2603では、MPU51は、下選択ボタン操作データ(図18(C)参照)に基づき、下選択ボタン212が操作されたか否かを判断する。
ステップS2604では、MPU51は、未選択楽曲画像833を下方向に移動させる未選択楽曲画像移動表示処理を実行する。例えば、図26に示す楽曲選択画像83において下選択ボタン212が操作された場合、MPU51は、楽曲E、楽曲F、楽曲G、楽曲H、及び楽曲Kに対する未選択楽曲画像833を下方に移動させる。このとき、楽曲Lに対する未選択楽曲画像833が消去される一方で、仮選択楽曲画像832として新たに楽曲Tに対する楽曲選択画像83が表示されることで、仮選択楽曲が楽曲Pから楽曲Tに変更される。
ステップS2605では、MPU51は、仮選択楽曲をスピーカ26から出力させる仮選択楽曲出力処理を実行し、当該楽曲選択処理を終了する。なお、仮選択楽曲出力処理の詳細は図40を参照して後述する。
ステップS2606では、MPU51は、決定ボタン操作データ(図18(F)参照)に基づき、決定ボタン21Bが操作されたか否かを判断する。具体的には、MPU51は、第2決定操作パターンフラグがオンに設定されているか否かによって、決定ボタン21Bに対する操作が開始されたかを判断することで、決定ボタン21Bが操作されたか否かを判断する。MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合(ステップS2606:Yes)、処理をステップS2607に移行し、決定ボタン21Bが操作されていない場合(ステップS2606:No)、処理をステップS2610に移行する。
決定ボタン21Bが操作された場合(ステップS2606:Yes)、MPU51は、決定操作カウンタを1加算する(ステップS2607)。決定操作カウンタは、後述の図41の選択楽曲出力処理におけるステップS2802において大当たり遊技の選曲有効期間(例えば1R目の開閉実行モードを実行している期間)おける1回目の楽曲決定であるか否かを判断する場合に参照される。また、MPU51は、遊技者により選択された楽曲をスピーカ26から出力させる選択楽曲出力処理を実行し(ステップS2608)、選択時の決定ボタン21Bに対する操作に対して選曲ボタン演出を実行する選曲ボタン演出処理を実行する(ステップS2609)。なお、選択楽曲出力処理の詳細は図41を参照して後述する。また、選曲ボタン演出処理の詳細は図42を参照して後述する。
ステップS2610では、MPU51は、選曲有効期間が経過したか否かを判断する。MPU51は、選曲有効期間が経過した場合(ステップS2610:Yes)、処理をステップS2611に移行する。一方、MPU51は、選曲有効期間が経過していない場合(ステップS2610:No)、当該楽曲選択処理を終了する。即ち、選曲有効期間が経過するまでは、図24の楽曲選択画像表示処理におけるステップS2306でオンに設定される楽曲選択処理中フラグがオフに設定(ステップS2612)されることがないため、選曲有効期間中はステップS2606の決定ボタン21Bに対する操作の有無の判断が繰り返し行われる。換言すれば、選曲有効期間中は複数回の楽曲の選択(選択楽曲の変更)が可能である。また、この選曲有効期間中は、決定ボタン21Bに対する操作によって楽曲の選択が有効になることから、後述の図42の選曲ボタン演出処理によって選曲ボタン演出(期待度示唆演出(示唆演出1〜示唆演出8)、確変確定演出(確定演出1〜確定演出4)及び保留連荘確定演出(確定演出2及び確定演出4))が実行され得る期間でもある。即ち、本実施形態では、期待度示唆演出、確変確定演出及び保留連荘確定演出の実行タイミングが選曲有効期間内に制限されている。このように、選曲ボタン演出の実行タイミングを制限することで、選曲ボタン演出が実行されるかの確認のために不必要に決定ボタン21Bが操作されることを抑制できる。
選曲有効期間が経過した場合(ステップS2610:Yes)、MPU51は、楽曲選択画像83において既選択楽曲画像831を表示させるためデータを遊技者による楽曲選択に基づき更新する楽曲選択カウンタデータ更新処理を行うと共に(ステップS2611)、楽曲選択処理中フラグをオフに設定し(ステップS2612)、当該楽曲選択処理を終了する。なお、楽曲選択カウンタデータ更新処理の詳細は図50を参照して後述する。
ここに、図40は、仮選択楽曲出力処理(図39のステップS2605)の手順の一例を示すフローチャートである。仮選択楽曲出力処理では、遊技者による上選択ボタン211又は下選択ボタン212に対する操作によって仮選択楽曲の変更があった場合に、仮選択楽曲をスピーカ26から出力させる処理を実行する。この仮選択楽曲出力処理では、通常はデフォルト設定のメロディーパターンで仮選択楽曲がスピーカ26から出力される。図38に示すように、メロディーパターンは、上述のように仮選択楽曲をスピーカ26から出力させる場合の出力開始部分を定めたものであり(図38参照)、遊技者によりデフォルト設定とは異なるメロディーパターンの設定が可能である(図61のメロディーパターン設定画面処理、又は図69のメロディーパターン設定履歴画面処理)。遊技者によりデフォルト設定とは異なるメロディーパターンの設定がなされている場合、遊技者により設定されたメロディーパターンで初期仮選択楽曲がスピーカ26から出力される。
ステップS2701では、MPU51は、昇格演出フラグがオンに設定されているか否かを判断する。具体的には、MPU51は、図19のステップS2003でオンに設定される第1昇格演出フラグ、第2昇格演出フラグ及び第3昇格演出フラグのいずれかがオンに設定されているか否かを判断する。
ステップS2702では、MPU51は、未選択楽曲が仮選択されたか否かを判断する。MPU51は、未選択楽曲が仮選択された場合(ステップS2702:Yes)、処理をステップS2703に移行し、未選択楽曲が仮選択されていない場合(ステップS2702:No)、処理をステップS2708に移行する。
ステップS2703では、MPU51は、図61のステップS3913及び図69のS4313で設定される仮選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオンに設定しているか判断する。
昇格演出フラグがオンに設定され(ステップS2701:Yes)、かつ仮選択楽曲が未選択楽曲である場合に(ステップS2702:Yes)、MPU51は、仮選択楽曲をスピーカ26から出力させる予め定められた複数のメロディーパターン(本実施形態では2つ)からメロディーパターンをランダムに選択する(ステップS2708)。即ち、MPU51は、昇格演出を行うことが予定されている場合に、未選択楽曲が仮選択されることを条件に、メロディーパターン(出力開始部分)の矛盾を発生させるかを、遊技者によって仮選択楽曲のメロディーパターンがデフォルト設定とは異なるメロディーパターンに設定されているか否かに関係なく、メロディーパターンのランダム抽選によって決定する。これにより、MPU51は、昇格演出を行うことが予定されている場合にメロディーパターン(出力開始部分)の矛盾を発生させることができる。
ここに、図41は、選択楽曲出力処理(図39のステップS2609)の手順の一例を示すフローチャートである。選択楽曲出力処理では、遊技者による決定ボタン21Bに対する決定操作によって楽曲が選択された場合に、選択楽曲をスピーカ26から出力させる処理を実行する。この楽曲出力処理では、通常はデフォルト設定のメロディーパターンで選択楽曲がスピーカ26から出力される。図38に示すように、メロディーパターンは、上述のように楽曲をスピーカ26から出力させる場合の出力開始部分を定めたものであり、選択楽曲に関しては既選択楽曲及び未選択楽曲のそれぞれについて個別にデフォルト設定が定められている。既選択楽曲では、メロディーパターンのデフォルト設定は、楽曲A〜楽曲Tの全てがメロディーパターン1、即ちAメロ(歌い出し部分)からの出力開始に設定されている。未選択楽曲では、メロディーパターンのデフォルト設定は、楽曲A〜楽曲Tの全てがメロディーパターン2、即ちサビ部分からの出力開始に設定されている。なお、既選択楽曲では、全ての楽曲A〜楽曲Tについてデフォルト設定がメロディーパターン1であるが、一部又は全部の楽曲のデフォルト設定がメロディーパターン2であってもよい。また、未選択楽曲では、全ての楽曲A〜楽曲Tについてデフォルト設定がメロディーパターン2であるが、一部又は全部の楽曲のデフォルト設定がメロディーパターン1であってもよい。
ステップS2801では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作により選択された選択楽曲が未選択楽曲であるか否かを判断する。MPU51は、選択楽曲が未選択楽曲である場合(ステップS2801:Yes)、処理をステップS2802に移行し、選択楽曲が未選択楽曲でない場合、即ち選択楽曲が既選択楽曲である場合(ステップS2801:No)、処理をステップS2810に移行する。
ステップS2802では、MPU51は、当該大当たり遊技の選曲有効期間における1回目の楽曲決定であるか否かを判断する。具体的には、MPU51は、決定ボタン21Bに対する楽曲決定操作によって1加算される決定操作カウンタ(図39のステップS2606及びS2607参照)の値が1であるか否かを判断する。
ステップS2803では、MPU51は、図19のステップS2003でオンに設定される第1昇格演出フラグ、第2昇格演出フラグ及び第3昇格演出フラグのいずれかがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、いずれかの昇格演出フラグがオンに設定されている場合(S2803:Yes)、処理をステップS2804に移行し、いずれかの昇格演出フラグがオンに設定されていない場合(ステップS2803:No)、処理をステップS2809に移行する。
ステップS2804では、MPU51は、矛盾出力抽選を行う。矛盾出力とは、メロディーパターンがデフォルト設定されている場合にはデフォルト設定とは異なるメロディーパターンでスピーカ26から選択楽曲を出力させ、メロディーパターンがデフォルト設定とは異なるメロディーパターンに設定されている場合にはデフォルト設定のメロディーパターンでスピーカ26から選択楽曲を出力させることをいう。本実施形態では、矛盾出力抽選は、第1〜第3昇格演出フラグのいずれかがオンに設定されている場合に未選択楽曲が選択されることで実行される(ステップS2801及びステップS2803:Yes)。そのため、遊技者は、未選択楽曲を選択した場合の楽曲の出力に矛盾が発生することで、例えば現在の遊技状態が5R通常大当たり遊技状態よりも遊技者に有利な5R確変大当たり遊技状態及び16R確変大当たり遊技状態のいずれかであること、又は5R確変大当たり遊技状態よりも遊技者に有利な16R確変大当たり遊技状態であることを知り得ることができる。そのため、未選択楽曲を選択するための決定操作が、単に楽曲が選択するという行為ではなく、遊技者により有利なお大当たり遊技状態であるか否かを確認するという行為として楽しむことができる。これにより、遊技者に対して未選択楽曲を積極的に選択させる動機づけを与えて未選択楽曲を聴かせることができ、遊技者に未選択楽曲の良さを伝える機会を確保できる。
ステップS2805では、MPU51は、矛盾出力抽選に当選したか否かを判断し、当選した場合(ステップS2805:Yes)、処理をステップS2806に移行し、当選していない場合(ステップS2805:No)、処理をステップS2809に移行する。
矛盾出力抽選に当選した場合(ステップS2805:Yes)、ステップS2806においてMPU51は、図61のステップS3913又は図69のステップS4313においてオンに設定される未選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、未選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオンに設定されている場合(ステップS2806:Yes)、即ちデフォルト設定であるメロディーパターン2とは異なるメロディーパターン1に設定されている場合(図38参照)、矛盾出力を実行するためにデフォルト設定であるメロディーパターン2を選択する(ステップS2807)。一方、MPU51は、未選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオフに設定されている場合(ステップS2806:No)、即ちデフォルト設定のメロディーパターン2に設定されている場合(図38参照)、矛盾出力を実行するためにデフォルト設定とは異なるメロディーパターン1を選択する(ステップS2808)。
選択楽曲が未選択楽曲である場合において(ステップS2801:Yes)、1回目の楽曲決定でない場合(2回目以降の楽曲決定である場合)(ステップS2802:No)、又は第1〜第3昇格演出フラグのいずれもオンに設定されていない場合(ステップS2803:No)、ステップS2809においてMPU51は、矛盾出力抽選(ステップS2804)を実行することなく、未選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオンに設定されているか否かを判断する。また、ステップS2809においてMPU51は、矛盾出力抽選に当選していない場合(ステップS2805:No)にも、未選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、未選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオンに設定されている場合(ステップS2809:Yes)、即ちデフォルト設定であるメロディーパターン2とは異なるメロディーパターン1に設定されている場合(図38参照)、矛盾出力を実行せず、選択楽曲をAメロ(歌い出し部分)から出力させるメロディーパターン1を選択する(ステップS2808)。一方、MPU51は、未選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオフに設定されている場合(ステップS2809:No)、即ちデフォルト設定のメロディーパターン2に設定されている場合(図38参照)、矛盾出力を実行せず、選択楽曲のサビ部分から出力させるデフォルト設定のメロディーパターン2を選択する(ステップS2807)。
選択楽曲が未選択楽曲でない場合(選択楽曲が既選択楽曲である場合)(ステップS2801:No)、ステップS2810においてMPU51は、図61のステップS3913又は図69のステップS4313において設定される既選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、既選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオンに設定されている場合(ステップS2810:Yes)、即ちデフォルト設定とは異なるメロディーパターン2に設定されている場合、矛盾出力を実行せず、選択楽曲のサビ部分から出力させるメロディーパターン2を選択する(ステップS2807)。一方、MPU51は、既選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオフに設定されている場合(ステップS2809:No)、即ちデフォルト設定のメロディーパターンに設定されている場合、矛盾出力を実行せず、選択楽曲のAメロ(歌い出し部分)から出力させるメロディーパターン1を選択する(ステップS2808)。
MPU51は、選曲楽曲のメロディーパターンを選択した場合(ステップS2807又はS2808)、選択楽曲を選択されたメロディーパターンでスピーカ26から出力すると共に(ステップS2811)、選曲楽曲の記憶を更新し(ステップS2812)、当該選択楽曲出力処理を終了する。楽曲選択が行われた場合に選曲楽曲の記憶を更新することで、選曲有効期間において複数回の楽曲選択が行われたとしても、選曲有効期間において最後に選択された楽曲を特定することができる。また、選曲有効期間において最後に選択された楽曲を特定できることで、楽曲選択カウンタデータテーブル(図29参照)における既選択楽曲の楽曲順位を最終的に選択された選択楽曲に基づいて更新できる。
ここに、図42は、選曲ボタン演出処理(図39のステップS2609)の手順の一例を示すフローチャートである。選曲ボタン演出処理では、図19のステップS2003でオンに設定される昇格演出フラグがオンに設定されている場合(昇格演出を実行することが予定されている場合)に未選択楽曲が選択された場合に選曲ボタン演出を決定し、決定された選曲ボタン演出を実行する。選曲ボタン演出は、昇格演出が実行されることの期待度を示唆する期待度示唆演出、及び昇格演出が実行されることを明示する確変確定演出である。即ち、選曲ボタン演出処理では、後に昇格演出を実行する場合に、楽曲決定操作に応じて期待度示唆演出や確変確定演出を実行する。
ステップS2901では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作により選択された選択楽曲が未選択楽曲であるか否かを判断する。MPU51は、選択楽曲が未選択楽曲である場合(ステップS2901:Yes)、処理をステップS2902に移行し、選択楽曲が未選択楽曲でない場合、即ち選択楽曲が既選択楽曲である場合(ステップS2901:No)、選曲ボタン演出を実行することなく当該選曲ボタン演出処理を終了する。
ステップS2902では、MPU51は、当該大当たり遊技の選曲有効期間における1回目の楽曲決定であるか否かを判断する。具体的には、MPU51は、決定ボタン21Bに対する楽曲決定操作によって1加算される決定操作カウンタ(図39のステップS2606及びS2607参照)の値が1であるか否かを判断する。MPU51は、1回目の楽曲決定である場合(ステップS2902:Yes)、処理をステップS2903に移行し、1回目の楽曲決定でない場合、即ち2回目以降の楽曲決定である場合(ステップS2902:No)、選曲ボタン演出を実行することなく当該選曲ボタン演出処理を終了する。
ステップS2903では、MPU51は、図19のステップS2003でオンに設定される第1昇格演出フラグがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、第1昇格演出フラグがオンに設定されている場合(S2903:Yes)、処理をステップS2904に移行し、第1昇格演出フラグが設定されていない場合(ステップS2903:No)、処理をステップS2805に移行する。
ステップS2904では、MPU51は、当該大当たり遊技状態が5R確変大当たり遊技状態であることの期待度を示唆する示唆演出、及び5R確変大当たり遊技状態であることを明示する5R確変確定演出を含む選曲ボタン演出を選択する5R確変選曲ボタン演出決定処理を実行する。5R確変選曲ボタン演出決定処理の詳細は、図43を参照して後述する。
ステップS2905では、MPU51は、図19のステップS2003でオンに設定される第2昇格演出フラグ又は第3昇格演出フラグがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、第2昇格演出フラグ又は第3昇格演出フラグがオンに設定されている場合(S2905:Yes)、処理をステップS2906に移行し、第2昇格演出フラグ及び第3昇格演出フラグがオンに設定されていない場合(ステップS2905:No)、選曲ボタン演出を実行することなく当該選曲ボタン演出処理を終了する。
ステップS2906では、MPU51は、当該大当たり遊技状態が16R確変大当たり遊技状態であることの期待度を示唆する示唆演出、及び16R確変大当たり遊技状態であることを明示する16R確変確定演出を含む選曲ボタン演出を選択する16R確変選曲ボタン演出決定処理を実行する。16R確変選曲ボタン演出決定処理の詳細は、図47を参照して後述する。
5R確変選曲ボタン演出決定処理又は16R確変選曲ボタン演出決定処理を実行した場合(ステップS2904又はS2906)、MPU51は、オンに設定されている昇格演出フラグをオフに設定する(ステップS2907)。
ステップS2908では、MPU51は、5R確変選曲ボタン演出決定処理又は16R確変選曲ボタン演出決定処理において演出なし(図45及び図48参照)が選択されたか否かを判断する。MPU51は、演出なしが選択された場合(ステップS2908:Yes)、選曲ボタン演出を実行することなく当該選曲ボタン演出処理を終了する。一方、MPU51は、演出なしが選択されていない場合(ステップS2908:No)、5R確変選曲ボタン演出決定処理又は16R確変選曲ボタン演出決定処理において選択された選曲ボタン演出を実行し(ステップS2909)、当該選曲ボタン演出処理を終了する。
ここに、図43は、5R確変選曲ボタン演出決定処理(図42のステップS2904)の手順の一例を示すフローチャートである。5R確変選曲ボタン演出決定処理では、選曲有効期間において決定ボタン21Bに対する決定操作によって楽曲選択を行った場合に実行する選曲ボタン演出(演出なしを含む)を決定する。以下では、5R確変選曲ボタン演出決定処理を説明する前に、図44に示す各種選曲ボタン演出の期待度を示す選曲ボタン演出テーブル及び図45に示す5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルを決定するための5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルを説明する。
図43の説明に戻り、5R確変選曲ボタン演出決定処理では、ステップS3001において、MPU51は、図66のステップS4113又は図73のステップS4513においてオンに設定される期待度示唆演出非実行設定フラグがオンに設定されているか否かを判断する。即ち、MPU51は、選曲時の決定ボタン21Bに対する操作が行われても、遊技状態が5R確変大当たり遊技状態又は16R確変大当たり遊技状態であることの期待度を示唆する期待度示唆演出を実行しない設定である期待度示唆演出非実行設定がされているか否かを判断する。MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合(期待度示唆演出非実行設定がされている場合)(ステップS3001:Yes)、処理をステップS3002に移行し、期待度示唆演出非実行がオフに設定されている場合(期待度示唆演出非実行設定がされていない場合)(ステップS3001:No)、処理をステップS3012に移行する。
ステップS3002では、MPU51は、図66のステップS4113又は図73のステップS4513においてオンに設定される確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定されているか否かを判断する。即ち、MPU51は、選曲時の決定ボタン21Bに対する操作が行われても、遊技状態が5R確変大当たり遊技状態又は16R確変大当たり遊技状態であることを明示する確変確定演出を実行しない設定である確変確定演出非実行設定がされているか否かを判断する。MPU51は、確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合(確変確定演出非実行設定がされている場合)(ステップS3002:Yes)、処理をステップS3003に移行し、確変確定演出非実行設定フラグがオフに設定されている場合(確変確定演出非実行設定がされていない場合)(ステップS3002:No)、処理をステップS3008に移行する。
ステップS3003では、MPU51は、図23のステップS2205でオンに設定される保留連荘を実行することを示す保留連荘フラグがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、保留連荘フラグがオンに設定されている場合(ステップS3003:Yes)、処理をステップS3004に移行し、保留連荘フラグがオフに設定されている場合(ステップS3003:No)、処理をステップS3005に移行する。
ステップS3004では、MPU51は、保留連荘フラグがオンに設定されている場合(ステップS3003:Yes)、図66のステップS4113又は図73のステップS4513においてオンに設定される保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されているか否かを判断する。即ち、MPU51は、保留連荘が行われることを明示する保留連荘確定演出を実行しない設定である保留連荘確定演出非実行設定がされているか否かを判断する。MPU51は、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合(保留連荘確定演出非実行設定がされている場合)(ステップS3004:Yes)、処理をステップS3005に移行し、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオフに設定されている場合(保留連荘確定演出非実行設定がなされていない場合)(ステップS3004:No)、処理をステップS3007に移行する。
ステップS3005では、MPU51は、いずれのボタン抽選乱数カウンタの値を選択しても「演出なし」を選択するテーブルA1(図45参照)で選曲ボタン演出抽選を実行する。即ち、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオンに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされ)(ステップS3001:Yes)、確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定され(確変確定演出非実行設定がされ)(ステップS3002:Yes)、保留連荘フラグがオンに設定され(ステップS3003:Yes)、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合に(保留連荘確定演出非実行設定がされている場合に)(ステップS3004:Yes)、5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルA1を選択する(図46参照)。また、ステップS3005では、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオンに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされ)(ステップS3001:Yes)、確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定され(確変確定演出非実行設定がされ)(ステップS3002:Yes)、保留連荘フラグがオフに設定されている場合にも(ステップS3003:No)、5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルA1を選択する(図46参照)。なお、MPU51は、テーブルA1での選曲ボタン演出抽選を行った場合(ステップS3005)、保留連荘フラグをオフに設定し(ステップS3006)、当該5R確変選曲ボタン演出決定処理を終了する。
ステップS3007では、MPU51は、5R確変確定演出かつ保留連荘確定演出である「確定演出2」を選択するボタン抽選乱数カウンタの値が存在するテーブルA2(図45参照)で選曲ボタン演出抽選を実行する。即ち、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオンに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされ)(ステップS3001:Yes)、確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定され(確変確定演出非実行設定がされ)(ステップS3002:Yes)、保留連荘フラグがオンに設定され(ステップS3003:Yes)、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオフに設定されている場合に(保留連荘確定演出非実行設定がされていない場合に)(ステップS3004:No)、5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルA2を選択する(図46参照)。なお、MPU51は、テーブルA2での選曲ボタン演出抽選を行った場合(ステップS3007)、保留連荘フラグをオフに設定し(ステップS3006)、当該5R確変選曲ボタン演出決定処理を終了する。
ステップS3008では、MPU51は、図23のステップS2205でオンに設定される保留連荘を実行することを示す保留連荘フラグがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、保留連荘フラグがオンに設定されている場合(ステップS3008:Yes)、処理をステップS3009に移行し、保留連荘フラグがオフに設定されている場合(ステップS3008:No)、処理をステップS3010に移行する。
ステップS3009では、MPU51は、図66のステップS4113又は図73のステップS4513においてオンに設定される保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合(ステップS3009:Yes)、処理をステップS3010に移行し、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオフに設定されている場合(ステップS3009:No)、処理をステップS3011に移行する。
ステップS3010では、MPU51は、5R確変確定演出である「確定演出1」を選択するボタン抽選乱数カウンタの値が存在するテーブルA3(図45参照)で選曲ボタン演出抽選を実行する。即ち、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオンに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされ)(ステップS3001:Yes)、確変確定演出非実行設定フラグがオフに設定され(確変確定演出非実行設定がされておらず)(ステップS3002:No)、保留連荘フラグがオンに設定され(ステップS3008:Yes)、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合に(保留連荘確定演出非実行設定がされている場合に)(ステップS3009:Yes)、5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルA3を選択する(図46参照)。また、ステップS3010では、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオンに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされ)(ステップS3001:Yes)、確変確定演出非実行設定フラグがオフに設定され(確変確定演出非実行設定がなされておらず)(ステップS3002:No)、保留連荘フラグがオフに設定されている場合にも(ステップS3008:No)、5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルA3を選択する(図46参照)。なお、MPU51は、テーブルA3での選曲ボタン演出抽選を行った場合(ステップS3010)、保留連荘フラグをオフに設定し(ステップS3006)、当該5R確変選曲ボタン演出決定処理を終了する。
ステップS3011では、MPU51は、「確定演出1」及び「確定演出2」を選択するボタン抽選乱数カウンタの値が存在するテーブルA4(図45参照)で選曲ボタン演出抽選を実行する。即ち、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオンに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされ)(ステップS3001:Yes)、確変確定演出非実行設定フラグがオフに設定され(確変確定演出非実行設定がされておらず)(ステップS3002:No)、保留連荘フラグがオンに設定され(ステップS3008:Yes)、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオフに設定されている場合に(保留連荘確定演出非実行設定がされていない場合に)(ステップS3009:No)、5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルA4を選択する(図46参照)。なお、MPU51は、テーブルA4での選曲ボタン演出抽選を行った場合(ステップS3011)、保留連荘フラグをオフに設定し(ステップS3006)、当該5R確変選曲ボタン演出決定処理を終了する。
期待度示唆演出非実行設定フラグがオフに設定されている場合(ステップS3001:No)、ステップS3012においてMPU51は、確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合(ステップS3012:Yes)、処理をステップS3013に移行し、確変確定演出非実行設定フラグがオフに設定されている場合(ステップS3012:No)、処理をステップS3017に移行する。
ステップS3013では、MPU51は、保留連荘フラグがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、保留連荘フラグがオンに設定されている場合(ステップS3013:Yes)、処理をステップS3014に移行し、保留連荘フラグがオフに設定されている場合(ステップS3013:No)、処理をステップS3015に移行する。
ステップS3014では、MPU51は、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合(ステップS3014:Yes)、処理をステップS3015に移行し、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオフに設定されている場合(ステップS3014:No)、処理をステップS3016に移行する。
ステップS3015では、MPU51は、「示唆演出1」〜「示唆演出8」を選択するボタン抽選乱数カウンタの値が存在するテーブルA5(図45参照)で選曲ボタン演出抽選を実行する。即ち、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオフに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされておらず)(ステップS3001:No)、確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定され(確変確定演出非実行設定がされ)(ステップS3012:Yes)、保留連荘フラグがオンに設定され(ステップS3013:Yes)、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合に(保留連荘確定演出非実行設定がされている場合に)(ステップS3014:Yes)場合に、5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルA5を選択する(図46参照)。また、ステップS3015では、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオフに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされておらず)(ステップS3001:No)、確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定され(確変確定演出非実行設定がされ)(ステップS3012:Yes)、保留連荘フラグがオフに設定されている場合にも(ステップS3013:No)、5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルA5を選択する(図46参照)。なお、MPU51は、テーブルA5での選曲ボタン演出抽選を行った場合(ステップS3015)、保留連荘フラグをオフに設定し(ステップS3006)、当該5R確変選曲ボタン演出決定処理を終了する。
ステップS3016では、MPU51は、「示唆演出1」〜「示唆演出8」及び「確定演出2」を選択するボタン抽選乱数カウンタの値が存在するテーブルA6(図45参照)で選曲ボタン演出抽選を実行する。即ち、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオフに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされておらず)(ステップS3001:No)、確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定され(確変確定演出非実行設定がされており)(ステップS3012:Yes)、保留連荘フラグがオンに設定され(ステップS3013:Yes)、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオフに設定されている場合に(保留連荘確定演出非実行設定がされていない場合に)(ステップS3014:No)、5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルA6を選択する(図46参照)。なお、MPU51は、テーブルA6での選曲ボタン演出抽選を行った場合(ステップS3016)、保留連荘フラグをオフに設定し(ステップS3006)、当該5R確変選曲ボタン演出決定処理を終了する。
期待度示唆演出非実行設定フラグ及び確変確定演出非実行設定フラグのいずれもオフに設定されている場合(ステップS3001及びS3012でNo)、MPU51は、保留連荘フラグがオンに設定されているか否かを判断する(ステップS3017)。MPU51は、保留連荘フラグがオンに設定されている場合(ステップS3017:Yes)、処理をステップS3018に移行し、保留連荘フラグがオフに設定されている場合(ステップS3017:No)、処理をステップS3019に移行する。
ステップS3018では、MPU51は、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されているか否かを判断する。MPU51は、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合(ステップS3018:Yes)、処理をステップS3019に移行し、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオフに設定されている場合(ステップS3018:No)、処理をステップS3020に移行する。
ステップS3019では、MPU51は、「示唆演出1」〜「示唆演出8」及び「確定演出1」を選択するボタン抽選乱数カウンタの値が存在するテーブルA7(図45参照)で選曲ボタン演出抽選を実行する。即ち、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオフに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされておらず)(ステップS3001:No)、確変確定演出非実行設定フラグがオフに設定され(確変確定演出非実行設定がされておらず)(ステップS3012:No)、保留連荘フラグがオンに設定され(ステップS3017:Yes)、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合に(保留連荘確定演出非実行設定がされている場合に)(ステップS3018:Yes)、5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルA7を選択する(図46参照)。また、ステップS3019では、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオフに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされておらず)(ステップS3001:No)、確変確定演出非実行設定フラグがオフに設定され(確変確定演出非実行設定がされておらず)(ステップS3012:No)、保留連荘フラグがオフに設定されている場合にも(ステップS3017:No)、5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルA7を選択する(図46参照)。なお、MPU51は、テーブルA7での選曲ボタン演出抽選を行った場合(ステップS3019)、保留連荘フラグをオフに設定し(ステップS3006)、当該5R確変選曲ボタン演出決定処理を終了する。
ステップS3020では、MPU51は、「示唆演出1」〜「示唆演出8」、「確定演出1」及び「確定演出2」を選択するボタン抽選乱数カウンタの値が存在するテーブルA8(図45参照)で選曲ボタン演出抽選を実行する。即ち、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオフに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされておらず)(ステップS3001:No)、確変確定演出非実行設定フラグがオフに設定され(確変確定演出非実行設定がされておらず)(ステップS3012:No)、保留連荘フラグがオンに設定され(ステップS3017:Yes)、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオフに設定されている場合に(保留連荘確定演出非実行設定がされていない場合に)(ステップS3018:No)、5R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルA8を選択する(図46参照)。なお、MPU51は、テーブルA8での選曲ボタン演出抽選を行った場合(ステップS3020)、保留連荘フラグをオフに設定し(ステップS3006)、当該5R確変選曲ボタン演出決定処理を終了する。
ここに、図47は、16R確変選曲ボタン演出決定処理(図42のステップS2906)の手順の一例を示すフローチャートである。16R確変選曲ボタン演出決定処理では、図48に示す16R確変選曲ボタン演出抽選テーブルを決定するための16R確変選曲ボタン演出抽選テーブルに基づいて、決定ボタン21Bを操作した場合に実行する選曲ボタン演出(演出なしを含む)を決定する。なお、16R確変選曲ボタン演出決定処理は、前述の5R確変選曲ボタン演出決定処理と基本的に同様なものであり、図43に示す5R確変選曲ボタン演出決定処理において、「テーブルA1」〜「テーブルA8」のそれぞれを「テーブルB1」〜「テーブルB8」と読み替えればよい。
図47の説明に戻り、16R確変選曲ボタン演出決定処理では、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオンに設定(期待度示唆演出非実行設定がされ)(ステップS3101:Yes)、確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定され(確変確定演出非実行設定がされ)(ステップS3102:Yes)、保留連荘フラグがオンに設定され(ステップS3103:Yes)、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合に(保留連荘確定演出非実行設定がされている場合に)(ステップS3104:Yes)、16R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとして、いずれのボタン抽選乱数カウンタの値を選択しても「演出なし」を選択するテーブルB1(ステップS3105)(図48参照)を選択する(図49参照)。また、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオンに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされ)(ステップS3101:Yes)、確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定され(確変確定演出非実行設定がされ)(ステップS3102:Yes)、保留連荘フラグがオフに設定されている場合にも(ステップS3103:No)、16R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルB1を選択する(ステップS3105)(図49参照)。なお、MPU51は、テーブルB1での選曲ボタン演出抽選を行った場合(ステップS3105)、保留連荘フラグをオフに設定し(ステップS3106)、当該16R確変選曲ボタン演出決定処理を終了する。
また、ステップS3110では、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオンに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされ)(ステップS3101:Yes)、確変確定演出非実行設定フラグがオフに設定され(確変確定演出非実行設定がされておらず)(ステップS3102:No)、保留連荘フラグがオンに設定され(ステップS3108:Yes)、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合に(保留連荘確定演出非実行設定がされ)(ステップS3109:Yes)である場合に、16R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとして、16R確変確定演出である「確定演出3」を選択するボタン抽選乱数カウンタの値が存在するテーブルB3を選択する(図49参照)。また、ステップS3110では、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオンに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされ)(ステップS3101:Yes)、確変確定演出非実行設定フラグがオフに設定され(確変確定演出非実行設定がされておらず)(ステップS3102:No)、保留連荘フラグがオフに設定されている場合にも(ステップS3108:No)、16R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルB3を選択する(図49参照)。なお、MPU51は、テーブルB3での選曲ボタン演出抽選を行った場合(ステップS3110)、保留連荘フラグをオフに設定し(ステップS3106)、当該16R確変選曲ボタン演出決定処理を終了する。
ステップS3115では、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオフに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされておらず)(ステップS3101:No)、確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定され(確変確定演出非実行設定がされ)(ステップS3112:Yes)、保留連荘フラグがオンに設定され(ステップS3113:Yes)、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定されている場合に(保留連荘確定演出非実行設定がされている場合に)(ステップS3114:Yes)、16R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとして、「示唆演出1」〜「示唆演出8」を選択するボタン抽選乱数カウンタの値が存在するテーブルB5を選択する(図49参照)。また、ステップS3115では、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオフに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされておらず)(ステップS3101:No)、確変確定演出非実行設定フラグがオンに設定され(確変確定演出非実行設定がされ)(ステップS3112:Yes)、保留連荘フラグがオフに設定されている場合にも(ステップS3113:No)、16R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルB5を選択する(図49参照)。なお、MPU51は、テーブルB5での選曲ボタン演出抽選を行った場合(ステップS3115)、保留連荘フラグをオフに設定し(ステップS3106)、当該16R確変選曲ボタン演出決定処理を終了する。
ステップS3117では、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオフに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされておらず)(ステップS3101:No)、確変確定演出非実行設定フラグがオフに設定され(確変確定演出非実行設定がされておらず)(ステップS3112:No)、保留連荘フラグがオンに設定され(ステップS3117:Yes)、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定され(保留連荘確定演出非実行設定がされ)(ステップS3118:Yes)である場合に、16R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとして、「示唆演出1」〜「示唆演出8」及び「確定演出3」を選択するボタン抽選乱数カウンタの値が存在するテーブルB7を選択する(図49参照)。また、ステップS3117では、MPU51は、期待度示唆演出非実行設定フラグがオフに設定され(期待度示唆演出非実行設定がされておらず)(ステップS3101:No)、確変確定演出非実行設定フラグがオフに設定され(確変確定演出非実行設定がされておらず)(ステップS3112:No)、保留連荘フラグがオフに設定されている場合にも(ステップS3117:No)、16R確変選曲ボタン演出抽選テーブルとしてテーブルB7を選択する(図49参照)。なお、MPU51は、テーブルB7での選曲ボタン演出抽選を行った場合(ステップS3119)、保留連荘フラグをオフに設定し(ステップS3106)、当該16R確変選曲ボタン演出決定処理を終了する。
ここに、図50は、楽曲選択カウンタデータ更新処理(図39の楽曲選択処理におけるステップS2611)の手順の一例を示すフローチャートである。楽曲選択カウンタデータ更新処理では、大当たり遊技の選曲有効期間において遊技者による楽曲の選択状況に応じて、楽曲選択画像表示処理(図24参照)及び初期仮選択楽曲決定処理(図35)に必要な楽曲選択カウンタデータテーブル(図29参照)が更新される。これにより、楽曲選択画像83(図25参照)を表示するために必要な既選択楽曲リスト(図30(A)参照)、非選択楽曲リスト(図30(B)参照)の作成が可能になると共に、初期配列順位データ(図31参照)の作成が可能になる。その結果、楽曲選択カウンタデータ更新処理において楽曲選択カウンタデータを更新することで、次回の大当たり遊技において表示される楽曲選択画像83に今回の大当たり遊技での遊技者による楽曲の選択状況が反映され、楽曲選択画像83が遊技者にとって楽曲選択に対する操作性の高いものになる。
ステップS3201では、MPU51は、図24の楽曲選択画像表示処理におけるステップS2304においてRAM512に一時記憶され得る初期仮選択楽曲の記憶があるか否かを判断し、初期仮選択楽曲の記憶がある場合(ステップS3201:Yes)、処理をステップS3102に移行し、初期仮選択楽曲の記憶がない場合(ステップS3201:No)、処理をステップS3106に移行する。
ステップS3202では、MPU51は、初期仮選択楽曲としてMPUによって決定された楽曲(図35のステップS2404)が、遊技者によって選択楽曲として選択されたか否かを判断し、当該初期仮選択楽曲が選択楽曲である場合(S3202:Yes)、処理をステップS3106に移行し、当該初期仮選択楽曲が選択されなかった場合(ステップS3202:No)、処理をステップS3103に移行する。
ステップS3203では、MPU51は、RAM512に記憶されている楽曲選択カウンタデータテーブルにおける非選択楽曲に関するデータ(図29参照)を更新する。
ステップS3205では、MPU51は、図41の選択楽曲出力処理におけるステップS2812においてRAM512に記憶され得る選択楽曲の記憶があるか否かを判断し、選択楽曲の記憶がある場合(ステップS3205:Yes)、処理をステップS3106に移行し、選択楽曲の記憶がない場合(ステップS3205:No)、当該楽曲選択カウンタデータ更新処理を終了する。
ステップS3206では、MPU51は、RAM512に記憶されている楽曲選択カウンタデータテーブルの既選択楽曲に関するデータ(図29参照)を更新する。
ここに、図52は、遊技設定処理(図15のステップS1711)の手順の一例を示すフローチャートである。遊技設定処理では、遊技回演出や大当たり遊技演出が実行されていない期間において、遊技者による選択決定部21(複数の選択ボタン21A(211〜214)及び決定ボタン21B)に対する操作に応じて、大当たり遊技演出に対する遊技設定が実行される。
図52の説明に戻り、遊技設定処理におけるステップS3401では、MPU51は、表示画面が変動停止画面92(図53(A)参照)であるか否かを判断する。具体的には、MPU51は、図15のカウンタ更新処理(ステップS1707)で更新される変動表示カウンタの値が0である場合にオンに設定され、また後述の図58のトップメニュー画面処理における変動停止画面移行処理においてオンに設定される変動停止画面表示フラグがオンであるか否かによって表示画面が変動停止画面92であるか否かを判断する。
ステップS3402では、MPU51は、遊技開始待機処理を実行し、当該遊技設定処理を終了する。なお、遊技開始待機処理の詳細は図57を参照して後述する。
ステップS3403では、MPU51は、表示画面がトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)であるか否かを判断する。具体的には、MPU51は、後述の図57の遊技開始待機処理のステップS3504、後述の図59の遊技設定画面処理のステップS3711などのトップメニュー画面移行処理においてオンに設定されるトップメニュー画面表示フラグがオンであるか否かに基づいて、表示画面がトップメニュー画面93であるか否かを判断する。MPU51は、表示画面がトップメニュー画面93である場合(ステップS3403:Yes)、処理をステップS3404に移行し、表示画面がトップメニュー画面93でない場合(ステップS3403:No)、処理をステップS3405に移行する。
ステップS3404では、MPU51は、トップメニュー画面処理を実行し、当該遊技設定処理を終了する。なお、トップメニュー画面処理は図58を参照して後述する。
ステップS3405では、MPU51は、表示画面が遊技設定画面94(図54(A)参照)であるか否かを判断する。具体的には、MPU51は、後述の図58のトップメニュー画面処理のステップS3609、図60の設定項目選択処理のステップS3813などの遊技設定画面移行処理においてオンに設定される遊技設定画面表示フラグがオンであるか否かに基づいて、表示画面が遊技設定画面94であるか否かを判断する。MPU51は、表示画面が遊技設定画面94である場合(ステップS3405:Yes)、処理をステップS3406に移行し、表示画面が遊技設定画面94でない場合(ステップS3405:No)、処理をステップS3407に移行する。
ステップS3406では、MPU51は、遊技設定画面処理を実行し、当該遊技設定処理を終了する。なお、遊技設定画面処理の詳細は図59を参照して後述する。
ステップS3407では、MPU51は、表示画面が設定項目選択画面95(図54(B)及び図55参照)であるか否かを判断する。具体的には、MPU51は、後述の図59の遊技設定処理のステップS3707、図61のメロディーパターン設定画面処理のステップS3907などの設定項目選択画面移行処理においてオンに設定される設定項目選択画面表示フラグがオンであるか否かに基づいて、表示画面が設定項目選択画面95であるか否かを判断する。MPU51は、表示画面が設定項目選択画面95である場合(ステップS3407:Yes)、処理をステップS3408に移行し、表示画面が設定項目選択画面95でない場合(ステップS3407:No)、処理をステップS3409に移行する。
ステップS3408では、MPU51は、設定項目選択処理を実行し、当該遊技設定処理を終了する。なお、設定項目選択処理の詳細は図60を参照して後述する。
ステップS3409では、MPU51は、表示画面がメロディーパターン設定画面97(図62参照)であるか否かを判断する。具体的には、MPU51は、後述の図60の設定項目選択処理におけるステップS3807のメロディーパターン設定画面移行処理においてオンに設定されるメロディーパターン設定画面表示フラグがオンであるか否かに基づいて、表示画面がメロディーパターン設定画面97であるか否かを判断する。MPU51は、表示画面がメロディーパターン設定画面97である場合(ステップS3409:Yes)、処理をステップS3410に移行し、表示画面がメロディーパターン設定画面97でない場合(ステップS3409:No)、処理をステップS3411に移行する。
ステップS3410では、MPU51は、メロディーパターン設定画面処理を実行し、当該遊技設定処理を終了する。なお、メロディーパターン設定画面処理は図61を参照して後述する。
ステップS3411では、MPU51は、表示画面が楽曲リスト表示設定画面98(図64(A)参照)であるか否かを判断する。具体的には、MPU51は、後述の図60の設定項目選択処理におけるステップS3809の楽曲リスト表示設定画面移行処理においてオンに設定される楽曲リスト表示設定画面表示フラグがオンであるか否かに基づいて、表示画面が楽曲リスト表示設定画面98であるか否かを判断する。MPU51は、表示画面が楽曲リスト表示設定画面98である場合(ステップS3411:Yes)、処理をステップS3412に移行し、表示画面が楽曲リスト表示設定画面98でない場合(ステップS3411:No)、処理をステップS3413に移行する。
ステップS3412では、MPU51は、楽曲リスト表示設定画面処理を実行し、当該遊技設定処理を終了する。なお、楽曲リスト表示設定画面処理の詳細は図63を参照して後述する。
ステップS3413では、MPU51は、表示画面が選曲ボタン演出設定画面99(図67参照)であるか否かを判断する。具体的には、MPU51は、後述の図60の設定項目選択処理におけるステップS3811の選曲ボタン演出設定画面移行処理においてオンに設定される選曲ボタン演出設定画面表示フラグがオンであるか否かに基づいて、表示画面が選曲ボタン演出設定画面99であるか否かを判断する。MPU51は、表示画面が選曲ボタン演出設定画面99である場合(ステップS3413:Yes)、処理をステップS3414に移行し、表示画面が選曲ボタン演出設定画面99でない場合(ステップS3413:No)、処理をステップS3415に移行する。
ステップS3414では、MPU51は、選曲ボタン演出設定画面処理を実行し、当該遊技設定処理を終了する。なお、選曲ボタン演出設定画面処理の詳細は図66を参照して後述する。
ステップS3415では、MPU51は、表示画面が設定履歴選択画面96(図54(C)及び図56参照)であるか否かを判断する。具体的には、MPU51は、後述の図69のメロディーパターン設定履歴画面処理におけるステップS4307、後述の図71の楽曲リスト表示設定履歴画面処理におけるステップS4407、及び後述の図73の選曲ボタン演出設定履歴画面処理におけるステップS4507の設定履歴選択画面移行処理においてオンに設定にされる設定履歴選択画面表示フラグがオンであるか否かに基づいて、表示画面が設定履歴選択画面96であるか否かを判断する。MPU51は、表示画面が設定履歴選択画面96である場合(ステップS3415:Yes)、処理をステップS3416に移行し、表示画面が設定履歴選択画面96でない場合(ステップS3415:No)、処理をステップS3417に移行する。
ステップS3416では、MPU51は、設定履歴選択処理を実行し、当該遊技設定処理を終了する。なお、設定履歴選択処理の詳細は図68を参照して後述する。
ステップS3417では、MPU51は、表示画面がメロディーパターン設定履歴画面87(図70参照)であるか否かを判断する。具体的には、MPU51は、後述の図68の設定履歴選択処理におけるステップS4207のメロディーパターン設定履歴画面移行処理においてオンに設定されるメロディーパターン設定履歴画面表示フラグがオンであるか否かに基づいて、表示画面がメロディーパターン設定履歴画面87であるか否かを判断する。MPU51は、表示画面がメロディーパターン設定履歴画面87である場合(ステップS3417:Yes)、処理をステップS3418に移行し、表示画面がメロディーパターン設定履歴画面87でない場合(ステップS3417:No)、処理をステップS3419に移行する。
ステップS3418では、MPU51は、メロディーパターン設定履歴画面処理を実行し、当該遊技設定処理を終了する。なお、メロディーパターン設定処理の詳細は図69を参照して後述する。
ステップS3419では、MPU51は、表示画面が楽曲リスト表示設定履歴画面88(図72参照)であるか否かを判断する。具体的には、MPU51は、後述の図68の設定履歴選択処理におけるステップS4209の楽曲リスト表示履歴画面移行処理においてオンに設定される楽曲リスト表示設定履歴画面表示フラグがオンであるか否かに基づいて、表示画面が楽曲リスト表示設定履歴画面88であるか否かを判断する。MPU51は、表示画面が楽曲リスト表示設定履歴画面88である場合(ステップS3419:Yes)、処理をステップS3420に移行し、表示画面が楽曲リスト表示設定履歴画面88でない場合(ステップS3419:No)、処理をステップS3421に移行する。
ステップS3420では、MPU51は、楽曲リスト表示設定履歴画面処理を実行し、当該遊技設定処理を終了する。なお、楽曲リスト表示設定履歴画面処理の詳細は図71を参照して後述する。
ステップS3421では、MPU51は、表示画面が選曲ボタン演出設定履歴画面89(図74参照)であるか否かを判断する。具体的には、MPU51は、後述の図68の設定履歴選択処理におけるステップS4211の選曲ボタン演出履歴画面移行処理においてオンに設定される選曲ボタン演出設定履歴画面表示フラグがオンであるか否かに基づいて、表示画面が選曲ボタン演出設定履歴画面89であるか否かを判断する。MPU51は、表示画面が選曲ボタン演出設定履歴画面89である場合(ステップS3421:Yes)、処理をステップS3422に移行し、表示画面が選曲ボタン演出設定履歴画面89でない場合(ステップS3421:No)、処理をステップS3423に移行する。
ステップS3422では、MPU51は、選曲ボタン演出履歴画面処理を実行し、当該遊技設定処理を終了する。なお、選曲ボタン演出履歴画面処理の詳細は図73を参照して後述する。
ステップS3423では、MPU51は、表示画面が変動停止画面92、トップメニュー画面93、遊技設定画面94、設定項目選択画面95、設定履歴選択画面96、メロディーパターン設定画面97、楽曲リスト表示設定画面98、選曲ボタン演出設定画面99、メロディーパターン設定履歴画面87、楽曲リスト表示設定履歴画面88及び選曲ボタン演出設定履歴画面89のいずれでもない場合、現在の表示画面に対応した他の処理を実行し、遊技設定処理を終了する。
ここに、図57は、遊技開始待機処理(図52の遊技設定処理のステップS3402)の手順の一例を示すフローチャートである。遊技開始待機処理では、遊技者の操作ボタン20に対する操作に応じて、表示画面を変動停止画面92(図53(A)参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させる処理が実行される。
ステップS3501では、MPU51は、図柄表示部341において主図柄921の変動が開始されたか否かを判断する。具体的には、MPU51は、変動表示カウンタの値が0であるか否かに基づいて、主図柄の変動が開始されたか否かを判断する。なお、MPU51は、変動表示カウンタの値が0でない場合に主図柄921の変動が開始されたと判断する。
ステップS3502では、MPU51は、第1〜第3操作パターンフラグ(図18(A)参照)に基づいて、遊技者によって操作ボタン20が操作されたか否かを判断する。MPU51は、操作ボタン20が操作されたと判断した場合(ステップS3502:Yes)、処理をステップS3503に移行し、操作ボタン20が操作されていないと判断した場合(ステップS3502:No)、当該遊技開始待機処理を終了する。
ステップS3503では、MPU51は、変動停止画面92に移行してから予め定められた所定時間が経過したか否かを判断する。例えば、MPU51は、変動停止画面92が表示された場合(変動表示カウンタの値が0になった場合)、計時カウンタによるカウントを開始させ、この計時カウンタの値を参照することで変動停止画面92が表示されてからの時間を把握することができる。
ステップS3504では、MPU51は、変動停止画面92に移行してから所定時間以降に操作ボタン20が操作されたと判断できるため(ステップS3502:Yes及びステップS3503:Yes)、遊技者による操作ボタン20に対する操作に応じて、表示画面を変動停止画面92からトップメニュー画面93に移行させる。このとき、MPU51は、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定する。
ここに、図58は、トップメニュー画面処理(図52の遊技設定処理のステップS3404)の手順の一例を示すフローチャートである。トップメニュー画面処理では、トップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に表示された複数の選択画像941〜945から、遊技者による選択決定部21に対する操作によって選択された項目に対応する画面に表示画面を移行させる処理が実行される。
ステップS3601では、MPU51は、変動表示カウンタの値が0であるか否かに基づいて、図柄表示部341において主図柄921の変動が開始されたか否かを判断する。MPU51は、主図柄921の変動が開始されたと判断した場合(ステップS3601:Yes)、処理をステップS3602に移行し、主図柄921の変動が開始されていないと判断した場合(ステップS3601:No)、処理をステップS3603に移行する。
主図柄921の変動が開始された場合(ステップS3601:Yes)、トップメニュー画面表示フラグをオフに設定し(ステップS3602)、当該トップメニュー画面処理を終了する。
ステップS3603では、MPU51は、遊技者によって選択ボタン21Aに対する操作がなされたか否かを判断する。具体的には、MPU51は、第1〜第3上選択操作パターンフラグ(図18(B)参照)及び第1〜第3下選択操作パターンフラグ(図18(C)参照)に基づいて、上選択ボタン211又は下選択ボタン212が遊技者によって操作されたか否かを判断する。
選択ボタン21Aに対する操作がなされたと判断した場合(ステップS3603:Yes)、MPU51は、トップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)において仮選択表示を変更する仮選択表示変更処理を実行する(ステップS3604)。例えば、MPU51は、図53(B)及び図54(D)に示す「遊技設定カスタマイズ」の選択画像933が仮選択された状態で上選択ボタン211が操作された場合、カーソル画像936を選択画像933よりも1つ上の選択画像932のサイドに移動させる。このとき、仮選択表示されていることを示す選択画像を選択画像933から選択画像932に変更する。一方、MPU51は、「遊技設定カスタマイズ」の選択画像933が仮選択された状態で下選択ボタン212が操作された場合、カーソル画像936を選択画像933よりも1つ下の選択画像934のサイドに移動させ、仮選択表示されていることを示す選択画像を選択画像933から選択画像934に変更する。ステップS3604の処理が終了した場合、MPU51は、当該トップメニュー画面処理を終了する。
ステップS3605では、MPU51は、遊技者によって決定ボタン21Bに対する操作がなされたか否かを判断する。具体的には、MPU51は、第1〜第3決定操作パターンフラグ(図18(F)参照)に基づいて、決定ボタン21Bが遊技者によって操作されたか否かを判断する。
ステップS3606では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、トップメニュー画面93における「終了」の選択画像935(図53(B)及び図54(D)参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「終了」であるか否かを判断する。MPU51は、「終了」の選択画像935が選択されたと判断した場合(ステップS3606:Yes)、処理をステップS3607に移行し、「終了」の選択画像935が選択されていないと判断した場合(ステップS3606:No)、処理をステップS3608に移行する。
「終了」の選択画像935が選択されたと判断した場合(ステップS3606:Yes)、MPU51は、表示画面をトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)から変動停止画面92(図53(A)参照)に移行させる変動停止画面移行処理を実行する(ステップS3607)。このとき、MPU51は、トップメニュー画面表示フラグをオフに設定する一方で、変動停止画面表示フラグをオンに設定し、当該トップメニュー画面処理を終了する。
ステップS3608では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、トップメニュー画面93における「遊技設定カスタマイズ」の選択画像933(図53(B)及び図54(D)参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「遊技設定カスタマイズ」であるか否かを判断する。MPU51は、「遊技設定カスタマイズ」の選択画像935が選択されたと判断した場合(ステップS3608:Yes)、処理をステップS3609に移行し、「遊技設定カスタマイズ」の選択画像935が選択されていないと判断した場合(ステップS3608:No)、処理をステップS3610に移行する。
「遊技設定カスタマイズ」の選択画像935が選択されたと判断した場合(ステップS3608:Yes)、MPU51は、表示画面をトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)から遊技設定画面94(図53(C)及び図54(A)参照)に移行させる遊技設定画面移行処理を実行する(ステップS3609)。このとき、MPU51は、トップメニュー画面表示フラグをオフに設定する一方で、遊技設定画面表示フラグをオンに設定し、当該トップメニュー画面処理を終了する。
ステップS3610では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって選択された項目が「終了」及び「遊技設定カスタマイズ」以外である場合、遊技者によって選択された項目に対応する表示画面に移行させる。このとき、MPU51は、トップメニュー画面表示フラグをオフに設定する。
ここに、図59は、遊技設定画面処理(図52の遊技設定処理のステップS3406)の手順の一例を示すフローチャートである。遊技設定画面処理では、遊技者による選択決定部21に対する操作に応じて、遊技設定画面94(図54(A)参照)から、設定項目選択画面95(図54(B)参照)、設定履歴選択画面96(図54(C)参照)又はトップメニュー画面(図54(D)参照)に表示画面を移行させる処理が実行される。
ステップS3701では、MPU51は、変動表示カウンタの値が0であるか否かに基づいて、図柄表示部341において主図柄921の変動が開始されたか否かを判断する。MPU51は、主図柄921の変動が開始されたと判断した場合(ステップS3701:Yes)、処理をステップS3702に移行し、主図柄921の変動が開始されていないと判断した場合(ステップS3701:No)、処理をステップS3703に移行する。
主図柄921の変動が開始された場合(ステップS3701:Yes)、遊技設定画面表示フラグをオフに設定し(ステップS3702)、当該遊技設定画面処理を終了する。
ステップS3703では、MPU51は、遊技者によって選択ボタン21Aに対する操作がなされたか否かを判断する。具体的には、MPU51は、第1〜第3上選択操作パターンフラグ(図18(B)参照)及び第1〜第3下選択操作パターンフラグ(図18(C)参照)に基づいて、上選択ボタン211又は下選択ボタン212が遊技者によって操作されたか否かを判断する。
ステップS3704では、MPU51は、図58のトップメニュー画面処理におけるステップS3604の仮選択表示変更処理と同様に、操作された選択ボタン21Aが上選択ボタン211及び下選択ボタン212のうちのいずれかであるかに応じて、遊技設定画面94においてカーソル画像936及び仮選択表示を一つ上又は下に移動させる仮選択表示変更処理を実行する。ステップS3704の処理が終了した場合、MPU51は、当該遊技設定画面処理を終了する。
ステップS3705では、MPU51は、第1〜第3決定操作パターンフラグ(図18(F)参照)に基づいて、遊技者によって決定ボタン21Bに対する操作がなされたか否かを判断する。MPU51は、決定ボタン21Bに対する操作がなされたと判断した場合(ステップS3705:Yes)、処理をステップS3706に移行し、決定ボタン21Bに対する操作がなされていないと判断した場合(ステップS3705:No)、当該遊技設定画面処理を終了する。
ステップS3706では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、遊技設定画面94における「通常選曲設定」の選択画像943(図54(A)参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「通常選曲設定」であるか否かを判断する。MPU51は、「通常選曲設定」の選択画像943が選択されたと判断した場合(ステップS3706:Yes)、処理をステップS3707に移行し、「通常選曲設定」の選択画像943が選択されていないと判断した場合(ステップS3706:No)、処理をステップS3708に移行する。
「通常選曲設定」の選択画像943が選択されたと判断した場合(ステップS3706:Yes)、MPU51は、表示画面を遊技設定画面94(図53(C)及び図54(A)参照)から設定項目選択画面95(図54(B)及び図55参照)に移行させる設定項目選択画面移行処理を実行する(ステップS3707)。このとき、MPU51は、遊技設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、設定項目選択画面表示フラグをオンに設定し、当該遊技設定画面処理を終了する。
ステップS3708では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、遊技設定画面94における「設定履歴選曲設定」の選択画像944(図54(A)参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「設定履歴選曲設定」であるか否かを判断する。MPU51は、「設定履歴選曲設定」の選択画像944が選択されたと判断した場合(ステップS3708:Yes)、処理をステップS3709に移行し、「設定履歴選曲設定」の選択画像944が選択されていないと判断した場合(ステップS3708:No)、処理をステップS3710に移行する。
「設定履歴選曲設定」の選択画像944が選択されたと判断した場合(ステップS3708:Yes)、MPU51は、表示画面を遊技設定画面94(図53(C)及び図54(A)参照)から設定履歴選択画面96(図54(C)参照)に移行させる設定履歴選択画面移行処理を実行する(ステップS3709)。このとき、MPU51は、遊技設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、設定履歴選択画面表示フラグをオンに設定し、当該遊技設定画面処理を終了する。
ステップS3710では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、遊技設定画面94における「トップメニューに戻る」の選択画像945が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「トップメニューに戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「トップメニューに戻る」の選択画像945が選択されたと判断した場合(ステップS3710:Yes)、処理をステップS3711に移行し、「トップメニューに戻る」の選択画像945が選択されていないと判断した場合(ステップS3710:No)、処理をステップS3712に移行する。
「トップメニューに戻る」の選択画像945が選択されたと判断した場合(ステップS3710:Yes)、MPU51は、表示画面を遊技設定画面94(図53(C)及び図54(A)参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する(ステップS3711)。このとき、MPU51は、遊技設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定し、当該遊技設定画面処理を終了する。
ステップS3712では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって選択された項目が「通常選曲設定」、「設定履歴選曲設定」及び「トップメニューに戻る」以外である場合、遊技者によって選択された項目に対応する表示画面に移行させる。このとき、MPU51は、遊技設定画面表示フラグをオフに設定する。
ここに、図60は、設定項目選択処理(図52の遊技設定処理のステップS3408)の手順の一例を示すフローチャートである。図55に示すように、設定項目選択処理では、設定項目選択画面95に表示された大当たり遊技時の選曲関連項目などから、遊技者による選択決定部21に対する操作によって選択された項目に応じて、表示画面を設定項目選択画面95から各種設定画面97〜99などへ移行させる処理が実行される。以下において、設定項目選択処理として、選曲関連項目がメロディーパターン、楽曲リスト表示(楽曲選択画像83)及び選曲ボタン演出の3つである場合を例に挙げて説明する。但し、選曲関連項目は、メロディーパターン、楽曲リスト表示(楽曲選択画像83)及び選曲ボタン演出には限定されない。例えば、メロディーパターン、楽曲リスト表示(楽曲選択画像83)及び選曲ボタン演出のうちの一部又は全部に代えて、他の選曲関連項目の設定を遊技者が行えるようにすることも考えられる。例えば、他の選曲関連項目としては、遊技者による設定により初期仮選択楽曲や選択楽曲を固定する初期仮選択楽曲固定が考えられる。
ステップS3801では、MPU51は、変動表示カウンタの値が0であるか否かに基づいて、図柄表示部341において主図柄921の変動が開始されたか否かを判断する。MPU51は、主図柄921の変動が開始されたと判断した場合(ステップS3801:Yes)、処理をステップS3802に移行し、主図柄921の変動が開始されていないと判断した場合(ステップS3801:No)、処理をステップS3803に移行する。
主図柄921の変動が開始された場合(ステップS3801:Yes)、MPU51は、設定項目選択画面表示フラグをオフに設定し(ステップS3802)、当該設定項目選択処理を終了する。
ステップS3803では、MPU51は、遊技者によって選択ボタン21Aに対する操作がなされたか否かを判断する。具体的には、MPU51は、第1〜第3上選択操作パターンフラグ及び第1〜第3下選択操作パターンフラグ(図18(B)及び図18(C)参照)に基づいて、上選択ボタン211又は下選択ボタン212が遊技者によって操作されたか否かを判断する。
選択ボタン21Aに対する操作がなされたと判断した場合(ステップS3603:Yes)、MPU51は、図58のトップメニュー画面処理におけるステップS3604の仮選択表示変更処理と同様に、操作された選択ボタン21Aが上選択ボタン211及び下選択ボタン212のうちのいずれかであるかに応じて、設定項目選択画面95においてカーソル画像946及び仮選択表示を一つ上又は下に移動させる仮選択表示変更処理を実行する(ステップS3804)。ステップS3804の処理が終了した場合、MPU51は、当該遊技設定画面処理を終了する。
ステップS3805では、MPU51は、第1〜第3決定操作パターンフラグ(図18(F)参照)に基づいて、遊技者によって決定ボタン21Bに対する操作がなされたか否かを判断する。MPU51は、決定ボタン21Bに対する操作がなされたと判断した場合(ステップS3805:Yes)、処理をステップS3806に移行し、決定ボタン21Bに対する操作がなされていないと判断した場合(ステップS3805:No)、当該遊技設定画面処理を終了する。
ステップS3806では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、設定項目選択画面95における「メロディーパターン設定」の選択画像951(図55参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「メロディーパターン設定」であるか否かを判断する。MPU51は、「メロディーパターン設定」の選択画像951が選択されたと判断した場合(ステップS3806:Yes)、処理をステップS3807に移行し、「メロディーパターン設定」の選択画像951が選択されていないと判断した場合(ステップS3806:No)、処理をステップS3808に移行する。
「メロディーパターン設定」の選択画像951が選択されたと判断した場合(ステップS3806:Yes)、図55に示すように、MPU51は、表示画面を設定項目選択画面95からメロディーパターン設定画面97に移行させるメロディーパターン設定画面移行処理を実行する(ステップS3807)。このとき、MPU51は、設定項目選択画面表示フラグをオフに設定する一方で、メロディーパターン設定画面表示フラグをオンに設定し、当該遊技設定画面処理を終了する。
ステップS3808では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、設定項目選択画面95における「楽曲リスト表示設定」の選択画像952(図55参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「楽曲リスト表示設定」であるか否かを判断する。MPU51は、「楽曲リスト表示設定」の選択画像952が選択されたと判断した場合(ステップS3808:Yes)、処理をステップS3809に移行し、「楽曲リスト表示設定」の選択画像952が選択されていないと判断した場合(ステップS3808:No)、処理をステップS3810に移行する。
「楽曲リスト表示設定」の選択画像952が選択されたと判断した場合(ステップS3808:Yes)、図55に示すように、MPU51は、表示画面を設定項目選択画面95から楽曲リスト表示設定画面98に移行させる楽曲リスト表示設定画面移行処理を実行する(ステップS3809)。このとき、MPU51は、設定項目選択画面表示フラグをオフに設定する一方で、楽曲リスト表示設定画面表示フラグをオンに設定し、当該設定項目選択画面処理を終了する。
ステップS3810では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、設定項目選択画面95における「選曲ボタン演出設定」の選択画像953(図55参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「選曲ボタン演出設定」であるか否かを判断する。MPU51は、「選曲ボタン演出設定」の選択画像953が選択されたと判断した場合(ステップS3810:Yes)、処理をステップS3811に移行し、「選曲ボタン演出設定」の選択画像953が選択されていないと判断した場合(ステップS3810:No)、処理をステップS3812に移行する。
「選曲ボタン演出設定」の選択画像953が選択されたと判断した場合(ステップS3810:Yes)、図55に示すように、MPU51は、表示画面を設定項目選択画面95から選曲ボタン演出設定画面99に移行させる選曲ボタン演出設定画面移行処理を実行する(ステップS3811)。このとき、MPU51は、設定項目選択画面表示フラグをオフに設定する一方で、選曲ボタン演出設定画面表示フラグをオンに設定し、当該設定項目選択画面処理を終了する。
ステップS3812では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、設定項目選択画面95における「1つ戻る」の選択画像954(図55参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「1つ戻る」の項目であるか否かを判断する。MPU51は、「1つ戻る」の選択画像954が選択されたと判断した場合(ステップS3812:Yes)、処理をステップS3813に移行し、「1つ戻る」の選択画像954が選択されていないと判断した場合(ステップS3812:No)、処理をステップS3814に移行する。
「1つ戻る」の選択画像954が選択されたと判断した場合(ステップS3812:Yes)、図55に示すように、MPU51は、表示画面を設定項目選択画面95から遊技設定画面94に移行させる(ステップS3813)。このとき、MPU51は、遊技設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、遊技設定画面表示フラグをオンに設定し、当該設定項目選択処理を終了する。
MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって選択された項目が「メロディーパターン設定」、「楽曲リスト表示設定」、「選曲ボタン演出設定」及び「1つ戻る」以外である場合、「トップメニューに戻る」が選択されたと判断できるため、図55に示すように、表示画面を設定項目選択画面95からトップメニュー画面93に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する(ステップS3814)。このとき、MPU51は、設定項目選択画面表示フラグをオフに設定する一方、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定する。
ここに、図61は、メロディーパターン設定画面処理(図52の遊技設定処理のステップS3410)の手順の一例を示すフローチャートである。メロディーパターン設定画面処理では、大当たり遊技においてスピーカ26から出力される仮選択楽曲及び選択楽曲のメロディーパターン(楽曲出力開始)に関する設定を行う処理が実行される。また、図62は、メロディーパターン設定画面97の一例を示す。以下において、図62を参照してメロディーパターン設定画面97を先に説明し、次いで図61を参照してメロディーパターン設定画面処理を説明する。
図61の説明に戻り、ステップS3901では、MPU51は、変動表示カウンタの値が0であるか否かに基づいて、図柄表示部341において主図柄921の変動が開始されたか否かを判断する。MPU51は、主図柄921の変動が開始されたと判断した場合(ステップS3901:Yes)、処理をステップS3902に移行し、主図柄921の変動が開始されていないと判断した場合(ステップS3901:No)、処理をステップS3903に移行する。
主図柄921の変動が開始された場合(ステップS3901:Yes)、MPU51は、メロディーパターン設定画面表示フラグをオフに設定し(ステップS3902)、当該メロディーパターン設定画面処理を終了する。
ステップS3903では、MPU51は、遊技者によって選択ボタン21Aに対する操作がなされたか否かを判断する。具体的には、MPU51は、第1〜第3上選択操作パターンフラグ、第1〜第3下選択操作パターンフラグ、第1〜第3左選択操作パターンフラグ、及び第1〜第3右選択操作パターンフラグ(図18(B)〜図18(E)参照)に基づいて、上選択ボタン211、下選択ボタン212、左選択ボタン213及び右選択ボタン214のいずれかが遊技者によって操作されたか否かを判断する。
ステップS3904では、MPU51は、操作された選択ボタン21Aが上選択ボタン211、下選択ボタン212、左選択ボタン213及び右選択ボタン214のいずれであるかに応じて、メロディーパターン設定画面97において仮選択表示を上下左右のいずれかの方向に1つに移動させる仮選択表示変更処理を実行する。ステップS3904の処理が終了した場合、MPU51は、当該メロディーパターン設定画面処理を終了する。
ステップS3905では、MPU51は、第1〜第3決定操作パターンフラグ(図18(F)参照)に基づいて、遊技者によって決定ボタン21Bに対する操作がなされたか否かを判断する。MPU51は、決定ボタン21Bに対する操作がなされたと判断した場合(ステップS3905:Yes)、処理をステップS3906に移行し、決定ボタン21Bに対する操作がなされていないと判断した場合(ステップS3905:No)、当該メロディーパターン設定画面処理を終了する。
ステップS3906では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、メロディーパターン設定画面97における「1つ戻る」の選択画像974(図62参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「1つ戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「1つ戻る」の選択画像974が選択されたと判断した場合(ステップS3906:Yes)、処理をステップS3907に移行し、「1つ戻る」の選択画像974が選択されていないと判断した場合(ステップS3906:No)、処理をステップS3908に移行する。
「1つ戻る」の選択画像974が選択されたと判断した場合(ステップS3906:Yes)、MPU51は、表示画面をメロディーパターン設定画面97(図62参照)から設定項目選択画面95(図54(B)及び図55参照)に移行させる設定項目選択画面移行処理を実行する(ステップS3907)。このとき、MPU51は、メロディーパターン設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、設定項目選択画面表示フラグをオンに設定し、当該メロディーパターン設定画面処理を終了する。
ステップS3908では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、メロディーパターン設定画面97における「トップメニューに戻る」の選択画像975(図62参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「トップメニューに戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されたと判断した場合(ステップS3908:Yes)、処理をステップS3909に移行し、「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されていないと判断した場合(ステップS3908:No)、処理をステップS3910に移行する。
「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されたと判断した場合(ステップS3908:Yes)、MPU51は、表示画面をメロディーパターン設定画面97(図62参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する(ステップS3909)。このとき、MPU51は、メロディーパターン設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定し、当該メロディーパターン設定画面処理を終了する。
ステップS3910では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、メロディーパターン設定画面97における「おまかせ」の選択画像976(図62参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「おまかせ」であるか否かを判断する。MPU51は、「おまかせ」の選択画像976が選択されたと判断した場合(ステップS3910:Yes)、処理をステップS3911に移行し、「おまかせ」の選択画像976が選択されていないと判断した場合(ステップS3910:No)、処理をステップS3912に移行する。
「おまかせ」の選択画像976が選択されたと判断した場合(ステップS3910:Yes)、MPU51は、仮選択楽曲、未選択楽曲及び既選択楽曲のメロディーパターンをデフォルトに設定する(ステップS3911)。ここで、メロディーパターンのデフォルト設定は、仮選択楽曲についてはサビ部分からの出力開始となるメロディーパターン2、選択楽曲としての既選択楽曲については歌い出し部分(Aメロ部分)からの出力開始となるメロディーパターン1、選択楽曲としての未選択楽曲についてはサビ部分からの出力開始となるメロディーパターン2である(図38参照)。
「おまかせ」の選択画像976が選択されていないと判断した場合(ステップS3910:No)、即ち遊技者による決定ボタン21Bに対する操作が「1つ戻る」、「トップメニューに戻る」及び「おまかせ」のいずれの項目に対する操作にも該当しない場合、MPU51は、仮選択楽曲設定画像971、未選択楽曲設定画像972及び既選択楽曲設定画像973において仮選択されている設定にメロディーパターンの設定を行う(ステップS3912)。例えば、図62に示される仮選択状態で決定ボタン21Bに対する決定操作が行われた場合、仮選択楽曲についてはサビ部分からの出力開始となるメロディーパターン2、選択楽曲としての未選択楽曲については歌い出し部分(Aメロ部分)からの出力開始となるメロディーパターン1、選択楽曲としての既選択楽曲についてはサビ部分からの出力開始となるメロディーパターン2に設定される。このとき、MPU51は、メロディーパターンの設定内容及び設定時刻をRAM512に記憶させる。これにより、後述する図69のメロディーパターン設定履歴画面処理において、メロディーパターン設定履歴画面87(図70参照)を表示させることが可能になる。
ステップS3913では、MPU51は、遊技者設定に応じてメロディーパターン設定フラグの設定処理を行う。具体的には、MPU51は、デフォルト設定と異なるメロディーパターンに設定された項目に対してメロディーパターン設定フラグをオンに設定する。ここで、メロディーパターン設定フラグは、仮選択楽曲に対する仮選択楽曲メロディーパターン設定フラグ、未選択楽曲に対する未選択楽曲メロディーパターン設定フラグ、及び既選択楽曲に対する既選択楽曲メロディーパターン設定フラグを含む。例えば、図62に示す仮選択状態で決定ボタン21Bに対する決定操作が行われた場合、デフォルト設定とは異なるメロディーパターンに設定された未選択楽曲及び既選択楽曲について、未選択楽曲メロディーパターン設定フラグ及び既選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオンに設定される。
ステップS3914では、MPU51は、表示画面をメロディーパターン設定画面97(図62参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する。即ち、仮選択楽曲、未選択楽曲及び既選択楽曲のメロディーパターンの設定を行った場合、MPU51は、表示画面をメロディーパターン設定画面からトップメニュー画面93に移行させる。このとき、MPU51は、メロディーパターン設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定し、当該メロディーパターン設定画面処理を終了する。
ここに、図63は、楽曲リスト表示設定画面処理(図52の遊技設定処理のステップS3412)の手順の一例を示すフローチャートである。楽曲リスト表示設定画面処理では、大当たり遊技における楽曲選択画像83の嫌い楽曲(非選択楽曲)に対する非選択楽曲画像834及び好き楽曲(既選択楽曲)に対する既選択楽曲画像831(図25参照)の表示の有無(表示態様)に関する表示設定を行うための処理が実行される。また、図64(A)は楽曲リスト表示設定画面98の一例を示し、図64(B)、図65(A)及び図65(B)は楽曲選択画像表示画面82の表示態様の一例を示す。以下において、図64及び図65を参照して楽曲リスト表示設定画面98及び楽曲選択画像表示画面82の表示態様を先に説明し、次いで図63を参照して楽曲選択画像表示処理を説明する。
図63の説明に戻り、ステップS4001では、MPU51は、変動表示カウンタの値が0であるか否かに基づいて、図柄表示部341において主図柄921の変動が開始されたか否かを判断する。MPU51は、主図柄921の変動が開始されたと判断した場合(ステップS4001:Yes)、処理をステップS4002に移行し、主図柄921の変動が開始されていないと判断した場合(ステップS4001:No)、処理をステップS4003に移行する。
主図柄921の変動が開始された場合(ステップS4001:Yes)、MPU51は、楽曲リスト表示設定画面表示フラグをオフに設定し(ステップS4002)、当該楽曲リスト表示設定画面処理を終了する。
ステップS4003では、MPU51は、遊技者によって選択ボタン21Aに対する操作がなされたか否かを判断する。具体的には、MPU51は、第1〜第3上選択操作パターンフラグ、第1〜第3下選択操作パターンフラグ、第1〜第3左選択操作パターンフラグ、及び第1〜第3右選択操作パターンフラグ(図18(B)〜図18(E)参照)に基づいて、上選択ボタン211、下選択ボタン212、左選択ボタン213及び右選択ボタン214のいずれかが遊技者によって操作されたか否かを判断する。
ステップS4004では、MPU51は、操作された選択ボタン21Aが上選択ボタン211、下選択ボタン212、左選択ボタン213及び右選択ボタン214のいずれであるかに応じて、楽曲リスト表示設定画面98において仮選択表示を上下左右のいずれかの方向に1つに移動させる仮選択表示変更処理を実行する。ステップS4004の処理が終了した場合、MPU51は、当該楽曲リスト表示設定画面処理を終了する。
ステップS4005では、MPU51は、第1〜第3決定操作パターンフラグ(図18(F)参照)に基づいて、遊技者によって決定ボタン21Bに対する操作がなされたか否かを判断する。MPU51は、決定ボタン21Bに対する操作がなされたと判断した場合(ステップS4005:Yes)、処理をステップS4006に移行し、決定ボタン21Bに対する操作がなされていないと判断した場合(ステップS4005:No)、当該楽曲リスト表示設定画面処理を終了する。
ステップS4006では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、楽曲リスト表示設定画面98の「1つ戻る」の選択画像974(図64(A)参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「1つ戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「1つ戻る」の選択画像974が選択されたと判断した場合(ステップS4006:Yes)、処理をステップS4007に移行し、「1つ戻る」の選択画像974が選択されていないと判断した場合(ステップS4006:No)、処理をステップS4008に移行する。
「1つ戻る」の選択画像974が選択されたと判断した場合(ステップS4006:Yes)、MPU51は、表示画面を楽曲リスト表示設定画面98(図64(A)参照)から設定項目選択画面95(図54(B)及び図55参照)に移行させる設定項目選択画面移行処理を実行する(ステップS4007)。このとき、MPU51は、楽曲リスト表示設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、設定項目選択画面表示フラグをオンに設定し、当該楽曲リスト表示設定画面処理を終了する。
ステップS4008では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、楽曲リスト表示設定画面98の「トップメニューに戻る」の選択画像975(図64(A)参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「トップメニューに戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されたと判断した場合(ステップS4008:Yes)、処理をステップS4009に移行し、「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されていないと判断した場合(ステップS4008:No)、処理をステップS4010に移行する。
「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されたと判断した場合(ステップS4008:Yes)、MPU51は、表示画面を楽曲リスト表示設定画面98(図64(A)参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する(ステップS4009)。このとき、MPU51は、楽曲リスト表示設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定し、当該楽曲リスト表示設定画面処理を終了する。
ステップS4010では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、楽曲リスト表示設定画面98の「おまかせ」の選択画像976(図64(A)参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「おまかせ」であるか否かを判断する。MPU51は、「おまかせ」の選択画像976が選択されたと判断した場合(ステップS4010:Yes)、処理をステップS4011に移行し、「おまかせ」の選択画像976が選択されていないと判断した場合(ステップS4010:No)、処理をステップS4012に移行する。
「おまかせ」の選択画像976が選択されたと判断した場合(ステップS4010:Yes)、MPU51は、楽曲選択画像表示画面82における嫌い選択楽曲(非選択楽曲)に対する非選択楽曲画像834(図25参照)及び好き選択楽曲(既選択楽曲)に対する既選択楽曲画像831(図25参照)の表示設定をデフォルトに設定する(ステップS4011)。ここで、表示設定のデフォルト設定は、非選択楽曲画像834及び既選択楽曲画像831が双方とも表示される設定である(図25参照)。
「おまかせ」の選択画像976が選択されていないと判断した場合(ステップS4010:No)、即ち遊技者による決定ボタン21Bに対する操作が「1つ戻る」、「トップメニューに戻る」及び「おまかせ」のいずれの項目に対する操作にも該当しない場合、MPU51は、嫌い選択楽曲(非選択楽曲)及び好き選択楽曲(既選択楽曲)に対して仮選択されている設定に非選択楽曲画像834及び既選択楽曲画像831(図25参照)の表示設定を行う(ステップS4012)。例えば、図64(A)に示す仮選択状態で決定ボタン21Bに対する決定操作が行われた場合、非選択楽曲画像834が表示、既選択楽曲画像831が非表示に設定される。このとき、MPU51は、楽曲選択画像83の設定内容及び設定時刻をRAM512に記憶させる。これにより、後述する図71の楽曲リスト表示設定履歴画面処理において、楽曲リスト表示設定履歴画面88(図72参照)を表示させることが可能になる。
ステップS4013では、MPU51は、遊技者設定に応じて非表示設定フラグの設定処理を行う。具体的には、デフォルト設定と異なる「非表示」に設定された項目に対して非表示設定フラグをオンに設定する。ここで、非表示設定フラグは、嫌い選択楽曲(非選択楽曲)に対する非選択楽曲画像非表示設定フラグ、及び好き選択楽曲(既選択楽曲)に対する既選択楽曲画像非表示設定フラグを含む。例えば、図64(A)に示す仮選択状態で決定ボタン21Bに対する決定操作が行われた場合、デフォルト設定とは異なる表示設定にされた好き選択楽曲(既選択楽曲)について、既選択楽曲画像非表示設定フラグがオンに設定される。
ステップS4014では、MPU51は、表示画面を楽曲リスト表示設定画面98(図64(A)参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する。即ち、非選択楽曲画像834及び既選択楽曲画像831の表示設定が終了した場合、MPU51は、表示画面を楽曲リスト表示設定画面98からトップメニュー画面93に移行させる。このとき、MPU51は、楽曲リスト表示設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定し、当該楽曲リスト表示設定画面処理を終了する。
ここに、図66は、選曲ボタン演出設定画面処理(図52の遊技設定処理のステップS3414)の手順の一例を示すフローチャートである。選曲ボタン演出設定画面処理では、大当たり遊技における楽曲選択時に実行される選曲ボタン演出に関する設定を行うための処理が実行される。また、図67は選曲ボタン演出設定画面99の一例を示す。以下において、図67を参照して選曲ボタン演出設定画面99を先に説明し、次いで図66を参照して楽曲選択画像表示処理を説明する。
図66の説明に戻り、ステップS4101では、MPU51は、変動表示カウンタの値が0であるか否かに基づいて、図柄表示部341において主図柄921の変動が開始されたか否かを判断する。MPU51は、主図柄921の変動が開始されたと判断した場合(ステップS4101:Yes)、処理をステップS4102に移行し、主図柄921の変動が開始されていないと判断した場合(ステップS4101:No)、処理をステップS4103に移行する。
主図柄921の変動が開始された場合(ステップS4101:Yes)、MPU51は、選曲ボタン演出設定画面表示フラグをオフに設定し(ステップS4102)、当該選曲ボタン演出設定画面処理を終了する。
ステップS4103では、MPU51は、遊技者によって選択ボタン21Aに対する操作がなされたか否かを判断する。具体的には、MPU51は、第1〜第3上選択操作パターンフラグ、第1〜第3下選択操作パターンフラグ、第1〜第3左選択操作パターンフラグ、及び第1〜第3右選択操作パターンフラグ(図18(B)〜図18(E)参照)に基づいて、上選択ボタン211、下選択ボタン212、左選択ボタン213及び右選択ボタン214のいずれかが遊技者によって操作されたか否かを判断する。
ステップS4104では、MPU51は、操作された選択ボタン21Aが上選択ボタン211、下選択ボタン212、左選択ボタン213及び右選択ボタン214のいずれであるかに応じて、選曲ボタン演出設定画面99において仮選択表示を上下左右のいずれかの方向に1つに移動させる仮選択表示変更処理を実行する。ステップS4104の処理が終了した場合、MPU51は、当該選曲ボタン演出設定画面処理を終了する。
ステップS4105では、MPU51は、第1〜第3決定操作パターンフラグ(図18(F)参照)に基づいて、遊技者によって決定ボタン21Bに対する操作がなされたか否かを判断する。MPU51は、決定ボタン21Bに対する操作がなされたと判断した場合(ステップS4105:Yes)、処理をステップS4106に移行し、決定ボタン21Bに対する操作がなされていないと判断した場合(ステップS4105:No)、当該選曲ボタン演出設定画面処理を終了する。
ステップS4106では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、選曲ボタン演出設定画面99の「1つ戻る」の選択画像974(図67参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「1つ戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「1つ戻る」の選択画像974が選択されたと判断した場合(ステップS4106:Yes)、処理をステップS4107に移行し、「1つ戻る」の選択画像974が選択されていないと判断した場合(ステップS4106:No)、処理をステップS4108に移行する。
「1つ戻る」の選択画像974が選択されたと判断した場合(ステップS4106:Yes)、MPU51は、表示画面を選曲ボタン演出設定画面99(図67参照)から設定項目選択画面95(図54(B)及び図55参照)に移行させる設定項目選択画面移行処理を実行する(ステップS4107)。このとき、MPU51は、選曲ボタン演出設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、設定項目選択画面表示フラグをオンに設定し、当該楽曲リスト表示設定画面処理を終了する。
ステップS4108では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、選曲ボタン演出設定画面99の「トップメニューに戻る」の選択画像975(図67参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「トップメニューに戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されたと判断した場合(ステップS4108:Yes)、処理をステップS4109に移行し、「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されていないと判断した場合(ステップS4108:No)、処理をステップS4110に移行する。
「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されたと判断した場合(ステップS4108:Yes)、MPU51は、表示画面を選曲ボタン演出設定画面99(図67参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する(ステップS4109)。このとき、MPU51は、選曲ボタン演出設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定し、当該選曲ボタン演出設定画面処理を終了する。
ステップS4110では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、選曲ボタン演出設定画面99の「おまかせ」の選択画像976(図67参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「おまかせ」であるか否かを判断する。MPU51は、「おまかせ」の選択画像976が選択されたと判断した場合(ステップS4110:Yes)、処理をステップS4111に移行し、「おまかせ」の選択画像976が選択されていないと判断した場合(ステップS4110:No)、処理をステップS4112に移行する。
「おまかせ」の選択画像976が選択されたと判断した場合(ステップS4110:Yes)、MPU51は、選曲ボタン演出としての期待度示唆演出、確変確定演出及び保留連荘確定演出の実行の有無に関する演出実行設定をデフォルトに設定する(ステップS4111)。ここで、選曲ボタン演出のデフォルト設定は、期待度示唆演出、確変確定演出及び保留連荘確定演出のいずれも実行される設定である。
「おまかせ」の選択画像976が選択されていないと判断した場合(ステップS4110:No)、即ち遊技者による決定ボタン21Bに対する操作が「1つ戻る」、「トップメニューに戻る」及び「おまかせ」のいずれの項目に対する操作にも該当しない場合、MPU51は、期待度示唆演出、確変確定演出及び保留連荘確定演出の実行の有無に関する演出実行設定を仮選択されている設定にする(ステップS4112)。例えば、図67に示す仮選択状態で決定ボタン21Bに対する決定操作が行われた場合、期待度示唆演出が実行、確変確定演出が実行、保留連荘確定演出が非実行に設定される。このとき、MPU51は、選曲ボタン演出の設定内容及び設定時刻をRAM512に記憶させる。これにより、後述する図73の選曲ボタン演出設定履歴画面処理において、選曲ボタン演出設定履歴画面89(図74参照)を表示させることが可能になる。
ステップS4113では、MPU51は、遊技者設定に応じて演出非実行設定フラグの設定処理を行う。具体的には、デフォルト設定と異なる「実行しない」に設定された項目に対して選曲ボタン演出フラグをオンに設定する。ここで、演出非実行設定フラグは、期待度示唆演出非実行設定フラグ、確変確定演出非実行設定フラグ、及び保留得連荘確定演出非実行設定フラグを含む。例えば、図67に示す仮選択状態で決定ボタン21Bに対する決定操作が行われた場合、デフォルト設定とは異なる保留連荘確定演出について、保留連荘確定演出非実行設定フラグがオンに設定される。
ステップS4114では、MPU51は、表示画面を選曲ボタン演出設定画面99(図67参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する。即ち、選曲ボタン演出に対する実行の有無に対する設定が終了した場合には、MPU51は、表示画面を選曲ボタン演出設定画面99からトップメニュー画面93に移行させる。このとき、MPU51は、楽曲リスト選曲ボタン演出設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定し、当該楽曲リスト表示設定画面処理を終了する。
ここに、図68は、設定履歴選択処理(図52の遊技設定処理のステップS3416)の手順の一例を示すフローチャートである。図56に示すように、設定履歴選択処理では、設定履歴選択画面96(図54(C)及び図56参照)に表示された大当たり遊技時の選曲関連項目などから、遊技者による選択決定部21に対する操作によって選択された項目に応じて、表示画面を設定履歴選択画面96から各種設定画面87〜89などへ移行させる処理が実行される(図56参照)。以下において、設定履歴選択処理として、図60を参照して説明した設定項目選択処理と同様に、選曲関連項目がメロディーパターン、楽曲リスト表示(楽曲選択画像83)及び選曲ボタン演出の3つである場合を例に挙げて説明するが、選曲関連項目に関して、前記設定項目選択処理と同様な変更が可能である。
ステップS4201では、MPU51は、変動表示カウンタの値が0であるか否かに基づいて、図柄表示部341において主図柄921の変動が開始されたか否かを判断する。MPU51は、主図柄921の変動が開始されたと判断した場合(ステップS4201:Yes)、処理をステップS4202に移行し、主図柄921の変動が開始されていないと判断した場合(ステップS4201:No)、処理をステップS4203に移行する。
主図柄921の変動が開始された場合(ステップS4201:Yes)、MPU51は、設定履歴選択画面表示フラグをオフに設定し(ステップS4202)、当該設定履歴選択処理を終了する。
ステップS4203では、MPU51は、遊技者によって選択ボタン21Aに対する操作がなされたか否かを判断する。具体的には、MPU51は、第1〜第3上選択操作パターンフラグ(図18(B)参照)及び第1〜第3下選択操作パターンフラグ(図18(C)参照)に基づいて、上選択ボタン211又は下選択ボタン212が遊技者によって操作されたか否かを判断する。
ステップS4204では、MPU51は、図58のトップメニュー画面処理におけるステップS3604の仮選択表示変更処理と同様に、操作された選択ボタン21Aが上選択ボタン211及び下選択ボタン212のうちのいずれかであるかに応じて、設定履歴選択画面96においてカーソル画像946及び仮選択表示を一つ上又は下に移動させる仮選択表示変更処理を実行する。ステップS4204の処理が終了した場合、MPU51は、当該設定履歴選択処理を終了する。
ステップS4205では、MPU51は、第1〜第3決定操作パターンフラグ(図18(F)参照)に基づいて、遊技者によって決定ボタン21Bに対する操作がなされたか否かを判断する。MPU51は、決定ボタン21Bに対する操作がなされたと判断した場合(ステップS4205:Yes)、処理をステップS4206に移行し、決定ボタン21Bに対する操作がなされていないと判断した場合(ステップS4205:No)、当該設定履歴選択処理を終了する。
ステップS4206では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、設定履歴選択画面96における「メロディーパターン設定履歴」の選択画像961(図56参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「メロディーパターン設定履歴」であるか否かを判断する。MPU51は、「メロディーパターン設定履歴」の選択画像961が選択されたと判断した場合(ステップS4206:Yes)、処理をステップS4207に移行し、「メロディーパターン設定履歴」の選択画像961が選択されていないと判断した場合(ステップS4206:No)、処理をステップS4208に移行する。
「メロディーパターン設定履歴」の選択画像961が選択されたと判断した場合(ステップS4206:Yes)、MPU51は、表示画面を設定履歴選択画面96(図54(C)及び図56参照)からメロディーパターン設定履歴画面87(図70参照)に移行させるメロディーパターン設定履歴画面移行処理を実行する(ステップS4207)。このとき、MPU51は、設定履歴選択画面表示フラグをオフに設定する一方で、メロディーパターン設定履歴画面表示フラグをオンに設定し、当該設定履歴選択処理を終了する。
ステップS4208では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、設定履歴選択画面96における「楽曲リスト表示設定履歴」の選択画像962(図56参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「楽曲リスト表示設定履歴」であるか否かを判断する。MPU51は、「楽曲リスト表示設定履歴」の選択画像962が選択されたと判断した場合(ステップS4208:Yes)、処理をステップS4209に移行し、「楽曲リスト表示設定履歴」の選択画像962が選択されていないと判断した場合(ステップS4208:No)、処理をステップS4210に移行する。
「楽曲リスト表示設定履歴」の選択画像962が選択されたと判断した場合(ステップS4208:Yes)、図56に示すように、MPU51は、表示画面を設定履歴選択画面96から楽曲リスト表示設定履歴画面88に移行させる楽曲リスト表示設定履歴画面移行処理を実行する(ステップS4209)。このとき、MPU51は、設定履歴選択画面表示フラグをオフに設定する一方で、楽曲リスト表示設定履歴画面表示フラグをオンに設定し、当該設定履歴選択処理を終了する。
ステップS4210では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、設定履歴選択画面96における「選曲ボタン演出設定履歴」の選択画像963(図56参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「選曲ボタン演出設定履歴」であるか否かを判断する。MPU51は、「選曲ボタン演出設定履歴」の選択画像963が選択されたと判断した場合(ステップS4210:Yes)、処理をステップS4211に移行し、「選曲ボタン演出設定履歴」の選択画像963が選択されていないと判断した場合(ステップS4210:No)、処理をステップS4212に移行する。
「選曲ボタン演出設定履歴」の選択画像963が選択されたと判断した場合(ステップS4210:Yes)、図56に示すように、MPU51は、表示画面を設定履歴選択画面96から選曲ボタン演出設定履歴画面89に移行させる(ステップS4211)。このとき、MPU51は、設定項目選択履歴画面表示フラグをオフに設定する一方で、選曲ボタン演出設定履歴画面表示フラグをオンに設定し、当該設定履歴選択処理を終了する。
ステップS4212では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、設定履歴選択画面96における「1つ戻る」の選択画像964(図56参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「1つ戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「1つ戻る」の選択画像964が選択されたと判断した場合(ステップS4212:Yes)、処理をステップS4213に移行し、「1つ戻る」の選択画像964が選択されていないと判断した場合(ステップS4212:No)、処理をステップS4214に移行する。
「1つ戻る」の選択画像964が選択されたと判断した場合(ステップS4212:Yes)、図56に示すように、MPU51は、表示画面を設定履歴選択画面96から遊技設定画面94に移行させる(ステップS4213)。このとき、MPU51は、設定履歴選択画面表示フラグをオフに設定する一方で、遊技設定画面表示フラグをオンに設定し、当該設定履歴選択処理を終了する。
MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって選択された項目が「メロディーパターン設定履歴」、「楽曲リスト表示設定履歴」、「選曲ボタン演出設定履歴」及び「1つ戻る」以外である場合、「トップメニューに戻る」が選択されたと判断できるため、図56に示すように、表示画面を設定履歴選択画面96からトップメニュー画面93に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する(ステップS4214)。このとき、MPU51は、設定履歴選択画面表示フラグをオフに設定する一方、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定する。
ここに、図69は、メロディーパターン設定履歴画面処理(図52の遊技設定処理のステップS3418)の手順の一例を示すフローチャートである。メロディーパターン設定履歴画面処理では、大当たり遊技においてスピーカ26から出力される仮選択楽曲及び選択楽曲のメロディーパターン(楽曲出力開始)に関する設定を設定履歴に基づいて行う処理が実行される。また、図70は、メロディーパターン設定履歴画面87の一例を示す。以下において、図70を参照してメロディーパターン設定履歴画面87を先に説明し、次いで図69を参照してメロディーパターン設定画面履歴処理を説明する。
図69の説明に戻り、ステップS4301では、MPU51は、変動表示カウンタの値が0であるか否かに基づいて、図柄表示部341において主図柄921の変動が開始されたか否かを判断する。MPU51は、主図柄921の変動が開始されたと判断した場合(ステップS4301:Yes)、処理をステップS4302に移行し、主図柄921の変動が開始されていないと判断した場合(ステップS4301:No)、処理をステップS4303に移行する。
主図柄921の変動が開始された場合(ステップS4301:Yes)、MPU51は、メロディーパターン設定履歴画面表示フラグをオフに設定し(ステップS4302)、当該メロディーパターン設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4303では、MPU51は、遊技者によって選択ボタン21Aに対する操作がなされたか否かを判断する。具体的には、MPU51は、第1〜第3上選択操作パターンフラグ、第1〜第3下選択操作パターンフラグ、第1〜第3左選択操作パターンフラグ、及び第1〜第3右選択操作パターンフラグ(図18(B)〜図18(E)参照)に基づいて、上選択ボタン211、下選択ボタン212、左選択ボタン213及び右選択ボタン214のいずれかが遊技者によって操作されたか否かを判断する。
ステップS4304では、MPU51は、操作された選択ボタン21Aが上選択ボタン211、下選択ボタン212、左選択ボタン213及び右選択ボタン214のいずれであるかに応じて、メロディーパターン設定履歴画面87において仮選択表示を上下左右のいずれかの方向に1つに移動させる仮選択表示変更処理を実行する。ステップS4304の処理が終了した場合、MPU51は、当該メロディーパターン設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4305では、MPU51は、第1〜第3決定操作パターンフラグ(図18(F)参照)に基づいて、遊技者によって決定ボタン21Bに対する操作がなされたか否かを判断する。MPU51は、決定ボタン21Bに対する操作がなされたと判断した場合(ステップS4305:Yes)、処理をステップS4306に移行し、決定ボタン21Bに対する操作がなされていないと判断した場合(ステップS4305:No)、当該メロディーパターン設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4306では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、メロディーパターン設定履歴画面の「1つ戻る」の選択画像974(図70参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「1つ戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「1つ戻る」の選択画像974が選択されたと判断した場合(ステップS4306:Yes)、処理をステップS4307に移行し、「1つ戻る」の選択画像974が選択されていないと判断した場合(ステップS4306:No)、処理をステップS4308に移行する。
「1つ戻る」の選択画像974が選択されたと判断した場合(ステップS4306:Yes)、MPU51は、表示画面をメロディーパターン設定履歴画面87(図70参照)から設定履歴選択画面96(図54(C)及び図56参照)に移行させる設定履歴選択画面移行処理を実行する(ステップS4307)。このとき、MPU51は、メロディーパターン設定履歴画面表示フラグをオフに設定する一方で、設定履歴選択画面表示フラグをオンに設定し、当該メロディーパターン設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4308では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、メロディーパターン設定履歴画面の「トップメニューに戻る」の選択画像975(図70参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「トップメニューに戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されたと判断した場合(ステップS4308:Yes)、処理をステップS4309に移行し、「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されていないと判断した場合(ステップS4308:No)、処理をステップS4310に移行する。
「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されたと判断した場合(ステップS4308:Yes)、MPU51は、表示画面をメロディーパターン設定履歴画面87(図70参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する(ステップS4309)。このとき、MPU51は、メロディーパターン設定履歴画面表示フラグをオフに設定する一方で、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定し、当該メロディーパターン設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4310では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、メロディーパターン設定履歴画面の「おまかせ」の選択画像976(図70参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「おまかせ」であるか否かを判断する。MPU51は、「おまかせ」の選択画像976が選択されたと判断した場合(ステップS4310:Yes)、処理をステップS4311に移行し、「おまかせ」の選択画像976が選択されていないと判断した場合(ステップS4310:No)、処理をステップS4312に移行する。
「おまかせ」の選択画像976が選択されたと判断した場合(ステップS4310:Yes)、MPU51は、仮選択楽曲、未選択楽曲及び既選択楽曲のメロディーパターンをデフォルトに設定する(ステップS4311)。ここで、メロディーパターンのデフォルト設定は、仮選択楽曲についてはサビ部分からの出力開始となるメロディーパターン1、未選択楽曲についてはサビ部分からの出力開始となるメロディーパターン2、既選択楽曲については歌い出し部分(Aメロ部分)からの出力開始となるメロディーパターン1である(図38参照)。
「おまかせ」の選択画像976が選択されていないと判断した場合(ステップS4310:No)、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作が「1つ戻る」、「トップメニューに戻る」及び「おまかせ」のいずれの項目に対する操作にも該当しない場合、MPU51は、履歴選択画像872において仮選択されている設定履歴と同じ設定にメロディーパターンの設定を行う(ステップS4312)。例えば、図70に示す仮選択状態で決定ボタン21Bに対する決定操作が行われた場合、履歴2と同じ設定にメロディーパターンの設定を行う。即ち、仮選択楽曲については歌い出し部分(Aメロ部分)からの出力開始となるメロディーパターン1、未選択楽曲についてはサビ部分からの出力開始となるメロディーパターン2、既選択楽曲についてはサビ部分からの出力開始となるメロディーパターン2に設定される。
ステップS4313では、MPU51は、遊技者設定に応じてメロディーパターン設定フラグの設定処理を行う。具体的には、デフォルト設定と異なるメロディーパターンに設定された項目に対してメロディーパターン設定フラグをオンに設定する。例えば、図70に示す仮選択状態で決定ボタン21Bに対する決定操作が行われた場合、デフォルト設定とは異なるメロディーパターンに設定された仮選択楽曲について、仮選択楽曲メロディーパターン設定フラグがオンに設定される。
ステップS4314では、MPU51は、表示画面をメロディーパターン設定履歴画面87(図70参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する。即ち、既選択楽曲画像831、仮選択楽曲画像832及び未選択楽曲画像833(図25参照)のメロディーパターンの設定を行った場合には、MPU51は、表示画面をメロディーパターン設定履歴画面からトップメニュー画面93に移行させる。このとき、MPU51は、メロディーパターン設定履歴画面表示フラグをオフに設定する一方で、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定し、当該メロディーパターン設定履歴画面処理を終了する。
ここに、図71は、楽曲リスト表示設定履歴画面処理(図52の遊技設定処理のステップS3420)の手順の一例を示すフローチャートである。楽曲リスト表示設定履歴画面処理では、大当たり遊技における楽曲選択画像83の嫌い楽曲(非選択楽曲)に対する非選択楽曲画像834及び好き楽曲(既選択楽曲)に対する既選択楽曲画像831(図25参照)の表示の有無(表示態様)に関する表示設定を設定履歴に基づいて行う処理が実行される。また、図72は、楽曲リスト表示設定履歴画面88の一例を示す。以下において、図72を参照して楽曲リスト表示設定履歴画面88を先に説明し、次いで図71を参照して楽曲リスト表示設定履歴画面処理を説明する。
図71の説明に戻り、ステップS4401では、MPU51は、変動表示カウンタの値が0であるか否かに基づいて、図柄表示部341において主図柄921の変動が開始されたか否かを判断する。MPU51は、主図柄921の変動が開始されたと判断した場合(ステップS4401:Yes)、処理をステップS4402に移行し、主図柄921の変動が開始されていないと判断した場合(ステップS4401:No)、処理をステップS4403に移行する。
主図柄921の変動が開始された場合(ステップS4401:Yes)、MPU51は、楽曲リスト表示設定画面表示フラグをオフに設定し(ステップS4402)、当該楽曲リスト表示設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4403では、MPU51は、遊技者によって選択ボタン21Aに対する操作がなされたか否かを判断する。具体的には、MPU51は、第1〜第3上選択操作パターンフラグ、第1〜第3下選択操作パターンフラグ、第1〜第3左選択操作パターンフラグ、及び第1〜第3右選択操作パターンフラグ(図18(B)〜図18(E)参照)に基づいて、上選択ボタン211、下選択ボタン212、左選択ボタン213及び右選択ボタン214のいずれかが遊技者によって操作されたか否かを判断する。
ステップS4404では、MPU51は、操作された選択ボタン21Aが上選択ボタン211、下選択ボタン212、左選択ボタン213及び右選択ボタン214のいずれであるかに応じて、楽曲リスト表示設定履歴画面において仮選択表示を上下左右のいずれかの方向に1つに移動させる仮選択表示変更処理を実行する。ステップS4404の処理が終了した場合、MPU51は、当該楽曲リスト表示設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4405では、MPU51は、第1〜第3決定操作パターンフラグ(図18(F)参照)に基づいて、遊技者によって決定ボタン21Bに対する操作がなされたか否かを判断する。MPU51は、決定ボタン21Bに対する操作がなされたと判断した場合(ステップS4405:Yes)、処理をステップS4406に移行し、決定ボタン21Bに対する操作がなされていないと判断した場合(ステップS4405:No)、当該楽曲リスト表示設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4406では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、楽曲リスト表示設定履歴画面88の「1つ戻る」の選択画像974(図72参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「1つ戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「1つ戻る」の選択画像974が選択されたと判断した場合(ステップS4406:Yes)、処理をステップS4407に移行し、「1つ戻る」の選択画像974が選択されていないと判断した場合(ステップS4406:No)、処理をステップS4408に移行する。
「1つ戻る」の選択画像974が選択されたと判断した場合(ステップS4406:Yes)、MPU51は、表示画面を楽曲リスト表示設定履歴画面88(図72参照)から設定履歴選択画面96(図54(C)及び図56参照)に移行させる設定履歴選択画面移行処理を実行する(ステップS4407)。このとき、MPU51は、楽曲リスト表示設定履歴画面表示フラグをオフに設定する一方で、設定履歴選択画面表示フラグをオンに設定し、当該楽曲リスト表示設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4408では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、楽曲リスト表示設定履歴画面88の「トップメニューに戻る」の選択画像975(図72参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「トップメニューに戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されたと判断した場合(ステップS4408:Yes)、処理をステップS4409に移行し、「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されていないと判断した場合(ステップS4408:No)、処理をステップS4410に移行する。
「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されたと判断した場合(ステップS4408:Yes)、MPU51は、表示画面を楽曲リスト表示設定履歴画面88(図72参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する(ステップS4409)。このとき、MPU51は、楽曲リスト表示設定履歴画面表示フラグをオフに設定する一方で、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定し、当該楽曲リスト表示設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4410では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、楽曲リスト表示設定履歴画面88の「おまかせ」の選択画像976(図72参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「おまかせ」であるか否かを判断する。MPU51は、「おまかせ」の選択画像976が選択されたと判断した場合(ステップS4410:Yes)、処理をステップS4411に移行し、「おまかせ」の選択画像976が選択されていないと判断した場合(ステップS4410:No)、処理をステップS4412に移行する。
「おまかせ」の選択画像976が選択されたと判断した場合(ステップS4410:Yes)、MPU51は、楽曲選択画像表示画面82における嫌い選択楽曲(非選択楽曲)に対する非選択楽曲画像834(図25参照)及び好き選択楽曲(既選択楽曲)に対する既選択楽曲画像831(図25参照)の表示設定をデフォルトに設定する(ステップS4411)。ここで、表示設定のデフォルト設定は、非選択楽曲画像834及び既選択楽曲画像831が双方とも表示される設定である(図25参照)。
「おまかせ」の選択画像976が選択されていないと判断した場合(ステップS4410:No)、即ち遊技者による決定ボタン21Bに対する操作が「1つ戻る」、「トップメニューに戻る」及び「おまかせ」のいずれの項目に対する操作にも該当しない場合、MPU51は、履歴選択画像882において仮選択されている設定履歴の設定に非選択楽曲画像834及び既選択楽曲画像831(図25参照)の表示設定を行う(ステップS4412)。例えば、図72に示す仮選択状態で決定ボタン21Bに対する決定操作が行われた場合、履歴1と同じ設定にする。具体的には、嫌い楽曲(非選択楽曲)に対応する非選択楽曲画像834、及び好き楽曲(非選択楽曲)に対応する既選択楽曲画像831のいずれも表示に設定にされる。
ステップS4413では、MPU51は、遊技者設定に応じて楽曲画像非表示設定フラグの設定処理を行う。具体的には、デフォルト設定と異なる「非表示」に設定された項目に対して楽曲画像非表示設定フラグをオンに設定する。例えば、図72に示す仮選択状態で決定ボタン21Bに対する決定操作が行われた場合、デフォルト設定と同じ設定になされているため、非選択楽曲画像非表示設定フラグ及び既選択楽曲画像非表示設定フラグのいずれもがオンには設定されない。
ステップS4414では、MPU51は、表示画面を楽曲リスト表示設定履歴画面88(図72参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する。即ち、非選択楽曲画像834及び既選択楽曲画像831の表示設定が終了した場合、MPU51は、表示画面を楽曲リスト表示設定履歴画面88からトップメニュー画面93に移行させる。このとき、MPU51は、楽曲リスト表示設定履歴画面表示フラグをオフに設定する一方で、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定し、当該楽曲リスト表示設定履歴画面処理を終了する。
ここに、図73は、選曲ボタン演出設定履歴画面処理(図52の遊技設定処理のステップS3422)の手順の一例を示すフローチャートである。選曲ボタン演出設定履歴画面処理では、大当たり遊技における楽曲選択時に実行される選曲ボタン演出に関する演出実行設定を設定履歴に基づいて行うための処理が実行される。また、図74は、選曲ボタン演出設定履歴画面89の一例を示す。以下において、図74を参照して選曲ボタン演出設定履歴画面89を先に説明し、次いで図73を参照して選曲ボタン演出設定履歴画面処理を説明する。
図73の説明に戻り、ステップS4501では、MPU51は、変動表示カウンタの値が0であるか否かに基づいて、図柄表示部341において主図柄921の変動が開始されたか否かを判断する。MPU51は、主図柄921の変動が開始されたと判断した場合(ステップS4501:Yes)、処理をステップS4502に移行し、主図柄921の変動が開始されていないと判断した場合(ステップS4501:No)、処理をステップS4503に移行する。
主図柄921の変動が開始された場合(ステップS4501:Yes)、MPU51は、選曲ボタン演出設定履歴画面表示フラグをオフに設定し(ステップS4502)、当該選曲ボタン演出設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4503では、MPU51は、遊技者によって選択ボタン21Aに対する操作がなされたか否かを判断する。具体的には、MPU51は、第1〜第3上選択操作パターンフラグ、第1〜第3下選択操作パターンフラグ、第1〜第3左選択操作パターンフラグ、及び第1〜第3右選択操作パターンフラグ(図18(B)〜図18(E)参照)に基づいて、上選択ボタン211、下選択ボタン212、左選択ボタン213及び右選択ボタン214のいずれかが遊技者によって操作されたか否かを判断する。
ステップS4504では、MPU51は、操作された選択ボタン21Aが上選択ボタン211、下選択ボタン212、左選択ボタン213及び右選択ボタン214のいずれであるかに応じて、選曲ボタン演出設定履歴画面89において仮選択表示を上下左右のいずれかの方向に1つに移動させる仮選択表示変更処理を実行する。ステップS4504の処理が終了した場合、MPU51は、当該選曲ボタン演出設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4505では、MPU51は、第1〜第3決定操作パターンフラグ(図18(F)参照)に基づいて、遊技者によって決定ボタン21Bに対する操作がなされたか否かを判断する。MPU51は、決定ボタン21Bに対する操作がなされたと判断した場合(ステップS4505:Yes)、処理をステップS4506に移行し、決定ボタン21Bに対する操作がなされていないと判断した場合(ステップS4505:No)、当該選曲ボタン演出設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4506では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、選曲ボタン演出設定履歴画面の「1つ戻る」の選択画像974(図74参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「1つ戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「1つ戻る」の選択画像974が選択されたと判断した場合(ステップS4506:Yes)、処理をステップS4507に移行し、「1つ戻る」の選択画像974が選択されていないと判断した場合(ステップS4506:No)、処理をステップS4508に移行する。
「1つ戻る」の選択画像974が選択されたと判断した場合(ステップS4506:Yes)、MPU51は、表示画面を選曲ボタン演出設定履歴画面89(図74参照)から設定履歴選択画面96(図54(C)及び図56参照)に移行させる設定履歴選択画面移行処理(ステップS4507)。このとき、MPU51は、選曲ボタン演出設定履歴画面表示フラグをオフに設定する一方で、設定履歴選択画面表示フラグをオンに設定し、当該楽曲リスト表示設定履歴画面処理を終了する。
ステップS4508では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、選曲ボタン演出設定履歴画面の「トップメニューに戻る」の選択画像975(図74参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「トップメニューに戻る」であるか否かを判断する。MPU51は、「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されたと判断した場合(ステップS4508:Yes)、処理をステップS4509に移行し、「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されていないと判断した場合(ステップS4508:No)、処理をステップS4510に移行する。
「トップメニューに戻る」の選択画像975が選択されたと判断した場合(ステップS4508:Yes)、MPU51は、表示画面を選曲ボタン演出設定履歴画面89(図74参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させるトップメニュー画面移行処理を実行する(ステップS4509)。このとき、MPU51は、選曲ボタン演出設定履歴画面表示フラグをオフに設定する一方で、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定し、当該選曲ボタン演出設定画面処理を終了する。
ステップS4510では、MPU51は、遊技者による決定ボタン21Bに対する操作によって、選曲ボタン演出設定履歴画面の「おまかせ」の選択画像976(図74参照)が選択されたか否かを判断する。即ち、MPU51は、決定ボタン21Bが操作された場合に仮選択されていた項目が「おまかせ」であるか否かを判断する。MPU51は、「おまかせ」の選択画像976が選択されたと判断した場合(ステップS4510:Yes)、処理をステップS4511に移行し、「おまかせ」の選択画像976が選択されていないと判断した場合(ステップS4510:No)、処理をステップS4512に移行する。
「おまかせ」の選択画像976が選択されたと判断した場合(ステップS4510:Yes)、MPU51は、選曲ボタン演出としての期待度示唆演出、確変確定演出及び保留連荘確定演出の実行の有無に関する演出実行設定をデフォルトに設定する(ステップS4511)。ここで、選曲ボタン演出のデフォルト設定は、期待度示唆演出、確変確定演出及び保留連荘確定演出のいずれも実行される設定である。
「おまかせ」の選択画像976が選択されていないと判断した場合(ステップS4110:No)、即ち遊技者による決定ボタン21Bに対する操作が「1つ戻る」、「トップメニューに戻る」及び「おまかせ」のいずれの項目に対する操作にも該当しない場合、MPU51は、期待度示唆演出、確変確定演出及び保留連荘確定演出の実行の有無に関する遊技設定を仮選択されている設定にする(ステップS4512)。例えば、図74に示す仮選択状態で決定ボタン21Bに対する決定操作が行われた場合、履歴3と同一の設定にする。具体的には、期待度示唆演出、確変確定演出及び保留連荘確定演出のいずれも非実行に設定される。
ステップS4513では、MPU51は、遊技者設定に応じて演出非実行設定フラグの設定処理を行う。具体的には、デフォルト設定と異なる「実行しない」に設定された項目に対して演出非実行設定フラグをオンに設定する。例えば、図74に示す仮選択状態で決定ボタン21Bに対する決定操作が行われた場合、デフォルト設定とは異なる演出実行設定された期待度示唆演出、確変確定演出、及び保留得連荘確定演出について、期待度示唆演出非実行設定フラグ、確変確定演出非実行設定フラグ、及び保留得連荘確定演出非実行設定フラグのいずれもオンに設定される。
ステップS4514では、MPU51は、表示画面を選曲ボタン演出設定履歴画面89(図74参照)からトップメニュー画面93(図53(B)及び図54(D)参照)に移行させる。即ち、選曲ボタン演出に対する演出実行設定が終了した場合には、表示画面をトップメニュー画面93に移行させる。このとき、MPU51は、楽曲リスト選曲ボタン演出設定画面表示フラグをオフに設定する一方で、トップメニュー画面表示フラグをオンに設定し、当該楽曲リスト表示設定画面処理を終了する。
以下、本発明に係る遊技機10の他の実施形態について説明する。また、下記の他の実施形態において、前述の第1の実施形態で説明した遊技機10と同様の構成、及び各種処理手順と同様のステップについては説明を省略する。なお、前述の第1の実施形態及び下記の他の実施形態の各構成及び各処理機能を取捨選択して任意に組み合わせることも可能である。
前述の第1の実施形態では、デフォルト設定において、仮選択楽曲の出力開始が既選択楽曲及び未選択楽曲ともにサビ部分であり、選択楽曲の出力開始が既選択楽曲ではAメロ部分(歌い出し部分)、未選択楽曲ではサビ部分である場合について説明した。即ち、第1の実施形態では、仮選択楽曲を選択楽曲として選択した場合に、選択楽曲が改めてAメロ部分(歌い出し部分)又はサビ部分から出力が開始される場合について説明した。
前述の第1の実施形態では、仮選択楽曲及び選択楽曲について、これらの楽曲が既選択楽曲であるか未選択楽曲であるかによってメロディーパターンを決定する場合を説明した。一方、本実施形態では、仮選択楽曲及び選択楽曲について、大当たり種別(正確には大当たり遊技のラウンド数)に応じてメロディーパターンを決定する場合を説明する。
前述の第1の実施形態では、選曲ボタン演出処理として、昇格演出フラグがオンに設定されている場合に、1回目の楽曲決定において未選択楽曲の選択が行われることを条件に、選曲ボタン演出(期待度示唆演出、確変確定演出及び保留連荘確定演出)が実行される場合を説明した(図42参照)。
前述の第1の実施形態では、選曲ボタン演出処理として昇格演出フラグがオンに設定されている場合に、1回目の楽曲決定において決定ボタン21B(図1参照)に対する操作によって未選択楽曲の選択が行われることを条件に、選曲ボタン演出(期待度示唆演出、確変確定演出及び保留連荘確定演出)が実行される場合を説明した(図42参照)。また、前述の第4の実施形態では、選曲ボタン演出処理として、前述の第1の実施形態の条件に加え、楽曲決定操作を契機に決定ボタン21B(図1参照)に対する連打操作又は長押し操作が行われることを条件に、選曲ボタン演出が実行される場合を説明した(図81参照参照)。前述の第1の実施形態及び第4の実施形態では、楽曲を選択するための決定ボタン21Bに対する操作によって選曲ボタン演出が実行されるかを楽しむことができる。
以下、上述の各実施形態から抽出される発明の概要について付記する。なお、各付記と各実施形態との対応関係の理解に供するために便宜上符号を付して説明することがあるが、当該付記に係る発明はその符号を付した具体的構成に限定されるものではない。また、以下で説明する各構成及び各処理機能を取捨選択して任意に組み合わせることも可能である。
判定条件の成立に基づいて遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行させるか否かの判定を行う主制御手段(41)と、
画像による演出が実行される画像表示手段(341)、及び楽曲を出力する演出が実行される音声出力手段(26)を含む演出手段(26,341など)と、
複数の楽曲から前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を遊技者に選択させるための楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させ、前記楽曲選択画像(83)に基づいて遊技者によって選択された楽曲を前記音声出力手段(26)に出力させる演出実行手段(51)と、
前記画像表示手段(341)によって表示される前記楽曲選択画像(83)に基づいて前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択する場合に遊技者によって操作される操作手段(21)と、
を備え、
前記演出実行手段(51)は、
前記楽曲選択画像(83)として、前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択するための遊技者による前記操作手段(21)に対する決定操作によって選択可能な仮選択楽曲であることを示す仮選択楽曲画像(832)と、前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲として遊技者によって既に選択されたことのある既選択楽曲であることを示す既選択楽曲画像(831)と、を含む画像を前記画像表示手段(341)に表示させ、
遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記楽曲選択画像(83)中の前記仮選択楽曲画像(832)を変更し、
前記仮選択楽曲画像(832)を前記画像表示手段(341)に表示している場合に前記音声出力手段(26)に前記仮選択楽曲を出力させ、前記決定操作が行われた場合に仮選択されていた楽曲を選択楽曲として前記音声出力手段(26)から出力させることを特徴とする遊技機。
従って、付記A1に係る遊技機によれば、特別遊技への注目度や特別遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供できる。
前記演出実行手段(51)は、前記複数の楽曲の数(例えば「20」)よりも少ない数に予め定められた規定数(例えば「10」)の楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記A1に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記仮選択楽曲画像(832)と前記既選択楽曲画像(831)とを識別可能に前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記A1又は付記A2に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記既選択楽曲画像(831)を前記仮選択楽曲画像(832)とは異なる表示態様で表示させることを特徴とする付記A3に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記既選択楽曲画像(831)の周辺の少なくとも一部に前記既選択楽曲であることを示す付加画像を表示させることで、前記既選択楽曲画像(832)を前記仮選択楽曲画像(832)と識別可能に前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記A3又は付記A4に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記既選択楽曲画像(831)を前記画像表示手段(341)における予め定められた領域に表示させることで、前記既選択楽曲画像(832)を前記仮選択楽曲画像(832)と識別可能に前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記A3から付記A5のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、2以上の数から選択される予め定められた上限数の前記既選択楽曲画像(831)を前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記A1から付記A6のいずれかに記載の遊技機。
前記既選択楽曲に関する既選択楽曲情報を記憶する記憶手段(512)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、前記記憶手段(512)に記憶された前記既選択楽曲情報に基づいて、前記上限数の前記既選択楽曲画像(831)を前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記A7に記載の遊技機。
前記記憶手段(512)は、前記特別遊技状態において複数回の楽曲選択が行われた場合、最後に選択された楽曲のみを既選択楽曲として記憶することを特徴とする付記A8に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記画像表示手段(341)に最初に表示させる初期楽曲選択画像(83)において、前記上限数の前記既選択楽曲画像(831)を、選択日時が新しい順に前記仮選択楽曲画像(832)に近い位置に配置して表示させることを特徴とする付記A7から付記A9のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記画像表示手段(341)に最初に表示させる初期楽曲選択画像(83)において、前記上限数の前記既選択楽曲画像(831)を、選択頻度が高い順に前記仮選択楽曲画像に近い位置に配置して表示させることを特徴とする付記A7から付記A9のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記上限数の前記既選択楽曲画像(831)の全てが異なる楽曲に対するものとして前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記A7から付記A11のいずれかに記載の遊技機。
前記画像表示手段(341)に表示すべき前記既選択楽曲画像(831)の表示数が前記上限数に満たない場合、前記上限数に対する前記表示数の不足数(例えば「1」〜「3」)に応じた前記楽曲選択画像(83)として前記未選択楽曲画像(833)を表示させることを特徴とする付記A7から付記A12のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、
前記楽曲選択画像(83)として、前記複数の楽曲のうちの前記既選択楽曲以外の未選択楽曲であることを示す未選択楽曲画像(833)を識別可能に前記画像表示手段(341)にさらに表示させることを特徴とする付記A1から付記A13のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させる場合に、前記仮選択楽曲画像(832)を前記既選択楽曲画像(831)と前記未選択楽曲画像(833)との間に表示させることを特徴とする付記A14に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させる場合に、最初に表示させる初期仮選択楽曲画像(832)に対する初期仮選択楽曲を前記複数の楽曲のうちの前記未選択楽曲から選択することを特徴とする付記A14又は付記A15に記載の遊技機。
前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲が前記既選択楽曲である場合と前記未選択楽曲である場合とで、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の異なる部分から前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲を前記音声出力手段(26)出力させることを特徴とする付記A14から付記A16のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記仮選択楽曲が前記既選択楽曲である場合には前記音声出力手段(26)に前記既選択楽曲の楽曲開始部分から出力させ、前記仮選択楽曲が前記未選択楽曲である場合には前記音声出力手段(26)に前記未選択楽曲をサビ部分から出力させることを特徴とする付記A17に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記選択楽曲が前記既選択楽曲である場合には前記音声出力手段(26)に前記既選択楽曲を楽曲開始部分から出力させ、前記選択楽曲が前記未選択楽曲である場合には前記音声出力手段(26)に前記未選択楽曲をサビ部分から出力させることを特徴とする付記A17又は付記A18に記載の遊技機。
前記操作手段(21)は、前記特別遊技状態における演出に関する設定を行う場合に遊技者により操作され、
遊技者による前記操作手段(21)に対する設定操作に応じて、前記既選択楽曲画像(831)を表示させるか否かの表示設定を行う表示設定手段(51)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、
遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における表示画面を、前記既選択楽曲画像(831)を表示させるか否かの設定を可能にする表示設定画面(88,98)に移行させ、
前記表示設定手段(51)は、前記表示画面が前記表示設定画面(88,98)である場合に前記操作手段(21)が操作されることによって遊技者により前記設定操作が行われた場合、遊技者により設定された設定内容に応じて前記表示設定を行うことを特徴とする付記A1から付記A19のいずれかに記載の遊技機。
前記表示設定に対する設定履歴に関する設定履歴情報を記憶可能な表示設定記憶手段(512)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における前記表示設定画面(88,98)として、前記表示設定記憶手段(512)に記憶された設定履歴情報に対応した設定履歴画像(881)を表示した表示設定履歴画面(88)に移行させ、
前記表示設定手段(51)は、前記表示画面が前記表示設定履歴画面(88)である場合に遊技者により設定履歴画像(881)に基づいて前記表示設定を行う設定操作がなされた場合、遊技者によって設定された内容の前記表示設定を行うことを特徴とする付記A20に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記表示設定履歴画面(88)において設定時刻を示す画像を含む前記設定履歴画像(881)を表示させることを特徴とする付記A21に記載の遊技機。
前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の出力開始部分を、遊技者による前記操作手段(21)に対する設定操作に応じて予め定められた複数の出力開始部分のいずれから行うかの出力開始設定を行う出力開始設定手段(51)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における表示画面を、前記出力開始設定を可能にする出力開始設定画面(87,97)に移行させ、
前記出力開始設定手段(51)は、前記表示画面が前記出力開始設定画面(87,97)である場合に前記操作手段(21)が操作されることによって遊技者により前記出力開始部分設定を行う操作がなされた場合、遊技者により設定された設定内容に応じて前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲に対する前記出力開始設定を行うことを特徴とする付記A1から付記A22のいずれかに記載の遊技機。
前記複数の出力開始部分は、楽曲開始部分及びサビ部分を含むことを特徴とする付記A23に記載の遊技機。
前記出力開始設定に対する設定履歴に関する設定履歴情報を記憶可能な出力開始設定記憶手段(512)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における前記出力開始設定画面(87,97)として、前記出力開始設定記憶手段(512)に記憶された前記設定履歴情報に対応した設定履歴画像(871)を表示した出力開始設定履歴画面(87)に移行させ、
前記出力開始設定手段(51)は、前記表示画面が前記出力開始設定履歴画面(87)である場合に遊技者により前記設定履歴画像(871)に基づいて前記出力開始設定を行う操作がなされた場合、遊技者によって設定された内容の前記出力開始設定を行うことを特徴とする付記A23又は付記A24に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記出力開始設定履歴画面(87)において設定時刻を示す画像を含む前記設定履歴画像(871)を表示させることを特徴とする付記A25に記載の遊技機。
判定条件の成立に基づいて遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行させるか否かの判定を行う主制御手段(41)と、
画像による演出が実行される画像表示手段(341)、及び楽曲を出力する演出が実行される音声出力手段(26)を含む演出手段(26,341など)と、
遊技者による楽曲選択に関する楽曲選択情報を記憶する楽曲選択情報記憶手段(512)と、
複数の楽曲から前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を遊技者に選択させるための楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させ、前記楽曲選択画像(83)に基づいて遊技者によって選択された楽曲を前記音声出力手段(26)に出力させる演出実行手段(51)と、
前記画像表示手段(341)によって表示される前記楽曲選択画像(83)に基づいて前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択する場合に遊技者によって操作される操作手段(21)と、
を備え、
前記演出実行手段(51)は、
前記楽曲選択画像(83)として、少なくとも前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択するための遊技者による前記操作手段(21)に対する決定操作によって選択可能な仮選択楽曲であることを示す仮選択楽曲画像(832)を識別可能に前記画像表示手段(341)に表示させ、
遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記楽曲選択画像(83)中の前記仮選択楽曲画像(832)を変更し、
前記仮選択楽曲画像(832)を前記画像表示手段(341)に表示している場合に前記音声出力手段(26)に前記仮選択楽曲を出力させ、前記決定操作が行われた場合に仮選択されていた楽曲を選択楽曲として前記音声出力手段(26)から出力させ、
前記楽曲選択情報記憶手段は、前記楽曲選択情報として、前記仮選択楽曲に関する仮選択楽曲情報と、前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲として遊技者によって既に選択されたことのある既選択楽曲に関する既選択楽曲情報と、前記複数の楽曲のうちの前記既選択楽曲以外の未選択楽曲に関する未選択楽曲情報と、を記憶し、
前記未選択楽曲情報は、前記仮選択楽曲画像(832)として前記画像表示手段(341)に最初に表示された初期仮選楽曲画像に対応する初期仮選択楽曲のうちの前記初期仮選択楽曲画像として前記画像表示手段(341)に表示された段階で遊技者によって選択されなかった非選択楽曲に関する非選択楽曲情報を含むことを特徴とする遊技機。
従って、付記B1に係る遊技機によれば、特別遊技への注目度や特別遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供できる。
前記楽曲選択情報記憶手段(512)に記憶された前記楽曲選択情報を更新する情報更新手段(51)をさらに備え、
前記情報更新手段(51)は、前記選択楽曲が前記非選択楽曲である場合に、前記非選択楽曲情報から当該選択楽曲に対応する楽曲に関する情報をクリアする更新を実行することを特徴とする付記B1に記載の遊技機。
前記情報更新手段(51)は、前記選択楽曲が前記非選択楽曲である場合に、前記既選択楽曲情報に当該選択楽曲に対応する楽曲に関する情報を含ませる更新を実行することを特徴とする付記B2に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、
前記楽曲選択画像(83)として、少なくとも前記仮選択楽曲画像(832)と、前記既選択楽曲であることを示す既選択楽曲画像(831)と、前記未選択楽曲であることを示す未選択楽曲画像(833)とを前記画像表示手段(341)に表示させ、
前記未選択楽曲画像(833)は、前記非選択楽曲であることを示す識別可能な非選択楽曲画像(834)を含むことを特徴とする付記B1から付記B3のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記楽曲選択情報記憶手段に記憶された前記非選択楽曲情報に基づいて、2以上の数から選択される予め定められた上限数の前非選択楽曲画像(831)を前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記B4に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記上限数の前記非選択楽曲に対する前記非選択楽曲画像(834)を、非選択日時が新しい順に仮選択楽曲画像(832)から遠い位置に配置して表示させることを特徴とする付記B5に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、
前記複数の楽曲の数(例えば「20」)よりも少ない数に予め定められた規定数(例えば「10」)の楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させ、
前記画像表示手段(341)に最初に表示させる初期楽曲選択画像(83)において、前記非選択楽曲画像(834)を前記画像表示手段(341)に表示させず、遊技者による前記操作手段に対する操作に応じて、前記非選択楽曲画像(834)を前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記B4から付記B6のいずれかに記載の遊技機。
前記楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させるために前記複数の楽曲の初期配列を決定する初期楽曲配列決定手段(51)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、前記初期楽曲配列決定手段(51)によって決定された前記初期配列に従って前記楽曲選択画像(83)を画像表示手段(341)に表示させ、
前記初期楽曲配列決定手段(51)は、前記初期配列において、前記非選択楽曲を前記仮選択楽曲とするために必要な前記操作手段(21)に対する最小操作回数が最も多くなる位置に前記非選択楽曲を配列することを特徴とする付記B4から付記B7のいずれかに記載の遊技機。
前記操作手段(21)は、前記特別遊技状態における演出に関する設定を行う場合に遊技者により操作され、
遊技者による前記操作手段(21)に対する設定操作に応じて、前記未選択楽曲画像(834)を表示させるか否かの表示設定を行う表示設定手段(51)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、
遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における表示画面を、前記未選択楽曲画像(831)を表示させるか否かの設定を可能にする表示設定画面(88,98)に移行させ、
前記表示設定手段(51)は、前記表示画面が前記表示設定画面(88,98)である場合に前記操作手段(21)が操作されることによって遊技者により前記設定操作が行われた場合、遊技者により設定された設定内容に応じて前記表示設定を行うことを特徴とする付記B4から付記B8のいずれかに記載の遊技機。
前記表示設定に対する設定履歴に関する設定履歴情報を記憶可能な表示設定記憶手段(512)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における前記表示設定画面(88,98)として、前記表示設定記憶手段(512)に記憶された前記設定履歴情報に対応した設定履歴画像(881)を表示した表示設定履歴画面(88)に移行させ、
前記表示設定手段(51)は、前記表示画面が前記表示設定履歴画面(88)である場合に遊技者により前記設定履歴画像(881)に基づいて前記表示設定を行う設定操作がなされた場合、遊技者によって設定された内容の前記表示設定を行うことを特徴とする付記B9に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記表示設定履歴画面(88)において設定時刻を示す画像を含む前記設定履歴画像(881)を表示させることを特徴とする付記B10に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に最初表示させる場合に、前記仮選択楽曲画像(832)として最初に表示させる初期仮選択楽曲画像(832)に対する初期仮選択楽曲を前記未選択楽曲から選択し、前記初期仮選択楽曲を前記音声出力手段(26)から出力させることを特徴とする付記B1から付記B11のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記初期仮選択楽曲を前記未選択楽曲のうちの前記非選択楽曲以外の楽曲から選択することを特徴とする付記B12に記載の遊技機。
判定条件の成立に基づいて遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行させるか否かの判定を行う主制御手段(41)と、
画像による演出が実行される画像表示手段(341)、及び楽曲を出力する演出が実行される音声出力手段(26)を含む演出手段(26,341など)と、
複数の楽曲から前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を遊技者に選択させるための楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させ、前記楽曲選択画像(83)に基づいて遊技者によって選択された楽曲を前記音声出力手段(26)に出力させる演出実行手段(51)と、
前記画像表示手段(341)によって表示される前記楽曲選択画像(83)に基づいて前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択する場合に遊技者によって操作される操作手段(21)と、
を備え、
前記演出実行手段(51)は、
前記楽曲選択画像(83)として、少なくとも前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択するための遊技者による前記操作手段(21)に対する決定操作によって選択可能な仮選択楽曲であることを示す仮選択楽曲画像(832)を前記画像表示手段(341)に表示させ、
遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記楽曲選択画像(83)中の前記仮選択楽曲画像(832)を変更し、
前記仮選択楽曲画像(832)を前記画像表示手段(341)に表示している場合に前記音声出力手段(26)に前記仮選択楽曲を出力させ、前記決定操作が行われた場合に仮選択されていた楽曲を選択楽曲として前記音声出力手段(26)から出力させ、
前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲が、遊技者によって既に選択されたことのある既選択楽曲である場合と前記既選択楽曲以外の未選択楽曲である場合とで、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の異なる部分から前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲を前記音声出力手段(26)に出力させることを特徴とする遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲が前記既選択楽曲である場合に前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲を楽曲開始部分から前記音声出力手段(26)に出力させることを特徴とする付記C1に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲が前記未選択楽曲である場合に前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲をサビ部分から前記音声出力手段(26)に出力させることを特徴とする付記C1又は付記C2に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させる場合に、前記仮選択楽曲画像(832)として最初に表示させる初期仮選択楽曲画像(832)に対する初期仮選択楽曲を前記複数の楽曲のうちの前記未選択楽曲から選択することを特徴とする付記C1から付記C3のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記初期仮選択楽曲をサビ部分から前記音声出力手段(26)に出力させることを特徴とする付記C4に記載の遊技機。
前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の出力開始部分を、遊技者による前記操作手段(21)に対する設定操作に応じて予め定められた複数の出力開始部分のいずれから行うかの出力開始設定を行う出力開始設定手段(51)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における表示画面を、前記出力開始設定を可能にする出力開始設定画面(87,97)に移行させ、
前記出力開始設定手段(51)は、前記表示画面が前記出力開始設定画面(87,97)である場合に前記操作手段(21)が操作されることによって遊技者により前記出力開始部分設定を行う操作がなされた場合、遊技者により設定された設定内容に応じて前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲に対する前記出力開始設定を行うことを特徴とする付記C1から付記C5のいずれかに記載の遊技機。
前記複数の出力開始部分は、楽曲開始部分及びサビ部分を含むことを特徴とする付記C6に記載の遊技機。
前記出力開始設定に対する出力開始設定履歴に関する設定履歴情報を記憶可能な出力開始設定記憶手段(512)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における前記出力開始設定画面(87,97)として、前記出力開始設定記憶手段(512)に記憶された前記設定履歴情報に対応した出力開始設定履歴画像(871)を表示した出力開始設定履歴画面(87)に移行させ、
前記出力開始設定手段(51)は、前記表示画面が前記出力開始設定履歴画面(87)である場合に遊技者により前記出力開始設定履歴画像(871)に基づいて前記出力開始設定を行う操作がなされた場合、遊技者によって設定された内容の前記出力開始設定を行うことを特徴とする付記C6又は付記C7に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記出力開始設定履歴画面(87)において設定時刻を示す画像を含む前記出力開始設定履歴画像(871)を表示させることを特徴とする付記C8に記載の遊技機。
判定条件の成立に基づいて遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行させるか否かの判定を行う主制御手段(41)と、
画像による演出が実行される画像表示手段(341)、及び楽曲を出力する演出が実行される音声出力手段(26)を含む演出手段(26,341など)と、
複数の楽曲から前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を遊技者に選択させるための楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させ、前記楽曲選択画像(83)に基づいて遊技者によって選択された楽曲を前記音声出力手段(26)に出力させる演出実行手段(51)と、
前記画像表示手段(341)によって表示される前記楽曲選択画像(83)に基づいて前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択する場合に遊技者によって操作される操作手段(21)と、
を備え、
前記演出実行手段(51)は、
前記楽曲選択画像(83)として、少なくとも前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択するための遊技者による前記操作手段(21)に対する決定操作によって選択可能な仮選択楽曲であることを示す仮選択楽曲画像(832)を前記画像表示手段(341)に表示させ、
遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記楽曲選択画像(83)中の前記仮選択楽曲画像(832)を変更し、
前記仮選択楽曲画像(832)を前記画像表示手段(341)に表示している場合に前記音声出力手段(26)に前記仮選択楽曲を出力させ、前記決定操作が行われた場合に仮選択されていた楽曲を選択楽曲として前記音声出力手段(26)から出力させ、
予め定められる所定条件を満たす場合に、前記決定操作が行われたタイミングで前記音声出力手段(26)から出力されていた前記仮選択楽曲を継続して出力させることを特徴とする遊技機。
従って、特別遊技への注目度や特別遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供できる。
前記所定条件は、前記選択楽曲が前記既選択楽曲であることであることを特徴とする付記D1に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記仮選択楽曲が前記既選択楽曲である場合に、前記音声出力手段(26)に前記既選択楽曲の楽曲開始部分(例えば歌い出し部分(Aメロ部分)、イントロ部分(前奏部分))から出力させることを特徴とする付記D2に記載の遊技機。
前記特別遊技状態は、第1特別遊技状態(5R通常大当たり遊技状態及び5R確変大当たり遊技状態)、及び前記第1特別遊技状態よりも遊技時間が長い第2特別遊技状態(16R確変大当たり遊技状態)を含み、
前記所定条件は、前記遊技状態が前記第1特別遊技状態であることであることを特徴とする付記D1に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記第1特別遊技状態において、前記音声出力手段(26)に前記仮選択楽曲をサビ部分から出力させることを特徴とする付記D4に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記第2特別遊技状態において、前記決定操作が行われた場合に前記音声出力手段(26)に前記選択楽曲を楽曲開始部分(例えば歌い出し部分(Aメロ部分)、イントロ部分(前奏部分))から出力させることを特徴とする付記D4又は付記D5に記載の遊技機
前記演出実行手段(51)は、前記第2特別遊技状態において、前記音声出力手段(26)に前記仮選択楽曲を楽曲開始部分から出力させることを特徴とする付記D4から付記D6のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記楽曲選択画像(83)として、前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲として遊技者によって既に選択されたことのある既選択楽曲であることを示す既選択楽曲画像(831)を識別可能に前記画像表示手段(341)にさらに表示させることを特徴とする付記D1から付記D7のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、
前記楽曲選択画像(83)として、前記複数の楽曲のうちの前記既選択楽曲以外の未選択楽曲であることを示す未選択楽曲画像(833)を識別可能に前記画像表示手段(341)にさらに表示させ、
前記楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させる場合に、前記仮選択楽曲画像(832)として最初に表示させる初期仮選択楽曲画像(832)に対する初期仮選択楽曲を前記複数の楽曲のうちの前記未選択楽曲から選択することを特徴とする付記D8に記載の遊技機。
前記操作手段(21)は、前記特別遊技状態における演出に関する設定を行う場合に遊技者により操作され、
前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の出力開始を、遊技者による前記操作手段(21)に対する設定操作に応じて楽曲開始部分及びサビ部分のいずれから行うかの出力開始設定を行う出力開始設定手段(51)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における表示画面を、前記出力開始設定を可能にする出力開始設定画面(87,97)に移行させ、
前記出力開始設定手段(51)は、前記表示画面が前記出力開始設定画面(87,97)である場合に前記操作手段(21)が操作されることによって遊技者により前記出力開始部分設定を行う操作がなされた場合、遊技者により設定された設定内容に応じて前記出力開始設定を行うことを特徴とする付記D1から付記D9のいずれかに記載の遊技機。
前記出力開始設定に対する出力開始設定履歴に関する出力開始設定履歴情報を記憶可能な出力開始設定記憶手段(512)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における前記出力開始設定画面(87,97)として、前記出力開始設定記憶手段(512)に記憶された前記出力開始設定履歴情報に対応した出力開始設定履歴画像(871B)を表示した出力開始設定履歴画面(87)に移行させ、
前記出力開始設定手段(51)は、前記表示画面が前記出力開始設定履歴画面(87)である場合に、遊技者により前記出力開始設定履歴画像(871B)に基づいて前記出力開始設定を行う操作がなされた場合に、遊技者によって設定された内容の前記出力開始設定を行うことを特徴とする付記D10に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記出力開始設定履歴画面(87)において設定時刻を示す画像を含む前記出力開始設定履歴画像(871B)を表示させることを特徴とする付記D11に記載の遊技機。
判定条件の成立に基づいて遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行させるか否かの判定を行う主制御手段(41)と、
画像による演出が実行される画像表示手段(341)、及び楽曲を出力する演出が実行される音声出力手段(26)を含む演出手段(26,341など)と、
複数の楽曲から前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を遊技者に選択させるための楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させ、前記楽曲選択画像(83)に基づいて遊技者によって選択された楽曲を前記音声出力手段(26)に出力させる演出実行手段(51)と、
前記画像表示手段(341)によって表示される前記楽曲選択画像(83)に基づいて前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択する場合に遊技者によって操作される操作手段(21)と、
を備え、
前記演出実行手段(51)は、
前記楽曲選択画像(83)として、少なくとも前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択するための遊技者による前記操作手段(21)に対する決定操作によって選択可能な仮選択楽曲であることを示す仮選択楽曲画像(832)を前記画像表示手段(341)に表示させ、
遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記楽曲選択画像(83)中の前記仮選択楽曲画像(832)を変更し、
前記仮選択楽曲画像(832)を前記画像表示手段(341)に表示している場合に前記音声出力手段(26)に前記仮選択楽曲を出力させ、前記決定操作が行われた場合に仮選択されていた楽曲を選択楽曲として前記音声出力手段(26)から出力させ、
前記仮選択楽曲画像(832)を前記画像表示手段(341)に表示させる場合に、前記仮選択楽曲が前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲として遊技者によって既に選択されたことのある既選択楽曲以外の未選択楽曲である場合には前記音声出力手段(26)に前記未選択楽曲をサビ部分から出力させ、
前記選択楽曲が前記未選択楽曲である場合に、前記音声出力手段(26)に前記未選択楽曲を楽曲開始部分から出力させることを特徴とする遊技機。
従って、付記E1に係る遊技機によれば、特別遊技への注目度や特別遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供できる。
前記演出実行手段(51)は、前記複数の楽曲の数(例えば「20」)よりも少ない数に予め定められた規定数(例えば「10」)の楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記E1に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記仮選択楽曲画像(832)と前記仮選択楽曲であることを示す既選択楽曲画像(831)とを識別可能に前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記E1又は付記E2に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記既選択楽曲画像(831)を前記仮選択楽曲画像(832)とは異なる表示態様で表示させることを特徴とする付記E3に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記既選択楽曲画像(831)の周辺の少なくとも一部に前記既選択楽曲であることを示す付加画像を表示させることを特徴とする付記E3又は付記E4に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記既選択楽曲画像(831)を前記画像表示手段(341)における予め定められた領域に表示させることを特徴とする付記E3から付記E5のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、2以上の数から選択される予め定められた上限数の前記既選択楽曲画像(831)を前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記E3から付記E6のいずれかに記載の遊技機。
前記既選択楽曲に関する既選択楽曲情報を記憶する記憶手段(512)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、前記記憶手段(512)に記憶された前記既選択楽曲情報に基づいて、前記上限数の前記既選択楽曲画像(831)を前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記E7に記載の遊技機。
前記記憶手段(512)は、前記特別遊技状態において複数回の楽曲選択が行われた場合、最後に選択された楽曲のみを既選択楽曲とすることを特徴とする付記E8に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記画像表示手段(341)に最初に表示させる初期楽曲選択画像(83)において、前記上限数の前記既選択楽曲画像(831)を、選択日時が新しい順に仮選択楽曲画像(832)に近い位置に配置して表示させることを特徴とする付記E7から付記E9のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記画像表示手段(341)に最初に表示させる初期楽曲選択画像(83)において、前記上限数の前記既選択楽曲画像(831)を、選択頻度が高い順に仮選択楽曲画像に近い位置に配置して表示させることを特徴とする付記E7から付記E9のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記上限数の前記既選択楽曲画像(831)の全てが異なる楽曲に対するものとして前記画像表示手段(341)に表示させることを特徴とする付記E7から付記E11のいずれかに記載の遊技機。
前記画像表示手段(341)に表示すべき前記既選択楽曲画像(831)の表示数が前記上限数に満たない場合、前記上限数に対する前記表示数の不足数(例えば「1」〜「3」)に応じて、前記未選択楽曲であることを示す楽曲選択画像(83)として前記未選択楽曲画像(833)を表示させることを特徴とする付記E7から付記E12のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、
前記楽曲選択画像(83)として、前記複数の楽曲のうちの前記未選択楽曲であることを示す未選択楽曲画像(833)を識別可能に前記画像表示手段(341)にさらに表示させることを特徴とする付記E1から付記E13のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させる場合に、前記仮選択楽曲画像(832)を前記既選択楽曲画像(831)と前記未選択楽曲画像(833)との間に表示させることを特徴とする付記E14に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させる場合に、最初に表示させる初期仮選択楽曲画像(832)に対する初期仮選択楽曲を前記複数の楽曲のうちの前記未選択楽曲から選択することを特徴とする付記E1から付記E15のいずれかに記載の遊技機。
前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲が前記既選択楽曲である場合と前記未選択楽曲である場合とで、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の異なる部分から前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲を前記音声出力手段(26)出力させることを特徴とする付記E1から付記E16のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記仮選択楽曲が前記既選択楽曲である場合には前記音声出力手段(26)に前記既選択楽曲の楽曲開始部分から出力させることを特徴とする付記E17に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記選択楽曲が前記既選択楽曲である場合に前記既選択楽曲を楽曲開始部分から前記音声出力手段(26)に出力させ、前記選択楽曲が前記未選択楽曲である場合に前記未選択楽曲をサビ部分から前記音声出力手段(26)に出力させることを特徴とする付記E17又は付記E18に記載の遊技機。
前記操作手段(21)は、前記特別遊技状態における演出に関する設定を行う場合に遊技者により操作され、
遊技者による前記操作手段(21)に対する設定操作に応じて、前記既選択楽曲画像(831)を表示させるか否かの表示設定を行う表示設定手段(51)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、
遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における表示画面を、前記既選択楽曲画像(831)を表示させるか否かの設定を可能にする表示設定画面(88,98)に移行させ、
前記表示設定手段(51)は、前記表示画面が前記表示設定画面(88,98)に移行した場合に前記操作手段(21)が操作されることによって遊技者により前記設定操作が行われた場合に、遊技者により設定された設定内容に応じて前記表示設定を行うことを特徴とする付記E3から付記E13のいずれかに記載の遊技機。
前記表示設定に対する表示設定履歴に関する表示設定履歴情報を記憶可能な表示設定記憶手段(512)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における前記表示設定画面(88,98)として、前記表示設定記憶手段(512)に記憶された前記表示設定履歴情報に対応した設定履歴画像(881)を表示した表示設定履歴画面(88)に移行させ、
前記表示設定手段(51)は、前記表示画面が前記表示設定履歴画面(88)である場合に遊技者により前記表示設定履歴画像(881)に基づいて前記表示設定を行う設定操作がなされた場合、遊技者によって設定された内容の前記表示設定を行うことを特徴とする付記E20に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記表示設定履歴画面(88)において設定時刻を示す画像を含む前記表示設定履歴画像(881)を表示させることを特徴とする付記E21に記載の遊技機。
前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の出力開始部分を、遊技者による前記操作手段(21)に対する設定操作に応じて予め定められた複数の出力開始部分のいずれから行うかの出力開始設定を行う出力開始設定手段(51)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における表示画面を、前記出力開始設定を可能にする出力開始設定画面(87,97)に移行させ、
前記出力開始設定手段(51)は、前記表示画面が前記出力開始設定画面(87,97)である場合に前記操作手段(21)が操作されることによって遊技者により前記出力開始部分設定を行う操作がなされた場合に、遊技者により設定された設定内容に応じて前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲に対する前記出力開始設定を行うことを特徴とする付記E1から付記E22のいずれかに記載の遊技機。
前記複数の出力開始部分は、楽曲開始部分及びサビ部分を含むことを特徴とする付記E23に記載の遊技機。
前記出力開始設定に対する出力開始設定履歴に関する出力開始設定履歴情報を記憶可能な出力開始設定記憶手段(512)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における前記出力開始設定画面(87,97)として、前記出力開始設定記憶手段(512)に記憶された前記出力開始設定履歴情報に対応した出力開始設定履歴画像(871)を表示した出力開始設定履歴画面(87)に移行させ、
前記出力開始設定手段(51)は、前記表示画面が前記出力開始設定履歴画面(87)である場合に遊技者により前記出力開始設定履歴画像(871)に基づいて前記出力開始設定を行う操作がなされた場合、遊技者によって設定された内容の前記出力開始設定を行うことを特徴とする付記E23又は付記E24に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記出力開始設定履歴画面(87)において設定時刻を示す画像を含む前記出力開始設定履歴画像(871)を表示させることを特徴とする付記E25に記載の遊技機。
判定条件の成立に基づいて遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行させるか否かの判定を行う主制御手段(41)と、
画像による演出が実行される画像表示手段(341)、及び楽曲を出力する演出が実行される音声出力手段(26)を含む演出手段(26,341など)と、
複数の楽曲から前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を遊技者に選択させるための楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させ、前記楽曲選択画像(83)に基づいて遊技者によって選択された楽曲を前記音声出力手段(26)に出力させる演出実行手段(51)と、
前記画像表示手段(341)によって表示される前記楽曲選択画像(83)に基づいて前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択する場合に遊技者によって操作される操作手段(21)と、
を備え、
前記演出実行手段(51)は、
前記楽曲選択画像(83)として、少なくとも前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択するための遊技者による前記操作手段(21)に対する決定操作によって選択可能な仮選択楽曲であることを示す仮選択楽曲画像(832)を前記画像表示手段(341)に表示させ、
遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記楽曲選択画像(83)中の前記仮選択楽曲画像(832)を変更し、
前記仮選択楽曲画像(832)を前記画像表示手段(341)に表示している場合に前記音声出力手段(26)に前記仮選択楽曲を出力させ、前記決定操作が行われた場合に仮選択されていた楽曲を選択楽曲として前記音声出力手段(26)に出力させ、
前記音声出力手段(26)に予め定められた複数の出力開始部分のうちの第1部分から前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の出力を開始させ、
前記演出手段によって示唆された遊技状況よりも実際の遊技状況が遊技者にとって有利な遊技状況であることを条件に予め定められた所定条件を満たす場合に、前記音声出力手段(26)に前記複数の出力開始部分のうちの前記第1部分とは異なる第2部分から前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の出力を開始させることを特徴とする遊技機。
従って、特別遊技への注目度や特別遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供できる。
前記遊技状態は、第1遊技状態と、前記主制御手段(41)によって前記遊技状態を前記特別遊技状態に移行させると判定される確率が前記第1遊技状態よりも高い第2遊技状態と、前記特別遊技状態とを含み、
前記特別遊技状態は、当該特別遊技状態の終了後に前記遊技状態が前記第1遊技状態に移行される第1特別遊技状態と、当該特別遊技状態の終了後に前記遊技状態が前記第2遊技状態に移行される第2特別遊技状態とを含み、
前記演出実行手段(51)は、前記演出手段によって示唆された前記遊技状態が第1特別遊技状態であり、実際の遊技状態が前記第2特別遊技状態であることを条件に、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲を前記第2部分から前記音声出力手段(26)に出力させることを特徴する付記F1に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲が、前記複数の楽曲のうち、前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲として遊技者によって既に選択されたことのある既選択楽曲以外の未選択楽曲であることを条件に、前記音声出力手段(26)に前記仮選択楽曲又は選択楽曲を前記第2部分から出力させることを特徴する付記F1又は付記F2に記載の遊技機。
前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲が前記未選択楽曲である場合、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の前記第1部分はサビ部分であり、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の前記第2部分は楽曲開始部分であることを特徴とする付記F3に記載の遊技機。
前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲が前記未選択楽曲である場合、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の前記第1部分は楽曲開始部分であり、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の前記第2部分はサビ部分であることを特徴とする付記F3に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記仮選択楽曲又は選択楽曲が前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲として遊技者によって既に選択されたことのある既選択楽曲であることを条件に、前記音声出力手段(26)に前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲を前記第2部分から出力させることを特徴とする付記F1又は付記F2に記載の遊技機。
前記仮選択楽曲が前記既選択楽曲である場合、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の前記第1部分は楽曲開始部分であり、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の前記第2部分はサビ部分であることを特徴とする付記F6に記載の遊技機。
前記選択楽曲が前記既選択楽曲である場合、前記選択楽曲の前記第1部分は前記決定操作が行われたタイミングで前記音声出力手段(26)から出力されていた前記仮選択楽曲の続き部分であり、前記選択楽曲の前記第2部分はサビ部分又は楽曲開始部分であることを特徴とする付記F6に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記仮選択楽曲が前記楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させる場合に前記仮選択楽曲画像(832)として最初に表示させる初期仮選択楽曲画像(832)に対する初期仮選択楽曲であることを条件に、前記音声出力手段(26)に前記仮選択楽曲を前記第2部分から出力させることを特徴する付記付記F1から付記F8のいずれかに記載の遊技機。
前記特別遊技状態は、第3特別遊技状態(5R通常大当たり遊技状態及び5R確変大当たり遊技状態)、及び前記第3特別遊技状態よりも遊技時間が長い第4特別遊技状態(16R確変大当たり遊技状態)を含み、
前記演出実行手段(51)は、
前記第3特別遊技状態において、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲を前記音声出力手段(26)に前記第1部分から出力させ、
前記第4特別遊技状態において、前記演出手段(26、341など)に実行させる演出として前記第3特別遊技状態であることを示唆する示唆演出を実行していることを条件に、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲を前記音声出力手段(26)に前記第2部分から出力させることを特徴とする付記F1に記載の遊技機。
前記遊技状態が前記第4特別遊技状態である場合、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の第1部分は楽曲開始部分であり、前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲の第2部分はサビ部分であることを特徴とする付記F10に記載の遊技機。
前記遊技状態が前記第3特別遊技状態である場合、前記仮選択楽曲の第1部分はサビ部分であることを特徴とする付記F10又は付記F11に記載の遊技機。
前記遊技状態が前記第3特別遊技状態である場合、前記選択楽曲の第1部分は前記決定操作が行われたタイミングで前記音声出力手段(26)から出力されていた部分の続き部分であることを特徴とする付記F10又は付記F11に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段に対する前記決定操作を契機として行われる抽選によって前記選択楽曲を前記第2部分から出力するか否かを決定することを特徴とする付記F1から付記F13のいずれかに記載の遊技機。
前記抽選の回数には、1回の前記特別遊技の実行につき、予め定められた上限数が設けられていることを特徴とする付記F14に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、
前記特別遊技状態における予め定められた選択有効期間内において前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲の選択を可能にし、
前記演出手段によって示唆された遊技状況よりも実際の遊技状況が遊技者にとって有利な遊技状況であることを明示する昇格演出を、前記選択有効期間後において実行することことが予定されていることを条件に、前記音声出力手段(26)に前記仮選択楽曲又は前記選択楽曲を前記第2部分から出力させることを特徴とする付記F1から付記F15のいずれかに記載の遊技機。
判定条件の成立に基づいて遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行させるか否かの判定を行う主制御手段(41)と、
画像による演出が実行される画像表示手段(341)、及び楽曲を出力する演出が実行される音声出力手段(26)を含む演出手段(26,341など)と、
複数の楽曲から前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を遊技者に選択させるための楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させ、前記楽曲選択画像(83)に基づいて遊技者によって選択された楽曲を前記音声出力手段(26)に出力させる演出実行手段(51)と、
前記画像表示手段(341)によって表示される前記楽曲選択画像(83)に基づいて前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を選択する場合に遊技者によって操作される操作手段(21)と、
を備え、
前記演出実行手段(51)は、予め定められた所定条件を満たす場合に遊技者による前記操作手段(21)に対する決定操作が行われることを条件に、前記遊技状態を示唆する又は明示する選曲操作演出(示唆演出1〜示唆演出8、確定演出1〜4)を前記演出手段(26,341など)に実行させることを特徴とする遊技機。
従って、特別遊技への注目度や特別遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供できる。
前記特別遊技状態は、第1特別遊技状態(5R通常大当たり遊技状態)、及び前記第1特別遊技状態よりも遊技者に有利な第2特別遊技状態(5R確変大当たり遊技状態、16R確変大当たり遊技状態)を含み、
前記選曲操作演出は、前記遊技状態が前記第2遊技状態であることの期待度を示唆する期待度示唆演出(示唆演出1〜示唆演出8)、又は前記遊技状態が前記第2遊技状態であることを明示する確定演出(確定演出1〜4)であることを特徴とする付記G1に記載の遊技機。
一方、期待度示唆演出又は確定演出を実行しない設定を行うことで、決定操作を行っても期待度示唆演出又は確定演出が実行されない。そのため、選曲操作演出の内容に一喜一憂することなく、遊技状態が第2特別遊技状態であることへの期待を込めつつ特別遊技を楽しむことができる。
前記演出実行手段(51)は、前記選択楽曲が前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲として遊技者によって既に選択されたことのある既選択楽曲以外の未選択楽曲であることを条件に前記選曲操作演出(示唆演出1〜示唆演出8、確定演出1〜4)を前記演出手段(26,341など)に実行させることを特徴とする付記G1又は付記G2に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記楽曲選択画像から楽曲を選択する場合に前記操作手段(21)に対して前記連打操作又は前記長押し操作が行われることを条件に、前記演出手段(26,341など)に前記選曲操作演出を実行させることを特徴とする付記G1から付記G3のいずれかに記載の遊技機。
前記操作手段(21)は、第1操作手段(21)と第2操作手段(20)とを含み、
前記演出実行手段(51)は、
前記楽曲選択画像(83)から楽曲を選択するために遊技者により操作させる前記操作手段(20,21)として前記第1操作手段(21)を指示する指示画像(84)を、前記楽曲選択画像(83)と共に前記画像表示手段(341)に表示させ、
前記決定操作が行われた前記操作手段(20,21)が前記指示画像(84)とは異なる前記第2操作手段(20)であることを条件に、前記演出手段に前記選曲操作演出を実行させることを特徴とする付記G1から付記G3のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記特別遊技状態における予め定められた選択有効期間に、前記操作手段(21)に対して前記決定操作が行われた場合に前記選曲操作演出(示唆演出1〜示唆演出8、確定演出1〜4)を前記演出手段(26,341など)に実行させることを特徴とする付記G1から付記G5のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記操作手段(21)に対して前記決定操作が行われた回数が予め定められた所定回数以下である場合に前記選曲操作演出(示唆演出1〜示唆演出8、確定演出1〜4)を前記演出手段(26,341など)に実行させることを特徴とする付記G1から付記G6のいずれかに記載の遊技機。
前記操作手段(21)は、前記特別遊技状態における演出に関する設定を行う場合に遊技者により操作され、
前記選曲操作演出を前記演出手段(341など)に実行させるかの演出実行設定を行う演出実行設定手段(51)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における表示画面を、前記演出実行設定を可能にする演出実行設定画面(89,99)に移行させ、
前記演出実行設定手段(51)は、前記表示画面が前記演出実行設定画面(89,99)である場合に前記操作手段(21)が操作されることによって遊技者により前記演出実行設定を行う操作がなされた場合、遊技者により設定された設定内容に応じて前記選曲操作演出に対する前記演出実行設定を行うことを特徴とする付記G1から付記G7のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行設定に対する演出実行設定履歴に関する設定履歴情報を記憶可能な演出実行設定記憶手段(512)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における前記演出実行設定画面(89,99)として、前記演出実行設定記憶手段(512)に記憶された前記演出実行設定履歴情報に対応した設定履歴画像(891)を表示した演出実行設定履歴画面(89)に移行させ、
前記演出実行設定手段(51)は、前記表示画面が前記演出実行設定履歴画面(89)である場合に遊技者により前記演出実行設定履歴画像(891)に基づいて前記演出実行設定を行う設定操作がなされた場合、遊技者によって設定された内容の前記演出実行設定を行うことを特徴とする付記G8に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記演出実行設定履歴画面(89)において設定時刻を示す画像を含む前記演出実行設定履歴画像(891)を表示させることを特徴とする付記G9に記載の遊技機。
判定条件の成立に基づいて遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行させるか否かの判定を行う主制御手段(41)と、
前記主制御手段(41)での判定結果に応じた遊技を実行する遊技実行手段(37)と、
前記遊技実行手段(37)による遊技を実行する権利を予め定められる上限数まで保留する保留手段(41)と、
前記保留手段(41)によって保留された保留遊技に対する前記判定結果を記憶する保留記憶手段(412)と、
画像による演出が実行される画像表示手段(341)、及び楽曲を出力する演出が実行される音声出力手段(26)を含む演出手段(26,341など)と、
複数の楽曲から前記音声出力手段(26)によって出力させる楽曲を遊技者に選択させるための楽曲選択画像(83)を前記画像表示手段(341)に表示させ、前記楽曲選択画像(83)に基づいて遊技者によって選択された楽曲を前記音声出力手段(26)に出力させる演出実行手段(51)と、
前記画像表示手段(341)によって表示される前記楽曲選択画像(83)から楽曲を選択する場合に遊技者により操作される操作手段(21)と、
を備え、
前記演出実行手段(51)は、前記保留記憶手段(412)に記憶されている前記保留遊技に対する判定結果のなかに前記保留遊技の実行後に前記遊技状態を前記特別遊技状態に移行させるものが含まれる場合に、遊技者による前記操作手段(21)に対する決定操作が行われることを条件に前記保留記憶手段(412)に記憶されている前記保留遊技に対する判定結果のなかに前記保留遊技の実行後に前記遊技状態を前記特別遊技状態に移行させるものが含まれることを示唆又は明示する特殊演出(確定演出2及び確定演出4)を前記演出手段(26,341など)に実行させることを特徴とする遊技機。
従って、特別遊技への注目度や特別遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供できる。
前記演出実行手段(51)は、前記楽曲選択画像から楽曲を選択する場合に前記操作手段(21)に対して前記連打操作又は前記長押し操作が行われることを条件に、前記演出手段(26,341など)に前記特殊演出(確定演出2及び確定演出4)を実行させることを特徴する付記H1に記載の遊技機。
前記操作手段(21)は、第1操作手段(21)と第2操作手段(20)とを含み、
前記演出実行手段(51)は、
前記楽曲選択画像(83)から楽曲を選択するために遊技者により操作させる前記操作手段(20,21)として前記第1操作手段(21)を指示する指示画像(84)を、前記楽曲選択画像(83)と共に前記画像表示手段(341)に表示させ、
前記決定操作が行われた前記操作手段(20,21)が前記指示画像(84)とは異なる前記第2操作手段(20)であることを条件に、前記演出手段に前記選曲操作演出を実行させることを特徴とする付記H1又は付記H2に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記選択楽曲が前記未選択楽曲であることを条件に前記演出手段(26,341など)に前記特殊演出(確定演出2及び確定演出4)を実行させることを特徴とする付記H1から付記H3のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記特別遊技状態における予め定められた所定期間に、前記操作手段(21)に対して前記決定操作が行われることを条件に、前記特殊演出を前記演出手段(26,341など)に実行させることを特徴とする付記H1から付記H4のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記操作手段(21)に対して前記決定操作が行われた回数が予め定められた所定回数以下であることを条件に、前記特殊演出を前記演出手段(26,341など)に実行させることを特徴とする付記H1から付記H5のいずれかに記載の遊技機。
前記操作手段(21)は、前記特別遊技状態における演出に関する設定を行う場合に遊技者により操作され、
前記特殊演出を前記演出手段(341など)に実行させるかの演出実行設定を行う演出実行設定手段(51)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における表示画面を、前記演出実行設定を可能にする演出実行設定画面(89,99)に移行させ、
前記演出実行設定手段(51)は、前記表示画面が前記演出実行設定画面(89,99)である場合に前記操作手段(21)が操作されることによって遊技者により前記演出実行設定を行う操作がなされた場合、遊技者により設定された設定内容に応じて前記特殊演出に対する前記演出実行設定を行うことを特徴とする付記H1から付記H6のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行設定に対する設定履歴に関する設定履歴情報を記憶可能な演出実行設定記憶手段(512)をさらに備え、
前記演出実行手段(51)は、遊技者による前記操作手段(21)に対する操作に応じて、前記画像表示手段(341)における前記演出実行設定画面(89,99)として、前記演出実行設定記憶手段(512)に記憶された設定履歴情報に対応した設定履歴画像(891)を表示した演出実行設定履歴画面(89)に移行させ、
前記演出実行設定手段(51)は、前記表示画面が前記演出実行設定履歴画面(89)に移行した場合に、遊技者により設定履歴画像(891)に基づいて前記演出実行設定を行う設定操作がなされた場合に、遊技者によって設定された内容の前記演出実行設定を行うことを特徴とする付記H7に記載の遊技機。
前記演出実行手段(51)は、前記演出実行設定履歴画面(89)において設定時刻を示す画像を含む前記演出実行設定履歴画像(891)を表示させることを特徴とする付記H8に記載の遊技機。
20:操作ボタン
20a:操作スイッチ
21:選択決定部
21A:選択ボタン
211:上選択ボタン
212:下選択ボタン
213:左選択ボタン
214:右選択ボタン
211a〜211d:選択操作スイッチ
21B:決定ボタン
21Ba:決定操作スイッチ
26:スピーカ
331:メイン制御ユニット
332:サブ制御ユニット
341:図柄表示部
4:主制御装置
41:MPU
411:ROM
412:RAM
5:音声ランプ制御装置
51:MPU
511:ROM
512:RAM
6:表示制御装置
61:MPU
611:ROM
612:RAM
83:楽曲選択画像
831:既選択楽曲画像
832:仮選択楽曲画像
833:未選択楽曲画像
834:非選択楽曲画像
Claims (1)
- 判定条件の成立に基づいて遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行させるか否かの判定を行う主制御手段と、
画像による演出が実行される画像表示手段、及び楽曲を出力する演出が実行される音声出力手段を含む演出手段と、
複数の楽曲から前記音声出力手段によって出力させる楽曲を遊技者に選択させるための所定の楽曲選択画像を前記画像表示手段に表示させ、遊技者によって所定の楽曲が選択された場合に当該所定の楽曲を前記音声出力手段に出力させる演出実行手段と、
前記音声出力手段によって出力させる楽曲を選択する場合に遊技者によって操作される操作手段と、
を備え、
前記演出実行手段は、
所定の遊技状態において、前記所定の楽曲選択画像として、前記音声出力手段によって出力させる楽曲を選択するための前記操作手段に対する決定操作によって選択可能な仮選択楽曲であることを示す仮選択楽曲画像を表示する仮選択楽曲画像表示手段と、
前記操作手段に対する決定操作によって前記所定の楽曲が選択された場合に、前記所定の楽曲が選択されたことを識別可能に記憶する記憶手段と、
遊技者による前記操作手段に対する所定の操作に応じて、前記所定の楽曲選択画像中における前記仮選択楽曲画像を変更する変更手段と、
前記所定の遊技状態において、初期設定として遊技者によって未だ選択されていない第1の未選択楽曲を前記仮選択楽曲として設定する初期設定手段と、
前記初期設定手段が前記第1の未選択楽曲を前記仮選択楽曲として設定した状態において、前記操作手段に対して第1の操作が行われる場合に、遊技者によって既に選択されたことのある既選択楽曲を前記仮選択楽曲として設定する手段と、
前記初期設定手段が前記第1の未選択楽曲を前記仮選択楽曲として設定した状態において、前記操作手段に対して前記第1の操作とは異なる第2の操作が行われる場合に、遊技者によって未だ選択されていない前記第1の未選択楽曲とは異なる第2の未選択楽曲を前記仮選択楽曲として設定する手段と、
2以上の予め定められた上限数以下の前記既選択楽曲を所定の順序で選択可能に設定する手段と、
所定の条件に基づいて前記上限数以下の前記既選択楽曲の前記所定の順序を変更する手段と、
を備え、
本遊技機はさらに、前記操作手段に対して前記第1の操作が行われる場合に前記既選択楽曲が存在しない状況では遊技者によって未だ選択されていない前記第1の未選択楽曲及び前記第2の未選択楽曲とは異なる第3の未選択楽曲を前記仮選択楽曲として設定する手段を備え、
前記仮選択楽曲画像表示手段は、
前記初期設定手段が前記第1の未選択楽曲を前記仮選択楽曲として設定した状態において、前記操作手段に対する前記第1の操作がなされた場合に、前記第1の操作がなされる前に前記仮選択楽曲画像に対して第1の方向側に配置されていた前記既選択楽曲であることを示す既選択楽曲画像を前記仮選択楽曲画像として表示させ、
前記初期設定手段が前記第1の未選択楽曲を前記仮選択楽曲として設定した状態において、前記操作手段に対する前記第2の操作がなされた場合に、前記第2の操作がなされる前に前記仮選択楽曲画像に対して前記第1の方向とは逆方向である第2の方向側に配置されていた前記第2の未選択楽曲に対する未選択楽曲画像を前記仮選択楽曲画像として表示させ、
前記演出実行手段は、前記仮選択楽曲として複数の既選択楽曲から前記既選択楽曲を選択可能な遊技状態において、前記仮選択楽曲画像として前記複数の既選択楽曲のうちの第1の既選択楽曲に対する第1の既選択楽曲画像が前記画像表示手段に表示されている状態において、前記操作手段に対して前記第1の操作が行われた場合、前記仮選択楽曲画像として前記複数の既選択楽曲のうちの前記第1の既選択楽曲とは異なる第2の既選択楽曲に対する第2の既選択楽曲画像を前記画像表示手段に表示させることを特徴とする遊技機。
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