JP6884643B2 - 検出システム、及び検出方法 - Google Patents

検出システム、及び検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6884643B2
JP6884643B2 JP2017109370A JP2017109370A JP6884643B2 JP 6884643 B2 JP6884643 B2 JP 6884643B2 JP 2017109370 A JP2017109370 A JP 2017109370A JP 2017109370 A JP2017109370 A JP 2017109370A JP 6884643 B2 JP6884643 B2 JP 6884643B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beacon
information
terminal
beacon signal
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017109370A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018205975A (ja
Inventor
雄哉 五十嵐
雄哉 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Corp filed Critical Shimizu Corp
Priority to JP2017109370A priority Critical patent/JP6884643B2/ja
Publication of JP2018205975A publication Critical patent/JP2018205975A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6884643B2 publication Critical patent/JP6884643B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、検出システム、及び検出方法に関する。
ビーコンを用いた情報提供が普及しつつある。ビーコンを用いた情報提供は、美術館や商業施設などにおいて所定の位置に設置されたビーコン端末が送信したビーコン信号を、ユーザ端末が受信することにより行われる。例えば、ビーコンを用いた情報提供は、受信したビーコン信号に含まれるビーコン端末を一意に識別する識別情報をユーザ端末が検出すると、その識別情報に対応する情報が表示画面に表示されることにより、情報提供が行われるサービスである。ビーコンを用いた情報提供においては、所定の位置にビーコンが設置されることで、その設置された位置に応じた情報を提供することができる。例えば、美術館の展示物の周辺に設置されたビーコン端末と通信することで、ユーザ端末の使用者は美術館に展示された芸術作品の前でその作品の説明を聞くことができたり、また、商業施設にある店舗の周辺に設置されたビーコン端末と通信することにより、ユーザ端末の使用者はその店舗の前を通りかかるとその店舗の特売情報を得ることができたりする。
しかしながら、ビーコン端末は小型なものが多く、ビーコン端末をその設置された位置から容易に移動することができてしまう。例えば、美術館に展示された芸術作品の前に設置されたビーコン端末が、他の作品の側に移動されてしまうと、芸術作品の前でその芸術作品の説明を聞くことができず、他の作品の前で、当該芸術作品の説明を聞かされてしまう場合があり得る。このように、本来設置された位置と異なる位置にビーコン端末が移動してしまうと、本来得られえる筈のサービスを得ることができなくなってしまう。
また、ビーコン端末が送信するビーコン信号は暗号化されていない場合があり、このような場合には、簡単にビーコン信号を複製することができてしまう。ビーコン信号が複製されてしまうと、複製したビーコン信号を自宅などでユーザ端末に受信させることができてしまい、例えば実際には店舗の近くまで足を運んでいないと得ることができないクーポンを得ることが可能となってしまう。
ビーコンを用いた情報提供において適切なサービスが提供されるためには、ビーコン端末が設置された位置に対応する適切なビーコン信号を送信しているか否かを判定し、その位置に対応する適切なビーコン信号を送信していないビーコン端末(以下、不正ビーコン端末という)に対する対策が必要となる。例えば、特許文献1には、ビーコン端末の設置位置が、ユーザ端末の位置から所定の範囲内に検知されない場合、当該ビーコン端末を不正ビーコン端末とみなして通知する技術が開示されている。
特開2016−46651号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、ユーザ端末の位置を外部(例えば、GPS(Global Positioning System)衛星等)からの信号に基づいて測定する。そのため、このような計算処理においては、時間情報を含む複雑な判定処理が必要となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、設置された位置に対応する適切なビーコン信号を送信しない不正ビーコン端末を、簡単な方法で検出することができる検出システム、及び検出方法を提供することである。
上述した課題を解決するために本発明の一実施形態の検出システムは、第1のビーコン信号に関する情報と当該第1のビーコン信号に関する情報とは異なる第2のビーコン信号に関する情報との組み合わせであるビーコンデータを記憶するビーコンデータ記憶部と、ビーコン信号に関する情報を受信するビーコン信号受信機の移動量が所定量未満であるか否かを検知する移動検知部と、前記移動検知部により前記ビーコン信号受信機の移動量が所定量未満であると検知された場合に前記ビーコン信号受信機により受信された互いに異なる複数のビーコン信号に関する情報と、前記ビーコンデータ記憶部に記憶されたビーコンデータとに基づいて、前記ビーコン信号送信機が、不正であるか否かを判定する不正判定部と、を備える。
また、本発明の一実施形態の検出システムは、前記不正判定部により前記不正ビーコン信号送信機があるか否かが判定された判定結果を出力する判定結果出力部を更に備える。
また、本発明の一実施形態の検出システムでは、前記移動検知部は、前記ビーコン信号受信機の移動量を、前記ビーコン信号受信機に設けられた加速度センサーにより計測された加速度の履歴に基づいて測定する。
また、本発明の一実施形態の検出方法は、第1のビーコン信号に関する情報と当該第1のビーコン信号に関する情報とは異なる第2のビーコン信号に関する情報との組み合わせであるビーコンデータを記憶するビーコンデータ記憶部、を用いて、移動検知部が、ビーコン信号に関する情報を受信するビーコン信号受信機の移動量が所定量未満であるか否かを検知する工程と、不正判定部が、前記移動検知部により前記ビーコン信号受信機の移動量が所定量未満であると検知された場合に前記ビーコン信号受信機により受信された互いに異なる複数のビーコン信号に関する情報と、前記ビーコンデータ記憶部に記憶されたビーコンデータとに基づいて、前記ビーコン信号送信機が、不正であるか否かを判定する工程と、を有する。
以上説明したように、この発明によれば、不正なビーコン端末を、簡単な方法で検出することができる検出システム、及び検出方法を提供することができる。
実施形態に係る検出システム1の構成を示す構成図である。 実施形態のビーコンデータ記憶部21の構成を示す構成図である。 実施形態のビーコンデータ記憶部21に記憶される情報を説明するための図である。 実施形態のビーコンデータ記憶部21に記憶される情報の構造の一例を示す第1図である。 実施形態のビーコンデータ記憶部21に記憶される情報の構造の一例を示す第2図である。 実施形態に係るユーザ端末4の構成を示す構成図である。 実施形態の記憶部44に記憶される情報の構造の一例を示す図である。 実施形態の検出システム1が行う処理の流れを示すフローチャートである。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。また、図面における要素の形状及び大きさ等はより明確な説明のために誇張されることがある。
明細書の全体において、ある部分がある構成要素を「含む」、「有する」や「備える」とする時、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。
以下、実施形態の検出システム、及び検出方法を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る検出システム1の構成を示す構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る検出システム1は、管理サーバ2と、ビーコン端末群3と、ユーザ端末4(「ビーコン信号受信機」の一例)と、ネットワーク5と、を備える。検出システム1は、ビーコン端末群3に含まれるビーコン端末30(「ビーコン信号送信機」の一例)のうち、設置された位置が変更される等して本来の位置と異なる位置から信号を送信するビーコン端末、又はビーコン端末が送信した信号が複製されて、他のビーコン端末に複製された信号を送信させる等して、本来送信しないはずのビーコン信号を送信するビーコン端末といった不正なビーコン端末があるか否かを検出する。
管理サーバ2は、ビーコン端末群3に含まれるビーコン端末30を管理する。また、管理サーバ2は、ビーコン識別情報を検出したユーザ端末4に対し、当該ビーコン識別情報に応じた通知等を行う。管理サーバ2は、通信部20と、ビーコンデータ記憶部21と、を備える。通信部20は、ネットワーク5を介してユーザ端末と通信を行う。ビーコンデータ記憶部21は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)などにより実現される。ビーコンデータ記憶部21は、ビーコン端末群3に含まれるビーコン端末の配置に関する情報等を記憶する。ビーコンデータ記憶部21に記憶される情報については、後で詳しく説明する。
なお、管理サーバ2は、一台の端末から構成されても、複数の端末がネットワークなどによって接続されて構成されても構わない。ビーコンデータ記憶部21は、管理サーバ2に内蔵されていても、外付けされていてもよく、またハードディスクドライブであっても、他の公知の書き換え可能な媒体であってもよい。
ビーコン端末群3は、複数のビーコン端末30(ビーコン端末30−1〜30−N、Nは任意の自然数)を備え、各々のビーコン端末30が駅などの公共施設や、ショッピングモールなどの商業施設などに設置されている。ビーコン端末30が信号を送信する方式は、例えばBluetooth(登録商標)や、Wi−Fi(登録商標)、などで規定される近距離無線通信方式、あるいは赤外線通信や光、音などを用いた通信方式である。それぞれのビーコン端末30が送信するビーコン信号には、互いに異なる固有のビーコン識別情報が含まれる。
ユーザ端末4は、ネットワーク5を介して管理サーバ2と通信可能に接続されている。また、ユーザ端末4には、ビーコン端末30各々から送信されるビーコン信号に含まれるビーコン識別情報に対応し、ユーザ端末4の使用者に情報等を提供するためのアプリケーションがインストールされている。このアプリケーションは、ユーザ端末4が受信したビーコン信号に含まれるビーコン識別情報が、当該アプリケーションに対応するものである場合に起動される。
例えば、当該アプリケーションが、ユーザ端末4により受信されたビーコン信号から検出したビーコン識別情報を管理サーバ2に通知し、その応答として管理サーバ2からビーコン識別情報に応じた情報を取得する。そして、アプリケーションは、管理サーバ2から取得した情報を、ユーザ端末4の表示画面などに表示することにより使用者にサービスを提供する。ここで、ビーコン識別情報に応じた情報とは、例えば駅の案内情報や、商業施設にある店舗の特売情報などである。ユーザ端末4の使用者は、このようなアプリケーションを目的や用途に応じて選択し、あらかじめインストールすることにより、駅の改札口を出る際に出口の方向を案内する情報が得られたり、店舗の付近を通りかかるとその店舗の特売情報やクーポンが得られたりする。
ネットワーク5は、例えば、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、インターネット、プロバイダ装置、無線基地局、専用回線などのうちの一部または全部を含む通信網である。
管理サーバ2のビーコンデータ記憶部21に記憶される情報について、図2を用いて説明する。
図2は、ビーコンデータ記憶部21の構成を示す構成図である。
図2に示すように、ビーコンデータ記憶部21は、ビーコン端末配置情報記憶部22と、受信可能ビーコン端末情報記憶部23とを備える。ビーコン端末配置情報記憶部22は、ビーコン端末30と、当該ビーコン端末30が配置された位置と対応づけた情報を記憶する。受信可能ビーコン端末情報記憶部23は、ある所定の位置から受信することができるビーコン端末30を、その所定の位置と対応付けた情報を記憶する。
ビーコン端末配置情報記憶部22には、ビーコン端末配置情報が記憶される。ビーコン端末配置情報には、ビーコン端末30が配置された位置の情報を、そのビーコン端末30の識別情報に対応づけた情報が含まれる。また、受信可能ビーコン端末情報記憶部23には、受信可能ビーコン端末情報が記憶される。受信可能ビーコン端末情報には、所定の位置から受信することが可能なビーコン端末30の識別情報を、その位置に対応づけた情報が含まれる。
管理サーバ2のビーコンデータ記憶部21に記憶される情報について、図3〜図5を用いて更に説明する。
図3は、ビーコンデータ記憶部21に記憶される情報を説明するための図である。図3は、ビーコン端末30(図3では、ビーコン端末30−1〜30−4)の各々が一つのフロア200内に配置された場合の配置例を模式的に示す平面図である。フロア200は、例えば商業施設における店舗である。
図3に示す例では、フロア200が図示していない床と、壁201と、図示していない天井とで囲まれた空間を構成している。フロア200は、壁201で区分された部屋202と部屋203とを含んでいる。また、フロア200は、他のフロアとの出入口204と、部屋203の出入口206とを有している。ビーコン端末30−1は、出入口204の周辺の天井や棚の上などに配置されており、鎖線で示す領域E−1を受信可能範囲とする。ビーコン端末30−2は、部屋202のコーナー205の周辺に配置されていて、鎖線で示す領域E−2を受信可能範囲とする。ビーコン端末30−3は、出入口206の周辺に配置されていて、鎖線で示す領域E−3を受信可能範囲とする。ビーコン端末30−4は、部屋203の中央207付近に配置されていて、鎖線で示す領域E−4を受信可能範囲とする。
また、フロア200内の位置P−1〜P−9のそれぞれは、フロア200を歩く人物が立ち寄ることが想定できるフロア200内の所定の位置の一例を示す。また、位置P−1〜P−9のそれぞれを接続した接続線Lは、フロア200を歩くユーザの動線の一例を示す。
図3に示す例では、領域E−1の一部がフロア200の外側にはみ出している。例えば、フロア200の外側にある位置P−1にいるユーザ端末4が、ビーコン端末30−1が送信するビーコン信号を受信すると、フロア200の店舗における特売情報が表示される。これにより、フロア200の外側にいるユーザが、フロア200の店舗に興味を持ち、店舗に来店する場合が考えられる。
また、例えば、位置P−2、P−3にいるユーザ端末4が、ビーコン端末30−2が送信するビーコン信号を受信すると、部屋202で扱われる商品の商品説明が表示される。これにより、部屋202にいるユーザある商品を購入したりすることが考えられる。
また、例えば、位置P−4〜P−6にいるユーザ端末4が、ビーコン端末30−3が送信するビーコン信号を受信すると、部屋203で扱われる商品の特売情報が表示される。例えば、位置P−7〜P−9にいるユーザ端末4が、ビーコン端末30−4が送信するビーコン信号を受信すると、部屋203で扱われる商品の商品説明が表示される。これにより、部屋202にいるユーザが部屋203に入って商品をみたり、部屋203にいるユーザがそこで扱われている商品を購入したりすることが考えられる。
図4は、ビーコンデータ記憶部21に記憶される情報の構造の一例を示す第1図である。図4は、ビーコン端末配置情報記憶部22に記憶されるビーコン端末配置情報の構造の一例を示す。図4は、図3の例に示すようにビーコン端末30−1〜30−4がフロア200に配置された場合の、ビーコン端末配置情報記憶部22に記憶されるビーコン端末配置情報の構成例を示す。
図4に示すように、ビーコン端末配置情報記憶部22は、例えば、ビーコン識別情報、位置情報のそれぞれの項目を有する。ビーコン識別情報は、ビーコン端末30が送信するビーコン信号に含まれるビーコン識別情報である。図4の例では、ビーコン端末30−1〜30−4の識別情報を、それぞれID(30−1)〜ID(30−4)で示す。位置情報は、ビーコン端末30が配置された位置に関する情報である。図4の例では、位置情報として、緯度、経度、および高度を示す情報(LA1、LO1、H1)〜(LA4、LO4、H4)がそれぞれ記憶される。
なお、本実施形態のビーコン端末配置情報記憶部22に記憶される位置情報には、絶対的な緯度、経度、および高度を示す情報が記憶されてもよいし、相対的な位置を示す情報が記憶されてもよい。相対的な位置を示す情報とは、例えば、建物の入り口等、所定の基準位置から水平方向の相対位置をxy座標で示し、その基準位置から垂直方向(高さ方向)の相対位置を建物の階数で示すものである。
図5は、ビーコンデータ記憶部21に記憶される情報の構造の一例を示す第2図である。図5は、受信可能ビーコン端末情報記憶部23に記憶される受信可能ビーコン端末情報の構造の一例を示す。図5は、図3の例に示すようにビーコン端末30−1〜30−4がフロア200に配置された場合の、受信可能ビーコン端末情報記憶部23に記憶される受信可能ビーコン端末情報の構成例を示す。
図5に示すように、受信可能ビーコン端末情報記憶部23には、例えば、番号、位置情報、受信可能ビーコン端末のそれぞれの項目を有する。番号は、受信可能ビーコン端末情報記憶部23に記憶される情報に付した番号である。位置情報は、フロア200内の所定の位置に関する情報(例えば、緯度、経度、高度を示す情報)である。受信可能ビーコン端末には、例えば、複数の識別情報(識別情報A〜C)の項目を有する。識別情報A〜Cのそれぞれは、フロア200内の所定の位置において受信することができるビーコン端末30の識別情報である。
図5の例では、番号1には、位置情報として出入口204付近の位置P−1を示す情報が記憶される。また、位置P−1は、領域E−1の範囲内にあることから、受信可能ビーコン端末として、ビーコン端末30−1のビーコン端末識別情報ID(30−1)が記憶される。
また、番号2には、位置情報として部屋202の手前の位置P−2を示す情報が記憶される。また、位置P−2が、領域E−1および領域E−2が重複する範囲内にあることから、受信可能ビーコン端末として、ビーコン端末30−1および30−2のビーコン端末識別情報ID(30−1)およびID(30−2)がそれぞれ記憶される。
また、番号3には、位置情報として部屋202の中央の位置P−3を示す情報が記憶される。また、位置P−3が、領域E−2の範囲内にあることから、受信可能ビーコン端末として、ビーコン端末30−2のビーコン端末識別情報ID(30−2)が記憶される。
また、番号4には、位置情報として部屋202の奥の位置P−4を示す情報が記憶される。また、位置P−4が、領域E−2および領域E−3が重複する範囲内にあることから、受信可能ビーコン端末として、ビーコン端末30−2および30−3のビーコン端末識別情報ID(30−2)およびID(30−3)がそれぞれ記憶される。
また、番号5には、位置情報として出入口206付近における部屋202側の位置P−5を示す情報が記憶される。また、位置P−5が、領域E−3の範囲内にあることから、受信可能ビーコン端末として、ビーコン端末30−3のビーコン端末識別情報ID(30−3)が記憶される。
また、番号6には、位置情報として出入口206付近における部屋203側の位置P−6を示す情報が記憶される。また、位置P−6が、領域E−3および領域E−4が重複する範囲内にあることから、受信可能ビーコン端末として、ビーコン端末30−3および30−4のビーコン端末識別情報ID(30−3)およびID(30−4)がそれぞれ記憶される。
また、番号7には、位置情報として部屋203の手前の位置P−7を示す情報が記憶される。また、位置P−7が、領域E−4の範囲内にあることから、受信可能ビーコン端末として、ビーコン端末30−4のビーコン端末識別情報ID(30−4)が記憶される。
また、番号8には、位置情報として部屋203の中央の位置P−8を示す情報が記憶される。また、位置P−8が、領域E−2および領域E−4が重複する範囲内にあることから、受信可能ビーコン端末として、ビーコン端末30−2および30−4のビーコン端末識別情報ID(30−2)およびID(30−4)がそれぞれ記憶される。
また、番号9には、位置情報として部屋203の奥の位置P−9を示す情報が記憶される。また、位置P−9が、領域E−2、領域E−3および領域E−4が重複する範囲内にあることから、受信可能ビーコン端末として、ビーコン端末30−2、30−3および30−4のビーコン端末識別情報ID(30−2)、ID(30−3)およびID(30−4)がそれぞれ記憶される。
なお、受信可能ビーコン端末情報記憶部23は、図5に示す例に限定されず、ある所定の位置において受信可能なビーコン端末群に関する情報が記憶されているものであればよい。例えば、フロア200内を、縦方向および横方向に引いた線により所定の間隔でメッシュ状に区切り、メッシュ状に区切られたそれぞれの領域の中心位置において受信可能なビーコン端末のビーコン端末識別情報を記憶させてもよい。また、受信可能ビーコン端末情報記憶部23には、例えば、フロア200に配置されたビーコン端末30のうちいずれかのビーコン信号が受信された場合に、そのビーコン信号を受信した位置から受信することができる他のビーコン端末30のビーコン端末識別情報を記憶するものであってもよい。この場合、領域E−1〜E−4のそれぞれが、他の領域と重複する部分がある場合、その重複する他の領域に対応するビーコン端末識別情報が、領域E−1〜E−4のそれぞれに対応するビーコン端末識別情報に関連付けて記憶される。
図6は、実施形態に係るユーザ端末4の構成を示す構成図である。図6に示すように、ユーザ端末4は、ビーコン信号受信部40と、移動検知部41と、通信部42と、制御部43と、記憶部44とを備える。
ビーコン信号受信部40は、ビーコン端末30が送信したビーコン信号を受信する。ビーコン信号受信部40は、例えば、ユーザ端末4に組み込まれ、Bluetoothに対応した受信機である。ビーコン信号受信部40は、受信したビーコン信号を制御部43に出力する。
移動検知部41は、ユーザ端末4の移動量を、ユーザ端末4から得られる位置に関する情報を取得し、取得された情報に基づいて測定する。位置に関する情報は、ユーザ端末4に組み込まれたユーザ端末4の動きを検知する加速度センサー等から得てもよいし、ユーザ端末4に組み込まれたGPS受信機等から得てもよい。
移動検知部41は、例えば、加速度センサーを用いる場合、制御部43からの指示に従い、例えば、加速度センサーが取得した加速度を定期的に取得し、取得した複数の加速度を用いて2回積分することにより、ユーザ端末4の移動を検知する。移動検知部41は、検知したユーザ端末4の移動を制御部43に出力する。
なお、移動検知部41は、ユーザ端末4の移動を検知することができればよい。このため、移動検知部41は、例えば、ユーザ端末4の位置情報(緯度、経度の情報など)を取得する機能を有するGPS受信機などを用いて緯度や経度などを取得し、取得した位置情報からユーザ端末4の移動を検知してもよい。ここで、本実施形態においては、ユーザ端末4が受信したビーコン信号が、ユーザ端末4が移動していない状態で受信したものか否かを、移動検知部41が検知したユーザ端末4の移動に基づいて判定することができればよいため、移動検知部41は、ユーザ端末4の移動元や移動先の緯度、経度を検知する必要はない。
通信部42は、ネットワーク5を介して管理サーバ2と通信を行う。通信部42は、管理サーバ2から、ビーコンデータとして、ビーコン端末配置情報記憶部22に記憶されたビーコン端末配置情報、および受信可能ビーコン端末情報記憶部23に記憶された受信可能ビーコン端末情報を受信する。以下の説明において、ビーコン端末配置情報と受信可能ビーコン端末情報とを、まとめてビーコンデータともいう。
通信部42は、ネットワーク5を介して管理サーバ2から受信したビーコンデータを、後述する記憶部44のビーコン情報記憶部441に記憶させる。
また、通信部42は、後述する制御部43の判定結果出力部432から、不正なビーコン端末があるか否かを判定した判定結果を取得する。通信部42は、取得した判定結果を、ネットワーク5を介して管理サーバ2に送信する。
制御部43は、ユーザ端末4における各構成要素を制御する。制御部43は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む。また、図6に示すように、制御部43は、ビーコン端末識別情報取得部430と、不正判定部431と、判定結果出力部432とを備える。
ビーコン端末識別情報取得部430は、ビーコン信号受信部40からのビーコン信号を取得する。ビーコン端末識別情報取得部430は、取得したビーコン信号に含まれるビーコン端末識別情報を抽出する。
また、ビーコン端末識別情報取得部430は、移動検知部41からのユーザ端末4の移動情報を取得する。ビーコン端末識別情報取得部430は、抽出したビーコン端末識別情報を移動情報と対応づけた受信履歴情報を、後述する記憶部44の受信履歴情報記憶部440に記憶させる。
不正判定部431は、受信履歴情報記憶部440に記憶された受信履歴情報、およびビーコン情報記憶部441に記憶されたビーコンデータに基づいて、ビーコン端末が不正なものであるか否かを判定する。不正判定部431が、ビーコン端末が不正なものであるか否かを判定する処理については、後で詳しく説明する。不正判定部431は、判定した結果を示す情報を判定結果出力部432に出力する。
判定結果出力部432は、不正判定部431が判定した判定結果を示す情報を出力する。例えば、判定結果出力部432は、判定結果を示す情報を通信部42に出力する。これにより、通信部42は、判定結果を管理サーバ2に通知することができる。また、例えば、判定結果出力部432は、判定結果を示す情報を図示しない表示部に出力し、ユーザ端末4の表示画面に判定結果を表示することができるようにしてもよい。また、例えば、判定結果出力部432は、判定結果を示す情報を図示しないスピーカ部に出力し、判定結果がユーザ端末4からアラーム音等により出力されるようにしてもよい。
記憶部44は、受信履歴情報記憶部440と、ビーコン情報記憶部441と、を備える。受信履歴情報記憶部440は、ユーザ端末4がビーコン信号から受信したビーコン信号に含まれるビーコン端末識別情報が記憶される。ビーコン情報記憶部441は、ユーザ端末4がネットワーク5を介して管理サーバ2から受信したビーコンデータが記憶される。
図7は、実施形態の記憶部44に記憶される情報の構造の一例を示す図である。図7は、受信履歴情報記憶部440に記憶される受信履歴情報の構造の一例を示す。
図7に示すように、受信履歴情報記憶部440には、例えば、番号、位置情報、ビーコン端末識別情報のそれぞれの項目を有する。番号は、受信履歴情報記憶部440に記憶される情報に対して順に付した番号である。位置情報は、ユーザ端末4の位置に関する情報である。ビーコン端末識別情報には、例えば、ユーザ端末4がその位置において受信したビーコン信号から抽出したビーコン端末識別情報である。
図7の例では、番号1〜3において、同じ位置情報P−101が記憶されている。そして、番号1、2において、同じビーコン端末識別情報ID(30−1)が記憶されている。また、番号3において、ビーコン端末識別情報ID(30−2)が記憶されている。つまり、図7の例では、番号1〜3において、ユーザ端末4は、位置情報P−101で特定される所定の位置において、ビーコン端末30−1、および30−2のそれぞれが送信するビーコン信号を受信したことが記憶されている。
また、番号4〜7において、同じ位置情報P−102が記憶されている。そして、番号4においてビーコン端末識別情報ID(30−2)が、番号5、6においてビーコン端末識別情報ID(30−3)が、番号7において、ビーコン端末識別情報ID(30−4)がそれぞれ記憶されている。つまり、番号4〜7において、ユーザ端末4は、位置情報P−102で特定される所定の位置において、ビーコン端末30−2、30−3、および30−4のそれぞれが送信するビーコン信号を受信したことが記憶されている。
また、番号8、9において、同じ位置情報P−103が記憶されている。そして、番号8においてビーコン端末識別情報ID(30−4)が、番号5においてビーコン端末識別情報ID(30−1)がそれぞれ記憶されている。つまり、番号8、9において、ユーザ端末4は、位置情報P−103で特定される所定の位置において、ビーコン端末30−1、および30−4のそれぞれが送信するビーコン信号を受信したことが記憶されている。
不正判定部431が、ビーコン端末が不正なものであるか否かを判定する処理について、図8を用いて説明する。
図8は、実施形態の検出システム1が行う処理の流れを示すフローチャートである。
本フローチャートの前提として、ユーザ端末4は、ビーコン信号を受信する毎に、ビーコン端末識別情報取得部430により、受信したビーコン信号から抽出したビーコン端末識別情報を移動情報と対応づけて受信履歴情報記憶部440に記憶させるものとする。
まず、ユーザ端末4は、通信部42により、ネットワーク5、および管理サーバ2の通信部20を介して、ビーコンデータ記憶部21に記憶されたビーコンデータを取得する(ステップS1)。通信部42は、例えば、所定の時間間隔でビーコンデータを取得する。また、通信部42は、取得したビーコンデータをビーコン情報記憶部441に記憶させる。
次に、ユーザ端末4の制御部43は、ユーザ端末4の自己位置が移動したか否かを移動検知部41に判定させる指示を出力する。
移動検知部41は、制御部43からの指示に基づいて、ユーザ端末4の自己位置が移動したか否かを判定する(ステップS2)。例えば、移動検知部41は、ユーザ端末4の移動量が所定量未満であるか否かを検知する。この所定量は、例えば、ユーザ端末4の位置がほぼ同じであって変化していないとみなせる程度の距離が予め定められていてもよい。
ユーザ端末4の制御部43は、前回に移動を検知したタイミングからユーザ端末4の自己位置が移動していれば(ステップS2、YES)、受信履歴情報記憶部440に記憶させる位置情報を更新する(ステップS7)。例えば、移動検知部41は、図7の例で、いままでの位置が位置情報P−101で示される位置あった場合、移動検知部41によりユーザ端末4の自己位置が移動したと検知されれば、ユーザ端末4の自己位置を示す位置情報を、今までの位置情報P−101とは異なる位置情報(例えば位置情報P−102)とする。
ユーザ端末4は、不正判定部431により、前回に移動を検知したタイミングからユーザ端末4の自己位置が移動していない場合(ステップS2、NO)、受信履歴情報記憶部440を参照し、同じ位置情報により示される位置において二以上のビーコン端末識別情報が記憶されているか否か判定させる(ステップS3)。例えば、不正判定部431は、図7の例で、受信履歴情報記憶部440に番号1、2に示される情報のみが記憶されている場合、位置情報P−101で示される位置において、一のビーコン端末識別情報ID(30−1)のみが記憶されていることから、同じ位置において二以上のビーコン端末識別情報が記憶されていないと判定する。また、不正判定部431は、受信履歴情報記憶部440に番号1〜3に示される情報が記憶されている場合、位置情報P−101で示される位置において、二以上のビーコン端末識別情報ID(30−1)、およびID(30−2)が記憶されていることから、同じ位置において二以上のビーコン端末識別情報が記憶されていると判定する。
不正判定部431は、受信履歴情報記憶部440に、同じ位置情報で示される位置に二以上のビーコン端末識別情報が記憶されている場合(ステップS3、YES)、ビーコン情報記憶部441に記憶されたビーコンデータを参照する(ステップS4)。そして、不正判定部431は、参照したビーコンデータに基づいて、不正なビーコン端末があるか否かを判定する(ステップS5)。
具体的には、不正判定部431は、同じ位置から受信された二以上のビーコン端末識別情報の組合せが、ビーコンデータに受信可能なビーコン端末識別情報の組合せとして存在する組合せであるか否かを判定する。そして、不正判定部431は、同じ位置から受信された二以上のビーコン端末識別情報の組合せが、ビーコンデータに存在する組合せである場合、不正なビーコン端末がないと判定し、ビーコンデータに存在しない場合、不正なビーコン端末があると判定する。
例えば、不正判定部431は、図7の例で、番号4〜7に示される同じ位置情報P−102で示される位置に対応づけて記憶された二以上のビーコン端末識別情報の組合せ(ビーコン端末識別情報ID(30−2)、ID(30−3)、およびID(30−4))と同様の組合せが、ビーコン情報記憶部441に記憶されたビーコンデータに存在するか否かを判定する。図5の例では、受信可能ビーコン端末情報記憶部23の、番号9に対応する位置P−9において受信可能なビーコン端末の組合せとして、ビーコン端末識別情報ID(30−2)、ID(30−3)、およびID(30−4)が記憶されている。この場合、不正判定部431は、同じ位置から受信された二以上のビーコン端末識別情報の組合せが、ビーコンデータに受信可能なビーコン端末識別情報の組合せとして存在する組合せであると判定する。この場合、不正判定部431は、不正なビーコン端末がないと判定する。
一方、不正判定部431は、図7の例で、番号8、9に示される同じ位置情報P−103で示される位置に対応づけて記憶された二以上のビーコン端末識別情報の組合せ(ビーコン端末識別情報ID(30−1)、およびID(30−4))と同様の組合せが、ビーコン情報記憶部441に記憶されたビーコンデータに存在するか否かを判定する。図5の例では、受信可能ビーコン端末情報記憶部23の、番号1〜9に対応する位置P−1〜P−9の何れにおいても、ビーコン端末識別情報ID(30−2)、およびID(30−4)の組合せが記憶されていない。この場合、不正判定部431は、同じ位置から受信された二以上のビーコン端末識別情報の組合せが、ビーコンデータに受信可能なビーコン端末識別情報の組合せとして存在しない組合せであると判定する。この場合、不正判定部431は、不正なビーコン端末があると判定する。
ユーザ端末4は、不正判定部431により不正なビーコン端末があると判定された場合(ステップS5、YES)、判定結果出力部432により、不正なビーコン端末がある旨の情報を出力させ、通信部42およびネットワーク5を介して管理サーバ2に通知する(ステップS6)。
一方、ユーザ端末4は、ステップS3において、不正判定部431により二以上の受信履歴がないと判定された場合(ステップS3、NO)、ステップS1に戻り、ビーコンデータを更新する処理を行う。
以上、説明したように、実施形態の検出システム1によれば、ユーザの意図しない位置からビーコン信号を送信するビーコン端末30(「ビーコン信号送信機」一例)、又はユーザの意図しないビーコン信号を送信するビーコン端末30である不正なビーコン端末30を検出する検出システム1であって、ビーコン端末30が送信するビーコン信号を受信するユーザ端末4(「ビーコン信号受信機」の一例)が所定の位置から受信可能なビーコン端末識別情報(「ビーコン送信機の識別情報」の一例)を含むビーコンデータを記憶するビーコンデータ記憶部21と、ユーザ端末4が所定の位置から受信したビーコン信号に含まれるビーコン端末識別情報を含む受信履歴情報記憶部440に記憶された受信履歴情報と、ビーコンデータと受信履歴情報とに基づいて、ユーザ端末4が受信したビーコン信号を送信したビーコン端末30が不正なビーコン信号送信機であるか否かを判定する不正判定部431と、を備える。これにより、実施形態の検出システム1においては、受信履歴情報とビーコンデータとを比較するという簡単な方法で不正なビーコン端末を検出することができる。
また、実施形態の検出システム1では、ユーザ端末4が所定の位置から移動したか否かを検知する移動検知部41を更に備え、不正判定部431は、移動検知部41が検知した移動情報に基づいて、受信履歴情報から、ユーザ端末4が同じ位置から受信した二以上のビーコン信号に含まれる二以上のビーコン端末識別情報の組合せを抽出し、抽出した二以上のビーコン端末識別情報の組合せが、ビーコンデータに含まれる所定の位置から受信可能な複数のビーコン送信機の識別情報の組合せと一致する場合、不正なビーコン端末30がないと判定する。これにより、実施形態の検出システム1においては、ユーザ端末4が同じ位置において受信した受信履歴情報に基づいて不正なビーコン端末を検出することができ、より正確に検出をすることができる。
また、実施形態の検出システム1では、不正判定部431により不正なビーコン端末30がないか否かが判定された判定結果を出力する判定結果出力部432を更に備える。これにより、実施形態の検出システム1では、判定結果を管理サーバ2に通知させる、あるいはユーザ端末4の表示画面に表示させる等を行うことにより、判定結果を管理者やユーザ等に認識可能な状態にすることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態の管理サーバ2のビーコン端末配置情報記憶部22を有しない点で、上記第1の実施形態とは異なる。また、以下に説明する以外の構成は、上記第1の実施形態と同様である。
本実施形態においては、ユーザ端末4は、予め、ビーコン端末30の動作チェックを行う。ユーザ端末4は、例えば、ビーコン端末30が最初に配置された場合、当該ビーコン端末30が送信したビーコン信号が正常に受信されるかを確認する動作チェックを行う。そして、ユーザ端末4は、予め行う動作チェック時に受信したビーコン識別情報の組合せを、ビーコン情報記憶部441に記憶させる。
また、本実施形態においては、ユーザ端末4は、動作チェックを行った後、例えば定期的に、不正チェックを行う。ユーザ端末4は、動作チェックを行った位置と同じ位置からビーコン信号を受信し、受信したビーコン信号に不正なビーコン端末30を示すものがないか確認する不正チェックを行う。
ユーザ端末4のビーコン端末識別情報取得部430は、動作チェック時であるか否かに応じて異なる動作を行う。
ビーコン端末識別情報取得部430は、動作チェック時である場合、所定の位置から受信されたビーコン信号に含まれるビーコン端末識別情報を取得する。そして、ビーコン端末識別情報取得部430は、受信されたビーコン信号に含まれるビーコン端末識別情報の組合せを、動作チェック情報としてビーコン情報記憶部441に記憶させる。
また、ビーコン端末識別情報取得部430は、動作チェック時において、ユーザ端末4の位置が移動した場合、移動元と移動先とからそれぞれ受信されたビーコン信号が含まれるビーコン端末識別情報の組合せを、別の動作チェック情報として識別可能にビーコン情報記憶部441に記憶させる。例えば、ビーコン端末識別情報取得部430は、所定の位置から受信されたビーコン信号が含まれるビーコン端末識別情報の組合せを、識別番号と対応づけてビーコン情報記憶部441に記憶させる。ビーコン端末識別情報取得部430は、動作チェック時において、ユーザ端末4の位置が移動した場合、移動先で受信されたビーコン信号が含まれるビーコン端末識別情報の組合せを、別の識別番号と対応づけてビーコン情報記憶部441に記憶させる。
一方、ビーコン端末識別情報取得部430は、動作チェック時でない場合、ビーコン信号受信部40からのビーコン信号に基づいて取得したビーコン端末識別情報を、受信履歴情報としてビーコン情報記憶部441に記憶させる。なお、ビーコン端末識別情報取得部430は、動作チェック時であるか否かを、例えば、記憶部44に記憶された動作チェックを示す情報を参照することにより取得する。動作チェックを示す情報は、例えば、ユーザの操作などに基づいて、図示しないユーザ端末4の入力部を介して制御部43により取得される。あるいは、制御部43は、管理サーバ2からネットワーク5を介して通知される動作チェックを示す情報を取得するようにしてもよい。制御部43は、取得した動作チェックを示す情報を記憶部44に記憶させる。
ユーザ端末4の不正判定部431は、不正チェック時において、受信履歴情報記憶部440に記憶された受信履歴情報、およびビーコン情報記憶部441に記憶された動作チェック情報に基づいて、ビーコン端末30が不正なものであるか否かを判定する。
不正判定部431は、ビーコン情報記憶部441に記憶された受信履歴情報に含まれるビーコン端末識別情報の組合せが、ビーコン情報記憶部441に記憶された動作チェック情報と同じ組み合わせであるか否かを判定する。そして、不正判定部431は、受信履歴情報に含まれるビーコン端末識別情報の組合せと同じ組合せが動作チェック情報にある場合、不正なビーコン端末はないと判定する。
一方、不正判定部431は、受信履歴情報に含まれるビーコン端末識別情報の組合せが、動作チェック情報の組み合わせと相違する場合、当該相違する部分のビーコン端末識別情報に対応するビーコン端末30が、不正なビーコン端末であると判定する。例えば、動作チェック時に記憶させた動作チェック情報の組み合わせが、「ビーコン端末識別情報ID(30−33)、およびID(30−34)」であったとする。また、不正チェック時に記憶させた受信履歴情報の組み合わせが、「ビーコン端末識別情報ID(30−33)、ID(30−34)、およびID(30−44)」であったとする。この場合、不正判定部431は、双方に相違する部分であるビーコン端末識別情報ID(30−44)を含むビーコン信号を送信したビーコン端末30が、不正なビーコン端末であると判定する。
ユーザ端末4は、不正判定部431により判定された判定結果等を、図示しないユーザ端末4の表示部に表示させるようにしてもよい。表示部は、例えば、予めビーコン端末識別情報の一覧を灰色で表示する。そして、表示部は、不正チェック時に、受信履歴情報として記憶されたビーコン端末識別情報を青色で表示する。また、表示部は、不正判定部431により不正と判定されたビーコン端末30のビーコン端末識別情報を赤色で表示する。第2の実施形態では、一覧で表示されたビーコン端末識別情報のうち、ユーザ端末4により受信されたビーコン端末30、およびユーザ端末4により不正と判定されたビーコン端末30を別の色で表示させることにより、ユーザに対して、何れのビーコン端末30からビーコン信号が受信されていて、何れのビーコン端末30が不正と判定されたかを認識させることができる。
以上説明した第2の実施形態においては、予め行う動作チェック時に、所定の位置から受信可能なビーコン端末識別情報の組合せを記憶するビーコン情報記憶部441を備える。これにより、第2の実施形態においては、不正なビーコン端末30を簡単に検知することができる。不正判定部431は、ユーザ端末4により受信されたビーコン信号に含まれるビーコン端末識別情報の組合せが、ビーコン情報記憶部441に記憶されたビーコン端末識別情報の組合せと比較することができる。また、不正判定部431は、双方の組合せが相違する場合に、相違する部分のビーコン端末識別情報に対応するビーコン端末30が、不正なビーコン端末であると判定することができるためである。
上述した実施形態における検出システム1の全部または一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、実施形態においては、ユーザ端末4が、不正判定部431を備えるものとして説明したが、これに限定されることはなく、ユーザ端末4には、不正判定部431に相当する不正を判定する処理を行うアプリケーションがインストールされていてもよいし、不正判定部431に相当する機能が管理サーバ2に備わっていてもよい。
また、上述した実施形態において、受信可能ビーコン端末情報記憶部23には、受信可能ビーコン端末の識別情報が三以上記憶されていてもよい。この場合、三以上の全ての組合せが一致する場合に、不正ビーコン端末ではないと判定してもよいし、三以上の組合せのうちの一部(少なくとも二つ以上)の組合せが正しい場合に、不正ビーコン端末ではないと判定してもよい。
また、上述した実施形態において、移動検知部41における移動量()の測定は、ユーザ端末4の位置をGPSによって測定した結果を用いてもよい。ただし、屋内や地下などの外部からの電波が遮蔽されてしまう場所ではユーザ端末4の位置を測定することができない場合がある。このような場合には、ユーザ端末4に設けられた加速度センサー等により計測された加速度の履歴に基づいて、移動量を測定するようにしてよい。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1…検出システム、2…管理サーバ、3…ビーコン端末群、4…ユーザ端末、5…ネットワーク、21…ビーコンデータ記憶部、22…ビーコン端末配置情報記憶部、23…受信可能ビーコン端末情報記憶部、41…移動検知部、430…ビーコン端末識別情報取得部、431…不正判定部、432…判定結果出力部。

Claims (4)

  1. 第1のビーコン信号に関する情報と当該第1のビーコン信号に関する情報とは異なる第2のビーコン信号に関する情報との組み合わせであるビーコンデータを記憶するビーコンデータ記憶部と、
    ビーコン信号に関する情報を受信するビーコン信号受信機の移動量が所定量未満であるか否かを検知する移動検知部と、
    前記移動検知部により前記ビーコン信号受信機の移動量が所定量未満であると検知された場合に前記ビーコン信号受信機により受信された互いに異なる複数のビーコン信号に関する情報と、前記ビーコンデータ記憶部に記憶されたビーコンデータとに基づいて、ビーコン信号に関する情報を送信するビーコン信号送信機が不正であるか否かを判定する不正判定部と、
    を備える検出システム。
  2. 前記不正判定部により前記ビーコン信号送信機が不正であるか否かが判定された判定結果を出力する判定結果出力部
    を更に備える請求項1に記載の検出システム。
  3. 前記移動検知部は、前記ビーコン信号受信機の移動量を、前記ビーコン信号受信機に設けられた加速度センサーにより計測された加速度の履歴に基づいて測定する
    請求項1又は請求項2に記載の検出システム。
  4. 第1のビーコン信号に関する情報と当該第1のビーコン信号に関する情報とは異なる第2のビーコン信号に関する情報との組み合わせであるビーコンデータを記憶するビーコンデータ記憶部を用いて、
    移動検知部が、ビーコン信号に関する情報を受信するビーコン信号受信機の移動量が所定量未満であるか否かを検知する工程と、
    不正判定部が、前記移動検知部により前記ビーコン信号受信機の移動量が所定量未満であると検知された場合に前記ビーコン信号受信機により受信された互いに異なる複数のビーコン信号に関する情報と、前記ビーコンデータ記憶部に記憶されたビーコンデータとに基づいて、ビーコン信号に関する情報を送信するビーコン信号送信機が、不正であるか否かを判定する工程と、
    を有する検出方法。
JP2017109370A 2017-06-01 2017-06-01 検出システム、及び検出方法 Active JP6884643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017109370A JP6884643B2 (ja) 2017-06-01 2017-06-01 検出システム、及び検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017109370A JP6884643B2 (ja) 2017-06-01 2017-06-01 検出システム、及び検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018205975A JP2018205975A (ja) 2018-12-27
JP6884643B2 true JP6884643B2 (ja) 2021-06-09

Family

ID=64957872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017109370A Active JP6884643B2 (ja) 2017-06-01 2017-06-01 検出システム、及び検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6884643B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8922344B2 (en) * 2012-10-25 2014-12-30 Symbol Technologies, Inc. Detecting rogue radio frequency based tags based on locationing
JP2015148896A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 アプリックスIpホールディングス株式会社 通信システム及びサーバ
WO2015125175A1 (en) * 2014-02-21 2015-08-27 Sony Corporation Detection of unauthorized tags
US20160359885A1 (en) * 2015-06-04 2016-12-08 International Business Machines Corporation Unauthorized beacon detection

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018205975A (ja) 2018-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10206069B2 (en) Electronic device, server, and method for determining presence or absence of user within specific space
US9552720B2 (en) Testing system and method for fire alarm system
US10149114B2 (en) Systems and methods for providing geolocation services in a mobile-based crowdsourcing platform
JP6187592B2 (ja) センサ設置位置特定支援システム、及びセンサ設置位置特定支援方法
US20140324590A1 (en) Location guiding terminal and operating method thereof
US9534904B2 (en) Electronic device and navigation method for indoor escaping
CN106537963A (zh) 基于无线节点的网络进行的定位
US10171951B2 (en) System and method for positioning mobile device by using bluetooth signal
JP6584262B2 (ja) 支援システム
US20200173782A1 (en) Method and apparatus for position estimation
KR101583586B1 (ko) 실시간 재난대응 위치파악 및 피난경로 안내 솔루션
JP2004357216A (ja) 位置探索システム及び位置探索方法
US20160334494A1 (en) Beacon signal reception system, storage device, terminal device, and beacon signal reception method
JP2016046651A (ja) ビーコン検出・判定システム
JP2016099885A (ja) 駐車場所記録システムおよび方法
CN108917766B (zh) 一种导航方法和移动终端
US20190208361A1 (en) Method for searching out interior object and server
JP6884643B2 (ja) 検出システム、及び検出方法
WO2015122273A1 (ja) ビーコン信号受信システム、記憶装置、端末装置及びビーコン信号受信方法
TWI583983B (zh) 藍芽定位系統及方法
JP2009232203A (ja) 位置誘導システムおよび方法および携帯電話端末およびルート情報配信サーバ
KR20100069908A (ko) 복층 건물 내 2단계 위치추적 시스템 및 방법
JP6718550B2 (ja) 支援システム
US20150271278A1 (en) Display device connected to network, display system and storage medium
KR101102239B1 (ko) 주차 위치정보 제공 시스템 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181005

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6884643

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150