JP6882063B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、任意の形状上に色を形成する画像処理技術に関する。
近年、美術品などの複製の分野において、美術品が持つ色情報だけでなく、油彩画や彫刻などが持つ凹凸形状と色とを同時に再現することが求められてきている。凹凸や立体物を形成する方法として、インクジェット記録方式を用いる方法が知られている。特許文献1では、対象物の位置毎の形状に応じてガマットマッピングに用いる色域を選択することで、凹凸形状上に好適な色を再現する技術を開示している。
特開2016−117176号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、凹凸層の上に着色層を形成する場合、着色層のインクの特性によって凹凸層上でインクが流動し、所望の表面形状が得られない場合がある。
本発明は、記録媒体上で凹凸の再現と色の再現とを両立するための処理を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、記録媒体上に対象物の形状を形成するための第1記録材の第1記録量と、前記記録媒体上に形成された前記形状の上に前記対象物の色を記録するための第2記録材の第2記録量と、を決定するための画像処理装置であって、前記対象物の位置ごとの前記色を表す色データを取得する第1取得手段と、前記対象物の位置ごとの前記形状の特性を表す形状特性データを取得する第2取得手段と、前記記録媒体上に記録された前記第1記録材の上に前記第2記録材を記録することによって形成された複数種類のパッチの色と形状特性とを測定することによって得られた測定結果、又は、前記測定結果に基づいて算出された関数、又は、前記関数に基づいて作成されたテーブルと、前記色データと、前記形状特性データと、に基づいて、前記第1記録量と前記第2記録量とを決定する決定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体上で凹凸の再現と色の再現とを両立することができる。
凹凸形状に応じた色域の変化を説明するための概念図 画像処理システムのハードウェア構成例を示すブロック図 画像処理システムの機能構成を示すブロック図 画像処理装置21が実行する処理のフローチャート 形状特性を算出する処理のフローチャート ウェーブレット変換の結果の一例を示した図 記録量データを算出する処理のフローチャート LUTの一例を示した図 LUTの作成方法のフローチャート LUT作成時のインク量及び表面形状を算出する処理のフローチャート
実施例の説明に先立って、凹凸形状の違いに応じて色の再現性が変化することについて、図1を用いて説明する。一般に凹凸形状の周波数が高い場合にその凹凸形状上に色材(有色記録材)を塗布すると、平滑面上に塗布した場合と比較して色材の被覆率が低下するため発色性が低下する。このため、高周波成分を多く含む形状の色域は、低周波成分を多く含む形状に比べて色域の体積が小さくなる傾向がある。図1は凹凸に応じた色の再現範囲(以下、色域)の変動の概念図を示す。図1(a)は、横軸を彩度、縦軸を明度とした色域を表す。また、図1(b)及び図1(c)は、異なる形状の凹凸層に等量の色材を印字した結果を記録媒体の断面方向から観察した模式図であり、黒塗りの領域は着色層を表している。図1(b)及び図1(c)に示すように、凹凸層の形状によって色材の被覆率が異なり、図1(c)に示す様に凹凸層の周波数及び振幅が大きい程、着色後の凹凸層の露出面積が大きくなる。したがって、図1(b)に示す平滑面にて図1(a)の長鎖線で示す色域が得られていた場合でも、図1(c)に示す形状では凹凸層である白色の露出により低明度部にて色域が縮小し、図1(a)の実線で示す色域となる。すなわち、異なる凹凸形状上に同一色を再現しようとすると、高周波な凹凸形状では彩度が低下して異なる色として再現されてしまうことがある。
一方、凹凸層の上に着色層を形成する場合、着色層の色材の特性によって凹凸層上で色材が流動し、最終的に所望の表面形状が得られない場合がある。
そこで以下で説明する実施例では、再現目標となる形状と色とに対応する、プリンタの出力に対応する情報を保持しておくことによって、色の再現と凹凸の再現とを両立することができる例を説明する。
以下、添付の図面を参照して、本発明を好適な実施例に基づいて詳細に説明する。尚以下の実施例において示す構成は一例にすぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
[実施例1]
<画像処理システムのハードウェア構成>
図2は、本実施例における画像処理装置21を含む画像処理システムのハードウェア構成例を示す図である。画像処理システムは、画像処理装置21、シリアルバス22、シリアルバス26、入力デバイス23、プリンタ24、ディスプレイ25、ハードディスクドライブ(HDD)27、汎用ドライブ28を有する。画像処理装置21は、CPU201、ROM202、RAM203、汎用インタフェイス(I/F)204、シリアルATA(SATA)I/F205、ビデオカード(VC)206を有する。尚、図2の画像処理システムを含む構成を画像処理装置としてもよい。
CPU201は、RAM203をワークメモリとして、ROM202、HDD27、各種記録メディアに格納されたオペレーティングシステム(OS)や各種プログラムを実行し、システムバス207を介して各構成を制御する。尚、CPU201が実行するプログラムには、後述する画像処理などのプログラムが含まれる。汎用I/F204は、例えばUSBなどシリアルバスインタフェイスで、シリアルバス22を介して、マウスやキーボードなどの入力デバイス23やプリンタ24などが接続される。シリアルATA(SATA)I/F105には、シリアルバス26を介してHDD27や各種記録メディアの読み書きを行う汎用ドライブ28が接続される。CPU201は、HDD27や汎用ドライブ28にマウントされた各種記録メディアをデータの格納場所として読み書きに利用する。VC206は、ビデオインフェイスで、ディスプレイ25が接続される。CPU201は、プログラムが提供するユーザインタフェイス(UI)をディスプレイ25に表示し、入力デバイス23を介してユーザ指示を含むユーザ入力を受信する。
<画像処理システムの機能構成>
図3は、実施例1の画像処理システムの機能構成を示すブロック図である。画像処理システムにおいて画像処理装置21は色データ取得部301、形状データ取得部302、決定部303、算出部304、保持部305を有する。また、HDD27は外部記憶部306を有し、プリンタ24は出力部307を有する。
色データ取得部301は、外部記憶部306から再現対象物の位置ごとの色を表す色データを取得する。形状データ取得部302は、外部記憶部306から再現対象物の位置ごとの形状を表す形状データを取得する。算出部304は、形状データ取得部302で取得された形状データに対して周波数解析を行うことによって、形状特性を算出する。決定部303は、色データ取得部301で取得した色データと、算出部304で算出した形状特性と、に応じて保持部305に保持されている有色インクの記録量データと凹凸層の形状特性とを取得する。そして、有色インクの記録量と凹凸層を形成するためのインクの記録量とを決定し、それぞれの記録量を表す記録量データを出力部307に出力する。
<画像処理装置21が実行する処理>
以下、本実施例で実行される処理について図4のフローチャートを用いて説明する。図4に示す処理は前述のように、CPU201が、RAM203をワークメモリとして、ROM202、ハードディスクドライブ(HDD)27に格納されたプログラムを実行することで実現される。
まず、ステップS401において色データ取得部301は、再現する対象物の位置ごとの色を表す色データを外部記憶部306から取得する。色データは、CIELAB値からsRGB変換式によって算出されるRGB値を画素ごとに有する画素群を示すデータである。色データが示す画像のことを色画像ともいう。尚、本実施例における色データの画素が有する画素値は、sRGB空間上において定義されるRGB値とするが、AdobeRGB空間上で定義されるRGB値あるいはL空間上で定義されるL値や色の三刺激値であるXYZ値、分光反射率といった他の形式であってもよい。
ステップS402において形状データ取得部302は、再現する対象物の位置ごとの形状を表す形状データを外部記憶部306から取得する。形状データは、基準面に対する高さを示す情報の2次元分布を記述した凹凸形状を示すデータである。形状データの主走査方向及び副走査方向のサイズは色データのサイズと同じであるものとする。尚、本実施例では、形状データは各位置における高さを例えば8ビットの画素値に変換したグレースケール画像を示すデータである。形状データが示す画像のことを形状画像ともいう。尚、後述するステップS403において形状特性を算出できる形状データであれば、画素値として深度を有していてもよいし、メッシュデータや点群データなどの他の形式であってもよい。
ステップS403において算出部304は、ステップS402で取得された形状データに基づいて、形状画像の各座標の形状の特性(例えば周波数)を示す形状特性データを算出する。尚、ステップS403の処理の詳細は後述する。
ステップS404において決定部303は、ステップS403で算出された形状特性データと保持部305に保持されている有色インクの記録量データおよび凹凸層の形状特性を取得し、有色インクの記録量と凹凸層を形成するためのインクの記録量を決定する。尚、ステップS404の詳細は後述する。
最後にステップS405において画像処理装置21は、ステップS404で決定されたインクの記録量を表す記録量データを出力部307に出力する。
<ステップS403の処理の詳細>
以下、ステップS403の形状特性を算出する処理を図5のフローチャートを用いて説明する。冒頭で説明したように、高周波成分を多く含む形状の色域は、低周波成分を多く含む形状に比べて色材の被覆率が低下するため色域の体積が小さくなる傾向がある。ステップS403の処理では、この形状に応じた色域の変化に対応するために、形状画像の有する周波数特性を形状画像の座標ごとに算出する。尚、高周波成分と低周波成分とを共に多く含む形状では、再現される色域はより周波数の高い成分の振幅量に依存する。つまり、図1で説明したように、図1(b)の低周波数成分の形状と図1(c)の高周波成分の形状とを含む形状では、再現される色域は図1(a)の実線で示す高周波成分の形状に対応する色域となる。このため、高周波成分と低周波成分とを共に多く含む形状の場合に対応する色域は、その高周波成分のみを持つ形状と同等の色域とみなせる。従って、形状を示す周波数成分のうち、より高周波の振幅が把握できればその形状に対応する色域を予測することが可能である。そこで、ステップS403では高周波成分から処理を行い、座標ごとの周波数成分を算出する。
まず、ステップS501において算出部304は、ステップS402で取得された形状データが表す形状画像を周波数分解する。本実施例では周波数分解の一例として、位相情報を保持しながら周波数分解が可能な公知の離散ウェーブレット変換を行う。図6(a)は、ステップS501で実行されるレベル2の離散ウェーブレット変換の結果を示した図である。レベル2の離散ウェーブレット変換では図6(a)に示すように、形状画像は高周波成分I1、及び、低周波成分I2に分解される。そして、それぞれの成分は波形の方向に応じて高周波成分I11、I12、I13と、低周波成分I21、I22、I23に分けられる。例えば、高周波成分I11は、形状画像の主走査方向(図中の横方向)の高周波成分の信号と副走査方向(図中の縦方向)の低周波成分の信号とを示している。高周波成分I12は、形状画像の主走査方向(図中の横方向)の低周波成分の信号と副走査方向(図中の縦方向)の高周波成分の信号とを示している。高周波成分I13は、形状画像の主走査方向(図中の横方向)の高周波成分の信号と副走査方向(図中の縦方向)の高周波成分の信号とを示している。このように、高周波成分I1は波形の方向(縦方向、横方向、斜め方向)に応じた高周波成分I11、I12、I13に分けられる。高周波成分I11、I12、I13は、それぞれ対応する周波数の各位相位置における周波数成分の強さ(すなわち振幅値)を表すものである。高周波成分の位相位置は形状画像の画素位置に対応する。低周波成分I21、I22、I23についても同様である。
また、高周波成分I11、I12、I13は、元画像に対して2分の1の解像度となり、元画像の1画素に対して、2×2画素の領域が対応している。また、低周波成分I21、I22、I23は、元画像に対して4分の1の解像度となり、元画像1画素に対して4×4画素の領域が対応している。尚、本実施例では、説明のために離散ウェーブレットのレベルを2とするが、離散ウェーブレットのレベルは3以上であっても構わない。尚、その場合、図6(b)に示すように1レベル低い周波数、I31、I32、I33へと分解される。このように、離散ウェーブレット変換によれば2のべき乗周期の縦横斜め成分に分解することができる。
ステップS502において算出部304は、変数mを初期値である1に設定する。尚、以降の処理は高周波成分から低周波成分に対して周波数ごとに繰り返し行われる処理であり、変数mは、繰り返し回数を表す変数である。前述のように、高周波成分において該当する形状特性(周波数及び振幅)が算出された場合には、低周波成分についての演算を行なわずにその形状特性を形状画像の対応する座標位置に設定すればよい。従って、本実施例では、高周波成分から低周波成分にかけて処理が行われる。
ステップS503において算出部304は、ウェーブレット変換後の周波数成分Imを取得する。例えば、m=1の場合、ステップS503で算出部304は最も周波数の高い周波数成分I11、I12、I13を取得する。
ステップS504において算出部304は、ステップS503で取得したウェーブレット変換後の周波数成分の位相(i,j)における波形方向kの振幅Amk(i,j)をステップS503で取得したウェーブレット変換後の周波数成分から取得する。尚、例えば振幅A11(i,j)は、周波数成分I11における位相位置(i,j)の信号値の強さを示している。
ステップS505において算出部304は、式1により、ステップS504で取得された振幅の最大値A(i,j)を算出する。
A(i,j)=max{Am1(i,j),Am2(i,j),Am3(i,j)} (式1)

ステップS506において算出部304は、式2及び式3により、ステップS505で算出された位相(i,j)における振幅の最大値A(i,j)と閾値ThA1及びThA2との閾値判定を行う。そして、該周波数成分に対応する周波数Fにおける位相(i,j)の振幅レベルを決定する。式2または式3を満たしていればステップS507へ進み、そうでなければステップS510へ進む。
A(i,j)≧ThA1 (式2)
ThA2 ≦ A(i,j) ≦ ThA1 (式3)
ステップS507において算出部304は、処理対象の位相(i,j)は、周波数及び振幅が未設定の位相であるか否かを判定する。未設定の位相である場合ステップS508に進み、そうでない場合はステップS510に進む。
ステップS508において算出部304は、ステップS402で取得された形状画像の座標(2i,2j)、(2i+1,2j)、・・・、(2i+2−1,2j+2−1)の振幅レベルを設定する。ステップS508において、式2を満たしていた場合、振幅レベルはA1、式3を満たしていた場合は、振幅レベルはA2となる。前述のようにウェーブレット変換後の周波数成分は、元画像の解像度よりも低くなる。ステップS508の処理は、ウェーブレット変換後の周波数成分のある位相に対応した元画像の位相(座標位置)を特定するための処理である。尚、ステップS508で設定される座標(2i,2j)、(2i+1,2j)、・・・、(2i+2−1,2j+2−1)は、ウェーブレット変換後の周波数成分の位相(i,j)に対応している。
ステップS509において算出部304は、元画像の座標(2i,2j)、(2i+1,2j)、・・・、(2i+2−1,2j+2−1)の周波数を離散ウェーブレット変換の結果得られる周波数Fに設定する。すなわち、ステップS503で取得した周波数成分に対応する周波数Fに設定する。
ステップS510において算出部304は、ステップS403で取得した周波数成分の全ての位相(i,j)に対して処理を終了したかを判定する。もし処理を終了していれば、ステップS512へ進み、そうでなければステップS511に進む。
ステップS511において算出部304は、位相情報(i,j)の値を更新し、ステップS503へ戻る。
ステップS512において算出部304は、ウェーブレット変換後の全ての周波数成分に対して処理を行ったかを判定する。もし、未処理の周波数成分があれば、ステップS513へ進み、そうでなければステップS514へ進む。
ステップS513において算出部304は、繰り返し回数を表す変数mを1つ増やし、ステップS503へ戻る。
ステップS514において算出部304は、周波数が未設定の位相の周波数を0に設定し、処理を終了する。周波数が未設定ということは凹凸がなく平坦な領域である。本実施例では、このような平坦な領域については周波数を0と設定する。
<ステップS404の処理の詳細>
続いて決定部303の動作であるステップS404について、図7を用いて説明する。本実施例では目標値となるL及び形状特性に対応したCMYKの有色インクの記録量データ及び凹凸層の形状特性データを予めLUTとして記憶しているものとする。尚、本実施例の画像形成に用いる有色インクは、C(シアン)インク、M(マゼンタ)インク、Y(イエロー)インク、K(ブラック)インクの4色であるが、上記一例に限定されない。Cインクと近い色相で、Cインクよりも濃度の低いライトシアンインクやMインクと近い色相で、Mインクよりも濃度の低いライトマゼンタインクなどを用いても良い。また、本実施例における凹凸層を形成するための記録材は、紫外線(UV)が照射されることによって硬化するUV硬化型インクとするが、これに限定されない。例えば、UV以外の光で硬化するインクであってもよいし、熱で硬化するインクであってもよい。また、白色や透明などの無彩色の樹脂インクを用いて凹凸を形成してもよい。また、削ることで凹凸を形成してもよく、樹脂以外に木材や金属を用いてもよい。
ステップS701において、決定部303は、色データ取得部301で取得した色データにおける画素nの色情報Inを取得し、再現対象の色情報であるL値に変換する。本実施例での色データは、再現する被写体の色情報であり、カメラやスキャナなどの撮影デバイスで撮影したRGB値であるとする。RGBからLへの変換は、例えば撮影デバイスがsRGBの色に準拠していればsRGBの変換式を用いることで変換することができる。また、撮影デバイス固有の色変換が必要であれば、予め複数のパッチを撮影し、撮影したRGBと測色したL値の対応をとり、下記の演算によって、Lに変換すればよい。
I’=((I+α)/β)γ (式4)
Figure 0006882063

式4において、IはRGBの画素値を0−1で正規化した値である。また、式4のα、β、γおよび、式5のマトリクス内の係数は撮影デバイス特有の値であり、予め複数のパッチを撮影し、RGBと測色したL値の対応を取ることで係数を決定することができる。算出したXYZ値からCIEの規定式に基づき、Lに変換することでL値を得られる。
ステップS702において、決定部303は、算出部304で算出した形状特性データの画素nにおける振幅An及び周波数Fnを取得する。
ステップS703において、決定部303は、再現対象の色情報L値と振幅An、周波数Fnに基づき、凹凸層の表面形状(振幅An’及び周波数Fn’)と着色層を形成するためのCMYKインク量の値を算出する。算出には、保持部305に保持するLUT(ルックアップテーブル)を用いる。ここで、保持部305に保持するLUTについて図8を用いて説明する。図8は再現対象の形状特性(振幅A、周波数F)に対応するLUTであり、他の形状特性におけるLUTも複数保持するものとする。各LUTには、再現対象となるL値に応じて、凹凸層の表面形状の特性であるA’、F’と各CMYKのインク量の対応関係が記載されている。LUTを用いた変換後のデータの取得方法は、まず、再現対象の表面形状である振幅Aおよび周波数特性Fに対応したLUTを選択する。次に再現対象のL値であるL=Ln、a=an、b=bnに対応する凹凸層の表面形状特性(振幅An’、周波数Fn’)と有色インク量(CMYK)を取得する。尚、LUTはこれに限定しない。例えば、凹凸層の表面形状特性の代わりに凹凸層を形成するためのインクの記録量を記述しておいても良い。LUTの作成方法については後述する。
ステップS704において、決定部303は、全ての画素に対して処理を終了したかどうかを判定する。処理を終了した場合はステップS706に進む。未処理の場合はステップS705に進み、nの値を更新しステップS701に戻る。
ステップS706において、決定部303は、振幅An’、周波数Fn’に基づいて、凹凸層を形成するためのUV硬化型インクの記録量データを算出し、有色インク及びUV硬化型インクの記録量データを出力部307へ送信する。UV硬化型インクの記録量データの算出は、まず、形状特性データに対してウェーブレット逆変換により、画素毎の高さ情報を持つ形状データに変換する。そして、高さ情報からUV硬化型インクの記録量データに変換する。UV硬化型インクの記録量データへの変換は図示しないが、高さとインクの記録量とが対応づけられたLUTにより変換をすればよい。尚、形状特性から高さ情報への変換を行わず、形状特性(例えば、振幅と周波数)とUV硬化型インクの記録量とが対応付けられたLUTを用いて、形状特性を直接UV硬化型インクの記録量に変換してもよい。
尚、記録量データを用いた公知のハーフトーン処理及びパス分解により、インクのドット配置を表すドット配置データを生成した後に、当該ドット配置データを出力しても良い。尚、本LUTは凹凸層を形成する材料の種類に応じて持っているものとし、ユーザが凹凸層の材料を切り替える場合は、参照するLUTを切り替えるものとする。
尚、本実施例ではウェーブレット変換を用いて形状特性を変換させたが、周波数分解の手法はこれに限らない。例えば、公知のフーリエ変換を領域ごとに行ってもよいし、ハイパスフィルタやローパスフィルタによって画像データを分離し、その成分を用いても良い。また、形状データに対して、平均高さを基準に凹部と凸部に分解して別々に処理を行っても良い。
また、本実施例では形状特性データとして振幅と周波数とを用いたがこれに限定しない。例えば、単位ピクセル毎の高さの変化率や標準偏差を用いたり、単位ピクセル毎の法線の変化率や標準偏差を用いたりしてもよい。また、JISで規定されている表面粗さ(算術平均粗さ、最大高さ、重点平均粗さ)を用いたりしても良い。
また、本実施例においては、形状データを周波数分解することによって形状特性データを算出したが、上記一例には限定されない。例えば、形状特性データを予め外部記憶部306などに記憶させておき、記憶された形状特性データを取得することによってその後の処理に用いてもよい。
<保持部305に保持するLUTの作成方法>
続いて、保持部305に保持しているLUTの作成方法について説明する。図9は、保持部305に保持しているLUTの作成方法を示すフローチャートである。LUTを作成するにあたり、予め表面形状特性(振幅、周波数)および有色インク量を変えながら形成した複数種類のパッチを含む印字サンプルに対して、色と形状とについて測定を行う。その測定結果に基づき、インク量(CMYK)及び凹凸層の形状特性(振幅、周波数)について、凹凸層と着色層とを組み合わせたときの色(L)及び形状特性(振幅、周波数)の関係性を取得しておく。
まず、ステップS1001において、LUTの入力値(再現目標の値)である表面形状特性At、Ftを設定する。ステップS1002において、LUTの入力値である色特性Lt、at、btを設定する。ステップS1003において、上述の測定を行った結果を元に目標値(At,Ft,Lt,at,bt)となるインク量CMYKと、凹凸層の表面形状A’,F’を算出する。この処理の詳細については後述する。
ステップS1004において、全ての色についてLUTを作成したかを判定する。未計算のLが存在する場合は、ステップS1006で目標値の色特性を変更しステップS1002に戻り、そうでなければステップS1005に進む。次に、ステップS1005において、全ての形状についてLUTを作成したかを判定する。未計算の振幅および周波数が存在する場合は、ステップS1007で、目標値となる表面形状特性を変更しステップS1001に戻る。
<ステップS1003の有色インク量及び凹凸層の表面形状データの算出方法>
ステップS1003を実行するにあたり、予め測定データに基づき、色を評価する関数Colと形状を評価する関数Shを作成しておく。
<色評価関数Col>
色評価関数Colについて説明する。
[L]=Col(C,M,Y,K,A’,F’) (式6)
式6に示す色評価関数Colは、記録量データのCMYK、凹凸層の形状特性データの振幅A’,周波数F’から凹凸層と着色層を組み合わせた場合の色情報(L)を計算する関数である。
以下、関数Colについて説明する。予め既知のCMYKのインク量に対応する測色値(反射率)を表す測色データ(反射率データ)を凹凸層の形状データ(振幅A、周波数F)毎にLUTとして保持しておく。このLUTを用いて、式7に応じて、各インクの反射率データRc、Rm,Ry、Rkを取得する。
Rc=LUT_Col_c(C,A’,F’)
Rm=LUT_Col_m(M,A’,F’)
Ry=LUT_Col_y(Y,A’,F’)
Rk=LUT_Col_k(K,A’,F’) (式7)
さらに、式8の3×4のマトリクス演算によりXYZ値に変換する。マトリクス係数は測定データに基づき最適化によって求める。
Figure 0006882063

さらに、算出したXYZ値からCIEの規定式に基づき、Lに変換する。
尚、色評価関数はこれに限定しない。例えば、マトリクス演算ではなく多項式演算でも構わない。
<形状評価関数Sh>
次に、形状評価関数Shについて説明する。
[A,F]=Sh(C,M,Y,K,A’,F’) (式9)
式9に示す形状評価関数Shは記録量データのCMYK,凹凸層の形状特性データのA’,F’から、凹凸層と着色層とを組み合わせた場合の形状特性(A,F)を算出する関数である。
以下、関数Shについて説明する。まず、予め既知のCMYKのインク量に対応する形状特性のデータを凹凸層の形状データ(振幅A、周波数F)毎にLUTとして保持しておき、式10に応じて、各インクの形状データに変換する。
[Ac,Fc]=LUT_Col_c(C,A’,F’)
[Am,Fm]=LUT_Col_m(M,A’,F’)
[Ay,Fy]=LUT_Col_y(Y,A’,F’)
[Ak,Fk]=LUT_Col_k(K,A’,F’) (式10)
次に、式11を用いて、各インクの形状データを逆フーリエ変換によって高さデータに変換し、加算する。
Depth=IFFT(Ac,Fc)+IFFT(Am,Fm)
+IFFT(Ay,Fy)+IFFT(Ak,Fk) (式11)
ここでDepthは高さを表す。最後に、加算後の高さデータに対してウェーブレット変換を行い、形状特性A,Fを得る。
続いて、図10を用いてステップS1003の動作について説明する。まずステップS1101では、まず目標となる形状特性At,Ftを凹凸層の形状特性の初期値として設定する。次に、ステップS1102では、色評価関数Colの逆変換を行うことで、目標色Lt,at,bt、目標形状At,FtでのCMYK値を決定する。次に、ステップS1103では、形状評価関数Shにより算出した形状特性A、Fの予測値と目標形状の形状特性との差分を算出する。目標形状との差が予め決められた閾値以下であればステップS1104に進み、そうでなければステップS1105に進む。尚、形状特性の差分についての閾値は、凹凸を見分ける最小視力としての副尺視力(約10s)を用いて設定することができる。視距離を300mmとした場合、式12により、14μmが算出される。このため、画素値と当該画素値に応じて実際に記録媒体上に形成される形状の高さとの対応関係を予め保持しておき、14μmに対応する値を閾値とすればよい。本実施例においては、形状特性の差分を算出しているため、高さについての閾値を形状特性の値に上述の方法により変換して用いる。
300mm×tan(10s)=14μm (式12)
また、通常の視力1.0(60s)を使用してもよい。この場合は、視距離300mmとした場合、式13により、0.1mmが算出されるため、0.1mmに対応する値を閾値とする。
300mm×tan(60s)=0.1mm (式13)
このほかには、例えば、UV硬化型インクの吐出能力に基づいて設定することもできる。例えば、プリンタの最小吐出分解能が1mmの場合、1mmに対応する値を閾値とすればよい。
次に、ステップ1104では、色評価関数Colで算出したL値の予測値と目標色との差分(色差ΔE)を算出する。色差ΔEが予め決められた閾値以下であれば終了であり、そうでなければステップS1105に進む。尚、色差ΔEについての閾値は日本色彩学会が定める許容色差に基づいて設定する。例えば、隣接比較で色差が感じられるレベルにする場合は、閾値ΔEを0.8〜1.6に設定する。また、離間比較でほとんど気づかないレベルにするには、閾値ΔEを1.6〜3.2に設定する。さらに、印象レベルで同じ色として扱えるレベルにするには、閾値ΔEを3.2〜6.5に設定する。尚、ΔEはL色空間における2点間の距離である。尚、閾値の設定方法は上記一例に限定されず、公知の許容できる色差等を用いて設定してもよいし、1や2などの低い値に設定してもよい。
次に、ステップS1105では、全てのCMYKおよびA,Fの組み合わせで計算を行ったかどうかを判定する。すでに全組み合わせで計算を行った場合は、解が存在しないため、LUTの値は空(または0)の値とし、処理を終了する。他に計算の組み合わせが存在する場合は、ステップS1106で、CMYK,A,Fの値を変更し、ステップS1103に戻る。
以上、本実施例によれば、再現目標となる形状と色とに対応する、プリンタの出力に対応する情報を保持しておくことによって、色の再現と凹凸の再現とを両立することができる。
尚、本実施例では形状評価関数Shにより算出した形状特性A、Fの予測値と目標形状との差分と、色評価関数Colで算出したL値の予測値と目標色との差分と、が所定の閾値以下となるようにLUTを作成したが、これに限定されない。例えば、上述した形状特性の差分と色の差分とが最少となるように最適化を行うことによって、凹凸層の形状特性と有色インクの記録量を決定してもよい。具体的には、形状特性の差分と色の差分との(加重)平均の値が最少となる凹凸層の形状特性と有色インクの記録量とをLUTに格納するようにする。
尚、本実施例では色と形状の2つの評価関数を用いてLUTのデータを作成したが、これに限定しない。たとえば、再現したい色および形状特性(A,F)に近いデータを複数の測定データから探索し、複数の測定データの各CMYKおよび形状特性を補間処理によって算出することも可能である。
尚、LUTが格納する値は測定データに応じて偏りが生じる場合があるため、補間処理を用いて、格納する値を等間隔にしてもよい。
尚、本実施例では色画像及び形状画像は同一の解像度であるものとして説明を行った。しかしながら、解像度は必ずしも同一である必要はない。その場合、色画像または形状画像に対して公知の解像度変換手法を用いて解像度変換を行い、解像度を合わせる処理を行えばよい。
尚、本実施例では、形状データを基準面における高さの2次元分布をとして扱った。しかしながら、高さの2次元分布に相当するデータであればこれに限らない。例えば、法線ベクトルの2次元分布であってもよい。この場合、積分を行うことにより法線ベクトルを高さデータへ変換すればよい。
尚、本実施例では説明のため振幅のレベルを2として説明を行ったが、振幅のレベルはこれに限定されない。振幅レベルが3以上である場合、ステップS506での閾値判定を振幅のレベルに対応した閾値を設けてその閾値の数だけ行うことになる。
尚、本実施例では周波数分解の手法としてウェーブレット変換を用いることとして説明をしたが、周波数分解の手法はこれに限らない。例えば、公知のフーリエ変換を領域ごとに行ってもよい。
尚、本実施例のステップS703においては、再現対象の色情報L値と振幅An、周波数Fnに基づき、凹凸層の表面形状(振幅An’及び周波数Fn’)と着色層を形成するためのCMYKインク量の値をLUTを用いて算出した。しかし、上記一例には限定されない。例えば、保持部305は、LUTではなく、上述した色評価関数Col及び形状評価関数Shのデータを保持し、LUTの代わりに用いてもよい。また、LUTの代わりにパッチの測定データを用いてもよい。この場合上述したように、再現したい色および形状特性(A,F)に近いデータを複数の測定データから探索し、複数の測定データの各CMYKおよび形状特性を補間処理によって算出する。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
301 色データ取得部
302 形状データ取得部
303 決定部
304 算出部
305 保持部

Claims (19)

  1. 記録媒体上に対象物の形状を形成するための第1記録材の第1記録量と、前記記録媒体上に形成された前記形状の上に前記対象物の色を記録するための第2記録材の第2記録量と、を決定するための画像処理装置であって、
    前記対象物の位置ごとの前記色を表す色データを取得する第1取得手段と、
    前記対象物の位置ごとの前記形状の特性を表す形状特性データを取得する第2取得手段と、
    前記記録媒体上に記録された前記第1記録材の上に前記第2記録材を記録することによって形成された複数種類のパッチの色と形状特性とを測定することによって得られた測定結果、又は、前記測定結果に基づいて算出された関数、又は、前記関数に基づいて作成されたテーブルと、前記色データと、前記形状特性データと、に基づいて、前記第1記録量と前記第2記録量とを決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記対象物の位置ごとの前記形状を表す形状データを取得する第3取得手段をさらに有し、
    前記第2取得手段は、前記形状データを解析することによって得られた前記特性を前記形状特性データとして取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2取得手段は、前記形状データに対して周波数分解を行うことによって得られた周波数と振幅とを前記形状特性データとして取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第3取得手段は、前記対象物の位置ごとの基準面からの高さを表す前記形状データを取得し、
    前記第2取得手段は、前記形状データに基づいて算出された前記高さの変化率又は前記高さの標準偏差を前記形状特性データとして取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記第3取得手段は、前記対象物の位置ごとの法線を表す前記形状データを取得し、
    前記第2取得手段は、前記形状データに基づいて算出された前記法線の変化率又は前記法線の標準偏差を前記形状特性データとして取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2取得手段は、前記対象物の位置ごとの表面粗さを表す前記形状特性データを取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記決定手段は、前記色データと前記形状特性データとに基づいて、前記第1記録量に基づいて前記第1記録材によって前記記録媒体上に形成される前記形状の特性と前記形状特性データが表す前記特性との差分と、前記第2記録量に基づいて前記第2記録材によって前記形状の上に記録される色と前記色データが表す色の差分と、が所定の閾値以下となるように、前記第1記録量と前記第2記録量とを決定することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記決定手段は、
    前記色データが表す前記色及び前記形状特性データが表す前記特性と、前記第2記録量及び前記第1記録材によって前記記録媒体上に形成された前記形状の特性と、が対応づけられた前記テーブルを用いて、前記第2記録量及び前記第1記録材によって前記記録媒体上に形成された前記形状の特性を取得し、
    取得した前記第2記録量及び前記第1記録材によって前記記録媒体上に形成された前記形状の特性に基づいて、前記第1記録量と前記第2記録量とを決定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記決定手段は、前記色データが表す前記色及び前記形状特性データが表す前記特性と、前記第1記録量及び前記第2記録量と、が対応づけられた前記テーブルを用いて、前記第1記録量と前記第2記録量とを決定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 前記関数に基づいて、前記テーブルを作成する作成手段を有し、
    前記決定手段は、前記作成手段によって作成された前記テーブルと前記色データと前記形状特性データとに基づいて、前記第1記録量と前記第2記録量とを決定することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記決定手段は、
    前記色データが表す前記色及び前記形状特性データが表す前記特性から、前記第2記録量及び前記第1記録材によって前記記録媒体上に形成された前記形状の特性を算出するための関数を用いて、前記第2記録量及び前記第1記録材によって前記記録媒体上に形成された前記形状の特性を算出し、
    算出した前記第2記録量及び前記第1記録材によって前記記録媒体上に形成された前記形状の特性に基づいて、前記第1記録量と前記第2記録量とを決定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  12. 前記測定結果に基づいて、関数を算出する算出手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記算出手段によって算出された前記関数と前記色データと前記形状特性データとに基づいて、前記第1記録量と前記第2記録量とを決定することを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記決定手段は、
    前記複数種類のパッチを測定することによって得られた測色値と前記記録媒体上の表面形状特性の測定結果とから、前記色データが表す前記色と前記形状特性データが表す前記特性との探索を行い、
    前記探索の結果に基づいて、前記第1記録量と前記第2記録量とを決定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  14. 前記第1記録量と前記第2記録量とに基づいて、前記形状を前記第1記録材を用いて前記記録媒体上に形成し、前記記録媒体上に形成された前記形状の上に、前記第2記録材を記録する出力手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  15. 前記第1記録量に基づいて、前記記録媒体上における前記第1記録材のドット配置に対応する第1ドット配置データを生成し、前記第2記録量に基づいて、前記記録媒体上における前記第2記録材のドット配置に対応する第2ドット配置データを生成する生成手段と、
    前記第1ドット配置データと前記第2ドット配置データとに基づいて、前記形状を前記第1記録材を用いて前記記録媒体上に形成し、前記記録媒体上に形成された前記形状の上に、前記第2記録材を記録する出力手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  16. 前記第1記録材は、光又は熱によって硬化する記録材又は、木材又は、金属であって、
    前記第2記録材は、有色記録材であることを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  17. 前記第1記録材は、紫外線を照射されることによって硬化するインクであって、
    前記第2記録材は、有色インクであることを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置。
  18. コンピュータを、請求項1乃至請求項17のいずれか一項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  19. 記録媒体上に対象物の形状を形成するための第1記録材の第1記録量と、前記記録媒体上に形成された前記形状の上に前記対象物の色を記録するための第2記録材の第2記録量と、を決定するための画像処理方法であって、
    前記対象物の位置ごとの前記色を表す色データを取得する第1取得ステップと、
    前記対象物の位置ごとの前記形状の特性を表す形状特性データを取得する第2取得ステップと、
    前記記録媒体上に記録された前記第1記録材の上に前記第2記録材を記録することによって形成された複数種類のパッチの色と形状特性とを測定することによって得られた測定結果、又は、前記測定結果に基づいて算出された関数、又は、前記関数に基づいて作成されたテーブルと、前記色データと、前記形状特性データと、に基づいて、前記第1記録量と前記第2記録量とを決定する決定ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
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