JP6880872B2 - 画像形成装置および像保持体 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置および像保持体に関する。
従来より、劣化したトナーが現像器内に滞留するのを抑制するために、像保持体上にトナーを強制的に吐き出すことが提案されている。
例えば、特許文献1には、予測トナー消費量が標準値よりも少ない画像の形成動作の累積回数がカウンタ基準を超えたときに、現像装置内の所定量のトナーを感光体上に強制的に消費させることが提案されている。
また、特許文献2には、画像形成装置の各作像ステーションの像担持体にそれぞれ作像するとき、各像担持体の非画像領域にトナー強制消費パターンを形成してトナーを強制的に消費するように制御するにあたり、作像順が早い作像ステーションY、M、C、Kの順に、強制的に消費するトナー量が、例えば5%、4%、3%、2%と多くなるように制御することが提案されている。
さらに、特許文献3には、トナー像の濃度に基づき形成された内部パターン画像により現像器内のトナーを吐き出すように構成することが提案されている。
特開2006−301537号公報 特開2009−042493号公報 特開平09−062083号公報
像保持体上の非画像領域にトナーを吐き出す際に、画像領域に形成される画像の単位面積当たりの最大トナー量以下の単位面積当たりのトナー量のトナーを吐き出す場合と比較して、トナーの現像器での滞留を低減することを目的とする。
請求項1は、回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、該像保持体を露光して該像保持体上に静電潜像を形成する露光器とを備え、
前記像保持体が、該露光器による同一条件の露光で、前記非画像領域が、前記画像領域と比べ、電位が大きく変化する材料からなることを特徴とする画像形成装置である。
請求項は、回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、トナーとキャリアとを有する現像剤を収容し、該現像剤を現像ロールに載せて前記像保持体に対面する現像領域に運び、該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、
前記現像器が、前記現像ロールに載って前記現像領域に運ばれる現像剤の層厚を規制する層厚規制部材を備え、該層厚規制部材が、画像領域と比べ非画像領域における現像剤の層厚が厚くなるように該現像ロールとの間の隙間を広げた形状を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項は、回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、トナーとキャリアとを有する現像剤を収容し、該現像剤を現像ロールに載せて前記像保持体に対面する現像領域に運び、該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、
前記現像器が、前記現像ロールに載って前記現像領域に運ばれる現像剤の層厚を規制する層厚規制部材を備え、該層厚規制部材が、画像領域と比べたときの非画像領域について、該現像ロールによって運ばれてきた現像剤が該層厚規制部材に押し当てられる圧力を増大させる形状を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項は、回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、トナーとキャリアとを有する現像剤を収容し、該現像剤を現像ロールに載せて前記像保持体に対面する現像領域に運び、該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、
前記現像ロールが、現像剤を載せる円筒形状のスリーブと、該スリーブ内に配置されて現像剤を該スリーブに引き寄せる磁石とを備え、該磁石が、画像領域と比べたときの非画像領域について前記現像領域に向かう現像剤を強く引き寄せる磁石であることを特徴とする画像形成装置である。
請求項は、回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、トナーとキャリアとを有する現像剤を収容し、該現像剤を現像ロールに載せて前記像保持体に対面する現像領域に運び、該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、
前記現像ロール非画像領域の電気抵抗が画像領域と比べ低いことを特徴とする画像形成装置である。
請求項は、回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、トナーとキャリアとを有する現像剤を収容し、該現像剤を現像ロールに載せて前記像保持体に対面する現像領域に運び、該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、
前記現像ロール非画像領域の表面粗さが画像領域と比べ粗いことを特徴とする画像形成装置である。
請求項は、回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、トナーとキャリアとを有する現像剤を収容し、該現像剤を現像ロールに載せて前記像保持体に対面する現像領域に運び、該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、
前記現像ロール非画像領域の外径が画像領域と比べ太径であることを特徴とする画像形成装置である。
請求項は、前記現像ロールの非画像領域が、画像領域と比べ高い表面硬度を有することを特徴とする請求項からのうちのいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項は、前記像保持体に保持されたトナー像を被転写体上に転写して該被転写体上に定着することにより、被転写体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成部をさらに備えたことを特徴とする請求項1からのうちのいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項10は、同一条件の露光において、非画像領域が、画像領域と比べ、電位が大きく変化する材料からなり、回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持することを特徴とする像保持体である。
ここで、画像領域とは、ユーザ向けの画像形成に使用される領域をいい、非画像領域とは、画像領域を除いた領域をいう。画像領域および非画像領域は、予め固定的に定められていてもよく、あるいは、適応的に、ユーザ向けの画像作成に今回使用する領域を画像領域とし、その残りの領域を被画像領域としてもよい。
請求項1からの画像形成装置、および請求項10の像保持体によれば、画像領域に形成される画像の単位面積当たりの最大トナー量以下の単位面積当たりのトナー量のトナーを吐き出す場合と比較して、トナーの現像器での滞留を低減することができる。
また、請求項の画像形成装置によれば、画像領域と非画像領域とで同じ表面硬度を有する場合に比べ、現像ロールの摩耗が抑制される。
本発明の一実施形態としての画像形成装置の模式図である。 現像器の縦断面図である。 現像器の横断面図である。 像保持体の模式図(A)と、露光器により露光された後の像保持体の、回転軸方向(主走査方向)の電位分布を示した図(B)である。 図4と同様、像保持体の模式図(A)と、露光器により露光された後の像保持体の、回転軸方向(主走査方向)の電位分布を示した図(B)である。 現像器を構成する現像ロールと層厚規制部材の模式図である。 現像器を構成する層厚規制部材の模式図である。 現像器を構成する現像ロールの模式図である。 現像器を構成する現像スリーブの模式図である。 現像器を構成する現像スリーブの縦断面図(A)、図10(A)に示す領域D1の部分の拡大図(B)、および図10(A)に示す領域D2の部分の拡大図(C)である。 現像器を構成する現像スリーブと層厚規制部材の模式図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての画像形成装置の模式図である。この図1に示す画
像形成装置100は、本発明の像保持体の実施形態を内包している。

この画像形成装置100は、給紙部110と、画像形成部120と、巻取部130とを有する。
給紙部110には、ロール状に巻回された長尺のロール紙P1が装着されている。この給紙部110に装着されているロール紙P1は、不図示の駆動源によるロール軸111の矢印Aの向きへの回転と送出ロール112の回転により、画像形成部120に向けて矢印X1の向きに連続紙Pとして送り出される。
画像形成部120では、矢印X1の向きに送り込まれてきた連続紙Pを搬送部材121により矢印X2の向きに搬送し、その間に、その連続紙P上に画像を形成する。
この画像が形成された連続紙Pは、矢印X3の向きに巻取部130に送り込まれ、速度差吸収のためのバッファ132を経由して、不図示の駆動源により矢印Bの向きに回転駆動されるロール軸131の周りにロール紙P2として巻き取られる。
画像形成部120には、それぞれが矢印Yの向きに回転する4つの像保持体11Y,11M,11C,11Kが備えられている。ここで、Y,M,C,Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色を意味している。それら4つの像保持体11Y,11M,11C,11K上には、以下に説明するトナー像形成プロセスを経て各色のトナーによる各トナー像が形成される。以下では、各色に共通な説明においては、色の区別を表わすY,M,C,Kの符号は省略する。
各像保持体11の周りには、各帯電器12および各現像器13が備えられている。各帯電器12は各像保持体11を帯電する。各現像器13には、各色のトナーとキャリアとを含む現像剤が収容されている。各現像器13は、各像保持体11上に形成された静電潜像を、収容している現像剤中のトナーで現像する。各現像器13内のトナーは、現像等により消費される。これを補うために、この画像形成部120には、各色のトナーを収容したトナータンク15が備えられている。そして、各現像器13内のトナーが予め定められた濃度(キャリアに対するトナーの比率)を保つように、各現像器13内のトナーの消費に応じた量のトナーが対応するトナータンク15から補給される。これらの各現像器13は、本発明の現像装置の一例に相当する。
さらに、それら4つの像保持体11Y,11M,11C,11Kの上部には、露光器14が備えられている。この露光器14は、各色に応じた画像データで変調された各露光ビーム141で各像保持体11を図1の紙面に垂直な主走査方向に繰り返し走査することで各像保持体11上に静電潜像を形成する。この露光器14は、本発明の露光装置の一例に相当する。
各像保持体11上には、各帯電器12による帯電、露光器14からの各露光ビーム141の走査による静電潜像の形成、および各現像器13による現像の各過程を経て各色のトナー像が形成され、各像保持体11は、形成された各色のトナー像を一時的に保持する。各像保持体11は、本発明の像保持体の一例に相当する。
また、この画像形成部120には、中間転写ベルト21が備えられている。この中間転写ベルト21は、複数のロール22に支持されて、4つの像保持体11に沿う経路を通って矢印Zの向きに循環移動する無端のベルトである。
各像保持体11との間に中間転写ベルト21を挟んだ各位置に、各1次転写ロール23が備えられている。そして、各像保持体11上に一時的に保持された各トナー像は、各1次転写ロール23の作用により、中間転写ベルト21上に転写される。中間転写ベルト21上に転写されたトナー像は、その中間転写ベルト21によって矢印Zの向きに運ばれ、2次転写ロール24の作用により連続紙P上に転写される。
連続紙P上に転写されたトナー像は、連続紙Pに運ばれて矢印X2の向きに進み、定着器30により加熱および加圧を受け、そのトナー像が連続紙P上に定着される。これにより、連続紙P上には、定着トナー像からなる画像が形成される。この画像が形成された連続紙Pは、前述の通り、巻取部130に送り込まれて巻き取られ、ロール紙P2となる。
この画像形成装置100にはさらに、制御部41と操作部42が備えられている。制御部41は、この画像形成装置100における上述の画像形成プロセスを実現するための制御全般を担っている。また、この制御部41は、外部装置から送信されてきた画像データを含む印刷指示を受信して一時的に蓄え、その画像データに基づいて露光器14を制御し、露光器14に、その画像データに応じた露光ビーム141を生成させる。
また、操作部42は、ユーザによる操作を受け付けて、そのユーザ操作を制御部41に伝える役割を担っている。制御部41は、操作部42から伝えられてきたユーザ操作に応じた動作が実行されるように、この画像形成装置100を制御する。
図2および図3は、現像器の、それぞれ縦断面図および横断面図である。これら図2、図3には、像保持体11も示されている。
図1に示す4台の現像器13Y,13M,13C,13Kは、いずれも同じ構造を有する。そこで、図2以降の各図では、色の区別を表わすY,M,C,Kの符号を省略して、現像器を符号‘13’で表わす。現像器13の構成要素および各色に対応して備えられている他の部材についての符号も同様である。
現像器13の筐体31内には、トナーとキャリアを含む現像剤(不図示)が収容される2つの現像剤収容室311,312が形成されている。これら2つの現像剤収容室311,312は、図1,図2の紙面に垂直な方向に延びた形状を有し、各現像剤収容室311,312内には、各オーガ32,33が配置されている。一方のオーガ32は、図2に示す矢印Nの向きに回転して現像剤収容室311内の現像剤を撹拌しながら矢印Eの向きに搬送し、もう一方のオーガ33は、同じく矢印Nの向き回転することで現像剤収容室312内の現像剤を撹拌しながら矢印Dの向きに搬送する。現像剤収容室311,312の両端部には、互いの現像剤収容室311,312どうしを繋ぐ通路313,314が設けられている。このため、現像剤収容室311内を矢印Eの向きに搬送されていった現像剤は通路313を通って現像剤収容室312内に入り、今度は矢印Dの向きに搬送される。また、現像剤収容室312内を矢印Dの向きに搬送されてきた現像剤は、もう一方の端部の通路314を通って現像剤収容室311内に入り、その現像剤収容室311内を今度は矢印Eの向きに搬送される。このようにして、この現像器13内の現像剤は、撹拌されながら現像器13の長手方向に往復移動する。また、一方の現像剤収容室312には現像ロール34が備えられている。この現像ロール34は、その円周方向についての一部分が筐体31から露出し、その露出した部分が像保持体11に対面するように配置されている。この現像ロール34は、矢印Jの向きに回転する現像スリーブ341と、その現像スリーブ341の内側に固定配置された磁石342とを有する。現像剤中のキャリアは磁性を有し、磁石342は、その磁力で、キャリアを含む現像剤を引き寄せて現像スリーブ341の表面に載せる。そして、現像スリーブ341は、矢印Jの向きへの回転により、その表面に載っている現像剤を像保持体11に対面した現像位置Hに搬送する。筐体31内の、現像スリーブ341の回転方向に関し現像位置Hよりも上流側の位置には、現像スリーブ341との間に予め定められた間隔を空けた層規制部材35が備えられている。現像スリーブ341の表面に引き寄せられた現像剤は、現像スリーブ341の表面に載って矢印Jの向きに進み、層厚規制部材35によりその層厚が整えられた後、像保持体11に対面した現像位置Hに搬送される。前述の通り、像保持体上11には、静電潜像が形成され、その静電潜像が、現像位置Hに搬送されてきた現像剤中のトナーで現像される。現像によりトナーが消費された後の現像剤は、現像スリーブ341の回転に伴って、再び、現像剤収容室312内に戻される。
この現像器13にはさらに、筐体31内の2つの現像剤収容室311,312どうしを繋ぐ両端の通路313、314のうちの一方の通路313内を覗くように配置された濃度センサ36が備えられている。この濃度センサ36は、現像剤の透磁率を測定することによってトナー濃度(キャリアに対するトナーの比率)を測定するセンサである。また、この現像器13は、一方の現像剤収容室311に繋がるトナー補給室315を有し、そこには、トナー補給口316が開口している。現像剤収容室311内のオーガ32は、そのトナー補給室315内にまで延びている。
現像器13内の現像剤を構成しているトナーは、像保持体11上の静電潜像の現像や後述するトナーの吐出し等により消費される。そこで、濃度センサ36でトナー濃度が測定され、その測定結果に基づいて、そのトナー濃度が予め定められているトナー濃度を維持するように、トナータンク15(図1参照)内のトナーが、トナー補給口316から補給される。トナー補給口316から補給されたトナーは、オーガ32の回転により矢印Eの向きに搬送されて現像剤収容室311に入る。そして、この補給トナーは、通路314を通って現像剤収容室311に入り込んできた現像剤と合流し、撹拌されながら矢印Eの向きにさらに搬送される。
2本のオーガ32,33および現像スリーブ341は、各カップリング32a,33a,341aを介してギア列37に連結されている。このギア列37には、画像形成装置100の本体側に備えられている不図示のモータからの回転駆動力が伝達され、各々が回転し、上述した現像剤の撹拌、搬送や現像処理が実行される。
ここで、現像器13内の現像剤中のトナーは、現像器13内を撹拌、搬送されている間に劣化する。この現像器13内のトナーは、上記の通り、静電潜像の現像で消費されてその消費相当分が補給されることにより徐々に入れ替わる。しかしながら、画像の濃度が薄く、あるいは、その色のトナーを僅かな一部分にしか使わない画像などの場合、現像器13内にトナーが滞留したままとなり、トナーの劣化が許容レベルを越えて進み、そのまま現像に使用すると画質の低下が生じるおそれがある。このような状況になると、現像器13から劣化トナーを強制的に吐き出しその分のトナーを補給して、現像器13内のトナーの劣化を回復する必要がある。
現像器13内のトナーを吐き出すにあたっては、現像器13内のトナーが、像保持体11上の、用紙等の記録媒体への画像の形成に差し支えない領域(像担持体上の記録媒体への画像の形成に差し支えない領域を「非画像領域」とも称する。さらに、像保持体の非画像領域に対応する、像保持体以外の各部材の領域もまた、「非画像領域」と称する)に吐き出される。(なお、像担持体上の「非画像領域」以外の領域を「画像領域」と称する。さらに、像担持体の画像領域に対応する、像保持体以外の各部材の領域もまた、「画像領域」と称する。)
ここで、カット紙を使用する画像形成装置の場合は、1枚の用紙が通過した後、かつ次の1枚の用紙が到来する前の、用紙と用紙との間の用紙が不存在の時間的な非画像領域を狙ってトナーを吐き出すことができるが、本実施形態では、図1に示すように連続紙Pが使用されているため、用紙が常に存在し、時間的な非画像領域は存在しない。そこで、本実施形態の場合、図3に示す、連続紙Pへの画像形成に使用される画像領域A1から空間的に外れた、すなわち回転軸方向について画像領域A1から外れた、その画像領域A1の両側の非画像領域A2へのトナーの吐出しが行われる。通常、非画像領域A2の面積は狭く、本実施形態では、その狭い非画像領域A2を有効に利用する工夫が採用されている。すなわち、本実施形態は、その非画像領域A2に、画像領域A1内に画像を形成するための単位面積当たりの最大トナー量を越えた単位面積当たりのトナー量のトナーを吐き出させる吐出手段を有する。以下、この吐出手段について例示する。本実施形態では、吐出手段として、以下に説明する様々な例示のうちの1つあるいは複数の組合せが採用される。
(吐出手段の第1例)
図4は、像保持体の模式図(A)と、露光器により露光された後の像保持体の、回転軸方向(主走査方向)の電位分布を示した図(B)である。
ここで説明する吐出手段の第1例は、像保持体11の構造により実現する吐出手段である。この第1例における像保持体11は、露光器14による同一条件の露光で、非画像領域A2が、画像領域A1と比べ、電位が大きく変化する材料で構成されている。そして、この第1例において、非画像領域A2にトナーを吐き出すにあたっては、非画像領域A2を、画像領域A1における網点面積率100%に対応する、すなわち画像領域A1に描かれることのある画像の最大濃度に対応する光量で露光する。これにより、非画像領域A2については、画像領域A1における網点面積率100%の領域(以下、「網点面積率100%の領域」を省略して、単に画像領域A1と称することがある)の現像バイアスVdeveを越える現像バイアスVdeveHを実現し、単位面積当たり、画像領域A1のトナー量を越える量のトナーが吐き出されることとなる。
具体的な一例を挙げて説明する。ここでは、一例として、帯電電位(VH)をVH=−800V、画像領域A1の電位(VL)をVL=−300V、現像バイアス電位(VB)をVB=−700Vとする。この場合、画像領域A1の現像コントラスト電位(Vdeve)は、Vdeve=400Vである。トナーによる現像は、トナーが現像ロール34から像保持体11に移って現像ロール34と像保持体11との間のコントラスト電位が減少することで終了する。したがって、非画像領域A2の現像バイアス電位(VdeveH)を画像領域A1の現像バイアス電位(Vdeve)よりも大きくする(VdeveH>Vdeve)ことによって、非画像領域A2におけるトナー吐出量が増大する。ここで、帯電器12による像保持体の軸方向の帯電電位バラつきが通常±10%程度存在することを考慮し、Vdeve=400Vの場合、例えばVdeveH=450V以上とすることが望ましい。
(吐出手段の第2例)
図5は、図4と同様、像保持体の模式図(A)と、露光器により露光された後の像保持体の、回転軸方向(主走査方向)の電位分布を示した図(B)である。
ここで説明する吐出手段の第2例は、上述の第1例とは異なり、像保持体11自体の露光に対する感度(電位変化)は、画像領域A1と非画像領域A2とで同一である。この第2例では、像保持体11は、露光器14により、画像領域A1に照射する単位面積当たりの最大光量の露光ビーム141aを越える単位面積当たりの光量の露光ビーム141bが非画像領域A2に照射される。これにより、第1例と同様、非画像領域A2について画像領域A1の現像バイアス電位(Vdeve)よりも大きな現像バイアス電位(VdeveH)を実現している。非画像領域A2について画像領域A1の現像バイアス電位(Vdeve)よりも大きな現像バイアス電位(VdeveH)を実現したことの効果については、第1例の場合と同じである。
ここで、図1に示す画像形成装置100において、用紙幅の異なる連続紙Pが使用されることがある。その場合、この図5に示すように、用紙幅に応じて、画像領域A1と非画像領域A2の境界が変化する。そこで、画像領域A1と非画像領域A2の境界が変化する場合には、露光器14が、画像領域A1に照射する最大光量の露光ビーム141aを越える光量の露光ビーム141bを、画像領域A1の変更に伴い変更される非画像領域A2に照射する構成としてもよい。その場合、変化する非画像領域A2に応じてトナーが適応的に吐き出される。
なお、第1例と第2例を組み合せ、像保持体11を、露光器14による同一条件の露光で、非画像領域A2が、画像領域A1と比べ、電位が大きく変化する材料で構成し、さらに、像保持体11を、画像領域A1に照射する単位面積当たりの最大光量の露光ビーム141aを越える単位面積当たりの光量の露光ビーム141bで非画像領域A2を照射する構成としてもよい。ただし、画像領域A1と非画像領域A2の境界が変化する場合には、最大幅の画像領域A1から外れた非画像領域A2についてのみ、第1例と第2例を組み合せることができる。
(吐出手段の第3例)
図6は、現像器を構成する現像ロールと層厚規制部材の模式図である。
この第3例における層厚規制部材35は、画像領域A1と比べ非画像領域A2における現像剤の層厚が厚くなるように、非画像領域A2について現像ロール34との間の隙間を広げた形状を有する。
現像ロール34上の単位面積当たりの現像剤の重量をMOSとし、現像領域H(図2参照)における像保持体11と現像ロール14との間の距離をDRSとしたとき、
PD=MOS/DRS ・・・(1)
で定義されるPDを上げると、単位面積あたりの現像量、すなわち、単位面積あたりのトナーの吐出量が上がる。
そこで、この第3例では、非画像領域A2について画像領域A1と比べ現像ロール34上の単位面積当たりの現像剤の重量MOSを上げることによってPDを上げ、単位面積あたりのトナーの吐出量を上げている。
具体例を挙げて説明する。
現像ロール34の画像領域A1上に層形成された現像剤の単位面積当たりの重量(MOS)をMOS=350g/平方メートル、像保持体11と現像ロール14との間の距離(DRS)をDRS=300μmとする。このとき、PD=MOS/DRS=350/300=1.17である。ここでは、非画像領域A2について層規制部材15と現像ロール34との間隔を広げることにより、画像領域A1と比べ非画像領域A2について現像剤の単位面積当たりの重量(MOS)を大きくし、これにより、画像領域A1と比べたときの非画像領域A2の単位面積当たりの現像量を上げている。ここで、通常、MOSの軸方向均一性は、現像スリーブ341の振れ、現像ロール34と層規制部材35との間隔の軸方向均一性、現像スリーブ341の内側に固定配置されている磁石342の磁力の軸方向均一性、層規制部材35自体の軸方向均一性に公差が存在するため、MOSは±20g/平方メートル程度の公差がある。これを考慮し、非画像領域A2でのMOS増加量を30g/平方メートル以上確保すれば非画像領域A2での単位面積当たりの現像量が増加する。一方、PDが大き過ぎると、現像剤が現像ロール14と像保持体11との間を通過できなくなり(ジャミングといわれる)、現像剤が像保持体11上に溢れてしまうおそれがある。このため、PD≦2.0に設定する必要があり、MOSの増分には上限がある。また、MOSを増やす場合は、現像領域H(現像ロール34と像保持体11の最近接部分)で、現像剤が押しつぶされるため、現像剤が軸方向に広がる傾向がある。すなわち非画像領域A2のMOSを大きくすれば、その部分の現像剤が押しつぶされて画像領域A1にまで侵入しその浸入した領域の現像量が増加することで画像領域の濃度不均一性が発生する懸念がある。このため、図6に示したように、MOSを増やす領域は画像領域A1から所定の距離(例えば1mm)以上離れた領域までとする必要となる。
(吐出手段の第4例)
図7は、現像器を構成する層厚規制部材の模式図である。ここで、図7(A)は断面図、図7(B)は斜視図である。図7(A)には現像ロール34も示されている。
この第4例における層厚規制部材35は、画像領域A1と比べたときの非画像領域A2について、現像ロール34によって運ばれてきた現像剤が層厚規制部材35に押し当てられる圧力を増大させる形状を有する。この図7には、その一例として、両側の非画像領域A2について、現像ロール34の回転方向についての上流側に、図示のようなブロック351が固定された層厚規制部材35が示されている。ただし、この層厚規制部材35と現像ロール34との間の隙間の寸法は、画像領域A1も非画像領域A2も同一である。
現像ロール34により搬送されてきた現像剤がブロック351に当たると、その部分について現像剤が層規制部材35を押す圧力が高まり、層規制部材35と現像ロール34との間の隙間を通り抜ける現像剤量が増す。この第4例では、これにより、非画像領域A2について画像領域A1と比べ現像ロール34上の単位面積当たりの現像剤の重量MOSを上げている。MOSを上げたことによる効果は、上述の第3例と同じである。また、図6に示したように、MOSを増やす領域を画像領域A1から所定の距離(例えば1mm)以上離れた領域までとする必要がある点についても、上述の第3例と同じである。
(吐出手段の第5例)
図8は、現像器を構成する現像ロールの模式図である。
ここには、現像ロール34を構成する現像スリーブ341と、その内側に固定された磁石342とが示されている。ここで、この磁石342は、単位面積あたり、画像領域A1の磁力よりも非画像領域A2の磁力の方が強い磁石である。すなわち、この磁石342は、画像領域A1と比べたときの非画像領域A2について現像領域H(図2参照)に向かう現像剤を強く引き寄せる磁石である。この第5例では、これにより、非画像領域A2について画像領域A1と比べ現像ロール34上の単位面積当たりの現像剤の重量MOSを上げている。MOSを上げたことによる効果は、上述の第3例および第4例と同じである。また、図6に示したように、MOSを増やす領域を画像領域A1から所定の距離(例えば1mm)以上離れた領域までとする必要がある点についても、上述の第3例および第4例と同じである。
(吐出手段の第6例)
図9は、現像器を構成する現像スリーブの模式図である。
この現像スリーブ341は、非画像領域A2の単位面積当たりの電気抵抗が画像領域A1と比べ低い構造となっている。この電気抵抗の調整は、表面処理や表面塗装による抵抗値の異なる被膜の形成等により実現される。
現像スリーブ341に被膜を形成するにあたり、画像領域A1については、画質を重視する観点からある程度厚みのある被膜とする必要があり、その結果、抵抗値の上昇が生じることがある。これに比べ、非画像領域A2は、ムラが発生する程度の薄さの被膜であっても画像形成には使用されないため画質への影響はない。そこで、この第6例では、非画像領域A2については、ムラの発生を厭わずに抵抗値を下げる。画像領域A1と非画像領域A2の現像バイアス電位Vdeve(図4参照)自体は同一であるが、非画像領域A2の抵抗値を下げると、その抵抗値が下がった分、現像スリーブ341と像保持体11との間のバイアス電位が上昇し、像保持体11と現像スリーブ14との間の距離DRSを狭めた場合と同様、画像領域A1と比べ非画像領域A2の単位面積あたりの現像量が増加する。
とくに、金属を基体とする現像スリーブ341に半導電性の表面処理(表面塗装等)を実施する場合や、現像スリーブ341の基体の材質として半導電性の樹脂を用いる場合は、この第6例が有効である。すなわち、現像スリーブ341に抵抗層が存在すると、現像バイアスが像保持体11と現像スリーブ341との間の現像電界と抵抗層とに分配されてしまうため、現像電界が弱まって現像量が小さくなる。現像スリーブ341の抵抗を下げれば現像電界が強まって現像量が増加する。例えば、画像領域A1の体積方向抵抗を10の13乗Ωとすると、非画像領域A2の抵抗を2桁以上低下させれば非画像領域A2の単位面積当たりの現像量を増加させることが可能となる。抵抗の低下は2桁以上であることが望ましく、抵抗値の下限は、例えば現像バイアスによる像保持体へのリークが発生しない範囲であれば問題ない。
(吐出手段の第7例)
図10は、現像器を構成する現像スリーブの縦断面図(A)、図10(A)に示す領域D1の部分の拡大図(B)、および図10(A)に示す領域D2の部分の拡大図(C)である。
この図10に示す第7例の場合の現像スリーブ341は、画像領域A1の表面粗さよりも非画像領域A2の表面粗さの方が粗い。これは、画像領域A1と非画像領域A2とに分けて各々にサンドブラスト処理を施すことなどにより、実現される。
その他の条件が同じ場合、表面が粗い現像スリーブ341の方が現像剤の搬送力が高く、単位面積当たり、より多量の現像剤が現像領域H(図2参照)に搬送される。この第7例の場合、現像スリーブ2341の非画像領域A2の表面を画像領域A1の表面よりも粗い表面とし、それによって、非画像領域A2について画像領域A1と比べ現像ロール34上の単位面積当たりの現像剤の重量MOSを上げている。MOSを上げたことによる効果は、上述の第3例や第4例などと同じである。また、図6に示したように、MOSを増やす領域を画像領域A1から所定の距離(例えば1mm)以上離れた領域までとする必要がある点についても、上述の第3例および第4例と同じである。
(吐出手段の第8例)
図11は、現像器を構成する現像スリーブと層厚規制部材の模式図である。
この図11に示す現像スリーブ341は、非画像領域A2の外径が画像領域A1と比べ太径となっている。層厚規制部材35は、この層厚規制部材35により規制された後の現像剤の層厚が画像領域A1と非画像領域A2とで同じ層厚となるように、非画像領域A2について切り欠かれた形状となっている。
この図11に示す第8例の場合、前述の第3例において示した式(1)
PD=MOS/DRS ・・・(1)
の中のDRS、すなわち、現像領域H(図2参照)における像保持体11と現像ロール34(現像スリーブ341)との間の距離DRSを狭めることで、この式(1)のPDの値を上げている。像保持体11と現像ロール34(現像スリーブ341)との間の距離DRSを狭めると、図9を参照して説明した第6例における、非画像領域A2の抵抗値を下げた場合と同じく、像保持体11との間の電界強度が上がる。像保持体11との間の電界強度が上がると、単位面積当たりの現像量が増大する。
通常、DRSの軸方向均一性は、現像スリーブ341の振れや像保持体11の振れに公差が存在するため、DRSには±10um程度の公差がある。そこで、非画像領域A2でのDRSを30um以上狭くすれば非画像領域A2の単位面積あたりの現像量が有意に増加する。また、単位面積あたりの現像剤の重量MOSを大きくした場合と同様に、距離DRSを狭くしすぎるとジャミングトラブルが発生するため、PD≦2.0に設定する必要があり、これにより、DRSを狭めるときの限界が規定される。
ここで、上記の第1例〜第8例のいずれにおいても、現像ロール34(現像スリーブ341)の非画像領域A2が、画像領域A1と比べ高い表面硬度を有することが好ましい。通常、現像剤の搬送性を確保するために現像スリーブ34の表面には凹凸が設けられている。しかしながら、非画像領域A2の現像性をより高めるために、非画像領域A2について例えばPDを大きく設定した場合は、現像剤と現像スリーブ34との摩擦が大きくなり、長期的には現像スリーブ34の凹凸が削られてしまい、MOSが低下するというトラブルが発生するおそれがある。これを回避するために、非画像領域A2についてはダイヤモンドと同様な構造を有するいわゆるTaCコーティングを行い、スリーブの強度を強くする。このような処置を施しておくと、長期間にわたって非画像領域A2の凹凸が維持され、トラブルの発生が回避される。
ここでは、本発明にいう吐出手段について各種の例を挙げて説明したが、本発明にいう吐出手段は、ここで説明した例に限られるものではなく、画像領域A1から回転軸方向に外れた非画像領域A2に、画像領域A1に形成される画像の単位面積当たりの最大トナー量を越えた単位面積当たりのトナー量のトナーを吐き出させる手段であればよい。
また、ここでは、連続紙P上に画像を形成する画像形成装置を例に挙げて説明したが、本発明は、カット紙上に画像形成する画像形成装置にも適用することができる。カット紙上に画像形成する画像形成装置に適用した場合、用紙と用紙との間をトナー吐出しのために広げる必要性が下がり、画像の生産性の向上に繋がる。
11 像保持体
12 帯電器
13 現像器
14 露光器
141 露光ビーム
15 トナータンク
21 中間転写ベルト
23 1次転写ロール
24 2次転写ロール
30 定着器
31 現像器の筐体
311,312 現像剤収容室
313,314 通路
32,33 オーガ
34 現像ロール
341 現像スリーブ
342 磁石
35 層規制部材
351 ブロック
36 濃度センサ
100 画像形成装置
110 給紙部
120 画像形成部
130 巻取部

Claims (10)

  1. 回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、該像保持体を露光して該像保持体上に静電潜像を形成する露光器とを備え、
    前記像保持体が、該露光器による同一条件の露光で、前記非画像領域が、前記画像領域と比べ、電位が大きく変化する材料からなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、トナーとキャリアとを有する現像剤を収容し、該現像剤を現像ロールに載せて前記像保持体に対面する現像領域に運び、該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、
    前記現像器が、前記現像ロールに載って前記現像領域に運ばれる現像剤の層厚を規制する層厚規制部材を備え、該層厚規制部材が、画像領域と比べ非画像領域における現像剤の層厚が厚くなるように該現像ロールとの間の隙間を広げた形状を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、トナーとキャリアとを有する現像剤を収容し、該現像剤を現像ロールに載せて前記像保持体に対面する現像領域に運び、該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、
    前記現像器が、前記現像ロールに載って前記現像領域に運ばれる現像剤の層厚を規制する層厚規制部材を備え、該層厚規制部材が、画像領域と比べたときの非画像領域について、該現像ロールによって運ばれてきた現像剤が該層厚規制部材に押し当てられる圧力を増大させる形状を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、トナーとキャリアとを有する現像剤を収容し、該現像剤を現像ロールに載せて前記像保持体に対面する現像領域に運び、該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、
    前記現像ロールが、現像剤を載せる円筒形状のスリーブと、該スリーブ内に配置されて現像剤を該スリーブに引き寄せる磁石とを備え、該磁石が、画像領域と比べたときの非画像領域について前記現像領域に向かう現像剤を強く引き寄せる磁石であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、トナーとキャリアとを有する現像剤を収容し、該現像剤を現像ロールに載せて前記像保持体に対面する現像領域に運び、該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、
    前記現像ロールの非画像領域の電気抵抗が画像領域と比べ低いことを特徴とする画像形成装置。
  6. 回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、トナーとキャリアとを有する現像剤を収容し、該現像剤を現像ロールに載せて前記像保持体に対面する現像領域に運び、該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、
    前記現像ロールの非画像領域の表面粗さが画像領域と比べ粗いことを特徴とする画像形成装置。
  7. 回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持する像保持体と、トナーとキャリアとを有する現像剤を収容し、該現像剤を現像ロールに載せて前記像保持体に対面する現像領域に運び、該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、
    前記現像ロールの非画像領域の外径が画像領域と比べ太径であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記現像ロールの非画像領域が、画像領域と比べ高い表面硬度を有することを特徴とする請求項2から7のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記像保持体に保持されたトナー像を被転写体上に転写して該被転写体上に定着することにより、被転写体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から8のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 同一条件の露光において、非画像領域が、画像領域と比べ、電位が大きく変化する材料からなり、回転しながら帯電および露光の過程を経て静電潜像が形成され、さらに現像の過程を経てトナー像を保持することを特徴とする像保持体。
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