JP6880813B2 - サーバ装置、画像形成システム及びプログラム - Google Patents

サーバ装置、画像形成システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6880813B2
JP6880813B2 JP2017029488A JP2017029488A JP6880813B2 JP 6880813 B2 JP6880813 B2 JP 6880813B2 JP 2017029488 A JP2017029488 A JP 2017029488A JP 2017029488 A JP2017029488 A JP 2017029488A JP 6880813 B2 JP6880813 B2 JP 6880813B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
job
forming apparatus
information terminal
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017029488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017162455A (ja
Inventor
伸哉 長崎
伸哉 長崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to US15/440,689 priority Critical patent/US10104245B2/en
Publication of JP2017162455A publication Critical patent/JP2017162455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6880813B2 publication Critical patent/JP6880813B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、サーバ装置、画像形成システム及びプログラムに関する。
近年、情報端末からのジョブの実行に関する情報を直接、画像形成装置に送信するのではなく、中継装置であるサーバ装置に送信する所謂クラウドコンピューティングを用いる画像形成システムが提案されている。
クラウドコンピューティングを用いる利点としては、例えばジョブの実行に必要となる情報をネットワーク上に保存するため、特定の情報端末に限定されず、どの情報端末からでも、ジョブの実行を命令することができる。
なお、画像形成装置に接近するユーザが画像形成装置を利用する可能性があることを判断し、画像形成装置を利用する可能性が判断できた際には、事前に省エネモードから復帰させる技術が公開されている(例えば特許文献1参照)。
また、ユーザが画像形成装置から離れている場合であっても、サーバ装置側が使用可能な画像形成装置を検索し、使用可能な画像形成装置の情報をユーザの情報端末に通知する技術が公開されている(例えば特許文献2参照)。ユーザが利用を承諾した際に、画像形成装置は省エネモードから復帰し、更にユーザ認証を行うことでユーザのジョブ実行に対する待機時間をできるだけ短縮する。
しかしながら、従来の画像形成システムは複数の画像形成装置が備えられているような環境下で、ユーザのジョブを実行させる画像形成装置を、その時の画像形成装置の内部状態(トナー量、用紙の有無など)を加味して適切に選択できなかった。なお、特許文献1及び2は、トナー切れなどの内部状態の問題を考慮するものではない。
そこで、本発明の一実施形態は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ユーザの画像出力に伴うジョブ命令を実行する画像形成装置として、複数の画像形成装置の中から、内部状態を加味した最適な画像形成装置を選択できるサーバ装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本願請求項1は、画像の出力を伴うジョブを送信する情報端末と、複数の画像形成装置と、に通信可能に接続されたサーバ装置であって、グループ化された前記複数の画像形成装置の内部情報を記憶する内部状態記憶手段と、第1の情報端末から受け付けた前記ジョブを、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けて記憶するジョブ記憶手段と、前記複数の画像形成装置に含まれる一の画像形成装置から、前記一の画像形成装置に接近した第2の情報端末の識別情報を受信し、前記第1の情報端末の識別情報と前記第2の情報端末の識別情報との整合性を判定する整合性判定手段と、前記整合性があると判定されると、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けられて前記ジョブ記憶手段に記憶されている前記ジョブを実行させる画像形成装置を、前記一の画像形成装置が属するグループの前記複数の画像形成装置から選択する選択手段と、前記ジョブを実行させる画像形成装置に、前記ジョブの実行を命令するジョブ実行命令手段と、を有し、前記選択手段は、前記一の画像形成装置の前記内部情報に基づき、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けられて前記ジョブ記憶手段に記憶されている前記ジョブの実行に前記一の画像形成装置を利用できるか判定し、利用できるのであれば更に、前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性を判定し、前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性がないと判定した場合に、前記一の画像形成装置を、前記ジョブを実行させる画像形成装置として選択し、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けられて前記ジョブ記憶手段に記憶されている前記ジョブの実行に前記一の画像形成装置を利用できなければ、前記一の画像形成装置が属するグループの前記複数の画像形成装置から、前記ジョブの実行に利用でき、前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性がない画像形成装置を、前記ジョブを実行させる画像形成装置として選択することを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、ユーザの画像出力に伴うジョブ命令を実行する画像形成装置として、複数の画像形成装置の中から、内部状態を加味した最適な画像形成装置を選択できる。
本実施形態に係る画像形成システムの一例の構成図である。 本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る画像形成装置の一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係るサーバ装置の一例の処理ブロック図である。 ユーザと、そのユーザが所有する情報端末とを関連付けるユーザDBの一例の構成図である。 内部状態DBの一例の構成図である。 本実施形態に係る情報端末の一例の処理ブロック図である。 規定テーブルの一例の構成図である。 本実施形態に係る画像形成装置の一例の処理ブロック図である。 サーバ装置が画像出力を伴うジョブを実行させる画像形成装置を選択する一例のフローチャートである。 同グループに属する画像形成装置の判定の結果を示すテーブルの一例である。 画像出力を伴うジョブの一例の構成図である。 本実施形態にかかる画像形成システムの一例を示すフローチャート(1/2)である。 本実施形態にかかる画像形成システムの一例を示すフローチャート(2/2)である。 内部状態DBの他の例の構成図である。
まず、本実施形態である画像形成システムのハードウェア構成について説明を行う。図1は本実施形態に係る画像形成システムの一例の構成図である。尚、図1のハードウェア構成に関しては、サーバ装置1と、情報端末2と、複数の画像形成装置4を含む画像形成装置群3がネットワーク5により接続されていることを前提とする。サーバ装置1と情報端末2、及び画像形成装置群3は所謂クラウド型のネットワーク接続がなされているものとする。つまり、情報端末2、及び画像形成装置群3で生成されたデータ、または機器ごとに扱う情報をサーバ装置1で保存し、ユーザ同士でそれらのデータ、及び情報を共有することが可能な環境を提供することが可能である。
また、本実施形態における画像形成装置群3においては、例えば情報端末2からのジョブの命令に基づいた処理の実行を、直接、情報端末2より受信することができない環境であるものとする。つまり、情報端末2より発せられる画像形成装置群3に対してのユーザからのジョブの実行命令は、一旦、サーバ装置1側に送信され、サーバ装置1より画像形成装置群3に対してユーザからのジョブの実行命令が送信されるような構成となっている。
図1におけるサーバ装置1、情報端末2においては、図2のハードウェア構成図で詳細に説明を行うものとする。また、図1における画像形成装置群3においては、図3の画像形成装置に特化したハードウェア構成図で詳細に説明を行うものとする。図2は本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。図3は本実施形態に係る画像形成装置の一例のハードウェア構成図である。なお、本実施形態における画像形成装置群3に属する複数の画像形成装置4は、全て同様の構成を備えているものとする。
まず、サーバ装置1は図2に示すコンピュータ500により実現される。サーバ装置1は、CPU506、通信I/F507及びHDD508を備えている。CPU506はサーバ装置1の全体の制御を実現する。通信I/F507は外部の機器やコンピュータ等の電子機器との間で各種情報を入出力する。HDD508はサーバ装置1の電源が切断されたときに種々のデータの記録を保持することが可能である。
また、サーバ装置1は、入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504及びROM505を備えている。入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、処理結果などを表示する。
ROM505は、所定のプログラムを予め記憶する。RAM504はROM505から読み出したプログラムを一時的に記憶する。CPU506は、所定のプログラムに基づいてサーバ装置1の全体の制御を行う。
サーバ装置1の通信I/F507は、外部の機器やコンピュータ等の電子機器との間で各種情報を入出力するためのインタフェースである。通信I/F507は、例えばUSBポートやLANポート、無線LANポートなどがあり、これらの通信機器媒体を介して、他の機器とクラウド型のネットワークを実現することが可能となる。
また、通信I/F507は、所謂Blootooth(登録商標)などに代表される近距離無線通信を行うことが可能となる通信機器媒体を更に備えることが好ましい。近距離無線通信方式としては赤外線通信などがあるが、赤外線通信に限定はされず、近距離通信を行うことができればそれで十分である。本実施形態では、ワイヤレスである赤外線通信I/Fと考える方がより実態に沿っており好ましいが、外部の機器とデータの送受信が行えればどのようなものでも構わない。
また、外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、サーバ装置1は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
次に、情報端末2は図2に示すコンピュータ500により実現される。情報端末2は、入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507及びHDD508を備えている。CPU506は所定のプログラムを実行することにより、情報端末2の全体の制御を実現する。ROM505は情報端末2の電源が投入されたときにCPU506が読出すプログラムを記憶する。RAM504はCPU506が作業用メモリとして使用する。HDD508は情報端末2の電源が切断されたときに種々のデータの記録を保持することが可能である。入力装置501は入力キーやタッチパネルなどにより構成される。表示装置502は液晶、および有機ELなどのパネルを用いたディスプレイを備えている。
また、情報端末2は、他の専有機能として、例えばGPSモジュールを備えている。尚、専有機能はCPU506からの指令に基づいて連動して動作する。
情報端末2のGPSモジュールは、地球の大気圏に浮遊している複数の衛星からの信号を受信機で受信し、受信した信号に基づいて、現在地、および時刻の算出を行う。現在地とは具体的には、地球の地軸を中心とした経度、および緯度により示されるものであり、これらを衛星から受信した情報より算出する。
主たる現在地の算出方法は、三角測量法が用いられており、3つの衛星から受信した情報により、現在地を算出するが、時刻も含めて算出するのであれば4つの衛星から受信した情報により算出を行うことになる。尚、これらの算出方法は既知であるため、詳細な説明は割愛する。
情報端末2の通信I/F507は、外部の機器やコンピュータ等の電子機器との間で各種情報を入出力するためのインタフェースである。通信I/F507は、例えばUSBポートやLANポート、無線LANポートなどがあり、これらの通信機器媒体を介して、他の機器とクラウド型のネットワークを実現することが可能となる。
また、通信I/F507は、所謂Blootoothなどに代表される近距離無線通信を行うことが可能となる通信機器媒体を更に備えることが好ましい。本実施形態では、主として画像形成装置群3より、所定の信号、及び情報の送受が交互に行われる環境となっており、その際に近距離無線通信が活用されるためである。尚、画像形成装置群3との近距離無線通信の詳細は後述にて詳細に説明する。近距離無線通信方式としては赤外線通信などがあるが、赤外線通信に限定はされず、近距離通信を行うことができればそれで十分である。本実施形態では、ワイヤレスである赤外線通信I/Fと考える方がより実態に沿っており好ましいが、外部の機器とデータの送受信が行えればどのようなものでも構わない。
また、外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、情報端末2は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
次に、図3における画像形成装置4のハードウェア構成図について説明を行う。尚、図3では、画像形成装置群3に含まれる1つの画像形成装置4についての説明を行う。前述した通り、画像形成装置群3に属する複数の画像形成装置4は、全て同様の構成を備えているものであるため、1つの画像形成装置4だけの説明で十分であることは言うまでもない。
画像形成装置4は、図3に示すハードウェア構成により実現される。画像形成装置4はコントローラ601、操作パネル602、外部I/F603、通信I/F604、プリンタ605及びスキャナ606などを備える。コントローラ601はCPU611、RAM612、ROM613、NVRAM614及びHDD615などを備える。
CPU611は所定のプログラムを実行することにより、画像形成装置4の全体の制御を実現する。ROM613は画像形成装置4の電源が投入されたときにCPU611が読出すプログラムを記憶する。RAM612はCPU611が作業用メモリとして使用する。NVRAM614は、例えば設定情報等が格納されている。HDD615は情報端末2の電源が切断されたときに種々のデータの記録を保持することが可能である。
操作パネル602は、ユーザからの入力を受け付ける入力部と、表示を行う表示部とを備えている。操作パネル602の入力部は、入力キーやタッチパネルなどにより構成される。操作パネル602の表示部は、液晶、および有機ELなどのパネルを用いたディスプレイを備えている。外部I/F603は外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体603aなどがある。これにより、画像形成装置4は外部I/F603を介して記録媒体603aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体603aにはICカード、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリ等がある。
プリンタ605は印刷データを被搬送物に印刷するための印刷装置である。例えば被搬送物は紙、コート紙、厚紙、OHP、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔など、紙に限定されない。スキャナ606は原稿から画像データ(電子データ)を読み取るための読取装置である。
画像形成装置4の通信I/F604は、外部の機器やコンピュータ等の電子機器との間で各種情報を入出力するためのインタフェースである。通信I/F604は、例えばUSBポートやLANポート、無線LANポートなどがあり、これらの通信機器媒体を介して、他の機器とクラウド型のネットワークを実現することが可能となる。
また、通信I/F604は、所謂Blootoothなどに代表される近距離無線通信を行うことが可能となる通信機器媒体を更に備えることが好ましい。本実施形態では、主として情報端末2と、所定の信号、及び情報の送受が交互に行われる環境となっており、その際に近距離無線通信が活用されるためである。尚、情報端末2との近距離無線通信の詳細は後述にて詳細に説明する。近距離無線通信方式としては赤外線通信などがあるが、赤外線通信に限定はされず、近距離通信を行うことができればそれで十分である。本実施形態では、ワイヤレスである赤外線通信I/Fと考える方がより実態に沿っており好ましいが、外部の機器とデータの送受信が行えればどのようなものでも構わない。
図4は本実施形態に係るサーバ装置の一例の処理ブロック図である。図4のサーバ装置1は、ジョブ受付部11、整合性判定部12、内部状態取得部13、選択部14、ジョブ実行命令部15、ジョブ記憶部21、ユーザDB22及び内部状態DB23を有する。
サーバ装置1のユーザDB22は、ネットワーク5を介して通信可能とさせるユーザ個人が所有する情報端末2とユーザを予め関連付けて記憶させておく。例えば、ユーザが所有する情報端末2から画像形成装置群3に対するジョブの送信を行う際に、サーバ装置1は、どのようなユーザがどのような情報端末2でジョブ、及び情報を送信したかを認識することが必要になる。
図5はユーザと、そのユーザが所有する情報端末とを関連付けるユーザDBの一例の構成図である。尚、ユーザに関連付けられる情報端末2は1つに限定されず、2つ、3つなど複数の情報端末2を一人のユーザと関連付けて記憶させることも可能である。また、図5のユーザDB22では、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、及びタブレット端末などの様々なタイプの情報端末2とユーザとを関連付けることが可能である。
図5のユーザDB22では、ユーザを示すユーザ識別子としてuID#AAAAやuID#BBBBなどで表記している。また、図5のユーザDB22では、情報端末2を示す端末IDとしてスマートフォンをsID#AAAA、パーソナルコンピュータをpID#AAAA又はタブレット端末をtID#AAAAのように表記している。図5の表記例はあくまで1例であり、これに限定されない。このようにユーザと、ユーザの所有する情報端末2とを関連付けることで、サーバ装置1はジョブや情報の送信が、どのようなユーザによりなされたものかを識別することが可能となる。
また、サーバ装置1のジョブ受付部11は情報端末2から画像出力を伴うジョブを受け付け、ジョブ記憶部21に記憶させる。ジョブ記憶部21は情報端末2より送信される画像形成装置群3に対する画像出力を伴うジョブの実行命令、及びジョブの実行に必要となる画像データや情報などを、ジョブの実行命令を送信した情報端末2ごとに記憶する。
整合性判定部12は端末IDを用いることで後述するように、ジョブを送信した情報端末2と、画像形成装置群3に接近した情報端末2との整合性を判定する。内部状態取得部13は画像形成装置4から内部情報を取得し、内部状態DB23に記憶させる。内部状態DB23は画像形成装置4から取得した、画像出力を伴うジョブに関わる全ての内部情報を例えば図6に示すように記憶している。
図6は内部状態DBの一例の構成図である。内部状態DB23は項目として、グループ、画像形成装置No、位置情報、内部状態、現状判定を有する。項目「グループ」は、複数の画像形成装置4を所定のエリアごとにグループ化した情報である。例えば図6の内部状態DB23ではグループとして「1Fオフィス」を定義している。項目「画像形成装置No」はグループに属する画像形成装置4のナンバーが設定されている。画像形成装置4のナンバーは、画像形成装置4の装置IDなどであってもよい。グループは複数設定することも可能であり、例えば「2Fオフィス」や「3Fオフィス」など階層ごとにグループ化した情報を追加することもできる。
項目「位置情報」は画像形成装置4の位置情報が設定されている。項目「内部状態」は画像形成装置4から取得した内部情報の種類が設定されている。内部情報の種類には例えば画像形成装置4のトナー残量についての情報や、用紙残量についての情報、ステープル残量についての情報などである。広義では、画像出力を伴うジョブに関わる全ての情報と解釈する。項目「現状判定」は、内部情報の種類ごとの現在の状態を表す。
例えば図6の内部状態DB23では、例えばトナー残量の有無の現状判定として、トナー残量が有ることを示す「有」又は無いことを示す「無」が設定されている。また、図6の内部状態DB23では、例えば用紙残量の現状判定として、用紙残量が多いことを示す「High」と、普通であることを示す「Middle」と、少ないことを示す「Low」と、無いことを示す「Enpty」とが設定される。なお、図6の内部状態DB23は一例である。
また、サーバ装置1の選択部14は内部状態DB23に記憶されている画像形成装置4の内部情報に基づき、ジョブを実行する画像形成装置4を選択する。ジョブ実行命令部15は選択部14が選択した画像形成装置4へジョブの実行を命令する。
図7は本実施形態に係る情報端末の一例の処理ブロック図である。図7の情報端末2はジョブ送信部31、信号検出部32、第1の情報送信部33、第2の情報送信部34、位置検出部35を有する。ジョブ送信部31は画像出力を伴うジョブをサーバ装置1に送信する。
情報端末2の信号検出部32は、画像形成装置4から発せられた、受信する位置によって受信強度の異なる信号を検出する。ここで、情報端末2は画像形成装置4より発せられる信号を受信できるよう所定のアプリケーションを共有することが好ましい。尚、信号の受信強度は所定のアプリケーションのプログラムに基づいて算出すること(受信強度の単位はdBmとする)が可能である。
情報端末2の信号検出部32で検出された信号の受信強度に基づいて、第1の情報送信部33又は第2の情報送信部34が所定の処理を行う。第1の情報送信部33及び第2の情報送信部34は図8に示したような規定テーブルが備えられているものとする。図8は、規定テーブルの一例の構成図である。
図8の規定テーブルについて説明する。受信強度(dBm)は前述した通り、画像形成装置4と情報端末2との距離に依存して変化するものである。また、規定領域は受信強度の範囲によって予め定めておく領域である。
図8では第1の受信強度(dBm)の範囲(本実施例では△dBm≦x<□dBm)までを領域Aとしており、第2の受信強度(dBm)の範囲(本実施例では□dBm≦x)を領域Bとする。また、図8の規定テーブルの項目「ID情報送信フラグ」は、それぞれの領域の変わり目となる受信強度(領域Aでは△dBm、領域Bでは□dBm)の信号を受信した際に、情報端末2の識別子を画像形成装置4に送信するか定めるフラグである。ここで情報端末2の識別子とは、例えば情報端末2の端末IDなどであり、予め端末IDは設定可能であるものとする。具体的に第1の情報送信部33は領域Aの変わり目となる受信強度(△dBm)の信号を受信した際に、情報端末2の識別子を第1の情報として送信する。また、第2の情報送信部34は領域Bの変わり目となる受信強度(□dBm)の信号を受信した際に、情報端末2の識別子を第2の情報として送信する。
このように、情報端末2と画像形成装置4とは、受信する位置によって受信強度の異なる所定の信号の受信強度に基づいて情報の送受を行うことが可能となる。サーバ装置1は、情報端末2の画像形成装置4への接近に伴い、その情報端末2の端末IDを受信することで、ジョブの実行を命令した情報端末2の端末IDとの整合性を判定することが可能となる。位置検出部35はGPSモジュールを利用して情報端末2の位置情報を取得する。
図9は本実施形態に係る画像形成装置の一例の処理ブロック図である。図9の画像形成装置4は、信号発信部41、第1の情報転送部42、ジョブ実行命令受付部43、選択通知部44、情報端末同一判定部45、ジョブ実行部46、内部状態情報提供部47を有する。信号発信部41は、主としてiBeaconやBLEなどに代表されるアドバタイズ周期に基づいた信号の生成を行う。信号は例えば、所定のアプリケーションのプログラムに基づいて検出することが可能となっており、主として信号を受信する受信体(ここでは情報端末2)との距離に依存して受信強度が異なるように生成される。信号発信部41は生成した信号を所定の周期に従って絶えず発信する。したがって、受信体が受信する受信強度は発信体と受信体の距離が近づく程、強くなる。
第1の情報転送部42は情報端末2の第1の情報送信部33から送信された第1の情報を受信し、受信した第1の情報をサーバ装置1に転送する。ジョブ実行命令受付部43はサーバ装置1に第1の情報を送信した情報端末2と、サーバ装置1にジョブを送信した情報端末2とが同一であることの整合性が判断されると、ジョブの実行をサーバ装置1から受け付ける。ジョブ実行命令受付部43は受け付けたジョブをジョブ記憶部51に記憶させる。
選択通知部44はジョブを行う画像形成装置4であることを外部に通知する。例えば選択通知部44はLEDなどの発光素子による発光で外部に通知する。発光による外部への通知は、色によるバリエーション、発光消灯の間隔によるバリエーションなど、多彩に表現できる。また、選択通知部44による外部への通知は音で行ってもよい。音声による通知は、ユーザの声などで録音したものでもよく、予めプログラムで定めたものでよい。
ジョブを行う画像形成装置4からジョブを行う画像形成装置4であることを通知されることで、本実施形態に係る画像形成システム6は必然的にジョブの実行を命令したユーザを、ジョブを行う画像形成装置4へ誘導する効果を奏する。
情報端末同一判定部45は第1の情報を送信した情報端末2と、第2の情報を送信した情報端末2とが同一であるか否かを判定する。ジョブ実行部46は情報端末同一判定部45により第1の情報を送信した情報端末2と、第2の情報を送信した情報端末2とが同一であると判定されると、ジョブ記憶部51に記憶されている第1の情報及び第2の情報を送信した情報端末2からのジョブを実行する。
画像形成装置4の内部状態情報提供部47は、画像形成装置4の現在の内部状態を内部情報として集約して記憶する。ここでの内部状態とは、例えば画像形成装置4のトナー残量についての情報や、用紙トレイなどの用紙残量についての情報、ステープル残量についての情報などである。広義では、画像出力を伴うジョブに関わる全ての情報と解釈できる。尚、これらの情報においては、図示していないが、所定の箇所に設けられている検知センサより情報を集約することが可能である。
また、内部状態情報提供部47は定期的に画像出力を伴うジョブに関わる全ての情報を集約し、サーバ装置1に内部情報を送信する。サーバ装置1は受信した内部情報を、所定の記憶形式に従って例えば図6の内部状態DB23に記憶する。
まず、サーバ装置1は複数の画像形成装置4を所定のエリアごとに区分けして管理している。所定のエリアごとの区分けは、例えば一般的なオフィスで考えるならばフロアごと、または階層ごとなどが考えられるが、エリアの区分けに特に制限は設けない。本実施例では、例えばエリアを「1Fオフィス」として、その中に3つの画像形成装置4が属している場合として考えてみる。
内部状態DB23においては、前述した通り、画像出力を伴うジョブに関わる全ての情報を管理できるようにしており、例えばトナー残量、用紙トレイの用紙残量についての情報などがある。内部状態DB23は定期的に画像形成装置4より送信される情報に基づいて、内部状態の現状判定が更新されることになる。ここでの現状判定は、単純にトナーや用紙の有無を判定するものであってもよいし、用紙残量やステープル残量を判定するものであってもよい。
サーバ装置1の選択部14は、情報端末2より、画像出力を伴うジョブの実行命令を受信した際に、複数の画像形成装置4の中からどの画像形成装置4にジョブの実行を行わせるかを選択する。選択においては、画像形成装置4より受信した内部情報を指標として選択を行うようにする。
選択部14が画像形成装置4の選択を行うトリガーとしては、情報端末2の信号検出部32での検出結果である。情報端末2からサーバ装置1に対して画像出力を伴うジョブの実行を命令した際に、情報端末2を所有するユーザが画像形成装置群3に接近することを考える。
画像形成装置4の信号発信部41と、情報端末2の信号検出部32と、により画像形成装置4より発せられた信号(受信する位置によって受信強度の異なる信号)が情報端末2で検出される。情報端末2で検出された信号の受信強度が領域Aに差し掛かったことを示すものであったときに、情報端末2の第1の情報送信部33は画像形成装置4に対して、領域Aまで接近したことを示す情報(第1の情報)を送信する。尚、情報端末2は、この時に領域Aまで接近したことを示す情報と共に、自端末の識別情報を共に送信し、どのような情報端末2が接近してきたかを画像形成装置4に知らせる。
情報端末2より領域Aまで接近したことを示す情報と、情報端末2の識別情報を受信した画像形成装置4はサーバ装置1に、これらの情報を送信する。サーバ装置1は、これらの情報の受信をトリガーとして、事前に受信した画像出力を伴うジョブを実行させる画像形成装置4の選択を開始する。
図10として、サーバ装置1が画像出力を伴うジョブを実行させる画像形成装置4を選択するフローチャートの具体例を示すことにする。まず、情報端末2の画像形成装置群3への接近に伴い、サーバ装置1の選択部14は領域Aまで差し掛かったことを示す受信強度の信号を発した画像形成装置4の内部情報を取得する(ステップS1)。ここでの画像形成装置4は、複数の画像形成装置4の中から、初めて領域Aを示す受信強度の信号を発した画像形成装置4であり、言い換えるならば、情報端末2と最も距離の近い画像形成装置4である。選択部14は情報端末2と最も距離の近い画像形成装置4の内部情報を内部状態DB23から取得し、現在、画像形成装置4が利用可能であるかの判定を行う(ステップS2)。
例えば選択部14は、画像形成装置4のカバーが開いている、トナーが無い、現像剤が無い、光導電体が使用不可、紙詰まりが発生している、給紙トレイに用紙が無い、停止中である、送信履歴がフル状態である、場合などに利用不可能と判定する。
利用可能であると判定された際に、選択部14はジョブの実行中に停止してしまう可能性があるかの検証を行う(ステップS3)。ここでの検証は、ジョブの実行に対して必要となるトナー量、用紙枚数、及びその他の諸条件を算出し、現在の内部状態から算出結果を差し引いて、どのような状態であるかをシミュレートすることで行われる。この検証に基づいて、ジョブの実行中に停止することはないと判断されたときに、選択部14は情報端末2と最も距離の近い画像形成装置4を、ジョブを実行する実行画像形成装置として選択することになる(ステップS4)。
また、ステップS2において、現在、情報端末2と最も距離の近い画像形成装置4が利用不可能であると判定されたとき、選択部14は同グループに属する全ての画像形成装置4の判定が終了したか判断する(ステップS5)。同グループに属する画像形成装置4に判定が終了していない画像形成装置4が残っていれば、選択部14は次に情報端末2と距離の近い画像形成装置4の内部情報を取得し、ステップS2に戻る(ステップS6)。
また、ステップS3において、ジョブの実行中に停止してしまう可能性があると判定されると、選択部14は異常判定有りの条件で利用フラグをオンにする(ステップS9)。つまり、ジョブの実行中に停止してしまう可能性はあるが、実行中の停止が必然であるとは判断できない場合、また、現在は他のジョブを実行中で利用できない場合などは、異常判定有りの条件で利用フラグをオンにする。
この異常判定有りの条件で利用フラグをオンにする際には、比較的軽度の異常から重度の異常までを例えば図11の「異常となる可能性」のようにレベル表示などして、できるだけ軽度の異常の画像形成装置4が選択されるようにすることが好ましい。図11は同グループに属する画像形成装置の判定の結果を示すテーブルの一例である。図11のテーブルは、同グループに属する画像形成装置4の異常となる可能性として「異常」「Low」又は「High」が設定されている例である。
「異常」は画像形成装置4が利用不可能であることを示す。「Low」はジョブの実行中に停止してしまう可能性があるが、その可能性が低いことを示す。「High」はジョブの実行中に停止してしまう可能性が高いことを示す。なお、図11の「異常となる可能性」が「Low」及び「High」は異常判定有りの条件で利用フラグがオンの状態の一例である。
ここで、ステップS3におけるジョブの実行中に停止してしまう可能性があるか否かを判定する処理について具体例を説明する。例えば図6の用紙残量の現状判定「High」が用紙残量「400枚以上」を示し、現状判定「Middle」が用紙残量「399〜100枚」を示し、現状判定「Low」が用紙残量「99〜1枚」を示し、現状判定「Enpty」が用紙残量「0枚」を示すものとする。
また、実行するジョブは例えば図12に示すものであるとする。図12は画像出力を伴うジョブの一例の構成図である。図12(A)はジョブを送信してきた情報端末2の端末IDとジョブを識別するジョブIDとを関連付けている。図12(B)はジョブIDにより識別されるジョブの情報である。図12(B)のジョブの情報は、ヘッダ部とボディ部とから構成されている。ヘッダ部には、ジョブのジョブIDの他、カラーモード、ページ数、部数、ステープルを指定する情報が含まれている。ボディ部は、画像出力に必要となる印刷データである。
図12のジョブの場合、選択部14はジョブの実行に対して必要となる用紙枚数「200枚」と、現在の内部状態「用紙残量」の現状判定から、ジョブの実行中に停止してしまう可能性があるか否かの検証を行う。画像形成装置No「01」の画像形成装置4の場合は現状判定「High」から用紙残量が「400枚以上」であるため、ジョブの実行中に停止することはないと判断される。画像形成装置No「02」の画像形成装置4の場合は現状判定「Low」から用紙残量が「99〜1枚」であるため、ジョブの実行中に停止する可能性が高いと判断される。画像形成装置No「03」の画像形成装置4の場合は現状判定「Enpty」から用紙残量が「0枚」であるため、画像形成装置4の利用不可能であると判断される。
ステップS10において、選択部14は同グループに属する全ての画像形成装置4の判定が終了したか判断する(ステップS10)。同グループに属する画像形成装置4に判定が終了していない画像形成装置4が残っていれば、選択部14は次に情報端末2と距離の近い画像形成装置4の内部情報を取得し、ステップS2に戻る(ステップS6)。
同グループの全ての画像形成装置4の判定が完了すると、選択部14はステップS9で判定された異常判定有りの条件で利用フラグがオンとなった画像形成装置4の中からジョブを実行させる画像形成装置4を選択する(ステップS11)。ここで、前述した通り、ジョブの実行中に停止してしまうリスクを極力無くすために、異常判定有りにある程度のレベルを設けて、比較的軽度の異常の画像形成装置4を選択することが好ましい。
なお、ステップS5において同グループに属する全ての画像形成装置4の判定が終了していれば、選択部14は同グループに属する画像形成装置4の中に異常判定有りの条件で利用フラグがオンの画像形成装置4があるかを判定する(ステップS7)。異常判定有りの条件で利用フラグがオンの画像形成装置4があれば、選択部14は異常判定有りの条件で利用フラグがオンの画像形成装置4からジョブを実行させる画像形成装置4を選択する(ステップS11)。異常判定有りの条件で利用フラグがオンの画像形成装置4がなければ、選択部14は情報端末2から最も距離の近い画像形成装置4からユーザに対して全ての画像形成装置4が利用不可能であることを通知させる(ステップS8)。
サーバ装置1の選択部14により、ジョブの実行を行う画像形成装置4が選択されると、サーバ装置1のジョブ実行命令部15は、情報端末2より受信したジョブの実行を実現するための画像データやその他情報などを、選択された画像形成装置4へ送信する。また、ジョブ実行命令部15は更にジョブの実行命令を送信した情報端末2の識別IDの情報を共に配信する。
画像形成装置4の選択通知部44は、図示していないマイク、及び音声入出力インタフェースを介して、所定の内容を音声で外部に通知する。所定の内容とは、例えば、サーバ装置1の選択部14でジョブを実行する画像形成装置4として選択され、自装置がジョブを実行する画像形成装置4であること、また、所定のエリアでの同グループに属する画像形成装置4の中で、現在利用できる画像形成装置4が存在しないことなどがある。選択通知部44は、これらの内容を外部に音声で通知する。
通知する音声においては、ユーザの声などで録音したものでもよく、予めプログラムで定めたものでよい。ジョブを実行する画像形成装置4からジョブを実行する旨が通知されることで、必然的にジョブの実行を命令したユーザを、選択された画像形成装置4へ誘導する効果を持たせることができる。
また、画像形成装置4の選択通知部44は、フルカラーのLEDなどの発光素子の発光で、所定の内容を外部に通知する。所定の内容とは、例えば、サーバ装置1の選択部14でジョブを実行する画像形成装置4として選択され、自装置がジョブを実行する画像形成装置4であること、また、所定のエリアでの同グループに属する画像形成装置4の中で、現在利用できる画像形成装置4が存在しないことなどがある。選択通知部44は、これらの内容を発光で通知する。
ジョブを実行する画像形成装置4が選択されると、画像形成装置4からの通知に従ってユーザはその画像形成装置4に更に接近することになる。画像形成装置4が選択された後の処理について説明を行う。
図8の規定テーブルにおいて、情報端末2が領域Aより更に画像形成装置4に接近する場合を考えてみる。画像形成装置4への接近に伴い、△dBmより更に強い受信強度である□dBmの受信強度の信号を受信したとき、情報端末2は△dBmの受信強度の信号を受信した時と同様に、情報端末2の識別子を画像形成装置4に送信するよう定めるものとする。ここで情報端末2の識別子とは、例えば情報端末2の端末IDなどであり、予め端末IDは設定可能であるものとする。
画像形成装置4は、予めジョブを実行する画像形成装置4として選択された際にサーバ装置1より、ジョブの実行を命令した情報端末2の端末ID(第1の情報)を受信している。更に、画像形成装置4は領域Bに近づいたことにより、情報端末2より端末ID(第2の信号)を受信し、第1の情報及び第2の情報の送信元が同じ情報端末2であるかの整合性を判定し、整合性が判断されたときに、画像形成装置4でジョブが実行される。
次に、本実施形態の処理についてフローチャートを用いて説明する。図13、図14は本実施形態にかかる画像形成システム6の一例を示すフローチャートである。
まず、情報端末2より、画像出力を伴うジョブの実行をサーバ装置1に送信する(ステップS12)。サーバ装置1は送信されたジョブの実行を、ジョブの実行に必要な画像データやその他情報と共に一時的に保存する(ステップS13)。画像形成装置群3は受信する位置によって受信強度が異なる信号を生成し、発信する(ステップS14)。
情報端末2は、ジョブの実行をサーバ装置1に送信後、所定の画像形成装置群3へ接近する(ステップS15)。画像形成装置群3への接近に伴い、情報端末2は第1の受信強度(本実施例では領域Aに差し掛かる受信強度)を示す信号を受信する(ステップS16)。情報端末2が、第1の受信強度(本実施例では領域Aに差し掛かる受信強度)を示す信号の発信元の画像形成装置4へ、所定の情報(領域Aに差し掛かったことを示す情報、及び情報端末2の端末ID)を送信する(ステップS17)。
画像形成装置4は、情報端末2から送信された所定の情報(領域Aに差し掛かったことを示す情報、及び自情報端末の端末ID)をサーバ装置1に送信する(ステップS18)。サーバ装置1は、ジョブの実行を送信した情報端末2と、所定の情報(領域Aに差し掛かったことを示す情報、及び情報端末2の端末ID)を送信した情報端末2との整合性を判定する(ステップS19)。
整合性が判断されたとき、該ジョブを実行する画像形成装置4を所定のエリアの同グループに属する画像形成装置群3の中から選択する(ステップS20)。画像形成装置4の選択が完了したら、選択した画像形成装置4へジョブの実行を命令する(ステップS21)。選択された画像形成装置4は、該ジョブを実行する画像形成装置4であることを外部に通知する(ステップS22)。
画像形成装置4の外部への通知に伴い、情報端末2が画像形成装置4へ更に接近する(ステップS23)。画像形成装置4への更なる接近に伴い、情報端末2は画像形成装置4より第2の受信強度(本実施例では領域Bに差し掛かる受信強度)の信号を受信する(ステップS24)。第2の受信強度(本実施例では領域Bに差し掛かる受信強度)の信号の受信に基づいて、情報端末2は所定の情報(領域Bに差し掛かったことを示す情報、及び自情報端末の端末ID)を画像形成装置4へ送信する(ステップS25)。
所定の情報より、領域Aに差し掛かった情報端末2と、領域Bに差し掛かった情報端末2が同じ情報端末2であるかの整合性を判定する(ステップS26)。同じ情報端末2であることの整合性が判断されると、画像形成装置4がジョブを実行する(ステップS27)。
以上、本実施を好適な形態で行う実施例を説明した。ここでは特定の具体例を示して説明を行ったが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱しない範囲で、本具体例の様々な修正、および形態変更などが可能である。
本実施形態の変更の一例として、図6の内部状態DB23の各々の画像形成装置4の位置情報を図15のように省略することも可能である。図6のように画像形成装置4の位置情報を加えた内部状態DB23を利用することで、例えば、現在の情報端末2の位置情報からできるだけ近い距離に位置する画像形成装置4の内部情報を優先的に確認させるよう設定することが可能である。図6の内部状態DB23は情報端末2の位置に応じた画像形成装置4の優先順位を明確にさせる利点がある。
また、本実施形態では、同一のグループに属する複数台の画像形成装置4がフロアの共有スペースなど、一箇所に配置されているケースで、特に効果を奏する。つまり、複数台の画像形成装置4が隣接しているケースにおいて、本実施形態では、ジョブを投入したユーザを、サーバ装置1により選択されたジョブを実行する画像形成装置4が誘導することができる。
本実施形態により、ユーザの画像出力に伴うジョブ命令を実行する画像形成装置4を、その時の画像形成装置4の内部状態を加味して選択することで、ジョブの実行中に停止してしまうリスクを極力少なくした利用環境の実現が可能となる。
本願発明を実現できるような構成であれば、用いる装置の具備する内容、および装置の数量などは本実施例に限定されない。
1 サーバ装置
2 情報端末
3 画像形成装置群
4 画像形成装置
5 ネットワーク
6 画像形成システム
11 ジョブ受付部
12 整合性判定部
13 内部状態取得部
14 選択部
15 ジョブ実行命令部
21 ジョブ記憶部
22 ユーザDB
23 内部状態DB
31 ジョブ送信部
32 信号検出部
33 第1の情報送信部
34 第2の情報送信部
35 位置検出部
41 信号発信部
42 第1の情報転送部
43 ジョブ実行命令受付部
44 選択通知部
45 情報端末同一判定部
46 ジョブ実行部
47 内部状態情報提供部
51 ジョブ記憶部
特開2015−170107号公報 特開2015−084514号公報

Claims (6)

  1. 画像の出力を伴うジョブを送信する情報端末と、複数の画像形成装置と、に通信可能に接続されたサーバ装置であって、
    グループ化された前記複数の画像形成装置の内部情報を記憶する内部状態記憶手段と、
    第1の情報端末から受け付けた前記ジョブを、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けて記憶するジョブ記憶手段と、
    前記複数の画像形成装置に含まれる一の画像形成装置から、前記一の画像形成装置に接近した第2の情報端末の識別情報を受信し、前記第1の情報端末の識別情報と前記第2の情報端末の識別情報との整合性を判定する整合性判定手段と、
    前記整合性があると判定されると、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けられて前記ジョブ記憶手段に記憶されている前記ジョブを実行させる画像形成装置を、前記一の画像形成装置が属するグループの前記複数の画像形成装置から選択する選択手段と、
    前記ジョブを実行させる画像形成装置に、前記ジョブの実行を命令するジョブ実行命令手段と、を有し、
    前記選択手段は、前記一の画像形成装置の前記内部情報に基づき、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けられて前記ジョブ記憶手段に記憶されている前記ジョブの実行に前記一の画像形成装置を利用できるか判定し、利用できるのであれば更に、前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性を判定し、前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性がないと判定した場合に、前記一の画像形成装置を、前記ジョブを実行させる画像形成装置として選択し、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けられて前記ジョブ記憶手段に記憶されている前記ジョブの実行に前記一の画像形成装置を利用できなければ、前記一の画像形成装置が属するグループの前記複数の画像形成装置から、前記ジョブの実行に利用でき、前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性がない画像形成装置を、前記ジョブを実行させる画像形成装置として選択すること
    を特徴とするサーバ装置。
  2. 前記選択手段は、前記一の画像形成装置が属するグループの前記複数の画像形成装置に前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性がない画像形成装置が無ければ、前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性が低い画像形成装置を、前記ジョブを実行させる画像形成装置として選択すること
    を特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
  3. 前記選択手段は、前記一の画像形成装置が属するグループの前記複数の画像形成装置に前記ジョブの実行に利用できる画像形成装置が無ければ、その旨を前記一の画像形成装置に通知すること
    を特徴とする請求項1又は2記載のサーバ装置。
  4. 画像の出力を伴うジョブを情報端末から受信するサーバ装置と、前記ジョブを実行する複数の画像形成装置と、が通信可能に接続された画像形成システムであって、
    前記サーバ装置は、
    グループ化された前記複数の画像形成装置の内部情報を記憶する内部状態記憶手段と、
    第1の情報端末から受け付けた前記ジョブを、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けて記憶するジョブ記憶手段と、
    前記複数の画像形成装置に含まれる一の画像形成装置から、前記一の画像形成装置に接近した第2の情報端末の識別情報を受信し、前記第1の情報端末の識別情報と前記第2の情報端末の識別情報との整合性を判定する整合性判定手段と、
    前記整合性があると判定されると、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けられて前記ジョブ記憶手段に記憶されている前記ジョブを実行させる画像形成装置を、前記一の画像形成装置が属するグループの前記複数の画像形成装置から選択する選択手段と、
    前記ジョブを実行させる画像形成装置に、前記ジョブの実行を命令するジョブ実行命令手段と、を有し、
    前記選択手段は、前記一の画像形成装置の前記内部情報に基づき、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けられて前記ジョブ記憶手段に記憶されている前記ジョブの実行に前記一の画像形成装置を利用できるか判定し、利用できるのであれば更に、前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性を判定し、前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性がないと判定した場合に、前記一の画像形成装置を、前記ジョブを実行させる画像形成装置として選択し、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けられて前記ジョブ記憶手段に記憶されている前記ジョブの実行に前記一の画像形成装置を利用できなければ、前記一の画像形成装置が属するグループの前記複数の画像形成装置から、前記ジョブの実行に利用でき、前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性がない画像形成装置を、前記ジョブを実行させる画像形成装置として選択すること
    を特徴とし、
    前記画像形成装置は、
    前記サーバ装置から前記ジョブの実行を命令されると、前記ジョブを実行する画像形成装置であることを外部に通知する通知手段と、
    接近した第3の情報端末の識別情報を受信し、前記第2の情報端末の識別情報と前記第3の情報端末の識別情報とが同一であるか判定する同一判定手段と、
    前記同一判定手段により同一であると判定されると、前記サーバ装置から命令された前記ジョブを実行するジョブ実行手段と、を有すること
    を特徴とする画像形成システム。
  5. 前記画像形成装置は、前記情報端末が前記画像形成装置との接近を判定するために利用する前記画像形成装置と前記情報端末との距離に依存して受信強度の異なる信号を発信する信号発信手段、を更に有すること
    を特徴とする請求項4記載の画像形成システム。
  6. 画像の出力を伴うジョブを送信する情報端末と、複数の画像形成装置と、に通信可能に接続されたサーバ装置を、
    グループ化された前記複数の画像形成装置の内部情報を記憶する内部状態記憶手段と、
    第1の情報端末から受け付けた前記ジョブを、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けて記憶するジョブ記憶手段、
    前記複数の画像形成装置に含まれる一の画像形成装置から、前記一の画像形成装置に接近した第2の情報端末の識別情報を受信し、前記第1の情報端末の識別情報と前記第2の情報端末の識別情報との整合性を判定する整合性判定手段、
    前記整合性があると判定されると、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けられて前記ジョブ記憶手段に記憶されている前記ジョブを実行させる画像形成装置を、前記一の画像形成装置が属するグループの前記複数の画像形成装置から選択する選択手段、
    前記ジョブを実行させる画像形成装置に、前記ジョブの実行を命令するジョブ実行命令手段と、して機能させ、
    前記選択手段は、前記一の画像形成装置の前記内部情報に基づき、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けられて前記ジョブ記憶手段に記憶されている前記ジョブの実行に前記一の画像形成装置を利用できるか判定し、利用できるのであれば更に、前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性を判定し、前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性がないと判定した場合に、前記一の画像形成装置を、前記ジョブを実行させる画像形成装置として選択し、前記第1の情報端末の識別情報と対応付けられて前記ジョブ記憶手段に記憶されている前記ジョブの実行に前記一の画像形成装置を利用できなければ、前記一の画像形成装置が属するグループの前記複数の画像形成装置から、前記ジョブの実行に利用でき、前記ジョブの実行中に停止してしまう可能性がない画像形成装置を、前記ジョブを実行させる画像形成装置として選択すること
    を特徴とするプログラム。
JP2017029488A 2016-03-04 2017-02-20 サーバ装置、画像形成システム及びプログラム Active JP6880813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/440,689 US10104245B2 (en) 2016-03-04 2017-02-23 Server apparatus, image forming system, and non-transitory computer-readable storage medium

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016042247 2016-03-04
JP2016042247 2016-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017162455A JP2017162455A (ja) 2017-09-14
JP6880813B2 true JP6880813B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=59857961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017029488A Active JP6880813B2 (ja) 2016-03-04 2017-02-20 サーバ装置、画像形成システム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6880813B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010250436A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Sharp Corp プリントシステム
JP2011197835A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成システム、画像形成ジョブ管理方法及びプログラム
JP5453370B2 (ja) * 2010-12-08 2014-03-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 モバイルプリンティングシステム、印刷制御装置、および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017162455A (ja) 2017-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9521293B2 (en) Management apparatus, management system, object management method, and computer-readable storage medium
US9348549B2 (en) Image forming apparatus, server apparatus, and method of controlling printing of server apparatus
US10152289B2 (en) Communication apparatus that obtains application information from a communication partner apparatus existing within an effective communication range, control method therefor, and storage medium
US9807258B1 (en) Print data processing method of mobile device and the mobile device
US10863054B2 (en) Image forming apparatus, image forming method, and non-transitory computer readable medium
US11611668B2 (en) Image processing system that generates job setting information based on interaction with user of information processing apparatus using chatbot
US11381701B2 (en) Method for supplying power using printing apparatus, and printing apparatus for performing the same
JP2018020901A (ja) 管理システム、及び管理システムの制御方法
JP2006205671A (ja) 情報処理装置及びその制御方法
US9544452B2 (en) Information processing apparatus, information processing system and mobile terminal reading tags mounted on the device components for obtaining status of the device components
US10104245B2 (en) Server apparatus, image forming system, and non-transitory computer-readable storage medium
JP6880813B2 (ja) サーバ装置、画像形成システム及びプログラム
JP5811722B2 (ja) 画像処理システム、サーバー、制御方法および制御プログラム
JP2020147004A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US20210289102A1 (en) Image forming apparatus, method for performing printing, and non-transitory computer readable medium
US10715948B2 (en) Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium storage program
US10545445B2 (en) Image forming apparatus that forms image on recording sheet, and image forming system
US11741321B2 (en) Image forming device
JP2010069790A (ja) 印刷装置、印刷管理制御プログラム、印刷管理制御システム
US11070702B2 (en) Image processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer readable storage medium
EP3361373B1 (en) Device and method for producing images
US20200021702A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP6635063B2 (ja) 画像処理システム及びデータ通信方法
JP6750529B2 (ja) 複合装置、状態通知方法および状態通知プログラム
JP2020205499A (ja) 動画配信システム、情報端末および動作機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210419

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6880813

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151