JP6879774B2 - インピーダンス設定装置、成膜システム、制御方法及びプログラム - Google Patents

インピーダンス設定装置、成膜システム、制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、インピーダンス設定装置、成膜システム、制御方法及びプログラムに関する。
飲料用などのプラスチック容器では、プラスチック容器の内表面にCVD膜が生成される場合がある。
特許文献1には、関連する技術として、1つの自動整合器の後段に各成膜チャンバに接続された固定整合器が接続される2段構成の整合器を用いてプラスチック容器の内表面にCVD膜を生成する技術が記載されている。
特開2004−002905号公報
自動整合器の自動モードでの成膜において、外乱でインピーダンスの設定の状態が正常状態から異常状態となった場合、異常状態から正常状態へ戻る際にインピーダンスが徐々に変化する。そのため、外乱が発生し異常状態で行われた成膜の次の成膜は、外乱が発生していない場合であっても、インピーダンスが正常状態に戻り切らず異常状態で行われる可能性がある。
そのため、外乱が発生し異常状態で行われた成膜の次の成膜が、外乱が発生していない場合に正常状態で行うことのできる技術が求められていた。
本発明は、上記の課題を解決することのできるインピーダンス設定装置、成膜システム、制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、インピーダンス設定装置は、高周波電源と成膜装置の第1成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第1整合器のインピーダンスの調整値、および前記高周波電源と前記成膜装置の第2成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第2整合器のインピーダンスの調整値を設定するインピーダンス設定装置であって、前記成膜装置による成膜プロセスにおいて、前記高周波電源と前記第1成膜チャンバとの間のインピーダンスの自動整合を実施したときの前記第1整合器のインピーダンスの調整値を示すログを取得するログ取得部と、前記ログ取得部が取得した前記ログに基づいて前記第1整合器のインピーダンスの調整値の代表値を特定する代表値特定部と、前記代表値を前記第2整合器のインピーダンスの調整値として設定する設定部と、を備える
本発明の第の態様によれば、成膜システムは、高周波電源と成膜装置の第1成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第1整合器と、前記高周波電源と前記成膜装置の第2成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第2整合器と、第1の態様のインピーダンス設定装置と、を備える
本発明の第の態様によれば、制御方法は、高周波電源と成膜装置の第1成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第1整合器のインピーダンスの調整値、および前記高周波電源と前記成膜装置の第2成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第2整合器のインピーダンスの調整値を設定するインピーダンス設定装置の制御方法であって、前記成膜装置による成膜プロセスにおいて、前記高周波電源と前記第1成膜チャンバとの間のインピーダンスの自動整合を実施したときの前記第1整合器のインピーダンスの調整値を示すログを取得することと、取得した前記ログに基づいて前記第1整合器のインピーダンスの調整値の代表値を特定することと、前記代表値を前記第2整合器のインピーダンスの調整値として設定することと、を含む
本発明の第の態様によれば、プログラムは、高周波電源と成膜装置の第1成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第1整合器のインピーダンスの調整値、および前記高周波電源と前記成膜装置の第2成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第2整合器のインピーダンスの調整値を設定するインピーダンス設定装置のコンピュータに、前記成膜装置による成膜プロセスにおいて、前記高周波電源と前記第1成膜チャンバとの間のインピーダンスの自動整合を実施したときの前記第1整合器のインピーダンスの調整値を示すログを取得することと、取得した前記ログに基づいて前記第1整合器のインピーダンスの調整値の代表値を特定することと、前記代表値を前記第2整合器のインピーダンスの調整値として設定することと、を実行させる
本発明の実施形態によるインピーダンス設定装置によれば、外乱が発生し異常状態で行われた成膜の次の成膜が、外乱が発生していない場合に正常状態で行うことができる。
本発明の第一の実施形態による成膜システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第一の実施形態による成膜チャンバの構成の一例を示す図である。 本発明の第一の実施形態によるインピーダンス設定装置の一例を示す図である。 本発明の第一の実施形態によるインピーダンス設定装置の処理フローの一例を示す図である。 本発明の第二の実施形態による成膜システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第二の実施形態によるインピーダンス設定装置の処理フローの一例を示す図である。
<第一の実施形態>
以下、本発明の第一の実施形態による成膜システムの構成について説明する。
本発明の第一の実施形態による成膜システム1は、図1に示すように、成膜装置10と、高周波電源20と、自動整合器40aと、インピーダンス設定装置60と、を備える。
成膜装置10は、プラスチック容器の内表面にCVD(Chemical Vapor Deposition)膜を生成する装置である。CVD(Chemical Vapor Deposition)膜は、例えば、DLC(Diamond Like Carbon)膜である。成膜装置10は、成膜チャンバ100aを備える。
成膜チャンバ100aは、図2に示すように、筐体101aと、外部電極102aと、真空室103aと、内部電極104aと、排気管105aと、原料ガス供給管106aと、を備える。
筐体101aは、上部101aaと、下部101abと、を備える。筐体101aは、成膜チャンバ100aの外周を形成し、内部からの電磁波を外部に漏出するのを防ぐ。
外部電極102aは、上部102aaと、下部102abと、を備える。
下部102abは、プラスチック容器Bを収納する。
下部102abは、下部102abにプラスチック容器Bが出し入れされるときに、下方に移動する。
上部102aaと下部102abは、外部電極102aの内側に形成された真空室103aでプラズマ放電を行うように構成されている。
真空室103aは、上部102aaにプラスチック容器Bが収納され真空室103aが密閉された後に、図示しない真空ポンプが排気管105aから空気を排出させることにより、真空状態となる。
内部電極104aは、真空状態となった真空室103a内に原料ガス供給管106aから供給される原料ガスを噴出して均一に拡散させる。原料ガスが真空室103a内に均一に拡散した後に外部電極102aに自動整合器40aを介して高周波電源20から高周波電力PWが供給されると、アースされた内部電極104aと外部電極102aとの間にプラズマが発生する。このプラズマの発生により、プラスチック容器Bの内表面にCVD膜が生成される。
排気管105aは、真空室103a内の空気を外部に排気させるための管である。
原料ガス供給管106aは、内部電極104aを介してプラスチック容器Bの内部に原料ガスを拡散させるための管である。
なお、図2には示されていないが、真空室103aは、プラスチック容器Bの外形に沿ってほぼ相似形に形成され、かつ、内部電極104aの外形は、プラスチック容器Bの中心に配置されることが望ましい。
このようにした場合、プラスチック容器Bの内表面に均一なCVD膜を形成することができる。
高周波電源20は、交流商用電源から生成した高周波電力PWを生成する。高周波電源20は、自動整合器40aを介して、高周波電力PWを成膜チャンバ100aに送電する。
自動整合器40aは、自身でインピーダンスの調整値を調整してインピーダンスを整合させる自動モードと、外部から設定されたインピーダンスの調整値を用いてインピーダンスを整合させる固定モードとを有する。自動整合器40aは、自動モードで高周波電源20と成膜チャンバ100aとの間のインピーダンスを整合させる。自動整合器40aは、後述するように、プラスチック容器Bの内表面が正常に成膜されたときに、代表値特定部602がログに基づいて特定したインピーダンスの代表値を調整値とする。自動整合器40aは、代表値を調整値として以降、固定モードで高周波電源20と成膜チャンバ100aとの間のインピーダンスを整合させる。自動整合器40aが高周波電源20と成膜チャンバ100aとの間のインピーダンスを整合させることにより、高い効率で安定した高周波電力PWが成膜チャンバ100aに送電される。これにより、外部電極に電力を効率的に供給することができ、コーティング膜厚がほぼ均一なCVD膜でコーティングされたプラスチック容器Bを生成することができる。
インピーダンス設定装置60は、高周波電源20と成膜チャンバ100aとの間のインピーダンスを整合させる自動整合器40aのインピーダンスを設定する装置である。インピーダンス設定装置60は、図3に示すように、ログ取得部601と、代表値特定部602と、設定部603と、を備える。
ログ取得部601は、高い効率で安定した高周波電力PWが成膜チャンバ100aに送電されたとき、すなわち、自動整合器40aが高周波電源20と成膜チャンバ100aとの間のインピーダンスを自動整合させて、コーティング膜厚がほぼ均一なCVD膜でコーティングされた正常なプラスチック容器Bが生成されたときに自動整合器40aがインピーダンスの整合を実施したときのインピーダンスの調整値を示す情報をログとして取得する。
なお、本発明の実施形態におけるインピーダンスの調整値は、自動整合器40aがインピーダンスの整合を実施したときに所望のインピーダンスとするために自動整合器40aが内部で設定するパラメータ(例えば、調整範囲を0〜100パーセントとした場合、何パーセントに調整するかを示すパラメータ)であってもよい。また、本発明の実施形態におけるインピーダンスの調整値は、自動整合器40aがインピーダンスの整合を実施したときの自動整合器40a自身のインピーダンスであってもよい。
代表値特定部602は、ログ取得部601が取得したログに基づいてインピーダンスの調整値の代表値を特定する。
具体的には、代表値特定部602は、例えば、ログが示す各時刻におけるインピーダンスの調整値の平均値を代表値と特定する。または、代表値特定部602は、例えば、ログが示す最大のインピーダンスの調整値と最小のインピーダンスの調整値との平均値を代表値と特定する。または、代表値特定部602は、例えば、各時刻におけるインピーダンスの調整値の中央値を代表値と特定する。
設定部603は、代表値特定部602が特定した代表値を自動整合器40aのインピーダンスの調整値として設定する。
次に、本発明の第一の実施形態による成膜システム1におけるインピーダンス設定装置60の処理について説明する。
ここでは、図4に示す本発明の第一の実施形態によるインピーダンス設定装置60の処理フローについて説明する。
なお、成膜装置10は、自動整合器40aに接続された成膜チャンバ100aの1つのみを備えるものとして説明する。
図2で示したように、プラスチック容器Bが成膜チャンバ100aに入れられる。真空ポンプは、真空室103a内の空気を外部に排気させ、真空室103aを真空状態にする。内部電極104aは、真空状態となった真空室103a内に原料ガス供給管106aから供給される原料ガスを噴出して均一に拡散させる。
高周波電力PWは、高周波電源20から自動整合器40aを介して成膜チャンバ100aに供給される。
高周波電力PWが成膜チャンバ100aに供給される間、自動整合器40aは、高周波電源20と成膜チャンバ100aとの間のインピーダンスを整合させる。なお、自動整合器40aは、高周波電力PWが成膜チャンバ100aに供給される間、その間よりも短い所定の時間間隔でインピーダンスを整合させる。
高周波電力PWが高周波電源20から成膜チャンバ100aに供給されると、プラスチック容器Bの内表面にCVD膜が生成される。
ここで、プラスチック容器Bの内表面に生成されたCVD膜が正常であるか否かを判定する。なお、この判定は、膜厚や膜質などを測定し、それらの測定値が所定の範囲内にあるか否かを判定する専用の装置が判定するものであってもよい。また、判定担当者が手動で測定し、判定してもよい。また、判定担当者が目視で判定するものであってもよい。
ログ取得部601は、プラスチック容器Bの内表面が正常に成膜されたときに、高周波電力PWが成膜チャンバ100aに供給された間の自動整合器40aのログを取得する(ステップS1)。
代表値特定部602は、ログ取得部601が取得したログに基づいてインピーダンスの調整値の代表値を特定する(ステップS2)。
自動整合器40aは、自身でインピーダンスの調整値を調整してインピーダンスを整合させる自動モードから、外部から設定されたインピーダンスの調整値を用いてインピーダンスを整合させる固定モードに切り替えられる。
設定部603は、代表値特定部602が特定した代表値を自動整合器40aのインピーダンスの調整値として設定する(ステップS3)。
なお、自動整合器40aは、代表値を自動整合器40aのインピーダンスの調整値として設定された以降には、固定モードでの動作を継続する。
高周波電力PWが成膜チャンバ100aに供給される時間は、1〜2秒程度であり、プラスチック容器Bの内表面が正常に成膜されたときに高周波電力PWが成膜チャンバ100aに供給される間の高周波電源20のインピーダンス及び成膜チャンバ100aのインピーダンスは、大きな変化を示さないことが実験によりわかった。そのため、インピーダンスの調整値を、例えば、ログが示す各時刻におけるインピーダンスの調整値の平均値や中央値の代表値に固定した場合であっても、高い効率で安定した高周波電力PWが成膜チャンバ100a1に送電される。これにより、外部電極に電力を均等に供給することができ、コーティング膜厚がほぼ均一なCVD膜でコーティングされたプラスチック容器Bを生成することができる。
なお、本発明の実施形態による成膜システム1において、インピーダンス設定装置60は、異なる形状のプラスチック容器Bの内表面に成膜を施すために、異なる成膜チャンバを設定した場合や、異なる原料ガスを用いてプラスチック容器Bの内表面を成膜する場合などに、自動整合器40aのログを取得し、代表値を特定し、その代表値を整合器におけるインピーダンスの調整値として再設定すればよい。
以上、本発明の第一の実施形態による成膜システム1について説明した。
本発明の第一の実施形態による成膜システム1において、インピーダンス設定装置60は、ログ取得部601と、代表値特定部602と、設定部603と、を備える。ログ取得部601は、成膜装置10による成膜プロセスにおいて、インピーダンスの自動整合を実施したときのログを取得する。代表値特定部602は、ログ取得部601が取得したログに基づいて、インピーダンスの代表値を特定する。設定部603は、インピーダンスの代表値を自動整合器40aのインピーダンスの調整値として設定する。
このようにすれば、外乱が発生し異常状態で行われた成膜の次の成膜において、自動整合器40aが代表値に固定したインピーダンスの調整値で動作するため、外乱が発生していない場合に、自動整合器40aが高周波電源20と成膜チャンバ100aとの間のインピーダンスを整合させることができる。その結果、高い効率で安定した高周波電力PWが成膜チャンバ100aに送電される。これにより、外部電極に電力を均等に供給することができ、外乱が発生し異常状態で行われた成膜の次のコーティング膜を正常状態で生成することができ、ほぼ均一なCVD膜でコーティングされた正常なプラスチック容器を生成することができる。
<第二の実施形態>
本発明の第二の実施形態による成膜システムの構成について説明する。
本発明の第二の実施形態による成膜システム1は、図5に示すように、成膜装置10と、高周波電源20と、分配器30と、自動整合器40aと、固定整合器40b1、40b2と、制御装置50と、インピーダンス設定装置60と、を備える。
なお、本発明の第二の実施形態による固定整合器40b1、40b2は、外部から設定されたインピーダンスの調整値を用いてインピーダンスを整合させる整合器である。
成膜装置10は、成膜チャンバ100a1、100a2、100a3を備える。以下、成膜チャンバ100a1、100a2、100a3を総称して成膜チャンバ100aと呼ぶ。
成膜チャンバ100aのそれぞれは、図2で示した成膜チャンバ100aと同様に、筐体101aと、外部電極102aと、真空室103aと、内部電極104aと、排気管105aと、原料ガス供給管106aと、を備える。
筐体101aは、成膜チャンバ100aの外周を形成し、内部からの電磁波を外部に漏出するのを防ぐ。
高周波電源20は、交流商用電源から生成した高周波電力PWを生成する。高周波電源20は、分配器30と自動整合器40aとを介して、高周波電力PWを成膜チャンバ100a1に送電する。また、高周波電源20は、分配器30と固定整合器40b1とを介して、高周波電力PWを成膜チャンバ100a2に送電する。また、高周波電源20は、分配器30と固定整合器40b2とを介して、高周波電力PWを成膜チャンバ100a3に送電する。
分配器30は、制御装置50による制御に基づいて、高周波電力PWの送電先に接続を自動整合器40a、固定整合器40b1、または、固定整合器40b2に切り替える。
自動整合器40aは、成膜チャンバ100a1に接続される。自動整合器40aは、高周波電源20と成膜チャンバ100a1との間のインピーダンスを整合させる。自動整合器40aは、プラスチック容器Bの内表面が正常に成膜されたときに、代表値特定部602がログに基づいて特定したインピーダンスの代表値を調整値とする。自動整合器40aは、代表値を調整値として以降、高周波電源20と成膜チャンバ100a1との間のインピーダンスを整合させる。分配器30が高周波電力PWの送電先として自動整合器40aに切り替えた場合、高周波電力PWは、自動整合器40aを介して成膜チャンバ100a1に送電される。自動整合器40aが高周波電源20と成膜チャンバ100a1との間のインピーダンスを整合させることにより、高い効率で安定した高周波電力PWが成膜チャンバ100a1に送電される。これにより、外部電極に電力を効率的に供給することができ、コーティング膜厚がほぼ均一なCVD膜でコーティングされたプラスチック容器Bを生成することができる。
固定整合器40b1は、成膜チャンバ100a2に接続される。固定整合器40b1は、プラスチック容器Bの内表面が正常に成膜されたときに、代表値特定部602がログに基づいて特定したインピーダンスの代表値を調整値として、高周波電源20と成膜チャンバ100a2との間のインピーダンスを整合させる。分配器30が高周波電力PWの送電先として固定整合器40b1に切り替えた場合、高周波電力PWは、固定整合器40b1を介して成膜チャンバ100a2に送電される。固定整合器40b1が高周波電源20と成膜チャンバ100a2との間のインピーダンスを整合させることにより、高い効率で安定した高周波電力PWが成膜チャンバ100a2に送電される。これにより、外部電極に電力を効率的に供給することができ、コーティング膜厚がほぼ均一なCVD膜でコーティングされたプラスチック容器Bを生成することができる。
固定整合器40b2は、成膜チャンバ100a3に接続される。固定整合器40b2は、プラスチック容器Bの内表面が正常に成膜されたときに、代表値特定部602がログに基づいて特定したインピーダンスの代表値を調整値として、高周波電源20と成膜チャンバ100a3との間のインピーダンスを整合させる。分配器30が高周波電力PWの送電先として固定整合器40b2に切り替えた場合、高周波電力PWは、固定整合器40b2を介して成膜チャンバ100a3に送電される。固定整合器40b2が高周波電源20と成膜チャンバ100a3との間のインピーダンスを整合させることにより、高い効率で安定した高周波電力PWが成膜チャンバ100a3に送電される。
制御装置50は、分配器30に制御信号を送信する。制御信号には、高周波電力PWの送電先を示す情報、すなわち、分配器30が接続する接続先を示す情報(例えば、直接の接続先である自動整合器40aの識別情報、固定整合器40b1、40b2の識別情報や間接的な接続先である成膜チャンバ100a1、100a2、または、100a3の識別情報を示す情報など)が含まれている。
インピーダンス設定装置60は、高周波電源20と成膜チャンバ100a1との間のインピーダンスを整合させる自動整合器40aのインピーダンスを設定する装置である。また、インピーダンス設定装置60は、高周波電源20と成膜チャンバ100a2との間のインピーダンスを整合させる固定整合器40b1のインピーダンスを設定する装置である。また、インピーダンス設定装置60は、高周波電源20と成膜チャンバ100a3との間のインピーダンスを整合させる固定整合器40b2のインピーダンスを設定する装置である。
本発明の第二の実施形態によるインピーダンス設定装置60は、図3で示した本発明の第一の実施形態によるインピーダンス設定装置60と同様に、ログ取得部601と、代表値特定部602と、設定部603と、を備える。
ログ取得部601は、高い効率で安定した高周波電力PWが成膜チャンバ100a1に送電されたとき、すなわち、自動整合器40aが高周波電源20と成膜チャンバ100a1との間のインピーダンスを整合させて、コーティング膜厚がほぼ均一なCVD膜でコーティングされた正常なプラスチック容器Bが生成されたときに、自動整合器40aがインピーダンスの整合を実施したときのインピーダンスの調整値を示す情報をログとして取得する。
代表値特定部602は、ログ取得部601が取得したログに基づいてインピーダンスの調整値の代表値を特定する。
具体的には、代表値特定部602は、例えば、ログが示す各時刻におけるインピーダンスの調整値の平均値を代表値と特定する。または、代表値特定部602は、例えば、ログが示す最大のインピーダンスの調整値と最小のインピーダンスの調整値との平均値を代表値と特定する。または、代表値特定部602は、例えば、各時刻におけるインピーダンスの調整値の中央値を代表値と特定する。
設定部603は、代表値特定部602が特定した代表値を自動整合器40aのインピーダンスの調整値として設定する。また、設定部603は、代表値特定部602が特定した代表値を固定整合器40b1のインピーダンスの調整値として設定する。また、設定部603は、代表値特定部602が特定した代表値を固定整合器40b2のインピーダンスの調整値として設定する。
次に、本発明の第二の実施形態による成膜システム1におけるインピーダンス設定装置60の処理について説明する。
ここでは、図6に示す本発明の第二の実施形態によるインピーダンス設定装置60の処理フローについて説明する。
なお、成膜装置10は、自動整合器40aに接続された成膜チャンバ100a1、固定整合器40b1に接続された成膜チャンバ100a2、固定整合器40b2に接続された成膜チャンバ100a3の3つを備えるものとして説明する。
また、本発明の第二の実施形態では、各成膜チャンバ100aは、符号の末尾が同一の数字である筐体101aと、外部電極102aと、真空室103aと、内部電極104aと、排気管105aと、原料ガス供給管106aと、を備えるものとし、以下では符号を対応付けて説明する。
プラスチック容器Bが成膜チャンバ100a1に入れられる。真空ポンプは、真空室103a1内の空気を外部に排気させ、真空室103a1を真空状態にする。内部電極104a1は、真空状態となった真空室103a1内に原料ガス供給管106a1から供給される原料ガスを噴出して均一に拡散させる。
制御装置50は、接続先を成膜チャンバ100a1にする制御信号を分配器30に送信する。
分配器30は、制御装置50から制御信号を受信する。分配器30は、制御信号を受信すると、その制御信号に含まれている接続先を示す自動整合器40aの識別情報に応じて、自動整合器40aに接続する。
分配器30が自動整合器40aに接続されると、高周波電力PWが高周波電源20から分配器30及び自動整合器40aを介して成膜チャンバ100a1に供給される。
高周波電力PWが成膜チャンバ100a1に供給される間、自動整合器40aは、高周波電源20と成膜チャンバ100a1との間のインピーダンスを整合させる。なお、自動整合器40aは、高周波電力PWが成膜チャンバ100aに供給される間、その間よりも短い所定の時間間隔でインピーダンスを整合させる。
高周波電力PWが高周波電源20から成膜チャンバ100a1に供給されると、プラスチック容器Bの内表面にCVD膜が生成される。
ここで、プラスチック容器Bの内表面に生成されたCVD膜が正常であるか否かを判定する。
ログ取得部601は、プラスチック容器Bの内表面が正常に成膜されたときに、高周波電力PWが成膜チャンバ100aに供給された間の自動整合器40aのログを取得する(ステップS11)。
代表値特定部602は、ログ取得部601が取得したログに基づいてインピーダンスの調整値の代表値を特定する(ステップS12)。
自動整合器40aは、自身でインピーダンスの調整値を調整してインピーダンスを整合させる自動モードから、外部から設定されたインピーダンスの調整値を用いてインピーダンスを整合させる固定モードに切り替えられる。
設定部603は、代表値特定部602が特定した代表値を自動整合器40aのインピーダンスの調整値として設定し、代表値特定部602が特定した代表値を固定整合器40b1のインピーダンスの調整値として設定し、代表値特定部602が特定した代表値を固定整合器40b2のインピーダンスの調整値として設定する(ステップS13)。
なお、自動整合器40aは、代表値を自動整合器40aのインピーダンスの調整値として設定された以降には、固定モードでの動作を継続する。
高周波電力PWが成膜チャンバ100aに供給される時間は、1〜2秒程度であり、プラスチック容器Bの内表面が正常に成膜されたときに高周波電力PWが成膜チャンバ100aに供給される間の高周波電源20のインピーダンス及び成膜チャンバ100aのインピーダンスは、大きな変化を示さないことが実験によりわかった。また、成膜チャンバ100aのそれぞれのインピーダンスは、互いにほぼ同一であり、大きな差を示さないことが実験によりわかった。そのため、インピーダンスの調整値を固定した場合であっても、高い効率で安定した高周波電力PWが成膜チャンバ100aに送電される。これにより、外部電極に電力を均等に供給することができ、コーティング膜厚がほぼ均一なCVD膜でコーティングされたプラスチック容器Bを生成することができる。そのため、インピーダンスの調整値を、例えば、ログが示す各時刻におけるインピーダンスの調整値の平均値や中央値の代表値に固定した場合であっても、高い効率で安定した高周波電力PWが成膜チャンバ100aのそれぞれに送電される。これにより、外部電極に電力を均等に供給することができ、コーティング膜厚がほぼ均一なCVD膜でコーティングされたプラスチック容器Bを生成することができる。
以上、本発明の第二の実施形態による成膜システム1について説明した。
本発明の第二の実施形態による成膜システム1において、インピーダンス設定装置60は、ログ取得部601と、代表値特定部602と、設定部603と、を備える。ログ取得部601は、成膜装置10による成膜プロセスにおいて、インピーダンスの自動整合を実施したときのログを取得する。代表値特定部602は、ログ取得部601が取得したログに基づいて、インピーダンスの代表値を特定する。設定部603は、インピーダンスの代表値を自動整合器40aのインピーダンスの調整値として設定する。また、設定部603は、インピーダンスの代表値を固定整合器40b1、40b2のインピーダンスの調整値として設定する。
このようにすれば、外乱が発生し異常状態で行われた成膜の次の成膜において、自動整合器40aが代表値に固定したインピーダンスの調整値で動作するため、外乱が発生していない場合に、自動整合器40aが高周波電源20と成膜チャンバ100a1との間のインピーダンスを整合させることができる。また、外乱が発生し異常状態で行われた成膜の次の成膜において、固定整合器40b1が代表値に固定したインピーダンスの調整値で動作するため、外乱が発生していない場合に、固定整合器40b1が高周波電源20と成膜チャンバ100a2との間のインピーダンスを整合させることができる。また、外乱が発生し異常状態で行われた成膜の次の成膜において、固定整合器40b2が代表値に固定したインピーダンスの調整値で動作するため、外乱が発生していない場合に、固定整合器40b2が高周波電源20と成膜チャンバ100a3との間のインピーダンスを整合させることができる。その結果、高い効率で安定した高周波電力PWが成膜チャンバ100aに送電される。これにより、外部電極に電力を均等に供給することができ、外乱が発生し異常状態で行われた成膜の次のコーティング膜を正常状態で生成することができ、ほぼ均一なCVD膜でコーティングされた正常なプラスチック容器を生成することができる。また、成膜チャンバ100a2、100a3には、自動整合器よりも低機能で安価な固定整合器が用いられるため、成膜システム1を安価に製造することができる。
なお、本発明の第二の実施形態による成膜システム1は、自動整合器40aを備えるものとして説明した。しかしながら、本発明の第二の実施形態による成膜システム1は、必ずしも自動整合器40aを備える必要はない。成膜システム1が備える成膜チャンバ100aは、例えば、すべて固定整合器40bに接続されるものであってよい。
この場合、成膜システム1とは別に、成膜システム1が備える成膜チャンバ100aと同様のチャンバに自動整合器40aを接続して、ログ取得部601は、プラスチック容器Bの内表面が正常に成膜されたときに、高周波電力PWが成膜チャンバ100aに供給された間の自動整合器40aのログを取得する。代表値特定部602は、ログ取得部601が取得したログに基づいて、インピーダンスの代表値を特定する。そして、設定部603は、インピーダンスの代表値を固定整合器それぞれのインピーダンスの調整値として設定すればよい。
なお、本発明の第二の実施形態による成膜システム1は、インピーダンスの代表値を特定する際に用いる自動整合器40aと別の整合器として固定整合器を備えるものとして説明した。しかしながら、本発明の第二の実施形態による成膜システム1は、インピーダンスの代表値を特定する際に用いる自動整合器40aと別の整合器として固定整合器を備えるものに限定しない。本発明の第二の実施形態による成膜システム1は、インピーダンスの代表値を特定する際に用いる自動整合器40aと別の整合器として、その代表値に固定したインピーダンスの調整値で動作する整合器であれば固定整合器、半自動整合器、自動整合器のいずれであってもよい。
なお、本発明の第二の実施形態による成膜システム1は、固定整合器として固定整合器40b1、40b2の2個を備えるものとして説明した。しかしながら、本発明の第二の実施形態による成膜システム1は、固定整合器として固定整合器40b1、40b2の2個を備えるものに限定しない。本発明の第二の実施形態による成膜システム1は、1つの固定整合器または任意の複数の固定整合器を備えるものであってよい。
なお、本発明の実施形態における処理は、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
本発明における記憶部のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲においてどこに備えられていてもよい。また、記憶部のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲において複数存在しデータを分散して記憶していてもよい。
本発明の実施形態について説明したが、上述の自動整合器40a、制御装置50、インピーダンス設定装置60、成膜システム1における装置のそれぞれは内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータがそのプログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるファイル、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例であり、発明の範囲を限定しない。これらの実施形態は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、省略、置き換え、変更を行ってよい。
1・・・成膜システム
10・・・成膜装置
20・・・高周波電源
30・・・分配器
40a・・・自動整合器
40b1、40b2・・・固定整合器
50・・・制御装置
60・・・インピーダンス設定装置
100a、100a1、100a2、100a3・・・成膜チャンバ
101a・・・筐体
102a・・・外部電極
103a・・・真空室
104a・・・内部電極
105a・・・排気管
106a・・・原料ガス供給管
601・・・ログ取得部
602・・・代表値特定部
603・・・設定部

Claims (4)

  1. 高周波電源と成膜装置の第1成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第1整合器のインピーダンスの調整値、および前記高周波電源と前記成膜装置の第2成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第2整合器のインピーダンスの調整値を設定するインピーダンス設定装置であって、
    前記成膜装置による成膜プロセスにおいて、前記高周波電源と前記第1成膜チャンバとの間のインピーダンスの自動整合を実施したときの前記第1整合器のインピーダンスの調整値を示すログを取得するログ取得部と、
    前記ログ取得部が取得した前記ログに基づいて前記第1整合器のインピーダンスの調整値の代表値を特定する代表値特定部と、
    前記代表値を前記第2整合器のインピーダンスの調整値として設定する設定部と、
    を備えるインピーダンス設定装置。
  2. 高周波電源と成膜装置の第1成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第1整合器と、
    前記高周波電源と前記成膜装置の第2成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第2整合器と、
    請求項1に記載のインピーダンス設定装置と
    備える成膜システム。
  3. 高周波電源と成膜装置の第1成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第1整合器のインピーダンスの調整値、および前記高周波電源と前記成膜装置の第2成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第2整合器のインピーダンスの調整値を設定するインピーダンス設定装置の制御方法であって、
    前記成膜装置による成膜プロセスにおいて、前記高周波電源と前記第1成膜チャンバとの間のインピーダンスの自動整合を実施したときの前記第1整合器のインピーダンスの調整値を示すログを取得することと、
    取得した前記ログに基づいて前記第1整合器のインピーダンスの調整値の代表値を特定することと、
    前記代表値を前記第2整合器のインピーダンスの調整値として設定することと、
    を含む制御方法。
  4. 高周波電源と成膜装置の第1成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第1整合器のインピーダンスの調整値、および前記高周波電源と前記成膜装置の第2成膜チャンバとの間のインピーダンスを整合させる第2整合器のインピーダンスの調整値を設定するインピーダンス設定装置のコンピュータに、
    前記成膜装置による成膜プロセスにおいて、前記高周波電源と前記第1成膜チャンバとの間のインピーダンスの自動整合を実施したときの前記第1整合器のインピーダンスの調整値を示すログを取得することと、
    取得した前記ログに基づいて前記第1整合器のインピーダンスの調整値の代表値を特定することと、
    前記代表値を前記第2整合器のインピーダンスの調整値として設定することと、
    を実行させるプログラム。
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