JP6877825B2 - 接合装置およびフォークリフト - Google Patents

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Description

本発明は、例えばフォークリフト等の産業用車両の作動装置に作動用流体を供給する管状部材同士を接合する接合装置、および接合装置を備えたフォークリフトに関する。
従来、この種の接合装置としては、例えば図11に示すように、フォークリフトの左右一対のフォーク本体の間隔を調節するシリンダに高圧の作動油を供給するホース101〜104同士を接合するジャンクションブロック105がある。このジャンクションブロック105は、フォークリフトのマストに支持案内されて昇降自在なリフトブラケットに取り付けられた固定部材107と、固定部材107に回動自在に設けられた軸部材108とを有している。
固定部材107は左右方向に貫通する軸穴109を有し、軸部材108が軸穴109に挿入されている。軸部材108には第1および第2のホース101,102が接続され、固定部材107には第3および第4のホース103,104が接続されている。第1のホース101と第3のホース103とに連通する一方の油圧流路110ならびに第2のホース102と第4のホース104とに連通する他方の油圧流路111とがそれぞれ、軸部材108と固定部材107とに形成されている。
すなわち、一方の油圧流路110は、軸部材108に形成された一方の孔部114と、固定部材107の内周に全周にわたって形成された一方の溝部115と、一方の孔部114と一方の溝部115とに連通する一方の連通孔部116とを有している。第1のホース101の端部が一方の孔部114に連通し、第3のホース103の端部が一方の溝部115に連通している。
同様に、他方の油圧流路111は他方の孔部118と他方の溝部119と他方の連通孔部120とを有している。
また、固定部材107の内周には複数のオイルシール122,123,124が設けられている。
第1および第2のホース101,102はリール装置126に巻き取られており、リール装置126はフォークリフトのマストの上部に設けられている。尚、リール装置126に巻き取られた第1および第2のホース101,102は、接続用配管等を介して、フォークリフトの車両本体に内蔵された油圧制御回路に接続されている。
また、第3および第4のホース103,104はシリンダに接続されている。
これによると、作動油が車両本体の油圧制御回路から第1および第3のホース101,103(又は第2および第4のホース102,104)を通ってシリンダに供給されるとともに、シリンダ内の作動油が第2および第4のホース102,104(又は第1および第3のホース101,103)を通って車両本体の油圧制御回路に排出されることにより、シリンダが作動して、一対のフォーク本体の間隔が調節される。
また、一対のフォーク本体はリフトブラケットと共にマストに沿って昇降する。この際、リフトブラケットの昇降に応じて、リフトブラケットに対する第1および第2のホース101,102の向きが変化するため、この向きの変化に追従して、軸部材108が軸心周りに回動する。これにより、第1および第2のホース101,102の先端部が無理に屈曲するのを防止することができる。
リフトブラケットが上昇した場合、リフトブラケットとリール装置126との上下間距離が短縮するため、第1および第2のホース101,102が弛もうとするが、第1および第2のホース101,102がリール装置126に巻き取られることによって、第1および第2のホース101,102の弛みが防止される。
また、リフトブラケットが下降した場合、リフトブラケットとリール装置126との上下間距離が伸長するため、第1および第2のホース101,102がリール装置126から引き出される。
尚、上記のようなホースのジャンクションブロック(接合装置)は例えば下記特許文献1〜3に記載されている。
特開昭47−15856 特開平5−254798 実開昭58−4594
しかしながら上記の従来形式では、第1および第2のホース101,102はリール装置126に巻き取られているため、第1および第2のホース101,102には引張力が作用し、この引張力によって、ジャンクションブロック105の軸部材108に、径方向の外力Fが作用する。特に、リフトブラケットが昇降するのに応じて第1および第2のホース101,102がリール装置126から引き出される際に、引張力が増大するとともに外力Fも増大する。このようにして軸部材108に作用する外力Fは固定部材107で受けられるため、大きな外力Fが軸部材108に作用した場合、軸部材108の外周面と固定部材107の内周面との少なくともいずれかが変形して、作動油をオイルシール122,123,124で完全に密閉することができず、作動油が油圧流路110,111から軸部材108と固定部材107との隙間を通ってジャンクションブロック105の外部に漏れるといった問題がある。
本発明は、作動流体の漏れを防止することができる接合装置およびフォークリフトを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、流体圧で作動する作動装置を備えた昇降自在な荷役装置と、作動装置に接続されている管状部材を荷役装置の昇降に応じて巻き取るリール装置とを有する産業用車両の荷役装置に設けられる管状部材の接合装置であって、
回動自在な軸部材と、
荷役装置に設けられて、軸部材の両端部を回動自在に支持する一対の支持部材と、
軸部材の端部に個別に設けられた一方および他方のジョイント部材とを有し、
ジョイント部材は、軸部材に対して、軸部材の回動方向と同方向へ回動自在であり、
リール装置に巻き取られた管状部材の端部が、一対の支持部材間において、軸部材に接続され、
荷役装置の作動装置に接続された管状部材の端部が一方および他方のジョイント部材に接続され、
軸部材に接続された管状部材の端部と一方のジョイント部材に接続された管状部材の端部とに連通する一方の流路が軸部材と一方のジョイント部材とに形成されているとともに、軸部材に接続された管状部材の端部と他方のジョイント部材に接続された管状部材の端部とに連通する他方の流路が軸部材と他方のジョイント部材とに形成されているものである。
これによると、リール装置に巻き取られた管状部材の端部が両支持部材間において軸部材に接続されているため、リール装置に巻き取られた管状部材に引張力が作用し、この引張力によって、軸部材に径方向の外力が作用しても、この外力は両支持部材によって受けられる。これにより、軸部材とジョイント部材との接続部分が上記外力によって変形することはなく、作動流体が軸部材とジョイント部材との接続部分から外部へ漏れるのを防止することができる。
また、荷役装置の昇降に応じて、軸部材に接続された管状部材の向きが変化しても、この向きの変化に追従して、軸部材が回動するため、軸部材に接続された管状部材の先端部が無理に屈曲するのを防止することができる。
また、ジョイント部材は軸部材に対して軸部材の回動方向と同方向へ回動自在であるため、軸部材が回動しても、ジョイント部材が軸部材と一体に回動することはない。従って、ジョイント部材に接続された管状部材の先端部が無理に屈曲するのを防止することができる。
本第2発明における接合装置は、ジョイント部材はスイベルジョイントであり、
スイベルジョイントは、軸部材の両端部に設けられ、軸部材の回動軸心と同じ軸心周りに回動自在であるものである。
本第3発明における接合装置は、軸部材が支持部材に対して軸心方向へずれるのを防止するずれ防止手段が備えられているものである。
これによると、軸部材が軸心方向へずれて支持部材から脱落するのを防止することができる。
本第4発明における接合装置は、軸部材と支持部材との間に防錆剤を注入する注入手段が支持部材に設けられているものである。
これによると、軸部材と支持部材との間に錆が発生して軸部材の回動が阻害されてしまうのを防止することができる。
本第5発明における接合装置は、作動装置はシリンダであり、荷役装置はフォーク装置であり、管状部材はホースを有し、産業用車両はフォークリフトであるものである。
本第6発明は、上記第5発明に記載の接合装置を備えたフォークリフトであって、
車両本体にマストが設けられ、
フォーク装置は、マストに昇降自在に案内される昇降部材と、昇降部材に設けられた一対のフォーク本体と、一対のフォーク本体の間隔を調節するシリンダとを備えており、
リール装置はマストに設けられ、
接合装置は昇降部材に設けられているものである。
以上のように本発明によると、管状部材に引張力が作用し、この引張力によって径方向の外力が軸部材に作用しても、この外力は両支持部材によって受けられるため、軸部材とジョイント部材との接続部分が上記外力によって変形することはなく、作動流体が軸部材とジョイント部材との接続部分から外部へ漏れるのを防止することができる。
本発明の実施の形態におけるフォークリフトの側面図である。 同、フォークリフトの前部の側面図であり、フォークリフト装置が下降した状態を示す。 図2におけるX−X矢視図である。 同、フォークリフトの前部の側面図であり、フォークリフト装置が上昇した状態を示す。 図4におけるX−X矢視図である。 同、フォークリフトに設けられたジャンクションブロックの一部切欠き正面図である。 図6におけるX−X矢視図であり、フォークリフト装置が下降した状態を示す。 同、ジャンクションブロックの側面図であり、フォークリフト装置が上昇した状態を示す。 同、ジャンクションブロックの分解図である。 同、ジャンクションブロックの支持部材の図である。 従来のフォークリフトに設けられたジャンクションブロックの図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、1は産業用車両の一例であるフォークリフトであり、車両本体2と、車両本体2に設けられた車輪3と、車両本体2の前部に設けられたマスト4と、マスト4に支持案内されて昇降自在なフォーク装置5(荷役装置の一例)等を有している。
マスト4は、外マスト7と、リフトシリンダ8で昇降される内マスト9とを有している。フォーク装置5は、マスト4に昇降自在に案内される昇降部材10と、昇降部材10に設けられた左右一対のフォーク本体13,14と、一対のフォーク本体13,14の間隔を調節する間隔調節装置15と、サイドシフト装置16とを有している。
昇降部材10は、内マスト9に昇降自在に案内されるキャリッジ11と、キャリッジ11に設けられたリフトフレーム12とを有している。リフトフレーム12は、キャリッジ11に対して、左右方向A(車幅方向)へスライド自在に保持されている。
リフトフレーム12はフィンガーバー17を有し、両フォーク本体13,14はそれぞれ、フィンガーバー17に支持案内されて、左右方向Aへ移動自在である。間隔調節装置15は、一方のフォーク本体13を移動させる一方の間隔調節用シリンダ19(作動装置の一例)と、他方のフォーク本体14を移動させる他方の間隔調節用シリンダ20(作動装置の一例)とを有している。これら間隔調節用シリンダ19,20は、油圧(流体圧の一例)式であり、リフトフレーム12に設けられている。一方の間隔調節用シリンダ19のピストンロッド19aが一方のフォーク本体13に連結され、他方の間隔調節用シリンダ20のピストンロッド20aが他方のフォーク本体14に連結されている。
サイドシフト装置16は、リフトフレーム12を左右方向Aに横移動させるものであり、油圧式のサイドシフト用シリンダ22を有している。
サイドシフト用シリンダ22はキャリッジ11に設けられ、サイドシフト用シリンダ22のピストンロッド22aがリフトフレーム12に連結されている。
図1に示すように、内マスト9の上部には左右一対のシーブ65が支持され、基端部が外マスト7の底部に固定された昇降用チェーン66が、シーブ65に巻回されて、キャリッジ11に連結されている。これにより、リフトシリンダ8で内マスト9を上昇させることによって、シーブ65が上昇し、キャリッジ11が倍速で上昇する。
車両本体2には、一方および他方の間隔調節用シリンダ19,20とサイドシフト用シリンダ22を制御する油圧制御回路67が内蔵されている。
外マスト7の上部には、一方の間隔調節用シリンダ19に接続されている第1の管状部材24をフォーク装置5の昇降に応じて巻き取る第1のリール装置25と、他方の間隔調節用シリンダ20に接続されている第2の管状部材27をフォーク装置5の昇降に応じて巻き取る第2のリール装置28と、サイドシフト用シリンダ22に接続されている第3の管状部材30をフォーク装置5の昇降に応じて巻き取る第3のリール装置31とが設けられている。
第1の管状部材24は、一方の間隔調節用シリンダ19に作動油(作動流体の一例)を出し入れするものであり、一方の間隔調節用シリンダ19に接続されている二本の配管24a,24bと、第1のリール装置25に巻き取られたゴム製等の可撓性を有する二本のホース24c,24dとを有している。これら配管24a,24bとホース24c,24dとは第1のジャンクションブロック33(接合装置の一例)を介して接合されている。
第1の管状部材24と同様に、第2の管状部材27は、他方の間隔調節用シリンダ20に作動油を出し入れするものであり、二本の配管27a,27bと二本のホース27c,27dとを有しており、これら配管27a,27bとホース27c,27dとは第2のジャンクションブロック34(接合装置の一例)を介して接合されている。
また、第3の管状部材30は、サイドシフト用シリンダ22に作動油を出し入れするものであり、二本の配管30a,30bと二本のホース30c,30dとを有しており、これら配管30a,30bとホース30c,30dとは第3のジャンクションブロック35(接合装置の一例)を介して接合されている。
尚、第1〜第3のリール装置25,28,31に巻き取られたホース24c,24d,27c,27d,30c,30dは、リール装置25,28,31から複数本の接続配管38を介して、車両本体2の油圧制御回路67に接続されている。
図6〜図8に示すように、第1のジャンクションブロック33は、左右方向Aの軸心41を中心に回動自在な軸部材42と、軸部材42の両端部を回動自在に支持する左右一対の支持部材43と、軸部材42の両端部に設けられたジョイント部材45,46とを有している。
図9,図10に示すように、支持部材43は、貫通孔48と、上下一対の脚部49とを有しており、複数のボルト50によって昇降部材10のリフトフレーム12に取り付けられている。
軸部材42の両端部はそれぞれ支持部材43の貫通孔48に挿入されている。軸部材42の両端部外周には、軸部材42が支持部材43に対して軸心方向へずれるのを防止する一対のスナップリング52(ずれ防止手段の一例)が外嵌されている。
また、支持部材43の内周面すなわち貫通孔48の周面には溝51が全周にわたり形成されている。軸部材42の外周と支持部材43の内周との間にグリス53(防錆剤の一例)を注入する注入手段54が支持部材43に設けられている。注入手段54は、支持部材43の外部と溝51とに開口する注入孔55と、注入孔55に螺合したグリスニップル56とを有している。
ジョイント部材45,46はそれぞれ、エルボタイプのスイベルジョイントであり、軸部材42に対して、軸部材42の回動軸心41と同じ軸心周りに回動自在である。
第1のリール装置25に巻き取られたホース24c,24dの端部は、両支持部材43間において、継手58を介して軸部材42に接続されている。
また、一方の間隔調節用シリンダ19に接続されている一方の配管24aの端部が一方のジョイント部材45に接続され、他方の配管24bの端部が他方のジョイント部材46に接続されている。
一方の配管24aの端部と一方のホース24cの端部とに連通する一方の流路61が軸部材42と一方のジョイント部材45とに形成されている。一方の流路61は、軸部材42に形成された孔部61aと、一方のジョイント部材45に形成された孔部61bとを有している。
また、他方の配管24bの端部と他方のホース24dの端部とに連通する他方の流路62が軸部材42と他方のジョイント部材46とに形成されている。他方の流路62は、軸部材42に形成された孔部62aと、他方のジョイント部材46に形成された孔部62bとを有している。
また、第2および第3のジャンクションブロック34,35は上記第1のジャンクションブロック33と同じ構造を有している。
以下、上記構成における作用を説明する。
図2,図3に示すように、作動油が車両本体2の油圧制御回路67から第1の管状部材24の一方の配管24aとホース24cと第1のジャンクションブロック33の一方の流路61とを流れて一方の間隔調節用シリンダ19に供給されるとともに、一方の間隔調節用シリンダ19内の作動油が他方の配管24bとホース24dと第1のジャンクションブロック33の他方の流路62とを流れて油圧制御回路67に戻されることにより、一方の間隔調節用シリンダ19のピストンロッド19aが短縮する。
また、作動油が油圧制御回路67から第2の管状部材27の一方の配管27aとホース27cと第2のジャンクションブロック34の一方の流路61の一方の流路61とを流れて他方の間隔調節用シリンダ20に供給されるとともに、他方の間隔調節用シリンダ20内の作動油が他方の配管27bとホース27dと第2のジャンクションブロック34
の他方の流路62とを流れて油圧制御回路67に戻されることにより、他方の間隔調節用シリンダ20のピストンロッド20aが短縮する。
これにより、両フォーク本体13,14間の間隔が縮小される。
作動油が油圧制御回路67から第1の管状部材24の他方の配管24bとホース24dと第1のジャンクションブロック33の他方の流路62とを流れて一方の間隔調節用シリンダ19に供給されるとともに、一方の間隔調節用シリンダ19内の作動油が一方の配管24aとホース24cと第1のジャンクションブロック33の一方の流路61とを流れて油圧制御回路67に戻されることにより、一方の間隔調節用シリンダ19のピストンロッド19aが伸長する。
また、作動油が油圧制御回路67から第2の管状部材27の他方の配管27bとホース27dと第2のジャンクションブロック34の他方の流路62とを流れて他方の間隔調節用シリンダ20に供給されるとともに、他方の間隔調節用シリンダ20内の作動油が一方の配管27aとホース27cと第2のジャンクションブロック34の一方の流路61とを流れて油圧制御回路67に戻されることにより、他方の間隔調節用シリンダ20のピストンロッド20aが伸長する。
これにより、両フォーク本体13,14間の間隔が拡大される。このようにして、両フォーク本体13,14間の間隔を調節することができる。
また、作動油が油圧制御回路67から第3の管状部材30の一方の配管30aとホース30cと第3のジャンクションブロック35の一方の流路61とを流れてサイドシフト用シリンダ22に供給されるとともに、サイドシフト用シリンダ22内の作動油が他方の配管30bとホース30dと第3のジャンクションブロック35の他方の流路62とを流れて油圧制御回路67に戻されることにより、サイドシフト用シリンダ22のピストンロッド22aが短縮する。これにより、リフトフレーム12が左右いずれか一方へ移動するため、両フォーク本体13,14が共に左右一方へ移動する。
また、作動油が油圧制御回路67から第3の管状部材30の他方の配管30bとホース30dと第3のジャンクションブロック35の他方の流路62とを流れてサイドシフト用シリンダ22に供給されるとともに、サイドシフト用シリンダ22内の作動油が一方の配管30aとホース30cと第3のジャンクションブロック35の一方の流路61とを流れて油圧制御回路67に戻されることにより、サイドシフト用シリンダ22のピストンロッド22aが伸長する。これにより、リフトフレーム12が左右いずれか他方へ移動するため、両フォーク本体13,14が共に左右他方へ移動する。これにより、両フォーク本体13,14の位置を左右に変更することができる。
また、図2,図3および図6〜図8に示すように、第1のジャンクションブロック33においては、第1のリール装置25に巻き取られた第1の管状部材24の両ホース24c,24dの端部が、両支持部材43間において、継手58を介して軸部材42に接続されているため、第1のリール装置25に巻き取られた両ホース24c,24dに引張力Tが作用し、この引張力Tによって、軸部材42に径方向の外力Fが作用しても、この外力Fは両支持部材43によって受けられる。これにより、軸部材42とジョイント部材45,46との接続部分が上記外力Fによって変形することはなく、作動油が軸部材42とジョイント部材45,46との接続部分から外部へ漏れるのを防止することができる。
また、図2,図4,図7,図8に示すように、フォーク装置5の昇降に応じて、第1の管状部材24の両ホース24c,24dの向きが変化しても、この向きの変化に追従して、軸部材42が回動軸心41を中心に回動するため、軸部材42に接続された両ホース24c,24dの先端部が無理に屈曲するのを防止することができる。
また、ジョイント部材45,46はそれぞれ、軸部材42に対して、軸部材42の回動軸心41と同軸心周りに回動自在であるため、図7,図8に示すように、両ホース24c,24dの向きの変化に追随して軸部材42が回動しても、ジョイント部材45,46が軸部材42と一体に回動することはない。従って、ジョイント部材45,46に接続された配管24a,24bの先端部が無理に屈曲するのを防止することができる。
また、図6に示すように、両支持部材43が両スナップリング52間に挟まれているため、軸部材42が軸心方向へずれて支持部材43から脱落するのを防止することができる。
また、グリスガン等を用いてグリス53をグリスニップル56から溝51に注入することにより、軸部材42の外周と支持部材43の内周との間にグリス53が供給されるため、軸部材42と支持部材43との間に錆が発生して軸部材42の回動が阻害されてしまうのを防止することができる。
以上は第1のジャンクションブロック33についての作用および効果であるが、第2および第3のジャンクションブロック34,35も同様の作用および効果を奏する。
上記実施の形態では、図1〜図3に示すように、産業用車両の一例であるフォークリフト1に第1〜第3のジャンクションブロック33〜35を設けているが、フォークリフト1に限定されるものではなく、例えば、ショベルローダやホイールローダ等に設けてもよい。また、ジャンクションブロック33〜35を三個設けているが、一個又は三個以外の複数個設けてもよい。
上記実施の形態では、油圧駆動式の間隔調節用シリンダ19,20およびサイドシフト用シリンダ22を用いたが、エア駆動式であってもよい。
1 フォークリフト(産業用車両)
2 車両本体
4 マスト
5 フォーク装置(荷役装置)
10 昇降部材
13,14 フォーク本体
19,20 間隔調節用シリンダ(作動装置)
22 サイドシフト用シリンダ(作動装置)
24,27,30 管状部材
24c,24d,27c,27d,30c,30d ホース
25,28,31 リール装置
33,34,35 ジャンクションブロック(接合装置)
41 回転軸心
42 軸部材
43 支持部材
45,46 ジョイント部材
52 スナップリング(ずれ防止手段)
53 グリス(防錆剤)
54 注入手段
61,62 流路

Claims (6)

  1. 流体圧で作動する作動装置を備えた昇降自在な荷役装置と、作動装置に接続されている管状部材を荷役装置の昇降に応じて巻き取るリール装置とを有する産業用車両の荷役装置に設けられる管状部材の接合装置であって、
    回動自在な軸部材と、
    荷役装置に設けられて、軸部材の両端部を回動自在に支持する一対の支持部材と、
    軸部材の端部に個別に設けられた一方および他方のジョイント部材とを有し、
    ジョイント部材は、軸部材に対して、軸部材の回動方向と同方向へ回動自在であり、
    リール装置に巻き取られた管状部材の端部が、一対の支持部材間において、軸部材に接続され、
    荷役装置の作動装置に接続された管状部材の端部が一方および他方のジョイント部材に接続され、
    軸部材に接続された管状部材の端部と一方のジョイント部材に接続された管状部材の端部とに連通する一方の流路が軸部材と一方のジョイント部材とに形成されているとともに、軸部材に接続された管状部材の端部と他方のジョイント部材に接続された管状部材の端部とに連通する他方の流路が軸部材と他方のジョイント部材とに形成されていることを特徴とする接合装置。
  2. ジョイント部材はスイベルジョイントであり、
    スイベルジョイントは、軸部材の両端部に設けられ、軸部材の回動軸心と同じ軸心周りに回動自在であることを特徴とする請求項1記載の接合装置。
  3. 軸部材が支持部材に対して軸心方向へずれるのを防止するずれ防止手段が備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の接合装置。
  4. 軸部材と支持部材との間に防錆剤を注入する注入手段が支持部材に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の接合装置。
  5. 作動装置はシリンダであり、荷役装置はフォーク装置であり、管状部材はホースを有し、産業用車両はフォークリフトであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の接合装置。
  6. 上記請求項5に記載の接合装置を備えたフォークリフトであって、
    車両本体にマストが設けられ、
    フォーク装置は、マストに昇降自在に案内される昇降部材と、昇降部材に設けられた一対のフォーク本体と、一対のフォーク本体の間隔を調節するシリンダとを備えており、
    リール装置はマストに設けられ、
    接合装置は昇降部材に設けられていることを特徴とするフォークリフト。
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