JP6875732B2 - 自動心肺蘇生器 - Google Patents

自動心肺蘇生器 Download PDF

Info

Publication number
JP6875732B2
JP6875732B2 JP2017086027A JP2017086027A JP6875732B2 JP 6875732 B2 JP6875732 B2 JP 6875732B2 JP 2017086027 A JP2017086027 A JP 2017086027A JP 2017086027 A JP2017086027 A JP 2017086027A JP 6875732 B2 JP6875732 B2 JP 6875732B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
head pad
patient
automatic cardiopulmonary
cardiopulmonary resuscitator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017086027A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018126483A5 (ja
JP2018126483A (ja
Inventor
英一 松井
英一 松井
充巨 松井
充巨 松井
保夫 中島
保夫 中島
Original Assignee
コ−ケンメディカル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コ−ケンメディカル株式会社 filed Critical コ−ケンメディカル株式会社
Publication of JP2018126483A publication Critical patent/JP2018126483A/ja
Publication of JP2018126483A5 publication Critical patent/JP2018126483A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6875732B2 publication Critical patent/JP6875732B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Description

本開示は、自動心肺蘇生器に関する。
心肺蘇生法(Cardiopulmonary Resuscitation;CPRということもある。)としては、用手による胸骨圧迫とマウスツーマウスによる人工呼吸とを組合せて行う方法が知られている。しかし、安定した高品質の心肺蘇生を手動で行うことは難しい。そこで、胸骨圧迫及び人工呼吸が自動化された心肺蘇生器が提案されている。例えば、本出願人は、調整された定時間隔で繰り返し衝撃を付加することによって心臓マッサージを行うとともに、調整された時期と期間とで呼吸用ガスを換気供給する自動心肺蘇生器を提案している(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2000−84028号公報
医療ガーゼについて、[online]、一般社団法人 日本衛生材料工業連合会、[平成29年3月6日検索]、インターネット<URL:http://www.jhpia.or.jp/product/cotton/cotton3.html>
自動心肺蘇生器では、ロッドとロッドの先端に設けられた頭パッドとを有する衝撃槌によって胸骨圧迫が行われる。頭パッドは、胸骨圧迫時に患者の胸部に押し当てられる部分であり、通常、軟質シリコーン樹脂などの軟質樹脂からなる。また、胸骨圧迫の適切な位置を確認するために、衝撃槌のロッドの内部にレーザー照射部が設けられる場合がある。この場合、頭パッドの患者の胸部に押し当てられる面には、レーザー照射光の通路となる孔が設けられる。しかし、この孔が患者の胸部に食い込み、頭パッドが患者の胸部に減圧吸着して、患者の胸部に赤いアザが形成されたり、内出血が生じたりする問題があった。
本開示は、衝撃槌の頭パッドが患者の胸部に減圧吸着することを防止する対策が講じられた自動心肺蘇生器を提供することを目的とする。
本発明に係る自動心肺蘇生器は、ロッドと該ロッドの一端に取り付けられた頭パッドとを有する衝撃槌と、該衝撃槌を上下に往復運動させる昇降機構と、を備える自動心肺蘇生器において、前記ロッドは、該ロッドの前記一端で開口する中空部を有し、前記頭パッドは、前記衝撃槌の上下往復運動方向に貫通し前記ロッドの一端側の一部が挿入される嵌合孔を有し、前記中空部内にはレーザー照射部が設けられ、該レーザー照射部から照射されるレーザー光は、前記中空部及び前記嵌合孔を通って患者に照射され、前記自動心肺蘇生器は、前記頭パッドが前記患者の胸部に押し当てられたとき、前記頭パッドが前記患者の胸部に減圧吸着することを防止する吸着防止手段を有することを特徴とする。
本発明に係る自動心肺蘇生器では、前記衝撃槌が、前記吸着防止手段を有することが好ましい。吸着防止手段を心肺蘇生器と一体化することができる。
本発明に係る自動心肺蘇生器では、前記吸着防止手段は、前記ロッドに設けられた、該ロッドの外部空間と前記中空部の内部空間とをつなげる通気孔であることが好ましい。中空部の内部空間に空気を効率的に吸入可能とすることによって、頭パッドの減圧吸着を防止することができる。
本発明に係る自動心肺蘇生器では、前記吸着防止手段は、前記頭パッドの表面のうち少なくとも前記患者に密着する面から前記嵌合孔の内周面にわたって連続してつながって設けられた溝であることが好ましい。中空部の内部空間に空気を効率的に吸入可能とするとともに頭パッドの患者への密着を防止することによって、頭パッドの減圧吸着を防止することができる。
本発明に係る自動心肺蘇生器では、前記吸着防止手段は、前記頭パッドの表面のうち少なくとも前記患者に密着する面に設けられた複数の凸部であることが好ましい。中空部の内部空間に空気を効率的に吸入可能とするとともに頭パッドの患者への密着を防止することによって、頭パッドの減圧吸着を防止することができる。
本発明に係る自動心肺蘇生器では、前記吸着防止手段は、前記レーザー光を通すレーザー光通過孔を有し、かつ、該レーザー光通過孔の位置を前記嵌合孔の開口の位置に合わせて前記頭パッドを覆うように取り付けられる通気性の布からなるカバーであることが好ましい。頭パッドの患者への密着を防止することによって、頭パッドの減圧吸着を防止することができる。
本発明に係る自動心肺蘇生器では、前記レーザー光通過孔がレーザー光透過性を有するシートで覆われていることが好ましい。レーザー光通過孔の大きさを、レーザー光を遮断しない程度の大きさとしながら、頭パッドの患者への密着を防止することができる。
本発明に係る自動心肺蘇生器では、前記吸着防止手段は、前記頭パッドの表面のうち少なくとも前記患者に密着する面に固定された皮膚保護カバーであることが好ましい。頭パッドの患者への密着を防止することによって、頭パッドの減圧吸着を防止することができる。
本発明に係る自動心肺蘇生器では、前記吸着防止手段は、前記患者の胸部の前記衝撃槌が押し当てられる部分に置かれる通気性の布であることが好ましい。頭パッドの患者への密着を防止することによって、頭パッドの減圧吸着を防止することができる。
本発明に係る自動心肺蘇生器では、前記ロッドは、前記昇降機構に固定されるセンターロッド部と該センターロッド部の一端に設けられ、前記嵌合孔に挿入されるパッド受け部とを有する形態を包含する。
本発明に係る自動心肺蘇生器では、前記吸着防止手段は、前記ロッドに設けられた、該ロッドの外部空間と前記中空部の内部空間とをつなげる通気孔であり、前記パッド受け部は、前記センターロッド部との境界部に基端部を有し、該基端部は前記嵌合孔の内周面との間に隙間を設けるための切欠き部を有し、前記通気孔は、前記基端部の前記切欠き部で開口することが好ましい。中空部の内部空間の空気が隙間を通って効率的に吸入される。また、既存の装置を大幅に改造することなく、既存の装置のパッド受け部を、通気孔付きのパッド受け部と交換するだけで、頭パッドの減圧吸着防止の対策が講じられた装置を得ることができる。
本発明に係る自動心肺蘇生器では、前記頭パッドは、軟質樹脂製であることが好ましい。減圧吸着が起こりやすい軟質樹脂で頭パッドを形成しても、吸着防止手段によって頭パッドの減圧吸着を防止することができる。また、頭パッドを軟質樹脂製とすることで、用手法での胸骨圧迫に類似した柔軟性のある作動をすることができる。本発明に係る自動心肺蘇生器では、前記自動心肺蘇生装置は、人工呼吸手段と、前記衝撃槌と前記昇降機構とを有する胸骨圧迫手段と、を備え、前記人工呼吸手段と前記胸骨圧迫手段とが一体型の装置として構成されていることが好ましい。持ち運び性が良く、救命救急の初期において心肺蘇生を迅速に開始することができる。
本開示によれば、衝撃槌の頭パッドが患者の胸部に減圧吸着することを防止する対策が講じられた自動心肺蘇生器を提供することができる。
本実施形態に係る自動心肺蘇生器の一例を示す斜視図である。 衝撃槌を説明するための図である。 図2のA−A線断面図である。 パッド受け部の一例を示す斜視図であり、吸着防止手段である通気孔を説明するための図である。 衝撃槌の一例を示す底面図であり、吸着防止手段である溝を説明するための図である。 図5のB−B線断面図である。 吸着防止手段であるカバーを説明するための図である。 吸着防止手段である皮膚保護カバーを説明するための図である。
次に、本発明について実施形態を示して詳細に説明するが本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。本発明の効果を奏する限り、実施形態は種々の変形をしてもよい。
本実施形態に係る自動心肺蘇生器100は、図1及び図2に示すように、ロッド121aとロッド121aの一端に取り付けられた頭パッド121bとを有する衝撃槌121と、衝撃槌121を上下に往復運動させる昇降機構122と、を備える自動心肺蘇生器において、ロッド121aは、図3に示すように、ロッド121aの一端で開口する中空部41を有し、頭パッド121bは、衝撃槌121の上下往復運動方向に貫通しロッド121aの一端側の一部が挿入される嵌合孔50を有し、中空部41内にはレーザー照射部42が設けられ、レーザー照射部42から照射されるレーザー光は、中空部41及び嵌合孔50を通って患者に照射され、自動心肺蘇生器100は、頭パッド121bが患者の胸部に押し当てられたとき、頭パッド121bが患者の胸部に減圧吸着することを防止する吸着防止手段(不図示)を有する。
まず、図1を参照して、自動心肺蘇生器100の構成について説明する。自動心肺蘇生装置100は、人工呼吸手段110と胸骨圧迫手段120とが一体型の装置として構成されていることが好ましい。持ち運び性が良く、救命救急の初期において心肺蘇生を迅速に開始することができる。
人工呼吸手段110は、患者にガスを吹き込むためのホース111と、ホース111へガスを供給するためのガス供給系統(不図示)とを有する。ガスは、例えば、純酸素、酸素富化空気又は空気である。ホース111の一方の端部は、心肺蘇生器100の筐体101に設けられたホース差込口112に連結される。ホース111の他方の端部は、患者に装着するマスク(不図示)又は気管挿管のチューブ(不図示)に連結される。
胸骨圧迫手段120は、アーチ部10と、バーチカルロッド20と、背板30とを備える。
アーチ部10は、天面部11と、左右側面部12とを有し、患者の胸部上方にまたがって配置される。アーチ部10は、天面部11から下方に突出し、天面部11に上下方向に移動可能に支持される衝撃槌121と衝撃槌121を上下に往復運動させる昇降機構122とを有する。衝撃槌121は、昇降機構122に連結するロッド121aと、ロッド121aの下端部に取り付けられ、患者の胸部に当てられる頭パッド121bとを有する。昇降機構122の駆動方式がガス駆動方式であるとき、昇降機構122は、シリンダ123を有する。シリンダ123は、容器状であり、ガス供給口(不図示)及びガス排気口(不図示)を有する。シリンダ123の内部空間には、ピストン(不図示)と排気時にピストンを押し戻すスプリング(不図示)とが配置される。アーチ部10の一部は、筐体101となっていることが好ましい。筐体101には、人工呼吸手段110のガス供給系統、昇降機構122の駆動系統及び心肺蘇生器100の制御手段などが収容される。
バーチカルロッド20は、左右に一対設けられ、アーチ部の左右側面部12の下端に設けられた固定部13にそれぞれ固定される。バーチカルロッド20は、例えば固定部13のラチェットに係合して、アーチ部10を上下方向に移動可能に支持する。バーチカルロッド20は、目盛り21が表示されていることが好ましい。アーチ部10を患者にセットした状態で、アーチ部10を患者の胸部に向かって押し下げて行き、頭パッド121bが患者の胸部に接した時点で目盛り21が示す値が、患者の胸厚の値に相当する。この読み取った胸厚を基に、衝撃槌121の圧迫深さを設定することができる。このように、患者の一人ひとりに適した圧迫深さのより細かな調整が可能となる。
背板30は、患者の胸部下面を支持する板である。背板30は、例えば、背板30に設けた溝又は孔などの係合部(不図示)を、バーチカルロッド20の下端に設けた突起(不図示)に係合させることで、アーチ部10に着脱自在に固定される。
次に、図2及び図3を参照して、衝撃槌121についてより詳細に説明する。
ロッド121aは、昇降機構122に固定されるセンターロッド部43とセンターロッド部43の一端に設けられ、嵌合孔50に挿入されるパッド受け部44とを有することが好ましい。センターロッド部43は、図3に示すように、棒状部材である。センターロッド部43の上端は、ピストン124に固定され、センターロッド部43の周囲には、スプリング125が配置されることが好ましい。パッド受け部44は、球状部45を有することが好ましい。パッド受け部44はセンターロッド部43に対して着脱自在に固定されることが好ましい。例えば、パッド受け部44に連接する固定部47を設け、固定部47をセンターロッド部43の下端部に設けた挿入穴43aに挿入して、ネジなどの固定部材(不図示)で固定することで、着脱自在とすることができる。
ロッド121aは、図3に示すように、中空部41を有する。中空部41は、ロッド121aの患者側の端部で開口する。ロッド121aの患者側の端部は、例えば、パッド受け部44の下端部である。図3では、一例として、中空部41がパッド受け部44及び固定部47にわたって設けられる形態を示したが、本発明はこれに限定されず、中空部41をパッド受け部44及び固定部47に加えて、センターロッド部43にわたって設けてもよい(不図示)。中空部41内にはレーザー照射部42が設けられる。レーザー照射部42は、例えば、レーザーポインターである。
頭パッド121bは、嵌合孔50にロッド121aの先端部(例えば、パッド受け部44)を挿入することで、ロッド121aに取り付けられる。嵌合孔50は、ロッド121aの先端部の挿し込み口である上側開口部51と、ロッド121aの球状部45を収容可能な収容部52と、レーザー光を患者に向けて透過させるための下側開口部53とを有する。レーザー照射部42から照射されるレーザー光は、中空部41及び嵌合孔50の下側開口部53を通って患者に照射される。
頭パッド121bは、軟質樹脂製であることが好ましい。本実施形態では、減圧吸着が起こりやすい軟質樹脂で頭パッド121bを形成しても、吸着防止手段によって頭パッド121bの減圧吸着を防止することができる。また、頭パッド121bを軟質樹脂製とすることで、用手法での胸骨圧迫に類似した柔軟性のある作動をすることができる。軟質樹脂は、例えば、シリコーンゴムなどのシリコーン樹脂、又はウレタンゴムなどのウレタン樹脂である。このうち、軟質樹脂は、シリコーンゴムであることが好ましい。頭パッドの硬度は20程度が好ましい。また、軟質樹脂には抗菌剤が練りこんであることが好ましい。
次に、吸着防止手段について説明する。吸着防止手段は、頭パッド121bが患者に押し当てられる時に中空部41の内部空間の空気を排出し、かつ、頭パッド121bが患者から離される時に中空部41の内部空間に空気を吸入することによって、あるいは、頭パッド121bが患者に押し当てられる時に頭パッド121bが患者に密着することを防止することによって、頭パッド121bが患者の胸部に減圧吸着することを防止する。次に、吸着防止手段の具体例として、第一例〜第六例の吸着防止手段をそれぞれ説明する。
本実施形態に係る自動心肺蘇生器100では、衝撃槌121が、吸着防止手段を有することが好ましい。吸着防止手段を心肺蘇生器100と一体化することができる。
(第一例の吸着防止手段)
図4は、パッド受け部の一例を示す斜視図であり、吸着防止手段である通気孔を説明するための図である。吸着防止手段は、ロッド121aに設けられた、ロッド121aの外部空間と中空部41(図3に図示)の内部空間とをつなげる通気孔61であることが好ましい。中空部41の内部空間に空気を効率的に吸入可能とすることによって、頭パッド121bの減圧吸着を防止することができる。
本実施形態に係る自動心肺蘇生器100では、パッド受け部44は、図4に示すように、センターロッド部43との境界部に基端部46を有し、基端部46は嵌合孔50の内周面との間に隙間を設けるための切欠き部46a,46bを有し、通気孔61は、基端部46の切欠き部46a,46bで開口することが好ましい。中空部41の内部空間の空気が隙間を通って効率的に吸入される。また、既存の装置を大幅に改造することなく、既存の装置のパッド受け部を、通気孔付きのパッド受け部と交換するだけで、頭パッド121bの減圧吸着防止の対策が講じられた装置を得ることができる。
通気孔61は、2個以上であることが好ましい。通気孔61を2個設ける形態の具体例としては、図4に示すように、基端部46の180°対称位置にそれぞれ切欠き部46a,46bを設け、切欠き部46a,46bにそれぞれ通気孔61を設ける形態である。
(第二例の吸着防止手段)
図5は、頭パッドの一例を示す底面図であり、吸着防止手段である溝を説明するための図である。図6は、図5のB−B線断面図である。吸着防止手段は、頭パッド121bの表面のうち少なくとも患者に密着する面Sから嵌合孔50の内周面にわたって連続してつながって設けられた溝62であることが好ましい。中空部41の内部空間の空気は溝62を通って効率的に吸入される。また、溝62によって頭パッド121bが患者に密着することを防止することができる。その結果、頭パッド121bの減圧吸着を防止することができる。
溝62は、複数本であり、下側開口部53の開口縁の周辺部に放射状に設けられることが好ましい。図3では、一例として溝62を12本設けた形態を示したが、本発明は溝62の本数に限定されない。幅62の寸法は、特に限定されず、例えば、幅5mm程度、深さ10mm程度としてもよい。
溝62は、図6に示すように、頭パッド121bの患者に密着する面(頭パッド121bの底面)Sの下側開口部53の開口縁の周辺部から下側開口部53の内周面にわたって連続してつながって設けられることがより好ましい。また、図5では、一例として、溝62を、頭パッド121bの底面Sのうち下側開口部53の開口縁の周辺部に設けた形態を示したが、本発明はこれに限定されず、溝62を、頭パッド121bの底面Sのうち下側開口部53の開口縁の周辺部に加えて、頭パッド121bの底面Sの外周まで延長させてもよい。
(第三例の吸着防止手段)
吸着防止手段は、頭パッド121bの表面のうち少なくとも患者に密着する面Sに設けられた複数の凸部(不図示)であることが好ましい。第二例では、頭パッド121bの表面を窪ませて溝62を形成したが、頭パッド121bの表面を突出させて凸部を形成しても、溝62と同様の作用効果が得られる。凸部は、例えば、図5及び図6において溝62が設けられた部分を頭パッド121bの表面から突出させることで形成される。凸部は、頭パッド121bの患者に密着する面Sから嵌合孔50の内周面にわたって連続してつながって設けられることが好ましい。また、複数の凸部は、下側開口部53の開口縁の周辺部に放射状に設けられることが好ましい。凸部の本数及び寸法は特に限定されない。中空部41の内部空間の空気は凸部と頭パッド121bの表面との間に形成された段差を通って効率的に吸入される。また、凸部によって頭パッド121bが患者に密着することを防止することができる。その結果、頭パッド121bの減圧吸着を防止することができる。
(第四例の吸着防止手段)
図7は、吸着防止手段であるカバーを説明するための図である。吸着防止手段は、レーザー光を通すレーザー光通過孔64aを有し、かつ、レーザー光通過孔64aの位置を嵌合孔50の開口の位置に合わせて頭パッド121bを覆うように取り付けられる通気性の布からなるカバー64であることが好ましい。カバー64によって頭パッド121bが患者に密着することを防止することができる。その結果、頭パッド121bの減圧吸着を防止することができる。
カバー64は、例えば、入口を紐又はゴムなどで締緩可能な巾着袋状であることが好ましい。頭パッド121bへの着脱を自在とすることができる。また、カバー64の材質は、ガーゼなどの通気性の布である。患者への密着を防止することができる。レーザー光通過孔64aの直径はレーザー光が患者の胸を照らすのを妨げない程度の最小直径であることが好ましい。患者の肌がレーザー光通過孔64aに食い込み頭パッドが患者の肌に直接触れて密着することを防止することができる。カバー64は、抗菌剤を含有することが好ましい。カバー64が抗菌剤を含有する形態は、特に限定されないが、例えば、カバー64となる布に抗菌剤を付着させる形態、又はカバー64となる布に抗菌剤を含浸させる形態である。
カバー64は、使い捨て(disposable)であることが好ましい。また、カバー64は、患者の皮膚の柔らかさなど使用状況に応じて、1枚を取り付けるか又は複数枚を重ねて取り付けてもよい。
カバー64にガーゼを用いる場合、ガーゼは、医療ガーゼであることが好ましい。医療ガーゼは、例えば、非特許文献1に示される、「医療ガーゼ」規格タイプ「I,II,III,IV」である。このうち、より目の細かい「タイプI」であることがより好ましい。
カバー64がレーザー光を通すレーザー光通過孔64aを有する場合、レーザー光通過孔64aの直径は、1.0〜3.0mmであることがより好ましく、1.0〜10mmであることが好ましい。このような範囲とすることで、レーザー光で患者の胸を照らすことを妨げない。
次に、カバー64の変形例を説明する。
(カバーの変形例1)
カバー64は、レーザー光通過孔64aを有し、レーザー光通過孔64aがレーザー光透過性を有するシート(不図示)で覆われていることが好ましい。例えばガーゼを複数枚重ねて使用した場合、レーザー光通過孔64aが小さすぎると、レーザー光が遮断されるおそれがある。一方、レーザー光通過孔64aが大きすぎると、頭パッド121bが患者に密着するおそれがある。そこで、レーザー光通過孔64aがレーザー光透過性を有するシートで覆われることで、レーザー光通過孔64aの大きさを、レーザー光を遮断しない程度の大きさとしながら、頭パッド121bの患者への密着を防止することができる。レーザー光透過性を有するシートは、カバー64を頭パッド121bに取付時に、レーザー光通過孔64aと頭パッド121bとの間に配置されることが好ましい。より具体的には、レーザー光透過性を有するシートは、カバー64の頭パッド121b側の表面に配置されることが好ましい。レーザー光透過性を有するシートは、例えば、合成樹脂製の、透明シート又は患者側の表面が粗面化された半透明シートであることが好ましい。半透明シートでは、患者側の表面が粗面化されていることで、患者の皮膚への密着性を抑制することができる。レーザー光透過性を有するシートの形状及び大きさは、レーザー光通過孔64aの全体を覆うことができればよく、特に限定されず、形状は、例えば、円形、楕円形又は四角形であり、大きさは、例えば、外径で1〜10mmである。
(カバーの変形例2)
図6では、一例としてカバー64がレーザー光通過孔64aを有する形態を示したが、レーザー光通過孔64aは心肺蘇生を行う上で必須ではなく、カバー64は、レーザー光通過孔64aを有さなくてもよい。また、カバー64が医療ガーゼ1枚からなる場合、レーザー光通過孔64aを設けなくても、レーザー光は医療ガーゼを透過して患者に照射され得る。
(第五例の吸着防止手段)
吸着防止手段は、患者の胸部の衝撃槌121が押し当てられる部分に置かれる通気性の布(不図示)であることが好ましい。布によって頭パッド121bが患者に密着することを防止することができる。その結果、頭パッド121bの減圧吸着を防止することができる。布の材質は、ガーゼなどの通気性の布である。患者への密着を防止することができる。布は、抗菌剤を含有することが好ましい。カバー64が抗菌剤を含有する形態は、特に限定されないが、例えば、布に抗菌剤を付着させる形態、又は布に抗菌剤を含浸させる形態である。
(第六例の吸着防止手段)
図8は、吸着防止手段である皮膚保護カバーを説明するための図である。吸着防止手段は、頭パッド121bの表面のうち少なくとも患者に密着する面Sに固定された皮膚保護カバー65であることが好ましい。皮膚保護カバー65によって、頭パッド121bの患者への密着を防止することができ、頭パッド121bの減圧吸着を防止することができる。
皮膚保護カバー65は、頭パッド121bと患者の胸部との間に介在し、かつ、頭パッド121bに固定される平面状のシートである。皮膚保護カバー65の材質は、例えば、ガーゼ、通気性の布、又は患者の皮膚に当たる面をエンボス加工などで粗面化した樹脂製シートである。ガーゼは、例えば、非特許文献1に示される、「医療ガーゼ」規格タイプ「I,II,III,IV」である。このうち、より目の細かい「タイプI」であることがより好ましい。
皮膚保護カバー65の頭パッド121bへの取付け方法は、例えば、両面テープなどの粘着材で、皮膚保護カバー65を頭パッド121bに貼り付ける方法である。
皮膚保護カバー65の形状は、特に限定されないが、例えば、円形、楕円形、三角形、又は四角形(菱形含む)である。皮膚保護カバー65の外径は、頭パッド121bの底面Sの全面を覆う大きさであるか、又は頭パッド121bの底面Sの一部を覆う大きさであってもよい。皮膚保護カバー65が頭パッド121bの底面Sの一部を覆う場合、皮膚保護カバー65は、頭パッド121bに設けられた嵌合孔50を確実に塞ぎ、かつ、皮膚保護カバー65に貼付された両面テープなどの粘着材で頭パッド121bに確実に脱落することのない大きさを有すればよい。
皮膚保護カバー65は、抗菌性を有することが好ましい。また、皮膚保護カバー65は、使い捨て(disposable)であることが好ましい。
皮膚保護カバー65は、第五例の吸着防止手段であるカバー64と同様に、レーザー光を通すレーザー光通過孔65aを有していてもよい。また、レーザー光通過孔65aがレーザー光透過性を有するシート(不図示)で覆われていてもよい。レーザー光透過性を有するシートは、第五例の吸着防止手段であるカバー64で用いられるものと同様のものを用いることができる。
また、皮膚保護カバー65は、レーザー光通過孔65aを有さなくてもよい。また、皮膚保護カバー65が医療ガーゼ1枚からなる場合、レーザー光通過孔65aを設けなくても、レーザー光は医療ガーゼを透過して患者に照射され得る。
本実施形態に係る自動心肺蘇生器100では、第一例〜第六例の吸着防止手段のうち、一種の吸着防止手段を備えるか、又は複数種の吸着防止手段を組み合わせて備えていてもよい。吸着防止手段の組み合わせは、例えば、通気孔61及び溝62の組み合わせ、通気孔61及び凸部(不図示)の組み合わせ、通気孔61及びカバー64の組み合わせ、通気孔61及び布(不図示)の組み合わせ、通気孔61及び皮膚保護カバー65の組み合わせ、溝62及び皮膚保護カバー65の組み合わせ、凸部及び皮膚保護カバー65の組み合わせ、布及び皮膚保護カバー65の組み合わせ、通気孔61、溝62及びカバー64の組み合わせ、通気孔61、溝62及び布の組み合わせ、通気孔61、溝62及び皮膚保護カバー65の組み合わせ、通気孔61、凸部及びカバー64の組み合わせ、通気孔61、凸部及び布の組み合わせ、通気孔61、凸部及び皮膚保護カバー65の組み合わせ、通気孔61、溝62、カバー64及び布の組み合わせ、通気孔61、凸部、カバー64及び布の組み合わせ、通気孔61、溝62、布及び皮膚保護カバー65の組み合わせ、又は通気孔61、凸部、布及び皮膚保護カバー65の組み合わせである。これらの組み合わせはあくまで例示であって、本発明はこれらの組み合わせに限定されない。
10 アーチ部
11 天面部
12 左右側面部
13 固定部
20 バーチカルロッド
21 目盛り
30 背板
41 中空部
42 レーザー照射部
43 センターロッド部
43a 挿入穴
44 パッド受け部
45 球状部
46 基端部
46a,46b 切欠き部
47 固定部
50 嵌合孔
51 上側開口部
52 収容部
53 下側開口部
61 通気孔
62 溝
64 カバー
64a レーザー光通過孔
100 自動心肺蘇生器
101 筐体
110 人工呼吸手段
111 ホース
112 ホース差込口
120 胸骨圧迫手段
121 衝撃槌
121a ロッド
121b 頭パッド
122 昇降機構
123 シリンダ
124 ピストン
125 スプリング

Claims (13)

  1. ロッドと該ロッドの一端に取り付けられた頭パッドとを有する衝撃槌と、該衝撃槌を上下に往復運動させる昇降機構と、を備える自動心肺蘇生器において、
    前記ロッドは、該ロッドの前記一端で開口する中空部を有し、
    前記頭パッドは、前記衝撃槌の上下往復運動方向に貫通し前記ロッドの一端側の一部が挿入される嵌合孔を有し、
    前記中空部内にはレーザー照射部が設けられ、該レーザー照射部から照射されるレーザー光は、前記中空部及び前記嵌合孔を通って患者に照射され、
    前記自動心肺蘇生器は、前記頭パッドが前記患者の胸部に押し当てられたとき、前記頭パッドが前記患者の胸部に減圧吸着することを防止する吸着防止手段を有することを特徴とする自動心肺蘇生器。
  2. 前記衝撃槌が、前記吸着防止手段を有することを特徴とする請求項1に記載の自動心肺蘇生器。
  3. 前記吸着防止手段は、前記ロッドに設けられた、該ロッドの外部空間と前記中空部の内部空間とをつなげる通気孔であることを特徴とする請求項2に記載の自動心肺蘇生器。
  4. 前記吸着防止手段は、前記頭パッドの表面のうち少なくとも前記患者に密着する面から前記嵌合孔の内周面にわたって連続してつながって設けられた溝であることを特徴とする請求項2又は3に記載の自動心肺蘇生器。
  5. 前記吸着防止手段は、前記頭パッドの表面のうち少なくとも前記患者に密着する面に設けられた複数の凸部であることを特徴とする請求項2又は3に記載の自動心肺蘇生器。
  6. 前記吸着防止手段は、前記レーザー光を通すレーザー光通過孔を有し、かつ、該レーザー光通過孔の位置を前記嵌合孔の開口の位置に合わせて前記頭パッドを覆うように取り付けられる通気性の布からなるカバーであることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の自動心肺蘇生器。
  7. 前記レーザー光通過孔がレーザー光透過性を有するシートで覆われていることを特徴とする請求項6に記載の自動心肺蘇生器。
  8. 前記吸着防止手段は、前記頭パッドの表面のうち少なくとも前記患者に密着する面に固定された皮膚保護カバーであることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の自動心肺蘇生器。
  9. 前記吸着防止手段は、前記患者の胸部の前記衝撃槌が押し当てられる部分に置かれる通気性の布であることを特徴とする請求項1に記載の自動心肺蘇生器。
  10. 前記ロッドは、前記昇降機構に固定されるセンターロッド部と該センターロッド部の一端に設けられ、前記嵌合孔に挿入されるパッド受け部とを有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の自動心肺蘇生器。
  11. 前記吸着防止手段は、前記ロッドに設けられた、該ロッドの外部空間と前記中空部の内部空間とをつなげる通気孔であり、
    前記パッド受け部は、前記センターロッド部との境界部に基端部を有し、
    該基端部は前記嵌合孔の内周面との間に隙間を設けるための切欠き部を有し、
    前記通気孔は、前記基端部の前記切欠き部で開口することを特徴とする請求項10に記載の自動心肺蘇生器。
  12. 前記頭パッドは、軟質樹脂製であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の自動心肺蘇生器。
  13. 前記自動心肺蘇生装置は、人工呼吸手段と、前記衝撃槌と前記昇降機構とを有する胸骨圧迫手段と、を備え、
    前記人工呼吸手段と前記胸骨圧迫手段とが一体型の装置として構成されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の自動心肺蘇生器。
JP2017086027A 2017-02-06 2017-04-25 自動心肺蘇生器 Active JP6875732B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017019550 2017-02-06
JP2017019550 2017-02-06

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018126483A JP2018126483A (ja) 2018-08-16
JP2018126483A5 JP2018126483A5 (ja) 2020-02-27
JP6875732B2 true JP6875732B2 (ja) 2021-05-26

Family

ID=63172468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017086027A Active JP6875732B2 (ja) 2017-02-06 2017-04-25 自動心肺蘇生器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6875732B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7253241B2 (ja) * 2019-06-27 2023-04-06 コ-ケンメディカル株式会社 自動式胸骨圧迫心臓マッサージ器
TWI778840B (zh) * 2021-10-22 2022-09-21 朝盛生醫工程企業有限公司 心肺復甦機按壓墊之可棄式外膜及其包覆方法
CN114569434B (zh) * 2022-03-03 2023-02-07 吉林大学 一种基于人体仿生机构的呼吸科用胸外按压装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000024069A (ja) * 1998-07-15 2000-01-25 Kooken Medical Kk 自動衝撃心肺蘇生器
JP2015530186A (ja) * 2012-09-25 2015-10-15 ジョゼフ・ハンソン 心肺機能蘇生装置および使用方法
CN103550057A (zh) * 2013-10-27 2014-02-05 杜庆顺 自主呼吸辅助器
JP6407531B2 (ja) * 2014-01-29 2018-10-17 コ−ケンメディカル株式会社 自動式胸骨圧迫心臓マッサージ器を備える担架及びそれに用いる担架
WO2016017651A1 (ja) * 2014-07-29 2016-02-04 コーケンメディカル株式会社 心肺蘇生システム、心肺蘇生器及び人工呼吸器
CN205598200U (zh) * 2016-04-05 2016-09-28 西安交通大学第一附属医院 一种急诊用心肺复苏装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018126483A (ja) 2018-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6875732B2 (ja) 自動心肺蘇生器
US20140213942A1 (en) Cardiopulmonary resuscitation device
KR101287171B1 (ko) 적정공기환기를 위한 bvm
US10188813B2 (en) Device and method for artificial respiration in emergencies
US20140007877A1 (en) Childbirth labor coach with paced breathing
CA3076215A1 (en) Neck collar for treatment of sleep apnea
TW201711732A (zh) 能重複使用於肢體之可調式塑形保護墊
WO2021016405A1 (en) Privacy screen
CN105919767A (zh) 一种防压疮俯卧位手术头部保护架
JP2018126483A5 (ja)
CN109996487A (zh) 婴儿照料装置和系统
JP7106109B2 (ja) 自動心肺蘇生器
CN110681027A (zh) 一种可防止麻醉气体逸出的封闭式麻醉面罩
CN105963098B (zh) 神经外科用脑部手术辅助装置
KR101880364B1 (ko) 치아 손상 방지를 위한 후두경
CN206651899U (zh) 一种可个性化定制的漏斗胸矫正装置
CN205411554U (zh) 一种支撑喉镜支撑架固定带
CN210697844U (zh) 一种一次性负压吸皮器
CN215131752U (zh) 急救医学科急诊术前专用多功能急救箱
CN215841066U (zh) 一种新型面膜式无创呼吸鼻罩
CN110870817A (zh) 一种眼部手术可使鼻孔嘴巴吸气呼气通畅的支架
KR101511433B1 (ko) 방사선 치료용 벨리보드
CN211325583U (zh) 一种口腔颌面外科手术用遮盖装置
CN209253885U (zh) 一种呼吸面罩减压垫
CN215780708U (zh) 一种可进行通气监测的呼吸器装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6875732

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE

Ref document number: 6875732

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250