JP6873346B2 - 通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラム Download PDF

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Description

この発明は、通信データを圧縮する際に使用する設定パラメータの更新技術に関する。
無線通信技術の普及に伴い、自動車と各種センサといった多数の装置のデータが、無線を用いたネットワークで逐次サーバに収集され、利用されている。例えば、自動車の情報であれば、燃料効率のよい運転動作のデータが収集され、運転支援システムにフィードバックすることが行われている。また、例えば、位置センサのデータが収集され、土砂崩れといった災害の発生の予測もしくは察知が行われている。
サーバ装置が扱うデータの総量は装置の数に比例して大量になる。そのため、送信側の装置(以下、通信装置と呼ぶ)は、データ(以下、通信データと呼ぶ)を予め定められた手順に基づいて圧縮してから送信する。そして、受信側のサーバは、圧縮済みデータを受信し、予め定められた手順に基づいて圧縮済みデータを展開して、通信データを得る。
データの圧縮及び展開の手順の例として次の方法がある。
送信側の通信装置と受信側のサーバとが、通信データ中のデータ断片であるデータパターンと、データ断片を一意に示すデータ断片よりデータサイズの小さい符号であるパターンコードとの組が登録された辞書を共有しておく。通信装置は、通信データを送信する場合には、通信データに含まれるデータパターンを辞書に従ってパターンコードに変換して通信データのデータ量を圧縮した上でサーバに送信する。サーバは、データを受信すると、通信データに含まれるパターンコードを辞書に従ってデータパターンに変換して通信データを元の状態に展開する。
データの圧縮及び展開の手順において、手順を実行する際に利用する設定パラメータが通信データに適しているか否かにより、通信データのデータ量の削減効果が変動する。
設定パラメータとは、上述した手順の例であれば、辞書に登録されているデータパターンとパターンコードとの組である。上述した手順の例では、辞書に登録可能なデータパターンとパターンコードとの組の数は予め上限が定められることが多い。そのため、通信データにおける辞書に登録されたデータパターンの出現頻度が高いほど通信データのデータ量の削減効果は高くなる。一方、通信データに1つも辞書に登録されたデータパターンが含まれなければ、通信データ量は全く減らない。
特許文献1には、通信装置がサーバに送信する通信データに出現するデータパターンの出現頻度の統計情報をサーバに送信し、サーバが統計情報に基づき出現頻度の高いデータパターンが含まれるように辞書を修正することが記載されている。
特開2005−63270号公報
特許文献1では、通信装置がサーバに送信するデータを定常的に検査して、辞書を修正するようにしている。そのため、通信装置は、通信データを送信するための圧縮処理だけでなく、設定パラメータを修正するための処理にプロセッサ及びメモリといったリソースが定常的に使用されてしまう。
この発明は、定常的なリソースの使用量を抑えて設定パラメータの調整を可能にすることを目的とする。
この発明に係る通信装置は、
通信データを取得するデータ取得部と、
通信の相手先装置との間で共有した設定パラメータに基づき、前記データ取得部によって取得された前記通信データを加工して前記通信データを圧縮した加工データを生成するデータ加工部と、
複数の動作モードの切り替えを行うモード管理部と、
前記モード管理部によって切り替えられる前記複数の動作モードのうち一部の動作モードで動作している場合に前記データ取得部によって取得された通信データに基づき前記設定パラメータの調整をし、他の動作モードで動作している場合に前記データ取得部によって取得された通信データに基づき前記設定パラメータの調整をしない設定調整部と
を備える。
この発明では、一部の動作モードで動作している場合に取得された通信データに基づき設定パラメータの調整をし、他の動作モードで動作している場合に取得された通信データに基づき設定パラメータの調整をしない。そのため、設定パラメータの調整の処理に対して定常的にリソースが使用されることがなく、定常的なリソースの使用量を抑えることが可能である。
実施の形態1に係る通信システム100の構成図。 実施の形態1に係る通信装置10のハードウェア構成図。 実施の形態1に係るサーバ20のハードウェア構成図。 実施の形態1に係る通信装置10の機能構成図。 実施の形態1に係るサーバ20の機能構成図。 実施の形態1に係る設定パラメータ51を示す図。 実施の形態1に係るデータ取得部111の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るモード管理部112の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係る動作モードの切り替えの説明図。 実施の形態1に係るデータ加工部113の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るパターンコードのデータ形式を示す図。 実施の形態1に係るパターンコードに変換できなかった部分のデータ形式を示す図。 実施の形態1に係る加工データの構成例を示す図。 実施の形態1に係るデータメッセージの構成例を示す図。 実施の形態1に係る設定調整部114の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るパターンテーブル52を示す図。 実施の形態1に係る設定変更部115の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るパラメータ変更メッセージの構成例を示す図。 実施の形態1に係るパラメータ変更応答の構成例を示す図。 実施の形態1に係るデータ復元部212の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係る端末テーブル61を示す図。 実施の形態1に係る設定パラメータテーブル62を示す図。 実施の形態1に係る設定調整部213の動作を示すフローチャート。 実施の形態2に係る通信装置10のハードウェア構成図。 実施の形態2に係る通信装置10の機能構成図。 実施の形態2に係るデータ取得部111の動作を示すフローチャート。 実施の形態2に係るデータ加工部113の動作を示すフローチャート。 実施の形態2に係る設定調整部114の動作を示すフローチャート。 実施の形態2に係るモード管理部112の動作を示すフローチャート。 実施の形態2に係るモード管理部112の動作を示すフローチャート。 実施の形態2に係る圧縮不良情報54を示す図。 実施の形態2に係る動作モードの切り替えの説明図。 実施の形態2に係る設定パラメータ51の調整についての具体的な動作例を示す図。 実施の形態3に係る通信装置10の機能構成図。 実施の形態3に係るモード管理部112の動作を示すフローチャート。 実施の形態3に係る設定調整部114の動作を示すフローチャート。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を参照して、実施の形態1に係る通信システム100の構成を説明する。
通信システム100は、複数の通信装置10と、サーバ20とを備える。通信システム100は、複数の通信装置10の通信データを無線網30とネットワーク40とを介して逐次サーバ20に収集するシステムである。
無線網30は、通信装置10とネットワーク40を接続するための無線を用いた通信路である。ネットワーク40は、広い地域に位置する装置間の通信を行うための通信路であり、例えば、インターネット又は企業等の専用の広域網である。なお、各通信装置10とサーバ20とは、無線網30及びネットワーク40に限らず、何らかの通信路を介して接続されていればよい。
図2を参照して、実施の形態1に係る通信装置10のハードウェア構成を説明する。
通信装置10は、プロセッサ11と、ROM12(Read Only Memory)と、RAM13(Random Access Memory)と、無線モデム14と、アンテナ15と、1つ以上のセンサ16と、タイマ17と、不揮発性メモリ18と、通信バス19とを備える。
プロセッサ11は、ROM12に保存されたプログラムをRAM13にロードして実行する装置である。プロセッサ11は、具体例としては、CPU(Central Processing Unit)である。ROM12は、プロセッサ11によって実行されるプログラム等が保存される不揮発性の記憶媒体である。RAM13は、ROM12からプログラムをロードしてプロセッサ11が動作させるための作業用の記憶媒体である。
通信装置10は、ROM12に代えて、SD(登録商標,Secure Digital)メモリカード、CF(CompactFlash,登録商標)、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)といった可搬記録媒体を備えてもよい。
無線モデム14は、無線網30と通信するための装置である。無線モデム14は、具体例としては、LTE(Long Term Evolution)と、LPWA(Low Power Wide Area)と、DSRC(Dedicated Short Range Communications)といった通信を行うためのモデムである。
アンテナ15は、無線網30と無線通信するためのアンテナである。
センサ16は、通信装置10の付近の通信データを定常的に収集し、通信バス19を介してプロセッサ11で動作中のプログラムに渡す装置である。
ここでは、センサ16は通信装置10に実装される構成としている。しかし、センサ16が通信装置10の外部に設けられてEthernet(登録商標)とRS232CとCAN(Controller Area Network)といった通信路によって接続される構成であってもよい。
センサ16は、温度センサと、湿度センサと、加速度センサと、カメラと等である。そのため、通信データは、温度と、湿度と、加速度と、画像データと等である。なお、これに限らず、通信データは、車両のハンドル角度と車両の位置情報といった車両機器の情報であってもよい。
タイマ17は、プロセッサ11が設定した時間が経過するとタイムアウト通知をプロセッサ11に通知する装置である。
不揮発性メモリ18は、データを書き込み可能な不揮発性の記憶媒体である。
通信バス19は、プロセッサ11と、ROM12と、RAM13と、無線モデム14と、センサ16と、タイマ17と、不揮発性メモリ18とがデータをやり取りするための内部通信路である。
図3を参照して、実施の形態1に係るサーバ20のハードウェア構成を説明する。
サーバ20は、プロセッサ21と、HDD22(Hard Disk Drive)と、RAM23と、通信モデム24と、通信バス25とを備える。
プロセッサ21は、HDD22に保存されたプログラムをRAM23にロードして実行する装置である。プロセッサ21は、具体例としては、CPUである。HDD22は、プロセッサ21で実行するプログラム等を記憶する不揮発性の記憶媒体である。RAM23は、HDD22からプログラムをロードしてプロセッサ21が動作させるための作業用の記憶媒体である。
サーバ20は、HDD22に代えて、SD(登録商標,Secure Digital)メモリカード、CF(CompactFlash,登録商標)、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)といった可搬記録媒体を備えてもよい。
通信モデム24は、ネットワーク40と通信するための装置である。通信モデム24は、具体例としては、Ethernet(登録商標)、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)といった通信を行うためのモデムである。
通信バス25は、プロセッサ21と、HDD22と、RAM23と、通信モデム24とがデータをやり取りするための内部通信路である。
図4を参照して、実施の形態1に係る通信装置10の機能構成を説明する。
通信装置10は、機能構成要素として、データ取得部111と、モード管理部112と、データ加工部113と、設定調整部114と、設定変更部115と、送信部116とを備える。通信装置10の各機能構成要素の機能はソフトウェアにより実現される。
ROM12には、通信装置10の各機能構成要素の機能を実現するプログラムが格納されている。このプログラムは、プロセッサ11によりRAM13に読み込まれ、プロセッサ11によって実行される。これにより、通信装置10の各機能構成要素の機能が実現される。
また、不揮発性メモリ18には、設定パラメータ51と、パターンテーブル52と、調整パラメータ53とが記憶される。
図5を参照して、実施の形態1に係るサーバ20の機能構成を説明する。
サーバ20は、機能構成要素として、通信部211と、データ復元部212と、設定調整部213とを備える。サーバ20の各機能構成要素の機能はソフトウェアにより実現される。
HDD22には、サーバ20の各機能構成要素の機能を実現するプログラムが格納されている。このプログラムは、プロセッサ21によりRAM23に読み込まれ、プロセッサ21によって実行される。これにより、サーバ20の各機能構成要素の機能が実現される。
また、HDD22には、端末テーブル61と、設定パラメータテーブル62と、センサデータテーブル63とが記憶される。
***動作の説明***
図6から図23を参照して、実施の形態1に係る通信システム100の動作を説明する。
実施の形態1に係る通信システム100の動作は、実施の形態1に係る通信方法に相当する。また、実施の形態1に係る通信システム100の動作は、実施の形態1に係る通信プログラムの処理に相当する。
実施の形態1では、図6に示すように、設定パラメータ51として、通信データ中のデータ断片であるデータパターンと、データ断片を一意に示すデータ断片よりデータサイズの小さい符号であるパターンコードとの組が登録された辞書が用いられる。通信装置10は、通信データを送信する場合には、通信データに含まれるデータパターンを辞書に従ってパターンコードに変換して通信データのデータ量を圧縮した上でサーバに送信する。サーバ20は、データを受信すると、通信データに含まれるパターンコードを辞書に従ってデータパターンに変換して通信データを元の状態に展開する。
しかし、設定パラメータ51は、上述した辞書に限らず、他の圧縮方式におけるパラメータであってもよい。
まず、通信装置10の動作を説明する。
図7を参照して、実施の形態1に係るデータ取得部111の動作を説明する。
通信装置10が起動するとデータ取得部111の動作が開始される。
ステップS1001では、データ取得部111は、いずれかのセンサ16から通信データを取得したか否かを判定する。データ取得部111は、通信データを取得した場合には、処理をステップS1002に進める。一方、データ取得部111は、通信データを取得していない場合には、一定時間経過後に再び通信データを取得したか否かを判定する。
ステップS1002では、データ取得部111は、取得された通信データをデータ加工部113に送信する。ここで、機能構成要素間で通信データ等のデータを送信する場合には、プロセス間通信、あるいは、RAM13を介したデータの受け渡しが用いられる。
図8を参照して、実施の形態1に係るモード管理部112の動作を説明する。
通信装置10が起動するとモード管理部112の動作が開始される。
ステップS1101では、モード管理部112は、調整待ち時間TMを決定する。モード管理部112は、予め決められた最小調整待ち時間TMMINと最大調整待ち時間TMMAXとに対し、TMMIN≦TM≦TMMAXを満たすランダムな値を調整待ち時間TMとして決定する。ステップ1102では、モード管理部112は、調整待ち時間TMをタイムアウト時間に設定してタイマ17を起動する。
ステップS1103では、モード管理部112は、通信装置10の動作モードを通常モードに設定する。ステップS1104では、モード管理部112は、タイマ17がタイムアウトするまで待ち、タイムアウトすると処理をステップS1105に進める。
ステップS1105では、モード管理部112は、通信装置10が通常モードと検出モードと調整モードとのどの動作モードに設定されているかを判定する。
モード管理部112は、通常モードに設定されている場合には処理をステップS1106に進める。モード管理部112は、検出モードに設定されている場合には処理をステップS1108に進める。モード管理部112は、調整モードに設定されている場合には処理をステップS1110に進める。
ステップS1106では、モード管理部112は、通信装置10の動作モードを検出モードに切り替えて設定する。ステップS1107では、モード管理部112は、検出時間TCを決定する。モード管理部112は、予め決められた最小検出時間TCMINと最大検出時間TCMAXとに対し、TCMIN≦TC≦TCMAXを満たすランダムな値を検出時間TCとして決定する。
そして、ステップS1112で、モード管理部112は、検出時間TCをタイムアウト時間に設定してタイマ17を起動する。
ステップS1108では、モード管理部112は、通信装置10の動作モードを調整モードに切り替えて設定する。ステップS1109では、モード管理部112は、調整時間TSを決定する。モード管理部112は、予め決められた最小調整時間TSMINと最大調整時間TSMAXとに対し、TSMIN≦TS≦TSMAXを満たすランダムな値を調整時間TSとして決定する。
そして、ステップS1112で、モード管理部112は、調整時間TSをタイムアウト時間に設定してタイマ17を起動する。
ステップS1110では、モード管理部112は、通信装置10の動作モードを通常モードに切り替えて設定する。ステップS1111では、モード管理部112は、調整待ち時間TMを決定する。モード管理部112は、調整待ち時間TMと同様に、予め決められた最小調整待ち時間TMMINと最大調整待ち時間TMMAXとに対し、TMMIN≦TM≦TMMAXを満たすランダムな値を調整待ち時間TMとして決定する。
そして、ステップ1112で、モード管理部112は、調整待ち時間TMをタイムアウト時間に設定してタイマ17を起動する。
図9を参照して、実施の形態1に係る動作モードの切り替えを説明する。
図8を参照して説明したように、モード管理部112は、タイマ17を用いてランダムな時間間隔で、通信装置10の動作モードを通常モードから検出モードへ、検出モードから調整モードへ、調整モードから通常モードへと順番に切り替える。
そのため、図9に示すように、時刻t0で通信装置10が起動すると、初めに調整待ち時間TMだけ通常モードが実行される。次に、調整待ち時間TM経過した時刻t1から検出時間TCだけ検出モードが実行され、続いて時刻t2から調整時間TSだけ調整モードが実行される。次に、時刻t3から調整待ち時間TMだけ通常モードが実行され、続いて時刻t4から検出時間TCだけ検出モードが実行され、続いて時刻t5から調整時間TSだけ調整モードが実行される。以下同様に通常モードと検出モードと調整モードとがランダムな時間間隔で繰り返される。
図10を参照して、実施の形態1に係るデータ加工部113の動作を説明する。
図7のステップS1002でデータ取得部111から通信データが送信されるとデータ加工部113の動作が開始される。
ステップS1201では、データ加工部113は、通信の相手先装置であるサーバ20との間で共有した設定パラメータ51に基づき、ステップS1002で送信された通信データを加工して、通信データを圧縮した加工データを生成する。
具体的には、データ加工部113は、設定パラメータ51に登録されているデータパターンを通信データから検索し、一致する部分をデータパターンに対応するパターンコードに置き換える。例えば、図11に示すように、パターンコードのデータ形式は、「1(1bit)+パターンコード(7bit)」の合計8bitになっている。そこで、データ加工部113は、通信データにデータパターンと一致する部分がある場合には、その部分を「1(1bit)+パターンコード(7bit)」に置き換える。パターンコードに変換できなかった残りの部分は、図12に示すように、「0(1bit)+通信データのビット長(7bit)+通信データ」のデータ形式に置き換える。これにより、データ加工部113は、図13に示すようなデータ形式の加工データを生成する。
ステップS1202では、データ加工部113は、ステップS1201で加工する前の通信データを設定調整部114に送信する。つまり、データ加工部113は、ステップS1002で送信された通信データを設定調整部114に送信する。
ステップS1203では、データ加工部113は、ステップS1201で加工した後の通信データである加工データを送信部116に送信する。すると、図14に示すように、送信部116は、加工データの先頭に種別を示す8bitの識別子を付してデータメッセージを生成し、無線モデム14を制御してデータメッセージをサーバ20に送信する。
図15を参照して、実施の形態1に係る設定調整部114の動作を説明する。
図10のステップS1202でデータ加工部113から通信データが送信されると設定調整部114の動作が開始される。
ステップS1301では、設定調整部114は、通信装置10が通常モードと検出モードと調整モードとのどの動作モードに設定されているかを判定する。設定調整部114は、通常モードに設定されている場合には処理をステップS1306に進める。設定調整部114は、検出モードに設定されている場合には処理をステップS1302に進める。設定調整部114は、調整モードに設定されている場合には処理をステップS1305に進める。
ここでは、図9に示す動作モードの切り替えに合わせて処理を説明する。
通信装置10は起動するとまず通常モードで動作する(図9の時刻t0〜時刻t1)。そこで、図9の時刻t0〜時刻t1に実行されたステップS1301では、通常モードに設定されていると判定され、処理がステップS1306に進められる。
ステップS1306では、設定調整部114は、パターンテーブル52にデータが登録されているか否かを判定する。設定調整部114は、パターンテーブル52にデータが登録されている場合には、処理をステップS1307に進める。一方、設定調整部114は、パターンテーブル52にデータが登録されていない場合には、処理を終了する。
通信装置10が起動した直後はパターンテーブル52にデータは登録されていないので、設定調整部114は処理を終了する。
次に、通信装置10は検出モードで動作する(図9の時刻t1〜時刻t2)。そこで、図9の時刻t1〜時刻t2に実行されたステップS1301では、検出モードに設定されていると判定され、処理がステップS1302に進められる。
ステップS1302では、設定調整部114は、パターンテーブル52にデータが登録されているか否かを判定する。設定調整部114は、データが登録されていない場合には、処理をステップS1303に進める。一方、設定調整部114は、データが登録されている場合には、処理をステップS1304に進める。
検出モードの期間に入って初めて実行されたステップS1302では、パターンテーブル52にデータが登録されていないので、処理がステップ1303に進められる。ステップS1303では、設定調整部114は、設定パラメータ51に登録されているデータパターンをパターンテーブル52にコピーする。検出モードの期間に入って2度目以降に実行されたステップS1302では、パターンテーブル52にデータが登録されているので、ステップS1303はスキップされる。
ステップS1304では、設定調整部114は、ステップS1202で送信された通信データからデータパターンを抽出し、パターンテーブル52に登録する。なお、設定調整部114は、1回の検出モード中、すなわち時刻t1〜時刻t2の期間中にデータ加工部113によって送信された1回分の通信データそれぞれからデータパターンを抽出するようにしてもよいし、1回の検出モード中にデータ加工部113によって送信された通信データ全体からデータパターンを抽出するようにしてもよい。
次に、通信装置10は調整モードで動作する(図9の時刻t2〜時刻t3)。そこで、図9の時刻t2〜時刻t3に実行されたステップS1301では、調整モードに設定されていると判定され、処理がステップS1305に進められる。
ステップS1305では、設定調整部114は、ステップS1202で送信された加工前の通信データからパターンテーブル52に登録されているデータパターンを検索する。設定調整部114は、データパターンが検索された場合には、そのデータパターンの出現回数をインクリメントする。これにより、図16に示すように、パターンテーブル52に登録された各データパターンの出現回数がカウントされる。なお、設定調整部114は、1回の調整モード中、すなわち時刻t2〜時刻t3の期間中にデータ加工部113によって送信された1回分の通信データそれぞれからデータパターンを検索するようにしてもよいし、1回の調整モード中にデータ加工部113によって送信された通信データ全体からデータパターンを検索するようにしてもよい。
次に、通信装置10は通常モードで動作する(図9の時刻t3〜時刻t4)。そこで、図9の時刻t3〜時刻t4に実行されたステップS1301では、通常モードに設定されていると判定され、処理がステップS1306に進められる。
図9の時刻t1〜時刻t2において、パターンテーブル52にデータが登録されている。そのため、ステップS1306では、設定調整部114は、処理をステップS1307に進める。
ステップS1307では、設定調整部114は、パターンテーブル52に基づき調整パラメータ53を生成する。具体的には、設定調整部114は、設定パラメータ51のデータパターンの登録数の上限になるまで、パターンテーブル52に登録されたデータパターンを出現回数が多いものから順に抽出する。そして、設定調整部114は、抽出されたデータパターンと、そのデータパターンに対応するデータコードとの組を調整パラメータ53に登録する。データパターンに対応するデータコードは、事前に決められたルールに基づき設定される。
ステップS1308では、設定調整部114は、パターンテーブル52に登録されたデータを全て削除する。ステップS1309では、設定調整部114は、設定変更部115をコールする。
つまり、設定調整部114は、モード管理部112による通常モードと検出モードと調整モードとの動作モードの切り替えに従い、検出モードで動作している場合に取得された通信データから設定パラメータ51の更新データを抽出してパターンテーブル52に登録しておく。そして、設定調整部114は、調整モードで動作している場合にパターンテーブル52に登録された更新データの出現回数をカウントし、調整モードが終了したときに、出現回数を参照して設定パラメータ51の調整をする。
図17を参照して、実施の形態1に係る設定変更部115の動作を説明する。
図15のステップS1309で設定調整部114によってコールされると設定変更部115の動作が開始される。
ステップS1401では、設定変更部115は、設定パラメータ51のデータを全て削除する。これにより、後述するステップS1404で設定パラメータ51の変更が終了するまで、通信データは、全て加工なしのデータ形式で通信装置10からサーバ20に送信されることになる。
ステップS1402では、設定変更部115は、調整パラメータ53を送信部116に送信する。すると、図18に示すように、送信部116は、調整パラメータ53の先頭に種別を示す8bitの識別子を付してパラメータ変更メッセージを生成し、無線モデム14を制御してパラメータ変更メッセージをサーバ20に送信する。
ステップS1403では、設定変更部115は、サーバ20からパラメータ変更応答が送信されるまで待つ。設定変更部115は、サーバ20からパラメータ変更応答が送信されると処理をステップS1404に進める。図19に示すように、パラメータ変更応答は、種別を示す8bitのデータである。パラメータ変更応答が送信されたことは、サーバ20が調整パラメータによる調整を終了したことを意味する。
ステップS1404では、設定変更部115は、調整パラメータ53を設定パラメータ51にコピーする。これにより、設定パラメータ51の変更が終了する。以降、通信装置10とサーバ20とは、新しい設定パラメータ51を用いて処理を行うことになる。
次に、サーバ20の動作を説明する。
図20を参照して、実施の形態1に係るデータ復元部212の動作を説明する。
通信部211は、図10のステップS1203で通信装置10からデータメッセージが送信されると、データメッセージを受信する。そして、通信部211は、データメッセージから8bitの識別子を除いた部分、つまり加工データを、データメッセージの送信元のIP(Internet Protocol)アドレスとともにデータ復元部212に送信する。加工データが送信されるとデータ復元部212の動作が開始される。
ステップS1501では、データ復元部212は、端末テーブル61から通信装置10の設定パラメータIDを取得する。
図21に示すように、端末テーブル61は、通信装置10毎に、端末IDと、端末種別と、IPアドレスと、設定パラメータIDとを記憶する。端末IDは、通信装置10の識別子である。端末種別は、通信装置10の役割等を示す。IPアドレスは、通信装置10のIPアドレスである。設定パラメータIDは、通信装置10の設定パラメータの識別子である。データ復元部212は、加工データの送信元のIPアドレスで端末テーブル61を検索することにより、通信装置10の設定パラメータIDを取得する。
なお、図21では、通信装置10のIPアドレスとしてIPv4のアドレスを使用しているが、IPv6のアドレスを用いてもよい。また、IPアドレスに代えてMAC(Media Access Control)アドレスといった他のアドレスを用いてもよい。また、IPアドレスとは別に端末IDを設けているが、端末IDを設けなくてもよい。
ステップS1502では、データ復元部212は、ステップS1501で取得した設定パラメータIDで設定パラメータテーブル62を検索して、通信装置10に対応する設定パラメータを取得する。図22に示すように、設定パラメータテーブル62は、設定パラメータID毎に、設定パラメータを記憶する。
ステップS1503では、データ復元部212は、ステップS1502で取得された設定パラメータに基づき、通信部211によって送信された加工データから加工前の通信データを復元する。
具体的には、データ復元部212は、加工データにおける図12に示すデータ形式部分は、該当部分の先頭の0(1bit)とビット長(7bit)とを削除し、ビット長が表す通信データ部分を取り出す。また、データ復元部212は、加工データにおける図11に示すデータ形式部分は、設定パラメータからパターンコードを検索し、対応するデータパターンに置き換える。
ステップS1504では、データ復元部212は、ステップS1503で復元された通信データをセンサデータテーブル63に登録する。この際、データ復元部212は、必要に応じて通信データのフォーマットを整えた上で、通信データをセンサデータテーブル63に登録してもよい。
図23を参照して、実施の形態1に係る設定調整部213の動作を説明する。
通信部211は、図17のステップS1402で通信装置10からパラメータ変更メッセージが送信されると、パラメータ変更メッセージを受信する。そして、通信部211は、パラメータ変更メッセージから8bitの識別子を除いた部分、つまり調整パラメータを、パラメータ変更メッセージの送信元のIPアドレスとともに設定調整部213に送信する。調整パラメータが送信されると設定調整部213の動作が開始される。
ステップS1601では、設定調整部213は、図20のステップS1501の処理と同様に、端末テーブル61から通信装置10の設定パラメータIDを取得する。ステップS1602では、設定調整部213は、図20のステップS1502の処理と同様に設定パラメータテーブル62を検索して、通信装置10に対応する設定パラメータを特定する。
ステップS1603では、設定調整部213は、ステップS1602で特定された設定パラメータを、通信部211によって送信された調整パラメータに置き換える。
ステップS1604では、設定調整部213は、通信部211にパラメータ変更応答を通信装置10に対して送信するように、通信装置10のIPアドレスとともに依頼する。すると、通信部211は、通信モデム24を制御して、図19に示すパラメータ変更応答を通信装置10に送信する。
***実施の形態1の効果***
以上のように、実施の形態1に係る通信システム100では、通信装置10は、複数の動作モードのうち一部の動作モード(検出モード及び調整モード)で動作している場合に取得された通信データに基づき設定パラメータ51の調整をし、他の動作モード(通常モード)で動作している場合に取得された通信データに基づき設定パラメータの調整をしない。
そのため、設定パラメータの調整の処理に対して定常的にリソースが使用されることがなく、定常的なリソースの使用量を抑えることが可能である。
特に、実施の形態1に係る通信システム100では、通信装置10は、ランダムな周期及びランダムな長さで検出モードの期間を設定し、その期間に取得された通信データからデータパターンを抽出する。そして、ランダムな周期及びランダムな長さで調整モードの期間を設定し、その期間に取得された通信データに基づき、データパターンを評価する。これにより、常時設定パラメータ51を調整しなくても様々な時点での通信データを元に設定パラメータ51の調整が可能である。
また、実施の形態1に係る通信システム100では、サーバ20ではなく、通信装置10が設定パラメータ51の調整を行っている。そのため、多数の通信装置10と通信するサーバ20に処理負荷が集中することの防止が可能である。
***他の構成***
<変形例1>
実施の形態1では、通信装置10が生成した設定パラメータ51をサーバ20が通信装置10毎に保存して使用した。しかし、サーバ20が各通信装置10が生成した設定パラメータ51をマージして1つの設定パラメータを生成し、各通信装置10に配布してもよい。
これにより、1つの通信装置10による設定パラメータ51の調整が全ての通信装置10の設定パラメータ51に反映される。その結果、設定パラメータ51が最適になるまでに必要な通信装置10の1台当たりの調整回数を少なくすることが可能になる。また、設定パラメータ51が最適になるまでに必要な時間を短縮することが可能である。
<変形例2>
実施の形態1では、各機能構成要素がソフトウェアで実現された。しかし、変形例2として、各機能構成要素はハードウェアで実現されてもよい。この変形例2について、実施の形態1と異なる点を説明する。
変形例2に係る通信装置10の構成を説明する。
各機能構成要素がハードウェアで実現される場合には、通信装置10は、プロセッサ11とROM12とRAM13とに代えて、電子回路を備える。電子回路は、各機能構成要素の機能を実現する専用の回路である。
変形例2に係るサーバ20の構成を説明する。
各機能構成要素がハードウェアで実現される場合には、サーバ20は、プロセッサ21とHDD22とRAM23とに代えて、電子回路を備える。電子回路は、各機能構成要素の機能を実現する専用の回路である。
電子回路としては、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)が想定される。
各機能構成要素を1つの電子回路で実現してもよいし、各機能構成要素を複数の電子回路に分散させて実現してもよい。
<変形例3>
変形例3として、一部の各機能構成要素がハードウェアで実現され、他の各機能構成要素がソフトウェアで実現されてもよい。
プロセッサ11,21と、電子回路とを処理回路という。つまり、各機能構成要素の機能は、処理回路により実現される。
実施の形態2.
実施の形態1では、検出モード及び調整モードをランダムに開始した。これに対して、実施の形態2は、設定パラメータ51の調整が必要なタイミングになった場合に検出モード及び調整モードを開始する点が実施の形態1と異なる。実施の形態2では、この異なる点を説明し、同一の点については説明を省略する。
***構成の説明***
図24を参照して、実施の形態2に係る通信装置10のハードウェア構成を説明する。
通信装置10は、指標センサ161を備える点が図2に示す通信装置10と異なる。
指標センサ161は、通信装置10の状態の指標となる通信データである指標データを収集するセンサである。指標センサ161は、複数のセンサ16のうちのいずれかのセンサ16であってもよいし、複数のセンサ16とは別のセンサであってもよい。実施の形態2では、指標センサ161は、GPS衛星といった測位衛星から測位信号を受信し、指標データとして位置を示す位置データを出力する装置とする。なお、指標センサ161は、リアルタイムクロック又はUTC(Coordinated Universal Time)のように時刻データを出力する装置といった他の装置であってもよい。
図25を参照して、実施の形態2に係る通信装置10の機能構成を説明する。
通信装置10は、不揮発性メモリ18に、圧縮不良情報54と、現在指標データ55と、通信データカウンタ56と、圧縮データカウンタ57とが記憶される点が図4に示す通信装置10と異なる。
***動作の説明***
図26から図33を参照して、実施の形態2に係る通信システム100の動作を説明する。
実施の形態2に係る通信システム100の動作は、実施の形態2に係る通信方法に相当する。また、実施の形態2に係る通信システム100の動作は、実施の形態2に係る通信プログラムの処理に相当する。
実施の形態2では、実施の形態1と同様に、図6に示すように、設定パラメータ51として、通信データ中のデータ断片であるデータパターンと、データ断片を一意に示すデータ断片よりデータサイズの小さい符号であるパターンコードとの組が登録された辞書が用いられる。データの圧縮及び展開の方法も実施の形態1と同じである。
通信装置10の動作について説明する。なお、サーバ20の動作は、実施の形態1と同じである。
図26を参照して、実施の形態2に係るデータ取得部111の動作を説明する。
通信装置10が起動するとデータ取得部111の動作が開始される。
ステップS2001では、データ取得部111は、指標センサ161から指標データを取得したか否かを判定する。データ取得部111は、指標データを取得した場合には、処理をステップS2002に進める。一方、データ取得部111は、指標データを取得していない場合には、処理をステップS2003に進める。
ステップS2002では、データ取得部111は、指標センサ161から取得された指標データをモード管理部112に送信する。
ステップS2003では、データ取得部111は、いずれかのセンサ16から通信データを取得したか否かを判定する。データ取得部111は、センサ16から通信データを取得した場合には、処理をステップS2004に進める。一方、データ取得部111は、センサ16から通信データを取得していない場合には、処理をステップS2001に戻す。
ステップS2004では、データ取得部111は、センサ16から取得された通信データをデータ加工部113に送信する。
図27を参照して、実施の形態2に係るデータ加工部113の動作を説明する。
ステップS2201とステップS2203との処理は、図10のステップS1201とステップS1203の処理と同じである。
ステップS2202では、データ加工部113は、ステップS1201で加工する前の通信データと、ステップS1201で加工した後の加工データとを設定調整部114に送信する。つまり、データ加工部113は、通信データだけでなく加工データも設定調整部114に送信する点が実施の形態1と異なる。
図28を参照して、実施の形態2に係る設定調整部114の動作を説明する。
ステップS2302からステップS2309の処理は、図15のステップS1302からステップS1309の処理と同じである。
ステップS2301では、設定調整部114は、計測モードに設定されている場合には処理をステップS2310に進める点が、図15のステップS1301と異なる。
ステップS2310では、設定調整部114は、ステップS1201で加工する前の通信データのデータ長を、通信データカウンタ56に加算する。また、設定調整部114は、ステップS1201で加工した後の加工データのデータ長を、圧縮データカウンタ57に加算する。なお、通信データカウンタ56及び圧縮データカウンタ57の初期値は0である。
図29及び図30を参照して、実施の形態2に係るモード管理部112の動作を説明する。
ステップS2101からステップS2103の処理は、図8のステップS1101からステップS1103の処理と同じである。
ステップS2104では、モード管理部112は、現在指標データ55を初期化する。
ステップS2105では、モード管理部112は、データ取得部111から指標データが送信されたか否かを判定する。モード管理部112は、指標データが送信された場合には、処理をステップS2106に進める。一方、モード管理部112は、指標データが送信されていない場合には、一定時間経過後に再び指標データが送信されたか否かを判定する。
ステップS2106では、モード管理部112は、通信装置10が通常モードと検出モードと調整モードと計測モードとのどの動作モードに設定されているかを判定する。モード管理部112は、通常モード又は計測モードに設定されている場合には処理をステップS2107に進める。モード管理部112は、検出モード又は調整モードに設定されている場合には処理をステップS2113に進める。
ステップS2107では、モード管理部112は、データ取得部111から送信された指標データについての回数を圧縮不良情報54から検索する。図31に示すように、圧縮不良情報54は、指標データ毎に回数を示す。
ステップS2108では、モード管理部112は、ステップS2107で圧縮不良情報54から検索された指標データについての回数が検索され、かつ、回数が基準回数よりも多いか否かを判定する。モード管理部112は、回数が検索され、かつ、回数が基準回数よりも多い場合には、設定パラメータ51の調整が必要であるとして、処理をステップS2108に進める。一方、モード管理部112は、モード管理部112は、回数が検索されない場合と、回数が基準回数以下の場合との少なくともいずれかの場合には、設定パラメータ51の調整が不要であるとして、処理をステップS2113に進める。
なお、圧縮不良情報54は、不揮発性メモリ18に記憶されているため、通信装置10の電源が一旦切られた場合にも、データが消えることはない。つまり、以前の起動時に記憶された圧縮不良情報54のデータを参照して処理を行うことが可能である。
まず、ステップS2108で設定パラメータ51の調整が不要であるとして、処理がステップS2113に進められたケースを説明する。
ステップS2113では、モード管理部112は、タイマ17がタイムアウトするまで待つ。モード管理部112は、タイムアウトすると処理をステップS2114に進める。一方、モード管理部112は、一定時間経過してもタイムアウトしない場合には、処理をステップS2105に戻す。
ステップS2114では、モード管理部112は、通信装置10が通常モードと計測モードと検出モードと調整モードとのどの動作モードに設定されているかを判定する。
モード管理部112は、通常モードに設定されている場合には処理をステップS2115に進める。モード管理部112は、計測モードに設定されている場合には処理をステップS2118に進める。モード管理部112は、検出モードに設定されている場合には処理をステップS2124に進める。モード管理部112は、調整モードに設定されている場合には処理をステップS2126に進める。
ステップS2115では、モード管理部112は、ステップS2113でタイムアウトしたことにより、通常モードの期間が終了したので、通信装置10の動作モードを計測モードに切り替えて設定する。ステップS2116では、モード管理部112は、計測時間TAを特定する。計測時間TAは、事前に定められた時間である。ステップS2117では、モード管理部112は、データ取得部111から送信された指標データを現在指標データ55に記憶する。
そして、ステップS2129で、モード管理部112は、計測時間TAをタイムアウト時間に設定してタイマ17を起動して、処理をステップS2105に戻す。
ここでは、ステップS2105からステップS2108の処理と、ステップS2113の処理とを介して、ステップS2114の処理が実行される。すると、ステップS2114で動作モードが計測モードに設定されたため、ステップS2114で処理がステップS2118に進められる。
ステップS2118では、モード管理部112は、ステップS2113でタイムアウトしたことにより、計測モードの期間が終了したので、通信データカウンタ56の値と圧縮データカウンタ57の値とから計測期間における圧縮率を計算する。具体的には、モード管理部112は、「圧縮率=圧縮データカウンタ値/通信データカウンタ値×100」を計算することにより、圧縮率を計算する。
ステップS2119では、モード管理部112は、ステップS2118で計算された圧縮率が基準率よりも悪いか否かを判定する。モード管理部112は、圧縮率が基準率よりも悪い場合には、処理をステップS2120に進める。一方、モード管理部112は、圧縮率が基準率よりも悪くない場合には、ステップS2120をスキップして処理をステップS2121に進める。
ステップS2120では、モード管理部112は、圧縮不良情報54の現在指標データ55として記憶された指標データに対応する回数を更新する。具体的には、モード管理部112は、指標データに対応する回数が圧縮不良情報54にない場合には、指標データに対応するレコードを作成した上で、回数に1を設定する。モード管理部112は、指標データに対応する回数が圧縮不良情報54にある場合には、回数をインクリメントする。
ステップS2121では、モード管理部112は、通信装置10の動作モードを通常モードに切り替えて設定する。ステップS2122では、モード管理部112は、通信データカウンタ56の値と圧縮データカウンタ57の値とに0を設定する。ステップS2123では、モード管理部112は、計測待ち時間TMを決定する。モード管理部112は、予め決められた最小計測待ち時間TMMINと最大計測待ち時間TMMAXとに対し、TMMIN≦TM≦TMMAXを満たすランダムな値を計測待ち時間TMとして決定する。
そして、ステップS2129で、モード管理部112は、計測待ち時間TMをタイムアウト時間に設定してタイマ17を起動して、処理をステップS2105に戻す。
つまり、図32に示すように、圧縮不良情報54の回数が基準数よりも多くなるまで、通常モードと計測モードとが繰り返し実行される。
次に、ステップS2108で設定パラメータ51の調整が必要であるとして、処理がステップS2109に進められたケースを説明する。
ステップS2109では、モード管理部112は、通信装置10の動作モードを検出モードに切り替えて設定する。ステップS2110では、モード管理部112は、検出時間TCを決定する。モード管理部112は、予め決められた最小検出時間TCMINと最大検出時間TCMAXとに対し、TCMIN≦TC≦TCMAXを満たすランダムな値を検出時間TCとして決定する。ステップS2111で、モード管理部112は、検出時間TCをタイムアウト時間に設定してタイマ17を再起動する。
ステップS2113では、モード管理部112は、ステップS2107で検索された指標データについての圧縮不良情報54に記憶された回数に0を設定して、処理をステップS2105に戻す。
すると、ステップS2105の処理を介して、ステップS2106に処理が進められる。ステップS2109で動作モードが検出モードに設定されたため、ステップS2106で処理がステップS2113に進められる。
すると、ステップS2113の処理を介して、ステップS2114に処理が進められる。ステップS2109で動作モードが検出モードに設定されたため、ステップS2114で処理がステップS2124に進められる。
ステップS2125では、モード管理部112は、通信装置10の動作モードを調整モードに切り替えて設定する。ステップS2126では、モード管理部112は、調整時間TSを決定する。モード管理部112は、予め決められた最小調整時間TSMINと最大調整時間TSMAXとに対し、TSMIN≦TS≦TSMAXを満たすランダムな値を調整時間TSとして決定する。
そして、ステップS2129で、モード管理部112は、調整時間TSをタイムアウト時間に設定してタイマ17を起動して、処理をステップS2105に戻す。
すると、ステップS2105の処理を介して、ステップS2106に処理が進められる。ステップS2125で動作モードが調整モードに設定されたため、ステップS2106で処理がステップS2113に進められる。
すると、ステップS2113の処理を介して、ステップS2114に処理が進められる。ステップS2125で動作モードが調整モードに設定されたため、ステップS2114で処理がステップS2126に進められる。
ステップS2126では、モード管理部112は、通信装置10の動作モードを通常モードに切り替えて設定する。ステップS2127では、モード管理部112は、計測待ち時間TMを決定する。モード管理部112は、予め決められた最小計測待ち時間TMMINと最大計測待ち時間TMMAXとに対し、TMMIN≦TM≦TMMAXを満たすランダムな値を計測待ち時間TMとして決定する。ステップS2128では、モード管理部112は、通信データカウンタ56の値と圧縮データカウンタ57の値とに0を設定する。
そして、ステップS2129で、モード管理部112は、計測待ち時間TMをタイムアウト時間に設定してタイマ17を起動して、処理をステップS2105に戻す。
つまり、図32に示すように、モード管理部112は、タイマ17を用いてランダムなタイミングで通常モードから計測モードを切り替えて圧縮率を計測する。そして、モード管理部112は、指標データに対する圧縮率が悪い回数が基準数よりも多くなると通常モード又は計測モードから検出モードに切り替える。
図32では、時刻t0から時刻t5まで通常モードと計測モードとが繰り返し実行され、指標データに対する圧縮率が悪い回数が基準数よりも多くなったため時刻t5から時刻t6まで検出モードが実行されている。そして、時刻t6から時刻t7まで調整モードが実行された後、時刻t7から通常モードが実行されている。
図33を参照して、実施の形態2に係る設定パラメータ51の調整についての具体的な動作例を説明する。
ここでは、通信装置10が車載装置であり、指標データが位置データであるとする。図33では、通信装置10を搭載した車両が自宅から職場を往復する様子が示されている。
自宅と職場との間の経路には、山道の区間があり、この区間で取得される通信データについての設定パラメータ51の調整が必要であるとする。このとき、通信装置10が計測モードの計測期間は、経路上ランダムに発生する。通勤を重ねるうちに、山道で計測期間を迎えることが繰り返され、山道であることを示す位置データに対する圧縮率が悪いデータが蓄積され、最終的には回数が基準回を超過する(図33では3日目の復路)。その後、最初に山道の区間に車両が達した時(図33では4日目の往路)に、動作モードが検出モードに切り替わり、設定パラメータの検出と調整が行なわれる。
***実施の形態2の効果***
以上のように、実施の形態2に係る通信システム100では、通信装置10は、ランダムなタイミングで開始する計測期間に、現在の設定パラメータ51を使用した場合のデータの圧縮率を計測し、指標データの値毎に圧縮率が悪い回数をカウントしておく。そして、通信装置10は、ある指標データについての圧縮率が悪い回数が基準回を超過すると、その指標データが得られた場合に設定パラメータ51の調整を行う。
これにより、常時設定パラメータ51を調整しなくても適切な時点での通信データを元に設定パラメータ51の調整が可能である。
実施の形態3.
実施の形態1,2では、検出期間に取得された通信データから直ちに調整パラメータ53が生成された。実施の形態3は、検出期間に通信データを蓄積しておき、処理負荷が低いときに調整パラメータ53を生成する点が実施の形態1,2と異なる。実施の形態3では、この異なる点を説明し、同一の点については説明を省略する。
なお、実施の形態3では、実施の形態1に機能を追加した場合を説明する。しかし、実施の形態2にも同様に機能を追加することが可能である。
実施の形態3では、CPUの使用率を処理負荷とする。しかし、これに限らず、メモリの空き容量といった他のリソースの使用状況を処理負荷として扱うことも可能である。
***構成の説明***
図34を参照して、実施の形態3に係る通信装置10の機能構成を説明する。
通信装置10は、不揮発性メモリ18に、調整データ58が記憶される点が図4に示す通信装置10と異なる。調整データ58は、通信データを一時的に記憶するFIFO(First−In First−Out)のバッファ構造のデータである。
***動作の説明***
図35及び図36を参照して、実施の形態3に係る通信システム100の動作を説明する。
実施の形態3に係る通信システム100の動作は、実施の形態3に係る通信方法に相当する。また、実施の形態3に係る通信システム100の動作は、実施の形態3に係る通信プログラムの処理に相当する。
図35を参照して、実施の形態3に係るモード管理部112の動作を説明する。
ステップS3101からステップS3109の処理は、図8のステップS1101からステップS1109の処理と同じである。ステップS3112からステップS3114の処理は、図8のステップS1110からステップS1112の処理と同じである。
ステップS3110では、モード管理部112は、調整データ58に通信データが記憶されているか否かを判定する。モード管理部112は、調整データ58に通信データが記憶されている場合には、調整パラメータ53の生成が完了しているので、処理をステップS3111に進める。一方、モード管理部112は、調整データ58に通信データが記憶されていない場合には、調整パラメータ53の生成が完了していないので、処理をステップS3112に進める。
ステップS3111では、モード管理部112は、調整時間TSを決定する。モード管理部112は、予め決められた最小調整時間TSMINと最大調整時間TSMAXとに対し、TSMIN≦TS≦TSMAXを満たすランダムな値を調整時間TSとして決定する。
そして、ステップS3114で、モード管理部112は、調整時間TSをタイムアウト時間に設定してタイマ17を起動する。
図36を参照して、実施の形態3に係る設定調整部114の動作を説明する。
ステップS3311からステップS3314の処理は、図15のステップS1306からステップS1309の処理と同じである。
データ加工部113から通信データが送信されると設定調整部114の動作が開始される。
ステップS3301では、設定調整部114は、通信装置10が通常モードと検出モードと調整モードとのどの動作モードに設定されているかを判定する。設定調整部114は、通常モードに設定されている場合には処理をステップS3311に進める。設定調整部114は、検出モードに設定されている場合には処理をステップS3302に進める。設定調整部114は、調整モードに設定されている場合には処理をステップS3309に進める。
ステップS3302では、設定調整部114は、CPUの使用率が基準以下であるか否かを判定する。つまり、設定調整部114は、処理負荷が基準負荷以下であるか否かを判定する。設定調整部114は、CPUの使用率が基準以下でない場合には、処理をステップS3303に進める。一方、設定調整部114は、CPUの使用率が基準以下である場合には、処理をステップS3304に進める。
ステップS3303では、設定調整部114は、処理負荷が高いので処理を後回しにするために、データ加工部113によって送信された通信データを調整データ58に記憶して処理を終了する。
ステップS3304では、設定調整部114は、パターンテーブル52にデータが登録されているか否かを判定する。設定調整部114は、データが登録されていない場合には、処理をステップS3305に進める。一方、設定調整部114は、データが登録されている場合には、処理をステップS3306に進める。ステップS3305では、設定調整部114は、設定パラメータ51に登録されているデータパターンをパターンテーブル52にコピーする。ステップS3306では、設定調整部114は、データ加工部113によって送信された通信データを調整データ58に記憶する。
ステップS3307では、設定調整部114は、調整データ58に記憶された通信データからデータパターンを抽出し、パターンテーブル52に登録する。なお、設定調整部114は、調整データ58に記憶された全ての通信データから一度にデータパターンを抽出してもよい。また、設定調整部114は、調整データ58に記憶されたデータ量が多い場合には、先頭から一定サイズ分の通信データのみ処理し、残りの通信データについては次の呼び出し時に処理するようにしてもよい。
ステップS3308では、設定調整部114は、ステップS3307でデータパターンの抽出が終わった通信データを、調整データ58から削除する。
ステップS3309では、設定調整部114は、調整データ58に通信データが記憶されているか否かを判定する。設定調整部114は、調整データ58に通信データがある場合には、処理をステップS3307に進め、調整データ58に記憶された通信データからデータパターンの抽出を行う。一方、設定調整部114は、調整データ58に通信データがない場合には、処理をステップS3310に進める。
ステップS3310では、設定調整部114は、データ加工部113から送信された通信データからパターンテーブル52に登録されているデータパターンを検索する。設定調整部114は、データパターンが検索された場合には、そのデータパターンの出現回数をインクリメントする。
***実施の形態3の効果***
以上のように、実施の形態3に係る通信システム100では、通信装置10は、検出モードにおける処理負荷の低い期間にデータパターンの抽出を行う。そのため、設定パラメータ51を調整する際の処理負荷の最大値を低くすることが可能になる。
***他の構成***
<変形例4>
実施の形態3では、検出モードにおけるデータパターンの抽出を処理負荷が低いときに実行するようにした。しかし、調整モードにおける出現回数の計測についても同様に処理負荷が低いときに実行するようにしてもよい。
以上、この発明の実施の形態及び変形例について説明した。これらの実施の形態及び変形例のうち、いくつかを組み合わせて実施してもよい。また、いずれか1つ又はいくつかを部分的に実施してもよい。なお、この発明は、以上の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 通信装置、11 プロセッサ、12 ROM、13 RAM、14 無線モデム、15 アンテナ、16 センサ、17 タイマ、18 不揮発性メモリ、19 通信バス、111 データ取得部、112 モード管理部、113 データ加工部、114 設定調整部、115 設定変更部、116 送信部、161 指標センサ、20 サーバ、21 プロセッサ、22 HDD、23 RAM、24 通信モデム、25 通信バス、211 通信部、212 データ復元部、213 設定調整部、30 無線網、40 ネットワーク、51 設定パラメータ、52 パターンテーブル、53 調整パラメータ、54 圧縮不良情報、55 現在指標データ、56 通信データカウンタ、57 圧縮データカウンタ、58 調整データ、61 端末テーブル、62 設定パラメータテーブル、63 センサデータテーブル、100 通信システム。

Claims (12)

  1. 通信データを取得するデータ取得部と、
    通信の相手先装置との間で共有した設定パラメータに基づき、前記データ取得部によって取得された前記通信データを加工して前記通信データを圧縮した加工データを生成するデータ加工部と、
    通常モードと検出モードと調整モードとの複数の動作モードの切り替えを行うモード管理部と、
    前記モード管理部によって切り替えられる前記複数の動作モードのうち一部の動作モードで動作している場合に前記データ取得部によって取得された通信データに基づき前記設定パラメータの調整をし、他の動作モードで動作している場合に前記データ取得部によって取得された通信データに基づき前記設定パラメータの調整をしない設定調整部であって、前記検出モードで動作している場合に前記データ取得部によって取得された前記通信データから前記設定パラメータの更新データを抽出し、前記調整モードで動作している場合に前記更新データに基づき前記設定パラメータの調整をする設定調整部
    を備える通信装置。
  2. 前記モード管理部は、ランダムな周期で前記検出モードに切り替える
    請求項に記載の通信装置。
  3. 前記データ取得部は、複数の種別の通信データを取得し、
    前記モード管理部は、前記複数の種別のうちの対象の種別の通信データが取得された場合に、前記検出モードに切り替える
    請求項に記載の通信装置。
  4. 前記モード管理部は、前記対象の種別について、前記データ加工部によって生成された前記加工データの前記通信データに対する圧縮率が基準率よりも悪い場合に、前記検出モードに切り替える
    請求項に記載の通信装置。
  5. 前記モード管理部は、前記検出モードをランダムな期間継続した後、前記調整モードに切り替える
    請求項からまでのいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記設定調整部は、処理負荷が基準負荷以下の場合に、前記通信データから前記設定パラメータの更新データを抽出する
    請求項1からまでのいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記設定調整部は、前記処理負荷が前記基準負荷よりも高い場合には、前記通信データを調整データとして蓄積しておき、処理負荷が基準負荷以下の場合に、前記調整データを含む前記通信データから前記設定パラメータの更新データを抽出する
    請求項に記載の通信装置。
  8. 前記通信装置は、さらに、
    前記設定調整部によって前記設定パラメータの調整がされた場合に、調整後の前記設定パラメータを前記相手先装置に送信する送信部
    を備える請求項1からまでのいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記通信データは、センサから取得されたセンサデータであり、
    前記相手先装置は、前記センサデータを収集するサーバである
    請求項1からまでのいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 通信装置と、通信装置から送信された通信データを収集するサーバとを備える通信システムであり、
    前記通信装置は、
    通信データを取得するデータ取得部と、
    前記サーバとの間で共有した設定パラメータに基づき、前記データ取得部によって取得された前記通信データを加工して前記通信データを圧縮した加工データを生成するデータ加工部と、
    通常モードと検出モードと調整モードとの複数の動作モードの切り替えを行うモード管理部と、
    前記モード管理部によって切り替えられる前記複数の動作モードのうち一部の動作モードで動作している場合に前記データ取得部によって取得された通信データに基づき前記設定パラメータの調整をし、他の動作モードで動作している場合に前記データ取得部によって取得された通信データに基づき前記設定パラメータの調整をしない設定調整部であって、前記検出モードで動作している場合に前記データ取得部によって取得された前記通信データから前記設定パラメータの更新データを抽出し、前記調整モードで動作している場合に前記更新データに基づき前記設定パラメータの調整をする設定調整部
    を備える通信システム。
  11. データ取得部が、通信データを取得し、
    データ加工部が、通信の相手先装置との間で共有した設定パラメータに基づき、前記通信データを加工して前記通信データを圧縮した加工データを生成し、
    モード管理部が、通常モードと検出モードと調整モードとの複数の動作モードの切り替えを行い、
    設定調整部が、前記複数の動作モードのうち一部の動作モードで動作している場合に取得された通信データに基づき前記設定パラメータの調整をし、他の動作モードで動作している場合に取得された通信データに基づき前記設定パラメータの調整をせず、前記検出モードで動作している場合に取得された前記通信データから前記設定パラメータの更新データを抽出し、前記調整モードで動作している場合に前記更新データに基づき前記設定パラメータの調整をする通信方法。
  12. 通信データを取得するデータ取得処理と、
    通信の相手先装置との間で共有した設定パラメータに基づき、前記データ取得処理によって取得された前記通信データを加工して前記通信データを圧縮した加工データを生成するデータ加工処理と、
    通常モードと検出モードと調整モードとの複数の動作モードの切り替えを行うモード管理処理と、
    前記モード管理処理によって切り替えられる前記複数の動作モードのうち一部の動作モードで動作している場合に前記データ取得処理によって取得された通信データに基づき前記設定パラメータの調整をし、他の動作モードで動作している場合に前記データ取得処理によって取得された通信データに基づき前記設定パラメータの調整をしない設定調整処理であって、前記検出モードで動作している場合に取得された前記通信データから前記設定パラメータの更新データを抽出し、前記調整モードで動作している場合に前記更新データに基づき前記設定パラメータの調整をする設定調整処理
    を実行する通信装置としてコンピュータを機能させる通信プログラム。
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