JP6869360B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム Download PDF

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Description

本開示は、画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、プログラムモジュールの組合せを表したグラフ構造を、分割した入力データ毎にノードを分割したグラフ構造に変換し、変換したグラフ構造の先行ノードの処理が終わったノードを並列に処理する情報処理装置が開示されている。
また、非特許文献1及び非特許文献2には、DAG(Directed Acyclic Graph:有向非循環(非巡回)グラフ)で表された画像処理の実行順序に従って、並列に画像処理を行う技術が開示されている。
日本国特許第4965995号公報
遅延モード画像処理フレームワーク、[online]、[平成29年8月31日検索]、インターネット<URL: http://www.isus.jp/article/library-special/deferred-mode-image-processing-framework/> The OpenVX Specification、[online]、[平成29年8月31日検索]、インターネット<URL: https://www.khronos.org/registry/vx/specs/1.0.1/OpenVX_Specification_1_0_1.pdf>
画像処理に基づく部分処理を複数の演算装置で並列に実行する場合に、処理順序に逐次性を有する画像処理を1つの部分処理として扱う場合、演算装置の稼働効率が低下し、有向非循環グラフ形態で表された画像処理全体の時間が長くなる場合があった。
本開示の少なくとも一の実施形態は、処理順序に逐次性を有する画像処理を1つの部分処理として扱う場合に比べて、有向非循環グラフ形態で表された画像処理全体の画像処理時間を短縮することができる、画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供する。
本開示の第1の態様の画像処理装置は、画像処理を実行するオブジェクトが有向非循環グラフ形態で複数連結されたオブジェクト群の各オブジェクトにより画像処理を実行する画像処理装置であって、前記画像処理が処理順序に逐次性を有する処理である場合、前記画像処理の対象となる画像データを複数の第1分割画像データに分割する分割部と、前記第1分割画像データに対して行う画像処理である部分処理で、かつ前後の画像処理における部分処理との間の依存関係である前後の依存関係及び自身の画像処理における部分処理間の処理順序の依存関係である処理順序の依存関係に応じて処理可能な第1部分処理を複数の演算装置の各々に並列して実行させる制御を行う制御部と、を備え、前記分割部は、前記画像処理が処理順序に逐次性を有さない処理である場合、前記画像処理の対象となる画像データを複数の第2分割画像データに分割し、前記制御部は、前記第2分割画像データに対して行う画像処理である部分処理で、かつ前後の依存関係に応じて処理可能な第2部分処理と、前記第1部分処理とを前記複数の演算装置の各々に並列して実行させる制御を行い、前記分割部は、前記第2部分処理に対応する前記第2分割画像データを第3分割画像データに再分割し、前記制御部は、前記第3分割画像データに対して行う画像処理である第3分割処理と、前記第1部分処理とを前記複数の演算装置の各々に並列して実行させる制御を行う。
また、本開示の第の態様の画像処理装置は、第1の態様において、前記オブジェクトは、実行する画像処理が処理順序に逐次性を有する処理であるか否かを表す情報を出力する。
また、本開示の第の態様の画像処理装置は、第の態様において、前記分割部は、前記オブジェクトが出力した前記逐次性を有する処理であるか否かを表す情報に基づいて、前記第1分割画像データに対する前記第1部分処理に、前記処理順序に応じた依存関係を付与する。
また、本開示の第の態様の画像処理装置は、第1の態様において、前記オブジェクトは、実行する画像処理が処理順序に逐次性を有する処理であるか否かを表す情報を保持する。
また、本開示の第の態様の画像処理装置は、第の態様において、前記分割部は、前記オブジェクトに保持されている前記逐次性を有する処理であるか否かを表す情報を取得し、取得した当該情報に基づいて、前記第1分割画像データに対する前記第1部分処理に、前記処理順序に応じた依存関係を付与する。
また、上記目的を達成するために、本開示の第の態様の画像処理方法は、画像処理を実行するオブジェクトが有向非循環グラフ形態で複数連結されたオブジェクト群の各オブジェクトにより画像処理を実行する画像処理装置による画像処理方法であって、前記画像処理が処理順序に逐次性を有する処理である場合、前記画像処理の対象となる画像データを複数の第1分割画像データに分割し、前記第1分割画像データに対して行う画像処理である部分処理で、かつ前後の画像処理における部分処理との間の依存関係である前後の依存関係及び自身の画像処理における部分処理間の処理順序の依存関係である処理順序の依存関係に応じて処理可能な第1部分処理を複数の演算装置の各々に並列して実行させる制御を行い、前記画像処理が処理順序に逐次性を有さない処理である場合、前記画像処理の対象となる画像データを複数の第2分割画像データに分割し、前記第2分割画像データに対して行う画像処理である部分処理で、かつ前後の依存関係に応じて処理可能な第2部分処理と、前記第1部分処理とを前記複数の演算装置の各々に並列して実行させる制御を行い、前記第2部分処理に対応する前記第2分割画像データを第3分割画像データに再分割し、前記第3分割画像データに対して行う画像処理である第3分割処理と、前記第1部分処理とを前記複数の演算装置の各々に並列して実行させる制御を行う。
また、上記目的を達成するために、本開示の第の態様の画像処理プログラムは、コンピュータを、第1の態様から第の態様のいずれか1態様に記載の画像処理装置の分割
部及び制御部として機能させるためのものである。
本開示の第1の態様、第の態様、及び第の態様によれば、処理順序に逐次性を有する画像処理を1つの部分処理として扱う場合に比べて、有向非循環グラフ形態で表された画像処理全体の画像処理時間を短縮することができる。
また、本開示の第1の態様によれば、処理順序に逐次性を有さない画像処理を1つの部分処理として扱う場合に比べて、有向非循環グラフ形態で表された画像処理全体の画像処理時間をさらに短縮することができる。
また、本開示の第1の態様によれば、第1部分処理と第2部分処理とを複数の演算装置の各々に並列して実行させる場合に比べて、画像処理の処理効率を高めた並列処理を実現することができる。
また、本開示の第1の態様によれば、前後の依存関係が本構成と異なる前後の依存関係、及び処理順序の依存関係が本構成と異なる処理順序の依存関係である場合に比べて、より有向非循環グラフ形態で表された画像処理全体の画像処理時間を短縮することができる。
本開示の第の態様によれば、オブジェクト以外から出力された、実行する画像処理が処理順序に逐次性を有する処理であるか否かを表す情報を用いる場合に比べて、依存関係を付与する処理を容易に行うことができる。
本開示の第の態様によれば、実行する画像処理が処理順序に逐次性を有する処理であるか否かを表す情報をオブジェクトが出力しない場合に比べて、依存関係を付与する処理を容易に行うことができる
本開示の第の態様によれば、実行する画像処理が処理順序に逐次性を有する処理であるか否かを表す情報をオブジェクトが保持しない場合に比べて、依存関係を付与する処理を容易に行うことができる。
本開示の第の態様によれば、実行する画像処理が処理順序に逐次性を有する処理であるか否かを表す情報をオブジェクト以外から取得する場合に比べて、依存関係を付与する処理を容易に行うことができる。
図1は第1実施形態の画像処理装置として機能するコンピュータの構成の一例を示すブロック図である。 図2Aは画像処理DAGの一例を示す概略図である。 図2Bは画像処理DAGに入出力用のメモリを加えた場合の一例を示す概略図である。 図3は第1実施形態の処理制御部の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 図4Aは第1実施形態における入力画像の分割処理の一例の説明に供する概略図である。 図4Bは第1実施形態における入力画像の分割処理の一例の説明に供する概略図である。 図5は画像処理モジュールが部分処理(タスク)に分割された画像処理DAGの一例を示す概略図である。 図6は第1実施形態のDAG構築処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は第1実施形態のDAG更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図8は第1実施形態のタスク実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図9は第1実施形態のタスク実行処理の説明に供する概略図である。 図10Aは第1実施形態の作用の説明に供する概略図である。 図10Bは第1本実施形態の作用の説明に供する概略図である。 図10Cは第1実施形態の作用の説明に供する概略図である。 図11Aは比較例の作用の説明に供する概略図である。 図11Bは比較例の作用の説明に供する概略図である。 図12は第2実施形態における入力画像の分割処理の一例の説明に供する概略図である。 図13は第2実施形態のタスク実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例を詳細に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1を参照して、画像処理装置として機能するコンピュータ10の構成を説明する。なお、コンピュータ10は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、これらの装置の機能を兼ね備えた複合機、及びスキャナ等の内部で画像処理を行う画像取扱機器に組み込まれたコンピュータであってもよい。また、コンピュータ10は、PC(Personal Computer)等の独立したコンピュータであってもよく、PDA(Personal Digital Assistant)及び携帯電話機等の携帯機器に組み込まれたコンピュータであってもよい。
図1に示すように、本実施形態のコンピュータ10は、第1演算部12A、第2演算部12B、メモリ14、表示部16、操作部18、記憶部20、画像データ供給部22、及び画像出力部24を備えている。また、第1演算部12A、第2演算部12B、メモリ14、表示部16、操作部18、記憶部20、画像データ供給部22、及び画像出力部24の各部は、バス26を介して互いに接続されている。
本実施形態の第1演算部12Aは、コンピュータ10のメイン・プロセッサであり、一例として複数のプロセッサ・コア13(以下、「コア13」という。)を有するCPU(Central Processing Unit)である。以下では、各コア13を区別して説明する場合は、コア13A、コア13Bのように、符号の末尾にアルファベットを付して説明する。
また、本実施形態の第2演算部12Bは、一例として内部にローカルメモリ15を有するGPU(Graphics Processing Unit)である。なお、第2演算部12Bは、ローカルメモリ15等の内部メモリを備え、内部メモリに記憶された画像データに対して画像処理を行う演算装置であれば、特に限定されず、例えば、CPUでもよい。また、第2演算部12Bは、第1演算部12Aに内蔵されたGPUでもよい。また、第1演算部12A及び第2演算部12Bは、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の演算装置でもよい。本実施形態のコア13及び第2演算部12Bが、本開示の演算装置の一例である。
メモリ14は、第1演算部12Aが一時的にデータを記憶させる不揮発性の記憶手段である。本実施形態の第2演算部12Bにより画像処理を行う場合、第1演算部12Aはメモリ14又は記憶部20の記憶領域に記憶された画像データを第2演算部12Bにバス26を介して転送する。そして、第2演算部12Bは、第1演算部12Aから転送された画像データをローカルメモリ15に記憶し、記憶した画像データに対して画像処理を行う。
コンピュータ10が前述した画像取扱機器に組み込まれている場合、表示部16及び操作部18は、例えば画像取扱機器に設けられたLCD(Liquid Crystal Display)等の表示パネル及びテンキー等が適用される。また、コンピュータ10が独立したコンピュータである場合、表示部16及び操作部18は、例えばコンピュータ10に接続されたディスプレイ、及びキーボード、マウス等が適用される。また、表示部16及び操作部18は、タッチパネル及びディスプレイが一体化して構成されたタッチパネルディスプレイ等でもよい。また、記憶部20は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体が適用される。
画像データ供給部22は、処理対象の画像データを供給するものであればよく、例えば紙又は写真フィルム等の記録材料に記録されている画像を読み取って画像データを出力する画像読取部が適用される。また、画像データ供給部22は、例えば通信回線を介して外部装置から画像データを受信する受信部、及び画像データを記憶する画像記憶部(メモリ14又は記憶部20)等が適用される。
画像出力部24は、画像処理を経た画像データ又は画像処理を経た画像データが表す画像を出力するものであればよく、例えば画像データが表す画像を紙又は感光材料等の記録材料に記録する画像記録部が適用される。また、画像出力部24は、画像データが表す画像をディスプレイ等に表示する表示部(表示部16)、画像データをCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の記録媒体に書き込む書込装置が適用される。また、画像出力部24は、画像処理を経た画像データを、通信回線を介して外部装置に送信する送信部が適用される。また、画像出力部24は、画像処理を経た画像データを記憶する画像記憶部(メモリ14又は記憶部20)であってもよい。
図1に示すように、記憶部20には、第1演算部12A及び第2演算部12Bによって実行される各種プログラムが記憶されている。記憶部20には、各種プログラムとして、リソースの管理、プログラムの実行の管理、及びコンピュータ10と外部装置との通信等を司るオペレーティングシステム30のプログラムが記憶されている。また、記憶部20には、各種プログラムとして、コンピュータ10を画像処理装置として機能させるための画像処理プログラム群34が記憶されている。また、記憶部20には、各種プログラムとして、上記画像処理装置に対して所望の画像処理を行わせる各種のアプリケーションプログラム群32(以下、「アプリケーション32」という。)が記憶されている。
画像処理プログラム群34は、前述した画像取扱機器、携帯機器、及びPC等で実行される画像処理プログラムを開発する際の負荷を軽減することを目的として開発されたプログラムである。また、画像処理プログラム群34は、前述した画像取扱機器、携帯機器、及びPC等の各種機器(プラットフォーム)で共通に実行可能に開発されたプログラムである。
画像処理プログラム群34によって実現される画像処理装置は、アプリケーション32からの構築指示に従い、アプリケーション32が指示した画像処理を行う画像処理DAG(有向非循環グラフ:Directed Acyclic Graph)50A(詳細は後述)を構築する。そして、上記画像処理装置は、アプリケーション32からの実行指示に従い画像処理DAG50Aの処理を実行する。このため、画像処理プログラム群34は、所望の画像処理を行う画像処理DAG50Aの構築を指示したり、構築された画像処理DAG50Aによる画像処理の実行を指示したりするためのインタフェースをアプリケーション32に提供している。
以上の構成により、内部で画像処理を行う必要のある任意の機器を新規に開発する場合等にも、上記画像処理を行うプログラムの開発に関しては、上記任意の機器で必要とされる画像処理を、上記インタフェースを利用して画像処理プログラム群34に行わせるアプリケーション32を開発すればよい。従って、開発者は、実際に画像処理を行うプログラムを新たに開発する必要が無くなり、開発者の負荷が軽減される。
次に、本実施形態の画像処理プログラム群34について詳細に説明する。図1に示すように、画像処理プログラム群34は、モジュールライブラリ36、処理構築部42のプログラム、及び処理制御部46のプログラムを含む。
モジュールライブラリ36は、予め定められた互いに異なる画像処理を行う複数種類の画像処理モジュール38のプログラムが各々登録されている。この画像処理としては、例えば、入力処理、フィルタ処理、誤差拡散処理、拡大・縮小処理(図1では「拡縮処理」と表記)、色変換処理、スキュー角検知処理、画像回転処理、画像合成処理、及び出力処理等(図1では、一例として入力処理、フィルタ処理、誤差拡散処理、拡大・縮小処理、及び出力処理の各処理のモジュールを記載)が挙げられる。
なお、モジュールライブラリ36には、画像処理の種類が同一で、かつ実行する画像処理の内容が異なる画像処理モジュール38も登録されていてもよい。例えば、拡大・縮小処理を行う画像処理モジュール38については、入力された画像データを、水平方向及び垂直方向の各方向ともに1画素おきに間引くことで画像の縦横のサイズを50%に縮小する縮小処理を行う画像処理モジュール38と、指定された拡大・縮小率で拡大・縮小処理を行う画像処理モジュール38との2つのモジュールが登録されていてもよい。
また、モジュールライブラリ36には、画像データを記憶するための記憶領域(バッファ)を備えたバッファモジュール40も登録されている。
本実施形態の処理構築部42は、アプリケーション32からの指示によりDAG形態の画像処理DAG50Aを構築する。画像処理DAG50Aは、一例として図2Aに示すように、1つ以上の画像処理モジュール38が、個々の画像処理モジュール38の前段及び後段の少なくとも一方に配置されたバッファモジュール40を介して連結される。
なお、個々の画像処理モジュール38は、入力画像データに対して画像処理を実行するオブジェクトの一例である。また、図2Aに示す例では、バッファモジュール40を介して前段に画像処理モジュール38が連結された画像処理モジュール38は、前段の画像処理モジュール38による画像処理が終了した場合に、自身の画像処理の実行が可能となることを示している。また、バッファモジュール40を介して前段に複数の画像処理モジュール38が連結された画像処理モジュール38は、前段の複数の画像処理モジュール38のうち自身の処理の入力として必要な全ての画像処理が終了した場合に、自身の画像処理の実行が可能となることを示している。
また、図2Aでは、各モジュールのみが処理の順に接続されたDAGを示しているが、このDAGが実行される際には、図2Bに示すようにメモリ14に記憶された入力画像データが入力されてDAGに従って画像処理が行われる。そして、最終的にメモリ14に処理済みの出力画像データ等の処理結果が記憶される。
次に、図3を参照して、本実施形態の処理制御部46の機能的な構成を説明する。図3に示すように、処理制御部46は、分割部60、制御部62、タスクキュー64、及び出力部66を備えている。
本実施形態の分割部60は、入力画像データの処理対象とする部分により示される画像を複数の部分領域(以下、「分割画像」という。)に分割する。一例として図4Aに示すように、分割部60は、入力画像データの処理対象とする部分により示される画像Gを、複数(図4Aに示す例では3つ)の分割画像B1〜B3に分割する。なお、以下では分割画像を示す画像データを「分割画像データ」という。また、入力画像データの処理対象とする部分とは、色変換処理のように入力画像全体を処理対象とする画像処理では、入力画像データ全体が処理対象とする部分を意味する。また、入力画像データの処理対象とする部分とは、切り抜き(トリミング)処理のように、入力画像の一部を処理対象とする画像処理では、入力画像の一部を意味する。以下では、錯綜を回避するために、入力画像データの処理対象とする部分を、単に「入力画像データ」という。
また、図4Aに示した例では、分割部60が画像Gを正面視上下に分割しているが、これに限定されない。例えば分割部60は画像Gを正面視左右に分割してもよいし、図4Bに示すように、正面視上下左右に分割してもよい。
なお、分割部60による入力画像データの分割数は特に限定されない。例えば、分割部60は、予め定められた数又はサイズで入力画像データを分割してもよい。また、例えば、分割部60は、画像処理モジュール38による画像処理を実行する演算部が有するプロセッサ・コア数以下で、かつ2以上の数に入力画像データを分割してもよい。
また、例えば、分割部60は、画像処理モジュール38による画像処理を実行する演算部が有するキャッシュメモリの容量以下のサイズで入力画像データを分割してもよい。この場合、例えば、分割部60は、画像処理モジュール38による画像処理を実行する演算部のプロセッサに付随する容量の大きなレベルのキャッシュメモリ、所謂LLC(Last Level Cache)の容量以下で、かつLLCの容量に極力一致するサイズで入力画像データを分割する形態が例示される。
本実施形態の分割部60は、分割画像データに対応するタスクを複数のコア13に並列に実行させる制御を行う。なお、ここでいう並列とは、依存関係に基づいて実行可能となったタスクが複数のコア13により並列に(同時に)実行されることを意味する。
具体的には、分割部60は、一例として図5に示すように、画像処理DAG50Aの各画像処理モジュール38で実行される画像処理を分割画像データの各々に対応する部分処理39に分割して、画像処理DAG50Aを画像処理DAG50Bに更新する。なお、画像処理DAG50Bは、各部分処理39のタスクにおけるDAGを表すものであり、いわゆるタスクDAGである。
なお、図5は、図2Aに示した画像処理DAG50Aにおいて、入力画像データを4つの分割画像データに分割した場合の画像処理DAG50Bを示している。図5では、錯綜を回避するために、バッファモジュール40の図示を省略している。
本実施形態の分割部60は、画像処理モジュール38で実行される画像処理の種類に応じて、部分処理39間における依存関係を付与する。なお、図5では、この依存関係を破線の矢印で示している。
ここで、本実施形態の画像処理について説明する。本実施形態における画像処理には、処理順序に逐次性を有する画像処理と、処理順序に逐次性を有さない画像処理との2種類の画像処理がある。
例えば、画像処理が、8ビット構成の画素値(0〜255)を0または255に2値化する誤差拡散処理の場合、処理対象の画素の画素値に対して画像処理を行うためには、処理対象の画素よりも処理順番が前の画素までの画像処理による2値化誤差の伝播が必要となる。
また例えば、画像処理が、ハードディスク等、外部記憶装置との間での画像入力処理や画像出力処理の場合、画像ファイルが格納されたハードディスクは物理的な媒体として1つであるため、複数の演算装置等で並列に読み書きするとデータの順番に狂いが生じ、正しく読み書きすることができない場合がある。
本実施形態では、誤差拡散処理のように、画素毎に独立していない画像処理や、画像入力処理や画像出力処理のように、分割画像に対する画像処理を時系列で順次行わなくてはならない画像処理を、処理順序に逐次性を有する画像処理といい、以下では単に、逐次性を有する画像処理という。なお、本開示における逐次性を有する画像処理における部分処理39が、本開示の第1部分処理の一例であり、その分割画像データが本開示の第1分割画像データの一例である。
一方、例えば、色変換処理や、画像の各画素値をLUT(Lookup Table)等の変換テーブルで変換する変換処理等の画像処理では、処理対象とする画素のみに対して画像処理が行われる。この場合の画像処理は画素毎に独立しており、他の画素の画素値の影響を受けない。
また例えば、畳み込みフィルタ処理のように、処理対象とする画素の周辺画素を参照する画像処理では、周辺画素に対して画像処理を行う前段の部分処理39と依存関係を有するが、フィルタ処理自体は、画素毎に独立して行うことができる。
本実施形態では、このように、画素毎に独立した画像処理を、処理順序に逐次性を有さない画像処理といい、以下では単に、逐次性を有さない画像処理という。なお、本開示における逐次性を有さない画像処理における部分処理39が、本開示の第2部分処理の一例であり、その分割画像データが本開示の第2分割画像データの一例である。
なお、逐次性を有する画像処理であるか否かは、各画像処理モジュール38の処理内容に依存しているため、本実施形態では、各画像処理モジュール38に逐次性を有する画像処理であるか否かを表す情報(以下、「逐次性情報」という)を保持しておく形態としている。なお、当該形態は、逐次性を有する画像処理を行う画像処理モジュール38に、その旨を表す情報を保持しておく形態、及び逐次性を有さない画像処理を行う画像処理モジュール38に、その旨を表す情報を保持しておく形態のいずれか一方の形態をも含んでいる。また、本実施形態に限定されず、例えば、逐次性情報を各画像処理モジュール38が保持しているか否かにかかわらず、画像処理モジュール38から逐次性情報が出力される形態としてもよい。
分割部60は、逐次性を有する画像処理を行う画像処理モジュール38Bに対して、分割画像(部分処理39)に分割し、分割した部分処理39の間に処理順序の依存関係(図5の画像処理モジュール38Bにおける、部分処理39間の矢印参照)を付与する。
また、分割部60は、逐次性を有さない画像処理を行う画像処理モジュール38A及び逐次性を有する画像処理を行う画像処理モジュール38Bに対して、前段に連結された画像処理モジュール38の部分処理39と、後段に連結された画像処理モジュール38の部分処理39との間で依存関係(図5の各画像処理モジュール38間における矢印参照)を付与する。
具体的には、図5に示した場合では、画像処理モジュール38A1の部分処理39A、部分処理39B、及び部分処理39Cの各々は、画像処理の実行開始時に実行可能となる。一方、画像処理モジュール38Bの部分処理39Dは、依存関係が付与された部分処理39A及び部分処理39Bの双方の処理が終了した場合に実行可能となる。また、画像処理モジュール38Bの部分処理39Eは、依存関係が付与された部分処理39A、部分処理39B、部分処理39C、及び部分処理39Dの全ての処理が終了した場合に実行可能となる。さらに、画像処理モジュール38A2の部分処理39Fが、依存関係が付与された部分処理39Dの処理が終了した場合に実行可能となる。
すなわち、各部分処理39は、依存関係が付与された部分処理39が前処理として存在しない場合か、又は依存関係が付与された前処理である部分処理39が全て終了した場合に実行可能となる。
なお、以下では、分割画像データに対応する部分処理39について、「タスク」とも称している。
本実施形態の制御部62は、実行可能となっているタスクを、格納されたタスクを複数のコア13の各々が順次取り出して実行するためのタスクキュー64に格納する。なお、タスクキュー64に同時に格納するタスクの数は、本実施形態に限定されないが、2つ以上であることが好ましく、さらには、演算装置(コア13等)の数等に応じた数とすることが好ましい。タスクキュー64に格納されるタスクの数が少ない場合、タスクの実行が完了するまで新たなタスクをタスクキュー64に格納しないとすると、新たなタスクがタスクキュー64に格納されず、複数あるコア13のうち、稼働しないコア13が増加してしまい、コア13の稼働率が低下する。なお、タスクキュー64が同時に格納可能なタスクの数を制限しない場合、タスクキュー64に格納された全てのタスクに対して、前処理(詳細後述)において、メモリが確保されるため、確保されるメモリ容量が多くなってしまう。
そのため、タスクキュー64が同時に格納可能なタスクの数を制限することにより、前処理において確保されるメモリ等のリソースの量が増加するのが抑制される。そのため、タスクキュー64が同時に格納可能なタスクの数は、メモリの容量等に応じて定めてもよいし、コア13の稼働率に応じて可変としてもよい。
制御部62は、タスクキュー64からタスクを取得し、取得したタスクを実行させる。
本実施形態の出力部66は、制御部62による制御により、画像処理DAG50Bの最終段の画像処理モジュール38により実行された画像処理の結果得られた出力画像データを出力する。本実施形態では、出力部66は、得られた出力画像データにより示される出力画像を表示部16に表示する。なお、出力部66は、出力画像データを外部装置に出力(送信)してもよい。また、コンピュータ10がプリンタに組み込まれている場合は、出力部66は、出力画像データにより示される出力画像を紙等の記録材料に出力(形成)してもよい。
次に、図6〜図10を参照して、本実施形態のコンピュータ10の作用を説明する。なお、図6は、アプリケーション32により画像処理の実行開始の指示が入力された場合に第1演算部12Aによって実行されるDAG構築・実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。また、DAG構築・実行処理のプログラムは記憶部20に予めインストールされている。また、第1演算部12Aにおける何らかのタスクを実行していなく、タスクを実行可能なコア13がDAG構築・実行処理プログラムを実行することで、前述した処理構築部42及び制御部62として機能する。
図6のステップ100で、処理構築部42は、アプリケーション32からの構築指示に従い、アプリケーション32が指示した画像処理を行う画像処理DAG50Aを構築する。次のステップ102で、制御部62は、ステップ100で構築された画像処理DAG50Aの更新処理及び依存関係の付与処理を画像処理モジュール38毎に実行するタスクをタスクキュー64に格納した後、本DAG構築処理を終了する。
本実施形態では、タスクキュー64に格納された上記タスクを取り出して、コア13の1つが実行することで、図7に一例を示すDAG更新処理が実行される。
なお、図7は、DAG更新処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、このDAG更新処理プログラムも記憶部20に予めインストールされている。また、タスクを実行可能なコア13がDAG更新処理プログラムを実行することで、前述した分割部60及び制御部62として機能する。
図7のステップ120で、分割部60は、画像処理DAG50Aに含まれる全ての画像処理モジュール38を、トポロジカルソート等の既知のソート手法でソートする。
次のステップ122で分割部60は、上記ステップ120でソートされた全ての画像処理モジュール38の先頭から順に1つの画像処理モジュール38を処理対象として取り出す。
ステップ124で、分割部60は、上述したように、入力画像データを複数の分割画像データに分割する。そして、分割部60は、上述したように、取り出した画像処理モジュール38で実行される画像処理を分割画像データの各々に対応するタスクに分割する。
次のステップ126で、分割部60は、取り出した画像処理モジュール38の画像処理が逐次性を有する画像処理であるか否かを判定する。上述したように、本実施形態では、逐次性情報が画像処理モジュール38に保持されている。このため、分割部60は、画像処理モジュール38に保持されている逐次性情報を参照して本ステップの判定を行う。逐次性を有さない画像処理の場合、ステップ126の判定が否定判定となり、ステップ130へ移行する。一方、逐次性を有する画像処理の場合、ステップ126の判定が肯定判定となり、ステップ128へ移行する。
ステップ128で分割部60は、取り出した画像処理モジュール38内の各タスクに処理順序を表す依存関係を付与する。
次のステップ130で分割部60は、取り出した画像処理モジュール38の前段に画像処理モジュール38が連結されているか否かを判定する。画像処理モジュール38が連結されていない場合、ステップ130の判定が否定判定となり、ステップ134へ移行する。一方、画像処理モジュール38が連結されている場合、ステップ130の判定が肯定判定となり、ステップ132へ移行する。
ステップ132で、分割部60は、上述したように、取り出した画像処理モジュール38で実行される画像処理の種類に応じて、前段に連結された画像処理モジュール38のタスクと、取り出した画像処理モジュール38のタスクとの間で依存関係を付与する。
次のステップ134で分割部60は、上記ステップ122で全ての画像処理モジュールを取り出したか否かを判定する。未だ取り出していない画像処理モジュール38が有る場合、ステップ134の判定が否定判定となり、ステップ122に戻り、先頭から次の順の画像処理モジュール38を1つ、処理対象として取り出し、上記ステップ124〜134の処理を繰り返す。一方、全ての画像処理モジュール38を取り出した場合、ステップ134の判定が肯定判定となり、本DAG更新処理を終了する。このようにして本実施形態のDAG更新処理が実行されることにより、画像処理DAG50Bが生成される。
一方、図8は、アプリケーション32により画像処理の実行開始の指示が入力された場合に演算装置によって実行されるタスク実行処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、このタスク実行処理プログラムも記憶部20に予めインストールされている。また、タスクを実行可能なコア13がタスク実行処理プログラムを実行することで、制御部62として機能する。
図8のステップ140で、制御部62は、タスクキュー64にタスクが格納されているか否かを判定する。例えば、全ての画像処理モジュール38の全てのタスクの実行が終了した場合、タスクキュー64にタスクが格納されていないため、ステップ140の判定が否定判定となり、本タスク実行処理を終了する。本タスク実行処理が終了することにより、出力部66からアプリケーション32が所望する画像処理の結果が得られる。
一方、タスクキュー64にタスクが格納されている場合、ステップ140の判定が肯定判定となり、ステップ142へ移行する。
ステップ142で制御部62は、タスクキュー64の先頭から1つのタスクを取り出す。そして次のステップ144で制御部62は、取り出したタスクを、第1演算部12Aのコア13または第2演算部12Bに実行させる。なお、第2演算部12Bにタスクを実行させる場合、第1演算部12Aのコア13が、第2演算部12Bにタスクを実行させる処理を行うことにより、第2演算部12Bによりタスクが実行される。
なお、タスクを実行する前、例えばステップ144の前に、画像処理結果を格納するための出力バッファ領域の確保や画像処理用の変数の初期化等の演算用のリソースの確保を行う処理等の予め定められた前処理を行ってもよい。また、タスクの実行後、例えばステップ144の後に、確保した演算用のリソースの解放等の予め定められた後処理を行ってもよい。
次のステップ146で制御部62は、ステップ144の処理により実行済となったタスクに依存するタスクの依存関係を解消する。
次のステップ148で制御部62は、依存関係に基づいて新たに実行可能となったタスクを順次タスクキュー64に格納した後、ステップ140に戻る。
一例として図9に示した画像処理DAG50Bには、逐次性を有する画像処理を行う画像処理モジュール38BのタスクTB1〜TB3について、タスクTB1を最初とし、タスクTB3を最後とする依存関係が付与されている。また、逐次性を有さない画像処理を行う画像処理モジュール38AのタスクTA1、TA2については、各々前段の画像処理モジュール38BのタスクTB1〜TB3との間の依存関係が付与されている。
タスク実行処理のステップ144でタスクTB1及びタスクTB2が実行済となっている場合、ステップ146では、タスクTB1と、タスクTB2及びタスクTA1との間の依存関係、タスクTB2と、タスクTB3、タスクTA1、及びタスクTA2との依存関係が解消される。
そのため、図9に示したように、タスクTB3及びタスクTA1の実行が可能となり、ステップ148でタスクキュー64に、各々格納される。
そこで、タスクを実行可能なコア13(図9に示す例では、コア13A、13B)がタスクキュー64からタスク(タスクTB3、タスクTA1)を取り出して実行する。すなわち、図9に示すように、逐次性を有する画像処理を行う画像処理モジュール38BのタスクTB3と、逐次性を有さない画像処理を行う画像処理モジュール38AのタスクTA1とが、複数のコア13により並列に実行される。
さらに、図10(図10A〜10C)を参照して、本実施形態のコンピュータ10の作用を具体的に説明する。一例として、図10Aに示すように、画像処理DAG50Aが、画像入力処理を行う画像処理モジュール38B1、フィルタ処理を行う画像処理モジュール38A3、誤差拡散処理を行う画像処理モジュール38B2、縮小処理を行う画像処理モジュール38A4、及び画像出力処理を行う画像処理モジュール38B3とが連結されたDAGである場合について説明する。なお、画像処理モジュール38B1、38AB2、38B3が逐次性を有する画像処理を行う画像処理モジュール38であり、画像処理モジュール38A3、38A4が逐次性を有さない画像処理を行う画像処理モジュール38である。
図10Bには、図10Aに示した画像処理DAG50Aを、分割部60が部分処理に分割し、依存性を付与することにより更新した画像処理DAG50Bの一例を示す。画像処理DAG50B全体では、図10Bに示すように、18個のタスク(T〜T18)に分割されている。具体的には、画像処理モジュール38B1は、タスクT〜Tに分割されており、各タスク間に処理順序(1から4へ向かう順序)に応じた依存関係が付与されている。画像処理モジュール38A3は、タスクT〜Tに分割されており、前段の画像処理モジュール38B1のタスク(T〜T)との間、及び後段の画像処理モジュール38B2のタスク(T〜T12)との間の依存関係が付与されている。また、画像処理モジュール38B2は、タスクT〜T12に分割されており、各タスク間に処理順序(9から12へ向かう順序)に応じた依存関係と、前段の画像処理モジュール38A3のタスク(T〜T)との間、及び後段の画像処理モジュール38A4のタスク(T13〜T15)との間の依存関係とが付与されている。また、画像処理モジュール38A4は、タスクT13〜T15に分割されており、前段の画像処理モジュール38B2のタスク(T〜T12)との間、及び後段の画像処理モジュール38B3のタスク(T16〜T18)との間の依存関係が付与されている。さらに画像処理モジュール38B3は、タスクT16〜T18に分割されており、各タスク間に処理順序(16から18へ向かう順序)に応じた依存関係と、前段の画像処理モジュール38A4のタスク(T13〜T15)との間の依存関係とが付与されている。
図10Cには、図10Bに示したタスクT1〜T18を、4つのコア13A〜13Dで並列に処理を行う場合に、各コア13A〜13Dが実行するタスクの処理の流れの一例を示す。なお、説明の便宜上図10Cでは各タスクの処理に要する時間が全て同一と仮定した場合を示している。複数のコア13によって並列にタスクが実行される処理時間が長くなり、1つのコア13によってタスクが実行される処理時間が短くなっている。
なお、画像入力処理及び画像出力処理では、画像ファイルをどこまで読んだか、及びどこまで書いたかを示す位置を表す情報や、誤差拡散処理の場合には処理済みの画素から伝播された誤差情報等がタスク間で受け渡される必要がある。しかしながら、これらの情報は、例えば、タスクの生成元の画像処理モジュール38に格納しておくことにより、タスク間で受け渡しが可能となる。また、処理順序の依存関係が付与されていることにより、タスクが並列に処理されないことが保障されているため、これらの情報の読み書きは排他制御なしに行うことができる。
上記に対して、本実施形態と異なり、逐次性を有する画像処理について部分処理に分割することができない比較例の場合では、画像処理DAG50Aは、図11Aに示したように、画像全体に対する3つの画像処理(G〜G)と、7つのタスク(T〜T、T13〜T15)とが含まれる画像処理DAG150Bとなる。画像処理Gは、上記タスクT〜Tに対応し、画像処理Gは上記タスクT〜T12に対応し、画像処理Gは、上記タスクT16〜T18に対応する。
図11Bには、図11Aに示した画像処理G〜Gと、タスクT〜T、T13〜T15を、4つのコア13A〜13Dで並列に処理を行う場合に、各コア13A〜13Dが実行するタスクの処理の流れの一例を示す。なお、説明の便宜上図11Bにおいても、各タスクの処理に要する時間が全て同一と仮定した場合を示している。図11Bに示した比較例の形態では、複数のコア13によって並列に処理が行われる処理時間が本実施形態の場合(図10C参照)よりも短くなっていることがわかる。
なお、比較例の場合では、画像処理G〜Gの各々において、画像全体に対応するメモリ(いわゆる、面メモリ)が必要となる。これに対して、本実施形態のコンピュータ10によれば、このような面メモリを要しない。例えば、図10Cに示したように処理を行う場合、タスクT9の処理に要するメモリは、タスクT13の処理が終われば解放できるため、メモリの利用効率も向上させることができる。
[第2実施形態]
以下、図面を参照して本実施形態について詳細に説明する。
上記第1実施形態と同様の構成及び動作については、その旨を記載し、詳細な説明を省略する。
本実施形態のコンピュータ10の構成は、第1実施形態のコンピュータ10の構成(図1及び図3参照)と同様であるが、分割部60の機能の一部が第1実施形態と異なっている。
本実施形態の分割部60は、第1実施形態の分割部60が有していた機能に加え、逐次性を有さない画像処理が行われる画像を分割した分割画像(分割画像データ)を、複数の分割画像(分割画像データ、以下では、「再分割画像データ」という)に再分割する機能を有している。一例として図12に示すように、分割部60は、分割画像B1〜B3を、予め定められたサイズに応じて複数(図12に示す例では2つずつ、合計6つ)の再分割画像C11〜C32に再分割する。
換言すると、本実施形態の分割部60は、逐次性を有さない画像処理が行われる画像におけるタスクへの分割では、一端、中粒度のタスクに分割して依存関係を設定した後、中粒度のタスクをタスクキュー64に格納する。そして、中粒度のタスクがタスクキュー64から取り出されて実行される前に予め定められた大きさの細粒度のタスクに再分割されて複数のコア13により並列に処理される。本実施形態における細粒度のタスクが、本開示の第3部分処理の一例であり、その分割画像データが、本開示の第3分割画像データの一例である。
なお、タスクを再分割する際の予め定められたサイズとは、上記中粒度のタスクのサイズよりも小さいサイズであればよく、本実施形態では、一例として、画像処理モジュール38による画像処理を実行する演算部のプロセッサにより近く高速/小容量レベルのキャッシュメモリ、いわゆるL1(Level 1)やL2(Level 2)キャッシュの容量以下としている。
一方、本実施形態のコンピュータ10の作用は、第1実施形態と、DAG構築処理(図6参照)及びDAG更新処理(図7参照)については、同様である。一方、タスク実行処理は、第1実施形態のタスク実行処理(図8参照)と異なる処理を含むため、以下では、本実施形態におけるタスク実行処理について説明する。
図13は、本実施形態のタスク実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。図13に示すように本実施形態のタスク実行処理は、ステップ142とステップ144との間に、ステップ143A〜143Cの処理を含む点で、第1実施形態のタスク実行処理を異なっている。
本実施形態では、ステップ142で制御部62がタスクキュー64からタスクを取得すると、次のステップ143Aで分割部60は、再分割が可能であるか否かを判定する。
本実施形態では、ステップ142で取得したタスクに対応する画像データ(分割画像データまたは再分割画像データ)のサイズが上述した予め定められたサイズ以下の場合、すなわち、既に再分割後のタスクを取得した場合、再分割が不能となる。
また例えば、画像処理を第2演算部12Bで実行するタスクの場合、分割部60による再分割を行わないようにしてもよい。第2演算部12Bでタスクを実行する場合、ローカルメモリ15への画像データの転送や、第2演算部12Bの起動等、オーバーヘッドとして付加される処理が、第1演算部12Aでタスクを実行する場合に比べて大きい。このオーバーヘッドは、タスク毎に生じるため、タスクを再分割した場合、タスクの数が増加することに対応してオーバーヘッドが増加する。そのため、画像処理を第2演算部12Bで実行するタスクについては、再分割をせずに中粒度のタスクのまま画像処理を実行してもよい。なお、タスクについて、第2演算部12Bで実行するタスクであるか否かを表す情報は、処理構築部42が画像処理DAG50Aから画像処理DAG50Bを生成する際に付与すればよい。
タスクの再分割が不可能な場合、ステップ143Aの判定が否定判定となり、ステップ144へ移行する。一方、タスクの再分割が可能な場合、ステップ143Aの判定が肯定判定となり、ステップ143Bへ移行する。
ステップ143Bで分割部60は、タスクを、上述した予め定められたサイズで再分割して細粒度のタスクとする。
次のステップ143Cで制御部62は、再分割により得られた細粒度のタスクを全てタスクキュー64に格納した後、ステップ142に戻る。
これにより、本実施形態のコンピュータ10では、逐次性を有する画像処理が行われる画像が分割された中粒度のタスク、及び逐次性を有さないが画像処理が行われる画像が分割された後、さらに再分割された細粒度のタスクが、複数の演算装置で並列して実行される。
このように本実施形態のコンピュータ10では、中粒度のタスクを再分割した細粒度のタスクを実行することにより、コア13や第2演算部12Bの稼働率を向上させるとともに、必要なデータ量が大きくなるのが抑制されるため、キャッシュのミスヒットも生じにくくなる。
従って、本実施形態のコンピュータ10によれば、画像処理の処理効率、いわゆるスケーラビリティを高めた並列処理を実現できる。
以上説明したように、上記各実施形態のコンピュータ10は、画像処理を実行する画像処理モジュール38がDAG形態で複数連結された画像処理モジュール38群の各画像処理モジュール38により画像処理を実行するコンピュータ10である。コンピュータ10は、画像処理が処理順序に逐次性を有する処理である場合、画像処理の対象となる画像データを複数の分割画像データに分割する分割部60と、分割部60が分割した分割画像データに対して行う画像処理であるタスク(部分処理39)で、かつ前後の依存関係及び処理順序の依存関係に応じて処理可能なタスクを複数のコア13の各々に並列して実行させる制御を行う制御部62と、を備える。
上記構成によれば、本実施形態のコンピュータ10では、画像処理が処理順序に逐次性を有する処理である場合であっても、当該画像処理を分割して、部分処理として扱うことができるようになる。このため、コンピュータ10によれば、複数のコア13(演算装置)に並列してタスクを実行させる処理時間を比較的長くすることができる。
従って、上記各実施形態のコンピュータ10によれば、処理順序に逐次性を有する画像処理を1つのタスクとして扱う場合に比べて、画像処理DAG50(画像処理モジュール38群)全体の画像処理時間を短縮することができる。
また、本実施形態のコンピュータ10によれば、上記のように、部分処理として扱うことにより、上述したように画像処理において、いわゆる面メモリが不要となるため、メモリの利用効率を向上させることができる。
なお、上記各実施形態では、第2演算部12Bがコンピュータ10内部に備えられている場合について説明したが、第2演算部12Bは、コンピュータ10の外部に設けられていてもよいし、コンピュータ10と異なるコンピュータに備えられていてもよい。また、第2演算部12Bを備えていなくてもよい。
また、上記各実施形態では、各種プログラムが記憶部20に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。各種プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、各種プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2017年9月15日出願の日本特許出願である特願2017−177465に基づくものであり、それらの内容はここに参照として取り込まれる。
10 コンピュータ
12A 第1演算部
12B 第2演算部
13、13A〜13D コア
14 メモリ
15 ローカルメモリ
16 表示部
18 操作部
20 記憶部
22 画像データ供給部
24 画像出力部
26 バス
30 オペレーティングシステム
32 アプリケーションプログラム群(アプリケーションプログラム)
34 画像処理プログラム群
36 モジュールライブラリ
38、38A1〜A4、38B、38B1〜B3 画像処理モジュール
39、39A〜39F 部分処理
40 バッファモジュール
42 処理構築部
46 処理制御部
50A、50B 画像処理DAG
60 分割部
62 制御部
64 タスクキュー
66 出力部
B1〜B3 分割画像
C11、C12、C21、C22、C31、C32 再分割画像
G 画像、G〜G 画像処理
A1、TA2、TB1〜TB3、 タスク

Claims (7)

  1. 画像処理を実行するオブジェクトが有向非循環グラフ形態で複数連結されたオブジェクト群の各オブジェクトにより画像処理を実行する画像処理装置であって、
    前記画像処理が処理順序に逐次性を有する処理である場合、前記画像処理の対象となる画像データを複数の第1分割画像データに分割する分割部と、
    前記第1分割画像データに対して行う画像処理である部分処理で、かつ前後の画像処理における部分処理との間の依存関係である前後の依存関係及び自身の画像処理における部分処理間の処理順序の依存関係である処理順序の依存関係に応じて処理可能な第1部分処理を複数の演算装置の各々に並列して実行させる制御を行う制御部と、
    を備え
    前記分割部は、前記画像処理が処理順序に逐次性を有さない処理である場合、前記画像処理の対象となる画像データを複数の第2分割画像データに分割し、
    前記制御部は、前記第2分割画像データに対して行う画像処理である部分処理で、かつ前後の依存関係に応じて処理可能な第2部分処理と、前記第1部分処理とを前記複数の演算装置の各々に並列して実行させる制御を行い、
    前記分割部は、前記第2部分処理に対応する前記第2分割画像データを第3分割画像データに再分割し、
    前記制御部は、前記第3分割画像データに対して行う画像処理である第3分割処理と、前記第1部分処理とを前記複数の演算装置の各々に並列して実行させる制御を行う、
    画像処理装置。
  2. 前記オブジェクトは、実行する画像処理が処理順序に逐次性を有する処理であるか否かを表す情報を出力する、
    請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記分割部は、前記オブジェクトが出力した前記逐次性を有する処理であるか否かを表す情報に基づいて、前記第1分割画像データに対する前記第1部分処理に、前記処理順序に応じた依存関係を付与する、
    請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記オブジェクトは、実行する画像処理が処理順序に逐次性を有する処理であるか否かを表す情報を保持する、
    請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記分割部は、前記オブジェクトに保持されている前記逐次性を有する処理であるか否かを表す情報を取得し、取得した当該情報に基づいて、前記第1分割画像データに対する前記第1部分処理に、前記処理順序に応じた依存関係を付与する、
    請求項に記載の画像処理装置。
  6. 画像処理を実行するオブジェクトが有向非循環グラフ形態で複数連結されたオブジェクト群の各オブジェクトにより画像処理を実行する画像処理装置による画像処理方法であって、
    前記画像処理が処理順序に逐次性を有する処理である場合、前記画像処理の対象となる画像データを複数の第1分割画像データに分割し、
    前記第1分割画像データに対して行う画像処理である部分処理で、かつ前後の画像処理における部分処理との間の依存関係である前後の依存関係及び自身の画像処理における部分処理間の処理順序の依存関係である処理順序の依存関係に応じて処理可能な第1部分処理を複数の演算装置の各々に並列して実行させる制御を行い、
    前記画像処理が処理順序に逐次性を有さない処理である場合、前記画像処理の対象となる画像データを複数の第2分割画像データに分割し、
    前記第2分割画像データに対して行う画像処理である部分処理で、かつ前後の依存関係に応じて処理可能な第2部分処理と、前記第1部分処理とを前記複数の演算装置の各々に並列して実行させる制御を行い、
    前記第2部分処理に対応する前記第2分割画像データを第3分割画像データに再分割し、
    前記第3分割画像データに対して行う画像処理である第3分割処理と、前記第1部分処理とを前記複数の演算装置の各々に並列して実行させる制御を行う、
    処理を含む画像処理方法。
  7. コンピュータを、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像処理装置の分割部及び制御部として機能させるための画像処理プログラム。
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