JP6868857B1 - 装着型空気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーの鼻口近傍の空気を効率的に浄化可能な装着型空気浄化装置を提供する。【解決手段】身体に装着可能であって、装着者の鼻口近傍に送風可能な送風ユニット2と、送風ユニット2を装着者の身体に支持させる支持部3とを備え、送風ユニット2は、ファン30の回転により気体を吸入する吸気部5と、気体の流動方向において吸気部5より前方に配設される排気部7と、排気部7から気体が排出される方向を調整可能な方向調整部17とを備える装着型空気浄化装置1を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、装着型空気浄化装置の技術に関する。
従来、鼻口から吸入する空気を浄化するため、ファン付きマスクが提供されている。その中には、外部から空気を取り込み、フィルタを通過させることにより塵芥を除去してからマスク内に空気を送出する太陽電池で駆動するファン付きマスクが提供されている(例えば特許文献1)。
特開2011−000288号公報
上記特許文献1において開示されるファン付きマスクによると、マスク内に浄化された空気が送出されるものの、マスク装着者の呼気がマスク内に滞留するため、ユーザーの鼻口近傍の空気を効率的に浄化するという点において改良の余地がある。
そこで、本発明は、上記従来の問題点を解決すべく、ユーザーの鼻口近傍の空気を効率的に浄化可能な装着型空気浄化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、身体に装着可能な装着型空気浄化装置であって、装着者の鼻口近傍に送風可能な送風ユニットと、前記送風ユニットを装着者の身体に支持させる支持部とを備え、前記送風ユニットは、ファンの回転により気体を吸入する吸気部と、気体の流動方向において前記吸気部より前方に配設される排気部と、前記排気部から気体が排出される方向を調整可能な方向調整部とを備え、前記支持部は、装着者の頸部後方に当接する当接部材と、前記当接部材から装着者の頸部の周縁に沿って伸び、前記送風ユニットを支持する2本のアームとをさらに備え、2本の前記アームは、前記当接部材を基端として各々相反する方向に伸びるとともに、装着者の頸部前方を開放し、2体の前記送風ユニットは、2本の前記アームの先端に各々係合する装着型空気浄化装置である。
本発明によると、ユーザーの鼻口近傍の空気を効率的に浄化することが可能となる。
本発明の第1実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態における装着型空気浄化装置の装着状態の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第4実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第4実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第4実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第5実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第5実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第6実施形態における装着型空気浄化装置の構成の一例を示す図である。
本発明者は、装着型空気浄化装置について鋭意検討した結果、以下の知見を所有するに至った。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置は、身体に装着可能な装着型空気浄化装置であって、装着者の鼻口近傍に送風可能な送風ユニットと、送風ユニットを装着者の身体に支持させる支持部とを備え、送風ユニットは、ファンの回転により気体を吸入する吸気部と、気体の流動方向において吸気部より前方に配設される排気部と、排気部から気体が排出される方向を調整可能な方向調整部とを備えてもよい。
このような構成により、装着者は、所望の方向に気体を排出させることにより、鼻口近傍の塵芥、花粉、細菌やウィルスなどを効率的に除去することが可能となる。なお、気体の流動方向において、気体の流動先の方向を前方とし、その反対の方向を後方とする。
このような構成により、鼻口近傍に塵芥、花粉、細菌やウィルスなど微細浮遊物を取り除いて浄化された空気を送り込むことが可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、方向調整部は、排気部に形成されてもよい。
このような構成により、気体の排出される方向を微調整することが可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、方向調整部は、排気口の周縁にフランジ状に拡張する延伸部と、延伸部を摺動可能に挟持する挟持部とをさらに備えてもよい。
このような構成により、延伸部が摺動することにより排気口の方向を変更可能となるため、排気方向を調整可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、方向調整部は、ファンと、排気口との間において、人力により曲げることが可能な管状に構成されてもよい。
このような構成により、装着者の力により排気口の方向を変更させることが可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、送風ユニットは、気体の流動方向においてファンより後方にフィルタを備えてもよい。
このような構成により、ファンが回転して気体を吸入する際に、塵芥、花粉、ウィルスや細菌など微細浮遊物を除去可能となる。このような構成により、微細浮遊物を低減させて浄化された空気を装着者の鼻口近傍に送り込むことが可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化において、フィルタは、排気部より後方に配設されてもよい。
このような構成により、空気が排気部から排出される前に、塵芥やウィルスを除去可能となる。このような構成により、微細浮遊物を低減させて浄化された空気を装着者の鼻口近傍に送り込むことが可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、フィルタは、銅を含有してもよい。
このような構成により、吸入された気体を良好に殺菌可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、フィルタに銅を含有する繊維を当接させてもよい。
このような構成により、フィルタにより捕集された細菌やウィルスを殺菌することが可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、支持部は、装着者の頸部後方に掛止可能に構成されてもよい。
このような構成により、支持部を頸部に掛けることにより当該装着型空気浄化装置を簡便に装着可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、支持部は、送風ユニットに電源供給可能な電源部をさらに備えてもよい。
このような構成により、送風ユニットの重量を抑制することが可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、電源部は、平板状に構成されてもよい。
このような構成により、電源部の厚みを抑制することが可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、電源部は、モータの回転数を調整可能な操作部をさらに備えてもよい。
このような構成により、装着者は、所望の風量に調整可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、送風ユニットは半球状に構成され、開口が環状に配設されてもよい。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、送風ユニットは略楕円体状に形成され、排気部は、開口が平面視環状に配設されてもよい。
このような構成により、広角に気体を排出することが可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、吸気部は、気体の吸入量を調整可能な吸気調整部をさらに備えてもよい。
このような構成により、吸入される気体の量を調整することにより、装着者の鼻口近傍に排出される風量を調整することが可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、吸気部は、半球状に構成され、底面視環状に配設されるスリット状の吸気口を備え、吸気調整部は、吸気部の内側に配設され、吸気口の形状に対応する調整窓を備えてもよい。
このような構成により、吸気口と調整窓とにより吸気量を調整可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、吸気口は、底面視中心点から所定角度内の領域に配設されないよう構成されてもよい。
このような構成により、装着者の身体に当接する可能性のある領域に吸気口が配設されないため、装着者の衣服等を吸い込むのを回避可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、吸気口は、底面視中心点から60度から80度の領域内に配設されないよう構成されてもよい。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、吸気口は、装着者の身体に対向しない面に形成されてもよい。
このような構成により、吸気口から装着者の衣服等が吸い込まれるのを回避可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、吸気調整部は、吸気部底部に形成される貫通孔に挿通可能な調整つまみをさらに備えてもよい。
このような構成により、調整つまみを回動させることにより、吸気口と調整窓とが重なって形成される開口のサイズを調整可能となる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、支持部は、排気部と係合可能に構成されてもよい。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、支持部は、排気部の周縁に当接して構成されてもよい。
このような構成により、吸気部が気体を吸入するのを妨げない。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、送風ユニットは、遠心ファンにより構成され、支持部は、遠心ファンの回転軸を回動可能に支持してもよい。
このような構成により、ファンの回転軸から直交方向に排気されるため、広い範囲に対して送風することができる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、支持部は、装着者の身体に対応する位置にスペーサを備えてもよい。
このような構成により、送風ユニットが装着者の身体に当接するのを抑制し、装着者の衣服等がファンに巻き込まれるのを抑制することができる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、送風ユニットは、装着者の身体に対応する位置にスペーサを備えてもよい。
このような構成により、送風ユニットが装着者の身体に当接するのを抑制し、装着者の衣服等がファンに巻き込まれるのを抑制することができる。
本発明の一態様である装着型空気浄化装置において、支持部は、装着者の身体に当接する面が凹んだ当接部材を備えてもよい。
このような構成により、装着者の身体の形状に応じて当接することが可能となり、装着時の快適性を向上させることが可能となる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、同一の構成部材に対しては同一の符号を付し、これに関する重複する説明は省略する。
図1は、本発明の第1実施形態における装着型空気浄化装置1の構成の一例を示す図である。装着型空気浄化装置1は、送風ユニット2と、送風ユニット2を装着者の身体に支持させる支持部3とを備える。
装着型空気浄化装置1は、装着者の頭部周辺に装着される。第1実施形態において、装着型空気浄化装置1は、送風ユニット2と支持部3とを環状に配置して構成されてもよい。このような構成により、装着者は、頭部又は頸部に装着型空気浄化装置1を掛けて装着することが可能となる。
図1に示される例において、2つの送風ユニット2が支持部3の端部にそれぞれ係合する。支持部3は、装着者の身体に当接する当接部材10と、当接部材10から環状に伸びるアーム12とを備える。これに限られず、1つの送風ユニット2が支持部3の一方側にのみ配設されてもよい。
送風ユニット2は、アーム12の一端に係合する。図1に示される例において、当接部材10から左右に環状に伸びるアーム12に夫々送風ユニット2が係合する。このような構成により、装着者の左右に1つずつ送風ユニット2が配置される。このような構成により、送風ユニット2がバランスよく配置される。
送風ユニット2は、ファン30の回転により排気する構成を備えてもよい。送風ユニット2は、ファン30の回転により気体を吸入する吸気部5と、気体を排出する排気部7とを備える。
送風ユニット2は、図1に示される例のように、楕円体状又は球状に構成されてもよい。吸気部5と排気部7は、夫々中空の半楕円体状又は半球状に構成され、互いに係合可能に構成されてもよい。或いは、吸気部5と排気部7は、一体形成されてもよい。
吸気部5は、吸気口20を備える。吸気口20は、スリット状に構成されてもよい。排気部7は、上端部に排気口15を備える。このような構成により、排気部7から排出される気体は、装着者の鼻口近傍に向けて噴出される。塵芥、花粉、ウィルス、細菌等の微細浮遊物を低減させて浄化した空気を装着者の鼻口近傍に送り出すことが可能となる。或いは、このような構成により、装着者の鼻口近傍の空気中に含まれる塵芥、花粉、ウィルス、細菌等の微細浮遊物を吹き飛ばすことが可能となる。
送風ユニット2は、排気部7から排出される気体の方向を調整可能な方向調整部17を備える。このような構成により、装着者は、方向調整部17を操作することにより所望の方向に気体を排出させることが可能となる。第1実施形態における方向調整部17の具体的な構成は後述する。
図1に示される例において、当接部材10は、装着者の頸部後方に当接可能に構成される。このような構成により、装着型空気浄化装置1は、安定的に装着者の身体に装着可能となる。
図1に示される例において、アーム12は、当接部材10の左右に一端を有し、外側に湾曲しながら前方に伸びる。アーム12は、装着者の頸部の横を通って前方に伸び、送風ユニット2を支持する。送風ユニット2は、装着者の顎部の下方に配置される。このような構成により、装着者の顎部下方から上方に向けて送風される。
図2は、第1実施形態における装着型空気浄化装置1の装着態様の一例を示す図である。2本のアーム12は、装着者の頸部の左右側を夫々前方に向かって伸びる。アーム12は、外側に湾曲して構成されてもよい。
当接部材10は、装着者の頸部後方に当接して装着型空気浄化装置1を支持する。このような構成により、装着型空気浄化装置1は装着者の身体から脱落するのを抑制される。
アーム12は、人力により形状を変更可能な程度の可撓性を備えてもよい。このような構成により、装着者の身体に応じてアーム12の形状を変更可能となる。このような構成によると、アーム12の形状を変更させて排気口15の方向を変更させることにより、送風ユニット2の送風方向を調整可能となる。
送風ユニット2は、装着者の頭部下方に配置されてもよい。送風ユニット2は、装着者の肩部前方に配置されてもよい。図2に示される例において、送風ユニット2は、装着者の鎖骨近傍に当接する。このような構成により、送風ユニット2は安定して支持される。
排気口15は、装着者の鼻口方向に対向してもよい。このように、排気口15が装着者の鼻口方向に向かうことにより、気体が鼻口の方向へ排出される。このような構成により、装着者の鼻口近傍の空気中の微細浮遊物を吹き飛ばすことが可能となる。
図3は、第1実施形態における送風ユニット2の構成の一例を示す図である。図3に示される例において、送風ユニット2は、吸気部5を下方に備え、排気部7を上方に備える。
図3に示される例において、送風ユニット2は、略楕円体に構成される。吸気部5は、排気部7と係合可能な中空の半楕円体状に構成される。吸気部5は、吸気口20を備える。吸気口20は、吸気部5の側面にスリット状に形成される。吸気口20は、吸気部5の側面に環状に形成されてもよい。このような構成により、ファン30が回転すると、吸気口20から良好に空気が吸気部5内に吸入される。
第1実施形態において、吸気部5は、気体の吸入量を調整可能な吸気調整部22を備える。このような構成により、吸入される気体量を調整することにより、装着者の鼻口近傍に排出される風量を調整可能となる。
図3に示される例において、吸気調整部22は、吸気部5の底部に配設される。このような構成により、装着者は、吸気調整部22を操作することにより、所望の風量に調整可能となる。
一例として、吸気調整部22は、ファンの回転速度を制御する制御部(図示せず)に入力する操作部として構成されてもよい。或いは、吸気調整部22は、電源部50を構成するバッテリの電圧を制御する制御部(図示せず)に入力可能な操作部として構成されてもよい。
図3に示される例において、排気部7は、吸気部5と係合可能な中空の半楕円体状に構成される。排気部7は、上端側に排気口15を備える。排気口15は、円筒状に構成されてもよい。このような構成により、気体を円筒の中心軸方向に向けて排出することが可能となる。
第1実施形態において、排気部7は、上部に貫通孔を備える。排気口15は、当該貫通孔に挿通され、外側に突出して配設される。方向調整部17は、排気口15の周縁に配設される。方向調整部17は、排気口15の下部周縁に配設される。排気口15は、排気部7に対して着脱自在に構成されてもよい。
排気口15は、開口面積を調整可能に構成されてもよい。一例として、排気口15は、気体の流動方向に対して直交する断面視開口面積を調整可能な絞り部を備えてもよい。或いは、排気部7は、排気口15の気体の流動方向に対して直交する断面視開口面積を調整可能な絞り部を備えてもよい。絞り部は、シャッターなど公知の部材を用いることが可能である。このような構成により、装着者は、排気口15から排出される気体が当たる領域を調整することが可能となる。
排気口15は、気体の流動方向における長さを調整可能に構成されてもよい。一例として、筒状に構成される排気口15は、気体の流動方向に伸縮可能な延長部を備えてもよい。
一例として方向調整部17は、排気部7に形成される貫通孔内に配設されるとともに、排気部7に摺動可能に係合する。方向調整部17が摺動することにより、排気口15の中心軸の方向が変化する。このような構成により、気体の排出方向を所望の方向に変更可能となる。このような構成により、排気口15の中心軸の方向を変化させて、排気方向を微調整することが可能となる。
方向調整部17は、平面視円形状に構成されてもよい。このような構成により、排気部7と係合した状態で、所望の方向に摺動することが可能となる。
図3に示される例において、アーム12は、送風ユニット2の形状に対応して湾曲し、送風ユニット2に係合する。アーム12は、排気部7と係合してもよい。このような構成により、吸気口20の前方側を開放させることが可能となる。アーム12は、排気部7の周縁に当接してもよい。
図4は、第1実施形態における送風ユニット2の構成の一例を示す図である。送風ユニット2は、気体の流動方向に、吸気部5と、フィルタ32と、ファン30と、排気部7とが配置されて構成されてもよい。
吸気部5と排気部7とは、係合可能な中空の半楕円体により構成される。吸気部5と排気部7により形成される中空領域内に、フィルタ32とファン30とが配設される。
図4に示される例において、フィルタ32は、気体の流動方向において吸気部5より前方に配設される。このような構成により、吸気部5から吸入される気体中に含有される微細浮遊物を捕集することが可能となる。
好ましくは、フィルタ32は、気体の流動方向において、ファン30より後方に配設されてもよい。このような構成により、ファン30に微細浮遊物が付着することを抑制可能となる。
或いは、フィルタ32は、気体の流動方向において、ファン30より前方で、排気部7より後方に配設されてもよい。このような構成により、気体が排気部7から排出される直前に微細浮遊物を捕集可能となる。
フィルタ32は、HEPAフィルタやULPAフィルタなど、粒子を捕集可能な公知のフィルタにより構成されてもよい。フィルタ32は、銅繊維を含有してもよい。このような構成により、捕集された微細浮遊物に対する殺菌を行うことが可能となる。
或いは、フィルタ32に対して銅を含有する繊維を当接させてもよい。このような構成により、フィルタ32に捕集された微細浮遊物に対する殺菌を行うことが可能となり、フィルタ32の交換回数を減少させることが可能となる。
図4に示される例では、吸気部5は、側面に環状に配設される吸気口20を備える。吸気口20は、吸気部5の底部を中心として環状に形成されてもよい。
或いは、後述するように、吸気部5は、底部を中心として所定角度内に吸気口20が配置されない領域であるフラット部21を備えてもよい。このように、所定角度内に吸気口20が配置されない構成を備える場合、フラット部21が装着者の身体に当接するよう装着型空気浄化装置1を装着することにより、吸気口20に装着者の衣服などが巻き込まれるのを抑制することができる。
ファン30は、吸気部5と排気部7とにより形成される中空領域内に配設される。第1実施形態において、ファン30は、回転軸方向に気体を押し出す軸流ファンにより構成される。
図4に示される例において、排気部7は、上端部に貫通孔を備える。排気口15は、筒状に構成される構成部材であり、排気部7に形成される当該貫通孔に挿通され、外側に突出する。
第1実施形態において、方向調整部17は、排気部7に形成される。方向調整部17は、排気口15の周縁に形成されてもよい。方向調整部17は、排気部7を摺動可能に平面視略円形状に構成されてもよい。このような構成により、排気口15の機体噴出方向を変更可能となる。このような構成により、排気部7から排気される風向を容易に変更可能となる。
図5は、第1実施形態における装着型空気浄化装置1の構成の一例を示す図である。図5は、排気部7を拡大した断面図の一例である。
図5に示される例において、排気部7は、上端が開口する中空の半楕円体状に構成される。排気口15は、開口から外に突出して配設される。排気口15の周縁に方向調整部17が形成される。図5に示される例において、方向調整部17は、延伸部17a(17)と、延伸部17a(17)を摺動可能に挟持する挟持部17b(17)とをさらに備える。
延伸部17a(17)は、排気口15の下端における周縁から外側にフランジ状に伸びる構成部材である。延伸部17a(17)は、断面視排気部7の湾曲に対応して湾曲する。
挟持部17b(17)は、排気部7を構成する筐体とともに延伸部17a(17)を挟持する部材である。挟持部17b(17)は、排気部7の開口周縁に形成される。挟持部17b(17)は、平面視環状に構成されてもよい。挟持部17b(17)は、排気部7を構成する筐体の内側に形成される。
挟持部17b(17)は、排気部7を構成する筐体とともに延伸部17a(17)を摺動可能に挟持する構成を備える。このような構成により、延伸部17a(17)が挟持部17b(17)に挟持された状態で摺動させることにより、排気部7の方向を所望の方向に調整可能となる。
図6は、第1実施形態における装着型空気浄化装置1を構成する挟持部17b(17)の構成の一例を示す図である。第1実施形態において、挟持部17b(17)は、排気部7に着脱自在に係合してもよい。挟持部17b(17)は、排気部7に対応して湾曲する形状を備える。
図6(a)に示される例において、挟持部17b(17)は、排気部7に係合可能な係合孔17c(17)を備えてもよい。排気部7は、内側に係合孔17c(17)に挿通可能な突起を備えてもよい。
図6(b)に示されるように、排気部7の内側に形成される突起が係合孔17c(17)に挿通されることにより、挟持部17b(17)は排気部7に係合する。このような構成により、挟持部17b(17)を排気部7から取り外し可能となる。このような構成により、排気口15が排気部7から取り外し可能となり、排気口15を交換することが可能となる。
図6に示される例とは異なり、挟持部17b(17)は、排気部7の開口周縁にスライドさせて係合可能に構成されてもよい。一例として、挟持部17b(17)の外縁に螺子溝が形成され、排気部7の内側にもこれに対応する螺子溝が構成されてもよい。
あるいは、挟持部17b(17)は、排気部7に一体形成されてもよい。
図7は、第1実施形態における装着型空気浄化装置1の構成の一例を示す図である。図7において、装着型空気浄化装置1の底面図の一例を示す。
図7に示される例において、吸気部5は、底部を中心とする環状に吸気口20を備える。吸気部5は、底部に吸気調整部22を備えてもよい。これとは異なり、吸気部5は、底部全域において吸気口20を備えてもよい。吸気口20は、吸気部5の底部に網目状に形成されてもよい。
吸気部5は、底部を中心とする環状に形成される領域のうち、吸気口20が形成されないフラット部21を備えてもよい。フラット部21は、装着者の身体に当接可能な領域に形成されてもよい。このような構成により、吸気口20から装着者の衣服等が吸い込まれ、ファン30に巻き込まれるのを回避可能となる。
一例として、フラット部21は、吸気部5の底部を中心として60度から80度程度に構成されてもよい。或いは、フラット部21は、アーム12の下方に形成されてもよい。
図8は、第1実施形態における支持部3の構成の一例を示す図である。図8に示される例において、当接部材10は、中空構造を備える筐体として構成される。
当接部材10の筐体は、前方枠10a(10)と後方枠10b(10)とを当接させて構成される。前方枠10a(10)と後方枠10b(10)は、対向する面が凹んで構成される。当接部材10内には、モータに電源を供給する電源部50が配設される。電源部50は、蓄電池などにより構成されてもよい。
このような構成により、当接部材10が装着者の頸部後方に当接して電源部50の重量を支持可能となる。このような構成により、送風ユニット2に電源部50を配設することを回避できるため、送風ユニット2の重量を抑制可能となる。
第1実施形態において、少なくとも前方枠10a(10)の装着者の身体に当接する面は、内側に湾曲して構成されてもよい。このような構成により、装着者の身体の形状に応じて当接することが可能となるため、装着時の快適性を向上させることができる。
電源部50は、平板状に構成されてもよい。このような構成により、電源部50が嵩張るのを抑制でき、当接部材10が嵩張るのを抑制可能となる。
電源部50は、モータへの電力供給量を調整可能な操作部を備えてもよい。このような構成により、装着者は、モータの回転数を調整することにより、所望の風量に調整可能となる。
或いは、当接部材10は、電源部50のモータへの電力供給量を調整可能な操作部を備えてもよい。
アーム12には、モータに電源を供給する通電ケーブルが内蔵されてもよい。或いは、アーム12は、通電ケーブルにより構成されてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態の装着型空気浄化装置1は、気体の流動方向において吸気部5の前方に吸気調整部22を備える。
図9は、第2実施形態における装着型空気浄化装置1の構成の一例を示す図である。第2実施形態において、気体の流動方向に向かって、吸気部5、吸気調整部22、フィルタ32、ファン30、および排気部7が配置される。図9に示される配置は、第2実施形態における装着型空気浄化装置1の一例であり、各構成要素が配置される順序は入れ換え可能である。
吸気部5は、中空の半楕円体状に構成されるとともに、底部に吸気調整部22を挿通可能な挿通孔44を備える。吸気調整部22は、中空構造を備え、吸気部5の内側に当接可能な形状に構成される。吸気調整部22は、吸気部5の内側に嵌合可能に構成されてもよい。
吸気調整部22は、吸気口20から吸入される気体の量を調整可能に構成される。第2実施形態において、吸気調整部22は、吸気部5の内側に当接するとともに、吸気口20から流入可能な気体の量を調整可能に構成される。
吸気調整部22は、環状に配設される調整窓40と、底部に配設される摘み部42とを備える。調整窓40は、吸気口20に対応する形状に形成されてもよい。調整窓40の横方向の幅は、吸気口20の横方向の幅と略同一であってもよい。
調整窓40は、吸気調整部22が吸気部5の内側に当接する際に、吸気口20に重なり合う位置に配置される。摘み部42は、挿通孔44に挿通されると、吸気部5の底部から外側に突出する。
図10は、第2実施形態における装着型空気浄化装置1の構成の一例を示す図である。図10は、吸気調整部22が吸気部5の内側に当接する場合の一例を示すものである。上述したように、吸気調整部22は、吸気部5の内側に摺動可能に嵌合してもよい。
吸気調整部22が吸気部5に当接すると、調整窓40は、吸気口20の内側に配置される。調整窓40は、吸気口20に重なる位置に配設されてもよい。調整窓40は、吸気口20と略同一の幅に構成されてもよい。
摘み部42は、軸T1を中心に回動可能に構成される。摘み部42が回動すると、吸気部5に当接した状態で吸気調整部22が回動する。吸気調整部22が軸T1を中心として回動すると、調整窓40と吸気口20との重なり合いにより形成される気体が通過可能な開口のサイズが変化する。このような構成により、装着者は、摘み部42を回動させて吸気口20から吸入される気体の量を調整可能となる。
調整窓40と吸気口20とが略同形状に構成される場合、調整窓40と吸気口20とが完全に重なる場合、吸気口20と調整窓40との重なり合いにより形成される開口のサイズは最大になる。
調整窓40と吸気口20とが完全に重なっている状態で、摘み部42が装着者により操作されて吸気調整部22が軸T1を中心に回動すると、調整窓40と吸気口20との重なり合いにより形成される開口のサイズが小さくなる。そうすると、吸気口20から吸引される気体の量が少なくなるため、排気部7から排出される風量が弱くなる。
調整窓40の横方向における幅は、吸気口20の横方向における幅より広く構成されてもよい。このような構成により、吸気口20から吸入される気体の量を制限し過ぎることを回避可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を説明する。本発明の第3実施形態における装着型空気浄化装置1は、筒状に構成される送風ユニット2を備える。
図11は、第3実施形態における装着型空気浄化装置1の構成の一例を示す図である。図11に示される例において、送風ユニット2は、中空構造を備える円筒状に構成される。送風ユニット2において、気体の流動方向に向かって、吸気部5、フィルタ32、ファン30、方向調整部17および排気部7が配置される。
このような配置は、第3実施形態における装着型空気浄化装置1の構成の一例であり、各構成要素が配置される順序は変更可能である。
送風ユニット2は、アーム12に係合し、装着者の顎部の下方に配設される。送風ユニット2は、筒状に構成されることから、吸気部5から吸入された気体が受ける抵抗を抑制可能である。
図11に示される例において、方向調整部17は、筒状の筐体の一部において、蛇腹状に伸縮自在に構成される。方向調整部17は、弾性を有する樹脂等により形成されてもよい。方向調整部17は、金属により構成されてもよい。このような構成により、気体の排出方向を所望の方向に調整可能となる。
方向調整部17は、図11に示される例とは異なり、人力により撓ませることが可能な程度の可撓性を備えてもよい。方向調整部17は、ゴムや樹脂、或いは金属により構成されてもよい。
方向調整部17が筒状の筐体の一部に形成されることにより、方向調整部17により気体にかかる抵抗を抑制可能となる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を説明する。第4実施形態において例示する装着型空気浄化装置1は、送風ユニット2と装着者の身体との当接を抑制するスペーサ60を備える。
図12は、第4実施形態における装着型空気浄化装置1の構成の一例を示す図である。送風ユニット2は、装着者の身体に当接するのを抑制可能なスペーサ60を備える。このようにスペーサ60を備えることにより、装着者の衣服等がファン30に巻き込まれるのを抑制可能となる。
図12に示される例において、スペーサ60は、吸気口20と装着者の身体との間に配設される。スペーサ60は、吸気口20と所定距離を有する。このような構成により、気体の吸入を妨げることなく、装着者の衣服等がファンに巻き込まれるのを抑制可能となる。
スペーサ60は、対向する吸気部5の形状に対応する形状を備えてもよい。図12に示される例において、スペーサ60は、対向する吸気部5の湾曲する表面に対応して外側に湾曲する形状を備えてもよい。このような構成により、スペーサ60と吸気部5との距離を維持することが可能となる。
スペーサ60は、装着型空気浄化装置1を装着する場合に、装着者の身体に対向する位置に配置される。このような構成により、送風ユニット2と装着者の身体との当接を抑制可能となる。
支持部3は、スペーサ60を備えてもよい。図12に示される例において、スペーサ60は、アーム12に配設される。このような構成により、スペーサ60と吸気口20との間に所定距離を設け、気体の吸入を妨げることを回避可能となる。
図13は、第4実施形態における装着型空気浄化装置1の構成の一例を示す図である。図12に示した例とは異なり、図13に示される例において、スペーサ60は、吸気部5の周囲を囲んで構成される。このような構成により、吸気口20が装着者の身体に当接するのを良好に回避可能となる。
図13に示される例において、スペーサ60は、底部を開放して構成される。スペーサ60は、底面視略円形に開放される。このような構成により、吸気部5の下方から気体が吸気口20に良好に吸入可能となる。
スペーサ60は、底部が開放された略楕円体の器状に構成される。スペーサ60は、吸気部5に配設される吸気口20の外側に、所定距離を設けて配置される。このような構成により、吸気口20と装着者の衣服等が当接するのを回避可能となる。
図14は、第4実施形態における装着型空気浄化装置1の構成の一例を示す図である。図14は、図13におけるA−A’断面図の一例である。スペーサ60は、送風ユニット2の外側に配設される。スペーサ60は、対向する送風ユニット2の表面形状に対応する形状を備える。スペーサ60は、送風ユニット2との間に所定距離を設けて配設される。このような構成により、スペーサ60により吸気口20が閉塞されるのを回避可能となる。
図14に示される例において、スペーサ60は、底部が開放される。このような構成により、吸気部5による気体の吸入を妨げることを抑制する。
スペーサ60は、送風ユニット2における対向する面との間に所定距離を備えて、吸気部5の周囲を囲んで構成される。このような構成により、装着型空気浄化装置1が装着されている状態で送風ユニット2が移動して、装着者と当接する位置が変化したとしても、吸気口20が装着者と当接することを良好に回避可能となる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態を説明する。第5実施形態において、装着型空気浄化装置1のファン30は、遠心ファンにより構成される。図15は、第5実施形態における装着型空気浄化装置1の構成の一例を示す図である。
第5実施形態において、ファン30は、遠心ファンにより構成される。ファン30は、回転軸と直交方向に空気を押し出す。図15に示される例において、送風ユニット2は、ファン30の回転軸と直交方向に排気部7を備える。
排気部7は、装着者の鼻口方向に排気可能に構成される。図15に示される例において、送風ユニット2は、装着者の顎部の下方に配置される。排気部7は、上方の鼻口方向に向けて排気可能に構成される。
方向調整部17は、送風ユニット2を回動自在に構成されてもよい。図15に示される例において、方向調整部17は、装着者の身体に対向する面に突出して形成される。方向調整部17は、アーム12の一端に接する。このような構成により、方向調整部17は、送風ユニット2を回動させることにより、排気部7の方向を調整可能となる。
方向調整部17は、アーム12から連続して形成されてもよいし、アーム12に着脱自在に係合してもよい。
図16は、第5実施形態における装着型空気浄化装置1の構成の一例を示す図である。図16は、第5実施形態における送風ユニット2の構成の一例を示すものである。第5実施形態において、送風ユニット2は、遠心ファンにより構成されるファン30と、フィルタ32とを中空構造を有する筐体内に格納する。筐体は、第1カバー部70と、第2カバー部72とを係合させて構成される。
第1カバー部70は、底板74と側壁76とを備える。方向調整部17は、底板74から突出して構成される。方向調整部17は、第1カバー部70に回動自在に係合する。このような構成により、送風ユニット2は、方向調整部17を中心として回動して排気部7の方向を調整可能となる。
方向調整部17は、ファン30の回転における中心となる軸T2を中心として回動可能に構成されてもよい。このような構成により、送風ユニット2は、ファン30の回転軸を動かすことなく排気部7の排気方向のみを変化させることが可能となる。
排気口15は、送風ユニット2を構成する筐体から着脱自在に構成されてもよい。一例として、排気口15は、第1カバー部70および第2カバー部72の夫々に着脱自在に係合してもよい。図16に示される例とは異なり、排気口15は、筒状に構成されるとともに、送風ユニット2を構成する筐体に着脱自在に係合してもよい。このような構成により、排気口15を取り換え可能となる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態を説明する。第6実施形態にて示す装着型空気浄化装置1において、ファン30は遠心ファンにより構成される。
図17は、第6実施形態における装着型空気浄化装置1の構成の一例を示す図である。ファン30は、回転軸の直交方向に気体を送出する。ファン30は、シロッコファンなど公知の遠心ファンにより構成される。
排気部7は、上端を中心として、平面視環状に排気口15を備えてもよい。このような構成により、ファン30の回転軸から直交方向に送出された気体が、環状に配設される排気口15から広範囲に送風可能となる。
(変形例)
本発明を適用した第1実施形態乃至第6実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば、支持部3を構成するアーム12は、伸縮自在に構成されてもよい。このような構成により、送風ユニット2の位置を調整可能となる。
例えば、第1実施形態において、方向調整部17が排気部7に形成される構成を説明したが、排気部7は、方向調整部17を備えなくともよい。すなわち、排気部7は、排気口15の方向を変更不能であってもよい。なお、排気口15は、排気部7を構成する筐体に着脱自在に係合してもよい。
1 装着型空気浄化装置
2 送風ユニット
3 支持部
10 当接部材
12 アーム
15 排気口
17 方向調整部
20 吸気口
21 フラット部
22 吸気調整部
30 ファン
32 フィルタ
60 スペーサ
T2 軸(回転軸)
T3 軸(回転軸)

Claims (13)

  1. 身体に装着可能な装着型空気浄化装置であって、
    装着者の鼻口近傍に送風可能な送風ユニットと、
    前記送風ユニットを装着者の身体に支持させる支持部と、
    を備え、
    前記送風ユニットは、
    ファンの回転により気体を吸入する吸気部と、
    気体の流動方向において前記吸気部より前方に配設される排気部と、
    前記排気部から気体が排出される方向を調整可能な方向調整部と、
    を備え
    前記支持部は、
    装着者の頸部後方に当接する当接部材と、
    前記当接部材から装着者の頸部の周縁に沿って伸び、前記送風ユニットを支持する2本のアームと、
    をさらに備え、
    2本の前記アームは、前記当接部材を基端として各々相反する方向に伸びるとともに、装着者の頸部前方を開放し、
    2体の前記送風ユニットは、2本の前記アームの先端に各々係合する装着型空気浄化装置。
  2. 身体に装着可能な装着型空気浄化装置であって、
    装着者の鼻口近傍に送風可能な送風ユニットと、
    前記送風ユニットを装着者の身体に支持させる支持部と、
    を備え、
    前記送風ユニットは、
    ファンの回転により気体を吸入する吸気部と、
    気体の流動方向において前記吸気部より前方に配設される排気部と、
    前記排気部から気体が排出される方向を調整可能な方向調整部と、
    気体の流動方向において、前記吸気部より前方に配設されるフィルタと、
    を備え、
    前記フィルタは、銅を含有する繊維に当接する装着型空気浄化装置。
  3. 前記送風ユニットは、装着者の頭部下方に配設され、
    前記支持部は、装着者の身体に当接して前記送風ユニットを支持させる請求項1又は2に記載の装着型空気浄化装置。
  4. 前記排気部は、気体を排出する排気口を備え、
    前記方向調整部は、前記排気口周縁に形成される請求項1乃至3のいずれかに記載の装着型空気浄化装置。
  5. 前記送風ユニットは、気体の吸入量を調整可能な吸気調整部、
    をさらに備える請求項1乃至のいずれかに記載の装着型空気浄化装置。
  6. 前記吸気調整部は、前記吸気部に配設される請求項に記載の装着型空気浄化装置。
  7. 前記吸気調整部は、前記吸気部の内側に回動可能に嵌入される請求項に記載の装着型空気浄化装置。
  8. 前記ファンは、回転軸の直交方向に気体を送出し、
    前記排気部は、環状に配設される排気口を備える請求項1乃至のいずれかに記載の装着型空気浄化装置。
  9. 前記吸気部は、
    底部を中心として所定角度内を除く環状に配設されるスリット状の吸気口を備える請求項1乃至のいずれかに記載の装着型空気浄化装置。
  10. 身体に装着可能な装着型空気浄化装置であって、
    装着者の鼻口近傍に送風可能な送風ユニットと、
    前記送風ユニットを装着者の身体に支持させる支持部と、
    を備え、
    前記送風ユニットは、
    ファンの回転により気体を吸入する吸気部と、
    気体の流動方向において前記吸気部より前方に配設される排気部と、
    前記排気部から気体が排出される方向を調整可能な方向調整部と、
    前記吸気部が装着者の身体に当接するのを抑制可能なスペーサと、
    を備える装着型空気浄化装置。
  11. 前記スペーサは、前記吸気部に形成される吸気口と装着者との間に配設される請求項10に記載の装着型空気浄化装置。
  12. 前記スペーサは、対向する前記吸気部の形状に対応する形状を備える請求項11に記載の装着型空気浄化装置。
  13. 身体に装着可能な装着型空気浄化装置であって、
    装着者の鼻口近傍に送風可能な送風ユニットと、
    前記送風ユニットを装着者の身体に支持させる支持部と、
    を備え、
    前記送風ユニットは、
    ファンの回転により気体を吸入する吸気部と、
    気体の流動方向において前記吸気部より前方に配設される排気部と、
    前記排気部から気体が排出される方向を調整可能な方向調整部と、
    を備え、
    前記排気部は、気体を排出する排気口を備え、
    前記方向調整部は、前記排気口周縁に形成される装着型空気浄化装置。
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