JP6867784B2 - カメラ付き手持ち式マーキング装置 - Google Patents
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Description
図9は手持ち式マーキング装置の一例を示すもので、このマーキング装置100は、スタイラスを先端に備えた振動ペン101と箱型の駆動部102を備え、駆動部102の下部にハンドル103を備えている。
この操作によりマーキング装置100の内部に設けられているXYステージが動作して振動ペンが移動しながら被刻印面106の必要な位置に文字列や2次元コードなどの情報を打刻することができる。
また、特許文献2に記載されている刻印機は、画像処理カメラによる上下位置情報の組み合わせにより刻印機の上下位置を微調整し、規定の深さの刻印を実現できる装置であった。このため、特許文献2に記載されている刻印機は、XYZテーブルを備えた架台に設置された据え置き型の装置であり、上述のような手持ち式のマーキング装置100に適用できる構造ではなかった。
本発明のカメラ付き手持ち式マーキング装置は、スタイラスを振動自在に保持した振動ペンを箱型の駆動部の一面に設けた刻印機本体と、該刻印機本体に着脱自在に装着されたハンドル装着具と、該ハンドル装着具を介し前記刻印機本体に着脱自在に接続されたハンドルと、前記ハンドルと前記ハンドル装着具と前記駆動部のいずれかにおいて前記スタイラスの先端を望む位置に取り付けられたカメラと、前記カメラが撮影した前記スタイラス先端側の映像を表示する表示装置を具備してなることを特徴とする。
表示装置を駆動部に対し傾斜角度調整自在としておくならば、表示装置の傾斜角度を調整することにより、作業者が見やすい方向から表示装置を介して打刻状態を目視確認できるようになる。従って、マーキング装置を操作している作業者の作業姿勢を楽にすることができ、手持ち式マーキング装置で打刻する場合に作業者の負担軽減に寄与する。
ハンドルにおいて駆動部側に近い部分にスイッチを設けておくならば、ハンドルを介して駆動部を手持ちした状態において振動ペンの作動開始と停止を簡単に切り替えて使用できる。
前記の位置からカメラが被刻印範囲を撮影すると、原点復帰した振動ペンをカメラが撮影する場合にスタイラスや振動ペンに邪魔されることなく被刻印範囲をカメラが撮影できる。このため、スタイラスや振動ペンに視界を遮られることなく作業者が被刻印範囲を確実に目視確認することができる。
図1〜図3は第一実施形態の手持ち式マーキング装置を示すもので、この実施形態の手持ち式マーキング装置Aは、スタイラス1を保持した振動ペン2を箱型の駆動部3の側面3aに設けた刻印機本体5と、刻印機本体5の底部側にハンドル装着具6を介し着脱自在に取り付けられたハンドル7を備えている。駆動部3の底部側であってハンドル取付部分の近くに撮影方向をスタイラス1の先端側に向けたカメラ8が取り付けられ、駆動部3の天井部側に液晶モニター装置などからなる表示装置9が取り付けられている。また、駆動部3はコネクタ4を介し接続ケーブル10によって制御部11に接続されている。
振動ペン2は、一例として内部にピストンとバネを備えたエアーシリンダーからなり、ピストンがエアーシリンダーの内部で往復振動することにより前記スタイラス1をその軸方向に往復振動させる機構が採用されている。また、振動ペン2は他の例として電磁力を利用してスタイラス1を往復振動させる機構を採用しても良い。
スタイラス1は振動ペン2の駆動部に対し着脱自在に取り付けられ、スタイラス1の先端部が摩耗した場合にスタイラス1を単独で交換できるように構成されている。
なお、駆動部3の内部にX軸方向とY軸方向の2軸方向に加えて振動ペン2の移動方向であるZ軸方向にも振動ペン2を移動させる機構を備えた3軸ステージ機構を備えた構造としても良い。
これらの2軸ステージ機構あるいは3軸ステージ機構により振動ペン2は往復振動中のスタイラス1を支持したまま所定の範囲移動可能であり、スタイラス1の先端部をワークの被刻印面に打ち付けることによりドット形状をワークに打刻することができる。
即ち、3軸ステージ機構によってワークの被刻印面に対するドット形状の打刻位置を順次変更することでドット形状の集合体としての文字情報やバーコードなどの刻印ができるようになっている。
支持板6aはその中央部に分離部6fが形性され、この分離部6fに挟み込まれるようにハンドル7の先端部がボルト接合されている。
この状態で延出板6b、6bの先端縁は図1に示すように駆動部3の前面3aと側面3bとの境界部に配置され、支持片6c、6cは振動ペン2の両側に配置され、支持片6c、6cの先端側はスタイラス1の先端より若干前方に配置される。また、この状態で案内片6dはスタイラス1の若干前方に配置され、窓部6eはスタイラス1の先端に望む位置に配置される。
窓部6eの大きさは前記2軸あるいは3軸ステージ機構によってスタイラス1をX軸方向とY軸方向に移動させる場合の移動範囲をカバーできる大きさに形成されている。また、スタイラス1の前方に位置する案内片6dをワークの被刻印面に押し当てるとスタイラス1の先端と被刻印面との間隔を適正間隔に設定することができる。このため、案内片6dをワークの被刻印面に押し当ててから振動ペン2を作動させることでスタイラス1によって適切な深さのドット状の打刻ができる。
ハンドル7の上部前面側において駆動部3に近い部分に前記振動ペン2の起動と停止を切り替えるための押しボタン型のスイッチ装置15が設けられている。このスイッチ装置15の接続配線16はハンドル7の背面側に設けられたコネクタ17を介しハンドル用ケーブル18によって制御部11の制御回路19に接続されている。
なお、カメラ8は所定角度の視野角を有しているので、上述の取り付け角度に設定した場合、ハンドル装着具6の支持片6c、6cの間の領域を含めて窓部6eの部分と振動ペン2の先端側の領域を一括して撮影できる。
なお、振動ペン2が空気圧を利用する構造の場合は、接続ケーブル10とハンドル用ケーブル18の他に振動ペン2を駆動するための空気を送るケーブルが別途設けられるが、本実施形態の図面では略している。
制御回路19に記憶されている文字情報あるいはバーコード情報などの目的の情報に従い駆動部3に内蔵されている3軸ステージ機構が振動ペン2を移動させてスタイラス1により被刻印面に目的の情報を打刻する。これにより鉛直配置された被刻印面に文字情報あるいはバーコード情報などの目的の情報を刻印することができる。
また、案内片6を被刻印面に押し付けることにより被刻印面に対しスタイラス1の先端を適正位置に設置できるので、スタイラス1によって被刻印面に対し適正な深さの美しい刻印ができる。
このため、表示装置9を目視する場合に作業者は楽な姿勢で被刻印面の目視ができるので、作業者は手持ち式のマーキング装置Aを用いて行う刻印作業をリアルタイムで確認しながら作業ができる。
また、案内片6を被刻印面に押し付けることにより被刻印面に対しスタイラス1の先端を適正位置に設置できるので、被刻印面に対し適正な深さの美しい打刻ができる。
また、図3に示す如く表示装置9の傾斜角度を種々の角度に調節できるので、表示装置9の傾斜角度の調節に応じて作業者は複数の方向から表示装置9の画面9Aを目視確認できる。このため、被刻印面の刻印位置がマーキング装置9によって隠されて目視し難い位置であっても、無理な姿勢をとることなく表示装置9の画面9Aを目視することで打刻位置とその周囲の状態を目視確認できる。図3に作業者の肉眼位置を示すが、表示装置9の角度調節により種々の角度から表示装置9の画面9Aを容易に目視確認できることが分かる。
また、カメラ8の設置位置はスタイラス1の動作範囲と干渉しない位置であることが必要であり、支持片6c、6cに視界を遮られない位置であることも必要であるので、本実施形態の如く駆動部3に対するハンドル部7の取り付け部分周囲が望ましい。
この位置であるならば、スタイラス1が動作開始する場合の原点位置(例えば、図6、図7に示す窓部6eにおいて右上部位置)がハンドル7から離れた方向にあるので、スタイラス1を原点復帰させた後にカメラ8で撮影する画像においてスタイラス1と振動ペン2に邪魔されることなく刻印範囲と刻印対象物の被刻印面を撮影することができる面で望ましい。
前記の位置からカメラ8が被刻印範囲を撮影すると、原点復帰した振動ペン2をカメラ8が撮影する場合にスタイラス1や振動ペン2に邪魔されることなく被刻印範囲をカメラ8が撮影できる。このため、スタイラス1や振動ペン2に視界を遮られることなく作業者が被刻印範囲を確実に目視確認することができる。
このようにカメラ8を取り付けることでカメラ8が撮影し表示装置9に表示される画像の上下左右方向と作業者の視界の上下左右方向を一致させることができる。
また、カメラ8の取付位置などの制約により表示装置9に表示される映像の上下左右方向と作業者の視界の上下左右方向が異なった場合、表示装置9あるいは制御回路19に画像の上下反転機能あるいは左右反転機能を設けておき、これらにより画像信号を調整して作業者の視界と表示装置9の表示画面の上下方向および左右方向を一致させても良い。このような画像反転機能を設けておくならば、カメラ8の取付位置の自由度が向上し、表示装置9の取付位置の自由度が向上する。
ハンドル30において透孔32aからスイッチ装置15の押しボタンが突出されているので、このスイッチ装置15を操作することにより、振動ペン2の作動開始あるいは作動停止を切り替えることができる。
ハンドル30においてカメラ収納部33に収納されたカメラ8はその視角方向を振動ペン2の先端側に向けることができるので、図6または図7に示す場合と同様、被刻印面の打刻位置の映像とその周囲の映像情報を作業者が表示装置9を用いて目視確認することができる。
Claims (6)
- スタイラスを振動自在に保持した振動ペンを箱型の駆動部の一面に設けた刻印機本体と、該刻印機本体に着脱自在に装着されたハンドル装着具と、該ハンドル装着具を介し前記刻印機本体に着脱自在に接続されたハンドルと、前記ハンドルと前記ハンドル装着具と前記駆動部のいずれかにおいて前記スタイラスの先端を望む位置に取り付けられたカメラと、前記カメラが撮影した前記スタイラス先端側の映像を表示する表示装置を具備してなることを特徴とするカメラ付き手持ち式マーキング装置。
- 前記ハンドル装着具の一部に前記振動ペンの周囲に延在する支持片が形成され、該支持片の先端側に前記スタイラスの先端部より前方に位置する窓部を備えた案内片が延在され、前記カメラがその撮影範囲に前記スタイラスの先端部側と前記窓部を収めるように設置されたことを特徴とする請求項1に記載のカメラ付き手持ち式マーキング装置。
- 前記支持片が前記スタイラスの両側を挟む位置に形成され、これら支持片の設置位置が前記カメラによる前記スタイラス先端側の撮影を遮らない位置に設置されたことを特徴とする請求項2に記載のカメラ付き手持ち式マーキング装置。
- 前記表示装置が前記駆動部に対し角度調整部材を介し取り付けられたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のカメラ付き手持ち式マーキング装置。
- 前記ハンドルにおいて前記駆動部側に近い部分に前記スタイラスの振動開始と振動停止を切り替えるスイッチが設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のカメラ付き手持ち式マーキング装置。
- 前記振動ペンが前記スタイラスを往復振動させながら移動する刻印可能範囲が矩形状に設定され、前記矩形状の刻印可能範囲の1つのコーナー部分に前記振動ペンの原点復帰位置が設定されるとともに、前記原点復帰位置の1つのコーナー部分の反対側から前記矩形状の刻印可能範囲を望む位置に前記カメラが設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のカメラ付き手持ち式マーキング装置。
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