JP6866556B2 - 内視鏡用洗浄器具 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡の管路内を洗浄する内視鏡用洗浄器具に関する。
近年、外科手術に較べて侵襲性の低い内視鏡を用いた手技は多様化しており、単なる患部の状態観察のみならず、生検と呼ばれる検査標本の採取、及び患部の切除による積極的な処置等に広く利用されている。
消化器官用内視鏡は、例えば、患者の体内に挿入される挿入部と、挿入部の向き等を手元で操作するための操作部と、光源と接続されるコネクター部と、コネクター部に接続され、ライトガイド、送気または送水チューブ、吸引チューブ、及び映像関係のコードを内蔵するユニバーサルコード部とから構成される。挿入部は、画像情報を得るための構成に加えて、生検用鉗子を差し込むため、あるいは患部の浸出液を吸引除去するための複数の管路を有する。
内視鏡の挿入部は、手技後、まず用手洗浄が行われ、その後、洗浄・乾燥・消毒するための専用の洗浄機にかけられ繰り返し使用される。個人差を生じやすい用手洗浄は洗浄方法が定められており、特に、切除した組織や血液などが通過付着する管路の内壁の洗浄については、ブラシ洗浄が推奨されている。
内視鏡を用いた手技には、長さが1m以上の挿入部を必要とするものがあり、それに伴い管路の長さも長くなる。このような長い管路を洗浄するための洗浄器具として、長尺な部材に、汚れを取り除くために形状が工夫された洗浄部を取り付けたものが知られている。特に、洗浄器具の構成としては、試験管ブラシのように、軸部材に繊維束を植え込んだものが一般的である。このような洗浄器具は、内視鏡本体の製造元からアクセサリーとして供給されている。その他、円筒状のスポンジが軸部材に取り付けられた洗浄器具(特許文献1または2参照)、又は、円盤状リングが軸部材に取り付けられた洗浄器具(特許文献3参照)が開示されている。
内視鏡は手技に応じた挿入デバイスにより種々の内径の管路が組み込まれている。組織を採取する生検用鉗子に用いられる管路は、細いもので内径2.0mm、太いものでは4.2mm程度のものが普及している。管路内壁の洗浄において充分な洗浄効果を得るためには、その内径に応じた洗浄用ブラシを複数用意し、これらを使い分ける必要がある。一方で、繊維束やスポンジなどは、管路内壁と接触する時に圧縮変形されて内壁に追従するので、1つの洗浄用ブラシで複数径の管路に共用できるように繊維束やスポンジに種々の工夫がなされている。
国際公開第2016/035582号 特表2010−506682号公報 独国実用新案出願公報第202009006908号明細書
ところで、管路の洗浄にあたっては、管路内壁に付着した汚染物(以下、デブリともいう)を内壁から除去しやすいように酵素系の洗浄剤の使用が推奨されている。しかしながら、洗浄効果は内壁とブラシとの摩擦によるところが大きい。内視鏡メーカーが推奨する、繊維束を配した再使用可能なブラシは、上記の内径2.0mmから4.2mm程度の管路に対応可能とされているが、最も小さな内径の管路では摩擦が大きすぎて内壁に擦過痕を生じさせる場合がある。一方、円柱状スポンジを取り付けた構造は、管路内壁との接触面積が大きいため、管路内を傷つけずに効果的な洗浄を行うことができ、繊維束による掻き取りよりも有利である。しかしながら、掻き取り性を重視すれば内壁とスポンジとの強い摩擦が生じ、スポンジを破損する可能性があり、また、管路に差し込み易いような弾性に富むスポンジを取り付ければ洗浄効果が減少する。
そこで、本発明者らは、長尺の軸部材の延在方向に、スクリュープロペラの羽根と類似する形状の複数の舌片を所定の間隔を設けて離間配置し、舌片の頂部同士を結ぶ線が螺旋を描くように複数取り付けることで、管路内壁と舌片との接触抵抗を最小限に抑え、1回の洗浄動作によって内壁の全面を効率的に清浄化可能な洗浄器具を試作し、洗浄効果を検証した。その結果、少なくとも繊維束によるブラシに比較して良好な洗浄効果を得ることができた。
しかしながら、異なる内径の管路に用いようとした場合、特に、舌片の外径が内径より大きい管路に対しては、舌片が管路内壁に押接されることによって生じる舌片の損傷による洗浄機能の低下、及び軸部材からの脱落も懸念される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、内視鏡の管路内壁のデブリを掻き取る作用が大きく、管路洗浄時に洗浄部材が脱落しにくく、万が一洗浄部材が洗浄時に脱落した場合であっても脱落片をデブリと共に管路外に取り出すことが可能であって、かつ、異なる内径の管路に対する汎用性が高い内視鏡用洗浄器具を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、洗浄部の形状について鋭意検討した結果、特定の形状が上記課題を解決することができることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明の内視鏡用洗浄器具は、
軸部材と洗浄部材とを備え、内視鏡の管路の内壁を洗浄するための内視鏡用洗浄器具であって、
軸部材及び洗浄部材は、可撓性材料からなり、
洗浄部材は、軸部材の軸方向の一端に設けられており、
洗浄部材は、軸部材の円周方向の周囲を被覆する円筒形部材と、互いに離間して配置された、円筒形部材の軸中心から半径方向外側に突設された少なくとも1つの顎部及び複数の舌片と、を含む基本単位を有し、
顎部は顎部の外周面から半径方向内側に向かって、顎部の厚さ方向に貫通した細長い開口を少なくとも1つ有するものである。
本発明における洗浄部材の基本単位において、顎部は、軸方向の端に配置されていることが好ましい。
また、本発明における洗浄部材の基本単位において、2つの顎部の間に複数の舌片が配置されていてもよい。
本発明の内視鏡用洗浄器具において、顎部は、軸部材の管路への挿入側の最も端に配置されていることが好ましい。
舌片は扇形であることが好ましい。
扇形の舌片の中心角は60°以上180°以下であり、複数の扇形の舌片の弧の中心を結んだ線が軸方向に螺旋を描くように複数の扇形の舌片が配置されていることが好ましい。
洗浄部材は、基本単位を2つ以上有することが好ましい。
本発明の内視鏡用洗浄器具によれば、内視鏡の管路内壁のデブリを掻き取る作用が大きく、管路洗浄時に洗浄部材が脱落しにくく、万が一洗浄部材が洗浄時に脱落した場合であっても脱落片をデブリと共に管路外に取り出すことが可能であって、かつ、異なる内径の管路に対する高い汎用性を実現できる。
図1は、本発明の内視鏡用洗浄器具の一実施形態を示す概略側面図である。 図2は、図1における基本単位の拡大図である。 図3は、図2におけるA−A断面図である。 図4は、図2におけるB−B断面図である。 図5は、図2におけるC−C断面図である。 図6は、図2におけるD−D断面図である。 図7は、図2におけるE−E断面図である。 図8は、図1における中間単位の拡大図である。 図9は、図1における基本単位の拡大図である。 図10は、本発明の内視鏡用洗浄器具の他の実施形態を示す概略側面図である。 図11は、図10における基本単位の拡大図である。 図12は、図11におけるF−F断面図である。 図13は、図11におけるG−G断面図である。 図14は、図11におけるH−H断面図である。 図15は、図11におけるI−I断面図である。 図16は、図11におけるJ−J断面図である。 図17は、図11におけるK−K断面図である。 図18は、本発明の内視鏡用洗浄器具を、内視鏡の管路に挿入した状態を示す概略断面図である。
以下、本発明について詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
[内視鏡用洗浄器具]
本発明の一実施形態について図を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態の内視鏡用洗浄器具(以下、略して洗浄器具ともいう)1は、図1に示すように、軸部材11と、軸部材11の軸方向Yの紙面左側の端(以下、先端という)に設けられた洗浄部材16とを備え、他方の端には持ち手15が設けられている。内視鏡の管路に洗浄器具1の先端を挿入及び抜去によって管路内壁を洗浄するものである。
以下、軸部材11と洗浄部材16の詳細について説明する。
<軸部材>
軸部材11は、可撓性材料からなるものである。内視鏡の管路は長いものでは1mを超えるものがあり、さらに、内視鏡の構造上、管路の手元側に急角度の屈曲部分が設けられているため、この部分を通す際の強度(剛性)を持たせることが重要である。
軸部材11を構成する可撓性材料としては、可撓性を有する樹脂であれば特に限定されないが、洗浄操作に耐え得る機械的強靱性、管路の屈曲部に対する追従性、及び化学的耐性が要求される観点から、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリアミド(ナイロン)、ポリプロピレン、ポリオレフィン複合フィラメント(芯ポリプロピレン、鞘ポリエチレン)等が好ましい。これら可撓性樹脂とすることにより、洗浄時、屈曲可能な管路内に本発明の内視鏡用洗浄器具を挿通することができる。なかでも、耐薬品性と物理的な強度が高いことからポリアミド、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリプロピレンポリエチレンテレフタラート(PET)が最も好ましい。
軸部材11の直径は、可撓性樹脂の種類にもよるが、PETの場合、内径数mmの管路内を移動させるのに充分な強度を付与するために0.7mm以上が好ましく、内視鏡の挿入部付近に存在する管路の屈曲部への追従性を確保するために1.2mm以下が好ましい。
軸部材11の引張強度は0.2kN/本以上2.0kN/本以下であることが好ましい。0.2kN/本以上であることにより、洗浄器具を管路内壁に押接させて挿入及び抜去しても破断しにくい。また、2.0kN/本以下であることにより、内視鏡の屈曲した管路に対して追従性が良い。引張強度は、JIS L−1096などに準拠して試験片を作製し、定速引張り試験機「テンシロン」(オリエンテック社製)などで測定することによって求めた値とする。
<洗浄部材>
洗浄部材16は、図1に示すように、軸部材11の円周方向Wの周囲を被覆する円筒形部材12と、互いに離間して円筒形部材12の軸中心N(図3参照)から半径方向外側に突設された顎部13、舌片14a、14b、14c、及び14dからなる基本単位17と、舌片14a、14b、14c、及び14dからなる中間単位18と、顎部13、舌片14a、14b、14c、及び14dからなる基本単位19とを有する。
以下、円筒形部材、顎部、及び舌片の詳細について説明する。
(円筒形部材)
円筒形部材12は、軸部材11の円周方向Wの周囲を被覆するものであって、タック性を有するものである。タック性を有するエラストマー材料としては、前述したPET製の軸部材と密着性に優れたポリエチレンテレフタラート系エラストマーが最も好ましい。この他、軸部材がポリアミド製である場合にはナイロン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマーなど、軸部材がポリプロピレン、ポリオレフィン系樹脂である場合にはポリオレフィン系エラストマーなど、種々に選択することが可能である。円筒形部材12は、後述する顎部13並びに各舌片と共に、押し出し成形によって一体的に製造することができる。一体的に製造することによって、円筒形部材12と顎部13及び各舌片とが強固に形成され、洗浄中の挿入及び抜去の大きい荷重にも耐えることができる。この点からも、円筒形部材12は顎部13及び各舌片と同じ材料とする必要がある。
(顎部)
顎部13について図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、基本単位17の拡大図であり、図3は、図2におけるA−A断面図である。
顎部13は、基本単位においては、軸方向Yの端に配置されていることが好ましい。この場合の端とは、基本単位の挿入側の端であってもよく、後方(持ち手側)の端であってもよい。基本単位17のように、顎部13が洗浄部材16の端にあることによって、洗浄器具1を管路の先端の開口に向かって押し出す時および抜き去る時に、掻き取ったデブリを管路外に効率良く掻き出すことができる。特に、図2に示すように、顎部13が、軸部材11の管路への挿入側の最も端(以下、先端ともいう)に配置されている態様が最も好ましい。
なお、顎部13は、基本単位の中に複数あってもよい。
顎部13は、図3に示すように、円筒形部材12の軸中心Nから半径方向外側に突設されており、顎部13の外周面Sから半径方向内側に向かって、顎部13の厚さ方向に貫通した細長い開口13aを180°の方向に2つ有している。
顎部13が開口13aを有することによって、顎部13の外径d13よりも小さい内径(図18参照)を有する管路の内壁に押接されて顎部13が縮径する。縮径することによって、異なる内径の管路にも適用可能である。また、管路内壁をより強い力で押接させることができるので、付着したデブリ(脱落した舌片を含む)を掻き落として、確実に管路外に排出することができる。管路内では、顎部13は、開口13aが閉塞して縮径することがより好ましい。
本実施形態では、開口13aを2つ有するものについて説明したが、少なくとも1つ有していればよく、3つ以上あってもよい。また、図3に示すように、開口の長さL13aと、開口幅W13aは、対応可能な内視鏡の内径、顎部13の厚さ、材質、及び物性等から適宜決定することができる。
顎部13の外径d13は、内視鏡の管路の内径d(図18参照)より大きいものであり、管路の内径dに応じて、顎部13の外径d13が異なる洗浄器具を使い分けることができる。例えば、管路の内径dが2.0mm以上2.8mmの内視鏡には、顎部13の外径d13が2.0mm以上4.2mm以下の洗浄器具を用いることが可能であり、管路の内径dが2.8mm以上4.2mm以下の内視鏡には、顎部13の外径d13が2.8mm以上6.5mm以下の洗浄器具を用いることが可能である。
顎部13の厚さt13(図2参照)は、0.1mm以上0.5mm以下であることが好ましく、0.2mm以上0.5mm以下であることがより好ましい。0.2mm以上であることにより、管路の内壁への摺接に耐え得る強度を有することができる。また、0.5mm以下であることにより、顎部の縮径によって管路内壁のデブリを良好に掻き取ることができる。
(舌片)
次に、基本単位17中の舌片14a、14b、14c、及び14dについて図4から図7を用いて説明する。図4は、図2におけるB−B断面図であり、図5は、図2におけるC−C断面図であり、図6は、図2におけるD−D断面図であり、図7は、図2におけるE−E断面図である。図4から図7は、いずれも洗浄器具1の先端から持ち手側に見た断面図である。
本実施形態における舌片はいずれも中心角θが90°の扇形である。舌片14aは、図4に示すように、円筒形部材12の軸中心Nから半径方向外側に突設されて、洗浄器具1の先端から持ち手側に見た場合、軸部材11の左上に位置している。また、舌片14bは、図5に示すように、円筒形部材12の軸中心Nから半径方向外側に突設されて、洗浄器具1の先端から持ち手側に見た場合、軸部材11の左下に位置している。また、舌片14cは、図6に示すように、円筒形部材12の軸中心Nから半径方向外側に突設されて、洗浄器具1の先端から持ち手側に見た場合、軸部材11の右下に位置している。また、舌片14dは、図7に示すように、円筒形部材12の軸中心Nから半径方向外側に突設されて、洗浄器具1の先端から持ち手側に見た場合、軸部材11の右上に位置している。
図4から図7に示すように、舌片14aの弧L14aの中心はM14aであり、舌片14bの弧L14bの中心はM14bであり、舌片14cの弧L14cの中心はM14cであり、舌片14dの弧L14dの中心はM14dである。そして、扇形の舌片14a、14b、14c、及び14dは、それぞれの弧の中心M14a、M14b、M14c、及びM14dを結んだ線が、洗浄部材16の先端から持ち手15側に向かって(軸方向に)、反時計回りに螺旋を描くように配置されている。また、扇形の舌片14a、14b、14c、及び14dの弧の全てを合わせると管路の内周360°と接するように配置されている。
本実施形態では、複数の舌片の弧の中心を結ぶ線が洗浄部材16の先端側から持ち手15側に向かって反時計回りに螺旋を描くように配置したが、時計回りに螺旋を描くように配置してもよい。
本実施形態では、図4に示すように、扇形の舌片の中心角θは、90°のものを示しているが、扇形の舌片の中心角θは60°以上180°以下であることが好ましく、円筒形部材との接合面積を大きくして、より強度を高くする観点からは、90°以上180°以下であることがより好ましい。
本実施形態では、舌片の形状が扇形の場合について説明したが、扇形に限らず、逆三角形形状であってもよい。この場合、軸部材11の軸中心Nから半径方向外側に突設された舌片の頂部同士を結ぶ線が軸方向に螺旋を描くように、舌片を配置することが好ましい。
舌片の外径d14(図4参照)は、管路の内壁に舌片を押接させながらデブリを掻き取るという観点から、上記の顎部13の外径d13と同じ値とすることが好ましい。
ここで、舌片の外径d14とは、円筒形部材12の軸中心Nから舌片の外周までの距離の2倍を意味する。
舌片14a、14b、14c、及び14dの厚さt14(図2参照)は、0.1mm以上0.5mm以下であることが好ましく、0.2mm以上0.3mm以下がより好ましい。
0.1mm以上であることにより、摺接に耐え得る強度を有し、円筒形部材12から脱落するのを防止することができる。また、0.5mm以下であることにより、管路内壁のデブリを効率良く掻き取ることができる。
公知の内視鏡の管路内径が2.0mm以上4.2mm以下であることを考慮すると、顎部13と舌片14aとの距離L(図2参照)、舌片14b、14c、14d間の距離Lは、1mm以上40mm以下であることが好ましく、3mm以上30mm以下であることがより好ましい。1mm以上であることにより、洗浄剤の対流を良好にすることができるので、洗浄力が向上し、荷重が洗浄部材16に集中しすぎ、作業性を損なうことがない。また、40mm以下であることにより、洗浄器具1を軸方向Yに摺接しながらデブリを掻き取る時に、荷重を洗浄部材16に集中させることができるので、洗浄力が向上する。複数の舌片は等間隔で配置されることが好ましく、顎部及び舌片全てが等間隔で配置されていてもよい。
ここで、顎部と舌片との距離Lとは、顎部の厚さ方向の中心から、舌片の厚さ方向の中心までの距離を意味する。
洗浄部材16の長さL(図1参照)は、作業性向上の観点から140mm以上500mm以下であることが好ましい。
顎部13、舌片14a、14b、14c、及び14dは、円筒形部材12と一体的に成形されて作製されることが好ましい。一体的に成形されることによって、高い強度のものが得られ、軸部材11から顎部と舌片が脱落するのを効果的に防止することができる。顎部13、舌片14a、14b、14c、及び14dは、上記円筒形部材と同じ材料を用いることができる。このような材料で厚みのある顎部と舌片を形成することによって、万が一、脱落したとしても、洗浄剤で容易に流し取ることができ、管路内に残留する可能性が低い。
(顎部及び舌片の引張強度)
顎部及び舌片は、その外径より小さい管路内壁に対して摺接されるため、それに耐え得る硬度を有することが好ましく、デュロ硬度Aは40以上150以下であることが好ましい。
40以上であることにより、洗浄器具を管路内壁に強い力で摺接させても、破損することなくデブリを掻き取ることができる。また、150以下であることにより、管路内壁を傷つけることなく、より内壁に密着させることができる。デュロ硬度Aは、ISO 7619−1に準拠して試験片を作製し、測定することによって求めた値とする。
次に、中間単位18について図8を参照して説明する。
本実施形態の洗浄部材16は、基本単位17の他、図8に示すように、舌片(14a、14b、14c、及び14d)のみが、それぞれの舌片の弧の中心を結ぶ線が軸方向に螺旋を描くように配置されてなる中間単位18を有する。中間単位18を有することにより、デブリを効果的に掻き取ることができ、さらには、舌片の弧の中心を結ぶ線が螺旋を描くように配置されていることから、洗浄剤を対流させる距離が長くなるため、洗浄力が向上する。
本発明の洗浄器具は、管路の内径dよりも大きい外径を有する顎部及び舌片を有しているため、作業者は、管路から洗浄器具を抜き去る時に抵抗を感じる。したがって、洗浄時の作業性と洗浄能力とのバランスを考慮すると、洗浄部材は基本単位を2つ以上有することが好ましく、上限は4つ以下が好ましい。
基本単位19は、図9に示すように、基本単位17と構成と配置が同じである。基本単位17に加え、中間単位を挟んで持ち手15側にも基本単位19を有することにより、洗浄器具1を抜き去る際に早い段階でも顎部13によってデブリを掻き出すことができ、効率的にデブリを除去することができる。
次に、本発明の内視鏡用洗浄器具の他の実施形態について図を参照しながら説明する。
図10に示すように、本実施形態の洗浄器具2は、軸部材11と、軸部材11の軸方向Yの先端に設けられた洗浄部材26とを備え、他方の端には持ち手15が設けられている。洗浄部材26は、基本単位27(長さL)、基本単位28(長さL)、及び基本単位29(長さL)を有してなる。基本単位27(長さL)と基本単位28(長さL)、基本単位28(長さL)と基本単位29(長さL)は、それぞれ距離Lで離間して配置されている。
基本単位27は、図10に示すように、先端側から顎部23、舌片24a、24b、24c、及び24dが等間隔で離間して配置されている。基本単位28は、図10に示すように、先端側から顎部23、舌片24a、24b、24c、24d、及び顎部23が等間隔で離間して配置されている。基本単位29は、図10に示すように、先端側から舌片24a、24b、24c、24d、及び顎部23が等間隔で離間して配置されている。そして、顎部23は、図12及び図17に示すように、円筒形部材22の軸中心Nから半径方向外側に突設されており、顎部の外周面Sから半径方向内側に向かって、顎部の厚さ方向に貫通した細長い開口23aを180°の方向に2つ有するものである。顎部23の詳細については、上記一実施形態の顎部13と同様であるので、その説明を省略する。
基本単位28の特徴は、図11に示すように、顎部23が先端側の端と持ち手側の端にそれぞれ1つ配置されていることである。顎部23を、複数の舌片を挟んで2つ配置していることによって、よりデブリを効率良く掻き取ることができる。
次に、基本単位27中の舌片24a、24b、24c、及び24dについて図13から図16を参照しながら説明する。図13は、図11におけるG−G断面図であり、図14は、図11におけるH−H断面図であり、図15は、図11におけるI−I断面図であり、図16は、図11におけるJ−J断面図である。図13から図16は、いずれも洗浄器具2の先端から持ち手側に見た断面図である。
舌片24a、24b、24c、及び24dは、いずれも中心角θが180℃の扇形である。図13に示すように、舌片24aは、先端から持ち手15側に見た場合、軸部材11の右側に位置している。図14に示すように、舌片24bは、先端から持ち手15側に見た場合、軸部材11の上側に位置している。図15に示すように、舌片24cは、先端から持ち手15側に見た場合、軸部材11の左側に位置している。図16に示すように、舌片24dは、先端から持ち手15側に見た場合、軸部材11の下側に位置している。
図13から図16に示すように、舌片24aの弧L24aの中心はM24aであり、舌片24bの弧L24bの中心はM24bであり、舌片24cの弧L24cの中心はM24cであり、舌片24dの弧L24dの中心はM24dである。そして、舌片24a、24b、24c、及び24dは、それぞれの弧の中心M24a、M24b、M24c、及びM24dを結んだ線が、洗浄部材26の先端から持ち手15側に向かって時計回り及び反時計回りのいずれにも螺旋を描くように配置されている。また、扇形の舌片24a、24b、24c、及び24dの弧のうちの2つで管路の内周360°と接するように配置されている。
本実施形態では、中心角θが180°の扇形の舌片を用いることによってより広い面積でデブリを掻き取りながら、洗浄剤を螺旋状に流動させることができるので、より洗浄能力を向上させることができる。また、顎部23を複数設けた基本単位28を備えたことにより、デブリを効率良く掻き出すことができる。
[洗浄器具の使用方法]
本発明の洗浄器具は、図18に示すように、例えば洗浄器具1を内視鏡41の管路42に挿入して、押出及び抜去動作によって、管路内を洗浄するものである。管路の内径dは洗浄器具の顎部または舌片の外径よりも小さいため、顎部及び舌片は管路の内径dに押接されるので、押出及び抜去動作によって、デブリを効率良く除去して管路外に掻き出すことができる。また、複数の舌片を有することによって、洗浄剤を螺旋状に流動させることができるので、洗浄効果が向上する。
[内視鏡用洗浄器具の製造方法]
本発明の内視鏡用洗浄器具は、軸部材を金型内に載置後、金型に設けたピンで固定し、図2又は図11に示すように、円筒形部材12に窓10を設けることが好ましい。また、円筒形部材と顎部と舌片とは、熱可塑性樹脂を用いた金型成形によって一体的に成形されて作製されることが好ましい。一体的に成形することによって、顎部及び舌片の円筒形部材への接合部分が強固となり、作業時の顎部及び舌片の脱落を防止することができる。
以下、具体的な実施例及び比較例を挙げて、本発明について詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
(洗浄能力評価品の構成)
本発明の洗浄器具の洗浄能力を評価するために、図1の構成を有する評価品を作製した。以下に各構成要素の詳細を記載する。
(1)軸部材:市販のPET樹脂製モノフィラメント(φ1mm)[東レ・モノフィラメント社製]
(2)洗浄部材:円筒形部材、顎部及び舌片の材質には市販のPET系エラストマー(三菱ケミカル株式会社製、商品名「プリマロイA1900N」)を用い、円筒形部材、顎部及び舌片を押し出し成形により一体的に成形した。この際、金型内に軸部材を固定したピンによって、例えば図2の円筒形部材には、軸部材を露出する矩形の窓10が画成される。
・顎部の厚みは0.2mm、外径d13は2.8mmとした。
・舌片の厚みは0.3mm、外径d14は2.8mm、中心角θが90°の扇形の舌片とした。
・顎部と舌片の距離L、及び舌片間の距離Lがすべて12mmで、全体の長さLが159mmとなるように、基本単位17、中間単位18、基本単位19を配置した。
実施例1の洗浄器具は、内径dが2.0〜2.8mmの範囲の管路について使用可能である。
[実施例2]
実施例2における洗浄能力評価品は、図10の構成を有するものとした。以下に構成要素の詳細を記載する
(1)軸部材:実施例1と同じものを用いた。
(2)洗浄部材:円筒形部材、顎部及び舌片の材質には実施例1と同じものを用いた。
・顎部の厚みは0.3mm、外径d23を4.6mmとした。
・舌片の厚みは、0.3mm、舌片の外径d24を4.6mm、中心角θが180°の扇形の舌片とした。
・基本単位27の長さLを45mm、基本単位28の長さLを50mm、基本単位29の長さLを45mm、基本単位間の距離Lを6mm、洗浄部材26の全体の長さLを152mmとした。
実施例2の洗浄器具は、内径dが3.0mm〜4.2mmの範囲の管路について使用可能である。
[比較例1]
内視鏡洗浄器具としてオリンパス製「リユースブラシ BW−20T」を用いた。
[比較例2]
顎部の代わりに中心角θが90°の扇形の舌片とした以外は、実施例1と同様の評価品を作製した。
[比較例3]
顎部の代わりに中心角θが180°の扇形の舌片とした以外は、実施例2と同様の評価品を作製した。
<洗浄試験>
以下、洗浄試験について説明する。
内視鏡管路代替品:SUS304製の3種類のステンレス管(内径2.0mm、内径2.8mm、内径4.2mm、長さ50cm)を用いた。
蛋白質加水分解酵素配合の洗浄剤:株式会社アダチ製、商品名「アムス スーパーフラッシュ」の用法に従って1.5%に希釈使用した。
試験用のデブリとして、ISO 158883-5(Washer-disinfectors -- Part 5: Test soils and methods for demonstrating cleaning efficacy)に準拠した以下の組成のリン酸緩衝液(pH7.2)を40℃に加温したテストソイルを使用した(析出回避のため)。
(1)牛血清アルブミン 2.0w/w%
(2)ブタ由来ムチン 2.0w/w%
(3)ヒト由来フィブリノーゲン 0.2w/w%
(4)ヒト由来トロンビン 0.2w/w%
(試験手順)
1.テストピースへのデブリ固定
上記ステンレス管に、上記テストソイルを滅菌済シリンジで充填し、パラフィルムで両端を密栓し、室温で2時間静置した(この試料を、以下、テストピースという)。
テストピースを90℃のオーブンで4時間静置し、開封後、残留したテストソイルをシリンジで吐出し、その後、室温で12時間放置して試験評価対象とした。
2.洗浄
洗浄剤を40℃に維持できる専用シンクに上記の1.5%洗浄剤を入れ、この加温された洗浄液をテストピース内に30mLのシリンジで7回、計210mL注入する。この状態で、ブラッシングは洗浄器具を、テストピースの一端から挿入し、他端に達するのを確認後に抜去動作を1回実施した。
ただし、比較例1については同品の推奨動作に従い、小刻みに往復させながら洗浄を行い、ブラシ先端が管路他端に到達後、突出した繊維束をもみ洗いする手順を2回繰り返して洗浄を実施した。
この洗浄動作を行った後の各テストピースは清浄なシリンジで純水200mLを注入してすすぎを行い、最後にテストピース内の水分をシリンジで押し出して、すすいだ。
3.テストピースからの残留デブリの回収
2%SDS(ドデシル硫酸ナトリウム塩)を含むpH7.2のリン酸緩衝液をスピッツに5mL分注し、60℃に加温する。このスピッツにシリンジを取り付けた洗浄済みのテストピースを差し込んで吸引、吐出を10往復することで残留デブリをスピッツ内に回収した。
4.残留デブリの定量
市販のタンパク質定量試薬であるBCAキット(和光純薬製)を分光光度計用のキュベットに1mL入れ、残留デブリを回収したスピッツの内溶液150μLを混和後、市販の分光光度計を用いて、定法により562nmの吸光度を測定した。別途、作成した検量線からテストピース内の残留デブリの総量を求め、テストピースの内表面積当たりの残留量(μg/cm)として算出し、各10回の測定平均値を求めた。結果を表1に示す。
なお、表1中の残留量欄の下段には洗浄していないテストピースの残留量に対する洗浄後の残留量の割合を括弧内に千分率(ppt)で表す。
Figure 0006866556
表1に示すように、最も細い管路を模したテストピース(内径2.0mm)を用いた実施例1は、洗浄部材としてブラシを用いた比較例1と比較して約15分の1の残留量であった。また、実施例1は、未洗浄の比較例と比較して約500分の1の残留量であった。したがって、本発明の内視鏡洗浄器具は効率的な洗浄が可能であることが確認できた。
また、実施例1は、顎部を有さず、中心角が90°の扇形の舌片のみから構成される洗浄器具を用いた比較例2と比較して10分の1程度の残留量であった。これは、実施例1における顎部の開口が管内で実質的に閉塞して管路の円周方向全面を洗浄することができたものによると思われる。さらに、洗浄部材の中で最も管路内壁との接触が大きな顎部であっても損傷が無かったことが確認できた。
同様に、内径が2.8mmのテストピースを用いた場合も、上記内径2.0mmのテストピースを用いた場合と同様に、残留量を減少させることができた。
管路の内径が4.2mmのテストピースに対し顎部の外径を4.6mmとした実施例2は、未洗浄のものと比較して約1000分の1まで残留量を低減することができた。また、実施例2を、洗浄部材としてブラシを用いた比較例1、及び、顎部を有さず、中心角が180°の扇形の舌片のみから構成される洗浄器具を用いた比較例3とそれぞれ比較しても、実施例1の場合と同様に残留量を低減することができた。
1,2 内視鏡用洗浄器具
10 窓
11 軸部材
12,22 円筒形部材
13,23 顎部
13a,23a 開口
14a,14b,14c,14d,24a,24b,24c,24d 舌片
15 持ち手
16,26 洗浄部材
17,19,27,28,29 基本単位
18 中間単位
L 洗浄部材の全体の長さ
顎部と舌片との距離
舌片間の距離
基本単位間の距離
,L 基本単位の長さ
14a,L14b,L14c,L14d,L24a,L24b,L24c,L24d
14a,M14b,M14c,M14d,M24a,M24b,M24c,M24d 弧の中心
N 軸中心
S 外周面
W 円周方向
13a 開口の長さ
13a 開口の幅
Y 軸方向
d 管路の内径
13,23 顎部の外径
14,d24 舌片の外径
41 挿入部
42 管路

Claims (7)

  1. 軸部材と洗浄部材とを備え、内視鏡の管路の内壁を洗浄するための内視鏡用洗浄器具であって、
    前記軸部材及び前記洗浄部材が、可撓性材料からなり、
    前記洗浄部材が、前記軸部材の軸方向の一端に設けられており、
    前記洗浄部材が、前記軸部材の円周方向の周囲を被覆する円筒形部材と、互いに離間して配置された、前記円筒形部材の軸中心から半径方向外側に突設された少なくとも1つの顎部及び複数の舌片と、を含む基本単位を有し、
    前記顎部が前記顎部の外周面から半径方向内側に向かって、該顎部の厚さ方向に貫通した細長い開口を少なくとも1つ有する内視鏡用洗浄器具。
  2. 前記基本単位において、前記顎部が、前記軸方向の端に配置されている請求項1記載の内視鏡用洗浄器具。
  3. 前記基本単位において、2つの前記顎部の間に前記複数の舌片が配置されている請求項1または2記載の内視鏡用洗浄器具。
  4. 前記顎部が、軸部材の前記管路への挿入側の最も端に配置されている請求項1から3いずれか1項記載の内視鏡用洗浄器具。
  5. 前記舌片が扇形である請求項1から4いずれか1項記載の内視鏡用洗浄器具。
  6. 前記扇形の舌片の中心角が60°以上180°以下であり、前記複数の扇形の舌片の弧の中心を結んだ線が前記軸方向に螺旋を描くように前記複数の扇形の舌片が配置された請求項5記載の内視鏡用洗浄器具。
  7. 前記洗浄部材が、前記基本単位を2つ以上有する請求項1から6いずれか1項記載の内視鏡用洗浄器具。
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