JP6865354B2 - プレートフィン積層型熱交換器およびそれを用いた冷凍システム - Google Patents

プレートフィン積層型熱交換器およびそれを用いた冷凍システム Download PDF

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Description

本発明は、プレートフィンを積層して構成された熱交換器とそれを用いた冷凍システムに関する。
一般にプレートフィン積層型熱交換器は、プレートフィンに形成された伝熱流路を流れる冷媒等の第1流体と、積層されたプレートフィの間を流れる空気等の第2流体との間で熱交換を行うもので、車両用の空気調和機に使用されている。
この熱交換器は、プレートに熱交換流体が流れる内部流路を構成する複数の突出部を一体成形するとともに、この突出部をプレート外側の空気流れの直進を妨げて乱れを発生する乱れ発生器として作用させる。これによると、空気流れを乱流化することによって空気側熱伝達率を向上できる。
しかしながら、突出部付近の局所熱伝達率を向上できるものの、空気側伝熱面積が不十分となり、必要伝熱性能を確保できない事態が生じる。また、プレートのうち、突出部が形成されていない基板部は、空気流れ方向に沿って延びる平坦面を形成するので、この平坦面で温度境界層が発達して局所熱伝達率が大幅に低下する。このことも伝熱性能低下の原因となっている。
そこでこのような課題を解決して伝熱性能を高めた熱交換器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図15(a)(b)は上記特許文献1記載のプレートフィン積層型熱交換器を示す。熱交換器を構成するプレートフィン101は、伝熱流路102となる突出部103を有する一対のプレート104aと104bを貼り合わせて形成し、前記伝熱流路102が積層方向で半ピッチずれするように積層して、プレートフィン101間を流れる空気がXで示すように蛇行するように構成してある。図15の(a)は上記突出部103を他方のプレート104bの平面部105に対向させて伝熱流路102を形成し、図15の(b)は突出部103,103同士を向かい合わせに対向させて伝熱流路102を形成したものである。
このように構成されたプレートフィン積層型熱交換器は、プレートフィン101間を流れる空気が蛇行するのでプレートフィン101との接触度合が向上し、高い熱交換効率が得られる、というものである。
特開2006−322698号公報
しかしながら、上記従来の熱交換器は、いずれの場合も、プレートフィン101間を流れる空気を蛇行させるべく伝熱流路102を半ピッチずらせ、同時に伝熱流路102を形成する突出部103の突出高さを高くする必要があり、そのため、伝熱流路106の断面積が大きくなって冷媒流速が低下し、プレートフィン101に対する冷媒側の熱伝達率が低下する。一方、プレートフィン101に対する冷媒側の熱伝達率をあげるべく伝熱流路
102の断面積を小さくしようとすれば、伝熱流路102を形成する突出部103の突出高さを低くせざるを得ず、この場合はプレートフィン101間を流れる空気の蛇行が小さなものとなってプレートフィン101に対する空気側の熱伝達率が低下する。
つまり、プレートフィン101に対する冷媒側の熱伝達率と空気側の熱伝達率はトレードオフの関係になっており、従来の熱交換器の構成ではその熱交換効率を一定レベル以上に向上させるのが困難な状況にあった。
また、図15の(b)に示すプレートフィン101を用いた熱交換器の場合は、突出部103,103同士を向かい合わせに対向させて伝熱流路102を形成しているので、突出部103,103の位置が半ピッチずれる一対のプレート、すなわち、プレート104a−1、104a−2と、104b−1、104b−2との、四種類必要とし、部品管理が煩雑で、かつ、生産性が悪い、という課題もあった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、熱交換効率を大きく向上させたプレートフィン積層型熱交換器とそれを用いた冷凍システムを提供するものである。
本発明は、上記目的を達成するため、プレートフィンを構成する一対のプレートに大小大きさの異なる伝熱流路用凸部を設け、前記大小大きさの異なる伝熱流路用凸部を同一方向に向け嵌合させて伝熱流路を形成した構成としてある。
これにより、伝熱流路の断面積を微小化して冷媒の流速を増し、冷媒側の熱伝達率を向上させることができるとともに、伝熱流路の断面積を微小に保ったまま伝熱流路用凸部の突出高さを高くして空気側の熱伝達率を向上させることもでき、熱交換効率を大きく向上させることができる。しかも、大小凸部の嵌合により伝熱流路を形成しているので、当該凸部同士の嵌合によりプレートフィンを構成する一対のプレートの位置ずれも防止でき、伝熱流路断面積のバラつき等を抑制して高品質な熱交換器とすることができる。
本発明は、上記構成により、プレートフィンに対する空気側及び冷媒側の熱伝達率を共に向上させ、熱交換効率が高いプレートフィン積層型熱交換器とそれを用いた冷凍システムを提供することができる。
本発明の実施の形態1におけるプレートフィン積層型熱交換器の外観を示す斜視図 同プレートフィン積層型熱交換器を上下に分離した状態で示す分解斜視図 (a)同プレートフィン積層型熱交換器のプレートフィンを構成する一方のプレートの平面図、(b)同他方のプレートの平面図 同プレートフィン積層型熱交換器の伝熱流路群部分を切断して示す斜視図 同プレートフィン積層型熱交換器の伝熱流路群部分を拡大して示す斜視図 同プレートフィン積層型熱交換器のプレートフィンを構成する一対のプレートを示す斜視図 同プレートフィン積層型熱交換器のプレートフィンを示す斜視図 図7のA−A断面図 図7のB−B断面図 本発明の実施の形態1におけるプレートフィン積層型熱交換器の伝熱流路群部分を示す拡大断面図 (a),(b)同プレートフィン積層型熱交換器の伝熱流路群部分の作用を説明する図 (a),(b),(c) 同プレートフィン積層型熱交換器の伝熱流路の断面形状の他の例を示す拡大断面図 本発明のプレートフィン積層型熱交換器を用いた実施の形態2における冷凍システムの一例として示す空気調和機の冷凍サイクル図 同空気調和機の概略断面図 (a),(b)従来のプレートフィン積層型熱交換器の断面図
第1の発明は、プレートフィン積層型熱交換機であり、このプレートフィン積層型熱交換器は、第1流体用の伝熱流路を有する複数のプレートフィンを積層して構成してなる熱交換器であって、前記プレートフィンはこれを構成する一対のプレートに大小大きさの異なる伝熱流路用凸部を設け、前記大小大きさの異なる伝熱流路用凸部を同一方向に向け嵌合させて伝熱流路を形成した構成としてある。
これにより、伝熱流路の断面積を微小化して冷媒等の第1流体の流速を増し、第1流体側の熱伝達率を向上させることができるとともに、伝熱流路の断面積を微小に保ったまま伝熱流路用凸部の突出高さを高くして空気等の第2流体側の熱伝達率を向上させることもでき、熱交換効率を大きく向上させることができる。しかも、大小凸部の嵌合により伝熱流路を形成しているので、当該凸部同士の嵌合によりプレートフィンを構成する一対のプレートの位置ずれも防止でき伝熱流路断面積のバラつき等を抑制して高品質な熱交換器とすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記プレートフィンの伝熱流路は隣接する他のプレートフィンの伝熱流路と同じ位置でプレートフィン間に突出する構成としてある。
これにより、プレートフィンを構成するプレートは同じ位置に大きな伝熱流路用凸部と小さな伝熱流路用凸部を有する二種類のプレートだけでよくなり、部品管理が容易で、生産性も向上し、安価に提供することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記プレートフィンのプレートに設けた大きな伝熱流路用凸部と小さな伝熱流路用凸部はこれらを嵌合させて形成した伝熱流路の長手方向と交差する両側部分に微小間隙が形成される構成としてある。
これにより、大小それぞれの伝熱流路用凸部を設けたプレートを接合した際に生じる接合材の余剰分が伝熱流路両側の微小間隙部分に入り込んで凝固するようになる。したがって、接合材の凝固部分が伝熱流路部を塞ぐというような事態を招来するのを防止でき、流路品質を安定させることができるとともに、プレートの接合強度を向上させることができる。
第4の発明は、第2または第3の発明において、前記大小二つの伝熱流路用凸部は、略山形に形成して小さな伝熱流路用凸部の頂点幅を大きな伝熱流路用凸部の頂点幅より広くした構成としてある。
これにより、プレートフィン間で対向する形となる大きな伝熱流路用凸部の頂点部と小さな伝熱流路用凸部の底面部との間を流れる空気等の第2流体の流れが円滑なものとなるので、隣接するプレートフィンの伝熱流路が同じ位置にあって対向する形となっていても高い熱交換効率を得ることができる。
第5の発明は、第2または第3の発明において、前記大小二つの伝熱流路用凸部は、円
弧状に形成して大きい方の伝熱流路用凸部の円弧半径は小さい方の伝熱流路用凸部の円弧半径より小さい構成としてある。
これにより、第4の発明と同様プレートフィン間で対向する形となる大きな伝熱流路用凸部の頂点部と小さな伝熱流路用凸部の底面部との間を流れる空気等の第2流体の流れが円滑なものとなるので、熱交換効率を向上させることができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明において、前記伝熱流路を形成する大きい伝熱流路用凸部はプレートフィン間を流れる空気の風下側となる面を風上側となる面より緩く傾斜させた構成としてある。
これにより、プレートフィン間に突出した伝熱流路用凸部の風下側で生じる渦流を抑制し空気等の第2流体との接触を良好なものとして熱伝達率を高めることができ、熱交換効率を向上させることができる。
第7の発明は、第1〜第6の発明において、前記プレートフィンの伝熱流路は伝熱流路の長手方向に沿う接線が複数となる形状とした構成としてある。
これにより、プレートフィンを構成する各プレートを積層してロー付け等により接合するとき、伝熱流路を構成する伝熱流路用凸部同士の嵌合によって伝熱流路の長手方向へのプレートのずれ動きを抑制でき、高品質の熱交換器とすることができるとともに、プレートずれ防止の構成を簡略化することができる。
第8の発明は、第1〜第7の発明において、前記プレートフィンは伝熱流路を複数備えるとともに、外部から伝熱媒体を導入し前記伝熱流路を通して排出する一対のヘッダ流路部とを備え、前記ヘッダ流路部と複数の伝熱流路とはヘッダ流路部からの分流路を介して連通させるとともに、前記分流路は反対方向に向けて突出形成した分流路用凸部を向かい合わせに接合して構成し、かつ、前記分流路用凸部はその外面を隣接する他のプレートフィンの分流路用凸部の外面に当接させた構成としてある。
これにより、伝熱流路群での冷媒側及び空気側の熱伝達率を上げて熱交換効率を向上させると同時に熱交換器の変形を防止できる。すなわち、分流路には各伝熱流路部分に比べかなり多くの冷媒等の第1流体が流れ、冷媒等の第1流体から大きな圧力、すなわち接合した一対のプレートを引き剥がす方向の圧力がかかるが、当該分流路用凸部はその外面が隣接する他方の分流路用凸部の外面と当接しているので冷媒等の第1流体側から加わる大きな圧力に耐えることができ、熱交換効率の向上と熱交換器の変形防止を両立させることができる。
第9の発明は冷凍システムであり、この冷凍システムは冷凍サイクルを構成する熱交換器を前記第1〜第8発明のいずれかに記載のプレートフィン積層型熱交換器としたものである。
これにより、この冷凍システムは、プレートフィン積層型熱交換器の熱交換効率が高いので、省エネ性の高い高性能な冷凍システムとすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるプレートフィン積層型熱交換器の外観を示す斜視
図、図2はプレートフィン積層型熱交換器を上下に分離した状態で示す分解斜視図、図3(a)はプレートフィン積層型熱交換器のプレートフィンを構成する一方のプレートの平面図、(b)は同他方のプレートの平面図である。
また、図4はプレートフィン積層型熱交換器の伝熱流路群部分を切断して示す斜視図、図5は同伝熱流路群部分を拡大して示す斜視図、図6はプレートフィン積層型熱交換器のプレートフィンを構成する一対のプレートを示す斜視図、図7は同プレートフィンを示す斜視図、図8は図7のA−A断面図、図9は図7のB−B断面図、図10は伝熱流路群部分を示す拡大断面図、図11(a),(b)は伝熱流路群部分の作用を説明する図、図12(a),(b),(c)は伝熱流路の断面形状の他の例を示す拡大断面図である。
図1、図2に示すように、本実施の形態の熱交換器1は、略弓型形状のプレートフィン積層体2の両側に平面視が略同一形状のエンドプレート3a、3bを配置して構成されている。そして、略弓型長方形状の一端部側に、蒸発器として用いる場合には入口となり凝縮器として用いる場合は出口となる管A4及びその逆となる管B5とを有している。
上記プレートフィン積層体2の両側のエンドプレート3a、3bは、プレートフィン積層体2を挟持した形でボルト・ナット若しくはカシメピン軸等の締結手段9によりその長手方向両端部を連結固定し、熱交換器としての剛性を保持している。
また、プレートフィン積層体2を構成するプレートフィン2aは、図3に示す一対のプレート6a、6bをロー付け等により接合して冷媒等の第1流体(以下、冷媒と称する)が流れる伝熱流路を有する構成としてあり、図4、図5に示すように多数積層して各プレートフィン2a同士の間に空気等の第2流体(以下、空気と称する)が流れる積層間隔を形成している。そして、上記プレートフィン2aに設けた前記伝熱流路を流れる冷媒と各プレートフィン2a同士の間の積層間隙を流れる空気との間で熱交換する。
以下、上記プレートフィン2aの構成と冷媒が流れる流路構成等について詳述する。
プレートフィン2aを構成する一対のプレート6a、6bは、図6に拡大して示すように、その一方のプレート6aに、ヘッダ流路部A8およびヘッダ流路部B10となる開口8a,10a及びその開口縁に設けたリング状凸部8b,10bと、リング状凸部8b,10bより導出した連絡流路用凸部11aと、連絡流路用凸部11aの端部に設けた分流路用凸部12aと、分流路用凸部12aより分岐形成した複数の略U字状に並行した伝熱流路用凸部14aが設けてある。
一方、他方のプレート6bには、ヘッダ流路部A8およびヘッダ流路部B10となる開口8c,10c及びその開口縁に設けたリング状凸部8d,10dと、前記プレート6aの連絡流路用凸部11aの端部と対向する部分に位置する分流路用凸部12bと、分流路用凸部12bより分岐形成した複数の略U字状に並行した伝熱流路用凸部14bとが設けてある。
そして、上記一対のプレート6a、6bは、上記開口8a,10aと8c,10c及びその開口縁に設けたリング状凸部8b,10bと8d,10d同士、及び分流路用凸部12aと12b及び伝熱流路用凸部14aと14b同士がそれぞれ合致するように接合し、開口8a,10a,8c,10c及びその開口縁のリング状凸部8b,10b,8d,10d部分でヘッダ流路部A8およびヘッダ流路部B10を形成し、分流路用凸部12a,12bと伝熱流路用凸部14a,14b同士で分流路12と伝熱流路14を形成し、連絡流路用凸部11aとプレート6bの平面部とで連絡流路11を形成している。
ここで、上記伝熱流路14を形成するプレート6aの伝熱流路用凸部14aとプレート6bの伝熱流路用凸部14bは、図5、図9、図10等に示すように、大小大きさを異ならせて同じ方向に設けてあり、大きい方の伝熱流路用凸部14aに小さい方の伝熱流路用凸部14bを嵌合させてこれら両者間に伝熱流路14を形成している。
そして、上記伝熱流路用凸部14a及び伝熱流路用凸部14bは、プレートフィン2aを積層したとき、伝熱流路14同士が積層方向で対向するように同じ位置に突出形成してある。
また、上記大きい伝熱流路用凸部14a及び小さい伝熱流路用凸部14bは、断面略山形状とし、図10に示すように双方の立ち上がり傾斜角を異ならせて、大小の伝熱流路用凸部14a,14bの嵌合によって形成した伝熱流路14の長手方向と交差する両側部分に微小間隙15が形成されるようにしてある。そしてさらに、前記小さい伝熱流路用凸部14bの頂点幅Lは大きい伝熱流路用凸部14aの頂点幅lより広くなる形としてある。
なお、伝熱流路用凸部14a,14bは断面略山形状に限定されるものではなく、後述する如く種々の形状が考えられ、いずれの場合も伝熱流路14の長手方向と交差する両側部分に微小間隙15が形成されるようにしておくのが好ましい。
また、上記伝熱流路14は図3のプレートフィン全体図に示すように、プレートフィン2aの外形と同様略弓型に屈曲させたうえUターンする形状としてあり、伝熱流路14の長手方向に沿う接線が複数となる、例えばYとZのように接線が複数となる形状となっている。この伝熱流路14の長手方向の形状も弓型掲示用に限定されるものではないが、伝熱流路14の長手方向に沿う接線が複数となる形状とするのが好ましい。
また、前記一対のプレート6a、6bに設けたリング状凸部8b,10b,8d,10dと分流路用凸部12a,12bは、伝熱流路用凸部14a,14bとは異なり互いに反対方向に向けて突出形成し、そのリング状凸部8b,10b,8d,10dと分流路用凸部12a,12bの凸部外面を積層方向に隣接する他のプレートフィン2aのリング状凸部8b,10b,8d,10dと分流路用凸部12a,12bの凸部外面に突き合わせ当接させてロー付け等により接合してある。
また、図7に示すように、上記伝熱流路14はヘッダ流路部A8に繋がる伝熱流路14−1群とヘッダ流路部B10に繋がる伝熱流路14−2群との間にこれら両者間の熱移動を防止する溝16を形成し、かつ、ヘッダ流路部A8に繋がる伝熱流路14−1群は本数を多くしてある。
そして、上記構成のプレートフィン2aの積層間隔は、当該プレートフィン2aの長手方向に沿って適宜設けた複数の突起17(図3参照)によって空気が流れる積層間隔を形成している。
次に上記のように構成したプレートフィン積層型熱交換器について、これを冷凍システムの熱交換器として用いた場合を例にしてその作用効果を説明する。
本実施形態の熱交換器は、例えば蒸発条件で使用されている時、管A4から気液二相状態の冷媒がプレートフィン積層体2の入り口側のヘッダ流路A8内に流入する。ヘッダ流路A8内に流入した冷媒は、図7及び図8に示す流路構成から明らかなように、各プレートフィン2aの連絡流路11及び分流路12を介して伝熱流路14群へ流れる。各プレートフィン2aの伝熱流路14群に流れた冷媒はUターンしヘッダ流路B10を介して気相状態で管B5より冷凍システムの冷媒回路へと流出する。
そして、上記伝熱流路14を流れる際に冷媒は、前記プレートフィン積層体2のプレートフィン2a積層間隔を通り抜ける空気と熱交換する。
ここで、上記空気と熱交換する冷媒の伝熱流路14は、大小大きさの異なる伝熱流路用凸部14a,14bを同一方向に向け嵌合させて形成しているので、伝熱流路14の断面積は微小化し、伝熱流路14を流れる冷媒の流速が従来の凸部と平坦面とによって形成される伝熱流路や凸部同士を向かい合わせにして形成される伝熱流路の流速より増大する。また、冷媒の伝熱流路14の内壁面に対する濡れ面積も増大する。したがって、冷媒のプレートフィン2aに対する熱伝達率が大きく向上する。
また、伝熱流路14を構成する伝熱流路用凸部14a,14bは同じ方向に向けて嵌合しているので、伝熱流路用凸部14a,14bの断面積を微小に保ったまま伝熱流路用凸部14a,14bの突出高さを高くすることができる。よって、プレートフィン2aの積層間隔を流れる空気の蛇行を大きなものとすることができる等、空気のプレートフィン2aに対する熱伝達率も向上させることができる。
したがって、本実施形態のプレートフィン積層型の熱交換器1は、プレートフィン2aに対する冷媒側及び空気側の熱伝達率が共に高まることから、熱交換効率を大きく向上させることができる。
また、上記伝熱流路14を形成する大小の伝熱流路用凸部14a,14bは同じ方向に嵌合しているので、この凸部同士の嵌合によりプレートフィン2aを構成する一対のプレート6a,6bが位置ずれするのを防止できる。すなわち従来の凸部を他方のプレートの平面部に対向させたり、凸部同士を向かい合わせに対向させたりして冷媒流路を形成した熱交換器の場合にはプレート6aとプレート6bの位置がずれる場合があるが、これを抑制することができる。
したがって、プレート6aと他方のプレート6bの位置がずれて生じる流路断面積のバラつきを抑制することができる。また、ロー付け等の接合シロを減少させてしまって接合強度を低下させてしまうようなことも防止できる。よって、熱交換器としての品質を向上させることができる。
また、伝熱流路用凸部14a,14bが同じ方向に向けて突出しているので、プレート6aとプレート6bに生じる残留応力による反り方向が同じ方向となり、反りによりプレート6a,6b同士が剥がれようとするのを予防することもできる。
また、本実施の形態では、上記積層方向に隣接するプレートフィン2aの伝熱流路14は、隣接する他のプレートフィン2aの伝熱流路14と同じ位置でプレートフィン間に突出する構成としている。
したがって、プレートフィン2aを構成するプレート6a,6bは同じ位置に大きさの異なる伝熱流路用凸部14aと伝熱流路用凸部14bを有する二種類のプレートだけでよくなる。よって、部品管理が容易で、生産性も向上し、安価に提供できる。
しかも、隣接するプレートフィン2aの伝熱流路用凸部14a,14bが同じ位置であることから、プレートフィン2aの長手方向と交差する短辺方向の幅を狭くすることができる。すなわち、伝熱流路が同じ位置でなく半ピッチずれていると、プレートフィン2aの両側の長辺縁部の強度を保持することにもなるフィン積層間隔形成用の突起17が当接する長辺縁部の一方のプレート6bの平坦面20(図6参照)は、前記突起17を当接さ
せるために幅広とする必要がある。
しかしながら、伝熱流路14、すなわち伝熱流路用凸部14a,14bが同じ位置であれば、プレート6bの長辺縁部の平坦面20を他方のプレート6aの平坦面20と同じ幅とすることができ、一方の平坦面を幅広とする必要がなくなる。よって、プレートフィン2aの長手方向と交差する方向の短辺幅を狭くすることができ、熱交換器全体の大きさをコンパクトなものとすることができる。
また、本実施の形態では、上記大小の伝熱流路用凸部14a,14bを嵌合させて形成した伝熱流路14は、その両側部分に微小間隙15を有しているから、プレート6aとプレート6bを炉中に入れて接合した際、溶融したロー材などの接合材の余剰分が前記伝熱流路両側の微小間隙15部分に入り込んで凝固するようになる。
よって、接合材の凝固部分が伝熱流路14を部分的に塞ぐというようなことを防止することができ、流路品質を安定させることができる。また、上記微小間隙15部分がプレート6aとプレート6bの接合に寄与することになり、接合強度を向上させることもできる。
また、本実施の形態では、小さな伝熱流路用凸部14bの頂点幅Lを大きい伝熱流路用凸部14aの頂点幅lより広くしている。したがって、積層方向に隣接するプレートフィン2aの伝熱流路14を同じ位置に設けていても、空気の流れは大きく蛇行するとともに円滑なものとなり、良好な熱交換効率を得ることができる。
すなわち、図11(b)に示すように、上記両方の伝熱流路用凸部14a,14bの頂点が同じ幅、この場合は三角形の頂点になっていると、一方の伝熱流路用凸部14aの頂点部とこの頂点部が臨む他方の伝熱流路用凸部14bの底面凹部との間に形成される間隙は急激に屈曲するものとなり、空気の流れが急激に曲がって空気抵抗の大きなものとなる。
これに対し、前記した本実施の形態の構成によれば、同図11(a)に示すように伝熱流路用凸部14aの頂点部とこの頂点部が臨む伝熱流路用凸部14bの底面凹部との間に形成される間隙は緩やかに屈曲するものとなり、空気の流れは緩やかに曲がるので空気抵抗の少ないものとなる。その結果、上記伝熱流路用凸部14aの頂点部と伝熱流路用凸部14bの底面凹部との間を流れる空気は流速が早く円滑で大きく蛇行するものとなり、隣接するプレートフィン2aの伝熱流路14が同じ位置にあって対向する形となっていても高い熱交換効率を得ることができる。
また、本実施の形態において前記プレートフィン2aに設けた伝熱流路14は、伝熱流路14の長手方向の任意の点の接線が複数となる形状としてある。したがって、プレートフィン2aを構成する各プレート6a,6bを積層してロー付け等により接合するとき、伝熱流路用凸部14aと伝熱流路用凸部14bとが嵌合することによって、プレート6a,6bが伝熱流路14の長手方向へずれ動くのを防止できる。よって、伝熱流路14の流路断面積がバラつくのを抑えることができる。また、プレート6a,6bのずれ防止構成も簡略化することができる。
更に、本実施形態の熱交換器1では、ヘッダ流路A8からの冷媒を伝熱流路14群に分流する分流路12は、これを構成する分流路用凸部12a,12bを伝熱流路用凸部14a,14bとは異なり互に反対方向に向けて突出させ、図8に示すように分流路用凸部12aの外面を隣接する他のプレートフィン2aからの分流路用凸部12bの外面に当接させ接合する形としてあるから、分流路12に加わる冷媒側からの圧力によって分流路部分
が変形するのを防止することができる。
すなわち、この種のプレートフィン積層型熱交換器の分流路12には各伝熱流路14個々に比べかなり多くの冷媒が流れるため、冷媒側から大きな圧力、すなわち接合した一対のプレート6a,6bを引き剥がす方向の圧力がかかり、変形する恐れがある。
しかしながら前記した本実施形態の構成によれば、プレート6aの分流路用凸部12aの外面が、隣接する他方のプレート6bの分流路用凸部12bの凸部外面に当接しているので、冷媒側から加わる大きな圧力に耐えることができる。
したがって、このプレートフィン積層型熱交換器は当該プレートフィン積層型の熱交換器において懸念される熱交換器の変形を防止し、熱交換器の剛性を高めることができる。
以上のように、本実施の形態のプレートフィン積層型熱交換器は、コストダウンやコンパクト化、そして品質や剛性を高めつつ、プレートフィン2aに対する空気側及び冷媒側の熱伝達率を共に向上させ、熱交換効率を大きく向上させることができる。
なお、本実施の形態において、上記伝熱流路14を形成する伝熱流路用凸部14a,14bはその断面形状を略山形形状としたが、これに限定されるものではなく、図12に示すように種々変形が可能である。
例えば、図12の(a)は円弧状凸部としたものであり、(b)は円弧状凸部と山形凸部を組み合わせたものであり、(c)は翼型形状の凸部の組み合わせとしたものである。なお、凸部を形成する円弧は真円はもちろん楕円状の円弧でもよいものである。
同図において、(a)のものは大きな伝熱流路用凸部14aの円弧径より小さな伝熱流路用凸部14bの円弧径が大きなものとなっているので、前記実施の形態1で述べたものと同様の理由により空気の流れを円滑にし、且つ、蛇行度合も大きなものとなって熱交換効率の高いものとすることができる。また(b)のものもその形状から理解できるように実施の形態1及び(a)と同様空気の流れを円滑にし、且つ、蛇行度合も大きなものとして熱交換効率を高いものとすることができる。さらに、(c)のものはプレートフィン間を流れる空気の風下側となる面を風上側となる面より緩く傾斜する形となるので、プレートフィン間に突出した翼状の伝熱流路用凸部14aの風下側で空気の渦流が発生して空気の熱伝達率が低下するのを抑制することができ、更に熱交換効率を向上させることができる。
以上のように、伝熱流路用凸部14a,14bの形状は種々考えられが、これは熱交換器の形状や組み込むシステム構成に応じて最適な形状とすればよい。
次に上記構成のプレートフィン積層型熱交換器を用いた冷凍システムについて説明する。
(実施の形態2)
本実施の形態2は、実施の形態1におけるプレートフィン積層型熱交換器を用いて構成した空気調和機である。
図13は空気調和機の冷凍サイクル図、図14は同空気調和機の室内機を示す概略断面図である。
図13、図14において、この空気調和機は、室外機51と、室外機51に接続された
室内機52から構成されている。室外機51には、冷媒を圧縮する圧縮機53、冷房暖房運転時の冷媒回路を切り替える四方弁54、冷媒と外気の熱を交換する室外熱交換器55、冷媒を減圧する減圧器56、室外送風機59が配設されている。また、室内機52には、冷媒と室内空気の熱を交換する室内熱交換器57と、室内送風機58とが配設されている。そして、前記圧縮機53、四方弁54、室内熱交換器57、減圧器56、室外熱交換器55を冷媒回路で連結してヒートポンプ式冷凍サイクルを形成している。
なお、本実施形態による冷媒回路には、テトラフルオロプロペンまたはトリフルオロプロペン、ジフルオロメタンまたはペンタフルオロエタンまたはテトラフルオロエタンを、単体、もしくはそれぞれ2成分混合または3成分混合した冷媒を使用している。
上記構成からなる空気調和機は、冷房運転時には、四方弁54を圧縮機53の吐出側と室外熱交換器55とが連通するように切り換える。これにより、圧縮機53によって圧縮された冷媒は高温高圧の冷媒となって四方弁54を通って室外熱交換器55に送られる。そして、外気と熱交換して放熱し、高圧の液冷媒となり、減圧器56に送られる。減圧器56では減圧されて低温低圧の二相冷媒となり、室内機52に送られる。室内機52では、冷媒は室内熱交換器57に入り室内空気と熱交換して吸熱し、蒸発気化して低温のガス冷媒となる。この時室内空気は冷却されて室内を冷房する。さらに冷媒は室外機51に戻り、四方弁54を経由して圧縮機53に戻される。
暖房運転時には、四方弁54を圧縮機53の吐出側と室内機52とが連通するように切り換える。これにより、圧縮機53によって圧縮された冷媒は高温高圧の冷媒となって四方弁54を通り、室内機52に送られる。高温高圧の冷媒は室内熱交換器57に入り、室内空気と熱交換して放熱し、冷却され高圧の液冷媒となる。この時、室内空気は加熱されて室内を暖房する。その後、冷媒は減圧器56に送られ、減圧器56において減圧されて低温低圧の二相冷媒となり、室外熱交換器55に送られて外気と熱交換して蒸発気化し、四方弁54を経由して圧縮機53へ戻される。
ここで、上記構成の空気調和機は、その室外熱交換器55或いは室内熱交換器57の一方もしくは双方に前記実施の形態で示した熱交換器を使用することにより、高い熱交換効率を発揮することになり、省エネ性の高い高性能な冷凍システムとすることができる。
以上、本発明に係るプレートフィン積層型熱交換器とそれを用いた冷凍システムの一例である空気調和機について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。つまり、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、プレートフィンに対する空気側及び冷媒側の熱伝達率を共に向上させ、高い熱交換効率を持つプレートフィン積層型熱交換器とそれを用いた冷凍システムとすることができる。よって、家庭用及び業務用等に用いる熱交換器や各種冷凍機器等に幅広く利用でき、その産業的価値は大なるものがある。
1 熱交換器
2 プレートフィン積層体
2a プレートフィン
3a、3b エンドプレート
4 管A
5 管B
6a プレート
6b プレート
8 ヘッダ流路A
8a、8c 開口
8b、8d リング状凸部
9 締結手段(ボルト・ナット)
10 ヘッダ流路B
10a、10c 開口
10b、10d リング状凸部
11 連絡流路
11a、11b 連絡流路用凸部
12 分流路
12a、12b 分流路用凸部
14、14−1、14−2 伝熱流路
14a 伝熱流路用凸部
14b 伝熱流路用凸部
15 微小間隙
16 溝
17 突起
20 平坦面
51 室外機
52 室内機
53 圧縮機
54 四方弁
55 室外熱交換器
56 減圧器
57 室内熱交換器
58 室内送風機

Claims (11)

  1. 第1流体用の伝熱流路を有する複数のプレートフィンを積層して構成してなる熱交換器であって、前記プレートフィンはこれを構成する一対のプレートに大小大きさの異なる伝熱流路用凸部を設け、前記大小大きさの異なる伝熱流路用凸部を同一方向に向け嵌合させて伝熱流路を形成し、プレートフィンの伝熱流路は隣接する他のプレートフィンの伝熱流路と同じ位置でプレートフィン間に突出する構成とし、大小二つの伝熱流路用凸部は、略山形に形成して小さな伝熱流路用凸部の頂点幅を大きな伝熱流路用凸部の頂点幅より広くしたプレートフィン積層型熱交換器。
  2. 第1流体用の伝熱流路を有する複数のプレートフィンを積層して構成してなる熱交換器であって、前記プレートフィンはこれを構成する一対のプレートに大小大きさの異なる伝熱流路用凸部を設け、前記大小大きさの異なる伝熱流路用凸部を同一方向に向け嵌合させて伝熱流路を形成し、伝熱流路を形成する大きい伝熱流路用凸部はプレートフィン間を流れる空気の風下側となる面を風上側となる面より緩く傾斜させたプレートフィン積層型熱交換器。
  3. 第1流体用の伝熱流路を有する複数のプレートフィンを積層して構成してなる熱交換器であって、前記プレートフィンはこれを構成する一対のプレートに大小大きさの異なる伝熱流路用凸部を設け、前記大小大きさの異なる伝熱流路用凸部を同一方向に向け嵌合させて伝熱流路を形成し、プレートフィンの伝熱流路は伝熱流路の長手方向に沿う接線が複数となる形状としたプレートフィン積層型熱交換器。
  4. プレートフィンの伝熱流路は隣接する他のプレートフィンの伝熱流路と同じ位置でプレートフィン間に突出する構成とした請求項2〜3のいずれか一項に記載のプレートフィン積層型熱交換器。
  5. プレートフィンのプレートに設けた大きな伝熱流路用凸部と小さな伝熱流路用凸部はこれらを嵌合させて形成した伝熱流路の長手方向と交差する両側部分に微小間隙が形成される構成とした請求項1〜4のいずれか一項に記載のプレートフィン積層型熱交換器。
  6. 大小二つの伝熱流路用凸部は、略山形に形成して小さな伝熱流路用凸部の頂点幅を大きな伝熱流路用凸部の頂点幅より広くした請求項2あるいは3に記載のプレートフィン積層型熱交換器。
  7. 大小二つの伝熱流路用凸部は、円弧状に形成して大きい方の凸部の円弧半径は小さい方の凸部の円弧半径より小さい構成とした請求項1〜6のいずれか一項に記載のプレートフィン積層型熱交換器。
  8. 伝熱流路を形成する大きい伝熱流路用凸部はプレートフィン間を流れる空気の風下側となる面を風上側となる面より緩く傾斜させた請求項1あるいは請求項3〜7のいずれか1項に記載のプレートフィン積層型熱交換器。
  9. プレートフィンの伝熱流路は伝熱流路の長手方向に沿う接線が複数となる形状とした請求項1〜2、あるいは請求項4〜8のいずれか1項に記載のプレートフィン積層型熱交換器。
  10. プレートフィンは伝熱流路を複数備えるとともに、外部から伝熱媒体を導入し前記伝熱流路を通して排出する一対のヘッダ流路部とを備え、前記ヘッダ流路部と複数の伝熱流路とはヘッダ流路部からの分流路を介して連通させるとともに、前記分流路は反対方向に向けて突出形成した分流路用凸部を向かい合わせに接合して構成し、かつ、前記分流路用凸部はその外面を隣接する他のプレートフィンの分流路用凸部の外面に当接させた請求項1 から9のいずれか1項に記載のプレートフィン積層型熱交換器。
  11. 冷凍サイクルを構成する熱交換器を請求項1〜10のいずれかに記載のプレートフィン積層型熱交換器とした冷凍システム。
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