JP6865046B2 - 視認物体の深度測定において関心点を自動的に識別する方法および装置 - Google Patents

視認物体の深度測定において関心点を自動的に識別する方法および装置 Download PDF

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Description

本明細書に開示の主題は、ビデオ検査装置を用いた視認物体の深度測定において関心点を自動的に識別する方法および装置に関する。
ビデオ内視鏡またはボアスコープ等のビデオ検査装置の使用により、物体の深度測定結果(たとえば、窪みまたは凹み等の異常の最下点、溶接の高さ、表面間のオフセットまたは隙間の測定結果等)が得られる。多くの場合、物体の表面は、近づくことができず、ビデオ検査装置を用いなくては視認不可能である。たとえば、ビデオ検査装置を使用して、航空機または発電ユニットのタービンエンジンの翼の表面を検査することにより、あらゆる異常を識別して修繕または別途保守が必要であるかを判定することができる。この評価のため、表面の寸法測定結果を高精度に取得して、異常が当該物体の動作限界または所要仕様から外れていないことを確認することが必要になる場合が多い。
ビデオ検査装置の使用により、視認物体の表面の2次元画像を取得および表示して、深度測定結果を決定することができる。また、この表面の2次元画像を用いることにより、表面上の複数の点の3次元座標(たとえば、(x,y,z))を与える表面の3次元データを生成することができる。いくつかのビデオ検査装置においては、物体の表面に3つのカーソルを1つずつ配置して基準面を確立した後、面外の点に第4のカーソルを配置して基準面と第4の点における表面との間の垂直距離を決定することにより、深度測定結果が決定される。したがって、ユーザは、第4のカーソルをあちこち移動させて、たとえば最深点、最高点、または最小隙間距離等、測定する表面上の関心点を探索する必要がある。このプロセスは、時間を要する可能性があり、また、必ずしも深度測定において関心点が識別され得ない。
米国特許出願公開第2012/0314058号明細書
ビデオ検査装置を用いた視認物体の深度測定において関心点を自動的に識別する方法および装置が開示される。ビデオ検査装置は、視認物体上の関心領域における3次元座標を決定し、これらの表面点を解析して、所望の測定用途を決定する(たとえば、最深点、最高点、または2つの表面間の隙間を決定する)。この所望の測定用途に基づいて、ビデオ検査装置は、視認物体上の関心点を自動的に識別し、当該位置にカーソルを配置する。開示のいくつかの実施形態の実施に際して実現可能な利点として、ユーザが特定の測定用途に関して関心点を手動で識別する必要がないことから、深度測定の実行時間が短縮されるとともに、測定の精度が向上する。
一実施形態においては、視認物体の深度測定において関心点を自動的に識別する方法が開示される。この方法は、視認物体の画像をモニタに表示するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、視認物体の表面上の複数の点の3次元座標を決定するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、基準面を決定するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、視認物体の表面上の複数の点を含む少なくとも1つの関心領域を決定するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、少なくとも1つの関心領域における視認物体の表面上の複数の点それぞれと基準面との間の距離を決定するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、少なくとも1つの関心領域における視認物体の表面上の基準面からの距離が最大の点として関心点を決定するステップと、を含む。
別の実施形態においては、間に間隙を有し、互いに平行ではない第1の表面および第2の表面を有する視認物体の深度測定において関心点を自動的に識別する方法が開示される。この方法は、視認物体の画像をモニタに表示するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、視認物体の第1の表面および第2の表面上の複数の点の3次元座標を決定するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、視認物体の第1の表面上の基準面を決定するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、視認物体の第2の表面上の複数の点を含む少なくとも1つの関心領域を決定するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、少なくとも1つの関心領域における視認物体の第2の表面上の複数の点それぞれと基準面との間の距離を決定するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、視認物体の第2の表面の縁部上の点として関心点を決定するステップと、を含む。
さらに別の実施形態においては、視認物体の深度測定において関心点を自動的に識別する方法が開示される。この方法は、視認物体の画像をモニタに表示するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、視認物体の表面上の複数の点の3次元座標を決定するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、基準面を決定するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、視認物体の表面上の複数の点を含む少なくとも1つの関心領域を決定するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、少なくとも1つの関心領域における視認物体の表面上の複数の点それぞれと基準面との間の距離を決定するステップと、中央演算処理ユニットを用いて、少なくとも1つの関心領域における視認物体の表面上の複数の点それぞれと基準面との間の距離に基づき、少なくとも1つの関心領域における視認物体の表面上の点として関心点を決定するステップと、を含む。
上記実施形態は、例示に過ぎない。他の実施形態についても、開示の主題の範囲内である。
本発明の特徴を理解可能となるように、一部を添付の図面に示す特定の実施形態を参照して、本発明を詳細に説明する。ただし、開示の主題の範囲が他の実施形態も同様に網羅することから、図面は、本発明の特定の実施形態のみを示しており、その範囲を限定するものと見なすべきでなないことに留意するものとする。図面は、必ずしも原寸に比例しておらず、一般的に、本発明の特定の実施形態の特徴を図示することに重点を置いている。図中、さまざまな図面の全体を通して、類似する部分は、類似の番号を用いて指定している。
例示的なビデオ検査装置のブロック図である。 例示的な一実施形態における、ビデオ検査装置により取得された、異常がある視認物体の物体表面の例示的な画像を示した図である。 例示的な一実施形態における、図2の画像に示す視認物体上の異常の表面上の関心点を自動的に識別する例示的な方法のフローチャートである。 ビデオ検査装置により決定された例示的な基準面を示した図である。 ビデオ検査装置により決定された例示的な関心領域を示した図である。 ビデオ検査装置により決定された別の例示的な関心領域を示した図である。 例示的な一実施形態における、図2の画像に示す視認物体の物体表面の例示的なプロファイルのグラフ表示図である。 例示的な一実施形態における、ビデオ検査装置により取得された、異常がある視認物体の表面の別の画像を示した図である。 例示的な一実施形態における、図8の画像に示す視認物体の表面の検査用の3次元データを表示する方法のフローチャートである。 複数の表面点の部分集合を点群表示した図である。 例示的な一実施形態における、ビデオ検査装置により取得された、タービンエンジン翼およびシュラウドの例示的な画像を示した図である。
開示の主題の実施形態は、ビデオ検査装置を用いた視認物体の深度測定において関心点を自動的に識別する技術を提供する。一実施形態において、ビデオ検査装置は、視認物体上の関心領域における3次元座標を決定し、これらの表面点を解析して、所望の測定用途を決定する(たとえば、最深点、最高点、または2つの表面間の隙間を決定する)。この所望の測定用途に基づいて、ビデオ検査装置は、視認物体上の関心点を自動的に識別し、当該位置にカーソルを配置する。他の実施形態についても、開示の主題の範囲内である。
図1は、例示的なビデオ検査装置100のブロック図である。図1に示すビデオ検査装置100は例示であり、本発明の範囲は、如何なる特定のビデオ検査装置100にも、ビデオ検査装置100内の構成要素の如何なる特定の構成にも限定されないことが了解される。
ビデオ検査装置100は、挿入チューブ110を備えた細長プローブ102と、挿入チューブ110の遠位端に配設されたヘッドアセンブリ120とを具備し得る。挿入チューブ110としては、ヘッドアセンブリ120とプローブ電子機器140との間のすべての相互接続が通過する可撓性の管状部が可能である。ヘッドアセンブリ120は、視認物体202からの光を案内して撮像機器124上に集光するプローブ光学素子122を具備し得る。プローブ光学素子122は、たとえば単一のレンズまたは複数の構成要素を有するレンズを備え得る。撮像機器124としては、視認物体202の画像を取得する固体CCDまたはCMOS画像センサが可能である。
ヘッドアセンブリ120の遠位端には、取り外し可能な先端またはアダプタ130を配置可能である。取り外し可能な先端130は、プローブ光学素子122と協働することにより、視認物体202からの光を案内して撮像機器124上に集光する先端視認光学素子132(たとえば、レンズ、ウィンドウ、またはアパチャ)を具備し得る。また、取り外し可能な先端130は、ビデオ検査装置100の光源が先端130から発せされる場合の照明LED(図示せず)またはプローブ102から視認物体202に光を伝達する光伝達要素(図示せず)を具備し得る。また、先端130は、カメラ視野および光出力を側方に向ける導波路(たとえば、プリズム)を具備することにより、側視を可能にし得る。また、先端130は、視認面の3次元データの決定に用いられる立体視光学素子または構造化光投射要素を提供していてもよい。先端130に具備し得る要素は、プローブ102自体にも具備可能である。
撮像機器124は、複数の行および列に形成された複数の画素を具備するとともに、当該撮像機器124の各画素に入射する光を表すアナログ電圧の形態の画像信号を生成し得る。画像信号は、信号バッファリングおよび調節用の電子機器を提供する撮像混成器126を通って、撮像混成器126と撮像機器インターフェース電子機器142との間の制御およびビデオ信号用の配線を提供する撮像機器ハーネス112まで伝搬可能である。撮像機器インターフェース電子機器142は、電源と、撮像機器クロック信号を発生するタイミング発生器と、撮像機器ビデオ出力信号をデジタル化するアナログフロントエンドと、デジタル化された撮像機器ビデオデータをより有用なビデオフォーマットに処理するデジタルシグナルプロセッサとを具備し得る。
撮像機器インターフェース電子機器142は、ビデオ検査装置10を動作させる機能群を提供するプローブ電子機器140の一部である。また、プローブ電子機器140は、プローブ102および/または先端130の校正データを格納する校正メモリ144を具備し得る。また、プローブ電子機器140には、撮像機器インターフェース電子機器142と通信を行って利得および露出設定を決定および設定し、校正メモリ144に対する校正データの格納および読み出しを行い、視認物体202に供給される光を制御し、ビデオ検査装置100の中央演算処理ユニット(CPU)150と通信を行うため、マイクロコントローラ146を備え得る。
マイクロコントローラ146との通信の他、撮像機器インターフェース電子機器142は、1つまたは複数のビデオプロセッサ160とも通信可能である。ビデオプロセッサ160は、撮像機器インターフェース電子機器142からビデオ信号を受信するとともに、一体ディスプレイ170または外部モニタ172等のさまざまなモニタ170、172に信号を出力することができる。一体ディスプレイ170としては、ビデオ検査装置100に組み込まれ、さまざまな画像またはデータ(たとえば、視認物体202の画像、メニュー、カーソル、測定結果)を検査者に表示するLCDスクリーンが可能である。外部モニタ172としては、ビデオ検査装置100に接続され、さまざまな画像またはデータを表示するビデオモニタまたはコンピュータ型モニタが可能である。
ビデオプロセッサ160は、コマンド、ステータス情報、ストリーミングビデオ、静止ビデオ画像、およびグラフィックオーバーレイをCPU150に/から提供/受信可能であるとともに、画像取り込み、画像向上、グラフィックオーバーレイ結合、歪み補正、フレーム平均化、スケーリング、デジタルズーム、オーバーレイ、結合、フリッピング、動き検出、ならびにビデオフォーマット変換および圧縮等の機能を提供するFPGA、DSPまたはその他の処理要素で構成されていてもよい。
CPU150の使用により、画像、ビデオ、および音声の格納および呼び出し機能、システム制御、ならびに測定結果処理等の他の機能のホストを提供する他、ジョイスティック180、ボタン182、キーパッド184、および/またはマイク186を介して入力を受け付けることによって、ユーザインターフェースを管理可能である。ジョイスティック180は、ユーザによる操作によって、メニュー選択、カーソル移動、スライダ調整、およびプローブ102の関節制御等の動作を実行可能であり、押しボタン機能を含んでいてもよい。また、ボタン182および/またはキーパッド184は、メニュー選択およびユーザコマンドのCPU150への提供(たとえば、静止画像の凍結または保存)に使用可能である。マイク186は、検査者による使用によって、静止画像を凍結または保存する音声命令を提供可能である。
また、ビデオプロセッサ160は、フレームのバッファリングおよび処理中のデータの一時的保持のために当該ビデオプロセッサ160が使用するビデオメモリ162と通信可能である。また、CPU150は、CPUプログラムメモリ152と通信して、当該CPU150が実行するプログラムを格納することができる。さらに、CPU150は、揮発性メモリ154(たとえば、RAM)および不揮発性メモリ156(たとえば、フラッシュメモリデバイス、ハードドライブ、DVD,またはEPROMメモリデバイス)と通信可能である。不揮発性メモリ156は、ストリーミングビデオおよび静止画像の主記憶装置である。
また、CPU150は、USB、ファイヤワイヤ、イーサネット(登録商標)、オーディオI/O、および無線送受信機等のさまざまなインターフェースを周辺機器およびネットワークに提供するコンピュータI/Oインターフェース158と通信可能である。このコンピュータI/Oインターフェース158は、静止画像、ストリーミングビデオ、または音声の保存、呼び出し、送信、および/または受信に利用可能である。たとえば、コンピュータI/Oインターフェース158には、USB「サムドライブ」またはコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカードを差し込み可能である。また、ビデオ検査装置100は、画像データまたはストリーミングビデオデータのフレームを外部のコンピュータまたはサーバに送信するように構成可能である。ビデオ検査装置100は、TCP/IP通信プロトコル一式を組み込み可能であるとともに、複数のローカルおよびリモートコンピュータを含み、それぞれのコンピュータもTCI/IP通信プロトコル一式を組み込んだワイドエリアネットワークに組み込み可能である。TCP/IPプロトコル一式を組み込むことにより、ビデオ検査装置100は、TCPおよびUDP等の複数のトランスポート層プロトコルならびにHTTPおよびFTP等の複数の異なる層のプロトコルを組み込む。
図1においては、特定の構成要素を単一の構成要素(たとえば、CPU150)として示したが、複数の別個の構成要素を用いてCPU150の機能を実行可能であることが了解される。
図2は、本発明の例示的な一実施形態における、ビデオ検査装置100により取得された、異常204がある視認物体202の物体表面210の例示的な画像200である。この例においては、異常204を凹みとして示しており、損傷または摩耗によって、異常204における視認物体202の物体表面210から物質がなくなっている。例示的な本実施形態に示す異常204は、ほんの一例に過ぎず、本発明の方法は、他の種類の異常(たとえば、亀裂、孔食、被膜破損、表面堆積等)、表面形体(たとえば、溶接)、または表面間の隙間(たとえば、先端とシュラウドとの隙間)にも当てはまることが了解される。画像200が得られるとともに異常204が識別されたら、画像200を用いて、異常204の寸法(たとえば、高さまたは深さ、長さ、幅、面積、体積、点から線への距離、プロファイルスライス等)を決定することができる。一実施形態において、使用する画像200としては、異常204を含む視認物体202の物体表面210の2次元画像200が可能である。
図3は、本発明の例示的な一実施形態における、図2の画像200に示す視認物体202上の異常204の物体表面210上の関心点(たとえば、最深点)を自動的に識別する例示的な方法300のフローチャートである。図3のフローチャートに示すステップは、当該フローチャートと異なる順序で実行可能であり、特定の実施形態において、すべてのステップが必要なわけではないことが了解される。
例示的な方法300(図3)のステップ310においては、図2に示すように、ユーザがビデオ検査装置100(たとえば、撮像機器124)を用いて、異常204がある視認物体202の物体表面210の少なくとも1つの画像200を取得するとともに、これをビデオモニタ(たとえば、一体ディスプレイ170または外部モニタ172)に表示することができる。一実施形態において、画像200は、ビデオ検査装置の測定モードにて表示可能である。
例示的な方法300(図3)のステップ320において、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、異常204の表面点等、視認物体202の物体表面210上の複数の表面点の3次元座標(たとえば、(x,y,z))を決定することができる。一実施形態において、ビデオ検査装置は、画像200から3次元データを生成することにより、3次元座標を決定することができる。複数の異なる既存技術(たとえば、立体撮像、走査システム、立体三角測量、および位相シフト解析、位相シフトモアレ、レーザドット投射等の構造化光法)を用いて、物体表面210の画像200(図2)における表面点の3次元座標を与えることができる。
ほとんどのこのような技術では、他の方法では光学的歪みによってもたらされ得る3次元座標中の誤差の低減に用いられる光学特性データを含む校正データを使用することを含む。いくつかの技術では、投射パターン等を含み得る近接時間に取り込まれた1つまたは複数の画像を用いて3次元座標が決定されるようになっていてもよい。また、画像200を用いて決定された3次元座標についての言及には、近接時間に取り込まれた物体表面210の1つまたは複数の画像200を用いて決定された3次元座標を含んでいてもよく、上記動作中にユーザに表示される画像200は実際のところ、3次元座標の決定に用いられていてもよいし、用いられていなくてもよいことが了解されるものとする。
例示的な方法300(図3)のステップ330においては、図4に示すように、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)が基準面250を決定することができる。いくつかの実施形態においては、基準面250が平坦となり得る一方、他の実施形態においては、基準面250が湾曲し得る。同様に、一実施形態においては、基準面250が平面の形態であり得る一方、他の実施形態においては、基準面250が異なる形状(たとえば、円筒、球等)の形態であり得る。たとえば、ユーザは、ビデオ検査装置100のジョイスティック180(または、他のポインティングデバイス(たとえば、マウス、タッチスクリーン))を用いて、異常204に近接する視認物体202の物体表面210上の1つまたは複数の基準面点を選択することにより、基準面を決定することができる。
一実施形態においては、図4に示すように、異常204に近接する視認物体202の物体表面210上の合計3つの基準面点221、222、223を選択して異常204の深度測定を実施するために、3つの基準面点221、222、223は、異常204に近接する物体表面210上で選択している。一実施形態において、視認物体202の物体表面210上の複数の基準面点221、222、223は、物体表面210上の複数の基準面点221、222、223に対応する画像200の画素241、242、243上に基準面カーソル231、232、233(または、他のポインティングデバイス)を配置することによって選択可能である。この例示的な深度測定において、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、複数の基準面点221、222、223それぞれの3次元座標を決定することができる。
異常204に近接する物体表面210上で選択された3つの基準面点221、222、223のうちの1つまたは複数に近接する3つ以上の表面点の3次元座標を用いて、基準面250(たとえば、平面)を決定することができる。一実施形態において、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、3つの基準面点221、222、223の3次元座標の曲線適合を実行することにより、以下の形態の基準面250(たとえば、平面)の式を決定することができる。
Figure 0006865046
ここで、(xiRS,yiRS,ziRS)は、規定された基準面250上の任意の3次元点の座標であり、k0RS、k1RS、およびk2RSは、3次元座標の曲線適合により得られた係数である。
曲線適合の実行には、複数の基準面点(すなわち、少なくともk係数と同じ数の点)が用いられることに留意するものとする。曲線適合によれば、使用する点と最も適合するk係数が得られる(たとえば、最小二乗法)。そして、k係数は、使用する3次元点に近い平面または他の基準面250を規定する。ただし、曲線適合において、k係数の数より多い点が用いられる場合は、使用する点のxおよびy座標を平面の式(1)に挿入すると、一般的には、ノイズおよび実際に存在し得る平面からの任意の逸脱により、zの結果が当該点のz座標に対して厳密に一致しなくなる。このため、xiRS1およびyiRS1としては、任意の値が可能であり、結果としてのziRSによって、xiRS、yiRSにおける規定面のzが分かる。したがって、これらの式に示す座標としては厳密に、規定面上の任意の点が可能であり、必ずしも適合においてk係数の決定に用いられる点ではない。
他の実施形態においては、1つまたは2つの基準面点のみが選択されており、これらの基準面点の3次元座標にのみ基づく曲線適合の使用が妨げられている。k0RS、k1RS、およびk2RSの決定には、3つの点が必要だからである。この場合、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、基準面点に近接する物体表面210上の複数の点に対応する画像の画素それぞれに近接する複数の画素を識別するとともに、近接点の3次元座標を決定してこ、基準面250を決定するための曲線適合を可能にすることができる。
例示的な基準面250は、基準面カーソル231、232、233により選択された基準面点221、222、223に基づいて決定されたものとして説明しているが、他の実施形態においては、ポインティングデバイスを用いて異常204に近接する基準面形状260(たとえば、円、正方形、長方形、三角形等)を配置するとともに、形状260の基準面点261、262、263、264を用いて基準面250を決定することにより形成可能である。形状260の基準面点261、262、263、264としては、ポインティングデバイスにより選択された点または異常204を囲むようにサイズ規定可能な形状の外周上もしくは外周に近接する点であり得ることが了解される。
例示的な方法300(図3)のステップ340においては、図5に示すように、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)が基準面250の基準面点に基づいて、異常204に近接する関心領域270を決定する。関心領域270には、異常204の複数の表面点を含む。一実施形態においては、基準面点221、222、223のうちの2つ以上に基づいて関心領域形状271(たとえば、円)を形成することによって、関心領域270が形成される。別の実施形態においては、基準面260に垂直な円筒を形成し、基準面点221、222、223のうちの2つ以上の内部または近傍を通過させることによって、関心領域270を決定することができる。図4を再び参照して、基準面形状260および基準面点261、262、263、264の内部に関心領域を形成することも可能である。
図5の例示的な関心領域形状271は、基準面点221、222、223を通過させて形成されているが、別の実施形態においては、基準面点の近傍のみを通過させることによって、より小さな直径の基準面形状を形成可能である。たとえば、図6に示すように、関心領域形状281(たとえば、円)を基準面点221、222のうちの2つの近傍に通過させることによって、関心領域280が形成されるが、円281の直径は、2つの基準面点221、222間の距離よりも小さい。関心領域形状271、281および関心領域270、280は、画像200に表示されてもよいし、表示されなくてもよいことが了解される。
関心領域270、280の決定後、例示的な方法300(図3)のステップ350において、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、関心領域における複数の表面点それぞれから基準面250までの距離(すなわち、深さ)を決定する。一実施形態において、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、基準面250と関心領域270、280における複数の表面点それぞれとの間に延びた線分の距離を決定するが、この線分は、基準面250と垂直に交差している。
例示的な方法300(図3)のステップ360において、ビデオ検査装置は、基準面250から最も遠い表面点を決定することにより(たとえば、基準面250へと延びた線分が最も長い表面点を選択することにより)、関心領域270、280における最深表面点224の位置を決定する。本明細書において、「最深点」または「最深表面点」としては、基準面250に対して窪んだ最も遠い点(すなわち、最低点)または基準面250から突出した最も遠い点(すなわち、最高点)であり得ることが了解される。ビデオ検査装置100は、たとえばカーソル234(図5)または他のグラフィック識別子282(図6)を最深表面点224上に表示することにより、画像の関心領域270、280における最深表面点224を識別することができる。また、図5および図6に示すように、ビデオ検査装置100は、画像200の関心領域270、280における最深表面点224の深さ290(インチまたはミリメートル)(すなわち、最深表面点224から基準面250まで延びた垂直な線分の長さ)を表示することができる。関心領域270、280における最深表面点224にカーソル234または他のグラフィック識別子282(図6)を自動的に表示することによって、ビデオ検査装置100は、深度測定の実行に要する時間を短縮するとともに、深度測定の精度を向上させる。これは、異常204の最深表面点224をユーザが手動で識別する必要がなくなるためである。
関心領域270、280における最深表面点224にカーソル234が表示されたら、ユーザは、当該点を選択することにより、深度測定値を行って保存することができる。また、ユーザは、関心領域270、280においてカーソル234を移動させることにより、関心領域270、280における他の表面点の深さを決定することができる。一実施形態において、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、カーソル234の移動を監視して、カーソル234がいつ移動を停止したかを検出することができる。カーソル234が所定期間(たとえば、1秒)にわたって移動を停止する場合、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、カーソル234に近接する最深表面点(たとえば、カーソル234を中心とする所定の円)を決定するとともに、カーソル234を自動的に当該点へと移動させることができる。
自動的に配置されたカーソル234を手動で調整することなく、ユーザが基準面カーソル231、232、233(または、他のポインティングデバイス)のうちの1つまたは複数を移動させた場合、カーソル234は、基準面カーソル231、232、233の新たな位置に基づく新たな関心領域270に基づいて、自動的に再位置決めされる。自動的に配置されたカーソル234を手動で調整した後、ユーザが基準面カーソル231、232、233(または、他のポインティングデバイス)のうちの1つまたは複数を移動させた場合、カーソル234は、基準面カーソル231、232、233の新たな位置に基づく新たな関心領域270に基づいて自動的に再位置決めされることはない。したがって、自動配置に対応していない用途は依然として、関心点カーソル234の手動配置に対応している。
図7は、図2の画像200に示す視認物体202の物体表面210の例示的なプロファイル370のグラフ表示図である。この例示的なプロファイル370においては、2つの基準面点221、222とそれぞれの基準面カーソル231、232との間に延びたものとして基準面250が示されている。また、このグラフ表示図には、関心領域における最深表面点224の位置および深さ290も示している。別の実施形態においては、点群表示図を用いて最深表面点224を示すことも可能である。
図8は、本発明の例示的な一実施形態における、ビデオ検査装置100により取得された、異常504がある視認物体502の物体表面510の別の画像500である。この例においても、異常504を凹みとして示しており、損傷または摩耗によって、異常504における視認物体502の物体表面510から物質がなくなっている。例示的な本実施形態に示す異常504は、ほんの一例に過ぎず、本発明の方法は、他の種類の異常(たとえば、亀裂、孔食、被膜破損、表面堆積等)、表面形体(たとえば、溶接)、または表面間の隙間(たとえば、先端とシュラウドとの隙間)にも当てはまることが了解される。画像500が得られるとともに異常504が識別されると、画像500を用いて、異常504の寸法(たとえば、高さまたは深さ、長さ、幅、面積、体積、点から線への距離、プロファイルスライス等)を決定することができる。一実施形態において、使用する画像500としては、異常504を含む視認物体502の物体表面510の2次元画像500が可能である。
図9は、本発明の例示的な一実施形態における、図8の画像500に示す視認物体502の物体表面510の検査用の3次元データを表示する方法600のフローチャートである。図9のフローチャートに示すステップは、当該フローチャートと異なる順序で実行可能であり、特定の実施形態において、すべてのステップが必要なわけではないことが了解される。
ステップ610においては、図8に示すように、オペレータがビデオ検査装置100を用いて、異常504がある視認物体502の物体表面510の画像500を取得するとともに、これをビデオモニタ(たとえば、一体ディスプレイ170または外部モニタ172)に表示することができる。一実施形態において、画像500は、ビデオ検査装置の測定モードにて表示可能である。
ステップ620において、ビデオ検査装置100のCPU150は、異常504を含む視認物体502の物体表面510上の複数の表面点の第1の座標系における3次元座標(xiS1,yiS1,ziS1)を決定することができる。一実施形態において、ビデオ検査装置は、画像500から3次元データを生成することにより、3次元座標を決定することができる。上述の通り、物体表面510の画像500上の点の3次元座標は、複数の異なる既存技術(たとえば、立体撮像、走査システム、および位相シフト、位相シフトモアレ、レーザドット投射等の構造化光法)を用いて与えることができる。
ステップ630においては、図8に示すように、オペレータがビデオ検査装置100のジョイスティック180(または、他のポインティングデバイス(たとえば、マウス、タッチスクリーン))を用いることにより、異常504に近接する視認物体502の物体表面510上の複数の測定点を選択して、特定種類の測定を行うことができる。一実施形態においては、図8に示すように、異常504に近接する視認物体502の物体表面510上の合計3つの測定点521、522、523を選択して異常504の深度測定を実施するが、上述の通り、異常504の最深点に第4の測定点524が自動的に配置される。一実施形態において、視認物体502の物体表面510上の複数の測定点521、522、523は、物体表面510上の複数の測定点521、522、523に対応する画像500の画素541、542、543上にカーソル531、532、533(または、他のポインティングデバイス)を配置することによって選択可能である。第4の測定点524に対応する画像500の画素544上では、第4の測定点524にカーソル534が自動的に配置される。この例示的な深度測定において、ビデオ検査装置100は、複数の測定点521、522、523、524それぞれの第1の座標系における3次元座標を決定することができる。
ステップ640においては、図8に示すように、ビデオ検査装置100のCPU150が基準面550を決定することができる。図8に示す異常504の例示的な深度測定において、異常504に近接する物体表面510上で選択された3つの測定点521、522、523のうちの1つまたは複数に近接する3つ以上の表面点の3次元座標を用いて、基準面550(たとえば、平面)を決定することができる。一実施形態において、ビデオ検査装置100は、3つの測定点521、522、523の第1の座標系における3次元座標(xiM1,yiM1,ziM1)の曲線適合を実行することにより、以下の形態の基準面550(たとえば、平面)の式を決定することができる。
Figure 0006865046
ここで、(xiRS1,yiRS1,ziRS1)は、規定された基準面550上の第1の座標系における任意の3次元点の座標であり、k0RS1、k1RS1、およびk2RS1は、第1の座標系における3次元座標の曲線適合により得られた係数である。
複数の測定点(すなわち、少なくともk係数と同じ数の点)を用いて曲線適合が実行されることに留意するものとする。曲線適合によれば、使用する点と最も適合するk係数が得られる(たとえば、最小二乗法)。そして、k係数は、使用する3次元点に近い平面または他の基準面550を規定する。ただし、曲線適合において、k係数の数より多い点が用いられる場合は、使用する点のxおよびy座標を平面の式(2)に挿入すると、一般的には、ノイズおよび実際に存在し得る平面からの任意の逸脱により、zの結果が当該点のz座標に対して厳密に一致しなくなる。このため、xiRS1およびyiRS1としては、任意の値が可能であり、結果としてのziRS1によって、xiRS1、yiRS1における規定面のzが分かる。したがって、これらの式に示す座標としては厳密に、規定面上の任意の点が可能であり、必ずしも適合においてk係数の決定に用いられる点ではない。
別の実施形態においては、特定の測定(たとえば、長さ、プロファイル)に関して2つの測定点のみが選択されており、これらの2つの測定点の3次元座標にのみ基づく曲線適合の使用が妨げられている。k0RS1、k1RS1、およびk2RS1の決定には、3つの点が必要だからである。この場合、ビデオ検査装置100は、各測定点に近接する物体表面510上の複数の点に対応する画像の画素それぞれに近接する複数の画素を識別するとともに、これらの点の3次元座標を決定して曲線適合を可能にすることにより、基準面550を決定することができる。
一実施形態において、図8に示すように、ビデオ検査装置100は、異常504および測定点521、522、523、524の周りの基準面550上にフレーム562(たとえば、長方形)を形成する複数のフレーム点560(xiF1,yiF1,ziF1)の第1の座標系における3次元座標を決定することができ、これを後で用いて、基準面550の位置を表示することができる。
基準面550が決まったら、図8に示す例示的な実施形態において、ビデオ検査装置100は、異常504の最深点における第4の測定点524と基準面550との間の距離を決定することによって、異常504の測定(たとえば、深さ)を行うことができる。この深度測定の精度は、視認物体502の物体表面510上の複数の測定点521、522、523の選択の精度によって決まる。上述の多くの場合、画像500中の異常504の輪郭は、2次元画像で評価するのが難しく、小さ過ぎることあるいは不十分であることから、複数の測定点521、522、523を確実に位置付けられない可能性がある。したがって、多くの場合、オペレータは、これらの測定点521、522、523、524の位置の精度を評価するのに、異常504の領域の詳細をさらに要することになる。このため、画像500全体の点群表示図を提供するビデオ検査装置100もあるが、この図は、上述のように異常504の所要レベルの詳細を提供しない場合がある。画像500全体の3次元データの点群表示図が提供する測定点521、522、523、524周りの領域における物体表面510のより有意な図を提供するため、本発明の方法は、関心領域における3次元データの部分集合を生成する。
ステップ650において、ビデオ検査装置100のCPU150は、第1の座標系と異なる第2の座標系を構築することができる。一実施形態において、第2の座標系は、規準面550および複数の測定点521、522、523、524に基づくことができる。ビデオ検査装置100は、(たとえば、測定点521、522、523、524を基準面550上に投射し、基準面550上の平均位置525を決定することによって)物体表面510上の複数の測定点521、522、523、524のうちの2つ以上に対応する基準面550上の点の3次元座標の平均位置525に近接して、第2の座標系の原点(xO2,yO2,zO2)=(0,0,0)が位置付けられるように割り当てることができる。場合により、測定点521、522、523に対応する基準面550上の点の3次元座標は、同じにすることができる。ただし、状況によっては、ノイズおよび/または物体表面510の微小変形のため、測定点521、522、523が厳密には基準面550上とならないため、異なる座標を有する。
物体表面510上の測定点521、522、523、524に対応する基準面550上の点を決定する場合は、x、y、およびz平面における線分の相対傾斜を伝えるとともに垂直または水平線分の構築に使用可能な線分方向の概念を適用するのが便利である。2つの3次元座標(x1,y1,z1)および(x2,y2,z2)を通過する所与の線分に関して、線分方向(dx,dy,dz)は、以下のように規定可能である。
Figure 0006865046
線分上の点(x1,y1,z1)および線分方向(dx,dy,dz)を前提として、線分は、以下により規定可能である。
Figure 0006865046
このため、x、y、およびz座標のいずれか1つが与えられると、残り2つを演算可能である。平行な線分は、同一または線形に拡大縮小された線分方向を有する。以下の場合、方向が(dx1,dy1,dz1)および(dx2,dy2,dz2)の2つの線分は、垂直である。
Figure 0006865046
式(2)を用いて規定された基準面に垂直なすべての線分の方向は、以下により与えられる。
Figure 0006865046
式(6)および式(8)〜式(10)に基づいて、基準面550に垂直で表面点(xs,ys,zs)を通過する線分は、以下のように規定することができる。
Figure 0006865046
一実施形態において、物体表面510上の点(xiS1,yiS1,ziS1)に対応する基準面550上の点の座標(xiRS1,yiRS1,ziRS1)(たとえば、測定点521、522、523、524に対応する基準面550上の点の第1の座標系における3次元座標)は、式(8)〜式(10)で与えられる方向を有し、(xiS1,yiS1,ziS1)を通過する基準面550に垂直な線分を規定するとともに、当該線分の基準面550との交差点の座標を決定することによって、決定可能である。このため、式(2)および式(11)から、以下の通りである。
Figure 0006865046
一実施形態においては、これらのステップ(式(3)〜式(14))の使用により、測定点521、522、523、524に対応する基準面550上の点の3次元座標を決定することができる。そして、基準面550上の測定点のこれら投射点の平均位置525(xM1avg,yM1avg,zM1avg)を決定することができる。その後、第2の座標系の原点(xO2,yO2,zO2)=(0,0,0)を平均位置525(xM1avg,yM1avg,zM1avg)に近接して割り当ておよび位置付け可能である。
z値を各表面点から基準面550への垂直距離として第2の座標系の原点を異常504の領域の平均位置525に近接して位置付けることにより、点群表示図を異常504の領域の中心周りに回転させることができ、また、任意の深さマップカラースケールによって、表面点の基準面550からの高さまたは深さを示すことができる。
この第2の座標系を利用するため、ステップ660において、ビデオ検査装置100のCPU150は、さまざまな点(たとえば、複数の表面点、複数の測定点521、522、523、524、フレーム点560を含む基準面550上の点等)に関して決定された第1の座標系における3次元座標(xi1,yi1,zi1)を第2の座標系における3次元座標(xi2,yi2,zi2)に変換する。
一実施形態においては、座標変換行列([T])を用いることにより、以下に従って座標を変換可能である。
([xi1i1i1]−[xM1avgM1avgM1avg])*[T]=[xi2i2i2] (15)
ここで、[T]は、変換行列である。
行列ではない形態として、第2の座標系における3次元座標は、以下により決定することができる。
i2=(xi1−xM1avg)*T00+(yi1−yM1avg)*T10+(zi1−zM1avg)*T20 (16)
i2=(xi1−xM1avg)*T01+(yi1−yM1avg)*T11+(zi1−zM1avg)*T21 (17)
i2=(xi1−xM1avg)*T02+(yi1−yM1avg)*T12+(zi1−zM1avg)*T22 (18)
ここで、変換行列の値は、第1の座標系における新たなx、y、およびz軸の線分方向の値である。
ステップ670において、ビデオ検査装置100のCPU150は、視認物体502の物体表面510上の関心領域内にある複数の表面点の部分集合を決定する。一実施形態において、関心領域としては、点群表示図で使用する3次元データの量を最小限に抑えるため、複数の測定点521、522、523、524を囲む視認物体502の物体表面510上の制限領域が可能である。たとえば、関心領域は、フレーム562によって規定することができる。部分集合を決定するステップ670は、変換ステップ660の前または後に実行可能であることが了解される。たとえば、ステップ670における部分集合の決定が変換ステップ660の後である場合、ビデオ検査装置100は、関心領域の外側の点を含むすべての表面点について、これらの点のうちのどれが関心領域中の点であるかを決定する前に、座標を変換するようにしてもよい。あるいは、ステップ670における部分集合の決定が変換ステップ660の前である場合、ビデオ検査装置100は、関心領域内のこれら表面点の座標を変換すればよい可能性がある。
一実施形態において、関心領域は、測定点521、522、523、524に対応する基準面550上の点それぞれと基準面550上のこれら点の平均位置525(変換後の場合の第2の座標系の原点(xO2,yO2,zO2)=(0,0,0)または変換前の場合の第1の座標系における(xM1avg,yM1avg,zM1avg))との間の最大距離(dMAX)を決定することによって規定可能である。一実施形態において、関心領域は、基準面550上の測定点521、522、523、524の平均位置525の特定の閾距離(dROI)内(たとえば、最大距離未満(dROI=dMAX)または最大距離よりもわずかに(たとえば、20%より大きい)大きな距離未満(dROI=1.2*dMAX))の基準面550上の対応点を有する(すなわち、基準面に投射されたとき)すべての表面点を含み得る。たとえば、第2の座標系における平均位置525が(xO2,yO2,zO2)=(0,0,0)にある場合、当該位置から表面点(xiRS2,yiRS2,ziRS2)に対応する基準面550上の点までの距離(d)は、以下により与えられる。
Figure 0006865046
同様に、第1の座標系における平均位置525が(xM1avg,yM1avg,zM1avg)にある場合、当該位置から表面点(xiRS1,yiRS1,ziRS21)に対応する基準面550上の点までの距離(d)は、以下により与えられる。
Figure 0006865046
表面点が関心領域しきい距離(dROI)よりも小さな距離値(diRS1またはdiRS2)を有し、したがって関心領域内にある場合、ビデオ検査装置100は、当該表面点の3次元座標および当該表面点の深さに対応する画素カラーを点群表示図ファイルに書き込むことができる。例示的な本実施形態において、関心領域は、円筒の形態であり、それが円筒の半径内となる表面点を含む。関心領域を決定する他の形状および方法も使用可能であることが了解される。
また、関心領域は、第1の座標系においてビデオ検査装置100により決定された視認物体502の物体表面510上の異常504の深さに基づいて規定することも可能である。たとえば、異常504の深さが0.005インチ(0.127mm)と測定された場合、関心領域は、測定点521、522、523、524のうちの1つまたは複数の基準面550までの距離に基づいて、基準面550からの距離(または、z寸法)が特定の範囲内(±0.015インチ(0.381mm))であるこれらの点のみを含むように規定することができる。表面点が関心領域の内側の深度値を有する場合、ビデオ検査装置100は、当該表面点の3次元座標および当該表面点の深さに対応する画素カラーを点群表示図ファイルに書き込むことができる。表面点が関心領域の外側の深度値を有する場合、ビデオ検査装置100は、当該表面点を点群表示図ファイルに含めなくてもよい。
ステップ680において、図10に示すように、ビデオ検査装置100のモニタ170、172は、原点725を図の中心とする第2の座標系の3次元座標にて、複数の表面点の部分集合をレンダリングした3次元図(たとえば、点群表示図)700を表示することができる。一実施形態(図示せず)において、点群表示図700の表示には、第2の座標系における表面点それぞれと基準面750との間の距離を示すカラーマップを含み得る(たとえば、ある深さの第1の点は、当該深さに対応する赤色の陰影で示し、別の深さの第2の点は、当該深さに対応する緑色の陰影で示す)。また、表示した点群表示図700には、複数の測定点721、722、723、724の位置も含み得る。また、オペレータによる点群表示図700の確認を支援するため、ビデオ検査装置100は、第2の座標系の3次元座標における複数の測定点721、722、723のうちの2つ以上の間の直線に沿った3次元線分点771、772、773を決定するとともに、これらの線分点771、772、773を点群表示図700に表示することができる。また、点群表示図700には、基準面750に対する異常504の最深点への位置付けが意図された測定点724からの深度線分774を含み得る。一実施形態において、ビデオ検査装置100は、深度線分774が許容誤差仕様または他の閾値を超えているかを判定して、このようなことが生じている場合の視覚的または聴覚的表示または警報を与えることができる。
また、表示した点群表示図700には、第2の座標系における基準面750上にフレーム762を形成して基準面750の位置を示す複数のフレーム点760を含み得る。また、別の実施形態において、表示した点群表示図700には、基準面750からの垂直距離を示すスケールを含み得る。
図10に示すように、点群表示図700のデータを関心領域のこれらの点に限定するとともに表示図を関心領域の中心の点725(たとえば、原点)周りに回転可能とすることにより、オペレータは、異常504をより簡単に解析して、測定点721、722、723、724の深度測定結果および配置が正確であったかを判定することができる。一実施形態において、オペレータは、修正が必要な場合、点群表示図700の測定点721、722、723、724のうちの1つまたは複数の位置を変更することができる。あるいは、修正が必要な場合、オペレータは、図8の2次元画像500に戻り、測定点521、522、523、524のうちの1つまたは複数を再度選択して、プロセスを繰り返すことができる。
別の実施形態において、ビデオ検査装置100のモニタ170、172は、座標の変換を一度も行うことなく、第1の座標系の3次元座標にて、複数の表面点の部分集合をレンダリングした3次元図700を表示することができる。また、本実施形態において、元の座標に基づく点群表示図700には、カラーマップ、複数の測定点の位置、3次元線分点、深度線分、フレーム、またはスケールの表示等、上述のさまざまな特徴を含むことによって、オペレータを支援することができる。
図1〜図8および視認物体202、502の深度測定において関心点(たとえば、最深点224(図5)、524(図8))を自動的に識別する方法の説明を再び参照することにより、一実施形態において、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、関心領域270、562内の表面点の2次元および/または3次元データ(たとえば、3次元座標)を解析することにより、関心点224,524の自動識別および当該位置におけるカーソル234、534の自動配置に先立って、ユーザがどの特定の深度測定用途(たとえば、最深点または最高点)を実行しているかを決定することができる(図5、図8)。たとえば、図5および図8に示すように、関心領域には、基準面250、550に対する法線投射が3つの基準面カーソル231、232、233、531、532、533により形成された多角形内となる視認物体202、502上の表面点をすべて含み得る。別の実施形態において、関心領域には、3つの基準面カーソル231、232、233、531、532、533により形成された多角形内となる2次元画像200、500の画素を含み得る。
一実施形態においては、基準面270、550上のすべての点に関して、変換z値がz=0となるように、座標変換を実行可能である。視認物体202、502の視点に依り(たとえば、上から視認物体202、502を見下ろしている)、変換座標系においては、基準面250、550よりも低い(または、下回る)如何なる表面点の3次元座標も負のz値を有し、基準面550よりも高い(または、上回る)如何なる表面点の3次元座標も正のz値を有する。ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、関心領域における表面点それぞれから基準面250、550までの距離を決定するとともに、基準面250、550から最も遠く(すなわち、基準面250、550からの距離が最大であり)、そのため、関心点と仮定される表面点として、zの絶対値が最大である関心領域中の表面点を識別し、当該位置に第4のカーソル234、534を自動的に配置することができる(図5、図8)。z値の実際の変換値が負である場合、関心点は最深点または最低点であり、z値の実際の変換値が正である場合、関心点は最高点である。
一実施形態において、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、関心領域におけるzの最大絶対値を閾値(たとえば、0.003インチ(0.0762mm))に対して比較し、そのz値が閾値以上であり、ユーザが最深点または最高点を識別しようとしているものと仮定するのに十分、表面点が基準面から離れていることを示している場合には、当該表面点を関心点と識別することができる。関心点のz値が閾値を下回り、ユーザが最深点または最高点を識別しようとしているものと仮定するのに十分、表面点が基準面から離れていないことを示している場合、これは有効な最高点でも最低点でもなく、第4のカーソル234、534が当該位置に自動的に配置されることはない(図5、図8)。
一実施形態において、関心点が最高点である(すなわち、zの絶対値が最大の表面点について、実際の変換z値が正である)とビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)が判定した場合、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、当該表面点が基準面250、550に対して有効な最高点であると確認することができる。たとえば、基準面250、550に対して実質的に垂直な表面上に最高点がある(たとえば、2つの表面間の角度が60°超である)とビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)が判定した場合、これは、最高点が垂直面(たとえば、壁面またはタービン翼の上)上にあり、有効な最高点ではないことを示しており、第4のカーソル234、534が当該位置に自動的に配置されることはない(図5、図8)。
別の実施形態において、関心点が最低点または最深点である(すなわち、zの絶対値が最大の表面点について、実際の変換z値が負である)とビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)が判定した場合、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、当該表面点が基準面250、550に対して有効な最低点または最深点であると確認することができる。たとえば、基準面250、550に対して下方に傾斜している表面上に最低点または最深点があるとビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)が判定した場合、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、傾斜追跡アルゴリズムを用いて、当該表面点から、基準面250、550に対する法線投射が3つの測定点221、222、223、521、522、523により形成された多角形内となる表面点ではない最深点まで、傾斜を下方に追跡することができる(図5、図8)。
深度測定は、視認物体の表面上の最深点(最低点)または最高点を決定することに利用する他、2つの表面間の隙間の決定にも利用可能である。たとえば、図11は、ビデオ検査装置100により取得された、タービンエンジン翼803(第2の表面)およびタービンエンジンシュラウド801の内側面810(第1の表面)の別の画像800である。図11に示すように、オペレータは、ビデオ検査装置100を用いて画像800を取得するとともに、これをビデオモニタ(たとえば、一体ディスプレイ170または外部モニタ172)に表示することができる。一実施形態において、画像800は、ビデオ検査装置の測定モードにて表示可能である。
そして、ビデオ検査装置100のCPU150は、タービンエンジン翼803の表面およびタービンエンジンシュラウド801の内側面810上の複数の表面点の第1の座標系における3次元座標を決定することができる。タービンエンジン翼803の縁部804およびタービンエンジンシュラウド801の内側面810は、それらの間に間隙802を有しており、互いに平行ではない。一実施形態において、ビデオ検査装置は、画像800から3次元データを生成することにより、3次元座標を決定することができる。上述の通り、画像800上の点の3次元座標は、複数の異なる既存技術(たとえば、立体撮像、走査システム、および位相シフト、位相シフトモアレ、レーザドット投射等の構造化光法)を用いて与えることができる。
図11に示すように、オペレータは、ビデオ検査装置100(図1)のジョイスティック180(または、他のポインティングデバイス(たとえば、マウス、タッチスクリーン))を用いることにより、タービンエンジンシュラウド801の内側面810上の複数の基準面点821、822、823を選択して、特定種類の測定を行うことができる。一実施形態においては、図11に示すように、タービンエンジンシュラウド801の内側面810上の合計3つの基準面点821、822、823を選択して、タービンエンジン翼803の縁部804とタービンエンジンシュラウド801との間の隙間の深度測定を実施する。一実施形態において、タービンエンジンシュラウド801の内側面810上の複数の基準面点821、822、823は、内側面810上の複数の基準面点821、822、823に対応する画像800の画素841、842、843上に基準面カーソル831、832、833(または、他のポインティングデバイス)を配置することによって選択可能である。この例示的な深度測定において、ビデオ検査装置100は、複数の基準面点821、822、823それぞれの第1の座標系における3次元座標を決定することができる。
図11に示すように、ビデオ検査装置100のCPU150は、基準面850を決定することができる。図11に示す例示的な深度測定において、3つの基準面点821、822、823のうちの1つまたは複数に近接する3つ以上の表面点の3次元座標を用いて、基準面850(たとえば、平面)を決定することができる。上述の通り、一実施形態において、ビデオ検査装置100は、3つの基準面点821、822、823の第1の座標系における3次元座標の曲線適合を実行することにより、上記式(1)に記載の基準面850(たとえば、平面)の式を決定することができる。一実施形態において、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、基準面カーソル831、832、833の近傍の画素と関連付けられた表面点の3次元座標の曲線適合を実行することにより、上記式(1)に記載の基準面1020(たとえば、平面)の式を決定することができる。別の実施形態において、曲線適合においては、基準面850に対して、基準面カーソル831、832、833のうちの1つのみの近傍の画素と関連付けられた表面点の3次元座標のみを使用するようにしてもよい。
図11に示すように、タービンエンジン翼803の縁部804とタービンエンジンシュラウド801との間の隙間の深度測定を実施するための関心領域870を決定するため、ビデオ検査装置100のCPU150は、タービンエンジン翼803に向かって正の方向に基準面850からオフセットするとともに、基準面850に垂直で第1の基準面点821およびカーソル831を通過する線分上にあるオフセット基準点861の3次元座標を演算する。一実施形態においては、基準面850上のすべての点に関して、変換z値がz=0となるように、座標変換を実行可能である。そして、オフセット基準点861は、第1の基準面点821の3次元座標からz方向に、ある公称距離(たとえば、1.0mm)で位置付けることができる。そして、ビデオ検査装置100のCPU150は、オフセット基準点861に対応する2次元画素862を決定するとともに、第1の基準面カーソル831からオフセット基準点861の2次元画素862への2次元境界線分方向を決定する。その後、ビデオ検査装置100のCPU150は、3つの基準面カーソル831、832、833のうちの1つをそれぞれ通過して画像800の縁部に至る境界線分方向の3つの平行な2次元関心領域境界線分871、872、873を決定する。関心領域870は、2つの最外関心領域境界線分871、872により制約された画像800中の領域であり、関心領域境界線分871、872が通過する第1および第2の基準面カーソル831、832間の線分874の正の方向である。
一実施形態において、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、関心領域870内の表面点の2次元および/または3次元データ(たとえば、3次元座標)を解析することにより、関心点824(たとえば、タービンエンジン翼803の縁部804の縁点824)の自動識別および当該位置における第4のカーソル834の配置に先立って、ユーザが実行している特定の深度測定用途(たとえば、先端隙間測定)を決定することができる。たとえば、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、タービンエンジン翼803上の表面点それぞれからタービンエンジンシュラウド801の内側面810上の基準面850までの距離を決定することができる。一実施形態においては、基準面850からの距離が特定の距離範囲(たとえば、0.1mmごとのビン)である関心領域870でのタービンエンジン翼803上の表面点の数のヒストグラムを生成することができる。また、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、縁部検出を実行して、関心領域境界線分871、872に垂直なタービンエンジン翼803の縁部804を識別することができる。間に間隙802のあるタービンエンジン翼803の縁部804およびタービンエンジンシュラウド801の内側面810の画像800である場合は、ヒストグラムによって、基準面850に近いビンにも距離範囲にも表面点またはデータが存在せず、タービンエンジン翼803の縁部804の近傍から有意な表面点およびデータが始まっていることが示され、その結果、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、ユーザが先端隙間の深度測定を実施しているものと判定する。この決定により、ビデオ検査装置100(たとえば、CPU150)は、タービンエンジン翼803の縁部804の表面点(すなわち、縁点824)を関心点として識別するとともに、当該表面点に縁点カーソル834を自動的に配置する。そして、関心点/縁点824とタービンエンジンシュラウド801の内側面810上の基準面850との間の距離として、先端隙間880を決定する。
以上を考慮して、本発明の実施形態は、ビデオ検査装置を用いた視認物体の深度測定において関心点を自動的に識別する。技術的効果として、ユーザが特定の測定用途に関して関心点を手動で識別する必要がないことから、深度測定の実行時間が短縮されるとともに、測定の精度が向上する。
当業者には当然のことながら、本発明の態様は、システム、方法、またはコンピュータプログラム製品として具現化されるようになっていてもよい。したがって、本発明の態様は、全体がハードウェアの実施形態であってもよいし、全体がソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)であってもよいし、ソフトウェアおよびハードウェアの態様を組み合わせた実施形態であってもよく、本明細書においては、これらすべてを「サービス」、「回路」、「電気回路」、「モジュール」、および/または「システム」と総称する場合がある。さらに、本発明の態様は、コンピュータ可読プログラムコードが具現化された1つまたは複数のコンピュータ可読媒体に具現化されたコンピュータプログラム製品の形態であってもよい。
1つまたは複数のコンピュータ可読媒体の任意の組み合わせ利用可能である。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、たとえば電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、もしくは半導体システム、装置、もしくは機器、またはこれらの任意適当な組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)としては、1つまたは複数のワイヤを有する電気的接続、携帯用コンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去/プログラム可能リードオンリーメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、携帯用コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD−ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、またはこれらの任意適当な組み合わせが挙げられる。本明細書の背景において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、または機器による使用または併用のためのプログラムを含有または格納可能な任意の有形媒体であってもよい。
コンピュータ可読媒体に具現化されたプログラムコードおよび/または実行可能命令は、任意適当な媒体を用いて送信されるようになっていてもよく、無線、有線、光ファイバケーブル、RF等、またはこれらの任意適当な組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の態様の動作を実行するコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標)、Smalltalk,C++等のオブジェクト指向プログラミング言語およびCプログラミング言語または類似のプログラミング言語等の従来の手続き型プログラミング言語を含む1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせによって記述されていてもよい。プログラムコードは、全体がユーザのコンピュータ(機器)で実行されるようになっていてもよいし、独立型のソフトウェアパッケージとして一部がユーザのコンピュータで実行されるようになっていてもよいし、一部がユーザのコンピュータ、一部がリモートコンピュータで実行されるようになっていてもよいし、全体がリモートコンピュータまたはサーバで実行されるようになっていてもよい。後者の場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)等の任意の種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続されていてもよいし、(たとえば、インターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを介して)外部のコンピュータと接続されていてもよい。
本明細書において、本発明の態様は、本発明の実施形態に係る方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明している。コンピュータプログラム命令によって、フローチャートおよび/もしくはブロック図の各ブロックならびにフローチャートおよび/もしくはブロック図のブロックの組み合わせを実装可能であることが了解される。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに与えられてマシンを構成していてもよく、これにより、コンピュータのプロセッサ、または他のプログラム可能なデータ処理装置で実行される命令によって、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックに指定された機能/動作を実装する手段が形成される。
また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置または他の機器を特定の様態で機能させ得るコンピュータ可読媒体に格納されていてもよく、これにより、コンピュータ可読媒体に格納された命令によって、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックに指定された機能/動作を実装する命令を含む製造品が得られる。
また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置または他の機器にロードされて、コンピュータ、または他のプログラム可能な装置または他の機器上で一連の動作ステップを実行することにより、コンピュータ実装プロセスを生成するようにしてもよく、これにより、コンピュータ、または他のプログラム可能な装置で実行される命令によって、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックに指定された機能/動作を実装するプロセスが提供される。
複数の要素に関する表現「〜のうちの少なくとも1つ」を特許請求の範囲で使用する限りにおいて、これは、列挙した要素のうちの少なくとも1つまたは複数を意味するものであり、各要素の少なくとも1つに限定されない。たとえば、「要素A、要素B、および要素Cのうちの少なくとも1つ」は、要素Aのみ、要素Bのみ、もしくは要素Cのみ、またはこれらの任意の組み合わせを示すことを意図している。「要素A、要素B、および要素Cのうちの少なくとも1つ」は、要素Aのうちの少なくとも1つ、要素Bのうちの少なくとも1つ、および要素Cのうちの少なくとも1つに限定されるものではない。
本明細書では、最良の形態を含む例を用いて本発明を開示しており、如何なる当業者も、任意の機器もしくはシステムの作製および使用ならびに任意の組み込み方法の実行を含めて、本発明を実現可能である。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって規定されており、当業者が想到し得る他の例を含んでいてもよい。このような他の例は、特許請求の範囲の逐語的表現と異ならない構造的要素を有する場合または特許請求の範囲の逐語的表現との差異が実質的でない同等の構造的要素を含む場合、特許請求の範囲に含まれるものである。
100 ビデオ検査装置
102 プローブ
110 挿入チューブ
112 撮像機器ハーネス
120 ヘッドアセンブリ
122 プローブ光学素子
124 撮像機器
126 撮像混成器
130 取り外し可能な先端
132 先端視認光学素子
140 プローブ電子機器
142 撮像機器インターフェース電子機器
144 校正メモリ
146 マイクロコントローラ
150 中央演算処理ユニットCPU
152 CPUプログラムメモリ
154 揮発性メモリ
156 不揮発性メモリ
158 コンピュータI/Oインターフェース
160 ビデオプロセッサ
162 ビデオメモリ
170 一体ディスプレイ
172 外部モニタ
180 ジョイスティック
182 ボタン
184 キーパッド
186 マイク
200 画像
202 視認物体
204 異常
210 表面
221 基準表面点
222 基準表面点
223 基準表面点
224 最深表面点
231 基準表面カーソル
232 基準表面カーソル
233 基準表面カーソル
234 最深点カーソル
241 画素
242 画素
243 画素
250 基準面
260 基準面形状
261 基準表面点
262 基準表面点
263 基準表面点
264 基準表面点
270 関心領域
271 関心領域形状
280 関心領域
281 関心領域形状
282 最深点グラフィックインジケータ
290 深さ
300 方法
310 表面の画像(ステップ)
320 表面点の3D(ステップ)
330 基準面(ステップ)
340 関心領域(ステップ)
350 関心領域における表面点の深さ(ステップ)
360 最深表面点の位置と深さ(ステップ)
370 プロファイル
500 画像
502 視認物体
504 異常
510 表面
521 測定点
522 測定点
523 測定点
524 測定点
525 平均位置
531 カーソル
532 カーソル
533 カーソル
534 カーソル
541 画素
542 画素
543 画素
544 画素
550 基準面
560 フレーム点
562 フレーム
600 方法
610 表面の画像(ステップ)
620 表面点の3D(ステップ)
630 測定点(ステップ)
640 基準面(ステップ)
650 平均点/原点(ステップ)
660 変換(ステップ)
670 部分集合(ステップ)
680 表示(ステップ)
700 レンダリング3次元図(点群表示図)
721 測定点
722 測定点
723 測定点
724 測定点
725 原点
750 基準面
760 フレーム点
762 フレーム
771 線分点
772 線分点
773 線分点
774 深度線分
800 画像
801 タービンエンジンシュラウド
802 タービン翼とシュラウド間の間隙
803 タービンエンジン翼
804 タービンエンジン翼の縁部
810 タービンエンジンシュラウドの内側面
821 第1の基準面点
822 第2の基準面点
823 第3の基準面点
824 縁点
831 第1の基準面カーソル
832 第2の基準面カーソル
833 第3の基準面カーソル
834 縁点カーソル
841 第1の画素
842 第2の画素
843 第3の画素
850 基準面
861 オフセット基準点
862 オフセット基準点の画素
870 関心領域
871 第1の関心領域境界
872 第2の関心領域境界
873 第3の関心領域境界
880 先端隙間

Claims (19)

  1. 視認物体(202)の深度測定において関心点を自動的に識別する方法であって、
    前記視認物体(202)の画像をモニタ(172)に表示するステップと、
    中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記視認物体(202)の表面(210)上の複数の点の3次元座標を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、基準面(250)を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記視認物体(202)の前記表面(210)上の複数の点を含む少なくとも1つの関心領域(270、280)を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記少なくとも1つの関心領域(270、280)における前記視認物体(202)の前記表面(210)上の前記複数の点のうちのそれぞれと前記基準面(250)との間の距離を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記少なくとも1つの関心領域(270、280)における前記視認物体(202)の前記表面(210)上の前記基準面(250)からの距離が最大の点として前記関心点を決定するステップと、
    前記基準面(250)からの前記関心点の前記距離を閾値に対して比較するステップと、
    を含む、方法。
  2. 視認物体(202)の深度測定において関心点を自動的に識別する方法であって、
    前記視認物体(202)の画像をモニタ(172)に表示するステップと、
    中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記視認物体(202)の表面(210)上の複数の点の3次元座標を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、基準面(250)を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記視認物体(202)の前記表面(210)上の複数の点を含む少なくとも1つの関心領域(270、280)を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記少なくとも1つの関心領域(270、280)における前記視認物体(202)の前記表面(210)上の前記複数の点のうちのそれぞれと前記基準面(250)との間の距離を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記少なくとも1つの関心領域(270、280)における前記視認物体(202)の前記表面(210)上の前記基準面(250)からの距離が最大の点として前記関心点を決定するステップと、
    前記基準面(250)に対して60度より大きい角度の傾きを有する前記視認物体(202)の前記表面上に前記関心点が存在するかを判定するステップと、
    を含む、方法。
  3. 視認物体(202)の深度測定において関心点を自動的に識別する方法であって、
    前記視認物体(202)の画像をモニタ(172)に表示するステップと、
    中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記視認物体(202)の表面(210)上の複数の点の3次元座標を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、基準面(250)を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記視認物体(202)の前記表面(210)上の複数の点を含む少なくとも1つの関心領域(270、280)を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記少なくとも1つの関心領域(270、280)における前記視認物体(202)の前記表面(210)上の前記複数の点のうちのそれぞれと前記基準面(250)との間の距離を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記少なくとも1つの関心領域(270、280)における前記視認物体(202)の前記表面(210)上の前記基準面(250)からの距離が最大の点として前記関心点を決定するステップと、
    前記基準面(250)に対して下方に傾斜した前記視認物体(202)の前記表面上に前記関心点が存在するかを判定するステップと、
    を含む、方法。
  4. 前記基準面(250)に対して下方に傾斜した前記視認物体(202)の前記表面上に前記関心点が存在するかを判定するステップをさらに含む、請求項2記載の方法。
  5. 前記基準面(250)からの前記関心点の前記距離を閾値に対して比較するステップをさらに含む、請求項2から4のいずれか1項記載の方法。
  6. 前記視認物体(202)の前記表面(210)上の前記関心点の位置において、グラフィカルインジケータを前記モニタ(172)に表示するステップをさらに含む、請求項1から5のいずれか1項記載の方法。
  7. 前記グラフィカルインジケータが、カーソル(231、232、233、234)である、請求項6記載の方法。
  8. 前記基準面(250)を決定する前記ステップが、
    ポインティングデバイスを用いて、前記視認物体(202)の前記表面(210)上の複数の基準面点(221、222、223)を選択するステップと、
    前記複数の基準面点(221、222、223)の前記3次元座標の曲線適合を行うステップと、
    を含む、請求項1から7のいずれか1項記載の方法。
  9. 前記基準面(250)が、平面、円筒、および球のうちの1つである、請求項1から8のいずれか1項記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの関心領域(270、280)における前記視認物体(202)の前記表面(210)上の前記複数の点のうちのそれぞれと前記基準面(250)との間の距離を決定する前記ステップが、前記基準面(250)と前記複数の点のうちのそれぞれとの間に延びた線分の距離を決定するステップであり、前記線分が前記基準面(250)と垂直に交差する、ステップを含む、請求項1から9のいずれか1項記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つの関心領域(270、280)における前記視認物体(202)の前記表面(210)上の前記関心点が、前記基準面(250)に対して窪んだ、請求項1から10のいずれか1項記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つの関心領域(270、280)における前記視認物体(202)の前記表面(210)上の前記関心点が、前記基準面(250)に対して突出した、請求項1から10のいずれか1項記載の方法。
  13. 間に間隙を有し、互いに平行ではない第1の表面(810)および第2の表面(803)を有する視認物体(202)の深度測定において関心点を自動的に識別する方法であって、
    前記視認物体(202)の画像をモニタ(172)に表示するステップと、
    中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記視認物体(202)の前記第1の表面(810)および前記第2の表面(803)上の複数の点の3次元座標を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記視認物体(202)の前記第1の表面(810)上の基準面(850)を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記視認物体(202)の前記第2の表面(803)上の複数の点を含む少なくとも1つの関心領域(870)を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記少なくとも1つの関心領域(870)における前記視認物体(202)の前記第2の表面(803)上の前記複数の点のうちのそれぞれと前記基準面(850)との間の距離を決定するステップと、
    前記中央演算処理ユニット(150)を用いて、前記視認物体(202)の前記第2の表面(803)の縁部上の点として前記関心点を決定するステップと、
    を含む、方法。
  14. 前記視認物体(202)の前記第2の表面(803)上の前記関心点の位置において、グラフィカルインジケータを前記モニタ(172)に表示するステップをさらに含む、請求項1記載の方法。
  15. 前記グラフィカルインジケータが、カーソル(831、832、833、834)である、請求項1記載の方法。
  16. 前記視認物体がタービンエンジンであり、前記視認物体(202)の前記第1の表面(810)が前記タービンエンジンのシュラウド(801)の内側面(810)であり、前記視認物体(202)の前記第2の表面(803)がタービンエンジン翼(803)である、請求項13から15のいずれか1項記載の方法。
  17. 前記基準面(850)を決定する前記ステップが、
    ポインティングデバイスを用いて、前記視認物体(202)の前記第1の表面(810)上の複数の基準面点(821、822、823)を選択するステップと、
    前記複数の基準面点(821、822、823)の前記3次元座標の曲線適合を行うステップと、
    を含む、請求項13から16のいずれか1項記載の方法。
  18. 前記基準面(850)が、平面、円筒、および球のうちの1つである、請求項13から17のいずれか1項記載の方法。
  19. 前記少なくとも1つの関心領域(870)における前記視認物体(202)の前記第2の表面(803)上の前記複数の点のうちのそれぞれと前記基準面(850)との間の距離を決定する前記ステップが、前記基準面(850)と前記複数の点のうちのそれぞれとの間に延びた線分の距離を決定するステップであり、前記線分が前記基準面(850)と垂直に交差する、ステップを含む、請求項13から18のいずれか1項記載の方法。
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